AZUMINO GUIDE PAGE NO.8FD

Mountain information




==Japn Northern Alps Mountain Trail==


日本の屋根と呼ばれる北アルプス。安曇野から信濃大町、仁科三湖、そして白馬・小谷へと北上するにしたがい名峰が間近に迫ってくる。是非、山岳の自然に触れ、山々の声に耳を傾けよう。

雄大な峰々へ登山開始!

■北アのライブ配信。
槍・穂高連峰(蝶ヶ岳ヒュッテ)、北穂高岳(北穂高小屋)、涸沢(涸沢ヒュッテ)、前穂高岳(涸沢小屋)、常念山脈(槍ヶ岳山荘)、薬師岳(槍ヶ岳山荘)、燕岳(燕山荘)
北アルプスの「今」を贈ります(北アルプスブロードバンドネットワーク)
上高地BT LIVE CAM(自然公園財団上高地支部)
穂高岳山荘 LIVE CAM

■北ア北部の「後立山連峰」をはじめ、雄大な山並みを望む山岳都市「大町市」は、「立山・黒部アルペンルート」の玄関口。
大町市には、北には五龍岳〜南には槍ヶ岳と範囲が広く、約40の名峰が存在します。
白岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳・布引山・爺ヶ岳・岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳・スバリ岳・針ノ木岳・蓮華岳・北葛岳・七倉岳・船窪岳・不動岳・南沢岳・烏帽子岳・三ツ岳・野口五郎岳・真砂岳・南真砂岳・硫黄岳・赤岳・ワリモ岳・鷲羽岳・ 三俣蓮華岳・双六岳・樅沢岳・槍ヶ岳・西岳・赤岩岳・大天井岳・牛首山・燕岳・東餓鬼岳・東沢岳・餓鬼岳・唐沢岳などが含まれます。(富山県・岐阜県との県境を含む)

「初冠雪の槍ヶ岳」(槍ヶ岳山荘FB)

「冠雪した穂高連峰」(蝶ヶ岳)

「冠雪した冬の常念岳」(安曇野・長峰山にて)

「初冬の常念岳」(堀金にて)

「初冬の常念岳・横通岳」(堀金にて)

「初冬の蝶ヶ岳・蝶槍・常念岳・横通岳」(掘金にて)

「初冬の大滝山・蝶ヶ岳・蝶槍・常念岳・横通岳」(穂高にて)

「初冬の蝶槍・常念岳・横通岳」(穂高にて)

「初冬の常念岳・燕岳・有明山」(北穂高にて)

「初冬の燕岳・有明山・餓鬼岳」(北穂高にて)

「初冬の大天井岳・燕岳・有明山・餓鬼岳と大空を舞う2羽の白鳥」(北穂高にて)



信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.11/上)

