「冬の木崎湖」(木崎湖・東湖畔にて)
「冬の木崎湖」(木崎湖・西湖畔にて)
「真冬のJR大糸線・海ノ口駅」(木崎湖・海の口にて)
■2025.4/1-2026.3/31;JR大糸線の活性化を図ろうと、糸魚川駅-白馬駅を結ぶ「臨時バス」の運行が2025年度開始された。
JR大糸線糸魚川駅と白馬駅をつなぐ臨時バスは、沿線の自治体とJR西日本などで構成する「活性化協議会」が企画。バスによって沿線のスキー場や観光地などとのアクセスを向上させ、関西や北陸からも誘客を図って大糸線の利用を
促進しようとの狙いから2024年度に続いての運行。糸魚川から白馬間で列車を利用する場合は、南小谷駅で乗り換える必要があるが、臨時バスは一部を除き、観光地、各駅を経由して直通します。
停車BT;糸魚川駅・平岩駅・道の駅おたり(北小谷)・サンテインおたり(中土)・南小谷駅・白馬乗鞍BT・栂池高原BT・白馬岩岳BT・白馬八方BT・白馬駅。通過;千国駅・白馬大池駅・信濃森上駅。
2025年度の臨時バスは週末、連休、GW、夏休みを中心に1日6本(片道3本)運行。糸魚川-白馬間で所要約1.6H、糸魚川-南小谷間で所要約1H。白馬-南小谷間で所要約0.6H。運賃はJRと同じ、JRきっぷで乗車可。
1便;白馬8:10発-南小谷8:48-糸魚川9:47着、3便;白馬13:40発-南小谷14:18-糸魚川15:17着、5便;白馬16:40発-南小谷17:18-糸魚川18:17着
2便;糸魚川11:55発-南小谷12:53-白馬13:30着、4便;糸魚川14:10発-南小谷15:08-白馬15:45着、6便;糸魚川16:00発-南小谷16:58-白馬17:35着
(問)白馬交通 TEL 0261-75-7898
(問)糸魚川バス TEL 025-552-0180
■2025.4/5;JR大糸線の沿線自治体などでつくる「大糸線活性化協議会」は、白馬駅-糸魚川駅を結ぶ「大糸線増便バス」の2025年度運行を開始した。
2024年度と比べ運行日や本数の合理化を図り、新たに観光地(スキー場)を経由するなど乗客の利便性を向上した。増便バスは鉄道の運行ダイヤを補い、大糸線の利用促進や誘客の拡大などにつなげようと、2024年度からスタート。
2025年度は乗客の利用状況を踏まえ、土/日/祝日、観光シーズン中、1日3往復運行。初日(4/5)の白馬駅発第1便には外国人観光客らが乗車した。
■2025.3/15;JR東日本ダイヤ改正により、小谷村南小谷駅への乗入れが廃止となる「特急あずさ」が、3/14;ラストランを迎えた。
まだ多くの雪が残る小谷村姫川の畔から姫川沿いを走る大糸線。3/14;15:00;南小谷駅発の列車では、中村駅長、鉄道ファン、地元住民ら約200人が駅のホームであずさを見届けた。大糸線振興会議は「特急あずさ小谷に復活を願う」と
銘打ったイベントを開催。小谷にまた乗り入れてもらえるようにと、手旗を配布して見送りを実施した。「特急あずさ43年間の感謝と、南小谷駅での再開を願って」の横断幕、「ありがとう!特急あずさ」「また会う日まで特急あずさ」
「再開をめざして特急あずさ」「帰ってきてね特急あずさ」の手旗が振られた。特急あずさは白馬駅発着となる。
3/14;ホワイトデー。白銀の山並みや山麓風景を背景に、白馬-南小谷間では白い車体にバイオレットラインの「特急あずさ」を撮影するファンがたくさん見られた。
「南小谷駅」-(第3姫川橋)-「千国駅」-(親ノ沢橋)-(第2姫川橋)-「白馬大池駅」-(第1姫川橋:姫川第二ダム)-「信濃森上駅」-(松川橋)「白馬駅」
(南小谷駅-白馬駅;距離;約10.4km、時間;19分/普通,17分/快速,16分/特急、運賃;\240/乗車,\760/指定)
■2025.3/15;JR東日本ダイヤ改正
1日1往復の南小谷駅発着の特急あずさはなくなります。下り;新宿8:00発、南小谷11:59着のあずさ5号はダイヤ改正で白馬11:40着に変わり、11:46発の普通南小谷行に接続。上り;15:00;南小谷発の新宿行あずさ46号は16:30;松本駅発になる。
特急あずさは、新宿18:00/19:00/20:00/21:00発の45号/49号/53号/55号は、東京駅発に変わり、17:45/18:45/19:45/20:45発に。
■2025.3/13;北陸新幹線と大糸線が接続しない時間を補う「臨時バス」の利用者数が想定を下回っている。
3/13;JR大糸線の利用促進に取り組む期成同盟会は、大町で会合を開き、ルートの一部を観光地を経由するよう変更する。大糸線のうち南小谷-糸魚川までの区間は利用客が減少し、沿線自治体やJR西日本でつくる期成同盟会は、新幹線と大糸線が
接続しない時間を補う臨時バスを運行している。期成同盟会振興部会では、運行開始の2024.6月-2025.2/末までのバスの利用者数が2万311人と、3/末までの目標3万人に届かないという見通し。冬場は観光目的の乗客が9割以上で、振興部会は
4月から臨時バスの白馬駅ー南小谷駅間は沿線の観光地を経由するルートに変更する。また、観光シーズン以外の平日運行を取りやめる。大阪・関西万博や関西や首都圏で大糸線をアピールすることも検討。期成同盟会振興部会は「冬場は
インバウンドの利用者が多くエリアの価値は上がっている。万博にあわせて多くの方に来てもらえるように利用促進に取り組んでいく」。
■2024.11/14-2025.3/末;利用が伸び悩むJR大糸線の「臨時増便バス」をPRしようと、県北アルプス地域振興局が、白馬村と小谷村の観光スポットを紹介する動画「ご当地キャラ達の旅」をYouTubeショート動画で公開。
白馬村、小谷村、県のご当地キャラクター3体が臨時バスで両村を巡る。臨時バスが運行を終える2025年3/末まで視聴可。出演キャラは白馬村の「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男3世」と小谷村の「たりたりOTARI」、
県の「アルクマ」。この3体のぬいぐるみが小谷村の栂池自然園や牛方宿、白馬村の大出公園などの名所、ドーナツやジェラートといったグルメを紹介。動画は1分間。11/14;公開、同振興局は「多くの方に見てもらい、臨時バスに興味を
持ってほしい」と。
■2025.1/30;JR大糸線白馬-糸魚川間の需要掘り起こしを目指し、JR西日本や沿線自治体が並走する「臨時増便バス」が2025年度も運行を継続する予定。 長野県は2025年当初予算案に白馬-糸魚川バス運行の負担金など1884万円を計上した。
■2025.3/15;JR西日本ダイヤ改正
「JR大糸線」(糸魚川〜南小谷)は夕方の運行ダイヤを見直す。北陸新幹線の到着時刻に合わせ、関東・関西からの利便性を向上させる。
東京駅16:32発→(北陸新幹線)→糸魚川18:44着→乗換→18:56糸魚川発→(大糸線)→19:34平岩着
大阪駅13:12発→(サンダーバード+北陸新幹線)→16:57;糸魚川着→乗換→17:22;糸魚川発→(大糸線)→18:23;南小谷着
※2025.3/15;JR東日本のダイヤ改正で特急「あずさ」は南小谷駅への乗入れがなくなります。松本〜白馬間は特急「あずさ」と臨時特急「はくば」運転。白馬-南小谷間は普通9・快速1など運行。
新宿-(あずさ)-南小谷;計3H59M→→→新宿-(あずさ)-白馬(3H42M)+白馬-(普通19M)-南小谷;計4H+待ち時間
東京駅-(北陸新幹線2H3M)-糸魚川-(バス1H10M)-南小谷;計3H23M
東京駅-(北陸新幹線2H3M)-糸魚川-(待ち22M+大糸線1H4M)-南小谷;計3H29M
東京駅-(北陸新幹線2H3M)-長野-(バス1H20M)-白馬-(大糸線;19M)-南小谷;3H31M
■3/15;JR東日本のダイヤ改正。
中央東線の特急あずさの輸送体系を見直し、篠ノ井線塩尻-松本間の普通列車の増発などをする。大糸線と篠ノ井線、信越本線の23駅で「Suica」が利用できるようになる。夕方以降の下り特急あずさの始発駅を新宿発を全て東京発にする。
東京駅に到着する新幹線との接続ができ利便性が高まる。篠ノ井線では普通列車の利用者が多い松本-塩尻間で上下2本づつを増発。これにより松本-塩尻間の普通列車は上り計51本、下り計50本。Suicaが利用できる駅は篠ノ井線・信越本線は
松本-長野の各駅、大糸線は松本-穂高の各駅。各駅にはSuica対応の改札機が設置済。
■2024.12月;大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2025大糸線壁紙カレンダー」(2025年版)を制作した。
大糸線壁紙カレンダー2025(ダウンロード)してPCの壁紙として利用可。大糸線は1957年全線開通した。
表紙は八方尾根とあずさ号の水鏡。1月雪の大糸線、2月雪の五竜岳・八方尾根とあずさ、3月雪の松本城、4月桜と常念岳とあずさ、5月池田クラフトパークと有明山、6月夜の小谷駅と電車。7月松川村の田園とリゾートビューふるさと、
8月安曇野の田園稲穂と普通電車、9月木崎湖とあずさ号、10月小谷村のススキと普通電車、11月大町イチョウと普通電車、12月雪の糸魚川とえちごトキめきリゾート雪月花。
■2024.12月;大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2025大糸線壁紙カレンダー」(2025年版)を制作した。
大糸線壁紙カレンダー2025(ダウンロード)してPCの壁紙として利用可。大糸線は1957年全線開通した。
表紙は八方尾根とあずさ号の水鏡。1月雪の大糸線、2月雪の五竜岳・八方尾根とあずさ、3月雪の松本城、4月桜と常念岳とあずさ、5月池田クラフトパークと有明山、6月夜の小谷駅と電車。7月松川村の田園とリゾートビューふるさと、
8月安曇野の田園稲穂と普通電車、9月木崎湖とあずさ号、10月小谷村のススキと普通電車、11月大町イチョウと普通電車、12月雪の糸魚川とえちごトキめきリゾート雪月花。
■大町「北アルプス学びと遊びの旅行社」はJR大糸線を題材にした「2025年カレンダー大糸線讃歌」を販売。
四季折々の風景を美しく切り取った写真が人気で、2023年は早々に完売。2024年は2倍の2000部を印刷。
カレンダーはA4判見開きカラー16頁。SNSで写真を募り、糸魚川〜豊科で撮影された26枚。大糸線は南小谷以北で利用者低迷。利用者が増えればとの思いを込めてカレンダーを作っており3年目。同社は「大糸線は沿線住民にとってふるさとの
原風景。将来に残したい」と。(価格;\1200/税別)
(問)北アルプス学びと遊びの旅行社 TEL 0261-85-0560
■2024.12/24;県北アルプス地域振興局は、地域の取り組みを支援する県の補助金「地域発元気づくり支援金」の優良事例表彰式を「県大町合同庁舎」で開いた。
JR大糸線の利用促進に取り組んでいる小谷村大糸線振興会議の「大糸線利用促進事業」が知事表彰を受賞、地域を盛り上げる活動をたたえた。
■2024.6/1-10/31;JR大糸線白馬-糸魚川間で「臨時増便バス」の利用者は計9410人
2024.6月-2025.3/末;糸魚川-白馬間のバス運行は北陸新幹線と接続する糸魚川〜白馬間を1日4往復8便運行。沿線自治体、JR西などが約1億2500万円を投じている。10/末で運行終了までの目標3万人の1/3だった。運行開始の周知が遅れ、
インバウンド対応も不十分だったという。バス利用客は関東から36%、新潟から20%。長野から13%、関西から13%。北陸新幹線の敦賀延伸により関西からの来訪を見込んだがまだ結果に結び付いていない。旅行代理店への働きかけなどで
利用増を目指す。冬シーズン中に100万人が訪れる白馬エリアのスキー客への浸透を図り、スキーシーズンに合わせて、12/1〜;ダイヤ改定、八方尾根スキー場近くの「白馬八方BT」にもバスを停車する予定で、挽回を図るという。
■2024.11/21;松川村観光協会は乗客数が減少するJR大糸線の利用促進と活性化を目的として「糸魚川へ行こう」を初めて実施した。
定員の35人を大幅に上回る47人の村民が参加。糸魚川で旬の海産物を味わい、シャケのそじょう・ふ化の様子や海洋高校実習船などを見学。帰りは糸魚川駅から信濃松川駅まで電車に乗り、車窓から冬迫る景色を楽しむなど大糸線の魅力を
堪能した。
■2024.11/15;大町市役所で大糸線利用促進の会合が開かれた。
JR大糸線南小谷以北の存続に向けた対策などを話し合う「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」の「振興部会」(第7回)が開かれた。沿線関係団体などが2024年度取り組む利用促進・活性化事業の状況を報告。乗客数の年間目標値は約6万人、
9/末までの上半期の実績は約1.9万人。今後は冬季のインバウンド需要に期待し、外国人向けのPR活動などに注力していく。2024年度は市町村や県、JRなど各団体がSNSでの情報発信や旅行商品の販売、鉄道を利用した謎解きラリーなど37の
事業を展開。会合では「イベントの周知が不十分だった」などの意見があった。インバウンドの拡大に向け、外国語のチラシの作成などを確認した。
■2024.7/26-10/31;JR大糸線松本駅-糸魚川駅間で「大糸線謎解き〜9つの物語〜」
スタートはJR松本駅、JR糸魚川駅。所要は3〜4H。夏〜秋に変わりゆく美しい景色を眺めながら、謎解きゲームができるイベントです、駅周辺の旅も合わせて楽しめます。
スマホでLINEアプリを使い、謎解きキット(無料配布)で参加。
松本市観光案内所(JR松本駅改札前;9:00-17:45)、安曇野市観光情報センタ(JR穂高駅前;9:00-17:30)、松川村観光協会(JR信濃松川駅前;8:30-17:00)、池田町観光協会(8:30-17:30)、
大町観光協会(JR信濃大町駅構内観光案内所;8:30-17:15)、白馬村観光インフォメーション(Snow Peak STATION HAKUBA;9:00-17:00)、JHNトラベルJR白馬駅前観光案内所(9:00-16:00)、
小谷村観光連盟(8:30-17:15)、糸魚川駅アルプス口観光案内所(糸魚川駅アルプス口;8:30-18:30)
■2024.7/26-10/31;松本〜糸魚川のJR大糸線沿線自治体などでつくる利用促進輸送強化期成同盟会は、列車に乗りながら謎を解くイベント「大糸線謎解き〜9つの物語〜」を開始した。
松本駅/糸魚川駅をスタート、無料配布されるキットとスマホで参加、両駅間で出題される9つの謎を解き明かしていく。イベントは松本〜糸魚川駅間で、所要時間は3-4H。
キットの配布は糸魚川市、松本市観光案内所(駅構内)、沿線自治体の観光協会など。
■2024.9/28,10/19;JR大糸線の利用促進に取り組む活性化協議会は、自転車を折り畳まずに積んで乗車できる「大糸線サイクルトレイン」を運行する。
南小谷駅発着と糸魚川駅発着コースを実施。サイクリストの利便性の向上と大糸線の利用促進を図る。
糸魚川発着コース;8:20;糸魚川駅,8:54;糸魚川駅発-9:56;南小谷駅着、小谷・白馬エリアをサイクリング。16:22;南小谷駅発-17:21;糸魚川駅着
南小谷発着コース;9:30;南小谷駅,10:04;南小谷駅発-11:03;糸魚川駅着、糸魚川・能生エリアをサイクリング。15:13;糸魚川駅発-16:15;南小谷駅着
(定員;各15名,自転車数15台,往復運賃;\1360/大人,\680/子供,荷物料金不要,締切;9/18(9/28運行分),10/9(10/19運行分)
■9/5;JR大糸線に乗って糸魚川まで行くツアー「のんびり鉄道日帰り旅」が開催された。
小谷村南小谷駅〜糸魚川駅まで列車で旅を楽しむツアー、松本を中心に定員33人が参加。車窓から見る景色を楽しんだり、糸魚川で海の幸や買い物を堪能した。市民タイムス主催。
■JR大糸線の列車を見たら、にこやかに手を振ろう。
大糸線南小谷-糸魚川間の活性化を目指す小谷村「大糸線振興会議」は、6/19;2024年度事業を決め、こうした呼びかけを村民に行うと決めた。事業名は「大糸線をみたら今だけ友だちもっと手を振ろう」。村民に大糸線への愛着を、
乗客に村への親しみをそれぞれ持ってもらうことで、利用促進につなげたいとしている。振興会議は「お金をかけずに大糸線をどう盛り上げていくか。他の沿線自治体に広げたい」と。振興会議は2024年度、大糸線の沿線を巡る
スタンプラリーや、村内の中土駅舎の屋根に絵を描く事業なども計画。
■2024.7/1-2025.3/30;JR大糸線糸魚川駅〜白馬駅間が2日間乗降自由になるデジタルチケット「糸魚川・白馬tabiwaパス」発売中
大糸線増便バスにも乗車可。利用は2024.7/2-2025.3/31。(\1000/大人,\500/子供)
※糸魚川・白馬Ttabiwaパス(tabiwa by WESTER)
■72024./19-11/30;県北アルプス地域振興局は、大北などの観光スポットを周遊するデジタルスタンプラリー「極上の絶景満喫デジタルスタンプラリー」を開催。
夏や秋の行楽シーズンに向け観光振興を図る。アプリ「furari」を利用し、各スポットを巡る。
スタンプ獲得スポットは最大200箇所。スタンプ数や種類に応じて抽選で地域の特産品などをプレゼント。参加賞あり。6つのカテゴリを設定し、1)カストロノミー;北アの食文化、2)体験・絶景、3)交通、4)食べる・泊まる・買い物。
5)文化・芸術(9/13-11/4;北アルプス国際芸術祭)、6)大糸線。
大糸線では大糸線主要駅でスタンプ。電化と非電化区間がある珍しい大糸線。鉄道イベント招待や地域の特産品などの景品を抽選で。
お店によっては独自の割引やプレゼントあり。
(問)北アルプス地域振興局商工観光課 TEL 0261-23-6523
■2024.8/5〜;JR大糸線と沿線のPRとして、小谷村と糸魚川市は駅を巡る「ステーションメモリーズ」「駅メモ!Our Rails」とのコラボレーションキャンペーンを実施する。
ゲームのキャラ「南小谷れんげ」が両市村公認の観光大使大糸線PRキャラクターに就任、ゲームを通じて大糸線を全国にアピール、利用促進につなげる。ゲームを運営するのはモバイルファクトリー。コラボキャンペーンは小谷村独自の
大糸線振興会議で企画。2024年度の利用促進策のひとつで、大糸線の活性化と沿線地域の観光・経済振興を図る。
2024.8/5-12/11;
1)大糸線で特定駅デジタルスタンプラリー、ノベルティ配付
「れんげと巡る〜美しき姫川渓谷と大糸線の旅〜」。デジタルスタンプラリー(糸魚川,姫川,頸城大野,根知,小滝,平岩,北小谷,中土,南小谷駅)。ノベルティ配付(おたり名産館)
2)オリジナルデザインのBIGパネル展示(南小谷駅・糸魚川駅)
3)南小谷れんげのポスタ掲示(小谷村役場,観光協会,おたり名産館,栂池,道の駅おたり,オタリアンジェラート,雨飾荘,サンテインおたり,ローソン小谷店,おたりつぐら,JA大北おたり支所,アルプスH,Hグリーンプラザ白馬など)
4)クリアファイル,アクリルキーホルダー,フィギュアなどコラボ「姫川と翡翠なれんげ」販売(おたり名産館)
おたり名産館11:00-14:00,火曜は定休でグッズ販売/ノベルティ配布は行っていない。8/17〜;毎土曜;11:00-14:00;おたり名産館ではなく小谷村郷土館にてグッズ販売/ノベルティ配布。
※「駅メモ!」シリーズ小谷村・糸魚川市とコラボ「南小谷れんげ」が大糸線PR公認キャラクターに!
