日本の屋根と呼ばれる北アルプス。安曇野から信濃大町、仁科三湖、そして白馬・小谷へと北上するにしたがい名峰が間近に迫ってくる。是非、山岳の自然に触れ、山々の声に耳を傾けよう。
■北アのライブ配信中。
槍・穂高連峰(蝶ヶ岳ヒュッテ)、北穂高岳(北穂高小屋)、涸沢(涸沢ヒュッテ)、前穂高岳(涸沢小屋)、常念山脈(槍ヶ岳山荘)、薬師岳(槍ヶ岳山荘)、燕岳(燕山荘)
※北アルプスの「今」を贈ります(北アルプスブロードバンドネットワーク)
※上高地BT LIVE CAM(自然公園財団上高地支部)
※穂高岳山荘 LIVE CAM
■北ア北部の「後立山連峰」をはじめ、雄大な山並みを望む山岳都市「大町市」は、「立山・黒部アルペンルート」の玄関口。
大町市には、北には五龍岳〜南には槍ヶ岳と範囲が広く、約40の名峰が存在します。
白岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳・布引山・爺ヶ岳・岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳・スバリ岳・針ノ木岳・蓮華岳・北葛岳・七倉岳・船窪岳・不動岳・南沢岳・烏帽子岳・三ツ岳・野口五郎岳・真砂岳・南真砂岳・硫黄岳・赤岳・ワリモ岳・鷲羽岳・
三俣蓮華岳・双六岳・樅沢岳・槍ヶ岳・西岳・赤岩岳・大天井岳・牛首山・燕岳・東餓鬼岳・東沢岳・餓鬼岳・唐沢岳などが含まれます。(富山県・岐阜県との県境を含む)
■5/31〜;乗鞍エコーラインを走る「乗鞍岳春山バス」は位ヶ原山荘(標高2350m)から大雪渓・肩の小屋まで延伸
松本安曇の乗鞍高原と乗鞍岳を結ぶ乗鞍観光センタ発着の「春山バス」の運行区間が位ヶ原山荘(標高2350m)から大雪渓・肩の小屋口(標高2620m)まで延伸される。当初運行開始日は6/1より1日前倒し。7号Cの雪壁は例年よりも多く、
4号Cと5号Cの雪壁は例年並み。最も高い雪壁は4号Cで最大10mと例年並み。雪壁がそそり立つ中をバスが走る。5/29;バスの試運転が行われ、運行主体の松本市やアルピコ交通、のりくら観光協会、国、県、市の職員らが除雪や道路の状況を
確認。雪壁の間から望む北ア・穂高や、雪景色と乗鞍高原の新緑の共演など、春山バスならではの美しい景色が見られた。のりくら観光協会は「乗鞍の魅力は標高差。春山スキーや登山と併せて高原の新緑も楽しんで」と。
春山バスの運行期間は4/27-6/30。1日3便(乗鞍高原発;8:30/10:30/14:00,大雪渓発;9:35/11:35/15:05)、乗鞍高原〜大雪渓間は所要約45分。
BT;乗鞍高原観光センタ-鈴蘭-Mt.乗鞍スキー場前-すずらん橋-休暇村-東大ヒュッテ口-三本滝-摩利支天-冷泉小屋前-位ヶ原山荘前-宝徳霊神-大雪渓・肩の小屋口。(往復運賃;\4600/大人,\2300/小学生以下)
今季は完全予約制。7/1〜;乗鞍山頂畳平までシャトルバス運行予定。
■5/31;「第59回貞逸祭・白馬連峰開山祭記念登山・トレッキング」(中止)
県道白馬岳線(二股〜猿倉)に伴い、猿倉荘まで通行不可のため、開催中止。
※4/24;県道白馬岳線(二股〜猿倉間5.6km)の冬期通行解除は雪崩による落石の可能性があり開通延期。解除時期未定。猿倉登山口Pは亀裂で閉鎖中。
5/31;白馬山案内人と行く大雪渓トレッキングツアー(猿倉-御殿場-大雪渓)は中止。
5/31-6/1;貞逸祭記念白馬三山縦走登山ツアー(猿倉-大雪渓-葱平-白馬岳/白馬山荘泊ー杓子岳-白馬鑓ヶ岳-白馬鑓温泉-猿倉)は中止。
(問)大町建設事務所維持管理課維持係 TEL 0261-23-6533
(問)白馬村観光局インフォメーション TEL 0261-85-4210
■夏山シーズン前に「北アルプス北部」で新たに登山者などに寄付を呼びかける協力金制度の実施時期や受付方法が決まった。
北アは全国から多くの登山者が訪れる人気の山脈で、登山道の維持・管理などに多額の費用がかかっています。これらの費用の一部を登山者にも負担してもらおうと、槍ヶ岳などを含む「北アルプス南部」では4年前から寄付を呼びかける
協力金制度を取り入れた。県内では計1800万円が集まり、登山道の補修などに活用された。
5/29;小谷村で「北アルプス北部」の山小屋や自治体、環境省職員などが集まり、三俣蓮華岳から風吹大池まで、2025.7/中から協力金制度を始める。これで北ア全域で制度が始まる。協力金は\500/1口、20ヶ所の山小屋に設置する協力金箱、
オンライン決済で受付。北アルプス北部山小屋組合は「登山者からの協力金を活用し、安全で安心して登ることができる登山道を守っていきたい」と。
北ア北部には三俣山荘、水晶小屋、野口五郎小屋、烏帽子小屋、餓鬼岳小屋、湯俣山荘、春嵐荘、七倉山荘、船窪小屋、針ノ木小屋、大沢小屋、新越山荘、種池山荘、冷池山荘、キレット小屋、五竜山荘、唐松岳頂上山荘、八方池山荘、
天狗山荘、白馬鑓温泉小屋、白馬頂上宿舎、白馬山荘、猿倉荘、白馬大池山荘、栂池山荘、栂池ヒュッテ、風吹山荘、蓮華温泉ロッジなどの山小屋がある。主要な登山口は白沢、七倉、高瀬、扇沢、針ノ木、栢原、五竜、大谷原、八方、
猿倉、栂池、北野、土沢、蓮華温泉など。
■大町市や白馬村、小谷村、北アルプス北部山小屋組合などでつくる「北アルプス北部山域連絡会」は、登山道の維持管理に充てる任意の協力金制度を2025年7月に始めるとした。
北ア北部は中部山岳国立公園内で鹿島槍ヶ岳や白馬岳を抱え、槍・穂高などがある北ア南部と並ぶ人気の登山エリア。既に制度を導入している南部と合わせ、北ア全域で登山者に協力金を求める。4/25;白馬村役場で開いた会合で決定。
県内での制度導入は、2021年度に始めた北ア南部、2025年6月の南アに次いで3例目。北ア北部の取り組みは実証実験の位置付けで、実施機関には蓮華温泉がある糸魚川市も加わる。県をまたいだ制度導入は初めて。対象は後立山連峰を
中心に北は風吹大池、南は三俣蓮華岳までの山域。支払いは、北ア北部の山小屋組合に参加する約30の山小屋への協力金箱設置や、専用のQRコードを読み込むオンライン決済など。登山計画書の届出件数は2023年度の北ア全域の登山者は
15万411人、県内全山域の28万2792人の半数超を占める。
協力金制度は山小屋が登山道の維持・整備に、登山者の受益者負担を導入して持続可能にする狙い。山小屋が経営難に直面した新型コロナ禍で議論が活発化。上高地や槍・穂高を抱える北ア南部では2021年度、登山者から寄付金を募る制度
「北アルプストレイルプログラム」の実証実験を開始。\500/1口を基準にクレジットカード決済や口座振り込み、山小屋での現金払いで受付。
2021年度は2903件の寄付金、「協力金」に名を改めた2022年度は2590件。2023年度は4728件、登山者に槍ケ岳などをデザインした協力証を配るなど工夫で大幅に増えた。2024年度は4024件。
総額は2021年度に552万円、2022年度は405万円、2023年度は540万円。2024年度は270万円。
槍・穂高などの山小屋でつくる「北アルプス山小屋友交会」は「仕組みができ、関係者や登山者に登山道維持の現状が認識されつつある」と。環境省中部山岳国立公園管理事務所は「広域連携のあり方を模索していくことが不可欠」とし、
同公園内にある北アルプス北部の関係者に議論を加速するよう求めてきた。北ア北部ではどの山小屋で、登山口でどう協力金を呼びかけるか、登山者の理解を深める方策などを検討していく。
■北ア登山口へのアクセス道路となる「燕岳」への「県道槍ヶ岳矢村線」(中房線)と、「常念岳」への「林道一ノ沢線」がともに路肩崩落で一般車両が通行できない。
春山シーズンの登山者は例年より大幅に減少した。影響は山小屋のみならず、周辺のホテル・旅館にも及んでおり、早期の復旧が望まれる。中房線は2025.4/14;道路崩落したが、定期バスが崩落箇所手前まで運行、現場を挟んだ先から中房登山口までは
地元関係者が車で無料送迎。交通手段は確保されているが、道路寸断のイメージが先行し通れないとの風評被害も。年間13万人が行き交う燕岳の山小屋宿泊者数は例年の約半分、テル・旅館の予約もかなり減っている。一ノ沢線は2024.8/7;大雨での
道路崩落から10ヶ月近くが経つ。穂高温泉郷の旅館は「常念岳の登山客はかなり少ない」と。崩落現場手前までタクシーで行き、その先から登山口までは徒歩で1H弱。問合せの電話で説明すると、山行を諦める人もいるという。県は中房線の復旧見通しを
5/末に示す予定。一ノ沢線の復旧工事は業者選定が入札不調で遅れ、土質調査などで11/上のシーズン終了までに復旧が完了するかは見通せないという。6/中以降は縦走登山者が増え、夏山シーズンが本格化する。例年、民間の登山ツアーも増える時期だが、
他の山域へ流れる可能性もある。市観光協会は情報発信を強化し、県の許可が下りれば無料送迎の体制も拡充したいとする。
■「学校登山」
15年前までは9割を超えていた中学校の学校登山は生徒の安全面や学校側の負担などから2020年には5割を切り、2024年は3割。2025年の計画では、183校中46校と1/4に激減。5/23;大町「県山岳総合センタ」で「学校登山」をテーマにした