■2025-2026登山口道路の冬期閉鎖予定
※降雪状況により、閉鎖時期・開通時期は変わります。
1)10/20-2026.7/上;「朝日岳」「白馬大池」;「蓮華車道」(ヒワ平GT-蓮華温泉)
2)11/10-5/中;「大渚山」;「姫川妙高線」(小谷温泉上-三叉路ー湯峠・大渚山登山口)
3)11/10-4/15;「雨飾山」;「川尻小谷糸魚川線」(小谷温泉上-雨飾荘)
4)11/10-5/中;「雨飾山」;「カンバ平線」(三叉路-雨飾登山口)
5)11/10-6/下;「風吹山」;「北野線」(北野-登山口)・「土沢線」(来馬-登山口)
6)11/19-2026.4/28;「白馬岳」;「白馬岳線」(二股GT-猿倉)※11/19「白馬岳線」は降雪が確認されたため、予定(11/28)よりも早く通行止となり冬期閉鎖。
7)11/28-2026.3/31;「鹿島槍ヶ岳」;「白馬岳大町線」(鹿島槍黒沢高原-大谷原)
8)11/28-2026.4/16;「七倉岳」;「槍ヶ岳線」(葛温泉上GT-七倉)
9)12/01-2026/4/15;「黒部・立山」;「立山・黒部アルペンルート」・「大町アルペンライン」(日向山GTー扇沢)
10)11/28-2026.4/24;「燕岳」;「中房線」(穂高宮城GT-中房温泉)
11)11/28-未定;「常念岳」;「一ノ沢林道」(穂高牧-一ノ沢)。2024.8/7:大雨被害で通行止め(烏川渓谷緑地-森の家駐車場)
12)11/28-2026.4/下;「蝶ヶ岳」;「烏川林道」(烏川-三股)
13)11/28-2026.4/24;「大滝山」;「小倉梓橋線」(三郷スカイライン)(三郷北小倉-豊科大天井岳線交点)
14)11/28-2026.4/24;「大滝山」;「豊科大天井岳線」(堀金須砂渡GT-三郷小倉展望)
15)12/12-2026.3/下;「光城山」・「長峰山」;「城山線」(豊科田沢ー光城山)・「長峰線」(明科中川手-長峰山)
16)11/16-2026/4/16;「上高地」;「上高地公園線」(中の湯GT-上高地BT)。2026.4/27;上高地開山祭
17)10/31-2026.7/01;「乗鞍岳」;「乗鞍エコーライン」。11/14-2026.4/10;休暇村〜三本滝。2026.4/27;三本滝ー位ヶ原、2026.6/1〜;位ヶ原-大雪渓・肩の小屋口、2026.7/1;畳平開通予定
18)10/29-2026.5/15;「乗鞍岳」;「乗鞍スカイライン」(平湯峠-畳平)
19)11/19-2026/4/21;「美ヶ原・霧ヶ峰」;「ビーナスライン」(八島-和田峠ー美ヶ原台上)
20)11/19-2026.4/21;「美ヶ原」;「美ヶ原公園西内線」(武石観光センタ-道の駅-美ヶ原台上)
21)11/19-2026.4/21;「王ヶ頭」;「美ヶ原公園沖線」(美鈴湖〜天狗の露路・美ヶ原自然保護センタ)
22)11/19-2026.4/21;「美ヶ原」:「アザレアライン」(松本入山辺-扉峠)
23)10/01-2026.4/上;「高ボッチ高原」:「高ボッチ線」(崖の湯ルート)
24)12/01-2026.4/下;「高ボッチ高原」:「高ボッチ線」(東山ルート)
25)11/20-2026.4/16;「八ヶ岳」;R299「麦草峠」

■12/2;信毎はライチョウの保護を目的とした「ミライチョウプロジェクト」で募った寄付金118万円を、北アルプス登山道等維持連絡協議会に贈った。
寄付金は土砂崩れの復旧や梯子の修繕など登山道の維持活動費に充てられる。CFで7〜9月に寄付を募り、目標は700万円。1468人から計1712万円の支援があった。返礼品などの経費を差し引いた708万円を同協議会や、ライチョウ保護に 取り組む中村浩志国際鳥類研究所など4団体に寄付。

■富山ファミリーパークは2025.11月〜;飼育中のニホンライチョウの繁殖技術確立などに生かすため、CFを開始。目標2000万円。2026.2/13まで。
同パークでは2017年ライチョウの生息域外保全を目的にしたCFを実施、1174人から\2626.5万円で「ライチョウ基金」を設立。その基金で同パークで生まれた卵からふ化したヒナ2羽が中アに放鳥した。野生のライチョウは、母親のフンを 食べることで毒素を分解する細菌を受け継ぐことがわかっているため、同パークは細菌を培養してエサに混ぜるなど野生にかえすための新たな飼育方法を確立させたいと。富山市ファミリーパーク園長は「温暖化が進行する中、寒冷な 高山に生息するライチョウの将来が脅かされています。一刻も早く繁殖と野生復帰の技術を確立するため支援をいただきたい」。
(問)富山市ファミリーパーク TEL 076-434-1234

■冬山シーズン、登山の際には事前に必要な装備や気象情報を確認するなど準備を万全にするよう呼びかけています。
県警によれば、2024年12月-2025年3月の冬山シーズンに県内で起きた山岳遭難は55件、このうち死亡11、ケガ人19人。長野県内では11/中から厳しい冷え込みとなり、北部では平地でも雪が積もった。警察は登山の際には事前に山小屋の 営業期間や気象情報を確認し、アイゼンやピッケルといった冬山装備を携行するなど万全の準備をするよう呼びかけています。県警察本部は「冬山はすぐに救助に行くことが難しい。事前に情報収集したうえで、装備のほか食料なども しっかりと準備してから登山してほしい」と。
通年営業は西穂高岳・西穂山荘、八方尾根・八方池山荘。上高地中の湯・坂巻温泉旅館、中の湯温泉旅館。
11/25までに燕岳・燕山荘、立山・室堂山荘、雷鳥荘、みくりが池温泉、雨飾山・雨飾荘は営業終了。11/24;立山室堂の積雪は1.3m、室堂山荘の積雪は1.5m。

