passwords:
HOKKAIDO Trip No.16 PAGE

文字サイズ

VISITOR NO.=



「北海道」巡り(No.15)
■(16)北海道・「小樽」


(1)歴史的建造物;
■小樽には数多くの歴史的建造物が現存しています。倉庫や銀行、店舗などに利用されてきました。明治から大正時代には金融機関が小樽に進出し、数多くの石造りの建造物があります。
一例では、M20;瑠璃工房(商店)、M24;大家倉庫、M24;北一硝子三号館(木村倉庫)、M27;小樽市総合博物館運河館・小樽市観光物産プラザ(小樽倉庫)、M28;オルゴール堂海鳴楼(第百十三国立銀行小樽支店)、 M30;小樽オルゴール堂堺町店(岩永時計店)、M39;大正硝子館(名取高三郎商店)、M41;小樽浪漫館(百十三銀行小樽支店)、M45;小樽バイン(北海道銀行本店)、T04;小樽オルゴール堂(煉瓦造)、T09;運河公園休憩棟(日石倉庫)、 T09;小樽和菓子工房(商店)、T10;小樽オルゴール堂、T12;小樽芸術村ステンドグラス美術館、T14;小樽運河レストラン(倉庫)、S06;UNWIND HOTEL & BAR(越中屋H)など。
小樽市指定歴史的建造物ガイドマップ



■ガラスの町として有名な「小樽」。その昔、夜の灯り代わりであった石油ランプやニシン漁に使うために開発された「ガラス製浮き玉」を中心に生産していた。これが現代の小樽のガラス工芸のはじまりと言われています。
江戸時代からニシンやサケ漁が盛んだったというが、大正時代になると運河(Otaru Canal)が完成。ニシンの保管や穀類を貯蔵していたという。小樽運河の内側には散策路があり、夜にはロマンチックなガス燈がを運河を照らし、 運河沿いには明治、大正時代に造られた倉庫群が建ち並びます。倉庫は現在は飲食店などとして利用されています。異国的な情緒のある小樽運河をはじめ、街のあちこちに点在する明治から昭和にかけての歴史的建造物を観ることが できます。これらの建物は土産物屋や銀行などで、現在でも使われています。小樽運河から南小樽駅かけてはガラスショップやオルゴール館などがあり、美しいクリスタル硝子や幻想的なランプなどガラス工芸製品があります。
(問)小樽堺町通り商店街map



■小樽運河プラザ;
小樽運河沿いにある観光案内所で、M20年代に建てられた旧小樽倉庫を利用。小樽の観光スポットや宿泊施設、飲食店のパンフあり。小樽の特産物など販売あり。無料休憩所・トイレあり。

「小樽運河プラザ」(小樽にて)(現在、内部は変わっています)



(2)大正硝子;
■大正硝子本店は1906年に建てられた名取高三郎商店を改装した店舗で、和風の硝子器などを販売。
1)とんぼ玉館ではとんぼ玉やアクセサリーを展示・販売、ガラス、サンドブラスト、キルンワークなどの体験。
2)びーどろ館では硝子のオーナメント。ミニチュアガラス。北海道の自然や四季をモチーフに2000点の作品。
3)クリエイターズマーケット創では小樽の硝子作家など作品を販売。
4)かんざし屋ではかわいいかんざし、つまみ細工の髪飾り、ヘアピン、ヘアゴムなど販売。
5)宇宙(SORA)では宇宙・銀河をイメージした商品。硝子工芸家などの作品を展示・販売。
(問)大正硝子 TEL0134-32-5101


