
![]()
■今日(11/28)の白馬は晴れ。
■11/27;白馬高校国際観光科2年生28人が1泊2日で生徒だけで運営する「高校生ホテル」を村内の宿泊施設で始めた。
県内では初の試みで、外国人を含む14組30人の宿泊客を相手に観光案内や接客、配膳などに挑戦。地域の協力を得て、生徒が観光サービスの提供を体験する狙い。会場は八方地区の温泉旅館「しろうま荘」で、生徒は5班に分かれてフロントや
レストラン、客室、ツアーの案内などの業務を分担。同旅館の常連客や高校が声を掛けるなどした村内外の外国人、教育関係者らが宿泊した。昼すぎに宿泊客が白馬駅に到着すると、村が用意したバスに誘導し、村内の信州サーモンの養殖場や
白馬ジャンプ競技場などを案内。外国人客には英語で対応した。生徒たちは緊張しつつも、チェックインでは丁寧に接客。館内のレストランで夕食の配膳をし、地元産食材を使った料理について説明した。宿泊客に異なる客室を案内してしまう
トラブルもあったが、常連客の会社員は「一生懸命頑張ろうという気持ちが伝わった」と。11/28;朝食の配膳やチェックアウト、清掃などの業務に取り組む予定。
■11/27-11/28;白馬高校国際観光科2年生は、高校生が運営・接客する「高校生ホテル」を白馬八方温泉「しろうま荘」で実施。
県内外から訪れた宿泊客を、高校生28人が精一杯の「おもてなし」で歓迎。「民宿発祥の地でのおもてなし」をテーマに、村内を案内するツアーや客室の準備、料理の提供など業務のすべてにわたって、生徒が役割ごとの班に分かれ実施。
県内外から14組30人が予約し、満室に。宿泊客には県内外の高校関係者や保護者、3組の外国人を含み、同校への注目度の高さを感じさせた。
■小谷村小谷小3年生がこのほど、社会科の授業の一環として、茅葺屋根の葺き替え工事を進めている「小谷村郷土館」の見学を行った。
葺き替えをしている、村内の茅葺き職人・松澤敬夫さん、朋典さん親子の説明を聞きながら、自然と共生した昔ながらの伝統建築の素晴らしさに理解を深めた。郷土館は村の歴史を伝える史料館。明治時代に移築され、長い間全国的に珍しい
茅葺きの村役場として使われてきた。茅葺き屋根の葺き替えは25年ぶりで、前回も松澤さんが葺き替えている。
■大町の酒蔵3社はこのほど、「若一王子神社」境内にある松尾社で「松尾様」の神事を行った。
毎年、日本酒の寒仕込みが本格的に始まる時季に、三蔵合同で成功を願う例祭。「松尾様」は酒造りの祖神と伝えられる松尾大社の尊称。大町では古くから三蔵が合同で祭り、例祭の記録はS14年の帳簿が残る。酒の造りに直接携わる杜氏、
蔵人が集まって神事に臨むことも伝統で、2018年は金蘭黒部蔵元「かぶちゃん信州酒造」の村山大蔵杜氏、白馬錦蔵元「薄井商店」の松浦宏行杜氏、北安大国蔵元「北安醸造」の山ア義幸杜氏と、三蔵の蔵人ら計11人が参加した。
■11/26;大町警察署、大町地区交通安全協会、県北アルプス地域振興局は、夕暮れ時の交通事故を防止する啓発活動を、大町市役所近くの信号のない三差路で行った。
歩行者や自動車のドライバーに声を掛け、夜光反射材の活用や早めのライト点灯などを呼び掛けた。
■昔ながらの伝統製法で池田町の特産品「内鎌かんぴょう」を作っている内鎌地区の住民団体「内鎌のかんぴょうを守る会」が、県の園芸特産業の発展に尽力したとして、2018年度の県功労者表彰を受けた。
会は、県が選定した信州の伝統野菜「内鎌ゆうがお」の種の保存や栽培、手作業でかんぴょうを製造するなど、伝統産物の伝承に取り組んでいる。11/27;会員5人が町役場に甕聖章町長を訪ね、受賞を報告した。「内鎌かんぴょう」は、
無農薬で栽培した内鎌ゆうがおを7〜8月に収穫し、「手びき」と呼ぶ手作業で実を薄くむく。切断せずに長くむくのは熟練の技術が必要で、名人技と言われる。漂白やくん製処理をせずに天日で自然乾燥させるので風味や食感が良く、
品質の高さも評価。北アルプス山麓ブランドにも認定。町内でのかんぴょう作りは、江戸時代の1762年に尾州名古屋へ売り渡した記録が残り、少なくとも250年の歴史がある。明治期に交通の発達とともに需要が伸び、内鎌地区のほぼ
全約80戸で作られ、S10年代に最盛期となった。しかし戦後の食の多様化や兼業化で生産量が減り、高齢化もあって、H20年ころには生産者が数戸となったという。11/27;「守る会」の太田洋介会長らが町長室を訪れた。太田会長は
「守る会」がH23年に発足し、現在は60〜80代の29人が計14.6aのほ場で活動していることなどを説明し「毎年1200本-1600本の内鎌ゆうがおを収穫。おかげさまで、かんぴょうの生産量は発足当時の1.5倍の計約115kgに増えた」と。
甕町長は「受賞は会員の皆さんの絆のたまもの。町も伝統を守る糸口を見つけたい」と。功労者表彰には2018年度、花き栽培やワイン用ブドウの普及などに取り組む四つの生産者団体や個人が選ばれた。「内鎌のかんぴょうを守る会」は
地域固有の遺伝資源を守っていることや、地域に愛される食材として食育に力を入れていることなどが評価された。太田会長は「努力が認められてうれしい。後継者不足なので若い人にも魅力を知ってもらい、伝統をつなげたい」と。
■11/25;「第21回松川村年末マラソン大会」が松川村「川西運動公園」のランニングコースで開かれた。
村内外の小学生から60代まで約60人が参加し、秋深まる北アルプス山麓を快走した。