※駅メモ!Our Rails
■2024.6/1〜2025.3/31;JR大糸線の活性化を図ろうと、白馬-糸魚川間で臨時バスの運行が始まった。
大糸線と北陸新幹線の接続が不便な時間帯にバスを運行して増便を図る。初日は利用客はまばら。増便バスは沿線自治体やJR西などでつくる「大糸線活性化協議会」が運営。JR大糸線は松本-糸魚川間を結ぶローカル線。城下町の松本、
北アの玄関口である大町、白馬エリアのスキー・登山など観光地を抱え、新宿から特急が直通し外国人観光客でにぎわう。新潟側は険しい山岳地帯が続き、気動車が1日9往復。路線の雰囲気は南北で大きく異なる。JR西の2022年度の
南小谷-糸魚川間の輸送密度は108人/日と利用状況は厳しい。国鉄民営化の1987年度比では約9割減少。JR西が地元と存廃を協議する目安の「2000人未満」を大幅に下回っている。北陸新幹線との接続が不便で、糸魚川での乗り換えに
1時間以上待つ時間帯もあり、南小谷-糸魚川間は線路が一つの単線区間で、列車の本数を増やしづらい。大糸線活性化協議会は活性化策を模索し、増便バスの運行を決めた。大糸線と並行するR148をバスが走り、各駅前に停車しながら
白馬-糸魚川間を1H15Mで結ぶ。2025年3月まで毎日運行、鉄道と同じ料金で乗車できる。事業費は約1.2億円。国の補助、長野・新潟県、沿線自治体、JR西が負担する。各駅の乗降客数を調べるとともに、乗客へのアンケートも実施。
増便バスの効果を検証し、路線の活性化に生かす考え。大糸線増便バスダイヤは以下の通り。
白馬08:30発→09:46糸魚川着、11:55糸魚川発→13:11白馬着
白馬13:40発→14:56糸魚川着、15:45糸魚川発→17:01白馬着
白馬17:10発→18:26糸魚川着、17:55糸魚川発→19:11白馬着
白馬19:30発→10:46糸魚川着、21:30糸魚川発→22:46白馬着
■2024.7/12-7/13;JR東日本は新宿〜松本・信濃大町・白馬に向かう夜行の臨時特急「アルプス」を運行した。
新宿〜松本・白馬に向かう夜行列車「急行アルプス」は2002年まで運行。その後、快速「ムーンライト信州」が2018年まで走っていた。2024.7/12;夜行列車の運行は6年ぶり。登山者の需要にこたえるものという。特急「アルプス」は9両編成、
全車指定席。特急「踊り子」の車両(E257系2000番代)を使用。新宿を13:58に出発、6:22;白馬駅に到着。3連休前の金曜日(8/9,9/13,9/20)にもに運行予定。夏の信州に観光客を呼び込むキャンペーンの一環。各駅では鉄道ファンが電車や
ホームの掲示板を撮影、乗車した鉄道ファンや観光客、登山者は上高地、立山・黒部、白馬、栂池に向かっていった。大糸線の電車はいつもはガラガラが多いが、この日は3連休と乗り継ぎで久しぶりに混雑。
7/13;早朝の松本駅、アルピコ交通「上高地線」(松本-新島々)で臨時快速列車(松本5:10発)が運行された。特急アルプスの運行を受け、快速列車を6年ぶりに運行。新島々駅からは上高地行バスも運行された。
■2024.6/29;信毎は安曇野の魅力を探る「連〜つながる、つらなる」の一環で撮影会を開いた。
梅雨の晴れ間にJR大糸線に乗って高校生たちが安曇野、松川村、池田町でシャッターを切った。
撮影会には、松本工、松本美須々ケ丘、松本深志、池田工、松本第一の5高校11人が参加。高校生たちはカメラやスマホを手に、大糸線を利用して移動しながら安曇野の魅力を探した。豊科交流学習センターきぼうでは講師役の信毎編集委員から
撮影時の助言を受けた。大王わさび農場や穂高神社、安曇野ちひろ美術館などを自由に巡った。JR東日本長野支社の許可を得て、大糸線の駅構内や列車内でも撮影した。
■2024.6/28;JR大糸線の利用促進に向け、白馬中の生徒が大糸線活性化協議会事務局を務める糸魚川市と対話した。
路線の現状や利用促進事業について話を聞いた上で、生徒が思う課題や活性化策を示し、鉄道の利用者と白馬の観光客を増やすため活発に意見を交わした。
■JR大糸線の列車を見たら、にこやかに手を振ろう。
大糸線南小谷-糸魚川間の活性化を目指す小谷村「大糸線振興会議」は、6/19;2024年度事業を決め、こうした呼びかけを村民に行うと決めた。事業名は「大糸線をみたら今だけ友だちもっと手を振ろう」。村民に大糸線への愛着を、
乗客に村への親しみをそれぞれ持ってもらうことで、利用促進につなげたいとしている。振興会議は「お金をかけずに大糸線をどう盛り上げていくか。他の沿線自治体に広げたい」と。振興会議は2024年度、大糸線の沿線を巡る
スタンプラリーや、村内の中土駅舎の屋根に絵を描く事業なども計画。
■2024.6/1;北陸新幹線の延伸で期待される関西からの観光客を呼び込むため、新幹線が停車する糸魚川駅-白馬駅を結ぶ臨時バスが運行を開始した。
大糸線は南小谷駅以北の区間で乗客の減少が大きな課題となっていて、利用促進を図るための実証実験を行う。バスは北陸新幹線と大糸線の接続がない時間帯を補うことで、関西からの観光客を呼び込もうとJR大糸線の沿線の自治体や
JR西日本でつくる協議会が、試験的に始めた。バス運行は2025.3/31まで予定。北陸新幹線の停車駅となっている糸魚川駅と大糸線白馬駅間を8本/1,1日4往復、区間内の駅などに停車。運賃はJRと同じで、駅近くで乗り降りすることが
できます。沿線自治体は、2024年度の利用実態を調査し、バスの利用者が多い場合には、JR西日本に対して、2025年度以降の大糸線の増便などを求めることにしています。協議会の糸魚川市は「鉄道で増便を要望したが鉄路では難しいと
いうことでバスで増便した。敦賀延伸を機にたくさんのお客様に来ていただきたい」。小谷村中村義明村長は「新幹線と大糸線の接続をバスで補って利便性を向上させることで、新幹線の延伸の効果を最大限に引き出せる。関西圏の人や
地域の人に関心を持ってもらえるよう一生懸命発信し、大糸線の利用促進にもつなげたい」と。各駅で乗降者数を調査するとともに利用者へのアンケートを実施予定。
※北小谷駅は道の駅小谷、中土駅はサンテインおたり、千国駅は塩水公衆トイレ付近。
※JR大糸線 臨時バス
■2024.5/20-2025.3/21:大糸線に乗車するイベント等に助成金交付。
大糸線活性化協議会は、大糸線の利用促進及び地域の活性化を図るため、大糸線(糸魚川駅-南小谷駅間)に乗車するイベント等に助成金を交付する。対象は小谷村・白馬村・大町市、糸魚川市のNPO法人、自治会、学校、その他の団体。
営利目的は除く。助成額は経費の9/10(上限10万円)、予算を超えた場合即募集終了。専用用紙で申請。
(問)小谷村観光地域振興課 TEL 0261-82-2585
(問)白馬村観光課 TEL 0261-85-0722
(問)大町市総務部情報交通課 TEL 0261-85-0070
(問)大糸線活性化協議会事務局(糸魚川市産業部都市政策課) TEL 025-552-1511
■2024.5/9;JR大糸線の利用促進に取り組んでいる沿線自治体とJR西日本は、北陸新幹線の延伸効果を生み出そうと、新幹線と大糸線が接続しない時間を補う臨時バスの運行を決めた。
JR大糸線南小谷駅〜糸魚川駅区間は利用客が減少していることから沿線などで活性化の取り組みが進められています。5/9;沿線自治体や経済団体でつくる期成同盟会が大町で総会を開き、北陸新幹線の延伸に伴って関西からの観光客を呼び込む対策を
検討した。糸魚川駅で新幹線と大糸線が接続しない時間帯があり、列車を増やせないことから、沿線自治体とJR西日本は列車の代替となる臨時バスを運行する。運行は2024.6月-2025.3/末、糸魚川駅-白馬駅間を1日4往復、駅周辺に停車。列車とバスは
同一運賃のため、利用者は旅行などの計画に合わせて、どちらに乗るか選ぶことができます。2024年度の運行は実証実験と位置づけ、利用実態を調査し2025年度以降の利用促進策につなげるという。大糸線利用促進の強化に向けて、2023年度の13倍を
超える、1900万円の2024年度予算や新たな旅行プラン販売などの事業計画が決定した。期成同盟会会長で大町市牛越徹市長は「路線の存廃の議論もあったが、新幹線延伸を契機として、まずは利用者を増やす取り組みに力を入れたい」と。
■5/9;JR大糸線沿線自治体などでつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は、大町「アプロード」で2024年度総会を開いた。
北陸新幹線敦賀延伸を機に、関西からの観光客を沿線へ呼び込む利用促進策と、新幹線と大糸線の接続の利便性向上策を柱とした事業計画を決定。糸魚川駅に停車する全新幹線の接続確保のため、6/1-2025.3/末;糸魚川-白馬駅間(約45km)で臨時増便バスを
運行する。南小谷ー糸魚川駅間の利用促進と利便性向上策については、3月の期成同盟会振興部会で具体策を協議し、2024年度事業計画に盛り込んだ。臨時増便バスは、糸魚川駅に停車する新幹線1日13本のうち、大糸線に接続できない4本について運行。
糸魚川駅発の大糸線は9本。乗り継ぎに1時間以上かかる時間帯もあり、1日4往復のバス運行で埋め合わせる。単線で列車の行き違いが困難で鉄道による増便ができないためバスで代替する。運賃は鉄道と同じで各駅に停車。JR西日本と大町市、小谷村、
白馬村、糸魚川市などでつくる大糸線活性化協議会が、5/8;総会で実施主体として取り組むことを決めた。バス運行費として1億2400万円を予算化。うち1790万円で乗降調査も行う。国の補助金約5900万円を活用し、JR西日本は3300万円を負担。
糸魚川市は300万円など沿線自治体が負担する。JR大糸線利用促進のために、沿線地域の観光資源を生かした旅行商品の企画販売、大糸線特設サイトの開設などに取り組む。敦賀延伸で利用増が見込める京阪神発着の旅行商品やお得な周遊チケットの販売、
宣伝活動なども事業者とともに展開する。期成同盟会長の大町市牛越徹市長は「過去には大糸線の存廃を巡る議論もあったと聞いているが、敦賀延伸を契機に本格的な利用促進策に地域一丸となって取り組みたい」、会長代行で活性化協会長の糸魚川市長は
「ダイヤによる接続が構造的にも難しいという中で、バス代替という形で動いてもらったJR西に感謝している」と。JR西日本金沢支社は「かなり効果的な取り組みになるのではないか。PRして知っていただくようにしたい」と。大糸線は北陸新幹線敦賀延伸を
契機に、西側からの1つの大きな玄関口になると期待されている。大糸線糸魚川ー南小谷間(35km)の2022年度の「輸送密度」(1kmあたりの1日平均利用者数)は108人。ピークだった1992年度の1割未満と厳しい状況が続いている。
■2024.3/14;JR大糸線の活性化を話し合う会合「JR大糸線利用促進期成同盟会」の「振興部会」が開かれた。
会合にはJR大糸線沿線の自治体や観光協会、JR西日本から約20人が参加。2024年度は従来のサイクルトレインの実施の他、北陸新幹線の延伸に伴って関西からの観光客の増加が期待されることから、京阪神や北陸でのPRや大糸線を活用した
旅行プラン開発などに取り組む。ダイヤ改正や増便などによって糸魚川駅での新幹線と大糸線の乗り換えの利便性向上を目指す。大糸線は活性化に取り組みたい沿線の自治体と、路線のあり方について検討を進めたいJR西との間で認識に
違いが出ていますが、路線のあり方については活性化策に取り組んだあとに議論するという。JR西日本金沢支社は「地域の皆さんと利用促進などに取り組む。会社としても背水の陣の覚悟で全力を尽くしていく」と。
■JR大糸線を盛り上げるために活動する非公認のゆるキャラが誕生。
大糸線の活性化のため、糸魚川の地域おこし協力隊員がスノーボードやギター、自転車など多才で、現在はしゃべれるように「特訓中」とか。名前は公募予定。
■2/28;JR大糸線南小谷-糸魚川駅間の利用促進に取り組む小谷村大糸線振興会議は、小谷村役場で会合を開き、2024年度の事業計画を決めた。
好調だった事業の継続に加え、滞在中の外国人観光客をターゲットとしたツアーなどを計画。3/16;北陸新幹線金沢〜敦賀駅間が延伸開業するため、大糸線を利用した誘客に期待する声も上がった。
■2024.3/16;北陸新幹線金沢−敦賀間開業。2/17;JR大糸線沿線の官民組織「大糸線活性化協議会」は福井駅で大糸線PRイベントを開いた。
路線の魅力を感じてもらい、延伸後の誘客を図る狙い。「車窓からの風景が素晴らしい。新幹線に乗ってぜひ足を運んでほしい」と。
■2/17;北陸新幹線が2024年3月に福井敦賀まで延伸されるのを前に、大糸線活性化協議会は、福井駅でJR大糸線沿線のPRイベントを開催した。
沿線自治体のキャラクターが集合、小谷村の「たりたり」も登場した。北陸で大糸線や沿線エリアの魅力を発信した。
■2/17;利用者数が減少しているJR大糸線を応援しようと、大町商工会議所は、大糸線に乗車して糸魚川まで行く日帰りツアーを開催した。
商議所主催の大糸線ツアーは初めて。商議所会員やその家族など35人が参加。絶好の行楽日和となり、車窓から見る雪景色や、日本海の海の幸を堪能した。
■1/6;能登半島地震で被害を受けたJR大糸線は、5日ぶりに全線で運転を再開した。
大糸線は、1/1;能登半島地震で線路の設備に被害が出たため、南小谷駅ー糸魚川駅間で運転を取りやめていた。設備の復旧と安全が確認されたことから、1/6;午後に運転再開、南小谷駅では14:43に2両編成の普通列車が糸魚川に向かって発車した。
■1/6;午後から、JR西日本は、JR大糸線南小谷-糸魚川間で運転再開。
南小谷→糸魚川;14:43南小谷駅発糸魚川行、糸魚川→南小谷;15:13;糸魚川駅発南小谷行。
■2024.1/1-1/6;JR西日本は、能登半島地震の影響でJR大糸線南小谷-糸魚川間を終日運休する。
地震でレールのゆがみなど線路設備に被害が出たため、1/1〜1/6まで終日運休にして復旧作業を進める。南小谷駅には電車が止まったまま。JR東日本管轄の大糸線の松本〜南小谷駅間では通常運転。
■2023.5/25ー2024.3/31;大糸線に乗車するイベント等の経費の9/10(上限10万円)を助成する「大糸線利用促進事業助成金」
糸魚川・小谷・白馬・大町のNPO法人や自治会、学校、その他団体等。4名以上で構成される団体が対象で、大糸線糸魚川駅-南小谷駅間の一部/全部を含む区間の乗車を伴う事業。営利目的は除外。
事業に要する経費が助成対象。備品購入費,飲食費,他団体が主催するツアーへの参加費等は除く。申請締切;〜2024.3/22。予算額を超えた場合は申請終了。
所定の助成金申請書に実施計画書(団体名,目的,内容,実施時期,参加人数,事業費等)を明記、収支予算書(収入/支出内訳)、実績報告書(実績等)を提出。
提出先;糸魚川市産業部都市政策課(TEL 025-552-1511)、小谷村観光地域振興課(TEL 0261-82-2585)、白馬村観光課(TEL 0261-85-0722)、大町市総務部情報交通課(TEL 0261-85-0070)
(問)大糸線活性化協議会(事務局;糸魚川市産業部都市政策課) TEL 025-552-1511
■2023.10/1-2024.1/31;「大糸線デジタルdeスタンプラリー」
大糸線沿線8エリア(糸魚川・小谷・白馬・大町・池田・松川・安曇野・松本)を〜大糸線に乗ってめぐる〜大糸線デジタルdeスタンプラリー。(参加無料)
QRコードをスマホでかざし、駅や観光スポットを巡る。抽選で各市町村の特産品をプレゼント。特急賞(5エリア以上達成;\10000円相当,8名),各停賞(2エリア以上,\3000円相当,30名)
大糸線利用促進輸送強化期成同盟会主催。
(問)大町市総務部情報交通課 TEL 0261-85-0070
■12/9-2024.1/31;大糸線活性化協議会は2023年も「湯めぐり手形すたんぷらりい」を実施。
JR大糸線「鉄道×温泉」。ゆっくり、トコトコ楽しんで…温泉と列車の旅。南小谷駅〜糸魚川駅間の車両と温泉施設に設置されているスタンプを集めて応募、抽選でオリジナル温泉グッズプレゼント。
パンフの応募はがきに、列車スタンプ1個・温泉スタンプ2個を押印、抽選300名にオリジナル温泉グッズ進呈。
(1)糸魚川市;
1)フォッサマグナ糸魚川温泉(糸魚川);「ひすいの湯」(無休,10:00-16:00,\900/大人,\500/子供、16:00-22:00,\700/大人,\450/子供) TEL 025-553-2222
2)糸魚川温泉(糸魚川);「H國富アネックス」(15:00-21:00,不定休,\1000/大人,\500/子供) TEL 025-550-1000
3)姫川温泉(糸魚川);「H國富翠泉閣」(7:00-10:00/15:00-22:00,不定休,\1000/大人,\500/子供) TEL 025-557-2000
(2)小谷村;
4)姫川温泉(小谷);「H白馬荘」(13:00-18:00,無休,\500/大人,\300/子供) TEL 025-557-2231
5)姫川温泉(小谷);「朝日荘」(7:00-17:00,無休,\700/大人,\300/子供) TEL 025-557-2301
6)姫川温泉(小谷);「瘡の湯」(10:00-18:00,毎水/木曜休,\600/大人,\300/子供) TEL 025-557-2120
7)道の駅おたり(小谷)「深山の湯」(12:00-18:00,毎水曜休,\700/大人,\350/子供);TEL 0261-71-6000
8)下里瀬温泉(小谷);「サンテインおたり」(12:00-20:00,毎木曜休,\700/大人,\300/子供) TEL 0261-82-2228
(3)白馬村;
9)八方温泉(白馬);「みみずくの湯」(10:00-21:00(12/16〜),12:00-20:00;(〜12/15),無休,\700/大人,\400/子供,12/1〜;\700/大人,\400/子供) TEL 0261-72-3745
10)白馬姫川温泉(白馬);「天神の湯」(11/25-12/15;休み,11:00-19:00,無休,\800/大人,\400/子供) TEL 0261-72-3450
