(1)穂高「穂高神社」の「式年遷宮」;
■2022.5/15;「穂高神社」で開催された「式年遷宮」と「穂高人形ものがたり」が閉幕した。
4/29〜;「式年遷宮祭」と「穂高人形ものがたり」を中心に多彩なイベントを開催、期間中に約12万人の参拝客が訪れた。最終日(5/15)19:00;「あづみ野てらす」のフィナーレを飾る「スカイランタン〜希望を空へ〜」を、にぎやかに開いた。 20:00;終了奉告祭。万全なコロナ対策で日程を無事に終え、穂高光雄宮司は「ホッとしました」と。

■「穂高神社」の「式年遷宮祭」(小遷宮)とタイアップした「あづみ野てらす」でスカイランタンを打上げて閉幕した。
それぞれの願いを込めたランタン約50個が舞い上がった。穂高神社境内で準備されたスカイランタンが希望者に配布。淡く光るランタンが暮れゆく空にゆらゆらと舞い上がると、見守る人たちから歓声が上がった。子供たちは、 ランタンをつないだひもを伸ばしたりたぐり寄せたりして楽しんでいた。ランタンに描いた絵には平和を願うメッセージを添えた。あづみ野てらすは、式年遷宮祭の奉祝期間に合わせて祭りの盛り上げと、新型コロナ感染拡大で 落ち込んだ地域の観光復興を願って企画。17日間の期間中は飲食やクラフトのブースが並び、ステージ発表、ナイトライブなどが行われ多くの来場者でにぎわった。

■コロナ下の行動制限が3年ぶりになかったGW中、中信の観光地は多くの人出でにぎわった。
本殿を修復、清掃する「式年遷宮」の「小遷宮」が行われている「穂高神社」では、GW中(4/29-5/8)に前年同時期の5倍を超える約5万人が訪れた。

■5/6;「穂高神社」で開かれている「式年遷宮祭」に合わせて、奉祝行事の「舞楽演奏会」が境内の神楽殿で行われた。
中信の神職らでつくる「信濃雅楽会」の会員ら25人が、笙や龍笛といった管楽器や鼓などを使って雅楽の7曲を演奏。「蘭陵王」の曲では、演奏に合わせて金色の龍の面を着けた会員が舞を披露した。参拝者は優雅な舞を楽しんだ。 演奏会は5/10;16:00〜も開催。

■5/4;「穂高神社」で式年遷宮にあわせ、子供が着物を着て神社周辺を練り歩く「稚児行列」が催された。
子どもの無病息災と健やかな成長を願う行事で、市内を中心に、幼稚園児ー小学校低学年の71人が参加した。子供たちは、金襴の衣と呼ばれる着物やはかま、冠などの装束を身に着けて境内を出発。保護者に手を引かれて、列になり、周辺を 約1kmにわたって練り歩いた。

■「穂高神社」の「式年遷宮祭」は、5/1;「本殿遷座祭」、5/2;「奉幣祭」で主な神事を終えた。
年明けの四至榊立神事から始まり、4/21;仮殿遷座祭でご神体を仮御殿に移した。本殿を清めた後、本殿遷座祭が営まれ、ご神体を再び本殿へ戻した。奉幣祭では天皇陛下から贈られた幣帛が拝殿に供えられ、みこが「穂高の舞」を奉納した。 遷宮期間中は穂高人形・御船祭保存会が作った等身大の人形飾り「穂高人形ものがたり」が境内を彩っている。「忠臣蔵」や源平合戦の「一ノ谷の合戦」などの歴史的場面を力強く再現。また敷地内では市や市商工会などによる実行委が 飲食ブースなどが並ぶ「あづみ野てらす」を設けている。式年遷宮は20年ごとに本殿を造る大遷宮と、大遷宮から7年目、13年目の小遷宮がある。今回は小遷宮。木造大鳥居や社務所の建て替え、トイレの改装をしたほか、上高地にある 奥宮でも木道を取り換え、手水舎を設置した。

■5/2;「穂高神社」にて、7年に一度の「式年遷宮祭」(小遷宮)で「奉幣祭」が行われた。
2022年は2009年の大遷宮の後の2回目の小遷宮。奉幣祭は小遷宮の祭事のひとつで、天皇陛下から賜った幣帛を神前に奉り、祭りを締めくくる神事。氏子など100人が参列した。神事の中では巫女による「穂高の舞」が奉納された。

■5/1;未明に「穂高神社」にて、7年に一度の「式年遷宮祭」(小遷宮)で「本殿遷座祭」が営まれた。
照明を消した暗闇の中、たいまつとろうそくのわずかな明かりを頼りに、神職が慎重にご神体を運んだ。本殿の清掃や補修のため境内の仮殿に移していた3つのご神体を再び本殿に遷した。真夜中にもかかわらず多くの参拝客が訪れ、 500年以上前から続く伝統の儀式を見守った。小遷宮は本殿の修繕と清掃が目的で、ご神体は4/下に仮殿に遷された。本殿遷座祭前(4/30)日夜には、儀式を執り行う神職や氏子総代ら約70人と本殿などを清める「清祓」の儀式が行われた。 本殿遷座祭は寅の日、寅の刻の3:00に始まり、約110人が参列した。仮殿の扉が開かれ、穂高光雄宮司が祝詞を奏上。神職から名前を呼ばれた氏子総代らは「おー」と声を上げて弓や盾などを持ち、ご神体が通る拝殿前の道を守るように 立った。境内の照明が消されると、神職らはご神体を御羽車に乗せ、四方を白い布で隠しながら、荘厳な雅楽の音色と共にゆっくりと進んだ。拝殿後ろの3つの本殿まで3往復してご神体を遷した。再び照明がともり、穂高宮司が拝殿で 祝詞を奏上するころには空が白み始めていた。儀式を終えた穂高宮司は「伝統を継承し、昔の手ぶりそのままに神事ができて喜ばしい」と。安曇野の住民は「何十年もここに暮らしているが本殿遷座祭を見るのは初めて。あらためて 穂高神社のすごさが分かり、厳かな気持ちになった」と。

■4/29-5/15;「穂高神社」では本殿の補修や清掃のためご神体を仮殿に移す「式年遷宮」に合わせ、人形絵巻の展示「穂高人形ものがたり」が始まった。
氏子らでつくる「穂高人形・御船祭保存会」の4団体が等身大の迫力ある人形で歴史や民話などの5場面を再現しています。穂高人形は針金やわら、粘土、紙などで作られ、最も古い記録では江戸時代の1713年の遷宮で展示された。 穂高神社の式年遷宮に合わせて奉納される穂高人形は、遷宮の一番の見どころで、関係者がテープカットをして祝った。「一ノ谷の合戦」と「関ケ原の戦い」は、きらびやかな甲冑を身にまとった武士たちがぶつかり合う臨場感を 表現した。源氏と平家が戦った一ノ谷の合戦では、源義経の軍が断崖を駆け下って奇襲をかけた迫力ある場面を表現。華やかな芸者の人形が目を引く「忠臣蔵 一力茶屋」は、コロナ禍でも明るい気分になってほしいとの願いを 込めたという。地元の民話「犀龍と泉小太郎伝説」は、全長10mの竜が見もの。明智光秀の軍が織田信長を討つ「本能寺の変」を制作した竹内敏夫さんは「人形の目線なども工夫した。一目見て、いい飾りだと感動してもらえたら うれしい」と。穂高光雄宮司は「伝統の技の結晶を、ぜひ大勢の人に見てもらいたい」と。神社の敷地では、飲食ブースやステージなどのイベント「あづみ野てらす」も始まり、来場者は地元食材のピザなどを楽しんでいた。 5/1;松川響岳太鼓演奏、5/10-5/12;夜は竹灯籠の明かりの中でのライブなどがある。

■4/29-5/15;「穂高神社」で開かれる「式年遷宮祭」では、境内に展示される人形飾り「穂高人形ものがたり」が見どころの一つ。
氏子らの4団体が歴史や民話の5つの場面を再現し遷宮に花を添える。作り手の高齢化が課題となる中、伝統を後世につなごうと若手も奮闘する。きらびやかな甲冑を身に着けた武士や全長10mの竜。「穂高人形・御船祭保存会」の4団体は 人形飾りの設置作業を着々と進めている。見る人を圧倒する飾り物は紙や木、わらなど多様な素材を使い、どれも約1年かけて作り上げた力作。神社によると、穂高人形の飾り物は最も古い記録で1713年の遷宮で展示され、祭りの度に 作り替えられてきた。穂高神社で営まれる毎年9月の御船祭りでは、穂高区、穂高町区、等々力町区の3地区の氏子が山車に載せる人形を作っている。それぞれの地区で人形師と呼ばれる人や指導者は減少し、技術を継承するため、1999年に 等々力区を含めた4地区や神社が連携して保存会を設立し、3人の指導者を筆頭とする教室を立ち上げた。ただ発足から20年以上が経過し、教室は高齢化が課題。こうした中、保尊和夫さんを指導者とする保尊教室では、学生ら若手も 技術を受け継ぐほか、今回は穂高区の34人でつくる団体「睦友社」もより深く制作に関わってきた。人形作りに60年携わってきた山田孝さんは「穂高人形は経験値が積み重なって、つないできたもの」と。氏子らの経験や知恵を結集させる 人形作りは、幅広い世代が交流する場としても重要な役割を果たす。コロナ禍で迎えることになった今回の式年遷宮祭。保存会の小林千尋会長は「百年、二百年と続けていかなくてはいけない伝統の文化。楽しみにしてくれている人が、 前向きな気持ちになるような飾りにしたい」と。大迫力の人形絵巻は4/29〜境内に展示。

■「穂高神社」は式年遷宮「小遷宮」の年。5/1;3:00;寅の日・寅の刻に本殿遷座祭が行われます。
穂高神社の式年遷宮は、人々の永遠の発展を祈り、20年に1度、御本殿一殿を造り替える「大遷宮」と、7年に1度清掃と修復を行う「小遷宮」。1483から500年以上にわたって受け継がれている。「小遷宮」が行われるのに合わせて、 遷宮祭を盛り上げる催しが、4/29-5/15;開催。穂高神社境内の南神苑で行われる人形絵巻「穂高人形ものがたり」では、「本能寺の変」や「関ヶ原の戦い」、「犀龍と泉小太郎伝説」といった戦国時代の戦いや有名な伝説の名場面を 地域で受け継がれている「穂高人形」で再現。穂高神社の北神苑では、式年遷宮へ来る人を迎えるイベント「あづみ野てらす」を開催。「グルメ」「クラフト」「アウトドア」の3種類のブースが登場し、安曇野放牧豚を使った 焼肉や信州サーモンを使った丼や、地元のクラフト作家の作品の販売、子どもが楽しめる電動カートなど安曇野の魅力を堪能できる。他にも、北ア・燕岳にある2021年100周年を迎えた山小屋「燕山荘」の代表・赤沼健至氏による 登山の歴史やルーツを語るトークショーや、「日本一のけん玉師」伊藤佑介氏によるけん玉パフォーマンスステージ、最終日には、希望や願いを込めて空にスカイランタンを飛ばすイベントなど、日替わりで様々なコンテンツを 用意。安曇野市商工観光部は「7年に1度という滅多にない式年遷宮の機会に、1日満喫できる、あづみ野てらすと合わせて楽しんでもらえたら」と。

