「冬の常念岳」
「鳥居」(穂高神社にて)
「本宮」(穂高神社にて)
「神楽殿」(穂高神社にて)
「桜並木と黒沢川」(安曇野三郷・黒沢川)
「りんごの花」(5/上:上三郷にて)
「りんご畑」(5/上:三郷にて)
「残雪の蝶ヶ岳」(6/中;常念岳山頂にて)
「春の雪の大王わさび農園」(4/中)
「春のわさび田」(大王わさび農場にて)
「桜・梅咲くわさび田」(大王わさび農場にて)
「安曇野・夕日のわさび田」(大王わさび農場にて)
「安曇野・わさびの花」(わさび農場にて)
桜と爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳(三郷・黒沢川にて)
「桜と常念岳」(明科・長峰山にて)
「桜と爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(明科・長峰山にて)
「残雪の穂高連峰」(5/下;常念岳にて)
「初夏の槍ヶ岳」(6/中;常念岳にて)
「初夏の三俣蓮華岳」
「初夏の鷲羽岳」
「初夏の水晶岳」
「初夏の西岳(手前)・横尾尾根・大天井岳(右)・東天井岳(右)・水晶岳(奥)」
「初夏の大天井岳・東天井岳」
「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;蝶ヶ岳にて)
「残雪の槍ヶ岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)
「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;蝶ヶ岳にて)
「蝶ヶ岳ヒュッテと雪原に張ったテント」(5/下;蝶ヶ岳にて)
「残雪の常念岳〜前常念岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)
「タムラソウと初秋の常念岳」(長峰山にて)
「ワレモコウ・マツムシソウと初秋の常念岳」(長峰山にて)
「夕暮れの北ア・爺ヶ岳・鹿島槍・白馬三山」(長峰山にて)
「初秋の北アと安曇野の田園風景」(長峰山にて)
「露天風呂から残雪の蝶ヶ岳・常念岳」(長峰山・天平の森にて)
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「冠雪の常念岳」(安曇野にて)
「雪の道祖神と水車小屋と蓼川」(安曇野・大王わさび農場にて)
「冬の夕暮れの常念岳」(穂高にて)
「桜とわさび田」(安曇野・大王わさび農場にて)
「白梅と常念岳〜東天井岳・大天井岳」(安曇野・大王わさび農場にて)
「桜とわさび田」(安曇野・大王わさび農場にて)
「光城山の桜と常念岳」
「光城山の桜と常念岳・横通岳」
「光城山の桜」
「長峰山の桜」
残雪の常念岳・横通岳・東天井岳(安曇野にて)
トチノキ(安曇野にて)
桐の花(安曇野にて)
「おひさまロケ中の菜の花畑」(堀金烏川岩原・国営アルプスあづみの公園整備予定地にて)
「春の常念山脈」(長峰山にて)
「春の常念山脈」(長峰山にて)
「朝焼けの前常念岳・常念岳」(豊科南穂高にて)
「冠雪した前常念岳・常念岳」(豊科南穂高にて)
★〜〜〜安曇野エリア〜〜〜★
★News★
■6/1;「第11回信州安曇野ハーフマラソン」が豊科南部総合公園を発着するコースで開かれた。
安曇野市制施行20周年の記念大会で、ハーフマラソンには5325人、ファミリーラン(2km)に322組700人、最高齢は80代の男女も参加、計6025人が力走した。スタート地点では市スポーツ大使のマラソン・有森さんと柔道・篠原さんらが
エールを送った。ランナーは号砲とともに勢いよく飛び出し、沿道の市民からの応援を受けながら田園地帯や拾ヶ堰沿いを軽やかに走った。雲の合間から青空も見え、沿道では市民が声援を送っていた。地元の15団体は太鼓やアルプホルン、
ラッパの音色でにぎやかな雰囲気を盛り上げ、新緑輝く初夏の安曇野を駆け抜けた。入賞者にはあづみ野ガラス工房で制作され、リボンに天蚕糸を使ったメダルが贈られた。
■4/1;「安曇野市豊科近代美術館」は「安曇野市美術館」に変更された。
現在、美術館は大規模な修繕工事で休館中。「安曇野市美術館」のRe-OPENは8/30予定。
美術館のバラ園ではバラの花が見頃を迎えた。バラ園には300種・600本のバラが植えられています。咲き始めは遅れ気味だったが、この数日の高温で一気に開花。バラ園は自由に観賞可。
香りの良い「ピンクピース」や花びらに絞り模様の「モーリスユトリロ」、ピンク色の「ラフランス」、黄色い「金蓮歩」・「ゴールデンセプター」、赤い「芳純」などいろいろ。館長は「2024年夏の猛暑以後、管理に苦労したが、
2025年は見事に咲いた」
5/24-6/1;「ローズウィーク」。5/24-5/25;9:00-15:00;バラ苗や山野草の販売。5/24-5/25;陶器市を併催。
(問)安曇野市美術館 TEL 0263-73-5638
■安曇野でケシ科の外来植物・ナガミヒナゲシの注意喚起を始めた。
この時季に道路脇や田畑のあぜなどで淡いオレンジ色の花を咲かせ、群生も。茎や葉にアルカロイド性の有毒物質が含まれるため、皮膚が弱い人はかぶれなどの心配があり、素手で触らないように呼び掛ける。地中海沿岸原産で花は直径3-6cm。
繁殖力が強く、1株にできる種子は最大で16万粒。根から出る物質が他の植物の生育を阻害するという。「ナガミヒナゲシが最近増えている。毒性もあるので子供が触れないように注意喚起してはどうか」と市民から情報提供を受け、初めて
注意喚起することにした。環境省が駆除の対象としている「特定外来生物」には指定されていないが、生態系に大きな影響を与える外来植物として駆除を求める自治体もある。安曇野市は市民に駆除までは呼び掛けていない。環境課は
■北穂高の「かじかの里公園」で2023年度からの改修工事が2025年度で完了。
地域住民が水辺に親しめる身近な公園としての機能を充実させた。池に架かる「かじか橋」を改修し、通行できるようになった。キャンプ場がある「アウトドア公園」としての需要にも応え、公園東側には駐車場を増設(P33増,計P75)、
遊具や多目的トイレを新設。新型コロナ禍にキャンプやBBQで公園を訪れる人が増えたため、駐車スペースが不足、路駐が問題になっていた。カジカに関する展示をしていた「研修棟」を管理棟に改修。総事業費は約2.6億円。2025年度は
秋から冬にカジカの養殖施設の解体、園路のインターロッキングの改修など予定。観光課は「市民や観光客にも快適に安曇野の自然を感じて楽しんでもらいたい」と。
■安曇野には11のJR駅がある。
2005.10/1;安曇野市は穂高町・豊科町・堀金村・三郷村・明科町の5町村が合併した。2012.10/7;長野道「豊科IC」は「安曇野IC」に改名。2025.4/1;「豊科近代美術館」は「安曇野市美術館」に改称。
JRには「安曇野駅」という駅名はない。JR駅名を改称できないかを検討していたが、駅名は地域の名称が古くから使われているため変わらなかった。
安曇野市内にある8駅は2025年開業110年を迎える。2025.7/26;記念イベントが「豊科駅」でJR東日本長野支社と安曇野市の共催で実施される。
2025.7/26;豊科で「第46回あづみ野祭り」の同時開催。「あづみ野ばやし踊り」の踊り連募集は5/23まで。(2024年は35連2400人が参加)
JR大糸線;1915年開業;梓橋(豊科高家)、一日市場・中萱(三郷明盛)、豊科(豊科)、柏矢町(穂高柏原)、穂高(穂高)、有明・安曇追分(北穂高)。1926年開業;南豊科(豊科)
JR篠ノ井線;1902年開業;明科駅(明科中川手)、田沢駅(豊科田沢)
■北ア登山口へのアクセス道路となる「燕岳」への「県道槍ヶ岳矢村線」(中房線)と、「常念岳」への「林道一ノ沢線」がともに路肩崩落で一般車両が通行できない。
春山シーズンの登山者は例年より大幅に減少した。影響は山小屋のみならず、周辺のホテル・旅館にも及んでおり、早期の復旧が望まれる。中房線は2025.4/14;道路崩落したが、定期バスが崩落箇所手前まで運行、現場を挟んだ先から中房登山口までは
地元関係者が車で無料送迎。交通手段は確保されているが、道路寸断のイメージが先行し通れないとの風評被害も。年間13万人が行き交う燕岳の山小屋宿泊者数は例年の約半分、テル・旅館の予約もかなり減っている。一ノ沢線は2024.8/7;大雨での
道路崩落から10ヶ月近くが経つ。穂高温泉郷の旅館は「常念岳の登山客はかなり少ない」と。崩落現場手前までタクシーで行き、その先から登山口までは徒歩で1H弱。問合せの電話で説明すると、山行を諦める人もいるという。県は中房線の復旧見通しを
5/末に示す予定。一ノ沢線の復旧工事は業者選定が入札不調で遅れ、土質調査などで11/上のシーズン終了までに復旧が完了するかは見通せないという。6/中以降は縦走登山者が増え、夏山シーズンが本格化する。例年、民間の登山ツアーも増える時期だが、
他の山域へ流れる可能性もある。市観光協会は情報発信を強化し、県の許可が下りれば無料送迎の体制も拡充したいとする。
■燕岳の登山口に向かう「中房線」は4/14の路肩崩落で、宮城GTから先はマイカー通行不可。定期バス・タクシー・許可送迎車は通行可。崩落箇所は車両通行止めで徒歩のみ通行可(7:00-17:00)
中房温泉-(0.8km,徒歩20分)-有明荘-(5.3km,徒歩90-100分)-崩落現場-(800m,徒歩10-15分)-観音峠BTー(6.2km,徒歩75分)-宮城GT-(800m,徒歩10分)ー有明山
中房温泉-(送迎車運行)-崩落現場ー(徒歩)-観音峠BTー(定期バス運行)-有明山-穂高駅
崩落箇所手前の観音峠BTまでは定期バスを運行。5/7-6/30;月-木;1日2便、金/土/日;1日5便。(穂高駅/温泉公園/有明山ー観音峠;\1500/大人,\750/子供)
5/7-6/30;崩落現場〜中房登山口まで送迎車を運行。4/26ー5/6が6/30まで延長。(運行本数,台数,乗車人数制限あり,無料)
■4/26-5/6;県道槍ヶ岳矢村線(中房線)の宮城GT-崩落現場-中房温泉間(12.2km)でバス運行。
中房線;宮城GT-崩落現場(6.2km;徒歩1.2H)、崩落現場ー中房温泉(6km;徒歩2H)、崩落現場-有明荘(5.2km;徒歩1.7H)
4/26ー5/6;中房線では崩落箇所手前まで定期バス・タクシーを運行。バスは観音峠(臨時BT)まで運行。観音峠(臨時BT)から崩落現場までは850m・徒歩10分。タクシーは崩落現場まで運行。
崩落場所は歩行者のみ時間制限で通行可(5:30-17:30)
4/26-5/6;安曇野市観光協会は観音峠(臨時BT)-中房登山口間を期間限定で無料の送迎車を往復運行する。定期バスの時刻表になるべく合わせる形で運行予定。
定期バス;安曇野の里〜穂高駅〜温泉公園北〜花水木会館〜常念坊〜有明山神社〜有明山黒川口〜観音峠(臨時BT)(穂高駅-観音峠;\1500/大人)
同協会は「登山客や温泉宿泊客の要望に応える形を考えた。例年より積雪が多いので注意して安全に山を楽しんでほしい」と。
(問)南安タクシー TEL 0263-72-2855
(問)安曇観光タクシー TEL 0263-82-3113
(問)あづみの第一交通 TEL 0263-88-2032
■江戸時代に松本城主の狩猟休憩場として使われた穂高の古民家「本陣等々力家」が宿泊施設や飲食店などの複合施設として再生・活用される。
本陣等々力家は敷地が約3300u、市有形文化財の長屋門、主屋、座敷裏座敷、5棟の蔵など11棟で構成。2016年頃から空家、2018年休館となった。安曇野市が民間から事業提案を募ったところ4者の応募があり、選定委員会で扉HDが選ばれた。扉HDを代表法人とする4社の共同事業体。
計画によると、等々力家周辺の建物も含めてリノベーションを行い、1棟につき最大4人の宿泊施設や、地元食材を生かしたレストラン・カフェ、工芸体験などができる交流スペースを整備する。総事業費は約5億円を見込む。3/14;事業化の詳細協議に
向けた協定締結調印式が安曇野市役所で開かれた。扉HDは「豊かな自然がある安曇野のシーンはまさに本物。等々力家を一つのエンジンに考えて交流・関係人口を増やしたい」。安曇野市太田寛市長は「文化遺産としての古民家再生のモデルケースの
第1弾と考えている」。必要な改修をした上で2028年中に開業を目指す。
■三郷小倉の「黒沢川」に隣接する自然ふるさと公園「黒沢洞合自然公園」の拡張工事完了予定は2026.3/末に延期。
当初の2025年12月工事完了予定・2026年4月開園だったが、工事規模の大きさや建設業界の人手不足などで契約等に時間がかかったという。計画では里山の自然に配慮し、自生する生物が集まり繁殖しやすい空間を形成し、親子で昆虫採取ができ、
観察会などの自然学習や体験活動が行える公園にする。既存のビオトープや池の他、新たに田んぼビオトープ、棚田、湿地、池、水路、草原などの環境を整備する予定。黒沢川渓畔林では熊対策の間伐を行なう。田んぼビオトープではイグサや
スゲなどを植栽し、園内には早春のマンサク、アブラチャン(菜の花)など黄色い花が、春には枝垂れ桜やオオヤマザクラ、初夏にはミツバツツジ、ヤマツツジなどが咲き、秋にはイタヤカエデ、ハウチワカエデ、イロハモミジ、ヤマモミジなどが彩り、
常緑樹にはクヌギ、コナラなどの植林も検討。公園一帯では工事が行われ、道路が整備、開放的な雰囲気に変わった。近くには黒沢マレットゴルフ場や安曇野ワイナリーがある。
■2024年度の安曇野シェアサイクルの利用実績(安曇野市観光協会)
2024年4-11月の貸出件数は3965件(前年比23.3%増)。「サイクルロゲイニング」のWebアプリを使用したことの効果もあり、利用増となった。事業は7年目、貸出・返却ポートは19ヶ所、電動アシスト付自転車は59台(E-bike4台を含む)。
ポートの場所は再編した。ポート別の貸出回数は1位;JR穂高駅前(968件)、2位;大王わさび農場(595件)、3位;JR豊科駅前(266件)
都市部のシェアサイクルは利用時間が平均30分未満だが、安曇野では1時間を超え、長時間の広域周遊に結びついている。2021年からは観光施設、飲食店、公園などにポイントを巡り、地点の総得点を競う「安曇野サイクルロゲイニング」
(2024.6/1-12/8)を実施。2024年6月〜;ロゲイニング用Webアプリの運用も始めた。(電動;\100/15m,\1500/12H,E-bike;\300/30m,+\150/15m,\2000/12H)
休憩や観光案内に協力する飲食・小売店など「サイクリングオアシス」は約60ヶ所。観光協会は「市民や事業所の協力もあり、シェアサイクル事業の知名度が
上がったことが利用増へつながった」と分析。
※安曇野サイクリング
■穂高駅近くに建設計画を進めるホテル「ルートイン」を巡り、地下水への影響が懸念されるとして、地域住民らが市議会に陳情書を提出した。
地域住民への十分な説明と、湧き水への影響評価を同社に要請することを安曇野市に求めた。3月定例会で審査。ホテルはR147沿いで広さ5788u、鉄筋コンクリート造7F建て、客室数;196室、延べ床面積;5725u、駐車台数;119台、2026年開業予定。
■明科の活性化に取り組む市地域おこし協力隊が、地域の飲食店や観光施設などを掲載した「みんなの明科ポケットマップ」を作った。
昔ながらの飲食店や新規開店の雑貨店など計42のスポットを紹介。地図を片手に明科を歩いてほしい。ポケットマップは表裏カラー、A3サイズ。表面は明科の広域地図で地域の寺やカフェなどを紹介、裏面はJR明科駅周辺の詳細地図。500部製作。
市明科支所、龍門渕てらすなどで無料配布。
「安曇野ナンバー」(フルカラー版&モノクロ版)
■自動車ナンバープレートの図柄入りの「ご当地ナンバー」で「安曇野ナンバー」のデザインが決定。
安曇野ナンバー導入に向けてデザインを募集、住民による投票で最多の支持を受けたデザインを国交省に申請。(2023.9/20-10/20;投票,回答数;890票,日本の原風景安曇野;414票,うち76%安曇野市民)。安曇野ナンバーは「日本の原風景 安曇野」と
題した図柄で、安曇野から見た常念岳・有明山を始めとする北アルプスと犀川、地域に数多く残る道祖神(安曇野)、パラグライダー(生坂)・ハーブ(池田)・レンゲツツジ(松川)などが描かれています。デザインを白黒で描いたモノトーン版と
フルカラー版の2種類、交付手数料の他に\1000以上寄付でフルカラー版を選べる。1/17;北陸信越運輸局が決定。交付申込み;2025.4月頃、交付;5月頃。
県内では長野ナンバー、松本ナンバー、諏訪ナンバーが導入され、今回、安曇野と南信州の「図柄入りご当地ナンバー」は初めて。車検証に記載された住所が「安曇野市」「池田町」「松川村」「生坂村」の場合は安曇野ナンバーとなる。
安曇野はこれまで松本ナンバーだった。大北はこれまで通り松本ナンバー。
■2025.4/7;5月から交付される「安曇野」の新しいナンバーの事前申込みが始まった。
松本の県自動車標板協会県によれば、内初の図柄入りのナンバーは初日92件の申込みがあった。安曇野ナンバーは北アルプスや道祖神(安曇野市)、パラグライダー(生坂村)、ハーブ(池田町)、レンゲツツジ(松川村)などが描かれている。
県内には「長野」、「松本」、「諏訪」の3つのナンバーがあったが、5/7〜;安曇野市と池田町、松川村、生坂村を対象とする「安曇野」。他に飯田と伊那の13町村を対象とする「南信州」が加わります。国交省松本自動車検査登録事務所は
「地域の活性化、観光振興に、このナンバーにつなげてもらえたら。地域で華やかなナンバーが走ることで、訪れた方々に地域を知っていただくツールになる。多くの方に図柄入りナンバーを選んでいただき、付けて走ってもらえれば」。
新しいナンバーは、5月申請は交付に約1ヶ月、その後は申請から約1週間で交付される。「動く広告塔」といわれるご当地ナンバーで安曇野の観光振興、知名度UPなどに、地元からは期待する声も聞かれる。
■安曇野市明北小は明科の観光スポット「旧国鉄篠ノ井線廃線敷」に手作りのベンチを設置した。
約5kmのコースを散策すると、休憩場所がないことに気付いてベンチを制作した。作業には地元住民や地域おこし協力隊らも参加、真心からの地域奉仕を喜んでいる。山沿いに延びる廃線敷のうち三五山TN付近、大天白社付近の2ヶ所に
ベンチを計8基設置した。市から安曇野産材の提供を受けた。新緑や紅葉の時期を中心に多くのハイカーが訪れる。廃線敷を整備する地元のボランティア団体「ケヤキの道」は「この地域は鉄道と住民が一体となって発展してきた。
過疎化しているが、役に立とうという気持ちは本当にありがたい」と。
■安曇野堀金出身の小説家・臼井吉見の長編大河小説「安曇野」(筑摩書房,全5巻)の文庫版が、3月に復刊した。
売れ行きは好調という。「安曇野市文書館」によれば、一般販売(500セット)のうち385セットが売れ、残りは115セット。(\7040/1セット)。筑摩書房は書店やインターネットを通じて販売した200セットは既に売り切れ。
■10/5告示・10/12投開票の任期満了に伴う「安曇野市議会議選」
2025年は5町村(豊科・穂高・堀金・三郷・明科)合併で安曇野市発足20年。現職19人のうち、5人が立候補予定、3人引退予定の意向、11人は未定という。立候補予定者は「より良い安曇野をつくる手助けをしていきたい。市の発展に寄与したい」と。
選挙戦に向けた動きが本格化するのはまだ先のよう。
■安曇野市は2025年度、空家戸数の実態調査を行う。
安曇野市が把握する空家は2024年末で1024戸。総務省の住宅土地統計調査の推計値は3150戸と約2000戸の差がある。2018年度に職員や区への聞き取りで把握した空家は1143戸をリスト化。それ以降は1000戸前後を捕捉していたが、
年間150件を超える近隣住民の苦情で、把握できていない物件もある。2025年度に空家の戸数、危険度を把握し、危険度は4ランクに分ける。庁内のGISにある市内の戸建て住宅から水道使用がない物件を洗い出し、現地調査をして空家か
どうかを判定。この調査委託費1164万円を2025年度一般会計当初予算案に計上した。調査後は所有者に意向を確認し必要な対策の検討に役立てる。移住相談では戸建ての空家に関心を持つ人が多く、賃貸物件のニーズは高い。
「空家予備群」になりえる単身・夫婦世帯(65才以上)は計9200世帯もある。
■安曇野で「オオルリシジミ」が急減。
「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「保護区」では定着を目指してきたが、夏の高温が続き、近年は減少が著しい。2025年度は保護区に加え、かつてオオルリシジミが生息していた市内エリアに、企業や区などの協力を得て
新たな生息環境「放蝶区」を3ヶ所試験的に整え、繁殖途絶のリスク分散を図る。安曇野市天然記念物指定の蝶「オオルリシジミ」は、5/上-5/中に羽化、6月にクララのつぼみに産卵。6/下-7/上にサナギに、翌年5月まで土の中で過ごす。
住民有志や有識者、市などでつくる安曇野オオルリシジミ保護対策会議は種の保存や環境保全に取り組んできた。保護区では当初幼虫が少なかったが、3000uで野焼きを実施。2011年以降は個体数が増え、ピークの2019年には約30匹/1回が
確認された。しかし、2020年には半減。その後は減少の一途をたどり、2024年は平均4匹。地温は夏に最高気温が40℃を超える地点があり、さなぎが猛暑で死滅した可能性などが指摘される。2025本年度は、維持管理を担う企業や団体、
区と4/下に覚書を交わし、試験的にさなぎを置いて繁殖を試み、モニタリング調査を行う。
■安曇野市は「市版レッドデータブック2024」を改訂した。
2014年作成から10年が経過し生息状況の変化を反映。絶滅の危険性は、絶滅、野生絶滅、絶滅危惧T類、絶滅危惧U類、準絶滅危惧、情報不足の6区分で分類。環境省、長野県、安曇野市レッドデータブックの比較も。
植物は320種(2014年版342;22種減)、動物は397種(同332;65種増)を掲載。動物のうち昆虫類は304種(同252;52種増)。「注意すべき生物」では植物は22種(同7種増)、動物は38種(同12種増)
安曇野市は「レッドデータブックを通して安曇野の自然環境を守っていきたい。そのための手引書として活用していく」と。気候変動や土地開発、土地改良、河川改修、河川浚渫、水質汚濁、里山の手入れ不足、外来種の増加などで
生息環境が悪化し、希少な動植物が減った種類がある。一方では自然環境の保全や再生に取り組み改善された種類もある。
植物の絶滅・絶滅危惧種の中には、ユキワリソウ、イヌセンブリ、フクジュソウ、カタクリ、セツブンソウ、アケボノソウ、オキナグサ、エゾムラサキ、ササユリ、ユウスゲ、アヤメ、ノハナショウブ、キキョウ、サワギキョウ、トキソウ、
バイカモ、ヒメヨモギ、タカネナデシコ、マツムシソウ、タムラソウ、ヤマシャクヤク、アズミトリカブト、ホンシャクナゲなどよく見かける花もあります。
また、サクラソウ、ハルリンドウ、イチリンソウ、シラネアオイ、カキツバタ、シオン、フジバカマ、ヤマフジなどは安曇野では指定されていないが、県や環境省では絶滅危惧種に指定。特定希少植物の中には保護を目的に採取が
原則禁止のものがあります。
10/12-10/13;「堀金総合体育館」で開催される「安曇野環境フェア」で販売開始。冊子版(\1500)。PDF版(無料)安曇野市HPダウンロード。
(問)安曇野市環境課 TEL 0263-71-2492
■安曇野市は都市公園44ヶ所のうち39ヶ所で樹木の健全度調査に着手する。
樹木の種類や植わっている場所、本数、老朽の具合などを調べ、倒木の危険がある場合は伐採などを検討する。大規模に調査を行うのは初めてで、早ければ8/中にも開始する。豊科中央公園、常念ふれあい公園、三郷文化公園、堀金中央公園、
明科龍門渕公園などが対象。都市公園の樹木の種類や状態は把握できておらず、各公園で草刈りや花壇整備などの管理をしている愛護会から指摘を受けて調査する。安曇野の都市公園では人身や物損の事故はないものの、平均して毎年3-4本の
倒木があるという。都市計画課は「都市公園内の劣化木や老朽木を把握して、公園利用者の安心と安全を確保したい」と。
■穂高有明の「穂高天蚕糸」が窮地。
天蚕はクヌギなどの飼育林で卵から育てるが、天蚕や繭がニホンザルに食べられる被害が続発。飼育者の減少と高齢化も進み、繭の生産量は10年ほどで急減した。
■穂高天蚕糸を活用した新たなビジネスプランを提案する、安曇野市のコンテストが4年目を迎えた。
東京・大阪の専門学校でアパレルデザインを専攻する学生が8/1まで、市内に滞在して天蚕糸について学んでいる。7/30;学生たちは穂高有明の飼育林で繭の収穫を体験。葉の裏にある薄緑色の繭を見つけていた。2024年度は10-20代の学生9人が
コンテストに参加。2025年3月にビジネスプランの審査会を都内で初めて開いて、穂高天蚕糸の魅力を発信する。学生たちは天蚕糸の特徴などを学び、8月以降はチームに分かれてオンラインで打合せを重ねる。市天蚕振興会は「天蚕を守って
いかなければいけないが、育てる担い手がいない。もしなくなってしまったら復活は至難の業」。コンテストでは穂高天蚕糸の魅力発信だけでなく、後継者確保にもつながるよう願っていた。
■2028年;槍ヶ岳開山200周年。三郷小倉を「槍ヶ岳開山の里」として広めよう。
江戸時代の1828年に初めて「槍ヶ岳」に登頂した僧侶「播隆上人」は広く知られているが、案内人は小倉の中田又重で、出発場所は小倉。松本から飛騨高山への古道「飛州新道」を通り、鍋冠山・大滝山・蝶ヶ岳を経て槍ヶ岳を目指した。
上高地徳沢・梓川を経て、槍沢経由で槍ヶ岳に登ったとされる。第1回目の槍ヶ岳登頂して坊主の岩屋で修行して下山したという。飛州新道は小倉村(安曇野市三郷小倉)から山越えし、上高地を経由し、中尾村(高山市奥飛騨温泉郷)に至る古道。
小倉の登山口には「大日堂」が建っている。播隆上人と又重は、大日如来像を納める小倉の大日堂で安全を祈り、大滝山を経て登頂したとされる。
4年後2028年「槍ヶ岳開山200周年」に合わせて、地元小倉でリンゴ農家などを営む有志らは、小倉に播隆上人と又重の像を建てるのが目標という。計画によると、2人の像は「ファインビュー室山」、「三郷スカイライン展望台」が候補地。
建立費用は数千万円。CFで資金を募るほか、行政にも協力を要請。2人の像は開山150周年で計画されたが、資金などの理由から、播隆上人像だけが松本駅前に建立された。又重像は旧穂高町出身の彫刻家・小川大系が石こうの型を完成、
保管されているという。市民団体の「大滝山を愛する人々の会」は大滝山山頂へ通じる登山道の草刈りを行った。その一部は播隆上人と又重が通ったとされる。開山200周年、像の建立に向け、登山道整備の様子を撮影した動画を公開予定。
播隆上人に関わる「松本市や大町市、高山市などと一緒に200周年を盛り上げられるようにしたい」。
■近年、初夏に安曇野や大町、奈川、筑北では白い花で覆われる「夏そば」の畑を見かけるようになった。
そばといえば秋そば(新そば)だが、今は夏ソバの収穫期を迎えた。白い花から実った黒茶色のソバの実が次々と刈り取られ、8月頃から夏の新そばが味わえそう。夏そばは爽やかな風味でさっぱりとした味わい。秋は香りが良くコクのある味わいで、
多少見劣りする。そばの栽培は土地がやせていて稲作に向かない土地、水はけが良くて日当たりの良い畑。高地の冷涼な気候で昼夜の温度差がある寒冷地。生育温度は15〜20℃が適温。安曇野(標高550-650m)、大町美麻(1000m)、白馬(700m)などは
そば栽培に適している。夏そばの収穫は7-8月頃、秋そばの収穫は10-11月頃。夏そばは味が薄いので敬遠されてきたが、近年は栽培する農家も徐々に増え、夏そばを提供するお店も出てきた。秋そばは収穫時に台風が多く強風・降雨で倒伏して
収穫量が減ることがあるが、夏そばは天候に恵まれ、収穫量は比較的安定して多い。
■夕暮れの明科「長峰山」
「長峰山」(標高933m)は犀川沿いの地層が隆起し形成された細長い峰が南北に続く。犀川を挟んで北アに対峙するため、安曇野の田園風景と北アの山岳風景の絶景ポイント。眼下には梓川・穂高川・高瀬川が合流して犀川となるのが見渡せます。
山頂からは、眼下に安曇野の田園が夕日に照らされていました。燕岳の稜線に沈む太陽。常念岳の残雪はだいぶ減って筋状になってきました。日が傾き、段々と蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・大天井岳〜燕岳〜餓鬼岳〜七倉岳・針ノ木岳・蓮華岳〜
爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳、白馬三山、小蓮華山、白馬乗鞍岳が夕闇に染まりました。(写真は5/下)
■明科「長峰山」山頂(標高933m)からは雄大な北アと美しい安曇野の田園風景が一望できます。
晴れた早朝には眼下に「雲海」を望むことができます。山麓の安曇野から見上げていた雲は、山頂では眼下に一面の雲が広がっています。ススキの茂る山頂下からは田園地帯の安曇平(梓川・三郷・堀金・穂高・明科・池田町・松川村)が見渡せます。
正面には雪化粧した北アの大パノラマが広がり、常念山脈〜仁科三山、白馬三山まで一望できます。安曇野宿泊者限定の雲海ツアーを行っています。
「長峰山」は明科中川手から「林道長峰線」(6.7km)で車で山頂Pまで登れます。冬期閉鎖あり(12/中-3/下)。または豊科田沢「林道城山線」(3.9km)の「光城山」経由で「長峰山」に車で登れますが、現在は路面復旧工事中で通行止め(2024.4月開通予定)。
トレッキングの場合は「長峰山登山口」(標高580m)から整備されたなだらかな山道(1.8km)があり、約1Hで登れます。
■明科の「長峰山」中腹に石仏群があります。
「長峰山」(標高933m)へは明科駅近くの「雲龍寺」登山口(標高580m)から遊歩道が整備されています。中腹の遊歩道沿いには道祖神、地蔵、教訓、詩などさまざまな石碑や石像などの石仏群(172体)が並んでいます。林道長峰線沿いの、
「憩いの広場」には円形の2つ池のあり、でえらぼっちが座った跡がついたという伝説の「金玉池」(標高750m)。1992年明科の町民有志でつくる「長峰山石刻の会」が石仏群を設置した。石仏群の中には倒れたものや放置されたままのもの
もあり、ちょっと不思議な空間が広がっています。
長峰山は明科の賑わい創出を目的に「東部アウトドア拠点」として整備され、今後は来訪者が増える可能性があり、石仏群の管理や活用など今後のあり方が問われそう。東部アウトドア拠点整備基本構想では、明科を3ゾーンに分け、
長峰山は「自然満喫ゾーン」で、「北アルプスの眺望と自然を楽しむ里山と空のアクティビティー」。安曇野市は「にぎわいを里山にも波及させたい」としており、拠点整備は2026年度目標。石仏の扱いは今後検討していくという。
周囲からは北アの大滝山〜蝶ヶ岳〜常念岳〜横通岳〜大天井岳〜燕岳の稜線が望めます。
■安曇野の登山愛好家らが「安曇野山守隊」を結成、明科の「長峰山」(標高933m)で荒廃した登山道の整備を進めている。
登山道の補修、木・枯れ枝を使って階段を整備したりしている。北アを一望できる長峰山は登山者に人気だが、傾斜がきつい道の中央部が雨水で削れるなど歩きにくい所もある。有志たちは道を管理する市と相談して2023年6月に作業を開始。
植生を回復させつつ登山道を長持ちさせる「近自然工法」で整備。登山道にアカマツや桜の古木を横たえ、枝や落ち葉で隙間を埋めて階段を設けた。雨で土砂が流れ出さないように考えながら木を配置。凹凸を埋めて歩きやすい道を取り戻した。
代表「階段などを作るだけでなく修繕も続けたい」。作業の参加を呼びかけており、山守隊のインスタグラムで日程を案内。
■安曇野市、安曇野市観光協会は、テーマ別パンフを作成中。
第1弾は2024.2月にアウトドアスポーツ、第2弾は2024.4月に食をテーマにした「カフェ&スイーツ」と「ローカルフード」の2種類が完成。安曇野観光の全体パンフはあったがテーマ別はなく、2024年度中に第3弾も計画する。
表面に表紙と地図を印刷、裏面にアウトドア事業者や飲食店などの名称、住所、連絡先、紹介文、HP・SNSのQRコードを掲載。地図には掲載した事業者や店舗の場所を示し、3つのサイクリングコースも盛り込んだ。
カフェ&スイーツにはパンを加えた。ローカルフードでは、そば、信州サーモン、おやきの店舗を紹介。(A3判)四つ折りにして持ち運べる。テーマ別パンフは市観光情報センタなどで配布。
■安曇野市はX(旧twitter)に、安曇野の豊かな水の恵みや地下水が生まれる仕組み、環境保全の取り組みなどを発信する「あづみの水結」を開設。
SNSを活用して情報発信することで、安曇野の水資源を愛し、守り、育む人の輪を広げる。「あづみの水結」は水を守り、魅力を発信する個人や団体の登録制度で、あづみの水結に関する取り組みも取り上げる。6/3;運用開始。
長峰山から撮影した水田と北アルプスの写真、水資源の講座、湧き水の動画など11本を掲載。市環境課によると、フォロワーは県外の人も多い。自然環境に関心のある人や、安曇野好きな人がフォローしているとみられる。
「長年かけてしみ出す地下水の物語に着目すれば面白いと思う。地下のことに興味を持ってもらえれば」と。
■堀金烏川倉田区の住民有志でつくる「倉田区水神祭の今後を考える会」は、農業用水路「倉田堰」とその「水神祭」を紹介する動画を制作した。
倉田堰は江戸後期、水不足に困窮した旧倉田村の住民が尽力して開削した。堰自体は烏川渓谷緑地内の烏川から取水、住民は水利権を得るため、標高約1700mの山奥を流れる冷沢から延長約900mの木樋を通し、烏川に合流する小野沢に
水を落とした。水神祭は堰が完成した1811年から区内の里宮で営まれている。動画は、4月の水神祭の様子、里宮を守るように咲く桜、冷沢の取水口を紹介。ドローンによる空撮や、祭りや山中の取水口の様子など。6月に市烏川土地改良区が
堰の取水口近くで営む奥宮の水神祭の様子も収めた。(約5分間)。「今後を考える会」は2021年設立。「先人たちが苦労して水を引いたことで田園が広がり、生活が生まれてきた」と堰にまつわる資料集めなどに取り組む。「水神祭は先人の
苦労に感謝する営み。区の行事として大切にしていることを知ってもらえれば」と。
■三郷小倉の「黒沢川」左岸で建設を進める「調節池」
容量25.3万m3、25mプールで約500杯分に相当する治水対策の貯水施設。調節池は赤沢橋の上流に建設中で、全長約320m、幅約120m、深さ約15m。黒沢川内に水の流量を制限する「堰上げ施設」を築くことで、増水時に上流の水位を上げ、
ブロック張りの調節池に越流させる。池が満杯になると「洪水吐」から川へと自然に戻る仕組みで、満杯になる前でも下流の安全が確保されれば、人為的にゲートを開いて池内の水を川に戻す。2020年度着工。赤沢橋と橋上の市道の改良工事、
流末が最下流部で細る黒沢川の河川改良工事も含み、総事業費は約35億円を見込む。河川改良により、農業用水路「堀廻堰」に流れ込む流末は、近くの「あづみ野広域排水路」に接続。県安曇野建設事務所によると、工事進捗は4割。
事業は2026年度に完了予定。県の事業でこれだけ面積の広い工事は珍しい」という。
■農家での宿泊体験を提供する「安曇野市農家民宿連絡協議会」は2015年4月に発足して10年。
これまでに5000人近い生徒を受け入れている。安曇野では果樹作業、野菜の収穫、まき割りなど体験が多彩で、協議会の講習も充実し安心感が大きいとの評価もある。都会の中学生らが農作業や夕飯作りを農家と一緒に行い、
自然と触れ合いながら田舎暮らしを味わっている。2016年度は受け入れ数が1000人を超え、2019年度には1334人(過去最多)、会員数は73軒と発足当初の35軒から倍増した。しかし、高齢化や家庭の事情で会員が減少に転じ、
2024年度は48軒と減少。新型コロナ禍を経て回復する需要に受け入れ体制が追いつかないのが現状で、会員の裾野拡大が求められる。学校によっては大規模(180名)の申込みが増え、受け入れ農家が足りずに断るケースも。
現在は受け入れ上限120人。
■安曇野市は水上ドローンを使った橋の点検診断システムの開発に取り組んでいる。
2022年10月から2年、現場で活用できるメドが立ち、10/2;穂高矢原堰で公開試験を行った。2024年度から試験的に導入、2-4年後には実用化を見据える。安曇野市内には5年に1度の点検が義務付けられている長さ2m以上の橋が756橋。9割以上が
用水路に架かる小規模橋で、数が多い上に橋の下側が狭かったり、橋長が短かったりして人や点検車が入りづらく、点検に手間が掛かるという。水上ドローンによる点検診断システムの導入によって、河川ごとに一度で複数の橋を点検でき、
AIによる画像診断で損傷の有無が地図上で可視化できる。人が現地で見るべき橋が絞り込めることから、コスト縮減や省力化などが期待される。早稲田大学理工学術院・佐藤靖彦研究室が開発したドローンは高さ50cm、幅75cm、奥行き75cmの船体型。
コントローラーで映像を見ながらのリモート操作が可能でGPSによる自律航行もできる。同研究室は「試作を繰り返して到達した最終形態」と。安曇野市維持管理課は「自治体の技術者不足を解消するような技術になれば」。安曇野で研究開発した
安曇野モデルとし「市の点検の中で使ってデータを蓄積し、問題点や改良点を出し尽くした上で、他の自治体向けにもカスタマイズしていければ」と。
■穂高有明の住民が猿害対策として遊休農地で2023年始めた「安曇野ほうきプロジェクト」で、収穫したホウキモロコシの穂からプロジェクト第1号の「安曇野ほうき」が完成。
「穂高神社」での「安曇野さんぽ市」でお披露目され、2024年以降の本格的な栽培を行う。プロジェクトには穂高のクラフト作家や明科七貴のほうき職人、池田町のわら細工作り作家などが参加。猿が食べない農作物を育てて人里から
遠ざける取り組みで、立足の3aでホウキモロコシを試験的に栽培。猿の食害に遭わずに無事収穫できたという。出来上がったほうきは柔らかくてこしがあり、使っていて気持ちいいという。将来は「安曇野ほうき」の特産化を目指す。
■JR穂高駅前から碌山美術館に向かう遊歩道と市道(碌山通り)の路面に、観光客を誘導するための案内サインを新設した。
北アの眺めや田園風景などに目が奪われがちな安曇野観光だが、足元の案内性向上も忘れない。穂高駅周辺の観光施設の回遊性を高めるのが狙い。駅から美術館まで大糸線沿いの遊歩道と碌山通りは延長500mのほぼ直線、おしゃれなレンガ敷き。
その交差点前後や踏切手前など6ヶ所に、30cm四方の正方形で「碌山美術館」本館のシルエットと館の方向を示す矢印、距離を記したタイル製の路面案内サインを安曇野市が設置した。シルエットのデザインは美術館から提供を受けた。
市観光課は「碌山美術館を含め、街歩きをより楽しんでもらえれば」と。
■安曇野市は2024年度、内閣府からSDGsの達成に向けて優れた取り組みをする「SDGs未来都市」と、先導的な取り組みとなる「自治体SDGsモデル事業」に選定。
2024年度までに全国207自治体が未来都市、70自治体がモデル事業に選定。県内では県、長野、上田、伊那など8自治体が未来都市、中信では大町市、松本市に続く3番目。未来都市の選定は県で8番目、モデル事業とのダブル選定は初。
安曇野市はアウトドアスポーツの拠点整備、自然保育推進、ユニバーサルデザインのまちづくりなどを盛り込んだ事業計画「自然、文化、産業が響き合う 安曇野共生プロジェクト」を内閣府に提案した。里山再生計画の官民連携した
活動を支援する「さとぷろ。機構」を、SDGs推進の取り組みとして盛り込んでいる。モデル事業に選定されると最大2000万円の補助金を受けられる。安曇野市太田寛市長は「2024今年から広報にSDGsのマークを入れている。
食器のリサイクルなど長く続く活動も貢献」と述べ、官民連携でSDGsを推進する考え。
■安曇野市の「新博物館構想」
安曇野には公立・市立で計20館を越える博物館・美術館・資料館があり、うち9館の市立博物館・美術館あり。
1)穂高有明「穂高郷土資料館」(1972.4)、2)豊科「豊科郷土博物館」(1979.6)、3)穂高陶芸会館(1983.3)、4)豊科南穂高「飯沼飛行士記念館」(1989.4)
5)豊科南穂高「田淵行男記念館」(1990.7)、6)堀金烏川「臼井吉見文学館」(1991.7)、7)豊科「豊科近代美術館」(1992.4)、8)三郷明盛「貞享義民記念館」(1992.11)
9)北穂高「橋節郎記念美術館」(2003.6)
建物は老朽化、耐震補強必要、収蔵スペース狭い、バリアフリー未対応のため、当初計画では比較的新しい「貞享義民記念館」以外の博物館は新市立博物館に統合する方針だった。昨今の財政難、社会情勢などを理由に既存施設の改修などを選択肢を含め、案を再検討する。
有識者らでつくる「市新市立博物館整備方針検討委員会」は、今後、博物館再編の方向性、整備方針などを複数案検討し、2026年に3〜4案を市長に提案する。
委員会は「地域文化を創造、継承するとりでとして博物館や美術館の役割は大きい。市民にとってどう役立つかという視点で考えていきたい」と。
■安曇野の魅力が伝わる写真を募った「安曇野インスタグラムフォトコンテスト2023」の受賞作品が決まった。
応募総数1718点から3部門の最優秀賞や優秀賞など計40点が入賞。作品は観光PRなどに活用。「安曇野暮らし部門」の最優秀賞は豊科南部総合公園の噴水で遊ぶ子供たちと夏の青空を捉えた作品。「アウトドア部門」の最優秀賞は大王わさび農場で
底まで見える川を進むボートを撮影した作品。「山岳部門」の最優秀賞は朝日を浴びる北アと冬景色の作品。幅広い世代に旅行で安曇野を訪れてもらい、Instagramで安曇野の魅力を発信しようと2018年度に始めた。安曇野市観光課は「応募数は
昨年度より少なかったが、新しく応募してくれた人が多かった。全体的に構図まで考えられていた写真が多くクオリティーが高い」と。
■安曇野市観光協会は、ポイントが割り振られた地点を自転車で巡る「安曇野サイクルロゲイニング」に利用するスマホのアプリを開発した。
アプリを通じて利用者がどのような経路で観光や飲食などの施設に立ち寄ったかを集計し、観光戦略の立案に生かす。アプリ上の地図で現在地を確認でき、ポイントを割り振られた地点を調べられる。地点に到着して地図上のマークを押し、
写真を撮る仕組みで、巡った地点の合計ポイントを集計。撮影した写真などはアプリを通じて帰宅後に見ることができ、利用者にとっては思い出を形に残せる利点がある。6/上;利用開始を目指す。4/22;実走会を開いて不具合がないか調べた。
アプリを使いながら自転車で安曇野を巡った。Webアプリは東海大文理融合学部人間情報工学科村上祐治教授の協力を得て開発。スマホのバッテリーの消費も調べた。安曇野サイクルロゲイニングは4年目、過去3年間は紙の地図を使って、
獲得ポイントは手作業で集計していた。市観光協会は「お金の落ちる仕組みをつくるのが1番の狙い。市や市商工会と一緒に観光を軸とした消費拡大を目指したい」と。
■安曇野の特産品と言えばワサビ。ワサビが海外へ。
観光スポットの「大王わさび農場」は、1915年創業からワサビを作り続けています。同農場がヨーロッパのサッカー事業に進出。「ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVVというクラブチームのスタジアムの命名権を取得した」。
同クラブは創立101年目の古豪。同農場は「本物のワサビがどういうものなのかを世界の方に知っていただきたく、日本文化や日本というものを世界にどんどんアピールしていく。スポンサーシップにつながった」という。2023年2月に
命名権の取得し、スタジアムの名前は「大王わさびスタイエンスタジアム」。「名前を聞いたときに、大王=ワサビ、ワサビ=安曇野。じゃあ安曇野ってどういうところ?、そういったふうにつながればいいなと思って、スポンサーシップを
結んだ。いろんな側面からワサビというものが、しいては安曇野というものが見てもらえるようになると、より安曇野の魅力というのが上がっていくのかな」と。
■ワサビ生産量が全国1位を誇る安曇野で、生産者団体と行政が「安曇野わさび産地強化プロジェクトチーム」を立ち上げた。
安曇野市農政課に事務局を置き、信州山葵農業協同組合や県野菜花き試験場、県松本農業農村支援センタ、JAあづみ、安曇野市で構成。栽培技術や病害虫防除、担い手確保、ブランド化に関わる取り組みを連携して進める。
安曇野のわさび栽培は市内のほ場(約43ha)のうち3割弱で「水が引かない」「腐敗する」など何らかの問題を抱える。国内外でワサビの引き合いが高まる中、生産者の高齢化や後継者不足、湧水量の減少などで収量は低下傾向にあり、
約7.5haが遊休田となっている。会議では生産者個別の伝承技術で栽培に対応し生産技術の向上や統一化、情報共有が図られていないなどと課題を指摘。対策には定期的なほ場巡回、目ぞろい会の実施、栽培管理のマニュアル化に向けた検討など。
生産者が互いに状況を知り合うことが産地強化の第一歩。ブランド力強化へ品評会の充実や国内外需要喚起策も検討する。市農政課は「現状と課題をきちっと把握した上で、できることから始め、産地の持続的な発展を目指す」と。
■穂高有明の「安曇野ミネラルウォーター」は新たに第2工場を建設する。
健康志向の高まりや暑さ対策でミネラルウオーターの需要が増しており、生産体制を強化する。同社は2014年稼働の第1工場では2L専用のペットボトル入りミネラルウオーター「安曇野」を生産。新工場は鉄骨2F建て延べ6000u、鉄骨平屋5400uの
第1工場よりも大きい。毎分150本生産する第1工場の1.6-2倍の毎分250-300本が生産可能。10月稼働予定。事業費は25億円。建屋内の壁3面には高さ8m×横3面の幅50mの巨大壁画。川と水、ペットボトル入りミネラルウオーターの絵が描かれている。
安曇野の豊かな水資源、自然への感謝、資源を使う責任感を表しているという。新工場は「中房川」(安曇野スケッチロードの中房大橋付近)と「穂高川」に囲まれた川沿いのエリアで、本社・第1工場に隣接した敷地内。
■安曇野市は北穂高に新たな「産業団地」の造成を目指す。
「安曇野」という名のブランドイメージや、恵まれた自然環境に魅かれ、食品関係をはじめ進出を希望する企業は多いという。11/6;開発事業者の公募を開始した。安曇野市内には現在、産業団地は7カ所(計80.7ha)、現在空き区画はない。
新産業団地は「松糸連絡道」沿いの青木花見産業団地と島新田工業団地周辺の農地に計画。開発候補地は6区画(最大15ha)を見込み、開発を手がける民間事業者を公募し、開発事業者と進出企業を選定する。2024.3月;地権者と周辺住民に
事業説明会を予定。2025-2026年度;用地買収、造成、建築工事、2027年度;操業開始予定。想定する業種は地域農作物を活用した飲食料品製造業、ドローン・自動走行農機製造などスマート農業関連、IT関連、ヘルスケア産業など。
市は「地域経済のさらなる活性化と雇用の拡大につなげたい」と。
■厳しい寒さによって創り出される氷のアート「氷瀑」
大町では年明けから最低気温が-10℃前後となる日があるなど厳しい冷え込みが続いています。長野県道55号大町麻績インター千曲線沿いの大町松崎にある「清音の滝」では凍結始まり、氷瀑が見られます。道路から斜面を降りた先にあり、
大きな岩の間から流れる落差6mの小さな滝が凍り始めた。この滝は仁科二十一番滝ノ入観音は仁科三十三番札所。
厳しい冷え込みが氷の造形美を生み出した「氷瀑」は凍っては崩落したりを繰り返しながら形を変えていく。淡い青みを帯びた無数の氷柱やつららが連なる圧巻の眺め。滝を見るには降り積もった雪に加えて急な上り坂・下り坂があるため、
積雪・凍結・滑落に注意。スノーシューなどの冬山装備が必要。
★☆★大北・安曇野・松本の氷瀑★☆★ | ||||||
No. | 見頃時期 | 場所 | 滝の名称 | 落差 | 標高 | コメント |
1 | 1/下-2/中 | 大町松崎 | 「清音の滝」 | 落差6m | 740m | 信濃大町駅近く県道55号大町麻績インター千曲線沿い(駅から車7分)。徒歩2分。農具川に流れる新引沢の小さな滝だが全体が凍りつく。 |
2 | 1/下-2/中 | 大町八坂石原 | 「八坂の大滝」 | 落差50m | 570m | 城山(標高952m)から金熊川に流れる平沢にある滝。駐車場から徒歩5分。 氷瀑は昔30mもあったというが現在5-6mしか成長しない。昔は裏見の滝。滝の近くの祠に弘法大師を祭る。 |
3 | 1/下-2/中 | 大町八坂辺尾 | 「熊襲の滝」 | 落差30m | 736m | 県道394号線沿いの金熊川に流れ出る沢にある三段の滝で「辺尾の滝」とも呼ばれる。岩壁から流れ落ちる滝だが、水量が少ないため3段は繋がらない。中断は氷柱、滝壺には氷瀑。 |
4 | 1/中-2/下 | 穂高有明 | 「妙見滝」 | 落差25m | 1640m | 有明山中腹(標高1400m)にある2段滝。氷瀑は見事。氷瀑ツアーあり。 中房線の穂高有明宮城GTから1km・徒歩30分で有明山表参道の登山口。雪道を約3H登る(夏場は2H)。 |
5 | 1/中-2/下 | 穂高有明 | 「白河滝」 | 落差20m | 1790m | 有明山中腹にある滝。氷瀑は見事。氷瀑ツアーあり。「妙見滝」からさらに40分。 |
6 | 2/初-2/下 | 堀金烏川 | 「大水沢の滝」 | 落差40m | 930m | 蝶ヶ岳への烏川渓谷で、烏川に流れる大水沢にある滝で雲上の滝。氷瀑は見事。須砂渡から林道烏川線は冬季閉鎖。3.3km・徒歩40分。 |
7 | 2/初-2/下 | 堀金烏川 | 「延命水」 | 落差40m | 930m | 滝ではないが、烏川渓谷の林道烏川線沿いで岩の隙間から白糸のように水が流れ落ちる。冬は雪の斜面を覆う氷柱から落ちる水滴。須砂渡から林道烏川線は冬季閉鎖。4.2km・徒歩50分。 |
8 | 1/下-2/中 | 三郷小倉 | 「黒沢の滝」 | 落差30m | 1050m | 「黒沢山」(2051m)の北黒沢川にある2段滝(上段24m・下段6m)。黒沢不動尊から徒歩30分。水量が豊富でダイナミックな景観の滝で、冬場は見事な氷柱も。黒沢不動尊の佇まいも静寂な雰囲気がいい。 |
9 | 12/下-3/中 | 松本安曇 | 「善五郎の滝」 | 落差20m | 1525m | 乗鞍高原の乗鞍エコーライン善五郎の滝入口から500m、雪道を15分。階段・橋は凍結注意。 幅8m×高さ20mで迫力あり淡い青色。厳冬期は滝壺も凍り真下に行ける。 |
10 | 12/下-3/下 | 松本安曇 | 「三本滝」 | 落差50m | 1840 | 小大野川に流れる滝。夏は乗鞍高原三本滝Pから徒歩30分程度、冬は冬期閉鎖中でMt.乗鞍の夢の平Qに乗って三本滝レストハウスへ。 森の中(かもしかの径)を通り雪道30分。雪が深いためスノーシュー・ワカン・スキーで歩く。氷瀑ツアーあり。 |
11 | 12/下-2/中 | 松本安曇番所 | 「番所大滝」 | 落差50m | 1248 | 小大野川に架かる幅15mの滝。番所Pから番所大滝滝見台へ下る階段は積雪・凍結注意。凍結した斜面で滑りそうになった。徒歩5分。 水量が多く標高が低いためか完全な氷瀑にはならない。滝の真ん中は水が流れ落ち、周囲は凍っている。 |
12 | 1/上-2/中 | 松本安曇 | 「竜神の滝」 | 落差20m | 1300m | 白骨温泉の「竜神の滝」は滝でなく洞窟の岩から出る水が流れる伏流爆で湯川に流れ出る。冬は氷柱になりまるで龍神の牙のよう。 白骨温泉観光案内所を下った道路沿いで徒歩3分。 |
その他;
1)大町常磐;餓鬼岳への乳川白沢にある「紅葉の滝」(3段落差20m)(標高1300m)、上流に「魚止メの滝」(落差22m)(標高1130m)。餓鬼岳登山道の白沢沿いの乳川林道から登る。滝まで約2H。花崗岩を穿つ白沢の清冽な渓流と沢。冬は?。冬山経験。
2)大町;高瀬川濁沢の「濁沢の滝」(落差50m)。高瀬ダムから徒歩30分。その奥には湯俣川の「四段の滝」、野口沢の「両俣の滝」など。冬は?。冬山経験。
3)穂高有明中房;中房渓谷中房川の枝沢である樽沢に「樽沢の滝」(落差32m;3段)(標高1450m)。中房線は宮城から冬期閉鎖中で約4-5Hの雪道歩き。有明荘近くの有明山登山口に「樽沢の滝」と「三段の滝」。樽沢の滝は第2Pから5分。樽沢の滝の上流に「三段の滝」(落差40m)(標高1470m)
4)松川村鼠穴;有明山馬羅尾沢の「不動滝」(落差12m)。信濃富士「有明山」(標高2268m)の山麓、雪の馬羅尾高原の散策もよい。林道終点から2km歩き有明山登山道。芦間川の支流・馬羅尾沢沿いに樹林帯を登って約2H。(標高1410m)。冬山経験。
■安曇野市が有害鳥獣の駆除対策に力を入れる。
犀川漁業協同組合によると、犀川水系ではカワウが増え、ニジマスやイワナなどの放流魚が年間約400万円被害に遭っている。「放流はカワウに餌をやっているようなもの」と嘆く。捕獲の報奨金は県漁業協同組合連合会を通じて\2000/1羽、
安曇野市が\6000円上乗せして計\8000円。2024年1月〜;安曇野市猟友会員が水鳥(カワウ)を捕獲した報奨金は\8000/1羽、2024年4月〜;ニホンジカの捕獲は\1万円/1頭の報奨金を支払う予定。猟友会による捕獲の意欲を高めて個体数調整を
進めることで野生動物との共存につなげる。市町村が独自に報奨金を上乗せするのは中信で初。2024年は早くも55羽が捕獲され、2023年1年間の43羽を超えた。
ニホンジカは明科や豊科に多く出没するようになり、苗木の新芽や樹皮が食害に遭ったり、ブドウの新芽が食べられて生育に影響が出たりといった被害が報告されている。駆除したシカの報奨金を受け取るには回収が必要なため、肉や毛皮、
角の有効活用につながることにも期待。2024年度安曇野市一般会計補正予算案には、カワウ80羽分で48万円、ニホンジカ120頭分の120万円を計上。ハンターの担い手確保策として狩猟免許の新規取得に対して費用の全額補助も実施。
■安曇野の里山整備に取り組むボランティア団体「あづみの樹楽会」は、2024年穂高牧と穂高柏原にかかる烏川で、熊が人里に出没するのを防ぐ緩衝帯の整備を始めた。
熊が侵入する際は河川を利用することが多いと言われており、荒れた雑木林を伐採して見通しを良くすることで熊の警戒心を高める。人と熊の共存を目指す活動で、洪水対策や景観美化にもつなげる。「国営アルプスあづみの公園」
(堀金・穂高地区)の渓流連絡橋から山麓線・烏川橋までの両岸約400mが対象。2025年度までに20-40m幅の緩衝帯を複数箇所設ける。作業は冬場(1-3月)の渇水期に行う。各地で熊の出没と被害が相次いだことを受け、自分たちにできることは
ないかと独自に企画。国交省や県安曇野建設事務所、市が協力。事務局は「見通しが良くなって熊が警戒し、人と熊が出合うことが減ってくれれば」と。同会によると、三郷・堀金の西山山麓には野生動物が人里に出没するのを防ぐ電気柵が
あるが穂高にはない。烏川周辺がその分岐点。2020年9月には穂高牧の山麓線に近い場所で散歩中の女性が熊に頭や肩をかまれてけがを負う事故も発生した。県の地域発元気づくり支援金を活用し、切った木の枝をチップ化するチッパーや
伐採作業を安全で効率的に行うためのロープウインチの購入を考えている。会にはサポーターを含め29人が参加。同会は「人と熊がお互いに一定の距離を保って共存していけたら」と。
■安曇野市が5年ぶりに2023年行った市民参加型の生き物調査「第4回生きもの調査2023」の結果。
調査は2023年3/21-10/31。植物や魚類、昆虫類、鳥類、ほ乳類など66種類が対象。53人から対象種748件、対象外173件の計921件が報告された。コオロギの仲間で中国原産の外来種・アオマツムシに増加傾向、在来植物のワレモコウやウツボグサは
減少傾向。今回初めて調査した中国原地と考えられている特定外来生物のチョウ・アカボシゴマダラも。アオマツムシは地球温暖化が原因と考えら、気温の上昇とともに生息地域が広がっている。ワレモコウやウツボグサは山麓や山地の日当たりの
良い草原などで生育。見つかった場所は、ワレモコウは11カ所(前回2018年は21ヶ所)、ウツボグサは8ヶ所(前回19ヶ所)にと半減。市生物多様性アドバイザーによると、アカボシゴマダラはマニアが意図的に野生に放したチョウで、安曇野には
数年前に入り込んだと考えらる。在来のゴマダラチョウやオオムラサキと幼虫の食樹が同じで競合が心配されている。
■安曇野で里山整備に取り組む「あづみの樹楽会」は、穂高牧・穂高柏原の烏川で熊の出没を防ぐ緩衝帯を整備。
安曇野の2024年度熊の目撃情報は74件。2023年度より17件多い。集落内での目撃は56件。熊が里に侵入するのは河川を利用することが多い。雑木林を伐採して緩衝帯をつくることで熊の警戒心を高める狙いがある。山麓線の烏川橋上流で
河川敷の雑木林を伐採して見通しを良くしたところ、橋の下流では熊の目撃情報がなく、成果が出始めている。「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の渓流連絡橋から烏川橋までの両岸約400mで伐採を行っている。これまでに
約120m区間でニセアカシアやカワヤナギなどの支障木を伐採。2024年度から3年計画で12月〜3月に活動。国交省や県安曇野建設事務所、市などが協力し、県地域発元気づくり支援金の対象事業。樹楽会と同公園、市民などが協働で取り組む
「さとやま楽校・里山再生教室」の活動にも一部取り入れ、里山整備の裾野を広げる。烏川橋下流で目撃情報がなかったことについて、市は「刈り払いの効果があったのではないか」と。
■2023年11-12月、三郷・堀金に「アライグマ」が生息。
2002年に明科で確認されて以来22年ぶり。犀川以西で見つかったのは初めて。生態系や農作物に影響を与えたり家屋に侵入したりする被害が心配されるため、市などが警戒感を強める。11/8;20:00;三郷明盛、民家の柿の木で、12/5;21:00;堀金烏川の
神社と屋敷林にてアライグマを発見。安曇野市環境課は「安曇野の田園地帯のど真ん中で確認されたのでびっくりしている。専門家と相談しながら分布の様子や広がりの具合を確かめていきたい」と。近年、池田町、白馬村でもアライグマが捕獲された。
専門家は「外来種は早期対策が重要。目撃があったら捕獲することを考えてほしい」と。餌になる食べ物を放置しないこと、廃屋を放置しないことなど「アライグマがすめるような環境を増やさないことが大切」という。
■安曇野の住宅地にサルが頻繁に出没、住民が困惑している。
人里にサルが頻繁に出没し、農業被害も増えている。2022年度の農作物被害は282万円。こうした被害を防ごうと、8/8;安曇野市は市民などでつくる「ニホンザル追い払い隊」を結成した。サルにGPSを付け人里に現れたら山へ追い払う活動を行う。
以前は「山麓線」を挟んで山間部に生息していたというが、現在は道路を越えて、人里にまで行動範囲が広がっている。山にエサが少なくなったり、人里で農作物や生ごみの味を覚えてしまったりしたことが原因と考えられる。GPSを取り付けた
サルの動きをもとに人里に現れた群れを見つけ、ニホンザル追い払い隊のメンバーが近づいて山へ追い払う。人は怖いという認識を持たせ、人里に寄せ付けないことが狙い。メンバーは7月からサルの習性や追い払いの技術を学んできた。
隊員は「できるだけ共存、共生を図っていければいい」と。
■安曇野ではニホンザルによる農業被害の多く、新たに臨時職員を雇って「ニホンザル追い払い隊」を結成、早速パトロールを始めた。
北ア山麓の安曇野市は2022年度、野生動物による農業被害が200万円に上り、多くはニホンザルが関わっている。このため、安曇野市は、市民63人を臨時職員として採用して「ニホンザル追い払い隊」を結成、8/8;安曇野市太田寛市長から代表の隊員に
任命書が手渡された。任命式には隊員38人が出席。市長は「追い払いに特化したこれほど大規模な活動は全国的にも類を見ない。活動する中で提案があれば、遠慮なく伝えてほしい」と。任期は2024.3/31まで西山山麓で人里を荒らすニホンザルを
山へ追い返す活動を行う。隊員らは式後、初めて穂高有明にてサルの多そうな林や田んぼ道へ出向いて、サルがいないかパトロールを行った。サルを見つけた場合はゆっくりと歩いて追いかけ、山へ追い払う。安曇野市によれば、自治体が臨時職員を
雇ってニホンザル追い払い専門部隊を作るのは全国的にも先駆的なケースという。隊員は「知り合いの農家が被害にあったと聞きました。私たちが来たら山へ逃げるようにサルに教え込んでいきたい」。「殺処分している状況にはショックを受けた。
サルがもともとすんでいた場所に戻して、人と共存できるようにしたい」と。追い払い隊は、隊員交代でほぼ毎日活動を行う。安曇野のある農家の畑では、6-7月頃、ニンジン2万本がサルに食べられる被害にあったという。20匹の集団で来ることもある
という。畑では何も作れない状態と嘆く。農家は「ニホンザル追い払い隊」について「本当にありがたいこと。一日でも早くサルを山へ追い払ってもらい、安全に農作業ができるようになってほしい」と。9月までを試用期間として穂高牧・有明で
活動を行い、以降は堀金や三郷に範囲を広げる。安曇野市は効果を検証し、2024年度以降も続けるか検討する。
■2024.9/5;17:30;穂高有明の中房線・宮城GT近くで沢登りをしいていた男性がクマに襲われケガをした。
男性は1人で沢登りをしていたところ成獣のクマに襲われ、車で待っていた仲間に助けを求めたという。男性は松本の病院に運ばれ、左腕と頭などにケガをした。命に別状はないという。安曇野市や警察などが警戒にあたったが、クマは
見つかっていません。9/6;朝から猟友会などがパトロールを行う。現場はJR有明駅から北西に7kmの山の中で、穂高有明を流れる穂高川上流の中房川。周辺にはホテルやゲストハウスが点在する。安曇野市猟友会は「クマは川沿いを移動する
ことが多い。夕方5:00頃はクマがいても当たり前の時間帯であり、行動する人は気を付けてほしい」と。クマが活発に活動する朝夕の行動は避け、クマよけの鈴やラジオなど音の出る物を携帯して、人の存在を知らせることが重要。
また、今の時期は果樹を放置するとクマを寄せつける原因となるため、県は収穫しない果樹は伐採するなど対策するよう呼び掛けています。
■2024.7/23;5:00頃、安曇野穂高の畑の脇でシカ用のワナに熊がかかっているのを住民が見つけ警察に通報した。
今回捕獲された熊は体長135cm、体重約90kgのオスの成獣。警察によれば、ケガ人などの被害は入っていないという。猟友会や市の職員らが麻酔でクマを眠らせ、山に返したという。錯誤捕獲されたクマは原則放獣するという。但し、ドングリなどの
エサが「凶作」と予想されたには「警報」を発令、警報が出た場合は「錯誤捕獲」も含め、捕獲したクマをお仕置きして山に返す「学習放獣」を一旦やめ駆除を優先させる。2024年度、県内ではクマの出没が相次いでいる。人里での目撃件数は
5月107件、6月343件と前年を大きく上回っている。7月も7/19で44件。人身被害は4件発生。県は現在「ツキノワグマ出没注意報」を出していて、県のHPで出没マップを公表。山に入る際は音の出るものを携帯する、出没が確認された場所に近づかない、
生ゴミなどを適切に処理し、クマを誘引しないことなどを呼びかけている。
■ツキノワグマによる人身被害が相次ぐ中、安曇野では近年、集落内での目撃件数が急増。
安曇野市によると、2022年度は33件(集落11・林22)と集落より林での出没が多かった。2023年度は57件(林9・集落48)と4倍に増加、林と集落が逆転した。2024年度は63件(集落50・林13)(9/9現在)。2022年からほぼ倍増し、個体数の増加などが
背景にあるとみられる。熊が山から里地まで下ってきている状況。2023年度と2024年度は6〜8月の3ヶ月連続で、熊が活発に動き回る時期が長引く傾向にある。防護柵がなく集落と林の境があいまいな穂高山麓で熊の出没が多い。松本地域は県が
「ツキノワグマ出没注意報」を発出中。安曇野市猟友会長はほぼ毎日のように出没しているとし、「キノコ採りの入山者が増えるこれからが心配」と、クマ鈴などの携行を呼び掛ける。市は「熊は食物の匂いを嗅ぎつけて里に下りるので、
誘因物となる生ごみなどを極力外に置かないようにしてほしい」と。
■安曇野穂高有明の山麓線西山沿いでは、熊の目撃情報が多発しています。
北アの前山はもともと熊の生息地。この数年は山麓線付近の畑で熊・シカ・イノシシなどによる農作物に被害がでています。
★2025.4月;安曇野のクマ目撃情報(西山・東山山麓)★
2025.5/19;15:00;穂高柏原・烏川橋
2025.5/18;午後、堀金烏川・烏川橋
2025.5/16;13:45;堀金烏川・清流橋、須砂渡山神社
2025.5/10;17:40;烏川渓谷緑地・穂高牧
2025.4/25;16:15;堀金烏川須砂渡ダム
2025.4/1;12:50;穂高有明安曇野ハーブスクエア
★2024.11月-7月;安曇野のクマ目撃情報(西山・東山山麓)★
2024.11/16;旧安曇野アートヒルズ、11/12;しゃくなげの湯南西、11/3;穂高有明の天満沢川
10/27;21:45;穂高柏原烏川橋東、10/20;7:20;穂高有明鼠穴橋南、10/1;9:10;ほりでーゆ〜四季の郷奥
9/28;9:40;天満沢橋奥、9/13;18:05;有明学者村北、9/13;16:40;堀金烏川GT、9/13;6:00;明科光城山、9/13:6:00;烏川堀金霊園、9/8:12:15;烏川ツツジ園、9/7:17:30;堀金烏川ツツジ園、9/6;19:20;穂高牧満願寺、9/5;17:45;中房線・宮城GT、9/5;12:30;天満沢橋、9/2;6:15;穂高有明宮城
8/31;10:30;しゃくなげの湯奥、8/31;6/45;穂高牧運動場、8/26;6:10;アートヒルズ、8/23;7:50;天蚕センタ、8/20;20:00;堀金烏川ほりでーゆ四季の郷、8/19;11:35;烏川つつじ園、8/19;10:10;有明宮城、8/18;18:30;有明宮城、
8/18;17:30;烏川つつじ園、8/16;18:30;穂高牧山崎集会所、8/16;5:45;有明山通り、
8/15;7:10;しゃくなげの湯奥、8/14;11:50;堀金烏川ツツジ園、8/12;16:40;堀金烏川ツツジ園、8/6;7:30;有明山神社、8/5;11:10;林道烏川線大水沢の滝、8/4;15:40;堀金烏川ほりでーゆ四季の郷
7/30;17:50;有明宮城、7/30;5:55;穂高天蚕センタ、7/29;11:35;小岩岳公民館、7/29;10:50;林道烏川線、7/28;14:00;一ノ沢登山口、7/27;12:25;天満沢橋、7/25;18:30;天満沢川、7/25;8:40;烏川・権現宮、7/23;5:00;穂高牧
7/20;18:20;天満沢橋、7/18;8:50;烏川橋、7/18;5;40;鼠穴橋、7/15;8:30;しゃくなげの湯奥、7/14;7:15;しゃくなげの湯奥、7/12;7:00;旧安曇野アートヒルズ、7/9;12:55;天満沢橋、7/9;12:20;しゃくなげの湯、7/9;6:00;小岩岳城址公園
7/4;16:10;鐘の鳴る丘集会所、7/3;16:00;青原寺、7/2;14:45-7/1;18:20;しゃくなげの湯奥。
■2024.9/25;安曇野の田んぼに「コウノトリ」2羽が飛来した。
優雅な舞い姿を見せています。国の特別天然記念物指定の「幸せを運ぶ」とされるコウノトリ。コウノトリは全長約1m、翼を広げた長さ約2m。体重は4〜5kg。鋭いくちばしに白と黒の羽毛のひと際大きな鳥。コウノトリは群れをつくって
遠距離を移動する習性があり、数羽が目撃されることもあります。安曇野に飛来したコウノトリは繁殖の際につける足環が付いていないことから、大陸から飛来してきた可能性があるという。コウノトリは体重が軽くふわりと飛び上がります。
よく似たタンチョウは体重2倍で助走10mして飛び立ちます。コウノトリは羽を動かさずに滑空しますが、タンチョウは飛行中でも羽ばたきします。コウノトリは木の枝や電柱に止まれますが、タンチョウは後指が短いため止まれません。
飛行速度は40-60km/hで約200ー300kmの距離を休憩なしで飛べるという。
コウノトリは明治初期まで全国各地に生息していたが、採餌場となる湿地の開発や水田の農薬使用などで、1971年には絶滅したとされ、その後は人工繁殖によって現在全国で470羽が生息。信州では2009年に初飛来が確認され、それ以降、
度々目撃されています。県内では、2024年は8羽、2023年は2羽が目撃された。
2024.3/18;安曇野で1羽、8/7;大町で3羽、8/8;安曇野で1羽、8/9;三郷で2羽、安曇野への飛来は2024年3月以来。近年は安曇野や大町でコウノトリの飛来が増加傾向にあります。
★松本・安曇野・大北でのコウノトリ目撃情報(2009-2024)★
2009.11/24;安曇野三郷明盛の水田に1羽飛来。梓川上空を優雅に飛び、収穫後の明盛の田んぼに舞い降りた。2005年から兵庫豊岡「コウノトリの郷公園」では保護増殖・野生復帰に取り組み、試験放鳥が開始され、信州で確認されたのは
2009年が初めてで、これまでで最も北での確認だった。
2009.11/25-11/26;大町平で1羽、11/25;大町常盤で1羽、11/25;三郷で1羽。
2010.7/31;松本梓川梓の大宮熱田神社近くの田んぼに3羽飛来。
2010.7/29-8/15;白馬村八方にコウノトリ4羽が飛来。この時の足環から兵庫豊岡-白馬間を移動し、飛行距離は直線で300km。
2010.8/18;豊科の犀川沿いの田んぼに1羽飛来。
2013.3/13,4/1;大町西原のハス池に1羽が飛来。ハス池では農薬をまかないためメダカなどの小魚やカエル、トンボが多い。
2013.3/19-3/26;白馬村神城飯田の五輪道路沿いの水田に1羽が飛来。2010年に白馬村に初飛来し、3年ぶりとなった。
2018.5/29;松本梓川の水田に1羽飛来。
2019年;明科・犀川沿いの水田に飛来。
2021.5/5;安曇野の水田で1羽飛来。2021年は安曇野に3羽飛来。2021.5/15;豊科の光橋北の水田には佐渡からトキも飛来した。
2021.7/7;松川村の水田でコウノトリ1羽飛来。松川村内にコウノトリが飛来するのは初めてだった。
2021.9/8;堀金の水田に3羽飛来。
2022.3/29;白馬村神城に飛来。白馬村での目撃は2013年以来。
2022.4/14;松本梓川梓と安曇野でコウノトリが目撃された。
2022.8/31;安曇野・北穂高に1羽飛来。稲穂が実った田んぼに現れた。
農薬使用の減少により、田んぼでは餌となるドジョウ、おたまじゃくし、フナ、カエル、バッタ、モグラ、イナゴなどの昆虫が増えていることが要因とみられています。「餌がたくさんある環境ならコウノトリが繁殖するため、営巣する
可能性はある」という。
2024.9/25;安曇野に飛来したコウノトリは水田の中をゆっくりと歩きながら、時折くちばしでエサをつつく姿が見られた。コウノトリを見かけた場合は餌を与えず驚かせないよう離れた所から観察してほしいと。
「コウノトリ」(信毎/大北タイムス紙面より)
■2025.2/17;安曇野で冬を過ごしていたコハクチョウの「北帰行」が本格的に始まった。
2/17;「アルプス白鳥の会」によれば、飛来地の豊科田沢の「犀川白鳥湖」と明科中川手の「御宝田遊水池」で越冬している白鳥が前日から計65羽減った。北帰行は平年並み。コハクチョウの飛来は41季目、今季は2024.10/13;初飛来。
ピークは2/13;283羽、2023〜2024年シーズンを28羽上回ったが例年の半分以下。日本海側の越冬地で積雪が比較的少なく餌を確保しやすかったため、南下してくるコハクチョウが少なかったという。一方、2月の寒波の影響で遅れて
飛来する白鳥が一定数いたとみられる。コハクチョウは餌をついばんだり、群れをなして空を飛んだりする姿を見られた。2/17;犀川白鳥湖にはシベリアへ向かうコハクチョウを撮影しようと愛鳥家らが集まった。同会は
「今季は寒波に白鳥たちが迷わされる冬だった。「南風が強く、白鳥が樹木や建物に衝突する危険が高まる季節だが、無事に故郷に帰ることを祈っている。来季はまた元気に戻ってきてほしい」と。北帰行は3/下頃まで続く。
■2025.2/13;安曇野に飛来している白鳥は283羽、「白鳥湖」に173羽。今シーズンの飛来ピ−ク。2024.2/13;安曇野に飛来している白鳥は248羽、「白鳥湖」に94羽。
■2024.10/13;6:00;安曇野に2024年も冬の使者「コハクチョウ」が初飛来しました。
地元の「アルプス白鳥の会」が豊科の「白鳥湖」に3羽が飛来したのを確認、8:00;2羽増え、5羽が、緩やかな流れの中で、シベリアからの長旅の疲れを癒すかのように羽を休めていた。
コハクチョウの飛来は2023年より1日早い。アルプス白鳥の会の会田仁さんは「またシーズンが始まったかなという思い。毎年この時期になると冬の使者・白鳥が来るのを待ち遠しい」
安曇野には毎年数百羽が飛来し、2025年2月の「北帰行」まで一冬を過ごします。2023-2024季は安曇野で255羽が越冬したが過去30年間で最少となった。温暖化の影響か犀川ダム湖の工事の影響したのか、白鳥湖は飛来数が少なかった。
会田さんは「季節も急に寒くなって、冬に向かってまっしぐら。白鳥もけがや事故のないように過ごしてほしい」と
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2024-2025〜〜〜★
■2025.3/21;安曇野に飛来していたコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2024.10/13;初飛来、2025.2/13;283羽ピーク、2025.2/17;北帰行開始。2024年より10日早く北帰行終了。2025.3/21;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2023-2024〜〜〜★
■2024.3/31;安曇野に飛来していたコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2023.10/14;初飛来、2024.1/31;255羽ピーク、2024.2/16;北帰行開始。2023年とほぼ同じく北帰行終了。2024.3/31;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2022-2023〜〜〜★
■2023.3/30;安曇野に飛来していたコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2022.10/14;初飛来、2023.2/6;475羽ピーク、2023.2/9;北帰行開始。2022年より5日遅く北帰行終了。2023.3/30;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2021-2022〜〜〜★
■2022.3/25;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2021.10/14;初飛来、2022.01/31;667羽ピーク、2022.2/28;北帰行開始。2021年より10日遅く北帰行終了。2022.3/25;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2020-2021〜〜〜★
■2021.4/4;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2020.10/12;初飛来、2021.02/10;1240羽ピーク、2021.2/15;北帰行開始。2020年より3日早く北帰行終了。2021.4/4;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2019-2020〜〜〜★
■2020.3/13;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2019.10/16;初飛来、2020.01/25;388羽ピーク、2020.2/15;北帰行開始。2019年より6日早く北帰行終了。2019.3/19;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2006-2024〜〜〜★
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※安曇野の白鳥ページ(NO.14);2022-2023
※安曇野の白鳥ページ(NO.13);2021-2022
※安曇野の白鳥ページ(NO.12);2020-2021
※安曇野の白鳥ページ(NO.11);2019-2020
※安曇野の白鳥ページ(NO.10);2014-2019
※安曇野の白鳥ページ(NO.09);2012-2013
※安曇野の白鳥ページ(NO.09);2013-2014
※安曇野の白鳥ページ(NO.08);2011-2012
※安曇野の白鳥ページ(NO.07);2010-2011
※安曇野の白鳥ページ(NO.06);2009-2010
※安曇野の白鳥ページ(NO.05);2008-2009
※安曇野の白鳥ページ(NO.04);2007-2008
※安曇野の白鳥ページ(NO.03);2006-2007
※安曇野の白鳥ページ(NO.02);2006-2007
※安曇野の白鳥ページ(NO.01);2006
★★★イベント★★★
■2024.6/3〜2025.8/29;「豊科近代美術館」は改修工事に伴う長期休館。
豊科近代美術館はヨーロッパの中世修道院をイメージしたロマネスク様式の建築で、美術館の敷地にはバラ500種1000本のバラ園がある。近代日本の彫刻家・高田博厚の作品約200点や森鴎外ゆかりの画家・宮芳平の絵画作品2000点、
地域ゆかりの作家を常設展示。日展、工芸美術展など展覧会や安曇野に関連する企画など展を開催。建築から30年が経ち、老朽化した壁や床、屋根を改修する。
(問)安曇野市豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638
■8/14;19:00-20:00;明科中川手「御宝田遊水池」で「第18回安曇野花火」
10/1;安曇野市制施行20周年からテーマは第1回と同じ「安曇野はひとつ」に。2025年打上げ数は未定。2024年は約4000発。2024年の来場者数は約1万人。会場にはキッチンカーや露店が出店予定。
安曇野花火は2007年明科町の「水郷明科花火大会」と旧穂高町の「わさび祭り前夜祭花火大会」を統合して始まった。
■6/14-6/15;安曇野明科「あやめ公園」・「龍門渕公園」で「あやめまつリ」開催
公園の工事や2024年夏猛暑の影響で花菖蒲は例年の半分と少なめの予想。
6/14;ミニコンサート、安曇野太鼓、にじますのつかみどり、ラフティング体験など。
6/15;ミニコンサート、アルプホルン演奏、ビンゴ、キッズダンス、松本山雅ガンズくんとふれあい、芸能発表、ラフディング体験など。
6/1-6/30;フォトコンテスト
(問)明科支所 TEL 0263-61-3001
■6/14-6/15;8:00-16:00;タマネギ産地、安曇野各所で「玉ねぎ祭り」
豊科・穂高・堀金・三郷など市内17会場にて直売/収穫体験。(\1400/10kg,\\2700/20kg)
安曇野の豊科で始まった玉ねぎ祭り、今では堀金・三郷・穂高でも実施。甘くて新鮮な新玉ねぎを収穫して持ち帰れる「玉ねぎ祭り」。安曇野の清らかな水と豊かな大地で育った特産品の振興のために毎年開催。豊科は玉ねぎの産地で
新玉ねぎの収穫(6/中)時期に、市特産の甘くてみずみずしい新鮮なタマネギを袋詰めで安価販売。2日間で延べ6000人が購入、収穫体験を含む販売量は約150t。畑近くでは朝早くから車列ができ、早々に完売する会場もある。各会場とも
玉ねぎがなくなり次第終了。ネット袋詰めの直売、収穫体験。種類はネオアース/甘70等。ド;ドライブスルー方式
玉ねぎは前年10月に植え、初夏の6/中-6/下に収穫。玉ねぎの葉が長く伸びると自然に玉の上の部分から折れます。倒れると収穫時期と云われますが、倒れてから1週間は玉の肥大が続くので、1週間ほど経ってから収穫すると大玉の
玉ねぎになります。畑で放置し過ぎると傷むため、収穫のタイミングが必要。収穫時は根を切り、葉を5cmほど残して切り落とします。雑菌の侵入をふせぐため少し長めに残す。玉ねぎは高温多湿に弱い食物。収穫は梅雨入りの時期と
重なるため、保存・貯蔵には直射日光が当たらない風通しの良い場所でネットや麻袋など通気性のよい袋に入れて天日干しする。最近はタマネギ保存用ネットも販売中。
1)6/14;豊科吉野;「吉野集落営農組合」;豊科南小北の200m西のほ場(20kg,直売)
2)6/14-6/15;豊科吉野;「吉野集落営農組合」;豊科子供病院の200m北のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
3)6/14-6/15;豊科高家;「南部総合公園南ファーム」;南部総合公園入口信号より南へ80m(20kg,10kg,直売,ド)
4)6/14-6/15;豊科;「安曇野シルバー人材センタ」;豊科保健センタP(10kg,直売,ド)
5)6/14;豊科南穂高;「重柳農村振興委員会玉ねぎ部会」;ビレッジ安曇野P(10kg,直売)
6)6/14;豊科南穂高;「あづみ農園」;豊科北小近く踏入コミュニティセンタP(20kg,直売,ド)
7)6/14;豊科南穂高;「踏入ゆい生産組合」;豊科光橋西の北西ほ場(20kg,10kg,直売,ド)
8)6/14-6/15;豊科南穂高:「寺所区集落営農組合」;寺所公民館(10kg,直売)
9)6/14-6/15;豊科南穂高;「あぐり安曇野」;中電東ほ場(20kg,収穫体験)
10)6/14-6/15;穂高栢原;「上原玉ねぎ振興会」;セブンイレブン西穂高店P。(20kg,10kg,直売)
11)6/14;三郷温;「JAあづみ・あづみ野ふる里市」;三郷交番の東(10kg,直売,ド)
12)6/14-6/15;堀金岩原;「安曇野常念山麓野菜倶楽部」;国営アルプス安曇野公園入口(10kg,直売)
13)6/14;堀金鳥川;「JAあづみみどりの店」;堀金信号より南へ1q、広域農道東(10kg,直売,収穫体験)
14)6/14-6/15;堀金烏川;「安曇野フレッシュベジタブル生産組合」;下堀西信号から農道を北へ550m(20kg,直売,収穫体験)
15)6/14-6/15;堀金三田;「オニオン倶楽部」安曇野建設労働会館北(10kg,直売,ド)
16)6/14-6/15;堀金三田;「田多井玉ねぎ生産組合」;板花興業(20kg,10kg,直売,収穫体験)
17)6/14-6/15;堀金三田;「小田多井農村夢倶楽部」;小田多井交流センター南のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
(問)安曇野玉ねぎ祭り実行委員会事務局(安曇野市農政課) TEL 0263-71-2428
■〜6/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)に、のぼり200匹が泳いでいます。
田園文化ゾーンの段々花畑の園路上に架け渡され、青空と残雪の常念岳を背景に泳いでいます。地元画家カミジョウミカさんが信州サーモンをカラフルに描いた鯉のぼりは3匹に増えた。段々花畑ではカタクリの花が見頃。
園内では桜の開花が進む。同公園は「まもなくチューリップと菜の花の季節も迎える。こいのぼりと花の競演も楽しんで」。
(問)国営アルプスあづみの公園管理センタ TEL 0263ー71-5511
■6/1;安曇野で「第11回信州安曇野ハーフマラソン」開催
コースは前回大会と同じ。豊科南部総合公園を発着地にR147を北上、田園地帯や農業用水路「拾ヶ堰」沿いを進んで折り返す。7:30-12:00;ランナーの通過予定時刻前後に交通規制あり。大会前に交通規制を知らせる横断幕や立て看板を設置する。
大会はハーフ部に6095人、ファミリーラン部(2km)に777人(357組)がエントリー。安曇野市制施行20周年記念事業として、順位が20の倍数のランナーに記念品を贈る。
■2025.6/1;「第11回信州安曇野ハーフマラソン」開催
ハーフマラソン(定員;5200人)、ファミリーラン;保護者と小1-2人の2km(300組600人)。コースは例年と同じで豊科高家の市豊科南部総合公園が発着点。参加費はハーフ(\7000),ファミリーラン(\3500/1組,\4500/1組小2)
安曇野市制施行20周年で、20の倍数の順位でフィニッシュしたランナー、全ランナーに記念品贈呈。ハーフもファミリーランも1〜3位の入賞者に贈るメダルの首掛けひもは穂高天蚕糸で作る。大会ボランティアには記念品を贈る。
大会は市制施行10周年記念で2015年にスタート、2024年6月に第10回の記念大会が行われた。安曇野市太田寛市長は「節目の大会が、前回にも増して盛大になることを期待する」。2025.1/18〜エントリー受付開始。
■6/1;安曇野市制施行20周年記念「第11回信州安曇野ハーフマラソン」開催
「豊科南部総合公園」を発着、北アや田園風景を望むコースを走る。市制施行20周年記念事業として、順位が20の倍数でゴールしたランナーに記念品を贈る。1/28;ハーフマラソンの部の申込みは1/27;定員(5200人)を超えて募集締切。
保護者とペアのファミリーランの部(2km)は初日で定員に達し募集締切。
■5/29;安曇野市が復刊に取り組んだ「臼井吉見」の長編小説「安曇野」(筑摩書房)が完売。
復刊させた文庫版1100セット(5巻1セット)のうち500セットを堀金烏川の「安曇野市文書館」で3/2〜販売。3ヶ月で完売。事前予約分の175セットを除き、3月に202セット、4月に96セット、5月に残り27セットが売れた。
復刊に向けては、安曇野市がCFや企業・団体からの寄付で集まった約300万円などを充てた。太田寛市長は完売を受け、「これだけ多くの方に関心を寄せていただけてありがたい。復刊してよかった」と。復刊した1100セットのうち、
400セットは周辺の自治体や小中学校、高校、図書館、友好都市などに寄贈。筑摩書房の販売分200セットのうちインターネット分は発売1週間で完売。小説「安曇野」は、登場人物が2000人以上と膨大で全巻読破が難しい小説としても
知られる。9/7;堀金公民館講堂で臼井吉見文学館友の会が公開座談会を開く。「難解小説「安曇野」を読む楽しさ」をテーマに、基調講演や座談会など。
■5/25;三郷明盛の水田で米の豊作を祈願する「田植え祭り」が開かれた。
子供たちの太鼓演奏に合わせて、にぎやかに田植えをした。浅間温泉火焔太鼓保存会が指導する本郷若獅子太鼓の子供たちが田楽太鼓などを使って勇壮な演奏を披露。JAあづみ三郷明盛の米農家が企画。田植え機には獅子舞が乗って祭りの
雰囲気を盛り上げた。「安曇野に豊作の願いが伝われば。伝統の安曇野の風景になればうれしい」と。
■4/12-5/18;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「Spring Festa 2025」開催中
園内ではチューリップや菜の花が開花。エドヒガンやソメイヨシノなどの桜が見頃。残雪の常念岳を背景にチューリップも開花。田園文化ゾーン・段々原っぱ・花壇(5500u)には117品種、32万球のチューリップが植えられ、現在は咲き始め。
早咲きは4/中-4/下、遅咲きは4/下-5/上に見頃を迎えます。5/18;14:00〜チューリップの球根掘り取り体験。
岩原口の里山文化ゾーン棚田では、6haに500万本の菜の花が植えられ、現在咲き始め、見頃は4/下-5/上。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■5/18;豊科南穂高の「安曇野の里」で「第37回安曇野の里あかしや祭り」が開かれた。
開花期を迎えている地元のニセアカシアの花の天ぷらが無料で振る舞われ、多くの来場者でにぎわった。鈴なりに咲いたアカシアの花を前日に河川敷などから摘み取り、会場で揚げた。来場者は甘い香りのする花のサクサクとした天ぷらに
舌鼓を打った。会場ではマスのつかみ取りや手打ちそばの即売会なども行われた。
■5/18;9:30-13:00;豊科南穂高「安曇野ベース」前で「第37安曇野の里あかしや祭り」開催。
安曇野は日本有数のアカシアの群生地。春〜初夏に大きな木に白い花が鈴なりになって咲きます。この時期、犀川河川敷では甘い香りが漂い、ミツバチも密を吸って飛び廻っています。安曇野の里の緑が深まり、アカシアの白い花が咲いています。
ニセアカシアは北米原産でマメ科でハリエンジュ。ニセアカシアの花は白い花。河川敷や山麓などの荒地で砂防用として植えられた。ケヤキやヤナギなどより早く成長し、繁殖力が強く分布地が拡大する。寿命は20-30年と短く根の張りが浅いため、
強風や大雨で倒れやすい。倒伏して流木化すると洪水の原因にもなります。梓川沿いはニセアカシアが多く、大雨で古い木が流されると下流の梓川や犀川で繁殖する。在来種の生態系や河川環境に影響を与えるため、近年は各地で伐採されています。
あかしや祭りではアカシアの花の天ぷらを無料サービス。甘い花の香りが楽しめます。手打ちそばの特価即売会。売切れ次第終了。直売所では地元産の新鮮な野菜や山ウド、ワラビなどの山菜を販売。「田淵行男記念館」駐車場の池では
「ニジマスのつかみどり」(小学生;\100/1匹)
(問)あかしや祭り実行委員会(ビレッジ安曇野内) TEL 0263-72-8568
■5/18;15:30;「豊科公民館」ホールで加藤登紀子さんによる「安曇野平和コンサート」
戦後80年と安曇野市制施行20周年記念事業、歌声を通じて平和の輪を広げる。市内の中学校、市役所で「安曇野戦争と平和展」を毎年開いている市民団体が中心で「加藤登紀子と平和を願う実行委員会」が企画。歌手活動60周年の加藤さんはコンサートに
向けて「心に憎しみを育てないように、愛の種をまきましょう」。安曇野市は2025年度、市制施行20周年、戦後80年、平和を一つのキーワードに記念事業を進める。安曇野市太田寛市長は「平和の重要性や尊さをもう一度市民の皆さんにかみ締めていただき、
平和な社会をつくることに意を新たにしたい」。コンサートでは市長の対談も検討中。(全席自由,\5000/一般,\1000/高校生以下,チケットぴあ等)
■5/15;安曇野で「有明こども園」で園児たちが「田植え」を体験した。
4年前から安曇野市と地元の生産者の協力を得て、園内に田んぼを作り、園児たちが田植えを体験。地元から提供されたコシヒカリの苗を丁寧に植えた。「園児の皆さんに地域の稲作や自然に触れ合いを感じてほしくて始めた。
園児に稲作について学んでもらいたい」と協力者。田んぼで育てた米は収穫し12月におむすびにして食べるという。
■5/15;南安曇農高生徒が下水汚泥をまいた水田で「田植え」をした。
「アクアピア安曇野」で出た汚泥が肥料として有効かを確かめる研究で、汚泥をまいた区画、化成肥料をまいた区画、肥料なしの区画に分け、「風さやか」を育て収量などを比較する。
同処理場の汚泥は2024年5月に肥料登録、実用化はこれからという。
■5/15;明科中川手の県水産試験場で「信州サーモン」の稚魚の出荷が始まった。
信州サーモンの稚魚は体長6-7cm。養殖業者への出荷が始まり、トラックの運搬用水槽に2万尾が移された。信州サーモンは長野県水産試験場がニジマスとブラウントラウトを掛け合わせて開発したオリジナル品種で、肉厚できめ細やかな身が魅力。
出荷された稚魚は県内の養殖場に運ばれ、体長60cm,体重2kgになるまで2-3年かけて養殖される。信州サーモンは新型コロナ渦で外食需要が落ち込んだことから生産量が減ったが、外国人旅行者などで知名度が上がっていることなどから過去最高の
約45万尾を出荷予定。信州サーモン振興協議会は「生産量を戻す難しさはありますが、さらにおいしいと言っていただけるような製品を目指して頑張っていきたい」と。稚魚の出荷は7月までに県内28業者に限定出荷される予定。
■5/11;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で、安曇野市誕生20周年を記念した「第21回あづみの公園早春賦音楽祭」が開かれた。
和太鼓演奏、アルプホルン演奏、安曇野市消防団ラッパ隊のファンファーレなどで開幕。園内各地で早春賦や信濃の国などの合唱、吹奏楽・ギターなどの演奏、ダンスパフォーマンスなどが行われた。
同時に、5/7;交付が始まったご当地ナンバー「安曇野ナンバー」の交付記念セレモニーが実施。ナンバープレートを模した大型のオブジェを除幕し、地域の魅力発信と振興を願い交付開始を祝った。
■松本・安曇野の農産物直売所では「山菜」の販売がピークを迎えています。
松本入山辺の「ファーマーズガーデンやまべ」、堀金烏川「旬の味ほりがね物産センタ」、穂高有明「Vif穂高」などでは、山菜がずらりと並び、春の味覚を買い求めている。山菜コーナーにはタラの芽、コシアブラ、コゴミ、ワラビ、フキノトウ、
ギョウジャニンニクなどが並べられ、天ぷら用セット販売もあった。「母の日」用の花苗や切り花も販売されています。堀金烏川の「旬の味ほりがね物産センタ」ではコゴミやタラの芽の発売は終了、代わりにフキが入荷、これからは
山ブキが出てくるという。2025年は4/中-4/下にかけて夏日が6日あり、山菜が一気に成長したとみられる。
■GW中、「国営アルプスあずみの公園」(堀金・穂高地区)のチューリップと菜の花が見頃を迎えた。
里の新緑と残雪の「前常念岳」(標高2661m)・「常念岳」(標高2857m)。前常念岳の東斜面には、袈裟を着たお坊さんが徳利を下げているような雪形「常念坊」が現れます。安曇野に田植え時期の到来を告げる雪形として親しまれ、
GW明けから安曇野では田植えが本格化します。2025年はカミジョウミカさん制作の信州サーモンこいのぼりが1匹増えて計3匹設置。
■5/1;安曇野の朝は肌寒く感じたが、日中は夏のような日差しと気温で暑かった。安曇野は青空の下、常念坊の常念岳、里の新緑と八重桜、カラフルなチューリップが咲き誇っていた。
松本や梓川・三郷・堀金のりんご畑では白いりんごの花が盛り。
■5/1;「国営アルプスあずみの公園」(堀金・穂高地区)のチューリップ・菜の花が見頃を迎えた。
田園文化ゾーンの段々原っぱ・花壇には117品種32万球が植えられ、4/26;早咲きのチューリップは見頃。園内では八重桜が咲いています。桜は葉桜となり、残雪の常念岳と里の新緑がまぶしい。
里山文化ゾーンの岩原口の棚田では6haに500万本の菜の花が植えられ、4/25;満開となりました。
■4/29;穂高川右岸にある「早春賦」歌碑前で「第42回早春賦まつり」が開かれた。
残雪の北アを背景に、野の花と清流のワサビ田が足元を彩る安曇野らしい景色の中で行われた。新緑が風に揺れる青空の下、市民有志でつくる合唱団と一般来場者の計約200人が早春賦を歌った。コーラスグループは穂高文化協会を中心に、
市制施行20周年を記念して市内全域から集まった有志で編成。観光大使でアルパ奏者の上松美香さんらによる演奏も。上松さんら16人によるミニハープとアルパの演奏。早春賦は春を待つ安曇野の情景を表現した歌とされ、1913年の発表から112年。
実行委は「一世紀を超えて日本中で歌い継がれている早春賦は地域の宝。末永く後世に残し、人と人の輪を広げていってほしい」。
■4/27;堀金烏川岩原「砂渡山神社」(岩原山神社)でお舟を奉納する「岩原山神社のお舟祭り」が開かれた。
安曇野市無形民俗文化財で市内のお船祭りでは唯一の車輪のない「担ぎ舟」で知られる。お舟は長さ8.8m,高さ4.2m、重さ約1t。祭典保存会の会員や一般参加の担ぎ手約60人が「国営アルプスあづみの公園」から「神社」まで約800mの
道のりを練り歩いた。上り坂では曳行に息を切らし汗を拭っていた。神事を終えると、境内の坂でお舟を勢いよく横倒しにした。ミシミシと音を立て形が崩れるのもお構いなしに、前後斜めのハネギがへし折れるまで何度も豪快に
転がして祭りを盛り上げた。お舟を壊すのは、みこしの神さまに祭りの終幕を示す意味合いがあるという。祭典保存会はお舟の担ぎ手不足から5年ぶりに開催された2024年に続いて、一般参加者の募集を行い地区外から約20人が集まった。
会長は「久しぶりに大勢の人が集まってくれてありがたい」と。
■4/25;堀金烏川の道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」では広さ6000uの休耕田で菜の花が見頃。
例年よりも1週間早く、4/上から咲き始め、今が見頃。観光客が黄色い絨毯さながらの菜の花畑で散策を楽しんでいます。残雪の常念岳とこいのぼりを背景に写真を撮る人たちも。菜の花は5/上まで楽しめそう。
■北ア登山口の安曇野の主要3ルートで、燕岳は県道槍ヶ岳矢村線(中房線)と、常念岳の林道一ノ沢線は道路崩落で一般車両の通行止めが続く。
蝶ヶ岳・前常念岳への三股登山口は林道烏川線で混雑。地元関係者は路駐や遭難事故の増加を懸念。三股Pからあふれた車の路駐が増え、林道の通行の妨げとなる可能性も心配される。駐禁のコーンを置くなどの対策を強化する考え。
4/26朝は第1P(P80)は満車。蝶ヶ岳ヒュッテは、GWまでの予約件数が例年より2割多いという。中村梢さんは「じわじわと混雑し始めた。問合せも多い」という。蝶ヶ岳の積雪量は近年では多め、気温上昇による雪解けが早い。雪解けの
「踏み抜き」には注意が必要、冬装備は必携。蝶ヶ岳や前常念岳では先週だけで3件の遭難事故が発生、計4人が滑落。「軽アイゼンでは無理。自分の体力、技術を過信せず、余裕を持って行動してほしい」。登山道を巡回する安曇野警察署の
山岳遭難救助隊員は「積極的に声掛けしたい」と。4/25;歩行者が通行可となった中房線では、定期バスと無料送迎車を乗り継いで中房登山口まで行ける。客足は少なめ。
■4/22;「常念岳」に雪形「常念坊」が現れています。
常念岳直下の山小屋「常念小屋」は4/21〜小屋開け、4/26〜11/3;営業開始。山小屋は屋根まで雪に埋もれ、2025年は2024よりも1.5mほど積雪が多かたという。南岳〜槍ヶ岳の稜線下の「中岳」には早くも雪形「舞姫」が現れてきています。
例年は5/中から姿を現し、6/中-6/下がきれいな姿になります。
■4/下;安曇野から望む北ア「常念岳」に雪形「常念坊」が現れた。
雪の中に黒く浮かび上がった岩の部分が、とっくりを手にした坊さんの姿に見えると言われ、安曇野に田植えの時期を知らせる雪形とされます。安曇野各地から望遠レンズを向ける姿や、田淵行男記念館付近ではスケッチブックを手にした人たちが
見入っていました。雪形「常念坊」は念仏を唱えるような姿で黒い雪形(ネガ形)の雪形。安曇野の里に春を告げる雪形は山肌と残雪が織りなす自然の芸術。「常念坊」はけさを着た坊さんがとっくりを携えている格好に似ていることからその名が付いた。
托鉢をしている坊さんの姿にも見えます。名誉市民で山岳写真家・田淵行男さんは自身の著書「山の紋章 雪形」(1981年)の中で「長い忍従の日々の終末と新しい季節の到来を告げるうれしい便り」「年々歳々不同」と記しています。さらに
雪解けが進むと、「常念坊」の尾根を1つ挟んだ南斜面に鍬の形をした雪形「万能鍬」の雪形を見ることができます。
■4/19;この暖かさで安曇野の「光城山」・「長峰山」の山頂の桜が満開
光城山では山麓から山頂まで一気に竜が駆け上がった。山麓は葉桜の装い、中腹から山頂が見頃を迎えた。長峰山でも桜が満開。
■桜の名所として親しまれている安曇野「光城山」で登山道に沿って植えられた桜が見頃を迎え、山肌には竜のような桜色の筋が浮かび上がった。
安曇野の東山「光城山」では、麓から山頂へ向かう高低差300mの登山道にソメイヨシノなど1500本の桜が植えられています。桜は100年前から地元の人たちが植えてきたもので、曲がりくねった登山道に沿って、山肌に竜のような桜色の
筋が浮かび上がることから「昇り竜」と呼ばれています。4/17;安曇野は最高気温が27℃と夏日となり、麓から中腹にかけて桜が見頃を迎え、山頂でも開花が進んでいます。残雪の北ア・常念岳と桜のコントラストを眺めたりして信州の春を
楽しんでいます。山頂まで約2kmの登山道沿いの桜並木が夜の闇の中で美しく照らし出されます。登山道沿いの桜は、〜4/末;23:00までライトアップされ、夜桜も楽しめます。
■安曇野市は2025年度から5年間、明科の「長峰山」(標高933m)への「林道長峰線」に「待避所」を41ヶ所新設する。
長峰山は眼下に安曇野の田園風景と北アの蝶・常念・大天井・燕・爺・鹿島槍・白馬三山まで見渡せる。壮大な景色が楽しめる絶景スポットで、春は桜が咲き、観光客やトレッキング、ハンググライダー、パラグライダーの愛好者らに人気がある。
明科を中心とした東部アウトドア拠点整備基本構想を2023年度に策定、長峰山を「自然満喫ゾーン」に位置付けて環境整備に取り組む。林道長峰線は明科中川手の県道矢室明科線を起点とする全長6.7km、幅は約4mと狭い。
東山のにぎわい創出に向けた環境整備の一環で車同士のすれ違いを円滑にするため待避所を新設する。冬季閉鎖期間中(2025.11/末〜2026.3/末)に11ヶ所を整備予定。待避所は約20m/1ヶ所、谷or山側に道を広げて幅6mに拡張する。
林道の全面拡幅した場合の試算費用は約9億円、待避所の一部拡幅は総事業費は約3億円の見込み。市耕地林務課は「費用と効果を検証した結果、部分拡幅でいく」。山頂近くにある長峰山森林体験交流センタ「天平の森」によると、
キャンプ場や食堂・入浴など利用者は増えており、GW中は6棟のコテージは予約で埋まる。天平の森は「山道の運転に慣れていない年配者の中には道が狭くて怖いという人もいる。道を広げてほしいと思っていた」
■4/18;桜が咲く中、米どころの安曇野では早くも「田植え」が始まった。
県内トップを切って豊科高家の宮澤幸司さんの田植えが始まった。1日で北アを望む田んぼ(約2ha)にコシヒカリの苗が植えられます。2025年の作付面積は45ha、2024年より2ha多い。米の価格が高騰する中、生産量を増やしたいという思いは
あるものの、人手不足や資材コストの上昇で難しいという。宮澤さんは「コメが足りないとか高いという声もありますが、急に人材や資材を増やすことはできません。農家が注目されて担い手が確保できるようになってほしい。安曇野の
きれいな水でつくるおいしいお米をたくさん収穫するので味わってもらいたい」と。2025年は200tの収穫を目標にし、8/下から稲刈りを始める予定。JAあづみによれば、安曇野の農家の中には、畑を水田にしてコメ作りを始めるところが
ある一方で、農家の数が減っていることから、JAの集荷予定量は1.2万tと例年並み。長野県の主食用米の作付面積は2.9万haで「前年並み」の見通しという。安曇野の田植えは5/上-5/中がピーク。
■米どころの安曇野で米の育苗が始まった。
米不足の影響で、農家の手元にある2024年産米の在庫量は例年より少ない。加工用米の栽培を減らして主食用米を増産するなど、生産計画を見直す動きもある。4/1;三郷明盛の宮澤ファームではコシヒカリの種まきを始めた。
2025年は米不足解消のため酒米の生産を若干抑え、自社販売の主食用米を1割増やす計画。「現状の価格高騰は異常。消費者の米離れにつながらないか心配」。米の品薄感は安曇野でも続き、直売施設によっては開店前に行列ができる。
米農家は新米に切り替わるまで安定して供給できるよう、量を絞りながら出荷。市農政課によると、加工用や輸出用の米の生産量を多少抑え、需要の高い主食用の配分を増やす傾向が散見される。政府は備蓄米21万tを放出するが、
相場が落ち着くかは見通せない。肥料や資材の値上がりに見合った価格で推移してほしいと願う農家は多い。「天候が安定しない中でも品質の良いものを作るのが農家の使命。安定的に生産したい」と。
■「JAあづみ」の組合員対象のアンケート結果。
安曇野では特産の米、りんご、もも、ぶどう、なし、プルーン、いちご、野菜、花木などを生産。JAあづみは安曇野(三郷・堀金・豊科・穂高)と松本(梓川・安曇・奈川)が管轄エリア。松本波田・明科はJAハイランドに属す。
JAあづみの生産販売額は約85億円。組合数は約1.5万人(正組合員1.1万人,准組合員0.5万人)。2024.7月;アンケートは無作為に正組合員1153人・准組合員424人を抽出。1517人から回答(回答率96%)。
年齢は70代が629人と最多、80代以上は357人、40代以下は67人。農業従事者は70代以上が64.9%と高齢化が進んでいる。後継者に関する回答(1097人)では「後継者がいない」(390人)、「農業をしていないので必要ない」(75人)、
「まだ分からない」(396人)を含めると78.4%と、後継者不足が深刻な状況。
「困っていること」に関しては、「生産資材が高い」(490件)、「販売単価が安い」(394件)、「後継者がいない」(304件)など。組合長は「全体的に見て5年後は経営を維持できているが、10年後は遊休地が増え、産地が衰退する恐れがある」。
新規就農者への支援、果樹地を中心にした農地融通の仕組みづくり、生産品目の再構築に力を入れていく。
■3/10〜4/16;10:00-16:00;穂高有明「安曇野山岳美術館」で「山岳写真展 穂苅三寿雄×穂苅貞雄」
槍ヶ岳山荘の創業者・穂苅三寿雄さんと2代目・貞雄さんの親子写真点。各10点計20点展示。モノクロ写真。
(\800/一般,大学生,\300/中高生,小学生以下無料,冬期休館)
(問)安曇野山岳美術館 TEL 0263-83-4743
■2025.4月;豊科の「安曇野市豊科近代美術館」の名称を「安曇野市美術館」に変更する。
2025年度は大規模改修工事が終わり、安曇野市制施行20周年のタイミングで改称、「安曇野」の名を全国にPRする。美術館では彫刻家・高田博厚、画家・宮芳平らの美術作品を3886点収蔵。1992年開館した際は収蔵作品は88点。その後、購入や寄贈、
他の施設からの所管替えで美術資料が集積されてきた。美術館の大規模改修では全照明のLED化や出入口の自動ドア化、空調機器の更新・増設、断熱性能の向上などで総事業費は約7.6億円。2024.6月から休館中。
美術館の名称を巡っては合併当初から変えるべきとの声があった。今後は近代にこだわらない作品を展示予定。2025.8/末のRE-OPEN予定。ガラス作品の記念特別展を予定。
■2025.4月、安曇野市は家庭のプラスチック製品廃棄物を全てリサイクルする。
現在は「プラマーク」が付いたプラスチック製廃棄物だけリサイクル、プラマークがないプラスチック製品の廃棄物は可燃ごみとして燃やす。安曇野市再商品化計画(2024.11/29;認定,リサイクル期間;2025.4/1-2028.3/31)が可能になった。
認定は県内初、全国25自治体・組合が認定。2025-2027;3年間;プラスチック容器包装廃棄物(467.5t/年)、それ以外のプラスチック使用製品廃棄物(104.5t/年)
プラマークが付いていないプラスチック製品は文房具、玩具、ハンガーなどの収納用品。バケツなどの屋外用品、計量カップ、まな板などの台所用品、くし、風呂桶などの洗面用具など。
4月からは週1回「プラスチック製容器包装」の収集日にごみ集積場所に出せる。袋に入らない大型品は豊科と穂高のリサイクルセンタで回収予定。4月からはプラマークがないプラスチック製品廃棄物を含め、富山でプラスチック製品の
材料となるペレットになる。再商品化計画が認定されたことで、プラスチック製品廃棄物の再資源化が促進されるほか、排出のルールが簡単になって市民の利便性が向上する。中間処理の段階で年間2000万円弱かかっていた異物の除去作業が
不要になりコスト削減される。プラマークがないプラスチック製品廃棄物を焼却しないことでCO2排出量も減る。市は冊子「資源物・ごみの出し方の手引き」を改訂、2025年2月各戸配布予定。環境課は「プラスチックの資源化を通じて各市民が
安曇野ゼロカーボンシティに寄与できる」。
■4/12-4/13;明科中川手の「龍門渕公園」で「龍門渕さくらまつり」が始まった。
園内のソメイヨシノなど約70本の桜が見頃を迎え、公園を流れる前川でラフティングを楽しみながら桜を眺める「水上花見」などが行われた。
■4/12-4/13;明科中川手の「龍門渕公園」で「あかしな龍門渕さくらまつり」開催
川下りをしながら桜を観賞する「水上花見」で、水郷の明科の魅力を広めようと安曇野市が初めて企画。4/12;16:00-20:00,4/13;10:00-15:00公園を流れる前川を8人乗りのボートで5分かけて下りながら川沿いに植わるソメイヨシノを眺める。
(\500/1人)。18:00〜;公園内で桜ライトアップ。11:00-21:00;キッチンカー、マルシェあり。4/13;小物制作、石磨き、書道などの体験。
■4/上;明科中川手の「龍門渕公園」の桜まつり。
龍門渕公園にはソメイヨシノなど約60本の桜があり、公園周辺を含め100本を超える桜が植えられ、満開時にはBBQなどをしながら花見を楽しむ人たちでにぎわう。しかし、年を経た木が病害で枯れ、伐採されるなどして数を減らし、
訪れる人も少なくなってきた。「夏はアヤメ、秋は紅葉など四季を通じて美しい場所。イベントなどで明科の魅力をどんど発信していきたい」。龍門渕公園は水のある風景がきれいな公園で、犀川沿いの柳の新緑と満開の桜は絵になります。
前川ではカヌーと桜の共演が見られます。初夏にはあやめや花しょうぶがきれい。以下は「明科さくらまつり」の写真。(写真は以前のものを含む)
■安曇野の桜は見頃(4/12)
1)「拾ヶ堰」、2)穂高川沿いの「早春賦歌碑」桜並木は満開。
2)「光城山」「長峰山」の頂上の桜は未開花、現在は登山口付近の桜が見頃。
■4/11;安曇野では枝垂れ桜、ヒガンザクラ、梅そして桜(ソメイヨシノ)が見頃。
■安曇野では「ヒガンザクラ」が見頃で、「ソメイヨシノ」が咲いています。
4/4;豊科南穂高「田淵行男記念館」の入口にある「百楽桜」が咲き始め、4/6;7-8分咲きとなり、4/7;見頃を迎えた。田淵行男が遺した「一山百楽」という言葉にちなんで命名された「百楽桜」でエドヒガンザクラ。
■3/下;「穂高神社」や「松本城公園」やでは白い梅の花がほころび始めた。
2025年で開拓110周年の穂高「大王わさび農場」(8:00-17:00)ではわさびの花が咲いています。
3/22-3/23;「わさびの花祭り」でわさびの花、わさび漬け体験、グルメ(わさびづくし定食,マグロ解体)、饅頭・もちなげ、アルクマ熱気球、わさび田ウォキングなどを開催。
(問)大王わさび農場 TEL 0263-82-2118
■3/下;穂高「大王わさび農場」では白いわさびの花や赤い梅の花が咲き誇り、春の到来を感じます。
■3/28;穂高「大王わさび農場」ではかれんなわさびの白い花が見ごろを迎えています。
北アの豊富なわき水を利用して、15haで年間75tのわさびを栽培。農場を訪れた観光客は畑一面に広がる花を写真に収めたり、散策したりして楽しんでいた。農場ではわさびの花を販売、天ぷらやおひたしにして食べられ、春の味覚として
親しまれています。わさびの花は4/中まで楽しめそう。
■3/20;明科東川手柏尾集落にある「大日堂」で自分の厄災をわら人形に移して無病息災を願う「風神祭り」が行われた。
集落の出身者や住民ら約70人が集まり、わら人形を崖ぎわに並べて立てた。わら人形には和紙で作った白装束で、背中に名前や願い事が書かれる。米を包んだ「おひねり」を手に持たせている。参加者同士で交換して持ち帰って食べると、
平穏に1年暮らせると言い伝えられている。春分の日に毎年営まれ、かつては潮沢区のあちこちで行われていたという。「この文化を風化させないよう、たくさんの人に知ってもらって後世に残していきたい」と。
■3/17;「穂高神社」で白羽の矢を放って邪気を追い払う祭り「奉射祭」が行われた。
奉射祭は安曇野に春を告げる祭りで知られる。神楽殿前に直径1.6mの的を掲げ、神職たちが12.5m離れた拝殿から交互に弓を射り、家内安全や五穀豊穣を祈った。宮司が「神の矢」を丑寅(北東)方向に、権宮司が「殿の矢」を辰巳(南東)方向に放ち、
四方の邪鬼を払います。神職たちは12月分の12本の矢を放った。的に当たると歓声が上がった。魔よけや豊穣のお守りにしようと、参拝客がわれ先にと矢に手を伸ばした。放たれた矢は邪気を祓い、一年の豊凶を占う。12本中6本が的中、
宮司は「気候変動を忍ぶ年になるのではないか。いいことも半分ある」と。矢は参拝者が持ち帰り、神棚や戸口に供える。安曇野市有形文化財に指定されているお供えの台「鷺足膳」の塗り替え・修復がこのほど完了し神事で使われた。
■〜3/16;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「あづみの学校」ではバレンタインデーとホワイトデーに向け、ユニークな熱帯魚を展示中。
口を突き合わせる様子がキスをしているように見える「キッシング・グラミー」など3種類計36匹。
キッシング・グラミーの雄は発達した口で縄張り争いをする。水槽内では12匹が泳ぎ回り、ハート形の水草用のポットも飾られている。キスをするかは魚の気分次第で「見られたらラッキー」という。
他に茶色っぽい体に白い縦線が入った「チョコレート・グラミー」(14匹)、鮮やかな黄色の「ゴールデンハニードワーフグラミー」(10匹)も展示。「恋のイベントの雰囲気を一足早く楽しめる」と。
(入園料;\450/一般,\210/65歳以上,中学生以下無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■安曇野穂高「穂高川」沿いで菜の花が咲き始めた。
3/14;穂高の最高気温は13.9℃と3/下並み。暖かな陽気に誘われ、黄色い花の周りにはミツバチが飛び、春の訪れを感じる。菜の花は「早春賦歌碑」の近くの土手沿い20m。地元有志でつくる「穂高川河川愛護会」が種まきや草取りを担う。
早春から花を楽しめるように秋に種をまき、開花時期を調整。芽が出てから厳しく冷え込む日があり、例年より背丈の低い株が目立つ。見頃のピークは4/上頃、4/下まで楽しめそう。
■3/12;安曇野市とジョルダンは「乗換案内」のアプリとWebサイトで、安曇野市に特化した観光情報を提供するサービス「安曇野モード」を始めた。
安曇野ではSNSを活用した情報発信を行う店舗や施設が少なく、最新情報の取得が難しい状況で、主要駅から市内の観光地へ向かう二次交通が十分に整備されていないことから旅行者の市内移動に課題があった。乗換案内アプリの安曇野モードでは
市内の飲食店・観光施設・宿泊施設・モビリティなどの情報取得(地図上で確認)や、移動手段の検索までワンストップで案内可能な「安曇野モード」のサービスを開始した。鉄道・バスの公共交通機関だけでなく、シェアサイクルやタクシー、
AIオンデマンドバスも含めた経路検索を行うことができる。ジョルダンと安曇野市、ネクスト・モビリティは「乗換案内」アプリで、安曇野市で運行中のAIオンデマンドバス「あづみん・のるーと安曇野」を利用する経路表示とアプリ内での
予約連携サービスも開始。また、Webサイト上でも「安曇野モード」を展開することで、アプリを利用していない方や海外の方にも情報取得から経路検索までワンストップでの提供が可能。多言語も順次搭載予定。今後は「安曇野モード」を
活用したスタンプラリーやクーポン配布など、旅行者が楽しみながら利用できる仕組みの導入を検討。
「乗換案内」アプリ;(iOS版)・(Android版)
「のるーと」アプリ;(iOS版)・(Android版)
■3/8-3/9;豊科南穂高の「玄蕃稲荷神社」で「初午祭」が始まった。
万水川沿いの神社境内に出店が並び、太い眉毛の「松本だるま」や縁起物、油揚げなどを買い求める参拝客でにぎわう。初午祭の参拝記念として「開運いなりあげ」を限定販売。初午祭は2月最初の午の日に合わせて行われる稲荷神の祭りで、
玄蕃稲荷神社は農耕の準備が始まる毎年3月の第2土/日に行う。稲荷神社は稲荷神を祀り、昔から農耕の神、豊作の神として信仰され、稲の豊作を願って祀られ、五穀豊穣や商売繁昌、家内安全などを願う。稲荷神社の使いである狐の好物
「油揚げ」をお供えする。宮司は「この地域が穏やかで、五穀豊穣や商売繁盛がかなう1年になることを祈りたい」。
(問)玄蕃稲荷神社 TEL 0263-72-2026
■3/9;生物保全に取り組む団体「わかぜん」のメンバーと安曇野市職員が市内の「ため池」で「外来種駆除」をした。
水生昆虫など多様な生物を保護しようと、団体に作業を委託。10人が水を抜いて水位を下げたため池に入り、網を使ってウシガエルのオタマジャクシやライギョを捕らえた。農業用に造られた「ため池」で水生昆虫など多様な生物が見られる。
しかし、近年は特定外来生物のウシガエルやブルーギルが増加。1ヶ月前から作業に着手、ウシガエル約2万匹、ブルーギル数百匹などを捕獲。団体は、生物の観察などを楽しめる自然環境を守ろうと、水辺や草原の整備に取り組んでいる。
「さまざまな生き物がいる安曇野の魅力を守る下支えをしていきたい」。市環境課は「安曇野の自然に対して効果のある取り組みを若者と協力して行いたい」と。
■2/下ー3/中;米どころの安曇野では農作業の始まりを告げる「あぜ焼き」が始まり、各地で煙が上がっている。
害虫の発生を防ぐため、田んぼの畔や土手の草を焼き払う作業で、米農家は田植えに向けた準備を本格化。堀金烏川の水田地帯では、地元の農家が注意深く火を広げ、黒く焦げた土手から白い煙が立ち上っていた。農家は「カメムシが
多いのであぜ焼きを極力にしている。豊作を願う」。作業は3/中まで続く。
■3/3;安曇野は一面の雪景色となり、積雪3-5cm。
■3/2;安曇野市は安曇野出身の作家臼井吉見の小説「安曇野」復刊本のお披露目・販売会を堀金烏川の「堀金総合体育館」で開いた。
お披露目会には約300人が参加。明治期から昭和期にかけて活躍した先人たちの物語に思いをはせた。復刊記念として文芸評論家が「安曇野のここがスゴイ」の講演があり、小説安曇野の魅力、あらすじなどが説明。安曇野の地名を全国に広めた
作品が半世紀を経てよみがえった。企業・個人・団体からの計296.6万円の寄付で復刊。小説安曇野は1100セット復刊。400セットは地域の図書館や学校に寄贈、500セットを一般販売。3/2〜;堀金烏川の「安曇野市文書館」(9:00-17:00)で文庫本
「安曇野」(筑摩書房)約150セットを販売、200セットは筑摩書房の書店、ネットで販売。(価格;\7040円/5巻/1セット)
■3/2;安曇野市が復刊作業を進めてきた小説「安曇野」が販売。
復刊本の「お披露目会・販売会」を市内で開き、トークイベントとして文芸評論家が小説「安曇野」の魅力について話す。
「安曇野」は安曇野出身の文芸評論家で作家の臼井吉見の代表作として知られ、筑摩書房から出版された長編小説。安曇野や東京、フランスなどを舞台に明治から昭和初期にかけての激動する社会を書いた作品で、新宿中村屋を創業した
相馬愛蔵・黒光夫妻や彫刻家・荻原守衛ら5人の群像劇。今の安曇野にも残る日本の懐かしい情景や里山の暮らしが描写され、「安曇野の名を全国に広めた作品」として、市は2024年5〜8月に復刊資金を募るCFを実施した。(\7040/1セット5冊)
■JR穂高駅前に「ホテルルートインGrand安曇野穂高」が計画。
R147沿いの農地で広さ5788u。鉄筋コンクリート造7F建て、客室数;196室、延べ床面積;5725u、駐車台数;119台、2026年開業予定。安曇野ではルートインはJR豊科駅前に続き2棟目。高さは28mは、安曇野市景観条例に基づくガイドラインの
基準「30m以下」に適合しているが、景観の観点から周辺住民や農家は不安の声もある。開発に対しは住民説明会と報告書提出を業者に義務付けており、住民説明会は10月に1回開催された。安曇野市太田寛市長は「法令を適正に施行するという
観点から中立的な立場。穂高駅周辺や穂高温泉郷周辺の地域特性を踏まえた上で、事業者が地域一体に取り組むことが必要。地域住民に対する説明を丁寧にやっていただきたい」と。
■2025年3月;安曇野市は姉妹都市であるオーストリア・チロル州のクラムザッハに、市内の高校生ら若者を交流のため派遣する。
旧豊科町がクラムザッハと友好都市を提携して30年以上。安曇野とクラムザッハの交流は、豊科町で1985年あづみのガラス工房が開設され、1986年町民が欧州で唯一の国立ガラス専門学校があったクラムザッハを初訪問したことを機に始まり、
1989年6月両団体が友好提携締結、1993年10月豊科町が姉妹都市提携が締結。2007年11月安曇野市がクラムザッハと再締結した。2006年8月平林伊三郎市長、2019年9月宮澤宗弘市長、2023年9月太田寛市長らがクラムザッハを訪問。2023年6月に
安曇野を訪れたクラムザッハの訪日団には若者の姿が多く見られた。安曇野市が若者をクラムザッハに派遣するのは2012年3月に青少年交流団(高校生10人)が赴いて以来。太田市長は「観光とは国の光を見ると言われている。風土など総合的に
見てきてほしい」と。
■安曇野市は高校・大学などの入学に必要な資金の一部を貸付する「入学準備金貸付制度」の所得要件を緩和。
子供1〜3人で所得額800-1000万円など利用できる対象を広げた。貸付限度額は進学予定の学校によって変わり、高校・高専(10-30万円)、短大・大学・専門学校(40-60万円)。無利子で借りられ、入学金や制服の購入費用など使途は問わない。
4月入学予定の生徒の保護者を対象に、3/25まで申込み受付。一般会計12月補正予算で1580万円を追加し約40件分の予算を確保(現在17件申請済み)。受験シーズンが本番を迎え、利用ニーズはさらに高まりそう。
■2/26;安曇野市と池田町、松川村など周辺5町村でつくる「穂高広域施設組合」が北穂高「あづみ野ランド」の大規模改修工事が完了した。
あづみ野ランドは1996年5月に開設。老朽化で大規模改修を行った。2023年7月着工、1F;プールは浴場に。微細な泡が浴槽を満たす「シルクの湯」とヒノキを用いた「ひのきのお湯」の2ヶ所で男女週替わりで利用。サウナ・水風呂あり。
2F;浴場をトレーニング室にし、安曇野を一望する景観を眺めながら最新のマシンで体を鍛えることができる。2024年4〜8月全館休館を経て浴場が先行オープンした。室内プールは廃止、トレーニング室新設、主要機器を一新し、
健康増進や世代間交流などに活用できる温浴施設に生まれ変わった。3/1;13:30;グランドオープン。新しいあづみ野ランドは公共浴場、壁が鏡で覆われた多目的室、体育館、トレーニング室などが備わる。トレーニング後に浴場を
利用できるのが売りという。遊具を備えたキッズゾーンも新しく設けた。建設費は10.8億円。2/26;6市町村の関係者らが出席、テープカットなどの落成式を行った。同組合管理者の安曇野市太田寛市長は「地元住民の憩いの場となるように
施設運営をお願いしたい」と。
トレーニング室利用;\450/1人、\2250/6枚回数券、\6000/2月間定期券。浴場+トレーニング室利用セット;\800/1人。浴室;\300/定期券利用。(毎火曜-日曜;13:30-21:00,毎月曜休館,P45)
(問)あづみ野ランド TEL 0263-82-0256
■〜2/24;厳しい寒さが続く中、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では一足早く春を感じてもらおうと、「あづみの学校」の多目的ホールに「インドアガーデン ナノハナの庭」として、6000本の菜の花が咲いています。
外にはまだ雪が残る中、園内の多目的ホールでは菜の花が咲き誇っています。室内は菜の花の甘い香りに包まれ、春を感じられます。早咲きの品種を開花時期を早めて育てたもので、開花が進みすぎないよう室温は「10度以下」に保たれています。
2025年は「小鳥の集う庭」をテーマに和の空間を演出。鮮やかな黄色い花と模型の小鳥たちが飛び交っています。同公園は「今年は小鳥の集う庭ということで木や竹でできた小鳥たちと菜の花、かわいらしい雰囲気を楽しんでいただければ」。
最終日(2/24;13:30-16:00に菜の花をプレゼント(無料)
(問)アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
(問)アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■2/23;安曇野の魅力の保全について考える「第15回安曇野屋敷林フォーラム」が「穂高交流学習センタ・みらい」で開かれた。
約50人が来場、有識者による基調講演やパネル討論を通して、屋敷林や田園風景などの安曇野の魅力をどう守り伝えるかを考えた。パネル討論では観光、文化、まちづくり団体の関係者らが登壇。少子高齢化や社会情勢の変化で消えゆく
安曇野の魅力として屋敷林や学校登山、道祖神祭りが挙がった。安曇野を離れてもいつか戻りたいと思えるように、子供のうちに安曇野ならではの体験をする大切さを指摘する声が相次いだ。屋敷林の保全については所有者が高齢化し、
良好な景観をつくる重要建造物や樹木を指定する市の制度はあるが十分活用されていない。「屋敷林の補助金制度がある地域に学ぶのも一つ。落ち葉拾いはやっているが、地域住民が管理を支える仕組みをつくるとき」と。
■2/下;安曇野の犀川、穂高川、高瀬川などで伝統の「カジカ漁」が最盛期を迎えている。
ヤナギの枝や竹で筒状に編んだ「筌」と呼ばれる道具を浅瀬に仕掛けておき、産卵のために川を遡上する習性を利用して捕らえる。体長15cmほどのカジカが1回のうけで10-20匹かかるというが、2025年は2024年の半分程度。カジカは焼いたり、
唐揚げにしたり、甘露煮、骨酒で食べるという。漁は2/末まで。
■安曇野で冬の風物詩の「カジカ漁」が最盛期を迎えています。
カジカはきれいな水に生息する体長10cmの川魚。安曇野を流れる高瀬川では、冬に産卵のため浅瀬にのぼってくる習性を利用して伝統的なカジカ漁が行われています。漁には、柳の枝を編んで筒状にした「うけ」と呼ばれる仕掛けが使われ、
2/14;犀川漁業協同組合がカジカ漁をしていた。カジカはから揚げにしたり、骨酒にしたりして楽しむという。犀川漁業協同組合は「カジカ漁は安曇野の冬の風物詩の伝統漁業。次の人たちへこの伝統をつなげていくために、漁を守っていきたい」。
安曇野のカジカ漁は、2/末まで行われる。
■2/10;安曇野市新年度当初予算案は一般会計502.5億円。
前年度当初より2.7%、13.2億円増、3年連続で過去最大を更新。長く安心して使える公共施設を目指して前倒ししてきた建設事業や市制施行20周年記念事業などが押し上げた。子供のための施策やブランド発信には特に力を入れる。
2/10;安曇野市太田寛市長は「任期最後の集大成の予算になる」。歳入では、給与所得や就労人口の増加などで市税収入を前年度当初比8.4%増の122.2億円と見込む。全体の事業規模が膨らんだため、財源調整などで基金からの
繰入金が同比24.6%増の37億円と大幅に増える。歳出では、普通建設事業費が同比6.4%増の79.7億円。穂高健康支援センタ改修事業に3.3億円など建設事業が押し上げた。市制施行20周年記念では、市の実施分で31事業7890万円を計画。
9/28;ANCアリーナで開催する安曇野市政20周年記念式典に1504万円を計上。子供の施策では、18歳までの窓口医療費の無料化で7568万円を負担、食材価格の高騰による学校給食費の増額分を公費負担する費用で7388万円を盛り込んだ。
ブランド発信も視野に入れた施策として、「安曇野ナンバー」の5月交付開始に合わせ、公用車309台のナンバープレートを付け替える費用に1061万円を計上した。
■〜2025.2/3;安曇野市は古民家「等々力家」を観光施設としての活用法を民間事業者から募集中。
等々力家は江戸時代に松本城主の狩猟休憩場として利用され、「長屋門」は安曇野市文化財指定。屋敷内には長屋門の他、主屋、座敷、裏座敷、5棟の蔵。 これまで一般公開されていたが、2018年からは休館。民間アイデアを活用した
観光誘客に取り組みつつ、収益を維持管理や設備投資に充て文化財保護にもつなげる。提案者に対して随意契約で事業委託する手法を想定。費用は提案者の自己資金や借入れでまかなうだけでなく、公的資金を投入する方法も提案できる。
市観光課は「民間が参入しやすいよう、市で建物の取得や改修などの初期費用を負担することを念頭に幅広い提案を受け付ける」。
提案内容は「歴史的・文化的な価値の継承」「観光振興」「まちの魅力や価値向上」「地域経済の好循環」などが要件。(提案書;2/3まで、書類審査・プレゼンを経て、3/上;審査)
(問)安曇野市商工観光スポーツ部観光課 TEL 0263-71-2000
■2/2;16:00;「穂高神社」で「節分祭」
節分祭は「立春」の前日に豆をまき、鬼を追い払う。併せて竈の守り神の「竈神祭」も執り行う。竈の守りとして祀られる竈神は火伏の神の他、農作の神やその家の富や生命など司る神として信仰される。
神楽殿より福豆(景品付)・福銭をまく。節分祭の豆まき参加(参加料:\5000)
(問)穂高神社 TEL 0263-82-2003
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「Winter Illumination」は、2/2まで期間延長開催中。
ウィンターイルミネーションは16:30ー21:00。平日;14:30-21:00、穂高口は閉鎖、土/日/祝;9:30-21:00
〜1/26;インドアガーデンの「アイスチューリップの庭」(1/26;10:00〜;チューリッププレゼント)
2/2-2/24;インドアガーデンの「ナノハナの庭」
1.2万本の黄色い菜の花が「あづみの学校多目的ホール」に登場。早春の花畑を楽しむ。(2/24;13:30〜;ナノハナプレゼント)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では、淡いピンクや黄色の約1.2万本のチューリップがほころび始めた。
毎年この時期に、球根を冷やすなどして冬を模擬体験させることで花が咲く時期を早めた「アイスチューリップ」を室内に展示。2025年は壁や花壇にいわさきちひろさんが描いた子どもの絵などが飾られ、色とりどりの花とのコラボレーションも
見どころのひとつ。アイスチューリップは来週には見頃となり、展示は1/26まで。
■11/2-2025.2/2;16:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「Winter Illumination 2024」開催
2024年は「光輝く機関車の旅」がテーマ。機関車や蝶、花々などLED約50万球のイルミネーション。音楽と光が連動して動く演出も。
11/1;ウインターイルミネーション2024の開幕前日に地域住民や関係者に公開された。
11/9,11/23,12/14,12/28,1/11(第2/4土曜);18:30;打上げ花火(5分間,雨天中止)
11/24,12/15;17:00/19:00;ファイアーパフォーマンス
12/3-12/25;カイドセンタ(入口)でポインセチアツリー
11/4;16:00;あづみの国際音楽祭、11/10;17;00;ニュースリーシャープスオーケストラ、11/16;17:00;joy Swing Jazz
11/17;10:30/13:30;コキアのほうき作り(\300)、11/30;17:30,12/1;16:00;X'masバルーンショー、12/14;10:00/13:00;正月飾り作り(\300-\500)、11/2-11/4;10:00/13:00;光るミニX'masツリー(\500)、12/7-12/8;10:00/13:00;X'masリース作り(\500)
11/24-12/15;平日16:00〜,土日祝;13:00〜;安曇野アートライン展
12/24-12/25;16:00-21:15;JR豊科駅〜同公園間に無料シャトルバス運行(所要約20分,20分間隔)
12/2-2025.1/13;トロピカルクリスマス展示(サンタエビ・魚など)
12/7-2025.1/26;干支「巳」の人形展示(穂高神社人形士の作品)
2025.1/2-1/26;インドアガーデン;アイスチューリップの庭
2025.1/4;16:00/18:00;新春!信濃国松川響岳太鼓、2025.1/5;18:00;信州プロレス新春特別試合・チョップde祈願
2025.1/12;16:00/18:00;マジックショー
など。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5512
■12/7-1/31;17:00-22:30;豊科南穂高の「安曇野の里」で「Azumino.光のページェント」が始まった。
雪だるまやサンタクロース、ハクチョウなどの電飾、約17万球のLEDが灯り、冬の夜を彩っている。初日(12/7)、安曇野はみぞれの中、大勢の家族連れが訪れた。
(問)ビレッジ安曇野内事務局 TEL 0263-72-8568
■1/27;安曇野市役所で就職面接相談会が開かれた。
松本で2025.3月にかけて大型商業施設の閉店が相次ぎ、3店舗の従業員のうち227人が離職する見通し。1/27;ハローワークや安曇野市などが主催する就職面接相談会が開かれ、会場には地元のメーカーや小売業など約40社がブースを設けられ、
参加した人たちは会社の業務内容や待遇などについて質問していた。ハローワーク松本は「閉店した商業施設もあり、例年より参加者数が多い。1人でも多くの方の再就職が決まるようにサポートしていきたい」。ハローワーク松本は、
3月には松本市で就職面接会を開く予定。
■〜1/26;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「アイスチューリップの庭」開催中。
1.2万株のチューリップを屋内展示。2025年は松川村「安曇野ちひろ美術館」と初コラボで、いわさきちひろが描いた花と子どもの世界を再現した。
■〜1/26;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「アイスチューリップ」が見頃。
白や黄、紫など6色6種類の約1.2万本が植わり、一足早い春を感じる。「安曇野ちひろ美術館」とのコラボで、絵本作家いわさきちひろが描いた子どものイラストパネルを一緒に飾り、絵本の世界のよう。冷蔵して開花時期を調整した球根を育て、
毎年この時季に展示。チューリップ畑の中には、温かなタッチで描かれた子どもたちのパネルが並ぶ。ちひろが手がけた絵画や絵本も紹介。1/26;10:00;展示したチューリップは来園者に配る。
(平日;14:30-21;00,土/日;9:00-21:00,入園料:\450/大人,\210/65歳以上,中学生以下無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■1/19;JR明科駅前と旧あやめシティー跡地で「明科あめ市」が開かれた。
福あめや福だるまの販売、和太鼓演奏などが行われ、地域住民らが新春のにぎやかな伝統行事を楽しんだ。だるま販売には、地元の子ども会育成会の小学生が協力。「だるま、要りませんかー」と元気よく客を呼び寄せ、購入した客には
一年の幸せを祈って三本締めを披露、福引を案内した。あめ市はかつて駅周辺の商店街が開いていたが、現在は明科駅周辺まちづくり委員会が主催。出店やキッチンカーが並び、羽子板大会も新たに行われた。
■安曇野市は2025年度予算案の編成作業が大詰め
2025.1/15;安曇野市太田寛市長らによる査定が始まった。一般会計の要求額は過去最大の総額約527億円、当初予算案として過去最大だった2024年度の489億円を上回る見通し。2025年は安曇野市制施行20周年で記念行事を予定。
一般会計当初予算案には豊科近代美術館大規模改修、三郷東部認定こども園の新築、10月任期満了に伴う市長選挙と市議会議員選挙、18歳までの医療費窓口無料化などが含まれる。
■〜1/13;14:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で開催中のイルミネーションに合わせた水生生物の企画展示「トロピカルクリスマス」を実施中。
色鮮やかな熱帯魚やエビ、カエルなど22種約80匹を紹介。デンキウナギの放電に合わせて点滅するクリスマスツリーも。クリスマスや星空を連想させる色合いや名前の水生生物を中心に展示。熱帯魚「ベタ・ギャラクシー」は、青を基調とした体色が特徴で
銀河のよう。赤い体に白い斑点がある「シロボシアカモエビ」は「サンタエビ」の愛称で知られる。クリスマスツリーは高さ約1.2m、水槽内のデンキウナギが発電すると100個のLEDが点滅する。
2024年のテーマは「光輝く機関車の旅」。今年のテーマは「光輝く機関車の旅」。キラキラと輝く機関車、花、チョウなど。(入園料;\450/一般,\210\65歳以上,中学生以下無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■1/13;「穂高神社」で小正月の伝統行事「三九郎」が行われた。
毎年恒例の「三九郎」。境内には高さ約6mの「三九郎」が建てられた。参拝者が持ち込んだ「だるま」や飾り物などが積み上げられている。約500人が見つめる中、地元の小学生が松明で火をつけると瞬く間に天高く炎が上がった。
火が弱まり、子供たちは柳の枝に付けた繭玉をおき火にかざした。三九郎で焼いた繭玉を食べると健康で過ごせると言われ、子どもたちは少し焦げ目のついた繭玉をおいしそうにほおばっていた。新型コロナ渦の影響で見合わせていた
お雑煮やおしるこの振る舞いも6年ぶりに復活。訪れた人は1年の平穏と健康を願いながら三九郎を楽しんでいた。
■1/13;豊科新田区と成相区で市無形民俗文化財の伝統行事「福俵曳き」が行われた。
両区とも法被姿の若衆約20人が稲わらで作られた重さ約60kgの福俵を各区内で曳き回し、威勢のいい掛け声を響かせた。新田区の福俵は新田公民館を出発し、R147を北上して矢原堰で俵を水に漬けて清めた。区長は「区の行事の意識が
新型コロナ禍で薄れてしまったが、昔のように活気ある行事にできれば」と。成相区の福俵は成相コミュニティセンタを出発、八坂神社の境内を流れる川の水で俵を清めた。豊科消防署や安曇野警察署などを巡った。自宅の新築祝いで
福俵の奉納先となった区長は「皆さんにお祝いをしてもらい、さらに盛り上げて楽しい区にしていきたい」と。成相区拝殿前では両区が合流、若衆が各福俵を中心に回りながら、競い合うように何度も豪快に福俵を空中に持ち上げた。
■穂高有明の「Vif穂高」で伝統の「凍り餅」作りが行われている。
Vif穂高では地元産のもち米・もちひかりを使用、2025年は米90kgで2640個を作る。1/5;作業開始〜1/9;終了。凍り餅は蒸した米をつき、長さ8.5cm、幅3.5cm、厚さ1.5cmに切り分ける。和紙で包み一連10個を紐でくくり、水に2日間浸す。
そして軒下に吊す。凍り餅は厳しい寒さがあると出来が良くなる。朝晩の厳しい寒さと、日中に緩むことを繰り返しならが乾燥し、サクサクとした食感に仕上がる。気温が高いとカビることも。昔は多くの家庭で作られ、軒下に吊すのが
風物詩だったが、最近は殆ど見られなくなった。Vif穂高の生産量は15年前に比べると半減したが根強いファンも多いという。3/上まで軒下で乾燥させ、4/下頃から販売予定。「以前は大寒の1/20頃に作業を開始していたが、温暖化の影響か
最近は大寒は冷え込みが足りず、早めに始めるようになった」という。
■〜2025.1/13;16:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では50万個のLEDによるイルミネーションが公園を鮮やかに照らしています。
2024年で20回目を迎えたウインターイルミネーション、2024のテーマは「光輝く機関車の旅」。青く光るイルミネーションで彩られた長さ10mの機関車には乗ることもできます。安曇野の自然をイメージしたイルミネーションが園内に広がり、
音楽に合わせてツリーなどの光が変化する演出も楽しめます。12/14,12/28,2025.1/11;18:30-18:40;花火打上げ。〜12/25;入口ガイドセンタでは高さ3m,直径4mのポインセチア200鉢のポインセチアX'masツリーが展示。
(平日14:30-21:00,土/日/祝;9:30-21:00、休園;12/16,12/30-2025.1/1,1/6、12/23は開園)(入園料;\450/大人,\210/シルバー65歳以上,小中学生・幼児は無料)
(問)国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高管理センタ) TEL 0263-71-5511
■2025.1/6;9:00;穂高有明「Vif穂高」年始営業開始。
年内は12/31;12:00まで営業。2025.1/6;初売り・福引き(\1000/購入金額;1回)。1等は商品券\1000円分、2等は\500分など5等まで。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656
■2025.1/1;元日の松本・安曇野は快晴となり、初日の出を拝む人の姿が見られた。
三郷小倉の「室山アグリパーク」には約100人が朝日を浴びて一年の平穏を願った。前夜に降った雪が積もった広場からは松本平が一望できた。東山から太陽が昇ってくると、拝む人や両手を挙げて喜びを表す人の姿もあった。
■新年を迎え、各地の神社や寺院は初詣をする家族連れなどでにぎわった。
安曇野「穂高神社」は大勢の初詣客でにぎわい、拝殿前には参拝者の長い列ができ、社務所前では、お守りや破魔矢など縁起物を買い求める人が列を作った。
■2025.1/12;「安曇野市二十歳の集い」
集いのテーマは「つなぐ」で過去から現在、未来と時間の流れを意識した企画を通じて人とのつながりの大切さを感じてもらう。「感謝のメッセージカード」(過去)、「トランプdeマッチング」(現在)、将来への決意を短冊に書いて会場に飾る
「決意の一枚」(未来)を用意。対象者約700人の参加を目標にSNSで情報発信する。新たなつながりを生む式典にしたいと実行委。
■1/4-1/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で干支の蛇の飾り物を作る講座を開いた。
来場者は松ぼっくりやクルミの殻など園内で集められた材料で制作。同公園パートナーが考案した飾り物で、干支の動物を題材に講座を毎年開催。ヘビの頭はクルミやクリ、長い舌はコキアの枝、目は木の実や小豆など。参加者は松ぼっくりを
接着剤でくっつけて蛇の胴体を作ったり、綿や折り鶴などで装飾していた。
■〜12/31;穂高有明「アルプガーデン」で毎冬恒例の「シクラメン祭」開催中。
美しく華やかなシクラメンの花々が咲きそろい、「生産直売店で鉢を鑑賞しながらお選びください」。期間中1日先着10鉢限定で\1980以上のシクラメンを\1000円引販売。また、1鉢\680/4-5号鉢のシクラメンを\1780/3鉢、
1鉢\880/5号鉢を\2380/3鉢。
(問アルプガーデン TEL 0263-83-5000
■11/1-12/31;安曇野の蕎麦処で「安曇野新そばまつり」開催中
22店舗では期間限定のおもてなしサービス(★)あり。
有明;★Vif穂高味彩館、★あさかわ、★双葉、★富士尾山荘、★山のたこ平、★志水庵、★伝道、★ままそば。他にはくるまや、大梅、そば勝など。
穂高;★百八、他には田舎家、寿々、上條、一休庵、ごほーでんなど。
豊科;★こばやし、★せきや、★SOBA&CAFE sanpo、★2cv Cafe、★小木曽製粉所安曇野店。他には豊科ばんどこ、一葉、おやじの道楽など。
堀金;★旬彩十味、★そば茶屋堀金店、★割烹よしだ、★そば乃庵はや田、★斉藤農園あぐりす。他にはほりがね物産センタのかあさんのおむすびの店など。
三郷;★庭園みさと、★詠月。他には山麓など。
明科;★かしの樹
(問)安曇野市商工会 TEL 0263-87-9750
■12/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区+大町・松川地区)の来園者数が累計800万人に達した。
2004.7/24;堀金・穂高地区が開園、2009.7.18;大町・松川地区が開園。年間で平均40万人が来園。2024年で20周年。ガイドセンタでは達成記念式典があり、800万人目の来園者は長野の家族で、公園管理センタから認定証と記念品の
年間パスポートを受けた。
2008.7/25;来園者100万人、2010.12/16;200万人、2012.11/17;300万人,2015.8/6;400万人,2017.10/5;500万人、2024.12/25;累計800万人
来場者数;2004;18.8、2005;22.3、2006;23.4、2007;28、2008;28、2009;45.5、2010;43.5、2011;52.2、2012;46.2、2013;38.5、2014;37.4、2015;43.7、2016;43.6、2017;43.3、2018;46.8、2019;51.3万人。
来場者数;コロナ渦;2020;29.7、2021;36.6。2022;44.5、2023年;42.2万人と回復。2024.11/30;31.5万人(累計797万人)
■9/8-12/27;「安曇野市文書館」で小説「安曇野」完結50周年企画「邂逅」
「安曇野」の名を広めるきっかけをつくった安曇野出身の作家・臼井吉見氏の長編小説「安曇野」は1965.6/10;第一部が筑摩書房で発刊、最終巻の第五部は1974.5/31発刊された。2024年で50年の節目。絶版された小説安曇野(文庫本)を
復刊させるため、安曇野市はCF(募集;5/30-8/27,目標100万円,寄付額;238.6万円,支援数;195人)を行った。復刊は2025年2月800セット(セット売り/\7040予定),増刷も検討。今回、臼井吉見関係資料、未公開資料や交流のあった人物からの
書簡、はがき、生原稿など文書館の収蔵資料を約30点展示。講演会(10/20;13:30〜;堀金公民館)。同文書館長は「2000人を超す実在人物を登場させた安曇野は、出会いと対話を根本に据えた臼井の生きざまそのもの」と。
(9:00-17:00,土/祝日休館,入館無料)
(問)安曇野市文書館 TEL -263-71-5123
■12/21;「穂高神社」で年末年始に巫女などを務めるアルバイトの研修会が開かれた。
高大生,短大生ら約30人が参拝客への対応や心構えを学んだ。女性は白衣と朱色の緋袴、男性は白衣と白袴に身を包んで参拝。研修会では、神社の等々力良勝禰宜が「一年の初めにすがすがしくお参りしていただくため、元気よく、
やさしい対応を心掛けてほしい」と。アルバイトは主におみくじや縁起物の販売を担当するため、5種類の熊手の違い、先に球が付いているのが鏑矢、付いていないのが破魔矢といった注意点を学んだ。
■年の瀬を迎え、堀金烏川の小林木工所では餅つきに使う臼を作る作業が最盛期を迎えています。
10月から始めた臼を作る作業は今が最盛期。3年ほど自然乾燥させた樹齢100-150年の水に強く寒風に耐えた県産のケヤキが使われます。直径50cmも丸太をチェーンソーで粗く彫ったあと、ちょうなで深さ20cmまで掘り下げて形を整えます。
最後にかんなで表面をなめらかにし、臼の形に仕上げます。「1つ2つ臼は違うので、気を使いながら臼のよさを最大限生かせるよう製作に励んでいます。大事にしてもらえれば100年以上もつ物なので、家族同様大切にしてもらい、
ついたおいしい餅を食べて正月を迎えてほしい」と。木工所では1月まで臼を作り、全国に出荷。臼の大きさは2升-5升、外径45-60cm、深さ20cm、高さ50cmで10万円-15万円。
(問)小林木工所 TEL 0263-72-2944
■12/中;豊科南穂高の「玄蕃稲荷神社」では、正月の縁起物として松本地域に古くから伝わる太い眉と円いひげの「松本だるま」作りが最盛期を迎えています。
松本だるまは、生糸の生産が盛んだった松本に江戸時代後期から伝わる。神社では山田さんが唯一の作り手で25年以上1人で作っている。だるまを手に取り、接着剤のにかわを眉とひげの形に塗って、黒く染めた木の繊維を貼り付けている。
新年に多くの繭がとれるようにと願いを込めて繭を表した太い眉毛や家族円満を願った丸いひげが特徴。養蚕の当たり年への祈りから胴に「大当」と書いている。高さ約17cm-1mの15種類、年末までに約3000個を作る。「松本だるまを気に
入って毎年買いに来てくれる人もいるのはうれしい。よい年になることを願ってつくっている」と。松本だるまは、正月に松本地域の神社などで販売。人気は25cmのだるま(\3500)
■12/中;豊科南穂高の「玄蕃稲荷神社」の工房では正月の縁起物として松本に古くから伝わる、太い眉毛と丸いひげが特徴的な「松本だるま」の製作が最盛期を迎えています。
「松本だるま」は、養蚕が盛んだった松本に江戸時代後期から伝わるとされ、繭をイメージした太い眉毛や、家族円満を意味する丸いひげが特徴。工房では職人の女性が25年以上にわたって1人で製作、10月から作り始めた正月だるまは
今が最盛期。眉毛やひげには黒く染めた木の繊維が使われ、だるまの顔に貼り付けたあと丁寧に形を整えた。正月の縁起物として18cm-1mまで14種類、3000個のだるまを作る。「誠心誠意、心を込めて作っていますので、来年が明るく
皆さんが笑顔で暮らせる日々が来てくれたらいいなと思います」。「松本だるま」は安曇野や松本の神社などで販売。
■12/14;「穂高神社」で境内のご神木や穂高駅に飾付ける「しめ縄」の交換作業が行われた。
氏子総代や神職など約30人が7本の太いしめ縄を作り直し、新年を迎える準備を整えた。若宮社、拝殿前にある孝養杉、若宮西のケヤキ、仁王石など7ヶ所に飾る長さ2-5m、直径10-15cmのしめ縄を作り直した。大量のわらを足踏み式の
脱穀機ですき、水にぬらしてたたいて柔らかくした。束をより合わせ、わらを継ぎ足し、太く長く延ばしていった。1年を経て色あせたしめ縄が新しいしめ縄に。氏子は、元日に起きた能登半島地震に触れ、「2025年こそ、こうした災害の
ない良い1年を迎えたい」と。
■11/29-12/1,12/6-12/8;16:00-20:00;安曇野「穂高神社」で光のイベント「第13回安曇野神竹灯」が始まった。
頬を刺すような空気の冷たさの中、暖かみのある光に包まれ、幻想的な雰囲気で、まるで光の絨毯の上を歩いているような感じで、竹の筒の中に火を灯されています。11/29;16:00;冷たい雨が止み、訪れた人が火を灯した。
竹灯籠は1万本。炎の揺らめきはイルミネーションとは違った雰囲気で厳かな神社に合っています。安曇野観光協会は「安曇野の冬の風物詩として定着してきました。もっと多くの方に来ていただきたい」。安曇野神竹灯は
九州にゆかりがあり、穂高神社の神様「穂高見命」の姉「豊玉姫」が九州(大分竹田市)で祭られ、里山を守るために行われていたのが竹にあかりを灯すお祭り。
■11/29-12/1,12/6-12/8;16:00-20:00;「穂高神社」で「第13回安曇野神竹灯」
穂高神社に1万本の竹灯籠の灯りが揺らめき、幻想的な世界が広がる。16:00まで参加者による竹灯籠点火可。音楽イベントあり。穂高人形特別展示。キッチンカーなど出店。荒天時は中止。
※安曇野神竹灯
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363
■11/27ー12/1;9:00-17:00;三郷明盛の「貞享義民記念館」で「三郷昆虫クラブ」の「昆虫展」
標本や写真など活動や研究の成果を伝える50点以上を展示し、昆虫の世界から安曇野の今を伝えている。昆虫クラブには小4年-高校生の約20人が所属し、4〜11月に月2回市内で観察会を開催。子供たちは昆虫の調査・研究、幼虫の羽化、
標本作りなどの活動をしている。11/30,12/1;子供たちによるギャラリートーク。オオムラサキ紙飛行機WS。12/1;オオルリシジミ、オオムラサキ、ミヤマカラスアゲハのWSなど。(鑑賞無料,常設展は入館料要)
(問)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550
■スポーツの秋。恒例のマラソン大会をはじめ、中信各地では史跡や名所を訪ね歩いて点数を競う競技「ロゲイニング」が人気。
11/30;10:00-17:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)を主会場に「安曇野堀金ロゲイニング2024」
安曇野の田園、りんご畑、道祖神・双体道祖神、穂高川河川敷、大王わさび農園、安曇野わさび田湧水群、穂高神社、安曇野の里、水色の時、長峰山、旧篠ノ井線廃線敷、三五山TNなど安曇野の名所を歩く。
今回は3H/5Hの2部門でチーム・ソロ。(定員;300名,5H;\5000/一般,\1000/大学生以下,3H;\3000/一般,\1000/大学生以下,定員になり次第締切)
(問)信州安曇野ロゲイニング実行委員会(安曇野市観光課) TEL 0263-71-2000(平日9:00-17:00)
■リンゴの主力品種「ふじ」で胴割れが発生。
県農政部によると、2024年夏の記録的な猛暑で日焼けが起きた上に、10-11月の雨で急激な果実の肥大が生じ、裂傷につながったとみられる。
■11/下;豊科にある市天然記念物「吉野荒井堂の大銀杏」が黄葉し見頃。
ギンナンが実らない雄株で樹高33m、直径2.3m、樹齢は推定350年以上の巨木で、小さなお堂のある広場で、周辺の田園地帯にどっしりと立ち、遠くからでも望める大樹。鮮やかな真っ黄色の装いで一際目立つイチョウの木は昔から地域で愛されている。
大正時代には養蚕のため、木に幟竿を結わえ、白旗は晴れ、赤は曇り、青は雨として天気予報を知らせたと言われる。1975.9月豊科町指定天然記念物指定。2008.9月安曇野市指定文化財。長野道安曇野ICから南西1km。
■11/下;松本や安曇野の民家やお店に吊るされた「柿すだれ」は冬の訪れを感じる。
安曇野の古民家では柿が民家の軒下に吊るされ、オレンジ色の彩りを見せています。渋柿にはタンニンというにがみ成分があり、可溶性(口の中で溶ける)がありにがく感じる。柿が熟すと不溶化し、熟した柿は甘くなる。渋柿は渋みがあるが甘みは強く、
甘柿の糖度は15-16度、渋柿は20度。渋柿の皮をむいて天日干しすると干し柿は糖度50度と、干し柿の甘味は甘柿の約4倍に。
■豊科新田、成相区で2025年1月の「豊科あめ市」の準備が進んでいる。
11/16-11/17;「福俵曳き」に使う大小の福俵や「御柱立て」の御柱に飾り付ける巾着を製作している。11/16;新田神社では幅70cm、直径40cm、重さ60-70kgの大俵を男衆が作った。芯の製作には約70束もの稲わらを使い、街中で曳き回す際に
緩まないように皆で力を合わせて固く締め上げながら円柱の形に整えた。成相コミュニティセンタでは福俵に加え、女性が巾着を製作。寄付された着物などの生地を赤い糸で丁寧に手縫いし、5円玉をくくりつけた。12月にもみ殻を詰めて
完成させた後、御柱立て当日に、福俵や「柳花」とともに54個を御柱に飾り付けてセンタ隣に立てる。福俵曳きは2025.1/13、御柱立ては新田が2025.1/4、成相が2025.1/5。「福俵が自宅近くを通ったら沿道に出て盛り上げてほしい」と。
■10/11-11/17;「穂高地区文化祭」
毎秋、穂高地区文化祭として市内の愛好家や団体・個人が丹精込めて育てた菊の花、盆栽、山野草などを展示。
10/11-10/14;9:00-16:00;「穂高神社」で「盆栽・山野草展」
11/1-11/17;9:00-15:00;「あづみ野菊花展」
10/28-11/17;「穂高神社」で「穂高人形飾り物展」
■11/中;穂高「碌山美術館」では紅葉が見頃。
敷地内のモミジやケヤキ、シラカバなどの木が赤、オレンジ、黄色に色づき、紅葉したツタが絡まるれんが造りの「碌山館」と共演。例年は11/3「文化の日」頃が見頃だが、2024年は猛暑の影響で色づきは例年より10日ほど遅かった。
■11/12;安曇野の南安曇農高の生徒がリンゴを収穫した。
同校のリンゴ農園で高校生が育てた「フジ」(300個)を警察官や地域のボランティアらと一緒に収穫。リンゴの表面には「はんざいぼうし」の文字と、安曇野警察署で4月にデビューしたイメージキャラクター「龍まるくん」のイラストが
デザインされています。防犯意識を高めてもらおうと犯罪を「断つ」(龍)。収穫したリンゴは12月啓発活動などで配られるという。
■11/11;豊科に本社を置くの「VAIO」(バイオ)をノジマが買収する。
ノジマは225店舗を展開する大手家電量販店、VAIOの発行済み株式の93%を取得し子会社化。買収額は112億円、2025年1月に手続きを完了予定。ノジマはPC販売を強化するのが狙いで、「VAIOの高い品質を維持しながら成長をサポートする」。
VAIOは社名とブランド名に変更はない。VAIOはソニーが1996年に発売したPCのブランド名。VAIOはソニーの業績悪化でPC事業を分離、2014年2月に日本産業パートナーズに譲渡、ソニー・日本産業パートナーズの両社により、2014年5月設立。
安曇野の本社工場を拠点に高性能・高品質のPCを提供。VAIOは法人向けが主体であったが、近年は個人向けを再び拡充。2024年5月期の売上高は421億円、純利益は9億円で、2年連続で過去最高を更新。従業員は約360人。
■11/9-11/10;8:30〜;穂高有明の「Vif穂高」で「21周年記念 秋の安曇野まるしぇ」開催。
生産者による農産物の対面販売。新そば粉、新米、白菜、リンゴなどを販売。五平餅やりんごケーキなども販売。毎年恒例の「牧大根まつり」は11/30まで開催中。そば処「味彩館」では地元産長ネギを使った「新そば」を提供(11:00-14:00)。
11/10;9:30;「ふれあい体験館」では障がい福祉施設事業所による手作り作品の販売会。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656
■9/13-11/4;大北・安曇野の5市町村と17の美術館などでつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、ARを体験するイベントを北アルプス国際芸術祭の会期に合わせて開催。
同協議会加盟14館で始まった。安曇野ビンサンチ美術館の北山さん、CG・AR作家の大澤さんの制作指導のもと、各館で初めての制作。各館ではオリジナルのAR作品を展示、新たなアートの可能性や楽しみ方を提案。
9/13-11/4;同時にスタンプラリー開催。安曇野アートライン加盟館(全17館)で2館以上入館、オリジナルグッズ進呈。
AR作品展示館;(安曇野)碌山美術館、豊科近代美術館、田淵行男記念館、安曇野高橋節郎記念美術館、絵本美術館&コテージ森のおうち、安曇野ビンサンチ美術館、安曇野山岳美術館、征矢野久水彩館、TRIAD IIDA-KAN(飯田善國)、
国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)、(松川村)安曇野ちひろ美術館、(池田町)北アルプス展望美術館、(大町)大町山岳博物館、(白馬)菊池哲男山岳フォトアートギャラリー
(問)安曇野アートライン推進協議会(代表館;豊科近代美術館) TEL 0263-73-5638
■11/1-11/4;「安曇野スタイル2024」開催。
安曇野の魅力を全国へ発信しようとアート・クラフトを中心に、アトリエや工房を公開し、ギャラリー、クラフトショップ、体験WS開催など。近年は食事処、宿泊施設なども参加し、計140軒が参加。安曇野の大きなイベントとなり、
安曇野の文化を発信。来場者は安曇野を巡り歩き、安曇野の魅力に触れている。2023年は1.8万人、多い年には2.6万人が来場。安曇野市内4割,市外6割,県外3割。ガイドブック配布は9/末頃予定。
■11/1-11/4;秋の安曇野でクラフト工房やギャラリーなどを巡る「安曇野スタイル」が安曇野と池田町、松川村の74ヶ所で始まった。
「安曇野の魅力を多くの方にもっと知ってもらいたい」という思いから2004年に開始、2024で19回目。2024年のテーマはサスティナブルな未来へ続く。ギャラリーや美術館、工房、飲食店、宿泊施設など約100店舗が参加、工芸作家らが
作品を展示・販売、WSなど、店舗では限定メニュの提供も。
11/2;13:00;映画「マイクロプラスチックストーリー ぼくらがつくる2050年」の上映会とWS、11/4;15:00;スタイルトーク「繋がりとこれから」を行う。
13ヶ所のフォトスポット3ヶ所以上で撮影して、ハッシュタグ「#ずくロゲ2024」を付けてInstagramに投稿。安曇野市観光協会に提示すると商品券、バック、キーホルダー、箸置きなどクラフト作品がもらえる。
※安曇野スタイル
■11/4;豊科南穂高の「あづみ野ガラス工房」で「あづみ野ガラスデザインコンテスト」の授与式が「穂高交流学習センターみらい」で開かれた。
花器をテーマに募ったデザイン画195点からオリジナル性や地域性などを観点に、3点(「可憐な人」,「涼しさや金魚と共に泳ぎたい」,「安曇野の春」)を選んだ。コンテストは2024年で3回目、応募数は過去最多。〜11/30;同センタで
作品3点を含めて展示。制作過程やデザイン画なども展示。
■11/2-11/3;穂高神社で安曇野産の食材を使った「信州安曇野食の感謝祭」が始まった。
スイーツ、グルメ、友好都市の物産品などを販売する76のブースが出店。わさび丼、信州サーモンのバーガー・ピザ・天丼のほか、野菜のスイーツ、地酒など。新そばはなし。
■安曇野の「林道烏川線」で改良工事(落石防護柵設置工事)
11/1-2025.1/14;11/29〜;林道冬季閉鎖予定。(ほりでーゆ〜四季の郷〜ツツジ園手前) 蝶ヶ岳・前常念岳への登山は注意。
車両通行止め(8:30-10:00,10:15-11:45,12:45-15:00,15:15-16:30)、歩行者は通行可。上記の時間外は片側交互通行可。土/日/祝;終日通行可。
■10/30;安曇野で主力品種のリンゴ「サンふじ」の出荷が始まった。
真っ赤に色づいた「サンふじ」。サンふじは糖度と酸味のバランスが良く「リンゴの王様」と呼ばれています。JAあづみ管内では600軒の農家がサンふじを生産。10/30;出荷初日は600ケース(1ケース10kg)・6tのリンゴが持ち込まれ、
検査員が大きさや表面に傷がないかなどを確認、等級別に分ける選果作業が行われた。選果所ではスタッフが目視確認し、ベルトコンベヤーに乗せ、光センサで大きさや糖度を判定し、特秀から良の5段階に分けて箱詰めされた。
JAあづみによれば、2024年は夏の猛暑の影響で生育が心配されたが、このところの寒暖差で色づきも良く、大きさや甘み、酸味のバランスがいいリンゴに仕上がったという。出荷量は霜の被害があった2023年より1000t多い2700t(27万ケース)を
見込んでいます。JAあづみりんご部会は「安曇野は他の産地と比べて寒暖の差があり、非常に恵まれた場所。糖度は乗り食感も良く仕上がっています」。サンふじは県内や東京、九州などで販売。出荷は12/中まで続きます。サンふじの
出荷量は県内一、年末の贈答用としても人気があります。
■農産物直売所では生産農家が持ち込んだ農産物などが販売されています。
旬を迎える秋の果物や野菜を販売。新米の他、秋のりんごシナノスイート、シナノゴールド(10/末〜)や白菜・大根・ネギなどの秋の野菜も発売中。
■10/26-10/27;明科でハロウィーンイベント開催。
「安曇野アップルハロウィーン」と題し、JR明科駅、旧国鉄篠ノ井線廃線敷、龍門渕公園で多彩な催しが行われ、ハロウィーンムードに包まれる。明科駅周辺まちづくり委員会、JR東、明科山族団、北アルプスワインぶどう研究会などが実施主体、同時開催は初。
10/27;10:00-16:00;「明科駅」では駅前が歩行者天国に、仮装コンテストや多彩なブースでの販売、ステージ発表など。
10/26-10/27;10:00-15:00;廃線敷エリアはお化けかぼちゃで装飾、WSやマルシェなど。
10/26-10/27;10:00-16:00;「龍門渕公園」では「信州安曇野ワインマルシェ」と題して地元産ワインの試飲・販売など。
■安曇野で「芸術の秋」の文化祭や展示会が行われています。
日頃の文化・芸術活動の成果を伝える作品が会場に並んでいます。10/25-10/27;穂高会館では「穂高文化祭」が始まった。主に穂高で活動する団体や個人の作品を集めた「総合美術展」と「芸能まつり」が行われています。
総合美術展には348作品が並ぶ。総合美術展は9:00-17:00、芸能まつりは9:30-12:00。
■10/27;安曇野在住の外国人による「日本語deスピーチ大会&対話会」が「豊科交流学習センタ・きぼう」で開かれた。
安曇野市内の日本語教室などで日本語を学び、日本語で自らの体験を語った。主催団体によると、市内には38の国・地域から来た外国人が約1600人いるという。
■9/7-10/14;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「秋のコスモス・花フェスタ」開催。
秋の風物詩「コスモス」。田園文化ゾーンの段々原っぱや4500uの花壇に「ダブルクリック」や「シーシェル」などの12種類、18万本のコスモスの花が楽しめます。
里山文化ゾーンの岩原区(2.5ha)では、春は菜の花、秋は80万本のキバナコスモスが一面に咲きます。穂高口では3万本のジニアもまだ見られます。
9/14-9/16,9/21-9/23,9/28-10/14;コスモスのクラフト・押し花など(\300〜)。9/7;13:00;キバナコスモス畑でコンサート(無料)。9/7-9/8;キバナコスモスガイドツアー(無料)。
9/14-9/15;ジニア摘み取り(無料)、9/28-9/29;キバナコスモス摘み取り(無料)、10/12-10/14;コスモス摘み取り(無料)。10/5-10/6;入園無料。
9/16;岩原口で馬耕実演。馬による農耕作業。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511
■10/12-10/13;明科七貴の「荻原神社」で、安曇野市無形民俗文化財指定の「お船祭り」が営まれた。
荻原区の住民たちが、武者人形を飾った長さ約14m、高さ約6mの船を曳行、秋祭りを楽しんだ。船の飾りは、戦国武将の直江兼続と最上義光の戦いがテーマ。10/13;19:00;宵祭りでは提灯を持った氏子たちが先導して荻原公民館を出発。
船の飾りはろうそくで照らされ、笛や太鼓などお囃子が賑やかに鳴り響き、神社へ向かった。神社では浦安の舞の奉納。10/14;本祭りでも住民たちが船を曳いた。荻原では住民の高齢化や人口減少が進み、祭りの継承が心配されている。
区長は「今回は移住者を含め多くの若い人が船づくりなど祭りに参加してくれたのが何よりうれしい」と。
■10/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でコスモスの花が満開。
田園文化ゾーンの4500uに約18万本が植えられ、八重咲きのダブルクリック、花びらが筒状のシーシェルなど12品種で、白、ピンク、紫など多彩。10/12-10/14;9;30-16:30;コスモスの摘み取り体験。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511
■安曇野では秋の味覚「クリ」の収穫が最盛期。
穂高柏原の畑ではクリの生産販売を行っている「信州あづみ野栗」が地面に落ちたイガをむいてクリを拾い集めていた。会社ではクリの特産化を目指し、安曇野と松本で計6haの畑で2000本のクリの木を育てています。収穫は9/上から始まり
今がピーク。2024年は遅霜の影響がなく、秋にかけて雨が多く降ったため、大きくつややかな実ができたという。「鮮度が落ちるので、できるだけ早く拾うというのが大事。甘いクリを楽しんでほしい」と。
■10/2;安曇野産リンゴの中生種の主力品種「シナノスイート」の出荷が始まった。
三郷温のJAあづみ果実中央選果所では、傷の有無や糖度、大きさで分ける選果作業が行われ、初日は県内、首都圏や関西などへ1000ケース(1ケース10kg)が出荷された。シナノスイートは糖度が高く、酸味が少なく、みずみずしいのが特徴。
選果所では、目視で傷の有無を確認、ベルトコンベヤーに乗せ、光センサーで大きさや糖度を判定、特秀・秀・優・良の4段階に分けて箱詰めした。JAあづみは「2024年は味も見た目もよく、大変いい出来になった。凍霜害もなく、収量も
期待できる」と。シナノスイートの出荷は10/下まで、前年より2万ケース多い10.5万ケースの出荷を見込んでいる。
■10/2;安曇野では長野県生まれのリンゴの品種「シナノスイート」の出荷が始まった。
JAあづみ果実中央選果所には赤く色づいた「シナノスイート」が持ち込まれた。選果場ではスタッフが傷がないか確認し、光センサーで大きさや糖度を測定。2024年は残暑が続いた影響で色づきが遅れたが、天候に恵まれ味や品質は上々という。
シナノスイートは1993年に開発された品種で糖度が高くみずみずしいのが特徴。JAあづみは「ここ数年、出荷量が少ない年が多かったが、2024年は豊作といえる。ご家族みんなで食べていただきたい」
JAあづみでは10/下までに10.5万ケースの出荷を見込み、首都圏や関西などに出荷される。
※安曇野市は面積331kuで、森林(25.6%)、田んぼ(16.6%)、宅地(7.8%)、畑(5.4%)、原野(3.0%)など(2021年度)
安曇野の田んぼの耕地面積(5040ha)は県内1位、そば畑の作付面積(473ha)は県内1位。りんご畑の作付面積(435ha)は県内3位。
安曇野の主要な農産物の収穫量は米(水稲)(20300t)、小麦(2130t)、たまねぎ(1230t)、水わさび(867t)は県内1位。(2020-2022年度)
北ア山麓に広がる安曇野のりんご畑は標高600-700mの扇状地にあり、雨が少なく一日の気温差が大きく、りんご栽培に適した土地。安曇野市のりんごの収穫量(11100t)は全国18位・県内5位。
中信のりんごの産地は松本梓川、安曇野三郷・堀金・穂高、松川村、大町市など。
りんご収穫量(2006年度)は長野市(38300t);全国2位・県内1位。松本市(14000t);全国14位・県内2位。大町市(1480t);全国67位,県内23位、松川村(751t);全国100位県内37位。
■リンゴ生産の大多数を占めるのは、9月に最盛期を迎えた「サンつがる」(生産量2位)と、11月以降の「サンふじ」(生産量1位)
リンゴは県産オリジナルの中生種「りんご3兄弟」。信州では主なりんごの品種として、シナノリップ、つがる、千秋、紅玉、ゴールデンデリシャス、ジョナゴールド、王林、サンふじ、秋映、陽光などを栽培していますが、
早生種の「つがる」と晩成種の「ふじ」が主要で、栽培面積は「ふじ」と「つがる」で全体の70-80%を占めています。8/上-8/中;夏りんご「シナノリップ」、つがるは8/下〜(2024.8/17出荷)、秋映は9/中〜、シナノスイートは
10/上〜(2024.10/2出荷)、シナノゴールドは10/下〜、サンふじは11/下〜収穫。これまでに「シナノスイート」(ふじとつがるを交配)、「シナノゴールド」(ゴールデンデリシャスと千秋を交配)、「秋映」(千秋につがるを交配)を開発。
「秋映」(1993年品種登録)は濃い紅色で、甘味と酸味のバランスがよく果汁がたっぷり。
「シナノスイート」(1993年品種登録)は鮮やかな赤色で、酸味は少なく甘味が強い、ふじと味が似ています。果汁がたっっぷりで甘さも抜群。
「シナノゴールド」(1999年品種登録)は黄色で、甘味と酸味とも強く、パリッとした歯ごたえがあります。
■9/26-9/27;安曇野「穂高神社」で県無形民俗文化財指定の「御船祭り」が開かれた。
高さ6m・長さ12m・幅3mの巨大なお船(大人船)には歴史上の名場面や人物を表現した穂高人形などで飾り付けられています。お船は穂高区と、穂高町区・等々力町区のもの。2024年の飾りは戦国武将の武田信玄と上杉謙信が戦う「血戦川中島」と、
能登に伝わる妖怪にまつわる「猿鬼伝説」。船中には笛や太鼓、鐘などのお囃子隊が乗り込みます。木の枝を組むなるの新木で、前に張り出すように「男腹」、後ろに張り出すように「女腹」を作り、この船首と船尾には男女の着物が飾られます。
着物を奉納した人は健康で過ごせるという信仰があり、お船は色とりどりの着物で彩られています。着物が取られた御船の骨組みが姿を現します。お船は鳥居をくぐり、境内に曳き入れられ、拝殿前の神楽殿を廻る。子供船3台に続き、にぎやかな
お囃子の音色と威勢の良い氏子衆の掛け声が上がる中、巨大な大人船2台はメキメキッときしむ音が境内に響き、4回ほど激しくぶつかり合います。衝突は子孫繁栄や五穀豊穣を願うもの。拝殿前には観光客など大勢の見物客が押し寄せ、境内は
熱気に包まれた。穂高神社は九州で海運を司っていた安曇族が祀っている「穂高見命」を祭神としています。海族・安曇族の戦いの勇ましさ、誇りを彷彿とさせます。
穂高神社の奥宮は「上高地」「明神池」に、嶺宮は「奥穂高岳」山頂に鎮座。毎年10/8;「明神池では「お船祭り」が行われます。木々が紅葉し始める「明神池」は明神岳の麓、静まるかえったお池には龍頭鷁首をつけた2艘の船が進みます。
平安装束に身を包んだ神官が雅楽の調べとともにお船で周遊します。龍は水を渡るのに最も速く、鷁は風に堪えるのに最も強いと言われ、妖気を払い吉祥を招くと云われます。平安絵巻を思わせる雅な光景が広がります。
■9/27;「穂高神社」で「御船祭り」が行われ、曳行に外国人参加。
船形の山車「御船」の曳き手に氏子以外の外国人が初めて加わった。安曇野市観光協会の体験ツアーに参加したALTで日本文化を体感したい外国人と、曳き手集めに苦労する地元の思いが一致。国籍を超えて曳行は盛り上がった。
穂高町区と等々力町区が合同で曳く長さ12m、高さ6mの巨大な大人船に、英国、米国、フィリピンなどの国籍のALT6人が加わった。参加した外国人は「お囃子を聞きながら皆で引っ張るのは楽しい」。「何故船形なのか。そのルーツが
海から来た安曇族だと知った」。同協会は「安曇野を知り、御船祭りに関心を持ってもらうことで経済や地域力のアップにつなげたい」と。
■9/26-9/27;「穂高神社」で開く伝統の「御船祭り」を前に、9/8;「子供船」を子どもらが引く「子供祭り」が開かれた。
穂高、等々力町、穂高町の地元3区の子どもたちが威勢よく船を引いて約3-5kmの各区内を回り、境内に運び込んだ。御船祭りは県無形民俗文化財に指定。子供祭りは船のえい航やお囃子に子どもたちが参加する機会をつくろうと、
1958年に始まった。3つの船の上には笛や太鼓の祭りばやしを奏でる子供たちが乗り、歴史上の出来事や民話を基に作られた人形が飾られた。
■9/26-9/27;「穂高神社」で行われる「御船祭」に向けて、9/2;穂高等々力町区の子供たちが奉納される子供船の「後ろ幕」に背景画を描いた。
飾り物の制作を担う地元の穂高人形保存会牛流教室・七星会が、少しでも子供たちに携わってもらい将来の後継者育成につなげようと企画。平安の武将・源頼光が妖鬼・酒呑童子を退治する場面を穂高人形で表現した飾り物の雰囲気を盛り上げる。
御船祭で奉納される等々力町区の子供船のテーマは「妖鬼大江山」。源頼光らが不気味な鬼の姿を現わした酒呑童子の首と手をはねる場面を巧みに表現。鬼を題材にしたのは今回が初めてという。後ろ幕は2.5m四方の布で、おはやしを担当する
小中学生が赤色とオレンジ色のスプレー塗料を使って建物が燃えさかる様子を描いた。
■9/20-9/21;安曇野の新鮮な農産物や農産加工品をJR中央線の「特急あずさ」で新宿へ運び、「安曇野市×あずさマルシェ」開催。
9/20-9/21;13:00-20:00;「JR新宿ミライナタワー」で「マルシェ」開催。売切れ次第終了。安曇野市と地元生産者らが連携し、安曇野の農産物と、豊かな自然、観光地、移住先としての魅力をPRする。2022年にスタートし、2024年で3年目。
JR東日本の荷物輸送サービス「はこビュン」を利用。11:10松本発、13:45新宿着のあずさ22号に朝採れのスイートコーン、リンゴ、ブドウなどを運び、14:00〜発売する。安曇野生まれの夏秋イチゴの新品種「あまあづみ」や、おやき、
トマトジュース、果物ジャム、トマトケチャップ、地ビールなどの加工品も販売。店内には稲穂を飾付けて田園風景を再現し、安曇野産米をPRする。市農政課は「あずさで運んだ秋の実りをきっかけに、あずさで安曇野に行ってみたいと
思ってもらえたら」と。
■9/21-9/22;穂高有明の「Vif穂高」で「新米フェアー」開催。
松本・安曇野でも農産物直売所やスーパーでも新米が出回ってきました。2/3/5kgの安曇野産のおいしい新米を販売。新米で炊いたお弁当・おにぎりも販売。彼岸用生花も販売。
(問)VIF穂高 TEL 0263-81-5656
■9/21;穂高有明の住民有志らによる「安曇野ほうきプロジェクト」は立足区内の施設で「手ぼうき」の製作講座を開いた。
農作物を食い荒らすニホンザルの対策として遊休農地で栽培したホウキモロコシの穂を使い、市内外の25人が昔ながらのほうき作りを楽しんだ。プロジェクト2年目で「安曇野ほうき」を地域の特産品にすることを目指す。
5月の種まきから草取り、収穫、脱穀、ほうき作りに至る。10aで栽培したホウキモロコシは猿に荒らされることもなく、穂をたくさん収穫できたという。ほうき作りは立足区内の農家らが講師を務め、芯にホウキモロコシの穂を
13-17本巻き付けて縛り、糸を編み込んでいった。ホウキモロコシのほうきはしなやかで丈夫で使いやすいという。
■9/18;14:00;三郷温の「JAあづみ果実中央選果所」で「安曇野シルバー人材センタ」が「りんご作業講習会」を開く。
講習会ではJA職員がリンゴの葉摘みや玉回しを説明し、リンゴ園で実際に作業を行う。真っ赤なりんごを作るために葉摘みや玉回しは重要な作業。りんごの着色には日光が欠かせない。葉摘みは果実全体に日光を当てムラなく赤くするために
周囲の葉を摘み取ること。玉まわしは日光が当たっていない面を日の当たる方向に向ける作業。(締切;9/12,参加無料,60才以上)
■9/16;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の里山文化ゾーンで馬と触れ合うイベントが開かれた。
子供たちが馬耕や乗馬を体験、棚田が広がるのどかな風景を楽しんだ。馬耕体験は岩原口の棚田の畑で行われ、農耕馬が引く専用のすきの柄を参加者が両手で支えながら馬の後ろをついて歩いた。土を掘る深さや角度を調整しつつ馬の
歩行ペースに合わせて耕すにはこつが必要で、体験した小学生は「すきが斜めに傾いてしまう。バランスを取るのが難しい」と。9/15-9/16;岩原エリアでは乗馬体験が行われ、子供たちは棚田を染める満開のキバナコスモスを見渡しながら
馬との散歩を楽しんでいた。
■9/中;米どころの安曇野では収穫が真っ盛り。田んぼではコシヒカリを収穫とはぜ掛けが行われている。作況は良好という。
黄金色の穂を垂らす稲をバインダーで刈り取る。大規模農家ではコンバインで稲の刈り取り・脱穀・選別まで行うが、小規模農家ではバインダーで刈り取りと結束のみ行う。
収穫後には「はぜ掛け」。はぜかけの風景は秋の風物詩ですが、近年は農家の高齢化、農作業の効率化・機械化で刈ったそばから脱穀と乾燥まで行うため、はぜ掛けは減っています。そんな中、安曇野や
松川村、小谷村ではまだ良く見かけます。湿度の低い秋の日差しの下で、支柱に棒状の木を渡して高さ約1.5mのはぜをつくります。稲ははぜ棒に2段に掛けます。下段は束ねた1束を均等ではなく1対9〜2対8に割り掛け、交互に掛けていく。
その上には均等に割った束を重ねます。最後に稲に雨が浸み込まないように、雨から守るためにブルーシートを掛けます。全体に掛けると乾きにくいため、上部だけにします。天候にもよりますが、約2週間天日干します。天日干しにすることで
ゆっくりと乾燥するため、水分が減り、コメの旨みがギュッと詰って良質な米となり、おいしさが違うと言われます。長期保存もききます。米を干すとアミノ酸と糖が高くなり、わらの油や栄養と甘みが米粒に降りて、旨味が増すと云われます。
安曇野・大北の農産物直売所でも新米の季節を迎え、この時期は彼岸花なども販売中。9/21-9/23;豊科南穂高「安曇野スイス村ハイジの里」では「新米まつり&お彼岸」、9/21-9/22;穂高有明「Vif穂高」で「新米フェア」、彼岸花も発売。
道の駅「寄って停まつかわ」では松川村の新米こしひかりやりんごのさんさ・サンつがる、ぶどうなどを発売中。
■9/中;安曇野のそば畑で開花した白いソバと収穫期を迎えた稲穂がパッチワークのよう。
白い花と黄金色の稲穂のコントラストが映え、真夏日でも秋めいた光景が広がっています。稲刈りの時期でも暑いと汗を流しながら農家は稲刈りを進めています。近年、安曇野では米の転作でそば畑が多くなりました。
■初秋の「長峰山」から安曇野の田園風景を眺める。
「拾ヶ堰」沿いの堀金烏川、穂高栢原、「犀川」沿いの豊科南穂高、北穂高、明科光・中川手、「高瀬川」沿いの明科七貴、池田町会染付近は一面の田んぼが広がっています。既に稲刈りの終わったところ、これから稲刈りが行われる
黄金色の稲穂、そばの白い花で彩られ、パッチワ−クのよう。
■松本や安曇野では稲刈りの季節を迎えた。
実りを迎えた黄金色の稲穂をコンバインが次々と刈り取っている。今週からはコシヒカリの収穫が本格化し、稲刈りは10/初まで続く。小規模農家による稲刈りは来週末に本格化。店頭での米の品薄状況はもうすぐ解消されそう。
■7/23-9/13;安曇野市は2025年3月に姉妹都市のオーストリア・クラムザッハ町へ派遣する青少年の募集を始めた。
姉妹都市締結から31年、若い世代同士の交流を促して関係の継続、発展につなげる。
1985年に旧豊科町に「あづみ野ガラス工房」が開設、1986年に町民有志が欧州唯一の国立ガラス専門学校があったクラムザッハを訪ねた縁で交流がスタート。1993年に姉妹都市提携を結び、相互に訪問団を派遣するなどして交流を深めた。
安曇野市の青少年の派遣は2012年3月以来の2回目。募集は高校生相当の8人以内で2025.3/9-3/22に訪問予定。参加費は1人10万円。クラムザッハでホームステイし、ウィーンやザルツブルクなどを見学。「安曇野市がクラムザッハとの交流を
継続・発展するために私ができること」をテーマに書いた作文と申請書類を市政策経営課に提出。書類審査、面接を行って派遣者を決める。
■9/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の堀金岩原では2.5haの畑に80万本のキバナコスモスが咲き誇り、見頃。
花は7/中に種を蒔き、例年通り、9/上に見頃を迎えた。キバナコスモスは9/下まで楽しめる。9/28-9/29;コスモスの摘み取り体験。
■9/6;米の品薄状態が続く中、県内有数の米どころ安曇野で、農協としては今シーズン初めてとなる主力品種「コシヒカリ」の新米の初検査が行われた。
JAあづみ農業倉庫には、収穫された「コシヒカリ」10tが持ち込まれ、JA職員が米にひびが入る「胴割れ」がないか粒の形や色つやを確かめたあと、検査器で水分量を計測した。平均水分量は14.8%(目安は14.5%)。2024年は気温の高い日が
続いたことから、水の管理などに気をつけて生産されたという。検査ではすべて品質が最も高い「1等米」。JAあづみでは、例年並みの1.2万tの「コシヒカリ」が収穫される見込み。JAあづみ堀金地域営農センタは「2024年は品質もよく
収穫量も見込めます。他の産地に負けないコシヒカリになりますので、安曇野産コシヒカリをご賞味いただきたい」と。肥料や燃料などが高止まりで生産コストの上昇と、需要の高まりで米の店頭価格は2023年よりも高くなりそう。
安曇野のコシヒカリは10/上まで収穫が続き、「コシヒカリ」の新米は、9/21頃から店頭に並ぶ見込み。
■稲刈りが始まった安曇野。いよいよ「新米」の季節
