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今日の出来事


2025年6月30日 (24年6月30日は?)

■今日(6/30)の白馬は晴れ。
6/30;最低気温は白馬17.2℃、大町17.7℃と7/上-7/中並み、穂高20.0℃、松本20.8℃、長野22.0℃と7/下並みの気温。
6/30;最高気温は上田35.5℃など4地点で猛暑日、長野34.2℃、松本34.1℃、大町33.8℃(2025年最高)、穂高33.7℃、白馬32.1℃(2025年最高)と各地で最も暑い時期を上回る気温。観測25地点で真夏日。14地点で2025年最高気温。

■気象庁は関東甲信地方など全国的に7/6から、かなりの高温になる可能性があるとして早期天候情報を出した。10年に1度程度しか起きないような著しい高温。5日間平均気温・平年差+2.7℃以上。

■7/1〜10/中;八方尾根の「黒菱林道」開通
黒菱第3Pの夏季営業がスタート。黒菱G内は立入禁止。(黒菱P200,無料)
林道細野線「黒菱林道」(和田野GT;標高890m-黒菱P;標高1500m;6.2km,車約30分)
〜10/19;「黒菱ライン」(黒菱第3P:7分+グラードQ:5分);(往復;\2300/大人,\1400/小学生、片道;\1250/大人,\750/小学生)
〜11/3;「八方アルペンライン」(ゴンドラ:8分+アルペンQ:7分+グラードQ:5分);(往復;\3400/大人,\2200/小学生、片道;\2000/大人,\1200/小学生)
(問)総合案内;八方インフォメーションセンタ TEL 0261-72-3066(8:00-17:00)
(問)アルペンライン;白馬観光開発 TEL 0261-72-3280(8:00-17:00)
(問)黒菱ライン;八方尾根開発 TEL 0261-85-2870(8:00-17:00)
(問)観光宿泊案内;八方尾根観光協会 TEL 0261-85-2870
(問)宿泊観光案内;白馬村観光局インフォメーション TEL 0261-85-4210(9:00-17:00)

■白馬山麓は緑が深まっています。白馬「親海湿原」(標高745m)では白い小さな花のミツガシワは終わり、カキツバタが咲き出し、濃紺のカキツバタとサワオグルマの黄色との競演が美しい。
ミツガシワで真っ白だった湿原は、梅雨の季節は湿原一帯が紫色に変わります。その中で黄色いサワオグルマの花が風に揺れています。サワオグルマはオグルマに似ており、湿原など湿った日当たりの良い場所に生えることから「沢小車」と 名付けられたといわれ、北ア山麓では親海湿原、白馬東山山麓、居谷里湿原などに群生が見られます。キク科の多年草で毎年5/下から咲き始め、6/中まで見られます。現在はカキツバタと白いサギスゲが競演しています。
親海湿原では梅雨から初夏にかけては、サギスゲ、トキソウ、ヤナギトラノオ、タニウツギ、ホウチャクソウ、チゴユリ、オドリコソウ、クリンソウ、オオカメノキ、オレンジのレンゲツツジ、コオニユリなどの花を見ることができます。 「姫川源流」では清流に白いバイカモが揺れています。

「カキツバタ」(白馬・親海湿原にて)

「サワオグルマ・カキツバタ」

「サワオグルマ」(白馬・親海湿原にて)

「白馬大雪渓と展望湿原の猿」(栂池自然園・展望湿原)
■「栂池自然園」の一番奥の「展望湿原」ではよく野生の猿の群れを見かけます。
猿は湿原内の散策路(木道)では見かけたことはないが、今は展望湿原の雪上で、残雪が消えた夏でも猿が走り廻っています。

■初夏の「青木湖」は水が澄んできれい。
小鳥のさえずりが聞こえ、爽やかな風が心地よい。朝は西山(岸)から湖へ風が流れ、昼間は湖から岸へ「湖風」が吹く。早朝からボートで釣を、日中にはカヌーやSUPを楽しんでいます。

「夕暮れの静寂の青木湖」

■夕暮れに明科「長峰山」へ。
「長峰山」(標高933m)は犀川沿いの地層が隆起し形成された細長い峰が南北に続く。犀川を挟んで北アに対峙するため、安曇野の田園風景と北アの山岳風景の絶景ポイント。眼下には梓川・穂高川・高瀬川が合流して犀川となるのが見渡せます。 山頂からは、眼下に安曇野の田園が夕日に照らされていた。常念岳の残雪はだいぶ減って筋状に。燕岳の稜線(清水岳〜東沢岳付近)に沈む太陽。日が傾き、暫くすると夕闇に染まりました。
長峰山から見える北アは、鍋冠山(標高2194m)、大滝山(2616m)、蝶槍(2664m)、蝶ヶ岳(2677m)、前常念岳(2662m)、常念岳(2857m)、横通岳(2767m)、東天井岳(2814m)、大天井岳(2922m)、燕岳(2763m)、手前に有明山(2268m)、北燕岳(2723m)、 清水岳(2245m)、東餓鬼岳(2490m)、東沢岳(2497m)、餓鬼岳(2647m)、七倉岳(2509m)、針ノ木岳(2820m)、スバリ岳(2752m)、蓮華岳(2799m)、岩小屋沢岳(2630m)、爺ヶ岳(2870m)、布引山(2683m)、鹿島槍ヶ岳(2889m)、五龍岳(2814m)、 白岳(2541m)、唐松岳(2696m)、天狗ノ頭(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2933m)、小蓮華山(2769m)、白馬乗鞍岳(2456m)が望めます。(※Clickで大画面表示)

「夕暮れの常念岳・横通岳・大天井岳・燕岳・有明山・北燕岳・清水岳・東餓鬼岳・東沢岳・餓鬼岳」(明科・長峰山にて)

「夕暮れの針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山・小蓮華山・白馬乗鞍岳」

「夕暮れの蓮華岳・赤沢岳・岩小屋沢岳・鳴沢岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山・小蓮華山・白馬乗鞍岳」

「夕暮れの爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(明科・長峰山にて)

「夕暮れの爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(明科・長峰山にて)

「夕暮れの鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(明科・長峰山にて)

「夕暮れの白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(明科・長峰山にて)

「夕暮れの五龍岳・白岳・唐松岳・天狗尾根・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(明科・長峰山にて)

■6/28-6/29;明科「龍門渕公園」内の前川、犀川で12月ラフティング世界選手権大会に出場する日本代表チームの選考会が開かれた。
6/29;「龍門渕スポーツday」と題し、ラフティング体験が開かれた。選考レース後に小学生以上の親子ら約60人が参加。6〜8人ずつボートに乗り、筋骨たくましい選手たちに水流の見方やパドルの操作を教わり、旗門をくぐった。 選考会はスラロームなど4部門に全国17チームが出場。シドニー五輪カヌースラローム日本代表の明科カヌークラブ代表らが誘致、日本レースラフティング協会主催。20年ぶりに前川で開かれた。「東部アウトドア拠点の整備につなげたい」と。


2025年6月29日 (24年6月29日は?)

