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今日の出来事




★☆★2023.DEC Hakuba landslide disaster★☆★
■2024.12/16;神城断層地震から10年を迎えた。
震災を語り継ぐためにシンポジウムを開催、11/22;「白馬・小谷地震防災の日」を定めた。白馬村は災害に備えて住民・事業者等と連携協力して防災・減災に取り組んでいく。

■2024.12/16;白馬村で発生した黒豆沢土砂災害から1年を迎えた。
ところどころに土砂が流入した形跡は残るが、例年通りの雪深い冬の景色が広がっている。宿泊施設の予約は例年通りで、シーズン本番を迎える。黒豆沢土砂災害の恒久復旧対策の砂防工事は順調に進んでいる。

■2024.7/25-7/26;9:00-17:00;県姫川砂防事務所は、白馬村みそら野の災害関連対策で伐採した木を無償で配布する。
配布量は軽トラ1台分/1世帯。現場では誘導員の指示に従うこと。受け取り場所は松川河川管理道路の松川橋付近。
(問)県姫川砂防事務所 TEL 0261-82-3100(平日)

■2024.4/13;2023年12月に土石流が起きた白馬村黒豆沢で、災害後初めての土石流が再び起きた。
4/13;14:04,14:18;白馬村黒豆沢に設置された監視カメラで流れる土石流が撮影された。規模は小さく、下流に設置されたアンカーネットで堰き止められ、被害はなし。県姫川砂防事務所は「作業を中止して全員が無事に避難できた。 沢に設置したネットは土石流を防ぐ効果があった」と。4/13;上流で雪が解けたと見られています。4/14;県は現場でドローンも使って土石流の規模などを調査し、その結果をみて工事の再開を検討する。

■2024.3/16;土砂災害から3ヶ月、長野県による応急工事が行われています。
2023.12/16;白馬村北城のみそら野地区で、沢から多量の土砂と水が流れ出る土砂災害が起起きた。県姫川砂防事務所が現状を知ってもらおうと作業現場を公開。砂防事務所によれば、3/上;沢から土砂が流れ込むのを防ぐ金属製の網を斜面に設置した。 現在は土砂を取り除いたり、住宅地に土砂が流れ込まないようにするためのコンクリートブロックを設置したりする工事を進めています。将来的には土砂をためるダムを建設して住民の安全を確保する予定で、完成までには数年かかる見通し。 県姫川砂防事務所は「住民が少しでも早く元の生活に戻れるよう工事を急ぎたい」と。

■2023.12/25-2024.6/30;白馬村は土砂災害を受けて、被災した人たちを支援しようと白馬村役場などで義援金を受付中
12/16;白馬村北城のみそら野地区で、多量の土砂と水が山の斜面から流れ出る土砂災害が発生、16棟の建物が被害を受けた。白馬村は被災した人たちを支援しようと、白馬村役場や白馬村保健福祉ふれあいセンタに設置された募金箱と 村役場窓口で義援金を受付ています。(平日8:30-17:15)。この他、振込みでの受付も行っている。金融機関は大北農協白馬支所、八十二銀行白馬支店、長野銀行白馬支店、松本信用金庫白馬支店、ゆうちょ銀行。義援金の受付は6/30まで。 白馬村は「被災者支援に役立てたいので、多くの人に協力してもらいたい」と。

■2024.1/16;白馬村北城みそら野で「黒豆沢土砂災害」が発生してから1ヶ月が過ぎた。
2023.12/16;発生した土砂災害ではケガ人はなかったものの、住宅や道路に土砂が流れ込み16棟の建物が被害にあった。雪が降る中、今でも土砂の撤去作業が行われ、土砂が流れ出た黒豆沢では県による防護ネットの設置など応急復旧工事が 続いており、住民からは二次災害が起こらないように早期の完成を求める声が上がっています。未だに19棟の立入禁止区域があります。規制中は宿泊客のキャンセルが相次いだホテルやペンションでは年末年始に多くの外国人観光客やスキー客が 訪れ、宿には活気が戻ってきました。復旧作業が進んだところでは、ホテルやペンションに外国人観光客やスキー客が訪れています。

■2024.1/12;白馬村北城みそら野の別荘地で起きた「黒豆沢土砂災害」で、白馬村は災害対策本部会議で避難指示区域の縮小を決めた。
同区域内の建物は19棟。村宿泊施設に避難していた住民は帰宅できるようになり、宿泊施設への避難は解消した。

■2023.12/31;年末に季節外れの雨が降った。白馬村北城みそら野地区では土砂災害の復旧作業が継続中で、建設業者は排水などの作業を行っています。土砂災害から2週間が過ぎ、雨で雪が溶けた道路は泥でぐちゃぐちゃ。でも被災地には少しずつ客足が 戻ってきたという。

■12/22;白馬村の土砂災害発生から1週間
土砂災害から7日目。大雪の中、ボランティアによる復旧作業が行われた。白馬村では12/21〜雪が降り続き、12/22;屋根には大量の雪が積もり、積雪25cm。みそら野地区ではボランティアが土砂を取り除き、ダンプカーで運び出していた。
12/22;長野県阿部知事は県の応急対策工事で「安全対策を講じながらできるだけ早く進めたい」と。山から流れ続けている沢からの泥水を排水する排水路工事は2023年中に終える目標。今後の災害に備えた安全対策は、沢の下流部に岩石や 土砂を安定させる金属製ネットを張り、土砂を食い止める砂防施設の設置工事を行うが完了時期は未定。応急対策事業費は約2億円。県が国交省に「災害関連緊急砂防事業」の一部として申請、12/22;採択された。知事は「被災された皆様を 支えていくことが重要。工事は降雪などの状況を白馬村や住民と共有し、安全対策を講じながらできるだけ早く進める」と。

白馬村は65棟を対象に避難指示を出していたが、集落に流れ込んでいた水の流れを変えたことや、県の工事が始まったことなどで安全が確保されたため、12/20;20棟に縮小した。
復旧作業を支援するため、12/20;ボランティアセンタが開設され、12/21;村人や社会福祉協議会に関係する団体に限り、ボランティアを受入れ、格的に活動を始める予定。 斜面が崩壊した黒豆沢上部には大きな変化は見られず、避難指示の全面解除を目指し、復旧工事が進みます。みそら野地区のあるホテルでは、12/16;土砂災害が発生した日は80人が宿泊。ホテル横を流れる沢は流木などが詰まって水があふれ、 露天風呂には大量の土砂が流れ込んだという。あるペンションでは「避難指示を受けて年末年始の客にキャンセルしてもらった。解除されたと連絡したが、どのくらいのお客が戻ってくるか分からない」と。12/20;避難指示が解除され、 雪が舞う中、重機で復旧作業を行うホテルやペンションでは泥を出す作業に追われた。

