AZUMINO GUIDE PAGE NO.8FC

Mountain information




==Japn Northern Alps Mountain Trail==


日本の屋根と呼ばれる北アルプス。安曇野から信濃大町、仁科三湖、そして白馬・小谷へと北上するにしたがい名峰が間近に迫ってくる。是非、山岳の自然に触れ、山々の声に耳を傾けよう。

雄大な峰々へ登山開始!

■北アのライブ配信中。
槍・穂高連峰(蝶ヶ岳ヒュッテ)、北穂高岳(北穂高小屋)、涸沢(涸沢ヒュッテ)、前穂高岳(涸沢小屋)、常念山脈(槍ヶ岳山荘)、薬師岳(槍ヶ岳山荘)、燕岳(燕山荘)
北アルプスの「今」を贈ります(北アルプスブロードバンドネットワーク)
上高地BT LIVE CAM(自然公園財団上高地支部)
穂高岳山荘 LIVE CAM

■上高地の奥にある穂高連峰に囲まれた「涸沢カール」(標高2200m)のテント場は、紅葉の最盛期には登山者数がピークとなり、1000基を越すテントが張られます。
通常設営数は500張。まさにいろいろな色のパッチワークのテント村が出現します。(GW中は約300張,お盆は約250-400張)。2025年夏〜秋山は熊にも注意。

★☆★北アの主なテント場★☆★
以下は宿泊した経験のあるテント場。テント泊は事前予約やテント数制限中もあり、最新情報を含め、山小屋に確認願います
白馬エリアは予約制、爺・鹿島槍は特定日予約、立山・剱は予約なし。餓鬼・燕・西岳は予約制、常念・蝶は予約なし。雲の平・双六は特定日予約、笠は予約なし。上高地・涸沢・穂高・槍エリアは殆ど予約なし。小梨は特定日予約。
※場所(標高・テント数),y;予約制,t;特定日予約
1)上高地;
小梨平(1510m,400t),徳沢(1562m,200),横尾(1620m,100),涸沢(2300m,500),槍沢ババ平(2000m,30),岳沢(2170m,30)
※小梨はキャンプ場感覚、徳沢は草原で初夏は一面ニリンソウ。横尾は2ヶ所,夏場の横尾は暑い。ババ平は平坦で離れ(30分)。涸沢は穂高を仰ぎ見る・ごつごつの岩場。
2)槍・穂高;
槍ヶ岳(3010m,30),殺生(2800m,30),南岳(標高2975m,50),北穂(3100m,10),穂高岳山荘(3000m,30),西穂(2385m,30),西岳(2680m,20y),笠ヶ岳(2750m,20)
※槍ヶ岳はいっぱいで殺生へ回されることも。強風。殺生は槍を仰ぎ見る岩場。西岳は尾根上で崖注意。南岳は北穂展望がよい開けた場所。笠は離れ(15分)槍・穂高の見晴らし抜群・強風。北穂は離れ(10分)テラス上で前穂迫力だが落ちそうで怖い。雨・雪の日は滑る。
穂高岳は展望良い・強風注意。西穂は平坦だが狭い。
3)新穂高;
槍平(1900m,50),わさび平(1400m,30)
※わらびは樹林帯の中。槍平は平坦で砂利。穂高を仰ぎ見る。空いてる。
4)燕岳・常念;
須砂渡(760m,40),燕岳(2710m,40y),餓鬼岳(2600m,5y),大天井岳(2850m,30),常念岳(2450m,50),蝶ヶ岳(2677m,30)
常念は常念岳・槍〜穂高展望良い。蝶は槍〜穂高展望抜群・強風。燕岳は狭い。いっぱい時は合戦小屋テント場へ。大天井は槍・穂高見晴らし抜群・風強し。
5)爺ヶ岳・鹿島槍・裏銀座;
爺ヶ岳種池(2450m,20t),鹿島槍冷池(2410m,35t),湯俣温泉(1430m,15),針ノ木(2536m,30),七倉岳船窪小屋(2450m,10),烏帽子岳(2520m,20),黒部五郎(2350m,30t),三俣山荘(2550m,70t),双六小屋(2550m,60t),水晶小屋(2890m,60),雲の平(2650m,20t)
※種池は狭く砂地・雨注意。冷池のテント場は離れ(10分)(熊で自粛)。船窪は離れ(20分)水場は崖で怖かったが今はない。針ノ木は斜面の上/下で七倉・船窪と槍穂高の眺め。湯俣は開けた砂利・大雨注意。雲の平は開放的だが離れ(30分)。 双六は鷲羽岳・水晶岳の眺めがよいが双六池の風が寒い。三俣は鷲羽岳の眺め。
6)立山・劔;
雷鳥沢(2400m,300),剱沢(2520m,300),真砂沢(1750m,50),五色ヶ原(2500m,50),スゴ乗越(1920m,20),薬師峠/太郎平(2294m,100)(熊で閉鎖中),奥黒部/東沢出合(1500m,50)
※雷鳥は広くて平坦だが雨注意。劔沢は傾斜地・剱岳が目の前。五色ヶ原は離れ(10分)・開けた場所で後立山の眺めがよい。薬師は離れ(20分)・鞍部で開けた場所。
7)白馬;
白馬尻(1560m,30y),白馬鑓温泉(2100m,15y),蓮華温泉(1475m,50y),風吹山荘(1887m,5y),白馬大池(2380m,30y),唐松岳(2600m,30y),白馬岳頂上宿舎(2730m,100),五竜岳(2490m,30y),天狗山荘(2730m,30y),キレット小屋(2730m,10y), 朝日小屋(標高2150m,50y),雨飾高原(1200m,30;登山者用)
※蓮華のテン場は離れ(10分)。白馬大池は平坦で開放的。頂上宿舎は窪地で雨注意。鑓温泉は硫黄臭が強い。唐松は剱岳が目の前。五竜は傾斜地・眺めは良い。天狗は東側の眺めがよい



信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.10/下)

■10/24;「乗鞍高原」一の瀬の「大カエデ」が色づきが進んでいます。赤色やオレンジ、黄緑と何色も入り交じっり彩りが目を引く。乗鞍岳を背景に写真を撮る人の姿が見られます。

■10/23;大町「高瀬渓谷」では、大町ダム〜七倉間で木々が赤や黄に色づき始めた。大町の紅葉スポット「高瀬渓谷」、「仁科三湖」、「霊松寺」の紅葉は10/末-11/上に見頃を迎えそう。秋の3連休(11/1-11/3)は観光客で賑わいそう。

■10/23;「富士山」が初冠雪。甲府地方気象台は富士山の初冠雪を確認。平年(10/2)より21日遅く、2024.11/7より15日早い。
■10/22;冬の装い。北ア「槍ヶ岳」で初雪が舞った。積もってはいない。「奥穂高岳」で初雪でうっすらと積もった。
■10/22;八ヶ岳「硫黄岳」、南ア「塩見岳」・「赤石岳」・「荒川岳」、中ア「千畳敷」はうっすら雪化粧した。初雪。

■10/21;常念岳・常念小屋で初氷。

■北ア北部の白馬・大町エリアの山小屋はほぼ終了。
1)「雨飾山・鎌池」の「雨飾荘」(〜11/23)
2)「栂池パノラマウェイ」(ゴンドラ・ロープウェイ)は11/3まで運行(10/27-10/31運休)「栂池自然園」の「栂池山荘」(〜10/25)
3)「八方アルペンライン」(ゴンドラ・アルペンQ・グラートQ)は11/3まで運行。「黒菱ライン」(黒菱第3P)は10/19で営業終了。「八方池山荘」(通年営業)
4)「白馬岩岳」グリーンシーズン営業(〜11/16)、2025-2026ウィンターシーズン(12/中〜2026.3/下)
5)「白馬五竜」グリーンシーズン営業終了(〜10/19)、2025-2026ウィンターシーズン(11/下〜2026.5/6)降雪次第でOPEN
■「立山・黒部アルペンルート」は〜11/30まで営業。
■「立山・剱岳」は紅葉シーズンが終わり、一部の山小屋は営業終了。
一の越山荘、剣御前小舎、剣澤小屋、剣山荘、池の平小屋、大日平山荘、大日小屋、五色ヶ原山荘などは営業終了。
H立山(〜11/29泊)、みくりが池温泉(〜11/24泊),室堂山荘(〜11/23泊),雷鳥荘(〜11/24泊),天狗平山荘(10/末),ロッジくろよん(10/末),平の小屋(10/末)
■燕岳「燕山荘」は〜11/23宿泊まで営業(要予約)
(問)燕山荘 TEL 090-1420-0008

■燕岳「燕山荘」の年末年始営業(2025.12/24〜2026.1/4宿泊まで)(要予約)
冬期燕岳登頂ツアー(1泊2日);第1回;12/24-12/25,第2回;12/27-12/28,第3回;12/29-12/30,第4回;2026.1/3-1/4
冬期燕岳登頂ツアー(2泊3日);12/31〜2026.1/2
(問)燕山荘松本事務所 TEL 0263ー32-1535