研修会が開催された。学校登山ならではの準備、下見のポイント、子どもたちへの適切な声の掛け方などを伝えた。県山岳総合センタは「下見の時にはポイントを確認する。センタでは2025年から学校登山に同行するボランティアの紹介も。
2025年は7校から希望が寄せられたという。「登る体験は教育的意義があると感じている。安全に楽しく」
■信州で長年続いてきた「学校登山」を実施する学校が減少。
明治時代に始まった「学校登山は」、仲間と助け合う心や山の魅力を学べることなどから、15年前までは、県内のほとんどの中学校で行われていた。しかし、県山岳総合センタが実施したアンケートによれば、危険性や教員の負担などを理由に
登山を計画する中学校は減少し、2024年実施したのは全体の3割。行事を継続させるため、教員の負担を軽減するボランティアの派遣が2025年度から始まります。取り組みが本格化するのを前に、5/28;長野県山岳総合センタでボランティア向けの
研修会が行われた。学校登山に同行するボランティアを希望する山岳団体の会員が参加した。参加者は講義のあと、鷹狩山に登り、子どもたちと登るときの意識しなければいけない注意点などを学んだ。危険な場所を歩いていないか、安全に気を
つけながら歩いているかなどを確認する。休憩中は山側に寄って安全を確保する。他の登山者のために道を空ける。水分補給をしているなどを気に掛けてほしいと。県山岳総合センタは「多くの人が参加してくれてよかった。近年、学校登山を
実施していない学校や負担に感じている学校には、ボランティアのサポートを活用してもらい、学校登山を続けてもらえたらうれしい」と。2025年度は、約20人がボランティアとして活動予定で、これまでに8校から派遣の依頼があるという。
■5/20;中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会は、中アを訪れる登山者らに協力金を求める制度の導入を検討する。
中ア国定公園には上伊那、木曽、塩尻など計13市町村が該当する。2025年夏山シーズンには登山者らに制度への賛否を尋ねるアンケートを予定。同遭対協は上伊那5市町村や観光業者らの負担金と県の補助金で運営。事務局によると、
遭難防止のパトロールを強化するための費用が不足しており、独自の財源確保が必要との声が上がっていた。2025.6月に南アで協力金制度が導入される。協力金の用途は登山道や山小屋の整備。導入区域や対象者など具体的な制度設計は未定。
県の協力を得て広域的な取り組みを目指す。中アの「駒ヶ岳ロープウェイ」では登山ではなく千畳敷の散策を目的とした利用者も目立つ。登山者を対象とした協力金制度は、北ア南部に続き、北ア北部(三俣蓮華ー後立山ー風吹大池)では
2025年7月から、南ア(伊那谷;伊那,飯田,大鹿)でも2025年6月-11月導入予定。岐阜県では2024年7月から北ア南部で、富山県では2024年8月から薬師・奥黒部・立山などで実施中。
■5/下;黒部の一部の田んぼで水を取り入れる部分に砂がたまって水が流れ込みにくくなっています。黒部川から大量に砂が流れ込んだためとみられる。黒部川の水を農業用水に使うため「愛本えん堤」を使って本流の水を引き込んでいますが、 その際「沈砂池」という施設で川の水に含まれる砂の多くを沈殿させています。この農業用水を管理している「黒部川左岸土地改良区」によれば、5月初から黒部川左岸の一部地区の田んぼで水の取入口付近に砂が流れ込み、たまるように なったという。今は田植えの時期で、農家からは水が行き渡りにくいといった苦情が寄せられているという。土地改良区では「沈砂池」を管理する電力会社に砂を取り除くよう要請したほか、農業用水内にたまった砂を機械などで取り除いたが、 田んぼへの砂の流入は今も続いているという。黒部の田んぼへの砂の流入は、黒部川上流の2つのダムにたまった土砂を流す「連携排砂」の直後に発生したことはあるが、今回は詳しい原因は不明で、今後、黒部川やダムを管理する国交省や 電力会社と原因の究明や対策を協議していく。
■5/22;山岳環境保全に役立ててもらおうと、イオンが268万円を県に寄付した。
寄付は「イオンリテール」と「イオンビッグ」の2社、関係者が新田副知事に寄付金268万円の目録を手渡した。イオンでは電子マネー「信州アルプスWAON」で支払われた売上げの一部を、登山道の整備などに活用してもらおうと寄付を
続けています。今回で13回目、寄付総額は2770万円。
■5/10;高山市「奥飛騨温泉郷・新平湯温泉」の「村上神社」で北アルプスの飛騨側の山開き「播隆祭」が行われた。
「播隆祭」は槍ヶ岳や笠ヶ岳を開山した「播隆上人」の偉業を称え、登山シーズンの幕開けを告げるもの。関係者が出席して今シーズンの安全を祈願した。郷土芸能「鶏芸」や獅子舞の「へんべとり」が奉納された。地元の観光協会では、
2025年は5万人の登山者を見込んでいるという。
■燕岳の登山口に向かう「中房線」は4/14の路肩崩落で、宮城GTから先はマイカー通行不可。定期バス・タクシー・許可送迎車は通行可。崩落箇所は車両通行止めで徒歩のみ通行可(7:00-17:00)
中房温泉-(0.8km,徒歩20分)-有明荘-(5.3km,徒歩90-100分)-崩落現場-(800m,徒歩10-15分)-観音峠BTー(6.2km,徒歩75分)-宮城GT-(800m,徒歩10分)ー有明山
中房温泉-(送迎車運行)-崩落現場ー(徒歩)-観音峠BTー(定期バス運行)-有明山-穂高駅
崩落箇所手前の観音峠BTまでは定期バスを運行。5/7-6/30;月-木;1日2便、金/土/日;1日5便。(穂高駅/温泉公園/有明山ー観音峠;\1500/大人,\750/子供)
5/7-6/30;崩落現場〜中房登山口まで送迎車を運行。4/26ー5/6が6/30まで延長。(運行本数,台数,乗車人数制限あり,無料)
■5/10;黒部峡谷のトロッコ電車が宇奈月-猫又駅までの折り返し運転開始。
4/20;2kmの運行区間でスタートした黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は、5/10〜;宇奈月-猫又駅(12km)の区間で運行開始した。多くの観光客が乗り込んで新緑が深まる雄大な峡谷美を満喫。トロッコ電車は2024.1/1;能登半島地震の復旧工事で
新たな落石対策が必要になったため、今シーズンも全線開通はできず、11/30まで猫又までの折り返し運転。
■5/8;「浅間山」の小諸の登山口で山開きが行われ、関係者は本格的なシーズンの幕開けを祝った。
観光関係者などが登山の安全を祈願したあと、しめ縄をはさみで切って本格的なシーズンの幕開けを祝った。浅間山は「噴火警戒レベル「2」、気象庁は火口から2kmで噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
警察署山岳高原パトロール隊は「これから登山者が多くなる季節。登山届を提出し、天候に注意して安全に登山を楽しんでほしい」と。
■「トロッコ電車」の愛称で知られる「黒部峡谷鉄道」は、2024.1/1;能登半島地震で「鐘釣橋」が落石の被害を受けた。5/1;冬の間中断していた復旧工事を再開。復旧工事は冬期中断し、雪どけを待って工事を再開したという。
終点の欅平駅や鐘釣駅の周辺2ヶ所では新たに雪崩の影響とみられる斜面の崩落が確認された。黒部峡谷鉄道では、今後、被害箇所の調査や線路上に流れ込んだ土砂の撤去などを進める。
4/20;運行開始。4/20-5/2;宇奈月-柳橋間、5/3-5/9;宇奈月-笹平間、5/10-11/30;宇奈月-猫又間運転。5/10;黒部峡谷鉄道は猫又駅までの折り返し運転を開始する。黒部峡谷鉄道は「猫又駅までの区間でも見どころがたくさんあり、
たくさんの方にお越しいただきたい」。
■長野県ではこのGW中、山岳遭難が相次いだ。
県警察本部によれば、GW中(4/26-5/6)に登山中の山岳遭難は28件・遭難者31人。2024年同時期より2件増。過去10年間で最多。北アで多く発生。救助は31人、死者は5人(前年同期比2人増)、ケガは17人(前年同期比2人増)。
滑落16人と半数以上を占め、「転倒」・「道迷い」は各3人。県警は、力量に合った山を選ぶことや冬山同様の悪天候にも備えた十分な装備で山に入ることなどを呼びかけています。
この時期はまだ雪が多く残っているため、登山道の状況をよく確認し、アイゼンやピッケルを適切に使用すること、登山の前に必ず気象情報を確認して、状況に応じて道を引き返すなど、
慎重に登山を行うよう呼びかけています。(4/26-5/6;北ア;19,中ア;3,八ヶ岳;3,他;3)(男0,女O;60才以上)
4/21(1件);4/21;爺ヶ岳,男,負傷,転倒
4/25(2件);4/25;前常念岳,女0,負傷,滑落、4/25;蝶槍,男,負傷,滑落
4/26(4件);4/26;天狗山,女,負傷,転倒、4/26;極楽平,女O,負傷,転倒、4/26;涸沢,男0,死亡,発病、4/26;大川入山,女O,負傷,転倒
4/27(3件);4/27;蝶ヶ岳,男O,負傷,滑落+4/26;女O,負傷,滑落、4/27;白馬乗鞍岳天狗原,男,負傷,滑落、4/27;岳沢,男,救出,道迷い