豊科南穂高にある農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」では生産者が直接持ち込んだ新米の販売が先週から始まった。まだ数軒の農家で、入荷が安定するのはもう少し先になりそう。
9/8〜:松本今井の道の駅「今井恵みの里」ではわせ品種ひ「とめぼれ」が入荷予定。主力品種の「あきたこまち」や「こしひかり」は刈り取りや出荷時期を調整中という。JA松本ハイランドが運営する直売所では、2023年米は完売し品薄の店舗が多い。
9/10以降には新米のこしひかりが入荷予定。松本平や安曇野では例年9月3連休が稲刈りのピ−クで、例年よりも少し早く、今週末(9/7-9/8)に稲刈りが行われるところも多い。
農産物直売所などでは早ければ、来週後半には新米入荷を見込む。JAは「中信では台風10号の影響が少なかったのが救いした」と。
昔は稲刈りで刈り取った稲は「はぜ掛け」して天日で乾燥させていた。信州の美しい山並みと、はぜかけの風景は秋の風物詩だったが、近年は、はぜ掛けする農家はだいぶ減ってきた。乾燥が終わると脱穀、脱穀が終わると臼で籾すりして玄米になる。
はぜ掛けは安曇野や大北(松川村,池田町,大町,白馬,小谷)の一部の田んぼではまだまだ見られます。今ではコンバインで稲刈りと脱穀が同時に行われ、脱穀した籾は乾燥機で乾燥され、乾燥後、直売所に出荷する生産者が多い。
■〜9/1;9:00-21:00;「三郷交流学習センタ・ゆりのき」で「豊科近代美術館」が主催する展覧会を開催中。
現在、「市豊科近代美術館」は大規模改修工事中で、2025.8/末まで長期休館。同館の「移動展」で、信州美術会副会長などを務めた三郷明盛出身の画家・山晃さんを特集した。同館が収蔵する絵画19点と遺族所有の「瓦絵」3点など大作が並ぶ。
毎火/金に学芸員によるおしゃべりタイムあり。(観覧無料)
2024年度は豊科交流学習センター・きぼうとゆりのきにて4つの移動展を開く予定。
(問)同館仮事務所 TEL 0263-73-5638
■7/初-8/末;「穂高神社」の境内にある神楽殿にて「風鈴まつり」開催中。
本殿前の神楽殿の軒先には様々な風鈴が飾られ、風にそよぐ風鈴の音色がさわやか。風鈴の音色には悪魔退散、厄難消除の霊力があるとされています。風鈴の短冊にはいろいろな願い事が。
■8/下;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で色とりどりの「ジニア」の花が咲き誇っています。
ジニアは暑さや乾燥に強く、白や黄、赤、オレンジなど色とりどりの花が咲き、開花期間は長く次々と咲き続けます。8/初に咲き始め、8/下に見頃、9/下まで楽しめそう。里山文化ゾーンの堀金口の花壇と棚田エリアの最下段の計1.2万uで
22万本が咲く。2024年は新たに田園文化ゾーンの穂高口の花壇2100uで八重咲きの品種「ジーデコ」が3.4万が植えらた。9/14-9/16;摘み取り体験あり。(参加無料)
例年、秋には段々原っぱや花壇では16万本のコスモスの花が咲き、岩原口ではキバナコスモス畑(2.5ha)では80万本のオレンジのお花畑。見頃は9/下〜10/中。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511
■8/27;台風の接近が心配され、県内有数の米どころ安曇野では早くも「稲刈り」が始まった。
豊科の宮澤さんの田んぼではコンバインで、4/下に植えた主力の「コシヒカリ」の刈り取りが始まった。「豊作と思っています。台風の影響で稲が寝ちゃうと品質が悪くなっちゃう。ここで進路が逸れてもらえればいいんですけど」。
6/中以降の暑さで、生育は例年より1週間から10日ほど早く、品質が低下しないようにJAが早めの稲刈りを呼びかけています。コメ不足の中、JAあづみでは例年並みの1.2万tの出荷を予定。9/中に稲刈りが本格化します。
■8/27;米どころの安曇野で早くも「稲刈り」が始まった。
豊科高家の水田では宮沢さんが大型コンバインで刈り取り。あづみ農協によると、安曇野では最も早い収穫。この日は水田40haの1haでコシヒカリを収穫。「コメ不足と言われる中、農家も一生懸命作っている。今年も最高のコメを収穫できた。
安曇野産のお米は本当においしい。米が出回るので待っていてほしい」と。JA管内の米作付面積は約2100ha、例年並みの1.2万tの集荷を見込む。2024年は猛暑の影響で例年より7〜10日生育が早く、粒が割れる「胴割れ」が懸念されたが作柄は
良好という。管内の収穫は9/中がピークで10/上まで続く。米不足の状況だが、9/20頃には安曇野産の新米が店頭に並ぶ見通し。
■安曇野や大北の「農産物直売所」では旬の夏野菜や果物、切り花などが販売。
今はプルーン、ブルーベリー、プラム、波田西原の甘いスイカ、ナガノパープルとシャインマスカット、桃、夏リンゴ(夏あかり,シナノレッド,シナノリップ)、トマト、ナス、ズッキーニ、オクラ、とうもろこしなどが続々と入荷。
サンつがるは8/下〜。「地元産の新鮮な農産物を豊富にそろえています。夏休みやお盆休みには、ぜひお立ち寄りください」と。
■8/上;「穂高神社」では夏恒例の「風鈴祭り」
チリンチリンと風鈴の音が境内に響き渡り、涼やかな雰囲気に包まれています。神楽殿にはいろいろな風鈴250個が吊るされています。
■8/24-8/25;「安曇野市豊科郷土博物館」で市文書館所蔵の絵図を公開する「大きな古い地図を見よう」を開いた。
明治初期の豊科、穂高、松本島内、松川村などが描かれた「筑摩県第十大区絵図」(縦2.5m×横5.5m)を館長が解説した。絵図の公開は7年ぶり。絵図には穂高牧「満願寺」から穂高有明「中房温泉」に通じる古い山道が記されている。
館長は「この道は温泉に行く湯治の道であり、ミョウバンを運ぶ道だった」と。現在は荒れ果てている山道。
■8/25;三郷明盛の「熊野神社」で市無形民俗文化財の「お船祭り」が営まれた。
県内最大級の全長約13m、高さ約8mの船が中萱地区内を曳行し、笛や太鼓のにぎやかな音色が田園地帯に響き渡った。氏子ら約50人が乾原から神社までの約1kmを約1Hかけて引き回した。保存・伝承を担う中萱紫石会の会員や地元の子供たちが
お船に乗り込んで祭りばやしを奏で、雰囲気を盛り上げた。お船の飾り物は、平安時代の源平合戦から「壇ノ浦の戦い」が等身大の人形で勇壮に表現された。
■8/24-8/25;三郷明盛の「熊野神社」で市無形民俗文化財「お船祭り」開催。
県内最大級という全長約13m、高さ約8mの巨大なお船が中萱地区を曳行する。お船に乗り込んで演奏する「祭り囃子」、平安時代の壇ノ浦の戦いをテーマにしたお船の「飾り物」も見どころ。
祭りは、地元住民でつくる中萱紫石会が43年間、保存・伝承を担ってきた。2024年は7月から小中学生・大人が竹笛、太鼓、鐘など祭り囃子の練習を重ねてきた。
同会は「源義経の八艘飛びをテーマにしたお船の飾り物にも注目してほしい」と。
8/24;宵祭り。18:40;山車の屋台を乾原から神社へ曳行。
8/25;本祭り。13:10;お船は乾原を出発し神社までの約1kmを曳行。15:20;神社境内の神楽殿を3周する「おふりょう」が最大の見せ場。16:45;「投げ餅」
■8/24;安曇野堀金の夏祭り「第8回常念フェスティバル」が烏川の「常念ドーム」と「堀金中央公園」で開かれた。
三味線、アルプホルン、太鼓演奏などのステージ発表や多彩なイベントが開かれた。公園では、ポニーやウサギ、ヤギなど「ふれあい動物園」が人気。水遊び、靴飛ばし、水遊びコーナーは家族連れでにぎわった。フリーマーでは品定めし、買物を
楽しんでいた。警察・消防・自衛隊の車両展示された。
■8/24;15;30開場,17:30開演;安曇野市明科中川手の「龍門渕公園」で「第33回信州安曇野薪能」開催。
夕日が沈む北アをバックにかがり火に照らされる犀川畔の「龍門渕公園」にて「安曇野薪能」。「安曇野に舞い降りる名月の能」がテーマ。安曇野ゆかりの観世流能楽師・青木道喜師、人間国宝の下掛宝生流・宝生欣哉師による能「江口」、
狂言大蔵流名跡・茂山千五郎師、京観世十世・片山九郎右衛門師など豪華な役者が出演。安曇野市名誉市民・青木祥二郎氏の長男・青木道喜師は、信州安曇野薪能の前身「水郷明科薪能」に第1回から出演、第4回からは薪能の主宰。
舞囃子「清経」(青木真由人)、能「江口」(青木道喜,宝生欣哉)、狂言「太刀奪」(茂山千五郎)、能「鵜飼 真如之月」(片山九郎右衛門,宝生欣哉)
16:30;子ども能楽,17:30;火入れ・開演、20:30;終演。雨天時明科体育館。(\3000/前売大人,\3500/当日大人,\1000/大学生,\500/高校生以下)
(問)第33回信州安曇野薪能(信州安曇野薪能実行委員会) TEL 0263-71-2463
■5/30-8/27;安曇野市は、堀金三田出身の作家・臼井吉見の小説「安曇野」の復刊に向け、CFを始めた。
小説「安曇野」のGCS。6/1時点;目標金額;100万円、寄付額42.5万円、支援者数;36人
安曇野市は2024年度一般会計予算に関連の709万円を計上。筑摩書房が全5部の文庫本800セットを復刊する。400セットは学校や図書館などに寄贈、残り400セットは一般販売。目標金額を上回る寄付が寄せられた場合は、復刊するセット数が増える。
特典は個人1万円以上、市内の企業と市内外の団体で5万円以上、市外の企業で10万円以上の寄付。巻末に氏名・名称が掲載され、2025年2月に安曇野で復刊本のお披露目会と販売会の先行受付が可能な特典あり。安曇野市太田寛市長は
「多くの人に復刊に参加してもらうためCFを実施した。「安曇野」の名前を全国に広め、定着させた小説「安曇野」は地域にとって大切な財産。安曇野の知名度向上や魅力発信につなげていきたい」と。小説「安曇野」は堀金出身の小説家・
臼井吉見さんが約10年かけて1974年に完結させた作品。主な登場人物は新宿で「中村屋」を創業した相馬夫妻や近代彫刻の先駆者・荻原碌山、木下尚江、井口喜源治らなどで、明治から昭和の実情やさまざまな人物を知ることができる。(\7040/1セット)
※完結50周年に小説「安曇野」を復刊したい!(ふるさとチョイスGCF)
(問)安曇野市政策経営課 TEL 0263-71-2401
■安曇野市は臼井吉見の小説「安曇野」を紹介する特設サイトを開設。
2024年5月で「安曇野」の最終巻となった第5部が発行されて50周年。筑摩書房と協力して安曇野を復刊する計画も進め、新年度一般会計当初予算案に事業費709万円を計上した。「安曇野」のあらすじ、主要な登場人物、ゆかりの場所、
市の取り組みなどを掲載。登場人物の経歴・写真なども。復刊した小説の一部は市内の小中学校や図書館などに寄贈。必要な費用の一部はCFを使って調達、復刊の動きと小説の魅力を広くPRする計画。
安曇野市太田寛市長は「小説・安曇野が完結したのが50年前。この機に市民を含めて多くの人に安曇野と小説を知ってもらえれば」と。
※小説「安曇野」(安曇野市HP)
(問)安曇野市政策経営課 TEL 0263-71-2401
■8/21;安曇野の小中学校8校で「2学期の始業式」が開かれた。
約1カ月間の夏休みを終え子供たちが元気いっぱいに登校、2学期がスタートした。安曇野では、8/2;8校、8/22;7、8/23;1、8/26;1と全17校で2学期が始まる。
■8/19;朝、安曇野では空にハロが出ています。太陽の周りに現れる虹のような光の輪。天気は下り坂か。
■8/17;安曇野でリンゴの早生品種「サンつがる」の出荷が始まった。
三郷温のJAあづみJA中央果実選果所では、出荷するリンゴに傷がないかや色などをひとつひとつ確認する選果作業が行われています。選果員が選果機のベルトコンベヤーに載せた後、センサーやカメラで糖度や大きさ、色付き具合を自動判定し、
4等級に分けて箱詰め。2024年は春先に霜の被害を受けなかったで2023年よりも収穫量が多く、2024年は豊作傾向という。地元の農家から55tの「サンつがる」が持ち込まれた。梅雨明け後に晴れの日が続いたこで、甘みのあるさっぱりした味わいに
なったという。出荷は9/10頃まで続き、2023年より4万ケース多い14万2440ケースを予定。JAりんご部会は「2024年は特に出来がいい。いつになくおいしい」と太鼓判。初日、安曇野産のサンつがるは首都圏や関西に向けて出荷され、県内の店頭に
並ぶのは次の週末頃となる。
安曇野(梓川・三郷・堀金・穂高・有明等)では8/上-8/中;夏りんご「シナノリップ」、8/下-9/中;生産量2位「サンつがる」、10/上-10/中;真っ赤な甘味「シナノスイート」、10/下-11/中;黄金色「シナノゴールド」、10/下-11/下;人気と生産量1位「サンふじ」と、
収穫はづづく。
■8/15;終戦の日。「穂高神社」境内にある「穂高霊社」で、戦没者を弔う恒例の「みたままつり」が営まれた。
穂高霊社奉賛会主催で、毎年の恒例「遠州手筒花火」を奉納、参列者が勇壮な花火に慰霊の気持ちを重ねていた。玉串奉納など神事を行った後、花火保存会が大きな手筒花火を抱え、次々に点火。火柱が勢いよく立ち上がり、
迫力ある花火の轟音が鳴り響いた。
■8/14;安曇野の夏を彩る「安曇野花火」が明科御宝田遊水池と犀川河川敷で開かれた。
あいにくの雨の中、約4000発の花火が夜空に輝き、訪れた多くの観客を魅了した。第17回目となった今回のテーマは「心ふるえる安曇野の夜」で、市消防団音楽喇叭隊のファンファーレで打上げ開始。リズムに合わせて打上げる音楽花火や
特大のワイドスターマイン、メッセージ付打上げ花火などがあり、雨の中、色鮮やかな大輪の花が広がった。主催者発表で約1万5千人の人出。
■8/中;スーパーや農産物直売所では、キクなどの切り花や盆飾りセットが並び始めると「お盆シーズン」
安曇野産のモモやナシ、夏りんごも発売開始。波田下原スイカ、ナス、キュウリ、トマト、オクラ、とうもろこしなどの新鮮野菜などが販売。
■8/中;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の里山文化ゾーンでは、棚田のヒマワリ畑のひまわりが見頃を迎えた。
面積は5000uに2万ポンのひまわり。ハイブリットサンフラワー、ピノキオ、チャイルド、テディベアの4品種のヒマワリ。ヒマワリ迷路(約500m)やバス停などの撮影スポットも登場。園内ではジニアやノリウツギが見頃。
■8/初;松本・安曇野・大町では夏を代表する「ひまわり」が咲き始め。
1)松本新村「松本大」;
「松本大」横のひまわり畑には毎年13万本のひまわりが咲き誇ります。JA松本ハイランド新村支部青年部の協力を得て、0.6haの畑に13万本のヒマワリを植えています。今、見頃を迎え、上高地線の電車とひまわり畑を絡めて撮影する人を
見かけるようになってきました。付近には松商学園Gや松本大野球場あり、周囲に日差しを遮るものはないので熱中症には要注意。
2)堀金烏川「旬の味ほりがね物産センタ」;
農産物直売所「旬の味ほりがね物産センタ」南の休耕田に植えられたひまわり畑では、春には菜の花、夏にはヒマワリを栽培。ヒマワリは150cmと大柄で約60aの畑に3-4万四万本が咲きそろう。現在は殆どが未開花。
見頃は8/中-8/下。
3)堀金「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区);
里山文化ゾーン・棚田エリアにあるヒマワリ畑とヒマワリ迷路は、面積5000uに約2万本を栽培。ヒマワリ迷路は延長500m。品種はハイブリットサンフラワー、ピノキオ、チャイルド、テディベア、計4品種のヒマワリ。
現在、ひまわりは殆どが未開花、一部咲き始め。見頃は8/中。
7/13-8/25;同園では「夏のアルプス大冒険」開催中。北アルプスから流れる自然の水を利用したウォーターアドベンチャー・じゃぶじゃぶ池(7/20-8/25)、ニジマスのつかみ取り体験(7/13-8/25;土/日/祝,8/10-8/18)など。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区管理センタ TEL 0263-71-5511
■8/10-8/12;10:00-12:00,13:00-15:00;安曇野市は明科中川手の「龍門渕公園」の親水池で空気で膨らませるカヌー「パックラフト」の体験会を「安曇野明科カヌークラブ」と協力して行っている。
2024.3月;東部アウトドア拠点整備基本構想を策定し、明科地域はアウトドアスポーツを活性化させる。初日は小学生と保護者を中心に約30人が水に親しんだ。参加者は、安曇野明科カヌークラブ代表でシドニー五輪カヌースラローム日本代表の
安藤太郎さんらと一緒に体験。パックラフトは通常のカヌーより操作が簡単で転覆しにくいことから、子供たちはすぐにパドルをこいで思うように進めるようになち、楽しんでいた。東部アウトドア拠点整備基本構想には、龍門渕公園とあやめ公園を
中心地として再整備する方針。市政策経営課は「明科は過疎地域に指定されているが、水を含めてこんなにもいい環境がある。地元の良さをもっと多くの人に知ってもらえる機会になれば」と。(参加無料,事前申込み不要)
■8/9;三郷の田んぼに国特別天然記念物のコウノトリが2羽確認された。
8/7;大町で3羽が確認されている。日本野鳥の会会員の会田仁さんによると、そのうちの1羽が安曇野へ飛来したとみられる。2羽とも個体識別用の足環が取り付けてあった。安曇野への飛来確認は2024年3月以来で近年増加傾向。
農薬の使用減少により田んぼにドジョウやイナゴなどの昆虫が増えていることが影響しているとみられる。
■8/7;北ア「常念岳」登山口の「一ノ沢」に続く「林道一ノ沢線」が崩落し、車両通行止。
崩落場所は登山者Pから300m下、一ノ沢登山口より約1.5km。8/6;大雨の影響で崩落。崩落現場の手前まではタクシーで来れ、人の通行は可。登山口まで約50分歩くことになる。一般車両は林道入口から通行禁止。
■8/6;大雨の影響で一ノ沢林道の路肩が崩落した。崩落箇所は一ノ沢登山者専用Pから300m下、一ノ沢登山口から約1.5km。
2024.8/7〜;一般車は一ノ沢林道GTから通行止め。タクシーは崩落箇所までは折り返し通行可。徒歩は通行可。崩落個所から一ノ沢登山口まで徒歩40分〜50分かかる。麓の安曇野〜一ノ沢崩落個所まで約\5000-\7000。
一ノ沢登山口(標高1260m)〜常念乗越(標高2460m)で標高差約1350m。登り約6H〜7H、下り3H〜4H。
崩落箇所〜(徒歩50M)〜登山専用P(標高1150m;利用不可)〜(15M)〜一ノ沢登山口(標高1260m)〜(15M)〜山の神(標高1380m)〜(90M)〜烏帽子沢(標高1750m)〜(30M)〜笠原沢(標高1900m)(※例年5/下-6/中は笠原沢〜乗越間は雪渓歩き)〜(30M)〜胸突き八丁
(標高2090m;高巻道)〜(40M)〜最後の水場(標高2250m)(※2024.5/7〜;最後の水場〜乗越間は夏道)〜(60M)〜常念乗越(標高2460m)〜(90M)〜常念岳(2857m)
※三股登山口〜前常念〜常念岳山頂の標高差は1500m、更に常念岳〜常念小屋までは400m下りで標高差1900mの健脚向けルート。
三股登山者P(標高1280m)〜(10M)〜三股登山口(標高1350m;前常念・蝶ヶ岳分岐)〜(280M)〜三股森林限界(標高2350m)〜(40M)〜前常念避難小屋(標高2661m)〜(90M)〜常念岳山頂(2857m)〜(70M)〜常念乗越。
常念岳8合目からトラバースもできるが鎖場などがあり、初心者は山頂ルートへ。落石・落雷注意。
■8/3;「穂高会館」にて「第41回穂高納涼祭」開催
納涼祭では軽快な穂高音頭とアップテンポのHOTAKAサンバの2曲で踊っていたが、新型コロナ禍で中止や縮小が続いた。5年ぶりの盆踊りで夏の一夜を楽しむ。穂高会館駐車場にステージややぐらを設置。16:30;納涼祭開始、18:15〜;盆踊り。
YOSAKOI安曇野とセットで行われていたが、2019年でYOSAKOI安曇野は最後。納涼祭は2020〜2022年は新型コロナ禍で中止、2023年に再開したがステージ発表のみ。納涼祭に向けて、7/11;18:30-20:00;穂高公民館で盆踊り講習会(参加無料)
(問)穂高公民館 TEL 0263-82-5970
■8/1;「水の日」。安曇野市役所にて「みえる水、みえない水〜安曇野を巡る地下の秘密〜」展を開催中。地下水ができる仕組みを解説。
■8/1ー9/4;安曇野で地下水の仕組みを学び、水に親しむ「水めぐりツアー」を開いた。
市内の小学生と保護者が参加、堀金「県烏川渓谷緑地」、堀金「ゴールドパックあずみ野工場」、豊科「田淵行男記念館」を訪ねた。
烏川渓谷緑地では山に降った雨や雪が地面に浸み込んで地下水になることなどを解説。ゴールドパックあずみ野工場では飲料水の生産ラインを見学、硬水と軟水の飲み比べなど。
田淵行男記念館では遊水池にいるアメンボ・エビなどの生き物を、参加した児童らが網で捕まえていた。多様な生物によって水環境が維持され、巡り巡って人の生活が支えられていることを学んでいた。
■8/1;9:00-12:10;「水の日」。親子で学ぼう「安曇野水めぐりツアー」
8/1;「水の日」、8/1-8/7;「水の週間」。北アから流れ出す清流・烏川渓谷(9:10)、ゴールドパックあずみ野工場見学(9:50)、田淵行男記念館(11:25)など湧き水をめぐるバスツアー。
小学生・保護者(定員;20名)、9:00;安曇野市役所集合。参加無料。(申込;6/24-7/3;応募希望者多数時抽選)
(問)安曇野市環境課 TEL 0263-71-2492
■7/27;豊科中心街で安曇野の夏を盛り上げる恒例の「第45回あづみ野祭り」が行われた。
区や職場などで35連・約2400人が「あづみ野ばやし踊り」を踊りながら歩行者天国にしたR147と駅前通りを練り歩いた。おそろいの法被やTシャツを着た踊り子、浴衣姿の観客らで熱気に包まれた。各連は汗だくになりながら一緒に
踊っていた。オープニングでは「安曇野太鼓」の演奏や市消防団の音楽喇叭隊の行進などがあった。市や市商工会などでつくる実行委員会が主催。山車と共に、揃いの法被や思い思いの衣装を着た参加者がうちわを振ったり、跳びはねたりして踊った。
沿道には屋台が並び、祭りを盛り上げた。実行委は「今後も継続し、いろいろな意見を取り入れながらもっと盛大にできれば」と。
■7/27;17:20-20:00;豊科で夏まつり「第45回あづみ野祭り」開催
安曇野の夏の風物詩「あづみ野祭り」。35連約2400人の踊り手たちがあづみ野ばやし踊りで豊科駅前通りとR147を練り歩きます。
豊科駅前通り(歯科医院交差点-八十二銀行豊科支店)及びR147(新田-成相)。※踊り連コンテストはなし。人出は約2万人。一帯では交通規制あり(17:00-21:00)
17:20〜;安曇野太鼓,17:35〜;安曇節・豊科小唄踊り,17:50〜;安曇野市消防団喇叭隊,18:05;開会式。18;15-19:55;あづみ野ばやし踊り。
(問)あづみ野祭り実行委員会事務局(安曇野市商工会豊科商工会館) TEL 0263-72-2986
■夏本番を迎えたが、中信では「虫が少ない」との声。
2024年も猛暑傾向で高温が影響している恐れがあるという。「安曇野三郷昆虫クラブ」の世話人は、4月から40回以上の自然観察会をした。この時季は1回の観察会で20種類はチョウが見つかるが、2024年は多くて10種程度。7月を代表する
ヒョウモン類がほとんど見られない。松本「アルプス公園」では数多くいるミヤマカラスシジミが成虫1匹だけ見たという。7/24;烏川渓谷緑地で観察会があり、チョウは3種、よく見られるはずのヒカゲチョウ類も現れなかった。
「チョウの種類も数も少ない。こんなことはこれまでなかった」。田淵行男記念館館長も異変を感じている。普通種のベニシジミ、温暖な地域から移入・定着したツマグロヒョウモンさえ少ない。冷涼な高地では多くのチョウを確認しており、
高温が要因とみている。暑さを避けて活動の時間帯や期間がずれ、雌雄の出合いが成立しづらい可能性がある。食物連鎖の底辺を支える昆虫界の異変が生態系全体へ広がらないか注視。チョウは夏鳥の子育ての餌となり、植物の受粉の
妨げにもつながる恐れがあるという。
■7/22-7/23;穂高東中の生徒(約120人)が学校登山で北ア「燕岳」(標高2763m)に登った。
7/22;登山口の中房温泉から合戦尾根を登った。7/23;早朝、燕山荘前でご来光を拝んだ。
■7/20-7/21;8:30;穂高有明の山麓線沿いの「Vif穂高」で「Vif穂高21周年記念フェアー&安曇野まるしぇ」開催。
安曇野まるしぇはトウモロコシ、スイカなど新鮮野菜を生産者が対面販売。\1000以上購入した先着500人が大抽選会に参加。11:00-14:00;「ふれあい体験館」では「暑気払い冷やしぶっかけ蕎麦まつり」(\800)。先着150人に招福たまご(\100)で販売。
足湯で八面大王像の画像を撮影するとさらに1人\200割引。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656
■穂高山麓線沿いの「Vif穂高」は2003.7/5;開業、2003.7/1;完成式が行われた。2024年で21年目。
当時、穂高町内には規模の大きい直売所がなかった。グリーンツーリズムの中で都会の観光客との交流を図り、農業と観光の振興のために旧穂高町と県が2002年10月から施設を建設した。山をイメージした外観の屋根を持つ農産物直売所と
農業活性化施設を建設した。施設は鉄骨平屋で、直売施設は約375u、活性化施設は約814u。総事業費は4億円。「いち番館」と「味彩館」は国の生産振興総合対策補助事業で約5千万円の補助を受け総工費は1.7億万円。「ふれあい体験館」は
県営中山間総合整備事業で建設費は2.9億万円。当時の穂高町は事業費の15%を負担した。
農家が自分で値段をつけて野菜などを並べる直売所「いち番館」と漬物加工施設、レストラン「味菜館」。活性化施設「ふれあい体験館」では研修や体験ができる多目的ホールで体験実習室、研修室、豆腐・総菜加工室を備えている。
愛称は公募約50点の中から穂高有明在住者の名称が選ばれた。Vifは仏語で「活気ある」「生き生きとした」の意味。Vif穂高の店内にはたくさんの旬の野菜が並べられ、屋外では旬の花苗や果物・野菜などを販売。近隣農家100戸が栽培した
野菜や果物を販売。「安心・安全・安価」の旬の農産物を提供し「地産地消」を掲げる。併設する惣菜などの加工室で作った総菜や漬物、パン、菓子、餅、豆腐などを販売。
「味彩館」に立ち寄ってお蕎麦を食べてきました。夏はぶっかけそば(きゅうり・タマネギなどの野菜とかつおぶしをかけたそば)。さすがに平日は空いていて週末のような混雑はありません。そばの麺は細めで色は少し白い。コシがあります。
そばつゆは色が濃いめでしょっぱい。店内はフローリングで木を使った明るい雰囲気。店内に飾られた「ビンサンチ」(CG作家の北山敏・早苗さん)の3匹のかわいいフクロウの絵が飾ってあります。
そば定食はさるそば、天ぷら(ナス、エビ、サツマイモ、キノコなど)、茶わん蒸し、小鉢、香の物が付いていた。信州サーモン刺身もおいしかった。
・菜の花;春は菜の花を発売。
・豆腐;「安曇野豆腐」は美味しい。「ふれあい体験館」ではふるさと体験として地元産の大豆を使った豆腐作りができます。小学生が豆腐づくり体験したりしています。お店では豆腐をまとめ買いする市民も多い。
・玉ねぎ;「安曇野特産玉ねぎ」;6/中-6/末;特設売場でタマネギの直売。辛みが少なく生食向けの「甘70」と長期保存向けの「ネオアース」の2種類を発売。
・いんげん豆;7/中〜「穂高いんげん」を発売。100年前から栽培されている信州の伝統野菜「穂高いんげん」は、穂高の農家が大正から昭和初期にかけて米国から各種の野菜種子を導入し、栽培したもの。草勢が強く草丈は3m以上に。
「穂高いんげん」は、莢は幅広く扁平で大型ですが、軟らかく食味は優秀。和え物や煮物、みそ汁の具などによく合い、緑色の若莢は食卓に彩りを添えてくれます。
・8/上;「盆花市」。安曇野で栽培された小菊やアスターなどの切り花(盆花)を発売。
・10/下にはVif穂高新そばまつり開催。有明産の新そばを数量限定で発売。同時にリンゴ(シナノスイート)やブドウ(シャインマスカット)などの果物、サツマイモなどの新鮮野菜や新米を販売。
・大根;11/上〜穂高牧の「牧大根」は江戸時代から栽培されてきた地大根で、肉質が緻密で硬いことから「かた大根」とも呼ばれています。歯ごたえのある大根。Vif穂高で発売。牧大根は肉質が硬く辛味も強いことから、漬物向け大根として
重宝されてきた。Vif穂高では開店当初から牧大根を扱ってきたが、2007年県から「信州の伝統野菜」の伝承地栽培に認定。注目が集まり需要も増えた。
・長いも;12月には長芋や自然薯を発売。穂高牧で栽培される自然薯は長さ80cm-1m。根は横に張る。穂高の寒暖差で味や風味・粘りが強いのが特徴。
・もやし;2020.2/22;中房渓谷から穂高温泉郷の旅館などに引湯している「穂高温泉供給」が2020年栽培を始めた「温泉もやし」がVif穂高で発売された。配湯後に余った温泉水を栽培に生かしたもやしで、丈は30cmと長くシャキシャキとした歯ごたえ。
社屋隣の農業用ハウスで温泉水の熱で発芽させた無農薬・無肥料の豆もやし(\400/1袋300g)。
・近年は「安曇野まるしぇ」(生産者による旬の果物や野菜を対面販売)、フリーマも開催。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656
■7/17;JAあづみは「桃」の出荷を始めた。
さわやかな食味と香りが特徴のわせ種「赤宝」と「櫛形」の2品種で平年より5日ほど早い。三郷小倉のJAあづみ小倉選果所には、生産者5人が約50ケース(1ケース5kg)を持ち込んだ。出荷に先立ち、職員が色味、傷を目視でチェックした後、
選果機で大きさごとに分けて箱詰め。2024年は小玉傾向だが食味は良いという。同JAの桃生産者は約10人、7/下に主力品種「あかつき」、8/10;「なつっこ」、8/下;「おどろき」の出荷を予定。2023年は凍霜害で約2500ケースの出荷だったが
2024年は3380ケースを見込む。7/19〜;県内の店舗に並ぶ。
■7/13-7/14;8:30-15:00;堀金烏川のJAあづみ、みどりの店、ファミマ烏川店、JAあづみオートパルで「第50回かかし祭り」を開催。
JA組合員らや一般公募の計50体のかかしが並ぶ。会場では人気投票を行う。7/13-7/14;「虹マスつかみどり大会」(参加無料.定員30人)。7/13;安曇野市消防団音楽ラッパ隊、JA女性部シャベラーズによるスコップ三味線の演奏。
7/14;「楽しい家庭菜園教室」など。
(問)JAあづみ TEL 0263073-6860
■7/13;3連休初日、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の田んぼで「泥遊び」を楽しむ「泥リンピック」が開かれた。
松本大の学生などが企画し、小学生以下の子どもたち20人が参加。梅雨の晴れ間の強い日差しのもと、園内にある水を張った休耕田の田んぼでは、かけっこや鬼ごっこ、田んぼフラッグ(風船つかみ取り競争)、障害物競走などが行われ、
宝さがしをしたり、走り回ったり、飛び跳ねたりして、子どもたちは全身泥だらけになりながら、普段できない体験を満喫していた。
■7/12;「夏秋イチゴ」の産地、安曇野で生まれた新品種「あまあづみ」発売。
安曇野では20年前から「夏秋イチゴ」の生産が始まり、今では全国有数の産地となった。例年6月-11月に収穫する「夏秋イチゴ」の農家数は51軒。新品種の名前は安曇野市農業再生協議会が4/15-5/15;募集、43都道府県から1255件の応募があり、
穂高西小の児童の「あまあづみ」という名前が選ばれた。「甘いと安曇野で生まれたを合わせた」。生産者やパティシエ、市職員らによる選考委員会で名称が決定した。「あまあづみ」は夏秋イチゴのサマープリンセスに他のイチゴを掛け合わせ、
10年かけて開発。7/1;「あまあづみ」を商標登録(申請)した。「あまあづみ」はぷっくりした形で鮮やかな赤色。たっぷりの果汁があり、少し酸味があるさわやかな甘みで香りがよいという。開発した堀金烏川の農家は「実際、安曇野に来て
食べてほしい」と。安曇野では「あまあづみ」発売記念として、7/12-7/21;生産農家直営店舗(なないろ農園,Re:Make-S)でイチゴフェアを開催。7/12-7/21;穂高栢原の「あづみ野菓子工房彩香」では「あまあづみ」を使ったスイーツフェアを開催。
■7/6;穂高の「三角島」の景観保全に取り組む市民団体「三角島ふるさとの森プロジェクト」は「夏の自然観察会」を開いた。
豊科郷土博物館の学芸員が案内し、15人が植物について学んだ。大王わさび農場近くの三角島は、川に囲まれ緑があふれる。ハケを広げたようなピンク色のネムノキの花、白い花のドクゼリは日本三大有毒植物、ニセアカシアは北米原産で
砂防のために多く植えられたことなどを説明。参加者は特定外来生物アレチウリの駆除も体験した。
■7/2;安曇野の田んぼで珍しいサギ科「ムラサキサギ」が飛来した。
田んぼで餌をついばんだり羽繕いしたりしている。アルプス白鳥の会代表が確認。2016年以来の飛来。
■7/1;安曇野市が絶版の小説「安曇野」復刊に向け、CFで寄付を募ったところ、目標金額100万円を超え160万円に達した。
小説「安曇野」は、安曇野出身の小説家・臼井吉見の長編小説。明治〜昭和の激動の時代を描く5部作、1965.6月-1974年5月に筑摩書房から刊行。新宿で「中村屋」を創業した安曇野出身の相馬愛蔵ら5人を主な登場人物とし、実在する2000人以上が
登場する。「安曇野」の名を全国に広めるきっかけになったといわれる。現在は絶版で、小説完結50周年の節目を迎え、多くの人に「安曇野」を知ってもらおうと、筑摩書房に復刊を委託するため740万円を安曇野市が予算化。さらに支援を集めるため、
1万円以上の寄付者に復刊本の巻末に名前を記載できる特典をつけた。安曇野市は「予想以上の寄付が集まり驚いている。特に地元の方に関心を持っていただいている」と。
※完結50周年に小説「安曇野」を復刊したい!(ふるさとチョイスGCF)
7/1;寄付金\1698447円,支援人数;133人。寄付は8/27まで。復刊は2025年2月、800セット予定。(\7040/セット売り)
■安曇野出身の作家臼井吉見の小説「安曇野」の復刊費用のために、市が企画した「GCF」(2024.5/30-8/27)で寄付額は238.6万円(支援者数195人)。 目標金額の100万円を大きく上回った。復刊は2025年2月、800セット予定。(\7040/セット売り)
■6/30;「穂高神社」にて「夏越の大祓式」
6/20;拝殿前に参拝者がくぐる「茅の輪」が境内に取り付けられた。神職が茅を束ねて直径2.3mの輪の形にし、紙垂を付けてこしらえて立てた。7/4まで設置され、参拝の際にくぐることができます。大祓式は6月と12月の年2回。人の形に切った
白紙「人形」に自身を託して奉納し、茅の輪を3回くぐって半年間の罪やけがれをはらい清め、厳しい夏を乗り越えられるように祈ります。大祓式は6/30;17:00〜。茅の輪は拝殿前から鳥居前に移され、参拝者を迎える。同神社は「今年も多くの
皆さんに茅の輪くぐりに来て、心身を清めてもらえたら」と。
(問)穂高神社社務所 TEL 0263ー82-2003
■〜6/30;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「あづみの学校」では、カエル18種類・45匹を集めた「あめあめふれふれ カエル展」を開催。
梅雨時に合わせた恒例の企画。北信、中信、南信に広く分布するモリアオガエル、黒いアマガエル、平なタコのようなモリガエルなど9種類、30匹を展示。モリアオガエルの泡状の卵塊も。
■2024.6/26;安曇野スワンガーデンに「ドンキ安曇野店」がOPENした。
豊科南穂高の長野道・安曇野IC近くの「安曇野スワンガーデン」内に「ドン・キホーテ安曇野インター店」がOPENした。県内では10店舗目。入場制限がかけられるほど店内は賑わった。1時間待ちも出るほど。店内はそれほどごちゃごちゃしていない。
迷路感はなく整然とした通路に商品が並ぶ。天井からはたくさんの広告が垂れ下がり、食品、酒、日用品、家庭雑貨、ペット用品、家電、衣料品、靴、化粧品など品数は豊富で、高く積まれているのはさすがにドンキ。OPEN記念で安売りも多く、
客層は若い人が多い。店舗は旧ニトリを改装、鉄骨平屋2433u。(9:00-25:00)
(問)ドン・キホーテ安曇野インター店 TEL 0570-666-236
■長野道・安曇野IC近くの豊科南穂高の「スワンガーデン安曇野」に「ドン・キホーテ」が出店。
2024年夏、スワンガーデン安曇野内の旧ニトリがドン・キホーテに。ドンキーの県内店舗は長野駅前、川中島、中野・上田・南松本。
スワンガーデン安曇野は1997.10/10オープン。敷地内には「あづみ堂」(2023.12/1;Re-open)、ミスド、ココイチ、ココス、モンベル、A&F、ノジマ、平安堂、gigo、中華料理などがある。開設以来26年が経過し、店舗の改装、閉店、移転が相次ぐ。
1)「マクドナルド安曇野インター店」は閉店(2023.11/26)。2024.7/下頃「マクドナルドスワンガーデン安曇野店」が新築OPEN予定
2)「ニトリ安曇野インター店」は閉店(2022.8/7)、「ニトリあづみ野インターパーク店」開店(2022.8/11)
3)「開運堂あづみのインター店」は閉店(2023.2/28)
4)「和食処 王滝」は閉店(2023.8/31)
■長野道・安曇野IC近くにある「スワンガーデン安曇野」は1997年開業。25年以上が経過し、店舗の改装等が進んでいる。
「スワンガーデン安曇野」ではモンベル、A&Fカントリー、ノジマ、平安堂、GEO、GiGO、CoCo壱番屋、ココス、あづみ堂、ミスタードーナツ、四川乃華、デイリーヤマザキが営業中。
「Mac安曇野インター店」は2023.11/26で閉店したが、2024.7/4;グランドオープン予定(工期;2024.2/5-2024.6/31)。6/下には「ドン・キホーテ安曇野インター店」(旧ニトリ)が開店予定。
「ココス安曇野インター店」や「GiGO豊科」、「ノジマ豊科店」は店舗改装中。おやきの「あづみ堂」は2023.12/1リユーアルOPENした。「王滝」は2023.8/31で閉店。
すぐ近くには2022年〜「あづみ野インターパーク」ができ、スーパー原信、KSデンキ、コメリ、ニトリ・ドコモショップ(スワンガーデン安曇野から移転)、牛角、三宝亭などあり。
■6/25;安曇野の「あづみ農協豊科支所」は豊科特産のタマネギの大きさを競う「ジャンボ玉ねぎコンテスト」を開いた。
大相撲になぞらえて最も大きい「横綱」や「大関」などを決めた。出品したタマネギには「親方」(生産者)がしこ名を付け、会場では「得意技」(お薦めの料理法)を紹介。品種別の2部門と「ユニークな形部門」に計30個が出品。
ネオアースは13点、甘-70は12点、ユニークには5点が出品。タマネギの横の長さと重さで競った。ネオアースと甘-70の2品種の横綱には、豊科南穂高のしこ名「澤の海」(直径13.2cm,852g)と「喜の山」(14.3cm,863g)が輝いた。「澤の海」はネオアースの
横綱では歴代最大。2024年はタマネギが大きくなる5/上-5/中に雨が少なく小玉傾向だった。JAあづみ豊科支所が主催するコンテストは5回目。
■6/8-6/23;穂高有明の「Vif穂高」で「新玉ねぎ直売フェア」開催。
辛みが少なく柔らかい「甘70」と、甘みがあって長期保存向けの「ネオアース」の2種類を販売。(\1300/10kg/ネット)。
6/15;「Vif穂高お客さま感謝デー」開催。新鮮な野菜や果物が並び、加工品やこだわりパンなどが特価。願い事を書いた短冊を竹ざおにつるす「七夕飾り作り」も。
(問)Vif穂高 TEL 0263-82-5656
■6/16;「穂高会館」で「第39回早春賦音楽祭本ステージ」が開かれた。
合唱団と観客合わせて約300人が会場を埋め、「ハーモニー、平和の架け橋に」をテーマに小学生から高齢者まで参加、「早春賦」などを高らかに響かせた。混声合唱団が「早春賦」、「とんがり帽子」、「長崎の鐘」を歌った。小中学校の
合唱部も曲を披露した。
■6/16;13:30-15:30;「穂高公民館」にて「早春賦音楽祭本ステージ」
安曇野では4/下-6月にかけて早春賦にちなんだ行事が行われています。T2年に発表された早春賦。大町から安曇野の早春の情景をうたった歌とされ、旧制大町中学の校歌の制作のために訪れた吉丸が大町や安曇野の寒さと、春の暖かさを歌ったと
云われてます。毎年恒例の音楽祭。
4/19;穂高川右岸の「早春賦歌碑」前では「第41回早春賦まつり」開催。穂高北・南小の合唱、穂高文化協会コーラス、上松美香さんらによるミニハープとアルパの演奏者ら計90人が出演、参加者300人。
5/12;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では「第20回あづみの公園早春賦音楽祭」開催。70団体800人が参加。
6/16;「穂高公民館」にて「早春賦音楽祭本ステージ」。吉丸一昌さんの童謡や唱歌を歌ったり、コーラス隊の混声合唱、「ふるさと」の合唱など。
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2463
■6/15-6/16;タマネギの産地、安曇野で恒例の「玉ねぎ祭り」が開かれた。
旬を迎えた新玉ねぎ。「玉ねぎ祭り」は毎年この時期に開かれ、安曇野の特産であるタマネギの収穫体験を通して農業の楽しさを知ってもらおうと毎年開催している。市内17の会場で直売や収穫体験を楽しむことができます。
2024年は春先に雪が多かった影響で若干小ぶりという。生産組合は「春先の雨不足で少し小ぶりだが例年どおり甘くておいしい」と。大きなものは直径15cmもあり、みずみずしく重い玉ねぎ。6/15;8:00;祭りスタートとともに大勢の家族連れが
畑を訪れ、タマネギの収穫体験で、炎天下の畑ではタマネギを一つずつ掘り出していた。訪れた人は大小のタマネギをうまく組合せて隙間を埋めながら袋いっぱいに詰めていた。10kgネットは\1300、20kgは\2500で販売。
■県内有数のタマネギ産地、安曇野では玉ねぎの収穫の最盛期を迎えています。
豊科南穂高の畑では農家がタマネギを引き抜き、一つ一つ葉を切り落として丁寧に土を落としていた。6/15-6/16;8:00-16:00:安曇野では毎年恒例の「安曇野玉ねぎ祭り」が市内17ヶ所で開催され、ネット袋詰めの直売や収穫体験が行われます。
価格は\2500/20kg、\1300/10kg。
■6/15-6/16;8:00-16:00;安曇野市内17会場で新タマネギの収穫を楽しむ恒例の「安曇野玉ねぎ祭り」が開かれる。
2024年は春の季節外れの雪などが影響してか2023年よりは若干小ぶり。玉ねぎ畑には苦みが少なく生でもおいしい品種「甘70」。玉ねぎの収穫は玉の部分を横から押し、葉の部分を真横に軽く引っ張ると根が切れる。葉を少し残してはさみで切る。
10kgネットに収穫したタマネギを入れていく。大きいものは直径12-15cm。大小合わせ40個は入る。収穫時に葉を残すのは乾燥するとふたを閉じた状態になり、雑菌が入りにくくなるためという。
ネットは風通しのいい日陰に置いて乾燥する。価格は一律\1300/10kg,\2500/20kg。収穫体験と直売の会場や、収穫体験/直売のみの会場もある。
■6/15-6/16;8:00-16:00:タマネギ産地、安曇野で「安曇野玉ねぎ祭り」が市内17ヶ所で開催。
安曇野の豊科で始まった玉ねぎ祭り。今では堀金・三郷・穂高でも実施。甘くて新鮮な新玉ねぎを収穫して持ち帰れる「玉ねぎ祭り」。安曇野の清らかな水と豊かな大地で育った特産品の振興のために毎年開催。豊科は玉ねぎの産地で
新玉ねぎの収穫(6/中)時期に、市特産の甘くてみずみずしい新鮮なタマネギを袋詰めで安価販売。2022年は2日間で延べ6290人が購入、収穫体験を含む販売量は150t。畑近くでは朝早くから車列ができ、早々に完売する会場もあった。
各会場とも玉ねぎがなくなり次第終了。ネット袋詰めの直売、収穫体験。価格は\2500/20kg、\1300/10kg。
玉ねぎは前年10月に植え、初夏の6/中-6/下に収穫。玉ねぎの葉が長く伸びると自然に玉の上の部分から折れます。倒れると収穫時期と云われますが、倒れてから1週間は玉の肥大が続くので、1週間ほど経ってから収穫すると大玉の玉ねぎになります。
畑で放置し過ぎると傷むため、収穫のタイミングが必要。収穫時は根を切り、葉を5cmほど残して切り落とします。雑菌の侵入をふせぐため少し長めに残す。玉ねぎは高温多湿に弱い食物。収穫は梅雨入りの時期と重なるため、保存・貯蔵には
直射日光が当たらない風通しの良い場所でネットや麻袋など通気性のよい袋に入れて天日干しする。最近はタマネギ保存用ネットも販売。
1)6/15-6/16;豊科;「吉野集落営農組合」;豊科南小の200m西のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
2)6/15-6/16;豊科;「吉野集落営農組合」;豊科子供病院の200m北のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
3)6/15-6/16;豊科;「南部総合公園南ファーム」;南部総合公園入口信号より南へ80m(20kg,10kg,直売)
4)6/15-6/16;豊科;「安曇野シルバー人材センタ」;豊科保健センタP(10kg,直売)
5)6/15;豊科高家;「南部総合公園南ファーム」;たつみ認定こども園南へ300m(20kg,10kg,直売,収穫体験)
6)6/15;豊科南穂高:「寺所区集落営農組合」;寺所公民館南ほ場(10kg,直売)
7)6/15;豊科南穂高;「重柳農村振興委員会玉ねぎ部会」;ビレッジ安曇野P(10kg,直売)
8)6/15-6/16;豊科南穂高;「あぐり安曇野」;豊科ガスト南ほ場(収穫体験)
9)6/15-6/16;豊科南穂高;「あづみ農園」;豊科北小近く踏入コミュニティセンタ駐車場(20kg,10kg,直売)
10)6/15-6/16;豊科南穂高;「踏入ゆい生産組合」;豊科光橋北西ほ場(20kg,10kg,直売)
11)6/15-6/16;穂高;「上原玉ねぎ振興会」;セブンイレブン西穂高店P。(20kg,10kg,直売)
12)6/15;三郷温;「JAあづみ・あづみ野ふる里市」;三郷交番の東(20kg,10kg,直売)
13)6/15;堀金;「安曇野常念山麓野菜倶楽部」;国営アルプス安曇野公園入口(10kg,直売)
14)6/15;堀金;「あづみアグリサービス」;堀金信号より南へ1q、広域農道東(10kg,直売,収穫体験)
15)6/15-6/16;堀金烏川;「安曇野フレッシュベジタブル生産組合」;下堀西信号から農道を北へ550m(20kg,直売,収穫体験)
16)6/15-6/16;堀金三田;「田多井玉ねぎ生産組合」;板花興業(20kg,10kg,直売,収穫体験)
17)6/15-6/16;堀金三田;「小田多井農村夢倶楽部」;小田多井交流センター南のほ場(10kg,直売,収穫体験)
(問)安曇野玉ねぎ祭り実行委員会事務局(安曇野市農政課) TEL 0263-71-2428
■6/中;安曇野は「麦秋」の季節。
安曇野の田園風景。2020年;安曇野では約8割が水稲栽培(作付面積2791ha,2081戸)。他に小麦は約2割(671ha,218戸)、大麦(87ha,24戸)。小麦は小麦粉、パン・ピザ生地・おやき・うどんなど、大麦は麦ご飯、ビールの原料などに利用。
梅雨入りが迫る前、麦がたわわに実り黄金色の穂をつけてきました。麦は晩秋から初冬に種を撒き、冬に芽を出して春の暖かさで伸びて、初夏には眩い陽光に麦がきらめき、爽やかな風に金色の穂が揺れています。間もなく麦の収穫を迎えます。
■明科の「あやめ公園」では花菖蒲が見頃を迎えています。
華やかで大きな花のハナショウブ。公園には約50品種、3万株が咲き競っています。花菖蒲は一時、株の衰えでほとんど花が咲かない状態になっていたが、数年前から地元の保存会が中心になって手入れをし、色とりどりに咲く光景が復活。
梅雨入りして雨に濡れた姿も魅力的、花は6/末まで楽しめそう。
■6/15-6/16;「第40回安曇野明科あやめまつり」開催。
明科の犀川沿いの「あやめ公園」・「龍門渕公園」では紫や白、黄色の花菖蒲が見ごろを迎えた。園内の池には約3万株のハナショウブが植えられ、木道や遊歩道から多彩な花を楽しめます。あやめまつり会場では物販・飲食販売、
キッチンカーの出店も。
6/14;ラフティング体験(犀川;\500)、あやめ深緑ウォーク、明科の小中学生の吹奏楽部演奏、にじますつかみ取り(龍門渕公園)、安曇野太鼓演奏、松本山雅FCガンズ君&片山さんトークショー。
6/14;ラフティング体験、アルプホルン演奏、明科高の吹奏楽部演奏、キッズダンス・チアダン、津軽三味線演奏、2023フォトコンテスト表彰、大ビンゴ大会。
(問)安曇野明科支所 TEL 0263-62-3001(8:30-17:15)
■6/15-6/16;明科「あやめ公園」・「龍門渕公園」で「第40回安曇野明科あやめまつり」開催。
北アを背景に犀川沿いの園内にはアヤメや花菖蒲が咲き誇ります。昔は県内最大を誇る150種5万株の花菖蒲が咲く「水郷・明科あやめ祭り」でした。1983年「龍門渕公園」完成、1958年〜「あやめ祭り」開催。1993年「あやめ公園」が整備された。
当初はまだ7500株。以降、明科町をあげて花株を増やし、1998年頃には5万株になった。当時のあやめ祭りには大勢の観光客が訪れていた。ところが2018年には株の寿命や連作障害で株腐れ、管理(人出)不足で急激に花が減少した。2019年から
再整備をはじめ、2023年には60種3万株まで復活しました。2019年以前は1週間の祭りでしたが、2020年,2021年はコロナ渦で中止、2022年からは2日間での再開。例年、あやめ祭りでは地元明科の小中高の吹奏楽などミニコンサ−ト、太鼓演奏、
ダンスやビンゴゲームなどのステージイベント、ニジマスつかみ取り、前川でカヌースラローム大会にじますカップ、旧篠ノ井線廃線敷ウォーキングなど、出店も出て賑わいます。毎年訪れていたがコロナ過下では・・・。
※安曇野市は明科エリアを「東部アウトドア拠点」にして、犀川・前川の龍門渕公園とあやめ公園を再整備、園内には「センターハウス」と「憩いエリア」を整備する。憩いエリアではキャンプやイベントも想定。2024-2025;基礎・実施設計、
2026年度;整備工事、2027年度中:運用開始予定。
(問)あやめまつり実行委員会事務局(安曇野市明科支所) TEL 0263-62-3001
■6/中;穂高北小では「カルガモ」が子育て中。
池や草むらがある中庭で親ガモ1羽と子ガモ11羽がのんびりと暮らし、成長して旅立つまで児童が温かく見守っている。
2020年からカルガモがこの時期に飛来し、毎年子育てをするようになった。安全に子育てができるよう、ふ化した親子を中庭に誘導。中庭は子供たちにとって憩いの場だが、カルガモが子育てをしている間は立ち入らないようにしているという。
■6/11;アイガモ農法による酒米作りに取り組む安曇野の「EH酒造」は約30aの水田に生後10日のひな30羽を放した。
ひなたちは鳴き声を上げながら元気に田んぼの中を泳ぎ回った。アイガモが雑草や害虫を食べ、ふん尿が肥料になるため、無農薬で栽培できる。水田は保護ネットで囲み猫などの侵入を防ぐ。8/上まで放し飼い。収穫した酒米は、純米吟醸酒
「逢醸」の仕込みに使う。契約農家では飼育小屋からの出し入れ餌やりなど、「米作りよりアイガモの世話の方が大変」という。
■6/10〜;「安曇野市役所」で松川村の有志でつくる「有明山語りの会」と沿線在住の有志でつくる「大糸線の旅」による「絵馬句額と安曇節」のパネル展
大糸線沿線で奉納された絵馬句額を復元する取り組みを紹介、安曇節につながるこの地域の大衆文化を発信。
■3/27-6/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「信州サーモン」の鯉のぼりが登場した。
全長5mの鯉のぼりがさわやかな風に吹かれて気持ちよさそうに泳いでいます。蛍光色のピンクや黄色など30色を使たカラフルな信州サーモンのこいのぼり。信州らしい風物詩を楽しんでほしいと企画され、地元の画家・カミジョウミカさんが
デサインした。鯉のぼりは3匹作り、うち2匹を田園文化ゾーンの段々原っぱと段々花畑に飾った。カミジョウさんは「想像以上にきれいに製作していただいて、とってもうれしい。明るくがテーマだったので、蛍光色をたくさん使って青空に
映えたらいいなと思って作った。ウキウキするような楽しい気分になってもらえたら」と。製作は松本の老舗人形店「村山人形店」。村山さんは「原画がとても素晴らしかった。フォルムがこいのぼりより太いところや、蛍光色を使っているので、
色を出すのが工場で苦労して何とか形になって良かった」と。信州サーモンこいのぼりは園内に2ヶ所、約200の鯉のぼりと共に6/5まで飾られます。公園内のあづみの学校では信州サーモンを飼育・展示中。
(問)アルプスあづみの公園管理センタ堀金・穂高地区 TEL 0263-71-5511
■2024.3/末〜6/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「信州サーモンのこいのぼり」が泳ぐ
穂高のアーティスト・カミジョウミカさんが制作を進めていたこいのぼりの原画が完成。原画を基に長さ5mの「信州サーモンのぼり」が作られる。松本高砂通りの「村山人形店」が監修・制作。「勇壮に泳ぐ姿を見て笑顔になって
もらえたらうれしい」と。毎春、「常念岳」を望む同公園の田園文化ゾーンの段々花畑ではこいのぼり約200匹を飾っている。信州サーモンのぼりは段々花畑やガイドセンタ出入口を検討中。
■6/2;安曇野で「第10回記念信州安曇野ハーフマラソン」が開かれた。
ハーフの部に5083人、ファミリーランの部(2km)に304組662人が出場。時折雨が降る中、初夏の田園地帯を力走した。ハーフの部は、8:30;豊科南部総合公園をスタート。市スポーツ大使の有森裕子さん、篠原信一さんらが声援を送った。
参加者は「拾ヶ堰」沿いなどを走った。コース沿いでは、市民が小旗を振ったり声援を送ったりしてランナーを後押し。「あづみ野太鼓保存会」は太鼓演奏を披露。10回記念として10位ごとにランナーに記念品が贈られた。
■6/2;安曇野で「第10回記念信州安曇野ハーフマラソン」開催。
2/5;ハーフマラソンの部の申込みが6003人(定員5200人)、小学生とペアのファミリーランの部(2km)は352組(定員300組)。募集締切。当日不参加が一定数あると見込み、定員より多いエントリーを受付けた。実行委は「節目の大会で注目度が高い」と。
豊科南部総合公園発着、北ア・田園風景を望むコースを走る。第10回記念事業として、第1回から全大会出場の参加者には特別なビブスを配る。
■5/25-6/2;「豊科近代美術館」で「ローズウィーク2024」開催中
バラ園ではバラの花が最盛期を迎えています。他にもポピーやラベンダーも咲いています。
2024.6/3-2025.8/29まで大規模な改修工事で長期休館。1992年4月に開館して30年余が経過、建物の老朽化した部分の屋根・外壁改修、天井・床工事、断熱化、耐震改修、照明LED化、空調・電気・排水・防水設備工事、Wi-Fiやサイネージ設置などを行う。
(問)安曇野市豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638
■5/下;北アの麓、穂高牧にある「栗尾山満願寺つつじ公園」ではツツジの花が見ごろを迎えています。
穂高山麓の西山にある真言宗のお寺「栗尾山・満願寺」は、境内が極楽浄土をイメージして造られています。
「満願寺」の「つつじ公園」ではツツジが見頃を迎えています。満願寺境内下の緩やかな約2000uの敷地には約5000株のツツジが栽培され、白や赤、紫、ピンクなどのツツジの花が輝き、訪れた人たちの目を楽しませています。
フジも白や紫の花を咲かせています。境内ではフジ、ヤマブキ、シャクナゲ、ボタン、シラネアオイなども見られます。1976年頃、旧穂高町が満願寺の庭園に植え、現在は安曇野市が手入れ行っています。1978年旧穂高町が満願寺に
つつじ・カエデ・桜を植栽し、「栗尾山満願寺つつじ園」として整備、今ではつつじの名所となりました。
※「栗尾山満願寺」は常念岳東麓にある真言宗のお寺で、神亀年間(725年頃)に聖武天皇の勅願で開創されたと伝わる信濃高野と呼ばれる古刹。
境内は極楽浄土をイメージして造られ、参道入口には屋根付の太鼓橋があります。微妙橋(お経橋)といい、室町時代には架かっていたとされますが、1906年に再建。満願寺は地元では「クリョウさん」と呼ばれ、昔から庶民に親しまれています。
時の領主たちの崇敬が厚く、昔から大切に保護されてきました。安曇一帯を治めた仁科氏が滅亡すると、 安曇は松本城主の所領とし、1582年城主小笠原貞慶により、再建・修理され、松本藩の保護を受けます。1582年武田氏を滅ぼした
織田信長が満願寺に宛てた「天下布武」の朱印状を出して保護された。1945年頃まで、8/9;安曇野各地から新仏がある家はホトケムカエのために満願寺に参詣し、通夜をして8/10に帰ったと、1923年南安曇郡誌にそのホトケムカエの行事が
記され、新盆までは精霊が満願寺に留まっていたと云われています。(写真は以前のものを含む)
■穂高牧の「栗尾山満願寺」の「つつじ公園」でツツジが見頃。
2000uに5000株のツツジが植えられ、濃いピンク、赤、白、黄色など色とりどりの花をつけ、フジの花も見頃を迎えた。6/上まではツツジが楽しめそう。
■穂高牧の真言宗・豊山派「栗尾山満願寺」
満願寺は北アの前山にある真言宗のお寺で、境内が極楽浄土をイメージして造られ、栗尾沢(川窪沢川)の橋を渡るところから参道が始まります。千手観世音を祀っており、信濃三十三番札所の二十六番札所。
スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツ等に覆われた「栗尾山満願寺」には約2000uの敷地に約5000株のツツジがあり、鮮やかな赤や紫、ピンク、白などの花を咲かせ、毎年大勢の観光客や参拝客で賑わいます。旧穂高町が1978年に約1万uを
満願寺から無償で借り、桜やカエデ、レンゲツツジ、オオムラサキツツジ、リュウキュウツツジなど約5000本を植えて「つつじ園」を整備した。満願寺は標高約900mにあり、まだ一面を覆う満願寺のつつじは咲き始め。藤棚のふじもきれい。
例年、5/中〜5/下が見頃。境内では桜の他、濃いピンクの枝垂れ桜、モクレン、シャクナゲ、ヤマブキ、水仙などが咲き、池ではリュウキンカが黄色い花を、水芭蕉が白い花を咲かせてくれます。
境内には湧水が流れ、マイナスイオンがいっぱい。ここを訪れるときはペットボトルを持参し、美味しい湧き水を汲んでいます。安曇野のパワースポット。
(問)栗尾山満願寺 TEL 0263-83-2088
■5/29;わさびの生産が盛んな安曇野で、農業ハウスで育てた「陸わさび」の収穫が始まっています。
安曇野では農業ハウスで「陸わさび」栽培が4年前から始まった。安曇野ではわさび農家の高齢化に伴う生産量の減少が課題。畑で葉と茎を収穫する陸わさびは湧き水の管理などに手間はかからないという。農業ハウスでは陸わさびの収穫の
時期を迎え、鎌を使って根元を切り落とし、葉や茎を収穫していた。JAあづみは「陸わさび」の生産者の拡大取り組んでいて、当初は3軒、この4年で12軒に増加。陸わさびはわき水などを利用する栽培方法に比べて短期間で収穫できる。
水ワサビは収穫まで15ヶ月以上、陸ワサビは8ヶ月。水ワサビは水位・気候に左右されやすい。陸ワサビは安定的に栽培。水ワサビは根茎(根を長く)、陸わさびは葉・茎(根は短い)。「今後も生産拡大に力を入れていきたい」とJA。
JAあづみでは、7月までに約20tを加工品メーカーに出荷予定で、チューブ入りのわさびやドレッシングになるという。
■5/下;「常念岳」(標高2857m)は夏山登山シーズンの到来を迎え、大勢の登山客が訪れ、雪残る穂高連峰や槍ヶ岳の北アの眺望を楽しんでいます。
登山道はほぼ雪が消え、山肌にはニリンソウ、ミツバツツジ、ムラサキヤシオ、イワカガミ、エンレイソウ、ラショウモンカズラ、サンカヨウなどの高山植物も咲き、初夏の訪れを告げています。急峻な登山道を登ると、開けた常念乗越(標高2450m)に
出ると、残雪の槍ヶ岳や穂高連峰が聳え立つ。
■5/25-5/26;「アルプスあづみのセンチュリーライド2024」(緑のAACR)が行われた。
160km(梓水苑ー白馬),120km(国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-白馬)間で1000人以上がエントリー。安曇野の田園風景や北アの景観を楽しみながら走行するロングライド。
S;梓水苑〜(2km;りんご畑)〜S;国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)〜(20km;山麓線)〜国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)〜(大町温泉郷,木崎湖西・中綱湖:23km)〜鹿島槍スキー場中綱〜(22km;青木湖東・佐野坂・八方・松川)〜白馬。
白馬〜(14km;青木湖)〜中綱湖〜(34km;木崎湖東・大町・池田町・碌山)〜安曇野研成ホール〜(19km)〜G;梓水苑、or安曇野研成ホール〜(5km)〜G;国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)
■5/26;三郷明盛の水田で米の豊作を祈願する「田楽太鼓」の演奏が行われた。
田植え作業が行われる中、松本の本郷若獅子太鼓の小学生が力いっぱい太鼓を響かせた。日本大震災の2011年から始め、2024年は能登半島地震が起き、「みんなで豊作を祈りたかった」と9年ぶりに再開した。
子供たちは見事なバチさばきでの2曲を披露。子供たちは水田に入って田植えを体験し、2023年秋に同じ田んぼで収穫した米のおにぎりを味わった。
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で蝶「オオルリシジミ」が舞い始めた。
オオルリシジミは体長3-4cmと小さな蝶で、瑠璃色の羽をひらめかせています。6/上頃まで見られるという。昔は里山で生息していたが、環境の変化で数を減らし、現在は県内の一部と九州・阿蘇でのみ生息が確認。安曇野市天然記念物、
絶滅危惧種。同公園では「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」と連携し、田園文化ゾーンの池周辺などに食草のクララを植栽。里山文化ゾーンの保護区では卵に寄生する蜂を駆除する野焼きもして生息域を保全。同会議メンバーが飼育した
さなぎを放すイベントも行っています。2024年は例年並みの5/11;1匹が確認。5/17;数匹がクララに止まり、池周辺をひらひらと飛んでいた。
5/25;オオルリシジミなどの自然観察会(先着20人,参加無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区センタ TEL 0263ー71-5511
■安曇野に生息する絶滅危惧種のチョウ「オオルリシジミ」の保護に長年尽くしてきた「三郷昆虫クラブ」世話人が2024年度の「みどりの日」自然環境功労者として環境大臣表彰を受ける。
約29年間保護活動を行い、絶滅状態だった「安曇野の象徴」を復活させた。堀金山麓で観察を続けてきたが、1991年発生が途絶えた。3年後、近くでオオルリシジミが再発見された。オオルリシジミは田園に生息。安曇野の保護活動は、
単なる希少種の保全にとどまらず、先人が築いた安曇野の自然や文化の象徴として、多様な生き物がすむ環境全体を守ろうとする共通理解で結ばれている。多数の団体や個人が活動に参加。三郷昆虫クラブは観察会で自然への関心を高めてきた。
保護区の管理、人工飼育、調査研究など活動は多岐にわたる。保護活動の他、子供たちに生き物の魅力を教える活動も継続的に行っている。
■5/20;安曇野の水田で、水田にアイガモを放つ「アイガモ農法」を参考に開発されたロボットの試験導入が始まった。
南安曇農高が試験的に導入したのはベンチャー企業(NEWGREEN;旧有機米デザイン)が開発した「アイガモロボット」。担い手不足を背景に農業分野で進む「スマート農業」。アイガモが水田を泳ぎ回ることで水を濁らせて光を遮り、雑草の成長を抑える「アイガモ農法」を
参考に開発された。同高校は企業からロボットを借りて除草剤を使わずに稲を育てる取り組みを始めた。ロボットにはGPSとソーラーパネルが装備され、スクリューやブラシが取付けら、水中で泥を巻き上げながら水田を動き回る。自動運転は
約10時間走行可。ドローンによる農薬散布や草刈り機も不要に。ベンチャー企業は「人手不足が懸念される農業の維持につなげるとともに、農業の楽しさも感じてもらいたい」と。
■5/19;9:30-13:00;豊科南穂高の「安曇野の里」(安曇野ベース前)で「第36回安曇野の里あかしや祭り」開催。
アカシアの花の天ぷらを無料サービス。打ちたての手打ちそば即売会。地元の新鮮な野菜、山ウド、ワラビなどの山菜を販売。田淵行男記念館駐車場の池ではニジマスのつかみどり(小学生,\100/1匹)
新緑に白いアカシアの花が咲き始めました。枝に房状に垂れ下がって咲く白い花。アカシアはマメ科ハリエンジュで、ニセアカシアと呼ばれます。本来のアカシアは黄色い花。安曇野はニセアカシアの群生地。大きな木に白い花が鈴なりに
咲いています。安曇野では養蜂家のミツバチが集めた希少なアカシアの蜂蜜が土産店などで販売されています。
北米原産の外来種のニセアカシアは砂防用緑化として河川敷や山麓の荒地に数多く植えられました。成長が早く大きな木になり、遠くからでも白い花が目立ちます。周囲には甘い香りが漂い、ハチが飛び廻っています。ニセアカシアは生命力が
強く伐採しても枯れずに再び芽が出て早く成長するため、繁殖力が強く群生地になることが多く、梓川や犀川沿いにはニセアカシアの群生林があります。樹高の割には根が浅く、河川増水時には根こそぎ流され、流木となり、橋などに引っかかり、
河川氾濫を誘発する恐れがあるため、近年は伐採が進んでいます。
蜂蜜の約95%(47.3千t)は輸入もので、国内産は約5%で約2.5千t(養蜂者数1万戸)。長野県内の養蜂者は約600戸で全国の5%を占め国内1位、蜂蜜生産量でも188t(約7%)で長野県は1位。長野県のハチミツ蜜源は菜の花、桃、桜、山桜、レンゲ、
リンゴ、藤、エゴ、トチの木、そばなどの花ですが、レンゲ畑は激減し、蜜量が豊富なニセアカシアは蜂蜜の7割を占めるため、伐採には養蜂家は危機感を募らせています。ミツバチは安曇野や松本の特産であるリンゴやスイカの受粉の役割を
果たしています。
(問)あかしや祭り実行委員会(事務局:ビレッジ安曇野内) TEL 0263-72-8568
■5/19;10:00-15:00;堀金烏川の「安曇野市MTB専用コース」で、電動アシスト機能付自転車(eMTB)の試乗会が行われた。
eMTBの楽しさを知ってもらおうと、YAМAHAの協力で、コース指定管理者のMSJが企画。県内外から44人が参加、坂道などを走って乗り心地を体感した。今後もイベントを通してeーbikeの普及に取り組む考え。MSJ代表は元MTB五輪代表の小林可奈子さん。
4/20-11/末;水・金/土/日/祝;9:00-16:00;MTBコースOPEN。ベーシック;1.2km;初級コース,クロスカントリー;3.3km;中級コース,フリーライド;1.7KM,DHコース。有料レッスンあり。(受付;啼鳥山荘,利用料;\200/1人,レンタルMTB;\300/1H)。
(問)安曇野市MTBコース TEL 0263-73-2211
■観光誘客を目的に電動アシスト付自転車を貸出している安曇野市観光協会のシェアサイクル事業が11/末で2023年度の実施期間を終えた。
安曇野市内と松川村にある18ヶ所のポートに自転車計50台を配置してスタート。6年目の2023年度は4-11月に延べ利用台数は3215台(前年度+1%)と微増。利用金額計は1回当たりの平均利用時間が伸びたことから前年より15.1%増。
台数・金額とも過去最高を更新。延べ利用台数を月別でみると、7月・9月・10月が前年度の同月を大きく上回った。天候に恵まれたことに加え、秋の残暑で自転車に乗りやすい環境だったことも要因とみられる。一方、天候が悪かった6月と、
残暑から一転して冷え込んだ11月は前年度の同月を大きく下回った。8月には9台を増加。1回の平均利用時間は1h15m〜1.5h、前年度より15分長くなった。穂高神社の式年遷宮や諏訪の御柱祭など大型観光イベントが多かった2022年度を
上回ったことについて、市観光協会は新型コロナ感染症法上の分類引き下げによって「心置きなく旅行できる環境になったのでは」と分析。全国的にシェアサイクルを導入する自治体が増え、身近になっていることも一因とする。
地元利用も進んでいるとみる。同協会者は、宿泊施設や観光施設、サイクリングオアシスに登録している店舗などの協力に感謝しつつ、「自転車でお店などを回れば景色も見られる。利用者にもっと楽しんでもらえる企画を考えていきたい」と。
■2/23-5/19;9:00-17:00;「豊科郷土博物館」で市内に生息する野生動物のはく製を集めた企画展「はくせい動物園」が始まった。
イタチやモモンガなど15種類21体を展示。生態や生態系について楽しく学びながら人の暮らしとの関わりを知ることができる。
同館と県烏川渓谷緑地が所蔵するはく製を集めた。熊は嗅覚が犬より優れていて数km先のにおいをかぎ分けることを頭蓋骨の標本で説明、ウワミズザクラの種子がたくさん入った熊のふんを展示して熊の好物を紹介している。羽音を立てずに獲物に
近づくフクロウの羽根の構造を顕微鏡で観察することも。人里近くで暮らす野生動物は農作物を食べていて栄養状態が良く、産んで育てる子供の数が多いことも指摘。動物が農地に入らないようにすることや残った農作物を放置しなことなど
学芸員は「野生動物のことを科学的に学び、しっかり距離を取ることも大切」、「野生動物の生態から見える人との関わりを見てもらい、考える視点になれば」と。(入館料;\100/高校生以,中学生以下・市内70歳以上無料)
(問)豊科郷土博物館 TEL 0263-72-5672
■2024年で20年となる信州生まれの「信州サーモン」
5/17;今シーズンの出荷が明科中川手の「県水産試験場」で始まった。ふ化から5ヶ月の稚魚は体長6-7cm、重さ2-5gの信州サーモンの稚魚が出荷。信州サーモンはニジマスのメスにブラウントラウトのオスを掛けあわせた信州生まれのブランド品種。
肉厚でうまみが凝縮されている。2024年の稚魚の出荷量は過去最高だった2023年と同じ約42万匹の出荷を見込んでいます。稚魚の出荷が始まって2024年で20年目、知名度があがり旅館やホテルなどでは供給が追い付いていないほどの人気。
信州サーモン振興協議会は「長野県ブランドの魚として全国的にもかなり知名度もあがった。要望に応えられるよう品質ともども出荷量をさらに増やしていきたい」と。出荷した稚魚は県内の30の養殖業者が2年かけて体長50-60cm、重さ2kgに
成長させたあと、県内の飲食店や旅館などで提供されるという。
■穂高山麓線の西山奥にある真言宗の寺院「栗尾山満願寺」
穂高牧の西、浅川山の中腹に建っています。725年頃、池から出現した1寸8分の仏像を安置し、堂宇を建立したのが創建の由来。坂上田村麻呂が八面大王を成敗した際に力を貸したので彼が再興させたとの伝承もあります。
木曽義仲が1181年頃に山林を寄進したとの古文書があり、1582年、松本藩主小笠原真慶による再建修理の際に現在地に移転。これ以後、松本藩の保護を受ける。1870年廃仏毀釈により廃寺となったが、6年後の1876年には
再興されました。お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られ、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。杉林の階段の参道を登ったところに、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野で一番広いツツジ園。
ツツジは一部咲き始め、見頃はこれから。例年5月中には約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。桜の他、濃いピンクの桜や枝垂れ桜が見られます。
■5/12;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「早春賦音楽祭」が開かれた。
2024年は開園20周年を記念した20回目の音楽祭。70団体の約800人が参加、過去最大規模。入園者は5760人。園内8ヶ所に設けられたステージでは唱歌「早春賦」の合唱、アルプホルンの演奏、市内中学校吹奏楽部や市消防団音楽ラッパ隊による演奏が行われた。
通常開催は5年ぶり。「コロナ禍で秋に開催したこともあり、ようやくこの時期に開催できた。音楽に親しんでいただけたらうれしい」と同公園。
■5/中;安曇野のりんご畑では農家がリンゴの摘果作業中。
真ん中の大きな「中心果」を残して、周りの幼果を摘み取ります。生育の遅い実がなった枝は根本からはさみで切り取っています。
■5/中;安曇野で新タマネギの収穫が始まった。
5/11;豊科南穂高では農事組合法人「踏入ゆい生産組合」がわせ種・スパートの収穫を始めた。収穫は例年並み、やや小ぶりだが味はいいという。畑には掘り出したタマネギがごろごろと転がり、みずみずしい光沢を放っている。
まずは安曇野と松本の学校給食用に出荷する。タマネギの根を切って畝の中ほどに集めた後、専用の機械で丁寧に拾い集めた。収穫作業は6/上-6/中にピークを迎える。同組合は「この時期がまた来た、という感じがしてうれしい。
まずは子供たちに2024年の新タマネギを味わってもらいたい」と。
■5/10;朝、冷え込みが強まった影響ワイン用ブドウに新芽が枯れるなどの被害が出ていた。
県農政部のまとめでは東御、安曇野、立科などで計778円の被害が発生。
■5/10朝は寒の戻りで県内11地点で氷点下。りんご農家では農作業が本格化する時季に霜が降りた。リンゴ農家は「寒の戻りはいつも通りだが、温暖化で生育自体が早まっているから影響を受けやすい」と。2023年は遅霜で甚大な被害が出ています。 日中は気温が上がり夏日のところもあるなど寒暖差の激しい1日。安曇野では露地栽培のジュース用トマトの苗が枯れるなどの被害が出たという。りんごなどの果樹の霜被害はまだ報告がないというが調査を続ける。
■松本梓川、安曇野三郷、堀金の北ア山麓のりんご畑では「リンゴの花」が満開。
可憐な白い花が枝にびっしりと咲き、新緑の中で際立っている。梓川左岸から北の麓には緩やかな傾斜地に多くのりんご畑がある。気温が高めなのか、今のところ2023年のような霜害が発生しておらず、2024年春は順調に開花。
■5/上、明科「長峰山」では山肌の緑が深まり、点々と山桜が咲いていました。
■早くもリンゴの花が咲き始め
白く可憐なりんんごの花は美しい。蕾は濃いピンク色ですが、花開くと白くなります。これから花摘みの季節。真ん中の花を残して1つ1つ手で摘み取っていく大変な作業で、りんごの実を大きく育てるには欠かせない作業。
■4/20-5/6;豊科南穂高の「安曇野スイス村サンモリッツ」にて、全国大陶器市振興会の「第21回安曇野全国大陶器市」が始まった。
有田焼や美濃焼、信楽焼などの産地の陶器など約15万点が並ぶ。伝統工芸士が手掛けた有田焼の沈香壺や信楽焼の置物などが目を引く。(10:00-17:30)
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でチューリップ・菜の花が見頃。
4/12-5/19;段々原っぱや花壇、棚田では「チューリップ・菜の花まつり」を開催中。園内では200匹のこいのぼりが泳ぎ、エドヒガンザクラやハナモモ、枝垂れ桜、桜も見頃。約5500uの畑に赤やピンク、紫などの127品種、29万本の
チューリップが植わる。同公園によると、2024年は2023年より10日遅く開花が始まった。早咲きは見頃を迎え、5/上には遅咲きの品種が見頃を迎える。残雪の北アとの共演が楽しめます。〜5/6;公園ではチューリップの人気投票
「チューリップ2024選抜総選挙」を実施。20種の中からお気に入りの品種に1人1票投票できる。最終日(5/19;14:00)にはチューリップの球根堀り。
棚田では6haに500万本の菜の花畑。岩原口周辺は見頃。
4/28-4/29;フラワーバルーンショー、5/3-5/6;カヌー体験、5/3;クレヨンしんちゃんショー、5/5-5/6;ミニサーカス、〜4/28;岩原山神社の御船(市登録無形文化財;長さ9×幅2×高さ4m)を展示。
5/12;10:00-16:00;入園無料日に「第20回あづみの公園早春賦音楽祭」
5/25,5/26;里山ガイドツアーオオルリシジミを訪ねて。4/27;岩原口で春の蝶観察会。
5/5;10:00;安曇野オオルリシジミ保護対策会議によるオオルリシジミの飼育活動。田園文化ゾーン池で飼育したサナギを放す。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■5/上;堀金・須砂渡から烏川林道を走ると、新緑の中、清流「烏川」沿いではヤマフジがきれいに咲いています。
■5/初;安曇野市堀金烏川の岩原地区は2010年4月-2011年9月に、NHKで朝ドラ「おひさま」が撮影された場所。
現在は「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の岩原口の「菜の花畑」となっています。(有料;同園入場含む)
ロケ撮影では茅葺き農家と水車、道祖神などは撮影用に用意されたセットでしたが、絵になりました。当時は安曇野観光の撮影スポットとして多くの観光客が訪れていました。以下に昔の岩原区の風景を掲載。
その他、ロケでは大町美麻新行「中山高原」のそば畑が有名です。主人公が自転車で女学校に向かう風景が撮影されました。そば畑は美麻新行のそば屋さんらの私有地で、許可してロケが行われ、撮影中は地主さんらが横で見守っていました。
他には農地と田園風景(堀金烏川)、桜と道祖神(堀金烏川)、常念岳(等々力橋)、穂高川と有明山(南穂高)、万水川の土手(穂高)、本陣等々力家(穂高)、大王わさび農園(穂高)、自然体験交流センタせせらぎ(明科)、長峰山(明科)、
大峰高原(池田町)、松本城(松本)、三城牧場(松本入山辺)、美ヶ原高原(王ヶ鼻)などでロケが行われました。
■5/初;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では127種類、24万株のチューリップが植えられ、今は遅咲きの品種が見ごろを迎えています。
2024年は2月に寒い日が続き開花時期の遅れが心配されが、その後は順調に生育が進み、例年並みに見頃を迎えた。訪れた人たちは色とりどりのチューリップを見ながら園内を散策し、お気に入りの花をバックに写真を撮影していた。
菜の花畑の他に園内では八重桜、やまぶき、シャクナゲ、ズミなども咲いていました。チューリップは既に見頃を過ぎているものも多く、遅咲きのものはGW期間中は楽しめそう。多くの人が訪れ、駐車待ちの車が並んでいた。
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)には27万球のチューリップが植えられています。
公園内の117品種27万球のチューリップ畑は一部開花。3月は冷え込んだため、2023年より10日ほど遅く咲き始め、開花状況は平年より1週間遅れぎみ。チューリップは、4/20頃から見ごろを迎えそう。
公園内(6ha)の500万本の菜の花畑は岩原口周辺で一部開花。4/下〜5/上が見頃になりそう。
公園では「クラフトマルシェ」が開催、キッチンカーや子どもたちの体験コーナーも人気。マルシェは4/13-4/14,4/20-4/21日にも開催。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■5/初;高気圧に覆われて雲一つない青空で無風。安曇野の水を張った田は鏡のようになり、北アの山々が映り込んだ。
三郷「拾ヶ堰」沿いでは、田の水鏡に安曇野やまびこ自転車道をサイクリングしたり、ランニングしたり、ジョギングしたりする人の姿も映った。
■4/29;「早春賦」を歌い継ぐ「早春賦まつり」が穂高川沿いにある歌碑前で行われた。
早春賦を合唱しコーラスグループらの歌声が響き渡った。穂高北小・穂高南小の合唱部、穂高文化協会コーラス部、アルパ奏者ら合わせて約90人が出演。新型コロナ過での中止・規模縮小を経て5年ぶりに通常開催。安曇野市観光大使を務める
上松美香さんらによるミニハープとアルパの演奏も行われた。2020-2022年度は新型コロナ禍や悪天候で中止、2023年度は規模縮小して開催。2024年は早春賦歌碑ができて40年の節目でもあり、「早春賦を愛する心、人と人との輪を広げていく
ことができれば大変うれしい」と実行委。
■4/27-4/28;堀金烏川岩原区の「お舟祭り」で、お舟の担ぎ手を募集する。
祭りは市無形民俗文化財指定。市内唯一の担ぎ舟だが、近年は担ぎ手不足が課題になっていた。新型コロナ禍の影響で舟を担ぐのは5年ぶりとなり、2024年を機に祭りのにぎわいを取り戻したい考え。担ぎ舟は長さ9m、高さ4m、幅2m。
本祭りの日には保存会が神社まで担ぎ、境内を3周した後、舟を坂に転がして壊す。2023年は感染防止などのため、境内で舟を作って展示のみだった。2024年は多くの人に祭りを見てもらおうと、4/14;「国営アルプスあづみの公園」
(堀金・穂高地区)のガイドセンタ前で骨組みを作る。4/27;宵祭りに五色の幕などを飾り付け、4/28;本祭りでは同公園から神社まで担いで登る。福まきなどの催しも検討。舟の製作や担ぎ手はこれまで岩原区民でつくる保存会が
担ってきた。しかし、コロナ禍を機に活動に参加する会員が減少し20名程度。約1tの舟を担ぐには少なくとも30人が必要で、同会は「今動いている会員が抜けると担ぎ舟ができなくなってしまう」と。氏子総代によると、山神社は
1963年まで烏川渓谷の林野に入会権を持つ24村で祭られてきた。舟も麓の村々が交代で担いでいた歴史があるという。「昔のように勢いのある祭りにしたい。伝統ある祭りを守っていきたい。賛同してくれる人はぜひ来てほしい」と。
担ぎ手の希望者は4/14まで。
■4/28;堀金烏川岩原区にある「山神社」で「本祭り」が営まれた。
お舟は長さ9m,高さ4m、幅2m、五色幕などで飾り付けられ、「担ぎ舟」が5年ぶりに奉納。「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)から神社までの約900mを祭典保存会や参加者の約50人が重さ1tのお舟を担いで練り歩いた。
舟の製作や担ぎ手は岩原区民でつくる保存会が担ってきたが、コロナ禍を機に会員が減少。約1tの舟を担ぐには少なくとも30人が必要。2024年は初めて担ぎ手を一般募集し市内外から約20人が集まった。山神社は1963年まで、
烏川渓谷の林野の村で祭られてきた。舟も麓の村が交代で担いでいたという。担ぎ舟は「お船祭り」の古い形態を残しているとされ、安曇野市無形民俗文化財に指定。保存会は「地区外からこんなに担ぎ手が来てくれると思っていなかった」と
継続に手応え。
■穂高でも初夏を思わせる春の暖かさになり、春を告げる桜をはじめ、菜の花、コブシ、おきな草、福寿草、カタクリの花が咲いています。
下向きに赤紫の花をつけるオキナグサは県版レッドリスト絶滅危惧種の一つ。三段咲きの福寿草は八重の福寿草が三段になって咲いています。
■堀金鳥川「旬の味ほりがね物産センタ」南に広がる「菜の花畑」
道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」に隣接する「旬の味ほりがね物産センタ」の南側の休耕田(約60a)では、残雪の常念岳をバックに菜の花(約250万本)が見頃で、黄色い絨毯のよう。センタ側にはこいのぼりが泳いでいます。
同センタでは来場者に楽しんでもらおうと、春(4/下-5/上)には菜の花、夏(8/上-8/下)にはヒマワリを育てています。6/中;ヒマワリ種蒔き、8/中;お盆に満開、3-4万本のヒマワリが咲きそろう。10/中;野沢菜種まき。
旬の味ほりがね物産センタは1987年6月;旧堀金村の直売所「新鮮市」開設、1991年5月;「堀金新鮮市」としてプレハブで営業開始、1996年5月;物産センタ建設、2003年3月;農事組合法人「旬の味ほりがね物産センタ組合」。
2006年からは安曇野市ほりがね物産センタの指定管理者となった。店舗では地元農家の新鮮な朝取り野菜などが並ぶ。特産のりんご・ぶどう・なしなどの果物、セロリ、レタス、ブロッコリー、アスパラ、わさび、白菜、
小松菜、キャベツ、玉葱、大根などの葉物、トマト、きゅうり、とうもろこし、松本一本ねぎ、穂高いんげん、長芋、野沢菜(冬)、クリタケ、ナメコなど原木きのこ(秋)、新米、惣菜・漬物・常念みそ・おやき・もち・凍り餅・
焼きたてパン・おこわ・安曇野りんごジュースなどの加工品、切り花など、種類も多く安値販売。食堂(11:00-14:30)ではおにぎり定食・信州サーモン・手打ちそば・常念天丼など。
(問)旬の味ほりがね物産センタ TEL 0263-73-7002(8:30-17:00)
■「長峰山」で里山再生に取り組んでいるNPO法人「森倶楽部21」が草原の植生をシカの食害から守る活動に着手した。
長峰山では近年シカが出没するようになり、ワレモコウやキキョウ、オミナエシなどの植物が激減した。長峰山には草原が3ヶ所残っており、このうち東側の「天平自然園」と「蝶の森」の2ヶ所にシカの侵入を防ぐ防護柵(ネット)を
長さ100mずつ設置した。これまで明科光・矢ノ沢集落の住民が維持してきたが、集落の人口減で作業が難しくなり、2000年から森倶楽部が草刈りや道整備などで協力している。シカの食害を防ぐ取り組みには、県林業総合センタが調査や
技術提供で加わる。植物が激減したところではシカが食べた跡やふんなどの痕跡が見つかった。2023年12月、4ヶ所にセンサーカメラを設置、シカの姿も確認できた。同センタは「シカがどのくらい生息しているのかは把握できていない。
シカがどういう動きをしているのかを年間を通して評価したい」と。同倶楽部はチョウを指標にした森づくりをコンセプトに活動。活動当初は天平自然園でチョウは十数種類確認できたが、森林整備などで85種類を累積で確認できるように
なった。「里山は人間と自然が共生してきた場所。残すべきものは残していきたい。ここに来て楽しめるようなイベントや作業をしていきたい」と。
■4/下;安曇野東山の「光城山」(標高912m)と「長峰山」(標高933m)の山頂の桜が見頃。
「昇り龍」で有名な豊科光「光城山」(標高912m)は約1500本の桜並木が植えられ、お花見登山が楽しめます。
登山口(標高600m)から山頂まで標高差300mを約2週間かけて桜は咲き昇っていきます。登山道が整備され、約1500本のソメイヨシノが植えられ、まさに桜トンネル。徒歩約1時間で山頂に立てます。桜は大正天皇即位を記念して植えられ、
その後は地元(光城山1000人SAKURAプロジェクトなど)による植樹や保全が進められ、大切に守られてきました。老木を2014-2020年に計640本を植え替え、年に約60本を植えています。麓の登山口から順々に山頂に向けて開花していくサクラは
まさに昇り龍のよう。安曇野の春の風物詩。桜の花越しには残雪の常念岳が望めます。山頂からはのどかな田園風景、残雪の常念岳との競演。蝶ヶ岳、常念岳、横通岳、大天井岳、燕岳、有明山、餓鬼岳、鹿島槍ヶ岳、白馬三山まで一望。
見頃の時期には夜間ライトアップされ、夜桜登山が楽しめます。山の名は鎌倉時代に海野氏支族が築いた「光城」に由来。(登山口;P40)。登山口・山頂にトイレあり。
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363
■「光城山」の隣には明科光「長峰山」(標高933m)。開けた山頂には桜が咲いており、北アの展望がよい。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流地と山麓に広がる安曇野の田園風景が見えます。
山頂下には長野道明科TNが通っています。西には蝶、常念岳、大天井、燕、有明山、餓鬼、蓮華、爺・鹿島槍、五龍、唐松、白馬三山、小蓮華、白乗などが見渡せ、東には聖山、四阿山、嘘空蔵山、青木峠、奥には戸隠・妙高など山々が
連なっています。東山の日の出、早朝の北アモルゲンロート、朝の雲海、陽が沈むサンセットは特に美しい。山頂へは明科中川手から林道「長峰線」(1966山村振興林道として着工)、田沢から林道「城山線」、矢ノ沢から林道「天平線」があり、
手軽に山頂に登れます。山頂・山腹では桜やつつじ、もくれん、ヤマボウシなどが咲いています。山の斜面にはヤマブキが群生。「長峰山」山頂近くには森林体験交流センタ「天平の森」(1995年open)があり、天体望遠鏡を備え、ACキャンプ場、
コテージ、展望風呂などあり。昔はよく天平の森でキャンプ。週末には天平の森天文同好会が星空観測を行っていたが、松本方面は光害で見えずらくなったと云っていた。
2024.3/29;林道城山線と林道長峰線の冬季閉鎖を解除し、現在通行可。
■北ア「常念岳」に農作業到来の目安とされる雪形「常念坊」が姿を現した。
完全な姿ではないが、2024年は桜の開花と出現時期が重なり、満開のソメイヨシノとともに春の到来を告げている。
安曇野からは袈裟を着た僧侶の雪形を望むことができます。「田淵行男記念館」によると、常念坊は蝶ヶ岳の「蝶」と並んで安曇野ではメジャーな雪形。例年この時期に雨が降ると高山では雪となって雪形が一時的に消えてしまうが、
2024年は先週の雨で消えず、出現時期が早い。
■4/22;県内有数の米どころ安曇野で早くも田植えが始まった。
豊科高家の米農家(宮澤さん)の水田では、花曇りの空の下、朝から田植え機を使って「コシヒカリ」の苗(約10cm)を植えた。代かき作業は1週間ほど遅れたが、2024年も安曇野のトップをきって田植え作業が始まった。3月低温の影響で苗の生育が若干遅れ、
田植えのスタートは2023年より1週間遅いという。宮澤さんの耕作している受託を含め43haでうち2haで田植え。収穫時期を分散させるため、周辺の農家より早めに苗を植えている。宮澤さんは「米農家にとって田植えが始まったということは、
1年の始まりということで、秋の収穫に向けておいしいお米を育てたい」と。JAあずみ管内ではこれから田植えが本格化し、5月GW頃にピークを迎え、5/下まで続く。順調にいけば8/下-9/上に収穫される予定。JAあずみ管内では計2130haで作付、
例年並みの1万2780tの集荷を見込んでいる。
■4/21;残雪の北アをバックに、春の安曇野を自転車で楽しむサイクリング「桜のアルプスあづみのセンチュリーライド」が行われた。
ルートは、松本ー白馬間を往復する160km、安曇野-白馬間を往復する120km。全国から約1100人が参加。松本梓川倭「梓水苑」ではサイクリストが手を振りながら笑顔で出発。イベントは2009年に始まり19回目。2017年からは桜を楽しむ4/21、
新緑の季節となる5/26開催。160kmコースは梓水苑-国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)-木崎湖・中綱湖・青木湖-白馬-仁科三湖-穂高研成ホール-国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-梓水苑。
実行委の鈴木雷太委員長は「花が一番良い時期。残雪などの自然を通して、県の素晴らしさを感じてもらえたら」と。
■4/20;JAあづみ「菜の花プロジェクト安曇野」は、「安曇野スイス村」近くの菜の花畑で「菜の花祭り」を開いた。
春は菜の花。安曇野では「国営アルプスあづみの公園」、堀金烏川「旬の味ほりがね物産センタ」、豊科重柳「安曇野スイス村・ハイジの里」、穂高山麓には広い菜の花畑があります。
15aの菜の花畑に会員らが集まり満開の菜の花を楽しんだ。プロジェクトは安曇野の休耕田を黄色に染めようという運動から始まり、22年前から菜種やヒマワリから食用油を作っています。
菜の花は6月刈取り、干して種を採り出し乾燥。9月に精油予定。
■4/20;北穂高「安曇野橋節郎記念美術館」で、漆芸術家・橋節郎の「生誕110年記念植樹祭」を開いた。
関係者らが出席し、駐車場の脇にコヒガンザクラの若木1本を植えた。節郎の命日(4/19)に近い土曜日に毎年開催する「節郎忌」に合わせた。友の会は「節郎が亡くなったのは桜花の最盛期。桜をめでるとの意味を込めている」と。
同美術館には生誕100年記念のコヒガンザクラも2本植えられている。
■安曇野市は窓辺を覆って暑さを和らげる「緑のカーテン」の普及を推進。
小中学校や認定こども園など市内30ヶ所以上の施設に苗を毎年配布。緑のカーテン講座も開いてきた。2024年初めて、市役所にも琉球アサガオ・オーシャンブルーで緑のカーテンを設け、普及や地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に一層力を入れる。
緑のカーテンを設置することで窓際の温度は約4℃、室内の床の温度は約6℃下がると言われており、エアコンが節電できる。緑のカーテンの普及活動をしている市民団体「あづみ野風土舎」と協働で取り組んでおり、4/17;本庁舎にも風土舎の協力で設置。
ベランダに容量50Lのプランターを置き、長さ10mで高さ5mのカーテンにする。6月には花が咲く見通し。安曇野市は2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指す「安曇野ゼロカーボンシティ」を2023年3月に宣言。4月;球温暖化対策の専門部署・
ゼロカーボン推進課を新設。市地球温暖化対策実行計画には、重点施策の事例で緑のカーテンの活用を挙げる。
■4/16;三郷明盛の拾ヶ堰沿いの「じてんしゃひろば」では桜が見頃。
桜に芝桜、堰と常念岳という四重奏が美しい。4/16;風が強かったが残雪の「常念岳」が望めた。拾ヶ堰上流にも桜並木があり、水面に浮いた花びらがゆっくりと流れていた。
■安曇野ではソメイヨシノが咲き始め、春爛漫に。
4/12;安曇野「拾ヶ堰」では残雪の北アと満開の桜の水鏡が見られます。4/12;豊科光の「光城山」の登山口は桜が見頃で中間までは5分咲き、山頂はまだ蕾。桜と残雪の蝶ヶ岳・常念岳のコラボが美しい。
4/10;豊科南穂高の「田淵行男記念館」では「百楽桜」のエドヒガンザクラが満開。ピンクの花が青空と北アに映えた。百楽桜は田淵氏の言葉「一山百楽」から命名。白馬村「貞麟寺」にあった紅しだれのエドヒガンが親という。
2024年の桜の開花は2023年より10日遅い。
1992年開館した昆虫生態研究で山岳写真家の田淵行男氏を顕彰する「田淵行男記念館」には、田淵氏の蝶の細密画や山岳写真などの作品約7.3万点収蔵。
〜6/2;田淵行男写真展「安曇野風景」開催中。S30〜40年代の懐かしい安曇野の風景、山の写真を展示。
(9:00-17:00,月曜休館,祝日は開館,祝日翌日休館,\310/大人・高校生以上)
(問)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964
■4/14-4/15;安曇野では桜と枝垂れ桜が見頃を迎えています。
桜が開花したと思ったら一気に満開となった安曇野。
1)青空にわさび田と桜。穂高川沿いの「早春賦歌碑」の桜は満開。
2)「拾ヶ堰」の桜と残雪の常念岳。
3)堀金烏川「扇町」の桜並木も満開で、桜と蝶ヶ岳〜常念岳が美しい。
三郷「黒沢川」沿いの桜並木も満開。
4)4/15;「光城山」の桜(登り龍)は登山口から中間部上まで昇ってきた。山頂では桜が咲き始めの3分咲き、まもなく見頃。
5)「長峰山」の山頂でも桜が咲き始めた。
■4/7;豊科南穂高の「田淵行男記念館」で百楽桜が見頃を迎えた。
山岳写真家の田淵行男の言葉「一山百楽」から命名された紅しだれのエドヒガンで、濃いピンク色の花が来館者を出迎えている。「一山百楽」は山に登るたび違う発見があったとの気持ちが込められている。百楽桜も、近づいてつぼみと
花の濃淡の異なるピンク色を楽しんだり、少し離れて残雪の北アと写真に収めたりと、さまざまな表情を見せてくれる。記念館の遊水池では、ミズバショウやヒメリュウキンカも咲いており、春の訪れを感じる。中田信好館長は
「桜に他の花も楽しめるので記念館を訪れてほしい」と。
■3/31;堀金烏川の「上堀北浦諏訪社」で「例大祭」(本祭り)が営まれた。
舞台巡行や女子による浦安の舞が奉納、福餅・福菓子まきなどがあり、境内が活気に包まれた。境内に舞台が戻ったところで、拝殿にて神事が行われ、浦安の舞が奉納された。氏子代表は「大変盛大にできた。今後も上堀地区と倉田地区の
皆さんに元気を与えるようなお祭りにしていけたら」と。
■3/31;「穂高神社」では小学校入学を控えた子供の学業成就や登下校の安全を願う「勧学祭」があった。
ランドセルを背負った約90人と保護者が拝殿でお祓いをし、児童の代表が玉串をささげた。
■3/30;安曇野の住民有志が「穂高神社」で「ユキワリソウ」のポット苗を展示・販売した。
花は濃い紫や薄いピンクなどさまざま。「安曇野緑の会」が続けてきた人気の取り組みで、同会は高齢化で2023年に解散したが、元会員が引き継いだ。種から3年以上かけて育てた約180Potsが15分で完売。販売前から並ぶ盛況ぶり。
安曇野緑の会は旧穂高町が主導して立ち上げたグループで、最多で約180人が所属。桜の植樹やオキナグサの保護、自然観察会の開催などの活動をしてきたが、会員の高齢化、会員減少もあって解散した。
■3/下;安曇野ではわさびの花が見頃。
緑のわさび畑では、白いわさびの花が咲いています。「大王わさび農場」では15haに約30万株を栽培。2/下〜かわいらしい白い花が咲き始め、4/上まで楽しめます。
■安曇野市図書館・塩尻市図書館・松本市図書館の3市図書館で小説「安曇野」の連携企画。
中信の図書館3館(松本・塩尻・安曇野)が小説「安曇野」をテーマに、地域ゆかりの人物たちの関連企画展示。安曇野中央図書館では小説「安曇野」の生原稿を展示する。
1/27-3/28;安曇野市、2/1-2/25;塩尻市、2/6-2/25;松本市
1/27-3/28;安曇野市図書館でオリジナルカード配布
(問)安曇野市中央図書館 TEL 0263-84-0111
■3/22;JAあづみ女性部西穂高支部の牧大根プロジェクトは福神漬け「七福神うんめえ漬」が3年ぶりに復活・販売。
自家栽培した野菜を中心にした商品で、復活を望むファンの声を受けて、約125kgを漬け込んだ。「安曇野うんめえ漬け」シリーズの一つで、2014年-2021年まで冬の時期に作られてきた。例年販売開始から10日で売切れるという人気商品。
自家栽培の大根やキュウリ、ミョウガ、シソの実、ショウガやニンジン、ゴボウの計7種類が使われる。牧大根を使ったぬか漬けやしょうゆ漬けの作業が11月-翌2月まであり、続けて七福神の作業に入るため、メンバーの負担が大きい。
メンバーがキュウリやミョウガ、シソの実を各家庭で塩漬けにするなど材料の調達が大変という。このsuuから製造をやめていた。七福神はミョウガとゴボウの香りが特徴の一つ。ここ数年はやめていたという。お茶請けに、おにぎりの具に最適。
(\480/1袋200g)。3/22;豊科南穂高の「安曇野スイス村ハイジの里」で販売。3/28;堀金烏川のファミマあづみ烏川店で発売。
■3/中;安曇野では春の訪れを告げるワサビの花が見ごろ。
穂高「大王わさび農場」ではワサビの花が1200株、例年より1週間ほど早く見ごろを迎えています。農場では濃い色の紅梅や白梅の花も咲き始めた。3/23-3/24;春祭り・わさびの花発売。わさびの花は4/中まで楽しめそう。
■〜2/29;堀金烏川の温泉宿泊施設「ほりでーゆ〜四季の郷」で、地元の白鳥写真愛好会の作品展「安曇野で越冬する白鳥たち」開催中。
愛好会は50〜80代の会員12人。安曇野のコハクチョウ越冬地、豊科「犀川ダム湖」(白鳥湖)と明科「御宝田遊水池」に飛来し、羽を休めるコハクチョウの写真が並ぶ。越冬する白鳥のさまざまな姿や場面など新作を含む会員34点展示。
朝焼けに体をピンクに染めて飛ぶ姿、凍りついた川面にたたずむ群れ、親子水入らずでくつろいだり、仲むつまじいカップルを他の数羽がうらやましそうに見つめたりのほほ笑ましいショットも。毎年、秋に「貞享義民記念館」(三郷)、
冬に「ほりでーゆ〜四季の郷」で作品展を開催。
■〜3/17「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)ではバレンタインデーとホワイトデーにちなみ、チョコレート色の熱帯魚「チョコレート・グーラミィ」とキスする「キッシング・グーラミィ」を特別展示。
公園管理センタによると、この白銀色の魚がキスをするのは、雄同士が互いの口先を合わせて押し合う縄張り争いという。あづみの学校の水槽には魚17匹泳いでいる。
(問)アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■2024.3月;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)に、信州サーモンをデザインしたこいのぼりが掲げられる。
松本の「村山人形店」が監修し、穂高の画家・カミジョウミカさんが原画を制作。カミジョウさんらしい極彩色の「信州サーモンのぼり」が安曇野の空を華やかに泳ぐ。あづみの公園では毎年3/末〜6/上に約200匹のこいのぼりを段々花畑に
飾っている。来園者に安曇野らしさを感じてもらおうと企画。全長5mの「信州サーモンのぼり」を3匹作る。村山人形店は原画は地元アーティストにと発案、カミジョウさんに依頼。村山さんは「カミジョウさんの絵はインパクトが強い。
地域の特産品を知ってもらえる」と。原画を高精細スキャニング技術で取り込み、工場で縫製。カミジョウさんはアクリル絵の具で原画を描いている。20色以上で鮮やかな信州サーモンにする予定で、年内の完成を見込む。
「最初は魚の絵と言われて悩んだけれど、自分なりのカラーで制作できてうれしい」と。信州サーモンのぼりを飾る場所は検討中。
■3/17;2024年の吉凶を占う「穂高神社」の春の恒例神事、「奉射祭」が行われた。
安曇野に春を告げる奉射祭。神官が拝殿から「神の矢」を北東に、次に「殿の矢」を南東に放ちます。その後、神楽殿に掲げられた直径1.6mの的に神官が12本の鏑矢をつぎつぎと放ち、吉凶を占い、悪霊退散や五穀豊穣を願います。
2024年は矢12本のうち5本が的に当たり、「辰年の今年は悪いことも良いことも起こるので耐え忍ぶ年になる」という。的や放たれた矢は後利益があるとされ、詰めかけた約200人の観客が一斉に駆け寄りお守りにと持ち帰っていた。
■3/17;15:00;「穂高神社」にて「奉射祭」
春の訪れを告げる恒例神事「奉射祭」(おびしゃ)。神楽殿前に設置した的(直径約1.6m)に向けて神職が鏑矢を放ち、家内安全や五穀豊穣を願う。清めの矢を10m離れた的を狙って神職が交代で矢を射つ。矢が的中する当たり方で1年の天候や
農作物の豊凶を占う。放たれた矢は御利益があるとされ参拝者が取り合い持ち帰る。
(問)穂高神社社務所 TEL 0263-82-2003
■3/10;10:00-15:00;豊科「高山寺」でフリーマーとマルシェが一体となった「お寺deフリマルシェ」を境内で開く。
約30の個人・事業者が出店、家庭で不要になった子ども服や雑貨のリユースを促すとともに、飲食物販売やクラフト体験を楽しんでもらう。売上金を能登半島地震の被災地に寄付するチャリティーバザーのブースを設け、衣類や絵本、おもちゃ、
アウトドア用品などを募り、販売予定。
■〜3/10;穂高有明の「ギャラリーレクラン」で、安曇野を中心に蝶や蛾の写真を撮り続けている池田町の宮田紀英さんの個展「蛾蝶風月」開催中。
チョウ・蛾、安曇野の風景の写真など約60点。四季に分け季節感が出るように展示。
■〜2024.2/末;「篠ノ井線松本地域活性化協議会」は、クイズを解きながら駅周辺地域を巡る「謎解き×街巡り・ぶらり・しののい線なぞ巡り」開催中。
観光客の少ない冬場の鉄道利用促進や地域活性化の企画で観光にも役立ちそう。明科駅西、松本駅〜松本城、塩尻の塩尻駅東で実施中。謎が難しい明科では歩く距離の長い松本エリア、比較的簡単な塩尻エリアと難易度が異なる。
所要時間は明科と塩尻は各1H、松本は1.5H。参加するには8市村の役場や、なぞ巡りの拠点となる駅などでA5サイズの冊子「ガイドブック」を入手、LINEのなぞ巡り公式アカウントを友だち追加。冊子に載っている地図やヒントを参考に
散策しながらラインで回答する仕組み。県地域発元気づくり支援金を活用した取り組みで、2022年度のスタンプラリーに次いで2年目。事務局の安曇野市政策経営課は「各地域を歩いて知ってもらえれば」と。
■2024.2/29;安曇野市は、安曇野観光を体験できるインターネット上の仮想空間「安曇野観光メタバース」をOPEN。
観光分野でのメタバース構築は県内初。2/29;19:00;メタバース内でオープニングイベント開催。入口のロビーと、ロビーからつながる4ルームで構成。スマホやPCから登録なしで利用可。アバターを操作して空間内を自由に巡ることができる。
ロビーは北アの山並みに囲まれ、イベント時に使うステージや道祖神、穂高有明の八面大王足湯、ラフティング乗り場といった安曇野ならではのモニュメントが設置。ルームは観光ルートを紹介する2ルームと、立体的な安曇野の地図に観光名所を
示した「旅の設計ルーム」、企画展示ルームがある。安曇野市は「若い人に安曇野を知ってもらい、リアルな来訪につなげたい」と。オープニングイベントでは、市長やキャンパスラボの学生が登場し、観光スポットなどを紹介。
3/12;19:30;移住者らが隠れた名所などを紹介する「ツウな安曇野を発見!」。3/19;17:00;トークライブ「登山関係者だからこそ語れる安曇野山岳観光の魅力」にメタバース空間から参加。
(問)安曇野市観光課 TEL 0263-71-2054
■安曇野市は観光分野で「メタバース」開発を進めている。
安曇野市は2023年10月からTOPPANに構築委託、県内自治体で初の観光メタバース空間を構築。2/末完成予定。インターネット上の仮想空間内で市内観光やグルメなどのスポットを訪ね、まるでそこにいるかのような疑似体験ができる。
メタバースはネット上の3次元空間を利用者が「アバター」を使って動き回り、他の利用者と交流もできる。「安曇野観光メタバース」はお薦め観光プランや周遊ルートなどを検討できる。
安曇野観光メタバースは1ロビーと4ルームで構成。ロビー兼イベントスペース;メインスクリーン、ステージでイベントを実施。
「Suggestion Room A/B」;おすすめ旅行プランをプレゼン。
「観光ルート検討ルーム」;観光スポットを地図上に表示、位置を見ながら旅行プランを検討。
「企画展示ルーム」;安曇野IGフォトコンテスト2023入賞作品を空間展示。
2/29;19:00-20:00;「安曇野観光メタバース」で「オープニングイベント」。観光スポット・グルメを映像で紹介、ゲストとのトークセッション。
3/3;11:00-18:00;「銀座NAGANO」で安曇野メタバース体験、VRによるバーチャル安曇野で観光PR。
3/12;19:30-20:30;「安曇野観光メタバース」で市内在住の篠原さん・吉田さん・鶴飼さんらによる活動紹介や安曇野観光ディスカッション。
3/19:17:00-18:00;「山岳トークライブ」in安曇野観光メタバース。燕山荘赤沼さんと安曇野市観光協会がメタバース内ルームの紹介、赤沼さんフリートーク。
(問)安曇野市観光課 TEL 0263-71-2053
■2/25;北穂高狐島の上木戸常会は道祖神広場で「道祖神祭」を開いた。
広場には地域の守り神や子孫繁栄の神様などとして道祖神4体を含む石造物6体が祭ってある。親子連れを中心に住民が参拝、子供の健やかな成長を願っていた。常会は「何十年と続いている行事。移住してきた人も多く、伝統を継承して
もらえるとありがたい」と。
■〜2/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「インドアガーデンナノハナの庭」開催中。
室内を埋め尽くす1.2万本の菜の花。3連休の初日は多くの人が訪れていた。信州の冬に少しでも彩りを楽しんでほしいと開催して2024年で8回目。同公園は「菜の花きれいに咲いております。少しでも春の雰囲気を感じていただければ」と。
中央には和風庭園が造られ、野鳥の囀りやししおどしの音も流れる演出が。訪れた人は菜の花と一緒に写真を撮って少し早い春を楽しんでいた。
2/25;午後;菜の花は来園者にプレゼント。
■〜2/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で菜の花1.2万本が満開。
菜の花はあづみの学校・多目的ホール(室内)の「インドアガーデン ナノハナの庭」に展示。和の庭をテーマにつくばいや石張りの通路延段、竹垣、和傘が配され、ツバキや万両、千両といった花木も植わる。音響設備から川のせせらぎや野鳥のさえずり、
ししおどしの音も流れ、早春の色と香りが楽しめる。屋外の林には雪が残るが、外気を入れて室温10℃の展示会場は菜の花の鮮やかな黄と緑があふれんばかり。「待ち遠しい春の風景をひと足早く楽しんで」と。
2/25;13:30;展示した菜の花を希望者に無料配布。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■〜2/18;土/日/月/祝;堀金烏川の温泉「ほりでーゆ〜四季の郷」で「鉄道&車おもちゃ・模型チャリティーフェア」開催中。
鉄道模型のジオラマ展示、鉄道おもちゃの遊び場などが用意されている。クラフト雑貨販売の「安曇野がった工房」の企画で毎年開催。約4畳分の広さがある鉄道おもちゃやNゲージのジオラマは圧巻、鉄道模型が操作できるジオラマも人気。
家庭で不要になった鉄道・車おもちゃのリサイクル販売もあり、売上金はユニセフに寄付。代表は「遊びながら創造性のある子供になってほしい」と。(10:00-16:00,\400/中学生以上,\200/3歳〜小学生)
日帰り入浴(10:00-21:30,\600/大人,\350/小学生)。キャンプ場は冬季閉鎖中。OPENはAC場(4/13〜11/上),須砂渡キャンプ場(4/20〜11/上)
(問)安曇野蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ〜四季の郷 TEL 0263-73-8500
■2/中-3/中;安曇野では春の風物詩「野焼き」
安曇野では春先、各地で煙が立ち昇っています。農作業が始まる前に田畑に火を入れ、田畑に残っている収穫の残り物や枯れている雑草、害虫駆除などのために燃やし、焼灰は肥料として土壌に活力を与えています。
なお、野焼きは一部の例外を除き、原則禁止。家庭のごみなどの焼却はダイオキシンなどを発生させることがあり、煙や匂い、灰などで健康被害が心配されています。農林業などやむを得ない焼却は許可されています。
落ち葉などの小規模な焼却、門松、しめ縄など三九郎やどんど焼き・おんべ、キャンプファイヤー、焼きいもなどの伝統的な行事。稲わら、伐採した枝などの焼却、凍霜害等の予防対策、河川敷・道路沿いの草焼きなど。
■2/中;安曇野の犀川、梓川、穂高川、高瀬川で冬の風物詩「カジカ漁」が最盛期を迎えている。
柳の枝や竹で編んだ「筌」と呼ばれる道具を仕掛け、産卵で川をさかのぼる習性を利用した伝統的な漁法で、多いときは30-40匹も入っていることがあるという。
高瀬川右岸に筌を仕掛け、引き上げた筌にはカジカが15匹。大きさは体長20cm。捕らえたカジカはお世話になった人に提供したり、甘露煮や唐揚げにして味わうという。骨酒もおいしいそう。
■2/13;安曇野市は一般会計の総額を489.3億万円とする2024年度当初予算案。
2023年度当初より7.2%(32.8億円)増え、安曇野市発足以降で最大。財政支援が得られる合併特例債の発行期限となる2025年度が迫る中、三郷小(6.5億円)や三郷公民館の長寿命化工事(4.6億円)、堀金給食センタの設備更新などを盛り込んだ。
子育てや教育、企業支援、観光振興などを意識した編成で、安曇野市太田寛市長は「価値創造ビルドアップ予算」と表現。市民生活や福祉向上に向けて取り組んでいる事業の充実・拡充を図る。2/20;日開会の市議会3月定例会に予算案を提出。
■〜2/12;豊科南穂高の「田淵行男記念館」で田淵行男写真展「天然色の世界」開催中。
画面構成で「図柄に黒い部分を取り入れることが重要」として、山岳写真の撮影で階調が際立つモノクロにこだわった。一方で、カラーと白黒は「正反対」としつつ、カラーには「全天候全能的性能」があり「白黒よりはるかに活躍の範囲が広い」
として山岳や昆虫、風景などの写真でカラー作品も多数残している。同館所蔵はモノクロ789点・カラーは718点。前回(6/27-10/15)は「黒の造形」とモノクロ作品展、今回の展示はカラーのみ26点。「天狗原の朝」は青天を突く槍ヶ岳の作品。
田淵らしい黒く塗られたような前景の岩と北ア稜線の白雪、中腹の紅葉という天然色の対比。「テント場の朝 涸沢」では黄色のテントが何張りも写る。明度と色調が変わる山の日の出や、山上に昇る満月、道祖神がたたずむ安曇野のレンゲ田などの作品。
館長は「カラー作品の中にも、田淵の造形的なモノクロの作風、構図が見られる。モノクロでなく、あえてカラーで写した田淵の思い、意図の想像も楽しんで」と。(9:00-17:00,月曜休館,\310/高校生以上,中学生以下無料)
(問)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964
■2/11;19:40;三郷小倉の「三郷スカイライン」入口付近に成獣のクマ1頭が出没した。
■2/6;あづみ農協は農協西穂高支所で伝統野菜の「牧大根」を使った「安曇野うんめぇ漬け」の袋詰め作業をした。
3000袋を製造、2/8〜;販売予定。牧大根は下膨れの形で、ぱりぱりとした食感が特長。2023年11月に収穫した牧大根を約2ヶ月半、ぬかに漬け込み熟成。干したナスの葉や柿の皮も漬けて風味と甘味を出し、
素朴な味に仕上げた。安曇野スイス村「ハイジの里」、ファミマ「JAあづみ烏川店」などで発売。
■安曇野市と安曇野市観光協会は、主なアウトドア関連施設・事業者をまとめた「アウトドアスポーツマップ」を作った。
2/1;安曇野市役所市観光情報センタなどで配り始めた。
■2/6;安曇野市は明科にアウトドア拠点を整備する基本構想の最終案を示した。
1)センターハウスを整備する「龍門渕公園」と「あやめ公園」
2)明科の中心街となるJR明科駅前の「にぎわい合流ゾーン」
3)旧国鉄篠ノ井線廃線敷周辺の「歴史・文化散策ゾーン」
4)長峰山の「自然満喫ゾーン」
などの周遊を促す。学校の教育旅行や企業の研修などを受け入れる。基本構想策定委員からは周遊するための手段が課題と、市は自転車で移動してもらうなどサイクリングと他のアウトドアスポーツを組合せて提供する
などの対策を示した。デマンド交通あづみんも活用しやすくするよう検討している。市議会3月定例会に策定する基本構想を示し、3/中に策定予定。
■12/2-2024.1/31;18:00-22:30;豊科南穂高の「安曇野の里」で毎冬恒例のイルミネーション「Azumino.光のページェント」が始まった。
テーマは「冬に咲く奇跡の桜」で、約17万個のLEDがきらめく。桜の枝にピンクやゴールド、紫などのLEDが輝き、ハクチョウ、雪だるまなどが飾られている。高さ7mの電飾ツリーは、中から見上げることもがきる。
(問)ビレッジ安曇野(事務局) TEL 0263-72-8568
■〜1/31;「安曇野市役所」で「第10回信州安曇野ハーフマラソン」(6/2開催)をPR。
大会の機運を盛り上げようと企画され、2023年6月に開催した第9回大会結果や写真、参加動機、満足度を参加者アンケート結果などが展示。安曇野市スポーツ推進課は「大会の魅力を多くの市民に伝えることで、節目となる第10回記念大会を
盛り上げたい」と。1/20;大会エントリー受付開始。
■〜1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)は「アイスチューリップの庭」を「あづみの学校」(多目的ホール)で開催中。
赤やピンク、白、紫など6種6色のチューリップ計1.2万本の花で彩っており、一足早い春が楽しめる。テーマは「さんびきのこぶた」で、オオカミにわらの家と木の家が吹き飛ばされる演出も。「2024年はかわいらしいテーマなので、大人とともに子供も楽しめるのでは」と。
1/28;10:00;チューリップのプレゼント。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■〜2024.1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)に、2024年の干支「辰」の、竜の作り物が展示。
作り物はあづみの学校玄関にお目見え。高さ3mで、地元の穂高神社の御船祭で奉納する人形を手がける中嶋清隆さんが、公園内で取れた稲わらとコキアを使って制作。ふわっとしたぬくもりある風合いと、上を向いて天に昇るような勇猛な姿を表現。
同公園は「年賀状用の写真にもどうぞ」と。12/16-12/17;あづみの学校では、わらを使った手作り「正月飾り作り」(\300-\500)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区管理センタ TEL 0263ー71-5511
■〜1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)のあづみの学校に、季節を先取りのチューリップ1.2万本が展示。
花の少ない毎年1月に開催、2024年で11年目の「インドアガーデン アイスチューリップの庭」。
2024年は童話「3匹の子ぶた」をテーマにかわいい子ぶたのぬいぐるみや、れんがの家なども飾り付け、花と一緒に絵本の世界も楽しめる。チューリップは赤、ピンク、黄、白、紫、薄紫の6品種。球根を冷蔵し、
冬を疑似体験させて開花時期を早めた。会場では花持ちをよくするため、外気を入れ、ひんやり。まだつぼみもあるが、これから徐々に開花が進み、心浮き立つ「春色」を濃くする。
公園では冬のイルミネーションも開催中で、冬と春の2つの季節を一緒に満喫できます。1/28;チューリップは希望者にプレゼント。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■1/28:豊科の「安曇野赤十字病院」は能登半島地震の被災地に救護班を派遣。
1/29-1/31;石川珠洲の避難所で避難している人の健康管理支援や心のケア、医療救護所での救護活動などを予定。医師は「被災者の皆さんの健康管理に少しでも役立つ活動ができれば」と。日本赤十字社長野県支部の要請に基づく派遣で、
救護班を派遣するのは初めて。医師や看護師、薬剤師、主事で構成。1月に医師や看護師ら災害医療コーディネートチームを派遣し、2月にコーディネートチームの派遣を再び予定。
■1/21;10:00/14:00;安曇野市教委は、江戸中期の岩原村北部(堀金烏川岩原)の絵図を一般公開。
絵図は縦2.1m、横1.4m、縮尺1/500。絵図は大庄屋・山口家で見つかり、2023年「安曇野市文書館」に寄贈、修復された。寺や家、用水、林、田畑などが詳しく書かれている。絵図は「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の須砂渡口や
堀金口のある山麓一帯で、当時あった安楽寺と大同寺の伽藍や庄屋、農家、松や雑木が詳細に描かれ、建物は本棟、寄せ棟などの造りや、板かかやの屋根材、石垣まで克明に。田は桃色、畑は黄色、用水などは水色、道は赤色で塗り分けられ、
土地利用が一目瞭然。田畑には検地帳番号、寺社の非課税地表示も書かれ、課税のための資料として備える現在の地籍図と同じ。安曇野市文書館によると、絵図に題名がなく作成時期や目的は不明。「年貢徴収に当たって検地帳、年貢勘定帳などと
照合するために整備された」と推察。「当時の村の姿、情報が詳細にかかれた希少な古絵図。公開を通じて、郷土の歴史に関心を高めてもらうとともに、市民が所有している古文書や写真といった地域資料の大切さを伝えたい」と。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263ー71-5123
■1/21;明科中川手のJR篠ノ井線「明科駅」前で伝統行事の「あめ市」が開かれた。
駅前の再整備事業が完了して初めての開催で、大勢の地元住民らがダルマやあめを買い求めた。
駅前広場にはダルマの出店が立ち、明科の小学校の児童も販売を手伝い、購入者には景気づけの三本締めで感謝していた。「旧あやめシティー跡地」にはあめやキッチンカーなどの出店が立ち並んだ。
「雨の中でもたくさん来てもらえてうれしい」と主催した明科駅周辺まちづくり委員会。
■1/15;18:00;中信の高校再編で、池田工・穂高商・南安農を統合する「安曇野総合技術新校」
「安曇野市役所」にて、県教育委員会が「新校再編実施計画懇話会」(初会合)を開く。新校開設に向けて本格的な議論が動き出す。
■1/8;豊科新田区と成相区で安曇野市無形民俗文化財の伝統行事「福俵曳き」が行われた。
両区で若衆約20人が大俵を引き回し、五穀豊穣や無病息災、商売繁盛などを願って練り歩いた。慶事があった店舗に小俵を納めた。
新田区は新田公民館を出発、R147を北上、大俵を矢原堰の水に漬けて清めた。俵を何度も空中に持ち上げる「練り」も披露し、新田常盤会の若者たちは「練ろ、練ろ」の掛け声と巧みな綱さばきを見せた。小俵は2023年にオープンした飲食店に奉納。
区長は「震災や天災がなく平常で平和に過ごせれば」と。
成相区は安曇野警察署と成相コミュニティセンタで人間ピラミッドを披露し、福俵を引き合う「綱引き」を行った。小俵は、建設中のグループホーム安曇野に奉納。区長は「新型コロナが5類になったので、まちににぎわいが戻ってくる年になれば」と。
■2024.1/8;安曇野市無形民俗文化財の「福俵曳き」
豊科成相区のあめ市は2024.1/6.1/18、新田区のあめ市は2024.1/7-1/8開催予定で、豊科成相区と新田区では「新春のあめ市」の準備が進んでいる。
若い世代がお年寄りから作り方を学びながら伝統行事を盛り上げようと頑張っている。
1)成相区;11/中;福俵づくりを始め、5日間かけて引き回す大俵と奉納する小俵を仕上げた。5日間で延べ60人が参加。11/19;仕上げ作業をし俵に化粧縄を巻いた。現在、御柱に付ける巾着を製作中。
区長は「ウィズコロナ時代にでき得る限りのことをやり切り、さまざまな行事の復活や
盛り上がりをさらに加速させられる象徴的な初市にしたい」と。
2)新田区;大俵と小俵を制作中で、11/18;福俵を作り始めた。初日は福俵保存会とあめ市実行委員会が参加、大俵の芯となるわら束をウインチなどを使って固く締めた。芯に巻く俵表もわらとひもで編み上げた。11/26;俵に巻き付ける
飾り縄を編み、12/中までに完成予定。区長は「新型コロナウイルスによる行事の衰退がどこの地域でもあったと思う。新年に向かって区を盛り上げ、暗さを脱却したい」と。
「光の森のページェント」(2023/11/3-2024.1/8;国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区)
■11/3-2024.1/8;県内最大級という冬のイルミネーション「光の森のページェント2023」が「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でスタート。
2023年で19回目。今季のテーマは「夜空を照らすスターダストの煌めき」。田園文化ゾーンの池の周囲を中心に2022-2023季を5万個上回る50万個のLEDを飾り付けた。広さ4.5万uの園内に14色のLEDでオリオン座や冬の大三角などを描く。
キラキラした光で星座と惑星を表現し冬を彩ります。有名な声優によるナレーションや、祝福、オリオンなどの曲に光が連動して動く演出、オルゴールが流れる全点灯の3パターンが楽しめます。毎月第1/第3土曜;打上げ花火あり。
(点灯;16:30-21:00)
※「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)ではイルミネーションは開催せず。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511
■〜2024.1/8;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「光の森のページェント2023」開催中。
19回目となる恒例のイルミネーションで、50万球のLED電球で園内を彩る。2023年のテーマは「夜空を照らすスターダストの煌めき」。オリオン座や6つの星を結んでできる「冬のダイヤモンド」などを、縦横4mのLEDパネルに映すほか、
チューブライトで形作る。周りには直径3mの球体イルミネーションを8つ配置して惑星を表現。全長200mの「天の川のトンネル」や、ライトで装飾した「流星の大木」など。音楽と連動して光が輝くようにし、アップテンポの曲やバラード曲、
オルゴールの演奏によって演出を変える。2022シーズンは期間中、約8.5万人が来場。(16:30-21:00;点灯,入園料;\450/大人,\210/65歳以上,中学生以下無料)
■11/3-2024.1/8;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「光の森のページェント2023」が始まった。
2023年はテーマを「夜空を照らすスターダストの煌めき」と題し、信州の誇る美しい夜空をイルミネーションで表現。点灯は16:30-21:00。19回目を迎える今回は4.5万uの園内に、2022年より5万球多い、約50万球のイルミを装飾した。
環境への配慮や燃料代の高騰を受け、点灯開始時間を30分遅らせ、使用燃料の総量を10%カットする。
■1/7;穂高牧「県営烏川渓谷緑地」の森林エリアで「森林保全チーム」が斧で木を切り倒す日本古来の伐採技法「三ツ紐伐り」を行った。
関係者と一般参加者の30人が先人の知恵と技に触れながら貴重な体験を楽しんだ。直径41cmのヒノキで、下弦の月〜新月までの新月期間に切り倒す「新月伐採」を実践した。新月伐採した木はカビや害虫に強く、割れや狂いが生じにくいという特徴がある。
木は春から夏に成長期を迎え、冬は木が眠ると云われる。冬季の新月は木の中の栄養水が少ない時期に伐採すると腐りにくく、つやや香りが良く、丈夫で良質な木材になるとされる。三ツ紐伐りによる新月伐採は2016年から毎年実施。三ツ紐伐りは
古来より巨木を伐倒するための技法で、幹の三方向から斧を入れて立木を倒す方法。チェンソーによる木の伐倒が主流だが、神宮式年遷宮の御神木はこの技法が用いられる。塩・酒をまいて伐倒の無事を祈った後、参加者は斧を振るい、
「コーン、コーン」と小気味よい音が森に響いた。約1時間で最後の斧を入れるとミシミシと傾き、ドスンと地響きを立てて倒れた。伐採した木は建材として活用。事務局は「森を利用することを考えないと里山は荒れていく」と。
■2024.1/6-1/7;豊科南穂高の「安曇野の里」で南安曇農高の2022年度卒業生が地元産の食材を使って考案した商品を数量限定で販売。
安曇野の里にある「安曇野BASE」がケーキ、「AZUMINO STAND 515」がどら焼き、「ピッツァロマンツァ」がピザを採用して販売。「安曇野オリジナル商品開発プロジェクト」の一環で、2022年度は南安曇農高グリーンサイエンス科生徒が
商品を考えた。「リンゴのレアチーズケーキ」「かぼちゃあんバタどら焼き」「安曇野産わさびの信州風和風ピザ」の3品。3店舗が南安曇農高の生徒が考案した商品を販売するのは、2022年度に続いて2回目。安曇野オリジナル商品開発
プロジェクトは2023年度が4年目。商品化は初年度の考案が1品、2年目が3品、3年目が10品と順調に増えている。
■1/1;安曇野「穂高神社」では朝から大勢の参拝客でにぎわった。
境内にはダルマや食物を販売する出店がずらりと並び、参拝客を楽しませた。初詣の行列は神楽殿前の鳥居の外まで続いた。熊手や破魔矢といった縁起物を買い求める人も多く、ダルマなどを抱えて歩く家族連れが多く見られた。
■元旦の安曇野・大町は雪のないお正月となった。初日の出の時刻は7:00だが、東山から登る太陽は7:20頃に顔を出した。周囲はオレンジ色に染まった。「穂高神社」にも二年参りや初詣で多くの人が参拝に訪れ、健康や家内安全、交通安全などを願っていた。
■元旦、前夜の雨は上がり、安曇野の朝は東の空から晴れ間が広がった。
三郷小倉「室山」には約60人が集まって初日の出を拝んだ。松本平を一望できる「でいらぼっちゃ展望台」がある公園には、7:00前から家族連れなどが訪れ、日の出を待った。気温が氷点下にならず、風もなく穏やかで、東山の稜線から
日が昇ると手を合わせる人の姿も見られた。
■2024.1/1;安曇野市人口は9万6249人(男46,769人・女49,480人)、前年より356人(0.37%)減少。
日本人(94,738人)、外国人(1,511人)。人口は12年連続の減少。世帯数は4万1592世帯。地域別には松本に近い堀金のみ人口が増加、他4地域は減少。豊科南穂高は45人増,穂高柏原は34人増。明科5地区,三郷3地区は全て減少。
単身世帯が増える傾向で、1世帯当たりの平均人数は2.31人。安曇野市は第2次総合計画後期基本計画で目標人口は2025年度9万2500人。市政策経営課は、自然保育の推進や移住のPRなどの施策が「軌道に乗ってきた」と分析。その上で
「各施策によって人口の減少幅を縮減させていくことが使命」と。
■12/31;「穂高神社」で無病息災を祈って茅の輪をくぐる「師走の大祓式」が行われた。
大祓式は6月と大晦日の年2回。この日は雨の中、氏子や参拝者ら120人が参加。直径約2.5mの茅の輪を、神主を先頭に「8」の字を描くように3回くぐり、心や体を清めた。
神主の穂高賢一さんは「すがすがしく新しい1年を迎えてほしい」と。
■〜12/31;穂高有明の「アルプガーデン」で毎年恒例の「シクラメン祭」開催中。
店内には美しく華やかな花が咲き揃い、「好きな花をお選びください」と。感謝を込めて期間中は1日先着10鉢限定で\1980以上のシクラメンを\1000円引。1鉢\680円→3鉢\1780、1鉢\880→3鉢\2380円。熱帯植物園(入園無料)
(問)アルプガーデン TEL 0263-83-5000
〜2023〜
■6/24;9:00;堀金烏川岩原区で「クララ」の苗の配布会
安曇野市天然記念物のチョウ・オオルリシジミの保護活動に取り組む「岩原の自然と文化を守り育てる会」は、堀金支所南の駐車場で幼虫の食草であるクララの苗の配布会を開く。堀金小の児童約70人が水やりなどをした苗を含むクララ600鉢と、
他のチョウの幼虫の食草となるコマツナギやカラタチなど200鉢を配る。クララは一部予約済みで実際に配るのは300鉢。育てた苗には子供たちが書いたメッセージカードも添えられる。児童は学習時間でオオルリシジミについて学んでいる。
配布会に地元の子供たちが関わるのは初めてで、会の代表者は「クララやオオルリシジミを通して、子供たちと地域の人の交流になれば」と。
■6/17-6/18;安曇野で恒例の「玉ねぎ祭り」が開かれた。
安曇野市内16会場で玉ねぎ祭りが開かれ、直売・収穫体験が行われた。価格は\1300/10kg,\2500/20kg。家族連れなどが大きく育った玉ねぎを選んでは引き抜いてネットいっぱいに詰め込んでいた。
玉ねぎは、直射日光が当たらない風通しのよい場所で、数週間乾燥させてから貯蔵するのがよい。
※6/下-7/初;大町社の「仁科の里造り」は玉ねぎ収穫体験。6/下;池田町の「グリーンファームいけだ」でも玉ねぎ収穫体験があった。2023年は要確認。
■2022.4/下-11/末;常念岳山麓の須砂渡の林の中、MTBコース「安曇野市マウンテンバイクコース」が完成した。
監修は1996年のアトランタオリンピックに出場した元オリンピック選手の小林可奈子さん。小林さんが主宰をつとめる市内のマウンテンバイククラブのメンバーが中心となり手作りした。「私もMTBでこの山を走らせてもらっていたり、
本当にここが大好き。だんだん山が荒れてきたり、みんなと遊べる手段はないかなと。100年先にみんなで笑いあえる場所をつくろうと」。コースは3種類、初級者から上級者まで楽しめます。持ち込み可。レンタルサイクル可。
ヘルメット・手袋等着用。保険加入。
1)開場;4/20-11/30;9:00-16:00,月/火/木曜休場(祝日除く)
2)受付;啼鳥山荘(9:00-15:30)事前予約なし。初回は安全利用に関する講習会あり。
3)利用料金:\200/1日(レンタルサイクル;\300/1H,5台/大人用,5台/子供用)
4)コース;初級C(1.6km),クロスカントリー(5km),DH(2km)
5)場所;「ほりでーゆ〜四季の郷」裏手の山、「啼鳥山荘」周辺
(問)安曇野市マウンテンバイクコース TEL 090-7027-0053(開場日のみ)
■4/20-11/30;堀金烏川の須佐渡渓谷に、MTBコースがオープンした。
安曇野市が整備し、市内在住でアトランタ五輪日本代表の小林可奈子さんがコースを監修。初心者から上級者まで楽しめる名所が誕生した。コースは3種類。初級者(1.1km)はなだらかでありながらも細い尾根道やつづら折りの下りなどに
挑戦できる。クロスカントリー(3.2km)は上り坂や下り坂、沢を渡るなど多彩で、北アの眺望も楽しめる。標高差269mのダウンヒル(1.6km)は上級者がさらに技術を磨くことができる。小林さんが主宰する「MTBクラブ安曇野」のメンバーを
中心としたボランティアが2年かけて、木を切ったり草を刈ったりして整備してきた。小林さんは「安曇野らしさに気付くきっかけになるコース。MTBは子どもから高齢者までできるスポーツなので、幅広い利用者の声を聞いて使い方を
考えていきたい」と。事業費は1200万円。コースの完成について、安曇野市太田寛市長は「スポーツや観光、教育など幅広い分野で活用し、安曇野をアウトドアスポーツの聖地にしたい」と、今後は全国レベルの大会を誘致する考えも示した。
開場は水/金/土/日/祝。個人利用は\200/1日、バイクのレンタルは\300/1H。コース近くの「啼鳥山荘」で受付。
■涼を求めて、三郷小倉の「黒沢の滝」は標高1050mの樹林帯にあります。
黒沢川は北アの前衛「黒沢山」(標高2051m)に源を発し、北黒沢川は下流で南黒沢川と合流。堀金の山麓線(県道25号線)の山田精工(白い工場)(標高770m)から約2.8km、幅の狭い林道を登っていくと、林の中に「黒沢岩不動明王堂」が建っている。
不動尊から少し先に「黒沢砂防ダム」(標高950m)があり、さらに1km先に黒沢の滝があります。北黒沢川には黒沢砂防ダム(H=24m,L=101m)、南黒沢川には小室砂防ダム(H=25m,L=56m)があり、その昔に「黒沢ダム建設計画」があった。当時はすでに
黒沢砂防ダムはあったが、より大きな黒沢ダムの建設計画があった。当時は脱ダム宣言の頃だった。
黒沢の滝は黒沢山を源とする北黒沢川の上流で黒い岩壁を白い水流が勢いよく流れ落ちています。滝は幅5m、2段に分かれ、上段は21m、下段は6mの落差約30mの滝。滝つぼには水しぶきが飛んで、マイナスイオンたっぷり。夏は雪溶け水を集め
清冽な流れが音を響かせています。秋には美しい紅葉、冬は凍結して氷柱が形成され、四季折々の光景が楽しめます。滝は雨乞い祈願所とも言われる。不動尊から約700mの林道に駐車場(P5)。ゲートから徒歩5-6分。熊には注意。
■11/20;三郷明盛の「貞享義民記念館」は開館30周年を迎える。
1686年に松本藩で起きた農民一揆「貞享騒動」に関する資料を展示し、「生きる権利の主張」をテーマに、騒動を率いた元庄屋・多田加助らを顕彰してきた。近年の来館者数は減少傾向で、館長は「義民たちの思いや行動は、現代の私たちに
とっても古いものではない。もっと地元の方たちにも来てもらいたい」と。記念館は1992年に旧三郷村が建設、現在は安曇野市が管理。吹き抜けのロビーの屋根は、一揆に用いる円盤状の署名「傘連判状」や農民がかぶるかさから着想を得て、
傘の骨組みのように造られた。展示室は凝った装飾が施され、貞享騒動の物語を上映するシアターも併設。企画展示室では通年、地元グループの作品展示や市の人権に関する展示を行っている。来館者数は徐々に増え、2014年には年間8000人以上が
訪れた。しかしそれ以降は右肩下がりで、2018年以降の年間来館者数は約4700人、2020年は約3900人。展示室には空調設備がないなど課題もある。館は2019年から出前講座を始め、地域の人権学習などに協力している。一つの一揆に焦点を
当てた記念館は全国的にも珍しく、館長は「加助たちは非暴力と不服従で戦い、人々のために尽くした。郷土の歴史として大切にしていきたい」と。11/23;同館で朗読会「おしゅん」、12/17;豊科交流学習センターみらいで、2008年に松本で
上演された貞享騒動の演劇「籾は死なず」の上映会(無料)。(9:00-17:00,月曜休館,月曜祝日は翌日,12/28-1/4休館,\300/一般,中学生以下無料)
(問)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550
■4/23;堀金烏川にMTBコースが完成。
現地ではオープニング式典とイベントが開かれた。コースを監修したアトランタ五輪MTB本代表・小林可奈子さんによるアテンドツアーなどがあり、県内外から多くの愛好者が集まった。安曇野市内初のMTBコースで、ダウンヒル、
クロスカントリー、初級者の3コース。太田寛市長は「このコースがアウトドアスポーツの拠点となり、観光、市民の健康増進、子供たちの教育など多くの点で生かしていくことを考えている」と。ダウンヒルは1.6km(標高差269m)、
クロスカントリーは3.2km(同152m)、初級は1.1km(同32m)の規模。整備にはMTBクラブ安曇野のメンバーがボランティアで携わった。小林さんは「アウトドアの聖地化というのは環境を整えるだけでなく、豊かな自然を100年後、
1000年後まで残すこと」と広く愛されるコースとなるよう願った。初日は親子連れやグループでの利用が目立った。安曇野市は全国規模の大会の誘致を目指すとしている。開場は水/金/土/日/祝日。11/末まで営業、冬場は閉場。
(\200/1日)
■穂高出身の彫刻家「荻原碌山」の功績を伝える「碌山美術館」は開館記念日(4/22)に合わせ、小冊子「三つの碌山館 荻原守衛顕彰110年のあゆみ」を刊行した。開館65周年の節目に合わせ、日本近代彫刻の先覚者、碌山の作品資料を
保存・展示してきた「碌山館」の歴史を振り返った。1917年まで、新宿中村屋の敷地内に開設された碌山館、その後郷里へ移された作品資料を1958年まで公開した生家一角の碌山館、そして、1958年に開館。赤れんがの外観で愛される
3代目の碌山館の変遷を紹介。学芸員が執筆。資料を読み解く中で新たな見解も見出した。1911年新宿中村屋への生前のアトリエを移築した時期は遅くとも1910年までには移築されていたと考えられる」と。学芸員は「碌山館とは、
美術を欲求する学生らが飢えをしのぐ刺激を得た場であり、美術教育の代替えの場であった。没後直後から今日まで途切れることなく、碌山の作品が公開され続けてきた成果は大きい」と。(B6判87頁,\400)
(問)碌山美術館 TEL 0263-82-2094
■「碌山美術館」の「碌山館」の修繕費用のCF目標額の3倍以上の2369.9万円。
荻原碌山の作品を保存・公開する碌山美術館は全国の碌山ファンや美術愛好家ら1100人から寄せられた支援に、幅谷啓子館長らは感謝するとともに、添えられたメッセージの多くにつづられた館存続を願う気持ちに心打たれている。
「子どもの頃、よく訪ねました。わが子が大きくなったらまた行きます」「碌山美術館があったから、この地へのIターンを決めました」「永続しますように」?。寄付した人たちは応援コメントの中で、館の傷みを心配するだけでなく、
美術館そのものがずっと残ってほしいという思いを込めていた。学芸員は「ありがたいし励まされます。施設の維持管理はもちろん、減り続ける来館者数を増やせるよう運営面をさらに充実させたい」と。美術館の象徴といえる碌山館は、
尖塔と焼きれんがの外壁が目を引く西欧教会風の鉄筋造の建物。1958年の開館以来60年以上を経て、老朽化が進み、特に雨漏りがひどくなった。雨水で内壁の塗装がひび割れてはがれるなどし、展示作品への影響も懸念されるようになった。
早急な対策に迫られたが、肝心の資金に困った。美術館は公益財団法人で入館料と年間300-500万円の寄付金が収入の柱。バブル期の88年から90年代初めまで年間25万人以上が来館していたが、景気低迷や趣味、旅先の多様化もあって
年々減少し、新型コロナ直前の2019年は2.7万人、コロナ下の2021年は1.5万人と落ち込む。2022年も2021年並みの見通し。入館料の減収を補うため、積立金も取り崩して運営費に回していた。修繕費をどうするか。そこで、考えたのが、
初めてのCF。修繕のための700万円を目標に7/15;CFで寄付を募り始めた。SNSで呼びかけたほか、全国の美術館にチラシを郵送、新聞記事でもPRした。館運営を物心両面で支援するサポートメンバーらも知り合いに声を掛けるなど協力。
支援の輪が広がり、インターネットでの寄付や郵便振り込み、来館してその場で寄付した人もいた。美術館は1958年の開館時に県内小中学生をはじめ29万9100人の寄付で誕生。文房具代の5円や10円を寄せた子もいたという。くしくも
その時の目標額もCFと同じ700万円だった。今回集まった多額の寄付金は碌山館の修繕に充てるのはもちろん、同じ雨漏りに悩む第一展示室、床が浮くなどする第2展示室など老朽化する施設の改修、維持管理に有効活用する方針。
碌山館の工事は11/8から1ヶ月を予定。CFは美術館の古くて新しい課題を浮き彫りに。運営と存続の根幹である来館者増の取り組みをさらにてこ入れしたいと意気込む。SNSを使った広報を強化し、伝統の見直しも。これまで碌山と
碌山の友人、日本美術院の作品だけに限っていた展示を、それ以外の作家の作品にも開放。2021年10月に現代美術の金属彫刻家・篠田守男氏の作品展を開き、客層が広がったという。今後も若手作家などの作品を3年に1度のペースで
開きたいという。幅谷館長は「CFは皆さんの碌山美術館への愛着や期待、存続の思いを知るいい機会になった。館と作品を大切に守り続けたい」と。
■7/11;安曇野市と「モンベル」は地域活性化に向けた取り組みで協力する包括連携協定を結んだ。
アウトドアスポーツの振興、エコツーリズムの促進など7項目で連携。太田寛市長が大阪のモンベル本社を訪れ、辰野勇会長と協定に署名。モンベルは安曇野にも店舗があり、会員機関紙などを通じて市の情報を発信する「フレンドタウン」の覚書を
2020年10月に締結。連携をさらに深めようと協定を結ぶことになった。4月に整備したMTBコースなどを生かしたアウトドアスポーツの振興、観光誘客、自然体験促進による環境保全意識の醸成・健康増進、高齢者、障がい者の自然体験参加促進、
エコツーリズム促進による地域経済活性化、防災意識と災害対応力の向上、農林水産業活性化などを行う。
■安曇野や大北の美術館・文化施設など17施設と5市町村でつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、初めて発行したガイドブックを5000部増刷した。
加盟施設で\100/1冊で販売。ガイドブックはA5判フルカラー42頁、各施設の所蔵品や代表作、見どころなどを、分かりやすい文章と写真で紹介。初版は5000部発行、2022年4月;各所で配布したが「知らなかった美術館を知ることができた」
「読み物としても楽しめる」などと好評。コロナ感染拡大で各施設の利用者は激減し、このところ少しずつ客足は戻りつつあるものの、苦しい状況は続いている。アートライン推進協は、各施設でワークショップや講演会などのイベントを行う
「サマースクール」(7〜9月)を2022年も計画するなど、美術館や博物館がもっと身近なものとなるように取り組んでいる。事務局長は「小さな館も何とか苦境を乗り切ろうと頑張っている。ガイドブックをきっかけに、地元の人にも関心を
深めてもらえたら」と。ガイドブックはアートライン推進協のホームページからダウンロードできる。
(問)推進協代表館・大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211
★★★温泉★★★
■穂高有明の「穂高温泉供給」は、穂高温泉郷温泉スタンドで使用できる温泉タンク(300L)、ホース、ポンプのセットを1日-1週間までの期間で無料貸出し。
2セットあり、貸出しについては平日8:30-17:00;電話で問合せ。「自宅の浴槽で温泉のお湯(有料)を楽しめます。軽トラなど300Lのタンクを積載できる車で」と勧めている。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912
■穂高の「穂高温泉供給」が行ってきた西穂高地域への送湯管やポンプなどの大規模な改修工事が完了した。
老朽化した設備の更新に合わせ、保温効果の高い送湯管や貯湯槽にした。併せて、同社が管理する浄化槽の機械設備を省エネタイプに改修。両事業によって使用電力を抑え、CO2の排出を削減する。西穂高地域には穂高牧のHアンビエント安曇野などの
宿泊施設のほか、個人の別荘が点在。北ア・燕岳の登山口に湧出している湯を、山中に管やポンプを設置して西穂高地域まで引いており、設備の老朽化と湯温の低下は長年の懸案事項だった。環境省の「温泉供給設備高効率化改修による省CO2促進事業」
による補助を受け、2020年9月に改修工事に着手。延長約1.2kmの送湯管を敷設替えし、5基の貯湯槽は保温効果を高めた。これにより、西穂高地域に到達する頃には42.3℃まで低下していた湯を、45℃に保てるようになった。加えて電動ポンプ21台を
省電力型に替えた。費用は約4.4億円、うち1.6億円は補助金。浄化槽の更新は2018年度から4年かけて行った。11ヶ所から7ヶ所に統廃合した上、6ヶ所の浄化槽のシステムを省電力型に切り替えた。約5.7億万円の費用のうち1.9億円に「省エネ型浄化槽
システム導入推進事業」の補助金を充てた。両事業によって、年間565tのCO2削減と1300万円の電気料削減が見込めるという。同社は「温泉は天然資源。環境の変化に大きな影響を受ける。温泉を守るためにも環境に配慮した改修を目指した」と。
■「穂高温泉供給」が穂高有明で運営する温泉の自動販売機「温泉スタンド」の利用が好調。
同社は感染症拡大で旅行やレジャーを控える傾向の中、自宅で温泉を楽しむ人が増えているとみて、温泉を運ぶタンクや、自宅の浴槽に移すポンプとホースを無料で1週間貸し出す「お試し企画」を始めた。供給の契約口数は、宿泊施設や
温泉付き別荘などの減少を背景に、1999年度をピークに減り続けている。温泉スタンドも同様の傾向だったが、2020年の春以降、売上げが前年同期を10〜30%上回る月が続いた。5月に松本の2業者の提案を受け、スタンドから温泉を個人宅へ
宅配するサービスを許可したことも「穂高温泉」のPRに役立ったとみられる。同社は個人客の需要が見込めるとして、9月にタンクやポンプの無料貸出しを始めたところ、浴槽に移す手間が減ると好評だった。温泉料金は\100/100L、
家庭の一般的な浴槽なら200Lあれば十分という。穂高温泉の湯に入ると体が温まり湯冷めしにくく、「夜、よく眠れる」と昔から人気という。太田清秋社長は「寒さが増す時季、自宅で気軽に温泉を楽しんでほしい」と、タンクなどの
無料貸出しの利用を呼び掛けている。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912
■「穂高温泉供給」は敷地内の栽培小屋で温泉熱を利用して栽培した穂高温泉郷名産「温泉豆もやし」の販売を開始した。
〜3/末まで金/土/日/祝日に安曇野市内と松川村の農産物直売所、5ヶ所で販売。温泉豆もやしは\400/300g。長さが20-25cmと長めで、豆の部分にも歯ごたえがあり、調理で熱を加えてもシャキシャキとした食感が残るという。
「一般的なモヤシとは味も食感も違うとご好評をいただいております。ぜひご賞味を」と。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912
■安曇野市の第3セクター「穂高温泉供給」が、温泉熱を利用して栽培する「温泉豆もやし」を初めて収穫した。
年末から販売予定で、1週間かけてじっくりと温泉成分を含ませて育てたモヤシを、温泉地の新たな特産品として売り出したい考え。同社は穂高温泉の旅館・ホテルなど約1600軒に温泉を供給。ただ、後継者を見つけられずに廃業する施設が
増えるなど先行きは厳しい。そこで、温泉に人を呼び込む特産品を作ろうと、低コストで栽培できるモヤシに着目。2年前から県や市と連携して研究を進めてきた。2019年、試験的に栽培したところ好評だったため、本格的に栽培小屋を
建てて出荷準備を進めてきた。温泉モヤシ栽培では先進地の山形小野川温泉で使われている大豆と、県産大豆「すずろまん」を植え、1週間ほど育てて収穫する。30cmの長さが最大の特徴で、歯ごたえが楽しめるという。「成長にばらつきが
あってもう少し試行錯誤が必要だが味はいい」と。冬季限定で安曇野の道の駅などで販売。(\400/300g)
■穂高有明の穂高温泉郷にある「穂高温泉供給」は、温泉の熱などで育てる「温泉豆もやし」の本格的な生産に乗り出した。
施設管理など成育条件を整え、年内をめどに市内外の農産物直売所で販売を目指す。穂高温泉供給は、市内の中房地区から温泉を引湯し、観光施設が集積する穂高温泉郷の1600件の旅館や個人宅へ給湯している。近年の観光客減少への対策として、
温泉地の付加価値を高める取り組みを模索してきた。温泉豆もやしの栽培は2019年に着手。既に事業化に成功している山形米沢の小野川温泉から購入した豆や、長野県野菜花き試験場が開発した納豆用の豆「すずろまん」をビニールハウスで
試験栽培。直売所で市民に試食してもらうなど、消費者の反応を探ってきた。本格的な栽培に向け、12月に入って35uの木造施設が完成。縦2m、横50cm、深さ55cmの育苗箱を7つ備え、地下4本、地上2本の配管に巡らせる温泉と、箱の上に
かけるわらで育苗箱を加温する。無農薬栽培で、水やりや収穫後の土落としにも温泉を使う。12/10;木造施設では従業員が小野川温泉の豆と「すずろまん」を育苗箱に敷き詰め、土をかぶせる作業をした。モヤシは1週間ほどで収穫でき、
加温などを調節して栽培を安定させるという。栽培するモヤシは風味が濃く、ゆでてもしゃきしゃきとした食感が強く残るのが特徴。同社は「本格栽培に向けた第一歩。なるべく早く販売できるようにしたい」と。
(予定価格;\400/300g)
■北アを望む安曇野で、地域振興に向けて新たな活動が始まった。
北ア山麓の穂高温泉を供給する第三セクタの「穂高温泉供給」が温泉の熱を利用して豆もやしの栽培・販売に着手した。通常よりも大きな見た目とシャキシャキした食感が特徴のもやしが、地域活性化の新たな芽に育とうとしている。
農産物直売所「Vif穂高」では新鮮な野菜や果物が並ぶ、陳列台には「温泉豆もやし。鍋に!みそ汁に!かき揚げにも!」と。1本25〜30cmもある大きなもやし。シャキシャキとした歯応えがある。もやしを栽培・販売するのが、
穂高温泉供給は、中房の源泉の湯を地域に供給する事業を行っている。現在は一般家庭を中心に、ホテルや旅館など約1600軒に温泉の湯を送る。創業から50年間、温泉の供給で地域を支えてきた同社は2021年に新規事業としてもやしを
本格的に売り始めた。2020年12月に同社の敷地内に新設した建屋で栽培。40uの敷地の建屋内には、もやしを育てるための「室」を7つ設ける。数10cmほど深さがある室の下には、温泉の流れるパイプを敷設。上にわらと毛布をかけると
温泉の熱の効果などで、室の中の温度は30℃強にまで暖まる。この温泉の暖かさを利用し、1週間ほどかけてもやしを25〜30cmまで育て上げる。他の地域にある温泉地の例などを参考にしながら、食分野を中心に温泉の活用方法を模索。
フグやスッポンなど様々な選択肢を考えたうえで、もやしの栽培に決めた。簡単そうに見えるもやしの栽培だが、紆余曲折もあった。数種類を試験栽培してみたものの、納得のいく風味や食感の品種を見つけるのは難航した。栽培方法も、
豆の大きさによって調整が必要で試行錯誤した。そして、最終的にたどりついたのが、小野川温泉(米沢市)で栽培されている品種だった。濃い味に加え、ゆでた後もしっかりと残るシャキシャキ感が印象的だった。「温泉豆もやし」は
冬期限定の商品として、Vif穂高をはじめ、市内の直売所や道の駅など5ヶ所で販売。(\400/1袋300g)。売れ行きは好調。おすすめの調理方法を紹介するなどして「リピーターを増やしていきたい」と。
■温泉地の新たな特産品。安曇野で温泉を利用して育てた「温泉豆もやし」の商品化が進んでいます。
香りと味わいは上々で、近く直売所などで発売する予定。地域の財産でもある温泉。その熱を利用して、ぐんぐんと育つ「豆もやし」。安曇野の新たな特産品になればと期待されています。穂高温泉供給は、「温泉を活用した何か産物、
それも地域の特産とすることで穂高温泉郷に光が当たればと。小さな一歩だが取り組み始めた」という。もやしの生産に乗り出したのは、第3セクタの「穂高温泉供給」。中房の源泉から旅館や家庭など1600軒ほどに温泉を供給しています。
近年、後継者不足もあって廃業する旅館もあり、地域の活力につながればと、青森などで盛んな「温泉を使ったもやし作り」に目をつけた。「大鰐温泉」のもやしは、350年以上の歴史があり、地域の名物になっています。「温泉豆もやしを
使った料理が非常に広範でラーメン屋や旅館などで提供されている。小さな食材だが地域に与える影響は大きいのかなと」。2019年、県や市の支援を受けて、試験栽培した。温度管理や湿度を与えすぎるとカビが発生するとかバランスが
難しい。試行錯誤の末、2020年から本格生産へ。栽培棟を新築した。7つの栽培用木箱が並び、地中には57℃の温泉水が流れるように配管してあり、地熱を30℃前後まで高めます。最初の豆まき。まいたのは味が濃い、県のオリジナル品種
「すずろまん」など。一晩、温泉水につけてから木箱の中に撒いていきます。「感慨深さより緊張です。これから毎日、温泉豆もやしの生育が夢に出てきますよ」。もやしは、2日に1度ほど撒く温泉水と自らのエネルギーで成長します。
地温チェックは毎日4回行います。豆をまいてから8日目。木箱の中を確認すると、30cmの立派なもやしになっていて、40kg以上を収穫できた。「おいしい。適度にえぐみがあり、くせがあり、味的には100点。これからの時期だと鍋、
すき焼きの肉に豆もやしを巻いてもおいしい」と。地域の資源を生かした「温泉豆もやし」は、近く市内の農産物直売所などで発売される予定で、関係者は特産品として定着させたいと意気込んでいます。「温泉郷の魅力を高める
起爆剤の一つになると確信している。素材としては小さいが、育てて少しずつ大きくしていきたい」と。
■「安曇野しゃくなげの湯」
穂高山麓線沿いにある日帰り温泉施設「安曇野しゃくなげの湯」には露天風呂にあつ湯とぬる湯があり、好みの温度を選ぶことができる。中房渓谷を源泉とするアルカリ性単純温泉は肌触りが柔らかく、保温効果も抜群。38℃とぬるめの
炭酸泉や塩サウナはゆっくり入れると評判。売店や食事処などもあるのでじっくり旅の疲れを癒そう。
(問)「安曇野しゃくなげの湯」TEL 0263-88-4126
■2016.10/3;安曇野・穂高の山麓線沿いの「Vif穂高」の隣に日帰り温泉施設「安曇野しゃくなげの湯」がオープンした。
地元産の農産物加工販売施設「Vif穂高」に隣接し、安曇野の新たな観光拠点。延べ床面積は約1900u、鉄骨造り地上1F、地下1F。天然温泉の大浴場と露天風呂、 サウナに加え、介助が必要な人などを想定した貸し切り風呂も造った。
松くい虫の被害木を利用する「まきボイラー」や市民の交流などを想定した多目的室も備える。穂高有明にある老朽化した3つの温泉入浴施設を統合するため、2015年8月から「しゃくなげの湯」の建設を始めた。オープンに合わせ、
「温泉健康館」と「しゃくなげ荘」は2016.9/30廃止。「穂高老人保健センタ」は2017年9/30で廃止。安曇野を遠望する露天風呂や、身体障害のある人も家族と入浴できる家族風呂「暖らんの湯」も。松枯れ材を活用する「まきボイラー」も
備えた。安曇野市前宮沢宗弘市長は「市民の健康増進や福祉向上に寄与したい」と述べた。
近くにあった「しゃくなげ荘」の老朽化に伴い、後継施設として安曇野市が造成した本格日帰り温泉。内湯は石の風呂・木の風呂、サウナは塩サウナと遠赤外線と2種類。寝湯、ジェットバス、水風呂あり。露天風呂あり。暖らんの湯(家族風呂)は
貸切。休憩スペース、有明の間、レストラン併設。展望テラスあり。延床面積は約1700u。事業費は約9億9千万円。
中房渓谷から引湯された良質な天然温泉の露天風呂は、あつ湯とぬる湯の2つの浴槽があり、内湯やジェットバス、「石の湯」は炭酸泉や塩サウナ、「木の湯」にはシルク湯や遠赤外線サウナあり。冷水風呂あり。石の湯と木の湯は日替わりで
男女入れ替制。家族風呂「暖らんの湯」(\2000/1h)。源泉温度は69.3℃。約18kmを引湯するため、自然に冷めてしゃくなげの湯では55℃。屋根のある「あつ湯」は湯温44℃。ほんとに熱い!。屋根のない開放的な「ぬる湯」は40℃。心地よい
温度で体はよく温まります。内湯の大浴槽は42℃、シルク湯は42℃、ジェットバス・炭酸泉は40℃。ぽかぽかしてきます。源泉名は有明厚生温泉と国民宿舎有明荘源泉の混合泉。湧出量:50.4L/分。ほとんど無色透明で無味無臭。多少塩素の
香りがします。湯は肌触りが滑らか。つるつるする感じがします。加水・循環濾過。露天風呂は目張りのために隙間から安曇野の風景が少し見えます。
泉質;アルカリ性単純温泉。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。洗い場にはシャンプー、ボディソープ常備。
脱衣所は籠はなくロッカーのみ。施設は木をふんだんに取り入れ、新しくてよいけど、浴槽は施設の広さに比べて狭い感じがします。食事処は座敷とテーブル席あり、食事スペースは広い。タッチパネル式の食券販売機。メニューの多数、
値段はリーズナブル。売店には安曇野の名産品などが販売。他に休憩室、観光情報コーナー、マッサージあり。館内は無料のWi-fi。駐車場は施設西に広いスペース、東側(山麓線沿い)は小さめ。
(9:30-21:30;第1水休館、安曇野市外者;\700/土日祝大人,\600/平日大人,\400/小人)(安曇野市内70才以上;\450/大人)
※安曇野には三郷「FV室山」や堀金「ほりでーゆー四季の郷」、豊科「湯多里山の神」などがあり、山麓線には「山のたこ平」、「常念の湯」、松川村「すずむし荘」などあり。安曇野しゃくなげの湯は市民と観光客の双方を狙った温泉。
しゃくなげの湯は清潔感のある良い温泉。安曇野観光や登山のあとに疲れをとるには良いでしょう。
(問)〒399-8301安曇野市穂高有明772-4 安曇野しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126
■穂高・山麓線沿いの日帰り温泉施設「しゃくなげの湯」は、2016年10月のオープンから間もなく来館者が100万人に達成する。
「あなたが100万人目になるかもしれません」と来館を勧めている。100万人目の来館者にはセレモニーを行い、花束と記念品を進呈。さらに100万人達成からの100人には紅白餅をプレゼント。
「100万人達成以降の1週間を感謝ウイークとして、来館者全員にポイントカードに+1P。(9:30-21:30,第1水曜定休,\700/大人,\400/小人)
(問)しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126
■穂高山麓線沿いにある日帰り入浴施設「安曇野しゃくなげの湯」(2016.10/3open)
「安曇野しゃくなげの湯」や隣接する「Vif穂高」前の山麓線では道路を広げる工事を行っています。歩道(2.5m)も新設予定。地元住民や観光客らが安全に通行できる環境を整える。完了時期は未定。安曇野建設事務所は「一日も早い完成を目指す」と。
山麓線は幹線道路で交通量が多く、道沿いには観光施設や宿泊施設、飲食店、別荘などが立ち並んでいます。
日帰り温泉「安曇野しゃくなげの湯」は北ア登山や安曇野観光のあとに、疲れた体を癒すには最適。良く利用しています。
屋外の露天風呂にはあつ湯とぬる湯あり。内湯と、「石の湯」は炭酸泉と塩サウナ、「木の湯」はシルク湯と遠赤外線サウナ。寝湯のジェットバスは気持ちよい。泉質はアルカリ性単純温泉、効能は腰痛症、神経痛、五十肩、打撲などに効く。
冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など。中房から引湯された温泉(pH値;8.6,源泉温度;69.3℃)。あつ湯(43-44℃)、ぬる湯(40℃)、内湯(41ー42℃)、サウナ(92℃)、水風呂(19℃)。源泉は有明厚生源泉・有明荘源泉の混合泉、
無色透明で無味無臭。ボディソープ、リンスインシャンプ常備。施設には広いロビー・ラウンジ、有料休憩室。お食事処「有明庵」は座敷・テーブルあり。メニューはラーメン・カレーライスなど。そばはなし。
(\700/大人,\400/小学生,市内;\500/大人,\300/小学生)(10:30ー20:00.毎水曜休館)(P109)
(問)安曇野しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126
■穂高山麓線沿いの「湯の宿・常念坊」
「常念坊」は小さな宿ですが、地元食材使った郷土料理の穂高温泉宿です。日帰り入浴可。内湯・岩露天風呂。(10:00-19:30,\600/大人)(火曜定休)
温泉は有明厚生温泉と有明荘から引湯で、湯温75,4℃で100%の源泉。湯は熱め。泉質はアルカリ性単純温泉(PH8.5)。加水ナシ、循環殺菌。
効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進など。登山客や安曇野観光の利用者が多い。
会食客や宿泊客のみへの提供していた「常念坊特製おやき」を日帰り入浴利用客にも販売(\180/1個)。以前はいろりで焼いた昔ながらのおやきを再現し、表面はかりっと香ばしく、季節のあんを入れている。この時季は「ねぎとふきみそ」で
とろりと軟らかい松本一本ねぎにふきのとうの風味が香る。今後は夏のなすや野沢菜などに変わる。「焼き上がりに約40分かかるので、入浴前にご注文いただくとちょうどよくお持ち帰りやお召し上がりいただけます」と。
(問)湯の宿・常念坊 TEL 0263-83-4984
■穂高有明の「湯の宿常念坊」で「入浴回数券」を販売。
通常入浴料(\600)、回数券は\6000/12回。6ヶ月間有効期。使用後の回数券を集めると特典があり、6枚で新しい回数券1枚と引き換え。また、5枚で会席料理、10枚で1泊2食付宿泊に招待。日帰り入浴は10:00-19:30。ランチは11:00-14:00。
(火曜定休)
(問)常念坊 TEL 0263-83-4984
■2/6;安曇野市は民間事業者へ経営移譲する方針だった市有施設の三郷小倉の「ファインビュー室山」と堀金烏川の「ほりでーゆ〜四季の郷」について、応募3社を審査したが基準点を下回り、経営移譲先が決まらなかったと発表。
2023年度以降も第3セクの「ファインビュー室山」と「ほりでーゆー」による指定管理を継続する。1/中;安曇野市は選定委員会を開き、各社から提案のあった事業計画や運営体制などを採点したが、満点の6割に届かなかった。
市は経営移譲先を求めて2020,2021年度に2回の公募を行ったが、初回は応募がなく、2回目は応募はあったが選定できなかった。3セクの経営改善を図るため、3月に外部専門家による経営診断を実施する。選定委員会で経営移譲先が
決まれば、市が所有する3セクの株式の一部譲渡し、4月から筆頭株主となる民間事業者に新体制での経営を始めてもらう計画だった。今後は4月以降3セクによる運営を継続する。
■「安曇野みさと温泉ファインビュー室山」
標高800mの高台に立つ「ファインビュー室山」は松本平や安曇野、美ヶ原方面を一望できる眺望が自慢の公共温泉宿泊施設。良く利用しています。眼下にはリンゴ畑が広がり、夜は松本の夜景がきれい。のんびりと湯に浸かれます。
週末の夕方は観光客や地元の方で混雑しますので、昼間の利用がお勧め。室山には「でぃらぼっちゃ伝説」があります。昔、その昔、でぃらぼっちゃという雲をもしのぐ大男がいた。大男は安曇野にもやって来て住み良い平らを
造っていた。仕事の途中、もっこふんどしの紐をほどいた時、ばらばらと土が落ちた。このわずかな土が盛り上がってできた山が「室山」という。
「ファインビュー室山」の日帰り入浴施設が営業再開。1Fはロビー・売店・レストラン。地下1Fの温泉には「天空の湯」(眺めのよい大きな内湯と露天寝湯)。「みさとの湯」(内湯と船形露天風呂)で、男/女で毎日交互に交換。
サウナ・ジャグジーあり。2017年リニューアルして、露天風呂に寝湯と船形風呂が新設された。船形風呂は「御船祭り」にちなんだものという。休憩スペース、ロビー・展望テラスからの眺めもよい。湯温;38.6℃、自家源泉、加温あり、
加水なし。給湯は循環。無色透明でアルカリ性単純温泉(pH8.4)。効能は神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復など。リンスインシャンプー、リンス/コンディショナー、ボディーソープ、
ドライヤー常備。宿泊は21室(洋14,和4,和洋3)、露天風呂付和洋室あり、宿泊者専用温泉内湯あり。
※宿泊、売店、レストラン、そば処は休業中。7/01再開予定。(通常入浴時間;10:00-21:30,6/10〜当面の間;11:00-19:00,\550/大人,\320/子供)
(問)安曇野みさと温泉ファインビュー室山 TEL 0263-77-7711
■穂高「松尾寺」・「鐘の鳴る丘集会所」近くにある穂高温泉郷の「温泉旅館松尾荘」
個室利用の「昼の日帰りプラン」を提供。日帰り入浴可能な温泉宿。創業41年で施設は多少古いが静かに温泉に浸かれ、手入れされた庭が見られる。源泉は有明厚生温泉と国民宿舎有明荘の源泉から引湯している天然温泉。泉質はアルカリ性単純温泉、
泉温は69.3℃、循環ろ過、加水・加温なしで無色透明。塩素系薬剤使用。内湯と半露天風呂あり。10:30-15:00;入浴+個室利用で松花堂弁当付;\2200/1人。飲食持込みは入浴+個室利用;\800/1人。2日前までに電話予約。
(入浴;12:00-19:00,\500/中学生以上,\300/3歳以上)。宿泊は当面の間見合わせ。
(問)温泉旅館松尾荘 TEL 0263-83-4567
■穂高有明の「穂高温泉供給」は、「穂高温泉郷温泉スタンド」で使用できる温泉タンク(300L)、ホース、ポンプを1週間単位で無料で貸出。
2セットを用意し、貸出しは平日8:30-17:00に電話で問合せ。「自宅の浴槽などに温泉のお湯(有料)を運べます。軽トラックなど300Lのタンクを積載できる車でお越しください」と勧める。近隣の温泉スタンドは24H営業、自動販売機で
\10/10Lでお湯を販売。\10円、\50円、\100円硬貨のみ使用、つり銭は出ない。一般家庭の浴槽は約200Lで07〜08分目。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912
■穂高有明の中房渓谷にある「有明荘」(標高1380m)
中房渓谷にある有明温泉「有明荘」は天然温泉かけ流しの露天風呂で、主に燕岳や表銀座の登山基地として登山客の利用が多い。旧穂高町が設置した温泉宿泊施設で、現在は燕山荘が委託・運営。日帰り温泉施設としても観光客の利用も多い。
山小屋風の建物は古いが館内は清潔。露天風呂と内湯あり。内湯は檜造りで温かみのある浴室で、浴槽には白い湯の花が舞っている。露天風呂は広くて開放的で、森林浴気分でお湯に浸かれます。新緑や紅葉シーズンがよい。
源泉は74度。pH8.7。加水。無色透明な湯。硫黄臭のとろみのあるお湯。洗い場の蛇口からも温泉がでます。泉質は単純硫黄温泉・アルカリ性低張性高温泉。効能は神経痛、筋肉痛、冷え症、リュウマチ、糖尿病、胃腸病など。
シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー常備。外来入浴は10:00-15:00。宿泊者は16:00〜。外来入浴は3密を避けるため人数制限あり。(\700/大人,\300/小人)。有明荘の駐車場はP20(宿泊者・入浴者専用)。登山時は3ヶ所の
駐車場を利用。合戦尾根〜燕岳登山のための登山者用駐車場は、温泉橋先に第1P(P50)(登山口まで450m)、温泉橋手前の川向かいに第2P(P40)(登山口まで500m)、有明荘の裏手に第3P(P30)(登山口まで800m)あり。中房線の路肩は駐車禁止。
(問)有明荘 TEL 0263-84-6511
■穂高有明の北ア「燕岳」(標高2763m)登山口にある温泉宿「中房温泉」
レトロな造りの「招仙閣」と山小屋風の「ロッジ」からなり、辺りには湯煙が立ち込める。14の浴場で源泉かけ流しの湯を提供し、森林や渓谷の景色を楽しめる露天風呂もある。「自然と温泉、建物の全てを堪能してもらえるはず」。
9代目当主の百瀬孝仁社長。創業は江戸時代後期の1821年。百瀬社長の先祖が、松本藩の命を受けて生糸のつや出しに使うミョウバンを採掘するため一帯に入り、湧き出る温泉を利用して採掘者を癒やす湯屋を始めた。明治に入り、安価な
中国産のミョウバンが流通するようになると国内での採掘は下火になり、採掘者に代わって登山客が訪れるようになる。日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストン、成城学園を創立した松本出身の教育学者沢柳政太郎、
貧困や労働問題に取り組んだ社会活動家賀川豊彦ら多くの著名人も宿泊した。6代目、7代目の時代には山小屋に泊まりながら槍・穂高連峰を周遊する拠点整備を構想する。燕岳から穂高連峰にかけて15ヶ所の山小屋建設を計画。
8ヶ所は実際に建設されたとみられる。うち1922年に槍ヶ岳山頂近くに開業した殺生ヒュッテ、燕岳と槍ヶ岳の間にある西岳山頂近くに25年に開業したヒュッテ西岳は現在も営業する。
第2次大戦後の登山ブームで北アには多くの登山者が押し寄せ、燕岳もにぎわう。72年8月には、当時中学生の天皇陛下が燕岳を登られ、燕岳登山の人気はますます高まった。80年代以降は、人里離れた温泉が人気を集める「秘湯ブーム」もあり、
中房温泉では登山者だけでなく旅行客の宿泊も増加。「湯治と岳人の宿」とうたい集客を伸ばした。新型コロナの感染拡大後、中房温泉では収益の柱だった団体客が激減。コロナ前に年間1.3万人いた宿泊客は半分を割る苦境が続く。2軒の
山小屋の経営も、コロナ対策の定員制限などで厳しさを増している。社長は登山者の安全を守るためにも施設を維持していく必要があるとし、「経費削減を徹底するなど、今は耐え忍ぶ時」と。中房温泉がある源泉地帯は好熱菌など微生物の
宝庫。湧き出す温泉に含まれるケイ酸と微生物が長い年月をかけて作り出すぬるぬるとしたゼリー状の「膠状珪酸」と、ケイ酸成分が沈殿して固まった「珪華」は国天然記念物に指定。「貴重な自然を守っていく責任もある」と。源泉地帯の
斜面上部に大岩があり、落下を防ぐため2021年秋にCFで約420万円を調達してワイヤネットをかぶせた。崩落の可能性がある場所は他にもあり、追加の対策を計画する。夜空を楽しめる露天の「月見の湯」、岩から湯が湧き出る「岩風呂」、
根羽村特産の「根羽杉」を湯船に使った風呂など特色ある温泉に、一帯の地熱で蒸したローストビーフ、スペアリブなど名物の「地熱料理」。自然の恵みを生かしたサービスが中房温泉最大の魅力。「価値のある自然と温泉を次の世代に
つなぎたい」。社長は200年の歴史の重みを感じながら先を見据えた。
中房温泉はミョウバンの採掘者を癒やす湯屋として1821年に穂高有明で創業。1932年に株式会社化し、北ア燕岳などに向かう登山者を受け入れている。槍ヶ岳山頂近くの「殺生ヒュッテ」、西岳山頂近くの「ヒュッテ西岳」の山小屋2軒も
経営する。
■燕岳登山口にある秘湯の宿「中房温泉」に併設する日帰り温泉施設「湯原の湯」(標高1462m)
2006年に燕岳登山口に日帰り温泉施設「湯原の湯」が新設。中房温泉の旅館は宿泊者専用。露天風呂のみ、内湯はない。男女別で4つの浴槽があり、成分が異なる3種類。大きい浴槽「古事記の湯」は源泉温度74.7度、pH8.9、
湧出量220L/分。小さい浴槽「薬師の湯」は源泉温度94.6度、pH8.8、湧出量32.8L/分。小さい浴槽「妙見の湯」は源泉温度94.8度、pH9.1、湧出量14L/分。男女別浴槽は日替わりで入れ替え、加水・加温なしの掛け流し。
入浴剤・殺菌剤は未使用。冷水・空冷で温度を下げて43度。お湯はぬるっとしており、お肌はすべすべに。泉質は単純硫黄泉・アルカリ性低張性高温泉。シャンプー・ボディーソープ常備。(9:30-16:00;\800/大人)
(問)中房温泉・湯原の湯 TEL 0263-77-1488
■豊科田沢の「豊科温泉」「湯多里山の神」。
温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、つるつるお肌がよみがえる美人の湯として親しまれている。地下700mから汲み上げた泉温で泉温;32.6度、pH8.0。無色橙明、無臭、加温あり、加水なし、循環ろ過、入浴剤なし。塩素消毒。
お湯は毎日交換し消毒清掃。適応性は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・くじき・痔疾・冷え性・疲労回復・病後回復期・健康増進など。タイル張りの内湯と岩造りの露天風呂あり。トロっとしたやさしい肌触りで
肌はスベスべに。露天風呂はリンスinシャンプー、ボディーソープ常備。お湯は良いのですが、露天風呂は小さめで景観が良くない(コンクリート壁)。とれたて野菜市は近所の農家さんから毎日旬のお野菜が並んでいます。
安曇野I.Cから車10分。松本四賀方面へ県道57号線の本沢川沿いにある大きな古民家風の建物。(P50)
(10:30-20:30,第2火曜定休,入浴料:\550/大人,\250/小学生,3H無料休憩室)
(問)湯多里山の神 TEL 0263-73-5422
■2021.8月;明科中川手の「長峰荘」が大規模な改修を終えてリニューアルオープンした。
北アの山並みや安曇野を一望できる素晴らしい眺望はそのままに、「昭和レトロ」をコンセプトにした内装で、3世代が楽しめる保養施設として再スタートを切った。玄関には「タイムトラベラーの湯屋・安曇野眺める荘」と染め抜いた
大きなのれんを掲げた。内装は古い建物の味わいを生かし、ロビーに夜店コーナーを設けたり、昭和の雰囲気を再現したポスターなどを飾ったりして、懐かしい雰囲気を演出。館内の随所にユーモラスな「お化け」が登場。従来の大浴場の
ほかに、大きな陶器の浴槽を備えた貸し切り風呂を新設した。旧明科町の町営保養施設として開業した長峰荘は、2019年4月にホテル・旅館・飲食業の「ドリームホテル」に譲渡。老朽化した設備を補修しつつ営業していたが、2020年春に
感染症拡大の影響もあり休業。浴場の水回りやボイラーを改修した後、2021年春から内装に着手、7月半ばに日帰り入浴と宿泊を受け入れ、8月から本格稼働。常連客らから問合せの電話も多く、オープン前には地元の人たちが草刈りを
買って出てくれた。支配人は「地域に心強い応援団がいて本当にありがたい。観光客と地元の人が交流できる場にもなれば」と。(日帰り入浴;\450/大人,\210/小学生,8月無休)
(問)長峰荘 TEL 0263-62-2195
■安曇野・堀金烏川にある日帰り温泉「ほりで〜湯四季の郷」の「安曇野蝶ヶ岳温泉」
「ほりでーゆー四季の郷」は、国営アルプスあづみの公園や県営烏川渓谷緑地が近くにあり、自然に恵まれた立地条件の良い公共の宿。オープンはH07年旧堀金村観光開発公社、H13年増築により客室41室(和33,洋5,和洋1、露天風呂付2)定員184名。
H18年「株式会社ほりでーゆ〜」に変更。蝶ヶ岳温泉の他に、パターゴルフ場、マレットゴルフ場、コテージ、啼鳥山荘、須砂渡キャンプ場、須砂渡憩いの森オートキャンプ場を運営・管理。施設は天然ラドン温泉を利用した温泉宿泊施設で
露天風呂からは常念岳が眺められ、心身ともにリフレッシュできます。平日は入浴者は少なく、のんびりと湯に浸かれます。内風呂は2槽、打たせ湯と円形のバブルジェット、庭園のある露天風呂(2つ)、高温サウナ、ミストサウナ、水風呂あり。
源泉は自家採掘の「蝶ヶ岳温泉」で、泉質は単純弱放射能冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、痔疾冷え性、疲労回復など。源泉は地下1000mから掘削し250Lの湧出。蝶ヶ岳温泉は585m3/日,
蝶ヶ岳2号温泉は563m3/日。無色透明の無臭。pH値8.68。源泉の湯温は15℃。加温はしていますが加水はなし。循環使用あり。清掃は毎日、塩素で殺菌。シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤー常備。
(日帰り入浴;10:00-21:30,\550/大人,\320/小人,宿泊者;5:00-8:00,10:00-22:00)
宿泊者専用の大浴場(3F)を日帰り入浴者にも開放。(11:30-14:30,展望大浴場;\2200/1H)
お風呂上がりにはB1Fにある「レストラン四季」で天ざる蕎麦と信州サーモン、馬刺しを食べてきました。そばはコシがあって美味しい。天ぷらはエビ・イカ・マイタケ・カボチャなどアツアツでカリっと挙がっていて美味しかった。
信州サーモンはニジマスとトラウトサーモンを交配させた養殖魚ですが、肉厚でとろみがあって味わいがあります。(11:00-15:00/17:00-21:00)
レストラン四季;平日11:00-15:00,土/日/祝;11:00-15:00,17:00-21:00、出入口は日帰り温泉側のみ。来館者の記帳と検温。毎月26日は風呂の日で割引なのですが、今は感染症対策でやっていません。
宿泊者専用の大浴場からは常念岳山麓が望めます。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。
「ほりでーゆ〜四季の郷」は日帰り入浴者の減少などで5年連続単年度赤字を計上するなど経営が悪化。令和4年度末で安曇野市が民間譲渡するが、まずは第3セク「ほりでーゆ〜」への譲渡を優先。H29;年間利用者数19.2万人
(入浴:13.1万人,宿泊:2.4万人,日帰り;1.6万人)
(問)ほりでーゆ〜四季の郷 TEL 0263-73-8500
■9/30-12/9;安曇野市は第3セクの三郷小倉の「ファインビュー室山」(FV)と堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷」の経営移譲先となる民間事業者を公募。
2021年7-12月にも公募したが、新型コロナによる観光・宿泊需要の低迷などのため応募がなかった。市は観光客増を見据え、応募を呼びかける。安曇野市は町村合併後、市営施設の再配置を考える中で、宿泊施設の民間への譲渡を計画。
現在は両施設とも市などが出資する第3セクターが指定管理者として運営しているが、これを、FVは全株式の60%、ほりでーゆ〜は66%を新株主の民間事業者に譲渡して経営を移譲。FVは施設も無償譲渡する方針。応募資格は宿泊、宴会、
日帰り入浴事業の運営の知識や経験などがある法人で、株式の譲渡希望価格は1株5万円。現在働いている従業員を原則継続して雇用することが条件。移譲先を選定後、条件整備を経て、2023年4月に新体制での営業開始を目指す。
市観光課によると、2019年度施設利用者はFV;17.1万人、ほりでーゆ〜;16.4万人。2019年度に比べ、2020年度は両施設とも50%台に落ち込んだが、2021年度は70%に持ち直した。同課は「新型コロナの感染者が全国的に減少傾向にあり、
国も全国旅行支援を実施する。県内外からの観光誘客と地元の宴会、日帰り入浴の利用者増も見込める。既に宿泊関係業者からの問合せもある」とし、新株主への応募に期待。
■三郷小倉の「黒沢洞合自然公園」で進めている公園拡張整備事業で南安農高の生徒が参画。
整備内容を考えたりしながら公園を広げる考えで、市は次の世代が関わることで長く愛される公園づくりにつなげる。5/24;現地で測量体験が行われ、測量業務を担当する会社が測量体験に協力した。従業員には同校出身者が多く、
後輩のためならばと一肌脱いだ。公園は里山の自然に触れ合うことが目的のビオトープ公園で、2007年3月に完成。面積は5646u。水生昆虫が自然発生できる環境を整えたビオトープ池とせせらぎ、保全された植生、バイオトイレなどが
特徴で、三郷中の生徒の学習成果が実施設計に反映されたり、生徒が造成を手伝ったりした。拡張は公園東側の約1.4万u。生徒は拡張用地が段々状になった地形を生かし、「日本の四季を表現できたら」と。拡張に向けては基本設計業務の
公募型プロポーザルが行われ、基本設計を受託した業者と生徒との顔合わせもある。2024年度以降に実施設計と工事を予定。「測量や設計がどういうものか理解してもらいたい。この業界に入って若い力を発揮してほしい」と。
■安曇野市観光協会が、入会する宿泊施設のお盆期間中の宿泊状況をまとめた。
8/6-8/16;46施設に泊まったのは1万9515人、前年同期比1.4倍。新型コロナの流行が始まる前の2019年と比べると約9割まで回復。山小屋などを除いた車で行ける宿泊施設約60施設に、郵送やFAX、e-mailでアンケートを送り、2019年、2021年、2022年の
宿泊者数を聞いた。新型コロナの感染拡大第7波の真っただ中だったが、行動制限がなかったことが回復の大きな要因とみられる。2021年はお盆期間中の大雨で河川が増水し、土砂災害発生の危険が高まったが、2022年は比較的安定した天候だったことも
宿泊者数を押し上げたと分析。市内経済にも一定の効果があったとみている。市観光協会は「ウィズコロナの意識が観光客に浸透してきているのでは」と。お盆期間中、市観光情報センタに訪れた観光客数も前年より大幅に増え、コロナ禍前の88%。
一方で、感染拡大が収まって観光PRをすると、再度の感染拡大で行動規制が行われるといったことを繰り返してきたため、「過去2年の打撃が大きすぎて良かったというより、取り戻しつつあると慎重な見方をしている宿泊施設が多い」。
★★★観光★★★
■安曇野や白馬では、冬の朝は深い「朝霧」になりやすい。水蒸気が冷え込むことで朝霧となり、山里は「雲海」に包まれる。
また、松本平では一帯を流れる川では「川霧」が雲海のように覆う。梓川、犀川、奈良井川周辺で夜間に放射冷却で気温が下がり、川の水温が高いときに発生。雲海に浮かぶ白銀の北アは美しい。眼下には安曇野・大町・白馬を埋め尽くす雲海が広がり、
東の山々は朝陽が染める。山稜からは良く雲海が見られるが、比較的容易に雲海が見られる展望スポットは?
