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名称 | 内容 |
JR西日本金沢支社糸魚川地域鉄道部 | 旅情報・トクトク切符など。 |
JR東日本 | 旅情報・トクトク切符など。 |
JR西日本 | 旅情報・トクトク切符など。 |
<宿泊税導入自治体例>
東京都(2002.10施行);1-1.5万円/\100,\1.5万円〜/\200:税収;41.6億円(2023)
京都市(2018.10);〜2万円/\200,2-5万円/\500,5万円〜\1000:47.5億円
金沢市(2019.4);〜2万円\200/2万円〜\500:7.1億円
倶知安町(2019.11);宿泊料金の2%;5.0億円
福岡県(2020.4);〜2万円/\200,2万円〜/\500:13.9億円
長崎市(2023.4);〜1万円/\100,1-2万円/\200,2万円〜/\500:3.7億円
■10/24;「宿泊税」をめぐり、松本市は独自に課税した場合の税収の使いみちなどを検討する委員会が初会合を開いた。
県は魅力的な観光地づくりの財源にしようと、2026年4月から1人1泊\300の「宿泊税」の導入を目指し、市町村が独自で「宿泊税」を課税する場合には県の税額を\150に引き下げる。こうしたなか、松本市は「宿泊税」の検討委員会の
初会合を開き、大学教授や地元観光業界の代表など委員6人が出席。委員会会長を務める松本大観光ホスピタリティ学科の教授は「国内外の宿泊税の状況を踏まえ現場に即した議論をしていきたい」と。市によれば、制度の枠組みを
改めて確認した上で、「宿泊税」を導入している福岡県や金沢市などの事例を共有したという。検討委員会はあと2回開かれ、市独自の税額や使いみちについて議論を進め、具体的な提言を年内にも臥雲市長に提出する。
■2024.10/17;松本「信毎MG」で2026年の導入を目指す「宿泊税」について、観光業界の関係者を対象にした説明会が開かれた。
宿泊税は魅力的な観光地づくりの新たな財源として、県が2026年4月からの導入を目指し、松本の説明会には、中信の旅館やホテルの経営者、観光団体の代表など30人が参加。阿部知事は「世界水準の山岳高原観光地を目指すには、
自然公園の整備や移動手段などが課題で観光客に負担してもらうことが重要」と述べ導入への理解を求めた。制度の枠組みが説明され、税額を原則\300/1人1泊、税収の最大1/2を各市町村に交付、名称は「観光振興税」などの案を説明した。
出席者からは「自治体に交付する割合を増やすべき」、「観光振興税という名称ではビジネス客からの理解を得られない」などの意見が出た。11月県議会に「宿泊税」条例案を提出予定。
■長野県は観光振興に充てる独自の財源として、2026年4月〜「宿泊税」の導入を目指しています。
2024.10/15;事業者説明会が開かれ、阿部知事は理解を求めた。宿泊事業者などの観光関係者は約30人、オンラインを含めて130人が参加。9月の骨子案では県内の宿泊施設で1泊\3000円以上の宿泊を対象に、宿泊客に1人1泊\300円を課す。
修学旅行などは免除、\3000円未満の素泊まり料金の宿泊に免税。県とは別に独自の課税を検討する市町村では税額を\150円に引き下げる。税収は年間約45億円を見込む。
宿泊税の使途は自然公園の環境整備(多言語化,バリアフリー化)。山岳トイレや登山道の整備支援、山岳総合センタの強化・機能拡充、マウンテンリゾートの環境整備・高付加価値化支援、サイクリングロード整備、旧街道の案内看板、
トレイル、カヌー場などの整備促進、観光周遊バスの運行支援、交通機関のキャッシュレス化支援、滞在型観光、観光まちづくり支援、観光施設の滞在環境向上など、広域DMOの機能強化、信州観光MaaS、観光DX推進などを想定。
知事は「長野県が持つポテンシャルを生かして観光県としての歩みを進めていくためには、観光客から一定の財源負担を頂きたい」。参加者からは税金の使い道や、学生の合宿が対象に含まれることに疑問の声が上がった。
宿泊業者は「大学生の合宿が来ている宿で導入されたら、他県に太刀打ちできない。経営的にも難しかも。インバウンドと日本人学生を分けた配慮をお願いしたい」などの要望が上がった。
今後、松本など他地区でも説明会を予定。10/17;11:15-12;45;松本市信毎MGにて「長野県観光振興税骨子に係る県民説明会」(定員;200名,事前申込要)
■2024.10/下;松本市は観光振興の新たな財源として、ホテルや旅館の利用者から徴収する「宿泊税」の導入に向け、本格的な検討に入る。
税収の使途などを検討する委員会を立ち上げ、年内に提言をまとめ、2026年4月の導入を目指す。
県は魅力的な観光地づくりの新たな財源にしようと2026年4月「宿泊税」を導入予定で税額は1人1泊\300。市町村独自で「宿泊税」を課税する場合には県の税額を\150に引下げる。修学旅行など学校行事は課税が免除する。独自課税を検討していない
市町村は徴収額の1/3(\300のうち\100分)が市町村裁量で観光施策に使える「一般交付金」として県から配分される。これを受けて、松本市は、市が独自で課税する分の税収の使途などについて、10/24;委員会を立ち上げて検討を進める。
委員は大学教授や観光業界など有識者6人で構成し、年内に市長に提言する。松本市では1人1泊\150の宿泊税で年間3億円の税収を見込まれる。市独自は税額ついて検討進める。松本市臥雲義尚市長は「国際文化観光都市の実現に向け、松本城や上高地の
整備のほか、交通手段や観光客向けのサービスの充実など使いみちは多岐にわたる。松本市の基幹産業となるような大きな効果を生み出していきたい」と。
宿泊税は東京都,大阪府,京都市,金沢市,倶知安町,福岡県,福岡市,北九州市,長崎市など9自治体で導入済。県内の独自課税を検討中なのは松本市、軽井沢町、白馬村、阿智村、山ノ内町で宿泊客が多い市町村。松本市は延べ宿泊者数が県内1位、
宿泊事業者数は白馬村や軽井沢に次いで多い。
■10/19;白馬村で観光振興に充てる村独自の財源を検討する委員会が開かれた。
白馬村で開かれた「観光振興のための財源確保検討委員会」では、観光や宿泊関係者などが村独自の財源確保を検討する。全国で導入が進む「宿泊税」。宿泊施設の利用客から徴収するもので、全国では東京、京都、金沢、福岡、北九州市、倶知安など
9つ自治体で導入済。宿泊料金によって1人当たり\100〜\500円を徴収、観光振興の施策に充てる。倶知安では1泊につき料金2%を徴収する定率制の宿泊税は全国初。ニセコでも宿泊税を導入検討中で、ホテル、旅館、ペンション、コンドミニアム、民宿の
宿泊客から宿泊料金の総額のうち飲食代や消費税などを除いた素泊まり料金の2%を徴収する。パウダースノーと呼ばれる良質な雪を求めて世界各地から多くのスキー客が訪れるニセコエリアは50-60万人で年間2億円の税収が見込まれる。
山岳リゾート地として外国人観光客に人気の白馬村。白馬村の2021年度決算では観光振興にかかる費用は全体の1割。今後、少子高齢化で税収が減る中、財政への負担は大きくなる。白馬村は2018年に検討委員会を立ち上げ、独自財源について議論してきた。
宿泊税や登山協力金を候補に、独自の財源を導入するべきとする報告書もまとまりましたが、宿泊事業者からは「反対」の声が多く、新型コロナの影響もあり、検討作業はストップ。2023.10/19;会合では、2019年にまとめた報告書を踏まえて議論を
進める方針を確認したが、委員からは宿泊税ありきでは理解が得られないという意見も出された。
白馬村吉田久夫副村長は「村民に理解と納得ができる内容にしなければならない」。
観光客は「利用者としてはなるべく安く泊まりたい」、「整備にお金をかけることは大事、街がキレイになれば、観光客の心が豊かになるからいい」など。
宿泊業者は宿泊業者は「将来の白馬観光のために、投資をしようというのは理解するが、規模や目的が具体的ではないと意見の集約ができない」と。「客も減ってくるし宿泊料金は安い。とてもじゃないけど採算はとれない。宿泊税としてさらに
お金をとるのは無理」。検討委は2023年度内に方向性をまとめていく。
■10/8;「白馬村ふれあいセンタ」で、観光振興に充てる宿泊税を独自に課税する白馬村は宿泊事業者らに向けに説明会を開いた。
宿泊料金に応じて税額が変わる「段階的定額制」を導入することも検討中。制度の例や税の使途などを説明した。
■9/26;魅力的な観光地づくりの新たな財源として検討を進めてきた「宿泊税」について、長野県阿部知事は税額を1人1泊\300円。2026年4月からの導入を目指す。
安定的に魅力ある観光地をつくるために、具体的な制度設計を進めてきた。県内のホテルや旅館、民泊などの宿泊者を課税対象者とする。宿泊料金が\3000円未満や修学旅行などの学校行事の場合は免除、市町村独自の「宿泊税」があれば、
県の税額を\150円に引き下げる。白馬村や松本市などが県とは別に独自の課税を検討中。県は年間の税収を45億円見込み、市町村には税収の最大1/2を交付金として配分する。登山道やスノーリゾートの整備、観光地への移動手段の充実などに
活用する。知事は「県内に優れた観光地は多いが、交通手段が限られるなど課題が多い。国内外の方がまた来たくなるねと言ってリピーターになってもらえるよう、有効に活用したい。世界水準の山岳高原観光地づくりを重点的に進めるため、
観光コンテンツの充実、受け入れ環境の整備、観光振興体制の充実に使わせていただきたい」と。県はパブリックコメントを実施し、県民への説明会を開催し、意見を募った上、早ければ11月県議会に条例案を提出、2026年4月の導入を目指す。
■7/18;白馬村は「観光地経営会議」を開いた。
観光振興に充てる独自財源導入(観光税)に向けたスケジュールを示した。独自財源の使い道を4年かけて検討、宿泊税、登山協力金など具体的な徴収の仕組みは新たに財源確保検討委員会を設けて話し合う。10年単位で観光振興施策を
まとめる「白馬村観光地経営計画」を更新する2026年度からの導入を目指す。
■6/20;長野県議会開会。阿部守一知事はホテルや旅館の宿泊者に課税する「宿泊税」について、2026年4月の導入を目指すとした。
「観光振興税」を観光MaaSの実装やマウンテンリゾートの整備、広域DMOの機能強化の財源にする考えで、知事は「世界水準の山岳高原観光地をつくるためには財源確保が必要。総務省との協議もあるが最速での導入を目指したい」。
税率や免税点など具体的な制度設計については今後検討を重ねる。県内では軽井沢や白馬村、阿智村などで宿泊税導入に向けた検討が進んでいる。白馬村は2018年に「白馬村観光振興のための財源確保検討委員会」を設置。
リフト利用者や別荘所有者への課税など他の財源候補も含めて検討してきた結果を踏まえ、2024年度に宿泊税検討部会を設置した。県は徴収した税収の一定割合を市町村に交付金として交付する考え。今後、独自の宿泊税導入を検討する
市町村と調整、宿泊事業者からの意見集約を進め、早期導入を目指す。
■6/17;白馬村が導入を検討している新たな観光財源について、財源確保検討委員会に設置した3つの専門部会の合同会合を「白馬村役場」で開いた。
初会合となり検討の経過や各部会の諮問事項、スケジュールなどを確認した後、各部会に分かれ、正副部会長などを決めた。宿泊者に課税する宿泊税については導入に向けた具体的な制度設計を進め、10月に検討結果を検討委に報告予定。
■5/21;長野県は魅力的な観光地づくりを進めるための新たな財源として、「宿泊税」の導入に向けた具体的な制度設計を進める。
宿泊者に負担を求める「宿泊税」をめぐっては、県の有識者でつくる審議会が、4月安定的に魅力ある観光地をつくるためには「宿泊税」の導入が適当と結論づけた。5/21;県と市長会や町村会の会長らとの会合で、県は宿泊税の導入に向けた
具体的な制度設計を進める考えを明らかにした。税率は「定額」or「定率」、独自に宿泊税の導入を検討している市町村との調整などが必要になる。長野県阿部知事は「宿泊施設が多いところと少ないところなど、利害を調整して、
県全体として最も望ましい形は何か考えていきたい」と。
■3/29;松本の観光関連事業者などでつくる団体は、松本市長に対して「宿泊税」の導入を求める要望書を提出した。
市の安定的な財源につなげ、魅力的な観光地づくりを目指すのが狙い。松本市は、豊かな自然環境や国宝・松本城に代表される歴史などの特色を生かした観光客の誘致に力を入れていますが、魅力的な観光地づくりを続けるには、
財源の確保が欠かせません。松本市内の宿泊や交通などの事業者などでつくる団体「松本観光コンベンション協会」は、臥雲義尚市長に対し、宿泊した人に負担を求める「宿泊税」を導入するよう要望書を提出した。
宿泊税をめぐっては、全国で導入の動きが広がり、長野県も検討している。要望書では、県と市で内容を調整するよう求めています。要望書の提出を受けて臥雲市長は、「観光分野を松本の主要産業にする際、財源の確保は極めて重要。
宿泊税の導入を前向きに検討したい」と。松本観光コンベンション協会は「松本は観光面で伸びしろがたくさんある。宿泊税があったら何ができるのか、検討していくべき」と。
■3/13;白馬村観光振興のための財源確保検討委員会は検討を進めている「宿泊税」の制度設計について議論した。
徴収と使途の条例を並行して整備、特別徴収義務者となる宿泊事業者へ支払う事務交付金や課税免除の対象などの方向性を検討。また、宿泊事業者の協力を得られるような制度設計の必要性も改めて確認した。
検討委は2023年度分のとりまとめを丸山俊郎村長に提出する。
■白馬村が導入を検討している観光財源を巡り、村内の宿泊事業者らでつくる「白馬お宿倶楽部」は、2/26;財源が宿泊税となった場合、宿泊者から税を徴収する特別徴収義務者にならないとする声明書を丸山俊郎村長に提出した。
事業者の事務負担増を懸念し「宿泊税とするなら村が宿泊者から直接徴収するべき」と。外国人経営など村が実態を把握できていない宿泊施設があることなども問題視した。声明書では、人手不足の小規模事業者にとって宿泊税徴収の
事務負担が増えるとし「宿泊税支払機を行政が購入して行政の責任で徴収する」。また、宿泊者や管理者の実態を村が把握できていない施設があり、徴収義務を逃れる可能性があるとし「まじめに経営している事業者だけが徴収し不公平」だと。
■2/13;白馬村が導入を進める「新たな観光財源」の使途を検討する村観光地経営会議は、財源の使途に関する基本方針と審議組織、運用の仕組みを、白馬村丸山俊郎村長に提言した。
「世界水準の観光地として持続可能な観光地の実現に使用する」と明記。審議組織は現在の観光地経営会議の機能を強化した上で組織を改編するとした。
■白馬村内には宿泊施設が約900軒。佐野坂、五竜、飯森、みそら野、エコーランド、八方、和田野、どんぐり、新田、岩岳、落倉などスキー場を中心に集落が分布。白馬村は「民宿発祥の地」
ホテル(67軒)(7%),旅館(277軒)(30%),ペンション・民宿(570軒)(62%)。総客室数は8500室、定員は約3万人。そのうち半数は民宿・ペンションが占める。10人以下(221軒)、11〜20人(224軒)、30人以下で全体の6割を占める。
冬季の平均稼働率はホテル(60%台)、旅館(50%台)、民宿・ペンション(40%)。1950年前は旅館中心、1960-1970年は民宿、1970-2010年台はペンション、2010-2023はホテルが創業。廃業した旅館などは高級志向でリノベーションして再開。
2023年コテージ・コンドミニアムの需要が高く、富裕層向けのコンドミニアムの建設などで地価上昇が続いています。
白馬村の人口・世帯数(2023.4);8566人、4199世帯。
みそら野(人口:939,世帯数;441),飯田(898,484),白馬町(757,379),深空(548,280),八方(527,280),飯森(417,178),八方口(410,197),めいてつ(417,190),森上(394,183),瑞穂(336,169),新田(330,150),エコーランド(310,173),佐野(303,131),
大出(276,127),沢渡(248,103),落倉(205,109),堀之内(195,84),和田野(175,117),蕨平(174,79),塩島(160,70),切久保(129,59),
三日市場(96,40),どんぐり(84,51),嶺方(53,26),八方山麓(53,37),野平(49,20),内山(44;23),通区(18,8),青鬼(14,6),立の間(6,4)
■4/2;長野県で「宿泊税」を導入予定。
県の新たな観光振興財源を検討してきた「観光振興審議会」は、県が目指す「世界水準の山岳高原観光地」の実現に向けて、安定的に魅力的な観光地作りをし、インバウンド対策などの観光振興に使う新たな財源として「宿泊税が望ましい」と
知事に答申した。宿泊税は旅館業法で定めるホテル、旅館、ペンション、民宿、住宅宿泊事業法で定める施設(民泊)などの事業者が徴収し県に納めること。税額は定額制(ex.1人1泊\100〜\500)か定率性(同宿泊料金の1〜5%)とし、
税率は「定額」or「定率」は県が検討する。宿泊税導入を検討している自治体に、県の制度の骨格を速やかに示すよう要望した。さらなる財源確保の必要が生じる場合は、入山や入域など他の課税対象や手法による策も検討すべき。
長野県阿部守一知事は「観光資源の磨き上げとかサービスの提供をしていくには一定の財源が必要。議論いただいた方向性を踏まえながら具体的な制度化を進めたい」と。「宿泊税」はホテルや旅館などの宿泊客から徴収、現在、東京都や大阪府、
京都市、金沢市、福岡県、福岡市、北九州市、長崎市、倶知安町の9自治体が導入済。今後、県は導入に向けて税額や市町村への配分方法など具体的な制度設計を進める。
■3/25;魅力的な観光地づくりを進めるための新たな財源の確保について、長野県審議会は「宿泊税」を導入することが適当する答申をまとめ、近く知事に提出する。
今後は答申を踏まえて、県が具体的な制度設計に入る。有識者らでつくる観光振興審議会は、国内外から選ばれる魅力的な観光地づくりのために持続的で安定的な財源として「宿泊税」を導入することを検討してきた。
・ホテルなどに宿泊した人は「宿泊税」を負担、事業者は徴収して県に納める。
・税率は「定額」と「定率」の両方を検討、5年ごとに制度のあり方を見直す。
・宿泊者や事業者、県民の納得を得られるように丁寧に説明すること。
・独自に宿泊税の導入を検討している市町村との調整を行う。
■3/上;宿泊客から税金を徴収する「宿泊税」が導入されそう。
県の新しい観光振興財源について検討してきた専門部会は「宿泊税が望ましい」とする報告書をまとめた。人口減少で税収が減少する中、観光振興に充てる新たな財源が必要とし、観光関係者や財政の専門家などでつくる部会が検討を進めた。
3/13;「地域のインフラ等を旅行者も利用しており、相応分のコストを旅行者が負担するのは妥当」として「宿泊税が望ましい」とする報告書をまとめた。ホテル、旅館、簡易宿泊所、民泊の宿泊者が対象で、税率などは県が検討するべきとした。
「宿泊税」は東京や大阪、京都、金沢など9つの自治体が導入済。今後、報告書をもとに観光振興審議会が知事に答申し、税率などを決める。県観光部は「県民のために徴収する税なので、県民の皆さまにも理解してもらえるように説明していきたい」
■2024.1/15;「長野県観光振興財源検討部会」は、宿泊税導入を盛り込んだ「中間報告書」をまとめた。
長野県は「世界水準の山岳高原観光地」の実現に向け、ハード・ソフト面から観光振興施策に取り組んでいく。2022年度県内宿泊者数は487万人。この5年間の長野県内の宿泊者数は全国10位前後。2018年は全国;5億3800万人泊・長野;1832万人泊(3.4%)、
2022年全国;4億5045万人泊・長野;1417万人泊(0.3%)。宿泊施設数(2018)は計85617軒(内ホテル・旅館は2669軒)。宿泊施設の平均稼働率は34〜37%。
長野県は新たな財源を捻出するため、観光施策費用として、ホテル、旅館、簡易宿所(ペンション・民宿等)、民泊の宿泊者に対し、定額制なら1人1泊\100〜\500、定率制では宿泊費に対して1〜5%の税収規模の案を例示した。
宿泊税は倶知安(宿泊料2%),東京都(\100/\200),大阪府(\100-\300),京都市(\200,\500,\1000),金沢市(\200/\500),福岡県(\200),福岡市(\200/\500),北九州市(\200),長崎市(\100/\200/\500)で導入済。
入山協力金は登山道の補修や山岳環境維持に役立てるためで、\300/\500/\1000などの事例があり、北ア山域では北アルプス南部(北アルプストレイルプログラム)(長野県)は\500/1回の協力金。岐阜県は2023年秋に実証実験を行った。
富山県は「立山・黒部」で入山協力金の制度導入に向け検討中。実施主体や徴収方法など検討課題が多く、3県で足並みが揃っていない。
今後、長野県は2月まで中間報告書のパブコメ、3月には阿部知事が答申を受けた上で県が課税方法などを判断する。
■2023.11/16;長野県内でも「宿泊税」が導入されるのか?
11/16;県独自の観光振興財源を検討する会議「観光振興財源検討部会」が長野県庁で開かれ、ホテルなどの宿泊客から徴収する「宿泊税」を念頭に、今後は議論を進める。人口減少で県税の収入が減少する見込みの中、観光振興に充てる
財源をどのように確保するか考えるもので、観光関係者や地方財政の専門家らが参加。長野県阿部守一知事は「旅行にいらっしゃる方に一定程度の負担をお願いして、またお越しいただける、ご満足いただける、プラスの循環に持っていくことが
重要では」。「宿泊税」は全国9自治体が導入。宿泊料金に応じて客1人当たり\200円-\500円を徴収し観光振興の施策に充てています。県内では白馬村が村財源の確保として、宿泊税などの検討を進めています。県は独自の財源を確保し、
観光インフラやコンテンツの整備に充てることで、観光地としての魅力を高めたいと。県観光部は「宿泊に関わる行為に対してご負担いただくというのが、さまざまな面で利点があるし、観光振興施策に他県と比べて、そん色のない額を
確保できるのではないか」と。検討部会では、今後、税率などについて議論し、2023年度中に報告書をまとめる。
「2025.3/15;JR東日本長野支社「Suica」利用駅拡大&ダイヤ改正」
2025.3/15;JR東日本は「Suica」を県内23駅で利用できる。
県内では北陸新幹線が停車する長野駅や中央本線、篠ノ井線、小海線などで21駅で使用可(中央本線・篠ノ井線;松本,南松本,平田,村井,広丘,塩尻,みどり湖,岡谷,下諏訪,上諏訪,茅野,青柳,すずらんの里,富士見,信濃境,小淵沢,長坂)。
在来線では使用不可区間があり、2025年春ダイヤ改正に合わせ、新たに23駅で「Suica」が使えるようになる。
篠ノ井線田沢駅-信越本線長野駅間の13駅、大糸線北松本駅-穂高駅間の10駅。JR東は「エリア拡大で通勤や通学がさらに便利になることを期待している」
JR大糸線;(10駅)松本駅,北松本,島内,島高松,梓橋,一日市場,中萱,南豊科,豊科,柏矢町,穂高駅
JR篠ノ井線;(8駅)田沢駅,明科,西条,坂北,聖高原,冠着,姨捨,稲荷山
JR信越本線;(5駅)篠ノ井駅,今井,川中島,安茂里,長野駅
2025.3/15;ダイヤ改正;
・旅行需要の回復などを受けて、中央線;松本-新宿間を結ぶ特急「あずさ」下り4本(あずさ45・49・53・55号)は始発を新宿駅から東京駅に変更。
・特急「あずさ」(21・45・12・42号)は車両9両→12両。
・篠ノ井線の塩尻〜松本間で普通列車を増発。
・大糸線直通の「あずさ」(5号)は新宿〜南小谷→新宿〜白馬に変更。白馬〜南小谷間は普通列車に接続。
・大糸線の臨時特急「はくば」は松本〜白馬間で土/休を中心に運転。
・大糸線の信濃大町〜南小谷間で夕夜間帯の運転本数を見直し(6本→5本)
「2024.7/1-9/30;JR東日本長野支社「夏の信州観光キャンペーン」」
2024年夏の行楽シーズン(7-9月)の臨時列車。JR東日本は北陸新幹線の臨時列車を1109本(かがやき・はくたか830本,あさま279本)、中央線特急あずさの臨時列車340本を運行。なお、JR東海は特急しなのを名古屋ー松本、白馬間で上下60本の臨時列車を運行。
「アクティビティ」「食体験」「自然&文化」をテーマに、地元自治体や観光関係者などと連携し、さまざまな企画を用意。
1)新宿ー松本ー白馬を結ぶ夜行急行として親しまれた「アルプス」を臨時特急として復活。
7/12,8/9,9/13,9/20;臨時急行「アルプス」はE257系の9両編成、新宿23:58発-白馬6:22着。
2)松本-白馬間を1往復する臨時特急「はくば」を運行。「アルプス」「はくば」ともに全席指定。
7/6-7,7/13-15,7/20-21,7/27-28,8/304,8/10-12,8/17-18,8/24-25,8/31-9/1,9/7-8,9/14-16,9/21-23,9/28-29;「はくば」はE353系の3両編成、1号;松本9:48発-白馬10:56着。2号;白馬13:10発-松本14:43着。
3)7/13;185系「国鉄型185系南小谷行き」。1986年からシュプール白馬号として大糸線に乗り入れていた185系車両が団体臨時列車として新宿-南小谷間で運転。
4)8/31;白馬駅前で第2回「白馬駅前ストリートフェスティバル」
5)9/7;11:00-18:00;松川村リンリンパークで「Matsukawa Craft Beer Festival'2024」(ブルワリー10社,フード18社出店予定)
6)9/13-11/4;大町で「北アルプス国際芸術祭2024」
7)9/14-9/15;13:00-17:00;大町本通りで「北アルプス呑み歩き」。大町の3地酒蔵(北安大國,白馬錦,市野屋)と北アルプスブルワリーを呑み歩く。
8)7/1-9/30;駅からハイキング・大町「男清水・女清水と塩の道を巡る」(大町観光協会)
9)7/1-9/30;駅からハイキング・松川村「緑豊かな田園地帯を歩く」(松川村観光協会)
10)8/15;19:00;「第76回諏訪湖祭湖上花火大会」。諏訪湖花火大会号運行;8/15上諏訪23:59発-8/16;新宿5:00着)
11)8/30-9/12;北陸新幹線「新幹線eチケット」(東京-長野;\8140→\4060)
12)8/30-9/12;中央線特急あずさ号「在来線チケットレス特急券」(新宿-松本;\2550→\1270)
※夏の信州観光キャンペーン(JR東日本)
■2024.10-11月;JR東日本は夜行列車の特急「アルプス」の臨時運転を1日ずつ行う。
2024年7月-9月;「夏の信州観光キャンペーン」で臨時列車の特急「アルプス」を運行。北アへ向かう登山者に親しまれた「急行アルプス」の列車名が復活したことで注目を集めた。
運転日は10/11,11/1;新宿23:58発→白馬6:22着。使用車両はE257系9両で全車指定席。
■2024.10/29;2023年度利用客が少ない区間の収支(JR東日本)
JR東日本は1日1kmあたりの利用客が平均で2000人未満の区間を対象に2023年度の収支を公表した。在来線66路線190区間のうち36路線72区間が対象で、収支は赤字、赤字の総額は757億円。県内では4路線の8区間で54億円の赤字。
県内では大糸線、中央本線、小海線、飯山線の4路線8区間で、赤字の総額は54.8億円。赤字の大きいのは小海線で13.5億円。※下表の金額単位は百万円
JR東日本は「コロナ禍から改善した区間は多いが、引き続き多額の赤字を計上。地元と議論を進めていきたい」
路線名 | 区間 | 営業距離(km) | 収支 | 営業費用 | 収支 | 収支率(%) | 利用人数(人/日) |
大糸線 | 白馬駅〜南小谷駅 | 10.4 | 10 | 363 | △352 | 2.9 | 189 |
信濃大町駅〜白馬駅 | 24.6 | 100 | 858 | △758 | 11.7 | 770 | |
中央本線 | 辰野駅〜塩尻駅 | 18.2 | 27 | 500 | △473 | 5.5 | 490 |
小海線 | 小淵沢駅〜小海駅 | 48.3 | 95 | 1446 | △1351 | 6.6 | 379 |
飯山線 | 戸狩野沢温泉駅〜津南駅 | 30.4 | 8 | 899 | △891 | 1.0 | 84 |
■JR中央線の東京ー松本間で遅延が頻発しているとして、山梨県・長野県や八王子市などの沿線市町村、商工・観光関係団体などが、運行に遅れが生じない定時性の確保に向けて連携することになった。
2024.8/30;「中央東線高速化促進広域期成同盟会」の定期総会が甲府であり、会の活動目的に「定時性の確保」を加え、団体名称を「中央東線高速化促進・定時性確保広域期成同盟会」に改めた。
■2024.6/1〜2025.3/31;JR大糸線の活性化を図ろうと、白馬-糸魚川間で臨時バスの運行が始まった。
大糸線と北陸新幹線の接続が不便な時間帯にバスを運行して増便を図る。初日は利用客はまばら。増便バスは沿線自治体やJR西などでつくる「大糸線活性化協議会」が運営。JR大糸線は松本-糸魚川間を結ぶローカル線。城下町の松本、
北アの玄関口である大町、白馬エリアのスキー・登山など観光地を抱え、新宿から特急が直通し外国人観光客でにぎわう。新潟側は険しい山岳地帯が続き、気動車が1日9往復。路線の雰囲気は南北で大きく異なる。JR西の2022年度の
南小谷-糸魚川間の輸送密度は108人/日と利用状況は厳しい。国鉄民営化の1987年度比では約9割減少。JR西が地元と存廃を協議する目安の「2000人未満」を大幅に下回っている。北陸新幹線との接続が不便で、糸魚川での乗り換えに
1時間以上待つ時間帯もあり、南小谷-糸魚川間は線路が一つの単線区間で、列車の本数を増やしづらい。大糸線活性化協議会は活性化策を模索し、増便バスの運行を決めた。大糸線と並行するR148をバスが走り、各駅前に停車しながら
白馬-糸魚川間を1H15Mで結ぶ。2025年3月まで毎日運行、鉄道と同じ料金で乗車できる。事業費は約1.2億円。国の補助、長野・新潟県、沿線自治体、JR西が負担する。各駅の乗降客数を調べるとともに、乗客へのアンケートも実施。
増便バスの効果を検証し、路線の活性化に生かす考え。大糸線増便バスダイヤは以下の通り。
白馬08:30発→09:46糸魚川着、11:55糸魚川発→13:11白馬着
白馬13:40発→14:56糸魚川着、15:45糸魚川発→17:01白馬着
白馬17:10発→18:26糸魚川着、17:55糸魚川発→19:11白馬着
白馬19:30発→10:46糸魚川着、21:30糸魚川発→22:46白馬着
■6/1;北陸新幹線の延伸で期待される関西からの観光客を呼び込むため、新幹線が停車する糸魚川駅-白馬駅を結ぶ臨時バスが運行を開始した。
大糸線は南小谷駅以北の区間で乗客の減少が大きな課題となっていて、利用促進を図るための実証実験を行う。バスは北陸新幹線と大糸線の接続がない時間帯を補うことで、関西からの観光客を呼び込もうとJR大糸線の沿線の自治体や
JR西日本でつくる協議会が、試験的に始めた。バス運行は2024年度末までを予定。北陸新幹線の停車駅となっている糸魚川駅と大糸線白馬駅間を8本/1,1日4往復、区間内の駅などに停車。運賃はJRと同じで、駅近くで乗り降りすることが
できます。沿線自治体は、2024年度の利用実態を調査し、バスの利用者が多い場合には、JR西日本に対して、2025年度以降の大糸線の増便などを求めることにしています。協議会の糸魚川市は「鉄道で増便を要望したが鉄路では難しいと
いうことでバスで増便した。敦賀延伸を機にたくさんのお客様に来ていただきたい」。小谷村中村義明村長は「新幹線と大糸線の接続をバスで補って利便性を向上させることで、新幹線の延伸の効果を最大限に引き出せる。関西圏の人や
地域の人に関心を持ってもらえるよう一生懸命発信し、大糸線の利用促進にもつなげたい」と。各駅で乗降者数を調査するとともに利用者へのアンケートを実施予定。
※北小谷駅は道の駅小谷、中土駅はサンテインおたり、千国駅は塩水公衆トイレ付近。
※JR大糸線 臨時バス
■5/9;JR大糸線の利用促進に取り組んでいる沿線自治体とJR西日本は、北陸新幹線の延伸効果を生み出そうと、新幹線と大糸線が接続しない時間を補う臨時バスの運行を決めた。
JR大糸線南小谷駅〜糸魚川駅区間は利用客が減少していることから沿線などで活性化の取り組みが進められています。5/9;沿線自治体や経済団体でつくる期成同盟会が大町で総会を開き、北陸新幹線の延伸に伴って関西からの観光客を呼び込む対策を
検討した。糸魚川駅で新幹線と大糸線が接続しない時間帯があり、列車を増やせないことから、沿線自治体とJR西日本は列車の代替となる臨時バスを運行する。運行は2024.6月-2025.3/末、糸魚川駅-白馬駅間を1日4往復、駅周辺に停車。列車とバスは
同一運賃のため、利用者は旅行などの計画に合わせて、どちらに乗るか選ぶことができます。2024年度の運行は実証実験と位置づけ、利用実態を調査し2025年度以降の利用促進策につなげるという。大糸線利用促進の強化に向けて、2023年度の13倍を
超える、1900万円の2024年度予算や新たな旅行プラン販売などの事業計画が決定した。期成同盟会会長で大町市牛越徹市長は「路線の存廃の議論もあったが、新幹線延伸を契機として、まずは利用者を増やす取り組みに力を入れたい」と。
■7/13;「海の日」3連休がスタート。梅雨の晴れ間となり、松本・安曇野・白馬の観光地は多くの観光客でにぎわった。
■7/12-7/13;JR東日本は新宿〜松本・信濃大町・白馬に向かう夜行の臨時特急「アルプス」を運行した。
新宿〜松本・白馬に向かう夜行列車「急行アルプス」は2002年まで運行。その後、快速「ムーンライト信州」が2018年まで走っていた。2024.7/12;夜行列車の運行は6年ぶり。登山者の需要にこたえるものという。特急「アルプス」は9両編成、
全車指定席。特急「踊り子」の車両(E257系2000番代)を使用。新宿を13:58に出発、6:22;白馬駅に到着。3連休前の金曜日(8/9,9/13,9/20)にもに運行予定。夏の信州に観光客を呼び込むキャンペーンの一環。各駅では鉄道ファンが電車や
ホームの掲示板を撮影、乗車した鉄道ファンや観光客、登山者は上高地、立山・黒部、白馬、栂池に向かっていった。大糸線の電車はいつもはガラガラが多いが、この日は3連休と乗り継ぎで久しぶりに混雑。
7/13;早朝の松本駅、アルピコ交通「上高地線」(松本-新島々)で臨時快速列車(松本5:10発)が運行された。特急アルプスの運行を受け、快速列車を6年ぶりに運行。新島々駅からは上高地行バスも運行された。
■JR東日本はチケットレス化、モバイル化を推進しており、各地で例「みどりの窓口」が閉鎖されている。
現在約220カ所ある窓口は、新幹線や特急の停車駅など利用が多い駅を除き、2025年までに140ヶ所に縮小する。代替は「話せる指定席券売機」を設置。動券売機への切替えやインターネット購入の利便性向上などを進める。
大糸線のみどりの窓口は松本駅、信濃松川駅、南小谷駅のみ。2017.4/19;穂高駅、2020.11/30;白馬駅、2021.9/30;信濃大町駅、2023.9/30;豊科駅で終了。現在は話せる指定席券売機が設置。
しかし有人窓口を望む声は多い。
■7/1〜9/30;白馬村でAIオンデマンド乗合タクシー運行。
夏の観光客の二次交通手段、住民利用として、観光施設やスーパーマーケットなどをつなぐAIオンデマンド乗合タクシーを運行。2022年冬に実施した「ナイトデマンドタクシー」に続き、本格運行と公共交通網整備に向けた実証運行と
位置付ける。運行は9/末までの土/日/祝、お盆期間の計33日間。8:00-17:00;無料で利用可。コロナ禍前までは夏期に定時定路線のシャトルバスを運行していたが、利用状況が良くなかったこともあり、デマンドタクシーを導入した。
8人乗りを3台運行。専用アプリから予約。停留所は26ヶ所、予約に基づきAIが最適ルートを照会する。
1)駅・観光;白馬駅,神城駅,八方BT,道の駅白馬,ランドステーション白馬,ノルウェービレッジ,白馬グリーンスポーツの森,さのさか観光協会
2)スキー場;岩岳,八方,白馬47,白馬五竜,飯森
3)宿泊;エコーランド,瑞穂,Hシェラリゾート白馬,庄屋まるはち,白馬東急H,白馬ハイランドH,白馬の森
4)店;デリシア,Aコープ,ザ・ビッグ,セブンイレブンみそら野・岩岳
※2022-2023白馬ナイトデマンドタクシー実証実験結果;予約;4826件,乗車;1.2万人,アプリ登録者数;3939人(内外国人;2875人;73%),相乗り率;73.2%,サービス満足度;91%
■7/1〜;白馬村では観光客や住民向けに、目的地が同じ客をバスのように乗せる「乗り合いタクシー」の実証実験を始めた。
AIを搭載したシステムが、乗客の要望に合わせて約30個の停留所を結ぶルートを考え、3台のジャンボタクシーを効率的に配車する。2022年冬の実験では1万人以上が利用し、今回は住民の利用も視野に日中も運行する。「SWAT Mobility」の
システムを使い、2022年冬に夜間に飲食店を利用する観光客をターゲットに実験をした。2023年夏の実証実験にあたり、白馬村丸山俊郎村長は「将来は中山間部に住む住民の買い物や通院の足としても使えるようにしたい」と。
これまでは主要な観光地や駅を結ぶシャトルバスが運行していたが、時間帯によっては乗客が少なく運行コストや環境負荷が高まっていた。9/末までの実験では毎週土/日/祝、お盆の期間に8:00-17:00まで運行。スマホの専用アプリで予約。
丸山村長は「朝はホテルからスキー場まで移動する観光客、昼は買い物客、夜はスキー場帰りの観光客と多様なニーズに応えられる」と。
■白馬村が実証実験中の「ナイトデマンドタクシー」の利用が順調に推移。
2022.12/19〜;運行1カ月が経過し、1/20までに約5000人が利用した。半数以上がインバウンド客で、マイカーを利用しない客層の二次交通としての需要が顕著。運行は2/末まで。白馬村は当初、2/末までの72日間で約5150人の利用を予測していたが、
大きく上回るペースで推移。1日の最多利用は1/19;220人。オーストラリア、シンガポール、アメリカ、マレーシア、タイ、台湾などからの観光客の利用があり、日本人観光客や村民の利用もあった。
■12/21;白馬村が運行している「ナイトデマンドタクシー」の現地視察として、タクシーのA1システムを開発した「SWAT Mobility」シンガポールの駐日大使が来村。
白馬村ではAIオンデマンド乗合タクシーの実証実験中。SWAT Mobility Japanは白馬村で外国人を含む観光客の夜間移動用のAIオンデマンド乗合タクシー「白馬ナイトデマンドタクシー」向けに運行アプリを開発・提供。
村内の移動は主に路線バスで外国人観光客に対する移動手段が課題だった。白馬村とアルピコ交通・BIPROGY・SWAT Mobilityの4社が連携し、ウインターシーズンに運行していた路線バス「白馬シャトル」の乗降データ分析や
オンデマンド交通導入シミュレーションにより、運行改善を提案。4台で運行していたバスをオンデマンド交通で3台で対応可。
SWATは、6カ国語(日本語、英語、中国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語)に対応する「白馬ナイトデマンドタクシーアプリ」提供。専用アプリで予約制、所定の停留所停車。スキー場-コンビニ/レストラン-ホテル間を
最適ルートをAIが選定する。雪道の走行スピードを調整し運行遅延が起こらないような安全安心な運行をサポートするという。白馬村丸山俊郎村長とともにタクシーを見学、デジタル化を進める上での今後の連携や可能性、
観光誘客などについて懇談した。実証期間(2022.12/19〜2023.2/28)、運行;白馬観光タクシー・アルピコタクシー・アルプス第一交通。
■白馬村は2023年度、公共交通網の整備に向け、村が運行するスクールバス、デマンド型乗合タクシー、AIナイトデマンドタクシーの活用方法を探る実証運行を実施する。
課題や費用対効果、利用者のニーズ等を調査する。実証運行を踏まえ、2024年度に最適化された交通施策の実現を図る。
2019年3月に策定した「白馬村地域公共交通網形成計画」では、高齢者、観光客、児童生徒、住民、障がい者、外国人などだれもが使いやすい公共交通手段を整備するとしており、2024年度までを短期計画目標年度に定める。
■7/13-9/8;大町観光周遊バス「ぐるりん号」運行 (9/11;運行終了)
レトロなボンネットバスとマイクロバスで土/日/祝中心に運行。8/10-8/18毎日運航。乗車券は車内販売。(\500/中学生,\200/小学生)
ANAホリデーイン(8:55発)→大町温泉郷(9:00発)→信濃大町駅(9:12発)→大町山岳博物館(9:17)→塩の道ちょうじや(9:20)→国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)(9:34)→