4/28(3件);4/28;大天井岳,男,負傷,滑落、4/28;爺ヶ岳,男,死亡,滑落、4/28;爺ヶ岳,男,死亡,滑落
4/30(2件);4/30;編笠山,男O,負傷,滑落、4/30;焼岳,男O,救出,道迷い
5/1(3件) ;5/1;蝶ヶ岳,男O,負傷,滑落、5/1;空木岳,男O,死亡、5/1;空木岳,男,救出,道迷い
5/2(1件) ;5/2;縞枯山,女,負傷,踏み抜き
5/3(2件) ;5/3;蝶ヶ岳,男,負傷,滑落、5/3;前穂;男,救出,疲労+5/3;前穂,男,救出,疲労
5/5(8件) ;5/5;涸沢,男O,救出,発病、5/5;常念岳,男,負傷,発症、5/5;奥穂,女,負傷,滑落、5/5;奥穂,女,救出,行動不能、5/5;蝶ヶ岳,男,負傷,滑落、5/5;焼岳,女,負傷,滑落、5/5;焼岳,女,救出,行動不能+5/5;焼岳,女,救出,行動不能、5/5;戸隠山,男,負傷,滑落
5/6(2件) ;5/6;赤岳,男,死亡,滑落、5/6;北穂,男,負傷,滑落
■4/27-4/29,5/3-5/6;「春山登山相談所」開設
春山シーズンに向けて春山遭難防止対策として北アの登山口7ヶ所に「春山登山相談所」を開設する。
開設場所;七倉、 針ノ木、 柏原新道、五竜、八方尾根、猿倉、栂池登山口。登山計画書は必ず提出。
(問)北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会 TEL 0261-22-0110
■GW中、県内では山岳遭難が増えています。警察は登山者に注意を呼びかけるとともに、登山者が多い山を中心にパトロールを強化。県警察本部によれば、2025.GWの4/26-5/1までの6日間に県内では16人が登山中に遭難、うち4人が死亡。 GW中は県内外から多くの登山者が訪れ、八ヶ岳や中アなどでパトロールを実施、登山口などに相談所を設けています。県警ではSNSで春山特有の雪崩や遭難事故の動画などを発信、残雪で足を滑らせて遭難する事例が多いことや、 自分の体力や技術にみあった登山をするよう呼びかけています。2024年GW中には遭難26件、遭難者30人と過去5年間の同期間で最多だった。県警察本部の山岳安全対策課は、「2025年春山は雪どけが比較的早く、雪崩が起きやすい。 最新の天候や登山道の状況を十分に確認したうえで登山をしてほしい」と。
■5/2;県警はGW前半(4/26-5/1)の山岳遭難者数が16人。
「極めて憂慮される状況」として装備の徹底など安全登山を呼びかけた。GW後半は天候が崩れることも見込まれ、県警山岳遭難救助隊長は「細心の注意が必要。入山を控えることも含めて慎重に判断、行動してほしい」と。16人のうち、
残雪での滑落9人(うち死者3人)で最多。転倒・道迷いが各3人、病気1人。死者は計4人。山域は北アルプスが大半を占めた。春山の雪面は日当たりや時間帯によって状況が変わりやすく、同課は、アイゼンやピッケルなど冬山装備の
携行を指導。標高の高い山域では冬山のような吹雪になることがある一方、気温上昇に伴う雪崩や土砂崩落のリスクもあるとして、必ず事前に気象情報を確認するよう求めた。
■4/29;GWにあわせて高山市の北アルプス登山口では、山岳警備隊の隊員が登山者に対して安全な登山を呼びかけた。
4/29;新穂高登山指導センタ周辺では朝から大きなリュックを背負った登山者が次々と訪れ、登山届を提出していた。岐阜県警察本部の山岳警備隊員が登山者に対して雪山に登る際の注意点を説明、安全な登山を呼びかけた。
岐阜県によれば、北アの岐阜県側からは2024年1年間、届けが出ているだけで4.7万人が登山した。登山道に雪が残っているGW中にも100人の登山者が入山したという。
山岳警備隊は「登山道にはまだ雪が残っています。ヘルメットなどの装備や天気予報を確認するとともに必ず登山届を提出してほしい」。
■4/27;北ア「奥穂高岳」(標高3190m)の山頂直下の山小屋「穂高岳山荘」が営業開始。
例年雪のため、11/上から5ヶ月間休業していますが、4/27から営業を再開した。山小屋のスタッフは4/19;ヘリで入山、屋根まで雪で覆われた山小屋の除雪作業を始めた。例年よりも積雪が多く中には8m積もった場所もあった。
6日間で山小屋の入口の除雪が完了。山小屋の天井や壁に張り付いた霜を取り除くなど登山者の受入れ準備が進められ、予定していた営業開始日に間に合わせた。穂高岳山荘の支配人は「2025年は毎日8H以上除雪作業を続けて、ようやく
入口から出入りができるようになるなど雪が多くて準備が大変だった。GWは天候の急変で吹雪になる日も多いため、冬山の装備は必須で、無理のない登山計画を立ててほしい」。
■白馬岳;2025.4/26-10/14;白馬山荘営業中。
2025.5/11;吹雪,5/7;吹雪などまだまだ雪が降ります。猿倉から雪あり、2025年は雪が多い。4/23;積雪は2024年の1.5倍。
大雪渓は落雪、落石に注意。雪山登山装備、10本爪以上アイゼン・ピッケル必須。
白馬山荘グループの山小屋予約は営業中の全期間予約ではなく予約期間を区切るに変更。
5/12-7/8;予約受付中;白馬山荘(4/26〜)、五竜山荘(6/21〜),白馬大池山荘(6/21〜),栂池ヒュッテ(6/21〜),キレット小屋(6/28〜)
7/9ー7/31;5/19〜予約開始;白馬山荘、五竜山荘、白馬大池山荘、キレット小屋、栂池ヒュッテの予約、7/18-7/31;白馬鑓温泉小屋。
8/1-8/31;6/4〜予約開始。
■4/26;春山登山がシーズンを迎え、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、登山口6ヶ所に春山登山相談所を開設した。
登山計画書の提出を呼び掛け、山の状況を案内、行程や装備などの相談に応える。白馬村の白馬五竜テレキャビンとおみ駅内には、五竜登山口相談所が開設。4/26;好天に恵まれた朝は、登山や春スキーを楽しむ多くの人が訪れ、
ゴンドラには長い列ができた。
■登山相談所の開設
4/下ー5/6;上高地、三股、中房温泉に登山相談所を開設する。一ノ沢は道路崩落で開設なし。
4/下-5/6;涸沢に県警山岳遭難救助隊常駐
■八ヶ岳連峰の登山口にはGW中の山の事故を防ごうと、臨時の登山相談所が設けられた。
八ヶ岳の主峰、赤岳に通じる茅野の美濃戸口には春山を楽しむために多くの人が訪れます。警察と「山岳遭難防止対策協会」は、山の事故を防ごうと、毎年この時期に、臨時の相談所を設けていて、4/26;登山者に登山計画書の提出を
呼びかけたり、山の天候や必要な装備についてアドバイスをしたりしていた。警察によれば、八ヶ岳では2025年1月-4/20までに7件の遭難事故が発生、1人死亡。警察本部山岳遭難救助隊は「この季節は天候が崩れると冬山のように
寒くなります。残雪によるスリップの事故も増えているので、しっかり装備をしたうえで楽しんでほしい」
■本州中部の高山帯にのみ生息、絶滅の恐れがあるライチョウの保護につなげる寄付の呼びかけが始まった。
「県鳥」の長野県がふるさと納税として募集。県による呼びかけは4回目。長野県直営のふるさと納税サイト「ガチなが」で4/10から募り始めた。一口\1000から。返礼はない。ライチョウは「神の鳥」として愛されてきたが、ヒナや卵を
捕食するキツネやテンなどが増えたり、シカの進出などでエサの高山植物が少なくなったりして生息数が減少。生息数は1980年代の調査で約3000羽だったが、2000年代初頭には約1700羽に減ったとされる。県は保護のための寄付を呼びかけ、
2020年度は目標270万円に対し約493万円、21年度は目標200万円に対し約775万円、23〜24年度は目標1300万円に対し約1670万円を集めた。
■4/27;北ア「奥穂高岳」直下にある「穂高岳山荘」(標高2996m)は冬季閉鎖を終えて営業を再開する。
山荘は屋根まで雪に埋もれ、GW明けまで除雪作業が続く。4/19;従業員はヘリで入山し、11/初まで常駐。積雪は例年よりも1〜2m多い7〜8m、夜の気温は-10℃以下。6/末までは積雪が残るとみられ、支配人は「まだまだ真冬並み。
吹雪くこともあり冬山装備は必須。春山は日中の気温差も激しく、的確な状況判断や技術が必要なので、無理のない登山計画を」と。
■北ア登山口の安曇野の主要3ルートで、燕岳は県道槍ヶ岳矢村線(中房線)と、常念岳の林道一ノ沢線は道路崩落で一般車両の通行止めが続く。
蝶ヶ岳・前常念岳への三股登山口は林道烏川線で混雑。地元関係者は路駐や遭難事故の増加を懸念。三股Pからあふれた車の路駐が増え、林道の通行の妨げとなる可能性も心配される。駐禁のコーンを置くなどの対策を強化する考え。
4/26朝は第1P(P80)は満車。蝶ヶ岳ヒュッテは、GWまでの予約件数が例年より2割多いという。中村梢さんは「じわじわと混雑し始めた。問合せも多い」という。蝶ヶ岳の積雪量は近年では多め、気温上昇による雪解けが早い。雪解けの
「踏み抜き」には注意が必要、冬装備は必携。蝶ヶ岳や前常念岳では先週だけで3件の遭難事故が発生、計4人が滑落。「軽アイゼンでは無理。自分の体力、技術を過信せず、余裕を持って行動してほしい」。登山道を巡回する安曇野警察署の
