■2006.04.24;安曇野白鳥飛来数;白鳥湖に2羽。安曇野も桜が咲き、コハクチョウの北帰行は終わり。残るはふくちゃんと1羽のみ。安曇野の犀川白鳥湖にけがの後遺症で飛び立てない雌のコハクチョウ「ふくちゃん」とは別の1羽が仲間の北帰行後も残り、04/25も2羽で過ごしていた。「アルプス白鳥の会」によると04/24早朝、残っていた5羽のうちふくちゃんを除く4羽が一斉に飛び立った。ところがすぐに1羽が戻ってきたという。2羽はいつも寄り添い、「ふくちゃんに恋人ができたかな」と原さんはにっこり。会田仁さんは「他県では北帰行しなかった白鳥が営巣した例がある。帰ってきた1羽が雄なら幼鳥が誕生するかも」と。
■04/17;安曇野・明科光の光城山の桜並木はまだ未開ですが、登山口は桜が満開になっています。犀川沿いも新緑がきれいになってきました。
04/17;安曇野の犀川白鳥湖など安曇野一帯に飛来しているコハクチョウが5羽になった。地元の「アルプス白鳥の会」は「昨年より早く北帰行はほぼ完了」と。原とみ子さんは「無事に帰るんだよと見送った。うれしさと別れの寂しさが入り交じり複雑な気持。残る5羽を見守りたい」と。残っている5羽はふくちゃんと、電線に衝突してけがした2羽。あとの2羽は飛べないふくちゃんを気づかっている。中州に2羽、向こう岸2羽、ふくちゃんは中州とこちらの岸とを行ったり来たり。ったり2005年北帰行できなかった「ふくちゃん」は白鳥湖にとどまったままです。ふくちゃんは2004年に散弾銃で撃たれ左翼を負傷。ふくちゃんは犀川で飛ぶ練習をしていましたがまだ100m程度で水面より1m程度でした。2羽のペアはつがいなのか一緒に行動。そんな中、ふくちゃんは近づいては離れてを繰り返していました。04/16夕〜04/17朝で150羽が北帰行。犀川河川敷から奥に「アルプス白鳥の会」の餌小屋も小屋閉めしてました。豊科安曇野には約2400羽のコハクチョウが飛来した。2005-2006年シーズンは事故も多く7羽が死亡。電線に衝突したもが5羽、豆を器官に詰まらせた1羽、鉛中毒1羽。
2006.04.15;安曇野白鳥飛来数;白鳥湖167羽。
2006.04.11;安曇野白鳥飛来数;白鳥湖293羽。
2006.04.07;安曇野全体の白鳥は412羽、白鳥湖412羽。
2006.04.05;安曇野全体の白鳥は497羽、白鳥湖497羽。
2006.04.04;安曇野全体の白鳥は630羽、白鳥湖630羽。
安曇野豊科の犀川ダム湖で越冬したコハクチョウの北帰行が終盤を迎えた。安曇野へは今冬、過去最多の約2400羽が飛来し、現在残っているのは約500羽程度。その中でけがのため昨春は北へ帰れなかった「フクちゃん」が仲間と一緒に帰ることを願っている。フクちゃんは幼鳥だった2004年12月狩猟用散弾を胸に受け左翼の骨2本を骨折。獣医の手当てを受けたが筋力が落ち、羽も抜けて飛ぶことが出来ず、ダム湖に1羽とどまった。初めて経験する日本の夏の暑さを草陰に潜むなどして乗り切り、2005年10月に仲間たちと再会。左翼に新しい羽が生え、元気に湖面上を走る姿も見せた。手当てをした獣医、望月明義さんは「再び飛べるようになるのは難しい」と。けがは完治したものの、飛ぶためには筋力と翼の状態が十分ではなく、今季も北に帰るのは難しそう。ハクチョウたちの世話をしている地元の「アルプス白鳥の会」の原とみ子代表は「なんとか飛べるようになって仲間たちと一緒に帰ってほしい」と話す。フクちゃんが北へ帰れなくても、ダム湖で様子を見守っていくという。
2006.03.29;安曇野全体の白鳥は537羽、白鳥湖537羽。
2006.03.27;安曇野全体の白鳥は631羽、白鳥湖には622羽を超える白鳥が残っています。多くが幼鳥と3年以内の若鳥。