■4/21;「穂高神社」で7年に1度の盛儀「式年遷宮祭」(小遷宮)の「仮殿遷座祭」が営まれた。
本殿の修繕や清掃を行うためにご神体を仮殿に移す儀式で、境内の照明が全て消された厳かな中、神職らが3つの本殿から仮殿にご神体を運んだ。氏子総代ら約80人が参列し、拝殿で儀式が始まった。3つの本殿の扉が開かれると、穂高光雄宮司が 祝詞を奏上。参列者はご神体が汚れないように白い紙で口を覆い、名前を呼ばれた氏子総代は太刀や弓、盾などを手にして、ご神体の通り道の両脇に立ち並んだ。ご神体が進む道に白い布が敷かれた後、神職が鶏の鳴き声をまねる「鶏鳴三声」が 響き渡り、全ての照明が消された。白い布に包まれたご神体を神職が「御羽車」に乗せて少しずつ運び、仮殿に移した。再びの鶏鳴三声で照明がともされると、仮殿に供え物などが捧げられた。祭儀の中で最も重要な、本殿にご神体を移す 5/1;3:00;「本殿遷座祭」が営まれる。権禰宜の穂高賢一さんは「ご遷宮は神様が若返り、力が一層強くなる儀式。4/29-5/15;奉祝期間中は多くの方に参列してもらえれば」と。

■「穂高神社」では「式年遷宮祭遷宮」を盛り上げる「穂高人形ものがたり」の飾付け作業が進んでいる。
神社の南神苑には舞台が設置され、人形制作に携わる4団体が晴れ舞台の準備に汗を流している。作品が勢ぞろいする「穂高人形ものがたり」は奉祝期間中(4/29-5/15)に行われる。このうち、源平合戦「一ノ谷の戦い」を担当する穂高健壮団は 完成した人形を運び込み、舞台に設置。「逆落とし」の場面などが迫力満点に仕上げられていった。健壮団では2021年から、団員の子供たちも人形制作に参加。飾付け当日も積極的に大人たちを手伝い、自分たちが作った黒い馬が舞台に上ると うれしそうに見上げていた。

■4/29-5/15;「穂高神社」では「式年遷宮祭」(小遷宮)が営まれる。
奉祝期間中に境内を彩る「穂高人形ものがたり」の展示準備作業が行われています。骨組みがほぼ完成。「穂高人形ものがたり」は南神苑で行われ、有名な伝説や戦国時代の名場面など5場面が展示。一眞会(穂高人形・ 御船祭保存会小平教室)の「関ヶ原の戦い」、七星会(同牛流教室)の「本能寺の変」、睦友社(同保尊教室)の「犀龍と泉小太郎伝説」、「忠臣蔵 一力茶屋」、穂高健壮団の「一ノ谷の合戦」。穂高人形・御船祭保存会は 「穂高人形が祭りの起爆剤になれば」と。穂高神社社務所では式年遷宮祭向けの限定お守りを販売中。民話「犀龍と泉小太郎伝説」の場面を描いたお守り(\1000)、「ときは令和へ」の文字や神社の拝殿をあしらった御朱印帳(\2000)、 北ア上空を飛ぶ鳳凰をデザインした御朱印帳袋(\2000)、鳥居に使われていた古材を使用した木札(\3000)など6種類。遷宮期間中は限定の御朱印も用意。5/末まで販売予定。穂高賢一権禰宜は「7年目に1度の祭りを地域と一緒に盛り上げて いきたい」と。なお「御船会館」では「遷宮神宝展」を開催中。

■4/29-5/15;「穂高神社」の「式年遷宮祭」に合わせ、境内の「北神苑」で観光復興イベント「あづみ野てらす」を開催。
飲食店や木工クラフト販売、WS、土産店など約50のブースが日替わりで並ぶ。ステージでは、松川響岳太鼓、南米民族音楽の演奏、竹灯籠で境内を彩る「神竹灯」、ランタン飛ばしなど多彩な催しが企画。市や市観光協会などでつくる 実行委が、コロナ禍で落ち込んだ地域経済を活性化しようと初めて企画。観光協会は「遷宮に訪れた客を飲食や宿泊につなげ、満足度を高めたい」と。
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363

■5/7;「穂高神社」の「遷宮祭」を記念し、「安曇野ロゲイニング」開催
安曇野エリアで3H/5H。主会場は穂高会館。(定員;200名,締切4/17)。
5/8;信州サイクルロゲニイング安曇野ステージも開催。安曇野をサイクリング。
(問)信州安曇野ロゲイング実行委員会(安曇野市観光促進課) TEL 0263-71-2000(平日9:00-17:00)

■4/1-5/31;「穂高神社」で5月に営まれる式年遷宮を記念した特別展「遷宮神宝展〜神前に奉られたる数々の名品たち〜」が始まる。
神社が宝として大切に保管する品々を公開する初めての試みで、著名人や安曇野ゆかりの作家から奉納された美術品、神社所蔵の文化財などを紹介。 御船会館に荻原碌山の彫刻、豊科出身の画家で教育者の藤森桂谷の掛け軸、漆芸術家の橋節郎の作品など22点が並ぶ。現在の穂高人形・御船祭保存会「保尊教室」の源流をつくった山田實さんが1929年に描いた「安曇野鳥瞰図」は、 穂高神社を中心に安曇野を描いた大型の作品で見応えがある。通常は複製が展示、室町時代の遷宮の記録を残した巻物「三宮穂高社御造宮定日記」の本物も公開。権禰宜は「県外からも多くの参拝客が訪れる。神宝を通じて安曇野に興味を 持ってもらえれば」と。(9:00-17:00,入館料:\300)。4/1〜;式年遷宮を記念した御朱印帳やお守りなどの限定品の頒布も始める。

■4/1〜;「穂高神社」は4〜5月の式年遷宮祭に向けて限定のお守りなどを販売。
穂高人形ものがたりで再現する民話「犀龍と泉小太郎伝説」の場面を描いたお守り(\1000)、「ときは令和へ」の文字や神社の拝殿をあしらった御朱印帳(\2000)、北ア上空を飛ぶ鳳凰をデザインした御朱印帳袋(\2000)、鳥居に使われていた 古材を使用した木札(\3000)など6種類。遷宮期間中は限定の御朱印も用意。5/末まで販売予定。穂高賢一権禰宜は「7年目に1度の祭りを地域と一緒に盛り上げていきたい」と。4/1-2023.3/末;Instagramで神社の写真などを募るフォト コンテストも実施。

■3/26;「穂高神社」で5月に営まれる「式年遷宮祭」(小遷宮)に向け、奉祝期間中(4/29-5/15)に境内を彩る「穂高人形ものがたり」の展示作業が始まった。
拝殿で安全祈願祭が行われ、人形制作に関わる5団体の約50人が無事故を祈った。「穂高人形ものがたり」は南神苑で行われ、有名な伝説や戦国時代の名場面など5場面が展示。一眞会(穂高人形・御船祭保存会小平教室)が「関ヶ原の戦い」、 七星会(同牛流教室)が「本能寺の変」、睦友社(同保尊教室)が「犀龍と泉小太郎伝説」と「忠臣蔵 一力茶屋」、穂高健壮団が「一ノ谷の合戦」を担当。各団体は約1年前から人形の制作を進めてきた。祈願祭後にさっそく展示作業を始め、 舞台の土台作りに取り掛かった。穂高人形・御船祭保存会は「みんな今日を迎えるのを楽しみにしていた。穂高人形が祭りの起爆剤になれば」と。睦友社は祭りを盛り上げようと南神苑で、5/1;松本蟻ヶ崎高校書道部の書道パフォーマンスを 企画。人形飾りの前に立てる場面説明の看板の字も依頼し、部員たちから受け取った。「どの団体も高齢化していて、せっかくの祭りが衰退してしまうという危惧がある。こういった催しで興味を持ってもらえれば」と。

■「穂高神社」の「式年遷宮」に合わせて、境内に飾られる伝統の「穂高人形」づくりが行われています。
穂高人形研修館には、地元の住民6人が集まり、人形の仕上げの作業などを行った。穂高神社の式年遷宮では、地元の住民が制作する歴史上の名場面をテーマにした人形飾りが境内に展示され、見どころの一つ。制作にあたる竹内敏夫さんは、 「お客さんが見て納得のいく人形のしぐさができるような飾り物にしたい」と。2022年は4つのグループが「本能寺の変」や「関ケ原の戦い」などを題材に制作を進めていて、4/29から境内に飾られます。

■安曇野の「穂高神社」で2022年5月に行われる「式年遷宮」に向け雅楽の講習会が行われた。
穂高神社の式年遷宮は20年に1度本殿を造りかえる大遷宮と、その間に2度、本殿を修復・清掃する小遷宮があり、2022年がその小遷宮の年。11/10;遷宮で奉納される雅楽のひとつ「蘭陵王」の練習のため講習会が行われた。 指導した雅楽演奏家大窪永夫さんは「大きなお宮にとって大変な行事の中で、雅楽という華やかな舞楽を神様に奉納できるということは氏子をはじめ、来られる方も大変喜ばれる」と。

■5月;「穂高神社」で営まれる「式年遷宮祭」(小遷宮)に向け、境内に展示し祭りを彩る巨大な「穂高人形ものがたり」の制作が進んでいる。
7年に一度の盛儀を迫力のある歴史絵巻で彩ろうと、4団体が意匠を凝らした人形や着物、小物の制作に精を出している。「関ヶ原の戦い」を制作する一眞会(穂高人形制作小平教室)は、1/30スケールの模型を作り、場面の全体像を共有。 横幅約30cm、高さ6mの舞台に「徳川軍」「毛利軍」「小早川軍」の人形計17体を飾る予定で、藤原國廣代表は「段々になっているので、人形の大小で遠近感を出す。みんな前回より立派に飾ろうと思ってやっている」と。現在は人形の 甲冑作りを進めている。睦友社(同保尊教室)は「犀龍と泉小太郎伝説」「忠臣蔵 一力茶屋」の2場面を制作する。全長10mを超える犀龍は、境内に設けたビニールハウスで制作中。「忠臣蔵」は宴会の場面で、茶屋の造りや室内の小物、 庭の造形など細部にもこだわる。女性の髪型は、美容室から寄贈された結婚式用のかつらなどを参考にして作る。指導者の保尊和夫さんは「みんなで知恵を絞り、工夫して作っている。新型コロナウイルスの影響で社会が暗い中、展示で 少しでも元気付けられれば」と。七星会(同牛流教室)と穂高健壮団も制作を進めている。最終的には全5場面が出来上がり、2022.4/29-5/15;境内の南神苑で展示。

■1/21;「穂高神社」(穂高光雄宮司)は、式年遷宮の最初の儀式となる「四至榊立神事」を営んだ。
5月の「遷座祭」の100日前に行う祭儀で、神社周囲の東西南北1里をはらい清め、神社を中心とした「神領地」とした。拝殿で神事を行った後、神職や氏子総代ら40人が列になって約12kmを歩き、1里四方に「穂高神社式年遷宮御榊立」と 書かれたのぼり旗とサカキを立てた。東;穂高の旧千国街道近く、南;穂高柏原の「新居の沢碑前」、西;穂高牧の「宮の窪碑前」、北;穂高の穂高東中側の「御神路碑前」を順番に回り、各所で2本のサカキにしめ縄を張っておはらいした。 感染拡大防止のため、参列者数を減らして行った。冬の澄んだ空気にのぼり旗がはためき、穂高宮司は「いよいよご遷宮が始まる。身が引き締まる思い」と。氏子総代は「今後も祭儀がある。新型コロナウイルスも収束していってもらいたい」と。 今回の式年遷宮は本殿の修繕・清掃を行う「小遷宮」で、4/21;ご神体を仮殿に移す「仮殿遷座祭」、5/1;3:00;ご神体を仮殿から本殿に移す「遷座祭」がある。