山岳遭難救助隊員は「積極的に声掛けしたい」と。4/25;歩行者が通行可となった中房線では、定期バスと無料送迎車を乗り継いで中房登山口まで行ける。客足は少なめ。
■4/30;北ア「燕岳」の登山口「中房温泉」に通じる中房線の路肩崩落で、安曇野市太田市長と安曇野市観光協会会長(赤沼健至;燕山荘社長)が県道の早期復旧を新田副知事に要望した。
4/14;建設会社が路肩の整備作業を行っていたところ、崩落が発生。作業中のバックホーが巻き込まれ、50代の男性が死亡した。崩落現場では復旧に向けた調査などが行われている。その脇に2-3mの通路が設けられ、4/24〜;登山者は
歩いて通過できる。安全確保のために崩落の予兆を感知するセンサーが取付けられ、万が一の場合にはサイレンを鳴らす。宮城GTから崩落個所までの7kmは1日5〜6便の定期バスが運行、タクシーが利用できる。崩落個所を徒歩で通過した後、
登山口までの6kmは無料の送迎車を運行中。通行止めの影響で今シーズンは営業開始が遅れ、利用する登山者も少なく、山小屋の利用客は例年の2割程度。6月からの夏山シーズンへの影響も懸念されることから一日も早い復旧を願っている。
県安曇野建設事務所は、現場では地質調査を行い、原因の特定などを進めていますが復旧時期については未定という。
■4/26-5/6;県道槍ヶ岳矢村線(中房線)の宮城GT-崩落現場-中房温泉間(12.2km)でバス運行。
中房線;宮城GT-崩落現場(6.2km;徒歩1.2H)、崩落現場ー中房温泉(6km;徒歩2H)、崩落現場-有明荘(5.2km;徒歩1.7H)
4/26ー5/6;中房線では崩落箇所手前まで定期バス・タクシーを運行。バスは観音峠(臨時BT)まで運行。観音峠(臨時BT)から崩落現場までは850m・徒歩10分。タクシーは崩落現場まで運行。
崩落場所は歩行者のみ時間制限で通行可(5:30-17:30)
4/26-5/6;安曇野市観光協会は観音峠(臨時BT)-中房登山口間を期間限定で無料の送迎車を往復運行する。定期バスの時刻表になるべく合わせる形で運行予定。
定期バス;安曇野の里〜穂高駅〜温泉公園北〜花水木会館〜常念坊〜有明山神社〜有明山黒川口〜観音峠(臨時BT)(穂高駅-観音峠;\1500/大人)
同協会は「登山客や温泉宿泊客の要望に応える形を考えた。例年より積雪が多いので注意して安全に山を楽しんでほしい」と。
(問)南安タクシー TEL 0263-72-2855
(問)安曇観光タクシー TEL 0263-82-3113
(問)あづみの第一交通 TEL 0263-88-2032
■道路路肩崩落により、燕岳登山口に通じる県道槍ヶ岳矢村線(中房線)(穂高有明宮城GT-中房温泉;12.km)は全面通行止めになっていたが、歩行者の通行可能になる。
2025.4/25;1500-17:30、2025.4/26〜;5:30-17:30;歩行者のみ通行可。一般車両は通行不可。崩落箇所近くまではバス等は運行予定。崩落場所から中房登山口までバス運行予定。途中徒歩15分。燕岳山頂の山小屋「燕山荘」は事故を受け、
200件の予約キャンセルが出ているという。
■4/21;通行止めが続く穂高の県道「槍ヶ岳矢村線」(中房線)を巡り、地元の観光や交通関係者は県庁を訪れ、関係部局に早期復旧などを要望した。
北アの燕岳登山口(中房温泉)に通じる道路のため、GW前の通行確保を求めている。4/14;長さ10m,幅2.5mで道路が崩落、宮城GT-中房温泉間(12.2km)は通行止め。車両・歩行も不可。
■4/25;大町の「県山岳総合センタ」で登山講習会「シニア安全登山教室」が開かれた。
2025年度は「シニア安全登山教室」を年間5回開催。その第1回目。60代を中心に約20人が参加。講師は県警山岳遭難救助隊で隊長を務めた経験者で、近年は60代以上の人を中心に遭難者が増えていることや遭難しないために自分の体力に
あった登山計画をたてることなどを説明。このあと「鷹狩山」(標高1164m)まで登山、安全な登山の仕方や注意点を学んだ。山中では歩幅を小さくしてゆっくり歩くと疲れにくいことや、集団で登山をするときはペースの遅い人に合わせて
歩くようアドバイス。講師は「今の時期は冬山のような状況になることもある。シニア世代は若いころに比べると体力が落ちていると思うので慎重に山に登ってもらいたい」と。
■4/20;北アの絶景を車窓から楽しめる「黒部峡谷鉄道」のトロッコ電車が約5ヶ月間の冬季休業を終え、宇奈月ー柳橋間(約2km)で運転を再開した。
営業は11/30まで。トロッコ電車は黒部川沿いを平均時速16km/hで運行され、乗客は新緑の木々やエメラルドグリーンに輝くダムの湖水を眺められる。5/10日までに柳橋-猫又間(約10km)を運行再開予定。一方、2024年元日の能登半島地震で
走行ルートの一部の橋が損傷した猫又-欅平間(約8km)については、2026年中の復旧工事完了を目指している。
■4/17;松本安曇の北ア「上高地」(標高1500m)は冬期閉鎖の上高地公園線が開通し、残雪の穂高連峰を見ようと、シンボルの河童橋周辺は早くもにぎわいを見せています。
2024年は153万人が訪れた上高地。平日は殆どが海外からの観光客。4/27;上高地では開山祭が開かれ、本格的な山岳観光シーズンに入ります。
4/21;スバル信州は、自然公園財団上高地支部にスポーツタイプSUVのハイブリッドパトロールカー(クロストレックS:HEV)1台を提供した。EyeSight やシンメトリカルAWDを搭載した車両。上高地インフォメーションセンタで引き渡式が行われた。
車両には北アの山々と上高地の風景がラッピングされ、増加するクマの警戒やサルの追い払い、大雨後の巡視、道の修復などで自然公園財団のスタッフが活用する。同社は「上高地の環境維持に役立ててほしい。悪路の走破性に長けているので
活動できるのでは」。同センタは「車両を見た観光客にも自然保護の取り組みに対する理解が広がればいい」。パトロールカーは2024年4月にもフォレスタ−を提供、上高地の冬の閉山まで活用された。
■4/17;北ア「涸沢」の山小屋「涸沢ヒュッテ」で本格的な登山シーズンを前に小屋開け作業が行われた。
今冬は例年よりも積雪が多く小屋全体がすっぽり覆われ、涸沢は一面の銀世界。従業員らが雪に埋もれた小屋を掘り起こした。屋根には40cmの雪が積もっていた。従業員らはヘリで運んだ除雪機やスコップで除雪を進めた。
涸沢ヒュッテは「近年では珍しく雪が多い。これだけ雪があれば水不足の心配はなさそう」。営業は4/26〜再開。2024年同様、新型コロナ対策で定員は140人、完全予約制。4/27;上高地の開山祭。
■「2024年山岳遭難統計」(長野県警山岳安全対策課調べ)
県内で発生した山岳遭難は件数321件(前年比19件増)、遭難者数が350人(18人増)、ともに過去最多。北ア槍ヶ岳17人(前年比1人減)で2023年に続き最多。次いで奥穂高岳15人(9人増)。山域別遭難者数は北ア178人(50%)(内訳;後立山71,槍穂高69,他38人)で
最多。2番目は八ヶ岳62人(17%)。態様は滑落86,転倒71,疲労・凍死傷55,道迷い54人など。遭難者350人のうち50人死亡(14%)。重傷は100、軽傷42。無事救出は155人(44%)。
信毎は同統計に示されている発生場所の「山名」別に遭難者数を集計したデジタルマップを作成。2019-2024年に発生した山岳遭難を山別に集計、デジタルマップにまとめた。地図上でクリックすると、その山や地点の遭難者数などのデータを
閲覧できる。デジタルマップは遭難発生地点ではなく山頂に配置。
※信州遭難マップ 2024年版
■5/20;11:00;気象庁は「御嶽山」について噴火の可能性は低くなったとして噴火警戒レベルを「2」(活火山であることに留意)から「1」へと引き下げた。
山頂付近を震源とする火山性地震が2025年2月以降、少ない状況が続いたため、地震活動は低下し、地獄谷火口から1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとしています。御嶽山の噴火警戒レベルが「1」になるのは2025年1/1日以来約4ヶ月ぶり。
木曽町役場によえば、今回レベル引き下げによって木曽側の登山口で規制していた「中の湯登山口」と「おんたけロープウェイ飯森高原駅」から先の9合目付近まで登ることができるという。頂上までは2025年7月に予定されている開山式以降に
登ることができます。地獄谷火口内では突発的な火山灰などの噴出に注意が必要。
■北ア「白馬岳」の登山口である白馬村「猿倉登山口」駐車場の一部に亀裂が入り、白馬村は駐車場を閉鎖した。
白馬村によれば、2024年秋、駐車場の一部に亀裂が入っているのが発見された。2025.4/14;登山者が停めた車の安全が確保できないとして、駐車場を閉鎖。猿倉に通じる県道は、4/24;10:00;県道白馬岳線(二股ー猿倉間)は冬期閉鎖を解除予定ですが、
猿倉には駐車場がないため、マイカーは八方第3P・第5Pに駐車、八方BTからバスやタクシーを利用するように呼びかけています。宿などの送迎車両は通行可。猿倉までの路上駐車は禁止。GW中(5/3-5/6)に猿倉行のバスを運行予定。
(2024年バス運賃;白馬駅-猿倉;\1000/大人,八方BT-猿倉;\950/大人,2025年未定)。Uberアプリからのタクシー配車手配可。猿倉駐車場の解除時期は未定。