「大正硝子館」

「大正硝子館」

「大正硝子館・びーどろ館」

「大正硝子館・とんぼ玉館」

「大正硝子館・かんざし屋」

「大正硝子館・宇宙(sora)」

「大正硝子館・うつわ屋」

「大正硝子館・クリエイターズマーケット創」

「大正硝子館・酒器蔵」



(2)北一硝子;
■小樽はニシン漁で港湾整備が進められ、積荷を保管する木骨石造倉庫が次々に立ち並んだ。倉庫は250を数え、石造倉庫が100棟以上あった。北一硝子の店舗(三号館)は木村倉庫で、1891年に建てられた木骨石張倉庫です。 当初はニシンの格納倉庫だったが、ニシン漁の衰退で物資の倉庫に変わった。北一硝子の前身の浅原硝子は、1901年小樽で石油ランプの製造を始めたのが始まりという。北一硝子は小樽方面から北一ヴェネツィア美術館、 地酒蔵、三号館、北一ホール、テラス、洋フロア、北一プラザ、地酒屋北一、クリスタル館、アウトレットなどがあります。館内には色鮮やかなグラス、食器、ランプ、アクセサリーなどが並べられています。和、洋、 カントリーの3フロアに分かれ、テーマ別の色々な製品がずらり。和のフロアでは月見グラス、万華鏡グラス、わび・さびの洗練されたガラス工芸、洋のフロアでは大きなシャンデリアが飾られ、洋ものグラス・器、 ステンドグラス、ランプなど。カントリーフロアでは石油ランプ、浮き玉など。他にもペンダントやネックレス、イヤリング、小物などのアクセサリー、ガラスペン、箸置き、花器など豊富に展示・販売。
北一ホールの店内は167個の石油ランプが灯り、幻想的な雰囲気。スタインウェイピアノ演奏(火〜金)。
※地酒蔵、Cafe Bar九番倉、VENINI、カフェテリア、カフェ・ヴェネツィアーノ、北一硝子見学工房などは休業中。
(問)北一硝子 TEL 0134-33-1993

「北一硝子」

「北一ヴェネツィア美術館」

「北一硝子のガラス工芸品」



(3)おたる瑠璃工房運河店;
■明治期に銀行だった由緒ある建物がレトロとロマンを醸し出す。ネックレスやストラップ、ステンドグラス、道内作家の手作りアクセサリーなどを販売。
(問)おたる瑠璃工房運河店 TEL 0134-31-5101

「おたる瑠璃工房」



(4)小樽浪漫館;
■アクセサリーを中心にガラス雑貨やクリスマスグッズなど展示・販売。
(問)小樽浪漫館 TEL 0134-31-6566

「小樽浪漫館」



(5)小樽芸術村ステンドグラス美術館;
■2017年にオープンしたニトリの小樽芸術村の旧高橋倉庫「ステンドグラス美術館」には19世紀後半〜20世紀初頭にイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスを展示。 建造物4棟(旧荒田商会、旧高橋倉庫、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店)に優れた美術品・工芸品を展示。
(9:30-17:00,\700/大人,他に4館共通券などあり)

「ステンドグラス美術館」



(6)小樽オルゴール堂;
■明治時代に建てられた木骨造りで、世界各国の様々なオルゴールを展示・販売。建物の前には英国調ブロンズ製の高さ5.5mの大きな蒸気時計があり、15分毎にメロディが流れます。シャンデリアが光り輝く館内は幻想的で心落ち着く。 木をふんだんに使った内装で吹き抜けのため開放的。宝石箱オルゴールやアンティークオルゴールなど数多くのオルゴールを展示。オルゴール堂本館では約3200種、約38000個のオルゴール専門店。1915年旧共成本社として建造された レンガ造りの3階建ての建物。オルゴール堂のからくり動物園ではぬいぐるみや雑貨を発売。オルゴール堂堺町店でもオルゴールを発売。
(問)オルゴール堂 TEL 0134-22-1108

「オルゴール堂・本館」

「世界最大の蒸気時計」(オルゴール堂本館にて)

「からくり動物園」(オルゴール堂本館脇にて)

「オルゴール堂・2号館」

「オルゴール堂館内」

「オルゴール堂・堺町店」

「オルゴール堂・海鳴楼」



(7)小樽メルヘン交差点;
■堺町交差点「メルヘン交差点」は観光客でにぎわう小樽の人気スポット。1993年オルゴール堂前に設置されたレトロな蒸気時計や、1997年に石造りの常夜灯が中央に設置。 小樽洋菓子舗「ルタオ」(LeTAO)本店の「親愛なる小樽の塔」で、1Fにスイーツショップ、2Fにカフェ、3Fは展望台(無料)。
2Fにある喫茶店「銀の鐘」は好きなカップを選んで飲物を頂け、カップはお土産として持ち帰りできます。

「常夜灯」(メルヘン交差点にて)

「ルタオの展望台」(メルヘン交差点にて)

「スーベニール オタルカン」

「銀の鐘」



(8)お土産店など;
■小樽の堺町通りは、1983年に「北一硝子」が堺町地区にある木骨石蔵倉庫を再利用した「北一硝子 三号館」を開店、小樽観光の礎を築いた。観光関連施設や店舗が次々にオープン。約900mの堺町通りに多くのお店が立ち並んでいます。
「北一硝子」や「大正硝子」の他、小樽市内には深川硝子工芸、Kim Glass Design、創造硝子工房、小樽ガス燈など数多くのガラス工芸店があります。
堺町通りには妖精の森バウムクーヘンの「北菓楼」とマルセイバターサンドが有名な和菓子の「六花亭」があります。
日藤小樽の倉庫として利用されていた木骨石造の建物を2002年に店舗に再生。歴史的建造物ではないが、外壁には十勝レンガを約10万個使用しているという。「六花亭」小樽運河店はさすがに人気があります。1Fはお店、2F階はコーヒー無料の 休憩コーナーがあり、バターサンドをバラ売りしているので休憩にはちょうどよい。まくら木を使用した石畳のある憩いの場を提供。小樽市景観賞を受賞。北菓楼は運河側のみ営業。