■式年遷宮の年を迎えた「穂高神社」では、1/1;9:00;鳥居の下でお祓いの順番を待つ車の台数が、昨年の同日同時刻に比べて明らかに多かった。
拝殿前に昨年は見られなかった参拝客の列ができていた。神社の近くに住む市民は「この一年、健康で平和でありますように」と願ってかしわ手を打った。境内の弓道場で催される射会に向かうと言い「昨年は中止だったので、元日に弓を引けるのは 2年ぶり」とすがすがしい笑顔で話した。

■2022年「穂高神社」の「式年遷宮」に向けて、地元住民らの4団体が境内に展示する人形絵巻「穂高人形ものがたり」の制作を着々と進めている。
穂高人形は紙やわら、針金などで作る人形。地元の「穂高人形・御船祭保存会」が中心となって技術を継承している。6/20;「関ヶ原の戦い」を制作する団体は武将のかぶとやよろい、馬のあぶみ、旗などを作った。17体の人形や馬で徳川家康と 石田三成の軍を表現する。指導する藤原国広さんは「一体一体異なる人形の表情や動きをうまく再現したい」と。「犀龍と泉小太郎伝説」と「忠臣蔵一力茶屋」を手掛ける団体は高さ2.5m、全長10mにもなる龍を制作。この日は、木材と針金の 枠組みに紙を貼る作業などに汗を流し、指導者の保尊和夫さんは「コロナ禍で沈んでいるときなので、華やかな作品に仕上げたい」と。人形は2022.4/29-5/15;飾る。ほかに「本能寺の変」と「一ノ谷の合戦」の場面が披露される予定。

■2022.5月;「穂高神社」で6年ぶりの「式年遷宮」が行われる。
ご神体を移す節目の祭事で、境内は神話や民話、歴史上の出来事などを題材にした「穂高人形」の飾り付けで彩られる。10\13;神社参集殿に穂高光雄宮司や氏子総代代表が集まり、祭事の日程や奉祝行事の概要について発表した。 式年遷宮には、本殿を造り替える20年に一度の大遷宮と、その間に7年、6年、7年の間隔で本殿の修理や清掃を行う小遷宮がある。R4年の祭事は、2009年の大遷宮から2回目の小遷宮。R4年1/21;神社周囲の1里四方を清める神事を行い、 4月にはご神体を仮殿に移して本殿の修復や清掃、お祓いを行う。5/1;3:00;最も大切とされる「遷座祭」が営まれ、夜明けにかけてご神体を本殿に移す。4/29-5/15;境内が伝統の穂高人形で盛大に飾り付けられる。穂高神社の御船会館で 人形作りの研さんを積んでいる「小平教室」と「牛流教室」「保尊教室」などが担当する予定で、今回は指導者ではなく、生徒が中心となって初めて遷宮の人形制作を行う。5/2〜;稚児行列や舞楽演奏会を予定。記念事業として社務所の 建て替えなども進めている。令和最初の式年遷宮で、穂高宮司は「500年以上続く祭儀。新元号になっても厳粛に行っていきたい」と。R4年は「善光寺」の「御開帳」と「諏訪大社」の「御柱祭」もあるため、「県全体でお祭りムードに なるのではないかと期待している。大勢の方に来ていただきたい」と。

■「穂高神社」は、2022年に控える式年遷宮で境内に飾られる等身大の「穂高人形ものがたり」の場面を発表。
「関ヶ原の戦い」や地元の伝説などの4つの場面が決まった。穂高人形は紙や木、わら、針金などで作る。式年遷宮の穂高人形ものがたりは幅10数m、長さ数10mの舞台に、複数の人形と建物や樹木などの模型を並べて神話や民話、 歴史上の一場面を再現。遷宮で飾られた最古の記録は300年前にさかのぼる。「関ヶ原の戦い」は幅30m、奥行き8m、高さ6mの舞台で、10数体の人形を使い、徳川家康や石田三成の軍を表現する予定。ほかに龍が湖を壊して土地を 開拓したという地元の伝説「犀龍と泉小太郎伝説」などが選ばれ、人形は計70体になる見込み。人形は地域住民によるボランティアの4つの団体が既に製作を始めている。穂高人形・御船祭保存会の小林千尋会長は「規模や迫力、 きらびやかな衣装が魅力。楽しみにしてもらえれば」と。穂高神社では20年に1度、本殿を造り替える「大遷宮」と、その7年後、13年後に本殿を修理する「小遷宮」を営む。次回は小遷宮で、飾り付けは2022年4/29-5/15予定。

■穂高神社で2022年5月に営まれる「式年遷宮祭」(小遷宮)に向け、穂高町区と等々力町区の青年有志でつくる「穂高健壮団」が、子供と一緒に穂高人形作りに取り組んでいる。
4団体による巨大な人形を境内に飾る「穂高人形ものがたり」の一部で、健壮団は源平合戦「一ノ谷の戦い」を人形16,17体で表現し、7年に1度の盛儀を彩る。制作は健壮団の事務所で行われている。週末に団員の子供10人ほどが参加し、 実物大の馬の人形作りを9月から手伝っている。ちぎった新聞紙にのりを付けて本体にぺたぺたと貼っていく工程で、最も手間が掛かるという。式年遷宮に向けた健壮団の人形制作は2021年1月に始まった。制作を指揮する嶌田重穂さんは 「新型コロナウイルスの影響で祭りも何もなくなってしまったので」と、子供たちが人形作りに携わるようになったいきさつを語る。馬の人形は9/末にも完成する予定。一ノ谷の戦いの人形全体は2022年1〜3月の完成を目指す。子供のうち から人形制作に関わることで次代の健壮団員の確保も期待される。団長は「団も若手不足。お父さんみたいに自分もやりたいと思ってくれたら」と。

■「穂高神社」の「御船会館」に展示されている人形飾りが「源義経の弓流し」から「応仁の乱」の場面へと15年ぶりに替えられた。
穂高人形御船祭保存会・小平教室(制作指導;藤原國廣代表,10人)が制作した5人の武士と2頭の馬の人形を3日がかりで据え付けた。人形飾りでは、室町時代に11年間続いた応仁の乱で街中で繰り広げられた戦いの一場面を再現し、 長やりを交わす武士や馬に乗って刀を振り上げる大将の勇ましさが迫力満点で表現。精緻に作られた鎧や馬具なども見応えがある。穂高神社の「御船祭」では、人形を飾り付けた山車を引き回す「御船のえい行」が行われるが、2020年は 感染拡大防止のために中止。発表の場が減ってしまったため、日々の研さんの成果を見てもらおうと展示替えを企画し、11月から制作に取り組んできた。藤原代表は「室町時代の場面に挑戦するのは初めてだったが、うまくできた。 正月中に多くのみなさんに見てもらえれば」と。

「式年遷宮祭を迎える穂高神社」(穂高神社にて)

「穂高神社・御朱印帳」(穂高神社にて)

「穂高神社・御朱印」(穂高神社にて)

「式年遷宮祭を迎える穂高神社」(穂高神社にて)

「御船会館」(穂高神社にて)



(1)長野「善光寺御開帳」;

「善光寺御開帳」(長野・善光寺にて)

「朝の善光寺・本堂」(善光寺にて)

「善光寺・本堂」(善光寺にて)

「善光寺・山門」(長野・善光寺にて)

「善光寺・仁王門」(善光寺にて)

「善光寺・御開帳・回向柱」(善光寺にて)

「善光寺・御開帳案内」(善光寺にて)

「善光寺・御開帳パンフ」(善光寺にて)

「善光寺・御開帳記念の御朱印」(善光寺にて)

「朝焼けの長野市内」(長野にて)

「善光寺の参道」(長野・善光寺にて)

「善光寺・参道」

「蔵楽庭ぱてぃお大門」(長野にて)

「善光寺花回廊」(長野市中央通りにて)

「善光寺花回廊・フラワーコンテスト」(ぱてぃお大門蔵楽庭にて)

■2022年の「善光寺御開帳」
長野で開かれた善光寺御開帳奉賛会の会議で、長野経済研究所が善光寺御開帳の経済効果などを報告した。経済波及効果は新型コロナ前の前回の96.3%に相当。御開帳が行われたことで宿泊代や飲食代などの観光消費額はなかった場合と 比べて862億円増、その経済波及効果は前回7年前の実績に迫る1095億円。御開帳の参拝者数は前回の9割に当たる636万人。今回は新型コロナの影響で実施が1年延期されたほか、分散参拝を促すため1ヶ月延長された。長野経済研究所は、 会期が1ヶ月延長されたことに加え、県外からの参拝者の割合が80.3%と前回を上回り、それに伴い宿泊客の割合が上昇したことが要因と分析した。

■2022.9/30;長野で行われた「善光寺御開帳」のシンボル「回向柱」を安置所に移す「御納め式」が行われた。
善光寺御開帳期間中の参拝者は636万人と過去3番目に多く、経済波及効果は1000億円を超えた。御開帳が終わると1ヶ月後には「回向柱」を本堂前から移動するのが通例でしたが、今回はより多くの人が触れられるようにと、終了後3ヶ月間、 参拝者の願いを受け止めてきた。4月-6月にかけて行われた善光寺御開帳のシンボル「回向柱」は、本堂の前に建てられる高さ10mの柱。御開帳の期間中は、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」と綱で結ばれ、御利益を求める大勢の 参拝者が触れるために列をつくりました。御納め式では、法要が営まれ、2人の住職を筆頭に30人の僧侶がお経を読み上げた。このあと、クレーンでつり上げられた回向柱は台車に乗せられ、代々の柱が納められている本堂の西側、経蔵の 奥にある回向柱納め所におさめられた。前回は御開帳の終了後1ヶ月ほどで回向柱が安置所に移されたが、今回はコロナ禍で期間中に参拝できなかった人も多いと見込まれたため、前回より2ヶ月長く建てられた。新型コロナの影響で1年延期 されるなど異例づくめだった今回の御開帳は、9/30;すべての行事を終えた。

■「善光寺御開帳」ではシャトルバスが運行されたが、実際には予想したほどの渋滞は発生せず、利用者は前回の4割にとどまった。善光寺御開帳の期間中、長野市が事務局を務める渋滞対策の実行委員会は1.3億円をかけて、郊外の複数の 臨時駐車場と中心部を結ぶシャトルバスを運行した。9/30;実行委員会で実績が報告。今回の御開帳は、コロナ禍の分散参拝を促すため期間が延長された影響もあり、1ヶ月あたりの参拝者数が前回の6割程度で、予想したほどの渋滞は 発生しなかったという。その結果、シャトルバスの利用者は述べ1.5万人余りで、前回の御開帳と比べて2.5万人余り減少し4割にとどまった。シャトルバスの利用者からは、乗車時間が最大45分と長いうえ、バスを降りてから善光寺に 着くまで徒歩15分かかることに不便という意見も寄せられた。実行委員会は、次回の御開帳に向け運行台数や利便性などを見直す。長野市交通政策課は「次回に向けて、乗り降りの場所なども含め総合的に検討する」と。