(問)白馬観光タクシー白馬駅前営業所 TEL 0261-72-2144
(問)アルピコタクシー TEL 0261-22-1898
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
(問)アルピコ交通白馬営業所 TEL 0261-72-3155
■4/15;冬の間、雪で閉ざされていた北アの山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」が全線開通した。
「立山・黒部アルペンルート」は、大町扇沢と富山立山町をロープウエーやケーブルカー、電気バスなどで結ぶ全長37kmの山岳観光ルート。約4ヶ月半ぶりに全線が開通し、玄関口の大町扇沢駅で開通式が開かれた。式典では大町市牛越徹市長が
「待望の立山黒部アルペンルートの開通式を盛大に開催でき、感謝している。毎年、国内外から多くの客を迎えているが、2025年も多くの人を魅了すると確信している」。関係者がくす玉を割って、電気バスの出発を見送り、開通を祝った。
「黒部ダム」では全線の開通を祝して、大町の地酒やリンゴジュースが観光客らに振る舞われた。室堂(標高2450m)では吹雪と視界不良で記念式典は中止、関係者は室堂TM内で記念撮影だけ行った。観光の目玉、ルートの両側に高い壁がそびえ立つ雪壁
「雪の大谷」の高さは16mと例年並み。初日(4/15)は悪天候で「雪の大谷ウオーク」は中止となった。運営する「立山黒部貫光」は「初日はあいにくの天気となり、申し訳ない気持ちでいっぱい。2025年は雪が多いので雪の大谷は長い間楽しんでもらえそう」
インバウンドの増加を見込み、2024シーズンの82万人の観光客を上回ることを期待している。「立山・黒部アルペンルート」は11/30まで営業予定。
■4/15;「立山・黒部アルペンルート」全線開通。
立山・室堂は一面の銀世界が広がっています。雪の大谷の高さは16m。開通初日から観光客やザックを担いだ登山者や山スキーヤなどが訪れています。
4/15;立山は雪が降っています。4/15-4/16;大雪の可能性あり、交通機関に遅れ等の可能性あり。
立山黒部貫光によれば高原道路の除雪は4/14までに完了、みくりが池や雷鳥沢への道もほぼ完成したという。
4/15;新たな降雪で「立山高原バス」(美女平〜室堂間)は終日運休。富山側からの立山入山不可。
■4/15;「上高地」公園線開通。
雪景色の上高地。上高地は雪が降っています。乗鞍高原でも雪が降っています。
★4/27;10:50;上高地河童橋畔で「上高地開山祭」
北アに春の訪れと、本格的シーズンの幕開けを告げる上高地開山祭。残雪の穂高連峰をバックにアルプホルン演奏、穂神社の神官による山の安全と繁栄を祈願する神事、獅子舞の奉納、鏡開きなど。
★6/1;10:00;上高地ウェストンレリーフ前にて「ウェストン祭」
日本アルプス・上高地を世界に紹介した日本近代登山の父とも言われるイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンの功績を称え、偲ぶ。
安曇小児童による献花と献歌。日本山岳会の挨拶、尾崎喜八の詩の朗読。記念講演「巡礼の山旅」(元山と渓谷編集長神長幹雄さん)
★8/11;「山の日」四方山祭り。
★10/8;11:00;明神池で「穂神社奥宮例大祭」(明神池お船祭り)
穂高神社神官による祝詞、巫女による舞奉納、雅楽の調べの中、荘厳で神秘的な御舟の神事。平安装束に身を包んだ神官らが龍頭鷁首の2艘の御船で明神池を周遊する。慰霊祭も行う。
★11/15;11:30;河童橋のたもとで「上高地閉山式」
■4/14;穂高有明の県道槍ヶ岳矢村線(中房線)で路面が崩れてバックホー1台が転落する事故が起きた。
道路は長さ約10m,幅約2.5m崩落。宮城GT-中房温泉間(12.2km)は冬季閉鎖解除を予定4/18以降も当面の間全面通行止め。車、徒歩での入山も不可。有明荘・燕山荘(テント場を含む)は当面営業休止。
■4/9;上高地に通じる登山道で大規模な土砂崩落が発生。登山道の一部が流され当面の間通行止め。島々明神線歩道の松本市安曇島々地区の登山口〜徳本峠間の16km。徳本峠を通って上高地明神に通じる全長20kmの登山道。 釜TNが整備される以前は、上高地に至る唯一の道で、日本アルプスを初めて世界に紹介したウォルター・ウェストンが歩いたことでも知られる。県は現地調査を行った上で、復旧工事の方針などを検討する。
■4/8;長野県警山岳遭難救助隊が本格的な春山シーズンに向けて訓練に臨んだ。県警山岳遭難救助隊の訓練は、新たに配属された4人を含む、県警本部と県内6つの警察署の隊員約40人が参加。訓練が行われたのは長野箱清水の25mの岩山で、 2人1組となり、大きな声で安全確認をしながら岩肌を登るクライミング訓練などを行った。また、遭難者に見立てた隊員に応急処置を施して引き上げたりして救助の手順を確認していた。県内では2024年1年間で発生した山岳遭難件数は、 過去最多の321件、死者や行方不明者は53人。
■富山県警察山岳警備隊が設立60年
県警山岳警備隊は1965年3/5;設立、2025年で60年。60年間に北アルプスなどで5232件の救助活動、6101人の遭難者を救助した。
■3/26;「御嶽山」の国定公園指定を求めて国に申請。
「御嶽山」(標高3067m)は乗鞍火山帯南端の独立峰で活火山。昔から霊峰として信仰され、多くの登山者が訪れます。最高峰の剣ヶ峰、継母岳、摩利支天山、継子岳を連ねる。山頂には一ノ池〜五ノ池の火口湖。登山口は木曽の王滝口、黒沢口、開田口、
飛騨側では小坂口、日和田口。御嶽山は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)で山頂付近を震源とする火山性地震が増加、1kmの範囲は入山規制あり。
国定公園指定になると一帯は「特別保護地区」となり、動物の捕獲や植物の採取を規制、国の交付金で登山道や避難設備の整備ができる。県内では妙義荒船佐久高原、八ヶ岳中信高原、中央アルプス、天竜奥三河の4国定公園。県は「御嶽山には
貴重な資源があり国定公園にふさわしい場所と考えている。指定をきっかけに経済活性化に取り組みたい」。環境省は審議会で諮問し指定するか判断する。国立公園は国が管理、国定公園は国が指定し都道府県が管理する。
■3/25;大町市、白馬村、小谷村など北アルプス北部山小屋組合などでつくる「北アルプス北部山域連絡会」は登山道の維持管理に充てる任意の協力金制度を2025年7月に始める。
北ア北部は中部山岳国立公園内で白馬岳(2932m)や鹿島槍ヶ岳(標高2889m)など、南は三俣蓮華岳〜後立山連峰〜風吹大池の山域が対象。詳細はこれから検討する。
北ア南部の乗鞍・涸沢、穂高・槍、蝶・常念、表銀座・燕岳はすでに行われており、協力金は\500/1口、支払いは任意。
■中部山岳国立公園内の富山県内の登山道は約300km、資材の高騰や人材不足などで登山道の維持管理が難しい状態。
2024年8月から登山道を守っていこうと登山者に協力金を求める実証実験を始め、これまでに寄せられた寄付金は764万円。「北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会」は、この協力金を元に2025年度、6つの団体
(薬師トレイルクラブ,三俣山荘,雲ノ平トレイルクラブ,立山ガイド協会,朝日岳山岳遭難対策協議会,宇奈月遭難対策協議会)に各50万から100万円の計450万円を支援金として提供し、登山道の維持・管理と人材育成を
行うことを決めた。同協議会は2025年度も協力金制度を継続、立山室堂山荘や太郎平小屋などの他、協力金箱を増設、登山者への認知度を高める広報をしながら持続的な登山道の維持・管理を目指していく。
立山、黒部・朝日、薬師・奥黒部の山域が対象で、協力金は\500/1口、支払いは任意。
■大町の住民有志でつくる「信濃大町 野良猫情報局」が、北アの景観をVRで体験する大町市と周辺地域の登山道360°VRツアー製作
市内や周辺の登山道から望む約1500ヶ所の風景を掲載。360度の大パノラマで大町の魅力を発信。登山道VRは裏銀座や遠見尾根、唐松岳、鷹狩山など14の登山ルートで、行程やビュースポットなどを紹介。スマホやPCの画面でパノラマ写真を表示すれば、
好きな方向を向いて風景を観賞できる。代表は「大町を愛する人間が作ったサイト。地域の魅力を実際に見てもらい、ファンを増やしていければ」と。
■松本安曇の島々地区から徳本峠を経由して北ア上高地・明神に続く登山道にある山小屋「岩魚留小屋」(休業中)の再生に乗り出した。
小屋は日本アルプスを世界に広めた英国人宣教師ウォルター・ウェストンも利用したという。有志らは「近代登山の歴史を伝えたい」とプロジェクトを発足。4月に資金を募るCFを始める予定。