11)白馬かたくり温泉(白馬);「十郎の湯」(10:00-22:00,毎火曜休,\700/大人,\500/子供) TEL 0261-71-8160
(4)大町;
12)大町木崎湖温泉(大町);「ゆ〜ぷる木崎湖」(10:00-20:00,毎木曜休,\700/大人,\500/子供) TEL 0261-23-7100
13)大町温泉郷(大町);「黒部観光H」(5:00-10:00/12:00-23:00,不定休,\900/大人,\700/子供) TEL 0261-22-1520
14)大町温泉郷(大町);湯けむり屋敷「薬師の湯」(10:00-21:00,無休,\750/大人,\300/子供) TEL 0261-23-2834
(問)大糸線活性化協議会 TEL 025-552-1511(平日8:30-17:15)
■2023.12/23;「JR信濃大町駅」で、大糸線ゆう浪漫委員会は「リゾートビューふるさと号」の乗客に「冬のおもてなし」を行った。
大糸線沿線6市町村(小谷,白馬,大町,池田町,松川村,安曇野)でつくる委員会が、JR東日本長野支社の提案に応えて実施した。
■12/18〜;「2024年大糸線カレンダー」無料配布
松本、安曇野、大町、池田町、松川村、白馬、小谷、糸魚川など市町村、商工団体、観光団体などでつくる「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」は、大糸線の魅力を伝えるため、2024年大糸線カレンダーを作成し、各市町村で配布。
カレンダーは部数限定、1人1部のみ。電話・郵送不可。信濃大町駅、大町市情報センタ、大町市役所で配布。
(問)小谷村観光地域振興課 TEL 0261-82-2001、白馬村観光課 TEL0261-85-0722、大町市総務部情報交通課 TEL 0261-85-0070、池田町振興課 TEL 0261-62-3127、松川村総務課 TEL 0261-62-3111、
安曇野市政策経営課 TEL0263-71-2401、松本市公共交通課 TEL 0263-34-3033、糸魚川市都市政策課 TEL025-552-1511
■大町や安曇野など大糸線沿線市町村でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2024年版大糸線カレンダー」の写真が決定。
2021年版以来、3年ぶりに制作するカレンダーの掲載に近隣や全国から115点の応募があり、大糸線と地域の自然や歴史などが収められた13点が選ばれた。カレンダーは12/中に沿線市町村で、無料で配布予定。
■12/1;「JR信濃大町駅」で「大町幼稚園」の園児がX'masツリーの飾りつけをした。毎年設置しているツリーで、2023年は園児と駅員がともに飾り付け。駅舎は早くもクリスマスのにぎやかな雰囲気。 駅を訪れた園児は色とりどりのボールやベル、プレゼントなどのオーナメントを高さ約2mのツリーに飾り付けた。装飾後にはライトを点灯、拍手や歓声が上がった。
■11/28;JR西日本はJR大糸線・南小谷-糸魚川間の2020-2022年度平均の収支を公表。
収支率は2.6%、2019-2021;2.3%からやや改善。運輸収入は約2000万円、営業費用は約6.1億円。営業損益は約5.9億円の赤字。
2017-2019;ー5.9億円(3.7%)、2018-2020;-6.1億円(2.9%)、2019-2021;-6.3億円(2.3%)、2020-2022;-5.9億円(2.6%)
\100円を稼ぐのにいくらかかるかを示す「営業係数」は\3835円。1日あたりの乗客は2022年度は108人、1987年度の987人の11%と厳しい経営が続いています。
■JR大糸線の沿線自治体などでつくる「大糸線活性化協議会」が実施している大糸線に乗車するイベントに助成金を交付する事業の利用状況が好調に推移。
11/2までに40件の実績があり、2022年度の39件を超えた。乗客が減少している路線の活性化に向け、沿線住民が率先して利用を促進している。
■JR大糸線のうち北の南小谷-糸魚川間の活性化、持続可能な路線のあり方を巡る議論が不透明。
沿線自治体やJR西日本などが参加する会議は、2023年5月開催を最後に行われていない。議論が進まない事態に地域振興に影響する懸念も出てきている。沿線自治体ではサイクルトレイン、糸魚川ツアーなど活性化策を実施中。
大糸線活性化協議会では大糸線デジタルdeスタンプラリー、大糸線魅力「Facebook」情報発信、大糸線魅力「Instagram」情報発信、大糸線応援隊大糸線に乗車するイベント助成、大糸線定期券購入費助成、
大糸線フォトコンテスト、「おたりがぶったTV」大糸線での糸魚川旅を紹介などを行っている。
■10/19;小谷村シニアクラブ連合会は、JR大糸線に乗車し、糸魚川まで行く日帰りツアーを開催。
利用者が減少している大糸線を応援しようと企画、27人が参加し、列車旅を満喫した。
■10/14;大町市の「大町岳陽高」はJR大糸線を走る「快速リゾートビューふるさと」「特急あずさ5号」の車内で観光案内放送を実施する。
JR東日本長野支社松本運輸区による企画で、部員たちは乗客に沿線のさまざまな魅力を発信し、大糸線の活性化につなげようと、本番に向けて練習を重ねている。今夏、JRが高校に協力を依頼。JRから提示された観光名所をピックアップし、
放送部員たちが実際にあずさに乗車して車窓の風景を見ながら原稿の内容を考えた。当日は、11:43松本駅発「リゾートビューふるさと」で信濃大町駅までと、10:41松本駅発「特急あずさ5号」で白馬駅まで、部員が乗車して生放送を行う。
■糸魚川JCは、糸魚川と白馬、小谷を一つのエリアと捉え広域的な連携を図る「Hakubaリゾートエリア」を掲げ、民間企業などと協力した事業を推進する。
10/10;3市村の事業者らを招いた例会を開き、取り組みを発表。関係・交流人口の創出や観光誘客などを目的に、エリアとしての一体感や魅力を醸成していく。JCでは2023年3月に白馬岩岳マウンテンリゾートを運営する岩岳リゾート社長を招いた
講演会を開催。6月には例会を開くなど地域間連携の機運を高めていった。
■10/5;県商工会女性部連合会北安曇支部はJR大糸線を活用して2023年度の研修会を実施した。
池田町・松川村・白馬村・小谷村の大北4町村の商工会女性部ら約40人が参加、糸魚川での講演、2016年に発生した糸魚川駅北側の大火の記録を見学。大糸線の利用促進につなげつつ、大火から復興したまちづくりや活性化について学んだ。
利用客が減少している大糸線を応援しようと企画。大糸線に乗るのは久しぶりという参加者も大勢いた。
■10/2;小谷村青少年育成会は、JR大糸線を活用して上越市立水族博物館に行くイベントを開催した。
小中学生と保護者、育成会など103人が参加、ディーゼルカーで糸魚川へ。「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」にも乗車し、参加者は列車旅を楽しみつつ、水族館の見学を満喫した。
■7/26-9/22;大町市などJR大糸線沿線市町村でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2024年版カレンダー」に掲載する写真を募集中。
大糸線カレンダーは人気が高く、地域住民から要望も多く3年ぶりに制作。プロ・アマ問わず、表紙や各月を飾る大糸線や沿線の風景写真の応募を呼び掛けている。(締切;9/22)
「大糸線沿線の魅力〜大糸線に乗ってゆっくり楽しんでみませんか〜」。大糸線は四季を通して魅力のある風景や名所がたくさんあります。そんな魅力的な大糸線沿線を伝えるためのカレンダーを制作する。大糸線沿線の
松本・安曇野・松川村・池田町・大町・白馬・小谷・糸魚川に関連した四季折々の風景や列車の写真を募集。カレンダーはB3判見開き、二つ折時はB4判、4色刷り。表紙・各月に1〜2枚の写真を掲載。募集写真データはJPEG形式で
1000万画素以上、8MB未満。「大糸線カレンダー掲載写真応募票」に必要事項記入。1人4点まで応募。未発表作品。応募写真データの著作権・使用権は同盟会に帰属。出版物やHP、広告・宣伝で2次利用する。
採用は10/末頃。採用者にはカレンダーと地元特産品等をプレゼント。
(問)大町市総務部情報交通課(大町市総合情報センタ内「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」事務局) TEL 0261-85-0070
■大町の「北アルプス学びと遊びの旅行社」は2024年度のカレンダー「大糸線讃歌」を発売。
9/12;同社は大町市役所に牛越徹市長を訪ね、カレンダーを披露し寄贈した。
■利用客が減少しているJR大糸線を応援しようと、市民タイムス主催の旅行ツアー「のんびり鉄道日帰り旅」
これまでの企画が好評だったことを受け、9/16;3度目のツアーを実施。定員いっぱいで、沿線の住民ら41人が参加、日本海まで行く鉄道旅を楽しんだ。
■9/9;JR大糸線の沿線自治体などでつくる「大糸線活性化協議会」は、自転車を列車に乗れる「大糸線サイクルトレイン」を南小谷ー糸魚川間で運行した。
山と海の自転車愛好家らが身軽な装備で互いの地域を訪れ、サイクリングを楽しんだ。
■9/9;市民タイムスは、JR大糸線の利用促進を目指し、旅行ツアーの第2弾「大糸線応援ツアーのんびり鉄道日帰り旅」を実施した。
前回8月の好評を受けての開催。沿線地域の住民ら42人が参加し、車窓からの風景を楽しみながら列車の旅を満喫した。
■JR大糸線の南小谷-糸魚川の利用促進を図るため、官民で活性化策を検討している小谷村「大糸線振興会議」は、この区間にある全9駅をデザインしたアクリル製スタンド(高さ4.5cm,幅5.5cm)を製作した。
糸魚川と南小谷の2駅に置くガチャガチャで販売。スタンドの絵には大糸線の車両、駅舎、観光地、特産品などが描かれている。全駅を集めると、日本海から北アルプスへ背景の景色がつながる仕掛けとなっている。8/下〜発売(\300/1個)
■9/3;JR大糸線の利用促進につなげようと、小谷村「おたり剣道クラブ」は、大糸線で糸魚川まで行き、同市の剣道団体と交流稽古を行った。
選手10人が参加、防具袋と竹刀袋を手に乗車。交流の機会にするとともに普段乗ることがない大糸線の魅力を再発見した。
■8/19-8/21;利用低迷のJR大糸線を応援する「大糸線応援隊」の隊員らが集う「ファンミーティング」が小谷村で開かれた。
沿線自治体などでつくる大糸線活性化協議会主催。大糸線活性化に向けファンが一堂に会し、小谷村役場でファンの交流会。大糸線の利用促進や活性化策などが話し合った。小谷村中村村長、糸魚川米田市長、白馬村丸山村長、
長野県北アルプス地域振興局早川局長らが参加。えちごトキめき鉄道の鳥塚社長の講演、8/20;中土駅の外壁を塗装する作業、列車の見学会などが行われた。大糸線の美化活動として頚城大野駅〜中土駅までの無人駅で駅舎清掃活動など。
南小谷駅では長野県キャラクター「アルクマ」の撮影会があった。アルクマくんはJRの制服姿で登場した。
大糸線信濃森上では除雪車「ENR-1000」の見学会。列車のウイングやロータリー可動のが実演。信濃森上-白馬大池間の姫川には青いゲートの「姫川第二ダム」と朱色の「通橋」(青鬼への橋)、薄いグリーンの「姫川第一橋梁」がある。
「姫川第一橋梁」は1912年制作アメリカンブリッジ社製の長さ62mの橋で大糸南線時代の信濃森上〜中土まで1935年に延伸開業した際に架設された青い橋。現存は1954年架設の橋。ピントラスのシュウェドラートラス橋。JR東でも珍しい橋という。
■8/19-8/21;小谷村でJR大糸線を応援する人たちが集まる「大糸線ファンミーティングinおたり」が開かれる。
ファンの交流会や列車の見学会、中土駅の外壁を塗装作業。小谷村「おたりつぐら」では大糸線絵画展・写真展。大糸線の美化活動として頚城大野駅〜中土駅までの無人駅で駅舎清掃活動。大糸線の活性化に向けファンが一堂に会する。
(締切事前申込要;8/13まで延長)
8/19;13:30;小谷村役場で受付、14:00;小谷村役場で開会式(大糸線活性化協議会長ら挨拶)、8/19;14:30;小谷村役場で講演会「大糸線を上手に使って地域活性化」(えちごトキめき鉄道)
8/20;8:30〜;中土駅リニューアル作業(40名)、8/20;9:00;南小谷駅集合。アルクマ撮影会、大糸線で信濃森上駅へ移動。大糸線ENR-1000見学会ツアー(20名,\2000)
8/20;「道の駅おたり」でおたりde産直フリーマーケット。小谷村の山の幸と糸魚川市の海の幸販売。
8/20;13:00;小谷村役場でファンミーティング(100名)、8/20;17:00;小谷村下里瀬温泉サンテインおたりで夕食交流会(50名,有料)
8/21;11:00;糸魚川駅の車庫見学・キハ120見学(20名)、8/21;12:00;糸魚川ヒスイ王国館で閉会式
(問)小谷村観光連盟(小谷村役場内) TEL 0261-82-2233
■8/17;JR大糸線の沿線自治体やJR西日本などでつくる「大糸線活性化協議会」は、夏休み中の子どもたちが車掌の仕事を体験するイベントを開催した。
糸魚川駅発と南小谷駅発の2便で行い計7人が参加。制服と制帽を着用し車内アナウンスや切符の確認などを体験。あこがれの車掌さんの仕事に触れ、子どもたちは大喜びだった。南小谷駅発の便では4人が参加し、JR西日本の職員から
車掌の心構えを学んだ。「この列車は糸魚川行きです。発車までお待ちください」とアナウンスしていた。
■大糸線は1957年8月15日に全線開通。8/20-8/21;大糸線全通65周年号運行。
2023年で65周年を迎え、8/20-8/21;大糸線全線開通65周年を記念した列車「大糸線全通65周年号」を運行する。リゾートビューふるさと(HB-E300系,2両編成)
松本駅ー南小谷駅;11:43松本ー12:00豊科-12:39穂高-13:10信濃大町-13:46白馬-14:04南小谷。南小谷駅ー松本駅;15:16南小谷-15:35-白馬-16:22信濃大町-16:50穂高-16:56豊科-17:15松本。
(指定席料金;\530/大人,\260/子供)。各駅、車内でノベルティや特産品プレゼント、振る舞いあり。
■〜2023.8/31;利用が低迷しているJR大糸線の魅力を多くの人に知ってもらおうと、小谷村宮本「おたりつぐら」で写真展開催中。
JR大糸線の列車と風景を20年余り撮り続けてきた長野の男性の写真15点を展示。H12.2月の写真は真っ白い景色が広がる雪深い中土駅と、青空のもとに停車する赤い列車の色のコントラストが印象的。また、2022.5月に撮影された写真では、
姫川の堰から雪解け水が滝のように流れ落ちる様子と、新緑の渓谷を走り抜ける特急列車を捉えています。「写真を見て、すばらしい景色のなかを列車が走っていることを知ってもらい、たくさんの人が大糸線に乗ってくれたらうれしい」と。
(問)小谷村複合施設「おたりつぐら」 TEL 0261-82-3071(9:00-20:00)
■大糸線活性化協議会にて、JR大糸線の利用促進とPR強化、知名度向上を図る施策が計画され、大糸線の鉄道ファンやどなたでも「大糸線応援隊」に登録ができます。
一緒に大糸線を盛り上げましょう。応援隊募集中。入会費・年会費無料。隊員証発行、限定グッズ贈呈、大糸線メルマガ配信。(7/21現在;3000人登録)
応援隊は情報発信、応援隊員の獲得拡大、大糸線を楽しむイベント参加、大糸線活用化ツアー企画、沿線駅の環境整備活動、隊員ミーティング・座談会で輪の拡大、大糸線利用促進に向けた事業計画や提案・実践などを行う。
8/19-8/21;「大糸線ファンミーティングinおたり」(応援隊向けイベント)
講演会、写真展、中土駅改修、冬期投排雪保守用車「ENR-1000」見学会、夕食パーティー、糸魚川駅車庫見学など。
■2023.7/1-8/31;小谷村観光連盟は、利用促進が課題となっているJR大糸線の活用と、村を代表するグリーンシーズンの観光スポットを楽しんでもらおうと初めて企画。
JR大糸線に乗って小谷村「栂池自然園」を満喫してもらおうと、大町市民と糸魚川市民を対象に、ゴンドラ・ロープウエーの乗車券と自然園入園券、村営バス往復運賃、村内で使える1000円分の商品券がセットになった特別チケットの販売を開始。
(\2500/大人,\1500/子供)。大糸線の乗車券は別途購入。
■2023.7/1-8/31;大糸線で「栂池自然園」へ
大糸線を利用して小谷村「栂池自然園」に行く、村営バスやロープウェイ切符、小谷村内で使える商品券(\1000)をセットにした大町市民限定の特別チケット販売。
販売期間;6/28-8/31。内容;「つがいけロープウェイ」(往復)+「栂池自然園」(入園)+「南小谷駅-栂池高原BT村営バス」(往復)+小谷村内で使える商品券(\1000)
8:30-17:00;JR信濃大町駅舎内大町観光協会にて発売。発売額;(\2500/大人,\1500/小学生)。JR大糸線の切符は別。身分証明+大町市内JR駅-南小谷駅の切符を提示。
JR大糸線信濃大町駅-白馬大池駅(距離;30km)。普通電車(所要;50分,運賃;\590)
JR大糸線信濃大町駅-南小谷駅(距離;35km)。特急あずさ(所要;42分,\1440/乗車券;\680+特急料金;\760)
白馬大池駅-栂池高原BT(小谷村営バス;所要;10分,運賃;\530/片道) or 南小谷駅-栂池高原BT(小谷村営バス;所要;25分,運賃;\530/片道)
栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ往復+栂池自然園入園料(\3700)
※JR:\590+bus:\530+ropeway+admission fee:\3700+bus:\530+JR:\590=total amount:\5040-discount price:\2500=\2540+privilege:\1000=good deal:\3540.