■12/21;白馬村北城みそら野地区でボランティアによる土砂を取り除く作業などが始まった。
みそら野地区では多量の土砂と水が山の斜面から流れ出る土砂災害が発生、16棟の建物が被害を受けた。白馬村社会福祉協議会は、12/20;災害ボランティアセンタを設置、避難指示が解除された区域で泥などの撤去作業にあたるボランティアを、 災害ボランティア団体や地元の人などに限って受入れています。このうち駐車場などに土砂が流れ込んだペンションでは、雪が降り続く中、ボランティアが重機などを使って土砂をかき出した。一方、土砂が流れてきた沢の近くなどは、 避難指示が継続中で、縮小するめどは立っていないという。ボランティア団体は「避難している人たちの健康にもかかわるので早く日常が取り戻せるように取り組みたい」と。 ペンション経営者は「駐車場が使えるようになれば宿泊客を受け入れられるので大変ありがたい」と。

■12/19;白馬村土砂災害が発生した北城みそら野地区に監視カメラを設置した。
国交省松本砂防事務所、県建設部が設置。静止画(20分間隔)
監視カメラ1(場所)
監視カメラ2(場所)

■白馬村北城のみそら野地区で多量の土砂と水が山の斜面から流れ出る土砂災害が発生した。
12/19時点で11世帯23人が避難。12/20;安全が確認できたとして避難指示範囲を縮小、建物は29棟になった。避難指示が解除されたホテルでは泥水が流れ込んだ露天風呂を専門業者に洗浄してもらうなど宿泊客を受入れる準備を急いでいる。 なお、土砂が流れてきた黒豆沢付近は避難指示が解除される見通しは立っていない。12/21;白馬村社会福祉協議会は、泥などの撤去作業にあたるボランティアを受入れるため、災害ボランティアセンタを設置する。白馬村丸山俊郎村長は 「一日でも早く被災した人が日常生活に戻れるよう、取り組んでいく」と。

■12/16;白馬村「黒豆沢土砂災害」について、ふるさと納税による支援金の受入を開始。
一刻も早い復旧・復興に向け、全力で取り組んでいく。寄附金は復旧・復興への対応や防災対策に活用。
(問)ふるさとチョイス災害支援

土砂が流れ込む被害の出た白馬村
12/18;白馬村役場で開かれた災害対策本部会議で、一部のエリアで安全性が確保されたとして避難指示が縮小された。
みそら野地区の96軒で避難指示が出されていたが、泥の除去が進み、安全性が確保されたとして31軒が避難指示解除。なお、みそら野地区の一部、65軒については避難指示を継続中。12/18;13:00-15:00;避難指示のエリアで一時帰宅が許された。 避難指示が継続されている区域の12世帯の26人は白馬村内の宿泊施設に避難。土砂災害の専門家は「季節外れの暖かさ」と「雨」が原因とみています。信大の教授は「上流の方はかなり雪があったと思います。2〜3日前あたりからかなり気温が上昇し、 融雪、雪解けして、それが地中にしみ込んで、土の中は崩れやすい状態になっていた。雨が降ると雪解けに拍車がかかる」。雪解けによる土砂災害は春先に多いが、12月に起きるのは珍しいという。教授は「融雪時の災害に対する基準値を検討するべき。 雨による災害土石流等に関しては何mmという基準があるが、融雪時はない」。被害を受けたエリアは限定的でスキー場に影響はないという。今後、土砂によって塞がれている水路にカメラを設置し、水量を監視。危険な兆候が起きていないかを 監視続けていく。県と協力して上流からの水が住宅地に流れ込まないよう誘導する工事を進め、安全を確保する考え。なお、住民の避難が長引く可能性があり、県営住宅に入居できるよう準備中。
スキーシーズンを直撃した土砂災害。スキーをはじめとする冬の観光のトップシーズンを目前に控えた中での災害で、観光や宿泊客への影響を懸念している。
みそら野はペンションなど宿泊施設が多く、本来は書き入れ時。応急的な砂防施設の設置、土砂・泥の除去など復旧には相当時間がかかりそう。土砂を撤去しないと土砂の上に雪が積もり、車が出入りできなくなることが懸念される。あるペンション 経営者は「避難指示が継続し、お客さんを入れることはできない。どうしようか」と。
八方尾根から岩茸山にかけては蛇紋岩の地質で、八方尾根は蛇紋岩帯が地表に現れているめずらしい場所。蛇紋岩はもろくて軟らかく風化が激しい。今回の場所(黒豆沢)は急傾斜地で割れ目の多いもろい蛇紋岩で、暖かな気温で雪解け水がたまっていた ところにまとまった雨が重なったことが土砂崩れの一因とみる。教授は「崩れやすい条件が地質的には出来上がっている。それが沢の中に蓄えられていて、水を含んで土砂災害につながった」と考えられる。1996年12月の小谷村「蒲原沢土石流災害」も 今回と似た条件で起きていて、地質や気象など条件さえそろえば真冬でも土砂災害は起こりうる。みそら野の山側は急傾斜地崩壊の「特別警戒区域」、土石流の「警戒区域」に指定。

■12/18;白馬村丸山俊郎村長は長野県庁を訪れ、阿部知事と面会し、避難者の受入れや土砂撤去にかかる費用への支援を求めた要望書を提出した。
12/16;白馬村北城のみそら野地区では山の斜面から多量の土砂と水が流れ下り、住宅など少なくとも16棟に被害が出た。要望書では、避難者の受入れや土砂撤去にかかる費用の支援、復旧工事の方法を早期に決定などを要望。阿部知事は 「県としても全面的に協力しながら、被災された皆様の暮らしを一日でも早く平常な形にしていくよう、村とも連携をとって対応していきたい」と。

