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HOKKAIDO Trip No.3 PAGE

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1.「釧路空港」
■釧路にある釧路空港は羽田/関空/名古屋/千歳/丘珠などからJAL/ANA/AIR DO/peachが発着。釧路中心部より北西に約20km離れた丘陵上にあり、釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園が隣接し、道東の拠点空港。 空港TMの1F到着口前にレンタカー受付あり、空港近くに各レンタカー会社あり(5-10分)
アクセス;釧路空港-釧路駅;約20km,車35分。
アクセス;釧路空港-(タンチョウ観察センタ)-阿寒湖;まりも国道(R240)で約65km,車90分。
アクセス;釧路空港-屈斜路湖コタンの湯;道道666+R274+R243で約85km,車100分。
アクセス;釧路空港-(市湿原展望台)-摩周湖第1展望台;道道666+R274+R243+道道52で約90km,車100分。
アクセス;釧路空港-(細岡展望台)-摩周湖第1展望台;R391+道道52で約100km,車110分。

「釧路阿寒I.Cと阿寒湖から流れる阿寒川」(釧路上空にて)

「たんちょう釧路空港」(釧路空港にて)

「昼食」(釧路空港にて)

「釧路市内へ」(釧路にて)

「道東map」(釧路にて)(Clickで大きく表示)



2.「初夏の釧路3湖」
■釧路湿原の東端には釧路川に沿うように「塘路湖」、「シラルトロ湖」、「達古武湖」の3湖があります。淡水湖で海跡湖。R391をドライブしながら見られます。(※写真はClickで大きく表示)
1)釧路町にある「達古武湖」(タツコブコ)
周囲5km、面積1kuと小さい湖。北海道の湖は透明度が高く透き通っているが、達古武湖は湖というよりは沼のような雰囲気で周囲には葦が生育し、湖面にヒシなどの水草が浮かんでいる。昔はアオコなどが発生したが、今は 環境整備でだいぶ水がきれいになった。
2)標茶町にある「塘路湖」(トウロコ)
周囲18km、面積62u、最大深度7mと広い湖。「トオロコタン」というアイヌの集落があり、アイヌ語で沼という。
3)標茶町にある「シラルトロ湖」
周囲9.8km、面積1.8ku、最大深度3mの湖。アイヌ語ぼシラル・ウトルは川の中の岩の間という。釧路湿原の中でもハクチョウ、ガン、オジロワシ、タンチョウなど水鳥の多い沼で、冬でも凍らないという。
(問)標茶町 TEL 015-485-2111

「初夏のシラルトロ湖」

「初夏の達古武湖」

4)アクセス;釧路駅-細岡展望台(車30分/24km)
・釧路湿原は釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村の4町村にまたがるエリアで、釧路市と釧路町は別の自治体です。
・釧路外環道の釧路中央I.Cは釧路市、釧路東I.Cは釧路町で、JR釧路本線の釧路駅と東釧路駅は釧路市、JR釧網線の釧路湿原駅は釧路町となります。

・2005年10月、釧路市・阿寒町・音別町が合併し新釧路市になり、阿寒湖は釧路市になった。釧路市・釧路町・白糠町・鶴居村・阿寒町・音別町の6市町村で合併協議をしたが、釧路町、鶴居村・白糠町は合併せず、 釧路市は飛び地に。

3.「初夏の釧路湿原」
■数年前に釧路湿原を訪れた時は、西側の「丹頂観察センタ」のある「阿寒湖」へ向かうR240を走ったので、今回は釧路湿原の東側弟子屈・「屈斜路湖」へ向かうR391を走った。
釧路湿原は日本最大の湿原で面積は約2.8万ha。釧路湿原は1980年にラムサール条約登録地指定、1987年釧路湿原国立公園指定。国の特別天然記念物タンチョウの他、オジロワシ、エゾシカ、キタキツネ、キタサンショウウオなどが生息し、 動植物の生態系が保たれています。湿原は6千年前は海だったといわれ、その後、海水が後退して、3千年前には広大な湿原が形成されたという。湿原は周辺の森林伐採や農地・宅地化、蛇行した釧路川の直線化などでヨシやスゲの湿原が、 土砂と栄養分の流入により、ハンノキ林などが繁殖してより乾燥化・草原化している。近年は蛇行した川の復元が進められている。釧路湿原の周りには複数の展望台があり、湿原を眺望できます。国立公園内には5つの展望台があり、 細岡展望台、北斗展望地、釧路市湿原展望台、コッタロ湿原展望台、サルボ・サルルン展望台と、キラコタン岬あり。
6/30;釧路湿原の市展望台付近でクマが目撃され、木道を通行止めにして観光客などに注意を呼びかけた。北海道は全域がヒグマの生息地。細岡展望台は夕日がきれいとのことですが、早朝や薄暗くなる夕方は林の中でヒグマが出没する 可能性があるため、熊鈴を鳴らして警戒すること。この日、散策路でササがガサガサと鳴り、ちょっとビビった。エゾリスだったので良かったけど。ミヤママタタビの白い葉と小さな白い花が咲いていました。