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233
■鉄道各社は近年、利用が少ないローカル線の収支を公表し、沿線自治体と路線の在り方を協議したい考え。
JR大糸線・南小谷-糸魚川間を中心に、地元自治体による活性化策などの議論が行われています。1987年国鉄民営化で大糸線はJR東日本(松本-南小谷)-JR西日本(南小谷-糸魚川)が管轄する全長105kmの路線。41駅あり。特急「あずさ」が
南小谷まで乗り入れ、首都圏からの観光客も多く利用する。一方、JR西日本区間は非電化、1日7往復の1-2両の気動車が走る。1日当たりの平均乗客数「輸送密度」は1992年度の1282人、2021年度は55人と利用が落ち込む。2019-2021年度平均では
年間6億円の赤字、\100円の収入を得るためにかかる費用「営業係数」は4295と厳しい状況。そこで、沿線自治体は「大糸線活性化協議会」や「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」、「小谷村大糸線振興会議」などが活性化策を企画検討・実施中。
「大糸線応援隊」には全国から鉄道ファンなど3000人が登録済。思い思いの方法で大糸線を後押ししようと誰でも参加可。8/19-8/21;応援隊員向けの「大糸線ファンミーティング」開催。
JR大糸線の企画では自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」をはじめ、無人駅(中土駅)の駅舎・待合室の改修、駅でのe-bike貸出しなど魅力づくりを進めている。
■小谷村は姫川を挟んで東西に集落が分かれている。東側はポテンシャルが高い。
北ア山麓の西側は小谷を代表する栂池高原、白馬乗鞍温泉、白馬コルチナの3スキー場と、古道「塩の道」があり、山岳観光が浸透。一方、東側には北アを一望できる素晴らしい回廊がある。新たな観光ルートとして、「塩の道」では
千国駅東の黒川地区(黒川諏訪神社、黒川館跡、四辻、黒川城跡)、伊折集落につながる道など、姫川右岸の小谷古道を利用した、展望トレッキングコースを「小谷天空回廊」として紹介していく。東側には築150年の古民家を再生した
古民家「ゆきわり草」や、山奥にあった真木集落(1978年廃村)の真木共働学舎、白馬三山の絶景を楽しむことができる「眺望の郷」(キャンプ場)などがある。広告宣伝は村内各所にデジタルサイーネージを設置し、観光客への情報提供を
ポスターから映像へ移行、タイムリーな情報発信を行う。JR大糸線の活性化では、中土駅舎リニューアル、利用者増進として大糸線の列車内に景品ガチャを導入。大糸線沿線の景観向上を目的に沿線の木伐採を進め、森林整備と地域材活用を
図る。小谷村はこれまでに大きな災害に見舞われた。姫川氾濫、蒲原沢土石流被災、神城断層地震、日本三大崩落と言われる「稗田山大崩落」などが発生し、砂防事業に力を入れている。小谷村内にある砂防施設や砂防工事現場を巡る
ツアーは大人気。砂防技術の粋、災害と一緒に生きてきた小谷村民の力強さを感じる。
■2023.8/2;市民タイムスはJR大糸線の活性化を目的とした「大糸線応援ツアー夏休み・のんびり鉄道日帰り旅」を実施した。
南小谷駅〜糸魚川駅までディーゼルカーに乗車して列車旅を満喫。糸魚川では海鮮や施設見学などを楽しみ、大糸線沿線の魅力を堪能。
松本を中心に子どもからお年寄りまで33人が参加。南小谷駅以北に大糸線で行くのは初めてという参加者も多く「車から見る景色と違う」と、車窓から里山や一級河川の姫川、谷あいの風景を眺めた。
糸魚川市では、日本海に面する「道の駅ピアパーク親不知」での買物や海岸ではヒスイ原石探しを楽しんだ。地質や鉱物などが学べるフォッサマグナミュージアム、鉄道模型がある糸魚川ジオステーションジオパルも見学。再びディーゼルカーで
南小谷駅へ行き、乗り換えて信濃大町駅まで乗車、大町からバスで松本に戻った。
■小谷村宮本の「おたりつぐら」で、地域住民から募集したJR大糸線をテーマにした絵画コンクール作品を展示。
小学生や社会福祉施設の利用者らから集まった力作約70点が並ぶ。7/23;「夏のつぐらデー鉄道わくわくフェスタ」で結果を発表。
■2023.7/18;JR大糸線の南小谷-糸魚川間の利用促進に向けたアイデアの検討などを行っている「小谷村大糸線振興会議」が小谷村役場であった。
2023年度取り組んでいる施策が話し合われ、車内でのグッズ販売や愛好家らを集めたイベントを行う。会議で議論されたアイデアの中から、2023年度は主に8つの施策に取り組んでいる。車内でのグッズ販売に向けて、南小谷-糸魚川間の9駅分の
アクリル製スタンドを製作。区間を走る車両と各駅の駅舎、周辺の名所をあしらった。全駅分をつなぎ合わせると、山から海へと走り抜ける沿線風景が背景に完成する仕掛け。大糸線を利用しつつ、全駅収集する楽しみを付加した。8/下〜;同区間を走る車両内にガチャガチャを設置して
販売予定。9駅(南小谷、中土、北小谷、平岩、小滝、根知、頸城大野、姫川、糸魚川)の駅舎と景色、車両を描く。事業費は175万円。うち128万円を県の元気づくり支援を活用。沿線自治体などでつくる大糸線活性化協議会が募集している「大糸線応援隊」向けのイベントを、
8/19-8/21;小谷と糸魚川で開く。大糸線にまつわる講演会やツアー、写真展などを計画。振興会議は6回目。小谷村や村議会、村商工会、村観光連盟、JR、住民団体などの代表者らで構成。
■2023.7/13;利用が低迷しているJR大糸線の活性化につなげようと、改修が進められている小谷村「中土駅」で地元の住民たちが駅舎の清掃作業を行った。
JR大糸線南小谷駅〜糸魚川駅区間は、利用の低迷で大幅な赤字で、沿線自治体は利用促進に向けた活性化策を検討しています。このうち小谷村中土駅では、村が駅舎の改修を進めていて、7/11;地元の住民も参加して壁の汚れを落とす清掃作業を行った。
開業から80年以上の中土駅は、1998年から村の所有となったが、木の板の壁には汚れが目立っています。村によれば、清掃作業は7/13まで行われ、その後、8月には壁の塗り直しが行われる予定。年内の改修完了を目指すという。作業に参加した女性は
「今はこの駅で降りる人は少ないと思いますが、改修をきっかけに、多くの人が乗り降りする駅になってくれるとうれしい」と。
■2023.4/8-5/28;JR駅からハイキング「北アルプスに見守られパワースポットのお寺や神社巡りと春の花を求めて」
期間中に時期にもよるが大町で見られる花は桜、芝桜、アヤメ、アザレア、ツツジなど。スタートはJR大糸線信濃大町駅。所要約3.5H/9km。大町観光協会受付(9:00-11:00),ゴール(16:00)。参加予約不要。
コース;信濃大町駅-創舎わちがい-かまど神社-弾誓寺-若一王子神社-大黒天-農具川河川公園-市民の森-観光道路-大町公園-いーずら大町特産館-信濃大町駅
超軟水と言われる2種類の美味しい水「男清水&女清水」を汲んでお持ち帰り。ペットボトルなどは持参。男清水は「創舎わちがい」、女清水は「いーずら大町特産館」。
(問)駅からハイキング事務局 TEL 03-6386-9503(月-金;10:00-17:00,土/日/祝;9:00-12:00)
■2023.5/18;大町で「大糸線の利用促進」を目指す「利用促進輸送強化期成同盟会」の総会が開かれた。
振興部会は2022年5月から4回開催。期成同盟会の総会には沿線の自治体や商工会のほか、県の担当者や県議会議員など約40人が出席、2023年度の事業計画を話し合った。2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸を見据えて、観光客の増加に向けた
取り組みを強化する。会長の大町市牛越徹市長は「まず利用促進策を実施し効果を検証する」と説明。「北陸新幹線の敦賀延伸が2024年3月に迫るなど、今後の可能性が期待される。JR東日本、西日本に輸送力強化を求めていきたい」と。
JR西には「交通体系に関する議論」を求める意見があることを紹介した上で、今は議題にしない考えを示した。「赤字路線を一律に廃止するのではなく、地方創生やインバウンド観光に貢献できる地域鉄道については、国が維持管理し、
JR各社に委託することも一つの考え」と、国に対して全国的な協議の場を求める意見も出された。2024年春に北陸新幹線の敦賀延伸と、2024年6月黒部峡谷で新たな観光路の利用が開始。
「黒部峡谷」の欅平と「黒部ダム」を結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」は、黒四発電所建設で日本電力・関西電力が工事用ルートとして整備したもの。2018年に関電と富山県が締結し、安全対策工事完了後、2024年からは一般開放される。
1996年以降関電が公募の「黒部ルート無料見学会」を実施中。関電によると、黒部ルートの年間利用者は2万人。うち1.8万人は工事関係者等、2040人が一般公募者。
黒部宇奈月キャニオンルートの利用期間;6月〜10月、利用人数;8000人(年間最大1万人)。ルート;宇奈月温泉-黒部峡谷鉄道トロッコ電車(80分)-欅平。欅平-工事用トロッコ電車(3分)-竪坑エレベーター(2分)-竪坑展望台(白馬鑓ヶ岳などが見える)-
蓄電池機関車(32分);高熱隧道(40℃)通過-仙人谷-インクライン(20分)-専用バス(40分)-途中タル沢横坑からは剱岳(裏剱)が見える-黒部ダム駅
■2023.5/9;利用が低迷しているJR大糸線の南小谷ー糸魚川間の活性化策を検討する振興部会第4回の会合が大町市役所で開かれた。
大糸線沿線の自治体などでつくる期成同盟会の振興部会は、2023年度初めてとなる会合を大町で開いた。約20人が参加。2023年度は沿線自治体が一体となって活性化に向けた具体的な取り組みを年間を通して計画していく。
振興部会五十嵐博文部会長は「まずは活性化をちゃんとやらせてもらえないだろうか。本来低迷しているのを右肩上がりにして、少しでも利便性の促進につながり、JRの投資も期待できるようなところまで右肩上がりにしていこう」。
これまで各自治体などが個別に取り組んできた大糸線活性化のためのイベントやキャンペーンを、2023年度からは情報を共有し、時期が重ならないようにするなど連携して進めていく。具体的にはSNSによるイベントの情報発信、
大糸線を活用した携帯端末によるデジタルスタンプラリーなどを行ない、1万人の利用者増を目指すとの目標が掲げられたという。「2023年度は年間を通じて大糸線に関する取り組みを継続する状況を作っていきたい」と。
2023.1月に始めたInstagramによる情報発信は4/20までに73回、1.3万人が延べ6.7万回閲覧した。新たな取り組みで利用者を増やしたいとする振興部会に対して、オブザーバーのJRは「具体的な交通体系の議論を始めることが
地域のためとするなど、双方の温度差も浮き彫りになった。JR西日本金沢支社は「利用促進の取り組みだけで鉄道の特性が発揮できている状態まで利用を持ち上げることは非常に難しいと考えており、そうであれば、具体的な
交通体系に関する議論も並行して行う必要がある」。鉄道施設の管理を自治体に移す「上下分離方式」や第3セクタなど先行事例の研究を進めることを提案。会議ではJR西日本の2022年度経営状況などを報告した。新型コロナにより
落ち込んでいたJR西日本の営業損益は、3期ぶりの黒字に転換し、地方在来線の運輸収入も2021年度より200億円増、860億円にまで回復した。
※大糸線活性化協議会IG(事務局:糸魚川市産業部都市政策課) TEL 025-552-1511
■2023.4/8,4/12:JR大糸線利用促進ツアー「大糸線に乗ろう!糸魚川そぞろ歩きと海鮮三昧〜」
大糸線に乗って糸魚川で海鮮三昧など。旅行代金一部負担しているお得なツアー(\5200→\3500/人;糸魚川市街ガイド料・交通費・昼食、定員;15名,係員同行)
南小谷駅(9:45/10:04)-糸魚川駅(11:03)-昼食・散策、糸魚川駅(15:13)-南小谷駅(16:16)
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233
■2023.3/18;JR東日本のダイヤ改正で、大糸線の松本駅-有明駅間はワンマン列車でも全てのドアから乗降できるようになる。
現在は運転士のいる先頭車両で運賃の支払いが行われているが、改正後は駅で支払ってもよくなるため、無人駅では利用者を全面的に信頼した方式になる。大糸線では現在、日中の下りを中心に、運転士だけのワンマン列車が複数運行。
利用者は指定されたドアから乗車して整理券を取り、先頭車両の運転席脇にある運賃箱に料金を支払って下車する。JR東日本長野支社によると、ダイヤ改正後はどのドアからでも乗降できるため、車内の運賃箱を使うか、駅にある回収箱に
料金を投入する方法になる。無人駅の回収箱は釣り銭が出ないため、小銭がない時は車内の運賃箱で精算する必要があり、財布の小銭チェックは欠かせなくなりそう。無人駅では当然、支払いの確認はされないので、農家の野菜の無人販売と
同様。都会では到底考えられないシステムだが、JR東は「この地方に無賃乗車をする人はいないと信じています」と。
■安曇野市内に11あるJR駅の1カ所だけでも、市名を入れた「安曇野駅」に名称変更できないか?
