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Olympic Winter Games Beijing 2022 News page

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北京冬季五輪・パラ2022


★★★北京冬季パラリンピック2022競技結果★★★

※選手名敬称略。



■3/13;北京パラリンピックは全競技を終え、日本のメダルは金4、銀1、銅2。
アルペンスキーの村岡桃佳は金3個・銀1個、森井大輝は銅2。クロスカントリースキーの川除大輝は金1個を獲得。
日本のメダルの総数は7つ。前回(ピョンチャン大会)の10を下回った。

■3/13;アルペン男子回転立位で、小池岳太は2回目に順位を8つ上げ、1分50秒15で18位。
小池は自転車競技にも取り組んだこの4年間を振り返って、「現状維持ではだめだと思って挑戦したことで、自分の足りないところを学べたし、スキーの魅力にも気付いて、自分を変えることができた」と。そのうえで 「入賞にも届かなかったことは申し訳ないが、どんなに厳しくても挑むということは達成できた。この舞台に立たせてもらって本当に感謝している」と。

■3/13;アルペンスキー男子立位の三澤は回転の1回目をゴールできなかった。5大会連続出場となったパラリンピックを終えた。「4年後はないと思っている。どんな団体も新陳代謝が必要で、しっかり次の世代を育てるのが上の役目」。 メダルの夢を次世代に託した。

■3/12;アルペンスキー回転の女子座位で、飯田出身の田中佳子は6位。

■3/10;アルペンスキー男子大回転が行われた。
岡谷出身の小池岳太は14位。2本の合計タイムで競うアルペンスキー大回転。立って滑るクラスに岡谷出身の小池岳太が出場。1本目は順調な滑り出しを見せますが中盤にバランスが乱れうまくスピードに乗れず、14位。2本目はコースを うまく攻めて徐々に加速。その勢いのまま本人も納得の滑り。1本目を上回るタイムを出したものの順位は変わらず14位。
3/11;女子大回転に飯田出身の田中佳子選手が出場予定。

■3/7;アルペンスキーの「スーパー複合」に県勢3人が出場した。
高速系競技のスーパー大回転と技術系の回転の合計タイムで競う「スーパー複合」。男子の立って滑るクラスには、小池岳太など県勢2人が出場した。スーパー大回転で、小池は積極的な滑りを見せますが、無念のコースアウト。途中棄権。 三澤拓は時速100km近くが出るコースを右足のスキー1本で滑り切り、出場した36人中14位で後半へ。回転は雪解けにより、スキーがコントロールしづらい難しいコンディションになりますが、果敢に攻めて9番目のタイムでゴール。 総合11位。女子の座って滑るクラスには田中佳子が出場。急斜面で転倒する選手も出る中、スーパー大回転は8人中5位。後半の回転は、緩んだコースで2人が途中棄権となる中、丁寧なレース運びを見せ、総合4位。

■3/6;アルペンスキー女子スーパー大回転(座位)で、日本選手団主将の村岡桃佳が1:23.73で金メダル。3/5;滑降に続く2日連続の金メダル。日本勢として冬季パラ最多タイの通算3個目。 スーパー大回転のコースは標高差が540m、長さは2km、急斜面を一気に滑り降りるスピードとターンの技術が求められます。座って滑るクラスは専用のいすに1本のスキーを装着した「チェアスキー」で滑ります。 村岡はパラリンピックは2014年ソチ大会初出場。2018年平昌大会では金を含む計5個のメダル。2021年の東京大会は女子100m(車いす)でも6位入賞。
村岡は「うれしさもあるが、自分の滑りを振り返ったときに少しだけ反省もある。まずは金メダルをとれてよかった」と。「レースの序盤でコンタクトレンズが落ちてしまい、途中から何も見えなくなってしまった」と コースの途中で起きたアクシデントを明かしたうえで「ひやひやしたが途中から持ち直せた」と。2個目の金メダルについては「以前までは滑りの中で気持ちの迷いがあったが、今大会は自分に自信を持って滑れている。 成長につながっている」と。
飯田出身の田中佳子は1:35.69で5位。田中は「すごく緊張した。久しぶりのレースで滑ったことがないような難しいコースと雪だったが思い切って滑ることができた」と。残りの種目に向けて「楽しんでスタートが切れる ようにしたい」と。
男子スーパー大回転(座位)では、森井大輝たいきが銅。滑降の銅に続く今大会2個目のメダルを獲得した。

■3/5;北京パラリンピックのアルペンスキー男子スーパー大回転(立位)で、小池岳太選手が21位、三沢拓選手は途中棄権。
北京パラリンピックのアルペンスキー、男子スーパー大回転の立って滑るクラスで、5大会連続出場の小池岳太選手は1分16秒43で24位。5大会連続出場の三澤拓選手は、コース途中の急なカーブでバランスを崩して転倒し途中棄権。 また、2大会ぶり3回目の出場の東海将彦選手は最後まで滑りましたが、途中の旗門を通過できず失格。 小池は「力及ばずというのが素直な感想。試行錯誤したことが出せたと思うが遠く及ばず無念」と。「どんなに差があっても諦めないでトップに挑戦することはできたので、弱い自分に打ち勝てたと思う。今後はさらにテクニックの 差が出てくる種目になるが、積極的に難しいコースを攻めていきたい」と。
三澤は「いいスピードで滑ることができていて、そのまま行こうと思っていたが、カーブで足が耐えきれなかった」。「ミスをしてしまったが、体は全く問題ないし、気持ちも作れているので、あしたは頑張りたい」と。 東海は「初めてのコースで見にくい部分があって、失敗してしまった」。「8年ぶりのパラリンピックなので難しいコースだが、自分の力を出せるように頑張りたい」。

■3/5;北京パラリンピックのアルペンスキー男子滑降で、松本出身の三澤拓選手が14位、岡谷出身の小池岳太選手が21位。事故で左脚を失った三澤選手は、男子滑降の立って滑るクラスに出場。2006年のトリノ以来、5大会連続となる 大舞台で力強い滑りを見せますが、結果は14位。岡谷出身の小池岳太選手も同じく5大会連続の出場。事故で左腕に麻痺が残りますが、低い姿勢で攻めの滑りを見せます。タイムは伸びず滑降は21位で終えた。



3/4;北京冬季パラリンピック開幕;
北京パラリンピックは3/4-3/13の10日間にわたって開催、アスリートらは雪上競技(アルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロン、スノーボード)と氷上競技(パラアイスホッケー、車いすカーリング)の6競技78種目で 熱戦を繰り広げます。

■3/3;北京冬季パラリンピックに出場するアルペンスキーの日本代表が競技会場の国家アルペンセンタで本番前最後の滑降の公式練習に臨んだ。
県勢で男子立位の三沢拓(松本出身)、小池岳太(岡谷出身)が雪の感触を確かめた。



■県関係では北京冬季パラリンピックに3選手がアルペンスキー競技に出場。男子立位に出場する小池岳太選手は5大会連続。これまでの大会では9位が最高で、北京で悲願のメダル獲得を目指します。同じく男子立位の三澤拓選手も 5大会連続出場。上位進出を狙う。女子の座位に出場する田中佳子選手(飯田出身)は2大会ぶり4度目の出場。2月、県内で開かれた大会では2種目で優勝し、好調を維持して北京の難コースに挑みます。
3/4;開会式。
3/5-3/13;アルペンスキー競技。3/5-3/13;アイスホッケー車いす,3/5-3/12;カーリング,3/6-3/13;クロスカントリースキー,3/6-3/12;スノーボード,3/5-3/11;バイアスロン,
3/13;閉会式。

■4/15;北京パラリンピックのアルペンスキーに出場した松本出身の三沢拓選手が松本市役所を表敬訪問した。
松本市臥雲義尚市長を訪問した三沢拓選手。5回目となるパラリンピックを振り返りました。三沢選手はメダル獲得を目指し4種目に出場。スーパー複合で11位など、自身が満足できる結果とはいきませんでした。三沢選手は、今後も 競技を続けながら若手に経験を伝えたいとしています。



★★★北京冬季五輪2022競技結果★★★

2/20;北京冬季五輪閉幕;
2/20;第24回冬季オリンピック北京大会が閉幕。17日間に渡る雪と氷の祭典は幕を閉じた。次はイタリア・ミラノ、コルティナで開催。
日本は冬のオリンピックで最多となる18個のメダルを獲得した。(金3・銀6・銅9)
1)金(3);小林陵侑(スキージャンプ個人NH),平野歩夢(スノーボード男子HP),高木美帆(スピードスケート女子1000m)
2)銀(6);小林陵侑(スキージャンプ個人NH),高木美帆(スピードスケート女子500m,1500m),日本スピードスケート女子団体パシュート(佐藤綾乃/高木美帆/高木菜那),
日本カーリング女子(吉田夕梨花/鈴木夕湖/吉田知那美/藤澤五月/石崎琴美),鍵山優真(フィギュアスケート男子)
3)銅(9);渡部暁斗(ノルディック複合個人LH),ノルディック複合団体(渡部暁斗/渡部善斗/永井秀昭/山本涼太),堀島行真(FSスキー男子モーグル),村瀬心椛(スノーボード女子ビッグエア),
冨田せな(スノーボード女子HP),森重航(スピードスケート男子500m),坂本花織(フィギュアスケート女子),宇野昌磨(フィギュアスケート男子)、フィギュアスケート団体


(1)スキージャンプ;
1)個人NH;小林陵侑1位,小林潤志郎27位,佐藤幸椰32位,中村直幹38位
2)男子個人LH;小林陵侑2位,佐藤幸椰15位,小林潤志郎24位,中村直幹29位
3)団体5位(佐藤幸椰/中村直幹/小林潤志郎/小林陵侑)
4)女子;高梨沙羅4位,伊藤有希13位,勢藤優花14位,岩渕香里18位
5)混合団体;4位(高梨沙羅/佐藤幸椰/伊藤有希/小林陵侑)

(2)ノルディック複合;
1)個人NH;渡部暁斗7位,渡部善斗13位,山本涼太14位,谷地宙30位
2)個人LH;渡部暁斗3位,山本涼太12位,渡部善斗25位,永井秀昭31位
3)団体;3位(渡部暁斗/渡部善斗/永井秀昭/山本涼太)

(3)フリースタイル;
1)男子モーグル;堀島行真3位,原大智7位,杉本幸祐9位,松田颯23位
2)スキークロス;須貝龍17位,古野慧26位
3)女子モーグル;川村あんり5位,星野純子13位,住吉輝紗良15位,冨高日向子19位
4)HP;鈴木沙織15位

(4)スノーボード男子;
1)HP;平野歩夢1位,平野海祝9位,戸塚優斗10位,平野流佳12位
3)ビッグエア;國武大晃4位,大塚健9位,浜田海人15位,飛田流輝29位
5)スロープスタイル;浜田海人8位,大塚健10位,飛田流輝19位,國武大晃21位
7)スノーボードクロス;高原宜希16位
(5)スノーボード女子;
1)HP;冨田せな3位,冨田るき5位,小野光希9位,今井胡桃15位
2)ビッグエア;村瀬心椛3位,岩渕麗楽4位,鬼塚雅11位
3)スロープスタイル;岩渕麗楽5位,村瀬心椛10位,鬼塚雅19位
4)スノーボードクロス;中村優花DFS

(6)アルペン;
1)男子回転;小山陽平DNF
2)女子大回転;安藤麻24位,向川桜子31位
3)回転;向川桜子35位,安藤麻DNF
4)パラレル大回転予選女子;三木つばき9位,竹内智香15位

(7)クロスカントリー男子;
1)15Kmクラシカル;廣瀬崚43位,宮沢大志67位
2)スキーアスロン;馬場直人35位,廣瀬崚41位,山下陽暉53位
3)50kmフリー(変更30km);馬場直人24位
4)スプリント;宮沢大志32位,山下陽暉57位
5)40kmリレー;10位(馬場直人/宮沢大志/山下陽暉/廣瀬崚)
(8)クロスカントリー女子;
1)10kmクラシカル;石田正子,27位,土屋正恵46位,小林千佳54位
2)スキーアスロン;石田正子27位,土屋正恵35位,小林千佳50位,児玉美希52位
3)30kmフリー;石田正子26位,土屋正恵36位,児玉美希50位,小林千佳55位
4)20kmリレー;11位(石田正子/土屋正恵/小林千佳/児玉美希)

(9)バイアスロン男子;
1)10km;枋木司41位,尾崎光輔44位
2)12.5kmパシュート;枋木司46位,尾崎光輔51位
3)20km;枋木司44位,尾崎光輔82位
(10)バイアスロン女子;
1)7.5km;立崎芙由子39位,前田沙理67位,田中友理恵74位,蜂須賀明香87位
2)10kmパシュート;立崎芙由子42位
3)15km;立崎芙由子27位,蜂須賀明香65位,田中友理恵71位,前田沙理74位
4)24kmリレー;17位(立崎芙由子/前田沙理/蜂須賀明香/田中友理恵)
5)混合リレー;18位(立崎芙由子/前田沙理/枋木司/尾崎光輔)

(11)スピードスケート男子;
1)500m;森重航3位,村上右磨8位,新濱立也20位
2)1000m;森重航16位,小島良太20位,新濱立也21位
3)1500m;一戸誠太郎10位,小田卓朗17位
4)5000m;一戸誠太郎12位
5)10000m;土屋良輔11位
6)マススタート;土屋良輔6位,一戸誠太郎8位
(12)スピードスケート女子;
1)500m;高木美帆2位,郷亜里砂15位,小平奈緒17位
2)1000m;高木美帆1位,小平奈緒10位
3)1500m;高木美帆2位,佐藤綾乃4位,高木菜那8位
4)3000m;高木美帆6位,佐藤綾乃9位
5)5000m;押切美沙紀8位,堀川桃香10位
6)マススタート;佐藤綾乃8位,高木菜那27位
7)団体パシュート;2位(高木美帆/高木菜那/佐藤綾乃)

(13)スケートショートトラック男子;
1)500m;菊池耕太22位,小池克典26位
2)1000m;吉永一貴17位,宮田将吾23位
3)1500m; 吉永一貴16位,菊池耕太22位,宮田将吾27位
4)5000mリレー;8位(吉永一貴/宮田将吾/菊池耕太/小池克典)
(14)スケートショートトラック女子;
1)500m;菊池純礼12位
2)1000m;菊池純礼19位,神長汐音25位,菊池悠希27位
3)1500m;菊池純礼8位,菊池悠希23位,神長汐音27位
4)混合リレー;10位(菊池純礼/菊池悠希/菊池耕太/吉永一貴)

(15)リュージュ男子1人乗り;小林誠也32位

(16)アイスホッケー女子;日本6位

(17)カーリング女子;日本2位

(18)フィギュアスケート;
1)男子シングル;鍵山優真2位,宇野昌磨3位,羽生結弦4位
2)女子シングル;坂本花織3位,樋口新葉5位,河辺愛菜23位
3)ペア;三浦璃来/木原龍一7位
4)アイスダンス;小松原美里/小松原尊22位
5)団体;3位(決勝:鍵山優真/三浦璃来/木原龍一/小松原美里/小松原尊/坂本花織)