白鳥の越冬地で知られる安曇野豊科田沢の犀川河川敷で、上空に張られた高圧線に衝突したとみられるコハクチョウ2羽の死体が見つかった。電線や高圧線が原因らしい。白鳥の事故は今季5羽となり例年より多い。1度に2羽が被害に遭うのは過去にも例がない。北帰行が盛んな時季の事故とあって地元のアルプス白鳥の会は心を痛め、「無事に帰って」と気をもんでいる。死体があったのは田沢橋北。雄の幼鳥。その後暫くして会員が近くでもう1羽死んでいるのを発見。同じく幼鳥で雌雄は判別できなかった。会によると白鳥が電線にぶつかる事故は毎シーズン1〜2件。他の飛来地でも同様の事例が報告されているといい、被害に遭うのは殆どが経験不足の幼鳥。今回の事故の原因になったとみられる高圧線には電力会社が高額な費用をかけ、白鳥の目に留まるよう赤色のプラスチック管を取り付けているが、事故は後を絶たない。電線での受難が今季報告された5羽のうち、今回のケースを含め3羽が死。残り2羽は傷ついているところを保護され、うち1羽は放鳥された。今季、安曇野にはこれまでの最多の2倍近い約2400羽が飛来。白鳥の会の会員は「飛来数が多ければ確率的に事故も増える計算になるが北帰行の時季の事故が目立つのは痛ましい」と。「これ以上もう事故は起きてほしくない。何とか無事に飛び立ってほしい」と祈るような気持ちで白鳥を見守っています。
2006.03.24;安曇野白鳥飛来数721羽、白鳥湖607羽。
2006.03.22;安曇野白鳥飛来数777羽、白鳥湖654羽。
2006.03.21;安曇野白鳥飛来数831羽、白鳥湖608羽。
2006.03.20;安曇野に越冬中の白鳥数も全体で894羽、犀川ダム湖で610羽(03/20現在)となってきました。夕日を浴びた犀川で白鳥たちが犀川上空を旋回し、飛行訓練していました。
2006.03.14;安曇野の犀川白鳥湖周辺で今季、越冬のコハクチョウが麦畑で新芽をついばむ姿が目立つ。豪雪のため、例年新潟県内で越冬している群が同湖に飛来しており、地元グループの餌づけに慣れていないハクチョウではないかとの見方もある。県松本農業改良普及センターは「2月までなら影響はないが、今月も続くようだと麦の収量に影響する」と。コハクチョウが麦畑に入り始めたのは2005年12月。農家の通報を受けた安曇野市豊科総合支所が1月中旬に調べたところ、豊科田沢と南穂高で農家組合などが耕作する麦畑計5haで秋にまかれた麦の新芽が芝刈り機で刈られたように食べられていた。このため、犀川白鳥湖で1日3回餌をやっている「アルプス白鳥の会」は01/17;会員の休耕田2枚に水を張って餌をまき、約40aの餌場を新設。麦畑に入っていたコハクチョウの多くが翌日からこの餌場に集まるようになったという。ただ、3月に入っても麦畑で新芽をついばむ姿が目撃されている。1月下旬からほぼ毎日、白鳥湖近くの麦畑を観察している白鳥の会会員の会田仁さんによると、03/03;も10数羽が麦畑に入っていた。安曇野では昨季初めてコハクチョウが麦畑に入る姿が目撃されたが「収量に影響はなかった」と豊科総合支所はいう。安曇野市内に今季飛来したコハクチョウは、昨季の2倍以上に当たる約2400羽。新潟が1月に調べた飛来数は例年の6割余の約1.9万羽。毎年、6000羽ほどが飛来する新潟阿賀野市の瓢湖にある瓢湖管理事務所によると、今年は湖周辺が根雪で覆われるのが例年より約2週間早く、飛来後に他の地域に移動したコハクチョウも多いという。瓢湖でもコハクチョウに餌をやっているが、新潟県鳥獣保護係は「新潟県内では稲の落ち穂や切り株から伸びた芽、水草などを食べて過ごすコハクチョウも多い。こちらでは麦は栽培されていないが、自然の餌で越冬するコハクチョウが麦の新芽をついばんでも不思議ではない」と。
2006.03.12;安曇野「穂高会館」で安曇野に飛来する白鳥と人間の共生を考えるシンポジウムが開かれた。約60人が参加し白鳥の世話をしている団体の報告や専門家らによるパネルディスカッションを通じて、野生動物である白鳥に餌付けをすることの是非が課題として浮かび上がった。シンポでは、白鳥への給餌は見直したほうがよい、という意見が多かった。県水辺環境保全研究会の浜栄一さんは、餌付けによる生態系への影響を懸念し、人間ができることとして「白鳥が自然に餌がとれる環境づくり」を挙げた。傷ついた白鳥の治療に当たっている獣医師・望月明義さんは「突然死した白鳥に肥満が見られたのが気になった」と述べた。信州野鳥の会の上島順さんは、明科の御宝田遊水池で白鳥の餌となるマコモを植えた取り組みを挙げ、「水質浄化にもなり、白鳥と人間の双方にとって良い」とした。