2023.3/3;安曇野市議会で観光戦略としての提案があったという。JR大糸線には豊科(梓橋、一日市場、中萱、南豊科、豊科)、穂高(柏矢町、穂高、有明、安曇追分駅)、JR篠ノ井線には豊科(田沢)、明科(明科)がある。
安曇野市発足後の2012年に長野道の「豊科I.C」が「安曇野I.C」に改称され、現在は車の「安曇野ナンバー」導入の準備が進んでいることを挙げ、JRを使った鉄道旅が増加すると期待されるとし、「最後は安曇野駅。市の知名度が上がり、
経済効果もある。ぜひ早く取り組んでほしい」と市議。これを受け、太田寛市長は「市をPTする一助になる可能性は理解する」とした上で、「どの駅を安曇野と名付けるか、どこを変えるか、非常に難しい問題。駅名はその地域の名前が
古くから使われ、住民の皆さんの親しみもある」と慎重な考えを見せた。さらに改称には莫大な費用がかかる。「現時点で名称変更は難しいというのが本音。駅名変更の機運が市民から盛り上がり、しかもどこどこの駅という具体的な
提案がないと市としてはなかなか動けない」と。
市町村合併では市町村名変更による駅名改称が行われており、同一地域に複数ある場合は市町村名+地名駅へ改称されることもある。大糸線での駅名改称は以下の通り。
1915年;松本市駅→北松本駅、梓橋停留場→梓橋駅、明盛駅→一日市場駅、梓橋停留場→梓橋駅、常盤沓掛停留場→安曇沓掛駅、常盤停留場→信濃常盤駅、安曇追分停留場→安曇追分駅。
1937年;おかめ前停留場→北細野駅、池田松川駅→信濃松川駅、常盤停留場→信濃常盤駅、昭和停留場→南大町駅。
1948年;川内下駅→白馬大池駅。
1932年;信濃四ツ谷駅開業、1968年10/1に白馬駅に改称。1962年12/25;千国崎駅→千国駅に改称。
■〜2022.12/25;大糸線全線開通65周年・大糸線「鉄道×温泉」「湯めぐり手形すたんぷらりぃ」
ゆっくり、トコトコ楽しんで…温泉と列車の旅。JR大糸線(南小谷駅〜糸魚川駅間)の車両及び温泉施設にスタンプを設置、列車スタンプ1個と温泉スタンプ2個を集めたら抽選で300名に「オリジナルタオル」プレゼント。
(応募締切;2023.1/10)
(問)大糸線活性化協議会 TEL 025-552-1511(平日8:30-17:15)
■「大糸線カレンダー2023」発売
大糸線の魅力をPRすることで存続に揺れる大糸線を応援しようと「大糸線カレンダー2023プロジェクト」を発足。Instagram、Twitter、Mailで総数267点の応募から厳選した24作品。北ア山麓の美しい景色の中を走る大糸線の四季折々の姿を
多くの方に知っていただき、大糸線への関心を広げ、利用促進につながればと2023年カレンダー「大糸線讃歌」を制作。カレンダーは大町市観光協会、ぐるったネットワーク大町など、WEBでも販売。(\1000,\370/送料)
(問)大町市大町1559-4 北アルプス学びと遊びの旅行社 TEL 0261-85-0560
■利用が低迷しているJR西日本のJR大糸線南小谷-糸魚川間を巡り、沿線自治体などでつくる期成同盟会が2022年設立した「振興部会」は、JR西日本と沿線が現状を共有し、活性化と持続可能性を検討しているが、3回の会合は非公開、 大糸線の現状が住民に十分に伝わっているとは言い難い。統一地方選を控え地方鉄道の在り方が改めて問われる中、情報をオープンにして議論する必要あり。
■12/23;JR大糸線の新たな利用促進策として、スキーに訪れた外国人観光客に、日本海の海産物を楽しんでもらうイベントが新たに提案された。
大糸線(南小谷ー糸魚川間)の利用者はピークの1992年から1割以下に減り、大幅な赤字となっています。沿線自治体の観光関係者や経済団体などでつくる期成同盟会は、新たに振興部会を立ち上げ活性化策を検討しています。12/23;大町市役所で
振興部会(第3回)が開かれ、2023年度取り組む利用促進のイベントやPR方法について話し合った。2023年度、利用促進事業を通じて年間1万人の利用者を目指す。大糸線を活用したツアー、スタンプラリー、沿線の写真や観光情報などを週2回程度
SNS(Instagram)で発信。小中校の教育旅行運賃補助、スキーで訪れた外国人観光客に大糸線を使って移動してもらい、冬に旬を迎える日本海の海産物を楽しむイベント「糸魚川シーフードトレイン」などが提案された。大町-糸魚川間乗降調査、
松本-糸魚川快速電車運行、車両ラッピング、サイクルトレイン、記念乗車券発行、まちづくり研究なども検討。2023年度、27項目の事業実施に向けて優先的に検討を進める。大糸線利用促進輸送強化期成同盟会の五十嵐博文部会長は
「大糸線の利用促進に向けて沿線自治体が一体感を持って取り組むことが重要。20件以上の事業を取り組むこと、それらの情報発信を先行して取り組むことを振興部会と確認した。今回は利用者の目標値を定めたので、その目標に向かって
連携して取り組んでいきたい。利用促進のイベントは一歩目を着実に踏み出していこう」。また、イベントのPR方法はSNSを活用していく。
■利用が低迷しているJR大糸線の利用促進策の検討を進めてきた沿線の小谷村などでつくる「小谷村大糸線振興会議」は、駅舎のリニューアルなど8つの利用促進事業に2023年度から取り組む。
12/21;小谷村役場で、小谷村、商工会、観光関係者、住民などで作る振興会議(第4回)が開かれ、8つの利用促進事業を、2023年度から取り組む方針。
1)大糸線利用者の食事代の一部補助。
2)大糸線南小谷-糸魚川間の9駅をモチーフにしたオリジナルのカプセル入りおもちゃ(ガチャ)を列車内で販売。
3)小谷村が所有する中土駅舎と待合室を改修。中土駅は南小谷-北小谷両駅間にある無人駅で、中土駅は人が集う明るい場所にしようとリニューアル工事を行う。全国からボランティアも募って外壁の塗装をし、絵を描き、花も植えてもらう。
駅には電動アシスト付自転車5台を設置し、鉄道利用者の周遊観光を促進する。
4)スマホでスタンプラリーを実施。
5)車窓からの眺めを良くするために沿線の雑木伐採。
6)大糸線を見たら手を振っておもてなし。
小谷村は8つの利用促進事業の費用として、2023年度の当初予算案に1200万円を計上。今後、国や県の元気づくり支援金も活用して予算を確保していきたいとしています。2022年度中には「糸魚川の子どもたちを大糸線で村内のスキー場に迎え、
スキーや雪遊びを楽しんでもらいたい」との提案もし、村が具体化を検討する。振興会議の会長を務める小谷村商工会長は「今回決めた事業を通じて、利用者が大糸線の魅力を感じて利用者の増加につながることを期待する」と。
■12/22;利用者数が減少しているJR大糸線で、小谷村小谷中2年生は魅力や課題を探ろうと、南小谷駅ー糸魚川駅まで乗車した。
普段乗る機会の少ない大糸線に揺られ、車から見る景色とはまた違う車窓からの風景を楽しみつつ、地元が抱える課題について関心を高めた。赤字の拡大により路線の先行きが懸念される中、実際に乗ってみて今後の学習に生かしていこうと、
全校生徒が3日間に分け学年ごとに乗車。糸魚川駅では鉄道ジオラマなどを展示する「ジオパル」を見学。日本海を望む展望台にも行き、海や大火から復興した市街地の様子を見渡した。
■〜12/16;10:00-15:00;小谷村小谷丙宮本の「おたりつぐら」にて企画展「大糸線今昔物語」
大糸線全65周年を記念して、小谷村文化祭にて開催した企画展「大糸線今昔物語」を「おたりつぐら」で延長開催中。(土/日/祝休館,イベント日開館)
(問)小谷村おたりつぐら TEL 0261-82-3071
■利用者の減少によって路線のあり方が議論されているJR大糸線について学ぼうと、沿線の小谷中の中学生が授業で乗車体験を行なった。
JR西日本によれば大糸線南小谷駅-糸魚川駅間の1kmあたりの1日の平均乗車数を示す輸送密度は2020年度は50人。ピークだった1992年の1282人に対し9割以上減少。6億円以上の赤字。生徒たちは地元の人に話を聞くなど、大糸線について
学んでいますが、12/19;実際に乗車して路線の現状を確認した。小谷中の生徒も徒歩やバスなどで通学していて大糸線を利用していません。10月に学校が企画した大糸線の今後を考える講演会に参加したことをきっかけに関心を深めている。
参加した生徒は17人、引率の教員から切符を受け取ると、南小谷駅から糸魚川駅行きの列車に乗り込んだ。生徒たちの半数は新潟方面に乗るのは初めてという。車窓から見える山間の雪景色を写真を撮るなど堪能した。1時間ほどで糸魚川駅に
到着。近くの展望台から雪が舞う日本海の雄大な景色を楽しんでいた。生徒は「大糸線で糸魚川に来るのは初めて、電車から見える景色がすごくきれい。みんなと一緒に乗れて思い出になったし、旅行みたいで楽しかった。また家族や親戚と
来たいので路線が残るとうれしい」と。生徒は「観光客が多くて日常的に乗る人は少なそう」「駅に人がいないことが多かったので驚いた」「バスや車とは違う景色、大糸線は残した方がいい」。学校では、他の生徒も大糸線の乗車体験を
行うほか、今後、地域の課題を学ぶ中で大糸線についても話し合っていく。
■12/16;利用低迷が続くJR大糸線南小谷-糸魚川間の課題を巡り、沿線にある白馬高3年生と糸魚川高1年生が白馬高で直接話し合った。
合同授業で大糸線について学ぶ白馬高側が提案。将来を担う世代の視点から利用促進の手段を想像しつつ、地域に鉄道は必要なのかについても率直に語らった。利用促進に取り組む小谷村と糸魚川市職員、JR西日本金沢支社も参加、
乗客数の推移や沿線自治体の活動を紹介。糸魚川市は「新型コロナの前からじり貧で、このままじゃやばいという状況。残そう残そうと言っているが、皆が乗っていない」と。JR西は「大糸線がどういうものであれば乗ってくれるか、
一緒に考えてほしい」と。生徒はグループに分かれ、具体的な活性化策や情報発信の手段について意見交換。糸魚川高側には過去1年以内に乗車したという生徒が皆無。悩みつつ考えを絞り、二次交通まで整えてスキー客を取り込む方策や
YoutubeでのPR動画配信、車内での映画上映など、交通手段だけでない価値を見いだしていくアイデアをまとめた。一方、存続ありきで動く前に、利用されていない実態を受けとめることが先ではとの意見も。「若者が休日に何もせず
車内で1時間もいるのは無理」「携帯電話の電波も入りにくい」といった声が飛び出し、白馬高生徒は、SNSでの情報発信をアイデアに挙げつつ「そもそも地域の魅力や鉄道を使うメリットがなければ観光面であっても利用は続かない」と。
白馬高の生徒たちは合同授業に先立ち、白馬村内で開いた学習成果報告会で活性化に向けたアイデアを発表。糸魚川高には生まれてから一度も大糸線に乗ったことがなかった生徒もいた。
■12/16;白馬村の白馬高は、生徒の学習の成果を発表する「白馬フォーラム」を「白馬ウイング21」で開催した。
全校生徒約100人に加え、2021年に続き糸魚川高の1年生120人が参加。地域の課題解決や活性化、実践を通じて学んだことなど、1年を通じて取り組んできた探究的な学びの成果を報告し、これからの活動や将来を考えるヒントにした。
時事問題について考えるグループはJR大糸線の活性化案を発表。路線存続に向けた活動や課題を調査し、身近な問題として議論を重ねた。「1日だけではなく継続的に利用者が増える取り組みが必要」と、時期によりデザインを変える
「ご当地切符」や、列車のラッピング、トンネル内のプロジェクションマッピングを提案した。
■赤字の「JR大糸線」の利用者数を増やそうと、民間企業が支援に乗り出している。
小谷村の小谷生コンクリート工業は旅行業登録を経て、大糸線乗車を組み込んだ旅行商品を発売。自治体中心だった支援の取り組みが地域の企業にも広がり始めている。小谷生コンは2022.6月;旅行業登録を済ませ、「小谷旅企画」と
名付けた新規事業に乗り出した。同社は、スキー場を運営する白馬アルプスHと同様、鷲沢建設グループに属する。ホテルが手掛けるバス事業が新型コロナ禍の影響を受け、旅行業への参入を計画。鷲沢建設グループは「地域の豊かな生活に
貢献する」を目標に掲げ、地下水を活用したミネラルウオーターを製造・販売するなど、地域振興に取り組んできた。旅行業を通じて大糸線を支援するという新しい課題解決に着手。旅行商品は「塩の道」。この道を、歴史や生活文化に
まつわるガイドの話を聞きながら歩く日帰り商品を発売。実施は2023年春以降を予定。2023.4/28;「天神道越えコース」は、白馬アルプスHを出発、バスで南小谷駅へ向かい、大糸線に乗って北小谷駅下車。塩の道を歩いて、鉄道とバスで
ホテルへ戻る。小谷旅企画は「鉄道を組み込むことで利益率は下がるが、大糸線の存続と小谷村を体験してもらいたい気持ちで企画した」。
北アルプス学びと遊びの旅行社は大糸線をPRするカレンダーを制作した。同社は子どもたちを対象にした野外体験事業などを手掛けるNPO法人「ぐるったネットワーク大町」が、観光部門を切り分けて設立し、2022年1月に旅行業登録をした。
NPO法人の活動として、沿線に住む小学生向けの体験活動として「大糸線の旅」を企画。大糸線を使って子供たちが鉄道の旅を体験する。沿線住民は車での移動がほとんどで、鉄道を使ったことがない子供も多い。参加者を募集すると、
すぐに埋まる人気企画になったという。大糸線に注目してほしいという思いから大糸線の2023カレンダー「大糸線参加」を制作した。8月に大糸線の車両が写った写真を公募し、応募は計267点。月ごとに2枚の写真を採用し、巻末には撮影者が
大糸線への思いをつづった短文も掲載した。(\1000)
大糸線は赤字額が大きいだけに、旅行商品を用意し参加者が集まっても、赤字を解消できるわけではない。北アルプス学びと遊びの旅行社は「大糸線に目を向けるきっかけになってほしい」と。こうした企画が人気になれば、後に続く企業が
増える可能性もある。両社は今後も大糸線に関わる新たな企画を投入していく考え。
■12/8;大町市議会12月定例会でJR糸線の活用について、東電高瀬ダムから搬出している土砂を日本海まで運ぶ提案が議員からあった。
牛越徹市長は、受け入れ側の意向や実現可能性などの課題を挙げつつ「斬新な提案。従来の発想にとらわれず幅広く検討することが必要」と。高瀬ダムには近くの不動沢や濁沢から土砂が流入し、年15万m3をダンプカーで運び出している。
利用低迷で赤字が続く大糸線を、土砂の輸送にも活用することで収入増につなげられないかと議員が提案。「松糸連絡道」の盛り土による景観への影響について、高さ5m、幅10mの模擬壁を現地に作って検証することも提案。市側は、
具体的な構造が決まった段階での手法と捉えた上で、事業主体の県に伝えるとした。
■12/1;小谷村と白馬村の議会は、利用低迷が課題のJR大糸線を巡り、存続に国が積極的に関与するよう県に働きかけを求める要望書を、阿部守一知事と県会議長宛てに提出した。
■11/26;JR大糸線全線開通65周年を記念したツアー「秋彩・大糸線の旅」が開かれた。
小谷村の南小谷駅ではリゾート列車と特急列車が並ぶ珍しい光景や沿線自治体によるもてなしに、鉄道ファンなど多くの来場者でにぎわった。
■JR西日本は、沿線の人口減少などで利用者が特に少なくなっている、「輸送密度」が2000人未満の17路線30区間について、2021年度までの3年間の平均収支を明らかにした。
大糸線の南小谷-糸魚川間は6.3億円の赤字、2020年度までの3年間と比べて赤字幅が大きく2000万円増えた。JR西日本では、新型コロナの影響や沿線の人口減少などが主な要因だとしていて、路線のあり方について沿線自治体などと議論を
進めたい考え。赤字の地方路線を巡っては、国の検討会が2022.7月「輸送密度」が1000人未満の区間などを対象に、国が中心となって新たな協議会を設置すべきとする提言をまとめています。
■乗客数の減少が深刻なJR大糸線(南小谷ー糸魚川駅間)を取り入れた「学習旅行」の誘致に向け、受入れ企業が遊びながらSDGsを学ぶカードゲーム「2030 SDGs」を利用増加に向け、 白馬高生が課題解決に取り組んでいる。路線存続に向けた地域の活動や課題を調査。11/17;授業では具体案を議論。高校生の感性で、また沿線地域の住民目線で活性化策を模索している。
■11/26;11:30-15:30;「秋彩・大糸線の旅」ツアーにあわせて、南小谷駅前でイベント開催。
大糸線活性化協議会・JR西日本などは、大糸線全線開通65周年を記念し、JR大糸線の利用促進と沿線活性化を目的に「リゾートビューふるさと」と、「えちごトキめきリゾート雪月花」の乗り入れ運行。
2つのリゾート列車でつながる大糸線の旅を行う。
糸魚川駅(12:12発)-「えちごトキめきリゾート雪月花」-南小谷駅(13:40着)、南小谷駅(15:16発)-「リゾートビューふるさと」-長野駅(18:30着)
長野駅(9:46発)-「リゾートビューふるさと」-南小谷駅(14:04着)、南小谷駅(14:40発)-「えちごトキめきリゾート雪月花」-糸魚川駅(15:53着)
〜11/26;南小谷駅待合室でエキナカ写真展。小谷村住民が撮影した大糸線の写真を展示。駅前では小谷村の山の幸や糸魚川の海の幸を集めた物産展。松本〜糸魚川までの自治体マスコットキャラクターが南小谷駅に集合。
