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HOKKAIDO Trip No.16 PAGE

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「北海道」巡り(No.15)
■(16)北海道・「小樽」
(1)小樽駅;
北の商都として明治時代以降発展してきた小樽。小樽にはあちらこちらにレトロ&ロマンチックな歴史的建造物が多数現存しています。
JR小樽駅は1903年北海道鉄道・小樽中央駅として開業、1920年小樽駅に改称、1934年3代目駅舎に改築。ホームには国鉄時代の駅名標がある。JR小樽駅舎は国の有形文化財指定。建物の中はレトロでロマンティックな雰囲気があり、 駅舎の窓には小樽ランプが飾られています。

「JR小樽駅」



(2)北海道初の鉄道「官営幌内鉄道跡」;
小樽駅から正面の中央通りを海に向かって約7分(500m)で手宮線跡に到着。廃線跡には線路は撤去されますがここは現存しています。幌内鉄道は幌内炭山から石炭を港のある小樽へ運ぶために敷かれた鉄道で、 1880年11月手宮-札幌間が開通。1906年国鉄「手宮線」に変わり、1962年旅客営業廃止、1985年11月手宮線(南小樽-手宮駅;2.8km)は廃止された。

「幌内鉄道跡」



(3)小樽といえば運河;
北の海の玄関口として発展した小樽。1923年、荷揚げするためのはしけが倉庫まで入っていけるようにした水路が「小樽運河」。運河沿いには63基のガス灯が設置、夕暮れのライトアップは雰囲気があります。 江戸時代後半からニシン漁が盛んになり、小樽倉庫は穀物や海産物を預かる倉庫だった。現在の石造倉庫群はレストランなどで再利用されている。小樽観光の定番は約40分の小樽運河クルーズ。
運河沿いには小樽市総合博物館・運河館があり、「旧小樽倉庫」(市指定歴史的建造物)を利用し、北前船やニシン漁業、小樽の歴史(古写真・古地図)などが展示。

「小樽運河」

「小樽運河の夜景」(1日目)

「小樽運河の夜景」(2日目)



(4)運河の宿「おたる ふる川」
小樽では2泊。老舗旅館「ふる川」と近代的な「Hソニア小樽」
小樽運河前に建つ老舗旅館「ふる川」は、天然温泉で露天風呂やドーム型の寝湯「洞の湯」、温泉の湯気を利用した「蒸風呂」などがあり、お庭を眺められる露天風呂は瓦から湯が流れる音が心地良い。 おもてなしが最高でした。
■古き良き時代を彷彿させる小樽運河沿いの宿「小樽ふる川」に宿泊してきました。
1)特長:
小樽観光には便利なお宿。宿の前には運河が広がり、ロケーションは最高。屋外には足湯があり、宿泊者だけでなく、一般観光客でも気軽に利用できます。明治時代に栄えた商家を再現した温泉宿で運河前にあります。 心の底から寛げるお宿でのんびりと旅のひとときが楽しめます。「ふる川」は女性客が多い。スタッフも若い女性が多くおもてなしは最高。気配りもいい、応対も優しい。12:00チェックアウトなのでゆっつくりできました。 手作りの観光案内「あなたの夢旅路」もいただけます。また、チェックアウトしても無料で荷物を預かってもらえるので助かります。小樽駅から徒歩10分。タクシーで3分。 (チェックイン:15:00,チェックアウト:12:00, 送迎無し,駐車場P20(有料) (宿泊;2.8万円/1人;朝夕食付)

「小樽ふる川」

「ロビー」(小樽ふる川にて)

2)部屋:
運河側の広い窓の部屋からは眼下に小樽運河が見えます。出窓のテラスもあります。
部屋にはユニットバス・トイレ完備。8Fの特別室には展望風呂あり。客室は全41室(展望風呂付特別室;2室、ツインルーム;32室、檜風呂付き12畳和室;1室、10畳和室;1室、シングルルーム;5室)。
液晶TV、電話、湯沸かしポット、お茶セット、冷蔵庫、ドライヤー、加湿器、洗浄機付トイレ、石鹸、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ハミガキセット、カミソリ、シャワーキャップ、タオル、たび、作務衣、浴衣、 スリッパ、金庫あり。