丸山隆さんは「安曇野における白鳥の位置づけをもう一度検証し、飛来数の適切な基準をつくる時期に来ているのではないか」と。一方で、出席者からは「今季の飛来数が多かったのは餌付けのためではなく、北の飛来地で雪が多かったからと推測される」との反論や「人間が環境を壊していることを考えるべき」という声も。こうした議論に関連して、豊科の犀川ダム湖で白鳥の世話をしている「アルプス白鳥の会」は「餌やりをやめれば白鳥は来なくなるし、餌付けをやめた飛来地で白鳥が餓死をした例もある」として給餌を続けていく意向。ただ、会内部にも過剰な給餌は好ましくないとの認識があるといい、「餌付けの回数を減らすことを話し合っていきたい」と。安曇野には今季、過去最多の約2400羽の白鳥が飛来し、麦の芽を食べるといった被害も指摘された。このため、地元のNPO野生生物資料情報室がシンポを主催。情報室の植松晃岳さんは「白鳥のみならず野生生物との付き合い方を考えるきっかけにしてほしい」と話す。
2006.03.12;13:30-16:00;安曇野市「穂高会館」にて、安曇野のNPO「野生生物資料情報室」が「ハクチョウと人間との共存のあり方」を考えるシンポジウムを開催!
犀川や諏訪湖、伊那谷など県内の飛来地でハクチョウの世話をする市民らからの報告やパネルディスカッションが行われる。安曇野で越冬するハクチョウは年々増え、今季は過去20年間で最高の約2400羽が飛来。餌付けされ観光など地域起こしに役立てられている一方、農業被害も報告されている。(\500/資料代)
(問)NPO野生生物資料情報室(植松さん) TEL 090^8943-0322
2006.03.12;安曇野犀川で越冬していたコハクチョウもだいぶその数が減ってきました。安曇野全体で953羽、豊科の白鳥湖で618羽。
2006.03.10;安曇野白鳥飛来数997羽、犀川白鳥ダム湖(白鳥湖)では598羽と2005-2006シーズン最高の2398羽(うち白鳥湖1583羽)から1/2〜1/3に減ったが、2004-2005は安曇野全体で1035羽が越冬したのでほぼ例年の数になってきました。コハクチョウの越冬地となっている安曇野豊科の犀川ダム湖ではコハクチョウたちが繁殖地のシベリア方面へ旅立つ北帰行が本格化。「アルプス白鳥の会」によると、コハクチョウの北帰行は02/23から始まり、3月末まで続きそう。日本海側の豪雪の影響で餌を求めて雪の少ない内陸の安曇野への飛来が増えたとみられ過去最多を記録。原とみ子代表は「旅立ってしまうのはさみしい気持ちだが無事に旅を終えてほしい」と話す。
2006.03.09;安曇野白鳥飛来数1080羽、犀川白鳥ダム湖(白鳥湖)では660羽。安曇野穂高の上空でも10羽程度の白鳥たちがV字型で飛んでいるのを見かけるようになってきました。北帰行が進んでいます。あっという間にその数が減ってきました。例年ならば3/下には全てシベリアに帰っていきます。2005年春には安曇野の桜が満開で白鳥が見られたました。
2006.03.07;安曇野白鳥飛来数1325羽、白鳥湖835羽。さすがに安曇野も春らしい陽気となりコハクチョウの北帰行も進んでいます。ここ数日で800羽が戻っていきました。
2006.03.06;例年の2倍以上のコハクチョウが飛来した安曇野で、白鳥に与える餌の不足が懸念されている。今シーズンは過去最多の約2400羽が飛来した。すでに北帰行が始まっているものの、2005年のピーク時(1035羽)の1.5倍にあたる約1500羽がいまだに安曇野地域に留まっている。安曇野犀川ダム湖で白鳥の世話をする「アルプス白鳥の会」は「白鳥の滞在が長引く可能性もある。餌を提供してほしい」と呼びかけている。白鳥の会は1日平均100kg前後の餌を与えている。河川敷などから会員が投げる餌に群がる白鳥の姿は、安曇野の「冬の風物詩」として、多くの観光客らが見物に訪れる。現在備蓄されている分は「あと10日ほどで底をついてしまう状態」。滞在している白鳥の数に応じて与える餌の量を少しずつ減らしていくが、北帰行は近年、遅くなる傾向が強い。2005年は北帰行が完了するのが5/中までずれ込んでおり、「飛来数が極端に多い今季はさらに滞在が長引く可能性もある」と心配。与える餌の約7割は一般からの寄付に頼っている。白鳥の会の原とみ子代表は「豆類はのどに詰まらせてしまうので、くず米やパンなどの穀類を提供してもらえれば」と。直接ダム湖に持ち込んでほしいと。
