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HOKKAIDO Trip No.23 PAGE

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(1)屈斜路湖;
■屈斜路湖は道東の弟子屈町にあり、日本最大のカルデラ湖で、1934年に阿寒国立公園に指定。アイヌ語で「沼の水が流れ出る口」を意味する「クッチャラ」に由来します。
屈斜路湖の周囲には火山や温泉が多数あり、湖畔の温泉郷をはじめ、コタン温泉の露天風呂や砂湯、川湯温泉などがあります。湖岸を掘ると湯が湧き出す砂湯は観光名所。藻琴山などを外輪山とする東西26km、南北20kmの屈斜路カルデラは 約3万年前に形成された。日本の湖沼では6番目の広さで標高121m。周囲57km、平均水深28.4m、最大深度117m。湖南端からは釧路湿原に注ぐ釧路川が流れ出て、太平洋まで全長154km、源流から河口までにダムや堰がない河川です。
湖の中には淡水湖では日本一大きい島という周囲12kmの島(中島;標高355m)があります。
※屈斜路湖の展望はR243の「美幌峠」(標高525m)がお勧め。
周囲を取り囲む山々と屈斜路湖、中島がよく見えます。海別岳(1419m)、一際大きな斜里岳(1547m)をはじめ、知床連山、硫黄山(508m),摩周岳(857m)などが見渡せます。
※屈斜路湖の展望は道道102(芝桜花街道)で「藻琴山」(標高1000m)がお勧め。(山頂まで約2km,徒歩1h)
藻琴山は屈斜路カルデラ外輪山で最も標高が高い。南には屈斜路湖と中島、奥に雄阿寒岳と雌阿寒岳。澄んだ秋には釧路と太平洋まで望めます。北にはオホーツク海と麓の小清水町、斜里岳、知床半島、知床連山が見通せます。

「屈斜路湖と藻琴山」(摩周湖にて)



10.日帰り露天風呂・コタン温泉
1)コタン温泉;
■「屈斜路湖」(標高121m)は藻琴山(標高1000m)などの外輪山に囲まれた国内最大のカルデラ湖。広さは79.7平方km。
約3万年前の火山噴火で火山が円形に陥没。マグマを噴出した地下に空洞ができ、地面が落ち込んで巨大な屈斜路カルデラが形成され、窪地に水が溜まって屈斜路湖が誕生したという。屈斜路湖には温泉がたくさん湧いており、 「コタンの湯」、「砂湯」、「イソの湯」、「池の湯」などの多くの野湯があります。湖畔を掘れば湯が沸き出てきます。
屈斜路湖のほとりにある露天風呂「コタンの湯」。コタンとはアイヌ語で集落を意味する。秘湯として知られる「コタンの湯」は、広々とした湖に面した石造りの湯船です。無料で清潔。簡易な男女別脱衣所あり、真ん中に大きな岩で男女を 仕切られていますが・・・。水着着用、タオル使用可。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。源泉温度は68.3℃、ph7.0の中性高温泉。湯は無色透明、無味無臭。湯温は41℃と適温。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾、婦人病など。 湯に浸かったときに湖面と同じ目線で、湖に浸かっているような錯覚があり、解放感のある温泉です。肌がしっとりする温泉。朝方に入浴しましたが、朝は屈斜路湖に霧がかかっていたので、山はうっすらと見える感じでした。 露天風呂のすぐ隣には白鳥(コハクチョウ)がいて、コハクチョウを見ながらの湯は不思議な感覚でした。また、温泉のすぐ近くにはつがいのタンチョウがいました。野生のタンチョウがこんな近くで見られるとは。
露天風呂では北見の方とご一緒にしましたが、週末は屈斜路湖で釣り三昧。ご自身のカヌーを車で持参するという。屈斜路湖ではニジマスやヒメマス、ウグイが釣れるとのことで、ウグイはよく釣れ、まれにイトウがかかるという。 冬は白鳥が露天風呂近くにたくさんやってくるそうです。
(問)弟子屈町役場観光商工課 TEL 015-482-2940

※アクセス;阿寒湖温泉から阿寒横断道路(R241)で弟子屈経由でR243屈斜路湖までで約52km,車約60分。
※アクセス;釧路駅からR391で釧路湿原経由で屈斜路湖まで約90km,車約90分。

「コタン温泉」(屈斜路湖にて)

「コタン温泉の仕切り」(屈斜路湖にて)

「コタン温泉にいる白鳥」(屈斜路湖にて)

「コタン温泉近くにいるタンチョウ」(屈斜路湖にて)



11.日帰り露天・砂湯
2)砂湯;
■「屈斜路湖」を望む湖畔に砂湯レストハウス「レタラチップ」あり。
このお店はお土産の販売、木彫り、軽食販売、貸ボート、レストラン、足湯のスコップレンタルまで何でもやっています。木彫りのキーホルダーを購入し、記念に日付と名前を掘ってもらいました。
ビーチのような湖畔の砂を掘ると温かい温泉が湧き出てきます。湖畔の砂場にはたくさんの穴が開いていました。
砂湯の温度は約40℃。熱いところでは50℃もありますので洋注意。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。効能は神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復など。砂場には木枠の足湯もありました。
冬の屈斜路湖の砂湯にはオオハクチョウが400〜500羽、羽を休めにやってきます。(P140,無料)
※アクセス;屈斜路湖コタン温泉から湖畔沿いを道道52(屈斜路摩周湖湖線)で約7km,車約10分。