近年はゴンドラ・リフトで気軽に行ける展望テラスが人気。※VP(展望台)・TE(展望テラス)
1)安曇野;「光城山」・「長峰山」(VP)、三郷「室山」(VP)・「三郷スカイライン」(VP)
2)大町;八坂「鷹狩山」(VP)、大町「小熊山」・「鹿島槍高原」・「権現山」、池田町;「大峰高原」
3)立山;「立山・黒部アルペンルート」の「天狗平」・「弥陀ヶ原」
4)白馬;五竜の「アルプス平」(VP)、八方尾根の「兎平テラス(TE)・黒菱平・北尾根テラス(TE)」、岩岳の「山頂テラス」(TE)・「どんぐり展望台」(VP)、「青鬼棚田」
5)小谷;「眺望の郷」、小谷;「栂池高原」・「栂池自然園」
6)小川村;「アルプス展望広場」(VP)・「アルプス展望デッキ」(TE)・「立屋展望広場」、長野大岡「アルプス展望公園」
7)松本;「城山公園」(VP)、「アルプス公園」(TE)、「美ヶ原」(王ヶ頭)、茅野;「霧ヶ峰」(車山テラス)(TE)、塩尻;「高ボッチ」
8)「奥飛騨」(新穂高ロープウェイ)(VP)、「乗鞍岳」(乗鞍エコーライン・乗鞍スカイライン)
■サイクリングには最適な季節を迎えようとしています。
この春も安曇野や大町・仁科三湖・白馬でもよくサイクリストを見かけるようになりました。安曇野では昔からレンタサイクル(しなの庵、安曇野ひつじ屋)があり、MAPを片手にサイクリングして観光する姿があります。安曇野市観光協会の
シェアサイクルも好調。E-bikeも増えています。シェアサイクルステーションは穂高駅、明科駅、国営アルプスあづみの公園、しゃくなげの湯、松川村など多数あり。安曇野サイクル観光するなら道祖神巡り、湧水群とわさび田散策、
蓼川の水車小屋と万水川・三角島、穂高川沿いわさび田と桜並木、黒沢川の桜並木、明科龍門渕公園・あやめ公園の桜、光城山の桜トンネル、桜の長峰山、山麓の枝垂れ桜、早春譜歌碑、拾ヶ堰じてんしゃ広場の芝桜・桜、紫陽花の小道、
山麓ヤマアジサイ、かじかの里、水田と北アの田園風景、北アと水鏡(安曇野・池田町・大町・白馬)、屋敷林と古民家、松尾寺福寿草・カタクリ、須砂渡・烏川渓谷緑地カタクリ、桜と菜の花畑、チューリップ畑、満願寺ツツジ園、
堀金ツツジ園、三郷・梓川りんごの花畑、松尾寺山公園フジ棚、満願寺藤棚・牡丹、明科あやめとハナショウブ、豊科バラ園、松尾寺やまぶき、光城山・長峰山ミツバツツジ、有明山とモモ畑、豊科高家ハス池、青原寺の紫陽花とハス、
三郷室山池スイレンと紫陽花、黄金色の麦畑、夏のひまわり畑、白いそば畑、秋のコスコス畑・稲穂、新緑・紅葉の烏川渓谷・吊り橋、国営アルプスあづみの公園、三郷文化公園ユリノキ並木、堀金中央公園、室山アグリパーク、
犀川コハクチョウ、篠ノ井線旧線遊歩道、明科犀川河川敷、松川村ちひろ公園と大花壇、穂高神社、東光寺、満願寺、宗徳寺、青原寺、松尾寺、有明山神社、松川神社、鐘の鳴る丘、光久寺薬師堂、熊野神社、大庄屋山口家、曽根原家住宅、
等々力家の長屋門、金龍寺百体観音と鐘楼門、美術館巡り、クラフト工房巡りなど四季折々のビューポイントが多数。安曇野を自転車で巡ってみかせんか?
■4/14;自転車で県内を一周するコースなどアウトドアに焦点を当てた観光キャンペーンを発表した。
2023年度の観光キャンペーンのキャッチフレーズ「Go Nature Go Nagano」。コースは「ジャパンアルプスサイクリングロード」と名付けられ、県内を一周するルートで総延長878km。スタートからゴールまでの高度差の総計は1.5万m。
北ア山麓の白馬、大町、安曇野、松本、乗鞍岳、諏訪湖、名所旧跡などを自転車で回ることができます。Mシドニー五輪MTB日本代表で松本に住む鈴木雷太さんが出席しコースの魅力を語りった。鈴木さんは「主に夏と秋に走ったんですけれどもいろんな文化があり、北と南で
走っていくと食文化も含めて文化が違うというのも感じたり、走れば走るほど楽しい」と感じた。県は今後、ルート上の標識の整備などを順次行い、海外からの誘客にもつなげたいとしています。
ルートは長野駅→飯山駅、飯山駅→松本空港、安曇野岩原→松本駅→塩尻みどり湖、松本空港→天竜峡駅、南木曽→清内路峠→阿智村、天竜峡駅→上諏訪駅、諏訪駅→上田駅、上田駅→長野駅など。
1)距離166km;高度計3090m;
飯山駅→(鬼無里→白馬大出公園→岩岳→松川・白馬大橋→八方→青木湖→中綱湖→木崎湖→大町・蓮華大橋→穂高・山麓線→国営アルプスあづみの公園→堀金岩原→三郷黒沢→梓川→波田→松本・信州スカイパーク)→松本空港。
2)距離44km;高度計530m;
安曇野岩原→(堀金→拾ヶ堰→豊科南部公園→安曇野やまびこライン→ラーラ松本→梓川沿い→梓川SA→梓川沿い→松本IC→松本駅→あがたの森→神田→中山)→塩尻。
■2023.4;安曇野市は設定したサイクリングコースの地図を作った。
Aコース)比較的なだらかで周辺に観光施設が点在する31.3km。Bコース)高低差が約200mで果樹地帯を走る21.6kmがあり、完走した場合の消費カロリーも載っており、観光だけでなく健康の維持・増進を目的としたサイクリングにも役立ちそう。
コースや観光施設を落とし込んだ地図に、区間ごとの距離と消費カロリー、標高差を示す図を添えた。もう片面ではコース沿いの公園や美術館、スポーツ施設などを写真と文字で紹介。市は2020年度に3つのモデルコースを設定し公表。
2021年度にAとBの2コースの案内看板や路面表示を終え、2022年度に2コースの地図を作るとともにCコースの整備を進めた。Cコースのマップは2023年度中に作製予定。市スポーツ推進課は「安曇野市HPからダウンロードできるようにしたい」と。
A2サイズで見やすく、折り畳むとA5サイズで持ち運べる。安曇野市役所や市観光情報センタなどで無料配布。
■4/21;安曇野市は観光PRポスターと観光総合パンフを一新した。
写真をふんだんに掲載し、安曇野の豊かな自然や四季折々の風景、屋外で楽しめるアクティビティー、農産物などを視覚的に伝わるよう意識。アフターコロナの観光需要に乗り遅れないよう、観光PRで活用する。ポスターはB1サイズで通年と
四季ごとの計5種類。通年用には雪が残る常念岳、青空と里山の緑を収めた写真。春用は桜とわさび畑、秋用は紅葉が美しい旧国鉄篠ノ井線廃線敷の三五山TNなど季節感が伝わる写真。各1000枚作成。観光総合パンフはA4サイズの16頁、10万部制作。
写真を多くすることで文字情報が少ないが、詳細な説明がある安曇野市観光協会などのHPが開けるQRコードを各ページに載せた。毎年開催しているIGフォトコンテストの入賞作品も活用。リニューアルはPRポスターは7年ぶり、総合パンフは5年ぶり。
太田寛市長はアウトドアや歴史文化などテーマ別のパンフ作成の準備も進めているとし、「観光需要は回復に向かっている。市のイメージアップとともに、さまざまな媒体を使いニーズにあった誘客を図っていきたい」と。
■安曇野市がInstgramで魅力ある写真を募った「安曇野インスタグラムフォトコンテスト2022」の受賞作品が決まった。
3部門に応募は計1620点。最優秀賞や優秀賞、特別賞など43点が入賞。最多の1253点の応募があった「私だけの安曇野部門」の最優秀賞は、豊科南穂高の安曇野スイス村から満開の桜と残雪の北アルプス、田園風景を1枚に収めた作品。
「安曇野サイクリング部門」は残雪の常念岳と自転車、それらが映り込む水田を撮影した作品。「北アルプスと安曇野の100年部門」はきらめく星空と雲の合間に浮かび上がる山々が幻想的な作品が最優秀賞。安曇野への誘客と魅力発信を
目的としたコンテストで、2022年度で4回目。入賞作品は安曇野市HPに掲載、観光PRへの活用も検討。市観光課は「SNSを通じて安曇野をより多くの人に知ってもらえれば」と。
■安曇野市がInstagramを通じて、安曇野の魅力を伝える写真を募った「安曇野フォトコンテスト」の入賞作品が決まった。
今後、観光パンフやノベルティーグッズでの活用を考えている。コンテストは2018年度に始め4回目。「私だけの安曇野」「安曇野サイクリング」「北アルプスと安曇野の100年」の3部門で募集、計1620点が応募。
地元写真家佐藤大史さんらが審査、各部門で最優秀賞、優秀賞を含む10点、計30点の入賞が決まった。他に安曇野松川村すずむしの里特別賞、池田町観光協会長賞計13点も選んだ。
「私だけの安曇野」部門で最優秀賞の作品は安曇野スイス村から前景に満開の桜、遠景に残雪の北ア連峰を収めた。
「安曇野サイクリング」部門最優秀賞は堀金烏川で北アを背景に水鏡の愛車を撮った、「北アルプスと安曇野の100年」部門は燕山荘付近から槍ヶ岳と星空の天の川を捉えた作品。いずれも、安曇野の特色ある風景を紹介し、澄んだ空気感
までが伝わる。安曇野市観光課は「コンテストを通じ、安曇野市の良さを、撮る人も、写真を見る人も改めて感じてもらえたら」と。
(問)安曇野フォトコンテスト(安曇野市観光課) TEL 0263-71-2053
■サイクリングには最適な季節を迎えようとしています。コロナ渦の影響もあり、レンタサイクルは好調。この春も安曇野や大町・仁科三湖・白馬でもよくサイクリストを見かけるようになりました。
安曇野では昔からレンタサイクル(しなの庵や安曇野ひつじ屋)があり、MAPを片手にサイクリングして観光する姿があります。安曇野市観光協会のシェアサイクルも好調。E-bikeも増えています。シェアサイクルステーションは穂高駅、明科駅、
国営アルプスあづみの公園、しゃくなげの湯、松川村などにあり。安曇野サイクル観光するなら道祖神巡り、湧水群とわさび田散策、水車小屋と三角島、穂高川沿いわさび田と桜並木、黒沢川の桜並木、明科龍門渕公園・あやめ公園の桜、
山麓の枝垂れ桜、早春譜歌碑、拾ヶ堰じてんしゃ広場の芝桜・桜、紫陽花の小道、ヤマアジサイ、かじかの里、水田と北アの田園風景、北アと水鏡、屋敷林と古民家、松尾寺福寿草・カタクリ、須砂渡・烏川渓谷緑地カタクリ、桜と菜の花畑、
チューリップ畑、満願寺ツツジ園、堀金ツツジ園、三郷りんごの花畑、松尾寺山公園フジ棚、満願寺藤棚・牡丹、明科あやめとハナショウブ、豊科バラ園、松尾寺やまぶき、光城山・長峰山つつじ、有明山とモモ畑、豊科高家ハス池、青原寺の紫陽花とハス、
三郷室山池スイレンと紫陽花、黄金色の麦畑、夏のひまわり畑、白いそば畑、秋のコスコス畑・稲穂、新緑・紅葉の烏川渓谷・吊り橋、国営アルプスあづみの公園、三郷文化公園ユリノキ並木、堀金中央公園、室山アグリパーク、犀川コハクチョウ、
篠ノ井線旧線遊歩道、明科犀川河川敷、光城山の桜トンネル、長峰山、松川村ちひろ公園と大花壇、穂高神社、東光寺、満願寺、宗徳寺、青原寺、松尾寺、有明山神社、松川神社、鐘の鳴る丘、光久寺薬師堂、熊野神社、大庄屋山口家、曽根原家住宅、
金龍寺百体観音と鐘楼門、美術館巡り、クラフト工房巡りなど四季折々のビューポイントが多数。
■安曇野市立美術館・博物館。
1)豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638
2)安曇野高橋節郎記念美術館 TEL0263-81-3030
3)豊科郷土博物館 TEL 0263-72-5672
4)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964
5)飯沼飛行士記念館 TEL 0263-72-9045
6)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550
7)穂高陶芸会館 TEL 0263-82-6750
8)穂高郷土資料館 TEL 0263-83-8844
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2463
■安曇野市は東西26km、南北22km、面積は331ku。市西部は雄大な北アがそびえ立つ3000m級の山々に囲まれる。
北アを源とする中房川・高瀬川・烏川・梓川などが形成した複合扇状地で、標高は500〜700m。市域の73.8%は農地である。安曇野では水田、果樹園、わさび田などが開発され、古くから農業が盛んな土地。気候は典型的な内陸性気候で
気温の年較差及び日較差の大きさが特徴。年間降水量が約1000mmと少ない。このような気候条件を活かして水稲、果樹、野菜、花卉など幅広い品目で高品質な農産物を生産し、産地化を進めている。遊休農地は約9割が1000u以下の農地。
遊休農地の総面積は約250haだが、大きな遊休農地(1000u以上)は減少し、狭小な遊休農地(1000u以下)が増加傾向。2018年で安曇野の空家は6020戸(空家率は14.6%)。2017年に空家に関する情報提供の「空き家バンク」を
開設をして活用されている。
■安曇野は山に囲まれた田園地帯で、ワサビ畑や果樹園、美術館、温泉など魅力的なスポットが点在。
〜2021.12/12;「安曇野サイクルロゲイニング」。ロゲイニングと言えばコンパスや地図を使って、決められた場所を時間制限以内に巡っていくポイントを集めるスポーツ。ただし、今回は「観光」にスポットをあて制限時間は設けず、長期間開催。
期間中に安曇野の観光スポットや、安曇野ならではの飲食店を巡ってポイントを集めるイベント。サイクルロゲイニングはどこから巡ってもOK!HPまたはお店で配布されているマップをゲットして、各スポットをどんな風に巡るか考えながら回る。
自転車で決められたチェックポイントを目指す。自転車はレンタサイクルでもマイ自転車でもOK。チェックポイントに到着したら、フォトスポットで写真を撮影。撮影した写真がポイントの証明。また、スポットによっては、料理を食べたり商品を
購入すると追加でポイントをゲットすることが可。穂高駅前にある観光情報センタで、スタッフに写真を見せるとポイントを計算してもらえる。獲得したポイントは、イベントが終わるまで残るので、期間中何度でもチャレンジすることができる。
ポイントは、春・夏・秋とシーズン毎に集計され、各シーズンの上位1-3位には、安曇野の特産品の詰め合わせセットがプレゼント。また、1度でも参加すれば抽選で5組10人に安曇野の宿泊施設で使うことができるペアチケットが当たる。
一般社団法人安曇野市観光協会は「安曇野市は、春夏秋冬いつ来ても季節毎の見どころがあるので、ぜひ足を運んでほしい」と。
■安曇野市は、地域の美術館や博物館、資料館などを楽しく巡ってもらおうと、「あづみのミュージアムカード」を発行。
各施設の代表的な所蔵品などを紹介する写真と解説文、施設の情報などが盛り込まれており、コレクター心をくすぐるシリーズになりそう。3/下から来館者に配布予定で、安曇野と大北南部の33施設が参加。公立の施設のほか私立の美術館、
図書館もある。カードは名刺より一回り大きいサイズで表に写真、裏面に解説と施設紹介が記載されており、QRコードも添えた。施設を巡り、カードを複数枚集めた人だけが入手できる「プレミアムカード」も用意。写真は各施設の学芸員らが
選んだ。「豊科近代美術館」の「カテドラル」、碌山美術館の「女」といった著名な作品のほか、戦国武将・織田信長の朱印「天下布武」、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞トロフィーなど、知る人ぞ知る一品も登場。感染拡大で来館者の減少が
続く文化施設の利用を促進する事業として企画。予算は100万円、各施設に500〜2000枚置ずつ予定で、計3.7万枚を用意。市文化課は「文化施設の見どころが詰まっている。カード収集を楽しみながら安曇野をもっと知ってほしい」と。
■安曇野市は市内に多くある文化施設などを巡ってもらおうと、美術作品の写真や解説を掲載した「あづみのミュージアムカード」を制作した。
安曇野、大町市、池田町、松川村の33施設で3/19〜配布。カード表面には、各施設の美術作品などの写真をあしらい、裏面に解説や施設情報などを掲載。安曇野市文書館のカードでは、織田信長が満願寺に出した禁制文書に押された
朱印「天下布武」を紹介。豊科近代美術館や田淵行男記念館といった文化施設のほか、県名勝の山口家庭園、国営アルプスあづみの公園など幅広い分野の施設が参加。「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」や安曇野ちひろ
美術館、北アルプス展望美術館など近隣の施設も名を連ね、安曇野一帯を訪れてもらう。カードを5枚集めるとカードホルダー、20枚集めると限定カードがもらえる。多くの施設は、新型コロナウイルスの影響で来館者数が減少し、
カードの収集で支援する狙いもある。市文化課は「頑張っている施設を応援しながら、安曇野の文化を学んでほしい」と。なくなり次第終了。
■安曇野市は、安曇野観光を体験できるネット上の仮想空間(メタバース)の構築を進めている。
国内20-30代の若者に向けた観光プロモーションを強化することで、安曇野ファンを増やして交流人口拡大などを目指す。2024年3月完成予定。
2024-2025年度にメタバース内で受けられるサービスの充実を図る。
2023年度は約900万円をかけて、入口となるロビーに4つのルームが付いた仮想空間をつくる。小部屋では安曇野の観光ルートを体験、Instagramフォトコンテストの作品を見られるようにする。仮装空間はTOPPANが構築。
構築した仮想空間では訪れた人たちとコミュニケーションや講座、安曇野産品販売などができる。安曇野を観光で訪れるのは中高年が多く、若者を取り込んでいくのかが課題。安曇野市観光課は「市では商工を含めてDXを推進。
多くの人に選ばれる観光地にしていきたい」と。
■安曇野市は2024年度、青少年更生施設として利用された市有形文化財穂高有明の「穂高鐘の鳴る丘集会所」を改装し、美大の学生らの創作活動の場として、市民との交流の場として利用する。
■JR篠ノ井線「明科駅」周辺の再整備がまもなく終了する。
駅前広場は一部の歩道工事を残すのみで、ロータリーは車両が通行できるようになり、歩道には屋根が新設された。事業開始から5年半、安曇野市が「東の玄関口」とする明科駅周辺の新たな姿が間もなく完全な形で現れる。駅前広場は
広さ約5000u、多目的スペースのあるトイレ棟、新設したコインパーキングの利用も開始。シェルターは長さ93mで雨の日にぬれずに乗降車できそう。ガラス張りの待合所も完成。明科駅周辺の活性化を目指し、2018年度に再整備事業に着手。
駅前広場に加えて、明科龍門渕公園のトイレ改修、駅周辺の市道交差点の改良、歩道の拡幅なども行った。事業費は約16億円。JR東日本は明科駅舎の建て替えを実施し、県産材をふんだんに使った新駅舎に生まれ変わった。明科駅から特急で
長野駅まで移動して新幹線を利用すれば、安曇野から東京まで最短で移動できる。安曇野市は「以前から懸案だった交差点改良なども行い、住みやすい街となったのではないか。利便性が高まり、人でにぎわい、来てもらえる場所になれば」と。
明科駅-(特急しなの;40m,48km)-長野駅-(北陸新幹線かがやき;1h22m,227km)-東京駅(約2h10m)(\9290,乗車券\4840+特別料金\4450)
明科駅-(特急しなの;14m,15km)-松本駅-(中央東線特急あずさ;2h35s,235km)-新宿駅(約2h57m)(\7820,乗車券\4510+特急料金\3310)
■安曇野で「きんじょの本棚」が広がりつつある。
どこで借りて、どこで返してもいいまちの本棚。店舗の一角などに本を並べて貸し出す、東京町田発祥の「きんじょの本棚」は2018年に始まった。店舗や個人が本棚の店主となって本を貸し出し、現在の本棚の設置場所は172ヶ所近くある。
本の冊数や本棚の形、開所時間など運営スタイルは店主にお任せ。県内の1ヶ所目は2022.5月、天然石と自然雑貨の穂高有明「水晶の森」に設置した「水晶の森信州安曇野1号店」。その後、安曇野や松本でも増えてきている。貸し出す本には
本棚名を記したラベルを貼るため、返された本がどこから来たか分かる。本棚巡りを楽しむ人もおり、都内から水晶の森を訪れた人もいたという。「店主同士がつながったり、店主と借りた人が仲良くなったりと、本を通じた交流が生まれる。
安曇野を中心に本棚が広がっていけば」と店主。店主になるには「きんじょの本棚」(HP)から申込む。
穂高有明;「水晶の森信州安曇野1号店」、穂高有明;「秀太郎工房店」、穂高駅前;「ひつじ屋店」、穂高;ラーメン仙店、三郷小倉;「安曇野地球宿店」、豊科「まなびのいえめぐる文庫店」、松本;「のらどこ店」、松本刈谷原;「ともしび店」等
■安曇野市と市観光協会、安曇野で暮らすように泊まる実行委員会などでつくる「安曇野サイクリングブランド化推進室」は2021年度、トイレを借りたり、道案内を受けたりできる施設・サイクリングオアシスを落とし込んだマップを作成した。
このマップを使って美術館やお土産店、飲食店など15ヶ所を自転車で回った人がいるなど観光客から好評を得ており、2022年春の「穂高神社」の「式年遷宮」に向けてさらに活用を図る考え。飲食や宿泊といった観光関連施設だけでなく、
ホームセンタや民間事業所なども取り組みに協力し、58施設を掲載。マップを持って自転車でサイクリングオアシスを訪れると、施設の使用がなくてもトイレが借りられる、道案内などの相談を受けてもらえる、テークアウトがある、特典がある
などのサービスを受けられる。安曇野の田園風景がデザインされたA3のタペストリーがサイクリングオアシスの目印で、タペストリーには、その施設で受けられるサービスを示す缶バッジが付けられている。マップはA2判のフルカラーで、
折り畳んでA4で持ち運べる。各施設の名称や受けられるサービスなどが載っている。市観光協会で取り組みに協力する施設の受け付けを続けており、初版がなくなれば最新情報に更新した第2版を作成する。マップは穂高の市観光情報センタ
などで入手できる。同協会は「周遊観光の推進を目的に、他業種間連携を視野に入れて作った。より良いものにバージョンアップしていきたい」と。
■安曇野市は地下水や湧水などの魅力を発信する「あづみの水結登録制度」のロゴマークを決める一般投票を行っている。
「あづみの水結登録制度」は水を守るために行動する人材の発掘と活動の輪を広げることを目的に発足。2022年4月から申込み受付を開始。登録できるのは、水環境の保全に取り組んだり、魅力をPRしたりと、水に関する活動ができる個人や
企業などで居住地は問わない。3月には登録証を発行、申込者に交付。登録者は2023年度から「SNSで安曇野の水資源を紹介した」「地下水に影響が出ないよう農薬の使用量を減らした」など、自分が行った活動を市に報告。市は集まった
活動情報を登録者と共有するほか、清掃活動やイベントを発信して参加を呼びかける。市環境課は「安曇野の水に関心があるだけでも登録できる。登録者同士の新たなネットワークができることで、自主的に集まるなど活動の輪が広がっていけば」と。
新たに作成するあづみの水結ロゴ案は青と緑を使った爽やかな印象で自然、山、湧水などが表現。投票結果は3月に発表。決定したロゴマークは登録証にも入れるという。
投票は1人1回。あづみの水結ロゴマーク投票「ながの電子申請サービス」と、市役所環境課、穂高、三郷、堀金、明科の4支所で受付。(締切;2/8)
■安曇野市は市HPで地図「あづみのマップ」に水道水を無料でくめる場所を示す新たなマークを加えた。
持参したマイボトルに給水してもらうことでプラスチック削減につなげ、地下水100%のおいしい水道水をPRする。屋外にある水道は冬季閉栓しているが、3/中-3/下に再び開栓されれば地元住民や観光客、サイクリストらの利用促進が
見込めそう。しずくの中に「水」の一文字が入ったマークが給水可能な場所で約40ヶ所。市が2021年度以降に設置を進めている給水ステーションに加え、公園や体育館、公民館などにマーク。スマホのGPSを活用すれば現在地周辺の地図が
表示されるため、近くの給水場所を簡単に探すことができる。市は今後、取り組みに協力してもらえる民間の店舗にもマークを付けていく方針。春の観光シーズンに向けて準備を進める。市はオリジナルマイボトルを発売するなど、水道水の
PRと利用促進の取り組みを進めてきた。市経営管理課は「マップでこれまで気が付かなかった給水場所にも気付いてもらえると思う。出歩いている時にスマホで探して使っていただければ」と。
■田園風景が広がる農業が盛んな堀金烏川にある道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」
安曇野にある唯一の道の駅は1998年4月に開設した「アルプス安曇野ほりがねの里」(普通車P162,大型P10)
その中心的施設は「旬の味ほりがね物産センタ」。店内には地元の農家の新鮮な野菜が並んでいます。みずみずしいトマトやキュウリなどの朝積み夏野菜が並びます。目揃会を開き、品質を均一に維持。種類ごとに値段を統一。地元農産物で
作った加工品のおはぎ、おこわ、「おにぎりの友」(キュウリの漬物と黄こしょうのみそ漬け)などいろいろ。センタ内には食堂「かあさんのおむすびの店」があります。元々は組合員の休憩所だったところで、「おにぎり定食」(\750)は手作りの
おにぎり2個にみそ汁、季節の食材を使った小鉢で人気の定番メニュー。1987年旧堀金村の直売所として誕生。1991年堀金新鮮市はプレハブで営業。1996年「旬の味ほりがね物産センタ組合」が発足、1996年5月現在の直売施設と加工施設が完成。
2003年に堀金の農家でつくる農事組合法人「旬の味ほりがね物産センター組合」を設立した。現在の組合員は130人(発足時は161名)。施設は安曇野市所有。2006年9月から安曇野市指定管理者として、直売所と加工施設の維持管理・運営中。
組合長は「組合員は自らが出資者でもあり、自分たちが物産センタを経営しているという気持ちで、品質には特に気を使っている。ぜひ訪れて安心・安全な野菜を買い求めてください」と。
施設南の休耕田では例年8/上-8/中にヒマワリ畑(約60a)が見頃を迎えます。ヒマワリは草丈150cm、3-4万本が咲きそろう。6月に種を撒き、8/中に見頃を迎え、8/下までまで楽しめます。常念岳を背景に黄色い大輪の花が畑一面に咲かせ、
訪れる人の目を楽しませてくれます。今では「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)のひまわり畑のほうが有名かな?。
(問)旬の味ほりがね物産センタ(8:30-17:00) TEL 0263-73-7002
■豊科「豊科郷土博物館」に階段用の昇降機設置を検討する。
豊科郷土博物館の2Fには企画展を行う展示室や講座で使用する学習室があるものの、2Fに上がるのには階段しかない。誰もが使いやすい施設にするため、昇降機の種類や設置が可能かなどについて早期に結論を出す。安曇野市議会6月定例会で
教育部長が答えた。階段用の昇降機は、階段に設置したレールに沿って上り下りする機械で、高齢者や障害者などの移動を手助けする。付属の椅子に座って移動したり、車椅子に乗ったまま使用したりできる多様なタイプがある。1979年に
完成した豊科郷土博物館には階段が2ヶ所、幅は広く手すりがあるものの比較的急な構造。新型コロナ禍の影響で以前より落ち込んでいるものの、2022年度は6682人が入館した。「使いやすい施設にするためどうしたらいいのか考えていきたい」と。
■安曇野市教育委員会は、「安曇野市誌」ブックレット第1弾として「安曇野の道祖神ものがたり」を刊行した。
市誌編さんに向けた調査・研究成果の中からテーマを設け、専門調査員が分かりやすく解説した冊子で、地域を深く知る入門書としても最適。「道祖神ものがたり」は国学院大学名誉教授の倉石忠彦さんが執筆。時代とともに呼び名が
変わったり役割が増えたりする中で、一人神から二人神になった変遷をまとめ、安曇野の道祖神の姿を豊富な図と写真で分類した。道祖神の誕生を、神話や伝説を基にした物語形式で解説するなど、小中学生でも楽しく読めるように
工夫してある。倉石さんは道祖神の歴史は、生活を積み重ねてきた人々の歴史と共にあったと。道祖神伝承の変遷は、安曇野に暮らす人々の変化の一側面であると指摘。ブックレットは市誌への関心を高め、調査や研究結果を市民に
還元するために作成した。今後も民俗や考古学、自然などさまざまな切り口でテーマを設定し、随時刊行していく予定。市文化課は「市誌というと硬いイメージがあるが、とっつきやすいブックレットに仕上げた。気軽に読んでもらえたら」と。
1000部限定,A5判,95頁,オールカラー(\500/1冊)。豊科郷土博物館と市文書館で販売。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263-71-5123
■安曇野市は、市誌の中から小冊子「安曇野市誌ブックレット」を発行した。
第一弾は「安曇野の道祖神ものがたり」。今後、年1,2冊のペースでシリーズ化し、順次刊行予定の市誌の内容を一足早く読者に届け、市誌を身近に感じてもらう。第一弾は市誌編さん専門調査会の専門調査員で国学院大名誉教授の倉石忠彦さんが
著した。男女2人の神が仲良く並ぶ双体像碑が数多くあり「道祖神の里」といわれる安曇野を中心に、道祖神の「誕生」「姿」「祭り」の3部構成。市誌子ども編が編まれることも念頭に小学校高学年にも関心を持って読んでもらえるように
「道祖神三兄弟」の神話や伝説などは大胆な再話を試みた。双体像の手の取り方や酒器を持つ姿、衣装、袖の形もさまざまであることを写真やイラストでも示しつつ「多様なイメージを道祖神は許容する神」と。市は合併15年を機に2020年度に
市誌編さんを始め、現在、民俗編を作業中。今後、原始・古代編、自然編なども編さん。各専門家がテーマを選びブックレットを執筆していく。市教委文化課は「旧町村誌以降の空白を単に埋めるだけでなく通史的で、市民が郷土をより
理解できる市誌を目指している。ブックレットでその一端に触れ、市誌刊行を楽しみにしてもらえれば」と。B5判,96頁,1000部作製。(\500)。豊科郷土博物館、市文書館で販売。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263-71-5123
■穂高の等々力町区は明治〜平成期に記された区の記録文書の整理に取り組んでいる。
公民館で保管していた財政や耕地、祭りに関する文書、日誌など計297点を内容ごとに分類し、目録を作成。今後は文書を参考に区の年表も作る予定で、「自分たちが暮らす地域の近現代史を次世代に引き継げれば」と。文書は1891年〜2009年の
もので、総代が付けていた年度ごとの日誌や耕地費の明細帳、収支明細帳などがある。公民館で保管されていたが、区は2022年度、事業計画で「区保有の古文書の整理」を重点的な取り組みに掲げ、文書の分類と目録作りに取り組んできた。
目録の作成については安曇野市文書館の助言も受け、財政関係、神社・祭典関係、日誌など11分類に仕分けた。特に祭りの歴史、耕地から区への移行時期に注目しながら、日誌と明細帳を照らし合わせていった。整理により、穂高神社の
御船祭りで行われる御船のぶつけ合いの記録は1946年以降から始まっていることや、耕地という名称は明治から大正にかけて徐々に「区」に変化していったことなどが分かったという。1961年の日誌には御船のぶつけ合いで拝殿の一部が
壊れた記録があったりと、興味深い記録も多かったという。文書は年表の製作に活用後、市文書館に寄贈。館長は「明治以降の区や隣町の行政資料は、公民館の新築などに合わせて処分されてしまうことがあるので貴重。当時の生活ぶりを
知ることができる」と。
■三郷小倉の「黒沢洞合自然公園」近くの森林で計画されている太陽光発電施設の建設について、2/9;安曇野市は事業を「不認定」とした。
広範囲にわたる樹木の伐採で景観が著しく損なわれるとし、周辺住民の理解が得られていない。事業を巡っては地元住民らから反対の声が上がり、約6000人分の反対署名が集まった。
公園北側の民有林約6000uを伐採し太陽光パネルを設置する計画。建設予定地の立地や建設規模から、市の土地利用制度では地元説明会の開催が必須となる「特定開発事業」に当たり、2021年に住民向けの説明会2回、2022年4月に公聴会が開かれ、
建設会社は11月に市に対して特定開発事業の認定申請。市は「市の適正な土地利用に関する条例」に照らし、公園周辺の景観は貴重な文化的財産で、その重要性と比較して、建設計画の実施はやむを得ないものではない。申請者は再度の説明会や
資料提示といった住民らの要望に応えず、理解を得るに至っていないと判断。市土地利用審議会は1月、樹木の伐採で土砂災害の危険性が高まることなども考慮し、「認定すべきではない」と結論付けた。特定開発事業の認定は市長決裁。
太田寛市長は「公園一帯の自然は教育資源としても活用できる。地元住民や子供たちのために残すべきと考えている」と。署名活動を展開した住民有志でつくる「黒沢洞合の里山を未来の子どもたちに残す会」は「公園一帯の環境や景観が、
市民にとっても大切な場所とされたのがうれしい。今後も守っていけるよう、市も考えていってもらえれば」と。
■堀金烏川・穂高エリアの「烏川渓谷緑地」で「スノーシュー」
蝶ヶ岳・常念岳を源とした烏川沿いに広がる河畔と森林。冬は雪に覆われたモノトーン世界。静寂した中、川のせせらぎを聞きながら散策・自然観察が楽しめます。森林エリアをスノーシューで歩く。
環境管理事務所の駐車場とトイレは利用可。〜3/末;一部施設(小野沢,須砂渡の駐車場等)は冬期閉鎖中。
場所は水辺エリア;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)〜「ほりでーゆ〜四季の郷」(須砂渡キャンプ場)、森林エリア;穂高牧「穂高CC」,「あづみ野CC」の奥にある「穂高ビューH」,「Hアンビエント安曇野」近くの森林エリア。
(問)県烏川渓谷緑地環境管理事務所 TEL 0263-73-0203
■豊科南穂高の「安曇野スイス村ハイジの里」は県内最大級のJA直売所。
2016年6/5にJAあづみ農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」がオープン、2023年で8年目。売場面積は約690u。売上げは2022年度7.5億円。2023年度の売上げ目標は8億円。2016年のオープン以降毎年1億円、売上げを右肩上がりに伸ばし続けている。
来店客は累計450万人。「ハイジの里」には700人以上の農家が登録され、新鮮で安全・安心な地元の農畜産物などを取り揃えている。広大な施設で店内には毎朝、農家が持ち込む新鮮な野菜や果物、手作りの惣菜、お弁当、鮮魚・肉、花、特産物など品揃えが豊富。
旬のスイカやモモ、ブルーベリー、プラム、プルーン、ぶどう、スイートコーン、新玉ねぎ、きゅうりなども発売。波田特産の「スイカ」は糖度が増して甘くておいしい。
事務所入口には「毎日の売上げランキング」を貼り出し、農家の名前が書いてあり、農家のやる気をアップさせているという。
(9:00-18:00,毎月1日定休,土/日/祝は営業,P140)
(問)安曇野スイス村ハイジの里 TEL 0263-87-0812
■安曇野や松本の建築士、製材加工業者らが2023年度、木材の地産地消を促進するプロジェクト「あづみの木暮らし」に乗り出す。
地域材への需要があっても供給できる量や時期が見通せない例があるため、地域材を求める建築士、森林組合などで需給情報を共有し、適切に供給できる仕組みを築く。価格を抑えるため、1本の丸太から多くの部材を製材する方法も検討する。
プロジェクトは安曇野市で進める里山再生活動「さとぷろ。」に参加する建築士や製材加工業者など。市耕地林務課によると、地域材は供給量が少なく、供給時期も定まらないため、一般的な木材の流通市場では扱われにくい。メンバーで
建築士は2022年秋、床材に地域材を使う予定で住宅の設計を進めたが、供給のめどが立たず、別地域の木材に切り替えたという。プロジェクトでは4月以降、建築士や工務店は建築予定の棟数を、森林組合や山林組合は伐採する量や時期を、
製材加工業者は在庫量などを申告し、クラウド上で共有。需要に応じて地域材を供給できるようにしていく。市有林で伐採した木材を中心に供給を始める計画。参加する木材加工販売会社は「需要を見通せることで、長期間在庫を抱える
ストレスがなくなり扱いやすくなる」と。割安な価格での提供を目指そうと、無駄の少ない製材方法も研究。通常は1本の丸太から柱や梁などの構造材を製材し、残った部分はチップやパルプにする場合が多いが、同社では構造材に使う
部分以外から壁や床、天井に使う板材や間柱などを製材することも検討している。2023年度は試験的な運用を進め、地域材を使った物件の見学会なども開催。2024年度以降、参加事業者を増やしていく計画。「民間の力を生かし、里山の環境を
守る地域循環につなげたい」と。
■穂高有明立足区の住民有志らが2023年度、農作物を食い荒らすニホンザルの出没を防ごうと、遊休農地でホウキモロコシの試験栽培に取り組んでいる。
猿が食べない農作物を育てて人里から遠ざけつつ、収穫したホウキモロコシの穂で昔ながらのほうきを作る。「安曇野ほうき」として地域で特産化することを夢見る。「安曇野ほうきプロジェクト」と銘打った取り組みで、地元のクラフト作家
や明科七貴のほうき作家、わら細工作りをしている池田町会染の4人が携わる。立足区では遊休農地のリンゴやクリを狙って猿や熊が出没するようになっている。「農作物は片っ端から食べられてしまうので、この地区では畑ができない」と。
現状を打開しようと、地元の住民ボランティア組織「ささえ愛の会」が2022年、関係団体の協力を得て遊休農地約1haで放置された果樹を切り、草刈りをして見通しをよくする活動を始めた。草刈りをしただけでは農地がもったいないと、
同プロジェクトが始動。松本市芳川の「野溝ほうき」を学んだほうき作家が賛同し、春に約3aで種まきをした。生育は順調だが「穂が最後まで猿に食われずにいくかどうか」と。8/中には収穫と脱穀を予定。「ほうき作りの講習などが
できたら地域が活気づく」と期待。プロジェクトはホウキモロコシの脱穀に使用する「足踏み脱穀機」「発動機付」を譲ってくれる人を探している。
■安曇野市は西部山麓でニホンザルの農業被害が目立つため、猿を山へ追い払う臨時職員を新たに雇う。
自治体が猿の追い払いを専門に担う臨時職員を採用する例は全国的に珍しい。7/8;鳥獣害対策支援の環境コンサルタントから「群れは雌が率いるので、雌を追うように」などと説明を受けた。その後、
穂高有明の有明山神社周辺で追い払いの実習をした。穂高、堀金、三郷の山麓部で猿による農作物被害などが顕著になっている。従来の駆除に加え、徹底的に追い払うことで、里に近づくと人に追われるという意識を猿に植え付けることに
したという。臨時職員の定員は300人。1回2H程度の活動で\3500の報酬を想定。4〜5月に希望者を公募、市内外の男女計74人が応じた。講習会は7/9にかけて7回開催。応募者はそのどれかに出席して基本知識を学び、選考試験に当たる
「習熟度確認テスト」を受ける。選考を通過した職員は8/8から活動する。
■安曇野市が西山山麓で人里を荒らす猿を追い払うために隊員を一般募集した「ニホンザル追い払い隊」が8月に始動する。
74人の応募があり、隊員としての技術を学んだり資質を確認したりする講習会を終えた。最初の1-2ヶ月間は試用期間として穂高で活動し、その後は堀金と三郷にも拡大予定。隊員は非常勤公務員で定員は300人。今後も随時募集。市によると
地域住民が猿の追い払いを行う自治体はあるが、市が技術支援の業務委託をしているBO-GA安曇野オフィス所長は「これほどの追い払い隊を組織するのは全国で他にはない」と。西山山麓ではニホンザルが出没する地域が広がっており、
農作物を荒らしたり住民を威嚇したりする事例が頻発。群れは8〜9群、特に穂高有明では群れの個体数が約100匹と大規模化しているという。市は、追い払いによって猿の警戒心を高める考えで、基本的に毎日6〜7人で行う。活動に当たっては、
雌の猿に取付けてある発信器で群れの位置が分かるシステムを活用。隊員は市貸与のビブスを着用して身分証を携帯し、群れに歩いて近づいて山に追いやる。ロケット花火やエアガンなどの「飛び道具」、爆竹は安全のため使用しない。
追い払いは継続が重要で、3年後に人里への出没頻度が低下した事例があるという。市はこれまで行ってきた捕獲・駆除も並行して取り組む。安曇野市耕地林務課は「初めてのことなので効果は未知の部分もあるが、地域住民の理解と協力を
お願いしたい」と。
■安曇野市は2023年度、人里に出没するニホンザルの追い払いなどに取り組む「鳥獣被害対策実施隊」の隊員を市民から募集する。
ハンターだけでなく、広く市民の協力を得て猿害対策を進める。被害の大きい穂高、三郷、堀金にかけて整備されている侵入防止の電気柵の点検・保守も活動内容に加える。
2023年度一般会計当初予算案に、隊員たちの報酬として630万円、雌ザルにGPS発信器を装着するための事業費として600万円を計上。GPSの首輪を付けたサルを現在の3頭から11頭まで増やす。サルの位置情報はスマホで確認でき、効果的な
追い払いにつなげる。隊員は市長が任命し、報酬は半日で\3500を想定。野生動物全般の被害を防いでいる広域電気柵の保守も任務に加えることで、管理を担う地元区の関係者が隊員となれば報酬をもらうこともできる。2021年度のニホンザルに
よる市内の農作物被害は約120万円、網戸を開けて民家に侵入したり、人の姿を見ても逃げずに威嚇したりするサルもいる。「サル被害の少ない住環境を目指して対策を行っていく」と。
■安曇野の里山再生計画に基づく「里山木材活用プロジェクト」は、木を伐採する森林組合と、板や構造材に加工する事業者、加工された木材を活用する設計士らが情報を共有する新たな仕組みを構築。
インターネット上で伐採の計画と在庫のある材、住宅などの建設で使用する材の情報を共有することで安曇野産の木材の地産地消を進める。情報共有の仕組みはほぼ完成しており、微調整を経て年内に試験運用を始める。「木材活用見える化シート」に
森林組合は伐採地や樹種、樹木の平均直径、量などの伐採計画を、事業者は材の規格や価格、数量をそれぞれ記入する。設計士はどのような建物を建てるのに何の材が必要なのかを記載することで、供給側と需要側をつなぐ仕組み。
「安曇野材がいつでも活用できる環境をつくろう」と市耕地林務課。情報共有によって需要に合わせた伐採や製材、伐採の計画や在庫の材を参考にした設計につなげる。林業全体が利益を上げやすくなり、地元材の活用とともに里山の整備促進にも
つながればと期待。市内では太平洋戦争後に植えられたアカマツが伐採時期を迎えている。市は「遠くに木材を運べば移送のためにCO2が排出される。SDGsの観点からも地域で回せていけるのが理想」と。
■安曇野市は、市の概要や政策などを分かりやすくまとめた「市勢要覧」を、2011年以来12年ぶりに全面改訂した。
市が他都市を訪問した際に説明で使う資料となる他、今後は移住希望者に配るなど移住促進にも活用する。安曇野ならではの美しい景観を捉えた写真をふんだんに使い、近年力を入れる「アウトドアスポーツ聖地化」にも焦点を当てている。
農産物紹介では、市産の食材を使った華やかな料理の写真を見開きで掲載。裏表紙のQRコードを読み取ると、安曇野の特徴である複合扇状地をVRで見渡すこともできる。市政策経営課は「住み慣れている地域にこんないいところがあると、
あらためて知ってもらえれば」と。安曇野市役所窓口で配布。(A4判28頁,1000部発行)
■安曇野市は、中房渓谷の「有明荘」のあり方について、改修経費などを差し引いた額で民間譲渡する案と、市が大規模改修をして指定管理者制度の下で維持保有する案の2案を、2/10;市議会全員協議会で示した。
4月から市民説明会を開いて意見を判断の参考にする。有明荘は、北ア「燕岳」の玄関口に位置し、旧有明村の村営温泉として1951年に開設。1953年に現在の本館部分が整備された後、1994年に新館の増築に合わせて大規模改修が行われた。
燕山荘が指定管理者。市は、有明荘が山岳観光の拠点施設として大きな役割を担っていることから、施設の充実を図るため、専門業者に基本設計業務を2020年度委託してあり方を検討した。老朽化と耐震強度不足の課題を抱えている有明荘は、
必要な大規模改修で2.7億円、同規模で建て替えた場合は8.4億円の費用がかかる。基本設計業務の報告書の中で「山小屋と連携した麓の山岳観光拠点」との方向性が示され、手法として民間譲渡と市保有の2案が有力となった。民間譲渡は民間の
ノウハウを生かしたサービス提供が可能な一方、譲渡先の経営状態によって施設の運営が左右される心配がある。市保有の場合は手ごろな価格でのサービス提供が可能だが、大規模改修による財政負担が大きいといった短所もある。
市観光交流促進課は今後について「調査結果を踏まえて市民に説明し、方向性を探りたい」と。
■北ア「常念岳」(標高2857m)の山肌に、「常念坊」の雪形が現れた。
とっくりを持ったけさ姿の僧侶の姿が浮かび上がり、安曇野やその周辺から望むことができる。4/23;まだ手の部分が完全にはつながっていないものの、常念坊の頭やけさ、とっくりの形がくっきりと見えた。4/17;降雪で一度姿を消したが、
その後天気のいい日が続いて再び雪解けが進んだとみられる。常念岳には今後、常念坊と入れ替わるように残雪で作られる雪形「万能鍬」が現れる。山岳写真家でチョウの生態研究をした田淵行男は、雪解けに伴って現れる岩肌で作られる
雪形を「ネガ型」、残雪で作られる白い雪形を「ポジ型」と称した。著書「山の紋章・雪形」では、常念坊と万能鍬について「二つの雪形は、いずれも前常念岳の東面に刻み込まれ、ポジ型、ネガ型を並べているのも面白い」と。
■安曇野を流れる犀川を挟んで北アルプスに対峙している明科光のビュースポット「長峰山」(標高934m)
長峰山は川端康成や井上靖、東山魁夷が絶賛した雄大な眺めを堪能できます。展望台からは、大滝山・蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・東天井岳・大天井岳・燕岳・有明山・北燕岳・餓鬼岳・針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・
白馬三山まで一望できます。山頂は開けた草原で、旧明科町の1971年100年記念、長峰山林道開通、明科町商工会創立10周年で「歴史の塔」が建てられています。塔は高さ約10mの鉄製で「過去」「現代」「未来」を3つの輪を連結させた姿という。
2014年に更新した高さ13.5mの展望台。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流の扇状地には安曇野の田園風景が広がっています。秋にはマツムシソウ、ワレモコウ、タムラソウ、ススキなどが生えています。春は桜、秋から冬は空気が
澄んでいるため、美しい山容が見られます。
長峰山頂(934mの)南側には1995年7月にオープンした森林体験交流施設「天平の森があります。
交流センタ(管理棟)、AC場、コテージ、天文台。展望風呂は檜風呂で窓から北アが眺められます。内風呂で大きなガラス窓。お湯は安曇野のわさび田から湧き水を引き上げ、温泉成分を加えた人工温泉。(展望風呂;男女別内湯のみ,宿泊者無料)。
天文台は400mm反射望遠鏡を設置、天文同好会が天体観測(毎週土曜)を行っています。4/下-10/末;AC場(オート:9区画,芝生サイト)、コテージ6棟。BBQハウス、天文台、食堂(うどん・そば・定食など)。管理棟、売店、食堂、炊事棟、水洗トイレ、
ランドリー、風呂、自販機などあり。12/中〜3/中休館。JR明科駅から車15分。
豊科田沢から光城山山頂への林道城山線(3.9km)、明科中川手から長峰山山頂へ林道長峰線(6.7km)。林道は冬季閉鎖。他に明科から天平の森への登る細い林道あり。
(問)天平の森 TEL 0263-62-6235
■10/30;安曇野の「光城山」(標高912m)で桜の保全活動に官民連携で取り組む「光城山1000人SAKURAプロジェクト」は桜を植栽した。
メンバーや地元住民など約30人が長寿で病気に強い神代曙の苗木16本を植え付けた。1.6mの高さの苗木を、肥料や腐葉土を混ぜ込みながら、中腹までの登山道沿いに植えた。プロジェクト会長は「場所によってはうまく根付かないので
何年も掛けて地道に続けないといけないが、自分で植えると愛着が生まれる」と。登山道沿いの桜並木が織り成す桜トンネルは「昇り竜」として親しまれている。寿命を迎えた木も多く、プロジェクトは2014年度から植栽作業を始め、
2021年度までに約640本の桜を植えた。
■4/初;明科中川手の「龍門渕公園」で桜見頃。
龍門渕公園には現在、ソメイヨシノなど約60本の桜が立つ。公園には100本を超える桜が植えられ、満開の頃にはBBQなどをしながら花見を楽しむ人たちでにぎわう。しかし、年を経た木が病害で枯れ、伐採されるなどして数を減らし、
訪れる人も少なくなってきました。まちづくり委員会は「夏はアヤメ、秋は紅葉など四季を通じて美しい場所。イベントなどで、明科の魅力をどんど発信していきたい」と。龍門渕公園は水のある風景がきれいな公園で、犀川沿いの柳の新緑と
満開の桜は絵になります。前川ではカヌーと桜の共演が見られます。初夏にはあやめや花しょうぶがきれい。以下は「明科さくらまつり」の写真。
■9/13;安曇野市太田寛市長は、明科にアウトドアスポーツの拠点となる施設整備を進める考えを示した。
明科にはウオータースポーツやスカイスポーツ、トレッキングといったアウトドアの多くの資源があるとし、「明科には大きな河川があり、ウオータースポーツに適した多くの資源がある。拠点施設は必要と考えており、面としてつなげて
活用するには拠点となる施設が必要。過疎債も活用して整備していきたい」と。国が4月に明科を過疎地域に指定したことから、拠点施設の整備には起債の一部が後年度に交付税措置される過疎対策事業債の活用を視野に入れている。
市は過疎対策事業債を活用するために必要な市過疎地域持続的発展計画を策定中で、市議会12月定例会に議案として提出する。その計画案に拠点施設の整備を盛り込む方針。明科は犀川など河川環境に恵まれており、「ウオーターフロントで
市民や観光客が憩える場にしたい」と。さらに、アウトドアスポーツと、明科の風物詩「あやめ祭り」や花火大会、明科ゆかりの薪能などの特色や歴史ある自然・観光・文化資源も「面的に捉えていきたい」とし「河川改修も視野に入れる」とした。
太田市長は河川でのカヌーやラフティング、長峰山のパラグライダー・ハングライダー、旧国鉄篠ノ井線廃線敷でのトレッキング、かつて構想があった東山でのトレイルコースなどを挙げ、「計画策定に当たって十分参考にしたい」と。
明科駅は都心から特急あずさよりも、新幹線で長野駅経由で特急しなのに乗り換えたほうが短い。「東京から一番近いところが明科」とし、「大々的にPRし、多くの人に来てもらいたい。そして地域も活性化する方向性を考えていきたい」。
市スポーツ推進課によると、明科には龍門渕公園内の前川に国内屈指のカヌーコースがあり、全国の愛好者を集めたスラロームの草レースが開かれているほか、犀川ではゴムボートを使って川を下るラフティングも楽しめる。シドニー五輪
カヌースラローム日本代表で、龍門渕を練習場所にしている安藤太郎さん(松本)は「明科はリバースポーツをはじめとしたアウトドアのポテンシャルが高い。日本一の場所に育てることも可能ではないか」と。
■3/23;安曇野市は2050年までにCO2排出量実質ゼロの実現を目指し「安曇野ゼロカーボンシティ」を宣言した。
市民、事業者、行政などが共に気候変動に危機意識を持ち、郷土の景観、自然環境を守り、次世代に継ぐため、脱炭素社会づくりを進める。地球温暖化対策のため2023-2030年度に取り組む実行計画を策定。2030年度のCO2排出量を2013年度比50%削減を目標に、
太陽光発電設備と蓄電池、小水力発電設備の導入促進といった重点施策を決めた。宣言は「太陽光・水力・バイオマスなどにより、エネルギーを自給自足化します」「化石燃料に頼らない交通手段を選択し、環境負荷の少ない持続可能な暮らしに転換します」
など市を挙げた取り組みの推進を高らかにうたう。太田寛市長は「屋根置きの太陽光パネルの設置促進や育樹・植林活動などに多くの市民の協力を得て、カーボン発生を抑えたい」と。再生可能エネルギーとして、農業用水の流れで水車を回して発電する
小水力発電の導入には「安曇野は平たんで拾ヶ堰などの農業用水もゆったりと流れ、相当知恵を絞らないと難しい」と、県企業局に調査を依頼。「適地があれば、地元の土地改良組合の協力も得てやっていきたい」と前向きな姿勢。
■安曇野市は農地付空家の利活用を進めるため、市空き家バンクに登録された物件を購入した移住者が取得できる農地の下限面積を引き下げた。
地域再生法の特例措置「既存住宅活用農村地域等移住促進事業」を活用した全国初の取り組みで、農業に関心がある移住者のニーズに応え、空家と遊休農地の解消を目指す。現行の農地法では、新たに取得できる農地の下限面積を原則50aと
定める。市では豊科・穂高で40a、三郷・堀金で50a、明科で30aと地域別に下限面積を規定。1aは100u。一方、移住者は家庭菜園規模の小さな農地を求めていることが多く、下限面積の条件が農地付空家の利活用のハードルになっていた。
市は農業委員などをメンバーとする「市地域再生協議会」を立ち上げ、10/1;「市既存住宅活用農村地域等移住促進事業計画」を策定。市空家バンクに登録された物件を購入した移住者が取得できる農地の下限面積を、市内全域共通で0.1aに
引き下げた。計画期間は2027年3/31まで。現在公布されている改正農地法では下限面積要件が廃止されることから、同法が施行されるまでの運用とする。市が7〜8月に行った空家所有者への意向調査によると、市内に農地付空家は36戸、
その所有者のうち7割は空家と農地を手放したいと回答。市移住定住推進課は「空家や遊休農地の放置はリスク、デメリットが高く、放置期間が長いほど解消が難しくなる。農地付空家の所有者に事業をしっかりPRしていく」と。
■安曇野市が制作した移住プロモーション動画が全国市町村広報紙と映像を対象とした「全国広報コンクール2023」で受賞。
広報あづみのの2022年5月号に掲載した組み写真も佳作を受けた。同コンクールでの入賞は2009年以来。移住プロモーション動画には、あづみの移住大使を務める篠原さんがワサビの収穫や河川でのラフティングを体験したり、保育現場を
訪問したりする映像が用いられている。ドローンで上空から撮影した風景も使われ、安曇野の農業、アウトドア、子育ての魅力を視覚的にも発信。県外で開催する移住セミナーなどで活用しており、40-50代から好評を得ている。組み写真は
穂高神社の式年遷宮の写真15枚を広報紙の見開き2頁に配した。住民の表情が分かる写真が多く、安曇野市は「受賞を機により分かりやすく親しみやすい広報を作りたい」と。コンクールは前年に作成された広報紙と映像が審査対象で、映像や
組み写真など10部門に各都道府県から推薦された計448点が寄せられた。
■穂高で国内最大級のワサビ田を持つ「大王わさび農場」を運営する大王は、農場内の飲食などの3施設を全面改修して、4/16;新装開業する。
■2021.4/16;穂高の「大王わさび農場」が飲食施設を改修し、リニューアルオープン。
「癒やしと感動のオアシス」をコンセプトに、農場にオープンしたのは3つの飲食施設。売店を改修した「DAIO's CAFE」は、湧き水で入れたコーヒーやサンドイッチなどを提供、オープンデッキからはわさび田の風景を楽しむことができます。
「大王庵」は湧水で炊いたご飯「湧水飯釜」を提供。レストラン「オアシス」はわさびと合う肉料理も提供、新型コロナ対策の一環としてテラス席などを設けた。大王わさび農場は「農場の広大な景色をぜひ楽しんでいただければ」と。
4/下からGWが始まりますが、農場では消毒液や検温装置を設置するなど対策を講じて客を迎えることにしています。
(問)大王わさび農場 TEL 0263-82-8112
■2021.4/16;穂高の「大王わさび農場」の飲食施設が新装オープン。
場内の湧き水を使ったコーヒーが味わえるカフェが新設されたほか、既存の飲食2施設が、釜で炊いたご飯を提供する和食と肉料理を中心とした洋食のレストランにそれぞれリニューアルされた。滞在時間の延長や地元利用の促進などを目指し、
飲食環境が大幅に見直された。軽食も提供する新設の「DAIO's CAFE」は、農場と同じ8:00-17:00までの営業で、店内の席数は少ないものの屋外に大きなオープンデッキを備えている。ワサビ畑を眺めながら、ゆっくりとした時間とともに
コーヒーなどを味わえる。和食の「湧水飯釜 大王庵」ではそばも提供。洋食の「レストラン オアシス」にテラス席が30席あり、その一部は犬を連れて入れる。ともに営業時間は10:00-16:00。大王わさび農場は飲食環境に加え
、ベビールームを総合案内所に新設するなどの取り組みも進めている。大王は「大事な来客があった際などに、地元の人たちにも利用していただければ」と。
■安曇野で産地化を目指す「陸ワサビ」の苗植えが最盛期を迎えています。
堀金のビニールハウスでは、地元の女性たちが高さ10cmの陸ワサビの苗を丁寧に土に植え込んでいた。ワサビ加工品メーカーの「マル井」とJAあづみが、産地化を目指して2020年試験的に栽培を始めたもので、2022年は15戸の農家が40aの畑で
本格的な栽培を開始。陸ワサビは湧き水で育てる「水ワサビ」とは異なり、畑に植えて育てるのが特徴で、水ワサビの半分の期間で収穫できる上、冬の農閑期に栽培できるなど農家の負担軽減や収入の安定にも期待が寄せられています。
収穫は2023年5月で、主に茎の部分がチューブ用のワサビの原料として出荷されるという。
■2023.5/15;安曇野ではハウスで育てる陸ワサビの収穫が始まった。
1株約3kgに成長した陸ワサビ。安曇野のワサビ加工・販売「マル井」(豊科)とJAあづみが陸ワサビの産地化を目指し、2020年から試験栽培を開始。ワサビ田で年間を通じて栽培する水ワサビとは栽培方法が異なり、ハウス内の畑に植えて育てます。
水ワサビは根茎(根っこ)が主、陸ワサビは根っこが短いうちに収穫。水ワサビは収穫までに15ヶ月ほどかかりますが、陸ワサビは8ヶ月で収穫できるという栽培期間の短さが特徴。3年前に3戸だった陸ワサビの農家は、2021年は8戸、2023年現在は15戸まで増加。陸わさびの苗は10月頃に植え、収穫は7/中まで続き、
2023年は26.4tの収穫を見込んでいます。JAやメーカーは100tまで増やしたいと。
わさび栽培は江戸幕末頃には栽培されており、1910年中央線開通でわさびの出荷が首都圏や名古屋に可能となり、1923年関東大地震災で伊豆わさびが壊滅し、信州わさびが脚光を浴び、本格的に栽培された。
県内のわさびの90%以上は安曇野産わさび(栽培面積;50ha,収穫量;582t)。北アの伏流水を利用した水わさびの栽培が盛んな土地でわさび生産者や加工販売メーカが多い。生産量は全国第1位。安曇野市の花はわさび。大王わさび農場だけでも
年間生産量は130t。水ワサビは水位や気候に左右されやすく栽培地も限られるが、陸ワサビは安定的に育てることができる。生産者にとって毎年同じ収量が見込める。水わさびの産地は穂高・豊科・明科、陸わさびの産地は信州新町、長野西山。
陸わさびは安曇野と大北で産地化を目指している。しかし、生産者の高齢化、生産者の後継者不足、温暖化による水温上昇、地下水の水不足による干ばつなどで、わさび農家は減少、収穫量も減少。なお、陸わさびは遊休桑園や林地の活用で
栽培面積が僅かに増加傾向。収穫した陸ワサビは短い根茎はチューブ用に、茎は刺身などに添付されるワサビに、葉は「ワサビ風味」のお菓子に利用。本物志向と和食ブームで海外でも生わさびの需要が見込まれる。
1975-2021年の長野県内のわさびの作付面積と生産量の推移
1975年;135(ha)/1470(t)、1980;156/1666、1985;191/1973、1990;192/1745、1995;175/1448(t)
2000年;124(ha)/1698(t)、2005;108/1869、2010;47/1086、2015;41/868、2020;35/876、2021;36(ha)/758(t)
2021年わさびの生産量と栽培面積
全国;1885t(731ha)=水;1216t(478ha)(66%)+陸;668t(252ha)(34%)
長野; 758t(36ha) =水; 752t(31ha) (89&)+陸; 5t(4ha) (11%)
静岡; 489t(122ha)=水; 361t(116ha)(96%)+陸;128t(5ha) (4%)
■北アの湧き水を活用した清涼なわさでわさびの生産が盛んな安曇野で、わさびの生産量を増やすため、農業用ハウスで育てることができる「陸わさび」の収穫が初めて行われた。
安曇野は豊富な湧き水を使ったわさびの栽培が盛んなところ。しかし、わさび農家の高齢化などで生産量が減少していることからJAあづみと安曇野にあるわさび加工品メーカーが2020年10月から体験農場で陸わさびの栽培を新たに始めています。
5/18;陸わさびを収穫するため市内の農業用ハウスに生産者やメーカーの担当者50人が集まりました。生産者はメーカーから収穫方法を教わると、わさびを手作業で引き抜き、葉っぱや茎を切り分けてケースに入れていた。陸わさびは
水が少なくても育てることができるほか、10月に苗を植え、5-6月月に収穫するため真夏の暑い時期を避けることができ、生産者への負担が少なく育てやすいという。メーカーは収穫された陸わさびを加工し、国内や海外にも販売する予定。
JAあづみは「わさびの生産量が減少してきたことからこの取り組みを進めてきた。夢は大きく、世界の人に安曇野ブランドのわさびを届けたい」と。
地域で普及を担うJAあづみは「普通の野菜を育てるような感覚で取り組める」と。「安曇野ではこれまであまり注目されていなかった陸ワサビだが、販売面などでも農家にとって魅力的」と。安曇野は北アからの清流によってできた
複合扇状地で豊富な湧き水に恵まれている。この水が「水ワサビ」の栽培に適しているとして、大正時代以降に生産が盛んになった。澄んだ水を生かした栽培風景はTV番組やドラマなどで繰り返し紹介され、全国的に知られるようになった。
しかし、水ワサビの栽培は機械化が難しい。水の中での作業も多く、高齢化が進む農業者にとっての負担は大きい。温暖化による収量の低下などもあって生産量は減少傾向が続いている。安曇野が大半を占める長野のワサビ生産量は2019年に
800tと15年前に比べて半減した。安曇野での陸ワサビ栽培を主導するワサビ加工品メーカー「マル」(安曇野)は「このままでは原料の安定調達が難しくなり。安曇野ブランドも生かせなくなる」と。そこで、西日本を中心に定着している
ハウスを活用した陸ワサビの栽培を安曇野にも普及させようと2018年から試験研究を始めた。「陸ワサビ」は茎の部分を使用する水ワサビは水温が安定した湧き水などの流水を利用して1年〜2年育てる。根と茎の間にある芋の部分を育てて
活用するのが主目的。一方、陸ワサビは茎の部分を中心に育てて加工用に使う。「品質や味わいは遜色ない」といい、ハウスを使えば露地栽培に比べて安定的に促成栽培できるという。マル井が進めるハウス栽培の陸ワサビは、10月に植え
付けて翌年の5/下-6/初に収穫する。JAあづみは「コメ作りの期間と重ならないことも大きい」と。マル井が栽培農家に苗を供給し収穫した陸ワサビは全量を買い取る。ハウスの建設コストなどはかかるが、マル井によるとコメに比べても
高い収益が見込めるという。「仲間を増やしていくことで、安曇野のワサビというブランドをさらに国内外に広めていきたい」と。稼げる作物を作り出せればUターンやIターン、定年後の帰農など担い手育成にもつながると期待する。
高齢化が一段と進むなかで地域の農業を支える新たな取り組みに注目が集まりそう。
■ワサビの生産量が市町村でトップの安曇野市は、その生産に欠かせない地下水を守る独自の取り組みを進めている。
地下水の貯蔵量を割り出しながら、安定的な水位を保つために条例や基本計画を設けるなど、関連学会の評価も高い取り組み。北アの伏流水が流れ込み、犀川や穂高川、梓川など複数の河川が流れる安曇野は、以前から豊富な地下水に恵まれていた。
ふんだんに湧き出る地下水を使って栽培されるのが、特産のワサビ。穂高を中心に、市内にはワサビを栽培する「わさび田」が点在する。市が地下水の保全に力を入れようと考えたきっかけが、2006年2月の衝撃的な出来事だった。
豊科南穂高にある「安曇野わさび田湧水群」は、環境省の「名水百選」に選ばれ、2016年には名水百選の選定30周年を記念した同省の「選抜総選挙」で、4部門のうち2部門の全国1位に輝いた名所。そんな名所の湧き水が、2006年2月に
干上がってしまった。まもなく湧き水が回復したが、地下水保全を担当する市環境課たは「ワサビ農家からわさび田の水位が最近下がっているとは聞いていたが、まさかこんなことになるとは思わなかった」と。1986年の地下水の貯蔵量は
55億7500万m3。ところが水量は年々減り続け、2007年には54億5000万m3に。背景には宅地開発が進むことで地下に浸透する水が減り、水田の減少で地下水を供給する涵養能力が衰えたことがあるという。一方、安曇野がある松本盆地全体では、
家庭用の水需要増加などを受けて地下水のくみ上げ量が急激に増えた。1975年に6600万m3だったくみ上げ量は、1994年には2億m3。危機感を抱いた市は2006年6月「市水資源対策協議会」を立ち上げる。2010年には地下水の保全対策研究委員会を
設けて条例設置の検討に入り、2013年4月に「市地下水の保全・涵養及び適正利用に関する条例」を施行。2017年3月には「市水環境基本計画」を定めた。これらの条例や計画の中で、市は地下水のくみ上げ量に関するルールを設定した。
わさび田の水位が、栽培に最低限必要とされる1cmを切らないようにするため、地下水が最も集まる犀川と穂高川、高瀬川の合流地点付近で年間くみ上げ量を4300万m3に制限した。一方、自分たちで地下水を増やす努力も惜しまない。
収穫後の小麦畑や飼料米の田んぼに、あえて水を張ることで地下への浸透を図るとともに、底が砂利の排水路への流量を増やすなどして、年間300万m3の涵養をめざしている。また、わさび田や水路など市内14ヶ所の水位や水量を観測し、
市HPで「地下水位低下情報」を公開、住民の意識を高めている。地下水の貯蔵量やくみ上げ量を詳しく把握し、見守っている市町村は全国でも珍しいといい、2022年10月にあった日本地下水学会でも市の取り組みは高く評価された。市は
「全国に名が知られている安曇野のワサビや信州サーモンなどの特産品を守るためにも、今後は松本盆地全体で地下水を守ろうという意識を醸成していきたい」と。
■豊科田沢の「おやきの店うしこし」は香ばしい石焼きおやきの店。
創業26年うしこしさん。「暑い夏を熱いおやきで乗り切りましょう」と、表面をこんがり焼き上げた、皮がもちもちとした食感のおやき。人気は「なす」、「野沢菜」、「黒糖」「かぼちゃ」「チーズ」「激辛」など9種類を発売。(\250)
(9:30〜売り切れまて,定休水曜)
(問)うしこし TEL 0263-72-6318
※おすすめのおやき;信州ならおやきはどこでも販売されていますが、おやきの皮の厚さ、具材、焼き方が違います。
1)安曇野;スワンガーデン安曇野の「あづみ堂」、豊科田沢橋近くの「うしこし」、穂高北アルプス牧場近くの「さかた菓子舗」
2)大町;信濃大町駅前の「アルプスロマン館」、大町八坂「明日香荘」の灰焼きおやき、大町美麻の「猪乃源」の蒸しおやき、大町美麻の「麻の館」の焼おやき(今営業休止?)
3)白馬五輪道路;小川の庄おやき村の「縄文おやき」、道の駅おがわの「味菜おやき」、中条の灰焼きの「やきもち家」、道の駅中条の「笹おやき」
4)鬼無里;鬼無里「いろは堂」本店
5)小谷;「小谷名産館」と「道の駅おたり」のそばおやき「ちゃのこ」(そばの皮使用)など。
6)長野;善光寺の門前おやき「つち茂」、「いろは堂」仲見世店、ぱてぃお大門蔵楽庭の「小川の庄」大門店など。
■安曇野で、秋から翌春にかけてハウスで栽培する「陸わさび」の作付け面積が増えている。
今期はJAあづみが本格的に生産振興に取り組んだ最初のシーズンで、試験栽培だった昨期の12倍近い35aに拡大。農閑期となる冬場を中心に栽培することから、ハウスで野菜などを育てる農家に受け入れられた。今期の栽培農家は8軒、
昨期より5軒増加。穂高でも新たに陸わさびを育て始めた農家では、2021年5〜7月にキュウリを栽培したハウスに陸わさびの苗を定植。生育は順調で、葉っぱは人の手ほどの大きさになった。5月には収穫できる見通し。陸わさびの苗は
10月に植える農家が多いが、この農家は農繁期前に収穫するため9月に定植。水やりが3日に1度だけで手間がかからないことも陸わさび栽培の利点という。「忙しい時期が他の作物とかぶらないのもいい。良かったら来期はハウス2棟に
増やしたい」と。JAあづみはワサビの加工・販売を手掛けるマル井と協力し、陸わさびの生産振興に取り組んでいる。JAが昨夏に開いた陸わさびの説明会には約20人が参加し、JA担当者は「安曇野はわさびで有名な地域。ハウスでも
作れるんだと珍しさもあって皆さん興味があるみたい」と。当面は作付け面積1haを目標に取り組んでいる。
■2021.5/18;JAあづみとわさび加工「マル井」は、昨秋から市内の農業用ハウスで試験栽培してきた「陸わさび」を初めて収穫した。
渓流や湧き水を利用する水わさびの国内生産量が年々減少する中、安定供給に向けて陸わさびへの期待が高まっている。マル井によると、全国の水わさび生産量は2010年に3400tが、2020年には2100tに減少。県内でも1100tから800tに減少。
生産者の高齢化や後継者不足などで栽培をやめたり、規模を縮小したりしていることが影響していると見られる。一方、全国のわさび生産量に占める県産わさびの比率は上昇。JAと同社では、地元の生産体制を堅持するため、土の畑で
管理できるなど比較的手間の少ない陸わさびの試験栽培に取り組んだ。陸わさびは秋に苗を植えて翌年5-6月に収穫できる。15カ月間かかる水わさびに比べて栽培期間が短い上、寒さにも強く冬場でもハウス内の加温が不要。また他の作物と
栽培時期がずれるため、高い収益も見込めるという。JAでは2020年10月、マル井が品種改良した陸ワサビの苗を堀金烏川の3aのハウスに植えて育ててきた。初収穫にはJA職員や同社社員、生産者ら50人が集まり、草丈1-2mに育った陸わさびを
根から抜いた後、包丁やはさみを使って葉、茎、根の各部分を切り分けた。収穫した陸わさびは同社が全て買い取り、チューブワサビなどに加工して全国で販売。マル井は「水わさびの生産が減っているだけに、陸わさびの需要はとても大きい。
認知度を高めてブランドとして確立したい」と。
■安曇野、松川村で飲料水事業を展開していた「東京アート」のミネラルウォーター工場が飲料水のハルナビバレッジへ事業譲渡され、2023.7/1〜;新会社で操業する。
穂高有明のあづみ野工場に設立した新会社「ハルナウォーター」で両プラントを運営。東京アートは2022年度は「信州北アルプスあづみの湧水」の350ml-2Lのペットボトルを3900万本(安曇野工場)、4400万本(松川工場)を製造。
工場の従業員90人は引き継がれる。ハルナウォーターではこれまでにお茶やミネラルウォーター、スポーツドリンクなどを製造販売。
■安曇野市は2005年10月に5町村が合併して誕生してから16年。宮沢市長が3期12年にわたって進めてきた「田園産業都市」をどう将来につなげていくのか。環境省から「名水百選」に認定され、年間100万人以上の観光客が訪れる安曇野の 「安曇野わさび田湧水群」。観光施設の大王わさび農場や複合施設「安曇野の里」などと並び、湧水群の象徴的な場所となっている豊科南穂高の「憩いの池」で2021年3月、池の水が枯渇した。4月には元の水位に戻ったが、池の水が枯れるのは 2006年以来。市環境課が調べたところ、市内14ヶ所に設けた地下水位や湧水量の観測地点で、6地点がこれまでの最低を示す「監視値」を下回った。「これほどの地点で監視値を下回ることは近年になかった」と。北アの雪解け水などで湧水が 豊富な安曇野。市の地下水は上水道をはじめ、特産のワサビ栽培、信州サーモンなどの養殖、ミネラルウオーターの採水など、幅広い用途に活用されている。その地下水や湧水の異変が近年問題になっている。市環境課によると、降水量などの 関係から地下水は夏場に増え、冬場に減少する。2016年2月時点で53.7億m3と推定された市の地下水量は、2021年2月には1420万m3減の53.6億m3に減少。上水道をすべて地下水で賄う市の2020年度のくみ上げ量は計1070万m3で、5年間で市の1年分の 上水道使用量を上回る地下水が減少した計算。市は地下水を増やす涵養事業として、夏に麦を収穫した後の転作田に水を張って浸透させる取り組みなどを進めた。冬期の涵養量を増やすため、冬場の田んぼに水を張る「冬水田んぼ」も実施予定 だったが、水の用途などの問題もあって困難に。2022年度から市内の企業などから事業の原資として集める予定だった「協力金」も、新たな施策を講じられるまで検討できない事態となった。生育に湧水が必要な特産のワサビ栽培にも、地下水の 減少は影を落とす。県内ワサビの生産量は安曇野が9割以上。従事者の高齢化や後継者不足もあるが、農水省の全県調査によると、市が発足した2005年の水ワサビの生産量は1799tだったが、2020年は867tと半分以下となった。信州山葵農協組合長は 「温暖化で春夏に気温が上がる影響もあるが、ワサビ栽培の根本にあたる湧水減少はダメージが大きい」と、地下水減少の原因として、水田の減少や飲料メーカーのくみ上げ増を挙げる。組合長は「地下水は松本平で一つの水がめ。使い放題使えば、 いつかは底をつく。市民や企業、周辺市町村と保全や涵養施策の合意形成をしていってほしい」と。
■安曇野には20を超える美術館や博物館の他、安曇野わさび田湧水群、大王わさび農場、国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)といった観光資源が点在する。
豊科南穂高の「信州安曇野田んぼアート2021」は4ヶ月間の開催で3.7万人が訪れた。安曇野観光は日帰り客が多く、宿泊先は安曇野以外という通過型観光。2019年の県観光地利用者統計によると、安曇野の観光地利用者数は計約500万人。
2005年から1.9倍に増加。一方、宿泊の割合は2005年21%、2019年24%と横ばい。観光地としての認知度は高まったが、滞在型への転換が進んでいない。安曇野市や観光協会はアウトドアブームに目を付け、自転車、キャンプ、山岳観光の
振興に力を注いでいる。2018年8月には電動アシスト付自転車を貸出す事業を開始。現在は安曇野と松川村の16ヶ所に計50台、2021.4-8月の利用は計1243台。コロナ禍前の2019年の同時期比でも1.8倍に増加。今春から北穂高の
「かじかの里公園」のキャンプ場利用者数は2021年4-9月に3430人と過去最高。市観光交流促進課は「新型コロナで密にならないアウトドアブームが加速した。今後もPRとブランド化を進めていきたい」と。民間も動きだしている。
穂高温泉旅館「小岩岳旅館」の西には戸沢鉄筋工業が7月、30区画のAC場を整備。夏場の週末は予約で埋まり、「安曇野の自然が宿泊先として大きなポテンシャルを秘めていると改めて実感した」と。進まない滞在型観光について、
8つの宿泊施設でつくる「安曇野で暮らすように泊まる実行委員会」会長で、安曇野穂高ビューHは旅行予約サイトでのPR不足を指摘。市観光協会が実施したネットで宿泊予約した客数の調査では、宿泊施設のHPを使った予約は減り、
旅行予約サイトの客が増える傾向。市は12月市議会に、業者委託で旅行予約サイトに割引付の広告を掲載する事業を提案する予定。安曇野にある60の宿泊施設のうち旅行予約サイトに登録している施設は半数を超えているが、経営者の
高齢化もあって使いこなせていないところが多い。「旅行会社のツアーも減り、今は個人の旅行者がネットで検索して宿を決める。安曇野の観光地全体が消費者の動向に合わせられるよう、市のバックアップが必要」と。
■安曇野市は、新型コロナウイルスの影響で国内外で消費が落ち込んでいるワサビの需要を喚起するため、「安曇野わさびプロモーション動画」の制作を進めている。
外国人制作チームによる「外国人の視点」で取材・編集し、このほど55秒のダイジェスト版を公開。9/下には本編を公開予定で、世界に向けて安曇野わさびの魅力を発信する。国の「地方創生推進交付金」を活用した海外プロモーション事業の
一環で取り組んでいる。訪日外国人向けのプロモーション事業を手掛けるグローバル・デイリーに委託。市によると、新型コロナの影響で世界的に飲食店の利用客が減少し、6月頃にかけてワサビの輸出も止まった。現在は少しずつ再開されて
きているという。安曇野の宝であるワサビの生産者を守るため、プロモーション動画による発信を企画し、まずは個人消費者の興味を引き寄せるきっかけにしようと、ダイジェスト版を用意して先行公開した。動画には、清らかな水の流れが
音でも感じられるワサビ田や家庭でワサビを使う際の参考になるパスタなどの料理が登場。市農政課は「新型コロナが収まったら安曇野を訪れてほしい。それまではワサビを取り寄せたり動画を見て訪れた気分になったりしてほしい」と。
プロモーション動画は、YouTubeの安曇野市公式チャンネル(Discovering the Taste of Real Japanese Wasabi in Azumino, Nagano)や、全世界にフォロワーが100万人以上いる
というFACEBOOKの「JAPANKURU」でReal Wasabi in Azumino配信。今後公開される
本編は6分前後を予定。
■安曇野で「名水百選」にも選ばれている湧き水を生かし、新たな特産品を作ろうという取り組みが始まった。
目を付けたのは高級魚。日本有数のワサビの産地として知られる安曇野。北アの雪解け水が育む豊富な湧き水は、ワサビだけでなく、ニジマスや信州サーモンといった特産にも欠かせません。若手ワサビ農家が、この「水」を
生かしてワサビに並ぶ安曇野の新たな特産品を作ろうと動き出した。市内のニジマスの養殖場にトラックが到着。荷台に積まれた大きなケースの中に入っていたのはチョウザメ。卵は世界三大珍味のキャビア。安曇野の新たな名産にと
目を付けたチョウザメは岐阜から仕入れたもので、いけすへ移された。今回仕入れたのは、体長60cm前後、生後5年ほどの30匹。チョウザメは見た目だけではオスとメスの区別がつかないといいますが、お腹が膨らんで、卵を
持っていそうな個体もいます。チョウザメを育てる場所は、地元の養魚場から借りた空いていたいけす。水は全て湧き水。丸茂養鱒場は「若い人が考えることは素晴らしい。早くキャビアが食べたい」と。チョウザメにとっての
適温は0-25℃と言われ、季節によらず年間を通じて13℃の湧き水はまさにぴったりの環境。さらに、常に新しい水が流れているため、自然に近い状態で育てられるのもメリット。「安曇野の水が一番いいのは、自分でワサビを
育てていてわかっていたので、これはキャビアもいけるぞと思っています」と。今後は適応具合を見ながら、稚魚も2000匹ほど入れる予定。1年以内にチョウザメから卵をとり「安曇野産キャビア」を作るのが目標。安曇野=ワサビとか、
チョウザメとか、キャビアとか繋がってくれれば」と。稚魚からキャビアがとれるようになるのは5-10年後。地元の資源を生かして「安曇野」のブランド力を高めていきたいと。
■ニジマスの生産量が減っているという。長野県は養殖が盛んで、生産量は静岡に次ぐ全国2位。
釣りや料理になじみ深いニジマス。近年、その数は減少の一途をたどっていて、生産量は1985年に3931t、2021年までの過去5年間では700t-600tと1/6に激減。2005年頃から販売された信州サーモン。2022年5月、米国大統領が来日した際にも
提供されたことで注目を集めた「信州サーモン」。市場に出始めてから20年近くその生産量は右肩上がりで、2005年の38tから2019年は425tと10倍以上、信州の水産業の大きな柱に成長した。県民に親しまれてきたニジマスですが「信州サーモン」を
はじめ、高値で取引される魚の需要の増加など市場のニーズの変化によって徐々に存在感を失いつつある。ニジマスの生産が落ち込んでいる背景には市場の変化以外に昨今の社会情勢も大きく関係していると言います。安曇野で信州サーモンや
ニジマスの養殖を手掛けている信州虹鱒養殖漁業協同組合長は「コロナで出荷が全然できなくて皆さん大変な目にあってきたんです。出荷先の旅館やホテルなんかはもろに影響を受けました。餌を控えて成長を遅くするとかあるいは稚魚の
仕入れを少なくして2021-2022年の出荷を意図的に減らしたり、そうしないと出るか出ないかわからないものを大きくしたって…」という。輸入品に頼っているエサの価格高騰も生産量の減少に拍車をかけていて、今後もこの傾向が続くことを
懸念しています。「おそらくニジマスは需要がある程度あるのでゼロにはならないと思う。大衆魚として認められてきたニジマスの値段を極端に上げるわけにはいかないから、原料価格の値上げ幅を消費価格に転嫁できなかったらどうやっても
厳しくなるもしかしたら、今年以上に減る可能性もある」という。生産量が落ち込んだ背景には、市場の変化とともに、コロナ禍、世界の情勢など様々な要因に翻弄されている。
そういえば、以前は大町や白馬の旅館でもニジマスやイワナの塩焼きがよく提供されていたが、ここ数年は信州サーモンを提供する宿泊施設が増えたように感じます。
■農業用水路として約200年前に開削され、いまも安曇野の扇状地を潤す「拾ヶ堰」を描いた明治初期のものとみられる絵図が見つかった。
約15kmに及ぶ流路に従って、紙をつなぎ合わせて12mの長さで描かれている。市文書館によると、市内の個人宅からこのほど発見された。「筑摩県管轄信濃国安曇郡拾ケ堰絵図」と書かれている。「筑摩県管轄」とあることから、
1871-1876年に描かれたと考えられるという。絵図全体が彩色されていて、奈良井川からの取水、ほかの堰との交差、かかる橋の様子などが細かく描かれている。安曇野の中央部は扇状地のために水が地中にしみ込みやすく、
古くから多くの堰が造られてきた。拾ヶ堰はその代表格。江戸後期の1816年、延べ6.7万人の農民が工事に携わり、3カ月で完成した。これにより約300haの水田が開墾され、10村を潤したことから拾ヶ堰と呼ばれるようになった。
松本市島内の奈良井川取水口から始まり、梓川を横断して、穂高の烏川に至る。扇状地を横断するように、ほぼ標高570mの等高線に沿った3千分の1の緩やかな勾配で流れる。いまでは約780haの水田を潤し、北アルプスを背にした
眺望は安曇野の象徴にもなっている。2016年には、歴史、技術、社会的価値が高い灌漑施設を評価する「国際かんがい排水委員会」の「世界かんがい施設遺産」に登録された。絵図は市教育委員会に寄贈され、今後はデジタル画像を
閲覧できるようにするという。現物の公開は貴重な機会になりそうで、市文書館は「起点から終点まで拾ヶ堰だけを描いている。いまの流路はコンクリートで固められているが、当時の土木工事の様子もよくわかる」と。
■安曇野市は「森林の里親契約」を市内に工場がある飲料製造の「ゴールドパック」と結んだ。
ゴールドパックは1991年に堀金烏川に飲料工場を設立。北アルプスの清らか天然水、信州・安曇野りんごジュース、信州・安曇野野菜ジュースなどを生産。使用する水は地下水で、その起源は烏川渓谷緑地周辺。自然豊かな水源域の
環境保全と森林との共生を図ることを目的に、市有林の一部を「ゴールドパック常念湧水の森林」と位置付け保全する。4/1に契約締結、5/4;現地で記念式典が開かれ、関係者ら約30人が参加した。除幕式、記念植樹、森林保全活動などを
執り行いました。契約は5年間(2022.4/1〜2027.3/31)。標高980mのアカマツ、カラマツの茂る森で対象エリアは16.6ha。ゴールドパック従業員らが中心となり、森林保全活動を行う。(支援金:50万円/年)
■夏といえば「ブリーベリー狩り」
安曇野や松川村、大町、白馬ではブリーベリー狩りが楽しめます。
6/19-8/下;穂高有明;「安曇野の丘・村山ブルーベリー園」(\820〜/大人,\400/小中生) TEL 090-8326-2128
6/25-9/下;三郷小倉;「ブルーベリー安曇野」(\1000〜/大人,\500/小学生) TEL 0261-77-2976
6/下〜;三郷小倉;「あづみ野フルーツらんど」(\800〜/大人,\600/小学生) TEL 090-4462-1740
7/上〜;松川村板取;「平林ブルーベリー園」(\800〜/小学生以上大人) TEL 0261-62-3398
7/下〜;松川村西原;「夢ふぁーむTOYA」 TEL 0261-62-8607
7月〜8月;大町木崎湖;「北ヤマト園」ブルーベリー園(\500/1H小学生以上大人) TEL 0261-22-0625
7/初-8/下;白馬村飯森;しろうま農場「白馬ブルーベリー農園」(\1500/大人,\1000/小学生) TEL 0261-75-3202
■松本・安曇野・大北の「マレットゴルフ場」
松本・安曇野・大北には梓川・犀川・高瀬川などがあり、河川敷には多数のマレットゴルフ場があります。
1)波田;波田中沢、波田上川原、波田リバーパーク、梓川八景山の屋、梓川ふるさと公園
2)安曇野;三郷黒沢、明科中川手御宝田、御宝田水のふるさと公園、明科七貴蜂ヶ沢、南穂高水辺公園の他、四季の郷、穂高牧アルプスあづみの公園見晴らしの丘、南部公園、権現宮
3)松川村;高瀬川河川敷内、高瀬川
4)池田町;池田町アルプス広場
5)大町;大町運動公園北・南コース、大町高根
6)白馬;グリーンスポーツの森
2020年7月の豪雨による犀川の増水でマレットゴルフコースが流され、復旧間近だった2021年8月にも台風で増水・冠水した。明科マレットゴルフクラブは2022.5月から半年かけて整備し、全36hのうち18hを復旧させた。同クラブには
地元の愛好者約60人が在籍。主に毎木/日に集まり、草を刈ったり川が運んできた石を取り除いたり、白砂を敷き詰めたりと手作業で進めてきた。近年多発する集中豪雨などでコースは5-6回流されている。なお、砂やカップ、旗などの
材料費は安曇野市が負担した。11/13;打ち初め式が開かれ、会員ら60人が18hの復旧を祝った。市は「できるだけ多くの方々の親睦を深められるように、市としても協力していきたい」と。残る18hは2023年4月に復旧を目指す。
■安曇野、国土緑化推進機構、エア・ウォーター(大阪)の3者は森林整備の協定を結び、2022年度から三郷と堀金境にある市有林1haを「安曇野エア・ウォーターの森」と名付けて森林保全活動に取り組んでいる。
6/11;活動開始に合わせて現地で記念式典があり、看板の除幕式やミズナラの植樹などが行われた。協定の契約期間は2027年3月までの5年間、3者が連携して里山整備を進める。記念式典には、太田寛市長、エア・ウォーター、
エア・ウォーター東日本甲信越支社、国土緑化推進機構など約30人が出席。森林の名称や森林整備の決意などを載せた看板の除幕後、ミズナラの苗木約300本を植えた。しっかり根付くように苗周辺の土を踏んで押し固めていた。
エア・ウォーター東日本が運営するバイオマス発電施設が市内にあることなどから3者で協定を結ぶことになった。エア・ウォーターは5年間で計1000万円を国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付し、その寄付金が安曇野エア・
ウォーターの森の整備に活用される。市長は「森林はCO2の吸収源として市にとっても大変重要」とエア・ウォーターの協力に感謝。エア・ウォーターは「安曇野市の貴重な財産である森を皆さんと一緒に大切に育んでいく」と。
■5/中;穂高牧の「栗尾山満願寺」の「つつじ公園」でツツジが見頃を迎えています。
満願寺の境内下の約2000uの敷地には数多くのツツジが栽培され、フジも白や紫の花を咲かせています。白や赤、紫、ピンクなどのツツジの花が輝き、訪れた人たちの目を楽しませています。
丸山公晃住職によると、2023年は例年よりも開花が早い。
■穂高牧の真言宗・豊山派「栗尾山満願寺」
満願寺は北アの前山にある真言宗のお寺で、境内が極楽浄土をイメージして造られ、栗尾沢(川窪沢川)の橋を渡るところから参道が始まります。千手観世音を祀っており、信濃三十三番札所の二十六番札所。
スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツ等に覆われた「栗尾山満願寺」には約2000uの敷地に約5000株のツツジがあり、鮮やかな赤や紫、ピンク、白などの花を咲かせ、毎年大勢の観光客や参拝客で賑わいます。旧穂高町が1978年に約1万uを
満願寺から無償で借り、桜やカエデ、レンゲツツジ、オオムラサキツツジ、リュウキュウツツジなど約5000本を植えて「つつじ園」を整備した。満願寺は標高約900mにあり、まだ一面を覆う満願寺のつつじは咲き始め。藤棚のふじはこれから見頃。
例年、5/中〜5/下が見頃ですが、2023年は見頃が早まりそう。訪れた時は桜(少し葉桜)と濃いピンクの枝垂れ桜がきれいでした。境内ではモクレンやシャクナゲ、ヤマブキ、水仙などが咲き、池ではリュウキンカが黄色い花を、
水芭蕉が白い花を咲かせていた。境内には湧水が流れ、マイナスイオンがいっぱい。ここを訪れるときはペットボトルを持参し、美味しい湧き水を汲んでいます。安曇野のパワースポット。
(問)栗尾山満願寺 TEL 0263-83-2088
■穂高山麓の西山にある真言宗のお寺「栗尾山・満願寺は、境内が極楽浄土をイメージして造られています。
境内下にはツツジ園が広がっています。約5000株のツツジや藤が色鮮やかに咲きます。2023年春は開花が早く、GWにはすでにヤマブキ、シャクナゲ、シラネアオイなどが見頃でした。(写真は以前のものを含む)
■新緑の穂高「鐘の鳴る丘集会所」
鐘の鳴る丘集会所は明治時代に建てられた近代洋風建築で、木造2F建てで中央に時計台がある。昭和20年代にNHK「鐘の鳴る丘」の舞台で主題歌は「とんがり帽子」。1982年安曇野市有形文化財指定。建物は、1905年;長野市の遊郭として利用、
1919年;有明温泉が買取り、1921年ー1926年;穂高で温泉旅館として移築・改修。1946年;有明高原寮(男子少年院)として利用。1980年;老朽化で解体予定だったが、旧穂高町が譲り受け、松尾寺公園内に移築された。2F;有明温泉、建物、
ラジオドラマ資料などあるが非公開、外観は見学可。
■穂高山麓線の西山奥にある真言宗の寺院「栗尾山満願寺」
穂高牧の西、浅川山の中腹に建っています。725年頃、池から出現した1寸8分の仏像を安置し、堂宇を建立したのが創建の由来。坂上田村麻呂が八面大王を成敗した際に力を貸したので彼が再興させたとの伝承もあります。
木曽義仲が1181年頃に山林を寄進したとの古文書があり、1582年、松本藩主小笠原真慶による再建修理の際に現在地に移転。これ以後、松本藩の保護を受ける。1870年廃仏毀釈により廃寺となったが、6年後の1876年には
再興された。お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られ、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。境内には桜・枝垂れ桜が咲き、リュウキンカ、水芭蕉、シラネアオイ、オダマキ、スイセン、ヤマブキ、
シャクナゲ、モクレン、ハナモモ?などが見られます。本堂脇の藤棚やツツジ園内の藤棚もきれい。杉林の階段の参道を登ったところに、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野で一番広いツツジ園。現在ツツジは咲き始め、見頃はこれからで
約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。
■穂高山麓の「松尾寺」は高野山真言宗のお寺。建立は1528年、1959年に国重要文化財指定。穂高山麓線沿いの「松尾寺」、「穂高郷土資料館」、「鐘の鳴る丘集会所」は春から初夏かけて何度も訪れます。遅咲きの桜と、参道にはヤマブキ、 水車小屋ではミズバショウ、スイセン、シラネアオイ、ツツジなどの花が見られます。お隣の「鐘の鳴る丘集会所」は新緑に包まれています。これから藤の花や牡丹が見られます。
■豊科南穂高の「あづみ野ガラス工房」は一般来館者の吹きガラス体験の内容を充実させた。
ガラス工芸のテーマ施設・安曇野アートヒルズミュージアムが2020年末で閉館し、吹きガラス体験ができる市内唯一の施設となったため、地元客や観光客の体験需要に応えようと知恵を絞った。制作できる器の形に花器と片口を追加して6種類とし、
複数色9パターンから選択していた色も、12色の中から2色までを選ぶように変更。ひび割れ模様や輪っか模様、色追加などのオプションも増やし、制作の自由度をより高めた。対象年齢は「小学生以上」に引き下げ、親子連れで幅広く体験できる
ようにした。小学生は保護者の同伴が必要な場合がある。これまでは体験を断った小学生に悲しい思いをさせることもあり、心苦しく感じていたという。工房は「安曇野の里」の一角にある。多摩美大を卒業して独立を目指す若手作家の共同工房で、
5人の作家兼スタッフが施設を運営しながら腕を磨いている。自由度の高い体験内容は指導する側のスタッフにも刺激があり、スタッフの1人は「体験を通じて技術力のプラスにつながれば」と。体験メニューは、GWや盆期間を除く4-9月土/日/祝日、
工房裏のテントで小学生未満を対象にした小物作り体験も始めた。写真立てや髪留めに色とりどりのガラスチップを貼る体験ができる。吹きガラス体験は\3300〜、小物作り体験は\1650。
(問)あづみ野ガラス工房 TEL 0263-72-8030
■2021.11;安曇野の山麓線の穂高有明に「ザ・アートスタジオ8」がOPEN。
山麓線の安曇野ハーブスクエア〜村山ブルーベリー園間にあるスタジオ。ガラスのギャラリーでガラス制作体験が楽しめます。オーナーはガラス作家・原田哲治さん。バーナーワーク作家・山本達也さんらが指導。アートヒルズにいた
作家作品などの展示販売と、とんぼ玉体験・バーナーワーク体験(予約制)、子どもやペットの手形・足形の記念品作成(要予約)を行っている。とんぼ玉(\2000〜),水中花ペンダント(\4500),ガラスペン(\5000〜),バーナー体験(\5000〜)など。
「コロナ下ですが安曇野でお楽しみください。お子さんでも楽しめます」。GWは風鈴体験を実施予定。(10:00-16:00,水曜定休,第2/4日曜定休。臨時休業あり)
(問)ザ・アートスタジオ8 TEL 0263-55-8742
■安曇野で扇子の公募展を毎年開いている「安曇野涼風扇子展」実行委員会は、運営の財政的な基盤を固めるため、CFを始めた。
寄付者の名前が付いた賞をつくる権利や特別大賞が選べる権利など多彩な特典を用意。「安曇野で開催する「扇子だけ」の展覧会を広めたい」をテーマに、目標150万円で寄付を募集。扇子展は2012年から6回行われた扇子作品の展覧会が前身。
2018年から公募展として「安曇野涼風扇子公募展」を開催。実行委はCFの利用は作品に多くの賞を与え、運営ボランティアに対する活動実費、継続開催の基金づくりなどを挙げる。扇子展で大賞(50万円),準副賞(10万円)が出る公募展は珍しく、
毎年1000点弱の出品がある。寄付特典は金額に応じて11コース。3万円だと自分の名前が付いた賞を設ける権利が得られるなど。実行委は「安曇野で行っている扇子展に注目してもらい作品を寄せてほしい。CFで経済的なサポートがいただけたら」と。
※「安曇野 扇子 レディーフォー」。(締切;5/24,目標額;150万円,支援額;61万円/4/27現在)
2023年は7/17-7/31;「豊科近代美術館」、豊科新田の「周岳山法蔵寺」にて「第5回安曇野涼風扇子展」開催予定。
(問)安曇野涼風扇子展実行委員会(法蔵寺内) TEL 0263-31-6417
■県内では小布施が2000年からオープンガーデンがスタートし、130軒以上あり。松本では1952年花いっぱい運動によるまちづくりが行われ、2004年からオープンガーデンがスタートし、80軒以上あり。
秋には松本ではハンギングパスケット・コンテナガーデンコンテストが行われています。
ガーデンといえば、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)(大町・松川地区)が有名。他には三郷温の「HAMAフラワーパーク安曇野」(ハマ園芸)、穂高有明のハーブ専門店の「安曇野ハーブスクエア」や、
そば処「時遊庵あさかわ」の庭園、「ティータイムガルニ」、「cafe安曇野文庫」、安曇野山麓にある美術館やアトリエ、宿泊施設(ホテル・ペンション等)の庭園なども多く、安曇野でもオープンガーデンは増えきています。
近隣では松川村の「安曇野ちひろ美術館」、「安曇野ちひろ公園」、池田町「ハーブセンタ」のハーブステーション・ハーブ園、池田町グラウカの温室、池田町ぽっぽ、池田町のラベンダーガーデン「夢農場」、大町の
「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」、白馬の「白馬五竜高山植物園」、白馬村内(白馬の森,みそら野,和田野,どんぐり村,落倉)のペンション・ホテル宿泊施設の庭園、教会や美術館の庭園、小谷村の「栂池自然園」、
英国式庭園「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」など。
オープンガーデンでは、日本庭園や英国式ガーデンなど様々、春の山野草、福寿草、クリスマスローズ、ムスカリ、スイセン、ビオラ・パンジ、チューリップ、カスミソウ、サクラソウ、クリンソウ、モクレン、
初夏のアヤメ・花菖蒲、薔薇、ハナミズキ、ヤマツツジ、ドウダンツツジ、シャクナゲ、ヤマアジサイ、シャクヤク、カモミール、ルピナス、スズラン、ホタルブクロ、ジャーマンアイリス、ラベンダーなどのハーブ、
夏のブルーサルビア、ペチュニア、アリッサム、ギボウシ、秋のフジバカマ、ナデシコ、キキョウ、野菊、コスモス、コキア、もみじ・カエデなどの落葉樹、松などが植えられています。信州ならではの寒さに強い花木が多い。
木立の中、四季の草花が彩るお庭を眺められるカフェがあるところもあります。見学自由もありますが、公開日時・曜日・時間指定もありますので各施設で確認を。
■安曇野の住民らでつくる団体「ガーデンファームライフオブ安曇野」が、丹精込めた庭を一般公開するオープンガーデンガイドブックを作成した。
ガイドブックはA5判29頁。安曇野の13オープンガーデンを写真や特徴を紹介。2023年は「私の安曇野暮らし」と題し、野菜と花が入り交じる「せんぜ畑」などとともに趣味や手作業を楽しむ会員たちのエピソードも加えた。
5000部発行。安曇野市役所や支所、図書館など公共施設に無料で配置。オープンガーデンの見ごろは6/中、見学前に要連絡あり。
■安曇野市と安曇野市観光協会、JR大糸線豊科駅は、市内の駅に設置しているスタンプのリニューアルを進めている。
設置場所は6駅→11駅に。各駅のスタンプの図案を市内の中学校と高校の生徒から募集。現在スタンプが設置されているのは、市が乗車券販売を担っている大糸線の5駅と篠ノ井線の1駅。枝切りで処分されるリンゴの木を印材として再利用し、
地元特産品や風景など、各駅の特徴を表した絵柄が彫られている。リンゴの木のはんこは2005年頃、三郷の彫刻家が制作したもの。長年の利用で版面が劣化し、このほどリニューアルを決めた。通学などで使う地元駅に愛着を持ってもらおうと、
計11校(中学7,、高校4校)に1駅ずつ割り当て、6/20まで図案を募集中。安曇野市はJR東日本の駅が県内最多の自治体。太田寛市長は「観光客など電車で安曇野に入ってくる人はたくさんいる。11駅のスタンプラリーなどを行い、駅や駅周辺の
特長を生かしたPRをしていきたい」と。
■2022.9/17;北穂高の「かじかの里公園」でキャンドル作りWSがあった。
地元のキャンドル作家の手ほどきで親子連れら約20人が青や黄色などカラフルなキャンドル作りに挑戦した。参加者は透明なキャンドル用のジェルワックスを溶かし、顔料で着色。小さなコップ大の容器に入れて仕上げた。市や公園の指定管理者が
初めて企画。キャンドルを使った誘客の一環で、夜には園内に120個のキャンドルに火をともした。9/24;キャンドル作り、ライトアップを行う。
■2023.11/9;穂高川のほとりにある北穂高「かじかの里公園」の「かじか橋」改修工事が完了した。
「かじかの里公園」はカジカの復活を願い整備された公園で1986年に造られ、園内にはキャンプ場があり、宿泊・ディキャンプ、BBQが楽しめる。1993年度に造られた園内の橋や管理棟、トイレ、遊具などは30年が経過し老朽化が進んでいる。
公園のシンボル的な「かじか橋」は全長43m、幅2.5m。2020年度から老朽化で利用停止。このほど工事が終了し、3年ぶりに来園者が渡れるようになった。
キャンプエリアはフリーサイト、有料サイト(10)要予約。(4/1-11/30;有料サイト;\2000-\3000,AC電源;\1000,キャンプ利用料;\500/大人,\250/子供)
安曇野市観光課は「公園のシンボル的な橋。安全になったのでぜひ使ってほしい」と。今回の工事では手すりや踏み板など老朽化していた木製部分を張り替え、土台のさびた鉄骨部分は塗装した。2023年7月工事開始、11/9工事完了して利用再開。
総事業費は約4870万円。同公園改修事業費は市予算で1.3億円、年度内にトイレを洋式化する。管理棟などの改修や駐車場の拡幅については今後検討。
(問)かじかの里 TEL 0263-82-6968(9:00-17:00)
■北穂高でキャンプが楽しめる「かじかの里公園」は施設の老朽化が進んでいる。
開園から29年経過し、公園の象徴だったカジカは姿を消し、第2の象徴というつり橋「かじかばし」も一部が傷み、閉鎖されたまま。2023年で30周年を迎えるのを前に、公園の今後の整備見通しなどが市議会9月定例会で取り上げられた。
旧穂高町で1993年6月にカジカの養殖場を備えた公園が完成。2004年に落雷による停電でカジカが全滅するまで計13.8万匹を穂高川へ放流した歴史を紹介しながら「清流にすむカジカがいた公園であり、自然豊かな安曇野の魅力を全国に
発信できる拠点。カジカの生態や伝統漁法などをパネル展示などでPRできないか」と施設改修など公園整備への考えをただした。市によると、公園は敷地約2.7ha。湧き水の水路や芝生、キャンプ施設、遊具などがある。2021年からは
指定管理者が運営し、子ども用自転車の貸出し、キャンプ用品の販売、イベント開催などの活性化策で、利用者が前年に比べ日帰りで16%、宿泊は67%増えた。ただ、遊具など施設の老朽化が進み、特にかじかばしは鉄骨造ながら木製の
通行部分が腐食して一部に危険箇所があり、2020年9月から閉鎖中。太田寛市長は「市街地からアクセスがよく、安心安全、安価でもあり、キャンプ利用者も増えている。アウトドアの重要拠点であり、今後の整備を考えてきたい」と。
老朽化対策について市側は「利用者の安全確保のため計画的に改修改善していく」との方針を説明。かじかばしは「部分的な交換の場合も橋全体に足場を設けるなど大規模な工事となるため、予算措置や工法、期間について検討して
いきたい」と。カジカのPRには「現状でパネル設置などしていないが、今後指定管理者との間で設置場所や、剥製展示も含めてどのような方法でできるのか協議していく」と。
■穂高有明のガラス体験「遊び心」安曇野で「ガラスのはんこ作り」体験。
30年前に穂高に移住した浜石良治さんが営む工房「遊び心」は2021.5月OPEN。一点物のガラス細工に魅せられ、諏訪のSUWAガラスの里で16年間工房を構えたが団体客の減少や新型コロナ渦で来店客の減少で撤退。現在は穂高の自宅の敷地に
工房があり、ガゼボとテントで作業場とくつろぎのスペースを設けている。森の中で新鮮な空気に包まれながら、世界で一つだけのオリジナルのはんこを作ることができます。まずは浜石さんが制作した手作りの色とりどりのガラスの
はんこ(土台)が並ぶ中、好きなはんこを選ぶ。紙に原画のイラストを書いて、PCで取り込みシールを印刷。くぼみの部分となるシールを剥がす。専用の機械にはんこを入れてサンドを吹き付け、くぼみの部分を1mm削るとはんこが完成する。
(10:00-16:30,予約制,所要;約40分,\3500〜/文字,\4000〜/文字・イラスト)。場所は山麓線から約500m奥。
■「豊科郷土博物館」は来館者に昆虫や植物、動物などの切り紙をプレゼント。
型紙と色紙がセットで二つ折りになっており、はさみで切ると左右対称の作品ができ上がる。切り紙コーナーから自由に持ち帰ることができ、親子で楽しめる。学芸員が写真をトレースしたり切り紙の本をコピーしたりして、季節や企画展に
合った型紙を用意。クワガタやカブトムシは子供たちの人気が高い。どんどんサイズが小さくなる「かたつむり8人きょうだい」は、挑戦心に火が付く大人が多いという。型紙に全国各地のかたつむりの呼び名が紹介され、民俗学的な視点からの
学びも得られる。同館では毎年、夏休み中の子供向けに切り紙講座を開催。2021年度から型紙のプレゼントを始めた。色紙には開催期間を過ぎた企画展のポスターなども活用。「切り紙をすると、植物や昆虫の細部も観察するようになる。
子供たちやその親が博物館を楽しむきっかけになれば」と。
■2023.3/4;豊科南穂高の「田淵行男記念館」が開館。
桟橋の架け替え工事が完了。従来の木製からプラスチックに木の粉を混ぜた再生木製で質感が木材に近く、山小屋風の記念館外観を損なわない雰囲気に仕上がった。桟橋は遊水池の中に建つ記念館を出入りする唯一の通路。1990年開館から
多くの来場者を迎えてきたが老朽化が進んでいた。全面架け替えは初めて。桟橋はスロープを含めた全長が35m、バリアフリー法に対応するため傾斜を以前よりなだらかに。新しい桟橋の欄干は格子状で隙間が狭く、安全に配慮。欄干が
変化したことで以前の桟橋とは雰囲気がやや異なっている。記念館は通年開館のため、臨時休館中も開館に関する問合せが寄せられていた。中田信好館長は「ほぼ2ヶ月間休館してお客さんを迎えることができなかった。開館を待たれていた
方もいる。暖かくなるので大勢の皆さんにお越しいただきたい」と。3/4〜;昆虫生態の研究家で自然写真家の田淵行男を代表する山岳写真集の一つ「山の季節」の世界を展示で表現した「田淵行男写真展 山の季節」が始まる。田淵と親交が
あった三郷在住の写真家・那須野雅好さんの写真展「飛翔〜虫と鳥の羽ばたきの世界」も始まる。
■豊科南穂高の「田淵行男記念館」が陸の孤島。
唯一の通路だった桟橋が架け替え工事で撤去され、出入口は利用できない。架け替えは1990年の開館以来初めてで今しか見られない光景。工事は1/10〜3/3まで全面休館。桟橋は2-3日で撤去された。遊水池はワサビ田で地表面より2mほど低く、
半分埋め立てて同館が建設された。日本を代表する昆虫生態研究家で自然写真家の田淵行男から、「できるだけ質素で子供たちにも自然の良さが伝わるように」との希望があり、建物は山小屋風に、遊水池は残して動植物が観察できるようにした。
堀を巡らせた城郭のような風情も漂わせており、学芸員は「防御力が一番高まっている状態。めったに見られない景色」と。3/4;開館予定で企画展もスタート。「工事中なので囲いの中には立ち入らないでほしい」と。
■今冬、豊科南穂高にある「田淵行男記念館」の桟橋の架け替え工事を行う。
1990年7月開館から多くの来館者を迎えてきた趣のある木橋は老朽化が進んでいた。館内に出入りする唯一の通路となるため、工事に伴い年末年始休業が始まる12/28-2023.3/3まで全面休館する。同館の建物と駐車場間は一段低く、
水が湧き出る遊水池。桟橋は駐車場から遊水池を越えて受付の出入口を結んでいる。これまで床面の張り替えや柱の交換などの改修を行ってきたが、利用開始から30年以上がたち改修を続けていくことが難しくなっていた。
新たな桟橋には、プラスチックに木の粉を混ぜた「再生木」を使う。木材に近い質感と外観で木材より長持ちする。スロープを含めた全長は35m、バリアフリー法に対応するためスロープの傾斜は現在の木橋よりなだらかに。
架け替え工事費用は4213万円、2023.1/10〜;現場作業が始まる中田信好館長は「来館者にはご迷惑をおかけするが、開館する2023年3/4には新たな展示でお迎えしたい」。
■安曇野市教育委員会が2022.3月に発行した市内外の文化施設や施設のお薦め作品などを紹介する収集カード「あづみのミュージアムカード」が好評。
半年で対象33施設・33種類のうち3施設・3種類が終了、全体で約半数がなくなった。特典カード4種類を含む全37種類。年内には配布が完了する見通し。安曇野と大町の一部、池田町、松川村の対象施設を利用して希望すると無料で1枚もらえる。
各施設の利用状況に合わせて1施設につき500〜2500枚を用意。安曇野の田淵行男記念館と安曇野橋節郎記念美術館、松川村の安曇野ちひろ美術館では配布が完了。カード5枚でもらえるオリジナルカードホルダーは限定200個で、予備を含めて
残数は20個。同じ色のコレクションマークが付いたカード5枚でもらえる「おたからカード」は3種類各150枚限定で、特に青色は残り少ない。カード20枚でもらえる「あづみのカード」も限定250枚で、半年で41枚をプレゼントした。市文化課は
「子供の夏休みを利用して施設を回る人もいた。現在も地道に続いていることがうれしい」と。カードにはシリアル番号が振ってあり、増刷や新規発行に対応できる仕組みになっている。文化課は「施設の意見を聞いて続けたいという声が多ければ
増刷も検討したい。集めた人がもう一度行きたくなる仕組みも考えたい」と。
■穂高有明の「安曇野山岳美術館」は休館日(木曜)にカルチャー教室として施設を開放。
作品の展示だけでなく、地域に文化を発信する場にしたいと企画。第1弾として毎月第3木曜日に、松本出身の画家・若狭宣子さんの「水彩画スケッチ教室」を開く。一流の作品を身近に感じながら、楽しく学べる場所になりそう。
同館は1983年、元新聞記者で松本出身の故水上巌さんが私財を投じ、日本初の山岳絵画を専門とする美術館として開設。WSなどは度々開いてきたが、開館日だと一般の観覧者に気兼ねする面があったため、ゆっくりと学べる休館日に、
カルチャー教室の会場として開放することを思いついた。教室の参加者は常設展・企画展を鑑賞することもできる。今後は天然素材を使ったクラフト教室なども予定しており、教室を開いてみたい人も募集する。3月に同館で個展を
開いた若狭さんは、自然豊かな環境と美術館の雰囲気にほれ込み、講師の依頼を快諾した。若狭さんは「よく見て描く楽しさを知ってほしい。展示作品を鑑賞することで、描く刺激にもなる」と。美術館スタッフは「地元の人が
足を運ぶきっかけになれば。1回だけでも気軽に参加してほしい」と。9/15;13:30-15:30;第1回水彩スケッチ教室。水彩道具とスケッチブックの用意もある。(\2700/参加費,入館料,飲物代込)
(10:00-16:00,入館料;\700/一般,大学生,\300/中高生,木曜休館)
(問)安曇野山岳美術館 TEL 0263-83-4743
■2022.2/11;JR穂高駅前に安曇野産の原材料を使いクラフトビールを醸造する「安曇野ブルワリー」がオープンした。
店舗は醸造所とパブを合わせて約30坪。パブの席数はテーブル+カウンタで20席。タップを6つ備え、現在は松本ブルワリーや白馬ブルーイングなど中信で醸造する5社のクラフトビール(\1250/ラージ)、(\700/レギュラ)を提供。
フードは安曇野産の食材をふんだんに取り入れる。ピザはワサビや野沢菜、キノコを使った「安曇野スペシャルピッツァ」(\1620)、「安曇野産ホップピッツァ」(\1080)、「自家製ソーセージ3種」(\1000円)、「ピザ風山賊焼き」(\990)、
「小エビと安曇野産玉ねぎのフリット」(\660)、「野沢菜のポテトサラダ」(\350)など。2015年冬、「穂高ブルワリー」を運営するエイワ(北穂高)から「特徴のあるビールを造りたい」と相談を受けた市農政課が、市内の米農家にホップ作りを提案。
「50年前には安曇野でもホップを作っていたのでやってみようと思った」と。翌年、米農家と共に「安曇野産ホップを生産する会」を発足し、遊休耕作地を開墾して生産を始めた。県の元気づくり支援金を活用しながら取り組みを進め、
2018年8月に開催した「安曇野ビール祭り」で安曇野産ホップと麦芽を使ったビールをお披露目した。2021年2月、穂高駅前の土産物店が閉店した建物を利用。7月には合同会社を設立。「これまで地域のみんなでいろいろなことに取り組んできて、
ここなら一緒に安曇野の農作物の魅力を発信できると思った。生産者の顔が見えるような商品を提供する場にしたい」と。自社醸造のクラフトビールが提供できるように準備を進める。「ホップ、麦芽、そして水も100%安曇野産。地元で造った
ビールを味わってもらいたい」と。(11:30-14:00,18:00-22:00,月曜定休)
(問)安曇野ブルワリー TEL 0263-88-2947
■2022.2/11;安曇野産の原材料を使ったクラフトビールを醸造する「安曇野ブルワリー」がJR大糸線穂高駅前にOPEN。
農業者団体「安曇野産ホップを生産する会」(斉藤岳雄代表)が自ら栽培したホップで造ったビールで地元の魅力を発信し、駅前のにぎわいを創出しようと張り切っている。代表・メンバーが2021年7月にブルワリーを運営する合同会社を
設立。発酵用タンク5基を備えた醸造所と、ビールや地元産農産物を使った料理を提供するパブ(18席)が併設。安曇野ブルワリーのビールは、フルーティーな香りが特徴のホップ「信州早生」を、地元の地下水で仕込んでいる。ホップが
収穫される夏には、取りたてのホップで仕込んだ、できたてのビールが味わえるという。リンゴジュースなどを入れて醸造したフルーツビールもメニューに並ぶ。また、近隣の醸造所のクラフトビールを常時数種類ずつ提供する。
「生産する会」は2015年に発足、2016年にホップの栽培を始め現在18aで育てている。2020年に地元産原料100%のビールを商品化した。多くの乗降客がいる穂高駅前に、観光客も地元住民も気軽に立ち寄れる場所があればとオープンを
決めた。高校生らにもコーヒーなどのソフトドリンクを用意し、テークアウトにも対応。代表は「まさに生産者の顔が見える店になる。農業に夢を持ってもらえたら」と。
■2022.2/11;安曇野産のホップと麦芽、地下水を使ったビールの醸造所「安曇野ブルワリー」がJR穂高駅前に開業。
運営するのはホップの生産者らで飲食店も併設。代表の斎藤岳雄さんは「100%安曇野産のビールを楽しんでもらい、新しい形で農業を盛り上げていきたい」と。市内では60年前までホップの栽培が盛んだったが、生産者の高齢化などでほとんど
作られなくなった。市内の農家らが2015年に「安曇野産ホップを生産する会」を立ち上げ、岩手遠野で栽培方法などを学んだ。2021年は作付面積18aで生産量が220kgに増えた。市民参加の収穫体験も開催。2019年には須坂の醸造所に、収穫した
ホップでビールの醸造を委託して商品化。「摘みたてのホップで、自由なレシピでビールを造りたい」と、醸造所の開業準備をしてきた。県由来の品種「信州早生」は、苦味が少ないため飲みやすく、爽やかな香りが特徴。ブルワリーでは
4月頃から醸造を始める予定で、安曇野産のリンゴやブドウ、米などの農産物を使ったビール造りにも取り組む。
■JR穂高駅近くに「青葉文庫」開設。
2021.3月に閉校した松本衣デザイン専門学校の元校長・太田正子さんが、同校の蔵書など約2000冊を所蔵した。卒業生以外も利用でき、館内で本を読んだり、くつろいだりすることができる。「小さな寄り合い所のような形で使ってもらえれば」と。
太田さんが集め、学校の図書室に収蔵していたファッション、デザイン、美術、社会学の専門書や雑誌、小説などが棚一面に並ぶ。学校で使っていた飾り棚や椅子なども活用。図書室と同じ約33uの広さで、懐かしがる卒業生も多いという。
「母校として訪れる場所がほしい」という学生の声を受け、豊富な蔵書も活用しようと、穂高駅西にある太田さん所有の建物に4月に開設。1937年に青葉洋裁研究所として設立してから、学校名が変わった後も運営法人名などに使われてきた
「青葉」の名を受け継ぎ、外看板には創立者・窪田元子さんの刺しゅうデザインをあしらった。建物は学校で講師を務めた建築士が設計。軒先には学校の元講師らが持ち寄った、自由に持ち帰れる古本も並べ、足を止める通行人も多い。
園児らが保育園の散歩途中で立ち寄ったり、近所の小学生が勉強をしに来たりすることもあるといい、「気軽に出入りしてくれればうれしい」と。
■2020.11/27;地域の活性化などを目的に、県内52の「道の駅」が参加する交流会が設立された。
安曇野・豊科(県安曇野庁舎)で開かれた「信州道の駅交流会」の設立総会には、県内の道の駅の駅長と、県や国道事務所の職員などが出席した。県内にある道の駅は52ヶ所と全国で3番目に多く、交流会は地域の活性化や道の駅のよりよい
運営にむけて協力して取り組むことを目的としています。交流会の高橋大輔会長は「地域の顔・信州の顔になれるような道の駅を目指していければ」と。全ての施設が連動した取り組みの第一弾として、交流会では道の駅の利用促進などのため、
12/末までスマートフォンアプリを使ったスタンプラリーを行う。
松本・安曇野・大北・周辺の道の駅は「小谷」、「白馬」、「池田」(*)、大町「ぽかぽかランド美麻」、小川村「おがわ」、長野「中条」、松川村「安曇野松川」、安曇野「アルプス安曇野ほりがねの里」、松本「今井恵みの里」、
「風穴の里」。(*スタンプラリー対象外)
※「信州道の駅交流会ARスタンプラリー」
■2023.5月;安曇野で市天然記念物のチョウ「オオルリシジミ」の模型に、本物の雄が飛来する様子が観察された。
「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「三郷昆虫クラブ」が行った「観察会」で確認された。オオルリシジミ保護対策会議の代表が見守る中、幼虫の食草・クララに模型を置いたところ雄が飛来。本物ではないと分かると
飛び去って行ったという。オオルリシジミは視覚的に相手を見分けている。模型はアルなので人もチョウもだまされると。3Dプリンターでチョウを制作した男性は「興味を持ってもらい環境保全や市PRのために力になれたら」と。
■2023.5/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でオオルリシジミが飛び始めた。
オオルリシジミは安曇野市の天然記念物。オオルリシジミは安曇野を含む県内3ヶ所を除き絶滅。環境省のレッドリスト、県版レッドリスト、安曇野市版レッドリストでは絶滅危惧種に指定。オオルリシジミは草原の環境に適応し、
幼虫はマメ科のクララのみを食草します。安曇野では農村の暮らしに適応してきたが、近代化で蝶は激減、1991年に一度途絶えた。1994年に再発見され、「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」を中心に保護活動が行われ、現在は自然に生育。
地元住民がクララを植える活動に取り組んでおり、生息地が広がりつつあります。捕獲・採取は禁止。オオルリシジミは公園周辺の農地などでも見られますが、殆ど私有地で立入禁止。
■瑠璃色の羽で里山に舞う、絶滅危惧種の蝶「オオルリシジミ」。
生息域は長野と九州の一部、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の一角にオオルリシジミの保護区があります。広さは0.3ha。この場所に植えられているのがマメ科の「クララ」という植物で、蝶の幼虫はこのクララの蕾と花しか
食べません。長年、オオルリシジミを研究してきた信大の中村寛志さんは、絶滅が危ぶまれるオオルリシジミの保護にも取り組んできた。「種が絶滅してしまったらもうそれは人間の力でもう一度復元できない。絶滅しそうな種というものを、
今我々が保護して子供たちに受け継いでいく、そういうのが必要」と。5/下になると蛹から孵化し、蝶は舞い始めます。メスは羽化するとすぐに交尾を始め、すぐに産卵の準備に入ります。卵を産み付けるのもクララの蕾。オオルリシジミが
生存するためにクララは欠かせません。殺虫作用があり昭和の半ばまでは害虫駆除の薬草として重宝されていたクララ。しかし人々の生活様式が変わりクララは不要に。邪魔ものとして刈り取りの対象となりました。安曇野でオオルリシジミの
保護活動に取り組む「岩原の自然と文化を守り育てる会」は、幼虫のえさになるクララを増やすことがオオルリシジミの保護につながると毎年クララの苗を地元で配布しています。こうした活動が全国のモデルケースとして高い評価を受ける
までになり、国交省の「手づくり郷土賞」を受賞した。「食草となっているクララという植物を増やすことで、保護していかないと本当にもう絶滅が、その危機が迫っている」と。さらに2022年3月、安曇野市はオオルリシジミを、市の
天然記念物に指定。保護に向けた活動が広がりをみせています。安曇野オオルリシジミ保護対策会議の代表は「こういう指定の主な目的は採集者対策と思うんですが、採集行為によって絶滅したとか希少種になったという話はほとんど
聞かないですね。希少種になるまでの中では、採集者というよりも、開発行為ですとか里山などの荒廃ですとか、生き物の生息環境が破壊、改変されたことによって減ったわけです。生き物の生息環境を保全することの方がはるかに
大切なわけです」。「里山というのは、色んな環境がモザイク状にあって、そこに色んな生き物が生きている。人間の活動です。そういうのも合わさって共生をしていく。そういうふうな生活様式というのが、やっぱりこれからの地球に
望まれるじゃないですか」。信州、そして各地の里山にこの瑠璃色の羽が舞うように、自然と人間の共生をめざしその活動は続いています。クララを食べ栄養を満たした幼虫は羽化するまで土の中に、来年の春を待ちます。
■6/25;絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミを安曇野市の天然記念物に指定したことを記念するシンポジウム「草原の青い星・オオルリシジミのいまとこれから」が「豊科公民館」で開かれた。
保護活動や研究に携わる6人がパネルディスカッション形式でこれまでの歩みや展望を語り、約80人が聞き入った。信大の中村寛志名誉教授がコーディネーターとなり、パネリスト5人がそれぞれの立場からオオルリシジミについて話した。
安曇野オオルリシジミ保護対策会議の代表は、保護活動について「組織を複数の団体でつくる協議会方式にしたことで、それぞれが自主的に活動してくれている」と。関学大教育学部助教の江田慧子さんは自身が研究する、オオルリシジミを
通した環境教育の手法を紹介。岩原の自然と文化を守り育てる会は「オオルリシジミが、次代を担う子供たちが安曇野に誇りを持って成長する一助になれば」と。オオルリシジミは2022年3月、保存活用計画とセットで市天然記念物に指定。
シンポジウム会場では岩原の自然と文化を守り育てる会が幼虫の食草であるクララの苗などを無料配布した。
■2023.5/28-5/29;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で、環境省が絶滅危惧種に指定している希少なチョウ「オオルリシジミ」の自然観察会が開かれた。
公園によると、5/11;園内でオオルリシジミが舞うのを今シーズン初めて確認。全長3-4cmで表の瑠璃色の羽が特徴。ヒラヒラと羽を震わせて飛び回ったり、幼虫の食草となるクララの葉にとまって羽を休めたりしています。
かわいらしい姿で来園者を癒やしています。クララの花芽を見ると、卵が産みつけられています。オオルリシジミは安曇野など県内の一部に生息。1995年に「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」が発足。公園内の保護区造成や
クララの育成、天敵の研究などを進めて生息域拡大につなげた。2022年3月には安曇野市天然記念物指定。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミが舞い始めた。
5/21;田園文化ゾーンで「わくわく自然観察会」が開かれ、参加者が瑠璃色の美しい羽を写真に収めたり、公園職員らの解説を聞いたりして生態に親しんだ。オオルリシジミの幼虫の唯一の食草・クララが植えられている池の周りで観察会を開いた。
保護活動に携わる関西学院大教育学部助教の江田慧子さんが雌雄の見分け方などを説明。小雨が降っていて飛ぶ様子はあまり見られなかったが、クララなどにじっと止まったオオルリシジミに近づくことができ、参加者は熱心に観察しながら説明に
聞き入っていた。虫が好きで、オオルリシジミをモチーフにしたアクセサリーを手掛けるハンドメイド作家は「シジミチョウ特有の触角のしま模様や、羽の複雑な青色がきれい。やっと見られた」と感動。国営アルプスあづみの公園は地元専門家や
関係団体でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」の一員で園内には保護区あり。採集禁止。例年6/上まで見られます。
■国交大臣が優れた地域活動を表彰する2021年度の「手づくり郷土賞」の一般部門で、安曇野でチョウのオオルリシジミの保護活動をする「岩原の自然と文化を守り育てる会」が選ばれた。
5/12;安曇野市役所で認定証の伝達式があった。育てる会は2014年に堀金烏川岩原地区の住民有志で発足。地域での学習会やオオルリシジミの幼虫の食草となるクララの植栽などを展開。クララの苗を地区外の市民にも配布し、
地域全体に活動が広まっていることなどが評価された。代表は「全国的な評価をいただいて光栄。保護活動や地域づくりへのエネルギーに変えていきたい」と。郷土賞は1986年度に始まり36回目。2021年度は全国から応募のあった27件の
うち一般部門に12件が選ばれた。
■安曇野市文化財保護審議会は、市内に生息するチョウ・オオルリシジミの本州亜種を「安曇野のオオルリシジミ」として市天然記念物に指定するよう市教委に答申した。
市教委定例会を経て3/中に指定される見通し。オオルリシジミは体長3-4cm、表の瑠璃色の羽が特徴。成虫は5/中に発生し、6月にかけてマメ科の多年草クララに産卵する。本州亜種はかつて東北や関東にも分布していたが、現在は安曇野など
県内の一部のみに生息。環境省のレッドリストでは絶滅危惧種。市では1995年に官民連携の「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」が発足。国営アルプスあづみの公園内の保護区造成やクララの育成、採集自粛の啓発、天敵の研究などを
進めて生息域の拡大につなげた。市は指定に合わせて保存活用計画を策定する方針で、生息できる自然環境保護の市民意識向上につなげる。保護対策会議は「指定をうれしく思う。計画は単なる種の保存ではなく、生育環境を守ることにつながる」と。
審議会長は「安曇野の環境保全のシンボルのようなものになれば」と。安曇野市では動物種の指定は初めて。市指定文化財は158件、うち天然記念物28件。
■2022.安曇野市教育委員会は近く、絶滅危惧種のチョウ「オオルリシジミ」を市天然記念物に指定する。
3/11;市文化財保護審議会が市教委に指定するよう答申した。動物の種の指定は初めてで、種を守りつつ活用するための規約などを定めた「保存活用計画」とセットで指定し、生息環境そのものの保全も図る。オオルリシジミは草地に
生息し、幼虫はかつてあぜなどに植えられていたクララが食草。1994年に市内で再発見され、1995年に始まった保護活動には、地元専門家でつくる保護対策会議や生息地の堀金烏川岩原地区の住民、国営アルプスあづみの公園などが
連携して取り組んできた。審議会の会長は「保護策が一定の成果を上げている。市の環境保全のシンボル的存在になる」と。岩原区住民としても保護に携わっており「感慨深い。今後の励みになる」と喜んだ。動物種が保存活用計画と
セットで指定されるのは珍しく、保護対策会議代表は「生息環境を市民と共に作り上げていくとうたっている。全国的にも面白い事例になる」と。答申は市教委3月定例会で審議され、2021年度中に告示・指定となる見込み。
■堀金烏川岩原で絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミの保護活動に取り組む住民有志の「岩原の自然と文化を守り育てる会」が国交省の「手づくり郷土賞」を受賞した。
地域資源を活用して魅力ある地域づくりに取り組む団体に贈られる賞で、代表は「私たちがこれまでコツコツやってきたことを評価してもらえてうれしい」と。2021年度の手づくり郷土賞には全国から30件の応募があり、有識者でつくる
選定委員会が活動内容や成果などを審査して、13団体を選出。育てる会は初めて受賞する団体が対象の「一般部門」で受賞。2021年12/f18;東京で開かれた受賞記念発表会に出席し、活動内容をプレゼンテーションした。岩原地区での保護活動は
1995年に始まり、地元専門家でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」や国営アルプスあづみの公園など各団体が連携して取り組んでいる。育てる会は地元住民の立場で活動に携わる団体として2014年に発足、学習会や乱獲防止の
パトロール、幼虫の食草となるクララの苗の配布会などを行ってきた。近年は公園内のオオルリシジミの保護区外でも繁殖が確認され、地区外にも生息域が拡大している。区民を中心に約60人が所属し、保護活動だけでなく地元の歴史や文化財、
自然などを発信する活動に精力的に取り組んできた。代表は「自分たちができることをできる範囲でやっている。最終的に地域づくりにつながれば」と。
■堀金烏川岩原地区を中心に保護活動が行われている絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミの生息域が、地区内で広がっている。
住民有志でつくる「岩原の自然と文化を守り育てる会」が取り組んでいる、幼虫の食草・クララの植栽活動が実を結び、2020年は地区内の10地点でオオルリシジミの目撃情報があった。2020年6月にはクララの苗の大規模な配布会も開催し、
生息域のさらなる拡大が期待される。保護活動は1995年に始まり、地元の専門家でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」や住民有志、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)など各団体が連携して取り組んでいる。
公園内に保護区があり、隣接する岩原地区でも、2019年頃からオオルリシジミの卵が確認されるようになった。日本自然保護協会の調査によると岩原地区では2020年、10ヶ所で32件の確実な目撃情報があった。これまで幼虫が確認されて
いなかった地点に卵が産み付けられているのも見つかった。「守り育てる会」の代表で、自宅でクララを育てる百瀬新治さんは「2020年は家の周りに30匹はいた。岩原全体では50匹を超えていたと思う」と。2020年の配布会では、苗を
受け取った人の自宅を記録した。協会のまとめによると、苗が植えられていれば新たに市内約300ヶ所にクララの植栽範囲が広がっているといい、保護活動に携わる中村寛志・信大名誉教授は「クララの成長に時間はかかるが、分布拡大が
期待できる」と。百瀬さんは「今後はオオルリシジミを含む多様な生物が共生できる草原のような拠点を増やしていきたい」と。「市内にはほかにもたくさんの絶滅危惧種がいる。オオルリシジミが興味を持つきっかけになれば」と。
■豊科田沢の「豊科東小」は取り組んできた「ジャコウアゲハ救出大作戦」の成果をまとめ、安曇野市役所ロビーで展示。
市のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているジャコウアゲハを守るため、広く市民に知ってもらおうと工夫した展示。学校近くの犀川堤防に、ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサの自生地があることを、市教育委員会から
教わって「救出大作戦」をスタート。堤防の調査をして外来種のオオキンケイギクを駆除したり、学校の中庭にウマノスズクサの畑を作ったりして学びを深めた。幼虫も飼育して7/初には無事に羽化させた。展示では学習の経過を写真と
文章でまとめたほか、紙で模型を作ったり、生態を漫画にしたりと、児童が自分の特技を生かしてジャコウアゲハについて紹介している。
■安曇野で森のクラフト巡り。緑あふれる季節に訪れたい安曇野。北アや雄大な山々とのどかな田園風景が広がる。森林浴が気持ちいい林道。自転車や車で巡れば移動範囲も広がって旅の楽しみも爽快感も高まる。クラフト巡り。安曇野には 豊かな自然の中で暮らしながら創作活動に励む作り手がたくさんいます。手仕事で仕上げられた陶器、木工品、服飾雑貨などはあたたかみがあって長く大切にしたくなる。周辺には焼き菓子、パンといったハンドメイドにこだわる店も増加中。 地元で人気のカフェやそば店にも立ち寄って、高原の旅を満喫しよう。器や木工、皮小物に服など、多くの作り手たちが暮らし、手仕事が日常に根付いている安曇野。特に穂高有明の高原地帯にはかわいいクラフトに出会えるショップが集中している。 サイクリングやドライブをしながら工房やお店を巡って心潤うひとときを過ごしてみませんか?