■今日(6/29)の白馬は晴れ。
6/29;最低気温は白馬14.9℃、大町15.2℃、穂高17.9℃、長野17.9℃、松本19.0℃と6/下-7/上並みの気温。
6/29;最高気温は長野33.0℃、穂高32.7℃、松本32.6℃、大町31.2℃、白馬30.8℃と観測22地点で真夏日、最も暑い時期を上回る気温。
この先1か月も気温が高い状態が続く見込みで、エアコンを使用し水分・塩分を補給し、屋外作業ではこまめに休憩をとるなど、熱中症への対策を。

■「白馬三山」もだいぶ雪解けして黒い山肌が見えてきました。
「八方池」(標高2060m)は周囲から雪解けが始まり、少し現れた水面には白馬三山が映し出されています。

「初夏の白馬三山」(八方尾根にて)

「初夏の白馬岳」(八方尾根にて)

「初夏の杓子岳」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳・白馬岳・小蓮華山」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(八方尾根にて)

「ナナカマドの花と白馬三山」(八方尾根にて)

■初夏〜夏の「八方尾根」に咲く高山植物
6/下;「八方尾根」ではタテヤマリンドウの他、ヨツバシオガマ、イブキジャコウソウ、オオタカネバラ、イワシモツケ、ウラジロヨウラク、ウラジロナナカマド、シラネアオイ、コイワカガミなどと高山植物の種類も増えてきました。 ニッコウキスゲも咲き始めた。「八方池」(標高2060m)は池の周囲で雪解けして湖面が見え始め、雪の塊が浮いている感じ。
「八方池」の雪が解ければ、不帰ノ嶮、天狗尾根、「白馬鑓ヶ岳」(標高2903m)・「杓子岳」(標高2812m)・「白馬岳」(標高2932m)の白馬三山が湖面に映える美しい池となります。
八方尾根の登山道には八方池山荘付近に第1ケルン(標高1820m)、トイレ付近には石神井(八方山)ケルン(標高1974m)、第2ケルン(標高2005m)、八方ケルン(標高2035m)、八方池上部に第3ケルン(標高2080m)、丸山には丸山ケルン(標高2430m)が 建っています。八方尾根は蛇紋岩のために樹木が育ちにくく、高山植物やハイマツが自生しています。八方尾根自然研究路の黒菱平(標高1680m)〜八方池上部(標高2130m)間では高山植物が繁茂し、約180種の植物が春〜秋にかけて咲きます。 下ノ樺(標高2160m)より上部(上ノ樺)間にはダケカンバ林が自生。蛇紋岩から花崗岩への境界部と云われます。夏でも雪が残る扇雪渓(標高2320m)付近までに自生。これより上部の唐松岳頂上山荘(標高2627m)〜唐松岳山頂(標高2696m)までは 花崗岩でハイマツが多くなります。
★初夏の八方尾根★;
ハッポウウスユキソウ、ミネウスユキソウ、ユキワリソウ、サクラソウ、ミネウスユキソウ、クモマスミレ、タテヤマリンドウ、ミヤマアズマギク、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ、ヒメイチゲ、タカネバラ、キヌガサソウ、チングルマ、 イブキジャコウソウ、シロバナクモマニガナ、タテヤマウツボグサ、オオヒョウタンボク、タケシマラン、イワギキョウ、コイワカガミ、アカモノ、コケモモ、ツガザクラ、アガノツガザクラ、ミヤマホツツジ、マイズルソウ、クロマメノキ、 サラサドウダン、ウラジロヨウラク、イワナシなど。
夏本番にはワタスゲ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、イワイチョウ、イワシモツケ、イワショウブ、ウメバチソウ、ヨツバシオガマ、エゾシオガマ、ハクサンチドリ、テガタチドリ、ハクサンシャジン、ツリガネニンジン、ミヤマコゴメグサ、 ハッポウタカネセンブリ、ヤマホタルブクロ、ミヤマクワガタ、ギボウシ、タカネシュロ、ハッポウアザミ、イブキジャコウソウ、クガイソウ、ヤマブキショウマ、コオニユリ、クルマユリ。
晩夏にはカライトソウ、オオバギボウシ、シモツケソウ、オニシモツケ、タムラソウ、ウサギギク、シロウマアサツキ、コウメバチソウ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、ヤナギラン、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、 トウヤクリンドウ、オンタデ、ヤマトウキ、ミヤマトリカブト、ミヤマシシウド、ミヤマコウゾリナ、クモマミミナグサ、キンコウカ、ハナニガナ、ヤマハハコ、ミヤマママコナ、ミヤマアズマギク、ミヤマアキノキリンソウ、ノコンギク、 ハッポウアザミ、ワレモコウなど。
★下ノ樺〜唐松岳★;
シラネアオイ、オオサクラソウ、オオカメノキ、ナナカマド、オオタカネバラ、ツマトリソウ、シナノオトギリ、ゴゼンタチバナ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンチドリ、テガタチドリ、ミヤマシオガマ、マイズルソウ、 ハクサンタイゲキ、ホソバツメクサ、ナナカマド、クルマユリなど。八方尾根最上部の岩場ではイワウメ。
★唐松岳〜五龍岳(2814m)への稜線★;
「唐松岳」(標高2696m)〜牛首〜「大黒山」(標高2393m)〜「白岳」(標高2541)〜五竜山荘(2490m)への稜線は岩稜で花崗岩で、主稜線ではヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、コマクサ、 チングルマ、タカネツメクサ、ミヤマオダマキ、タカネシオガマ、チシマギキョウ、ハクサンシャクナゲ、コオニユリ、クロユリ、ハクサンフウロなどが見られます。

以下は八方尾根・唐松岳などで見かける高山植物;(6/下-7/初)

「ユキワリソウ」(八方尾根にて)

「咲き始めのタテヤマリンドウ」(八方尾根にて)

「タテヤマリンドウ」(八方尾根にて)

「シラネアオイ」(八方尾根にて)

「コイワカガミ」(八方尾根にて)

「タカネバラ」(八方尾根にて)