(問)原代表 TEL 0263-72-6225
2006.03.03;安曇野白鳥飛来数2185羽、白鳥湖1503羽。
2006.03.01;安曇野白鳥飛来数2180羽、白鳥湖1488羽。
2006.02/27;安曇野白鳥飛来数2107羽、白鳥湖1580羽。寒さが戻ったためかコハクチョウの北帰行も進んでいません。
2006.02/25;安曇野豊科田沢の「どうぶつの病院」院長の望月明義さんと助手の妻、和子さんは、今冬もコハクチョウなどの手術や治療に追われている。「飛べるつばさを返してあげたい」の一念で休日も返上した野生動物の治療ボランティア。2400羽と過去最高の記録的なコハクチョウ飛来でにぎわう安曇野。人間社会とのかかわりで傷つき命を落とすコハクチョウが後を絶たない。病院のカルテによると01/04;諏訪の上川堤防道路でバイクと衝突し右足骨折。02/09;犀川白鳥湖で釣り針と鉛を飲み込み中毒死。02/19;安曇野北穂高で電線に衝突し首骨折。6件中4件が骨折。北帰行を前に02/16;右のつばさを骨折し入院していた雄の幼鳥が元気に退院。この幼鳥は01/21夕、安曇野穂高有明の乳房川で保護され運び込まれた。望月さんはその夜、大事な約束も全て断り手術室に立った。「鳥にとってつばさの骨折は致命傷。急がなくては」。X線撮影で骨折状況を確認、人工呼吸器を使い全身を吸入麻酔しながら手術が始まった。切開し骨折場所をステンレス製のプレート(長さ5cm、幅5mm、厚さ2mm)で固定。縫いあわすまで手術は約2時間。「ハクチョウは財布を持っていないから」と野生動物の手術や治療代は全て自費で賄っている。骨折したコハクチョウを運び、手術を見守ったアルプス白鳥の会の会田仁さんは「望月先生は獣医師のかがみ。白鳥たちに代わり感謝状を何枚書いても書ききれない」と話す。病院で診療した野生鳥獣は病院開設以来2005年12月までの15年間で654件。コハクチョウは59件。「人間社会に警鐘を鳴らす、物言えぬ野生動物たちの代弁者になれたらいい」という望月夫妻の愛が、傷つき消えようとする小さな命を救い続けている。
2006.02.23;安曇野で冬を過ごした「コハクチョウの北帰行」が始まった。コハクチョウの世話をしている「アルプス白鳥の会」によれば、北帰行は昨日(02/22)未明から始まり、安曇野の犀川ダム湖などにいた約2400羽のうち、今朝(02/23)までに190羽が飛び立った。北帰行が始まったのは例年とほぼ同じ。日中は時折グループで上空を旋回したり湖面で羽ばたきを繰り返すなど、飛び立つ準備がうかがえます。4000km離れたシベリアを目指す北帰行はこれから3/20頃まで続きます。今シーズンは日本海側の越冬地が大雪に見舞われた影響で、雪の少ない安曇野一帯では過去最多となる2398羽が飛来し冬を越した。ケガで2005年は北帰行できず、1羽で夏を越した「ふくちゃん」は水面から1mほどの高さを飛ぶのが観察されている。世話を続けている代表の原とみ子さんは「寂しさもあるがけがのないように帰ってもらいたい。ふくちゃんも何とか仲間と一緒に故郷に帰ってほしい」と。02/23現在安曇野には2170羽の白鳥が飛来中。犀川ダム湖(白鳥湖)には白鳥湖1440羽。
2006.02.19;安曇野白鳥飛来数2398羽、うち白鳥湖には1583羽。
2006.02.18;安曇野一帯に飛来し越冬しているコハクチョウが、例年2月20日すぎから始まる北帰行を前に活発な動きを見せている。ハクチョウが北帰行に備えて飛行練習を繰り返し春間近を感じさせています。02/18朝約1500羽がいる安曇野豊科田沢の犀川白鳥湖では数羽ずつ力強く水面をけって舞い上がり上空を旋回した。「アルプス白鳥の会」によると安曇野一帯で今季に越冬したコハクチョウは約2400羽で過去最多。会員の会田仁さん(穂高有明)は「02/16;諏訪湖方面から100羽が来た。この時期は盛んに飛び交って数が変動するが帰る準備をしているのでしょう」と。旅立ちの頃には羽ばたく練習をする幼鳥が電線などにぶつかる事故も目立つ。会田さんは「今年は数が多いので心配。2羽が既に死んでいる。皆が無事に帰ってほしい」と話す。