サントリー北アルプス信濃の森工場(9:39)→安曇野ちひろ美術館(9:49)→ラ・カスタガーデン(9:57)→仁科神明宮(10:04)→信濃大町駅(10:21着)
信濃大町駅;09:12/09:50/10:30/11:10/11:50/13:00/13:40/14:20/15:00/15:40/16:20発。
信濃大町駅;10:21/10:59/11:39/12:19/12:59/14:09/14:49/15:29/16:09/16:49/17:29着。
(問)大町市観光文化課 TEL 0261-22-0420
■2024.GWの後半は天候に恵まれ、県内の観光地は賑わった。
1)松本「国宝・松本城」の来場者数は、4/27-5/6の10日間で4万4500人。最大9連休だった2023年より約5000人増。外国人観光客は1日平均411人、松本市によれば、円安が続いていることなどから過去10年で最多。
2)長野「善光寺」を訪れた人は、4/29-5/6;26万8900人。2023年は29万人、2018年は30万人。善光寺によれば、2024年はGW中に平日が多く、訪れる人が減ったとみられる。
3)北陸新幹線(高崎-軽井沢間の利用者は、4/26-5/6の11日間で67.3万人。2023年同時期に比べ8%増。JR東日本によれば、2023年を8%、2018年を3%、上回った。「全体として円安を背景にしたインバウンドが多かった。
北陸新幹線は延伸開業で新規の需要が増えた」と。中央本線の特急あずさ・かいじも2023年に比べ8%増。
■2024.5/6;GW最終日、信州で過ごした人たちのUターンラッシュで鉄道・道路は混雑した。
JR長野駅の新幹線は東京に向かう家族や親戚を見送る人たちの姿が目立ちました。JR東日本によれば、北陸新幹線上りの自由席乗車率は最大110%。指定席はほぼ満席。
5/6;松本空港ではUターンラッシュがピークを迎え、大きな荷物を持った家族連れなどで混雑した。FDAは松本空港を発着する12便のうち3便は満席、他の便はほぼ満席だった。
■2024.4/27;GWスタート
2024年は前半(4/27-4/29)と後半(5/3-5/6)に分かれ、入り込みのピークは5/3。観光地は初日から混雑した。4/27;松本城の入場待ち時間は40-50分、例年並みの入り込み。JR松本駅ではスーツケースを引いて歩く家族連れや外国人観光客らで
混雑した。JR東日本によると、下りの混雑ピークは5/3、上りは5/5。あずさを含む中央東線の特急列車の予約席数(4/26-5/6)は、前年同期より22%増。FDAによると、松本空港の到着便の混雑ピークは5/3、出発便は5/6。GW中の予約率は58.8%で
前年同期比11.5P低い。連休が前後に分かれているため、休みが取りづらいことが一因ではないかと。
■2024.4/27-5/6;「GW」。混雑のピークは鉄道、空、高速道路ともに、後半の5/3〜5/6となる見通し。
1)鉄道;JR東日本。北陸新幹線の指定席の混雑ピークは、下りは5/3、上りは5/5と予想。4/26-5/6;北陸新幹線の指定席予約数は、4/11;2023年同時期より13%増の25万席。
2)飛行機;FDA。松本空港を発着する空の便の混雑ピークは、到着便は5/3、出発便は5/6と予想。4/27-5/6;予約率は、4/19;59.9%と2023年同時期と比べて10P低い。
3)高速道路;日本道路交通情報センタ。混雑ピークの下りは5/3-5/4、上りは5/3-5/5と予測。
■冬にスキー客が集中する白馬村でオーバーツーリズムが起きている。1/17-2/14;松本-白馬間でバスを共同運行し分散化を図る。
スキーシーズンはスキーヤが集中する白馬村では、飲食店などが混雑して利用しづらくなるなどオーバーツーリズムによる弊害が課題。このため白馬村は、冬に観光客が少ない松本市とバスを共同運行、2つの観光地を往来しやすくすることで
観光客を分散させる取り組みを始める。1/15;白馬五竜スキー場では運行前に、甲冑を身につけた松本ホテル旅館組合のメンバーや白馬村ゆるキャラなどがスキー場で利用を呼びかけた。海外からのスキー客は「興味があるので用してみたい。
松本城は見たことがないのでぜひ行ってみたい」と。松本市観光プロモーション課は「松本市内で食事や宿泊をしてもらいたい。反応がよければ2024年度以降も事業を継続したい」と。
「新松本市博物館」での特別展「至極の大衆文化浮世絵-酒井コレクション-」、「国宝・松本城」での「プロジェクションマッピング」の見学など。
13:00;白馬発、20:30;松本発で1日に1往復2便。アルピコ交通バス運行。(片道;\2800/大人,\1400/子供)
13:00;八方BT発-13:05;白馬駅-13:00;白馬五竜-15:00;松本BT-15:10;松本城着、20:30-松本BT発-22:20;白馬五竜-22:25;白馬駅-20:30;八方BT-13:05着
■1/17-2/14;松本市・長野市・白馬の「インバウンドを柱とする長期滞在型観光振興に関する連携協定」により、「白馬-松本」間で冬期バスを運行する。
スキーで白馬に滞在中のインバウンド向けで、松本で開催中の「国宝松本城天守プロジェクションマッピング」見学に便利。アルピコ交通バス運行。(片道;\2800/大人,\1400/子供)
13:00;八方BT発-13:05;白馬駅-13:00;白馬五竜-15:00;松本BT-15:10;松本城着、20:30-松本BT発-22:20;白馬五竜-22:25;白馬駅-22:30;八方BT-22:35着
■大町市・白馬村・小谷村と観光団体、索道事業者でつくる「ハクババレーツーリズム」は2023年度、夏期のインバウンド集客に注力する。
現在は「立山・黒部アルペンルート」を中心に台湾からの来訪者が多い中、伸び率が高いシンガポールや中国などアジア諸国に向けたマーケティング活動を展開。併せて、2次交通の改善による受け入れ環境の整備を進める。
2次交通の改善ではスキー場をつなぐ冬期シャトルバスの増便、ナイトシャトルを検討する。
■2021.5/15;大町の「ボンネットバス」がデビュー。
レトロな外観に木目調の内装、大きな車窓に北アルプスの大パノラマや田園風景が広がる。「北アルプス国際芸術祭」プレイベントのシャトルバスとして、旧大町北高校と鷹狩山第1駐車場を結んだ。次回、5/29に運行。
■2021.5/15;大町でボンネットバスを使ったシャトルバスの運行を始めた。
レトロな外観で観光客や写真愛好家を呼び込もうと4月に市が購入して修繕。費用は312万円。バスは茶色で全長6.5m。1998年に製造された14人乗り。トラックを改装し千葉で使われていた。この日、ボンネットバスがお披露目。
出発式では、牛越徹市長が「緑が美しい大町の景色と爽やかな5月の風を楽しんで」と。第1便には北アルプス国際芸術祭関係者らが窓を開けたバスに乗り込んだ。内部は木目の天井と床、革張りの座席、窓のロールカーテンなど
懐かしさを感じさせる。(定員;13人)、ボンネットバスの運行は土曜などの特定日で旧大町北高、大町温泉郷・旧酒の博物館、ゆーぷる木崎湖間などを往復した。
■レトロ調のボンネットバスが観光ルートを走る大町でinstagramを利用し、バスを撮影した写真の投稿を募る「乗ってFUN!写してFUN!SOUボンネットバスフォトコンテスト」を始めた。
大町でも2021年春から茶色の車体のボンネットバスを市が運行中。「信濃大町ぐるりん号」として乗り放題(\500/大人)、信濃大町駅発着で国営アルプスあづみの公園、安曇野ちひろ美術館などを周遊する。ぐるりん号には他の車両もあり、
ボンネットバスは事前に決められた日に限って走る。10月から開催中の「北アルプス国際芸術祭2020ー2021」の期間内(〜11/21)、一部ルートを変更して運行中。
(問)大町市観光課 TEL 0261ー22-0420
■安曇野の道路(冬期閉鎖解除予定)
4/18;林道一の沢線(常念岳)※4/26-11/初;常念小屋。※2024.8/7;大雨で第1登山者P(利用不可)の500m下で道路が崩落、烏川渓谷緑地のGTから一般車両通行止。崩落場所までタクシー通行可。
4/18;林道烏川線(蝶ヶ岳・前常念岳)※4/25-11/3;蝶ヶ岳ヒュッテ
4/18;槍ヶ岳矢村線(中房線)(穂高有明宮城GT-中房温泉)(合戦尾根・燕岳)※4/18ー11/3;有明荘,4/19-11/23;燕山荘
4/18;小倉梓橋線(三郷スカイライン)(三郷北小倉-豊科大天井岳線交点)
4/18;豊科大天井岳線(須砂渡GT-三郷小倉展望台)(鍋冠山・大滝山)
3/28;林道城山線(光城山)、林道長峰線(長峰山)開通済。
5/09;林道北沢線
■松本の道路(冬期閉鎖解除予定)
4/17;上高地公園線(中の湯GT-上高地BT)※4/17-11/15;上高地バス運行(松本-新島々ー沢渡-上高地)、マイカー規制。(沢渡-上高地;片道;\1500/大人,\750/小人,往復\2800/大人,\1400小人)
4/11;乗鞍エコーライン(休暇村-三本滝)※マイカー通行可。
4/27;乗鞍エコーライン(三本滝ー位ヶ原山荘)※マイカー規制。4/27ー6/30;乗鞍岳春山バス運行(観光センタ-位ヶ原山荘;片道;\2350/大人,往復\4600/大人)
6/01;乗鞍エコーライン(位ヶ原山荘ー大雪渓・肩の小屋口)※マイカー規制。6/1ー6/30;乗鞍岳春山バス運行
7/01;乗鞍エコーライン(大雪渓・肩の小屋口-乗鞍・畳平)(乗鞍岳);マイカー規制。7/1-10/31乗鞍岳シャトルバス運行
4/下林道奈川安曇線(上高地・乗鞍スーパー林道A)(奈川温泉-乗鞍高原)※B(乗鞍高原ー白骨温泉)通年通行可,C(白骨温泉ー安房峠)通年通行不可
4/23;美ヶ原公園線(松本入山辺上手町-三城)
4/23;林道美ヶ原線(美ヶ原スカイライン)(浅間温泉-美鈴湖-武石峠)
4/23;美ヶ原公園沖線(美ヶ原スカイライン)(武石峠-天狗の露路)
4/22;美ヶ原公園東餅屋線(ビーナスライン)(美ヶ原台上-和田,落合大橋-和田峠)
4/22;霧ヶ峰東餅屋線(ビーナスライン)(和田峠)
4/22;林道よもぎこば線(アザレアライン)(三城ー扉峠)(美ヶ原)
4/22;林道桧沢線(三城ー扉温泉)
4/下;林道鉢伏線(高ボッチ〜鉢伏山荘)(高ボッチ高原・鉢伏山)
2)安曇野エリア;
2024.11/29-2025.4/18;「燕岳」中房線(槍ヶ岳矢村線:12.2km,穂高有明宮城GT-中房温泉)
2024.11/29-2025.4/18;「大滝山」三郷スカイライン(5.3km,小倉梓橋線:三郷北小倉ー豊科大天井岳線交点)
2023.11/29-2025.4/18;「大滝山」豊科大天井岳線(5.6km,堀金須砂渡GT-三郷小倉展望台)
2024.12/上-2025.4/下;「常念岳」林道一ノ沢線(穂高牧-一ノ沢)※2024.8/7〜;烏川渓谷緑地-森の家駐車場)は一般車両通行止
2024.12/上-2025.4/下;「蝶ヶ岳」林道烏川線(堀金烏川-三股)
2024.12/上-2025.4/中;「光城山」林道城山線(豊科田沢ー光城山)※路面復旧工事中で通行止め
2024.12/上-2025.3/下;「長峰山」林道長峰線(明科中川手-長峰山)
3)上高地・乗鞍エリア;
2024.11/15-2025.4/17;「槍・穂高」上高地公園線(R158中ノ湯GT-上高地BT)※2024.11/15;上高地閉山式、2025.4/27;上高地開山式。
2024.11/15-2025.4/11;R158旧道(松本安曇中ノ湯〜1C-11C)※R158+安房TNは通行可
2024.11/5 -2025.5/下;R158旧道(松本安曇中ノ湯11C-安房峠)
2024.11/15-2025.4/11;乗鞍エコーライン(乗鞍岳線:松本安曇休暇村ー三本滝)※10/17〜;乗鞍岳シャトルバスは営業終了
2024.10/31-2025.4/29;乗鞍エコーライン(乗鞍岳線:松本安曇三本滝〜位ヶ原山荘BT)※積雪時通行止
2024.10/31-2025.6/1;「乗鞍岳」乗鞍エコーライン(乗鞍岳線:位ヶ原山荘BT〜大雪渓・肩の小屋BT)※積雪通行止
2024.10/31-2025.7/1;「乗鞍岳」乗鞍エコーライン(乗鞍岳線:大雪渓・肩の小屋口BT-乗鞍岳山頂)※積雪通行止
3)松本エリア;
2013.6/22-未定;松本和田線(6.8km,松本入山辺扉鉱泉ロ〜扉峠)土砂崩れで通行止め。
2024.11/28-2024.4/23;アザレアライン(美ヶ原公園線:松本入山辺上手町-入山辺三城)
2024.11/20-2024.4/23;「美ヶ原」アザレアライン(4.8km,林道よもぎこば線:松本三城-扉峠)
2024.11/28-2024.4/23;「美ヶ原王ヶ頭」美ヶ原スカイライン(7.3km,美ヶ原公園沖線:武石峠-美ヶ原天狗の露路)
2024.11/20-2024.4/22;「美ヶ原」美ヶ原公園沖線(7.1km,林道美ヶ原線交点-番所ヶ原スキー場)※災害復旧工事で通行止
2024.11/20-2024.4/22;「美ヶ原」美ヶ原公園西内線(12km,美ヶ原料金所跡-美ヶ原高原美術館ー武石観光センタ)
2024.11/20-2024.4/22;「美ヶ原」ビーナスライン(1.4km,美ヶ原公園東餅屋線:美ヶ原料金所跡-美ヶ原和田線交点)
2024.11/20-2024.4/22;「美ヶ原」ビーナスライン(13km,美ヶ原公園東餅屋線:落合大橋-和田峠)
3)霧ヶ峰・蓼科エリア;
2024.11/20-2025.4/22;「霧ヶ峰」ビーナスライン(霧ヶ峰東餅屋線:八島湿原-和田峠)※白樺湖-車山は通行可
2024.11/20-2025.4/22;「霧ヶ峰」ビーナスライン(霧ヶ峰東餅屋線:八島湿原-霧ヶ峰ビーナスラインP)
2024.11/中-2024.4/下;「北横岳・白駒池・高見石」R299(メルヘン街道:北山-麦草峠-小海町)
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-22-5111
(問)安曇野市農林部 TEL 0263-71-2000
(問)県安曇野建設事務所 TEL 0263-72-8880
(問)県松本建設事務所 TEL 026-232-0111
■2024.4/15;北アを貫き大町と立山をつなぐ山岳観光地「立山・黒部アルペンルート」が全線開通し、今シーズンの営業を開始する。
4/9;玄関口となる扇沢駅と大町市街地を結ぶ県道扇沢大町線「大町アルペンライン」の連絡協議会は、「大町市役所」で2024年度総会を開き、安心安全な交通の確保を通じた誘客促進などを確認した。
4/15;雨飾高原;県道114;川尻小谷糸魚川線;小谷村小谷温泉上-林道入口・雨飾荘(1.5km)
4/16;県道324;青具梁場線;大町美麻青具-簗場(4.2km)
4/16;裏銀座;県道326;槍ヶ岳線;大町七倉-葛温泉上(2.4km)
4/25;白馬岳;県道322;白馬岳線;白馬村猿倉-二股(5.6km)
4/01;鹿島槍ヶ岳;県道325;白馬岳大町線;大町大谷原-鹿島黒沢高原入口(1.0km)
3/22;県道393;小島信濃木崎線;大町美麻-美麻若栗(6.3km)
■2023.7;小谷村道路
林道姫川妙高線(笹野-湯峠間)は冬期閉鎖中。7/2;開通予定。湯峠の工事で小谷温泉への通り抜け不可。
林道姫川妙高線(小谷温泉-湯峠間)は開通済。
〜8/31;8:30-17:00;R148トンネル工事で片側通行。(下里瀬,中土,平倉,外沢TN,小谷温泉口交差点付近)。夜間,土/日/祝,お盆は除く。
〜11/30;県道川尻小谷糸魚川線の中谷大なで洞門で補修工事のため片側通行。土/日,お盆は除く。
■安曇野の林道再開予定;(現在冬期閉鎖中)
林道烏川線、林道一ノ沢線、林道北沢線;4/19再開予定
林道長峰線:3/29再開予定
林道城山線;路面復旧工事で通行止めだったが、3/29に開通予定。
(問)安曇野市農林部 TEL 0263-71-2000
■2024.11月〜;小谷村R148雨中・月岡バイパス工事で、迂回路を巡り安全性を懸念する声が寄せられている。
迂回路はR148県姫川砂防事務所近くから姫川沿いを通り、南小谷駅近くでR148に合流する。迂回路に接続する箇所が急カーブで、通行しにくいという声や、路面凍結によるスリップ事故を危惧する声が寄せられ、県大町建設事務所が道幅を
広げるなど対策に乗り出している。工事はJR南小谷駅周辺で、新しい橋と接続するバイパスをつくる道路改良工事などが11月から行われている。道幅が狭いことから大型車がセンターラインをはみ出したり、一般車両も急ブレーキを踏むなど
通行に影響が出ている。同事務所は道路拡張やカーブを緩やかに修正するなどとした。
■小谷村のR148雨中・月岡バイパスの建設工事
2024.11/1〜;JR南小谷駅近くの国道が一部通行不可で迂回路を通行。11月以降、橋の南側で新しい国道を造る道路改良工事などが始まる。橋の北側でもトンネルに接続する工事が始まり、姫川に架かる橋の全容が見えてくる。
■JR白馬駅前で進んでいる無電柱化工事に理解を深めてもらおうと、6/17;県大町建設事務所は白馬南小を工事現場に招き見学会を開いた。
児童たちは景観の向上や防災力の強化など無電柱化の目的について説明を受けた後、実際に工事が行われている現場を見学して事業に理解を深めた。
2024年度の工事は県道南側で行われており、建設業者が道路下を通っている管の種類や工事の概要ついて説明していた。
■JR白馬駅前で行われている無電柱化工事で、県道白馬岳線(白馬駅〜八方間)につける愛称を募中。
愛称を設定することで通り一帯を広く周知し、電柱がなくなった道路に地域のシンボルとして愛着を持ってもらおうと企画。採用されると地図や標識などに記載される。
応募は村内在住、在勤・在学者。(締切;7/31)
■白馬長野有料道路「オリンピック道路」など3路線は、2025年以降に順次無料化
長野市-白馬村を結ぶ白馬長野有料道路「オリンピック道路」は2025.2/15の料金徴収期間終了にあわせ、無料化される見通し。
■2025.2/16;0:00;県道路公社が管理・運営する「白馬長野有料道路」が無料化。
大北と長野を結ぶ主要道路の無料化で観光客の流入増加や地域住民の利便性向上に期待が寄せられている。
■JR白馬駅前で進んでいる「無電柱化工事」に理解を深めてもらおうと、6/19;県大町建設事務所は、白馬南の児童を対象に、工事現場の見学会を開いた。
児童たちは景観向上や災害に強くなるなど、無電柱化の目的について村役場で説明を聞いた後、ヘルメットをかぶり現場に出発。身近な地域で行われている工事を見て関心を高めた。
■JR白馬駅前で進んでいる無電柱化工事が再開。
現在は準備工事が行われ、GW明けから本格的に工事再開。工事に伴い、R148白馬駅前と県道白馬岳線の一部で片側交互通行。大町建設事務所は五輪道路への迂回うかいを呼び掛けている。
■2022.10/19;県大町建設事務所は、白馬南小の児童を対象にJR白馬駅前の無電柱化工事の現場見学会を開いた。
JR白馬駅前で進んでいる無電柱事業に理解を深めるとともに、建設業の仕事について知ってもらおうと、事業の目的や概要を説明し、工事の現場を見学。児童たちは熱心にメモを取り、自分たちが住む地域でどんな工事が行われているのか
学んだ。
■JR白馬駅前で無電柱化事業のPRロゴマークの選定が行われています。
県大町建設事務所を中心に、村内外から集まった209点の中から電柱のない景観に配慮した白馬の魅力を発信するためのシンボルを選び出す。マークの表彰・発表は秋になる見通し。
■2021.11/10;「無電柱化の日」。〜2022.4/28;県大町建設事務所はJR白馬駅前で取り組む無電柱化事業でPRロゴマークの募集中。
白馬村において、「防災」「安全・快適」「景観・観光」の観点から、県は電線を地中に埋める無電柱化事業を行っています。電柱のない白馬の魅力を発信できるデザインの応募を呼び掛けている。ロゴマークがマンホール蓋のデザインに
なります。未発表作品、他の著作権、商標、他第三者権利を侵害しないもの。採用された作品の著作権、二次的使用権は県大町建設事務所に無償で帰属。最優秀賞1、審査員特別賞1、優秀賞10。(応募;1人1点)
※2017年12月に施行された「無電柱化の推進に関する法律」で、無電柱化の日を11/10に制定、1を並ぶ電柱に見立て0にするという意味らしい。日本には3600万本の電柱が立っているという。
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-23-6530
■7/19;小谷村の県姫川砂防事務所は、事務所施設の耐震改修工事完成に併せ、小谷小を招いた砂防学習会を開催した。
児童は土砂災害の歴史や砂防ダムなどについて学び、施設内を見学した。
■小谷村のR148中土TNと平倉TNで約30年前の供用開始以降、初めて防災設備の更新工事が行われる。
中土TN(1.5km)は5月GW明け-6/末、平倉TN(2.3km)は7-8月盆前までの工事を予定。期間中はトンネル内が片側交互通行規制となり、県大町建設事務所は「ご不便をおかけするが、ご協力をお願いしたい」と。中土TNは1993年、平倉TNは1996年に供用開始。
設備老朽化に伴う更新工事で、トンネルで事故や火災が発生した際に使用する押ボタン式通報装置50ヶ所、警報表示板2面、受配電設備2式などを更新。
■小谷村で進めるR148「雨中・月岡バイパス」(約2km)整備で新設予定の姫川橋梁を再設計した結果、工事費が当初の6.6億円から3倍超の22.6億円に膨らむ。
松糸連絡道の整備として既存のR148の改良工事。JR南小谷駅前付近の姫川にかかる新橋(132m)〜雨中1号TN(339m)・2号TN(750m)で雨中地区を結ぶ新道路。バイパス開通は2年10カ月遅れ、2025年8月開通予定。
当初の設計通りには施工できないとして再設計していた。
■小谷村のR148雨中・月岡バイパスの橋梁工事は設計のやり直しで中断していた。
7月から再開し、再設計に伴う橋脚の補修工事を実施。11月から橋上部の工事に着手、2025年3月に完成予定で、トンネルを含めたバイパスの共用は2025年度中になる見通し。当初の予定から3年ほど遅れる見込み。「住民の皆さんの期待が
大きい道路で、設計ミスにより開通が遅れてしまい申し訳ない。1日も早く供用開始できるように進めていきたい」と。
■2021.11/7;小谷村で建設中のR148雨中・月岡バイパス「雨中1号TN」で見学会が行われた。
村内から家族連れなど約50人が参加。トンネルは小谷村役場東側の坑口から南側の山の中を通り、姫川を渡る橋につながる全長339mで、6/12;貫通。生活区域と離れて通るバイパスは、地域の安心と物流の確保を図る目的で建設。
■小谷村で撮影されたトンネル貫通の瞬間がTwitterで再生回数77万回を超え、「怪獣が出て来るよう」と反響を呼んでいます。
青い線がひかれた巨大なコンクリートの壁。まるで卵を中から割るように出て来たのは…大型の「ドリル」。2021年6月、大町建設事務所が工事中の雨中一号TN貫通の瞬間をドローンで撮影。7/26;動画をTwitterに投稿すると。
「凄い!怪獣映画の特撮場面と間違えそう」「何か卵からふ化してくる瞬間に見えた」など再生回数は77万回を超えた。大町建設事務所整備課は「事務所で行っている事業を広くアピールするために、その一環で貫通ということで
動画をアップ。非常に反響に驚いている」と。怪獣の角のように見えたのは、ロードヘッダという重機の先端部分。工事は2020年11月に始まり、掘りながら壁をコンクリートで補強して進めてきました。そして8カ月の時を経て、
全長339mを貫通。県大町建設事務所整備課は「映像は掘削工程の中の一番最後のところ。暗いトンネルの中で日の光が差し込むという特別な感じはした」。大町建設事務所では動画を機に、こうした仕事に興味を持って
もらえればと。県大町建設事務所整備課は「建設行政についても知ってもらいたいと思いますし、今後、建設の仕事に携わってもらえる方が増えてもらうと助かる」と。トンネルの完成は2022年2月以降。
■県大町建設事務所は「無電柱化推進計画・防災・安全交付金、無電柱合併工事:白馬岳線、白馬駅前」と「無電柱化推進計画工事:R148、白馬駅前」の価格は約1.1億円。応札は大糸、姫川建設。
■小谷村のR148「雨中・月岡バイパス工事」で、橋梁部分に再設計が必要になり、開通が当初より2年程度遅れる見込み。
現在、橋梁工事は中断し再設計を実施。早ければ2022年10月末に工事を再開できる予定だが、費用の増加も見込まれる。橋梁工事の区間は、JR南小谷駅前付近の131m。橋脚に載る道路部分の工事は、建設コンサル会社が設計を実施し、2019年7月に
施工業者が道路部分着工前に解析を行った際、橋の強度を高めるためのケーブルの設計部分で、コンクリートに亀裂が生じる可能性があると指摘。微調整も検討したが、現状では難しく再度設計が必要となった。
■2021.6/12;小谷村のR148雨中・月岡バイパス(2km)に建設中の「雨中1号トンネル」が貫通した。
6/12;貫通式が行われ、「松本糸魚川連絡道路」(松糸道)の機能も含む、住民待望の生活区域と切り離された安心・安全な道路の完成に一歩近づいたことを祝った。トンネルは小谷村役場付近の坑口から南側へ山中を通り、姫川を渡る橋梁に
つながる全長339m。貫通式には発注元の県や村、施工するJVなどが出席し、貫通を見守った。掘削機械でトンネル南側入口の壁が砕かれると、トンネル内部に外の光が差し込み、出席者から拍手が沸き起こった。小谷村雨中地区を通るR148の
約1km区間は民家の合間を狭い道路が通り、騒音・振動が著しく、これまでに交通事故発生(2011-2015;45件)。地元村民がバイパス化を要望していた。R148雨中・月岡バイパスは南小谷駅西側に姫川を跨ぐ延長132mの橋梁、1号TN(延長339m)、
スノーシェルター(小谷村役場周辺;延長118m)、2号TN(延長750m)の2本のトンネルが設けられる。雨中2号TNは2018.3月着工、2020.8/4貫通。雨中1号TNは2020.11月着工、2021.6/12貫通。
■白馬駅前の景観が良くなります。白馬駅前のR148では電線共同溝整備で無電柱化工事を実施。
R148田中工務店/白馬スポーツ〜白馬駅交差点〜白馬館駐車場までの区間が対象。R02年度は白馬駅前ロータリーから北側の約100m区間でさくら不動産〜白馬館駐車場まで。通行規制あり(06-07月R148片側通行,08月工事休止,09-11月R148片側通行)
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-22-5111
■2025.3/16;有料道路「白馬長野有料道路」が無料化。
有料道路の無料化は、供用開始から30年間の料金徴収期間が終了するためで、1998年長野オリンピック・パラリンピックの前に整備された道路が対象。3/16;0:00〜;「白馬長野有料道路」(長野〜中条)を通るは無料化され、
一般道路として解放。県道路公社は「白馬長野有料道路」の回数通行券は計画的に購入するよう呼びかけるとともに、未利用分については無料化以降に払戻を行う。2026.12/26;長野の犀川にかかる「五輪大橋有料道路」も
無料化される見通し。無料化後は県道路公社は解散する。
■2024.7/13-10/14;信濃大町駅〜七倉登山口間に「裏銀座登山バス」運行
裏銀座登山の夏山シーズン中の土/日/祝、お盆期間中は七倉登山口P(P80)が満車で駐車不可あり。
信濃大町駅前P(\1500) or 七倉ダム下広場P(高瀬館の少し先)(P200,無料)に駐車。七倉登山口まで徒歩で約15分、七倉ダム下広場P-七倉登山口間は裏銀座登山バスで約5分(無料)。
7/13-7/16,7/19-9/2;JR信濃大町駅-七倉登山口間に「裏銀座登山バス」毎日運行(予約不要)
9/6-9/9,9/13-9/17,9/20-9/24,9/27-9/29,10/5-10/6,10/12-14;土/日/祝日などに運行(予約不要)
JR信濃大町駅-七倉登山口間のバス所要;約35分。バス運賃(片道;1500/大人,中学生以上,\1000/小学生)
バス時刻;信濃大町駅発;5:15/7:15/13:55/15:30-七倉登山口着;5:50/7:50/14:30/16:05、七倉登山口発;6:15/9:45/14:40/16:30-信濃大町駅着;6:50/10:20/15:15/17:05
■大町高瀬渓谷の奥、裏銀座登山コースの玄関口となる「七倉」〜「高瀬ダム」を結ぶ「新高瀬川発電所管理用道路」は、3/26;大規模な落石が発生し特定タクシーの通行を規制中。
新高瀬川発電所管理用道路は七倉登山口・七倉山荘にある七倉GTから高瀬ダムに向かう東京電力リニューアブルパワーが管理する道路で、10/末メドの法面工事完了まで、特定タクシーは落石箇所を除く区間で、7/中〜運行開始予定。
タクシー利用は山小屋を利用する登山者に限定。落石箇所は徒歩で通行する(徒歩による通行は自己責任)。同道路は通常時でもマイカー・自転車は通行不可、特定タクシーと、徒歩でのみ通行可。
■大町の「新高瀬川発電所管理用道路」(七倉-高瀬ダム間)で、2024.3/26;大規模な落石が発生、4/16;冬期通行規制解除は当面見合わせ。
落石は七倉山荘・七倉Pの先、神沢2号洞門と3号洞門間、新高瀬川発電所入口より上流約700m。復旧見込みは未定。
■大町「高瀬渓谷」の七倉登山口〜高瀬ダム間の「新高瀬川管理用道路」は、2024.3/6;大規模な落石で冬期通行止めが継続中。
「新高瀬川管理用道路」(5.8km)は東京電力リニューアブルパワーが管理。七倉GT〜高瀬ダム間の特定タクシーは運行見合わせ中。
落石現場は神沢2号同門-3号同門間、新高瀬川発電所入口より上流700m。徒歩による通行は自己責任。落石は撤去済だが、斜面から落石がないことを確認した上、速やかに通り抜けること。
※裏銀座コース;
1)七倉登山口〜(七倉尾根)〜天狗の庭(2260m)〜船窪小屋(2450m)。七倉岳(2509m)〜北葛岳(2551m)〜蓮華岳(2799m)〜針ノ木峠(2536m)の縦走ルート。七倉岳〜船窪岳(2459m)〜不動岳(2601m)〜南沢岳(2625m)〜烏帽子岳(2628m)〜烏帽子小屋(2551m)の裏銀座コース。
2)七倉登山口〜高瀬ダム(1270m)〜(ブナ立尾根)〜烏帽子小屋(2551m)。烏帽子小屋〜三ツ岳(2844m)〜野口五郎岳(2924m)〜真砂岳(2862m)の裏銀座コース。
3)七倉登山口〜高瀬ダム〜湯俣温泉・湯俣山荘(1450m)〜春嵐荘(1534m)・噴湯丘(1620m)〜(竹村新道)〜湯俣岳(2378m)〜南真砂岳(2713m)〜真砂岳(2862m)。
4)七倉登山口〜高瀬ダム〜湯俣山荘〜(伊藤新道)〜三俣山荘(2650m)〜三俣蓮華岳(2841m)。三俣山荘〜鷲羽山(2924m)〜ワリモ岳(2888m)〜水晶小屋(2900m)・水晶岳(2986m)〜真砂岳の裏銀座コース。
※大町ダム〜葛温泉「高瀬館」〜「七倉山荘」間の県道槍ヶ岳線は、4/16;冬期通行解除済。
※7/13-8/31;ほぼ毎日、9/1-10/14;土/日/祝;JR信濃大町駅〜七倉登山口間に「裏銀座登山バス」運行予定(片道;\1500/大人,\1000/小学生,所要約35分)
※特定タクシー(所要;約15-20分,\2600/1台片道,4人まで相乗り可)、徒歩(約1.5H)。雨量累計70mm,時間雨量15mmで通行止め。
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
■2024.7/13〜10/14;信濃大町駅-七倉登山口を「裏銀座登山バス」が運行
JR信濃大町駅〜七倉登山口を結ぶ裏銀座登山バスが2024年も運行します。7/13-8/31;毎日運行(7/17-7/18除く)、9月;金/土/日と3連休運行、10月;土/日運行。(\1500/大人片道,\1000/子供)
BT:「JR信濃大町駅」-(12分)-「大町温泉郷」(登り乗車/下り降車)-(13分)-「大町葛温泉・仙人閣」-(1分)-「温宿かじか」-(1分)-「高瀬館」-(3分)-「七倉ダム下」-(5分)-「七倉登山口」(七倉山荘前)
JR信濃大町駅(5:15/7:15/13:55/15:30発)、七倉登山口(6:15/9:45/14:40/16:30発)
4/16-8:31;5:00-19:00,9月;5:30-18:00,10月;6:30-17:00;七倉ダム-高瀬ダム間は専用タクシー(約20分,\2600/片道,大人4人乗車可)/徒歩(2H)
・七倉登山口-(6H)-七倉岳ー船窪岳方面、北葛岳・蓮華岳への後立山コース
・烏帽子岳-(5-6H)-野口五郎岳(4H)への裏銀座コース
・高瀬ダム-(1.5H)-湯俣温泉コース
裏銀座登山バスHP
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323)
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121)
(問)大町市観光文化課 TEL 0261-22-0420(代)
■4/下-11/上;大町「七倉〜高瀬ダム」間の特定タクシー運行日時
七倉は七倉尾根〜七倉岳〜船窪岳、七倉岳〜北葛岳〜蓮華岳〜針ノ木岳への登山口。高瀬ダムからはブナ立尾根〜烏帽子岳〜槍ヶ岳への裏銀座コースの起点。または湯俣温泉・天然記念物噴泉丘。
七倉-高瀬ダム間は東電管理道路で一般車は通行不可。七倉駐車場利用(標高1058m,P50,無料)
七倉-高瀬ダム(所要15分,料金\2400/片道,4人までの乗合い)。連続雨量累計70o、又は時間雨量15oに達した時は通行禁止。
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
■大町「七倉〜高瀬ダム」特定タクシー運行(4-11月)
高瀬渓谷の新緑と紅葉、裏銀座登山など。七倉ー高瀬ダム間(所要15分,\2400/片道,4人まで乗合),雨量70o/時間雨量15o時は通行禁止。
■大町「ゆ〜ぷる木崎湖」で「裏銀座パーキング」サービス開始
登山口の駐車場は十分な広さでないことから路上駐車が問題。山を縦走したいが登山口と下山口が異なると駐車場が面倒。そこで駐車場と施設利用料、施設-登山口を結ぶ送迎サービスがセットになった「裏銀座パーキング」。
送迎バスは扇沢駅、七倉山荘、白馬五竜の3箇所。朝の行き便と午後の帰り便運行。このサービスで車の回送や駐車スペースに悩むことがない。利用は\4000円(完全予約制)
裏銀座パーキングの送迎バス運行日;7/15-7/25,8/10-8/22,9/16-9/26,9/30-10/11。
駐車場は最大5日利用可。「ゆ〜ぷる木崎湖」の温泉利用可(1回)、休憩スペースでは荷物整理・着替え・仮眠等で24H利用可。施設敷地内スペースでテント泊OK。アウトドアショップ・カイラスジャパンで買物5%OFF。
1)後立山裏銀座C;扇沢-針ノ木雪渓-針ノ木小屋-針ノ木岳-蓮華岳-北葛岳-船窪小屋-船窪新道-七倉山荘(送迎;ゆーぷる→扇沢+七倉→ゆーぷる)
2)北アルプス満喫C;扇沢-室堂-浄土山-五色ヶ原-薬師岳--雲ノ平-鷲羽岳-水晶岳-野口五郎岳-烏帽子小屋-ブナ立尾根-高瀬ダム-七倉山荘(送迎;ゆーぷる→扇沢+七倉山荘→ゆーぷる)
3)八峰キレットC;扇沢-種池山荘-爺ヶ岳-冷池山荘-鹿島槍ヶ岳-キレット小屋-五竜岳-五竜山荘-小遠見-五竜とおみ(ゆーぷる→扇沢+五竜エスカル→ゆーぷる)
(問)裏銀座パーキング
■2023.12/1-2024.4/14;大町-長野間を結ぶ特急バス「雷鳥ライナー」冬期運行
2023.12/1-2024.4/14;長野駅東口-信濃大町駅-大町温泉郷まで運行。(1日3往復)
2024.4/15ー2024.11/30;立山・黒部アルペンルート開通からは長野駅東口-信濃大町駅-扇沢駅まで運行。
長野駅東口発;11:20/15:40/19:50→信濃大町駅;12:29/16:49/20:59→大町温泉郷;12:42/17:02→ホリデイ・インリゾートくろよん着;12:46/17:06
ホリデイ・インリゾートくろよん発;9:15/13:30/17:40→大町温泉郷;9:19/13:34/17:44→信濃大町駅;9:31/13:46/17:56→長野駅東口着;10:42/14:57/19:07
停車は長野駅,小川新田,日影,千見,美麻ぽかラン,新行,信濃大町駅,大町温泉郷,ホリデイ・インリゾートくろよん。(\2600/長野駅東口ー信濃大町駅)
(問)アルピコタクシー大町支社 TEL 0261-23-2323(12/1-4/14)
(問)アルピコ交通長野営業所 TEL 026-254-6000(4/15-11/30)
■明科の犀川河川敷からは「新緑と残雪の常念岳」が美しい。
犀川河川敷にはマレットゴルフ場があり、地元の人たちがのんびりとプレイを楽しんでいました。ところで、松本ー糸魚川間で整備が進む地域高規格道路「松糸道路」のうち「安曇野道路」の計画ルートでは、長野道に新設される
安曇野北ICと北穂高の県道有明大町線(高瀬川右岸堤防道路;北アルプスパノラマロード)を結ぶ延長4kmになりますが、このうち犀川、穂高川、高瀬川の3川合流部には延長1.8kmの橋が予定されています。安曇野道路には長野道料金所、
豊科ランプ、明科IC、穂高南IC、穂高北ICを設置予定。豊科ー明科間の堤防沿いの道路は浸水に対応した道路の高さとし盛土とブロック積みにして、堤防沿いの道路や水路は安曇野道路の農地側へ付け替えられます。明科ICからR19には
アクセス道路が整備されます。明科ICの犀川を挟んだ対岸は穂高の「大王わさび農場」。この犀川沿い周辺には明科側の水田地帯が広がり、大正時代から続く「御宝田わさび田」をはじめ、この一帯を親水公園として整備された
「明科自然体験交流センタせせらぎ」(2004年)、「御宝田水のふるさと公園」、「御宝田マレットゴルフ場」、「御宝田貯水池」(白鳥の飛来地;1992初飛来)などがあります。水のふるさと公園付近は大雨で犀川が増水すると、
冠水してマレットゴルフ場が水没し使用できなることが度々発生したところ。建設予定の安曇野道路からは外れていますが、景観はどうなるのでしょうか。白鳥の飛来に影響は出ないのでしょうか。工事は10数年が見込まれ、県は
事業期間の33年度の完成を目指しています。
■松本ー糸魚川間で整備が進む地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)のうち、安曇野の新設区間「安曇野道路」について、県安曇野建設事務所は、4月計画ルートの地域ごとに、 地権者と住民を対象に事業の進み具合や今後の進め方を説明。安曇野道路は長野道に新設される安曇野北ICと北穂高の県道有明大町線(高瀬川右岸堤防道路)を結ぶ延長4km。このうち犀川、穂高川、高瀬川の3川合流部には延長1.8kmの 橋を架ける。安曇野道路には長野道料金所、豊科ランプ、明科IC、穂高南IC、穂高北ICを予定。2022年度に国の新規事業に採択され、工事は10数年が見込まれ、県は事業期間の33年度の完成を目指す。
■2023.11/18;豊科「県安曇野庁舎」で初の「安曇野ぼうけんフェスタ」を開いた。
親子連れが次々と訪れ、災害が発生する仕組みや防災に貢献する仕事を体験的に学んだ。ロードローラーや移動式クレーンなど建設重機の試乗、地下10m分の地層が一目で分かるボーリングコアの展示、衛星測量を活用した宝探し、
土石流の仕組みや砂防えん堤の役割が分かる模型の展示など。参加者はスタンプラリー形式で巡り、学校では教わらない「防災の裏側」に理解を深めた。県安曇野建設事務所、建設産業団体などでつくる実行委員会が主催。
同事務所は「初めてのイベントにたくさん来ていただけた。地域の皆さんに建設と防災のことを知ってもらえてうれしい」と。
■11/18;豊科「県安曇野庁舎」で「安曇野ぼうけんフェスタ2023」内で、「松糸道路」の「安曇野道路」についてパネル展示と説明を行う。
大北を縦断し松本と糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の起点となる安曇野の新設区間「安曇野道路」について、県安曇野建設事務所は既存道路と接続するICを含めた具体的な設計内容案と現段階のイメージ図を作成した。
地元地区や地権者向けの説明会を重ねている。
■11/12;安曇野市役所で県安曇野建設事務所が「安曇野道路」の住民説明会を開いた。
松本-糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の安曇野新設区間「安曇野道路」について、長野道に接続する「安曇野北IC」にBTを設置予定、4ヶ所の出入口の道路構造などを説明した。安曇野道路は、豊科光の安曇野北ICから
犀川沿いを北上し、穂高北穂高の県道有明大町線に接続する。BTは現在、明科光の長野道内に「長野道明科」の停留所があり、代わりに新しいBT停を安曇野北ICに設置。周辺には利用者駐車場も整備。4ヶ所の出入口を、南側から豊科出入口、