■北京冬季五輪には長野県勢22人が出場、ノルディック複合の渡部兄弟や山本涼太、スピードスケート女子団体パシュートの高木菜那がメダルを獲得。
連覇が期待された小平奈緒は、ケガでメダル獲得はなりませんでした。初出場の選手も多く大きな経験を積んだ大会となった。
・ノルディック複合;個人NHで渡部暁斗(白馬出身)7位、渡部善斗(白馬出身)13位、山本涼太(木島平出身)14位。個人LH;渡部暁斗は銅メダル、山本涼太12位、渡部善斗25位。団体;渡部暁斗・渡部善斗・永井秀昭・山本涼太で銅メダル。 ・スピードスケート女子;小平奈緒(茅野出身)は連覇を期待された500mで17位、1000mで10位と成績が振るいませんでした。涙を浮かべながら小平は「成し遂げることはできなかったが、やり遂げることはできた。前に進むために多くの皆さんに 支えていただいたので、感謝の気持ちを持って滑ることができて良かった」
・スピードスケート女子団体パシュート;決勝でライバル・カナダと接戦を繰り広げたが転倒で涙の銀メダル。連覇を狙ったマススタートでも転倒。高木菜(日本電産)は「転ばなかったら優勝できたかもしれないタイムだったので、 やっぱり悔しい」
・スピードスケート;小島良太(長野出身)は小学校時代にエムウェーブスケートクラブに入り実力を磨いた。男子1000mで20位。小島良太は「上位の滑りを目に焼き付けて4年後、この場にしっかり帰ってきたい」 ・スピードスケート;一戸誠太郎選手(信大卒)は男子マススタートで8位入賞。
・FSスキー男子モーグル;杉本幸祐(デイリーはやしや)はストックを折りながらも9位、原大智(日本スキー場開発クラブ)は7位。
・FSスキー男子モーグル;松田颯(白馬高卒)は23位。
・FSスキー;近藤心音(白馬出身)は、練習中のけがで無念の欠場。
・XCスキー;小林千佳(飯山出身)は10km;小林千佳54位、スキーアスロン;50位、30kmフリー;55位、20kmリレー;11位。小林は「まだまだ頑張らなきゃいけない」
・XCスキー;スキーアスロン;馬場直人(山ノ内出身)は35位、30kmフリー;24位、40kmリレー;10位
・スノーボードHP;今井胡桃(上田出身)は予選敗退。
・スノーボードビッグエア・鬼塚雅選手(星野リゾート)は11位。
・女子ジャンプ;岩渕香里(上田出身)は18位。
・ショートトラック女子1500m;菊池純礼選手(南相木出身)は8位入賞。菊池は「何かしてやろうと思ってスタートラインに立った。結果、うまくはまって楽しいレースでした」
・ショートトラック;菊池悠希(南相木出身)、神長汐音(南牧出身)は予選敗退。
・ショートトラック男子1500m;菊池耕太(南牧出身)は予選敗退。
・ショートトラック男子5000mリレー;小池克典(茅野出身)は持ち味のスピードを生かせず、チームは最下位。小池「自分がついていければしっかりつないでアンカー勝負ができたと思う。そこが今回の敗因になってしまった」
・リュージュ男子1人乗り;小林誠也(飯綱出身)はSWANプロジェクトの出身者として初の五輪出場で32位。



2/17;ノルディック複合男子団体;
複合団体で渡部善斗、永井秀昭、渡部暁斗、山本涼太の日本は3位となり、銅メダルを獲得した。前半飛躍(HS=140M)で渡部暁斗、渡部善斗、永井秀昭、山本涼太の日本は合計466.6Pで4位。
1位;AUT;475.4P、2位;NOR;469.4P、3位;GER;467.0P、4位;JPN;466.6P。
渡部暁は125.0m(109.1P)、ジャンプが強い渡部善は133.5m(124.5P)と、初出場の山本が135.0m(121.4P)を飛び高得点をマーク。永井秀昭は128.5m(111.6P)。日本は後半距離(20km)でトップと12s差でスタート。距離は2.5kmを4人が各2周リレー。 トップにAUTがスタート、8s後に2大会ぶりの金メダルを目指すNOR、11s後に2連覇を狙うGERが続く。
後半距離(20km)は各自が粘りのレースを展開。アンカーの山本が終盤の激しいメダル争いで踏ん張った。日本の団体は、金メダルを獲得したリレハンメル大会以来、7大会ぶりのメダル獲得。NORは余裕の金メダル、2連覇を狙ったGERは2位。 1位;NOR;50:45.1、2位;GER;51:40.0(+54.9s)、3位;JPN;51:40.3(+55.2s)、4位;AUT;51:44.7(+59.6s)
1走;渡部善は最後の上りでドイツが抜け出したが追う。オーストリアを含めた3チームが僅差で第2走へ。
2走;永井は仕掛けのたびに落ち着いて対応。トップと約4秒差の4位で第3走の渡部暁につなぐ。
3走;渡部暁はオーストリアとノルウェーに追いつき、3人による首位争い。5km付近でノルウェーが首位に立ち、渡部暁は3位。最後の上りでノルウェーが抜け出し、日本はオーストリアと同じ10秒差の2位で第4走の山本へ。
4走;山本は中盤の上りでオーストリアが仕掛けるも山本はしっかり反応。最後の上りで仕掛けたドイツに対し、山本が食らいつき、オーストリアはついていけない。そのまま2人が抜け出し、ドイツとは0秒3及差で、日本が7大会ぶりに 銅メダルを獲得した。
渡部善は「やっと取れたなという感じがする。長いことメダルを目指してずっとやってきて、時間はかかったが、やっとっこまで来られたなという気持ち。今日はMVPはワックスマンだと思う。スキーは本当に滑った」。
永井は「本当に最後の最後でこんなご褒美が待っているとは思わなかったので、一緒に戦ったチームメイト、および日本チームのスタッフ、コーチ、すべてのみんなに感謝したい。最高」。
渡部暁は「今日は僕は良いジャンプもできなかったし、クロスカントリーもオフテブロ(NOR)に離される形で山本涼太にタッチすることになって、良い働きはできなかったけれど、チームのみんなに助けてもらって、最後は涼太、行けという感じで託して、 信じて待っていた。団体戦のメダルはチームみんなで喜べて、個人で取るよりも何倍もうれしさがあるというのは、2009年の世界選手権で僕だけしか体感していない。そこから長い時間がかかってしまったが、この瞬間をみんなで共有できてうれしいし、 こういう気持ちをチーム全体として、この後も続いていく日本のコンバインドチームの未来に対して、良いメダルだったと思う」。
山本は「4走に決まった時にプレッシャーがやばいという感じで、自分の中で一番きついレース展開になると想像していた。あらゆる想像をしてきたが、やることは変わらないので、良くなってきた自分の滑りが少しでも出せたらいいと思っていた。 まさかあの位置で表彰台を争えると思っていなかった。正直に言うと、「オーストリア、来るな」という感じで走っていて、ドイツももう少しのところにいたので、いろいろな気持ちはあったが、先輩方を表彰台に上げたい気持ちで走った」。

2/15;ノルディック複合男子個人LH(後半距離);
2/15;北京オリンピック・ノルディック複合個人ラージヒルで白馬村出身の渡部暁斗選手が銅メダルを獲得した。
渡部選手は2014年ソチ大会、2018年平昌大会で個人NHで「銀」メダルを獲得し、3大会連続のメダルを獲得した。終盤に激しく順位が入れ替わる白熱したレース展開の中で見事に3位。悲願の金には届かなかったが、3大会連続のメダルは 複合で日本勢初の快挙。
1位;ヨルゲングローバク(NOR);27m13.3s、2位;イエンスルロースオフテブロ(NOR);27m13.7s+0.4s差、渡部暁斗(JPN);27m13.9s+0.6s差
12位;山本涼太;28m28.1s+1m14,8s差、25位;渡部善斗;30m10.7s+2m57.4s差。31位;永井秀昭;31m12,9s+3m59.6s差。
渡部暁は、トップと54秒差で出たXCは一気に2位から4位を吸収して2位集団をけん引。そのまま首位を捉えた。先頭集団でレースを引っ張ったが、ゴール直前でグローバク、オフテブロのノルウェー勢に抜かれた。渡部暁が先頭集団から 抜けだそうとペースをあげてリードを広げるが、最後のゴール手前で第2集団からさらに速いスピードでノルウェーの2人が猛スパート。グローバクとオフテブロが渡部暁を差した。渡部暁は最後まで粘ったが、首位と0.6秒差の3位で銅メダル。
渡部暁は「金メダルが目標と言ってきたが、最近は表彰台にも乗れず、自分を信じられない部分があった。それでもジャンプがよかった。金メダルの近くまでこられたが、最後は力が残っていなかった。互いに引っ張り合う展開になったら 楽ができたが、距離に強い選手が近くにいなかったので、自分で行くしかなかった。いいペースをつくれた。最後の数百mでもうちょっと頑張ればよかったのにと思うが、走っている最中は本当に精いっぱいだった。金メダルを取るとずっと 鼓舞してきたなかで、たくさんの人に応援してもらった。皆さんにありがとうと伝えたい。金というメダルは見せられなかったが、面白いレースを見せられたと思う。この4年間は正直きつかった。自分のパフォーマンスを出せないことも 多くなってきた。メダルすら厳しいかもという気持ちもあった。ソチや平昌のときの自信はなかった。今までで一番厳しい4年間だった。求めていたメダルの色ではないが、形に残るものを残せてよかった」。
山本は「他の選手たちの、狙っていくんだという気持ちに少し負けていた。メダルを取りたいと思うだけで取れる世界ではないということが、走ってみて分かった。チャレンジしてよかった」。
渡部善は「途中までは速い選手に食らい付いて少し順位を上げられたが、要所要所でスピードが足りないなと改めて思った。暁斗も含め、ここぞというところで力を出せる選手は強い。」。
永井は「前半が終わった時点で、もう前を追って行くしかなかった。タフなレースだった。これが現状、僕の力。4年に1度の試合に合わせる難しさを改めて感じた。渡部暁はさすがエースという働きをしてくれた」。

2/15;ノルディック複合男子個人LH(前半ジャンプ);
ノルディック複合男子個人LH(HS=140M)が行われ、日本勢は山本涼太が140mの大ジャンプで2位。3大会連続メダルを狙う渡部暁斗は135mで5位で後半距離(10km)へ進み、渡部善斗は118mの27位、永井秀昭は117mの32位。 ヤールマグヌスリーベル(NOR)は142.0m(139.8P)で1位、2位はクリスティアンイルベス(EST)は140.0m(128.7P)でTOPと+0:44S差で後半距離(10km)へ。 2位;山本涼太は140.0m(128.7P)では0:44s差、5位;渡部暁斗は135.0m(126.4P)で0:54s差、渡部善斗は118.0m(94.4P)で3m02s差、永井秀昭は117.0m(83.7P)で3m44s差。
渡部暁は「ここに来て良いジャンプができていなかったので一つ出てよかった。距離は良いリズム、良いペースで飛ばしすぎないように意識する」。

2/9;ノルディック複合男子個人NH;
複合男子個人ノーマルヒル(前半飛躍);五輪初出場の山本涼太が108mの大ジャンプを披露し、133.0Pで前半トップ。2位に38秒差で後半の距離(10km)に臨む。谷地宙は103.5mで4位。首位の山本とは1分4秒差。男子個人NHで2大会連続の銀メダルの 渡部暁斗は98mで1分16秒差の9位、弟の渡部善斗は97.5mで1分29秒差の13位。コロナ陽性で、W杯個人総合3連覇中のヤールマグヌス・リーベル(NOR)、この種目で五輪2連覇中のエリック・フレンツェルの優勝候補は欠場。
白馬村出身の渡部暁斗は7位。2大会連続の銀メダリスト、渡部は前半のジャンプで98mと飛距離を伸ばせず、9位と出遅れます。10kmの距離で争う後半のクロスカントリーはトップと1分16秒差でスタート。後半で激しい追い上げを見せたが 7位に終わり、この種目での3大会連続のメダル獲得はなりませんでした。弟の善斗は13位、前半のジャンプで首位だった木島平村出身の山本涼太は14位。飛躍5位の谷地も30位に順位を下げた。優勝はビンツェンツ・ガイガー(GER)25:07.7、 2位;ヨルゲン・グローバク(NOR)25:08.5TOPとの差+0.8s、3位;ルーカス・グライデラー(AUT)25:14.3差+6.6。7位;渡部暁斗は25:40.1差+32.4、13位;渡部善斗は26:54.2差+1:46.5、14位;山本涼太は26:54.3差+1:46.6、30位;谷地宙は28:38.6差+3:30.9。
2/15;個人LH、2/17;団体戦。渡部暁は「ラージがどういうジャンプ台かわからないけど有言実行で金メダル取れるように頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。
前半ジャンプ終了後、渡部暁は「いいジャンプは最後までできなかった。うまく走って一緒に上がっていければ、まだメダルの可能性がなくなったわけではない」。
山本は「ここに来てから一番いいジャンプが、ここで出るとは思っていなかった。挑戦するには一番いい機会。できる限りのことをしたい」。
後半クロスカントリー後、渡部暁は「金メダルの選手とは途中まで一緒に走っていたので、もう少しうまく走れればメダルもあったなと思うと悔しさがある。コースのきつさ、標高の高さもあって最後は体力が残っていなかった」。
渡部善は「最低限のことはできた。序盤から前の集団を追ったガイガーについていって挑戦してもよかった。メダルを取るとなると、あそこから一緒にいかなきゃいけない」。
谷地宙は「ランパルターにできるだけついていった結果、最初の方で体力を使い切ってしまった。2/15;LHに向けて調整して、いい状態で迎えたい」。
初出場の山本は前半飛躍でHSを超える108mの大ジャンプ。2位に38s差のトップで後半距離をスタートしてメダルの期待が高まったが逃げ切れなかった。1周目で2位集団の3人に追い付かれた時点で、思った以上に疲れていたという。 「一瞬で終わっちゃいました」と悔しそうに振り返った。
優勝したガイガーは11位に終わった前半ジャンプだが、後半クロスカントリーでは終盤まで第2集団で滑っていた。7.5kmでガイガーがスピードを上げ、8.5kmで3位に浮上、最後の直線でさらにスピードを上げて1,2位の選手をごぼう抜きして、 金メダルをもぎ取った。驚異の追い上げ。ガイガーは2021-2022シーズンW杯で2度優勝、2位は3回。



2/14;ジャンプ男子団体;
ジャンプ団体(HS=140M)では、日本は小林陵侑、小林潤志郎、佐藤幸椰、中村直幹の4人で臨臨んだ日本は計882.8Pで5位。日本は小林陵が134m、132.5mを飛んだものの、他の選手が伸ばせず、1回目の5位から巻き返せなかった。 銅メダルだった2014年ソチ五輪以来2大会ぶりのメダル獲得はならなかった。 優勝は3大会ぶりにAUT(458.4+484.3=942.7P)、2位;SLO(467.4+467.0=934.4P)、3位;GER(446.5+476.4=922.9P)、4位;NOR(456.5+465.6=922.1P)、5位;JPN(438.5+444.3=882.8P)
佐藤幸椰126.0m(110.8),中村直幹124.5m(96.6),小林潤志郎128.5m(105.1),小林陵侑134.0m(126.0)
佐藤幸椰124.0m(114.9),中村直幹122.0m(97.8),小林潤志郎120.0m(99.0),小林陵侑132.5m(132.6)
小林陵は「メダルには届かなかったが、この大会で学んだことは多い。これからどうしていくかだと思う。みんな集中していいパフォーマンスができた。個人ではメダルを取れてうれしかった。4年後を楽しみにしたい」。
中村は「自分の実力はこんなもの。ここからベースアップしていかなければ世界とは戦えない。終わってみれば、結局、悔しいものになった」。
佐藤は「これだけ力のある小林陵侑にメダル争いをさせることさえできなかった。チームメートとして言葉にならない。非常に悔しい。選手として成長したい」。
小林潤は「2回目のオリンピックで団体チームとしては最年長。皆を引っ張っていければという思いはあったが、うまく引っ張っていけなかった。伊東大貴さんは出られなかったが、最後まで僕らを支えてくれた。チームとして 恩返ししたかった」。
原田雅彦日本選手団総監督は「日本の実力が出た。小林陵侑の活躍が光るが、他の選手も追い付く実力を付けないと。4年後はメダルを取れるチームになってほしい」。