■北ア南部の山小屋は11/初まで営業。
〜11/3;大天荘,常念小屋,蝶ヶ岳ヒュッテ,槍ヶ岳山荘,槍沢ロッジ,岳沢小屋11/3,涸沢ヒュッテ,涸沢小屋,穂高岳山荘,北穂高小屋,西穂高山荘(通年),横尾山荘,徳沢園,明神館,徳沢ロッジ(11/5)
■上高地閉山は2025.11/15。11/15;11:30;上高地河童橋で「第28回上高地閉山式」
2025.11/16〜2026.4/中;「上高地公園線」(中の湯GT-上高地BT)は冬期閉鎖。
■活火山「浅間山」(標高2568m)の火山性地震は2024年4/中以降増加した状態が続いています。噴火警戒レベルが「2」(火口周辺規制)
山体西側での膨張を示すと考えられる傾斜変動は、2024年5月以降停滞していますが、火山ガスの放出量は2023年3月以前に比べて多い状態が続いています。気象庁は、山頂の火口から約2km範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に 警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。火山性地震は以下の通り。
2025.10/27;15回(15:00).10/26;19回,10/25;42回,10/24;41回,10/23;44回,10/22;39回,10/21;51回,
2025.10/20;54回,10/19;25回,10/18;44回,10/17;34回,10/16;31回,10/15;30回,10/14;36回,10/13;31回,10/12;41回,10/11;32回,
2025.10/10;47回,10/9;50回,10/8;19回,10/7;22回,10/6;37回,10/5;42回,10/4;45回,10/3;40回,10/2;42回,10/1;47回,
2025.9/30;41回,9/29;47回,9/28;51回,9/27;41回,9/26;53回,9/25;51回,9/24;59回,9/23;33回,9/22;25回,9/21;33回,
2025.9/20;30回,9/19;46回,9/18;33回,9/17;29回,9/16;27回,9/15;28回,9/14;47回,9/13;49回,9/12;46回,9/11;38回,
2025.9/10;30回,9/9;54回,9/8;38回,9/7;43回,9/6;40回,9/5;36回,9/4;50回,9/3;28回,9/2;40回,9.1;45回
2025.8/31;24回,8/30;30回,8/29;37回,8/28;44回,8/27;36回,8/26;46回,8/24;39回,8/23;51回,8/22;48回,8/21;55回
※2025.8/20以前は2025年北ア山岳情報160を参照。



信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.10/中)

■2025.1月-10/5;県内の山岳遭難者は358人、1954年統計を取り始めて以降最多。2024年1年間の350人を上回った。うち死亡は41人(前年同じ)、負傷者は159人(前年同時期比で31人増)。体力や技術にあった山を選ぶこと、必要な装備を調べ 事前に準備することなどを呼びかけています。紅葉シーズンを迎え、寒暖差が大きいことから「気候の変化もふまえ服装や登山の計画を検討してほしい」

■北ア上部の紅葉シーズン終了とともに、白馬・大町の山小屋はほぼ小屋閉め。
1)白馬岳「白馬山荘」(10/14)、「白馬大池山荘」(10/14)、朝日岳「朝日小屋」(10/12)、唐松岳「唐松岳頂上山荘」(10/13)、五龍岳「五竜山荘」(10/14)
2)白馬岳「白馬岳頂上宿舎」(9/30)、「天狗山荘」(9/30)、「猿倉荘」(9/27)・「白馬尻テント場」(9/27)、「白馬鑓温泉小屋」(9/24)、「キレット小屋」(9/28)、「風吹山荘」(10/11)
3)「白馬岳蓮華温泉ロッジ」(10/18宿泊)、「栂池ヒュッテ」(10/19)、「栂池山荘」(10/25宿泊)、雨飾山「雨飾荘」(11/23宿泊)
4)「栂池自然園開園」は11/3まで開園(10/27-10/31休園)、栂池ゴンドラ・ロープウェイは10/31まで運行(10/27-10/31運休)
5)「八方尾根」は八方アルペンラインは11/3まで運行。「八方池山荘」(通年営業)、黒菱第3P(10/19まで運行)
6)「白馬五竜」はゴンドラは10/19まで運行。「白馬五竜高山植物園」は10/19まで開園。
7)爺ヶ岳「種池山荘」(10/14)、鹿島槍ヶ岳「冷池山荘」(10/14)。新越山荘、針ノ木小屋、船窪小屋はすでに営業終了。
※10/15-10/末;冷池山荘は工事のため山小屋スタッフが滞在。なお降雪等により小屋閉めあり。冷池テント場のみ対応可(トイレ,水などの販売)



信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.10/上)

■秋山シーズン本番を迎え、「県北アルプス地域振興局」(大町)は、「登山安全・マナーカード」を4万枚制作した。
国内外の登山者に遭難防止と自然環境の保護を啓発する最新版のトレーディングカード「登山安全・マナーカード」(縦6.3cm×横8.8cm)
大北には中部山岳と妙高戸隠連山の2つの国立公園があり、インバウンドを含む多くの登山者が入山する。観光に恩恵がある一方、登山計画書の未提出、ゴミの投げ捨てなど一部にマナー違反行為が見られる。2025年度カードは、 山岳観光の魅力を紹介しつつ、安全な登山を呼びかける同局の商工観光課と、山の環境保全を訴える環境課がタイアップして作製した。
内容は1)体力・技術にあった山を選び、充分な装備の準備、2)登山計画書の提出、3)ごみの持ち帰り、4)野生動物へのエサやり禁止、5)動植物の採取禁止
裏面には鷲羽岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、爺ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳、雨飾山、栂池自然園の写真(9種)
大町・白馬・小谷観光案内所、山小屋、登山案内所、管内の登山用品店等、県自然保護レンジャーによる手渡しなどで配布。

■長野県警によれば、転倒や滑落による遭難が多発、下山中の山岳遭難が後を絶たない状況。下山するまで集中力を切らすことがないよう、こまめな休憩、ゆとりをもった行動を心掛けるよう呼びかけています。 朝晩の冷え込みも厳しくなり、汗や雨でぬれると低体温症になることもあるので、着替えや防寒着を必ず携行し、防寒対策を万全にしてほしいと。

■10/6-2026.2/28;デジタル庁は、北アや八ヶ岳で登山者に「マイナンバーカード」を活用して「登山計画書」を提出してもらい、遭難時の対応に役立てる実証実験を始めた。
実証実験は山岳遭難が相次ぐ中、山岳地域におけるマイナンバーカードの活用可能性を検証、登山者が専用Webサイトにマイナンバーカードを登録し登山計画書を提出、立ち寄った山小屋に用意されたQRコードを読み込むと、氏名や年齢、 住所などの情報が山小屋に共有される。マイナンバーカードを使った登山者情報の把握、登山マナー確認をしていただいた登山者にデジタル資格証明を発行、併せて登山道の維持等に活用する募金を募り(任意)、山行中の山小屋にてスマホを 用いて証明書を提示(チェックイン)、立ち寄り履歴の可視化を行い、登山に必要な知識・情報の提供、山岳地域の適正利用、オーバーツーリズム対策、迅速な救助活動につなげたいとする。
2025年度は実証実験は北アや八ヶ岳の山小屋23ヶ所行われる。実証期間終了後、データはすべて削除。デジタル庁は「マイナンバーカードを通じた仕組みを長野県で確認し、全国の山岳地域での活用を目指していきたい」と。
北ア(9);横尾GT(10/06-10/13),涸沢ヒュッテ(10/06-11/03),穂高岳山荘(10/06-10/31),北穂高小屋(10/06-11/03),ヒュッテ大槍(10/06-10/13),槍ヶ岳山荘(10/06-11/03),ヒュッテ西岳(10/06-10/12),蝶ヶ岳ヒュッテ(10/06-11/03),八方池山荘(10/06-202.2/28)
八ヶ岳(14);双子池ヒュッテ,蓼科山頂ヒュッテ,蓼科山荘,硫黄岳山荘,根石岳山荘,夏沢鉱泉,唐沢鉱泉,赤岳鉱泉,オーレン小屋,やまのこ村,赤岳山荘,八ヶ岳山荘,青苔荘,白駒荘

(問)2025年やまのあかしプロジェクト

■10/6ー2026.2/28;マイナカード使い登山計画書を提出
デジタル庁は専用Webサイトでマイナンバーカードを登録し、登山計画書を提出すると、登山ルート上の山小屋が計画書の情報を共有できる新たなシステムの実証実験を始める。
北アや八ヶ岳での登山届、山小屋でのチェックインなどに活用する。
マイナンバーを登録し、本人確認、入山前に申請、登山計画書提出、登山に関する情報閲覧、登山ルールとマナーの確認、入山証明書発行、山小屋・自治体への任意募金(ふるさと納税)。山小屋でチェックイン(証明書提示)、 山小屋からの限定デザインのノベルティなど。遭難時は情報活用。山岳地域の適正利用、オーバーツーリズム対策、遭難救助対策などを検証する。北アルプス山小屋友交会、白馬村振興公社、八ヶ岳観光協会が「やまのあかしprj」に参加。 山小屋によって実施期間は異なる。
八ヶ岳;赤岳山荘、硫黄岳山荘、蓼科山荘、蓼科山頂ヒュッテ、双子池ヒュッテ、根石岳山荘、夏沢鉱泉、唐沢鉱泉、赤岳鉱泉、オーレン小屋、やまのこ村、八ヶ岳山荘、青苔荘、白駒荘。
やまのあかしプロジェクト



信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.9/下)

■9/29〜;「白馬岳」への登山ルート「白馬大雪渓ルート」は通行止め
9/25;大雪渓の現地調査結果から安全なルートを確保することが難しくなり、「通行止め」にする。白馬岳へは白馬鑓温泉、栂池ルートを利用。
9/24;白馬鑓温泉小屋は今シーズンの営業終了、白馬山荘;10/14、白馬岳頂上宿舎;9/30、天狗山荘;9/30、白馬大池山荘;10/14で営業終了。