明科IC、穂高南IC、穂高北ICと仮称。豊科北ー明科間の堤防沿いの道路はブロック積みとし、堤防沿いの道路や水路は、安曇野道路の農地側へ付け替えるとした。三川合流地点の周辺の区間は、地下水に配慮した工法を検討することも説明した。
今後は路線測量や道路・高架橋の予備設計、環境調査などを進める。2024年春の説明会で、盛り土やのり面などを含んだ事業範囲の目安を示す予定。
■12/17;「長野道」に建設中の「筑北SIC」(筑北村)が開通する。
中央道岡谷JCT-上信越道更埴JCTに至る「長野道」(75.8km)は1993年開通、2023年で全線開通30周年を迎えた。
1986.3月;岡谷JCT-岡谷IC間、1988.3月;岡谷IC-松本IC間、1988.8月;松本IC-豊科IC(安曇野IC)間、1993.3月;豊科IC-更埴JCT開通で全線開通。2006.10月;姨捨SIC、2010年11月;梓川SIC。2012.10月;豊科IC→安曇野IC名称変更。
2023.12月;筑北SIC供用開始。松本エリアにとっては人流・物流になくてはならない大動脈で、1日の平均通行台数は約4.6万台、累計通行台数は約4.6億台。30年間の経済波及効果は約3,3兆円。
観光及び農業振興、R19災害代替輸送路として利用されている。安曇野市太田寛市長は「梓川SIC」の他「安曇野北IC」(松糸連絡道)できれば地域活性化、観光にも期待」。
「筑北SIC」(ETC専用スマートインターチェンジ)は、長野道・安曇野IC-麻績IC間(23.2km)に設置、安曇野ICから14.2km、麻績ICから9kmの地点で、筑北村役場からは約2kmに整備。これまで長野県内の高速道では最長区間だった。
2018.8月事業開始から約5年半、工事費は38.2億円、村負担分は11.4億円。新たな開通によって筑北村役場〜安曇野ICは現在約33→11分に短縮される。筑北村太田守彦村長は「東筑摩郡の麻績と筑北に2つの玄関口ができ、地域の発展に
大きく寄与。滞在型観光を推進したい」。救急医療機関への迅速な搬送、地域防災機能向上、通勤時間短縮、産業誘致に期待。太田守彦村長は「SICは地域住民の熱望。若い世代が村に住み続け、多くの人が村へ足を運ぶことに
つながれば」と。
■安曇野市は松本ー糸魚川を結ぶ「松本糸魚川連絡道」の「安曇野道路」に関連し、出入口とR19を結ぶアクセス道路の整備を明科に計画。
現道を広げて松糸道路や明科にアクセスしやすくし、アウトドア拠点に位置付ける明科の活性化につなげる考え。市道明科線の約800m区間が対象で、事業は2023年〜2028年度の6年間を予定。総事業費は約11億円を見込む。計画では、
センターラインのない車道幅5-6mの道路を、車道幅6.5mにして2車線化。アクセス道路の選定に当たっては、市道と堤防道路の4本を比較検討した。市は明科4036号線を活用する理由について、JR明科駅周辺や明科から短い距離でアクセス
できる、現道の幅員が比較的広くてほぼ直線、改良の規模をできるだけ小さくできる、養魚場やワサビ田など大規模で代替困難な補償を伴わないなどを挙げた。アクセス道路の整備により、松糸道路と明科のアクセス性が向上するほか、
救急医療施設への搬送時間の短縮が見込まれる。長野道に新設されるIC周辺の渋滞緩和などの効果も期待されるという。過疎化が進む明科では明科駅周辺の再整備が進んでおり、市がアウトドア拠点施設を設ける方針も示されている。
市は「明科の活性化に向けていろいろな施策を行っていく。施策を盛り上げるためにもインフラを整備してアクセスしやすいようにしたい」と。
■安曇野市は、豊科高家のJR大糸線・梓橋駅前で7月に交差点付近の拡幅改良工事に着手する。
県道梓橋田沢停車場線(旧R147)の梓橋駅入口交差点から南西側の約50m区間が対象。道路を南側に広げて松本への右折レーンを新設、朝夕の渋滞解消を図る。工事は梓橋駅入口交差点の南西側から北東側にかけての約500m区間で、2018年度から
取り組んでいる拡幅改良事業の一環。2018年度の交通量調査では、平日7:00-19:00;通行車両数は約1900台と市道の中でも多い方。500m区間の総事業費は約7.7億円。2023年度までに交差点北東側の約60m区間を広げて右折レーンと歩道を新設した。
2026年度完了を目指す。
■1959年9月に発生した伊勢湾台風で災害の爪痕を残す橋がある。穂高柏原-穂高牧で烏川に架かる山麓線の「烏川橋」
洪水による浸食で川幅が広がって橋のたもとと道路が流されてしまい、継ぎ足された珍しい歴史をもつ。当時は車道橋だったが、すぐ上流側に新しい橋ができて歩道橋となり、今も歩行者の安全を守っている。歩道橋は1931年建設の
コンクリート製。1960年に25mほど継ぎ足されて長さ約60mに。1987年に現在の烏川橋が完成、歩道橋として残された。台風による洪水で川岸が削られ、橋のすぐ北側にあった家屋が流された。橋は無事だったが、当時は橋の端にあった
親柱の一部が延伸された部分との境目(橋の中)に今も残る。烏川橋は西山を南北に貫く山麓線の一部、上流には「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)が広がり、多くの観光客や自転車愛好家らに利用されている。
安曇野建設事務所は「災害のすごさを伝える橋が残され、防災について意識してもらえたら」と。
■穂高有明の烏川に架かる「富田橋」西側に歩道が新設された。
県道308号「小岩岳穂高停車場線」(しゃくなげ線;穂高駅〜山麓線の穂高温泉郷・小岩岳間;4.2km)の幹線道路で、穂高駅近くの踏切前後は車が多く、東中・西中の通学や通勤で利用が多い。付近には碌山美術館や碌山公園などがあり、
観光客が山麓線までレンタサイクルで利用する道でもある。富田橋は1964年完成、約60年が経過し老朽化。2027年度末完了予定の富田橋の架け替え工事に合わせて、道路北側の120m区間に幅2.5mの歩道を新設した。2023.11月仮設橋(長さ134m)の
工事が開始され、2024.4月には富田橋の仮橋と歩道が設けられた。同道で歩道がない区間はJR穂高駅近くの踏切前後約170m区間のみとなった。県安曇野建設事務所課は「橋の架け替えを着実に進め、歩道は歩行者や自転車が多いので、
安全確保のために地元や市と相談しながら検討を進めたいきたい」と。歩道新設を含む事業費は約18億円。10月以降に旧橋撤去し、新橋の橋台を造築する工事を予定。
■穂高有明で烏川に架かる「富田橋」(県道小岩岳穂高停車場線)で進めている架け替えは仮橋が完成間近。
富田橋は1964年完成、約60年が経過し老朽化。富田橋はJR大糸線穂高駅と広域農道を結び、中学生や高校生の通学路、通勤路などとして利用されている。富田橋は穂高駅〜碌山美術館、(東中)〜富田橋(烏川)〜(西中)、穂高温泉郷を結び観光でも
利用される。昔のコンクリート造りの橋で欄干が低く歩行者とのすれ違いには注意を要す。仮橋は長さ134m。富田橋に歩道はないが、仮橋には下流側に歩道を造る。3/末の完成後には現在の橋から仮橋に切り替わる。2023年11月、渇水期に
合わせて工事がスタート、左岸から川中まで進み、3/中には対岸に到達する見込み。仮橋は各部材を現地で組合せる「プレガーダー橋」と呼ばれる鋼橋の一種で、施工期間が短くて済む上に耐久性もあり、災害復旧の現場でも使われているという。
仮橋は現在の富田橋を撤去して新しい橋を架け終わる2027年度末まで4年間利用される。県安曇野建設事務所は「仮橋で今までより歩行者の安全が確保できる状況になる。早く新しい橋ができるよう安全に工事を進めたい」と。
架け替え総事業費は約18億円。
■豊科南穂高の市道十字路交差点で建設を進めていたラウンドアバウト交差点が完成した。
交差点内は時計回りの一方通行になる信号機のない円形の交差点で安曇野では堀金烏川境に続いて2ヶ所目。信号機に頼らない交通システムのため、停電時も円滑な通行ができるなど災害に強い。8/7;15:00;開通。ラウンドアバウトは、緊急時ヘリポートとなる
豊科運動広場と市防災広場を結ぶ物資輸送路に位置。安曇野赤十字病院や安曇野市役所が近くにあり、7/31;安曇野市太田寛市長は「防災面でも重要なルート」とし、災害時の有効性に期待した。交差点部は直径32m、中心から順に中央島、
大型車が内輪差で曲がり切れない際に乗り上げられるエプロン、車道と歩道で構成。総事業費は約1.2億円。交差点内の環道を通行している車両が優先で、環道を出る際は左側の方向指示器を操作し交差点を出るまで合図を続ける。県警によると、
県内のラウンドアバウトは飯田3ヶ所、軽井沢2ヶ所、須坂2ヶ所、高森町1ヶ所、白馬村1ヶ所、安曇野市1ヶ所の計11ヶ所。2019年度から周辺で取り組んでいる道路改良事業の一環で行われ、環状交差点部分は2022年7月着工から約1年かけて建設。
8/7;開通式とテープカット、通り初め予定。
■堀金烏川の県道豊科大天井岳線でTN新設計画を進めている。
北アの登山口や行楽地に通じる山岳観光路線だが道幅が狭くて蛇行しており、車同士のすれ違いが困難な状況にある。TN建設で危険箇所を解消し、安全に通行できる環境を整える。岩原山神社から烏川渓谷緑地・環境管理事務所付近までの
約620m区間が対象。落石や土砂崩れで道路がふさがれた場合は県道の先が孤立してしまうため、地元の建設促進協議会が「須砂渡TN」として早期の建設を要望してきた。県は2020年度に事業化。区間の道路は幅3mと狭い。新TNは車道6mを予定。
建設に向けて地形測量や地質調査を行ったほか、2022年度は線形の検討などが行われている。2023年度以降に実測地形図による設計や用地測量などを予定。工事着手や完成メドは未定、県安曇野建設事務所は「なるべく早くトンネルが
開けられるように進めていきたい」と。
■3/21;穂高と松川村境の県道有明大町線(山麓線)でバイパスが完成、現地で開通式が開かれた。
穂高川に新しい「鼠穴橋」が架かり、幅員の狭さと急カーブが解消。地元選出の国会・県議会議員、関係者らが出席、開通を盛大に祝った。松川村で式典が開かれた後、現地でセレモニーが行われた。新しい橋の安全を祈願する神事と
テープカットがあり、橋を安曇野市側から松川村側に歩いて渡り初めをした。信濃国松川響岳太鼓・子供会が勇壮な太鼓演奏でお祝いムードを盛り上げた。改良区間は長さ600m、このうち新橋が65m。総事業費は8.6億円。今後も現道接続部分の
工事や旧鼠穴橋の撤去を予定。この区間は道路が幅狭くカーブしていた。「国営アルプスあづみの公園」の堀金・穂高地区と大町・松川地区とを結ぶ観光道路として利便性向上、生活道路として交通安全が期待される。
■2023.3/21;12:00;穂高有明と松川村を結ぶ県道有明大町線(山麓線)の新「鼠穴橋」の掛け替えとバイパス工事が終了し、共用開始。
狭く曲がりくねった難所区間が解消し、安全で快適な利用が可能になる。県道は安曇野と大町を結ぶ観光路線でもあり、地元住民の生活道路として利用されている。供用開始に併せ、3/21;10:00;開通式が松川村「すずの音ホール」で開催される。
式典後、現地で地元の3世代住民や来賓などによる渡り初めが行われる。
■穂高有明と松川村境で建設している山麓線の鼠穴橋が開通間近。
現道は直角に近い形で曲がっているため、積雪や凍結でスリップする危険がある。道幅は6mと狭く、大型車のすれ違いに支障があった。急カーブの解消と片側歩道の新設で安心・安全な交通環境を整えるための工事で、穂高川に新たな橋が
架設された。穂高川の前後約600m区間でバイパスと橋の工事が行われている。2018年度の事業着手から約5年で開通する。総事業費は約8億円。新たな橋「鼠穴橋」は、現在使われている橋の上流側に建設され、長さ64.6m、東側に幅2.5mの
歩道あり。地元住民にとって重要な路線であり、穂高・松川・大町間道路建設連絡協議会が県に改良を求めてきた。「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)と(大町・松川地区)を結ぶ観光道路でもあり、1日約3000台が利用。
開通後も接続部分で工事が行われ、完了は今夏。県安曇野建設事務所は「用地を提供していただいた方や設計・工事に携わる方の協力で無事に開通を迎えられそう。一日も早く完了させて安心・
安全に通れるようにしたい」と。
■2025.1/22;県安曇野建設事務所は、三郷温で黒沢川に架かる小倉梓橋停車場線の「黒沢川橋」に歩道橋を新設する。
三郷小の通学路だが橋に歩道がなくて危険。2024年10月着工、2026年春完成予定。新歩道橋は長さ24m,幅2mの橋、事業費は約1.5億円。小倉梓橋停車場線は広域農道と山麓線を東西に結ぶ。交通量は平日日中12時間で黒沢川橋を通過した車は
約2500台、歩行者は約140人。黒沢川橋は幅7.5m、1934年建設から90年が経過し老朽化。独立した歩道橋を造ることで、将来的に可能性がある架け替えに影響がないようにも配慮した。
■松糸連絡道の「安曇野道路」の新規事業化の決定を受け、県安曇野建設事務所は「大町明科線・安曇野道路」の設計業務を総合評価落札方式で秋に発注予定。
2023.7/25;参加資格を決定、8/5;県総合評価技術委員会で配点決定。9/上;公告、9/下;開札。予定価格;3000万円以上。
■安曇野市は豊科南穂高の市道で2022年度、環状交差点「ラウンドアバウト」の建設に着手する。
交差点内が時計回りの一方通行になる信号機のない円形の交差点で、完成すれば豊科・堀金烏川境の第1号に次いで市内2ヶ所目。緊急時はヘリポートになる県民豊科運動広場と市防災広場を結ぶ物資輸送路に位置しており、災害で停電になっても
円滑な通行が可能になる。交差点は県道豊科大天井岳線の防災広場北交差点から約600m北。7月に着工、年度内の完了予定。工事中は車両通行止めだが、歩行者は通ることができる。ラウンドアバウトは大まかには3層構造をしている。真ん中に
中央島が、その周りにトレーラーなどの大型車が内輪差で曲がり切れない場合に乗り上げることができる「エプロン部」が、その外側に車道がある。今回のラウンドアバウトは中央島の直径が10m、車道幅員5m、変則5差路の市内第1号より規模は
小さい。ラウンドアバウトの設置は、市が2019年度から4年計画で取り組んでいる道路改良事業の一環。2021年度までに防災広場北交差点以北の約600m区間で歩道新設を含む拡幅工事が完了した。2022年度は、交差点のラウンドアバウト化と
東西方向の市道など計約300m区間の拡幅を予定。市は「交通量の多いところなのでなるべく早く完了させたい」と。市によると、県内では飯田2、須坂2、軽井沢町2、安曇野1の計7ヶ所にラウンドアバウトが設置。変則交差点に導入することで
事故軽減などが期待できる一方、広い用地が必要で費用もかかるため、設置できる場所が限られるという。
■穂高有明と松川村境で進めている「山麓線」(県道有明大町線)のミニバイパス建設工事で、穂高川に架ける新たな橋の工事が本格化。
完成した橋台・橋脚に鋼鉄製の桁を載せる作業が2-3月に予定、2022年度内の開通が目標。ミニバイパスによって急カーブを解消して歩道も新設し、安全に通行できる環境を整える。穂高川の前後約600m区間で2018年度から行われている。
新たな橋は長さ64m、幅9.7m、東側に幅2.5mの歩道が付く。県は総事業費約8億円を見込む。この区間の現道は直角に近い形で曲がっているため、積雪や凍結でスリップする危険があるほか、「鼠穴橋」(長さ52m,道幅6mと狭くて大型車のすれ違いに
支障がある。鼠穴橋は1967年建設で老朽化が進んでいる。70mほど上流側に新たな橋を建設。山麓線は「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)と(大町・松川地区)を結ぶ観光路線にもなっており、1日約3000台が利用。安曇野建設事務所は
「日陰になっていて冬は特に危ない場所。一日も早く工事を完了させて安全・安心に通れるようにしたい」と。
■県安曇野建設事務所は、穂高と有明で烏川に架かる「富田橋」の架け替えを計画。
JR大糸線の穂高駅方面と広域農道を結ぶ交通量の多い県道だが、橋と西側の一部区間だけ歩道がない。架け替えにより道路両側に歩道ができるほか、西側の区間も拡幅して歩道を設置し、歩行者や自転車の安全を確保する。橋から広域農道・
富田交差点までの約300m区間が対象。県が2020年度に事業化した際、富田橋の横に歩道橋を架ける予定だったが、橋が1964年の完成から60年近く経過していて老朽化していることもあり、橋を架け替える方針に転換。2021年度から2022年度に
かけて詳細設計や地質調査などを行い、2023年度末までに仮橋を設置する。2024年度以降に現在の橋を撤去し新しい橋を架ける。総事業費は約20億円。富田橋は中学生や高校生の通学路、通勤路として多く利用されており、県が2015年に
行った交通量調査では、平日1日当たり約6500台と多い。歩行者や自転車が危険な状況として、地元から歩道整備の要望もあった。現在の橋は長さ123m,幅6m、新橋は幅12.5mになる。富田橋はコンクリート製の橋で歩道もなく欄干が低いため、
ちゃりで通行中、車が通ると危ない。昔、近くに銀座ワシントン靴店の有明工場があり、このしゃくなげ線はワシントン街道と呼ばれていた。
■県安曇野建設事務所が豊科田沢大口沢の県道安曇野インター堀金線で進めている改良工事が完了に近づいている。
事故の多い急カーブを解消するため、200m区間にミニバイパスを設ける工事で、現在はアスファルト舗装が行われている。12/4;現道も活用する形で暫定的に車を通し、並行して工事しながら12/中の本格的な開通を予定。工事区間を含め、
R143大口沢交差点とR19号田沢北交差点をつなぐ県道の区間は、松本市と安曇野市を結ぶ通勤・通院路などとして利用する車が多い。本格的な冬の到来を前に開通の予定となり、安全に安心して通行できる環境が整うことになる。ミニバイパスを
設ける工事は2015年度に着工。山の一部を削り、蛇行した濁沢川を横切る2本の連続したコンクリート橋を架けた。総事業費は約3.7億円。12/中の完全開通を見込む。当初は2021年度内の完成と利用開始を予定していたが、施工業者や関係機関の
努力もあり、前倒しして開通の見通しとなった。同事務所は「交通の難所なので早めに開通できるように取り組んできた。スピードが出やすい場所なので開通後の通行には気を付けてほしい」と安全運転を呼び掛けている。
■松本と糸魚川を結ぶ「松糸道路」のうち、安曇野の新設区間約4kmが国の補助事業に採択され、2022年度事業化された。
1994年の検討開始から30年近い歳月を費やした起点ルートが、建設に向けていよいよ動き出す。県は2033年度の完成を目指し、調査設計や各種関係機関との調整を進める。新設区間は安曇野道路と呼ばれていたが、県は事業化を受けて
正式に「安曇野道路」を事業箇所名に位置付けた。長野道に新設する仮称・安曇野北ICと高瀬川右岸道路をつなぎ、長野道へのアクセス性向上や安曇野IC周辺の渋滞緩和、産業・観光振興が期待される。安曇野道路の事業化に向けては、
市が国に要望したり、県内関係議会の議員有志が建設推進議員連盟長野県連絡会議を組織して総決起大会を開いたりと機運を高めてきた。同連絡会議会長の県議は「事業化は感慨ひとしおで、地域の待望論が実った。一年でも早く
糸魚川までつなげたい」と。安曇野道路には4ヶ所の出入口が設けられる予定で、市が整備するR19とのアクセス道路も課題になっている。市は概略設計に入っており、地権者や関係住民に説明していく意向。建設整備課は「安曇野道路の
早期完成に向け、県とともに取り組んでいきたい」と。一方、安曇野道路を巡っては地元に反対の声もある。明科の農家は長野道との接続部分が高架になると景観に影響が出ることなどを心配しつつ「反対と言っても道が開くことは
分かっているが、現道や安曇野ICを活用するべき」と。安曇野建設事務所整備課は「景観等、関係者の皆さんと相談し、配慮しながら進めていきたい」と。松糸道路は延長約100km、県内は約80km、新潟側は約20km。安曇野道路の
総事業費は用地買収を含めて約250億円と見込まれる。(Clickで大きく表示)
「安曇野道路」(2022.3/中)(Clickで大きく表示)
「安曇野道路H15年度開通」(市民タイムス:2022.4.9)
■2022年度国の道路関係予算配分で「松本糸魚川連絡道路」(安曇野道路)の新規事業化が決定。
高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の一部「安曇野道路」について、新規事業化が決定した。「松糸道路」は松本・長野道-糸魚川・北陸道を直結する全長約100kmの高規格道路。県内は80km。長野道の明科TN手前に安曇野北ICを設置し、
犀川から高瀬川合流点(北穂高)までを結ぶ約4kmの道路。高瀬川沿いの「北アルプスパノラマロード」(県道有明大町線)を拡幅・整備する。安曇野道路は2020年8月に幅50mのルート帯が決定。2021年9月に都市計画決定。2022.3月に事業化が決定し、
工事に向けて測量や用地調査などに着手する。松糸道路のうち、事業化は白馬村〜小谷村のR148改築区間4工区、新潟側の糸魚川IC〜山本橋間の「今井道路」(約5km)。
「松糸道路」は大町明科線・安曇野道路で国交省道路局は1.2億円の予算。なお、中部縦貫道は、R158「松本波田道路」(長野道・松本JCT-R158波田間)の予算は19億円。阿部知事は「地元の理解と協力をいただきながら、円滑な整備推進に
向け取り組んでいきたい」と。
■大町明科線「安曇野道路」は2022年〜2033年に建設される。
10/25;新たに事業に着手しようとする道路改築事業について、事業の必要性、重要性、効率性、緊急性など計画の熟度の視点から評価する「県第3回公共事業評価監視委員会」が開かれた。大町明科線「安曇野道路」(安曇野)は250億円が妥当と
判断された。
■2/3;阿部知事は高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)との一部となる「安曇野道路」について、新規事業化を求め国土交通省あて要望を行う。
松糸連絡道は長野道・安曇野北ICと北陸道・糸魚川ICを直結する全長約100kmの高規格道路。JR大糸線と並行。工区ごとにルートの概略検討などが行われており、新道建設ではなく現道のR147・R148などを改良する区間もある。
大町・白馬方面の長野道からのアクセスが向上。さらに、富山から松本や中央道へ、長野市をバイパスしてショートカットするルートになる。松糸道路の長野県側の起点となるのが安曇野。長野道の明科TN西側付近に設置予定の
安曇野北ICから分岐し、高瀬川合流点付近までを結ぶ約4kmの道路。その先は「北アルプスパノラマロード」と呼ばれる県道有明大町線を拡幅する計画。安曇野道路は2020年8月に幅50mのルート帯が決定。2021年9月に都市計画決定。
その後事業化が実現すれば、工事に向けて測量や用地調査などに着手。松糸道路のうち、現在事業化しているのは、白馬村〜小谷村の現道改築区間4工区と、新潟県側の起点となる糸魚川IC〜山本橋間の「松糸・今井道路」約5km。
■2021.9/10;県都市計画審議会はWEB会議を開き、松本と糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)のうち、安曇野に新設する区間の計画案を妥当と判断。
県は来週にも都市計画決定する。新設区間は長野道に新設する安曇野北ICを起点に、高瀬川右岸の県道に接続する約4km。総事業費は約250億円の見通しで、1日当たり8500台が通行すると想定。県は国の補助を受けた上で、2022年度の
事業着手を目指す。
■2021.6/1;県安曇野建設事務所は、松本と糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」のうち、安曇野市内の新設区間(約4km)の概略計画案をまとめた。
起点として豊科光付近の長野道に設ける安曇野北ICは、大雨による浸水想定を考慮し、松糸道路と立体的に結ぶランプが長野道本線の上空を通過する構造とした。6/1;県と市が豊科光区で開いた計画説明会で示した。
安曇野北ICを起点に犀川右岸(東側)を通り、高瀬川右岸(南西側)に接続する約4km区間。ランプについては、構想段階で長野道本線の下を通過する構造としていた。市が3月に発行した防災マップで、想定し得る1000年に一度程度の降雨で
付近の想定浸水深が0.5〜3m未満となったことを踏まえ、ランプを高架とした。計画案では、ランプ路面は最も高い場所で長野道本線より8m高く、地上から15mの位置。安曇野建設事務所は「ICの形状などは高速道路を管理するNEXCO東日本と
協議している」。計画説明会では50m幅の「ルート帯」だった新設区間を9.5m幅に絞り込んだ「ルート線」案が示された。犀川右岸堤防沿いの部分は、農地への影響を抑えるため堤防にできるだけ寄せた構造とする。新設区間に設ける
出入口4カ所のうち、犀川沿いの2カ所で市がアクセス道路を整備する。計画説明会には20人が出席。利用開始時期の目安に関する質問に対し、安曇野建設事務所は「5-10年という長いスパンの事業だが重要な道路と認識している。
できるだけ早めに進めていきたい」と。6/5;14:00/19:00;安曇野市役所で市民説明会。
■2021.4/10;地域高規格道路「松糸連絡道」のうち、安曇野市内を通る新設区間の起点となる長車道・安曇野北IC付近でドローンによる測量が行われた。
2020年8月に県が示した「最適ルート」に基づき、詳細なルートを決めるための測量で、事業化に向けた準備段階に入った。測量は駒ケ根の業者・ゼンシンが請け負った。約20haでレーザー機器を搭載したドローンを5回飛ばして作業。
ドローンは毎秒3mのゆっくりとした速度で飛行しながら、上空50mからレーザーで地表部分を計測。地形を3次元のデータとして捉えるため、高精度なデータが得られる上、「同程度の面積では従来の測量では1カ月ほどかかったが、
この方法だと1日で完了する」とし、労力・コストの大幅な削減が期待できる。松糸道路は安曇野から糸魚川に至る全長約100kmの道路で、約4割が新設、残り6割を現道改良で整備する。安曇野の区間は、県が犀川右岸から三川合流部を
横断して高瀬川右岸道路につなげる3.6kmを最適ルートと決定した。今後、現地測量のほか住民と協議を重ねるなどして詳細なルートを決める。着工時期は未定。
■地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)のうち安曇野を通る新設区間ルートは、三川合流部を横断して長野道に新たに設けるICにつなぐ「Aルート」に絞り込まれた。
着工までには多くの手順を踏む必要があり、技術的に難易度の高い工事となることも予想される。Aルートは高瀬川右岸道路の安曇橋付近から、穂高川や犀川を1本の長い橋で渡り、犀川右岸堤防沿いを南下して安曇野北ICに接続する
3.6kmのルート。県は今後、地権者を含めた地元住民と協議を重ねながら、ルート線を決め、道路設計を行い、用地交渉へと進めていく。着工時期は未定。長い橋を築造する三川合流部の周辺にはワサビ田や自然豊かな「三角島」があり、
環境への配慮が必要。県は橋脚の設置が湧水に大きく影響しないよう地下水脈の方向などを調査し、最良の設計・施工を検討する。生態系への影響については8/30;住民説明会で「専門家の手を借りて長期間やらないとしっかりした調査が
できない」との意見が出て、県安曇野建設事務所は「専門家の意見を聞きながら方法を検討したい」と。宮澤宗弘市長は説明会で、堤防の強化や景観への配慮を県側に要望する考えを示した。「地域住民はもとより県と協力してルート沿線の
住民や地権者の一層の理解と協力を得られるよう丁寧な説明を心がける」と。松糸道路は安曇野から糸魚川に至る全長約100kmの道路で、サービス速度は時速約60km。約4割が新設、残り6割が現道改良により整備する。大町市では市街地を
通るルート帯が決定したほか、小谷村ではトンネルや橋のバイパス工事が行われている。
A案採用理由は、1)安曇野北ICを整備し、犀川左右岸の地域に松糸道路の出入口を設置することで、穂高、明科から長野道へのアクセス性が向上し、安曇野北部の利便性が高まり、安曇野市全体の均衡ある発展が期待できる。
2)大北への通過車両が分離でき、渋滞緩和、事故減少が期待できる。
3)地域の分断、住宅地の買収面積が最も少ないため生活環境への影響が小さい。
4)優良農地の買収が少なく、かつ、不整形となる残地の区画数も少ない。
5)地震に対し活断層を通過する可能性があるものの活断層に沿わず、また、水害に対し堤防の強化に繋がる構造の検討が可能である。さらに災害時に代替路としての効果が高い。
6)施工時の周辺道路への通行規制の影響が小さい。
■松本と糸魚川を結ぶ全長約100qの地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)のうち、安曇野市内の新設区間について、5案を比較検討した結果、長野道の安曇野北ICから、犀川右岸堤防沿い、三川合流部、穂高クリーンセンタ、
高瀬川右岸道路を通る「Aルート帯」(約3.6q)を最適ルート帯に決定した。8/30;第7回説明会で県が報告。その他の4案は、安曇野IC起点ルート帯(約6.4q)、犀川左岸ルート帯(約6.5q)と、安曇野北ICを起点とするBルート帯(約5.1q)と、
Cルート帯(約4.9q)。2018年11月の安曇野市長、市議会議長連名で提出された要望文、各ルート帯の比較評価結果、説明会の意見などを踏まえて、優良農地の買収が少ないAルート帯が最適ルート帯とした。Aルート帯は、犀川左右岸の地域に
松糸道路の出入口を設置することで穂高、明科から長野道へのアクセス性が向上し、大北への通過車両が分離でき、地域の分断・住宅地の買収面積が最も少ない。施工時の周辺道路への通行規制の影響も小さい。概算事業費は工事費約180億円、
用地補償費約30億円の建設費合計約210億円、1年当たりの維持管理費約5600万円と、Bルート帯に次いで安い。ルート帯は幅50mを想定。県は今後、現地測量、地権者・地区説明会などを進め、詳細なルートを検討・決定する。また、松本連絡道のうち、
大町市街地区間は、2020.2月、西ルート帯、中央ルート帯、東側ルートと比較検討し、高瀬上橋より北側で高瀬川を横断して市街地の西側を通過する「西ルート帯」を最適ルート帯として発表。延長は10q。西ルート帯は概算事業費が220億-270億円と
最も安く、橋梁など構造物区間が最も短いため維持管理費も最も安い。供用時期が最も早く、IC設置や道の駅設置の容易性、国道・JR・河川への影響の小ささも評価された。今後は幅の細いルート帯案(幅100-200m)、道路構造、IC設置位置などを
検討し、2022年度以降に概略計画の決定や、都市計画決定手続きを進める。
(問)県安曇野建設事務所 TEL 0263-72-8308
分野 | 比較項目 | A案 | B案 | C案 |
---|---|---|---|---|
交通 | 高速ネットワーク構築 | 〇 | - | - |
市内交通円滑化 | 〇 | 〇 | 〇 | |
安全安心生活確保 | 〇 | 〇 | 〇 | |
生活 | 地域住民への影響 | 〇 | - | - |
農業への影響 | 〇 | - | - | |
商工業への影響 | - | 〇 | - | |
事業性 | 経済性 | - | 〇 | - |
竣工性 | 〇 | 〇 | - | |
効果の早期発現 | 〇 | 〇 | - | |
防災 | 災害に強い道路 | 〇 | 〇 | - |
環境 | 景観・環境に配慮 | - | - | - |
■7/26;「松本糸魚川連絡道路」の起点となる安曇野の新設区間についての「第6回説明会」が安曇野市「豊科公民館」大ホールと「市役所」大会議室で行われた。
県は、5つのルート帯案(長野道安曇野IC起点、安曇野北IC起点のA/B/Cルート帯、犀川左岸)を、6分野12項目の評価項目で比較した結果を提示。中でも、安曇野北ICから犀川右岸を通り安曇橋南交差点に接続するAルート帯が最多の
9項目で優位性を得た。
※松本糸魚川連絡道路・安曇野市新設区間・各ルート帯比較評価
■2012.10/07;長野道「豊科IC」が「安曇野IC」に名称を変更し、利用が始まったのが今から10年前。
1988年8月長野道開通以来、2012年10月まで24年間親しまれた名称が変更された。インターの名称変更はこの時点で全国4ヶ所目。地元要望で名称を変更したのは全国初。全国的に知名度のある「安曇野」をIC名にすることで観光振興に
つなげるのが狙いだった。書き換えには周知・広報を含め2.1億円かかった。安曇野市が全額負担。名称変更を祝って式典が行われ、国や県、安曇野市の関係者など100人が、くす玉を割るなどして安曇野ICの誕生を祝った。安曇野市
宮澤市長は「名称変更をきっかけに観光振興や産業発展に力を入れていきたい。周辺の自治体ともより一体感を強め、全国に安曇野を発信し、多くの人に来て欲しい」と延べていた。懐かしいですね。
今、話題のご当地ナンバー「安曇野ナンバー」。長年「松本ナンバー」に慣れ親しんできたが、周辺自治体を含めて名称を変更する方向で検討が進んでいます。登録自動車は10万台を超えるか、複数の自治体で登録自動車が5万台を超えた
場合に登録申請。安曇野市内の登録自動車は4.3万台。隣接の池田町と松川村、生坂村で5万台を超えます。
■2024.12/17;「長野道」筑北SICは開通1周年。
筑北SICは松本と長野の中間に位置し、県内初となる本線直結型のETC専用IC。筑北村は開通効果が企業誘致や産業育成につながることを期待。村によると、2030年の計画交通量は1日700台、開通後1ヶ月で目標値を超えた。その後も一定の利用が
続き、村は「大型トラックも利用可能なフル規格なので、通勤だけでなく流通業者も多く利用している」と。松本方面へ向かう場合、安曇野IC利用との使い分けも見られる。村観光課によると、西条温泉とくらの2023.12月〜2024年11月の宿泊者数は
3359人(前年同期比35%増)。村長は「アクセスの良さから倉庫・運送業など数社から相談を受けている。立地の良さを生かして総合的に判断したい」と。
■2023.12/17;長野道安曇野ICー麻績IC間の筑北村に「筑北SIC」が開通した。
利用開始前、筑北SICで関係者約140人がセレモニーを開き、県警音楽隊やカラーガード隊が会場を盛り上げた。記念式典で太田守彦村長は「筑北SICは皆さまの努力と英知の結晶。村の魅力を情報発信し、村の発展に努めたい。企業誘致や
住宅整備などで若者の移住・定住を進め、地域振興を図りたい」と述べた。長野道安曇野IC-麻績インタ間の距離は23.2km、県内の高速道路でIC間が最長区間だった。安曇野ICから14.2km、麻績ICから9kmの場所に位置。SIC開通で、筑北村役場から
安曇野ICまでの所要時間は33分から11分に短縮。住民の利便性や地域防災の強化、農産物の出荷時間短縮、観光促進など様々な効果が期待されています。村によると事業費は関連工事を含め、総額38.2億円(うち村負担11.4億円)。
■2023.12/17;「長野道」に建設中の「筑北SIC」(筑北村)が開通する。
中央道岡谷JCT-上信越道更埴JCTに至る「長野道」(75.8km)は1993年開通、2023年で全線開通30周年を迎えた。1986.3月;岡谷JCT-岡谷IC間、1988.3月;岡谷IC-松本IC間、1988.8月;松本IC-豊科IC(安曇野IC)間、1993.3月;豊科IC-更埴JCT開通で全線開通。
2006.10月;姨捨SIC、2010年11月;梓川SIC。2012.10月;豊科IC→安曇野IC名称変更。2023.12月;筑北SIC供用開始。松本エリアにとっては人流・物流になくてはならない大動脈で、1日の平均通行台数は約4.6万台、累計通行台数は約4.6億台。
30年間の経済波及効果は約3,3兆円。観光及び農業振興、R19災害代替輸送路として利用されている。安曇野市太田寛市長は「梓川SIC」の他「安曇野北IC」(松糸連絡道)できれば地域活性化、観光にも期待」。
「筑北SIC」(ETC専用スマートインターチェンジ)は、長野道・安曇野IC-麻績IC間(23.2km)に設置、安曇野ICから14.2km、麻績ICから9kmの地点で、筑北村役場からは約2kmに整備。これまで長野県内の高速道では最長区間だった。
2018.8月事業開始から約5年半、工事費は38.2億円、村負担分は11.4億円。新たな開通によって筑北村役場〜安曇野ICは現在約33→11分に短縮される。筑北村太田守彦村長は「東筑摩郡の麻績と筑北に2つの玄関口ができ、地域の発展に大きく
寄与。滞在型観光を推進したい」。救急医療機関への迅速な搬送、地域防災機能向上、通勤時間短縮、産業誘致に期待。太田守彦村長は「SICは地域住民の熱望。若い世代が村に住み続け、多くの人が村へ足を運ぶことに つながれば」と。
■2023.11/12;安曇野市役所で県安曇野建設事務所が「安曇野道路」の住民説明会を開いた。
松本-糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の安曇野新設区間「安曇野道路」について、長野道に接続する「安曇野北IC」にBTを設置予定、4ヶ所の出入口の道路構造などを説明した。安曇野道路は、豊科光の安曇野北ICから 犀川沿いを北上し、穂高北穂高の県道有明大町線に接続する。BTは現在、明科光の長野道内に「長野道明科」の停留所があり、代わりに新しいBT停を安曇野北ICに設置。周辺には利用者駐車場も整備。4ヶ所の出入口を、南側から豊科出入口、 明科IC、穂高南IC、穂高北ICと仮称。豊科北ー明科間の堤防沿いの道路はブロック積みとし、堤防沿いの道路や水路は、安曇野道路の農地側へ付け替えるとした。三川合流地点の周辺の区間は、地下水に配慮した工法を検討することも説明した。 今後は路線測量や道路・高架橋の予備設計、環境調査などを進める。2024年春の説明会で、盛り土やのり面などを含んだ事業範囲の目安を示す予定。
■2023年3月の利用開始を目指す長野道筑北SICの開設に伴うR403の道路改築が完了した。
SIC出入口と国道を連結させるため、約450m区間で道路の付け替えが行われた。付け替え後の新しい道路は、旧道と同規格の幅7.5m、旧道より外側に約50-60m張り出す形で整備された。片側の約140m区間に歩道を整備さ。2020年1月
から工事が行われていた。国道付け替えに伴う事業費は約2.5億円。今後もSIC開設に伴う周辺の村道整備が進む。SICは長野道安曇野-麻績I,C間の、筑北村西条に設けられ、上り線と下り線の出り口を構える。本線の整備工事は、
ネクスコ東日本が実施し、4/下に着工。本線工事の工期は4/20-2023.4/9までの予定。「国道の付け替えはSIC整備に向けたワンステップ。2023年3月の利用開始を目指し、事業を進めていければ」と。
■安曇野管内では2023年1年間で人身交通事故は299件(前年比35件増)(安曇野警察署調べ)
65歳以上の高齢者の事故は145件(同39件増)と全体の48%。けが人は365(同48増)、死者は4(同1増)。2023年は交差点での事故114(同20件増)と多く、ケガは136(同27人増)
見通しが悪い場所に加え、田畑の間を通る開けた場所でも出合い頭の事故が目立った。車と自転車がぶつかる事故は31件(同16件増)と倍増。歩行者事故は29件(同9件増)、ケガは28(同3増)。冬季は「雪がなくても凍っていたり、アイスバーンになっていたりする路面もある。安全確認をしながら運転してほしい」と。
■池田町会染の県道上生坂信濃松川停車場線(県道275号)・中山温泉工区の工事が完了。
生坂村から袖沢川沿いを通り、「四人峠」(標高689m)を越え、池田町「あづみ病院」へのアクセス道路で近隣住民に利用されている。県道は松川村信濃松川駅〜高瀬川大橋〜池田町1丁目〜四人峠〜旧中山温泉〜生坂村やまなみ荘〜生坂村役場〜
生坂ダム〜R19生坂TN手前を結ぶ全長11km。池田町の廃業した「中山温泉」付近では急カーブが続き、すれ違いが困難な難所だった。今回、中山温泉付近の区間はセンタラインの入る県道(長さ100m,幅5-7m)に改良された。6/2;池田町役場で
工事完成報告会が行われた。地形が急峻で地質も悪い最難関で2014年頃に工事開始され、約10年にわたって行われた難工事だった。
■2024.9/19;「松本糸魚川連絡道路」の建設計画で、大町市街地区間最適ルート(Cルート)の沿線上に位置する宮田町自治会は、計画見直しを求める嘆願書を阿部守一知事と県建設部長宛てに提出した。
町を二分する形で道路が新設される計画で、町内全109世帯のうち34世帯に立ち退きの可能性がある。地域に与える影響は図り知れないと訴えた。自治会は県庁を訪れ、県建設部道路建設課に嘆願書を手渡した。同課は「不安に思う住民が
多くいることを認識した。県大町建設事務所とともに住民の声に耳を傾け、きめ細かに対応していきたい」と。
■2024.8/21;大町市街地の「松糸道路」建設計画で大町の有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」は、松糸道路の新設道路計画に反対署名(4952人分)を県大町建設事務所に提出した。