2/11;ジャンプ男子LH決勝;
男子個人LH(HS=140M)で、個人NH金メダルの小林陵侑は銀メダル。小林陵は1回目に142m(最長不倒)を飛んでトップに立ったが2回目は138mで惜しくも2位。ジャンプ個人種目で1大会2個のメダルは、1988年長野大会の船木和喜以来で2人目。 佐藤幸椰は133m,134.5mで15位、小林潤志郎は130m,134mで24位、中村直幹は134m,124mで29位。140.5mで2位につけたリンビク(NOR)が会心のジャンプで、2回目に140mで逆転優勝。 1位;マリウス・リンビク(NOR);144.8+151.3=296.1P、2位;小林陵侑;147.0+145.8=292.8P、3位;カール・ガイガー(GER);136.7+144.6=281.3P、4位;カミル・ストッフ(POL);140.3+136.9=277.2P。5位;マルクス・アイゼンビヒラー(GER);135.2+140.5=275.7P
小林陵は2本目140mのHS超えが求められたが、踏み切りのタイミングが合わず、飛び出しでスキーの先端が上がってしまった。無風ながら不利な追い風の条件も災いとなり、風の恩恵もなかった。
小林陵は「飛ぶ前に歓声が上がっていたのでさすがに緊張した。2回目はばたついた気がしたが、自分のできることはできたので良かった。普段のW杯でも見られない熱い戦いがあった。前回からすごく成長できた自分がいる。今まで出会った人が 一人でも欠けていたらメダルは取れなかった。すごく充実した4年間だった」。「すごくうれしい気持ちと、金メダルを逃したことにちょっと悔しい気持ちと。すごくパフォーマンス的にもまとまった、いいジャンプができた。金メダルの リンビクがいいジャンプをしたので完敗。団体戦でもビッグジャンプを見せたい」。
中村は「1回目はちゃんと今までやってきたことがしっかり出せた一本だった。まだ団体戦が残っている。2本をそろえて、みんなに勢いをつけたい」。
小林潤は「2本目はいい流れで飛べた。2本そろえることができればと思った。悔しさが残る」。「僕らもいいイメージで団体戦に向かえると思う。4人がいいジャンプを2本そろえていければ。しっかり調整していきたい」。

2/11;ジャンプ男子LH予選;
男子個人LH(HS=140m)予選に日本個人ノーマルヒル金メダルの小林陵侑、佐藤幸椰、小林潤志郎、中村直幹の日本勢4人が出場。日本勢は4人全員が2/12本戦に進む。小林陵侑は128mで9位。佐藤幸椰は126mで23位、中村直幹は122mで26位、 小林潤志郎は121.5mで32位。予選1位は135.0mでLINDVIK Marius、2位は133.5mでGRANERUD Halvor Egner。2021-2022W杯では1位;GEIGER Karl(GER)、2位小林陵侑、3位;GRANERUD Halvor Egner(NOR)、4位;LINDVIK Marius(NOR)。
小林陵は「フィーリングはそんなに悪くない。本戦でビッグジャンプを見せられればいい」。
佐藤は「もっともっと改善できると思う。少しずつ手応えも出ている。意識する点はスタートからポジションに入るところ。準備をしっかりして、いいジャンプを出せるよう臨みたい」。
中村は「イメージに近い動きはできた。大きいジャンプ台は得意なので、トップ10、トップ5、おして表彰台を狙って頑張る」。
小林潤は「明日頑張りたい。ビッグジャンプを見せられれば一番いい。勇気を与えられるジャンプができたら」。

2/7;ジャンプ混合団体(新種目);
ジャンプ混合団体(HS=106M)で、日本は高梨沙羅、佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑で挑み、4位。
1回目;高梨沙羅は失格、佐藤幸椰99.5m、伊藤有希93.0m、小林陵侑102.5m
2回目;高梨沙羅98.5m、佐藤幸椰100.5m、伊藤有希88.0m、小林陵侑106.0m
日本は1回目359.9Pの8位で2回目に進んだ。SLOが1回目506.4Pでトップ。高梨は鋭く前方に飛び出し、ぶれない空中姿勢で103mまで距離を伸ばしたが、飛躍を終えた直後に失格となった。 2回目、高梨はやや上半身始動の踏み切りとなり、100mに届かなかった。着地後はしゃがみ込んで肩を震わせた。涙顔で立ち上がり、深く頭を下げた。佐藤は持ち味の低い助走姿勢から強く飛び出した。攻めのジャンプで100mを超えた。 伊藤は不利な追い風で踏み切りが遅れ、フライトに勢いがなく90mに達しなかった。最後の小林は意地を見せた。シャープに飛び出すと、すぐにV字の飛型を決めた。低い曲線ながら106mのHSに到達。テレマーク姿勢の着地で飛型点も 60点満点中で57点をマークし、追い上げて4位。
SLO(1回目506.4P+2回目495.1P=1001.5P)が優勝。2位;ROC(448.8+441.5=890.3P)、3位;CAN(415.4+429.2=844.6P)、日本は(359.9+476.4P=836.3P)で4位。5位;AUT(370.7+447.3=818.0P)、6位;POL(386.1+377.1=763.2P)、 7位;CZE(362.5+360.3=722.8P)、8位;NOR(457.4+250.5=707.9P)、9位;GER(350.9P)、10位;CHN(229.8P)
2022W杯RankingはAUT,SLO,GER,JPN,NOR,RUS,FRA,SWEの順。
小林は「波乱のゲームになったがいいゲームだった。2回目はもうちょっといけたかな。ちゃんとテレマーク入れに行ったので。もうちょっと粘ればよかったかな。みんなすごい。2回目は高梨沙羅もいいジャンプをしていたし、 本当に強いなと思う」。「NHをいい形で終われてよかった。LHでもビッグジャンプを見せたい」。
佐藤は「昨日と比べれば少しは仕事はしたかなという部分はあるが、2度のジャンプで1本をさらに2mずつ飛べたら勝負になったので、弱さを試合の中で越えていく強さを身につけなければいけないのかなと感じた。今日の悔しさも含めて、 LHで個人としてもジャンプチームとしても最高の結果を得られるようにしっかりまた良い準備をしたい」。
伊藤有希は「今日の2本は個人戦よりも良いジャンプができたと思う。団体戦は1人で戦うのではないので、他の3選手のおかげでとても心強く飛べた。コロナ禍という状況や平昌大会からの4年間、いろいろなことがあったが、本当に たくさんの方に支えてもらってここに立てたことに感謝している。試合様式も全然違う中で、五輪出場は3回目だが、初めて出たような気持ちで見るものすべてが輝いて見えた」。

※ジャンプでは「スーツ規定違反」はよく起こる。
ジャンプ混合団体で日本、オーストリア、ドイツ、ノルウェーの選手が失格、10ヶ国中4ヶ国に5人失格者(1回目;JPN1,AUT1,GER1,2回目;NOR2)が出るという波乱の展開。
高梨は、2021.2月W杯個人第5戦でスーツの規定違反により失格した。NHで金メダルの小林陵侑も2021.11/21;W杯個人第2戦でスーツ規定違反により失格。FIS規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差は スーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1〜3cm、女子は2〜4cmとする」。シーズン初めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースはある。そのため「スーツ規定違反」は珍しいことではない。 ジャンプは浮力を味方につけ、遠くに飛ぶことを目指すスポーツ。スーツには空気を通す透過率についても規定があるが、選手はルールの中でなるべく風を体に受けたいと考える。W杯を転戦する高梨クラスだと、複数着を使用し、常にベストの 状態のスーツで試合に臨む。ジャンプ後には抜き打ちでスーツの大きさ、スーツの隙間、股下の長さ、体重、板の長さ、板と金具の位置などが測られる。W杯では1人程度は失格者がでるが、今回の5人はこれまでにない展開。今回、高橋は太ももが 2cmずつ大きかったという。コーチは「本人のせいではない。スタッフの確認不足。本人は与えられたスーツしか着ないので、これでいいと自信を持って飛んでいる」。「高梨は泣き崩れ、自分のせいだと思い詰めていた。本人の責任は まったくない」と。試合前に筋力トレーニングで血流を増やし、一時的に太ももの筋肉を太くさせるパンプアップが、標高約1700mの酷寒が災いした。関係者によると、北京のジャンプ台は-16℃の極寒のコンディションだったため、筋肉が 萎縮してしまい、結果的に予期せぬ誤差が生まれたのではないかという。コーチは「高梨が失格になった後、みんな集中して補うジャンプをしてくれた。4番まで上がれた。そのあたりの集中力はみんなあきらめずに最後まで戦ってくれて 大したものだと思います」。
※2/20;スキージャンプ女子の高梨沙羅は「選手や関係者、応援してくださる方々が純粋に喜び合える素晴らしい競技の場に立つため、現状を鑑みて前進していきたい」と前向きな姿勢。

2/6;ジャンプ男子NH;
ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルで、小林陵侑が104.5m,99.5mで金メダルを獲得した。ジャンプ日本勢の金メダルは1998年長野大会のラージヒルの船木和喜と団体以来24年ぶり。ジャンプの日本勢として海外開催の 五輪では初の頂点。小林陵侑は1回目、最後から2番目の49番目に登場、不利な追い風で前にジャンプした有力選手たちが飛距離を伸ばせない中、力強い踏み切りから飛び出して安定した空中での姿勢を作り、1回目では全体2番目の104.5mで 着地も決めて高い飛型点をえた。1回目のポイントは145.4Pでトップ、2位に6.2P、飛距離に換算すると3mの差をつけて2回目に進んだ。2回目も追い風の中でのジャンプでしたが、安定したフォームで99.5mを飛んだ。金メダルの目安になる ラインを越えて着地をすると、雄たけびを上げ、右手で力強くガッツポーズ。2回目のオリンピックで初めてのメダルとなる金メダルを獲得した。待ち受けた兄の小林潤が駆け寄り、がっちりと抱き合った。小林は「金メダルを取った実感は まだわいていない。2本とも集中していいジャンプができた結果、金メダルが取れたので本当にうれしい。2回目のジャンプは緊張したが、その中でいいジャンプができたので本当によかった」と。「まだ競技は続くので、この金メダルを 日本選手団と僕の勢いにつなげていきたい」と。表彰式では金メダリストとして名前をコールされると、表彰台に上り、両手を上げてポーンと大きくジャンプ。スタンドからは金メダリストの先輩でもある原田雅彦総監督が日の丸を振った。 小林陵は誇らしげ。拳を作って何度もスタンドからの声援に応えた。小林潤志郎は97.5m,92.5mで27位、佐藤幸椰は95mで32位、中村直幹は93.5mで38位と、30人による2回目に進めなかった。2位はマヌエル・フェットナー(AUT)、 3位はダビト・クバツキ(POL)。

2/5;スキージャンプ男子NH(予選);
男子個人NH(HS=106M)予選で、小林陵侑は99mで4位、佐藤幸椰は100mで10位、小林潤志郎は93mで26位、中村直幹は88.5mで29位で本戦へ。マリウスリンビク(NOR)が100.5mで予選1位、ロベルトヨハンソン(NOR)が103.0mで2位。
小林陵は「よかったです。いいジャンプでした。いつも通りの感じ。明日も2本ともいいジャンプができればいい」。
佐藤は「踏み切りが100%ではなかった。風に助けられたというのが率直な感想。決勝の前に100mを出せたので気持ちが乗っていく」。
中村は「特別な緊張感はなくリラックスして臨めた。ミスをしてしまい、そこが目立つジャンプだった」。
小林潤は「いいジャンプではなかった。うまく風を捉えられなかった。板のテストをしつつ、台に合わせていければ。決勝に向けて頑張りたい」。

2/5;スキージャンプ女子NH;
女子個人NH(HS=106M)で高梨沙羅は98.5m,100mで4位、2大会連続のメダル獲得はなりませんでした。伊藤有希は94m,82mで13位、勢藤優花は94.5m,83.5mで14位、岩渕香里は94.5m,83mで18位。高梨は1回目98.5m、着地でテレマーク姿勢が 決まらず5位、2回目はスムーズな踏み切りから飛び出し、有利な向かい風を受けて空中でも安定した姿勢を保ち100mまで飛距離を伸ばした。1回目は伊藤有希10位、岩渕香里11位、勢藤優花13位。ボガタイ(SLO)が108m,100mで初優勝。
高梨は「4年間でつくり上げてきた結果が4位。それは自分の中で受け入れられているし満足できる結果。すごくいろんな感情がこみ上げてきている」。
伊藤は「自分としては今季で一番いい内容のジャンプができた。応援してくださった方に少しでも感謝の気持ちが伝わればすごくうれしい。やってきたことに一つも悔いはない」。
勢藤は「結果はあまり良くはなかったが丁寧に飛べた。いろんな準備をしてきて、その成果が少し出てよかった」。
岩渕は「1本目で一番いいジャンプが出て、張り切って2本目にいったが、気持ちが先走ってタイミングが早くなってしまった。この4年間は私の人生においてとても大切な時間になったし、今日もすごく大切な一日になった。皆さんが 見てくれる舞台で飛べたことは幸せ」。



2/15;スノーボード女子ビッグエア;
女子ビッグエア決勝は、初出場で予選を2位通過した17歳の村瀬心椛が171.50Pで銅メダルを獲得。冬季五輪日本女子最年少のメダリスト。前回平昌五輪4位の岩渕麗楽は166.00Pの4位、平昌五輪8位の鬼塚雅は65.25Pで11位。 アナ・ガサー(AUT)が2連覇を達成した。
1位;アナ・ ガサー;1回目90.00(2位)/2回目86.75(2)/3回目95.50(1);185.50P
3位;村瀬心椛;80.00(5)/91.50(1)/12.00(10);171.50P
4位;岩渕麗楽;83.75(4)/82.25(6)/37.00(5);166.00P
11位;鬼塚雅;9.50(12)/54.50(9)/10.75(11);65.25P

村瀬は「本当に夢みたい。信じられなくって。ここに来られたのも皆さんのおかげ。私だけで取れたメダルではない。皆さんに感謝したい。あきらめないでずっと練習してきて本当によかった」。
岩渕は「また4位になってしまって。悔しい気持ちの方が多いが、最後に大技にチャレンジできてよかった。一緒に競ってきた海外の選手に喜んでもらえてよかった。たくさんの人に応援してもらえてうれしかった」。 ※岩渕は女子では史上初めて「トリプルアンダーフリップ」に挑んだ。着地したがバランスを崩して転倒。史上初となるチャレンジに各国選手から次々と祝福のハグを受けた。
鬼塚は「着地することができなかったのは残念だが挑戦することができて幸せ。メダルを取るには必要と思って挑戦した。しっかり練習してきたことは変わらない。4年間は無駄ではなかった」。