■2022.8/10;2022年の「善光寺御開帳」について、参拝者は636万人、経済波及効果は1095億円。
善光寺御開帳は4/3-6/29。長野経済研究所は御開帳の経済効果について発表した。宿泊や飲食などの経済波及効果は1095億円。前回(7年前)の御開帳と比べると約42億円少ない(-3.7%)。参拝者数は前回から71万人少ない636万人。コロナ禍の開催と なった今回は分散参拝を促すため実施期間が通常より1ヶ月延長し、過去最長88日間開催したことなどから落ち込みは少なかった。また、当時、新型コロナの感染状況が落ち着いていたことなどから県外からの宿泊者の割合が多くなったこと、 御朱印帳が人気となったことなどが、効果を押し上げたと分析。長野商工会議所会頭は「1000億円に届くのが難しいのではないかと思っていたが、広報活動などによる誘客が成功した。御開帳後も訪れてもらえるようにしていきたい」と。 コロナ禍の御開帳の特徴は、単身での参拝者が全体の21%、前回より2倍(9.7P増)近く増えた。単身者の増加は「感染拡大の影響で少人数の傾向に拍車がかかった」と見る。「家族・親戚」(34.6%,前回比4.7P減)、「夫婦・カップル」(29.1%,1.7P増)、 「1人」(21.0%,9.7P増)。また、県外客の割合が前回より増えて全体の8割。県外客(80.3%,9P増)。これに伴い、宿泊客の割合も増加した。自家用車を利用した関東からの参拝者が増えたと見ています。交通手段はマイカー(58.1%M,3.8P増)%、 新幹線(22.6%,5.4P増)、団体バス(4%,5.7P減)。一人当たりの観光消費単価は日帰り・宿泊客ともに増えていて、特に土産物や御朱印帳を求める人が多かったと分析。但し、ビジネスホテルの利用者が増えたことで、宿泊客1人当たりの宿泊費は減少した。

■6/30;御開帳が閉幕した「善光寺」では前立本尊を大勧進に移す「御還座式」が行われた。
強い日差しが照り付ける中、御還座式に先立ち、前立本尊と「善の綱」で結ばれた回向柱の前で、感謝を込めた法要が行われた。前立本尊を納めた厨子が輿に乗せられ、本堂を離れます。参拝客が見守る中、厨子は、大勧進の御宝庫へと 運ばれた。新型コロナの影響で1年延期され、1ヶ月長い88日間開催された異例の御開帳。善光寺の御開帳の参拝者は4/3-6/29;636万人。過去最多だった前回(2015年)に比べ71万人減った(10.1%減)が、前回、前々回に次ぐ過去3番目の人出。 新型コロナの影響で団体客が減ったため。善光寺事務局・寺務総長は「初めはまだまだ感染者が多い状態でもあったし、若干不安なこともあったが非常に多くの善男善女がお参りに来ていただき、事故もなく済んだことは本当にありがたいと 思っています」。御開帳のシンボルの回向柱は、9/末まではそのまま設置する予定。回向柱は抗菌作用がある光触媒コーティングを施し、期間中に3回塗り直した。参拝客が触れる柱の面は2面に限定された。感染状況に応じ、序盤は本堂の 参拝者数も定員の半数程度に制限した。前回は北陸新幹線の金沢延伸効果もあって過去最高の707万人が参拝した。数えで7年に1度に開かれる善光寺の御開帳。次回の開催について、奉賛会は当初開催予定だった2021年から数えるか、 2022年を起点にするか決まっていない。

■6/29;長野「善光寺」の「御開帳」は本尊の身代わりとされる仏像が納められた「厨子」の扉が閉められ、88日間の行事を終えた。
善光寺の御開帳は7年に1度、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」を公開する行事。本来は2021年が開催の年でしたが、新型コロナの影響で記録に残る限り初の延期となり、2022.4/3;開幕した。最終日(6/29)は本堂で一連の行事の 締めくくりとして、天台宗と浄土宗の僧侶による「結願大法要」が順番に行われた。天台宗の法要では住職をはじめ華やかな衣装を身にまとった僧侶たちが「前立本尊」に御開帳の無事や盛況を感謝するお経を唱え、多くの参拝者も手を 合わせていた。また、強い日ざしが降り注ぐ本堂前では、参拝者が列を作り、手や指を消毒したうえで触ると御利益があるとされる回向柱に順番に触って祈りをささげていた。17:00;法要では、善光寺大本願の副住職が「前立本尊」が 安置された厨子の扉を閉め、88日間にわたる御開帳は幕を閉じた。6/30;前立本尊を宝庫に返す御還座式で全ての行事が終わります。

■6/20;88日間にわたる「善光寺御開帳」は閉幕した。
6/29;終わりを告げる結願大法要が営まれた。天台宗と浄土宗の僧侶が法要を営む結願大法要。分散参拝を促すため期間が1ヶ月延長されて過去最長となった88日間の御開帳に終わりを告げます。最終日も善光寺は多くの参拝客でにぎわいました。 夕座法要で前立本尊が安置されている厨子の扉が閉められ、6/30;前立本尊を宝庫に返す御還座式で関連行事が終わります。

■6/29;長野「善光寺」の「御開帳」は、4/3〜88日間の会期を終える。
新型コロナ感染対策で分散参拝を促そうと、会期を1ヶ月延長した。序盤は人出が少なめだったが、感染状況の落ち着きもあってか「駆け込み参拝」がみらる。6月は急増。長野市では土/日/祝の渋滞が発生。5/下〜渋滞が発生。6月は渋滞が 最長1.6km続いた。郊外の駐車場からの善光寺行シャトルバスも6月にかけて利用が増加。前回御開帳は推計700万人が参拝、1137億円の経済波及効果があったとされる。御開帳奉賛会は「ワクチン接種が進み感染状況も落ち着く中で、連休明け からは受け入れ側もお客さんも安心できるようになった」と。善光寺事務局は今回、境内のライブカメラ映像や駐車場の空き情報を発信。シンボルの「回向柱」には抗ウイルス効果があるとされる「光触媒剤」を塗り直した。寺事務局は 「マスク着用や手指消毒に協力してもらえた。感染対策は一定の効果があったと思う」と。

■6/25;長野「善光寺」の「御開帳」もあと5日。コロナの影響による1年延期を経て4/3に始まった御開帳は、6/29が最終日で閉幕。
駆け込み参拝が目立つようになり、暑さの中、連日参拝者で賑わいを見せています。善光寺では回向柱に触れようと列を作り、本堂の周りでも内陣を参拝するための列ができた。待ち時間は2Hを越える。平日でも仲見世通りから善光寺は すごい人出。4月はお客さんが少なかったが、5月GW以降は参拝者が増えたといいます。仲見世の店では6/中に2倍以上の売上とか。今週末は周辺道路も混雑が予想されることから、臨時駐車場やシャトルバスの活用を呼び掛けています。 また、回向柱を触る待ち時間も長くなる見込みで、熱中症などに注意が呼びかけられています。6/9;善光寺御開帳は「結願大法要」が行われ、前立本尊の厨子の扉が閉められます。

■6/19;長野「善光寺御開帳」も残すところあと1週間。
新型コロナの影響もあって開幕から参拝の出足は鈍かったものの、終わりが近づくにつれ様子が変わってきています。回向柱に並ぶ人、人、人。回向柱に触るための待ち時間が最大2H弱。寺周辺では渋滞も発生。渋滞対策で市などが 用意したシャトルバスにも変化がおき、長野郊外の駐車場では自家用車からバスに乗り換えますが、駐車場には県外ナンバーばかり。5/22までの利用者は前回の1/4でしたが、この土/日は満車状態。善光寺に通じる仲見世通りも人の波。 あるお土産屋では来店客数がGWの2倍という。「6月入ってからここ数日ずっと日に日に人数が増えて結構毎日こんな混み合いですね」終盤に来て賑わいを取り戻しつつある善光寺御開帳。 6/29;結願大法要で前立本尊の厨子の扉が閉められ、88日間の幕を閉じます。

■6/中;長野の「善光寺御開帳」もあと2W。感染状況も落ち着く中、先週末は3年ぶりに華やかな屋台巡行もありにぎわいをみせた。善光寺門前を練り歩く屋台行列。ながの祇園祭にあわせた地域の伝統行事が行われた。御開帳期間も終盤で 駆け込み参拝も増えています。善光寺御開帳は6/29まで。期間を1ヶ月延ばして分散参拝を呼び掛けています。

■6/12;長野の夏の風物詩「ながの祇園祭」の屋台巡行が3年ぶりに開かれた。
祭りは善光寺近くの弥栄神社の伝統行事で江戸時代から続くとされる。にぎやかなお囃子の音色が中心市街地に鳴り響いた。新型コロナの影響で2019年以来の開催。例年7月に開かれてきたが、6/末まで開催中の善光寺御開帳に合わせ、 この時期の開催となった。弥栄神社の祭礼は、かつて京都・八坂神社、広島・厳島神社とともに日本三大祇園祭と呼ばれていたという。4町の屋台が中心部を練り歩き、屋台の舞台上で披露された舞踊に観光客らが見入っていた。

■6/6;「善光寺御開帳」による観光消費額が前回(2015年)の約9割にあたる660億円まで伸びる見通し。
日銀松本支店は県内経済について、「企業の設備投資が堅調に推移し、個人消費が持ち直しつつある」。百貨店やスーパーの大型小売店の売上高、家電販売額などの指標で持ち直しの動きがみられる。今後の経済動向を左右するポイントは、 1)価格上昇の広がりと持続性、2)企業のコスト上昇と設備投資意欲、3)インバウンドの再開。その一つが観光分野でイベントやインバウンドの再開。善光寺の御開帳による効果は大きく、今回は期間を1ヶ月間延長したこともあって、 観光消費額は660億円まで伸びるペースと言います。これは前回の725億円の約9割に相当。日銀松本支店は「今後、インバウンド再開の効果、首都圏の方々が国内旅行を優先するとなれば、2022年の年間の県観光消費額は2019年並みの 約3000億円まで回復する可能性もゼロではない」と、新型コロナの影響が長引く中、県内経済に明るい材料も出てきています。

■6/4;御開帳にあわせ全国の善光寺にゆかりのある寺社が集まって祈りを捧げる「お練り大法要」が行われた。
「お練り大法要」は全国234の寺や神社でつくる「全国善光寺会」が御開帳に合わせて開いている行事。今回の法要には、北は宮城から南は高知までの34の寺や神社の代表と信徒たち約60人が参加。大勧進から本堂まで練り歩いた一行は 回向柱の前で庭儀式を行い、会長を務める善光寺の林明晋寺務総長とともに声をそろえてお経を上げた。回向柱の前に集まった僧侶たちは、散華と呼ばれる蓮の花びらをかたどった五色の紙を撒きながら、宗派を超えて祈りを捧げた。 今回の善光寺御開帳は、新型コロナ対策で参拝客の分散化を図るため通常より1ヶ月延長され、6/29まで行われます。