「白馬岳新ルート」(案)
■北ア「白馬岳」への登山ルート
1)猿倉からの白馬大雪渓ルート(時間6H,距離6km,標高差1680m)(猿倉ー御殿場-白馬尻-大雪渓-葱平-小雪渓-お花畑-白馬岳頂上宿舎-白馬山荘-白馬岳)
2)猿倉からの白馬鑓温泉ルート(時間11H,距離11km,標高差1680m)(猿倉-小日向山-白馬鑓温泉-大出原ー白馬鑓ヶ岳-杓子岳-白馬岳)
3)栂池から白馬大池ルート(時間7H,距離9km,標高差1000m)(栂池ゴンドラ+ロープウェイで栂池自然園-天狗原-白馬乗鞍岳-白馬大池-小蓮華山-三国境-白馬岳)
4)蓮華温泉からのルート(時間7H,距離9km,標高差1360m)(蓮華温泉-天狗ノ庭ー白馬大池-白馬岳)
又は五輪高原経由ルート(蓮華温泉-兵馬ノ平-瀬戸川出合-花園-白高地-朝日岳-雪倉岳-鉢ヶ岳-三国峠-白馬岳)
5)小谷村土沢/北野からの風吹大池ルート(土沢/北野ー天狗原-白馬大池-白馬岳)
6)宇奈月から祖母谷ルート(宇奈月-欅平-祖母谷温泉ー清水岳ー朝日岳-白馬岳)
一番人気は「白馬大雪渓ルート」だか、近年は雪渓の雪解けが早く、クラックやクレバスができて安全が確保できないため、通行止めとなることがある。例年なら一年中残る雪渓の大部分が解け、秋山シーズンには登れないことがある。
以前、白馬村などは大雪渓を迂回する新ルートの検討を行った。白馬村、北ア北部地区山岳遭難防止対策協会が新ルートの候補として、猿倉登山口から入山し樹林帯などを経て北の尾根へ上がるルートを想定。新ルートは猿倉登山口から北上し 樹林帯を通って白馬大池近くに出て、小蓮華山を経て白馬岳へ向かう既存の栂池ルートにつながる。猿倉からの大雪渓ルートに比べて遠回りになるが、登頂までの予想時間は約6時間、大雪渓ルートと殆ど変わらず、比較的緩やかで登りやすいという。 大雪渓以外のルートは距離が長く所要時間が長かったり、険しすぎたりして、登山者が山頂の山小屋に着く時間が遅れるなどの問題が起きている。また、大雪渓が通行不可になると山小屋でキャンセルが増えてしまう。白馬村は新ルートがかかる 小谷村と協議し現地調査した上で新ルートを決めたい考えだった。但し、白馬連峰は国立公園や文化財に指定され、実現には課題も多い。「登山者が安全に楽しめる新ルートを整えたい」としていた。
★白馬大雪渓通行止め★;
1995.7/12;大規模土石流。2003.6/28;大雪渓で泥流・白馬尻小屋に土砂流入。2005.8/11;杓子岳天狗菱岩盤崩落。2006.7/15;大雪渓上部崩落。2006.7/22;中央部土石流。2008.8/19;白馬大雪渓上部斜面崩壊。
2016.9/1〜,2018,9/29〜,2020;9/20〜,2023.8/27〜,2024.7/4〜,2025.9/24〜;融雪によるクレバスなどで通行止めなど。

■9/29;環境省は中アで取り組む国特別天然記念物のライチョウの復活作戦で最後の放鳥を実施した。
ケージから放たれた。風が弱まる岩陰で一休みしながら、歩きはじめた。今後は生息地として生息数(約100羽)を持続できるか、数年かけて調査していく。

■土砂崩落のため、2025.4/9〜通行止めとなっていた上高地に通じる登山道の規制が解除された。
9/30;松本安曇の島々宿登山口から徳本峠を通って上高地の明神に通じる全長20kmの登山道「島々明神線歩道」が半年ぶりに通行可になる。島々宿登山口から徳本峠間で高さ30m、長さ20mにわたって大規模な土砂崩れが起き、16km区間が 通行止めになっていた。環境省や県、市、地元の関係者が、崩落した場所の南側の上部をう回する形で、500mの付替えルートを整備した。島々明神線歩道は、釜TNが整備される以前は、上高地に至る唯一の道で、日本アルプスを初めて 世界に紹介したウォルター・ウェストンが歩いたことでも知られる歴史的な登山道。大雨や群発地震の影響による土砂崩落で2020年に同じ区間で通行止めになった際には、通行再開までに4年の歳月を要した。再開後も落石や滑落の危険が あることから、登山技術や装備、自身の体力を勘案した上で入山するよう呼びかけています。

■9/27;「御嶽山」の噴火災害から11年。
2014.9/27;11:52;御嶽山の噴火では58人が死亡、5人が行方不明となり、戦後最悪の火山災害。ふもとの王滝村では追悼式が行われ、遺族らが追悼の祈りがささげられた。噴火警戒レベル1の状態で突然噴火が起きた「御嶽山」では登山者が 巻き込まれ、多くの犠牲者が出た。噴火レベル1で噴火が発生した事例は草津白根山、浅間山など4事例。御嶽山の噴火を教訓に、気象庁は火山の観測機器を増やすなど体制を強化、火山の防災情報も見直した。噴火警戒レベル1は「平常」から 「活火山であることに留意」に表現を見直した。

■9/26;北ア「上高地」で県山岳高原観光課や県山岳遭難防止対策協会は安全登山を呼びかけた。
2025年県内の山岳遭難件数は過去最多だった2024年を上回るペースで、9/21までに295件と、2024年より39件増、遭難者も328人で49人増。このうち死者は33人、行方不明者は6人。秋山シーズンの本格的な到来を前に登山者に注意喚起した。 秋は日没が早くなり急に気温が下がることから、県や県警の職員がヘッドライトや防寒具を持参しているか登山者に尋ねた。登山計画はスマホのアプリで届け出た方が、紙の計画書を登山口で提出するよりも捜索活動が迅速に始められることなどを 伝えた。上高地には海外からの登山客の姿も。県山岳高原観光課は「涼しくなり登山者も増えている。日照時間が短くなっているので早め早めの行動を心がけて、目的地には15:00までには着いてほしい。低体温症などで救助されている人もいる ので防寒着を。いま一度、計画が自分の技量に合っているか確認してほしい」と。

■9/25;新穂高ロープウェイの山頂・西穂高口駅2Fに喫茶・軽食コーナー「CAFE GOKAN」がRe-OPEN。
西穂高口駅4Fの喫茶・軽食コーナーを2階に移動、9/25;OPENした。飛騨山脈の大自然を五感でと、内装には伐採した木材を、インテリアには県産材を活用した家具を導入、森の中にいるような雰囲気を感じられる落ち着いたカフェとなった。

■9/22;早くも冬の便り。北ア「爺ヶ岳」・「鹿島槍ヶ岳」で「初霜」と「初氷」が観測された。
「冷池山荘」・「種池山荘」・「新越山荘」で初霜・初氷。平年と比べて初霜は若干遅め、初氷はやや早めという。

■9/22;「白馬岳」の「白馬山荘」で「初氷」。朝は最低気温-2.2℃。

■9/22;「五龍岳」の「五竜山荘」で「初氷」。気温はO℃。

■9/22;「立山・室堂」で「初氷」。イワイチョウ・コバイケイソウは黄色い絨毯、チングルマ・ミヤマダイコンソウ・ウラシマツツジは赤く色づき、ナナカマドやミネカエデは色づき始め。

■9/22;北ア「槍ヶ岳」直下の「槍ヶ岳山荘」では「初氷」が張った。夜中には-3℃まで気温が下がったという。9/6;北穂高岳の「北穂高小屋」では初氷を観測している。

■9/22;北ア「乗鞍岳」の畳平の鶴ヶ池(標高2702m)周辺で、「初霜」が観測された。
初霜の観測は2024年より1日早く、過去10年間の平均では4日遅い。乗鞍スカイライン管理事務所によれば、9/22;5:30;鶴ヶ池付近で長さ50m・幅5mで高さ5cmの霜柱ができたという。観測時の気温は0℃。

■9/21;北海道・大雪山系「黒岳」(標高1984m)と「旭岳」(2291m)で「初雪」が観測された。
黒岳の山肌が白い雪に覆われている。黒岳ロープウェイによると、9/21;3:00;黒岳のの石室避難小屋でみぞれ、5:00;雪が積もった。2024年より1日遅い。大雪山系では紅葉が進み、黒岳では山頂から7合目が紅葉の見ごろ。

■夏山(7月-8月)に全国で起きた山岳遭難は808件(2024年同期比+148件)、遭難者は917人(同+181人)
1968年以降で最多。遭難者のうち死者・行方不明者は計54人(同+2人)、負傷者は409人(同+84人)。都道府県別の遭難件数は長野;143件(最多)、富山;90件、山梨;51件。遭難者は50〜70代が全体の約60%を占め、要因別では「転倒」(23%)で最多、 次いで「道迷い」(18%)、熱中症や高山病などを発症する「病気」(15%)

■9/19;大町市山岳博物館などが人工的に繁殖させた「ニホンライチョウ」が「木曽駒ヶ岳」の山頂で放鳥された。
環境省が中アで「ニホンライチョウ」の保護や繁殖に取り組んでいて、大町山岳博物館と那須どうぶつ王国が人工繁殖させた8羽が、9/10;木曽駒ヶ岳の山頂付近に移送された。その後、高山の環境に慣れるためケージの中で飼育。 その後、8羽が自然に放たれたという。環境省は、9/29;同様に人工繁殖させた11羽を放鳥予定で、環境省信越自然環境事務所は「放鳥が無事終わり安心した。2回目の放鳥も緊張感を持って進めたい」と。2026年度以降は現地で 繁殖状況などをモニタリングする。


信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.9/中)

■9/中;白馬岳への白馬大雪渓は秋道。歩行の際はピンクテープやベニガラの道しるべを確認、アイゼンを装着し、滑落・落石に注意。朝晩は冷え込むので防寒具を準備。

■CF「みんなでつなぐライチョウの未来」(Me:RAICHO projectミライチョウプロジェクト第2弾)(信毎)
ミライチョウプロジェクトはライチョウの保護活動、登山道整備団体への寄付、ライチョウや信州の山岳環境の保全活動に関する普及啓発などに活用。返礼品は書籍、カレンダ、雷鳥グッズ、雷鳥の里など多数
第2段;2025(支援額;\9,129,000,支援者;708人,NEXT GOAL;\1300万円,目標金額;\7百万円,締切;9/25)
第1段;2024(支援額;\18,443,000,支援者;991人目標金額;\7百万円)