署名活動は2024年2月から始め、8/16までにインターネットによる回答も含め、県内外から集まった。同会は「松糸道路の大町市街地ルート案の中止を求める」とした上で、市内にはすでに道路が多くあり渋滞もない、それなのに250億円以上もの税金が使われる。市街地で計画される盛土道路は景観を壊すと指摘。
■2024.4/21;地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間について、住民有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」が、盛り土による道路が計画されている大町中原町-大原町にかけて、市民見学会を開いた。
現地で道の大きさなどを実感しながら意見を交わした。
■2024.3/18〜;「松糸道路」大町市街地区間の整備計画で、県大町建設事務所は、1月に公表した最適ルート帯の周辺地区を対象に「住民説明会」を開催中。
参加者からは計画推進を求める意見や、用地買収や盛土の道路構造の影響などに対する不安の声も上がった。初日は大町市役所で開かれ、大町地区の住民約100人が来場した。県が最適ルート帯の選定方法や今後のスケジュールなどを説明、
計画に対する理解を求めた。
■2024.3/18-3/22;18:30〜;地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の大町市街地区間決定ルート帯「住民説明会」
松糸道路の大町市街地は「Cルート帯」(8.6km)が最適ルート帯として決定した。ルート帯決定の経過と、今後の進め方などについて説明する。
3/18;「大町市役所」(東庁舎2F)にて「大町地区」(大新田町,西若宮町,桜田町,高根町,北原町,宮田町向け)
3/19;「大町平公民館」にて「平地区」(西原,借馬,仁科郷,木崎,白樺,塩ノ原,外堀,山崎,森向け)
3/21;「大町市役所」(東庁舎2F)にて「大町地区」(栄町,中原町,大原町,若原町向け)
3/22;「大町常盤公民館」にて「常盤地区」(上一,上一住宅,松原団地,泉向け)
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-236534
■〜2024.3/8;地域高規格道路「松糸連絡道」の大町市街地区間整備計画を巡り、大町市は、県が公表したルート帯の平面図を「大町市役所」ロビーで展示。 住民に計画を理解してもらい、地域ぐるみでまちづくりを考えるきっかけにしようと、約1/3000サイズの大盤図面を掲示。
■地域高規格道路「松糸道路」の建設計画
大町市民有志の「松糸道路と大町を考える会」は、景観や生活の課題が十分に説明されていないとして、現在の市街地区間の計画中止を求める署名活動を始めた。紙とオンライン署名。
■2024.1/13;県大町建設事務所は、「サン・アルプス大町」にて、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間の住民説明会を開催した。
大町市内3ルート案を比較した結果、市街地に最も近いC案が最適との見解を示した。
■2024.1/13;県大町建設事務所は、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)の大町市街地区間について、3ルート帯案を比較評価した結果、市街地に一番近いC案を最適ルート帯に決定した。
松糸道路の市街地区間は、2020年8月に幅の広いルート帯に西ルート帯を最適と決定。その西ルート帯の中でA、B、Cの3つの細いルート帯案を設定し、交通の円滑化や防災拠点との連絡性、住宅や農地といった土地利用への影響などの評価項目で
優位性を比較検討。選定したC案は常盤上一の「高瀬川右岸堤防道路」(北アルプスパノラマ道路)から「大町市運動公園」南側で高瀬川を渡り、観音橋付近の「大町市役所」西側を通って、「金山神社」から「木崎湖トンネル」に至る延長8.6km。
比較評価結果、住民の意見、大町市の考え方を踏まえて総合的に判断した。主な理由は市街地内の通過車両が分散化、交通環境向上、救急医療機関・防災拠点に近く災害時のネットワーク強化、農地・田園景観への影響が比較的小さい、
中心市街地への連絡性がよく、市が目指す集約型都市構造に寄与、市街地活性化につながるなど。C案決定は住民説明会や市議会全員協議会でも示された。同事務所は今後、C案の対象地区で説明会を開き、ルート帯案の中でさらに詳細なルートを
検討するため、現地測量の準備を進める。
※「松糸道路」の大町市街地区間(R147常盤上一-R148木崎湖バイパス)は市街地近くに盛土道路(高さ6m)を新設する計画で、大町市内の南北を通り、東西を分断するため、北アの山岳景観や田園風景が失われる可能性があります。 R148木崎湖バイパス(TN)〜青木湖バイパス(TN)間には黒沢高原、仁科三湖、居谷里湿原などがあり観光には欠かせない道路ですが、代替道路がなく災害に弱いと云われています。事故が起きるとR148は渋滞が起き長期間通行止めになります。 木崎湖〜青木湖には中綱湖〜青木湖間に東湖畔の旧道があり、西湖畔にも道路がありますがすれ違いが難しい狭い道。う回路は県道31号(長野大町線)で三日町〜中山高原〜美麻新行〜青具経由で白馬へ行けますがかなり遠回り。
■2024.1/1;「能登半島地震」に伴ない、大町で道路パトロールが行われた。
県大町建設事務所によると、長野大町線の大町青具-大町三日町間では異常なし。
■2023.12/1;地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間を巡り、市民有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」は、整備計画について考えるWSを「大町公民館」分室で開いた。
最適ルート帯の決定を控え、参加者が計画の在り方や市の将来像などについて話し合い、県や市に対する意見書をまとめた。
■2023.11/19;県大町建設事務所は「サン・アルプス大町」で「松糸道路」の大町市街地区間の計画についての説明会を開いた。
幅の細いルート帯案3案(Aルート(8.9km),Bルート(9.1km),Cルート(8.6km))の比較評価結果を公表。最も市街地に近いCルート案が優位な項目が最多とした。今後、3案の中から1案に絞り、最適ルート帯を2024.1月の次回説明会までに決定する。
賛成意見;「地域が生き残るには高速道路は必要」「安曇野に比べ企業誘致が少ない」「人が来ないと大町の景観の魅力が伝わらない」など。
反対意見;「盛土は景観が壊す」「農地分断」「観光客が素通りする」など。
Cルート利点;市街地道路の交通緩和、市街地の交通量が減少。約1-1.5万台/1日で通行量が多い。R147-R148と並走し災害緊急輸送路。自然環境への影響が少ないなど。
Cルート事業費;170億円、用地補償費;100億円、事業費計270億円、年間維持管理費0.83億円
Bルート事業費;180億円、用地補償費; 90億円、事業費計270億円、年間維持管理費0.87億円
Aルート事業費;175億円、用地補償費; 85億円、事業費計260億円、年間維持管理費0.86億円
■2023.7/30;県大町建設事務所は「松糸連絡道」の大町市街地区間の3ルート帯案について、比較評価した結果を説明した。
道路建設工事はAルート帯(8.9km)とBルート帯(9.1km)は農地へ、Cルート帯(8.6km)は住宅・商業・工業地への影響が大きくなるとした。
事業費はA(260億円),B(270億円),C(270億円)。維持費はA(0.86億円),B(0.87億円),C0.83億円)。
■2023.7/30;14:30-16:30,8/1;18:30-20:30;「サン・アルプス大町」で「松糸連絡道」の大町市街地区間について、幅の細いルート帯3案の比較評価結果の説明会を開く。
8/10-8/11;10:00^17:00;「大町市役所」(東庁舎2F)でオープンハウス開催。説明内容をパネルで紹介し、質問にスタッフが説明。(定員;150名,申込み不要)
松糸道路は西ルート帯が最適として選定。現在、ルート帯の中で幅の細い3ルート帯案を選び、絞り込む段階。
(問)県大町建設事務所整備・建築課 TEL 0261-23-6534
■〜2023.3/31;大町「ギャラリーねむの木」で、「大町の風景を愛する会」は「大町の生活目線風景展」を開催。
松糸道建設候補のルート沿いの景観写真を展示。市民の生活目線から見た風景の魅力を伝えるとともに、盛土によって現在の素晴らしい景観にどのような影響を与えるか、見る人に問いかけている。
■2023.3/22〜4/21;「松糸連絡道」の大町市街地区間ルート帯案の大判図面が大町市役所で展示。
2023年2月に大町市役所で開いた説明会「オープンハウス」で公開したルート帯案と地図情報を掲載した図面を展示、市街地区間の計画への理解を深めることができる。
■2023.2/10-2/13;県大町建設事務所は「松糸連絡道」の大町市街地区間の計画を説明する「オープンハウス」を「大町市役所」で始めた。
事業への理解を深めてもらおうと、パネル展示やVR動画などの解説資料を用意。県職員らが常駐して市民の意見を聞き取る。道路整備の目的や盛り土構造を提案する理由などのパネル展示、風景と合成した道路完成イメージを紹介する。
■2022.11/1-11/30;平日;9:00-17:00;県大町建設事務所は「松糸連絡道」の大町市街地区間の3ルート帯案を示すVR動画を、県大町合同庁舎と大町市役所の1Fロビーで公開中。
上空から見た市街地のイメージに色付けしたルート帯案を重ね、道筋を分かりやすく示している。松糸連絡道は大町市西側にAルート(約8.9km);観光地へのアクセス向上、Bルート(約91.km);市街地の利便性、Cルート(約8.6km);市街地の利便性を
考慮の3案を提示。道路は盛土、架橋、地下の構造が考えられるがコスト面から盛土構造が提案されている。今後は交通(円滑,災害等)、環境(環境保全等)、土地利用・市街地整備、社会地域経済(利便性,まちづくり連携等)、
事業性(コスト,工期,実現性)の5分野13評価項目で比較し、最適ルート帯を決定する予定。
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-23-6534
■11/11;「松糸連絡道」の大町市街地区間を巡り、市民有志が盛土による道路構造に反対し、現道を活用した道路整備を求める市民1311人分の署名を県に提出した。
署名は市街地西側を通過するルート帯3案の周辺住民らが、8/1-10/31まで実施。盛土の道路構造と道路の新設が景観や住環境を破壊し、優良農地を分断するなどと主張。ルート案を白紙に戻し、現道活用を含めて調査・検討するよう求めた。
■10/31;「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間の整備計画を巡り、市議会と住民団体との「意見交換会」が「大町市役所」で開かれた。
団体側からは生活や環境への影響を懸念する住民の不安や要望を事業主体の県に届けるよう求める声などが上がった。会合には市民有志でつくる「大町の未来を考える会」から10人、市議会から9人が出席。住民の意見を聞き取る仕組みづくりや
木崎湖以北の整備計画、盛土による道路構造の影響などについて意見を交わした。
■10/22;県大町建設事務所は、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」大町市街地区間の「住民説明会」を「サン・アルプス大町」で開いた。
昼と夜の2回開き、昼には市民110人が参加。西ルート帯内に示された幅の細い盛土構造のルート帯3案について、完成後がイメージしやすいVR映像など新たな画像や資料を初めて示し、盛土構造の建設イメージを伝えた。新たな画像や
映像資料は、県が住民からの要望に応じて作成。常盤の高瀬川右岸道路から平の木崎湖TNまで、市街地西側を上空から望む映像に3ルート帯を落とし込んだVR映像と、ルート帯に完成予想図を加えた合成写真を公開した。
■9/1;「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地区間について、県大町建設事務所は新たに10/下に住民説明会を開く方針を示した。
ルート帯3案を市街地の風景に落とし込んだVR映像を示し、住民に対する建設計画の周知を図る。市議会全員協議会で明らかにした。VR映像は県が住民からの要望に応じて作成し、常盤の高瀬川右岸道路から平の木崎湖TNまで市街地西側を上空から
望む映像に、幅約100mのルート帯3案を合成。
■7/24;まちづくりを考える市民団体「大町の未来を考える会」が「松本糸魚川連絡道」のあり方を考える意見交換会を開催。7/24;現地や常盤上一基幹センタで開かれた意見交換会には、市内から約20人が参加した。
■4/21;県大町建設事務所は「松糸絡道」の市街地区間に関する住民説明会を常盤公民館で開いた。
ルート帯3案について、2022年秋までに評価を示したいと説明。A案(8.9km),B案(9.1km),C案(8.6km)。選定時期については明言を避けた。地区住民を中心に集まった約40人からは、より詳細なルートを早期に明らかにするよう求める声が相次いだ。
環境保全、景観保全、騒音、環境アセスメント、安全性、高瀬川水害・地震など災害対策、冬期積雪・凍結対応、農地影響、事業費・維持管理費、工期、利便性、土地利用・町づくり連携、地域活性化など比較検討項目は多数ありそう。
工期は調査後、概ね10年という。
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-23-6534
■3/21;大町建設事務所は、「松糸連絡道」の大町市街地区間について、幅の細いルート帯案と評価方法に関する住民説明会を「サン・アルプス大町」で実施した。
県は4月から月2〜3回程度、3カ月にわたって地区を絞った説明会を実施する考え。住民意見を反映し、秋にはA・B・Cルート帯の評価項目の比較検討を行う。県は「コロナ禍で思うように説明会が開催できていない状況。市民との対話を十分に
行いながら進めていく必要性がある。最適ルート決定は年度末にこだわらず、大町市の皆さまと対話を重ねながら進めたい」と。
■3/17;大町の住民有志などでつくる「大町の明来を考える会」は、「松糸連絡道について学ぶ学習会」を「平公民館」で開いた。
市民ら約50人が参加、事業主体の県大町建設事務所などから木崎湖以北の市内ルートについて聞き取り、環境の変化に対する不安など疑問や意見をぶつけた。建設事務所は簗場〜青木湖のルートについて、現道のR148を活用し、時速60kmの速度を
確保できるよう部分改良する。
■松本-糸魚川に整備する「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)で、大町市街地区間の計画がヤマ場を迎えている。
市街地の西側に9kmにわたり道路を新設する構想で、県は幅100mのルート帯を3案を提示した。道路の姿が次第に具体化してくる中、計画に疑問を投げ掛ける市民の声も表だってきた。市によると、松糸道路は半世紀ほど前、沿線の経済界が
主体となり国や県に建設を求め始めた。その後、各自治体や議会なども加わり建設促進を要望してきた。大町市街地区間について、県は2020年2月に市街地の西側を通るルートを最適と選定。その中で、より幅を細めて3案に絞り、2021年9月に
示した。どの案が優位かを判断する基準として「環境の保全」「まちづくりとの連携性」「土地利用への影響」など13の評価項目案も掲げた。今後、これらに基づいて3案の比較評価を出した上で最適ルートを選ぶ。県によると、松糸道路により
大町市常盤上-木崎湖TN間の所要時間が現在の16分から10分に短縮され、大町市役所-安曇野IC間は40分から29分に短縮される。広域的な交流や医療、防災面などの効果が期待。一方、住環境や景観への影響は。県が道路のイメージで
示している盛り土構造も高さ7-10m,幅30m前後だと大町の魅力である景観の悪化が懸念される。道路による地域の分断や農地減、騒音なども不安の種も。2月、県は住民意見への回答やルート案の比較評価の考え方、既存道路活用区間の
イメージなどを示す。より丁寧に説明する姿勢を見せ、2021年度中としていた最適ルート帯選定は2022年度以降にずれ込みそう。松糸道路は信号をほとんど設けず、時速60kmで走れる「地域高規格道路」として整備。全体100kmのうち80kmは
長野県側。道路の一部は新設し、残りはR148など既存道路を改良もしくはそのまま使う。完成すると、松本IC-糸魚川IC間は140分から100分に短縮される。大町市街地以外の新設区間では、安曇野市内の長野道安曇野北ICから犀川など
三つの河川の合流部を通り、高瀬川右岸道路につながるルート(約4km)を2021年9月に県が都市計画決定し、2022年度の事業化を目指す。白馬村中心部でも新設に向け調査しているほか、小谷村中心部では松糸道路としての利用を見越して
R148の雨中バイパス工事が進んでいる。
■松川村が2013年から進めてきた、R147板取交差点と県道有明大町線(山麓線)を結ぶ村道の歩道拡幅事業が2022年度中に完成する見通し。
当初は2014年度から3年間で工事を行う計画だったが、国の交付金が付かない状況が続き、9年越しの事業。役場南を東西に走る延長1.6kmの村道で、道の北側にある歩道の拡幅工事を進めている。以前の歩道は車道より高くなっている
マウンドアップ形式で幅1.2mが、新歩道は車道と同じ高さで幅が3.5m。現在は乳川に架かる濁橋の上流側に歩道橋を新設する工事も始まっている。2021年度末までに89%まで進み、2022年度も交付金が予定通り付く見込みとなり、
完成のメドがたった。村道は大糸線「信濃松川駅」〜「安曇野ちひろ公園」や「安曇野ちひろ美術館」などの観光施設に向かう道路で、レンタル自転車で通行する観光客も増えている。村ではスクールバスで登校する小学校1-2年生の
児童を安曇野ちひろ公園で下ろし、学校まで歩かせるようにし、大切な通学路。総事業費は4.8億円。工事費用の58.3%は国の交付金で賄われる。
■大町の住民有志でつくる「大町の未来を考える会」は、「松糸連絡道」について考えるリーフレットを作成した。
松糸道路は全長100km、うち80kmは長野県内。約4割を新設し、残りをR148などを改良して整備する計画。大町市街地区間は、大町常盤の高瀬川右岸の堤防道路からR148木崎湖TN入口までの約9kmで盛り土と高架で造成する。県は幅100mの
ルート帯を3案示し、2021年度中にルート帯を絞る予定。県は9月に住民向けの説明会を4回開いた。地域住民に整備計画を身近な課題として考えてもらおうと、建設後の景観のイメージ図などを盛り込み、1300部を市内ルート帯案周辺の
住民に配布。リーフレットはA4判4頁のフルカラーで、事業主体の県の資料に基づく市街地西ルート帯の3案や道路の構造、住民説明会で上がった市民の声などを紹介。ルート帯案の写真にPC画像を合成したイメージなどを掲載。県は
10/29まで住民の意見や質問を受けており、MailやFAXで意見を伝えることも呼び掛けている。考える会は今後、市と市議会へルート帯案の決定の延期を求める予定。「道路は日々の暮らしにも町づくりにも影響する。市民みんなに身近な
こととして考えてもらいたい」と。
■松本ー糸魚川間に整備する地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」で、2021年度中を予定していた大町市街地区間のルート選定が2022年度以降にずれ込む見通し。
コロナ禍による検討手続きの遅れに加え、市議会から丁寧な対応を求める意見書が出されたことを受け、県はより細かく説明や意見交換をする。大町市街地区間について県は2021年9月、100m幅のルート帯を3案提示。これらを比較し
優位性を判断する評価基準として「市民の利便性」「環境の保全」など13項目を挙げた。次の過程で3案の比較評価を示し、市や市民への説明や意見交換を経て最適ルートを選定するとしていた。一方、市議会12月定例会に市民団体などから
ルート決定の延期の要望を含む3件の陳情が出された。いずれも不採択となったが、議会はそれとは別に、県に「必要な情報提供や丁寧な対応」などを求める意見書を可決した。県は意見書を踏まえ、より丁寧な説明プロセスが必要と
判断。ルート帯3案の比較評価を示す前に、比較評価についての考え方を説明することにした。市議会3月定例会中を想定し、その後、市民向け説明会も開く予定。それに伴い、比較評価の提示以降の予定も遅れが見込まれ、最適ルートの
選定は2022年度以降となるのが確実な状況。県大町建設事務所は「今後も地域とのコミュニケーションを大事にしていく」と。
■2021.9/22;県大町建設事務所は地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(大町市街地区間)について、西ルート帯における幅の細いルート帯に関する住民説明会を始めた。
常盤公民館には約40人の市民が来場。A,B,Cの3ルート帯案や今後の評価項目の案について、行政側の説明を聞いた。
■2021.9/2;県大町建設事務所は、松本-糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」の大町市街地ルート案について、詳細ルート3案を発表。
松糸道路は信号機をほとんど設けない地域高規格道路で、時速60km以上で走行できるように整備する。2020年2月、幅1-2kmの広いルート帯として西ルートを選定。今回はその中で幅を狭めた3案を示した。大町市街地の西側を通過する
「高瀬川右岸道路」〜「木崎湖TN」(R148)間までの8.6km〜9.1kmの3案の新設道路。各ルートを幅100mの範囲で示した。
A案;「観光地へのアクセスが良い」、B案;「市街地の利便性が向上する」、C案;「市街地の利便性をさらに重視」
1)南起点;高瀬川右岸道路(県道有明大町線,北アルプスパノラマ道路)(R147大町市常盤上一北交差点付近:昭和シェルの大町シェル石油大町常盤SS店近くにIC設置)
2)北終点;R148木崎湖TN。県道白馬岳大町線と交差するR148信濃木崎駅西の木崎付近にIC設置
3)ルートは大町市民運動公園の南側で高瀬川の右岸を通るA案と左岸を通るB案。高齢者施設や寺社などを避けたが住宅地は通過する。
A案は市中心部から最も遠く、運動公園西を通り、観音橋と蓮華大橋間で高瀬川を渡る。B案とC案はは高瀬上橋と観音橋間で高瀬川を渡り、C案はその後直線的に木崎湖に延びるのに対し、B案は蛇行してA案に合流。
B案はA案に中村農園付近で合流、C案は直線的に進み、A案と金山神社付近で合流。道路は盛り土して造り、R147とJR大糸線の上を通過する。
4)IC;計4ヶ所、うち途中2ヶ所にICを設置。
・A案ではAルート帯(8.9km)は運動公園西側と県道扇沢大町線の西原交差点より東側にICを設ける。西原の大八木建設・峯村農園付近にIC設置。
・B/C案ではBルート帯(9.1km)とCルート帯(8.6km)は高瀬川を渡って運動公園の対岸にICを設ける。有明大町線の大町市役所から高瀬川の観音橋を通る高根町付近にIC設置、A案では山麓線の常盤泉公民館付近にIC設置。
同事務所は「木崎湖TNはR148と共有し、手前の橋梁部は改良することになる」と。今後は住民説明会など経て比較評価を重ねる。2021年度中にも最適ルート案を絞り込む考え。比較評価の項目案として交通円滑化や環境保全、
経済性など13の指標も示した。詳細ルート3案は、市議会全員協議会で示された。松糸道路の住民説明会;9/22;18:00;常盤公民館、9/23;14:00;サンアルプス大町、9/23;18:00;サンアルプス大町、9/24;18:00;平公民館。
(事前申込み要,締切;8/15)
(問)大町建設事務所 TEL 0261-23-6534
★松糸道路・大町西ルート案★(2020.02.20)
■松本と糸魚川間に県が整備する「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)の大町市街地区間について、県は「西ルート」で整備することを決めた。
2021.2/20;県大町建設事務所が市議会全員協議会で発表。「東」「中央」を含む3つの案のうち、事業費が安くて最も早い完成が見込まれ、災害にも強いといった点から、西ルートが最適と判断した。松糸道路は信号機をほとんど設けない
地域高規格道路で、大町市街地区間は常盤の上市北交差点付近から木崎湖入口交差点付近までの約10km。3つの案はそれぞれ幅1〜2kmの「ルート帯」で比較した。西ルート帯はR147の高瀬上橋より北で高瀬川を渡り、市街地の西側を通る。
事業費は220億〜270億円で、東の310億〜410億円、中央の450億〜500億円よりも安く、費用が最少のため最も早く造れる。さらに、大規模な陸橋などが不要のため国道やJR大糸線への影響が少ない。土砂災害や浸水などの被害を受けにくく、
被災時の復旧も比較的しやすいと評価した。県はこうした比較評価について、2019年11月から説明会を7回開催。住民の意見を聞いた結果、「評価を修正しなければいけない点はなかった」と結論付け、西ルート帯を選んだ。今後は2020年度
から2年間かけ、西ルート帯の中で複数案を出し、幅を100〜200mまで絞り込む。松糸道路は全体で約100km、完成すると松本IC-糸魚川IC間が現在の140分から100分に短縮。大町市街地区間は16分から10分になる。高瀬川の右岸道路など
既存道路も使う。安曇野でも新設区間のルート案の選定が進んでいるほか、県は2020年度以降、白馬村中心部や小谷村の役場周辺もバイパス化を含めて調査する。
※松本糸魚川連絡道路(大町市街地区間)各ルート帯の比較評価(案)
■北アにトンネルを通して長野と富山県を結ぶ「北アルプス横断道路」について、大町市牛越徹市長は「実現すれば、市民生活や観光、製造業にも大きなプラスの影響がある」と、ルートの具体案づくりが加速することなどに期待を示した。
長野側にとって、富山は車で行き来できる道路がない唯一の県。北ア横断道の構想は1990年代から富山側で描いてきた。富山県東部の9市町村が11/下に新組織を立ち上げた。観光の活性化や、物流で日本海の港湾の活用を促すなどの期待がある。
ルート案は、富山側の自治体が個別に具体案を練り、国や大町市など長野側の自治体に協力を呼び掛けてきた。富山県朝日町−白馬村の「新川・大北ルート」(トンネル総延長約26km)、上市町−大町市の「上市ルート」(約17.5km)、
立山町と大町市を結ぶ「立山ルート」(約19.6km)の3案が浮上。9市町村が立ち上げた新組織は「北アルプス横断道路構想推進会議」。構想の実現には、連携した働き掛けが必要との判断から、まずはルート案の一本化を図る。ただ、ルート案の
一本化には困難が予想され、建設にかかる巨額の費用をいかに調達するかなど解決するべき課題は山積している。牛越市長は「三案の一本化が図られない中で、対応が困難な状況だった」と述べ、富山側での新組織の設立を歓迎。
「現在の土木技術があれば不可能ではない。国を挙げての事業にできれば交流の促進や技術の革新にもつながる」と。
■富山〜立山連峰をトンネルで抜け長野に抜ける「北アルプス横断道路」
北ア・剣岳や立山など3000m級の急峻な山が連なり、観光交通ルートは「立山・黒部アルペンルート」のみ。東西を移動するには糸魚川経由で迂回するか、飛騨高山から乗鞍・上高地経由で松本へ抜けるしかない。実現すれば富山〜大町間は約50km。
国交省の道路将来構想、2021年策定の「新広域道路交通計画」には北アルプス横断道路は記載ないが、2018年、富山県「元気とやま創造計画」では長期構想に「北アルプス横断道路構想」推進を明記。県独自の2021年「富山県新広域道路交通計画」
でも構想路線として北アルプス横断道路が明記された。自治体や関係団体は「北アルプス横断道路構想推進会議」を設立し活動を続けている。2024年2月予算委員会で、国交省道路局は北アルプス横断道路の推進について答弁を求められ、「世界水準の
山岳観光地を周遊するルートとして期待される」と認識。「実現のためには両県の連携と、国民のコンセンサスが得られることが重要」と。
2024年6月の富山県予算特別委員会で、北アルプス横断道路についての議論があり。知事は、2月に富山県議会から長野県と、5月にも長野県道路部局と意見交換した。
北アルプス横断道路は、立山〜大町へアルペンルートに沿って抜けていく「立山ルート」、上市〜早月川を遡上して剣岳直下を抜ける「上市ルート」、朝日町〜白馬岳を抜ける「新川ルート」の3案が出ている。
■2017.11/22;立山連峰を全長20km前後のトンネルで貫き、富山と長野を結ぶ「北アルプス横断道路」の実現に向け、富山県東部の9市町村が新組織を発足させた。
横断道路は1990年代前半から関係市町村がバラバラにルートを計画し、国や県へ建設を要望してきたが、20年以上を経てようやく一本化に向けた議論の場が持たれることになった。ただ、道路の実現可能性は現時点で不透明。
横断道路の建設に向けて、各市町村はこれまで、
1)朝日町-白馬村の「新川ルート」(トンネル総延長26km,黒部市などが提案)
2)上市町-大町の「上市ルート」(15km,上市町などが提案)
3)立山と大町を結ぶ「立山ルート」(19.6km,立山町などが提案)の3案
それぞれ富山からの近さや、周辺の観光資源などをアピールし、国や県に建設を要望してきたが、ルートの不統一から議論は進まず、県議らが一本化に向けた働きかけを進めてきた。11/22;富山で開かれた新組織「北アルプス横断道路構想推進会議」
の設立総会には、9市町村の関係者や経済団体などが出席。会長に宮腰光寛衆院議員、会長代行に魚津市市長を選出し、今後はルートの研究などを協力して進めることを確認。ただ、一本化の見通しは立っておらず、さらに一本化に成功しても建設には
膨大な費用が見込まれる。村椿会長代行は総会終了後、「国家プロジェクトに位置づけてもらうには、関東圏の都市部にどのようなメリットがあるのか、という観点も踏まえて議論を進めなければならない」と。
★市町村;貨物/乗用(普通;小型),車の登録数;(2022.3.31)合計52,985台
安曇野市;4707台/37181台(18787台;18394台),計43,366台
池田町;385/3946(1757;1878),計4,139台
松川村;478/4131(1996;1950),計4,607台
生坂村;136/ 659(326;333) ,計873台
★市町村;貨物/乗用(普通;小型),車の登録数(貨物+乗用車)/人口(2022.3月)
長野市;20257台/140018台(69885台;70133台),計166,431台/369346人(乗用車所有率;38%)
松本市;15360台/95974台(49589;46385台),計85,399/239587人(40%)
安曇野市;4707/37181(18787;18394),計43,366台/93567人(46%)
大町市;1916/10441(5139;5302),計13,327台/25512人(40%)
白馬村; 632/4131(2427;1704),計5,269台/8478人(49%)
小谷村; 239/1131(567;564), 計1,589台/2554人(44%)
池田町; 385/3946(1757;1878),計4,139台/9203人(43%)
松川村; 478/4131(1996;1950),計4,607台/9540人(43%)
■2025.4/7;5月から交付される「安曇野」の新しいナンバーの事前申込みが始まった。
松本の県自動車標板協会県によれば、内初の図柄入りのナンバーは初日92件の申込みがあった。安曇野ナンバーは北アルプスや道祖神(安曇野市)、パラグライダー(生坂村)、ハーブ(池田町)、レンゲツツジ(松川村)などが描かれている。
県内には「長野」、「松本」、「諏訪」の3つのナンバーがあったが、5/7〜;安曇野市と池田町、松川村、生坂村を対象とする「安曇野」。他に飯田と伊那の13町村を対象とする「南信州」が加わります。国交省松本自動車検査登録事務所は
「地域の活性化、観光振興に、このナンバーにつなげてもらえたら。地域で華やかなナンバーが走ることで、訪れた方々に地域を知っていただくツールになる。多くの方に図柄入りナンバーを選んでいただき、付けて走ってもらえれば」。
新しいナンバーは、5月申請は交付に約1ヶ月、その後は申請から約1週間で交付される。「動く広告塔」といわれるご当地ナンバーで安曇野の観光振興、知名度UPなどに、地元からは期待する声も聞かれる。
■2023.11/28;自動車のご当地ナンバー「安曇野」の導入を目指す安曇野ナンバー推進協議会は、ナンバーの図柄として国に申請するデザイン案を発表した。
1次審査を通過した3案中、対象の安曇野市、池田町、松川村、生坂村の住民投票をもとに決定。4市町村の特色を組合せたデザインで、年内に4市町村の首長の連名で提案書を国土交通相に提出する。図柄は国交省の審査を経て2024年夏に正式決定する。
図柄案は「日本の原風景 安曇野」で、北アと犀川が描かれた安曇野の風景の中に、道祖神、ラベンダー、レンゲツツジ、パラグライダーが描かれている。推進協議会が、応募のあった125作品の中から3作品に絞り、9/20-10/20;住民投票で、
最多の414票(投票全体の46.5%)を集めた。安曇野ナンバ2025年5月に交付開始。4市町村で取得するナンバーは全て「安曇野」になる。図柄なし、図柄ありのモノクロとカラーの3種類から選べ、費用は図柄なし(\3000)、図柄あり(モノクロ)(\8000)、
図柄あり(カラー)は1万円ほどの見込み。推進協議会長の安曇野市太田寛市長は「安曇野ナンバー交付に向けて着々と進んでおり、また新たなステージに進んだ。多くの人が安曇野ナンバーを受けてもらえる機運の醸成を図りたい」と。
■2023.9/20;安曇野市、池田町、松川村、生坂村と各市町村の商工・観光団体でつくる自動車のご当地ナンバー「安曇野」の推進協議会は、デザイン案の決定に向けた投票受付を開始。
安曇野ナンバー図柄3案から安曇野にふさわしいと思う1案に投票できる(締切;10/20)、その結果を踏まえて国交省に提出するデザイン案を11月にも固める。
日本の原風景「安曇野」の雄大な自然に、心も身体も満たされる安曇野で常念岳や川がデザインされている。
案1)犀龍と泉小太郎伝説(安曇野)、案2)ラベンダー・道祖神・りんごの花?・パラグライダー(生坂村・池田町・安曇野)、案3)有明山・乳川・レンゲツツジ?(松川村)
推進協は8月に、ナンバーの図柄案として募集のあった125作品の中から3作品を選出。投票はながの電子申請サービスか、各市町村役場担当窓口で受付。4市町村の住民か、安曇野ナンバーを取得する可能性がある住民が対象。
推進協事務局の安曇野市政策経営課は「安曇野にふさわしい案を選んでほしい」と。
※ナンバープレートの見本は全て「2046」。この数字は直線・曲線・丸など数字に関する要素を網羅し、図柄が入ったナンバープレートでは数字の視認性が良いかを確認するためという。2(曲線・直線)、0(大きい丸)、4(直線)、6(小さい丸・曲線)
■2023.8/10;安曇野と池田、松川、生坂の4市町村が導入を目指す自動車のご当地ナンバー「安曇野」の推進協議会は、「豊科交流学習センターきぼう」で会議を開き、ナンバーの図柄案として募集のあった125作品の中から3作品を選び出した。 作者らと相談し補作・修正を加えた上で9/中に公表。図柄案を一つに決めるため、9/中〜10/中に4市町村の住民を対象とした意向調査を実施する。会議には4市町村の首長、観光・商工団体の関係者らが出席、125作品が並べられた。 道祖神やワサビ、北アルプスを映し出す水鏡、犀龍小太郎伝説、てるてる坊主など安曇野らしい題材のデザインが目立った。各委員が3作品に絞った。安曇野市太田寛市長は「安曇野のイメージ全体を考えた構成で絵にしていただいている」。 11月には推進協議会を開催し、意向調査の結果を踏まえて図柄案を決め、年内に国交省に提出する。国交省は夏に名称を、2024年中にはナンバーの図柄案を決定、2025年5月に交付開始予定。
■2023.5/29;自動車のご当地ナンバー「安曇野」の導入を目指す安曇野ナンバー推進協議会は、安曇野市役所で会合を開き、安曇野ナンバーの図柄は公募して選ぶ。
6/20-7/31;対象の安曇野市、池田町、松川村、生坂村の特色をそれぞれ一つ以上取り入れたデザイン案を募集し、11/下に決定。図柄案は安曇野なら北ア山麓やワサビなど、安曇野全体の特色を表しているもの。2024年度に図柄正式決定。
2025.6月安曇野ナンバー交付。図柄案は推進協で応募の中から3案程度を選び、9月に住民に意向調査を実施。その結果と推進協での話合いで最終案を決める。採用された応募者には賞金10万円、一次審査通過者には安曇野の特産品を贈る。
推進協代表の太田寛安曇野市長は「安曇野ナンバーが地域に愛されるのはもちろん、県内外の皆さんにも情報を発信できるよう期待したい」と。
安曇野ナンバー導入のアンケート結果をもとに国に申請し、4/21;ご当地ナンバーが決定した。
回収数;2330/4700(安曇野市;899,池田町;503,松川村;488,生坂村;440),回収率;49.6%
4市町村全体;72.3%(賛成;48.8%+どちらかというと賛成;23.4%)、賛成;安曇野市;75.8%,松川村;73.4%,池田町;71.2%,生坂村;65.2%
これで県内ナンバーは「長野」,「松本」,「諏訪」,「安曇野」,「南信州」となる。
(問)推進協事務局(安曇野市政策経営課) TEL 0263-71-2401
■2023.4/21;国交省は自動車用ナンバープレートに独自の地名を表示する「ご当地ナンバー」に、「安曇野」・「南信州」を追加する。
7月までにナンバーの名称、12/28までに図柄を審査・決定、2025年5月から交付開始予定。県内では2006年10月の「諏訪」以来。現在は松本ナンバーだが、2025年には安曇野ナンバーに。対象は安曇野市、松川村、池田町、生坂村。
白馬村・小谷村は松本ナンバーで飛び地となる。ご当地ナンバーは地域の登録自動車が10万台以上か、複数自治体で5万台以上、知名度あることが要件。安曇野、池田町、松川村、生坂村を合わせると車の台数は計5万台を超える。
車両台数は安曇野市(43446台:2021.3月)、松川村(4655台)、池田町(4231台)で合計52332台。
南信州は飯田市、松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村。
県内のご当地ナンバーは「松本」・「安曇野」・「長野」・「諏訪」・「南信州」となる。ご当地ナンバーは知名度の向上や地域ブランド力UPで地域振興や観光振興に期待、地域の連帯感も生まれるという。
■2022.安曇野4市町村でつくる協議会が導入を目指している「ご当地ナンバー」についてのアンケートで、7割の住民から理解が得られたことから協議会は、11/末までに県を通じて国に導入の意向を伝える。
安曇野市、池田町、松川村、生坂村の安曇野4市町村は、協議会を立ち上げてご当地ナンバー「安曇野」の導入に向けて検討を進めてきた。協議会では、住民の意向を確認するため、7-8月に4市町村の18歳以上の住民合わせて4700人に
アンケートを行い、2330人から回答を得た。結果は、導入について「賛成」「どちらかというと賛成」で72.3%。これを受けて協議会は、11/末までに県を通じて国交省に、ご当地ナンバー導入の意向を伝える。事務局を務める安曇野市は
「ご当地ナンバーを通じて安曇野をより多く人に知ってもらう機会になるよう、導入に向けてしっかりと検討したい」と。
■2022.7/4;車のご当地ナンバー「安曇野」の実現に向け、安曇野市、池田町、松川村、生坂村でつくる「安曇野ナンバー検討協議会」が設立した。
安曇野市役所で設立会が開かれ、各自治体の首長らが出席。代表は太田寛安曇野市長。ご当地ナンバーは「安曇野」と漢字で表記することにして国に申請する。意向調査は4市町村の18歳以上から無作為に抽出した4700人を対象に行い、
安曇野ナンバー導入に対する賛成・反対、意見などを尋ねる。振り分けは安曇野市2000人、池田町1000人、松川村1000人、生坂村700人、自治体ごとに意向を判断する。アンケートは7/末まで。8/下;回収・集計、10月第2回協議会で結果を
報告する予定。意向調査の結果を踏まえ、11月に国交省に申請予定。太田市長は「地域のみなさんの一つのアイデンティティーになる。長野道ICも安曇野表記なので、読み方も合わせてPRできれば」と。
■2022.7/4;安曇野の「ご当地ナンバー」導入について話し合う協議会の初会合が開かれた。
車のナンバープレートに地名やデザインを入れる「ご当地ナンバー」は、地域の魅力発信につなげようと国交省が導入した制度で、2022.4月、4回目の募集を開始。安曇野市、池田町、松川村、生坂村は安曇野ナンバーの導入に向けた協議会を
