■2023.3/上;白馬村出身でノルディックスキー複合男子の渡部暁斗選手が残りのW杯を欠場し、競技を早めに終える。
「残りのW杯を欠場し、今シーズンの終了を決めた。海外遠征に行くと日本に帰ることは簡単ではなく、妻や子どもたちに迷惑をかけています。2人目が生まれた今シーズンは特にその難しさを感じることが多く、これ以上長く家を空ける
べきではないと思いこの決断に至りました」と。オリンピックで3大会連続メダルを獲得しているノルディック複合の第一人者ですが、2023年の世界選手権では個人NHで15位、LHで18位と不振に苦しんでいた。渡部選手は「競技と子育ての
両立と意気込んだ1年でしたが、ふたを開けてみればどちらとも中途半端にしか向き合えず、自分のふがいなさを反省しています。競技と家庭のよいバランスの取り方をもう一度よく考え、いっそう強くなって戻ってこられるようにベストを
尽くしたいと思います」と。
☆2023 FIS Nordic World SKI Champion ships☆
■2023.2/22-3/4;SLOプラニツァの「2023ノルディックスキー世界選手権」ジャンプ日本代表選手。
男子は今季W杯2勝の小林陵侑、中村直幹、二階堂蓮、佐藤幸椰、小林潤志郎。女子は高梨沙羅、伊藤有希、丸山希、勢藤優花、宮嶋林湖。
2/22;16:30;NH;HS100;QUA(Women),2/23;17:00;HS100;WSC(Women)
2/24;17:45:NH;HS100;QUA(Men),2/25;12:15;HS100;Team(Wen),2/25;17:00;HS100;WSC(Men)
2/26;17:00;NH;HS100;Team;WSC(A;Mixed Team)
2/28;18:30;LH;HS138;QUA(Women),3/01;17:30;HS138;WSC(Women)
3/02;17:30;LH;HS138;QUA(Men),3/03;17:30;HS138;WSC(Men)
3/04;16:30;LH;HS138;Team;WSC(Men)
■2023.2/24-3/4;SLOプラニツァの「2023ノルディックスキー世界選手権」コンバインド日本代表選手。
男子は山本涼太、渡部善斗、渡部暁斗、谷地宙、山本侑弥。女子は葛西優奈、葛西春香、中村安寿、畔上沙那
2/24;11:30/14:15;NH;HS100,5Km;WSC(Women)
2/25;10:00/15:30;NH;HS100,10Km;WSC(Men)
2/26;10:30/15:00;NH;HS100,4x5Km(5km-2.5km-2.5km-5km);Team;WSC(A;Mixed Team)
3/01;11:00/15:10;LH;HS138,4x5Km,Team;WSC(Men)
3/04;10:30/15:00;LH;HS138,10Km,WSC(Men)
■3/4;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ男子団体(HS=138M,K=125M)で中村直幹、小林潤志郎、二階堂蓮、小林陵侑の順に飛んだ日本は1011Pで7位。SLO(1178.9P)で初優勝。
1位;SLO(1178.9P),2位;NOR(1166.0P),3位;AUT(1139.4P),4位;POL(1129.1P),5位;GER(1127.7P),6位;SUI(1012.2P),7位;JPN(1011.0P),8位;USA(975.4P)
日本は中村直幹;124.0m,122.5m、小林潤志郎;123.0m,117.0m、二階堂蓮;118.0m,124.0m、小林陵侑;133.0m,136.0m
日本は上位8チームによる2回目に進むのがやっと。個人LH銀メダルの小林陵は2回目にアンカーの中で最高得点を出し両拳を握った。しかし、中村、小林潤、二階堂は2回ともK点を越えられず、2017年以来、3大会ぶりの7位。3位とは100Pを
超える大差をつけられ、上位との選手層の差は歴然。小林陵は「現状はこんなもの。上位チームの誰かが失格になるとかしない限り、表彰台は見えない」「団体で表彰台に乗りたい。僕はいいジャンプを続けて、みんなを鼓舞し続けるしかない。
みんなの感じ方次第」と日本チームの成長を望んだ。
小林陵侑は「2本目はすごくいいジャンプができたのでよかった。7位はしょうがない。上位との違いは層の薄さ。個人LHで目標にしていたメダルを取れて、いい経験になった。
中村直幹は「1番手で勢いをつけなくちゃいけないところで、いい条件なのに失敗してしまった。上位との差はでかい。ただただ悔しい」
小林潤志郎は「タイミングが遅れて、内容はあまり良くなかった。悔しい世界選手権になった。いろいろ変えていかなきゃいけないのかなと思う」
二階堂蓮は「流れは良かったが、飛び出した後にちょっとバランスを崩して、飛距離につなげることができなかった。チームに申し訳ないという気持ちがすごくある」
■3/4;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、複合男子個人LHの日本勢は山本涼太が10位。山本涼は前半飛躍(HS=138M,K=125M)で140mで2位につけたが、トップと36s差でスタートした後半距離(10km)で順位を落として10位。
渡部暁斗は飛躍126mで17位,距離で18位、渡部善斗は飛躍127mで16位,距離23位、谷地宙は飛躍123mで24位,距離25位。NORヤールマグヌス・リーベルがジャンプ147mで優勝し、今大会4つ目の金メダルを獲得。個人LH、個人NH、男子団体、
混合団体の4冠を達成した。
渡部暁斗は「きつかった。可能性を感じるような結果ではなかった。惨敗という感じ。一つの時代の終わりみたいなものは感じるところがある」
渡部善斗は「厳しい戦い。精いっぱいやってこの位置。ひと夏、1シーズンかけて何かを変えなきゃいけないぐらいの差になってきている」
山本涼太は「そんなに甘くない。結果としてトップ10に入ったことは良かったと思うが、走りはあまり変わっていない。付いていけない」
谷地宙は「今の実力。大会を通じて上位とかなり大きい差を感じた。悔しさはもちろんあるが、自分の力は発揮できたところもあった」
■3/3;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ男子個人LH(HS=138M,K=125M)で小林陵侑は銀メダルを獲得した。世界選手権の個人種目でジャンプ男子日本勢の表彰台は、2003年大会で銅2つを獲得した葛西紀明以来、 20年ぶり。小林陵は個人で自身初の表彰台。小林陵は1回目に135mで首位に立った。2回目は129.5mで2位。中村直幹は123.5m,124mで29位。二階堂蓮は121mで32位、小林潤志郎は119mで34位で2回目に進めず。SLOティミ・ザイツが137.5m(2位), 137m(1位)で逆転して初優勝。小林陵侑は「今日は2本ともビッグジャンプできたのですごいうれしい。条件は全く気にしてなかったので、その中で自分ができるジャンプができたのですごく良かった」と。4度目の世界選手権で個人種目で初メダル。 過去3大会では2019年インスブルック大会LH4位が最高だった。今大会(2/25)の個人NHでは2回目にスーツ規定違反による失格で30位だった。今大会の日本勢のメダルは複合女子個人NH銅の葛西春香に続き2つ目。3/4;最終種目の男子団体に向けて 「いいジャンプがまたできるように準備します」と。
■3/2;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ男子個人LH(HS=128M,K=125M)予選で、小林陵侑は131mで5位、3/3;本戦に進んだ。 二階堂蓮は125mで34位、中村直幹は124.5mで36位、小林潤志郎は119mで43位、予選通過。
■3/1;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、複合男子団体で日本は7位。前半飛躍(HS=138M,K=125M)は渡部善斗、山本侑弥、谷地宙、山本涼太の順に飛んで5位。後半距離(4×5km)では谷地、渡部善、山本侑、