■9/13-10/13;環境省中部山岳国立公園管理事務所は、北ア上高地から入山、槍穂高連峰などを目指す登山者が通過する横尾にゲートを設け、登山者に装備や体調、マナーの確認を促す実証実験を始める。
県内で山岳遭難が増えていることから実施。自己責任による登山という認識が薄れ、登山計画や登山装備の準備不足による山岳遭難・山岳事故が増加。登山ルール・マナーを守らない登山者の増加がみられ、自然生態系の劣化する事例が発生。 北アルプストレイルプログラムの一環で、横尾に入山ゲートを設置、入山前に登山準備・登山ルール・マナーの確認を行う。署名しポストに投函。
横尾避難小屋横にゲートを設け、登山計画書、登山準備、登山ルール確認票(登山装備のチェックシート)を確認する。事前にオンライン提出可。(山小屋の予約、テント泊はテントの準備、山岳保険などの確認)
北ア利用ルール;1)自然環境に配慮する。2)登山道・橋を壊さない。3)指定地以外での野営禁止、4)ゴミ・し尿・食べ物は持ち帰る。5)無理な登山計画はしないこと。
横尾ゲートでは登山開始推奨時間を尊重、最終入域時間を守ること。(槍・穂高;10:00、常念;6:00、涸沢;14:00、槍沢;15:00、蝶ヶ岳14:00)。キャップのないストックは使用しないこと。登山は自己責任。

■9/12-9/15,9/20-9/23;5:00-11:00;秋山シーズンに向けて、秋山遭難防止対策として北ア北部の登山口に「秋山登山相談所」開設
登山相談所針ノ木(扇沢・針ノ木自然遊歩道入口)、爺ヶ岳(扇沢・栢原新道入口)、七倉(七倉山荘)、五竜遠見(ゴンドラ駅)、白馬八方(ゴンドラ駅)、猿倉(猿倉荘)、栂池高原(ゴンドラ駅)
安全な登山を。登山計画書は必ず提出しよう。
(問)北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会 TEL 0261-22-0110

■9/13;白馬鑓温泉への杓子沢にかかる橋が大雨の増水により流された。9/16;杓子沢の橋は復旧。白馬鑓温泉小屋の営業は9/24まで。

■9/13;大雨で大雪渓ルートの上部「砂山」の秋道の橋が増水で通行不可。雨が止めば通行可。

■2024年度長野県内での登山計画書の届出件数は約37万件78万人(2023年度比3.8%増)
長野県では2016年から登山安全条例に基づき登山計画書の提出を義務化した。届け出件数は増加、届け出率も8割まで高まったが、2024.7-10月に主要山岳の登山者(1239人)へのアンケート調査では、登山計画書を提出率は約76%(2023年度80%)と減少。 届出義務化を知っている人の割合は72%。登山歴の浅い人も増えており、初心者を中心に計画書への認知度がまだ低い可能性がある。アンケート調査では提出率は登山歴が5ー9年、10-19年、20年以上は各20%、3-4年は16%、1-2年は11%。
1)登山計画書届出件数・登山者数;計376,885件782,213人
・インターネット提出;計286,914件586,705人(76.1%)、登山ポストでの提出;88,044件万件169,253人(23.4%)、郵送・faxなどの提出;1,927件26,255人(0.5%)
・2023年度比;計(件数+3.8%,登山者数+5.2%);インターネット提出;(+14.9%,+16.7%)、登山ポスト;(-21.0%,-21.1%)、郵送・fax;(-4.7%,1.2%)
2)山域別届出件数・登山者数;計105,998件239,402人
北ア;54,250件120,152人(51.2%)、八ヶ岳;18,831件40,702人(17.8%)、その他;14,110件37,469人(13.3%)、中ア;13,260件29,476人(12.5%)、南ア;5,547件11,603人(5.2%)

■9/12〜;北ア南部は秋山で涸沢に常駐。秋山登山相談所は上高地、横尾、中房、三股に開設予定
8/31;北ア南部地区常駐隊は夏山常駐を終了。隊員は涸沢から下山。期間中の北ア南部地区(松本・安曇野)の遭難発生件数は38件。うち16件同隊員出動。


信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.9/上)

■9/10;「大町山岳博物館」で人工的に繁殖させた「ニホンライチョウ」を木曽駒ヶ岳に移送作業が行われた。
環境省は中アでの「ニホンライチョウ」の復活として、保護・繁殖に取り組んでいて、9/10;同館(3羽)と那須どうぶつ王国(5羽)が人工繁殖させたライチョウと合せ8羽を木曽駒ヶ岳への移送作業が行われた。同館では2024年に続き2回目、 職員がオスのひな3羽を入れた箱を車に積み込んで目的地へ。2024年は山博の5羽を放鳥。山博からは8羽を移送したがうち3羽が移送中にヒートショックとみられる症状で死んだ。2025年は2024年の事例を踏まえ、車内の温度を細かく管理 できる公用車で駒ヶ根まで移送して環境省に引き渡した。9/10;16:00;8羽は木曽駒ヶ岳山頂付近のケージに到着。今後10日間、ケージで高山の環境に慣れさせたあと、9/19;放鳥予定。中アに放鳥される人工繁殖のライチョウは計15羽。 今後は、環境省が現地での繁殖状況などをモニタリングする。雷鳥の放鳥は2025年度が最終年。

■夏山シーズン(7-8月)に長野県内の山岳遭難者は154人、過去10年間で最多。
2024年同時期比で29人増。このうち6人死亡(同9人減)、ケガは75人(同22人増)。遭難者の7割以上は50代以上。遭難の原因は転倒44人、熱中症や疲労36人、転落・滑落28人など。
遭難増加の背景は厳しい暑さで体力が奪われたことなどが影響したのではないかとみている。秋山シーズンは日没が早くなり、ヘッドライトや防寒着などを装備し、自分の実力にあった山を登るよう呼びかけています。

■富山県によれば夏山(7-8月)の山岳遭難は90件、遭難者数は97人、2024年を大きく上回り過去最多。
好天が続いたことで登山者が増えたことが背景にある。転落・滑落が増え、死者は9人(2024年0)と大幅に増加。好天が続いた7月は山での熱中症患者が7人、夏山シーズンを通しては計9人が熱中症になった。

■9/6;「立山・室堂」でクマの目撃が相次いでいることを受け、環境省は登山道の一部を閉鎖した。
クマへ対策として登山道が閉鎖されるのは初めて。一時閉鎖は室堂〜一ノ越に向かう「母恋坂」と雷鳥沢の野営場管理所に繋がる「代替歩道」。室堂では8月からクマの目撃が相次ぎ、木が茂ってクマの存在に気付きにくいことから利用者の 安全確保が難しいとして閉鎖した。9/7;熊の目撃情報があったという。環境省では室堂で連続して10日間新たなクマの目撃がなければ閉鎖を解除する予定。

■秋のクマの出没を予測するため、富山県はクマの餌となるドングリの実り具合調査で、クマが生息する山のブナは凶作、ミズナラやコナラは不作。2025年の実り具合は、近年では秋にクマの出没が多かった2020年よりさらに悪い水準。 2025年7月-8月のクマ出没は109件と最多。北ア「立山連峰」ではクマ目撃が相次ぎ、7月-8月で27件。猟銃の使用については、「緊急銃猟」の条件に「人の日常生活に供されている場所」があり、クマの出没が相次ぐ立山・室堂では、 室堂TMや山小屋、立山有料道路は該当するが、登山道や周辺の広場は該当しないとした。室堂でのクマの出没は9/下まで続くとみられ、これから冬眠に向けてクマの行動範囲が広がることから注意が必要。

■2025.9/13-10/13;環境省中部山岳国立公園管理事務所は、北ア上高地から入山、槍穂高連峰などを目指す登山者が通過する横尾にゲートを設け、登山者に装備や体調、マナーの確認を促す実証実験を始める。県内で山岳遭難が増えていることから実施。 自己責任による登山という認識が薄れ、登山計画や登山装備の準備不足による山岳遭難・山岳事故の発生の増加している。登山ルール・マナーを守らない登山者の増加がみられ、自然生態系の劣化する事例が発生。 北アルプストレイルプログラムの一環で、横尾に入山ゲートを設置、入山前に登山準備・登山ルール・マナーの確認を行う。署名しポストに投函。
横尾避難小屋横にゲートを設け、登山計画書、登山準備、登山ルール確認票(登山装備のチェックシート)を確認する。事前にオンライン提出可。(山小屋の予約、テント泊はテントの準備、山岳保険などの確認)
北ア利用ルール;1)自然環境に配慮する。2)登山道・橋を壊さない。3)指定地以外での野営禁止、4)ゴミ・し尿・食べ物は持ち帰る。5)無理な登山計画はしないこと。
横尾ゲートでは登山開始推奨時間を尊重、最終入域時間を守ること。(槍・穂高;10:00、常念;6:00、涸沢;14:00、槍沢;15:00、蝶ヶ岳14:00)。キャップのないストックは使用しないこと。登山は自己責任。