2/11;スノーボード男子HP;
男子HP決勝で平野歩夢が96.00Pで日本勢初の金メダルを獲得。逆転での金メダル。縦3回転、横4回転する最高難度のトリプルコーク1440や、ダブルコーク1440など4回転の大技を3つを決めて大空に舞い上がった。 2014年ソチ五輪と18年平昌五輪で2大会連続の銀メダルを獲得、2021年東京五輪では新競技のスケートボードに挑戦し、夏冬大会に出場した。
平野海祝は75.50Pで9位、戸塚優斗は69.75Pで10位、平野流佳は12位。過去3大会優勝のショーン・ホワイト(米国)は85.00Pで4位。
平野歩夢;1回目33.75(9位)/2回目91.75(2位)/3回目96.00(1位)、平野海祝;75.50(3)/37.75(8)/15.75(9)、戸塚優斗;62.00(7)/69.75(7)/26.50(7)、平野流佳13.00(12)/11.75(11)/9.25(11)
2位AUS;スコット・ジェームズ;16.50(10)/92.50(1)/47.75(6)、3位SUI;ヤン・シェレル;70.50(5)/87.25(3)/7.50(12)、4位USA;ショーン・ホワイト;72.00(4)/85.00(4)/14.75(10)
平野歩は「まだ実感がないが、ようやく小さい頃の夢が一つかなった。ここを取らずには終われなかった。ずっとやってきたことが全てここで出し切れた」。
2/9;スノーボードHP男子(予選);
HP予選が行われ、男子で2大会連続銀メダルの平野歩夢が93.25Pをマークして1位となり、2/11;決勝に進んだ。平野流佳は3位、戸塚優斗は6位、平野海祝は9位、日本勢は4人全員が決勝進出。五輪で3度優勝し、今大会限りでの引退を表明した ショーン・ホワイト(USA)は4位。女子は小野光希が83.75Pで2位、冨田せなと冨田るきの姉妹は5位と6位で予選突破。

2/9;スノーボード女子HP;
スノーボード女子HPには上田出身の今井胡桃が出場。横2回転半と宙返り技も入った。得意のエアを決めますが得点は伸びず。15位で予選敗退。
今井は「今までやってきたことの結果。悔しいですけど受けとめたい。五輪の舞台は貴重な経験。感謝しながら滑ることができた」。

2/5;スノーボード女子スロープスタイル(予選);
村瀬心椛が81.45Pの2位、岩渕麗楽は67.0Pで11位、上位12人で争う決勝に進んだ。鬼塚雅は19位で落選。
村瀬は「本当に楽しもうと思って2本とも滑った。自分がやりたい技ができて本当に良かった。2本目の2個目のキッカーでは、2回転半で攻めた。風の影響で飛距離が出なかったり、あおられたりしたが、気にせずプラスに考えようと意識した。 明日はもう少し風が弱くなると思うので、自分の滑りをして表彰台を狙っていきたい」。
岩渕は「滑り終えた時点でまだこの点数で上がれるか心配な気持ちの方が大きいが、2本目も完璧と言えるランではなかった。自分の中で納得いかない滑りになった」。
鬼塚は「2本目もうまくいかなかったかな。風の影響はあったと思うが、その中でもどれだけできるか。落選はすごく残念。4年間頑張ってきたがやはりまだ足りないものがある」。



2/13;スロープスタイル女子;
近藤心音選手が予選を欠場。近藤は公式練習中、ジャンプ台からの着地で転倒して負傷。診察では右膝前十字靱帯および半月板の損傷。近藤は2/7;ビッグエアも右膝のけがにより欠場。この時も前日の公式練習中にジャンプ台からの 着地で転倒。右膝外側側副靱帯の損傷。その後、スロープスタイルでの出場を目指していたが、まさかの悲劇が繰り返された。
「ここまで私を支えてくれた家族、競技を楽しみにしてくださっていた方々、スポンサーの皆様にオリンピックで滑っている姿を見せる事ができず、本当に残念で申し訳ない気持ちでいっぱいです。この舞台に立つ為に色々な事を犠牲にし、 沢山の壁にぶつかりながらもこの競技が好きだから諦めずにやってこれました。今はまだ辛すぎてネガティブな感情しか出てこない状態ですが、1日でも早く怪我を治し、絶対にまたオリンピックの舞台に戻り、人生でこれ以上ないと 思える日を迎えられるようにします。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました」

■白馬出身のFSスキースロープスタイルの近藤心音は練習で膝を痛めビッグエアを欠場した。
2/13;本命のスロープスタイルには出場予定で調整中。近藤心音は練習中に右膝靭帯を痛め、2/7;ビッグエアを欠場した。膝の状態は気になりますが、ベストを尽くしたいと。近藤心音は「けがもありますけど自分の状態と向き合って、 今の自分にできる能力を発揮できるよう頑張りたい」と。高2の夏休みまで1年4カ月間通った白馬高校時代。入学時から「オリンピックに出場したい」と公言。2018年に普通科に入学。担任教諭は「とにかく大きな目標を目指してやっていた。 明るく、いろんなことを真面目にやる。何でも全力でやる生徒だった」と。スロープスタイル女子予選は2/13;11:00、決勝は2/14;10:30。白馬村ではオンラインPVを予定。

■2/7;白馬村から北京冬季五輪に出場しているFSスキーの近藤心音は、足の負傷でビッグエア女子予選を欠場した。スロープスタイルへ。

2/6;FSスキー女子;
FSスキー女子のビッグエア、スロープスタイルに出場予定だった近藤心音が練習で右膝を負傷し、2/7;ビッグエア予選を欠場する。2/5;スロープスタイル公式練習をしていた際、ジャンプ台からの着地で転倒して負傷。 ドクターによる診察の結果、右膝外側側副靭帯の損傷。2/13;スロープスタイルに向けて調整する。今大会ではスノーボード日本代表・芳家里菜が公式練習で負傷。脊椎損傷で大会を欠場する。近藤、芳家ともに負傷したのは 同じスノーパーク。人工雪で雪面が硬い。

2/5;FSスキー男子モーグル;
決勝で堀島行真が3位、初の銅メダルを獲得した。日本男子では前回平昌五輪「銅」の原大智との2大会連続表彰台。今大会日本選手団のメダル第1号。W杯では今季3勝、日本歴代最多の通算11勝を挙げている。エースとして臨んだ平昌五輪は 11位だったが、今回雪辱を果たした。FSスキー男子モーグルの準決勝で堀島行真が3位、上位6人が出場する決勝に進んだ。原大智は7位、杉本幸祐は9位で、決勝に進めず。
FSスキー男子モーグルの準々決勝で杉本幸祐2位、原大智3位、堀島行真5位、上位12人に入り、出場した3人の選手全員が準決勝に進んだ。
堀島は「うれしいし、最低でも3位表彰台、メダル獲得が目標と掲げて挑んだので、達成できて本当に良かったなと思う」。
杉本幸祐は右手のストックの先端が折れるという痛恨のアクシデント。第1エアでは板をグラブしながらコーク720。中盤では左のポールだけでコントロールしながら第2エアへ。高いバックフリップを決めたが、滑走終了後には途中で折れて 先端が失われた右のポールをアピール。不運もあって決勝3回目への進出がならず。杉本は「目標はこの順位じゃなかったので本当に悔しい」。「まさかアイテムが折れると思わなかったので想定外。道具のせいではなく自分の力不足」。
原大智は第1エアで板をつうむグラブを決めながらコーク720。中盤で加速しつつ、第2エアで高さのあるコーク720を決めた。点が伸びずに落選。原は「最高の五輪でした。僕にとっては楽しまないと損なので、すごく楽しくやれた。 本当に支えて見守ってくれて感謝しかありません」。

2/3;FSモーグル(予選)
1)FS女子モーグル予選
初出場の川村あんりが76.36Pで5位、決勝進出。勝ち上がり方式で男女ともに30人出場、予選1回目上位10位と2回目10人決勝進出。川村は「本当に楽しかったなという思いがあるんですけど、第1エアで失敗してしまったので、第2エアを 急きょ変える形にはなってしまった、それなりクリーンに降りてくることができたのでよかった」。五輪はやっぱり特別な雰囲気、すっとこの時を夢見てきたので、本当にすごい楽しかった」。
2)FS男子モーグル(予選)
初出場でW杯ランク4位の杉本幸祐が76.26Pの6位、決勝進出。白馬村の日本スキー場開発クラブ所属の平昌五輪銅メダルの原大智も76.11Pの8位で決勝進出。日本勢4人のうち2人が決勝に進める上位10人に入った。2大会連続五輪出場で、 今季W杯3勝、全9戦で表彰台の金メダル候補、堀島行真は第2エアの着地で乱れた影響もあって74.4Pの16位、2/5;予選2回目から巻き返す。五輪初出場の松田颯は73.35Pの18位、予選2回目から決勝進出を目指す。杉本は「特別な舞台で、 まずはスタートに立てたことに感謝。雪質と寒さで体が思った以上に動かなくて、自分のリズムで滑れなかった。決勝ではしっかり勝負を懸けていきたい」。堀島は「最後までもっとコントロールすべきだったところを、ストレートに 入ってしまった。予選2本目に行った方がコースの流れが見える。プラスに考えていきたい」

2/3;FSスキーモーグル(予選);
開会式に先立って一部競技がスタートしている北京冬季五輪は、雲頂スノーパークでフリースタイルスキー・モーグルの予選1回目が行われ、日本の男女の金メダル候補が明暗を分けた。 女子は五輪初出場の世界ランキング1位、川村あんりが第1エアでミスを犯すも、とっさに機転を利かせて立て直し、5位で2/6の決勝へ進んだ。星野純子も6位で川村に続き、15位の住吉輝紗良と18位の冨高日向子は予選2回目へ回った。 男子では世界ランキング2位の堀島行真が第2エアでの着地ミスが響いて16位にとどまり、1回目での予選通過を逃すハプニング。6位の杉本幸祐と、平昌五輪銅メダリストの原大智が8位で2/5の決勝へ進み、18位の松田颯は堀島とともに 予選2回目に臨む。モーグルは男女ともに予選1回目と予選2回目の上位10人、計20人が3段階で行われる決勝へ進出。1ラウンド目で上位12人、2ラウンド目で同6人にそれぞれ絞られ、3ラウンド目(2/5男子、2/6女子)でメダリストを含めた 最終順位が決まる。

2/19;スキー距離;
ノルディックスキー距離は男子50kmフリーが強風のため30kmに短縮して行われ、馬場直人は1h14m52s7で24位。アレクサンドル・ボリシュノフ(ROC)が1h11m32s7で優勝、今大会5個目のメダルに輝いた。金メダルは3個目。
馬場は「全体的に満足いくレースではなかった。50kmから30kmに変わり、うまく切り替えられなかった。スピードレースになって上位と離れてしまった。五輪に出たことはとても意味がある。ギアの切り替えを強化していければ」。

2/13;スキー距離リレー;
ノルディックスキー距離は男子40kmリレーが行われ、2大会ぶり出場の日本は広瀬崚、宮沢大志、馬場直人、山下陽暉で臨み、2時間3分1秒5で10位。ROCが1時間54分50秒7で優勝。クロスカントリー40kmリレーは、1チーム4人が10kmずつ滑り、 前半の2人は左右のスキー板を平行に動かす「クラシカル」、後半の2人は制限のない「フリー」と呼ばれる走法で滑ります。日本は1人目が一時6位まで順位を上げ、入賞圏内の8位で次の選手に。その後、日本は1つ順位を落として、9位で 最後4人目に。終盤1つ順位を落とたが粘り強く最後まで滑りきり、15チーム中10位でフィニッシュ。

2/6;スキー距離;
クロスカントリー・クラシカル走法とフリー走法で半分ずつ走る男子30kmロ複合で山ノ内出身の馬場直人は懸命な走りを見せ、1時間24分43秒9で日本勢トップの35位。
馬場は「これまで走ったことがないような、とてもタフなコースだった。自分のテクニックとかコンディショニングとか、全てを目標の50kmフリーまでに調整していきたい」。

2/6;リュージュ;
時速100kmを超えるスピードで滑るリュージュ。日本勢として2014年ソチ五輪以来2大会ぶりに出場する飯綱出身の小林誠也は「五輪は小学校からの夢」という憧れの舞台に若武者が挑んだ。男子1人乗りの3回戦を終え、小林は3分1秒634の 32位で、20位までによる4回戦に進めず。
小林は「やりきった。内容は良くなかったけど、すごく貴重な経験ができた」。



2/17;スピードスケート女子;
スピードスケート女子1000mで高木美帆は1:13.19の五輪新記録を出して金メダル。冬季五輪の日本勢で1大会史上最多となる4個目のメダルを獲得。高木美は今大会5種目に出場、3000mで6位、1500m、500m、女子団体追い抜きの3種目で 銀メダルを獲得。1000mでは初の金メダル。平昌大会では女子団体追い抜きで金、1500mで銀、1000mで銅。計五輪7個目のメダル、夏冬通じて日本女子の最多獲得数。
高木美は「最後に自分のすべてを出し切れた。悔いのないレースができたのはうれしい。さらに金メダルを取れたことでうれしさは倍増。形となって残せたと思う」と。「体は限界がきていて無事走り切れて良かった」と。

2/17;スピードスケート女子;
スピードスケート女子1000mで小平奈緒は1:15.65で10位。
連覇を期待された500mで17位という不本意な結果に終わり、1000mでも表彰台には届かなかった。戦い終えると「終わるまでは言えなかった」という予期せぬケガ。年明けの1/15;大雪が降り、道路で滑って右足首を捻挫。1週間氷から離れ、 その後も1週間は滑ることができなかったという。「4年間台無しになってしまった。絶望の日々を送っていた」。苦難を乗り越えて出場にはこぎづけたが、右足での踏ん張りがきかず、思うような結果は出なかった。それでも4大会連続の 五輪挑戦「楽しんでスケートをすることが多くの皆さんの心に響く滑りになると思ったので、自分自身も心から楽しもうとスタートラインにつきました」とレース前の心境を明かし、「少しでも希望を見ることができたので。最後、 成し遂げることはできなかったですけど、しっかりと自分なりにやり遂げることはできたのかなとおもっています」と。
地元からは「ゴール後は晴れやかな表情のように見えた。この年齢まで世界の第一線で活躍して本当にすごい」。小平選手の中高時代に指導した宮田スケートクラブ代表は「500mの時のような力みはなかった。もてる力を十分出し切ったと思う。 いい滑りだった」、「帰ってきたらご苦労さまと言ってあげたい」。小平選手の信大の先輩は「悔しい気持ちはあるだろうが、ゴール後はすがすがしい表情だったので良かった」、「周りからメダルを期待される中で最後までやり切った姿には 心打たれるものがあった」。小平選手が寄り添ってきた2019年10月の台風19号で被災した長野市長沼地区の果樹農家は「被災地に温かい声援を送ってくれた小平選手の頑張りを見て、来シーズンもおいしいリンゴを作ろうと思えた」。 リンゴ農家は「懸命な滑りに感動した。またリンゴを食べに長沼地区に来てくれたらうれしい」と。

2/19;スピードスケート;
スピードスケートはマススタートが行われ、女子の高木菜那は1回戦で転倒があって敗退し連覇はならなかった。佐藤綾乃は8位。イレーネ・スハウテン(NLD)が3000m,5000mと合わせ3冠。
高木菜は「2シーズンぶりのマススタートで気合いをいれていったが、いい展開を作れなかった」。
男子は土屋良輔が7:58.82で6位、一戸誠太郎が7:48.56で8位入賞。バート・スウィングス(BEL)が優勝。