■11/24;燕岳の燕山荘も山小屋営業終了した。
年末年始の営業予定は12/24-2026.1/4まで。
(問)燕山荘松本事務所(月-金;9:00-17:00)

■鉄道の不振が続く富山地鉄「立山線」について、富山県や沿線自治体は「立山・黒部アルペンルート」につながる観光路線と位置づけた上で、利用促進や収益の増加に取り組むことで存続を目指す。
「立山線」を利用して「立山・黒部アルペンルート」を訪れる観光客の需要は今後も増加が見込まれ、事業者と行政が一体となって利用促進を図る。立山町は赤字が続いている岩峅寺駅ー立山駅間で、2026年度に調査・具体策検討、 2027年度から国の支援を受け再構築を目指す。「立山線」の収益増加に向けては、座席指定料金、特急料金、運賃設定ができる「協議運賃」を導入する案などが検討されている。立山町長は「地鉄の立山線は町にとって、観光路線として、 地域の交通手段として重要であり、あらゆる手段を使って残す」。富山地鉄は6年連続の赤字、累積赤字は61億円。2025年3月期決算で鉄道事業は8.3億円の赤字。鉄道は本線、立山線、不二越・上滝線で全長93.2km、富山ー宇奈月温泉間の 「本線」(53.3km)、寺田-岩峅寺ー立山間の「立山線」(24.2km)、稲荷町-岩峅寺間の「不二越・上滝線」(15.7km)がある。距離が長いため維持管理コストがかさむ。本線の輸送人員は1970年度1803万人/年、1990年度878万人/年、 2010年度435万人/年と激減。2015年度494万人/年、2017年度501万人/年、2018年度465万人/年。採算がとれない本線の滑川-宇奈月温泉間、立山線の岩峅寺-立山間では沿線自治体の支援などがなければ2026年11/末で廃線される方向だった。 立山線では近年インバウンドも含めた個人観光客の需要が伸びて明るい兆し。2024年度立山・黒部アルペンルートは82.4万人が訪れ、うち10万人は地鉄を利用。経済波及効果は年間約30億円に上ることなどを考慮し、存続の方向へ。

■2025.4-10月;上高地を訪れ宿泊した外国人は1万9857人、前年同時期比で5%増、3年連続で過去最多を更新した。
国や地域別には台湾6216、タイ2642人、香港1654人、米国1643人など。外国人の宿泊者数が過去最多を更新したことについて、松本市は、円安の影響やSNSを通じて美しい風景や口コミが海外でも広がったことが背景にあるとしています。 2025.1/1-11/15;上高地を訪れた観光客や登山者は、日本人と外国人166万4900人、2010年以来、22年ぶりに160万人を上回った。
上高地行シャトルバスが出る沢渡駐車場周辺の渋滞対策は、ライブカメラと電光掲示板を設置、混雑状況を市や環境省HPで配信した。R158の渋滞発生日は2025年、最長3kmの1日だけ、来訪者が分散する効果があった。

■2025.11/15;北アの玄関口、松本市安曇「上高地」で観光シーズンの終わりを告げる「閉山式」が行われた。
閉山式は、うっすらと雪化粧した穂高連峰を望む「上高地」「河童橋」のたもとで行われ、観光関係者など80人が出席。神職が祝詞をあげたあと、出席者たちが玉串を奉納、今シーズンの感謝と、来シーズンの無事を祈願した。松本市によれば、 2025年はインバウンド需要が好調だったことなどから、10/末までに上高地を訪れた人は156万1200人と、2024年通年(153万200人)を上回り、2004年以降で最多。SNSで上高地の情報が広がり、初めて訪れる若者が増えた。閉山式を 主催した上高地観光旅館組合長は「ことしも多くのお客様に来てもらいました。来シーズンも1人でも多くの人に上高地を楽しんでほしい」と。
上高地に通じる県道「上高地公園線」は、11/16〜2026.4/17;7:00まで閉鎖、上高地はこれから本格的な冬山シーズンを迎えます。