「オオタカネバラ」(八方尾根にて)

「イブキジャコウソウ」(八方尾根にて)

「ウラジロヨウラク」(八方尾根にて)

「白いナナカマドの花」(八方尾根にて)

「咲き始めたキンポウゲ」(八方尾根にて)

「ミヤマキンバイ」(八方尾根にて)

「シナノキンバイ」(八方尾根にて)

「咲き始めたミヤマキンバイ」(常念岳にて)

■6/29;白馬村「パタゴニア白馬」で「ハカリウリマルシェ」を開いた。
大町を拠点にする「北アルプスオーガニックプロジェクト」は農水省「サステナアワード」受賞歴を持つ同プロジェクト。2024年8月に続き、2回目のマルシェ。店内にはアウターウエアやアウトドア用品が販売され、「マルシェコーナー」では 有機野菜、全粒粉のパン、米ぬかのパウンドケーキ、ライ麦ストローなどが並べられ、必要な分の量り売り、ばら売りを行った。同プロジェクトは大町市、白馬村、安曇野市などの15人の会員が、持続可能な信州らしい暮らしを目指して活動中。

■6/28;大町市は6/22;発令した「クマ出没警戒警報」を解除した。
ただ、大町市街地の北西の山沿いを中心にクマの目撃が相次いでいて、大町市は引き続き注意するよう呼びかけています。

■6/29;標高差1200mを一気に駆け上がる自転車のヒルクライムレース「ツール・ド・美ヶ原」が松本で開かれた。
2025年で26回目、全国から男女1163人が参加。コースは松本「浅間温泉」から「美ヶ原高原」までの21.6km、標高差1270m、上り傾斜が最大20%の激坂を駆け上がります。セキスイハイム松本スタジアム前をスタートして温泉街を抜けるとすぐに急登坂。 参加者はゴールを目指して懸命にペダルをこいでいた。実行委は「360度見渡せるパノラマや豊かな自然などの美ヶ原の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と。

■7/1-10/31;「乗鞍エコーライン」が日本一高所BTの乗鞍岳「乗鞍畳平」(標高2702m)まで開通する。
夏はコマクサやハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、クロユリ、コバイケソウ、コイワカガミ、アオノツガザクラ、イワツメクサ、ミツバオウレン、シナノオトギリ、 ミヤマカラマツ、ヨツバシオガマ、イワギキョウなどの高山植物が見られ、剣ヶ峰(標高3026m;BTから約90分)、肩の小屋(標高2768m;約40分)、摩利支天岳(標高2872m;約45分)、大黒岳(標高2772m;約20分)、魔王岳(標高2763m;約15分)、 富士見岳(標高2817m;約20分)などへの登山の拠点。
乗鞍岳線(乗鞍観光センタ-乗鞍畳平)のシャトルバス運行。タクシー、自転車は走行可。マイカーは規制中。
所要約50分、WEBで事前予約。当日空席がある場合は乗車可。(往復;\4600/大人,片道;\2350/大人)
BT;乗鞍高原観光センタ/鈴蘭/Mt.スキー場/すずらん橋/休暇村/東大ヒュッテ口/三本滝/摩利支天/冷泉小屋/位ヶ原山荘/宝徳霊神/大雪渓・肩の小屋口/標高2716m/乗鞍畳平
乗鞍岳線エコーライン(バス予約)
※アルピコタクシー松本営業所 TEL 0263-28-3161(前日予約)

■7/1-10/31;11:30-13:30;「休暇村乗鞍高原」のレストラン「カウベル」では期間限定でる「3026のりくら信州サーモン丼」を発売。
乗鞍岳の最高峰「剣ヶ峰」をイメージした高さ約30.26pcmの信州サーモン丼。1日5食限定、白米の上に約300gの信州サーモンがたっぷり盛り付けされイクラも添えられた。 信州サーモンは稚魚から約2年で全長50〜60cm、体重1.5〜2kgに成長する。卵を産まないため脂ののりがよい。1日限定5食;(\3500/味噌汁,漬物,お茶漬けセット付)
(問)休暇村乗鞍高原 TEL 0263-93-2304

■6/下;「霧ヶ峰高原」で夏の到来を告げるニッコウキスゲの開花が始まった。
2023年5月林野火災で富士見台のニッコウキスゲ群生地は約3/4が焼けた。2024年は暑さの影響で例年よりも開花が早かったが、延焼地は開花状況が良く花芽の数が増えた。
2025年6/末;霧ヶ峰高原「富士見台」付近ではニッコウキスゲが咲き始めています。まだまだ蕾が多いので、あと7〜10日後から見頃になりそう。富士見台は7/上-7/中、車山肩は7/中に最盛期を迎えそう。
「車山肩」はレンゲツツジが終盤を迎え、これからはニッコウキスゲにバトンタッチ。7/上〜7/中頃には黄色いお花畑に変わります。周辺ではコバイケソウ、ハクサンフウロ、ウツボグサなどの高山植物が咲いてきました。 2025年はコバイケソウが群生、当たり年?。昔はこの周辺は一面橙色に囲まれていたが、近年はニホンジカの食害で激減した。県や地権者は群生地を囲い込むようにシカよけの網フェンスや電気柵を設置し、保護活動が 続けられています。この数年は花の数が増えてきました。これから7月3連休(7/19-7/21)にかけて見頃を迎えそう。最繁時は車山肩Pや富士見台Pは早朝から満車、駐車待ちでビーナスラインは渋滞。特に富士見台〜車山肩〜霧ヶ峰に かけては3-4kmの渋滞が発生し、片側1車線は駐車待ちの長い車が列になります。平日や夕方がお勧め。
★霧ヶ峰の駐車場★;伊那丸P(P70)、富士見台P(P70)、車山肩P(P140)、霧ヶ峰P(P100)、霧ヶ峰自然保護センタP(P80)、霧ヶ峰第1P・第2P(P300)、八島湿原P(P70)

「ニッコウキスゲとビーナスライン渋滞」(7/下;霧ヶ峰にて)

「霧ヶ峰に咲くニッコウキスゲ」(7/中;霧ヶ峰にて)

■雨上がりの里山ハイク
山の緑は深まり、雨上がりで沢水は多かった。マイナスイオンたっぷり。ツツジ・ヒメウツギ・ヤマオダマキ・ショウブなどいろいろな花が咲いていた。
ヒメウツギの花弁は5つで雄しべは10個。雄しべの黄色い部分(葯)は短い。同じ初夏(6月)に咲くヒメウツギと似た花の「エゴノキ」は枝いっぱいに雪のように白い花を吊り下げて咲きます。花弁は5つ、雄しべは10個と同じだが、雄しべの 黄色い葯が長い。ウツギはアジサイ科の低木、エゴノキは高木なので見分けがつきやすい。

「初夏の清流」

「初夏の紫陽花」

「初夏の山野草」

「ヤマオダマキ・ムシトリナデシコ」

「キキョウ」

「初夏の山野草」

「タニウツギ」(ハコネウツギ)

「ヒメウツギ」

■6/28;サッカーJ3松本山雅FCは第18節、アウェーで栃木と対戦し、1-3で完敗。6勝5分7敗、得失点差-3、勝点23で暫定9位。7/5;次節はホームで群馬と対戦。


2025年6月28日 (24年6月28日は?)