山本涼の順につなぎ、順位を下げた。前半首位のNORが478.0Pで優勝。2位;GER(455.3P),3位;AUT(458.1P),4位;FRA(438.1P),5位;FIN(396.9P),6位;ITA(349.6),7位;JPN(403.0P),8位;USA(336.9P)
飛躍は渡部善斗123.5m、山本侑弥107.5m、谷地宙112m、山本涼太128m。
渡部善斗は「完敗。何もできなかった。何かを変えていかなきゃいけない時期が来ている。今いるメンバーで精いっぱいやって、ここというのを受け止めないといけない」
山本侑弥は「もうちょっと出せたかなという感じで心残りがある。自分がまだ戦える状況になっていない。申し訳ないと感じるし悔しさがある」
谷地宙「世界のトップと大きな差があると感じている。改善していかないと表彰台争いに絡めない。僕たち若い世代が強くなって、引っ張っていかなきゃいけない」
山本涼太は「落ちるところまで落ちた。エースの渡部暁が不在というのが大きかったと思う。ここから何を変えるかが重要。日本チーム全体として何かをつかまなければならない」
■3/1;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ女子個人LH(HS=138M,K=125M)で丸山希は129m,125.5mで4位、伊藤有希は116m,122.5mで11位、勢藤優花は117.5m,116mで25位、宮嶋林湖は115m,111.5mで27位。
優勝はCANアレクサンドリア・ルティトは134.5m,130.9mで、ジャンプのカナダ勢で男女通じて初の世界一に輝いた。
丸山希は2回目を飛び終えて暫定トップ。目標の表彰台に迫ったが惜しくも届かず、「素直に悔しいの一言」。3位とは3.0P差、飛距離で約1.7mの僅差。世界選手権の個人では自己最高の4位。「一番真ん中に届きそうな光は見えている。
2年後に100点を出せるように頑張りたい」
伊藤有希は「気持ちいいジャンプにはならなかった。満足はしていないが納得はしている。もう少し力を抜いて、気持ちと体がリンクしてくればよかった」
勢藤優花は「準備不足。結果は良くなかったが収穫はあった。ビッグゲームになると迷いと不安が出てきて、W杯よりも良くない成績になる」
宮嶋林湖は「優勝したルティトは同い年なのですごく悔しい。もっと強くならないといけないと思った。次につなげて勝てるように頑張りたい」
■3/1;ノルディックスキー世界選手権がSLOプラニツァで行われる複合男子団体で、渡部暁斗はメンバーから外れた。2/26;混合団体の前半飛躍で着地の際に転倒、首や膝などを痛めた。3/4;個人LHは回復状況を見て出場を判断する。
■2/28;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ女子個人L(HS=138M,K=125M)予選で伊藤有希は122.5mで8位、3/1;本戦に進んだ。
丸山希は128mで9位、勢藤優花は115mで19位、宮嶋林湖は112mで26位と予選通過。高梨沙羅は欠場。
丸山希は「着地が決まっていない。内容としてはいい形のジャンプができている。やるべきことに集中していきたい」
宮嶋林湖は「とりあえず予選を通れたのでよかった。個人戦で結果を出したい思いがあるので頑張りたい」
■2/26;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、大会初の複合混合団体NHで日本は5位。日本は前半飛躍(HS=102M,K=95M)で葛西優奈、渡部暁斗、山本涼太、葛西春香の順に飛んで2位。後半距離(15km)は山本涼、葛西優、葛西春、渡部暁の順で臨んだが順位を落とした。
山本涼太;飛躍99.0m,葛西優奈;飛躍94.0m,葛西春香;飛躍89.0m,渡部暁斗;飛躍92.0m
1位;NOR(461.8P),2位;GER(436.6P),+47.8s,3位;AUT(431.9P),+1:00.0s,4位;ITA(412.6P),+1:53.5s,5位;JPN(456.5P),+2:02.5s,
6位;FIN(377.0P),+3:32.1s,7位;USA(343.7P),+4:20.9s,8位;SLO(359.9P),+7:10.3s
渡部暁斗は「最後は今シーズンの走力差がそのまま出た。僕がふがいなかった。メダルはちょっと遠いかなという感じ」
葛西優奈は「後半距離は悔しい結果になった。内容的には濃かった。大先輩と春香と一緒に戦えてすごくいい経験になった」
葛西春香は「前は見えていたけど追い付けず、最後は少しバテてしまった。悔しいけど、これが今の日本チームの現状。これからにつながるいい試合だったと思う」
■2/26;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ混合NHで日本は5位。丸山希,中村直幹,伊藤有希,小林陵侑で臨んだ。
高梨沙羅は練習中の転倒ですねを痛め、女子団体に続き混合団体も欠場。スキージャンプ混合団体は男2,女2の各国1チーム計4人が2回のジャンプを飛び、合計ポイントを争う。女子-男子-女子-男子の順で競技を行う。各国の4人が飛び終えた
1回目の後、上位8チームが2回目に進出。
1位;GER(1017.2P),2位;NOR(1004.5P),3位;SLO(1000.4P),4位;AUT(987.5P),5位;JPN(944.9P),6位;FIN(885.5P),7位;SUI(879.2P),8位;POL(846.0P)
丸山希;98.5m,99.0m,中村直幹;91.5m,89.5m,伊藤有希;92.5m,93.0m,小林陵侑;94.0m,95.0m。
丸山希は「2本ともここに来て一番いいジャンプが出せた。メダルが欲しくてここに来たので悔しいが、自分のジャンプ自体はちょっとずつ良くなってきた」
中村直幹は「悔しい。今回はうまくいかなかった。上位チームは誰一人として大きなミスをせず、小さなミスも少ない」
伊藤有希は「気持ちいいジャンプとはならなかった。自分もチームのメンバーもベストを尽くしたと思うので、5位は現状の力と思う」
小林陵侑は「悔しい。内容がいまひとつ。距離も出ていない。5位はいつもの位置という感じだが、本当は表彰台争いに食い込みたい」
■2/25;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ男子個人NH(HS=102M,K=95M)で、北京五輪金メダルの小林陵侑は30位。1回目は97mで15位、2回目はスーツの規定違反で失格。中村直幹は93m,91.5mで25位。
二階堂蓮は91.5mで43位、小林潤志郎は89mで47位で2回目に進めず。POLピョートル・ジワが97.5m,105mで2連覇。
中村直幹は「2本目は長い間待たされてぶれがあった。テクニックに重点を置いて臨みたい」
二階堂蓮は「失敗ジャンプ。飛び出しのタイミングが遅れて、空中もバランスが悪かった。力みが多少あったと思う。切り替えてラージヒルに備えたい」
小林陵侑は2回目はHSに迫る101.5mの大飛躍。テレマークも決めて右拳を振り下ろしたが、飛躍後の検査で通気性が規定値を下回って失格。「しょうがない。僕はどうしようもできなかった」
■2/25;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、複合男子個人NHの日本勢は山本涼太は飛躍103.5mで2位,距離で9位。渡部暁斗は飛躍96.5mで11位,距離15位、渡部善斗は飛躍99mで6位,距離23位。谷地宙は飛躍94mで30位,距離29位。
山本涼は前半飛躍(HS=102M,K=95M)で103.5mで2位につけたが、トップとタイム差なしでスタートした後半距離(10km)の終盤に順位を落とした。NORヤールマグヌス・リーベルが飛躍103.5mで1位,距離1位で3連覇。
渡部暁斗は「ここまで状態を持ってこられてよかった。もう少しいいところでスタートできれば展開も変わってくると思うので頑張りたい」
