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■「カーフェリー・さんふらわ ふらの」
いつもは北海道でレンタカーを借りて旅をしているのですが、今回はマイカーを利用しました。
飛行機+北海道でレンタカー周遊?:電車(新幹線往復;1.6万円)+飛行機(ANA早割り1ヶ月前;往復4万円)+千歳マンスリーレンタカー(6.5万円)=>12万円
北海道までフェリー+マイカー周遊?:高速代(往復1万円)+GS代(往復1万円)+カーフェリー(往復12万円)=>14万円
→金銭的には殆どかわらないため、北海道へは往復ともフェリーを利用。三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」で18Hの船旅。
・自宅-(350km/4H)ー「大洗港」-(フェリー;18H;船舶)-「苫小牧西港」-(北海道内17日間)ー「苫小牧西港」-(フェリー;19H;船泊)-「大洗港」-自宅
1)フェリー;大洗-苫小牧(754Km)
・往路;<所要時間;17時間45分>大洗(19:45発)-苫小牧(翌日13:30着)
・復路;<所要時間;19時間15分>苫小牧(18:45発)-(翌日14:00着)
・船舶は13,816t、航海24ノット(時速約44km/h)。全長199m×全幅27m
・旅客;定員590名
・車両搭載;大型トラック154台,乗用車146台
・客室は5F(コンフォート/ツーリスト/スーペリアオーシャンビュー),6F(スーペリア),7F(スイート,プレミアム)
・7F;展望デッキ,客室(スイート,プレミアム)
・6F;展望デッキ,ラウンジ,レストラン,ゲーム,自販機,客室
・5F;展望デッキ,インフォメーション,ショップ,ラウンジ,お風呂,パウダールーム,キッズランド,ベビールーム,ドッグラン,コインランドリー,自販機,客室
・船旅は快適。往復とも風が殆どなく、太平洋の波は穏やかでした。
・船内は清掃されていてきれい。
・ラウンジは海を眺められる大きな窓と吹き抜けで開放的。
・メインはプロムナードの5Fと6F。ラウンジの席は場所取りされていた。
・船内の施設は充実。売店・自販機・コインランドリーがあるので便利。
・お風呂は海上銭湯という感じで、大海原を眺めながらのんびりと湯に浸かれます。サウナもあります。
・レストランでの食事はまずまず。品数はさすがに少ないが、料理は美味しかった。
・航行中でも外の広い後部甲板(5F)に出られます。外は海風が心地よい。6Fにも展望デッキあり。
・部屋の窓からは太平洋沿岸の岩手・リアス式海岸、牡鹿半島・金華山、福島・原発、広野火力発電、福島楢葉風力発電、日立・街並み、東海・松原などが見えました。
・最上階(7F)はスイート・プレミアムクラスの客室で仕切られています。
・往路・復路ともトラックの輸送が多い。
・下船時は時間がかかります。

2)乗船手続き;
・車は大洗港TM前駐車場に、苫小牧港は北側第2駐車場に駐車。
・大洗と苫小牧のフェリーターミナルビル(TM)で体温検査。
・TM1Fの窓口、または自動チェックイン機(Kiosk)で乗船手続きを行なう。乗船手続きはネットで事前にチケットを購入しておけば、現地kioskの操作は容易。
・乗船券(ルームカード)と車番の紙が発行されます。
・TMビルの乗船車両待機スペース、またはTMの2F待合所で乗船時間まで待つ。待合所は大洗・苫小牧ともに広い。
・乗船案内で同乗者はTM2Fのボーディングブリッジを通り、乗船口より徒歩で乗船する。
・乗船案内でドライバーのみ船内に車で移動し、指定位置に駐車する。乗船時の電話・カメラ・ビデオ撮影は禁止。大洗発は17:30頃、苫小牧発は16:30頃乗船。
・車にはドライバーのみ乗車可。同乗者は徒歩で乗船。
・大洗・苫小牧の乗船待合室は広い。苫小牧の売店では北海道土産が多数販売されていた。手荷物は2個まで船内に持ち込める。

「カフェリー乗船・下船口(車・ドライバー)」(フェリーにて)

3)部屋;
個室スーペリアオーシャンビュー(部屋;\21600/部屋)+(乗用車運転者運賃;\11300)+車運賃(\31800/5m未満);ネット割/JAF会割/往復割あり。
→今回は往復個室スーペリアオーシャンビューを利用。(往復;約12万円)
・ベッド2・シャワー&トイレ・TV・冷蔵庫・電気ケトル・ドライヤー・冷暖房あり。エアコンの温度設定ができるのでよい。
・アメニティはパジャマ、バスタオル、フェイスタオル、バスマット、スリッパ、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・歯ブラシ・コットンなど完備。
・映画配信サービスのWi-Fi無料鑑賞。
・携帯電話は海上など殆どのエリアで使用不可。
・スーペリアオーシャンビューの窓のカーテンは開くが窓は閉鎖。
・部屋は13u、部屋に窓があると閉塞感がないのでリラックスできました。