■長野県内の夏山期間中(7-8月)の遭難は143件、154人で過去最多(県警山岳安全対策課)
夏山シーズン中は天候に恵まれた日が多く、多くの登山客が訪れたことが増加の背景。2025年は酷暑が続き、熱中症や体力不足による「疲労遭難」は33件・36人(2024年+7件増)。遭難状況は転倒44件・44人で最多。転落・滑落28件・28人。 死者6人(2024年より9人減)、負傷者75人(同22人増)。遭難者は60歳代以上の高齢者が79人で半数以上を占め、50歳代は36人。50歳代以上で85%を占めた。加齢による体力低下が要因。遭難者は登山の初心者が多く、登山歴は3-5年と経験の浅い人が 多かった。疲労がたまる下山時に遭難が発生することが多かった。山域別では北アが7割を占めた。遭難者の居住地は9割以上が関東圏。持参した水不足、ビバーク道具の不携帯、装備不足なども目立ったという。
9/中-10/中は紅葉シーズン。寒暖差が大きくなり、日暮れも早くなることから防寒装備やヘッドライトの携行を。

■秋は紅葉狩り。お勧めの北ア

北アの紅葉スポット
1)小谷:「雨飾山」・「荒菅沢」(1448m)、「鎌池」(1160m)・「雨飾高原・小谷温泉」(1000m-1200m)
2)小谷:「栂池自然園」(1900m)、「白馬乗鞍岳」(2469m)〜「天狗原」(2200m)、「白馬大池」(2300m)、「栂池高原」「栂の森」(1580m)〜ハンノ木上部(1540m)
3)小谷:「風吹山」・「風吹大池」(1778m)(神の田圃・血の池・風吹天狗原)(1821m)、「蓮華温泉」(1475m)、「蓮華白池」(1090m)、「鉱山道」(2300m)、「五輪高原」(1780m)。
4)糸魚川:「蓮華温泉」(1475m)、「白池」(1090m)、「五輪尾根」(1753m-1983m)、「鉱山道」(1920m)
5)黒部:「黒部峡谷」・「欅平」(600m)・「猿飛峡」(530m)※2025年は猫又駅まで運行。
6)白馬:「八方尾根」・「下ノ樺・上ノ樺・扇雪渓」(2100m-2200m)〜「八方池」(2060m)、「鎌池」(1680m)〜「八方池山荘」(1850m)、「黒菱平・黒菱林道」(1500m)、「北尾根高原」(1200m)、「白馬岩岳」(1289m)
7)白馬:「五竜・遠見尾根」・「地蔵ケルン」(1676m)〜「見返り坂」(1740m)、「小遠見山」(2007m)〜「西遠見山」(2268m)斜面。
8)大町:「鹿島槍ヶ岳」・「赤岩尾根・高千穂」(2050m)、「爺ヶ岳」の柏原新道「水平道」(2160m)〜稜線下(2465m)、「爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳」の稜線
9)立山:「立山・劔岳」・「室堂平」(2450m)・「雷鳥坂」(2200m-2760m)・「仙人池」(2100m)・「弥陀ヶ原」(1930m)
10)立山:「立山・黒部アルペンルート」・「美女平」(977m)・「大観峰」(2316m)〜「黒部平」(1828m)の「タンボ平」。立山ロープウェイや大観峰・黒部平の屋上テラスから紅葉を楽しむ。
11)大町:「高瀬渓谷」・「高瀬ダム」(1270m)・「七倉ダム」(1060m)・「大町ダム」(890m)、「龍神湖」(888m)・「葛温泉」(950m)・「北葛沢」(1082m)・「尾入沢大橋」(888m)
12)穂高:「燕岳・合戦尾根」;「合戦小屋」(2350m)・「合戦沢ノ頭」(2488m)〜稜線下(2712m)、「東沢」(2253m)〜「中房温泉」(1462m)・「中房渓谷」(1380m)
13)松本:「乗鞍岳」・「乗鞍エコーライン」・「大雪渓」(2620m)〜「位ヶ原」(2350m)〜「冷泉小屋」(2100m)。「乗鞍高原」・「三本滝」(1800m)・「鈴蘭橋」(1564m)・「一ノ瀬園地」(1500m)
14)松本:「上高地」、ナナカマドの赤が美しい「涸沢」(2300m)、「槍沢ババ平」(1998m)〜「大曲り」(2093m)〜「槍沢天狗原」・「氷河公園」(2500m)・「岳沢」(2060m)
15)高山:「鏡平」・「イタドリヶ原」(1910m)・「シシウドヶ原」(2090m)、「鏡平池」(2300m)・「弓折岳」下(2592m)
16)高山:「奥飛騨・新穂高」・「鍋平高原」(1305m)・「新穂高ロープウェイ」(しらかば平)(1308m)〜(西穂高口)(2156m);「頂の森(千石園地)」(2156m)
17)高山:「西穂高岳」・「新穂高ロープウェイ」(西穂高口)(2156m)〜「西穂山荘」(2385m)〜「丸山」(2453m)

※他には美ヶ原高原・天狗の露路・王ヶ頭・王ヶ鼻の下〜百曲り園地、落合大橋、八島ヶ原湿原、ビーナスライン、女神湖・蓼科湖・横谷渓谷・白樺高原・蓼科山・御射鹿池・白駒の池など。



信州・北アルプス・他の夏山登山情報(2025.8/下)

■立山・室堂ではクマの目撃情報が相次いでいる。
多くの登山客が訪れる立山。8/25;9:00;室堂で成獣のクマ1頭が出没。室堂山展望台ではクマが目撃され、山岳警備隊が周辺をパトロールし注意喚起を行った。昼過ぎには室堂TM屋上からも肉眼で確認できる位置にクマがいた。 立山ではクマの目撃情報が相次いでいる。山岳警備隊はクマに近づいて刺激することや、残飯やゴミを放置しないよう登山客に注意を呼びかけている。

■8/22;18:00;北ア「立山・室堂」の「みくりが池」周辺でツキノワグマ1頭が出没。
立山・室堂TMから徒歩15分。「みくりが池」(標高2390m)は立山の火山湖で深さ15m、周囲631m。立山雄山・浄土山を映す水鏡。近くには日本一高所の温泉「みくりが池温泉」(標高2410m)がある。8/22;温泉から約30m離れた遊歩道に クマ1頭が出没し、遊歩道は一時閉鎖された。施設には100人ほど宿泊していたがケガ人はいない。8/23;朝、富山県警山岳警備隊が周辺を捜索したが、熊は確認されなかったため、遊歩道は再開された。

■8/14;16:00;北ア「立山・室堂」の観光名所「みくりが池」でクマが泳いでいた。
みくりが池は約1万年前にできた火山湖、標高2405m、水深15m。室堂TMから舗装された遊歩道で行ける立山のシンボル的な観光スポット。立山の水鏡が見られるきれいな湖だが、水中の栄養が乏しく魚は生息していない。
8/14;室堂平ではクマの目撃が相次いだ。池の近くを通りかかった人が「みくりが池」の中を泳ぐクマを発見、警察に通報した。ケガ人はいない。富山県警山岳安全課は「池を泳いでいる姿というのは、これまで聞いたことがない。泳いでいる ところを目撃されるというのは珍しい」。「撮影のために近づいたり刺激しないようにしてください」。8/14;8:50;県警山岳警備隊員が体長1.2mのクマを目撃。富山県警はみくりが池のクマと同じ個体とみて付近のパトロールを行っています。 10:30;みくりが池〜天狗平で熊目撃、15:30;みくりが池〜地獄谷でも熊が目撃された。富山県自然保護課によれば、県内では7月のクマの目撃や痕跡の情報は66件、例年の7月の1.9倍に増加。
県警は登山やキャンプの際にはクマに注意するよう呼びかけています。クマの目撃情報がある場所に近づかない、クマよけの鈴やスプレーなどを持ち歩く、キャンプでは残飯を放置しないなどを呼びかけています。



■2025.10月-8月;主な山岳遭難(北ア・八ヶ岳など)
■長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」、「余裕ある登山計画を立てる」、「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」、「こまめに休憩を取り、意識して水分・ エネルギーを補給する」、「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

※2025.8/23以前は2025年北ア山岳情報160を参照。

■10/24;13:30;北ア「唐松岳」で男性が下山中に転倒しケガをした。遭対協の隊員が男性を見つけ、警察に通報。男性は県警ヘリで救助、大町の病院に搬送された。男性は左足首のねんざで軽傷。

■10/24;八ヶ岳「東天狗岳」で2男性が体調不良で救助されたがその後死亡。男性は東天狗岳を登山中に「息苦しい」と体調不調を訴え、歩くことができなくなった。同行者が山小屋を通じて通報、警察や消防などの隊員が出て、 男性を救助したが、その後、死亡が確認された。男性は4人パーティで東天狗岳に向けて登山をしていた。

■10/18;午前中、八ヶ岳の「中山」で女性の登山者がケガをして救助された。10/18;女性は2人で中山に入山したが、標高2450mで石につまづいて転倒、額や足にケガをした。救助要請を受け、警察の救助隊などが地上から救助に向かい、 救助隊員が女性に付き添って下山、佐久の病院に搬送された。軽傷とみられる。

■10/16;15:30;北ア「蝶ヶ岳」で登山中の歳男性が悪天候により行動不能となり救助された。本人から「単独で入山して暴風雨で動けない」と救助要請。10/16;男性は1人で三股登山口から入山、蝶ヶ岳に向け登山中、頂上付近(標高2650m)で 悪天候により行動不能になった。北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動、17:00;男性を救助、低体温症とみられる症状があり、付近の山小屋に収容した。

■10/15;北ア「奥穂高岳」(標高3190m)の山頂から南西約150mの岩場で男性を岐阜県警ヘリが救助した。10/14;男性は日没近くから動けなくなり、穂高岳山荘を通じて通報。10/14;23:52;県北アルプス山岳遭難対策協議会の 救助隊員が男性を発見、現地でビバークしていた。低体温症の疑いがあるが意識はあるという。