渡部善斗は「距離の滑りが下手だなと思った。自分がすごく情けない感じ。落ち込んでいてもしょうがないので切り替えてやっていきたい」
谷地宙は「速い集団についていけず、ちょっと悔しい。前半はいい感じで走れたが、一度離れたところでリズムが崩れた。また次に向けて頑張りたい」
■2/25;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ女子団体NHで日本は丸山希、勢藤優花、宮嶋林湖、伊藤有希の順で飛び、計804.2Pで5位。高梨沙羅は公式練習で負傷し欠場。
優勝はGER(843.8P),2位;AUT(831.1P),3位;NOR(828.6P),4位;SLO(819.1P),5位;JPN(804.2P),6位;CAN(705.2P),7位;FRA(671.6P)
丸山希92.5,98.0m,勢藤優花89.5m,89.0m,宮嶋林湖89.5m,93.0m,伊藤有希95.5m,96.5m
丸山希は「自分のジャンプは良くなってきているが、2本そろえられなかったのは反省点。それぞれが自分の力を出せた。2年前より上位チームとの差も縮まってきていると思う」
勢藤優花は「準備不足がこの結果。どういうふうに飛べばいいのか分からない状態で臨んでいた。もっとジャンプと向き合って行動しないといけない」
宮嶋林湖は「不安や緊張はあったが、いいジャンプができてよかった。出場する準備はしていた。丸山希さんがぶっ飛んでくれたので、気負うことなくできた」
伊藤有希は「5位という結果には満足。いいジャンプができた。どの選手も高梨選手の分も飛びたい気持ちがあったと思うので、それがチーム力につながった」
■2/25;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、ジャンプ女子団体NHで高梨沙羅は欠場。2/24;練習で転倒、頭と脚を打ったという。検査で頭部に異常は見られなかったが、脚の痛みを訴えており、再度病院で詳しい検査を 受けた。ジャンプ女子団体NHには丸山希,勢藤優花,宮嶋林湖,伊藤有希が出場する。
■2/24;ノルディックスキー世界選手権はSLOスロベニアのプラニツァで行われ、ジャンプ男子個人NH(HS=102M,K=95M)予選で小林陵侑は101m(最長不倒)で5位。
二階堂蓮は95mで24位、中村直幹は96.5mで26位、小林潤志郎は93mで38位で予選通過、2/25;本戦に進んだ。
■2/24;ノルディックスキー世界選手権はSLOプラニツァで行われ、複合女子個人NHで葛西春香が銅メダルを獲得した。
日本勢で今大会初のメダリストとなり、前回2021年大会から始まったこの種目で初の表彰台。葛西春香は前半飛躍(HS=102M,K=95M)で96.5mで3位につけ、トップと28s差で出た後半距離(5km)で順位を維持した。葛西優奈は飛躍94.5mで距離5位、
中村安寿は飛躍88mで距離7位、畔上沙那は飛躍80mで距離21位。NORギダ・ベストボルハンセンが2連覇。複合女子日本勢で初のメダリストとなった葛西春は両拳を突き上げてゴールし、「すごくうれしい。自信を持って走れた」。
葛西優奈は「今できることは精いっぱいできて楽しめたのはよかった。双子の妹春香が3位となり、うれしい感情もあるけど、悔しい感情の方が大きい。団体で一緒にメダルを取りたい」。
中村安寿は「後半距離は全員を抜くぞの気持ちで頑張った。成長できた。絶対に強くなれる気しかしないのでもっと頑張りたい」。
畔上沙那は「もう少し最初から攻めた走りができればよかった。前回大会はすごく楽しめたが、今回は全部がプレッシャーに感じていた」。
■2/23;ノルディックスキーの世界選手権は、SLOプラニツァで行われ、ジャンプ女子個NH(HS=102M,K=95M)で伊藤有希は92.5m,94.5mで日本勢最高の6位。丸山希は94m,97mで8位、勢藤優花は90m,88mで27位。高梨沙羅は世界選手権、五輪を
通じて自己ワーストの20位。GERカタリナ・アルトハウスが98.5m,97mで世界選手権個人種目で初優勝を果たした。
伊藤は「心と体とジャンプのバランスが一番かみ合った試合だった」。丸山は世界選手権個人種目で自己最高の8位。「今できる一番いいジャンプを出せた。自信につながる」と。2021年10月大会で着地で転倒、左膝の前十字靱帯を損傷。
昨冬の北京五輪出場はかなわなかったが、苦しい時期を乗り越えて世界一を争う場に戻ってきた。「たくさんの人の力があって、この舞台に出られた。悔しいが半分、感謝して飛べたが半分。すごくいい初日にできた」。
高橋は、スロベニア・プラニツァはシーズン中の練習拠点で、一番飛んでいるジャンプ台と話す。「ホームのような温かさがあるところで結果を残したかった。すごく申し訳ない」。
■2/22;ノルディックスキーの世界選手権がスロベニアのプラニツァで開幕。
2/22;ジャンプ女子個人NH(HS=102M,K=95M)の予選で伊藤有希は94.5mで3位、丸山希は95mで10位、高梨沙羅は91mで17位、勢藤優花は91mで21位、2/23本戦に進んだ。NOR,GER,AUTの選手の上位は99mを飛んでいる。
■2/22-3/5;ノルディックスキーの世界選手権がスロベニアのプラニツァで行われる。
日本勢は2021年の前回大会でメダル3個。ジャンプ男子はエースの小林陵侑に期待。北京五輪で金・銀メダル2個を獲得、W杯では3季ぶり2度目の総合優勝。今季は序盤不振だったが第14戦札幌大会で3戦2勝、第20,21戦と続けて2位と
調子を上げてきた。初の個人メダルへ、「今年こそはリベンジをしたい」と。
ジャンプ女子は前回大会でメダル2つの高梨沙羅。今季はW杯未勝利と苦しんでいる。W杯ビリンゲン大会で伊藤有希が優勝、丸山希2位、高梨3位で日本女子初の表彰台独占を遂げた。団体メダルは期待できそう。
複合男子で3大会連続メダルの渡部暁斗は今季不本意な成績が続いたが、大会直前のW杯で5位に入り、復調の兆し。山本涼太はW杯開幕戦で自己最高の2位。
複合女子は葛西優奈と葛西春香、中村安寿が上位を目指す。
☆2022-2023 FIS Nordic Jumping & Combined WORLD-CUP☆
■4/3;ノルディックスキージャンプ男子で、北京五輪個人NH金メダル、LH銀メダルの小林陵侑が土屋ホームを退職。「チームROY」を設立しプロ選手として活動する。「スキージャンプを盛り上げていくような活動がしたい」と
目標を掲げた。小林陵は盛岡中央高出身で、2015年に土屋ホームに入社、8年間を過ごした。「師匠としてお世話になった葛西監督とも話し合い、前に進むことを決めた。競技活動だけでなく、新しいキャリアもスタートさせたい」と。
小林陵は2018-2019W杯で日本男子初の総合優勝、2021-2022シーズンも制覇。今季は世界選手権個人LHで銀メダル、2022-2023W杯では3勝を含む6度の表彰台W杯で、個人総合5位。
■4/2;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はSLOプラニツァでフライングヒルによる個人最終第32戦(HS=240M,K=200M)が行われ、小林陵侑は229.5m,239mで8位。今季W杯個人総合は5位。
中村直幹は237m(4位),222.5mで7位。SLOティミ・ザイツは232.5m,234mで今季初勝利、通算3勝目。
W杯総合順位;1位;NOR:GRANERUD Halvor Egner(2128P)、2位;AUT:KRAFT Stefan(1790P)、3位;SLO;LANISEK Anze(1679P)、4位;POL:KUBACKI Dawid(1592)。5位;JPN;小林陵侑(1065P)
中村直幹は「1回目はシーズンベストのジャンプ。ずっと推進力があった。ルカ以来のベスト10に入れてうれしかった。昨季よりもステップアップできた。来季へのモチベーションも高い」。
小林陵が好飛躍でシーズンを締めくくった。両拳を握り雄たけびを上げた。「終わりよければ全てよし。最後まで諦めずに考え抜けてよかった」。昨季は北京五輪の個人で金・銀とメダル2つを獲得し、W杯個人総合を制覇。今季前半はW杯で上位に入れず苦しんだが1月から復調し、世界選手権では個人で初の表彰台となる2位。W杯個人総合も5位に入り、改めて地力の高さを証明した。