アルプホルンやトーンチャイムの演奏(電車到着時)など。
■11/24;JR東日本は2021年度の利用客が少ない路線の収支を発表。
県内では4路線8区間が赤字。赤字額は計64億。2021年度の平均通過人員が1日2000人未満の路線の収支で、「小海線」と「大糸線」「中央東線」は赤字幅が前年度より拡大した。「大糸線」(信濃大町-白馬間)は9.6億円の赤字。
「中央東線」(辰野-塩尻)で8億円の赤字。「小海線」(小海-小淵沢間)は16.7億円の赤字。「飯山線」(豊野-飯山間)は7.6億円、(飯山-戸狩野沢温泉間)は3億、(戸狩野沢温泉-津南間)は8.6億円。
JR東日本は路線の経営状況を認識もらうとともに、今後、「沿線の自治体と最適な交通体系について議論したい」とし、地元自治体との間で、
バスへの転換なども含めて協議を進める方針。
■11/23;JR大糸線と白馬駅前の活性化につなげようと、白馬村の「白馬駅前ネットワーク」は、白馬高校生と地域住民が列車に乗って交流する「大糸線の旅」を開催した。
白馬駅から南小谷駅で乗り換え糸魚川駅まで乗車、車内や糸魚川で交流。高校生と地域がお互いの取り組みを知るとともに、路線の利用促進や地域活性化を考えた。
■11/17;利用者減少であり方の議論が始まっているJR大糸線で、小谷村が「第3回振興会議」を「小谷村役場」で開いた。
大糸線の利用促進を目指す小谷村は県の補助金を活用して村が所有する中土駅の駅舎や待合室を改装し、電動自転車のレンタルを始める方針が示された。また、車窓からの眺めを改善するために、景観を妨げている沿線の雑木を伐採したいと
提案したのに対し、一部の委員は「撮り鉄などを呼び込むため撮影ポイント付近でも伐採をしたらどうか」と発言し、双方の提案を取り入れて伐採を進めていく。振興会議では、この他、村民から寄せられた50項目の提案についても
実現可能かどうか検討していく。振興会議会長を務める小谷村商工会長は「皆さんの意見を受けて内容が少しずつ濃くなってきているので、出来ることから少しずつ動き出していきたい」と。
■7/28;JR東日本は利用客が少ない路線を対象に収支を発表。
JR東日本が2019年度で平均通過人員が1日2000人未満の路線を対象に収支を発表した。管内を走るローカル線の路線ごとの収支では、35路線66区間が赤字。利用者の減少に歯止めがかからず、JR東は廃線も含め、今後の路線維持のあり方について
沿線の自治体と協議を進めたい考え。以下は収支が赤字。
・JR大糸線の信濃大町-白馬駅間(24.6km)で8.7億円、2020年度は9.4億円
・JR大糸線の白馬-南小谷間(10.4km)で3.9億円、2020年度は4.1億円
・JR小海線の小淵沢-小海駅間(48.3km)で14.8億円、2020年度は13.7億円
・JR飯山線の戸狩野沢温泉-津南駅(30.4km)で8.6億円、2020年度は9.3億円
JR西日本管轄のJR大糸線の南小谷-糸魚川駅間は6.1億円
※利用の少ない線区の経営情報(2022.7.28;JR東日本)
■大糸線活性化協議会は、JR大糸線の全線開通65周年を記念した「サイクルトレイン運行」と「こども車掌体験」の参加者を募集中。
小谷村、白馬村、大町市、糸魚川市、JR西日本などでつくる同協議会が、南小谷ー糸魚川間の利用促進を目的に企画。サイクルトレインは9/10;初回、9/21,10/5,10/22,11/5;南小谷-糸魚川間で65周年記念のヘッドマークを前部に付けた車両で、
糸魚川発着と南小谷発着の往復計2コースを運行。途中乗降はできない。定員は各日各コース15人、往復運賃は\1360/大人,\680/子供。こども車掌体験は10/15。車掌の制服、制帽を着用して、南小谷-糸魚川間を走る車内でアナウンスをしたり、
記念撮影を楽しんだりする。対象は協議会内の4市村に住んでいるか「大糸線応援隊」に登録している小学生。当日は糸魚川発南小谷行2便、南小谷発糸魚川行2便。定員は各便親子3組で計12組。(参加無料,締切;9/26,応募多数時は抽選)
(問)事務局(糸魚川市都市政策課) TEL 025-552-1511
■11/5;大糸線糸魚川駅〜南小谷駅に「サイクルトレイン」運行
大糸線活性化協議会では、サイクリストへの利便性の向上と大糸線の利用促進を図るため、糸魚川〜南小谷間で「大糸線サイクルトレイン」を運行。2022年は大糸線全線開通65周年の節目の年であり、前頭部にヘッドマークシールを掲出した
車両による運行。糸魚川発8:54〜南小谷着9:56、南小谷発16:23〜糸魚川着17:20、南小谷発10:04〜糸魚川着11:03、糸魚川発15:13〜南小谷着16:16
(定員;15名/1コース,運賃往復;\1360/大人\680/子供)
(問)大糸線活性化協議会 TEL 025-552-1511
■10/25;利用者が低迷しているJR大糸線について、小谷村にある小谷中で今後について考える講演会が行われた。
生徒50人と地域住民、鉄道会社が参加して行われた。テーマは地域の移動手段の「JR大糸線」。JR西日本によれば、大糸線の南小谷駅-糸魚川駅間の1km当たりの1日平均乗車数はピークだった1990年前半と比べ9割以上減少。巨額の赤字が
続きそのあり方が問われています。その大糸線の今後について、生徒たちにも一緒に考えてもらおうと大糸線の歴史に詳しい地域住民を始め利用促進に取り組む村の職員などが講師として登壇。姫川温泉に住む男性は1957年に全線開通した当時、
今よりにぎわっていたころの写真や、1995年の水害で線路が宙づりになっている写真などを紹介し、「災害を乗り越えた大糸線を後世まで残してほしい」と語った。また、オンラインで参加したJR西日本金沢支社は、利用客が大きく減っているなか、
路線維持のための利用促進策などについて沿線の関係者と議論していると説明したうえで、今後のあり方について一緒に考えてほしいと呼びかけた。大糸線の存在意義の再確認と鉄路を活用して地域を活性化していくことの重要性を訴えた。
小谷中では生徒が大糸線に実際に乗って、路線について考えてもらうなど、今後も特別授業を行う。村も運賃を補助するなど支援をしていく考え。生徒は「豪雨による大きな被害もありましたが、復興させようと村の人が頑張ったことを知り、
村にとってすごく大切なものだと感じた。高校に通うときに乗ることもあると思うので大事にしていきたい」と。別の生徒は「僕らが大人になるまで残って、ずっと村民が愛して使えるものであってほしい」と。中学校では今後も総合的な
学習の時間を活用し大糸線のあり方について考えていくという。
■10/14;JR大糸線南小谷ー糸魚川駅間の利用促進を検討する「小谷村大糸線振興会議」は第2回会合を「小谷村役場」で開いた。
今後予定している関連事業や、8月に開催したJR西日本との住民意見交換会などで参加者から出た利用促進案について事務局から報告があり、事業の実施方法などを協議した。
■10/14;利用者が激減してそのあり方の議論が始まっている大糸線について、沿線の小谷村が独自の振興会議を開いた。
村民から利用促進を図る提案が46項目寄せられた。JR大糸線に関して独自の振興会議を立ち上げている小谷村では2回目の会合が開かれた。この中で、11月の大糸線全線開通65周年のイベントで、南小谷駅にて地元の農産物の販売や
大糸線の歴史を撮影した写真展を開催。大糸線や村の魅力を発信する取り組みを行う。また、子どもたちが大糸線の歴史や大切さを学ぶ授業の実施や、イベント列車の運行など村民から利用促進に関する提案が46項目寄せられた。
実現可能なものを絞り込んで事業化していく。小谷村商工会会長・振興会議会長は「多くの提案が寄せられたことはうれしい。村民から寄せられた提案は実現可能なものであれば実施していきたい」と。
■9/26;利用が低迷しているJR大糸線の活性化に向けて沿線の自治体などで作る期成同盟会が「振興部会」が大町で開かれた。
JR大糸線・南小谷駅-糸魚川駅までの区間は、ピークの1992年度以降、利用が低迷。沿線の自治体や経済団体などで作る「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」が新たに振興部会を立ち上げ、具体的な活性化策を議論しています。
9/26;大町市役所で2回目の会議が開かれ、会合には沿線自治体の商工会議所や観光関係者、運営するJR西日本が参加。沿線地域の行政、商工・観光、教育などの各団体が事業ごとに利用者数・参加者数などの目標値を設定して
利用促進・活性化に取り組む。SNSで発信を強化するなどして利用客の増加につなげることを確認。大糸線利用促進輸送強化期成同盟会の部会長は「ローカル鉄道に対する厳しいスタンスが示された。活性化を本気で進めなければ
ならない乗りにつながらなくても地域に訪れる方が増える所も大事にしていかなければいけない」と。利用増の機運醸成につながる優良事例が紹介され、今後は各地域で予定しているイベントなどをとりまとめて年間スケジュールを
作成するほか、イベントなどの事業ごとに乗車目標などを掲げること、それにSNSでの発信強化、沿線地域が一体となって利用の増加につなげる。JR西日本は「地域の未来に資する持続可能性のある方策を沿線地域とともに考えていきたい」と。
「広域的な取り組みができるものがあれば検討していく」と事務局。実績を把握しながら事業効果の検証を進める。糸魚川市長は「少しでも多くの方々にご利用いただけるようスピード感を持ってサイクルトレインなど様々な取り組みを 進めていきたい」と。
■8/30;10:00/14:00/18:30;小谷村役場で「大糸線振興会議」
地域住民が一体となって大糸線の利用向上を検討するため、小谷村独自で「小谷村大糸線振興会議」を設立。大糸線振興のアイデアを募集。JR西日本と共催で大糸線意見交換会。
■8/20-8/21;JR大糸線の全線開通65周年記念イベントが沿線で始まった。
JR西日本が運行する南小谷-糸魚川間を中心とした利用客の低迷を背景に、地域交通の見直しが迫られる中で迎えた節目。山あいの南小谷駅では小谷中吹奏楽部の生徒らが音色を奏で、村職員が特産品を配って乗客を歓迎した。
南小谷-糸魚川間では、日本海や北アルプスをあしらった記念ロゴを付けた車両が運行。あいにくの雨だったが、鉄道ファンや親子連れでにぎわった。白馬駅、信濃大町駅でも特産品の振る舞いがある。小谷村宮本の「おたりつぐら」では
キッチンカーの出店や農作物の販売、大糸線の写真展なども企画、駅と各会場をつなぐ臨時バスも運行。中村義明村長は「遠方から大勢が来てくれて、鉄道網を生かすことができると実感した。村民の意見を聞き、今後どのように
大糸線を守っていくか考えたい」と。
■乗客者数の減少が課題となっているJR大糸線南小谷-糸魚川駅間について、8/30;利用促進に取り組む小谷村大糸線振興会議は、村とJR西日本との共催で、住民との意見交換会を村役場多目的ホールで開催した。
同日に3回、10:00の回には約30人が参加。大糸線の現状についてJR担当者から説明を聞いた上で、利用促進に向けた活性化策について意見を交わした。
■7/26ー7/27;県企画振興部と県北アルプス地域振興局は利用者の減少が課題となっているJR大糸線南小谷-糸魚川間を視察。
小谷村からの支援要望を受けた後、初めての取り組み。夜には沿線の小谷村大網公民館などで村民と懇談した。
小谷村役場では約40人、大網と姫川温泉では各10人の村民が集まり、県関係者に、南小谷以北の存続や利活用へ切実な思いを伝えた。
村民からは「大糸線は北アルプスを中心とした観光路線で、観光業に携わる人も多いため欠かせない」、「北陸新幹線が延伸するので需要が増加することをアピールしていくべき」「小谷村の4つの駅を始点にして発着する送迎バスを
観光資源まで送る。体験してもらう、浸ってもらうツアー的な企画が必要」「観光だけでなく地元住民の利用促進にも支援が必要」「地域住民の利用促進を考えた時に乗車券購入の補助を出すとか、何回も乗ってもらえる形での回数券販売」
などの意見が出た。県は利用状況を確認するため大糸線に乗り込んだ。視察や意見交換会を終え、県は「車窓から見える北アルプスの山々、姫川の美しい清流が見えて、観光利用で高いポテンシャルを持っていると感じた。沿線の自治体や
JR西日本が参加する大糸線の振興部会などで住民からの意見を参考に、JR西日本や沿線市町村と、大糸線の活性化と持続可能な方策について検討を深めていきたい」と。
■7/25;国の有識者会議が赤字が深刻なJR路線について事業者と沿線自治体が話し合い、バスなどへの転換を含めた結論を3年以内に出すべきなどの提言をまとめた。
赤字路線のJR大糸線を抱える糸魚川は「存続に向けて大変厳しい提言になった」と。7/26;糸魚川市は公共交通について議論する会合が開かれた。議題は路線バスのダイヤについて。糸魚川市副市長は「国の有識者検討会におけるローカル鉄道の
あり方についての提言が公表された。提言の内容は大糸線存続に向けて大変厳しいものとなっている」。国が協議会を設置、存続や廃止を前提とせずに増便などで利便性を向上させるか、バスなどに転換するかなどを事業者と自治体で話し合い、
3年以内に結論を出すという内容。協議対象は1km当たりの1日平均乗客数を示す「輸送密度」が平常時で1000人を下回っていること。大糸線南小谷-糸魚川間の輸送密度はこの基準を下回り、2017年度-2019年度の平均で年間5.7億円の赤字。
沿線住民は「移動手段としては車が最も便利な移動手段。ただ鉄道の使命はそれと違った使命があるのではないか」と。糸魚川市は大糸線の存続を目指す考えは変わらない。自治体やJRも含めた協議の場で引き続き議論していきたいと。
■赤字が続く地方鉄道のあり方を議論してきた国の検討会は、JRについて1日に平均何人を運んだかを示す「輸送密度」が1000人未満の区間などを対象に、バスなどへの転換も含め、協議を進めるべきとする提言をまとめた。
JR各社によれば、全国で60路線に上り、県内では大糸線の3区間のほか、合わせて4路線の7区間が対象。地方鉄道は人口減少に加えて、新型コロナ感染拡大で利用客が落ち込んで、多くの事業者で赤字が続き、存続が危ぶまれる路線も
出ています。国交省が2022.2月に設置した有識者などでつくる検討会は、地方鉄道のあり方について議論を続けてきて、7/25;提言をまとめた。JRは目安として1kmあたり1日に平均何人を運んだかを示す輸送密度が「1000人未満」の区間を
対象に、国が中心となって沿線の自治体や鉄道事業者などが参加する新たな協議会を設置すべきとた。協議会での議論は路線の「存続」や「廃止」を前提とはしないものの、利便性や持続可能性の向上が見込まれる場合には、廃線による
バスやBRTなどへの転換や、自治体が線路や駅を保有し、鉄道会社が運行を担う「上下分離方式」など、運営方式の見直しも含めて検討するよう求めています。ただ、輸送密度「1000人未満」の区間でも、通勤や通学の時間帯に利用が
集中するケースを想定し、ピーク時1時間の乗客が、上り・下りのいずれかで500人を上回っている場合は対象から外す。また、特急列車が都道府県庁所在地など拠点都市をつなぐ区間や貨物列車が重要な役割を果たす区間も対象としない。
その上で、議論を始めてから3年以内に自治体と鉄道事業者が合意の上、対策を決定すべきとした。県内のJR路線のうち平時における輸送密度が「1000人未満」の区間は、JR大糸線など4路線の合わせて7区間。新型コロナの感染が拡大する
前の2019年度に、県内で輸送密度が1000人未満だったのは、「大糸線」では信濃大町-白馬間、白馬-南小谷間、南小谷-糸魚川間。また「中央本線」の辰野-塩尻間、「小海線」の小海-小淵沢間、「飯山線」の飯山-戸狩野沢温泉間と
戸狩野沢温泉-津南間。このうち、JR大糸線の南小谷-糸魚川間では、運行するJR西日本と沿線の自治体などが、路線のあり方などについて検討する振興部会を2022.5月に立ち上げ、議論を始めています。バスなどへの転換も含め議論を
進めるべきとされたJR大糸線を、通学で利用している高校生は利用促進を議論して鉄道を残してほしいという声が聞かれた。小谷村に住む高校生は自宅から2km離れた最寄りの北小谷駅から毎朝、大糸線の始発に乗って40km離れた大町の
高校に通っています。今回、自宅の最寄り駅から高校の最寄り駅までの計16駅区間全てが国の検討会が対象とした「輸送密度」が1000人未満の区間。「鉄道がなくなると村が寂しくなると思うので、村の人や観光客などどうしたら多くの人が
列車を使うようになるのかという話し合いになればいいと思います」と。
■JR各社の公表資料などによれば、新型コロナの感染前の2019年度に、輸送密度が1000人未満の路線は、すでに廃線やバスなどに転換した区間を除くと全国で61。
JR東日本;29路線、50区間。「大糸線」(信濃大町〜白馬,白馬〜南小谷)、「中央本線」(辰野〜塩尻)、「小海線」(小淵沢〜小海)、「飯山線」(飯山〜戸狩野沢温泉,戸狩野沢温泉〜津南)
JR西日本;13路線、25区間。「大糸線」(南小谷〜糸魚川)
検討会の座長は「どれだけ深刻な状況か客観的な物差しが必要なため、1000人未満という数字を目安の1つとして示したが、1000人を超えたから安心とか1000人を下回ったから大変という次元ではないことを理解してほしい。各地域にとっては