県と立ち上げ、安曇野で初会合を開いた。地名の表記は「安曇野」の漢字で表記することに決定。また、4市町村に住む18歳以上の合わせて4700人を対象に7/末-8/下にかけて、ご当地ナンバーの導入の是非を問う住民アンケートを行う。
11月までに国交省に申請する予定。協議会の代表を務める安曇野市太田寛市長は「安曇野は読み方が難しいことから、漢字表記とすることで読み方とあわせて地域をPRできる効果がある」と。
■10/5;ご当地ナンバー「安曇野」の「安曇野ナンバー検討協議会」は、安曇野市役所で第2回会議を開き、住民アンケートで安曇野ナンバー導入に肯定的な意見は7割以上。
結果を踏まえて協議会を構成する安曇野、池田、松川、生坂の4市町村は、県に安曇野ナンバーの導入要望書を提出した。
無作為抽出した4市町村の住民計4700人、2022.7/29-8/19;郵送でアンケート実施。回収数は安曇野市899、生坂村440、池田町503、松川村488の計2330人、回答率;49.6%。
安曇野ナンバー導入について「賛成」(48.8%)・「どちらかというと賛成」(23.4%)は計72.3%、「反対」・「どちらかというと反対」は26.4%。1.4%は無回答。
1)安曇野市;「賛成」(75.8%);賛成54.2%,どちらかというと賛成21.6%、「反対」(23.2%);反対11.2%,どちらかというと反対12.0%
2)池田町;「賛成」(71.2%);賛成46.5%,どちらかというと賛成24.7%、「反対」(27.2%);反対15.3%,どちらかというと反対11.9%
3)松川村;「賛成」(73.4%);賛成49.6%,どちらかというと賛成23.8%、「反対」(25.2%);反対13.5%,どちらかというと反対11.7%
4)生坂村;「賛成」(65.2%);賛成39.8%,どちらかというと賛成25.5%、「反対」(33.0%);反対18.9%,どちらかというと反対14.1%
肯定的な意見は安曇野市が75.8%で最多。理由は安曇野の知名度の向上、安曇野のイメージアップ、観光地PR、観光連携の一体化など。反対意見は「松本ナンバーがいい」と長年親しんできたナンバープレートへの愛着を感じさせる声が目立った。
2023.3月;県を通じ国に安曇野ナンバー導入申込み、2023.7月;国が導入地域決定。2023.8月-11月;図柄デザイン募集(公募)、2023.12月;図柄デザイン決定・提案、2024年;デザイン決定、2025.5月;安曇野ナンバー交付予定。協議会は名称を
推進協議会に変更し、今後は安曇野ナンバーの図柄の検討方法などを話し合う。
■2022.5/17;「安曇野ナンバー」導入協議
地域の特産などをデザインした自動車のご当地ナンバー。安曇野市は「安曇野ナンバー」導入を目指して検討しています。16年前は東北信の「長野ナンバー」。中南信の「松本ナンバー」2種類だけ。2006年「ご当地ナンバー」の制度が導入され、
「諏訪ナンバー」が誕生した。5/17;安曇野市役所で隣接する池田町、松川村、生坂村が参加し、導入に向けて協議した。懇談会の開催を呼び掛けた。安曇野市太田寛市長は、ご当地ナンバー導入によって観光振興や移住定住促進などの効果が
あるとし、「この地域一体となって安曇野という名前で売り込むにはナンバープレートを安曇野にするのは非常に大きなポイントになるのではないか」と。「実現に向けてご協力いただければ」と呼び掛けた。池田町の甕聖章町長や松川村の
平林明人村長、生坂村の藤澤泰彦村長から異論は出なかった。登録自動車台数といった導入要件を満たしていることを確認。安曇野市政策経営課からは、住民への意向調査について、4市町村で様式をそろえて約5000人への実施を想定している
ことが説明された。導入後に購入した新車は、全てご当地ナンバーとなることなども4市町村で共有。意向調査の結果を踏まえて11/末までに導入の意向表明ができれば、2023年に導入地域が決まり、図柄入りナンバープレートのデザインを
協議会で固める。国交省によって2024年にデザインが決定され、2025年にご当地ナンバーの交付が始まる見通し。住民への意向調査に向けては「広域的な取り組みで安曇野を使うことが地域全体の知名度向上につながることをご理解いただければ」。
新しいナンバーは「安曇野」にすることで一致。ただ、漢字か、ひらがな表記にするかは今後の話し合いで決める。全国には46地域でご当地ナンバーあり、「安曇野という名前を使うことで地域全体の地名度向上につながると理解してもらいたい」。
■2022.5/17;安曇野市とその周辺の3町村が新たなご当地ナンバーの導入「安曇野ナンバー」を目指し、懇談会を行われた。
新たなご当地ナンバーの募集要項が4月公表されたため、安曇野市、池田町、松川村、生坂村が参加し、懇談会が開かれた。現在は「松本」ナンバーが使われていますが、歴史的背景や文化などから新しいナンバーの案は「安曇野」という考えで
一致。漢字かひらがなにするかは今後検討するという。安曇野という名前を全国に広め、地域ブランドの確立や観光振興に役立てたいとしています。今後、住民アンケートを行い、11月に国に導入の意向が表明できるよう調整する。
■安曇野市は、自動車のご当地ナンバー「安曇野」の実現に向けて動き始めた。
国交省はご当地ナンバー導入を希望する地域を2022年度に募集し始める予定で、安曇野ナンバー申請には地域住民の合意形成が不可欠となる。周辺町村との協力も必須で、まずは申請する地域の範囲や合意形成の方法を取りまとめる必要がある。
ご当地ナンバーを導入するには、その地域の登録自動車が10万台を超えるか、複数の自治体にまたがった地域で登録自動車が5万台を超えるといった要件がある。市内の登録自動車は約4万3500台で、隣接する池田町と松川村、生坂村を合わせると
5万台を超える。現在、3町村との話し合いを始めた。国交省自動車局によると、募集開始のスケジュールはまだ決まっていないが、導入を希望する場合は地域住民の意向を確認した上で、都道府県を通じて国交省に要望することになる。
ご当地ナンバーはすでに46地域で導入されており、県内では15年前に「諏訪」ナンバーの交付が始まった。諏訪の6市町村は連絡協議会を組織し、住民アンケートで賛成が7割以上を占めたことから国交省にご当地ナンバーを申請した。導入までに
地域振興・観光振興の方針策定やナンバープレートの図柄の決定なども求められ、「短くても4年は必要」。交付開始以降に新車を購入した場合は全て安曇野ナンバーとなることから、観光PRや郷土愛の醸成などが期待される。
■安曇野市が自動車ナンバープレートに「ご当地ナンバー」として、「安曇野ナンバー」の導入を目指している。
安曇野市は現在、松本ナンバーですが、地域観光振興のために導入したい考え。安曇野市太田寛市が明らかにした。全国では44地域で導入され、県下では2006年から松本から諏訪ナンバーが登録済。申請登録条件の車両台数10万台が2017年に
改定され、1)複数自治体で申請、2)5万台以上、3)知名度あることが申請条件となった。安曇野は観光地として知名度があり、車両台数は安曇野市(登録台数;43446台:2021.3月)。安曇野市単独ではなく、周辺自治体が一緒に申請するのは、
松川村(4655台)と池田町(4231台)が前向きで同時申請すれば計52332台でクリア。松本市から異論はないという。近い将来、「安曇野ナンバー」が実現されそう。
松川村・池田町は大北(北安曇郡)というよりも、安曇野市に隣接し、「安曇野」のブランド名を多方面で多く利用している。ただ、松川村・池田町が「安曇野ナンバー」となれば、大町・白馬・小谷が「松本ナンバー」では違和感が残る。
その昔、議論された大北7市町村合併問題。北安曇郡(大北)の7市町村(大町市,美麻村,八坂村,池田町,松川村,白馬村,小谷村)で合併が検討された。2003年大北合併協議会では、新市名に「北アルプス市」「黒部ダム市」「仁科市」「大町市」
「黒部ダム市」「大美八市」「アルプス市」「北安曇野市」などが候補になった。美麻村や八坂村は合併に積極的で、他は消極的だった。松川村民アンケートでは南安曇郡(安曇野)を望む声は65%,大北特定市17%,大北7市町村全体は11%、
池田町アンケートでは南安曇郡は53%、大町市は11%と、2町村民は北安曇よりも南安曇を望んだ。最終的には池田町・松川村は単独を選択、2006年に大町市・八坂村・美麻村が合併した。
■2024.11/7〜2025.7/末;松本市内のR143巾上交差点付近に架かる「白板橋」の架け替え工事により、交差点の規制方法が変わる。
休日を中心に激しい渋滞が発生、更に混雑も予想されるとして迂回を呼び掛けている。11/6;女鳥羽川の旧橋脚の4基撤去工事に取りかかり、工事スペースがR143に拡大するため、交差点西の渚方面からの右折レーンがなくなり、1車線になる。
右折渋滞を防ぐために信号規制(3→4サイクル;西→東,東→西,南→北,北→南)を変更する。R143松本駅方面から北仮設橋への右折は可能になる。架け替え工事は2022年10月に開始、2023年10月に仮設橋通行により交差点の通行方法が変更と
なったが信号待ちの時間が増加。休日を中心に伊勢町通りやこまくさ道路などで激しい渋滞が発生している。松本駅南の中条跨線橋からR19鎌田交差点に抜けるルートなどへの迂回を勧めている。供用開始は2026.3月予定。
■松本中心市街地に設置されている駐車場案内システムの案内板が2012年のシステム廃止以降、更新されないまま残されている。
現在は駐車場の混雑状況の表示はなく、駐車場名と方向を示す矢印で駐車場や公共施設の位置を案内。現存しない駐車場名を掲げる案内板も。市は現状のまま「活用」する方針だが、市内を訪れる観光客からは改善を求める声も聞かれる。
駐車場の混雑状況を表示し、駅前で発生する渋滞の緩和や、利便性向上を目指した。国・県との共同事業として約4.6億円をかけて地図式、文字式、補助の各案内板を計48基設置し、2004年4月に供用開始。しかし、カーナビの普及もあり、
2010年の利用者アンケートでは駐車場探しにシステムを参考にした人は県外利用者で17%、県内は6%。2012年3月にはサービスが終了し、設置8年で廃止。継続には5000万円の更新費と年間600万円の維持管理費がかかり、2012年3月で廃止。
案内板を管理する市自転車推進課は「生かすところは生かし、表示に誤りがあれば予算要求をして早めに修正したい」と。
■松本を南北に貫くR19渚-宮渕本村まで1.6km区間を4車線に拡幅する事業「松本拡幅」で、白板交差点近くで工事が進められていた落合橋側道歩道橋(62m)が7/中に完成する見通し。
珍しい「フィーレンディール橋」ではしごを横倒ししたような景観。供用開始は未定。フィーレンディール橋は橋脚がなく、はしごのように見える「上弦材」で全体を支えている。近年では周囲の景観との調和が重視される場面で採用されることが
多い。松本拡幅事業全体の用地買収の進ちょく率は2023年度末で62%。2024年度は落合橋の下部工事と、全4工区のうち渚3交差点から北へ1.2kmの第1〜3工区の用地買収などを進める計画で、事業費は11億円。松本拡幅は1998年度に事業化、
2005年度に用地買収に着手。拡幅部は30m、立体部分の幅は32-46m、慢性的な市街地の渋滞緩和を目指す。全体の事業費は約180億円。2024.7/5;松本Mウィングでの建設促進連絡協議会では、用地取得が進んだ渚〜白板区間の早期4車線化や
重点的な予算配分を求める要望書を国会議員らに提出した。
■2024.4月;松本市は「JR松本駅お城口広場」のバス乗り場を増設、松本BTで発着する5路線1系統の乗り場を2024年4月から駅前に移す。
将来的には駅前の自家用車駐車場を周辺に移設、公共交通のスペースをさらに拡充する方向で検討を進める。駅前に乗り場が移る路線は、信大横田循環線、横田信大循環線、新浅間線、美ヶ原温泉線、アルプス公園線、並柳団地線。
発着便数の割合はこれまでBT65%に対し、駅前は35%だったが、2024年4月から駅前が79%と大半を占める。市は街のにぎわい創出のため電車、バス、自転車の相互乗り換えを円滑にする方針で、アルピコ交通、JR東日本長野支社と
交通ターミナル機能強化に向けた協議をしている。駅前にある21台収容の駐車場は移転先を駅周辺にしたいため、土地を所有するJRと協議する。「駅前は公共交通のスペースにシフトさせたい」と松本市交通ネットワーク課。
まずはロータリー内のバス乗り場増設を行う。市は駅ビルの大規模改修、BTがあるアルピコプラザビルの再開発を見据えた長期的な再整備ビジョンを、国民スポーツ大会が県内で開催される2028年頃までに示したいとしている。
■松本市は寿、寿台、松原3地区と梓川地区で実証運行しているAI活用の予約制乗合いバス「のるーと」で、本格導入するかを2024.9/末で判断する。
運行の目安として1日の乗車人数50人を目標に掲げ、8月の利用状況は寿地区が1日平均56人、梓川地区は36人。目標値に届かない梓川地区の本格運行が危ぶまれる。
9/4;寿、梓川の代表者は本格運行を求める要望書を松本市長に提出した。市長は「収支率20%を目安として、持続可能なものになるかどうか見極めたい」と。代表者は「生活になくてはならない移動手段」と収支率20%に満たない場合でも本格運行に
移行するよう求めた。梓川地区は寿地区と比較して商業施設や病院が少なく、人口が少ないことが考えられる。農家が多く、移動手段として軽トラックを利用する高齢者が多い。
梓川地区まちづくり協議会は「高齢者はいずれ車に乗れなくなる。将来のことを踏まえた対応をしてほしい」と。
のるーとは交通空白地帯の解消を目的に、2023年10月に実証運行を始めた。交通弱者の高齢者を対象とし、病院や買物先の近くに乗降ポイントを設置。運賃は一律\300。実証運行は2025年3/末まで予定。利用者が少ない場合は年内にやめる
可能性もある。市公共交通課は「公共交通は乗って維持されるものなので、収支率は確保する必要がある。9/末の利用状況を見て慎重に判断したい」と。
■松本市は2023年度、市内の道路の新設・拡幅工事の情報を掲載した「道路整備マップ」を松本市HPで始めた。
松本市道は赤、県道は緑、国道は黄で色分け、どの場所でどのような工事が行われているかひと目で分かる。工事による通行規制の情報も随時掲載。マップ上のラインをクリックすると市道の詳細(工事内容/期間等)を表示、国や県が
管轄する道路はリンク。市民や事業者と道路の情報を共有することで、官民一体となったまちづくりの利活用につなげる狙いがある。拡幅工事がある道路は、沿線の土地利用を考える事業者への情報提供にもなる。市建設課は「渋滞回避にも
役立ててほしい」。「随時更新し最新情報を掲載していきたい。より多くの情報をいち早く公開することで、地権者ら地域住民との合意形成にも役立てていきたい」と。
※松本市道路整備情報
■2024.6/26;松本市梓川地区まちづくり協議会と波田地区町会連合会は梓川にかかる県道塩尻鍋割穂高線の「梓川橋」の早期架け替えを要望した。
梓川橋周辺はケショウヤナギ群生地、1964年建設された鉄筋コンクリート製の橋で全長216m,幅6m。梓川と波田を結ぶ唯一の橋。落石で通行止めになっている大野田梓橋停車場線の梓川八景山-安曇大野田間の代替え道路として、梓川に新しい橋を 架ける工事が行われている。梓川八景山-波田赤松を結ぶ新橋は2026年完成予定。
■松本市梓川八景山と波田赤松の境を流れる梓川に橋を架ける工事が進んでいる。
2013年4/15に安曇地区で岩盤崩落があり、現在も通行止めとなっている県道大野田梓橋停車場線(県道278)のバイパス工事では県道とR158を結ぶ新しい橋ができる。安曇野と上高地とのアクセス向上が期待され、県松本建設事務所は
2026年度中の工事完了を目指す。建設事務所によると、橋は長さ179M、幅9.5m。片側1車線で下流側に歩道が付く。現在は橋脚や波田赤松地区のR158取付部分で工事が進んでいる。橋脚は2022年度と2023年度の渇水期(10月-4月)に作業を行う。
事業着手の2014年度から2022年度までに橋台、橋脚などの工事に約4.6億円を投じた。さらに橋脚の建設に充てる補正予算7億円。橋桁や取り付け道路の整備を順次進める。松本「梓川渓谷」入口周辺の大野田地区は旧安曇村、八景山地区は旧梓川村、
対岸の赤松地区は波田町だった。大野田のR158新渕橋手前から県道入口には「落石通行止め」看板が建てられ、ガードレールで道路は封鎖。崩落現場は土砂で埋まり、防護柵は崩壊し、道路は枯れ葉や雑草が生い茂り、まるで廃道のよう。道路の
復旧は難しそう。一帯はヤマブキの群生地で、春には山の斜面一帯が黄色に染まっていた。昔は上高地から安曇野(梓川・三郷)方面によく利用していた道路。崩落現場は梓川左岸で険しい地形が続き、崖が高いこと(通称崖下)から技術面や安全面を
考慮して、危険箇所を通らずに梓川をまたぐ新しい橋の建設に至った。梓川に架かる梓川八景山と波田赤松を結ぶ「八景山橋」があるが歩行者専用の沈下橋。梓川にかかる橋は下流の県道25「梓川橋」がある。毎春訪れる梓川八景山は濃いピンク色の桜と
白い桜が美しいところ。建設事務所は「早く安全に通行できるように工事を進めたい」と。
■松本「あがたの森通り」から信大方面へ北に延びるR143道路拡幅に向けた協議を県・市が始める。
土地・建物が整然と並ぶ沿道とゆとりある歩行空間の整備を視野に、これまで手付かずだった幹線道路の再整備に向けて動き出す。市民芸術館西から女鳥羽川を渡って県道松本和田線「城東二丁目」交差点に至るまでの843mで、
県が管理。現在の道幅は6.5m-8.5mの2車線道路で大半は歩道がなく、歩行者は電柱をよけながら通行している。市は松本駅、松本城、あがたの森の3ヶ所を結んだ三角形の区域を「歩行者の回遊性を高めるエリア」と位置付ける。
県松本建設事務所は「単に道を広くすればいいということではなく、まちづくりの観点から検討する必要がある」。かつては宿場町だった女鳥羽川以北を中心に、奥行きのある町屋風の店舗や住宅が密集するエリア。そのため最低限の
歩道分だけ用地買収すると、建物を分断し不整形の残地が出てしまう。松本建設事務所は「沿道の土地利用を道路と一緒に整備する手法が大事」と。地権者のうち残留希望者と転出希望者の間で土地を入れ替え、残地を解消して沿道全体の
魅力を高める「沿道整備街路事業」をイメージする。R143を巡っては、街中に4車線の環状道路を巡らす市の「内環状線構想」の対象候補として長年議論されながら未着手の状態が続いていた。しかし、松本市が2021年度に構想を廃止した
ことで局面が変わった。市交通部は「今後はR143の在り方について議論が進む。まちづくり全体の視点を持って検討する必要がある。県や沿線の関係者と協議を重ねていく」。実現には地元の理解とまちづくりの機運醸成が不可欠。
地元町会は「歩行者には危ない道という声はあるが、地権者にも考えがある。何をどうしたいのかまずは説明を聞きたい」と。
■松本駅東の公園通りの改良工事が完了。
松本駅前からの「公園通り」は1975年頃に整備。松本市は2017年度から約3億円をかけて整備を進め、このほど電線の地中化、植樹帯の改良、環境に配慮した舗装材の敷設などが行われた。松本駅-神明町交差点を結ぶ約160m区間では、
植樹帯が設けられ、インターロッキングブロックと呼ばれる透水性のある路面で、車道は灰色、歩道は白色のブロックを敷いた。車道の幅を5mから4mに狭めることで車の通過速度が落ち、歩行者の安全に配慮した形となった。
■12/26;松本と安曇野を結ぶR147高家バイパスで、松本島内のR147アルプス大橋東交差点-R19平瀬口交差点までの約0.5mの4車線化工事が完了し開通した。
ラッシュ時の渋滞緩和と交通の円滑化が期待される。平瀬口交差点-松本TNへ向かうR254でも平瀬口交差点付近の舗装工事を行い、車線を2車線から3車線に増やした。県松本建設事務所によると事業費は約1億円。2020.9月の松本TN・三才山TNの
無料化によって松本TNー平瀬口交差点付近の交通量が増加。同事務所は「4車線化で渋滞緩和につながれば」と。
■松本市は松本駅お城口前の公園通りの整備を進めている。
松本の玄関口として市民だけでなく観光客らも多く利用する通りで、電線の地中化や周辺環境に合った舗装材の敷設などを行い、駅前のイメージアップを図る。整備区間は松本駅と市道神明町交差点の約160m。歩道と車道を分ける部分には
現在、植樹帯に木が植えられ、路面は透水性のある「インターロッキングブロック」が敷かれている。1975年頃に整備されたが、ブロックなどが傷んだり歩道が狭かったりしたため、改修が検討されてきた。市は2022年10月から通り周辺の
上水道の工事に取り掛かり、11月からは電線の地下共同溝埋設工事を始める。2023年度以降に路面整備を行い、2024年に完成予定。総事業費は約3億円。現在の植樹帯をなくして歩道部分を広げる半面、車道幅を従来の5mから4mに狭める。
車道が狭くなることで車の通過速度を落とし、歩行者が安全に歩きやすいようにする。植樹帯の代わりに、小さめの植樹桝を設けて緑を残す。工事は2024年まで定期的に行い、その都度、車両通行止めなどの規制が執られる。
■松本と安曇野を結ぶR147高家バイパスで、松本島内の「アルプス大橋」東交差点から「平瀬口」交差点まで約0.5km区間の4車線化工事が進んでいる。
交通量が増加して朝夕のラッシュ時には渋滞も発生、一帯の交通の円滑化を図る。県松本建設事務所によると、2020年9月の松本TN・三才山TNの無料化によって、松本TNから通じる平瀬口交差点付近の交通量が増加。これまでに、
アルプス大橋東交差点から平瀬口交差点間は、4車線分の用地を確保しつつ片側1車線の道路だった。舗装を施して、これを片側2車線にする。工期は2023年1/中まで。併せて、平瀬口交差点から松本TN方面へ向かうR254で、
平瀬口交差点から約100m区間で舗装工事を進める。松本TN方面から平瀬口交差点方面に通行する際の車線を、2車線から3車線に増やす。事業費はR147の約0.5km区間と合わせて計約1億円。同事務所整備課は「工事によって渋滞緩和に
つなげたい」と。
■松本と上田を結ぶR254で三才山TN内壁改修工事とトンネル近くにある橋の改修工事が行われ、平日は片側交互通行の規制で渋滞。
待ち時間が1時間に及ぶことがある。三才山TN(全長約2.5km)、鹿教湯大橋では改修工事も。このため松本口〜鹿教湯大橋近くの孫六TNの約4km区間で、終日片側交互通行。土/日/祝は規制解除。三才山TN-松本側の約1.4kmにある帯所橋も改修工事中で
片側交互通行規制。工事は2023.5/8〜、三才山TNと鹿教湯大橋は2023.11/下まで、帯所橋が2023.8/10まで工事予定。三才山TNの工事は上田建設事務所、帯所橋の工事は松本建設事務所が実施。
早ければ通過に15分、渋滞なら1H待ちになることも。
■松本駅西のR143巾上交差点北で進める市道中条白板線・「白板橋」の架替え工事で、仮設橋での通行が2023.10月に始まる。
松本ICから松本駅・松本城方面に向かう道路で朝夕は混雑するR158+R143。R158奈良井川大橋-R19渚交差点-R143田川大橋-巾上ー大糸線ガード下-R143中央1丁目-伊勢町通りへ。巾上では市道中条白板線(2002号)と交差し、女鳥羽川にかかる
白板橋がある。1962年に架けられた白板橋は幅約6.8mの片側1車線で道幅が狭く右折レーンはない。現在の橋の東に仮設橋が作られ、舗装・取付部分の工事中。9/中から仮設橋が開通するまで、国道(R143)が夜間片側通行になる見込み。
仮設橋と仮設道路の幅は約6.5mの片側1車線。夜間工事に伴う国道の片側交互通行は21;00-5:00まで。松本市によると通行量は昼間12Hで約6400台。通勤時間帯を中心に白板橋側の市道から国道に右折する車で渋滞が発生する。架替え事業は
2015年度に着手、新橋は幅18m(車道10m+歩道4m×2)で右折レーンや広めの歩道が設けられる。総事業費は約15.5億円、2026年3月完成予定。
■4/24-5/12;塩尻の市道「高ボッチ線」(東山ルート)は通行止め解除
2021年8月の豪雨による地滑りで通行止め、現在災害復旧工事中。地滑りの発生場所は、R20から5kmほど入った五百渡橋の門扉の先。道路が約100mにわたって最大2m陥没した。
2023年9月、山側に新たな道を設ける工事に着手。延長約90m、幅員約4.5mの道路を建設。工事費は1.8億円、3/2;国の補助。GW期間を挟んで一時的に通行止め解除される。
4/24;10:00;通行止めが解除されるが、新道は未舗装のため、ドライバーに徐行通行を呼びかける。5/13〜;再び通行止め、工事完了は8/末の見込み。
■4/24;2021年8月の豪雨により、地滑りで通行止めとなっていた塩尻市道「高ボッチ線」東山ルート(延長16.3km)が通行可となった。
人気の高ボッチ高原へのメインルートが2年8カ月ぶりに復活。R20から高ボッチへの東山ルートと、松本から高ボッチへの崖の湯ルートが冬期閉鎖され、両ルートが全線通行可。主な災害復旧工事が完了し、GW前の開通にこぎ着けた。
なお、工事箇所はまだ未舗装。5/13〜5/24;東山ルート、6/3-6/14;崖の湯ルートを一時通行止めにして路面舗装を行う。工事完了は8/末見込み。
■2021夏の大雨被害を受けて断続的に地滑りが発生した塩尻市道「高ボッチ線」東山ルートの復旧工事が進んでいる。
現場はR20から市道で約5km地点で、斜面ののり面作業は約7割が完了。国定公園内で、今後は表土・緑化作業を行ない景観に配慮する。市道は幅4.5mを確保する。2023.10/下;工事が本格化、11/中;地滑りする山を削り、12月;モルタル吹付工事に入った。
残土の一部は高ボッチ高原駐車場で利用された。全体工事は約40%。2024.GW(4/下)の開通を目指す。
■2021年8月の大雨で断続的に地滑りが発生し通行止めになっている塩尻市道「高ボッチ線」東山ルートの復旧工事が本格化した。
人気の高ボッチ高原への道路では路面が陥没し最大2mの段差が生じ、国の公共土木施設災害復旧事業として、2024年春の通行再開を目指して工事中。現場はR20から市道に入り約5km地点。2021.8/13-8/15;総雨量は340mm。市道の土砂崩れは
長さ80m、幅70m、土砂の厚さは7-9m。今回、復旧工事では幅4.5mを確保するように重機で山を削り、約5m山側に道路を作る。地滑りが完全に止まったわけではないため、工事業者と市が山の状態を監視しながら慎重に作業する。
工期は2024年3/末までの予定。工事に伴う排出土は6300m3で、約半分の量は高ボッチ高原の駐車場整備で活用する。復旧工事費用は約2.1億円。
■2024.8月;松本市公設民営バス「ぐるっとまつもと」で、キャッシュレス決済の利用が伸びていない。
2023年11月からアルピコ交通が運行するバスでスマホアプリ「チケットQR」を運用、2月からリップルマーク付クレジットカードによるキャッシュレス決済も導入した。2024.6/末までの利用率は6.3%。現金や回数券での利用に不便を
感じていない人が多いことが背景にあると見られる。キャッシュレス決済の利用で、乗客は運賃の小銭を用意しなくてよく、バス運行会社は運賃の管理が容易になるメリットがある。市は利用者の乗降データを集めることができるため、
路線やダイヤの検討に役立てられる。松本市は2023年度に事業費約5000万円を計上し、バスのキャッシュレス決済に着手した。うち半分は国の「デジタル田園都市国家構想交付金」を充てた。政府は2025年度までにキャッシュレス決済比率40%を
掲げているが、公設民営バスの決済率はかなり低い状況。BTやバスTMにキャッシュレス決済を宣伝するステッカーやチラシを掲示、市公式動画投稿サイトでPRするなど周知・普及に力を入れる。市交通ネットワーク課は「キャッシュレス決済の
方が安くなる運賃体系を検討したい。サービスの拡大に合わせてPRし、普及を目指したい」と。
■2024.3/16;松本の路線バス「ぐるっとまつもとバス」の一部の路線が松本BTから松本駅お城口広場に移された。
駅とバス乗場を直結させ、観光客や通勤・通学する人たちの利便性向上を図る。信大横田循環線、横田信大循環線、新浅間線、浅間線が変更。4路線は「松本市美術館」や「あがたの森公園」などに向かう観光客、高校生らを中心に利用者が多い。
JRダイヤ改正に合わせて変更、電車との乗り継ぎをスムーズにした。
■2024.2/19〜;松本市「ぐるっとまつもとバス」はラッピングされた新しい大型バス1台が登場。
「三ガク都」をイメージしたデザインでぐるっとまつもとバスをPRする。動物たちが楽器を演奏する姿、北アの山並み、旧開智学校や松本城が描かれ、「楽都」と「岳都」「学都」の三つの「ガク都」を表している。
■2924.2/19〜;松本市「ぐるっとまつもとバス」のアルピコ交通路線バスなど全路線でクレジットタッチ決済がスタート。
専用アプリのダウンロードは不要、国内外の観光客にも利用しやすくなる。利用はVisa、American Express、JCB、Diners、DISCOVERで、タッチ決済対応を示す「リップルマーク」があるもの。\200円以上の運賃で利用可。
スマホ・タブレットのタッチ決済は利用不可。公共路線バスでは県内初。これまでのチケットQRのキャッシュレス決済アプリも利用可。
■アルピコ交通は、運転手不足などを理由に長野-松本を結ぶ高速バスの路線を2024年3/末で廃止する。
廃止する高速路線バスは「長野松本線」。1日10往復20便で平日のみ運行中。新型コロナ流行前の2019年と比べ運転手数が15%減少、その後も確保できず運行の継続は困難と判断。復利用者は1日140人、コロナ禍前の半分程度に落ち込んでいる。
長野ー松本間はJR篠ノ井線あり。
■2023.11/16;アルピコ交通「上高地線」・「新島々駅」の待合室に沿線の風景をイメージした鉄道模型がお目見え。
駅員や運転士が手作りし路線ののどかな日常を表現。ボタンを押すと電車が線路を走る仕組みで駅の利用者に喜ばれそう。鉄道模型のNゲージを使った長さ2mの模型で待合室の棚に収めた。新島々駅は次の電車を待つ人がいるホームの様子、
奈良井川橋梁は川の流れや河川敷も本物のように作り込んだ。田畑や牧場がある田園風景も表現。同駅員は「電車やバスを待つ時間も楽しんでもらえたら」と。
■松本の周遊バス「タウンスニーカー」のナンバーが面白い。
郷土出身の前衛芸術家・草間彌生さんがデザインした「841」(ヤヨイ)号のほか、市が所有する車両は全て100、200、300...900の「キリ番」で統一。2月納車された新車両は、松本市発祥の食品ロス削減運動「30・10運動」にちなんで
「30・10」が割り振られた。周遊バスに乗る楽しみが増えそう。新たに納車された「30・10」号は市が購入した10台目の車両。これまでの9台に「100〜900のキリ番を振り終えたため発想を変えた」。月内には環境政策課が中心となって
30・10運動のポスターやロゴも内外装に入れ、動く広告塔として、3/1前後;デビューする予定。タウンスニーカーの車両は運行主体の市が所有するものと、運行事業者のアルピコ交通所有のものとがある。市の車両は水、空、山、風などを
イメージした青系のデザインで2017年度の1台目導入以降、切りのよいナンバーにこだわってきた。知る人ぞ知るタウンスニーカーのトリビア。一方、アルピコの所有では何といっても草間さんがデザインした車両が知られる。赤い水玉に
目が行きがちだが、841のナンバーにも注目したい。新たに30・10号が加わることで、市は興味関心の醸成を期待する。公共交通・渋滞対策課は「単なる移動手段にとどまらず情報を発信する、親しみが湧く公共交通になれば」と。
■2024.7/12-9/20;JR東日本長野支社による「夏の信州観光キャンペーン」で、新宿を金曜深夜に出発、白馬には土曜早朝に到着する夜行特急「アルプス」運行。
北ア北部の登山や八方尾根・五竜とおみ・栂池自然園などハイキングが楽しめます。
中央本線の急行「アルプス」は登山者に夜行列車として愛されてきました。当時は新宿駅23:30発で新宿駅の地下のアルプス広場には大勢の登山者が並んでいた。自由席はホームでは並ばず、専用の待合所(アルプス広場)に並んだ。
急行アルプスは登山ブームの中、いつも車内は満員で、通路やBOXシートの下までダンボールを引いてたくさんの登山者が寝ていた。毎週のように乗車した懐かしい思い出の電車。外が白み始めた早朝5:00前には松本駅に到着。
松本駅ホームで乗り換え、上高地線で新島々まで電車に乗り、朝5:50頃、新島々から上高地行のたくさんの始発バスが並んでいた。上高地BTには朝7:00頃に到着。身支度を整えて北穂・奥穂・槍ヶ岳に登山。北穂南陵テラスや
槍ヶ岳肩の小屋(槍ヶ岳山荘)でテント泊し、山頂でご来光を見て上高地に下山していた。当時は23:00代には新宿駅ー白馬駅、信濃森上駅、南小谷駅まで夜行急行アルプスが運行。22:30新宿発-5:01白馬駅-5:18南小谷駅着、
23:30新宿駅発-5:44白馬駅-5:48信濃森上駅着など。その他臨時の夜行急行アルプスも運行していた。週末には槍や穂高、常念、白馬を登っていた懐かしい。
2024.7/12,8/9,9/13,9/20;特急「アルプス」。9両編成全車指定席。(新宿23:58発-松本5:03着/松本5:10発-白馬6:22着)
2024.7/6,7/7,7/13-7/15,7/20-21,7/27-28,8/3-4,8/10-12,8/17-18,8/24-25,8/31-9/1,9/7-8,9/14-16,9/21-23,9/28-29;特急「はくば」1往復。3両編成全車指定席。(松本9:48-白馬10:56,白馬13:10発-松本14:43着)
■2024.7/13,8/10,9/14,9/21;特急「アルプス」運行にあわせて、アルピコ交通は臨時列車とバスを運行する。松本ー新島々間に臨時列車を、新島々ー上高地間と白馬-猿倉間に臨時バス運行。
松本-上高地;快速(松本5:10発ー新島々5:34着)+臨時バス直行(新島々5:50発-上高地6:55着)、快速(新島々4:40発-松本5:03着)
白馬-猿倉;臨時バス直行(白馬06:30発-猿倉6:57着)
■2024.3/29;「アルピコ交通高速バス」(長野-松本線)が最後の運行。
松本BTと長野駅や県庁を結ぶ長野ー松本線は、1993年3月長野道開通に合わせて運行開始。31年間、長野と松本を約90分で結んでいた。背景には利用者減少や運転手不足がある。10年前には16.5万人の利用があったが、新型コロナの影響で
6.2万人まで激減、収益を圧迫した。運転手不足も問題で、4往復8便を運休、平日1日10往復20便運行だった。利用者の減少や運転手不足に加え、4月から労働時間の規制などが強化される「2024年問題」も見据えてのこと。
高齢化と成り手不足でバス運転手は3年で90人減。4月から労働時間や休息時間の規制が強化されるのを受け、アルピコ交通は路線の廃止を決めた。利用者は「長野と松本を結ぶ特急列車よりも運賃が安いので運行終了は残念」と。
今後、高速バス利用者は電車での通勤・通学に切り替えるという。
アルピコ交通は「2024年問題で休息時間を確保しないといけない。より一層、乗務員数が必要になるので、乗務員数が増えない中で、不採算の部門の路線を減便または廃止せざるを得ない」。今後は人気の高い上高地や白馬方面などの
路線に力を入れるという。県内では地方路線バスでも大幅な減便が決まり、地域の足は岐路に立たされています。
■2024.5/14;アルピコ交通「上高地線」の乗客数の推移
上高地線の乗客数は1978年度の262万人がピ−クで、通勤・通学定期を除いた一般利用客は118万人。新型コロナ渦では2020-2021年は一般利用客29万人。
※現在、上高地線のイメージキャラクターの渕東なぎさの2代目TRAINが運行中。GW中には上高地線沿線(新島々・渕東・三溝・新村など)で、電車と田園風景、新緑、常念岳を撮影する鉄道マニアを見かけた。
2023年度;170.1万人(前年度比+10.8%)。2019年年比は2.8%減。
2022年度;153.5万人(前年度比+28.4%)。2019年度比は12.3%減。
2021年度;119.5万人(前年度比+ 6.3%)。2019年度比は31.7%減。2021.8/14-2022.6/9;大雨で松本ー渚間の田川橋梁が被災で不通、2022.6/10全線開通。
2020年度;112.4万人(前年度比-35.8%)(62.6万人減)。新型コロナ渦の影響で過去20年間で最低。
2019年度;175.0万人(前年度比+ 2.3%)
2018年度;171.5万人(前年度比+ 1.5%)
■7/上-7/中;「霧ヶ峰高原」ではニッコウキスゲが花盛りになると、車山肩付近のビーナスラインは大渋滞。
ハイシーズン中(7月3連休)は霧ヶ峰高原の駐車場はどこも朝から満車で駐車待ちの車が並びます。
霧ヶ峰のニッコウキスゲの群生地は、防鹿柵で囲まれた車山肩、富士見台、車山高原、八島ヶ原湿原、霧ヶ峰自然保護センタなど。
★霧ヶ峰高原の駐車場★;
1)白樺湖展望台P(P10);白樺湖と富士見台の中間に位置、眼下に白樺湖、正面に蓼科山が観られます。
2)伊那丸富士見台P(P70);八ヶ岳連峰と富士山を望む。駐車は少ない。
3)富士見台P(P70);蓼科山・北八〜南八まで一望。富士山・南ア・中ア、北側からは穂高連峰・槍ヶ岳まで望む。ニッコウキスゲは満開。
4)車山肩P(P140);ニッコウキスゲの一番のビューポイント。ニッコウキスゲは3-4分咲き。
5)霧ヶ峰ドライブイン霧の駅P(P100);霧ヶ峰グライダー場近くで広いドライブイン。八島湿原と霧ヶ峰キャンプ場、霧鐘塔、踊場湿原の分岐点。ニッコウキスゲも咲いています。
6)霧ヶ峰スキー場P(P300);第1P,第2Pあり。
7)霧ヶ峰自然保護センタP(P70);霧の駅の隣。園地のニッコウキスゲは見頃。
8)池のくるみ踊場湿原P(P10);レンゲツツジで有名な湿原、キスゲ
9)八島湿原P(70);八島ヶ池ー鬼ヶ泉水ー鎌ヶ池。ニッコウキスゲ開花中。ノハナショウブ、イブキトラノオ、キバナノヤマオダマキ、ハクサンフウロ、ノアザミ、アカバナシモツケソウ、ウツボグサなども開花。
10)車山高原SKYPARK RESORT(P1300);車山肩周辺は駐車禁止。一度満車になると車の出入りが殆どなく渋滞の列が伸びます。渋滞を避けるなら車山高原Pに駐車。
展望リフト2本(8:30-17:00,所要15分,往復;\2500/大人,1700/小学生)で車山山頂(標高1925m)へ。山頂から車山肩までニッコウキスゲを散策(徒歩30分)
■2024.6/1-9/29;土/日/祝、7/16ー8/30毎日、松本駅アルプス口-美ヶ原自然保護センタ間に「美ヶ原高原バス」運行(1日2往復,所要約75分)
2024年はネット予約を初導入。
上り;松本駅;8:15/13:15発ー美ヶ原温泉;8:35/13:35-浅間温泉;8:40-13:40-美鈴湖8:55/13:55-思い出の丘;9:25/14:25-美ヶ原自然保護センタ;9:35/14:35着
下り;美ヶ原自然保護センタ11:15/16:00発-思い出の丘;11:25/16:10-美鈴湖;11:55/16:40-浅間温泉;12:10/16:55-美ヶ原温泉;12:15/17:00-松本駅;12:35/17:20着
松本駅・美ヶ原温泉・浅間温泉〜思い出の丘・美ヶ原自然保護センタ(片道;\1000円/事前早割予約,\1200/通常,小学生は半額)
松本駅・美ヶ原温泉・浅間温泉〜美鈴湖;(片道;\500/事前,\600/通常),美鈴湖〜思い出の丘・美ヶ原自然保護センタ(片道;\500/事前,\600/通常,小学生は半額)
※予約は乗車日1ヶ月前から当日発車15分前。早割予約は席数限定で乗車日の2日前まで。6/30;ツールド美ヶ原で運休。
(問)アルピコタクシー TEL 0263-28-3161
■松本から「美ヶ原高原」への「美ヶ原スカイライン」(林道美ヶ原線)の全面的な舗装改良を進めている。
松本三才山の「美鈴湖」から上田市境の「武石峠」までの11.5kmのうち2.6kmで工事が完了。松本市は快適に観光ができる環境づくりを行っている。林道美ヶ原線は本郷村当時の1956年に開通、1972年頃に舗装された。寒冷地のため亀裂や
陥没が各所に生じ、補修を繰り返してきた。全面的な舗装改良は初めて。2022年度の美ヶ原高原の観光客数は39万5700人。2020年度より34%増加。利用は美ヶ原台上の反対側の長和町に集中、美ヶ原スカイラインを通る車は少なく、
利用する観光客は1万1909人(全体の3%)。美ヶ原スカイラインは有料道路だったが、ビーナスラインの無料開放に合わせて2002年4月から無料化された。武石峠から美ヶ原自然保護センタに至る約5.4kmの美ヶ原公園沖線は北アを望める景観美がよい。
初夏にはレンゲツツジが群生し、「思い出の丘」、「電波塔」、「王ヶ鼻」、「王ヶ頭」からの眺めは最高。もともと台上を抜けて、山本小屋ふる里館へのビーナスラインまで接続する計画だったが自然保護のため終点となった。
美ヶ原高原への一般ルートは車山〜霧ヶ峰〜美ヶ原高原の「ビーナスライン」を通る。松本〜「アザミアザレアライン」(よもぎこば林道)〜扉峠・ビーナスラインもある。