■今日(6/28)の白馬は晴れ。
6/28;最低気温は大町15.9℃、白馬17.0℃、穂高18.4℃、松本19.3℃、長野19.5℃と7/上並みの気温。
6/28;最高気温は長野31.8℃、松本31.7℃、穂高31.5℃、大町30.6℃、白馬29.3℃と7/下-最も暑い時期を上回る気温。

■そろそろ夏山シーズン開始。稜線はほぼ雪解け、中腹(標高2000m-2400m)は雪多し。
(1)白馬岳;
4/26〜;白馬山荘、6/21〜;白馬大池山荘は営業中。6/28〜;白馬岳頂上宿舎営業開始。7/1;天狗山荘営業開始は延期。7/25頃;白馬鑓温泉小屋営業予定。
白馬大雪渓は雪多し。落石注意。アイゼン+ピッケル要。白馬乗鞍岳の斜面は残雪多い。白馬大池はまだ雪。白馬大池〜白馬岳の稜線はほぼ夏道。アイゼンは不要。 稜線付近ではウルップ、ツクモグサ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイなどの高山植物が咲き始め。

(2)唐松岳・五龍岳・遠見尾根;
6/21〜;唐松岳頂上山荘、6/21〜;五竜山荘は営業中。
唐松岳〜唐松岳頂上山荘〜白岳〜五竜山荘〜五龍岳の稜線ではほぼ雪解けして夏道。
稜線では黄色いシナノキンバイやミヤマキンバイ、白いハクサンイチゲなどが咲き始めています。コマクサはまだ蕾が多い。
遠見尾根の大遠見山〜西遠見山は残雪あり。西遠見山〜五竜山荘は残雪が多く冬道。アイゼン・ピッケル要。

(3)爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳;
6/27〜;冷池山荘・種池山荘は営業開始。(7/1〜早めて営業)
6/17〜;柏原新道は通行可。石畳〜水平道は夏道も出てきた。それより上部は雪多し。アザミ沢、黄金岬、ガラバ、奥の沢、富士見坂の雪渓トラバースでは滑落注意。 種池山荘や冷池山荘周辺もまだ雪あり。

■北アでは初夏になると、高山植物の女王「コマクサ」が咲き出します。
6/下に入ると「常念岳」でも「コマクサ」が咲き始め、爽やかな風に小さな花が揺れています。コマクサ(駒草)の駒とは馬のことで、花が細く馬のような花の形からその名がついた。ケシ科の多年草で、稜線の砂礫地で育つ人気の花。 花は淡い紅色でピンク色で先端が白く、花茎の先に数輪咲きます。コマクサは風化した砂礫地帯で日当たりがよく、 砂や小石で覆われたザレ場などに自生しています。6/中に蕾から咲き始め、7月に最盛期を迎え、8/上まで花が楽しめます。 花期は長く、最初の花が種となっても、新たにつぼみが出てきて花を咲かせます。斜面の崩落や強風・凍結など厳しい山岳環境下のため、コマクサは生育が遅く、花が咲くまでには5-7年と言われます。コマクサはギザギザときめ細かい葉を持ち、 霧などから水分を集めて根元に補給しています。岩場にへばりつくように力強い生命力を秘めたコマクサは実に美しい。花言葉は「高嶺の花」。
一概にコマクサと言っても薄いピンクや濃いピンク、白色などの花が咲きます。
可憐なコマクサの花はどこの山域でもロープが張られ、大切に保護されています。今から50-60年前までは白馬岳の「代掻馬」の現れる辺りはコマクサの群生地でしたが、薬草として採られてしまいました。コマクサは古くから腹痛の妙薬として、 または麻酔の薬草として利用され、盗掘などで激減しました。コマクサは不安定な砂礫地に長く根を伸ばしていますが、登山者の踏み荒らしで茎や根が切れて最悪の場合は枯れてしまいます。コマクサの群生地では、登山者の踏み荒らしなどで 一時期花が減りましたが、絶滅が危惧されているコマクサを守ろう、復活させようと活動している山小屋関係者らが登山道脇に柵やロープを設置し、植生保護して回復してきたところが増えています。ランプの宿「船窪小屋」(故松沢さん)は、 コマクサが大雨で流されたり、人が誤って踏んだりするため、花の周りに石を積んでいました。そのかいあってか今では花株が大きくなっていました。咲き終えた花から種子を取って乾かし、山岳地帯に植える地道な植生活動をしていた山小屋も あります。
北アではピンク色のコマクサ以外に白いコマクサ(シロバナコマクサ)もまれに咲いています。赤いコマクサ(夕映)もあります。シロバナコマクサは蓮華岳や北燕岳、烏帽子岳などで見かけました。 白馬五竜高山植物園では2万株のコマクサの花を手軽に楽しめます。6/上;コマクサは咲き始め、見ごろは7/上頃。 北アでコマクサが観られる場所; 1)白馬エリア; 白馬岳丸山〜杓子岳(下り斜面)、白馬鑓ヶ岳(杓子側)、天狗尾根〜鑓温泉分岐下(大出原のお花畑上)、白馬岳〜三国境〜馬ノ背周辺、雪倉岳〜朝日岳、旭岳〜清水岳、白馬大池〜小蓮華山への雷鳥坂で咲いています。他には唐松岳山荘脇、五竜山荘裏 2)大町エリア; 鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳南峰斜面、針ノ木峠〜針ノ木岳、スバリ岳、蓮華岳山頂一帯〜蓮華大下り、七倉岳の天狗ノ庭〜船窪小屋周辺、烏帽子岳〜南沢岳〜不動岳、餓鬼岳〜餓鬼のコブ 3)安曇野・乗鞍エリア; 燕岳〜北燕岳、常念乗越(横通岳側)、蝶ヶ岳、大天井岳、乗鞍岳・鶴ヶ池、大黒岳などで見られます。
高山植物の女王「コマクサ」は水の少ない砂礫地で自生しています。
ギザギザのきめ細かい葉を持ち、朝夕の冷え込みで発生する霧などから水分を集めて根元に送り込んでいます。以下の写真は朝霧が消えた「唐松岳」に咲いていたコマクサ。周囲に石ころは乾いているのにコマクサの葉には無数の水滴が・・・。