■三郷小倉室山で安曇野市が官民連携で取り組んでいる「里山再生計画の活動プロジェクト」はヒノキの植林活動をした。
三郷西部認定こども園の園舎建て替えで使う80年生のヒノキを伐採した市有林に苗を植え、先人たちから受け継いだヒノキの森を未来につないだ。小倉の住民やさとぷろなど約30人が苗22本を、こども園卒園児と家族の約40人が苗23本を植えた。
参加者たちは室山の歴史や森について学んだ後、くわで穴を掘って苗を植え、識別用のテープに名前を書いて苗に巻き付けた。園舎建て替えで使うヒノキは、1941年に旧小倉小の児童が記念に植林した。当時植えた住民が参加したほか、
室山のヒノキの森が世代をつないでいる。
■明科東川手の筑北村境に平安時代に活躍した武将・坂上田村麻呂が鬼退治をしたという「紅葉鬼神伝説」に由来する集落や史跡が点在する。
鬼の頭と尾を埋めた「鬼首大明神」がある柏尾集落の出身者有志が社殿脇に伝説を紹介する案内看板を設置。集落の過疎化と出身者の高齢化が進む中、伝説を後世に伝えたいと願う。看板は縦1m,横2mの金属製で、大明神の由来と周辺の地図が掲載。
明科町史などによると、筑北村境の物見岩に「紅葉鬼神」が住み着き、田畑を荒らしたり人をさらったりする悪事を働いていた。朝廷が派遣した坂上田村麻呂が岩州の肘かけ岩からかぶら矢を射て退治した。鬼は死んでも生き返るとされ、
切り刻んで別々の場所に葬った。周辺集落はこの伝説にちなんで名付けられている。由来は諸説あるが、矢を作った場所が「矢本」、矢が越えた地点が「矢越」、鬼が泣く泣く逃げたという場所が「名九鬼」など。鬼の頭と尾を埋めたという柏尾は
「頭尾」が転じたとされている。柏尾周辺では年に何回か散策イベントあり。旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道が近くを通っているため、イベント以外で歩く人も多い。「この地を訪れる人たちに看板を見て伝説を知ってもらいたい。子孫にルーツを
残したい」と。
■筑北村とJR東日本長野支社は、篠ノ井線の西条(筑北)-明科(安曇野)駅間の旧線の廃線跡について、観光への活用を模索。
安曇野側は約6km区間が「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道」としてすでに整備済みだが、トンネルが中心となる筑北側の西条駅〜第2白坂TN間の約3.8kmは未整備。筑北側の整備に道筋がつけば、安曇野側と合わせて一体的な観光利用が期待できる。
JRによると、旧線は1902年〜1988年に使われた。新線移行後に筑北村が管理する廃トンネルは、小仁熊(365m)と第1白坂(45m)、安曇野市境の第2白坂(2094m)。安曇野側のトンネルは漆久保(53m)、三五山(125m)と短い。村によると、2022年12月に
JR長野支社から観光活用の相談があり、両者は3月以降、現地調査を進めている。各トンネルはレンガ造りで保存状態は良好だが、長大な第2白坂トンネルにはたくさんのコウモリが生息する。事故が起きた際の緊急連絡・救助体制も課題。
ただ、将来的に整備が実現すれば、明科か西条の駅近くにマイカーなどを駐車し、廃線敷を約10km歩いて電車で出発地に戻るという理想的なハイキングコースが生まれる。現状を生かして村内の短距離コースの開拓、JR・安曇野市と連携した企画を
模索していく。2023.7/7;筑北村側を実地踏査した村長は「先人の努力が結晶化した歴史遺産。何らかの活用ができれば」と。
■安曇野で里山整備に取り組むボランティア団体「あづみの樹楽会」は、明科東川手の「天田山神宮」周辺で植樹した桜の手入れをした。
やぶに埋もれていた神社や参道は樹楽会が3年前に整備を始めた。かつての景観を取り戻しつつある。会員らは満開の桜と青空、北アの絶景に癒やされながら作業を楽しんだ。神社は天田山の山頂付近にある。斜面にはソメイヨシノや
ヤマザクラの古木が植わっていて以前は桜の名所でもあった。樹楽会によると20年前から氏子もなく、荒れたままになっていた。空が見えたのは林道の真上だけで、やぶに紛れて桜の存在も分からないほどだったという。樹楽会が地権者の
承諾を得てやぶを刈り払い、新たにエドヒガンとオオヤマザクラの苗を30本植えた。参道にはベンチを置き、正月には社殿内の清掃も行っている。会長は「桜があって、北アルプスが一望できる場所があることを知ってもらいたい。
憩いの場として使ってもらえたら」と。この日は、会員とサポーターの12人が参加。シカの食害から桜の苗を守る柵を手入れしたり低木を刈り払ったりと汗を流し、作業の合間には会員手作りの桜餅を食べながら花見を楽しんだ。
里山整備に当たっては、相続されずに地権者が不明になっている山林もあり、活動の障害となっている。
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)は、失われつつある安曇野の田園風景を保全のために復元し、その景観に触れることができる。
四季折々の安曇野の自然が楽しめ、常念岳を見ながらピクニックやスポーツが楽しめる。田園風景や山岳景観を楽しむ田園文化ゾーンでは、安曇野地域の田園風景や常念岳を中心とする北アの山岳景観を楽しみ、豊かな水と大地が
育んだ文化に触れられる。また、安曇野の懐かしい里山風景を再現した里山文化ゾーンでは、安曇野に伝わる懐かしい里山風景の中で、人の生業のなかで育まれてきた生き物の保全、技術・文化などを体験できる。散策トレイルコース、
ネイチャークラフト、そば打ちなど、通年から季節限定まで多彩な体験プログラムを用意。感染状況でイベント等は中止・制限あり。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「里山文化ゾーン」のビオトープが観察会などで活用。
希少な水生昆虫や両生類の繁殖の場になるなど、生き物たちが多く集まるエリアとして、市民と協力しながら、今後も保全に力を入れていく。里山文化ゾーンの岩原口近くにある荒れた湿地をなんとかしようと、公園スタッフが2020年春から、
水を循環させるための溝や池を掘るなど手作業で整備を始めた。市民参加の観察会では、安曇野市版レッドデータブックで絶滅危惧T種に分類されているクロゲンゴロウの成虫が、市内では約90年ぶりに発見されるなど、ビオトープの効果が
確認された。2021年から本格的な造成が行われ、長辺20m×短辺9mの広さに拡幅、水路や排水口も整備。安曇野市主催の観察会や小学校などビオトープを利用する団体も大幅に増えている。ゲンゴロウやトンボなど20種類を超える昆虫と、
イモリやドジョウなどの生き物が確認。今後は池の周りに設置する看板やベンチなどの製作を、一般の参加を呼び掛ける形で計画。市民にビオトープに親しみを持ってもらうための取り組みで、生き物が少ない季節のイベントを工夫していく。
「生き物たちがより住みやすい環境になるように整備を進めていく。生き物好きな市民に、季節ごとに遊びに来てもらえる場所になれば」と。
■2021.4/29;穂高有明の「安曇野ビンサンチ美術館」は、ARと豊かな自然を合わせて楽しむ美術館としてリニューアルオープン。
広々とした庭に展示されたCGにスマホなどの端末のカメラをかざすと、端末に映る絵が飛び出したり動いたりする。北山敏館長は「子供から大人まで楽しんでもらえると思う」と。約2300uの庭に、北山館長と妻・早苗さんの作品約150点が展示。
うち約30点がAR作品で、来館者が自身の端末に専用のアプリケーションをダウンロードして鑑賞する。カメラを通して見ると絵のフクロウが羽ばたきながら飛び出してきたり、光学顕微鏡で見えるミクロの世界を切り取った幻想的な作品が
映像になったりする。作品との距離や角度によって見える映像も変化し、「周囲の自然と組み合わせるなど見る人が自由に楽しめる。従来の作品に新たな価値が生まれた」と北山館長。写真撮影やSNSへの投稿も自由。同館は2020年、
新型コロナウイルスの影響で丸1年休館した。北山館長はこの期間を利用して以前から興味があったAR技術に挑戦し、感染対策として屋外を広々と使った展示にした。早苗さんは庭の整備に取り組み、50種ほどの樹木に説明文を設置。
「安曇野にどんな木が生えているか知ってもらえれば」と。(10:00-16:00.\500/大人,\200/小中生)。開館日は金/土/日、4/29-5/5;毎日開館。
(問)安曇野ビンサンチ美術館 TEL 0263-83-5983
■2021.4/29;穂高有明の「安曇野ビンサンチ美術館」は、現実の空間にコンピューターの映像を重ね合わせるARを活用した「AR美術館」としてリニューアルオープンする。
絵画に描かれたフクロウが飛び出したり、背景の空が夕焼けから夜に変わるなど、携帯端末を通して新しい感覚で作品鑑賞を楽しめる。美術館は館長の北山敏さんと妻早苗さんの個人美術館。北山さんはコーヒーやワイン、樹液などを
顕微鏡で拡大して写した写真や、スキャナーで読み取った落ち葉などを素材に絵画を描き、1970年代から海外の芸術祭などに出品してきた。早苗さんは動物などをモチーフにした刺しゅうを手掛ける。美術館では2300uの敷地内に、
2人の作品計150点展示。感染拡大を受けて2020年は休館。この間、北山さんは新しい表現を模索してARの研究を重ねてきたという。海外の専用ソフトを使って、絵画や安曇野の風景写真をAR用に編集。専用アプリをダウンロードした
スマホを使って見れば、描かれた動物などが画面上に飛び出てくる仕組み。収蔵する150点のうち30点をARで鑑賞できる。縦1m、横2mの絵画「ふくろう夢に向かって」は、夕暮れ時の林からフクロウが飛び立つ姿を描いた作品。
スキャナーで読み取ったコナラの葉でフクロウを描き、オーロラのような色合いの樹液をくわえて羽ばたく構図で和紙に印刷した。専用アプリを通して見ると、フクロウがこちらに向かって飛び出てくるように見える。北山さんは
「自然と触れ合いながら作品を楽しんでほしい」と。美術館は4/29-5/5;毎日開館、その後は金/土/日曜のみ。開館日は北山さん夫妻が作品を解説し、安曇野の自然を生かした庭を巡ることができる。
(入館料;\500/高校生以上,\200/小中生)
(問安曇野ビンサンチ美術館 TEL 0263-83-4983
■穂高の森の中に、ガラスのはんこ作り体験を基本にしながら、キャンプやハンモックなどアウトドア体験もできる異色の工房がある。
30年前に移住した浜石良治さんが営む「遊び心」の工房で、2021年5月にOPEN。受け入れる体験客は2H1組に絞り、家族連れらにぜいたくな時間を提供。2020年まで諏訪の「SUWAガラスの里」に16年間工房を構えていたが、団体客の減少による
従来型大型観光施設の衰退や、感染拡大による来店客の減少を受けて撤退。穂高の「安曇野アートヒルズミュージアム」と、20年前にガラスはんこの体験システムを共同開発した実績もある。ガラスの里の工房では、モノを売るより思い出づくりを
主眼に置いた「思い出観光」を実践。現在の工房は自宅の敷地にあり、新しい体験を提供しようと、あずまやとテントで作業場とくつろぎのスペースを設けた。森の中で新鮮な空気に包まれながら作業でき、秋はたき火体験もできる。荒天時や
冬季は自宅内のまきストーブ前の工房で体験ができる。
■穂高有明の「征矢野久水彩館」は、征矢野久さんが四季折々の安曇野や、国内外の風景を描いた水彩画、約60点を常設する美術館で、2018年開館した。
(19:30-16:30,\500/入場料,火/水曜定休)
(問)征矢野久水彩館 TEL 0263-87-0107
■穂高の「大熊美術館」で、17世紀に流行した感染症「ペスト」対策として防護服とマスク姿の医師の姿の挿絵が入った書籍を展示。
デンマーク王室御用達の「ロイヤルコペンハーゲン」の製品を紹介する大熊美術館。ロイヤルコペンハーゲンのコバルトブルーのクリスマスプレートなどを展示。他にアンデルセンの初版本、19世紀の植物画ディナープレートもある。
科学的な精密さと芸術性を併せ持つデンマークの植物図鑑「フローラ ダニカ」の図版と世界一豪華なディナーセット「フローラダニカ」。関連する書籍で、館長の大熊智恵子さんは「ペストの流行が収束したように新型コロナも
収束する」との願いを込めた。(9:00-17:00,毎火/水定休,\800/大人,\500/小中生)
(問)大熊美術館 TEL 0263-83-6993
■2023.4/29;穂高の絵本美術館「森のおうち」では、酒井倫子館長が退任、名誉館長に就く。
1994年開館以来、運営を共に担ってきた長女が新館長に就任。新型コロナ禍で環境が一変する中、絵本文化継承へ、運営体制の若返りを図る。カフェやショップ、図書室を備えた美術館にコテージを併設し、宿泊、ウエディング事業を
手掛ける「森のおうち」は酒井館長が引き続き代表権を持つ。来館者数が年1万人減少し、CFで経営支援を訴えたのは2022年春。目標額800円を上回る運営資金を調達。「支援に対する最大の恩返しは館の永続」。同館は、絵本表現の芸術性を
伝える国内外の原画を展示。年4〜5回の企画展で人気作家の組み入れを強化。館長が語り手としても実績を重ねてきた「朗読教室」「宮沢賢治教室」、「森のおうちおはなしの会」の同好会活動は継続して行う。学芸員による講座
「子育て絵本サロン」を新設しファン層拡大を図る。収益の柱だったウエディング事業は屋外で記念撮影をする「ロケーションフォト」に移行するなど時代の価値観に即し事業を再構築する。
4/29;開館記念日は画家で絵本作家いせひでこさんら館運営を支えた文化人を迎え、シンポジウムを催す。「開館以来紡がれた信頼の根、創造性や夢、生きる力を育む絵本文化を絶やさない」。
■2023.4/18;「豊科近代美術館」の運営を支える支援する「豊科近代美術館友の会」が解散。
1992年発足から31年間の歴史に幕を下ろした。会員の高齢化と減少が進む中、美術館の耐震改修工事で活動に影響が出るため、一度リセットしてあり方を見直す。美術館は1年かけて新しい組織を模索する。友の会は美術館が開館した年に
会員42人で発足。一時は約250人まで増えたが、高齢化で現在は約100人まで減った。友の会は、研修旅行や読書会、彫像磨きや落ち葉掃きなどのボランティア、コンサート、絵画部による定例活動や展示、手仕事くらぶの講座、「友の会だより」や
会報の発行などを行ってきた。約500種類・1000本が植わっている「バラ園」の維持・管理にボランティアとして携わってきた。美術館を指定管理する「安曇野文化財団」は、「美術館と地域の親近感や密着度を高めることを頑張っていただいたのが
友の会」と会の尽力と功績をたたえた。会長は「美術館にとっても会員一人一人にとっても、新しい扉を開く記念するべき日になれば」と。バラ園の維持・管理は新たなボランティアの募集を予定。館長は「今までのものを生かしながら新しい
組織づくりをしたい」と。
■穂高有明の「絵本美術館・森のおうち」は、2022.4/20-5/31;CF募集を行ない、当初の目標額800万円を大幅に超える1400万円が集まり、酒井倫子館長は多くの支援に深く感謝して、同館の一層の充実に向け決意を新たにしている。
森のおうちは長引くコロナ渦で利用客が激減、インターネット上で運営資金を募ることにした。GW明けの5/9;目標額800万円、5/15;最終目標額である1000万円も達成、その後も次々と支援が寄せられた。CFサイトには、いせひでこさんを
はじめとする多くの絵本作家が応援メッセージを寄せた。一般支援者の「結婚式を挙げた大切な場所」「絵本文化のともしびを絶やさないで」といった温かなコメントも書き込まれた。地元市民からの寄付や問合せも増え、館長らの知人の
口コミもあって支援の輪が広がり、500人を超える人々が協力した。集まった資金は、約2割の手数料を運営会社に支払った後、建物の修繕などに充てる。館長は「信じられない思い、館を存続させるエネルギーをいただいた。希望を持てる
ような良質な絵本を紹介していく責任も感じている」と。
■穂高有明の「絵本美術館・森のおうち」は、厳しい経営状況を建て直すため、インターネット上で資金を募るCFを始めた。
感染拡大で来館者の減少が続く中、「児童文化の灯を消したくない」と支援を呼び掛けている。森のおうちは1994年4月、酒井館長が私財を投じて開館。創立29周年。美術館を中核に、コテージやカフェを経営し結婚式も手掛けている。
展示会は宮沢賢治の作品など児童書や絵本は8000冊。絵本1冊分の原画を丸ごと紹介し、読み聞かせのイベントや教室を開くなどして、良質な絵本文化の発信に努めてきた。しかし、新型コロナの影響で利用客が激減、オンラインショップで
年間パスポートを販売するなど工夫してきたが、実益は以前の3割程度と厳しい状況が続いている。建物の改修さえもままならぬ中、CFでの資金集めに踏み切った。ゆかりの作家や出版社などから支援が寄せられているという。館長は
「一つ一つの応援に、感謝してもし尽くせない。児童文学は大人にも生きる力をくれる。なんとか館を存続させたい」と。目標額は800万円で締切は5/31。「お気持ちコース」(返礼品なし)\5000から18コース、寄付の金額に応じて
オリジナルグッズや作者のサイン入り絵本の返礼品。(目標額;800万円,支援額;667万円(5/7),支援者167人)
※児童文化を発信し続けてきた「絵本美術館」を未来に向けて存続させたい
(問)絵本美術館&森のおうち TEL 0263-83-5670
■穂高の「碌山美術館」はれんが造りで教会風の建物が「安曇野のシンボル」
その玄関アーチに掲げられた照明器具のランタンを見上げる人は少なく、ランタンを寄贈したのが財界人の渋沢敬三ということもあまり知られていない。敬三は「日本資本主義の父」とされる渋沢栄一の孫。1958年に開館した碌山美術館の
学芸員によると、敬三がランタンを寄贈したことは館の記録にある。ただ、それを知っているのは「館の関係者と職員くらいではないか」という。敬三は館の設立に当たって寄付集めや建設業者の選定に尽力し、開館後、館の顧問に就いた。
敬三は、栄一が先妻・千代との間にもうけた篤二の長男で、父親が廃嫡されたため栄一の後継者となって金融界に入り、日銀総裁や、S20年10月発足の幣原喜重郎内閣で大蔵大臣を務めた。一方で、民俗学の分野をはじめ文化人や文化支援者の
顔も持つ。荻原碌山の顕彰に努め、美術館建設に情熱を注いだ彫刻家・笹村草家人が、親交のあった敬三に助言を求めた。企業から高額の寄付が得られたり、清水建設に低予算で工事を請け負ってもらえたりと、敬三の口利きがものをいった。
笹村には肖像彫刻の「最後の渋沢敬三先生」がある。「臼井吉見文学館」の平沢重人館長が、このほど「臼井と碌山」をテーマに市文書館で講演し、その中で敬三のランタンを紹介した。NHK大河ドラマや新1万円札の肖像などで渋沢栄一が
脚光を浴びるなか、平沢館長は「地元の人たちが碌山美術館にあらためて足を運び、碌山の芸術や、多くの人から応援された人柄や生き方に触れてもらえたらうれしい」と。
■日本近代彫刻の先駆け、荻原碌山の作品を展示する穂高「碌山美術館」は11月からCFで集めた資金を利用して修繕工事に入る。
「碌山館」(約110u)は国の登録有形文化財。1958年開館から64年たち老朽化が目立っていた。資金が課題だったが目標の3倍以上の寄付が集まり、由緒ある建物と貴重な収蔵品を守るめどがたった。碌山館は壁はレンガ、屋根は瓦ぶきで、
屋根上の尖塔が印象的で昔から安曇野のシンボル。側面は上部が丸いアーチ型の窓が横に並ぶ。キリスト教の洗礼を受けていた碌山のため、教会風のデザインが採用。設計者は日本を代表する建築家の今井兼次。自身もキリスト教徒で、
早大で教授を務め、多数の建築家を育てた。作品には燕岳に建つ山小屋「燕山荘本館」、長崎の「日本二十六聖人記念館」などが知られる。碌山館の傷みは、雨漏りのほか、外装のレンガや屋根の縁のコンクリートの亀裂、ドアの色あせもある。
見積りは修繕費500万円。これに諸経費などを足して700万円をCFの目標にした。7/15;CFを開始すると、碌山美術館に愛着を持つ人らから寄付が相次ぎ、8/31;締切までに1088人から3.3倍の2370万円が集まった。収入を支えてきた入館者は
新型コロナの影響で、感染拡大前だった2019年の約2.7万人から、2021年は約1.5万人に減り、2022年も同程度か上向いてもわずかの予測。そのためCFに頼った。工事は11/8から1ヶ月を予定。予想以上の資金が集まったため、碌山と親交が
あった高村光太郎らの作品を集めた第1展示棟(1982年開館,約160u)の床なども直すことにした。学芸員は「応援コメントもたくさんいただいた。その気持ちに寄り添い、残りは来館者が喜ぶ形で有効活用したい」と。設計者の今井兼次は、
碌山館の設計前、現地を訪れた時の感慨を雑誌に書いている。「雪降りしきる中に背後にある常念岳の厳しい山肌を間近に見て、その環境下に置かれるであろう建築の将来についてあれこれと思いめぐらした」。さらに「碌山先生の精神的な
人間像を心に求めながら働いた。降雪の中に立ちつづける美術館への想念のみが、私の設計意図を最後まで導いてくれた」と。「碌山美術館誌」によると、太平洋戦争を挟んで地元に碌山顕彰の機運が高まり、「碌山美術館設立委員会」が
できた。建設資金は企業や団体、小中高生ら個人の寄付を中心に、30万人もの人から700万円以上を集めた。これに県と旧穂高町の補助金を足して総額は837万円になった。敷地は穂高中の土地660uの無償提供を受け、私有地545uを買い足した。
1957年に着工、穂高中の生徒がレンガや瓦の運搬などで協力。碌山の親族が保管していた作品を運び込み、碌山の49回忌に当たる1958.4/22;開館。今井は別の雑誌に「心の結集で建った碌山美術館」と題し、「資金といい、労力奉仕といい、
多数の人々の力の結集で出来たという点で最大の価値がある」と。学芸員は「設立当初から周囲の人々に支えられてきた美術館」と。
荻原碌山は1879〜1910年。東穂高村(現安曇野市)の農家に生まれ、本名は守衛。17歳に油絵に目覚め、21歳で渡米して絵画を学んだ。渡仏していた24歳の時、オーギュスト・ロダンの彫刻「考える人」に出会い感動。彫刻を志すようになった。
28歳で帰国し、東京で次々と制作。30歳で亡くなった。作品のうち「北條虎吉像」と「女」は国の重要文化財。
■2021.7/1;豊科南穂高の「安曇野の里」に農産物などを販売する「まちの駅 安曇野ベース」がOPEN。
中信の農産物や加工品、地酒を販売するほか、石窯焼きのピザを提供する飲食店、貸自転車も併設しており、安曇野の新たな観光拠点として期待される。塩尻で「道の駅小坂田公園」を経営していた薬師平リゾートが指定管理者として運営する。
安曇野の里で空きスペースとなっていた1Fの370uを5月から改修してきた。
■2021.7/1;豊科南穂高の「安曇野の里」に「まちの駅 安曇野BASE」がOPEN。
市の指定管理を受けた薬師平リゾートが物販・飲食部門の運営を担う。2年近く空き店舗となっていた観光拠点施設が、さまざまな立場の人が集い、情報を発信する「基地=BASE」として生まれ変わる。売店では、地元産の新鮮な農産物のほか、
県内の作家によるクラフト品、土産品を販売。特に安曇野・塩尻・松本のワインは約50種類と豊富。飲食店では、地元産の食材を多く使った石窯焼きのピザを中心に提供し、テークアウトにも対応。電動アシスト付スポーツ自転車のレンタル事業は、
東京五輪で日本代表のヘッドコーチを務める鈴木雷太さんが担当。今後は料理教室や、市内の南安曇農業高や穂高商高と連携した商品開発なども展開していく。地元で活動する住民団体とのイベントも検討。薬師平リゾートは、塩尻の道の駅
「小坂田公園」のレストラン棟の管理・運営を手掛けており、安曇野の里の指定管理期間は2026.3/31まで。永社長は、安曇野は観光地としても暮らす場所としても大きな魅力と可能性があると話し、「いろいろな人に足を運んでもらいたい。
わくわくできる場として情報を発信していく」と。〜6/30;プレオープン中。
■2021.11月〜;「あづみ野バザール」穂高神社店は種子島産の安納芋や紅はるかなどの焼き芋をテークアウトで販売。
芋のサイズ別に大中小で販売し、小は\200/100g。11/15まで焼き芋を購入した人には小1個をサービス。この2種のほかにもサツマイモの熟成に合わせて、焼き芋の種類が増えていく予定。「甘くてとろっとした食感のお好きな方には
小さいサイズを、ほくほくとした食感がお好きな方には大きいサイズの焼き芋をお薦めしています。熟成が始まる12後半から、さらに甘味が増します」と。あづみ野バザール穂高神社店は、2020.3/28;「穂高神社」境内の「御船会館」
(1F)にOPENしたお店で自家焙煎コーヒー、イタリアンジェラート、生菓子、地域の土産物、飾り細工などを販売。(10:00-17:00)
■穂高有明の「カフェ・心花舎」は、コロナ禍で売上げが落ち込む中で経営の柱にしようと、「穂高神社」の御船会館の一角にプリンの無人販売所を開設した。
松本で消費期限の短いスイーツの無人販売所は珍しいといい、地元産の牛乳と卵を使ったプリンを1セット(\1000/4個入)で販売。店舗はJR穂高駅からR147に向かう大通りに面し、多い日には20セット以上売れる好評ぶり。幅3m、奥行き2.5mの
店内にある業務用大型冷蔵庫にプリンが入っている。コーヒー味や期間限定のプリンもあり、好きな品を取り出し、店内の神棚の下に置かれたさい銭箱のような箱に現金を入れて持ち帰るシステム。ギョーザの無人販売所から着想を得た。
安曇野には野菜の無人販売所が多くあり、甘味の無人販売所も受け入れてもらいやすいのではないかと考えた。プリンは穂高有明の牛乳と平飼いの鶏の卵で作った、カフェで人気の品。10/中に試験運用を始め、11月から本格営業中。
24H営業のため早朝や深夜に訪れる人もおり、心花舎全体の売上げの約3割を占めている。オーナーは「先々にはプリンの食べ歩きのできるスポットにしていければ。自動販売機の導入も少し考えている」と。
■安曇野にはそばの名店「そば処常念」があったが一昨年閉店。
約40年間「そば処常念」として地元の方や観光客に愛されてきたそば店。お店の大黒柱の病とコロナ禍で2020.6月閉店。ここに新しい命を吹き込んだのは元店主の孫。穂高に160年前に建てられた古民家で、道祖神が描かれたくぐり戸を抜けると、
昔懐かしい空間が広がる。店主は「お蕎麦屋さんが閉まった閉店後とかに一人でここでぼーっと庭を眺めてたりしている時に、お店をやっていくのかもしれないなって、いつの間にか自然の流れでそうなった」と。2022年4月に「喫茶常念」開店。
2年前に閉店したことを知らない客が今でも訪れます。「全国からお蕎麦屋さんの時に全国からきてくれていたのでまだそば屋が閉まったことを知らない人たちが今だに沢山来てくださるんですけど、そば屋さんが終わって新しく開いたということは
すごくうれしいと言ってくれて」。大好きだった店の雰囲気はそばの店だった頃のままに、大きな時計や祖父が集めた鉄瓶などが並んでいます。喫茶となった今は古美術品のほかにリメイクされた古道具も。年配の人にとっては懐かしくそして
若い人たちにはアンティークでおしゃれな空間に変わった。コーヒー一杯でも一日中居られるような空間、そんな店を目指すという。喫茶店のメインはそば粉のガレット。祖父母の思いが詰まった店は孫に引き継がれ、新しい歴史が刻まれていく。
■北ア「燕岳」(標高2763m)の合戦尾根にある「合戦小屋」(標高2350m)では名物のスイカを販売中。
穂高中房温泉の中房登山口(標高1450m)から入山し、北ア三大急登と呼ばれる急な合戦尾根を登って約4H。合戦小屋は頂上までは2/3(あと約1.5H)の場所に建つ。合戦小屋は4/下-11/4営業、スイカは6/中-9/下に提供。6/中;新潟産のスイカ、
7月〜;波田産のスイカを使用。ピーク時には1日で35玉以上、1シーズンで1200玉以上のスイカが使用されるという。スイカなどの荷上げは合戦尾根にある1964年設置のケーブル(全長2km)を使う。1966年からスイカを販売開始した。スイカの他、
うどん・水などを販売。スイカはシャリッとした歯ごたえ、みずみずしくて冷たく甘いスイカで松本波田産。登山者の疲れを癒やし、頂上を目指す活力となる。(\600/2Lを16等分した1切れ)。合戦小屋テント場(3張,\2000/1人)
■穂高のR147沿いにある「穂高ショッピングセンタ・アミー」が2022年、大きく生まれ変わる。
敷地を東側に大きく広げ、造成後に建設する新棟には、市内第1号店となるスーパーのツルヤが出店予定。現店舗は建て替え、テナントも一新。穂高ショッピングセンタによると、現建物の東側にツルヤが入る棟、北側の駐車場にマツモトキヨシと
セリアの2店舗が入る棟を新設。建物は平屋で、床面積はツルヤが4382u、マツモトキヨシは818u、セリアは727u。現在は拡張工事が進められている。ユーパレットなどが入る現店舗は2766uの棟に建て替え、生活雑貨店が入るとみられる。
駐車台数は490台、店舗前に駐車スペースを集めるなど、より使いやすい駐車場となるように区画整備する。隣接するケーヨーデイツーは営業を続ける。アミーは1989年にオープン、現店舗の老朽化が進んでいた。穂高ショッピングセンタは
「地域密着のショッピングセンタとして33年間営業してきた。さらに20年後を見据え、地域の皆さんに支持される施設として、にぎわいを創出していきたい」と。新棟に入る店舗は2022年初夏のオープン予定。現店舗はテナントの立ち退き後に
建て替え工事を行い、店舗のオープンは2022年秋になる見通し。
■日本原産の「天蚕」
安曇野の穂高有明地区で盛んだった「天蚕」。淡い緑色の繭が有名。「緑の繭をつくるのは天蚕だけ」と市天蚕振興。桑ではなくクヌギの葉を主食とし、繭は一般的に知られる「家蚕」より大きい。担い手不足だが、生産技術は受け継がれてきている。
2023.4/1-11/5;9:00-17:00;「安曇野市天蚕センタ」開館。天蚕センタは1978年旧穂高町で天蚕飼育の復活、飼育、繰糸、機織り技術を後継者へ伝承するための拠点として建設。天蚕の歴史や生態、器具・資料、天蚕糸で織られた着物展示。天蚕工房では
安曇野天蚕工房では手機織りの実演、敷地内には見学者用飼育ハウスもあり、天蚕が見学できます。機織り機の見学や機織り体験あり(日時要確認)。国内では珍しい天蚕資料館。
天明年間時代(1781年)から穂高では天蚕の卵を採取し飼育を始め、最盛期のM20-M30年頃には年間800万粒の繭を生産し、天蚕飼育の黄金時代と呼ばれた。しかし、天蚕の病や大戦の影響により、1943年飼育が途絶えた。1973年穂高町の発案にて再開され、
1977年に天蚕センタが建設。現在は安曇野市天蚕振興会(1979年設立)が受け継いで管理・運営。天蚕センタでは、検温やアルコール消毒、換気の徹底などの感染対策を行っており、繊維のダイヤモンドとも呼ばれる「穂高天蚕糸」を見学してみてください。
ショップでは小物やストール、天蚕の繭を使った商品を販売。(9:00-17:00,月曜休館,入館無料)
4/15;9:00-17:00;天蚕センタで「高機織り体験」。機織り機で天蚕糸入りの120cmのショール作り。(定員;4名,\10000)
(問)安曇野市天蚕センタ(きらめく繭 安曇野市天蚕振興会) TEL 0263-83-3835
■5/28;天然の蚕「天蚕」の技術継承や生産に取り組んでいる安曇野市天蚕振興会は、穂高の「市天蚕センタ」で卵を和紙にのり付けする作業をした。
卵を和紙ごとクヌギの枝に取り付ける「山付け」のための準備で、会員とボランティアの約20人が伝統の作業に励んだ。直径1cmの穴が100個開いた専用の型枠を使い、柿渋とわらび粉で作ったのりを和紙に塗った後、卵をざらっと転がして
のりが付いた部分に平均で15粒貼り付けた。ボランティアで参加した女性は「虫の一生と糸作りが総合されている。天蚕は奥が深い」と。のり付けされた卵はこの後、飼育員によって穂高有明のクヌギ林で山付けされて4〜5日でふ化する。
幼虫はクヌギの葉を食べて脱皮を4回繰り返し、7月には糸を吐いて緑色の繭をつくる。天蚕の繭から取れた糸は「繊維のダイヤモンド」とも呼ばれている。天蚕の飼育に携わる振興会会員の高齢化が課題で、2022年の卵は約3万粒と例年より
2万粒ほど少ない。会長は「伝統産業を守りたいという志ある人がなかなか出てこない。天蚕をやってみたいという人がいれば声を掛けてほしい」と。
※穂高では1781年頃から天蚕飼育が開始。穂高山麓はクヌギ・ナラなどが群生し、多数の天蚕が生息していた。1801年頃から飼育林を設け、農家の副業として飼養を開始、1890頃から天蚕の全盛期と迎え、1898年頃は有明村の過半数の農家で
天蚕を飼育したという。天蚕の黄金時代には800万粒の繭が生産。その後衰退。1973年天蚕飼育再開。今でも「市天蚕センタ」では飼育・製品展示が行われています。
(問)天蚕センタ TEL 0263-83-3835
■安曇野の犀川を挟んで北アルプスに対峙している明科光のビュースポット「長峰山」(標高934m)
長峰山は川端康成や井上靖、東山魁夷が絶賛した眺めの展望が楽しめます。展望台からは、北アの大滝山・蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・東天井岳・大天井岳・燕岳・有明山・北燕岳・餓鬼岳・針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・
白馬三山まで一望できます。山頂は開けた草原で、明科町の1971年100年記念、長峰山林道開通、明科町商工会創立10周年で「歴史の塔」が建てられています。塔は高さ約10mの鉄製で「過去」「現代」「未来」を3つの輪を連結させた姿という。
2014年に更新した高さ13.5mの展望台。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流の扇状地には安曇野の田園風景が広がっています。春は桜、秋から冬は空気が澄んでいるため、美しい山容が見られます。
長峰山頂(934m)南には1995年7月にオープンした森林体験交流施設「天平の森」があります。
交流センタ(管理棟)、オートキャンプ場、コテージ、天文台。展望風呂は檜風呂で窓から北アが眺められます。内風呂で大きなガラス窓。お湯は安曇野のわさび田から湧き水を引き上げ、温泉成分を加えた人工温泉。(展望風呂;男女別内湯
(10:00-16:00/日帰り/\400,10:00-21:00;宿泊者無料)。天文台は400mm反射望遠鏡を設置、天文同好会が天体観測(毎週土曜)を行っています。4/下-10/末;オートキャンプ場(\210円/1人,オートサイト1区画:\4320円,オート:9区画,芝生)、
コテージ6棟。BBQハウス(10:00-16:00,要予約)、天文台(19:30-20:30,\220)、食堂(10:30-14:30,うどん・そば・定食など)。管理棟、売店、食堂、炊事棟、水洗トイレ、ランドリー、風呂、自販機などあり。12/中〜3/中休館。明科駅車15分
豊科田沢から光城山山頂への林道城山線(3.9km),明科中川手から長峰山山頂へ林道長峰線(6.7km)。林道は冬季閉鎖。他に明科から天平の森への登る細い林道あり。
(問)天平の森 TEL 0263-62-6235
■安曇野東部の「長峰山」を拠点に森林整備に取り組むNPO法人「森倶楽部21」は20年余にわたる活動をまとめた本「蝶と長峰山と私たちと〜手づくりの里山再生20年の記録〜」と、絵本「レモン色のチョウうまれたよ」を自費出版した。
手探りで始めた里山整備の記録を残すとともに、同じような活動に取り組んでいる団体の参考にしてほしいと。森倶楽部21は、地球温暖化防止への関心が高まる中、「信州気候フォーラム森林部会」を前身に、2000年5月に設立、長峰山の整備を
スタートさせた。「蝶と長峰山と...」には、山仕事に関しては素人だったメンバーたちが専門家らの助けを得ながら、試行錯誤で整備を進めた様子が詳細に記されている。蝶類生態研究者の故・浜栄一さんのアドバイスを受け、チョウを
里山整備の指標にした経緯もつづられている。整備が進むにつれ、当初は20種類程度しか確認できなかったチョウが、累計で80種類を超えるまでになった。レモン色のチョウうまれたよ」は、スジボソヤマキチョウの物語を美しい水彩画で
描いた絵本で、山を整備する大切さを分かりやすく伝えている。森倶楽部は子供たちに地元の里山について関心を深めてもらいたいと、2009年に発行したガイドブック「里山とともに」と合わせて計60冊を市内小中学校17校に寄贈した。
倶楽部の副理事長らが、安曇野市役所を訪れて教育長に本を手渡した。「里山はこのままでは荒廃の一途。活動を通じてわずかに感じられた明るい兆しを、子供たちをはじめ、多くの人に知ってほしい」と。「蝶と長峰山と...」(\1800)、
「レモン色のチョウうまれたよ」(\800)。
■2023.6/14;安曇野市は水郷で知られる明科に整備する東部アウトドア拠点の基本構想策定委員会を発足させた。
犀川をはじめとするウオーターフロントでカヌーやラフティングといったウオーターアクティビティーを中心としたアウトドアスポーツの拠点づくりを目指す。明科は2022年4月に国から一部過疎地域の指定を受け、過疎債も活用した
にぎわい創出と活性化が課題。恵まれた河川環境でのウオータースポーツやレジャーをはじめ、東山でパラグライダーなどスカイスポーツやトレッキングも楽しめる地域の特色に着目。これらの資源を最大限生かせ、観光誘客や市民交流にも
つながるアウトドア拠点を整備することにした。基本構想策定委は市政策部長を委員長に、市、国県、有識者、観光や商工、アウトドアの関係者ら15人で構成。アドバイザーに2000年シドニー五輪カヌースラローム日本代表の安藤太郎さん(松本)を
迎えた。水や里山など関係する団体から意見を聴く3つの分科会も置く。2024年3月までに策定する。第1回委員会で、事務局のコンサル会社が現状把握調査の結果を報告。国内屈指のカヌーコースがある龍門渕公園など水辺が候補地となる
アウトドア拠点整備について「水資源の豊かさ」「河川バリエーション」などが明科の「強み」とし、川のアウトドア拠点は他に少ないとして競合優位性も挙げた。安曇野市太田寛市長は「アウトドアの拠点、聖地としての安曇野市の振興と
明科の振興の二つを柱としたい」と。
■安曇野市は明科をアウトドア拠点整備構想
安曇野東部アウトドア拠点にどのような機能が必要かなどの方向性を盛り込む基本構想の策定に着手。6/中;太田寛市長を委員長とする策定委員会を立ち上げ、取り組みを本格化させる。明科で活動する各種団体や地域住民の意見を聞き、
市場調査などの結果も踏まえて2023年度内に策定予定。6/1;明科公民館で説明会を開き、基本構想策定に向けた今後の取り組みや日程を示した。ウオーターアクティビティを検討する「水」、里山で行うアウトドアについて話し合う「里山」、
地域住民らの意見を聞く「地域連携」の3つの分科会を組織する。各分科会のメンバーは地域で活動する個人・団体、有識者らで、地域連携についてはメンバーの一部を公募。コンサルティングを手掛ける企業がニーズや地域資源などの調査を
実施する。市は明科で活動する団体などへのヒアリングを始めており、分科会の意見にそれらの結果を加えて策定委員会で原案を取りまとめる。市民から広く意見を募るパブリックコメントも実施する計画。説明会には約30人が集まり、
安全にアウトドアを楽しむためのルール作りについて意見を述べたり、拠点の規模感を質問したりした。市政策経営課は「明科はアウトドア環境に恵まれた地域。地域に親しまれ、交流を生んで移住・定住にもつながる施設にしていきたい」と。
明科駅は新しい木造の駅舎ができ、木のぬくもりがする。明科駅前ではロータリなど工事中で新しく安曇野の東の玄関口となる。
2023.7/8,8/27,9/9;13:00-15:30;「明科公民館」で「アウトドア拠点整備基本構想地域連携WS」(締切;6/16)
明科にはウオータースポーツ、スカイスポーツ、トレッキングといったアウトドアの多くの資源があります。
・「龍門渕公園」の前川ではカヌー、五輪選手がカヌースラローム競技で練習できる常設コースあり。
・「犀川」ではラフティングボート、「万水川」から「犀川」ではクリアボートでの川下り。
・明科「長峰山」でのパラグライダー・ハングライダ。アルプススカイグランプリなどの大会が開かれた。
・旧国鉄「篠ノ井線」廃線敷でのトレッキング。明科駅〜白坂TN(約6km)のトレッキングコースあり。
・明科駅から「長峰山」(標高933m)へのトレッキング。雲龍寺コース(5.8km,1.5H)と長峰荘コース(2km,0.7H)の里山トレッキングコースあり。林道長峰線(6.7km,1.5H)と矢ノ沢山神社の林道(4km,1H)あり。
・犀川での渓流釣り・フィッシング。安曇野の渓流は、犀川水系では鹿島川、籠川、農具川からの高瀬川が明科で犀川に合流。乳川、芦間川、中房川、穂高川、烏川などの穂高川が明科で犀川に合流。梓川、奈良井川、薄川が松本で合流し、
犀川になる。明科は河川の水量が多く清流。ニジマスやヤマメ、イワナ、アユなどが放流され、ブラウントラウトやレインボートラウトが釣れることも。明科中手川には信州サーモンを養殖する県水産試験場あり。
■松本平・安曇野の犀川、奈良井川、女鳥羽川、田川、梓川、鹿島川の河原では、初夏になると「ニセアカシア」が盛んに咲き誇り、花の甘い香りが風に漂って香ってきます。ニセアカシアは北米原産の マメ科の落葉高木で明治の初めに渡来したとされます。ニセアカシアは白い鈴なりの美しい花をたくさん咲かせることから観賞用に植栽されたり、良質の蜜源となることから養蜂業にも大きく貢献しています。また、ニセアカシアの花を天ぷらに して食べます。最近では安曇野の農産物直売所でもニセアカシアの花や蜂蜜を販売しているのを見かけます。成長が早く砂防用に植えられた木ですが、野生化したケースが多い。近年はその旺盛な繁殖力によって急速に分布を拡大し、在来種に 大きな影響を与えるようになってきました。そのために駆除や管理が必要とされています。これまで植林されてきたニセアカシアは倒れやすいということから定期的に伐採や間伐されたり、在来種のナラやクリに植え替えらえています。 ニセアカシアは30年くらい経つと活力が落ちて腐朽し、根が弱くなります。豪雨になると河川敷で育った樹木が濁流に流され、河原に横になったり、橋の欄干に盛り上がったするニセアカシアの木も見られます。砂防用に植えられた木が 2次災害を起こすもとになるとは皮肉です。一方、ニセアカシアの蜜は量が豊富で糖度が高いことからハチミツに利用されています。国内2位の生産量を誇る信州でもニセアカシアは養蜂家にとっては重要な蜜源で、伐採には反対する姿勢を 見せています。
■2022.1/13;安曇野市は、経営移譲先となる民間事業者を募集していた宿泊施設の三郷小倉「ファインビュー室山」と、堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷」を事業者の応募がなかったと公表。両施設は現在、第3セクが指定管理者として運営し、 市は2021年度中に、所有する3セクの株式の多くを新たな株主となる民間の宿泊観光業者に譲渡し、経営を立て直してもらう方針だった。見直しは避けられない状況。市は、3セクのFV室山の360株と、ほりでーゆ〜の420株を、民間事業者に 1株5万円以上で売却するため、2021年7/30-12/10;経営権の移譲先となる宿泊観光業者を募集した。現地説明会には、FVに2社、ほりでーゆ〜に3社が参加したが、応募には至らなかった。説明会に参加した企業に市農林部が行った聞き取り調査 によると、FV室山は株式の譲渡価格に加え、施設を3セクに無償譲渡することから固定資産税の支払いなども必要となり、5000万円を超えるとみられる初期費用が応募の妨げになったと考えられる。ほりでーゆ〜四季の郷については、 キャンプ場などの付帯施設も含めて評価は高いものの、コロナ禍で宿泊施設経営の先行きが見通せないことが一因になったとみられる。応募があれば選定委員会を経て株式の譲渡先候補を決め、市議会3月定例会に株式譲渡案を上程する 計画だった。市農林部は「市と三セクの負担が少ない方法を考えたが応募はなかった。3月定例会で今後の方針を説明したい」と。
■安曇野市は、R4年度末をもって施設を第三者に譲渡する方針の宿泊施設「ほりでーゆ〜四季の郷」と「ファインビュー室山」について、どちらも指定管理者の第3セクタを譲渡先とする方針を固めた。
経営予測では譲渡しても7-8年後に資金繰りが行き詰まる見通しだが、筆頭株主の市が株式の一部を同業他社に譲渡し民間のノウハウを取り込めば経営が継続できる可能性が高い、と判断した。8/26;市議会で譲渡先を示した。
市の持ち株比率は三セク「ほりでーゆ〜」が84%、「ファインビュー室山」が75%。持ち株の約半分を宿泊業者に有償譲渡する。譲渡を引き受けた企業は市に代わって筆頭株主となり、経営ノウハウを持つ人材を経営陣に送り込んで
収益改善を図るシナリオを描く。市も全株式の1/3は保有し続け、経営の根本に関わる重要議題を扱う特別決議の阻止権を保持する。担当の農政課は「三セクをつくった市の責任として、両施設合わせて約100人いる従業員の雇用継続を
担保していきたい」と。ただ、今回の方針に感染拡大の影響は織り込まれていない。2021年度に行う株式の譲渡先の公募に対し、経営意欲のある企業から応募があるかどうかは見通せない。同課は「美しいロケーションや、周辺にある
キャンプ場などを考えれば、両施設ともポテンシャルはある」と。両施設の経営状況は、ほりでーゆ〜四季の郷が利用者減少で過去5年は赤字。ファインビュー室山は黒字だがこの先必要となる施設改修を負担しながらの経営は
厳しいとみられる。
■2021.7/1;穂高有明の「小岩岳旅館」の敷地内に「小岩岳温泉オートキャンプ場」がオープン。
オートサイト31区画と、日帰りで焼き肉が楽しめるBBQサイト5区画の計36区画。キャンプ場は安曇野で5ヶ所目、民間は初。小岩岳旅館と戸澤鉄筋工業が協力し、旅館内の森約3000uを切り開いてキャンプ場とした。オートサイトは1区画80u、
5区画はキャンピングカー用、6区画はバイク用の20u。キャンプ場の周囲はアカマツ林で、近くの沢から水を引いた小川や水遊び場、犬を放せるドッグランなどもある。子供たちが走り回れるように、サイト内と通路にはウッドチップを
敷き詰めた。新型コロナウイルスの影響で宿泊客が減少する中、屋外で自然と触れ合えるキャンプに着目。戸澤鉄筋工業は「一番の売りは自然のきれいさ。子供たちにいろいろな体験をして家ではできない思い出をたくさんつくってほしい」と。
料金は夏の繁忙期を除きオートサイトが\4500、バイクは\2500、BBQは\2000/日帰り。\500/大人,\300/小学生。\1000/BBQ(網炭)、肉は別料金
(問)戸澤鉄筋工業 TEL 0263-72-7304
■豊科南穂高の「レンタルカートサーキットあづみ野F1パーク」
パークは2007.4月にOPEN。2018.3月にコースリニューアルOPEN。全長415mカートコース。(9:00-20:00;平日;土曜,9:00-18:00;日曜)
(1ラウンド;ビギナー;\2300/初回,メンバー;\1700/2回目以降,1日フリーパス;\12000)
(問)Azumino F-1 Park TEL 0263-72-6801
■2020.12/31;穂高有明にあるガラス工芸の「安曇野アートヒルズミュージアム」が閉館。
山麓線沿いの観光主要施設の一つが、新型コロナウイルスの影響で約30年間の歴史に幕を下ろすことになった。施設を運営する東京アートなどによると、安曇野アートヒルズミュージアムは事業部の一つという位置付けで、これまでは
主力であるショッピングバッグの製造販売などのパッケージ事業の堅調な売上げに支えられてきた。しかし、新型コロナウイルスによりパッケージ事業が打撃を受け「苦渋の選択ではあるが、営業に区切りをつける必要が出た」と判断。
安曇野アートヒルズミュージアムは1991年に国内最大級のガラス工芸館「ガラスの丘・アートヒルズ」としてオープン。一時は年間の来館者が120万人を超えたが、その後は減少した。2006年に現在の名称に変更してリニューアルし、
アールヌーボーを代表するフランスのガラス工芸作家のエミール・ガレの作品を常設展示する美術館などを備えた。近年は40万人ほどで推移し、さらに2020年は新型コロナの影響で前年の6割ほどに落ち込んでいた。北ア山麓の美術館や
博物館でつくる安曇野アートライン推進協議会の構成団体にもなっている。敷地面積は9327u、本館に美術館やショップなど、別棟に食事どころなどを備えている。ガラス工芸作品の展示や販売の他、製作体験ができる施設として、
観光客を中心に人気を集めてきた。施設は東京アートが所有しており、閉館後の活用方法は決まっていないものの管理は続けるという。
■安曇野5地域の自然や歴史、文化をまとめた書籍「宝」シリーズの第3弾「豊科の宝」がこのほど発行された。
「明科の宝」(2020年),「穂高の宝」(2021年)に続く3冊目。豊科エリアの農業や商工業で栄えた地域性を多くの写真とともに分かりやすく解説。風土や歴史、近代化など全7章から成る。自然の章では、豊富な湧水群や、貴重な生き物たちの生息地と
なっている光城山周辺の紹介、田淵行男と千国安之輔の功績にも光を当てた。近世以降、街道沿いの宿場町として栄えた成相・新田の成り立ちや、明治末期から昭和初めにかけて発展した蚕種業が衰退した後、紡績工場の誘致により、戦後は
「企業城下町」として繁栄した歴史なども興味深い。最終章では工業団地開発や長野道I.C開設などで、商工業と流通の中心となっていく様子にも触れた。市文化課は「豊科は近現代の発展が著しい。明科、穂高と見比べながら、地域性の違いを
楽しんでみてほしい」と。B5判,フルカラー,185頁。3000部作成。豊科郷土博物館、穂高郷土資料館、貞享義民記念館、飯沼飛行士記念館、田淵行男記念館、文書館、穂高交流学習センタ・みらいなど各交流学習センタで無料配布。
※「豊科の宝」(PDF版)
※「穂高の宝」(PDF版)
※「明科の宝」(PDF版)
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2465
■北ア山麓に広がる紅紫色のレンゲソウ
稲の収穫後、秋に田んぼにレンゲの種をまき、春には花を咲かせます。れんげは空中の窒素を根に取りこんで貯め込み、稲が必要とする窒素成分を含んだ肥料となります。レンゲソウを田植え前に花ごと地面にすき込むと、土壌に力がついて、
稲がよく育ちます。レンゲ農法は1930-1960年代には至るところで行われていたが、その後、機械化による稲作の大規模化、化学肥料・農薬の普及、水稲栽培の早進化などにより栽培面積は1960年代から激減した。一時は田んぼの生物を
死滅させ、環境を破壊してしまった。近年はレンゲ農法が見直され、れんげ米を栽培する農家も見られます。れんげ草の花は蓮の花と似ていることから「連華草」となったと云われます。レンゲの花言葉は「心が和らぐ」「幸せ」。
安曇野や松川村、大町、松本梓川梓などではレンゲ田の復活プロジェクトが行われ、大町常盤では5/中「ときわレンゲ祭り」が行われ、レンゲ米の販売、凍りもち、おやき、草餅、れんげはちみつなどの特産品販売、ぬかくどでれんげ米を
炊いておにぎりの無料サービスなどがあった。須沼有機農産物生産組合がほ場にレンゲを植え、土と混ぜる昔ながらの農法でコメを生産。農家を中心に実行委員会を立ち上げ、レンゲ米の魅力をアピールする場としてイベントを開催している。
昔は堀金烏川扇町地区の「常念道祖神」近くの畑でも「常念の里れんげ祭り」を開催。また、北穂高の青木花見地区でも「安曇野穂高れんげ祭り」を開催。レンゲの花に囲まれ、家族連れらが初夏の休日を楽しんでいた。相撲や玉探しなどを楽しみ、
干し草で作った土俵では園児から小学生が熱の入った相撲の取組を繰り広げ、笑いと歓声が響き渡っていた。レンゲの花を編み遊びや押し花クラフト、女の子は花輪を髪に飾って喜んでいた。農耕馬による代かきをした田んぼでは子供たちが
泥んこになって歓声を上げていた。北穂高農業生産組合では高齢化などで耕作ができない農家の田圃を借りて、昔ながらのレンゲソウを堆肥にした有機農法で米作りが行われていた。レンゲ畑は1993頃年から地元住民が休耕田を利用して栽培を開始。
松川村川西の田んぼでは「馬羅尾高原れんげ祭」を開催。どろんこ綱引き大会、響岳太鼓演奏、馬車遊覧、福もなげ、フリーマーなどがありました。
■6/9;豊科田沢に家電量販店「ケーズデンキ安曇野店」がOPEN。
長野道・安曇野I.C北東に複合商業施設「あずみ野インターパーク」として整備が進み、スーパーが「原信」とコインランドリー「巴屋クリーニング」(5/28)、「ドコモショップ」(5/26)がOPENした。ホームファッション「ニトリ」(8/下)、
ホームセンタ「コメリ」などの建設も進んでいます。K'sデンキは売場面積は2300u、中信では松本の店舗に続く2店目。オープン記念のセールが始まり、家族連れなどがお目手当の品を買い求めていた。ケーズデンキ安曇野店は「安曇野で
新規出店ということで、地域に密着した店づくりをみんなで目指していきたい」と。(営業;9:30-19:30)
(問)安曇野店 TEL 0263-71-2730
■5/28;長野道・安曇野I.C近くにSC「あづみ野インターパーク」にスーパー「原信安曇野店」がOPENした。
新潟を中心に展開する原信の中信では初の店舗となり、初日は入店待ちの行列ができる混雑ぶり。売場面積は2267u。日本海の近海魚を中心に毎日30魚種を取りそろえ、生魚のほか焼き魚や煮魚なども提供。店内で焼き上げたピザやパン、
店内調理の種類豊富なサラダ、減塩を意識した自社開発「だし香る」製品などが特徴。原信は水産部門や総菜部門を強みに挙げつつ「われわれの得意とすることをより強化して地元にご奉仕できれば」と。(9:00-22:00,年中無休)
安曇野店は「南花見田開発」(安曇野)がデベロッパーとなるSCのあづみ野インターパークの中核店として出店。SCの敷地面積は64755u。今後、ホームセンターや家電量販店、飲食店なども相次ぎ出店する予定。
5/26;「ドコモショップ安曇野インター店」,5/28;コインランドリー「SunWashing安曇野インターパーク店」,6/9;家電「ケーズデンキ」,7/11;ホームセンタ「コメリ」,7/中;飲食店「牛角」,7/中;中華麺「三宝亭」,8/中;インテリア「ニトリ」
(問)原信安曇野店 TEL 0263-71-1525
■安曇野I.C近くの豊科田沢にSC「あずみ野インターパーク」(大型商業施設)が随時OPEN。
「長野道」安曇野I.C東100mの県道57「安曇野インター堀金線」沿い。長野道を挟んで反対側には「スワンガーデン安曇野」がある。店舗数:8店。運営は「南花見田開発」。敷地面積;64755u、建物面積:22244u、店舗面積18400u。駐車場(計P769)
5/26;「ドコモショップ安曇野インター店」(移転OPEN)(9:00-18:00;TEL 0263-71-5888,延床面積:594u)
5/28;スーパー「原信安曇野店」県内6店・中信初・安曇野初出店(9:00-22:00;TEL 0263-71-1525,店舗面積;2267u,P250)
5/28;コインランドリー「SunWashing安曇野インターパーク店」(延床面積;81u)
6/09;家電「ケーズデンキ」(9:00-19:30,TEL 0263-71-2730,延床面積;3026u)
7/11;ホームセンタ「コメリ」(7:00-21:00,延床面積;9955u,P200)
7/中;飲食店「牛角」(延床面積;133u)、7/中;中華麺「三宝亭」(延床面積;161u)
8/中;インテリア「ニトリ」(9:00-21:00;延床面積;5122u,P130)
■豊科の長野道安曇野I.C付近に新たな複合商業施設「あずみ野インターパーク」を造る計画が進んでいる。
地権者会の法人と松本市の設計会社が共同でI.C北東側の農地6.5haを開発し、ホームセンタ、家電量販店、スーパーなどの店舗を配置。2021年秋のオープンを目指す。計画地は、安曇野I.C交差点を東西に走る県道・安曇野インター堀金線と、
長野道の側道に面した一帯の田畑。ホームセンタ・パワーコメリ、スーパー原信、ケーズデンキ、ドコモショップ、飲食店などが入る。周囲に1223台収容の駐車場を設ける。担当する設計会社は「さまざまな年代の要望を聞く中でテナント
選定を進め、力のある事業者に出てもらえることになった」と。市は都市計画マスタープランで同エリアを「都市機能の集積・拡張を図り将来的に市街地を形成するゾーン」と位置づけており、開発計画はこれに合致するとの見解を示す。
農振法や土地利用条例に関する手続きを進めている。エリアの開発を巡っては、地元関係者が2016年9月に「まちづくり基本方針」を策定。その後いったん事業は膠着状態となったが、方針に沿う形で調整が完了。市は市議会12月定例会に
地区土地利用計画案を提出予定で、可決すれば事業者は住民説明会を経て事業承認、開発許可などの手続きに移る。着工予定は2021.05月。長野道を挟んで西側には、「スワンガーデン安曇野」がある。新たな商業施設がオープンすれば、
安曇野I.C周辺の集客力は高まる一方、車の混雑が予想される。市内の商業施設開発では、穂高の複合商業施設「穂高ショッピングセンタ」を拡張する計画もある。
■約1年半にわたって空き店舗となっている豊科南穂高の「安曇野の里」の食堂と売店について、薬師平リゾートが2021年度から運営する。
塩尻の道の駅・小坂田公園のレストラン棟の管理・運営も手掛ける同社が、イタリア料理の提供とワインなどの販売を行う計画で、営業開始時期は今後協議する。3/17;市議会3月定例会に、市が指定管理者指定の議案を追加提出し、
原案通り可決。指定管理の期間は2021.4/1-2026.3/31の5年間。市農林部によると、売店部分はワインや加工品を主力に、朝採り野菜の販売も行う。食堂でピザなどを提供し、薬師平リゾートからは料理教室の開催も提案。
新型コロナウイルスの影響で需要が高まっている、テークアウトにも対応。安曇野の里の食堂と売店は、第3セクタの豊科開発公社が指定管理を受け、地元住民出資のプラザ安曇野が管理・運営していた。プラザ安曇野の債務超過や
指定管理者が別会社に委託する形態が問題視され、2019年9月から閉鎖。市は食堂と売店の指定管理者を繰り返し公募していたものの、決まらない状況が続いていた。
■2021.10/25;安曇野市観光協会は飲料水を入れるクリアボトルを、「市観光情報センタ」など4ヶ所で発売。
地下水を用いた安曇野のおいしい水道水を持ち歩いてほしいと、1000個限定販売。7月に販売し、数日で売り切れたオリジナルボトル「あづみの名水クリアボトル」(Mont-bell)と同じデザインで、売れ行きによっては再販も検討。
容量500mlのボトルに、白鳥や北アルプス、リンゴ、稲穂、道祖神などのイラストが白色でプリント。7月発売のボトルはブルーとグレーの2色だったが、今回はダークレッドとリーフグリーン、透明なクリアが加わって計5色。観光情報センタは
「これからサイクリングにいい季節となるので、おいしい水を入れて持ち歩いてほしい」と。(\1500/1個)。「観光情報センタ」(穂高)では全色発売、「まちの駅安曇野BASE」(豊科南穂高)、「道の駅アルプス安曇野ほりがねの里」(堀金烏川)では
ブルーとダークレッド、グレーの3色、「安曇野スイス村ハイジの里」(豊科南穂高)ではブルーとダークレッドの2色を取り扱う。
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363
■2020.11;穂高牧の「安曇野穂高ビューH」の一角にクオリティの高い客室とホテルと同じサービスが受けられるアウトドア型宿泊施設「TENAR」がOPENした。
「アウトドアの楽しみを最大限取り入れながら、グランピングを超える安心で贅沢な体験」ができるこの施設は、屋外に建てられているので広々とした空間を味わえ、感染症拡大で心配される3密問題を回避しながら楽しむことができる。
キャビンにはベット、冷暖房、冷蔵庫、プロジェクターが完備。三角形の窓からの森の風景がよい。TENARは「100uを表すa(アール)という単位を用いた10a(テンアール)から」から付けられた。三角形の窓から見える景色がいい。
ホテルサービスは食事、温泉、マッサージ、トイレ、ルームサービス。アウトドアサービスは焚き火、ウェルカムドリンクなど。感染症拡大の影響で、安曇野穂高ビューHは1/31まで休館予定。(\17000〜)
2020.12〜;大町温泉郷の「信濃の里ときしらずの宿織花」でも「TENAR」がOPEN。感染症拡大の影響で、織花は3/18まで休館予定。(\19800〜)
(問)安曇野穂高ビューH TENAR TEL 0263-83-6200
(問)織花 TENARTEL TEL 0261-23-2000
■JR穂高駅前にある手工芸作家らのアンテナショップ「クラフトショップ安曇野」が4月から新たな装いで運営を始めた。
他の団体から引き継いだ隣のカフェスペースを活用し、作家それぞれの持ち味を生かして体験講座や制作実演を行うようにした。多くの人が集まり、地域の元気につながる拠点にしようと思い描く。講座がないときはカフェを運営。
堀金烏川の斉藤農園が作るおやきやビールが加わるなど、メニューの充実も図った。クラフトショップ内では、市内外の作家による陶器や革細工、絵画、木工製品、タイルペインティングアートなどが展示販売。クラフトショップ
安曇野は、テナント施設を借りて2011年4月にオープンし、2021年で10年の節目を迎えた。野中さんは「みんながほっとできる場所にしたい」と、オーナーは「自分たちもここを訪れた人も、みんなが楽しく過ごせる場所になれば」と。
■2021.12/3;安曇野市太田寛市長は2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボン宣言」の表明に前向きな姿勢を示した。
2022年度に自然環境の保全やリサイクル推進などの方針を盛り込んだ市環境基本計画の中間見直しに着手し、ゼロカーボン実現に向けた道筋を示す。年度内にも宣言する考えを市議会12月定例会で答えた。ゼロカーボンとはCO2の
排出量と森林などに吸収される量を釣り合わせて実質的に排出ゼロを目指す取り組みで、2050年までに実現する機運が国際的に高まっている。省エネルギーの推進と自然エネルギーの活用が重要で、市長は「他の自治体、関係団体と
連携しながら達成に向けた取り組みを進めていきたい」と。自然エネルギーの活用について、市長は「現時点で市公共施設の自然エネルギー設備導入は限定的」と。2023年度に完成予定の三郷西部認定こども園の新園舎に空調負荷を
軽減するために、太陽熱を利用した省エネシステムを導入する。移転新築の三郷東部認定こども園の新園舎にも自然エネルギー活用の設備導入を検討。市環境課によると、中信では松本市と池田町、白馬村、小谷村の4市町村が
ゼロカーボン実現を宣言した。
■2022.4/3;閉店した穂高「そば処常念」に、カフェ「喫茶 常念」がOPEN。
店主(木村徳子さん)が祖父母が39年間営んでいた「そば処常念」(2020.6月閉店)の店舗を活用して開業した。店内は祖父のコレクションという古時計や掛け軸をはじめ、歴史を感じるタンスなどの日用品を配置し、アンティークな雰囲気に仕上げた。
「建物は幕末に建てられたもの。昔の人の暮らしを感じながら、1人でもゆっくりと過ごせる空間を目指した」と。食事は「蕎麦粉のガレット」(\1200;ガレット+サラダ+スープ)で、地元の野菜や卵を使ったものを提供。ドリンクはコーヒー(\500)、
カモミール豆乳(\600)など。スイーツはガトーショコラ、チーズケーキ(\500)、ビスケット(\300)など。2020年祖父母が高齢のため、そば店を閉店。敷地内にある倉庫の片付けをする中で「古いものを捨てるのはもったいない」と感じ、パートナーの
藤原弘宜さんと共に倉庫を改修して、2021.4/18;「古道具 今市」をオープン。日用品やリメークした古道具を展示。そのままになっていたそば店の店舗を使い、2021.10/9;プレオープンした。「古道具店を訪れた人に、喫茶店でお茶を飲んで
もらおうと始めた」。営業は週末中心。定休日にはWSなどのイベントを行っている。「表現の場として作家さんにスペースを提供。日常に寄り添う店にしていきたい」と。(OPEN;毎月1-7日+月/火/土/日;12:00-18:00)
(問)「喫茶 常念」
■5/14;穂高北穂高にアトリエ「蝋燭屋Ajito」がOPEN。
キャンドル作家・佐藤敬子さんが自宅2Fにアトリエをオープン。昔ながらの民家に作品やドライフラワーをふんだんに飾った隠れ家のような空間で、さまざまなキャンドル作りが体験できる。「キャンドルの楽しさをお伝えできれば」と。
作家「ute candle」して活動。環境の良さやアーティスト活動のしやすさから安曇野に移住。内容は季節に合わせて毎月変える予定で、5月は四角いキューブキャンドルや、火をともさずに香りを楽しむスイーツのような見た目のサシェ
などを作る。6月からは蝋とドライフラワーを組合せて絵を描く「蝋アート」のWSも始める。キャンドル体験レッスン、1Dayレッスン、WS、コースレッスンなど事前予約。
(OPEN;月/火/金/土/日、定休日;水/木、10:00/14:00,〜6/14;アトリエは木定休)
※「ute candle」で予約受付。
■2023.4月から自転車のヘルメット着用が努力義務となって半年。
警察庁の自転車利用者のヘルメット着用率調査で、長野県は17.3%で全国12番目。安曇野市は7-9月に着用状況を調査した。市内のJR駅駐輪場、スーパー、通学路などで1ヶ月200人を目標に市職員が目視で実施。調査した615人中、
ヘルメット着用者は182人。着用率は29.6%。着用率のもともと高い中学生以下を除くと、高校生以上で19.4%と低い。9/28;市交通安全推進協議会で、市地域づくり課は「努力義務化から半年が経過するが課題が見えてきた。実態を踏まえて
有効な施策を講じることが肝要」と。特に女性の着用率が低く、その理由は「髪形が乱れる」「格好悪い」などが考えられるという。市は、努力義務化をまだ知らない市民もいると考え、ヘルメット着用の周知・啓発を引き続き行う。
啓発グッズとして、降車後にヘルメットを自転車にくくりつけておけるホルダーを配布する。
■安曇野・大北の美術館・博物館;冬期閉館
「大町エネルギー博物館」(〜2022.3月)、「四季演劇資料館」(〜2022.4月)、「西丸震哉記念館」(〜2022.3月)、「酒の博物館」(休業/閉館中)、「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」(〜2022.3/末)
「白馬三枝美術館」(〜2022.3月)、「菊池哲男山岳フォトアートギャラリー」(〜2022.3月)
「安曇野ちひろ美術館」(〜2022.2/28)、「北アルプス展望美術館」(〜2022.2/28)、「碌山美術館」(〜2022.4月)、「安曇野ビンサンチ美術館」(〜2022.4月)、「安曇野山岳美術館」(〜2022.3/9)、「征矢野久 水彩館」(2022.12/28-1/5)等
信州花フェスタ2019の情報はページを移動しました。
「春の梓川沿いの桜」(松本・梓川にて)
「桜トンネル・桜と芝生広場」(松本・城山公園)
「桜咲く城山公園」(松本城山公園にて)
「松本城のしだれ桜」(松本城にて)
「常念岳と泉小太郎のしだれ桜」(松本アルプス公園)
「桜咲く女鳥羽川沿い・ナワテ通り・四柱神社」(松本にて)
「梓川の桜」(松本・梓川にて)
「梓川の桜」(松本・梓川にて)
「梓川の桜」(松本・梓川にて)
「桜と菜の花畑」(三郷・黒沢川にて)
「桜と爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳」(三郷・黒沢川にて)
「八重桜・桜・ヤマブキ」(梓川八景山にて)
「山桜・新緑」(松本・安曇にて)
「島々谷川の桜並木」(松本安曇にて)
「縄手通り」(松本・縄手通りにて)
「四柱神社・社務所等」(松本・四柱神社にて)
「春の常念岳・横通岳・東大天井岳」(松本・城山公園にて)
「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(松本・城山公園にて)
「春の鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(松本・城山公園にて)
「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(松本・城山公園にて)
「桜満開の松本城公園」(松本城公園にて)
「満開の枝垂れ桜」(松本城公園にて)
「松本城の桜」(松本城公園にて)
「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)
「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)
「松本城・太鼓門に咲く桜」(松本城にて)
「松本城の外堀に咲く桜」(松本城・外堀にて)
「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)
「散り始めの桜」(松本城外堀にて)
★〜〜〜松本エリア〜〜〜★
★News★
■6/6;18:00;「松本市美術館」(中庭)で「キャンドル・ナイト」
電力使用量が増加する夏期(6ー9月)に松本市が実施している「夏の節電強化期間」夏至に合わせて、地球温暖化防止のための取り組みを呼びかけるイベントが開催。
中庭がキャンドルの光に包まれて幻想的な空間に。18:00キャンドル点灯、18:30;エコライフトーク、19:30;環境配慮型のエコライブも。
(問)松本市美術館 TEL 0263-39-7400
■南・西外堀の復元や旧博物館の解体が進む「松本城公園」で南西にあるメタセコイアの大木は、幕末には存在しなかった外来種で、国宝天守と同じ約30mの高さがあり眺望を阻害している。市は外堀復元工事の進捗状況や次期整備基本計画の 策定に合わせ、伐採を含めて検討。松本城公園内には約2800本が植栽され、天守脇の「駒つなぎの桜」や埋橋近くの藤棚を含め、1955年の「昭和の大修理」頃に多くが植えられた。メタセコイアは1956年に松本RCが創立記念として植樹。 夏場は葉が茂り、園内を散策する人に木陰になるが、公園南西側からは天守が全く見えないことから、近隣住民から不満の声が上がっている。整備基本計画はメタセコイアについて、景観・環境形成や維持管理の観点から伐採を検討すると記す。 外堀復元工事は2025年度、基本設計に入る。メタセコイアは春には新緑、夏は深緑、秋は赤茶(レンガ)色に紅葉、冬は落葉。木の高さは20-30m、大きいものは50mにもなる中国原産のスギ科の植物。寿命は400年〜1000年以上。秋の終わりには 小枝ごと落下し、葉は崩れやすく、掃除に手間が掛かる。各地の公園や庭園、街路樹として植えられている。
■松本平・安曇野の犀川、奈良井川、女鳥羽川、田川、梓川、鹿島川の河原では、初夏になると「ニセアカシア」が盛んに咲き誇り、花の甘い香りが風に漂って香ってきます。ニセアカシアは北米原産の マメ科の落葉高木で明治の初めに渡来したとされます。ニセアカシアは白い鈴なりの美しい花をたくさん咲かせることから観賞用に植栽されたり、良質の蜜源となることから養蜂業にも大きく貢献しています。また、ニセアカシアの花を天ぷらに して食べます。最近では安曇野の農産物直売所でもニセアカシアの花や蜂蜜を販売しているのを見かけます。成長が早く砂防用に植えられた木ですが、野生化したケースが多い。近年はその旺盛な繁殖力によって急速に分布を拡大し、在来種に 大きな影響を与えるようになってきました。そのために駆除や管理が必要とされています。これまで植林されてきたニセアカシアは倒れやすいということから定期的に伐採や間伐されたり、在来種のナラやクリに植え替えらえています。 ニセアカシアは30年くらい経つと活力が落ちて腐朽し、根が弱くなります。豪雨になると河川敷で育った樹木が濁流に流され、河原に横になったり、橋の欄干に盛り上がったするニセアカシアの木も見られます。砂防用に植えられた木が 2次災害を起こすもとになるとは皮肉です。一方、ニセアカシアの蜜は量が豊富で糖度が高いことからハチミツに利用されています。国内2位の生産量を誇る信州でもニセアカシアは養蜂家にとっては重要な蜜源で、伐採には反対する姿勢を 見せています。
■松本空港近くの「信州スカイパーク」では約4000uの園内に約100品種、3000本のバラが植えられています。
花のプロムナードゾーンのバラ園では、5/中からバラが咲き始め、5/下が見頃となった。暫くは花を楽しめそう。
■外国人観光客向けの英語版の松本観光ガイドマップを見直した。
観光場所は8市村(松本,安曇野,塩尻,山形村,朝日村,麻績村,筑北村,生坂村)内の自然、食べ物、歴史・文化、アクティビティのおすすめ箇所を掲載。A1サイズのガイドマップ(折り畳むとA4サイズに)。松本広域連合などは信大グローバル化推進センタと
協働し、信大の留学生と学生たちの意見を取り入れた。英語版・中国語を制作。写真数を増やし、行く先がイメージしやすいガイドマップになり、Google mapにつながるQRコードと休館日も掲載した。県地域発元気づくり支援金を活用計3万部発行。
県内外約70施設に置かれる。「手に取ってもらって松本エリアを回ってほしい」と。
■松本城公園の「旧市立博物館」解体工事現場に伴い、仮囲いが建てられた。
松本城整備事業の概要と将来イメージを描いた看板を掲示した。「幕末期の姿を具現化する」事業で市民や観光客に松本城に関心を持ってもらおうと企画された。看板は3枚で計縦1.8m、横7.5m。「堀の浚渫」、「埋橋修理」、「太鼓門耐震」、
「南・西外堀復元」などの工事期間、完了後の全景イラストを掲示。松本市博物館には城下町のジオラマを展示。工事終了後の姿を想像しながら親しんでもらえたらうれしい」と。
■3/24;松本駅から松本城までの「中核エリア」の将来像を検討する「松本市中心市街地再設計検討会議」は松本市臥雲義尚市長に、再設計の指針となる「見取り図」を提言した。
城下町の歴史や自然を生かしたウオーカブルなまちづくりを目指し、車の流入を抑制する方向性を柱とした。松本駅や駅前広場、松本BTを含む駅周辺の再整備も盛り込んだ。市は2025年度、駅周辺の再整備に向けて民間の開発計画と
連動するプロジェクトを始める。昭和の区画整理から50年以上が経過し、多くの建物が更新時期を迎えている松本駅東地区に民間投資の誘導を提案。指針実現の段階的なスケジュールも示した。駅周辺の再整備について、「民間の
投資判断のスピードに対応できないとタイミングを逃すことになるとし、1年以内に検討に着手すべきとした。検討会議は、相次ぐ大型商業施設の閉店を契機に2024年7月発足、計4回の会合で市民や各種団体の意見を募り、提言をまとめた。
「市民の松本への強い思いが込められた提言。より良いまちにするために活用を」。松本市は2025年度、JRや交通事業者、宿泊施設と協力し、松本駅の交通ターミナル強化などを検討する。市長は「松本でないとできないまちづくりを
進める。全国のモデルになるような中心市街地の再活性に取り組む」。
■松本のみそ醸造販売の「萬年屋」で、みそにするためにつぶした大豆を丸めて熟成させる「みそ玉」作りが始まった。
仕込みには春の気候が適しており、大豆の甘い香りが漂う工場で昔ながらの製法で作業を続ける。3/21;初日は大きな釜で蒸した乾燥大豆540kgをつぶし、直径20cm、重さ約6kgの円柱状にした。湯気が上がるみそ玉を2に割り、
風通しのよい屋内に並べた。みそ玉が工場にすみ着いた菌を取り入れながら乾燥と熟成することで、風味や味わいが深くなるという。3週間ほど寝かせた後、こうじ、塩、水と混ぜて秋までさらに熟成させる。
2025年は計15t、10種類のみそを作る。みそ玉を使って醸造する店は数少なくなっているといい、「蔵にいる菌で味わいは変わってくる。伝統的な手法とみその多様性を守っていきたい」。
■松本市「ふるさと納税」は2024年度、寄付額・件数とも過去最多。
寄付額は5.2億円、件数は1.2万件で初めて1万件を突破。現在ふるさとチョイスなど4サイトと契約、4月からはふるなびを加える。松本市は「ふるさと納税で松本の魅力を発信し、事業者の販路拡大や移住促進につなげていきたい」と。
■4/23;2026年6月導入の松本市宿泊税について、市議会経済文教・総務合同委員協議会に宿泊税条例の骨子案を示し了承された。
市内のホテルや旅館、民泊などに宿泊する場合、松本市の独自課税\150/1人1泊(長野県との計\300)、制度開始後3年間は\100円(県との計\200)、\6000(宿泊・素泊まり)以下と学校教育活動等は免税。県と歩調を合わせる形で2026年6月から施行。
最終的には意見公募を経て9月市議会定例会に条例案を提出する。骨子案の内容は専門家らでつくる検討委員会が3月、臥雲義尚市長に提出した内容とほぼ変わらない。3月に市内宿泊事業者を対象に計3回の意見交換会を開き、集めた意見を参考に
最終調整した。骨子案に対する反対意見はなかったという。宿泊事業者の負担を減らすため宿泊料金に応じて税額を決めるのではなく、一律定額制を採用したが、事業者からは徴収にかかる事務負担を懸念する声があった。市は宿泊事業者の
負担軽減策としてフロント業務のシステム改修にかかる費用の補助制度を検討する。4/23〜5/23;松本市公式HPなどで市内の在住者・事務所在勤者・在学者からパブリックコメント。市は独自課税で年間約3億円、導入開始3年間は約2億円の収入を見込み、
松本市観光戦略「観光ビジョン」に基づき、観光サービスの充実、受入強化・高度化、観光高付加価値化と効果的な情報発信、市民生活との調和、危機対応力の強化に充てる。市観光ブランド課は「地域や市民生活と調和した持続可能な観光振興を
図る施策に要する費用を継続的に確保するため、しっかりとした制度設計としたい」。
※松本市宿泊税条例の骨子案に対するご意見募集
■松本市が2026年6月の導入を目指す「宿泊税」
松本市の独自課税は\150/1人1泊(県との合計\300)、制度開始後3年間は\100(県との合計\200)。3/24;松本市役所、3/25;浅間温泉文化センタで宿泊事業者との宿泊税の意見交換会を開催。宿泊事業者からは、観光客から徴収した税を市に収める
「特別徴収義務者」になることを不安視する声が上がっている。税導入に対応したシステム改修や運用面での質問が相次いだ。市はシステム改修費用の補助制度を創設する方向で検討。宿泊事業者の負担を減らすため、宿泊料金に応じて
税額を決めるのではなく一律定額制とした。ただ、宿泊業者からは負担を不安視する声が多い。温泉旅館は「システム改修費用の負担が心配。宿泊客から宿泊税を払わないと言われたらどう対応したらよいか。市や県にクレーム対応を
任せてよいのか」との意見も。ゲストハウスは「事前決済でキャンセルになった場合、宿泊税の返還にはどう応じたらよいのか」といった細かい運用について質問。宿泊業者は、予約管理・システムの導入や改修の経費、自動チェックイン・
アウト機、キャッシュレス精算システム導入の検討に迫られる。市観光プロモーション課は「宿泊事業者の負担をできるだけ減らし、市宿泊税を市独自の観光振興に役立てていきたい」と。市は宿泊税で年間約3億円、導入開始3年間は
年約2億円の収入を見込む。観光戦略「観光ビジョン」に基づき、観光サービスの充実に充てる。観光と関係がないものは使途にしないという。
■観光振興に充てる松本市独自の財源確保を検討してきた「宿泊税」について、「1人1泊あたり300円徴収」との提言書をまとめた。
3/5;有識者でつくる「松本市観光振興のための財源確保検討委員会」がまとめた宿泊税の提言書を松本市臥雲市長に提出した。宿泊税は宿泊施設の利用客から徴収し、県は2026年6月の導入を目指す。徴収額は「\6000円以上/1人1泊で\300円」。
\300円のうち松本市分は\150/1人1泊。学校の教育活動や研究活動などは対象外とする。導入後3年間は経過措置として\200円/1人1泊。市と県で各\100円。税収は年間2億〜3億円を見込み。市の観光戦略「観光ビジョン」に基づき、観光サービスの
充実や、駐車場整備やキャッシュレス決済導入などに充てる。松本市は宿泊事業者に意見公募し、4/中に最終案をまとめる。9月市議会に条例案を提案予定。臥雲市長は「訪れる人の満足度を上げて訪問回数を増やし、長期滞在してもらうことが必要。
文化観光産業をしっかりと松本に根付かせていきたい」と。宿泊税を巡っては、白馬村や軽井沢町でも導入に向けて制度案を議会に提案。
■「松本パルコ」の後利用で、11月イベントスペースや食品フロアを備えた商業施設がグランドオープン予定。
現在の建物を活用して商業コンサルタント会社の「やまき」が「劇場型SC」として開店する方針。上層階はイベントスペース、中層階は物販フロア、下層階は食品フロアに改装、11月OPENを目指す。花時計公園も活用して人が集う拠点として
整備する方針。松本中心市街地は井上本店の閉店、松本パルコの閉店で空洞化や衰退の懸念が高まっていた。「やまき」は松本駅前のアルピコプラザ(BT)の改装にも携わった。
■2025.4月;松本市のEVカーシェアリング。
松本市は環境に優しいEVの利用を促進し、ゼロカーボンを進める狙いで導入、松本市役所本庁舎に2台配備した。平日の昼間は市職員が業務で使用、夜間と土/日/祝日は市民や観光客が利用できる。利用料金は\220〜/15分、平日は19:00-7:00。
土/日/祝は24H利用可。カーナビやバックモニターなどの装置が充実。スマホに登録したアプリで予約して利用できる。乗り心地の良さには定評があるという。
4月の平日昼間の稼働率は18.9%(目標25%)、土/日/祝日は4.5%(目標9%)と目標以下。4/1-4/30;8:00-18:00;市職員の利用は2台で稼働時間は420H、4月の土/日/祝日の計9日間で19H。事業費は車のリース料や車両管理など年間455万円、5年契約で
総事業費は2278万円。ターゲットは主に観光客で、市環境エネルギー課は「市役所、松本城周辺の宿泊施設にチラシを置くなどして観光客へのPRしたい」と。
■松本「国宝・松本城」を拠点に訪日観光客を外国語で案内するボランティ「アルプス善意通訳協会」(ALSA)の2024年の案内実績が1992年設立以来初めて1万人を超えた。
ALSAは長野冬季五輪開催に向けたボランティアガイドとして1992年に活動を開始。会員は約150人。インバウンドの伸長に伴い、ガイドの需要が急激に高まっている。2/16;新規の会員募集説明会が開かれ、約30人が参加した。
松本城公園でガイドを随時受付、予約対応も。英語、中国語、フランス語、スペイン語など対応言語もさまざま。同協会は「発足当初は想像もできなかった需要がある。大切なことはもてなしの心。みんなでスマイルに」と。
■松本市は「松本城公園」や「本丸庭園」の案内看板を統一するための調査に着手する。
異なるデザインや大きさ、材質の案内看板が乱立、統一性に欠いている現状を改善する。基準を決め、案内看板を統一、松本城を訪れる人の動線の在り方も見直す。案内看板には史跡解説の「説明」、トイレなどへの「誘導」、立入禁止箇所を示す
「注意喚起」などがある。松本市は市教育委員会や民間事業者など設置者が異なるため全体数を把握しておらず、まずは2025年度から現状調査を始める。史跡内の看板は史跡を説明する案内看板が少ない傾向にあり、石板に文字が刻まれた
読みにくいものや内容が統一されていない。松本市教委文化財課城郭整備担当は「調査を基に適正な看板の数を決めたい。多言語化や子供にも分かりやすい案内看板の在り方も考えていく」。
松本城天守へは明治期以降に設置された「土橋」から入るルートが現在一般化。動線の見直しでは本来の「太鼓門」から史跡内に入る動線を正規ルートにできないかを検討する。「西総堀土塁公園」や「東総堀」への回遊性を高める動線も検討。
2028年度末を目安に案内看板の基準や城を訪れる人の動線を記した「史跡松本城サイン・動線計画」を策定する。松本市は2025年度一般会計当初予算案に調査委託料815万円を計上した。
■2024年1年間に「国宝・松本城」(本丸庭園)を訪れた外国人観光客は19万1748人で過去最多。
2023年より4万4076人増、2009年以降で最多。外国人観光客の入場者全体に占める割合は19.4%と過去最高。外国人観光客は言語別パンフや電子チケットアンケートからの分析で、欧米は12万1517人、アジアは7万231人と推定。
市松本城管理課は、コロナ禍が終わりインバウンド需要が回復、円安、SNSでの多言語による情報発信などが、外国人観光客の集客につながったと。松本市臥雲市長は「世界各地から大勢の観光客が松本を訪れているので、
長期滞在してもらうとともに、さまざまな産業に効果を波及させていきたい」と。
■松本市の2024年外国人宿泊者数は30万6592人で過去最多。
円安の影響で急増し、新型コロナ渦前の2019年と比べても163%の大幅な伸び。市観光ビジョンの目標値19万9167人を大きく上回った。最多は10月の紅葉シーズンで5万1558人。市街地以外では上高地への宿泊が最多、「美ヶ原温泉・扉・崖の湯」が続いた。
この動向を受け、市は2025年度も、タイ向けの誘客プロモーションに取り組む。文化観光部長は「引き続きプロモーションを強化するとともに、弱みを分析し、国内外問わずリピーターを増やしていきたい」。
市観光事業情報共有会は、市内の観光関連事業に携わる官民の組織で、3/18;約60人が集まって意見交換を行った。
■「松本駅」と「あがたの森公園」を結ぶ「あがたの森通り」を再整備の検討に着手する。
2023年3月策定の「松本まちなかグリーンアクションプラン」で、新たな「緑と花のシンボルストリート」・「緑と水のくつろぎ空間」・「憩いの水辺空間」・「安全・快適のまち」・「ゼロカーボンの推進」とし、歩道環境の整備や
緑化を掲げる。あがたの森通りは約1.4kmで、「松本駅」〜「市民芸術館西」交差点までの約700mはR143、「市民芸術館西」〜「あがたの森公園」は県道松本塩尻線で、3桁国道は県管轄のため、通りは県が管理者。
県はあがたの森通りの再整備計画の指針となる「駅前街路空間再整備計画」を策定予定で、アンケートやWSで得た意見を計画に反映させる。このほどアンケート(2/1-2/25)を始めた。通りの利用状況、利便性、お立ち寄り場所、
将来どのような空間にしたいかなどを尋ねる。沿道住民や商業者には3月からWSを4回程度開く。県松本建設事務所は「通りをより良い空間にするため、市民の具体的な声を募りたい」と、松本市都市計画課は「LINEでアンケートを
案内するなど全面的に協力していきたい」と。
※あがたの森通りに関するアンケート(県松本建設事務所・松本市都市計画課)
■2/14;松本駅から松本城にかけての「中核エリア」の将来像を検討する「中心市街地再設計検討会議」は、「松本商工会館」で最終会合を開いた。
松本駅周辺の再整備に向けた公民連携協議や、駅東地区を中心とした建物の高さ制限規制緩和の検討に1年以内に着手することを盛った提言案をまとめた。3/24;松本市臥雲市長に提出する。3つのコンセプトと5つの指針があり、幹線道路の機能強化と
歩行者優先とする道路を明確化する「ウオーカブル」なまちづくり、駅前再開発を含めたパブリックスペースのデザイン、駅前広場とBT周辺の再設計、駅東地区への民間投資の誘導などを盛り込んだ。実現に向けて公民学連携の仕組みづくりを求めた。
実現に向けて、短期(2025年度)、中期(2027年度まで)、長期(2034年度まで)スケジュール案を示した。3年以内に駅前再整備に向けた事業に着手、駅東地区での民間開発も始める計画。10年以内には中核エリア、特に駅東地区に公共の複合施設も
一つの案として都市施設を整備するとした。検討会議は松本商工会議所、アルピコ交通、JR東日本長野支社、松本観光コンベンション協会、公共政策や都市デザインなどの有識者、駅周辺で事業を営む若手経営者らが委員を務めた。
■1/26;松本市教育委員会は松本城の南・西外堀の復元に向けて2024年度実施した発掘調査の現地説明会を行った。
説明会には約130人が参加、市教委文化財課は木杭列や石垣について、「今ある石垣より南に延びている。往時の堀と今の形は大きく違っている」ことなどを解説した。市教委は2021年度に調査を始め、2024年度は南・西外堀の平面・
断面形状などを確認するために計9ヶ所で発掘調査を実施。外堀から総堀へと水を流すための水門があった場所のトレンチや地中から出てきた石垣も視察した。
■「国宝・松本城」の松本城公園にある「旧市立博物館」は解体工事に着手した。
建物の解体は6月以降を予定、工期は10/末まで。総工費は約4.5億円。同館は鉄筋コンクリートのB1F・2F建てで1967年に完成。1968年に日本民俗資料館として開館。2005年に松本市立博物館開館。2021年3月に閉館。2024年2月;「マツモト建築芸術祭」で
会場として活用された。2023年10/7;新館が開館。取り壊し後の跡地は更地に。工事中は歩行者の通路幅が幅2mと狭くなるため、太鼓門へ誘導する。同館の場所は国の史跡に指定、戦国時代に松本城を築城した石川氏が建てた私邸「古山地御殿」や
「辰巳隅櫓」があった。約1mの盛り土は削って元の高さにする。遺構保存のために地面部の掘削やくい打ちはしない。当面、跡地は松本城公園のイベント会場として活用される。
■松本丸の内「松本城公園」にある「旧市立博物館」(2021年3月閉館)は解体される。
「国宝・松本城」を中心に整備された「松本城公園」。内堀沿いに遊歩道が整備され、春の桜、初夏の藤、紅葉と、残雪の大滝山、常念岳・横通岳、有明山など四季を通じて移り変わる景色が楽しめる。2023年10/7;新館が大手門(大名町通り)にオープン、
旧館は閉鎖された。旧館は鉄筋コンクリート造りの地下1F地上2F建て延べ3593u。公園の南東(二の丸)にある。1968年「日本民俗資料館」として開館。開館から50年以上が経過し施設の老朽化・狭隘化が進み、閉館した。近年は年間約16万人が来館。
解体工事中は歩行者の導線は狭くなりそう。旧館付近には戦国時代に松本城を築城した石川氏が建てた城主の私邸「古山地御殿」があったとされ、市教育委員会は何らかの史跡整備を行う考えだが、当面は更地で、松本城公園が広くなる感じ。
跡地活用は未定。2024.11月から解体着手、2025.10/末までに解体予定。総費用は約4.5億円。
■10/29;松本市は市議会で松本城の南・西外堀復元事業の予定地を取得する議案を原案通り可決。
かつてのお城の南側と西側にあった水をたたえた外堀をよみがえさせるための用地買収は完了した。対象区域は9283u。大正末期〜昭和初期に埋め立てられた南・西外堀の復元を目指し、2025年度には復元する堀の形状や範囲を決定する
基本設計に着手する。2027年度着工を目指す。菅谷昭前市長2007年に事業着手表明。用地買収は2013年度に始まり、対象の全80戸が立ち退いた。用地取得期間は10年、費用は約24.8億円。復元では2017年度に鉛による土壌汚染が判明、
市は堀の範囲を平面で表示する「平面整備」に方針転換したが、2019年土壌汚染対策法改正を契機に、市は再び水をたたえた堀の実現を目指す。2022年度から当時の南堀の形状を調べる発掘調査に取りかかり、文化庁と復元手法について
協議を継続中。お堀の南・西外堀復元の完了時期は未定。市は「水をたたえた堀の実現に向け、文化庁など関係機関との協議を続け、早期の事業化を図りたい」とする。
■松本市教育委員会は、松本城の「史跡松本城整備基本計画」(案)をまとめた。
南・西外堀の復元と堀の浚渫を柱に、33項目の事業を盛り込んだ。南外堀の復元は西外堀に先行して進め、2031年度末完了を目指す。文化庁の指導を受けて策定する計画案は、幕末期の城の姿を可能な限り具現化し、史跡指定範囲の内外で
整備する。第1期(2023〜2032年度)は堀の浚渫や旧市立博物館の解体、第2期(2032年〜)は石垣修理や古山地御殿跡の整備、それ以降は管理事務所移転、本丸御殿跡の整備を行う。南外堀は2027年度着工、西外堀は2030年度着工の計画。
外堀の用地取得は9割以上が完了。水をたたえた堀の復元には一部の土壌汚染を解決する必要がある。
■「国宝・松本城」天守で耐震工事に向け、ボーリングや発掘調査が進んでいます。
松本城天守は2026年度以降に耐震工事が行われる予定。工事に向けて地下の地盤を調べるため、床板をはがし、深さ28mまでのボーリングなどを行っています。これまで松本城は文化庁の指針に基づく耐震診断を行ったところ、天守は耐震性能が低く、
大地震の時に乾小天守は「倒壊」、その他は「倒壊の可能性がある」とされます。今回の調査ではボーリングの他、大天守などの発掘調査も合わせて行われています。松本市教委・長城郭整備担当は「耐震の補強工事をどのようにやっていくかを検討する
材料としたい」。調査状況は入場者も見ることができ、「床板を剥がすこははないので、その状況が見られます」。ボーリング調査は10/中まで。大天守では発掘調査も行われ、2025年1月まで続き、調査は2025年3/末までの予定。
■「国宝・松本城」の観覧料について、松本市は、2025年4月から電子チケット:\1200、紙のチケット:\1300、小中学生:\400とする案をまとめた。
現在の松本城の観覧料は\700/高校生以上、\300/小中学生。お堀の浄化対策や天守の耐震工事などで74億円の費用がかかり、うち松本市負担は36億円、財源確保のために値上げを検討してきた。7/末に導入した電子チケットがお盆期間中の
入場者待ち時間を解消する効果があったことから、将来的には紙のチケットを廃止し、電子チケットに移行したい考え。2024.11月;改修を終えて再開する「国宝旧開智学校校舎」と松本城の共通券を電子チケット限定で導入。2025年4月以降は
松本城、市立博物館、旧開智学校校舎、市美術館の共通券の導入を検討。松本市臥雲市長は「松本城を中核とした四つの文化観光施へできるだけ多くの人に訪れていただき、市内の回遊性を高め、長期滞在型観光につなげていきたい」と。
9/2〜;開会する9月定例市議会で条例改正案が可決されれば、2025年4月から値上げされる。
■松本は「国宝・松本城」の城下町に24ヶ所の名水と云われる井戸・湧水「まつもと城下町湧水群」がある水が豊かな街。
平成の名水百選にも選定。松本は女鳥羽川と薄川に挟まれた扇状地で豊かな水を蓄え、各所から自然に水が湧き出している。松本市特別史跡「源智の井戸」の清掃活動が曲がり角。地元の「源智の井戸を守る会」は高齢化と後継者不足のため
5月に解散。現在は有志が続けている。観光資源や災害時の生活用水として、松本市は1998年頃から井戸の改修や整備を進めた。その後は町会の住民らが雑草取り、藻やゴミの除去など手入れを担っているが、少子高齢化や町会加入者の減少で
問題を抱えている。地域のシンボルで観光名所でもある井戸を存続させるために、市の関与など新たな対応が求められる。
■松本市が観光ブランド力を高めるためのキャッチコピーとロゴが「SOUNDs MATSUMOTO」に決まった。
ロゴ案は3種類から2024年11-12月に市民投票を行い、5464票が集まった。このうち「SOUNDs MATSUMOTO」(2475票;45%)と最も投票数が多かった。松本では文化や価値などを常に誰かが共創しているとし、生み出される価値を「音」と表現。
山の稜線や街並みを波形で表した。松本駅の観光案内所は2006年に設置、面積は31u。老朽化に加えて「観光案内所」と示す表示がないなど雑多な印象を与えていた。松本駅観光案内所は3/初をめどに改修する。改修では案内表示を電飾にし、
内装は県産材を使用、カウンターやパンフ棚も新調、外壁も新しくして、観光客を迎える場所としてふさわしい施設にする。入口には新しいブランドロゴを大きくあしらう。
■「松本市災害時協力井戸制度」
2024年9月から4カ月で災害時協力井戸の登録件数は21件。災害時の水の確保が課題の中、自家用水源を共有し地域防災に貢献しようとする人が増えている。災害時に生活用水を無償で提供できる市内の井戸を登録。個人、企業、団体所有の
井戸も登録可。登録した井戸には「災害時に生活用水として利用できる井戸があります」と記された標識を掲げ、平時から水源の存在を周知する。登録申請は市危機管理課HPまたは電話で受付。松本市は2027年までに100件の登録を目指しており、
「地区によってはまだ登録が少ない所もある。さらなる協力を」と。
(問)松本市危機管理部危機管理課 TEL 0263-33-9119
■松本市梓川上野「八景山」と波田「赤松」境を流れる梓川に架かる「八景山大橋」が建設中。
松本市安曇大野田〜梓川八景山間の岩盤崩落で一部通行止めとなっている県道278(大野田梓橋停車場線)のバイパスとして梓川にかかる「八景山大橋」(長さ180m)を建設中。県道278とR158を結ぶ道路で、2026-2027年度の開通を目指す。
3/8;建設現場を見学するバスツアーが開かれた。松本市内の親子15人が参加、高所作業車の乗車や大型クレーン車の操縦、ボルトの締付体験などの体験会や現場見学を通じて工事への理解を深めた。バスツアーは県松本建設事務所主催。
ツアーでは安曇R158狸平TN(全長1060m)も見学した。
■「松本市の道路除雪ガイド」
本格的な積雪シーズンを前に、松本市は道路の除雪作業や市民の雪かきについてまとめた「松本市道路除雪ガイド」を初めて作成した。
市が行う除雪路線や凍結防止剤の散布基準、雪捨て場や除雪機の購入補助制度などを紹介、イラスト入りの除雪ガイドを作った。市民には生活道路や歩道の除雪協力、樹木の剪定、水路に雪を捨てないなどを求めている。
1次路線;2車線以上幹線道路やバス路線、2次路線;2車線未満の幹線道路、3次路線主要な生活道路(幅3m)と規定。
1次・2次路線は積雪10cmでさらに降雪が見込まれる場合に除雪、3次路線は積雪30cm以上、天候の回復が期待できない場合に1次・2次路線を優先しながら除雪する。
凍結防止剤の散布基準、松本市内の除雪マップ、3ヶ所の雪捨て場(里山辺薄川・波田扇子田運動公園東・笹賀奈良井川)の利用時間などを掲載。
2023年度の除雪・融雪の出動日数は41日、2021年度67日に比べて大幅に減った。松本で20cm以上の積雪を観測した2月は、長野道の通行止めや鉄道の運休など交通が混乱した。「安全な交通を確保するための除雪は、行政と市民、除雪業者の
連携が不可欠」として除雪ガイドを参考に協力を呼び掛けている。
(問)市道;松本市維持課 TEL 0263-34-3244
(問)R19;長野・松本国道出張所 TEL 0263-25-5752
(問)R147・R158・R143・R254・県道;県松本建設事務所 TEL 0263-40-1965
(問)長野道等高速道路;NEXCO中除雪ナビ 松本保全サービスセンタ TEL 0263-47-7515
■松本市「シェアサイクル事業」の利用実績が伸びている。
松本市と民間の共同事業で、6年目の2024年度は事業開始(2019年度)と比較して利用者数3.5倍、利用回数3.8倍。市民や観光客の足として定着してきた。ステーション数と自転車台数も増え、初年度は14ヶ所100台が2024年度末は37ヶ所160台に。
利用目的は「観光・レジャー」(61%)、「買物などの日常利用」(39%)、「通勤」(30%)など、観光客と市民の両方に利用されている。市自転車推進課は「休日・平日ともコンスタントに利用がある」。5月からは新たにスポーツ仕様のe-bikeを
松本駅北自転車駐車場に5台配備、返却も同じ場所。ツーリングを楽しめる環境を整える。利用は11/30まで、料金は最初の\300/30分、以降\150/15分、上限\2000/12H)。走行距離は95-140km、従来のシェアサイクルの2倍走れる。
松本市臥雲義尚市長は「既にe-BIKEを導入している安曇野市との連携も検討したい」と広域周遊に意欲を示めした。
■松本市は、観光や旅行をする人が自転車を気軽に利用できるように設備を充実させた宿泊施設15ヶ所を「サイクリストに優しい宿」として認定した。
自転車の客室持ち込み可、空気入れ・修理用工具などを用意したりした宿泊施設が対象で、市は自転車を活用した観光の活性化につながると期待。認定は自転車の客室持ち込みか屋根がある場所での保管、3種類のバルブに対応した空気入れの貸出、
施設利用前後の荷物の一時預かりなどを要件に、2024年9月に募集を始めた。認定施設は市街地(4)、乗鞍高原(7)、市南部1、美ヶ原温泉1、四賀1、奈川1施設。自転車のレース大会「乗鞍ヒルクライム」の開催や、電動アシスト付自転車の
貸出など自転車活用が盛んな乗鞍高原エリアでは、工具の貸出や自転車用品の販売、整備スペースをすでに用意している施設があり、サービスが充実。
認定施設には認定ロゴマークを提供、松本市HPで施設を公開。認定施設の応募は随時受付。市自転車推進課は「市街地を中心にさらに認定施設が増えることで、自転車の観光活用につながれば」と。
■JR東日本長野支社は信大と協力して「駅から応援!頑張れ受験生」と名付けた企画を行っている。
受験生の意気込みや受験生を応援するメッセージが書かれたボードを、松本駅の待合室やウエルカムセンタに掲出、受験生を応援する内容で、メッセージを2/18まで募集。松本駅のウエルカムセンタ内に、深志神社分社を設け、
合格祈願の絵馬を掲げられるようにして受験生を応援。今回はセンタ内に、支社社員と信大の学生が書いた受験生応援ポスターを張りだし、応援メッセージなどが書かれたボードが張り出されている。
応援メッセージは、ウエルカムセンタ内と待合室に張られた2次元バーコードを読み込み専用フォームにつなげることで記入できる。メッセージは3/11まで掲出。
■松本「アルプス公園」にあるニホンイノシシの飼育場「イノシシの丘」がリニューアルされた。
老朽化に伴い、飼育場の一部を建て替えた。東山の山並みや市街地の街並みを背景にイノシシを見られるようになった。雄雌1頭が飼育され、運が良ければ丘に上がったイノシシを見られる。
小鳥と小動物の森管理事務所は「イノシシを間近で見たことのある人は少数と思う。実物の大きさ、迫力を見てもらいたい」と。
■松本市寿、梓川地区で実証運行しているAIを活用した乗り合いのオンデマンドバス「のるーと松本」を、市は2025年度は両地区で本格運行する。
■松本駅〜松本城までの「中核エリア」の将来像を検討する「中心市街地再設計検討会議」は、11月に示した見取り図案で、人が歩きやすい「ウオーカブル」なまちづくりを実現する。
中心市街地への車の乗入れを抑制する必要があるが、現状は多くの車が走り、休日を中心に交通渋滞が頻発。市はウオーカブルなまちをどう具現化するか、本気度が試される。城下町の松本城周辺は、もともと人が歩くことを前提に設計された道
であることを再認識し、車の総量を抑制することが明記。松本駅お城口広場から松本城に至る「公園通り」、「大名町通り」、「松本城」を囲む通り、「中町通り」、「縄手通り」を、歩行者空間の骨格を形成する軸と定めた。井戸や湧水、
河川といった景観を楽しむ「歩きたくなる空間」を目指す。一方、車の流入を抑制する策として、松本駅アルプス口に「P&R」や自家用車専用駐車場の整備を盛り込んだ。主要な交通を処理する幹線道路網を構築し、外堀大通りの東側に続く
先線の対面交通化なども掲げる。臥雲義尚市長は市議会12月定例会で「歩いて楽しめるウオーカブルな町という点に関しては、検討会議をはじめ、市民が望む方向性であると捉えている」。実現に向けては「行政としての本気度が問われると
考えている」と。検討会議は2025年2月の第4回会合を経て指針・見取り図をまとめ、年度内に臥雲市長に提言する。市は実現可能性が高い提言を精査し、2025年度に交通規制といった実証実験に取り掛かる予定で、市総合戦略室は「短期的、
長期的な観点で実現できるものを判断し、実証実験につなげたい」と。
■松本市中心市街地の大名町通りで道路の再整備に着手する。
大名町通りは日中に約5000人が往来し、松本城に向かう観光客も通る道路。松本城交差点〜千歳橋北の約300m区間の市道が対象で、歩道を拡幅して車道との段差をなくして平らにする。沿道の店舗がベンチなどを置きやすくして歩行者が
滞留しやすい空間にする計画。16mの道路幅は変えずに両側の歩道を4.5mに広げて車道幅を狭める。さらに高さ15cmの縁石の段差をなくす。舗装の改良や樹勢の弱い街路樹の植え替えも行う。2024.6月、松本市議会は設計費を予算化。
2025年6月までに詳細設計、2026年度に工事着手予定。松本市は「大名町通りは界隈の魅力がにじみ出す人中心のシンボルロード。今以上のにぎわいが生まれるように、人が滞在する道路空間を地元の皆さんと一緒につくりたい」とする。
地元の大名町町会は2023年6月に「道路活用整備委員会」を設置、専門家らと再整備・活用策を検討してきた。2024年4月には道路のフラット化を含む提案書を市に提出した。
■飲食店や事業所から出た生ごみを堆肥化し、街の緑化に役立てる取り組みが松本「中町通り」で進んでいる。
中町蔵のあるまちづくり推進協議会と中町商店街振興組合、エクセラン高が2023年度に試行的に始め、2024年度は緑化用のプランターカバー製作で松本工高も活動に加わった。ごみを減らして緑を増やす、4者連携の街づくり。
振興組合の事務所や店舗に設置したコンポストに生ごみを入れ、土をかぶせて堆肥化。堆肥はエクセラン高が定期的に回収。他の園芸用土と遜色なく使えるか、園芸農業コースの生徒が研究を重ね、実用の幅を広げてきた。同組合は
「飲食店の生ごみや茶がら、除草した雑草などが堆肥に生まれ変わる。目に見えてごみが減った」と。2024年度は堆肥を活用した花の寄せ植えが始まった。7/初;エクセラン高はマリーゴールドやセンニチコウ、百日草など季節の花を植えた
プランター(3基)を中町通りに。秋にかけてプランター数を増やすという。併せて松本工高はプランターカバーを製作し、セットで店先に飾る。推進協議会は「観光客の多い場所。若い力で彩ってもらい本当にありがたい」と。
■2つの国宝「松本城」・「旧開智学校校舎」のある松本は外国人観光客も多い観光都市。
2025年松本中心市街地から百貨店と大型商業施設が撤退する。1979年松本駅前に開業した井上百貨店は45年が経過し、2025年3/末で閉店、創業40周年を迎えた松本パルコは2025年2/末で閉店する。松本駅前周辺は老朽化したビルも目立ち、
井上百貨店が閉店すれば更に寂しさが増す。人口減少や少子高齢化に伴う購買力の低下、ネット販売の普及、郊外型SCの進出などで消費動向が激変し、経営環境が悪化。日本百貨店協会によれば全国の百貨店の売上高はピーク時の1991年は
約9.7兆円、2022年は約4.9兆円と半減。井上はピーク時の1980年代は年商200億円、近年は半減。松本パルコのピーク時の年商は1996年で95億円、2008年までは80-90億円、近年は40億円と減少。松本パルコは駅近(松本駅から400m/徒歩6分)で
立地条件が良いため繁華性や収益性が高く、公示地価は松本市内の商業地では2番目に高い。中心市街地の空洞化を避け、跡地利用による街の活性化。パルコ後利用は民間による商業施設の計画があることが明らかになったがその後の情報は
なく、周辺の商店主やテナントからは不安の声が聞かれる。松本商店街連盟は「パルコ、井上百貨店のない状態で魅力ある商店街をどういうふうにするか検討したい。仮に空きビルになってしまえば中心街の求心力が低下し、つまらない街に
なってしまう。閉店まで秒読み段階なのに具体的な話がなく周辺の店舗も不安に思っている」と。500m離れた場所には2017年イオンモール松本が開業。昔は「松本にはパルコがあっていいね」だったが、今では「買物するならイオンモール」と
の声も多い。そこにいけば何でもそろうモールは店舗数も多く個性豊かなテナントが多い。開放的な空間があり長時間過ごせる。駐車場も広い。
■松本市七嵐「松本市四賀化石館」に折り紙の恐竜の骨格標本展示。
6体の骨格標本は体長50cm前後で、骨や歯の一本一本まで折り紙で緻密に作り上げられ、忠実に組み立てられている。信大自然科学館にあった作品を借りて化石館に並べたところ、来館者に人気だったという。子供たちは本物の恐竜の化石を見るように、
緻密な出来栄えに目を見張っている。シガマッコウクジラの化石などを展示する同館には恐竜の化石はない。(3月;月曜休館、\310/大人高校生以上),\150/中学生以下、4月〜;入館無料、火曜休館)
(問)松本市立博物館分館 松本市四賀化石館 TEL 0263-64-3900
■「田舎暮らしの本」(宝島社)の「移住したい都道府県」のアンケートで長野県1位
2025.2月号では3位北海道、2位沖縄を抑えて、長野県が1位。(2024.11月までの1年に計1150人回答)。長野県は2006年から19年連続1位。県は大都市から近く自然環境に恵まれていること、移住促進に向けた取り組みが充実していることなどが理由。
長野県阿部知事は「移住者を増やす施策に引き続き力を入れ、人口増加につなげていきたい」と。
■松本市は老朽化が進む水道管の更新作業でデジタル技術活用
松本市上下水道局によれば、市内には全長1800kmの水道管があります。約22%が耐用年数(40年)を過ぎているという。現在は古い水道管から更新。修理の履歴や、水道管内部の画像をAIが解析して傷みが激しい所から更新するなど効率化を目指す。
3/7;松本市役所で締結式「上下水道局DX推進に関する連携協定」が行われ、松本市臥雲義尚市長とシステム開発会社NSDが協定書に署名。松本市臥雲市長は「限られた資源と人材で対応することが課題。技術や知見を生かし、相互に協力することで
持続可能で質の高いサービスを提供していきたい」。NSDは「給水開始から100年以上を迎え、現状の調査、課題抽出、対策を進めることで安全な水道が次の100年も続くようサポートしていきたい」。
■2025.5/23;松本を走る鉄道「上高地線」の2024年度の利用状況(アルピコ交通)
利用者数は173.7万人(前年度比2.2%増)。新型コロナ禍後は増加傾向で4年連続で前年度を上回り、コロナ禍前の2019年度の水準に近づいた。通学・通勤の定期利用者は106.2万人(前年度比1.1%減)、観光客の利用者は67.5万人(7.8%増)。
定期利用者の減少はコロナ禍によりリモートワークやオンライン授業が増えたことと、少子化が進んだことが要因。一方で海外からの旅行客などが急増。同社鉄道事業部は「安定的な収入につながる定期利用者を増やすとともに、
観光客に多く利用してもらえるようにPRに努めたい」と。
■アルピコHD(2025年3月期連結決算)
インバウンドの観光需要増により運輸・観光事業が好調。売上高;1038.3億円(前期比4.2%増)、経常利益;30.6億円(44.1%増)、純利益;22.9億円(153.5%増)、いずれも過去最高。
1)デリシアなどの流通;767.3億円(2.5%増)(単価の上昇)
2)バス・鉄道の運輸;133億円(9.1%増)(上高地・白馬など観光地のバス利用好調、鉄道利用も回復)
3)観光;120.6億円(8.0%増)(宿泊の回復)
4)不動産;13.9億円(6.4%増)
2026年3月期の連結業績予想では、売上高;1055億円(前期比1.6%増)、経常利益;26億円(15.0%減)、純利益;15億円(34%減)と見込む。
■6/1;松本空港で「FDA4号機」の見学ツアーが開かれた。
緑色の機体で、松本市の観光大使を務めた4号機の人気は高い。競争倍率13倍の抽選に当選した参加者たちは目を輝かせ、機体を見ていた。機体は松本空港の航空貨物倉庫で保管。初めて企画されたツアーは定員60人に対し県内外から
800人の申込みがあった。信州まつもと空港利用促進協議会が主催、1回20人ずつ3回に分けて実施。7月に同様のツアーを予定。
■6/1;FDAの松本空港就航15周年記念日に「FDA4号機」見学ツアーを開催。
6/1;10:00-10:40,13:00-13:40,14:00-14:40;定員20人/1回;見学ツアー。FDA4号機は2010年就航、松本の自然をイメージした緑色の機体。2023年には松本市観光大使に任命、2024年3月退役、2024年7月空港ジェット化開港30周年を記念して、
機首など機体の一部が長野県に寄贈された。現在は空港航空貨物倉庫内で保管。ツアーでは屋内で航空教室、屋外では4号機の機体見学。(参加無料,〜5/25受付,定員60名/抽選)
(問)信州まつもと空港利用促進協議会事務局 TEL 026-235-7019(平日)
■「松本空港」の下を通るアンダーパス(松本空港トンネル)に「エアー遮断機」を設置した。
2024年8月大雨で冠水、4台の車が水没したことを受け、大雨の際にバルーンが膨らんで車の通行を遮断する「エアー遮断機」を設置した。対策として松本建設事務所は道路が冠水した際に、ドライバーに水深を知らせる標示を路面に施した他、
車の通行を遮断する「エアー遮断機」を整備した。2025.5/27;遮断機の運用が始まり、「冠水通行止」などと書かれたバルーンは20秒で膨らみ、道路をふさぐ。アンダーパスのセンサーが水深を計測、5cmで道路情報板に「冠水注意」、10cmの水深を
検知すると、「通行止め」と表示して赤色灯が作動、自動でバルーンが膨らんで車線をふさぐ。バルーンは蛍光色で「冠水通行止STOP」を表示。県内の県道では初の設置。設置費用は2基で1500万円。水深の路面標示は190万円。県松本建設事務所は
「実際にバルーンが出てくるので車の侵入抑止が期待できる。ドライバーは大雨が降った場合、冠水状況を確認して通行してほしい」と。
■6/1;サッカーJ3松本山雅FCは第14節、八戸と対戦、0-2で敗れた。アウェー戦には山雅サポーター約200人が来場。5勝4分5敗で勝点は19のまま、順位9位。6/7;14:00;次節は本拠地で福島を迎え撃つ。
■2025.4/26ー11/24;塩尻のテーマパーク「チロルの森」が営業を再開した。
1999年オープンした「チロルの森」はオーストリア・チロル地方をイメージしたテーマパークで幅広い世代に親しまれていた。来場者の減少や新型コロナ渦の影響で5年前に閉園した。再開を望む地元の人たちの声を受けて、4/26;営業再開。
「チロルの森」(約28ha)の林の中にはドッグランや、ヤギ・馬などのコーナー、レストラン、ボート遊び、世界の珍しい昆虫・は虫類と触れ合うこともできます。運営会社は「みなさんに来てもらい施設が生き返りました。自然のなかで
動物との触れあいや食事を楽しんでほしい」と。施設を所有するワールドインテックは2020年の閉園後、後利用策を検討し、春ー秋に営業することにした。再開を機にブドウ栽培やワイン醸造も始める計画。2025年来園者は6.5万人を見込んでいる。
■2020年11月閉園した「信州塩尻農業公園チロルの森」を所有するワールドインテック社は2025年春、営業を再開する。
塩尻市北小野のテーマパーク「チロルの森」は木々に囲まれた公園で、小動物と触れ合うコーナーや飲食施設があり家族連れに人気だった。しかし、レジャーの多様化で来園者は減り、新型コロナ禍の影響もあって2020年に閉園した。
その後、同社が後利用策を検討していた。2025.4/中-11/上営業予定。自社ワイナリーなどを加えて再整備を目指す。新規にブドウほ場と自社ワイナリーを整備。園内遊休地でブドウ栽培する上部空間を有効活用し発電する
「ソーラーシェアリング」を実施する。2025年春にブドウの苗木を定植、2027年秋にワイナリー設立と仕込みを予定。完成したワインは園内で販売。太陽光パネルの設置はブドウの雨よけトンネルとしても機能、発電した電気は
園内で利用し、県内企業に売電する。チロルの森は「ブドウ栽培の学びと遊びを一緒に楽しんでいただける施設になる」という。2024.7/27-9/1;トライヤル営業期間にが2.5万人以上が来園した。
■5/29;コメ不足と価格の高騰が経営を圧迫しているとして酒造組合が県に支援を要請した。
阿部知事に要望書を手渡したのは県内80の酒蔵でつくる県酒造組合の代表。組合によれば、2025年秋に収穫される酒造り用のコメは、一般的な加工用米が一俵2万円、県産の美山錦が2.8万円と2024年の1.5-1.6倍を超える値上がりが
見込まれるという。(2024年米の仕入価格は1.8万円/60kg)。県酒造組合は「製造原価の50%を占める原料米の異常な高騰は、コロナ禍のダメージから脱していない酒蔵の経営を直撃し、近い将来大量の休業・廃業・倒産が発生しかねない」と。
組合は原料米の購入資金の支援などを求めた。また、酒米をつくる生産者への交付金を拡充するよう国に働きかけることも求めた。長野県阿部知事知事は「具体的な対策を打ち出せるようにしていきたい」と。価格の高騰だけでなく
この秋に必要な量のコメを確保できるかすら見通しが立っていないという。
■6/2;県内のレギュラーGS平均小売価格は、\180.1円/1L、先週より\3.9円値下がりし、6週連続で値下がりした。隣接8県との差は\12.2円-\4.3円高い。県内の価格は最高値は木曽\186.6円、最安値は松本\176.4円。
ハイオクGSは\191.4円/1Lで先週より\3.7円下がり、軽油は\161.8円/1Lで\3.7円値下。灯油は\2118円/18Lで\38円下がった。石油情報センタは今後の価格の見通しについて、「政府の補助金が6/中に上限の\10円に達する見込みで、
数週間は値下がりが続くが、その後は原油の価格に左右される」と。
長野;R:\180.1,P:\191.4、全国;R:\174.3,P:\185.0 (R:レギュラー,P:ハイオク)
埼玉;R:\167.9,P:\178.7、愛知;R:\168.1,P:\179.4、群馬;R:\172.1,P:\183.1、山梨;R:\173.0,P:\184.5
静岡;R:\173.5,P:\184.7、新潟;R:\174.1,P:\185.2、富山;R:\174.9,P:\186.3、岐阜;R:\175.8,P:\187.0
■5/28;県内のレギュラーGS平均小売価格は\184円で5週連続で値を下げした。全国で3番目の高値。政府の定額補助の効果が表れ、前週よりも\4円下がった。全国平均の小売価格が\5円値下がりするように補助し、補助額が\10円になるまで
段階的に拡大されます。近隣8県との差は\12.5円-\4.3円高い。県内の価格は最高値は木曽\190.6円、最安値は松本\180.1円。ハイオクGSは\195.1円/1Lで\4.2円、軽油は\165.5円/1Lで\3.6円値下りした。灯油は\2156円/18Lで\42円値下がりした。
石油情報センタは「政府が6/中にかけて\10円/1Lまで補助することなどから、しばらくは値下がりが続くと予想。
長野;R:\184.0,P:\195.1、全国;R:\177.6,P:\188.2 (R:レギュラー,P:ハイオク)
埼玉;R:\171.5,P:\182.1、愛知;R:\171.6,P:\182.8、群馬;R:\176.3,P:\187.3、山梨;R:\176.5,P:\188.0
新潟;R:\177.1,P:\188.1、静岡;R:\177.2,P:\188.5、富山;R:\178.8,P:\190.2、岐阜;R:\179.7,P:\190.9
■1/16;長野県阿部知事は県内のSS経営者でつくる組合の代表らと面談、SSの経営体質の改善などを継続して話し合うための検討会を年度内に設置する。
知事は「どうすればGS価格を抑制して県民の暮らしを守りつつ、SSの経営を持続可能なものにできるか率直な意見交換を行いたい」と。県内のGS価格が他県に比べて高い要因は、輸送コストだけでなく、過疎地域のSSを中心に1施設あたりの
販売量が少ないことなどが複雑に影響し合っている。組合に加盟しない経営者や運送事業者の団体なども含めた検討会を年度内に設置、SSの経営体質の改善などを継続的して話し合っていく。
県石油商業組合は「業界としても事業の広域化や協業化を進め、抜本的な体質強化を図っていきたい」と。
■GS価格が高い理由は「信州は内陸で、山間部が多く、輸送費がかかるため」と云われる。さらに販売量が少ない小規模の給油所が多く、冬場には灯油の配達販売などでコストがかさむため、廃業する業者も増えている。市町村内のSSが3ヶ所以下の 「SS過疎地」は県内では35町村、うち14村は1ヶ所のみ。
■3/31;「南海トラフ巨大地震」による新たな被害想定を公表。
県内の最大被害は死者数;80人、負傷者数;6300人、建物の全壊・焼失棟数;3100棟と想定。
断水人口;150万人、道路被害;1300ヶ所、鉄道被害;420ヶ所、被災1週間後の避難者数;4.2万人と想定。
停電は78万軒、断水(下水道利用不可);150万人、ネット不可;82万回線、孤立集落;3ヶ所。
震度;松本、安曇野、大町;5強、池田町、松川村、白馬村、小谷村は5弱、塩尻、岡谷、諏訪、木曽は6弱、飯田など南信は6強と推定。
★★★イベント★★★
■2026.1/1;「八十二銀行」(長野)と「長野銀行」(松本)は合併、新しい銀行名は「八十二長野銀行」
「長年親しまれてきたそれぞれの行名を維持する」と新銀行名を発表した。ロゴマークも一新され、安定と親しみを感じられる角をとった三角形で、緑豊かな信州の自然、山々の重なり、両行の頭文字のH/Nを包含した形様を表現。
合併に伴い、57の店舗を統廃合する。長野銀行は「山々に囲まれた信州の特徴と地域に根差した誠実な銀行であることを表現した」。両行の店舗は県内に154店舗あり、合併に伴い98店舗に集約する。八十二銀行は「一刻も早く合併した
ほうが統合効果は出るが、システムの安全性・安定稼働を優先に考えた場合、2026年1月スタートが最短の期日」という。合併後は長野銀行の口座は八十二銀行のシステムに統一されて廃止。銀行システムは、2026年1月の合併に伴い一新され、
2025.12/末-2026.1/4;新システム移行のために全システム休止、ATMなどは利用不可。利用者には新口座が付与され、秋をめどに新口座番号を準備し利用者に通知される。その後、八十二銀のキャッシュカードも順次、新行名に移行。
統廃合による空き店舗は相談専門拠点や地域活性化のための施設などへの活用を検討。
■2025.3/1-9/30;奈良井川、田川、鎖川で「渓流釣り」が解禁。
青空の下、シーズン到来を待ちわびた釣りファンが河川に繰り出し、釣果を期待しながら釣り糸を垂らしていた。奈良井川漁業協同組合は初日に、田川の大正橋から上流の外田橋までの約5kmの間にニジマス成魚150kgを放流した。川の水量は少なめ。
3/15;奈良井川にヤマメ150kg、5/3;鎖川にイワナ100kgを放流予定。順次放流を行う。
■8/11ー9/9;国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)
SKOが出演する3年ぶりのオペラ、SKOによるオーケストラ公演2、7プログラム10公演。実行委員長の臥雲義尚松本市長は「SKOの演奏力、一流の演奏家が集まって行われるOMFの価値を大勢の皆さんに堪能してもらえるよう周知・準備に努めていく」。
8/23;オーケストラコンサートA;英国出身のアレクサンダー・ソディさん指揮、ショスタコービチのバイオリン協奏曲第1番など。
8/29-8/30;オーケストラコンサートB;クリストフ・エッシェンバッハさん指揮、マーラーの交響曲第2番「復活」を演奏。2016年同曲演奏時と同じく公募による市民合唱団も出演。
8/17,8/20,8/24;メインのオペラ。首席客演指揮者・沖澤のどかさん指揮、ブリテン作曲のオペラ「夏の夜の夢」上演。
9/1;小澤さんの誕生日に東京で生誕90年を祝う特別公演。
6/14;チケット発売。
■〜6/1;10:00-15:00;松本市梓川梓の「あずみ野花園」で、シャクヤクやジャーマンアイリスが見頃。
広さ約5000uの畑にはシャクヤク約120種2000株とジャーマンアイリス約300種5000株が植わる。白やピンクなど色鮮やかなシャクヤク、大柄な花のアメリカシャクヤクが咲き誇り、紺色・赤・黄・水色など様々に色と形のジャーマンアイリス
などが咲いています。訪れた人たちは花を観賞しながら写真を撮るなどして楽しんでいます。園主によると、咲き始めは例年より1週間ほど遅かったが、ここ数日の気温の上昇で一気に見頃となった。5/末まで楽しめそう。花株の直売あり(有料)
アヤメ科の花にはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、キショウブ、ジャーマンアイリスなどがあり、花は似ています。
「あやめ」は湿地に育ち、紫色で花には網目(文目)模様、「カキツバタ」は湿地に育ち、青紫色で花の根元に白い筋、ハナショウブは湿地・乾燥地で育ち、色形は多種、花の根元に黄色い筋。キショウブは湿地に育ち、花は鮮やかな黄色(外来種)、
ジャーマンアイリスは乾燥地に育ち、花は色形は多種、花の根元に網目模様と綿毛、フリルの花びらが多い。(外来種・園芸品種)。シャガは湿地に育ち白い花、花びらに青斑点と黄色。ジャーマンアイリスの花言葉は「使者」「燃える思い」「恋の便り」などで、「アイリス」はギリシャ神話の「虹」の女神イーリスを表しています。
(入園料;\300/高校生以上)(花の写真は以前のものを含む)
■4/29-5/31;松本のまちと手仕事に親しむ「工芸の五月」が開幕。
期間中、ギャラリーや美術館、資料館などで多彩な企画。作家の個性や技術の詰まった作品に接し、工芸を身近に感じる機会となる。工芸の五月は2007年にスタートした。
※5/24-5/25;10:00〜;松本「あがたの森公園」で「第41回クラフトフェアまつもと2025」が開催予定。出展者は262組。クラフトフェアは1985年にスタート。
※5/24-5/25;10:00〜;「イオンモール松本」(空庭)では「クラフトスクエア2025」
■5/末;「国宝・松本城」埋橋の補修完了。
1955年「昭和の大修理」で観光用に架けられた赤い「埋橋」は、2011年松本で震度5強を観測した地震で付近の石垣が崩れ、橋は通行止めになった。赤い欄干とお城のコントラストが美しい人気の撮影スポット。補修は橋上部のみで、
工事完了後も渡ることはできない。松本城界隈の「幕末期の姿を具現化する」という計画で堀の復元や旧博物館解体を進め、史跡ではない埋橋については閉鎖を続ける。観光客や市民からは残してほしいとの要望が根強いことを受け、
橋上部のみ補修し、撮影スポットとして整備する。工事は2025.1/下〜5/下。修景工事費は990万円。埋橋を巡っては、臥雲義尚市長が人気の観光スポットとしてできるだけ長く保全する方針を表明。文化庁と「橋上部のみを修理し、
あと50年維持していく考えで臨むべきである」との合意に至った。
■5/18;「国宝・松本城」の二の丸御殿跡で「第14回松本藩古流砲術演武」が行われた。
鎧兜姿の武者たちが火縄銃を放って、轟音を響かせた。午前/午後に開かれ、午前の部は1096人(うち外国人154人)が観覧。強い日差しが照りつけ、気温は30℃近く、天守を背景に松本城鉄砲蔵赤羽コレクション会の14人が演武を披露した。
火縄銃が放たれると、ドンという迫力ある音で空気が震え、感嘆の声が上がった。松本城は火縄銃による戦を想定して建築されていることも説明され、さまざまな射撃方法が実演された。熟練した射手しか扱えない、重量が十数キロもある
大筒の演武では、ひときわ大きな爆音が響いた。
■5/18;11:00-11:30,13:30-14:00;「国宝・松本城」で「松本藩古流砲術演武」
二の丸御殿跡にて、開場は演武1H前から(無料)。「松本藩古流砲術」の復元伝承につとめる「松本城鉄砲蔵赤羽コレクション会・松本城鉄砲隊」が実物の火縄銃による演武を行う。
(問松本城管理課 TEL 0263-32-2902
■5/18;サッカーJ3松本山雅FCのユース選手がサンプロアルウィンの近くの水田で田植えをした。
地元の農家の指導を受けながら、15cm間隔でコシヒカリの苗を植えた。田んぼはチームスポンサーの「JA松本ハイランド」が設置したもので、食育活動の一環として始めて2025年で13回目。
秋には稲刈りを行い、一部は寮の食事で食べるという。
■5/17;塩尻宗賀の「平出遺跡公園」などで「塩尻ワイナリーフェスタ」が開かれた。
塩尻市内のワイナリーのワインを飲み比べて楽しむ催しで約2200人が訪れた。公園にはワイン関連15ブース、飲食27ブースが出店。「ワイナリーめぐり」も復活、公園を発着点に循環バスで巡る企画が一部ワイナリーで再開した。
■5/中;北ア「槍ヶ岳」(標高3180m)を望む松本東山部の山辺地区では夕日と槍ヶ岳山頂が重なる光景が現れます。
よく晴れた日の夕方には、信州の珍しい光景を写真に収めようと、多くの愛好家が訪れてカメラを構える。槍ヶ岳の穂先に貫かれるように夕日が沈む雄大な光景が松本郊外から見られる季節。夕方(18:20頃)には入山辺の薄川に架かる
「御嶽橋」や見通しがいい里山辺「金華橋」からは「槍の穂先」に太陽が触れる様子が見られます。三角の穂先の背には太陽の丸い円が現れ、太陽が沈むと夕焼けに染まる。太陽が沈むと、空は薄いオレンジ色に染まる。「槍に刺さる夕陽」が
見られる須坂「峰の原高原」のように全国的に有名なポイントもありますが、高い山に登らずに比較的手軽に雄大な光景が見られるとあって、地元ファンに根強い人気があります。槍ヶ岳山頂に夕日がちょうど重なるように見るポイントは、
1日に100m〜300mづつ南に移動する。里山辺から神田、中山地区へと移り、夏至(6/21)を過ぎると逆に北に戻る。入山辺地区で見えなくなる7/末まで楽しめます。
※松本・里山辺〜入山辺にかけては北アの見晴らしがよく、薄川上流には見張橋(標高605m)、小松橋(618m)、「金華橋」(標高635m)、八竜橋(標高648m)、川久保橋(標高672m)、「御嶽橋」(標高680m)などがかかる。
■2015年、松本の井上本店屋上で始まった「松本みつばちプロジェクト」が松本渚の専門学校「未来ビジネスカレッジ」に引き継がれる。
松本中心市街地で養蜂を行い、蜂蜜を商品化する取り組み。井上本店は2025.3/末で閉店し、専門学校の屋上を貸し出す。5/13;実施主体の井上と信州蜂蜜本舗は、2〜4万匹の巣箱2箱を屋上に設置。ミツバチは半径約2km圏内で蜜を集め、条件が整えば、
5/末〜夏に計80-100kgを採蜜できるという。「城町はちみつ」として販売、和洋菓子など10種類以上商品化され、今後も新たな商品開発を進める。緑豊かな松本市街地では「時期ごとに蜂蜜の個性が変わる面白さがある。まさに松本の味」と蜂蜜本舗。
■5/10;「国宝・松本城」で3年ぶりの「雅楽公演」が行われた。
新緑と松本城天守を背景に、地元愛好者でつくる松本富貴雅楽会(26人)が、みやびやかな音色を響かせ、市民や観光客約880人が堪能した。二の丸御殿跡に設けられた特設舞台で、音楽主体の管絃と舞を伴う舞楽で計5曲を披露。「平調越殿楽」や
「納曾利」の舞台が繰り広げられた。合間には元宮内庁式部職楽部主席楽長が演目を解説。昭和大修理の完工50周年を記念して2005年に松本で雅楽演奏会が開かれ、2006年からは本丸庭園で公演。現在は5年に1回が基本だが、
2020年が新型コロナ禍で延期され、前回は2022年に公演があった。
■「ボタンの寺」として知られる松本大村の「玄向寺」でボタンの花が見頃となり、参拝者を楽しませています。
寺では明治時代から歴代の住職がボタンを育て続け、赤や白、ピンク、黄色など約120種類・約1300株のボタンが植えられています。見頃は週末まで。
5/11;14:00;本堂では雅楽の演奏会。
(問)玄向寺 TEL 0263-46-1393
■5/6;GW最終日、信州で過ごした人たちのUターンラッシュがピーク。
東京に向かう上りの新幹線は一部列車が混雑した。JR長野駅の新幹線ホームではたくさんの荷物を持った人たちが東京に向かう列車に次々と乗り込んでいた。ホームでは名残惜しそうに手を振る人の姿も。JR東日本によれば、
16:00現在、北陸新幹線上りの自由席の乗車率は最大150%、指定席は満席。松本駅も朝から大きな荷物を抱えた人が目立った。上りの特急あずさが午前中に満席、混雑がみられた。信州まつもと空港を発着するFDAも混雑のピークで、
松本から福岡や神戸に向かう計4便は満席。
■5/5;朝の「国宝・松本城」では天守入場が制限され、朝から長蛇の列ができた。
松本城では、2024年7月から入場待ちの混雑緩和のため、事前に観覧予約できる電子チケットを導入した。「日時指定で待たずに入れる。松本城電子チケット」。電子チケットを購入した人はスムーズに入場できたが、従来の紙チケットの人は、
朝9:00から開場で、10:00時点で約160分の待ちとなった。松本城管理事務所によれば、2025年のGW中の観覧客のピークは、5/4;5000人を超える人出があったという。
■5/5;JR松本駅前で大北の特産品を販売する「北アルプス山麓 春の物産展」が開かれた。
地元産品の魅力をトップセールス、GWの観光客など多くの買い物客でにぎわった。物産展には各市町村から地域の優れた農産物や加工品として北アルプス山麓ブランドの認定品を含む約60品が出品。大町のリンゴジュースや池田町の
ハックルベリージャム、他、朝取りのタラノメやワラビなどの山菜も並んだ。松川村長は地元ブランド米の「鈴ひかり」をアピール。県議は「水と空気がきれいな北アルプス山麓地域。住民たちが一生懸命に作った農産物を味わってほしい」と。
■5/3;松本駅前の「公園通り」には多くの飲食店などが出店し、家族連れなどでに賑わった。
大型商業施設の撤退が相次いだ松本では、中心部の新たなにぎわいづくりの一環として松本駅前の「公園通り」を土/日/祝に歩行者天国にする取り組みを始めています。5/3;歩行者天国のエリアを拡大して多くの飲食店や雑貨店が出店した。
観光客らが青空のもと食べ歩きを楽しんでいた。新伊勢町商興会は「中心市街地が空洞化するのではという声もある中、イベントでにぎわうことは大きな意味があります。一過性の盛り上がりではなく、取り組みを続けたい」と。
■4/29;松本郊外の「信州スカイパーク」の南部にある「野と花のゾーン」で菜の花が見頃。
北アスを背景に広がる、黄色い絨毯さながらの風景を楽しむことができます。野と花のゾーンではシバザクラも見頃を迎え、5色のシバザクラを楽しむことができます。シバザクラ、菜の花は5/上まで。
■4/27;松本の「信毎MG」屋外広場「まちなかダンスフェス」が開かれた。
ダンススクールに通う人や高校のダンス部員ら、5才の子供から50代のアマチュアダンサーら30組約270人が出演。切れのあるダンスを披露して観客を魅了した。県ストリートダンス普及協会主催。ヒップホップダンスやブレイクダンス、ジャズダンスをチームや個人が披露した。
■塩尻「高ボッチ高原」からは槍・穂高から白馬三山に連なる北アや八ヶ岳が見渡せる。
高ボッチ高原(標高1600m)は、2025.4/25;管理棟「でいだらぼっち館」OPEN、4/26〜;高ボッチ高原キャンプ場の営業開始。GW中のキャンプは予約でいっぱいの日が多い。
AC;3サイト;(\3000/泊),FREE;25サイト(\1000/泊)。5/下-6/中;レンゲツツジ。6-10月牛の放牧。
■塩尻のR20沿いに「高ボッチ高原」の案内板が新設された。
看板は土台を含め高さ4m、縦2m×横4mの高原の青を基調にしたロゴマークで、市道・高ボッチ線東山ルートの入口を指す矢印板も取り付けた。塩尻市は「高ボッチを観光客の方により知っていただきたい」とPR。
■塩尻「高ボッチ高原」
「高ボッチ高原」(標高1665m)は高ボッチ山を中心にした高原で、車で気軽に行ける高原。北アの槍・穂高や富士山・南ア、諏訪湖の絶景が楽しめるview point。空気が澄む秋〜春には約100km先の富士山が見もので、明け方には雲海が広がり、
赤い富士山と諏訪湖、街明かりが点在する幻想的な光景が広がります。塩尻ICから約13km。2024.12/2〜2025.4/18;「崖の湯ルート」(松本アルプス展望しののめのみち・東山山麓線〜崖の湯温泉の先)、東山ルート(R20〜市道高ボッチ線)ともに
冬期閉鎖が解除、開通した。
■4/23;毎秋に松本で行われる「松本マラソン」は、2025年大会は中止。
2023年大会で赤字を隠す不正な会計処理が行われた。2023年大会は3915万円の赤字が74万円の黒字決算として計上された。担当職員が赤字決算になるとイメージの低下につながり大会の存続に関わると考え、不正な会計処理を行ったという。
松本マラソン実行委員長・臥雲義尚松本市長は「信頼・期待を裏切る結果となってしまったことに対し、心からおわび申し上げます」と頭を下げ、自らの給与を減額する意向を表明。松本マラソンは松本市制施行110周年に合わせて2017年から開始。
初回は8600人を超えるランナーが秋晴れの城下町を駆け抜けた。2018年は台風24号の影響で中止、2020年は新型コロナ渦で中止、2021年は豪雨災害で中止。2024年までの8年間で開催したのは5回、3回は中止。松本マラソンのコースは高低差100mある
アップダウンの激しいコースで、2023年はマラソンの出場者定員9000人に対してエントリーは4911人、2024年は定員を6000人に減らしたが最終的なエントリー数は5171人。エントリー数の伸び悩みや輸送費や人件費の物価高騰などから、
2024年大会は2860万円の赤字、累積額は4380万円の赤字。
■4/21;松本里山辺の「美ヶ原温泉」でハナモモの花が見頃。
ふれあい山辺館「白糸の湯」や「美ヶ原温泉駐車場」周辺に植えられたハナモモは鮮やかなピンク色や赤色がきれい。青空と山を背景に、花が陽光を受け輝いていた。観光客や温泉客らが散策したり、写真に収めたりする姿もあった。
白糸の湯は「温泉とハナモモで最高の癒やしになるのでは」と。
■4/19;「松本城」外堀の桜は散り始め。花びらが舞い、お堀には花筏が浮かんでいます。
■4/18;松本「井上」は、山形村「アイシティ21」をRe-OPEN。
松本駅前の本店は3/末閉店、1/13;イトーヨーカドー南松本店閉店、2/末;松本パルコ閉店し、テナントを迎え入れる。3月から順次出店。井上は4月からアイシティ21に経営資源を集中し、「おもてなし力に磨きをかけた新時代のショッピングセンタ」を
目指す。
■春の「松本アルプス公園」
4/17;松本郊外の蟻ヶ崎「アルプス公園」ではソメイヨシノなど800本の桜が満開。平日にもかかわらず多くの花見客が訪れています。春霞の空のもと、北アを望む西側には「泉小太郎のしだれ桜」も見頃。四方に垂れる枝に咲き誇る花が
まるですだれのようで、風に揺れています。泉小太郎は母「犀龍」の背に乗って松本平を切り開いたとの言い伝えが残り、この桜は小太郎が植えたとされます。
麓の「松本城」では桜も見頃を迎えていたが、標高約800mの「アルプス公園」を訪れた時にはまだ咲き始めでした。
園内には800本のソメイヨシノがあり、こぶしもきれいに咲いていた。アルプス公園の「泉小太郎のシダレザクラ」は見頃で、常念岳とピンク色したエドヒガンの枝垂れ桜が美しい。アルプス公園は北ア・乗鞍岳〜常念岳、
松本平を一望できる見晴らしのよいスポット。
泉小太郎シダレザクラに隣接して見晴らしの良い高台には懐かしの「まきば山荘」が建っていた。1976年4月;食事処を開業、2015年10/31;閉店(閉鎖)・解体。2018年3月;まきば山荘跡地は「展望広場」(展望デッキ)が完成。
2021年頃から「まきば山荘跡地」にAC場を整備する構想があったが、賛否両論の末、2023年6月;市議会で反対。2024年4月;アルプス公園南の整備基本計画では公園のエントランス・眺望ゾーンとして、飲食や総合案内を備えた展望施設、
芝生が敷かれた多目的スペースを整備する計画になった。(写真は以前のもの)
■4/16;松本アルプスLCは、松本並柳の桜の名所「弘法山」にオオヤマザクラの苗木15本を植樹した。
古木に代わる苗木を追加し、植樹して桜の名所を後世につなげる「桜植樹プロジェクト」。2026年以降も継続して年5〜10本の苗木を植えていく。2024年10月の結成60周年式典のアフターイベントとして企画。才教学園小・中の児童生徒らと
合同で作業し、高さ3mの苗木を植えて土をかぶせた。同LCが40年前、結成20周年の記念事業として弘法山の雑木を伐採して桜の木1000本を植樹したことで桜の名所として有名になった。桜の寿命は60年で弱っている木が増え、地元住民の要望を
受けて桜の更新を図る。同LCは「弘法山が松本の代表的な桜の名所として輝き続けることを願い、活動を続けていきたい」と。
「弘法山」(標高650m)の山頂部分には3世紀末頃に築かれた全長66mの前方後方墳。古墳を囲むように、ソメイヨシノやオオヤマザクラなど、3000本が咲き誇ります。1974年に古墳が発見され、国の史跡に指定された弘法山。当時はニセアカシアに
覆われ、人も近づかなかったという。松本アルプスLCが中心となり、市民に親しまれる桜山にするプロジェクトがスタート。文化庁の許可がおりて、3年かけてニセアカシアの伐採と整地を行い、1984.5/13;最初の桜を植樹。広い斜面に1000本の
苗木を植えていった。その後も木を植え続け、花が咲くようになったのは10年後。山には水がないため、みんなでバケツを運んだという。植樹をはじめて10年後に山頂を除き、山全体が桜で覆われた。
■4/14;春の訪れを告げる松本島内の伝統行事「鳥居火」(松本市重要無形民俗文化財)が行われた。
島内の大宮神社と武宮神社の氏子約70人が、「鳥居山」の西側斜面に立って松明で鳥居を描き、五穀豊穣を願った。4/19-4/20;東方、町、北方の3町会が「例大祭」前に、火の鳥居を奉納した。20:00;鳥居の下部から点火。上部まで火が灯もされると、
ホラ貝を吹く音を合図に松明が振り回され、斜面にひときわくっきりと鳥居の形が浮かび上がった。新型コロナ禍前は3日間連続で行っていたが、近年は1日限りで実施。同会は「重要無形民俗文化財指定で、どのような形になるにせよ継続したい」と。
■4/5-4/12;10:00-12:00;松本梓川梓の「あずみ野花園」で「クリスマスローズ園」開園。
園内では濃いピンク、赤、黄、クリーム色など約500株のクリスマスローズが満開を迎えています。開花株の掘り取り販売あり。(雨天休園)
クリスマスの頃に咲き始めるバラに似た花から名付けられたがバラではない。花は下向きに咲き、12月-3月に開花、信州では地植えは3/下〜4/下の雪解けの頃に開花。寒さに強く暑さには弱い宿根草。花言葉は「追憶」「私を忘れないで」。
5/17-6/1;10:00-15:00;「アイリス・シャクヤク園」を開園予定。ジャーマンアイリス&アメリカシャクヤク&シベリアアヤメなど。(\300)
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415
■4/12;アルピコ交通上高地線の電車で「古本市」を催す「しましま本店」が新島々駅であった。
2025.3月で定期運行を終えた「3000形」の車内に8組が出店、鉄道ファンや本好きの人たちが古本を手に取りながら楽しんだ。3000形はS40年代に製造、京王井の頭線で運行していた電車でアルピコ交通が譲り受け、1999年から上高地線で運行。
車内ではコーヒー販売や、ベースとフルート、バイオリンの演奏もあった。古本市の後には、3000形が新島々駅〜松本間貸切電車として運行した。実行委員会は開催費用の一部をCFで27.4万円を集めた。
■4/12;10:30-15:00;松本アルピコ交通「上高地線」の終点・「新島々駅」(松本波田)で古い電車が「古本市」になる。
鉄道や本好きの人たちの交流の場に。電車を借りる費用はCF;昭和の電車で古本市地域発信イベント「しましま本店」で支援を呼びかける。駅名にちなんで「しましま本店」。
「昭和の電車で古本市」。新島々駅に停車させた2両編成の電車内で、8組の出店者が古本を販売。地元のカフェも車内でコーヒーを提供予定、音楽イベントも。実行委員会はコロナ禍で中断した2020〜2023年を除き、2016年から年1回、
電車内や駅構内でイベントを行っている。100-120人の来場を見込んでいる。(入場料;\500/大人,\200/子供)。2021年からは下新駅舎を借りて1カ月に1回古本を販売する「本の駅・下新文庫」を続けてきた。
〜3/25;目標金額;18万円、支援総額;8.5万円,支援者16人(2/20)。用途は貸切列車代、運営費用等。返礼品は貸切列車(走る!しましま本店;新島々15;30→松本16:00)乗車&イベント招待
■4/9;松本波田の「安養寺」でシダレザクラが見頃を迎えた。
写真愛好家や親子連れが訪れ、白や薄紅色の花の下を歩いて春を満喫。大小20本の桜の木があり、シダレザクラの老樹2本は市特別天然記念物指定。今週に入って暖かい日が続き、開花が進んだ。
■〜4/13;「国宝・松本城」では夜桜を楽しんでもらおうと夜間ライトアップが行われています。
4/1;ソメイヨシノが開花し、約300本の桜は今(4/9)が見頃。期間中は本丸庭園が無料で開放、天守と夜桜の共演を楽しもうと、4/9までに1.2万人が訪れた。
■4/13;「国宝・松本城」の「本丸庭園」で「茶会」が開かれた。
茶道裏千家淡交会県支部中信分会が行う催しで、大勢の人たちが天守の下で桜咲く春の茶席を堪能。雨の中、テント内では菓子とまろやかな茶をゆっくりと味わっていた。「松本城公園」では「きもので100人松本城!」が開かれた。
小雨になった中、天守をバックに記念撮影を行い、お城と着物の調和を楽しんだ。
■4/12;松本並柳の桜の名所「弘法山古墳」で松本広域消防局による山火事防止の啓発活動があった。
全国的に大規模な山火事が相次いでいることから企画。「山火事用心たばこポイ捨てはやめよう」と書かれたのぼり旗で注意を呼びかけた。晴天に恵まれ、桜が見頃を迎える中、消防署員が、山火事防止などを訴えるポケットティッシュや
メモ帳などを花見客に手渡した。
■4/12;松本平は晴れて気温が上がり、絶好の花見日和。
松本は5/上並みの22℃と汗ばむような陽気の中、桜の見頃と週末が重なったこともあって、各地の名所は春を満喫する市民や観光客でにぎわった。
1)「国宝・松本城」の外堀沿いでは、満開の桜と天守の風情を味わおうと観光客らが散策を楽しんでいた。
2)「薄川河川敷」にも多くの人が訪れた。堤防沿いの桜並木が見頃に。
3)「あがたの森公園」では子供連れの家族など花見客でにぎわった。
4)松本神田並柳境の「弘法山」でも桜が見頃を迎え、山全体がピンク色の花で覆われ、春らんまんの景色が広がった。
■桜前線は北上を続け、信州各地で桜が開花が進んでいます。
松本城では多くの花見客が訪れています。平日は外国人観光客が目立ちます。4/8;お堀端のソメイヨシノは現在5分咲き、今週末には満開との予想。本丸庭園ではコヒガンザクラやシダレザクラは満開。この時期しか見られない桜とお城の共演を
楽しんでいた。松本駅観光案内所には桜の開花情報を求める外国人旅行者が連日訪れ、国宝松本城の桜だけでなく、城山公園や弘法山にも訪れる外国人旅行者もいる。同案内所を訪れた外国人旅行者数は3月2283人、2024年同期比で25%増。
4月も同様の傾向が続く。多くの外国人旅行者がSNSで情報を入手、桜の開花時期を狙って来日。17:30-21:00;本丸庭園を無料開放、夜桜のライトアップを行っています。安曇野でも桜が開花しました。
■4/12;塩尻「みどり湖」の畔でミズバショウの花が見頃
水芭蕉はサトイモ科の多年草で「苞」と呼ばれる白い葉の内側に黄色いかれんな花を咲かせます。「みどり湖水芭蕉公園」では約1200uの敷地に4000株のミズバショウが植えられています。水芭蕉は40年前に地元の愛好家が植えたのが始まりで、
その後は有志の人たちが世話をして株を増やしてきたという。訪れた人たちは遊歩道を散策しながら水面から顔をのぞかせた花を眺めたり、写真に収めたりしています。水芭蕉は4月末まで楽しめそう。
■松本城の夜桜を照らし出す「国宝松本城桜並木光の回廊」はライトアップ期間を4/13まで延長。
4/11までの予定だったが、気温の低い日が続いて、外堀のソメイヨシノの開花が遅れているために延長した。お城の外堀と北側、東側の桜並木約80本と、千歳橋西側の女鳥羽川左岸にある約25本の桜のライトアップ(18:00-21:00,4/11-4/12;22:00)。
夜の本丸庭園を無料開放する「夜桜会」と、「大名町通りイルミネーション」も4/13まで延長。
4/8;「国宝・松本城」では見頃を迎えた桜のライトアップが行われ、幻想的な夜桜を楽しむ人たちでにぎわっています。松本城の本丸庭園や外堀沿いでは300本の桜が見頃を迎え、17:30;本丸庭園が無料開放され、ライトアップが行われています。
松本城管理課によれば、本丸庭園ではしだれ桜やヒガンザクラが満開、ソメイヨシノもまもなく満開を迎えます。
■4/4-4/11;18:00-21:00,金/月;18:00-22:00;「国宝・松本城」の外堀沿いや女鳥羽川沿いの桜をライトアップする「国宝松本城桜並木光の回廊」が始まった。
約100灯の照明で、春を迎えた夜の城下町と桜が照らし出される。4/1;桜の開花宣言が行われたが、その後気温が上がらず、外堀の東側と北側の桜は所々でほころぶ程度る。夜の照明に浮かび上がる桜を写真に収める姿が見られた。同期間中、
桜をライトアップした松本城「本丸庭園」を無料開放し、17:30-21:00;「夜桜会」が開かれる。大名町通りのイルミネーションは18:00-21:00。
■4/9;松本波田の「安養寺」でシダレザクラが見頃を迎えた。
写真愛好家や親子連れが訪れ、白や薄紅色の花の下を歩いて春を満喫。大小20本の桜の木があり、シダレザクラの老樹2本は市特別天然記念物指定。今週に入って暖かい日が続き、開花が進んだ。
■松本「あがたの森文化会館」の中庭に立つシダレザクラが満開を迎えた。
国重要文化財「旧制松本高等学校校舎」と雷鳥を肩に乗せた岳人を背景に薄桃色の花が風に揺れています。旧制松本高等学校は旧制松本中の校舎を仮校舎に1919年開校、1920年現在の場所(県神社跡)に移った。1973年まで信大として使用され、
1977年松本市が校舎を購入、「旧制松本高等学校記念館」を含め「あがたの森文化会館」として保存された。「あがたの森公園」周囲でもソメイヨシノが咲き、週末には見頃を迎えそう。
■「国宝・松本城」では「本丸庭園」のコヒガンザクラやシダレザクラ「駒つなぎの桜」が見頃を迎えた。
晴天の下、来場者は園内の散策し、花と天守を写真に収める人もいた。4/1;桜の開花宣言以降、気温が上がらず、外堀沿いのソメイヨシノは咲き始めで、開花は足踏み状態。
■2/23-4/6;松本内田の重要文化財「馬場家住宅」では松本伝統の「松本押絵雛」を展示する企画展が始まった。
桃の節句に合わせ、所蔵する押絵雛や七段飾りのひな人形など計約40体が並ぶ。江戸の頃から盛んに作られた松本押絵雛は布で作ったとは思えない立体感があり表情が豊か。作り方は紙に元絵を描き、厚紙に張って型紙にする。型紙に綿をのせて、
布で包んで立体感を出す。顔などに表情を描く。
(9:00-17:00,拝観料;\310/大人,中学生以下無料,月曜休館,祝日は翌日)(2025.4月〜拝観料無料,火曜休館,祝日は翌日)
(問)松本市立博物館分館・重要文化財馬場家住宅 TEL 0263-85-5070
■4/5;松本中心街の「中町通り」で「松本中町蔵の朝市」の営業が始まった。
市内で採れた新鮮な野菜を格安で販売。28年目を迎え、初日は中山や並柳など東山部の農家を中心に9軒が出店。コマツナ、ホウレンソウ、ネギなどが並び、安価なものは\100/1束も。場所は「蔵のある街中町駐車場」、毎土曜9:30〜、12/下まで続けられる。
■4/5;松本西部を中心とするJA松本ハイランド管内のスイカ産地では露地物の苗の定植が始まった。
名産地にふさわしい、おいしいスイカを育てようと、生産者は一株一株丁寧に植え付けていた。例年並みのタイミングで定植となり、7/初には出荷が始まる見通し。今季は3月の降雪と寒暖差で苗作りに苦労したといい、霜がなく穏やかな
天候が続けばと。JA松本ハイランド産スイカは、水はけのよい火山灰土が堆積した土壌で育ち、実が締まった食感「シャリ感」と、強い甘さで人気が高い。今季は約200haで作付け、82万ケース(1ケース2玉)の出荷を目標とする。
■4/4;県内の多くの小中学校で「入学式」が行われ、新1年生が新しい生活をスタートさせた。
県教育委員会によれば、県内の小中学校の入学式は4/4がピーク、小学校316校と中学校167校で入学式が行われた。
4/4;松本市の小中学校でも入学式が開かれた。春の日差しが注ぐ中、小学校では新入生たちが大きなランドセルを背負って元気に登校し、式に臨んで新たな学びやでの生活をスタートさせた。 松本市立小28校に1714人、市立中19校に1814人が入学した。
■2025.3月販売分から松本市は2024.7月導入された「松本城電子チケット」の区分を変更する。
「日時指定あり」と「日時指定なし」の2種類を「日時指定あり」(8:30-16:30)に一本化。「指定なし」は需要が少ないため。
7/29;入場分から電子チケットを導入し券売所での待ち時間はなくなった。「日時指定あり」は30分ごとに各60人分で、本丸庭園内の専用ルートを通り待ち時間なく天守に登城できる。「日時指定なし」は待ち時間なく本丸庭園に
入場できるが、天守へは紙チケット購入者と同じ一般列で待つ必要があり、天守登城には1H〜2H並ぶことがあった。市松本城管理課によると、7/29-11/10;有料観覧者32万9240人のうち電子チケット利用者は2万6979人(約8.2%)。
週末・祝日・お盆休みの利用率は日平均22%で「日時指定あり」は連日完売。「日時指定あり」は8割以上が購入し、「日時指定なし」は16%。ただ、日時指定は前日までキャンセルできるため、直前キャンセルする「仮押さえ」の
事例があったという。今後は「日時指定あり」はキャンセル不可にし、電子チケット販売数を増やして、1回の枠は60人から100人に増やし、1日当たり960人を最大1600人に拡大する。松本城は天守の耐震補強など城の整備事業の
財源を確保するために、2025年4月から観覧料を値上げ。新観覧料は電子チケット(\1200円)、紙チケット(\1300円)(現行;\700円)。電子チケットへ誘導するため、紙チケットは\100円割高にした。
■4/1;「松本城」北側、お堀沿いのソメイヨシノがほころび始め、松本城管理課が桜の開花を宣言した。
早朝には雪も降った松本ですが、新年度のスタートに合わせるように5輪の桜が開き始めた。2024年より6日早く、平年よりも1週間ほど早い。松本城ゆかりの武将・小笠原忠脩を演じる国宝松本城おもてなし隊が標本木の前で寸劇を披露し、
「これにて桜の開花を宣言いたしまする」と宣言。松本城管理課は「多くの人から松本城の桜はまだかと問合せをいただいた。皆さんが心待ちにしていた桜がやっと咲いたなという思い。松本城を背景に桜を楽しんでほしい」。
松本城の桜はしだれ桜やコヒガンザクラなどを含め約300本。満開の予想は例年宣言から5日後。今週末から来週始めに満開を迎える予想。ここ数日は気温が低い日が多く、満開の時期は遅れそう。
開花宣言を受け、4/4〜4/11;18:30-31:00;日-木、\18:30-22:00;金/土;松本城と外堀の桜並木をライトアップする「国宝松本城桜並木光の回廊」。4/4-4/12;17:30-21:00;に本丸庭園を無料開放して桜をライトアップする「夜桜会」を開く。
※松本城観覧料改定;2025.4/1〜;一般;\1200/電子チケット,\1300/紙チケット,\400/小中学生
■4/1;松本「深志神社」の境内で、約40本ある梅の花が見頃を迎えた。
1本の幹から伸びた2本の枝に紅白の花が咲く「咲き分け」の梅もあり、参拝者の目を楽しませている。深志神社の天満宮にまつられている学問の神様・菅原道真公は、梅をこよなく愛したとされ、天満宮の御神紋も梅鉢紋となっている。
境内には京都北野天満宮から移植されたり、氏子から奉納されたりした白梅や紅梅があちこちにある。社務所前にある咲き分けの梅は「思いのまま」という品種で、高さは4m。紅白で縁起の良さを感じさせ、権禰宜は「参拝者が梅のように
思いのままに人生を楽しんでもらいたい」。
■4/1;松本市はEV車を平日の日中は公用車として使用、夜間・休日は市民や観光客が利用できる「EVカーシェアリング」を始める。
松本市役所本庁舎ロータリーに2台配備、環境に優しいEVの機能や快適性を体感してもらい普及を後押しする。EV車は軽自動車「日産サクラ」と普通車の「日産リーフ」。色にお城と街並みが映える松本のラッピングを施した。
平日8:00-18:00;公用車、平日19:00-翌朝7:00・土/日/祝0:00-翌日0:00に貸し出す。フル充電でサクラは約180km、リーフは約320km走る。専用アプリ「eemo」をダウンロード、スマホ、免許証、クレジットカードで登録。アプリで車両予約、
ドアロック開錠、料金支払いが完結。専用システムによるEVカーシェアは県内自治体初。料金は、数カ月に1回の「たまに使い」が15分ごと\264円、月1回以上の「いつも使い」が同\220円、いつも使いは月の最低利用料金が\1100円。
充電代と保険料を含む。松本市臥雲義尚市長は「松本城観光の後、松本平の観光地を回ろうというきっかけにもなる」。
■3/31;松本中心部にある「井上百貨店」が閉店した。
松本駅前にある「井上百貨店」は前身の呉服店が1885年に創業、1979年に現在の場所に移転して市内唯一のデパートとして親しまれてきました。建物の老朽化などを理由に閉店した。平日にもかかわらず朝から大勢のお客が詰め掛け、
最後の買い物を楽しんだ。閉店時には約400人の行列ができ、先着500人に紅白まんじゅうが配られた。3/31;18:30;正面入り口で関係者らによる閉店セレモニーが開かれた。井上は「いいときも厳しかったときも地域のお客さんに
支えられて時代にあわせて変化して激動の時代を乗り越えてきた。長い間、応援していただいてありがとうございます。明日からアイシティでお会いしましょう」。セレモニーではスズキメソード松本支部の子供たちが井上の
テーマソングなどを奏でて花を添え、19:00;温かな拍手とありがとうの言葉に包まれ、シャッターが下ろされた。閉店後はテナントの一部は山形村アイシティ21に集約され、4/12;近くのビルに小規模な店舗がオープン、制服や婦人服などを
取り扱う予定。松本では「松本パルコ」など大型商業施設の閉店が相次ぎ、中心市街地の活性化をどのように図っていくかが課題。
■3/31;松本駅前の百貨店「井上本店」が閉店する。
3/29;最後の週末を迎え、子供連れの家族や年配者などが訪れ、にぎわっている。3/31;10:00-18:30営業。17:30;市道を歩行者天国にし、18:45;閉店セレモニー。
■3/30;松本「深志神社」で小学校入学の児童の「奨学祭」が開かれた。
深志神社の氏子区域で新1年生になる児童が保護者と共に訪れ、健やかに楽しい学校生活が送れるように願った。拝殿の祭壇に児童のランドセルが置かれ、神事が行われた。
■3/29;松本駅東の市道「公園通り」が週末・祝日に歩行者天国となった。
公園通りの駅寄り約90mが車両規制区間で、出入口には規制標識が新設された。3/29〜;車両規制が始まり、11:00-0:00間は歩行者天国になった。規制は歩行者の安全確保と、街のにぎわい創出が期待される。
■3/14-3/31;JR塩尻駅東口にあるブドウ棚に、ブドウの房をかたどったイルミネーション「ふゆみのり」がお目見えした。
寂しい冬の風景を彩ろうと、松本の光学機器のジオワンデザインが設置。オレンジ色のピンポン球にLED球を入れ、光を拡散する仕組みを仕込んで、光るブドウの粒を表現。40個で1房、10房をブドウ棚に吊るした。大きさは高級シャインマスカット。
周囲の光を感知するセンサで制御、18:00-5:00まで自動で点灯・消灯。同社は「塩尻の景観はブドウ畑が魅力の一つだが、冬は寂しくなる。寒い期間に温かい気持ちになってもらえれば」と。
■3/29〜;土/日/祝;11:00-24:00;JR松本駅前の「公園通り」を歩行者天国にする。
松本では松本パルコが閉店するなど中心部の活性化が課題。市民からの要望を受け、3/29〜;松本駅前の「公園通り」(90m)を車両通行規制し、歩行者天国にする。地元では、歩行者天国でのイベントが検討され、訪れた人が歩いて楽しむことが
できるまちづくりにつなげたい考え。市中心部の活性化について、松本市臥雲市長は「大きな灯がいったん消えるので、少なくない影響が中心市街地に起きる。さまざまな公共投資と、入れ代わりが進む民間の動きが連動し、相乗効果を生み出す形で、
積極的なまちづくりを進めていきたい」と。
■3/29〜;11:00-24:00;松本駅前の「公園通り」で土/日/祝限定の車両規制が始まる。
公園通りは1975年頃に整備され、2024.3月に公園通りの改良工事が完了した。電線の地中化、植樹帯の改良、環境に配慮した舗装材の敷設などが行われ、駅前のイメージアップが図られた。松本駅ー神明町交差点を結ぶ約160m区間は、
インターロッキングブロックと呼ばれる透水性のある路面になり、新しい道路は車道(4m)が灰色、歩道は白色を基調としたブロックを敷き詰めた。車両規制はR143との交差点から東に約90m区間、松本駅前の道路を車両通行禁止にして
歩行者天国にする。周辺は居酒屋などの飲食店が多く夜の街と知られる。地元の新伊勢町商興会と新伊勢町町会が日中の賑わいをと、2024年2月規制の要望書を提出した。松本市は「街場のえんがわ作戦」と題し、道路空間を活用した
街の活性化に取り組んでいた。同区間ではグルメの食べ歩きやWSを楽しむ「新伊勢町マルシェ」などが開かれ、多くの人でにぎわった。商興会は「飲食店が多い通りの特徴を生かし、昼も活気のある街にしていきたい」。
■3/25;15:00;「松本空港」に米軍のオスプレイ1機が緊急着陸した。
松本空港は滑走路が一時閉鎖され、民間機にも影響が出た。15:35;別の1機も着陸した。県によれば、事前の届け出はなく直前に連絡が入ったという。松本空港の滑走路は一時閉鎖、16:30;解除。FDAによれば、新千歳空港発松本空港着の便が
小牧空港に到着地を変更。松本空港発新千歳空港行の便が欠航した。防衛省によると、松本空港に着陸した2機は、沖縄の米普天間基地に所属する機体。1機目は飛行中に警告灯が点灯、危険を回避するために着陸したという。
オスプレイはプロペラが真上を向いたヘリコプターモードでは、ホバリングや垂直に離着陸ができ、固定翼モードに切り替わると高速で長距離飛行が可能。米軍のオスプレイは国内では2012年から配備。
■3/24;JA全農長野は備蓄米について、全農が落札した約13.3万tのうち、7000t超の配分を受け、4/10前後に店頭に並ぶ見通し。
■3/8-3/23;松本市四賀赤怒田の福寿草群生地で「四賀福寿草まつり」が開幕。
まだ開花している株は僅かだが雪の中で咲く黄色い花が楽しめます。北向き斜面など約1.5haに約50万株が自生する群生地で、家族連れや写真愛好家らが訪れています。
2025年は降雪は少なく土壌の乾いた状況が続いたことなどから開花が3週間遅れている。例年は3/中に見頃を迎えるが、3/下以降になりそう。
祭り期間中には休日を中心に屋台やキッチンカーが出る。
(問)実行委事務局(四賀むらづくり) TEL 0263-64-4447
※松本四賀福寿草まつりを参照。
■3/23;松本のアルピコ交通「上高地線」新村駅で「ふるさと鉄道まつり」が開かれた。
鉄道車両や模型の展示、私鉄グッズの販売などがあり、家族連れや鉄道ファンでにぎわった。車両展示では運転席でレバーを操作したり車内アナウンスを体験したり。展示車両内で列車の模型を使って遊べるコーナー、つり革、
メーターといった鉄道古物の販売も。東武鉄道との「コラボトレイン」もあり、新村駅に姿を見せると、鉄道ファンが一斉にカメラのシャッターを切っていた。
■3/23;10:30-15:00;上高地線「新村駅」で「上高地線ふるさと鉄道まつり」
プラレールやNゲージ、電車・電気機関車展示、運転席見学、鉄道グッズ(アルピコ、しなの鉄道、長電、上田電鉄)の販売。信州プロレス開催。
■3/21;「信大」松本キャンパスで「卒業式」が開かれ、900人が新たな門出を迎えた。
信大の卒業式は県内4カ所のキャンパスごとに開かれます。就職や進学など、それぞれの道に進む新たな門出。学長が卒業生の代表に学位記を手渡した。3/21;人文学部、医学部など4学部の747人が卒業し、
大学院生の153人が修了した。3/22以降、信大では卒業式が開かれ、2700人が新たな門出を向かえます。
■3/21;県内81の公立高校で「後期選抜」が行われ、全日制・定時制・多部制・単位制を合わせて、8426人が受験、7921人が合格、喜びの春を迎えた。
■3/20;松本里山辺の兎川寺町会が継承する県宝のお船の全面改修事業が完了した。
お船は全長8m、高さ5m。江戸後期に築造、改修は1928-1929年以来、ほぼ1世紀ぶり。仙人や宝づくし、竹に虎など縁起物の彫刻や、擬宝珠柱には鶴と亀の飾り金具が、2階外縁には螺鈿が施されるなど意匠を凝らした造りが見事。
改修は2023年から着手、洗い、漆の塗り直し、欠損の修理などが行われた。本体工事費は2300万円で各戸の積み立てと松本市と県の補助金を活用。5月;「須々岐水神社」の「例大祭」で曳航される。町会は「一連の改修を通じ、
立派なお船を守り抜いてきた人々の努力と熱意にあらためて触れた思いがした。地域の結びつきの強さはお船のおかげ」と。
■3/19;松本エリアでは未明から朝にかけて雪が強く降った。
今冬の少雪から一転、3月に入って3度目の春の雪。松本では最大5cmの積雪。午後には峠を越え、住民らは重く湿った雪かきに追われた。松本〜新宿、名古屋を結ぶ鉄道や高速道路は一時不通になった。
・JR中央東線の特急あずさ上下12本運休。中央西線は特急しなの上下26本運休・区間運休。
・高速バスは中央道の通行止めで松本-新宿を結ぶ上下18本運休。
・松本空港のFDA定期便は新千歳、神戸、福岡線で計4便が欠航。
■3/17;松本市立小学校で「卒業式」が開かれた。
冬の寒さが残る中、保護者らの祝福を受けて、6年生の児童たちが思い出の詰まった学びやを巣立った。3/17;松本市立小学校28校のうち25校が卒業式を開いた。3/19;他3校は中学校の卒業式に合わせて行う。
■3/15;「国宝・松本城」で冬の間、本丸庭園内の樹木を雪や寒さから守ってきた「冬囲い」の取り外された。
松本城で保全に取り組む「松本古城会」の会員らが参加。2024年12月に本丸庭園の小笠原ボタンにかぶせた「わらぼっち」(70個)を取り外した。2025年冬は雪が降ったのはわずか数日、古城会は「雪景色の松本城があまり見られなかったのは寂しかった」と。
同会は「この作業を行うと春が来たと実感する」。ボタンは花芽が膨らんでおり、4/下-5/中に見頃を迎える。松などの雪つりも造園業者が取り外した。
■3/15;JR東日本のダイヤ改正。
中央東線の特急あずさの輸送体系を見直し、篠ノ井線塩尻-松本間の普通列車の増発などをする。大糸線と篠ノ井線、信越本線の23駅で「Suica」が利用できるようになる。夕方以降の下り特急あずさの始発駅を新宿発を全て東京発にする。
東京駅に到着する新幹線との接続ができ利便性が高まる。篠ノ井線では普通列車の利用者が多い松本-塩尻間で上下2本づつを増発。これにより松本-塩尻間の普通列車は上り計51本、下り計50本。Suicaが利用できる駅は篠ノ井線・信越本線は
松本-長野の各駅、大糸線は松本-穂高の各駅。各駅にはSuica対応の改札機が設置済。
■3/15;JR東日本ダイヤ改正
1日1往復の南小谷駅発着の特急あずさはなくなります。下り;新宿8:00発、南小谷11:59着のあずさ5号はダイヤ改正で白馬11:40着に変わり、11:46発の普通南小谷行に接続。上り;15:00;南小谷発の新宿行あずさ46号は16:30;松本駅発になる。
特急あずさは、新宿18:00/19:00/20:00/21:00発の45号/49号/53号/55号は、東京駅発に変わり、17:45/18:45/19:45/20:45発に。
■3/11;県内公立高81校で後期選抜試験が始まり、約8400人が臨んでいます。
志願者は全日制と定時制で8447人、全日制8250人で倍率は0.94倍と6年連続で1倍以下。松本深志高では定員280人に対し322人が志願。2025年から後期選抜では5教科の学力検査に加え、高校で学びたいことなどを尋ねる対面/筆記の
面接が実施。松本蟻ヶ崎高では電車の遅れで、1時間をずらして試験を実施。合格発表は3/21。
■松本市は惣社の「かりがねサッカー場」の人工芝を張り替える。
2015年開設時に張られた人工芝は傷みが激しいため、2024.12月〜2025.3月にグラウンドを閉鎖して改修工事行う。グラウンドは縦77m×横112mで面積は8670u。松本山雅FCのU-18や地元中高生の練習で使用。現在は厚さ23mmの
パッドの上に、55mmの人工芝を敷設。耐用年数は約10年だが使用頻度が高く劣化が進んでいた。同規格の人工芝に張り替える。グラウンドは2028年の国民スポーツ大会でサッカー競技の練習場として利用する予定。
松本市2024年度一般会計補正予算に改修事業費約1.5億円を計上。
■3/9;「松本山賊焼の日」
松本井上では郷土の味として愛される山賊焼のイベントが開かれ、市内の飲食店など11店が参加。信州みそを使う店や中華風の下味をつける店などお店自慢の松本山賊焼を食べ比べることができます。店ごとの強みを生かしながら、
松本山賊焼をPR。イベントは松本山賊焼応援団が企画。
■3/9;松本でスギ花粉の飛散が始まった。
飛散は平年より11日、2024年より3週間ほど遅い。冷え込みがあった2月の気候によって飛散が遅くなった可能性がある。今後は一気に飛散する恐れがある。
■松本の観測点(2/26)ではまだ花粉の飛散が始まっていない。スギ花粉飛散開始は、松本で2/下から、2025年の飛散傾向は例年よりやや多い。2024年夏は高温で日照時間が多かったため、花芽は多いが、松本では7/下に日照時間の少ない時期が あったため、例年比でやや多いと予測。
■3/6;「松本城公園」で梅の花が咲き始めた。
松本城公園の梅園には紅梅と白梅が計24本植えられています。3/6;開花とやや遅め。開花した花はまだ少ないが蕾が膨らみ、小さな白い花が見られます。見頃は3/中-4/上ごろ。市松本城管理事務所は「春の便りを知らせる花をお城と一緒に楽しんでほしい」
■3/4-3/5;本州南岸低気圧の影響で松本では大雪。長野地方気象台は松本や安曇野などに出ていた大雪警報を解除。
松本の積雪は6cm。降雪や凍結の影響で、JR中央東線の特急あずさ上下8本、普通列車上下8本が始発から運休・部分運休した。長野道下り線では路面凍結で5件の交通事故が起きた。一時、岡谷IC-塩尻IC間などで約3.5H通行止めとなった。
■3/5;朝、長野道下り線で5件の事故が相次いだ。長野道下り岡谷〜塩尻IC間、中央道下り諏訪〜岡谷JCT間が一時通行止め。
3/5;7:00;長野道下り線塩嶺TN出口から少し下で乗用車4台の単独事故が発生。事故で停止した車を避けようとした乗用車に後続車が追突。事故当時、路面は凍結、スリップした可能性があるという。
3/5;中央道・上野原IC-岡谷JCT、長野道・岡谷JCT-安曇野IC間は冬タイヤ規制中。
3/3-3/4;県内で起きた雪や路面凍結によるスリップ事故は計192件、雪道では車間距離を十分取るなど注意を呼びかけています。
■2017.3/5;県消防防災ヘリ「アルプス」が訓練のために松本空港を離陸し、松本郊外の「鉢伏山」に墜落。
搭乗していた県消防防災航空隊員9人が死亡した事故から8年。2025.3/5;「信州スカイパーク」にある慰霊碑前で追悼式が開かれた。遺族や阿部守一知事、航空隊員らが参列、人命救助に尽くしてきた9人を悼んだ。2024年1年間の出動件数は79件と
事故後は最多件数、県消防防災ヘリは2020年12月に新機体が導入され、救助活動にあたる。操縦士が4人体制となり、2024年10月からは通年運航が可能。消防は「安全は努力を怠ると簡単に壊れてしまう。安全に対する取り組みに終わりはない。
二度と同じ事故を繰り返さないという思いを持って安全運航を継続していく」
■2/1-3/2;松本市街地の商店で店主らが講師となる「松本まちなかゼミナール」が始まった。
まちゼミは2013年から開催。ゼミを通してお店のファンを増やし、街の活性化につなげようと松本商工会議所が主催。美容や健康、食や工芸など27講座。
■松本ではイトーヨーカドー南松本店は202.1/中、松本パルコが2025.2/末、井上は2025.3/末に閉店する。
離職者は3店舗の直接雇用で従業員計200人を越え、テナントの従業員を含めるとさらに多くの離職者が増えそう。松本職安は3店舗関連の離職者に配慮して、松本や安曇野で就職面接会を計画している。
■2024.12-2025.2月の冬の松本は積雪1cm。
平年を大きく下回りっており、冬型の気圧配置で晴れる日が多く、南岸低気圧が少ないことが主な要因。2/月末までに雪が降らなければ、1898年の統計開始以降、最も積雪の少ない冬となる。北部山沿いの小谷や白馬の降雪は平年を上回っているが、
松本は標高3000m級の高山が連なるため、北アが風を遮り、風下の松本には雪が届かないという。松本の積雪は2024年12月が1cm(平年より4cm少ない)。1月は1cm(平年より18cm少ない)。2/8;積雪1cmを観測した。これまで最も積雪の少なかった
2018年12月〜2019年2月は3cm。2020年12月〜2021年2月は5cm。松本の平均気温は上昇し雪にならず雨が増えた。近年の雪の少なさは温暖化も要因の一つ。松本では雪が少ないことで空気が乾燥し、火の取り扱いや体調管理に注意が必要。
3月は南岸低気圧で雪となる可能性もある。
■長野県は「ラナンキュラス」出荷量全国1位。産地の松本では出荷最盛期を迎えている。
色によって「お祝い」や「希望」などの花言葉があり、門出や受験合格を祝う花として人気がある。室温12℃と暖かなハウス内には、華やかなラナンキュラスが色とりどりに並んでいる。中南信の花き農家22軒でつくる「フラワー・スピリット」では、
オリジナル品種も含めて約100品種を栽培。11〜4月にかけて約300万本を生産、国内外へ出荷。冷涼で日照率が高い松本は栽培に適し、品種によっては大ぶりで質のよい花を育てることができるという。物価高の影響で花を買い控えする傾向もあるが、
ラナンキュラスは切り花でも3週間持ち長く楽しめる。
■2/28;「松本パルコ」が営業を終えて40年の歴史に幕を下した。
20:00;閉店、店舗前ではセレモニーがあり、花時計公園のパルコ周辺をぎっしりと人が埋めた。店長は「松本は地域の魅力や支えがありパルコにとって特別な場所でした。40年間、本当にありがとうございました」と店長や従業員がお辞儀、
松本への感謝の気持ちを表した幕が下ろされると、見守っていた人たちからは大きな拍手と「パルコ」コールが沸き起こった。20:50;松本パルコの電飾が消え、名残惜しそうにパルコへの思いを語り合う人たちの姿も。
3/1〜;テナントの撤収作業が始まる。パルコ後利用では商業コンサルティングの「やまき」による商業施設の再オープン計画がある。
■2/28;松本中心街にある「松本パルコ」が閉店。
シンボル的な存在だった店舗が40年の歴史に幕を下ろす。1984年8月に開業、若者向けの衣料品や雑貨などを揃え流行の発信地としてシンボル的な存在で多くの人に親しまれてきた。1996年には売り場を増床して、リニューアルオープン。
年間の売上げは95億円とピークに。しかし、競合する大型ショッピングモール(イオンモール松本)の進出やネット通販の拡大で来客・売上げとも減少傾向に。コロナ禍の2020年度の売上げはピーク時の4割以下に落ち込んだ。4階には自由に
書き込めるメッセージボードがあり、壁に貼られた3000以上のメッセージにはパルコでの思い出や感謝の言葉があふれていた。惜しまれながら閉店。2/28;20:00;閉店セレモニー。今後、松本中心部の活性化が課題。
■2/28;閉店する「松本パルコ」で3日間(2/22-2/24)限定のマーケットが開かれています。
閉店前最後の週末を迎え、2/22;名残を惜しむ多くの買い物客でにぎわいました。特設会場では、県内のクラフト作家による雑貨やアクセサリー、菓子などのセレクトショップが並ぶ「ありがとう松本PARCOマーケット」、松本の若者を中心にした
「まつもと未来マルシェ」が開催され、50店が雑貨や食物などを販売。2/23;信毎MGも会場となりステージ発表も。松商学園のそばを挟んだパンなども販売された。松本パルコは2/28まで営業、40年の歴史に幕を下ろす。
■2/末で閉店する松本パルコで「閉店セール」
松本パルコでは1月から閉店セールを開催していますが、2/1からは更に値引き率が上がります。
パルコ松本店は「40年間支えてもらった方に感謝の気持ちを込めて楽しんでもらえれば」。40店舗でセールが実施されています。閉店セールは最終日の2/28まで。
■2025.2/末閉店する松本パルコは松本城の天守閣をイメージした建物。
■2025.2/末で閉店する「松本パルコ」に高さ6mのX'masツリーが2024.11/23〜;お目見えした。
「松本パルコ」は冬の町を華やかに盛り上げようと、30年前から毎年この時期にX'masツリーを飾りつけています。11/23;ツリーが点灯。SK松本ジュニア合唱団がX'masソングを披露して盛り上げた。県内産のモミの木に6000個の赤や金色の
LEDが飾り付けられツリーは2024年で見納め。松本のシンボル的なものがなくなるのは寂しい。X'masツリーは12/25まで飾られています。
■2025.2/末で閉店する「松本パルコ」の後利用について、民間企業が複合商業施設の運営を前向きに検討。
9/9;松本市臥雲義尚市長が市議会9月定例会で、8月にパルコが松本市役所を訪れ、閉店後のビルを新たな複合商業施設として活用する案が出ていることを市に伝えたという。複合商業施設として再スタートする可能性が浮上。
市長は「松本パルコの後利用は中心市街地の活性化を図る上で大きな鍵になる」と。パルコ運営会社は「話し合いがスタートした段階でまだ何も決まっていない。民間同士の検討であり、実現しない可能性もある。冷静に見守ってほしい」と。
■アルピコ交通「上高地線」で使われてきた紙の切符「硬券乗車券」は2/末で廃止。
上高地線は1921年開業。上高地線(松本-新島々;14.4km)沿線の松本西部の住民の足としてだけでなく、山岳景勝地「上高地」など北ア南部の観光地や登山口へのアクセス手段として1日5000人前後、年間約170万人が利用。硬券乗車券は
新村、森口、北新の3駅(全14駅中)のみで取り扱かう。乗車券は市民の利用だけでなく、鉄道マニアが記念に買い求めている。上高地線の硬券乗車券は全国的にも貴重な存在。2025.3/1〜;タブレット端末とプリンタを使った新しい
乗車券発券システムを導入、厚紙の硬券は廃止、感熱紙タイプに変更。新島々駅などで販売中の入場券は当分の間、硬券が使われる。
■2/22-2/24;11:00-18:00;松本「浅間温泉」広場で飲食店12店が海鮮料理を提供する「浅間温泉海鮮市」
客足が落ち込む冬場ににぎわいを生み出そうと、有志でつくる実行委員会が初めて企画。焼きガニやマグロ丼、イカ焼きなどを販売予定。日本海などで水揚げされた海鮮を使い、シーフードカレーやシラスを載せたピザなどを販売。
2/22;14:00;マグロの解体ショーも。
■〜2/24;松本奈川で「奈川そばの会」が「雉とうじそばまつり」開催
奈川のそば店の「福伝」、「仙洛」、「そばの里奈川」で提供。「冬限定の、キジのだしでとったおいしいとうじそば。寒さで甘みが増した奈川在来のそばと、滋味深いキジ肉のハーモニーをお楽しみください」と。
(問)奈川観光交流部 TEL 0263-79-2125
■2/23;サッカーJ3松本山雅FCはアウェーでアスルクラロ沼津との今季の開幕戦は1ー1の引分け。勝点1。松本駅前では今季開幕戦のPVが開かれ、駆け付けた約200人のサポーターは大きな声援を送り続けた。次節は3/1;14:00;アウェーで 奈良クラブと対戦。
■2/22;サッカーJ3松本山雅FCは松本や安曇野、塩尻など11市町村で、今季前半戦のポスターなどを配って街をクラブカラーの緑に染める「信州緑化大作戦」を行った。
松本山雅は緑化大作戦でポスター3800枚に加えてチラシなども用意。スタッフやサポーターが集まり、飲食店やGS-SSなどを巡ってポスター掲示を呼び掛けた。サポーターは「昨年は悔しい思いをしたので、今年は最後に笑って終えられるシーズンにしたい」とJ2昇格を願っていた。
■2/3-2/16;サッカーJ3松本山雅FCは鹿児島で2次キャンプをスタートした。
2/16まで2W間。3W後に控えるリーグ初戦に向け、心身の状態を高めながらチームの骨格を固める。J3は2/15,2/16;開幕。第1節はギラヴァンツ北九州vs松本山雅FCは4/26.4/27分散開催。第2節は2/22〜2/24;アスルクラロ沼津vs松本山雅FC。
■2/20;「国宝・松本城」のお堀に氷が張った。松本の最低気温は-8.6℃と今シーズンで最低。
■2/中;松本で色鮮やかな「ラナンキュラス」の出荷が最盛期を迎えています。
幾重にも重なる花びらの地中海原産の花。松本和田のハウスでは従業員が花の開き具合などを確認しながら丁寧に摘み取っていきます。ラナンキュラスの生産量は長野県が全国トップ。(2021年出荷量;419万本(全国40%))。
晴天率が高く雪が少ない松本は生産が盛ん。生産者で構成する「フラワー・スピリット」は、オリジナル品種を含む100品種を栽培し、11月-4月;280万本出荷。花言葉は「合格」や「お祝い」という意味。門出の季節に彩りを添えます。
■2/中;松本四賀の赤怒田にあるフクジュソウ群生地で「福寿草」が開花。
約1.5haに約50万株のフクジュソウが自生。北斜面はまだ開花していないものの、高台や平地では開花が始まった。例年より2週間ほど開花が遅れているが日当たりのいい場所で黄色の花が見られるようになった。例年3/中に見頃を迎える。
3/8-3/23;「松本市四賀福寿草まつり」開催。休日を中心に屋台などが出る。アクセス;安曇野I.CよりR19,R143,県道181で15km,3約25分。入場無料、駐車場(一部有料)
(問)四賀むらづくり TEL 0263-64-4447
■2/下;松本駅東の「しらかば大通り」の電線にムクドリの大群が飛来し、ふん害や鳴き声による騒音が生じていた。
2/25;中電がライトの照射などの対策を実施したところ、3連休(2/22-2/24)はほぼ姿を消し一定の効果があった。しらかば大通りへの飛来は2024年10月から始まり、市や近隣の宿泊施設から要請を受けた中電が、電線の上部に鳥よけのワイヤを
設置するなど対策を講じてきた。2024年12月には鳥が嫌がる音を出すスピーカーを電柱に設置したが効果は限定的。今回、未設置区間にも新たにワイヤも設置し、ムクドリが電線をつかめないように突起物があるスパイクを設けた。
ムクドリは対策をすると飛来する場所を変えるため予断を許さない。松本市臥雲市長は「松本の玄関口に当たる部分でのムクドリ被害なので引き続き注意深く見守り、粘り強く対策に取り組む」と。市は1月以降、ムクドリのふんで汚れた
歩道の清掃を始め、月2回実施。
■松本駅前の「しらかば大通り」の電線にムクドリの大群が止まり、ふん害や鳴き声の騒音が問題化している中、中電グループは電線に鳥よけを施す対策工事を進めている。
2/18から鳥の数が徐々に減り、2/21;夜はほとんど姿が見られなくなった。市道は駅前を南北に走り、ホテルやビジネスビルが立ち並び、市民だけでなく観光客も多数往来する。電線にムクドリが居つくようになったのは2024年10月から。
2万羽の大群が飛来、大きな声で鳴き、電線下の歩道上は大量のふんで汚れていた。
■松本駅の「しらかば大通り」では、電線にムクドリの大群が飛来、歩道は大量のふんで汚されている。
しらかば大通りへのムクドリの飛来は2024年10月頃に始まった。ねぐらとなる電線直下に大量のふんが落とされ、付近の従業員らが朝に清掃しているが手に負えない状況。放置すると汚れが落ちにくくなるため、市は定期的な清掃が必要と判断。
2月から松本市は定期的な路面清掃(月2回程度)を始めた。松本市臥雲義尚市長は、ムクドリの被害について「非常に重要な問題と認識している」、粘り強く対応する考えを示した。市は引き続き、ムクドリを追い払うための対策を検討する。
■JR松本駅東の「しらかば大通り」の電線にムクドリの大群が飛来、騒音やふん害が問題。
松本市は30年前から街路樹のせん定などでムクドリ対策を講じているものの、追い払っても駅周辺でねぐらの場所が変わるだけの「いたちごっこ」の状況が続く。通りには宿泊施設が並ぶ松本の玄関口でイメージが悪化。
市森林環境課によると、しらかば大通りへの大群の飛来は2024年10月に始まった。7〜9月まであがたの森通りの街路樹に飛来していたが、市や県などがスピーカーや拍子木などを使い大きな音で追い払う対策をしたところ、
ねぐらの場所を変えたとみられる。街路樹のせん定や音で追い払う対策をしてきた市森林環境課は「宿泊施設がある場所は光や大きな音で追い払うことができない。非常に困っている」と。中部電力が電柱に音を出す機材を設置し、
電線に障害物を付けたが効果はいま一つ。ムクドリはもともと郊外の森林をねぐらとしたが、タカなどの猛きん類の襲来を避けるため、電灯で明るい駅前や街路樹に集まるようになった。繁殖期が終わった7月から冬にかけて
集団でねぐらをつくる習性があり、全国で問題化。鳥類学者で信大名誉教授の中村浩志さんは「集まり始めた初期の段階で、継続して追い払うことが必要」と。ムクドリのねぐらを森林に戻すことは可能とし、「行政がやる気を
起こさないと駄目。市職員だけでなく住民も協力し、粘り強い対策を求めたい」と。
■松本城の国宝天守にデジタル映像を描き出す「プロジェクションマッピング」の来場者数は17万2905人。
松本城のマッピングは4年目、2024年度は2024.12/14-2025.2/16;65日間18:00-22:00に開催。上演時間を2023年度よりも1H延長して22:00までとしたことで前年度比約2割(1万8468人)増。SNSなどで話題になったことで来場者が増えた。
松本市臥雲義尚市長は「回を重ねるごとに着実に効果が出ている」と。国宝天守のマッピングは2025年度も実施予定。
■セイコーエプソン・一旗などが共同プロデュースした「松本城プロジェクションマッピング」の2024年度来場者は17万2900人
2024年度は2024.12/14-2025.2/16;18:00-22:00;9分間の映像を天守や石垣に投映。会期中には約3週間ごとにコンテンツのテーマを変えた。2023年度の15万人を上回り、過去4年間で最多の来場者。
■〜2/16;冬の「国宝・松本城」を映像を投影して華やかに彩る「プロジェクションマッピング」が行われ、訪れた人たちを楽しませています。
松本城の天守や石垣を光で彩るイベントは4年前に始まり、今回はプロジェクションマッピングと、線を投影するレーザーマッピングを初めて組合せた。内容は3週間ごとに変わり、〜1/29;「光で彩る伝統文化」をテーマに「松本てまり」や深山織、
そして藍染めなど松本伝統工芸をモチーフとしたデジタルアート。松本城周辺の大名町通りの街路樹などには8万個のLEDが飾られ、訪れた人たちは幻想的な光のアートを楽しんでいます。
■2/16;J3サッカー開幕に合わせ、アルピコ交通は松本を走る鉄道「上高地線」の電車に、松本山雅FCを応援するヘッドマークを掲出した。
山雅のエンブレムとスローガンの「One Soul熱晴」の文字が入ったヘッドマーク。新島々駅ではイベントが行われ、山雅のガンズくんが約120人のサポーターとふれあい、ヘッドマークの前で記念撮影などをした。
アルピコ交通はJ2昇格を願う記念切符の無料配布も行った。2025年はアルピコHD上場を記念して硬券切符も作成して無料配布した。ヘッドマーク掲出の電車には新島々ー松本駅から計300人近くが乗車。電車はシーズン終了まで運行。
■12/14-2025.2/16;松本城の国宝天守にデジタル映像を描き出すマッピング、中心市街地を電飾する「松本市イルミネーション2024-2025」が始まった。
松本市街地では大名町通りの街路樹や千歳橋の欄干に約8万球の電飾が施され、松本城下町は光に包まれた。点灯は市街地は17:00-22:00、松本城天守は18:00-22:00。12/14;「国宝・松本城」では天守を彩るイルミネーショントが始まった。
4年目の今回は動く映像を投影する「プロジェクションマッピング」。天守はレーザー光を照射する「レーザーマッピング」と、プロジェクションマッピングを組合せ。天守を築いた松本城主・石川数正公や信州ゆかりの浮世絵の映像が
次々に現れた。
■12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」天守をデジタル映像で彩る「国宝・松本城天守 プロジェクションマッピング2024-2025」は来場者の出足が好調。
2024年度は映像を投影するプロジェクションマッピングと、線を投影するレーザーマッピングを組合せた「レーザー+プロジェクションマッピング」を初めて実施。12/14-12/22;来場者数は2.4万人、2023年同期比で1500人多い。
鮮やかで躍動感のある映像になったことも入場者が増えた理由とされ、2024年度からは終了時刻を1時間遅らせ、22:00までに延長したことが奏功したとみられる。
第1期;12/14-2025.1/8;躍動する歴史絵巻,第2期;2025.1/9-1/29;光で彩る伝統文化,第3期;2025.1/30-2/16;春咲き誇る花々。約9分のコンテンツで、テーマの異なるプロジェクションマッピングを演出。
宿泊事業者の要望を受けて夕食の時間と重ならないように配慮、終了時刻を1時間遅くした。松本市や松本商工会議所などでつくる城下町松本フェスタ組織委員会が主催、冬季の観光誘客を図る「光と氷の城下町フェスティバル」の一環として、
2025.2/16まで開催。松本市観光プロモーション課は「2024年は2023年よりも寒いが、来場者は多く上々の滑り出し。マッピングを鑑賞した後は浅間温泉や美ヶ原温泉などで冷えた体を温めてほしい」。
来場者数は「松本城公園」(4ヶ所)に設置された人工知能を搭載した「AIネットワークカメラ」で画像を解析しカウント。
■12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」で「プロジェクションマッピング2024-2025」
松本城公園で松本城天守プロジェクションマッピングを開催。松本城の天守や石垣に幻想的なプロジェクションマッピング映像が投影される。開催は3期。雨天・雪でも実施、荒天・地震等は一時中止あり。(観覧無料)
2024.12/14-2025.1/8;第1期;躍動する歴史絵巻。松本城主・石川教正が描かれた屏風絵などが立体的に躍動するデジタルアニメーション
2025.1/9-1/29;第2期;光で彩る伝統文化。松本の伝統工芸をモチーフとしたデジタルアート
2025.1/30-2/16;第3期;春、咲き誇る花々。春に咲き誇る北アの花々など幻想的なプロジェクションマッピング。
2023-2024年は松本城プロジェクションマッピングに約15.5万人が来場した。
(問)城下町松本フェスタ組織委員会(観光プロモーション課) TEL 0263-34-8307
■2/18;松本浅間温泉の「セキスイハイム松本スタジアム」(松本市野球場)で芝焼きが行われた。
外野の天然芝を焼き春到来に備える。芝焼きは害虫や雑草の種子の駆除に加え、新芽の成長を促す効果があり、毎年行われている。指定管理者の信州グリーン・シミズオクトが芝に火を付け、冬枯れの芝生は黒一色に変わった。球場管理者は「5月には緑色に生えそろう」という。
■2024.12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」で「松本城プロジェクションマッピング2024-2025」開催予定
2023年度(2024.12/16-2025.2/14;2/26-2/18;18:00-21:00)は天守・黒門・埋橋へのプロジェクションマッピングをして過去最多の約15.5万人が来場した。
2024年度はより見応えのある視覚芸術とし、インバウンドを含めて、さらなる集客を目指す。プロジェクションマッピングは大天守、辰巳附櫓、月見櫓、渡櫓、乾小天守、石垣。
「松本城公園」では光の演出も予定。松本城公園では期間中に旧市立博物館の解体工事、内堀の浚渫工事、埋橋の塗装工事を予定されている。
(問)城下町松本フェスタ組織委員会(事務局;松本市観光プロモーション課) TEL 0263-34-8307
■2/15-2/16;中信の庚申信仰の総本山として知られる松本市梓川上野の「真光寺」で「初庚申」の縁日が営まれる。
本尊・青面金剛像の代わりに前立本尊を御開帳し、縁起物の福だるまを販売。縁日に向け、総代たちは福だるまへの筆入れなどの準備を進めている。福だるまは予約分だけで約600個、総代たちが「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」
「良縁祈願」などの願いを背面に筆で書き入れている。2/15;12:00-22:00;宵庚申、2/16;8:00-12:00;本庚申、2/16;10:00;大般若法要。
(問)真光寺 TEL 0263-78^4662
■2/11;松本両島で伝統行事・事八日(コトヨウカ)の「両島のお八日念仏と足半」が行われた。
両島八日念仏足半草履保存会や小学生ら集まり、稲わらで長さ約130cm、幅90cmの草履一組を編んだ。両島公民館では祭壇に仏画と草履を飾り、車座になって念仏を唱えながら数珠と縄を回す「数珠回しと念仏講」を行った。集落を疫病神から
守る巨大な足半草履を作って数珠を回し、足半草履を集落の外れに飾って今年一年の平穏を祈った。草履を古い草履を外して、新しい草履に掛け替えた。大きな草履を飾ることで村に巨人がいると思わせ、疫病神が入ってくるのを防ぐ意味がある。