2006.02.15;安曇野白鳥飛来数2398羽、白鳥湖1571羽。安曇野で1月、電線に衝突して羽根を骨折したコハクチョウが、ケガが回復したため、病院から保護施設に移された。ケガをしたのはオスの幼鳥で1月下;電線に衝突し、右の羽根を骨折して動けなくなっているところを保護。近くの動物病院で骨折した部分を金属の板で固定する手術を行った結果、3週間余りで羽ばたけるまでに回復。病院を後にしたコハクチョウはアルプス白鳥の会の会員の手で安曇野にある保護ハウスに放された。アルプス白鳥の会では「電線事故に遭う白鳥のほとんどが幼鳥で親が教えないので警戒心がないよう」と話す。今シーズンは日本海側の大雪の影響で安曇野に飛来したコハクチョウは2005シーズンの2倍の23000羽に上っていて、電線に衝突するなどの事故も増えているという。
2006.02.14;安曇野地方で越冬している白鳥が、間もなく北帰行を始める。例年の倍以上の約2300羽が安曇野を後にする。長旅に備えるかのように、元気いっぱいに羽根を広げる白鳥の中には、2005シーズンの越冬中にけがをしたコハクチョウ「フクちゃん」の姿も。安曇野の犀川ダム湖で1年余りを過ごし、療養してきたフクちゃんは仲間と一緒に北へ帰れるのか。関係者は気を揉みながら、北の空へ飛び立つ日を待ち望んでいる。フクちゃんは2004年12月、散弾銃に被弾し、左翼の骨2本が折れているのを発見された。まだ幼鳥だった。手術後、群れにもどされたが、他の白鳥たちが北帰行を終えた後も飛び立つことができず、ダム湖にとどまっていた。ダム湖の白鳥を世話しているアルプス白鳥の会は自然のまま過ごしながら回復させるため、フクちゃんを保護せずに見守っている。白鳥の会によると、最近のフクちゃんは食欲おう盛で、翼を広げながら元気に水面を走ることもある。ただ、けがをした左翼は、まだ思うようにバランスを取ることができず、ダム湖から飛び立つことはない。術後の経過を見守っている豊科田沢の獣医師・望月明義さんは「あれだけのけがをして北帰行した白鳥は見たことがない」という。しかし、「決して飛べないとは言えない。明るい期待を持っていたい」と希望を捨ててはいない。白鳥の会の原代表は「群れの仲間が北へ帰って行けばフクちゃんも一緒に行きたいだろうと思う。今年こそは故郷に帰してあげたい」と話す。
2006.02.10;安曇野白鳥飛来数2398羽。白鳥湖1467羽。
2006.02.09;安曇野白鳥飛来数2346羽。
2006.02.07;安曇野白鳥飛来数2398羽、うち白鳥湖1317羽。
2006.02.04;安曇野白鳥飛来数2398羽。安曇野の犀川白鳥湖や明科御法田などのハクチョウ飛来地で写真教室があり、約30人が参加。安曇野豊科郷土博物館が初めて企画。講師は写真家の宮崎学さん、参加者の撮影の様子を見た後、シャッターのタイミングなどを指導。
2006.01.31;安曇野白鳥飛来数2398羽。白鳥湖1294羽とこの冬過去最高。白鳥の飛来も多いけどカモはもっと多い。白鳥の3倍はいる感じ。
2006.01.28;安曇野に2300羽を超えるコハクチョウが飛来し賑わっている中、豊科田沢の犀川白鳥湖には親がアメリカコハクチョウとコハクチョウのハーフ同士で、2羽の幼鳥を連れた珍客家族が話題になっている。アルプス白鳥の会によると飛来したのは1/中。地元の写真愛好家が発見。観察を続けている会の会田仁さんは「話には聞いていたが、今冬初めて安曇野にハーフの家族が飛来し大変珍しい」と話す。家族はいつも一緒に行動し、白鳥湖と上流近くの水田を行ったり来たり。探す目安は親のくちばしは黄色い部分が異常に少なくほとんど黒く見える。幼鳥は灰色っぽくくちばしがピンク色で頭部が黒く見えるのが特徴。約1000羽の中から家族を探し当てるのは大変だが、えさの時間は岸辺に近づくこともあり「パズル感覚で探すと楽しいです」という観光客も。北海道浜頓別町の日本白鳥の会事務局・小西敢さんは「1983年から岩手県内に飛来し黒ちゃんの愛称で親しまれたアメリカコハクチョウとコハクチョウのペアの子孫が、今冬の寒波で安曇野に飛来したのでは」と話す。全国で約200羽が確認。