「朝露のコマクサ」(唐松岳にて)

■北アの低い山地で良くみかける「オオカメノキ」
オオカメノキは葉の形をカメの甲羅に似ていることから名付けられた。初夏には白い花が咲き、花は一目ガクアジサイに似ており、ノリウツギやカンボク、ヤマアジサイの花にも似ていて、花を間違える人も多い。高さ2-3mの木で緑の中、 白い花が目立ちます。花は少し甘い香りがします。花が咲き終わる夏には赤い実を付け、徐々に黒い実になり、秋には真っ赤な葉に紅葉します。
北アでは標高1400m-2000mのブナ林の中で良く見かけます。
上高地;徳沢-横尾、涸沢;横尾ー本谷橋・涸沢、槍ヶ岳;槍沢-ババ平、蝶ヶ岳;二股-まめうち・蝶沢、常念岳;胸突八丁-最後の水場・一ノ沢雪渓、燕岳;合戦尾根中房-第2B、第3B-富士見B、七倉岳;七倉尾根;鼻付八丁、爺ヶ岳;柏原新道水平道ーアザミ沢、 針ノ木岳;大沢小屋ー大雪渓、小遠見山;地蔵ケルン-見返り坂、遠見尾根;中遠見山、八方尾根;下の樺、白馬岳;猿倉-御殿場、小日向山〜鑓沢、岩岳、栂池自然園、雨飾高原;鎌池、雨飾山;荒菅沢-笹平などで咲いています。

「オオカメノキ」

■大町八坂の里山を散策していると、いろいろな山野草と出会えます。白い花は木イチゴ、ベリーの実が付いていました。

「初夏の木いちご」(大町八坂にて)

■6/27-7/1;「立山・黒部アルペンルート」の室堂TMで、2024年引退した「トロリーバス」と今シーズン運行中の電気バスが期間限定で展示。
国内で唯一運行していた架線の電気で走るトロリーバスで、2024年11月に老朽化のために引退。室堂TM駐車場に新旧のバス(各1台)が並んだ珍しい光景を観光客が楽しんでいた。運転手による動く仕組みの違いなどを説明もある。 立山黒部貫光は「日本最後のトロリーバスが見られるのは今回が最後の機会」と。
〜7/1;室堂〜大観峰間の立山トンネル電気バスに乗車した方には電気バス記載記念カードを贈呈。室堂TMではトロリーバス・ラストランカードプレゼント。

「初夏のラベンダー」の季節。
安曇野や池田町など各地でラベンダーが花盛り。ラベンダーの摘み取りやスティック作り教室が開かれています。
同じ外来種でもダイヤーズカモミールは園芸用で栽培されています。

「初夏のラベンダー」(穂高にて)

「初夏のダイヤーズカモミール」(池田町にて)

「初夏のダイヤーズカモミール・ジャーマンカモミール」(池田町にて)

■6〜8月は「スイレン」や「ハス」の花が色鮮やかに水面を彩ります。
水面に浮かんでいるように花が咲くスイレンと、茎があって水面より高いところで花開くハス。スイレンは6/上から咲き始め、6/下〜7/上に見頃を迎えます。水の流出入が少なく、木の葉が池や湖に堆積しやすい環境だと、スイレンがたくさん育ちます。
1)「松本城公園」の「蓮池」;水面を彩ったピンクや白、黄色のスイレンの花(5/中-6/下)、これから(7/上-8/上)はハスの花が見られます。
2)「三郷小倉」の「室山池」;赤・桃・白・黄色のスイレン。「室山池」ではスイレンを1984年植栽し、今では池全体に広がっています。
三郷「FV室山」山麓にある「室山池」では赤や白などのスイレンの花が咲きます。毎年6/下-8/初にかけて池一面を飾ります。
3)「木崎湖」;木崎湖の南側では白やピンクなど色とりどりの睡蓮が群生。(6/中-7/下)
6/中;大町・仁科三湖の「木崎湖」南岸の農具川流出口ではピンクや白いスイレンの花が咲き始めています。毎年6/中頃に咲き始め、6/下に見頃を迎え、7/下まで花を楽しめます。
4)「大町西原」;田んぼにハスの花畑。(7/中〜)
5)「中綱湖」;南の湖畔ではハスの花、水田では睡蓮の花が見られます。(6/下-7/下)

「スイレン」(睡蓮)

■特定外来生物のオオキンケイギクやオオハンゴンソウが群生。
梓川や犀川、高瀬川などの河川敷で広く繁殖、在来植物の生態系に影響を及ぼす恐れがあり、各地で駆除作業が行われています。

「初夏のオオキンケイギク」(高瀬川・河川敷にて)

「初夏のオオハンゴンソウ」(高瀬川・河川敷にて)

■三郷にある果実園ではぶどうの房が少しづつ大きくなってきました。

初夏のぶどう(三郷にて)

■「松本城公園」にあった「旧松本市立博物館」の解体工事が進んで建物の撤去がほぼ終わった。
旧館は1967年建設の鉄筋コンクリート造地下1F、地上2F建て、2021年3月閉館、2023年10月に新しく開館した「松本市立博物館」に変わった。解体工事は2025.5/下から始まり、工期は2025.10/末まで。今後は収蔵庫の解体に着手する。 建物がなくなり、一帯は視界が開け、外堀の南東からは国宝天守を望めるようになった。工事中は土橋〜松本城への歩行者通路は狭くなり、太鼓門から松本城に入るルートを推奨している。 旧館の場所は国史跡で、遺構保存のため、地面部の掘削やくい打ちをせずに工事を進める。跡地は当面更地となり、松本城公園が広くなり、イベントなどで活用されるという。

「松本駅前の花壇」では、地元の「エクセラン高」園芸農業の生徒たちが草取りや花の手入れをしている。
生徒たちは松本駅お城口の歩道約50m間の花壇やプランターの草取りをし、アジサイの花がより目立つ花壇になった。新伊勢町町会は「雑草取りが一番大変だからありがたい」と。

■6/28-7/18;高山市「奥飛騨温泉郷」で屋根のない二階建てのオープンバスが運行する。
温泉宿泊客が減りつつ中、地元の観光協会が地域の魅力を広めようと、屋根のない観光バス「おくひだマウンテンバス」を運行する。「おくひだマウンテンバス」は、晴れた日には北アの雄大な自然を間近に楽しめ、地元の旅館スタッフが ガイドとして同乗、奥飛騨の魅力を紹介する。
運行;平湯BT〜新穂高ロープウェイ間(23km)を1日6便3往復。(料金;\2000/一律,座席数;44席,全席指定)。予約は「発車オーライネット」。チケットは平湯BT、高山濃飛BC。


2025年6月27日 (24年6月27日は?)