江戸時代から360年以上続き、国の選択無形民俗文化財。
■2/10;松本市の新年度当初予算案は一般会計1103億円と過去最大、2024年度6月補正後と比較すると4.6%増。「三ガク都のシンカ」の日常化をテーマに子ども・若者関連の事業に手厚く配分。 歳入の35%を占める市税収入は賃上げや企業の業績回復を見込み、前年度6月補正後に比べて20億円(5.4%)増の390億円と過去最大規模。歳出は、人口定常化戦略、新交通戦略、市街地活性戦略、地域拠点戦略、グリーン・デジタル戦略の5つの 「重点戦略」に重点配分し、67億円を計上。市街地活性戦略の一環として国際文化観光都市の実現が掲げられ、温泉地への海外誘客や観光情報サイトの発信を強化するなど28事業に9.1億円を盛った。予算規模を押し上げた主な要因は 給与引き上げに伴う人件費の大幅な伸びで、2024年度6月補正後と比較すると約11.9億円増。規模が大きいハード事業は、一般廃棄物最終処分場のエコトピア山田の再整備が本格化するため、同比5.1億増の11.9億円を計上した。 2/10;松本市臥雲市長は「令和7年度は第11次基本計画基本計画の最終年に当たる。ソフト面では子育てや教育に投資し、ハード面は市街地の新陳代謝や多極集住に必要・適正なインフラ整備を行っていく」。
■2/9;「The Washington Post」に松本市を紹介する記事が掲載された。
オーバーツーリズムが問題となっている東京や京都といった観光地以外に訪れるべき場所があるとして長野県・松本市が紹介。「国宝・松本城」の写真と、松本出身の草間彌生さんの作品を紹介する「松本市美術館」、市内に点在する歴史ある
味噌蔵やカフェなど、観光地としての松本の魅力を伝える。
2023年度松本市観光客数;457.3万人。1)上高地;132.7万人、2)松本城;88.5万人、3)浅間温泉;57.5万人。
2023年度松本市外国人宿泊者数;23.2万人。タイ・台湾など東アジアからの観光客が多いが、松本は欧米・豪も多い。米国は4番目(1.6万人)
2023年度松本市外国人宿泊者数;計232780(人);内訳は以下の通り。
1)タイ;25003、2)台湾;23105、3)オーストラリア;16955、4)アメリカ;16845、5)香港;14030、6)インドネシア;11211、7)シンガポール;10936、8)中国;10665、9)イギリス;9068、10)フランス;7978、11)ドイツ;7102、12)韓国:6044など。
松本市観光プロモーション課は「松本城を訪れるのはアジア圏よりも欧米からの観光客の方が多い。さらに魅力を感じてもらえるように情報発信に努めたい」と。
■〜2/9;「松本市美術館」では「パルコ」の1970年代からのポスター160点を展示。
松本市美術館長は「パルコの歴史を振り返るとともに、意外性のあるデザインをアートとしても楽しんでもらいたい」と。
■2/8;松本入山辺や今井で伝統行事「コトヨウカ」が行われた。
一年の農事の始まりとされる「事八日」。住民らは昔ながらの風習を通じて、貧乏神や疫病神を追い払い、子供たちの健やかな成長や家族の無病息災などを願った。入山辺上手町集落では時間を変更して実施。男衆が上手町公民館前でミズナラの枝を
骨組みにしながら台車の上にわら馬を作り、「ジジ」「ババ」と呼ばれるわら人形2体を乗せた。その後、参加者が念仏を唱えてから、子供たちがわら馬を引いて集落を練り歩き、公民館の下方で焼いた。「貧乏神まくり出せ、風邪の神まくり出せ」と
掛け声を上げて回った。入山辺舟付と厩所、今井下新田の集落でも行われた。2/9;入山辺中村集落、2/11;両島で予定。
松本市内8地区で行われているコトヨウカ行事は松本市重要無形民俗文化財。
入山辺厩所「貧乏神送り」、入山辺上手町「貧乏神送りと風邪の神送り」、入山辺奈良尾「貧乏神送りと風邪の神送り」、入山辺舟付「八日念仏と百足ひき」、入山辺中村の「風邪の神送り」
里山辺追倉「お八日の綱引き」、両島「お八日念仏と足半」、今井下新田「八日念仏と足半」
■2/7;世界文化遺産登録を目指す国宝の城を持つ松本市、犬山市、松江市の3市長と、文化遺産専門家の「意見交換会」が「松本市役所」で開かれた。
松本城、犬山城、松江城、姫路城、彦根城を加えた国宝5城を「近世城郭の天守群」として世界遺産登録を実現させるため、連携を深めていく。松江城は2025年国宝指定10周年で、6月に松江で開かれる式典には国宝5城の市長が出席し
関係を深める。国宝5城のうち姫路城は世界文化遺産に登録済、彦根城は暫定リストに記載。他3城は連携し世界遺産への機運を高めていくことが必要。松本市は「松本城の魅力を世界に発信し、地域の活性化も目指したい」と。
■2/4;松本は最低気温-2℃と冷え込み、朝7:00頃、「国宝・松本城」周辺では小雪が舞った。
訪れた人は手袋やマフラーなどで防寒対策をしながら堀の周りを散歩したり、写真を撮ったりしていた。
■1/29-2/3;10:00-18:30;松本の「井上」で、県内の伝統的工芸品を展示・販売する「第40回県伝統工芸品展」開催中。
伝統的工芸品など県内24の産地が出展。松本家具、木曽漆器、お六櫛、阿島傘、竹細工、信州組子細工の小物、縁起物などを販売。伝統工芸品の職人による実演・WSあり。40回記念で工芸品が当たる抽選会。
県伝統工芸品産業振興協議会は「作り手の話を聞きながら県内各地の伝統工芸品を購入できるのが魅力。井上百貨店では最後の機会なので、ぜひ手にとってもらいたい」と。
■2/2;松本「深志神社」で恒例の「節分祭」が開かれた。
境内の3ヶ所で福男・福女ら約300人が参拝者に約1.8万袋の福豆や福餅、ミカンなどの縁起物をまいた。サッカーJ3松本山雅FCのマスコットキャラクター「ガンズくん」らも登場。集まった大勢の参拝者から「福」を求める手が伸びた。
■2/2;18:00;松本「深志神社」で「節分祭」
祭事に向けて神職が縁起物の福升作りに励んでいる。深志神社の焼き印と「令和七年乙巳」の朱印が押されたヒノキの升を約600個用意。禰宜は「福」と「寿」の文字を筆で丁寧に書き入れている。福升は祭りで福豆、福銭、松本だるまなどと
セットにして授与する。「2024年は元日に大災害が発生した。幸い2025年は穏やかな正月を迎えられた。災害のない一年になれば」と。
2/3;「立春」,2/2;「節分祭」。2/2;14:00;豆炒り式では拝殿前で薪を焚き、鉄鍋で炒られた豆を福豆として神前に供える。
17:00;節分祭の神事では儀式と共に12本の鏑矢を放つ。放たれた矢を持つと疫病災難から免れるという。18:00-18:30;豆まきでは松本山雅FCのガンズくんも参加。年男・年女総勢300人が豆まきする。豆や餅、みかん、福銭、お菓子、
景品引換え券などがまかれます。
(問)深志神社 TEL 0263-32-1214
■2/2;7:30;「国宝・松本城」はうっすらと雪が積もり、雪化粧した国宝の天守を撮影する人の姿が見られた。 黒い天守に白い雪はきれい。今朝の安曇野も雪化粧した。
■2/2;春を待つ松本平は昼ごろにかけて雪や雨が降った。松本四賀では寒空の下で福寿草のつぼみが膨らませている。
赤怒田の「福寿草群生地」には約1.5haの斜面に約50万株のフクジュソウが自生。2/2;うっすらと雪が積もり、つぼみの中に黄色い花びらをのぞかせていた。3/8〜3/23;松本四賀赤怒田の群生地では;「松本四賀福寿草まつり」開催
(問)松本市四賀観光協会、松本市四賀福寿草祭り実行委員会 TEL 0263-64-4447
■2/1;夜の「国宝・松本城」天守を楽しめるナイトツアーが始まった。
ナイトツアーは冬の観光誘客を目的に市などが企画したもので、2025年で4年目。2/1夜;市内に宿泊する25人が参加、ガイドの案内で普段は入ることができない暗闇の天守内や
城からの市街地の夜景などを楽しんだ。松本城おもてなし隊が登場し盛り上げに一役買った。ナイトツアーは市内の宿泊者と市民を対象に、2月の毎週金/土に開かれます。
■2025.1/31;「アルピコHD」は山間部や過疎地への商品配達にドローンを活用する「新スマート物流」の構築を目指し、「セイノーHD」の子会社「セイノーラストワンマイル」など3社と業務提携の協定を結んだ。
トラックによる陸上輸送にドローン配送を組合せる新たな物流網の整備に向けて検討を進める。
ドローンの研究・開発の「エアロネクスト」とドローンの運航を手がける「NEXT DELIVERY」は、自社製ドローンによる配送を北海道など11ヶ所で既に実施。アルピコの「デリシア」のネットスーパーで、山間部などへの配送に「置き配」が
可能なドローンを導入する。将来的には、アルピコの施設を拠点に複数の物流事業者が共同配送する仕組みをつくり、セイノーラストワンマイルが物流事業者の取りまとめ役を担う。アルピコHDは「未来に向けて新たな事業モデルを構築したい。
ドローン技術を活用し、顕在化している社会課題の解決や地域経済の活性化につなげていきたい」と。
■1/26;「松本城公園」で行われた恒例の「国宝松本城氷彫フェスティバル」(最終日)、職人が夜通しで氷の彫刻作品を制作して競う「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」が開かれた。
フェスは松本市や松本商工会議所などでつくる組織委員会が開き、38回目。氷彫は「きらめき」「よろこび」「飛躍」をテーマに、14チーム28人が参加し、1/25;17:00;作業開始。長さ105cm、重さ135kgの氷柱を1チーム15本ずつ使い、
チェーンソーやのみで彫刻した。ペガサスや天使、不死鳥、フェニックス、ゾウ、カマキリを題材にした迫力ある像を12時間かけて制作。朝5:00;繊細に彫り込まれた14作品(タイトルは神話の世界、時空をこえて、守護神、深海の喜び、
ウイング、氷游の喜び、平安ラブストーリー、金色姫、星座物語など)が完成し、北アと天守を背に黄色や緑色にライトアップされた。最高賞の金賞はグランドプリンスH高輪の氷彫刻を手がける作品「氷游の喜び」。
波を表現した土台の上で2匹の魚が泳ぐ様子を躍動感たっぷりに表現。
■1/25-1/26;冬の松本を彩る「国宝松本城氷彫フェスティバル」が「松本城公園」などで行われた。
青空の下、氷のジャンボ滑り台やステージ発表、WSなどが催され、親子連れや観光客が楽しんでいた。松本城公園には長さ20mの氷のジャンボ滑り台が設けられ、子供たちがそりに乗って氷の上を滑り降りしていた。長野氷彫倶楽部による
石けんを使ったWSが外堀大通りで行われ、参加した子供たちがオリジナル石けんづくりに挑戦した。1/26;氷彫フェス3日目は全国氷彫コンクールチャンピオンシップの作品が松本城公園で展示された。
■1/24;白馬村に滞在する外国人観光客を松本に誘客する臨時バスの運行が始まった。
「国宝・松本城」では甲冑姿の松本のPRキャラ「アルプちゃん」が出迎え。バスは2年目の運行。2025年は白馬発の時間を9:00にして、松本での滞在時間を延ばした。料金は\1000/片道に値下げ、予約は好調。1日1往復運行、初日は30人が利用した。
■1/24;「国宝松本城氷彫フェスティバル」が松本中心市街地で開幕した。
各所に氷彫作品が展示、市民や観光客らが足を止めて撮影していた。1/25;松本城公園とその周辺で氷のジャンボ滑り台やステージ発表などのさまざまなイベントが行われる。花時計公園では若手の氷彫師が熟練者に教わりながら制作に励んだ。
1/25;氷彫展示、外堀大通りでは大道芸や太鼓演奏などのステージ発表。石けんWSなど。松本城公園には氷のジャンボ滑り台。
■1/24-1/26;「松本城公園」などで松本を氷の芸術が彩る「国宝松本城氷彫フェスティバル」開催。
1/24;14:00-20:00;「花時計公園」で氷彫制作の実演。展示は1/24;20:00-1/26;14:00。氷彫展示は天候次第。
氷彫作品街中展示は、1/23;15:00;松本駅お城口広場・松本市美術館・まつもと市民芸術館、1/24;13:00;中町・蔵シック館と大手門枡形跡広場に展示。
1/25;17:00-1/26;5:00;「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」の作品制作。参加は14グループ。展示は1/26;5:00-14:00。
1/25;10:00-14:00-1/26;10:00-15:00;松本城公園に全長20mの氷のジャンボ滑り台(子供向け)
1/25;10:00-14:00-1/26;10:00-15:00;外堀大通りではステージイベント。1/25;11:00,1/26;10:30;各地のゆるキャラ(アルプちゃん・アルクマなど)の観光PR、
1/25:14:30;四賀鼓龍会虚空蔵太鼓,1/26;14:00;国宝松本城古城太鼓の太鼓演奏、1/26;10:00;松本蟻ヶ崎高書道部パフォーマンス、大道芸など。
1/25-1/26;12:30;長野氷彫倶楽部による石けんを使ったWS。
〜2/16;18:00-22:00;松本城天守プロジェクションマッピングも開催中
(問)城下町松本フェスタ組織委員会・事務局松本市文化観光部観光プロモーション課 TEL 0263-34-8307
■2025.1/1-1/19;アルピコ交通は上高地線の電車に、新年を祝うヘッドマークを掲出する。
長野・新潟の鉄道5事業者のオリジナルキャラがデザインされたヘッドマークで1編成の前面に付けられる。キャラはアルピコ交通が「渕東なぎさ」、長野電鉄が「朝陽さくら」、上田電鉄が「八木沢まい」、しなの鉄道が「上田れむ」と、
北越急行の「松代うさぎ」と「謹賀新年」や「HAPPY NEW YEAR」の文字が描かれる。電車の前後で違うデザインのヘッドマークを掲げる。
(問)新島々駅 TEL 0263-87-3166
■1/18;松本「キッセイ文化ホール」で今夏のOMFで上演するオペラ「夏の夜の夢」に出演する児童合唱団24人を選ぶオーディションを行った。
合唱団は花の妖精役として3幕全てで出演し独唱もある。県内外の29人が挑戦し澄んだ歌声を響かせた。課題曲として練習を重ねてきた「夏の夜の夢」(ブリテン作曲)の第1幕で歌う曲などを披露した。8/17,8/20,8/24;「まつもと市民芸術館」でオペラ公演、
OMF首席客演指揮者・沖澤のどかさんの指揮、SKOの演奏で上演予定。
■1/18-1/19;大学入学共通テストが始まり、14会場で受験生が試験に臨んでいます。
2025年の大学入学共通テストには、県内14の会場で8536人が志願、2024年より117人少ない。新教科に「情報」が加わった。1/18;「地理歴史・公民」・「国語」・「外国語」、1/19;「理科」・「数学」・「情報」の試験が実施。
1/25-1/26;追試・再試験。最終発表は3/6。
■1/17;1月臨時県議会で一般会計で総額810億円の補正予算を原案通り可決。
1)物価高対策;40.7億円計上。低所得世帯やひとり親世帯への給付金、医療機関や福祉施設への燃料費の助成などに充てられる。
2)大規模災害への備えとして;614.2億円計上。避難所生活で使用するエアベッドやトイレ、簡易テントの備蓄や移動式トイレなどに1億円を計上。他、河川・道路整備などに充てられます。
3)温室効果ガス削減;8500万円計上。バス事業者が電気バスを購入する費用を支援する。
4)福祉施設や医療機関などを対象にGS代や光熱費などの上昇分の一部を補助する費用;14億円を計上。
5)生活困窮者へのGS代支援;1億7100万円計上。GS価格高騰を受けて、年収200万円未満の世帯か、住民税が非課税の世帯を対象に希望する世帯に\5000円のGS券を配布する。
長野県阿部知事は「GS価格高騰でより大きな影響を受けていると考えられる低所得世代に対してGS券を配布する」
■松本内田「牛伏寺」では「厄除縁日大祭」が行われ、朝から多くの人が参道を上って境内に向かっていた。
松本郊外の山の中腹にある「牛伏寺」は古くから厄除けの霊場として知られ、参拝者は長く急な坂道を息を切らしながら登ってきます。参拝者は参道にある2頭の牛の像の頭や背中などをなでて御利益を願った。牛が有難いお経を運んで
来たという故事にちなんで「牛伏寺」と名づけられた。本堂では読経と太鼓の音が響く中、願い事が込められた木の札が一枚一枚火にかざされ、訪れた人は無病息災や心身健勝、家内安全などを祈った。蟻ヶ崎「放光寺」の
「厄除観音大縁日」にも朝から多くの人が訪れて祈とうしていた。住職は「人出は新型コロナ禍前くらいまで戻ってきた。平穏を願う人が多かった」
■松本「牛伏寺」で恒例の「厄除け縁日大祭」
本堂では読経や鐘太鼓の音が響く中、「家内安全」や「心身健勝」などの願い事を書いた木札を炎にかざす「大護摩祈祷」が行われ、参拝に訪れた人たちは静かに見守りながら思い思いに願掛けをしていた。境内にある牛の像では、参拝者が
自分の体の良くなって欲しい場所をなでて回復を願っていた。牛伏寺の厄除け縁日は1/13まで。
■松本市女鳥羽の「大安楽寺」で、厄除けや健康の御利益があるとされる「大わらじ」が完成した。
踏むと足の裏から病や悪い気を吸い取る言い伝えがあり、大わらじの大きさは縦約8m、幅約3.6m。信者から寄進されたわらを使った。住職は2024.9月から1人で編み、2025.1/5に完成。1/12-1/13;9:00〜;「厄除観音大祈祷会」で参拝者を迎える。
2024年の大わらじも大祈祷会で本堂前の参道に敷く。住職「53年わらじを編んできました。穏やかな人間の人生を歩んでほしい、健康で元気に歩いてほしい」。大わらじの始まりは、境内の仁王像を見た参拝者が「はだしではかわいそう」と、
わらじを作り、奉納したのが始まり。住職が編み始めた頃は畳一畳の「大わらじ」は年々巨大化。住職のチャレンジ精神と幸せへの願いがわらじを大きくさせています。53年大わらじを編んでいる三澤住職は「身を託して、幸せで明るく心豊かな
人生を過ごしてほしい」と。
(問)大安楽寺 TEL 0263-33-0870
■1/13;松本の「イトーヨーカドー南松本店」が閉店した。
1998年開業から26年、地域の総合スーパーとして親しまれてきたが、売上の低迷、消費行動の変化、親会社の経営戦略により閉店に至った。県内からイトーヨーカドーは姿を消す。
■1/13;松本高宮にある「イトーヨーカドー南松本店」が閉店
1998年10月開店した「イトーヨーカドー南松本店」は26年にわたって地元で親しまれてきたが、2025.1/13;売上げ低迷などで閉店する。開店前から行列ができるなど大勢の人が最後の買物に訪れた。親会社の「セブン&アイ・ホールディングス」は、
今後の活用についてはまだ決まっていないという。松本中心部にある大型商業施設が相次ぎ閉店するため、にぎわいづくりが課題。
■1/11-1/12;新春の伝統行事「松本あめ市」が松本中心市街地で始まった。
通りのあちらこちらに商売繁盛を願う市神が祭られ、福だるまや福あめを売る子供や若者の掛け声が響いている。伊勢町通りでは子供会が福だるまを販売。子供たちが露店に立ち、大小のサイズや模様の違いを説明し、一つ売れるごとに
「ありがとうございました!」と。本町通りでは本町こども会が販売。1/12;歩行者天国になり、故事にちなんだ「塩取り合戦」をはじめ、多彩な催し。
■2025.1/11-1/12;「松本あめ市」開催
江戸時代から1月11日に市始めがあり、深志神社の神主が塩を売るようになり、それが「塩市」と呼ばれ、現在の「あめ市」とされる。また、戦国時代には上杉謙信が敵将である武田信玄に「塩」を送ったとされる伝説かられ、
松本に「義塩」が届いたとされる1月11日を記念して開催された「塩市」が「あめ市」の起源とも言われる。
あめ市では本の有名な飴や珍しい飴が並ぶ「全国あめ博覧会・即売会」、「商都大物産市」。松本中心市街地が歩行者天国となり、上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」や「時代行列」、「太鼓連と演舞連の競演」、
「初春抽選会」の他、商店街でも催しが行われ、松本の新春イベントとして多くの来街者で賑わう。松本あめ市実行委員会主催
1/12;10:40ー11:00;大名町ロータリーで「オープニング式典」
1/12;10:40以降、伊勢町・縄手・大名町・中町・本町・本部前などで「太鼓連・演舞連競演」
浅間温泉火焔太鼓保存会、四賀鼓龍会虚空蔵太鼓、中山太鼓連、波田安留風寿太鼓、神林太鼓連、和太鼓鳴桜、和太鼓わをん、楽都の太鼓つかれ知らズ、琉球國祭り太鼓、信大YOSAKOI祭りサークル和っしょい、YOSAKOIチーム信衆、
三才山小日向神楽保存会、ダンスラボ、日本舞踊松風流子供など出演予定
1/12;11:00-13:20;「松本あめ市時代行列」。〜11:35;六九通り〜千歳橋〜本町通り〜伊勢町通り、〜12:25;伊勢町通り〜本町通り〜中町通り、〜13:30;中町通り〜本町通り〜千歳橋〜縄手通り〜大名町通り。七福神があめを配る。
1/12:13:00;「本町通り」で「塩取り合戦」。上杉軍・武田軍に分かれて綱引き。
1/11-1/12;10:00-15:00;「中町・蔵シック館」で「全国あめ博覧会」・即売会、「蔵シック館」前で「飴細工師による実演」販売、「中町P」でカンロ飴松本。
1/4-1/31;9:00-21:00;「松本市立博物館」で「あめ市パネル展示」〜息づく町人と松本あめ市〜
1/11-1/12;10:00-15;30;「松本大手門枡形跡広場」で「商都大物産市」(八女茶、唐津海産物、高山飛騨牛、波田の農作物、松本スイーツなど)
1/12;12:20;「信毎MG」前で「松本蟻ケ崎高校書道部の書初めパフォーマンス」
1/12;10:20-15:00;「千歳橋〜歩行者天国」で親子ウォークラリー「アルプちゃんをさがせ」
1/12;11:00-15:00;「千歳橋」で「初春抽選会」(あめ\500、物産市\2000以上で抽選券)
1/12;9:00-15:30;花時計公園で?松本城下町天空マルシェ(キッチンカー&ブース20店舗)
1/12;各商店街でイベント。野菜初市、福だるま、福飴、塩飴など販売、お菓子すくい・くじ・ゲームコーナなど。
(問)松本市商工課 TEL 0263-34-3110
■新春恒例の「松本あめ市」にあわせて、親子で遊べるイベントが初めて開かれた。
「松本あめ市」は、松本を治めていた武田信玄に、敵の上杉謙信から送られた塩が届いたことを祝ったのが始まりとされます。1/11;あめ市には地元のあめ店が販売する縁起物の福あめをはじめ、全国のあめが並び、
訪れた人たちが気に入った品を買い求めていた。松本市の中心部では賑わいづくりにつなげようと、「キッズパーク松本」があめ市にあわせて初めて開かれた。「松本パルコ」に設けられた会場では、子供たちが大きな筒状の遊具に入って
転がったり、親子が空気の入ったマットの上で飛び跳ねたりしながら遊んでいた。「松本あめ市」は1/12まで、「キッズパーク松本」は1/13まで開かれます。
■1/12;松本で新年恒例の伝統行事「あめ市」が開かれた。
戦国時代、上杉謙信が敵の武田信玄に塩を送ったという故事にちなんだ「塩市」が起源とも言われる「あめ市」。松本中心市街地を歩行者天国にして行われ、大勢の家族連れなどが福あめや縁起物のだるまなどを買い求めていた。
上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」は中央2丁目で行われ、塩俵を中心に、北に上杉謙信方、南に武田信玄方が陣取り、男性40人,女40人,子供20人の3本勝負で綱を引き合った。勝負は男性が上杉方、子供が武田方に軍配が
上がり1勝1敗。最終戦の女性は上杉方が結束を示し3連覇を果たした。この他、七福神があめを配りながら練り歩く「時代行列」、太鼓や書道のパフォーマンスなど多彩な催しが行われ、街は活気に包まれた。催しには4.5万人が訪れた。
には、国内外の世相が不安定な中、多くの家族連れが祈とうを受けに訪れ、1年の平安と健康、家内安全を願った。
■「松本市時計博物館」の入口に機械式時計の基盤が見られる時計が登場。
1/初;体験型展示を進めたいと考える同館が設置。大きさは高さ65cm,幅25cm、奥行き12cm、約100年前の機械式時計の基盤を木の一枚板に取り付けた。電池式時計が増えている昨今、機械式時計の仕組みが学べる。振り子や歯車などの動きを
見ることができる。動態展示されている時計約120個のうち、構造がのぞける時計は3個。外装ケースを取り払った時計は特別展で展示されたことはあるが、常設展示は初めて。同館は今後、展示方法も含めて検討・改善していく。学芸員は
「昔の時計の良さや、動態展示の貴重さを如実に感じてもらえると思う。大人だけでなく子供たちにも時計の魅力が伝われば」と。
■1/4〜1/31;「松本市立博物館」(1F市民交流スペース)で、松本で450年以上続く「あめ市」の歴史を紹介する展示会、あめ市パネル展示「息づく町人と松本あめ市」開催中。
あめ市は松本を治めていた戦国時代の武将・武田信玄のもとに敵の上杉謙信から送られた塩が届いたことを祝い市が立ったのが始まりとされ、450年以上続いている。2025.1/11-1/12;松本で福あめや縁起物のだるまを販売する店などが並ぶ
新春「松本あめ市」の開催前に、松本市立博物館では、市を支えてきた人たちの歴史などを紹介する特別展を開催。展示は30点の写真・資料。「市神祭之図」は町人や役人が市の準備として「深志神社」の境内に祀られた「市神様」を神輿に
遷座するための場面を描いたもの。S30年代に商店を営む家の子どもたちが縁起物を売るのを手伝う様子の写真など。学芸員は「松本あめ市が続いてきた歴史には、いろいろな人たちの支えや努力がありました。まちの人たちの活気や
息づかいに注目してほしい」と。(9:00-21:00;1F;観覧無料,3F;展示は有料)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133
■1/12;「成人の日」を前に、松本・安曇野・塩尻などで「二十歳の集い」が行われた。
新型コロナ禍の2020年に中学を卒業した19-20歳の若者が集い、久しぶりに顔を合わせ旧交を温めた。松本では「キッセイ文化ホール」で「ハタチの記念式典」を開かれ、2204人が対象で午前/午後の2部制で行われた。松本市臥雲義尚市長は、
「失敗を恐れない訳にはいかないが、失敗しても温かく受け入れるまちにするので挑戦を続けて」と。
■1/11;松本市和田で町会が子供の小正月行事「鳥追い」が行われた。
小学生が「きょうは誰の鳥追いだ」「ホンガラホイ、ホンガラホイ」と歌い、地域を巡った。鳥追いには、農作物に被害をもたらす鳥を追い払う意味がある。リヤカーに載せた太鼓で拍子を取り、かねも鳴らしてにぎやかに歩いた。
約80軒を全て回って「福の神」を招き、お駄賃をもらった。鳥追い行事はかつて広範囲で行われたが、今も続ける地域は少ないという。和田町町会は新型コロ禍で3年休止。昔からの住民に行事のいわれや歌の節回しを教わり、昨年復活させた。
■1/11;サッカーJ3松本山雅FCは、「まつもと市民芸術館」で「新体制発表会」を開いた。
新たに指揮を執る早川知伸監督は「目標はJ2昇格。それだけ」と。クラブ創設60周年の節目に、昨季の悔しさを歓喜に変えることを誓った。今季は33人体制で始動。今季のスローガンは「Onw Sou1熱晴」。「熱」には築き上げたクラブの歴史や選手の思い、
「晴」には昨季の失意を晴らす覚悟を込めた。会場には1800人のサポータが集まった。
■1/8;松本の小学校で3学期の「始業式」が行われた。
冬休みを終え、児童は元気よく登校し、新年のあいさつを交わし、気持ちを新たに最終学期のスタートを切った。
■1/7;松本で「新春賀詞交歓会」が開かれた。
松本商工会議所の会員企業や行政関係者ら約400人が出席、地域経済の発展に向けて決意を新たにした。2025年は商都松本を象徴する大型商業施設3店が相次ぎ閉店する。「中心市街地の活性化やまちづくりを、行政、商店街とともに市民の
意見を集約して提言していきたい」と。松本市臥雲義尚市長は「脱・東京一極集中の時代のトップランナーにしていきたい」と。
■2025.1/1;松本市の人口は23万4111人(前年同日比1364人減)(-0.6%)
男性は11万4778人(同739人減)、女性は11万9333人(同625人減)。世帯数は11万16世帯(646世帯増)で右肩上がりに増加。
人口の多い地区は鎌田1.9万人,芳川1.7,波田1.5,庄内1.4,本郷1.4,寿1.3,島内1.2,梓川1.2,里山辺1.1,笹賀1.0,城北0.7,岡田0.7,島立0.6,白板0.5,松南0.5万人など。
人口の少ない地区は奈川547人,安曇1245人,入山辺1739人など。
地区別(35)では人口増8地区、減少27地区。増加率が高い地区は城東。減少率が高い地区は安曇,奈川と山間部の減少が目立つ。
■1/5;新春恒例の「松本市消防出初式」が中心市街地で開かれた。
松本市消防団全39個分団の約600人が行進。松本城から大名町、本町、飯田町交差点まで約800mをラッパや太鼓の音色に合わせて行進。千歳橋では臥雲義尚市長、消防団長、松本消防局長が観閲。消防団のポンプ車19台と松本広域消防局の
特殊車両7台も続いた。まつもと市民芸術館で式典を開催。臥雲市長は「合理的でバランスが取れた組織への進化を期待し、誇りややりがいを感じられる消防団になるようサポートする」。団長は「市民に愛される消防団を目指し、安全な
暮らしを守っていこう」と団員に呼びかけた。2025年は分団の負担軽減のため、行進時の服装を法被から活動服に変更。災害のない1年となるよう願っていた。
■1/5;松本市公設地方卸売市場で2025年最初の競り「初市」が開かれた。
青果の売り場では新鮮な野菜や果物を前に、競り人の威勢のいい声が飛び交った。夏の猛暑や干ばつの影響でキャベツやレタス、白菜などが高騰が続いている。
■9連休となった年末年始休み(2024.12/28-2025.1/5)の行楽客数
年末年始は穏やかな天気に恵まれ、中信の観光地は多くの人でにぎわった。
1)松本「国宝・松本城」は19544人(前年同期比1484人増加)(+8.2%)。外国人旅行客は1028人(同170人増(+19.8%)。特に欧米からの旅行客が574人(同195人増(+51.5%)、正月三ヶ日の電子チケットの利用率は休日並みの約15%。
2)松本「四柱神社」は約6万人
3)松本「深志神社」は約3万人
4)松本「県護国神社」は約1万人
7)松本安曇の「Mt.乗鞍スノーリゾートはスキー場は十分な降雪量があり、2024.12/28;全面オープン、9日間で7567人(前年同期比約1.9倍)
■2025.1月〜;松本市は、18歳以下の医療費の窓口負担を無料にする。
1ヶ月1医療機関あたり、\500円の医療費や処方薬の自己負担がゼロになります。対象者は3.6万人。医療費無料の取り組みは県内26市町村、中信では松本市が初めて。
■2024.12/31-2025.1/4;11:00-16:00;松本開智の「タカノバ」でキッチンカーやクラフト作家が出店するマルシェが開かれる。
焼きそばや台湾カステラ、焼き芋などのキッチンカー、手作りアクセサリーなど約10店が並ぶ。「近くの松本神社の二年参りと一緒にぜひ訪れて」とPR。
■国宝・松本城の年始イベント
2025.1/1-1/3;10:00-15:30;「国宝・松本城開場」。2025.1/4〜;8:30-17:00。2025.1/1-1/3;黒門で生け花展示。2024.12/29-12/31;松本城閉場。
2025.1/1-1/3;「本丸庭園無料」、天守は有料。2025.1/4〜;8:30-17:00;(\700/高校生以上,\300/小中生)
2025.1/1;9:55-10:00;「新春開門の儀」。国宝・松本城おもてなしの隊新年の挨拶、黒門開門。10:30/13:00;新春書初め(定員;100名)
2025.1/2;10:30;「本丸庭園」にて「書道パフォーマンス」。松本蟻ヶ崎高書道部の書初め。11:30/13:30;「本丸庭園」にて「新春ジャグリング」
2025.1/3;10:15/11:15;「本丸庭園」にて「国宝松本城古城太鼓演奏」。松本城ゆかりの国宝松本城古城太鼓による演奏。
(問)松本城管理事務所 TEL 0263-32-2902
■2025.1/3;「国宝・松本城」の「本丸庭園」で新年を祝う太鼓演奏があった。
新春祝賀特別公開で本丸庭園は無料開放、和太鼓チームの太鼓の音に聴き入った。太鼓演奏は新春恒例行事。「国宝松本城古城太鼓」のメンバー(25人)が松本城にちなみ「出陣の譜」など5曲を披露。
太鼓やどらが力強くたたかれ、笛の音が鳴り響いた。2025.1/3;松本中心部は雪が積もり、松本城公園からはうっすらと雪化粧した天守が現れた。雪をかぶったお城は黒が引き立って美しい。
■2025.1/3;年末年始を故郷や観光地で過ごした人たちのUターンラッシュが本格化。
1)JR;首都圏や中京に向かう鉄道は混雑が続いた。ピークは1/4と1/5午前中。
JRは名古屋に向かう中央西線の上り特急しなのに空席あり、JR東日本長野支社によると1/3-1/4;東京方面の中央東線の上り特急あずさの指定席は満席。1/5;一部列車に空席あり。
3)松本空港;FDAによると、1/4-1/5;松本発便の座席はほぼ満席、一部の便で予約可。
4)道路;1/3;午後は長野道で断続的に混雑が見られた。1/4;高速道路は首都圏へ向かう上り線が渋滞予測。
■2025.1/1-1/3;「国宝・松本城」では「新春祝賀特別公開」が行われている。
本丸庭園は無料開放され、正月ならではのイベントで新年の松本城を満喫。1/1;黒門で「新春開門の儀」が行われ、武将や姫などに装う「国宝松本城おもてなし隊」が黒門前に登場し、「開門じゃー」と声を張り上げた。重厚な扉が開くと、
隊員と観光客らは記念撮影をしたりしていた。観光客は本丸庭園で、写真撮影用パネルで鏡餅や、干支の「巳」の文字のパネルを手に持ち、正月仕様の松本城の写真を撮って楽しんでいた。
■2025.1/2;松本パルコや井上本店で新春恒例の初売り。
松本パルコでは大勢が行列をつくり開店を待った。店内には福袋が並び、グランバザールがスタート。大勢の買物客で賑わった。
施設の老朽化などを理由に、3月で閉店する松本「井上百貨店」は、最後の福袋を求める大勢の買い物客でにぎわった。2025年は創業140周年記念でフライパンや商品券などが入った1.4万円の福袋が100個限定で販売。井上百貨店の初売りは1/4まで。
7F催事場では昭和の街並みを再現した「昭和レトロ展」が始まった。
会場にはS40年代-50年代の長屋風の商店街が再現され、輪投げや射的を楽しめる縁日コーナーも。ちゃぶ台、ブラウン管TVがあるお茶の間など昔懐かしい品が1000点展示。本店が駅前に移転してからの46年間を振り返る写真も展示。
7井上百貨店創業140周年を記念して企画された。「昭和レトロ展」は1/20まで。(入場料;\500/大人,\400/中高生,小学生以下無料)
■松本市中心部の大型商業施設が相次いで撤退。
松本では「イトーヨーカドー南松本店」が1/13,2/末には「松本パルコ」、3/末には「井上百貨店」が閉店する。松本市は新たなにぎわいづくりについて有識者などが参加する会議を立上げて検討、2月具体的な地域活性化の案をとりまとめ、
3月に松本市臥雲市長に提言する。
■2025.1/2-1/3;11:00;松本「浅間温泉わいわい広場」で「餅つき大会」
参加者も一緒についた、つきたての餅を振る舞う。餅が終わり次第終了。2025.1/2;桔梗太鼓による新年太鼓演奏。1/1;休み,1/2〜営業開始。
■2025.1/1;松本「四柱神社」では縄手通り・千歳橋まで長蛇の初詣客の列ができた。
参拝客はかしわ手を打って2025年の平穏無事を願いながらお守りやお札、破魔矢やだるまといった縁起物を求めたり、おみくじを引いていた。学問の神様の菅原道真公を祭る「深志神社」でも大勢の参拝客が訪れていた。
■2025.1/1;松本「松本城本丸庭園」で恒例の「新春書き初め」があった。
正月三が日の本丸庭園の無料開放に合わせて企画され、庭園内には机や書道用具などが置かれ、誰でも参加できる。
■2025.1/1;松本の郵便局で「年賀状」の配達が始まった。
松本の郵便局では「年賀郵便元旦配達出発式」が開かれ、年賀はがきを載せたバイクで配達に出た。年賀状の配達量は年々減少。元日に配達された年賀郵便物は、同局で約25.7万通、県内で約888万通、前年と比べて3割減。全国では約4.9億通が配られた。
■新年を迎え、県内各地では「初日の出」&「初詣」
元旦、東の空に太陽が昇り、松本・安曇野・長野などでは初日の出を見られた。松本・安曇野では晴れて青空が広がり、北アがくっきりと望めた。松本大手・四柱神社、深志神社、穂高・穂高神社、大町・若一王子神社、
大町・国宝仁科神明宮、長野・善光寺などでは初詣客で賑わった。正月の例年の人出:善光寺;55-60万人、諏訪大社;35-40万人、穂高神社は8-10万人、四柱神社は4-6万人。
■2025年干支「巳年」に生まれた県内の年男・年女は15.6万人。
巳年生まれは男性7万6700人、女性8万100人で計15万6800人。最多は2025年60歳になる1965年の人で2万8200人。次いで1977年の2万7100人、1953年の2万6300人など。県民全体に占める巳年生まれの人の割合は7.9%、
十二支別では10番目。
■2024年1年間に松本「国宝・松本城」を訪れた来場者全体は98万6207人
2023年88万5026人より10万人増加。この10年で最多の2016年98万9258人に迫る。うち外国人は19万1748人、過去最多の2023年よりも4.4万人増(3割増)、外国人は全体の19.4%を占める。うち欧米系は12万1517人で外国人全体の63.4%。
松本城・白本丸庭園の入場者数は、入場時に配布する言語別のパンフレット数と、電子チケットの販売数で計測。来場者の増加は新型コロナ禍が明け、需要回復、円安の影響が大きいとみる。
松本市は看板・案内を多言語表記、SNSで外国語向けの情報発信、ライブ映像など強化してきた。臥雲義尚市長は「全国の勢いを上回る勢いで外国人が松本に訪れている。観光・交流から長期滞在・定住への流れを作り、より広い産業への
波及効果につなげたい」と。
★2024年松本の気温・降水量★
1)気温;2024年の年平均気温は13.8℃と平年より1.6度高く、1898年の観測開始以降最も高かった。日平均気温が25℃以上の日数は66日、観測開始以降最多。
最高気温が25℃以上の夏日は134日、そのうち最高気温が30℃以上の真夏日は76日、観測開始から2番目に多い。最高気温が35℃を超える猛暑日は13日、過去5番目の多さ。月平均気温は8月26.4℃で平年より1.3℃高く、過去5番目に高い。
9-10月の月平均気温は過去最高。2024.9/20;最高気温が35.7℃と最も遅い猛暑日。1年間で最も気温が上がったのは、2024.7/5;最高気温36.7℃。最も低い気温は2024.1/14;-8.5℃。
2)降水量;年間降水量は1383mmで過去6番目に多く、平年を338mm上回った。日照時間は2107時間で平年を26.9時間下回った。梅雨入りは夏至(6/21)、最も遅い1967年と2007年の6/22に次ぐ遅さ。
■12/31;大晦日。そば店は年越しそばを求める人でにぎわった。
JR松本駅にあるそば店「榑木野」では朝5:00から年越しそばの準備に追われた。信州産のそば粉を使ったそばは風味がよくコシが強いのが特徴で、手早くていねいに生地をのばし細く切っていきます。
そば店にとっては1年で一番忙しい日とあって、通常の2倍の人数にスタッフを増やして営業。10:00;開店から多くの客が訪れ、打ちたてのそばを味わいながら1年間を振り返ったり、家族や友人とのひと時を
楽しんだりしていた。店頭では持ち帰り用のそばの販売も行われ、店で提供した分も合わせて用意した1000食は完売したという。
■2024.12/31;松本駅前の「スピカビル」閉館
1977年完成、鉄筋鉄骨コンクリート造10F、地下1F建て。1978年開業。ホテルの最上階(10F)にあるフロント・スカイレストランからは松本盆地や北アの景観が良い。ビル下部には曲線の外観デザインでホテルを中心にファミマ、飲食店、
洋品店、娯楽施設などのテナントが入り、オーナーの星座乙女座にちなんだというスピカの名称で市民や観光客に親しまれてきた。東急イン、スピカイン、H123松本、トーコーシティHなどと変遷、現在はプレミアHーCABIN松本(全106室)。
老朽化に伴い、12/31;プレミアHを営業終了、他のテナントも撤退。来春には解体。解体後は新たな宿泊施設を視野に再開発を検討中という。
■12/29-12/30;7:00-14:00;「松本市公設地方卸売市場」で一般の人が利用できる「市場開放デー」開催
仲卸業者から一般の人が新鮮な魚や果物などを購入でき、年末年始の食材を求める人たちでにぎわいを見せています。年越しの魚のブリは\3900/1kgで値段は2023年並み。
■12/25-12/30;8:00-17:00;松本「縄手通り」で年末恒例の「暮れの市」が始まった。
X'masムードから一転、正月飾りや縁起物を販売する露店が並び、新年を迎えようと市民が訪れ買い求めています。地元の露天商らでつくる中信街商組合が毎年開始。手作りの門松や松飾り、しめ縄飾り、大黒締め、熊手、松の枝などが
販売され、松本に古くから伝わる宝船や松などの形に編み上げた松本伝統の竹細工「お神酒の口」も販売。無病息災や家内安全、豊作祈願などを願い、縁起を担いで毎年同じ店で買ってくれる常連も多いという。
■12/29;「松本市公設地方卸売市場」(青果部門)で、2024年最後の競り「止市」が行われた。
威勢の良い掛け声で一年を締めくくった。2024年は夏の猛暑などの影響で野菜や果物の高値が続いたことから、2025年は相応の値段で青果が市民に提供できるように願っていた。青果の競売場では全国から集められた小松菜やみかん、
地元産のリンゴやゴボウなどが次々と競りにかけられた。キャベツ、レタス、ブロッコリーの葉物野菜や、みかん、イチゴなどは高値が続く。夏の猛暑に加え、10月まで高温が続いたことや秋から降雨量が少ないこと、資材の高騰などが
影響して生産量が減少したためという。水産部門の止市は12/30。初市は2025.1/5。
■12/28;「国宝・松本城」では「すす払い」と「しめ縄飾り」が行われ、新年を迎える準備が整った。
小雪が舞う中、白い息を吐きながら作業をしていた。2024年1年にたまったほこりを落とす恒例の「すす払い」が行われ、新年を迎える準備が進められた。12/28;松本市職員や日頃から城の手入れを担う松本地域シルバー人材センタの
メンバーら約30人が天守と黒門、太鼓門で長さ4-7mの竹ぼうきを使って壁や軒先にたまったほこりを丁寧に払い落とした。「すす払い」が終わると、天守や黒門、太鼓門には「松本古城会」などが作った長さ5.5〜7.5mのしめ縄が飾られ、
新年を迎える準備が整った。2024年1/1-12/27;松本城・本丸庭園を訪れた人は98万2714人で2023年同期(88万5028人)よりも10万人増(前年比11%増)。特に外国人観光客が増えたという。松本城管理課は「2024年1年の感謝の気持ちを込めて
松本城をきれいにしようとすす払いを行った。2024年は電子チケットを導入し待ち時間が大幅に解消した記念すべき1年だった。2025年はもっと多くの観光客に使ってもらえるよう積極的にPRしたい」と。松本城の本丸庭園に入場は12/28まで。
年明けは元日〜1/3;「本丸庭園」が無料開放。
■12/28;年末年始の帰省や観光で県内入りする人の数がピークに近づき、交通機関は混雑。
年末年始を信州で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格的に始まった。中信では鉄道や空の便が混雑、松本駅や松本空港では家族や友人と再会を喜ぶ人たちの笑顔が広がった。年末年始は12/28-1/5まで最大9連休が可能で、旅行で
訪れる人たちの姿も目立った。松本駅は新宿からの特急あずさ、名古屋からの特急しなのが到着するたびに大きな荷物を抱えた家族連れらが行き交った。
JR東日本長野支社によると、中央東線の特急の年末年始期間(12/27-2025.1/5)の予約率は前年比24%増。下りの帰省ラッシュは12/30、上りのUターンラッシュは2025.1/3。
松本空港を発着するFDA定期便の年末年始期間の予約率は88.4%、予約のピ−クは12/28;96.7%。
北陸新幹線・長野駅では帰省客に加え、長野の冬を満喫しようと、外国人観光客が続々とホームに降り立っていた。「年越しとスキーをするために白馬へ行きます」、「スノーモンキーパークへ行く」と外国人旅行者。
JR東日本によると、午前中に東京を出発した北陸新幹線は指定席は満席、自由席の乗車率が110%の列車も。午後の東京発、かがやき・はくたかは満席。下りのピークは12/30の見込み。
■2024.12/25;松本「アルピコHD」が東京証券取引所に株式を上場した。
バスや小売業などの事業を展開し、松本に本社を置くアルピコHDは東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。初値は\201円、12/25;終値は\191円/1株、終値をもとにした時価総額は135億円。アルピコHDは2008年設立。
経営の立て直しを進めながら上場を目指してきた。12/25;上場によって調達した19億円をスーパーの新規出店や経営するホテルの改装、バス車両費などに充てる。アルピコHDは「長い道のりではあったが、会社が生まれ変わった
証しをもらうことができたので安堵した。会社を支えてきた社員や関係者には厚く感謝したい。これまでどおり、インフラ産業として地域のみなさんに質の良い、低価格なサービスを提供するとともに、世界に誇る山岳リゾート信州の
価値拡大に貢献したい」
アルピコHDは長野県を地盤に流通、運輸、観光、不動産、サービス事業を展開。流通では県内にスーパー「デリシア」(51店舗)と業務スーパー「ユーパレット」(9店舗)の計60店舗を展開。
運輸ではバス、鉄道、タクシーなどを手掛ける。観光ではホテル・旅館、SAを展開するほか、旅行代理店やレジャー場運営を行い、不動産では不動産賃貸や別荘分譲地管理などを手掛けている。2024年3月期連結決算では売上高996億円。
経常利益;21億円、当期利益;9億円。連結従業員数;2013名(グループ全体で約4500人)。グループ企業;アルピコ交通,アルピコタクシー,アルピコ長野トラベル,アルピコホテルズ,アルピコリゾート&ライフ,アルピコ保険リース,アルピコ蓼科高原リゾート
松電事業,デリシア,マックドラッグなど。ホテルはブエナビスタ,エースイン松本,アルピコプラザ,上高地ルミエスタ,美ヶ原温泉翔峰,上諏訪温泉双泉の宿朱白など。
■12/25;県内を中心に運輸、観光、小売事業を手掛けるアルピコHDは東証スタンダード市場に上場。
1920年に筑摩鉄道を設立、従業員は連結2013名。グループは子会社10社+関連1社。4事業を行う。
1)運輸(鉄道上高地線,アルピコ交通バス・タクシー)
2)観光(ホテル・旅館;Hブエナビスタ,アルピコプラザH,エースイン松本,H翔峰,上高地ルミエスタ,双泉の宿朱白;計6施設
SA;諏訪湖上,梓川上,姨捨上下計4ヶ所,旅行代理店;アルピコ長野トラベル,レジャー;蓼科ゴルフ/キャンプ場)、
3)小売(デリシア51店舗+ユーパレット9店)
4)不動産
売上げの3/4は小売事業で稼ぐ。流通・小売;748.5億円(74.9%),運輸;121.8億円(12.2%),観光;111.7億円(11.2%),不動産;13億円(1.3%),サービス;3.6億円(0.4%)
発行済株式数;7111万株、上場で公募株式数は1100万株、売出株式数;142.8万株、オーバーアロットメント売出し;186.4万株を予定。公開価格\191円。
2024/3期連結決算;売上;996億円、経常利益;21億円。運輸では観光需要の取込や運賃改定などで増収、観光は需要回復継続で増収。
2025/3期売上;1023億円、経常利益;25億円の見込み。インバウンドの増加で運輸と観光を両輪にしたリゾート事業を成長領域と定める。
■12/25;サッカー「J3松本山雅FC」の早川知伸新監督が会見。
「J2昇格へ全力で取り組みたい」。「攻撃と守備は一体だと思っている。バランスをとりながら勝利へ最短の道を考えなければいけない。選手たちにはアグレッシブに、躍動的に最後まで走りきるプレーを求めていきたい」と。
選手生活は清水商、順大を経てプロ入り。浦和レッズ、横浜FC、JEF市原・千葉と渡り歩き、2010年横浜FCで引退。2021.4月〜2022.1月横浜FC監督、2023年松本山雅FCコーチ、2024年松本山雅FCヘッドコーチなどを歴任。
今シーズンは霜田正浩監督のもと、J2昇格をかけてプレーオフ決勝まで進んだが惜しくも昇格を逃した。チームは新たな指揮官のもと、1/上に始動する。
■松本「Hブエナビスタ」では「X'Mmasツリーコンテスト」を開催。
ホテル館内1Fロビーでは、松本の保育園や市民らが工夫して飾り付けたツリー12作品が並ぶ。12/24;来館者の投票で最優秀賞などを決めた。ホテルではビール醸造所を開所したことから、「華麗なる挑戦のクリスマス Elegant Glack & Gld」を
テーマにツリーのデコレーションを募った。
■12/24;多くの小中学校で2学期の「終業式」が開かれた。
1年で1番長い学期の学習や行事を振り返り、3学期への決意を新たにした。松本市立小学校の終業式は12.24,12/25がピーク、3学期の始業式は2025.1/8,1/9。
■12/22;松本中心街の「大名町通り」で車道と歩道の段差をなくす「フルフラット化」の実証実験が行われた。
街路が「人が集まる場」となるイメージを市民や来訪者と共有し、2028年度の完成を目指す再整備事業への理解を図った。松本城三の丸エリアの活性化を目指す民間団体「三の丸エリアプラットフォーム」と「大名町町会」が共催。
松本城交差点南側の15m区間で実施。幅9mの車道に木の板を敷き、最大15cmの歩道との段差をなくした。再整備によって1m拡幅し片側4.5mの歩道に、車道幅は50cm減少し、片側3mに線で示した。ベンチやテーブルを置き、金属製の車止めを
仮設したりして、再整備後の風景を再現した。完成イメージ図や植え替え後の樹木の配置図を示したパネルも用意した。大名町町会は2023年4月、フルフラット化を含む通りの整備を松本市に提案。松本市は2025年度に工事を始める予定。
フルフラット化をどのように街に生かしていくかが重要。
■松本市は知名度を高めて観光振興につなげようと、旗印として観光ブランディングロゴ&キャッチコピーを3案制作した。松本市で投票中。
A案;Be Loved MATSUMOTO;市民にも訪れる人にも愛される存在、Loveのvをハート・笑顔の口角がモチーフ。
B案;CONTRAST CITY MATSUMOTO;自然と街・暮らしとの共存などの対比をグラデーション。松本の街をシンプル・スタイリッシュに表現。
C案;SOUNDs MATSUMOTO;人々が豊かな音を奏でている、ロゴは山の稜線と町並みを表現。
〜12/18;松本市ではロゴマークとキャッチコピーをHPに掲載し、市民などから投票(1人1回)を受付、結果を公表する。
※松本市観光ロゴ
■12/17;「松本駅」で駅員と保育園児がX'masツリーの飾り付けをした。
園児約80人が手作りしたオーナメントを高さ1.8mのツリーに彩った。色紙の靴下やツリーの飾り、割り箸と毛糸で形作った雪の結晶をツリーに飾った。園児のカウントダウンで電飾が点灯。ツリーは松本駅コンコースに12/25まで飾る。
■12/17;「松本市立博物館」で「キャンドル・ナイト」が行われた。
自然素材でできたロウソクに火をともし、環境問題への理解を深めた。竹筒の灯籠や和紙で作った行灯など140個以上のろうそくに明かりが灯った。中山の竹林で切り出した竹や、ミツバチの巣から採れるミツロウのろうそくを使い、
CO2排出削減や、自然素材の活用への関心を高めた。エコネットまつもと主催。代表は「明かりを楽しみながら、エネルギーの利用について考えるきっかけになれば」と。
■12/中;松本で年明けに行われる伝統行事「松本あめ市」を前に、市内のあめ店では縁起物の福あめづくりが盛んに行われています。
福あめは、2025.1/11-1/12;「松本あめ市」で、販売される縁起物のお菓子「福助」の顔があしらわれています。松本新橋にある江戸時代から続くあめ店では、この時期、職人たちによる福あめづくりが盛んに行われています。
福あめ作りは、白いあめをイカスミや、くちなしなどで黒や薄いピンクに色づけしてから1つに束ね、直径20cmの筒状にしていきます。そしてあめを引っ張ったり、転がしたりして、直径2cmになるまで細長く伸ばしてから包丁で切る。
かわいらしい「福助」の顔があらわれます。福あめは砂糖を使わず、もち米と大麦、そして水あめを混ぜ合わせているため優しい甘みが特徴で、空気が乾燥している今の時期はあめづくりに適しているという。あめ店は「皆さんを幸せに
してくれるあめだと思いながら作っています。1つ1つの顔がかわいらしく、優しい甘みが楽しめるので、ゆっくり味わってもらいたい」と。この店では約5000袋の福あめを用意して、
年明けの「松本あめ市」などで販売される。
■12/中;松本「新橋屋飴店」では縁起物の福あめ作りが最盛期を迎えています。
創業170年の老舗「新橋屋飴店」では朝早くから職人が飴づくりに追われています。砂糖を使わない昔ながらの製法で、もち米に麦芽と水あめを混ぜた白い大きなかたまりに、赤や黒に色付けしたあめを挟んで引っ張りながら伸ばす。
直径2cmに伸ばしたあと、包丁で切ると、幸福を招くといわれる縁起物「福助」のかわいらしい表情が飛び出します。福あめは松本市内のスーパーや、1/11-1/12;「松本あめ市」で販売。
■12/15;松本「信毎MG」で県内農家が育てた環境に配慮したリンゴの販売会を開いた。
脱炭素に向けた活動への参加を呼びかけるキャンペーンの一環。炭素貯留効果の高い炭をりんご畑の土壌に撒くと、炭素を土壌中に留め、CO2の大気中への放出を抑える効果があり、りんごを生産・販売する。リンゴ1個につき\100円を、
温室効果ガス削減を目指す県内の企業や団体の活動に寄付。12/15;松本市梓川梓の生産者や信毎社員がサンふじ120個を発売した。
■12/14;松本で幼稚園児がサンタクロース姿で走る恒例の「サンタマラソン」が行われた。
松本いずみ幼稚園の園児50人が「サンタマラソン」に挑戦。園児たちは元気よく駆け出し、「メリークリスマス」と明るい声を街中に響かせた。園児は松本パルコ前に飾られたX'masツリー下で賛美歌を披露。その後「松本Mウイング」を
スタートし、約1km先の松本城公園を目指した。
■12/13;年の瀬を迎え、松本の「国宝・松本城」では大きな門松の飾りつけが行われ、新年を迎える準備が進んでいます。
毎年この時期に本丸庭園入口にある黒門と太鼓門に大きな門松を飾ります。12/13;「黒門」の前に門松を設置する作業が行われ、地元の造園業者が高さ3.5m、直径20cmの3本の大きな竹をわらを巻いた土台に立てた。縁起物のナンテンを飾ったり、
「壽」と書かれた扇を取付け、1対の門松が完成。松本市松本城管理課は「門松が飾りつけられ、新年を迎える準備が進んでいるので、訪れた人にお正月気分を味わってもらいたい。年末年始にかけて雪化粧が美しい冬ならではの松本城を
たくさんの人に楽しんでもらいたい」と。松本城の門松は2025.1/7まで飾られ、正月三ヶ日には本丸庭園が10:00-15:30;無料開放。
■12/11;松本の市街地に「ありがとう松本パルコ」のフラッグ
2025.2/末;閉店する「松本パルコ」。松本パルコに対する感謝の気持ちを伝え、閉店までの期間を盛り上げたいと松本市や地元の商店街などでつくる実行委員会が企画。12/11;伊勢町通りや本町通りの街頭に110枚が飾られた。
■12/上;年の瀬を迎え、江戸時代末期から伝わるとされる松本の竹細工の縁起物「お神酒の口」作りが最盛期を迎えています。
「お神酒の口」は、お神酒を入れた2本のとっくりに1つずつ挿して年末(12/30)までに神棚に飾ると福を呼び込むとされる縁起物。大晦日にそのお酒をいただきます。お神酒の口は1年間飾られ、年末にまた新しいものに入れ替えます。
「お神酒の口」作りは、1998年に国の選択無形民俗文化財指定。松本市内の竹林の真竹を使い、
竹を節ごとに切って割り、芯を残しながら40本に裂いてヒゴ状に。細く割いたしなやかなヒゴ(幅1mm,厚さ0.2mm)を1本1本、曲線を描くようにしながら丁寧に編んでいき、松や梅の形に仕上げていきます。手先の器用さが求められる
「お神酒の口」作りは繊細な作業で1日に10対仕上げるのが精いっぱいという。職人は「毎年飾る人の思いが少しでもかなうよう身を引き締めて作っています。お神酒の口を神棚に飾って新年を気持ちよく迎えてもらい、それぞれの思いが
かなえばうれしい」と。「お神酒の口」は年内に200対ほど作られ、縄手通りの露店などで販売。
■松本「深志神社」で正月の縁起物の準備が本格化。
12/11;2025年の干支「巳」の絵馬を破魔矢に結び付ける作業が始まった。絵馬は白い蛇が描かれた2種類。長さ約70cmの破魔矢に結び付け、揺れる鈴の音が響く。権禰宜は「絵馬の蛇がご家庭の守り神となり、穏やかな一年を過ごせるように
願いを込めています」。破魔矢は\1500/1本。縁起物の鏑矢と合わせて約1500本を用意し、二年参りに備える。
■12/8;「国宝・松本城」で年末恒例の「しめ縄作り」が行われた。
松本城の本丸庭園では、保全活動をしている松本古城会や庭園を手入れするシルバー人材センタなど約30人が大きな掛け声をかけながら、水で濡らした稲わらをねじり合わせ、わらを編み込みます。太さ20cm、長さ最大5.5m〜7.5mのしめ縄が
編みあがると、「松本古城会」のかっぽう着姿の女性たちがハサミで形を整えた。事前に編みあげた2本を含む3本のしめ縄が完成。太鼓門は長さ7.5m、黒門は長さ5.8m、天守入口は5.5m。松本古城会婦人部は「新たな気持ちで新年を迎えたいと思い、
心を込めて作っていただいた」。12/28;しめ縄はすす払いのあと、12/28ー2025.1/7;天守入口、黒門、太鼓門に飾られます。耐震工事の影響で太鼓門に飾るのは3年ぶり。
■12/上;県内でインフルエンザが流行。
定点医療機関あたりの患者数は12.47人と基準(10人)を超え、12/11;県は今シーズン初めての「注意報」を発表した。注意報の発令は例年より数週間早い。新型コロナは5.13人、マイコプラズマ肺炎も2.33人と増加傾向。今後1ヶ月は流行の拡大が
懸念されるとして、外出後の手洗いの徹底、こまめな換気、消毒の徹底、適切なマスクの着用などを呼びかけています。
■12/7;松本「まつもと市民芸術館」にて「中部山岳国立公園」の「指定90周年記念式典」が開かれた。
長野、岐阜、新潟、富山県14市町村にまたがり、1934年に初めて国立公園として指定。山岳関係者の対談があり、大勢の来場者が山との向き合い方を考えた。アルピニストの野口健さんと、山岳ライターの小林千穂さんが対談。
持続性のある登山道維持のあり方や入山料活用などが話題になった。野口さんは「安全にお金をかけることは大事。自信がなかったらガイドをつけよう」と助言、小林さんは「山と自分とのマッチングは難しい。登山の難易度を
表したグレーディングを役立ててほしい」。環境省信越自然環境事務所長は「日本を代表する山岳景観を次の世代に継承するため、どのように山と向き合い行動するか見つめ直したい」と。
■12/5,12/2,11/26,11/7など松本で地震。
12/5;07:09;長野県中部でM2.8の地震、震源の深さ10km、震度1;松本,安曇野,上田,筑北,青木
12/5;9:56;長野県中部でM2.8の地震、震源の深さ10km、震度1;松本。
■12月〜;松本で「ライドシェア」
10/3;北陸信越運輸局長野運輸支局は松本市周辺の「松本交通圏」を「ライドシェア」の対象地域に許可した。県内では軽井沢に続いて2例目。
一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」。アルピコタクシーが主体で、松本ではタクシー会社が少なく、週末夜間は車両が不足。
運用は、金/土曜の16:00-翌5:00間に2台を運行する。12月をめどにサービス開始予定。
■松本アルピコ交通「上高地線」を走り、車体にイメージキャラ・渕東なぎさが描かれた電車「初代なぎさTRAIN」の運行が11月で終了。
電車はS40年代に製造され、京王電鉄の路線を走った後、上高地線に導入された。2000年から同線に導入。アルピコの白地に色鮮やかな五本線のデザインだったが、2012年に渕東なぎさが登場して、なぎさのイラストが加えられ、
2013年にカラーリングされて「なぎさTRAIN」となった。利用者やファンに親しまれてきたが、新車両への更新のため、惜しまれつつ引退する。2024.3月にはなぎさが描かれた新車両「2代目なぎさTRAIN」が登場。
2023.11/24-2024.1/14;2代目なぎさTRAINのラッピングCFでは目標400万円に対し、666万円(支援者303人)が寄付された。初代なぎさTRAINの定期運行は2024.11/3まで、11/末までに廃車される。撮影会やグッズの販売などを予定。
アルピコ交通鉄道事業部は「沿線で手を振られることが多い電車だった。最後まで親しんでもらえたら」と。
■11/28;松本里山辺の「美ヶ原温泉・H翔峰」で野沢菜漬けの仕込み作業が始まった。
この時季の恒例行事で、市内の野沢菜約300kgを使って、従業員が野沢菜の長さを揃えて切り、30kgに分けて塩をまぶして容器に詰め込んだ。11/29;水洗いして、たまりじょうゆや和がらしなどで漬け込むという。12/中〜3ヶ月間、
宿泊客の夕食等で提供。2024年の野沢菜は例年より大きいという。
■11/28;県PRキャラクター「アルクマ」誕生15周年を記念して、県内のスポーツを盛り上げる応援団は「信州アルクマスポーツ応援団」(アルスポ)に決まった。
サッカーJ3松本山雅FCの「ガンズくん」ら県内プロスポーツ8チームのキャラクターが県庁に集まった。応援団長はアルクマくん。応援団の名称とユニホームがお披露目された。応援団名は公募の182件の中から選ばれた「アルスポ」は
アルクマとアルプスの「アル」で、雄大なアルプスのように高みを目指していけるようにとの願いを込めたという。ユニホームはCF(長野県の「スポーツ」を盛り上げるため
アルクマもユニフォームを着て応援に行きたい!)で資金を募り、支援額(285万7250円),目標金額(250万円),支援者数(267人)が寄せられ、全8チーム分を製作した。
11/28;県のマスコットキャラクターアルクマが県内8つのプロスポーツチームのユニホームを着てランウェイを歩いた。ユニホームは正面に各プロチームの名称やエンブレム、背面に「ARUKUMA」の名前と誕生年である「2009」の背番号を
デザインした。
■「松本信金」は、松本市街地にある松本城天守、旧開智学校校舎の2つの国宝を描いた絵を使用したポスター、2025年のカレンダーを作製した。
絵はアニメ映画「すずめの戸締まり」の美術スタッフが手掛けた。朝日を浴びる天守閣と、塔屋が美しい旧校舎を描いている。2つの国宝が松本の宝という思いを込め「文武両宝」の文字を大きく入れた。ポスターは2000枚、カレンダーは3000枚。
11/27〜;希望者に配布。
■11/26;8:45;長野県中部で震度2の地震
震源地は県中部で震源の深さは10km、M3.2。震源は安曇野・松本の東山、松本市稲倉峠付近と見られ、東山では珍しい地震。
松本市、安曇野市、筑北村は震度2、大町市、池田町、松川村、生坂村、上田市、千曲市、坂城町などで震度1。被害はないとみられる。
■11/21;松本パルコの伊勢町通り側に「X'masツリー」が登場。
毎年恒例の冬の風物詩、2025.2/末で閉店するため、2024年は最後の年。11/23夜;点灯式を行う。
■松本市は自転車で市内を巡る約30kmのサイクリングルートに道案内や注意喚起のための路面標示を整備している。
ルート途中にはトイレなど休憩スポットも。愛好者らが利用しやすい環境を整え、松本平や北アルプスの眺望が楽しめる特色をアピールする。弘法山古墳や美ヶ原温泉などの道路には「絶景ルート」を案内する路面標示を整備した。
■11/21;アルピコHDは東京証券スタンダード市場に上場すると発表。
アルピコHDは2008年5月設立。松本市に本社。流通、運輸、観光などの事業を展開。アルピコHD傘下にはアルピコ交通(バス・鉄道)、アルピコタクシー、アルピコ長野トラベル、アルピコホテルズ、Hブエナビスタ、エースイン松本、H翔峰、
上高地ルミエスタH、アルピコプラザ、スーパーのデリシアなど。
12/25;上場予定。上場に伴い新規1100万株を発行、142.8万株とオーバーアロットメントで186.4万株の売出しを予定。価格;12/16決定。新規株式発行で約20億円の資金調達を見込む。デリシアの新規出店、アルピコ交通によるバス車両取得、
券売機の取得、宿泊事業のホテル改装費用などに充てる予定。アルピコHDは「長年上場を目指してきた。新たな事業展開に向けた環境が整った。上場は信用力の強化、知名度向上による人材確保や資金調達の多様化が図られれば」と。
※2024/3月期の連結決算;売上高;996億円、営業利益;24億円、経常利益;21億、当期利益;9億円、従業員数は2013人(10月)
■11/17;耐震・防災工事で3年半休館し、11/9;再オープンした松本「国宝・旧開智学校校舎」で塔屋などの特別公開が行われた。
普段は立ち入ることのできない屋根裏や塔屋に市民らが上がり、学芸員の説明を聞きながら耐震補強工事の様子を見たり、塔屋にある鐘を鳴らしたりする貴重な体験をした。特別公開は4回行われ、1回10人ずつが参加。旧開智学校の学芸員の
案内で校舎内を見学。普段は施錠されている屋根裏に入ると、耐震化を施した太い梁などが見られ、参加者は写真を撮るなどした。建物中央部にある塔屋では窓から街並みを眺めたり、中央につられている鐘を鳴らしたりした。
12/1;塔屋や屋根裏の特別公開が行われる(申込みは締切)。旧開智学校を管理する市立博物館は「定期的な公開を検討しており、2025年春に開催できれば」と。
■11/20;松本「萬年屋」で漬物用の「カタ大根」を店の軒下に吊るす作業があった。
初冬の日差しを浴びてすだれのように吊るされた大根。11/19〜;作業が始まり、長さ約17cmに切った地元産の大根を井桁に重ねて紐で吊るした。今季は約2000本漬ける予定という。1週間ほど乾燥させ、米ぬかと塩、ナスの葉や柿の皮などで
3ヶ月漬け込み、店頭で販売。「昔ながらの製法による懐かしい味を楽しんでもらいたい」と。
■〜11/11;8:30-17:00;「松本城公園」で恒例の「第64回松本城菊花展」開催中。
地元の愛好家でつくる「松菊会」の会員や市内の小中学生らが丹精した赤や白、黄など色とりどりの約400鉢が並んでいる。大輪の花や小さな花などさまざま。槍ヶ岳や梓川、ナナカマドの紅葉に見立てた「総合花壇」もある。(入場無料)
■10/27-11/11;8:30-17:00;「国宝・松本城」の「松本城公園」で「菊花展」が始まった。
菊の愛好家でつくる松菊会が主管、会員や市内の小中学生らが育てた約400点を並べた。まつもと市民祭が開かれる11/3前後に見頃を迎える見込み。大菊から小菊まで色や形が異なるさまざまな菊で、十二花壇、福助花壇、ダルマ花壇、
盆栽、懸崖作りなどに仕立てている。槍ヶ岳や梓川、色づくナナカマドに見立てた総合花壇もあり、観光客がスマホで撮影していた。菊花展は2024年で64回目。松菊会は「菊は一年勝負で作り上げるところが苦しくも楽しい。出展者は皆、
時間と手間をかけている」と。(入場無料)
■〜11/11;「国宝・松本城」の「松本城公園」で「松本城菊花展」
愛好家や松本市内の小中学生が丹精込めて育てた菊の花が約400点展示。松本の菊の愛好家でつくる「松菊会」が毎年この時期に開催。2024年で64回目。作品には松本から見える常念岳や安曇野の田園風景を菊で表現した作品も。
訪れた人たちは色とりどりに咲き誇る菊の花を眺めたり、写真に収めたりして秋のひとときを楽しんでいた。同会によれば猛暑の影響で花のつぼみができる時期が1週間ほど遅く、見ごろは11/3頃という。
■10/27-11/11;8:30-17:00;「国宝・松本城」黒門・太鼓門付近で「菊花展」
例年、市内の菊愛好団体、松菊会などが丹精して育てた菊の花、小中生が育てた鉢植えなど300-400点を展示。テント内に展示。大輪の菊が咲き誇ります。(観覧無料)
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902
■11/10;「松本マラソン」でフルマラソンの完走率が95%と過去最高を記録。
松本市は急な坂が続くコースを見直したことなどが功を奏したとみています。「松本マラソン」はここ数年、参加者数が伸び悩んでいたことから、2014年から6kmの中盤の上り坂を半分の距離に短縮するなどコースを改善した。
その結果、フルマラソンの部では出場した4586人中、4360人が完走、完走率は95%と過去最高となった。松本市臥雲市長は「前回までは急な坂が続くコースを特徴としてきたが、なだらかなコースへの見直しは肯定的な評価が大半で、
快晴微風という絶好の天気も後押しして高い評価になった」と。
■11/10;快晴のもと、松本城の城下町などを駆け抜ける「松本マラソン」が行われ、ランナーたちは晩秋の松本平を駆け抜けた。
2024年もスターターを務めたスピードスケート金の小平奈緒さん。11/10;8:15;2024年はマラソンの部に全国から5158人のランナーが一斉にスタート。エア・ウォーターアリーナ松本(松本市総合体育館からやまびこドームまでの42.195kmを、
沿道の声援を受けながら晩秋の松本平を駆け抜けた。「国宝・松本城」周辺の城下町や薄川沿いを走り、中盤には美ヶ原や北アと市街地の眺望できる薄川沿いのコースを走り、上り坂が続く難所では箱根駅伝の山登りの「山の神」と呼ばれた
柏原竜二さんが選手を鼓舞。松本マラソンは市制110周年を記念して2017年に開始。松本マラソンは参加者数が伸び悩んだこともあり、山の神ゾーンのアップダウンを10kmから5kmに半減し、信州スカイパーク手前の坂も緩和された。
タイムが公式記録となるよう日本陸上競技連盟からコース公認を受けるなど改善を図り、走りやすく記録の出しやすい新コースになった。優勝タイムは2h24m52s。
ファンランの部(10km)には1459人、ファミリーランの部(1.8km)には親子ら334組720人が参加した。
2024年フルマラソン;エントリー;5171人,出走者数;4585人(前回+319人増)、完走者数;4360人(95.1%)。2023年エントリー;4918人,出走者数;4267人,完走者数;4039人(94.7%)。2022年エントリー;5572人,出走者数;4710人,完走者数;4446人(94.4%)
■11/10;松本で「松本マラソン」が開かれた。
5000人を超えるランナーが一斉にスタート。松本マラソンは松本市総合体育館からやまびこドームを結ぶ42.195km。松本の街並みや山をより楽しみながら走れるように、厳しい上り坂を減らすなど一部のコースが変更された。
■11/10;晩秋の松本で「松本マラソン2024」
北アと美しい清流の「岳」、新旧が交わり芸術文化が薫る「楽」、歴史ある校舎に学びの気風が残る「学」。松本マラソンは「三ガク都」をテーマに、信州・松本の魅力を味わえるコース。エントリーは締切。定員;マラソン(6000人),
ファンラン10km(1500人),ファミリーラン1.8km(300組)の中、2024年はマラソンは5155人、ファンラン10kmは1459人がエントリー。2023年は4262人が参加、2022年は5557人がエントリー。
コースは松本市総合体育館をスタート、晩秋の城下町、松本城、あがたの森公園、薄川沿い・金華橋、東山山麓、松本空港、やまびこドームゴール。
(問)松本マラソン実行委員会事務局(松本市総合体育館) TEL 0263-32-3600
■2024.11/10;松本市内で「松本マラソン2024」開催。
8/22;実行委はR19渚1丁目交差点でエントリーを呼びかける街頭活動を行った。横断幕やのぼり旗を掲げ、行き交う人や車にアピール。8/23;松本駅前でも街頭活動は行う。8/22現在、マラソンの部のエントリーは4790人。
マラソン(42km)、ファンラン(10km),ファミリーラン(1.8km)。マラソンの部完走者に贈られるメダルは表に松本城と北アルプスを、裏に松本てまりを表現したデザイン。マラソンコースは今大会から中盤以降に続く厳しい上り坂を
減らすなどコースを一部見直した。定員は9000人から6000人に変更。(エントリー;run net,締切;8/25)
■11/10;「国宝・松本城」の内堀でコブハクチョウ1羽が死んだ。
桜の松本城を撮影しているとよくお堀で泳いでいた白鳥。2000年に太鼓門の復元を祝って彦根市から寄贈された雄の「彦ちゃん」と雌の「松ちゃん」が生んだ3羽のうちの1羽で老衰とみられる。「松本城管理課」が飼育していた雄の白鳥で、
二の丸のお堀に住み着いていたので「ニノちゃん」と呼ばれ親しまれていた。世話をしていた職員は「18年間、松本城のお堀にいてくれてありがとう」。親鳥が永眠した日は松本城に伝わる二十六夜神伝説(1/26)、ニノがなくなった日は
松本城の日(11/10)、2羽とも松本城ゆかりの日に眠った。お堀で飼育されている白鳥は雌1羽のみとなった。
■松本市などは松本城を市民が守ったことを広くアピールし、世界遺産登録への機運を高めようと、11/10;「松本城の日」と制定。
11/1;JP信越支社は「国宝松本城の日」(11/10)に合わせてオリジナルフレーム切手を発売。デザインは木版画画家の塩入久さん(松本)が松本郵便局を訪ねた。天守の中では日本最古の国宝松本城。国宝松本城と四季折々の美しい風景を
木版画で表現した切手。春は桜、夏は入道雲、秋はもみじ、冬は氷彫や雪などと松本城。松本市内の郵便局(41局)は11/1〜、ネット販売は11/5〜発売。(フレーム切手1シート(\110円切手×10枚)(\1650)
■11/9;松本の「国宝・旧開智学校校舎」の再オープンを記念する「国宝の架け橋リビング」が「旧開智学校校舎」と「国宝・松本城」を結ぶ開智通りを歩行者天国にして開かれた。
飲食や手芸品などのマルシェ約40ブースとキッチンカー8台が出てび、開智小金管バンドのパレード、地元音楽サークルの演奏などが繰り広げられた。秋晴れの下、2つの国宝を巡る観光客や市民らが立ち寄り、週末のひとときを楽しんでいた。
旧開智学校の再オープンに合わせ、地元有志でつくる実行委員会が企画。信大と松本大の学生らがボランティアスタッフとして運営に加わった。松本市交通まちづくりにぎわい創出事業補助金を活用し、年4回程度の開催を計画。
■11/9;耐震工事や防災設備で長期休館していた「国宝・旧開智学校校舎」が再オープンした。
11/9;旧開智学校の庭園で記念式典が開かれ、松本市臥雲市長や開智小の児童などがテープカット。自治体関係者ら約100人が出席して再オープンを祝った。松本市臥雲市長は「旧開智学校は学都松本の象徴であり、松本市民の誇り。
松本城とともに文武両宝として次の世代に引き継いでいくことを誓います」と。
2021年6月から約3年半近く休館していた。展示内容を一新、新たに展示用デジタルサイネージを導入するなど観覧環境を整備した。非公開の八角塔屋と天井裏を期間限定で特別公開する。また、明治時代の授業を体験できる講座などを
開く予定。開催国宝松本城と合わせ、2つの国宝を生かした企画やPRを予定。国の文化審議会が2019年5月に国宝指定を答申した松本市開智2の重要文化財「旧開智学校校舎」。1876年完成した洋風デザインを日本の伝統技術で表現した
「擬洋風建築」として知られ、1961年;国重要文化財指定、近代学校建築としては初めて2019年に国宝指定。内外に貴重な意匠が施されています。
11/17,12/1;塔屋と天井裏の特別公開。11/10〜;電話で事前申込み。
(問)国宝旧開智学校校舎 TEL 0263-32-5725
■11/9;松本の「国宝・旧開智学校校舎」が耐震・防災工事を終えて再開館する。
旧開智学校は建物中央にそびえる天使と龍の彫刻のある塔がシンボル。和洋風の擬洋風建築の校舎で、塔屋の内部は色ガラスの部屋で天井には鐘が吊るされている。チャイムとして利用されたという。波型・飛竜の木彫り彫刻がついた桟唐戸など
校舎には彫刻が多く見られ、校内は各教室が展示室で当時の教室風景や教科書・資料を展示しています。
2021年6月工事開始、約3年半ぶりに「国宝・松本城」とともに2つの国宝がある街として再スタートする。旧開智学校校舎の再開館に合わせて、旧開智学校と松本城の2つの国宝をつなぐエリアでイベントが行われる。
11/9;10:00-16:00;松本城北の松本神社前交差点〜旧開智学校〜中央図書館まで約500mで「国宝の架け橋リビング」開催。
旧開智学校では、11/9;9:00;庭園にて記念式典、10:00;内覧会、一般開館;11:00-17:00、11:30;蟻ヶ崎高校書道部パフォーマンス、13:00;松本大の茶会など。
2つの国宝に挟まれた一帯の一層のブランド力向上に期待を込めて、歩行者天国やマルシェ、野だて、音楽演奏などが繰り広げられる。開智P近くの松本神社向かいにあるタカノバ前の「開智通り」(松本神社前交差点〜開智小間)を歩行者天国にして、
キッチンカーやマルシェなど約50店が出店。周辺の並木道ではパネル展、中央図書館脇の「開智公園」では読み聞かせやWSなどが行われる。「城町文庫」や「松本国宝の架け橋プロジェクト」など地域おこし団体や事業所が実行委員会をつくって企画。
近年、一帯では空き家などを活用した個性豊かなスポットが増えている。
■11/9;松本「国宝・旧開智学校」の校舎の耐震工事が終わり、一般公開が再開される。
校舎の塔屋や天井裏を特別公開する記念事業が行われる。1876年に建設された「旧開智学校」の校舎は、3年前から耐震工事のため一般公開は中止。11/17,12/1;午前/午後;松本市は耐震工事で見学できるようになった校舎の塔屋や天井裏などを
特別公開する記念事業を行う(各回10人限定)、明治時代の授業を体験できる講座を開き、松本城の「切り絵ご城印」とあわせて1つの絵になる「切り絵観覧記念符」を販売する。松本城と旧開智学校の2つの国宝を連携させた事業を企画し、
スタンプラリーや共通観覧券の電子チケットの導入する。松本市臥雲義尚市長は「ようやく新しい姿として観覧してもらえる環境が整ったので、大勢の観光客を迎え入れて、松本市の歴史を振り返ってもらえるようにしていきたい」と。
■11/9;松本「国宝・旧開智学校校舎」はリニューアル工事が完了し、3年半ぶりに再開館する。
松本の「国宝・旧開智学校校舎」は1876年に建設された。3年前から耐震工事のために休館中。10/8;「松本市立博物館」で旧開智学校の売店で販売するスイーツの試食会が行われた。松本、安曇野の菓子店6店が「旧開智スイーツ」と銘打って
開発した菓子14点が並んだ。試食会には校舎の窓枠をイメージしたクッキー、校舎のかたちをした琥珀糖、カステラ、まんじゅう、マカロンなど個性豊かなスイーツが並んだ。旧開智学校校舎の職員らが試食。11/9〜;出品されたスイーツは
旧開智学校の売店などで販売予定。
■「国宝・松本城」と「国宝・旧開智学校校舎」をPRする「特別御城印」と「観覧記念符」が制作された。
旧開智学校校舎のRE-OPENに合わせたコラボ商品で、松本城と旧開智学校校舎が白黒の切り絵で、絵柄を組合せると1枚の絵になる。特別御城印は「松本城の日」(11/10)が制定された2021年の翌年から「国宝松本城ウィーク」(11/3-11/10)で
限定販売。2022年度は松本城の南側、2023年度は南西側から望む天守の絵柄で、2024年は北西側から埋橋の入るデザインを採用。御城印と観覧記念符の絵柄を組合せると、松本城の埋橋と旧開智学校校舎、白鳥、国・宝の文字がつながり、
1枚の絵が完成する。大きさは縦15cm、横10cm。(\1000/1枚)
11/3〜;御城印は松本城管理課の事務所、観覧特別記念符は松本市博物館で各限定5000枚で販売中。11/9;旧開智学校校舎が再開館以降は旧開智学校校舎でも記念符を販売。松本城管理課は「松本城を訪れて特別御城印を購入した人が旧開智学校を
訪れ、街中を周遊してもらえればうれしい」と。
■11/9;松本の「国宝旧開智学校」が再オープン。
電子チケットを導入、隣接する国宝松本城と合わせて2つの国宝をPRする。旧開智学校は耐震対策と防災設備整備のため2021年6月から休館。新たに展示用デジタルサイネージを設け、手荷物ロッカーを増設。松本城とセットで一つの絵柄になる
「切り絵ご朱印」の販売、両施設を巡るスタンプラリーなども計画。松本市臥雲義尚市長は「国宝指定後間もなく工事に入り、十分に効果を感じられていない。歩いて行ける距離に2つ国宝がある価値を知ってもらう取り組みを進めたい」と。
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■11/7-11/9;日没-22:00;「世界早産児デー」(11/17)を前に、「県立こども病院」(安曇野)などが「国宝・松本城」を紫色にライトアップする。
紫色は世界早産児デーのシンボルカラーで多様性や思いやりを意味するという。早産児について多くの人に関心を持ってもらおうと初企画。早産だと呼吸器や循環器に影響を及ぼすことが多いという。ライトアップは、日本新生児成育医学会と
日本新生児看護学会が松本で学会を開くのにも合わせて企画された。
■〜11/8;松本「上土町」でスタンプラリー
松本大の総合経営学部観光ホスピタリティ学科の畑井治文教授のゼミ主催。上土商店街振興組合などが協賛。外国人観光客らに「大正ロマンの上土を知ってもらいたい」と町内のレトロな雰囲気が漂う建物5カ所にスタンプを配置した。
昔は映画館だった上土シネマや上土劇場、擬洋風の外観が特徴的な下町会館などをゴム印にし、建物の前にスタンプを押す場所を設けた。全スタンプで「上土シネマミュージアム」にて大正・昭和の松本の街の写真ポストカード1枚が
もらえる。
■9/中-11/初;松本奈川の「白樺峠」(標高1600m)で越冬のために南に向かう「タカの渡り」が見られる。
タカは体が大きく渡りでは上昇気流をうまく使う。翼と尾羽を広げて上昇気流を捕え高度を徐々に上げていく。タカが旋回しながら高度を上げていく「タカ柱」が観られる。上空から滑空して前に進んでいくという。
春には東南アジアから中国、韓国、日本へ渡り、繁殖し、秋には日本から越冬のため、中国、東南アジアに渡っていく。
松本奈川の「白樺峠」には全国各地から集まった野鳥愛好家が見晴らしよく整備された「タカの見の広場」(標高1700m)で双眼鏡やカメラを構え、青空の中を飛来するタカの姿を追っていた。2024.9/1-9/14;サシバ、ハチクマ、ノスリ、トビ、
オオタカ、ハヤブサなど多い日は140-240羽が飛来、計1360羽(9/14)。例年は9/下の3連休頃がピークだが、2023年は10/上でも多くが渡っていったという。気温の上昇などが影響か。白樺峠では渡り鳥は例年10/末頃まで見られる。白樺峠から徒歩20分。
2023年9/1-11/15;計17240羽、2023年ピークは9/24;4800羽。飛来の多い日;2023.10/12;1520、10/2;1300、10/31;910、10/25;830など。
2022年9/1-11/15;計15400羽、2022年ピークは9/25;2110羽。
2021年9/1-11/15;計21180羽、2021年ピークは9/20;2650羽。
2021年9/1-11/15;計18000が、2021年ピークは9/22;1800羽。
※2024.9/14;ワシ・タカ類の渡りの観察地として知られる「たか見の広場」で「タカの渡りの観察会」が開かれた。
渡り鳥が見られるシーズンが本格化する前に、地元の「ふるさと奈川」が企画。市内外から10人が参加。タカ科ハチクマやサシバが雄大に空を舞う姿をじっくりと楽しんでいた。信州ワシタカ類渡り調査研究グループ」は、3000m級の北アを
越えられない鳥が上昇気流を求めて白樺峠に集まるという。
■11/4;秋晴れの下、各地の神社・お寺では家族連れが「七五三」の参拝に訪れ、子供の健やかな成長を願っていた。
3連休最終日で多くの参拝者で賑わう中、可愛らしい着物姿や袴姿の子供たち。11/15;七五三を前に多くの家族連れが訪れ、楽しそうに写真を撮る姿が見られた。松本「深志神社」は、11/2-11/4;100件に上る七五三の祈祷を受付けた。
11/4;朝から多くの家族連れが参詣。拝殿でお参りして、千歳飴やお守りを受けていた。
■11/4;松本里山辺の「美ヶ原温泉」駐車場で12店が出店する「美ヶ原温泉マルシェ」<が開かれた。
青空の下で飲食をしながら、音楽ライブやダンス発表を楽しんだ。美ヶ原温泉旅館協同組合主催。2024年で3年目。白菜や大根などの野菜や、ブドウやリンゴといった果物の販売。2024年造ったワインの販売やリンゴのデザートなどキッチンカー9台も出店。
マルシェで買物するとスタンプがもらえ、2つで9施設中の1ヶ所で入浴できる「湯めぐりスタンプラリー」も行われた。同組合は「美ヶ原温泉の利用客が増えるきっかけになれば」と。
■10/1-11/4;松本奈川で恒例の「第34回秋の新そばまつり」が始まった。
期間中、そば店、お宿などでは収穫された新ソバを使った手打ちそばを提供。奈川在来は、奈川の伝統的な品種で豊かな香りと滋味深い味わいが特徴。今はソバ品種「キタワセ」を使用、10/中〜;地区内に伝わる「奈川在来そば」を使用予定。
そばの収穫量はキタワセは約2t(2023年より3.5t減)、奈川在来も例年より少なくなる見込みという。「秋の新そばまつり」期間中はスタンプラリーを開催。地区内の協賛店(21店舗)を巡るスタンプラリーで、抽選で奈川の特産品などが当たる。
そば店;福伝(TEL 0263-79-2003),仙洛(TEL 0263-79-2277),そばの里奈川(TEL 0263-79-2906;月/火休),ながわ山彩館(TEL 0263-79-2815)
(問)ふるさと奈川観光交流部 TEL 0263-79-2125(平日9:00-17:00)
■2024.11〜;松本入山辺三城に「グランピングリゾートヴィーナス」がOPEN。
ドームテント(4棟)には天然温泉やサウナ、食事スペース、トイレを備え、プライベート空間を重視したグランピング施設。白樺に囲まれた景観と、雪や星空観測でファミリーなどの利用が好調。匠建設(松本)が温泉を活用してた2000uの敷地に整備した。
ドームテントは直径7-8m。1棟最大6人宿泊可。地元の食材でのディナー、BBQやカレーなどの夕食、ホットサンドやサラダの朝食付。(\4.2万円/1名;4名利用〜)
(問)ヴィーナス TEL 0263-50-7250
■11/3;児童虐待防止推進月間(11月)に合わせて、「国宝・松本城」の天守がオレンジ色にライトアップされた。
■11/3;10:00ー15:30;「第67回まつもと市民祭松本まつり」が開かれた。
「松本城の日」(11/10)に合わせた「国宝松本城Week」も「松本城公園」で始まり、行楽日和の中、市民や観光客でにぎわった。松本中心市街地(本町,中町,大名町,伊勢町,六九町,上土町)を歩行者天国にして行われ、2023年と同じ約4.5万人が訪れた。
武将姿の「全国甲冑隊」が初参加、記念撮影に応じた。中町蔵シック館、千歳橋北、本町の3ヶ所のステージでは市民団体などがダンスや楽器演奏を披露。信毎MG前では殺陣や武道演舞が披露され、着物や袴姿で刀を使ってパフォーマンスが行われた。
キッズダンスなども行われた。お城Weekでは「国宝松本城古城太鼓」の演奏や茶会が行われた。
■11/2-11/3;松本「浅間温泉」でそばと温泉で地域をPRする恒例の「浅間温泉新そば祭り」が始まった。
県内のそば店など5団体が出店、来場者は新そばを味わっていた。
■11/1;2024年も残すところ2ヶ月。2025年賀はがきの販売が開始。
松本郵便局では9:00;年賀はがきの販売が始まり、近くの「こども園深志」の年長園児が購入した。ハガキは\63円→\85円に値上げ。2025年用年賀はがきは7種類。全国では10.7億万枚発行、ピークの2004年と比べて1/4以下に減った。
県内では1100万枚発行され、前年よりも3割減。SNSの広がりで今回は大幅に発行枚数を減らしているという。
■10/31;松本は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が効き、各地で霧が発生。松本上空は雲海が広がり、松本市街地は霧でかすんだ。
■9/25-10/31;「国宝・松本城」の耐震工事に必要な費用を募ろうと、CFが始まった。
松本城は堀の水の浄化や天守の耐震工事などが課題になっていますが、市の負担額は約36億円の見込み。松本青年会議所は耐震工事などの費用の一部をまかなうCFを始めた。目標金額は260万円。寄せられた支援金から経費などを差引き、松本市に寄付する。
寄付した人には御城印や黒漆塗りの御城印帳、石垣と同じ種類の石でつくったコースターなどを贈る。松本青年会議所は「松本城を自分たちで守るという市民のみなさんの意識を高めていきたい。返礼品にもこだわったのでご協力お願いします」。
松本城の耐震工事などを巡り、松本市は観覧料の値上げを9月市議会に提案し可決された。
※国宝・松本城を残し伝える(CAMPFIRE)
■松本「国宝・松本城」で外壁の漆の塗替え作業が進んでいる。
9/2-10/31;松本城では天守の下見板、月見櫓の欄千の漆の塗替え工事を実施する。松本城の保全を目的に漆の塗装を、乾燥に適したこの時期に毎年実施している。期間中は月見櫓への入場制限や外壁の足場設置、月見櫓を白いシートで覆う期間もあり。
9/7;松本城天守「床磨き」のために集まった親子連れらを前に、作業に携わる漆職人が工程や漆の特性を説明していた。
■10/31;松本平田の市特別名勝「百瀬家庭園」が、庭と料理を楽しむ食事処「信楽」に生まれ変わった。
江戸後期の作庭と推定される、石組みの池泉回遊式庭園。平田村の名主を務めた百瀬家の約400uの庭園。園内には馬の背の築山や多くの立石が配置され、流れる滝も石で表現。石は安山岩やグリーンタフ、ホルンフェルス、花崗閃緑岩など。
六角形に割れる柱状節理をもつ安山岩はアルプス公園から島内平瀬地区、岡田伊深地区に見られるという。庭園は個人宅でこれまでは制約があったが、多くの人に親しんでもらおうと所有者が開店した。2014年に松本市特別名勝指定。
骨董の漆器や瀬戸物を使いながら、庭に面した奥座敷で心を込めた手作りのお料理(御膳料理)を味わえる。「信楽」はこの地が旧信楽村だったことに由来。四季折々の風情を楽しんでほしいと。
(木/金/土/日;11:00-16:00) JR篠ノ井線平田駅から徒歩5分、松本駅から約5km。
(問)庭園お食事処信楽 TEL 0263-57-2722
■9/24-10/31;火/木;14:00;松本島立の「県松本合同庁舎」で「キノコの食中毒防止を図る勉強会・鑑別相談所」が始まった。
きのこ狩りのシーズンを迎えています。9/20-10/19;「きのこ中毒予防月間」。きのこ衛生指導員が持ち込まれたキノコを「食用」、食べられるが美味ではない「不食」、「有毒」の3種類に判別。初日は食用としてシャカシメジ、タマゴタケが集まり、
持ち込んだ人が説明を受けていた。県松本保健所と松本市保健所が主催。勉強会ではきのこ衛生指導員が図鑑を示しながら見分け方を説明。判断の付かないキノコを食べないように注意を呼び掛ける。松本保健所は「知らないキノコは採らない、
食べない、売らない、あげないを徹底してほしい」と。
■7/13-10/31;麻績村の「聖高原」にAC場がOPEN。
松本平と善光寺平の間にある「聖湖」の湖畔(標高1000m)。2023年秋に解体した旧聖高原Hの跡地の約1000uに整備した。ACサイトは8サイトで駐車スペースとACあり。敷地内にはAC場の他、テントサイト、バンガロー、BBQコーナー、炊事場、
休憩所にシャワー室、トイレは温水洗浄便座。(ACサイト;利用料;\3000/1サイト,施設利用料;\500/大人,高校生以上,\300/小中生)
テントは8サイト(テントサイト;\1000,施設使用料\500/大人1泊,\300/子供)。薪、鉄板・網などレンタルあり。長野道麻績ICからR403聖高原へ約7km/10分。長野道安曇野ICから約30km/30分
(問)聖高原観光案内センタ(聖高原AC場) TEL 0263-67-2133
■10/29;「国宝・松本城」が「世界脳卒中デー」のシンボルカラーのインディゴブルーにライトアップされた。
この日はあいにくの雨天だったが、傘を差した外国人観光客や市民が足を止め写真を撮る姿も見られた。
■10/26;塩尻で「ハッピーハロウィーン」が大門商店街で開かれた。
お化けや魔女、映画・ゲーム、漫画のキャラクターに扮した来場者が商店街の大通りを行き交った。「トリック・オア・トリート」では参加者約2000人が商店を回り、「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味の合言葉を言って、
商店主らからたくさんの菓子をもらった。ハロウィーンは市民有志でつくる実行委が企画、2024年で28回目。
■10/26;JR村井駅で東西自由通路と待合スペースが利用開始。
オープニングセレモニーが開かれ、松本市臥雲義尚市長、JR東日本長野支社長らの関係者約40人が出席。
多くの住民らが詰めかけ、駅東西をつなぐ新駅舎の完成を喜んだ。市長は「長年地域の懸案だった東西の分断が大きく改善できる。幅広い地域・世代の人が駅を拠点に交流してほしい」と。
■10/22;松本西部を流れる梓川沿いの堤防道路で可憐な白いサクラの花が咲いています。
堤防道路には20本以上のサクラの並木があり、そのうち10本で花を咲かせています。多い木では100輪近く咲いているという。県林業総合センタによれば「春にしか咲かない桜のソメイヨシノ。早い時期に葉が落ちて気温が下がり、
冬になったと思い、暖かい日が出てきたので春と勘違いしたのではないか。先に花が2割咲くと、来春は8割りしか咲かないと思う」
■10/22;松本の幼稚園で恒例の「焼き芋会」が開かれた。
園児はサツマイモに新聞紙とアルミホイルを巻いて焼き芋の準備し、青空の下、園児たちが焼きあがったホクホクの秋の味覚を堪能していた。
■10/20;13:00-15:00;「国宝松本城」二の丸御殿跡で「古式砲術演武」
演武;13:30ー15:30;松本城鉄砲隊、愛知古銃研究会鉄砲隊、駿府古式炮術研究会駿府鉄炮衆による火縄銃の演武。
太鼓;13:10-13:25;松本城古城太鼓
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902
■10/19-10/20;松本「あがたの森公園」で工芸作家との交流やものづくりを楽しむ「クラフトピクニック」(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が始まった。
10/19;あいにくの天候ながら家族連れなどがお目当ての作家のブースを訪ねて手仕事の魅力を体感。木工や陶芸、金工など幅広い分野の72組が参加。作家が制作過程を観たり、作家の手ほどきで制作体験など思い思いに楽しんだ。
例年5月のクラフトフェアの姉妹イベント。来場者用駐車場はなく、公共交通機関での来場を呼び掛けている。
■10/19-10/20;10:00-16:00;松本「あがたの森公園」で「クラフトピクニック」
工芸作家と交流しながらものづくりの魅力に触れる「クラフトピクニック」(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が開かれる。県内外の作家ら74組のブースが並び、作家による実演や制作体験を楽しめる。作家の技術を間近で見られるほか、
椅子作り、木の車の組立、ろくろでの陶芸、アクセサリー作りなどの体験も。5月の「クラフトフェアまつもと」の姉妹イベント。
(問)松本クラフト推進協会 TEL 0263-34-6557
■10/20;9:50-14:30;南松本の「日穀製粉松本工場」で「第25回日穀製粉新そば祭り」開催。
毎年恒例の新そば(県産の七割そば)を提供、そば打ち体験も。その他、もちもちすいとん、焼き鳥、たこ焼き。そばおやき、信州ガレットなども販売、加工品、高原野菜直売。青木村義民太鼓、二胡演奏、キッズダンス、
松本蟻ケ崎高校書道部のパフォーマンスなど。くじ引き、輪投げ、小麦粘土など屋台も。(入場無料)
場所は松本ICから車15分。R19・やまびこ道路の高宮付近、南松本駅徒歩7分。
(問)日穀製粉松本工場 TEL 0263-25-6360
■10/15;塩尻と岡谷市境にある「塩尻峠」で「日本一短い」と言われる祭りが行われた。
秋晴れの下、塩尻市と岡谷市長ら関係者140人が集まった。この「塩嶺御野立記念祭」は、明治天皇と昭和天皇が塩尻峠を訪問されたことを記念し、毎年春と秋の2回行われています。祭りは参列者が20秒ほど一礼するだけで、
「日本一短い祭り」とも言われています。祭りは「一同礼」のあと、「お直り下さい」までの礼だけ。2024年は例年より5秒短い15秒で祭りが終わった。昔は3-5秒だったという。2市の関係者は祭りのあと、懇親会で意見交換した。
■10/12-10/14;「松本城公園」などで「第18回信州・松本そば祭り」開催
10/12-10/14;10:00-16:00;全国そば祭り(7ブース);手打ちそばの食べ歩き。
10/12-10/14;10:00-16:00;信州地場産市(32ブース);信州の特産品、名産品、グルメなどの展示販売。工芸品やそばに関する器具・道具の展示販売。
10/13;9:10;第15回信州そば打ち名人戦(松本市臨空工業団地体育館);信州産の粉を使用し、そば打ちの腕前を競う名人戦。
10/12;10:00;全麺協そば道三段位認定会(松本市臨空工業団地体育館);そば打ち認定。
(問)信州松本そば祭り実行委員会 TEL 0263-33-8002
■10/14;10:00-15:00;「国宝・松本城」本丸庭園にて「合同茶会」
市内茶道五流派による合同茶会。松本城の風景とおもてなし。裏千家、表千家、江戸千家、大日本茶道学会、雲伝心道流、各流派(\500),5席(\2000/前売)
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902
■10/12-10/14;松本城公園を主会場に開催された「第18回信州・松本そば祭り」は10/14;閉幕した。
3日間とも天候に恵まれ、2023年を10.8%(1.1万人増)の計11.2万人が来場した。「全国そば祭り」のブースは行列が伸び、終了前に完売するブースもあった。実行委は「3日間とも最高の天候に恵まれた。そばや信州の物産の魅力を十分に
感じてもらえたと思う。来場いただいた方に感謝したい」と。
■10/13;「松本城公園」を主会場に「第18回信州・松本そば祭り」(2日目)が開かれた。
初日を上回る約4.6万人が来場、地域色豊かなそばの食べ歩きを楽しんだ。松本市街地は観光客でにぎわった。大名町通りは、松本城やそば祭りに向かう観光客らの人通りが絶えることがなかった。そば処の7団体による「全国そば祭り」には
各ブースに長い行列ができた。また。10/13;松本和田の「市臨空工業団地体育館」では「第15回信州そば打ち名人戦」が開かれ、そば打ち愛好家38人が技を競い、最高位の名人(農林水産大臣賞)が決定した。
最終日(10/14)は10:00-16:00;全国そば祭り、信州地場産市など。
■10/12;「第18回信州・松本そば祭り」が「松本城公園」を主会場に開幕した。
秋晴れの下、松本の中心市街地は大勢の市民や観光客らで賑わいをみせた。行楽日和となり、初日は約3.2万人が来場した。2024年は2023年よりも外国人観光客が多くなった。地域色豊かなそばを食べ比べ、県内の特産品やグルメの買物を楽しむ人も。
「全国そば祭り」にはそば打ち愛好団体などの7ブースが出店し、ブースには行列ができるほどの人気。出店者は「そば祭りを通じておいしさを知ってもらい、さらに足を運んでもらうきっかけになればうれしい」。実行委は「最高の天候に恵まれた。
そばに親しみ、松本の散策も楽しんでほしい」。
大名町や上土町などでは演劇祭や農産物のマルシェなども開催され、秋の街中をゆったりと歩きながら楽しむ人が多かった。そば祭りを楽しみがてら街中を巡る人も多かった。上土町の劇場などで開催中の「まつもと演劇祭」は
2024年初めて、松本城大手門枡形跡広場で野外無料公演をした。演奏や劇などのパフォーマンスが披露された。松本の街が活気付いてくれたら」と。
10/12;「全麺協そば道3段位認定会」が松本和田の「松本臨空工業団地体育館」で開かれた。27人が日頃の精進の成果を発揮して懸命にそばを打ち、審査の結果19人が認定を受けた。
参加者は1.5kgの粉(そば粉1.2kg,つなぎ粉0.3kg)で「二八そば」を打ち、40分以内で完成させた。
10/13;10:00-16:00;全国そば祭りと信州地場産市が開催。
■10/12ー10/14;松本でそばの祭典「第18回信州・松本そば祭り」が「松本城公園」などで開幕する。
県内外のそば処からそば打ちの愛好団体などが集まり、自慢のそばを提供。そば打ち名人戦や段位認定会、地場産市なども開かれる。松本の秋を代表する催しで「全国そば祭り」(10:00-16:00)にはそば打ち愛好団体やそば店など
7ブースが出店。特産品やグルメ、そば打ち道具などを販売する「信州地場産市」には29ブースが出店。
10/13;松本市和田の市臨空工業団地体育館で第15回信州そば打ち名人戦。愛好家38人が出場し名人位を目指す。10/12;全麺協そば道3段位認定会。2023年は3日間で10万人が来場した。
(問)実行委事務局 TEL 0263-22-8002
■〜10/中;塩尻市宗賀地区は標高700mの冷涼な気候を生かし、ぶどう栽培が盛んな土地。
1890年桔梗ヶ原でぶどうの栽培が開始され、約130年の歴史。桔梗ヶ原は松本平の南部に位置し標高700m。晴れの日が多く、少雨で日照時間が長い。朝晩の寒暖差が大きく、ぶどう栽培に適した土壌を有す。葡萄の糖度を高める条件が揃い、
糖度は16-18度と甘く適度な酸味もある。
1)ぶどう狩り;
ぶどうは収穫期を迎え、塩尻市内の「観光ぶどう園」(15農園)には県内外から多くの観光客が訪れ、連日にぎわっています。観光農園では家族連れがハサミを使って熟した房をひとつひとつ丁寧に収穫、実りの秋を実感。シャインマスカットや
ナイヤガラ、デラウェア、ポートランド、コンコード、ナガノパープル、巨峰など。農園によってぶどう狩りの品種は異なる。ぶどうの食べ放題では1人で3房も食べる人がいて、甘酸っぱい香りが漂っている。農園では8/中-9/上まで長雨の影響で、
雨に弱いナイアガラの収穫量は例年の半分という。観光農園のぶどう狩りは10/中まで。お土産用(お持ち帰り)販売、地方発送も取り扱う。
(ぶどう狩り;\770〜/大人,\770/子供,巨峰狩り;\1500/大人,\1200/子供)※料金はブドウの種類によって異なるため各農園で確認)
2)ワイナリー;
塩尻市内にはワイナリーが17ヶ所。桔梗ヶ原;林農園(五一わいん),井筒ワイン,シャトー・メルシャン,Kidoワイナリー、洗馬;信濃ワイン,Votano wine,ベリービーズワイナリー、大門;サントリーワイン、塩尻;アルプス、柿沢;サンサンワイナリー、
広丘;ドメーヌ・スリエ、片丘;丘の上幸西ワイナリー,Domaine-KOSEI、下西条;霧訪山シードル、北小野;いにしぇの里葡萄酒など多数。各ワイナリーではセラーや農場の見学や試飲ができるところもあり直売所も。
■〜10/中;塩尻「信州桔梗ヶ原」では観光農園で巨峰などのブドウ狩りが楽しめる。「信州塩尻ぶどうまつり2024」開催中
観光果実直売組合加盟の11農園でぶとう祭りを開催。ブドウ狩りでは巨峰とナイヤガラなど、9/下にはコンコードなども。複数種類のブドウ直売や贈答用や全国発送も対応。「結実から収穫まで一房一房愛情をたっぷり込めて丁寧に育てた
美味しいブドウを味わってください」と。10月にはリンゴ狩りを行う農園もある。
★塩尻「観光農園」で楽しめるぶどう狩り・直売:(農園によりブドウ狩り・販売するぶどうの品種が異なります)
デラウェア・ポートランド・コンコード、シャインマスカット・ナイヤガラ、レッドナイヤ、サニールージュ、巨峰、ナガノパープル、ピオーネなど。
「かどや農園」(0263-52-4498)、「フモンヂ観光園」(0263-52-0474)、「土田園」(0263-52-1923)、「いわだれ農園」(0263-52-5894)、「原遊覧園・原農園」(0263-52-2958)、「真田園」(0263-52-3650)、「滝之宮園」(0263-54-4718)、
「中道園」(0263-53-3651)、矢島園(直売のみ)0263-52-0914、神戸農園(直売のみ)0263-52-0261、塩原農園(直売のみ)0263-53-1150
(\770〜;大人・小学生以上,\350〜;3歳以上小学生未満)※巨峰などの品種は別料金。
(問)塩尻市観光センタ(塩尻駅前観光案内所) TEL 0263-88-8722(9:00-18:00)
■9/上;塩尻の各ワイナリーでは今季のワインの醸造作業が本格化。
自社農園や契約農家から原料のブドウが搬入され、各社こだわりのワインの生産。9/初から塩尻の「アルプス」は白ワイン用品種の仕込みを開始。塩尻ワインの歴史にゆかりの深いナイヤガラ、コンコード、メルローなどを仕込む。
機械で茎やへたを取り除くなどしてからタンクで発酵させる。今後、ブラッククイーン、竜眼なども加わり、醸造作業は10/下まで続く。今季は全品種を含め2023年並みの2000〜2300tを仕込む。2024年はブドウの糖度が高く良質なワインが
期待できそう。一方では高温や大雨で生育障害もあったといい、「生産者が苦労して収穫したブドウをおいしいワインに仕上げて消費者に届けたい」と。10/7;ナイヤガラなどの新酒を発売予定。
■小規模ワイナリーを可能とする「ワイン特区」の「信州松本平ワイン・シードル特区」(松本市,山形村,朝日村)と、「桔梗ケ原ワインバレー特区」(塩尻)が統合され、「桔梗ケ原・松本ワインバレー特区」として認定。 統合によって、域内に限定されていたワイン用ブドウなどの調達エリアが広がる。ワイン特区は、免許取得に必要な醸造量が通常の年間6000L以上から2000L以上に緩和。ただし、特区の域内で生産した原料の使用が条件。 そのため、松本の事業者などから、塩尻のブドウなどが使えるように特区の統合を求める声が上がっていた。松本市臥雲義尚市長は「先輩格である塩尻と同じ特区。松本のワイン事業者の新規参入を後押ししたい」と。
■10/12;松本「浅間温泉」で伝統の「たいまつ祭り」が行われた。
御射神社春宮の例大祭で、わらを束ねて作った大小の松明を地元住民が担いで練り歩き、五穀豊穣などを祈願する。御射神社は三才山山中に奥宮(秋宮)と浅間温泉に浅間の宮(春宮)を配し、狩猟や農耕の神として崇敬されてきた。たいまつ祭りは、
五穀豊穣や人々の安泰を祈願するもので、毎年暮れに奥宮から浅間の宮に下られた神が、秋の収穫の終わるころ、村人の奉納する松明の火に送られ、煙にのって再び山中の奥社へ帰るという。毎秋に行われる祭りで、巨大な松明が浅間温泉の
メイン通りに並び、19:00;点火。温泉街中に煙が立ちこめる中、威勢の良い掛け声で地元住民が燃え上がる松明を運んだ。地元の温泉旅館は、祭りに参加したり、見物したりする人は増加傾向で、「活気がある浅間温泉に戻って良かった」。
■10/11;アルピコ交通は上高地線の駅にあるサクラを植え替える。
上高地線の駅には現在、北新・松本大学前駅、渕東駅、三溝駅の3駅のホームなどにサクラ1本ずつが生えているが樹木の衰えが顕著なため、この秋にすべてを伐採する。2025年春に新しい苗を植えて、再び見事な花を楽しめるようにする。
10/11;渕東駅のサクラを伐採した。このサクラは樹齢80年以上。春には田園風景と合わせて、サクラの花と電車を撮影するファンも多かった。2025年春に渕東駅と三溝駅で新しい苗を植える。北新・松本大学前駅はホームの石垣を守るため
当面はそのまま。アルピコ交通鉄道事業部は「大きくなるまで少し時間をいただくことになるが、周りの環境も整えて再びサクラを楽しめるようにしたい」と。
■8/下〜10/中;塩尻の観光農園でブドウ狩り「信州塩尻ぶどうまつり2024」が始まった。
観光果実直売組合加盟の11農園でぶとう祭りを開催。8/21;塩尻宗賀の観光ぶどう農園では観光客がたわわに実ったブドウの収穫を楽しんだり、直売所で購入したりしている。ぶどう園は「2024年は遅霜や長雨の影響がなく生育は順調。
大勢のお客さんに楽しんでもらいたい」と。(\770〜;大人・小学生以上,\350〜;3歳以上小学生未満)※巨峰などの品種は別料金。
(問)塩尻市観光センタ(塩尻駅前観光案内所) TEL 0263-88-8722(9:00-18:00)
■秋の運動会シーズンを迎えているが、秋の運動会を行う小学校は減っている。
10月は「体育の日」。スポーツの秋と称されることもあって、運動会の時季は「秋」と思うが、近年は春(5/下-6/上)に運動会を行う小学校が多くなった。松本市立28校のうち約1割の3校のみが秋に行う。また、暑さを考慮して開催日を遅らせ、
10/中に運動会を開く小学校もある。9-10月は残暑が厳しく、運動会で熱中症によって救急搬送される事故も発生。秋は台風や豪雨なども多く天候が崩れがちで、春は熱中症の心配がなく、比較的穏やかな天候が多いといったことで、
春開催に拍車をかけている。
■10/4-10/6;松本郊外の「信州スカイパーク」の「やまびこドーム」で、アウトドア用品の「ALPS OUTDOOR SUMMIT 2024」が始まった。
2024年は「山に、感謝。」をテーマに、山関連用品の販売、トークイベント、体験ブース、車両展示などが行われている。
アウトドア関連の111ブランドが集結、やまびこドーム内には71ブースが出展。テントやリュック、ウエア、寝袋、靴、書籍、アウトドアグッズ、まきストーブなどが並ぶ。ドーム内のステージではトークショーが行われ、自然環境の魅力や
アウトドアの楽しみ方や課題などを発信。2023年は約2.5万人が来場。一般公開は10/5-10/6;10:00-17:00。ドーム入場料は\2000/1日、\3000/2日)
■10/4-10/6;10:00-17:00;松本「信州スカイパーク」の「やまびこドーム」で「ALPS OUTDOOR SUMMIT 2024」開催
「山」のアウトドアを満喫できるイベント。北アの玄関口で豊かなフィールドが広がる松本で、「松本をアウトドアの聖地に」。2024年は「山に、感謝。」を合言葉に、「山」に寄った110の国内外のアウトドアブランドが集結。2023年初開催、2.5万人が来場した。
メーカーの開発裏話、素材や加工メーカーのプレゼンテーション、アウトドアトーク、漫画家鈴木ともこさん(松本市観光大使)、槍ヶ岳山荘穂苅さんと白馬山荘松沢さんの山小屋対談、山登りのYoutuber、TVドラマ・マウンテンドクター、山小屋Wi-Fi(KDDI)、
山と渓谷など山岳関係の話など。他にはクラフトWS、フード・ドリンクのキッチンカーも。10/4;プレス・アウトドア関係者のみ。
10/5-10/6;一般(前売;\1500/1day,\2500/2days),松本/塩尻市民限定(前売;\1000/1day,\1500/2day;要証明書)
■10/1-10/3;松本市大手の「四柱神社」で秋の例祭「神道祭」が始まった。
夏を思わせるような快晴の下、境内や周辺に出店が並び、各町会の豪華な舞台が展示された。10/1;神社脇にある松本城大手門枡形跡広場などに、本町や六九町の6台の舞台が並んだ。見事な木彫刻や人形が飾られた舞台。10/2;大名町通りに18台の舞台が並ぶ。
境内の人形飾りは「浦島太郎」。宮司は「祭りができるということは平穏であることの証し、ありがたい」と。10/2;18:00;奉祝コンサート、20:30;奉納花火。10/3;市招魂殿祭や中南信各家祖霊祭が行われる。
■10/1-10/3;松本なわて通り沿いの「四柱神社」で例祭「神道祭」
松本に秋を告げる「秋祭り」で縄手通りや女鳥羽川沿いに沢山の露店が並び、多くの参拝客や観光客で賑わいます。
10/1;18:00;宵祭。10/2;13:30;例祭、10/3;10:00;松本市招魂殿祭,13:30;中南信各家祖霊祭
10/1-10/2;20:30;女鳥羽川の「一ツ橋」-「千歳橋」間で奉納花火。
10/1;「松本城大手門枡形跡広場」、「松本市立博物館前」にて、松本市重要有形民族文化財「舞台奉曳展示」
10/2;6:00-16:30;大名町通りに神道祭の「舞台奉曳展示」。舞台18台が城下町の路上に並ぶ。大名町通りは歩行者天国・交通規制あり。
境内では人形飾り展示(浦島太郎)、神楽殿では奉祝コンサートを予定。
(問)四柱神社 TEL 0263-32-1936
■10/2;松本は高気圧に覆われて晴れ、最高気温は松本で30.1℃まで上がった。気象庁によると、松本で10月に真夏日となるのは1962年以来62年ぶり。松本今井は29.6℃、安曇野穂高は29.8℃を記録、10月としては観測開始以来最も高かった。
■県松本地域振興局は松本の水に関係する12ヶ所のスポットを紹介する「まつもと広域水物語カード」を作った。
スポットを巡って自撮りした写真を見せるとカードがもらえる。カードは、まつもと城下町湧水群や蓼川の水車小屋、烏川渓谷緑地、黒沢の滝、奈川渡ダム、小仁熊ダム湖、聖湖、平出の泉、蔵造川跨線水路橋、山清路、山形唐沢そば集落、
野俣沢林間キャンプ場などを文章とともに紹介。同局は「水が豊かな季節になる。気軽に楽しみながら参加して」と。
2024.3/1-9/30;観光スポット巡りのスマホアプリ「furari」で12ヶ所を回るデジタルスタンプラリー開催。スタンプ12個;県産品1万円相当(抽選4名),スタンプ4個;県産品3千相当(抽選15名)
(問)松本地域振興局企画振興課 TEL 0263-40-1902
■2024.2/16ー9/30;中信の河川で「渓流釣り」が解禁された。
前日の雨で川が濁ったところもあったが、早朝から太公望が川の流れに釣り糸を垂らし、釣果を待つ姿が見られた。日の出(6:30)頃から多くの釣り人が薄川の水際に立ち、前日に放流されたニジマスや、天然のイワナを釣っていた。
2/16-9/30;松本・安曇野;梓川、穂高;犀川,高瀬川,中房川,万水川,穂高川,烏川。松川村;乳川。大町;高瀬川,籠川,鹿島川,農具川,金熊川。
3/1-9:30;松本;奈良井川,鎖川,田川,小曽部川。3/1-9:30;白馬・小谷;姫川,松川,平川,犬川,楠川。
※10/初ー2/末;産卵・生育のため禁漁。通年;頭首工付近やサイホン、発電所堰堤(ダム)・砂防ダムの下流・上流は禁漁区あり。
松本霞沢発電所堰堤,大正池ラバーダム,梓川稲核ダム,赤松発電所堰堤,高瀬ダム,七倉ダム,中ノ沢発電所,梓川頭首工,犀川発電所堰堤,奈良井川勘左衛門取水堰堤,烏川須砂渡砂防ダム,女鳥羽川三才山一ノ瀬上堰堤,薄川入山辺扉ダム堰堤,
姫川第2発電所ダム,姫川大網発電所堰堤,大海川明才堰頭首工,白馬内山橋上流などは禁漁区。(以下の遊漁券は確認要)
(問)梓川・波田漁業協同組合 TEL 0263-92-2246(\4400/年、\1100/日,\2100/現地)
(問)安曇漁業協同組合 TEL 090-3403-0680(\4200/年,\1050/日,\2050/現地)
(問)北安中部漁業協同組合 TEL 0261-22-7107(\5000/年,\1000/日)
(問)姫川上流漁業協同組合 TEL 0261-72-5955(\5000/年,\1100/日,\2100/現地)
※長野県漁業協同組合連合会
■9/30;イオンリテールが松本市にまちづくりに役立ててほしいと167万円を寄付した。
松本市役所で贈呈式があり、イオンリテール北陸信越カンパニーから松本市臥雲義尚市長に、167万円の寄付金の目録が手渡された。
イオンリテールでは電子マネー「城下町まつもとWAON」の利用額の0.1%にあたる金額を寄付する協定を市と結んでいます。
寄付は2012年から行われ、累計は1900万円近く。市長は国宝・松本城を中心としたまちづくりに活用したいと感謝状を贈った。
■9/29;アルピコ交通「上高地線」の特別列車でプロレスの試合が開かれた。
プロレス団体「プロレスリングフリーダムズ」が車内で激しく、時にはコミカルな戦いを繰り広げていた。所属選手ら8人が出場しタッグ戦など4試合を行った。イメージキャラクター・渕東なぎさに扮した選手も登場。
企画したアルピコ交通は「間近で選手を見て喜んでもらえた」と、2回目の開催にも意欲を見せていた。
■9/25;松本四賀地区で「ヤギの放牧」と「ラジコン草刈り機」の見学会が開かれた。
高齢化が進み耕作放棄地が増え、野生動物が出やすくなり、畑を荒らされる被害も出ています。四賀地区では耕作放棄地は30ha以上あり、高齢化や人出不足で草刈りに手が回らず雑草が生い茂ったまま。ヤギを耕作放棄地に放し、雑草を食べさせることで、
山林と畑の間に見通しの良い「緩衝帯」を生み出します。むしゃむしゃと雑草を食べるヤギと、坂道も難なく移動できるラジコン草刈機は、中山間地の草刈りの助けになる。
小谷村伊折集落ではヤギを放牧し、サルやイノシシによる農作物被害が減ったという。今後、各地区ではヤギの放牧やラジコンの導入を検討していくという。
■7/13-9/23;「松本市美術館」で特別展「北欧の神秘」が開幕。
ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの19-20世紀初頭の絵画を集めた特別展。各国立美術館のコレクションを初めて日本でまとめて展示する巡回展。各国を代表する画家47人の68点を展示。風景などを幻想的に描いた北欧独自の絵画世界に触れられる。
厳しい気候風土に育まれた自然風景、神話や民間伝承、都市景観などを題材とした作品が揃う。フィヨルドの雪景色、雄大な山岳といった自然の力を感じさせる作品、神話などの神秘的な作品も。学芸員は「北欧はデザインやテキスタイルのイメージが
強いが、素晴らしい絵画がそろう。時代的な空気も感じていただければ」と。
■〜9/23;「松本市美術館」でノルウェー、スウェーデン、フィンランドの国立美術館が所蔵する絵画を集めた特別展「北欧の神秘」開催中
北欧3ヶ国の国立美術館が所蔵するコレクションのうち、19-20世紀初頭までの作品約70点展示。ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンクの「フィヨルドの冬」は北欧の極寒の自然の厳しさを表現。スウェーデンの画家・アウグスト・マルムストゥルムの
「踊る妖精たち」は月明かりに照らされ妖精たちが湖上を霧のように舞う幻想的な風景など。これらの作品が描かれた時代には、ヨーロッパ全体にナショナリズムが広がり、北欧特有の景色や神話、民間伝承などへの関心が高まっていたという。学芸員は
「北欧特有の気象や風土が育んだ自然の風景や物語を楽しんでほしい。3つの国の美術館に足を運ぶことは難しいが、この機会に3ヶ国の貴重な絵画を見てもらいたい」と。
■9/21-9/23;11:00-21:30;松本「浅間温泉」で温泉街を盛り上げようと、「ホットプラザ浅間」近くでキッチンカーを使った「第1回肉だらけ祭」が始まった。
県内から11店が参加し、山賊焼き、焼き鳥、ステーキ、豚どんなどが販売され、来場者は焼きたて肉を楽しんでいた。浅間温泉では客足が徐々に戻ってきているがコロナ前の水準に達していないという。浅間温泉旅館協同組合は
「浅間温泉を知ってほしい。肉と温泉の両方を楽しんでもらえれば」と。
■9/22;「まつもと市民芸術館」で、松本中心部のにぎわい創出を目指す「三の丸エリアプラットフォーム」が「公民連携によるエリアの魅力づくり」を開催した。
「松本城三の丸エリアビジョン」の策定後の取り組みを紹介、公民連携のまちづくりに取り組む専門家を交え、今後の活動指針を探った。2022年4月にまとめたビジョンでは松本城周辺に10の「界隈」を設定。各界隈で歩行者天国にした
飲食イベントなどを開催した。各界隈の商店主らがこれまでの取り組みを紹介。官民連携のまちづくりを支援する国交省職員らも登壇、商店主らと「公民連携によるエリアの魅力づくり」をテーマに意見を交わした。
■9/21;松本で「松本マラソン」(11/10)に出走予定の市民ランナーらが松本市街地でごみ拾いを行った。
地域への感謝を込め、マラソン開催50日前に企画。地元有志ら32人がコース沿いの松本城周辺や薄川付近でごみを拾い集めた。
■9/18;7:30;「JR松本駅」南の線路脇で野生のシカが線路脇で動けなくなっているのが見つかった。
駅前でシカを見たという情報が寄せられ、警察などが探していた。シカは足にケガがをしたのか動けない様子で、10:30;獣医が麻酔銃を使って捕獲、その後、山に返した。シカはメスで体長約1.5m、5ー6歳の成獣と見られています。
■9/18;松本の「大信州酒造」、「亀田屋酒造店」、「笹井酒造」は松本安曇稲核にある「風穴」に貯蔵していた日本酒の蔵出しを行った。
R158沿いの松本安曇稲核の風穴は古くから食料保管として利用されてきた。明治-昭和には蚕卵の保存・貯蔵に使われ、伝統野菜の「稲核菜」でも利用されてきた。松本安曇稲核には10数棟の風穴が現存し、遺構を含めれば40棟近くあったという。
稲核地区は上高地から流れ出る梓川の上流に位置し、梓川の河岸段丘。背後には山が迫り、冷風が吹き出る山の斜面を掘削し、石積みを築いて木造の風穴小屋を構えている。真夏でも6〜10℃を保つ風穴は山の斜面から吹き出た冷気を壁で
囲った風穴小屋は天然の冷気を利用したまさに冷蔵庫。安定した低温下で半年間貯蔵し、日本酒をゆっくりと熟成させることで、まろやかな味わいになるという。4/9;日本酒を熟成させる「風穴貯蔵」の蔵入れ式から約半年、
9/18;従業員らが瓶の入った日本酒のケース(約3400本)をリレー形式で運び出しトラックの荷台に積み込んでいた。風穴に隣接する道の駅「風穴の里」では風穴貯蔵酒は販売されていないが、杜氏ら関係者によると、風穴で熟成させた
日本酒の販売を待ち望む声があるため、2025年春から発売を検討中。9/24〜;「風穴貯蔵」のラベルを貼って松本の酒販店などで販売開始。大信州純米吟醸風穴貯蔵(明治13年創業大信州)、アルプス正宗風穴貯蔵酒(明治2年創業亀田屋)、
笹の誉風穴貯蔵(大正15年創業笹井)など。
■9/18;松本では地元の児童が自分たちで育てたコメの脱穀を体験した。
脱穀に使っているのは江戸時代から昭和初期まで活躍したとされる「千歯こき」。松本市山辺小児童は学校近くの10aの田んぼで、自分たちで田植えや稲刈りを行い、もち米を育てている。食物の大切さを感じてほしいと、地域の町会や
JA松本ハイランドが10年以上前から山辺小でコメ作りの指導を行っています。コメ作りの歴史に触れようと、昔の農具で脱穀に挑戦。「千歯こき」や「足踏み式脱穀機」で、実が詰まったもみを選別する唐箕も使った。
収穫したもち米は今後、おはぎにして味わうという。
■9/17;一年で最も美しい月といわれる「中秋の名月」が十五夜(旧暦8/15)が松本でも見られた。
松本城公園では日が暮れると、「国宝・松本城」天守と満月の明るい月が共演、19:30;月が天守のしゃちほこと重なり、市民や観光客は天守に向かってカメラやスマホを構えていた。
■9/17;地価上昇は松本、安曇野、塩尻、長野の4市だけ。中信の土地需要の高まりがうかがえる。
■〜9/16;残暑が厳しい中、「松本城公園」で恒例の「ビアフェス」が始まった。
■9/13-9/16;「松本城公園」にて「第8回クラフトビールフェスティバルin松本」開催
■9/16;県松本地域振興局は「松本空港」TMビル前時計台広場で、松本8市村の特産品を販売する「信州まつもと空港deマルシェ」を開いた。
■9/16;12:00-18:00;「松本空港」TM前の時計台広場で松本8市村の特産品を販売する「信州まつもと空港deマルシェ」を初開催。
■9/15;J3サッカー松本山雅FCのU-18の選手20人が稲刈りを行った。
■9/14〜;松本市四賀穴沢の温泉宿泊施設「松茸山荘」ではマツタケの入荷が始まった。
■8/9-9/4;国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)が開幕した。
■松本で開催中のOMFでオーケストラコンサートの幕開けとなるAプログラムの公演が「松本キッセイ文化ホール」で始まった。
■2024.8/9-9/4;松本で音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)開催
※OMF実行委員会はチケット販売について、初日に特設会場で行っていた窓口販売を廃止する。OMFチケットを買い求める長い列や泊まり込みのテントは風物詩だった。窓口販売は県内5ヶ所で行ってきたが、近年は購入者の高齢化やオンライン販売の
普及で窓口利用は減少。2023年は松本市総合体育館のみ開設で利用者は約150人。
■9/5;10月「ハロウィーン」に向けて塩尻の畑では巨大カボチャの収穫が行われた。
■8/22-9/2;松本「花時計公園」でビールと料理を楽しむ「松本サマーフェスト2024」が始まった。
■9/2;松本「キッセイ文化ホール」でOMF「子どものための音楽会」が開かれた。
■9/2;2月に亡くなった世界的指揮者でOMFの総監督だった小澤征爾さんに感謝するイベントが松本で初めて開かれた。
■2024.9月;松本市は客室に自転車を持ち込めるなどサイクリストが利用しやすい宿泊施設を認定する制度を始めた。
■松本市は自転車を利用して市内観光をする「サイクルツーリズム」の普及に力を入れる。
■2024.9月;松本市は災害時に無償で水を提供可能な井戸の登録制度を始めた。
■9月;松本市は大規模災害で断水した場合に備え、生活用水に井戸水を無償で提供してもらう「災害時協力井戸登録制度」を始めた。
■塩尻郊外の「高ボッチ山」(標高1664m)の山頂に広がる展望台ではケルンが見られなくなった。
■7/27-9/1;塩尻北小野の「チロルの森」が期間限定で営業を再開した。
■7/27-9/1;2020年に閉園した塩尻北小野の「信州塩尻農業公園チロルの森」が期間限定で営業再開する。
■7/27-9/1;10:00-17:00;塩尻の「チロルの森」が「夏季トライアル営業」
■8/26-8/27;松本で開催中のOMFで「子どものためのオペラ」公演があり、中学生が美しい歌声を堪能した。
■8/26〜;松本波田の国登録有形文化財「黒川堰追平隧道」を修復。
■松本の「深志神社」の境内入口に建つ木製朱塗りの鳥居が改築される。
■8/25;松本の「梓川」(下島橋)で「ニジマス釣り大会」開催
■8/25;松本「まつもと市民芸術館」でOMFのメインプログラムの一つ「オペラ公演」が上演された。
■8/25;「松本空港」では一般立入禁止エリアに入って、空港の仕事を体験する「信州まつもと空港見学会」が開かれた。
■8/21;「松本城」周辺でサルの目撃情報が寄せられた。
■お盆(8/11-8/16)の人出は「上高地」と「国宝・松本城」で2019年(コロナ禍前)の同時期を上回った。
■「国宝・松本城」で導入した電子チケットで、最大3Hだった待ち時間が短縮された。
■8/20;松本市は、2025年4月に引上げ予定する松本城観覧料について、大人料金を現行\700→\1000〜\1500とする見直し案が提示
■お盆休み(8/10-8/18)の中信の観光地は天候に恵まれ、多くの人で賑わった。
■信州を訪れる外国人観光客が増え続けています。
■8/18;松本で「OMF歓迎吹奏楽パレード」開催された。
■8/17;国宝・松本城などで「国宝五城天守合同床磨き」が行われた。
■7/10ー8/16;スイカの産地、松本波田では生産者が直接販売する「すいか村」が始まった。
■8/14;夕方、松本周辺では猛烈な雨が降り、交通機関に乱れが出た。
■8/12;3連休最終日は天候に恵まれ、「国宝・松本城」は朝から大勢の旅行客が長い列を作った。
■8/中;「令和の米騒動」
■8/14;パリ五輪・柔道女子57kg級にカナダ代表として出場し、金メダルを獲得した塩尻出身の「出口クリスタ選手」が地元の塩尻のJR広丘駅前で凱旋パレードした。
■7/6-8/12;松本内田の重要文化財「馬場家住宅」で織り姫とひこ星の「七夕人形」が飾られている。
■8/10;お盆休みを信州で過ごす人たちの帰省ラッシュがピークを迎えた。
■8/10;高校書道部の「第5回信州書道パフォーマンス大会」は「松本市民芸術館」で開かれた。
■8/9;松本の夏の風物詩「すすき川花火大会」が「筑摩神社」を流れる薄川の河川敷で行われた。
■8/9;19:00-20:05;松本「すすき川」河川敷で「すすき川花火大会2024」
■8/9;松本で「OMF」開幕前に、8/1-8/4;「松本市立博物館」で写真展「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)40年の軌跡」
■8/8;「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、8/9〜;当面の間、JR中央東線は茅野ー大月間で減速運転。飯田線の特急伊那路は1W運休。
■8/8;「国宝・松本城」の夏の風物詩「第43回松本城薪能」が「二の丸御殿跡」の特設舞台であった。
■8/上;松本の「浅間温泉」の日帰り温泉施設「枇杷の湯」で市特別天然記念物に指定されているサルスベリ8本が花盛り
■8/上;松本新村の畑では13万本のヒマワリが見頃を迎えています。
■8/上;松本新村の松本大西のヒマワリ畑のひまわりが見頃を迎えた。
■8/4;「松本市立博物館」で「七夕人形作り」講座が開かれた。
■8/4;10:00-16:00;松本「浅間温泉」の「わいわい広場」で「浅間温泉七夕まつり」開催。
■8/1ー8/4;塩尻ではご当地グルメ「山賊焼」を盛り上げるイベント「塩尻山賊焼サミット2024」が始まった。
■8/3;県内各地で夏祭りが開かれた。
■8/3;松本で開催される「第50回夏まつり松本ぼんぼん」の踊りコースが決まった。
■8/3;松本の夏まつり「第50回松本ぼんぼん」開催
■8/3;13:0016:00;松本の夏祭り「第50回松本ぼんぼん」開催記念で、「松本市立博物館」は、「貼るだけ簡単!特製松ぼんフェイス&ボディステッカー」を開催。
松本ぼんぼん関連のステッカーを顔や腕に貼って「松本ぼんぼん」を楽しむ。(数量限定,ステッカーはなくなり次第終了;\200)
■「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(OMF;8/9〜)開幕前に、8/3;松本の信毎MGの屋外スクエアで歓迎の気持ちを込めた合唱コンサート「ようこそ楽都deハーモニー」が開かれた。
■8/3;10:30-12:00;松本で開幕する「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(8/9;OMF開幕)を歓迎する演奏会「ようこそ楽都deハーモニー」が「松本信毎MG」で開かれる。
■7/27-8/4;松本梓川倭の「梓川アカデミア館」で大型魚やサメなど100種を超える剥製を紹介する「魚魚展2024」
■7/30;「国宝・松本城」で、市松本城管理課の職員が浴衣を着て来場者をもてなした。
■7/28;「信州 山の日」(2014年制定)
■松本市街地を流れる「女鳥羽川」で水音を聞きながら夕涼み。
■7/25-7/26;松本鎌田両島町会で夏の伝統行事「青山様・ぼんぼん」が行われた。
■7/24-7/25;松本「深志神社」で例大祭「天神祭」
■7/24-7/25;松本「深志神社」で例大祭「天神まつり」が始まった。
■7/23;県内の小中学校では終業式がピークを迎えています。
■7/20;松本中心街の上土町で約90年間親しまれた映画館「上土シネマ」(旧松本電気館)に「上土シネマミュージアム」が開館。
■7/20;13:30;「松本キッセイ文化ホール」(県松本文化会館)で、「信州山の日」(7月第4日曜)の制定10周年を記念した催し「信州山フェスタ」を開く。
■7/19;松本「あがたの森通り」でムクドリを追い払う実証実験が行われている。
ムクドリはスズメ目ムクドリ科の鳥で体長は20-30cmで茶褐色、街路樹や公園など市街地でもねぐらにしています。もともと椋の実を食べるが、田んぼや河川敷で昆虫、果実、種子、穀物などを食べている。ムクドリは天敵のカラスやタカから身を守るため、
大きな群れを作る。春から初夏に繁殖期を迎え、夏以降は雛もかえって、ムクドリの数・群れが増えます。ムクドリの対策として木の伐採、枝の剪定、防鳥ネット、大きな音、嫌がる音、強い光などが行われていますが、効果は一時的。なかなか
抜本的な対策が見出せないのが実情。
■7/17;松本里山辺で日が西に傾いた夕刻に、北アを背景に雲間から放射状に地上に降り注ぐ太陽光線の筋が見られた。
■7/16;松本市は「国宝・松本城」の観覧券をWebで購入できる電子チケットを導入した。
■「国宝・松本城」の天守を訪れる見学者の待ち時間を解消するため、松本市は入場券に電子チケットを導入する。
■7/12-7/15;「まつもと市民芸術館」で「第8回信州・まつもと大歌舞伎」が開幕。
■7/12-7/15;松本で「信州・まつもと大歌舞伎」開催
■7/14-7/15;松本「深志神社」で、子供たちの無病息災を願う「八坂さま」が始まった。
■7/15;9:00-13:00;「信州スカイパーク」で「ラベンダーフェスティバル2024」
■7/13;「国宝・松本城」は、開場8:30前から行列ができた。
■7月3連休は松本のホテルや旅館は満室が目立ち、浅間温泉旅館協同組合の宿泊施設では空室がない状況。Hブエナビスタは9割が埋まったが、7/12〜;ホテルの地下で醸造したクラフトビールの提供を始めたことで、ビール目当てで
来館されるお客さまが増えたという。
■7/12〜;松本の「ブエナビスタH」のレストランでビールの提供が始まった。
■7/12-7/13;12:00/16:00,7/14ー7/15;12:00;松本「まつもと市民芸術館」で3年ぶりとなる「信州・まつもと大歌舞伎」が開幕。
■7/11;交通安全運動に合わせ、松本のさくら保育園で県内出身のピアニストと園児が交通安全を呼びかける歌と体操を披露した。
■7/10;松本市は「国宝・松本城」の観覧料について、2025年4月をめどに値上げする。
■「国宝・松本城」の観覧料を2025年4月に値上げする方針。
■7/7;松本に本格的な夏の訪れを告げる松本島立堀米の伝統行事「裸祭り」(県無形民俗文化財)が行われた。
■7/5;「国宝・松本城」が緑色にライトアップされた。
■松本内田の「法船寺」でアジサイが見頃を迎えています。
■松本内田の「法船寺」で梅雨を彩るアジサイが見ごろを迎えた。
■6/21-7/2;平日;17:00-21:00,土/日;11:00-21:00;松本「花時計公園」(松本パルコ南)で「第9回信州ワインサミットin松本」開催
■7/初;松本の月遅れの七夕(8/7)を前に、松本の女性商店主らでつくる「松本おかみさん会」が松本駅改札口に恒例の「七夕人形」を飾り付けた。
■7/1;TV松本は、北ア「槍ヶ岳」の高画質4K映像DVD「槍〜自然の恵みに包まれて〜」を発売
■7/1;JA松本ハイランド管内で露地栽培のスイカの出荷が始まった。
■2024.7/1;関東信越国税局路線価。
■2024.1月時点の公示地価変動率
■6/30;中信の神社では半年間の身のけがれを落とす初夏の伝統行事「夏越の大祓」が行われた。
■6/30;松本「浅間温泉」から「美ヶ原高原」まで自転車で駆け上がる「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2024」が開催された。
■6/22-6/30;「松本市美術館」で美術公募展「第76回中信美術展」開催。
■6/22;松本駅前で全農県本部中信事業所は農産物を知ってもらおうと「信州の農産物総合宣伝会」を開いた。
■長野県のぶどうの収穫量は山梨県に次いで全国2位。
■6/20;松本里山辺でハウス栽培の「ブドウ」の出荷が始まった。
■松本のブドウの産地「山辺地区」で農作業が本格化する時季を目前に控え、アルバイトが不足。
■6/20;松本笹賀の「市公設地方卸売市場」について、松本市は今後の在り方について、「公設市場」として今後も存続させる方針。
■6/19;「松本市立博物館」で「ナイトミュージアム」が行われた。
■麦秋の季節を迎え、松本平で麦の収穫が最盛期を迎えています。
■〜6/16;松本「花時計公園」では「第22回花いっぱいフラワーコンテスト」開催中。
■6/16;11:00-15:00;松本島立の「大信州酒造」は蔵開き「愛感謝祭」開催。
■6/8-6/16;夏の訪れを告げる辰野町「第76回信州辰野ほたる祭り」が開幕。
■6/15;桜の名所松本並柳「弘法山古墳」で古墳一帯に増えている外来種「オオキンケイギク」の駆除をした。
■松本市は2024年度、市内に繁茂する外来植物駆除の業者への外部委託を始める。
■スイカの名産地の松本波田。6/13;JA松本ハイランドではハウス栽培のスイカの出荷が始まった。
■6/中;松本会田の「四賀バラ公園」でバラが見頃。
■6/10;「高ボッチ高原」で乳牛の放牧が始まった。
■6/8;河川や道路の管理に携わる松本市職員約70人が松本島内の梓川堤防と周辺道路で特定外来生物「オオキンケイギク」を駆除した。
■梓川の河川敷では「オオキンケイギク」(特定外来生物)が大繁殖、堤防や中州が黄色い花に染まっています。
■6/中〜;松本中心市街地でシカの出没が相次いでいる。
■6/4;「麦秋」の季節を迎え、JA松本ハイランド管内では「大麦」の収穫が始まった。
■6/6;アルピコ交通上高地線の「新島々駅」で、666記念入場券発売
■6/6;松本の小学校では恒例行事「美ヶ原キャンプ」が始まった。
■〜6/2;10:00-15:00;松本市梓川梓の「あずみ野花園」では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415
■5/22-6/2;10:00-15:00;松本市梓川梓の「あずみ野花園」(アイリス・シャクヤク園)では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
■〜6/2;松本市梓川梓の「あずみ野花園」では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
■国宝5城で唯一の平城の「松本城」
■松本の「割烹松本館」の中庭ではホタルが乱舞。
■5/31;「アルピコHD」(2024年3月期連結決算)
■松本市松本城管理課が運営する「松本城のInstagram」のフォロワー数が大きく伸びている。
■5/28;松本城のInstagramのフォロワー数が熊本城を抜いてお城の公式アカウントでは1位。
■「国宝・松本城」の「Instagram」が好評。
■5/26;松本「あがたの森公園」で「第40回クラフトフェアまつもと」が2日間の日程を終え閉幕した。
■5/25-5/26;全国から工芸作家が集う「クラフトフェアまつもと」が松本「あがたの森公園」で始まった。
■〜5/26;松本駅に開催中の「工芸の五月」のインフォコーナーがお目見えした。
■5/25;10:00-17:00,5/26;9:00-17:00;松本「あがたの森公園」で「クラフトフェアまつもと2024」
■5/25;松本で発祥した「花いっぱい運動」の一環で、松本「花時計公園」で「第22回花いっぱいフラワーコンテスト」開催
■久しぶりに「瑞祥松本」で入浴。
■5/19;松本波田で小正月の伝統行事「三九郎」の継承に取り組む「3区三九郎会」は区内の田んぼで田植えの体験会を開いた。
■5/19;サッカーJ3の松本山雅FCユースの選手たちが田植えに挑戦した。
■松本で開催中の「工芸の五月」で、5/18;市街地に豊富な湧水や水路を巡り、湧水で入れた茶を味わう催しが開かれた。
■北ア「槍ヶ岳」を望む松本東山部の山辺地区では夕日と槍ヶ岳山頂が重なる光景が現れています。
■5/12;「国宝・松本城」二の丸御殿跡で江戸時代後期の松本藩の鉄砲術を再現した「古流砲術演武」が行われた。
■松本入山辺の「徳運寺」ではフジが見頃。
■「ボタンの寺」として知られる松本大村の「玄向寺」では、1300株のボタンが見頃を迎えた。
■松本大村の「玄向寺」でボタンが見頃を迎えています。
■松本今井の「宝輪寺」でボタンの花が見頃。
■2024年春は、4/7;松本城で桜開花、4/13;大町公園で桜開花、4/16白馬で桜開花。
■GWの後半は天候に恵まれ、県内の観光地は賑わった。
■GW中の松本は多くの行楽客が押し寄せています。
■GW5日目、天守閣などの入場が無料となった「国宝・松本城」は多くの人で賑わった。
■5/5;松本里山辺の「須々岐水神社」で例大祭「お船祭り」が行われた。
■5/5;GWを故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが始まった。
■5/4;松本里山辺「須々岐水神社」の例大祭「お船祭り」の宵祭りが行われた。
■5/1;「信州スカイパーク」で松本空港の滑走路南「野と花のゾーン」では、シバザクラが満開。
■4/30;松本中山の山林火災は発生から1日が経ち鎮圧した。
■4/27;塩尻郊外の「高ボッチ高原」で「開山祭」が開かれた。
■4/22;松本梓川梓中塔の「梓川ふるさと公園」では、舞い散った桜の花びらが水面(修景池)に浮いて「花いかだ」。
■4/20-4/21;松本波田「上波田阿弥陀堂」(標高740m)前の「仁王門」にて、幼児が県宝木造金剛力士像の股をくぐる「仁王尊股くぐり祭」が始まった。
■4/21;松本島内の温水プール施設「ラーラ松本」の来場者が1000万人。
■4/16;強い風が吹き、松本波田の「安養寺」ではシダレザクラの花びらが一気に落ち、水面は花びらの絨毯のよう。
■4/14;松本平に春の訪れを告げる、五穀豊穣を願う松本市島内の伝統行事「鳥居火」が「城山公園」近くの「鳥居山」の西斜面で行われた。
■4/14;「国宝・松本城」に着物姿の106人が集まった。
(問)たちばな松本店 TEL 0263-44-5529
■4/14;松本のアルピコ交通「上高地線」の列車で本を読んだり買ったりすることができる「しましま本店」が開かれた。
■4/12-4/13;この週末は気温が上がり、お花見日和。松本「国宝・松本城」の桜は満開。
■4/9;松本安曇の稲核では、冷風を利用した伝統の天然冷蔵庫「風穴」で、日本酒を熟成させるための蔵入れ式があった。
■4/9;松本波田の梓川のほとりにある日帰り入浴温泉「竜島温泉」せせらぎの湯に向かう道路で土砂崩落。
■4/9;映画「ゴジラマイナスワン」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した山崎貴監督が「知事特別表彰」と「松本市民栄誉賞」が贈られた。
■アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した松本出身の山崎貴監督に「知事特別表彰」、「松本市民栄誉賞」が贈られる。
■4/13;晴れてぽかぽか陽気の中、桜の名所は満開となり、多くの人が繰り出した。
■4/12;松本「国宝・松本城」の「本丸庭園」の桜は満開。
■4/11;松本「アルプス公園」でハクモクレン・コブシの花が見頃。
■松本今井の鎖川の桜並木が見頃。
■松本波田のR158沿いにある浄土真宗本願寺派の「安養寺」で境内の大小20本の桜が見頃。
■4/10-4/17;「国宝・松本城」では春の恒例の桜並木をライトアップする「国宝松本城桜並木光の回廊」が始まった。
■4/7;初夏のような日差しが降り注いぎ、松本城ではサクラの開花が宣言された。
■松本中心市街地を流れる女鳥羽川に架かる千歳橋下流ではソメイヨシノの開花が進んでいる。
■「国宝・松本城」の桜は今週中にも開花しそう。
■4/2;桜の開花予想(日本気象協会)
■「国宝・松本城」の「松本城公園」では梅の花が咲き進み、周辺ではよい香りが漂い、遅い春到来を告げています。
■2/25-4/7;松本内田の国重要文化財「馬場家住宅」で「ひな人形」の展示が始まった。
■〜4/7;10:00-12:00;松本梓川梓「あずみ野花園」で「地植のクリスマスローズ園」開園。
■4/6-4/7;松本「信毎MG」で花の苗やガーデニング用品などを販売する「スプリングフラワーマーケットin松本」開催。
■4/上;JA松本ハイランド管内では露地物スイカの苗の定植が始まった。
■4/5;塩尻「みどり湖水芭蕉公園」でミズバショウが見頃
■4/4;信大で「入学式」が行われ、2900人の新入生が学生生活をスタート。
■4/1;松本平で強い西風が畑の土を巻き上げる春の風物詩「砂嵐」
■2024年3月に導入予定のアルピコ交通「上高地線」の新車両3編成目を、イメージキャラクター・渕東なぎさをラッピングした「なぎさトレイン」にすることを計画。
■2023年度に「国宝・松本城」を訪れた外国人観光客は16.1万人と過去最多。
■「国宝・松本城」の2023年度入場者数は、外国人観光客16万1884人、統計を取り始めた2009年度以降で過去最多を記録。
■2023年(1-12月)の松本市主要観光地の利用者数と1995年-2023年間でのピ−ク利用者数;
■2/17-3/31;カレー食べ歩きスタンプラリー「松本カリーラリー」が松本の飲食店(80店)で始まった。
■3/20-3/31;9:00-17:00;「松本市梓川アカデミア館」で山野草などの写真展
■3/31;松本の里山では黄色い「マンサク」の花が咲き、春の訪れを告げています。
■3/下;松本平では春耕が本格化。
■松本四賀の赤怒田福寿草群生地では福寿草が見頃を迎え、春の訪れを感じさせています。
■3/9-3/24;松本四賀赤怒田にある国内有数のフクジュソウ群生地で「松本市四賀福寿草まつり2024」が始まった。
■松本四賀赤怒田では、約1.5haに50万株の福寿草が咲く群生地として知られています。3/24まで「松本四賀福寿草まつり」開催中。
■3/24;松本島立で、松本のそば打ち愛好家でつくる「信州そば道場」は、外国人観光客にそば打ち体験をした。
■2024.2/23-3/24;「松本城公園」にある「旧市立博物館」を主会場に「第3回マツモト建築芸術祭」開幕。
■3/20-3/24;9:00-17:00;「松本市梓川アカデミア館」で「信州写真アカデミー・フォト写遊人写真展」
■2/23-3/24;10:00-17:00;旧「松本市立博物館」で「マツモト建築芸術祭」が始まった。
■2/23-3/24;「旧松本市立博物館」で建築物とアートを組合せた「マツモト建築芸術祭」が開幕。
■3/24;松本を走るアルピコ交通「上高地線」に親しむイベント「上高地線ふるさと鉄道まつり」が新村駅で開かれた。
■3/21;松本「キッセイ文化ホール」で信大松本キャンパスの「卒業式」が開かれた。
■3/20;松本出身の山崎貴監督の映画「ゴジラ-1.0」が米アカデミー賞の視覚効果賞を記念して、「松本市美術館」の企画展に、山崎監督が授賞式で履いめた例ゴジラシューズがお目見え。
■3/17;「松本市長選挙」で接戦で2回目の当選を果たした現市長の臥雲義尚氏。
■3/17;投票が行われた「松本市長選挙」は現職の臥雲義尚氏が再選を果たした。
■任期満了に伴う3/10告示・3/17;投開票の「松本市長選挙」
■松本市は市街地の活性化や子育て支援などに重点を置いた一般会計の総額は1013億円の新年度予算案。
■松本市2024年度当初予算案
■2/6;長野県は総額9991億円の2024年度一般会計当初予算案を発表。
■3/16-3/17;松本「Mウィング」で「第5回松本城下町モデルコレクション」が開催。
■3/16;松本「信州スカイパーク」で恒例の「春の松本ランニングフェスティバル」が開かれた。
■3/16;松本を走るアルピコ交通「上高地線」のイメージキャラクターの渕東なぎさをラッピングした、2代目の「なぎさTRAIN」が運行開始。
■3/15;「国宝・松本城」では雪の重みから樹木などを守ってきた「冬囲い」を取り外す作業が行われた。
■3/10;松本出身の山崎貴監督の「ゴジラー1.0」が「第96回米アカデミー賞」で、日本の映画として初めて視覚効果賞(Visual Effects)に輝いた。
■3/10;松本出身の山崎貴監督の「ゴジラ―1.0」が「第96回米アカデミー賞」の「視覚効果賞」を受賞した。
■3/9;「山賊焼の日」
■春の訪れとともに本格的なスギ花粉のシーズン。
■2/25-2/26;旧暦で60日ごとに巡ってくる庚申の日の、その「初庚申」に合わせ、松本「浅間温泉」の庚申堂で「新春市」が行われた。
■2/22;雨と雪、冷え込みの影響でスキー場のリフトのロープや鉄道の架線が凍結。運休が相次いだ。
■2/18;梅がほころび始めた「松本城公園」。
■〜2/18;松本城公園で「国宝・松本城天守プロジェクションマッピング」が好評で期間を延長する。
■2/17;「国宝・松本城」ではお掘にたまった泥を取り除く「浚渫工事見学会」が開かれた。
■「国宝・松本城」でお堀に堆積してきた泥などを除去する浚渫工事が本格化。
■2/17;「松本平広域公園」陸上競技場の建設工事の起工式が行われた。
■季節外れの暖かさでゴルフ場もオープン。
■2/16;松本でスギ花粉が飛散開始。
■2/16;「信州サーモン」を使った押し寿司が発表。
■12/1-2024.2/14;「国宝・松本城」などを舞台に始まるイベントに先駆けて始まった街中イルミネーション「光と氷の城下町フェスティバル」。
■2/12;松本「信州スカイパーク」のアルウィン東にはロウバイの木が植えら、ロウバイの小さな黄色い花が咲き始めた。
■2/10;世界的指揮者の小澤征爾さんが亡くなりました。約30年間、音楽祭を率いた松本では献花を受付。
1992年から松本で総監督を務める音楽祭「SKF」「OMF」を開催、世界的な音楽家によるオペラやオーケストラの公演を行ってきた。オーケストラとオペラを両軸にファンを魅了。市民が合唱などでオーケストラと共演するプログラムや
市民参加の企画などで「楽都・松本」の醸成も後押しした。
■1/26-1/28;松本で「国宝・松本城氷彫フェスティバル2024」開催。
■2/3;「節分」。各地のお寺では豆まきが行われた。
■松本「深志神社」で「節分祭」の豆まきに向け「福升」作りが進んでいる。
■2/3;松本市島立荒井で、長い数珠を回して無病息災を願う伝統行事「八日念仏」が行われた。
■1/28;「松本城公園」で氷の彫刻が並ぶ「氷彫フェスティバル」が開かれた。
■1/26;松本の冬の観光を盛り上げようと、松本城公園などで氷の彫刻作品を楽しめる「国宝松本城氷彫フェスティバル」が始まった。
■1/26-1/28;松本で氷の彫刻が並ぶ「国宝松本城氷彫フェスティバル」が3日間開催。
■1/21;「まつもと市民芸術館」で中心部を流れる女鳥羽川の活用を考えるシンポジウムがあった。
■1/14;松本で新春を彩る伝統行事の「あめ市」が行われた。
千歳橋で行われた開会セレモニーでは町会長が「年明けに悲しい出来事があったが、新年へ向かう姿勢として企画した。楽しい1日を過ごしてほしい」と。
恒例の塩取り合戦は、中央2交差点から北を上杉方、南を武田方とし、一般から募った男女各40人と子供20人による3本勝負で勝敗を決した。男性は武田方、女性は上杉方が制し、1勝1敗となった後の最終戦は上杉方の子供たちが息を
合わせた引きで勝って、2年連続で上杉軍の勝利。2024年は新型コロナが5類に移行されたこともあり、3年ぶりの開催で、2023年を超える人出があった。
■1/14;松本中町2丁目町会子ども会は「あめ市」に合わせ、「中町通り」で17年ぶりに福だるまの街頭販売をした
■1/13;松本中心街で新春の伝統行事「松本あめ市」が始まった。
■1/13-1/14;松本市街地で新春恒例の「松本あめ市」開催
■2024.1/8;「成人の日」を前に、1/7;松本、安曇野、塩尻と朝日村で「20歳の節目を祝う式典」が開かれた。
■2024.1/7;「成人の日」(1/8)を前に長野市で20歳の門出を祝う集いが開かれた。
■2023年長野県の延べ宿泊者数は1694万人(観光庁・宿泊旅行統計調査)
■長野県の人口は50年ぶりに200万人を下回った。
■2024年1月1日現在;長野県人口は200万991人。
■2024には長野県の人口が200万人を割る見通し。
■2024.1/7-1/8;松本女鳥羽の「大安楽寺」で「新春厄除観音大祈祷会」
■松本市女鳥羽の「大安楽寺」で参拝者がはだしで乗ると「無病息災」や「健康健脚」の御利益があるという「大わらじ」を制作。
■1/7;松本のお寺では無病息災などを願う厄除け縁日が行われています。
■1/7-1/8;松本の寺院や神社では「厄よけ」行事が行われている。
■1/6;3連休初日、「国宝・松本城」では家族連れや外国人観光客で賑わった。松本城の正月三ガ日の入場者は1.1万人。2023年より1割減。
■JR東日本によれば、年末年始(12/28-2024.1/4)の「北陸新幹線」指定席予約状況はコロナ禍前の2018年度を上回っています。
■正月三ヶ日の中信はおおむね天候に恵まれ、新型コロナが感染症法の5類に移行して初めての新年ということもあり、多くの観光施設や神社仏閣はにぎわいを見せた。
■新年を迎え、松本や安曇野の神社では初詣に訪れる家族連れなどで賑わっている。
■1/3;「国宝・松本城」で市民有志でつくる松本古城会で発足した組織「国宝松本城古城太鼓」が初打ちを披露した。
■1/3;「国宝松本城」では「新春祝賀特別公開」が行われている。
■1/3;年末年始を故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた。
■2024.1/1;元旦、松本は青空が広がり、「松本城公園」には「国宝・松本城天守」と「初日の出」を拝もうとする大勢の人でにぎわった。
■2024.1/1;松本市人口は23万5475人(男115,517人(前年369人減)、女119,958人(同603人減))で前年比972人(0.41%)減少。
■県統計協会が発行する「2024長野県民手帳」
■12/28;「国宝・松本城」で年末恒例のすす払いと、しめ縄の飾付けが行われた。
■12/25;文科省が進める事業に、水に関する研究を核にした構想を提案した「信大」が選ばれた。
■12/中;松本の新春恒例「松本あめ市」を前に、あめ店では縁起物の「福あめ」づくりが始まっています。
■12/中;松本で江戸末期から伝わる竹細工の縁起物の「お神酒みきの口」作りが大詰めを迎えている。
■松本で、2023年末に「松本どぶろく醸造所」がOPEN。
■12/5;松本市は「国宝・松本城」のお堀を浚渫で浄化する事業を2023年度から7年間かけて行う。
■12/5;松本郊外の「美鈴湖」で今季のワカサギ釣りが解禁。
■12/1〜;松本波田の「竜島温泉・せせらぎの湯」で温泉の販売を再開する。
■〜11/10;松本では「国宝松本城Week」と定めイベントを開催中。
「国宝 松本城の日」(2023.11.10;オリジナルフレーム切手)
■11/10;松本市の「国宝・松本城」の世界遺産登録に向けた機運を高めようと市が制定した「松本城の日」。
■2024.1月;「松本市立博物館」が2023.10月の開館から3カ月を迎えた。
■10/7;「新松本市立博物館」が開館した。
■10/7;新しい「松本市立博物館」が開館。
■10/7;松本「大名町通り」沿いに新たな「松本市立博物館」が開館。
■2023.10.7;開館予定の「松本市立博物館」の建設地をめぐって、土地所有者と30年間の賃貸借契約を結ぶ。
■10/6;長野県と県石油商業組合は「SS過疎地」対策として、市町村を支援する「サポートチーム」を共同で設置する。
■9/30;「信濃毎日新聞社」(信毎)は100年続いた夕刊を休止。
■9/16;「国宝・松本城」の「三の丸」エリア(城北)の空き地に交流の場「タカノバ」がOPENした。
■8/25;「国宝・松本城」、「犬山城」、「松江城」の、松本市臥雲義尚市長、犬山市原欣伸市長、松江市上定昭仁市長が松本市役所で懇談した。
■8/20;「国宝・松本城」の世界文化遺産への登録を目指す松本市は地元の人たちが城の床を磨くイベントが行われた。
■8/8;松本中心市街地で、初めて地区全体で子供の夏の伝統行事「ぼんぼん・青山様」が行われた。
■8/5;「松本ぼんぼん」や「長野びんずる」など各地で夏祭りが開かれた。
■8/5;松本の夏を彩る「第49回夏まつり松本ぼんぼん」が松本中心街で開かれた。
■8/5;松本中心市街地を踊りながら練り歩く恒例の夏祭り「松本ぼんぼん」が行われ、踊り手の熱気に包まれた。
■松本の子供の夏の伝統行事「ぼんぼん・青山様」を担う各町会の保護者らの負担が重くなっていることを受け、中央地区は2023年、地区全体で実施する。
■旧暦に合わせて、ひと月遅れで「七夕」を祝う風習がある信州では、松本で地域に伝わる「七夕人形」に親しんでもらうイベントが開かれた。
■信州では4ヶ所で「観光草競馬」が開催されてきました。
■松本・安曇野の桜
■松本蟻ヶ崎の「城山公園」で展望台周辺の雑木林が伐採され、松本平を一望する眺望が開けた。
※ウェザーニュースの桜開花予想。
■安曇野や大北では月遅れなのですが、最近は幼稚園などでは「新暦」。月遅れの桃の節句では雛人形や松本手まり、押し絵雛などを飾ります。
■2023.6月、松本市和田の「窪田空穂記念館」が30周年を迎えた。
■「松本観光コンベンション協会」はYoutubeに公式チャンネルを開設した。
■「国宝・松本城」は戦国時代の永正年間に築かれた「深志城」が始まりとされる。
■「松本中町商店街振興組合」に加盟する事業者がエコ活動に積極的に取り組んでいる。
■長野県観光機構は、長野県の観光情報を発信する会員制交流サイト「ながのファンコミュニティ」(Share Your Voice.Share Your Nagano.)の運営を始めた。
■2025年度をメドに合併を目指す「八十二銀行」と「長野銀行」は、平日のATMの手数料を2023.10/2以降無料にする。
■6/1;八十二銀行と長野銀行は正式に経営統合し、預金残高で9兆円規模の地銀グループになった。
■2023.5/30;八十二銀行との経営統合に向け、長野銀行は東証の上場廃止された。
■2023.5/29;八十二銀行(長野)と長野銀行(松本)の経営統合が金融庁から認可された。
■2023.5/12;長野銀行「決算」(2023.3月期)発表
■2023.1/20;「八十二銀行」と「長野銀行」は、2022年9月に基本合意していた経営統合について最終合意したと発表。
■2022.6/1;「八十二銀行」と「長野銀行」が経営統合することで最終合意した。
■松本パルコは2025.2/末で閉店。
■2024.4/19;松本パルコの後利用の方針について「白紙」に戻った。
■2025.2/末に閉店する松本パルコの後利用について、松本市は議論の準備を進める。
■11/17;「松本パルコ」は店頭にX'masツリーを飾り付け、点灯式を行った。
■2025年2月末で閉店する「松本パルコ」の後利用について、2/7;松本市議会経済文教委員会は、松本市が北半分の新館3-6Fを年間3億円の賃料で20年間借り、公共施設を設置する方針。「パルコ」は新館を改築、BF1〜F2を商業施設として
2026年中の営業再開を目指す。店舗面積約2.2万uのうち花時計公園側の旧館(南半分)は解体、土地は売却予定。新館はパルコが約1年かけて改築、低層階に商業テナントを集める。上層階は、新スタイルの図書館や子供の遊び場、
eーsportなどの文化拠点などを複合した施設を松本市が設ける。プロジェクトチームを立ち上げ、市民の声を聞きつつ公共施設の詳細を詰めていく。
■1/29;2025年2月に閉店する松本中心部の「松本パルコ」の改築後の方向性について、市議会で示された。
■2025年2/末に閉店する「松本パルコ」(B1-F6,延べ約2.2万u)の後利用について、「パルコ」は伊勢町通り側の北半分を改築、南側半分は建物を解体する方針。
■2025年2/末で閉店する「松本パルコ」
■2025年2月に閉店する「松本パルコ」の後利用について、地元の商店街が松本市に要望書を提出した。
■2025年2月に閉店する「松本パルコ」について、松本市は下層階は商業施設、上層階は公共施設として利用することを検討。
松本市中央1丁目の「松本パルコ」は1984年オープン。市中心部のシンボルとして親しまれてきたが、売上げ減少などにより、2025年2/末で閉店する。松本市臥雲市長は、下層階は商業施設としての活用を続け、上層階(約5000u)は市が借り上げて
公共施設にすることで検討が進められていると説明した。10/下;パルコ側から閉店後速やかに改築工事を行った上で施設を再開する案が示されたという。商業施設の再開と中心部に公共施設があることが市民の利便性向上につながるとして、
「まちなか図書館」をはじめとした複合施設を軸に具体化していく。市長は「商業施設が再開される可能性が示されたことは非常に大きな意味がある。店舗に公共施設を併設することで新たなにぎわいの創出や市民の利便性向上につなげていく。
パルコ側から具体的な内容が提示されしだい、今後の進め方を議会と協議したい」と。
■2025年2月末に閉店する「松本パルコ」
■松本パルコが2025年2/末に閉店。松本中心市街地の活性化の取り組みが大きな転機を迎える。
■松本中心市街地のシンボリックな「松本パルコ」が2025年2/末で営業終了。
2/27;J・フロントリテイリングは子会社のパルコが運営する「松本パルコ」は、2年後の2025年2月末をもって閉店することを発表。2/24;取締役会で決定。
■松本駅前の老舗「井上百貨店」が2025.3/末で閉店。
■松本市高宮中のイトーヨーカドー南松本店が2025年1月に閉店する。
■2023.5/22;松本市臥雲義尚市長は、松本市が掲げる5つの重点戦略に「市街地活性」を新たに盛り込んだ。
■FDAはモンベルと航空業界として初めて提携した。
■旅行ガイドブック「地球の歩き方」信州版が2025年春に発行される。
■自然の中で「アウトドアサウナ」が人気。
■県は「観光戦略推進本部会議」で2022年度を「信州観光復興元年」と位置づけた。
■観光地に旅行者が集中する「オーバーツーリズム」の対策を政府が検討中。
■松本市教委は「松本のたから 文化財マップ」の改訂版を発行した。
■松本市と高山市の「松本・高山エリア」がインバウンド需要の回復で日本を訪れる富裕層の外国人を呼び込む観光庁の「モデル観光地」に選定された。
■松本市波田(赤松〜前淵)を流れる清流「梓川」の河川敷は、新緑と点在する山桜が美しい。
■松本安曇のR158道の駅「風穴の里」は上高地、白骨温泉、乗鞍高原などアルプス山岳郷の玄関口にある道の駅。
■2024.10/6;中信エリアのそば店を紹介する「信州松本平そば名店ガイド」(市民タイムス)発売
■「松本市美術館」で所蔵品を解説する音声ガイドアプリ「ポケット学芸員」の本格運用が始まった。
■松本市「松本のシンカ」でライブカメラの映像視聴数が伸びている。
■松本市中心市街地でスタンプラリーが始まった。
■リクスタアプリ「お城がいいね」で、「2024年上半期お城トレンドアクセスランキング」(東日本版)
■長野県はマイボトルに無料で水道水が補充できる「給水スポットマップ」を地図上で公開。
■松本市はペットボトルの削減に向けて独自の取り組みを進めている。
■松本市波田の鷺沢源流で岩の間から吹き出す冷風を利用した天然の冷蔵庫「風穴」跡が見つかった。
■大東建託の幸福度・住み続けたい街のインターネットアンケート(甲信越版)
■外国人に人気がある県内観光地ランキング(訪日ラボ)
■長野県内の居住者を対象にした2023年「街の住みここちランキング」の「街の幸福度」と「住み続けたい街」(大東建託)
■県内在住者の居住満足度調査(大東建託)
■大東建託は「2022居住満足度調査」(長野県;成人男女9373人)
■都市づくりを研究する森ビルのシンクタンク「森記念財団」は経済や文化、環境、交通といった6分野の計86指標を基に全国主要138市の特徴を分析し、ランキング化した調査結果「日本の都市特性評価2021」
を発表。
■2023.7/3;関東信越国税局は相続税などの計算基準となる土地の価格(路線価)が公表、県内では28年ぶりに平均値が横ばい。
■2023.3/22;国交省は2023.1/1時点の公示地価を発表。
■2023.3/22;土地取り引き価格の目安となる県内の「公示地価」は住宅地と工業地で上昇した。県全用途平均の地価下落率は0.1%と前年から0.3P縮小。
■松本市四賀会田に「四賀キャニオン」で親しまれる巨大な砂岩層がある。
■6/23;脱炭素を「まちづくりの大原則」と位置付ける松本市の「ゼロカーボン実現条例」(案)が市議会6月定例会で全会一致で可決、成立した。
■松本観光コンベンション協会が、松本で撮影された映画やドラマのロケ地を紹介する新たな「松本ロケ地MAP」を作った。
■蜂蜜産地の松本で蜜源となる「ニセアカシア」の伐採が進んでいるとして、養蜂業者らが影響を心配している。
■松本市は、「come to matsumoto」キャンペーンを再開。
■松本市中町商店街振興組合は商店街独自のレンタサイクルの貸出しを始めた。
■松本中心市街地でランニングを楽しんでもらって、観光の活性化につなげようという動きが広がっている。
■松本市街地で民間が行っている有料貸出し自転車「シェアサイクル事業」の2021年度の利用が延べ4万回を超えて過去最多。
■3/19;松本美須々の「市総合体育館」にあるスケートボード場の拡張工事が完了し、「松本スケートパーク」のオープニングセレモニーが開かれた。
■3/19;松本美須々の「市総合体育館」南側に進めている市営スケードボード場の拡張工事が完了しOPEN。
■松本のアルピコHD傘下のアルピコホテルズは「Hブエナビスタ」に地ビールの醸造所を建設中。
■アルピコHDは2024年春、「Hブエナビスタ」のBF1を改装し、クラフトビール醸造所を開設する。
■松本で蝶「アカボシゴマダラ」(特定外来生物)の分布域が拡大。
■松本波田のR158沿いにゴジラのように見える木がある。
■松本神田の「千鹿頭池」で、ニホンカモシカが池で泳いでいるが目撃された。
■松本の中心市街地にある街路樹に冬鳥のヒレンジャク、キレンジャクの群れが姿を見せている。
■松本郊外の「アルプス公園」では野鳥ファンが観察に訪れている。
■2023.9/22;松本市議会9月定例会最終日に2023年度一般会計補正予算案を原案通り可決。
■2023.9/15;松本市議会建設環境委員会は議案審査を行い、「松本アルプス公園」南の未整備地と展望エリアを整備する基本計画の策定委託料(\649万円)を含む、2023年度一般会計補正予算案の建設部関係予算を否決した。
■2023.8/27;松本市街地の北西の高台にある「アルプス公園」では新たな紅葉の名所を作ろうと植樹作業が行われた。
■2023.6/26;松本「アルプス公園」の将来像を検討するために設置した市民会議「アルプス公園魅力向上検討会議」は提言書を市に提出した。
■2023.1/22;松本「アルプス公園」の南入口一帯の利活用を検討する市民会議「アルプス公園魅力向上検討会議」(第3回)の会合が「あがたの森文化会館」で開かれた。
■2022.10/25;松本「アルプス公園」の活用方法を探るため、市が新設した「アルプス公園魅力向上検討会議」の初会合が園内で開かれた。
■松本市は「アルプス公園」の管理運営に市民が関わる体制づくりの検討を始めた。
■6/7;松本市の臥雲義尚市長は、耐震強度不足で立入り禁止としている「アルプス公園」南入口付近の展望広場について、解体が必要との認識を示した。
■3/9;松本市議会2月定例会に提出した2022年度一般会計当初予算案からアルプス公園旧まきば山荘跡地へのキャンプ場整備費(1.4億円)と、関連の展望広場改修事業費(543万円)を全額取り下げた。
■松本郊外の「アルプス公園」で、シギ科の野鳥で大型種のヤマシギを「信州報道写真フォト松本」村田正幸さんが撮影。
■松本市が2022年度一般会計当初予算案に費用を計上している「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地へのキャンプ場整備
■2/10;松本市は、「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地に計画しているAC場の整備案を市議会建設環境委員協議会に提示した。
■松本市蟻ヶ崎の「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地への整備を検討しているAC場について、「松本をアウトドアの聖地にしたい」と願う市内の有志団体が整備を求める署名運動を始める。
■松本「アルプス公園」のAC場整備を巡る問題が、今後のまちづくり指針となる第11次基本計画の策定にも影響を及ぼしている。
■松本市蟻ヶ崎の「アルプス公園」のまきば山荘駐車場跡地でオートキャンプ場の整備を計画し、事業化が見送られたことを受け、市民の間でさまざまな動きが広がっている。
■松本市は2021年度、「アルプス公園」にキャンプ場を新設する計画あり。
■松本市が「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地に整備する計画のオートキャンプ場について、市が地元説明会を進めている。
■民有林での松くい虫による被害は2022年度、5万3949m3(前年度比5%増)
■2024年度から県は花粉が少ないスギの木「クマスギ」を効率的に増産できるか研究を始める。
■花粉症対策として、県はスギの人工林の1割にあたる7300haを伐採や植え替えを進める「重点区域」に指定。
■松本四賀で住民有志が松枯れ材の有効利用を進めようと森林整備のグループ「四賀の里山片付け隊」を結成した。
■「松本広域連合」が管内一帯の観光情報をまとめて発信するサイト「#まつもトコトコ」を新設。
■7/2;松本島立の「日本浮世絵博物館」が新型コロナの影響による2年間の休館を経て再開。
■松本市波田で戦前に稼働した製糸会社・太田館製糸所の木造2F建て建物が解体され、里山辺「美ヶ原温泉」にワイナリーとして移築される。
■7/1;松本「浅間温泉」の旧銀行建物を使った喫茶・雑貨店「手紙舎 文箱」がOPEN。
■※松本シネマ認定;
■松本の「日本ラジオ博物館」が移転し新装開館。
■博物館などが所蔵する浮世絵を発信しようと、松本のイベント会社「ディープ・ウィル・ワーカーズ」は、松本の「日本浮世絵博物館」の依頼を受けて普及促進ポスターを制作し、協賛企業への配布を始めた。
■2021.11/15;松本市と信大は誰もが自由に水をくむことができる「アクアスポット」を市内6ヶ所に設置した。
■松本安曇の「小木曽屋玄治郎アルプスの郷店」が今季の営業を再開。
■松本を歩くと様々な場所でてまりの絵柄を見かける。
■松本の和紙専門店「紙舘島勇」が2021年、1921年の創業から100周年を迎えた。
■松本梓川倭の「梓水苑」では「手ぶらでBBQ」が人気。
■松本三才山の「美鈴湖」で、ボードに乗りパドルをこいで遊ぶ「SUP」(Stand Up Paddleboard)の体験が人気。
■松本市三才山の「美鈴湖もりの国AC場」が今季から松本平を広く見渡せるようになり、眺めの良さが話題を呼んでいる。
■松本市三才山の「美鈴湖もりの国オートキャンプ場」OPEN。
■3/26-11/末;松本「美鈴湖もりの国オートキャンプ場」OPEN。
■7/17;塩尻郊外の「高ボッチ高原」で外来植物を駆除する環境美化の催しを開いた。
■塩尻郊外の「高ボッチ高原」(標高1665m)を訪れた2022年の観光客数は延べ37.56万人(前年比12.1%;4.06万人増)、新型コロナ禍前の2019年と比べ2.25倍に増えた。2021年夏の大雨による地滑りで市道高ボッチ線東山ルートが不通にも関わらず大幅に
伸びており、塩尻市・市観光協会は、キャンプ場など最近の環境整備に加え、「三密回避」と漫画アニメ作品への登場、空前のキャンプブームが重なった結果とみる。高原来訪者のうちキャンプ場利用者数は5041人。キャンプ場を開場した
2022/4/下〜11/下に利用者へアンケート調査を実施、295件の回答を得た。利用形態は単独172人(58.3%)と最多。男性78%(230人),女性22%(65人)。地域別では県内、愛知、東京、神奈川、埼玉と続く。高原全体の入り込みを月別で見ると、
雲海が見られる10月は8.17万人、8月は8.13万人。2020年度にインターネットに接続するWi-Fiや管理棟でいだらボッチ館、キャンプ場を整備し、キャンプ場は2021年度に無料で利用を開始、2022年度に有料化。トイレを改修した。高ボッチ高原は、
女子高校生がキャンプを楽しむ漫画「ゆるキャン△」に登場、アニメ作品や実写版ドラマでも話題となり、多くのファンが訪れた。市観光協会は、2022年度の県地域発元気づくり支援金でアニメと連携した高原マップを作成。アニメキーホルダーなど
土産物も用意、高ボッチ高原ロゴ入りステッカーやドリップバックコーヒーの独自グッズの販売も好調。国定公園で北ア・中ア・南ア・富士山・美ヶ原など山の眺望が魅力。観光協会は「マナーの良いお客が多く、大きな問題やトラブルもなかった」と。
市全体の2022年の観光客数は延べ103万6100人、2019年比の93.6%まで回復した。
■塩尻市は郊外の「高ボッチ高原」での新しい楽しみ方を紹介するハウツー動画を製作、YouTubeで公開。
■松本東部の山辺地区の「大和合神社」、「宮原神社」、「橋倉諏訪社」、「須々岐水神社」、「千鹿頭社」、神田地区の「千鹿頭神社」と、松本西部の島立地区の「沙田神社」では御柱祭が行われています。
■松本市は2023年度、都市公園として管理する城東地区の「女鳥羽川緑地」の低木を伐採して芝生化する。
■9/9;「長野県ワイン協会」のワインが「日本一」
世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるクラシック音楽の祭典、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」はきょう最終日を迎え、締めくくりとなる子ども向けのコンサートが長野市で開かれました。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は、松本市を拠点に開催される国際的なクラシック音楽の祭典で、30周年となることしは、先月13日に開幕しました。
■2023.4/中の低温で発生した農産物の凍霜害で松本や安曇野では農家やJAが被害を最小限に抑えるための取り組みを進めている。
※農家数/全世帯数(農家率),りんご経営体数(栽培面積),全国順位(収穫量)
■松本波田の「竜島温泉せせらぎの湯」は庭園を新たに整備した。
■2023.4/7;1890年創業の松本「割烹松本館」は国登録有形文化財の大広間「鳳凰の間」で喫茶営業を始めた。
■2023.4/1;松本の浅間温泉H「onsen hotel OMOTO」は屋上を改装し、展望サウナOPEN。
フィンランド式サウナで、8F屋上に水風呂、展望デッキを設置。北アルプスが見えるサウナは7F・8Fに大浴場ともに設置。
■松本「浅間温泉」の「湯々庵・枇杷の湯」
■松本入山辺「扉温泉」の「桧の湯」
■松本南端、塩尻市境で鉢伏山山麓(標高1000m)の温泉「崖の湯」は古くから湯治の湯として人気あり、明治に猟師が傷ついた猿が湯につかっているのを見つけたのが始まりとされる。西に北アと松本平を一望できます。
崖の湯ルートのほうが距離は短いが、東山ルートがメイン。なお、東山ルートは地滑りなどによる被害が大きいため通行止めを継続中。高ボッチ高原に上がる2ルートは大雨災害で道路の一部が崩れるなどしたため、8/14〜;通行止めになっていた。
崖の湯側からが再開し、高ボッチ第1Pまで通行可。再開後、秋の高ボッチ観光を楽しみにしていた多くの行楽客が雲海の広がるパノラマを楽しんでいた。塩尻市側から上る市道高ボッチ線「東山ルート」の復旧は2022年度以降の見通し。
市道「高ボッチ線」(高ボッチスカイライン)は狭い林道ですが舗装路。冬季閉鎖(12/上-4/下)。高ボッチ高原への来訪者は2021年7/末までに15.3万人。4〜12月に16.6万人だった2019年よりも速いペースで増えていた。
■松本市渚なぎさライフサイトの湯の華銭湯「瑞祥」の元湯、千曲市「戸倉上山田温泉」の日帰り温泉施設「瑞祥」。
「新緑の上高地・明神岳」(5/下;明神〜徳沢にて)
「初夏の前穂高岳」(5/下;上高地・梓川にて)
「初夏の六百山〜三本槍〜霞沢岳」(5/下;上高地梓川にて)
「初夏の六百山〜三本槍〜霞沢岳」(5/下;梓川沿いにて)
「レンゲツツジ」(6/中;上高地・岳沢にて)
「初夏の焼岳」(5/中;河童橋にて)
「初夏の焼岳」(5/中;梓川にて)
「初夏の焼岳・大正池」(5/中;上高地にて)
「初夏の焼岳」(5/中;梓川にて)
「初夏の焼岳・大正池」(5/中;上高地にて)
■2025.5/10;高山市「奥飛騨温泉郷・新平湯温泉」の「村上神社」で北アルプスの飛騨側の山開き「播隆祭」が行われた。
■2025.4/27;松本安曇の「上高地」で山岳観光シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が開かれた。
■4/27;北ア「奥穂高岳」直下にある「穂高岳山荘」(標高2996m)は冬季閉鎖を終えて営業を再開する。
■4/17;松本安曇の北ア「上高地」(標高1500m)は冬期閉鎖の上高地公園線が開通し、残雪の穂高連峰を見ようと、シンボルの河童橋周辺は早くもにぎわいを見せています。
■4/18;気象庁は北ア「焼岳」の噴火警戒レベルを1ヶ月半ぶりに「1」に引き下げした。
■4/17;北ア「涸沢」の山小屋「涸沢ヒュッテ」で本格的な登山シーズンを前に小屋開け作業が行われた。
■4/15;穂高有明の県道槍ヶ岳矢村線(中房線)で路面が崩れてバックホー1台が転落する事故が起きた。
■2025.4/15;県道「上高地公園線」開通。
■2025.4/9;上高地に通じる登山道で大規模な土砂崩落が発生。登山道の一部が流され当面の間通行止め。島々明神線歩道の松本市安曇島々地区の登山口〜徳本峠間の16km。徳本峠を通って上高地明神に通じる全長20kmの登山道。
釜TNが整備される以前は、上高地に至る唯一の道で、日本アルプスを初めて世界に紹介したウォルター・ウェストンが歩いたことでも知られる。県は現地調査を行った上で、復旧工事の方針などを検討する。
■2025.4/17-11/15;8:00-17:00;「上高地ビジターセンタ」開館。(入場無料)
■2025.4/27;10:50;「上高地」(河童橋)で「第55回上高地開山祭」
■2025.3/4;9:20;北ア「焼岳」で山頂を震源とする火山性地震が増加し、気象庁は噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)に引き上げた。
■松本安曇の島々地区から徳本峠を経由して北ア上高地・明神に続く登山道にある山小屋「岩魚留小屋」(休業中)の再生に乗り出した。
■2025.2/12;松本市・高山市、長野県、岐阜県などでつくる「焼岳火山防災協議会」が松本で開かれた。
■2025.1/24;松本市は北ア「上高地」の管理運営の在り方を考える研究会の初会合を開いた。
■2025年10月高山市は「宿泊税」導入を目指す。
■2024年「上高地」を訪れた観光客数は143万人。
■「上高地」を訪れた人は16年ぶりに140万人を超えた。
■11/15;上高地「河童橋」で「閉山式」が行われた。
■上高地の観光客増加でシャトルバスに乗り換える「沢渡」ではマイカー利用者の増加に伴って駐車場が満車。
■〜11/中;「上高地ビジターセンタ」で登山者や観光客に熊の生態を伝える講座「上高地のクマ」を毎日開催中。
★上高地の宿泊施設の営業予定★
■10/下;「上高地」ではカラマツの黄葉が色づき始め。
■10/下;松本「上高地」では紅葉が進んでいます。
■10/下;「奥飛騨温泉郷」の「新穂高ロープウェイ」で紅葉が見頃を迎えています。
■上高地の左岸歩道の小梨平-明神間は土石流の発生を受けて通行止めとなっていたが、10/12〜;通行再開。
■10/11;高山市奥飛騨温泉郷神坂の「新穂高ロープウェイ」に、新たに観光エリアオープンした。
■10/8;上高地「明神池」で「穂高神社奥宮例大祭」(明神池お船祭り)が執り行われた。
■10/初;松本安曇の山岳観光地「上高地」(標高1500m)では朝9-12℃、日中は15-19℃とだいぶ涼しくなってきました。
■7/13〜10/31;北アの登山道を維持していくため、登山者にも協力金を負担してもらう「北アルプストレイルプログラム」の実証実験が岐阜県側で始まった。
■9/14-10/14;「上高地インフォメーションセンタ」に「上高地警備派出所」と「登山相談所」開設。
■松本安曇の山岳景勝地「上高地」
■9/6〜;北ア「槍ヶ岳」(標高3180m)を開山した浄土宗の僧侶・播隆上人の功績をたたえる「追慕登山」が始まった。
■9/6;松本安曇島々から「徳本峠」を通って上高地「明神」までの登山道「島々明神線」(20km)が4年ぶりに通行止めを解除。
■全国有数の山岳観光地「上高地」について、松本市が文化財としての管理を支援していく。
■8/30;松本市は国の特別名勝・特別天然記念物の「上高地」について、文化庁から文化財保護法に基づく管理団体に指定された。
■2024年夏山期間中(7/1-8/31)に県内の山岳遭難は116件と過去2番目、遭難者数は125人と過去最多。
■8/9-9/30;「上高地&北アルプスフォトコンテスト2024」(山と溪谷オンライン)で応募開始。
■9/5-9/8;「ヤマケイ涸沢フェスティバル2024」
■8/下;お盆を過ぎても大勢の観光客・登山者が訪れる「上高地」。
■8/11;「山の日」、「上高地」は登山客などでにぎわいました。早朝から大勢の登山客や観光客が訪れ、青空に映える河童橋や穂高連峰を写真に収めるなどさわやかな高原の空気を楽しんでいた。
夏山シーズン本番を迎え、小梨平キャンプ場(200張)では南海トラフ地震を警戒して一部でキャンセルがあったというが、8月に入ってから予約でいっぱいの状況が続いている。
8/11;山岳遭難が相次ぎ、県警は注意を呼びかけています。
■8/11;「山の日」、「上高地」は登山客などでにぎわいました。早朝から大勢の登山客や観光客が訪れ、青空に映える河童橋や穂高連峰を写真に収めるなどさわやかな高原の空気を楽しんでいた。
夏山シーズン本番を迎え、小梨平キャンプ場(200張)では南海トラフ地震を警戒して一部でキャンセルがあったというが、8月に入ってから予約でいっぱいの状況が続いている。
8/11;山岳遭難が相次ぎ、県警は注意を呼びかけています。
■8/11;上高地で「山の日」「四方山祭りin上高地」
■8/8;北ア「岳沢小屋」は7月にクマが出没したのを受けて停止したテント場の利用を再開した。
■信毎は件数、遭難者数とも過去最多を更新した2023年の山岳遭難を山別に集計、デジタルマップ「山岳遭難マップ」にまとめました。
■8/2;12:00;大勢の観光客でにぎわう上高地「河童橋」近くでクマが目撃された。
■8/1;飛騨高山の新穂高温泉の「新穂高ロープウェイ」は、2023年から行っていたロープの張替え工事が終わり、運行を再開した。
■北ア「涸沢」(標高2300m)で高山植物が見頃を迎えている。奥穂高岳に向かう「パノラマコース」の登山道脇では、白い花を咲かせるハクサンイチゲと、黄色いシナノキンバイが夏山を彩っている。涸沢ヒュッテからパノラマコースを30分ほど
登った登山道脇にお花畑が広がり、背景には涸沢槍が映える。登山道にはチングルマが、涸沢小屋近くではニッコウキスゲも花を咲かせている。涸沢ヒュッテによると、7/中に咲き始め、見頃は7/末まで続きそう。「高山植物は山の彩りで、
登山者には癒やしになる」と。
■上高地から前穂高岳に通じる登山道にある「岳沢小屋」で、熊がテントを襲うケースが相次いだ。
■北ア「焼岳」は2024.5月から火山性地震が多くなっていたが、7月に入って少なくなった。気象庁は噴火警戒レベルを引き上げる可能性は低くなったが、中長期的に活動が高まっている可能性があるとして、今後の火山活動の推移に注意するよう
呼びかけています。焼岳は山頂付近を震源とする火山性地震が増え、気象庁は噴火警戒レベルを「2」に引き上げる可能性があるとして、随時、臨時の解説情報を出して注意を呼びかけていたが、回数が減り、臨時の解説情報は7/17の発表で終了。
変化があった場合はそのつど知らせる。衛星を使った観測では、山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が長期的に続いていて、5/末からは変化率に増加傾向がみられ、中長期的には火山活動が高まってきている可能性がある。気象庁は、
今後の火山活動の推移に注意し、山頂付近を含む想定火口域では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山する際は火山活動の異変に注意し、ヘルメットを着用するなど安全対策を行い、噴気孔の近くにはとどまらないよう
呼びかけています。
■北ア「焼岳」は山頂を震源とする火山性地震の回数が減少していることから、噴火警戒レベルを引き上げる可能性は低い。7/17;気象庁は一連の火山の状況に関する臨時情報の発表を終了した。
■7/13;高山の「奥飛騨温泉郷・平湯」に「奥飛騨ビジターセンタ」が開所。
(問)中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンタ TEL 0578-89-1251
■長野県警は夏山登山者に十分な注意を呼びかけています。
■北アの夏山登山が本格的なシーズンを迎える前に、7/11;夏山警備開始式を高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高登山指導センタで行った。
■多くの観光客でにぎわう山岳リゾート「上高地」では、大雨の影響で土砂の流出などが発生し、複数の遊歩道が通行できなくなっています。
■7/5;上高地の遊歩道(大雨の影響)
■6/30夜-7/1午前中に大雨。6/30;降り始めから7/1;16:00の降水量は上高地165mmなど。西側の地域で警報級の大雨。上高地では一時「土砂災害警戒情報」も出た。北ア「横尾谷」(標高1700m)で登山道が浸水し、涸沢から下山中だった2つの
パーティー男性4人と夫婦2人の計6人が行動不能になり、14:30;救助隊が近くの山小屋に救助した。全員けがはないという。
・7/1〜;上高地の梓川右岸のルミエスタH〜ウェストン碑間の遊歩道が梓川の増水でえぐられ通行不可。上高地温泉Hへは田代橋経由、ウェストン碑へは河童橋経由で通行可。
■絶滅のおそれがあるニホンライチョウの生息状況を把握しようと、県はCFで募った資金を活用し、北ア南部で生息調査を始めた。
■北ア「焼岳」で火山性地震の回数が増えていることについて、気象庁は中長期的に活動が高まっているとして注意するよう呼びかけています。
■北ア「焼岳」で火山性地震の多い状態が続いていることから、地元の松本市は登山を控えるように呼びかけています。
■焼岳の火山活動が活発化しているのを受けて、松本市は登山口など5ヶ所に登山を控えるよう呼びかける看板を設置した。上高地の登山口に設置された看板には、「火山活動が活発化してリスクが高まっています。登山は控えてください」という
呼びかけが日本語と英語で記載。松本市は活火山のリスクを理解した上で登山する場合は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットやゴーグルの着用など十分な安全対策をとり、噴気孔の周辺にはとどまらないよう呼びかけています。
■北ア「焼岳」で火山性地震が増加し、気象庁が今後の活動に注意を呼びかけています。
※火山性地震の回数;7/7-7/16で計16回。地震の回数は7/3以降減少。
■2024.6/2;松本安曇の上高地ウェストン碑前で「第78回ウェストン祭」が開かれた。
■北ア「焼岳」で火山性地震が増加し、気象庁が今後の活動に注意を呼びかけています。
■北アの玄関口「上高地」でシカの生息域が広がり、高山帯へ侵入して希少な動植物へ影響が出ることが懸念されている。
■2024.5/下;若葉萌える新緑の「上高地」
上高地では「コナシ」として呼ばれる「ズミ」が咲き、初夏の山麓を彩っています。ズミは新緑に映える白い花でバラ科の落葉樹。上高地ビジターセンタによれば、コナシは小梨平の地名の由来という。同センタでは例年より10日早く、5/15に開花した。
上高地の明神〜徳沢間ではニリンソウが見頃を迎えた。河童橋から徒歩約2Hの徳沢キャンプ場では、愛らしい花のじゅうたんが広がり、観光客が花に近づいて眺めたり、 写真を撮ったりしていた。上高地ビジターセンタによると、徳沢のニリンソウは
5/末まで見頃。ウワミズザクラ、ミヤマザクラは見頃。ニリンソウ、サンカヨウ、ホンシャクナゲ、タガソデソウ、イワカガミ、ツマトリソウなどもさいています。バイカモの小さな花も咲き始めた。
■2024.5/10;夏山シーズンを控え、北アの登山口、高山市奥飛騨温泉郷「新平湯温泉」の「村上神社」で、山開きの神事「播隆祭」が行われた。
■2024.5/8;北ア・立山、槍ヶ岳、燕岳ではうっすらと雪が積もった。5/9;八ヶ岳でも積雪2-3cm。GW明けに雪が積もるのは珍しいという。
■2024.4/27;北アの玄関口「上高地」で「開山祭」が開かれた。
■2024.4/27-5/6;松本署は「上高地インフォメーションセンタ」で警備派出所を開所した。
■2024.4/26;西糸屋山荘、明神館、嘉門次小屋、徳澤ロッジ、4/27;徳澤園、横尾山荘、槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘、岳沢小屋、涸沢ヒュッテ、穂高岳山荘、常念小屋などが営業開始。蝶ヶ岳ヒュッテは4/25〜open。
■2024.4/25;上高地の横尾から涸沢にかかるつり橋「本谷橋」が開通
■山小屋によると、4/25時点の積雪は、北ア北部の八方池山荘で50-100cm、北ア南部の西穂山荘で160cm、八ヶ岳の黒百合ヒュッテで20cm。高い気温と降雨の影響で例年より積雪が少ない地点が多いという。4/15;県警が上空から北アの状況を
確認したところ、針ノ木雪渓上部で地肌がむき出しになった「全層雪崩」があった。他の場所にも大規模な雪崩の跡が複数、見つかった。県警山岳遭難救助隊は「全層雪崩が例年より多い」と。雨が降って重くなった雪が、下層から滑り落ちたと
みられる。「雨の後に気温が上がると、特に雪崩への警戒がいる。雪がある大きな斜面の下を通る場合は注意をしてほしい」と。
■雪解けが進む春山では大規模な雪崩が起きています。
■松本安曇の北ア「上高地」の開山祭を控え、4/23;「スバル信州」が上高地の環境整備などに取り組む自然公園財団上高地支部に、パトロール活動に使用する車両1台を提供した。
■GW期間中は登山者が増えると予想され、県警は北ア、八ヶ岳などでパトロールを実施し、遭難対策を強化する。
■2023.11/25;信大教育学部の森林生態学研究室は「信州生態研究会」を松本キャンパスで開いた。
■2023秋;北ア「涸沢」(標高2300m)で水不足。
■8/11;「山の日」。北アの玄関口「上高地」は好天に恵まれ、多くの登山者や観光客でにぎわいを見せていた。
県や遭対協は、山の情報や登山のアドバイスが記された「信州山カード」を配り、登山客に注意を呼び掛けした。
■2023.8/11;「山の日」。環境省と松本市などは、山に親しんでもらうイベント「四方山祭りin上高地」を開いた。
■2023.8/11;「山の日」。北ア「槍ヶ岳」は未明から晴れ渡り、夜明け前の空には満天の星が輝いた。槍沢から南岳へ向かうルートにある天狗池(約2500m)では、月明かりに照らされた「槍の穂先」と、上空にまたたく星々が水面に映る幻想的な
光景が見られた。朝日が昇るにつれて、槍ヶ岳山頂には続々と登山者が到着。槍の穂先の急峻な岩肌には登り下りする人の列ができた。
■2023.7/25;北ア「槍ヶ岳」山頂近くに無人の4Kカメラを設置した。
■山岳観光地の松本「上高地」に野生のシカが進出し、貴重な植物などへの食害が懸念されている。
■豊かな自然に恵まれた「上高地」の保存・活用を進めようと、松本市は文化財保護法に基づく「管理団体」の指定をめざす。
■北ア「上高地」の保存・活用を統一的に進めるため、松本市は文化財保護法に基づく「管理団体」の指定を目指している。
■「上高地」の来訪者数は125万2200人。
■「上高地」の来訪者数は2023.4-9月の累計が100万2600人、2019年同期間と比べ1.5%増。
■2024.1/5;県警は県内で2023年1年間に発生した山岳遭難の状況を公表。
■松本市が進める北ア「上高地」の徳沢-横尾間の管理用道路整備事業「上高地再生と安全プロジェクト」で、市は事業費を募るCF型のふるさと納税「美しい上高地を未来に残そう 上高地「再生と安全」プロジェクト」を受付中。
■「上高地」の梓川にかかる橋などの再整備を進めている松本市は、費用の一部を賄おうとインターネットで募っている寄付金が目標額に届かない見通し。
■松本市は上高地にある梓川にかかる「新村橋」の橋の架け替え工事に年度内に着手。
■山岳観光地の「上高地」で課題となっている、川に堆積する土砂
■北ア「上高地」を流れる梓川の再生や河床上昇対策を講じる「上高地 再生と安全プロジェクト」を進めている松本市は、事業説明会を現地で開いた。
■2022.6/15;北ア・槍ヶ岳から流れる槍沢を源流に流れる「梓川」の流路変遷を探る地盤調査が奥飛騨温泉郷で始まった。
■上高地を流れる清流「梓川」は、大昔は岐阜側の飛騨高山に流れていた?