■北ア「立山」天狗平(標高2300m)にある「立山高原H」は、運営する公立学校共済組合が2025.3/31で廃止。 立山高原Hによれば、ピーク時には年間利用者1万人を超えていたが、2020年コロナ禍、2024年1月能登半島地震の影響で大幅な売上げ減少、従業員の退職による人手不足で経営を継続する見込みが立たず、3/31;ホテルを廃止する。 立山高原Hは1971年「立山・黒部アルペンルート」開業で増加した観光客に対応するため1975年OPEN。国立公園内の公共の宿としてリーズナブルな料金で登山者にも人気があった。2021年は約3000人、2022年,2023年は約5000人が利用した。
■2025年;「中房温泉」から殺生ヒュッテは槍ヶ岳山荘グループ、ヒュッテ西岳は燕山荘グループに変わった。ヒュッテ西岳は100周年。
殺生ヒュッテ TEL 080-8108-0361
ヒュッテ西岳 TEL 090-7172-2062
燕山荘事務所 TEL 0263-32-1535
■動物園で繁殖させたニホンライチョウを中アに移して生息数を増やす野生復帰事業について、環境省は人の手によらない自立した個体群を確立させようと2024年度で終了する。
国の特別天然記念物のニホンライチョウは中アでは絶滅したとされていたが、2018年にメス1羽の生息が確認され、環境省はライチョウ復活に向けた計画を進めています。2022年からは動物園で繁殖させたライチョウなどを中アに移す野生復帰事業を
続けていて、2024年調査では約130羽まで増加し、個体数が回復しています。環境省は中アで人の手によらない自立した個体群を確立させようと野生復帰事業を2025年度で終了する方針。2026年度以降も調査は継続、生息数の推移を確認します。
環境省は、2035年まで一定の生息数が見込まれれば、他の生息地の状況も踏まえ、早ければ2029年度にも環境省のレッドリストの分類を1段階低い「絶滅危惧2類」に引き下げることを検討。環境省信越自然環境事務所は「中アの事業が順調に
進んでいると考えている。まだ油断はできないので、2025年度の事業を引き続き進めていきたい」と。
■松本市は北ア「焼岳」に登山者が避難できるシェルターを設置する計画
4/18;「焼岳」は噴火警戒レベルを「2」から「1」に引き下げた。一方、想定火口域内では突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、安全対策をとるよう呼びかけています。
松本市は、焼岳の想定火口域1km圏内の登山道沿いに、登山者らが噴石から一時的に身を守ることができるシェルターを7基設置する計画で、今後は候補地の地形を詳しく測量する。
シェルターの大きさは検討中。御嶽山に設置されている鉄鋼製のシェルターなどを参考にするという。2027年度に着工、利用開始を目指す。
■4/18;気象庁は北ア「焼岳」の噴火警戒レベルを1ヶ月半ぶりに「1」に引き下げした。
2025.3/4;焼岳は火山性地震が増加し噴火が起きる恐れがあるとして噴火警戒レベルが「2」の「火口周辺規制」に引き上げられた。火山性地震は3/上に増加し、3/8;山頂方向の隆起を示す傾斜変動がみられたが、その後は火山活動とみられる変動はないという。
このことから想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、4/18;11:00;噴火警戒レベルを「1」の「活火山であることに留意」に引き下げた。
松本市は冬季閉鎖している一部の登山道を除いて規制を解除したが、ヘルメット、ゴーグル、ヘッドライト、タオルなどの着用を呼び掛けています。
山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山をする際は火山活動の異変に注意する。
焼岳の上高地側登山道(焼岳登山口〜焼岳小屋間)は冬季通行止め、通行止め解除は5/中予定。
■2025.3/4;北ア「焼岳」で山頂を震源とする火山性地震が増加し、気象庁は噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げた。
3/3;14:00;焼岳では山頂付近を震源とする小さな火山性地震が増加していたが、だいぶ地震回数は少なくなっています。
火山性地震の回数は以下の通り。
2025.4/1;0回,4/2;5回,4/3;0回,4/4;0回,4/5;5回,4/6;4回,4/7;0回,4/8;0回,4/9;1回,4/10;0回,4/11;1回,4/12;0回,4/13;4回.4/14;2回(15:00)観測。
2025.3/20;0回,3/21;1回,3/22;2回,3/23;0回,3/24;0回,3/25;2回,3/26;0回,3/27;2回,3/28;2回,3/29;0回,3/30;2回,3/31;1回,
2025.3/1;1回、3/2;0回、3/3;20回、3/4;22回、3/5;20回、3/6;56回、3/7;60回、3/8;14回,3/9;5回,3/10;0回,3/11;1回,3/12;0回,3/13;1回,3/14;0回,3/15;1回,3/16;0回,3/17;1回,3/18;0回,3/19;0回,
山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、中長期的に火山活動が高まってきています。火口から約1kmの範囲では大きな噴石に警戒が必要とし、地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけて
います。レベルの引上げを受け、松本市は釜TNなど2ヶ所の登山口に看板を設置、焼岳への登山禁止を呼びかけています。
■活火山「浅間山」(標高2568m)の火山性地震は2024年4/中以降増加した状態が続いています。噴火警戒レベルが「2」(火口周辺規制)
火山性地震は以下の通り。
2025.5/1;47回,5/2;70回,5/3;31回,5/4;56回,5/5;55回,5/6;51回,5/7;59回,5/8;117回,5/9;70,5/10;80回,5/11;95回,5/12;54回(15:00)
2025.4/20;50回,4/21;47回,4/22;48回,4/23;63回,4/24;49回,4/25;82回,4/26;63回,4/27;89回,4/28;76回,4/29;73回,4/30;5回
2025.4/1;71回,4/2;84回,4/3;70回,4/4;81回,4/5;52回,4/6;59回,4/7;29回,4/8;68回,4/9;87回,10:55回,4/11;44回,4/12;24回,4/13;31回,4/14;36回、4/15;65回,4/16;64回,4/17;53回,4/18;68回,4/19;58回,
2025.3/20;74回,3/21;63回,3/22;72回,3/23;59回,3/24;73回,3/25;63回,3/26;72回,3/27;70回,3/28;71回,3/29;48回,3/30;82回,3/31;85回,
2025.3/1;44回3/2;52回,3/3;49回,3/5;60回,3/6;77回,3/7;39回,3/8;83回,3/9;39回,3/10;66回,3/11;42回,3/12;51回,3/13;67回,3/14;89回,3/15;49回,3/16;68回,3/17;63回,3/18;80回,3/19;75回,
2025.2/24;26回,2/25;35回,2/26;62回,2/27;49回,2/28;47回,
山頂火口から概ね2kmに影響を及ぼす噴火が発生する可能性あり。浅間山が噴火した場合、周辺6市町村(長野原,嬬恋,小諸,佐久,軽井沢,御代田町)だけで最大19万人に影響すると推定。火山灰は軽井沢・佐久で50cm、高崎で30cm。
■2024.9/13〜;安曇野市は北アルプス登山者駐車場の利用状況をリアルタイム表示するシステムを導入する。
市内14ヶ所ある駐車場の利用状況がインターネット上で表示、駐車場の混雑状況がかわる。登山シーズンに慢性化している路上駐車や渋滞といった課題の解決につなげる。駐車場14ヶ所の収容台数は約700台。登山シーズン中の週末・3連休は
登山口駐車場が満車で、お盆や3連休などは麓(里)の登山者駐車場も満車になる。路上駐車や渋滞は以前から課題になっていた。登山口の駐車場が満車の場合、町に戻って駐車し、タクシーやバスで再び登山口に行くには時間的な余裕がなく、
路上駐車できる隙間を探して止めるのが実態という。林道がふさがれてタクシーが登山口にたどり着けないケースや、路肩に無理やり止めた車が斜面を転落する事故なども発生している。
★登山者駐車場は登山口に3ヶ所(計8ヶ所)。現在、一ノ沢登山口は道路崩落でマイカーは林道一ノ沢線は通行不可。
1)燕岳「中房登山口」(P1;65,P2;45,P3;30)
2)常念岳「一ノ沢登山口」(P1;30,P2;30;現在利用不可)
3)蝶ヶ岳・前常念岳「三股登山口」(P1;100,P2;80,まゆみ池P;40)
★登山者駐車場は里に6ヶ所。
1)穂高宮城「有明山神社P」(P70);「有明山神社」〜中房温泉(14km;40分;\6200) ※料金はタクシー(2023.9現在)
2)穂高有明「穂高温泉公園P」(P20)
3)穂高有明「しゃくなげの湯東側P」(P45)(※しゃくなげの湯PとVif穂高Pは登山での駐車禁止);「しゃくなげの湯」〜一ノ沢(11km;30分;\5700)/三股(14km;35分;\6700)/中房(17km;45分;\8100)