■12/16;白馬村で起きた土砂災害で、被害を受けた建物は少なくとも16棟、うち1棟は全壊。
12/16;6:00;地区に隣接する山の沢筋(黒豆沢)で斜面が崩れて川の水と土砂が集落に流れ込みました。身動きの取れなくなった15人は消防に救助され、けが人はいない。白馬村はみそら野地区の一部の住民に避難指示を出し、12/17;18世帯45人が 村内7ヶ所の宿泊施設に避難中。12/17-12/18;白馬村北城のみそら野地区ではうっすらと雪が積もる中、県・村の職員、砂防専門家らが被災した約50軒の被害状況を調査した。12/17;立入禁止区域内に入って建物の状況を確認、またドローンを 使って水や泥の状況と被害範囲を確認、復旧に向けた手法を議論した。被害は16棟、全壊1棟、床下浸水1棟、再調査14棟。白馬村丸山俊郎村長は「現地調査は出水がまだある場所には近づけない状況。避難されている住民の皆さんは早く 帰れる方もいれば長引く方もいると思う。土砂流入という危険性を考え、人家に水が行くことのないような流れを変えるための作業を進めていく」。白馬村は復旧作業をスタートさせ、12/18;災害対策本部会議で避難指示の対象エリアを 改めて検討する。現場はみそら野地区の奥、コテージYamajyu〜Hオークフォレスト周辺。シオン・みそら野・花いかだ・ボーデン・タタン・植物誌・12カ月・エビアンなども規制範囲。被害のあったペンションやホテルの一部では土砂の撤去や 予約取消などを行っている。

■2023.12/16;6;00;白馬村で土砂崩落が発生。
12/16;5:40;白馬村北城みそら野地区で、住民から「家の横の道路に水が流れている」と119番があった。現場はみそら野地区の奥で、裏山の沢筋(黒豆沢)で斜面が崩れ、沢から住宅地や道路に大量の土砂や水が流出した。川の水と土砂が住宅地や道路に 流れ出し、流れ込んだ土砂で住宅数棟が全半壊、床上・床下浸水の被害が出た。被害は10数軒に及ぶとみられています。泥は深いところで腰の高さまで堆積。身動きが取れなくなった住民15人が北アルプス広域消防本部のボートや、群馬県防災ヘリで 救助された。場所は八方尾根下の白馬ジャンプ台の南西、エコーランド奥のみそら野別荘地。一帯にはペンション・別荘、民家が立ち並ぶ。道路を埋め尽くした木々、土砂に埋まった車、膝上まで泥に埋まりながら歩く村人。 白馬村は同地区の道路を通行止めにして復旧作業に当たっています。白馬村は前日の大雨や雪解け水によって、沢の土砂が崩れ流れ込んだとみて原因を調べています。白馬村は「気温が上がって雨が降り、雪が解けたことが影響している可能性がある」と。 避難所には27世帯53人が避難。帰宅できない15世帯38人は村内の宿泊施設に宿泊。

■2023.12/15:8:00〜12/16:7:00;24H降雨量は乗鞍121mm,白馬大楢川111mm,御嶽山92.0mm,穂高中房67mm,白馬65.5mm,上高地57.5mm,小谷42.5mm,大町23.5mm,穂高17.0mm,長野15.0mm,松本8.5mm。 最低気温は白馬10.0℃、大町10.9℃、長野11.2℃、穂高12.3℃、松本13.5℃と9/下-10/上並みの季節外れの暖かさ。




★☆★2024.JAN Noto Peninsula Earthquake★☆★
※能登半島地震で被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を心より祈っています。

■2025.2/11;能登半島地震の復興支援のために、大町市大町西が考案した「ビタミンちくわのレトルトカレー」が「大町あめ市」(2/11)で販売された。
スギヨが商品化、今回が初披露。児童が店頭に立ち、少しでも能登の人たちの力になろうと、同社キャラクター「ビタちくワン」の手作りのかぶり物をするなどしてPRした。レトルトカレー(\650,193g,限定50個)を販売。15分で品切れ。売上金は 経費分を引き、能登半島の復興のために寄付する。レトルトカレーは、被災地復興のために市の「ソウルフード」とも言えるビタちくのカレーを売り出したいとの児童の思いをスギヨがくみ取り商品化。甘口で野菜やキノコなども入っており具だくさん。 スギヨは「子どもたちの能登への思いがこもった良い商品を作れた」。来場者は「能登を思う気持ちが素晴らしい」と話し掛けながら買い求めた。募金活動も行い、心温まる善意が寄せられた。児童たちは阪神淡路大震災からの復興を願う歌 「しあわせ運べるように」を披露し「あめ市」の来場者らが耳を傾けた。
今回のカレーは「能登の太陽 ビタミンちくわカレー」(\650)。「黒部ダム」建設の苦闘を描いた映画「黒部の太陽」から名付けられ、「このカレーが被災地の太陽になれたらうれしい」という思いを込めた。レトロ風なパッケージにはダムが描かれ、 「がんばろう!能登」と書かれた復興支援のマークも印刷。
黒部ダムの掘削工事現場でビタミンちくわ入りのカレーが食べられていたことから同社が食育の授業を行い交流が始まった。能登半島地震後は、募金活動などに取り組み、「息の長い支援をしたい」と、2024年9月にレトルトカレーの商品化を提案。 2024.10月には児童が現地を訪れ、被災者から話を聞いて回り、商品開発に生かした。学習の時間で商品の中身やパッケージデザインを考え、試食も重ねた。完成したカレーは具だくさん。郷土料理研究家の協力も得て、ダム工事で提供されていた 当時の味を再現。ちくわはもちろん、石川産のタマネギ、ジャガイモなどの野菜や能登豚、長野産エノキタケも使用。同社は「地震から1年以上が経過したが、これからも一緒に頑張っていこうという気持ちを感じる。本当にうれしい」。一般販売は 今後検討するという。

■〜2025.1/31;能登半島地震の被災地を支援しようと、大町の15飲食店が「スギヨ」(石川七尾市)の「ビタミンちくわ」を使ったメニューを提供する「信濃大町ビタミンちくわフェア」開催中。
ビタミンちくわは1952年に製造が始まり、生産量の7割が県内で消費。1956〜1963年の「黒部ダム」建設の作業員がビタミンちくわ入りのカレーを食べていた縁もあり、同社は大町の小学校で食育に取り組んできた。ちくわの製造工場は 地震で天井が崩落するなどし、5ヶ月間製造中止。今回のフェアは約70年間にわたって長野県の食卓を支えてきたスギヨへの恩返しと被災地支援につなげようと、市が企画。市内の飲食店が協力し、おでんやパン、スープカレーなど、 ビタミンちくわを活用したメニューを提供。抽選で景品が当たるキャンペーンもあり、フェアに参加した飲食店の店頭や、Instgramへの写真投稿を通じて応募。市まちづくり産業課は「長野とスギヨのつながりは強く、大町にも ビタミンちくわが根付いている。今回のフェアのメニューも定着していけば」と。