■5/26;外国人観光客の受入れ再開に向けた観光庁の実証実験が長野「善光寺」で行われた。
外国人観光客の受入れを巡り、政府は6月から段階的に再開することを検討、観光庁は5月、アメリカ、オーストラリア、タイ、シンガポールの4ヶ国から、少人数を試験的に受け入れる訪日ツアーを始めています。5/26;ツアーに参加した ハワイで旅行会社を経営する男女4人が長野を訪れ、御開帳でにぎわう善光寺の仲見世通りや境内を歩き、観光を楽しんだ。観光庁はツアーを通して、外国人観光客にマスクの着用など基本的な感染対策を守ってもらうための効果的な方法や、 感染が疑われる症状が出た場合の対応などを検証し、今後、旅行会社や宿泊施設向けのガイドラインをまとめることにしています。県によれば、コロナ前の2019年に県内で宿泊した外国人は延べ157万人。2021年は6.1万人と1/20以下に激減。 長野県観光誘客課は「県内の観光事業者のインバウンド再開に向けた強い期待がありますので今回の実証事業がその光になるようなところを願っております」と。仲見世通りの菓子店は「もっと外国人の方に伝統ある善光寺を知ってもらいたいので、 もっと外国人が増えたらいいな」と、観光地が国内外の人々でにぎわう日を心待ちにしています。ツアーに参加した女性は「朝食のビュッフェで手袋の着用が必要になるなど、日本の感染対策の厳しさを感じた。ただ日本は人気も高いので 紹介したい」と。

■4/9-6/26;土/日/祝,GW;「善光寺御開帳」期間中の渋滞対策として臨時シャトルバス運行中。
長野市郊外の複数の臨時駐車場と市内中心部を結ぶシャトルバスが土/日とGWに1日92本-260本運行(\500/大人往復,\250/小学生)。平日はなし。臨時駐車場は真島(P350),松代駅(P200),綿内(P699),富士通長野工場(P350;GWのみ)。シャトルバスは 長野市が事務局を務める実行委員会が1.4億円をかけてバス会社などに委託。GW中でも1本当たりの利用者が1-2人の日もあり、前回の御開帳期間と比べて1/4と利用低迷。実行委は、5/14〜;状況によって運行本数を減らし、6月からは駐車場の 警備員も減らすなど体制を縮小する。利用者低迷の理由として、新型コロナの影響で渋滞が発生しない日が多い、シャトルバスの所要時間が最大45分かかるなどがあるとみていて「今後も状況に応じて対応していきたい」と。

民間駐車場満空情報表示(JR長野駅付近)

■長野「善光寺」はGW中(4/29-5/8)の参拝者数は97万人。
本尊の身代わり「前立本尊」を公開する「ご開帳」を開催し、2021年同期間(14.3万人)より大幅に増加したが、前回のご開帳(2015年)の同期間と比べると、41%減少した。 回向柱に触るための列は最大で2時間半待ち。新型コロナの感染が続いていることが影響しているとみられる。

■5/8;GW最終日。長野では和太鼓イベントが開かれ、連休最後のにぎわいを見せた。
「長野和太鼓祭り」は善光寺御開帳に合わせて6月まで続く表参道でのイベントの一つ。訪れた人は迫力ある演奏を楽しんだ。

■5/7;朝から晴れ渡った長野「善光寺」で7年に1度の御開帳の天台宗による「中日庭儀大法要」が厳粛に営まれた。
中日庭儀大法要は善光寺御本尊の分身として姿を見せている「前立本尊」をたたえる御開帳の最大の行事。4/23;浄土宗に続いて、5/7;天台宗による法要。行列の規模は前回7年前は約500人だったが、今回は感染対策のため約180人に縮小された。 華やかな衣装に身を包んだ稚児や天台宗一山の住職などが雅楽の演奏に合わせてゆっくりと参道を進みました。前立本尊と「善の綱」で結ばれた回向柱の前では、大勧進特命住職の栢木寛照大僧正がお経を読み上げ、境内や本堂の回廊では場を清めて仏を 招くため、極楽浄土の蓮の花に見立てたハスの花びらをかたどった五色の紙(散華)がまかれた。善光寺御開帳は6/29;結願大法要が営まれ、前立本尊の厨子の扉が静かに閉められ、終わりを告げます。6/30;前立本尊還座式が回向柱前で法要が 執り行われ、前立本尊が御宝庫へと向かい扉が閉められて封印されます。

■5/4;御開帳が開かれている長野「善光寺」には多くの参拝客が訪れ、本堂前の回向柱に触れようと参道には長い列ができています。
参拝客の列は仁王門の前まで続き、「回向柱」までの待ち時間は2時間半に達した。善光寺御開帳を盛り上げようと、長野中央通りでは躍動感あふれるよさこい踊り「NAGANO善光寺よさこい」が披露された。よさこい踊りは前回(2015年)の 善光寺御開帳をきっかけに始まり、2022年が8回目。地域を盛り上げようと、地元の商店会などが企画。新型コロナの影響で、2020年は中止、2021年は延期され10月に開催、2022年は規模を縮小したが9チーム(県外4)計200人が参加した。

■5/3;GW後半、長野「善光寺」の「御開帳」には多くの参拝客が訪れ、回向柱に触れるための列が2時間待ち。
門前では獅子舞フェスティバルや花回廊が行われ、多くの観光客でにぎわいました。参道の中央通りでは、34の団体が参加し「獅子舞フェスティバル」が開かれた。中央通りを花で彩る「善光寺花回廊」も始まった。

■5/3-5/5;長野「善光寺花回廊」〜ながの花フェスタ2022〜
長野市中央通りを花で彩る「第21回善光寺花回廊ながの花フェスタ」は、善光寺へ向かう街路が花絨毯で彩られます。2022年は花びらの地上絵「花キャンバス」はなし。代わりに水鉢などで「浮き花キャンバス」を行う。 花の色は善光寺にちなんで「赤・紫・白・黄・橙」などを使う。
5/3;11:00;善光寺花回廊オープニングセレモニー。八十二銀行大門町支店前などにフラワーガーデン。朝日八十二ビルポケットパークではハンギングバスケットやコンテナガーデン、リース型ハンニングの「フラワーコンテスト」の展示。
5/3ー5/5;9:00-17:00;長野中央通り(新田町-大門南交差点)は歩行者天国(車両通行止め)

■8/6;長野市の夏祭り「長野びんずる」が3年ぶりに開催。
県下最大級の夏祭りで長野中心市街地で1万人が踊る「長野びんずる」。踊り手と見物客で20万人の人出。新型コロナの影響で2020年、2021年と2年連続で中止。明るい未来への起点となることを目指すとして、3年ぶりの開催。感染対策として参加者は 例年の半数の5000人に制限。参加者は不織布マスク着用、「連」の前後左右は1.5mの間隔を空ける。飲酒の禁止、沿道での観覧自粛、前夜祭はなし。長野圏域にまん延防止措置が出された場合は中止する。

■「善光寺御開帳」
新型コロナの影響で1年延期された御開帳。御開帳のシンボル「回向柱」には触れる前後に手を消毒し、触れるのは片手で1面に限定して感染予防を強化している。全然見かけなかった外国人観光客。前回(2015)の御開帳では、北陸新幹線が 金沢まで延伸したこともあって過去最多の707万人の参拝客が訪れた。2015年は長野市で5.3万人の外国人観光客が訪れ、その後も外国人観光客は増え続け、2019年には11.7万人に増加。新型コロナの流行で、海外からの入国が制限され、 外国人の姿はほとんど見られなくなりました。善光寺参道の仲見世通りにはたくさんの雑貨などを販売するお店があり、折り紙や和紙、小物など日本らしい商品が揃っています。コロナ前は欧米やアジアの観光客で賑わっていましたが、 2022年は殆ど見られなくなった。「コロナが終息して、日本の魅力が世界に伝わっているので、善光寺にもまた大勢の方がおいでになることを信じている」とお店の主人。

■4/23;長野「善光寺」「御開帳」で重要行事の一つ浄土宗の「中日庭儀大法要」が行われた。
法要はきらびやかな衣装をまとった稚児や浄土宗一山の住職など、150人による行列で幕を開けた。今回は新型コロナ対策として行列の人数は6割ほど減らし、善光寺大本願の鷹司誓玉上人も参拝者に見守られる中、参道をゆっくりと進みました。 「中日庭儀大法要」は、善光寺の前立本尊をたたえる儀式で、本堂の前立本尊と善の綱で結ばれた回向柱の前で、鷹司上人により法要が執り行われた。5/7;7日天台宗の中日庭儀大法要が行われます。

■桜が満開だった長野「善光寺」。ちょっと休憩できる隠れスポットの「蔵楽庭ぱてぃお大門」は、青空のもと、濃いピンクの桜が咲き、新緑の竹が伸び、白い蔵のコントラストがきれいでした。混雑する御開帳で、ちょっと休憩するには 最適な場所。個性的でお洒落なお店が15店舗あります。
「ぱてぃお大門」

■長野「善光寺」の「御開帳」は、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」を公開する行事。
本来は数えで7年に1度行われますが、新型コロナの影響で1年延期され、4/3から始まった。今回の「御開帳」はコロナ対策で参拝者を分散させるため、期間を1ヶ月延ばした。善光寺の仲見世通りのお店に聞けば、参拝者の出足は前回よりも 低調という。この週末は多くの参拝者が訪れたが、4/10;回向柱は6列で約20分の待ち、4/11;平日は10分の待ちでした。

■4/8;「善光寺御開帳」にあわせ、長野市内を周遊できるシェアサイクルが始まった。
シェアサイクルは、ドコモCSやJR東日本など4社が共同で始めたもので、4/8;長野駅で出発式が行われた。長野を訪れる観光客が市内を気軽に移動できるようにしようと、電動自転車を無料で貸出す実証実験。環境に配慮した移動手段を 提供した。御開帳による混雑の緩和や、収集したGPSデータの位置情報利用による地域活性化などを目指します。長野駅構内に設けられた特設ブースでICカードを借り、善光寺口に並んでいる自転車の後部にカードをかざすと鍵があく仕組み。 〜5/31;9:30-16:30;貸出は電動アシスト付自転車20台。(利用は無料)

■4/3;「御開帳」初日に行列ができるほど賑わった長野「善光寺」の境内は、4/4;雲が多く午前中は雨や標高の高い所では雪も降り、ヒンヤリとした1日。雨は殆ど止んだがひんやりとしていて、参拝客も厚手の 上着を着るなどして訪れていた。本堂前には、前立本尊の右手中指と金糸や白布などでつながれた高さ10mの「回向柱」が立つ。触ると御利益があるとされる。4/3;長さ数100mの行列ができ、触るまで1時間以上待つ時間帯もあった。善光寺によると、 初日にしては前回より人出が少なかったという。前立本尊は、お朝事(〜4/22;6:00、4/23〜5:30)から夕座法要(17:00)まで本堂内で参拝することができる。回向柱はいつでも触れることができ、日没から21:00はライトアップされる。