4)堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷第P3」(P65)(※ほりでーゆ〜の第1P,第2Pは登山での駐車禁止);「ほりでーゆ〜四季の郷」〜一ノ沢(13km;所要20分;\5900)/三股(8km;25分;\4100)
5)穂高「穂高P」(P150)(穂高神社近く;徒歩5分);穂高神社(穂高駅)〜一ノ沢(12km;40分;\6400)/三股(17km;40分;\7000)/中房(21km;60分;\9800)
6)豊科南穂高「安曇野の里P」(P7)
2024.4/26-11/4;北アルプス登山「中房線乗合バス」運行中。安曇野の里(所要70分)・穂高駅(55分)・温泉公園(45分)・有明山神社(40分)〜有明温泉「有明荘」・「中房温泉」間(バス料金;\1500/片道)
各駐車場のカメラ映像をAIが解析して車両をカウント、収容台数と比べて満空状況を表示する。事業費は約4000万円。信大の知見を活用し業者がシステムを構築。2024.10月〜;主要駐車場の画像を5-10分間隔で配信予定
市観光課は「空いている駐車場に止めて公共交通機関で登山口に向かってほしい。安全で余裕ある登山をしてほしい」。
※登山者用駐車場空き状況(安曇野市)
■5/26;北ア「涸沢」(標高2500m)で登山をしていた女性が滑落、救助された。5/25;7:00;女性は単独で上高地から入山、5/26;朝、奥穂高岳に向かう途中にザイテングラードの下部で滑落して負傷した。過ぎに通りかかった山小屋の従業員を 通じて警察に救助要請があり、10:00;長野県消防防災ヘリで救助された。女性は松本の病院に搬送、両足首の骨を折る大ケガという。
■5/23;12:40;北ア「剱岳」平蔵谷(標高2650m)で登山をしていた男性が雪で滑って滑落した。救助要請し、石川県防災ヘリで病院に搬送されたが胸の骨などを折る重傷。
■5/23;13:00;北ア「蝶ヶ岳」の蝶沢付近(標高2200m)で女性が転倒・滑落、ヘリで救助された。安曇野警察署によれば、女性は蝶ヶ岳に向け登山中にバランスを崩して転倒、5mほど滑落して動けなくなった。 本人からの救助要請で15:00;県消防防災ヘリで救助、松本の病院に搬送された。女性は右の足首や頭にケガ。5/23;女性は1人で三股登山口から入山、蝶ヶ岳の山頂を目指していた。
■5/20;北ア「槍ヶ岳」で外国人男性が滑落して足にケガをして救助された。5/20;午前、男性は槍ヶ岳からの下山中に標高2900m付近で滑落して、右足にケガをし、近くの山小屋を通じて救助を求めていた。北アルプス南部地区の 山岳遭難防止対策協会の救助隊員が出動し、10:30;男性を救助、山小屋に収容した。5/21;10:00;県消防防災ヘリで麓まで運ばれ、松本の病院に搬送。男性は右足の骨を折る大ケガ。5/18;男性は2人パーティーで上高地から入山。
■5/19;20:00;小谷村「雨飾山」周辺で男性が行方不明。5/19;20:00;家族から「日帰りの予定で雨飾山に登山に出かけたが帰ってこない」と警察に届け出。5/19;男性は単独で雨飾山に入山したとみられ、5/20:朝から警察と地元の遭対協、 県警ヘリで捜索。5/19;男性は単独で雨飾山に入山。警察などが捜索を続け、5/26;登山道から外れた標高1700m付近で男性を発見、長野県消防防災ヘリで救助したが死亡が確認された。
■5/19;北ア「焼岳」の標高1630mで男性が転倒して足の骨を折る大ケガ。男性は2人パーティーで新中ノ湯登山口から入山、下山中に転倒してケガ、自力で歩けなくなった。15:00;救助要請、警察と消防が出動し、18:00;男性を救助、 松本の病院に搬送、男性は左足脛骨骨折などで重傷。
■5/16;北ア「焼岳」(標高2455m)で道に迷い、行動不能となった2人パーティーが、5/17;無事救助された。5/16;2人は松本市「新中ノ湯登山口」から入山、焼岳に登頂したが、下山中に標高1870m付近で道に迷って行動不能となり、 19:00;救助要請した。5/17;松本警察署山岳遭難救助隊員が朝から捜索、12:00前;2人を救助した。疲労はあるものの、ケガはないと見られています。焼岳は、その噴火で梓川がせき止められ大正池ができたことで知られる活火山。 条件がよければ日帰りで上高地や北アの展望を楽しむことができ、「日本百名山」にも選ばれている人気の山。
■5/16;14:00;北ア「剱岳」の「池ノ谷右俣」で民間のヘリが1人の遺体を発見した。5/15;21:00;上市警察署に「入山した人と連絡が取れない」と捜索願いが出され、5/16;警察と民間ヘリが付近を捜していた。「池ノ谷右俣」(標高2150m)付近で 捜索中の長野県警ヘリ「やまびこ1号」の山岳遭難救助隊員が雪渓上で倒れている男性1人を発見。捜索願いあった男性は5/14から1泊2日で剱岳「池ノ谷右俣」を目指す入山届が出されていた。上部にはスキー板とリュックサックもあった。 警察は身元の確認を進めています。
■北ア「爺ヶ岳」男性が行方不明。5/14;男性の友人から「5/上から男性と連絡が取れなくなっていて、車を爺ヶ岳の登山口で発見した」との通報を受けた。5/14;15;30;県警ヘリで爺ヶ岳を捜索したが、男性の発見には至りません。 警察では、5/15以降も天候などをみながら捜索する。爺ヶ岳ではGW中に男性2人が遭難、死亡。
■5/13;北ア「北穂高岳」で男性が登山中に雪崩に巻き込まれて滑落、死亡した。5/12;男性と女性は2人パーティーで上高地から入山、北穂高岳に向けて登山中に、標高2750mの北穂沢付近で雪崩に巻き込まれ滑落したという。
5/13;11:00;目撃者からの通報を受け、12:30;県警ヘリが2人を救助、松本の病院に搬送したが、男性は死亡が確認された。同行の女性は軽傷という。もう1人、雪崩に巻き込まれたが自力で下山したという。警察によれば、
雪崩は幅約30m、長さが約500mだったという。山小屋によれば、積雪3-4mの上に雪崩の前日10cmの雪が積もり表面が崩れたような状態だったという。
この時期はまだ雪が残っているため、アイゼンやピッケルを適切に使用すること、気温の上昇にともなう雪崩に注意するよう呼びかけています。
■5/9;北ア「北燕岳」で登山中の男性が道に迷って行動不能、救助要請した。5/7;男性は単独で白沢登山口から入山、餓鬼岳を経て、5/9;燕岳のテント場で宿泊する予定だった。15:00;北燕岳付近で道に迷って行動不能になったという。 男性に大きなケガはないもようで、テントなどの装備があることから、警察はビバークするよう指示。5/10;朝から警察と遭対協が地上から救助に向かい、15:00;男性と合流、燕岳の燕山荘に着いたという。
■5/6;18:30;八ヶ岳「赤岳」で倒れている男性を山梨県警ヘリが発見し、病院に搬送。その後、死亡が確認。6/5;2人で八ヶ岳の編笠山に入り、5/6;赤岳を登山中にはぐれた男性が行方不明になった。同行の男性から救助要請があり、
山梨県警がヘリで捜索。標高2800mの長野側の斜面で、倒れている男性1人を発見したという。警察が死亡した男性の身元の確認を進めています。
長野県内では4/26-5/6までの11日間で少なくとも26件の遭難、5人が死亡。
■5/5;14:20;立山・浄土山(標高2500m)付近でスノーボードをしていた女性がバランスを崩して転倒、後ろからスノーボードで来た同行者と衝突。女性は室堂警備派出所に行き、救助を要請。富山の病院に救急搬送されたが、首の骨を 折る重傷。浄土山は北ア立山にあり、別山、雄山と並び立山三山のひとつに数えられ、山スキーでも人気を集めています。
■5/6;北ア「北穂高岳」の南稜(標高2900m)で男性が滑落してケガをした。5/4;男性は単独で上高地から入山、5/6;北穂高岳から涸沢に下山中に滑落した。16:30;本人から「足を負傷して自力で歩行できない」と救助要請。男性は軽傷の模様。 警察は今晩はビバークするよう指示、5/7朝から救助活動にあたる予定。
■GW中(4/24-5/5)、県内では少なくとも20件の山岳遭難が発生、4人が死亡。長野県警は自身の力量に見合った山を選ぶ、天候を確認する、悪天候時は冬山と同じ。十分な装備、ルートの確認などを呼びかけています。
■5/5;11:00;北ア「奥穂高岳」で女性が滑落、ケガをした。5/4;上高地から入山、5/5;岳沢からジャンダルムに向かっていたところ、女性が奥穂高岳のコブ尾根付近で滑落、ケガをした。同行していた女性は救助のため滑落地点まで おりたものの、移動できなくなり、警察に救助を要請した。13:00;2人は県警ヘリで救助、松本の病院に搬送された。1人はケガなし、もう1人は確認中。
■北ア「涸沢」(標高2300m)で男性が体調不良を訴え、県警ヘリで救助。5/3;男性は13人パーティーで上高地から入山、5/4;涸沢でテント泊、5/5;朝、体調不良を訴えた。5/5;6:30;同行者から救助要請、約2時間後、県警ヘリで男性を救助、 松本の病院に搬送した。搬送時、意識不明の状態だったという。