■2025.1/18;池田町議会は奥能登豪雨災害の支援イベントとして、「池田町ハーブセンタ・てる坊市場」で「餅つき大会」を開催した。
訪れた人につきたての餅や豚汁を振る舞い、新年に日本の食文化を継承しつつ募金を集めた。

■2025.1/1;能登半島地震の発生から1/1で1年。
被災地、富山氷見の神社には朝から多くの人が初詣に訪れた。神社には朝から続々と初詣の参拝客が訪れ、1年の健康や能登半島地震からの復興を祈り、手を合わせていた。神社では復興への願いが込められた干支の白い蛇を描いた絵馬が 奉納され、2025年いっぱい境内に飾られます。

■能登半島地震では、石川と富山、新潟の3県で計504人が亡くなった。このうち災害関連死は276人で2016年熊本地震の222人を超えた。消防庁のまとめでは被害を受けた住宅は12/24;6県で14.9万棟に上っています。被災地では生活の再建や 地域の復興に向けた取り組みが進められてきたが、まだ道半ば。

■能登半島地震から1年。仮設住宅入居者アンケートでは、84%の人が「将来への不安を感じる」と回答。
NHKは2024年12月、東大の関谷直也教授の研究室と共同で、輪島市・珠洲市・穴水町・能登町の奥能登地域に建てられた仮設住宅の入居者を対象にアンケートを行い、297人から回答を得た。 1)将来に不安を感じる?;「とても」(48%),「やや」(36%),「どちらともいえない」(9%),「あまり感じない」(3%)。84%が将来への不安を感じている。
2)今後の心配ごとは?;「再び地震・津波が起きること」(68%),「住む場所の確保」(53%),「自分や家族の健康」(50%),「地域の復興」(45%)など
3)将来住みたい場所は?;「被災前に住んでいた場所」(48%),被災前と「同じ地区」(19%),「同じ市や町」(11%),計78%が地元で暮らし続けたいと希望。
4)今、必要な情報は?;「住宅再建の支援制度」(58%),「今後の奥能登地域の復興の見通し」・「生活再建のための支援情報」(53%)など。
5)能登半島地震での初動対応の課題は?。
「被害状況の把握が遅かった」(51%),「県や市・町が何をやっているかわからなかった」(50%),「被害想定が不十分だった」(45%),「避難所のあり方」(45%), 「インフラ復旧が遅かった」(44%),「孤立集落への支援が遅かった」(23%),「広域避難の方針」(21%)など。
教授は「復興の1丁目1番地は被災した方々個人の生活再建。災害から1年が経過する中、地域や生活をどうしていくかに目がいくはずだが、そうなっていないことが特徴であり課題。復旧復興が進んでいないのは物理的な工事や地理的な状況もあり やむをえないところがあるが、何故そうなっているのか住民に伝わっていないのが大きな課題で、自治体などが住民に対し、復興の見通しや今後の地域の方向性についてより積極的にコミュニケーションをとっていくことが必要」。

■2025.1/1;能登半島地震で液状化の被害が相次いだ富山射水にある神社でブリを奉納する伝統の「鰤分け神事」が行われた。
「鰤分け神事」は射水市「加茂神社」に平安時代から続くと伝えられている行事で、成長するにつれ名前が変わる出世魚のブリにあやかって家の繁栄や家内安全、無病息災などを願います。富山湾で水揚げされた重さ10kgの塩ブリが並べられ、 宮司の祝詞に合わせて氏子の代表がブリを掲げ、奉納した地区の名前を読み上げた。能登半島地震では強い揺れや液状化の影響で射水市では大きな被害が出て、この神社でも灯籠などが壊れたという。2025年の神事では地域の復興も祈願された。 宮司は「神様が住むこの神社の復旧を進めてきた。富山や石川で、少しでも早い復旧復興を祈願します」と。

■2024.11/17-11/20;池田町社会福祉協議会と町災害救援ボランティアセンタは2024.9月の能登半島豪雨災害ボランティア活動を行っている。11/17;石川県能登町に向かった。

■2024.11/1〜2025.1/31;「信濃大町ビタミンちくわフェア」開催
信州のソウルフードと言われる「ビタミンちくわ」は石川スギヨの製品。能登半島地震で被災した水産加工会社「スギヨ」(石川県七尾市)を中心に能登半島の食を支援する。黒部ダム建設時にカレー食材として親しまれた頃から長い縁がある、 大町とつながりが深いビタミンちくわを、おいしく食べて能登の復興支援を後押ししよう。大町市内14の協力飲食店ではビタちく入りのフレンチやおでん、総菜パン、うどんといった特製メニューを提供する。能登応援は
1)「食べて復興支援」;「がんばろう能登」のシールがある商品を購入
2)「Instagramキャンペーン」;ビタミンちくわを食べたメニューを投稿
3)「協力飲食店によるオリジナルビタミンちくわメニュー」;メニューを食べて応募用紙で投函
海産物詰合せやおおまぴしょん・ビタちくわんグッス等が当たる。
大町市はカフェやパン・菓子店の人口当たりの軒数が全国平均を大幅に上回る。「ホッとひと息つけるまち」をテーマに「おおまちカフェ」事業を展開。

■能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」
3/8;富山県でも受付が始まり旅館では予約の問合せが相次いでいます。「北陸応援割」は地震の影響を受けた富山、石川、福井、新潟の4県の観光業を支援するため、観光客の宿泊代などを1回の宿泊予約で2万円を上限に半額を補助する国の事業。 3/16-4/26;宿泊分が対象。富山県によると県内では231施設が対象。3/8;受付を開始した大手旅行会社でも富山県分はすぐに完売。県ホテル・旅館生活衛生同業組合によれば、受付開始と同時に予約や問合せが集中、加盟する宿泊施設からは 「開始1時間で割り当てられた予算上限に達してしまった」という。背景には各施設や旅行会社に割り当てられた予算の少なさがあるとみられます。富山県によれば、地震のあとキャンセルや旅行控えの影響で、県内の宿泊施設の1月分の損失額は 推計20億円に上るという。