■4/3;長野「善光寺」では開闢大法要が営まれ、「御開帳」の幕が開けた。
数えで7年に一度の御開帳は、新型コロナで開催が1年延期され、4/3;6:20;本堂の厨子の扉が開かれ、秘仏の阿弥陀如来像を模して作ったとされる「前立本尊」が姿を現わした。
4/2;長野「善光寺」では御開帳を前に「前立本尊」を本堂へ移す御遷座式が行われた。前立本尊が山門南の大勧進を出発し、本堂までゆっくりと運ばれて安置された。開眼法要が行われ、高さ10mの回向柱にかぶせられていた白い布が外され、 本堂内の前立本尊と「善の綱」で結ばれた。回向柱には光が当たるとウイルスや菌などの有機物を分解するとされる光触媒がコーティングされ、柱に触ると前立本尊に直接触わるのと同じご利益があるとされます。前回(2015)の御開帳では 過去最多の707万人が訪れた。今回は新型コロナ対策として参拝者を分散するため、会期を1ヶ月延長、6/29まで過去最長となる、88日間行われます。
善光寺御柱(信毎)

■長野では4/3から始まる「善光寺御開帳」にあわせて、市街地を盛り上げるイベントが始まった。
JR長野駅前では真田勝鬨太鼓が披露され、荻原健司市長が「市民一丸となって盛り上げましょう」と。中央通りでは「牛に引かれて善光寺参り」にちなみ、木曽牛を先頭に、着物姿の参加者たちがパレードした。善光寺門前では、 「日本一の門前町大縁日」と銘打って、大道芸や音楽イベントなどが御開帳期間中の週末や連休に合わせて催されます。

■3/30;長野「善光寺」の「御開帳」のシンボルとなる「回向柱」に、本尊などを表す「梵字」が書き入れられた。
善光寺の御開帳は、7年に1度、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」を公開する行事で、新型コロナの影響で1年延期され、4/3に始まります。「回向柱」は期間中本堂の前に建てられて「前立本尊」と綱で結ばれ、触れると御利益が あるとされる御開帳のシンボル。45cm角で高さは約10m。3/30;善光寺大勧進の栢木寛照副住職が筆に墨を含ませ、回向柱に梵字と漢字を書き入れた。正面に書かれた梵字は古代インド文字で仏教の世界観を表す、風や火など5つの要素と、 本尊の「一光三尊阿弥陀如来」を意味するという。回向柱に初めて書き入れた副住職は「新型コロナやウクライナ情勢で大変な世の中だが、参拝者の方々には回向柱に触って仏様とのご縁を結んでほしい」と。回向柱は、多くの人が触れる ことから、3/30午後に新型コロナの感染を抑える効果があるとされる、光触媒の技術を使ったコーティング剤が塗られる。信大と共同開発した抗菌剤で、太陽の光を受け、酸素などと化学反応を起こすことでウイルスを分解し、感染力を 抑えるとされています。4/1;本堂前に建てられます。

■2022年県内の大型行事である「善光寺御開帳」と「諏訪大社御柱祭」が、4月から始まる。
新型コロナ禍によるご開帳の1年延期により、異例の同年開催。疲弊した観光関連業界などの期待は膨らむ。コロナ収束の見通しが立たない中、開催に対する関係者の不安も大きい。 ご開帳は普段は見ることのできない前立本尊を公開。前立本尊と糸で結ばれた「回向柱」には触るとご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が訪れる。前回は707万人の参拝者、経済効果は約1100億円。 天下の奇祭とも呼ばれる御柱祭は宝殿の造り替えに伴い、山から切り出した御柱を人力で運んで境内に建てる。4月の「山出し」では、氏子を乗せた御柱が急坂を下る「木落し」が行われ、多くの見物客を集める。山出しで里に運んだ御柱を 境内まで運んで建てる「里曳き」も華やかで、前回は186万人の人出、約200億円の経済効果。なお、2022年は感染対策で諏訪大社の御柱祭では最大の見せ場である木落しなどは中止となった。

■信毎に「善光寺御開帳」と「御柱祭」の特集ページ開設。
御開帳;4/3;開闢大法要でスタート。会期は6/29まで。御開帳特集
御柱祭;4/2;上社・「山出し」でスタート。御柱祭特集
善光寺御開帳(公式HP)

善光寺LIVEカメラ(INC長野CATV)(3/25〜)

■新型コロナの影響で1年延期された長野「善光寺」の「御開帳」が4月始まるのを前に、御開帳のシンボルとなる「回向柱」が善光寺に奉納された。
「回向柱」は、7年に1度行われる長野「善光寺御開帳」期間中、本堂前に建てられ、秘仏の「前立本尊」と「善の綱」で結ばれて、触れると御利益があるとされる御開帳のシンボル。3/27;回向柱を寄進する長野松代町の関係者や御開帳奉賛会など 奉納行列が行われ、14:00;善光寺に到着。奉納行列には一般人を含め1000人近くが参加しますが、今回は新型コロナ対策として、人数を1/5に減らしたという。そして、本堂前で受け入れ式が行われ、松代町の関係者から善光寺の若麻績享則寺務総長に 回向柱の目録が手渡された。寺務総長は「待ちに待った回向柱受け入れ式を無事に終えることができて、心からの感謝と喜びでいっぱいです」と。善光寺の御開帳は新型コロナ対策として行事の参加者を減らすなどしたうえで、4/3-6/29まで行われます。

■4/3〜;「善光寺御開帳」での新型コロナ感染防止対策。
新型コロナの感染拡大の影響で1年延期された「善光寺御開帳」。
1)参拝客を分散するため1ヶ月延長し、4/3-6/29まで開催。
2)県独自の感染警戒レベルが長野でレベル5(特別警報U)の場合、本堂などの建物内に入れる人数を通常の半分以下に制限。
3)まん延防止措置や緊急事態宣言の発表された場合は、御開帳行事は中断。回向柱に触れることはできず、前立本尊の公開は控える。
4)御開帳のシンボルとして多くの人が触れる「回向柱」には抗ウイルス光触媒コーティングを施し、触れる際は、手を消毒した上で前後1mの間隔を保って並び、触れられるのは柱の一面に限定。列をふたてに分けて東側と西側の2面。
5)御開帳の重要行事「中日庭儀大法要」は本尊の身代わりとして公開される前立本尊をたたえるため宗派ごとに2回行われるが、浄土宗、天台宗とも行列や法要などの参加者を前回(7年前)の約4割に減らす。参拝者の場所取りも禁止。 警備員を増員し、立ち止まらないよう誘導する。感染レベル6の場合は関係者のみで本堂にて行う。
6)境内のライブカメラで混雑状況などをHPで公開、分散参拝を呼びかける。
善光寺の若麻績享則寺務総長は「御開帳による感染拡大を絶対に起こさないために、できることはすべて行い、参拝者にも分散などの対策をとってもらいたい」と。長野市荻原市長は「長野市にお越しになる皆様には、基本的な感染防止対策を 徹底するとともに、感染リスクの高い行動はお控えいただくようにお願い申し上げます」。

■「善光寺御開帳」記念のピンバッジ販売
4/3-6/29;「善光寺御開帳」に合わせ、BIGWAVEは県PRキャラ「アルクマ」と善光寺のコラボデザインの記念ピンバッジを発売。県庁売店、長野エムウェーブ、銀座NAGANO、ネットなどで販売。(\440)

■4/2〜;「善光寺御開帳」に合わせて、長野ではステージ発表など55の催しの他、歩行者天国も行われる。
長野市で行われるイベント「日本一の門前町大縁日」は善光寺御開帳に合わせて伝統芸能や音楽などで訪れる人たちを歓迎する催し。 4/2;オープニングパレードを皮切りに中央通りに7回、歩行者天国が設けられるほか、最終日(6/26)までの休日にステージ発表や市民祭り、ジビエフェアなど合わせて55の催しが行われる。 大縁日をめぐっては感染拡大への懸念があるとして、市議会の一部から中止を求める声も上がっていて、実行委員会は各イベント共通の感染防止を徹底する安全計画を作成しています。 実行委員会委員長の長野市荻原健司市長は「コロナで落ち込んだ経済を活性化する大きなチャンスと考えているので、各事業者と安全計画をしっかり遵守しながら実施していきたい」と。

■長野「善光寺」は、二年参りから2022.1/3にかけての人出は約39.5万人、21.3万人の2021年から2倍近く増えた。

■2022年春に1年延期された「善光寺」の「御開帳」が密を回避するため、日程を1ヶ月延長して開かれる。
御開帳期間の延長については、善光寺側から長野商工会議所などでつくる奉賛会に伝えられた。7年目ごとに開かれる善光寺御開帳は、新型コロナの影響で1年延期され、2022年春に行われる予定。当初は2022.4/3から57日間の予定でしたが、 「密を回避して分散参拝してもらう」として、6/29まで1ヶ月期間を延長し、88日間の日程で行う。また、期間中に2回行われる行事「中日庭儀大法要」の日程は変更せず、延長された期間を使って、新たな行事も組み込んでいきたいと。 善光寺事務局・若麻績享則寺務総長は「延期で1年お待たせした御開帳。令和のコロナ禍で癒やしを求めて御開帳への期待と祈りをささげる御開帳に」と。「回向柱」については手指消毒や柱の抗菌など感染対策を徹底する方針。 前回2015年は過去最高の707万人が訪れた。

■2022.4/3〜6/29;「善光寺御開帳」
3/27;回向柱受入式,4/2;前立本尊御遷座式,4/3;開闢大法要,4/23;中日庭儀大法要浄土宗,5/7;中日庭儀大法要天台宗,5/29;結願大法要,5/30;前立本尊御還座式
御開帳奉賛会の公式パンフが完成。表紙には公式ポスタと同様に仁王像をあしらったほか、中面などでは同年開催となった諏訪大社の御柱祭などを紹介。8Pで構成されている冊子では、御開帳が新型コロナウイルスの影響で2021年から 延期になったことを説明。中面では御開帳期間中の善光寺の主な行事を取り上げる。また、長野県やその周辺地域が見渡せる地図も使用しながら来春の各地の観光情報を掲載。諏訪では御柱祭を紹介。日本語版は8P版以外にも要約した 4P版も制作し、計で11万部を印刷。日本語版の発行部数は前回2015年の御開帳の合計23万部にまで増やす計画。5/上から観光協会や道の駅に配布。奉賛会は「時期が重なる諏訪大社の御柱祭りと長野県を観光一色に染めたい」と。



(2)長野・小布施;
小布施(紹介)
人口1万人の小さな町に年間100万人の観光客が訪れる「小布施」。千曲川沿いの堤防の「桜堤」は約4kmにわたり、600本余りの桜が咲き、河川敷の「千曲川河川公園」(約10.8ha)では一面に菜の花が咲き、濃いピンクの八重桜と赤いハナモモが 美しい。小布施は栗が有名で、小布施は酸性土壌で栗の栽培に適し、室町時代から栽培し、江戸時代には徳川将軍家に献上されていたという。現在でも栗菓子の小布施堂(1897年創業)、竹風堂(1893年創業)、桜井甘精堂(1808年創業)、 松仙堂、風味堂(1864創業)、塩屋桜井(1800年代創業)、小布施栗菓製造、栗の木テラス、マローネなどの栗菓子店やスイーツ店があり、「北斎館」(1976年開館)や「井鴻山記念館」(1983年開館)などの美術館・博物館もあります。 昔ながらの風情ある街並や路地を散歩してみてはいかが?。
※なお、台風19号で甚大な被害を受けた千曲川河川敷の堤防嵩上げ工事中。桜堤や千曲川河川公園は立入禁止。