■堰の場所を確かめながら学習するなら、看板を付けたらどうか。そんな中学生の素朴な提案がきっかけで、三郷明盛の七日市場にある13本の堰に、名札が設置された。
三郷中の地域学習で地元の生徒と交流のある「七日市場の歴史を学ぶ会」が生徒の思いをかなえようと奔走し、農業用水路の保全に取り組む「七日市場水環境保全組合」から資金援助を受け、11/27;中学生と一緒に取り付けた。
七日市場に住む1〜3年生約50人が、歴史を学ぶ会や水環境保全組合のメンバーと一緒に縦18cm、横40cmのアクリル板の名札を堰の柵などに取り付けた。きっかけは07月の地域学習だ。堰を見学する予定が雨天中止となり、地元の
公民館で座学となった。学ぶ会の曽根原孝和会長が「暇な時に各自で見学するのに何か手掛かりがあるといいね」と問い掛けたところ、3年生が看板の設置を提案。設置作業に参加した生徒は「まさか実現するとは思わなかった。
しっかりとした看板で通行人の目に付く」と喜び、ある生徒は「何でもない普通の川に見えるけれど、昔の人が引いた堰だと知ってほしい」と。三郷地域には「車屋堰」「宮堰」「弥五左衛門堰」など水車、神社、開削者などに
ちなんだ古い堰が多くある。しかしほ場整備とともにU字溝となり、見た目では分かりにくくなっているのが実情。七日市場では庄野堰や及木堰といった幹線水路に名札はあったが、枝堰にはなかった。曽根原会長は「生徒はいいことを
言ってくれた。地域の住民、子供が水や堰への思いをより深めてもらえればありがたい」と。
■松本市島内小3年が2018年度、学校敷地内の西側に立つモミジの大木でツリーハウスづくりに取り組んでいる。
児童29人は、明治期に開校した学校よりも長生きしている推定樹齢150年、高さ約8mのモミジに親近感を寄せ、「全校児童が一緒に遊べる場を作ろう」と思い立ち、試行錯誤しながら作業に励んでいる。市内を拠点に里山の魅力を広く
伝えている「寿さと山くらぶ」の鈴木喜一郎事務局長を講師に迎え、児童たちは09/下から設計や木材加工などの準備に取り組んでいる。当初計画は「クラス全員が木の上に乗れるツリーハウス」と壮大だった。だが、過去3回の授業で
児童たちは木にあいさつしたり幹に耳を当てたりするうちに、モミジを学校生活を共にする「年長者」と捉えるようになり、幹や枝にあまり負担を掛けない設計に変えていった。11/27;幹の周りに設けた土台に角材を組み、ロープで
縛って固定したりネジ止めをしたりして、幹を中心に2.5m四方の床材を敷く準備をした。児童たちは力を合わせてロープを引っ張り、電動工具も使って木材を組んだ。児童は「完成を想像するとわくわくする」とほほ笑み、「みんなが
楽しめて木も喜ぶツリーハウスにしたい」と。ツリーハウス作りは、県が2018年度始めた信州環境カレッジ事業の一環で行われている。12/07;作業で幹周辺に床材を張り巡らす予定。同校は2019年度も活動を続け、屋根や遊具を備えた
ハウスを完成させたいという。
■冬ならではの郷土食を利用客に振る舞おうと、松本の宿泊施設などで野沢菜の漬け込み作業が行われている。
11/27;松本里山辺の旅館「美ヶ原温泉 翔峰」では従業員ら12人が地元産の野沢菜約800kgを仕込んだ。前日に塩漬けしておいた野沢菜を水洗いし、たまりじょうゆやからし、酢と一緒におけに漬け込んだ。毎年恒例の取り組みで、
2018年は100kg分を東北信で特に親しまれているという昆布と焼酎を使った方法で初めて漬け、味わいを楽しみにした。12/中から食事の際に提供する。おかみの内城良子さんは「翔峰らしいもてなしでお客さまを喜ばせたいという
従業員みんなの思いが伝われば」と。
■本格的な冬を前に陸上自衛隊の松本駐屯地で、恒例の野沢菜漬けが行われた。
作業は20-25歳までの若手隊員5人が担当し、地元で採れた野沢菜160kgを漬けた。隊員は駐屯地で調理を担当している隊員の指導を受けながら、野沢菜の茎に切り込みを入れたり塩を振ったりしていた。松本駐屯地の漬け物作りは50年以上
続く恒例の行事で、き11/28;野沢菜のほか大根100kgも漬けた。野沢菜は12/下から、たくあん漬けは年明けから、1日300人が利用する駐屯地内の食堂で提供。
■環境に配慮した取り組みに積極的な事業所を松本市が認定する制度「エコオフィスまつもと」で、質の高い取り組みから高位のランクの認定を受ける事業所が少しずつ増えている。
各社が取り組みを改善・継続していることもあり、2018年度は、最高位の「三つ星」の認定事業所が前年度より3件多い7事業所。一方、制度開始から4年目に入り、新規の認定数が伸び悩んでいるといった課題もあり、企業への制度周知や
意識啓発がまだまだ必要。制度はH27年度にスタート。節電・節水、エコバッグ活用、ごみの分別促進、事業所周辺の美化や清掃活動など31の評価項目を設定し、42点満点で採点して19点以上を一つ星、26点以上を二つ星、33点以上を
三つ星と認定。認定事業所には市発注工事の入札で加点されるといった特典もある。三つ星認定事業所のうち建設業の村瀬組と松本土建は、11/27までの認定更新時に再び三つ星となり、初の「優秀事業所」として表彰された。
村瀬組は堤防維持管理業務の中で希少植物を避けて除草作業を実施し、松本土建は宅地利用が難しい自社所有地で大規模太陽光発電所を建設した。11/27;市内で開かれた表彰式で、菅谷昭市長は「これからもよろしくお願いします」と