■3/8;能登半島地震の被災地を観光で支援する「北陸応援割」について、新潟、富山、福井3県を対象とした予約受付が始まる。
3/16-4/26;宿泊が対象、1人2泊2万円を上限に、旅行代金の半額を割引。石川県は3/12から予約受付。3/16;北陸新幹線の金沢-敦賀間が延伸開業予定で応援割との相乗効果で観光客の受け入れ促進を目指す。応援割は政府が決定した被災4県の復興支援策。 交通費込みの旅行商品も対象で、割引額の上限は2泊以上の場合は1人3万円、宿泊地が2県以上の場合は3.5万円。旅行者は代理店や予約サイトを通じ、安い価格で購入できる。期間中でも予算がなくなり次第終了。
※石川;「いしかわ応援旅行割」
※福井;「ふくいdeお得キャンペーン」
※富山;「とやま応援キャンペーン」
※新潟;「にいがた応援旅割キャンペーン」

■3/16-4/26;北陸応援割は宿泊分、ビジネス目的は対象に含まれません。交通や宿泊の代金が最大、半額まで補助、1人あたりの金額の上限は1泊の旅行で2万円、2泊以上で3万円。
「北陸応援割」の予算額は、能登半島地震による4県。予算額は石川県約50億円、新潟県約24億円、富山県約13億円、福井県約8億円。
3/8;能登半島地震の被災地の観光支援策「北陸応援割」では新潟、富山、福井3県を対象にした予約受付が旅行会社で始まった。オンラインサイトでは販売開始直後に対象商品が完売する動きが相次いだ。

■3月-GW前;「北陸応援割」(未定)
3/16;北陸新幹線の金沢-敦賀開業を念頭に置き、能登半島地震の影響で甚大な影響を受けた観光業界を支援する目的で、1人1泊の旅行代金が2万円を上限に50%割引。
新潟、富山、石川、福井での宿泊旅行が対象。新幹線・高速バスなどの交通付宿泊ツアーも割引対象。日帰り旅行は対象外。同一県内で2泊以上するツアーを予約する場合は、割引上限は1人3万円、2県以上で宿泊する周遊型旅行では割引上限を1人3.5万円。 宿泊旅行&交通付き宿泊旅行(1泊):最大\2万円/人泊、交通付宿泊旅行(2泊以上:最大\3万円/人、周遊旅行(2県以上):最大\3.5万/人。国交省観光庁が実施。予算は94億円。地震被害が甚大な輪島や七尾などの能登地方は復旧を優先し、今回の割引対象外。 復旧・復興が進み観光客の受入れが可能になった段階で改めて支援する。能登での旅行支援は補助率を70%まで引上げることを検討中。


■2024.8/18;9:00;塩尻の道の駅「小坂田公園」で能登半島地震の復興支援チャリティーイベント開催。
道の駅指定管理者のTOYBOX・松本山雅、和太鼓団体が加わる。サッカーと和太鼓で被災地を応援しようと、小学生と元山雅選手の試合や、輪島の和太鼓団体を招いて祭りを行う。園内のサッカー場でサッカーイベント。元山雅選手ら11人が集結。 試合は低学年と高学年の部があり、定員各30人。参加費(\1000)。全額を被災地に寄付。見学自由。太鼓まつりは10-15:00;管理棟前で行う。能登の復興支援事業に取り組んでいる和太鼓3団体(塩尻五百渡太鼓保存会、信州塩尻阿禮太鼓、桔梗太鼓)、 輪島の「和太鼓虎之介」などが演奏する。

■6/14;能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の「スギヨ」を支援しようと、大町市大町西小が「デリシア大町店」で「ビタミンちくわ」の販売支援PR活動を行った。
手作りのポスターやのぼりを掲げ、応援の気持ちを込めた「ビタちく体操」を披露し、買い物客に支援を呼び掛けた。

■6/8;大町市連合自治会と市自主防災連絡会は合同防災研修会を大町市役所で開いた。
地域の防災力向上を図ろうと企画。「能登半島地震から考える防災フォーラムinおおまち」と題し、2024年1月に発生した能登半島地震の被災地支援にも参加した日本防災士会長野県支部長の講演やグループワークを通じて、被災地の支援や 復興状況を交えながら、災害への心構えや、避難所のあり方など今後の防災を考えた。自治会役員など約60人が参加。

■4/4;大町の女性団体連絡協議会は能登半島地震被災地への義援金、約4万8000円を社会福祉協議会事務局に持ち込んだ。
中央共同募金会を通じて現地に送られる。

■大町市大町西小と南小の児童が、能登半島地震で工場が被災した「スギヨ」(石川七尾)を元気づけたいと、手書きの応援メッセージを送った。
同社は「子どもたちの気持ちがとてもうれしかった。復興の励みになる」と。

■3/11;大町市大町東小は能登半島地震の義援金計6万3873円を大町市に届けた。
参観日などで保護者や教員に対して募金への協力を呼び掛けた。「できることは少ないけれど復興を支援したい」と一日も早い被災地の復興を願った。

■3/11;18:30-19:00;大町市「大町西小」の丸花壇で「キャンドルナイト」
2/2;大町市役所で行った能登半島地震募金のお礼を地域の人に届けたいと企画。児童たちの感謝や被災地への応援メッセージが込められた心温まるイベント。1年間世話になった学校ボランティアや地域の人たちへの感謝も届ける。 キャンドルを灯すためのプラスチックコップにメッセージを記入した。

■大町市美麻小中学校は能登半島地震の被災者に届けるための募金に取り組んだ。
参観日などで募金箱を設置、米作りで収穫した米の売上金など計2万5233円を日本赤十字社を通じて被災地に送った。

■2/29;小谷村役場で能登半島地震の被災地支援のため石川県に派遣した職員の活動報告会を開いた。
派遣された職員3人が登壇し、被災地の現状や支援の様子、被災者の思い、課題など活動を通じて経験したことや学んだことを発表。報告会には中村義明村長をはじめ村職員、村議ら約25人が集まり、発表を聞き教訓や課題を共有した。

■県美容業生活衛生同業組合大北支部は、能登半島地震の被災地・石川県の同業者にタオルを送る支援活動を展開。
断水などにより入浴ができない被災者が仮設シャワーで使えるよう、組合員や利用客に協力を呼び掛け、500枚以上を集めた。