■5/3;17:00;北ア「前穂高岳」標高2900mの紀美子平近くで男子2人が下山中に疲労で動けなくなり、「疲労で動けなくなった」と警察に通報。5/3;警察がヘリで救助に向かったが気流が悪く近づけなかった。4/30;2人は上高地から入山、 5/3;前穂高岳から岳沢に向かって下山していた。5/4;警察はヘリで救助活動を行う。
■5/3;7:20;北ア「蝶ヶ岳」で男性が滑落した。松本警察署によりれば蝶ヶ岳の標高1900mルの登山道から滑落したと警察に救助要請があった。5/2;男性は1人で蝶ヶ岳に入山、5/3;横尾に向けて下山していた。県警山岳遭難救助隊員が 救助活動し、12:00;男性を救助、松本の病院に搬送した。
■5/2;八ヶ岳「縞枯山」(標高2200m)で女性が登山中に積雪を踏み抜き、ケガをした。5/2;午後、女性は2人パーティーで八ヶ岳ロープウェイから入山、縞枯山を登山中に積雪を積雪を踏み抜き、ケガをした。 5/2;13:00;同行者から救助要請があり、消防と警察が出動し女性を救助、病院に搬送した。女性は左足筋肉の肉離れで軽傷のもよう。
■5/1;北ア「焼岳」で男性が道に迷い、県警ヘリで救助された。4/30;男性は日帰りの予定で単独で焼岳登山に向かったが、前日から宿泊していた上高地の施設に現れず、18:30;施設が警察に届け出た。5/1;男性が登山道から西方に 外れた標高1650mにいるのを捜索中の県警ヘリが発見、7:30;救助した。男性はけがはない模様。男性は「下山中、道に迷った。樹林帯で動かず装備していたエマージェンシーシートで暖を取った」
■5/1;八ヶ岳「編笠山」で滑落した男性が救助された。4/30;16:30;男性は2人で編笠山で登山をしていたが標高2500mで足を滑らせ、10m滑落した。5/1;6:00;早朝から出動した県消防防災ヘリが男性を救助、松本の病院に搬送した。 消防によりますと、男性は「転倒し胸を強く打った」
■GW前半、山岳遭難が相次いでいます。4/26以降長野県内では10件の遭難が発生、男性1人が涸沢で死亡、7人が救助、うち5人は重傷、1人は軽傷。警察は登山者に対して慎重な計画を呼びかけています。
北アでは2人が行方不明、1人が滑落。
4/25;爺ヶ岳では男性が2泊3日の予定で鹿島槍ヶ岳に登り、下山中に友人と別れたまま行方不明。
4/27;単独で男性が鹿島槍ヶ岳を目指して入山したまま、下山予定の4/28になっても帰らず、家族が届け出ました。4/29;6:00;山岳遭難救助隊員などが2人の捜索を開始。
4/30;8:00;爺ヶ岳扇沢の標高1670m地点で、遭難者の捜索をしていた県警ヘリが男性の遺体を発見。10:30;標高1720mの斜面で男性の遺体を見つけた。警察は遭難した2人と見て身元の確認を進めています。
4/28;12:00;大天井岳で標高2800mで滑落したと同行していた男性が通報。4/30;6:00;2日ぶりに県警ヘリで救助され、腕の骨を折る重傷。
県警によれば、春山の登山中の遭難は下山中の転倒、残雪での滑落がほとんどで、「残雪に足を取られ、体力と時間を予想以上に消耗し、心にあせりがうまれ、ささいなミスで遭難するケースがある」という。事前に下調べをして、
自分の体力に見合った登山計画を心掛けるよう呼びかけています。
■4/28;12:00;北ア「大天井岳」で男性が滑落、警察などが天候の回復を待って救助に向かうことにしています。
大町警察署によれば、4/27;男性は2人で上高地から入山、蝶ヶ岳などを経由して山小屋に宿泊、4/28;常念岳から大天井岳の山頂近くを縦走していた。4/28;同行者の男性から「男性が滑落して姿が見えない」と救助要請があった。
男性が滑落した標高2800m付近は雪が降っていて視界が悪く、現場に近づくことはできませんでした。天候の回復を待ってヘリなどで救助に向かう予定。
■4/26;15:00;北ア「涸沢」(標高2200m)で、山岳パトロール中の県警山岳遭難救助隊員が雪上に倒れている男性を発見。16:00;県警ヘリで男性を救助、松本の病院に搬送したが死亡が確認された。目立った外傷はないという。
■4/25;北ア「蝶ヶ岳」で男性が滑落、ケガ。男性は蝶ヶ岳の蝶槍付近(標高2500m)で登山道から10m滑落。4/25;宿泊予定だった山小屋が男性が到着しないことから連絡、男性は足首をねんざするなどのケガで動けなくなっている。 4/26;5:30;県消防防災ヘリにより、発見・救助され、松本の病院に運ばれた。ケガの程度は軽いという。
■4/25;北ア「前常念岳」の中腹(標高1900m9で女性が登山道から滑落、ケガをしてヘリで救助された。4/25;女性は単独で入山、山頂へ向けて登山中に約30m滑落。9:45;付近を通りかかった登山者から救助要請、12:30;県消防防災ヘリに救助され、 病院に搬送。女性は右足の骨折などで重傷。
■4/22;11:50;北ア「爺ヶ岳」の西沢付近(標高1500m)でBCスキーで滑走中に男性が転倒してケガをした。同行者から救助要請があり、14:00;県警ヘリが男性を救助、大町の病院に搬送した。男性は左脛骨骨折の重傷。男性は2人でBCスキー滑走中だった。
■4/19;9:30;八ヶ岳「横岳」で落石により登山中の女性が頭部にケガがをして県警ヘリで搬送。女性は仲間と3人で横岳に登っていたが、同行者から「落石にぶつかってけがをした」と警察に通報。女性はヘルメットをかぶっていたが、石が頭に当たって出血したという。
■4/17;八ヶ岳「赤岳」周辺で男性が遭難したと見られ、警察が捜索中。男性は早朝に茅野美濃戸口から入山、赤岳を目指し、夕方には下山予定でした。4/17夜、家族から警察に届け出。4/17;赤岳周辺は天気は良かったものの、 風が強くアイスバーンになっている場所もあったという。警察はヘリと地上から男性を捜索中。
■4/5;北ア「白馬乗鞍岳」でBCをスノーボードで滑走していた親子が道に迷って動けなくなり、警察は4/6;朝から救助予定。4/5;2人は白馬乗鞍岳の天狗原(標高1650m)付近のBCスノーボードで滑走中、道に迷い行動不能になった。 警察には家族から救助要請があり、2人ともケガはなく、連絡はとれているという。2人はビバークの装備がないため、警察は、風を防いだり体を動かしたりして寒さをしのぐよう指示したという。4/6;警察などは早朝から救助に向かい、 12:00過ぎに2人を救助した。疲れているものの、けがはないとみられます。
■4/5;北ア「南岳」で県警ヘリが発見した遺体は3/30から行方不明の男性と判明。3/30;男性は南岳付近を登山中に滑落、同行していた女性が救助を要請した。4/5;11:00;捜索していた県警ヘリが南岳の東側斜面(標高2600m)付近で倒れている遺体を 発見し収容。男性の身元が判明した。雪に埋もれ、全身が凍りつき霜に覆われた状態だったという。女性は無事に下山した。
■3/30;北ア「南岳」付近で登山をしていた男性が滑落した。3/29;男性は2人パーティーで入山、3/30;南岳付近で滑落。3/30;10:00;同行者から救助要請。同行者は避難小屋に向かったとみられる。2人とも連絡が取れていないという。 周辺は風が強く、3/30;救助にあたれず、天候の回復を待ち、3/31;富山県防災ヘリが上空から捜索したが発見には至らず。今後の捜索については天候の状況を見ながら検討する。
■3/30;北ア「爺ヶ岳」で男性・女性各1名が滑落し負傷、救助された。3/29;2人は9人パーティーで入山。3/30;10:30;爺ヶ岳の東尾根付近(標高約1100m)を下山中に約50m滑落してケガをした。3/30;救助要請があり、警察と地元の遭対協の 隊員が出動、15:00;2人を救助し大町の病院に搬送。男性は両足の脛骨と腓骨骨折で重傷、女性は軽傷とみられます。
■3/27;11:15;北ア「白馬乗鞍岳」で男性の遺体が発見された。白馬乗鞍岳山頂付近で警察の捜索隊が登山者1人の遺体を見つけた。3/22;男性が単独で白馬岳方面に向かったまま行方不明になっていて、警察が身元の確認を進めています。 男性は1泊2日の予定でしたが帰宅せず、3/26;家族が警察に届け出ていた。栂池高原駐車場で、男性の車が見つかり、3/27朝から地上と上空から捜索していた。
■3/22;北ア「白馬乗鞍岳」でBCスキー中に立ち木に衝突した男性が県警ヘリで救助された。
3/22;13:00;男性は7人パーティーで白馬乗鞍岳天狗原付近(標高2000m)をスキーで滑っていて立ち木に衝突。右腕を負傷、同行者が警察に救助要請。14:00;県警ヘリが救助、松本の病院に搬送した。
天狗原は栂池高原からゴンドラなどでアクセスしやすく、BCで人気の場所ですが、衝突や転倒、雪崩に巻き込まれるなどの遭難も度々起きています。
■3/21;北ア「西穂高岳」で登山をしていた男性の行方不明、3/22;警察が朝から捜索活動を行っています。男性は3/20;1人で新穂高温泉から入山、3/21;西穂高岳方面に登ったあと下山中に標高2700mの独標付近で滑落。本人から警察へ「けがはなく、 「自力で稜線に戻れた。近くの山荘を目指す」と連絡があったが、その後、行方不明になった。3/21;穂高連峰は曇りで強風が吹いていた。3/22;16:00;山岳遭難救助隊などが捜索を行い、の西穂高岳の標高2700m、独標付近で倒れている男性を見つけ、 県警ヘリで救助したが死亡が確認された。