■「国立環境研究所」、「森林総合研究所」、「信大」の研究チームは、国内3ヶ所(北ア・立山室堂、中ア・極楽平、大雪旭岳)の高山帯の定点カメラ画像データと気象観測データを用いて、年による紅葉の色づきの強さの違いと その要因との関係を解析した。信大は山岳科学研究拠点の小熊宏之特任教授と鈴木啓助名誉教授が参加。2011〜2020年に1H間隔で草木を撮影。画像データで紅葉するウラジロナナカマド、黄葉するダケカンバなどの色づきの強さを計測、 各種の気象データも踏まえて年ごとの違いを分析。その結果、春先に葉が広がり始める「展葉日」と「紅葉の色づきの強さ」に相関関係が見られた。
「雪解けが遅く展葉日が遅い年ほど色づきが鮮やか」。「雪解けが早く展葉日が早い年は色づきが弱くなる」。
早い時期に葉が開くと、秋には葉はより年老いた状態になるため、色素の合成や分解がスムーズに進まない可能性があるとみる。地球温暖化により雪解けが早まると、高山帯の紅葉の鮮やかさが薄れるかもしれないと指摘。温暖化が顕著な 想定では、2081〜2100年には高山帯の紅葉の色づきを示す指標値が15%減少すると予測。研究チームは「紅葉の色づきに着目して気候変動の影響を示した研究は世界初」。調査結果の論文は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

■11/8;富山県警察山岳警備隊は雪崩の跡を確認。
11/8;パトロール中の山岳警備隊員が立山・雄山西面のルンゼにて、雪崩の跡を確認し写真を公開した。雪崩は約150m。雪崩による被害はなし。同警備隊は「立山周辺では吹き溜まりとなるルンゼを中心に積雪が増しており、状況により 雪崩が発生する可能性がある。滑走を計画される方は十分に警戒してください」と。立山・室堂の積雪は、11/8;積雪70cm(降雪0cm),11/9;積雪80cm(降雪5cm)。

■11/6;「黒部峡谷」では紅葉が見頃を迎えています。
秋晴れのもと、観光客がトロッコ電車に乗って峡谷を彩る鮮やかな紅葉を楽しんでいます。赤や黄色に染まった深い谷とエメラルドグリーンの黒部川とのコントラストがよい。黒部峡谷鉄道によれば、2025年の紅葉は例年より1週間遅れたが、 今は色鮮やかな景色が広がっています。トロッコ電車は宇奈月駅から9km離れた猫又駅まで。能登半島地震の影響で2025シーズンも欅平駅までの運行は断念。宇奈月駅-猫又駅間での運行。

■11/3;北アでは雪が降っています。11/3;白馬エリアのスキー場中腹以上が雪化粧した。五竜アルプスG、八方尾根・黒菱G・兎平G、栂池栂の森G・ハンのキCなどが白くなった。積雪は5-15cm。
11/3;「上高地」(積雪1-5cm)や「美ヶ原高原」(積雪2-3cm)も雪景色となった。「ビーナスライン」や「美ヶ原スカイライン」では積雪があり、ノーマルタイヤの車は立ち往生も。
11/3;「志賀高原・横手山」、「浅間山」の山頂が雪に覆われた。浅間山の初冠雪は2024.11/7、平年は10/31。11/4;2024年より3日早く平年より4日遅く初冠雪。
11/3;「八ヶ岳」の稜線が初冠雪。平年より2週間ほど遅い。主峰「赤岳」山頂の「赤岳天望荘」によると、5:00頃、気温-5℃でうっすらと雪が積もり、美しい銀世界が広がった。
■11/3;上空5500mに強い寒気が流れ込んだ影響で上高地・美ヶ原・浅間山・志賀高原・雨飾高原などで雪が降った。北アの玄関口、「上高地」では河童橋が一時、見えにくくなるほど雪が舞い、周囲の山肌や木々にうっすらと雪化粧した。

■11/2;蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳・燕岳・穂高連峰・槍ヶ岳・涸沢・立山・白馬三山などでは積雪が増え、さらに白さを増した。稜線は雪雲に覆われています。

■11/1;北アには雪雲がかかり、穂高連峰・槍ヶ岳・燕岳・立山・白馬三山などで雪が降り、積もっています。
11/1;常念岳(常念小屋)で積雪5cm、大天井岳(大天荘)で積雪10-15cm、燕岳(燕山荘)で積雪5-10cm、槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘)積雪30cm。立山積雪15-25cm。
★2025年冬立山・室堂(標高2450m)・積雪情報(2025.11/1-11/30)★立山室堂山岳情報・立山なだれ情報
2025.11/1;積雪25cm(降雪15cm)
※室堂山荘;11/23泊、雷鳥荘;11/24泊、みくりが池温泉;11/24泊まで営業予定。
穂高連峰(穂高岳山荘・北穂高小屋・槍ヶ岳山荘・槍沢ロッジ・涸沢ヒュッテ・涸沢小屋・岳沢小屋・蝶ヶ岳ヒュッテ・常念小屋・横尾山荘・徳澤園・明神館)の山小屋は11/3まで営業予定。 徳沢ロッジ;11/5、燕山荘;11/23、大天荘;11/23、雨飾荘;11/23までの営業予定。