呼び掛けながら各社の代表に表彰状を手渡した。優秀事業所第1号となった村瀬組の村瀬直美社長は「これを励みにますます努力していきたい」と。一方、認定数全体の推移を見ると、増加傾向にはあるものの、29年度が前年度比4件多い
19件だったのに比べ、2018年度は1件増の20件と伸び幅が小さい。今のところ業種別でサービス業が少ないといった課題もある。市環境政策課の担当者は優秀事業者表彰のPR効果などを通じて「制度を広めていきたい」と。
■県内のレギュラーGS平均小売価格は\157.4円と前週より\1.1円安くなり4週連続で値下がりした。資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センタによれば、県内のレギュラーGS平均小売価格は\157.4円/1Lで前週より\1.1円 安くなりました。レギュラーガソリンの値下がりはこれで4週連続。また、ハイオクGSは\168.8円円と前週より\1円安くなり、軽油は\136.7円と前週より\1.1円安くなりました。灯油も\1712円/18Lと前週に比べて\14円値下がりした。 石油情報センタは「アメリカのイランへの経済制裁の緩和で価格が下がっている。アメリカと中国の貿易摩擦で景気の先行きが不透明になっていることもあり、石油の需要が伸びず供給過剰となっていて、来週も値下がりする見通し」と。
■今日(11/27)の白馬は晴れ。県内は晴れて気温が上がり、佐久や安曇野などで最高気温が19℃を超えるなど、各地で10/上-11/上並みの陽気。長野地方気象台によれば、県内は高気圧に覆われて晴れ、気温がぐんぐん上がりました。 日中の最高気温は佐久で19.7℃、安曇野で19.2℃、松本で19.1℃、白馬で17.2℃、長野で17.2℃、大町で16.2℃など各地で平年に比べて4-9℃ほど高く、10/上-11/上並みの陽気となった。
■11/26;白馬村で「新・観光立国論」などの著書で知られる小西美術工藝社社長・デービット・アトキンソン氏の講演会が開かれた。
地域資源を活用した「稼げる観光地域」のつくり方について、世界の視点からヒントを伝えた。
■白馬村蕨平の「白馬フィールドスポーツジム」でこのほど「第18回北信越ベンチプレス選手権大会」が開かれた。
北信越地域の力自慢が集結し、自己ベストの記録更新と各県の栄誉をかけて競い合った。
■大町市仁科台中3年生の生徒たちが取り組む総合学習の一環で、生徒とはなのき保育園の園児31人がこのほど、焼き芋交流会を校舎南の畑で行った。
10月に生徒と園児で収穫したサツマイモをアルミホイルで包み、職員が用意したたき火の中に放り込んだ。待つ間は全員で遊んで交流。時々たき火を囲み温まる姿もあった。
■大町出身で元NHK記者・アナウンサー・解説主事などを務めた山ア登さん(現・国士舘大教授)が、2018年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた。
NHKでは災害報道の第一線で長年活躍し、現在は災害情報の発信や防災教育などにも取り組む。山アさんの自著を取りそろえる大町図書館は、この機会に身近な地域の人の活躍をもっと広く知ってほしいと本の利用を呼び掛けている。
■11/23;県北アルプス地域振興局と池田町は、防災シンポジウムを「池田町創造館」で開いた。
地域住民ら約100人が参加し、講演やパネルディスカッションを通して、防災や減災について知識を深め、地域の防災力を高めた。
■11/27;安曇野・犀川白鳥湖に飛来しているコハクチョウは29羽。白鳥湖に4羽。
■〜12/02;穂高北穂高の「安曇野橋節郎記念美術館」・水辺のギャラリーなどで「第14回北穂高芸術展」が開かれている。
北穂高地域在住・出身の60人による作品展。美術館敷地内に漆芸家・橋節郎の生家があることから、地域の文化振興の一助にと、出展者を募って毎年開いている。油彩画やアクリル画、水墨画、彫刻、手芸、写真、書など、多種多様な
ジャンルと作風の作品を一堂に展示する。
■豊科高家の第一印刷に勤める高山由利子さんが、PCを使ってチラシを製作する「DTPオペレーター」の全国コンテストで総合1位に輝いた。
全国の印刷業者でつくる日本グラフィックサービス工業会の主催で、県内から優勝者が出たのは初めてといい、ジャグラ県支部の関係者の間にも喜びが広がっている。高山さんはイラストを描くソフト「アドビイラストレーター」部門に
出場。一次審査が6〜7月にあり、業務の合間に取り組んだ課題を通信で提出する形式で行われた。カレーのパッケージを指定の仕様通りに、後で手直ししやすいようにいかに忠実に再現するかを競い、全出場者106人の中で1位。上位10人で
争った10/中の二次審査は東京のジャグラ本部で行われ、ジャグラが用意した新規開店カフェのチラシとそっくり同じものをPCで作るのが課題だった。一次と違って文字のサイズや色の指定がなく、全体のバランスを見ながら2時間の
制限時間の中で仕上げた。「普段使っているパソコンではなく、審査員が大勢見ている中での作業で緊張した」と言うが、見事にやり遂げ、10/下に総合1位の連絡を受けた。11/上に東京ドームで開かれた表彰式で賞状と盾を受け取った。