1)「釧路湿原」;
釧路市街地から釧路川沿いを北上。途中、釧路湿原を見渡す「細岡展望台」に立ち寄った。
釧路湿原内にある展望台で別名「大観望」。大きな蛇行した釧路川と釧路湿原が広がり、奥には雄阿寒岳と雌阿寒岳、摩周岳、斜里岳が望めます。細岡駐車場(P50,無料)からすぐに細岡ビジターズラウンジあり。林の中の遊歩道を徒歩5分で 「展望広場」へ。展望広場には東屋が建っており、釧路湿原が見えます。手前に木が茂っていますので、眺望は大観望がよい。「大観望」までは徒歩3分。林中から突然視界が開け、雄大な釧路湿原を望むことができます。釧路湿原の 大きさには圧倒されます。大小の湖沼や池塘が散在していますが、湿地というよりは草原のよう。
釧路湿原ではハンノキ群落が拡大しています。このため、湿原再生として、直線化された河川を元の蛇行した川に復元し、氾濫頻度を増やすことで湿原植生の回復と湿原に入る土砂を軽減させます。蛇行した川に戻すことで魚類の生息環境や 湿原景観の復元を図ります。復元した場所のハンノキ群落では木の皮を剥ぎ、立ち枯れさせ、多様な湿原植生の回復を促す試験を令和元年から行っています。約2年でハンノキ衰退の効果が得られています。
※そういえば、大町の低層湿原「居谷里湿原」(標高830m)でもハンノキ林によって湿地が陸地化・乾燥化が進んみ、やがて草原化するため、湿原の保護対策としてヨシやハンノキの伐採、刈り払いなどが行われています。
(問)細岡展望台 TEL 0154-40-4455(細岡ビジターズラウンジ)

「細岡ビジターズラウンジ・展望広場」

「釧路湿原・細岡案内板」

「釧路湿原・細岡展望台」

「広大な釧路湿原」

「阿寒岳」(釧路湿原にて)




4.「和商市場」
■釧路・和商市場
釧路の旬の味覚を堪能できる「釧路の台所」。和商市場は「函館の朝市」「札幌の二条市場」と共に北海道三大市場の一つ。海産物や青果店など約60店舗。釧路港で水揚げされた魚介類がたべられます。釧路に来たなら名物「勝手丼」です。 まずはごはんと味噌汁(\350)。そして店頭で\100-\300の魚介類を指差すと盛り付けてくれます。海鮮丼のネタは新鮮でどれも美味しい。カニ、ウニ、イクラ、ホタテ、サーモン、マグロ、赤身・中とろ・大トロ、エンガワ、ブリ、ハマチ、 カンパチ、ヒラメ、メンメ、ホッケ、タラ、シメサバ、くじら、ホッキ、つぶガイ、イカ、タコ、カキ、甘エビ、ボタンエビ、ブドウエビなどいろいろな具が並んでいます。店頭に有名人のサインが飾られていたお店も。ちょうど行った時は トキシラズが水揚げされ、商売上手なおばちゃんに乗せられて買ってしまった。トキシラズは春〜夏にかけて水揚げされるもので、卵巣や精巣が発達していないため、身に脂が乗っていておいしいという。自分の好きなネタを好きなだけ とって食べる。大体\200-\300の1切れの具が中心だが、\400-\500の高値もあります。
勝手丼は\1800-\2000で普通、\2500-\3000で贅沢って感じ。釧路駅近くの街中にあり、昼時は駐車場が満車になることもあります。(P130,2H無料(市場利用),8:00-18:00)
アクセス;JR釧路駅から徒歩5分。釧路空港から約20km,車約35分。
(問)和商市場 TEL 0154-22-3226

「和商市場」(釧路にて)

「和商市場・勝手丼」(釧路にて)



5.「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」
■釧路港のウォーターフロントに位置する「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」は1989年オープン。MOOは「Marine Our Oasis」の頭文字で「海は私達の憩いの場」という。 外観はお洒落な建築物だが、館内は市場のような雰囲気。

釧路港でとれた新鮮な海産物や農作物、お土産などを販売。1Fは新鮮な魚介類を扱う釧路市場、海産物、塩干物、農産物、お土産などのショップとグルメ。2Fは港の屋台で新鮮な魚介類、釧路名物のザンギ、焼き鳥、中華など。観光交流コーナーに観光パンフあり。 3Fは釧路霧のビール園。ラム肉ジンギスカンとしゃぶなど。(P76,\100/30m,\2000円以上で90m無料)
釧路川の最下流部にかかるヨーロッパスタイルの橋「幣舞橋」(ぬさまい)には4つの女性のブロンズ像が建っており、印象的です。近くの「釧路センチュリーキャッスルH」に宿泊。