■上高地宿泊施設の営業終了;坂巻温泉旅館(通年営業),中の湯温泉旅館(通年営業)
10/26;大正池H
11/2;嘉門次小屋,明神館
11/3;横尾山荘,氷壁の宿徳澤園,森のリゾート小梨,上高地温泉H,山のひだや
11/5;徳沢ロッヂ
11/14;上高地帝国H,上高地ルミエスタH,上高地アルペンH,上高地西糸屋山荘,五千尺H上高地,ザ・パークロッジ上高地,H白樺荘
※公衆トイレ閉鎖;11/6;徳沢*,11/11;小梨平*,11/12;中の瀬*,11/13;明神*,11/16;ウェストン,11/16;大正池*,11/16;河童橋,11/17;上高地BT* (*冬期利用可)


信州・北アルプスの秋山登山情報(2025.10/下)

■10/30;穂高連峰の初雪はだいぶ溶け、蝶ヶ岳・常念岳・燕岳の雪は消えた。蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳の初雪は稜線に僅かに残るだけ。初冠雪の五龍岳・唐松岳・白馬三山・小蓮華山・白馬乗鞍岳は美しい。

■10/29;白馬連峰の稜線に積もった新雪と、中腹の紅葉や黄色、山麓の緑が織りなす「三段紅葉」を眺めることができます。
「白馬岩岳」山頂(標高1289m)の絶景テラス「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」からは「三段紅葉」が楽しめます。

■10/29;蝶ヶ岳・常念岳・燕岳の雪は消えました。蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳は山頂部分が真っ白に。五龍岳・唐松岳・白馬三山・小蓮華山・白馬乗鞍岳は雲の中。鹿島槍ヶ岳・冷池山荘周辺は積雪10cm。

■10/27;「立山・室堂」で初雪、一面雪景色となった。
立山・室堂(標高2450m)では初雪が降った。室堂のH立山によれば、10/27;4:30;室堂では雪が降り始め、積雪1cm。室堂での初雪は2024年より10日早い。

■北ア各地で初雪・初冠雪。積雪は2-3cm。
10/28;北ア「乗鞍岳」、「西穂・前穂・奥穂・北穂・涸沢・槍ヶ岳」、「常念岳・燕岳・大天井岳」、「立山」(室堂・弥陀ヶ原・黒部平)、「蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」などで初冠雪。 槍ヶ岳は稜線の吹き溜まりで積雪10〜15cm。涸沢では積雪1cm、燕岳は積雪1cm、日中に雪は溶けた。
10/28;「栂池自然園」(標高1900m)。「栂池高原」上部の栂の森G(標高1700m)やハンノキC(標高1650m)がうっすらと雪化粧したが、日中には溶けた。
10/28;「八方尾根」上部で初雪・初冠雪。2024年より10日早い。八方池も雪景色。リーゼングラートC(標高1800m)、黒菱平(標高1680m)・兎平G中間(標高1550m)より上部では5〜6cm積雪。
10/28;「白馬五竜」のアルプス平G(標高1500m)がうっすらと雪化粧した。日中には雪は溶けた。
10/28;「乗鞍岳」の冷泉より上部は初雪が積もった。乗鞍エコーライン・乗鞍スカイラインは着雪・凍結で全線通行止。
■10/28;「乗鞍岳」の「畳平」(標高2702m)では「初雪」を観測した。
山岳観光道路「乗鞍スカイライン」は、2024年は10/末まで積雪がなかったが、2025年は過去10年の平均より13日遅い。10/28;乗鞍スカイライン管理事務所によると平湯GTはうっすらと雪景色。標高2000mで2〜3cmの積雪を観測した。日中は畳平で降雪。
10/28,10/29;「乗鞍スカイライン」(平湯GT-畳平間)及び「乗鞍エコーライン」(三本滝〜畳平間)は積雪で通行止め。