■今日(6/27)の白馬は曇りのち晴れ。
6/27;最低気温は白馬16.7℃、大町17.7℃、松本19.0℃、穂高19.4℃、長野20.0℃と7/上-7/中並みの気温。
6/27;最高気温は松本29.4℃、穂高29.0℃、長野28.3℃、大町27.7℃、白馬25.1℃と7/上-7/中並みの気温。

■7/1-10/中;八方尾根黒菱への黒菱林道(林道細野線)が開通予定。

■6/26;白馬村は村民らから募集した県道322号線「白馬岳線」(白馬駅前交差点〜八方交差点:1.6km)の道路愛称について、選考会議で「はくば通り」に決まった。
9月、県の道路愛称名普及検討会議で正式に決定予定、今後は案内標識や道路地図に愛称が記載される。県道白馬岳線の道路愛称は、駅前周辺で県が進めている無電柱化事業に関連し、愛称をつけることで通り一帯を広く周知しつつ、 電柱が無くなった道路を地域のシンボルとして愛着を持ってもらおうと白馬村が2024年度に募集。313点の応募があり。1次選考で21点に、選考会議で「はくば通り」を選んだ。

■6/26;白馬村と名古屋大学未来社会創造機構が進める、大気中のCO2を回収しメタンガスを生成する実証実験で、実験の披露式が開かれた。
白馬ジャンプ競技場付近に設置したトレーラーハウス内で実験、関係者や地域住民らが参加し、担当者から概要や各装置の役割が説明された。資源・エネルギーの変換・循環の取り組みに理解を深めた。実証実験では、CO2を吸着する素材 「MOF」(モフ)を用いた装置でCO2を回収しつつ、トレーラーハウスに設置した太陽光パネルで発電した電力を用いて水電解で水素をつくり、水素とCO2からメタンを生成するシステムを構築・稼働させる。11月を目途に別のトレーラーハウスを 設置し、生成したメタンガスや太陽熱などをエネルギーとして活用し生活できるか実験を行う。

■6/26-10/15;大町と立山を結ぶ「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」で毎年恒例の観光放水が始まった。
えん堤の高さは186m、堤頂長は492mのアーチ式コンクリートダムで日本一を誇る。黒部ダムでは毎秒15tが放水され、その迫力に圧倒されます。午前中はダム下に虹がかかります。初日は小雨・曇り空の下、残雪の立山を背景に水のアーチがかかった。 観光放水は関電が1961年に黒部川下流の景観維持のために始めた。黒部ダムの工事着工は1956年、完成は1963.6/5。
2025.6/26;観光放水開始に合わせて、大町の主婦たちで結成された町おこしチーム「プロジェクト縁&創」が、お茶と地元産の山菜、自家製の漬物を無料で観光客に振る舞った。プロジェクト縁&創は「初めての経験だけどお客さんにとっても 喜ばれて、手作り料理をふるまって喜んでもらいうれしい」と。普段は郷土に伝わる民話などを広める活動をしている。
黒部ダム観光放水;6/26-7/31;6:00-17:30,8/1-9/10;6:30-17:00,9/11-10/15;7:00-16:30
観覧スポットは黒部ダム駅から220段の階段を上ったダム展望台、黒部ダムレストハウス前からバリアフリー通路で行ける放水観覧ステージ、放水が間近に迫るレインボーテラスなどがある。

■6/26;大町でクマ出没箇所の集中点検が行われた。
6/22;大町八坂ではタケノコ採りをしていた男性がツキノワグマに襲われ、死亡する人身被害があった。被害を防ぐため、長野県と大町市の15人は合同でクマが2025年度多く目撃された地区7ヶ所を集中的に点検した。クマが身を隠せないよう 草刈りをすることや、生ごみなどを放置しないなど、県のクマ対策員がアドバイス。2025年度、大町のクマ目撃件数は6/26までに61件、6月だけで8割以上となる53件、この日6/26だけでも6件が確認された。クマ対策員によれば、「6月」は 親離れをして独り立ちするクマが増えるため、人里での目撃が増加する。長野・北信・北アルプス・木曽には「ツキノワグマ出没注意報」を発令中。大町市はクマが活発に活動する朝と夕方の外出は特に注意するよう呼び掛けています。

■8/1-8/6;大町木崎湖畔で「第108回信濃木崎夏期大学」開講
1917年より続く歴史ある「信濃木崎夏期大学」が開講。大町「木崎湖」畔にある「信濃公堂」で「信濃木崎夏期大学」が開講。講座は、自然科学・社会科学・人文科学に関する幅広い講義内容に加え、講師の先生と懇談もできる。 昔の講義では大北や大町の歴史(豪族仁科氏)、文化(信州の信仰、養蚕)、自然(白馬岳植物、松本平地質、大北の地形と地質、北アの生い立ち、木崎湖の水環境)など地域の話題もあった。近年は一般的な話題が多い。
2022年から開催日数9日→6日に短縮。JR信濃大町駅より5.9km(車10分)(受講料;\500/1日,\200/学生,大町・北安曇郡の在住者,地域出身者は無料)
8/1;9:10-9:40;「開講式」
8/1;10:00-13:50;「気候の危機にどう向き合うか」(東大未来ビジョン研究センター教授・江守正多氏)
8/2;9:10-13:50;「現代中国と世界秩序−米中対立と日本」(東京女子大学特別客員教授・高原明生氏)
8/3;9:10-13:50;「平家物語」と琵琶法師−木曽最期を聴く」(武蔵野音大名誉教授・薦田治子氏、東京藝大講師田中奈央一氏
8/4;9:10-13:50;「コミュニケーションから考える言語と意識の起源」(帝京大教授・岡ノ谷一夫氏)
8/5;9:10-13:50;「歴史学の歴史−近代日本を中心として−」(慶應大経済学部教授・松沢裕作氏)
8/6;9:10-13:50;「食の歴史−英国の経験と日本の現状」(東大名誉教授・小野塚知二氏)
※8/1-8/5;9:10-10:15,10:40-11:45,12:50-13:50;講義、14:10-15:10;質問・補講・懇談。8/6;14:10-14:40;質問・補講・懇談。
8/6;14:50-15:10;「閉講式」
(問)信濃木崎夏期大学事務所(大町市白塩町北安曇教育会館内) TEL 0261-22-0440
(問)信濃木崎夏期大学(現地) TEL 0261-22-6164(8/1-8/6)