4)船内;
ラウンジ・売店・自販機・給湯室・お風呂・シャワールーム・コインランドリー・ロッカー・レストラン・キッルーム・ベビールーム・ゲームコーナー・休憩スペース、喫煙室あり。ペットルーム・ドッグランあり。


「Guest room floor informations」

5)レストラン;
夕食(\2000/大人)・朝食(\1200/大人)。夕食+朝食セット(\2700/大人)。食事はおいしい。
・レストランは明るく開放感あり。OPEN;大洗発は18:30ー20:30、苫小牧発は18:00ー20:00。
・窓側の席は早めに。朝食・夕食はバイキング。ランチなど軽食可(11:30-12:30)
・テイクアウトの弁当・飲物等の持ち込みはOK。苫小牧にはフェリーTM近くのR36沿いにイオンやドラッグストアがあり、安く好きなものを手に入れるのもよい。
・感染防止対策として、手洗い、入口にはアルコール消毒液設置。マスク着用、マスクケース、手袋の着用など。

6)インフォメーション;
インフォメーションコーナーではスタッフが常時対応。

6)売店;
・売店ではお菓子・お酒・ジュース・アイス・大洗・北海道のお土産、さんふらわオリジナルグッズなどを販売。OPENは出港後〜22:00、8:00-12:30頃まで。
・自販機にはビール・ジュース・カップ麺、アイス、お菓子、おつまみなどいろいろあり。

7)お風呂;
・明るくて広い。窓からは海が見えて眺めは最高。湯は適温で良い。ジャグジーあり、サウナ併設。リンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー常備。
・タオルは部屋にバスタオル・フェイスタオルあり。

8)多機能トイレ・シャワールーム;

9)コインランドリー;
利用者が多いため、早めの利用がおすすめ。特に帰路は混んでました。

10)ロッカー;
冷蔵ロッカーは数が少ないのでは冷凍物のお土産は乗船後に即利用するのが良い。
・ロッカー(コイン返却);大6,中40,小18 (奥)
・冷蔵ロッカー;8 (手前)

10)キッズルーム・ベビールーム;
キッズルームはコロナ感染防止対策で閉鎖中。

11)ゲームコーナー;
数台のゲーム機あり。

12)喫煙所;

13)マッサージチェア;
大浴場の前に3台あり。
14)ドッグラン;
ドッグルーム(有料)、ドッグラン(後部甲板;無料)

「カフェリー下船・いざ北海道へ!」(苫小牧フェリーTMにて)
「夕日の苫小牧市街地と樽前山・風不死岳」(苫小牧フェリーにて)
(問)大洗船客予約センター TEL 029ー267-4133
15)下船;
苫小牧西港のコンビナート地区が見えてくると間もなく着岸。苫小牧は北海道の海の玄関口で、太平洋航路の拠点。
商船三井フェリー(さんふらわあ さっぽろ/さんふらわあ ふらの)の他、太平洋フェリー(きそ/いしかり/きたかみ)やシルバーフェリー(シルバープリンセス,ティアラ,べにりあ、エイト)が運行。
港には大型フェリーのさんふらわあ さっぽろ、きそ、シルバープリンセスを見かけた(帰路時)。大型フェリーが4隻。
到着後、下船案内でドライバーと同乗者は一緒に車へ移動。車の駐車位置等で下船案内時間がかわります。


16)北海道を後にして;
苫小牧西港に沈む夕日がきれいでした。苫小牧の市街地、その奥には樽前山と風不死岳が眺められた。苫小牧港から沖へ。徐々に小さくなる北海道・・・。


おまけ;
船上から牡鹿半島の先端に、山のような島が太平洋に浮かんで見えます。
これが「金華山」(標高445m)で、断崖絶壁の鮑荒崎には1876年に造られた白亜の灯台「鮑荒崎灯台」(金華山灯台)が立っています。
この灯台は本州で最も東に突き出した位置にあり、全国で23番目に設置された古い灯台です。
この三陸海域は黒潮と親潮が交差し、海の幸に恵まれた世界三大魚場のため、三陸で操業する漁船の安全を見守っています。
(問)商船三井フェリー
(問)苫小牧船客予約センター TEL 0144ー34-3121
「初夏の北海道」