「チームのサポートがあってここまでこられた。本当にいいシーズンだった」と最終戦を終え、充実感をにじませた。
2022-2023W杯総合順位;小林陵侑;5位(1065P)、中村直幹;27位(275P)、二階堂蓮;43位(49P)、佐藤幸椰;54位(21P)、小林潤志郎;63位(14P)、佐藤慧一;63位(14P)、竹内択;82位(2P)
■4/1;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子団体で、日本は中村直幹、佐藤慧一、小林潤志郎、小林陵侑の順で飛び、1358.3Pで7位。
優勝はAUT(1688.7P)、4人が224m-236mの大ジャンプ。2位SLO(1682.6P)、3位3位NOR(1655.2P)、4位POL(1549.7P)、5位GER(1451.0P)、6位SUI(1409.2P)、7位JPN(1358.3P)
中村直幹(219m,215m)、佐藤慧一(191.5m,195.5m)、小林潤志郎(193.5m,178m)、小林陵侑(225.5m,219.5m)
■4/1;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、SLOプラニツァでフライングヒルによる個人第31戦(HS=240M,K=200M)が行われ、小林陵侑は225mで12位。1回の飛躍のみで実施。
中村直幹は211mで19位。AUTシュテファン・クラフトは239.5mで今季5勝目、W杯通算30勝目。上位選手が230mを超える中、小林陵侑は225mで12位。
小林陵侑は「まあまあ。飛距離を伸ばしたかった」。4/2;今季最終戦へ向けて「240mオーバーのジャンプをしたい」。
中村直幹は「タイミングが早かったかな。ジャンプの内容はそんなに悪くなかった。今季最終戦はパーソナルベストを目指して頑張りたい」
■3/30;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、SLOプラニツァでフライングヒルによる個人第31戦(HS=240m,K=200m)の予選が行われ、小林陵侑は222.5mで14位、3/31;本戦に進んだ。中村直幹は214mで22位、予選通過。 小林潤志郎189mで46位、佐藤慧一は184mで52位、佐藤幸椰は171mで59位、竹内択181mで58位となり、予選敗退。
■3/26;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、FINラハティで個人第30戦(HS=130M,K=116M)が行われ、小林陵侑は今季3勝目、W杯通算30勝目を挙げた。
小林陵は1回目に136.5m(最長不倒)で首位、2回目は強風で中止、優勝が決まった。小林潤志郎は107mで32位、佐藤慧一は99.5mで41位、中村直幹は99mで44位、竹内択は101mで45位。佐藤幸椰は予選敗退。小林陵はHSを越える136.5mの
大ジャンプ。着地した小林陵は両拳を突き上げた。今季は札幌2勝、国外では初勝利。男子では史上7人目とW杯通算30勝。「予選から内容も良く運も良かった。全てがかみ合った。やっと優勝できてうれしい。またビッグジャンプが
できるように楽しみたい」と。今季前半はスーツの規定変更などへの対応に苦心し、上位30人による2回目に進めないこともあった。それでも尻上がりに調子を上げ、総合ランキングは前週の第28戦で5位。昨季の総合王者は出遅れを
悔やみつつも「ここまで持ってこられてよかった」と。
3/26現在;W杯総合順位;小林陵侑;5位(1011P)、中村直幹;27位(227P)、二階堂蓮;42位(42P)、佐藤幸椰;54位(21P)、小林潤志郎;62位(14P)、佐藤慧一;62位(14P)、竹内択;82位(2P)
最終戦SLOのPlanicaで、SKI FLYING WORLD CUP(3/31;HS240,4/1;Team HS240,4/2;HS240)
■3/26;ノルディックスキーW杯複合は、FINラハティで男子個人最終第22戦が行われた。
山本涼太は9位。前半飛躍(HS=130M,K=116M)で121mで6位、後半距離(10km)で順位を下げた。渡部善斗は飛躍119.5mで19位,距離で20位、谷地宙は飛躍116.5mで21位,距離で24位、畔上祥吾は飛躍110.5mで32位,距離で32位、木村幸大は
飛躍104mで44位,距離で38位、山本侑弥は飛躍71.5mで50位,距離で45位。NORヤールマグヌス・リーベルが今季8勝目、W杯通算57勝目。AUTヨハネス・ランパルターが初のW杯総合優勝を果たした。
■3/25;ノルディックスキーW杯複合は、FINラハティで男子個人第21戦が行われ、日本勢は山本侑弥が19位。前半飛躍(HS=130M,K=116M)で118.5mで18位、後半距離(10km)で順位を下げた。飛躍129.5mで2位の山本涼太は距離で25位。 谷地宙は飛躍114mで28位,距離で32位、畔上祥吾は飛躍113.5mで37位,距離で37位、木村幸大は飛躍105mで42位,距離で38位。渡部善斗は距離を棄権。NORヤールマグヌス・リーベルは飛躍121mで3位、距離で逆転し、今季7勝目、W杯通算56勝目。
■3/25;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、FINラハティで団体戦(HS=130M,K=116M)が行われ、日本は中村直幹、佐藤慧一、小林潤志郎、小林陵侑の順で飛び、887.5Pで7位。
1位AUT(1057.3P)が優勝、2位SLO(1031.1P)、3位POL(1022.3P)、4位NOR(1002.2P)、5位GER(1001.9P)、6位SUI(881.2P)、7位JPN(877.5P)
中村直幹(115.5m,116.5m)、佐藤慧一(103.0m,99.0m)、小林潤志郎(111.5m,114.0m)、小林陵侑(127.5m,131.5m)
日本はアンカーの小林陵が2回目に131.5mで全体のトップ、他の3人は振るわず。中村の2回目を除くとK点(116m)に届かなかった。結果は3月の世界選手権と同じ7位。
■3/24;ノルディックスキーW杯複合男子は、FINラハティで団体スプリントが行われた。山本侑弥(飛躍115m)・谷地宙(飛躍113m)組は9位。前半飛躍(HS=130M,K=116M)で10位、後半距離(2×7.5km)で順位を上げた。前半飛躍で12位の木村幸大(101m)・ 畔上祥吾(116m)組は12位。優勝はGER1。2位NOR1、3位FRA1、4位AUT2、5位AUT1、6位NOR2、7位FIN1、8位GER2。
■3/24;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は、FINラハティで個人最終第26戦(HS=130M,K=116M)が行われ、伊藤有希は117m,123mで今季2勝目、通算7勝目。1回目7位から逆転。W杯個人総合は日本勢最高の8位。高梨沙羅は116m,121.5mで11位、 今季は2度の3位が最高で女子W杯が始まった2011-2012から参戦し12シーズン目で初の無冠(未勝利)。丸山希は114m,121mで13位、勢藤優花は113m,113.5mで22位。
■3/19;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はNORビケルスンで個人第29戦のフライングヒル(HS=240M,K=200M)が行われ、小林陵侑は210.5m,228mで12位。中村直幹は209m,212.5mで23位。小林潤志郎は190mで38位と2回目に進めず。
AUTシュテファン・クラフトが246.5m,235.5mで今季4勝目、W杯通算W9勝目。2位のNORハルボルエグネル・グラネルが2季ぶり2度目の総合優勝を決めた。
小林陵侑はNOR3都市10日連続で合計得点を競う「ローエア」シリーズは総合4位。「3位を狙っていたので悔しい。でもよく戦ったと思う」