2006.01.25;安曇野白鳥飛来数2218羽。白鳥湖1164羽。日中には豊科・明科・穂高・池田町・犀川上流などに移動するため、数が少ない場合もあります。この冬はひときわ寒さが厳しい。そのせいか野山を歩いても例年より野鳥の姿が少ない感じ。しかしコハクチョウは多い。豪雪の日本海側を避けて内陸に飛来しています。例年の2倍の2300羽以上が越冬している安曇野でも犀川ダム湖は満杯状態。昼間は周辺に分散し、各地の田んぼで餌を探す姿が見られます。これが自然な姿なのかもしれない。
2006.01.24;安曇野白鳥飛来数2346羽。うち白鳥湖1098羽
2006.01.21;安曇野の犀川流域に飛来するコハクチョウは2300羽に達し過去最多記録を更新している。大雪の影響とみられ、世話をしている地元の「アルプス白鳥の会」は予想を超えた到来に喜ぶ一方、かさむ餌代に頭を悩ませている。餌の消費量は例年の2倍となる1日300kg。北帰行は毎年2月末頃から始まるが、原とみ子代表は「餌が足りなくなるのでは」と話し、豆以外の穀物の提供を呼びかけている。
(問)原さん TEL 0263-72-6225
2006.01.18;安曇野白鳥飛来数2346羽。何と諏訪湖周辺(上川;400羽,諏訪湖;200羽)でも600羽が飛来しているとか。
コハクチョウの越冬地として知られる安曇野では飛来数が2300羽と例年の2倍以上になっています。このうち1100羽が集まる安曇野豊科の犀川ダム湖では厳しい寒さの中、朝早くからボランティアが餌付けをしていて、ハクチョウたちは朝焼けの光がきらめく水面で盛んにえさをついばんでいます。低気圧の影響で午後から曇り、明日は雪になりそう。
2006.01.16;安曇野白鳥飛来数2214羽
2006.01.15;安曇野白鳥飛来数2097羽。白鳥湖1090羽
01.11;安曇野白鳥飛来数2023羽、白鳥湖1146羽。白鳥の飛来数が過去最多を記録している「安曇野」で「白鳥」による麦の食害が発生!
ボランティアで世話をする「アルプス白鳥の会」や生産者が気をもんでいる。食害は主に犀川ダム湖周辺で発生。白鳥の会では生産者と協議し、来季に備えて白鳥用に休耕田を賃借する検討にも入った。白鳥飛来地を誇る地域だけに減収を懸念する生産者からも「白鳥を恨むような雰囲気にはしたくない」と。越冬のため安曇野に飛来しているハクチョウは2000羽を超え、安曇野市では、例年は姿を見せない田んぼや畑にも多く集まっている。白鳥湖がある豊科徳治郎区では約20aの麦畑を耕作しているが、毎日数百羽の白鳥が降り立ち、葉や新芽をついばみ、今後の生育不良が心配されている。組合は「減収が予想され、困っている生産者がいることは確かだが、白鳥の会と話し合いながら対策を検討したい」と。白鳥の会会員を兼ねる組合員も多く「害鳥とは考えたくない。住民同士が白鳥が原因でもめることは何とか避けたい」。白鳥の会では畑に風車を立てて被害防止を試みたが他の畑に移るだけでいたちごっこ。会員や市民のカンパで白鳥湖周辺の休耕田を白鳥用に借りることや減収分の補償も検討。「異常気象で白鳥の居場所がなくなり安曇野への飛来数が増えているのが原因。関係者と話し合いながら解決策を研究したい」と。飛来数が2004-2005シーズン(1035羽)の倍となり、白鳥湖では餌の量を例年の倍の1日約300kgにしたが、餌場に寄り付かない白鳥も多い。豊科の望月先生によると「落ち穂や葉を食べることは白鳥本来の野生の姿。与えている餌はごちそうだが今季は餌付けに慣れていない白鳥が多く飛来しているということだろう」と。
安曇野に越冬飛来するコハクチョウが年明けから過去最高を更新し続けている。「アルプス白鳥の会」(原とみ子代表)の調べでは2023羽。会田仁さんは「記録的な大雪と寒波で日本海側の飛来地から避難し、南下したのでは」と。豊科田沢の犀川白鳥湖には観光客や写真愛好家が訪れ賑わいを見せている。白鳥の会は犀川白鳥湖や明科の御宝田遊水池などで01/10;2000羽超え、01/11朝に2023羽を確認。1984年の初飛来以来、最も多かった2004年の1230羽を800羽近く上回った。今のところ餌不足はないというが、「このままの数がずっと続くとなると不安が出てくる。来てくれることはうれしいが生き物なので餌の確保が心配」と原さん。安曇野観光の目玉に定着した犀川白鳥湖には、正月三ヶ日には連日1500人を超える観光客が訪れた。「安曇野・冬の旅」のバスツアーでも多くの観光客がやってきています。