土屋は「完全に力負けしたが、アタックをかけたポイントが運良くポイントを獲得できるタイミングだった。頑張ったことに対して、ご褒美で6位入賞という結果がついてきた」。
一戸は「メダルや結果のことをあまり考えず、一番楽しめるレースをしようと心がけてスタートラインに立った。レース中は本当に楽しかった。1500mで味わった悔しさが大きくて出場は諦めようと思ったが、仲間の支えなどがあって、 どうにか滑り切ることができた。8位に入れてよかった」。今大会は1500mで10位、5000mで12位と好結果を残せなかったが、最後のレースで納得のいく滑りが見せられた。

2/18;スピードスケート;
スピードスケート男子1000mで森重航は1分9秒47で16位、長野出身の小島良太は1分9秒97で20位、新浜立也は1分10秒00で21位。クロル(NLD)が1分7秒92で優勝、1500mの銀に続き今大会2つ目のメダルを獲得。小島は選考会で1000mの国内最高記録を マークして代表入りした。2/18;長野エムウェーブでは市スケート協会などの関係者らが応援し「頑張った」と。
小島は「改めて自分の実力のなさと技術不足を痛感した。レースで悔しいところは多いが、今日から4年後の試合は始まっている。上位の滑りを目に焼き付けて、4年後この場にしっかり帰ってきたい」。

2/15;スピードスケート女子;
スピードスケート女子団体パシュートで、日本は高木菜那、高木美帆、佐藤綾乃が滑走し、銀メダルを獲得した。決勝の相手は強豪カナダ。スピードスケートの女子団体パシュート決勝は、3人1組で1周400mのリンクを6周、相手より先に ゴールすれば勝利。高木菜那も出場し、最後のコーナーでバランスを崩して転倒。前回の平昌大会に続き、2大会連続の金メダル獲得はなりませんでした。
2/13;スピードスケート女子;
スピードスケート女子500mで高木美帆が銀メダル獲得。トップと0秒08差の37秒12。1500mの銀に続く今大会2つ目のメダルで、通算では夏冬の五輪を通じて日本女子最多の5個。郷亜里砂が37秒983で15位、前回女王の小平奈緒は38秒09で17位。 ジャクソン(USA)が37秒04で優勝。高木は銀メダルが決まった瞬間、両手を上げジャンプ。うれしそうに声を上げた。リンクに戻って日の丸の旗をまとうと、笑顔いっぱい。スタンドに手を振った。高木美は会心のレースで自己ベスト更新。 高木美は「自己ベストを出せたこと、渾身のレースができたことがうれしかった。メダルは色々な条件が重なって起こったこと。正直、驚いている」。
小平は38秒09。スタートの反応は良かったが、滑りに伸びがなく加速できない。100mの通過は10秒72と全体の20番目にとどまった。バックストレートでもかつてのダイナミックさがない。同走者に大きく離されるつらいレースになり、 38秒台に終わった。小平の敗因はスタート直後。
小平は「1歩目の左足を出すときに氷にひっかかってしまった」。「つまずくということはその時点で、体が対応してなかったということ。ここまでタイムが落ちるとは思ってなかった」。「まったく何もできなかった。悔しいより本当に 自分自身にがっかりしている。なかなか自分の思うようなレースが出来なくて、頭の中が真っ白になってしまいました」。「高木美は本当にすごい。歴史の中に刻まれる1つの瞬間だと思う」。
2/17;小平は平昌で銀メダルの1000mに向け、「覚悟を持ってやり遂げたい」と。

2/8;スピードスケート男子;
スピードスケート男子1500mに出場した信大出身の一戸誠太郎は10位。前半は果敢な滑りを見せ想定通りのタイムでしたが、中盤から後半にかけ伸びを欠いた。タイムは1分45秒53で10位。 ■2/7;スピードスケート女子;
女子1500メートル決勝で、世界記録保持者の高木美帆は1分53秒72で、2018年平昌五輪と同じ銀メダル。平昌大会で金・銅のメダルも獲得した高木の通算4個は冬季五輪の日本勢単独最多。 佐藤綾乃は1分54秒92で4位。高木菜那は1分55秒34で8位と日本勢は3人とも入賞。金メダルはイレイン・ブスト(NLD)で1分53秒28の五輪新記録で連覇。
高木美は「悔しいというかその思いだけ。前回は金メダルが取れない悔しさとメダルが取れたうれしさが入り交じった気持ちだったが、今回は金メダルを逃した悔しさが強い。ブストはすごく強かった。ハイレベルな時代に戦えることは うれしい。自分の実力が彼女より劣っていたということだと思っている」。
高木菜は「悪くはなかったので、最後の1周でしっかり戦えれば3位争いができるところにいたと思う。悔いが残るレースになってしまった。団体追い抜きでは頑張りたい」。

2/7;スピードスケート女子;
スピードスケートの女子1500Mで高木菜那が8位入賞。スタートから快調に飛ばしますが最後の直線、インから来た同走の選手と接触。1分55秒34で8位に入賞したが、高木にレーンの優先権があっただけに何とも悔いの残る結果。 高木菜は「最後の1周でぶつかってしまって悔しいレースになってしまった。自分の力を出せるレースはできたかなと思います」

2/6;スピードスケート男子;
男子5000mで信大出身の一戸誠太郎は12位。メダル獲得には自身が持つ日本記録6分12秒80を更新しなければならない高いレベルのレース。前半は日本記録を狙えるペースでレースを展開したが、後半はペースを落としてしまい、タイムは 6分19秒81と12位。一戸は「今自分ができることはすべてやりきったと思っているので、この19秒というタイムは悔いはない。1500mでは自分の持てる力を最大限出し切ってメダルを目指していきます」。

2/5;スピードスケート女子;
女子3000mで高木美帆は4分1秒77で6位、メダルに届かなかった。佐藤綾乃は4分3秒40で9位。イレーネ・スハウテン(オランダ)が3分56秒93の五輪新記録で優勝。 高木は「初めて滑るリンクでタイム設定が難しい中、1周目のラップタイムがいつもより出ていなかった。そこは自分の中で悔いの残る出だしになったと思っている」。

2/11;ショートトラック男子;
男子500m予選に県勢の2人が出場した。予選突破はなりませんでした。南牧村出身の菊池耕太はオリンピック初出場。準々決勝進出ラインの2番手を狙います。しかし順位を上げられず、3着でフィニッシュ。同じく初出場で茅野出身の 小池克典は3番手につけるも後退。菊池は42秒176で1組3着、小池は41秒199で4組4着。
2人は男子5000mリレーにも出場。吉永一貴、菊池耕太、宮田将吾、小池克典が出場した日本は1組3着で決勝進出を逃した。タイムは6分40秒446。
小池は「個人種目の500mを含め、自分らしいレースが全くできなかった。5000mリレーもうまく対応できなかったのが非常に残念。強くなって、また五輪に戻ってきたい」。
菊池は「世界との差を見せつけられる展開になった。個人やチームで日本の底力を上げていかないと、ジュニア世代につなげられなくなる。それくらいの危機感を持ってやりたい」。

ショートトラック女子1000m準々決勝には南相木村出身の菊池純礼が出場したがゴール前で転倒。3組5着。タイムは1分37秒170。準決勝には進めませんでした。

2/7;ショートトラック女子;
ショートトラック女子500mで菊池純礼は準々決勝で敗退。選3着で着順による通過はならなかった。タイムで準々決勝に進んだ菊池純礼は、準決勝に進めなかった。
菊池は「加速する中でコースが甘くなった。スピード自体はすごく上がって、世界と戦えていると思う。1000m,1500mへ切り替えて、入賞を目指して頑張りたい」。



★★★北京冬季五輪2022・応援・他★★★
■2022.10/27;現役最後のレースを終えたスピードスケート女子500mの金メダリスト小平奈緒選手が引退会見し、競技人生を振り返りました。
小平選手は現役最後のレースとして、10/22;全日本距離別選手権の女子500mに出場し大会8連覇を果たした。10/27;今後の活動などについて語った。
1)現役最後のレースについて;
「信州で生まれて信州で育って、本当に地域の皆さまに育てていただいたなっていう出会いに恵まれたなってことをあの空間を見て素直にそう思うことができました。皆さんの心に残るシーンとしてあの日が皆さんの心を励ます一つに なればいいなというふうに願っています」「10/22におかげさまで無事に競技人生、最後のレースをまっとうすることができました。数日経った今も夢のようで、毎朝、ほっぺたをつねって現実だったんだなと確認するような毎日です。 氷上にまたあの空間に私の表現できるすべてを描けたと思いますし、なにより、あの場にいたすべての人がその空気を作り出してくれていたと言うことを思うと、今も心がふるえます」と。
2)競技人生について;
「山あり谷ありのジェットコースターのような日々だった。一度も後ろを振り返らず、常に前を向いてこられた。つらかったことはないと言うとうそになるが、最後のレースの一日できれいになった」と。
3)4回出場したオリンピックについて;
「私は確かにそこで成長させてもらった。利用されるものではなく、純粋に世界を明るくし、人と人をつなぐものであってほしい」と。
4)今後については;
「相澤病院に所属しながら皆様の近くで地に足を着けた活動をしていきたい」と講演活動などを行う。「出身大学でもある信州大学から特任教授を拝命することになりました」と明かした。1年生を対象としたキャリア形成や 健康科学に関する授業科目を担当する。2023.1月に最初の教壇に立つ。「私に授業ができるのか不安はあるが、学生とともに考えられる授業ができればいいものになると思う」。「これからは慣れ親しんだ氷の上とは違い慣れない舞台での 活動が増えてくるかと思いますが「知る」を楽しむということと唯一無二の自己表現というこれまでと変わらないテーマを引き続き探求していきたいと思っています」と述べた。
11/23;ふるさと茅野「ナオ・アイスオーバル」で子供たちと交流します。
※小平奈緒選手:長野県茅野市出身。社会医療法人財団慈泉所属。2022北京五輪;500m17位、1000m10位。2018平昌;500m金メダル、1000m銀メダル、1500m6位。2014ソチ;500m5位、1000m13位。2010年バンクーバー;500m12位、1000m5位、 1500m5位。団体パシュート銀メダル。

■2022.10/21-10/23;スピードスケートの今シーズン国内開幕戦となる全日本距離別選手権が長野エムウェーブで行われています。
10/22;スピードスケート全日本距離別選手権・女子500mが長野エムウェーブで行われた。会場は6400人のチケットが完売、施設側は「満員は1998年長野五輪以来ではないか」と。2018年平昌五輪500m金メダルの小平奈緒選手が地元長野での 現役ラストレースを優勝で飾った。12組中11組目、満員の慣れ親しんだリンクに大歓声を浴びて登場した。37s49の好タイムで滑り、平昌五輪銀の高木美帆を上回った。大会8連覇で有終の美を飾りました。競技後は笑顔で手を振りながら場内を1周。 「本当に夢にまで見たこの会場で最後に滑ることができ、幸せでいっぱいです。TV画面で1998年長野五輪を見たときより、人のぬくもりを感じました。この会場が温かくつつまれるような感じでした。アスリートとしての最後の小平奈緒を示す ことができたのかなと思う」。「今朝、アップで滑るあとを追うように拍手が流れ、背中を押される感じでした。みなさんの顔を見ると涙が流れるのでレースに集中しました」。「閑散とした中で滑ることが多かったけど、長野、信州で生まれ 育った私としては本当にありがたい」。小平選手の現役最後のレースを会場で見守った両親は「無事に終わってよかった。こんなにたくさんの人が会場に来てくれて感謝です。いいレースを見せてくれてありがとうと伝えたい」。「笑顔で無事に ゴールしてほしいと思っていた。大勢の観客の前で滑らせてもらって私もうれしい」と。
小平選手は茅野出身で相澤病院所属。五輪では2010年バンクーバー大会の団体追い抜きで銀。「2018年の平昌大会500mでは、日本女子初の金を獲得。主将は勝てないジンクスも破った。1000mでは銀も手にした。500mでは2016年から37連勝の 記録を樹立。現在、500mの日本記録36s47を持つ。2017年には1000mで日本女子初の世界記録1m12s09をマークした。W杯は2021年12月の1000mを制し通算34勝。「神の領域の人」と称す清水の日本最多勝利数に並び、自身も同じ領域に足を踏み入れた。 2022.4/12;この日を最後に引退することを表明し、万感の思い、万全の状態で現役最後となる公式戦の氷に乗った。詰めかけた地元ファンの前で有終の美を飾り、大きな拍手が送られた。

■2022.10/3;スピードスケートの小平奈緒選手は全日本距離別選手権に向けて練習を公開した。
小平奈緒選手はオリンピック4大会連続出場。2018年平昌大会では女子500mで、日本のスピードスケートの女子選手として初めて金メダルを獲得。2022年北京大会では2連覇がかかったが、右足の捻挫の影響で、500mで17位、1000mで10位に終わった。 4月;「10月の全日本距離別選手権大会の500mを競技人生のラストレースにする」と引退表明。10/22;小平奈緒選手は長野エムウェーブで現役最後のレースに臨みます。最後のレースでは「本物の滑りを見せたい」と。小平は「4月から順調に トレーニングを積み上げることが出来ていて例年通りではあるんですけど、最後と決めた舞台に向けて限られた時間をしみじみと感じながら貴重な時間を楽しむようなトレーニングが出来た」。「本当に最後なので、一つのレースに向かう ということは感覚を研ぎ澄まさないと自分が表現したいことというのはのってこない。そこは譲らずにレース本番は感情を遮断してでも、本物のアスリートとしての滑りを多くの子どもたちに見せたい」。
最終レースでは「過去の自分を超えるような滑りが出来たら良いなと思うんですけど、色々な条件が重ならないとタイムは出ないので、自分のベストを尽くせるようなレースをしたい。出たタイムが今の私のすべてだと思う」。8月のショート トラックのタイムトライアルでは自己ベストを更新。「その時にコーチに10年先もいけるなと言われたんですけど、これまでで最高の褒め言葉だった」と思います。10年先の滑りを目指してやってきたので今それが表現できていることがすごく うれしい。私がこれまで歩んできた道のりや経験がその一本のレースに凝縮されると思うので、それを多くの人に見てもらえたら良い」。

■2030年五輪開催の誘致は、札幌市、米国・ソルトレークシティー、カナダ・バンクーバー、スペインのカタルーニャ州・アラゴン州などが関心を示している。IOCは年内に候補地を絞り込み、2023年5月の総会で開催地を決める予定。

■9/7;冬季五輪3大会連続メダリストの白馬村出身・渡部暁斗選手が銅メダルを獲得した2022年の北京冬季五輪時に使用したジャンプ競技のスキー板が「白馬・山とスキーの総合資料館」に寄贈された。
今も白馬を拠点に練習を続ける暁斗選手が、ふるさとへの感謝や、競技に打ち込む後輩の地元の子どもたちに夢を与えた。

■7/14;白馬村白馬中で卒業生で北京五輪ノルディック複合団体銅メダルの渡部善斗さんが講演。
兄の渡部暁斗さんをはじめとした超一流選手の姿を追いながらたどり着いた、「成功する人の考え方」を2つのポイントで中学生に伝えた。実技では自分の体のくせを理解し、それを修正するエクササイズを紹介。生徒の質問にも答え、 「白馬のどこが好きか」という問いに「こんなにいろんな人が集まっていろんなことをしている場所はほかにない。いろんな経験をし、アドバンテージにできる」と。