■10/12;16:00;北ア「前穂高岳」で女性が下山中に滑落、けがをした。同行者から「滑落してけがをした」と救助要請。10/12;女性は涸沢から奥穂高岳を経由して下山中、前穂高岳の重太郎新道(標高2450m)で滑落してケガをした。 北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動、女性を救助、18:30;山小屋に収容した。一夜明け、女性は自力下山が難しく、長野県警山岳遭難救助隊員が出動し、10/13;10:00;同行下山した。左手首をけがしているという。 10/11;女性は2人パーティで上高地から入山した。

■10/12;15:00;北ア「白馬岳」で2人が遭難。2人は日帰りの予定で白馬岳に入ったが、10/12;15:00;大雪渓(標高2200m)を登山中、道に迷って行動不能になった。「急な岩場の斜面で行動できなくなった」と通報。2人とは連絡が取れ、 健康状態に問題はないという。10/13;長野県警山岳遭難救助隊が現場に向かい、12:00;切り立った岩場にいる2人を発見、17:00;猿倉登山口に同行下山した。2人にけがはなく体調にも問題はない様子。白馬大雪渓は夏の間、 多くの登山者が利用しますが、クレバスなどが出来て危険だとして、9/29〜;白馬村が通行止めになっている。

■10/11;12:00;北ア「蝶ヶ岳」の蝶槍(標高2650m)付近で登山中の男性が悪天候で動けなくなり救助された。「強風で動けなくなった」と本人から救助要請。 近くの山小屋から出動した北アルプス南部山岳遭難防止対策協会の救助隊が男性と合流、13:40;山小屋まで同行救助した。10/9;男性は三俣登山口から入山、常念岳や大天井岳に登った後、10/11;蝶ヶ岳を経由して三俣登山口に下山予定だった。 10/11;北アは強い風が吹き、雨が降ったりやんだりの天候。男性はハイマツの陰で風雨をしのいで救助を待っていたという。

■10/11;14:30;北ア「燕岳」で男性が疲労で動けなくなり救助された。同行者から「男性が疲れ切って動けない」と救助要請。警察と消防の救助隊員が現地に向かい、男性を背負って下山した。 10/10;男性は3人パーティで燕岳に登り、10/11;下山中だった。

■10/10;北ア「白馬乗鞍岳」で男性が疲労で動けなくなりヘリで救助された。 10/10;男性は白馬乗鞍岳(標高2400m)を下山中に疲労で動けなくなった。携帯電話が通じなかったことから同行者が前日に宿泊していた山小屋まで戻って、8:30;救助を求めた。北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員が出動、 10:30;男性は県消防防災ヘリで救助、大町の病院に搬送された。10/9;男性は栂池から2人パーティで入山、白馬大池山荘に宿泊た後、下山中でした。宿泊していた山小屋を出てから間もなくの上り坂で、動けなくなったという。

■10/6;12:00;北ア「乗鞍岳」で男性が下山中に転倒、大ケガをして救助された。山小屋から「登山道で転倒してけがをした人がいる」と救助要請。10/6;男性は単独で乗鞍岳に入山、剣ヶ峰から下山中に転倒してケガをした。 警察と消防が出動、男性を救助、16:30;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送した。左足の腓骨・脛骨の骨折で重傷。

■10/6;9:30;北ア「横尾谷」(標高1900m)で涸沢から下山中に女性が転倒して足の骨を折る大ケガ、救助された。本人から「転倒して膝を打ち自力歩行できない」と救助要請、県山岳遭難防止常駐隊員が女性を背負って上高地まで下山。 12:00;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送した。女性は左のすねの骨を折る大ケガ。10/3;女性は2人で上高地から入山、横尾や涸沢付近に泊まって、10/6;下山中でした。

■10/5;17:20;奥飛騨温泉郷神坂の標高約1760mの北ア「チビ谷」で左足のケガで動けなくなった男性を県警山岳救助隊員らが見つけ救助した。男性は高山市内の病院に搬送、左足首に骨折の疑いがあるものの命に別条はない。 10/4;男性は新穂高から単独で入山。10/5;南岳小屋から槍ヶ岳を経由して下山する予定だったが、下山中に増水した沢を渡る際、足を踏み外して左足を負傷した。スマホ会社の衛星中継センタから通報を受け、隊員らが捜索していた。

■10/5;北ア「奥穂高岳」で男性が悪天候と疲労で行動不能となり救助された。10/5;男性は1人で上高地から入山、岳沢を経由して奥穂高岳を目指していたが、山頂に近い南稜ノ頭付近(標高3100m)で雨と疲労で行動不能になった。 12:40;「全身ずぶ濡れで寒くて動けない」と救助要請。北アルプス南部地区遭難防止対策協会の救助隊員が出動、15:30;近くの山小屋に収容した。疲労しているがケガはないという。現場は奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ「吊り尾根」で、 展望に優れた一般ルートですが、悪天候の場合は吹きさらしの岩場を歩くことになるため、慎重な行動が求められます。

■10/4;8:00;北ア「涸沢」で女性が滑落、県警救助隊などが救助。涸沢から好展望で知られる「屏風のコル」のパノラマコースを下山中に標高2350mで約100m滑落し、腕などを負傷した。同行者から山小屋を通じて救助要請、 長野県警山岳遭難救助隊員などが救助活動し、背負って下山して、16:30;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送された。女性はろっ骨を折るなどの大ケガ。10/2;女性は2人パーティーで上高地から入山、10/4;下山予定でした。 涸沢には紅葉を見ようと多くの登山者が訪れています。パノラマコースは涸沢を見渡せる好展望で知られますが、鎖やロープが張られた場所もあり注意が必要。10/4;朝は雨が降り、危険度は増していたとみられます。

■10/2;15:30;北ア「涸沢」パノラマコース(2450m)で体調不良を訴えた男性が救助され、一夜明けても体調が回復せず、10/3;6:00;ヘリで救助された。10/2;15:30;一緒に行動していた登山者から松本広域消防局に救助要請があり、 出動した県山岳遭難防止常駐隊員が、男性を背負って、17:30;涸沢のテント場に搬送した。同行仲間とテントで宿泊したが、一夜明けても体調が回復しなかったことから、10/3;6:00;県消防防災ヘリで救助、松本の病院に搬送した。 10/1;男性は3人パーティで2泊3日の予定で上高地から入山、10/2;奥穂高岳から下山途中でした。

■10/1;14:30;北ア「燕岳」で女性が疲労により行動不能となり救助された。標高2400mの合戦小屋付近で動けなくなり、同行者から「女性が疲労で動けない」と救助要請。10/1;女性は10人パーティで中房から入山、燕岳へ登頂中に疲労により 行動不能になった。安曇野警察署と地元の遭対協の救助隊が出動、救助隊員が女性を背負うなどして中房登山口まで下山、19:30;救急隊に引き継ぎ、安曇野の病院に搬送した。女性は疲労しているがケガはない模様。2泊3日で燕岳と常念岳を 登る予定だった。

■9/29;11:30;北ア「奥穂高岳」から下山していた男性が胸の苦しさを訴えてヘリで救助された。男性は奥穂高岳から下山中に胸の苦しさを訴え、標高2300mの涸沢にある長野県警の山岳遭難救助隊の基地を訪れ、救助を求めた。 13:30;男性は長野県警ヘリで救助、松本の病院に搬送された。男性は男性2人・女性4人の6人パーティで、9/24;中房登山口から入山、燕岳、西岳、槍ヶ岳の山荘に宿泊、9/27,9/28;奥穂高岳の山荘に泊まり、9/29;7:00;上高地に向け 下山する途中でも胸の苦しさを訴えていたという。

■9/28;8:30;北ア「燕岳」で男性が登山中に滑落、死亡した。燕岳の標高2000mの第3ベンチ(標高1950m)で「滑落した人がいる」と、別の登山者から通報があった。県警救助隊員が出動、13:00;男性は長野県警ヘリで救助、松本の病院に 運ばれたが、死亡が確認された。9/28;2人パーティで中房温泉登山口から入山、登山道から80m滑落したと見られています。

■9/28;8:00;八ヶ岳「黄岳」で男性が下山中に転倒、ケガをして救助された。山小屋から「けがをした人がいて自力下山は難しい」と長野県警茅野警察署に通報。9/28;男性は硫黄岳から美濃戸口に向けて下山中、スリップして転倒、 ケガをした。警察、消防、地元の遭対協の隊員が出動、男性を救助、11:00;救急隊に引き継ぎ、茅野の病院に搬送。顔などをケガ。9/27;男性は単独で硫黄岳に入山。

■9/27;11:00;北ア「涸沢」(標高2600m)メートル)で3人パーティーで奥穂高岳から涸沢に向けて下山していた男性が転倒した。男性は2.5H後に県警ヘリで救助され、松本の病院に搬送された。右足首の骨を折る重傷。男性は岩の間に右足が 挟まり転んだという。

■9/27;11:30;北ア「常念岳」から「蝶ヶ岳」に向かう登山道で、単独で縦走中だった男性が転倒。頭を切り、命に別状はないという。9/25;男性は上高地から1人で入山、常念岳を経由して、9/27;蝶ヶ岳の山小屋に向けて縦走中、 登山道(標高2700m)で転倒、ケガをした。男性は蝶ヶ岳の山小屋まで自力で移動したが、11:30;山小屋の関係者から「自力下山は難しい」と通報。長野県警ヘリが出動し、13:00;男性を救助、松本の病院に搬送した。

■9/27;12:00;「御嶽山」の黒沢口登山道の石室山荘付近(標高2650m)で下山中だった男性が浮石でバランスを崩し転倒。男性は4〜5m滑落して頭から出血、2H後に県警ヘリが救助、松本の病院に搬送した。