松本市は2022年12月に美ヶ原再生計画を策定、植生の回復や観光施設の魅力向上などに加え、ツール・ド・美ヶ原のコースにもなっている同林道の舗装改良を盛り込んだ。5年間で5億円をかけて舗装し直す。2023年度は植生調査、
県美ケ原自然保護センタに隣接した売店の改修に向けた検討を進める。松本市観光プロモーション課は「観光客が安心して市街地から台上に上がっていけるようにしたい」と。
■2024.4/23;「美ヶ原・霧ヶ峰」への道路開通。
ビーナスライン(和田峠-扉峠-和田峠-落合-美ヶ原台上;14.4km)
美ヶ原公園西内線(県道464;美ヶ原高原台上-武石観光センタ;12km)、美ヶ原公園沖線(県道62;林道美ヶ原線交点-番所ヶ原スキー場;7.1km)
美ヶ原スカイライン(美ヶ原公園沖線;松本天狗の露地〜武石峠;7.3km)、美ヶ原林道(松本美鈴湖〜武石峠)。※美ヶ原林道(松本美鈴湖-浅間温泉)は路肩崩落で当面通行止め。
アザレアライン(松本入山辺三城-扉峠)、美ヶ原公園線(県道283;上手町〜三城;4.8km)、松本和田線(扉鉱泉口〜長和黒栂;6.8km)
冬期閉鎖中の県道霧ヶ峰東餅屋線(ビーナスライン)「八島高原」〜「和田峠」(4.7km)の除雪作業は近く開始、4/23;開通予定。4/23;県道八島高原線(下諏訪大平〜八島湿原;5.7km)開通予定。
■2025年渋滞予測(中央道・関越道・上信越道・長野道)
日付;道路方向;渋滞区間;渋滞時間帯;ピーク時刻/渋滞長
4/26;中央道下り;八王子ICー相模湖IC;5:00-11:00;6:00/10km
4/26;関越道下り;所沢ICー東松山IC ;6:00-12:00;8:00/20km
5/2;中央道下り ;高井戸ICー八王子IC;8:00ー13:00;9:00/20km
5/2;中央道下り ;八王子ICー相模湖IC;19:00-26:00;22:00/15km
5/2;関越道下り ;川越IC-東松山IC ;21:00-25:00;23:00/10km
5/3;中央道下り ;高井戸IC-相模湖IC;4:00-16:00;5:00/45km
5/3;中央道下り ;八王子IC-相模湖IC;前日19:00-2:00;前日22:00;15km
5/3;関越道下り ;花園IC-藤岡JCT ;5:00-13:00;10:00/15km
5/3;関越道下り ;大泉JCT-東松山IC ;5:00-15:00;7:00/30km
5/3;上信越道下り;藤岡JCT-富岡IC ;8:00-14:00;10:00/15km
5/4;中央道下り;高井戸IC-相模湖IC ;5:00-14:00;7:00/45km
5/4;関越道下り;所沢IC-東松山IC ;6:00-13:00;8:00/20km
5/5;関越道下り;所沢ICー東松山IC ;8:00-13:00;10:00/15km
5/2;中央道上り;大月ICー八王子JCT ;15:00-22:00;17:00/15km
5/3;中央道上り;大月IC-八王子JCT ;15:00-22:00;18:00/15km
5/4;中央道上り;須玉IC-双葉JCT ;16:00-19:00;17:00/10km
5/4;中央道上り;大月IC-八王子JCT ;14:00026:00;19:00/30km
5/4;中央道上り;八王子JCT-稲城IC ;16:00-20:00;17:00/15km
5/4;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC;15:00-23:00;17:00/30km
5/5:中央道上り;大月IC-八王子JCT ;前日14:00-2:00;前日19:00/30km
5/5;中央道上り;一宮御坂IC-大月JCT;10:00-16:00;11:00/10km
5/5;中央道上り;大月IC-八王子JCT ;9:00-27:00;16:00/30km
5/5;中央道上り;八王子JCT-稲城IC ;14:00-22:00;15:00/15km
5/5;長野道上り;松本IC-岡谷IC ;15:00-20:00;16:00/15km
5/5;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC;12:00-25:00;15:00/35km
5/5;上信越道上り;碓氷軽井沢IC-下仁田IC;13:00-22:00;17:00/15km
5/6;中央道上り;大月IC-八王子JCT ;前日9:00-3:00;前日16:00/30km
5/6;中央道上り;大月IC-八王子JCT ;9:00-20:00;10:00/20km
5/6;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC;前日12:00〜1:00;前日15:00;35km
5/6;関越道上り;花園IC-鶴ヶ島IC ;13:00-19:00;15:00/20km
1)8/10;関越道下り;大泉JTC-東松山IC,高坂SA,5:00-14:00,8:00,30km
2)8/11;関越道下り;大泉JCT-東松山IC,高坂SA,5:00-12:00,7:00,25km
3)8/12;関越道下り;大泉JCT-東松山IC,高坂SA,5:00-14:00,7:00,25km
4)8/12;関越道下り;大泉JCT-東松山IC,高坂SA,5:00-14:00,7:00,25km
5)8/13;関越道下り;大泉JCT-東松山IC,高坂SA,6:00-14:00,8:00,25km
6)8/14;関越道下り;所沢IC- 東松山IC,高坂SA,7:00-13:00,10:00,15km
7)8/17;関越道下り;所沢IC- 東松山IC,高坂SA,7:00-13:00,9:00,15km
1)8/10;上信越道下り;藤岡IC-富岡IC,甘楽PA,9:00-13:00,11:00,10km
2)8/11;上信越道下り;藤岡IC-富岡IC,甘楽PA,9:00-13:00,11:00,10km
3)8/12;上信越道下り;藤岡IC-富岡IC,甘楽PA,9:00-13:00,10:00,5km
1)8/11;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,13:00-24:00,16:00,25km
2)8/12;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,13:00-25:00,17:00,30km
3)8/12;中央道上り;伊北IC-岡谷JCT,岡谷JCT,10:00-12:00,11:00,5km
4)8/13;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,11:00-25:00,15:00,30km
5)8/13;中央道上り;須玉IC-双葉JCT,双葉JCT,16:00-19:00,17:00,5km
6)8/14;中央道上り;須玉IC-双葉JCT,双葉JCT,16:00-19:00,17:00,5km
7)8/14;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,11:00-24:00,16:00,30km
8)8/15;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,11:00-23:00,17:00,20km
9)8/15;中央道上り;一宮御坂IC-大月JCT,笹子TN,14:00-18:00,15:00,5km
10)8/15;中央道上り;岡谷JCT-諏訪IC,諏訪IC,19:00-21:00,20:00,5km,※諏訪湖花火
11)8/15;中央道上り;伊北IC-岡谷JCT,岡谷JCT,17:00-22:00,18:00,5km,※諏訪湖花火
12)8/16;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,14:00-23:00,16:00,20km
13)8/17;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,13:00-24:00,17:00,25km
14)8/18;中央道上り;大月IC-八王子JCT,小仏TN,11:00-24:00,16:00,25km
1)8/11;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,15:00-21:00,18:00,25km
2)8/12;関越道上り;藤岡JCT-鶴ヶ島IC,高坂SA,13:00-23:00,16:00,40km
3)8/13;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-23:00,17:00,35km
4)8/14;関越道上り;高崎JCT-本庄児玉IC,上里SA,13:00-19:00,14:00,5km
5)8/14;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-22:00,17:00,30km
6)8/16;関越道上り;花園IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-20:00,16:00,20km
7)8/17;関越道上り;花園IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-20:00,16:00,15km
8)8/17;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-20:00,16:00,25km
9)8/18;関越道上り;本庄児玉IC-鶴ヶ島IC,高坂SA,14:00-20:00,16:00,25km
1)8/12;上信越道上り;松井田妙義IC-下仁田IC,下仁田IC,15:00-19:00,16:00,5km
2)8/12;上信越道上り;松井田妙義IC-吉井IC,甘楽PA,15:00-21:00,18:00,15km
3)8/12;上信越道上り;吉井IC-藤岡JCT,藤岡JCT,14:00-18:00,16:00,10km
4)8/13;上信越道上り;吉井IC-藤岡JCT,藤岡JCT,14:00ー17:00,15:00,5km
5)8/13;上信越道上り;松井田妙義IC-下仁田IC-下仁田IC,15:00-20:00,16:00,5km
6)8/13;上信越道上り;松井田妙義IC-吉井IC,甘楽PA,15:00-21:00,17:00,15km
7)8/14;上信越道上り;富岡IC-吉井IC,甘楽PA,14:00-20:00,15:00,5km
8)8/14;上信越道上り;吉井IC-藤岡JCT,藤岡JCT,13:00-19:00,14:00,5km
9)8/15;上信越道上り;吉井IC-藤岡JCT,藤岡JCT,14:00-17:00,15:00,5km
10)8/15;上信越道上り;富岡IC-吉井IC,甘楽PA,16:00-19:00,17:00,5km
1)8/12;長野道上り;松本IC-岡谷IC,みどり湖PA,15:00-21:00,16:00,15km
2)8/13;長野道上り;松本IC-岡谷IC,みどり湖PA,15:00-20:00,16:00,15km
3)8/14;長野道上り;松本IC-岡谷IC,みどり湖PA,15:00-20:00,17:00,15km
4)8/15;長野道上り;松本IC-岡谷IC,みどり湖PA,14:00-18:00,15:00,10km
5)8/16;長野道上り;松本IC-岡谷IC,みどり湖PA,16:00-19:00,17:00,10km
6)8/17;長野道上り;塩尻北IC-岡谷IC,みどり湖PA,15:00-18:00,16:00,5km
■2024お盆期間中の北陸新幹線と在来線の混雑ピークは8/10;下り、8/14;上りと予想。混雑する時間帯を避けて、交通機関を利用するよう呼びかけています。
1)JR東日本
お盆期間中の北陸新幹線と在来線の混雑ピークは、下りは3連休初日の8/10、午前〜夕方に満席の列車が多い。上りのピークは8/14。8/12-8/18;午後に混雑が予想。北陸新幹線の指定席予約数は2023年よりも28%増。
2)FDA
松本空港を発着する便は出発便と到着便は8/10;ピーク、予約率は96%。
3)高速道路;
混雑ピークは8/10;下り、8/12;上り。県内では8/10,8/11;中央道上りの岡谷JCTを先頭に最大10kmの渋滞が予想。8/12-8/16;長野道上りのみどり湖PAを先頭に最大10-15kmの渋滞が見込まれています。
「長野道」
■2025.5/12;長野道・岡谷IC-岡谷JCTでリニューアル工事が再開された。
工事では舗装の張替やトンネルの壁面補強などを行う。2025.5/12-8/1,8/18-11/28の岡谷IC-岡谷JCT間の上下線(全長3.5km)で片道2車線のうち追越車線は規制中。2024年は5月-11月;工事期間中に、渋滞に伴う事故が113件発生。うち20件は人身事故、
1人死亡。NEXCO中日本は、平日は6kmの渋滞、7月3連休・秋の行楽期の休日などには最大11kmの渋滞を予想。一般道への迂回、混みづらい時間帯の利用を呼びかけています。リニューアル工事は2029年度まで続く。2025年は8月夏休み・お盆の休止期間
(2025.8/2-8/18)を挟んで11/28まで予定。
2025.8/18-11/28;中央道・諏訪IC〜岡谷JCT間の上下線では対面通行。土/日/祝も規制。
2025.8/18-11/28;中央道・小淵沢IC〜諏訪南IC間の上下線では車線規制。土/日/祝は規制なし。
■2025.5/12〜11/28;長野道・岡谷JCTのリニューアル工事が再開され、車線規制が行われます。
5/7;安曇野の梓川SAで中日本高速道路と県警高速隊などが事故防止の啓発活動が行われた。ドライバーにチラシなどを配り、注意を呼び掛けた。2024.5月-11月の工事期間で渋滞に伴う事故が113件。うち20件が人身事故、1人死亡。
県警高速隊は「渋滞の情報があったら速度を落として、前方の安全確認をして走行してほしい」。工事は8月の休止期間をはさみ、11/28まで行われます。
■2025.4/7;NEXCO中日本の高速道路で4/6からのETCシステム障害は、4/7;14:00;応急復旧し、料金徴収も正常に戻っています。
4/7;1:30〜;長野道では岡谷IC、塩尻IC、塩尻北IC、松本IC、安曇野ICで障害が発生し、梓川SICでは入口が閉鎖された。ETCゲートには「閉鎖中」と表示され、後日精算により通過可で流れはいつもと変わらなかった。松本IC出口のETCレーンでは 後日精算で通過できたが、人が対応する一般レーンで支払おうとする車が多く列ができた。「閉鎖」された梓川SICは一時停止を促すバーが自動で開閉し車が通行できた。システム障害は1都7県計106ヶ所で起き、最大約38H停止。原因は7月の 深夜割引システムの更新バクとみられる。
■2025.4/7;NEXCO中日本はETC障害が新たに長野道の料金所でも確認された。
長野道・岡谷IC、塩尻IC、塩尻北IC、松本IC、安曇野ICの5ヶ所でETC利用不可。梓川SAのSICは閉鎖。4/6;大規模なETC障害が発生、8都県(東京,神奈川,静岡,山梨,長野,愛知,三重,岐阜)のIC料金所など計108ヶ所で影響が出ている。
出口ではETCレーンを開放、後日精算。障害の原因はNEXCO中日本は7月に予定の深夜割引見直しに向けたETCシステムの改修作業が関係しているという。
■2024.10/8;長野道・岡谷JCT周辺のリニューアル工事に伴い、渋滞が発生し、交通事故が多発。
10/8;7:30;道路を管理するNEXCO中日本はと県警高速隊は長野道上り「梓川SA」でドライバーたちにチラシなどを配り、啓発活動を行った。啓発では「工事区間とその手前は50km規制となるため減速する」、「前方を注意して運転する」、
「十分な車間距離をとる」、「あらかじめ危険個所を把握する」などを呼びかけた。長野道上りではみどりこPA付近で渋滞の表示があり、岡谷JCT方面は渋滞の列が見え始め、ここから数km渋滞が続く。
NEXCO中日本松本保全サービスセンタは「冬期は塩害・凍害で橋りょうが傷み、橋りょうを補修工事中で、長く利用できるように工事を行う」と。2024.5月から岡谷JCT周辺で続くリニューアル工事。岡谷JCT付近の上下線で、
9/30までの5ヶ月間で計63件の交通事故が発生。うち15件は人身事故。大半は車の追突事故。工事は休止期間をはさみながら2029年まで続く。ドライバーにスピードを落として前をしっかり見て運転するよう呼び掛けています。
■中央道・工事渋滞に絡んだ事故が多発。岡谷JCT周辺では2024.5月から長期間の工事が行われています。工事は長野道岡谷ICー岡谷JCT-中央道諏訪IC間。名古屋・東京・長野3方向に分岐するJCTを挟んだ場所。 渋滞の列に追突するケースが多い。道路を管理するNEXCO中日本によると、高速道路を運転する前に、HPなどで工事区間を調べておく。運転中に「この先工事渋滞」の表示があれば前方に注意しながら運転。渋滞の最後尾が見えたら、 後ろの車に「減速・停車」を知らせるハザードランプ点けて徐々にスピードを落とす。規制ないところで無闇にブレーキを踏むと逆に追突される恐れがあるので、規制区間が近付くまでは必要以上に減速はしない。
■2024.9/16;長野道上り線、岡谷JCT手前の塩嶺トンネル付近で2件の追突事故が相次いだ。
塩嶺TN出口とTN内で追突事故。岡谷JCT周辺では工事に伴う渋滞が発生、追突事故が相次いでいます。2024年は11/末までの期間に長野道岡谷IC-岡谷JCT間の上下線、中央道諏訪IC-岡谷JCT間の下り線が2車線から1車線に規制中。
工事に伴い現場では慢性的な渋滞による事故が多発。工事開始から9/16までに追突事故などが49件、うち11件が人身事故が発生。警察などが注意を呼びかけています。中央道上り線は岡谷JCT手前で2-5kmの渋滞が起きています。
カーブの先は見えづらく前方に注意し車間距離を保つ必要があります。中央道下り線でも慢性的に渋滞が発生。事故現場はカーブの先。事故防止のためNEXCO中日本は渋滞末尾を知らせるライトの設置や情報で注意を呼びかけている。
「高速道路上にある情報板や、渋滞のLEDランプ点滅で道路の情報を把握してほしい。渋滞を発見したらハザードランプを早めに点灯し徐々にスピードを落とし、後続車両も速度を落としているというのを確認してほしい」。
ニューアル工事は繁忙期や冬を除き、2029年まで続く。前方注意や車間距離を保つなどの安全運転を改めて呼びかけている。
■2024.9/13;中央道岡谷JCT付近で工事による渋滞に巻き込まれていた車にトラックが追突する事故があった。
3台が絡む玉突き事故。同所では8月にも渋滞で停止していた車に別の車が衝突する死亡事故があり、リニューアル工事が始まった2024.5/7-9/10;岡谷JCT付近で発生した交通事故は43件、このうち人身事故は10件、物損事故が33件。
現場では道路のリニューアル工事に伴う渋滞が発生。7/27-8/18;夏休み期間中は規制を解除したが、その後も渋滞の列に車が突っ込む事故が相次いでいます。NEXCO中日本は「工事区間を走行する際は車間距離を十分にあけて、
前方に注意し、速度規制を守って、渋滞情報を把握してほしい」。また、渋滞を軽減させるため、一般道への迂回や出かける時間の変更を呼びかけています。
■2024.7/21;12:00頃、長野道上りの岡谷JCT付近で車が単独で壁に衝突する事故があり、現場は工事で片側一車線のため、上り線の塩尻IC〜岡谷JCT間が13:00頃まで一時通行止めとなった。
5/7-11/29;岡谷IC-岡谷JCT間ではリニュアル工事中で、常に渋滞が発生。平日7:00-12:00;6-8kmで約30-40分、土/日/祝;14:00-20:00;6-10kmで約30-60分。
■2024.5月;長野道上り「岡谷IC-岡谷JCT」間で高架橋修復などの<リニュアル工事による渋滞と交通事故が相次いでいます。
長野道・中央道の上下線の一部区間では高速道路リニューアル工事が行われています。長野道岡谷IC-岡谷JCT間の工事;5/7-7/26,8/19-11/29;片側1車線規制中。5/7〜;工事開始以降、長野道では渋滞中の事故が相次いでいます。
県警高速隊によれば5/14,5/16など計5件発生。2車線から1車線に変わるところは車幅が非常に狭く事故が起こりやすい。事前に電光掲示板の渋滞情報を確認し、車間距離を十分取ること。ハザードランプを点灯して追突注意を
知らせることなど。
■〜2024.11/29;長野道岡谷IC-岡谷JCT間で5月から大規模な岡谷高架橋のリニューアル工事が開始され、慢性的な渋滞が発生。
老朽化したコンクリートを取り除き、より耐久性の高いコンクリートに打ち替え、耐久性や耐震性を高める。1986年に開通した長野道・岡谷高架橋は38年が経過し、凍結防止剤による塩害などで劣化が進行、2029年10月まで開通後初めての大規模な
補強工事を行うという。工事は2024.5/7;9:00-7/27;0:00まで、夏場を除いて、2024.8/19-11/29まで行われ、岡谷IC-岡谷JCT間の上下線が昼夜を通して片側1車線に規制。渋滞は5-15km。NEXCO中日本は「老朽化した高架橋の工事は道路を長期間利用
するために必要。工事に伴う規制で時間帯によっては渋滞が発生するので時間に余裕をもって高速道路を利用してほしい」と。
■〜2024.11/29;長野道岡谷IC-岡谷JCT間で5月から大規模な岡谷高架橋のリニューアル工事が開始され、慢性的な渋滞が発生。
老朽化したコンクリートを取り除き、より耐久性の高いコンクリートに打ち替える。1986年に開通した高架橋は凍結防止剤による塩害などで劣化が進行し、2029年まで開通後初めての大規模な補強工事を行うという。
工事は5/7;9:00-7/27;0:00まで、夏場を除いて、8/19-11/29まで行われ、岡谷IC-岡谷JCT間の上下線が昼夜を通して片側1車線に規制。渋滞は5-15km。NEXCO中日本は「老朽化した高架橋の工事は道路を長期間利用するために必要。
工事に伴う規制で渋滞が発生することもあるので時間に余裕をもって高速道路を利用してほしい」と。
■2023.3/25;長野道岡谷JCT-更埴JCT間(75.8km)の全線開通30周年を記念したイベントが長野道「梓川SA」(下り線)であった。
長野道は1993.3/25;全線開通。イベントでは開通による経済効果や沿線地域との関わりなど30年間の歩みを屋外に設置したブースで紹介。「みちまるくん」のトートバッグ300個とパンジー、ビオラといった花1000株も配布。 ブースごとに松本や安曇野など沿線自治体の企画、アルプホルンの演奏もあり、訪れた人は思い思いに楽しんでいた。
■2023.3/25;中央道岡谷JCT-上信越道更埴JCT間の「長野道全線開通30周年」を迎える。
長野道は延長75.8km。1993年に全線開通。1998年2月の冬季長野五輪前に開通。松本エリアにとっては人流・物流になくてはならない大動脈で、30年間の経済波及効果は約3.3兆円。
1日当たりの平均通行台数は約4.6万台、累計通行台数は約4.6億台。首都圏と中京圏、北陸圏が結ばれ、通行量の増加とともに県内総生産はこの30年間で約1.6倍に増えた。沿線では各地で新たな工業団地が造成され、2020年時点の新規工場
立地件数は累計117件。工場団地の造成が相次ぐ安曇野市太田寛市長は「梓川SICができ、松本糸魚川連絡道路の完成時には安曇野北ICもできる。松糸連絡道の開通を見込み、北穂高にも新たに工業団地を計画。長野道が市の活性化に占める
役割は今後ますます大きくなってくる」と。松本ー長野間では大型車の87%が長野道を利用するようになり、R19などがより安全に通行できるようになった。所要時間が短縮されたことで通勤圏も拡大。観光や農業振興、災害時の代替輸送路と
しての機能など、多様な効果をもたらしている。年内に筑北SICが完成する筑北村長は「東筑摩郡北部に麻績と筑北に2つの玄関口ができ、地域の発展に大きく寄与する。両村を周遊する滞在型観光を用意したい」と。
1)長野道の30年の歩みを紹介するWeb(長野道全線開通30周年(NEXCO中日本・NEXCO東日本)
〜5/22;「長野道にまつわるエピソード」の投稿キャンペーン。(抽選30名;県特産品詰め合わせ(\5000円分))
・1882年;中央道全線開通,1986年;岡谷JCT〜岡谷IC開通,1988年;岡谷IC〜松本IC開通,1988年;松本IC〜豊科IC開通,1993年;豊科IC-更埴JCT開通(長野道全線開通)
・2010年11/27;梓川SIC開設、2012年10/7;豊科IC→安曇野IC改称。平均通行台数/日(1988年1.8万台→2018年4.6万台;2.5倍増)
・松本市役所-長野市役所(2h15m→1h25m);約50分短縮
2)パネル展示;長野道のあゆみ・整備効果など。4/11-4/24;長野市役所、3/27-5/下;松本・安曇野・塩尻・岡谷市役所。
3)3/25;10:00-15:00;長野道全線開通日、梓川SA下り線で感謝イベント。アルプホルン演奏、観光情報や地域キャラ登場など。
■国交省長野国道事務所は松本市奈川-安曇で進めるR158奈川渡改良事業
2025.3月;「奈川渡ダム」に抜ける「新入山TN」(410m)の工事に着手する。Y字に分岐する既存のトンネルを一部拡幅し、新たな掘削箇所と連結して造る。観光シーズンに配慮した交通規制などを行い、工事を進める。
■2024.11/2;松本市安曇R158の「狸平TN」新設工事で小中学生と保護者を対象にした親子見学会があった。
R158三本松TN〜稲核ダム間の狭く急カーブが続く区間を回避するバイパスとして工事が進んでいる。狸平トンネルは全長1060m、2年がかりの掘削で2024.8月に貫通した。普段は見ることのできない工事中のトンネルを見学。トンネル内を
歩いて説明を受け、これから壁面に張る防水シートに名前や絵、「便利、安全ありがとう」などの言葉を記した。土木の魅力を伝える機会として、県が開き、安曇野市の黒沢川調整池整備や富田橋の架替えの現場も巡った。県建設政策課は
「地域のために行われている仕事の実際の様子を知ってもらえたら」と。狸平トンネル工事事務所は「こういう仕事に少しでも興味を持ってくれたら」と。
■2024.8/23;松本安曇のR158バイパス整備で「狸平TN」が貫通し、現地で貫通式が開かれた。
松本西部(松本安曇地区)は山岳景勝地の上高地や乗鞍高原、白骨温泉などがある県内有数の観光地、更に岐阜の飛騨高山や白川郷なども比較的近い。
上高地の観光客数は1995年は年間206万人、コロナ前(2019年)は年間124万人、コロナ渦(2020年)では年間42万人と激減した。コロナ明けで2023年は年間132万人まで回復し、海外観光客も増加中。また、飛騨高山と関東圏(東京〜松本)を
東西に結ぶ最短の物流ルートで輸送トラックの走行も多い。R158の交通量は7500台/1日。路線バス・観光バスなどは計60-80台/日が通行する。
松本から上高地に通じる梓川沿いのR158沿いには「中部縦貫道」(松本-福井;全長160km)が計画され、途中の松本波田まで「松本波田道路」を建設工事中。長野道・松本JCT-和田IC-新村IC-波田ICまでの5.3km。波田IC-沢渡ICー中ノ湯IC間(27km)は
未事業化区間。一部はR158の改良道路となりそう。県松本建設事務所が工事中。中ノ湯IC-「安房峠道路」(5.6km)(安房TN(4.370Km)+湯ノ平TN(380m)-奥飛騨温泉郷平湯IC間は1997年1月開通済。「中部縦貫道」の岐阜側は高山IC〜丹生川IC間(9.5km)が
工事中。丹生川町久手IC-平湯IC間(5.6km)は新バイパスを予定し平湯峠TN(4.9km)を新設する計画。久手IC-丹生川IC間(17km)は未事業化区間。
長野側の梓川渓谷は北ア特有の急峻な谷地形で、梓川には下流から東電の「稲核ダム」(堤高60m;着工1965/完成1969年;竜島発電所(最大出力3.2万kW)+稲核発電所(最大出力510kW)、「水殿ダム」(堤高95m;1965年/1969年;水殿発電所(最大出力24.5万kW)、
「奈川渡ダム」(梓湖)(堤高155m;1964年/1969年;安曇発電所(最大出力62.3万kW)の3つのコンクリートアーチダムがある。ダム脇を縫うように山沿いをR158は通っている。R158の同区間は梓川と切り立った崖に挟まれた地形で曲がりくねった狭い道路で
交通事故が多い。法面からの落石や雪崩などの災害が度々発生していた。
R158安曇三本松TNから梓川沿いの北山中に「狸平TN」が掘削され、稲核ダムに通じるバイパスを建設中。狸平TNは全長1060m、道路幅は9m(車道3.25m×2車線+両側路肩1.25m×2)。バイパスは総延長1540m。2022.6/7;安全祈願祭を開き掘削開始、
2024.8/23;同TNが貫通した。工期は2021年3月-2025年1月。
その更に上流には奈川渡ダムがあり、R158バイパス「奈川渡改良」(延長2.2km)は、R158小雪薙NT-ずみの窪TN-大白川1号TN-大白川2号TNをバイパスする道路で、「大白川TN」(1530m)が2019.7月貫通、「大白川大橋」(80m)の架設が2023.5月完成した。
残る「新入山TN」(400m)を現在建設中。現行入山TN入口(車幅6m,2車線)の松本側は狭い直角のカーブで大型バスのすれ違いが難しい箇所。地元の松本アルピコバスや高山の飛騨バスは慣れた感じで走っているが、他地域の観光バスやトラックは通行に
手間取り、渋滞が度々発生する。さらにトンネル内では奈川・木祖・野麦峠方面と、乗鞍高原・上高地・高山方面に分岐する珍しいTNで、上高地側の出口は奈川渡ダムの堰堤となる。右側は上高地への「新入山隧道」(134m,1968年竣工)、左側は
奈川への「入山隧道」(234m;1965竣工)。殆どの車は道なりに右側に進むが、実は入山隧道がメインで新入山隧道は数年後に作られたTN。奈川渡改良は2011年度に事業化され、2016年3月に着工。奈川渡バイパスは2車線、幅10.5m、車幅8m。
事業費は186億円を見込む。完成は2027年以降となり時期は未定。早期完成が望まれている。
■2024.7月;松本と安曇野を結ぶ県道松本環状高家線の松本市新村、和田地区で「新村バイパス」が2025年度事業化される。
7月開かれた県公共事業評価監視委員会で2025年度着手を目指す新規事業として概要が示された。県は、R158新村交差点や、アルピコ交通上高地線の踏切周辺の渋滞緩和につなげる。新村バイパスは、和田蘇我交差点から北へ4車線道路を新設し、
上高地線の線路の下をくぐって国道と平面交差する。その先は2車線、梓川の南で東にカーブして倭橋南交差点に接続する延長1.9km。設計速度は時速60km/h。2034年度の完成を見込み、総事業費は52億円。県松本建設事務所は新村で予備ルートの
説明を終えた。2025年度から測量に入る。松本環状高家線の蘇我交差点付近の交通量は1.4万台/1日。渋滞する新村交差点近くには南新交差点が近接している上に踏切もあり、通勤時間帯を中心に車の長い列ができる。新村バイパスの完成で
交通量が分散し、国道への右左折もスムーズになることが期待される。国が整備を進める中部縦貫道・松本波田道路と立体交差させ、近くに新村ICが設置される予定。
■2024.7/下;「中部縦貫道」(松本-福井;延長約160km)で工事が進む「松本波田道路」(松本島立-波田;約5.3km)の用地取得は91%(2024年3/末)。
上空からは起点-終点まで緑の帯が延びて道筋が見える。早期完成を願う地元協議会などの取り組みも活発化。2023年度は「扇子田高架橋」(波田)が完成、松本波田道路で最大の高さ14.6mの「新村高架橋」(新村)の工事に着手した。
アルピコ交通上高地線とR158をまたぐ橋で、橋桁の長さは77m。2024年度も波田、新村、和田で工事が進められている。
島立、新村、和田、波田の4地区の住民でつくる「中部縦貫自動車道松本波田道路建設促進地区連絡協議会」では、長野道に接続する起点「松本JCT」を整備するNEXCO中日本がJCTの事業内容や完成イメージ図を示し、松本市は和田と新村に
設ける追加ICの概要を説明。新村ICの整備に合わせ、県は2024年度の事業化を目指す県道松本環状高家線・新村バイパスに関する説明もあった。同協議会は松本波田道路の早期完成と2ヶ所の追加IC整備に向け、中部縦貫道波田-中ノ湯間の
ルート提示と計画段階評価への移行などを求めている。
■2024.4/上;松本波田の梓川右岸では、安曇のR158「狸平TN」の掘削土置き場の土砂で山のようになっている。
R158狸平TNはカーブが連続する道路をトンネルで結ぶバイパスで、稲核ダム付近から下流に向かって堀り進められている。県松本建設事務所によると、現在は全長1060mのうち930mを掘削中、残りは約130m。終点側の地質がもろいと想定され、
坑口では改良土による盛り土施工も行われている。掘削土は今後建設予定の中部縦貫道松本波田道路(島立-波田;5.3km)の盛り土に利用される。同TNは6/月旬の貫通を目指して工事が進んでおり、階段ピラミッドのように見える掘削土は
今後さらに大きくなりそう。
■R158と並行して北アを目指す「中部縦貫道」の「松本波田道路」建設工事が進んでいます。
松本波田道路は、長野道松本JCT(松本島立)から西へ進み、波田ICまでの延長5.3kmの自動車専用道路。松本市の負担で途中に和田IC,新村ICを設置。新村ICは県道291号新田松本線、和田ICは県道48号松本環状高家線と接続。
R158の渋滞緩和などを目的とし、1996年度に事業化、1999年3月に都市計画決定。道路幅は19.5-20.5m、車道は4車線、設計速度は80km/h。当初は対面通行の暫定2車線で整備。2023年度は19.9億円予算計上。
調査設計、用地買収、改良工事、橋梁上下部工事を実施予定。波田の先、波田-沢渡ー中ノ湯IC間は未定。安房峠道路-平湯IC-平湯峠道路(R158平湯〜日面バイパス)、高山清見道路などと接続され、中部縦貫道は松本-福井間の約160kmを
長野道、東海北陸道、北陸道を東西につなぐ最短ルートとなる計画。
■9/19;松本安曇のR158バイパスで進められている「狸平TN」(全長1060m)で「工事現場見学会」が開かれた。
安曇小、大野川小、奈川小学校の児童計約50人が参加、普段は入ることのできない工事現場の様子を見学した。地元住民や企業でつくるR158改良を促進する沿線住民の会が主催。稲核ダム近くの坑口から約300m地点のトンネル内部で、岩盤に火薬を
詰める穴を掘る「ドリルジャンボ」や、掘削後の岩盤を支える支保工を設置する「エレクター付吹き付機」といった重機について説明を受けた。
R158三本松TN〜稲核ダム間のバイパス(延長1540m)の一部として狸平TNを建設。幅は車道6.5mと路肩で9m。トンネル工事費は約54億円、走行台数は8200台/1日。
■松本市奈川〜安曇のR158バイパス「奈川渡改良」(延長2.2km)は進捗率が6割を超えた。
大白川TN(約1530m)の貫通と大白川大橋(約80m)の架設が5/末で完了。残る新入山TN(約400m)の建設は既存のトンネルがY字に分岐しダムにも近接する山中を掘削する難工事で、国が慎重に調査設計をしている。TNの道幅は12m、
大型車のすれ違いが困難な既存トンネルの約2倍になる。大白川大橋の工事では谷間に大型クレーンを置けないため、中央の1本の橋脚から両側に橋桁を継ぎ足していく「やじろべえ式」の工法を採用。新入山TNの工事に向けて国交省は6/上、
ルート上にある既存のTN背面の地中構造や岩盤を調べた。掘削の影響度や、国道を全面通行止めにする期間をどう短縮するかなどを検討しており、年度内に工事に入る可能性もある。長野国道事務所は「ここまでは順調に進んでいる。
地元の期待に応えられるように、安全第一に進めていきたい」と。奈川渡改良は2011年度に事業化、2016年3月着工。完工時期は未定。総事業費186億円。
■松本と福井を結ぶ「中部縦貫道」(約160km)のうち安房峠道路(5.6km)松本安曇中ノ湯-高山平湯につながる岐阜側の日面-平湯区間(約20km区間)が、トンネルを利用したバイパスとして整備される方向となった。
■中部縦貫道の「安房峠道路」(安房TN)につながる岐阜側約20kmの区間は全線バイパスを整備する。
中部縦貫道は松本-福井間(全長160km)の高規格幹線道路。長野道ー東海北陸道-北陸道を東西につなぎ、首都圏ー福井の最短ルートとして期待される。中部縦貫道はR158安房峠道路、高山清見道路、油坂峠道路、永平寺大野道路として部分的に開通済。
2026年春には東海北陸道と北陸道がつながる予定。安房峠道路は松本市-高山市境の北ア・アカンダナ山を延長4370mの山岳TN。高山市の平湯峠を含む平湯ー日面間についてこれまで検討が進められた。平湯ICからのR158は平湯TN(延長2430m)を
挟んで急勾配や急カーブが続き、冬は積雪が多いため、安全や防災、救急などに課題があった。今回、全線を自動車専用道路で整備する「全線バイパス化」(80km/h)に決定した。平湯TNに平行するように新TNを整備し延長約17km。
主にトンネルになるため、雪の影響は受けにくい。
■2022.11/21;松本〜福井を結ぶ全長160kmの「中部縦貫道」の「松本波田道路」(松本島立-波田;5.3km)を知ってもらおうと、初めて小学生を対象にした工事現場見学会が開かれた。
中部縦貫道は現在、岐阜や福井で供用開始や工事が進み、一部区間は2023来年秋に開通予定。松本市和田や新村、波田地区では、道路に交差する道を通す函渠の建設が行われている。整備が進み、用地取得率が8割に達した。
松本波田道路の完成時期は未定。国交省長野国道事務所・松本国道出張所は「構造物の設置を進めるとともに用地取得率をさらに上げていく」と。児童の学校近くで行われている道路工事について理解を深めた。
■松本-高山を結ぶ中部縦貫道「安房峠道路」の料金徴収期限が2037年から2049年まで12年延長。
2022.3/30付でNEXCO中日本が国交大臣の事業許可を受けた。安房峠道路はR158のバイパス道路として、1997年開通。中部を縦断する重要なネットワークを形成するルートで、国道の安房峠は冬季通行止めの急峻な峠越えで、ヘアピンカーブ連続する
難所。これを解消したのが安房峠道路。休日は約3820台/日が利用(2011年度)。NEXCO中日本は今回の料金徴収期間の延長の理由は「安房TNで車道TN(本坑)と並行する水抜き坑に変状(ひび割れ等劣化)が見られ、補修が必要。その事業費を確保する
ための措置」とする。安房峠周辺では湧水が大量発生することから、本坑に悪影響が起きないよう、湧水を外へ排出するための「水抜き坑」と呼ばれるトンネルが別に掘られている。
■6/7;松本安曇で進めるR158バイパス建設で、狸平TNの工事安全祈願祭が現地で開かれた。
県松本建設事務所や市、工事関係者ら約50人が出席し、作業の無事を願った。三本松TNから稲核ダムまでを結ぶバイパス(延長1540m)の一部として、狸平TN(1060m)を建設する。トンネルの幅は車道と路肩を合わせて9m。6/中に掘削を開始。
トンネルの工事費は54億円、工期は2025年1/末まで。R158はカーブが連続し落石の危険がある。上高地や乗鞍高原に向かう観光道路、住民の生活道路でもある。松本建設事務所は「トンネル工事は安全第一。バイパスの早期建設に取り組む」と。
「国道158号改良を促進する沿線住民の会」は「狸平周辺はカーブが急。掘削開始は朗報」と。
■6/7;県がバイパスの整備を進めている松本と上高地を結ぶR158のトンネル工事で掘削工事が始まるのを前に安全祈願が行われた。
松本安曇の「R158狸平TN」(1060m)の工事現場で、県松本建設事務所や地元関係者など約50人が参加し安全祈願が行われた。R158は松本と上高地、高山市などを結ぶ幹線道路で大型バスやトラックなどの交通量が多いが、狸平ではカーブが
連続し急なことから大型車のすれ違いに困難な場所が多くあります。落石も多い。上高地や乗鞍高原に向かう観光道路、住民の生活道路でもあり、改良への要望が出ていた。安曇支所の先にある「三本松TN」付近〜「稲核ダム」までを
新しいトンネルと橋梁で結ぶ。車道(6.5m)と路肩(2.5m)を合わせた幅は9m。トンネル工事費は約50億円で国の交付金を活用。稲核ダム付近には梓川をまたぐ橋(108m)をかける。狸平トンネルの掘削は2022.6月から始まり、2025年1月の完成を
目指す。
■松本のR158新村交差点周辺で、県松本建設事務所がバイパス道路の建設を計画。
国道と交わる県道松本環状高家線を西側に迂回させ、梓川に架かる倭橋の南詰めに接続するルート案を検討。アルピコ交通上高地線の線路とは立体交差するため、慢性的な渋滞が緩和される見通し。「新村バイパス」は蘇我交差点から北方向へ