■7/4;白馬出身でスキーノルディック複合の渡部暁斗選手が上田で講演を行った。
スキーノルディック複合でオリンピック3大会連続メダリストの渡部暁斗選手。7/4;上田東高校創立130周年記念の講演会に登壇。渡部選手の高校時代の恩師が上田東高にいることが縁で実現。夢の実現のために人生の分岐点でどのような 選択をしてきたのか高校時代の経験などをもとに話した。渡部選手は「努力の先には、自分が求めていた形とは違うかもしれないが何かしらの形が残る。失敗してもいいからやりたいことに全力を注いでほしい」とエールを送りました。 「本当にたどり着きたいところにたどり着くためには自分で自主性をもって何か得にいったりした方がいい。本当に自分の達成したい目標だったり、たどり着きたい場所っていうところにはいきつけるんじゃないかなと思います」と。 質疑応答では、試合前の心構えについて、「緊張すると顔がこわばるので、緊張をほぐすためにも試合前は鏡の前で笑顔をつくってください」と答えていた。 講演後には生徒と記念撮影したり、北京オリンピックメダルに触ったりした。世界の最前線で戦う渡部選手とのふれあいに生徒たちは目を輝かせていた。

■ノルディック複合がIOC理事会で、2026年の冬季五輪でも実施されることが決まった。
6/25;金メダリスト・長野市荻原健司市長は「IOC理事会で存続が決定し安堵している。オリンピックを目指し、厳しいトレーニングを積み重ねている選手の皆さんにとって、存続の決定は何よりの朗報。なお、今回女子の未実施が課題との報道もあったが、 オリンピック種目として今後も未来志向の競技となるよう併せて期待したい」。荻原市長は選手時代、アルベールビル大会、リレハンメル大会の複合団体で金メダルを獲得、W杯でも個人総合優勝を果たすなど「キングオブスキー」と呼ばれた。

■6/21;東京五輪・パラリンピック組織委員会は、開催経費を報告。
総額は1兆4238億円。主な収入はIOC負担金868億円、TOPスポンサー569億円、国内スポンサー3761億円、コロナ禍による大会の1年延期にともなう保険金が500億円。支出は仮設等の会場関係が1955億円、競技・会場運営をはじめオペレーション、 輸送、セキュリティーなどの大会関連が4449億円。経費負担の割合は、組織委員会が6404億円、国が1869億円、東京都が5965億円。

■7/1;北京オリンピックのスキーノルディック複合団体で銅メダルを獲得した永井秀昭選手が現役を引退表明。
永井選手は「指導者たちとの出会いがなければメダルを獲得できるまでに成長できませんでした。自分が出せる力は出し切りました。選手生活に悔いはありません」と、2023年2月に出身地の岩手八幡平で開かれる冬の国体への出場を目指す とともに大会が終わった後引退する。オリンピックには3大会連続で出場し、2022年2月北京オリンピックでは、スキーノルディック複合団体で日本勢28年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。今後は「後進の育成などで引き続き、競技に かかわっていきたい」と。

■6/24;IOCは、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の実施種目を協議した。
除外の懸念が報じられていた日本のメダル有望種目、ノルディックスキー複合男子は存続を決めた。IFが要望していたノルディックスキー複合の女子採用は見送った。女子は世界選手権での実施が1度、10ヶ国・地域の参加にとどまったことが ネック。新種目にはノルディックスキー・ジャンプの女子個人LHやFSスキーの男女デュアルモーグル、スケルトン混合団体、リュージュ女子2人乗りが採用された。

■6/23;北京冬季五輪のノルディックスキー複合男子で銅メダル2つを獲得し、五輪3大会連続メダリストとなった渡部暁斗は都内で開かれたJOC「シンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート」認定式に参加。環境問題と育児参加を 今後の課題に挙げた。シンボルアスリートは誰もが憧れるアスリートの象徴としてJOCが渡部ら13人を認定。スポーツの価値を社会に伝える役割を担う。社会への関わりについて質問された渡部が真っ先に提起したのが、地球温暖化が進む 環境問題だった。「ヨーロッパへ行って氷河に上がってトレーニングをするけど、氷河が消えていく様や、冬の降雪量が減っているのを肌で感じることが多い。競技自体ができなくなる未来をひしひしと肌で感じる」と危機意識を強調。 「環境問題に真剣に取り組まないといけないと一番身をもって感じる。社会問題としての改善策に少しでも力になれるよう、取り組んでいけたら」と使命感に燃えていた。また、5/末に第2子の男児誕生し、「父親になった身として 父親とアスリートの両立ができるところへ挑戦し、その中でどれだけ競技力を向上できて結果を残し続けられるか新しいチャレンジだと思う。なかなか育児への参加は難しい部分があるけど、可能な限りそこへの取り組みを含めて 新しいアスリート像への挑戦をしていきたい」と。

■6/21;2021年度に優れた成績を挙げ、県民に希望と夢を与えた県内のスポーツ関係者を表彰する「第30回abnスポーツ大賞」の贈呈式が長野であった。
ノルディックスキー複合の渡部暁斗選手が大賞を受賞。渡部選手は2月の北京冬季五輪のノルディック複合男子の個人LHと団体で2つの銅メダルを獲得。贈呈式で「おもしろいレースを見ていただけて、メダル以上に価値のある 五輪になった」と。5月には第2子が誕生。「子育てをしながらトップで活躍した選手はなかなかいない。父親アスリートのロールモデルとなることを新しい挑戦としていきたい」と。

■6/17;ノルディックスキー複合で五輪3大会連続メダルの渡部暁斗はtwitterで、複合の五輪除外の可能性を報じたことについて、「公式発表ではないようですが、もし本当に検討されているなら残念」と。ノルディック複合は、1924年の 第1回シャモニー五輪から実施されている伝統競技。五輪競技で唯一女子が行われていないことから、IOCが男女平等の解決策として男子除外を検討しているとされた。FISは男女平等の実現のため、女子複合をW杯、世界選手権で実施。 五輪種目追加へ機運を高めてきた経緯がある。渡部は「競技の面白さで決めて欲しいと思います。複合女子は数年前から大会規模を少しずつ拡大して、レベルも上がってきています。オリンピック競技として採用してもらえれば ジェンダー問題はクリアになるはず」と。
IOCは、直近の五輪3大会のスキー複合で4カ国がメダルを独占し、観客数は最低だったと指摘。非常に懸念される状況と。世界的な普及度や人気を問題視した。
2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のメダル競技の最終決定をする6/下のIOC理事会で、複合女子を採用するかどうかを決定する予定。米国の複合関係者の話として、男女共同参画を進めるIOCが、山岳スキーを追加種目として 採用した一方で、アスリート数を増やさないために複合男子を除外する可能性があると報じた。スキージャンプとクロスカントリーの複合競技の勝者は「キング・オブ・スキー」と称され、欧州などでの人気は高い。日本は荻原健司を 擁した1992、1994年五輪で団体金メダルを獲得。近年では渡部暁斗が3大会連続で個人メダルを獲得。

■IOCは最重要課題の一つとして「男女平等の推進」を掲げている。男女混合種目の導入を推し進め、2021夏の東京五輪では女子の比率が48.8%、次のパリ五輪では五輪史上初めて男女の数がほぼ同数になる。その中で男子種目しか実施して いないのが複合(Nordic Combined)。複合はヨーロッパでは人気だが、放映権料やスポンサー収入が見込めない競技で、複合はジャンプとクロスカントリーを同時に行う過酷な競技の特性から、他の競技に比べて女子の参加が進まない。 複合女子は2020〜2021シーズンからW杯を実施、2021.2/27;世界選手権(NH,HS=106m,クロスカン5km)が行われた。NORメダル独占,JPN,USA,ITA,AUT,GER,SLO,FRA,CZE,RSFの10ヶ国・地域で参加国・選手数も少ない。JPNは中村安寿、宮崎彩音、 畔上沙那、葛西優奈選手が参加した。中村安寿さんは「採用されずショック。決まるまで頑張っていきたい」と。兄の中村直幹選手は2022年北京五輪スキージャンプで個人NH38位,個人LH29位,団体LH5位。

■6/2;10月の大会で現役引退を表明したスピードスケートの小平奈緒選手が松本市長を表敬訪問。
小平選手はコーチとともに松本市臥雲市長を訪れ、北京オリンピックを振り返りました。大会前に右足首を捻挫した影響で本来の滑りができなかった小平選手。500mは17位、1000mは10位に終わった。小平奈緒選手は「本当に多くの市民の 皆様からご声援を受けて、なかなか厳しい状況ではあったんですけれども、最後まで自分の滑りを全うすることができました」。一方、小平選手は10月に長野で開かれる「全日本距離別選手権」の500mを最後に引退を表明。「最後のレースを 人生最高のレースにしたいという思いが強くなっている。大会に向けて、気持ちも体も充実してトレーニングに取り組めている」と。臥雲市長は「まだレースは残っていますが、私を含め、多くの市民がこれまで本当にご苦労さまでした という気持ちと、ありがとうございましたという気持ちを持っています。ラストレースを楽しみにしています」と激励。信州でのラストレースに向け、トレーニングは順調に進んでいるという。臥雲市長は、11月に3年ぶりに開催予定の 「松本マラソン」でスターターを務めてほしいと依頼し、小平選手は協力する考えを伝えた。

■5/14;北京冬季五輪に出場した白馬村ゆかりの選手による報告会が白馬村「ウイング21」で開かれた。
ノルディック複合で銅メダルを獲得した渡部暁斗選手・善斗選手兄弟をはじめ選手7人が地元に凱旋し、集まった住民約600人の声援に包まれた。報告会には男子LHと団体で銅に輝いた暁斗選手と団体銅の善斗選手、FS男子モーグルの松田颯選手、 FS女子ビッグエア・スロープスタイルの近藤心音選手の地元出身選手4人が参加。白馬を拠点に練習し、複合団体で渡部兄弟と共にメダルを獲得した永井秀昭選手や山本涼太選手、個人NHの谷地宙選手も駆け付け、会場を沸かせた。

■5/14;13:00-15:00;「白馬ウイング21」で「凱旋!北京オリンピック出場選手報告会」
選手の皆さんによる凱旋報告会。ノルディック複合の渡部暁斗選手、渡部善斗選手、FSスキーモーグル松田颯選手、FSビッグエア・スロープスタイル近藤心音選手。 ノルディック複合の永井秀昭選手、山本涼太選手、谷地宙選手ら。13:00;自衛隊音楽演奏、13:30;選手入場・表彰、14:00;トークショーなど。雨で白馬ジャンプ競技場から白馬ウイング21に会場変更。
(問)白馬村生涯学習スポーツ課 TEL 0261-85-0726

■5/12;北京オリンピック・パラリンピックに出場した県内選手に県が「スポーツ栄誉賞」などを贈りました。
長野で開かれた表彰式には北京オリンピック・パラリンピックで活躍した県勢25人のうち16人が参加。メダルを獲得したスキーノルディック複合の銅メダルを獲得した渡部暁斗選手と弟の善斗選手、山本涼太選手、スケート女子パシュートの 高木菜那選手には「特別栄誉賞」が贈られた。渡部暁斗選手は「今回の五輪はいろんなスポーツの側面が見られて皆さんと共有できた。次の五輪はあちらから向かってくるものだと思って、ドンと構えていきたい」。今後については「2年後、 3年後にやめるかもしれないが、できるだけ最前線でやっていきたい」と現役続行を明言した。そのほかの選手には「栄誉賞」が贈られた。このうち女子ジャンプの岩渕香里選手は北京を集大成とし、4/1;引退を表明。岩渕香里選手は「最高の 仲間に出会えて、支えてくれる人に出会えて、いろんな経験もできた。最高の競技人生でした」と。今後、ジュニアの育成などに携わりたいと。小林千佳選手は「オリンピックに出場したからこそ気付けたことがたくさんあり、これからも この大好きな長野の地で競技に打ち込める環境があることに感謝し、がんばっていきたい」。小池岳太選手は「パラリンピック直前にロシアのウクライナ侵攻がはじまって、大会に出られる価値何が自分たちにできるかということをいろいろ 考えさせられる深い大会になりました」と。

■5/14;13:00-15:00;「白馬ジャンプ競技場」で「北京オリンピック報告セレモニー」開催
北京オリンピックに出場した白馬村にゆかりのある選手の他、ノルディック複合競技団体で銅メダルを獲得した複合チーム全員も参加。
ジャンプ競技場内でパレード、白馬村民栄誉賞、スポーツ特別功労賞など表彰式、選手によるトークショー、自衛隊演奏会など。
(問)白馬村教育委員会事務局 TEL 0261-85-0726

■4/12;平昌オリンピックのスピードスケート金メダリストで茅野出身の小平奈緒選手が10月の長野の大会を最後に現役を引退する。
現役を退くにあたってラストレースは長野の大会。小平選手は「私、小平奈緒は、2022年10月の全日本距離別選手権大会の500mを競技人生のラストレースにすることを決意しました」と。また、理由については「育ててもらった地元信州で ラストレースをしたいと考えていた、オリンピックで終わりにするのはもったいないと感じていて、現役アスリートとして地域とかかわりを持ちながら冬のシーズンを過ごしたい」と。「2年間オランダにいた時期もありますが、信州生まれ育ち、 全国の皆さんに応援していただいた気持ちもあるが、やっぱり信州に育てていただいたという思いはあるので、今日こうやって割と大きな決断を地元信州で皆さんの前で報告できて幸せです」。「自分自身でも、まだまだ滑り続けることは できるなと思っています。長い人生を考えたときにスケートだけで人生を終わりたくないなという思いがほんとに強くて、このくらいが自分にとってはいいんじゃないかという気持ち。体が自由にコントロールできる状態でもう一度レースが したいということと、育ててもらった地元・信州でラストレースをしたい」。伊那西高から信大に進み現在は相澤病院に所属。日本女子の短距離のエースで、女子500mの日本記録保持者。初めて出場した2010年バンクーバー五輪で、女子団体 パシュートで銀メダルを獲得、2018年平昌五輪では500mでオリンピック記録を更新し、女子としては初めての金メダル、女子1000mでは銀メダルを獲得した。W杯では、2021年12月に通算34勝目、清水宏保さんが持つ日本選手の最多勝利数に並んだ。 4度目の舞台となった2022年2月の北京五輪では足首のねん挫の影響もあり、女子500mで17位、女子1000mで10位に終わった。小平選手は10月までトレーニングをしながら地域のイベントや講演などで協力していきたいと。「最後に自分のスケートを 表現したい場所が地元信州だった。シーズン開幕戦ということで次の世代にバトンタッチするにもいい機会時期と感じた」。今後は「氷のあるうちにジュニア世代の子どもたちと現役直後ということもありますので、一緒に滑る機会があればいいな」と。 小平選手は、2019年台風19号の被災地・長野市長沼地区でボランティア活動を行い、リンゴ農家と交流も続けています。「微力ですが、皆さんのもとで何かできないかと思い行動しただけ。応援のやりとりができてすごくいい経験だった」。

■長野県庁付近に行ったら、「北野建設」(KITANO)本社前に以下の看板が立てられていました。

「ノルディック複合の渡部暁斗・善斗、岩渕・丸山選手お疲れさま」(北野建設本社前にて)