■9/27;北ア「槍ヶ岳」山荘(標高3020m)で男性が階段を踏み外して転倒、ヘリで救助された。 9/26;13:00;男性は山荘で移動中に階段を踏み外し転倒、足をケガした。9/27;7:00;「傷みが取れず自力で下山できない」と救助要請。長野県警ヘリが出動、9:30;男性を救助、松本の病院に搬送した。左足首と左ひざの骨折で重傷。 男性は9/25;2人パーティで上高地から入山。

■9/26;北ア「鹿島槍ヶ岳」で行方不明になっていた男性が発見されたが死亡。9/24;「登山に出掛けた夫と連絡が取れない」と届け出があり、警察が捜索していた。 9/26;午後、県警ヘリが鹿島槍ヶ岳の八峰キレット東側斜面で倒れている男性を発見、救助したが死亡が確認された。男性は1人で9/21;大町から入山、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳、五竜岳方面に向かう予定でしたが、予定日の9/23を 過ぎても下山せず、行方不明だった。北アでは9/22;槍ヶ岳北鎌尾根、9/24;北穂高岳、9/26;鹿島槍ヶ岳八峰キレットの3人が遭難死亡。

■9/26;4:30;八ヶ岳の「赤岳」で登山道にいた男性が救助された。9/25;男性は2人パーティで、日帰りで赤岳に入山したが、赤岳から下山中、疲労により行動不能になったという。同行者が入山翌日の9/26;4:30;「小屋に同行者が来ない」と 救助要請、警察や地元の遭対協の救助隊員が出動し、赤岳の登山道(標高2350m)にいる男性を発見、11:30;救助した。男性は疲労はしているものの、ケガはない模様。

■9/25;昼前、北ア「槍ヶ岳」で女性が疲労のため動けなくなり、県警山岳遭難救助隊員などが女性を背負って救助した。女性は松本の病院に搬送され、疲労はしているものの、ケガはない。 9/22;女性は4泊5日の予定で1人で上高地から入山した。当時、周辺では雨が降っていた。

■9/25;9:00;北ア「白馬岳」で男性が下山中に低体温症とみられる体調不良から動けなくなり、救助隊員に付き添われて山小屋に収容された。 男性は白馬岳の標高2800mの三国境を下山中に体調不良を訴え、動けなくなった。一緒者から「低体温症で動けない」とに富山県警に救助の要請があり、北アルプス北部地区の山岳遭難防止対策協会の救助隊員が出動して、男性と合流し、 正午前に近くの山小屋に収容した。男性は、9/24;2人パーティで蓮華温泉から入山、白馬岳の山小屋に宿泊した後、再び蓮華温泉に下山する途中でした。男性は、カッパなどの装備はあったが、当時は雨に加え風も吹いていて、気温は かなり下がっていたものと見らる。

■9/24;AM;北ア「鹿島槍ヶ岳」に登山に出掛けた男性が行方不明。「登山に出掛けた夫と連絡が取れない」と届け出があった。男性は1人で9/21;大町の柏原新道登山口から入山、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳を経由して五竜岳方面に向かう予定でしたが、 9/23;予定日を過ぎても下山せず、行方不明。警察は男性が鹿島槍ヶ岳周辺で遭難したとみて捜索。9/24;五竜岳登山口の駐車場で車が見つかっていて、9/25;長野県警ヘリで捜索する予定でしたが、悪天候で捜索はできず。9/26;天候を見て 捜索予定。

■9/24;10:30;北ア「五竜岳」(標高2500m)で男性が体調不良のため行動不能、ヘリで救助された。9/23;男性は3人パーティで五竜登山口から入山、9/24;体調不良のため行動不能に。9/23;男性は吐き気、めまい、足の痛みなどの症状を訴えていたが、 山小屋までたどり着き、一晩宿泊。9/24;朝になっても症状が回復せず、10:30;同行者から救助要請。北アルプス山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動して、12:00;長野県警ヘリが男性を救助、大町の病院に搬送した。

■9/24;6:30;北ア「北穂高岳」で男性が滑落して死亡。「男性が滑落した」と目撃した登山者から通報。県山岳遭難防止常駐隊が現場に向い、標高2730mの登山道近くで男性を発見。県警ヘリで救助されたが搬送先の病院で死亡が確認された。 男性は9/22;1人で上高地から入山、9/24;涸沢を経由して上高地に下山する予定だった。警察は下山中に滑落した可能性があるとみて調べています。

■9/23;7:30;北ア「涸沢」(標高2130m)で女性が下山中に転倒、ケガをして救助された。「同行者の女性が転倒してけがをした」と付近にいた長野県山岳遭難防止常駐隊員に救助要請。涸沢から上高地に向けて下山中に転倒してケガをした。 長野県警山岳遭難救助隊員と長野県山岳遭難防止常駐隊員が出動、女性を救助、10:00;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送した。左足首をケガしている模様。9/21;女性は3人パーティで上高地から入山。

■9/22;8:00;北ア「奥穂高岳」ザイテングラート(標高2850m)で女性が転倒してケガ、ヘリで救助された。同行者から救助要請、県警山岳遭難救助隊員や県山岳遭難防止常駐隊員が出動、女性を救助した。9:30;県警ヘリで救助、松本の病院に 搬送した。女性は右手にケガをしている模様。9/20;女性は3人パーティで上高地から入山、9/22;奥穂高岳から涸沢に向け下山していた。ザイテングラートは、浮石や落石も多い急な坂で、滑落事故なども多く発生する難所。

■9/20;15:00;北ア「穂高」を登山をしていた男性が行方不明。
男性の家族から「登山に行ったまま連絡が取れない」と届出。9/17;男性は単独で入山、槍ヶ岳と奥穂高岳を経由して西穂高岳に向かい、9/20;下山予定だった。9/21;警察は遭難したおそれがあるとみて捜索していた。 9/22;11:00;北鎌尾根(標高2800m)で長野県警ヘリが斜面に倒れている男性の遺体を発見。現場の状況から男性は稜線から約150m滑落したとみられる。

■9/21;15:00;北ア「乗鞍岳」登山道(標高2970m)で女性が転倒しケガをして救助された。近くの山小屋から「女性が転倒して負傷している」と110番通報。9/21;女性は33人のツアーで乗鞍岳に入山、剣ヶ峰から下山中に転倒してケガをした。 長野県警山岳遭難救助隊員が出動し、女性を救助、19:00;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送した。左足をケガしている模様。

■9/18;八ヶ岳「東天狗岳」に単独で入山した男性が行方不明。
9/18;16:00;東天狗岳付近通報があったが電話が切れた。家族から「連絡が取れない」と救助要請。9/19;早朝から長野県警察本部山岳安全対策課員、茅野警察署山岳遭難救助隊員、諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が捜索し、 6:30;東天狗岳(標高2450m)メートルの天狗の奥庭付近の登山道で男性を発見。10:30;県消防防災ヘリで救助、松本の病院に搬送した。額から出血、鼻の骨や指を脱臼するなどの大ケガ。男性はビバークする際に使うツェルトは 持っていなかったという。

■9/18;13:00;北ア「横尾谷」の登山道上(標高1950m)で女性が下山中に転倒し、救助された。同行者から「下山中に転倒して右足をけがして歩けない」と救助要請。女性は涸沢から下山中に転倒してケガをした。長野県警山岳遭難救助隊員が 出動し女性を救助、17:00;救急隊に引き継ぎ、松本の病院に搬送した。右足の腓骨・脛骨の骨折で重傷。9/16;女性は2人パーティで上高地から入山した。

■9/18;北ア「燕岳」の山小屋で女性が食後に倒れ一時意識がなくなり、9/18;救助された。9/17;19:30;標高2700mの燕岳付近の燕山荘から「女性が食事を終え、立ち上がったら後ろに倒れ、意識がなくなった」と通報。女性はその後、意識を回復。 9/18;早朝から山小屋の関係者と下山、途中から安曇野警察署山岳遭難救助隊員と北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員と合流、背負われたり、自力で歩いたりしながら中房登山口に下山した。12:30;救急隊に引き継き、安曇野の 病院に搬送された。女性は、9/17;仲間11人パーティで中房登山口から入山、燕岳に登った後、山小屋に滞在。女性は夕食でビールを飲んでいたという。医療関係者は体が熱いなどの熱中症や、脱水症の症状がある時にアルコールを飲んだ場合に、 一時的に脳に十分な血液が供給されない脳虚血症のような状態になる可能性があると指摘。標高が高いところでのアルコールの摂取には注意が必要。

■9/15;7:00;北ア「唐松岳」で男性が救助され、山小屋に収容された。 9/15;男性は唐松岳(標高2600m)を登山中に体調不良を訴え、動けなくなった。一緒に行動していた人から県山岳遭難防止常駐隊に「意識がない人がいる」と救助の要請があり、常駐隊員と北アルプス山岳遭難防止対策協会の隊員が出動して、 山小屋に収容した。男性は山小屋に着いた後で意識が戻ったということで、9/16;天候の回復を待ってヘリで麓の病院に搬送する。9/14;男性はツアーの16人パーティで八方尾根から入山、9/15;唐松岳に向け登山中でした。

■9/15;15:10;北ア「焼岳」で女性が下山中に転倒、大ケガをしてヘリで救助された。 同行者から「一緒に来ていた人が下山中に転倒して左足を痛め、自力歩行が困難」と救助要請。女性は2人で焼岳に入山、山頂から下山中、浮石でバランスを崩して転倒。長野県消防防災ヘリが出動して、17:00;女性を救助、松本の病院に搬送した。 女性は左足首骨折の重傷。

■9/9;11:30;北ア「燕岳」で男性が下山中に転倒、救助された。同行者から「転倒して右足をけがした人がいる」と救助要請。9/8;男性は2人パーティで中房温泉から入山、9/9;燕岳から下山中、転倒してケガをした。警察、消防、地元の 遭対協の隊員が出動、男性を救助し、16:40;救急隊に引継ぎ、安曇野の病院に搬送した。男性は右足首骨折で重傷。

