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■「北海道」温泉巡り(No.15)
■(15)北海道・「登別温泉」
北海道を代表する登別温泉は、年間370万人(2018)、年間320万人(2019)の観光客が訪れる一大温泉地。そのうち2/3は宿泊客でホテル・旅館は15軒の温泉街。湧出量は1日1万ｔで、9つの泉質が湧く温泉地。登別が温泉地なったのは江戸末期、 1858年(安政5年)に地獄谷で硫黄の採掘を行っていた岡田半兵衛が共同浴場を作ったことが始まりとされます。1888年に滝本金蔵が「湯もとの滝本」開業し、1900年に「滝本館」、1903年に「第一滝本館」と改名。登別温泉で老舗旅館の 「第一滝本館」は地獄谷のすぐそばにあり、泉質が異なる源泉が7つ温泉が楽しめます。
(1)鬼像;
登別温泉のあちらこちらに鬼の像が建っています。道央道・登別東I.Cを降りてすぐの道道2号(洞爺湖登別線)との交差点「中登別町」の真正面に巨大な鬼の像が立ちはだかります。体長18m、重さ18tの巨大な像で歓迎像らしい。 登別温泉では地獄谷のイメージキャラとして鬼の像を設置しています。登別温泉に近づくと硫黄のにおいが立ち込めてきます。温泉街の「極楽通り商店街」などにも鬼像があり、鬼は登別温泉の湯の守り神「湯鬼人」。 登別グランドHの正面玄関とロビーにも鬼の像があり、目が光っていた。
登別温泉街にある閻魔大王が安置されたお堂「閻魔堂」では、1日に6回「地獄の審判」があり、顔が真っ赤になり、手が動くからくり閻魔様です。
※アクセス;苫小牧西港から道央道で50km,車50分。
※アクセス;登別東I.Cから道道2+350号で登別温泉まで6km,車10分。JR登別駅から道道2+350号で登別温泉まで約8km,車12分。

「閑散とした道央道」(苫小牧西I.Cにて)

「巨大な鬼像・歓迎像」(登別温泉・登別東I.Cにて)

「青鬼・赤鬼像」(登別グランドHにて)

「温泉街の鬼像」(登別温泉街にて)

「閻魔堂」(登別温泉街にて)

■登戸温泉の観光は、地獄谷、奥の湯、大湯沼、大湯沼川の足湯、泉源公園の間欠泉、のぼりべつクマ牧場などがあります。
(2)泉源公園;
登別温泉街の中心にある間欠泉で、3時間ごとに音とともに勢いよくが湯が噴き出す。

「泉源公園」(登別温泉にて)

(3)奥の湯;
「日和山」(標高377m)の火口跡の一部で円錐形の沼底から灰黒色の硫黄泉が激しく噴出しています。温度は約75℃〜85℃で煮えたぎる湯釜のような沼。沼の手前や中央で噴出が激しく、煮えたぎる湯釜のようです。
(駐車場;8:00-17:00,P20,\500)
※アクセス;登別温泉郷から約2km,車5分。
(問)自然公園財団登別支部(登別パークサービスセンタ) TEL 0143-84-3141

「登戸温泉案内板」(登別温泉にて)

「奥の湯」(登別温泉にて)

(4)大湯沼;
登別「日和山」が8000年前から700年に1回程度の水蒸気噴火を繰り返し、形成された火口跡にお湯がたまってできた周囲1kmのひょうたん型の湯沼。青緑色の水面は40-50℃、底から130℃の熱湯が涌く。 日和山頂上付近からも水蒸気も上がっています。(P39,\500) ※駐車場は大湯沼と地獄谷は当日共通。
※アクセス;登別温泉郷から約1.7km,車5分。

「地獄谷・大湯沼案内板」(登別温泉にて)

「大湯沼」(登別温泉にて)

(5)大湯沼川足湯;
大湯沼から流れる温泉の川「大湯沼川」を利用した足湯で、地獄谷や大湯沼と遊歩道で結ばれています。大湯沼から溢れ出した硫黄泉の湯を足湯が楽しめます。大湯沼から足湯まで徒歩15分。大湯沼駐車場から登別温泉街へ約500m戻った 道路脇から原生林の中にある散策路を下ります。足湯へ向かう途中に3-4分で「大正地獄」あり。周囲10mの湯沼で大正時代に起こった小爆発によってできた。湯泥が噴出するため立入禁止。「大正地獄」から4-5分で天然足湯に着きます。
川に沿って木板や丸太が設置されています。シートやタオルを持参するとよい。大湯沼は40-50℃ありますが、大湯沼川の足湯の温度は38℃〜40℃で適温です。肌触りは優しく、肌はスベスベに。
※アクセス;大湯沼駐車場から徒歩15分。西側からもアクセスできるが駐車場なし。

「大湯沼川入口」(登別温泉にて)

「大正地獄」(登別温泉にて)

「大湯沼川」(登別温泉にて)

「大湯沼川・足湯」(登別温泉にて)

(6)地獄谷;
約8000年前に活火山「日和山」噴火によって誕生した直径450m、面積約11haの火口群。噴気の吹き出し口が多く「地獄谷」と呼ばれる。「鉄泉池」と呼ばれる間欠泉では硫黄の香り漂う蒸気が立ち昇る高温の湯が見られます。 地獄谷は硫黄の強い匂いが立ち込めています。登別パークサービスセンタ前〜鉄泉池で900m,徒歩10分。地獄谷のみの観光なら所要約30分。登別パークサービスセンタには売店、隣にはトイレあり。
登別温泉+地獄谷で所要時間は、泉源公園(5分)、中心街(商店街)(30分)、奥の湯(10分)、大湯沼(10分)、天然足湯(30分)、地獄谷(30分)、くま牧場(60分)と約3H。
地獄谷第1P・第2P(8:00-17:00,P60+P70,\500)
※アクセス;登別グランドHから登別パークサービスセンタまで700m,徒歩10分,車2-3分。

「登戸温泉案内板」(登別温泉にて)

「地獄谷看板」(登別温泉にて)

「地獄谷」(登別温泉にて)

(7)登別温泉の日帰り温泉;
1)登別グランドH;12:30-16:00;TEL 0143-84-2425(\1500/大人,\500/子供)
2)第一滝本館;9:00-21:00;TEL 0143-84-2111(\2250/大人,\1100/子供)
3)登別石水亭;11:00-19:00;TEL 0570-02-6570(\900/大人,\450/子供)
4)Hゆもと登別;13:00-20:00;TEL 0143-84-2277(\1200/大人,\600/子供)
5)夢元さぎり湯;7:00-21:00;TEL 0143-84-2050(\450/大人,\180/子供)温泉銭湯で内湯のみ。
6)登別万世閣;7:00-9:30,13:30-20:00;TEL 0570-08-3500(\1100/大人,\550/子供) etc.
7)花鐘亭はなや;11:00-14:00;TEL 0143-84-2521(\1000/大人,\500/小学生) ※コロナ渦の影響で要確認。

(問)登別国際観光コンベンション協会 TEL 0143-84-3311