4車線道路を新設し、線路をアンダーパスした後、国道と平面交差する。その先は2車線道路となり、梓川手前で東にカーブし、丁字路の倭橋南交差点に接続する延長1.9kmのルート。速度は時速60km/h。県は5〜6月、概略ルート案の地元説明会を
開き、大きな異論はなかったという。秋頃に現地測量に入り、完了後に設計、用地取得へと進む。着工・完成時期、総事業費は未定。松本環状高家線の新村交差点付近の交通量は1.7万台/1日と多い。その上、踏切と「南新」「新村」の2つの
信号交差点が近接しているため、通勤時間帯を中心に渋滞が起こりやすい。県は、新村バイパスができれば通行車両が分散し、国道への右左折もスムーズになるとみる。国が用地取得を進める中部縦貫道・松本波田道路のルートとも立体交差
させる予定で、その近くに追加ICが設置される見通し。県松本建設事務所は「松本の外環状線の一部で、将来の道路網にとって重要。国、市と協力し、しっかりと説明して進めていきたい」と。
■6/15;松本市役所で松本と福井を結ぶ「中部縦貫道」のうち松本市波田-中ノ湯間の整備方針を話し合う検討会が開かれた。
国交省長野国道事務所、県、市の担当者が出席し、ルート策定に向けて山間部を通る現道の課題を共有した。検討会は2020年7月に初めて開かれて2回目。長野国道事務所は、松本市と高山市を結ぶ現道のR158は急カーブが連続して事故が多発し、
土砂崩落や落石など自然災害も発生していると課題を報告。今後はこうした問題を整理しながらルート策定の参考とするとした。松本市臥雲義尚市長は「整備に対し沿線の期待は高まっている。事業推進と加速化をお願いする」と。同事務所は
「議論を通じて、国と県、市の連携を深めより一層強固なものにしたい」と。中部縦貫道は松本島立の長野道〜波田までの松本波田道路は着工。
■松本のR158で「奈川渡改良」工事が進んでいます。
R158「奈川渡ダム」近くで「奈川渡改良」工事が進行中。松本から西へ延びるR158は首都圏と上高地や乗鞍高原、白骨温泉、飛騨高山方面などを結ぶメインルートで、多くの観光地を結ぶことや主要道がほかにないことから、マイカー、
観光バスなどの大型車も多く通ります。しかし、奈川渡ダム付近の現道は、幅5.8mの狭いトンネル(TN)が4本連続し、大型車がTNに入るときは、入口で対向車の通過を待つこともある。また、半径15mの急カーブでは、大型車は対向車線に
はみ出しながら曲がっている。奈川渡改良はこれらの課題を解消するもので、橋と2本のTNで2.2kmの区間を一気に結びます。2011年度に事業化され、2014年度に工事がスタート。国交省関東地方整備局が事業を推進。用地取得は終わり、
東側の大白川TNもほぼ完成。2022年度は2本のTNをつなぐ大白川大橋の工事を継続するとともに、西側に位置する新入山TNの掘削に向けた準備工事に着手となる予定。新入山TNは、大白川大橋から既設TNの分岐部までは新しくTNを掘り、
そこからダムまでは既設TNを拡幅する。奈川渡改良の道路は2車線、標準幅員10.5m、車道部8m、設計速度60km/hで整備。
■松本市安曇の梓川にある「奈川渡ダム」のR158で改良工事が進んでいる。
道幅が狭く、急カーブが連続している道路を2本のトンネルと橋でほぼ直線的に結ぶ。事業期間は2026年度まで。2019年にはトンネル1本が貫通し、2022年度にはもう1本のトンネルの着工を見込む。R158は松本と高山を結ぶ主要道路。
上高地、乗鞍高原、白骨温泉などに向かう唯一の路線。工事を進めている2.3km区間は道路幅が狭く大型バスやトラックのすれ違いが難しいなど、観光シーズンには渋滞が発生。上高地などへ観光客を運ぶアルピコタクシーは
「車体の大きなバス同士がすれ違うときにはどちらかが停止している」と。落石や雪崩、倒木などで通行止めになることもある。
改修は2014年度に着工。これまで5つのトンネルが連続していた区間をショートカットする形で、小雪薙トンネル手前から奈川渡ダムへ延長2.2kmでつなぐ。幅員は平均10.5mの二車線道路。ダム側の1号トンネルは400m、松本側の2号トンネルは
1530m、間に83mの大白川大橋を建設する。当初の総事業費は110億円だったが、地質調査などの結果、その対策で約36億円が増額。地質も想定よりもろい。大白川大橋の基礎工事でさらに40億円を追加。現在の総事業費は186億円を見込む。
国交省長野国道事務所は「山奥の工事であり、進めながら問題や課題が判明することもある。安全第一で進めたい」と。工事は2号トンネルの松本市街地側から掘削を始め、2019年7月に貫通。2020年3月からは大白川大橋の上部工事を進めている。
「少しでも早く開通できるように取り組む」と。1日の交通量は7400台、完成後は1日7500台を見込む。所要時間の短縮は2分程度だが、通行の円滑化による安全と交通事故の減少が期待される。経済的な効果を示す総便益は供用後50年間で
126億円。乗鞍高原ののりくら観光協会は「他に迂回路がない道であり、災害による通行止めの減少も期待できる」と、上高地町会長は「道路が良くなることで事故も減り、より多くの方が上高地へ訪れやすくなる」と期待。
■高規格幹線道路「中部縦貫道」で事業化されている「松本波田道路」(松本島立-波田;延長5.3km)のうち、長野道から分岐する松本JCTの予定地の用地取得が進められている。
取得済みの用地に木のくいが打たれ、徐々に全容がイメージできるようになっている。国交省長野国道事務所によると、松本JCTは長野道と交差する県道新田松本線の島立南栗交差点の南北約500m区間(約5万u)で整備。用地交渉は2019年度末に
始まり、現在は交差点の南側を中心に長野道の東側約5700u、西側約1.5万uを取得した。今後も交差点北側などでも必要な用地の取得を進める。松本波田道路の事業全体の用地取得は約8割。
■2022.2/2;松本市西部の町会や企業などでつくる「R158改良を促進する沿線住民の会」は、国道や中部縦貫道の整備促進を国交省長野国道事務所と県へ要望した。
■県松本建設事務所は、松本市安曇のR158改良工事で、狸平周辺のバイパス(1.5km)の工事に着手。
三本松TN付近から稲核ダム付近までをTNなどで結ぶ。2026年度中の利用開始を目指す。狸平の新TNは延長約1km、車道と路肩を合わせた幅は9m。TN工事費は約50億円を見込み、国の交付金を活用。稲核ダム付近には、梓川をまたぐ橋をかける。
一帯のR158はカーブが連続し落石も多い。カーブが急で大型車同士のすれ違いが困難な場所もある。上高地や乗鞍高原に向かう観光道路、住民の生活道路でもあり、改良への要望が出ていた。TN掘削への準備工事を進めており、掘削開始は
2022年度になる見込み。松本建設事務所は「バイパスで安全性を高める」と。
■松本から高山に延びるR158は生活道路であり、岳都松本が誇る景勝地の上高地や乗鞍高原、白骨温泉などへのアクセス路でもある。
「災害があれば通行止め。大型車のすれ違いさえ困難。そんな状態では安心して観光に来られない。広く安全な道の完成は私たちの悲願」と、松本市安曇・奈川地区の観光関連団体などで組織する一般社団法人「松本市アルプス山岳郷」の
代表理事。1997年に中部縦貫道・安房TNが開通して以降、道路環境が整った岐阜から上高地に入る車両が大幅に増えた。松本を起点に、高山市を経由して福井に至る全長160kmの高規格幹線道路「中部縦貫道」。完成すれば、松本から福井までの
移動時間が現況の4h35mから2h55mに、高山までは2hから1.1hに短縮される。上高地をはじめ高山、世界文化遺産の白川郷、国天然記念物の東尋坊など、バラエティーに富んだ観光地を結ぶ広域ルートの形成も可能。しかし事業決定から34年
経過した現在、整備完了区間は全体の4割に満たない。福井県内は2026に全線開通の見通しが立った。長野県区間の遅れは著しい。松本波田道路(松本島立-波田;5.3km)は1999年に都市計画決定されたものの事業は事実上中断。2011年度に再開され、
着工できたのは2019年度。波田-中ノ湯(27km)区間に至っては未着手。松本の経済団体などでつくる「中部縦貫自動車道の早期建設を進める会」会長の井上保・松本商工会議所会頭は「安定したルートを確保することで災害時でも先を読むことができ、
地域の生活基盤を安定させる。道路はつながらないと意味がない」と。中部縦貫道によって長野道、東海北陸道、北陸道が相互に結ばれ、中部・北陸に広大な高速交通網が誕生する。太平洋側と日本海側をつなぐ大動脈となる。交通政策に
詳しい名大大学院環境学研究科の加藤博和教授は「松本は既にネットワークから取り残されている」と、広域的な視点で道路の役割を考えてほしいと促す。例えば高山市民は松本に対して魅力を感じ、期待を寄せている。北アルプスの西側に
目を向ければ可能性が広がる」と。中部縦貫道の必要性と可能性を市民がどう捉えるかが建設推進の鍵となる。
■8/3;長野・岐阜県知事と沿線の12市村長でつくる「中部縦貫自動車道建設促進長野・岐阜連絡協議会」は国土交通副大臣に、オンラインで整備の加速化を求める提言をした。
「中部縦貫道」のうち高山と松本を結ぶ区間では、「安房峠道路」など一部が開通したものの、事業化に至らない区間も多く残っている。協議会は2021年度から両県知事と長野県の5村が加わった。提言では、着工した丹生川IC-高山IC間の
開通時期を示すことや、2019年度に国が優先整備区間とした平湯-日面間の早期事業化に向けた評価を進めることなどを求めた。会長の岐阜県古田知事は「人流や物流、観光で大きな変化が予想される」と強調。
■「中部縦貫道」の「松本波田道路」の建設予定地としている松本市波田の「真光寺遺跡」で円墳が発掘された。
県埋蔵文化財センタによると、波田で古墳が見つかったのは初めて。建設工事に先駆けて、埋文センタが4月から発掘調査を進める中で見つかり、「波田の地域史をより明らかにする上で重要な資料になる」と。真光寺遺跡は、アルピコ交通
上高地線・三溝駅の北東、R158沿いにある。埋文センタによると、円墳は盛り土の墳丘で、直径は最長約12m。南側に幅約1.85mの開口部があり、奥行約7.5mの横穴式石室。円墳の外側には、一般的に墓の境や儀礼場所などとして作られる溝
「周溝」がある。埋文センタや地元の波田歴史愛好会によると、波田地区の別の場所で古墳関連の遺物がこれまでに発見され、隣接の新村地区に古墳があることなどから「波田にも古墳があるだろう」と考えられていた。今回初めて発掘され、
埋文センタは「波田にやはり古墳があったと証明できたことは大きな成果。調査の成果を地元に還元していきたい」と。遺跡全体の発掘調査は2022年度までの2年計画で、古墳については形状や作られた時代、どのような人物や装飾品が埋葬
されたかなどを調べる。古墳が作られたのは主に古墳時代(4〜6世紀)だがその後も作られており、さまざまな資料を基に時代を推定する。松本市によると、市内では約180基の古墳が発見されている。波田を含む西部には少ない。古墳の大小に
関係なく、古墳の発見は、かつてその周辺に集落があり、人々を率いる力のある人がいたこと、古墳を作って埋葬する人々がいたことなどが分かる手掛かりになり貴重で価値があるという。
■松本と福井を結ぶ「中部縦貫道」の一部となる「松本波田道路」が本体工事に着手した。
将来的に接続する安房峠道路(安房TN)の開通から24年。ようやく起点となる長野道側の工事が始まったが、松本市波田-安房峠道路間のルートは決まっていない。松本波田道路を「行き止まりで意味がない」と反対する地権者もいて、
国も開通時期を見通せないなど課題は山積。松本波田道路は、松本市島立の長野道に松本JCTを設け、波田を結ぶ全長5.3km。事業費は約264億円、国交省長野国道事務所によると、松本市内の交通混雑の緩和、救急搬送の円滑化などの
効果が期待される。2020年10月から波田扇子田運動公園近くで施工用道路の整備が始まり、現在は重機を導入して本格化。本体工事は高架を支える2基の橋台建設から開始する。計画は幅20mの片側2車線道路だが、早期完成を目指し
片側1車線で進める。2020年9月時点の用地取得率は53%。松本波田道路は1996年度に国の予算が付いた。同公園近くに設ける波田ICとR158をつなぐ県道の整備計画が、地権者から「優良農地をつぶす」などと反対され、田中康夫知事
時代の車線計画変更もあって10年以上凍結した。長野国道事務所は「出口になる道がないと整備できない。県の意向も踏まえ、設計や測量を慎重に進めた」と。1/14;建設に反対する地権者らでつくる市民団体「松本波田道路の建設に
反対する市民の会」は、計画地の脇に活動拠点となる小屋を設けた。代表は「安房峠道路に接続して高山市までつながるなら文句も言わないが、波田で行き止まりじゃ意味がない」と。波田IC〜安房峠道路へ続く延長27kmのルートは
未定。上高地から流れる梓川に沿った急峻な地形で周辺にはダムもある。現在は地質調査などをしている段階で、長野国道事務所は「他の事業も進めている中、限られた予算ではどうしても優先順位がある」としてルート決定の見通しも
立っていない。中部縦貫道は災害時の代替路と位置付けるほか、長野、岐阜、福井を軸に関東や中部、北陸の経済交流、広域観光などが見込まれ、沿線の期待も大きい。上高地観光旅館組合の小林清二組合長も「バスや自家用車も
安全安心に来られるようになって、より多くの人に観光へ来てほしい」と。高山の奥飛騨温泉郷は、宿泊客の3-4割が関東からの客。R158が荒天時などに通行止めになると、宿泊予約がキャンセルされることも多い。観光協会は
「早く開通して、上高地や北陸との周遊観光を」と。中部縦貫道は松本を起点に高山市を経由して福井に至る約160kmの自動車専用道路。中央道、東海北陸道、北陸道がつながり、広域交通の円滑化を図る。これまでに長野・岐阜県境の
安房峠道路、岐阜の高山清見道路の一部、岐阜・福井県境の油坂峠道路、福井の永平寺大野道路の計約59kmは開通済。
■高山国道事務所は、「中部縦貫道」の奥飛騨温泉郷平湯-丹生川町日面約13kmについて、住民や道路利用者の意見を聞く第1回アンケートを行っている。
松本から福井に至る延長約160kmの高規格幹線道路。現在約4割(59km)が開通、約3割(50km)が事業中区間。平湯-日面間は計画の具体化に向けて調査を進めている。同区間は奥飛騨温泉郷の観光地まで高速道路などが未整備で所要時間が
かかるため観光客の来訪意欲が低下し、観光入り込み客数も減少。現状のR158は急カーブや急勾配区間が多く、特に積雪時は事故などの危険度が増しており、災害時の代替路もなく、救急搬送の速達性の確保が課題となっている。
アンケートは2021.2/中まで。質問はR158の当該区間の使用頻度や目的、課題や必要な機能について数字で評価。調査期間は3/26まで。
(問)高山国道事務所 TEL 0577-36-3822
■2020.12/21;中信と糸魚川を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)について、松本市など関係自治体でつくる団体が早期整備を求める要望書を県に提出した。 要望したのは「地域高規格道路松本糸魚川連絡道路建設促進期成同盟会」「松本・佐久地域高規格道路建設促進期成同盟会」など5つの団体。松本市と佐久市を結ぶ連絡道路の早期整備なども求めた。要望書は県建設部長に手渡した。 松本市の臥雲義尚市長は「市町村が一帯となって取り組むことが必要。地域の現状をご理解いただき、それぞれの整備の促進にお力添えを」と。
■「中部縦貫道」は松本市を起点として、高山市を経由し福井市に至る延長160km(うち長野県は35km)の高規格幹線道路で、R158として整備が進められています。
高山〜松本間の所要時間は現在120分、整備後には70分と50分短縮されます。「松本波田道路」は松本市島立の「長野道」松本JCT〜松本市波田の波田IC間(5.3km)で、4車線(幅20m)(設計速度:80q/h)で整備。計画では4車線だが暫定2車線で
進め、事業完了は未定。R158バイパスとして利用。5100台/1日予想で、事業費は約264億円。現在は用地取得が進んでいます。波田扇子田運動公園付近では水田の中に茶色い幅約50-60mの用地が帯状に延びています。2019年度は波田・新村地区で
農地を中心に用地取得を進め、水田境にあぜや用水路を整備。2020年度は和田・島立で用地取得、土地測量、道路などをまたぐ橋りょうの下部工事を始めます。松本JCT〜松本波田IC間に市負担で新村ICと和田ICを整備計画。
波田IC-安曇中の湯IC間(27km)は調査区間で、うちR158奈川渡(2.2km)は改良工事中。中の湯IC-平湯ICの「安房峠道路」(安房TN)(5.6km)は1997年12月開通済。
平湯IC-丹生川IC(21km)は優先整備区間で、平湯IC-丹生川久手IC-丹生川日面IC間(13km)は地形や形状で課題が多い。丹生川IC-高山IC(9.5km)は工事中。
「高山清見道路」の高山ICー飛騨清見IC間(15.8km)2007年9月開通済。
■1/14;松本-福井を結ぶ「中部縦貫道」の一部で、松本島立-波田間の「松本波田道路」(5.3km)の建設に反対する市民団体が活動拠点となるプレハブ小屋を波田地区のルート予定地近くに開設した。
設置したのは「松本波田道路の建設中止を求める市民の会」。メンバーが小屋に集まって周囲にのぼり旗を掲げ、建設中止を求めて決起。市民の会代理人は「R158の改築費として予算化されたものを新設道路の用地取得費として流用して
おり犯罪」と主張。松本波田道路は1996年度に事業化。総事業費264億円、用地取得率は約50%。2020.10月から工事用道路などを整備。中部縦貫道として続く安房峠道路まで27km区間のルートは未定。
■2024.4/1;国交省高山国道事務所は、高規格道路「中部縦貫道」の「高山東道路」(平湯-久手間)について、2024年度から新たに事業に着手する。
新規事業区間は高山市奥飛騨温泉郷平湯-丹生川町久手で5.6km。道路幅12mの片側1車線のバイバスで殆どがトンネル(約4.9km)。国の2024年度予算に調査設計費1億円が盛り込まれ、測量調査や環境調査などを実施する。
総事業費は1000億円を見込み、完成時期は未定。R158平湯-久手間は急カーブや急勾配が多く、大雪時にはスタックする車両で立ち往生が発生することも。災害時の通行止めに伴う広域迂回の解消などにもつながるという。
観光面では北陸-中部-関東は「昇龍道」として広域観光周遊ルートに認定、インバウンド観光を促進。「中部山岳国立公園」を活用した山岳観光を基軸とする「松本・高山Big・Bridge構想」など、「飛騨高山」〜
「飛騨大鍾乳洞・五色ヶ原・平湯大滝」〜「奥飛騨温泉郷」(平湯温泉・福地温泉・栃尾温泉・新穂高温泉)〜「穂高連峰・乗鞍岳」〜「上高地」〜「乗鞍高原・白骨温泉」〜「松本」と周辺観光地が多く、観光のポテンシャルは高い。
■2024.3/6;環境省や県、松本市などでつくる「上高地自動車利用適正化連絡協議会」は松本で総会を開き、2024年度は上高地への観光バス乗り入れ規制を行わない。
上高地は自然環境保護のために通年マイカー乗入れ規制中。上高地公園線では上高地BTに入りきれない観光バスで渋滞が発生する。渋滞は上高地BTから大正池を越える駐車場待ちが最大3Hもあった。このため、夏場の週末やお盆、紅葉の最繁時期に
観光バスの乗り入れ規制を行ってきた。沢渡Pや平湯Pでシャトルバスに乗り換えを行ってきたが、近年は渋滞も発生することが少なくなり、2024年度は試験的に規制をやめる。
(問)アルピコ交通 TEL 0263-92-2511、濃飛乗合自動車 TEL 0577-32-1160
(問)アルピコ交通シャトルバスセンタ TEL 0263-26-3030、濃飛バスシャトルバスセンタ TEL 0577-33-7762
(問)沢渡共同配車センタ(タクシ) TEL 0263-93-3336、上高地共同配車センタ TEL 0263-95-2350
(問)上高地駐車場(自然公園財団上高地支部) TEL 0263-95-2433
(問)上高地自動車利用適正化連絡協議会事務局(環境省中部山岳国立公園管理事務所) TEL 0263-94-2024
■5/15-10/31;乗鞍岳へ続く「乗鞍スカイライン」開通
乗鞍スカイライン開通に向けて、現在、除雪作業中。乗鞍スカイラインは平湯峠(標高1684m)〜乗鞍岳畳平(標高2702m)までの全長14.4kmの山岳観光道路。4/21;積雪は四ツ岳S字カーブで積雪7.8m、2024年と比較し1.8m多い。
乗鞍岳の自然を保護するためにマイカー規制中。バス・タクシー・自転車で走行可。乗鞍スカイラインは、2020年7月の豪雨で崩落、2022年9月にも再度崩落し通行止め。2024年8月に仮復旧工事が完了、今シーズンは3年ぶりに5/15に開通予定。
乗鞍岳は剣ヶ峰(標高3026m)を最高峰に23の峰で形成されています。山の姿が馬の鞍に似ていることから「乗鞍」と呼ばれる。
5/15;8:40;ほおのき平Pにてバスの出発式、丹生川乗鞍連邦太鼓演奏。10:39;乗鞍畳平にて乗鞍岳山開き祭を開催。
ほおのき平BT(P1500,無料)は中部縦貫道高山ICから35分。
5/15-10/31;「乗鞍スカイライン」(ほおのき平BT-畳平;約45分)
(往復;\3400/大人,\1700/小学生)(片道;\1800/大人,\900/小学生)
平湯BT(あかんだなP850;\600/1日普通車)。あかんだなP-(徒歩10分)-平湯BT-(バス15分)-ほおのき平BT-(バス45分)-乗鞍畳平
※7/1-10/31;「乗鞍エコーライン」(乗鞍高原-畳平;約50分)
(乗鞍高原観光センタ-畳平;往復;\4700/大人,片道;\2350/大人),(三本滝-畳平;35分;往復;\3440/大人,片道;\1770/大人)
(問)濃飛バス高山営業所 TEL 0577-32-1160
(問)平湯BT TEL 0578-89-2351
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511
(問)高山市丹生川支所 TEL 0577-78-1111
■2024.8/20;北ア「乗鞍岳」(標高2026m)を通る山岳道路「乗鞍スカイライン」が約2年ぶりに開通した。
乗鞍スカイラインは高山市丹生川町の平湯峠〜乗鞍岳畳平(標高2702m)を結ぶ全長14.4kmの観光山岳道路。環境保全のためマイカーは乗入れ禁止。バス・タクシー・自転車は通行可。2020年7月に豪雨で道路が崩落、通行止めとなっていた。
8/20;ほおのき平では地元の子供たちの「乗鞍連峰太鼓ジュニア」の太鼓演奏や、開通を祝うテープカットが行われた。約50人を乗せた最初の観光バスが山々を縫うように通る道路を運行した。8/20;畳平では開通を祝う式典が開かれ、
地元の保育園児がお祝いの歌を披露した。今シーズンは10/31まで通行可。一旦道路は復旧工事を終えたが、再開直前の2022年9月に同じ箇所が再び崩れたため、全面通行止めとなっていた。平湯峠GTから約1.3kmの地点に長さ約40mの仮設道路を
設置、片側交互通行が可能となった。片側通行の前には新トンネル工事が見える。2027年度の全面開通を目指し、崩落現場を迂回する新トンネルを掘り、新しい道路を整備する予定。高山市長は「奥飛騨の新穂高ロープウェイ、丹生川の
乗鞍スカイラインが開通し、両輪がうまく回っていく中で、飛騨高山の象徴である乗鞍を満喫していただけることをうれしく思う」。
※乗鞍スカイラインは、8/21-9/30;6:00-18:00,10/1-10/31;7:00-18:00;シャトルバスは平日8便・土/日/祝11便運行予定。
■2025.4/27〜6/30;松本安曇の「乗鞍高原」で「乗鞍岳春山バス」運行
4/24;運行関係者が試運転をしてルートの安全を確認。「雪の壁」の合間を縫うようにバスがゆっくりと走った。三本滝前を過ぎると、少しずつ道路両脇の雪壁が高くなる。春山バスはアルピコ交通と松本市、のりくら観光協会が共同運行。
乗鞍高原観光センタ(標高1500m)〜位ヶ原山荘(標高2350m)間(約15km)を約40分かけて登る。山荘近くの雪壁は現在高さ6m。2024年より1m高い。2024年春バスは延べ6594人が利用、新型コロナ禍前の水準に戻りつつある。
6/1〜;「大雪渓・肩の小屋口」(標高2620m)まで3.5km延長予定。同協会は「2025年は雪も多い。新緑と雪の組合せ、雪壁のスケール感を楽しんでほしい」
バスは1日3往復(2024年1日5往復),完全予約制,事前予約。途中、鈴蘭,乗鞍スキー場,すずらん橋,休暇村,東大ヒュッテ,三本滝,摩利支天,冷泉小屋BT停車。
乗鞍高原観光センタ;8:30/10:30/14:00発→位ヶ原山荘;9:05/11:05/14:35着
位ヶ原山荘;9:43/11:43/15:13発→乗鞍高原観光センタ10:21/12:21/15:51着
(乗鞍高原観光センター位ヶ原山荘・大雪渓;往復;\4600/大人,片道;\2350/大人)(三本滝-位ヶ原山荘・大雪渓;往復;\3440/大人,片道;\1770/大人)。小学生以下半額(往復;\2300/子供)
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511(6:00-19:00)
■8/20;13:00;「乗鞍岳」の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」は道路が崩落して通行止めが続いていたが、仮設道路が完成し、片側交互通行で通行を再開する。
「乗鞍スカイライン」は、乗鞍岳「畳平」(標高2702m)と麓の高山市を結ぶ全長14kmの観光道路。2020年7月の大雨で崩落した場所が、復旧工事後の2022年9月全面開通を前に再び崩れ、全面通行止めになっていた。復旧に向けて、2023年4月から
崩落した場所に仮設道路を設ける工事を行っていますが、完成のメドが立ち、8/20;約2年ぶりに通行を再開する。崩落した場所を迂回するトンネル工事を進め、2027年度の全面開通を目指している。仮設道路は平湯峠GTから約1.3km、長さは約40m。
通行再開で長野側への通り抜けが可能となる。乗鞍スカイラインは通年マイカー規制を実施しており、通行はバス、タクシー、自転車に限定。今シーズンの通行期間は10/31まで。11/1〜;冬季閉鎖。
■5/31;松本「乗鞍高原」と「乗鞍岳」を結ぶ「春山バス」の運行区間が延伸。
乗鞍高原観光センタから位ヶ原山荘(標高2350m)までの区間を、大雪渓・肩の小屋口(標高2620m)まで延伸。運行区間内には10mを超える雪の壁があり、迫力ある風景を車窓から見ることができる。5/29;松本市、アルピコ交通、のりくら観光協会らが
試運転に参加し除雪状況などを確認した。位ヶ原山荘を過ぎてしばらく走ると残雪が見られ始め、標高2600m付近に高さ10mを超える雪の壁が見られた。雪の高さは例年並みだが、雪解けが年々早まっているという。当初6/1延伸予定だったが、
1日前倒しで、5/31から運行開始。運行は1日5便(往復;\4000/大人,\2000/子供)
■「乗鞍エコーライン」と「乗鞍スカイライン」は、乗鞍岳の自然環境保護のため、2003年からマイカー通行禁止。乗鞍岳春山バスは位ヶ原山荘(標高2350m)まで運行中。自転車は6/30まで通行禁止。違反すると罰金が課せられます。
乗鞍岳春山バスは、6/1〜;乗鞍大雪渓下の「肩の小屋口」(標高2600m)まで延長予定。2024年は雪が少なかったためか、除雪は大雪渓下まで到達しています。大雪渓下の避難小屋、トイレは利用可。雪壁の高さは5号カーブで7-8m、
大雪渓下の4号カーブは乗鞍エコーラインで雪の壁が一番高く、2024年は高さ8-10m。位ヶ原山荘から約3.5km(徒歩30分)で雪の壁が見られます。乗鞍高原観光センタからバスで45分、肩の小屋口まで開通すればすぐ近く。
乗鞍観光センター大雪渓・肩の小屋口(片道;\2050,往復;\4000)、三本滝-位ヶ原(片道;\1550,往復;\3000)
■2024.7/1;北ア「乗鞍岳」の畳平にある鶴ヶ池Pの今季営業を開始。
乗鞍岳へは岐阜側の高山市丹生川町久手「乗鞍スカイライン」と長野県の松本市安曇「乗鞍エコーライン」からアクセス可ですが、乗鞍岳の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」(全長14km)は2020年7月の大雨で道路崩落、2022年9月復旧した道路が
再び路面崩壊し、現在は全面通行止め。畳平(標高2702m)の鶴ヶ池Pはバスやタクシー向けの専用施設で、例年5/15-10/31まで営業するが、2023年に続いて乗鞍エコーラインの開通日(7/1)に営業開始する。乗鞍スカイラインは崩壊現場に新しい橋を
架けて仮設道路を整備中で、2024年中の仮開通を目指す。全面復旧は2027年開通を目指して崩落現場を迂回する新トンネルと橋をかける計画。
■北ア「乗鞍岳」の観光山岳道路「乗鞍スカイライン」について、2024年度内に片側交互通行で仮復旧、GW明けには開通時期のメドが立つ見通し。
乗鞍スカイラインは、2020年7月豪雨の被災箇所が、2022年に再崩落し、全面通行止め。2027年開通を目指して崩落現場周辺を迂回するトンネルを堀り、新しい道路を整備する計画を進めている。ただ、観光面での影響が大きいため、
2024年中に崩落現場周辺に橋を架けて仮設道路を造り、片側交互通行ながら観光バスやタクシー、自転車が通行できるようにする。
乗鞍自動車利用適正化協議会で県高山土木事務所が進捗状況を報告。除雪や工事が順調に進んでいるとした上で、被災箇所の状況を確認し「なるべく早く仮設道路の開通時期をお知らせしたい」と。
乗鞍岳」「畳平」(標高2702m)へのアクセスは、現在、乗鞍高原を通る「乗鞍エコーライン」に限定されている。2023.7-10月入り込み人数は2019年比15.9%の1万6240人。
■2024.4/27-6/30;松本安曇の「乗鞍高原」で「乗鞍岳春山バス」が運行開始。
4/25;アルピコ交通と松本市、観光協会の関係者らが試運転、安全を確認。道路脇の雪壁は高さ5mと例年並み。
乗鞍高原観光センタを出発、位ヶ原山荘(標高2350m)までの曲がりくねった乗鞍エコーライン(15km)をバスで約40分。路面を雪解け水が流れ、雪が解け始めた乗鞍岳が青空に映える。
6月には位ヶ原山荘より上部の「大雪渓・肩の小屋口」(標高2620m)まで延長予定。のりくら観光協会長は「手軽に雪の景色を見られる場所は少ない。季節感の違いを味わってほしい」と。
バスは1日5往復。(往復;\4000/大人,\2000/小学生)
■2024.4/27〜5/30;「乗鞍岳春山バス」(新島々〜位ヶ原山荘)の運行開始
4/21;乗鞍高原・鈴蘭-三本滝間の乗鞍エコーライン及び三本滝Pには雪なし。三本滝GT〜乗鞍岳畳平間は冬期閉鎖中(〜6/30)。自転車通行は7/1〜。
(上り)7:35/8:05/10:50/12:50;新島々発
8:30/9:30/10:30/12:00/14:20;乗鞍高原観光センタ発→8:36/9:36/10:36/12:06/14:26;休暇村発→8:45/9:45/10:45/12:15/14:35;三本滝発→
9:02/10:02/11:02/12:32/14:52;冷泉小屋発→9:05/10:05/11:05/12:35/14:55;位ヶ原山荘着
(下り)9:32/11:07/12:39/13:24/15:24;位ヶ原山荘発→9:36/11:11/12:43/13:28/15:28;冷泉小屋発→9:54/11:29/13:01/13:46/15:46;三本滝発→
10:04/11:39/13:11/13:56/15:56;休暇村発→10:10/11:45/13:17/14:02/16:02;乗鞍高原観光センタ着
ー/12:13/-14:13/16:06;乗鞍高原観光センタ発→-/13:16/-15:16/17:09;新島々着
■2024.6/1〜6/30;「乗鞍岳春山バス」(新島々〜大雪渓・肩の小屋口)の運行開始
(上り)9:14/10:14/11:14/12:44/15:04;大雪渓・肩の小屋口着
(下り)9:24/10:59/12:31/13:16:15:16;雪渓・肩の小屋口発
(上り)乗鞍高原観光センター位ヶ原山荘・大雪渓・肩の小屋口-乗鞍岳畳平(\2050/片道)※協力金含む(\100/大人,\50/小児)
(下り)乗鞍岳畳平ー位ヶ原山荘・大雪渓・肩の小屋口-乗鞍高原観光センタ(\1950/片道)
※天候・道路状況(積雪・凍結等)により運行時間変更・運休あり。Suica、PASMO等交通系ICカードは利用不可。
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511(6:00-19:00)
■「乗鞍スカイライン」と「乗鞍エコーライン」は乗鞍岳の自然環境保護のため、通年マイカー規制中。シャトルバス、タクシーを利用。自転車は通行可。
岐阜側;高山市丹生川町久手ほおのき平(P1500/無料)、平湯温泉あかんだな駐車場(P850/\600/日)(平湯温泉-畳平;所要約1H),(ほおのき平-畳平;所要約45分)。2023年大雨で道路崩落、乗鞍スカイラインは通行止め。
長野側;松本市乗鞍高原観光センタ等(第1P,第2P;P360/無料)、すずらん橋(P400/無料)、三本滝(P50台/無料)(乗鞍高原-畳平;所要約50分)
(問)濃飛バスほおのき平BT TEL 0577-79-2022
(問)濃飛バス平湯BT TEL 0578-89-2351
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511
■2022年9月に道路が崩落し全面通行止めが続く「乗鞍岳」の「乗鞍スカイライン」について、新たにトンネルを掘って復旧工事を進める。
2022年10月の対策検討会(第2回会合)では数多くの鉄柱を打って桟橋を架ける工法での復旧が最適としていたが、その後の地質調査で崩落現場だけでなく周辺も地盤がもろいことが分かったため、方針を転換した。1/20;対策検討会(第3回)が
開かれ、復旧工法を検討。崩落後〜2022年12/上までの地質調査で現場付近の地盤は地下水の影響などで風化を続けており、もろくなっていくことが判明。崩落現場を中心に約500mは脆弱区間。新たな復旧工法について、脆弱区間を迂回させる形で
東側に延長約600mのトンネルを掘る計画を提案。2027年開通を目指し、2023年度に地質調査と詳細設計に行う。地元の早期通行開始を求める声を受け、暫定的に崩落現場周辺に約40mの橋を架けて仮設道路を造り、2024年にも片側交互通行ながら
従来通り観光バスやタクシー、自転車が通行できるようにする。仮設道路はトンネル掘削の工事車両も通行させる。
■乗鞍岳の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」は、2022.9/10;全面開通予定でしたが、復旧した道路が再び崩れ落ち、9/9〜;全面通行止め。
「乗鞍スカイライン」は乗鞍岳「畳平」(標高2702m)と高山を結ぶ全長14kmの観光道路。2020年7月の大雨で崩落し、2021年7月から片側交互通行になっていたが、このほど復旧工事が完了し、9/10;全面開通予定だった。
9/9;8:30;高山市丹生川町久手(平湯峠より1.3km地点)の乗鞍スカイラインの道路は長さ38m、幅10m、高さ10mが同じ場所で再び崩落、のり面も一部崩落した。岐阜地方気象台によれば、高山市丹生川観測所では4日連続で雨を観測していた。
崩落原因は不明で調査中。復旧時期は未定。地元では秋の行楽シーズンを前に観光への影響を懸念する声が出ています。長野側の乗鞍エコーラインは通行可、シャトルバスは通常営業。
■「中部横断道」(132km)で未着工・未開通区間の八千穂高原IC-長坂JCT間(34km)について、国交省は長野県と山梨県に具体的なルート案を示した。
2023.7/14;「中部横断道」北部区間(長坂〜八千穂)の長野県区間に係る第3回計画調整会議を開催した。国交省の案では上下2車線で4車線化の計画で、長野側は3ヶ所、山梨側は2ヶ所のICを設置する計画。今後、山梨県・長野県は地域住民の意見や
環境影響評価を踏まえて都市計画案を取りまとめる。両県は都市計画原案を作成し、具体的なルートを公表し、住民説明会を行う予定。早期事業化へ準備を進めていく。
中部横断道は八ヶ岳山麓に位置する。
1)自然環境や景観保全、眺望に配慮、2)高原野菜など優良農地への配慮、3)土地有効利用、4)観光地・清里へのアクセス性向上、5)別荘地での騒音への懸念、6)教育研究機関への影響、7)星空観察など光害を回避、8)並走するR141・清里ラインへの
IC接続性を考慮する必要あり。八ヶ岳南麓の沿線住民の中には反対意見があるといい、丁寧な説明が求められる。
山梨県知事は「地域生活に大きな影響を及ぼし得るので、丁寧な説明と様々なご意見を承って、多くの人に祝福されるような配慮を重視していきたい。長野県や沿線自治体などと連携し、中部横断道の全線開通の早期実現を目指していきたい」と。
上信越道・佐久小諸JCT〜中部横断道・八千穂高原IC(22.4km)は開通済。
八千穂高原IC〜中央道・長坂JCT間(長坂IC近く)(約40km)は未開通。
中央道・双葉JCT-新東名・新清水JCT間(74.3km)と東名・清水JCTは開通済。
(問)国交省関東地方整備局長野国道事務所 TEL 026-264-7001
(問)国交省関東地方整備局甲府河川国道事務所 TEL 055-252-5491
■「中部横断道」のうち北部区間(北杜市-佐久穂町)の40kmについて、国交省は初めて詳細なルート案を示した。
同区間が全線開通した場合の経済効果は年間297億円と試算。南部区間の全通では大きな経済効果が見られただけに、両県から期待の声が上がっている。中部横断道は新東名・新清水JCT-上信越道・佐久小諸JCに至る総延長132km。現在は新清水JCT-双葉JCT間と、
佐久小諸JCT-八千穂高原IC間が開通済。双葉JCTから長坂JCT間は中央道と重複し、未開通区間は、長坂JCT-八千穂高原IC間の約40km。中部横断道の全線開通は、単に静岡と長野を結ぶだけでなく、上信越道と接続し、太平洋(清水)と日本海(上越)を
結ぶ路線と位置づけられる。このため、この2つの高速道路を合わせ「中部日本横断道」とも呼ばれる。7/11;山梨大と山梨経済同友会は北部区間の経済効果を年間297億円と試算した。北部区間だけに、長野県の経済効果は132億円、山梨県は73億円、
静岡県は21億円。この他に3県以外の地域への経済効果は70億円。
7/1-2024.2/29;ETC車で高速道路ドライブプラン「中央日本四県周遊プラン」(お盆,年末年始を除く)新潟〜長野〜山梨〜静岡(\18300,有効4日間)
■信州と太平洋間を結ぶ「中部横断道」(132q)は「新東名」新清水JCT〜「中央道」双葉JCT間(74km)は2021年8月に開通。
「上信越道」佐久小諸JCTー「中部横断道」八千穂高原IC間(22km)は2018年4月開通。「中央道」長坂JCT〜八千穂間(34km)は未事業化区間。
信州と太平洋間を結ぶ「三遠南信道」(100km)のうち、「中央道」飯田と「新東名」浜松を結ぶ長野・静岡県境の「青崩峠TN」(全長4998m)が2023.5/26貫通した。
三遠南信道は「中央道」飯田山本ICを起点として、「新東名」浜松いなさJTCに至る延長100kmの高規格幹線道路。「三遠南信」とは愛知東部(旧三河国)、静岡西部(旧遠江国)、長野南部(南信)の総称。「酷道」や「点線国道」と呼ばれるR152。
開通区間は浜松いなさ北JCT〜鳳来峡IC(13.9km)、東栄IC〜佐久間川合IC(6.9km)、矢筈TN(4.8km)、飯田上久堅・喬木富田IC〜飯田山本JCT(14.6km)。未開通区間は4ヶ所。鳳来峡IC〜東栄IC(7.1km)、佐久間川合IC〜水窪IC(14.4km)、
青崩峠道路(5.9km)(青崩峠TNは貫通)、矢筈TN〜飯田上久堅・喬木富田IC(7.5km)。
「青崩峠」(標高1082m)は地盤がもろく崩れやすい難所の峠で道路を通すことができなかった。R152は国道とはいえ、南信濃まで来ると、道幅は狭くなり、途中からは未開通。1994年三遠南信道として整備開始。静岡側で草木TNが開通。
続く兵越峠付近にもトンネルを掘る計画だったが、中央構造線の影響で地盤がもろいことがわかり整備を断念。国は技術力向上を受けて再び青崩峠TN建設に挑み、本坑工事は2019年にスタート。着工から4年、2023年5月に貫通した。
計画浮上40年でやっと貫通。ルートは武田信玄が上洛に向けて進軍したとされる「秋葉街道」と重なる。前身の遠信古道は塩の道で、日本海の糸魚川〜塩尻間の「千国街道」、塩尻〜太平洋(牧之原相良)の「秋葉街道」からなる。
青崩峠トンネルが開通すれば30分以上かかっていた南信濃と浜松水窪町の往来は6分に短縮。物流や観光、救急搬送などに時短メリットが生まれる。浜松側から新鮮な魚介類を、飯田からは果物を短時間で運搬でき、経済効果が期待される。
■2024.7月;東名道-関越道の最短ルートの高規格道路「新山梨環状道路」は?