コンテストは2018年で4回目だが、これまでは従業員50人以上の比較的大きな事業所が上位を占めてきた。第一印刷の萩原直基社長は「オペレーター2人の小さな事業所で、いかに効率よく仕事をするかという課題に向かい続けてきた結果、
ソフトを使いこなす技術が向上したのだと思う。県支部の仲間も喜んでくれてうれしい」と。受賞を受け高山さんは「DTPは会社に入ってから取り組み始めたが、とても面白い。今後は人に教えることもしてみたい」と。
■冬ならではの郷土食を宿泊客に振る舞い喜んでもらおうと、松本の宿泊施設などで野沢菜の漬け込み作業が行われている。
松本里山辺の旅館「美ヶ原温泉 翔峰」でも11/27に漬け込み作業が行われ、従業員ら12人が、地元産の野沢菜約800kgを水洗いし、たまりじょうゆやからし、酢と一緒に仕込んだ。
■松本市は2018年度から2019年度にかけて、夏の暑さ対策として市立の小学校26校、中学校17校の教室など計約410室へのエアコン設置を進める。
今夏の猛暑で小中8校の音楽室などに設置したことに続く施策で、特に熱中症が懸念される小1〜2年生の普通教室も対象とする。そのうち、来夏までには小中15校への設置を予定し、12/03;開会の市議会12月定例会に提出する2018年度
一般会計補正予算案に事業費約4億6150万円を計上する。全体計画としては、高冷地にある奈川、大野川各小中や分校などを除く全ての市立小中の小学校1〜2年生の普通教室や特別支援学級、パソコン室、図書室、音楽室、職員室などを
設置対象とする。来夏までには開智、源池、筑摩、旭町、田川、鎌田、清水、島内、中山各小と清水、鎌田、丸ノ内、旭町、松島、高綱各中の計約150室に導入する予定で、国庫補助金約1億円を受ける。市は8月、緊急暑さ対策として、
近隣住宅街への配慮から音楽室の窓を開けて授業やクラブ活動ができないといった状況がある小中8校にエアコンを設置。普通教室などへの設置は、市として初めての取り組みとなる。市教育委員会学校教育課の麻田仁郎課長は
「子供たちが良好な環境で授業を受けられる環境づくりに努めていきたい」と。
■7月に中アの木曽駒ヶ岳で目撃された絶滅危惧種のニホンライチョウが、北アか乗鞍岳から飛来したとみられることが環境省信越自然環境事務所の調べで分かった。
環境事務所は人工繁殖につながる可能性もあるとして今後の対応を検討する。木曽駒ヶ岳では1969年以降、ライチョウが目撃されず、絶滅したとされてきた。2018年7月、岐阜市の団体役員鈴木金治さんが休暇の登山中に見つけて撮影した。
鈴木さんは「山頂付近で鳥を見つけ、写真に撮ったらライチョウだった。何でこんな所に、と思った」と。驚いた鈴木さんから写真提供を受けた信越自然環境事務所の職員や信大の中村浩志名誉教授らが8月、現地調査をした。ライチョウの
姿は確認できなかったが、山小屋の頂上木曽小屋付近で羽毛やふんなどを採取した。採取されたふんなどを使って国立科学博物館が2種類の遺伝子解析をしたところ、北アと乗鞍岳に生息するライチョウとDNAが一致した。木曽駒ヶ岳との
距離は乗鞍岳が約40km、北アが約55km〜100kmで、環境事務所の担当者は「近い方の乗鞍岳から山伝いに移動してきた可能性が高い」と。環境事務所によると、ライチョウの雌は近親交配を避けるなどの理由から、冬になると遠方へ
移動することが知られている。北アから白山へ70kmほど移動した例もあるという。環境事務所の担当者は「北アや乗鞍岳のライチョウの成鳥やヒナを持ち込み、木曽駒ケ岳で繁殖に使えるかもしれない」と。12月に中村名誉教授ら
専門家らを集めて会議を開き、今後の対応を話し合う。
■中日本高速道路は、高速道路の定額利用と白馬・諏訪のスキー場リフト券をセットにした商品「スキードライブプラン」を発売する。
ETC利用車限定のプランで、高速道路とリフト券を割安に利用できる。昨冬発売して好評だったため、利用対象のスキー場を大幅に拡大して販売増を目指す。各プランの利用期間は2019年01-03月。利用日数は2-3日間で、高速道は主に
首都圏とスキー場周辺を結ぶルートの往復利用を想定する。昨冬は3カ所だった対象の県内スキー場を13カ所に拡大。白馬のスキー場では、首都圏発着プランに加えて中京圏発着のプランも加えた。プランの販売価格は\7100-2万1100。
12/上から中日本高速道路HPで申込みを受付。神奈川を出発して富士見町のスキー場「富士見パノラマリゾート」でリフト1日券(大人2人分)を利用するプランの場合、販売価格は1万3300円で、通常料金の合計額より\5260円安くなる。
■今日(11/26)の白馬は曇り・晴れ。
■11/22;白馬村の信学会「白馬幼稚園」の年長園児19人は、白馬村役場を訪れ、下川正剛村長に2019年用手作りカレンダーを贈呈した。
「いつもありがとうございます。おしごとがんばってください」と手渡し、日頃の感謝を伝えた。
■晩秋の一日、地元産の新そばを公民館で楽しむ。そばは地域の達人による手打ち、つゆはベテラン料理人が手作り。(\500/参加費)、ざるそばのおかわり自由。
大町の野口地域農業振興会はこのほど、恒例の「新そば祭り」を「野口公民館」で開いた。2018年は天候不順の影響で、そばの収量は少ないが味は良い。きょうは年に一度の新そば祭り、心ゆくまで味わってほしい」と金原会長。
正午のオープンから、2017年を上回る約130人が集まり、地元の新そばの豊かな香り、深い甘み、ほどよい粘りを堪能した。