01.10;安曇野白鳥飛来数2012羽と2000羽を越えています。豊科白鳥湖1146羽。
01.09;白鳥の飛来地として知られる安曇野豊科の「犀川ダム湖」(白鳥湖)でコハクチョウ1羽が水辺で死んでいるのが見つかった。市内の動物病院で解剖したところ、胃の中から釣り針や糸、鉛製の重りが見つかり、死因は鉛中毒とみられる。このハクチョウは、年年暮れからくちばしに重りをぶら下げていて、アルプス白鳥の会が保護を試みていた。安曇野地域で鉛の誤飲による白鳥の死亡はここ数年なかった。白鳥の保護活動を行うボランティア団体「アルプス白鳥の会」によると、白鳥が鉛中毒で死んだのは10年ぶり。死亡したのは雌の成鳥、01/09;11:00頃、地元のアマチュアカメラマンがダム湖えん堤上流100mの中州で倒れているのを発見。筋胃の中からは直径1cm、長さ2cmの鉛と釣り針、釣り糸が見つかった。2005.12/23;えさ場から上流800m付近でくちばしに重りをぶら下げている白鳥を発見し、「くちばしに釣り針がひっかかった白鳥がいる」と付近住民から安曇野市役所に通報。白鳥の会は12/29えさ場付近で捜し出し保護を試みていた。01/01;くちばしから釣り針が取れており、このころに針や重りを飲み込んだとみられる。年末年始にかけて保護を試みたが失敗。白鳥の会によると、散弾や釣りの重りを飲み込む鉛中毒死は数年ぶりで、釣りの重りによる死亡は「7、8年ぶりではないか」と。犀川ダム湖はえん堤から上/下流100mが禁漁区。会員の会田仁さんは「助けられずに残念。白鳥湖周辺では禁漁区以外でも釣りは自粛してもらいたい」と呼びかけている。安曇野地域の白鳥の飛来数は01/09に1533羽と過去最高を記録。このため白鳥の居場所は餌を求めて遠方にも広がっている。白鳥湖近くの麦畑では新芽がついばまれる被害も出ている。会では畑に風車などを立てて被害の防止策を講じている。会長の原さんは「白鳥の飛来数が多く思わぬ所まで行ってしまう。飛び散らないように努めているので周辺の皆さんにはご理解いただきたい。ハンターが残した散弾や釣りの錘で事故にあう例は後を絶たない。鳥の周辺での釣りは極力、自粛してほしい」と。
01.07;安曇野白鳥飛来数1533羽、豊科白鳥湖747羽。
01.04;日本海側の大雪が影響しているためか、安曇野に飛来する白鳥数が1533羽と過去シーズンの最多飛来数を更新!。うち犀川ダム湖には698羽。今冬は白鳥湖、明科御宝田貯水池、穂高狐島、池田町鵜山以外にも木崎湖や犀川上流など散らばっています。
2006.01.01;白鳥飛来数1093羽うち白鳥湖514羽。
12/30;越冬のため安曇野に飛来しているハクチョウの数がS59年の初飛来からの22シーズンで年越し前としては最も多い950羽。「アルプス白鳥の会」によると初飛来以降、例年よりも飛来数が少なかったが12/中頃から急増。大雪に見舞われた北陸から雪の少ない安曇野に移動してきたハクチョウが多い。「寒さが厳しくなったが会の仲間はいよいよ活気づいてきた。健康に気をつけて世話を続けたい」と。2004年の越冬中に散弾銃の被弾により左翼にけがを負い、ダム湖で夏を越して療養していたコハクチョウの「フクちゃん」も大勢の仲間に囲まれてうれしそう。まだ1m以上の高さを飛ぶ姿は確認できないが、原代表は「羽を広げる姿は見られる。あと少しダム湖で過ごして仲間と一緒に北帰行できると思う」と。
12/30;安曇野の白鳥数は950羽うち白鳥湖には410羽。
12/28;安曇野白鳥飛来数950羽。
12/25;安曇野に飛来している白鳥数は750羽を越えた。日中は犀川(豊科白鳥湖)から餌を求めて穂高狐島や池田町鵜山の水田に白鳥がやってきています。
豊科白鳥湖では300羽余り。穂高狐島には約300羽、池田町鵜山には約50羽、明科御宝田には約150羽。穂高狐島では300羽程度のコハクチョウ。上空ではとんびが飛び廻り餌を狙って凄い勢いで直降下。子供が餌をやるときには要注意!