■3/19;ノルディックスキーFISジャンプ女子は、NORビケルスンでフライングヒル(HS=240M,K=200M)が初めて実施、伊藤有希は200.5m,190mで3位。SLOエマ・クリネツは1回目226m(最長不倒),2回目223.5mで優勝。 前日の試技で生まれて初めてフライングヒルを飛んだ伊藤は「想像より何倍も楽しかった」と。本戦1回目は200mを超えて4位。「240mを飛びたかった」という2回目は190m。NORシリーズ「ローエア」の最終戦は第8戦までの合計得点上位15人が出場。 伊藤は失格があって総合20位だったが、他選手の辞退で繰り上がった。伊藤は「五輪金メダルと同じくらい」という夢の舞台で「うれしいとかではなく、ただただ感謝の気持ち」。
■3/18;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はNORビケルスンで個人第28戦のフライングヒル(HS=240M,K=200M)が行われ、小林陵侑は218.5m,212mで4位。 中村直幹は208m,219.5mで11位。NORハルボルエグネル・グラネルが235.5m,222mで今季12勝目、通算25勝目。
■3/19;ノルディックスキーのFISジャンプ女子はNORビケルスンでフライングヒル(HS=240MK=200M)が初めて実施され、伊藤有希が出場。
■3/17;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、NORビケルスンでフライングヒルによる個人第28戦(HS=240M,K=200M)予選が行われ、小林陵侑は228.5mで8位。中村直幹は188mで33位。3/18;本戦に進出。佐藤幸椰は173mで44位、竹内択は164.5mで50位、 佐藤慧一は159mで51位、小林潤志郎は139mで54位、上位40人に入れず予選敗退。
■3/16;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ノルウェーのリレハンメルで個人第27戦(HS=140M,K=123M)が行われ、小林陵侑は132.5m,136.5mで5位。佐藤慧一は119.5mで31位、中村直幹は111.5mで38位、竹内択は108mで44位、
小林潤志郎は104mで47位で2回目に進めず。POLダビド・クバツキは137.5m,138.5mで今季6勝目、W杯通算11勝目。
小林陵は「いいジャンプが2本そろった」。RAW AIR SKIFLYINGには「これで安心してフライングにいける」との自信。3/18-3/19;NORビケルスン(HS=240M,K=200M)の特大フライングヒルに続く。W杯hill recは253.5m。
■3/15;ノルディックスキーW杯ジャンプは、ノルウェーリレハンメルで男子個人第27戦(HS=140M,K=123M)予選が行われ、小林陵侑は126mで13位、中村直幹は122mで37位、小林潤志郎は120.5mで41位、佐藤慧一は117.5mで47位、竹内択は118mで49位で 予選突破。3/16;本戦に進んだ。佐藤幸椰は107.5mで55位と落選。
■3/15;ノルディックスキーW杯ジャンプは、ノルウェーリレハンメルで女子個人第25戦(HS=140M,K=123M)が行われ、高梨沙羅は128m,124mで11位。勢藤優花は123m,123mで14位、丸山希は121m,125.5mで16位、宮嶋林湖は114m,96.5mで29位。 伊藤有希は失格。一戸くる実は2回目に進めず。GERカタリナ・アルトハウスは127.5m,136.5mで今季7勝目、通算15勝目。
■3/14;ノルディックスキーW杯ジャンプは、ノルウェーリレハンメルで男子個人第26戦(HS=140M,K=123M)が行われ、小林陵侑は128m,131.5mで8位。中村直幹は118mで32位、小林潤志郎は114mで38位、佐藤慧一は114.5mで39位、佐藤幸椰は103.5mで 45位で2本目に進めず。NORのハルボルエグネル・グラネルは135m,139.5mで優勝。今季11勝目、通算24勝目。
■3/12;ノルディックスキーW杯ジャンプは、オスロで男子個人第25戦(HS=134M,K=120M)が行われ、小林陵侑は120.5m,127mで14位。二階堂蓮は118.5m,122.5mで29位。佐藤慧一は116.5mで39位、小林潤志郎は113mで45位、
佐藤幸椰は109.5mで48位と2回目に進めず。AUTシュテファン・クラフトが130.5m,131.5mで今季3勝目、通算28勝目。
小林陵侑は「2本とも悔しい内容。飛び出しは大して問題なかったと思うけど、空中姿勢がはまらなかった」。
■3/12;ノルディックスキーW杯ジャンプは、オスロで女子個人第23戦(HS=134M,K=120M)が行われ、丸山希は123.5m,121mで9位。伊藤有希は124.5m,109.5mで13位、勢藤優花は111.5m,116.5mで22位。SLOエマ・クリネツが125m,134.5mで 今季初勝利、W杯通算W勝目。丸山希はK点越えのジャンプを2本そろえ、「徐々に自分のジャンプは戻せるようになってきた」と。「連戦が続くので気持ちを切らさずに最後までいきたい」。
■3/12;ノルディックスキーW杯複合は、オスロで男子個人第20戦が行われ、日本勢は谷地宙が22位。前半飛躍(HS=134M,K=120M)で116.5mで10位につけたが、後半距離(10km)で後退した。渡部善斗は飛躍113mで16位,距離で27位、 木村幸大は飛躍100.5m,距離で39位、山本侑弥は飛躍99m,距離で44位。山本涼太は後半距離を棄権。NORヤールマグヌス・リーベルが今季6勝目、W杯通算55勝目。
谷地宙は「ちょっと悔しい。途中までいい感じだったが速いペースについていけず、チャンスを物にできなかった」
■3/11;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はオスロで個人第24戦(HS=134MK=120M)が行われ、小林陵侑は127.5m,124mで6位。中村直幹は121.5m,119.5mで20位、二階堂蓮は120.5m,113.5mで24位。佐藤幸椰は103.5mで45位、小林潤志郎は109mで47位、 佐藤慧一は108.5mで48位と2回目に進めず。SLOアンジェ・ラニシェクが今季4勝目、W杯通算5勝目。東日本大震災から12年が経過。被災地である岩手出身の小林陵は「毎年この時期に僕はありがたいことに飛べている。いいニュースを届けられるよう、 やるしかない」。
■3/11;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子はオスロで個人第22戦(HS=134M,K=120M)が行われ、伊藤有希は128m,123mで4位。1回目3位から順位を落とした。丸山希は118.5m,124.5mで15位、勢藤優花は115m,117mで16位。AUTキアラ・クロイツァーが 125.5m,126.5mで今季2勝目、W杯通算8勝目。伊藤は距離に換算して1mに満たない1.3P差で今季2度目の表彰台を逃した。「悔しい。あとちょっとだった」。相性が良いオスロのジャンプ台で過去に4度表彰台に。「明日も楽しく飛んで、成績が 付いてきてくれれば」と。
■3/11;ノルディックスキーW杯複合はオスロで女子個人最終戦の後半距離(5km)が行われ、前半飛躍2位(94.5m)の中村安寿が今季初の表彰台となる3位。葛西春香は飛躍92mで4位,距離4位、葛西優奈は91mで8位,距離で7位。NORギダ・ベストボルハンセンは 103.5mでTOP、距離でもTOPでゴールし優勝、今季の全10戦を制した。中村は今季初の表彰台で締めくくった。「今季一番いいジャンプ」で前半飛躍2位。後半距離では順位を一つ落とすも3位を死守した。「やってきたことは無駄ではなかった。 来季は総合優勝を狙える」と来季の飛躍を誓った。
■3/11;ノルディックスキーW杯複合はオスロで男子個人第19戦が行われ、山本涼太は19位。前半飛躍(HS=134M,K=120M)で126.5mで3位につけたが、後半距離(10km)で後退した。谷地宙は飛躍122.5m,距離で21位、渡部善斗は飛躍117m,距離で26位、