「菜の花・八重桜・ハナモモ」(小布施・千曲川河川公園にて)

「栗菓子店・小布施堂」(小布施にて)

「栗菓子店・桜井甘精堂北斎亭/風味堂」(小布施にて)

「栗菓子店・竹風堂/マローネ」(小布施にて)

「民芸品・みつわや、和紙・中條」(小布施にて)

「民工芸雑貨・自在屋」(小布施にて)

「街並み・路地」(小布施にて)

「庭園」(小布施にて)

「カブトムシのオブジェ」(小布施にて)

「北斎館」(小布施にて)

「井鴻山記念館」(小布施にて)

「あかり博物館」(小布施にて)

「桝一市村酒造場」(小布施にて)

小布施map
(問)小布施文化観光協会 TEL 026-214-6300



(3)千曲市「あんずの里」;

「あんずの里」(千曲市森にて)

「あんずの花」(千曲市森にて)



(4)諏訪「諏訪大社」の「御柱祭」;
■2022.4/2-5/16;「諏訪大社」の「御柱祭」の人出は17.4万人。
前回2016年の1割に満たなかった。諏訪地方観光連盟によれば、4/2-5/16;御柱祭の人出は17.4万人、前回2016年の186万人の1割以下。新型コロナの影響で史上初めてトレーラーを使うなど異例の開催となった。トレーラーで柱を運搬した 「山出し」では氏子と観客で上社9000人(前回52.1万人)、下社7000人(前回46.8万人)で前回を大きく下回りました。今回の御柱祭は新型コロナ対策のため、勇壮な「木落とし」が中止になったほか、諏訪以外からの来訪自粛を要請する など異例の開催。

■5/16;新型コロナの影響で前例のない開催となった「諏訪大社」の「御柱祭」が閉幕した。
史上初めて柱をトレーラーで運ぶなど1か月半にわたって繰り広げられた御柱祭は、下社・秋宮の建御柱で幕を閉じた。下社・秋宮では最も太い「秋宮一の御柱」の先端を三角錐に整える冠落としが行われ、ワイヤーなどを取り付けると、 おんべを持った氏子たちを乗せた柱はゆっくりと立ち上がっていきます。1200年続く祭りの歴史上、今回の御柱祭は異例の開催。4/8;御柱を山から里に降ろす下社の「山出し」が始まりました。新型コロナの影響で史上始めてトレーラーでの 運搬となった「山出し」。氏子が隊列を組んで全長4.6kmの山道をゆっくりと下ります。「山出し・木落としのお祭りがメインなので、こういう形になって残念」と。下社・山出しの最大の見せ場が、最大斜度35度の急坂を御柱が滑り降りる 「木落とし」。御柱は木落し坂を横に見ながら静かに通り過ぎていきました。山出しから1ヶ月、「里曳き」では感染対策をしっかりとった上でこれまで通り、人が引っ張って柱を運ぶことが決まった。自分たちの手で御柱を曳くことができると あって氏子たちの熱気も高まります。「地域のみんなと祭りごとできるのは幸せ」。里曳きの一番の難所は春宮の境内に御柱を引き込む「ミニ木落とし」。急斜面を御柱が滑り落ちると周りの氏子たちから拍手と歓声があがりました。 里曳きは、華やかな出し物も見もので騎馬行列や花笠踊りが祭りに彩りを添えた。13人の氏子を乗せた「秋宮一の御柱」が、ゆっくりと頭を上げ天を目指していきます。秋宮では4本の建御柱が行われました。「山出しがない分さみしかったが 里曳きできたことが感謝しかない」。祭りのフィナーレへ、境内の熱気は最高潮に達します。異例づくめの御柱祭は幕を閉じた。氏子たちの思いは6年後。次回の御柱祭は2028年。

■5/15;「諏訪大社」の「御柱祭」は下社里曳きの2日目、春宮では建御柱が行われ、境内は熱気に包まれた。
「春宮一」の柱ではおんべを持った氏子たちを乗せて建御柱が始まりました。掛け声に合わせながら柱は少しずつ立ち上がり、1時間半後に垂直に立てられると、境内は氏子たちの熱気に包まれた。下社春宮では「建御柱」が4本中3本が境内に 無事に建てらた。下社秋宮へは4本の御柱が人力だけで少しずつ曳行された。柱に乗った氏子は「諏訪中を見渡せる景色で気持ち良かった。次回の御柱はみんなが楽しくできるようにと思って一生懸命頑張りました」と。5/16;最終日は 春宮で1本、秋宮で4本の建御柱が建てられ、1ヶ月半にわたった祭りはフィナーレを迎えます。

■5/14;「諏訪大社」の「御柱祭」は祭りの締めくくりとなる下社の「里曳き」が行われた。
下諏訪の注連掛に安置されていた下社の御柱8本は「春宮一の御柱」を先頭に曳き出された。里曳きでは、春宮と秋宮まで1.3kmと3kmの距離を曳行。史上初めてのトレーラーでの運搬となった山出しから1ヶ月、自分たちの手で柱を曳くことが できるとあって、氏子たちの熱気も最高潮。里曳きの一番の難所は春宮の境内に御柱を引き込む「木落とし」。急斜面を御柱が滑り落ちると周りの氏子たちから拍手と歓声があがりました。里曳きは、華やかな出し物も見もので騎馬行列や 芸傘踊りが祭りに彩りを添えた。

■5/14-5/16;「諏訪大社」の「御柱祭」は舞台を下諏訪に移して、最終章の「下社里曳き」が行われる。
秋宮、春宮の計8本の御柱は、山出しで曳き着けられた注連掛から曳行を開始。すべての御柱が5/16までに秋宮と春宮の社殿の四隅に建てられる。5月に入り、柱ごとの担当地区では注連掛での元綱の取り付けや里曳き曳行路の下見、建て方衆の 段取りなど着々と準備を整えてきた。5/11;大総代らが春宮と秋宮、注連掛に本番で使用する規制線を準備した。里曳きは町中で繰り広げられる「神賑わいパレード」など華やかさが特徴。5/14;無形文化財の騎馬行列、5/15;各地区の長持ちが 練り歩き、曳行を彩る。曳行は春宮一〜春宮四がまず注連掛を出発。最も太い秋宮一が続き、秋宮二〜四も次々と里を目指す。8本の御柱は春宮境内へ木落しされ、秋宮の4本は境内から大門通りを直進。難所の魁町のカーブを通過し、注連掛から 約2.9kmの秋宮に曳き着けられる。5/15;春宮一、春宮二、春宮四の3本、5/16;春宮三と秋宮4本の計5本の建て御柱が行われる。4/上に上社山出しから始まった御柱祭はいよいよフィナーレを迎える。

■5/5;「諏訪大社」の「御柱祭」は、上社で御柱を境内に建てる「建御柱」が行われた。
諏訪大社の御柱祭は、数えで7年に1度、山のモミの木を切り出し、上社と下社、8本ずつの御柱を建て替える勇壮な祭りで、4/2から行われています。5/5;上社の「里曳き」の最終日で、境内に御柱を建てる「建御柱」が行われた。 最も大きい「本宮一の御柱」では、先端を「斧」と呼ばれるおのを使って整える「冠落し」が行われた。その後、御柱に取り付けられたワイヤーやロープを人力で引っ張って、氏子らを乗せたままゆっくりと建てていきました。 1.5Hで御柱は垂直に建てられ、御幣が御柱に打ちつけられると、氏子や見物客などが拍手や万歳をして、祭りのフィナーレを祝った。本宮・前宮境内の四隅に合わせて8本の御柱が一斉に建てられ、3日間の里曳きはフィナーレを迎えた。 「本宮一の御柱」を担当した地区の総代は「御柱をお宮に運び込んで無事に建てることができてほっとしています。下社の里曳きもにぎやかに行われることを願っています」と。諏訪大社の御柱祭は、5/14から下社の「里曳き」が行われる。

■5/3;「諏訪大社」の「御柱祭」は境内に御柱を運び込む「里曳き」が始まった。
諏訪大社御柱祭は、数えで7年に1度、山のモミの木を切り出し、上社と下社8本ずつの御柱を建て替える勇壮な祭りで、4/2から行われています。5/3から上社の「里曳き」が始まり、茅野の「御柱屋敷」では、神職や氏子らが参加して 安全を祈願する神事が行われた。このあと、最も大きい本宮一の御柱を先頭に4本の柱が上社の本宮に向けて運び出された。4/上に行われた山から里へ御柱を運ぶ「山出し」では、新型コロナ対策として初めてトレーラーが使われたが、 「里曳き」は御柱を運ぶ距離が短いことなどから、これまで通り人力で行われた。道中では、神様が宿っているとされる舟の形をしたみこし、「お舟」を担いだ一行が御柱を出迎えた。また、御柱を先導する「騎馬行列」は、踊りを 披露したり和傘を鳥居に向けて投げたりしながらすり足でゆっくりと進み、沿道に集まった大勢の人たちを楽しませた。本宮一の御柱の運搬を担う大総代は「氏子のみなさんが待ちに待った人力での曳行です。あさってまで事故のないように 努めていきます」と。上社の里曳きでは5/4、残る4本の御柱が「御柱屋敷」を出発し、8本すべての御柱が境内に到着する予定。
本宮の社殿の四隅に建てる4本の御柱が茅野宮川安国寺の御柱屋敷を出発。人力による力強い曳行で各柱とも予定通り進めた。コロナ禍でいつもとは違う御柱祭だが、氏子たちは感染対策に万全を期しつつ、先人から受け継いだ技術を 駆使し力いっぱい御柱を曳いた。暖かな日差しが降り注ぐ五月晴れの里曳き初日。7:30;御柱屋敷で本宮一の曳行開始と関係する氏子の安全を祈願する「綱渡りの神事」があり、8:30;曳行開始。氏子たちは木やり衆による気持ちが入った 木やりで心を一つにし、力強く曳き出した。この後、本宮二、本宮三、本宮四の順に出発した。16:30;4本が予定の場所に到着。御柱迎えの「お舟」の行列は10:00;諏訪大社上社本宮を出発。茅野高部の下馬橋を通った所で本宮一と出合った。 沿道からは「お舟」に向かってさい銭を投げ入れる人たちの姿が見られた。曳行路では御柱をひと目見ようと、多くの人でにぎわった。綱を定期的に消毒する感染対策を取る地区もあった。里曳きの華で、諏訪市中洲神宮寺区が受け継ぐ 奉納騎馬行列は、曳行前の本宮一を迎えた後、御柱を先導する形で進んだ。すり足で体を上下させて進みながらさまざまな技を披露し、観客を魅了した。長持ちや踊りなども登場し、祭りを彩っていた。前宮の4本は今回、里曳き2日目に 曳行を開始。5/4;本宮、前宮のすべての御柱が両宮の境内に曳き着けられ、5/5;建て御柱を待つ。

■5/3;数えで7年に1度の「諏訪大社御柱祭」の「里曳き」は上社里曳きで開幕する。
人力に代わりトレーラー搬送した「山出し」から1カ月。健康チェックなど新型コロナ感染対策を徹底した上で待ち望んだ人力での曳行。上社里曳き(本宮・前宮)は5/3-5/5、下社里曳き(秋宮、春宮)は5/14〜5/16。最終日までに社殿の 四隅に御柱を建て祭りは閉幕する。総代は「伝統ある根藤の綱で曳いて御柱に力を与え、本宮二からパワーをもらってにぎやかに華やかに本宮の森まで曳行し楽しんでほしい」と。