■6/27-7/6;18:00ー21:00;金/土/日;池田町会染花見の「ホタル水路」で「花見ほたる祭り」開催
1995年から地元住民が「花見の花とホタルの会」をつくってホタル水路の整備や幼虫の育成など「ホタルの里づくり」に取り組んでいます。花見集落センタ近くの「花見ほたるの里」でゲンジボタルの乱舞が始まった。 日が暮れると約250mの水路付近で千匹以上のゲンジボタルが乱舞し、幻想的な光景に包まれる。19:30-20:00頃がピーク。池田町観光協会主催。祭り開催日はキッチンカー出展。
駐車場は農村広場G。(ホタルの里まで約950m,徒歩15分)
(問)池田町観光協会 TEL 0261-61-9197

「八面大王足湯」
穂高山麓には美術館や博物館、アトリエ、温泉など多くの観光施設があります。安曇野の民話「八面大王伝説」にちなんで作られた穂高有明の「足湯」は2018年4月に移設してリニューアル。
2003.4/25;八面大王の足湯はもともと、西山山麓の赤松林の中、有明の穂高町営温泉宿泊施設「しゃくなげ荘」と日帰り入浴施設「温泉健康館」の近くにあった噴水池を「足湯」としてオープン。地元に伝わる「八面大王伝説」にちなんだ 奇抜な像の噴水は止まったままだった。足湯となる噴水塔は有明山に住む魔力を持つ鬼神の八面大王伝説にちなみ、穂高町が整備。直径4m×深さ数10cmのコンクリート製の円形水たまりの中央に立ち、顔面から温泉が噴き出るユニークな仕組み。 穂高の観光スポットにと整備された。八面大王伝説では有明山麓宮城の魏石鬼の巌に住む鬼は征夷大将軍坂上田村麻呂に退治されたとなっていますが、地元を守った正義の英雄との説もあります。 当時の足湯は立ち上る湯煙が温泉街の風情を醸し出していた。噴水池を直径約5mの円形の浴槽に改修し、中央には独特の表情をした顔が八方を向いた「八面大王」のモニュメントが立っていた。座椅子を新設し周りには樹木を植栽した。 温泉を引き直して浴槽の底には足の裏を刺激する健康効果を狙って凸凹に加工。穂高山麓で温泉供給事業を手掛ける「穂高温泉開発公社」が地域の観光活性化につなげようと穂高町に提案して作られた。約400万の整備費用を公社が負担した。 穂高町の中房国有林から約16kmの足湯の源泉は1日当たり20〜25tと豊富な湯量で、源泉の温度は90℃、麓の穂高有明に届くと約60℃、足湯の温度は40℃。24H利用可。その後、しゃくなげ荘と温泉健康館は2016年9月閉館。2016年10月に 新しく日帰り温泉施設「安曇野しゃくなげの湯」が開館。当時、関係者は「豊富な湯量と泉質の良さはどこにも負けない。穂高温泉郷のシンボルとして観光客だけでなく、地元の人たちも利用してほしい」と。
現在の「八面大王足湯」は「安曇野しゃくなげの湯」の前、隣には農産物加工販売施設「Vif穂高」があります。
足湯は周遊バスの待合所を併設し、2018.4/2;以前の場所から150m南に移転してリニューアルオープン。新たな観光拠点に期待されている。
湯を滝のように流し、空気に触れさせることで適温に調整する仕組みを導入。事業費は9500万円。安曇野市前宮沢宗弘市長は「多くの方に末永く愛され、心と体をリフレッシュする憩いの場所にしたい」と。(10:00-20:00,無料)

■穂高山麓線沿いの「Vif穂高」は2003.7/5;開業、2025年で22周年。2003.7/1;完成式が行われた。当時、穂高町内には規模の大きい直売所がなかった。グリーンツーリズムの中で都会の観光客との交流を図り、 農業と観光の振興のために旧穂高町と県が2002年10月から施設を建設した。山をイメージした外観の屋根を持つ農産物直売所と農業活性化施設を建設した。施設は鉄骨平屋で、直売施設は約375u、活性化施設は約814u。総事業費は4億円。 「いち番館」と「味彩館」は国の生産振興総合対策補助事業で約5千万円の補助を受け総工費は1.7億万円。「ふれあい体験館」は県営中山間総合整備事業で建設費は2.9億万円。当時の穂高町は事業費の15%を負担した。
農家が自分で値段をつけて野菜などを並べる直売所「いち番館」と漬物加工施設、レストラン「味菜館」。活性化施設「ふれあい体験館」では研修や体験ができる多目的ホールで体験実習室、研修室、豆腐・総菜加工室を備えている。 愛称は公募約50点の中から穂高有明在住者の名称が選ばれた。Vifは仏語で「活気ある」「生き生きとした」の意味。Vif穂高の店内にはたくさんの旬の野菜が並べられ、屋外では旬の花苗や果物・野菜などを販売。近隣農家100戸が栽培した 野菜や果物を販売。「安心・安全・安価」の旬の農産物を提供し「地産地消」を掲げる。併設する惣菜などの加工室で作った総菜や漬物、パン、菓子、餅、豆腐などを販売。
「味彩館」に立ち寄ってお蕎麦を食べてきました。夏はぶっかけそば(きゅうり・タマネギなどの野菜とかつおぶしをかけたそば)。平日は空いていて週末のような混雑はありません。そばの麺は細めで色は少し白い。コシがあります。 そばつゆは色が濃いめでしょっぱい。店内はフローリングで木を使った明るい雰囲気。店内に飾られた「ビンサンチ」の3匹のかわいいフクロウの絵が飾られています。そば定食はさるそば、天ぷら(ナス、エビ、サツマイモ、キノコなど)、 茶わん蒸し、小鉢、香の物が付いていた。信州サーモン刺身もおいしかった。
・菜の花;春は菜の花を発売。
・豆腐;「安曇野豆腐」は美味しい。「ふれあい体験館」ではふるさと体験として地元産の大豆を使った豆腐作りができます。小学生が豆腐づくり体験したりしています。お店では豆腐をまとめ買いする市民も多い。
・玉ねぎ;「安曇野特産玉ねぎ」;6/中-6/末;特設売場でタマネギの直売。辛みが少なく生食向けの「甘70」と長期保存向けの「ネオアース」の2種類を発売。
・いんげん豆;7/中〜「穂高いんげん」を発売。100年前から栽培されている信州の伝統野菜「穂高いんげん」は、穂高の農家が大正から昭和初期にかけて米国から各種の野菜種子を導入し、栽培したもの。草勢が強く草丈は3m以上に。「穂高いんげん」は、 莢は幅広く扁平で大型ですが、軟らかく食味は優秀。和え物や煮物、みそ汁の具などによく合い、緑色の若莢は食卓に彩りを添えてくれます。
・8/上;「盆花市」。安曇野で栽培された小菊やアスターなどの切り花(盆花)を発売。
・10/下にはVif穂高新そばまつり開催。有明産の新そばを数量限定で発売。同時にリンゴ(シナノスイート)やブドウ(シャインマスカット)などの果物、サツマイモなどの新鮮野菜や新米を販売。
・大根;11/上〜穂高牧の「牧大根」は江戸時代から栽培されてきた地大根で、肉質が緻密で硬いことから「かた大根」とも呼ばれています。歯ごたえのある大根。Vif穂高で発売。牧大根は肉質が硬く辛味も強いことから、漬物向け大根として 重宝されてきた。Vif穂高では開店当初から牧大根を扱ってきたが、2007年県から「信州の伝統野菜」の伝承地栽培に認定。注目が集まり需要も増えた。 ・長いも;12月には長芋や自然薯を発売。穂高牧で栽培される自然薯は長さ80cm-1m。根は横に張る。穂高の寒暖差で味や風味・粘りが強いのが特徴。

