![]()

(1)昭和新山;
■「昭和新山」は「洞爺湖」の南側にある活火山(標高398m)で、支笏洞爺国立公園内にあり、国の特別天然記念物指定。昭和新山は「有珠山」(標高733m)とともに地質百選に選定、洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」
「世界ジオパーク」に認定。1943年の噴火活動で地震と爆発音とともに、突然、有珠山山麓の平地の麦畑が隆起してできた山。粘性の高い溶岩により溶岩円頂丘が形成された。現在でも噴煙をたなびかせ、大地のエネルギーを体感できます。
赤くゴツゴツした山肌は土壌が溶岩の熱で焼かれて煉瓦のように固まったものという。(P400,\500,冬期無料)
昭和新山パークサービスセンタでは、昭和新山、有珠山の生い立ちや洞爺湖周辺の自然などを映像で紹介。有珠山爆発、昭和新山誕生の写真や模型を展示。(8:30-17:00,無料)
昭和新山山麓から有珠山山頂駅までロープウェイで6分。昭和新山や洞爺湖、羊蹄山、有珠山などが展望でき、洞爺湖展望台にソファの置かれた「Mt.USUテラス」ができ、眼下に昭和新山と洞爺湖が見えます。ロープウェイ山頂から徒歩約6分の
小高い山の上には有珠火口原展望台あり。洞爺湖展望台では見ることのできない火口が見られ、有珠山山頂の荒々しい山肌をより近くで見られます。2020年にスイス製のゴンドラを導入。ガラス窓が広くなっています。
(8:15-17:45,\1800/大人,\900/小人)
※昭和新山は私有地で国の特別天然記念物指定。入山には所有者許可が必要。
※アクセス;苫小牧フェリーから道央道(苫小牧中央I.C-伊達I.C)+道道519+道道703で約95km,車110分。
(問)有珠山ロープウェイ TEL 0142-75-3113
(問)昭和新山パークサービスセンタ TEL 0142-75-2241

(2)有珠山・金比羅火口災害遺構;
■洞爺湖湖畔に有珠山噴火の爪痕がそのまま残っています。「金比羅火口災害遺構散策路」は、洞爺湖湖畔の「洞爺湖ビジターセンタ」(火山科学館)の裏手にあり、「洞爺湖有珠山ジオパーク」で、2000年の噴火で生じた金比羅火口群を間近に観察
できる金比羅火口散策路です。金比羅山中腹でも噴火、熱泥流災害で破壊された公営浴場や団地、橋など公共施設の遺構を見学できます。大規模な噴火で噴煙は3500mに達し、周辺には噴石が飛散。金比羅山の斜面で生じた熱泥流はR230に
かかる橋を流し、下流の桜ヶ丘団地(5棟)に激突。現在は5F建ての公営住宅1棟が残っています。洞爺湖を見渡せる町営温泉「やすらぎの家」は泥流に埋め尽くされた。記念碑なども建っています。周遊は徒歩30分。(2022.4/20-11/10,7:00-18:00,有料)
洞爺湖ビジターセンタの駐車場(P40,無料)
※アクセス;昭和新山から道道703+道道2で約7km,車12分。
(問)洞爺湖町観光振興課 TEL 0142-75-4400
(問)爺湖有珠山ジオパーク(洞爺湖町役場内洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会事務局) TEL 0142-74-3015

(3)洞爺湖ビジターセンタ;
洞爺湖周辺の自然環境や有珠山の自然史などを紹介した展示施設。床は洞爺湖の空撮写真。大きな写真解説パネルや実物標本などを使って火山活動や動植物の生態、湖のしくみなどを解説。
有珠山噴火に関する展示。1977年に発生した有珠山噴火の噴煙の写真を、洞爺湖と同じ1/1200で表し、三角形のタワーに仕立てたビジターセンタのシンボルである「グラフィックタワー」が立っています。タワーは高さ10m。噴石なども展示。
2階は回廊式空間で、壁面には「火山のメカニズム」、「有珠山の火山活動」、「歴史時代の有珠山噴火」などのパネル展示、火山活動の基礎から有珠山について解説。2Fからは洞爺湖や金比羅災害遺構を眺められます。
「洞爺湖ビジターセンタ」(9:00-17:00,無料)、館内の「火山科学館」(\600/大人,\300/小人)
※アクセス;苫小牧フェリーから道央道(苫小牧中央I.C-洞爺湖I.C+R230で約100km,車120分。
(問)洞爺湖ビジターセンタ TEL 0142-75-2555

(4)洞爺湖湖畔の彫刻;
洞爺湖は1周42km。「とうや湖ぐるっと彫刻公園」と呼ばれ、野外博物館として全58基の彫刻が設置。洞爺湖温泉街の湖畔には湖畔遊歩道として整備され14基。
洞爺湖に張り出した岬に「浮見堂」があり、湖に浮かぶように立っています。浮見堂公園には3基。「夕日の見える渚公園」にも女性の像がありました。水辺の森の小径という、夕日が見える渚公園から
湖畔沿い1.8kmの散策路があり、中島を見ながら湖畔を散策してきました。
アクセス;途中何ヶ所停車しながら洞爺湖1周で約45km、約1〜1.5H。洞爺湖温泉街のような建物はなく、自然豊かで静かな湖畔でした。
(問)とうや湖ぐるっと彫刻公園(洞爺湖町観光振興課) TEL 0142-75-4400

「水辺の森の小径と洞爺湖」(洞爺湖・夕日の見える渚公園にて)

(4)洞爺湖の花火;
■夜は洞爺湖の花火打ち上げ。
4/下-10/31;毎夜20:45〜21:05頃、「ロングラン花火大会」。洞爺湖の夜空に大輪の花火が打ち上げられます。
花火鑑賞ではマスク着用、一定の距離を保つ。感染症拡大防止のために「厚労省新型コロナウイルス接触確認アプリ」「北海道コロナ通知システムメールアドレス」の登録を。
感染症拡大防止のため中止っとなる場合あり。雨天決行、風向等で中止あり。(約450発;20分間)
宿泊した洞爺湖温泉「洞爺観光ホテル」の部屋から花火が見られました。打上げ場所がホテルより少し東側なので、見えずらいのもありました。一部のみ掲載。
(問)洞爺湖温泉観光協会 TEL 0142-75-2446