「運河側の部屋」(小樽ふる川にて)

3)温泉:
最上階(8F)には「貸切展望風呂」。内湯の「檜風呂」(湯船は約2畳,洗い場を含めた広さは約4.5畳)と「半露天樽風呂」(直径1m)の浴槽があり、ゆったりとした広さがあり、夜は小樽の夜景が楽しめます。半露天樽風呂は桶風呂。 檜風呂からは小樽の街を望む眺望が楽しめます。温泉は2009年春に温泉大浴場「湯くら」誕生。2階建ての大浴場「湯くら」はくらという名前の通り、昔ながらの蔵を再現した4種のお風呂があります。朝晩、男女交代で入浴できます。 (15:00-24:00,6:00-10:00)
1階は「壱の湯」。小樽の倉庫群を思わせる石の蔵「壱の湯」。露天風呂の壁に一面に張られた瓦からゆっくりと流れ出る水の音に癒されます。
2階は「弐の湯」。木のぬくもりがいっぱいの「弐の湯」には洞の湯〜ほこらのゆ〜。ほこらの中は2人分の寝湯があります。
なお、壱の湯・弐の湯はお湯の蒸気で約45℃の室温を保つ季節の薬草(よもぎ)の蒸湯があり、厚いサウナが苦手な方でも入りやすい。
泉質はナトリウム塩化物泉で少し塩ぽい温泉水です。湯は微淡黄色でにおいはなし。掛け流しで循環ろ過、加水・加温あり。源泉の温度は20.5℃、湧出量は330リットル/分、飲用可(慢性消火器病,慢性便秘に効能有。温泉の効能は切り傷、 やけど、慢性皮膚病、慢性便秘、虚弱児童、慢性婦人病、禁忌症 急性疾患、腫瘍、心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患、高度の貧血など。貸切展望風呂は事前予約制。

「貸切展望風呂の休憩処」(小樽ふる川にて)

「貸切展望風呂」(檜風呂)(小樽ふる川にて)

「大浴場」(半露天樽風呂)(小樽ふる川にて)

「大浴場」(弐の湯)(小樽ふる川にて)

「大浴場」(壱の湯)(小樽ふる川にて)

「大浴場」(屋外露天風呂)(小樽ふる川にて)

「温泉看板」(小樽ふる川にて)

4)休憩処・食事処:
休憩所にはたくさんの本があり、くつろげます。

「休憩処」(小樽ふる川にて)

「食事処」(小樽ふる川にて)

5)夕食:
夕食は季節の食材を使った和食のフルコース。小樽産・北海道産の食材を生かした料理がでてきました。オクラ豆腐、お造りはおいしかった。牡丹エビが甘くてとろけそう。十勝産牛肉も柔らかく、トマトは甘く、味噌がおいしかった。 野菜スープも団子がおいしい。里いも・フカヒレ・カニあんの煮物。真鱈の酢の物。ご飯はユリ根入り。味噌汁は鴨のすみれ汁。デザートはプリン。ドリンクは小樽産ワイン(セイベル)(赤)にしました。
朝はバイキングで和洋あり。パンがおいしかった。

「夕食」(小樽ふる川にて)

「朝食」(小樽ふる川にて)

「小樽ふる川・夢旅路」

(問)運河の宿「おたる ふる川」 TEL 0134-29-2345



(5)Hソニア小樽
小樽運河前に建つお洒落なシティホテル「Hソニア小樽」

「Hソニア小樽」

「ロビー」(Hソニア小樽)

1)温泉;
小樽観光には便利。2018年本館が新築されモダンになりました。本館最上階(7F)にある天然温泉「小樽運河の湯」は大浴場の大窓から眼下には小樽運河、奥には小樽港が望めます。女性大浴場には露天風呂あり。泉質はナトリウム塩化物・硫酸塩源泉 (弱アルカリ性低張性温泉)、効能は神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛、疲労、皮膚病など。泉温は36.8℃、加水・加温、循環式浴槽。入浴者は誰もおらず、のんびりと湯に疲れました。保温性があり湯冷めしにくい。飲用可。 ラウンジで椅子に座って、大きなガラス窓(網入り)からの眺めもよい。(15:00-23:00,6:00-10:00)