■11/24;大町東町の作陶施設「陶芸の家」で「陶芸教室」を体験した市民の作品引き渡しが行われた。
10月開かれた陶芸教室に参加した8組15人が制作し、焼き上がった作品と対面した。教室は10/27,10/28に開かれ、陶芸の家会員の指導を受けながら、皿や茶碗、オブジェなどの制作が行われた。素焼き、本焼きを経て乳白色や深い
藍色などで彩られた作品が焼き上がった。
■11/21;税知識の普及などを図る大北法人会大町支部は、市へサクラ「ソメイヨシノ」の木1本を贈った。
毎年春のお花見を楽しみに多くの人が訪れる大町公園の一画へ植栽した。公園内には124本のサクラが植えられているが近年、老衰した木が目立ち始めているという。同支部では、これまで地域貢献活動として福祉用品の寄贈などを
行ってきたが、人々の集まる公園に、よりにぎわいをもたらそうと寄贈を決めた。
■11/26;安曇野・犀川白鳥湖に飛来しているコハクチョウは25羽。
■豊科で2019年01月に行われる小正月の伝統行事「あめ市」に向けて、準備作業が始まっている。
11/25;新田区と成相区の人たちがそれぞれ集まり、地域に福を届けるための「福俵」をわらで作った。福俵は大と小があり、御柱に飾り付けて年明けに立てる。01/14;本祭りで御柱を倒した後、大きな俵は街中を曳き回し、小さな俵は
慶事があった家や事務所に奉納する。新田区は、新田神社で福俵や神社に飾るしめ縄を製作した。大きな俵は横幅が75cm、太い飾り縄は緩みがないように力を込めてを取り付けた。曳行を取りまとめる親方・太田恭輔さんは
「当日はみんなで盛り上げようと思う。文化を守っていきたい」と。成相区は、成相コミュニティセンターの敷地内で作業を行い、協力して福俵を仕上げた。本祭りではにぎやかに俵を曳き回し、五穀豊穣や商売繁盛を祈る。
曳行の頭を務める細萱淳平さんは「明るく、楽しいあめ市にする」と意欲を見せていた。
■安曇野の小学校で今シーズン初めてインフルエンザが集団発生し、県が感染予防を呼びかけています。
県によれば、安曇野市三郷小では2年生の1クラスで36人のうち12人が欠席し、11/28-11/29までの3日間学級閉鎖。インフルエンザの集団発生は今シーズン初めてで、県は今後流行が広がる可能性があるとして手洗いなど感染予防を
呼び掛けています。県によればインフルエンザの集団発生は去年に比べて20日遅くなっています。
■スピードスケートW杯第2戦は苫小牧で最終日が行われ、小平奈緒選手が女子1000mで優勝し、この種目、W杯での通算4勝目。苫小牧の屋外リンクで行われているスピードスケートのW杯第2戦で、小平選手はピョンチャンオリンピックで 銀メダルを獲得した女子1000mに出場した。小平選手は2位の選手に0秒33の差をつける1分17秒31で優勝を果たし、この種目でW杯での通算4勝目。小平選手は、500mとあわせてこれが通算24勝目。
■フィンランドで開かれたノルディック複合W杯団体戦で、白馬出身の渡部暁斗選手などが出場した日本が2位。フィンランドのルカで行われた団体第1戦に、日本は渡部暁斗選手、弟の善斗選手など4人で挑みました。日本は前半のジャンプで 暁斗選手が139m、善斗選手が140mを飛び首位に立ちます。後半のクロスカントリーでは日本から1分5秒遅れでスタートしたドイツに逆転を許したものの2位に入り、5シーズンぶりに表彰台に立ちました。強豪のノルウェーとオーストリアが スーツの規定違反で失格者を出したことを結果に結び付け、2019年02月からの世界選手権に向け幸先良いスタートを切りました。
■11/22から北ア・焼岳付近で続いている地震について、11/26;気象庁は、火山活動が原因ではなく、地下のプレート活動などに由来する一般的な地震の可能性があるとの見方を示した。
現段階で火山活動の活発化を示す現象は確認されておらず、同庁は噴火警戒レベル「1」を維持。ただ、地震が火山活動を誘発する可能性は「分からない」とし、引き続き監視を続けていく。地震は焼岳山頂の北西1-2km付近のやや深い所を
震源として起きている。同庁地震予知情報課によると、一連の揺れの地震波を解析したところ、北西方向と南東方向からの圧縮力が働いたとみられることが分かった。この力の働きは、周辺で発生する一般的な地震と特徴が共通しているという。
山頂付近の浅い場所で発生する低周波地震やマグマ、熱水の動きを示すとされる火山性微動といった噴火の兆候も観測されておらず、地殻変動や噴煙の状況に特段の変化は見られない。一連の地震の震源が山体直下ではないこともあり、
同課は「今のところ火山活動とは関係ないとみられる」と。焼岳に詳しい信州大理学部の斎藤武士准教授(火山学)によると、焼岳周辺では2011年、2014年にも群発地震が発生した。今回は火山活動の活発化を示すデータが確認されておらず、
「今すぐ噴火を警戒することはない」と。ただ、焼岳はもともと活動が活発な活火山のため「警戒を怠ってはいけない」と。同庁地震火山部は11/26、焼岳の火山活動解説資料を発表。やや振幅の大きな地震は11/22;3回、11/23;299回、
11/24;1206回、11/25;532回、11/26;95回観測。11/25日以降は「地震活動が低下している」。松本市と高山市は地元の登山口に地震の増加を伝える掲示をして登山者らに注意を呼び掛けている。11/26;松本市危機管理課は、上高地の町会や