■10/27;白馬三山・五龍岳・小蓮華山・白馬乗鞍岳は雪雲の中ですが、標高2400m以上では初冠雪。
■10/27;「立山」が雪化粧。室堂平は雪が降っています。初雪・初冠雪。立山は2024年よりも1日早い。朝の室堂でうっすらと雪景色して積雪1-2cm。
■10/27;「白馬岳」など後立山連峰では雪が降り積もった。2024年よりも10日早い。
■10/27;「大天井岳」でも初雪・初冠雪。うっすらと雪景色。
■10/27;「乗鞍岳」の「乗鞍エコーライン」は路面凍結で運休。

■秋の小谷村「雨飾高原」・「鎌池」。「鎌池」は紅葉の見頃を迎え、紅葉のピークは来週。ここ数日間で冷え込みが強まり、色付きが進んだ。池を囲むブナ林やナナカマドが赤や黄に紅葉。雨飾高原や鎌池周辺はブナ林が多く、赤よりも黄色が多い。
時折吹く湖風によって水面がいろいろと変化していた。

■10/下;紅葉の見頃;雨飾山荒菅沢(標高1448m)、雨飾高原・鎌池(標高1190m)、栂池高原栂の森(標高1570m)・ハンの木(標高1500m)、八方尾根中腹(標高1400m)、黒部ダム下(標高1470m)、高瀬渓谷・高瀬ダム(1270m)-七倉(1050m)、 大峰高原(標高1000m)、上高地(標高1500m)、乗鞍高原(標高1500m)、白骨温泉(標高1400m)、美ヶ原高原(標高1590m)
落葉・色褪せ;栂池自然園、八方尾根上部、小遠見山、白馬五竜、立山室堂・大観峰、黒部平、乗鞍岳

■小谷村の「雨飾高原」で紅葉が鮮やかに色付いています。「鎌池」では紅葉の見頃を迎え、駐車場は満車、行楽客やカメラ愛好家らが訪れています。小谷村観光連盟によれば紅葉のピークは来週。ここ数日間で冷え込みが強まり、色付きが進んだ。 池を囲むブナ林やナナカマドが赤や黄に紅葉し、青空に映えています。雨飾高原や鎌池周辺はブナ林が多く、赤よりも黄色が多い。

■山岳景勝地「上高地」で入山料検討
10/24;松本市臥雲義尚市長の諮問機関「上高地の管理運営のあり方に関する研究会」は市長に今後の研究の方向性をまとめた中間報告をした。2026年3月の市長への提言に向けて、上高地の持続的な保護と利用を実現するための新たな 管理運営組織の設置、入園料導入の検討を進めていく。諮問機関は上高地の宿泊事業者や交通事業者、公園管理団体などで構成、市が文化財保護法に基づく管理団体に指定されたことを受けて1月に発足。これまで計7回の研究会を開き、 上高地の玄関口・沢渡から北ア槍・穂高連峰の山岳域までの課題を洗い出した。道路・登山道の管理など上高地に横たわる課題や、既存組織・予算では解決できない状況にあるとの認識を共有。管理運営組織と財源確保に関する提言の 方向性を検討してきた。臥雲市長は「組織強化と利用者負担という二つの柱をより突っ込んで研究し、実現に向けて取り組んでいくと受け止めた」とし、予算編成の準備を進めたい」。同研究会は「入園料ありきではなく、国内外の事例を 学んで検討を進めたい」と。

■10/24;「乗鞍高原」一の瀬の「大カエデ」が色づきが進んでいます。赤色やオレンジ、黄緑と何色も入り交じっり彩りが目を引く。乗鞍岳を背景に写真を撮る人の姿が見られます。

■10/23;大町「高瀬渓谷」では、大町ダム〜七倉間で木々が赤や黄に色づき始めた。大町の紅葉スポット「高瀬渓谷」、「仁科三湖」、「霊松寺」の紅葉は10/末-11/上に見頃を迎えそう。秋の3連休(11/1-11/3)は観光客で賑わいそう。

■10/下;紅葉の見頃;雨飾山荒菅沢(標高1448m)、雨飾高原・鎌池(標高1190m)、栂池高原栂の森(標高1570m)・ハンの木(標高1500m)、八方尾根中腹(標高1400m)、黒部ダム下(標高1470m)、高瀬渓谷・高瀬ダム(1270m)-七倉(1050m)、 大峰高原(標高1000m)、上高地(標高1500m)、乗鞍高原(標高1500m)、白骨温泉(標高1400m)、美ヶ原高原(標高1590m)
落葉・色褪せ;栂池自然園、八方尾根上部、小遠見山、白馬五竜、立山室堂・大観峰、黒部平、乗鞍岳