■2023.11/10;「新穂高ロープウェイ」は緊急メンテナンスで一部区間を運休していたが、約1ヶ月半ぶりに再開した。
■高山の「新穂高ロープウェイ」の終点に北アのパノラマを楽しめる展望デッキなどが完成し、10/12;re-openした。
■2022.10/19;「新穂高ロープウェイ」の西穂高口駅周辺の山頂エリアに北アの山々を望めるデッキやテラスなどを設けた「頂の森」がRe-OPENする。
「秋の牛留めの池」(10/上;乗鞍高原休暇村にて)
「秋の乗鞍岳」(10/上;乗鞍高原・鈴蘭橋にて)
「秋の乗鞍高原」(10/上;一の瀬園地にて)
■5/15;山岳観光道路「乗鞍スカイライン」(全長14.4km)が冬季閉鎖が解除され開通した。
■高山市「奥飛騨温泉郷」の平湯周辺ではニリンソウが見頃。
■5/15-10/31;乗鞍岳へ続く「乗鞍スカイライン」開通
■4/27〜6/30;松本安曇の「乗鞍高原」で「乗鞍岳春山バス」運行
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511(6:00-19:00)
■松本安曇「乗鞍高原」にある「乗鞍自然保護センタ」は維持。
■3/30;松本安曇「乗鞍高原」の「Mt.乗鞍スノーリゾート」は滑り納め。
■松本安曇「乗鞍高原」の「善五郎の滝」までの散策路は雪に覆われています。
■2025.1/1-1/3;20:30〜;「乗鞍高原」で3夜連続「新春花火大会」
■2024.12/21;松本安曇の乗鞍高原にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」が今季の営業を開始した。
■12/21;松本安曇の乗鞍高原にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」OPEN予定
■12/21-2025.3/31;「Mt.乗鞍スノーリゾート」営業(1-2月無休,3月火/水休場)
■2024.12/21-2025.3/30;松本安曇「乗鞍高原スキー場」(Mt.乗鞍スノーリゾート)を運営するブルーリゾート乗鞍は今季営業予定。
■10/30;新型コロナ禍や雪不足などの影響で、利用客減少に伴い今季の営業を断念した、松本「乗鞍高原」にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」は運営会社が方針を転換、今季の営業継続を決めた。
■10/下;利用客減少に伴い今季の営業を断念していた松本「乗鞍高原」の「Mt.乗鞍スノーリゾート」
■10/4;松本市安曇の「乗鞍高原」にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」は利用客の減少などから経営継続が困難となり、今季の営業を断念した。
■松本市安曇の「乗鞍高原」にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」を運営する「ブルーリゾート乗鞍」は今季の営業を断念した。
■松本市安曇の「乗鞍高原」にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」は2024-2025シーズンは今季営業しないという。
■10/下;「乗鞍高原」の紅葉は一ノ瀬・まいめの池・どじょう池などでは赤や黄色がきれい。大カエデも真っ赤に染まり見頃。鈴蘭橋からも見頃。休暇村〜三本滝間の乗鞍エコーラインではカラマツの黄色がだいぶ色づいています。
三本滝より上部は落葉し、ダケカンバの白い幹が目立つ。
■10/26;10:00-17:00;松本「乗鞍高原」一ノ園地入口にある「一ノ瀬ネイチャープラザ」(Cafe and Gallery KURUMu)で「松本市アルプス山岳郷」が「のりくらゼロカーボンフェスティバル」を開く。
■10/25;松本「乗鞍高原」では大カエデが真っ赤に色づき、見頃を迎えています。
■10/21;松本安曇の「乗鞍高原」一ノ瀬にある「大カエデ」が赤く染まっています。
■10/12;乗鞍岳山頂で初雪・初冠雪。10/12;霙混じりの雨が山頂では雪に変わった。
■「乗鞍高原」は朝晩の冷え込みが一段と強くなりました。
■2024.10/中;「乗鞍高原」でも紅葉が始まっています。
■10/中;「乗鞍高原」でも紅葉が始まっています。
■2024.10/10;北ア「乗鞍岳」の畳平(標高2700m)の「鶴ヶ池」で「初氷」が観測された。
■2024.9/23;北ア「乗鞍岳」「畳平」(標高2702m)にある「鶴ヶ池」で初霜が観測された。
■9/21;「秋の乗鞍岳」
■9/1;北ア南部の登山道の維持・整備に充てる「協力金」を募る収受箱が「乗鞍岳」の山小屋4軒に設置。
■8/下;松本安曇「乗鞍高原」の「一ノ瀬園地」では夏の終わりを告げるマツムシソウの花が見頃を迎えた。
■8/24-8/25;ヒルクライムレース「乗鞍ヒルクライム2024」開催。
■8/20;北ア「乗鞍岳」(標高2026m)を通る山岳道路「乗鞍スカイライン」が約2年ぶりに開通した。
■8/20;13:00;「乗鞍岳」の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」は道路が崩落して通行止めが続いていたが、仮設道路が完成し、片側交互通行で通行を再開する。
■7/18;本格的な夏山シーズン。松本市中学校(開成中;生徒約100人)が北ア「乗鞍岳」(標高3026m)の学校登山を実施した。
■7/8;松本安曇の「乗鞍高原」の魅力を発信する絵本「のりくらのえほんめぶきのきせつ」発売。
■北ア「乗鞍岳」(標高3026m)は夏山シーズンを迎えた。
■6/中;松本安曇「乗鞍高原」の「一の瀬園地」ではレンゲツツジが満開。
■6/初;松本安曇「乗鞍高原」で「レンゲツツジ」が花盛り。
■6/1;松本安曇「乗鞍高原」にある「乗鞍BASE」で「信州はなびりうむ」で花火を打上げた。
■5/下;松本安曇「乗鞍高原」では新緑が深まり、ところどころでコナシ(ズミ)の白い花が咲き誇っています。
■松本「乗鞍高原の「乗鞍観光センタ」隣に、絶滅危惧種「クビワコウモリ」の繁殖施設「バットハウス」がこのほど全面改修した。
■「乗鞍高原」では雪解けの春、湿地や池に可憐な水芭蕉が咲きます。「宮ノ原」,「一ノ瀬園地」(しのぶの池,どじょう池,女小屋の森,オソメジッケなど)、休暇村「牛留池」周辺
乗鞍高原の水芭蕉は、2023.4/上;「宮の原」、4/中;「どじょう池・まいめの池」、4/下;奥の「女小屋の森」で見頃を迎えました。
「まいめの池」では水芭蕉が一斉に顔を出し、残雪の乗鞍岳と水芭蕉が楽しめました。一の瀬園地には遊歩道が整備されていますので高原トレッキングが楽しめます。
「あざみ池」は静寂につつまれていました。
■6/1-11/4;北ア「乗鞍岳」の中腹に位置する「休暇村乗鞍高原」は、乗鞍・上高地で活動中の「ノーススター」とタイアップした「e-MTBを使ったアクティビティツアーセット宿泊プラン」を販売。
■北ア・「乗鞍岳」(標高3026m)の「乗鞍スカイライン」で平湯温泉観光協会は、e-bikeのレンタル事業を始めた。
■松本市安曇ののりくら観光協会は、中部山岳国立公園内の「乗鞍高原」にある観光スポットを巡る未舗装のトレイルを2年かけて整備し、6/11;利用を始めた。
■2022.6/11-6/12;「Norikura Kogen Trails」オープニングイベント開催
■松本と高山を結ぶ約115kmを歩くトレイル。2024年夏の「開通」を目指し、松本で開かれた山岳イベントで、ルートの愛称「信飛トレイル」と、シンボルマークが発表された。
■2023.10/23;北ア南部の松本、高山を一つの観光圏として売り出す「松本高山ビッグブリッジ構想」のプロジェクトチームは一帯をつなぐ横断ルート「北アルプス・トラバースルート」のロゴマークを作った。
■2023.2/25;北アを挟む松本と高山を一つの観光圏として発信する「松本高山ビッグブリッジ構想」をアピールするイベントが松本の信毎MGで開かれた。
■松本ー高山までの一帯を広域観光圏としてPRする「松本高山ビッグブリッジ構想」の実現に向け、10/5-10/7;両市の自然や温泉、食事を堪能し、観光地を巡るモニターツアーが開かれた。
■2023.8/18-8/19,10/13-10/15;松本「乗鞍高原」でゼロカーボンを学び、実験と実践を共有するコミュニティー型プログラム「NORIKURA ZERO LABO」開催
■松本市は重点戦略の一つとするゼロカーボンに向けて2023年度も幅広い取り組みを展開する。
■2021.4/5;松本と高山をつなぐ横断ルートを観光で盛り上げようというプロジェクトが発足した。
■「乗鞍岳」に関係する自治体や観光協会関係者などでつくる「乗鞍岳ビヨンドボーダープロジェクトチーム」が岐阜県と長野県を結ぶ「乗鞍岳」の観光ルート「乗鞍ライチョウルート」のロゴマークを作った。
■中部山岳国立公園南部地域を挟んだ松本と高山をつなぐ「松本高山Big Bridge構想実現プロジェクト」は松本高山間ルートの名称を投票で募っている。
■松本市は乗鞍高原の観光案内などを行う「乗鞍観光センタ」を「ゼロカーボン拠点施設」として建て替える計画を進めている。
■「乗鞍岳」に建つ東大宇宙線研究所の「乗鞍コロナ観測所」(標高2770m)が2023.8月で発足70周年を迎えた。
■松本安曇の自然美満ちる深山に湧く温泉「白骨温泉」
「美ヶ原・山本小屋ふる里館」
「美ヶ原台地にて」
「美ヶ原台地・テレビ塔」
「八島ヶ原湿原〜霧ヶ峰・車山」
「霧ヶ峰・車山」
「残雪の八ヶ岳」
「蓼科山と白樺湖」
■松本駅-美ヶ原高原を結ぶ「美ヶ原高原直行バス」運行
■5/29;「霧ヶ峰」で夏山シーズンの到来を告げる開山祭が行われた。
■5/19;松本郊外の「美ヶ原高原」にある「美ヶ原牧場」で牛の放牧が始まった。
■5/12;松本郊外の「美ヶ原高原」の「美しの塔」前で、本格的な観光シーズンの到来を告げる「開山祭」が開かれた。
■5/12;美ヶ原高原に本格的な観光シーズンの到来を告げる「開山祭」が行われた。
■春の「美ヶ原」
1)アザレアライン・ビーナスライン側;
2)美ヶ原スカイライン側;
※長和町町営駐車場Live(YouTtube)
■諏訪富士とも呼ばれる円錐型の「蓼科山」(標高2530m)の山腹にある標高1230mの「蓼科山聖光寺」では、GW前半に約350本のソメイヨシノが満開を迎えた。
■「蓼科湖」の湖畔にある道の駅「ビーナスライン蓼科湖」
■2025.4/15;「霧ヶ峰自然保護センタ」が営業開始。
4/15-11/15;9:00-16:00;「霧ヶ峰自然保護センタ」開館中。
■2025.3/24;冬期閉鎖中の茅野北山-佐久穂町のR299「メルヘン街道」で、4/17通行止め解除に向けた除雪作業が始まった。
■「美ヶ原高原」から望む北アルプス南部の名峰(見える山)
■「美ヶ原高原」から望む北アルプス北部の名峰(見える山)
■国の天然記念物指定の霧ヶ峰高原の「車山湿原」や「踊場湿原」、「八島ヶ原湿原」は立入禁止
■2025.2/8-2/9;銀世界の「霧ヶ峰高原」で犬ぞりレースが行われた。
■2024.11/15;「霧ヶ峰高原」一帯を黄色に染めるニッコウキスゲを再生しようと、諏訪の中学生が苗を作る種まきが行われた。
■2024.11/初;奥蓼科の「御射鹿池」で紅葉が見ごろを迎えています。
■9/21;「霧ヶ峰高原」で草原再生作業の雑木処理を行った。
■9/初;霧ヶ峰高原の「八島ヶ原湿原」(標高1600m)では秋の花が盛り。薄紫色のマツムシソウや黄色いアキノキリンソウ、濃い青紫色のアザミのようなタムラソウ、白いブラシのサラシナショウマ、
ピンク色の蘭のようなヤナギラン、白いイワショウブ、梅のようなウメバチソウ、花の点々が美しいアケボノソウ、青いアサマフウロなどが咲き、観光客が高原の秋を楽しんでいます。
■8/18;「霧ヶ峰高原」で湿原や植物を観察する「自然観察会」が開かれた。
■8/上;「霧ヶ峰高原」(標高1600m)では気持ちのよい青空の下、散策や景色を楽しむ観光客の姿が見られた。
■8/10;「霧ヶ峰」の「車山高原」では全国でも珍しい「単車神社」の例大祭が行われた。
■8/1;「霧ヶ峰高原」の「車山」山頂(標高1925m)にある長野地方気象台の「車山気象レーダー観測所」で一般公開が行われた。
■7/中;「霧ヶ峰高原」では夏を彩るニッコウキスゲの鮮やかな橙色や黄色い花が見頃を迎えています。
■7/13;3連休がスタートし、「霧ヶ峰高原」は見頃を迎えたニッコウキスゲを目当てに大勢の観光客やハイカーが訪れた。
■7/13-8/25;9:00-16:30;「霧ヶ峰スキー場」で夏山リフト営業中。
■「車山高原SKYPARK」(車山高原スキー場)で展望リフト営業中。
■7/中;「八島湿原」ではニッコウキスゲが見頃。ノハナショウブ、カラマツソウ、ウツボグサ、ハクサンフウロ、アカバナシモツケソウ、シシウド、ノアザミなどが咲いていました。ヤナギランも咲き始め。
「八島ヶ池」では大きめの水鳥が泳き、ノビタキの独特の鳴き声が響き渡り、聞き慣れたウグイスの声も。
■7/上;「霧ヶ峰高原」でニッコウキスゲの黄色い花が見頃を迎えています。
■7/初;「霧ヶ峰高原」ではニッコウキスゲが見頃に近づいています。
■6/下;「霧ヶ峰高原」で夏の到来を告げるニッコウキスゲの開花が始まった。
■6/下;松本郊外の「美ヶ原高原」では松本市花のレンゲツツジが見頃を迎えた。
■初夏のレンゲツツジ開花
■2024.6/下;「霧ヶ峰高原」では鮮やかな朱色のレンゲツツジが見頃を迎えています。
■2024.5/27;松本郊外の「美ヶ原自然保護センタ」にて「美ヶ原自然環境保全協議会」が開催された。
■2024.5/22;「霧ヶ峰高原」を通る「ビーナスライン」を美しく彩ろうと、茅野の小学生が道路脇の花壇に花を植えた。
■2024.5/18;「霧ヶ峰高原」で「草原再生作業」が行われた。
■2024.5/18;「美ヶ原高原」で牛の放牧が始まった。
■2024.5/13;「美ヶ原高原」で開山式。本格的な観光シーズン到来。
■5/上;「霧ヶ峰高原」の「八島湿原」を訪れた。
■2024.GW中、「霧ヶ峰高原」は大勢の観光客で賑わいを見せていた。
■2024.4/23;「美ヶ原」と「霧ヶ峰」を結ぶ人気の高原道路「ビーナスライン」の冬季通行止めが解除された。
■「霧ヶ峰自然環境保全協議会」は、2013年10月策定の「霧ヶ峰自然保全再生実施計画」を見直した。
■「霧ヶ峰自然保護センタ」の2023年度入館者数が10/末で延1万5602人。
■2023.5/31;「美ヶ原高原」の関係者でつくる「美ヶ原自然環境保全協議会」は、「県美ヶ原自然保護センタ」で利用ルールなどを協議した。
■2023.5/28;19:30;「霧ヶ峰高原」で、県環境保全研究所と霧ヶ峰自然保護センタは2023年度1回目のニホンジカの出現状況調査(ライトセンサス)を行った。
■2023.6/上;「霧ヶ峰高原」で発生した山火事から1ヶ月。
■2023.5/23;大規模な山火事が発生した「霧ヶ峰高原」(標高1600m)で「開山祭」が開かれた。
■2023.5/4;GW中に「霧ヶ峰高原」で起きた大規模な林野火災の焼損面積は166.25ha。
■2023.5/11;「霧ヶ峰高原」(車山肩)で「ニッコウキスゲ」をシカの食害などから守るための電気柵を設置する作業が行われた。
■2023.5/8;「霧ヶ峰高原」で起きた「林野火災」で、県諏訪地域振興局は関係機関と連携して延焼地の植生影響調査を行う。
■2023.5/4;13:41;「霧ヶ峰高原」の「ガボッチョ山」(標高1681m)で発生した林野火災は出火から約17時間後の5/5;7:00;鎮圧、5/5;12:26;鎮火。約180haが焼け、10年前に霧ヶ峰高原で発生した林野火災に次ぐ規模となった。人や建物などへの
被害はなかった。5/5;13:00;ビーナスラインの一部区間に出していた通行止めを解除。消火活動は火災発生当初から夜を徹して対応に当たった諏訪広域消防、5/5;早朝から諏訪市・茅野市の消防団が活動。上空からは派遣要請を受けた
陸上自衛隊ヘリ2機が2.5H散水した。被害拡大の一因となった5/4の風は夜になって止み、5/5;未明には高原が朝露に覆われたことで火の勢いが弱まった。5/4-5/5;延べ512人が消化活動を行った。現場では水利が悪いため、両市の給水車が
出動した。自衛隊への派遣要請は2019年に軽井沢で発生した林野火災以来4年ぶり。避難は地元住民ら最大71組203人。霧ヶ峰高原での大規模な林野火災は約220haを焼いた2013年4月以来で約10年ぶり。発災名は「霧ケ峰林野火災」とした。
■2023.5/5;「霧ヶ峰高原」の山火事(霧ヶ峰林野火災)は発生から23時間後に鎮火した。
■2024.5/4;「霧ヶ峰高原」で下草などを焼く火事が発生し、夜通し消火活動が続き、5/5;朝鎮圧した。
■約60年前に松本郊外の美ヶ原高原で採集した124種類のチョウの標本が、「県美ヶ原自然保護センタ」に展示。
■7月になれば、高地・高原では「ニッコウキスゲ」の群生をみることができます。
■松本郊外の「美ヶ原高原」では高原を代表する「レンゲツツジ」が開花してきました。レンゲツツジは松本市の市花。
「早朝の善光寺・本堂」(善光寺にて)
「善光寺・本堂」(善光寺にて)
※「善光寺・御開帳」と「諏訪神社・御柱」の情報は2022年「善光寺御開帳・諏訪神社・御柱」ページに移動しました。
■5/20;北陸信越運輸局長野運輸支局は、長野市のタクシー事業者に「日本版ライドシェア」の運行を許可した。
■GW(4/26-5/6)の長野「善光寺」は28.5万人、2024年同期間を1.6万人上回った。
■GW(4/26-5/6)のJR利用者数
■GW後半、5/3-5/5;長野では「善光寺花回廊」が行われています。
■2025.4/8;長野市でソメイヨシノが開花した。
■2025.3/下;この暖かさで花の開花が進み、信州新町の「ろうかく梅園」ではまもなく見ごろを迎えます。
■Apricots at Chikuma City
■「一目十万本」で知られる千曲市森・倉科地区の「あんずの里」
■2025.3/27-4/6;「一目10万本」と言われる千曲市森・倉科地区の「あんずの里」で「第70回あんずまつり」開催
■2025.3/27;八十二銀行、静岡銀行、山梨中央銀行が業務提携。
■2025.2/18;長野市の2025年度当初予算案は一般会計総額で1931億円で過去最大。
■3/10;2025年で創業100周年を迎えた鬼無里のおやき店「いろは堂」が記念の新作おやき「伝統野菜ミックス」を発売。
■2/26;長野駅東口の公園内に「コメダ珈琲店」がOPEN。
■長野県は「東急」と包括連携協定を結び、観光分野での情報発信やまちづくりで連携する。
■2/7-2/11;18:00-21:00;長野「善光寺」で恒例の「第22回長野灯明まつり」
■埼玉の道路陥没事故を受け、県内でも下水道菅の点検が進んでいます。
■2025.2/5-2/11;「善光寺」門前エリアで現代アートを楽しむ芸術祭「もんぜん千年祭」開催
■2/2;長野「善光寺」では恒例の「節分会」が開かれた。
■2025.2/2;長野「善光寺」で行う「節分会」の豆まきを控え、福升づくりが進められています。
■長野のおやき専門店「いろは堂」は創業100年。
■年末年始(2024.12/31-2025.1/3)の長野「善光寺」の参拝者は約60万人。
■2025.1/6;長野「善光寺」で恒例の「びんずる廻し」が行われた。
■2024.12/31;大晦日。長野「善光寺」では新年を迎える「お松立て」が行われた。
■2024.12/31;大晦日。長野「善光寺」にある老舗のそば店「かどの大丸」では、そばを食べて年を越そうという人たちでにぎわいました。
■12/28;長野「善光寺」で年末の大掃除にあたる「お煤払い」が行われた。
■長野「善光寺」の「御開帳」は、2027年4/4-6/19の77日間開かれる。
■12/21;長野「善光寺」の宿坊で年末年始に本尊の善光寺如来に供える「お飾り餅」をつく行事があった。
■12/4;長野「善光寺」本堂で「開眼法要」が営まれた。
■11/下;長野「善光寺」境内ではモミジやイチョウが綺麗に色づいています。
■11/21;「上信越道」の「東部湯の丸SA」に高速道路で初となる無人販売店舗がOPENした。
■11/16〜;長野中条では雄大な北アを眺めながら、毎冬恒例の「お菜とりツアー」がスタート。
■10/下;長野鬼無里の「奥裾花渓谷」で紅葉が見頃。
(問)鬼無里観光振興会 TEL 026-256-3188(平日8:30ー17:00)
■次回の長野<「善光寺」の「御開帳」はいつ?
■信州の「おやき」は観光名所の売店だけでなく、スーパーやコンビニにも普通に並んでいる。
■2024.5/3;長野の中央通りを花で彩る「善光寺花回廊」が始まった。
■2024.6/16;千曲市では特産のアンズの出荷が本格的に始まった。
■2024.4/7;千曲市の「あんずの里」ではアンズの花が満開。
■2024.3/30;ぽかぽかの春の陽気となり、千曲市では「あんず」が開花。
■2022年「善光寺御開帳」
■長野「善光寺御開帳」は過去最長の88日間(4/3-6/29)にわたって開催され、636万人が訪れた。
■2022年の「善光寺御開帳」について、参拝者は636万人、経済波及効果は1095億円。
■2023.7月;長野で、おやき製造・販売の「いろは堂」がおやきの魅力を発信する「OYAKI FARM」(おやきファーム)が2022年7月開業から1年で来場者28万人を達成。
■2022.7/31;長野I.C付近におやきの文化を発信する新拠点「OYAKI FARM」が誕生。
■2028年「諏訪大社」の「御柱祭」
■2025.4/14;春の観光シーズンを前に、諏訪では「諏訪湖開き」の神事が執り行われた。
■2026年春、「諏訪湖」に面した下諏訪町「赤砂崎公園」に、カフェやキャンプ場などを備えた複合施設「SUWA Cominal」がオープンする。
■2025.9/6,9/13,9/20,9/27,10/26;「諏訪湖」で「全国新作花火競技大会」
■2025.2/15;諏訪「八劔神社神」で「諏訪湖」に「御神渡り」が現れなかったことを神前に報告する神事「注進奉告祭」が執り行われた。
■2/11;「諏訪湖」の氷は多くが溶けてしまい、2025年は「御神渡り」のない「明けの海」が宣言された。
■2/10;今シーズン最強の寒波で「諏訪湖」では7シーズンぶりとなる「御神渡り」の出現に期待が高まっています。
■2/9;朝、寒気や放射冷却の影響により、各地で今季一番の冷え込み。「諏訪湖」は湖面の9割に氷が張った。
■2/8;「諏訪湖」湖畔は雪景色。八剱神社と氏子総代の有志らが続ける「御神渡り」の観察は35日目。結氷が確認されないのは22回。宮司は「想像より冷えていない。このまま春を迎えるのは寂しい」と。
■2/4;「諏訪湖」には「御神渡り」の観察を行う「八剱神社」の宮司、氏子総代などが集まった。
■「諏訪湖」が凍らない。
■1/20;6:00;「大寒」の薄暗い朝、「諏訪湖」畔に集まったのは「八剱神社」の関係者。
■2/1;17:00-21:00;諏訪6市町村の24会場で氷の燭台に立てたろうそくに火を灯す、厳寒期の夜を彩る第31回「アイスキャンドル2025」が行われる。
■2025年は「諏訪湖」で「御神渡り」は出現するか?
■〜2025.2/末;「諏訪湖」の「御神渡り」の出現をYouTubeで配信
■「諏訪湖」では水位が気候変動に合わせて上昇や低下を繰り返していたとみられる。
■4/20;本格的な観光シーズンに合わせ、「諏訪湖」一周のサイクリングロードが全線開通し、記念式典が開かれた。
■2024.4/1;諏訪湖を一周する「諏訪湖サイクリングロード」全線開通。
■2026.6月;軽井沢は観光振興の新たな財源として「宿泊税」を導入する。
■2024.12/1-12/25;X'masムードが高まり、軽井沢ではX'mas恒例のイベントが開催中。
■2024.10/4;「軽井沢プリンスHスキー場」では早くもウィンターシーズンに向けてゲレンデ作りが始まった。
■9/上;「コスモス街道」として知られる佐久内山のR254でコスモスが咲き始めた。
■8/中;「軽井沢町植物園」で淡い紫色をした「レンゲショウマ」の花が見頃。
松本の商業地の平均変動率は+0.8%で2年連続の上昇。松本市の商業地の変動率は上昇;6地点、横ばい;3地点、下落はない。横ばいから上昇に転じている地点が多く、新型コロナ禍前に戻りつつある。不動産鑑定は「松本市街地は観光客が増えて
人通りが多くなり、不動産市場にも活気を与えている。マンション需要も多く、供給が限られているから物件に希少性があり、上振れしている」。R19などロードサイドも物流や製造業などで物件を探している業者は多いという。
安曇野市の商業地は上昇3地点、下落は1地点。塩尻市の商業地で上昇3地点、横ばい2地点。住宅地の平均変動率は松本、安曇野、塩尻で上昇し上昇幅も拡大。松本市の変動率は+0.4%で3年連続、安曇野市は+0.8%で4年連続、塩尻市は+0.8%で
8年連続の上昇。「松本市や塩尻市は住宅を所有しようと考える世代が多いが物件が限られる。競争が働いている」とする。住宅地では、松本市などのベッドタウンとして需要がある山形村も4年連続、移住者が増えている松川村も3年連続で
上昇した。長野市では住宅地・商業地とも約30年ぶりに上昇に転じた。商業地は大規模再開発が浮上している長野駅周辺で上昇が目立っています。住宅地では利便性の高い中心市街地で上昇が続いています。
塩尻市では特産品のブドウをPRしようと、1988年から塩尻駅ホーム3・4番ホームにブドウ棚を作り栽培。品種はナイアガラとワイン用のメルローの2種類。
園児たちは大人に手伝ってもらいながらナイアガラを2房ずつ収穫していた。
お城を眺めながら、松本城公園で4日間の「ビアフェス信州」が始まった。県内18社と国内外15社のブルワリーのクラフトビール、150種類以上を食と一緒に楽しめ、初日から多くの人が喉を潤していた。
チケットはお得なオンライン販売もあり、ビール1杯につき\10円が松本城の保存や整備に活用されます。
9/13;12:00-18:00,9/14;11:00-18:00,9/15;11:00-18:00,9/16;11:00-17:00;ビアフェス。
県産を中心に国内外のクラフトビール約150種類。信州の味覚のフードブースなど。(\4000/前売,\4400/当日;ビール5杯;グラス付,\720/1杯)
クラフトビール1杯につき\10円(予定)を松本城を後世に残すために活用する一杯城主の取組みも。
松本空港のジェット化開港30周年を記念して初めて企画。各市村の観光協会などがブースを設け、野菜や果物、手作りの小物などをアピールした。旅行客の再訪を促すとともに、地元の人が空港に足を運ぶきっかけをつくろうと、
ブドウやリンゴ、ワサビの加工品、おかき、松本手まりなどが並んだ。訪れた人たちは買物を楽しんでいた。
松本空港のジェット化開港20周年を記念した企画。「松本空港」TM前の時計台広場で松本8市村(松本・安曇野・塩尻・山形・朝日・生坂・筑北・麻績)の観光協会などがブースを設け、りんご・ぶどうなど果物、野菜、米などの農産物、
松本手まりなどの伝統工芸品、おやき、ワインなど加工品を販売。空港利用者に松本の魅力を伝えて再訪を促すとともに、普段は訪れる機会が少ない地元の人にも空港に足を運んでもらう狙い。PRキャラクター「アルクマ」などとの撮影会と
握手会もある。
松本サンプロアルウィン近くにある約10aの水田「松本山雅田」で稲刈りをした。スポンサーのJA松本ハイランドが食育活動の一環として行ったもので、選手たちは地元の農家の指導を受けながら黄金色に実った稲を鎌で丁寧に刈り取った。
収穫した米は寮で使われるという。
2023年は不作だったが、2024年は山林で適度な湿り気と朝夕の気温低下で生育に適した環境となり収穫量は多め。マツタケは量が多く、香りが翌、太さがあるなど質が高いという。マツタケは例年、9/下をピークに10月まで入荷が続く。
松茸山荘は「今年は期待できる。秋が深まってほしい」と。9/14〜マツタケプラン(\16300〜/1泊2食/1人)。農産物直売所などでは順次、マツタケが並びそう。
松茸山荘では日帰り入浴可。かけ流しの天然温泉で、ナトリウム炭酸水素塩泉。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・うちみ・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など。
9/14-10/31;松茸定食(\4200),松茸御膳(\7900)などを提供(要予約)。(10:00-19:00;\600/大人,\250/小学生)
(問)信州穴沢温泉・松茸山荘 TEL 0263-64-2102
松本中心市街地には特製のフラッグが掲げられ、街頭のスピーカーからは小澤さんが指揮したオーケストラによるブラームスの交響曲が流れています。
初日は松本「あがたの森文化会館」講堂で若手音楽家による「OMF室内楽勉強会〜木管アンサンブル〜」が開かれ、約250人の聴衆を魅了した。出演者は若手のオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの演奏家計16人。
モーツァルトのセレナードやビゼーのカルメン組曲を披露した。聞き慣れた勇壮なメロディーで観客から大きな拍手を受けていた。8/17,9/1;小澤さんに感謝の気持ちを表す演奏会がOMF実行委員会などが主催して開かれる。
小澤さんの恩師で桐朋学園設立者の一人の齋藤秀雄没後50年、SKOが始まって4O年の節目ともなり、それにちなんだプログラムも。
2月に死去した総監督の小澤征爾さんが首席客演指揮者に指名した沖澤のどかさんの就任披露公演で、沖澤さんとSKOが織り成す重厚でありながら華やかな演奏が、客席を埋めた約1700人を引きつけた。
京都市交響楽団常任指揮者の沖澤のどかさんをフェス史上初となる「首席客演指揮者」に、死去した小澤征爾さんに「全公演を小澤さんにささげる」と。6/8:10:00〜;チケット発売
総監督の小澤征爾さんが2024.2月に亡くなり初めて迎えるOMF。全公演が小澤さんにささげられる。小澤さんの恩師で桐朋学園創立者の一人・齋藤秀雄の没後50年と、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が始まって40年という節目の年、それにちなんだ
プログラムも上演される。オーケストラコンサートは3プログラム、ふれあいコンサートV、OMFオペラなどの公演。
8/9; 15:00;「あがたの森文化会館」で「OMF室内楽勉強会」〜木管アンサンブル〜。曲目はモーツァルトセレナードなど。
8/10;15:00,8/11;15:00;「キッセイ文化ホール」(県松本文化会館)で「オーケストラコンサートAプログラム」。指揮は沖澤のどか(OMF首席客演指揮者)。曲目はメンデルスゾーン夏の夜の夢、シュトラウス交響詩など。
8/12;15:00;「ザ・ハーモニーホール」(松本市音楽文化ホール)で「ふれあいコンサートI」
8/16;19:00,8/17;15:00;「キッセイ文化ホール」で「オーケストラコンサートBプログラム」。指揮はアンドリス・ネルソンス(ボストン交響楽団監督)。曲名はブラームス交響曲第1番など。
8/18;15:00;「ザ・ハーモニーホール」で「ふれあいコンサートII」
8/21;19:00,8/22;16:00;「キッセイ文化ホール」で「オーケストラ コンサートCプログラム」指揮はアンドリス・ネルソンス。曲目はブラームス交響曲第3番など。
8/24;15:00;「ザ・ハーモニーホール」で「ふれあいコンサートV」
8/25;15:00;「まつもと市民芸術館」で「小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ」プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」。指揮は沖澤のどか
8/26,8/27;11:00/15:00;「まつもと市民芸術館」で「子どものためのオペラ」プッチーニの喜劇「ジャンニ・スキッキ」
9/2,4;11:00/14:00;「キッセイ文化ホール」で「子どものための音楽会」。県内小6年対象,一般は不可。
8/24;18:30;「松本城公園」、「上土劇場」にて「OMFスクリーン・コンサート」。オーケストラコンサートBプログラムなど。(入場無料)
その他、8/30;18:00;松川村すずの音ホール,9/15;14:00;大町文化会館エコーホールなどでも。
その他関連;8/18;9:00;「松本市街地・松本城公園」でパレード、10:30;「国宝・松本城」で合同演奏会。雨天時キッセイ文化ホール。
(問)実行委員会事務局 TEL 0263-39-0001
※OMF
カボチャはハロウィーンで使用される観賞用カボチャで、大きなものは重さ70kg、直径60cm。地元農家が栽培し寄贈しています。145個のカボチャを収穫しトラックに積み込んだ。カボチャは10/26;塩尻大門の商店街で開かれるハロウィーンで
飾られます。
個性豊かなビールやワイン、料理など16の飲食ブースが設けられ、大勢の来場者でにぎわっている。市民や観光客らがドイツビールや穂高クラフトビール、信州ワイン、安曇野ブルワリーなどとおいしい料理を求めて立ち寄り、
テント内の800席が埋まった。料理は信州牛ステーキ、信州豚、安曇野元気豚ソーセージ、山賊焼き、タン串、タコス、ケバブ、バーガー、カレー、うどんなど。
2024年で16回目、コロナ渦前と同じ規模に戻し、テーマは「再会・復活」。平日17:00-21:00,土/日;11:00-21:00
本格的なオーケストラに触れてもらおうと、OMF前身の「SKF」から30年以上、毎回、県内の小6の児童を招待しています。演奏は約50人の若手演奏家でつくる「小澤征爾音楽塾オーケストラ」。小澤征爾さんのアシスタントを務めたこともある
カール・セント=クレアさんがタクトを振り、ベートーベンの交響曲第7番などを演奏した。楽器紹介では馴染みのある曲で会場を盛り上げ、31校の児童約1300人がプロの音色を楽しんだ。最後は「ふるさと」を合唱。「子どものための音楽会」は、
9/4まで松本と伊那で6回の公演が行われ、167校の児童約7400人が鑑賞します。
開催中のOMFで演奏や歌声を通して小澤さんに思いを寄せた。音楽文化を継承しようと、9/1;小澤さんの誕生日を「小澤征爾の日」として松本「キッセイ文化ホール」で初開催。聴衆は約1000人。
松本市内の中学校吹奏楽部などによる演奏で幕が開いた。市民合唱団や児童合唱団の約300人が「小さな空」や「大地讃頌」などの歌声を響かせた。若手音楽家の育成のために立上げた音楽塾オーケストラがベートーベンの交響曲第7番を演奏。
最後は唱歌「故郷」を全員で歌い締めくくった。屋外では中学生などによるフェスバンドが演奏、終演後には夜空に280発の花火が打上げられ、小澤さんへの感謝の気持ちを届けた。
自転車イベントが多い松本には県外からも多くの愛好者が訪れており、快適に楽しめる環境づくりを進めてさらなる誘客につなげる狙い。要件を満たした市内の施設を「サイクリストに優しい宿」に認定し、市HPなどで情報を発信する。
認定は、1)自転車を客室または屋根がある場所で保管できる。2)チェックイン前後に手荷物の一時預かりができる。3)空気入れを貸出しできる、4)サイクリングルートなどの観光情報を提供している。4条件を満たす宿泊施設が対象。
推奨ではランドリーサービス、周辺のコインランドリー紹介、六角レンチなど自転車用工具貸出、自転車等の宅配受取り・発送サービス、自転車整備・洗車スペースの設置、洗車用物品貸出、自転車関連商品(パンク修理、クリーナー、
補給食等)の販売などをあげる。認定施設には認定証を交付し、ロゴマークを提供する。松本市によると、「ツール・ド・美ヶ原自転車レース大会」、乗鞍高原で行う「乗鞍ヒルクライム」、松本ー白馬間の北アルプス山麓を走る
「アルプスあづみのセンチュリーライド」の3つのイベントの参加者にアンケート(計388人)を行ったところ、9割が県外の参加者で、その大半は会場周辺に宿泊。宿泊施設に対し、屋内の駐輪スペースや荷物の預かりサービスを求める声が
多く寄せられた。美ヶ原温泉の「旬彩月の静香」では「ツール・ド・美ヶ原」に出場する宿泊客らが自室に自転車を持ち込めるよう対応。チェックアウト後の手荷物の預かりに応じ、大会終了後の大浴場利用も勧めるなど、もてなしに力を
入れている。市自転車推進課は「松本が自転車のまちになる第一歩。サイクリストを歓迎する環境を整えたい」と。
松本駅前に自転車の組み立てや着替えなどができる「サイクルステーション」を設置、市内の観光サイクリングコース上にルート案内表示を設けて観光地を回りやすくする。10月の本格運用を目指す。松本市観光コンベンション協会が2021年に
設定した「絶景めぐりコース」「ロケ地めぐりコース」「街めぐりコース」の3つのサイクリングコースがあるが、現在は自転車を止めて紙やインターネットの地図で確認する形になっている。今回、観光客が自転車に乗ったままでコースを
確認できるように、市が案内表示を整備する。全長約30km、弘法山古墳や美ヶ原温泉、浅間温泉、アルプス公園、松本城などを回る「絶景めぐりコース」で、105ヶ所に案内表示を設ける。7ヶ所に「サイクルステーション」を設置、一部で
空気入れの貸出しも。宿泊施設を対象に「サイクリストに優しい宿認定事業」も始める。屋内や屋根付の自転車保管場所があり、空気入れの貸出しなどができる施設を認定し、専用のロゴマークを提供する。市自転車推進課は「自転車を活用し、
インバウンドを含めた多くの観光客に松本の魅力的な場所を巡ってもらうようにしていく」と。
災害時に断水した場合に市民がトイレや洗濯などで利用する生活用水を確保しようと、家庭や事業所にある井戸をあらかじめ登録してもらう「災害時協力井戸登録制度」を9月から始めた。登録は生活用水として使える水質であること、
適正に管理されていることなどが条件。申請は松本市HPから行い、現地調査を経て登録の可否が決まる。登録された井戸にはプレートを掲示、インターネット上でも公開。中信では松本市が初めて。市内に家庭と事業所計550の井戸がある。
松本市臥雲義尚市長は「災害で上下水道が破損した場合は復旧に時間がかかり、避難生活で生活用水を確保することが課題なので、万が一に備えて協力してもらいたい」と。
松本市内には一般家庭で約200ヶ所、事業所で約350ヶ所の井戸がある。登録制度では飲料水には使えなくてもトイレや洗濯などなら使える水質の井戸を募集。現地調査後、登録された井戸はHPで公表し、井戸には「災害時協力井戸」の標識を掲示。
無料の井戸水利用は災害で断水した時に限り、飲料水としては提供しない旨の注意書きを添える。松本市臥雲義尚市長は「生活用水は、災害復旧までのつなぎの手段が重要。松本市は湧き水が豊かなので、水を確保したい」と。
ケルンには記念碑や道標といった意味合いがある。「高ボッチ高原」では散策する人たちが積んだとみられるケルンが数多くあった。石を動かすことで、生態系に悪影響が出たり、土壌が浸食されたりすると、市自然保護ボランティアが指摘。
一帯は八ケ岳中信高原国定公園内で、土石の移動などの際は許可が必要。塩尻市はこの夏、石を積まないようと掲示板を設置。「高ボッチ高原の豊かな自然環境を守るため、御協力をお願いします」とケルンを作らないよう呼び掛けるA3判の
掲示板を3ヶ所に掲げ、8月にケルンを崩した。「一時は完全になくなったケルンが、また積まれる兆しも見受けられる」と。
2020年に閉園して以来の営業、天候に恵まれ、多くの家族連れが再訪した。アルパカやヤギなどの動物とふれあい(餌やり)、そりで芝滑り、エアー遊具、人形「シルバニアファミリー」、レストランやピザ工房などが行われている。
運営会社のワールドインテックは、「期間限定営業の最後まで全力で駆け抜け、完全再開につなげたい」と。(10:00-17:00,火曜定休,8/13営業,\800/中学生以上,\400/子供)
(問)チロルの森 TEL 0263-88-9034
運営する「ワールドインテック」は来園者の反応やニーズを把握し、本格的な営業再開を検討したい考え。
1999年に開園したチロルの森は、レジャーの多様化に加え、新型コロナ渦も打撃になり閉園。
コロナ明けで観光需要が高まる中で、復活を望む地元の声も後押しになり、営業再開に向けて一歩踏み出すタイミングと判断したという。「通年で集客できるよう冬期間についても活用計画を考えていきたい」と。
営業はレストランやピザなどのファストフード、土産品販売、ゴーカートや大型エア遊具、芝すべり、ヤギやアルパカなどとふれあえるコーナーを設ける。
8/3-8/4;物販・飲食など100〜120店が並ぶマーケットを開催(入園半額)。(10:00-17:00,\800/中学生以上,\400/4歳〜小学生.火曜休園;8/13除)
(問)チロルの森 TEL 0263-88-9034
2020.11月に閉園した信州塩尻農業公園「チロルの森」が本格的な営業再開を目指し期間限定営業する。レジャーの多様化による客足の減少や新型コロナ禍で閉園を余儀なくされたが、再開を願う市民の声もあり、再開を目指す方針。
6/17;チロルの森を運営するワールドインテックが発表。約30haの園内を開放予定。ゴーカートや大型エアーなどの遊具、レストラン営業は検討・調整中。同社には地元の子供や親から再開を望む声が多数寄せられていたという。
(入園料;\800/中学生以上,\400/小学生,3歳以下無料,毎火曜休園)
プッチーニ作曲の「ジャンニ・スキッキ」が上演され、大富豪の遺産相続をめぐる騒動、若い男女の恋を描いた喜劇が演じられた。上演前には小澤征爾音楽塾オーケストラによる楽器紹介があった。「子どものためのオペラ」は県内の中1生を
招待して実施する教育プログラムで、午前中の公演は1000人が鑑賞。「良い音楽に触れたら必ず子どもは反応する」と、2024年2月に亡くなった小澤征爾総監督は信念のもと、子どもたちにクラシック音楽を体験してもらう取り組みを続けてきた。
「子どものためのオペラ」は2日間4公演で県内61校・4600人が鑑賞する。
明治から昭和にかけて松本波田の農地に水を運ぶ農業用水路だった隧道。アーチ構造の石積みに隙間ができ、せり出しが起こり、隧道の保全が課題だった。業者はコンクリートなどを使わず、昔ながらの「空石積み工法」で石を一つずつ外し
積み直している。8/末には完了。
8/25;「鳥居解体清祓式」が神社で執り行われ、神職や総代、工事業者などが参列。8/26〜;鳥居の解体工事が始まる。宮司によると、神社の名称が「深志神社」に定められた1841年頃に建てられたと考えられ、創建から100年以上が経過。
近年は傷みが見られ、2023年12月からは柱を木材で補強し倒壊を防いでいた。2027年の式年大祭を機に改築する。宮司は「現在の鳥居がなくなるのは寂しいが、新たな鳥居が建つのを楽しみにしている」と。
松本波田漁業協同組合主催。予約不要。7:00;下島G駐車場・下島橋北にて受付、8:00;スタート,12:00;ルアー釣り。釣り道具と餌は各自持参。竿釣りは1人1本。参加料(特別遊漁料)は竿釣り(\1500/大人,\750/中学生,小学生以下無料)
(問)松本市波田商工会 TEL 0263-92-2246
上演されたプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」は、プッチーニの華やかな音楽に乗せて、富豪の遺産相続をめぐって強欲な親族たちが起こす騒動をテンポよく描いた喜劇で、出演者が伸びやかな歌声を響かせました。指揮は小澤征爾さんの
アシスタントを務めた村上寿昭さんが指揮し、若手奏者67人の小澤征爾音楽塾オーケストラが重厚な演奏が1400人の観客を魅了した。時代設定を1850年代から1960年代に変え、近代的な衣装や小物も目を引いた。指揮は当初OMF首席客演指揮者の
沖澤のどかさんの予定だったが村上さんに変更された。8/26-8/27;中学生対象の教育プログラム「子どものためのオペラ」の演目を一般にも公開された。
空港を身近に感じてもらおうと松本空港管理事務所が開いたもので、親子連れなど15人が参加。参加者たちは空港概要の説明を受け、空港運用開始前の時間帯を利用して、専用の車両で滑走路上に出ると路上にひびが入っていないかなどを
目視で確認する滑走路点検作業などに挑戦。着陸した航空機を駐機場まで誘導する「マーシャラー」と呼ばれる人の仕事を疑似体験し、誘導手順を学んでいた。空港運用開始後には駐機場から航空機の離陸を見学、ふだんは見ることができない
光景を動画におさめるなどして楽しんでいた。
10:30;松本城の北西数100mの住宅街で最初に目撃され、その後はお城のすぐ北側の松本神社付近で目撃。14:40;お堀にかかる橋、15:10;本丸庭園で目撃された。松本城では観光客に注意を促す放送を流し、パトロールが行われた。
松本市職員らが捜索したが発見には至っていません。「見かけた場合はエサを与えたり近寄ったりはせず、連絡してほしい」と。
1)上高地;
お盆(8/11-8/16)の人出は6万8552人、2023年同時期比で30.4%増、2019年同時期よりも27.9%増。増加の背景は、円安で松本に多くの外国人観光客が訪れたことや、日本を代表する山岳景勝地として広く知られていること、猛暑で避暑地に向かう
観光客が増えたことなど。「自然公園財団上高地支部」は、特に増加しているのは外国人観光客。2019年の窓口を訪れた外国人は6899人、2023年は8523人と23.5%増。2024年は更に2-3割外国人が増えている印象という。
「雄大な山の景色や水の美しさに感動する人が多く、SNSが大きな誘客の要因になっている」と。環境省は外国人観光客とスムーズに意思疎通を図るため、8/23〜;窓口で多言語翻訳・同時通訳システムを導入する。
今後の課題として、松本市は「上高地だけでなく、白骨温泉や乗鞍高原など周辺の魅力的な観光地にも滞在してもらえるよう、インフラ整備や情報発信に力を入れたい」と。
2)「国宝・松本城」;
お盆(8/11-8/16)の人出は2万9930人、2023年同時期比で7.9%、2019年同時期比で1.4%増。このうち外国人観光客は2221人と2019年よりも13.5%増。円安による外国人観光客の増加などが背景にあり、日本の城郭の中でも松本城は首都圏から
近いことなどが人気の理由という。
お盆休み中(8/11-8/16)に6229人が利用、黒門近くの券売所での待ち時間は最大60分〜5分と大幅に短縮。天守入場の待ち人数は最大約1000人〜約600人に減少した。電子チケットは7/末に導入、個人を対象に「日時指定」と「日時指定なし」の
2種類を販売。お盆休みの利用率は日平均22%、「日時指定あり」は連日ほぼ完売。日時指定をすると天守に登るための待ち時間がなくなる。その一方で「日時指定なし」と従来の紙チケット観覧者の待ち時間は20分ほど増加した。ただ、券売所での
待ち時間が短くなったため、トータルで40分ほど短くなった。臥雲義尚市長は「当初見込んだ効果が得られた」と。
電子チケットは松本城HPや国内外のオンライン旅行サイトから購入できる。登録したメールアドレスに送られたQRコードを、券売所の読取機にかざして入場する。外国人観光客の利用率は1.8%と低い。松本城管理課は「将来的に紙チケットの廃止を
視野に入れ、紙チケットより観覧料が安くするよう料金区分を設定し、電子チケットへの誘導を図っていきたい」と。なお、国宝旧開智学校校舎の11月再開館に合わせて共通券も導入する。
9月定例市議会で条例改正案を提出予定で、改定額は近く明らかになる。堀浄化対策や天守耐震対策、松本城南・西外堀復元など2024年度からの「松本城整備5事業」の財源を確保するために価格を改定する。5事業では36億円以上の市財源が必要。
「36億円÷72万人(2023年観覧者数)÷10年間」で、大人1人\500の上乗せが必要。\500円上乗で入場料は\1200、市松本城管理課は「他城の観覧料も参考にする」と。国宝城では「姫路城」は2026年4月までに値上げ(現在\1000)、彦根城は2024年10月に
\1000(現在\800)。また、大阪城は2025年春に\1200(現在\600)の予定。
1)松本「上高地」は連日盛況、市アルプスリゾート整備本部は「2023年のお盆の入込みの5.2万人を上回るだろう」と。上高地旅館組合は「特に外国人観光客が増え、新型コロナ禍前の入り込みまで回復した」と。
2)「国宝・松本城」の入場者数(8/11-8/16)は2万9930人(前年同期比7.9%増)、コロナ禍前の2029年同期比でも1.4%上回った。外国人観光客の入場は2221人、2023年同期より5.8%増。「電子チケットを導入したことで、入場者の待ち時間は
大幅に減少した」と松本城管理課。
3)「国営アルプスあづみの公園」の来園者数は、堀金・穂高地区は1万4600人、大町・松川地区は1万7500人。
「県外の人が多く、南海トラフ地震臨時情報で外出を控えている印象はなかった」と。
4)松本「美鈴湖もりの国AC」は連日全60サイトはほぼ満杯、「台風をやり過ごして1泊増した客もいた」と。
1)松本「国宝・松本城」;
松本城の2023年度外国人観光客16万1884人と過去最多を記録。過去最多の2019度より2万人多い。GW中は朝から大勢の観光客が訪れ長い列ができ、天守入場待ちは約80分。GW(2024.4/27-5/6)中の松本城は4万4500人が来場。2023年より約5000人増。
GW中に松本城を訪れた外国観光客は2023年の1.5倍で過去最多。1日平均411人で過去10年で最多となった。
2)長野「国宝・善光寺」;
GW(2024.4/29-5/6)は26万8900人。2023年は29万人、2018年は30万人。2024年はGW中に平日が多く訪れる人が減ったとみられる。円安が追い風となり、2023年の県内の外国人延べ宿泊者は前年の7.8倍。過去最高の2019年の9割まで回復した。
地域別には台湾・香港・オーストラリア・タイ・中国・シンガポールなど東南アジアの国が目立つ。
アルピコタクシーは松本の英会話学校で乗務員に英語レッスンを行っている。
アルピコタクシーは訪日客の対応を強化しようと、2024年から英語の基本的な対応が可能なドライバーを養成する「信州インバウンドおもてなしドライバー」を開始した。英会話学校と協力し、タクシー業務に特化した表現を学ぶ。
計12時間のレッスンで、外国人講師による最終試験に合格すると「おもなしドライバー」に認定され、外国人の貸切りツアーなどに乗務する。レッスンでは、おもてなしの心が伝わる丁寧な言い回しや対応を学ぶ。
アルピコタクシーは他社と差別化できる付加価値として、売上げに繋げたいと。
松本で開かれているOMFを歓迎するパレードが華やかに行われた。松本城に向けてパレードをしたのは、松本市内外の小中学校、一般の吹奏楽クラブなど44団体の約1500人。はつらつとした演奏を披露し、Mウイング前〜松本城まで約1kmの道のりを
行進した。その後、松本城では合同演奏会が開かれ、チェンバロ奏者などとしても活躍する根本卓也さんが指揮した。「星条旗よ永遠なれ」と長野県歌「信濃の国」の2曲を演奏。OMFは9/4まで行われます。
9:00;松本市街地・松本城公園でパレード、10:30;国宝松本城二の丸御殿跡で合同演奏会。8/18;8:30-11:00;交通規制あり。
(問)OMFフェスティバル実行委員会 TEL 0263-39-0001
松本「国宝・松本城」など、国宝で現存する天守の犬山城、松江城、彦根城、姫路城で初めて同じ日に取り組んだ。5城の作業をWeb中継もあった。8/17;7:30;松本城では市民ら約160人が参加。グループに分かれ、城内の大天守と月見櫓の床を磨いた。
クルミの実を布で包んだ「たんぽ」や雑巾でつやが出るまで磨いていた。一斉床磨きは、国宝の城を共に大事にしていく気運を高めようと企画。「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会の会長を務める臥雲義尚松本市長は「国宝五城が一丸となり、
街を元気にしていこう」と。
松本和田の「JA松本ハイランドすいか村」には採れたてのスイカがずらりと並んでいます。2024年で24回目となる「すいか村」。2024年は2軒の生産者とJA松本ハイランドがテントで販売。初日(7/10)は9:00オープン前からお客が列をつくった。
波田のスイカは糖度が高くシャリっとした食感が特徴で、生産者から直接購入できるとあって人気。生産者は「音はパンパンって通るような音がいいと思います。大きくて、日が当たって縞模様がしっかり出ているスイカがおいしい」と。
(9:00-15:00,完売で営業終了,7/16,7/22,7/29,8/5;定休)
8/14;夕方、松本西側では真っ黒い積乱雲に覆われ、激しい雷雨に見舞われた。8/14;18:40までに松本今井で1時間に101mmの観測史上最大の雨が降った。気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表。
8/14;17;31;安曇野に大雨洪水警報、8/14;18:10;松本に大雨洪水警報、8/14;22:12;松本に出していた大雨洪水警報は注意報に切り替わった。
1)松本空港のアンダーパスでは車4台が水没、取り残された車にいた人は消防によって無事救助された。
2)JR中央西線は塩尻-木曽福島間で17:30〜2H、JR中央東線は塩尻-茅野間で19:00〜40M運転見合わせた。篠ノ井線も大雨の影響で塩尻-松本駅間で運転を見合わせた。
3)空の便はFDA松本-神戸を結ぶ便が2便欠航した。
8/14;17:00-23:00の雨量は松本今井101mm,池田陸郷49mm,大町高瀬入48mm,穂高有明35mm,豊科33mm,青木湖23mm,上高地22mm,穂高中房17mm,松本15mm,穂高12mm,大町6mm,白馬猿倉0mm,白馬0mm,小谷0mm。
8/12;9:00;天守入場には50分の待ち時間だったが徐々に増えた。松本市では時間指定で待たずに入場できる電子チケットを導入したが、それでも入場待ちの時間は最大100分まで伸びた。松本城管理課によれば、入場者数は2023年同時期の3連休より
やや増えているという。
1993年冷夏で不作だった1994年の「平成のコメ騒動」以来。2024年夏は売場にお米がない。また、米の販売価格は5〜6割増と価格上昇。農水省によれば、2024.5月民間の米在庫は145万tと前年同期から40万t減少、品薄感が強まった。
2024.6/末民間の米在庫は156tで前年より41万t減少し、統計開始の1999年以降で最少となった。一方、2024.6月までの年間米需要は702万tと前年より11万t増、10年ぶりに増加した。例年8月は1年の中で最もコメの在庫が最少となる時期。
米不足の要因は2023年猛暑による不作が一番大きい。南海トラフ地震臨時情報発表で、指定地域では地震への備えで米不足の拍車をかけた。訪日外国人増加による外食需要拡大とも言われるが消費量は全体の数%のみ。
米の消費量は年間1人あたり、1962年118kgをピークに年々減少、2022年は50kgと半分になり、米離れが進んでいる。「減反政策」は廃止されたが、米の生産量目安は提示され、転作農家には補助金を出して、米の生産量を絞り、
米の作付面積は減少傾向が続いている。これが大きな要因。2024年も連日の猛暑で稲の生育に影響が出ている。例年8/上は田んぼで稲穂が出る「出穂」の時期だが、2024年は猛暑で稲の生長が早く、7/末には出穂し、2週間ほど早いという。
登熟期に高温が続くと米が白く濁る「白未熟粒」や米粒が割れる「胴割」が発生し、米の品質が低下につながる。新米が早く流通すれば「令和のコメ騒動」も秋口には落ち着きそう。
夏の個人種目で県内出身の選手が金メダルを獲得するのは初めて。出口クリスタ選手は「塩尻で育った人間として、ここで育って大きくなれたことを誇りに思います。ここでの生活がなかったら多分、今回の金メダルはなかったと思ってます。
本当に感謝しています」。塩尻市百瀬市長は功績を称え、「名誉市民」の称号を贈る考えを示した。塩尻の道場で3歳から柔道を始め、松商学園高、山梨学院大出。2017年父親の母国であるカナダ国籍を取得、カナダ代表に。沿道には多くの
市民が駆け付け、金メダル獲得を祝福した。
軒先に飾る松本の伝統を知ってもらおうと毎年企画。月遅れの七夕に合わせて、松本「七夕人形」を主屋の縁側に吊るし、中門を開放。坪庭から縁側の「七夕人形」を楽しむ。
※松本の七夕人形は江戸時代から松本城下で300年余り続く伝統行事。五色の短冊を付けた笹飾りだけではなく、織姫と彦星の七夕人形も飾ります。風通しの良い縁側の軒下に七夕人形を吊るして子供の健やかな成長を願い、無病息災と家内安全を
祈ります。風で厄を吹き払ってもらう厄祓いの意味もあるという。織姫様が天の川を渡るとき着物の裾が濡れないように応援する、足の長いカーターリ(川渡り)人形と呼ばれる奴も飾ります。松本市内の人形店や博物館、お土産屋などでは、
七夕人形や松本手鞠、松本押絵雛、松本姉様人形などの伝統的な工芸品を展示・販売しています。
七夕には七夕まんじゅうやほうとう、おやき。収穫した夏野菜(キュウリ・ナス・トマト・スイカなど)などを供えて、いただきます。野菜や果実を切ると水分が流れ、災いを流してくれるという願いもあるという。
(9:00-17:00,\310/大人,中学生以下無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070
中信では鉄道や空の便が混雑、JR松本駅や松本空港では家族や友人と再会を喜ぶ人たちの笑顔が広がった。南海トラフ地震臨時情報の発表を受け、JR東日本は一部区間で列車の速度を落として運行。松本駅では新宿や名古屋からの特急列車が
到着するたび、大きな旅行バッグを持った人たちでにぎわった。中央東線大月ー茅野駅間などで列車を減速。中央東線特急列車のお盆期間の予約率は前年比120%、上りのピークは8/14を見込む。FDAの予約率は8/10がピーク、松本空港発着4路線の
合計で96%。8/10;日本道路交通情報センタによると、県内の長野道、中央道は目立った渋滞がなかった。Uターンのピークは8/12を見込む。
10校の約200人が出場、音楽に合わせて巨大な紙に筆で作品を書く書道パフォーマンスを披露した。「書道パフォーマンス甲子園」の松本蟻ヶ崎高書道部の出身者10人でつくる「Dream蟻」も出演し、力強い筆さばきで「百花繚乱」を仕上げた。
約3000発の色とりどりの打上げ花火が真夏の夜空を彩った。2024年初めて花火の打上げ場所上流の河川敷に「自由観覧エリア」が設けられた。家族連れなどがシートに座ってゆったりと花火を楽しんでいた。
松本「すすき川」河川敷の筑摩橋〜見晴橋間、北側河川敷で花火打上げ。(約3000発,荒天時中止)
19:10;オープニング,19:20-20:05;花火打上げ。プログラムは富士電機,中日新聞,信毎,市民タイムス,イオン,アルピコ,キッセイ,筑摩神社,相澤病院など多数。
18:20-20:45;筑摩橋・見晴橋は車両歩行通行禁止。すすき川堤防道路・河川敷では立入禁止エリアあり、小松橋手前の河川敷で自由観覧可。18:10-21:20;周辺で交通規制。
花火大会専用Pはなし。YouTube配信あり(松本大・松商学園)
SKOが結成され40年、初回のサイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF,現OMF)のオペラやオーケストラコンサートの公演を中心に小澤征爾さんの指揮の姿など熱気あふれる様子、SKOの歩みが分かる写真65点、SKOのCDジャケット46点を展示。
SKOは桐朋学園創立者の齋藤秀雄氏の没後10年の1984年、齋藤の弟子だったOMF総監督・小澤征爾さんの発案で教え子の音楽家が集い、コンサートを開いたのが始まり。1992年に本拠地が松本となり、SKO・OMFが毎夏に開催。
8/1-8/4;同館3F展示室前ロビーと南ロールスクリーンにて展示。(入場無料,火曜休館)
■8/8;気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」の巨大地震注意を発表、地震への注意を呼びかけています。
県内では震度6弱以上の激しい揺れが想定される「防災対策推進地域」は南信の下伊那・上伊那・諏訪地域、佐久・木曽地域の34市町村が指定。岡谷市、諏訪市、茅野市、伊那市、駒ヶ根市、飯田市など。
強い揺れと大きな津波により、最悪の場合、全国で32万人以上の死者が出ると想定。県内も震度6弱以上の揺れが想定され、陸側で地震が発生した場合、死者130人-180人、全壊・焼失建物数は約2200棟-2300棟に上ると
されています。
能の「経政」・「紅葉狩」(宝生流)、狂言の「呼声」(観世流)が上演され、野外舞台で天守を背景に幽玄の世界が繰り広げられた。日没後にかがり火がともされ、舞台に鼓や笛の音色が響く中、能楽師が舞を始めた。このうち「紅葉狩」は、信州戸隠山に鹿狩りに
出掛けた平維茂が美女たちに出会うことで物語が始まる。美女の正体は戸隠山の鬼女で、維茂が鬼女と戦い、切り伏せて去っていくまでの所作が力強い舞で披露された。能は観世流と宝生流が毎年交代で演じており、今年は宝生流が担った。
狂言は大蔵流が毎年演じている。松本市などでつくる城下町松本フェスタ組織委員会が主催。
赤やピンク色の愛らしい花が入浴者の目を楽しませている。枇杷の湯は江戸初期から松本城主が利用した「御殿の湯」として知られる。サルスベリは玄関前や御殿湯跡前、大浴場南、中庭に立っており、樹齢は若い木で120年以上、
古い木だと250年以上と推定。2024年はここ数年で花の付きが一番いいという。8/末まで花は見られそう。
松本大の西側にある60aの畑では約13万本が見頃を迎えています。10年前から松本大の学生とJAが連携して始めた畑で、今では地域有数のヒマワリの名所。訪れた人たちは、畑の中を散策したり写真を撮るなどして楽しんでいます。
R158を通る観光客や市民が立ち寄り、一面黄色に染まった60aの畑で写真撮影や散策を楽しんでいる。同大総合経営学部とJAA松本ハイランド青年部新村支部が連携して2010年頃に始めた「新村ひまわりプロジェクト」。
松本・安曇野・大北の七夕は月遅れの旧暦(8/7)で行います。江戸から伝わる地域の伝統行事で、子どもたちの健やかな成長を願い「七夕人形」を飾ります。学芸員の七夕部会は観光客らに松本の伝統行事について教えながら、
折り紙を使ったミニサイズの七夕人形作りを指導した。同会は「観光客や移住者は興味深く耳を傾けてくれる。松本の伝統を大勢の人に知ってもらいたい」と。
七夕には収穫した夏野菜のナス、きゅうり、オクラ、ズッキーニ、枝豆などと、七夕まんじゅう(安曇野)・七夕おやき(大北)・七夕ほうとう(松本)をお供えして。
大きな七夕飾りに七夕人形や短冊などを飾る体験や、本郷地区の農家の野菜、松本波田の下原集落の「下原スイカ」や瓜、とうもろこしなど夏野菜、桃・ブルーベリーなどの果物、漬物や惣菜など手作り品も販売。
8/11-8/12;16:00-21:00;「わいわい夏まつり」。19:30〜;歌・ダンスなどのステージイベント。射的、ヨーヨー釣り、わたあめ、クレープ、やきそばなど縁日も。8/12;火焔太鼓。
会場では山賊焼、ビールやワインなども販売。塩尻では2012年からの恒例イベント、例年、4日間で3000人が訪れます。2024年で10回目。「山賊焼」を食べて暑さを吹き飛ばそうと、今回は名称を「山賊焼きサミット」に変えた。
山賊焼はニンニクを効かせたタレに漬け込んだ鶏肉に片栗粉をまぶして豪快に揚げた料理。松本では「鶏を揚げる」ということから「鶏、揚げる」→「取り上げる」という語呂合わせから「山賊焼」という名前になったという。
長野では中央通り・昭和通りで恒例の夏祭り「第54回長野びんずる」、松本では松本の夏を彩る「第50回夏まつり松本ぼんぼん」、穂高では「穂高会館」にて「第41回穂高納涼祭」(穂高音頭,HOTAKAサンバで納涼盆踊り)。
大町では中央通りで「第46回大町やまびこまつり」(やまびこ音頭,やまびこサンバ)、松川村ではイベントストリートで「第42回松川ふるさと祭り」(正調安曇節・信濃松川ふるさと音頭)が開かれた。
1)「長野びんずる」では112連・約5500人が参加。参加者は2023年の1.4倍。しゃもじを打ち鳴らしたり「ソーレ」とかけ声で元気に踊っていた。できるだけ大勢の人と祭りを盛り上げたいと、飛び入り参加を認めた。
スローガンは「躍らされるな、自らが踊れ」。真夏の門前町が熱気に包まれた。
2)「松本ぼんぼん」は1975年に始まりで2024年で50回目、観客の飛び入り参加も行われた。128連・約7000人が参加してサンバ調の音楽に合わせて踊り、街を熱気で包んだ。新型コロナ禍で参加を見合わせていた団体が戻り、企業や小学校などの連は
2023年よりも増加。2023年の1.2倍。松本城南に面した大通りが初めてコースに加えられ、お城の間近で踊ることができるようになった。また、コンテストの審査終了後には飛び入り参加が解禁され、沿道の観光客らも連に交じって踊りを楽しんでいた。
2025年に閉店する「松本パルコ」は、松本の街に40年間の感謝の気持ちを伝えたいと22年ぶりに参加、約70人が揃いのTシャツを着て、笑顔で街を盛り上げた。コンテストは一般と子供に分けて審査を行い、一般連はアザレ、子供連は開智サッカー
スポーツ少年団が最優秀賞に輝いた。松本商店街連盟は「50回の伝統を引き継ぎつつ、時代に合ったぼんぼんにすることで歴史を重ねていきたい」と。
3)「大町やまびこ祭り」ではおまぴょんがステージでお踊りスタート。お揃いの法被やTシャツで33連約1200人がやまびこサンバを踊った。通りにはたくさんの出店が出て賑わった。2024年はトローリーバス(トラックの荷台に)の展示もあった。
4)「穂高」では穂高音頭でわっしょいと、出店も出て賑わった。
5)「松川村」では「松川ふるさと祭り」がJR信濃松川駅前のイベント広場・イベントストリートで開かれた。ゆかた姿などに身を包み、踊りの輪。出店やステージイベントなどで夏の夜を楽しんだ。
参加連は128連、2023年より14連増。コースは1周3km、500m延長した。50回記念の特別企画として松本城を背景に踊る箇所を初めて設け、外堀大通りの一部をコースに加えた。コースは2023年同様に本町、大名町、伊勢町、西堀がメイン。
松本城を背景に踊る箇所は、大名町通りから外堀大通りを西に進み、途中で折り返して大名町に戻る。最後の踊りで観客の飛び入り参加を受入れるのは84連、「一緒に踊ろう!」と書かれたTシャツを連のメンバーが着る。
17:00-19:50;コース周辺では交通規制。車両は16:50〜進入禁止。踊りは17:30-19:18、計6回。
1975年に始まった松本を代表する夏まつり「松本ぼんぼん」は2024年で50回目。「アルプスの里、歴史を偲ぶ城下町に響かせよう松本ぼんぼんの歌と踊りを」をテーマに、城下町松本が1年で一番熱く燃え上がる夜。
2024年の踊りは17:30-19:18。2023年(17:30-19:30)は114連、5700人参加。2022年は50連、コロナ渦で5000人定員で2150人参加。2019年以前(17:30-21:00)は200連、踊り手は2万人、見物客は20万人。2010年には過去最多312連、約2.7万人が踊りに参加。
参加連申込は2024.6/24まで。市内は歩行者天国で交通規制あり(16:50-19:50)
8/上〜お盆前にかけて、城下町では女の子の「ぼんぼん」と男の子の「青山様」が行われます。
※ぼんぼんは江戸から続く女の子のお祭りで「先祖の霊を鎮める行事」と云われ、浴衣を着てほおずき提灯を持ち、ポックリ下駄を履いて、ぼんぼんの歌を歌いながら町を練り歩く。青山様は江戸から続く男の子のお祭りで「先祖の霊を迎える行事」と
云われ、「青山神社」という小さな幟を立てた神輿をかつぎ、町内を歩きまわります。
(問)松本ぼんぼん実行委員会事務局(松本商工会議所内) TEL 0263-32-5345
8/4;10:00-12:00;市民学芸員による「七夕人形づくり」講座。折紙を使った七夕人形で織姫・彦星・カータリを作る。(無料)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133
SK松本合唱団、SK松本ジュニア合唱団の総勢116人が参加し、松本の街中に美しい歌声が響き渡った。30年以上にわたってフェスの総監督を務めてきた世界的指揮者の小澤征爾さんが2月に亡くなったことを受け、合唱団のメンバーは感謝の思いを
胸にモーツァルト作曲の宗教歌「アヴェ・ヴェルム・コルプス」などを歌った。続いて子どもたちの合唱団は「手のひらを太陽に」などを元気に披露した。最後は観客も一緒になって、小澤さんがフェスティバルでたびたび演奏していた「ふるさと」を歌い、
伸びやかな歌声を街の中に響かせていた。これまで「松本城公園」で開いたが、猛暑対策(休憩・日影がある場所)や街中で歌を響かせる狙いで会場を変更した。SK松本合唱団の指揮者は「感謝の気持ちをたくさん込めて歌う」。「小澤さんが松本にまいてくれた
たくさんの音楽の種をこれからも育てていきたい」と。
市民らでつくる「SK松本合唱団」と小中高生の「SK松本ジュニア合唱団」が、2024年2月に亡くなった小澤征爾総監督への感謝を歌声に乗せて届ける。例年「松本城公園」で「お城deハーモニー」を開催してきたが、猛暑のために場所を変更。
名称は松本の特徴を表す「楽都」とした。SK松本合唱団は毎年団員を公募、オーディションで参加者を決める。2024年は「小さな空」など8曲を披露。モーツァルトの宗教曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」では、小澤さんの死を悼み、
祈りを込めて歌う。SK松本ジュニア合唱団は「栄冠は君に輝く」「手のひらを太陽に」など6曲を演奏する。雨天時は信毎MG屋内。(入場無料)
魚の剥製を手がける作家などでつくる実行委員会が主催。剥製を大勢の人に見てほしいと企画し3回目。海水魚、サメ類、淡水魚、古代魚、深海魚などの珍しい魚の剥製も。SNSで募集した魚の骨格標本なども展示。
(9:00-17:00;\1000/一般,\500/小学生,月曜休館) TEL 0263-78-5000
浴衣で街中を、城下町風情の盛り上げにつなげる「ゆかたキャンペーン2024」で、浴衣姿の6人が本丸庭園で写真撮影するサービスをした。涼しげな浴衣を着た職員が入口の黒門に並び来場者を出迎えた。一緒に写真撮影を求める外国人観光客が
絶え間なく訪れた。浴衣での接客は2021年から実施、職員は「外国人観光客の反応が良い。お城と浴衣の二つの日本文化を楽しんでもらいたい」と。松本城では8/10-8/18;浴衣、甚平など和服の入場者は入場無料に。2009年度から続く恒例の催しで、
2023年は期間中に64人が和服で訪れている。
7/20;県独自の「信州 山の日」制定10周年を記念し、「松本キッセイ文化ホール」にて県文化振興事業団主催の「信州 山フェスタ」が開催された。
登山好きで知られる市毛良枝さんを招いたトークショーが開かれた。第1部では市毛良枝さんと赤沼健至さんが登壇。市毛さんは「初めての登山が北アルプス三大急登の一つ燕岳だった」と。「稜線に出た時はスキップしそうなくらい楽しくなった」と。
燕山荘の赤沼健至さんは「初めて登って本当にいい山だなって山はね、初恋の山って言うんですよ」。会場には登山グッズの販売ブースもあり、多くの人で賑わった。「槍ヶ岳高精細4K常時中継システム」の槍ヶ岳の美しい映像DVD販売(TV松本)。
アルクマくんも登場。
女鳥羽川は三才山を源とし、松本市街地を流れ、田川、奈良井川、梓川と合流し、犀川に流れ込む約20kmの一級河川だが、実際は小さな川で澄んだ清き流れの川。1959年には台風で女鳥羽川が氾濫したこともある。女鳥羽川の下流から上流に
かけては女鳥羽橋、開智橋、中央大手橋、千歳橋、幸橋、中ノ橋、一ツ橋、大橋、鍛冶橋などがある。河川敷ではドラマの白線流しや映画オレンジなどのロケ地にもなった。
7/27;15:00-21:00;松本六九商店街と女鳥羽川の水辺の魅力を多くの人たちに伝えるため、女鳥羽川に面した市道を歩行者天国にして、飲食・物販ブースを置く。地元の六九商和会が主催。開智橋〜中央大手橋間の約60mを歩行者天国にして、
クラフトビール、かき氷、作家によるアクセサリーやキャンドルなど14店が並ぶ。イベント期間中には女鳥羽川沿いにある木製の欄干のカウンターに手すりを設置。階段から女鳥羽川の水辺に降りることができ、少し上流へ進むとかえるの
オブジェが建つ縄手通りに通じる。六九と縄手を行き来する人の流れをつくる狙い。女鳥羽川を生かす形でイベントとして、春には「六九工藝祭」、秋には「六九古本市」、今夏には本イベントを初企画した。信大の学生も参加。
町会内の小学生約50人が参加、男の子はみこしを持って、女の子は歌って町会内を練り歩いた。男の子は青い法被にねじり鉢巻きをし、女の子は浴衣や甚平を着て髪に花飾りを着けた。3基のみこしで3コースに分かれ、町会内の南側を回った。
女の子はちょうちんを手に、哀調を帯びたぼんぼんの歌を歌って進んだ。7/26;町会内の北側を練り歩く。
学問の神である「天神さま」(菅原道真公)を祀る「深志神社」。松本に夏の訪れを告げるお祭りが「深志神社」の「天神祭」。城下町松本は中心部に女鳥羽川が流れ、江戸時代には北には武家屋敷、南は町人、川南の南深志を守護した氏神さまが
「深志神社」。1613年小笠原氏が松本藩の大名として松本城に入部。松本城と城下町の守護神として勧請したのが深志神社の始まり。深志神社の天神祭は松本藩主の小笠原氏が1615年大坂の陣で戦勝して帰陣した際、舞台を神社に曳き入れ、
神輿を行ったのが起源とされる。
7/24;19:00;前夜祭、17:00-20:00;神楽殿にて詩吟、舞踊などの奉納。17:00;舞台の境内曳き入れ。7/24;11:00;本祭。14:00-17:00;神輿渡御・曳行。
深志神社の神輿は松本市重要文化財。真夏の炎天下で舞台16台が各町内を曳き回しされる。舞台は提灯や木彫、金彫などで飾った華やかな造りで、子供が乗った舞台は境内に引き込まれる。法被姿の氏子たちが舞台を曳き、境内に全舞台が並んぶ様子は圧巻。
前夜祭では多くの露店が出ます。松本駅から徒歩約15分。
(問)深志神社 TEL 0263-32-1214
初日の宵祭りでは16町会が市の重要有形民俗文化財指定の「舞台」を各町内で引き回して、神社境内に引き込んだ。境内には露天が立ち並び、夕方になると多くの家族連れや若者らが続々と訪れてにぎわった。舞台が境内に入ってくると、
石畳の上で方向転換するたびに引き手が力を合わせて木製の車輪がきしむ大きな音が響いた。7/25;11:00;神事、14:00;神輿の巡行、15:00;お囃子スクールの発表会、15:30;舞台が出発して各町会を引き回される。
■松本・安曇野・大北の夏祭り・花火大会2024
※気象条件などで開催中止やイベント内容等の変更がありえます。各主催者に確認願います。
<7/下>;
7/27;10:00-15:00;松川村「安曇野ひちろ公園」で「トットちゃんの夏祭り」
7/27;17:20-20:00;安曇野「豊科駅・R147」で「第45回あづみ野祭り」(35連約2400人)
7/27;14:00-20:30,7/28;10:00-15:00;大町「若一王子神社」で「例祭」(お天王さま,稚児行列,浦安の舞,剣道奉納,舞台曳き揃え,子ども流鏑馬、やぶさめ太鼓など)
7/27;15:00-21:00;池田町「池田町交流センターかえで」で「第40回池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」
7/27;17:30-20:40;松本「国宝松本城二の丸御殿跡」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」
・7/27;プロ;まといの会、松本)和太鼓響,松本アルプス太鼓,浅間温泉火焔太鼓,中山太鼓連,さんとこ,他)武蔵駒王,めじろ台,幸手和太鼓,七尾豊年,山口子ども太鼓
・7/28;プロ;まといの会、松本)国宝松本城古城太鼓,四賀鼓龍会虚空蔵太鼓,本郷若獅子太鼓,和太鼓鳴桜,他)御陣乗太鼓,宮崎福島高胡桃太鼓部,和太鼓御響,八丈太鼓はなみずき,相洋高和太鼓部
7/27;10:00/15:30;松本「大手門桝形跡広場」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」街中演奏
7/27;松本「梓川河川敷」で「水輪花火大会」は2024年中止。(花火;約6000発)。中部縦貫道・波田道路の橋脚・河川災害復旧工事等の理由で中止。
7/28;水輪花火大会にあわせて開かれる「梓川松香寮・梓水苑」の「梓川夏祭り」は中止。「波田扇子田運動公園」の「波田さいさい祭」は未定。
・梓川夏祭りでは波田のスイカ試食、ビンゴゲーム、和太鼓、踊りよさこい、梓川太鼓十八会などさいさい祭では特産のスイカ試食、スイカのランタン作り、ビンゴ、吹奏楽演奏などが行われていた。
<8/上>;
8/2;17:00-19:30;大町「中央通り」で「大町ゆかたまつり」(やまびこ祭り前夜祭)
8/3;15:00-20:30;大町「中央通り」で「第46回大町やまぴこまつり」(15:00-18:00;パフォーマンス,18:30-20:30;踊り;やまびこ音頭・やまびこサンバ;33連約1200人)
8/3;16:30-20:00;安曇野「穂高会館」で「穂高納涼祭」
8/3;17:00-19:40;松本「中心市街地」で「第50回松本ぼんぼん」(17:30-19:18;踊り,128連約7000人,17:00-19:50;歩行者天国・通行規制)
8/3;16:00-21:00;松川村「イベントストリート」で「第42回松川ふるさと祭り」
8/4;13:45-16:00;松本「あがたの森公園」で「第22回あがたの森夏まつり」(14:00;地元の子供たちによる青山様と松本ぼんぼん,出店)
8/8;16:00-20:30;松本「国宝・松本城」(二の丸御殿跡)で「薪能」(能「宝生流」による)
8/8;20:08-20:28;松本;白骨温泉で「白骨温泉花火大会」(花火約100発)
8/9;19:10-20:05;松本「すすき川河川敷」(薄川筑摩橋-見晴橋)で「すすき川花火大会」(19:10-20:05;花火;約3000発,18:10-21:20;交通規制)
8/上;安曇野「三郷文化公園」で「ふるさと夏祭り」(和太鼓、踊り、花火;約1000発)(2024年は未定)
<8/中>;お盆;
8/11;16:00;安曇野「三郷文化公園」にて「第39回ふるさと夏祭り」。20:00;花火打上げ
8/13;19:00-20:00;池田町・松川村合同;「高瀬川河川敷」(アルプス広場)で「第28回高瀬川納涼花火大会」(花火;約2000発)
8/13;15:00-21:00;白馬「白馬グリーンスポーツの森」で「第38回白馬の夏祭り」(15:00;出店,20:00-21:00;花火;約500発)
8/14;18:00-21:00;白馬「八方文化会館」で「第49回八方温泉夏祭り」(19:50頃;盆踊り,20:20-21:00頃;花火)(開催未定)
8/14;19:00-20:00;安曇野「明科犀川河川敷」(御宝田遊水池)で「第17回安曇野花火」(花火;約4000発)
8/14-8/15;19:00-21;00;松川村「JR信濃松川駅」前の「安曇節会館」駐車場にて 「正調安曇節保存会」の「大盆踊り会」
8/14-8/16;19:00-21:00;松本「松本城公園」で「第76回お城盆踊り」(松本城を背景に松本音頭や浅間節など)
8/15;18:00-21:00;白馬「白馬町夏祭り」(盆踊り,花火)(開催未定)
8/15;19:00-21:00;大町「木崎湖」で「第80回灯籠流しと花火大会」(19:00;湖上慰霊祭,19:00;灯篭流し,20:00-21:00;花火;約1000発)。仁科神社の雅楽の調べと湖に漂う盆供養の灯籠。轟音と迫力の花火。
8/15;20:00-21:00;安曇野「穂高霊社」で「みたままつり」(20:30;三ヶ日手筒花火奉納:戦没者追悼)
8/15;19:00-21;00;信州新町で「第72回納涼大会」犀川河川敷(花火;約4000発)、19:00;ろうかく湖で灯籠流し。
8/24;15:30-20:30;安曇野「明科龍門渕公園」で「第33回信州安曇野薪能」(16:30;子ども能楽,17:30;火入れ・17:30-20:30;開演)
(舞囃子「清経」,能「江口」,狂言「太刀奪」,能「鵜飼真如之月」)(\3000/一般前売,\3500/一般当日,\1000/大学生,\500/高校生以下)
8/中-9/中;松川村「すずむしの里」で「クリスタルシンフォニー」(有明山社・すずむし荘に灯篭)・ヒーリングナイトツアー、8/下;安曇野ちひろ公園で鈴虫採り
<9/上>;
9/7-9/8;大町「竈神社」で「例大祭」(9/7;19:00;前夜祭;西公園で奉納花火,20:00;花火,9/8;11:00;例大祭,浦安の舞・子ども奉納相撲)
7/24〜;多くの学校では夏休みに突入。県教育委員会によれば、7/23;公立小中学校では計177校が終業式が行われたという。
お城下町エリアの更なる賑わい創出を狙い、2008年閉館した上土シネマにレトロな雰囲気の博物館が開館。建物はそのままにして、館内を改装した。館内の古い映画ポスターは約7000点あるポスターから厳選したもので、昭和の名作が並ぶ
常設展示「レトロポスター展」。大正時代の服装を貸し出すコスプレ体験・フォトサービスなど。レトロポストカード等のグッズ販売、パズルラリーなど。フィルムの映写機やダイヤル式の黒電話などもある。上土商店街振興組合、
上土大正ロマンのまちづくり協議会などが運営。上土シネマ再生への機運を高め、大正のファサードの復元と建物修繕を目指し、上土シネマ再生の協賛金募集も始めた。(10:00-17:00,入館無料,コスプレ体験は\1000/30分)
上土町には大正〜昭和期に松本電気館や開明座、ニュー大映(ピカデリー)など多くの映画館があったハイカラな街で、今でもその面影が残り、大正ロマンの街として知られる。また松本大手は緑町と呼ばれ、緑町通りは昔懐かしい昭和期の路地や
街並み、周辺にはたくさんの映画館が立ち並んでいたという。石畳のちょっとレトロな街並みを散策してみては。
NPO法人日本トレッキング協会理事の俳優市毛良枝さんや北ア山小屋経営者らによるトークショーなどを通じ、山の魅力の再発見を目指す。
燕山荘の赤沼健至さんと市毛さんらがトークショー。プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんと槍ヶ岳山荘の穂苅大輔さんが語り合うトークショー。北アの最奥部、黒部源流の山小屋「三俣山荘」を巡るドキュメンタリー映像も上映。
第1部;トークショー1;市毛良枝さん、赤沼健至さん。ドキュメンタリー作品上映「黒部の山賊ともののけたち」−源流への道−
第2部;槍ヶ岳4K常時中継システム紹介、トークショー2;田中陽希さん、穂苅大輔さん。
ロビーでは山や登山に関するブース出展。(参加無料,要事前申込)
※信州山の日は2014年、山に感謝し山を守り育てながら生かしていく機運を醸成しようと県が独自に制定。
(問)松本キッセイ文化ホール TEL 0263-34-7100
信大名誉教授の中村浩志さんの助言を受けて、拍子木や音響機器の音でムクドリを追い払う。これまでは街路樹の枝葉を落とす対策をしていたが、街の緑を活用するグリーンインフラを推進するため、街路樹のせん定を最小限にとどめて対策を模索中。
あがたの森通りの松本駅前〜深志2交差点、花時計公園で実証実験が行われ、松本市と県の職員らが参加。高さ約7-10mのカツラの木がムクドリのねぐらになっていて、鳴き声による騒音や大量のふん害が問題となっている。日没に街路樹に戻ってきた
ムクドリに対し、参加者は拍子木をたたいて大きな音を出し、スピーカーで動物の鳴き声のような音を出して追い払った。音に驚いて逃げ出すムクドリが多い。県松本建設事務所は「追い払うには継続的に音を出す必要がある。枝葉を落とす以外の
対策として実現化できるか見極めたい」と。県は2021年4月に「信州まちなかグリーンインフラ推進計画」を策定、松本市は2023年3月に「松本まちなかグリーンインフラアクションプラン」で街中の緑を活用する方針を打ち出した。全ての枝葉を落とすと
街から緑がなくなる。グリーンインフラを実現するにはムクドリ対策は避けて通れない。松本市都市計画課は「県の協力を得て8月まで定期的に実証実験のモニタリングを続け、対策を考えたい」と。
「薄明光線」または「光芒」と呼ばれる気象現象で美しく神秘的なその様子から「天使の梯子」という呼び名がある。
GW,お盆など繁忙期には入場規制が行われ、天守入場に最大2-3Hの待ちが発生するが、事前チケット導入で待ち緩和が期待されている。電子チケットは本丸庭園と天守に入場でき、日時指定、指定なしを選択。枚数、在住地域、年代などを入力、
クレジット決済。7/29〜電子チケットで入場開始。日時指定の観覧券は3ヶ月先までの訪問日と入場時間を決めることで観覧券購入に並ぶ必要がない。天守まで専用ルートでスムーズに進むことができる。入場時間30分ごと各50枚の1日800枚まで。
日時指定なしの観覧券は枚数制限がなく購入後6ヶ月以内の入場で観覧できる。日時指定のキャンセルは入場前日まで。(\700/大人,\300/子供)
(問)国宝松本城電子チケット
繁忙期は天守入場に2時間近くかかることもあり、入場券を購入する列が黒門から埋橋まで約300mにわたって連なることもあった。入場券を買う待ち時間と、天守に入場する待ち時間が二重苦との声も。特に夏場は熱中症が懸念され、
解消策が求められていた。電子チケット化により、券売所で入場券を買う必要がなくなり、スムーズな入場が可能となる。個人が対象で、松本城HPや国内外のオンライン旅行会社のHPで、天守入場日時を指定、クレジットカードなどで決済。
登録したメールアドレスに送られたQRコードを、入場時に読み取り機にかざす。従来の紙チケットも利用可。市議会6月定例会に関連経費810万円を計上した補正予算案を提出、議決されれば、7/下をめどにオンライン販売開始。
松本城管理課は「解消された待ち時間を有効活用し、観光客の回遊性を高める効果を期待したい」と。7/下〜;「松本市立博物館」でも入場券の電子チケットを導入予定。
会場では2公演が行われた。歌舞伎舞踊の名作「正札附根元草摺」「流星」と、新作歌舞伎の「福叶神恋噺」が上演。計1400人が3年ぶりの歌舞伎を楽しんだ。
7/13;12:00/16:00,7/14-7/15;12:00;開演。当日券を若干枚数発売。
「まつもと市民芸術館」(主ホール)で計6公演を行う。開催は3年ぶり8回目。演目は伝統的な歌舞伎舞踊の「正札附根元草摺」と「流星」、上方落語の「貧乏神」を題材とした新作歌舞伎「福叶神恋噺」。
雨上がりには子供連れの家族が大勢訪れ、ヨシに付けた五色ののぼりを奉納した。のぼりには「奉納 八坂大神 年齢 氏名」をしたためている。八坂様は京都八坂神社、愛知津島神社が有名で、深志神社に祀られている八坂様は津島神社の
御分霊。1700年頃、松本で疫病が流行し、疫病除けの神様として信仰を集めていた津島神社から御分霊を頂き、祀られたのが八坂祭の始まりという。江戸時代から子供たちの成長を見守る神様として広く信仰されるようになった。
深志神社によると、のぼりの奉納は松本市街地特有の風習という。ヨシは水辺のイネ科の植物で、生命力の強さに邪気を払う力があると考えられており、神社の屋根葺き、破魔矢などに利用されている。
信州スカイパークでラベンダーフェスティバル開催。ラベンダーの摘み取り(無料)。ラベンダーWSではリース(\800),バスケット(\400),スティック作り(\300)
駐車場はスカイパークP2号。
天守入場の待ちは最大50分。混雑対策で5分毎に1回約30人が入場した。熱中症予防対策で設けられたテントで休む家族連れの姿も。7/13;松本城入場者数は3908人、2023年連休初日(3823人)を上回った。松本城管理課は「連休中日(7/14)は
かなり混むので、天守入場前に飲料を買ったり、トイレを済ませたりして並んでほしい」と。
ホテルのディスコ会場・宴会場だった地下スペースに醸造所を開設、クラフトビールを醸造。黄金色に輝くビールで飲みやすい。バナナを思わせるフルーティな香り。名前は松本を象徴する「三ガク都」に由来、山岳や音楽、学問の
3つのシーンでも楽しめるようにとの思いを込めている。2024年5月に開設された醸造所「MATSUMOTO GAKU都 BREWING」。ビールの仕込みはタンクに麦芽を投入し、お湯と合わせ「麦汁」を作る。糖化が終わったらろ過してもろみと麦汁に分ける。
これが「一番搾り」の麦汁。「一番搾り」の麦汁と、もろみにもう一度お湯を加え、ろ過した「二番搾り」の麦汁を合わせ、1時間煮沸し、ホップを入れる。冷ましてから発酵タンクに移し、発酵母を入れて20日ほど発酵させたら完成するという。
5/末に3種類を仕込み、7/12〜;2種類の提供が始まった。苦みがあるビール「学都 WEIZEN」(\1200/300ml)、グレープフルーツが強くフルーティーなビール「楽都 IPA」(\1500/300ml)
7/19〜;すっきりしたのどごしの「岳都 LAGER」も提供。アルピコHDは「松本の文化、松本のおいしい水、空気を感じていただいて、信州松本に来る楽しみの一つとしてこのビールを目指していただければ」と。ビールはホテルや「デリシア」で販売予定。
演目は「正札附根元草摺」「流星」「福叶神恋噺」で全6公演。市民芸術館に大歌舞伎の開催を告げるのぼり旗や酒だるが飾られた。期間中は館内に「縁日横丁」を設け、だれでも買物や大道芸を楽しめる。当日券は若干あり。
YouTubeで動画を配信し子どもたちもに人気のピアニストが作詞・作曲、振付は市職員が考えた。その後、街頭でドライバーに安全運転を呼びかけた。〜7/10;県内では交通事故で25人死亡(2023年比で+8人)。「夏の交通安全やまびこ運動」は7/20まで。
高齢者の交通事故防止などを重点に慣れた道を運転する時でも安全確認を徹底することなどを呼び掛けています。
松本城の整備事業に向けて多額の財源確保が必要になることから全国的な入場料の値上げも踏まえて見直す。市松本城管理課は、お堀の浄化、天守の耐震工事といった整備事業の総事業費は74億円以上を見込む。国の補助金を除き、松本市は36億円以上が必要。
現在の観覧料は\700/大人,\300/小中生。大人料金を値上げ、小中学生は最小限の値上げにする。今後は金額を検討し、2024年度内に松本城管理条例改正案を市議会に提出する。また、「松本市美術館」や市内の「博物館分館」の観覧料も2025年4月に
見直す予定。博物館分館は原則無料、「旧開智学校」や「市時計博物館」、「松本民芸館」で徴収する方針。
松本城の天守の入場料は\700/大人,\300/子供。6/20;松本市臥雲市長は「2025年4月をめどに引き上げを検討する」と述べた。市長は「より快適に観覧していただける状況を作るので、そうしたことも土台として観覧料の値上げをしたい」と。
値上げの目的は待ち時間の短縮、快適な観覧環境を整えるための電子チケットの導入など。2023年度の松本城入場者数は89万人。GW中は外国人観光客数が過去最多を記録。外国人観光客を対象としたさらなる値上げについては
「外国人に対しての二重価格という考えも出ているが、松本に来ていただいて心地よい体験をしてもらいたいという点からするとマイナス」とし、「二重価格」は選択肢になく、料金は今後、市議会と協議していく。
江戸時代から伝わる神事。地元の小学生が威勢のいい掛け声を上げて堀米町会内を練り歩き、厄よけや五穀豊穣を願った。島立小と田川小の児童が参列して津島神社で神事を執り行い、町会内を巡る2.7kmを歩いた。長さ約8mの大幟や、
中幟、五色幟を担いだ。神社に戻ると幟を奉納し、境内の池の水で手を清めてみそぎをした。五穀豊穣や疫病退散、厄よけを祈った。2023年からコロナ禍が落ち着き通常開催に戻した。見物客のマナー悪化や価値観の変化から2023年から参加する小学生男児は本来のふんどし姿ではなく、
着衣で祭りに臨んでいる。町会は「子供が元気に参加してよかった。環境の変化に合わせながら伝統を存続したい」と。
労働災害防止を推進する「全国安全週間」(7/1-7/7)に合わせ、松本労働基準監督署と松本労働基準協会が企画。観光客らが緑色に染まった天守に見入った。
緑色は安全・衛生のシンボルカラーで、「緑色に深く染まるお城を見て、災害ゼロへの思いも深めてほしい」と。
7/5;梅雨の晴れ間となり、参拝者は紫や青の鮮やかな色合いを楽しんでいます。紫陽花は7/中まで見頃。先代住職が50年前に植えたのが始まりとされ、境内に80種、1300株が咲いています。今季は新たな散策路を整え、より花に
親しめるようになった。西には北アや松本平を一望できます。住職は「花は小ぶりだがいい色が出ている。アジサイと眺望を楽しんでほしい」と。
鐘楼や観音堂がある境内に約80種、1300株。青、白、赤紫など鮮やかな花が咲き誇っている。北アや松本平を望む高台にあり、アジサイを植えて約50年、「あじさい寺」として知られています。
県内60のワイナリーが醸造する約140種類のワインが味わえる。「日本アルプスワインバレー」(12)、「桔梗ヶ原ワインバレー」(13)、「千曲川ワインバレー」(24)、「八ヶ岳西麓ワインバレー」(3)、天竜川ワインバレー(5)
2024.3月には「桔梗ヶ原・松本ワインバレー特区」に認定。これまでは松本市/塩尻市のワイン製造事業者は双方のぶどう等を使用できなかったが特区認定で使用可能に。
ワインや飲食店のテントブースが立ち並び、キッチンカーも多数出店。ワインブースでは赤と白ワインを重めや軽めに分類して提供、料理と共に味わうことができます。
(入場無料,ワイングラスデポジット制(\1000),各種ワイン(有料),飲食代別)
※信州ワインサミット取扱ワイナリー
会員や駅員が織り姫とひこ星をかたどった丈30cmの七夕人形約50組を飾り付けた。色鮮やかな和紙で作られた人形が風に吹かれて一斉に揺れると、駅構内は華やかな雰囲気になった。12年前から続く取り組みで、「まつもと市民芸術館」や
「馬場家住宅」、「四賀化石館」などの公共施設に飾り付けている。会は「七夕人形はひらひらと風に揺られることでけがれを払うといわれている。風習を伝えていきたい」と。
テレビ松本ケーブルビジョンは名峰「槍ヶ岳」(標高3180m)直下に建つ「槍ヶ岳山荘」に無人4Kカメラを設置し山の様子を24H365日ライブ中継できる「槍ヶ岳高精細4K常時中継システム」を開発した。4K映像をリアルタイムで伝送でき、
リモートで操作可・パノラマ映像が撮影可。厳冬期の白銀の槍ヶ岳、槍ヶ岳の1日、周囲の山などをDVDに収録。映像に流れる音楽は東京フィルハーモニー交響楽団。同社創立50周年記念作品。(\2200/税別,送料\770)
(問)松本市里山辺・テレビ松本ケーブルビジョン TEL 0263-35-1008
初日は生産者14軒が松本波田の共選所に約3500玉を運び込んだ。出荷は9/中まで82万ケース(1ケース2玉)を予定、7/10〜;JAあぐり資材センター和田で恒例の「すいか村」をOPEN。共選所ではスイカを積んだトラックが到着、手際よく荷降ろしが
進められた。スイカの糖度は出荷基準の11度を上回12.5度。4/上の定植以降、低温の影響が心配されたものの、6月の好天で生育が進み、出荷は例年より2日早い。近年はカット販売の需要が増しており、果肉色や硬さも重視しながら栽培。
JAすいか部会は「出来は上々、糖度もシャリ感も申し分ない。ハイランドのスイカで暑い夏を元気に乗り切ってもらえれば」と。地元のスーパーや直売所で販売、関東・関西・中京を中心に出荷。
路線価は主な道路に面した土地の評価額で相続税や贈与税の基準となります。調査は2024.1/1。調査標準地(5104地点)の平均変動率は前年比で長野県0.4%上昇(全国2.3%上昇)、1992年以来32年ぶりに上昇。
県内10税務署別の最高路線価は上昇4、横ばい4、下落2地点。県内の最高路線価は「長野駅前通り」で\28.5万円/1u(前年比1.8%上昇)、1989年以来36年連続トップ。2位は「旧軽井沢銀座通り」で\26万円/1u(同6.1%上昇)。
松本の最高路線価は松本深志の松本駅前「しらかば大通り」で\20.5万円/1u(同2.5%上昇)。上昇は1992年以来32年ぶり、新型コロナ禍から脱して観光客が戻り、不動産市場にも活気が戻ってきている。松本の主な6地点では上昇4、横ばい2、
下落はなし。不動産鑑定士は「松本と塩尻の市街化区域の土地は需要が供給を上回っている。新たな物件がなかなか出てこないため競争が働いて、価格がわずかに上振れしている。松本駅前周辺では高額取引もあり、投資も入っている。ただ、
マンション用地として使えるまとまった土地は飛ぶように売れるが、小さな土地は残ってしまう傾向があり、2極化が進んでいる」。松本村井「JR村井駅東側」は4.3万円/1uで前年比2.4%上昇。松本中央の「やまびこ道路イオンモール松本東側」も
上昇し、7.6万円/1uで前年比1.3%上昇した。松本深志の「井上百貨店北側」は13.5万円/1uで横ばい。
松本市(24万人);変動率(住宅地;+0.8%,商業地;+0.5%)
長野市(37万人);変動率(住宅地;+0.4%,商業地;+0.7%)
長野県(199万人);変動率;住宅地;+0.4%(上昇;101,横ばい;31,下落;78)、商業地;+0.0%(上昇;31,横ばい;25,下落;51)
松本市の商業地の平均変動率は+0.5%、前年より0.6P高く、2020年以来4年ぶりに上昇。新型コロナが5類に移行したことなどにより外国人観光客が戻ったこと、マンション業者による土地需要が根強くあることなどから、松本駅前では高額な取引も。
松本市の商業地18地点のうち上昇9地点、前年より4地点増加。上昇率が高いのは松本駅前(深志1)で1.3%、2023年より\3000/1u高い23.5万円。ほかにイオンモール松本近くも1.2%上昇、モールの開業翌年から7年連続上昇。不動産鑑定によると、
松本市の商業地には首都圏から全国型の資本が入って地元の不動産相場を大きく超える取引が出ている。全体的に改善基調で地価の回復が進んでいる。駅前はどのポイントも改善傾向。R19,R158などのロードサイドはもともと人気が高く上昇が拡大。
商業地は、安曇野市の平均変動率が+0.4%で2年連続上昇した。
氏子総代や参拝客が茅の輪をくぐり、暑い夏を健康に乗り越えられるように願った。松本「四柱神社」では参拝客約300人が参加。雨が降る中、境内に据えられた直径2.5mの茅の輪を宮司ら神職に続き、古歌を唱えながらくぐった。
松本「沙田神社」では拝殿に直径2mの茅の輪が置かれ、宮司に続いて氏子ら約40人が輪を3回くぐった。穂高神社でも夏越の大祓が行われた。
全長21.6km、標高差1270mのコースに全国から男女1400人が山岳レースに挑み、日頃から鍛えた脚力で心臓破りの激坂でタイムを競った。松本市野球場をスタートし、温泉街の坂道では浴衣姿の観光客や地元住民が頑張ってと拍手を送った。
チャンピオンクラスの選手38人は上り坂とは思えない速度で通過。2023年は路肩崩落で使えなかった林道美ヶ原線が復旧し、名物のコース序盤の激坂も復活。美ヶ原天狗の露路の美ヶ原自然保護センタ・うつくしテラスまで上る。
エントリー数は2023年よ235人多かった。実行委は「25回の記念大会を無事に開くことができた。2025年以降もたくさんの人に楽しんでもらえるように頑張りたい」と。
日本画、洋画、彫刻、工芸で、10代から90代まで幅広い年代の多彩な作品282点が展示。美術会員と一般公募の作品。自然の美しさを描いた大作や、抽象画などが来場者の目を楽しませている。
中信美術会は「今回からは入場無料にした。作品に込められた思いを想像し心ゆくまで楽しんで」と。
野菜やコメ、花などの農産物を集めた宣伝会は初めて。旅行客などが立ち寄って試食していた。
松本ではハウス栽培のブドウの出荷が始まった。JA松本ハイランドは「寒暖の差が大きく、夜涼しくて日中暑いという天候の中で非常に色も糖度ものりやすい」と。原油高や資材高騰で例年以上にコストがかかっているというが、
山辺特有の昼夜の寒暖差を生かし、粒が大きく甘みものったブドウに仕上がっている。
農家では冬の冷え込み対策として雪を解かすため暖房に灯油を使う。今冬は雪が多かったため、ハウスの暖房用燃料費がかさんだ。冬〜春に大きなハウス1棟では約1万Lの灯油を使うという。灯油価格は5年前\88円/1Lが、2024年は\116/1L円。
\28円値上がりしてハウス1棟分で28万円もコストが上がっています。生産者にとって厳しい状況が続いています。
松本里山辺の集荷所には、地元の2軒の農家がハウスで育てたデラウェア184kgが持ち込まれた。検査員が粒の大きさや糖度をチェックし、糖度は基準18度以上が、25度-26度もあり糖度が高い。2024年は3月の冷え込みや、燃料費の高騰が
重なったが、ぶどう農家はハウスの温度管理を徹底するなどして順調に生育。粒の大きさや色づき、房の揃いもよく、出荷されたぶどうは最高等級の評価を受けた。JA松本ハイランドは「他の産地と比べて昔から粒が大きい。常温より少し
冷たいくらいで食べたほうが美味しく味わえます」と。松本のブドウは、7/中にはハウス栽培の巨峰やシャインマスカット、8月以降は露地ものの出荷が始まります。同JAは2024年度、ブドウ全体で15.8億円の販売を予定。
デラウェアは5〜7月の作業が勝負といい協力を呼び掛けている。JA松本ハイランドの山辺果樹部会では、約300軒の農家がブドウを栽培。2023年も人手不足に悩んだが、2024年はさらに深刻。4/13;JAはバイト採用面接会を開いたが
ほぼ空振りだったという。139人の求人に対し応募者は56人、成約は41人のみ。5/中からは高品質の種なしブドウづくりに欠かせないジベレリン処理が本格化。満開期と満開後に2度行う作業で、未経験者でもできるが、一つ一つの花を
植物ホルモンの薬剤に浸けるため手間が掛かる。
1989年開設から35年、施設が老朽化し、近年は「競り」が減り、物流センタとしての役割が増していることから、2023年度から調査・検討に着手していた。老朽化した施設の建て替えについては、2027年度末までに結論を出す。
青果部と花き部は卸売市場機能を残し、水産物部は物流機能のみを残す方向。流通する市場経由率や市内生産者の出荷率の高さから市の重要な公共インフラと位置付け、公設を維持する方針を決めた。青果部と花き部は市場経由率と
出荷率が高いことから卸売市場(せり)機能を維持。一方、水産物部は物流機能のみにする。市場整備は、運営権を民間企業に売却するコンセッション方式や、リース方式の選択肢を基本に検討していく。
市は「当面、指定管理による運営とし、部門別に施設整備にかかる協議を始めたい」と。
通常17:00の常設展示室の開館時間を20:00まで延長。夜間は週末に実施してきたが、仕事や学校帰りに立ち寄ってもらおうと、平日に初めて企画。市民ガイドが館内を案内するツアーもあり、親子連れなどが説明を聞きながら展示を見て回った。
ツアーでは1F交流スペースや2F図書情報室などを見学した後、3F常設展示を観覧。松本城下町全体を推定復元したジオラマを囲みながら、ガイドが城下町の成り立ちなどを説明。
6/17;梅雨入り前、松本の畑では黄金色に染まった畑で収穫作業が行われていた。6/初〜大麦、6/中〜小麦の収穫が始まっています。
来場者には先着で大信州オリジナル升をプレゼント。たる酒で鏡開きを行い振る舞う。非公開の蔵見学もできる。おちょこ購入で自由試飲(6種類)や吟醸酒かす詰め放題など(チケット制;1セット5枚綴り,\3500/当日,\3000/前売)、
利き酒師選手権、屋台の出店、並柳太鼓連の演奏などを予定。
松本駅からアルピコ上高地線下新駅(電車9分)、下新駅から大信州(徒歩9分)。R158沿い。(入場無料)
(問)大信州酒造 TEL 0263-47-0895
「日本一のホタルの里」を掲げる辰野町。ホタルの見頃は6/上-6/中、で2023年は約11万匹のホタルが乱舞し、来場者数は約10万人。ホタルの観賞は「松尾峡」。ゲンジボタルが生息しやすいようにと水路を張り巡らせた「辰野ほたる童謡公園」
があり、ホタルが乱舞する幻想的な光景を楽しめます。JR辰野駅前で開幕式があり、町長は「76年前から引き継がれてきた小さな命。12年に1度の辰年辰野町のホタルを楽しんでほしい」と。くす玉割りや辰野中奏楽部の演奏でにぎやかに祭りが
スタート。6/8-6/9;下辰野商店街が歩行者天国となり、多くの人でにぎわいを見せた。6/8-6/9,6/15-6/16;歩行者天国で通り沿いには230店を超える露店が並んだ。6/15;5年ぶりに下辰野商店街では15連約700人が町民総踊りを行なう。
ほたるライブもあり。ほたる童謡公園のホタル鑑賞は、6/15;17:00-22:00,6/16:17:00-21:00。2024年のホタルの上陸数は2023年より少なめ。2024.5/10までに24700匹のホタルの幼虫が確認され、5/27;ホタルが舞い始め、6/9までに8960匹が舞った。
辰野ほたる童謡公園入園料はホタル保護育成協力金(\500/1人)、中学生以下無料。駐車場はほたる童謡公園(P250,\1000)、辰野病院(P130)、丸山球場(P300)など有料(\500)
(問)辰野町観光協会事務局(同祭り実行委員会) TEL 0266-41-1111
市民や市職員らが黄色い花のオオキンケイギクを根元から引き抜いていた。弘法山古墳は3世紀末に造られた全長62mの前方後方墳。市教委は2019年度、古墳再整備事業を始め、一帯のオオキンケイギクの繁茂が分かった。市教委は2025年以降も、
花が咲いてオオキンケイギクが他の植物と見分けやすい、6月に駆除を実施予定。生態系保護と文化財を市民で守ろうと広く参加を呼びかけている。
黄色く鮮やかな花が印象的なオオキンケイギクは、町会などの駆除の手が入りにくい梓川河川敷や、貴重な在来種近くの群生地で集中的に取り組む。委託は松本平の市町村では初めて。梓川河川敷の群生はかなり目立つため、市民への
啓発効果があるとみる。松本市は2024年度当初予算に関連費用241万円を計上した。外来生物駆除に向けた市民への啓発に力を入れており、3/上;松本クリーンセンタで開いた一般向け講座では特性や駆除のポイントについて専門家が詳しく解説。
市公式ラインによる外来植物分布調査で市民からの報告を受け付けている。市環境・地域エネルギー課は「群生地での駆除を進め、市全体で取り組む機運を高めたい」と。
松本波田の松本ハイランド農協すいか共選所には、2軒の農家が約1000玉のスイカを持ち込んだ。レーンに乗せられたスイカは表面をきれいにしたあと、検査員が傷がないかをチェックし、選果機で重さや糖度を測って仕分けてから
箱詰めされた。2024年は3月の雨や低温で苗を植える時期が遅れ、生育が心配されたが、4/下〜天候に恵まれ、日照量も多く、寒暖差もあったことで出来は上々という。「中心糖度は12.5度」(出荷基準は11度)。JA松本ハイランド管内では
7/上から露地物スイカの出荷も始まります。同JA管内では約4000ケース(1ケース2玉)を出荷。同JA直営の農産物直売所や地元量販店で販売。ハウス栽培と合わせて82万ケースを出荷、販売額は約26億円を見込む。
同JAは「シャリシャリ感があって甘くておいしいスイカになった。皆さんに食べていただきたい」と。
園内にはピンクや赤、白などさまざまな色・形の約250種類、400株のバラが植えられ、甘い香りに包まれています。公園は「信州グリーンローズスタジアム四賀」近く。
住民有志でつくる「四賀元気プロジェクト」が開園、メンバーらがバラの手入れをしている。見頃は7/中まで。
塩尻や松本の酪農家が妊娠中の雌牛15頭を「高ボッチ高原」(標高1500m-1600m)で涼やかな草地(牧場)に運び込んだ。高ボッチ牧場牧野組合に加盟する2軒の酪農家はトラックから生後12〜15ヶ月の牛を下ろした。市や県松本家畜保健衛生所が1頭ずつ、身体測定やダニ予防の薬の塗布などをした。
牛は草をはんだり、歩き回ったりしている。2024年は約20頭を放牧予定。10/上まで過ごし、丈夫な体をつくって出産に備える。
あずさ運動公園近くの梓川右岸堤防と、R147アルプス大橋東側で1.5H作業。黄色いコスモスのようなオオキンケイギクはまるで花畑のように繁茂している。少しでも拡大を防ごうと1株ずつ抜き取った。奉仕作業は当初、アレチウリの駆除を
目的に2006年度に始まったが、オオキンケイギクが目立つようになり、ターゲットを切り替えた。オオキンケイギクは非常に繁殖力が強く、在来の野草を駆逐し、景観を一変させる性質を持つという。松本市職員は「数を減らすのはなかなか
難しいが地道に続けていきたい」と。
アルプス大橋から上流の梓橋、中央橋にかけての約5kmに繁殖が広がり、梓橋下流では堤防が見渡す限り黄色い花で埋め尽くされています。オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5-7月にコスモスに似た黄色い花を咲かせます。
繁殖力が極めて強く、根からホルモンを分泌して周囲の植物の成長を妨げるため、在来植物が駆逐される。松本市は2024年度初めて業者に委託して、オオキンケイギクの駆除に乗り出し、梓川右岸で駆除作業が行われています。
国交省千曲川河川事務所は堤防管理のために、毎年6/中から除草を行っているが、オオキンケイギクの駆除を目的としたものではない。高瀬川で在来植物の保護活動を行う団体は「その時期のオオキンケイギクに触れると、種がまき
散らされて増えてしまう。正しい知識を周知して、地域ぐるみで駆除に取り組む必要がある」と。
田川と奈良井川が合流する渚エリアを中心に、松本駅や島内駅付近などで市民や通行人が目撃。シカに遭遇しても近づかずに松本警察署に連絡するよう呼び掛ける。6/15朝、渚のR19沿いの店舗近くでシカ3頭の目撃された。それ以降、
6/下にかけて渚1-渚3の田川沿いの街中で出没が相次ぎ、松本駅近くで電車とシカが衝突する事案も起きた。6/29;夕方には松本駅前の松本BTと、奈良井川に架かる月見橋周辺で同時に目撃。7/1朝、市音楽文化ホール近くでも1頭が目撃。
里に下りたまま山に戻れず、河川敷や街中に迷い込んでいる可能性がある。市は「人に危害を加える動物ではないので騒ぎ立てずに連絡してほしい」とし、メール配信サービス「松本防災ネット」でその都度情報発信して注意を呼び掛けている。
松本笹賀の畑では青空の下、大型コンバインが黄金色の麦を次々と刈り取っていった。JAによると、2024年の大麦は3-4月が高温となり適度な雨量もあったため、大きく育って実り、収穫時期は例年よりも1週間ほど早い。管内の大麦の作付面積は
260ha、約950tの収穫見込み。うち食物繊維が豊富で健康食品として人気の品種「ホワイトファイバー」が200ha(750t)を占める。大麦の収穫は2週間ほど続き、6/20〜;パンや麺類に使う小麦の収穫が始まる。
通常は西暦のゴム印だが、R6.6/6は和暦を駅員が手押し(\180/大人)
(問)新島々駅 TEL 0263-87-3166(6:00-19:00)
入山辺三城の「美ヶ原少年自然の家」から王ヶ頭(標高2034m)まで登山、夕食ではカレーライスを作った。少年自然の家では、松本の小学校19校が予定、うち12校は1泊2日、7校は日帰りで登山を楽しむ。
約300種5000株のジャーマンアイリス、約120種2000株のシャクヤク。2024年は5/10頃から咲き始め、早咲きの花から遅咲きの花までが一斉に咲きそろう珍しい年。花は満開で見頃を迎えた。紺色・赤・黄・水色など様々に色と形の
ジャーマンアイリスと、大柄な花のアメリカシャクヤクなどが咲いています。花株の直売あり(有料)。(入園料;\300/高校生以上)(花の写真は以前のものを含む)
アヤメ科の花にはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、キショウブ、ジャーマンアイリスなどがあり、花は似ています。
「あやめ」は湿地に育ち、紫色で花には網目(文目)模様、「カキツバタ」は湿地に育ち、青紫色で花の根元に白い筋、ハナショウブは湿地・乾燥地で育ち、色形は多種、花の根元に黄色い筋。キショウブは湿地に育ち、花は鮮やかな黄色(外来種)、
ジャーマンアイリスは乾燥地に育ち、花は色形は多種、花の根元に網目模様と綿毛、フリルの花びらが多い。(外来種・園芸品種)。シャガは湿地に育ち白い花、花びらに青斑点と黄色。
ジャーマンアイリスの花言葉は「使者」「燃える思い」「恋の便り」などで、「アイリス」はギリシャ神話の「虹」の女神イーリスを表しています。
色々な花の色や形のジャーマンアイリス園と、大柄なアメリカシャクヤク、シベリアアヤメなどが楽しめる花園。約300種5000株のジャーマンアイリス、約120種2000株のシャクヤク。2024年は5/10頃から咲き始め、早咲きの花から
遅咲きの花までが一斉に咲きそろう珍しい年。花は満開で見頃を迎えた。花株の直売あり(有料)。昔は広い畑の中にあったが、今は移転して民家が並ぶ一角にあります。(10:00-16:00,\300,雨天休園,P10)
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415
5/中から咲き始め、花は満開、見頃を迎えました。花株を直売(有料)
6/1;14:00-16:00;「松本市立博物館」で「信州歴史フォーラム」
考古学からみる松本城の城づくり「深志城から松本城へ」。講師は松本市教育委員会・文化財課城郭整備担当竹内靖長氏
1504年「深志城」を築城したのが松本城の始まりとされる。1582年小笠原氏により深志城から松本城に改名。松本城は現存する12天守のうち5層6階の天守を持つ最古の城。1936年国宝、1952年天守、乾子天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓の5棟が
国宝指定。
松本城は標高590mで女鳥羽川や薄川により形成された扇状地性低地にあり、北東から南西に緩やかに傾斜。軟弱な地盤の上に天守(約1000t)を建てるために土台(石垣内部)には16の杭が埋められたという。城の三堀の水は扇状地の覆流水。
松本市内には幾つもの湧水井戸がある。松本城は平らな土地に建てられたお城(平城)に見えるが、松本城の耐震診断に絡むボーリング調査・表面波探査から、天守下は自然地形の高まりだったという。高低差は最大10m。築城時の差は不明。
小笠原氏、石川氏、戸田氏、松平氏、堀田氏、水野氏へと城主が変わる中で城郭の整備が進み、町割りが完成したとされる松本城。発掘調査では二の丸や三の丸も起伏に富んでいたことが判明。谷状の地形を利用して堀を造り、その上に
高低差5mの土塁を築くなどしていたという。
(定員;70名,電話予約;\1000/大人/資料代込,\500/高大生,小中生無料),(\500/Web視聴:締切:5/29)
(問)信州フォーラム事務局 TEL 0263-34-1514
5/末頃から中庭で蛍が飛び始めた。2023年よりは数日早い。多くのホタルが柔らかな光を放ち、食事に訪れた人が幻想的な風景を楽しんでいます。1890年創業で、130年以上の歴史があり、昭和初期に完成した旧館2Fの99畳の大広間「鳳凰の間」や
八角堂手洗いは2006年国の登録有形文化財に登録され、歴史的価値が高い。(ランチ;11:30-14:30、ディナー;17:30-22:00)
(問)割烹松本館 TEL 0263-32-8000
売上高は996億円(前期比8%増)、営業利益は24億円(同4倍)、純利益は9億円(前期の12倍)。スーパー、運輸、観光事業の売上げが増加。運輸事業と観光事業はインバウンドを中心に国内外の観光需要の取り込みに成功したという。
5/27;松本城のフォロワー数は2万7704人で、熊本城の2万7749に迫った。5/28;松本城のフォロワー数は2万7853人で、熊本城の2万7776人を77人上回った。他の城は姫路城1万5717人、二条城1万2525人、大阪城6847人。
松本城の公式アカウントは2021年6月にスタートし3年目。これまでに595の投稿があり、頻度は週3-4回、水鏡の松本城、桜の松本城、雪の松本城などは「いいね」が多い。松本市公式アカウントはインバウンドに対応するため、英語、中国語、
タイ語などのタグを付け、外国人のフォロワーも多い。松本城管理課は「Instagramを最大限活用し、松本城の魅力を国内外に発信していきたい」と。
松本城は400年以上前の戦国時代に石川数正らによって築かれた漆黒の城で国宝指定。5/31;フォロワー数は2万8906人、熊本城よりも584人多い。投稿数は600件に上る。松本城の公式アカウントは2021年に開設、現在は松本市役所の担当者が
季節の移ろいやイベントに関する写真などを投稿。雪化粧の松本城は7.8万の「いいね」がついたという。松本市はインバウンド需要の取り込みに力を入れていて、松本城に2023年度訪れた外国人観光客は16万人と統計開始後最多となった。
フォロワーの2割は外国人が占めているという。松本市松本城管理課は「フォロワー数1位はうれしい。多くの人に松本城の日々の姿を見てもらい、実際に訪れてほしい」と。
「全国城郭管理者協議会」に加盟する城のinstgram公式アカウントのフォロワー数は以下の通り。
5/31;1位;松本城;2万8918人、2位;熊本城;2万8327人、3位;姫路城;1万5747人、4位;二条城;1万2532人、5位;和歌山城;6378人、6位;小倉城;5696人、7位;名古屋城;4778人、8位;竹田城跡;4458人、9位;岡山城;4852人、10;松山城で3610人。
四季の松本城や内堀の水面に映る「逆さ天守」などの写真upで観光客の増加につなげている。フォロワー数は2.71万人(5/16)、最大の熊本城(2.76万人)に迫る。姫路城(1.56万人)。松本城の公式アカウントは2021.6月に本格運用が始まり3年目。
職員が水面に映る城や、サクラ・ツツジ、紅葉、北アの山々と共演した城の写真が好評という。松本マラソン、堀の浚渫工事、氷彫フェスなどのイベントも積極的に発信。松本城のInstgramは外国人観光客の誘客に効果が表れている。2024.GWに
松本城を訪れた「国宝・松本城」の来場者数は、2024.4/27-5/6の10日間で4万4500人(2023年同期比で約5000人増)。外国人客数は4107人(2023同期比1647人増)。1日平均411人(同138人増)と過去最多となった。英語、中国語、タイ語、ドイツ語など
外国語の#を付ける試みも奏功した。松本城管理課は「SNSで天下一を目指してきたことで、海外への魅力の発信にもつながった」と。
※国宝松本城/Matsumoto Castle Instagram
来場者数は3万9429人で、2023年より2391人増(前年比6%増)。5/25;2万2816人,5/26;1万6613人。
新型コロナ禍以降の最多を記録。例年4-5万人台だった以前のにぎわいに近づいた。264組の作家らが出展。お気に入りの作品を品定めし、芝生の上でくつろぎながら楽しむ人の姿が見られた。
月間の「工芸の五月」のクライマックスとなる野外工芸展は2024年で40回目。264組が出展、青空に緑が映える園内に陶磁、木工、染織など幅広い分野のブースが並んだ。朝から多くのファンが訪れ、多彩な工芸作品に触れた。
フォトスポットとマップのパネルを設置し、工芸の五月参加ギャラリーや催しを紹介するガイドマップ、チラシなどを並べている。フォトスポットは高さ2mのパネルで椅子が描かれ、腰掛けるポーズで自由に撮影できる。
5/25-5/26;「第40回クラフトフェアまつもと」。工芸の五月実行委員会は「駅にしかないフォトスポットを楽しみ、情報を収集してまち巡りに活用していただければ」と。
2024年で40回目、約260組の作家が出展。会場では「手しごとの森」で「40周年にもう一度出逢いたい、出逢ってほしい20名」をテーマに、陶磁、木工、金属、ガラス、染織などの作品を展示。
芝生広場ではライブイベント。その他、松本中心市街地でも多彩なイベントあり。
1)イオンモール松本;空庭屋外・やまびこ広場で「クラフトスクエア」で作品展示・販売、WSや実演あり。
2)信毎MG;「御使者宿市」と「五月の宵祭」開催。本町茶館、WSや「六九工藝祭」主宰のトークイベントなど。
3)松本城大手門枡形跡広場;「工芸の庭」でクラフト作品展示・販売。
4)松本市立博物館;ポケットパークで信大人文学部芸術の読書会、香り袋を作るWS、橋と水をテーマにした町歩きツアー。
5)六九商店街;「六九工藝祭」開催。9店舗で作品展示、フードやドリンクのブース出店。
6)マツモトアートセンタは「第8回書物とアート・本を見せる」として、古本市、フリーマー開催。
※クラフトフェアまつもとの会場に駐車場なし。松本駅徒歩20分(1.5km)、松本駅-あがたの森公園バス(10分)
※松本市内の駐車場;松本城大手門P(P437),アルピコプラザ(P360),五幸セントラルP(P350),日通駅前P(P373),昭和P(300),深志タウンP(P250),松本ノーサンバーキング(P215),アイパーク伊勢町中央西P(P206),国府町P(202),
Mウイング中央P(P165),深思鶴P(115),新伊勢町アメニティーバーク(P72),スカイバークアリマ(P72),タイムズPなど。
(問)クラフトフェアまつもと2024 NPO法人松本クラフト推進協会 TEL 0263ー34-6557(月/火/木.金;11:00-16:00)
フラワーバスケット部門では個人・団体で20組が参加。直径1mの円形のバスケットにデージーやダリア、ペチュニアなど色とりどりの花を寄せ植えした。〜6/15;作品展示。ハンギングバスケット部門は6/8〜。両部門とも6/中に審査、11月に表彰式を行う。
スーパー銭湯でお湯は戸倉上山田温泉から直送される天然温泉。露天風呂、信楽焼の壷湯、うたた寝湯、屋根付の夢見の湯、瞑想室、内湯、足湯、水風呂、ジェット、サウナなど。
単純硫黄泉で加水・加温・循環濾過・消毒あり。湯は無色透明・無臭。
5/20-7/7;改修工事で休業。7/8;Re-open予定。(平日9:30-24:00,土/日/祝;6:00-24:00,750/大人,\350/小学生)
(問)瑞祥松本 TEL 0263-29-2686
三九郎で使用する稲わらの確保を目的に初めて企画、地域の子供たちがが約10aの田んぼに苗を植えた。機械を使わない昔ながらの方法でロープに沿って等間隔に苗を手で植えた。収穫はコンバインを使うことが多くなり、近年は三九郎で
使用する長い稲わらが手に入りにくくなっている。9/下に手作業での稲刈り体験会を開く予定。収穫した米は参加者に配布。同会は「稲わらが必要な三九郎が、田植えや稲刈りなど農業と密接な関係にあることを伝えたい。昔ながらの農業を
見直すきっかけになればうれしい」と。
松本山雅のホーム「サンプロ アルウィン」近くにある「松本山雅田」で、松本山雅の18歳以下のチームに所属する選手18人が地元の農家の指導を受けながらコシヒカリの苗を植えた。「松本山雅田」(10a)の田植えはオフィシャルスポンサーの
JA松本ハイランドがチームを応援し、食育活動にも取り組もうと続けており、2024年で12回目。選手たちは9月に稲刈りも行う予定で、収穫した米の一部はチームの寮の食事で使われるという。
市民ら11人が参加、着物姿の「みずめぐり姫」の案内で水を飲み比べたり、水辺で休んだり、湧水の楽しみ方を体感。「伊織霊水」前の小公園ではせせらぎのほとりで茶と和菓子を味わった。伊織霊水と「鯛萬の井戸」の水で入れた冷茶の味を
比べていた。工芸作家の茶器を用い、地元の作家や生花店の協力で、石の花器に生けた花がせせらぎを彩るなど工芸の魅力も紹介。
5/14;18:20頃には入山辺の薄川に架かる「御嶽橋」からは「槍の穂先」に太陽が触れる様子が見られます。穂先の背には太陽の丸い円が現れ、太陽が沈むと夕焼けに染まっる。
槍ケ岳と夕日の重なりが見える場所は徐々に南に移っていく。
有志でつくる「松本城鉄砲隊」が火縄銃で空砲を放つと轟音がとどろいた。
ほら貝の音が響く中、鎧かぶと姿の鉄砲隊員14人が重さ3-7kgの火縄銃を持って入場。座った隊員と立って構えた隊員が、短い間隔で次々に発射する「千鳥釣瓶射」などを披露。観光客や外国人観光客は隊員と記念撮影したり、
火縄銃を持ったりしていた。約1700人が来場した。隊員は「松本城は鉄砲戦を想定して造られた。400年前に思いをはせて松本城の存在意義を感じてほしい」と。
境内には約30本のフジが植えられ、紫やピンク、白い花が藤棚から流れ落ちるように咲き誇り、ほんのりと甘い香りが漂い、ハチが蜜を求めて飛び交っています。フジの花は来週末まで楽しめそう。
同寺では1885年、当時の住職がボタンを植えて以来、代々世話を続けており、赤や白、黄色、ピンクなど約120種類のボタンが楽しめる。2024年は例年より数日早く咲き始め、今週いっぱいが見頃。
5/11;14:00;本堂で「玄向寺ぼたん祭雅楽演奏会」を開催。(\1000/入場料)
(問)玄向寺 TEL 0263-46-1393
紫や赤、ピンク、白など120種、1300株が植えられている。2024年は4/23に開花。例年より4-5日早いペースで花が咲き進んでいる。1885年に当時の住職が植え始め、人々の心の癒やしになればと株を増やしてきた。5/中まで見頃。住職は
「花を見ることで心潤い、元気づけられる。楽しんでもらえればありがたい」と。5/11;14:00;「第25回玄向寺ぼたん祭」で本堂では雅楽演奏会が開かれる。松本富貴雅楽会が出演。(\1000/大人,高校生以下無料)
境内に植えられている約60種類700株が大輪をほころばせ、訪れた人の目を楽しませています。境内の北東には水路が引かれ、ボタン庭園が造られ、自由に散策できます。住職が30年前から手塩にかけて育ててきたボタン。
5/初にピンクや白の早咲き品種が開花し、気温が高い日が続いたことで一気に花開いた。遅咲きの品種を含め、今週末までが見頃。寺は「花が大きくカラフルなボタンを楽しんでもらいたい」と。
5/上;松本「美ヶ原高原」へのよもぎこば林道(アザレアライン)の「三城いこいの広場」〜「扉峠」間では今頃桜が満開。
茶臼山の山肌には唐松などの新緑に混じり、ヤマザクラがきれいでした。上部にはダケカンバ、コメツガ、ミズナラなど、1600m-1800mではカラマツの広大な人工林、1400m-1600mにはシラカバ、ズミなどが自生。
木々が芽吹きはじめ、鮮やかな緑色の若葉が出てくると生命の息吹を感じます。明るく鮮やかな黄緑色、薄い緑色、白っぽい緑色など、眺めているだけで穏やかな気持ちになれます。
1)松本「国宝・松本城」の来場者数は、4/27-5/6の10日間で4万4500人。最大9連休だった2023年より約5000人増。外国人観光客は1日平均411人、松本市によれば、円安が続いていることなどから過去10年で最多。
2)長野「善光寺」を訪れた人は、4/29-5/6;26万8900人。2023年は29万人、2018年は30万人。善光寺によれば、2024年はGW中に平日が多く、訪れる人が減ったとみられる。
3)北陸新幹線(高崎-軽井沢間の利用者は、4/26-5/6の11日間で67.3万人。2023年同時期に比べ8%増。JR東日本によれば、2023年を8%、2018年を3%、上回った。「全体として円安を背景にしたインバウンドが多かった。
北陸新幹線は延伸開業で新規の需要が増えた」と。中央本線の特急あずさ・かいじも2023年に比べ8%増。
国内旅行客は日帰りが多く、海外旅行客は長期休暇で2週間以上の滞在者も多い。国内客は日帰り客と2泊3日が多い。海外客は多くが2-3週間の旅。国内客は関東、中部、近畿と続き、九州も。海外客は欧米、アジア、オセアニア、中東など。
大都市を訪れるルートの中に松本を組み入れる人が多く、関西からは北陸や高山を経由して松本に入る人も複数。松本の魅力は松本城と北アの景観、整った街並みなど。天守の入場待ちや駐車場の混雑に改善を求める声があり、待ち時間を
先に教えてほしいとか、ネットでの入場券販売、駐車場案内改善、交差点の行き先表示の改善などの声があった。最近、外国人ドライバーが増えた。ナンバーを見ると東京方面や成田などのレンタカー。
過去最多を上回る勢いで外国人旅行者が増加。5/1;国宝・松本城の天守閣への入場は最大30分待ち。松本城おもてなし隊は「松本市政記念日で、天守と本丸庭園が無料になるのはこの日だけ」。松本城管理課によると、4/30までのGW4日間で
約1.7万人が訪れた。コロナ禍前と同じ水準に戻っている。入国制限の撤廃や円安傾向によって多くの人が来やすくなっているのでは」と。特に増えているは外国人観光客。2013年度は過去最多の16万人が来場したが、2024年度はそれを上回る
ペースで推移。GW中は1日平均500人以上の外国人が訪れています。GWの入場者数は4.5万人(2023年より5000人多い)を見込んでいます。
五穀豊穣や子孫繁栄の願いが込められ、本祭りでは氏子町会の9艘のお船が威勢よく境内に曳き込まれた。氏子町会は薄町、湯の原、新井、下金井、荒町、西荒町、上金井、藤井、兎川寺とお船を持たない美里町の10町会。町会を出発したお船は
市教育文化センタ前に集結、その後神社へ向かった。県宝に指定されている優美な姿を見ようと境内に多くの人が集まり、鳥居を通って勢いよく進むと拍手が起こった。
松本空港や松本駅では大きな荷物を持った人たちが見送る家族や親戚との別れを惜しみつつ松本を後にしていた。
松本空港を出発する定期便は予約でほぼ満席。
氏子町会でお船が曳き回され、5/5;本祭りに向け祭り気分が高まっている。美ヶ原温泉がある湯の原町会では、約100人でお船を曳行。住民や観光客らが沿道に出て、温泉街を進む優美な姿を見守った。
シバザクラの他、ビオラ、チューリップ、菜の花が咲いています。GW前半はパステルカラーの花畑が楽しめそう。
警察・消防によれば、4/29;13:30;松本中山で「竹やぶが燃えている」と通報があり、防災ヘリが出動して消火に当たった。消防車10台が出て、火は4.5Hで消し止められた。4/29;14:30;火事の現場から北に500m離れた山林で火が出ているのを警察などが見つけた。
4/29;風が強く、日没後も山肌が赤くなるほど燃え広がっていた。未明に雨が降り、火の勢いが弱まったという。4/30;早朝からヘリや消防車20台が出動して消火活動が続いていた。山林火災は発生から約23時間たった、4/30;12:00過ぎに鎮圧した。
警察は山林火災と空家の火事との関連性を調べています。敷地内で切った枝を燃やし、野焼きの火が空家や車庫などに燃え移り、さらに飛び火した可能性があります。
市観光協会や市、自然保護ボランティアなど関係者ら約20人が出席、今季の高ボッチ観光の安全を祈願した。大雨の被害で市道高ボッチ線東山ルートが封鎖されたがいよいよ開通した。塩尻市長は「1年間の安全と観光と自然保護の両立が
図られることを願う」と。安全祈願の神事の後、塩尻五百渡太鼓保存会が北アの雄大な景色を背に勇壮な音色を奏でた。4/27;「でいだらボッチ館」横のキャンプ場が営業開始。GW中は予約でいっぱいという。
池の周囲に立ち並ぶ桜が散り始め、舞い落ちた花びらが水面に浮かび流れる「花いかだ」。同公園は西山山麓の高台にあり、花の進みは平地よりも遅い。遊歩道もピンク色の花びらを敷き詰めたように美しく彩られている。
4/20;松本安曇島々谷の徳本峠入口の桜並木が満開。4/14;松本波田赤松の新島々駅、竜島の竜島温泉せせらぎの湯、上波田の田村堂周辺でも桜が見頃を迎えた。
新型コロナ禍を経て、2023年は秋開催。2024年は5年ぶりに通常の春季開催となった。鎌倉時代(1322年)に作られた檜の寄木造で高さ約2.6mの「仁王尊」(旧西光寺山門)。仁王門は室町時代末期に「若澤寺」の塔頭だった「西光寺」の山門として建立。
「白山」(標高1387m)あったされる「若澤寺」は奈良時代に創建、明治には廃寺に。仁王尊の迫力ある像に驚いて泣き出す子が多かった。江戸時代から幼児に仁王様の股をくぐらせると、はしかが軽く済み、丈夫に育つと伝えられています。
言い伝えではハシカにかかった子供が股をくぐったところ症状が軽くなったという。この日は両親に連れられた子供たちが次々にやってきては縦25cm・横幅30cmの空間を腹ばいになってくぐり抜けていた。仁王のいかめしい顔に怯えながら腹ばいになり、
薄暗い狭い場所を怖がってか、中には泣き出す子どももいて、両親が懸命に励ます姿が見られた。仁王尊の股くぐりは戦後途絶えていたが、地元のお年寄りたちが復活させ、それ以来、伝統行事として毎年続いています。股くぐり祭りは2日間で
多い年には3000人の人出があった。この地区は波田町上波田12〜14区と呼ばれ、上波田高齢者クラブが主催。昔ながらの地域の春のお祭りって感じでした。近くには樹齢800年以上と言われるコナラの木(松本市特別天然記念物)が立つ「波多神社」(1504年)、
国重要文化財指定の坂上田村麻呂の坐像が安置された「田村堂」などがあります。少し先には「上海渡カタクリ園」。4000uの斜面に約3万株のカタクリが咲きます。花の見ごろは4/中-4/下。降雪の多い年は遅れます。その他、福寿草、水芭蕉、
アズマイチゲ、ニリンソウ、シャクナゲ、ツツジなども見られます。
松本波田(旧波田町)の上海渡地区は梓川の河岸段丘で、その昔は養蚕が盛んで細長い桑畑が広がっていた。その後、養蚕業が衰退し桑畑は亡くなったが、山沿いの傾斜にはカタクリが咲いていた。地元の有志「16区カタクリ園遊会」が保全・管理し、
2001年から「カタクリ祭り」を開催していた。
1999年開業した「ラーラ松本」は、「松本クリーンセンタ」の焼却プラントの余熱を利用した温水プールで、大きな波が出るプール、流水プール、25mプール、幼児用プール、全長75mのチューブスライダー、温水ジャグジー、打たせ湯などがある。
食堂、浴室、休憩室・休憩サロン、屋内テニスコート、トレーニングジム、エアロビクススタジオなども完備。スイミングスクールやキッズダンス、アクアダンス、ヨガなども開催。屋外には野球場や運動公園などが整備。
4/21;記念式典では松本市、塩尻市、山形村、朝日村の首長ら関係者が出席し、くす玉が割られ、松本市臥雲市長から認定書が渡された。1000万人目の安曇野の家族には記念品が贈られ、利用者200人にも優待券や記念品が贈られた。
ラーラ松本は家族連れに人気で、2024年で開業25年を迎えた。(10:00-21:00,火曜定休,祝日は翌日,7/中-8月無休,\830/大人,\410/小中生、\1040/大人,\520/小中生;プール+入浴)
梓川SA(SIC)からR147で梓川のアルプス大橋を越えて約2km、車3分。
(問)ラーラ松本 TEL 0263-48-1110
ゆらゆらと揺れる花びらに、満開の桜とひと味違う光景を楽しんでいた。境内には20本のシダレザクラがあり、樹齢600年とされる2本は松本市特別天然記念物。寺は水面に映る桜を楽しめるよう田んぼに水を張り、連日大勢の人が訪れた。
4/16;16:00;松本の最大風速は9.3m。風で押し寄せられた花びらが幾重にも重なった。住職は「桜吹雪も楽しんでもらえたらいい」と。
地元の大宮・武宮神社の氏子3町会から75人が参加、暗闇の中に大きな鳥居の形を浮かび上がった。20:00;たいまつに火がともされ、斜面に大きな鳥居の形が描き出された。氏子がたいまつを振り回してゆらゆらと揺れ、斜面がよく見える
島内公民館では住民たちが幻想的な風景を眺めていた。新型コロナ禍前は3夜連続で行っていたが、2020年は中止、2021年からは規模を縮小して1日のみで開催。同会は「一夜限りとした分、今年は人数を増やして大きくした。今後も
この形で続けていきたい」と。
晴れてお花見日和の「松本城公園」。最高気温は松本26.5℃と6/下並みの気温となり、2024年初の「夏日」。「国宝・松本城」では満開の桜を見ようと多くの人たちでにぎわっています。松本城公園や本丸庭園の桜は満開。松本城管理課によれば、
4/13;本丸庭園の来場者は約2.7万人、2023年同時期より3000人増。松本城では春らしい華やかな色合いの着物のイベントが開かれた。着物を気軽に楽しんでほしいと、松本の着物販売・レンタルなどを手掛ける「たちばな」が2022年から開催し、
今回で4回目。伝統的な着物の他、デニムなどの新しい素材を使った着物も。集まった人たちは松本城をバックに記念撮影し、壮大な天守閣と着物とのコラボを楽しんでいた。このイベントは夏にも予定。
親子連れや若者らが参加。暖かな陽気に包まれ、貸切列車が松本駅を出発。車窓からは色とりどりの沿線の風景が飛び込んでくる。山肌には白い残雪の北ア、桜や枝垂れ桜がちょうど見頃を迎えていた。
車内には仮設の本棚や木箱がずらり。登山やアウトドア、鉄道、子ども向けの絵本、SF小説など。本は古本を扱う9書店が販売した。
天守と桜が共演。2024年は4/7;開花、2023年より14日遅く平年並みの開花。4/13;満開。松本城公園には80本の桜、お堀周辺には220本の桜があります。2024年は欧米から外国人観光客の姿が目立っています。
「Castle、Cherry blossoms、Mountains, It's a beautiful city MATSUMOTO!」
4/12;桜の開花情報;松本城本丸庭園;満開、松本城公園;7分、お堀の桜並木;7分、女鳥羽川;満開、城山公園;3分、アルプス公園;3分、薄川堤防の桜並木;5分、梓川左岸堤防の桜並木;3分、弘法山;5分、安曇島々谷の桜並木;まだ蕾。
松本城のサクラはこの週末にピークを迎え、週明けまで見頃が続きそう。
大信州酒造、亀田屋酒造店、笹井酒造が3社が純米と純米吟醸の一升瓶(1.8L)1200本と4合瓶(720ml)900本を運び込み、木造の蔵に日本酒を運び入れた。蔵は山側の壁にある石垣の隙間から冷気が室内に流れ込み、年間通じて室温が8℃。
天然の冷気が瓶に当たることで熟成しまろやかな味になるという。9/中まで熟成させ、「風穴貯蔵」のラベルを貼って市内の酒店などに並べる。笹井酒造杜氏は「日本酒造りは多くの人の手を必要とする。デジタル社会全盛の中、アナログな
製法にこだわり、ブランド力を高めていきたい」と。
R158竜安橋からの市道波田230号線で約30mにわたって山の斜面から土砂が流れ込み、橋から先は通行止め。温泉は休館、営業再開は未定。
竜島温泉の泉質はアルカリ性単純温泉、源泉温度は40.3℃。ph9.0。無色透明、少し硫黄味。湯温は低め、温泉はぬるぬるの感じ。内湯は8-10人程度と広め、露天風呂は檜で3-4人で小さめ。内湯は加温・加水なし、塩素などで循環ろ過、
外湯(露天)は加温・かけ流し。適応症は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など。
入浴(10:00-22:00,月曜休館,\520/大人,\260/小中生)、温泉スタンドあり(7:00-19:00,無休,\10/10L)。2000年5月波田町営の温泉として開業。2017年〜館内などリニューアル、2019年5月ボイラー更新、2022年波田の奥原造園が庭園・散策路整備。
(問)竜島温泉せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126
松本「まつもと市民芸術館」で開かれた「知事特別表彰」の贈呈式。監督は「ゴジラシューズ」を履いて出席。松本出身の山崎監督は、監督を務めた「ゴジラマイナスワン」が米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞。VFXと呼ばれる視覚効果の
技術を生かした映像表現の第一人者として活躍。県民に明るい希望を与えたなどとして「知事特別表彰」の第一号に選ばれた。監督は「何よりうれしいのは親が喜んでいる。その笑顔を見られただけでも素晴らしい機会を与えていただいたと
いうことで喜んでいます」。「ずっと夢を願い続けていたらいつかは世界に通じるということが証明されたというか、この街に生まれながら何かそういう思いを持っている子どもたちがいたら世界につながっていることを伝えられるといい」。
「この町に生まれて良かった。長野県、そして松本市は活動の原点」とも語った。長野県阿部知事は「これからも県民に夢と感動を与え続けてほしい。故郷の松本そして信州をいつも思い起こしていただきながら世界の舞台でさらに活躍される
ことを心から期待をし願っている」
また、松本市民栄誉賞の授与式もあり、松本市臥雲義尚市長から賞状などが贈られた。松本市民栄誉賞の授与は、2018年平昌オリンピック・スピードスケートの金メダリスト・小平奈緒さん以来2人目。地元・松本への熱い思いを語った。
県が新設した「知事特別表彰」が山崎監督に贈られる。長野県阿部知事は「表彰は県民に希望を与えた方を対象とするもので、まさに第1号にふさわしい。山崎監督のさらなる活躍を心からお祈りしている」と。また、松本市は山崎貴監督に
「松本市民栄誉賞」を贈る。松本市臥雲義尚市長は「これまで積み重ねた撮影技術への情熱が結実して受賞につながった。努力を重ねれば夢がかなうことを示し、市民に希望を与えてくれた」と。2018年に創設された「松本市民栄誉賞」は
スポーツや芸術などで活躍し、市民に明るい希望を与えた人などに贈られる賞で、山崎監督の受賞は、ピョンチャンオリンピック金の小平奈緒さんに次いで2人目。2023年に「松本市美術館」で開いた企画展「映画監督山崎貴の世界」には
5万人超を動員。授与式は今後日程を調整、本人を招いて開く予定。
約4000本の桜が小高い山全体を覆う松本神田・並柳境の「弘法山」では、桜の森を散策でき、頂上からは桜越しに松本市街地と北アの山並みが一望できます。弘法山の桜は4/12;5分咲きだったが、一気に開花が進み、4/13;彩りが濃くなり、
ほぼ満開となった。
外堀りのソメイヨシノは5分咲きで、週末には満開になりそう。安曇野では田んぼに水が入り始め、残雪の北アを映す水鏡も。
ハクモクレンは「山と自然博物館」近くで咲いており、コブシも花を咲かせ、一帯は白の彩りが広がっています。枝先の白く大きな花が日差しを浴びて輝き、散策に訪れた人たちが青空との対比を楽しんでいた。
公園によると、ハクモクレンの見頃は4/中まで。4/11;ソメイヨシノが開花。「泉小太郎のしだれ桜」は開花が進んでいます。
25年前に苗木5本を植えた地元北耕地の住民有志が「市場方桜守の会」を発足、桜の植樹を続け、今では300本の桜が咲き誇る名所になった。ソメイヨシノやシダレザクラなどの桜が南北800mにわたって河川敷に桜並木が続く。
鎖川の大水被害からの復旧記念で植樹したのがきっかけ。隣接する西耕地でも桜の植樹が進んでいる。
4/11;全体で8分咲きで、既に満開の桜も。週末には満開になりそう。樹齢500-600年といわれる巨木のシダレザクラは見事。1本は幹囲4.8m、樹高12m、もう1本は幹囲3.9m、樹高19m。薄いピンクの小さな細い花がきれい。田んぼには
桜が映るように水が張られ、多くの人が撮影。安養寺はアルピコ交通「上高地線」の三溝駅から徒歩3分、駐車場はP10。臨時Pあり。すぐに満車で混雑。
(問)松本市波田三溝安養寺 TEL 0263ー92-2031
松本城にはソメイヨシノやヤエザクラなど4種類の桜が300本が植えられています。ライトアップされた夜桜は幻想的で美しい。松本城の桜は全体で3分-5分咲き、本丸庭園などでは一部満開も。松本城管理課によれば、2024年は例年と比べて
外国人観光客が多く半数ほどを占めるという。ライトアップ期間には本丸庭園を夜間に無料開放する「夜桜会」が開催、2023年は3.3万人が来場した。お城の周りはソメイヨシノを中心に80本、女鳥羽川沿いには25本のソメイヨシノがライトアップ。
(18:30-21:00,18:30-33:00;金土日;8:30-22:00)。松本城のサクラは今週末が見頃、来週いっぱい楽しめそう。
松本市松本城管理課は開花の基準としている外堀のソメイヨシノに5輪以上の花が咲いているのを確認し、開花を宣言した。「4月7日、松本城のサクラの開花を宣言いたします」と。国宝松本城おもてなし隊は「皆の者 開花じゃ」と、
ソメイヨシノの開花が宣言された。観測史上最も早かった2023年に比べて14日遅いが平年並み。見頃は今週末になりそう。「国宝・松本城」の本丸庭園や外堀などには約300本の桜が植えられています。松本のソメイヨシノは3月の低温や
降雪で開花が遅れていたが、ここ数日の暖かな陽気で一気につぼみが膨らんだ。本丸庭園ではすでにしだれ桜やコヒガンザクラは見頃を迎えており、春の訪れが感じられます。
松本城では夜桜見物を楽しんでもらおうと、4/10-4/17;17:30-21:00;本丸庭園の無料開放と桜のライトアップする「夜桜会」が行われます。
18:30-21:00;お堀の桜並木では「花の回廊」を同時開催、夜桜のライトアップ。金/土;18:30-22:00。
※松本城Live;松本城(枝垂れ桜)・松本城本丸庭園・松本城黒門
4/8;ほぼ満開で市民や観光客が盛んに写真撮影をしていた。河川敷に下りる階段の両脇にある2本の木が毎年、桜並木の中で一足早く咲く。北側にあるビルからの日光の反射や、堤防の石垣からの放射熱で開花が促進されるよう。
川に大きく下がって伸びた枝の方から満開になり、下に立つと桜の花に覆われる。近くの縄手通りや松本城を訪れた外国人観光客も桜の花に触れて盛んに記念撮影し、「すごくきれい」と喜んでいた。
松本城公園の桜は1-4分咲きとばらつきがあり、四柱神社前や女鳥羽川の川沿いは2-3分咲き。枝垂れ桜は満開。
3/10〜1日2回観測している「松本市松本城管理課」はつぼみが大きく膨らんできた上に今週中は暖かい日が多いと予想されることから、4/5前後になるのではないか。
約300本ある桜のうち、標本木となる外堀北側のソメイヨシノとその周辺の桜が5〜6輪咲いた時点で開花を宣言する。2023年は観測史上最も早い3/24;宣言したが、2024年は低温傾向で3/下に開花しなかった。
この数日の高温で花のつぼみが一気に成長。ソメイヨシノより開花が早い種類では、本丸庭園の駒つなぎのシダレザクラが開花直前となっており、遠目から見てもピンク色に染まっているのが分かる。
松本城;4/6開花、平年より1日遅い、2023年より13日遅い。満開は4/11、平年より1日遅い、2023年より10日遅い。
松本城外堀にあるソメイヨシノの標本木は、松本城管理課が3/10から毎日桜の観測が行われ、「今週末には早くて一輪二輪は咲いてくるか。来週には開花宣言ができるのではないか」という。
長野市;4/11開花、平年並み、2023年より14日遅い。満開は4/15、平年より1日早い、2023年より12日遅い。
松本城公園西側、二の丸御殿跡には白梅や紅梅、南高梅など30数本。2/10;松本城公園では梅が開花したが、その後は相次ぐ降雪や低温で足踏み状態となり、現在、3-5分咲き。3/13;雪の松本城と白梅のコラボが見られた。
趣のある住宅内に、市立博物館の収蔵品とベラミ人形店が制作した作品が並ぶ。月遅れのひな祭りまで楽しめる。江戸末期から平成にかけて作られた年代物の人形があり、7段のひな飾りや掛け軸にしたものもそろう。馬姫やおいらんといった
華やかな衣装をまとった女性の押し絵も並ぶ。3/17;「松本市博物館まつり」に合わせて普段は非公開となっている坪庭や隠居屋、茶室などを開放する。館長は「昔ながらのひな飾りと、趣ある建物を楽しんでほしい」と。
馬場家住宅は、松本郊外の鉢伏山の西麓にある本棟造りの家。1582年頃に築造したとされる。主屋は1851年建築。1996年12月国の重要文化財指定。
(9:00-17:00,月曜休館,\310/大人,70歳以上の松本市民と中学生以下無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070
早春に咲く宿根草のクリスマスローズが見頃を迎えています。園内では約500株の花が楽しめます。地植え花株の掘り取り販売あり。
5/18-6/2;「アイリス・シャクヤク園」を開園予定。
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415
茅野の英国式庭園「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」が庭園や英国のガーデニング文化を発信しようと開催。
バラやサルビアといった約50種類の苗などを販売。屋外では寄せ植えのWSも、来場者は好きな花を花苗を選んで植えていた。同園は、根をほぐすと栄養を吸収しやすい、鉢の縁が植物で隠れるように配置すると見栄えが良いなどと助言。
約210戸の生産者が約200haで作付けを予定、4/中-4/下が定植作業のピーク。出荷は7/初から始まる見込み。生産者たちは今年もおいしいスイカを育てようと作業に精を出している。
スイカ農家は「天候に恵まれることを願い、皆さんにおいしいスイカを届けたい」と。2024年は83万ケース(1ケース2玉)の出荷を予定。
水芭蕉の白い苞と緑鮮やかな葉のコントラストを楽しんでいた。「みどり湖水芭蕉の会」によると約4000株が植わる。2024年は例年より1週間遅い3/下から開花。この数日の暖かさで一気に伸びたという。
4/14;9:00-15:00;「水芭蕉祭り」を5年ぶりに開催。ミズバショウの苗200株を無料配布。甘酒のふるまい、バンド演奏など。山野草やミニ盆栽の販売会も開き、売上金を能登半島地震の義援金として寄付。
信大には学部・大学院に計2956人が入学。4/4;松本キッセイ文化ホールで入学式が行われた。
中村宗一郎学長は「入学おめでとう。のびのびと信大で学業に励み、地球や人類のことを考えて豊かな未来を創造できる人になってください」と新入生を激励。
新入生代表は「持続可能な未来の担い手として真摯に学業に励み、自然豊かな信州でそれぞれの目標達成のために努力することを誓います」と抱負を述べた。
新型コロナ後初めて全員が参加して大学歌の斉唱が行われた。
春先、松本盆地南部の畑作地帯(松本市南西部,波田,朝日村,山形村)では、強い西風で畑の土を巻き上げ、視界不良になるほど砂塵が舞う季節を迎えた。サラダ街道の西、高原野菜の畑が広がる地域では春先によく見られる現象で畑の土が強風で
巻き上げられ、砂嵐のようになる。4/1;松本市今井では最大瞬間風速が15.4mを観測した。松本盆地に吹き抜ける南寄りの風が吹くと、風が収束して強まる「砂嵐」。車の運転や洗濯ものが汚れるなど春先のやっかいもの。砂嵐対策としては
麦を栽培し、土壌を覆って土が舞い上がるのを防ぐ効果があるが、麦は春先に丈が伸びて、レタス農家は畑を耕す際の手間だった。松本盆地は12月-2月の平均気温は0℃以下となり、生育できる草は冬生雑草「コハコベ」などを植えて畑を覆う
試験も行われている。砂嵐はGW頃まで注意が必要。
上高地線の新たなシンボルと位置づけ、費用の一部をCFで募る。現在のなぎさトレインの車両は製造50年以上経過して老朽化が進んでおり、2024年にも引退予定。そのため2代目が企画。新しいなぎさトレインは列車側面に大小のなぎさの
イラスト、北アルプスをイメージさせる山々を描いたワクワク感のあるデザインを検討。11/24〜2024.1/中;CFで資金を募る。目標金額は400万円。返礼品は鉄道時計やなぎさの法被、撮影会、電車貸切など。
2024.2/中;ラッピング施工,2024.2/下;協力者限定撮影会・貸切列車、2024.3月;運行開始
※アルピコ交通上高地線に「2代目なぎさTRAIN」を走らせようプロジェクト
松本市によれば、2023年度に松本城を訪れた外国人観光客は16.1万人。過去最多の2019度より2万人多く、過去最多を更新する見通し。インバウンド需要が回復し、松本市はSNSを活用して外国人向けに観光情報の発信を強化した。
松本市松本城管理課は「混雑緩和のための対策も検討しているので、今後、さらに松本城を楽しんでもらえると思う」と。
松本市は外国人観光客へのPRを積極的に展開し、Instagram,facebookを開設。英語や中国語のハッシュタグを付けて発信。松本城管理課は「多くの外国人観光客を呼び込めるよう、SNSを通じた発信に力を入れたい」と。
新型コロナ禍前の2018年度と比べても2万7664人(20.6%)増、インバウンド需要が跳ね上がっている。外国人観光客のうち、米国やフランスといった欧米系9万8717人で約6割を占める。コロナ禍前と比べアジア系は約1割、欧米系は約3割増加。
日本人含む入場者の総数は89万6964人でコロナ禍前と同水準。2023年度はNHK大河「どうする家康」で初代松本城主・石川数正公が注目され、入場者の回復を後押ししたとみられる。
1)上高地 ;132.7万人(前年比+52.0%):206.1万人(1995)
2)国宝松本城; 88.5万人(+33.2%):167.7万人(1999)
3)浅間温泉 ; 57.5万人(+ 5.7%): 92.6万人(1996)
4)美ヶ原温泉; 45.1万人(+11.8%): 70.7万人(2007)
5)美ヶ原高原; 38.2万人(ー 3.3%): 83.8万人(2000)
6)乗鞍高原 ; 35.4万人(+10.1%):110.9万人(1995)
7)白骨温泉 ; 17.2万人(+ 4.3%): 41.9万人(2000)
計)松本市 ;457.3万人(+21.3%):744.3万人(1995)
参加店舗はカレー専門店の他、洋食店、居酒屋、カフェ、パン店、ラーメン店など。各店を利用するとスタンプカードにスタンプが押される。スタンプ3個(缶バッジ;300名)、15個(ミニハンカチタオル;150名)、30個(トートバッグ;50名)、
45個(ウオーターボトル;30名)などが抽選で当たる。30個以上は数に応じて30;ブロンド、45;シルバー、60;ゴールド、70;プラチナの「松本カリーマイスター認定証」。
松本梓川の河川敷にある絶滅危惧種の生息場所を「メダカの学校」と名付けて30年近く自然保護活動に取り組んできた逸見泰明さんの山野草などの写真約100点展示。1995年から活動を開始。草刈りや外来種駆除、メダカの生息に適した
環境の維持も続けてきた。約300mの河川敷に絶滅危惧種が20種以上育っているという。サクラソウ、イチリンソウ、ユウスゲなどの写真も。
梓川流域はコンクリート護岸がない自然な景観を保っている河原がまだあります。河原ではメダカやドジョウ、サワガニ、ヤゴなども生息。上高地から流れる梓川ではヤマメやイワナ、ウグイ、カジカ、オイカワ、ブラウントラウト、
ニジマスなども生息。一帯ではケショウヤナギ、コブシ、山桜、桜、ニセアカシア、ヤマブキなども見られます。
(問)梓川アカデミア館 TEL 0263-78-5000
細長い紐のような形の4本の花弁が伸び、冬枯れの山林を明るく彩っています。マンサク科の落葉樹で高さは3〜6m。山林に自生し花木としても植えられる。語源は花をたくさん付けることから「豊年満作」に由来するという説や
他の木に先駆けて花が「まず咲く」ということからなったといわれます。
2月以降に相次いだ降雪や不安定な天候などで、春の農作業は例年より遅れ気味。生産者は野菜の定植や、定植前の準備、リンゴなどの果樹の剪定など手入れに精を出していた。
1.5haの斜面に50万株が群生。2024年は暖冬傾向で1/下に咲き始めたが、2月〜3月の雪の影響で開花は遅れ、現在5-6分咲き。ところどころに雪が残り、雪の中から咲いている福寿草も。花は4/上まで楽しめそう。
約1.5haに約50万株の福寿草が自生。福寿草群生地はまだ雪に覆われていますが、雪が解けている場所では福寿草が開花。赤怒田の斜面は春の訪れを告げる黄色の花が雪の中から顔を出し、来場者を楽しませています。暖冬傾向で開花は
例年より1カ月ほど早かったが、このところの降雪で足踏みしたものの、雪の下で7割が咲いている。雪景色に咲く黄色い福寿草を愛好者らが写真に収めています。実行委によるとピークは来週末、期間中は週末を中心にキッチンカーの出店あり。
(問)松本市四賀観光協会松本市四賀福寿草祭り実行委員会 TEL 0263-64-4447
春の訪れを感じさせる黄色いフクジュソウが白い雪の中から顔をのぞかせています。北向き斜面には積もった雪の中から顔を出す花を一目見ようと、3/17;大勢の人が訪れています。花は日が当たると開き、日が陰れば閉じを繰り返して
2〜3週間咲き続けます。福寿草は3/末まで楽しめそう。
ツアー旅行の一環で、初めて外国人客を受け入れ、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。上段者がツアー客24人を指導。菊練り・打ち粉などの用語を英語で説明、お手本を示して伝えた。観光客は「そば打ちは難しいけれど面白い」と。
信州そば道場代表は「外国人観光客は増えており、これからもこうした依頼はありそう。経験を積んでいきたい」と。ツアー客は自分で作ったそばを、道場と同じ建物にあるそば店「野麦路」でかき揚げと一緒に味わった。
「名建築にアートが住み着くマツモトの冬」をコンセプトに開催。2022年スタートし3回目。来場者数は延べ6.5万人(2022年)、延べ8.1万人(2023年)。松本中心部には数多く存在するノスタルジックな建築が残り、芸術文化振興や観光の価値がある。
今回は国内外から17組前後のアーティストが参加。これまでは市中心街を巡る形で展開したが、2024年は解体予定の「旧市立博物館」に作品を集める。「旧博物館はすてきな建築。表現の場としてポテンシャルがある。解体前にアートの力で
空間を価値づけ、最後に進化させたい。アートができる街への貢献になるのでは」と。新市立博物館と信毎MGも会場となる。(主会場入場料;\2000/一般,\1500/高大生,中学生以下無料)。新市立博物館と信毎MGは無料。
(問)実行委 TEL 0263-87-8631
「生きる時の流れ」をテーマに61点展示。小笠原さんと受講者が撮影した風景、動植物、人物、建造物など。フォトコン受賞した作品なども展示。(入場無料)
(問)梓川アカデミア館 TEL 0263-78-5000
松本市立博物館は1967年竣工。1968年「日本民俗資料館」として開館。地上2F、B1Fの鉄筋コンクリート造り。新博物館の開館に伴い解体予定。取り壊される同館で最後のイベントを開催、アートが織りなす空間を演出する。3回目を迎えた今回は
街中を巡った過去2回と異なり、同館に作品を集めた。国内外の17組が参加。(\2000/一般,\1500/高大学生,中学生以下無料)
新博物館開館に伴い解体が予定される建物を会場とした。3回目で国内外の17組が参加。歴史を刻んだ空間を生かした表現が展開される。2022年は6.5万人,2023年は8.1万人が来場。
松本市内には国宝「旧開智学校」をはじめ、明治〜昭和のノスタルジックな建築物が数多く残っている。これまでは各所で行ってきたが、2024年は旧松本市立博物館のみで開催。
(10:00-17:00,\2000/一般,\1500/高大生,中学生以下無料)
(問)マツモト建築芸術祭
解体を控えた引退車両への落書き、新車両の運転席見学、ミニSL運行などがあり、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。
2000年から2024.3月まで上高地線を走行した3000形の車内では、思い出や「お疲れさまでした」といったメッセージ、イラストなどを書き、床や座席、窓、天井まで埋めていった。車体にイメージキャラクターをデザインし、営業運転を開始した
「2代目なぎさトレイン」では運転席の見学会が行われた。初代なぎさトレインや機関車、作業車なども展示、鉄道模型コーナーでは、50年前に走行していた10形電車を再現した愛好家の手作り模型も。
コロナ禍での制約の多い学生生活した人文、経法、理、医の各学部卒業生、大学院修了生の計873人が門出を迎え、新たな道へと一歩を踏み出した。中村宗一郎学長は「一生懸命やっている人間は必ずうまくいく。出し惜しみせず、
何事にも誠実に向き合ってほしい」と。卒業生代表は「大学で学んだ知識や経験、論理的な思考力で一つ一つの課題解決に向け努力していきたい」と。信大の卒業式は3/24までキャンパスごとに開かれる。
ゴジラの手がカカトをわしづかみしている靴。黒い革靴のカカトを銀色の爪をしたゴツゴツした4本の指が包み込んでいる。美術館職員は「山崎監督は多忙を極めているはずなのに対応していただいた。貴重な靴を提供してもらい、
松本への思いを感じます」と。
臥雲氏は僅差(477票)、接戦になったことについては「結果を真摯に受け止める。私の実績や手腕が十分ではなかったという評価と思う。当選できたのはまだ市政を担う責任があるという民意と思う」。2期目の抱負は「市民の共感と納得を
得て4年間市政を行いたい。一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる街にしていきたい。女性や子供に選ばれ、すべての世代の人たちが豊かさや幸せを実感できる街を実現することが2期目の責任」と考える。「地域公共交通、移動支援の
ネットワークを構築する。新しい教育や学校の在り方を確立したい。経済的負担の軽減を考え保育の受け皿も拡充する」。課題は「松本パルコの後利用、松本市立病院の移転建設、市役所の再編、クリーンセンタ建設と食肉処理施設の移転。
市民の共感・納得を得ながら進めていきたい」。
投票率;44.67%。前回(2022年)の3.71P下回り過去最低。有権者数;19万4356人(男;9万4525,女;9万9831)、投票総数;8万6811票
当)臥雲義尚氏;3万4070票
落)菱山晋一氏;3万3593票、赤羽俊太郎氏;1万4983票、上條邦樹氏;2224票、竹内貴也氏;1167票
臥雲氏は1期4年の実績を強調した上で「一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる街を作る」と訴えて激戦を制した。選挙戦では、2025年2/末で閉店する松本パルコの後利用の在り方が争点の一つになった。臥雲氏は商業施設のみでの再開は難しいとし、