■日本防災士会長野県支部は石川支部からの要請に基づき、1/中から避難所運営の人的支援に取り組んでいる。
大北からは同会メンバー4人が支援活動を行っている。珠洲市では避難所運営のボランティアは募集しておらず、個人では行くことができない。県支部は、2月もメンバーが交代しながら現地入りして途切れることのない支援を続けていく。

■大町市大町西小は能登半島地震の被災者を支援しようと募金活動に取り組んだ。
これまで授業で災害時に温かい食事を提供するなど苦しむ人たちのために働く日本赤十字社の活動を学んできた。元日に起きた地震を受けて児童たちは、その学習経験を生かして「何かできることはないか」と相談し合い、市民から義援金を募ることを決めた。

■1/28:豊科の「安曇野赤十字病院」は、能登半島地震の被災地に救護班を派遣。
1/29-1/31;石川珠洲の避難所で避難している人の健康管理支援や心のケア、医療救護所での救護活動などを予定。医師は「被災者の皆さんの健康管理に少しでも役立つ活動ができれば」と。日本赤十字社長野県支部の要請に基づく派遣で、救護班を派遣するのは 初めて。医師や看護師、薬剤師、主事で構成。1月に医師や看護師ら災害医療コーディネートチームを派遣し、2月にコーディネートチームの派遣を再び予定。

■1/26;能登半島地震の緊急消防援助隊として、北アルプス広域消防本部から石川珠洲に派遣された職員らが牛越徹大町市長に活動報告した。
最大震度7を観測した被害の様子や被災地の課題などを振り返った。1/10-1/13;大町消防署は珠洲消防署を拠点に高齢者福祉施設からの避難者の搬送などに携わった。「建物が見渡す限りつぶれていた。破損した道路に雪が積もり、慎重に 運転しなければならず、移動にも時間がかかった」と。被災者の生活では「簡易トイレの前に長蛇の列ができていた。被災地におけるトイレや水、食料の確保は課題」と。

■能登半島地震の被災地支援の輪が中学生や高校生まで広がっています。
松本の高校では能登半島地震の被災地に送るための支援物資を準備。コメ、卵、化粧品などの物資を袋に詰めていきます。コメはこの高校の生徒が育てたもの。 化粧品などの物資は子ども食堂の運営・支援をするNPO法人「ホットライン信州」に企業などから寄付があったもの。これまでも被災地に簡易トイレや水野菜などを届けてきた。NPO法人ホットライン信州「ニーズも徐々に変わって来ている」と。 物資は能登半島地震の被災地や松本で開かれる子ども食堂に届けるという。「若い人たちが協力してくれて盛り上げてくれることで、被災した人たちの気持ちに寄り添って自分たちも頑張ってやれるんだという気持ちが湧き上がってもらえれば」と。

■1/22;大町の「大町流鏑馬やぶさめ太鼓」は、2023年末のバチ納め演奏会で来場者から寄せられた芳志の1万円を市に寄付した。合わせて能登半島地震の被災者支援のため、メンバーから募った義援金1万円を牛越徹市長に手渡した。

■1/20;池田町議会は、能登半島地震の支援として餅つき大会を「池田町ハーブセンタ」で開催した。利用者につきたての餅と豚汁を振る舞い、義援金の募金箱を設置して支援を呼び掛けた。

■能登半島地震の被災地に対し、大北のスキー場から支援が広がっている。
白馬47と白馬五竜スキー場は、地震により営業ができなくなった石川県内のスキー場のシーズン券所持者を無料で受け入れる。大北10スキー場の運営会社でつくるHAKUBA VALLEY索道事業者プロモーションボード(HVPB)は義援金の募金箱を10スキー場に設置した。

■1/23;池田町で被災地支援などに取り組む団体でつくる「池田町ボランティア活動連絡会」は、能登半島地震で被災した石川能登町に炊き出しのボランティアに出発した。
会員や町社会福祉協議会の職員が自動車2台で能登町を訪問。1/24;避難所の宇出津小と能都中を訪ね、豚汁と白菜の浅漬け約300食を昼食・夕食で提供。避難生活している被災者の食生活に野菜が不足する中で、長野県社会福祉協議会を 通じて訪問先の依頼を受けた。

■1/22;能登半島地震の被災地・石川珠洲市に派遣されていた緊急消防援助隊県大隊が1/10から13日間の任務を終えて帰還した。
松本広域消防局からは延べ19隊(79人)が現地の消防・救急業務や土砂崩れ現場での安否不明者の捜索に当たった。「被災地は地震で生じた亀裂や段差、土砂による道路寸断がとても多かった。家屋の倒壊が深刻で、海岸の隆起で変わった地形は 衝撃的だった」と。土砂崩れの現場では自衛隊と連携して手作業や重機で行方不明者の捜索を行った。「現場で得た教訓を今後の防災や災害対応に役立てたい」と、被災地の一刻も早い復興を願った。

■1/19;大町市役所能登半島地震の被災地に派遣する市職員の出発式を開いた。
各部署から選抜された4人が市の給水車とともに石川七尾市に入り、断水で苦しむ被災者の支援活動に尽力する。

■1/16;「能登半島地震」を受け、大町総合病院から災害派遣医療チーム「DMAT」の第4隊が被災地石川に出発。
医師と看護師、業務調整員の計5人が1/21まで被災地の医療提供体制を支える。大町病院からは国の要請に応じて、第1〜4隊の延べ22人が被災地入り。七尾の能登総合病院を拠点に石川県内に派遣、珠洲の病院で夜間診療、被災した傷病者の搬送、 高齢者福祉施設が必要とするニーズ調査などに携わっている。

■1/9;安曇野市は石川県に向けて「給水車」などを派遣した。
日本水道協会中部地方支部からの要請を受け、安曇野市は、県が支援担当する石川羽咋市に対し、給水車1台と上下水道部の職員を派遣した。安曇野市太田寛市長は「最も重要なライフラインである水。安曇野から給水車を派遣することは 非常に大切な任務」と。石川県内では地震の影響で未だ断水しているところが多く、水の確保が難しい状況。被災地に給水支援を行うのは県内4陣目。1/10-1/12;現地で給水支援を行う。