観光旅館組合に地震について周知したほか、看板に英語表記も加えた。田原茂課長は「今のところ揺れは収束の方向にあるようだが、状況を注視していく」と。
■県PRキャラクター「アルクマ」が、自治体や企業のキャラクターが人気を競う「ゆるキャラグランプリ2018」のご当地部門で過去最高の17位に入った。
27位に終わった2017年に比べて票数も伸ばしており、2019年の生誕19年の前にうれしい躍進となった。11/17-11/18;大阪で開かれた2018年のグランプリには、企業部門も含めて909体がエントリー。事前のネット投票と会場での直接投票で
順位が決まった。アルクマはご当地部門で2017年より1396票増の4万1222票を獲得。1位は約89万票を集めた埼玉志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」。アルクマの過去最高は2012年の24位。県の担当者は「17位という結果は、
純粋に応援してくれるファンが大勢いると考えられ、とてもありがたい」。2018年は自治体による「組織票」が話題となったが、「アルクマに関しては全くやっていません。地道に活動していくのみです」。
■今日(11/25)の白馬は晴れ。
■11/23;安曇野東部の「光城山」(標高912m)で「桜」の植樹会が開かれた。
麓から山頂まで咲き進み、「昇り竜」と称される桜並木を維持するため、住民と行政でつくる「1000人SAKURAプロジェクト」が毎年実施。名所を市民一丸で保全しようと、広く公募したところ90人の参加があった。苗木を手に標高800〜850m地点まで
登った後、約70本を丁寧に植え付けた。登山道沿いのソメイヨシノは樹勢の衰えが指摘されているため、H26年に植樹を始めた。ソメイヨシノと開花期が近い「神代曙」を2017年度までに約500本を植えている。植樹の参加者はこの日、高さ1m前後の
苗木を手に登った。冠雪した北アの絶景を楽しみながら登山道を進むと植樹地点に着いた。事前に掘ってあった穴に苗木を入れ、腐葉土と赤玉土で根元を埋めた。大きく育つことを願いながら水をやった後、鹿の食害を防ぐ網で囲った。親子で
参加した豊科の親子は「お花見の季節にハイキングで来たことがある。桜が減っていかないように自分で植えてみたいと思って参加した」と。
■11/24;2019年のえと「亥年」にちなんでイノシシをモチーフにした押し絵の講座が豊科南穂高の細萱公民館で開かれた。
JAあづみ女性部南穂高支部がH22年から続けている毎年恒例の催しで、部員12人が新しい年に思いをはせながら、色とりどりのちりめんを切り抜いて和気あいあいと作業した。正姿流創作押絵総師範の原とみ子さんが講師を務めた。
参加者は型紙に沿って切った厚紙に接着剤で手芸用の綿を貼り、ちりめんで包んでイノシシの胴体や足となるパーツを準備した。パーツを順番に色紙に貼ると、勢いよく駆け出す1頭のイノシシが浮かび上がり、参加者に笑顔が広がった。
「開運招福」の札を添えて完成させた。小口支部長は「年の瀬を感じる行事。あと3回で十二支の色紙がそろうので楽しみ」と。原さんは「えとは家族の守り神。押し絵を飾って1年間無事に過ごしてほしい」と。
■11/24;サッカーJ2松本山雅FCの運営会社が営む「喫茶山雅」で「スマイル山雅 けん玉教室」が開かれた。
中信などで活動するけん玉チーム「Zuku kendamas」リーダー・原佑輔さんが講師を務め、参加した親子など約30人がけん玉に親しんだ。クラブのグッズとして「ガンズくんけん玉」が10月に発売されたことなどをきっかけに開催された。
けん玉に親しんだ経験があまりないという人の参加も多く、原さんは持ち方、玉を皿にのせる時は膝を2回屈伸させてタイミングを取ることなど、上達のコツをアドバイスしていた。ガンズくんも登場し、特大のけん玉で一緒に楽しんだ。
原さんは、世代や場所を問わずできるのがけん玉の魅力で回りの人とのコミュニケーションにもなるとして、「スタジアムでも楽しんでみてほしい」と。家族3人で市内から参加した芝沢小4年は「教えてもらって新しい技ができるように
なった。もっと練習してうまくなりたい」と。
■今日(11/24)の白馬は晴れ。昨晩から今朝にかけてスキー場全面で雪が降り積もり、ゲレンデは白さを増した。真っ青な空に映える真っ白になった白馬三山。
■11/23;白馬村内の2018-2019ウインターシーズンにおける、村内5スキー場の合同スキー場開きが「白馬ジャンプ場」で開かれた。
観光関係者ら約80人が参加。安全祈願祭と雪乞い神事が行われ、一日も早いまとまった降雪とシーズン中のにぎわい、安全を願った。昨シーズンは早い降雪があり、この時期にオープンしているスキー場もあったが、今シーズンは
11/23現在、各スキー場のゲレンデの積雪は多いところで15cm前後にとどまっている。いずれのスキー場もまとまった降雪待ちで、12/初にはオープンを目指したいとしている。大町市、白馬村、小谷村の10スキー場で構成するハクババレーは
今シーズン、2017シーズンの入り込み数155.5万人以上を目標に掲げている。
■小谷村地域包括支援センターと、NPO法人・安心生活支援「こごみ」が主宰する介護予防事業「わさびの会」の11月の活動で、運動教室が開かれている。