(問)http://www.moo946.com/釧路フィッシャーマンズMOO(釧路河畔開発公社) TEL 0154-23-0600

「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」

「釧路幣舞橋」

「宿泊した釧路センチュリーキャッスルHと幣舞橋のブロンズ像」



6.「初夏の小清水原生花園」
■オホーツク海と濤沸湖に挟まれた細長い約8kmの砂丘に広がる原生花園。網走国定公園指定。初夏には黄色やピンクといった色鮮やかな花畑が現れます。オレンジのエゾスカシユリ、黄色いエゾキスゲ、濃いピンクのハマナス、 黒いクロユリが美しい。園内にはJR釧網本線の小さな木造のログハウスのような「原生花園駅」が建っており、夏季限定駅で1日に5-6本運行。
少し上には「天覧ヶ丘展望台」があり、エゾスカシユリやエゾキスゲ、ハマナスがちょうど最盛期でした。砂丘の散策路沿いにはハマナスの他、ハマヒルガオ、ハマフウロも咲いていました。
オホーツク海からは知床連山の最高峰「羅臼岳」から先端の「知床岬」まで一望でき、オホーツク富士・斜里富士と呼ばれる「斜里岳」(標高1457m)が望めます。この日は曇り空で見えませんでした。海から吹く風が涼しかった。 国道の対面にある「濤沸湖」湖畔でもエゾキスゲやヒオウギアヤメ、ノハナショウブ、ギボウシが咲いていました。ラムサール条約登録湿地の濤沸湖はオオハクチョウなどの渡り鳥の飛来地という。駐車場前には小清水原生花園 インフォメーションセンタ「HANA」があり、清水の四季を紹介する大画面シアタや 原生花園の植物の標本などを展示。売店・休憩コーナーあり。(8:30-17:30,P30,無料)
※アクセス;JR知床斜里駅からR244で約23km,車約25分。JR網走駅からR392+R244で約18km,車約21分。

「小清水原生花園」

「原生花園駅」

「ハマナス」

「エゾキスゲ」

「エゾソカシユリ」

「小清水駅にて」



■「小清水原生花園」から2-3kmに、道の駅「はなやか小清水」あり。
R244沿いで建物はJR浜小清水駅に直結。小清水やオホーツクの特産品・お土産を販売。軽食・喫茶コーナーあり。屋上に展望テラスあり。(P57,無料)
道の駅から徒歩5分。小高い丘の上に、オホーツク海や知床連山、濤沸湖が一望できる白い外壁のピラミッド型の「フレトイ展望台」あり。展望台はガラス張り。フレトイとはアイヌ語で「砂丘が切れているところ」という意味で、 小清水原生花園の端になります。(8:30-17:00,無料)。2〜3月は知床連山を背景に一面の流氷が見られます。
※アクセス;JR知床斜里駅からR244で約20km,車約22分。JR網走駅からR392+R244で約21km,車約25分。

(問)小清水原生花園インフォメーションセンタ「HANA」(小清水町) TEL 0152-62-2311(8:45-17:30)
(問)道の駅はなやか小清水 TEL 0152-67-7752(9:00-19:00)
(問)小清水町観光協会 TEL 0152-67-5120



7.「道の駅 斜里」
「道の駅 しゃり」は斜里の市街地の中心。休憩スペース、トイレ。PCが設置されおり、ネット検索可。知床に関する観光情報が豊富に得られます。館内には「しれとこ斜里ねぷた」の山車を展示。知床の自然、動物などの写真パネル展示。 館内はフリーWi-Fi。コミュニティルームの地域住民「情報交流センタ」を兼ねています。(9:00-19:00,P19,無料)
隣には「斜里工房しれとこ屋」があり、新鮮なサケ・マス・ホッケ・ホタテなどの魚介類や加工品、知床のお土産・特産品を販売。知床キッチン「熊湖」ではホッケ定食や海鮮丼などを販売していたが2021.4月に閉店。 2021.8月;知床くまうしが斜里工房しれとこ屋に入店し、うまい豚丼を発売。
※アクセス;JR知床斜里駅から徒歩5分。
(問)道の駅しゃり TEL 0152-26-8888

「道の駅 しゃり」

「しれとこ斜里ねぷた」(道の駅しゃりにて)

「知床の写真パネル展示」(道の駅しゃりにて)

「斜里工房しれとこ屋」




「初夏の北海道」