■1/9;長野で県下水道公社が開いた「水道・下水道の管理を考える研究会」が開かれ、能登半島地震を受けて石川県で給水支援を行った自治体職員が、水不足に悩む被災地の現状を報告した。
甚大な被害を受けた輪島などでは朝から1日中、水を求める人の列が途絶えなかったという。県下水道公社によれば、輪島や珠洲といった、より被害が深刻な地域での給水支援が想定され、いかに安全を確保しながら継続的に支援を行っていくかが 課題。県下水道公社は「被害が深刻な地域では断水が続くと思うので、自治体職員が支援しやすいよう情報共有を進めていきたい」と。

■1/9;被災地で炊き出し活動する「松本市炊き出し隊みらい」は、能登半島地震の被災地で活動するため、松本を出発。
食材、調理器具、衣料品、衛生用品などの支援物資を車に載せて、メンバーがトラックなど3台で活動拠点とする石川七尾市に向かった。七尾市や珠洲市の避難所でおでんやうどん計1000食を提供予定。支援物資は七尾市の寺院から現地の要望を 聞いて必要なものを選び出し、中南信の曹洞宗寺院の婦人会や、松本ゾンタクラブ、松本市内の少年サッカースクールから募った。「被災者のニーズに合った食事を提供し、国や自治体の支援のはざまを埋める役割を果たしたい」と。

■1/9-1/10;能登半島地震の被災者の救助活動などにあたるため、県内の消防隊員で作る「緊急消防援助隊」は石川に向け出発した。
今回の地震を受けて、県内の13の消防局や消防本部の計161人の「緊急消防援助隊長野県大隊」を編成、1/10〜;石川珠洲市で救助活動などを行なう。

■1/7;大町中央本通りで「大町市消防団出初式」が行われた。
4年ぶりに市中パレードが行われ、消防団員や地区自主防災会、園児などが街中を歩き、消防車両が進行した。パレード後には「大町文化会館」にて式典が開催され、大町市長訓示、来賓の祝辞、消防団員表彰式などがあった。 2024年元旦には最大震度7の能登半島地震が発生し、多数の家屋倒壊、津波による家屋流出や漁船の転覆、広範囲での土砂崩落と道路寸断、大規模な火災などで多くの人命と財産が失われた。参加者たちは 災害に強い地域づくりや備えへ決意を新たにし、防災への意識を高めた。

■甚大な被害を出している能登半島地震で、海産物などの物流にも出始めています。
日本海の氷見や魚津では定置網が破損した影響で、今後は寒ブリ・カニ・甘エビ・ホタルイカなど鮮魚の入荷が厳しくなりそう。また、かまぼこやちくわなどの練り物も。県民におなじみの「ビタミンちくわ」は7割が信州で消費される。 製造する「スギヨ」は石川七尾の本社や北陸工場などが被災。断水で工場が稼働できず、生産・出荷は完全にストップ。道路も寸断され、在庫の出荷も難しい状況という。スギヨ長野営業所は「製造ができない状況で、スーパーに供給しているものは 年明けから止まっている」。復旧のめどはたっておらず、今後の影響が心配されます。

■小谷村、白馬村、大町市、松川村、池田町の「北アルプス青年会議所」は被災地の氷見市役所にブルーシート(76枚)とガムテープ(26巻)を提供した。

■1/5;大町商工会議所青年部は、最大震度7を観測した能登半島地震で大きな被害を受けている石川七尾市や富山氷見市に生活必需品などの支援物資を送った。
石川県商工会議所青年部連合会が災害対策本部を設置、日本商工会議所青年部を通じて全国の青年部に支援を依頼。大町商議所青年部では、水やカップラーメン、缶詰、生理用品、使い捨てカイロなどを用意して貨物車に詰め、 約5時間かけて現地へ直接運んだ。

■1/4;大町市は能登半島地震で断水など大きな被害が発生した姉妹都市の富山氷見市に支援物資を送った。
地域が誇る水資源を生かし被災者を助けようと、備蓄品の地元産飲料水約1.6tなどを被災地に直接届けた。大町市危機管理課によると、氷見市では最大震度5強を観測、市内全域で約1.7万世帯が断水。一部で復旧したもの、多くで回復の見通しが立っていない。 大町市はペットボトルの飲料水約240ケース、生理用品、おむつ、下着、ビスケットなどの物資を災害支援車両2台に積み込み、職員4人が被災地に搬送した。

■1/4;大町LCは、能登半島地震で被災した氷見LCに支援物資<を贈った。
断水で苦しむ姉妹都市の住民を助けようと、市内の飲料水を届けた。

■能登半島地震を受け、長野県阿部知事は被災地への支援を県民に広く呼びかけた。
1/4;石川県や富山県などとWeb会議を開き、情報共有をした上で必要な支援を検討するという。阿部知事は「石川県を中心に甚大な被害が出ている。これから寒さが一段と厳しくなってくる中で、避難生活の長期化も懸念されていて、 関係機関と協力しながら被災地支援に全力であたっていきたい。今後、義援金やボランティアによる支援が必要になるケースも想定される。県民の皆さまにも広く支援してもらいたい」と。「長野県は震度5弱だったが、人的被害はな く軽微な被害にとどまった。北陸とは距離的に近く、人の派遣などができる」と積極的に支援を行っていく考えを示した。震度7を観測した能登半島地震では多くの家屋が倒壊し、至るところで断水が続き、自衛隊などが給水車出動、 災害応援協定に基づき、1/3〜;松本・飯田・岡谷、1/5〜;長野市が給水活動にあたり、県内の市町村は今後も交代で給水車を派遣する予定。また、県内からは長野日赤や信大病院など13の病院がDMATを派遣。1/4;能登半島地震を受け、 日本赤十字社は被災地支援のための義援金を受付中。

■能登半島地震を受け、大北でも被災地支援の動きが本格化。
1/3;大町市は屋根が破損した住宅などを覆うブルーシートを被災した糸魚川市に届けた。大きな被害が発生した石川県への支援物資として飲料水を確保。大町市の姉妹都市で、災害相互支援協定を結んでいる富山氷見市へ向けて、 280mlボトル×224本の水など配給。水、タオル、非常食、生理用品、タオルなどを積んだ「防災トラック」が大町市役所を出発した。