12/24;安曇野白鳥飛来数753羽、白鳥湖には282羽。穂高狐島には約300羽、池田町鵜山約50羽、明科御宝田150羽。
12/22;安曇野白鳥飛来数673羽。
12/21;安曇野に飛来する白鳥数は441羽。白鳥湖には249羽。
12/19;安曇野に飛来する白鳥数は441羽。
12/17;安曇野白鳥飛来数421羽、白鳥湖には184羽。
12/15;安曇野白鳥飛来数277羽、白鳥湖92羽。
12/12;安曇野に飛来する白鳥は225羽、そのうち白鳥湖には約70羽。例年なら400羽を越えているためかなり少ない。
12/07;約180羽が翼を休めるが2004年同時期の1/3と少ない。12/07;安曇野白鳥飛来数は187羽、うち白鳥湖では64羽。
12/03;安曇野への白鳥飛来数は170羽、うち豊科白鳥湖には57羽。穂高狐島・田圃には100羽以上、池田鵜山・田んぼには20羽、明科・御宝田遊水池には20羽が飛来。
11/25;白鳥飛来155羽。白鳥湖に43羽。穂高狐島の田圃に10羽、池田町鵜山の田圃に100羽以上。昼間は穂高や池田の田んぼに餌を求めてやってきます。2004年同時期よりも安曇野に飛来する白鳥数はだいぶ少ない感じ。
11/21;白鳥飛来152羽。白鳥湖に123羽。
11/19;白鳥飛来117羽。白鳥湖に104羽。池田町鵜山の田圃には60羽。
11/15;白鳥飛来98羽。白鳥湖に37羽。
11/15;白鳥飛来98羽。白鳥湖に37羽。
11/10;安曇野に飛来している白鳥の数がちょうど100羽。白鳥湖には昼間は15羽程度と少なく近く田んぼに餌を求めて行っていそう。
11/08;白鳥飛来91羽。池田町鵜山の田圃や穂高狐島にも10羽程度。
11/04;白鳥飛来91羽。
11:02;白鳥飛来62羽。
11/01池田町中鵜鵜山の水田にハクチョウ10羽がが飛来。鵜山へのハクチョウの飛来は2004年に続いて半月ほど早い。11/01;諏訪湖にも冬コハクチョウが2羽飛来。
10;28;白鳥湖34羽。
10/23;白鳥湖27羽。御宝田遊水池に6羽。
10/22;北アから雪の便りが届いたら犀川白鳥湖の白鳥も20羽に増えた。明科・御宝田遊水池に6羽。白鳥湖ではアルプス白鳥の会が飛来数の案内板や観察館や餌小屋を設置。
10/21;豊科犀川白鳥湖に第2陣の5羽が飛来。2004年同一日で約30羽。少し白鳥の飛来も遅い。
10/17;安曇野白鳥湖にはまだ弟2陣はやってきていないようです。まだフクちゃんと1羽だけ。
10/14;フクちゃんは飛来してきた1羽の白鳥と一緒に泳いだり、餌をついばんだり、行動をともに過ごす。厳しい夏を乗り越えたフクちゃんの羽も戻って羽も白色。
2005.10/12;安曇野には早くも冬の使者「コハクチョウ」が飛来。豊科「犀川ダム湖」にはコハクチョウ成鳥1羽が飛来。犀川ダム湖では2004.12翼を骨折したフクちゃん1羽が北帰行できずに夏を越した。5ヶ月ぶりに再会した仲間と一緒にえさをついばんでいた。安曇野での白越冬は1984年から2005年で22年目、初飛来は2004年より2日、例年に比べて8日早い。1羽での飛来は初めて。2004冬は安曇野全体で1035羽が越冬。
安曇野に飛来しているコハクチョウ(犀川ダム湖にて)