木村幸大は飛躍100m,距離で36位、山本侑弥は飛躍106.5m,距離で45位。NORヤールマグヌス・リーベルが飛躍134.5mでTOP、距離で圧勝し今季5勝目、W杯通算54勝目。
山本涼太は「走れていない。集団が速くなっているのに付いていけない。きょうよりもあすという感じで準備したい。試合を通して周りの選手たちを見ながら、今の僕に必要なところを補えたらいい」
■2/19;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ルーマニアのルシュノフでスーパー団体(HS=97M,K=90M)が行われ、竹内択と佐藤慧一が組んだ日本は合計641.3Pで8位。
優勝はGER(736.9P)、2位はSLO(703.1P)、3位はAUT(700.8P),4位はNOR(683.8P),5位はPOL(677.6P),6位はUSA(667.5P),7位はSUI(664.7P),8位はJPN(641.3P)
竹内択は89.0m,88.0m,88.5m、佐藤慧一は89.5m,84.0m,93.0m。3本目に進めるのは上位8位チーム。竹内は「ぎりぎりだったが慧一が頑張ってくれた」。佐藤は「自分ができる一番いいジャンプ」というK点越えの93m。
■2/18;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ルーマニアのルシュノフで個人第23戦(HS=97m,K=90m)が行われ、佐藤慧一は89.5m,86m.5mで22位、竹内択は79mで40位。小林陵侑、中村直幹らは世界選手権に備え欠場。GER・アンドレアス・ ウェリンガーが今季2勝目、通算5勝目。
■2/18;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は、ルーマニアのルシュノフで個人第21戦(HS=97m,K=90m)が行われ、勢藤優花は84.5mで9位、伊藤有希は76.5mで15位、丸山希は71.5mで17位、宮嶋林湖は61mで39位。 悪天候で2回目は中止。NORアンナオディネ・ストロムが84mで今季・通算W杯3勝目。勢藤優花は「風の条件が変わってすごく大変だった。世界選手権もどんな風の状況になるか分からない。悪条件の中でもしっかり自分のジャンプを出せるような 技術を身に付けていきたい」。丸山希は「技術を上げ、どんな風でも飛んでいけるように一つ一つの課題に取り組みたい。ジャンプ自体はいい流れなので、世界選手権でも自分のジャンプをしたい」。高梨沙羅は世界選手権に備えて欠場。
■2/17;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は、ルーマニアのルシュノフで個人第20戦(HS=97M,K=90M)が行われ、伊藤有希は84m,88mで6位。丸山希は80m,86.5mで11位、勢藤優花は82m,84.5mで12位、宮嶋林湖は81m,83mで17位。 GERカタリナ・アルトハウスは89.5m,98.5mで今季6勝目、W杯通算14勝目。
■2/12;ノルディックスキーW杯複合はドイツのショーナッハで男子個人第18戦が行われ、渡部暁斗は今季自己最高の5位。前半飛躍(HS=100M,K=90M)で7位につけ、後半距離(10km)で順位を上げた。渡部善斗は飛躍101.5mで4位・距離で18位、 谷地宙は飛躍92m・距離26位、山本侑弥は91.5m・距離31位。飛躍(106.5m)で首位の山本涼太と木村幸大は距離を棄権。渡部暁斗は日を追うごとに調子が上向き、今季自己最高だった前日(11位)をさらに更新した。「上位についていったが最後は 離れてしまった。走りはまだまだ。高望みはせずにというか、開幕からボロボロだったことを考えると、ここまで戻せたことが大事」。飛躍では前日(95m)を超える98.5mをマーク。「もうちょっと飛びたいなというところはあったが、 きのうより良いジャンプができた。世界選手権まで2週間あるのでいい状態で臨みたい」。2/下;開幕の世界選手権に向け、手応えを感じている。AUTヨハネス・ランパルターが今季7勝目、通算10勝目。
■2/12;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、米ニューヨーク州レークプラシッドで個人第22戦(HS=128M,K=115M)が行われ、小林陵侑は122.5m,131.5mで5位。二階堂蓮は117m,111.5mで17位、佐藤慧一は113.5m,106mで29位。中村直幹は107mで 43位で2回目に進めず。NORハルボルエグネル・グラネルが125m,134mで優勝、今季10勝目、通算23勝目。
■2/11;ノルディックスキーW杯複合はドイツのショーナッハで男子個人第17戦が行われ、渡部暁斗が今季自己最高の11位。前半飛躍(HS=100M,K=90M)で11位につけ、後半距離(10km)で順位を維持した。渡部善斗は飛躍102mで2位、
距離で順位を落とし14位、山本侑弥は飛躍91mで距離30位、木村幸大は89m,34位、谷地宙は90m,36位。山本涼太は飛躍トップだったが距離を途中棄権した。NORイエンスルラース・オフテブロは飛躍99.5mで5位、距離で挽回し
今季3勝目、通算4勝目。
渡部暁は前半飛躍で95m、後半距離で順位を維持してゴールした。「スキーがかなり滑り、集団の中で勝負の機会をうかがうことができた」と。11位は今季自己最高。「苦しんだジャンプが公式練習、予備飛躍、本番といい形で
続けられている。世界選手権に向けてようやく間に合ったかな」。
■2/11;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は米ニューヨーク州レークプラシッドで個人第21戦(HS=128M,K=115M)が行われ、小林陵侑が136m,114mで2戦連続の2位。表彰台は今季5度目、通算50度目。中村直幹は119.5m,125mで11位、
竹内択は120m,10103.5mで29位。二階堂蓮は113mで32位、佐藤慧一は110mで37位、佐藤幸椰は109mで42位と2回目に進めず。GERアンドレアス・ウェリンガーが129m,125.5mで優勝。
小林陵侑は世界選手権が近づく中、2戦連続で表彰台。「2本とも内容はすごくいい」と手ごたえを感じていた。
中村直幹は「すごくいいジャンプを2本そろえられたのでよかった。1本目は特に条件が悪い中でいい位置にいたので、2本目にトップ10を狙えるジャンプができた」。 2014年ソチ五輪団体銅の竹内択は今季初めてポイントが付く29位。「ポイントを取るか取らないかで全然違う。来年につながった」と。W杯遠征メンバー入りしたが振るわなかったが徐々にテクニック的にも合ってきていると上り調子。 2019年に北野建設を退社、自分で立ち上げたチームtakuで活動する。
■2/11;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は米ニューヨーク州レークプラシッドで団体第2戦(HS=128M)が行われ、日本は小林陵侑・中村直幹組が3位。
3位;JPN(776.7P);中村直幹;122.0m,125.5m,118.5m、小林陵侑;124.5,122.0m,128.0m。
1位;POL(800.8P),2位;AUT(787.6P),4位;GER(774.2P),5位;SLO(760.5P)
■2/11;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子は、オーストリアのヒンツェンバッハで個人第19戦(HS=90M,K=85M)が行われ、丸山希は91.5m,90.5mで3位。表彰台は2位だった第17戦以来で、今季、通算とも2度目。高梨沙羅は87.5m,85mで11位、
伊藤有希は86m,81.5mで15位、宮嶋林湖は89.5m,79mで18位、勢藤優花は84m,81.5mで19位。AUTキアラ・クロイツァーが89m,88.5mで3季ぶりの優勝。W杯通算7勝目。