■4/2〜;「諏訪大社」の「御柱祭」で、5月の「里曳き」は氏子による曳行にする。
諏訪大社の御柱祭は、数えで7年に1度、山のモミの木を切り出し、境内の御柱を建て替える勇壮な祭りで、4/2から行われています。山から里へ御柱をひきだす「山出し」は人力で行われますが、今回は新型コロナ対策として初めて トレーラーが使われ、氏子らが御柱にまたがって急斜面を豪快に滑り降りる「木落し」は中止した。5月には、里から境内まで御柱をひく「里曳き」が予定されていますが、実行委員会などは、これまでと同様に人力で行うと発表。 理由は、「里曳き」は「山出し」に比べて御柱を運ぶ距離が短い、「里曳き」を行う道路は道幅が広いため参加者が密になるのを防ぎやすいため。上社・下社の氏子や参加者にはワクチン接種を推奨、マスク着用、毎日の検温や 健康調査などを義務付ける。観光客などには観覧自粛を呼びかける。ただし、今後、延防止等重点措置が適用された場合は、改めて実施方法を検討する。「里曳き」は、上社が5/3-5/5、下社が5/14-5/16予定。実行委員会は 「議論を重ね、里曳きは氏子による曳行とすることに決定した。山出しでは本当に我慢を強いられたので、里曳きでは氏子みんなの気持ちを晴らしたい」と。

■4/8;数えで7年に一度の諏訪大社・御柱祭は下社の「山出し」が始まった。
8:30;下諏訪の棚木場から「春宮四」と「春宮三」の御柱が出発。本来は人力で運びますが、新型コロナ対策で4/2の上社に続きトレーラーでの「山出し」となり前後を氏子たちが進みます。急坂を滑り落ちる豪快な「木落し」は中止、 トレーラーの前後には140人の氏子たちが間隔を取りながら2列で並びゆっくりと出発。荷台に載せられた御柱は氏子の掛け声とともに坂の下を通り過ぎていきました。4/8-4/9;御柱は4本ずつ、4.6kmの道のりを「注連掛」まで運ばれ、 5月の「里曳き」で春宮と秋宮に建てられます。御柱祭下社三地区連絡会議は「天候にも恵まれ待ちに待った御柱祭を実行できてよかった。コロナ禍で人数制限がされるなかでも盛り上がっていると思います」と。

■4/2;7年ごとに行われる諏訪大社の「式年造営御柱大祭」が上社山出しで幕を開けた。
八ヶ岳連峰の麓、標高1300mの綱置場から茅野市宮川安国寺の御柱屋敷まで本宮、前宮に建てる計8本の御柱を運んだ。30年ぶりに諏訪大社社有林の御小屋山から授かった大木が里に下った。今回は感染拡大防止のため人力による曳行が中止。 2本ずつトレーラーで運搬する異例の山出しだったが、沿道には御柱をひと目見ようと、多くの人が法被姿で集まった。感染対策を取りながら力強くおんべを振り、通り過ぎる御柱に待ちに待った大祭への思いを託した。山出しで最大の見せ場 となる木落しと川越しは中止。宮川橋上では安国寺、中河原、宮川新井、高部の地元4区が奉仕して宮川の水をくみ上げ、お清めの放水を行った。こん身の木やりや力強いラッパ、鼓笛の演奏が響き、祭りの雰囲気を盛り上げた。 感染防止のため、いつも通りとはいかなかった上社山出し。大総代からは「後にも先にもトレーラーで運搬での山出しは最初で最後となるだろう」と。宮司は「多くの皆さんが沿道から応援してくれ、その気持ちがうれしかった。機械力を導入した 山出しを受け入れてもらえるか不安もあったが、皆さんが知恵を絞って山出しを盛り上げてくれた。この経験をしっかり記録し、後世のために残してほしい」と。
30年ぶりに御小屋山から授かった8本の御柱が諏訪大社上社山出しで御柱屋敷まで運ばれた。人力による曳行中止を受け入れた氏子たちの思いが詰まった御柱は今、横一列に並び、1ヶ月後の里曳きを待つ。感染対策のため、トレーラーによる 搬送という苦渋の決断を下した大総代たちは「里曳きこそはみんなで曳きたい」とし、感染状況が落ち着くよう神の木に祈った。諏訪大社上社大総代会でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会は、御柱の前に木札が立てられたのを見届けた上で 「形は変われども山出しが無事に終わり安堵した。曳行できず悔しい気持ちもあるが、宮川の水掛けなど、皆さんの協力で精いっぱいのことはできた」と。その上で沿道の温かな応援で「みんなやっぱり御柱となると、気持ちが高ぶるんだなあ。 御柱祭ってすごい」と。8本に思いを寄せ「里曳きはみんなで楽しくやりたい。それまで待っていてください」と。

■4/2;数えで7年に1度「諏訪大社」の「御柱祭」が上社の山出しで幕を開けた。
新型コロナ対策のため、1200年以上の歴史上はじめてトレーラーで柱を運ぶことになった御柱。本来、1000人〜3000人の氏子たちが綱で引っ張って運びますが、密集を避けるため、トレーラーで運搬。八ヶ岳の麓にある綱置場では、 氏子が積み込みを見守りました。木遣りやラッパで威勢よく送り出された柱は、従来の御柱街道ではなく大きく迂回したルートで運ばれて行きます。8本の柱を2本ずつトレーラーで運搬。見せ場である「木落とし」や「川越し」は 行いませんが、「川越し」をする宮川の橋ではポンプでくみ上げた川の水を放水して御柱を清めます。昼過ぎには8本の柱が、山出しの終着点の「御柱屋敷」に到着。5/3;里曳きに向けて保管。4/8-4/9;「下社山出し」もトレーラーで 運搬予定で、急斜面を下る豪快な「木落し」は見送られます。御柱祭は5月「里曳き」が行われ、境内に新しい御柱が建てられます。

■1200年以上、平安初期から続く7年に一度の大祭「諏訪大社」の「式年造営御柱大祭」(御柱祭)
諏訪大社の御柱祭の起源は古く日本書紀に1500年前の記録があり、全国に1万社以上在る諏訪神社の本家に当たる「信濃の国一の宮」諏訪大社の式年造営が7年毎に行われます。神殿の四隅に建てられる御神木は氏子達が御神木となる樅の木の 見立て、伐採、山出し、里曳き、建柱の行事を行います。
1)諏訪大社;
諏訪大社は全国に約1万ある諏訪神社の総本社。諏訪湖周辺の4社を総称して諏訪神社と呼ぶ。諏訪大社には上社と下社があり、上社が本宮(諏訪)・前宮(茅野)、下社が秋宮・春宮(下諏訪)の2社4宮で鎮座。御祭神は諏訪明神で、 風や水の守護神で、五穀豊穣を祈る神。山を拝する前宮と本宮を「上社」。稲作の神を祀る春宮と秋宮の「下社」。諏訪大社には拝殿の後ろに本殿がなく自然がご神体で、諏訪大社上社のご神体は守屋山、諏訪大社下社の春宮は 杉の木、秋宮はイチイの木がご神体という。諏訪大社4社には各御朱印あり。
2)御柱祭り;
御柱祭とは宝殿の造り替えで、御柱を選び山から曳き、境内に建てる一連の神事のこと。御柱は樹齢150年、17mを超える選ばれた16本のモミの大木。それを人の手で里に曳き出し、7年毎に諏訪大社の社殿の四隅に建てます。 御柱祭は上社、下社に山から直径約1m、長さ約17m、重さ10tの巨木を8本(上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮各4本)切り出し、上社は約20km、下社は約12kmの街道を、木遣りに合わせて人力のみで曳き、お宮の四隅に建てる。 4月;「山出し」と5月;「里曳き」、山出しでは巨木の御柱が次々と坂を下る「木落し」、上社では冷たい水が流れる川を曳き渡る「川越し」と壮観な見せ場。里曳きでは長持ち、騎馬行列など時代絵巻が見もの。
2022年は、上社御柱祭;4/2-4/4;山出し(中止)、5/3-5/5;里曳き、6/15;宝殿遷座祭。下社御柱祭;4/8-4/10;山出し(中止)、5/14-5/16;里曳き、5/13;宝殿遷座祭。
2021.12/12;2022年の「御柱祭」に向けて、諏訪で曳き綱を作る「綱打ち」が行われた。
木遣りの合図に合わせ綱をより合わせていきます。2022年の御柱祭に向け曳き綱を製作する「綱打ち」。例年、一般の氏子も参加しますが感染対策を徹底するため総代と役員のみに制限。上諏訪地区奉賛会の300人が3班に分かれ、 2日間かけて27本を作りました。最も大きいものは直径25cm、長さ35mに仕上げた。上諏訪地区は「秋宮一」と「秋宮二」の曳行を担当することになっていて、完成した綱は本番まで地区内の旅館や市役所などに展示。

2021.6/9;「諏訪大社」の「御柱祭」の上社御用材8本を決める本見立てが茅野の御小屋山であった。
1998年以降の4回は下諏訪町、立科町、辰野町から調達し、1992年の御柱祭以来30年ぶりに御小屋山にある諏訪大社社有林から確保した。御小屋山に入った大総代は「どれも素晴らしい柱」と。諏訪大社上社大総代会でつくる 御柱祭安全対策実行委によると、神職や上社大総代、見立てや伐採などの神事に代々奉仕する茅野神之原の山作り、森林保護に取り組む「杜と泉を護る会」から約40人が参加。感染防止のため入山を制限。美濃戸口にある 八ヶ岳山荘集合して山へ。9:10;御小屋明神社の祠の前で御小屋明神社祭を行い、8本のうち最も太い目通り(目の高さの幹回り)約3mの本宮一から本見立てを開始。前宮一、前宮四、本宮二、本宮四、前宮三、前宮二、本宮三の順に 回った。2020年の仮見立てが中止になったため、2021年4月までに絞り込んだ8本を改めて確認。御柱用材にはしめ縄や「本宮一之御柱」などと墨書きした新しい木札が取り付けられた。祝詞がささげられ、宮司が御用材である ことを示す神器「薙鎌」を木づちで打ち込んだ。実行委は「立派な柱を見立てることができた。今後伐採され、諏訪大社に建立できるありがたさをつくづく感じる。日常が戻り、通常の御柱祭ができればと思う」と。
2021.5/10;諏訪大社御柱祭を2022年に控え、下社御柱用材の伐採が下諏訪の東俣国有林内であった。
入山者を最小限にし、木遣りを見送るなどコロナ対策を徹底する中で、諏訪大社神職や伐採従事者がモミの巨木を無事に切り倒し、秋宮と春宮に立てる計8本が奥山に横たわった。これまで斧と手のこぎりだった伐採は、時短のため チェーンソーも使用。木やりと呼ばれる掛け声の披露も一切なく静かで速い実施。目通りが最も太い3.6mの「秋宮一之柱」など全8本が伐倒された。下社の大総代でつくる「御柱祭下社三地区連絡会議」は「歴史上まれにみる 伐採になったが、2022年の祭りへ良いスタートを切ることができた」と。
(問)諏訪地方観光連盟御柱祭観光情報センタ TEL 0266-58-1123


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