・もやし;2020.2/22;中房渓谷から穂高温泉郷の旅館などに引湯している「穂高温泉供給」が2020年栽培を始めた「温泉もやし」がVif穂高で発売。配湯後に余った温泉水を栽培に生かしたもやしで、丈は30cmと長くシャキシャキとした歯ごたえ。 社屋隣の農業用ハウスで温泉水の熱で発芽させた無農薬・無肥料の豆もやし(\400/1袋300g)。
・近年は「安曇野まるしぇ」(生産者による旬の果物や野菜を対面販売)、フリーマ等も開催。

(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656

「Vif穂高」

「ふれあい体験館」(Vif穂高にて)

「味彩館」(Vif穂高・味彩館にて)

「春のお蕎麦」(Vif穂高・味彩館にて)

「夏のお蕎麦」(Vif穂高・味彩館にて)

「秋のお蕎麦」(Vif穂高・味彩館にて)

「冬のお蕎麦」(Vif穂高・味彩館にて)

「信州サーモン刺身」(Vif穂高・味彩館にて)

「いち番館の野菜」(Vif穂高にて)

「Vif穂高のタオル」

■6/28-6/29;16:00-21:00;松本「浅間温泉わいわい広場」で「ほたる祭り」開催。
「浅間温泉ホタルの里」では浅間温泉街つくり協議会の「ホタルの里委員会」によるホタルの生育地の掃除、幼虫の世話(ホタルの幼虫の餌カワニナ)をし、一生懸命育てたゲンジホタルが 6/中-6/下に飛び交います。19:30-21:00頃が見頃。日によって違うが毎晩20〜50匹、2022年でホタル発生数は1494匹、来場者数は850人。
6/29;ツールド美ヶ原の応援イベントでもあり、ビール・焼き鳥、かき氷など屋台の他、浅間温泉火焔太鼓演奏、フォークソング、サックス演奏など。朝市&苺摘み体験。
19:45-20:30;わいわい広場からホタルの里間で送迎バスあり(約750m,バス5分,徒歩13分)
(問)浅間温泉観光協会(松本市浅間温泉文化センタ内) TEL 0263-46-1800

■松本郊外の「美ヶ原高原」
美ヶ原高原は標高2000mにあり、八ヶ岳中信高原国定公園で日本百名山。北アが一望できるパノラマ展望台で、200種類以上の「高山植物の宝庫」
美ヶ原へのアクセス:
1)「アザレアライン」(林道よもぎこば線;松本市道2725号線;入山辺〜三城,松本市道2725号線;三城〜扉峠)
2)「ビーナスライン」(扉峠-台上・山本小屋;P60/道の駅・美ヶ原高原美術館;P800)
3)「美ヶ原スカイライン」(浅間温泉-美鈴湖-武石峠)、(県道62号:美ヶ原公園沖線;武石峠-天狗の露地;P150)
※美ヶ原スカイラインはもともと台上(天狗の露地-王ヶ頭-山本小屋)に道路を建設し、ビーナスラインと接続する計画があったが、1970年代には反対運動が起こり、 自然保護のために計画は中止となった。
1909年美ヶ原牧場開場。1930年山本小屋開業。1951年王ヶ頭ヒュッテ開業。
1954年美しの塔建設。1957年山本小屋-王ヶ頭間に林道開通・バス運行。
1959年美ヶ原沖線開通。1958年松本駒越林道開通、美ヶ原へ松電バス運行。
1960年王ヶ頭にアンテナ(NHK,SBC)建設。1960年美ヶ原高原荘(王ヶ頭ヒュッテ)改名
1968年ビーナスライン松電バス運行。
1975年ビーナスライン(和田峠-扉峠)開通。1981年ビーナスライン(扉峠-台上/道の駅)開通。
1983年三城いこいの広場完成。
1992年美ヶ原駐車場売店開店。1993年県美ヶ原自然保護センタ開業。
1999年王ヶ頭ホテル(美ヶ原高原荘)改名。
2002年ビーナスライン・美ヶ原スカイライン無料化。
2021年美ヶ原駐車場売店はうつくしテラスとしてRe-open。
2022年松本市は「松本市美ケ原再生計画」策定。三城エリア-天狗の露地エリア(王ヶ頭)間に安全性と将来性を見据えたロープウェイなどの索道建設の可能性研究。 昔は三城-王ヶ頭間にケーブルやロープウェイの構想や、台上トンネル道路の構想もあった。
2025年6/24;県自然保護連盟は自然や景観を破壊しないよう求める要請書を提出。ロープウエー建設に反対、登山道整備、植生回復、観光振興対策などを要望した。
2027年までに「美ヶ原スカイライン」の改良整備、「三城いこいの広場」は2028年大規模改修工事予定。


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JR大糸線活性化


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