中心市街地の空洞化を防ぐために行政と民間の連携による複合施設が必要と。パルコ側が下層階で商業施設を再開し、市が上層階を借りて図書館機能を軸に子育て支援や文化振興の拠点にもなる公共施設を整備する構想を進めると主張した。
さらに子育てしやすく女性に選ばれる街を実現し、人口減少に歯止めをかけるとして、3歳未満の子どもの保育料を2人目以降は無償にしたり、副市長に初めて女性を起用したりするなどと訴え、支持を広げました。「松本市は中心市街地や
山間部などでさまざまな課題を抱えている。その課題一つ一つに向き合い、松本をもっと豊かで幸せにしていきます。市民の皆さん一人ひとりと共感と納得を形づくったうえで、さらに前進と進化を続けていきます」と。
470票差で敗れた菱山氏は「自分が選挙戦で訴えてきたことに多くの市民が賛意を示したことを、臥雲さんには重く受け止めてもらいたい」と。
立候補表明者は現職と新人の計5人。現職の臥雲義尚氏の他、無所属新人の元衆議院議員秘書の赤羽俊太郎氏、会社役員の上條邦樹氏、元信越放送専務の菱山晋一氏、竹内貴也氏の4人が立候補を表明。
松本市の2024年度予算案は、一般会計総額が1012.9億円、2023年度の当初予算に比べ8億円少なくなったが、過去3番目の規模。
特に重点を置いた市街地の活性化対策には合わせて23.7億円を充て、7月予定の「信州・まつもと大歌舞伎」で市民が縁日などを行う事業や、松本南部の交通拠点として改修が進むJR村井駅周辺の整備事業などを盛り込んでいます。
子育て支援などを拡充して人口を維持するための事業に15.1億円を計上。
一般会計総額は1012.9億円、前年度比の減額幅は8.1億円(0.8%)。歳出では総事業費58.4億円の村井駅周辺整備事業で2024年度予算案には東西自由通路建設費など18.5億円を計上。総事業費12億円の総合体育館改修事業では内装改修で11.9億円を
盛り込んだ。コロナ禍から回復しつつある観光需要を踏まえ、松本城特別会計は12.3億円、3835万円(3.2%)増。「観覧者数が順調に伸びている。2024年度も前年度比16.1%の増加を見込んだ」と。
前年度比465億円減、4年ぶりに1兆円台を下回った。厳しい財政下で子育て・教育や公共インフラ整備といった喫緊の課題に重点配分、能登半島地震を受け防災対策にも迅速に取り組む。
少子化、人口減少に直面するなか、阿部守一知事は一番重点的に配分したのが「子育て家庭応援プラン」。
多子世帯や低所得世帯に重点を置いた支援策。保育料は第3子以降、3歳未満を無償化、第2子は半額。年収約360万円未満相当の世帯へは第2子以降を無償化、第1子を半額とする事業費6億円を盛り込んだ。未就学児の家庭向けには一時預かりや
家事代行などの経費を支援(2億円)、小3年までの通院医療費の助成枠を中3年まで拡充(7億円)。いずれも必要経費は市町村と折半。
公共交通網の維持にも予算を配分。新型コロナによる生活様式の変化や燃料価格の高騰を受け、バスなど交通事業者の経営は悪化の一途。県外から移住してバスドライバーになった場合、移住経費として1人当たり最大50万円を支援。
能登半島地震を踏まえ、防災・減災対策の必要性を強調。住宅の耐震改修の補助額を100万円から150万円に増やす。
知事は2024年度早々に事業の廃止縮小、社会保障関係費の適正化、デジタル化の推進などに取り組む。
プラモデルなど100人近い参加者が手掛けた約1000点の模型が出展、機動戦士ガンダムのプラモデルや、戦車、飛行機、恐竜、城などいろいろな模型が並んでいる。まつもと模型倶楽部などが模型文化の広がりを願って主催した。
ハーフと10kmに計1067人が挑み、5年ぶりにファミリーの部(2km)に100組が参加。やまびこドームを出発、春めく園内を駆け抜けた。
2代目の電車は東部伊勢崎線(東武鉄道)で使われていた「20100形」(1編成2両)。車内外にはイラストを配し、なぎさずくめの電車。2両編成で夏服や冬服、トレッキング姿などさまざまな服装のなぎさが表現。車内にはなぎさの法被を飾ったほか、
つり革の持ち手上部にはなぎさのシールを貼っている。ピンクのハート型をしたつり革の持ち手を初代の車両から引き継いだ。3/16;10:53;新島々発-松本行から運行開始。先着500人の利用者に特製ポストカードを配布。ラッピングはCF(2023.11-2024.1)で
資金を募り、303個人・団体から666万円の寄付があった。アルピコ交通鉄道事業部は「1代目よりもなぎさを感じられる電車になったので多くの人に乗ってもらえたら」と。
松本城「本丸庭園」では毎年12月〜3月に樹木を寒さや雪の重みから守るため、ワラで編んだカサをかぶせる「わらぼっち」などの「冬囲い」をし、3/15;春を迎えるために取り外す作業が行われた。松本城の保全活動をしている
松本古城会の14人は、春の訪れを感じさせる青空の下、天守前に植えられている「小笠原ボタン」の新芽を傷つけないように気をつけながら手際よく作業を進めた。松本古城会婦人部は「つぼみも大きくなり、きれいな花が咲くと思います。
早く春になってほしい。たくさんの人に散策を楽しんでほしい」と。ぼたんの花は5/上頃から咲き始める。
「ゴジラー1.0」はゴジラシリーズ70周年記念作品で日本製作の実写として30作目。終戦直後を舞台に、敗戦で無(ゼロ)になった日本に突如ゴジラが現われ、ゴジラの脅威により負(マイナス)に叩き落とされる物語。ゴジラ-1.0のVFXは評価が高く、
ハリウッド作品と肩を並べるほどのクオリティーと云われる。VFX=視覚効果を駆使したダイナミックな映像が見もの。日本では2023年11月に封切、興行収入60億円を突破。北米でも2023年12月公開、日本の実写映画の歴代興収で1位。
世界興収は1億ドル(150億円)を突破。映画のシーンでは旧岡谷市役所庁舎でロケが行われた。山崎監督は「ALWAYS三丁目の夕日」や「永遠の0」などの作品を監督。
米アカデミー視覚効果賞は、過去にスターウォーズ、スーパーマン、E.T.、ジュラシック・パーク、インデペンデンス・デイ、タイタニック、マトリックス、グラディエーター、キング・コング、ロード・オブ・ザ・リング、アバターなど映画史を
代表する超大作が受賞。長い歴史を持つアカデミー賞で、監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。
山崎貴監督が脚本・VFX・監督を務めた「ゴジラー1.0」が視覚効果賞を受賞。アジア映画では初のオスカー受賞。「ゴジラー1.0」は1954年シリーズ第1作目から70周年を迎え、2023年11月公開。実写のゴジラ映画としては30作目。
観客動員392万人、興行収入60億円。北米では興行収入5641万ドル。全世界興行収は140億円。
映画は戦後全てを失った日本にゴジラが襲来。復興途中の街をゴジラが破壊、知恵を結集して立ち向かうというストーリー。見どころはVFX。山崎監督が所属する映像プロダクション「白組」が製作した。
松本シネマライツやアイシティシネマなど松本の映画館では受賞を受けて客足が伸びた。松本シネマライツはゴジラ関連のポスターや祝福メッセージを展示。劇場入口ではゴジラ立像も来場者を出迎えた。「映像や音響の迫力がすごく。
映画館で見るべき作品」と来場者。各館は上映回数を増やしたり上映時間を調整したりといった対応を検討する。3/12〜;「松本市美術館」で受賞記念の特別展を開催。松本シネマライツは「監督も来てキャンペーンした映画がアカデミー賞を
とった。スクリーンで見るべき映画だと思いました。うれしい」と。
山形村では「山賊焼祭り」を開催。アイシティ21では松本山賊焼応援団に加盟している9店舗が販売。松本山賊焼応援団は「山賊焼」を地元グルメに定着させたいと市内78の店が加盟。イベントは2019年から始まり2024年で5回目。
県内の民有人工林の53%はカラマツ、スギは16%、ヒノキは15%、全国では44%で、スギが少ない県である。しかし、森林面積が多く地域別では北信と南信でスギ人工林の7割が集中。国は花粉症の発生源となるスギを、10年後に2割減らし、
30年後に花粉の発生量を半分にする目標を設定している。花粉が少ないスギには全く出さない「無花粉スギ」、1%以下の「小花粉スギ」、相当程度少ない「低花粉スギ」がある。県は6年前から「少花粉スギ」の種を取る採種園を整備。
県は花粉の量が通常の10%のクマスギを、低花粉スギに認定し、苗木に成長する穂を取って育て、流通させることを決めた。伐採が見込まれる古いスギの木の活用も課題、長野インター近くのいろは堂「おやきファーム」では南信のスギが
使われた。人口が多い長野、松本の50km圏内、スギが多い南信など40市町村の7400haを伐採の重点区域とし、今後、植え替えを進めていく。
地元の温泉旅館や飲食店などでつくる実行委員会が主催、初日は福だるまの販売や豚汁の振る舞いが行われた。庚申堂は大正時代、中信の庚申信仰の総本山として知られる「真光寺」(松本市梓川上野)から庚申像を分霊し設置。
初日は家族連れなどが参拝に訪れ、松本ダルマだるまなどを購入していた。「平穏無事に過ごせる平和な一年になってほしい」と。
雨の水滴が瞬間に凍結する「雨氷」と呼ばれる現象。木の枝が雨氷で凍り付き、ガラス細工のような美しい造形を見せた。珍しく神秘的ですが、大きな影響が出た。
イベントは五重六階の天守で最古の「国宝・松本城」の天守や石垣などに、豪壮な天守を築いた城主・石川数正が描かれた屏風絵が躍動するデジタルアニメーションや雪の結晶や氷などをモチーフとしたデジタルアート、北アルプスに
美しく咲き誇る百花繚乱の花々など、ダイナミックで幻想的なプロジェクションマッピング映像を投影する。当初は第3期(1/27-2/14)。延長期間(2/16-2/18;18:30-21:00);第1期-第3期の演出が全て楽しめる。9分間のコンテンツを3分間の
インターミッションをはさんで連続投影する。
見学会には家族連れなど100人を超える人が参加し、説明に耳を傾けた。内堀に浮かべている浚渫船前で、ジェット水流で底にたまった堆積物を巻き上げてから、ポンプで泥水を吸い上げ、堆積物と水を分離する装置などがある場所まで
ホースを通して送っていること、史跡の堀を傷つけないように水を抜かずに作業していること、2023年12月作業開始〜2024年2/中までに固形になるよう圧縮した泥250tを搬出したことなどが説明された。城の北西に設けた脱水装置の前では、
堀水に石灰を主成分とした薬剤を混ぜ、堆積物と水を分離する実験もあった。松本城では2023.9月から掘にたまった堆積物を取り除く作業が行われています。2025年度までは内堀、2026-2028年度に外堀、2029年度に総堀で行う。
工事は2029年度まで7年計画で毎年9月〜翌年3月に行われます。
松本城のお堀を流れる水は湧き水が水源。鏡のように天守が水面に映り込み、白い雪の常念岳と黒い松本城の幻想的な光景は観光客らを魅了する。お堀の堆積土は露出するたびに問題となり、その都度、応急的な浚渫で対応してきた。
景観や水質を悪化させる堆積土は部分的に除去されてきたが、内堀・外堀・総堀の全てを浚渫するのは明治以降で初めて。史跡への悪影響や悪臭を防ぐため、水を抜かない工法を採用。7年がかりの大規模な浄化作戦に挑む。
2018年からの松本市の調査では、堆積土を増やす主因は植物プランクトンのアオコ。お堀の水には栄養素となるリンや窒素などが豊富に含まれており、もともと発生しやすい状況にある。水深1mを切るなどの条件下で大量発生する。
堆積土が露出すれば悪臭が発生する恐れもある。一方、松本城は国指定史跡で、お堀は傷付けられない。重機の使用は慎重にならざるを得ない。ポンプを備えた5.5uの浚渫用作業船を浮かべ、堆積土を吸い上げる工法。除去は最大で深さ1.5mまで。
専用の設備で脱水し産業廃棄物として処理する。浚渫の対象は内堀、外堀、総堀を合わせて約3万u。2029年度まで観光客が少なくなる9月ー3月に実施する。初年度は2023.12月に内堀から着手。水質や生態系への影響も見られず、騒音も
発生していない。松本市によると、除去する堆積土は計約2万m3、総事業費は約14億円を見込む。「松本城は湧き水豊かな地に築かれた城。美しい水をたたえた堀も含め、後世に伝えていかなければいけない」と。
長野県阿部守一知事や松本市やスポーツ団体などの関係者約100人が出席。「国体」は2024年から「国民スポーツ大会」と名称を改め、2028年の「第82回大会・信州やまなみ国スポ」は「第27回全国障害者スポーツ大会」とともに長野県で開催。
1978年の「やまびこ国体」に合わせ、1977年に競技場が完成。当時使われた陸上競技場を建て替え、新競技場は地上2F、B1F建て、延べ1.8万u。観客席は約1.5万席。メインスタンドの西側には三角形の末広がりの形が特徴的なアルプススタンドも
設けられる。バックスタンドは大屋根の上からも観戦できる。トレーニングルームや雨天走路、屋内跳躍練習場も設けられる。2025年度完成予定、開閉会式などが行われます。総事業費は約159億円を見込む。
2/17;松本「松本浅間CC」が営業開始。2/5;大雪に見舞われたが除雪作業と、連日の暖かさで一気に雪解けが進み、OPENした。松本浅間CCは「オープンは例年と同じ時期だが2024年はだいぶ暖かい。中信で一番早いオープン」。
2/19;4/上並みの暖かさとなり、ゴルファーはプレーを楽しんでいた。
近隣ゴルフ場は、2/23;豊科CC、2/25;松本CC、3/2;穂高CC、3/9;あづみ野CCがOPEN予定。
飛散は平年より10日早く2023年よりも12日早い。2023年夏の猛暑の影響で、飛散量は平年よりも多めとみられる。花粉の飛散は気温が上昇すると一気に増え、飛散のピークは3/中になりそう。
松本商工会議所青年部は、同所青年部が10周年を迎え、企画・開発された「信州サーモンの押し寿司」。押し寿司には安曇野産の信州サーモンを使い、米は松本産、製造は松本市内。
味はプレーンと燻製の2種類、2/22-2/25;山形村アイシティ21で1日30折りずつの限定販売。
12/16ー2024.2/14;18:00-21:00;観光客が少なくなる冬の松本の賑わいづくりにと企画され、「松本城」、「松本城公園」、「大名町通り」、「千歳橋」などでイルミネーション。
松本中心部から松本城へと続く「大名町通り」では、街路樹に取り付けられた電飾の優しい光が市民や観光客を迎えます。「トワイライトスクエア」と銘打った近くの広場には、高さ6mのX'masツリーが登場、X'masムードを演出。
「松本大手門枡形跡広場」でトワイライトスクエア開催。
12/2-1/3;10:00-19:00;Xmas Market、12/9-12/10;10:00-19:00;古着市、12/16-12/17;10:00-19:00;古市、12/23,12/24;クリスマスバル&LIVE。
12/16〜2024.2/14;「国宝・松本城天守プロジェクションマッピング」。冬の松本城の天守に幻想的な映像を映し出すプロジェクションマッピング。演出は3種類;プログラム(12分;メイン9分+サブ3分)
五重六階の「国宝・松本城」で、天守や石垣を城主・石川数正が描かれた屏風絵が躍動する。デジタルアニメや雪の結晶や氷などをモチーフとしたデジタルアート、北アに美しく咲き誇る百花繚乱の花など、幻想的なプロジェクションマッピング。
12/16ー2024.1/7;時代を駆ける歴史絵巻、2024.1/8-1/26;雪や氷・星のきらめき、2024.1/27-2/14;春の訪れ・花鳥風月
2021-2022;11.7万人、2022-2023;8.8万人が来場した。
早春から春にかけて咲く花には黄色の花が多い。黄色は目立つ色で昆虫に受粉を手伝ってもらっているという。福寿草、ロウバイ、レンギョウ、サンシュユ、ウコンバナ、オウバイ、スミレ、スイセン、アブラナ(菜の花)、ヤマブキなど。
まだ雪が残る中、ロウバイの黄色い花からは甘い香りが漂い、一足早く春の訪れを感じさせています。「松本広域公園」(信州スカイパーク)のロウバイは、2/下-3/上に見頃を迎えそう。
1992年、松本で始まった音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」(SKF)で総監督を務め、2015年から「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)に名称を変更、世界水準の音楽を信州から発信し続けた。2/10-2/12;OMF実行委員会は
音楽祭の会場となった「キッセイ文化ホール」や「まつもと市民芸術館」「松本市音楽文化ホール」の3ヶ所に献花台を設け、献花を受付(9:00-17:00)。訪れた人たちは花を手向けて静かに手を合わせ、別れを惜しんでいた。
1984年にサイトウ・キネン・オーケストラを結成、セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)は1992年、恩師(齋藤秀雄氏)の名を冠した国際的音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」(SKF)として始まった。小澤監督によって松本が
開催地に選ばれたのは、音楽的な土壌と北アルプスの雄大さなどからという。
1998年には長野冬季五輪の開会式ではベートーヴェンの交響曲第9番を指揮、五大陸を中継でつないで合唱団が歌うという演出で観客を沸かせた。
2016年には松本で指揮した作品「ラヴェル:歌劇・こどもと魔法」がグラミー賞の最優秀オペラ・レコーディング賞を授賞。
2019年の公演が最後の指揮。2023年は作曲家ジョン・ウィリアムズさんが出演した公演でカーテンコールに姿を現した。
松本市臥雲義尚市長は「OMFの総監督で、松本市名誉市民である小澤征爾氏の突然の訃報に接し、深い悲しみを禁じえません。総監督として30年以上にわたり、松本の地と松本市民をこよなく愛していただき、楽都・松本を発展させて
いただいた功績に深く感謝申し上げます。心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします」。OMF実行委の名誉会長を務める長野県阿部知事は「長野県に最高水準の音楽芸術を響かせてくれた」と哀悼の意を表した。
2024年は「未来」「躍動」をテーマに氷で彫り上げる。
1/27;17:00-1/28;早朝;「松本城公園」にて「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」。全国から集まった氷彫師がその技を競い合い、繊細な氷の彫刻を制作する。(展示;1/28;早朝-15:00頃)
1/26;14:00-20:00;松本「花時計公園」にて「全国氷彫コンクールプレイベント」。若手の登竜門として制作歴5年未満の氷彫師が制作するコンクール。(展示;1/26;20:00-1/27;15:00頃)
1/26〜;松本市街地で「街中展示」。松本駅前広場、松本市美術館、蔵シック館、大手門枡形跡広場にも氷の彫刻が立ち並びます。
※国宝・松本城氷彫フェスティバル2024
(問)松本市文化観光部観光プロモーション課(城下町松本フェスタ組織委員会) TEL 0263-34-8307
新型コロナ禍から社会が立ち直り、福を招くことを願って多くの老若男女が境内に詰めかけた。
松本「深志神社」では境内3ヶ所に特設ステージが設けられ、18:00;太鼓の合図が鳴ると拝殿のステージ前は人で埋め尽くされ、約300人の豆まき奉仕者が「福は内!鬼は外!ごもっともごもっとも」と声を上げ、福豆や福銭、福餅、
菓子やミカンなど約2万個をまいた。集まった人々は大きく手を伸ばして、飛んでくる福を夢中になってつかんでいた。
節分祭は4年ぶりに通常開催、新型コロナ下で中止が続いていた豆まきを実施。1/24;禰宜が「深志神社」の焼き印や「令和六年甲辰」の朱印が押されたヒノキの升に「福」,「寿」の文字を筆で一つ一つに丁寧に文字を書き入れた。
2024年は約600個を用意。能登半島地震の被災者に思いを寄せて早期の復興を祈り、「悪いものを追い出し、新しい気を呼び込みたい」と。2/3;17:00;神事、18:00;豆まき。福男、福女、サッカーJ3松本山雅FCのガンズくんらが豆や餅、
菓子などをまく。
八日念仏はこの地区で2/8前後に行われている伝統行事。地元の小学生が民家を訪ね、住民と輪になって念仏を唱えながら長さ8mの数珠を回した。八日念仏は江戸時代一帯に疫病が広がった際、立ち寄った僧が数珠を与えて住民を勇気づけたのが
始まりとされ、明治の初めからは子供の行事として引き継がれてきた。新型コロナで子供たちが民家を訪ねるのは5年ぶり。1日で100軒を回り、健康と幸せを祈っていた。
1/27;17:00〜;氷の彫刻を手がける13チーム計26人が重さ135kmの氷柱を1チーム15本使い、チェーンソーやノミ、バーナーを使って、夜通しで制作した氷像が並んだ。2024年は鳥や魚、伝説の生き物や神話の登場人物など、技巧を凝らした
氷彫15体が展示。訪れた人たちは写真を撮るなど氷の芸術を楽しんでいた。夜明け前には色とりどりにライトアップされた氷像や朝日を浴びて輝く様子を楽しんでいた。最高賞の金賞はクラゲやエイ、リュウグウノツカイなどをモチーフにした
作品「深海のうたげ」で、魚のひれやクラゲの触手まで繊細に表現。特別賞は炎をテーマに躍動感のある火の鳥。公園には4年ぶりに「氷のジャンボ滑り台」が復活し、冬晴れの厳しい寒さの中、子どもたちは歓声をあげて楽しんでいた。
2024年は「未来」「躍動」がテーマ。松本市美術館、中町・蔵シック館、千歳橋の4ヶ所に計8体の氷像が登場。JR松本駅前には高さ2mのゾウやクジラなどの氷像が展示。千歳橋では天使、イルカ、ペガサスが展示。松本城公園には龍、氷柱なども。
夜にはカラフルにライトアップされた。4年ぶりに「ジャンボ滑り台」が復活。松本城公園では全国13チーム26人が参加する「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」(1/27;17:00〜制作,1/28;早朝-15:00;展示)。1/27夕から職人たちが夜通し
氷の彫刻作品を制作し、出来栄えを競うコンクール。早朝にはライトアップ。1/27-1/28;ステージでくまモンやひこにゃん」など全国のゆるキャラ。「松本まちなかアートプロジェクト」の大道芸やジャズパフォーマンスも。
1/25;15:00〜;松本駅前や市美術館などで彫刻の制作が始まり、巧みにチェーンソーを操り、氷を削る音が響き渡った。クジラやゾウ、タンチョウなどが姿を現した
氷彫フェスは松本市や松本商工会議所などでつくる組織委員会が主催、37回目。
「松本都市デザイン学習会」が企画。女鳥羽川を生かしたまちづくりをテーマに行ったパネル討論では、信大人文学部金井直教授、アートプロデューサー、歴史研究家、都市計画家らが登壇。河原で過ごしたくなるような空間にするなどの工夫を
求める声が上がった。
中心市街地を歩行者天国にして行われた「あめ市」には多くの店が並び、福あめや縁起物のだるまなどを販売。「あめ市」は、戦国時代に上杉謙信が敵の武田信玄に塩を送ったという故事にちなんだ「塩市」が起源とも言われています。
上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」も行われた。このほか、七福神があめを配りながら練り歩く「時代行列」も行われ、大勢の家族連れなどで賑わった。
同町会は少子化の影響で子供たちによる販売は途絶えていたが、子供の人数が一定数そろったことから復活。小学生が売り子になり、商都・松本に元気な掛け声を響かせた。「いらっしゃいませ、福だるまはいかがですか」と笑顔で
声をかけていた。用意した「福だるま」(70個)は1時間半で完売。あめ市の福だるま売りは子供たちが実売を通じて商売のイロハを学ぶ機会だったが、近年は実施する町会が減少傾向。同会は「17年ぶりに復活できた。できる限り続けていきたい。
収益は子ども会の活動に役立てたい」と。
寒さに負けず、子供たちが元気よく福だるまやあめを販売、物産展やパネル展示なども行われ、多くの人でにぎわった。商売繁盛を願って各通りには市神様がまつられ、出店も多く並んだ。子供たちが商売を学ぶ機会として長年続ける
「福だるま」の販売が伊勢町や本町などで行われた。伊勢町では子供たちが「いらっしゃいませ」と元気に声を掛け、笑顔を見せていた。中町では17年ぶりに子供がダルマを販売。1/14;本町や大名町などが歩行者天国。戦国大名の上杉謙信が
武田信玄に塩を送った故事にちなんだ綱引き「塩取り合戦」などが行われる。
江戸時代の1/11;市始めで神様を祭っていた宮村天神(深志神社)が塩を売るようになり「塩市」と呼ばれた。現在の「あめ市」の起源と云われる。戦国時代に上杉謙信がる武田信玄に「塩」を送ったとされ、松本に塩が届いたのが1/11とも。
1/14;10:30-15:30;中心市街地が歩行者天国。交通規制あり。
1/14;10:50;大名町で「オープニング式典」では14団体の太鼓連、演舞連競演。
四賀鼓龍会虚空蔵太鼓、中山太鼓連、浅間温泉火焔太鼓保存会、波田安留風寿太鼓、三才山小日向神楽保存会、松本市日本舞踊松風流子供教室、神林太鼓連、和太鼓鳴桜、和太鼓わをん、琉球國祭り太鼓、島々獅子舞保存会、信大YOSAKOI、ダンスなど。
1/14;11:00-13:15;「松本あめ市時代行列」。六九通り〜千歳橋〜本町通り〜伊勢町通り〜本町通り〜中町通り〜千歳橋〜縄手通り〜大名町通りにて七福神があめを配りながら練り歩き。
1/13-1/14;10:30-15:00;「中町蔵シック館」で「全国あめ博覧会」。松本の老舗のあめ、全国各地のあめなどの販売。飴細工師による実演販売。
1/13-1/14;12:20;「大手門桝形跡広場」で「商都大物産市」(松本・九州の特産品など)
1/14;10:30-15:00;ウォークラリー「アルプちゃんをさがせ」。1/14;10:30-15:30;「松本パルコ」前で「松本あめ市旧車祭」。1/4-1/28;「松本市立博物館」にて「松本あめ市」パネル展示。
(問)松本あめ市実行委員会事務局(中町蔵シック館) TEL 0263-36-3053
(問)松本市商工課 TEL 0263-34-3110
成人年齢は18歳に引き下げられが、20歳を対象に実施。華やかな振り袖やスーツに身を包んだ参加者たちは恩師や友人と旧交を温めながら、大人の自覚と決意を新たにした。松本水汲の「キッセイ文化ホール」では「ハタチの記念式典」が開かれた。
例年、「松本市総合体育館」で行われてきたが、2024年は工事中のため場所を変更、2部制で実施された。対象者2236人(2023年比29人減)のうち1736人が出席した。松本市臥雲義尚市長は「地球規模の視野で物事を考え、得られた知識や
経験を松本に生かしてほしい」と。能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた。
長野県は計77市町村(19市,23町,35村)、人口は200万1512人(2023.12)、新成人は2万802人。
長野市芸術館には20歳を迎える若者たちが華やかな振袖やスーツに身を包みで出席。長野市では「二十歳の門出を祝う成人式」が開かれ、市内7地区から約700人が参加した。長野市の対象者は3500人。
1/7;安曇野市「ANCアリーナ」にて「二十歳の集い」(対象者;1002人)
1/7;松本市「キッセイ文化ホール」にて「ハタチの記念式典」(対象者;2236人)
2024年成人式は113会場にて。正月開催は長野、上田、千曲、小布施、松本、塩尻、朝日、岡谷、茅野、諏訪、飯田、富士見など15市町村で式典が開かれる。
1月開催(1/1-1/7);55会場(49%);1.5万人(72%),1/7;ピ−ク(26会場;11,379人が対象)
5月開催(5/3-5/4);3会場(2%);920人(4%)
8月開催(8/10-8/15);55会場(49%);4900人(24%)
大北の成人式はお盆開催。(県全体の成人3%)
8/10;松川村すずの音ホール(150人)、8/12;小谷村役場(25人)
8/15;大町市文化会館(287人)、8/15;白馬村ウイング21(80人)、8/15;池田町交流センタかえで(100人)
日本全体で延べ宿泊者数;5.9億人泊(2019年比-0.5%,2022年比+31.6%)
内訳;日本人;4.7億人泊(2019年比-0.4%,2022年比+10.2%)、外国人;1.1億人泊(2019年比-1.1%,2022年比+592.8%)
長野県延べ宿泊者数;1694.5万人(2019年比6.1%減,2022年比19.6%増)、新型コロナ禍前の2019年と比べると約9割まで回復。
内訳;日本人;1552.8万人(2019比-5.7%,2022年比+11.0%)、外国人;141.7万人(2019比-10.2%、2022年比+687.7%)
2023.1-12月宿泊施設タイプ別客室稼働率;全国;57.4%、長野県;39.2%。
全国;旅館(37.0%),リゾートH(52.2%),ビジネスH(69.4%),シティH(69.3),簡易宿所(25.0%)
長野;旅館(28.2%),リゾートH(37.2%),ビジネスH(70.7%),シティH(68.1),簡易宿所(14.3%)
2024.1/1;200万991人。2024.2/1;199万9182人(男:97万8208人,女;102万974人)。前年同月比で1万5056人減少。2001年の222万208人がピークで22年連続で減少、1973年以来50年ぶりに200万人を下回りました。2/1までの1カ月の変動要因を見ると、
転入数が転出数を上回る「社会増」は205人。死亡数が出生数を上回る「自然減」が2014人。自然減を社会増で補えなくなっている。県の統計では、2023年の出生数は1万1339人と過去最低。
1年前に比べて1万5476人減少、200万人割れが目前。2001年の222万人をピークに22年間連続で減少。2003年までは死亡者数に比べて出生者数が多いが、2004年以降死亡者数が上回り、年々その差が大きくなっている。婚姻数の減少などによる
出生率低下、団塊の世代と言われる高齢者の増加、若者の東京圏流出などが要因と考えられる。毎年約1万人のペースで減少。今後も人口減少は続くと見られる。2050年には158万人台になると推計。
長野県人口・世帯数統計では2023.12/1現在の人口は200万1512人。1ヶ月で1200人-2200人減少していることから、2024年早々には人口が200万人を下回りそう。人口は1974年に200万人を越え、2001年の222万208人をピークに減り続けている。
人口が200万人を下回れば、1973年以来。県内の婚姻数と出生数は減少傾向で、婚姻数はピークの2000年は1万3405、2022年は7288(-45%)。阿部知事は人口減少対策、少子化対策に取り組む考えを示した。
参拝者が無病息災を願って乗る大わらじが完成した。三澤宥智住職が1人で手編みして長さ約7m、幅約3mの大きさに仕上げた。寺の前にはだしで立つ仁王像に履物を履かせようと、信者が奉納したわらじが起源で、1975年から住職が1人で
手編みするようになり、年々大きさが増していった。2023年は1日3時間ほどかけ約2ヶ月で完成。仁王の力強くたくましい姿にあやかって無病息災の御利益を得ようと県外から訪れる人もいるという。大祈祷会では2023年作った本堂の
わらじのほかに、2022年作ったわらじを本堂前の参道に敷いて参拝者を迎える。住職は「大わらじに乗り、互いに譲り合って大切な人生を過ごせるよう願ってほしい」と。
2024.1/7-1/8;9:00〜;大祈祷会、2024.1/7-1/8;9:30〜祈祷。
(問)大安楽寺 TEL 0263-33-0870
住職が手編みして紅白の鼻緒を縫うなどして仕上げ。大わらじは約12畳、長さ約7m×幅約3m。はだしの仁王像のために信者が作って奉納したのが始まりとされ、三沢住職が50年以上前から作るようになってから大きくなったという。
2023年は9/下から制作開始。住職は「わらじに上った方を助けてください、と祈りながら作っている」と。2024.1/7-1/8;大わらじは「厄除観音大祈祷え会」で境内に置かれ、参拝者に歩いてもらう。
松本内田の「牛伏寺」では県内最大級といわれる「厄除け縁日大祭」が開かれ、朝から大勢の人が参拝に訪れています。本堂では読経と鐘・太鼓の音が響く中、護摩がたかれ、「家内安全」や「心身健勝」といった参拝者の願い事が書かれた木札を
炎にかざして祈祷した。1/7-1/8;牛伏寺の厄除け縁日大祭は例年並みの10万人の人出を予想。
参拝者は家内安全や商売繁盛などを願いつつ、新年早々から能登半島地震、羽田空港での航空機衝突と大きな災害・事故が続いていることから、世の中の平穏も願っていた。松本内田「牛伏」では厄除縁日大祭が行われ、多くの人が参道を上って
境内に向かった。牛の像に触れ、頭や足など良くなってほしい場所をなでながら願いごとをしていた。松本蟻ヶ崎「放光寺」では厄除観音大縁日があり、特別祈とうを待つ列ができた。参拝者は「国内では地震、海外では戦争で苦しんでいる人がいる。
早く元通りの世の中に」、「灯油や電気が高い。生活が楽になってほしい」と願っていた。住職は「ようやくコロナ禍が明けた。多くの人にとって飛躍の一年になってほしい」と。
12/11現在;北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」の指定席は59万席中26万席、2022年度比で131%、新型コロナ禍前(2018年度)に比べても107%。JR東日本は「5類に移行してからの鉄道利用の回復傾向が続いている」と。
予約状況では下りピークは12/30、上りピークは2024.1/3。
松本城は本丸庭園を無料開放した3日間(1/1-1/3)で1万1577人が来場。前年より全体の来場者数は約1割減少したが、外国人旅行者のみだと858人で約3割増。初詣の参拝客は、松本「四柱神社」で約6万人、深志神社は前年の2割増。
県護国神社も約3万人で前年より増加。穂高神社は約8.7万人で前年よりやや減った。穂高神社は「二年参りの参拝客が少なかった。天気が悪かったことが影響したのでは」と。
大王わさび農場は1/3から営業開始、約2300人が来場、前年より約2割増。スキー場は雪不足で前年より人出が減り、やや寂しい正月となった。雪不足でまだ全面滑走になっていない「Mt.乗鞍スキー場」は前年同期比約4割減。
家族の健康や目標の実現を祈る人、能登半島地震を受け被災地の無事、自然災害が起こらないことなど1年の平穏を願う人もおり、さまざまな思いを込め手を合わせた。
1/2;松本「四柱神社」では参拝客の列が境内から縄手通りを抜けて千歳橋近くまで延びた。
天守を背に本丸庭園では迫力ある太鼓の音色を響かせ、新たな年の始まりを告げた。20-60代の団員19人が参加、大太鼓や小型の締太鼓、金属製の双盤などを奏でた。計10曲を披露し、結成当初から20年以上続けてきた「出陣の譜」や
団員が作曲した楽曲も。団長は、新年早々に起きた能登半島地震や羽田空港での航空機事故などに触れ、「つらくて大変な方たちに向けて、太鼓を通して少しでも自分たちの元気を届けられたら」と。
この日、本丸庭園は無料開放され、新春から国宝の雄姿を楽しもうと開場前には長蛇の列ができた。
本丸庭園を無料開放し多くの観光客でにぎわっている。1/1;「黒門前」では武将や姫、忍者姿の「国宝松本城おもてなし隊」が「新春開門の儀」を行った。行列をつくって待った観光客と共に「開門!」と大きな声を上げると、
重厚な扉がゆっくりと開いた。おもてなし隊と一緒に記念撮影する家族などが列をなした。1/3;10:00,11:15;「国宝松本城古城太鼓」の演奏が行われる。
能登半島地震の影響やや混雑で北陸新幹線の一部には遅れも出た。JR長野駅はUターンラッシュのピークで、お土産を抱えたりスーツケースを引いたりした家族連れなどで混み合った。
JRによれば、東京に向かう北陸新幹線の指定席は予約で埋まり、自由席乗車率は一部の列車で100%を超えるなど混雑した。
7:30頃、太陽が顔をのぞかせると、待ちわびていた人たちは一斉にカメラやスマホで撮影。一帯はオレンジ色の光に包まれた。
2023年の出生数は1447人(前年比204人減)。1400人台は初、新型コロナ禍で少子化が加速した。
地区別人口は9地区増、25地区減、1地区増減なし。増加率が最も高いのはマンション建設があった第3地区。減少率が高い地区は奈川5.5%減、入山辺3.0%減、四賀2.6%減と山間地で減少が目立つ。
世帯数は10万9370世帯(前年比972世帯増)。松本市は「人口24万人程度の維持」を目指す。
「アルクマ」をデザインした手帳カバーを初めて作り、手帳とカバーの同時予約で特典でアルクマシールがプレゼント。予約数は2022年同時期の6倍、2021年の12倍。
長野県民手帳は1961年に販売開始、近年の年間販売数は4.5万冊で全国各県の県民手帳でもトップ。予定が書き込めるカレンダー、県内市町村ごとの面積・人口・学校数・事業所数・自動車保有台数などさまざまな統計情報が掲載。
協会は2024年がアルクマ生誕15周年となるのにちなみ「アルクマの力も借りて、より多くの人に手帳を手にとってもらおう」と手帳カバーを作った。特典付は9/29受付分まで。(\550/県民手帳,\250/カバー)
(問)県統計協会 TEL 026-232-1121(平日)
★2023年★
■2023.12/25-12/30;松本「縄手通り」で年末恒例の「暮れの市」が始まった。
新年に向けて、しめ飾りなどの正月飾りを販売する露店が軒を連ね、クリスマスから一転、年の瀬の雰囲気に包まれている。地元の露天商らでつくる中信街商組合が毎年開催。店先には長さ1.2mの大きな大黒締めや門松、松の枝、
松本伝統の竹細工の縁起物・お神酒の口などがずらりと並んでいる。松は神棚などに飾る長さ50cmから玄関用1.5mの枝まで大小、来店客は飾る場所を店主に伝えて一緒に選んでいた。「よいお年を」と声を掛けている。
年の瀬を迎え、新年の準備が進む中、「国宝・松本城」では、1年間にたまったほこりを落とす恒例の「すす払い」が行われた。
松本城のすす払いは、新年を迎える前に毎年行われています。市職員や松本地域シルバー人材センタなど約30人が天守と黒門、太鼓門の3ヶ所で作業。約6mの竹ぼうきを使って壁などにたまったほこりを落とした。天守の屋根には、業者が
手の届かないところまで清掃した。地元のボランティアらが作った長さ6mのしめ縄を天守と黒門に飾りつけ、新年を迎える準備を整えた。この日は2023年最後の開場日。2023.4月ー2023.12/27;松本城の来場者は述べ73.8万人(前年比+24%)。
2022年は約59.3万人。10月は10.8万人(前年同月比約3.2万人増)、11月も前年より1万人増。新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで、コロナ前の水準まで回復した。松本城管理課は「1年間の感謝の気持ちを込めてすす払いを
行い、新年を迎える準備ができた。2024年も多くの人に城を訪れてほしい」と。松本城の本丸庭園は元日から3日までは無料開放。
文科省などが2023年度から実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」は、特定の分野の強みを核とした経営戦略のもと、他の大学とも連携するなどして研究力の底上げに取り組む地域の大学などを支援するもの。信大は水に関する
研究を核に、イノベーションの創出や地域貢献などを進めるとした構想を提案し、12大学の1つに採択された。信大は今後5年間で、最大55億円の支援を受ける。信大は2023年度中をめどに新たな機構を設置し、別々に研究が行われていた
水処理や水素エネルギーの生成などに関する研究を、他の大学とも連携しながら実施し研究力を高めるという。循環型・地産地消型で永続供給することで産業振興と地球再生の実現を目指す。
実施期間は2029年3月までの5年間。12:25;信大「松本キャンパス」で中村宗一郎学長らが会見した。事業の柱の一つとなる研究の卓越化を進めるため、新たな研究組織として「アクア・リジェネレーション機構」を発足する。トップレベルの研究者を
中心に准教授・助教、専任技術職員らで研究ユニットを構成、総勢160人規模。産学官連携を背景に、企業の研究者らの受入れも想定する。松本キャンパスでは水やエネルギー関連の新拠点「アクア・リジェネレーション共創研究センタ」の整備を
進めている。機構の主要研究拠点と位置付け、30億円を研究設備などの整備経費に充てる。松本市などと連携した水・エネルギー地産地消モデルの実証タウンを形成する構想も。先行事例では海水の淡水化に使う「逆浸透膜」についての
サウジ海水淡水化公社との実証実験、浄水などに応用できる結晶材料「信大クリスタル」のタンザニアでの大規模実証、太陽光を利用した触媒で水から直接、水素を取り出す技術などを挙げた。信大・中村宗一郎学長は「信州大学が水に関する
課題の解決を図っていくことは非常に意味がある。事業を進めながら信州大学の使命を果たしていきたい。日本は隠れた水の輸入国であり、長野県から解決に向かうことは非常に意味のあること」と。
「福あめ」は、毎年1月に開かれる「松本あめ市」の名物で「福助」の顔があしらわれています。あめ市を前に、松本にある江戸時代から続くあめ店では、福あめづくりが始まっています。福あめは、白いあめと、墨や紅こうじなどで黒や赤に
色づけしたあめを束ね、直径20cmの円柱状にしていきます。そして、引っ張ったり転がしたりしながら直径2cmになるまで細く伸ばし、包丁で切っていくと、かわいらしい福助の顔が現れます。この店の福あめは砂糖を使用せず、もち米と
麦芽だけを使ったやわらかな甘みが特徴という。あめ店は「福助の表情がひとつひとつ違うので、楽しみながら、皆さんにとってよい年になるよう作っている。家族みんなであめをなめながら、いい団らんのひとときを過ごしてほしい」と。
この店では6000袋が作られ、2024.1/13-1/14;「松本あめ市」などで販売。
お神酒の口は、武士の内職で作られてきたものとされ、年の瀬に2本のとっくりに1本ずつ挿して神棚に供える。1998年に国選択無形民俗文化財指定。現在は編み手の女性が1人。11/中に松本で竹を収穫、ナタで皮をむいて細く割き、
曲線を描くように松や宝船の形に編んでいく。10種類計200対を制作。12/25-12/30;松本縄手通りの「矢澤鯛焼店」前で販売。「神棚に飾る人の願いに寄り添う気持ちで作った。これからも絶えさせずに続けてほしいという声に応えたい」と。
酒蔵ではなく個人のどぶろく醸造所は珍しい。どぶろくは米、米こうじ、水を原料とする酒。発酵してできたもろみを布で濾過ろかすると清酒に分類、濾過しなければどぶろくとなる。古くは農家などで自家製のどぶろくが愛飲されてきた。
明治時代に酒の自家醸造が全面禁止、その後は清酒の醸造量が増えると次第に姿を消した。近年は国の構造改革特区制度により、全国で醸造所が増えている。同醸造所は古民家を改装、2023年11月に酒造免許を取得して試験醸造を始めた。
12月にはどぶろくと軽食を味わえるバー「松本doburock」を併設OPEN。本来の甘みや酸味を感じられるように冷蔵庫で保管している。アルコール度数は5%未満。バーではスイートとドライの2種類。スイートは舌触りが滑らかで、口の中で
発泡する感覚が特徴。ドライはより落ち着いた甘みや香りを楽しめるという。米は松本産コシヒカリを使用。酒米ではなく飯米を使い、米自体の旨みうまを味わえるようにした。(\880/120ml)
その他、イチゴやリンゴ、ブルーベリーの実や果汁を混ぜたどぶろくも用意。(13:00-19:00,火/水定休)
(問)松本どぶろく醸造所 TEL 0263-88-8939
お堀が現在の姿になった大正時代以降、大規模な浚渫は初めて。対象面積は3万u。お堀の水は湧水で水質は良いが増殖したアオコが堆積した影響で、一部では底が露出。臭い対策のため、水は抜かずに厚さ1.5mの堆積物をポンプで取り除く。
文化財であるお堀の側面を傷つけないよう慎重に作業を進める。浚渫作業は2029年度までの7年間、秋〜冬に実施、総事業費は14億円を見込む。2023年度は12/15-2024.3月予定。松本市は現在、明治維新後に埋めたてられた城の外堀を復元する
事業を進めていて、水の浄化と合わせさらなる魅力アップに繋がりそう。
桟橋には解禁を待ちわびた釣り客がずらりと並び、次々に釣果を上げていた。師走らしい冷え込みの中、テントを構えたり、分厚い防寒着に身を包んだりしながら、湖面ににらみを利かせ、当たりを引くと手際良く釣り上げていた。
美鈴湖でワカサギの試験放流をしている県水産試験場(明科)によると、2023年は湖を管理するウテナ荘の放流分と合わせて2600万粒の卵を放流した。夏の猛暑と渇水で水位が例年より低下した影響で、魚の数は少ないものの大きさは
例年以上という。
設備更新などで長い間を休止していた「温泉スタンド」を再開。「家庭で良質な温泉をお楽しみください」と。容器は持参、\10円と\100円硬貨のみ利用可。(7:00-19:00,無休,\10/10L)
(問)竜島温泉・せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126
11/10;松本市が「松本城の日」と定め、1週間、お城にまつわるさまざまなイベントが行われています。11/6;18:30;夜の松本城などを巡るツアーが行われた。参加者は天守から松本の夜景を楽しんだ。
松本市立博物館に移動し、江戸時代後期の松本城の城下町を再現した模型などの展示品を見学した。ツアーに参加した市民は「松本城から見える景色が日中によりきれい。定期的に松本城に足を運びたい」と。
■11/10;「国宝・松本城」の世界遺産登録に向けた機運を高めようと定められた「松本城の日」。
松本城では、記念品の配布などさまざまな催しが行われています。11/10;明治時代のはじめに松本城天守が取り壊されそうになった際、保存に向けた資金を集めるため地域の人たちが中心となって天守で博覧会を始めた日。
松本市などは、松本城を市民が守ったことを広くアピールするとともに、世界遺産登録への機運を高めようと、11/10を「松本城の日」と定めた。松本市と市内の企業・団体らでつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が
2021年度に制定した。11/10;松本城公園ではオリジナルのメモ帳や、NHK大河「どうする家康」で注目された初代城主・石川数正と康長親子のイラスト入りマグネットなどが先着300人に配られた。大勢の人が朝から列をつくり、
配布が始まって10分で終了。松本市文化振興課は「世界遺産登録を目指す中、多くの方に松本城を誇りに感じてもらうようにしていきたい」と。
11/10;「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会は、「松本城の日」に合わせ、松本城公園でお城の特製紙ファイルやメモ帳などを限定300セット無料配布。世界遺産を目指し市民や観光客にPR。
11/10;日本郵便信越支社は「松本城」の記念切手(オリジナルフレーム切手)を発売。
四季折々の情景や北アを背景に映える松本城を版画で表現。木版画家の塩入久さんによる作品。(\1330/1シート;\84×10枚)
11/9;一夜限りのスペシャルナイトツアーが行われ、市民や観光客約40人が参加した。
2カ月で常設展と特別展の観覧者は約4.4万人、常設展は1日当たりの目標人数を大きく上回った。1/13〜3/3;特別展第2弾として「至極の大衆文化 浮世絵?酒井コレクション」が始まり、国内外に日本の文化や松本の魅力を発信。新博物館は
鉄筋一部鉄骨造の3F建て、延べ面積は約7800u。松本城公園にある旧博物館の老朽化などに伴い、2016年に現在の場所に移転・新築することを決定。2020年着工、2022年完成。総事業費は約90億円。施設は3階が常設展示室、2階が特別展示室や
図書情報室、1階はキッズルームと交流学習室、講堂など。
常設展は、旧博物館での古い時代から新しい時代へと展開する通史展示を一新。松本の特徴を直接的に伝えられるよう、1)お城のあるまち、2)にぎわう商都、3)開かれた盆地、4)ともにある山、5)伝えてきた心、6)生きる力、7)変わりゆく社会、
8)継いでつなげての8つのテーマで構成。会場には縦約8m×横約4mのジオラマがある。江戸後期の城下町を推定復元したもので、南北2,4km、東西1.2kmの当時の町全体を一望できる。博物館学芸員は「外堀や内堀、街道などから典型的な城下町の
形が分かる。建物の大きさで住んでいる人の身分も違ったりする」。どのテーマ展示でも資料・写真・映像・パネルなどで説明。視覚的にも見やすい工夫が多く施されている。新春の伝統行事「あめ市」のにぎわいを象徴する宝船や、松本の形に
合わせて山の位置や名物などが分かる立体的な展示も。複数の学芸員がテーマごとに携わっており、その思いを伝える内容もある。常設展の出口は「まちにでかけよう」という言葉で締めくくられる。
1/13〜;浮世絵をテーマにした特別展が始まった。歌川国芳の寄せ絵、葛飾北斎の「富嶽三十六景」展示。日本三大コレクションの一つと言われる松本「日本浮世絵博物館」所蔵の「酒井コレクション」で、江戸時代にすられた貴重な木版画や
希少な肉筆画などを90点を展示。「現代は国内外で芸術と認められている浮世絵は江戸時代は庶民に親しまれる大衆文化だった。当時の人々の目線から魅力を再発見してほしい」と。
中世から令和まで約12万点の所蔵資料がある松本市立博物館。4月には松本藩主の戸田家家臣に注目した特別展を企画。学芸員は「松本はすごく面白くて、学ぶことがいっぱいある。その一つのきっかけとして訪れ、松本を好きになってもらえたら」と。
(1F:9:00-21:00,2F/3F展示室;9:00-17:00,常設展;\500/大人,\250/大学生,特別展;\1000/大人,\600/大学生,高校生以下無料)(セット券;\1200/大人,\800/大学生)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133
常設展示室には旧博物館時代から所蔵し、修復や復元などを経て本来の姿を取り戻した資料や、市民との協働で新たに制作されたものなどが並ぶ。松本のシンボルである「国宝・松本城」。新市立博物館の常設展の目玉は、城下町全体を
推定復元した長さ8.6m、幅5.2mのジオラマ。城下町を再現したジオラマでは国内最大級の大きさといい、武家屋敷や松本藩の藩校崇教館、町家などを細部まで作り込んでいる。松本城を中心に南北に2.4km、東西1.2kmに伸びる江戸時代後期の
城下町の全容を1/300で一望できる。ジオラマは新博物館の開館に合わせて制作、最新の研究成果を反映。1835年の絵図などを基にしている。現存する江戸時代の建物はほとんどないため、市民から城下町の資料や情報を募集し参考にした。
寄せられた写真から、中級と下級の武士の屋敷に形式の違いがあることなどが明らかになった。旧博物館で展示されていた松本城の模型も並べている。1911年に当時の松本尋常高等小学校(現開智小)の教員たちが、子どもが郷土の歴史を
学べる資料を作ろうと、幕末の城下町の様子を知るお年寄りに聞き取りをしながら3年かけて制作。総堀に囲われた城内を1/250の大きさで表現。
松本市立博物館は鉄筋コンクリート造りの3F建て、延べ床面積は約7770u。武家屋敷を意識したデザインで、松本市内16の市立博物館の基幹博物館とされる。老朽化した松本城公園内の旧博物館を2021年に閉館、約300m南西に移転・新築した。
建設費は約64.5億円。総事業費は約90億円。常設展示室では松本の自然や歴史・文化を8つのテーマに分けて展示。江戸時代の松本城下町を復元した巨大なジオラマ。3Fの常設展示室には国内最大級という模型(縦8m×横5m)で、市民から寄せられた
当時の絵図をもとに武家屋敷なども細かく再現。3年がかりで調査研究し、行き交う町人らの姿や店先ののれんなど細部まで1/300でリアルに作り込んだ。職員は「町人の街並みまで再現した城のジオラマは珍しく国内最大級。タイムスリップした
ように武士や町人の見ていた景色を楽しめます」と。2Fでは150年前の松本博覧会などを紹介する特別展(〜12/10まで)。図書情報室には松本関連の書籍をそろえる。1Fは学習室や子どもの体験ひろばなど市民が無料で利用できるスペースを設け、
交流の場としても活用される。お土産のミュージアムショップ・喫茶店も備える。10/6;内覧会や開館記念式典が行われ、関係者約150人がオープンを祝った。式典で臥雲義尚市長は「松本の歴史・文化を学ぶ拠点として、にぎわいと回遊の
起点として、大きく育っていくことを期待する」と。加藤孝館長は「見ごたえのある展示を行っています。学んで、くつろいでいただけるような場所になればいい」と。
9:00-17:00;2F-3F,1F子ども体験ひろば(火曜休館)。9:00-21:00;その他(第3火曜休館)。常設展と特別展には観覧料要。
松本の郷土資料を収集し展示する。中心市街地の立地を生かして観光や交流施設としての役割も担う。
〜12/10;開館記念特別展の第1弾は「まつもと博覧会」開催。1873年に「第1回松本博覧会」が開催されてから150周年を記念した企画。1872年に競売にかけられた松本城天守は博覧会の入場料などで買い戻しに成功した史実があり、
当時の博覧会を振り返る。現在の松本発の産業品も多数展示、松本の未来を考える展示内容。
12月まで土/日にはオープニングイベントを開く。イベントでは「沙田神社」など市内7神社による木遣りの発表、奈川・安曇・梓川地区の獅子舞の披露。高校生による書道、ダンスなどのパフォーマンス、松本発祥の音楽教育・
スズキメソードのコンサートなど。博物館前ポケットパークや大手門枡形跡広場などで開かれる。
2016年度の市基幹博物館施設構想で建設地を松本城大手門駐車場の敷地と決め、2020年着工、2022年に建物が完成。1F;オープンスペース、2F;企画展示、3F;常設展示。
館長は「新しい学びや価値の創出、将来につながる文化が誕生する場所になることを目指し、さまざまな仕掛けを多くの方々と展開していきたい」と。
松本市は新たな「松本市立博物館」の開館を予定していますが、建設地の半分は民間事業者の所有地で、2030.3/末までの事業用定期借地権契約を結んでいます。契約では期限が切れたあと土地を返還する必要がある。
松本市は、契約の見直しなどについて事業者と協議を続けてきたが、8/1;松本市臥雲市長は、7/31;新たに30年間の普通借地権に基づく賃貸借契約を結ぶことで合意。新たな契約では、更新を行うことで継続的に土地を
借りられるため、市長は「博物館を将来にわたり安定的に運営する環境を整えることができた」と。市長は新たな契約を8月中に締結する予定。賃料は現在と同額の年間2000万円を維持する。市長は「前の市政が残した
課題に決着をつけることは大きな責務と感じていたのでほっとしている。市民や観光客に愛される博物館をつくっていきたい」と。
博物館建設を巡り、地元の市民団体は永続的に土地を使用できないのに博物館の建設を進める市に損害を与えたとして、前市長や現市長らを背任の疑いで刑事告発していた。
松本市立博物館は、1906年に松本尋常高等小内に設置された「明治37、38八年戦役紀念館」に由来、国内でも有数の長い歴史をもつ博物館。1967年10月に松本城二の丸で竣工、1968年開館した。建設費は2.8億円。
建設から50年が経過し、老朽化、狭隘化、情報化・バリアフリー化・国際化などへの対応が不十分なために新しい博物館建設が検討された。2016年移転候補地を松本城三の丸エリアに、大名町の松本市営松本城
大手門駐車場敷地を建設予定地に決定。2020.4月着工。新延床面積;7775u(現延床面積;3418u)、敷地面積;4115u、建築面積;2973u。鉄筋コンクリート造、耐火建築。
地上3F建ての新博物館の外観は2023.7月完成、非常に大きく目立ちます。松本市の高さ制限は29.4mだがお城周辺地区まちづくり協定で18mに。収蔵面積は1048uで(現行443m)2.3倍の広さ。
館内は1F;子ども体験ひろば(交流室;110u),こども展示(101u),講堂(159u),shop。2F;特別展示室(616u),図書情報室(102u),収蔵庫(730u)。3F;常設展示室(902u),収蔵庫(318u)。1F;パブリックスペースで市民交流・
観光拠点(入場無料)。2F/3Fは有料。用地費・建設・展示工事費等;約100億円(うち建設費;64.5億円)。松本駅から徒歩15分。
1自治体に最低1カ所のGSを維持、生活圏や商圏に応じた自治体間の連携で効率的な運営を図れるよう助言をしていく。人口減少が進む過疎地ではGS販売量が減少し、経営が厳しいGSが多い。全国には2022年度末時点で約2.8万ヶ所あるが、
1994年度末のピーク時から半減。資源エネルギー庁は、1)市町村内のGSが3ヶ所以下(長野県内5町30村)、2)最寄りのGSまで15km以上離れている地域(長野県内7市3町3村)、に該当する自治体をSS過疎地と定義して対策に取り組んでいる。
14村にはGS1ヶ所(北相木、平谷、根羽、売木、豊丘、王滝、麻績、生坂、朝日、木島平、小川、天龍、泰阜、高山)。長野県と石油商業組合は「SS過疎地対策の手引き」を作成した。その中で、市町村が事業者とコミュニケーションを取り、
事業を継続できるか把握すること求めている。県は市町村からの相談に応じ、事業継承や融資に関する制度の案内などをする。阿部守一知事は「長野県のどこに住んでも一定の安定したサービスを受けられるように対策を進めたい」と。
「紙からデジタルへ」。ニュースはスマホで。2002-2022年の20年間で全国紙・地方紙の総発行部数は4739万→2869万部(39%減)、夕刊は1761万→593万部(66%減)(新聞協会調べ)
地方紙は夕刊の撤退が相次ぎ、夕刊の発行を続けているのは僅かでいつ休刊してもおかしくない状況という。信毎夕刊の休刊理由は新聞発行の原材料費・輸送費などの上昇と、インターネットの普及でニュースの伝わるスピードが増し、
夕刊をめぐる環境が変化したと。当日のニュースは2021.12月に配信を開始した「信濃毎日新聞デジタル」で提供。信毎によれば、1922年1月に発行を開始した夕刊は、1978年ピーク時の発行部数は7.3万部、2023.7月には1.7万部まで
落ち込んだ。
夕刊といえば、2003.7/24;TVアニメファンが「木崎湖」湖畔にある大糸線の無人駅「海ノ口駅」や木崎湖に集まっているという記事が信毎の夕刊(P6)に掲載されていた。
駅舎内に置かれているノートを読んでみると確かに全国各地から訪れていた。TV番組はWOWOWが2002.1月〜「おねがい☆ティーチャー」、2003.7/15始まった続編で「おねがい☆ツインズ」。駅舎にはファンが置いたノートが置かれています。
舞台は架空の町だが、ファンによれば湖畔のこぢんまりとした駅舎やホームの風景が海ノ口駅そっくりで、木崎湖キャンプ場、旧制松本高校、城山公園などがモデルになっているという。2002年頃から若い男性ファンが集まるようになり、
ファンの中は駅周辺のごみを拾ったり、駅舎の窓ガラスを拭く姿を見かけるという。地元では駅に花を飾るようになった。おねがい☆の井出安軌監督は松本出身、監督が最初に木崎湖を訪れたのは高2年夏休みでボートで遊んだという。
この記事以降、木崎湖や桟橋、海ノ口駅で写真を撮る人が増えたように思う。「木崎湖」が有名になるのは嬉しいこと、記事を読み返して思い出した。この夕刊は今でも手元にあります。
10/1〜;信毎朝刊の購読料は\3900/月(+\500増)、朝刊1部は\160(+\10円増)に改定。信毎デジタル(無料会員;記事5本/月,ウェブ会員;記事10本/月,デジタル会員;\3500/月)
※全国紙の朝刊販売数は読売(663万)、朝日(397万)、日経(168万)、毎日(185万部)、夕刊販売数は読売(162万)、朝日(121万)、日経(72万)、毎日(54万部)
「国宝・松本城」と「旧開智学校」の2つの国宝の中間にある鷹匠町・北馬場界隈で、市営開智駐車場の裏、旧SSの跡地(400u)にはコンテナハウスやキッチンカーが並び、木製デッキの「タカノバ」ができ、飲食やクラフトのお店が出店した。
三の丸エリアは2022年3月、地域を緩やかに区切った10の「界隈」ごとにまちづくりビジョンを作成し、2023-2024年度をビジョンに沿った催しやまちづくりを実行・検証する期間と位置付け、住民の取り組みを松本市が後押し。住民が主体となる
にぎわい創出の試み。9/16;タカノバのオープニングイベントを行い、城の南外堀跡に沿う「外堀大通り」では農産物を扱う「三のマルシェ」が開かれた。デッキでは太鼓やダンスの発表、松本・国宝の架け橋に関するクイズなど、
集まった人は敷地を象徴するケヤキの木陰で涼みつつ、会話したりビールを味わったり。にぎやかな雰囲気に、松本城を訪れた観光客も引き寄せられていた。マルシェは外堀大通りの拡幅が完了したことを受けて企画。イベント開催を
想定した広い歩道を活用した初めての催しで、果物や野菜、クラフト品、電動カート体験などのブースが並んだ。タカノバプロジェクトは「観光客に加え地元の人も集まる場にしたい」と。タカノバは常設、マルシェは9/17;10:00-16:00。
専門家の助言で、「姫路城」と「彦根城」を加えた「近世城郭の天守群」として一括で世界遺産登録される可能性を改めて確認したとし、国内候補が選定されるここ1-2年は重点的に活動を進めることで一致した。3市のトップ会談は3月以来。
ユネスコの諮問機関のイコモス国内委員長を務めた経験がある西村幸夫・国学院大教授を初めて講師に招いた。西村氏は、既に世界遺産の姫路城、国内候補入りした彦根城を念頭に「単独で登録されていても、その後に重複で登録された例がある」と。
先行した形の姫路、彦根と連携を深めるヒントになるとした。松江市は「協力関係を3市から5市に広げたい」、犬山市は「3市の宝から、世界の宝へと手を伸ばしたい」。臥雲市長は「約50年という短い間にできた貴重な木造建築で、
戦乱から平和の時代への移行期を映している」と。5城一体での登録に向け、「こうした世界に通じるストーリーを練り上げていきたい」と。
国宝・松本城がある松本市は、島根松江と愛知犬山とともに城の世界文化遺産への登録を目指しています。世界文化遺産への登録の機運を高めようと、3市では城の床を磨くイベントが開かれ、松本城には地元の人100人ほどが集まりました。
松本市臥雲義尚市長は「新型コロナが5類に移行し、外国人をはじめ多くの人が松本城を訪れている。世界文化遺産への登録につなげたい」と。このあと、参加者は大天守や月見櫓などに分かれ、米ぬかとクルミを麻の布で包んだ「たんぽ」と
呼ばれる昔ながらの道具を使って床磨きに取り組みました。「たんぽ」は床のつやを出したり、木材を傷みにくくしたりする効果があるということで、床の隅々まで丁寧に磨いていた。歴史のある松本城を世界遺産にしたいという思いで
磨きました」と市民。
大学生や中高生を含む約70人のボランティアが運営に参加し、縁日なども開いて新たな夏祭りを楽しんだ。「中央地区縁日だよ全員集合」と銘打って、中央地区町会連合会らが主催。児童約40人が参加、男子は法被姿で青山様のみこしを担ぎ、
女子は浴衣に花の髪飾りを付けて歌いながら、松本城大手門枡形跡広場から周辺町会を巡り歩いた。「青山様だよ、わっしょいこらしょい」と縄手通りを進むと、ほほ笑みながら写真を撮る観光客の姿も見られた。中央地区では16町会のうち、
青山様を独自に実施できていたのは3町会しかなく、地区全体で伝統を継承しようと実行委員会による開催にこぎつけた。中央地区町会連合会は「継続していた3町会でも男女一緒に青山様を行っていた。女子のぼんぼんをできたのは12年ぶり。
毎年続けて他の地区とも一緒にできるようになれば」と。
1975年から始まった夏祭り「松本ぼんぼん」は、女の子の行事「ぼんぼん」と男の子の行事「青山様」を元にした踊りのコンクールで、イベントを通して伝統を身近に感じてほしいという思いが込められ、市民が気軽に参加できる祭りを作ろうと始まった。
ぼんぼんと青山様は、江戸末期から明治にかけて、城下町の本町・中町・東町を中心に始まったとされ、深志神社によれば、明治初年から夏の深志神社の例祭が済むと、青山神社と称し、杉葉神輿を担いで城下町を練り歩くようになったという。
青山様は男の子が「青山神社」という小さな幟を立てた神輿を担ぎ、掛け声をかけながら町内の家をまわる行事。ぼんぼんは女の子が列をなして踊り歌を歌う行事。紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげ、ポックリ下駄をはいて
「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と町内を歌い歩く。歌は哀調を帯び、先祖の霊をしずめる行事とも云われる。
松本中心市街地で行われた「松本ぼんぼん」には114連の5700人が参加。法被など揃いの衣装に身を包んだ踊り手たちが、軽快な音楽に合わせて街を練り歩きました。2023年は禁止だったかけ声も解禁され、城下町は熱気に包まれた。
長野の中心部で行われた「長野びんずる」には83連の4000人が参加。2023年は飲食などの制限を設けず、コロナ前に近い形で開催。雨が降るあいにくの天気でしたが、しゃもじやうちわを手にした参加者たちがはやしに合わせて踊り歩き、
夏の夜を盛り上げていた。
2022年の2.6倍となる115連が参加、5683人の踊り手がサンバ調の音楽に合わせて踊った。沿道には多くの観覧者が詰めかけ、にぎやかなぼんぼんが戻った。オープニングセレモニーで、松本商工会議所会頭は「ぼんぼんを将来につなぐため、
本来の踊りを真剣に踊ろう」と呼び掛けて踊りがスタート。企業や小学校など久しぶりに参加する連も多く、息の合った踊りで喜びを表現していた。コンテストでは松本自衛隊が最優秀賞。沿道では切れのある踊りに見入る人も多く、
受賞が伝えられると連のメンバーは観覧者と一緒に喜んでいた。千歳橋周辺は身動きができないほどの観覧者でにぎわった。長くぼんぼんに携わる松本商店街連盟は「松本の街が元気を取り戻すきっかけになれば」と。
松本では「松本ぼんぼん」が開催され、2023年は掛け声が解禁。2023年はノーマスク&掛け声ノイズマスクの着用は個人の判断に委ねられたが、殆どの人がマスクを外して踊っていた。参加数は114蓮5700人と2022年の2.6倍。6月に経営統合した
「八十二銀行」と「長野銀行」は合同の連で参加。各地で沸いた夏まつり。少しずつコロナ前の賑わいに戻ってきています。
「松本ぼんぼん」は、地元の商店街の人たちが市民が気軽に参加できる祭りを作ろうと1976年に始めた。女の子が提灯を持って練り歩いた「ぼんぼん」という夏の行事に由来。踊り手たちは職場や学校などの仲間で「連」と呼ばれるグループを
作って参加、お揃いのはっぴやTシャツを着て息の合った踊りをみせていた。実行委によれば、114連、計5700人が参加。新型コロナ前と比べて連の数は半分ですが、会場は踊り手の熱気に包まれた。
行事の意味を知り継続していくために、若い世代を含めた実行委員会をつくって準備を進めている。8/8;一般に加えて中高生や大学生のボランティアにも多く参加してもらい、屋台や花火も楽しめる夏祭りの中で開く。中央地区の16町会で
現在、ぼんぼん・青山様を単独で行っているところはほとんどない。新型コロナ禍で行事を控える時期が重なって4年ぶりという町会が多く、ますます難しい状況。伝統を引き継ぎ子供たちの夏の思い出をつくるため、町会連合会の関係者らで
話し合って地区全体で取り組むことにした。若者主体で進めていきたいと以前に地域づくりに携わった大学生に声を掛け、5月に中央地区夏祭り実行委員会を組織した。夏祭り「縁日だよ!全員集合」は地区内の枡形ひろばで開き、ぼんぼん・
青山様もここから出発。ひろばには屋台が並び、夏祭り気分を盛り上げる。花火は近くの女鳥羽川で手持ち花火を楽しむ。実行委員は「自分たちも楽しみながら参加し、若い世代を中心にみんなで盛り上げたい」と。
松本と周辺の地域では、記録が残るなかでは、江戸時代から木や紙などで作った「織り姫」と「ひこ星」の人形に子どもの晴れ着を着せて軒先に飾り、風にあてて厄払いをする「七夕人形」の風習があります。8/5;地域の伝統に親しんでもらおうと、
松本で「七夕人形」のペーパークラフトを作るWSが開かれた。ペーパークラフトは、イベントを主催した地元の有志でつくる「松本七夕普及協議会」が制作したもので、子どもでも、はさみを使わず簡単に手でちぎれるように型抜きがされています。
松本で創業70年の人形専門店「村山人形店」の代表らが伝統文化を継承しようとペーパークラフトを開発。簡単に楽しく地域を学べるものとして作ったという。松本七夕普及協議会は地元の小学校やこども病院などにペーパークラフトキットを
1300セット作り、寄贈した。参加した子どもたちは作り方を教えてもらいながら、「織り姫」と「ひこ星」の七夕人形を作り上げていた。松本七夕普及協議会は「伝統文化の敷居を低くして、多くの人に知ってもらいたいと思い、企画した。
たくさんの人に喜んでもらえてうれしい」と。このWSは、10月開館の「松本市立博物館」でも開催予定。
店先に飾られた「織り姫」と「ひこ星」、さらに「カータリ人形」という七夕人形も展示。カータリ人形は足の長い人形で、彦星を背負って増水した天の川を渡り、織姫に引き合わせてくれるという。天の川を渡るカータリの名は「川渡り」の言葉が
変化したものらしい。水に濡れないよう着物を端折り、長い脚をした姿の人形。
5/下;大町では高瀬川の観音橋河川敷、8/上;塩尻では高ボッチ高原、9/下;安曇野では穂高牧運動公園、11/3;佐久では望月駒の里で草競馬を開催。ダートコースで土煙を上げて走る馬の迫力ある姿を堪能できた。
1)安曇野市(旧穂高町)は2017年で終了。農家で飼っていた農耕馬を集めてレースをしたのが始まりで、1998年頃からは県外から競走馬も出走するようになった。涼しい秋風の吹く山麓の馬場には草競馬ファンが詰めかけた。穂高牧
「西部スポーツゾーン牧運動場」では、amに予選、pmに決勝レースが行われた。競走馬による迫力あるレースで会場は盛り上がった。ポニーレースでは走らない馬もいて観戦していた面白かった。ポニーの乗馬体験は人気があった。
JAあづみや農産物直売所・Vif穂高が農産物や加工品などを販売。ポニー乗馬や農耕馬による馬車コーナー、ウサギやヤギと触れ合える「小動物ふれあい広場」などもあり、子供たちには大人気だった。芝生ではピクニック感覚でお弁当を
食べる家族連れもいた。大会を主催しいた安曇野競馬愛好会(旧穂高町競馬愛好会)が2017.4月に解散。同会によると、会員の高齢化、駐車場問題などで運営が難しくなったから中止になったという。大会は毎年、市営牧運動場で開かれたが
駐車場はなく、穂高会館Pからシャトルバスを運行。運行経費がかさみ、車で行けない不便さから集客が減った。集客減少から企業による協賛金も減額。出走馬の半数以上が県外からの参加で馬を集めるのが負担となった。競走馬・ポニー・
農耕馬・速歩馬・道産子などが集められた。地元安曇野や大北の他、新潟、岐阜、愛知、三重、静岡、兵庫など、遠く北海道からも馬が参戦した。最盛期は出走馬が100頭、観客は約3000人と運動場の観客席が埋まったこともあったが、
最後の2017年は約40頭の出走で観客は100人と寂しかった。
2)大町の初夏の風物詩の観光草競馬は、2019年以降はコロナ渦で開催中止。
仏崎観音寺は農耕馬の息災を守護する寺で、馬の聖地として信仰を集め、境内には安静2年に奉納された千有一馬集絵馬を展示する絵馬堂があり、昔から奉納草競馬が行われてきました。80年以上の歴史があり名物となっていた観光草競馬は
残雪の爺ヶ岳や鹿島槍を望む高瀬川河川敷観音端南詰め所で開かれていた。大町愛馬会、仏崎競馬会などが協力、実行委員会が乗馬愛好者や馬主らに出場を呼びかけ、企業や個人からの寄付金で賄っていた。県内外からサラブレッドやポニー、
農耕馬など約40-50頭が出走。地元大町や安曇野、松本、愛知、岐阜などからも馬が出場。馬と騎手が一体となり、大きく大地を蹴って駆け抜ける迫力のレースが展開された。仏崎観音寺近くで道路建設のために開催地を高瀬川河川敷に
場所に変え、観光草競馬として長年多くの人に親しまれてきた。
2005年完成した有明大町線「観音橋」(1956年竣工コンクリローゼ橋)は老朽化のため付替えられたが、2001年は観音橋工事で河川敷が資材置き場となって草競馬が中止になったこともあった。出走馬はほとんどが中央を引退し、愛好者に
飼われている馬でした。体格や種類ごとに分けられた馬は1周500mのコースを1〜7周して勝敗を競った。豪快な砂煙を上げて疾走するレースでは、騎手が落馬したりする場面もあり、詰めかけた大勢の観客らは展開の読めないレースに
「がんばれ」と力いっぱい声援を送っていた。子どもたちが騎手を務めるポニーレースではレース途中で走るのをやめて立ち止まったり、歩いてしまったり、道草を食べて動かない馬、逆走する馬、競走する母馬に子馬がついて走ったり・・・、
歩かせるのにひと苦労するなど愛らしい姿が見られ、終了直後におっぱいを吸って観客の笑いを誘うなど、のどかな草競馬らしい光景が見られた。昔はBBQや手弁当を広げて観戦する家族連れが多かった。例年、初夏の大町を皮切りに、
塩尻の高ボッチ高原、安曇野穂高牧、佐久の望月駒の里と大会を巡っていった。
3)高ボッチ高原(標高1600m)では1952年に第1回草競馬開催。
当時は農家で飼育していた農耕馬が出走、多い年には80頭が出走した。観客は4000-5000人が訪れていた。日本一標高の高い競馬場」と言われる約400mのコース。出走馬は土煙を上げて疾走し、観客は馬の息遣いや振動を感じながら見入っていた。
2019年以降は新型コロナ禍で4年連続中止。2021年以降は豪雨災害で市道高ボッチ線・東山ルートが閉鎖などで開催できず。餌代の高騰などで馬を手放す人が増え、出走馬を確保できなくなり、約70年の歴史に幕を閉じた。
高ボッチ高原はくぼ地が「ダイダラボッチ」の足跡と云われた。眼下には松本平や諏訪湖、霧ヶ峰・車山、蓼科山、八ヶ岳連峰、富士山、南アの甲斐駒、北岳、仙丈ヶ岳、中アの駒ヶ岳、御岳、北アの乗鞍、槍・穂高連峰が望め、国内最高峰の富士山と、
2番目に高い北岳、 3番目の奥穂高岳と間ノ岳が一望できる場所は数少ない。同高原のレンゲツツジは約30万株、草競馬場から高ボッチ山にかけた山肌に群生しています。鮮やかな赤やオレンジ色の花が風に揺れています。鉢伏山は7/上頃が見ごろ。
1)松本城公園:80本(ソメイヨシノ,ヤエザクラ,ヒガンザクラ,シダレザクラ)、松本城外堀:300本(ソメイヨシノ)
2)松本弘法山古墳:4000本(ソメイヨシノ,ヤマザクラ,シダレザクラ)
3)松本城山公園:500本(ソメイヨシノ)
4)松本アルプス公園:1300本(ソメイヨシノ,オオヤマザクラ,シダレザクラ)
5)松本薄川堤防:360本(ソメイヨシノ)
6)松本梓川堤防:50本(ソメイヨシノ)
7)信州スカイパーク:1000本(ソメイヨシノ,ヤマザクラ,シダレザクラ)
8)松本安曇島々谷:30本(ソメイヨシノ)
9)安曇野豊科・光城山:1500本(ソメイヨシノ)
10)安曇野三郷・黒沢川200本(ソメイヨシノ)
10-15mの木立が視界を遮り、長年の懸案になっていた。春の行楽シーズンを前に、早くも多くの市民が足を運んでいる。松本市が1/末-2月に展望台周囲に茂ったニセアカシアやナラ、クヌギなど樹齢30-40年の約50本を切り倒した。
これまでも数年に1度、枝葉は剪定していたが高さ10mの展望台に上っても視界が遮られ、改善を求める声が市民らから寄せられていた。伐採により明治期以来、一帯を見渡す景勝地として親しまれてきた「本来の眺望に近づいた」と。
北側の犬甘城の丘陵を除く東、南、西に300度の視界が開け、展望台に上らなくても後立山連峰まで望め、松本城も見渡せる。春の展望台付近は風が強いので要注意。
1)「松本城公園」;3/28開花,4/3満開,4/8花吹雪
2)「松本城山公園」;4/1開花,4/6満開,4/13桜吹雪、3)「松本弘法山古墳」;4/1,4/6満開,4/12花吹雪
4)「大町公園」;4/7;開花,4/13満開,4/22桜吹雪、5)「長野市城山公園」;4/2開花,4/7満開,4/13桜吹雪
桃の節句に合わせて、古民家で風情と季節感を感じてもらおうと、松本内田の国重要文化財「馬場家住宅」で「ひな人形」を展示。
2023年4/2まで、2022年7月に馬場家の所蔵品から発見された松本伝統の「押絵雛」も室内の一角を彩る。押絵雛は、江戸末期から明治にかけて地域で盛んに制作されたひな人形。人形をかたどった厚紙に綿をのせて布で包み、半立体的に
なっている。見つかった押絵雛は明治中期のものと推定され、4体が飾り棚に並ぶ。毎年展示される七段飾りや復元された押絵雛も展示し計8点54体。馬場家住宅は「昔ながらの伝統建築の中で、伝統的な行事を楽しんでもらいたい」と。
土人形など同時に発見された所蔵品も常設展示室で紹介。(9:00-17:00,月曜休館,\310/大人,中学生以下/松本市在住70歳以上無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070
松本市和田(旧和田村)出身の歌人で国文学者の窪田空穂氏を偲び業績をたたえる記念館で、市民や門下らの後押しを受けて誕生した。短歌関連資料の収集展示や調査研究、向かいの生家を使った文化事業などを展開する。関係者は先人の
思いとともに、施設が継承されるよう願っている。作品には故郷の風土や人々への思いが生きつづけている。空穂は「短歌とは自然や人生を自分の感動で具象化したもので生活と共にある」と語り、1万4000首の短歌を残した。郷土を愛した
空穂に共感し、偉大な業績を貴重な文化遺産として後世に残すべきと考え、1989年にキッセイ薬品工業(松本)らが「窪田空穂顕彰会」を発足。門下らでつくる「空穂会」、地元住民らによる市への陳情や多額の寄付、資料寄贈などを経て、
田園風景の中、1875年築の生家の隣に、1993年6月に記念館を開館。記念館は松本出身の建築家・故柳澤孝彦氏が設計。生家の本棟造りや北アルプス、和田の集落や自然に調和する。館内では空穂の作品や遺品、空穂系短歌結社の刊行物などを
常設展示、生家を活用した文化講座や短歌講座、子供向け伝統講座などを展開。今秋、30年の歩みの展示を企画。一帯では中部縦貫道の建設工事が本格化。かつて空穂が眺めた環境も将来変わる可能性がある。館長は「時代が変わっても、
多くの願いや思いによって記念館が生まれた重みを忘れず施設が継承されるように」と。
(9:00-17:00,\310/大人・高校生以上,中学生以下無料),月曜休館,休日は翌日,年末年始(12/29-1/3),冬期(12-2月;土/日/祝以外休館),P30無料,松本I.Cから車10分。
(問)松本市立博物館分館・窪田空穂記念館 TEL 0263-48-3440
チャンネル名は「れいチャンネル」。松本の魅力をこれまでに10回ほど配信、登録者数は128人(10/25)。夏から秋にかけて山岳観光のPRに力を入れ、乗鞍高原や上高地などの魅力を紹介する動画を公開。最も視聴されたのは
「美ヶ原高原の歩き方」で再生回数は2600回に上る。最新作は10/22;「乗鞍高原&上高地 紅葉見るならここ!!」。番組制作で重視しているのはテンポ感で、発信者が心から楽しまないと楽しさが伝わらないという思いがある。
豊臣秀吉の家臣、石川数正・康長父子が主導し、1593-1594年の天守などが整備された。5層6階の天守は1936年に国宝指定。平地に築かれた平城で、三重の水堀と土塁、石垣などを備える。入場者数は、2022年度は約73万人、コロナ禍前は
年間約90万人が訪れる観光地。
年末までスタンプラリー企画「この店のこれがエコ」を実施し、環境配慮型の商店街へイメージ形成を図る。プラスチック製品の廃止や地産地消、ごみの削減などをPRする29事業者が企画に参加。買物や飲食などをした利用客へ、スタンプ数に応じ、
中町のオリジナルグッズをプレゼント。組合は観光客が激減した新型コロナ禍で、持続可能社会への適応を商店街づくりのキーワードに据え、2021年度「ゆっくりのんびり中町 ホコ天×エコ展」の展開を始めた。地球温暖化防止や再生可能
エネルギーの促進に着目した企画を、半年間にわたり月1度開催。組合は「各店の活動に意味や価値を付けて発信し、全体の意識を一層高めたい」と。
最新観光情報ややお得な情報を提供。(会員登録・利用無料)。会員向けアンケートも実施、回答すると抽選でギフト券などに交換できるポイントを獲得。
(問)ながのファンコミュニティ
長野市に本店を置く八十二銀行と、松本市に本店を置く長野銀行は6月に経営統合、2025年度をめどに合併を目指しています。両行は顧客の利便性を高めようと、10/2〜;約770台の全ATMで手数料を統一。互いのATMを使う場合に最大\220円
かかっていた現金引出しの手数料は平日無料、土/日/祝は\110円。また、カードを使って振り込む手数料は無料、振り込み手数料は3万円未満は\110円、3万円以上は\220円。銀行は「経営統合後の効果を早期に顧客に還元したい。銀行統合の
相乗効果を早期に生み出すことによって地域とともに成長できる銀行グループへの変革を両行とともに目指していきたい」と。
今後、両行は店舗の統廃合など経営の合理化を進め、2025年度をメドに合併を目指すとしています。長野に本店を置く八十二銀行と松本に本店を置く長野銀行は、八十二銀行が長野銀行を完全子会社とする形で経営統合した。
八十二銀行は「互いの融和をはかることが重要。そのうえで何を行っていくのかそれぞれの強みを出し合い、中身の濃いサービスを提供していきたい」と。長野銀行は「八十二銀行のネットワークと一緒になったことでお客様によりよい提案が
できると思っている。お客様どうしをつなげるなど、地域内で資金や資源を循環させたい」と。
店舗の統廃合は距離10km、車15分圏内の店舗を対象とするが、八十二銀行の「はちにの相続コンサルプラザ」など「特化型」店舗は増やし、個人向けサービスを充実させる。合併までは両行のコンサルティング業務を掛け合わせた「共創プロジェクト」を
展開。事業承継やM&A、海外進出、経営改善などの法人向けサービスを強化する。ATMを互いの銀行カードで利用する場合の提携手数料の無料化、両行間のATMからの振り込みを「他行扱い」から「本支店扱い」へ変更して手数料を優遇することも
検討中。10/2〜;実施を目指す。今後、両行は入金や出金などを管理するシステムの統合、ノウハウや人材の共有による収益の増強、店舗の合理化、ATMの共通化など経営の合理化を進める。合併時期、システム統合時期、合併後の行名については、
年内にスケジュールを発表予定。
1950年創業,1997年東証2部,1998年に東証1部上場,2022年東証スタンダード市場。26年間続いた上場企業としての歴史が区切りを迎えた。
5/29;長野銀の株価(終値)は\1543円、時価総額は142億円。
(資本金;130億円,預金残高;11048億円,貸出金;6588億円,経常利益;8.1億円,自己資本比率;9.5%)
(店舗数;県内52店,店舗外ATM;56,従業員数;635人)
両行は基盤的サービス維持計画を発表、現在は両行で計155ある店舗網を約70店舗減らして経営効率を高めてサービス向上や収益力強化を目指す。両行が策定した計画では、店舗は近隣に両行の店舗がある場合は統廃合を行う。両行の店舗がない場合は
店舗を維持。統廃合を検討する基準は閉鎖店舗と近隣店舗の距離が車で10kmかつ15分圏内にある場合とした。6/1;八十二銀行が長野銀行を完全子会社とする形で経営統合。今後、合併に向けた具体的な協議を加速する。頭取は「経営統合の基本方針を
発表して8カ月、短期間でここまでくることができた。真に地域のためになるように統合を進めていきたい」と。両行のシステム更新、支店の統廃合などでかかる費用約144億円。
長野銀行は5/30;株式上場を廃止、八十二銀行の完全子会社となり、その後合併する。長野銀行は「2つの銀行が1つのグループになることで、お客様によりよい価値を提供していきたい」と。
グループ全体(連結);
1)「総資産」;1兆1366億(前期比-10.31%)、「純資産」;419.7億円(前期比-16.18%)、「自己資本比率」;3.6%(前期比-0.3%)。ROE;2.83%(+0.14%)、ROA;0.1%(-0.01%)
2)「経常収益」;214.3億円(前期比16.4億円増(+8.3%)、「経常費用」;197.3億円(前期比18.7億円増)
3)「経常利益」;16.9億円(前期比2.2億円減(-11.5%)、「当期純利益」;11.7億円(前期比1.6億円減(-12.1%)
3/24;株主総会で認可を得た後、株式交換により八十二銀が長野銀を完全子会社化、6/1;経営統合する。長野銀の本店は中南信の中核拠点と位置づけ、両行が合併するタイミングで新行名への変更を検討する。両行は取締役会を開いて
経営統合を決議、両行の間で株式交換契約と経営統合契約を締結した。交換比率は長野銀の1株に対して、八十二銀の2.54株を割り当てる。株価を基に比率を決めた。5/30;長野銀が上場廃止。八十二銀の松下正樹頭取と長野銀の西澤仁志頭取は、
経営統合後は速やかに両行が合併し、その効果を早期に顧客に還元したいと今後の方針を説明。西澤頭取は「経営統合で融資姿勢が変わると心配される方もいるが、両行の経営リソースをかけ合わせ、従来よりきめ細かな支援をしていく」と。
松下頭取は行名は変える方針で合併までの間に決定する。「お客さまに負担をかけることであり、行名にはそれぞれ思いもある。どのような形がよいか今後検討していく」と。現在、基幹システムは八十二銀がIBM、長野銀はNTT-Dのシステムを活用。
八十二銀は子会社12、長野銀は子会社2で計子会社14。松下頭取は「八十二銀には関連会社を含めて300人のシステム要員がおり、八十二銀のシステムを基本にしていく」と。統合後は長野市にある八十二銀本店が本店、松本の長野銀本店は
「中南信の拠点として活用」。多くの地域で重複する支店は、店舗の統廃合や本部組織の整理統合などを進める。八十二銀は県内の貸出金シェアが5割を超えるトップ銀行。長野銀も松本など中信を中心に存在感を持つ。両行を合わせた預金残高は
9兆円超、貸出金残高も6.6兆円、信用金庫などを含めた県内の金融環境は大きな転換点を迎えそう。
預金残高で9兆円規模の地銀グループが誕生する。長野「八十二銀行」と松本「長野銀行」は2022年9月の基本合意に基づいて経営統合することを決めた。6/1;「八十二銀行」が株式交換という手法によって「長野銀行」を完全子会社に
、2年後をめどに合併する。今後は統合準備委員会を設置し、入出金を管理するシステム統合に向けた作業の進め方、店舗の合理化、ATMの共通化など、統合による効果が最大限発揮されるよう議論を進めていく。
八十二銀行・松下正樹頭取は「お互いの企業文化を融合して、新しい銀行グループとして、今後の地域経済発展のために、お客様のために進めていきたい」。長野銀行・西澤仁志頭取は「できるだけ早く具体的な統合効果を還元できるように
進めていきたい」。両行は地域経済の落ち込みなどで経営環境が厳しさを増す中、経営統合で健全な経営基盤の構築を図ろうと協議を進め、2022年9月に基本合意。統合によって、「人的資本の活用と企業風土の変革」、「金融仲介機能・
金融サービスの強化」、「事業領域拡大の強化」、「経営基盤の強化」の相乗効果が見込まれるとしています。
預金残高は八十二銀行(8兆0666億円)、長野銀行(1兆1048億円)。1931年第十九銀行(上田)と六十三銀行(長野)の合併で八十二銀行が発足。銀行名の「八十二」は「十九」+「六十三」。
長野銀行は1950年11月長野県商工信用組合設立、1970年4月「長野相互銀行」に変更。1989年2月「長野銀行」に変更。
地銀では横浜(17.3兆円),埼玉りそな(16.5兆円),千葉(14.7兆円),福岡(13兆円),静岡(11.4兆円),北洋(10.5兆円),常陽(10兆円),西日本シティ銀行(9.3兆円),広島(8.7兆円)など。
1984.8月;松本パルコは松本駅から徒歩10分の場所にオープン。松本には「パルコがある」と市民の誇りでもあった。オープンから40年間の感謝の気持ちを伝えるイベントなどを開く。
郊外型の大型SCの進出や消費者ニーズの変化で「街の顔」は徐々に低下、2025.2/末で閉店する。8/29;市民有志による「ありがとう松本パルコ実行委員会」が設立した。閉館までにアーティストによる音楽イベント、かつて出店していた
テナントから集めた昔の写真展、思い出を語る感謝パーティーの開催などを行う計画。8/29;松本市や松本商工会議所、松本商店街連盟などは、松本中心市街地の活性化に向けて「商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会」が設立された。
マルシェ開催などを行う。利用者の声を聞いてパルコ周辺で望まれる機能を把握し、街づくりに生かす考え。両団体は連携して商店街に統一デザインのフラッグや、松本駅構内に横断幕を掲示する。松本パルコは「パルコを愛してくれた人たちが
街をよくする活動に関わってくれるとうれしい」と。松本駅前では老舗「井上百貨店」(本店)も2025.3/末には閉店する。
松本市臥雲市長は、松本パルコ閉店後の後利用について、4/17;パルコから「市長選挙の結果を踏まえ、複合施設の開業に向けた協議を中止せざるを得ない」と連絡があったという。民間の意思決定のスピード感と行政手続きの
スケジュール感との間でギャップがあったことが中止に至った大きな要因。臥雲市長は「松本市として極めて残念。市民の共感と納得なくして見切り発車で進めていくことはできないため、やむを得ない」と。
2025年2月に閉店する松本パルコの後利用を巡っては、パルコが建物の南側旧館を解体し、北側新館を改築して地上1F,1F-2Fを商業施設として2026年に再開予定。松本市は公民連携で複合施設として上層階(3F-6F)を借り受け、
契約期間20年間で年間3億円の賃料を支払い、子育て支援、文化振興、図書館など公共施設を整備する方針で検討してきた。3月松本市長選では巨額の公金支出に対する市民の異論が出ていた。臥雲市長は松本市長選で松本パルコの
後利用計画を訴えたが、次点となった新人候補とは477票の差と接戦になった。パルコは選挙結果や、市の方針決定に時間がかかりそうな状況を踏まえて判断したものとみられます。松本中心市街地の長期空洞化が懸念されます。
今後、活用方法について、市は関与せず、パルコ側に委ねられます。松本商店街連盟は今後の対応について早急に市との協議を求める意向を示した。松本商工会議所は「駅前や松本城周辺など中心市街地のにぎわい作りに向けて、
松本商店街連盟や松本市と歩調を合わせて対応を進めていきたい」と。パルコは「2025年2/末閉店まで精一杯営業し、市の賑わいに貢献したい。後利用については未定で再検討する」と。
松本市長選では新人候補が臥雲義尚市長に477票差まで肉薄した。年間約3億円で20年間賃貸借というパルコ側の提示を受け入れることを「税金の無駄遣い」との批判した新人候補が現職を猛追。市の対応方針への賛否が分かれる結果となった。
選挙結果を受けて、行政が関与すべきかどうかという原点から改めて議会と協議、市民アンケートを行う方針。臥雲市長は「市民の共感と納得を得た上でなければ前に進められない」。パルコがある伊勢町、本町などの中心市街地の
空洞化阻止に市が関与すべきか?、市の手法はどうあるべきか?、公共施設を整備するならその中身は?。市民アンケートでは、図書館、子育て支援、文化振興などの複合施設を前提とせず、自由に意見や提案を募る方向で検討中。
パルコが北側新館を改築した上で下層階を商業施設に、上層階を市が借りて複合施設を整備する方針は市議会が2月に了承。パルコは2026年中の再開を目指す。松本市総合戦略室は「キーワードは共感と納得、説明を尽くして理解を得る」。
山形村産の高さ約6mのモミの木に4100個のイルミネーションが施され、クリスマスに向けたムードを高めた。カウントダウンをしてイルミネーションが色とりどりに輝き、地元中高生によるX'masジャズコンサートもあり、華やかな雰囲気に
包まれた。
「松本パルコ」改築後は、1996年に増築した北側の新館の下層階は商業施設、上層階は松本市が借りて図書館などの公共施設にする。新館は改築した上、B1-2Fは商業施設、2026年再開を目指す。3F-6Fの5000uは松本市が賃貸借、共益費などを含む
概算で年間3億円の契約を20年間結ぶという。花時計公園側の南の旧館は取り壊し、土地は売却予定。
北半分のうちB1F-F2は商業施設として2026年中の営業再開。松本市は上層階を借り、公共施設を設置する方向。
後利用として「まちなか図書館」構想が浮上。松本市は公共複合施設として借上げて上層階に配置する方針。
中央図書館で行われた「図書館シンポジウム」には約70人が集まった。本の貸出しをせずに年間約100万人が来館する札幌市図書情報館の事例が紹介され、市民ニーズに応じたテーマ別に本を配架し、司書による調査・相談支援を充実させた
課題解決型の運営についての話に熱心に耳を傾けた。松本市臥雲義尚市長は中央図書館の機能分館として「図書館という言葉の枠を超えた、街の回遊につながるものを作り上げたい」とする。全国の先進事例を参考に、さまざまな情報を求める
多世代の人が滞留する憩いの場づくりを検討していく。現在、図書館利用登録者は市民の2割(約4.7万人)。図書館で大勢の集客が見込めるのか、市民アンケートでは課題の駐車場を挙げる声が多い。中央図書館にアクセスする子育て世帯は
「パルコ近くの立体駐車場に車を止め、ベビーカーを押して道路を渡るのは手間」。低層階に入る商業施設との相乗効果をどう生むのかが課題。
要望書は商工会議所と商店街連盟が提出し、後利用について、松本市が積極的に関与し活性化に取り組むことや閉店後には速やかに施設が再開されるよう協力することを求めています。松本パルコは1984年オープン以来、中心市街地の
シンボルとして親しまれてきたが、売上げ減少などにより、2025年2月末で閉店する。松本市は、建物は低層階を商業施設に、上層階には市が借り上げて「まちなか図書館」などの公共施設として活用する方向。松本商工会議所は「行政と
経済団体が協力しないといい街づくりにはつながらない。若者が集える場所になるよう、市には事業者が納得できるように進めてほしい」。松本市臥雲市長は「これから具体的な話をしていくスタートライン。地域全体で街づくりを進めたい。
郊外型大型商業施設と違う松本らしさをどう生み出せるか。三ガク都の価値を作り上げる視点を持って積極的に関与したい」。
松本パルコ(BF1,地上6F),延べ約2.2万u)は閉店後に改築を行い、低層階を商業施設、上層階を公共施設として再開を検討中。公共施設と複数の店舗が入る複合施設としてリニューアルすれば、中心市街地のまちづくりに大きなインパクトを
与える。閉店による中心市街地の空洞化にも一定の歯止めがかかりそう。10/下;運営会社が松本市役所を訪れ、具体的な方向性を提示。市に5000uの賃貸借を依頼したほか、閉店後速やかに改築を行い、早期に営業を始める考えを示したという。
臥雲義尚市長は、公民連携のまちづくりを重視。パルコ閉店後の在り方は中心市街地再活性の鍵だとし「必要とあれば、市がポストパルコの計画に積極的かつ主体的に参画すべき」と。松本パルコは1984年開業、1996年に増床。
若者文化の発信地として大きな存在感を発揮してきた。2023年2月、中心街の競合激化などを理由に閉店を発表した。
パルコは地元の商店街活動への貢献も大きく、商都・松本の求心力を大きく失うことになる。閉店後の土地・ビルの民間活用や公共利用を視野に、松本市は市商業ビジョンを2023年度に見直す考え。松本パルコは中心街の空洞化を防ぐ
役割を果たしてきた。1996年増築時は、市が周辺一帯で土地区画整理事業を実施。その一環で市が換地などを支援し、パルコ前に花時計公園を配置した。当時はパルコ出店を歓迎する地元商店街の機運があり、再開発の原動力になったという。
松本市は2017年に新たな商業ビジョンを策定した。パルコとイオンモールを軸とする中心街全体を一つのモールと捉え、人々が回遊する街を目指した。両店は競合しつつも、連携して販促キャンペーンを行うなど切磋琢磨し、行き来を促した。
そんな中、パルコが閉店を発表。市は利活用の支援、調整に前向きで、臥雲義尚市長は「市街地の核となる場所で利活用の可能性は大きい」と。「分散型市役所ということで公共事業と民間投資を連動させたまちづくりを4月以降本格的に
動かしたいので、さまざまな選択肢を念頭に置きながら検討したい」と。こうした街づくりの転換期が、商業ビジョンの中間見直しと重なった。市は、パルコを含めた商業関係者と、新たな中心市街地の将来像を再考する方針。
1)閉店理由;時代に伴う商業圏の縮小や松本市内での競合店の進出、買物スタイルの変化、インターネットによる通販の普及、コロナ禍による集客悪化も影響。
2)開業;39年前の1984年8月OPEN。地上6F・地下1F、店舗面積2.2万u、売場面積1.1万u。大型商業施設として、アパレルブランドやスポーツ、雑貨、楽器など74のテナントが入り、ファッションビルとして若者を中心に注目を集めた。
3)売上;1996年には売場を増床しRE-OPEN、売上げは95億円とピークになった。近年の売上げは減少傾向で、コロナ前の2019年度には52億円とピーク時の6割以下に低迷。コロナ禍の影響を受けた過去2年間は40億円以下に落ち込み、
2021年度は39.8億円と、全国18店のパルコの中で売上げが最少となった。
4)今後;2年後には40周年を迎え、40年の歴史に幕を下ろす。閉店後の跡地利用は未定。今後、地権者などと検討する。
5)松本市臥雲義尚市長は「地方都市にありながら最先端の流行を求めることができるなど、松本パルコにはまちづくりに大きく貢献してしてもらい感謝している。中心市街地の中核的な商業施設であるだけに、非常に残念な思いもあるが、
これをきっかけに次なる街づくり、中心市街地のあり方を市民や民間事業者とともに考えていきたい」
パルコは「店舗を取り巻く商業環境の変化や、今後想定される投資負担などを考慮して営業終了を決めた。これまで松本市民をはじめ、多くのお客様に愛していただき感謝に堪えません。閉店する2年後までしっかり営業していきたい」と。
6)松本パルコは地域のシンボルだったため、クリスマスシーズンのイルミが寂しくなりそう。その昔、白線流しで「松本はいなかでもないですよ。パルコもあるし」と言っていた。長野に対抗できる自慢にパルコがあったのに。
最近は空きテナントがあり、人の流れは完全にイオンモール松本へ。パルコ付近は駐車料金が高いが、イオンは駐車場完備(晴庭立体P1600,風庭平面P50,空庭P100,提携駐車場P2000;土/日/祝3H無料,平日5H無料)。twitterでは
一つの時代が終わる。町の空洞化が心配。寂しくなるなど閉店を惜しむ声の他、青春時代を過ごしたなどと思い出を語る投稿も多く、「松本パルコ」がトレンド入りした。
松本ではパルコに続いて大型商業施設が撤退。築45年経過した施設の老朽化が大きな要因という。井上は大規模な設備更新は現実的ではないと判断。「創業140年間、時代に応じて変化しながらも地元に根差して営業してきた。
1979年に駅前に移転後、築45年が経過。大規模な設備更新が必要な状況で、今後、快適に買物を楽しんでもらうことが難しいと判断した。時代や環境の変化に対応していくための前向きな決断。何らかの形で松本での事業を続けていくのは
我々の使命」とも。井上の後利用は土地・建物は未定。今後は山形村「アイシティ21」と統合。学生服、人気ブランド、ギフトといった販売は松本中心市街地の別の場所に一部の専門店を入れて新たな事業を検討中。
井上百貨店は、1885年に現在の場所からは500m北の「六九商店街」で「井上呉服店」として創業。45年前の1979年に松本駅前に移転、「まちのデパート」として松本市民に親しまれてきた。1980年〜1990年代の全盛期には年間200億円を
売上げたが、近年は郊外型大型店との競合やネット通販などを背景に、売上は半減以下。店舗は地上7F・地下1F、売り場面積は8300u。市民は「昔から贈り物は井上でだった。近年は人が少ないので心配していたがまさか…」と。
臥雲義尚市長は「商都、松本の象徴的な存在。創業140年の節目として非常に重い経営判断をなされたと受け止めている。松本駅前から松本城周辺まで、市街地の中核エリアについての見取り図を描き直す必要がある。商業、観光、交通、
住居、金融。そこに都市計画の専門家を交えて、オール松本体制で、松本の中核エリアの再設計に取り組んでいきたい」と、2024年度中に各業種の代表者や専門家とともに中心市街地活性化の方向性を改めて検討していく。
松本商工会議所は「長年にわたり、地域経済と文化を牽引してきた井上百貨店が駅前からなくなることは非常に残念。相次ぐ大型店の閉店で街が衰退することがないように、活性化や街づくりを行政・商店街と連携して進めていきたい」と。
南松本店は1998年開業。南松本ショッピングセンタ(6F建て店舗面積約1.2万u)。ロフトなど20-30店のテナントが入ったいた。セブン&アイ・HD傘下のイトーヨーカ堂は152億円の当期純損失を計上、3期連続で最終赤字と業績が低迷。
経営計画では全国125店舗のうち採算性の低い33店舗を2026年までに閉鎖する方針で首都圏に集約する。2025年2/末に閉店する松本パルコと合わせ、市内の大型店が同時期に姿を消す。南松本店は、イオン南松本店などとの競合が続いていた。
松本駅前にイトーヨーカドー松本店(アリオ松本)があったが2017年に撤退した。
松本市の重点戦略はDX、ゼロカーボン、ポストコロナ、新交通、人口定常化の5本柱。中心市街地の「重点」は松本駅前、松本城周辺、あがたの森通り南の3エリア。パルコ閉店後の商店街空洞化対策、松本城三の丸エリアのにぎわい創出、
松本BTに発着する路線バス乗場を集約するための駅前ロータリー再編などを検討する。松本パルコ閉店に揺れる伊勢町・本町エリア、松本駅前の活性化などを重視する考え。「駅前大通り」(あがたの森通り)の南側は住居地としての選択肢を
含めた高度化・集積化を検討していく」。JT松本支店跡地周辺から東の博労町方面の住宅政策を検討。臥雲市長はあがたの森通り南側について、松本駅付近のマンション需要が極めて高く、若い世代の定住人口増を望む地元住民の声があると指摘。
特に松本駅前記念公園西隣のJT跡地周辺から博労町方面をポイントに挙げ、「お城と北アルプスの山並み、美ヶ原高原の光景を損なうことはあってはならないが、商業施設と併せた住居の集積化、高度化を検討課題としたい」。ただ、市は
景観計画で高さ制限を設けており、同エリアはお城と同じ29.4m、ただし景観上支障がない範囲で45mまで緩和が認められ、建てられる高層マンションは15F建て相当まで。同計画は3月に改定したばかりで、基準を見直すかどうかも議論となりそう。
10/1-2023.3/31;信州まつもと空港で優待特典サービスを開始。モンベルが保有する「モンベルクラブ」会員向けのサービス「フレンドショップ」ではメンバーズカードを提示する事で様々な優待を受けることができます。
FDA信州まつもと空港カウンタではモンベルクラブの会員向け優待特典として、FDA便搭乗でオリジナルLEDキーホルダー1個プレゼント。
■2022.6/10;2021年8月の大雨で被災して一部区間が不通になっていた松本のアルピコ交通「上高地線」が全線で運行を再開した。
これに関するページ「上高地線災害普及」に移動掲載しました。
★★★観光★★★
■松本で撮影された映画やテレビドラマのロケ地を紹介する「松本ロケ地マップ」の2024年度版が完成。
5月公開の「青春18×2君へと続く道」と6月公開の「言えない秘密」の2つの映画のロケ地も掲載。松本市観光案内所、市観光情報センタ、市内の映画館で配布。ロケ地巡りを楽しめる。
松本駅、国宝・松本城、あがたの森公園・旧制松本高等学校、上高地、美ヶ原なども掲載した。「松本シネマ」に認定されている7作品のページや松本のグルメや観光スポットも紹介。
長A4判8つ折り、両面カラー、7000部印刷。松本観光コンベンション協会は「市民や観光客に楽しんでほしい」と。
1979年創刊した「地球の歩き方」は海外旅行のバイブル的存在。観光情報を掲載したガイドブック「地球の歩き方」の信州版は長野県の魅力を県内外の人に知ってもらおうと、77市町村のグルメやアート、自然などの情報を532頁に紹介する。
阿部知事は「地域ごとに様々な歴史・文化・風土があるので多彩な信州の魅力を発信してほしい」と。「地球の歩き方」編集長は「地元の方でも知らなかったり、気づいていなかったりする地域の魅力を盛り込んだガイドブックを目指したい」と。
「地球の歩き方」信州発刊決定記念アンケートでは、信州のおすすめグルメやスポット、あるあるネタ、体験談を募集中。採用者には掲載本を1冊、アンケート回答抽選30名にクオカード、地球の歩き方オリジナルグッズ。(締切;9/末)
(A5変形判,500頁,\2200/税込予定)
県は屋外にサウナ設備を設置する際の規則を改め、普及を後押しする。サウナは、心身のリラックスにつながるとして人気が高まり、近年はテントサウナなど「アウトドアサウナ」が新たな楽しみ方として注目されている。
県の規則では水着を着用する場合は、外部から見えない構造にすること。浴槽又はお湯が出るシャワーを設けることなどが規定されていた。愛好家らは開放的なサウナ施設の設置など改善を求めていた。県は7月、水着を着用する場合、
目隠しを必要としないこと、シャワーは水でもよいことなど規則を改め、信州の自然を生かした「アウトドアサウナ」が新たな観光資源となるよう普及を後押しする。
市町村や観光事業者と連携した観光プロモーションを積極展開する方針を確認。具体的な内容については3/上に発表予定。春には「善光寺のご開帳」や「諏訪大社の御柱祭」など、県内で多くの観光客を集めるイベントが開かれる。阿部知事は
「大きな行事を契機として、長野県の観光が復活・復興への道筋をしっかりとたどっていけるようにするのが重要」と。
諏訪大社の御柱祭の人出は2016年は186万人、2010年は192万人。2004年は178万人。2022年はコロナ渦の影響で御柱祭の山出しで木落としが中止。
9/6;国交省での会議には観光庁や経産省など関係する省庁の担当者が出席。日本を訪れる外国人旅行者は、2023.7月232万人、コロナ前の7割に達しインバウンド需要が回復傾向。2023年1-6月累計では1071万人。一方、観光地では旅行者が集中して
弊害が起きる「オーバーツーリズム」が課題。オーバーツーリズムは1)交通機関(バス・タクシ)・トイレ等の公共機関・施設の混雑、2)ごみのポイ捨てなど自然環境の破壊、
3)撮影のため施設への不法侵入。4)観光施設の建設等による街の景観悪化、5)違法民泊の増加等などトラブルの増加などが挙げられる。
この対策として、1)観光名所の混雑状況をリアルタイムで発信、2)観光客に守ってほしいマナー看板の設置、3)観光施設での予約制導入などがある。
2年前に発行したマップの内容を最新情報に更新、新たに城跡も追加。マップはA1判の両面カラー印刷。市内にある370の有形文化財や史跡などを記載。見学の際に文化財の場所が分かりやすいよう、地図の縮尺にこだわったという。
市教委文化財課は「使いやすいように工夫した。文化財が好きな人に手に取ってもらいたい」と。市教委文化財課窓口や公民館などで配布。
日本の尾根が抱く森、雪、溢れる水と共にある生活〜街道、城下町などが育んだ包摂性の高い社会、文化、歴史的景観〜
松本市臥雲市長は「松本に人を呼び込んで長期にわたる滞在につなげていきたい」。モデル観光地は、観光庁が地方から募集し全国11の地域が選定され、長野県は松本市と岐阜県は高山市が「松本・高山エリア」として選ばれた。
観光庁は複数年かけて観光戦略を集中的に支援する計画で、高級宿泊施設・体験ツアーの開発に詳しく、地域のブランド力強化などを担う専門家の派遣、外国人向けの観光ガイドの育成、情報発信の方法などを行うほか、日本政府観光局を
通じて海外の旅行会社への売り込みも行う。松本市は、北アを起源とする自然や文化でつながる高山市と一体のエリアとして、上高地などの登山、日本酒、民芸などをPRする方針で、松本空港を発着するビジネスジェットも活用していく。
臥雲市長は「上高地や乗鞍を挟んだ高山との広域的な観光連携は、松本にとっても大きな可能性を秘めている。外国人のみならず日本人も松本に呼び込んで長期にわたる滞在につなげていきたい」と。
モデル観光地の選定は東北海道(道東)、八幡平、那須、松本・高山、北陸、伊勢志摩、奈良南部・和歌山那智勝浦、せとうち、鳥取・島根、鹿児島・阿蘇・雲仙、沖縄・奄美エリア。日本を訪れる外国人旅行者は2019年に3000万人を超え
消費額は4.8兆円。訪日外国人旅行者全体の約1%で消費額の約11.5%(5523億円)を占めている。2030年に6000万人、消費額は5兆円という高い目標を掲げている。そのため、上質なインバウンド観光サービス創出として、
上質な宿泊施設の開発、富裕旅行者の知的好奇心に沿う観光コンテンツ(体験型観光・アクティビティ・異文化体験)、シームレスで快適な移動(プライベートジェット・ヘリ・チャータ機)、サービスの多様性・柔軟性(優先予約・貸切、
プライベートサービス)、富裕旅行者向けガイド育成、富裕旅行産業ネットワークの形成、積極的な富裕旅行誘致(情報発信強化)など。
現在、松本市梓川八景山の県道大野田梓橋停車場線は、岩盤崩落で通行止め。波田赤松を流れる対岸の「梓川」に新しい橋(長さ179m,幅9.5m)を架ける工事が行われています。2026年度中の工事完了予定。
売店では地元産の商品が発売。稲核菜の漬物など特産品や山菜など農産物が揃う。オリジナル商品の発売も。天然の冷蔵庫「風穴」は営業時間内は自由に見学可。涼しさを体感。また、水殿ダムなど周囲の自然を一望できる太鼓橋も魅力。
GW・夏季は無休(9:00-17:00,無料)
(問)風穴の里 TEL 0263-94-2200
小谷村〜南木曽の208店を掲載。外観、店内、こだわり・PRポイント、おすすめメニューなどを写真で紹介。QRコード掲載で最新情報。書店・コンビニで販売。(変形B6,全カラー124頁,\660)
(問)市民タイムス本社 TEL 0263-47-7777
無料のスマホアプリ「ポケット学芸員」をダウンロード(無料)、作品番号を入力すると解説を表示され、音声ガイドが流れ聞くことができる。所蔵品リストから解説の表示も。〜10/20;アプリに対応した所蔵品(24点)を集めたコレクション展を
開催中。これまでの音声ガイドは端末を有料で貸出していた。現在、所蔵品90点と市立美術館の概要などのコンテンツを掲載しており、少しずつ増やしていく。将来的には英語を含め多言語にも対応。同館は「作品鑑賞の助けになることを
願っている。主な所蔵品の解説はアプリで対応できるようにしていきたい」と。ポケット学芸員は全国189施設で利用され、松本市美術館の他、松本市時計博物館、松本市立博物館、長野市立博物館などでも導入済。
2024.9月松本市役所屋上から松本城を望むライブ映像は2万2591回、10月美ヶ原高原のライブ映像は7416回。カメラの性能が向上し高画質の動画で秋の風景を楽しめる。同カメラはTV松本CATVが創立50周年を記念して市に寄贈された。
松本城周辺の木々が紅葉するのに合わせて視聴回数が伸び、「同じ風景でも時間帯でいろいろな表情を見せてくれるのが魅力」
美ヶ原高原カメラは天狗の露地「うつくしテラス」に設置。標高1900mの変わりやすい天気もリアルタイムで分かる。テラスから3方向の動画を1分間隔で切り替えながら配信。市観光プロモーション課は「車道終点の混雑状況が事前に
分かる利点もあるので活用してほしい」と。
2024年地方自治体の広報活動の向上に寄与することを目的にした「全国広報コンクール」で、YouTube松本市公式チャンネル「松本のシンカ」が「映像部門」と「広報企画部門」の2部門で受賞。
※松本市シンカ(Youtube LIVE)
松本市街地の商店や飲食店、観光施設などが協働で活動する「まつもと百てんプロジェクト」が観光客だけでなく市民にも個人商店などを巡り、魅力を知ってもらおうと企画。スタンプラリーは2009年にスタートして16年目。飲食、宿泊、
観光などの店舗・施設を記載した「はしごマップ」・「はしごチケット」。地図に掲載された店を利用すると、各種サービスを受けられる「はしごチケット」がもらえる。今季(2024.6/1-2025.5月)は参加店81ヶ所で利用できる。
マップにはスタンプラリーを印刷。利用した店でスタンプを集めると、スタンプ5個でクリアファイル1枚(A4/A5)、40個でタンブラー1個(200ml,先着100名)、40個(先着90名)で冊子「松本さんぽ」(初版本)をプレゼント。デザインは
国宝松本城を木版画にしたもの。マップは各店舗や市観光情報センタに配布。タンブラーは先着100人。景品はなくなり次第終了。
※まつもと百てんプロジェクト
ランキングは「城がいいねアプリ」・「お城がいいねWeb」(お城;3000件)で、オススメ度が高い城を抽出(期間;2024.1/1-6/30)。総検索数45.5万件から検索数の多い順に集計した。
1位;「松本城」。天守は国宝、漆塗りの黒壁に覆われた「漆黒のお城」。2位;「名古屋城」、3位;「犬山城」
※「お城がいいね」
熱中症予防、マイボトルの普及促進、ペットボトルの使用を減らしてプラスチックごみの削減につなげるねらい。給水スポットは計652ヶ所、公園、ポケットパーク、公共施設、体育施設が中心で順次追加予定。
長野市・松本市・安曇野市・大町市・池田町などは掲載済。小谷村・白馬村・松川村はこれから。
松本;松本駅観光案内所観光情報センタ、市立博物館、市民芸術館、あがたの森旧制高等学校記念館、松本Mウィング、松本市役所、市中央図書館など。
安曇野;穂高駅、碌山公園、穂高会館、穂高温泉しゃくなげ温泉公園、烏川渓谷緑地、明科駅、明科龍門渕公園、明科あやめ公園、安曇野市役所、支所、各公園、運動場など数が多い。
大町;駅前広場、男清水、女清水、各ポケットパーク、高瀬渓谷緑地公園、池田町;道の駅池田、池田町役場てるてる広場など。
※長野県統合型地理情報システム(GIS)「信州くらしのマップ」給水スポット
公共施設に給水器を設置し無料で飲水を提供、飲用可能な井戸の場所をステッカーで示し、水筒などの「マイボトル」活用を促す。
市は2021年度から主要な公共施設に、信大が開発した給水器を設置。水道水に含まれる残留塩素を除去するのに加え、重金属を取り除くことができる結晶素材「信大クリスタル」を使った浄水技術も取り入れられている。
2023年度までに市役所東庁舎、中央図書館、沢渡BT、乗鞍観光センタなど計15ヶ所に設置。開始から2年間で観光客や市民らが500mlペットボトルで11.6万本に相当する5.8万Lを給水したという。
稲核風穴保存会が2022年夏に見つけた1基目のそばに2基目を発見。明治の文献から蚕の卵の貯蔵用とみられる。最寄りの集落から遠く離れた風穴は異例で、立地が悪くても風穴が要るほど蚕種貯蔵の需要が多かった当時がうかがえる。
2基目は幅3.6m、奥行き2.3m、高さ1.8mと推定される小さい風穴でほぼ土砂で埋まっていた。1基目はその5倍の容量があり、高さ2m以上の石積みなどが残っている。明治40年代の県蚕病予防事務所発行の「長野県風穴調」によると
鷺沢風穴は2ヶ所。専門家も視察して風穴と確認。風穴で蚕のふ化を春から桑の葉が多い夏〜秋に遅らせる蚕種貯蔵は明治〜大正初期に盛んに行われ、風穴が多い安曇・稲核周辺は全国から注文を受けた。ただ、鷺沢風穴は集落付近に
ある多くの風穴と違い、旧野麦街道から約1.4km離れた沙田神社奥社近くにあり、蚕卵紙の運搬には不便のように見える。ただ、沢筋は岩くずが転がるガレ場で空気はひんやりとし、緩やかな湾曲地形のため風穴を造るには好立地。
旧街道までのルートはほぼ一直線で、昔の人の感覚ではそれほど遠い距離とは思わなかったのかもしれない。2基合わせた蚕卵紙の貯蔵量は記録では3万8800枚に上る。会長は「それだけ多くの需要があったのだろう。稲核や島々などを
含めた梓川筋の風穴群の一つとして、機会があれば皆さんに説明していきたい」と。
1)幸福度ランキング;
1位原村,2位飯島町,3位山梨河口湖町,4位山梨北杜市,5位富士見町,6位下諏訪町,7位軽井沢町,8位白馬村,9位飯山市,10位上田市。以下、15山形村,19位塩尻市,24位松本市,31位松川村,32位大町市,39位安曇野市,44位長野市など。
上位10位中8つは県内。
2)住み続けたい街ランキング;
1位白馬村,2位小布施町,3位安曇野市,4位新潟弥彦村,5位松川村,6位松本市,7位山梨昭和町,8位下諏訪町,9位南箕輪村,10位飯島町。以下、33位長野市など。
上位10位中8つは県内。合併しない小さな町村が多い。移住者も多い。白馬村はランク外から1位に。世界水準の山岳観光地を目指し、2023年にベスト・ツーリズム・ビレッジに選定、美しい景観と多様な文化・アクティビティ、おもてなしなど。
長野県内の観光スポット約2200ヶ所を対象に5/20-8/22調査、ネットの外国語の口コミ(1824件)と評価を分析し人気度を算出した。
1位は上高地で、以下松本城、軽井沢、スノーモンキー、安曇野わさび、中山道などが人気。冬の白馬・野沢温泉は入っていない。
2024年は1位;山岳リゾート「上高地」(214件;全体の12%)、2位;上高地「河童橋」(157;9%)。3位;国宝「松本城」(148;8%)、4位;軽井沢「白糸の滝」(88)、5位;「地獄谷野猿公苑」(83)、6位;「松本城公園」(76)、7位;上高地「大正池」(62)、
8位;安曇野「大王わさび農場」(60)、9位;「中山道・奈良井宿」(55)、10位;「中山道・妻籠宿」(54)など。
2023年は1位;松本城、2位;上高地・河童橋、3位;地獄谷野猿公苑、4位;白糸の滝、5位;大王わさび農場、6位;中山道・妻籠宿、7位;善光寺、8位;軽井沢プリンスショッピングプラザ、9位;旧軽井沢銀座道、10位;松本市美術館
1)幸福度;1位;原村、2位;飯島町、3位;飯綱町、4位;駒ヶ根、5位;下諏訪、6位;白馬村、7位;小布施、8位;箕輪、9位;茅野、10位;軽井沢、11位;上田、12位;松本、13位;飯田、14位;塩尻、15位;山形村など。
2)住み続けたい街;1位;小布施、2位;飯綱町、3位;松川村、4位;安曇野、5位;南箕輪、6位;松本、7位;下諏訪、8位;富士見、9位;須坂、10位;岡谷
調査は2019-2023年に計1万2047人を対象にインターネットで実施。住みここちランキングの回答者数は1万2047人。住みたい街ランキングは2023年調査における3047人の回答を集計。
住みここちは、1位は「原村」。2位は「松本市」、3位「御代田町」。1位の「原村」は2023年は初登場で1位。八ヶ岳高原の麓に広がる自然環境に恵まれた地域で、星が美しく見えることから「星降る里」とも呼ばれる。八ヶ岳山麓の避暑地として
自然を生かした観光業も盛んな街。都市への交通アクセスも良く、自動車もしくは鉄道で東京まで約2.5H、名古屋まで約3H、生活圏内に医療体制が整っていて、2023年には子育て支援センタも建設された。居住者からは「散歩に出れば八ヶ岳が
一望できる土地柄なので満足度は高い」「農村地域なので自然環境に恵まれていて、地域の人々もせかせかしておらずのんびりした生活が送れている」「自然が豊かで、移住者でも受け入れられる懐の深さがある。猛暑でも快適に過ごせる気候も
魅力的」
2位は5年連続で「松本市」。県の中央に位置し、国宝松本城を中心とした旧城下町で、西に北ア、東に美ヶ原高原を望む場所。東側にはワイナリーや温泉街などの観光地が広がり、伝統的に教育を尊重し、文化・芸術を育む風土がある。
居住者からは「周辺に緑のある公園が多数あり、住宅街も閑静なため、生活していく上で快適な環境な点に満足」「子育て世代であり学校や医療機関、行政施設や大きな公園等が自宅の近くにあり子育ての環境は良い。スーパーなども近隣に
あり生活する上で不便も少ない」。
2023年「住みたい街ランキング」は、1位は「東京(23区)」、2位は「松本市」、3位は「長野市」。
1)「住み続けたい街ランキング」;1位「下諏訪町」、2位「安曇野市」、3位「南箕輪村」
2)「街の幸福度ランキング」 ;1位「駒ヶ根市」、2位「下諏訪町」、3位「小布施町」
3)「街の住みここちランキング」;1位「御代田町」、2位「松本市」、 3位「松川村」
4)「住みたい街ランキング」 ;1位「松本市」 、2位「長野市」、3位「東京23区」、他「横浜市」
国内138都市;1位;大阪,2位;京都,3位;福岡,4位;横浜,5位;名古屋,6位;神戸,7位;仙台,8位;金沢,9位;松本,10位;札幌。11位;広島,12位;浜松,13位;つくば,14位;静岡,15位;豊田,16位;長野,17位;熊本、18位;鎌倉,19位;北九州,20位;鹿児島。
松本は2021年9位(2020年10位)、長野市は2021年16位(2020年19位)でともに順位を上げた。松本市は「環境」分野で2位、「生活・居住」で3位。ただ「研究・開発」は74位で対象都市の平均を下回った。長野市は「生活・居住」が10位、
「文化・交流」が21位。「交通・アクセス」は92位。
9位;松本市;
経済・ビジネス;2021;16位(2020;27)、研究・開発;74位(67)、文化・交流;17位(15)、生活・居住;3位(4)、環境;2位(1)、交通・アクセス;65位(76)
安定した経済力と自然環境を有する住みよい都市。北アに象徴される豊かな自然を有し、充実した医療体制と健康寿命延伸の取組みが進められている。環境と生活・居住で高い評価を得た。環境は、気温・湿度が快適な日数や年間日照時間などで
構成される「快適性」で強みを発揮。生活・居住においては、平均寿命・健康寿命と医師の多さで高評価を獲得。2021年は経済・ビジネスでスコアを伸ばしており、新規指標である完全失業率での高評価、定義を変更した対事業所サービス従業者
割合でのスコアの伸びがその要因に挙げられる。松本市は安定した経済力と豊かな自然環境を有する居住性の高い都市。
14位;長野市;
経済・ビジネス;2021;40位(2020;34)、研究・開発;61位(54)、文化・交流;21位(19)、生活・居住;10位(15)、環境;29位(26)、交通・アクセス;92位(80)
自然の快適性が文化・交流の魅力につながっている住みよいまち。環境の「快適性」で高い評価を得ている長野市は、キャンプやトレッキング、サイクリングなど、自然の中で楽しめるコンテンツを豊富に有す。国宝善光寺本堂などの
文化資源も有しているため、文化・交流における「ハード資源」および「ソフト資源」で高い評価を得た。また、自転車を活用した魅力あるまちづくりを目指す長野市は、交通・アクセスの自転車の利用のしやすさでも高スコアを得て
おり、近距離の移動がしやすい都市であることがうかがえる。さらに、生活・居住の平均寿命・健康寿命が138都市中トップであることから、市民が健康的に暮らせる都市。
関東信越国税局によれば、県内5200地点で2023年の路線価を前年と比べた変動率の平均は横ばい。県全体では1995年-2022年まで下落が続いたため、実に28年ぶりの横ばい。県内で最高値は長野駅前通りで、28万円/1u。上げ幅が大きいは
白馬村北城の村道和田野線で2.8万円と2022年から16.7%上昇した。全国でも3番目の上げ幅。
長野税務署によると、松本税務署管内の主な6地点のうち2地点が上昇、4地点が横ばい。前年は1ヶ所あった下落地点が横ばいになるなど、新型コロナ渦の影響から徐々に脱しつつあることがうかがえる。松本税務署管内8市村の最高地点は、
松本駅前「しらかば大通り」で前年と同じ20万円。2018年から3年連続横ばいの後、2021年から2年連続で下落したが横ばいに持ち直した。不動産鑑定士は「2022年後半からウィズコロナで経済を回す方向にかじが切られ、駅前にも観光客が
戻り始めるなど、回復基調になり始めている」と分析。6地点のうち上昇幅が最も大きかったのは塩尻市広丘野村の「JR広丘駅西側」で前年比2.2%高い4.7万円。「周辺は住宅需要が多い。住宅地価格が上がり、商業地も引っ張られる形で
上がっている」。松本「やまびこ道路 イオンモール松本東側」は前年比1.4%高い7.5万円。上昇が続いており、「イオンモールはそれだけで一つの商圏を形成している。コロナ下でも上昇していた」と。「井上百貨店北側」はマンション、
ホテルなどの土地需要が好調で「上昇まで持っていく力はないが下落もしない。様子見の状態」と。
松本市の商業地平均変動率は-0.1%で3年連続の下落、前年(-0.5%)より下落幅は圧縮。松本の商業地18地点のうち前年より価格が高くなったのは5地点、前年より1地点増。上昇率が高いのはイオンモール松本近くで1.2%(9.67万円/1u,+\1100/前年)。
モールの開業翌年から6年連続の上昇。不動産鑑定は松本の商業地を3パターンに分けて分析。「駅前」は新型コロナによる観光客の減少などの影響を大きく受けたが「2021年で底を打ち観光客が戻り始め、回復傾向」。住宅地に近い「近隣商業地」は
商業地としての開発は少ないが、住宅地の影響を受けて地価変動は小さい。R19、R158、やまびこ道路沿いの「ロードサイド」は物流施設としての引き合いが多く上昇傾向という。「松本市は需要が集中し地価が上昇するエリアと、下落が止まらない
エリアの二極化が鮮明。全体としては上昇も下落も大きなものではない」と。安曇野市の商業地平均変動率は+0,1%で3年ぶりの上昇。安曇野の商業地は上昇1地点、下落1地点、2地点は横ばい。
住宅地の平均変動率は、松本市+0.7%(前年比0.3P高)で7年連続上昇。「松本市は人口減少がそれほど進まず高齢化も緩やか。働く世帯が多く世帯分離も進み、需要がある」。安曇野市+0.4%(同0.2P高)で6年連続上昇。「安曇野市は豊科と穂高はもともと
需要が多く、特に穂高はリゾートのセカンドハウスとしての人気も出始めている」。
2023.1/1;県内43市町村で332地点が対象。用途別には
1)住宅地(212地点);長野五輪の前年1997年以来、0.1%の上昇で26年ぶりにプラスに転じた。住宅地の上昇数は92地点で前年から19地点増加。下落は82地点、横ばいは36地点。住宅ローン金利が低い水準で推移し、幅広いエリアに上昇地点が広がった。
2)商業地(112地点);0.5%の下落で31年連続の下落。19地点で上昇、61地点で下落。下落率は0.4P縮小。
3)工業地(8地点);1.4%の上昇で2年連続上昇。
4)住宅地の市町村別では
長野市(+0.1%)は4年ぶりに上昇。松本市(+0.7%)は前年から上昇率が拡大。市町村別の平均変動率は、1位;軽井沢町(+7.5%)、2位;白馬村(+6.8%)、3位;野沢温泉村(+4.1%)。別荘地を抱える軽井沢町や白馬村は高い伸びを継続。
白馬村はスキーを楽しむ外国人に人気で、新型コロナ禍が一段落した今後はさらなる上昇が見込まれそう。上昇率が最も高かったのは、4年連続で白馬村北城のホテルや飲食店が建ち並ぶ場所で+6.2%。
住宅地では上昇率1位;5年連続で白馬村北城のみそら野別荘地(+12.7%)(1.33万円/1u)、2位;軽井沢町(+11.9%)(8.0万円/1u)
住宅地の最高地価は軽井沢の旧軽井沢別荘地(13.3万円/1u)。6年連続トップだった長野市と入れ替わった。軽井沢はコロナ禍でリモートワークが普及、移住者が増えた。
5)商業地の市町村別では
長野市(+0.2%)、安曇野市(+0.1%)、小布施町(+0.6%)が上昇に転じた。コロナ禍で大きく減っていた観光客や出張客が戻りつつある。松本市(-0.1%)の下落率も前年から0.4P縮小。
上昇率1位;白馬村北城(+6.2%)(1.72万円/1u)、2位;軽井沢町(+5.6%)(16.9万円/1u)では大幅な上昇が続いている。
商業地の最高地価は11年連続でJR長野駅善光寺口前「浪やビル」(35.3万円/1u)。上位は長野市と松本市で占め、順位も前年と同じ。
松本四賀地区にある「岩井観音堂」の脇に露出している地層で「岩井堂砂岩層」と呼ばれ、松本「四賀化石館」によると地層は約1300万年前〜約700万年前のもの。シガマッコウクジラが生きていた1300万年前の地層という。ダイナミックな
地層で、断崖からは会田盆地の雄大な眺めが楽しめる、知る人ぞ知る地元のスポット。岩井堂観音から向かって左手の松林の先には、山腹に現れる砂岩層。ところどころ乳白色の岩肌も見え、上下左右に広がる地層に目を奪われ、断崖からは
周囲の山々と盆地を眼下に見渡せる。一帯が海だった太古、海底に堆積した砂が地層となって隆起し、風化や浸食を繰り返したとされる。波の化石と呼ばれる砂紋や石炭で形成された炭層も観察できる。これまで岩井堂の砂岩層と呼ばれてきたが、
地区内への移住者らが魅力を再発見し、四賀キャニオンと呼ぶようになった。写真映えするスポットとして注目を集めている。
市、事業者、市民の責務を明示し、再生可能エネルギーを最大限導入することなどを基本方針として定めた。今後は条例の理念をいかに市民に浸透させ、必要な取り組みを着実に実行できるかどうかが問われる。2050年のCO2排出量実質ゼロを
目指す条例制定は、県内では2020年10月に県が定めた「脱炭素社会づくり条例」以来で、県内市町村では初めて。6/24;施行。臥雲義尚市長は「実現」の文字には市民の強い決意が込められていると説明。地球の危機的状況を回避するには
時間の猶予がないとし「豊富な自然資源に恵まれた松本市は、その強みを将来世代の豊かさや幸せにつなげていけるかが問われている。再エネを最大限活用し、ゼロカーボンを軸とした経済と環境の好循環をつくりだす」と。市は2020年12月に
「ゼロカーボンシティ」を目指すと表明。8/中の策定を見据える脱炭素の実行計画案では、具体策とともに、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で51%減らす目標を掲げた。政府目標の46%減よりも高い野心的な設定。ただ機運の醸成は
これからで、目標達成への詳細なロードマップは示されていない。条例案の審査では、議員から「私たちは何をすればいいのか、具体的に示してほしい」「排出量半減のイメージはあるのか。絵に描いた餅にならないように」といった意見が出た。
市は、脱炭素の企業活動を支援する産官学連携組織を2月に発足させたほか、再エネの調達・供給などを行う地域新電力の設立を検討する。環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれた乗鞍高原では小水力発電所の建設などを計画。市環境・
地域エネルギー課は「無理して行うのではなく、未来への投資と考えて前向きに取り組めるように丁寧に説明していきたい」と。
観光振興に貢献する映画として市が「松本シネマ」に認定した7作品に加え、2018〜2023年に公開された20作品を紹介。中心市街地と市全域の2種類の地図上に、撮影に使われた施設の特徴や作品のシーンの説明を重ねた。
松本や安曇野で撮影された映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」のロケ地も紹介。「観光客だけでなく市民にも手に取ってもらい、まちを歩いて新たな松本の魅力を発見してほしい」と。
7000部作製。市観光情報センタと松本駅の観光案内所で配布。
ニセアカシアはマメ科の広葉樹で、春には藤の花のように垂れ下がってきれいな白い花が咲き、甘い香りが漂います。松本や安曇野では犀川、穂高川、烏川などの河川敷や山林に植えられています。しかし、繁殖力が強い外来種で
伐採されることが多い。河川敷の砂地や痩せた土地で育ちやすい半面、風で倒れやすい。大きな木だと高さ20mもある。水害対策として河川敷では駆除されている。業者らは水害対策には理解を示しつつ、養蜂には地元特産のリンゴや
スイカの受粉を支える役割があるとし、蜜源保護にも目を向けてほしいと訴える。ニセアカシアは北米原産の落葉広葉樹。砂地で良く育つことから砂防や荒廃地の緑化に利用されてきた。河川敷では増水時に流木となることから国・県も
駆除を進めている。一方、養蜂業者らは蜜源として必要としており、県養蜂協会松本支部と国交省千曲川河川事務所松本出張所は2012年、犀川や梓川などで養蜂業に配慮しながら伐採する覚書を結んだ。ただ、近年は各地で豪雨災害が頻発。
松本でも集中的に駆除された。河川での駆除はやむを得ないとする。また、近年はまきストーブの燃料として広葉樹の人気が高まり、山林でニセアカシアの伐採が増えている。「10年、20年後を見据えると不安」と業者。11/10;安曇野市・
松本市山林組合事務局の安曇野市に、養蜂業への配慮を求める要望書を提出。安曇野市耕地林務課は、ニセアカシアは伐採が進む一方で成長が早く全体の増減は分からないと。「地域の産業として養蜂業は重要」とし、蜜源にも配慮した形が
考えられるか検討したいと。
「come to matsumoto」キャンペーンのPayPayと松本市のコラボ、街場のえんがわ作戦「信州まつもと・真冬version」は既にスタート。3/1-3/31;松本市内の3つの文化施設の特別無料開放キャンペーンを開始。予定では2/1-3/31だったが
感染拡大で延期されていた。松本市美術館、松本市立博物館、国宝旧開智学校校舎は、移転や大規模改修などで、2021年4月から長期休館に入る。その前の1ヶ月間特別に無料開放する。
休館予定;2021.6-2023.5;国宝旧開智学校校舎、2021.4-2022.4;松本市美術館、2021.4-2023.9;松本市立博物館
組合事務所で気軽に借りられる使いやすさが特徴で、組合は「市民や観光客に使ってもらい中心市街地の活性化につながれば」と。エコや脱炭素で町並みをブランド化するため、組合が取り組む「中町エコストリート」事業の一環。
県の地域発元気づくり支援金を活用し、自転車はタイヤが20インチ以下の小径車「ミニベロ」を3台用意。年末年始以外9:00-16:00,5-9月は9:00-17:00。(\300/1回)。利用が相次ぐ場合は、2023年度以降に台数を増やすことも検討。
(問)中町商店街振興組合 TEL 0263-36-1421
宿泊施設によってはコースマップやシューズを取りそろえることで、ランニングが趣味でない客も手軽にチャレンジできるようになっている。松本駅前のHニューステーションでは、5月からランニング用の靴や衣類を有料で貸出す
「松本ランニングステーション」を設置。(6:00-22:00,\600/手ぶらセット(靴,衣類,タオル)、\500/ロッカー・大浴場(宿泊客は無料)で利用。国の小規模事業者持続化補助金を活用。「手ぶらでも走れるホテルがあることでランニング
しやすい街として認識してもらい、信州のおいしい空気の魅力を知ってほしい」と。
松本観光コンベンション協会は中心市街地を発着点にする5km-46kmの4コースを記載した「まつもと旅*RUNマップ」を作成。市観光情報センタやホテル、旅館に計5000部を配布。山道を走る「トレイルランニング」のコースも掲載、
同協会は「松本の歴史や文化、豊かな自然に触れ合えるコースに仕上がった」。11/中はインターネットサイトとスマホのGPSを活用し、コース上に設定された50ヶ所のポイントを回るデジタルスタンプラリーも開催。スタンプの取得数に
応じて、抽選で宿泊補助券や松本地域の特産品などが当たる。「松本にこんなところがあるんだ、こんな良い景色があるんだという再発見がある。県外の観光客やビジネスマンだけでなく、市民にも楽しんでほしい」と。
(問)Hニューステーション TEL 0263-35-3850
(問)松本観光コンベンション協会 TEL 0263-34-3295
前年度比73%増と大幅に増え、市民の日常の足として定着しつつあることがうかがえる。市は運営事業者の協力を得ながら、シェアサイクルの駐輪場の増設を図り、利便性向上に努める。シェアサイクル事業は市が民間企業と協働で2019年4月スタート。
初年度は1日平均50回、2年目(2020年度)は感染拡大の影響で63回。2021年度は6-10月に利用が急増し109回。2022年4月は1064人が延べ3945回利用。前年同月比45%増、特に土曜日の利用が多い。市自転車推進課は「松本を訪れた観光客の利用が
増えたのでは」と。利用者の増加は専用の駐輪場が増えたことが大きい。初年度は市街地の14ヶ所で電動アシスト付自転車100台でスタートしたが、現在は32ヶ所、130台まで増えた。市役所から松本駅までシェアサイクルを使った市民は
「歩くには少し遠いので、気軽に乗れる自転車として便利」と。シェアサイクルの利用料金は最初\130円/30分、その後は\100/15分、月額\1000円で1回30分間を何回でも乗れる定額制もある。市は公式HPで専用駐輪場の場所を表示するなどして
PRに努めている。
テープカットをして完成を祝い、デモンストレーションでスケボー愛好者が技を披露した。セレモニーでは約50人を前に、臥雲義尚市長が「ここで練習した子供たちが世界で、五輪で活躍してほしい」と。松本市スケートボード愛好会の会長は
「スケボーの視点から松本を格好良くできるように貢献したい」と。市スケートボード愛好会のメンバーが、レールやダウンレッジと呼ばれる障害物を使い滑走した。迫力ある滑りや創意あふれる技に拍手が起きる場面もあった。拡張部分は
約300u、広さは合計約1000u。事業費は約2000万円。(9:00-21:00,無料)
これまでの約400uのエリアに約300uの初心者用セクションを増設。スケートボードは2021年夏の東京五輪で、日本人選手が複数の金メダルを獲得するなど活躍した影響もあり、競技者が増えている。市は初心者が楽しめるエリアを
設けたことで、スケートボードを始める子供らの増加を期待。駐車場だった場所を約2000万円かけて拡張エリアとして整備。「レール」と「ダウンレッジ」と呼ばれるスケートボードのトリックに使う障害物などが置かれる。
松本市スケートボード愛好会は2020年11月に約800人分の署名を持って、市にスケートボード場拡張を要望し、その願いがかなった形。市スポーツ推進課は「練習場所としての活用のほか、スケートボード大会の開催にも使える」と。
3/19;9:00;オープニングセレモニーで臥雲義尚市長らがテープカット。愛好会のメンバーによるデモンストレーション滑走。
2024.4月;地ビール製造に乗り出す。醸造所はホテル地下1階に建設中。昔は宴会場として使用されていた。ビールはホテルのレストランや売店で提供、スーパー「デリシア」や「ユーパレット」でも販売。アルピコHDの6ヶ所の宿泊施設と、
上高地BT売店では生ビールを販売、スーパーでは瓶詰めビール。将来的にはブエナビスタ内にビアホールの開設も検討中。
長野県内には約60ヶ所の地ビール醸造所があるが、宿泊施設内に設けるのは初。発酵用や麦芽煮沸用など計8基の醸造タンク、瓶詰め機や常温保存用の熱処理機などを備え、2024年度は20KLの製造を見込む。最大で年間27KLの生産能力があり、
売れ行き次第で増産も検討。商品は5種類、季節商品なども予定。「県内では地ビールだけでなく、ワインや日本酒の醸造も盛ん。地元の先行メーカーと協力しながら、アルコール文化を盛り上げていきたい」と同社。
運営する6宿泊施設で生ビールを提供、売店やデリシアで瓶ビールを販売する新事業を展開する。
醸造所は、BF1の宴会場「ミュートス」(350u)の一部約100uを改装。10/2〜;改装工事中。2024.4/上に醸造を開始、初出荷はGWを予定。残るBF1部分は将来的に醸造所併設のレストランへの改装も検討中。クラフトビールの醸造は、
全国的にクラフトビールへの関心が高まっていることに加え、アルコール飲料は、ホテル内のレストランや宴会場で提供でき、ホテル運営などと相乗効果が望めることから着手した。アルピコHDは「松本周辺のクラフトビールメーカーも、
クラフトビールの文化をこの地域で創ろうと歓迎してくれている。ビールで地域を活性化していきたい」と。
■松本でトゲのある外来種「アメリカオニアザミ」が増えている。
アメリカオニアザミは綿毛を飛散させて生息域を広げる植物で繁殖力が強い。欧州原産のキク科の2年草で7-10月に開花。ノアザミは葉にトゲがあるが、アメリカオニアザミは葉の他、花部の下や茎にも鋭いトゲがある。
路肩や塀、裸地、荒れ地、牧草地などで目につく。環境省「生態系被害防止外来種」指定。冬から春にかけては目立たないが、5月以降増え始める。特定外来生物の「アレチウリ」・「オオキンケイギク」に比べると外来種の認知度は低いが、
危険度から関心が高まっている。市は「見かけたら速やかに駆除して」と呼び掛ける。
アカボシゴマダラは中国や台湾、奄美などに分布し、1990年代から関東でも増え、近年は東北などにも生息域を広げている。黒地の翅に白の斑紋がある大きなタテハチョウで、白色部が多い(春型)、後ろ翅に赤い斑紋(夏型)がいる。
一見アゲハチョウに似ており、容姿が美しい蝶。特定外来生物指定で、蝶の飼育・保管・運搬・放チョウは原則禁止。在来種のゴマダラチョウやオオムラサキへの影響が懸念されている。幼虫はエノキの葉を食草とし、オオムラサキや
ゴマダラチョウと競合という。県内では2014年軽井沢、2017年小諸、2020年佐久・上田・富士見などで確認。オオムラサキが生息する「松本アルプス公園」では2022年に確認、2024年には「浅間温泉」で幼虫が見つかった。
松本出身の映画監督・山崎貴さんが「ゴジラー1.0」で米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞したこともあり、注目を集める。
松本市波田支所のやや東、上高地に向かって左手の土手。枝の隙間がゴジラの目や口の形に、雲の形によっては光線を吐き出しているように見える。手前の木の枝が連なってまるで背びれのよう。
国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが近年は市街地に姿を現すようになった。野鳥観察にきていた安曇野のカメラマン・折井信介さんは「カモシカが水に入る動物とは思っていなかった」。池には10分ほどいて陸に上がり、
山に姿を消したという。大町山岳博物館によると、水辺での観察された記録はあるが、泳いでいるのが撮影されるのは珍しいという。
カイヅカイブキの実を求めて約100羽ど群れで集まっていた。尾羽の先端がヒレンジャクは赤色、キレンジャクは黄色。信州野鳥の会によると、秋にシベリアなどから日本に渡る。鮮やかな色合いからバードウォッチャーに人気の鳥という。
連雀(レンジャク)とは雀の仲間が数多く連なることから由来。体長は約18cm。ナナカマド、ズミ、ツルウメモドキ、カンボク、ヤドリギ、クワ、カキなどの実を食べる。
冬枯れの森は見通しが利きバードウオッチングには最適な時期。公園ではツグミ、カシラダカ、ベニマシコなどの冬鳥や、一年中見られるアカゲラ、アオゲラ、シジュウカラなどが観察できる。
松本蟻ヶ崎の「アルプス公園」南の整備費用が会議で可決された。9/15;市議会建設環境委員会では「一部ではなく公園全体として基本計画を策定し整備すること」として否決されていた。未整備地と展望エリアを整備する基本計画の
策定の委託料は修正せずに可決。市民の要望をもとに進めるとした。
反対した議員は公園全体の基本計画を策定するべきと主張。公園南は、AC場の整備計画したが、市議会の反対で計画を取り下げた。市はその後、市民でつくる検討会議が6月に提出した提言書を基に基本計画の策定を計画した。
飲食スペースや総合案内、用具レンタル機能を備えた展望施設の再整備、芝生が敷かれた多目的スペースの整備、未整備地からピクニック広場を結ぶ遊歩道の整備の3点を網羅した空間デザイン料として今回の予算を計上した。
これに対し、市議からは「全体の基本計画をつくるべきで部分的にやるのは反対」「提言書の重みは分かるが、これを受けて市としての考えを示すべき」などと反対意見が出された。一方で「この基本計画で良い」「放置するわけにはいかない。
市民会議の提言もありこれで進めるべき」と賛成の意見も。採決の結果、賛成2人,反対4人で否決。市は公園北側に関する市民会議の提言を受けており、北側と南側で、それぞれの提言を基に進める計画。建設部長は「今回の南部に関する
市民の提言をベースに整備に取り組んでいきたい」と理解を求めたが、議論は平行線。9/22;市本会議に向け、この案件を一般会計補正予算案から削除するかどうか、市議会の状況を見極めて判断する。
松本南RCの会員と家族、それにガールスカウトやボーイスカウトに所属する小学生など約80人が参加。一帯を「紅葉の森」にしようと3年かけて計450本の苗木を植える計画で、2年目の2023年は、モミジとカエデ150本を斜面に植えた。
松本南RCは「将来的に10年20年先にもみじの楽園となって市民の憩いの場になれば」と。RCでは市と協力して、下草刈りなどの整備も行うことにしています。
AC場整備を計画して市民の賛否両論を呼んだ「旧まきば山荘跡地」の未整備地とその周辺一帯は、公園の「エントランスエリア」と位置づけ、展望広場は飲食スペースや総合案内の機能を備えた展望施設、芝生が敷かれた多目的スペースの
整備を提言。「キャンプ」の文言は盛り込まれなかった。同会議の座長が松本市役所を訪れ、臥雲義尚市長に渡した。市長は「極めて民意を反映した内容。展望広場、未整備地についてはできるだけ速やかに市の事業として方針をまとめ、
議会に提案するプロセスに入りたい」と。提言書では公園の特性や課題などがまとめられた。未整備地や展望広場一帯については「景観を最大限に活かした回遊・交流・憩い空間」として方向付けた。未整備地から隣接するピクニック広場への
遊歩道整備や、展望施設では園内で使う用具の貸し出しも計画。座長によると、一帯は夜行性動物の観察などでの夜間利用も想定し、「宿泊を伴うキャンプは想定していない」とした。提言書では、多くの市民がアルプス公園に求めるものは
「居心地が良く誰もが快適に過ごせるオープンスペースの空間」と強調。未整備地を含む公園南側に関しては、開園から約50年がたち、家族が一緒に食事ができる日陰や、雨天時に使える施設が少ないなどの課題があるとした。その上で
展望広場については、飲食スペースや総合案内、日よけ用具のレンタル機能などを備えた展望施設の再整備を提言。未整備地は芝生化して多目的スペースにし、北側のピクニック広場に通じる遊歩道を整備することを提案。座長は「感情的に
なり建設的な議論が難しい部分もあったが、真意をくみ取って合意形成を図った。ただの施設整備にとどまらず、ソフト面でもいろいろな企画が生まれることに期待したい」と。宿泊を伴うキャンプは想定していないが、「イベントでキャンプ
的な要素を含んだ企画をすることに反対する形ではない」とした。アルプス公園を巡っては、当初計画されていた展望広場の改修、オートキャンプ場整備を2022年度予算案で計画したが、市民の賛否両論などを受けて白紙化。展望広場は
耐震強度不足で取り壊し。現在未整備地は臨時駐車場として利用され、展望広場は一部を除いて解体。検討会議は地元住民や森林・里山活用に詳しい識者などから選ばれた委員10人で2022年10月に設置、計6回開催。会議委員には賛否双方の
立場の市民も名を連ね、2022年秋からゼロベースで議論してきた。
高校生、大学生、地元住民や事業者らが参加し、公園の課題や今後の展望について意見を交わした。参加者は4グループに分かれて考えをまとめた。子供も大人も誰もが楽しめる公園を目指すべきだという意見や、マイカー以外でも
アクセスしやすい公共交通の整備を求める意見が出された。南入口一帯には砂利が敷かれ臨時駐車場として使用しているスペースがあるが、効果的な活用方法がないかも検討した。「ワーケーションの施設を整備し、公園利用の家族連れに
限らず日常的に人が来る環境を整えたらどうか」と。さらに会合を重ねて意見を集約し、6月に市民の意見を反映した提言書を臥雲義尚市長に提出する。
市はAC場整備を計画したが予定地に隣接する展望広場(旧まきば山荘跡地)の耐震不足などを受けて計画を撤回。検討会議は一から活用策を議論し、2023年6月に臥雲義尚市長に答申する。委員は森林再生、地元町会、キャンプ場整備の賛成派、
反対派の各団体、教育関係者ら10人。初会合に先立ち、臥雲義尚市長と未整備地を視察した。意見交換では、北アや松本平を一望できる未整備地の良さを多くの委員が評価したが、活用方法では親子連れの憩いの場、アウトドア拠点、
自然再生など意見が分かれた。地元住民は「親子連れが弁当を広げられる場所がいい」「年度内に解体する展望広場を復活して」などと憩いの場を求めた一方、子育て世代や商業関係者からは「子供が野外体験できる場がほしい」
「アウトドアに興味を持つ移住者の観点も含めて考えたい」との意見が出た。その他「自然の中で学びを得るには、最初からきれいに整備されていなくていい」と、林や草地に戻して管理し、生き物観察などをしやすくする提案もあった。
検討会議は今後、一般市民を交えたWSやフォーラムなどを含めて年度内に5回、2023年度上半期に2回協議を行い、未整備地の利活用や公園全体の魅力向上策の提言を取りまとめる。
利用者が少ない北側拡張部を、市民団体と協働で運営することで活性化を図る狙い。問題は、活動団体を幅広く集めて協力体制を築けるかどうかで、市はすでに取り組んでいる「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)などの事例を
参考にする。拡張部には水がない池や田んぼ、ニセアカシアが生い茂る森など十分に活用できていない施設が多い。古民家体験施設の利用は年に5件程度。指定管理者も72haに及ぶ広大な公園全体を一手に担えないのが実情。拡張部は元々、
市民参加型の運営を念頭に整備され、当初は外部の検討組織を設置した。しかし市が指定管理者導入にかじを切ると組織は解散。14年後、市長交代を経て2021年度にあらためて検討組織を設置し、2023年度から活動団体を募る方向で
議論を進めている。鍵となるのは、管理者と市民団体の関係づくり。あづみの公園では管理する公園財団と複数の市民団体が協働で「里山文化ゾーン」を運営。天蚕飼育や稲作体験、昆虫観察などの講座を通年開催しながら環境を守っている。
園内の天蚕飼育林を受講生と管理する「やまこの学校」講師は「私たちの活動になくてはならない場所」。必要な資材調達は財団に求める一方「おんぶにだっこでは協働と言えない。ある程度自立し、折り合える関係が大事」とし、財団も
「両輪の関係。公園を魅力に感じて活動する人の熱意がないと成り立たない」と。松本市もアルプス公園拡張部の各エリアを、農林業体験や生物観察を行う団体の活動拠点にし、利用と保全を一体的に行う考え。公園緑地課は「アルプス公園に
思い入れのある人は多いと思う。市もしっかりと関わり、市民ボランティアが活動しやすい体制にしたい」と。
月内にも市議会の了承を得られれば、公園全体の魅力向上策を検討する市民会議を設置し、3月にキャンプ場計画を取り下げた旧まきば山荘跡地の利活用方法を含めて議論を進める考え。市長は展望広場について「現段階では解体という
選択肢を検討する必要がある」と述べ、開会中の市議会6月定例会で方針を示すとした。市民会議の設置は「もう少し先になる」とした上で、メンバーには、公園北エリアの自然活用を検討している「実行会議」の委員や、子育て世代の代表、
キャンプ場問題で賛否を訴えた双方の市民らに入ってもらうことを検討する考えを示した。松本平を一望できる旧まきば山荘跡地を巡っては、市が2021年度、展望広場の改修や、隣接する未利用地でのAC場整備を計画。しかし、予算審議直前の
2/末に展望広場の土台で著しい強度不足が判明すると、改修に加え、市民の賛否両論に揺れたキャンプ計画を白紙化した。ただ同エリアについて臥雲市長は「アルプス公園のゲートウェーに当たる部分で、魅力向上のキーになる」と重視する。
検討のスケジュールについては「議会から議論に時間をかけるべきだとの指摘をもらっている。期限を区切るのはまだ時期尚早」と。
展望広場の土台が震度6強〜7程度の揺れで倒壊する危険性が高いことが2/末に判明、改修やキャンプ場計画を見直す必要が生じたとする。展望広場は旧耐震基準の1949年建設の山荘本館の倉庫を活用し、2018年3月、上部にコンクリートを
張って整備した。臥雲市政になって床面の舗装など眺望を生かした施設改修を計画、2021年度に耐震診断し、想定以上の強度不足がわかった。展望広場は解体を含め対応を検討する。旧まきば山荘跡地の今後の活用について、市長は
「あらためて市民、議会の意見を聞きながら、どのような整備のあり方がふさわしいのか議論する必要がある」と。
数が少なく、同公園で飛来を確認したのは3年ぶり。ヤマシギは体長約35cm。ずんぐりした体型でくちばしが長い。本州中部以北で繁殖し、積雪の多い地域では冬に暖かい場所に移動するという。夜行性で警戒心が強く、茶色っぽい体は
枯れ葉に似た保護色。
市議会は請願3件、陳情1件を受理。事業について賛成、反対双方の立場から請願・陳情が相次ぐのは異例で、市民の関心の高さを浮き彫りにしている。市民団体「松本アウトドアプロジェクト」(鈴木雷太代表)は、請願で整備の実現と、
できる限り自然環境に配慮した整備の2点を求めた。1月にも5158人分の署名を添えて要望書を出したが、市の整備案を了承していないため請願に踏み切った。子育て世代が街中近くでくつろげるキャンプ施設の必要性などを理由に
「未活用地を有効的に活用し市民が身近な所でアウトドアを楽しめることは市の新たな魅力になる」と。反対の立場では、周辺住民や自然保護団体関係者などでつくる「アルプス公園周辺住民の会」が予算を認めないことなどを求める
請願を2月に提出。このほか元高校教諭が、他のキャンプ場の利用実態を含む十分な調査とデータに基づく慎重な審議を陳情した。いずれの請願・陳情も3/10;建設環境委員会で採択すべきか審査される。その行方は、整備費1.4億円の
予算審査にも影響を与えそう。
近くに車を止められるACキャンプサイトを23区画、駐車不可のキャンプサイトを7区画設ける。市は2022年度当初予算案に整備費を計上する構えだが、協議は賛否が分かれ、了承されなかった。予算が原案通り可決されるかは予断を
許さない状況。案によると、跡地全体を5つのエリアに分けて30区画を設ける。管理棟や炊事場、園路なども整備。費用は明らかにしなかった。目標稼働率は市内の既存キャンプ場の平均より高い24%(4〜11月)に設定、冬季も含め
通年開場し使用料収入で維持費を賄う。危機管理や環境面の懸念に対しては、管理員の配置や立入防止柵の設置、野生ランの移植などを行う考えを示した。委員からは「多様な人が集まるまちを目指す上で賛成」「市街地から森への
関心を高める入口になる」との評価が聞かれる一方「市民合意が得られていない」「眺望の良さを生かした活用方法を広い視野で検討すべき」といった否定的な意見も出て賛否が割れた。「継続協議」と集約された後、建設部長は
あらためて「2022年度予算に計上するので審議をお願いしたい」と。市議会は2021年2月定例会で「地元住民、市民との情報共有が不十分」としてキャンプ場整備の予算化を認めなかった。市は地元町会や市民、議会への説明を
進めてきたが、賛成派、反対派の有志団体が署名運動や要望活動を行うなど論争が続く。2/22;開会予定の2月定例会に2022年度当初予算案を出す考えだが、意見がまとまっていない会派もあり、審議の先行きは見通せない状況。
インターネットも活用して署名を集め、市議会に届ける。
臥雲義尚市長は「アルプス公園全体の魅力向上」の文言が含まれる計画案が市議会議員協議会で「継続協議」となったことに「大変遺憾」と不満をあらわにした。市議会との間で再び緊張が高まりかねない状況。対立の発端は、6月に
行われた前回の全協。議会は「アルプス公園だけ抜き出して記載するのは違和感がある」などと再考を求める指摘をした上で計画案を了承した。市はこれを受けて表現を見直したが、記載を残したため議会は反発。計画を認めれば、
賛否両論があるキャンプ場整備まで議会が了解したとの誤解を市民に与えかねないとの懸念もあり、さまざまな意見が出た。一方、臥雲市長は「この表現があるからといって、キャンプ場整備を議会が認めたことには全くならない」と。
アルプス公園は都市公園の中でも特別で、魅力向上は大きな政策課題とし「市民にも、より重要な位置付けとして取り組んでいく認識を共有してもらい、議会で粘り強く理解を求めたい」と。議長はアルプス公園だけでなく保育・
幼児教育についても議会から意見が出されたとし、継続協議は議会意思なのでぜひ尊重してもらいたいと。アルプス公園のキャンプ場整備を巡っては、市が地元説明会やアンケートを行っており、9月定例会に再提起する方針。これに
対し整備に賛成、反対の双方の立場で市民グループが運動を展開。
有志が「松本をアウトドアの聖地にしたい」と整備を求める署名活動を始めたほか、地元住民は自然環境への影響などを心配し、市に説明会の開催などを要望。さまざまな意見がある中、市は9月定例市議会で予算案の再提出を目指している。
2021年度の一般会計当初予算案に、キャンプ場整備費4716万円を計上。公園南側のまきば山荘の駐車場跡地1.3haを、キャンプサイトや園路として整備する計画だった。「新型コロナウイルスの影響によるアウトドア志向の高まりなどから、
相当な需要が見込める」と説明したが、市議会は「市場調査や市民からの意見聴取などが不十分で、唐突感が否めない」などと指摘。予算案は事業費を減額した。5月、アルプス公園の来園者1041人にアンケートを実施。キャンプ場整備
については賛成47%、どちらかといえば賛成14%、反対3%、どちらかといえば反対2%。市内のアウトドア愛好家は早期の整備を求める。7/7;MTB元日本代表の鈴木雷太さんを代表とする「松本アウトドアプロジェクト」が立ち上がり、
書面とインターネットで署名活動を開始。9月定例会までに市議会に提出する予定。発起人の一人で飲食店経営者は「アウトドアの環境で移住者を呼び込める。コロナ後を見据えて今準備しないと間に合わない」と。アウトドアブランドを
展開する男性は「街中から近く、北アルプスと街の眺望を楽しめるキャンプ場は他にない。キャンプは子どもの生きる力を育み、防災にも役立つ」と。地元町会からは懸念の声が上がる。住民有志は6月、市に対しキャンプ場整備による
自然環境への影響や、利用客のごみや騒音、周辺道路の混雑といった不安を伝えた。その後、市は地元の理解を得られるよう説明会を開催している。一方、市は2007年に拡張した公園の北側エリア約43haが十分に活用されていない現状も
課題と認識する。市が実施したアンケートでも、北側エリアを利用したことがある人は19%にとどまった。臥雲義尚市長は「北側エリアは市民参加による公園の運営を目指してきたが、その方向で進んでいない。キャンプ場と二つの柱で
整備を考えていきたい」と。
全国的なキャンプブームを追い風に、松本平や北アルプスが見渡せる絶好のロケーションや、中心市街地にほど近い立地の良さを生かして、観光誘客や来園者の増加につなげる。公園の新たな魅力となりそう。かつて公園南入口付近にあった
「まきば山荘」跡地の臨時駐車場周辺一帯に、テント約30張まで収容できる約1.3万uのキャンプサイトを整備する。芝生の広場や、車が通る園路の整備費約3300万円を、市議会2月定例会に提出した2021年度一般会計当初予算案に計上した。
今夏までに工事を終えて秋ごろに利用を開始し、通年で開場する予定。市内のキャンプ場としては10ヶ所目、通年利用としては3ヶ所目。キャンプは近年のブームに加え、新型コロナウイルス感染が懸念される状況でも他人と距離を取って
楽しめるアウトドアとして全国的に関心が高まっている。市公園緑地課は「ロケーションが非常に良いし、市街地から気軽に来られる。冬の観光振興につながることも期待したい」と。市はキャンプ場運営をアルプス公園の指定管理者の
自主事業として位置付け、今後、利用料金やテント用具レンタルサービスの実施などを検討する。2021年度はキャンプ場設置のほか、公園全体の活用促進に向けて民間のアイデアを取り入れるための市場調査も行う。
来園者アンケートによると、整備に賛成側の声が6割を占めるが、説明会では懸念の声が目立つ。議論の焦点を整理すると、生態系への影響、地盤の安全性、収益性、手続きの透明性などが浮かび上がる。森林や草地などが混在する園内は
昆虫や野鳥の種類が豊富で、チョウ類は国蝶のオオムラサキをはじめ約100種類が生息する。専門家はたき火の煙や工事に伴う樹木伐採が生物多様性に悪影響と懸念する。市は独自の環境調査をして自然保護に配慮するとし、チョウが
集まる樹木の伐採を避け、外来種ニセアカシアを集中的に切るとしている。計画地は眺望に優れる半面、急傾斜地に近く一部は土砂災害警戒区域に隣接する。松枯れによる保水能力の低下と相まって、大雨時は地盤が緩みやすいのではないか
との懸念がある。市は植栽で急傾斜地に近づけないようにし、避難マニュアルを作るとしている。30サイトの運営で採算は取れるのか疑問視する声もある。全国のオートキャンプ場稼働率は平均2割弱。市は区画料金を\4000\-5000として
通年営業すれば年間600-700万円の収入があると試算、維持費と整備費に充てるとする。管理棟を設置する場合は整備費が当初の4716万円より膨らむ可能性があり、建設費回収に約20年かかる見通し。説明会では「決定過程がよく分からない」
との指摘が出た。市は2020年夏から検討を進め、2021年度当初の予算化を試みたが、市議会は意見聴取が不十分として認めなかった。市建設部長は「キャンプ場をつくるかどうかはこれから」と説明するが、臥雲義尚市長は市議会9月定例会に