■秋の小谷村「雨飾高原」・「鎌池」。「鎌池」は紅葉の見頃を迎え、紅葉のピークは来週。ここ数日間で冷え込みが強まり、色付きが進んだ。池を囲むブナ林やナナカマドが赤や黄に紅葉。雨飾高原や鎌池周辺はブナ林が多く、赤よりも黄色が多い。
時折吹く湖風によって水面がいろいろと変化していた。

■小谷村の「雨飾高原」で紅葉が鮮やかに色付いています。「鎌池」では紅葉の見頃を迎え、駐車場は満車、行楽客やカメラ愛好家らが訪れています。小谷村観光連盟によれば紅葉のピークは来週。ここ数日間で冷え込みが強まり、色付きが進んだ。 池を囲むブナ林やナナカマドが赤や黄に紅葉し、青空に映えています。雨飾高原や鎌池周辺はブナ林が多く、赤よりも黄色が多い。

■山岳景勝地「上高地」で入山料検討
10/24;松本市臥雲義尚市長の諮問機関「上高地の管理運営のあり方に関する研究会」は市長に今後の研究の方向性をまとめた中間報告をした。2026年3月の市長への提言に向けて、上高地の持続的な保護と利用を実現するための新たな 管理運営組織の設置、入園料導入の検討を進めていく。諮問機関は上高地の宿泊事業者や交通事業者、公園管理団体などで構成、市が文化財保護法に基づく管理団体に指定されたことを受けて1月に発足。これまで計7回の研究会を開き、 上高地の玄関口・沢渡から北ア槍・穂高連峰の山岳域までの課題を洗い出した。道路・登山道の管理など上高地に横たわる課題や、既存組織・予算では解決できない状況にあるとの認識を共有。管理運営組織と財源確保に関する提言の 方向性を検討してきた。臥雲市長は「組織強化と利用者負担という二つの柱をより突っ込んで研究し、実現に向けて取り組んでいくと受け止めた」とし、予算編成の準備を進めたい」。同研究会は「入園料ありきではなく、国内外の事例を 学んで検討を進めたい」と。



■活火山「浅間山」(標高2568m)の火山性地震は2024年4/中以降増加した状態が続いています。噴火警戒レベルが「2」(火口周辺規制)
山体西側での膨張を示すと考えられる傾斜変動は、2024年5月以降停滞していますが、火山ガスの放出量は2023年3月以前に比べて多い状態が続いています。気象庁は、山頂の火口から約2km範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に 警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。火山性地震は以下の通り。
2025.12/15;21回(15:00),12/14;48回,12/13;38回,12/12;38回,12/11;37回,12/10;48回,12/9;37回,12/8;29回,12/7;24回,12/6;29回,12/5;20回,12/4;23回,12/3;20回,12/2;17回,12/1;29回
2025.11/30;28回,11/29;27回,11/28;23回,11/27;18回,11/26;21回,11/25;30回,11/24;26回,11/23;25回,11/22;46回,11/21;29回.11/20;28回,11/19;33回,11/18;33回,11/17;52回,11/16;46回,
2025.11/15;23回,11/14;45回,11/13;20回,11/12;26回,11/11;26回,11/10;27回,11/9;20回,11/8:26回,11/7;35回,11/6;28回,11/5;37回,11/4;37回,11/3;36回,11/2;49回,11/1;27回
2025.10/31;40回,10/30;42回,10/29;43回,10/28;38回,10/27;29回.
※2025.10/26以前は2025年北ア山岳情報161を参照。



■2025.11月-11月;主な山岳遭難(北ア・八ヶ岳など)
■長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」、「余裕ある登山計画を立てる」、「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」、「こまめに休憩を取り、意識して水分・ エネルギーを補給する」、「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

※2025.8/23以前は2025年北ア山岳情報160を参照。

■11/24;14:00;八ヶ岳「硫黄岳」の標高2000mルの夏沢鉱泉付近で女性が下山中に登山道で転倒、右足を骨折した。女性は8人パーティーで同行者が通報、17:00前に消防に救助、病院に搬送された。

