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HOKKAIDO Trip No.13 PAGE

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「北海道」巡り(No.13)
■(13)北海道・「積丹半島」
1)積丹半島・神威岬;
ニセコから羊蹄山を1周するコースをドライブしました。道道66でニセコから真狩村へ、R230で留寿都村へ。ニセコ市街からルスツリゾートまで約20km車25分。ルスツからR276で倶知安町へ戻る。約32km車40分。倶知安からはR5・R276で 日本海の岩内へ向かう。約24km車30分。
(江差)-岩内-積丹-余市-小樽に至るR229は「日本海追分ソーランライン」と呼ばれ、道南屈指の絶景シーサイドルート。断崖絶壁が海に落ち込み、日本海の荒波に削られた奇岩・怪石をみることができます。トンネルも多く、奇岩の多い 海岸沿いを走る。錐だった断崖絶壁の地質は火山砕屑岩類で、岩の亀裂に溜まった雪水・雨水などで落石が多く発生します。ドライブは要注意。途中にパーキングが数ヶ所あり、日本海と奇岩を見ることができます。この日は曇り空で日本海の 荒々しさが感じられたが、見通しは良かった。岩内〜神恵内〜積丹にかけてのR229には殆どお店がない。貴重な立ち寄りスポットとして、R229の崖側には道の駅「オスコイかもえない」があり、神恵内村のワカメ、ウニ、ホタテなどの特産品を販売。 ニシン漁に使っていた船を漕ぐ櫂のかけ声「オースコーイ」が名の由来という。神恵内村オブカル石は漁村集落で明治〜大正にニシン漁で賑わいを見せた場所。R229は別名「にしん街道」とも呼ばれる。オブカル石PAからはジュウボウ岬と、 漁獲したニシンを一時的に保管する袋澗や窓岩が見えます。
沼前PAからは積丹半島の神威岬の先に浮かぶ神威岩が見えてきます。神威岩は高さ41mと海にそそり立っています。積丹半島の西側のR229は通行する車が殆どない。この日はこの区間で対向車は数台だけでした。ほどなくして約48km,車60分で 神威岬の駐車場に到着。神威岬では曇り空が一変して青空が広がりました。

トンネル(日本海追分ソーランラインにて)

日本海と奇岩(日本海追分ソーランラインにて)

ジュウボウ岬(神恵内村・オブカル石PAにて)

袋澗(神恵内村オブカル石PAにて)

窓岩(神恵内村オブカル石PAにて)

神威岩と積丹半島(日本海追分ソーランライン沼前PAにて)

■積丹半島の「神威岬」は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定され、北海道有数の観光地です。
細長く突き出た岬で、積丹ブルーの透き通る青い海を眺めながら散策が楽しめます。駐車場から先端部までの遊歩道は「チャレンカの道」。昔は女人禁制だったという。駐車場から神威岬先端までは遊歩道を20-30分。岬の先端には広場があり、 神威岬灯台があります。先端部は岬の稜線がそのまま海へ落ち込む断崖絶壁。400m沖に「神威岩」という高さ41mの岩礁があります。
積丹の海は透明度が高く、海の色は場所によってグラデーションを作っています。ブルーコバルトブルー、ライトブルー、エメラルドグリーンなど色の変化が美しい。この日は曇り空から急に晴れたので、時間の経過とともに、黒ぽいから色から モスグリーンに、そしてエメラルドグり−ン、コバルトブルー、ライトブルー、ディープブルーなどに色が変わり、変化に富んでいました。数時間でこんなに色の違う海が観られるとは。
初夏の積丹半島ではハマナス、ハマフウロ、ハマヒルガオ、エゾノヨロイグサなどが咲いていました。ハマフウロは高山植物として人気の高いハクサンフウロの基本種というが色が濃い。北海道の海岸などに生える多年草。 ハマナスはあちこちで花が咲いていましたが、咲き終わって青い実をつけているものも。さすがにまだ熟して赤くはなっていません。エゾカンゾウはまだ蕾でした。北海道で良く見かけるエゾノヨロイグサはミヤマシシドウに似ています。
R229から岬に通じる登り坂のゲートは悪天候時は閉鎖されます。神威岬の駐車場は広く土産屋さんもあります。
※雪景色をみるために神威岬を何度か訪れたことがあります。その昔、美国にあった「美国YH」に連泊して真冬の神威岬へ。現在は「お宿かさい」になっています。美国からバスで積丹半島へ。夏場は神威岬BT停まで運行しますが、 冬は途中の余別BTまでで所要約50分。1日に数本のみ運行していなかった。さらに徒歩で1.5H。冬は強風や吹雪など悪天候、降雪状況で散策路が閉鎖されることが多いので要注意。真冬の岬は風で飛ばさるためなのか積雪は少なく10-20cm、 吹き溜まりで20-30cm。誰も来ないため所々ラッセルした記憶があります。海は荒々しく海岸沿いは雪で白く凍り付いて、白波がそのまま凍っていました。冬場は15:00頃には門が締まるので要注意。もっともバスも終電になるので。 (P300,無料、8:00-17:30)
(問)神威岬(積丹観光協会) TEL 0135-44-3715

神威岬案内板(積丹半島・神威岬にて)

神威岬灯台(積丹半島・神威岬にて)

積丹・神威岩(積丹半島・神威岬にて)

積丹の海(積丹半島・神威岬にて)



積丹・神威岩(積丹半島・神威岬にて)

積丹半島・神威岬(積丹半島・神威岬にて)

ハマナス・ハマナスの実(神威岬にて)

エゾノヨロイグサ・シシドウ(神威岬にて)

ハマフウロ(神威岬にて)

ハマヒルガオ(神威岬にて)

しゃこたんブルーソフト(神威岬売店にて)




「初夏の北海道」