「身体に意識を向ける体操」と題し、元体操教師の菊池和子さんが考案した「きくち体操」を紹介。健康づくりに役立てようと、運動を通じた交流を深めている。きくち体操は、身体を意識して動かすことで、生きるために必要な筋肉を
育てることを行う、体と心、脳とのつながりに着目した健康法。わさびの会では体のさまざまな関節を伸ばすストレッチや、関節をゆっくり回す運動を、ゆっくりと時間をかけて行うことをアドバイスした。
■11/23;冬の訪れを告げる風物詩「お菜洗い」が「大町温泉郷」森林劇場脇広場で行われた。
「信濃大町お葉漬け隊」の事業の初日で、市内外の人々が参加し、温泉の湯で野沢菜を洗い、漬ける郷土の昔ながらの光景が広がった。お葉漬け隊は、「信濃大町つけものや」とNPO法人「ぐるったネットワーク大町」が運営。重労働となる
昔ながらのお菜漬け作業をみんなで楽しみながらできるようにとH21年から取り組んでいる。2018年は3日間に分けて市内外から総勢80人が参加し、隊で用意した野沢菜800kgや持ち込みの野沢菜を漬け込む。
■11/23;「勤労感謝の日」、H30年度大町市技能・農業功労者褒賞、市優良建設工事表彰が、JA大北会館アプロードで開かれた。
8個人に功労者褒賞を贈り、4事業所5工事を表彰。業界や地域発展への功績をたたえた。式典で牛越徹市長「皆さんが長年にわたり培ってきた卓越した技術は、今後の産業を支える大きな力として地域の経済、社会の振興を担い、
まちづくりを推進するために欠かすことのできない活力を見出すものと確信している。今後も市が目指す市民参加と協働のまちづくりに一層の支援を」と協力を求めた。
■大町第1中3年生はこのほど、総合的な学習の成果発表「未来の大町プロジェクト2018」を大町中心市街地の空き店舗を利用して行った。
大町をテーマに、総合学習の時間に活動した成果を一般公開。空き地と空き家、少子高齢化、人口減少、自然環境などの問題や課題を、生徒たちが自発的に取り上げて研究、展示パネルやレポートにまとめた。公開場所に空き店舗を選び、
荷ぐるま市などのイベントでにぎわう日を開催日としたのも研究の一環。
■11/23;池田町と県北アルプス地域振興局は、「池田町創造館」で防災シンポジウムを開いた。
糸魚川│静岡構造線断層帯に位置する北アルプス地域は、険しい地形や弱い地質から土砂災害が起きやすく、将来的に大地震が発生する恐れもあるため、地域防災力を高めようと企画した。地域住民ら約100人が防災や減災について理解を深めた。
基調講演とパネルディスカッションの2部構成で行われた。講演では長野地方気象台の春原城辰次長が「気象災害と防災気象情報の現状」と題して講演した。県内で発生した大雨災害などを例に挙げながら、大雨注意報や警報、特別警報など
防災気象情報と対応行動について説明し「過去の災害から、いつかは(災害が)起こるかもしれないと備えてほしい」と呼び掛けた。公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構・人と防災未来センターの主任研究員・松川杏寧さんは
「住民のちからで実現するだれひとりとりのこさない防災・減災」と題して講演し、災害についての情報を適切に処理する力「防災リテラシー」を身につけてほしいと訴えた。同シンポジウムは2回目の開催となった。甕聖章町長は「自助・
公助・共助、地域のつながりの大切さを実感できた。自分たちが防災・減災に取り組むという気概で、学んだことを日常生活に取り入れていってほしい」と。
■池田町秋季ゲートボール大会がこのほど、農村広場グラウンドで開催された。
町内から9チーム約50人が出場しリーグ戦を展開。接戦を制して一丁目が優勝に輝いた。3コートで前半と後半に各3試合が行われ、チームメンバーへの声援が飛び交う中で熱戦が繰り広げられた。準優勝は鵜山、半在家が3位入賞を果たした。
いずれも4戦3勝で得失点差により順位が決定した。今シーズン最後の大会となり、同協会の臼井通浩会長は「予定していた大会すべてを無事に終えることができた」と。
■11/23;全ての子供が楽しく遊べる交流イベント「あそびクニックin安曇野」が穂高「碌山公園研成ホール」で開かれた。
教育や療育の専門家でつくる運営委員会の主催で、障害や病気のある子供とそうでない子供が一緒になって、おもちゃ遊びや人形劇鑑賞などを楽しんだ。「あそびクニック」とは「遊び」と「ピクニック」を合わせた造語。会場には、
ボールプールや輪投げなどの遊具、バルーンアート作り、皿回し体験などのコーナーが設置され、午前中から大勢の家族連れでにぎわった。発達障害のある子供や医療的ケアが必要な子供なども、色とりどりの遊具に目を輝かせていた。
障害のある子供や長期療養中の子供も安心して遊べるように、色彩豊かで五感を刺激する遊具を配置し、子供の目線を意識して床面にも会場案内を表示するなど、行き届いた配慮がされた。大学生や保育士なども運営を手伝った。
運営委員で清泉女学院短期大学幼児教育科の塚原成幸准教授は「子供が何に反応しているのか、周りの大人が気付いてあげることが大事」と。
■11/23;「勤労感謝の日」を含む3連休の初日、中信は好天に恵まれ、各地で野外イベントが開かれた。
晩秋の行楽日和で紅葉シーズンも最終盤ということもあり、大勢の市民や行楽客が屋外散策などを親しみ、去りゆく秋を惜しんでいた。松本では「秋の林城跡をあるく」と題した講座が開催された。林城跡は大城と小城から成り、