「小樽運河の湯」(Hソニア小樽)

「小樽運河の湯・成分表」(Hソニア小樽)

2)部屋;
アメニティはユニットバス、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ハンドソープシャワー・トイレ、ナイトウェア、フェイスタオル・バスタオル・歯ブラシ・カミソリ・ヘアブラシ・ドライヤー・冷蔵庫・空気清浄機・薄型TV、Wi-Fi完備。

「部屋」(Hソニア小樽にて)

3)食事;
朝食はSUSHI & GRILL IL ONAIにて、約60品のビュッフェスタイルで品数豊富。朝から満腹、美味しかったです。

「朝食」(Hソニア小樽にて)

4)その他;
ホテル裏に専用Pあり。(P58/平地30,立体28;先着順,予約不可,\1200/日,宿泊翌日昼間にも駐車可)(宿泊;2.1万円/1人;朝食付)
※アクセス;小樽I.Cより車5分、JR小樽駅より徒歩8分。
(問)Hソニア小樽 TEL 0134-23-2600



(6)昼食;
小樽運河通りの中ほどにある「ヤン衆寿司・北海料理北の漁場小樽店」では、北海道の旬の海産物、寿しや丼ぶり、農産物の焼きたてを食べれます。 海鮮おまかせ丼(ネタ10点;\2280),焼きとうもろこし(\330),じゃがバター(\398)など、どれも美味しかった。

「おたる運河横丁」(北の漁場おたる運河店にて)



(7)昼食;
北海道では毎日海鮮丼ばかり食べていたので、小樽倉庫にあるドンキーへ。
小樽運河にある石造りの倉庫を利用した店内は落ち着いた雰囲気で小樽運河を眺めながら食事ができます。運河を眺めながらピザを食べてきました。

「昼食」(ドンキー小樽運河店にて)

(8)小樽運河食堂は西洋美術館に;
ノスタルジーを感じる小樽運河の倉庫の中で、運河食堂は館内にお土産屋や食堂があって、昭和レトロな雰囲気がありましたが、今はお洒落な美術館に変わりました。
小樽運河食堂の入っていた旧浪華倉庫はニトリが取得。ニトリは2016年に小樽芸術村を開設。旧高橋倉庫と旧荒田商会のステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店の似鳥美術館、2022年4月に旧浪華倉庫 (1925年建造)に4館目となる「小樽芸術村西洋美術館」をOPEN。19〜20世紀初頭に製作されたステンドグラスやガラス製品、陶磁器、家具など600点を展示。見学はしてません。昔の小樽運河食堂の写真を掲載します。

(5-10月;9:30-17:00,11-4月;10:00-16:00)(西洋美術館;\1500/一般,\1000/学生,\700/高校生,\300/小中学生),(4館共通券;西洋美術館,似鳥美術館,ステンドグラス美術館,旧三井銀行小樽支店;\2900/一般,\2000/学生,\1500/高校生,\700/小中生)

近代的な西洋美術館(旧浪華倉庫)

懐かしい昔の小樽運河食堂(閉店)(旧浪華倉庫)

(問)西洋美術館 TEL 0134-31-1033



(9)小樽出抜小路;
小樽運河と日銀通りとの交差点に明治・大正の街並みをイメージした屋台村「小樽出抜小路」。シンボルタワーの火の見やぐらが建つ。この一角にラーメン、コロッケ、和牛、うなぎ焼き、焼き鳥、居酒屋、和食など小さな店舗が20軒。 スイーツ「和どう」はソフトクリーム・ジェラートを販売していたが現在は閉店して移転。小樽に中富良野のポプラファームサンタのヒゲあり。

「小樽出抜小路」(小樽にて)

(問)小樽出抜小路


「初夏の北海道・小樽1」
「初夏の北海道・小樽2」
「初夏の北海道」



「初夏の北海道」