「砂湯・足湯」(屈斜路湖にて)

「砂湯レストハウス・レタラチップ」(屈斜路湖にて)



12.川湯温泉
3)川湯温泉;
■弟子屈町にある硫黄山の麓の「川湯温泉」(標高100m)は、「川湯」という名の通り、湯だまりからあふれ出た温泉が川となって温泉街を流れ、一帯に湯煙と硫黄臭が漂っています。道道52を走っていると、川湯が近づくにつれて、硫黄の匂いが段々と 強くなります。東には摩周湖、西に屈斜路湖を望み、硫黄の香りたちこめる温泉街には温泉宿と土産店が軒を連ねています。川湯温泉には手湯・足湯スポットがたくさんあります。
火山性特有の泉質で、強酸性硫化水素を含む、酸性含硫黄・鉄、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。源泉の温度は50℃。川湯の名はアイヌ語の「セセキ(熱い)ベツ(川)」を意訳したもので高温の温泉川が街中を流れています。川湯温泉は全てのお宿で 100%かけ流し、加温・加水・循環・入浴剤・消毒剤は使っていないという「源泉かけ流し宣言」した温泉街で、殺菌作用の強い温泉は健康によいとされ、療養地として昔から多くの温泉客が利用しています。
効能は冷え性、病後回復期、疲労回復、きりきず、慢性皮膚病、慢性婦人病、月経障害、糖尿病、運動麻痺など。飲泉は温泉が胃腸・肝臓などの局所的な作用がある。Ph1.7でレモンより酸っぱい。
※アクセス;屈斜路湖砂湯から道道52(屈斜路摩周湖湖線)で約8km,車約10分。
(問)摩周湖観光協会 TEL 015-482-2200



13.硫黄山
4)硫黄山;
■「硫黄山」(標高521m)は、川湯温泉の南約3kmに位置する活火山で、山肌には無数の噴気孔があり、硫黄分を含んだ白煙が立ち上っています。一帯には硫黄の匂いが漂い、噴気孔の近くまで行くことができるので活火山を間近で感じられます。 3万年前に屈斜路カルデラが生まれ、2万年前に溶岩ドーム群が誕生した。アトサヌプリ(標高508m)、マクワンチサップ(標高574.1m)、サワンチサップ(標高520m)などの溶岩ドーム型の山々が形成され、アイヌ語ではアトサヌプリ(裸の山)と呼ばれます。
明治〜昭和30年代にかけて硫黄を採掘する鉱山として利用されてきた。(8:30-18:00,P100,\500)
硫黄山には駐車場前に「硫黄山レストハウス」があり、硫黄山に関する展示やお土産物・軽食販売。温泉卵販売。(8:00-17:30)
※アクセス;屈斜路湖砂湯から道道52(屈斜路摩周湖湖線)で約10km,車約15分。
(問)摩周湖観光協会 TEL 015-482-2200

「硫黄山と屈斜路湖」(摩周湖にて)

「硫黄山」(摩周湖にて)



14.清里
■川湯温泉から清里町を経由し、斜里に向かう。
日本百名山の一つである「斜里岳」の裾野に広がる田園風景。清里町は農業が盛んで、小麦やじゃがいも、馬鈴薯、スウィートコーン、たまねぎ、ソバなどを栽培。広大な畑が広がり、のんびりとした農村で、ちょっと眠くなるような風景が続いた。 清里町にある「道の駅パパスランドさっつる」で日帰り温泉入浴。
北海道内を走っていると必ず「道の駅」に停車します。道内には127の道の駅があります。有名な観光地には必ずといえるほど道の駅があり、道路情報や売店・軽食・レストラン・トイレなどがあり、とても便利です。道内で良くみかけるのが キャンピングカーや車中泊の車。道の駅では車中泊OKとNGのところがあり、禁止は看板が立っています。ここ、摩周湖斜里線沿いにある道の駅「パパスランド」には天然温泉があり、他にレストランと売店、トイレあり。ここは網走・小清水原生花園と 斜里・知床への分岐路でもあり、立ち寄りたくなる場所です。温泉は利用客が多かった。パパスランドの温泉はかけ流しの天然温泉で、内風呂(2つの湯舟)と露天風呂(小さめ)、うたせ湯あり。足湯もあります。
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。湯温は内湯あつめ(43℃)、ぬるめ(40℃)、露天(39ー40℃)(10:00-21:00,\450/大人,\140/小人)
(問)道の駅パパスランドさっつる TEL 0152-26-2288

※アクセス;屈斜路湖川湯温泉からR391+道道805で道の駅パパスランドまで約22km,車約25分。
※アクセス;屈斜路湖川湯温泉からR391+道道805+R334で斜里まで約42km,車約60分。

清里町には「神の子池」があります。摩周湖からの地下水が湧き出る山の中にある池で、摩周湖の伏流水からできているという言い伝えから「神の子」池と呼ばれています。周囲220m・水深5mの小さな池で、水が澄んでおり、底までくっきりと見えるという。 池底が青く見えるため、パワースポットとして知られるようになった。(今回は行っておりません)




「初夏の北海道」