■9/9;9:30;北ア「五龍岳」で男性が滑落、救助隊員が登山道まで引き上げて救助した。五龍岳から遠見尾根(標高2200m)を下山中にバランスを崩して滑落したと同行者が救助要請。男性は約10m滑落、登山道に戻れなくなったという。 北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員が出動、11:00;ロープを使って登山道に引き上げて救助した。その後、男性は仲間と共に自力で下山した。男性は2泊3日の予定で友人と3人パーティで八方尾根から入山、唐松岳から 五龍岳、遠見尾根を下山していた。

■9/9;7:00;北ア「燕岳」で女性がヘリで救助された。9/9;朝、女性は燕山荘(標高約2700m)で、下山しようと靴ひもを結ぼうとしたときにぎっくり腰になったという。腰痛で行動不能に。 本人から救助要請があり、9:00;長野県警ヘリで救助、松本の病院に搬送した。9/8;女性は1泊2日の予定で2人パーティで中房温泉から入山していた。

■9/7;北ア「槍沢」で男性が槍ヶ岳からの下山中に標高1820mで転倒、左足首を負傷、下山できなくなった。山小屋に宿泊して様子をみていたが痛みや腫れが引かず、9/8;5:30;「左足を痛めて歩けない」と救助要請。 警察や消防の救助隊員が出動、足首を固定したところ歩行できる状態になったため、同行下山、14:00;救急隊員に引き継いだ。9/3;男性は単独で上高地から入山、9/8;下山予定だったという。

■9/6;北ア「白馬鑓ヶ岳」で転倒して足がつって行動不能となり、ヘリで救助された。 男性は標高1800mで転倒、足がつったため行動不能になり、14:00;同行者から「転倒し足がつった」と救助要請。16:00;長野県警ヘリで男性を救助。男性は疲労しているもののケガはない模様。男性は1泊2日で4人パーティで入山した。

■9/4;11:00;北ア「槍ヶ岳」の熟達者向けコースで男性が滑落、ヘリで救助された。槍ヶ岳の北鎌尾根(標高2800m)で15m滑落、消防に救助要請。13:00;長野県消防防災ヘリが男性を救助、松本の病院に搬送したが、尾てい骨を折る重傷。 9/2;男性は安曇野の登山口から単独で入山、9/6;下山予定でした。槍ヶ岳には東西南北に伸びる4本の尾根があり、中でも北鎌尾根は狭く険しい岩場が続く熟達者向けのルートで、たびたび滑落事故が起きています。

■9/4;北ア「船窪岳」で男性が滑落し、ヘリで救助された。船窪岳の標高2300mで登山道から8m滑落、9:00;自ら北アルプス広域消防本部に救助要請。10:30;男性は長野県消防防災ヘリで救助され、松本の病院に搬送された。肋骨を折るなどの大ケガ。 8/31;男性は単独で栂池から入山、白馬岳、鹿島槍ヶ岳を経由し、大町に下山する4泊5日の縦走中で、9/4;船窪岳を縦走していた。船窪岳周辺は浸食が進み、登山の際は十分な注意が必要。

■9/3;6:30;北ア「前穂高岳」で斜面に倒れていた男性がヘリで救助された。前穂高岳吊尾根の最低コル(標高2920m)で、登山道から外れた場所で倒れているのを通りかかった登山者に発見された。登山者からの通報で、県警山岳遭難救助隊が出動、 14:00;県消防防災ヘリで救助され、松本の病院に搬送された。男性は左下腿開放骨折などで重傷。

■9/1;17:00;北ア「伊藤新道」で男性が体力消耗で行動不能となり、9/2以降にヘリで救助予定。本人から「道に迷って動けなくなった」と救助要請。男性は伊藤新道(標高2000m)で道に迷い、体力消耗により行動不能に。ケガはないという。 警察は男性に一晩ビバークを指示、9/2以降、長野県消防防災ヘリで救助予定。

■8/30;8:30;北ア「燕岳」で女性が下山中に転倒、ヘリで救助された。本人から「下山中に転倒して足をけがして歩行できない」と救助要請。8/30;女性は中房に下山中、富士見ベンチ付近(標高2200m)で転倒してケガをした。 長野県警ヘリと北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動、10:30;ヘリで救助、松本の病院に搬送した。右足腓骨骨折などで重傷。8/29;女性は単独で中房から燕岳に入山した。

■8/30;1200;八ヶ岳「蓼科山」で男性が標高2500m付近で転倒、ヘリで救助された。本人から「山頂から下山中に転倒して身動きがとれない」と救助要請。山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動、13:30;長野県警ヘリが男性を救助、 松本の病院に搬送した。男性は右の膝を負傷。8/30;朝、男性は蓼科山に入山、山頂から下山途中でした。

■8/30;12:30;「霧ヶ峰」の蝶々深山の山頂(標高1800m)で女性が体調不良で動けなくなり、出動した消防署員に救助された。

■8/29;10:00;北ア「白馬乗鞍岳」で女性がヘリで救助された。8/28;女性は2人パーティーで栂池登山口から入山、白馬乗鞍岳へ登山中、岩場でバランスを崩して転倒。山小屋まで行ったが、8/29朝痛みで動けず、本人から夏山常駐隊に救助要請。 10:00;長野県消防防災ヘリで救助、松本の病院へ搬送された。女性は臀部の打撲で軽傷。

■8/29;14:00;北ア「横通岳」山頂付近(標高2700m)で男性が転倒し、ヘリで救助された。8/28;男性は14人パーティで中房温泉から入山、8/29;大天井岳から常念岳に向け縦走中、転倒した。 本人から「登山道で転倒して顔面から落ちて、自力歩行が難しい」と救助要請。長野県消防防災ヘリが出動、男性を救助、松本の病院に搬送した。 男性は顔面の打撲で軽傷とみられます。

■8/29;北ア「蝶ヶ岳」の山小屋で女性が体調不良となり、ヘリで救助された。女性は蝶ヶ岳ヒュッテ(標高2650m)に滞在中、体調不良で行動不能に。山小屋から「体調が悪く下山できない人がいる」と救助要請。8:00;長野県警ヘリで救助、 松本の病院に搬送した。女性はめまいや吐き気などの体調不良を訴えていた。

■8/28;16:30;北ア「烏帽子岳」の山小屋で3歳男性が体調不良になりヘリで救助された。男性は2人パーティで七倉登山口から入山、烏帽子小屋で体調不良に。16:30;山小屋を通じて救助要請、17:30;長野県警ヘリで男性を救助、安曇野の病院に搬送した。

■8/28;12:00;八ヶ岳「東天狗岳」(標高2600m)で登山をしていた男性が滑落、ヘリで救助された。男性は単独で東天狗岳に入山、東天狗岳山頂に向け登山中に滑落してケガをした。 12:00;山小屋を通じて救助要請、山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動、14:30;長野県警ヘリで男性を救助、松本の病院に搬送した。第三頸椎骨折などで重傷。

■8/27;8:30;北ア「奥穂高岳」で男性が下山中に転倒、大ケガをして救助された。通りがかかりの登山者から「ザイテングラートで転倒して、けがをしたと思われる男性がいる」と通報。8/25;男性は単独で上高地から入山、8/27;奥穂高岳から 涸沢に向け下山中、ザイテングラート(標高280m)で転倒、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊員と長野県山岳遭難防止常駐隊員が出動し、男性を救助、背負って同行下山し。14:40;松本の病院に搬送された。左足関節脱臼骨折で 重傷。

■8/27;10:00;北ア「爺ヶ岳」で行方不明者の捜索をしていた県警ヘリが遺体を発見。爺ヶ岳の標高1800mの沢で、県警ヘリコプターが遺体を発見した。爺ヶ岳では5月男性が行方不明との届け出があり、8/27;捜索を行っていた。 近くでスキー板が見つえ、男性はBCをしていて遭難した可能性もあるとみて身元の確認を進めています。

■8/26;9:10;八ヶ岳「東天狗岳」で男性が登山中に転倒、大ケガ。山小屋から「男性が転倒して頭を打ち全身しびれている」と救助要請。10:30;県警ヘリで救助され、松本の病院に搬送された。男性は脊椎損傷の大ケガ。 8/26;男性は単独で東天狗岳に入山、中山峠から東天狗岳山頂に向けて登山中に転倒した。

■8/25;8:30;北ア「爺ヶ岳」で男性が下山中に転倒、足首の骨を折る大ケガ。爺ヶ岳柏原新道で男性が下山中に転倒し、同行者から山小屋に救助要請。山岳遭難防止常駐隊員と大町警察署の山岳遭難救助隊員が救助に向かい、 男性を背負って下山した。男性は左足首の骨を折る大ケガ。8/24;男性は3人パーティーで扇沢・柏原新道登山口から入山、8/25;爺ヶ岳から下山予定でした。

■8/23;12:30;北ア「唐松岳」で遭難し、山小屋に収容されていた女性は、8/24;朝、県警ヘリで病院に搬送された。8/23;女性は2人パーティーで入山したが、12:30;唐松岳山頂付近で転倒、左足首を負傷した。 山小屋の山岳遭難防止常駐隊員などが現場に向かい、14:00;小屋に収容。天候が回復し、8/24;9:30;県警ヘリで大町の病院に搬送された。女性は左足のかかとを骨折。

■8/23;9:00;北ア「槍ヶ岳」の北鎌尾根(標高2700m)で女性が100m滑落した。同行者からの救助要請を受け、10:35;長野県警ヘリで女性を救助し、松本の病院に搬送した。 女性は骨盤骨折などの重傷。8/22;女性は2人パーティーで上高地から入山、9/23;槍ヶ岳頂上へ向けて登山中に滑落したという。


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