丸山希は表彰台の上から満面の笑みで声援に応えた。1回目は91.5m(最長不倒)。2回目は90.5mと2本そろえられた。2/5;日自己最高の2位。「自分以上に周りの人たちが喜んでくれた。みんなの力があって戻ってくることができたので、毎試合感謝して飛べるように」。その気持ちを強くして
臨み、2度目の表彰台につなげた。1年前に開催された北京五輪には、膝の大けがのため出場がかなわなかった。同じ前十字靱帯損傷のけがから復活したSLOボガタイが優勝する姿をTVで見て「自分も頑張れば、こうなれるんだという
理想がつくれた。感動と勇気と元気をもらった」と。2本ともHSを上回ったのは「多分生まれて初めて。次につながる経験になった」。
■2/5;ノルディックスキーW杯複合はドイツのオーベルストドルフで男子個人第16戦が行われ、渡部善斗は18位。前半飛躍(HS=137M,K=120M)は132mで12位、後半距離(10km)で順位を下げた。渡部暁斗は飛躍111.5mで結果27位、木村幸大は113.5mで30位。 谷地宙は111mで37位、山本侑弥は115.5mで38位。渡部善斗は「飛べても走れないと勝負はできない。3周目のペースアップが課題。ベテランが苦しいところから何をして抜け出したかを伝える役割が回ってきている。後輩にいい背中を見せたい」。 渡部暁斗は「自分を根本から見直す必要がある。こんなはずじゃないのにという気持ちがあるのは間違いない。苦しいが諦めずに頑張りたい」
■2/5;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はドイツのビリンゲンで個人第20戦(HS=147M,K=130M)が行われ、小林陵侑は134.5m,145.5mで2位、今季4度目の表彰台に立った。NORハルボルエグネル・グラネルが147.5m,142mで4連勝、今季9勝目、 通算22勝目。中村直幹は135m,126mで16位、二階堂蓮は124m,117.5mで27位。竹内択は99.5mで2回目に進めず46位、佐藤幸椰と佐藤慧一は予選敗退。
■2/4;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はドイツのビリンゲンで個人第19戦(HS=147M,K=130M)が行われ、小林陵侑は137m,135mで6位。中村直幹は135m,127mで18位。竹内択125mで32位と二階堂蓮119.5mで47位で2回目に進めず、 佐藤幸椰と佐藤慧一は予選敗退。NORハルボルエグネル・グラネルは149.5m,138mで優勝し、今季8勝目、通算21勝目。
■2/5;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子はドイツのビリンゲンで個人第17戦(HS=147M,K=130M)が行われ、伊藤有希は137m,135.5mで6季ぶりの優勝。丸山希は133m,136.5mで自己最高の2位、高梨沙羅は137.5m,133mで2戦連続の3位。
2011〜2012年シーズンに始まったW杯女子で日本勢の表彰台独占は初めて。勢藤優花は10位。伊藤は2017.3月以来の優勝で通算6勝目。今季の日本女子の優勝は初めて。丸山は初の表彰台。
伊藤有希選手は「歴史的な一日。今まで勝った中で初めての優勝時と同じくらいうれしい。今までやってきたことが実ってすごくうれしかった」
丸山希選手は「うれしい気持ちでいっぱい。けがから復帰明けで、こんなにいいシーズンにできると思っていなかった。一生忘れられない日になった」
高梨沙羅選手は「日本チームが表彰台を独占したことが一番喜ばしい。このままの調子で、相乗効果でいけたらいい。素晴らしい快挙」
※丸山希選手は野沢温泉出身。2021-2022シーズン負った大けがを乗り越え、初の表彰台。1回目で4位につけた丸山希選手の2回目は136.5mでこの時点でトップに。この後、伊藤選手に抜かれたが2位に入り、個人戦で初の表彰台に立った。昨シーズンは国内大会で転倒。
左ひざのじん帯を損傷する大けがを負い、北京五輪も逃したが見事な復活劇。
■2/4;ノルディックスキーW杯ジャンプ女子はドイツのビリンゲンで個人第16戦(HS=147M,K=130M)が行われ、高梨沙羅は139m,141.5mで今季最高の3位。表彰台は今季初めてで、通算114度目。2011-2012シーズンから12季連続の表彰台。 伊藤有希は131m,132.5mで今季最高の4位、丸山希は136m,128mで5位、勢藤優花は118m,136mで14位。GERカタリナ・アルトハウスが133m,149.5mで今季5勝目、W杯通算13勝目。
■2/4;ノルディックスキーの世界ジュニア選手権(WJC)はカナダのウィスラーでジャンプ団体(HS=104M,K=95M)が行われ、中山和(86m,92m)、佐藤柚月(82m,88m)、一戸くる実(88m,95.5m)、宮嶋林湖(82.5m,90m)で臨んだ日本女子は805.3Pで優勝。 2位はSLO(785.5P)、3位GER(725.6P)。男子は8位。松本大1年の宮嶋林湖さん。小1年でスキージャンプを始め、インターハイ優勝や世界ジュニア選手権出場など華々しい実績を残す。高い身長を活かし海外選手のような力強いジャンプが真骨頂。
■2/3;ノルディックスキーW杯ジャンプはドイツのビリンゲンで混合団体(HS=147M,K=130M)が行われ、伊藤有希(154.5m)、中村直幹(127m)、高梨沙羅(123.5m)、小林陵侑(126m)の日本は375.8Pで4位。悪天候のため競技は1回で終了。 優勝はNOR(450.6P)、2位はAUT(415.1P)、3位はGER(409.8P)。伊藤がHSを大きく超える154.5mの大ジャンプ。男女のエースが振るわなかった。
■FIS女子スキージャンプW杯に今季から初参戦している小谷村千国の宮嶋林湖りんごさん(松本大1年)が転戦の合間に帰省し、1/25;小谷村役場を訪れた。
世界のトップ選手と高いレベルで戦う中、手応えや今後について話した。W杯は現在までに半分を終え「トップ選手と戦えて楽しくうれしい。後半戦では表彰台に乗りたい」と。
■1/22;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は札幌「大倉山ジャンプ競技場」で個人第16戦(HS=137M,K=123M)が行われ、小林陵侑は141m,143mで今季2勝目、W杯通算29勝目。1回目で2位につけて逆転。1/20から3戦連続の表彰台。 二階堂蓮は131m,133.5mで、W杯自己最高となる14位。小林潤志郎は130m,100mで29位。中村直幹は116.5mで42位、佐藤慧一は117.5mで43位、佐藤幸椰は115.5mで2回目に進めず。小林陵は2位で迎えた2回目。完璧なテレマーク姿勢を 決めて着地し、派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。強い向かい風を味方につけ、HSを大きく越える143m。今季のジャンプ週間で総合優勝を遂げたグラネルとの優勝争いを制し、札幌大会は3戦2勝。全試合で表彰台に上がった。 W杯総合順位も7位に浮上。W杯の個人戦は後半戦を迎え、2月には世界選手権。地元で強さを取り戻した日本のエースは力強く語った。
■1/21;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は札幌「大倉山ジャンプ競技場」(HS=137M,K=123M)で個人第15戦が開催され、日本のエース・小林陵侑は3位入賞。前日に今季初優勝を飾ったが、この日は1本目に129mで11位。2本目は追い風が
吹く悪条件の中、HSに迫る135.5m。最後は綺麗にテレマークを決めると、2試合連続の表彰台。優勝は、139m,135.5mと2本ビッグジャンプを揃えたAUTシュテファン・クラフト。2位は129.5m,132mでNORハルボルエグネル・グラネル、7戦連続表彰台。
佐藤慧一は131m,113.5mで28位、二階堂蓮は134m,102mで30位、小林潤志郎は116mで40位、竹内択は118mで41位、岩佐勇研は115mで42位、内藤智文は101.5mで51位で2回目に進めず。