H29年に国史跡に指定されている大城に加え、小城も追加指定されることが決まったことを受けて講座が企画。市民ら30人が専門家の解説を聞きながら史跡の周辺を散策し、地域の歴史に触れた。参加者は大城と小城を巡るロングコース(約9km)と
小城のみのショートコース(約4km)に分かれて登山道を歩いた。城の調査に携わった長野豊野中教諭の遠藤公洋さんと松本市文化財課職員が史跡について解説した。室町時代の信濃守護・小笠原氏の拠点であったことや、敵の侵入を防ぐために
城のあちこちに郭が設けられていることなどの説明があった。参加者は所々で休憩を取りながら登山道を登り切り、眼下に広がる景色も楽しんでいた。ロングコースを巡った松本の男性は「松本市内の観光ボランティアのガイドをしているので、
得た知識を活用したい」と話し、参加した女性は「山城を登るのは一人だと不安だけれど、大勢で登ることができて楽しかった」と。
■11/24;松本周辺の子どもたちにカレーを振る舞う「こども食堂」が、大村の「玄向寺」で開かれた。
3歳から12歳までの25五人が食卓を囲んだ。松本平の26の寺の若手僧侶12人でつくる松本浄土宗青年会が主催。カレーは、檀家や農協などから寄付された米とニンジン、じゃがいもタマネギ、豚肉から、子どもたちとスタッフらが
協力して作った。子どもたちの中には二回おかわりした子もいて、おいしそうにカレーを食べた。家庭の事情などで、一人で食事を取らざるを得ない子どもたちに、大人数で食卓を囲む機会を提供する狙いで、開くのは初めて。
荻須真尚副住職は「子どもたちの居場所をつくり、感謝して食べ物をいただく食育の面でも有意義な企画だった。今後もこども食堂を定期的に開き、子どもたちを支援したい」と。余った食材は、子どもに無料や格安で食事を提供する
食堂の運営を支援しているNPO法人「ホットライン信州」を通じ、必要とする家庭や地域のこども食堂に無償提供する。
■11/23;松本市教育委員会は、室町から戦国時代にかけての信濃守護小笠原氏の拠点「小笠原氏城跡」に含まれる山城、林城跡(里山辺、入山辺)を歩く催しを開いた。
林城跡は大城と小城で構成され、うち小城については、国の文化審議会が11/16に国史跡に追加指定するよう求めたばかり。地域の歴史愛好家ら約30人が参加し、歴史に思いをはせた。市教委文化財課職員らが案内。小城では平らな所と
急斜面が繰り返し現れ、敵の侵入を難しくする山道の戦略的な設計を歩きながら解説した。文化財課の竹原学さんは石積みについて「守りを固めるとともに社会的地位を示す意味合いも強かったと推測する。まだ分からないことも多く、
その分ロマンがある」と。小城の石積みを初めて見た市内の男性は「昔の人はよく築いた。国史跡に追加される動きもあり、松本の誇り」と。小笠原氏城跡のうち、平地に築かれた井川城跡と、林城跡の大城は2017年02月に国史跡に
指定された。今回の追加指定が完了すれば、小笠原氏城跡の全てが国史跡になる。
■北ア・「焼岳」で山頂付近を震源とする地震が11/22から多い状態が続いていて、気象庁が注意を呼びかけています。
気象庁によれば、焼岳ではおとといの9:00以降、山頂の北西1km-2km付近を震源とする地震が多い状態が続いています。火山活動の活発化を示す現象は認められていませんがきょうも地震が多い状態が続き、11/23;19:00-11/24;15:00までに
奥飛騨温泉郷栃尾で震度1の地震を19回観測した。山頂付近の浅い場所で発生する低周波地震や火山性微動は観測されていません。また地殻変動や噴煙の状況に特に変化はなく、火山活動の活発化を示す現象も認められていません。
気象庁は噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」とする「1」に据え置き、山頂付近では火山ガスの噴出などに注意するよう呼びかけています。気象庁によれば、北ア・焼岳で、11/22以降、山頂の北西1km^2km付近を震源とする地震が増え、
11/23;2000回以上観測された。また、11/23夜-11/24;17:00までにふもとの高山市で震度1の揺れを22回観測した。これまでのところ、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動は観測されておらず、地殻変動や噴煙の状況に
特段の変化はみられないとという。気象庁は直ちに噴火する兆候はみられないとして、焼岳の噴火警戒レベルについて「活火山であることに留意」を示すレベル1を継続し、今後の火山活動の推移に加え、山頂付近では噴気や火山ガスの噴出に
注意するよう呼びかけています。
■北海道で行われているスピードスケートのW杯女子500mで茅野出身の小平奈緒選手が11/23に続いて優勝し、この種目の連勝を33に伸ばした。苫小牧の屋外リンクで行われたレースで、小平選手はインレーンからスタートした。 屋内リンクと比べて硬い氷をしっかりと捉え安定した滑りを見せた小平選手は、きのう出したばかりのリンクレコードには及ばなかったものの38秒26で優勝。W杯の500mは19連勝で、国内外の大会の連勝も33に伸ばした。W杯苫小牧大会は 11/24が最終日で、男女の1000mなどが行われます。