第一歩でこれからが本番となるが、地域の議論をうまく進みやすくするためにも、国には全体の調整役として役割を果たしてもらいたい。これまでは鉄道を廃止するかしないかで鉄道事業者と自治体が対立しがちな面があった。地域のために
何ができるのかと同じ方向を見て連携や協調しながら考えていってほしい。鉄道を残す、残さないにしても今では多様な選択肢があるので、地域にとってどのような交通手段が最適か、しっかり協議して見つけ出してもらいたい」と。
輸送密度は鉄道の利用状況を表すデータで、1km当たり1日に平均何人の乗客を運んだかを示す。
同じ路線でも長い区間を乗る人もいれば、短い区間しか乗らない人もいることから、すべての乗客が乗った距離を足し、1km当たり何人が乗車したかを計算する。例えば、5kmの路線を10人の乗客が利用する場合、1日だけで考えると、全員が
始点-終点の5kmを乗車すると、10人が乗車した距離は計50km、1km当たりの輸送密度は「10人」。一方、5人が始点-終点の5km、他の5人が1kmの区間しか乗車しなかった場合、10人が乗車した距離は計30km、1km当たりの輸送密度は「6人」。
実際に輸送密度を算出する場合は、1年間に客が乗った区間をすべて足した距離を、総延長の距離で割り、さらに1年間の営業日数で割る。路線の長さや列車の運行本数が違っても同じ尺度で比較でき、過去、旧国鉄の民営化では「4000人未満」が
バス転換の目安の1つとされた。新幹線を除いた輸送密度は「4000人未満」の路線の割合は、JR6社全体で1987年度は36%。2019年度は41%。2020年度は57%に急増。なかでも輸送密度が「2000人未満」の路線が多くを占め、1987年度はJR6社全体で16%、
2019年度は30%、2020年度は39%。輸送密度が「2000人未満」になると、鉄道事業者の経営努力のみでは利便性の高い鉄道サービスを保つことが困難になるとされる。
■利用者が激減するJR大糸線の振興策を検討している沿線の小谷村が村の取り組みへの財政的な支援などを県に要望した。
7/1;小谷村中村義明村長は、阿部知事に対し、村が検討しているJR大糸線の振興策に県の支援などを求める要望書を手渡した。JR大糸線のうち南小谷-糸魚川間は利用者の減少が著しく、運行するJR西日本と沿線の自治体などが
路線のあり方について議論を始めています。小谷村は、独自の振興会議を立上げて村民の鉄道利用を促す振興策を検討していて、要望書では、県に対し、村の取り組みへの助言や財政的な支援のほか、新潟県と連携して利用増に
つながる観光振興を図ることなどを求めています。阿部知事は「鉄道ネットワークが分断されると、ますます不便になり利用客も減ってしまう。どうすれば利用を増やせるか一緒に考えて対応したい」と。中村村長は「村民が力を
あわせて大糸線の活性化に取り組むので、村の振興策が波及するよう連携してもらいたい」と。
■6/29;小谷村は、JR大糸線の利用向上に村独自で取り組む大糸線「振興会議」を発足させ、「小谷村役場」で初会合を開いた。
村民の生活の場や教育、イベント、観光などの局面での利用促進策を積極的に打ち出し、地域住民が一体となって利用促進に取り組む。委員は南小谷・土谷・中谷・北小谷の地区の住民組織からの推薦者と、村教育委員会、村観光連盟、
村議会、村商工会、JR南小谷駅長の各団体からの計12人。会長に小谷村商工会長、副会長に村議会副議長、顧問に中村義明村長が就いた。事業計画によると、7月-8月;大糸線の現状と利用促進について住民の声を聞く懇談会を村内5会場で
実施。大糸線の利用に関する声や、どんな課題に対応すれば乗車が増えるのかなど具体的な声を聞いていく。
■6/29;利用者が激減してそのあり方の議論が始まっているJR大糸線について、小谷村は独自の振興会議を開き、村民の提案を事業化して利用者を増やしていくことを決めた。
JR大糸線のうち南小谷-糸魚川間は利用者の減少が著しく、運行するJR西日本と沿線の自治体などが路線のあり方について議論を始めています。こうした中、沿線にあり、人口が2600人の小谷村は独自の振興会議を立ち上げ、6/29;地区の代表者や
観光関係者などが出席した初会合を小谷村役場で開いた。中村義明村長は「今までのやり方にとらわれず、村民の意見をくみ取りながら大糸線を応援したい」と。会合では、7月から村内5ヶ所で大糸線の現状や利用促進策を話し合う懇談会を
開いて村民の関心を高めた上で、村民からの提案を事業化して村全体で利用促進を図ることを決めた。また、旅行会社などを招いたモニターツアーで大糸線の魅力をアピールして利用増につなげていくことも確認。地元商工会長で振興会議会長は
「将来、どんな村にしたいかも含めて、村民で意見を出し合って活性化を図りたい」と。
■小谷村は、JR大糸線南小谷駅以北の持続可能な路線づくりを模索する村独自の組織「大糸線振興会議」を立ち上げる。
村民や教育、観光、鉄道関係者などで構成し、「村民利用」「イベント利用」「観光利用」の面から、全村挙げて利用促進に取り組む。6/10;中村義明村長が村議会全員協議会で概要を明らかにした。6/中の発足を目指し、委員は住民や
教育、観光、鉄道、村議会、商工会などを予定。事務局は村観光地域振興課に置く。村長は「村民に現状を認識してもらい村が一丸となることが必要。村民には丁寧に説明、強く訴えかけ、村として大糸線を盛り上げたい」と。
■利用者が減少してあり方の議論が始まっているJR大糸線について、小谷村は村民の利用を促す独自の取り組みなどを行ない、活性化を図る。
JR大糸線(南小谷-糸魚川間)は利用者の減少が著しく、運行するJR西日本と沿線の自治体などが路線のあり方について話し合いを始めています。こうした中、小谷村は独自の取り組みを行うことを検討中。
1)日常利用;小学生〜高校生に通学定期券購入費の助成、大糸線を利用して食事に行く際は食事代を補助、日頃からの利用者を増やす。
2)イベント;乗車体験や駅の魅力を探るツアーの企画など。
3)観光;大糸線とセットで村内の宿泊施設やスキー場を利用する人に費用の割引を行う。
6/中;住民に加えて教育や観光関係者などでつくる振興会議を立上げ、利用促進策を決定していく。中村義明村長は「村民全員で同じ方向を向くのは簡単ではないが、一歩踏み出して大糸線を盛り上げたい」と。
■利用者が減少してあり方の議論が始まっているJR大糸線について、沿線の自治体などで作る期成同盟会の総会が大町で開かれた。
会長を務める大町市牛越徹市長は「利用客の数値目標を設定することは地域の元気につながると思う」と。大町で開かれたJR大糸線の沿線の自治体などでつくる期成同盟会の会議には沿線の市長や経済団体などの関係者らが出席。
2022年度の事業計画として新幹線との接続を強化、大糸線に乗り入れる特急列車増便などをJR各社に要望する。その後の意見交換では、地域にとって不可欠で魅力のある鉄道にするために「利用者の数値目標を設定するべき」、
「沿線にある学校と連携して遠足や社会科見学で利用してもらうよう働きかけていくべき」などの意見が出された。牛越市長は「利用客の数値目標を設定することは地域の元気につながると思う。大糸線の利用状況を踏まえ、
多くの人に乗ってもらう計画を立てたい」と。
■5/24;利用者の減少で持続可能な路線のあり方の議論が始まったJR大糸線について、沿線自治体などは、全線開通65周年記念PRグッズを配布し、利用促進を図る。
5/24;JR大糸線の沿線自治体などでつくる活性化協議会の会合が糸魚川で開かれ、自治体やJR西日本の関係者が出席した。この中で、2022年度の取り組みとして、沿線の宿泊施設の利用者を対象にした大糸線の無料券の配布や企画列車の運行、
それに全線開通から65周年記念のロゴマークやノベルティーグッズの配布などを1000万円の事業費をかけて実施して利用促進を図る。大糸線をめぐっては、利用者の減少が顕著な、糸魚川-南小谷の区間については、別の専門部会で路線の
あり方について議論が行われています。協議会会長を務める糸魚川市長は「市民から大糸線を残してほしいという声も多い。厳しい中ではあるが、全線開通65周年を追い風と捉え、今後も知恵を出し合って利用促進につなげたい」と。また、
JR西日本金沢支社は「鉄道をやめると決めたわけではない。将来に資するよう前提を置かずに議論したい」と。
■5/19;「大町市役所」で「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」(振興部会)が開かれた。
利用者減少が課題となっているJR大糸線について、沿線の自治体と管轄するJR西日本が存続や活性化に向けて方策を話し合うはじめての会合が開かれた。
牛越徹大町市長は「大糸線の廃止、検討の終期ありきの議論ではなく、地域の活性化に向けた幅広い議論は必要との認識のもと、対応を検討してきた」。
JR大糸線の利用促進策を話し合うためで、会議には沿線自治体や商工会、観光協会、JR西日本などが参加。松本ー糸魚川を結ぶJR大糸線の南小谷駅ー糸魚川の35km区間。1日1kmあたりの平均乗客数=「輸送密度」は1992年が1282人と
ピークだったのに対し、2020年は50人と9割以上減少。こうした状況について話し合う今回の会議は当初、3月に行われる予定でしたがJR西が「バス路線への転換を含めた検討している」などとの報道がなされたことから、自治体側が不信感を
持ち一時、議論が棚上げされた。JR西は「当社がこのまま単独でやっていくのは非常に難しい」とバスへの転換なども視野に入れていると説明してきた。JR西に対し、糸魚川市米田徹市長は「現段階においては鉄路以外ない。鉄路で
なくなったら大糸線ではない」と鉄路の存続を求めていた。その後自治体とJRが協議を重ね漕ぎつけた。初回会議では大糸線の利用状況や自治体で行われている観光推進策など現状の認識を共有するに留まったという。五十嵐博文振興部会長
(糸魚川市都市政策課長)は「大糸線の持続を図っていく方策を知恵を出し合っていきたいあくまでも大糸線を残すその部分を探っていきたい」。
オブザーバーとして参加したJR西金沢支社は「大糸線の厳しい現状を説明した。沿線の活性化持続可能な路線の方策について特定の前提なく幅広く会話をさせていただきたい。次回以降も詳しく説明していく」
大糸線を利用している沿線の住民からは、振興部会に対し、鉄道の存続に向けた具体的策を示してほしいなどとする声が聞かれた。
小谷村に住む高校生は自宅から2km離れた最寄り駅の北小谷駅から毎朝、大糸線の始発列車に乗って40km離れた大町の高校に通っています。通学時間帯の北小谷駅から南小谷駅までの利用客は、自身を含めて2人のケースが多いという。
廃線となった場合、最寄り駅は今の4倍以上8.5km離れた駅となり、車で送迎する両親の負担が増える。「大糸線がないと高校に行けないので、私には大切な通学手段の1つ。将来の地域の子どものためにも利用者を増やす対策をしっかり
話し合って、列車をなくさないでほしい」と。沿線住民は「鉄道を維持するためには、全国の事例も参考にしながら大糸線の赤字を沿線の自治体で補う対策なども必要と思う。利用者の声を拾い上げて議論してほしい」と。
JR大糸線は松本と日本海に面する糸魚川を結ぶ全長105kmの路線。小谷村の南小谷駅を境に、南はJR東日本が管轄し、北はJR西日本が管轄。新たに立ち上がった振興部会で議論されるのは、JR西日本が管轄する南小谷駅-糸魚川駅の区間。
区間の運行本数は1日20本、人口減少や高速道路などの発展に伴い、利用者は減少。利用者の減少に伴って収支も悪化し、JR西日本が公表した年間赤字額は6.1億円。\100円の収入を得るために\3431円かかる計算。一方で、通学で利用している
高校生がいるほか、地域の基幹産業である観光を守るためにも沿線自治体は、鉄道の存続は欠かせないとしていて、振興部会で利用客の増加など具体的な収支改善策を示すことができるのか注目されます。次回以降の会合は未定で具体的な
活性化策を議論していく。
■利用者が減少しているJR大糸線について、沿線の自治体などで作る期成同盟会は、利用促進や今後の方策を議論する振興部会を新たに立ち上げ、5/中にも初会合を開く方針。
JR大糸線(南小谷駅-糸魚川駅)はピークのH1992年度以降、利用者が減少、1kmあたり1日に平均何人を運んだかを示す「輸送密度」は2020年度で50人。この区間を運営するJR西日本は「輸送密度」が2000人に満たないほかの「線区」と同様に、
利用促進策のほかバス路線への転換を含めてその在り方を検討していきたいとしています。沿線8つの自治体や経済団体などで作る期成同盟会は、JR西日本が求めている利用促進を図るための振興部会を新たに立ち上げ、その初会合を5/中にも
開く方針。初会合にはJR西日本もオブザーバーとして参加予定。期成同盟会は、振興部会で利用促進策や持続可能な路線となる方策などについて議論するほか、JR西日本に対し利用実態の説明を求めることなども検討しています。
■人口減少や新型コロナの影響で、地方鉄道を取り巻く環境が厳しさを増す。
JR西日本は、利用が少ない区間の収支を公表した。大糸線の南小谷ー糸魚川間が年6億円以上の赤字。今後、小谷村など沿線自治体とJR西は、路線の在り方などについて協議を進めていく。のどかな山岳風景の中を駆け抜ける一両のディーゼル列車。
南小谷-糸魚川間(35.3km)はJR西日本が運行し、非電化路線。山間のくねくねとした線路沿いに流れる姫川は日本海へ流れ出る。県境の小谷村はJR西が運行する大糸線が縦断し、南小谷、中土、北小谷の3駅がある。利用者はまばら。JR西によると、
1日当たりの平均乗客数の目安となる「輸送密度」は、ピークだった1992年度は1282人、2019年度は102人、新型コロナが広がった2020年度は50人まで落ち込んだ。2018-2020年度の平均で大糸線は年間6.1億円の赤字。JR西は「2000人未満の路線は
大量輸送という鉄道の優位性を発揮できておらず、一事業者の経営努力だけで維持するのは非常に困難」とした。「列車が通るのを毎日見ているがほとんど乗っていない。みんな車で送り迎えだよ」と沿線住民。「鉄道が通らなくなればますます
過疎になる。できるなら今のまま残してほしい」と。小谷村内には高校がないため、近隣の大町や白馬に通学する高校生にとって、鉄道は欠かせない存在でもある。今後、沿線自治体などでつくる「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」内に
振興部会を設け、路線の活性化などを幅広く議論する。JR西は「廃線ありきではない。地域の実情に合った公共交通の在り方を一緒に考えていきたい」と。地方鉄道に関しては、現在、国が鉄道・バス事業者や学識者らによる検討会が設けられている。
鉄道運行の費用負担の在り方や必要な支援などについて議論し、夏ごろに取りまとめる。小谷村中村義明村長は「鉄路の利便性は、村の人口維持にも影響する。孤立するような状況は避けなくてはいけない」と。「大糸線は松本-糸魚川間を結ぶ
一つの路線として考えたい。赤字は理解しているが、鉄道の厳しい状況は沿線自治体だけでなく、国全体で広範囲に見ていく問題と思う」。
■南小谷から糸魚川を走るローカル線「大糸線」
大糸線は松本から糸魚川をつなぐ路線で松本-南小谷間はJR東日本が運営。その先の糸魚川まではJR西日本が運営。清流・姫川と豊かな自然。そこを大糸線の車両が走り抜けます。新緑、紅葉、雪景色など景観が美しく、大糸線にはコアな
ファンが多い。そんな中、運営するJR西日本は収支を初公表した。2017年度からの3年間で年平均5.7億円の赤字。利用者数は年々減少。1日の平均利用者数がピーク時は1282人でしたが、2020年度は50人。今後のあり方が見直されようとする中、
沿線の地域では不安が広がっています。車の運転をしない通勤・通学者、高齢者にとっては重要な足である大糸線。「大糸線がないと困ります。手段がないから買物するにも病院行くにも大変です」と地域住民。糸魚川市長は「通学通勤の
生活だけでなくて観光や産業、防災など当地域において欠かすことのできない大切な公共インフラ。今の段階では鉄路以外ない」と述べている。
大糸線は観光にも貢献してきた。長野・新潟県境にある平岩の姫川温泉。線路沿いには数件の温泉宿が建つ。源泉かけ流しの温泉、そして目の前に広がる景色が自慢。しかし、1995年7/11;豪雨で姫川が氾濫。平岩地区でも姫川の堤防が決壊し、
大糸線の線路や鉄橋が流された。大量の土砂で露天風呂が埋まり、温泉宿が流失されたりした。その後、大糸線は2年4ヶ月後に全線開通。ホテルなども営業を再開した。
大糸線は北陸新幹線の開通で廃線を危ぶんだ時期があった。新幹線開業に伴い、並行して走る在来線はJRの経営から離れ、第3セクが運営することになった。その結果、JR西管轄の路線は大糸線だけとなった。当時から赤字だったため廃線と
なるのではないかと不安が広がった。地元住民は「大糸線・北陸線を守る会」を設立してJR西に存続を求めた。「沿線住民の高齢化がどんどん進んでいる。今は車があるけど、もう10年も経つと車を運転できない人がいっぱいいる。