■4/10;八方尾根スキー場で開かれた報告会には、地元の住民やスキー客が集まった。
渡部暁斗選手は北京オリンピックで個人LHと団体で銅メダルを獲得。弟の善斗選手も団体で28年振りの銅メダル獲得に貢献。渡部暁斗選手は「金メダルを目指してきたので悔しさも入り交じっている」、「こうやって地元の人と交流することが リフレッシュになるたくさんの人とふれあうことでエネルギーをもらえる」。初のメダルとなった弟の善斗選手は、「やっと1個とれて、ほっとした」と。報告会では、ハードなレース展開を振り返り、地元の高校生からの質問にも答えていた。 渡部兄弟は応援してくれた地元の人たちとの交流を楽しんでいた。

■4/10;白馬八方尾根スキー場の「兎平テラス」で「スプリングフェスティバル2022」開催。
ノルディック複合の渡部暁斗・善斗選手、元FSモーグルの上村愛子さんがゲスト、トークショー・抽選会あり。

■4/5;日本女子選手として初めてオリンピックの1つの大会で2つの金メダルを獲得するなど活躍したスピードスケートの高木菜那選手が現役引退を表明した。
高木選手は北海道出身。廃部となった下諏訪の日本電産サンキョーのスケート部に所属し、中長距離を専門にレースに臨んできた。オリンピックには、2014年ソチ大会から3回連続で出場、4年前のピョンチャン大会では女子マススタートで 金メダル、女子団体パシュートでも妹の美帆選手らとともに金メダルを獲得して日本の女子選手として初めてオリンピックの1つの大会で2つの金メダルを獲得した。連覇を目指した2022.2月北京大会はレース途中で転倒するアクシデントに 見舞われ、女子団体パシュートは銀メダル、女子マススタートは準決勝敗退。高木さんは「つらいことの方が多かったがスケートを諦めず頑張ってきてよかった」と。引退を決意した理由については、「未練がないわけではなく、正直引退するか どうか悩んだ。今シーズンは最初から攻めたレースができてやっと心から自分を褒めることができた。高木美帆の姉ではなく、自分の意志で高木菜那として氷の上に立ち戦うことができたことで引退を決意できた」と。今後については、 「スポーツを深く学びながら、楽しさを伝えていきたい」と。

■3/23;北京オリンピックのノルディックスキー複合団体で、28年ぶりのメダルを獲得した県出身の3選手などが県スポーツ協会からスポーツ振興功績者の表彰を受けた。
3/23;表彰式が長野市で行われた。長野県スポーツ協会は、長年にわたってスポーツの振興に貢献したり、国民体育大会などで優秀な成績を収めた選手や指導者などをたたえ、個人88人と4つの団体を表彰。一週間前、長野に戻ったばかりという 複合団体の3選手も賞状と記念品を受け取った。LHで個人としては3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した白馬出身の渡部暁斗は「信州に戻り、今までの競技人生で一番ほっとしている、W杯の苦しい期間の長さとオリンピックへの プレッシャー、そこへの集中と本当に心身を削ってたたかったような感じがあったので、家のドアをあけた瞬間の安どの気持ちというのはすごく大きいものがあった」。
暁斗と弟の善斗、五輪初出場の木島平出身・山本涼太が臨んだ複合団体では、善斗が大ジャンプを決めて前半で4位につけると、後半のクロスカントリーでは暁斗に続いてアンカーの山本選手が力走。団体では28年ぶりの銅メダルを獲得した。
山本は「先輩がすごくいい形でつないでくれたので、僕がおいしいところを独り占めしたような感じになったのがもったいなかったのと、すごくうれしかったのと、このオリンピック期間は楽しかったイメージが強かった。自分の目標の 金メダル獲得に向けて、五輪の初回の良いスタートが切れた。4年後の五輪に向けて、自分がやりたいところで力が出せるように今後やっていく」。
渡部善は「本当に長野県という土地じゃなければ、僕らもこの競技には出会ってないと思うし、その人たちに競技している姿、活躍しているところを見てもらったというのがうれしい」。
渡部暁は「調整もうまくいって、オリンピックでは自分が思った以上にいい結果を残すことが出来た。たくさんの方から本当に叫んだとか、立ち上がって見たという言葉をいただいた中で、自分たちも頑張ってよかったと思ったし、 普段から応援していただいている県内の方々と一緒にその瞬間を共有できたのはうれしい」
このほかにも、スピードスケートの女子団体パシュート銀メダルの木菜那、菊池純礼、菊池耕太、小林誠也などの選手、合わせて個人88人と4団体が表彰された。
長野県スポーツ協会会長・阿部守一県知事は「ひたむきな努力。競技に正々堂々と向かい合う姿。最後まであきらめない姿を見みさせていただく中で、私自身もいろいろと考えることもありました。本当に感動し、そして元気をもらった」と。

■4/1;オリンピックのスキージャンプに出場した上田菅平出身の岩渕香里選手が現役引退を表明。
小6でスキーアルペンからジャンプに転向してすぐに頭角を現し、中学生でW杯の下部大会のコンチネンタルカップに出場し世界の舞台を経験し始めた。大学生の時には両ひざのじん帯を断裂する大けがをしたが、手術を経て競技に復帰。 オリンピックは、4年前のピョンチャン大会と、2022年の北京大会に出場し、個人NHで12位と18位の成績を残した。4/1;岩渕は所属する北野建設を通じて現役引退を発表。「菅平で生まれ育ち、大好きな長野県で競技活動を全うすることが できました。自分自身で競技活動の終わりを決めることができたことも、選手としてこれ以上ない幸せです。本当にありがとうございました」と。今後も北野建設に所属し業務にあたるという。おつかれさまです。

■2/25;白馬村役場多目的ホール玄関前に懸垂幕が飾られた。
北京冬季五輪で白馬村出身のノルディック複合・渡部暁斗選手が個人・団体、渡部善斗選手が団体で銅メダルを獲得した栄誉を祝い、「祝 北京五輪メダル獲得 夢と感動をありがとう!渡部暁斗選手 渡部善斗選手」の懸垂幕が飾られた。
GW明けに選手を招いて「報告会」を開催予定。白馬村はノルディック複合競技のナショナルトレーニングセンタ(スノーハープ・ジャンプ台)に指定されており、白馬村ゆかりの選手5名だけではなく、今大会に出場したノルディック複合の 選手全員を招待したい考え。

■北京五輪ノルディック複合男子でメダルを獲得した渡部暁斗、渡部善斗選手を輩出した白馬村。
2/16-2/17;「ジャンプ競技をしたい」などの問合せが相次いだという。早くも「五輪効果」とみられ、関係者は競技人口の増加に期待する。白馬村には1998年長野五輪の舞台となった白馬ジャンプ競技場や白馬クロスカントリー競技場 (スノーハープ)がある。白馬村や全日本スキー連盟はこれらを拠点に有望選手を育てる「エリートアカデミー」を計画しており、早ければ2023年度に始める。ジャンプ競技場などには保護者から「子どもがジャンプをしたい」と問合せも。 「スキー離れが進み、地元でもスキーをしない子もいる」と村スキークラブコーチ。村の担当者は「渡部選手のように国際舞台で活躍できる選手が増えれば、もっと村が活気づく」と。村が開いたオンライン応援イベントも好評で、 ノルディック複合と男子モーグルの計5回で延べ430の視聴があった。発案者で、クロスカントリーの国体優勝経験がある村職員は「やって良かった。村でさらにスポーツを応援していけたら」と。
白馬村によると、中3を対象に2022年春にもアカデミー1期生を2人程度募集。大会の実績や実技で選考、村内にある白馬高を受験し、合格することが条件。アカデミー生は空き旅館などを改修した宿舎で共同生活しながら日本代表コーチらの 指導を受ける。長野五輪の会場となったジャンプ台やクロスカントリー施設で練習するほか、海外遠征に不可欠な英語力の習得など勉学にも力を入れる。事業は村と白馬高、全日本スキー連盟が連携して準備しているが、2022年度中にも 運営主体となる一般社団法人を発足させる。運営費は主に企業の協賛金を充てる計画という。1992年アルベールビル、1994年リレハンメル五輪で金メダルを獲得した長野市長の荻原健司さんは、「強豪国は国を挙げてジュニア世代の育成に 取り組んでいるが、日本は校務に追われる部活の顧問に頼っている」と、若い才能を伸ばす事業の重要性を訴える。

■北京冬季五輪でノルディック複合に出場した白馬村出身の渡部暁斗選手の個人LH団体の銅、渡部善斗選手の団体銅メダル獲得を受けて、地元では喜びと祝いの言葉が交わされている。
競技シーズン終了後の凱旋に向けて、祝福の機運が高まっている。

■2/18;八方尾根スキー場名木山Gで「第52回白馬八方尾根火祭り」が開催された。
北京でのメダルセレモニーと同時刻に上がる花火をメダル獲得のお祝いと位置付け、父親の渡部修さんが電話でカウントダウンを行った。 白馬村では、メダル獲得を祝う懸垂幕を掲示予定で近くお披露目となる。

2/4;北京冬季五輪2022が開幕
2/4;開会式が開かれ、白馬出身でノルディック複合の渡部暁斗が旗手を務めた。大会には県関係22人が出場。

2/3;20:45〜;男子モーグル予選に白馬高校出身の松田颯と、日本スキー場開発の原大智が出場。

■2/18;北京オリンピックのFSスキー男子モーグルに出場した杉本幸祐選手が松本市役所を訪れ、臥雲義尚市長に結果を報告した。
松本大出身で「デイリーはやしや」所属の杉本選手は、決勝1回目で2位、決勝の2回目に進んだが右手のストックが折れるアクシデントもあり9位。杉本選手は「少し右手のストックが軽くなったのが分かって、次のこぶのターンで 確認しようとしたら、やっぱないんだなと気が付いて、どうしようかなと思いながら滑った」と。「自分自身もっと力が伸びる可能性を感じた。次のオリンピックではメダル争いに加わりたい。結果は振るわなかったが、スタートに 立った時は自分に期待ができる気持ちでスタート出来たので、楽しい気持ちで終われた。もう4年やるからには、もっと世界一に近づけるように新しい挑戦をしながらやっていきたい」と、4年後のイタリアに向けて意気込みを語った。

■2/4;北京五輪が開幕した。新型コロナ禍で集会型PVが中止となる中、地元に関係のある5人が出場する白馬村では、住民らが自宅などから選手を応援できるようにと、オンラインで元日本代表選手や選手の関係者らを交えたPVを開いた。
2/3;「白馬ウイング21」から「第1回オンラインPV」が配信された。白馬村と、村スキークラブ主催。当初は村民らを招いてPVを行う予定だったが、感染拡大を受けて中止。そこで新しい方法で観戦してもらえたらと、村生涯学習スポーツ課が 競技や選手の関係者らをゲストに迎えたオンラインPVの開催を決めた。PVは各競技の開始15分前からZOOMとYouTubeライブ配信。ゲストは各回で代わり、2/3;白馬高出身で 元モーグル女子日本代表の岩本憧子さん、上野修さん(元モーグル日本代表)、平瀬夏女さん(白馬在住,元元モーグル日本代表)、切久保達也さん(白馬在住,元モーグル日本代表コーチらをゲストに迎え、約80人が自宅などからPVを視聴した。 ゲストが競技のルールや採点基準を解説した。
2/5;男子モーグル予選2回目と決勝を配信予定。岩本憧子さん(元モーグル日本代表)、上野修さん(元モーグル日本代表)、平瀬夏女さん(元モーグル日本代表)、切久保達也さん(元モーグル日本代表コーチ)、平林安里さん(プロMTBレーサー)らを ゲストに、MCは白馬八方温泉「しろうま荘」を営む丸山俊郎さん。

■北京五輪オンラインPV;
2/4;白馬では男子モーグル予選に出場した原大智と松田颯を応援しようと開かれた白馬村ではYouTubeライブと、ZOOMを使ってPVが行われた。まん延防止措置の適用を受け、白馬村はPVオンライン化を決めた。 解説にはトリノ五輪に出場した上野修さん、元日本代表コーチ・切久保達也さん、元モーグル日本代表・岩本憧子さんら、世界で活躍したモーグル関係者が4人も揃うのは「白馬村ならでは」。MCの丸山俊郎さんは 「今までの形とはちょっと違うが、ちゃんとこういった中でもつながれるというのが分かった」。白馬村の「オンラインPV」は、ノルディック複合の渡部暁斗・善斗など、村ゆかりの5人の選手が出場する 全ての競技で行われます。

■北京冬季五輪応援;
白馬村は北京オリンピック応援サイトを立ち上げ、白馬村ゆかりの選手をオンラインで一緒に応援できる場を開設する。新型コロナウイルスの影響で大勢が集まって応援するPVを実施できない代わりに、インターネット上で自宅などから オンラインに集まり、熱気を共有。白馬ウイング21でのメインスタジオとオンライン参加者をつなぎ、YouTubeライブでの生配信と、ZOOMによる参加で、同一の映像を配信。参加者・視聴者は各自でTVで中継を見ながら接続。応援する時間を 共有する。

■2/1;白馬村役場に北京冬季オリンピック出場を祝う懸垂幕が掲げられた。
白馬村ゆかりの選手5名を応援する懸垂幕を役場多目的ホール玄関前に掲示。「祝北京オリンピック出場おめでそう!」FSスロープスタイル・ビッグエアの近藤心音、FSスキーモーグルの松田颯、原大智、ノルディック複合の 渡部暁斗、渡部善斗。
白馬村下川村長は、冬季オリンピックに白馬村の選手が連続して出場することについて大変誇りに思う。渡部暁斗が長野五輪の競技を現地で見たことが、ジャンプ選手を目指すきっかけとなったことから、今回のオリンピックを見て、 子供たちが競技を始めるきっかけになってほしいと競技の普及に期待し、またコロナ禍で世界中が厳しい生活をしいられているので、多くの人々に感動を与えてほしいと述べた。白馬村と白馬村スキークラブはオンラインで応援できる場も 開設、選手たちにエールを送ろう。