■11/24;午後、八ヶ岳「天狗岳」で女性が下山中に転倒、頭にケガをした。11/24;午後、女性は天狗岳から下山中に標高2400mの黒百合ヒュッテの近くで転倒、頭にケガをした。一緒に行動していた女性が、黒百合ヒュッテに救助を求めた。 14:00;ヒュッテの関係者が警察に通報。女性は近くの山小屋に自力で移動、夕方、救助隊員と合流した。茅野警察署の山岳遭難救助隊員が出動し、17:00;女性と合流。女性は出血があったものの、会話ができる状態という。 11/23;女性は2人パーティで唐沢鉱泉登山口から入山、テント泊した後、11/24;天狗岳に登った後、再び唐沢鉱泉登山口に向け下山する途中だった。

■11/16;北ア「剣岳」の「池ノ谷右俣」(標高2060m)の雪渓で女性が倒れていた。11/16;12:25;「姿が見えない」と同行者から通報があり、県消防防災ヘリで捜索、14:15;女性が倒れているのを発見、収容したが死亡が確認された。 下山中に滑落したとみられる。2人で日帰りの登山届が出ていた。

■11/6;八ヶ岳「阿弥陀岳」(標高2805m)で男性が積雪のため道に迷い行動不能となった。男性は日帰りの予定で単独で入山、阿弥陀岳南稜から山頂を目指していた。しかし、標高2600mで積雪のため道に迷って行動不能となり、13:00;救助要請。 15:30;県警ヘリが男性を救助、茅野のヘリポートに降ろした。ケガはなし。阿弥陀岳南陵は岩場が続く熟達者向けのいわゆる「バリエーションルート」で、一般向けの登山地図にはルートも記されていません。男性は積雪期の八ヶ岳登山は 初めてだったという。現場の積雪は10cm、凍結しており、男性はアイゼンやピッケルといった冬山装備を持参していなかった。

■11/2;北ア「槍ヶ岳」で登山中の男女が遭難、11/4;心肺停止の女性は死亡が確認された。死因は低体温症。 11/2;女性は男性と新穂高から入山、槍ヶ岳山荘に向かう途中、山荘の400m手前で荒天や積雪で動きが取れなくなり、男性が110番通報。11/3;山岳警備隊などが2人を発見、男性は軽傷で自力で下山。女性は心肺停止の状態で、 11/4;午前;長野県警ヘリで奥飛騨温泉郷の鍋平ヘリポートに搬送された。槍ヶ岳山荘付近では積雪50cm以上の所があり、登山前に天候を確認し、防寒対策の準備を行うことや、登山中に異常があれば無理をせず引き返すよう呼びかけています。

■11/2;13:30;八ヶ岳「縞枯山」で男性が下山中に倒れ、救助されたが病院で死亡が確認。11/2;男性は登山仲間と4人で縞枯山に登り、下山中に倒れたという。仲間が消防に通報、警察と消防が救助に向かったが男性は心肺停止。 その後、病院に搬送されたが、死亡が確認された。警察は死因を調べています。


「ご来光」(白馬岳・丸山にて)

「夜明けの白馬岳」(白馬岳・丸山にて)

「早朝の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(黒菱林道にて)

「朝の白馬鑓ヶ岳」(黒菱林道にて)

「朝の杓子岳」(8/中;黒菱林道にて)

「朝の白馬岳」(8/中;黒菱林道にて)

「夏の白馬岳」(八方尾根上部にて)

「夏の白馬岳・杓子岳」(八方尾根上部にて)

「夏の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(八方尾根上部にて)

「夕日の旭岳」(白馬岳にて)

「夏の薬師岳〜立山・真砂岳・別山・剱御前〜前剱・剱岳〜小ノ窓王・小窓ノ頭・池平山〜大窓〜ハゲ・赤ハゲ・白萩山・赤谷山」(唐松岳にて)

「夏の剱岳・立山連峰」(唐松岳にて)

「夏の剱岳」(前劔・剱岳・小ノ窓王・小窓ノ頭・池平山)(唐松岳にて)

「朝日を浴びた立山・剱岳」(五竜岳山頂にて)

「朝焼けの剱岳」(五龍岳にて)

「雲海に浮かぶ夏の立山・剱岳」(唐松岳にて)

「雲海に浮かぶ夏の剱岳」(唐松岳にて)

「雲海に浮かぶ夕焼けの立山・剱岳」(唐松岳にて)

「雲海に浮かぶ夕焼けの剱岳」(唐松岳にて)

「雲海に浮かぶ夏の立山・剱岳」(唐松岳にて)


Mountain information
GR HP Index.