■1/2;「国土地理院」の調べでは、1/1:16:10;能登半島地震により、輪島で西南に1.2mの移動・1.1m隆起、広い範囲で地殻変動が観測。
白馬村;北西へ7.3cm移動・1.4cm隆起、大町市;北西へ4.9cm移動・1.1cm隆起、安曇野市;北西へ3.6cm移動・-0.8cm沈降
長野市;北西へ4.8cm移動・0.5cm隆起、松本市では北西へ2.9cm移動・-0.6cm沈降。
※観測点の傾斜や局所的な地盤の変動を受けている可能性あり、今後数値は変更がありえる。

■能登半島地震では長さ150kmの断層が動いた。
地質学の専門家は活断層が通る長野県内でも同じ規模の地震が発生する可能性があると指摘。信大・地域防災減災センタの大塚勉特任教授は「能登では規模の大きな地震が1列に並ぶということで、この時に150km、活断層が動いた。 糸魚川ー静岡構造線も同じような長さで、これが全域で動けば能登半島と同じような規模の地震になるのではないか」。「日本の中でも特に活動性が高い活断層として警戒が呼びかけられている活断層。いつ起こってもおかしくないという 前提で対応していく必要がある」。「特に長野県は盆地が居住空間の基本ですから、ライフラインや物資が絶たれて基本的な生活が維持できなくなる可能性があります。そういった点への備えが必要」。 県は家庭での備蓄は「最低3日分」「できれば1週間分」を用意してほしい。飲料水、加熱せずに食べられる缶詰、レトルト食品、常備薬、生理用品などリストは県HPで公開。(防災ハンドブック)

■2024.1/1;16:10;「能登半島」を震源とする最大震度7、M7.6、震源の深さ20kmの地震が発生。
被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と1日も早い復興を心からお祈りいたします。
長野県内では震度5弱:長野市,信濃町,栄村、震度4:中野,野沢,小布施,白馬,小谷,大町,小川村,松本,上田,諏訪,軽井沢など広範囲で揺れた。
JR東日本によれば、北陸新幹線は長野〜金沢駅間は運転見合わせ、東京〜長野駅間は運転するが、遅れや運休が発生する可能性あり。地震の影響で北陸新幹線は一時、全線で運転を見合わせるなど、交通機関も大きく乱れ、長野駅では 多くの人が足止めされた。
JR大糸線は安全点検で南小谷-糸魚川駅間で運転見合わせ。しなの鉄道は黒姫-妙高高原駅間で区間運休。
高速道路は上信越道・信濃町IC-上越JCT間で通行止め。
・小諸や飯山では水道管が破損し漏水、断水した家庭には給水車で給水対応。
・戸隠では一時停電が発生。
・震度5弱を観測した長野「国宝・善光寺」でも大きな揺れに見舞われ、初詣に訪れていた参拝客は突然の揺れに、慌てて本堂の外に出る様子が見られた。本堂の裏にある大きな石灯籠が横倒しに。
・長野市内では水道管からの漏水・断水、住宅の屋根瓦落下などが発生。
・白馬村のスーパーでは棚が大きく揺れ、商品や酒類のビンが落ちて割れていた。
県危機管理部によればケガ人などの情報はないという。
今回の地震について、信大地域防災減災センタの大塚勉特任教授は、震源の一帯は中越地震や神城断層地震など地震が頻発しているエリアで、今回もその一環と推測。「今回の地震はプレートが潜り込むプレート境界で起こる地震ではなく、 深さも地表から10kmと非常に浅い場所で起こっている。一連の地震の発生具合を見ると富山の山の中、長野県に近い場所でも地震が起こっているようなので、長野中部・北信は要注意」

■1/1;能登半島地震では長野市、信濃町、栄村で最大震度5弱を記録するなど県内でも全域で揺れが観測された。
北陸新幹線は一時運転を見合わせるなど交通も大幅に乱れた。地震発生直後に全線で運転を見合わせた北陸新幹線は、長野-東京間は1/1;17:30;運転再開、1/2;午後まで長野-金沢間は運転見合わせた。1/1;JR在来線、しなの鉄道線、 長野電鉄などは運休や大幅な遅れが相次いだ。JR篠ノ井線は特急しなの上下8本を含めて終日運休、JR大糸線、JR中央東線も一部区間で運転を見合わせた。1/1;FDAが運航する松本空港の定期便は新千歳線、福岡線、神戸線の計4便が 松本空港での地震対応で欠航した。1/2;交通機関は概ね通常運行に戻ったが、1/3;JR大糸線は南小谷-糸魚川間は終日運休。

■1/1;北アルプス広域消防本部などによると人的被害は報告されていないが、小谷村で村道への落石などがあった。
新年早々に発生した地震に、地域住民や観光客からは「まさか元日に起きるとは」と戸惑いの声が聞こえてきた。

■1/1;「能登半島地震」に伴ない、大町で道路パトロールが行われた。
県大町建設事務所によると、長野大町線の大町青具-大町三日町間では異常なし。

■1/2;能登半島地震の影響で白馬のスキー場ではゴンドラ・リフトを点検、運転開始が遅れたが、安全が確認され、リフトが運行再開。

■1/3;年末年始を故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた。
能登半島地震の影響やや混雑で北陸新幹線の一部には遅れも出た。JR長野駅はUターンラッシュのピークで、お土産を抱えたりスーツケースを引いたりした家族連れなどで混み合った。 JRによれば、東京に向かう北陸新幹線の指定席は予約で埋まり、自由席乗車率は一部の列車で100%を超えるなど混雑した。

■1/6;能登半島地震で被害を受けたJR大糸線は、5日ぶりに全線で運転を再開した。
大糸線は、1/1;能登半島地震で線路の設備に被害が出たため、南小谷駅ー糸魚川駅間で運転を取りやめていた。設備の復旧と安全が確認されたことから、1/6;午後に運転再開、南小谷駅では14:43に2両編成の普通列車が糸魚川に向かって発車した。

■1/6;午後から、JR西日本は、JR大糸線南小谷-糸魚川間で運転再開。
南小谷→糸魚川;14:43南小谷駅発糸魚川行、糸魚川→南小谷;15:13;糸魚川駅発南小谷行。

■JR西日本は、能登半島地震の影響でJR大糸線南小谷-糸魚川間を終日運休。
地震でレールのゆがみなど線路設備に被害が出たため、1/1〜1/6まで終日運休にして復旧作業を進める。
南小谷駅には電車が止まったまま。JR東日本管轄の大糸線の松本〜南小谷駅間では通常運転。


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