■北京五輪出場選手(白馬村・大町市)
1)ノルディック複合の渡部暁斗、善斗は白馬村出身で兄弟で出場する。
それぞれ連続で5回目と3回目の五輪。ベテランらしく、落ち着いた心境で表彰台を見据える。暁斗は1998年長野五輪を地元で観戦したのがきっかけで競技を始めた。白馬高2年の2006年、トリノ五輪に出場。2014年ソチ五輪の個人NHで 銀メダルに輝き、2018年平昌五輪で銀に。同年、W杯個人総合優勝も達成。北京五輪では日本選手団の旗手を任された。「日本を代表する気持ちが過去の大会より強い」と、悲願の金メダルを狙う。兄を追うように同じ道を進んだ善斗は、 2012-2013のW杯第16戦で3位に入り、五輪ではソチで個人NHで15位、平昌は12位。「3大会出場できるのも地元の支援が一番大きい」と感謝し、メダル獲得を目指す。同種目の木島平村出身の山本涼太は五輪初出場。複合の選手だった 父親の影響で競技を始め、飯山高からスキー強豪の早大に進学し、実力を伸ばした。前半飛躍を得意とし、今季のW杯個人第11戦で自己最高タイの3位。個人第12戦も6位。エースの渡部暁斗を上回る活躍を見せ、北京五輪では「金メダル 獲得にチャレンジしたい」と。
2)白馬村出身の近藤心音は、女子スロープスタイルと女子ビッグエアの2種目で初の五輪出場。「楽しい滑りをして決勝に行けたら」。3歳でスキーを始め、小5から本格的にスロープスタイルに取り組んだ。この競技で国内の草分け的 存在の父信さんに教わって技を磨いた。だが白馬高1年でW杯に出始めたばかりの2019年1月、イタリアの大会で左膝靱帯を断裂。復帰までに1年かかった。それでも「自分と向き合う時間が増え、メンタルケアにも力を入れるようになった。 挫折ではなく成長につながった」と。練習時間を増やすため、高2から通信制高校に移った。2021年3月の世界選手権で9位、2022年1月のW杯で5位、競技を始めた頃からの目標だった五輪出場を勝ち取った。得意な種目はスロープスタイル。 父に教わり、女子では他に使う選手がいないという回転技「スイッチブレンダー720」を本番でも出すつもり。モーグル選手だった母と、妹を含め「ずっと家族と支え合ってここまでやってきた。かっこいいところを見せたい」と。
3)男子モーグルには3人が出場。2018年平昌五輪で銅メダルを獲得し、一気に知名度を上げた原大智は、日本スキー場開発(白馬村)のクラブに所属。東京出身。現役の競輪選手として活躍し、五輪では2大会連続のメダルを目指す。 白馬高を卒業している松田颯は京都出身。3歳からスキーを始め、本格的に競技に取り組むため高校を選んだという。2019年と2021年の全日本選手権モーグルでは優勝する実力者。目標は「五輪で日本人男子初の金メダルを取ること」。 初出場を決めた杉本幸祐は「見ている人が熱くなるような滑りをする」と。静岡袋井出身。小2でスキーを始め、本格的に競技ができる環境を求め、中学生の時に家族で大町に引っ越した。大町北高、松本大を卒業後、デイリーはやしやの (松本)アスリート社員として入社。昨季のW杯ではデュアルモーグルで4位入賞。今季はW杯第8戦で3位に入賞、自身初の表彰台に立った。自らの競技スタイルを「ジャンプやターンなど突出した技ではなく、スタートからゴールまでの 総合力が武器」と。

■北京冬季五輪のFSスキー・スロープスタイルとビッグエアで日本代表となった白馬村八方の近藤心音ここねの大会出場に向けて、父親の近藤信さんは、白馬村役場を表敬訪問し、下川正剛村長に心音さんの意気込みを伝えた。 FSスキー・スロープスタイルは距離1000mの斜面に設置されたレールやボックス、エア台などでトリックを決めながら滑り、トリックやエアなどを評価する競技。近藤心音さんは2021W杯スイス大会で決勝7位、2021世界選手権9位。 2021FIS優勝・ビッグエアでも優勝。2022W杯フランス5位。父はトップフリースキーヤーの近藤信さんで、国内外のビッグエア大会やフリースキームービーで活躍、コーチとして白馬の子供たちの指導や選手の育成などを長年手がけてきた。 近藤心音さんは白馬47などでFSの練習。北京大会に向けては「次の2026年にイタリアのミラノ五輪に向けての通過点と思う。強みや良いところを出して、悔いの残らない滑りをしたいし、格好いいところを見せて、この種目の魅力を 伝えていきたい」と。

■北京冬季五輪に白馬村から出場している選手たちの母校である白馬北小と白馬高校は、選手たちに向けた寄せ書きの応援旗を作った。
世界の舞台で活躍する先輩の健闘を祈る。

■白馬村白馬高校では、同校出身の北京五輪日本代表選手を応援しようと、懸垂幕を昇降口に掲げた。
幕には同校を卒業したノルディック複合の渡部暁斗と渡部善斗、FSスキー・モーグルの松田颯の名が記された。スロープスタイルとビッグエアに出場する近藤心音も、1年ー2年生の途中まで同校に在籍しており、 白馬高にいた計4人が出場。同校から関係者4人が出場するのは、2010年バンクーバー以来12年ぶり。

■1/31;大町岳陽高校スキー部後援会は、高校合併前の大町北高出身で北京五輪FSスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐の活躍を願い、応援金5万円を杉本が所属する松本のデイリーはやしやに届けた。
後援会は合併前の大町高・大町北高の卒業生や地域住民、市スキークラブなど約90の個人団体で組織。大町北高出身者として初めての五輪出場選手を応援しようと、会費から寄付金を捻出した。

■1/下;大町市仁科台中出身、FSスキー男子モーグル日本代表・杉本幸祐の北京五輪出場決定を受け、市内で応援の気運が高まっている。
同校では昇降口に五輪出場を祝う横断幕が掲げられ、母校から後輩たちが熱い声援を送っている。

■北京五輪でFSスキー男子モーグルに出場する、大町市仁科台中、大町北高出身の杉本幸祐の活躍を願い、ふるさとから声援が上がっている。


■今大会の日本代表では、スノーボード男子の平野歩夢選手・海祝選手。スキージャンプ男子の小林潤志郎選手・陵侑選手など、多くの兄弟選手が出場しています。 JOC twitter動画では、同じく兄弟で五輪出場を果たし、2/17;ノルディック複合団体で 銅メダルを獲得した渡部暁斗・善斗選手の兄弟が登場。「なぜ冬季五輪には兄弟が多いのか?」という謎について持論を展開。
渡部善は「雪国はやることがないからですよ」(笑)。
渡部暁は「道具が使い回せるから、兄弟が増えると思うんですよね。お兄ちゃんがやってるから弟も同じ種目をやる、っていう場合も、初めから道具を使い回せるというのが理由としてあると思います」と。 納得の回答に弟の善斗は「しっかりとした見解だな」と。暁斗は「はい、専門家としての意見を述べさせていただきました」と笑顔。



★★★北京冬季五輪2022競技予定・出場選手★★★
■2/4;開幕の「第24回オリンピック冬季競技大会 北京五輪」代表計55名(男29,女子26)
1)ノルディック複合;(5)
白馬村出身の渡部暁斗(5)は2014年ソチ大会個人NHで銀、2018年ピョンチャン大会個人NHで銀。白馬村出身の渡部善斗(3)は2014年ソチ大会団体5位、2018年ピョンチャン大会団体4位、木島平村出身の山本涼太(初)、谷地宙(初)、 永井秀昭(3)は2014年ソチ大会団体5位、2018年ピョンチャン大会団体4位。
2)ジャンプ;(9;男5,女4)
小林陵侑(2)は2018平昌個人NH7位、佐藤幸椰(初)、小林潤志郎(2)、伊東大貴(5)は2014ソチ団体銅メダル
梨沙羅(3)は2014ソチ個人NH4位、2018平昌個人NH銅メダル、伊藤有希(3)、勢藤優花(2)、上田出身の岩渕香里(2)
4)フリースタイル;(12;男6,女6)
モーグル男子は堀島行真(2)は2018年ピョンチャン大会11位、前回平昌大会銅の原大智が2大会連続。杉本幸祐(初)、松田颯(初)。女子は川村あんり(初)、冨高日向子(初)、住吉輝紗良(初)。星野純子(2)。
FSスキークロスは須貝龍(初)、古野慧(初)。FS・HPは鈴木沙織(2)。FSスロープスタイル・ビッグエアは白馬村出身の近藤心音(初)
5)スノーボード;(20;男9,女11)
男子HPの平野歩夢(4)は2014年ソチ大会銀、2018年ピョンチャン大会銀。2020東京大会でスケートボード出場。戸塚優斗(2)、平野流佳・平野海祝・冨田るき・小野光希は初、冨田せな(2)、今井胡桃(2)
スノーボードクロスは高原宜希(初)、中村優花(初)、スノーボード・アルペンは白馬村生まれの三木つばき(初)、竹内智香(6)は2014ソチ女子パラレルGS銀、2018平昌女子パラレルGS5位
スノーボードスロープスタイル/ビッグエアは飛田流輝・濱田海人・大塚健は初。國武大晃(2)、鬼塚雅(2)、岩渕麗楽(2)、村瀬心椛(初)、芳家里菜(初)
7)クロスカントリー;(7;男3,女4)
山ノ内町出身の馬場直人(初)、宮沢大志(2)、山下陽暉(初)、石田正子(5)、土屋正恵(初)、児玉美希(初)、小林千佳(初)
8)アルペン;(2;男1,女1)
小山陽平(初)、安藤麻(2)

■2022北京オリンピック日本代表長野県関係選手
1)スピードスケート(4);一戸誠太郎(信大卒)、小島良太(信大卒,長野出身)、小平奈緒(信大卒,茅野出身)、高木菜那(日本電産)
2)ショートトラック(5);菊池耕太(南牧)、小池克典(茅野出身)、菊池悠希(南相木出身)、菊池純礼(南相木出身)、神長汐音(南牧出身)
3)ノルディック複合(3);渡部暁斗・渡部善斗(北野建設,白馬中,白馬高,早大,白馬出身)、山本涼太(木島平出身)
4)XCスキー(2);馬場直人(山ノ内出身)、小林千佳(飯山出身)
5)FSスキー(5);杉本幸祐(デイリーはやしや,仁科台中,大町北高,松本大卒)、原大智(日本スキー場開発)、松田颯(白馬高卒)、近藤心音(オリエンタルバイオ,白馬中,白馬高,NHK学園)
6)スノーボード(2);鬼塚雅(星野リゾート)、今井胡桃(松本大卒,上田出身)
7)リュージュ(1);小林誠也(信州スポーツ医療福祉専門学校,飯綱出身)

■2大会連続銀メダルの渡部暁斗など「北野建設スキー部」の選手たちの意気込みは?
前回の平昌大会で過去最多13個のメダルを獲得した日本。白馬出身のノルディック複合の渡部暁斗は、NHで銀メダルを獲得。北京では3大会連続のメダルに期待が膨らみます。渡部暁斗は「常にチャレンジャーの気持ち。 初めて出るオリンピックだっていう感覚でいるのは何回出ても同じ」と。「毎日、ああでもない、こうでもないってやりながら、そういう作業自体がすごく面白い。結果が出せる最低レベルには冬までに持っていきたい」。4度目の オリンピックでは「金メダルを取ることしか考えていない。最大3つ取れるので、金メダルを一つでも多く取れるように、一人でも多くの人の心が揺さぶられるようなレースが日本中に届いてほしい」。平昌ではNHで12位に入った 弟・善斗。3大会連続出場を目指し、課題に向き合っています。渡部善斗は「前2大会よりは落ち着いて過ごしている感じは、自分ではしている。北京大会に出たいですし、出るつもりでいますし、準備だけはしっかりして いこうとは思っています」と。2人は間もなく海外遠征に出発。11月からのW杯で成績を残し、オリンピック出場を目指します。

■白馬村では村出身のノルディック複合の渡部暁斗、渡部善斗、FSスロープスタイル・ビッグエアの近藤心音、村関係のFSスキーモーグルの松田颯、原大智が北京2022冬季五輪(2/4-2/20)に出場。 白馬村では自宅でPV。インターネットで放映予定。なお、競技映像はZoom/YouTube Liveで配信できません。競技時間は変更あり。
2/3;20:45〜;男子モーグル予選、2/5;19:00〜;男子モーグル予選・決勝、2/7;10:30〜;女子ビッグエア予選、2/8;11:00〜;女子ビッグエア決勝、
2/9;16:00〜;ノルディック複合個人NHジャンプ、20:00;ノルディック複合個人距離(10km)、2/13;11:00〜;女子スロープスタイル予選、2/14;10:30〜;女子スロープスタイル決勝、
2/15;16:00〜;ノルディック複合個人LHジャンプ、20:00;ノルディック複合個人距離(10km)、2/17;16:00〜;ノルディック複合団体LHジャンプ、20:00;ノルディック複合団体距離(4×5km)

■ノルディック複合競技日程
2/09;15:00;NH/10km, JP Trial Round、16:00;NH/10km,SJP Comp Round、19:00;NH/10km,Cross-Country、Comp Round
2/15;15:00;LH/10km,SJP Trial Round、16:00;LH/10km,SJP Comp Round、19:00;LH/10km,Cross-Country
2/17;15:00;Team LH/4x5km,SJP Trial Round、16:00;Team LH/4x5km,SJP Comp Round,19:00;Team LH/4x5km, Cross-Country
※COVID-19の状況で日程変更あり。

2/9;17:00〜;ノルディック複合個人NH。白馬村オンラインPV配信あり(出演予定;成瀬野生さん(白馬出身、元XCスキー選手)ら)
■2/4;北京冬季五輪の開会式が行われた。県勢は8種目に22人が出場予定。
1)FSスキー、スノーボード、リュージュ;モーグルは2/5決勝、スノーボードには2人の選手が出場。
2)リュージュ;1人乗り小林は2/5〜競技が始まります。
3)スピードスケート;4人出場。茅野出身の小平奈緒は女子500mで連覇を目指す。注目の女子500mは2/13、前回銀メダルを獲得した女子1000mは2/17。
2/5〜;ショートトラックには5人が出場。2/5;北京大会からの新種目の混合リレーが行われます。
4)スキー競技;ノルディック複合は悲願の金メダルを目指す渡部暁斗ら3人が出場。個人NHは2/9、LHは2/15、団体は2/17。成長著しい山本涼太に注目。

■1/21;ノルディックスキー複合で北京五輪日本代表に決まった渡部暁斗らは2週間後に迫った本番への抱負を語った。 2014年ソチ、2018年平昌の2大会連続で銀メダルを獲得した渡部暁は「金メダルを取りたいという気持ちは強く持ってきた。全力を尽くしたい」と。開会式で日本選手団の旗手を務める渡部暁。「今まで以上に日本を代表して出るという 気持ちを強く持ちたいと思っていたタイミングで大役を任せてもらえた」。初代表の山本涼太は「常に五輪で活躍することを目標にしてきた。目標に向かっていけるんだと実感している」と。

■1/19;全日本スキー連盟は北京冬季五輪代表選手を発表。(長野県関連)
ノルディック複合男子の渡部暁斗、渡部善斗、山本涼太。ノルディック距離男子の馬場直人、女子の小林千佳、FSモーグル男子の杉本幸祐、原大智、FSスロープスタイル、ビッグエア女子の近藤心音、スノーボード女子HPの今井胡桃、 スノーボードスロープスタイル、ビッグエア女子の鬼塚雅。

■1/16;ノルディックスキー複合で北京五輪日本代表の選考対象となるW杯が終了し、渡部暁斗、渡部善斗、山本涼太、永井秀昭、谷地宙の代表入りが確実。 全日本スキー連盟の選考基準で、昨季と今季のW杯や世界選手権で「8位以内の成績を 1回以上」などの条件をクリアした選手のうち、今季のW杯総合順位上位5人を選んだ。

■2/4;北京冬季五輪が開幕し、松本の小中学校の給食で「北京オリンピック・パラリンピック献立」の提供が始まった。
児童・生徒たちは五輪・パラリンピックに思いをはせつつ、アイデアを凝らしたメニューを味わっている。開催地の中国にちなんだ中華料理の白菜スープと揚げギョーザがあり、五輪の色をニンジンの赤などで再現した五色のサラダも並んだ。 当番の児童が食事前に北京五輪にちなんだ献立であることを紹介。児童たちは料理をじっくりと味わった。給食センタは「献立を通して五輪・パラリンピックやさまざまな国の文化に興味を持ってもらえたら」と。



★★★北京冬季パラリンピック2022・出場選手★★★
■3/4;開幕の「北京パラリンピック冬季競技大会」代表計25名
長野県出身は3人。アルペンスキー(3)。岡谷出身で5大会連続出場の小池岳太、松本出身で5大会連続出場の三澤拓、飯田出身で2大会ぶり4回目の出場の田中佳子。 3/4;北京パラリンピックは開幕、3/13までの10日間開催。




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