小林は「自分としてもすごく良い流れだったので、満足できるジャンプができて良かった」と。2戦連続表彰台という好結果に「今すごく良い感じで飛べているので、ヨーロッパに戻ってもこれが出来るようにしたい」と。1/22;W杯個人第16戦。
■1/20;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、札幌「大倉山ジャンプ競技場」で個人第14戦(HS=137M,K=123M)が行われ、小林陵侑が135m,130mで今季初勝利、W杯通算28勝目。中村直幹は120.5m,112mで30位、二階堂蓮は117.5mで32位、 佐藤慧一は118.5mで36位、内藤智文は109mで44位、竹内択は106mで47位、岩佐勇研は106mで48位、原田侑武は100mで50位で2回目に進めず。 今季個人7位が最高だった小林陵は「自分でも驚いている。ここまで苦しんでいたので、いい結果が出て大きな一歩になった」。3季ぶりのW杯開催となった札幌での初勝利を喜んだ。1回目でHSに迫る135mで2位。2回目は風が安定せず、 スタート地点で待たされたが集中力は切れなかった。「結果も考えていなかったし、集中できていた。いい内容で飛べた」。優勝を意識し過ぎず、自然体で逆転のジャンプにつなげた。ジャンプ週間終了後、日本チームはPOL・ザコパネ大会を 欠場し帰国。小林陵は「まとまった練習時間も確保できたし、早く札幌に戻ってきたことが結果につながった」。
■1/21-1/22;フランス・ショヌーブでノルディックスキーW杯複合男子の個人戦は中止。雪の状態が悪いため。
■1/8;ノルディックスキーW杯複合はエストニアのオテパーで行われ、男子個人第9戦で山本涼太は4位。前半飛躍(HS=97M,K=90M)で95.5mで首位、後半距離(10km)は最後に競り負け、写真判定の末に3位表彰台を逃した。渡部善斗は飛躍89.5m、距離で28位、 谷地宙は飛躍86m、距離で38位、木村幸大は飛躍81.5m、距離で44位、山本侑弥は78.5mで距離は45位。GERユリアン・シュミットが今季、通算ともW杯W勝目。久保ヘッドコーチは「山本涼は距離でも力をつけてきている。チームとしてはジャンプは もう少し飛べる。このあと、渡部暁斗は合流して1/14-1/15;GERクリンゲンタールのW杯に出場する。
■1/7;ノルディックスキーW杯複合は、エストニアのオテパーで行われ、男子個人第8戦で山本涼太は6位。マススタートの前半距離(10km)で18位だったが、後半飛躍(HS=97M,K=90M)で90mで順位を上げた。渡部善斗は飛躍88.5mで35位、 山本侑弥は飛躍88mで39位、木村幸大は飛躍85.5mで40位、谷地宙は飛躍83.5mで42位。AUTヨハネス・ランパルターが飛躍99.5mでは今季初勝利、W杯通算4勝目。山本涼は課題の距離で充実感を見せた。マススタートの前半距離は 「かなり速い展開でついて行くことができた」と。他の日本選手が後退する中、先頭集団に食らいつき、残り1周でも粘り強く滑ってトップと約9s秒差でゴールした。
■1/6;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子はオーストリアのビショフスホーフェンで伝統のジャンプ週間最終第4戦を兼ねた個人第12戦(HS=142M,K=125M)が行われ、小林陵侑は134.5m,135.5mで17位。ジャンプ週間の総合は18位で、日本勢初の 連覇はならなかった。二階堂蓮は126mで37位、中村直幹は122mで47位で2回目に進めず。佐藤幸椰はブーツの規定違反で失格。NORハルボルエグネル・グラネルは139.5m,143.5mで制し、W杯今季4勝目、通算17勝目。ジャンプ週間は2位だった第3戦を 除いて3勝、初の総合優勝を果たした。小林陵は「この遠征で一番内容が良かった」と手応えを口にした。1回目は134.5mで久々にガッツポーズ。2回目はスタートゲートが2段下がった中で1m伸ばした。「イメージがだいぶ良くなってきた」と。 昨季4戦3勝で総合優勝を飾ったが、今季は一度もトップ10に入れず総合18位。次に臨むW杯札幌大会をにらみ、「良い経験になった。無駄にしないようにしたい」と。
■1/6;ノルディックスキーW杯複合は、エストニアのオテパーで混合団体が行われた。渡部善斗、葛西優奈、葛西春香、山本涼太で臨んだ日本は5位。優勝は457.3PでNOR。2位;GER(463.7P),3位;AUT(450.7P),4位;FIN(357.8P), 5位;JPN(438.7P);渡部善斗(飛躍90m).葛西優奈(92m),葛西春香(84m),山本涼太(93m),6位;ITA(383.4P),7位;SLO(370.8P)と、前半飛躍(HS=97M,K=90M)で4位につけ、トップから25s差でスタートした後半距離(15km)で順位を下げた。 1/7-1/8;W杯個人戦。今季、上位争いを続けている山本涼は「初優勝を目指してやっている。それが形になるよう、チャンスがあれば前に前に行きたい」と。
■1/3;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、オーストリアのインスブルックで伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第11戦(HS=128M,K=120M)の予選が行われ、小林陵侑は115.5mで26位、1/4;本戦に進んだ。 中村直幹は114.5mで24位、二階堂蓮は113.5mで39位、佐藤幸椰は115.5mで35位、小林潤志郎は113mで42位。佐藤慧一は107mで55位と敗退。
■2023.1/1;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで伝統のジャンプ週間第2戦を兼ねた個人第10戦(HS=142M,K=125M)が行われ、小林陵侑は125m,131mで19位。中村直幹は119.5mで36位、 二階堂蓮は118.5mで41位、佐藤幸椰は115mで43位、佐藤慧一は110mで48位と2回目に進めず。小林陵は第2戦もビッグジャンプを披露できず総合16位。昨季は北京五輪で個人NH金、LH銀とメダル2つ。W杯では総合優勝に輝き、 無類の強さを誇った。今季不調が続いている要因の一つとしてアプローチを挙げ、復調への試行錯誤が続く。NORハルボルエグネル・グラネルは140m,142mの大ジャンプでジャンプ週間2連勝。W杯今季3勝、通算16勝目。
■2022.12/31;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで伝統のジャンプ週間第2戦を兼ねた個人第10戦(HS=142M,K=125M)の予選が行われ、小林陵侑は121mで27位、1/1;本戦に進んだ。 二階堂蓮は125mで21位、中村直幹は127mで23位、佐藤幸椰は127mで26位、佐藤慧一は114.5mで46位。小林潤志郎は113.5mで51位となり予選敗退。
■12/29;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、ドイツのオーベルストドルフで伝統のジャンプ週間第1戦を兼ねた個人第9戦(HS=127M,K=120M)が行われ、昨季ジャンプ週間総合優勝の小林陵侑は124.5m,120.5mで15位。 今季はW杯の表彰台に上がっていない。中村直幹は40位、佐藤幸椰は45位、小林潤志郎は50位で2回目に進めず。NORハルボルエグネル・グラネルがでW杯今季2勝目、通算15勝目。
■12/28;GERオーベルストドルフ(HS=137M,K=120M)で予選、12/29;本戦。12/31-2023.1/1;GERガルミッシュ:パルテンキルヘン大会(HS=142M,K=125M)、1/3-1/4;AUTインスブルック大会(HS=130)、 1/5-1/6;AUTビショフスホーフェン大会(HS=142M,K=125M)の計4会場を転戦、最終戦は2023.1/6。