山梨甲府盆地をぐるりとつなぐ「新山梨環状道路」は、2024.3/1;国交省は2024年度に道路整備事業として新規事業化を果たす候補路線を選定し、「新山梨環状道路」北部区間が含まれた。今回、事業化候補は北部の「桜井-塚原」区間。
甲府周辺は交通集中が激しく渋滞します。東西にはR20、静岡や秩父からと道路が中心部に結節。交通集中を緩和するため、郊外にバイパス「新山梨環状道路」が計画された。新山梨環状道路は、中部横断道の南アルプスICから分岐して東進。
ぐるりと反時計回りに道路を郊外につなぐ。秩父に向かう「西関東連絡道路」と接続する「桜井JCT」まで事業化済。中央道・甲府南IC付近までが開通。東部区間が完成すれば、東名・新東名の静岡から秩父へ信号なしで抜けていくことができる。
関越道まで抜ける最短距離がムーズになります。その先、桜井JCTからは北部区間として、観光地の昇仙峡などを経由して、西側郊外へ回り込み、中央道・双葉JCT付近でR20に接続。R20側の宇津谷から昇仙峡に近い牛句までが事業化済。
残る未事業化区間は、北部区間の桜井-塚原-牛句を残すのみ。その東半分が今回事業化。山梨県知事は「甲府都市圏の交通円滑化、或いはリニア駅と県内各地のアクセス性の向上を図るため、全線をつなげることが大変重要な課題である
ということで、取り組みを進めてきた。極めて大きな効果を山梨県全体にも及ぼすものになるだろう」と事業化に期待。
■信州と太平洋間を結ぶ「中部横断道」(132q)は「新東名」新清水JCT〜「中央道」双葉JCT間(74km)は2021年8月に開通。
「上信越道」佐久小諸JCTー「中部横断道」八千穂高原IC間(22km)は2018年4月開通。「中央道」長坂JCT〜八千穂間(34km)は未事業化区間。
もう一つの信州と太平洋間を結ぶ「三遠南信道」(100km)のうち、「中央道」飯田と「新東名」浜松を結ぶ長野・静岡県境の「青崩峠TN」(全長4998m)が2023.5/26貫通した。
三遠南信道は「中央道」飯田山本ICを起点として、「新東名」浜松いなさJTCに至る延長100kmの高規格幹線道路。「三遠南信」とは愛知東部(旧三河国)、静岡西部(旧遠江国)、長野南部(南信)の総称。「酷道」や「点線国道」と呼ばれるR152。
開通区間は浜松いなさ北JCT〜鳳来峡IC(13.9km)、東栄IC〜佐久間川合IC(6.9km)、矢筈TN(4.8km)、飯田上久堅・喬木富田IC〜飯田山本JCT(14.6km)。未開通区間は4ヶ所。鳳来峡IC〜東栄IC(7.1km)、佐久間川合IC〜水窪IC(14.4km)、
青崩峠道路(5.9km)(2023.5/26;青崩峠TNは貫通)、矢筈TN〜飯田上久堅・喬木富田IC(7.5km)。
「青崩峠」(標高1082m)は地盤がもろく崩れやすい難所の峠で道路を通すことができなかった。R152は国道とはいえ、南信濃まで来ると、道幅は狭くなり、途中からは未開通。1994年三遠南信道として整備開始。静岡側で草木TNが開通。
続く兵越峠付近にもトンネルを掘る計画だったが、中央構造線の影響で地盤がもろいことがわかり整備を断念。国は技術力向上を受けて再び青崩峠TN建設に挑み、本坑工事は2019年にスタート。着工から4年、2023年5月に貫通した。
計画浮上40年でやっと貫通。ルートは武田信玄が上洛に向けて進軍したとされる「秋葉街道」と重なる。前身の遠信古道は塩の道で、日本海の糸魚川〜塩尻間の「千国街道」、塩尻〜太平洋(牧之原相良)の「秋葉街道」からなる。
青崩峠トンネルが開通すれば30分以上かかっていた南信濃と浜松水窪町の往来は6分に短縮。物流や観光、救急搬送などに時短メリットが生まれる。浜松側から新鮮な魚介類を、飯田からは果物を短時間で運搬でき、経済効果が期待される。
■「中央道」飯田山本IC-「新東名」浜松いなさJCT間の約100kmの高規格道路「三遠南信自動車道」(2025.3/2)
中央道「飯田山本IC」〜(7.2km;共用)〜「天竜峡IC」〜(7.4km;共用)〜「喬木富田IC」(7.5km;事業中)〜「喬木IC」〜(4.8km;共用)〜「程野IC」〜(19.2km;R152改良済)〜「小嵐IC」
「小嵐IC」(長野側)〜(5.9km;青崩峠道路;「青崩峠TN」2025.3/2;貫通(4.9km))〜「水窪北IC」(静岡側)
「水窪北IC」(静岡側)〜(7.3km;R152改良中)〜「水窪IC」〜(14km;事業中)〜「佐久間IC」・「佐久間川合IC」〜(6.9km;共用)〜「東栄IC」〜(7.1km;2025年度開通予定)〜「鳳来峡IC」〜(13.9km;共用)〜新東名「浜松いなさJCT」
三遠南信道の全線開通に向け、期待が高まっています。
■2025.3/2;国内屈指の難工事と言われた飯田と浜松を結ぶ「三遠南信道」の「青崩峠TN」の完成式が行われた。
工事が進んでいる「三遠南信道」。飯田市南信濃と浜松市天竜区水窪町を結ぶ「青崩峠道路」は5.9km。全面開通すれば飯田と浜松が2.5Hで結ばれ、物流や観光、防災といった面で大きく期待されています。全長4998mの「青崩峠TN」は
計画から40年以上、国内屈指の難工事と言われたがトンネル本体の工事が終わり、3/2;飯田市・浜松市の首長や工事関係者、国会議員ら約100人が参加し完成式が行われた。上田〜浜松を結ぶR152。崩れやすい地質の「青崩峠」で途切れている。
「酷道」や「点線国道」と呼ばれてきた。1983年にトンネルが事業化されたが地盤がもろく工事を断念。2019年からは技術の向上を受けて工事を再開。2023年5月トンネルが貫通。その後、トンネル本体の工事も終了。今後、電気設備などの
工事が進められる。これまでは40分かかっていたが、トンネル開通で7分に短縮。開通時期は未定。飯田国道事務所は「三遠南信地域の交流促進と災害に強い道路機能の確保、救急医療活動に貢献できる」。飯田商工会は「長野県の玄関口と
して地域活性化していけば」。飯田市長は「夢の詰まったトンネル。開通すれば時間的な距離はもちろん、心理的な壁も取り払われ、静岡・太平洋側の人たちが大勢お見えになる。信州の南の玄関口として受け入れ準備を進めたい」。
天竜商工会は「商業、観光のみならず防災とかいろんな意味で交流、地域交流もますますやりやすくなると思いますので、一刻も早い開通を望んでいます」。
この道は武田信玄が進軍の際に通ったと言われる「秋葉街道」の一部で、古くは海から塩を運ぶ「塩の道」としても重要なルートだった。毎年10月に、県境をかけて兵越峠で信州軍と遠州軍が対決する「峠の国盗り綱引き合戦」が、
3/2;トンネル内の県境で行われた。1回目は遠州軍が勝ち、2回目は信州軍が勝利。1勝1敗の引分け。
■NEXCO中日本は中央道上下線の「諏訪湖SA」にある温泉施設「ハイウェイ温泉諏訪湖」の営業を2026年1月までに終了する。
老朽化や利用者の減少などが理由。
■2024.8/15;「諏訪湖」で「諏訪湖祭湖上花火大会」が開催された。
例年、中央道「諏訪湖SA」は花火を鑑賞する人の車で早くから満車となり、SAに入る車の駐車待ちで渋滞していた。8/15;NEXCO東日本は「諏訪湖祭湖上花火大会を諏訪湖SAでは観覧できません」と事前告知。花火観覧を目的としたSAでの
長時間駐車は本線渋滞を引き起こし、重大な事故につながる。SA利用者で混雑するのならよいが、花火鑑賞のために駐車場が占拠され、SA利用者が駐車できない事象が発生していた。NEXCO東日本は「渋滞が高速道路本線に伸びる恐れがある
場合には安全のため本線からSAへの入口を閉鎖する」とした。2024年は諏訪湖PAは完全シャットアウト。花火が見えないようにテラスを含むSA内の外柵にはオレンジ色のネットを張った。8/15;18:00;SA入口を封鎖。20:30;花火終了後には
諏訪湖SAの封鎖が解除された。観光バスや路線バス、輸送トラックなどには他のPA/SA利用を促した。
長野道;みどり湖PA(諏訪湖SAからの距離12km)〜梓川SA(33km)、中央道;辰野PA(14km)〜駒ヶ岳SA(46km)、中央道;道原(15km)〜八ヶ岳PA(37km)〜双葉SA(60km)など。
■中央道諏訪湖SAに建設中の「諏訪湖SIC」(スマートインターチェンジ)は予定より1年以上遅れ、2025年夏頃に開通予定。
諏訪湖SICは2024年3月の完成を目指し、諏訪と岡谷市境にある諏訪湖SAに建設が進められています。中日本高速道路によれば、SICへのアクセス道路となる県道と市道の工事で、当初想定していなかった湧水や軟弱な地盤が確認され、
排水対策や補強など追加工事が必要になったため。諏訪湖SICは上下線に設置、利便性の向上による諏訪湖周辺の観光活性化、企業誘致による地域経済の発展などにつながると期待されています。
■2025.3/15;JR東日本ダイヤ改正
1日1往復の南小谷駅発着の特急あずさはなくなります。下り;新宿8:00発、南小谷11:59着のあずさ5号はダイヤ改正で白馬11:40着に変わり、11:46発の普通南小谷行に接続。上り;15:00;南小谷発の新宿行あずさ46号は16:30;松本駅発になる。
特急あずさは、新宿18:00/19:00/20:00/21:00発の45号/49号/53号/55号は、東京駅発に変わり、17:45/18:45/19:45/20:45発に。
■2024.2/24;アルピコ交通上高地線「新村駅」に隣接する「新村車両所」で、3月に営業運転を始める新列車の撮影会を開いた。
同線のイメージキャラクター・渕東なぎさのイラストをラッピングした「なぎさトレイン」の2代目。2013年に運行を開始した3000形の初代なぎさトレインも車両所に入線。2024年度中に引退が予定されている初代と2代目が並んで撮影できる
貴重な機会とあって、約30人の鉄道ファンは2編成の共演に酔いしれた。2代目なぎさトレインは東武伊勢崎線で運行された20000系を東京の京王重機が改造、20100形として2023年12月、上高地線に入線。アルピコ交通がCFでラッピング費用を募り
、約670万円が寄付された(目標400万円)。車体には大小のなぎさのイラストや北アルプスを想起させる山並みが描かれている。
■安曇野でJR大糸線と篠ノ井線の全11駅の記念スタンプが刷新され、スタンプラリー開催。
11駅を訪れてスタンプを台紙に押す。全て集めたら、穂高駅前の「安曇野市観光情報センタ」に持参すると、抽選でオリジナルボトルやポーチなどの賞品を進呈。スタンプラリーの台紙は、同センタと各駅で配布中。駅のスタンプは、
JRは有人駅で、無人駅は安曇野市が2005年に設置。剪定されたリンゴの木を用いて作ったものだったが、長年の使用で版面が劣化。2022年に刷新を決めた。駅数と市内の中学校・高校を合わせた数が同数のため、各校に1駅ずつ割り当てて
デザインを制作。全部で310案が集まった。6月、各駅のスタンプのデザインを決定。穂高駅は道祖神、豊科駅は白鳥、明科駅はアヤメなど地域の特色をモチーフにしたものを選んだ。その後、市内のえぞ彫工芸社(三郷)が、以前と同様に
リンゴの木を活用してスタンプを製作。9月、安曇野市役所でお披露目され、デザイン画展を開催。安曇野市観光協会は「手がけてくれた子どもたちにとっても、いい記念になった。今後、大切に長く使われるものになれば」と。
スタンプラリーは賞品がなくなり次第終了。駅によっては、押印できるのは係員の対応時間のみ。
「安曇野のJR駅スタンプ」(clickで大きく表示)
■安曇野市と市観光協会、JR大糸線豊科駅が共同でリニューアルを進めている、安曇野市内の駅に設置しているスタンプの新しい図案が決定した。
市内の中高生から図案を募り、応募総数309点の中から各駅1点ずつ全11駅を選んだ。新スタンプは10月設置予定。「駅名」(開業年月,R:旅客駅/I:委託駅/M:無人駅化検討,1日乗降客数:地名)
JR大糸線;「安曇追分駅」(1915.11,IM,546:北穂高),「有明駅」(1915.8,IM,412:北穂高),「穂高駅」(1915.7,R,1816:穂高),「柏矢町駅」(1915.6,IM,912:穂高柏原),「豊科駅」(1915.1,R,1382:豊科),「南豊科駅」(1915.4,R,1684:豊科),
「中萱駅」(1915.5,IM,688:三郷明盛),「一日市場駅」(1915.1,R,1308:三郷明盛),「梓橋駅」(1915.1,IM,858:豊科高家)と、JR篠ノ井線;「明科駅」(1902.6,R,1592:明科中川手),「田沢駅」(1902.6,IM,910:豊科田沢)
中学7校、高校4校に1駅ずつ割り当てて図案を募集。大糸線の穂高駅は道祖神、篠ノ井線の明科駅はアヤメなど各駅の地域の特色を盛り込んだデザイン。安曇野市太田寛市長は「中高生の感性、郷土への愛着を感じる。秋の観光シーズンに
合わせてスタンプラリーなどを企画し、周遊観光にも生かしていく」と。現在スタンプがあるのは、市が乗車券販売を担う6駅。2005年合併前後に当時の観光協会が作り、長年の使用で版面が劣化した。新しいスタンプも前回と同様、
えぞ彫工芸社に依頼し、枝切りで処分されるリンゴの木を印材として再利用する。スタンプとなる最優秀作品11点を含む入選作品75点は、9/22-9/29;安曇野市役所ロビーで展示。
■松本南部のJR村井駅の整備事業で、10月、新駅舎と東西自由通路が供用開始。
村井駅は松本駅に次いで利用者が多い。市は老朽化した駅施設の改修とバリアフリー化を通して交通結節点としての機能強化を図る。駅には西口が新設され、東西の行き来が容易になる。東西自由通路は延長40m,幅4m。線路をまたいで東西をつなぐ。
エレベーターもあり自転車での利用可。駅舎と東西自由通路の他、2024年度は東口へのアクセス道路(延長390m,幅9.5m)と西口へのアクセス道路(延長270m,幅9m)、東西口の広場の工事を進める。周辺道路の環境整備をして利用者の利便性や
安全性の向上を目指す。松本市は2024年度一般会計当初予算案に、関連費用18.5億円を盛った。事業は2026年度完了予定。総事業費は58.4億円。
■JR東日本は2025年春から篠ノ井線や大糸線などの県内の13駅で新たに「Suica」が利用できるようになる。
現在「Suica」の利用駅は篠ノ井線・松本駅〜中央本線・信濃境駅(15駅)と小海線・野辺山駅(1駅)、新幹線停車駅(5駅)の計21駅。
中央本線;信濃境*,富士見+,すずらんの里*,青柳*,茅野+,上諏訪+,下諏訪+,岡谷+,みどり湖*,塩尻+,広丘*,村井*,平田*,南松本*,松本+。+;2014.4月〜、*;2017.4月〜利用可。
2025年春;篠ノ井線・田沢駅-信越本線・長野駅(13駅)と大糸線・北松本駅-穂高駅の10駅で「Suica」が利用できるように、駅にICカードに対応した改札機の設置を進める。
篠ノ井線ー信越本線;田沢,明科,西条,坂北,聖高原,冠着,姨捨,稲荷山,篠ノ井,今井,川中島,安茂里,長野。
大糸線;北松本,島内,島高松,梓橋,一日市場,中萱,南豊科,豊科,柏矢町,穂高。
在来線で首都圏へ行く場合にもSuicaは使え、Suica定期券も導入。JR東日本は利便性を高めて利用客を増やすことで公共交通の維持と地域の活性化につなげたい考え。JR東日本長野支社は「交通の利便性が高まることで駅周辺にも人が集まり、
街ににぎわいが出ることを期待している」と。なお、飯田線や中央線の木曽福島・名古屋などJR東海の利用はできない。
■2022.3/25;JR東日本長野支社は2022年度末の完成を目指して、明科中川手の「JR明科駅」の駅舎を建て替える。
明科駅の駅舎は約100年が経過、老朽化が進んでいることから、明科駅前広場整備と合わせて 2022年度に駅舎をリニューアルする。
新駅舎は安曇野市で建設している公共トイレ棟と統一感のあるデザインとし、片流れ屋根には太陽光パネルを設置、外壁・内装には県産の木材を使用し、木のぬくもりを感じる駅舎にする。明科の歴史を感じられる展示コーナーを備えた待合室、
事務所。外部には北アを望むウッドデッキを設置する。
■JR東日本は2022年度、老朽化が進むJR篠ノ井線「明科駅」の駅舎リニューアル工事に着手する。
新たな駅舎は木造平屋の75u、2022年度末に完成予定。明科駅周辺ではR19歩道整備事業に合わせて、安曇野市が2022年度までの計画で駅前広場の再整備を進めており、安曇野の東の玄関口とも評される駅一帯が一新される。
新駅舎は、市が再整備の一環で北側に建設中の公共トイレ(木造平屋)と統一感のあるデザイン。外壁はカラマツ、内装はシラカシやシナノキといった県産材を使用することで、県産材CO2固定量認証制度の公共施設の五つ星基準達成を目標とする。
待合室には明科の歴史を感じられるように駅周辺の写真などを飾る展示コーナーを設ける。屋外には憩いの場となるようなウッドデッキを新設。JR東日本長野支社によると、現在の木造平屋の駅舎は1927年8月の完成で、部分的な改修を
繰り返してきたが老朽化が進んでいた。リニューアル工事の時期はまだ決まっていないが夏〜冬にかけて実施予定で、工事期間中は仮駅舎を設置。JR東は「ご不便をおかけするが、訪れる地元の人や観光客により一層のサービス向上に
努めたい」と。2020年で駅利用者は796人/1日(降車客含まず)
■2022.11/17;JR明科駅前にカーシェアステーションがOPEN。
明科駅近くのシェアスペース「龍門渕てらす」と「長野ダイハツ販売」がカーシェアリング事業をスタート。
移動の利便性を高めることで首都圏などからの集客につなげ、地域の活性化をはかろうと両者が力を合わせる。トヨタのカーシェアサービス「TOYOTA SHARE」のシステムで無料登録すると、スマーホで予約やドアの解錠・施錠、
精算が可能になる。当面は軽バンの「アトレー」1台を配備し、24H365日利用可(\200/15分,\3800/6H)。自家用車を手放すなどした地元住民の利用も見込む。駅周辺のにぎわいを取り戻したいと1年かけて準備、長野ダイハツ販売が
事業化にこぎ着けた。民間事業者同士が連携して同様のサービスを提供するのは県内でも珍しい。龍門渕てらすは今後、事業の情報発信を担い、安全運転講座などの長野ダイハツ販売の地域貢献活動にも、会場を提供する予定。
「二次交通の整備は長年の課題。解消に向けた一つのきっかけになれば」。「この場所を元気にしたいという思いは共通。明科はアウトドア・アクティビティーを楽しめる観光地としての魅力もある」と。
■「北陸新幹線」(石川金沢〜福井敦賀間)は2024.3/16開業
現在と同一のE7・W7系の12両編成。東京-福井間は2h51m(36m短縮)、東京ー敦賀間は3h8m(50m短縮)、東京-金沢間は2h25m、長野-金沢間は1h5m、長野ー敦賀間は1h48m。
東京-敦賀間には「かがやき」と「はくたか」を1日14往復。開業に伴い大阪-金沢間の特急「サンダーバード」「しらさぎ」は敦賀止まり。大阪から福井・金沢に行く場合は乗換えが必要。
高崎-長野間(117km)は1997.10/1開業、長野-金沢間(228km)は2015.3/14開業、金沢-敦賀間(125km)は2024.3/16開業。敦賀-新大阪間(概算140km)は2046開業予定。
東京-新大阪間(総延長716km)は2046年開業予定。全線開業すると、新大阪-福井(現1h45m)→(55m)(-50m短縮)、新大阪-金沢(現2h30m)→(1h2m)(-70m短縮)、新大阪-富山(現3h)→(1h40m)(-80m短縮)
新大阪-長野(現3h48m)→(2h25m)(-80m短縮)
■2024.3/16;JR西春のダイヤ改正で、北陸新幹線の金沢から敦賀までの延伸で、長野-福井間は最速1時間31分。
敦賀延伸に伴い長野-敦賀間は1時間48分で48分短縮。東京ー敦賀間を「かがやき」9往復、「はくたか」5往復の14往復を運行。「はくたか」と「あさま」の運行本数は変更なし。
■JR西日本は2015年に開業した「北陸新幹線」の利用者が2023.9/23に6000万人に達した。
「上越妙高駅」ー「糸魚川駅」区間で新幹線の利用者が6000万人に達した。1997.10/1;北陸新幹線の高崎駅-長野駅間が開業し「長野行新幹線」が運行開始、2015.3/14;長野駅-金沢駅間が開業し「上越新幹線」に。2015年約1年1ヶ月で1000万人を達成。
その後も毎年1000万人近く増加。新型コロナ渦もあり、5000万人達成には開業約7年1ヶ月かかった。2023.9/23;約1年半で1000万人増え、6000万人に達した。JE西は「コロナ禍前の需要まで回復した。敦賀までの延伸を控え、北陸の魅力を発信して
さらなる利用の拡大につなげていきたい」と。
■2024.1/21〜;長電バスは長野市内を走る路線バスを当面の間、日曜日運休。
対象は長電バス長野営業所管内の路線バスで長野駅を起点にした路線を中心に、長野市、須坂市、千曲市、飯綱町で運行されている11路線計182本。アルピコ交通と共同運行する路線は対象外。期間は運転士が充足されるまでとした。人手不足が悪化した場合はさらなる運休も検討。
運転手不足はバス業界全体の課題で、路線バスや高速バスの減便・廃止が相次いでいます。高齢化が進み退職する運転手が増える一方、拘束時間が長く、募集をかけても新たな運転手が現れない状況。冬の観光シーズンの繁忙期を迎え、
インバウンド対応や積雪・凍結への対応で、運転手の労働時間が増加する恐れがあることから、通学・通勤・通院などの利用者が比較的少ない、日曜日の運休に踏み切った。収益性の高い貸切バスや高速バスに人員を割り振り、路線バスの
赤字を補って運転手の待遇を改善図る。交通・運輸業界では2024.4月から時間外労働の規制が強化される「2024年問題」を控え、さらなる人材難に陥る可能性もある。長電バスは2025年春に路線バスの上限運賃を引上げる予定。
※長電バス日曜日運休路線
(問)長電バス TEL 026-295-8008
■2024.12/1-2025.2/28;信州まつもと空港冬期利用促進助成金制度
信州まつもと空港周辺の在住者・在勤者・在学者(松本,塩尻,安曇野,大町市,白馬村,小谷村,池田町,松川村,筑北,麻績,生坂,山形,朝日村,木曽町)。対象路線は札幌線、神戸線、福岡線(計往復1800名分)
冬期期間に2名以上でまつもと空港を利用した方へ助成する。助成金(往復利用1人あたり\5000円,片道利用\2500円)。申請は2025.3/17まで。
(問)松本市観光プロモーション課 TEL 0263-34-8307
(問)安曇野市観光課 TEL 0263-71-2053
(問)塩尻市観光協会 TEL 0263-54-2001
(問)大町市観光文化課 TEL 0261-22-0420
■2024.11/7;3月まで運航していた緑色の機体「FDA4号機」の機首部分が「松本空港」に運び込まれた。
4号機は2010年就航。松本の自然や松本山雅FCのクラブカラーから機体は緑色になった。2024.3月引退後は名古屋空港で部品などが取り外された。名古屋から松本にトレーラで運搬された機体は全長8.2m、幅3m、高さ3.3mの機首と翼の一部。
内部には操縦席コックピットや搭乗口、座席、貨物室もある。県は展示環境を整えて、2024年度内に一般公開予定。
■2024.10/27-2025.3/29;FDA就航15周年記念で特別運賃を設定。
FDA全22路線を対象に\5000〜/片道を販売。一部の期間/路線/便によっては設定がない場合あり。予約は搭乗日14日前から。予約便の変更は不可。払戻は取消手数料あり。
★2024冬ダイヤ;松本空港;1)松本ー札幌(新千歳)2往復/日,2)松本ー神戸2往復4便/日,3)松本-福岡2往復4便/日運行。
★冬ダイヤ15周年記念運賃;松本-神戸;\6000,松本-札幌(新千歳);\12000,松本-福岡;\14000
★冬ダイヤ(松本空港発着便)
1)松本発-札幌(新千歳)着、札幌(新千歳)発-松本着;
FDA211/09:55-11:30、FDA214/13:40ー15:30;*FDA214;2024/10/27-11/30,12/28-2025/1/5,2025/3/1-3/29のみ運航
FDA215/16:05-17:40、FDA216/14:45-16:35;*FDA215;2024/10/27-11/30,12/28-2025/1/5,2025/3/1-3/29のみ運航
2)松本発-神戸着、神戸発-松本着;
FDA233/10:50-11:55、FDA232/09:20-10:20
FDA237/18:15-19:20、FDA236/16:45-17:45
3)松本発-福岡着、福岡発-松本着;
FDA205/13:30-15:20、FDA200/08:00-9:25
FDA207/17:10-19:00、FDA204/11:30-12:55
★片道普通運賃;
1)松本-札幌(新千歳);\38000-\41000/大人,\19000-\20500/小児
2)松本-神戸;\23000-\26000/大人,\11500-\13000/小児
3)松本-福岡;\45000-\46000/大人,\22500-\23000/小児
■10/26;夜の松本空港の滑走路を歩く「ナイトランウェイウォーク」が開かれた。
松本空港に興味を持ってもらおうと、空港活性化活動をする松本JCと空港管理事務所が初共催。抽選で選ばれた22組50人が参加、19:00;運用終了後、滑走路(約1km)を往復。普段は立ち入れない滑走路で夜闇に浮かび上がる灯火設備の光に
心をときめかせた。滑走路の位置などを示す灯火設備を点灯させ、滑走路端部の位置を示す滑走路末端灯は外側が青、内側が赤に光るなど、空港職員が機能を説明した。
■8/25;「松本空港」では一般立入禁止エリアに入って、空港の仕事を体験する「信州まつもと空港見学会」が開かれた。
空港を身近に感じてもらおうと松本空港管理事務所が開いたもので、親子連れなど15人が参加。参加者たちは空港概要の説明を受け、空港運用開始前の時間帯を利用して、専用の車両で滑走路上に出ると路上にひびが入っていないかなどを
目視で確認する滑走路点検作業などに挑戦。着陸した航空機を駐機場まで誘導する「マーシャラー」と呼ばれる人の仕事を疑似体験し、誘導手順を学んでいた。空港運用開始後には駐機場から航空機の離陸を見学、ふだんは見ることができない
光景を動画におさめるなどして楽しんでいた。
■8/1;「信州まつもと空港地元利用促進協議会」は、松本空港で8月1ヶ月間運航される日本航空大阪線の出迎えや見送りを空港TMで行った。
県や松本市と日本航空の職員が中信4市の観光案内パンフや記念品が入った袋を手渡して歓迎した。「初便 ご搭乗ありがとうございます」と書かれた横断幕を掲げた。
松本空港職員は「大阪線は就航11年目。50-55分で松本と伊丹を結ぶ利便性の高さを積極的にPRし、搭乗率80%を目指したい」と。
■7/26;松本の「信州まつもと空港」で1994年滑走路延長によるジェット旅客機就航からから30年。
県や市町村などでつくる「信州まつもと空港利用促進協議会」は空港TMで記念式典が開かれた。県、航空会社、地元自治体・経済団体、地元地区代表ら約30人が参加、くす玉を割って、信州サクソフォーンアンサンブルの演奏で華やかに開会した。
1965年に開港した「信州まつもと空港」は、1994年に滑走路が延長、ジェット機の就航が可能になった。抽せんで選ばれた搭乗者には記念品が贈られた。県によれば、2023年度の空港利用者は25.9万人、1996年度に次いで過去2番目に多かった。
2024年秋に完成予定の入国審査施設、9月に運航される4年8カ月ぶりの国際チャーター便となるモンゴル・松本便が運航される。2025年の大阪・関西万博や神戸空港TM増設にあわせて関西からの誘客に力をいれる。長野県阿部守一知事は
「松本空港が発展できたのは地元の皆さんの格別な理解と支援があってこそ。2023年度は空港利用者が25.9万人と過去2番目となった。これをさらに発展させていかなければならない。国際便の定期便も視野に誘致したい」と。
松本空港で定期便を運航するFDAは「7/23;FDAは就航15周年を迎えた。地方を結ぶ交流の架け橋として、地域経済の活性化に役立つよう努力していく」と。
7/26;地元の松本商工会議所は阿部知事に要望書を手渡し、定期便の増便や新規路線の開設、ターミナルや格納庫の新設などを求めた。知事は「県の思いや方向性は地元の経済界と同じと考えている。路線拡大には利用者の確保が重要なので、
地元の経済界には空港の利用促進の部分でぜひ協力してほしい。施設の拡充についても利便性が向上するよう投資を考えたい」と。
■7/23;FDAは2009年に運航開始して丸15年。
「松本空港」はJAL撤退(2010年)で斜陽化していた地方間路線を再生、新路線を設けて新たな需要を開拓してきた。FDAは2008年、鈴与(静岡)の子会社として発足。2011年からJALに代わって松本空港の札幌線、福岡線の運航、2019年には神戸線を運航。
FDA保有旅客機は15機、全国16空港、26路線で運航中。鈴与Gは2023年スカイマークの筆頭株主(19%)(2位ANA-HD;13%)となり、FDAとの連携を模索。
■「松本空港」の国際チャーター便が4年8カ月ぶりに就航。
モンゴルの「フンヌ・エア」がウランバートル便を運航。往路は9/12、復路は9/16、松本着は13:30、松本発は14:30。松本発・モンゴル発で、機材はエンブラエルE190-100(98席)使用。松本空港の国際チャーター便は2020年1月にグアム便が運航されて以来。
また、県は松本空港ジェット化開港30周年を記念するロゴマークを発表。「地元の理解と協力があって大きな節目を迎える。県民の松本空港への期待は大きく、チャーター便の利便性を実感していただければ」と。
「見渡す限りの大草原と星降る夜空「テレルジ国立公園」とウランバートル」(32.5-32.8万円/1人)
(問)アルピコ長野トラベル TEL 0120-24-5522
■松本空港で定期便を運行するFDAの松本発着便の利用者数は、2023年度初めて25万人を突破した。
松本空港としても単年度で25万人の大台を超えるのは1997年度以来26年ぶり、過去2番目の利用者数。FDAは2010年の松本空港就航以来、需要の多い路線を開拓、便数を増やすなどして年々利用者を増やしてきた。2020-2021年度は
新型コロナ禍の影響を受けたものの、2022-2023年度は20万人を超えた。松本空港の利用者数が25万人を超えたのはジェット化開港3年目の1996年度(26万4658人)と1997年度(25万572人)。FDAは「2023年5月に新型コロナウイルスの規制が
なくなり幅広く需要が戻った」。
2024.3月;松本空港発着便の利用者は札幌・新千歳;7152人(搭乗率71.8%)、札幌・丘珠線;100人(同59.5%)、神戸線;6308人(同62.6%)、福岡線;7747人(同76.0%、4路線で21307人(同70.1%)
2023年度の利用者数は、札幌・新千歳線;57957人、札幌・丘珠線;24858人、神戸線;80638人、福岡線;88096人、累計25万1549人。
日本航空が2023.8月運行の大阪線;3431人。国内チャーター便;4603人。FDA定期便、日本航空大阪線、国内チャーター便で計25万9583人。
FDAは「2024年度は松本空港就航15周年、一層力を入れていきたい」と。
■2023年度松本空港利用者は25万9436人と前年度に比べて3万人増。
1966年開港後は、1996年度の26.4万人に次いで過去2番目に多い。累計25万1549人。FDA定期便、日本航空大阪線、国内チャーター便で計25万9583人。
FDAは「2024年度は松本空港就航15周年、一層力を入れていきたい」。県松本空港課は「航空会社がコロナ下でも路線を拡大し、コロナ後の需要を捉えたことが利用者の増加につながった。2025年は大阪・関西万博があるので、
関西方面の利用者増加に力を入れていきたい」。
■3/9;松本空港に乗り入れるFDAが保有する緑色の機体の4号機が老朽化のため退役。
北アの山を想起させる塗装から松本の「観光大使」も担った。約13年半、信州の空を飛び回った4号機の運航最終日は松本空港の発着便が予定(3/9;10:00着、3/9;10:35発)。4号機はエンブラエル社製で2006年製造。座席数は76。
FDAが保有する16機中で最古。FDAの使用機材は16機15色。
3/9;サンプロアルウィン(松本平広域公園総合球技場)にて、松本山雅FCによる緑の4号機サンキューイベント。松本山雅FCのホーム開幕戦に合わせ、イメージカラーと同じ色をまとったFDA4号機との思い出を振り返る写真展・寄せ書きなど。
■信州まつもと空港地元利用促進協議会は、松本空港の新たなプロモーション映像を制作し、YouTubeで公開中。
松本空港や神戸空港、松本の映画館で、2/上まで上映。塩尻の映像制作会社が制作。「願い飛べ空へ」の題名で、1分22秒と15秒の2種類。作品では、神戸空港の待合室で北アルプスの地図を見る高齢の男性や、松本空港から飛行機に乗る
赤ちゃんを抱いた母親、機内からSNSでメッセージを送る男性と神戸空港で待つ女性の姿、燕岳などが映されている。「何度も諦めた、それぞれの願い。今年こそあなたの願いをこの空に」というナレーションが、新型コロナウイルス禍で
大切な人に会えなかった人々の心を打つ。「松本空港は展望デッキから人々が手を振ってくれて、信州らしくてすごくいい」と。映像を見た人が空の旅をしたくなることを願っている。映像は2022年12月公開。15秒のYouTube再生回数は77万回、
Fullは5万回。
■3/15;沖縄県玉城知事が信州を訪れ、松本空港との定期便就航などを目指して、長野県と沖縄県が交流連携協定を結んだ。
長野県から1500km離れた「沖縄」。美しい海に囲まれ沖縄と山に囲まれた長野とでは全てが違います。長野県と沖縄県は4年前から観光や物産面で交流を活発化しています。今回、さらに協力関係を深めようと、阿部知事と玉城知事が
協定書に調印し、交流連携協定を締結した。玉城知事は「山に囲まれている長野県と海に囲まれている沖縄県、対照的ではありますが、どちらもソフトパワーの魅力がある。更なる展開を期待しながら、我々も頑張っていきたい」。
協定は対極的な強みや魅力を持つ両県。協定では6項目が盛り込まれた。長野県が包括的な協定を他の都道府県との間で結ぶのは初めて。
@観光や産業などの分野で包括的に連携して発展。
A松本空港と沖縄を結ぶ空の便は現在チャーター便のみ。松本空港と沖縄の定期便就航を目指した観光誘客の推進。
B修学旅行先での子供の交流など若い世代の交流促進。
C風土の違いを生かした農業技術の交流。
D健康・長寿の促進に向けた取り組みの強化。
E環境保全。
阿部知事は「標高の高い山に囲まれた長野県と美しい海に囲まれた沖縄県がそれぞれ違う個性や強みを生かして新たな価値を生み出し深い関係を築いていきたい。これから行政同士はもとより、民間レベル、様々な皆さんと相互の交流が
進むように取り組みを進めていきたい」。
※松本空港発の沖縄行きチャーター便は2010年度から100便以上運航。2018、2019年に長野から沖縄を訪れた宿泊者数は約3万人、沖縄からは約2千人。
■松本空港の定期便について、松本市今井、神林、笹賀、和田の4地区に対し、協定に基づく1日当たりの離着陸回数の上限を変更したいと申入れ。
発着枠を現行12回から20回に拡大予定。定期便はFDAの4路線12便で離発着は1日12回、夏季は大阪線2便を含め14回。松本空港利用者数は好調で、2023年度は開港後2番目に多い25万9400人。
県は「地元から要望が出てきた場合は真摯に検討する」とし、今夏に地元の検討状況や要望を聞く方針。妥結に1-2年かかるとの見方も。
■松本空港の2022年度の定期便利用者数が2月までに前年同期比75.6%増の20万2353人。年間利用者数が20万人の大台を超えるのは1997年度以来25年ぶり。新型コロナ禍で抑えられてきた旅行需要が回復し、外国人旅行者も戻りつつある。 今後は国際チャーター便の復活に期待がかかる。松本空港ではFDA冬ダイヤで毎日5往復(福岡2,神戸2,札幌1,千歳1)の定期便を運航。夏ダイヤは札幌・丘珠線と日本航空の大阪線も加わり、5路線7往復となり利便性が向上。FDA定期便だけでも 2月までに計19万7800人が利用、3/中に20万人を超えそう。FDAは「松本空港がますます発展するよう、地域間交流人口増加の役に立つべく、努力を続けたい」と。国内チャーター便は2月までに72便が運航、4081人が利用。県は松本空港と 沖縄県の離島を結ぶチャーター便を3月までに計10往復20便運航した。県松本空港課は「定期便が充実し、定期便を使って旅行商品ができるようになった。それでも目的地に直行できるチャーター便の魅力はある」と、今後の回復に期待。
■2024.9/13〜;安曇野市は北アルプス登山者駐車場の利用状況をリアルタイム表示するシステムを導入する。
市内14ヶ所ある駐車場の利用状況がインターネット上で表示、駐車場の混雑状況がかわる。登山シーズンに慢性化している路上駐車や渋滞といった課題の解決につなげる。駐車場14ヶ所の収容台数は約700台。登山シーズン中の週末・3連休は
登山口駐車場が満車で、お盆や3連休などは麓(里)の登山者駐車場も満車になる。路上駐車や渋滞は以前から課題になっていた。登山口の駐車場が満車の場合、町に戻って駐車し、タクシーやバスで再び登山口に行くには時間的な余裕がなく、
路上駐車できる隙間を探して止めるのが実態という。林道がふさがれてタクシーが登山口にたどり着けないケースや、路肩に無理やり止めた車が斜面を転落する事故なども発生している。
★登山者駐車場は登山口に3ヶ所(計8ヶ所)。現在、一ノ沢登山口は道路崩落でマイカーは林道一ノ沢線は通行不可。
1)燕岳「中房登山口」(P1;65,P2;45,P3;30)
2)常念岳「一ノ沢登山口」(P1;30,P2;30;現在利用不可)
3)蝶ヶ岳・前常念岳「三股登山口」(P1;100,P2;80,まゆみ池P;40)
★登山者駐車場は里に6ヶ所。
1)穂高宮城「有明山神社P」(P70);「有明山神社」〜中房温泉(14km;40分;\6200) ※料金はタクシー(2023.9現在)
2)穂高有明「穂高温泉公園P」(P20)
3)穂高有明「しゃくなげの湯東側P」(P45)(※しゃくなげの湯PとVif穂高Pは登山での駐車禁止);「しゃくなげの湯」〜一ノ沢(11km;30分;\5700)/三股(14km;35分;\6700)/中房(17km;45分;\8100)
4)堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷第P3」(P65)(※ほりでーゆ〜の第1P,第2Pは登山での駐車禁止);「ほりでーゆ〜四季の郷」〜一ノ沢(13km;所要20分;\5900)/三股(8km;25分;\4100)
5)穂高「穂高P」(P150)(穂高神社近く;徒歩5分);穂高神社(穂高駅)〜一ノ沢(12km;40分;\6400)/三股(17km;40分;\7000)/中房(21km;60分;\9800)
6)豊科南穂高「安曇野の里P」(P7)
2024.4/26-11/4;北アルプス登山「中房線乗合バス」運行中。安曇野の里(所要70分)・穂高駅(55分)・温泉公園(45分)・有明山神社(40分)〜有明温泉「有明荘」・「中房温泉」間(バス料金;\1500/片道)
各駐車場のカメラ映像をAIが解析して車両をカウント、収容台数と比べて満空状況を表示する。事業費は約4000万円。信大の知見を活用し業者がシステムを構築。2024.10月〜;主要駐車場の画像を5-10分間隔で配信予定
市観光課は「空いている駐車場に止めて公共交通機関で登山口に向かってほしい。安全で余裕ある登山をしてほしい」。
※登山者用駐車場空き状況(安曇野市)
■エコドライブをしよう!
1)満タンは車が重く燃費が悪いので少しでも車体を軽く、GSは2/3程度に。2)不要な荷物は降ろす。3)車内の温度を短時間で下げるには、エアコンつけて最初は窓を全開、内外の空気を入れ替える。最初は外気循環、冷えてきたところで
内気循環に切替える。4)発進時は緩やかに。5)加速・減速の少ないドライブ。6)渋滞を避ける工夫。7)ムダなアイドリングをやめる。8)タイヤ空気圧点検。
■JAFによれば、夏場(7-8月)の車のトラブルは3位;落輪・落込。2位;パンクやエアー不足。1位;最も多いのはバッテリー上がり。
夏場はタイヤ内の空気が暖められ膨張すると空気圧が適正値よりも高くなり、段差などで傷つきやすくなり、パンクやバーストにつながる恐れが高いという。ライトの点けっ放し、トランクの開けっ放し、バッテリーの劣化による
バッテリー上がり。夏はエアコンの使用頻度が高く、風量強めで電気の使用量が増えバッテリー上がりを起こしやすくなる。1ー2週間に一度は30分ほどエンジンをかけた方がよいという。
■「松本走り」って?
交差点で「対向車がいるのに強引に右折する」とか「信号が赤から青に変わると同時に右折する」こと。道路交通法では「交差点で車が右折する際には対向の直進する車や左折する車の進行を妨害してはならない」。「右折する車は
交差点では大回りてし徐行すべき」とされる。これに反して「松本走り」は強引に急いで右折するため、車同士の衝突になりかねない。この走り方は、松本市内の道路の狭さに起因する。松本には右折レーンのない交差点が大半で、
右折待ちにより後続が渋滞した。ドライバーは後続を気にして、対向車が左折するのに乗じて強引に右折していた。ドライバーは運転の慣れで悪気なく無意識に「松本走り」をしてしまうという。松本ではこの走り方は減ってきたように
思うが、まだまだ見受けられる。
■危険な右折をする「松本走り」
車を運転中に対向車が急に右折する「松本走り」。右折の際に直線的にスピードを落とさず通過したり、対向の直進車や左折車があるのに割り込むなど。松本特有の城下町で道幅が狭く入り組みしていることが要因。右折レーンのない交差点での
右折待ちでは「早く行け」という後続車のプレッシャーを感じる人もいる。実際、松本走りをしないと右折できずに渋滞がひどくなるという声も。歩行者も右折車に遠慮して立ち止まったり、小走りで渡る姿が見られる。「松本走り」が
道路交通法に違反する危険な運転であることを忘れてはならない。道路交通法では、車が右折する際は「道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側を徐行しなければならない」と定める。交差点内は直進車が優先、横断歩行者の
安全を第一にしなければならない。長年の習慣もあって難しい面があるが、正しいルールを守ることが必要。
■松本市は2025年度にEV車のカーシェアリングを市職員や市民、観光客が利用できる試みを始める。
松本市役所の一角にEV2台と充電器を置いたステーションを設け、開庁時は市が公用車として、閉庁時は市民や観光客が利用。松本市は2024年度、プロポーザル方式で民間事業者を選定、2025年度から5年間、EVシェアを実施する。
2024年度一般会計補正予算案に、EV工事費130万円を計上。環境負荷の少ないEVの普及を後押しし脱炭素化を進める。利用は会員登録し、交通系ICカードやスマホで車のドアを開錠。電子決済。平日の日中は市が業務に使い、平日の夜間や
休日は市民や観光客に開放する。国内ではガソリン車に比べてEV車は価格が高く車種も少ないため普及率は低い。松本市は2050年のCO2排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」として、EVやカーシェアの普及促進を脱炭素施策の
一環に位置付けた。
■2024.7/16〜;松本市は市内の全カーブミラー(約6500基)の安全点検を始めた。
支柱の根元が腐食したミラーが倒れたこともあり、市職員が各所を回って状態を確認する。全てのミラーの安全総点検は初めてで年度内の完了を目指す。カーブミラーの支柱は鋼管で、融雪剤の塩カルや動物の尿などが腐食の原因とされる。
古いものでは40-50年前に設置されたミラーもあり、鏡部分の交換などを含めて年間約30件の補修を行っている。市は「道路を安心して使ってもらえるようにできるだけの対応をする。危ない状態のミラーを発見したら知らせてほしい」と。
■NEXCO東/中日本のお盆・シルバーウイーク・年末年始における「休日割引」の適用除外
2024.8/10-8/18,9/14-9/23、12/28-2024.1/5;「休日割引」は交通混雑期における交通分散の観点から、ECT休日割引は適用されない。
2024.8/13-8/16,9/17-9/20,12/30-12/31,2025.1/2-1/3;平日でETC「平日朝夕割引」は適用。
■2024.4月;県警が行った調査で、シートベルトの着用率は後部座席で2013年の秋よりも6.9P低下した。
運転席の着用率は2023年秋の調査と同じ99.6%、助手席の着用率は98.9%で0.6P下がった。後部座席の着用率は71.1%で2023年秋よりも6.9P低下した。チャイルドシートの使用率は83.8%、前回より4.8P上昇した。
警察はシートベルトをつけていない場合の死亡率は26.9倍、全座席でベルトを着用するよう呼びかけています。
■2024年;「信号機のない横断歩道」を歩行者が渡ろうとする時に、一時停止する車の割合が長野県は87%、9年連続で全国1位。
11/8;JAFが全国の調査結果を発表。調査は、2024.8/7-8/28;平日10:00-16:00、片側1車線の信号機のない横断歩道で行われた。制限速度が時速40〜60qの信号機のない横断歩道を各都道府県2ヶ所を調査。1ヶ所につき50回の横断で
一時停止した車を調べた。長野県停止率は87%で2023年よりも2.6P増加、2位石川を6.1P上回った。全国平均(53%)を大きく上回り、県民の安全意識の表れとみる。
高いのは、1位;長野(87.0%),2位石川(80.9%),3位;岐阜(75.2%),4位;熊本(74.8%),5位;福岡(74.3%)。低いのは、富山(31.6%),北海道(34.1%),福井(34.7%),茨城(35.2%),和歌山(36.2%),東京(38.7%)
長野県内では幼少期から横断歩道の渡り方を学ぶ機会が多く、県警は「歩行者優先の意識づくりにつながっている」と。
■「信号機のない横断歩道」での「車の一時停止率」は8年連続日本一の長野県。
2023年JAF調査(2023.8/9-9/20平日10:00-16:00)で長野県は84.4%と断トツ。高いのは石川76.4%、栃木74.8%、岐阜65.4%、静岡63.9%、愛知61.2%、山梨61.0%、福島60.8%。以下50-20%台。全国平均45%に比べ明らかに高い。幼稚園や小学校では
交通安全教室が開かれ、「横断歩道は手を高く挙げて、運転手さんからよく見えるように」。「止まってくれたら、ありがとうございました」。運転手は「止まってよかったな。次も止まろう」という気持ちに。観光客の多い白馬でも、
よく道路を横断すると車は一時停車してくれる。ナンバーを見ると松本ナンバー。これを何度も経験すると、運転中、歩行者が立っているのを見るとつい止まってしまう。歩行者にやさしい運転を心がけよう。
県警によると、2023年中、道路横断中の歩行者と車の事故は363件。うち228件は横断歩道上。停止率日本一が浸透し、横断歩道を通行する人が増えているためとみられる。県警は2024年、横断歩道ルール・マナーアッププロジェクトを開始。
目標は「横断歩道停止率10年連続1位」と「横断歩道の交通事故死者ゼロ」。事故に合わないために、互いにしっかり目を合わせ、安全を確認しあうことが重要。
■2023年;「信号機のない横断歩道」での車の停止率は全国平均は45.1%、都道府県別では長野県が最高の84.4%。(JAF調べ)
2023年8月ー9月:交通量が1分間に3〜8台、全国平均は45.1%、2022年から5.3P上昇。都道府県別では長野県が84.4%で8年連続トップ。長野県の停止率が高い理由は「伝統」と考えられ、子供の頃からの交通安全教育の影響が挙げられる。
歩行者は手を上げて意思表示するのはもちろん、止まってくれた車へのアイコンタクトやお辞儀が奨励されている。JAF長野支部は「停止率向上につながる啓発活動を積極的に展開したい」と。
都道府県別の信号機のない横断歩道での車の一時停止率
1位;長野(84.4%),2位;石川(76.4),3位;栃木(74.8),4位;熊本(66.1),5位;岐阜(65.4),6位;静岡(63.9),7位;宮崎(63.6),8位;愛知(61.2),9位;山梨(61.0),10位;福島(60.8)
■2024.6/15-7/31;岐阜県高山市営駐車場で観光バス利用を制限する実証実験を行う。
飛騨高山の「古い町並み」は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」指定、江戸の豪商屋敷など城下町の佇まいを残し、平日でも多くの観光客で賑わう。人気の「高山陣屋」や「中橋」、「古い町並み」周辺は狭い道路で写真撮影する観光客も多く、
大型観光バスがすぐ脇を通る。歩行者の安全を確保するため、近くにある「市営神明駐車場」の観光バスの利用を制限する実証実験を行う。
高山市内の主な駐車場;別院P(普P150,大P60),市庁舎P(普P161),花岡P(普P155),高山駅西P(普P130,大P10),空町P(普P128),天満P(普P92,大P10),不動橋P(普P62,大P10),えび坂P(普P55),神明(普P52,大P17),かじ橋(普P52),
名鉄駅前P(P10,P11,P44),広小路P(普P33),弥生橋P(普P21)など。(昼;\150/30分,夜\50/1H)
★☆★登山口と山麓近隣SSとの距離・時間(松本・安曇野・大北・諏訪・蓼科)★☆★ 年々SS数(ガソリンスタンド・サービスステーション)が減少中。過疎化が進む地方では休止・廃業し、SSがない市町村もあるので、再確認をお願いします。
1)飛騨高山;R158;松本安曇風穴の里(稲核SS)〜中の湯〜平湯温泉(平湯SS)間は距離27km・約40分 |
※高速道路はSAが50km、PAが15kmごとに設置。地方で交通量の少ない高速道路ではSA/PAにSSがないところも多い。
特に北海道はSA・PAが少なく、SS併設は殆どない。数年前にマイカーで北海道を訪れ、北海道内の高速道路の約9割を走破した。
1)道東道;阿寒IC〜本別JCT〜由仁PA〜千歳東IC間では、阿寒IC〜由仁PA間(210km)にSSがなかった。給油するなら十勝清水か帯広市内。
2)横断道;釧路西〜釧路東間(10km)には何もない。釧路市内にはSSが多数あった。
3)旭川紋別道;旭川鷹栖IC〜上川層雲峡IC間(46km)には大雪PAあるがSSはなし。
4)札樽道〜道央道;余市IC〜札幌JCT〜旭川鷹栖IC間(195km)では、SSは砂川SAのみ。
5)縦貫道;苫小牧西IC〜函館湯の川(約250km)には有珠山SAのみSS給油があった。苫小牧市内、室蘭市内にはSSが多数あった。
「堀金村・三郷村・アクアピア manhole cover」
「マンホールの蓋・松本てまり」(松本にて)
「マンホールの蓋・松本山雅FC」
「穂高町・豊科町・明科町 manhole cover」
「堀金村・三郷村・アクアピア manhole cover」
「大町市 manhole card」