そうすると生活の足として大糸線が大事」。大規模水害や北陸新幹線開通など存続の危機を乗り越えてきた大糸線。これからも生活や観光のインフラとして地域を支えてくれるのか。住民は不安を募らせています。
※JR西は「全てをこれまで通りとはなかなか難しい。現実問題、難しくなってきておるので、その中で鉄道として仮に維持することならばどうしていくことが望ましいのか、地域の皆様とそういったことを一緒になって議論させていただきたい」。
JR西は赤字ローカル線について線路や駅などの管理と列車の運行を分ける「上下分離方式」を検討するなど、運営の在り方を沿線地域と議論する考え。
■JR西日本は、利用者が年々減り続けているJR大糸線の南小谷-糸魚川間について、バスへの転換なども含めて地元の自治体などとともにあり方の検討していく。
人口減少や高速道路などの発展に伴い、JR大糸線は1992年度のピークと比べて、利用者数が10%まで減少した。JR西日本は沿線自治体などと協議会を作り、定期券への補助を行ったり、自転車を車内に持ち込めるサイクルトレインのイベントを
行うなど、利用促進の取り組みを進めてきたが、利用者の大幅な回復にはつながっていない。JR西日本は大糸線・南小谷-糸魚川間で、バスへの転換などを含め、あり方の検討を進めていくとした。3月からJR西日本と地元自治体などが
議論の場を持ち協議を進めていく。JR西日本は「地域の未来に資する持続可能な路線としての方策を見いだしていきたい」と。JR大糸線の沿線自治体や経済団体などで作る期成同盟会の会長を務める大町市牛越徹市長は、「現在の大糸線を
どのようにいかしていくかが議論の原点」と。市長は「人口の減少や豪雪地帯であることに加え、新型コロナによる観光客の減少などもあり、経営が厳しい状況であることは認識している」と。その上で、JR西日本が大糸線の一部区間の
バスへの転換なども含めて地元自治体などと協議すると発表したことについては、「現在ある大糸線をどのようにいかしていくかが議論の原点で、バス路線に転換するという話ではない。大糸線に大勢の皆さんに乗ってもらえるような
環境作りに力を尽くしたい」と、一部区間のバスへの転換に反対する考えを示した。また、牛越市長は、2024年春に予定されている北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業に伴い、関西圏からの訪問の増加が見込めるとして、今後、観光客の誘致や
地域振興に力を入れる考えを示した。
■人口減少やコロナ渦で存続が危ぶまれる路線もある全国の地方鉄道について、廃線にしてバスに切り替えるなど抜本的な見直しも視野に議論する国の検討会が始まった。
鉄道を残したい地域からの反発も予想される中、鉄道事業者に頼ってきた費用負担などについて沿線自治体がどのように関わっていくかが焦点。2/14;初会合には国交省と鉄道事業者や専門家など20人が出席。国交省鉄道局長が
「人口減少や少子化に加え新型コロナの影響により、大都市圏の鉄道事業収益で地方路線を維持するこれまでの構造が立ちゆかなくなり、一部の線区では危機的な状況にある」と述べ、全国の地方鉄道をめぐる現状への危機感を
訴えた。「単に鉄道を残すということではなく、地域の利便性を高めることが重要」、「1kmあたりの1日の乗客が2000人未満の路線もあり、このままの形で鉄道を維持することは非常に難しい」といった意見が出されたという。
地方鉄道は多くの事業者が赤字に陥り、存続が危ぶまれる路線も出ていて、検討会では今後、鉄道を廃線にしてバスに切り替えるなど、抜本的な見直しも視野に議論する方針。一方、長年、地方の移動を支えてきた鉄道を廃線に
することに対しては地域からの反発も予想されます。路線の維持に向けては、鉄道事業者に頼ってきた費用負担などについて沿線自治体がどのように関わっていくかが焦点となり、国は7月をめどに方向性を示したいと。
座長を務める交通政策に詳しい東京女子大・竹内健蔵教授は「廃止か存続か、単純な議論ではなく、危機感を共有しながら、多様な選択肢を議論し、戦略を導き出していきたい」と。
JR大糸線は松本と糸魚川を結ぶ全長105kmの路線で利用者の多くが観光客。管轄は小谷村南小谷駅を境に分かれ、南の長野側はJR東が管轄し、南小谷駅から糸魚川駅まではJR西の管轄。2/3;JR西は大糸線の南小谷駅-糸魚川駅区間で、
バスへの転換なども含め、あり方の検討を進めていくと発表。今後、地元の自治体などと協議の場を設ける。JR西は南小谷駅-糸魚川駅の区間の1日の運行本数は20本。人口減少や高速道路などの発展に伴い利用者数は減少が続き、
ピークの1992年度には1日あたり1282人が利用していたが、2019年度にはピークの1/10以下の102人にまで落ち込んだ。JR西日本は沿線自治体などと協議会を作り、定期券への補助や自転車を車内に持ち込めるサイクルトレインの
イベントを行うなど、利用促進を呼びかけていますが、大幅な回復にはつながらず、2020年度は観光客の減少などもあり、1日あたりの利用者は50人。バス転換も含めたJR大糸線のあり方が検討されることについて、小谷村では
廃線となれば子どもたちの将来に影響が出るという声も。
小谷中では毎年20人前後の生徒が卒業して白馬村や大町市などの高校に進学し、その多くが大糸線を使って通学。小谷村教育委員会は「公共の交通機関を使って、通学ができなくなると子どもたちにとっても、大きな問題になる。
村にとって大糸線は国道と並んで基幹的な交通網なので、鉄道の形で残していただき、不便にならないようにしてもらいたい」。大糸線利用の生徒は「窓から見える冬景色もすごくきれいで、なくなってしまうのはもったいない。
利用者が減ってくると路線を廃止しなければいけないのはわかるが、地域の中で鉄道を必要とする人がいるので止めてほしくない」。観光業者は「観光業で成り立っている村なので、観光客などが来にくい村になってしまう懸念が
ある。赤字路線だが弱者を切り捨ずに運行を続けてほしい」と存続を願っていた。
■JR西日本が大糸線など利用者が少なく個別の収支が赤字になっている線区について、会社だけでこれまで通りの運行を続けることは困難とする認識を示した。
大糸線沿線の自治体などで作る「期成同盟会」の会長を務める大町市牛越徹市長は、路線を存続させるため利用の促進を図っていく考えを強調した。人口減少や新型コロナの影響による利用者の低迷によって、2年連続で大幅な最終赤字になる
見通しのJR西日本は、経営の立て直しが急務で、南小谷-糸魚川間を結ぶ大糸線など利用者が特に少なくなっている17路線、30線区について、個別の収支がすべて赤字。そして、会社だけでこれまで通りの運行を続けるのは困難として、沿線の
自治体などとあり方について議論を進めていく方針。こうした方針に対し、大糸線の沿線自治体や経済団体などで構成し、利用の促進を図る期成同盟会の会長で大町市牛越市長は、「JR西日本は、あらかじめ方向性を決めて対応に当たることには
慎重な見解を示している」と。その上で「鉄路、鉄道でつながっていることに大きな意味がある。北陸新幹線の福井への延伸を好機と捉えて、観光路線として多くの人が来てもらえるよう振興策に取り組みたい」と。路線を存続させるため利用の
促進を図っていく考えを強調した。
■4/11;JR西日本は人口減少やコロナ禍で利用者が特に少なくなっている地方路線について、線区ごとの収支の状況を初めて公表した。
30の線区で赤字。JR大糸線(南小谷〜糸魚川:35.3km)の赤字額は6.1億円。1日の「輸送密度」2000人に満たない近畿。中国、北陸の30の線区が対象で、2020年度までの過去3年間の平均収支は全30線区で赤字。JR西日本は、新型コロナの
影響による鉄道旅客の低迷で、2020年度の2332億円の赤字、2021年度も1165億円の赤字になる見通し。路線別に収支を公表することで沿線自治体などと課題を共有し、地域の特性も踏まえながら今後のあり方についての議論を加速させたいと。
JR西は「経営が厳しい状況で、地方路線について自治体と議論することはまったなしの状況」で議論を急ぎたい考え。
2017-2019平均;収支率:3.7%、(収入0.2億円/経費5.9億円)ー5.7億円(赤字)。987人/1日(1987年)-102人/日(2019年)10%減少。
2018-2020平均;収支率:2.9%、(収入0.2億円/経費6.3億円)-6.1億円(赤字)。987人/1日(2018年)- 50人/日(2020年) 5%減少。
利用状況;987人/日(1987)→346(1997)→164(2007)→104(2017)→102(2018)→102(2019)→50(2020)
■JR西日本は大糸線など利用者が特に少なくなっている線区について、個別の収支が赤字になっていると明らかにした。
これまで通りの運行を続けることは困難とする認識を示した。これに対して、大糸線沿線の小谷村は「赤字は承知しているので、観光客を誘致するなど路線の利用者を増やしたい」と。人口減少や新型コロナの影響による利用者の低迷によって、
2年連続で大幅な最終赤字になる見通しのJR西日本は、経営の立て直しが急務で、4/11;大糸線など利用者が特に少なくなっている17路線、30線区について、個別の収支がすべて赤字で収支を公表した。大糸線は6/1億円の赤字。4/13;JR西日本は
「これまで会社の自助努力で地方の路線を維持してきたが厳しい経営状況で非常に難しくなっている。収支の公表は議論のスタートラインであり、地域の輸送をどのようにしていくのか、議論をしていきたい。今後は、自治体、国とともに
三位一体で考えていく必要がある」と、会社だけでこれまで通りの運行を続けるのは困難だとの認識を強調し、沿線の自治体などとあり方について議論を進めていく考えを示した。これに対し、大糸線沿線の小谷村は「JR西日本から具体的な
説明を受けていないが、赤字は承知している。観光客を誘致するなど路線の利用者を増やしたい」と。
■3/2;JR大糸線について、小谷村議会は南小谷駅の利便性向上などを県に要請した。
県庁を訪れたのは小谷村議会の議長で関副知事に要望書を手渡した。JR西日本がバスへの転換も含めてあり方を検討すると発表し、大糸線南小谷駅ー糸魚川駅間に関する要望書を提出した。大糸線について議長は「通勤・通学のほか、
観光業にとっても極めて重要。鉄道を維持した上で利便性を高めてほしい」と、南小谷駅での乗り継ぎの改善など利便性の向上を求めた。他の自治体と協力して観光客を集める取り組みを進めることなどを求めた。また、
雪が多かった1月は大糸線が頻繁に運休し、住民の生活に支障が出た。代行運転のない計画運休が多いため、JR西日本に対し、天候に左右されない運行体制を要望してほしいと求めた。副知事は「要望は鉄道の基礎になる部分」として、
「小谷村の皆さんと一緒にほかの自治体も巻き込みながら大糸線の利便性の向上や観光促進に取り組みたい」と、JR西日本に支援を求める考えを示した。小谷村議長は「大糸線の存続議論は非常に厳しいものがあるが、鉄道を
維持した上で利便性を高めてほしい」と。
■2022.10/19;県大町建設事務所は、白馬南小の児童を対象にJR白馬駅前の無電柱化工事の現場見学会を開いた。
JR白馬駅前で進んでいる無電柱事業に理解を深めるとともに、建設業の仕事について知ってもらおうと、事業の目的や概要を説明し、工事の現場を見学。児童たちは熱心にメモを取り、自分たちが住む地域でどんな工事が行われているのか
学んだ。
■2021.11/10;「無電柱化の日」。〜2022.4/28;県大町建設事務所はJR白馬駅前で取り組む無電柱化事業でPRロゴマークの募集。
白馬村において、「防災」「安全・快適」「景観・観光」の観点から、県は電線を地中に埋める無電柱化事業を行っています。電柱のない白馬の魅力を発信できるデザインの応募を呼び掛けている。ロゴマークがマンホール蓋のデザインに
なります。未発表作品、他の著作権、商標、他第三者権利を侵害しないもの。採用された作品の著作権、二次的使用権は県大町建設事務所に無償で帰属。最優秀賞1、審査員特別賞1、優秀賞10。(応募;1人1点)
※2017年12月に施行された「無電柱化の推進に関する法律」で、無電柱化の日を11/10に制定、1を並ぶ電柱に見立て0にするという意味らしい。日本には3600万本の電柱が立っているという。
(問)県大町建設事務所 TEL 0261-23-6530
■安曇野市はJR大糸線と篠ノ井線の計6駅、乗車券の窓口販売などの委託業務を廃止し、無人化する検討を進めた。
2020年度からは無人化を見据えて駅員の滞在時間を午前中のみに短縮したが、一部の住民からは見直しを求める声も上がる。市は2021年の市長交代を経て、各駅の事情を考慮して個別に判断すると方針を変更しており、今後の行方が注目される。
無人化が検討されたのは大糸線の安曇追分、有明、中萱、一日市場、梓橋駅と、篠ノ井線の田沢駅。2019年度の1日平均乗車人員は242-775人。1983-1985年に当時の町や村が委託契約を結び業務を引き継いだ。市は駅員の人件費などで、
2019年度に計約1300万円を、滞在時間短縮後の2020年度以降は約1000万円を支払った。乗車券の販売手数料収入を差し引き、実質800-900万円を負担。各駅とも駅員1人が乗車券販売のほか、駅舎の清掃などを担っている。市は経費削減などを
目的に在り方を検討し、2019年3月に、2019年10月から無人化する方針を提示した。ただ住民への事前説明などはなく、市民は見直しを求める陳情を提出。市はいったん無人化を見送り、2020年度に7:00-17:00の業務を12:00までに短縮。
2022年度も続ける方針。「無人駅になれば街の灯が消えてしまうようだ」と住民。駅を中心に発展してきた地区の衰退を懸念する。現在、駅に防犯カメラはなく、犯罪や事故などに対する安全面も心配という。駅周辺の住民は2021年3月、
無人化の見直しを求めるため「安曇追分駅を愛する会」を結成し、少しでも駅の魅力を高めてこの問題に関心を持ってもらおうと構内で花壇の整備などを始めた。事務局は「住民サービスの一環として、行政が責任を持って利用者の安心を
確保してほしい」と。将来的な駅舎の管理も課題。駅舎はJR東日本が所有しているが、無人化した場合の活用方針などは現時点では未定。JRによると、無人化したとしても建物のメンテナンスなどは継続するが、「大規模な改修などは
自治体と協議する」と。市商工労政課は「駅員の有無にかかわらず、街の顔としての駅の機能を維持できる方法を考えていきたい」と。
国交省のまとめでは、JR、私鉄を合わせて2019年度時点の全国の無人駅は4564ヶ所、総駅数に占める割合は48.2%、長野県は57.8%。駅の無人化で課題となるのが、障害者らが利用する際の安全確保。視覚障害者のホーム転落事故が起きた
ことなどを踏まえ、国交省では2020年度、障害者団体と鉄道事業者による意見交換を始めた。駅を無人化する時に配慮するべきことをガイドラインにまとめる予定。安曇野市では、無人駅を見据えて2018年に6駅の乗客を対象とした
アンケートを実施した。無人化すると、車椅子利用者らが駅を利用する場合の乗降介助などが課題。市は「6駅一律ではなく、各駅の障害者の利用状況も踏まえて考える必要がある」と。
★☆★2019主要な駅の乗客数(/日)★☆★(駅名;通常/定期券/計(人))
(1)大糸線;利用状況
1)松本;松本;7,306/8,875/16,182、北松本;119/567/687、島内;371(2011)、島高松;274(2011)
2)安曇野;梓橋;90/416/506、一日市場;136/639/775、中萱;81/303/385、南豊科;80/832/912、豊科;315/608/924
3)安曇野;柏矢町;114/405/519、穂高;346/762/1,109、有明;45/196/242、安曇追分;47/264/312
4)松川;細野;56(2011)、北細野;130(2011)、信濃松川;85/505/591
F
5)大町;安曇沓掛駅;113(2011)、信濃常盤;245(2011)、南大町158(2011)、信濃大町;354/879/1,234、北大町;62(2011)、信濃木崎39(2011)、稲尾6(2011)、海の口;16(2011)
6)白馬;南神城21(2011)、飯森20(2011)、神城;15/24/40、白馬;158/118/277、信濃森上;25(2011)
7)小谷;白馬大池9(2011)、千国2(2011)、南小谷;48/35/83
(2)篠ノ井線;
1)塩尻;塩尻;1,721/2,629/4,351、広丘;753/2,005/2,759
2)松本;村井;533/1,485/2,019、平田;472/1,019/1,492、南松本;596/911/1,507
3)安曇野;田沢;82/433/515、明科;226/770/996
4)他;篠ノ井;2,201/7,166/9,367、長野;9,893/10,508/20,401
※小谷村大糸線振興会議(小谷村)
※大糸線利用促進輸送強化期成同盟会(大町市)
※大糸線活性化協議会(糸魚川市)
※大糸線活性化協議会facebook