(問)北菓楼 TEL 0134-31-3464
(問)六花亭小樽運河店 TEL 0134-24-6666

「北菓楼」(小樽にて)

「六花亭」(小樽にて)

■小樽運河近くの古い石造り倉庫が立ち並ぶエリアに「小樽キャンドル工房」があります。大正硝子のすぐ前。
1912年に建てられた倉庫を改装した店内は温かく懐かしいキャンドルの灯りで埋め尽くされています。国内外のキャンドルやアロマキャンドルなど、200点以上のキャンドルを展示・販売。2Fには喫茶があり、キャンドルの灯りのきらめく空間で のんびりと、ドリップされた珈琲が味わえます。
(問)小樽キャンドル工房 TEL 0134-24-5880

「キャンドル工房&カフェflame」(小樽にて)



「小樽の工芸品」(小樽にて)

「おたる石の蔵」(閉店)

「喜来々 小樽店」(小樽にて)



(9)小樽の建物・街並み;
■新型コロナ渦の影響なのか、小樽でも休業や閉店したところがあります。また、新型コロナ渦で営業時間や定休日などが異なるも場合あり。来店時は事前に店舗に確認を。

「小樽堺町通りの店舗・建物・街並み」(小樽にて)



■昆布専門店の「利尻屋みのや」の看板「七日食べたら鏡をごらん!」「お父さん預かります」
店内の天井には大きな昆布を展示し、利尻昆布、日高昆布、湯豆腐昆布、羅臼昆布、真昆布、根昆布や岩のり、ふりかけなどを販売。店内に入るとお茶と味噌汁サービス。「アラジンの秘密」という昆布の粉で味噌汁はとろ〜り。 昆布茶は「ホラ吹き昆布茶」という商品で「お父さん預かります」の看板がこの昆布茶。お父さんがゆっくりとお茶を飲んでいる間にお母さんは買物を楽しん下さいという意味とか。美味しくてつい買ってしまった。
(問)利尻屋みのや TEL 0134-25-4060

「小樽昆布専門店・利尻屋みのや 不老館」(小樽にて)

■小樽堺町の工場直売店「かま栄」
小樽は水産加工品が盛んな港町でかまぼこ加工。小樽運河沿いの片側3車線の広い道路(道道17号小樽臨港線)沿いにある「かま栄」の工場(2008年RE-OPEN)ではかまぼこ製品の販売、 工場見学も可。店舗でのみ買える揚げたてのかまぼこは美味しい。
(問)かま栄 TEL 0134-25-5802

「かまぼこのかま栄」(小樽にて)



■小樽は観光客に人気の海産物の販売店も多い。小樽駅からすぐの三角市場は200mの区間に細い坂道に通路を挟んで16店舗が並んでいます。カニやウニ、ホタテや魚の海鮮丼などグルメを堪能できます。 また、堺町通りでは店先に並ぶ新鮮な魚介類をその場で網焼き。冬場がお勧めでカニやカキ、ホタテなど。カニの香ばしい匂いが街に漂っていました。

「海産物屋」(冬の小樽にて)

※街並みと店舗はまだまだ写真あり。徐々に追加掲載します。
小樽駅から小樽運河や小樽港に続く小樽中央通は電線の地中埋設化工事が行われ、観光都市らしい街並みになっています。
堺町通りには900mの区間に約90店舗が並んでおり、昭和初期は問屋街だったため、石造りの建物や倉庫が多く、ノスタルジックな雰囲気が漂います。歴史的建造物の写真を見ると、無電柱化になれば、もっと景観が向上しそう。


「夜の旧銀行小樽支店」






■ご参考(X'masの小樽)
「X'mas」に訪れた冬の小樽です。ガラス工芸のクリスマスツリーやサンタなど多数が展示。冬の小樽は寒いですが、訪れる観光客が夏場よりは少なく、静かに街を散策できます。
「小樽からX'mas」

「小樽ロングクリスマス」

「小樽運河プラザ」

「X'mas from 小樽オルゴール堂・大正硝子」

「雪の小樽運河」




「初夏の北海道・小樽1」
「初夏の北海道・小樽2」
「初夏の北海道」



「初夏の北海道」