関連予算を再提案する考えを変えていない。標高約800mの「旧まきば山荘」からは常念岳などの北アの山並みが望める。2017年度まで営業していた「まきば山荘」の跡地を活用して、現在は北アの山並みや松本西部の街並みや安曇野が
一望できる「展望広場」となっている。約400uのまきば山荘の土台を活用、コンクリートで舗装済。その下の森は傾斜地。南入口駐車場からすぐの場所に位置し、訪れる人を魅了する憩いの場として、多くの市民に親しまれています。
ここ数年は減少傾向だったが5年ぶりに増加。都道府県別では長野県の被害が最多。地域別には松本エリアが最多で松本市、安曇野市、筑北村を中心に2万6019m3と県全体の約5割を占めた。上田8213m3、長野7003m3、伊那5337m3、南信3050m3、
北ア1445m3、木曽257m3。温暖化の影響で標高1000m前後の地域まで広がりを見せている。各自治体では被害木の伐倒駆除や薬剤散布による予防を進めている。
県林業総合センタは花粉症対策強化として、花粉の飛散量を減らすため、花粉の量が少ない「クマスギ」の増産を目指し研究を始める。「クマスギ」は、須坂などを中心に古くから植栽されてきた県産のスギの品種。生産者の高齢化で近年は
増産されなくなった。同センタの調査では花粉を飛散させる雄花の数が少ないことが分かり、実際の花粉の発生量も他のスギの10%以下という。クマスギは雌花があまりつかず結実しにくいことで知られる。木を増産するには鉢に挿し木し、
苗木にしたうえで山などに移植しているが、効率的な増産方法を研究していく。花粉症対策をめぐって、2023年5月国はスギの人工林を10年後に2割程度減少、30年後には花粉の発生量の半減を目指している。人工林を伐採して植え替える需要も
高まる中、花粉が少ない「クマスギ」に期待が寄せられている。クマスギは高さ10m以上、挿し木の枝は木の上部から取るため容易ではないという。県林業総合センタは「10年以内にクマスギの増産体制を構築することを目標に取り組んでいきたい」と。
日本の約7割は森林(2505万ha)でそのうち人工林は4割(1020万ha)。人工林のうちスギ(45%)・ヒノキ林(25%)が7割を占める。スギは建材や家具材向きで国内各地で植林されてきた。スギの芯は赤色、クマスギは黒い。若い木ほどCO2吸収量が多く
温暖化対策としても効果あり。スギのうち4品種(立山杉など)は花粉を飛散しないスギ「無花粉スギ」もある。
花粉が少ない品種「クマスギ」を植え替えに活用できるかなど検討を進める。国は30年後には花粉の発生量の半減を目指し、都道府県はスギの人工林から伐採や花粉の少ない苗木への植え替えを進める「重点区域」を指定。
県は北信・南信を中心に40市町村で7397haを「重点区域」に指定した。県内のスギの人工林の1割。伐採しても土砂災害などのおそれがなく、効率的な伐採や植え替えが可能なエリアを対象に指定した。「重点区域」では森林組合などに対し
伐採や植え替えに国と地方で7割、林道の整備費用も国が半分を補助する。伐採したスギは住宅への活用などを促す。2024年度の花粉症対策では、花粉の発生量が一般的なスギの10%以下と極めて少ない県産のスギの品種「クマスギ」の
増産についても研究を始めていく。県森林づくり推進課は「重点区域の指定は花粉を減らすうえで好ましいと考えている。クマスギを植え替えに活用できるかなど検討を進めていく」と。
まき割りや竹炭を作ったりしながら松枯れ被害で倒木が多い四賀地区の山林の手入れを進める。地区では高齢化で担い手が十分に確保できず、被害木が山林内に放置されている状態。地区内で森林資源活用に取り組む「四賀林研グループ」の
メンバーを中心に設立。2024.2/25;地区内でまき割り体験会を開いた。参加者15人はまき割り機で直径20cmのアカマツの丸太を割った。今後もまき割り体験会などを開き、参加者を対象にまきを無料配布、間伐や倒木の伐採にも対応したいという。
同グループは「木を利用してもらうことで山をきれいにし、景観も良くしたい」と。
感染収束はまだ見通せないが、ポストコロナに向け「今のうちから関心を持ってもらうとともに、住民にもこのような取り組みを進めていることを知ってほしい」と。「行ってみたいと思ってもらえるようデザインにこだわった」といい、
サイトには写真やイラストを多く掲載。文字情報はできるだけ少なくし、「安心してください、それほど田舎ではありません。ほどほどに便利」などとユーモアも。観光スポットの紹介の他、「観る」「遊ぶ」「食べる」などの目的別に
情報を探すこともできる。「新型コロナ収束後は各地で国内旅行客の取り合いになるかもしれない」と。9月頃までにさらに充実させ、イベント情報なども見られるようにするという。
※松本広域連合は松本市・塩尻市・安曇野市・麻績村・生坂村・山形村・朝日村・筑北村
(問)松本広域連合 「#まつもトコトコ」TEL 0263-87-5460
外国人旅行者や国内団体ツアー客の需要が見込めるようになったことから開館した。今後は観光客ばかりでなく、地元住民にも親しまれるようPRに努め、リピーターの獲得を目指す。再開に合わせた企画展は「さかなづくし 水辺に集う生きものたち」と
題し、魚や水辺の生き物が描かれた約70点を展示。目にも涼しい作品が多く、緻密な描写や、金魚売りなど庶民の生活に密着した場面、着物の柄、物語の一幕など多彩。8/15;作品入れ替え、会期は9/25まで。豊富な収蔵品を生かそうと、休館の
1年前からテーマに応じた月替わり展示と、1ヶ月半で総入れ替えする企画展を柱に運営してきた。休館直前に始めた年間パスポートの販売や、6回の来館で1回無料になるスタンプカードの発行など、リピーターを意識した取り組みも継続する。
学芸員は「久しぶりに展示室に作品が並び、見てもらえることがありがたい。いつ来ても発見のある博物館にしたい。地元の方にも親しみを持って足を運んでもらえたら」と。
かつて有数の製糸工場として地元住民に愛された建物で、太田館建物が新たな役割を担って存続する。太田館は、江戸時代の座繰りによる製糸業を前身に1877年頃創業。建物は事務所や水車を利用した工場だった。建材に現波田小などに
残る高級官材のアカマツが多用され、梁は太さ約45cm,長さ12m、職人たちの署名も残る。ブドウ栽培発祥地とされる山辺でのワイナリー建設は、2002年以来20年ぶり2施設目。老舗温泉旅館の追分屋旅館が新規事業を支援する国の
事業再構築補助金を申請して計画。2023年4月頃までに旅館近くの敷地に、醸造所や多目的スペースを備えた施設として移築・改装し、来シーズン中の稼働を目指す。温泉街で組合によるワイン巡りイベントなどを企画してきた社長は
「歴史ある建物を生かし、ワインを核に温泉街の魅力向上に貢献できれば」と。
郵便局の隣接地にあり、1000種類近い作家デザインのポストカードなど紙雑貨を中心に取り扱う。温泉地での滞在を促す新たなスポットになりそう。「東京蚤の市」や「紙博」のイベントで知名度があり、雑貨・飲食店経営などの事業を首都圏で
手掛ける手紙社が出店。多用途なA3判ペーパーを100種類以上扱い、今も残る金庫室には古書や古道具を集める。「バスの待ち時間に旅の思い出をしたためて」とカウンター席を配置。地方でのOPENは初めて。地元印刷会社と連携した雑貨制作も
企画中。同社は「周辺環境に縁を感じた。クラフトフェアに代表される手仕事文化が根付いた街を少しでも盛り上げられたら」と。喫茶営業は7/10〜。(10:00-16:30,火/水定休)
(問)手紙舎文箱 TEL 0263-87-2716
第1号;「岳-ガク-」(2011年),第2号;「神様のカルテ」(2011年),第3号「神様のカルテ2」(2014年),第4号「orange-オレンジ-」(2015年),第5号;「サヨナラまでの30分」(2020年),第6号「流浪の月」(2022年),第7号;「太陽とボレロ」(2022年)
2012年に松本中町で開館したが手狭になったため、2.5km南東の松本筑摩に移転。岡部匡伸館長の友人の実家で、コメの保管や物置として使っていた旧家の土蔵築120年の蔵(1906年築)を改装した。外観はオリジナルを維持、2019年末から
床の張り直しなどの改装を実施。戦前や終戦直後のテレビやラジオなど計100点を随時展示。ラジオ約70台、電蓄3台、ステレオ3台、テレビ15台、ビデオデッキ2台、家電製品20点、関連資料約50点。展示替えにより変動。2020年4/末に
開館予定だったが、新型コロナの影響で延期。「リピーターや新規の方など、いろいろな方に来ていただければうれしい」と館長。駐車場(P3台)。土/日/祝,8/08-8/16盆休み,GWなど,12:00-16:00開館。
(\500/大人,\200/15歳以下,小学生以下無料)
(問)日本ラジオ博物館 TEL 0263-27-2535
店頭などに掲出してもらい、県民に「世界に誇れる浮世絵」を広くPRする。博物館は1982年に開館。江戸時代に地元の豪商酒井家が五代200年にわたって収集した10万点の浮世絵を所蔵。新型コロナウイルスの影響で現在は休館中。
県内には他にも、葛飾北斎の作品を並べる北斎館(小布施)などが浮世絵を所蔵。ポスター制作は北斎館や水野美術館(長野)も協力しており、浮世絵文化を県内の観光振興につなげたいとの思いもある。浮世絵博物館が持つ画像データを
活用し、背景に北斎の代表作「冨嶽三十六景」で知られる赤富士「凱風快晴」を配置するデザイン。「浮世絵所蔵量世界一 信州国」とアピール。ポスターはB2判で500枚を印刷。取り組みに協賛した企業、飲食店、商店など140社に
配布して張ってもらう。
信大が研究を続ける高品質・高機能の結晶「信大クリスタル」を使い水道水に含まれる残留塩素や重金属イオンなどを取り除ける浄水器「SWEE」を、市役所や観光センタなどに置く。マイボトルを持参して水を得る行動を浸透させることで、
ペットボトルの削減につなげることを狙う。信大中村宗一郎学長は「信州の水がよりおいしくなり、世界屈指の水の都・信州につながれば」と。臥雲義尚市長は「単なる給水場所でなく、人が集いにぎわう場所になることを期待する」と。
市役所東庁舎のほか、松本駅前や乗鞍高原など市内3ヶ所の観光案内所、松本空港、信大松本キャンパスに12/上までに設置。長野市役所と信大長野キャンパスにも置かれる。「信大クリスタル」は、信大工学部の手嶋勝弥教授らが
研究開発しており、水資源に苦しむアフリカなどで浄水技術の向上の実験を続けている。手嶋教授は「自然が豊かで水のおいしい信州から技術を発信することに非常に意義がある」と。
信州の玄そばを使い、自社で製粉・製麺した本格二八そばを提供、カフェ、土産物やアウトドア用品販売コーナーも。レストランでは看板メニューのとうじそばをはじめ、各種そばメニューを揃える。その他「山賊定食」や各種丼物も用意。
山賊焼きはテイクアウトができる。「冬眠から覚めて元気に営業を再開しました。観光客だけでなく、地元の皆さんも憩いの場としてぜひご活用ください」と。
(問)小木曽屋玄治郎アルプスの郷店 TEL 0263-94-2286
マンホールの蓋にも描かれている「松本てまり」は江戸時代に松本藩の武士の家庭で作られていたとされる手工芸品。内外の観光客らからの人気は高い。新型コロナウイルスで足元の需要は落ち込んでいるが、伝統をつないでゆくために
細かい手作業が日々続いている。松本てまりは江戸時代に女の子の玩具として作られていたという。「松本てまり保存会」の海老澤美之恵代表によると、S30年代に現在の姿に「復元」。当時の製法を踏襲しながら、現代的な色彩を
加えているのが特徴。てまり作りは細かい作業の連続。まず、音が鳴るように豆を入れた綿に木綿の糸を巻き付けて白まりを作る。次に目印となる糸を縫い付けたうえで、様々な色の糸で模様を描いていく。色や柄の違いによって
数十種類あり、1号ー7号までの大きさがある。ストラップなどとして使える小さな根付も作っている。現在、てまり保存会には15人が参加。30-70歳代まで幅広く、新たな担い手育成にも余念がない。最近は外国人を含めた観光客などの
購入が増え「2019年などは在庫がなくなってしまったほどの売れ行きだった」という。このため、現在は松本城や市立博物館の売店など市関係の施設で限定発売。「これからも伝統を受け継いでいけるように人材を育てると同時に、
しっかりとした良い手まりを作り続けていきたい」と。
創業時から六九通りにあり、通りの変化を見つめながら生活や日本文化に欠かせない和紙を商ってきた。節目を記念して、家族と店を営む和紙人形作家の伊藤叡香さんが中町「蔵シック館」で作品展を行なった。店は六九通りの
現在よりも少し東の場所に島勇紙店として開業。S30-40年代の六九通りは、井上が立地するなどして人通りが多い商店街で化粧品や日用品なども取り扱った。店には「島勇百貨店」と書かれた当時の広告が飾られている。2代目で現会長の
伊藤勲さんは「寝る間を惜しんで働く感じで本当に忙しかった。100年はあっという間」と。会長の時代に、現在は主力商材の一つになっている柄のある和紙を置くようになり、店舗が一気に華やかになった。妻の叡香さんは和紙の魅力を
広めたいと40年前から和紙人形の制作を続けている。今回は「百年物語」をテーマに、過去に制作したものの中からえりすぐった80点を展示。通りの往来は静かになったが、近年は魅力的な商店も増えている。島勇も3年前に体験スペース
などを併設した新たな店舗に生まれ変わった。今後は紙すき教室なども計画していく。3代目の伊藤慶社長は「生活の中でもっと和紙を使ってもらえるように、体験を通じてその魅力を発信できれば」と。
(問)島勇 TEL 0263-35-1000
清流梓川沿いといえば「梓川桜ウォーク」です。梓川沿いに公共の宿泊施設「梓水苑」あり。BBQ場、AC場、テント場などが隣接。BBQ道具(炭,網,プレート,取り皿,割り箸,コップ等)やタレ、食材が全てセットで、着火も片付けはスタッフお任せ。
特盛セット;\2980(カルビ肉,エビ,焼きそば,野菜付)。飲物は持参。追加食材は持込可。BBQハウス・テントを利用可。土/日/祝,夏休みシーズンは予約が入り始め、早めの予約を。(10:00-15:00/16:00-21:00)(要予約;1W前)
AC場は7サイト(\3140〜)、テント場(\520/大人,\260/小人)、日帰り入浴(華の湯)(10:00-20:00;\450/大人,\220/小人)
梓川ではラフティングも可(倭橋-梓橋;4.5Km/1H;\8300/大人,\6300/小人)
(問)梓水苑 TEL 0263-78-5550
近くの「美鈴湖もりの国AC場」の利用者などがボードに座りパドルをこいだり、浮かんだボードの上でゆったり寝転んだりと、思い思いの楽しみ方をしている。柳沢林業が湖の南西で運営。陸上でスタッフが乗り方を教え、救命胴衣を
着けて水に入る。体験する場所の水深は3-8m。スタッフは「湖面が緑色に見えるので、入るのをためらうかもしれないが、近くで見ると透明度は高い」と。「サップはいろいろな楽しみ方ができるのが魅力」と。
(90分,料金;\3500/大人・18歳以上,\3000/10-17歳,\4300/10歳未満の小学生+保護者)
※透明度の高い湖や海なとでは、SUPがぴったり。ボードに立ち上がった視点からは光の反射が少なく、カヌーやカヤックなどに比べて水中を見やすいのが魅力。国内でも有数の透明度を誇る青木湖や木崎湖、野尻湖・松原湖・蓼科湖・
女神湖・白樺湖などでもSUPは行われており、SUP体験ツアーやSUPレンタルあり。
(問)美鈴湖もりの国AC場 TEL 0263-46-9990
指定管理者の柳沢林業がプロの強みを生かして松枯れが目立つキャンプ場西隣のアカマツ林を伐採したところ視界が大きく開け、雄大な景色に出合える眺望スポットに生まれ変わった。アカマツ林は本郷地区財産区や個人が所有しており、
同社が広葉樹への樹種転換を提案した。2021年12月〜2022年3月に伐採して跡地にナラや桜の苗を植え、遊歩道を整備した。キャンプ場は「夜景も好評。市街地から約30分の好立地なので地域の人たちも気軽に利用してほしい」と。
松本市街地から約30分。標高1000mのキャンプ場。4/28-11/30;開設、火/水定休、繁忙期(GW/夏休み)は営業。(60サイト:芝生の広場サイト:19+区画サイト:35+バイク:6)(AC,電源付,1区画約100u,車1+1泊4名まで)。21:00-8:00;サイレントタイム。
センターハウスには売店、レンタル品あり。水場(温水)、水洗トイレ、コイン温水シャワー、コインランドリー完備。直火禁止。広場(\4820〜)、区画(\5840〜)、バイク(\1160〜) 。チェックイン;13:00,チェックアウト;11:00。
2021年度から森と木のスペシャリストである松本の「柳沢林業」がキャンプ場運営管理を行う。
(問)松本市美鈴湖もりの国オートキャンプ場 TEL 0263-46-9990
キャンプサイト数(60)、ACサイト、電源つき、1区画約100u。センターハウス(売店/レンタル品)、共用水場(温水)、水洗トイレ、コイン温水シャワー、コインランドリー完備。
松本の山里で林業を営む山の専門家がプロデュースしたキャンプ場「美鈴湖もりの国AC場」が2022年春にRE-OPEN。2021年から松本市より運営依託している柳沢林業は、1964年の創業以来、山と人とが活かし活かされる豊かな暮らしを
創造するという理念をもって、松本平の森林や里山で木や木材にかかわる仕事をしている。この経験・知識でキャンプ場周辺の森林を伐採し、苗木を植え、豊かな森の再生に着手。そうすることで、見晴らしのいいキャンプ場として
生まれ変わった。標高1000mの場内からは、松本の街並みや雄大な北アルプスの絶景が楽しめます。「美鈴湖もりの国AC場」は1995年の営業開始からGW前の4/下からのOPENだった。この時期は夏よりも虫が少なく、雨も降りにくく、
日中は心地いい陽気のもと快適に過ごせる季節。4/中-4/下には桜が見ごろを迎え、お花見キャンプも楽しめる。春季は特別体験として、林業体験や乗馬体験、地元の特性を活かしたローカルイベントなど、独自のアクティビティも
用意。林業体験プランは植樹、枝打ち、薪割り、焚き火などを体験。さまざまな薪で焚火の違いを体験。乗馬体験プランは、地元で馬搬や農耕馬として活躍するばん馬でキャンプ場周遊。ローカルフード、クラフトビール、地酒、
燻製食品などもコラボ提供予定。松本から車約30分。(\4820〜/広場サイト,\5840〜/区画サイト)
(問)松本市美鈴湖もりの国オートキャンプ場 TEL 0263-46-9990
27回目の事業。「海の日」に合わせ「美しい海は美しい山から」を合言葉に、塩尻市内33の企業・市自然保護ボランティア・ボランティア団体、個人ら計130人が澄んだ空気と空を間近に感じながら、貴重な自然を守るため作業した。
「でいだらボッチ館」から1km弱の草競馬場近くの第一駐車場までの草地で外来種のヒメジョオンやハルジオンを根から駆除した。池周辺の傷んだ柵は解体。観光客が近年急増している状況を踏まえ、自然保護ボランティアは
「360度見えるパノラマや自然が何よりもごちろう。来て良かったと思える環境づくりをしたい」と。塩尻市百瀬敬市長は「未来につなぐ観光地として自然保護の聖地にしていきたい」と。
「高ボッチ山」(標高1665m)の「高ボッチ高原」は標高1600m。気軽に行ける絶景スポットとして人気を集め、「君の名は」で聖地?と呼ばれ、高ボッチ高原から見下ろす諏訪湖の風景が映画のシーンと似ていることから人気が急上昇。
360度の眺望が開けた山頂からは、北ア・中ア・南ア・八ヶ岳・富士山・諏訪湖が一望できます。美ヶ原高原や霧ヶ峰高原からの山岳風景と似ているが、1ヶ所から眺望できるのがよい。高ボッチの由来はデイラボッチと呼ばれる巨人が
腰を下ろして一休みした場所という伝承、ボッチはアイヌ語で高い山を指すことから、高いところのくぼ地という意味など諸説あり。
1)北ア;常念岳・大天井岳・燕岳・餓鬼岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬三山まで見渡せる。奥には槍ヶ岳・穂高連峰、乗鞍岳まで。霧氷と冠雪の北ア、残雪の北アのモルゲンロートがきれい。
2)中ア;木曽駒ヶ岳・御嶽山など。
3)南ア;甲斐駒ヶ岳・北岳・間ノ岳・仙丈岳・塩見岳など。
4)八ヶ岳;蓼科山・北横岳・茶臼山・縞枯山・天狗岳・硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳・編笠山まで。
5)富士山と諏訪湖が一望。諏訪湖と富士山の夜景はきれい。
初夏〜秋にかけては乳牛20頭ほどが放牧され、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、マツムシソウ・ヨツバヒヨドリなどの高山植物が自生し、アサギマダラが飛来します。
YouTubeでは、2021年からできるようになったことを分かりやすく紹介。「今年の高ボッチ高原はおもしろい!」(5分27秒)。4月にリニューアルオープンした管理棟
「でいだらボッチ館」や拡張したキャンプサイト(ACサイト;3,フリーサイト;20,暫定無料,\500/協力金)、管理棟付近で無料Wi-Fiが使えることを紹介。管理棟の開館日には手ぶらで来ても、スープパスタのアウトドア調理体験ができ、
キャンプ用のいすやテーブルも貸出していることを伝えている。「じっくりと腰を落ち着けてボッチ飯を楽しんで」と。TV松本CATVが撮影・編集。動画は6/末に公開開始、約1ヶ月で1900回視聴。「写真や文だけでは伝わりにくい部分も、
動画なら分かりやすく伝えられる」と。
キャンプはトイレ・手洗いの水は非飲料水。飲料水は持参。自販機利用。ゴミ箱・炭捨て場なし。ゴミ・炭は持ち帰り。花火・直火禁止。今季、キャンプ場は無料(\500/協力金)
塩尻IC〜13km/30分。長野道・岡谷ICと塩尻ICの中間地点からR20の入口、「高ボッチスカイライン」(塩尻高ボッチ線)で高原へ進む。第1P(草競馬場隣,無料),第2P(頂上口,無料)(P200)(12/上〜4/下冬期閉鎖)
※高ボッチ高原ライブカメラ(塩尻市観光協会)
(問)塩尻市観光協会 TEL 0263-88-8722
各御柱祭は松本市重要無形民俗文化財に指定。御柱祭は、信濃国一宮の「諏訪大社」(諏訪)で寅年と申年の年に行われ、本殿等の四隅に巨大な柱を建て替えます。松本では諏訪大社の1年遅れの卯年と酉年の年に御柱祭を行っています。
松本で7年に1度の「御柱祭り」(無形文化財)を迎え、3つの神社で建て御柱が行われた。
松本入山辺にある「橋倉諏訪神社」、「宮原神社」(5yatu)、「大和合神社」。松本の御柱は諏訪大社の御柱祭りに配慮し、1年後に行われるのが恒例。
1)宮原神社御柱祭の里曳きは、急坂で御柱を落とす「木落とし」が復活、200人の氏子たちは緊迫の場面を力合わせて乗り切った。かたずをのんで見守っていた観衆も、無事に終わると歓声を上げた。木落としは昔ながらの御柱祭を復活させようと
行われた。長さ約40mの急勾配の坂で、約19mの杉の御柱を人を乗せずに落とした。怒号が飛ぶなか豪快に落とされ、動きが止まると氏子たちが御柱に近づき、柱や綱を慎重に引っ張った。
2)「大和合神社」では、午前中に里引きが行われ、地区の氏子や子供たちが、長さ20m重さ2tの大きな杉の御柱を、おんべやラッパの演奏にあわせて神社に向かう道路を引きました。
3)「橋倉諏訪神社」では集落をぐるりと曳行し神社に柱をひきつけた。前半は下り坂、後半は上り坂、氏子らは掛け声を合わせて懸命に綱を引っ張った。
御柱の長さは約18m。重さは約2t。午後から神社の境内では御柱が引き入れられ、ワイヤーで吊り上げた柱を、威勢のよい掛け声にあわせて徐々に立ち上げていきます。御柱は神社の隅に無事建てられましたが、御柱がたちあがるたびに、
集まった氏子や住民から大きな拍手や歓声が上がっていました。
ちょっと宮原神社で見学してきたけど、御柱を建てるまでにはいろいろしきたりがあって、なかなか建つまでに時間がかかった。鉋けづりでは大きな鎌で御柱の木に削る。全てを削れないため、木の数ヶ所を削っていた。根づちでは木槌で
御柱の根元をたたきながら柱を穴(深さ5m)に入れる。しかし重機のワイヤと太い縄や支え棒で、氏子らが立てていく。「御柱」が建った瞬間は皆さん拍手。御柱が建ったあとには福銭(5円玉)や福金、福もちが投げれてもらってきました。
建てられた御柱に触れると御利益があるとか。この年は地元のSBCや市民タイムスなどが中継や取材に来ていました。
河川災害時の安全性の確保と緑地帯の維持管理を簡素化する整備事業に着手し、2026年度まで行う予定。サツキとツツジを伐採してベンチ約90基のうち3/4を撤去。城東地区の町会が樹木の維持管理や草刈りを担っていたが高齢化による
人手不足で管理が行き届かなくなり、増水時に低木が流れを阻害する防災上の懸念があった。城東地区町会連合会が市に早期の整備を要望してきた。起点の桜橋から上流の水汲橋まで全長2.6km区間のうち、右岸はスポーツ橋まで1.9km、
左岸は南浅間橋まで1.5kmを整備する。2023年度は桜橋から元町橋までの左岸480mと右岸500mのサツキとツツジを伐採し、コンクリートベンチ46基のうち35基を撤去する。2023年度当初予算に工事費1060万円を計上、渇水期の11月以降に
着工する。城東地区連合町会は「芝生化されれば管理の負担が減る。河川防災の観点からも整備は必要なので、ぜひ事業を進めてもらいたい」と。曙橋から南浅間橋の右岸450mに外来種で繁殖力の強いニワウルシなど背丈の高い木が
生い茂っているため、災害に備えて撤去する。市公園緑地課は「整備で防災機能が向上すると同時に空間が確保され、市民の憩いの場となるようにしたい」と。
ブドウの収穫が最盛期を迎えています。生産量は全国1位は山梨、2位は長野県。観光客らが観光ぶどう園などに訪れ、色づいた果実をもぎとり、思い思いにブドウ狩りを楽しんでいます。
1)ワイン生産量(2019年)は1位;山梨(5189kl,31.2%),2位;長野(3950kl,23.8%),3位;北海道(2603kl,15.7%)
2)ワイナリー数(2019年)は1位;山梨(85),2位長野(38),3位;北海道(37)
3)ぶどう生産量山梨(6928t)。品種は「白」甲州(3293t,48%),デラウェア(523t,8%),「赤」マスカット・ベーリー(1842t,27%),巨峰(232t,3%)など
4)ぶどう生産量長野(5466t)。品種は「白」ナイアガラ(1116t,21%),シャルドネ(391t,7%),竜眼(140t,3%)、「赤」コンコード(1820t,33%),メルロ(675t,12%)など
国産ブドウ100%の日本ワインの出来を競う「日本ワインコンクール2022」が開かれ、県内5つのワイナリーの12品が金賞を受賞。金賞数は山梨5品を抑えて、全国1位。長野県が1位となるのは2011年以来。阿部守一知事は「信州のワインが
高く評価されてうれしい。2023年の軽井沢G7外相会合でも素晴らしいワインでお迎えしたい」と。
北ア山麓では雨が少なく、日照時間が長く、一日の気温の寒暖の差が大きいため、りんご栽培に適している松本や安曇野。松本では梓川・波田地区、安曇野では三郷・堀金・穂高地区。大北では松川村、大町などでりんごが栽培されています。
3月の高温で早く開いた花が、4月の低温で被害を受けるパターンが増え、抜本的な対策は難しい状況。リンゴは、GW明けまで結実する花が判別できないため、JA松本ハイランドやJAあづみは「摘花」の時期を遅らせてなるべく多くの花を
残すように指導。リンゴ農家では、一番いい実がつく「中心果」が多く被害に遭っており、「通常は摘んでしまう側花もできるだけ残している」と。2023年のリンゴの開花は記録的に早かった。JAあづみによると、例年は5/4頃に満開になる
「ふじりんご」の花が2週間近くも早い4/21に満開となった。花にとって氷点下は厳しい環境だが、4月は何度も繰り返しあった。「残った花がすべて正常に結実するかもわからない。被害の全容はまだはっきりしない」と。リンゴ以外の
果樹でも被害があり、松本今井では収量が例年の半分以下になると見込まれるナシ畑もあった。JA松本ハイランドは「ナシは平棚栽培のため被害が大きくなりやすい」。凍霜害に加え、近年は、年間を通してゲリラ豪雨、雹害、ダウンバースト
などに見舞われ、農業がやりにくい状況になっている。三郷小倉のリンゴ農家は「努力以外のところでダメージを受けるのはつらい。一昨年と状況が似ており心配です」と。
1)小谷村;281/1145戸(24.5%),りんご0(n/a)
2)白馬村;438/3709戸(11.8%),りんご1(n/a)
3)池田町;565/3543戸(15.9%),りんご4(1ha),180位(135t),※ぶどう11(20ha),
4)松川村;547/3577戸(15.3%),りんご34(36ha),100位(754t)
5)大町市;1365/10739戸(12.7%),りんご51(55ha),67位(1480t)
6)安曇野市;4553/36491戸(12.4%),りんご344(435ha),18位(11100t)
7)松本市;6185/104934戸(5.8%),りんご709(596ha),12位(16370t),※ぶどう407(166ha)
8)長野市;9902/156975戸(6.3%),りんご2132(944ha),2位(38300t),※もも878(180ha),ぶどう470(133ha)
※松本城周辺のまちづくりは松本城周辺のまちづくり:国宝松本城・国宝旧開智学校校舎・松本市立博物館・松本市美術館を参照。
★★★温泉★★★
■松本市渚のR19沿いにある「なぎさライフサイト」内に、日帰り天然温泉「湯の華銭湯 瑞祥」
2024.7/8;松本「湯の華銭湯 瑞祥 松本館」がRe-OPEN。「瑞祥」は良く利用する銭湯で松本ICから車5分、北松本駅から車5分、松本駅から車10分とアクセスが良い。駐車場は広い(P200)
松本城に近く松本観光後の立ち寄り湯としても便利。戸倉上山田温泉より直送したお湯で、温泉をタンクローリーで運んで沸かしている。湯は透明無臭。泉質はアルカリ性単純温泉。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、
痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。露天風呂を含め10種類のお風呂。館内は綺麗で休憩所(無料/貸切有料)、食事処など。
お風呂は岩風呂(内湯)、サウナ、水風呂、ジェットバス、泡風呂、瞑想室、外には屋根のある露天風呂、2種類の寝湯、屋根なしの信楽壺湯は3つ、ササラ湯など。瞑想室仕切付の足湯、低温サウナと高温ドライサウナ。屋根なしのうたた寝湯、
屋根付の夢見の湯があり、うたた寝湯はぬるくて長く浸かれ心地よい。寝湯の幅が広めになった。多少塩素臭がするのは仕方ない。スーパー銭湯と思えば・・・。週末は朝風呂営業も。温泉成分で身体は温まります。入口に蕎麦打ちの部屋があり、
お蕎麦は手打ちというが、蕎麦屋ではないため、まあまあのお味。
渚ライフサイトは2004年開業から20年が経過。渚ライフ内には日帰り温泉「瑞祥」の他、スーパー・ツルヤ、スタバ、家電量販店・エディオン、スポーツクラブ・ルネサンス、ドラックストアー・ウェルシア、薬局などあり。豚さん食堂や
秋吉の跡地(更地)にはま寿司と、かつ庵が現在工事中で2024年年末までにはOPEN予定。TSUTAYAは2024.5/6閉店。渚ライフサイトのある渚1丁目の交差点周辺はR19白板〜渚間、R158、R143(渚-白板橋ー中央)間は朝夕渋滞。休日は駐車場も混雑。
松本市内では2025年1/13;ヨーカドー、2/末;パルコ、3/末;井上が閉店する。
10/25-10/31;20周年記念で秋の大感謝祭(入浴料:\800/大人→\650,\400/小中生→\350,\100/幼児→\0,10/25;新そば・ざる(\800→\600)などいろいろ割引あり。
(平日9:30-24:00,土/日/祝;6:00-24:00,毎月第3火曜休館)
(問)TEL 0263-29-2686
指定管理者の奥原造園が信州花フェスタで受賞した4つの庭園を順序移築再現し、2022年は2つめの庭「美苑―信州の上質なまちなか暮らし」を再現。緑豊かで季節の花が咲き移る2つの庭から奥の公園までをフィールドとし、1周約1kmの
遊歩道散策を楽しむことができる。園内には健康器具を設置し、散策と合わせての健康増進も図る。「美しい自然や色とりどりの花を目で楽しみながら、健康にもつなげていただければと思います。散策後はお風呂で汗を流してください」と。
(問)竜島温泉せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126
「館カフェ」は99畳の広さを誇る絢爛豪華な大広間に気軽に親しんでもらおうと、団体予約のない平日を中心に営業。大広間は彫刻家の太田南海が設計監修、装飾豊かな床柱や天井画に彩られた空間。新型コロナ禍で団体需要が減り、1人でも立ち
寄ってもらえる機会をと、喫茶営業を取り入れた。メニューは地下水で入れるコーヒー(\650)や抹茶(\600)、わらび餅(\600)、松本地ビール(\1100)など。
「マツモト建築芸術祭」で大広間を公開したところ、多い日には500-700人が来場する盛況ぶり。女将は「建物の力を見せてもらった。より多くの人に喜んでもらえれば」と。
4/11,4/12,4/14;14:00-16:00;プレオープン、4/末〜;本格営業。(14:00〜OPEN)
(問)割烹松本館 TEL 0263-32-8000
(問)OMOTO TEL 0263-46-2385
松本城主の湯殿として400年の歴史を持つ日帰り温泉施設。年末年始も休まず営業。「感染症予防対策を講じて営業しております。地元の温泉でゆっくりと体を温めて英気を養ってください」と利用を勧めている。無色透明の湯で、
弱アルカリ性の単純泉(温度49.1℃,pH8.8℃)。つるつると肌触りでさっぱりした湯上がり。風情のある桧の露天風呂を備えた大浴場と、野趣豊かな野天風呂。泡風呂・サウナ・水風呂あり。週毎に男女入替制。加水なし、加温、
衛生管理で殺菌剤使用。適応は神経痛、神経炎、慢性胃腸病、外傷、火傷、痔疾、慢性皮膚病、糖尿病、慢性泌尿器疾患、疲労回復など。休憩処は縁側のある和室と木のテーブルを並べた広いスペース。食事処(要予約)。
12/29-2021.1/3;営業。元日は10:00-21:00。(9:00-21:00,月曜定休,\800/大人,\500/子供,P)
(問)湯々庵・枇杷の湯 TEL 0263-46-1977
日頃の疲れを癒やしたり、自粛生活の気分転換を図ったりする人たちが次々と訪れ、気持ちよさそうに湯船につかっている。5/16;営業再開した桧の湯は入浴客が新緑まぶしい露天風呂で源泉かけ流しの湯を楽しんでいた。豊科の男性は
美ヶ原登山の帰りに仲間と立ち寄り、「最高の湯で気持ちがいい。これで元気がもらえる」と。「桧の湯」は「美ヶ原」の散策や「三城いこいの広場」でのキャンプ場で良く利用しています。県道67号線(松本和田線)で「そば処山辺」の先、
細い道を走る。薄川の中電第3、第4発電所を越えたところにあります。扉温泉「明神館」とは別。周囲は紅葉の名所で、露天風呂からは新緑や紅葉を楽しみながら森林浴気分が味わえます。温泉は内湯・外湯あり。
岩組みの露天風呂で天然・かけ流しの無色澄明な温泉。泉温は40.5℃。肌にやさしいアルカリ性単純温泉。効能は神経痛、関節痛、リウマチ、胃腸病など。シャンプー・ボディソープはなし(持参・購入可)。(10:00-19:00,\300/大人,\200/子供)
(P40)
(問)扉温泉・桧の湯 TEL 0263-31-2025
1)「薬師平茜宿」(TEL 0263-58-2141)は大正ロマンを思わせる古風でモダンな外観と内装が特徴。内風呂は石造り。露天風呂は木造。泉質は炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、冷鉱泉、
効能は神経痛、婦人病、リウマチ、冷え性など。現在、コロナ渦で日帰り入浴不可(11:00ー16:00;平日/日曜,11:30;土/連休,\800/大人,\400/子供)
2)「群上閣」(TEL 0263-58-2140)
3)「山上旅館」(TEL 0263-58-2047)
4)「山七旅館」(TEL 0263-58-2162)
開湯120年を越える美肌の湯・「上山田温泉郷」の中央に位置する日帰り温浴施設で、硫黄の香りが漂い、体に優しい天然温泉。源泉かけ流し。岩風呂(内風呂)、露天風呂、サウナ、ジェットバス、壺湯、寝湯、ササラ湯など8つのお風呂。
源泉;千曲温泉、アルカリ性単純硫黄温泉、ph値;8,5、源泉温度;45.5℃。内風呂はアルカリ性単純硫黄温泉、露天風呂は単純硫黄温泉と異なる2つの源泉。効能はアトピー皮膚炎、筋肉痛、関節炎、五十肩、打撲・捻挫、冷え性など、病後回復、
健康増進。加温あり・加水なし・循環なし。(平日;9:00-25:00,土/日/祝;6:00-25:00,毎月第3火曜定休,\700/大人中学生以上,\350/小学生),P80
※まん延防止等重点措置に伴う営業時間短縮の協力要請で食事処の営業は時短(2022.1/27-2/20,10:30-20:00,日/祝;8:00〜)
(問)上山田温泉・湯の華銭湯「瑞祥」(上山田本館) TEL 026-275-4321
(問)松本湯の華銭湯 瑞祥 TEL 0263-29-2686
★News★
(1)上高地・北アルプス;
■2025.6/1;松本「上高地」の梓川右岸ウェストンレリーフ前で「第79回ウェストン祭」が開かれた。
イギリス人宣教師のウォルター・ウェストンは、明治時代に日本アルプスの山々を歩いて世界に紹介したことで知られ、上高地では毎年、その功績をしのんで「ウェストン祭」が開かれています。記念碑前に関係者や登山愛好家など
250人が集まった。「日本山岳会信濃支部」が「上高地をこよなく愛し、山登りの楽しさを教えてくれたウェストンさんに感謝し安全登山を誓います」と。地元の安曇小の児童たちが記念碑に花を手向けて合唱を披露した。
全員で黙とうを捧げてウェストンの功績をしのんでいた。2025年は主催する日本山岳会の創立120周年を記念し、初めてウェストンの母国とつながる在日英国大使館関係者を招いた。
「播隆祭」は槍ヶ岳や笠ヶ岳を開山した「播隆上人」の偉業を称え、登山シーズンの幕開けを告げるもの。関係者が出席して今シーズンの安全を祈願した。郷土芸能「鶏芸」や獅子舞の「へんべとり」が奉納された。地元の観光協会では、
2025年は5万人の登山者を見込んでいるという。
快晴のもと残雪の穂高連峰が姿を見せ、梓川にかかる河童橋のたもとには観光関係者約90人が集まり、2000人近い登山客や観光客が見守る中、今シーズンの安全祈願を行った。アルプホルンの愛好家たちが演奏を披露。
登山者の安全を祈願する神事が執り行われ、神職が祭壇に向かって祝詞を読み上げたあと、地元の関係者などが玉串をささげた。河童橋の上で鏡開きを行い、川にお神酒を注いだ。2024年の観光客数は2023年よりも20万人多い153万人。
2025年は外国人観光客の増加もあり、2024年を上回る160万人の観光客が訪れる見込みという。
山荘は屋根まで雪に埋もれ、GW明けまで除雪作業が続く。4/19;従業員はヘリで入山し、11/初まで常駐。積雪は例年よりも1〜2m多い7〜8m、夜の気温は-10℃以下。6/末までは積雪が残るとみられ、支配人は「まだまだ真冬並み。
吹雪くこともあり冬山装備は必須。春山は日中の気温差も激しく、的確な状況判断や技術が必要なので、無理のない登山計画を」と。
2024年は153万人が訪れた上高地。平日は殆どが海外からの観光客。4/27;上高地では開山祭が開かれ、本格的な山岳観光シーズンに入ります。
4/21;スバル信州は、自然公園財団上高地支部にスポーツタイプSUVのハイブリッドパトロールカー(クロストレックS:HEV)1台を提供した。EyeSight やシンメトリカルAWDを搭載した車両。上高地インフォメーションセンタで引き渡式が行われた。
車両には北アの山々と上高地の風景がラッピングされ、増加するクマの警戒やサルの追い払い、大雨後の巡視、道の修復などで自然公園財団のスタッフが活用する。同社は「上高地の環境維持に役立ててほしい。悪路の走破性に長けているので
活動できるのでは」。同センタは「車両を見た観光客にも自然保護の取り組みに対する理解が広がればいい」。パトロールカーは2024年4月にもフォレスタ−を提供、上高地の冬の閉山まで活用された。
2025.3/4;焼岳は火山性地震が増加し噴火が起きる恐れがあるとして噴火警戒レベルが「2」の「火口周辺規制」に引き上げられた。火山性地震は3/上に増加し、3/8;山頂方向の隆起を示す傾斜変動がみられたが、その後は火山活動とみられる変動はないという。
このことから想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、4/18;11:00;噴火警戒レベルを「1」の「活火山であることに留意」に引き下げた。
松本市は冬季閉鎖している一部の登山道を除いて規制を解除したが、ヘルメット、ゴーグル、ヘッドライト、タオルなどの着用を呼び掛けています。
山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山をする際は火山活動の異変に注意する。
焼岳の上高地側登山道(焼岳登山口〜焼岳小屋間)は冬季通行止め、通行止め解除は5/中予定。
今冬は例年よりも積雪が多く小屋全体がすっぽり覆われ、涸沢は一面の銀世界。従業員らが雪に埋もれた小屋を掘り起こした。屋根には40cmの雪が積もっていた。従業員らはヘリで運んだ除雪機やスコップで除雪を進めた。
涸沢ヒュッテは「近年では珍しく雪が多い。これだけ雪があれば水不足の心配はなさそう」。営業は4/26〜再開。2024年同様、新型コロナ対策で定員は140人、完全予約制。4/27;上高地の開山祭。
道路は長さ約10m,幅約2.5m崩落。宮城GT-中房温泉間(12.2km)は冬季閉鎖解除を予定4/18以降も当面の間全面通行止め。車、徒歩での入山も不可。有明荘・燕山荘(テント場を含む)は当面営業休止。
雪景色の上高地。上高地は雪が降っています。乗鞍高原でも雪が降っています。
★4/27;10:50;上高地河童橋畔で「上高地開山祭」
北アに春の訪れと、本格的シーズンの幕開けを告げる上高地開山祭。残雪の穂高連峰をバックにアルプホルン演奏、穂神社の神官による山の安全と繁栄を祈願する神事、獅子舞の奉納、鏡開きなど。
★6/1;10:00;上高地ウェストンレリーフ前にて「ウェストン祭」
日本アルプス・上高地を世界に紹介した日本近代登山の父とも言われるイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンの功績を称え、偲ぶ。
安曇小児童による献花と献歌。日本山岳会の挨拶、尾崎喜八の詩の朗読。記念講演「巡礼の山旅」(元山と渓谷編集長神長幹雄さん)
★8/11;「山の日」四方山祭り。
★10/8;11:00;明神池で「穂神社奥宮例大祭」(明神池お船祭り)
穂高神社神官による祝詞、巫女による舞奉納、雅楽の調べの中、荘厳で神秘的な御舟の神事。平安装束に身を包んだ神官らが龍頭鷁首の2艘の御船で明神池を周遊する。慰霊祭も行う。
★11/15;11:30;河童橋のたもとで「上高地閉山式」
11:00;アルプホルン演奏、獅子舞奉納、神事・式典。
3/3;14:00;焼岳では山頂付近を震源とする火山性地震が増加。火山性地震の回数は3/1;1回、3/2;0回、3/3;20回、3/4;20回(9:00)観測。山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、中長期的に火山活動が高まってきています。
火口から約1kmの範囲では大きな噴石に警戒が必要とし、地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。レベルの引上げを受け、松本市は釜TNなど2ヶ所の登山口に看板を設置、焼岳への登山禁止を呼びかけています。
小屋は日本アルプスを世界に広めた英国人宣教師ウォルター・ウェストンも利用したという。有志らは「近代登山の歴史を伝えたい」とプロジェクトを発足。4月に資金を募るCFを始める予定。
焼岳火山防災避難計画を実態に合わせて運用できるように改定する。松本市が焼岳にシェルターを設置する方針。
避難計画では、気象庁の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられた場合の対応を改定。現行では大きな噴石が火口から1km以上飛散する可能性がある場合と、2km付近までの場合で対応を分けていたが、引き上げ直後は災害対策基本法に基づき、
R158、県道上高地公園線などを全面規制する。その後噴火の場所や規模、専門家の見解などを踏まえ、可能と判断した場合は退避のための通行を許可する。避難計画は毎年改定。松本市はシェルターに関して、2025年度中に候補地7ヶ所の測量と設計をし、
2027年度に着工、2028年度に供用開始予定。この日は乗鞍岳火山防災協議会も開き、避難計画の改定や防災啓発について話した。
研究会は、松本市が文化庁から文化財保護法に基づく「管理団体」に指定されたのを機に設置。松本市や環境省、宿泊事業者など16人で構成。管理の仕組みや運用方法などを研究し、2025年度末までに松本市と環境省に提言する。
2024.12/2;観光を活用した持続可能な地域づくりをすすめる財源として宿泊税を課するため制定する。税額は宿泊料金に応じて\100-\300。1人1泊あたりの宿泊料金が1万円以下は\100円、1万-3万円は\200円、3万円以上は\300。
高山市内にはホテル、旅館、民宿などが400軒以上あり、2023年1年間には191万人が宿泊。税収は年間4億円を見込み、使いみちは観光振興、自然環境保全、伝統文化継承、交通機関の利用環境の向上、災害時危機管理体制強化、
インバウンド医療体制強化、トイレ整備などに利用。年齢12歳未満、学校行事、修学旅行などは免除。
12/3;北アルプスの山小屋でつくる「飛騨山小屋友交会」は、高山市に宿泊税の免除などを求める陳情書を提出した。
飛騨山小屋友交会は、北ア岐阜県側の穂高連峰周辺の山小屋で構成。穂高平小屋、わさび平小屋、槍平小屋、笠ヶ岳山荘、双六小屋、鏡平山荘、黒部五郎小舎、西穂山荘、穂高岳山荘、南岳小屋、槍ヶ岳山荘など10の山小屋と、松本市の焼岳小屋、
新穂高中崎山荘が所属。
2024.1月-10/末;上高地を訪れた観光客数は143.9万人。2008年以来16年ぶりに140万人を超えた。背景にはコロナ禍の収束、アジアなどの観光客増加、SNSでの外国人同士の情報交換が広まったことなど。
2024.4月-10/末;上高地のホテルなどの宿泊者数は14万8280人、うち外国人が1万8886人と2023年より11%増加。国・地域別には、台湾(4727人)、タイ(3120人)、香港(2605人)とアジアからの観光客が多くを占めた。
マイカーで訪れる観光客がバスに乗り換える「沢渡駐車場」は路駐や渋滞が目立った。松本市は2025年に向けてバスの増便など対策を検討する方針。松本市臥雲市長は「観光需要が急速に回復して駐車場が満車になっている状況が利用者に
伝わっていない。少しでも改善できるように多面的に検討していきたい」。
松本市によれば、2024年上高地を訪れた人は143万900人で2023年と比べると14%増。新型コロナ感染拡大前の2019年と比べると22%増。140万人を超えたのは2008年以来、16年ぶり。上高地での宿泊者は14.8万人、日本人は横ばいで、
外国人の宿泊者は1万8886人と、2023年の1万6950人から11%増。松本市臥雲義尚市長は「コロナ禍からの回復と円安で中国などアジアの旅行需要が増えたのではないか」と。
上高地から望む穂高連峰は奥穂の稜線にうっすらと雪が残る程度で、明神岳には雪がない珍しい年。11/15;上高地では観光シーズンの終わりを告げる閉山式が行われた。河童橋のたもとで行われた閉山式には観光、行政、山関係者など
60人が出席、穂高神社の神職による祝詞に続き、出席者は玉串を奉納。河童橋で鏡開きをして梓川に酒をまいて、今シーズンの感謝を伝えるとともに、来シーズンの無事を祈願した。松本市アルプスリゾート整備本部によれば、
6/末からの大雨で土砂が流出するなどしたため、7/1-10/11;梓川左岸の遊歩道が通行止めになったが、影響は少なく、インバウンドの増加などで4-10月の今シーズンは142万6200人が訪れ、この10年間で最多。前年同期比で17万8500人増。
2025.4/17まで上高地は冬期休業に入る。11/15;19:00ー2025.4/17;7:00;上高地公園線は冬季閉鎖。
最繁時はR158で渋滞が発生、路駐の車が列をなしている。2024年は平日でも満車。沢渡は山間部にあり、梓川沿いにさわんど温泉旅館や駐車場がある。沢渡周囲は急峻な谷沿いで駐車場の拡張が難しい。
沢渡には沢渡大橋の先に、ナショナルパークゲート(沢渡BT)があり、シャトルバスやタクシーへの乗換施設で観光案内、待合室、売店、公衆トイレ(5:00-17:00)など。冬季閉鎖。地下道を通じて第3Pと直結。足湯公園トイレは24H。
公共駐車場;市営第1Pいっぷく平(104),第2P足湯公園(550),第3Pかすみ沢(410),第4P岩見平(140)と民間10ヶ所で計約2000台。(4/17-11/15,\700/普通車)。市営は24H(自動ゲート)
民間駐車場;梓第1P(200),梓第2P(100),茶嵐P(110),池尻P(70),つつきP(70),ひぐちP(30),さわんど大橋P(65),しもまきP(20),しもまきP2(30),車庫前P(30)で計730台。民間Pは5:00頃〜。温泉入浴割引Pもあり。
バス運賃は沢渡BT-上高地BT(\2800/往復,\1500/片道,\1400/小人往復,\750/片道)
タクシー料金(5名乗車可)は沢渡ー大正池(\4300/片道),沢渡-上高地BT(\5200/片道)※大きな登山ザックでは4名程度。
(問)ナショナルパークゲート TEL 0263-93-3355
(問)沢渡共同配車センタ TEL 0263-93-3336
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511
(問)アルピコ交通上高地営業所 TEL 0263-95-2103
国内有数の山岳リゾートとして多くの観光客らが訪れる上高地は、ツキノワグマなど野生動物の生息地でもある。2023年9月には河童橋北の梓川右岸で男性が熊に襲われる事故が発生。自然公園財団上高地支部が熊の生態に関して正しい知識を
身に付けた上で散策を楽しんでもらおうと企画。(平日/日曜/連休最終日;14:00〜,土/祝;14:00/15:00〜。約30分,参加無料)
熊は本来臆病な生き物だが、人間の食材の味を覚えてキャンプ場に近づくことがあり、人に遭遇した時の防衛反応で人身事故が起きてしまうという。キャンプ場に設置された食料庫の利用や熊鈴の携帯などの対策を実行してほしいと。
坂巻温泉・中の湯温泉は通年。
11/2;明神館,11/3;横尾山荘,徳澤園,嘉門次小屋,山のひだや,森のリゾート小梨,大正池H
11/5;徳沢ロッヂ,11/9;上高地西糸屋山荘
11/14;上高地帝国H,上高地温泉H,上高地ルミエスタH,上高地アルペンH,五千尺H上高地,H白樺荘,ザ・パークロッジ上高地
※2024年北ア山岳情報156参照
河童橋周辺ではシラカバやカエデが色づき、観光客が秋の景色を楽しんでいます。上高地インフォメーションセンタによると、今季の紅葉は例年より10日ほど遅め。上高地では広葉樹の紅葉に続き、カラマツの黄葉が10/末にピークを迎え、
11/上まで深まる秋を楽しめそう。
北アの大パノラマが楽しめる新穂高ロープウェイは標高差約1000m、全長約3.2kmの山岳ロープウェイ。新穂高ロープウェイでは紅葉が例年より10日ほど遅れて見頃を迎えた。今はロープウェイ中間駅の「しらかば平駅」(標高1300m)が一番の見頃。
青空と色づいた木々が美しい。新穂高ロープウェイの紅葉は徐々に標高が下げ、11/まで楽しめます。
雄大な北アの山々を一望できる新穂高ロープウェイの終点駅近くに、10/11;「頂の森」という観光エリアが新たにオープン。登山をしない人にも北アの自然を楽しんでもらおうとしたもので、大勢の観光客が訪れています。「西穂の踊り場」は
大きく弧を描くウッドデッキが張り出したブーメランのような展望デッキ「槍の回廊」。標高2000mから北アの槍・穂高連峰を間近に感じられるスポット。岩山を再現した撮影スポットなど、訪れた人たちは記念撮影をしたり、山を眺めながら
くつろいだりしています。2020年から段階的に工事が進められ、2022年10月に一部が先行開業。2024年9月に「オオシラビソの道」と「西穂の踊り場」が完成。2024年10月新たに「ゴンドラステージ」がオープン。「ゴンドラステージ」は西穂高口駅の
すぐ横で、白山やゴンドラが発着する様子を眺めながらのんびり過ごせるスポット。「オオシラビソの道」はオオシラビソの原生林を間をゆったりと歩ける散策路。木々の香りを感じながら森林浴を。
運営会社は「展望はもちろんですが、木々の香りや、鳥のさえずりなど五感を使って楽しんでほしい」と。
2024年は猛暑の影響か山頂が色づきは例年よりやや遅れた。10/11;西穂高口駅(標高2156m)の紅葉は見頃、しらかば平駅上部(標高1809m)の「第2ロープウェイ」下は間もなく見頃、しらかば平駅(標高1308m)付近と鍋平高原駅(標高1305m)第1ロープウェイ)〜
新穂高温泉駅(標高1117m)は色づき始め。中腹ではカエデやナナカマド、ブナなどの木々が赤や黄色に色づき、低地では緑色の樹木で、北アが冠雪すれば「三段紅葉」が楽しめます。冬は一面真っ白な雪に覆われ、北アの幻想的な風景が広がります。
一年の山への感謝と安全無事を祈願する行事。この日は朝から小雨で、明神岳には霞がかかっていた。明神池周辺の紅葉は遅れ気味で一部色づき始め。池では龍頭鷁首を付けた2艘の船が明神池を静かに周遊した。船首の龍と鷁で、
龍は水を渡るのに最も速く、鷁は風を堪えるのに強いと言われ、妖気を払うとされる。平安時代の衣装に身を包んだ神職が船に乗り、雅楽の音色の中、厳かな雰囲気で池を一周。神事のあとには、日本アルプス山岳遭難者慰霊祭が行われ、
遭難者のご遺族方らが参列し、山の安全を祈った。
紅葉は少しづつ進んでいますが、カエデなどはまだ青々としています。一部、ハルニレやシラカバ、カラマツの木の葉が黄色く色づいてきています。上高地を代表する初夏の花「コナシ」は白い花を咲かせますが、花が咲き終わると緑色の実をつけ、
秋には実が熟して赤くなり、サルや野鳥のエサとなります。
高山市奥飛騨温泉郷神坂の「新穂高センタ」や「新穂高ロープウェイ西穂高口」、「西穂山荘」「槍平小屋」「笠ヶ岳山荘」「穂高岳山荘」「南岳山荘」「槍ヶ岳山荘」「焼岳小屋」「穂高平避難小屋」の山小屋に協力金箱を設置。
一口\500円〜;登山道を整備するための協力金受付。登山を安全に楽しんでもらうために登山道の維持が不可欠だが、山小屋関係者や行政などだけで維持していくには負担が大きい。プログラムでは登山客に参加してもらい、持続可能な
登山道の維持を目指す。協力金の他、登山道がどうやって維持されているかを情報発信し、アンケート調査も実施。長野県南部では2023年から本格導入。岐阜県側でも導入を検討するため、山小屋や地元関係者でつくる北アルプス飛騨側登山道等
維持連絡協議会が主体となって2023年から実証実験を実施。協力金は協力金箱のほか、クレジットカード決済などでも対応し、登山道の整備や道標の設置に活用する。実験期間は2023年1ヶ月、2024年は夏山〜秋の紅葉シーズンまで延長する。
上高地警備派出所;9/14-9/16,9/21-9/23,9/28-9/29,10/5-10/6,10/12-10/14
上高地登山相談所;9/14-10/14;早朝-15:00
※上高地の紅葉・黄葉は9/下-10/末。9/下;カエデなどが色づき始め、見ごろは10/上-10/下頃。湿原の草紅葉は10/初〜。唐松は10/初色づきはじめ、10/下-10/末が見頃。
松本と上高地を結ぶR158は大渋滞が発生。8月には10km以上の渋滞、沢渡駐車場に入れず、諦めて帰る観光客が続出した。R158から上高地に延びる県道上高地公園線はマイカー規制が行われ、観光客は手前の沢渡駐車場でバスやタクシーに乗り換える。
沢渡には市営・民営で計2000台分の駐車場がある。8/11;「山の日」は6:00で市営駐車場は満車、民営駐車場も間もなく満車に。観光客の車の流入は続き、沢渡駐車場を先頭に道の駅「風穴の里」まで12.5kmの大渋滞となった。
アルピコ交通の新島々駅-沢渡駐車場を結ぶ路線バスは2時間遅れ。帰りの上高地線のシャトルバスは2-3時間待ちとなった。R158は道幅が狭くカーブも多く、GW、お盆、秋の紅葉シーズンは渋滞が発生する。緊急車両の通行にも支障が出かねない。
沢渡駐車場の状況をリアルタイムで把握するシステムを待ち望む声がある。沢渡まで行かなくても山麓の新島々付近でリアルタイムに駐車場の情報表示や、スマホアプリに表示できるとよい。
県内外から25〜80歳の男女15人が参加。登山前には、JR松本駅お城口にある播隆上人像の前で安全祈願。主に松本の住職らでつくる奉賛会が主催して31回目。初日は上高地にある慰霊碑で遭難者を悼んだ後、「槍沢ロッヂ」で「第46回播隆祭」
前夜祭を開催。9/7;「槍ケ岳山荘」で本祭。道中、山岳遭難による死者が出た場所で冥福を祈りながら進む。玄向寺の住職は安全登山を第一に掲げつつ、「2028年開山200年に向けて機運を高めたい」と。
2020年7月大雨と群発地震で斜面の崩落などして島々宿登山口〜徳本峠間(16km)が通行止めとなっていた。古道徳本峠道を守る会や県、松本市、自然公園財団など関係機関による倒木の除去、橋の修復など登山道の復旧工事が終わり、
再開する。但し、災害で地形が変わり、落石・滑落のリスクが高くなっているとして、通行する際は注意するよう呼びかけている。島々明神線は上高地の入口の「釜TN」が開通する昭和初期までは、安曇村島々から島々谷を遡行し、
徳本峠を越えて上高地に入っていた。日本アルプスを世界に紹介したウォルター・ウエストンもこの道を通っていたという。
「島々宿」登山口〜島々谷川沿い(登り2H・下り1.5H)〜「二俣」〜南沢沿い(登り3H・下り2.5H)〜「岩魚留小屋」〜(登り3.5H・下り2.2H)〜「徳本峠」・徳本峠小屋〜黒沢沿い(登り3H・下り1.5H)〜「明神登山口」
明神〜島々宿間は焼岳噴火レベル3時の避難路。霞沢岳と大滝山への分岐点となる「徳本峠」。徳本峠〜明神間(6km)登山道も通行可。
北アの槍ヶ岳・穂高連峰などを含む上高地は、国立公園や特別名勝・特別天然記念物に指定。大半の土地は林野庁などが所有し、その維持管理には複数の官庁や法律が関係、防災体制の整備や文化財としての保存の進め方が課題だった。
松本市は上高地の文化財として、管理を支援する団体に文化庁から指定された。松本市は関係機関や有識者による議論を重ね、2026年度までに文化財保護法に基づいた「保存活用計画」を策定、自然保護や文化財としての価値の維持や
活用を支援していく。また、その財源確保のために訪れた人たちに観覧料の支払いを求めるかどうかについても検討する可能性あり。松本市臥雲市長は「地元自治体として自然公園と文化財の両面から上高地のより高い価値を守りつつ、
活用していくことが責務になってくる」と。
複数の省庁が管理に関わることから管理主体があいまいで建物などの修繕の手続きが複雑で課題だった。今後は、松本市が文化財の管理者として主体的に防災対策や景観の維持に取り組めるようになる。上高地は中部山岳国立公園内にあり、
環境省が自然公園法に基づき景観や生態系の維持に取り組んできた。文化庁も文化財保護法で管理。大半の土地は林野庁が所有。このため、建物の修繕などでは、各省庁の許可を得るなど手続きが煩雑だった。大正池の景観再生や
遊歩道整備、防災体制、老朽施設の運営などが課題だった。今後は有識者や国、関係自治体などでつくる検討会を設置、保存・活用に向けた方針などをまとめた「保存活用計画」を2026年度までに策定する。環境省上高地管理官事務所は
「上高地では官民連携の協働型の管理が行われており、この運営が強化されるきっかけになる」と期待。「国立公園と文化財の調和を図るため、松本市と調整して話し合っていきたい」と。
うち県外登山者は115人と9割。死亡;15人(2023年夏より5人増)、行方不明;1人、負傷者;53人。無事救出;56人。北アでは11人が死亡。2024年夏山の特徴として転落と滑落が最も多く全体の29%。次いで疲労27件。50歳以上が107人と、
8割強を占め、疲労による遭難が目立った。北ア南部地区では夏山期間中に34件の遭難が発生、うちの8割は70代以上の登山者で体力不足や熱中症による疲労遭難。北アルプス夏山常駐パトロール隊によれば、体力不足が原因。「途中で
体力がなくなって動けなくなった」という通報が多く、「まさかこんなにつらいとは思わなかった」という声があったという。県警山岳遭難救助隊は「加齢に伴う身体的な能力が落ちてきくるので、標高の高い高山登山をすると体力不足・
バランス感覚がなくなって転倒する滑落する。
これから信州の山は紅葉が見頃を迎える秋山シーズンに入る。秋山シーズンは日照時間が短くなり、標高の高い場所では10℃以下と冷え込むようになる。県警は自分の実力に合った山選びをし、ヘッドライトや防寒着などの装備を万全に
すること、山小屋の営業や天候を事前に調べた上で登山するよう呼び掛けています。
上高地と北アの美しい山岳風景や野生動物・高山植物など。家族や仲間との楽しい思い出を写真を。
部門は「絶景山岳写真賞」(4),「家族や友人とのスナップ写真賞」(3),「野生動物&植物賞」(3)、特別賞は「アミノバイタルR賞」(1),「山と溪谷オンライン賞」(1名)
審査員は山岳写真家の菊池哲男氏、山岳フォトグラファーの渡辺幸雄氏。山と溪谷社の萩原浩司氏。入選者には豪華賞品が贈られる。賞品はアミノバイタルRセット、上高地・北ア山小屋ペア宿泊券;2025年使用可)
投稿・応募は「山と溪谷オンライン」特設サイトから(会員登録要;無料)
2008年に第1回を開催し、2024年も涸沢、横尾、徳沢にて、山・登山の楽しさ、すばらしさを体感するプログラムなど。9/5-9/7;涸沢・横尾会場、9/6-9/8;徳沢会場。
山小屋オーナー(涸沢小屋・涸沢ヒュッテ・横尾山荘など)や山と溪谷社、山岳ガイド、アドベンチャーレーサー、山岳youtuberなどによるトーク。涸沢では自然観察会、クラフト体験WS、朝ヨガなど。徳沢ではアウトドアメーカーの出展ブースも。
(問)涸沢フェスティバル
上高地では季節が進んできました。早くも秋の訪れ。梓川沿いではススキの穂が出始め、緑の草に覆われた湿原は徐々に黄金色に見える部分が増えてきました。高山植物は花が終わって実を付け始めています。朝方は13-17℃、日中は23-25℃と
吹く風が涼しく過ごしやすくなってきました。白いブラシのようなサラシナショウマ、淡紫色のブラシのようなクガイソウ、黄色いハンゴンソウやキオン、オカトラノオ、メタカラコウ、ピンク色のミゾソバ、紅紫色のノアザミなどが観られます。
秋の上高地を代表する花、薄紫色のノコンギクや白い野菊のゴマナ、青紫色のヤチトリカブトなどが咲いてきました。オオカメノキの葉も少し赤みを帯びてきました。
9:00-15:00;クイズラリー;河童橋・上高地BT。上高地内のチェックポイント6ヶ所でクイズを出題。4ヶ所以上で記念品プレゼント(2000名)
8/10;13:00-16:00,8/11;9:00-16:00,8/12;9:00-12:00;上高地ビジターセンタでクラフト教室(子供向け)
8/3-8/18;上高地インフォメーションセンタでパネル展示。山の日や自然保護、安全登山など。
岳沢小屋によれば、7/18;テント内にあったフリーズドライ食品が食べられる被害があった。7/21;夜、男性がテントで休んでいたところ、クマとみられる動物が覆い被さってきた。男性が声を上げると逃げて行ったため人的被害はなし。
山小屋では、クマがテント内に食料があることを学習した可能性が高く再び訪れる恐れがあるとみて、被害を防ぐため、7/22からテント場の利用を停止した。その後、被害を受けて設置したわなに、7/29;1頭のクマがかかり、遠くの山に
放したという。自動撮影カメラで観察を続けた結果、テント場を素通りするクマが確認されたものの、執着する様子は見られなかったため、環境省などと協議して8/8からのテント場の再開を決めた。
岳沢小屋では「岳沢からクマが居なくなったわけではない」として、登山者に対し今後もクマと共存していくため食料や生ごみの管理に気を付け、「においが外に漏れないよう密閉して保管する」「テントの外に放置しない」といった
クマをひきつけない対策を徹底するよう呼びかけています。
地図上をクリックすると、その山の遭難者数が表示される。
県警山岳安全対策課の「2023年中山岳遭難統計」では、山岳遭難件数は302件(2023年比18件増)、遭難者数322(同22人増)で過去最多。槍ヶ岳と八ヶ岳赤岳が18件で最多。次いで白馬岳15件。
山域別では北アは176人(槍・穂高74,後立山64,その他38人)で全遭難者数53%。2番目は八ヶ岳で50人。
遭難原因は滑落83,転倒75,疲労・凍死傷48,道迷い42人。全遭難者332人中、死亡37,重傷109,軽傷51,無事救出は132人。
※山岳遭難マップ(信毎)
観光客への被害はなし。河童橋で国交省のカメラがその姿をとらえた。8/2;正午過ぎ、川沿いには大勢の観光客がいて、そのすぐ近く1頭のクマが現れた。水中を横切り対岸の草むらに消えていった。
河童橋の下流に約200m、観光客への被害は確認されていない。上高地では7月もクマが目撃され、環境省はクマよけの鈴を持ち歩くことや、目撃した際はクマに近づかないよう注意を呼び掛けています。
ロープウェイや展望台からは北アの槍・穂高連峰が望めます。「笠ヶ岳〜抜戸岳・双六岳」、「槍ヶ岳〜大喰岳・中岳・南岳」、「西穂高岳」・「奥穂高岳」、「焼岳」など。
「新穂高ロープウェイ」は2つのロープウェイ結ばれ、2023年5月からロープを張替える工事を行っていた。第1ロープウェイ(新穂高温泉-鍋平高原)は2024.5/17-7/11運休、第2ロープウェイ(しらかば平-西穂高口)は2024.5/7-7/31運休。
新穂高温泉(標高1117m)-鍋平高原(標高1305m)を結ぶ「第1ロープウェイ」は、7/12〜運行再開。山の中腹から頂上駅を結ぶ「第2ロープウェイ」のしらかば平(標高1308m)-西穂高口(標高2156m)は、点検作業などで休止と再開を繰り返していたが、
7月に約25年ぶりにロープの張替えが終了し運行を再開した。8/1;「第2ロープウェイ」の「しらかば平駅」には朝から多くの観光客・登山者が訪れた。運行再開記念に、新穂高に生育する「オオシラビソ」の木で作られたはがきやしおりを受け取り、
ロープウエーに乗り込んで窓から見える穂高の山並みを楽しんでいた。新穂高ロープウェイ(奥飛観光開発)は「運行が再開できほっとしています。全国的に猛暑が続いていますが、新穂高の西穂高口は夏でも20℃前後と涼しいので、ロープウエーを
使って山頂までお越しいただき、山岳景観を楽しんでほしい」と。
新穂高温泉上り(8:00-16:00),西穂高口下り(8:15-16:45)。第1ロープウェイ(4分)+第2ロープウェイ(7分)で所要約25分(片道;\1900/大人,\950/子供,往復;\3300/大人,\1650/子供,\300/1回荷物)
(問)新穂高ロープウェイ tel0578-89-2252
7/22;山小屋はテント場の利用を停止した。7/21;20:00;登山に訪れた男性が、岳沢小屋のテント場に張ったテントで横になっていたところ、外から熊に襲われたという。男性が大声を上げてテントの中から熊を蹴るなどして反撃したため、
熊はいなくなり、男性にけがはなかったという。このテント場では、7/18;登山に出かけていて人がテントを熊に荒らされ、中にあった食料品を食べられる被害があったという。熊は一度、人の食料品の味を覚えると執着する習性があるため
再び現れる危険性が高いとして、岳沢小屋はテント場の利用を停止した。テント利用者はテントを張りっぱなしで出かける際は食材の管理に気を付けてほしいと。再開のめどはたっておらず、環境省や専門家などと話し合って対応を
協議するという。
現在の噴火警戒レベルは1「活火山であることに留意」。焼岳登山では、登山前に情報収集を行ない、ヘルメットは持参・装着。登山届は提出すること。噴気・火山ガスには注意、噴気地帯には留まらずにすみやかに移動すること。
無理せず安全登山を行いましょう。
7/13;中部山岳国立公園の魅力の発信や旅行者に天候や交通の情報などを提供する「奥飛騨ビジターセンタ」に名称を変更してOPENした。高山市「飛騨・北アルプス自然文化センタ」が老朽化に伴い、2017年から閉館し改修工事が行われていた。
北ア一帯を占める中部山岳国立公園の地形や地質、動植物などを紹介、ガイドと自然を散策するなどの体験プログラムを提供。乗鞍岳、槍・穂高連峰、五色ヶ原、平湯大滝、奥飛騨温泉郷など中部山岳国立公園とその周辺の自然、観光、文化の
魅力を発信するとともに自然散策や環境学習など自然体験、交流の場を提供する。登山などで訪れた旅行者は気象状況や交通情報などを得ることができる。7/13;式典には岐阜県副知事、高山市長、環境省職員など100人が参加し、テープカットを
してオープン。地元の栃尾小の児童による和太鼓「宝太鼓」の演奏、平湯温泉若連中による獅子舞、オカリナ奏者の宗次郎さんらの演奏などが行われた。施設は延べ床面積約860uの平屋建て。総工費は約5.9億円。
(9:00-17:00,水曜休館,祝日は翌平日,入館無料)
2024年の遭難件数は7/7現在で113件、2023年より12件多い。遭難者は133人で2023年より11人多い。長野県警山岳安全対策課によれば、6月の雨で北ア「白馬岳」の「白馬大雪渓」では多数のクレバスが発生し、現在も通行止めが続く。
急激な天気の変化により救助に時間がかかるケースがあったほか、5月には残雪を歩行中に滑落するケースも見られ、登山者の経験不足や認識の甘さが目立ったという。2023年7-8月県内ではコロナ明けで登山者が増えたこともあり、
遭難発生件数は過去5年で最多の101件、死者は2番目に多い10人。県警は「無理な計画をせず自分の体力や実力にあった山を選ぶこと。事前に入山日だけでなく数日先の天気予報を確認すること」を呼びかけています。また、脱水症状に
陥らないために登山中はこまめに水分補給を行ってほしいと。県警では北アの主な登山口に登山相談所を開設、指導・相談を行い、山岳パトロールを強化する。
山岳遭難救助隊「X」で最新情報を発信、YouTubeでは遭難事例や救助の様子を配信する。
県警山岳警備隊飛騨方面隊から約40人が参加。県警は「多数の遭難が夏場に集中。隊員は絶対に2次遭難しないように一致団結して救助にあたってほしい」と。県警によると、北アの岐阜県側では2023年52件,58人の遭難事故が発生、8人が死亡。
北アの岐阜県側では2023年7月-8月で26人が遭難、うち1人死亡、14人がケガをした。2023年は登山中の疲労や発病による遭難が目立ったとし、「自身の体調をしっかりと確認し、不安を感じたら登山を中止して帰るという決断をしてほしい」と。
飛騨方面隊員らは7/12-8/19;穂高岳山荘(標高2996m)や同センタに常駐。山岳パトロールを実施し、遭難事故に備える。北ア「焼岳」では山頂付近を震源とする火山性地震が多い状態が続いていることから、県警山岳警備隊は「気象庁HPなどで
火山の状況を確認したうえで安全に登ってほしい」と。
6/30-7/1;上高地の雨量は166mm。土砂の流出などが発生した3ヶ所の遊歩道で通行ができなくなっています。通行不可は大正池-田代湿原、田代湿原-田代橋、河童橋-明神で、復旧に向けた工事を進めている。
上高地から槍ヶ岳に向かう槍沢登山道も大雨の影響で通行止め。一方、通行止めとなっていた「ウェストン碑」の遊歩道は、7/5から通行可。上高地は全国有数の山岳リゾートとして多くの観光客でにぎわう
時期を迎えていることから、環境省は最新の情報をHPで確認してほしいと呼びかけています。
・大正池〜田代橋間;左岸通行不可。大正池へは大正池H脇から通行可。
・田代湿原〜田代橋間;林間コース通行可。
・河童橋〜田代橋間;左岸・右岸通行可。
・河童橋〜明神間;左岸(小梨平-明神)は通行不可、右岸(河童橋〜明神池)は通行可。
・明神〜横尾間;左岸通行可。
・7/1〜;上高地の河童橋〜明神間は通行不可。「六百沢」で土砂崩れ登山道は通行止め。
・7/1〜;槍ヶ岳への「槍沢」登山道で増水し、登山道が削られ通行不可、復旧作業予定。
・7/1〜;蝶ヶ岳への「烏川林道線」の三股登山口・登山補導所〜三股P間の林道で道路崩落。歩行可。
・7/1;乗鞍エコーライン(県道乗鞍岳線)の三本滝〜畳平間の冬季閉鎖が解除。全線開通したが、大雨のため休暇村-三本滝-位ヶ原-大雪渓-県境-畳平間は雨量規制で通行止。7/2;落石や土砂崩れが発生し通行止め。
国の特別天然記念物で、高山帯に生息するライチョウは、1980年代に約3000羽いたが、温暖化による植生の変化や、ひなを捕食するキツネやテンの増加などで2000年代初頭には1700羽に減ったと推定されます。ライチョウを「県鳥」に定める
長野県は、6/11〜;「常念岳」周辺で生息調査を開始した。北ア南部での調査は9年ぶり。委託を受けた長野の業者がハイマツの茂みなどを見てまわり、巣の状況や縄張りなどを確認するという。
調査は9月まで。県は捕食者のキツネやテンのふんの分析などもあわせて行い、ニホンライチョウの保護対策を検討することにしています。今回の調査には、2023年11月-2024.8月までの期間で県が募っているCFの資金が活用され、
693万円(6/13)が集まっているという。目標額は1300万円。2020年度(目標270万円→寄付;約493万円)、2021年度(目標200万円→寄付;約775万円)。2023-2024年度(2023.11/30-2024.8/31)は第3回目。
県自然保護課は「ニホンライチョウを絶滅の危機から守るため、引き続き支援をお願いしたい」と。
※ふるさと納税サイト「ガチなが」(ライチョウを救うため皆様のご寄付を〜守ろう、つなごう、ライチョウの未来〜)
気象庁によれば、焼岳は2024.5月から山頂付近を震源とする火山性地震が増えています。10日間の地震が70-80回で推移していた6月と比べると減っていますが、依然、火山活動が高まっているという。また、気象庁が焼岳の山頂で衛星に
よる観測を始めた2017年以降、山頂付近が膨張していることを示すとみられる変化が継続して確認されています。地震が増え始めた2024.5月から変化の速度が上がっているという。高温の火山ガスで熱せられた地下水が膨張したことで山も
膨らんで岩盤がずれ、地震が増えた可能性があると分析。気象庁は「焼岳は中長期的に活動が高まっている。7月3連休を控え、登山を計画している人もいるかもしれないが、ヘルメットを着用するなど注意してほしい」と。
多くの登山者が訪れていることから、トイレの提供や緊急時に備え、6/29〜;山小屋の営業を開始する。松本市は、焼岳で山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いていることなどから、登山を控えるよう呼びかけるとともに、
運営する山小屋、「焼岳小屋」についても6/18;営業開始を延期した。しかし、多くの登山者が訪れていることを踏まえ、臥雲義尚市長は「6/29;山小屋の営業を開始する」とした。利用はトイレや天候が悪化した場合の緊急時などで、
宿泊は不可。市長は「公益的な役割を果たすために山小屋を営業するが、基本的には登山を控えてほしい。自己責任のもとで登山する場合は、ヘルメットの着用など安全対策をお願いしたい」と。
焼岳山頂付近で微小な火山性地震が増加、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、気象庁は火山性地震が今後さらに増加した場合、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」を示す「1」から、
「火口周辺への立ち入り規制」を示す「2」に引き上げる可能性があるとしています。今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山の際はヘルメットの装着、
噴気地帯にはとどまらないことなど、安全対策を求めています。火山活動の状況を確認するため、6/11;「気象庁機動調査班」は現地調査を行う。
7/17;2回(15:00),7/16;3回,7/15;2回,7/14;2回,7/13;1回,7/12;0回,7/11;1回,7/10;0回,7/9;2回,7/8;1回,7/7;4回,7/6;5回,7/5;0回,7/4;5回,7/3;5回,7/2;25回,7/1;0回
6/30;5回,6/29;1回,6/28;5回,6/27;9回,6/26;7回,6/25;6回,6/24;6回,6/23;8回,6/22;11回,6/21;13回,6/20;6回,6/19;1回,6/18;9回,6/17;0回,6/16;8回,6/15;11回,6/14;8回,6/13;17回,6/12;3回,
6/11;5回,6/10;10回,6/9;6回,6/8;1回,6/7;14回,6/6;4回,6/5;5回,6/4;6回,6/3;4回,6/2;20回,6/1;8回,
5/31;7回,5/30;5回,
■北アの玄関口「上高地」の大正池西側にずっしりと聳える「焼岳」(標高2455m)
1915年6月、焼岳の噴火によって梓川が堰き止められ、「大正池」が形成された。今でも噴煙をなびかせる活火山。焼岳の由来は山肌が赤茶けて焼けただれているように見えるからとされる。焼岳は上高地/新中の湯/新穂高中尾/西穂の登山コースあり。
南北にピークを持つ双耳峰で、南峰(2455m)は登山禁止、北峰(2444m)は溶岩ドームも。途中に焼岳小屋(標高2100m)があり、2024.6/18-10/18;営業予定。焼岳小屋は1968年建築で老朽化が進んでいて改築が必要とされています。小屋は木造2F建て約80u、
例年の宿泊者数は700-1000人、新型コロナ渦下では2020.7/15-10/19;述べ263人。焼岳は日帰り登山者が多く、小屋泊まりは少ない。
現在の「焼岳」噴火警戒レベル1で活火山であることに留意すること。「焼岳」は、5/23〜;山頂付近を震源とする火山性地震がやや多い状態が続いています。
火山性地震の回数は、5/29-6/7に計80回、5/30;5回,5/31;7回,6/1;8回,6/2;20回,6/3;4回,6/4;6回,6/5;5回,6/6;4回,6/7;14回、6/8;1回(15:00)
気象庁は火山性地震が今後さらに増加した場合、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」を示す「1」から、「火口周辺への立ち入り規制」を示す「2」に引き上げる可能性があるとしています。
今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。噴気地帯にはとどまらないこと、山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山は極力控えること。登山の際はヘルメットの装着など安全対策を求めています。
(焼岳小屋;収容;25名,要予約)
(問)焼岳小屋 TEL 090-2753-2560
日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師のウォルター・ウェストンをたたえ、登山文化の継承と発展を祈るウェストン祭。
雨の中でも約200人が訪れ、安曇小の児童らによる合唱や、登山家で日本山岳会永年会員の今井通子さんの講演に耳を傾けた。
日本山岳会信濃支部は「雨の中これだけ多くの人が集まったのもウェストンのなせる業。業績を振り返りたたえ、後世に残したい」と。安曇小の児童はウェストンのレリーフに献花し、児童12人と女性の山岳愛好会・エーデルワイスクラブの
元会員6人が「ウェストン祭の歌」をささげた。今井さんは講演で「登山の楽しみ方はいろいろある。人と比べるのではなく、自分の技量に合わせて楽しんで」と。献花をした安曇小の児童は「自分たちもウェストンのように上高地の良さを
伝えられるといい」と。
焼岳山頂付近で微小な火山性地震が増加、5/30;5回、5/31;7回、6/1;8回、6/2;15回(15:00まで)と徐々に増えています。5/23-6/1までの10日間に64回。気象庁は噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」のレベル1を維持した上で、
今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山の際はヘルメットの装着など安全対策を求めています。
2024.5/14〜6/7;環境省は中部山岳国立公園におけるシカの侵入対策として、上高地にわなを仕掛けてシカの試験捕獲を進めている。信越自然環境事務所によると、上高地では1980年まではシカが確認されなかったが、近年ニホンジカが増加し、
2014年以降は毎年生息が確認。環境省は2021年から監視カメラ40台を設置、2022年には一度に6頭のシカが映るなど定着している可能性が高い。大正池周辺ではオオヨモギやノコンギクなどの植生にシカの食べた跡が見つかった。
上高地に広がる北アの森林では群れも確認。シカの侵入による生態系への被害を防ぐため、上高地をモデル地域として2022年から試験的な捕獲を開始。2024年は焼岳登山道入口など14ヶ所に計28のわなを設置した。シカの試験捕獲は3年目、
足くくりわなを仕掛け、餌となる牧草を置いても食べ残して、2022年以降で年に1-2頭、計4頭捕獲。クマの活動が活発になる夏季はシカのわなを設置せず、9/31-10/15;再びかける予定。地域内のガイドらと連携した生息調査や事業者に
よる捕獲も検討中。
新緑ともに上高地の小梨平〜明神〜徳沢にかけての登山道沿いではニリンソウ、シロバナエンレイソウ、エンレイソウ、ツバメオモト、サンカヨウ、ラショウモンカズラ、カタバミ、ヤマエンゴサク、オオバキスミレ、エゾムラサキなどが咲いています。
コナシはこれから。ミネザクラ、ウワミズザクラ、ヤマツツジ、ヤシオツツジ、レンゲツツジ、ホンシャクナゲ、オオカメノキ、オオタチツボスミレ、マイズルソウ、ヤマシャクヤクなどが観られます。春は黄色い花が多いが、新緑の初夏は緑の森の中に
白い花が増えてきました。
上高地は朝晩の気温差が大きく、フリースは必携。下の写真は初夏(5/下)の上高地にて咲いていた花。
「播隆祭」は北アの槍ヶ岳や笠ヶ岳の登山道を開いたとされる江戸時代の僧侶・播隆上人を讃えるとともに、山の安全を願って毎年5/10に行われています。山小屋や観光関係者、登山者など約100人が集まり、神事が行われた。
神事のあと、地元の若者が頭にニワトリの羽をつけて舞う「鶏芸」、獅子が蛇を退治する「へんべとり」と呼ばれる伝統の獅子舞が披露された。奥飛騨温泉郷観光協会は「登山者数もコロナ禍前の水準に戻ってきたが、軽装備で山に入る
外国人観光客の登山者も増えている。安心安全な登山のために、今後しっかりと注意を呼びかけたい」と。観光協会によれば、2023年の登山者は4.7万人、2024年の登山者は5万人を見込んでいる。
標高1500mの上高地は冬の眠りから覚め、北アに春の訪れと、本格的シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が開かれた。上高地・梓川にかかる河童橋のたもとでは山岳観光シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が開かれ、アルプホルンの演奏や
獅子舞が奉納された。神事には地元の観光関係者など70人が参列し、安全を祈願し、登山客とともにシーズンの到来を祝った。鏡開き後の振る舞い酒も。トートバックに地元の酒やピンバッチを入れた開山祭記念品が限定販売(\1500)、
準備した500個は40分で完売する人気。上高地開山祭記念品の枡とピンバッチセット(\1000)。槍ヶ岳や涸沢など北ア南部の山小屋も4/27から営業を開始、大きなザックを背負った登山者の姿も目立った。上高地観光旅館組合は「川がきれいで
雄大な山々が魅力的なので、上高地に足を運んで自然を感じていただきたい。2度3度、上高地に来ていただければ」と。上高地には2023年1年間で、コロナ禍前(2019年)より8万人増の、過去10年で最多となる延べ132万人が訪れた。
(前年比45万人増)。2024年はさらなる入り込みが見込まれます。上高地では早くもニリンソウが咲き始め。例年より早い。明神で5/中、徳沢で5/下になりそう。
GWに合わせ、署員2人を配置、相談対応や登山計画書提出の呼びかけなどに当たる。
■燕岳・合戦尾根は中房温泉の登山口より第2ベンチまでは日影を除きほとんど雪はなし。第3ベンチより上部は雪道。合戦小屋、合戦の頭〜燕山荘までは冬道を直登。燕山荘は4/20〜open。
GW期間中の涸沢は多くの雪が残り、数百基のカラフルなテントが立ち並ぶ人気エリア。涸沢の山小屋は4/27営業開始に向けて準備が進む。涸沢への本谷橋(架橋)をかけ、一帯で雪道切りを行っている。屏風岩・前穂北尾根からの落石には
注意。
県警はGW期間中にパトロールを強化する。北アなど標高の高い山に登る人や山菜採りをする人が増える春山シーズン。2023年4月-6月の遭難者は60人、うち1/3がGW中に発生。2024年の積雪は例年並みか例年以下ですが雨などの影響で
雪解けが進んでいます。そのため、北アでは土砂を巻き込む大規模な雪崩が発生。県警はGW中、山のパトロールを強化するほか、急激な気温の上昇、雨が降った後の入山は注意するよう呼び掛けています。
スバルは2023年から自然環境を守る活動を支援する「一つのいのちプロジェクト」を開始。その一環で、自然公園財団とパートナーシップを結び、SUV(フォレスター)を提供。「アイサイト」を搭載した4輪駆動のハイブリッド車で、
自然となじむグリーンの車体には北アの山と上高地の明神池の絵が描かれている。2023年には過去10年間で最多の132万人が訪れ、その勢いは2024年も続きそう。増加するクマの出没警戒や利用者への注意喚起など、自然公園財団の
スタッフが巡視や施設管理を行う際に使用される。4/27;上高地では開山祭が行われ、本格的な山岳観光シーズンに入ります。
2023年GW期間中、県内では18件の遭難が発生、4人死亡。2024年(1/1-4/21)の山岳遭難は56件で2023年同時期より2件多い。64人(2023年比1人増)が遭難。うち11人(同1人増)が死亡・行方不明。2023年の春山シーズンは48件発生、7人が死亡。
GW中は18件、4人が死亡。2024年GWは新型コロナの5類移行後初めてとなるため、県内外から多くの登山者が訪れると見て遭難対策を強化する。
4/27-5/6;北アや八ヶ岳、中アなどでパトロールを実施、登山口に相談所を設けてヘルメットなどの装備が不十分な登山者に対して指導を行う。山岳遭難救助隊のSNSを通じて、春山特有の雪崩や遭難事故の動画などを発信。
事前に気象情報や地図、地形をよく確認するよう呼びかけています。山岳安全対策課は「2024年春山は例年よりも雪どけが早く、すでに大規模な雪崩が発生。一方、日が当たらず凍っているところもあるので、最新の天候や
登山道の状況を十分に確認して登山してほしい」と。
4/27-5/6;春山登山相談所(北ア南部);中房温泉,三股,一ノ沢,上高地
4/27-4/29,5/3-5/6;春山登山相談所(北ア北部);七倉登山口,針ノ木登山口,柏原新道登山口,五竜登山口,八方尾根登山口,猿倉登山口,栂池登山口
北ア上高地のニホンザルがイワナ類を食べて冬を乗り越えることを発見した研究の報告などがあり、研究者や学生らが聞いた。
信大などの研究チームは2021年、ニホンザルのふんのDNA解析からイワナ類を恒常的に食べていることを明らかにした。2022年には上高地に設けたセンサーカメラなどで猿が魚を捕獲する映像の撮影に世界で初めて成功。研究会で発表した
同大理学部特任助教・竹中将起さんは食料が少なく、地形や湧水など上高地の特殊な自然環境に猿が適応し、魚を捕まえる行動を身に付けた可能性があると指摘した。猿は川で魚を探す際に仁王立ちし、捕まえるとすぐに魚の頭をかじって
絞める行動も見られたという。両手で捕まえる猿と片手を使う猿が確認でき、「捕まえ方には個体差がある」と。「行動の違いの背景に何があるのか、明らかにしていきたい」と。
冬の積雪や雨が少なかったことが影響。山小屋は水場での飲用水の提供を中止、登山者らに対し徳沢や横尾で必要な水を汲んで登ってもらうよう呼びかけている。例年は9/下から紅葉が本格化し登山者も増える。山小屋は「雨が降ってくれれば」と。
「飲料水のご提供ができません」。9/15;山小屋「涸沢ヒュッテ」はツイッターで水不足を知らせる張り紙を投稿。宿泊やテント泊の利用者、立ち寄る登山者らに向け、徳沢や横尾で水を汲むように求めている。涸沢ヒュッテ社長の小林剛さんによると、
小屋では北穂高岳北穂沢の伏流水などを利用し、主に調理や飲み水、トイレに使っている。9/14;水不足への危機感を強め、3連休前に現状を伝えることにした。ペットボトル飲料水を急きょ荷上げし、売店ではラーメンの提供を一時的に取りやめ。
涸沢にある山小屋「涸沢小屋」でも水不足。普段は宿泊やテント泊の利用者が使える水道の利用を中止。小屋によると、水を引き入れている水源が枯れている。雨が少ないことが一番の原因で、雪解けが早かったことも影響しているという。
北ア北部の山小屋も水不足。唐松岳の「唐松岳頂上山荘」は水源にしている雪渓の雪は枯れ、9/16;トイレの手洗い用の水は使えない。売店には、水の代わりにペットボトル飲料水を購入するよう呼びかける張り紙がある。
上高地は雲一つない青空が広がり、穂高連峰の稜線がくっきりと見えた。河童橋には多くの登山者や観光客が訪れ、風景などを写真に収める人の姿も。上高地では「四方山祭り」が開かれていて、8/11;山や自然にちなんだクイズラリーも
行われた。「四方山祭り」は、2016年に上高地で第1回「山の日」記念全国大会が開かれたことがきっかけで、山に親しんでもらおうと、翌年から開かれています。環境省上高地管理官事務所は「山に親しみを持っていただいて、上高地の
自然を楽しむきっかけの日にしていただければ」と。上高地を管理する環境省によると、7月上高地を訪れた人は2022年より6万人多い、約17万人。
登山客数に比例するように増えるのが山岳遭難。県警によると、2023年県内での山岳遭難者は188人、2022年より28人増、死亡21人。県警は「人が多いと人工的な落石もあるので十分注意してください」と、県と北アルプス南部地区山岳遭難
防止対策協会が行った「山の日」の啓発活動を行った。上高地から入山する人に計画書の提出を呼びかけ、登山道の状況などをアドバイスしていた。この夏の北アは天候に恵まれ、多くの登山者を迎えていますが、疲れなどで行動不能となり、
救助を求めるケースも目立っています。山岳救助隊員は「熱中症や疲労による遭難で行動不能になることも多いので、水分・塩分の補給や栄養の補給をお願いします」と。「無理のない計画で余裕の持った山登りをしてもらいたい」と。
クイズラリーは上高地インフォメーションセンタを起点に6ヶ所を巡る。4ヶ所以上回った参加者にはライチョウを描いた手ぬぐいが贈られた。2016年に「山の日」制定を記念する全国大会が上高地で開かれて以来、毎年開催。
環境省上高地管理官事務所は「上高地の景色を楽しみながら、この景色を大事にしていこうと皆に考えてもらえれば」と。
冬の厳しい気象条件のもとでも高精細の映像を常時、伝送できるライブ中継システムをTV松本CATVが開発した。槍ヶ岳山頂(標高3190m)近くの「槍ヶ岳山荘」に設置した高精細の4Kカメラを30km離れた松本から遠隔操作し、標高3000mを超える山頂の様子を
映した映像を年間を通じて常時、リアルタイムで伝送できます。-30℃度以下、風速30mを超えることもある冬の山頂の厳しい気象条件にも耐えられるように、予備のカメラや無線システムを複数、設置したほか、電源となる燃料電池から排出される水が
凍って装置が停止するのを防ぐ仕組みを作りました。こうした4K映像のシステムは国内では初めての試みという。映像はJR松本駅に設置されているデジタルサイネージなどで見られるようにするほか、山の遭難対策や気象情報の収集、観光振興などへの
活用を検討したいとしています。槍ヶ岳山荘は春〜秋の営業中はライブ中継を行っていたが、営業が終了し無人となる11月-翌年4月までの中継に昨冬初めて成功した。映像は山頂のほか、リモートコントロールすることで北ア南部の山々を見渡すことが
できる。今後、TV松本の自主チャンネル、松本駅のデジタルサイネージへの配信予定。冬季の中継は2018年に実証実験を開始したものの、当初は過酷な環境に耐えられず失敗が続いた。社員が何度も足を運んだ他、NHKの技術関連会社の協力を得て、
成功にこぎつけた。冬季は太陽光発電とメタノール燃料発電を組み合わせてカメラと通信設備を稼働させる。槍ヶ岳山荘の穂苅大輔社長は「天候や積雪をリアルタイムで知ることができ、遭難救助の際に貴重な情報源になる」と。
同社は「通年化は出発点。システムを噴火や地震予知に生かしたり、他の山でも中継を行いネットワーク化したりする研究を始めたい。将来的には全国の雄大な山々とネットワークができて日本の新しいシステムとして世界に誇れる日が来ることを
期待している」と。7/25;TV松本と槍ヶ岳山荘がNHK放送センタ(東京)で会見した。
環境省は上高地を含む中部山岳国立公園でシカの捕獲などを強化しようと、5月をめどに事業計画を策定する。地球温暖化などの影響で全国的に野生のシカの生息域が拡大。標高1500mの上高地にはシカは生息していなかったが、2014年頃から
目撃されるようになり、2年前にセンサーカメラが設置されて以降、11頭が確認。環境省はシカが増えていくと貴重な植物への食害が進む恐れがあるとして、上高地を含む中部山岳国立公園でシカの捕獲などを強化するための事業計画を5月を
めどに策定する。シカを捕獲するためのワナやセンサーカメラの増設、シカの侵入を防ぐための柵の設置などを検討する。環境省中部山岳国立公園管理事務所は「シカは私たちが把握していないところでどんどん生息域を広げている可能性がある。
貴重な植物が食べられてしまった後では再生がとても難しいので、手遅れになる前に対策に取り組みたい」と。
国の特別名勝・特別天然記念物に指定された上高地の管理を林野庁などに代わって、松本市が担い、文化財として景観再生や動植物の学術調査、施設の維持整備を円滑に進めるねらいがある。市アルプスリゾート整備本部によると、
上高地は1934年に国立公園に、1952年に文化財として国の特別名勝・特別天然記念物に指定。北アの槍ヶ岳や焼岳などが含まれ、面積は約1万1326ha。うち99%以上の面積を、林野庁が森林法などに基づき管理。文化財は文化財保護法に
基づき、所有者が管理することになっている。ところが主に森林の管理や利用を担う林野庁が上高地を文化財として保存・活用していくことは事実上難しい。上高地は文化財としての管理者が「実質的に不在」な状態という。
そこで市が「管理団体」として代わりにこの役割を担うことで、動植物の学術生態調査や、これまで不足してきた文化的な価値の発信などを積極的に進めていく考え。2023年度中の指定をめざし、念頭に置く大正池の景観再生や
管理用道路の整備・維持、野生鳥獣対策などを円滑に行えるようにする。文化庁から管理団体に指定された場合、2024年、2025年度に上高地の「保存活用計画」を策定する方針。管理団体になれば、文化財保護法に基づき観覧料を
徴収することができるようになる。市は上高地に利用者負担制度を導入することで、保存・活用に必要な財源にあてたいという。「各省庁間での調整が難しかった事柄が、保存活用計画のもとでスムーズに進められるようになる。
市民にとって宝でもあり誇りでもある上高地の文化的な価値を、より積極的に発信していきたい」と。
上高地は複数の省庁が管理に関わっているが、市が文化財の管理者となって保存・活用方針を明確にし、環境や景観の維持、学術調査、価値の発信などを推進する狙い。2023年度末までの指定を目指す方針。文化庁から管理団体に
指定されると、文化財を管理、修理し、公開する義務を担い、費用も負担することになる。市は指定を受けた後、上高地の保存活用計画を作成。統合調整機能を発揮し、大正池の景観再生、活用施設の整備・維持、野生鳥獣対策の
充実などを進めたい考え。上高地はほとんどが国有林で、林野庁が森林法などに基づいて森林を管理。環境省が自然公園法に基づいて風景地の保護や利用促進を担っている。文化財保護法では、文化財は所有者が管理するのが原則。
ただ、林野庁が森林法などの枠を超えて保存・活用を進めるのは困難という。文化財としての管理者が実質的に不在である状況を改善しようと、市は文化庁、林野庁、環境省と協議。市が管理団体になるのが望ましいとの意見が出た。
市は管理団体になることで、これまで不足していた文化財に関する調査や結果の整理、情報発信が可能になると期待。文化財保護法に基づいて観覧料を徴収できるようになるため、上高地に利用者負担制度を導入するかを巡り、
主導的な立場で関与できるようになると見込む。
■松本市によると、2023年の上高地の来訪者数は125万2200人。コロナ禍の2020年は38万1700人。2023年4月〜10月の上高地での宿泊者は14万5630人で、2019年の13万4634人から8%増。このうち2023年の外国人宿泊者は1万6980人で、
2019年の1万3526人から25%増。松本市臥雲義尚市長は「円安の影響もあってか日本の山岳リゾートの人気が高まり、以前は上高地に足を運んでいなかった欧米の方々が増えている」と。今後の課題として「オーバーツーリズムの懸念を
考えるとともに、松本市内や乗鞍、白骨温泉などでの宿泊や飲食につなげていく必要がある」と。
2023.1月-10/末まで125万2200人、過去10年で最多。新型コロナ前(2019年同期比で6%増)。シーズン中の4月-10月の宿泊者数も8%増加、うち外国人は25%増。外国人は台湾と香港、タイからの来訪が多く、特にタイは約1000人増えて2倍以上。
新型コロナの影響が落ち着きを見せたことによる反動や円安、SNSによる訴求力の向上などが要因。松本市は台湾やタイに特化した観光プロモーションを展開してきた。松本市は「上高地」を文化財保護法に基づく「管理団体」指定を目指す。
松本市臥雲義尚市長は「自然保護と観光利用のバランスを取りながら、市としても進めていきたい」と。
10月の実績は集計中だが、バスやタクシーの駐車場が満車となる日が多く、入り込みはコロナ禍前を上回る見通し。特に外国人が多く、従来の欧米系に加え、アジア系の団体客が夏から増えている。観光需要の回復が顕著となる一方、
課題はホテル業界の人材不足。上高地のあるホテルは「宿泊者数はコロナ禍前の水準を超えているが、人手不足の影響が否めない」。空室があっても予約で埋めることができない状況で、外国人雇用に軸足を移すことも視野に検討。
例年、観光客数が落ち込む冬場が好調を維持できるかが課題。松本市は「全ての旅行者が何度も訪れたいと感じる上質な観光体験を提供できるように、戦略的で多面的な取り組みを続けたい」と。
山岳遭難件数は302件(2022年より18件増)、遭難者数は332人(2022年より22人増)。件数、遭難者数ともに統計を取り始めた1954年以降で最多。7〜10月に天気が安定し、新型コロナ感染症が5類に移行したこともあり入山者数が増えたことが影響した。
県警山岳安全対策課によると、遭難者のうち無事に救助される人の割合が年々増加。道迷いや疲労などでケガがをすることなく救助される遭難は、準備不足や技量と山岳とのミスマッチが原因になっていることが多く、入念な準備や情報収集を求める。
山系別では北アでの遭難が164件、全体の約55%。態様別では転・滑落が88件(全体の約30%)、転倒75件(約25%)、疲労42件(約14%)、道迷い30件(約10%)、病気24件(約8%)など。
年末年始(2023.12/29-2024.1/3)の山岳遭難の発生状況は、12/31-1/1;天候の悪化が予想されたことなどから入山者数が少なく、発生件数1件と遭難者数1人(2023年より6件10人減)
12/31;男性が北ア・五竜岳で遭難、1/1;救助、事前の情報収集不足や判断ミスに起因するとみられるという。
■松本安曇「上高地」にある「大正池」は年々池が小さくなり、池の立ち枯れた木々はほとんどが失われ、畔に数本が残るだけになった。
1952年に国の特別名勝と特別天然記念物に指定された上高地は、焼岳火山群の噴火によってできた堰止湖で、5000年以上かけて周辺の山から流入した土砂で埋め立てられ、平坦な土地が生まれた。中でも1915年焼岳の噴火で梓川が堰き止められて
生まれた大正池は毎年約1.8万m3の土砂が流入し、池の深さは最深部で4m。池の水を水力発電に使っている東電によると、1928年に71万m3あった大正池の貯水量は、現在10万m3にまで減少した。毎冬、発電用水を確保するために浚渫し、
これまでに計95万m3の土砂が取り除かれた。浚渫をしなければ、5-6年で大正池は埋まってしまうという。上高地を流れる梓川は土砂流入によって年々河床が上昇。集中豪雨で氾濫し、被害が増えると警戒される。護岸工事や施設の嵩上げも
検討中。大正池Hは「初めて訪れる人には今も美しいと感じてもらえるが、昔を知っている者からは物足りなく感じる。上高地の入口にある大正池の特徴がなくなれば、上高地の魅力も落ちてしまうのではないか」と。環境省上高地管理官事務所は
「上高地は原生的な自然が残されていると思われがちだが、上高地は林業の利用から始まり、人の手で管理されてきた。観光資源として以前からの自然景観を維持するのか、自然の流れに任せて土砂で埋まることをある程度許容するのか、
地域で方針を決めないといけない」と。年間100-120万人の観光客が訪れている上高地、2023年は4年ぶりにその水準に戻った。観光地としての安全確保と景観の保護をどう両立させていくのかが課題。11/15;上高地閉山式を迎えると、
大正池では浚渫が本格化する。
プロジェクトは梓川の中に設けられている道路を撤去し、川の外に設置し直すことで安全性を高め人為的に改変された梓川を、本来の自然な流れ「網状流路」に再生し、本来の川の流れを
取り戻す。現在は歩行者用の「新村橋」(1952年建設)は車両が通行できるアーチ橋に架け替える。2021年度に工事を始め、現在は管理用道路の一部が完成。管理用道路は山小屋への食糧・燃料の運搬、公衆トイレの汲み取り、緊急車両による
人命救助などで利用。歩行者用の新村橋を撤去し、今後は橋台の建設に取り組む。総事業費は約22億円を見込み、2027年度の完成を目指す。寄付は「ふるさとチョイス」から。寄付額に応じて税控除が受けられる他、計10万円以上の寄付者は
新村橋のたもとに設置予定の事業解説板に名前を刻印する。CFは2022年度も実施し、約1685万円を集めている。
寄付募集期間;2023.9/1-11/30。目標金額;2000万円、寄付金額;\182000円、支援者数;7人(9/5現在)
受付期間を延長することを検討。松本市安曇の上高地を流れる梓川には、山小屋へ物資を運んだりケガや病気の人を搬送したりするため、仮設の橋や道路が設けられています。しかし、毎年のように大雨で損壊し、そのたびに復旧工事が
繰り返されているうえ、自然環境や景観を損ねているという指摘も出ています。このため松本市は、2021年11月から20億円をかけてより安全で自然環境や景観を損ねない橋や道路を整備する事業を進めています。梓川にかかる新村橋の架替え、
歩行者向けのつり橋を、管理用車両が通れる橋に架け替えます。この費用の一部をCFで賄ない、より多くの人に整備事業を理解してもらおうと、松本市は2022.7/20-10/17;インターネットで寄付金を募るCFを始めた。寄付金はふるさと納税の
サイト「ふるさとチョイス」で受付。現在、目標金額を大きく下回っていることから、さらに90日間の延長を検討。松本市アルプスリゾート整備本部は「美しい上高地を未来に残すため、再生と安全で検索して、まずはHPを訪れて支援を
考えてもらいたい」と。
※「美しい上高地を未来に残したい」上高地「再生と安全」プロジェクト(7/14;寄付金額;\6,124,000円,目標金額;\1億円,支援人数;77)
災害時、より迅速に物資運搬やけが人の搬送ができるようになります。徳沢ー横尾間にある「新村橋」は吊り橋で幅が狭く人の行き来しかできません。災害時は車での物資の運搬やけが人の搬送が必要になるため、新たに全長84mのアーチ型の
橋に架け替える計画。また、梓川は大雨の影響などで年々土砂や流木が堆積し川底が上がています。たまった土砂を取り除き、仮設の橋などを撤去することで本来に近い姿を取り戻す考え。松本市アルプスリゾート整備本部は「安全も守られ、
昔の上高地の自然に戻り再生もできる」と。総事業費は約20億円で、市は年度内に工事に着手し、2027年度の完了を目指す。
環境省などが基本方針や今後の進め方を共有して対策を行っていく。上高地は梓川とその支流に土砂が堆積するなどして今の景観が形づくられましたが、現在も川底が上がり続け、大雨の際に川があふれるなどのおそれがあり、国や県、
松本市がこれまで対策を行っています。しかし、統一した方針がなかったことを受けて、関係機関が、対策への認識を共有するための基本的な考え方と今後5年間の実施方針をまとめた。考え方と実施方針は、景観と防災を両立させる形での
対策を進めていく。具体的には、これまでのように景観を損なわない方法で、地盤のかさ上げのほか川底の掘削、流木の除去といった水位の上昇を抑える対策を続け、毎年効果や見直すかどうかなど検証を行っていく。環境省中部山岳
国立公園管理事務所は「防災と景観の両立をいかに図るかについて認識を共有できたのは大きな成果だと思う。これからも議論を続けて対策を進めていきたい」と。基本的な考え方と実施方針はHPで公開。
管理用道路を再整備し、梓川の河道内にある土砂による仮設道路などを取り除いて本来の川の姿に戻すとともに、洪水時に冠水する氾濫原を再生させて河床上昇を緩和させる。工事は2022年度から本格化する。上高地で大規模な再整備事業は初めて。
エリアは河童橋上流の徳沢-横尾間。山小屋、公衆トイレなどの維持やけが人搬送などで車両の通行が必要だが、現在は梓川の河道内に土砂を盛って造った仮設道路の区間があり、流路が広がらないように土砂堤防を設けているところもある。
このため増水すると通行不能になり、復旧工事のたびに重機で自然環境を損なう事態になっている。新たな管理用道路は主に梓川左岸に建設し、延長約3.4km、幅員4m。歩行者専用になっている「新村橋」を車両通行可能なアーチ橋(長さ約84m,幅員4m)
に架け替える。これに伴い、梓川の河道内にある総延長約2.6kmの仮設道路と長さ計約2.3kmの土砂堤防を撤去し、徳沢など2ヶ所にある仮設橋も順次取り除き、梓川の本来の流れを取り戻す。河道内を水が自由に流れる網状流路に戻れば、絶滅が
危惧されているケショウヤナギの保護や再生にもつながる。一方、河床上昇対策では、徳沢ー横尾間にある奥又白谷付近の梓川に約8haの氾濫原を再生させる。環境省によると、大正池上流の梓川河床は1975-2002年に平均0.5m、2003-2010年に
平均約0.3m上昇、氾濫原の再生で一時的に土砂の堆積量を増やして河床上昇を緩和させ、効果を検証して他のエリアでの実施も検討する。工事は2021-2027年に実施し、事業費は約20億円。現在の新村橋は夏期を除き通行止め、10/下をめどに
撤去予定。事業を実施する市アルプスリゾート整備本部は「上高地が将来にわたって再生し、安全に利用できるように進めていく」と。
梓川は縄文初期の火山の噴火などで流れが岐阜側から長野側に変わったとされる。調査を委託した飛騨山脈ジオパーク推進協議会は「岐阜側に流れていた学術的な証拠をつかみ、地形や地質の面から地域の成り立ちを明らかにしたい」と。
地盤調査は北アなどの地質や地形に詳しい信大理学部の原山智特任教授(地質学)が担当。かすかな揺れを観測して地下の地盤構造を把握する微動アレー探査と呼ばれる方法で行い、流路の痕跡である地下の谷地形を確認する。この日は
地震計7-8台を置き、地盤を伝わる波形などを調べた。調査は6/16までで計3ヶ所で調査を実施。事業費は約100万円。これまでの調査による想定では、地下350m付近に谷地形があるとみており、6/中には概要が判明するという。原山教授に
よると、現在の上高地から高山市方面に流れていた梓川は、64万年前にあった火山の噴火で飛騨神岡町方面に変わり、さらに縄文初期にあたる約1.2万年前の白谷山の噴火と山体崩壊で岐阜側への流路がせき止められ、長野側に流れるように
なった。岐阜側の複数箇所で上高地で見られる河原の石が見つかっているが、地盤調査は岐阜側では初。原山教授は「谷地形を確認できれば確実に岐阜側に流れていたことになる。梓川の流路変遷の調査では大きな区切り」と。協議会は
「地域の成り立ちを解明するのは大事。展示会などを通じて地域の人たちにも説明し、アピールしていきたい」と。
焼岳火山群が形成される12万年以前の堆積した礫層には上高地に存在する岩石・砂が分布するためで、64万年前には焼岳周辺の河川は高山方向へ流れていたと考えられている。焼岳火山群の火山活動により梓川は堰き止められ、約1.2万年前、
白谷山火山活動で、梓川の谷は堰き止められ、上高地には大きな湖が形成され、大量の土砂が堆積した。2009年のボーリング調査では大正池西で地下に湖だったことを示す泥の層があり、その下に川が流れたことを示す石の層が見つかっている。
川が堰き止められて湖ができたのは約1.2万年前と判明。行き場をなくした梓川は東の松本に流れるようになったという。その後、湖は水流で削られ水面が下がり、湖は消滅した。中ノ湯から釜TN付近の梓川が深い峡谷を形成しているのは
このためらしい。湖底が上高地となり、幅広い平野が形成されたという。焼岳火山活動によって梓川は何回も堰き止められている。1915年には焼岳噴火で大正池が形成された。
「新穂高ロープウェイ」は第1,第2ロープウェイがあり、山の中腹と山頂駅を結ぶ第2ロープウェイでロープを新しくする工事を行っています。2023.5月-8月に2基あるゴンドラのうち、1基のロープを交換したところ、一部に大きな負荷が
かかっていたことがわかり、もう1基のロープを点検するため、9/下から運休した。11/10;点検とメンテナンスが終わり、運行が再開。観光客などがゴンドラに乗り込んでいた。新穂高ロープウェイは「無事に再開できてほっとしています。
これからは北アルプスが真っ白になるので、自然の雄大さを感じてほしい」と。ロープウェイは冬期も運行。2024年は第2ロープウェイの2基目のゴンドラのロープを交換するため、2024.5/上-8/上に運休予定。
奥飛騨温泉郷にある「新穂高ロープウェイ」はより多くの人たちに北アの雄大な景色をゆっくり楽しんでもらおうと3年前から再開発を進め、10/12;「西穂高口駅」(標高2156m)山頂エリア「頂の森」(旧千石園地)をre-openした。
槍ヶ岳や穂高連峰の眺望を楽しむことができる約150uの広さの展望デッキが整備され、原生林に囲まれたテラスなどが設けられた。観光客は雄大な景色を眺めたり写真を撮ったりしていた。2023年10月には荒々しい北アの岩場が
再現された登山体験などができるエリアが整備予定で、2023年度には感染拡大前の33万人を上回る集客を目指す。奥飛観光開発は「ゆっくりと過ごせる憩いのスペースを作ったので3000m級の山々の迫力や大自然を全身を使って
楽しんでほしい」と。
運営する奥飛観光開発は「紅葉の時期とも重なったので、ぜひ多くの人に来ていただき、大自然に触れてほしい」と。山頂エリアを「千石園地」から「頂の森」と改称する。
新施設は標高2156メートルに位置し、槍・穂高連峰の眺望を楽しめるブーメラン状に張り出した展望デッキ「槍の回廊」、「森のカウンターデッキ」、原生林に囲まれた憩いのテラス「森のテラス」、「森のテーブルベンチ」を整備した。
新穂高温泉の紅葉は、毎年10/上-10/下に見頃となり、一面が鮮やかに色づく。ロープウェイから見下ろす景色は赤や黄色の紅葉のグラデーションが美しく絵画のよう。10/中以降、初雪を被った北アと紅葉が織りなす絶景を望むことが
できます。なお、第2期工事は散策路などを整備し、2023.10月OPEN予定。
第1,第2ロープウェイ(新穂高温泉〜西穂高口)(往復;\3300/大人,\1650/子供)
(問)新穂高ロープウェイ TEL 0578-89-2252
(2)乗鞍岳・乗鞍高原;
■5/31〜;乗鞍エコーラインを走る「乗鞍岳春山バス」は位ヶ原山荘(標高2350m)から大雪渓・肩の小屋まで延伸
松本安曇の乗鞍高原と乗鞍岳を結ぶ乗鞍観光センタ発着の「春山バス」の運行区間が位ヶ原山荘(標高2350m)から大雪渓・肩の小屋口(標高2620m)まで延伸される。当初運行開始日は6/1より1日前倒し。7号Cの雪壁は例年よりも多く、
4号Cと5号Cの雪壁は例年並み。最も高い雪壁は4号Cで最大10mと例年並み。雪壁がそそり立つ中をバスが走る。5/29;バスの試運転が行われ、運行主体の松本市やアルピコ交通、のりくら観光協会、国、県、市の職員らが除雪や道路の状況を
確認。雪壁の間から望む北ア・穂高や、雪景色と乗鞍高原の新緑の共演など、春山バスならではの美しい景色が見られた。のりくら観光協会は「乗鞍の魅力は標高差。春山スキーや登山と併せて高原の新緑も楽しんで」と。
春山バスの運行期間は4/27-6/30。1日3便(乗鞍高原発;8:30/10:30/14:00,大雪渓発;9:35/11:35/15:05)、乗鞍高原〜大雪渓間は所要約45分。
BT;乗鞍高原観光センタ-鈴蘭-Mt.乗鞍スキー場前-すずらん橋-休暇村-東大ヒュッテ口-三本滝-摩利支天-冷泉小屋前-位ヶ原山荘前-宝徳霊神-大雪渓・肩の小屋口。(往復運賃;\4600/大人,\2300/小学生以下)
今季は完全予約制。7/1〜;乗鞍山頂畳平までシャトルバス運行予定。
雪が残る雄大な自然の中、乗鞍岳の絶景が楽しめるルート。上部は除雪された高い雪壁(約6m)の中をバスが走る。2022年9月に路面崩落によって全面通行止めとなり、2024年8月に通行再開。5月の開通は3年ぶり。新緑の「ほおのき平」から
シャトルバスが出発。周囲には雪なし。式典では太鼓の演奏を披露され、多くの観光客や登山者がバスに乗って畳平に出発した。畳平(標高2702m)の駐車場は除雪され雪はない。「鶴ヶ池」はまだ雪覆われていますが、池の畔は雪解けが始まり、
ドラゴンアイのよう?。乗鞍岳の山肌は雪が残っていますが、雪解けが始まり、残雪と土でまだら模様。畳平の神社では関係者が玉串を奉納して山の安全を願っていた。
畳平BTでは岐阜県の職員らが地図などを配って安全な登山を呼びかけた。乗鞍岳の最高峰「剣ヶ峰」(標高3026m)は登山者に人気で、2024年1年間の岐阜側からの登山者は1.3万人。岐阜県は「頂上まで約1H、気軽に登山する人もいるが、
乗鞍岳は活火山。ヘルメットを持参し、遭難事故に備えて登山届を提出してほしい」と。
飛騨乗鞍観光協会は「環境に配慮しながら乗鞍の魅力を発信し、日本一の山岳観光を目指したい」と、今季は10万人の人出を見込む。崩落場所は一部仮設道路による片側通行で、2027年度中の全面復旧を目指す。2025.10/末まで通行可。
自然保護のためにマイカー規制中。バス、タクシー、自転車が走行可。
1本の茎が分かれて2輪の花を付ける「ニリンソウ」。直径2cmの白い花を一面に咲かせています。例年は5/上に咲き始めるが、2025年は残雪が多かったため、開花は2週間遅く今見頃を迎えた。また「サンカヨウ」も咲きだしている。
乗鞍スカイライン開通に向けて、現在、除雪作業中。乗鞍スカイラインは平湯峠(標高1684m)〜乗鞍岳畳平(標高2702m)までの全長14.4kmの山岳観光道路。4/21;積雪は四ツ岳S字カーブで積雪7.8m、2024年と比較し1.8m多い。
乗鞍岳の自然を保護するためにマイカー規制中。バス・タクシー・自転車で走行可。乗鞍スカイラインは、2020年7月の豪雨で崩落、2022年9月にも再度崩落し通行止め。2024年8月に仮復旧工事が完了、今シーズンは3年ぶりに5/15に開通予定。
乗鞍岳は剣ヶ峰(標高3026m)を最高峰に23の峰で形成されています。山の姿が馬の鞍に似ていることから「乗鞍」と呼ばれる。
5/15;8:40;ほおのき平Pにてバスの出発式、丹生川乗鞍連邦太鼓演奏。10:39;乗鞍畳平にて乗鞍岳山開き祭を開催。
ほおのき平BT(P1500,無料)は中部縦貫道高山ICから35分。
5/15-10/31;「乗鞍スカイライン」(ほおのき平BT-畳平;約45分)
(往復;\3400/大人,\1700/小学生)(片道;\1800/大人,\900/小学生)
平湯BT(あかんだなP850;\600/1日普通車)。あかんだなP-(徒歩10分)-平湯BT-(バス15分)-ほおのき平BT-(バス45分)-乗鞍畳平
※7/1-10/31;「乗鞍エコーライン」(乗鞍高原-畳平;約50分)
(乗鞍高原観光センタ-畳平;往復;\4700/大人,片道;\2350/大人),(三本滝-畳平;35分;往復;\3440/大人,片道;\1770/大人)
(問)濃飛バス高山営業所 TEL 0577-32-1160
(問)平湯BT TEL 0578-89-2351
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511
(問)高山市丹生川支所 TEL 0577-78-1111
4/24;運行関係者が試運転をしてルートの安全を確認。「雪の壁」の合間を縫うようにバスがゆっくりと走った。三本滝前を過ぎると、少しずつ道路両脇の雪壁が高くなる。春山バスはアルピコ交通と松本市、のりくら観光協会が共同運行。
乗鞍高原観光センタ(標高1500m)〜位ヶ原山荘(標高2350m)間(約15km)を約40分かけて登る。山荘近くの雪壁は現在高さ6m。2024年より1m高い。2024年春バスは延べ6594人が利用、新型コロナ禍前の水準に戻りつつある。
6/1〜;「大雪渓・肩の小屋口」(標高2620m)まで3.5km延長予定。同協会は「2025年は雪も多い。新緑と雪の組合せ、雪壁のスケール感を楽しんでほしい」
バスは1日3往復(2024年1日5往復),完全予約制,事前予約。途中、鈴蘭,乗鞍スキー場,すずらん橋,休暇村,東大ヒュッテ,三本滝,摩利支天,冷泉小屋BT停車。
乗鞍高原観光センタ;8:30/10:30/14:00発→位ヶ原山荘;9:05/11:05/14:35着
位ヶ原山荘;9:43/11:43/15:13発→乗鞍高原観光センタ10:21/12:21/15:51着
(乗鞍高原観光センター位ヶ原山荘・大雪渓;往復;\4600/大人,片道;\2350/大人)(三本滝-位ヶ原山荘・大雪渓;往復;\3440/大人,片道;\1770/大人)。小学生以下半額(往復;\2300/子供)
老朽化などを理由に2025年度末で閉鎖する方針だったが今後の在り方を再検討する。県は「センタが持つ自然保護の機能を維持するための在り方を検討中」。自然保護センタは1979年に建設。鉄筋平屋835u。
乗鞍高原・乗鞍岳の自然を写真パネル・標本(動物の剥製)・地形・地質のジオラマで展示。乗鞍高原の観光スポットを紹介。乗鞍高原に生息する希少種クビワコウモリの保護活動の拠点(バットハウス)でもある。野鳥観察、クビワコウモリ観察、
タカ渡り観察などイベントあり。
2025.4/17;開館予定。現在冬期閉鎖中。(9:00-17:00,入館無料)(P200,無料)
(問)乗鞍自然保護センタ TEL 0263-93-2045
「Mt.乗鞍スノーリゾート」は、今シーズンの最終営業日を迎え、スキーヤーやスノーボーダーが今シーズン最後の滑りを楽しんだ。2024-2025シーズンは18歳以下リフト券無料などの集客策が功を奏し、来場者は約4.2万人、
2023-2024シーズンの1.2倍。スキー場運営協議会は「ポテンシャルがある意味明示できた。来シーズンは地域と一緒に共同してくれる企業、団体と一緒に出来たら」。協議会は今シーズンの実績を基に新たな運営業者の誘致に
つなげたい考え。
この日は善五郎の滝までスノートレッキング。気温は低いけど晴れてとても気持が良い。白樺の林には小動物の足跡が・・・。直線なのでキツネかな?。「善五郎の滝」は凍って氷のカーテンが覆っていた。滝周辺の最高気温は-1℃と寒かった。
滝への階段は凍っていた。
白銀の乗鞍高原の夜空に打上がる花火で新春を祝う。場所は乗鞍高原観光センタ・湯けむり館前。
利用者減少を受け運営会社のブルーリゾート乗鞍は一旦営業を断念したが、地元有志が運営を担うことで開業にこぎ着けた。初日から多くのスキーヤーらが訪れ、ゲレンデで滑りを楽しんだ。
地元有志の「スキー場を支援する有志の会」代表は「一人一人への感謝でいっぱい」と。今季は集客の目玉として、18歳以下のリフト券は無料。今季は2025.3/30まで営業予定。
1)積雪;山頂40cm,山麓30cm
2)滑走C;パラダイスC(520m),ヨーデルC(500m)
3)リフト;やまぼうしP(500m)(8:45-16:30)
4)料金;(12/21-12/27;OPEN割引;\3500/大人,12/28ー2025.1/5;\5500)(土/日/祝;\5500/大人,\4500/県民割)(平日;\4500/大人,\3500/県民割,\3500/シニア)(キッズパーク;\500/土/日/祝,年末年始,平日;無料)
5)施設;レストハウスやまぼうし(8:30-15:30)、チケット売場,レンタル。
(問)Mt.乗鞍スノーリゾート TEL 0263-93-2645
乗鞍高原スキー場は標高2000m-標高1500mに位置し良質な雪で知られ、冬の乗鞍岳登山やBCスキーも楽しめる。乗鞍高原は年間30万人が訪れ、冬は、2017-2018シーズンのスキー客は約9万人だったが、2023-2024シーズンは4万人まで減少。
今後も厳しい経営が見込まれる中、スキー場運営のためのCFを実施中(12/31まで)。目標金額;\1800万円、支援総額;\1054万5300円(12/15),支援者数;593人。支援金は降雪機、圧雪車、駐車場・トイレ・更衣室改修、キッズパーク更新などに
利用されるという。
2024.12/21-2025.3/31;OPEN予定。
1)滑走C;パラダイスC、夢の平C、かもしかCなど全15コース。最長5000m。
2)リフト;やまぼうP(500m);12/21open,のりくら山麓P(554m),夢の平Q(1515m),かもしかP(554m),休暇村は休業。
3)料金;(1日券;\5500/大人,\4500/大人平日等)(12/21-12/27;\3500/大人)(18才以下無料)
4)施設;レストハウスやまぼうし,三本滝レストハウス,レストランのりくらなど。
(問)Mt.乗鞍スノーリゾート TEL 0263-93-2645
1)かもしかC(中上級;斜度25-35度,急斜面,600m),スキー場最上部(標高2000m),かもしかP運行(540m),三本滝レストハウス
2)夢の平C(初級;最大斜度7度,緩斜面,1000m),兔待ちC(500m),林間C(500m),鍋つるC(1100m),木の陰C(700m),夢の平Q運行(1510m)
3)パラダイスC(初級;斜度10度,緩斜面,520m);スキー場中間部,やまぼうしP運行(500m),レフトランやまぼうし,第3P
4)スカイラブC(中級;10-15度,620m),のりくら山麓P運行(550m),レストラン乗鞍,観光センタP
4)キッズパークのりくランド(土/日/祝,年末年始のみ)(\500)
※休暇村第1P,第2P、鳥居尾根Qは休業
乗鞍高原駐車場;第3P;やまぼうしP(P400),第1P;観光センタP(P230)+(P60),第2P;金山P(P60),山麓P(第1チケット)・山百合(P20),湯けむり館(P60),休暇村P(P150),三本滝P(P50:冬期使用不可)
スキーのあとは乳白色の天然温泉;
1)湯けむり館(10:00-20:30,\730/大人,\310/小人) TEL 0263-93-2589
2)休暇村乗鞍高原・安曇乗鞍温泉「天峰の湯」(12:00-16:00,\800/大人,\400/子供) TEL 0263-93-2304
3)乗鞍H山百合(15:00-21:00,\500) TEL 0263-93-2121(要確認)
(問)Blue Resort NORIKURA TEL 0263-93-2645
利用客減少などで今季の営業を断念したが、その後、地元の支援活動を受けて営業継続を決めた。10/上;地元有志の会が運営会社に提供する支援金3500万円を確保。10/30;今季の営業を行う契約を運営会社側と締結。リフトは昨季と同様に、
「やまぼうしP」(距離;500m),「のりくら山麓P」(554m),「夢の平Q」(1515m),「かもしかP」(544m)の4基を稼働。鳥居尾根Q,休暇村Pは休業。山麓G,パラダイスG,夢の平G,カモシカGなど滑走可。12/24,12/25;休業、3月は火/水定休日。
11/9〜;HPでシーズン券発売。シーズン券(\40000/大人・シニア,\25000/大学生,\20000/小中高生)
(問)Blue Resort NORIKURA TEL 0263-93-2645
スキー場の支援活動を行う地元有志が呼びかけ、運営会社への支援金が目標額に達したことを受け、運営会社は今季営業することに方針転換した。
地元有志がスキー場支援活動に乗り出し、支援金が700件を越え、運営目標額に達する見込みで、今季の営業継続に向けて運営会社と調整中という。
運営会社のブルーリゾート乗鞍は今後、スキー場の譲渡や売却を検討する。60年以上の歴史を持つスキー場の存続が危ぶまれる事態となり、観光への影響を懸念する、地元有志が資金集めなど存続に向けた支援活動を始めている。
新型コロナ渦や近年の雪不足で利用者が減少。コロナ禍前はシーズンは6-7万人で推移、近年は4万人台まで落ち込んだ。2023-2024シーズンも雪不足で約4万人。乗鞍スノーリゾートは「営業を続けてきたが、経営が非常に厳しく
営業を続けることは困難な状況」。のりくら観光協会は「冬季に乗鞍高原を訪れる人は殆どスキー客で、観光はスキー場に依存してきた。地元住民の働き口になっている宿泊施設や飲食店も厳しい状況になる」と。
地元有志と支援活動を始め、スキー場が今季営業するのに必要な5500万円を目標に支援金を募る。乗鞍高原スキー場は、当初は乗鞍観光が運営していたが、2011年に債務超過で経営を断念。民間企業が運営を引き継ぎ、2018年から
ブルーリゾート乗鞍が運営してきた。臥雲義尚市長は「スキー場の閉鎖が乗鞍地区に及ぼす影響が非常に大きなものと承知している。民間企業の負債の穴埋めを市がすることは困難だが、市としてできることは協力したい」と。
地元有志が存続に向けた支援活動を始めた。のりくら観光協会などを通じ、今季営業するのに必要な5500万円を目標に支援金を募る。今季営業断念の説明を受け、同協会や地元のスキークラブを中心に「スキー場の存続を支援する有志の会」を設立した。
乗鞍高原には約80の宿泊施設と飲食店などがあり、スキー場は地元住民らの冬場の働き口になっていた。スキー場運営会社はスキー場の譲渡も検討中で閉鎖となれば住民生活への影響は大きく、休業するだけでも設備維持のコストが増すため、
支援活動に乗り出した。スキー場運営会社は支援金が集まった場合、今季の営業を継続することも視野に入れている。
(問)のりくら高原観光案内所 TEL 0263-93-2147
スキー場を運営するブルーリゾート乗鞍によれば、新型コロナ下や近年の雪不足で、利用客が減少。経営継続が困難と判断。今後、スキー場の譲渡や売却を検討する。
自然の中で営まれてきた乗鞍の暮らしに注目、トークショーをはじめ、間伐材や白樺を使ったコースター作りなどのWS、乗鞍ゼロラボの取り組みブース、一ノ瀬草原の資源を活用した商品、地元食材の弁当や山風舎「安曇野ストーブ」の
薪・ペレットストーブ展示、木活用して石鹸、化粧水、アロマオイル、環境に配慮した洗剤、環境に配慮した衣類などの展示販売。
乗鞍高原は2022年に30年度までの脱炭素化を目指す地域を支援する環境省の「脱炭素先行地域」に選出。イベントでは脱炭素を実践するゲストらが「山岳リゾート」「アパレル」「森・草原」などをテーマに語る。
気候変動と地方創生、MTBトレイル秘話、観光林業から考える乗鞍の暮らし、自然と共生する暮らしを感じる体験など。同法人は「環境に優しい暮らしに関心がある人や、紅葉の乗鞍高原を散策がてら、参加してほしい」と。
乗鞍高原では例年より2週間遅い、10/上からカエデなどの木々が色づき始め、今見頃を迎えています。標高1500mの一ノ瀬草原にある「大カエデ」は「コハウチワカエデ」の大木で、背景には乗鞍岳を望めるビューポイント。
「大カエデ」周辺には秋の景色がみなもに映る「まいめの池」など水辺をめぐりながら紅葉を楽しめます。紅葉に染まった景色を写真に収めたりして深まる秋を楽しんでいます。のりくら観光協会によれば、乗鞍高原の紅葉は11/上まで
楽しめるそう。
例年より紅葉のペースは緩やかだが、ここ数日で一気に色づきが進んで真っ赤に。10/末までは色合いが楽しめそう。青空の下、背後には黄色や赤に色づいた乗鞍岳中腹の紅葉との共演が見もので、行楽客や写真愛好家が訪れています。
10/13;乗鞍岳「肩の小屋」(標高2768m)から上部で初冠雪。蚕玉岳(標高2979m)や剣ヶ峰(標高3025m)、大日岳(標高3014m)でも初冠雪、乗鞍岳火口の権現ヶ池付近(2832m)はうっすらと積もった。乗鞍頂上小屋(標高2986m)付近は積雪1cm。剣ヶ峰山頂は雪が解けた。
紅葉は色づき始めで、そろそろ見頃に近づいてきています。例年は10/中〜10/下が紅葉の見頃ですが、2024は暑さの影響で1週間程度は遅くなっています。
紅葉は「乗鞍岳」から徐々に標高を下げ、「乗鞍高原」を染め始めています。乗鞍高原では桜やカエデ、ナナカマド、ヤマウルシなどの葉が赤くなってきました。乗鞍エコーライン沿いの山肌は色とりどりに染めています。三本滝〜摩利支天間の
紅葉が見頃のピーク。摩利支天〜位ヶ原山荘は紅葉のピークを過ぎたがまだ色づいています。位ヶ原より上部では見ごろは過ぎた感じで落葉した木も。休暇村近くの「牛留池」(標高1590m)は木々に囲まれた静かな池で、湖面に乗鞍岳が逆さまに
映り込みます。紅葉のピークは遅れ気味で、鈴蘭橋は10/中〜、一ノ瀬やまいめの池などの紅葉は10/中-10/下。
乗鞍高原の紅葉といえば赤よりも黄色で、10/下-11/初;カラマツやシラカバ、ミズナラの黄金色に包まれてきれいに色づきます。一ノ瀬ではモミジやカエデの紅葉も見られます。
三本滝(1840m)、善五郎の滝(1525m)、番所大滝(1248m)の周辺の紅葉もきれい。
標高;位ヶ原山荘(標高2350m)→冷泉小屋(標高2200m)→摩利支天(標高2010m)→かもしかG上部(標高2000m)→三本滝(標高1800m)→休暇村(標高1600m)→鈴蘭橋(1565m)→一ノ瀬(標高1500m)→番所(標高1280m)。
(問)乗鞍高原観光案内所 TEL 0263-93-2147
紅葉は「乗鞍岳」から徐々に標高を下げ、「乗鞍高原」を染め始めています。乗鞍高原では桜やカエデ、ナナカマド、ヤマウルシなどの葉が赤くなってきました。乗鞍エコーライン沿いの山肌は色とりどりに染めています。三本滝〜摩利支天間の
紅葉が見頃のピーク。摩利支天〜位ヶ原山荘は紅葉のピークを過ぎたがまだ色づいています。位ヶ原より上部では見ごろは過ぎた感じで落葉した木も。休暇村近くの「牛留池」(標高1590m)は木々に囲まれた静かな池で、湖面に乗鞍岳が逆さまに
映り込みます。紅葉のピークは遅れ気味で、鈴蘭橋は10/中〜、一ノ瀬やまいめの池などの紅葉は10/中-10/下。
乗鞍高原の紅葉といえば赤よりも黄色で、10/下-11/初;カラマツやシラカバ、ミズナラの黄金色に包まれてきれいに色づきます。一ノ瀬ではモミジやカエデの紅葉も見られます。
三本滝(1840m)、善五郎の滝(1525m)、番所大滝(1248m)の周辺の紅葉もきれい。
標高;位ヶ原山荘(標高2350m)→冷泉小屋(標高2200m)→摩利支天(標高2010m)→かもしかG上部(標高2000m)→三本滝(標高1800m)→休暇村(標高1600m)→鈴蘭橋(1565m)→一ノ瀬(標高1500m)→番所(標高1280m)。
(問)乗鞍高原観光案内所 TEL 0263-93-2147
乗鞍スカイライン管理事務所によると、2023年よりも1日遅く、過去10年の平均より18日遅い。
乗鞍スカイライン管理事務所によると、平年(9/17)よりも6日遅く、2023年よりは2日早い。9/23;放射冷却が強まり、朝6:00;気温3℃、鶴ヶ池一帯に約3cmの霜柱が下りた。早い年は2022.8/29、遅い年は2016.9/30。
秋分の日の3連休は秋雨前線の影響で雨風が強く濃霧も。乗鞍岳上部では紅葉が少しずつ色づきが始めたが、2023年よりも若干遅め。乗鞍エコーライン沿いの大雪渓〜位ヶ原(7号C-11号C)間ではダケカンバの葉は黄色みを少し増してきたが、
ウラジロナナカマドやナナカマドの色づきは若干遅め。
北ア南部の山小屋や環境省などでつくる「北アルプス登山道等維持連絡協議会」の取り組み。協力した登山者には「協力証」を配布。北ア南部では2021年、槍・穂高連峰の長野県側で協力金の募集を試験的に開始。2023年から1口\500円を目安に
本格導入した。槍・穂高連峰や常念山脈などの山小屋22軒に収受箱を置き、オンライン決済などでも受付。2023年度は540万円余が集まった。新たに設置した4軒は乗鞍岳頂上小屋、肩ノ小屋、位ヶ原山荘、冷泉小屋。環境省中部山岳国立公園
管理事務所は「協力金への認識が少しずつ広まってきた。災害時の対応も含め、登山道の維持につなげたい」と。
草原に薄紫色の花が映え、肌寒い風に吹かれて揺れていた。マツムシソウは同園地を代表する花の一つで、「大カエデ」周辺に広がる群落は地元住民らが保全している。
乗鞍自然保護センタによると、園地では8/上から咲き始め、8/下にピークを迎えた。
乗鞍岳麓の乗鞍高原では、昔は草原には牛が放牧されていたが、今はやめてしまった。草原が森林に戻ってしまうため、地元住民らが景観再生を行ない、昔の一ノ瀬園地に近づきつつある。
週末の乗鞍高原「乗鞍観光センタ」駐車場は7:00;満車。お盆期間中には夜明け前(4:30)で満車。乗鞍岳バスは始発6:00〜増便運行。「乗鞍エコーライン」の自転車の入り数は約250台/週末1日。
8/25;「乗鞍エコーライン」(乗鞍高原〜県境)は閉鎖。乗鞍岳バス(始発-12:00便)は運休。期間中、乗鞍高原一帯は通行規制・駐車規制あり。観光センタ周辺駐車場は閉鎖(8/23:16:00-8/25;17:00)。第3P又は三本滝Pを利用。
※岐阜側の「乗鞍スカイライン」は豪雨災害で路面崩落による通行止めが続いていたが、8/20〜10/31;乗鞍スカイライン通行可。
8/20;13:00-18:00;通行可。8/20;ほおのき平12:55発バス、乗鞍13:55発バス運行。8/21-9/30;6:00-18:00,10/1-10/31;7:00-18:00,11/1〜;冬期閉鎖。風雨、降雪、濃霧等で通行止めあり。
同大会中、乗鞍スカイラインは通行規制なし。乗鞍岳シャトルバス運行。マイカー;平湯あかんだなP(\600/1日,P850),ほおのきP(無料,P1500)
乗鞍岳線シャトルバス;平湯温泉BT〜(16分)〜ほおのき平BT〜(45分)〜乗鞍岳畳平;乗鞍BT(往復;\3400/大人,\1700/小学生,片道;\1800/大人,\900/小学生)
(問)濃飛バス(平湯BT) TEL 0578-89-2351
乗鞍スカイラインは高山市丹生川町の平湯峠〜乗鞍岳畳平(標高2702m)を結ぶ全長14.4kmの観光山岳道路。環境保全のためマイカーは乗入れ禁止。バス・タクシー・自転車は通行可。2020年7月に豪雨で道路が崩落、通行止めとなっていた。
8/20;ほおのき平では地元の子供たちの「乗鞍連峰太鼓ジュニア」の太鼓演奏や、開通を祝うテープカットが行われた。約50人を乗せた最初の観光バスが山々を縫うように通る道路を運行した。8/20;畳平では開通を祝う式典が開かれ、
地元の保育園児がお祝いの歌を披露した。今シーズンは10/31まで通行可。一旦道路は復旧工事を終えたが、再開直前の2022年9月に同じ箇所が再び崩れたため、全面通行止めとなっていた。平湯峠GTから約1.3kmの地点に長さ約40mの仮設道路を
設置、片側交互通行が可能となった。片側通行の前には新トンネル工事が見える。2027年度の全面開通を目指し、崩落現場を迂回する新トンネルを掘り、新しい道路を整備する予定。高山市長は「奥飛騨の新穂高ロープウェイ、丹生川の
乗鞍スカイラインが開通し、両輪がうまく回っていく中で、飛騨高山の象徴である乗鞍を満喫していただけることをうれしく思う」。
※乗鞍スカイラインは、8/21-9/30;6:00-18:00,10/1-10/31;7:00-18:00;シャトルバスは平日8便・土/日/祝11便運行予定。
「乗鞍スカイライン」は、乗鞍岳「畳平」(標高2702m)と麓の高山市を結ぶ全長14kmの観光道路。2020年7月の大雨で崩落した場所が、復旧工事後の2022年9月全面開通を前に再び崩れ、全面通行止めになっていた。復旧に向けて、2023年4月から
崩落した場所に仮設道路を設ける工事を行っていますが、完成のメドが立ち、8/20;約2年ぶりに通行を再開する。崩落した場所を迂回するトンネル工事を進め、2027年度の全面開通を目指している。仮設道路は平湯峠GTから約1.3km、長さは約40m。
通行再開で長野側への通り抜けが可能となる。乗鞍スカイラインは通年マイカー規制を実施しており、通行はバス、タクシー、自転車に限定。今シーズンの通行期間は10/31まで。11/1〜;冬季閉鎖。
梅雨明けと重なり青空が広がり、肩ノ小屋口から最高峰の剣ヶ峰を目指して一歩一歩登った。校長は「松本は岳都であり、本校は北ア全てを見渡せる学校。自然を五感でしっかりと味わってほしい」と。中信の中学校で恒例だった学校登山は、
実施する学校が年々減少。県教育委員会によれば、2024年度に学校登山を計画している県内の中学校は全体の3割、2023年度よりやや減った。県山岳総合センタは「新型コロナ禍前から減少傾向。県内には素晴らしい山があり、登山を
再開したい学校にはアドバイスしていきたい」と。
のりくら観光協会の、のりくら絵本プロジェクトチームなどが制作。一ノ瀬園地のあざみ池と周辺の動物たちが描かれている。リスを主人公に、昼食の匂いに誘われて動物たちが集まってくる。高原に生息する代表的な動物や植物を紹介する
図鑑や簡単な地図(トレッキングマップ)も掲載、ガイドブックとしても利用。7月にはCFで目標額(100万円)を超える約107.6万円(110人)が支援された。7/21;発売記念で「絵本トレッキング」を実施し、池のほとりで絵本の朗読、絵本の舞台を
実際に歩いた。子供たちからは「絵本と同じ」との声。「絵本を持ってこの景色の中を歩いてほしいという願いがかなった」と制作者。「乗鞍高原観光センタ」(観光案内所)、「丸善松本店」、「本・中川」販売中。売上げの一部は一の瀬の
草原整備に寄付。サイズ;19×19cm。(価格;\2200)
7/1;乗鞍エコーライン(三本滝〜県境;畳平)の冬季閉鎖が全面解除、全線開通した。乗鞍エコーラインには雪なし。乗鞍大雪渓下(4号カーブ)付近から道路わきには多くの残雪あり。当日(7/1)は大雨で雨量規制となった。
乗鞍高原かもしかGではニッコウキスゲが見頃、クルマユリなども咲き出しています。山頂・畳平のお花畑ではハクサンイチゲが満開となり、例年よりも1-2週間早い。ミヤマキンバイ、コイワカガミ、クロユリなどが開花し、
高山植物の女王コマクサなどが登山者を楽しませてくれます。乗鞍大雪渓ではスキー客の姿も。7/6;山頂近くの肩ノ小屋が営業開始。小屋によると雪渓の雪は2023年より多い。
なお、乗鞍スカイラインは通行止め。7/1;自転車走行も解禁され、サイクリストが目立つ。
残雪の北ア「乗鞍岳」(標高3026m)を背景に初夏の高原を朱色の花が彩っています。県乗鞍自然保護センタによると、2024年は例年より10日早く咲き進んみ、花数はやや少なめ。一の瀬園地にある大カエデの周り、同センタ周辺の遊歩道沿いでは満開、
あと10日ほどは楽しめそう。
残雪の乗鞍岳をバックに、一ノ瀬園地のレンゲツツジの群落は周囲の緑の中、赤い花が映えひときわ美しい。
尺玉やスターマインなど計3000発が夜空を彩り、集まった約900人が見入っていた。19:30;音楽に合わせたスターマインで打上げ開始。尺玉15発やメッセージ付花火も上がった。
迫力ある花火に観客が魅せられていた。新型コロナの影響で多くの花火大会が中止になり、運営側の高齢化や火薬の価格高騰で再開できない地域もある中、松本島内の花火メーカー「華松(はなまつ)煙火」が、自分たちに何かできないかと
初企画。のりくら観光協会が開催を支援し、CFなどで資金を集めた。
蕾はピンク色ですが、花開くと真っ白な花になり、花は密集して咲くので見ごたえがあります。ウワミズザクラやムラサキヤシオも咲いています。鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジは一ノ瀬道路沿いで咲き始め、乗鞍高原は
花の季節を迎えようとしています。
1996年建設から30年が経過し施設が老朽化。2024.5/11;新しい「バットハウス」のお披露の会があり、関係者や有志が施設を見学した。高さ12m、床面積24uの木造建築。クビワコウモリは壁や軒下に開けられた隙間から内部に入って子育てをする。
乗鞍高原では毎年5/下-9/下に250匹の雌が飛来し出産と子育てをするという。2023年秋、繁殖期を終えてコウモリが去った後、保護団体「クビワコウモリを守る会」が壁板の全面張り替えなどを進めた。公益財団法人JAC環境動物保護財団が
改修費約630万円の全額を助成。守る会は「乗鞍高原のバットハウスは全国的にクビワコウモリ保護の聖地、シンボル的な存在。今回の改修で20年、30年と維持できるはず」と。
5/下;小梨の花は咲き始め。例年なら6月に咲くレンゲツツジが、20023年は暖かい日が多いためか、一気に咲き出しました。
昔からのトレイルが無数に存在する乗鞍高原では、山菜やキノコ採り、牧畜や木材生産といった地域の暮らしのために利用されていたが、2014年にのりくら観光協会内にトレイル研究会を立ち上げた。ノーススターを中心に研究と検討が続けられ、
地権者や関係各所との調整、利用者の安全を守れる利用ルール制定とルート設定を行ない、2022年に日本の国立公園初となるパブリックなMTBトレイル「Norikura Kogen Trails」がOPENした。「乗鞍高原」(標高1500m)の夏は
涼しく、秋の紅ライドもおすすめ。
「E-MTBピクニックライド」2H付・信州うまいもんビュッフェ宿泊プラン」では、アクティビティとして乗鞍高原の絶景スポットまでオフロードを走り、他では味わえないアドベンチャー体験ができる。トレイルでのライディングで必要な
基本的なテクニックをガイドが説明し、ガイドおすすめスポットでお湯を沸かしてコーヒー、紅茶と軽食を楽しむ約7kmのサイクリング。走って遊んだ後はホテルの満天の星が見える露天風呂で。
(平日1泊2食+ツアー;\22000〜/大人;ツアーガイド代,レンタルバイク・ヘルメット代,傷害保険、トレイル整備協力金含)
(問)休暇村乗鞍高原 TEL 0263-93-2304
急勾配の山岳道路を楽々と登るサイクリングの魅力をPR。乗鞍スカイラインは環境保全などのためマイカー通行を規制しており、雲上のヒルクライムコースとして「サイクリストの聖地」といわれる。一方で、始点・平湯峠〜
頂上・畳平は標高差が1000m、難易度は健脚の上級者向き。e-bikeだとモーターのアシストで楽々と登ることができ、畳平まで14km区間を2Hで登れる。途中には雄大な景観が楽しめる撮影スポットが多く、運が良ければ国の特別天然記念物で
絶滅危惧種のニホンライチョウと出合うこともできる。新型コロナウイルスの感染対策緩和の動きが広がっているほか、インバウンドの入国手続きも再開。同協会は、コロナ禍で落ち込んだ観光産業の巻き返しを図るため、e-bikeを核に体験を
楽しむアドベンチャー・ツーリズムなどの需要を取り込みたい考え。「コロナ前の水準の8割近くまで回復させたい」と。e-bikeは長野側の乗鞍エコーラインも含め、環境省の助成を受けるなどして計10台を配置。レンタルは予約制、
利用は\3000/2H〜。長野側の予約は7/1〜。平湯温泉-畳平の問合せは以下の通り。
(問)平湯温泉総合案内所 TEL 0578-89-3030
乗鞍岳に集中しがちな観光客に高原内の周遊を促す狙いで、ハイキングとMTBのトレイルを「のりくら高原トレイルズ」と名付けてPRする。環境省の補助金を活用して整備。ハイキング用は、既存の遊歩道を生かし森や草原、滝などを巡る
6.5-11kmの3コースを設定。随所に案内板を立て、場所によっては木材チップを敷いた。MTBは8エリアに分散して総延長15.4kmコースを整備。国立公園にMTBトレイルが設けられるのは全国初。6/11;乗鞍観光センタ前の出発点に新設した
ランドマーク施設でオープニング式典を行い、行政関係者やロゲイニングイベントの参加者とともにテープカットをした。協会は「乗鞍高原を訪れる全ての方にトレイルを歩いて心地良さをぜひ体験してほしい」、臥雲義尚市長は
「アウトドア活動やゼロカーボンの先駆けとして愛されるように地元の方々と取り組みたい」と。
乗鞍高原内にハイキングトレイルを整備した「Joyful Walks Norikura」、国立公園で初となるMTB専用コース「Norikura Community Mountainbike Trails」がOPEN。
「Norikura Kogen Trails」のオープンを記念し、ハイキング、ランニング、MTB、ロゲイニング、ガイドツアー、ネイチャーハイクなどが楽しめるイベント開催。ゲームで豪華賞品get。
(1)MTBコース;
1)バンブーシュート(3.7km,標高差1797m-1501m)、2)ディープフォレストクリーク(距離3.8km,標高差1686m-1471m)、3)レンチラン(初級者向け距離1.8km/1.2km,標高差1565m-1536m)、
4)ツアーコース(距離1.6km,標高差1561m-1452m)、5)キングオブロックス(距離1.7km,標高差1471m-1389m)、6)ホースバックロード(距離1.4km,標高差1431m-1371m)
7)ラウンザベース(距離1.1km,標高差1439m-1426m)、8)バイクパーク(距離1km,標高差1385m-1326m)。
(2)トレイル;
1)のりくらトレイル(距離6.5km,標高差1454m-1600m)、2)一の瀬草原トレイル(あざみ池・女小屋の森・オソメ池・どじょう池・まいめの池;距離8km,標高差1454m-1518m)、3)三本滝トレイル(三本滝・善五郎の滝;距離11.1km,標高差1454m-1850m)
(3)トレイル整備協力金;
「JOYFUL WALKS」(\500/日,\3000/年)、「COMMUNITY MOUNTAIN BIKE TRAILS」(\2000/日,\10000/年)
(4)営業日;通年,火/水定休日,7/16-10/31;無休,9:00-16:00
(問)のりくら高原観光協会 TEL 0263-93-2147(9:00-16:00)
信飛トレイルは、環境省、松本市、高山市が中部山岳国立公園南部を生かし、地域を盛り上げようと2022年からルートの検討を重ねてきた。松本市アルプス公園から高山市桜山八幡宮まで、既存の道を活用してルートにする。
初心者も歩きやすい梓川沿いの河川敷から、北ア焼岳を越えて高山市へと向かう山道まで多彩な道の表情を楽しめる。2023年8〜9月に愛称とシンボルマークを全国から募集。今後、道標の設置などの準備を進める。愛称が発表された
イベント「MATSUMOTO TRAIL DAY」では、信飛トレイル準備委が「山々が育んだ水や火山の恵みを歩くことで体感できる。高山と松本それぞれの文化を感じられる」と。
松本と高山、最高峰の奥穂高岳をつなぎ断面図をモチーフに。
上高地で式典があり、臥雲義尚松本市長や田中明高山市長らが出席。ロゴマークを手がけた高山の男性は「山越えが必要なこと、松本と高山の両者が空でつながっていることを表現した」と。3000m級の山々や伝統的な街並み、文化をPRし、
長期滞在が楽しめる「世界水準の観光エリア」として一帯を発信しようと構想を推進。2022年7/1-11/15;北アルプス・トラバースルート(Kita Alps Traverse Route)の名称投票を行い、2024.2月に名称決定。2024.8-9月;一般投票でロゴマークを
4案の中から最も人気があった案をもとに決めた。
ルートの名称が「北アルプス・トラバースルート」(Kita Alps Traverse Route)に決まり、関係者らが地域活性化の期待を語り合った。両市、環境省、観光団体などでつくるプロジェクトチームが主催。ルート名は2022年7-11月、
事務局が3案を示し、オンラインなどで投票。計6932票が集まった。名称は海外で「北アルプス」の名を世界に広めたいという願いを込め、「山岳を横断する」という意味の「トラバース」から観光圏の特徴を感じ取ってほしいとの願いを
込めている。松本市臥雲義尚市長、高山市清水雅博副市長、環境省中部山岳国立公園管理事務所森川政人所長による座談会もあった。臥雲市長は「非常に良い名称。地方が衰退する状況を変えるため、日本の新しい観光を生み出す
さきがけになってほしい。何度も訪れてもらえるようになればいい」。高山市清水雅博副市長は「両市の連携を深め、世界に地域のことを発信する第一歩になる。北アの見え方の違いも楽しんでほしい」と。プロジェクトチームは今後、
イベントの開催や、民間による旅行商品の企画を後押しするなどしてルート名を国内外にアピールする。
圏域内を対象にした旅行商品の造成につなげ、長期滞在の観光客を増やす狙い。ツアーは国立公園のガイド養成などに取り組む一般社団法人「ネイチャーホスピタリティ協会」主催。都内などから14人が参加、10/5;高山の観光名所「古い町並み」など
中心市街地、10/6;奥飛騨温泉郷・上高地、10/7;松本市街地を回った。ネイチャーホスピタリティ協会は「モニターツアーが松本や高山の色を知ってもらう、ファンになってもらうきっかけになる」と。10/6;北ア一帯からなる中部山岳国立公園の
魅力を発信する「ナショナルパーク・サミット」が松本で開かれ、松本高山ビッグブリッジ構想の今後の展開や中部山岳国立公園のPRについて関係者が語り合った。
一般社団法人アルプス山岳郷が参加者を募集中。前半は乗鞍が進めるゼロカーボンや、地域資源を使ったクリエーティブ、サーキュラーエコノミーと町づくりなどを考える。後半はリサイクルや地域資源の活用によって作られる素材や商品などを紹介。
座学と雷鳥ウオッチ・紅葉ハイクなどを行う。乗鞍高原は、2021年3月;環境省が推進する「ゼロカーボンパーク」に国内で初めて指定、地域ビジョン「のりくら高原ミライズ」を策定。
2022年4月;「脱炭素先行地域」にも選定。開催は2回目。「のりくら高原ミライズ構想協議会」と連携しながら取り組みを進めている。今後は、ラボの継続開催や、進行中のプロジェクトの事業化を目指す。「いずれはゼロカーボンウィークと銘打ち、
世界から脱酸素に関心のある人を集めたカンファレンスが開けるくらい、存在感、影響力を高めていきたい」と。全日程参加が条件。(参加無料,事前申込要,締切;7/30)。交通費・宿泊費は自費。
環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれた「乗鞍高原」をはじめ市内各地での再エネ・省エネ設備導入を支援するほか、地域エネルギー事業会社の設立を目指して調整を進める。家計を圧迫する燃料高はエネルギー調達を見直す動きにつながるとし、
再エネ普及の足がかりを築く考え。2023年度一般会計当初予算案に計上したゼロカーボン関連経費は2.5億円(前年度約2倍)。このうちゼロカーボンパークを目指す乗鞍の関連が約半分を占める。脱炭素先行地域では薪ストーブなどの再エネ・
省エネ設備導入に国から手厚い補助が出るが、乗鞍では宿泊業者が高齢化して環境投資に二の足を踏む事例が多く、2022年度は補助金予算の2割しか執行されなかった。2023年度は経営コンサルタントが必要に応じて事業計画の作成を支援し、
最適な設備導入を建築士などの専門家が助言することでてこ入れを図る。太陽光発電の普及に向けては、事業者が自家消費目的で導入する場合に固定資産税相当額を補助。既存住宅についても、第三者が所有し初期投資ゼロで設置できる
「PPAモデル」を補助対象に加える。物価高・燃料高に直面し家計の負担を減らそうと足元を見直す意識の高まりについて、市は再エネ普及に追い風とみる。市環境・地域エネルギー課は「脱炭素が絵に描いた餅にならないように、実現性の
高い事業に着実に取り組む年にしたい」と。再エネ導入で中心的役割を担う地域エネルギー事業会社については、経営体制の検討が続く。設立のめどが付いた段階で2023年度中に補正予算を組む方針。
「松本高山big bridge」と名付けれたプロジェクトには、松本市や高山市をはじめ、国や県、観光団体などが参加し、松本市で発足の会合が開かれた。環境省は、槍・穂高連峰や上高地を中核とする中部山岳国立公園南部地域を世界水準の
ナショナルパークとしてブランド化することを目指しています。プロジェクトでは両市をつなぐ横断ルートを体験・滞在型の魅力的な観光ルートにすることで、より多くの観光客を取り組みたい考え。2021年度はプロジェクトの目的や
ターゲットとする年齢層、ルートの名称など基本的な計画を策定し、2021年度以降、トレッキングやサイクリングなどの具体的なルートの検討を進める。
今後、商品や施設などで活用し乗鞍岳のPRを進める。ロゴは、乗鞍岳とライチョウの羽、風をイメージして作成。ライチョウが羽ばたく様子を乗鞍に重ねて、2021年8月に誕生した乗鞍ライチョウルートの「新しい流れ」を表現した。
マークを使用するためには同事務所に届け出る必要がある。同ルートは「乗鞍エコーライン」と「乗鞍スカイライン」の2つの名称がある状況を受けて、両県の行き来を増やす狙いで新たな愛称を名付けていた。
中部山岳国立公園管理事務所は「一体的な地域ブランディングを進めていくためにも、積極的にロゴマークの活用を」と。
プロジェクトでは、中部山岳国立公園を挟み、両市街地をつなぐ横断ルートをこれまで「ビッグブリッジ」に例えた仮称で進めてきた。今回、名称を募るのは多様な横断ルートの総称。用意した3つの候補案の中から選んで投票するか、
自由提案もできる。候補案は「ALPINE-CITY Wonder Route」、「Northern Alps Traverse Route」、「Route(MT)824」の3つで、海外誘客も意識して英語表記を基本にしたという。全ての応募者から抽選で、同エリアへの2泊3日、
または1泊2日の旅行、松本や高山の特産品などを進呈するほか、「松本高山Big Bridge PR大使」に就任できる特賞も用意。PR大使は、同エリアで自由に過ごせる6日間の「旅」のほか、プロジェクトを盛り上げる一員として、さまざまな
活動を行う。中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会事務局は「認知度向上と関わる人を増やすことがキャンペーンの目的。PR大使になることを希望するかどうかは投票段階で選べるので、われこそはという方をお待ちしている」と。
両市は2021年8月、乗鞍岳畳平で姉妹都市提携50周年記念式典を開催。観光エリアとしてさらに発展させるという共同宣言に両市長が署名し、両市を結ぶ県道の愛称を「乗鞍ライチョウルート」とすることを発表。7/7;同ルートのロゴマークを
策定。今後は一体的な地域ブランディングを広めるため、ロゴマークを活用した取り組みも進めていく。「ビッグブリッジ構想」は、2021年3月に策定された「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025」のメイン事業に位置付けられ。
「中部山岳国立公園を世界水準のナショナルパークにしていくため、地域一体となって機運を高めていきたい。住民の皆さんをはじめ、この地域が好きな方、思い入れがある方にも楽しんで参加してもらえれば」と。
ルート名称は同プロジェクトの特設ウェブサイトで受付。(締切;11/15)
自家用車からEVや自転車などに乗り換える交通結節点の機能を強化するほか、施設で使うエネルギーを最大限自給自足する。脱炭素に先行して取り組む国立公園エリア「ゼロカーボンパーク」に登録された乗鞍の「顔」として2026年4月に
開館させる方針。市は、現地または付近の市有地での建て替えを検討する。新たな機能として、公道を低速走行する電動車(グリーンスローモビリティー)や、電動アシスト付自転車(e-bike)などのレンタル事業を想定。環境に優しい乗り物で、
高原内の一の瀬園地やスキー場などを周遊する「サステナブルツーリズム」を実現する。新施設は、電力自給や省エネでエネルギーの収支をゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」(ZEB)を目指す。太陽光パネルやまきボイラーの導入、
地中熱の活用、小水力発電施設からの電力供給など「可能なものを全て検討していく」(アルプスリゾート整備本部)。市は2022年度、地元住民や専門家、県などと協議しながら基本計画を定め、2024〜2025年度に工事を行う。総事業費は未定。
全国から選ばれた環境省の「脱炭素先行地域」として国の交付金を充てる。同本部は「ゼロカーボンパーク第1号を意識して環境配慮型の観光地にしていかなくてはならない。それがイメージできる場所にしたい」と。現施設は食堂やイベント
ホールなどを含む地下1F地上2F建て延べ1397uで1986年に旧安曇村が建設した。老朽化が著しい上、観光案内窓口が分かりづらい、最盛期には屋外にバス待ちの長蛇の列ができるといった課題が浮上していた。
9月には記念式典や現地見学会が開かれた。乗鞍観測所は1953年8月、高山市丹生川町に全国の大学が共同利用できる初の研究機関の一つとして建設。宇宙線と呼ばれる陽子などの粒子は、地球に降り注いで大気にぶつかり新たな粒子を生む。
研究者はこの仕組みを「天然の加速器実験」に見立て、観測により物質の成り立ちの究明につなげようとした。初期の観測所では、宇宙線が大気中で連鎖的に新たな粒子を生み出す「空気シャワー」現象の分析などで成果を次々に示し、
世界の宇宙線研究をリードした。1991年には、太陽表面で起こる大爆発「太陽フレア」で発生した中性子を捕らえ、世界で2例目となる重要な成果も上げている。
9/1;松本のホテルで開かれた記念講演会と式典にはオンラインを含め約100人が出席。東大宇宙線研究所長は「乗鞍観測所の数々の成果を通して日本の宇宙線研究は大きく発展した」と。
9/2;乗鞍観測所の見学会では太陽表面の爆発現象「フレア」で形成される太陽中性子を受信する64uの大型太陽中性子望遠鏡や、太陽フレアによる通信障害などの影響を予測する「宇宙天気予報」につながるミュー粒子望遠鏡などの観測機が
公開され、研究者が参加した約50人に説明した。世界で5台現存する宇宙線検出器「仁科型電離箱」は、戦前から使用された1号機が保管。理化学研究所の「仁科型電離箱」(2号機)は2023年3月、日本天文遺産に認定されたが、1号機も
「同等の価値がある」と選考委員会が承認しており、訪れた研究者らの関心を集めていた。以前は気象条件の厳しい冬季も職員が観測を続けたが、2004年から観測の自動運転化が実現し、研究者らが訪れるのは夏季のみ。近年では、雷雲で
宇宙線がどう作用するかの研究や、温暖化や酸性雨などが高山の植生に及ぼす影響の調査、ライチョウのヒナのケージ飼育など、観測所の利用目的も多様化。
乗鞍岳の麓(標高1400m)に位置し、湯川渓谷に囲まれた山間の温泉郷。ふんわりとした優しい肌触りの乳白色の湯。無色透明な湯が空気に触れると白く濁って表情を変える。泉質は単純硫化水素泉、硫黄・カルシウム・マグネシウム・
炭酸水素塩泉。中でも渓流沿いの白濁した「公共露天風呂」は開放感のある露天風呂で、山の緑を眺めながら、川のせせらぎを聞きながら入浴できます。効能は慢性消化器病・冷え性・疲労回復・慢性皮膚病・神経痛・筋肉痛など。
(問)小梨の湯 笹屋(TEL 0263-93-2132):11:00-13:00(\700/30分貸切)
(問)泡の湯旅館本館(TEL 0263-93-2101):10:30-13:30(\1000/大人,\600/小学生)
(問)白船荘新宅旅館(TEL 0263-93-2201)12:00-14:00(\750/大人,\350/小学生)
(問)白骨温泉公共野天風呂(TEL 0263-93-3121):平日10:00-16:00,土/日/祝9:00-17:00,火定休(\520/大人,\310/小学生)
(問)かつらの湯丸永旅館(TEL 0263-93-2119):11:00-14:00(\600)
(問)湯元 斎藤旅館(TEL 0263-93-2311)
(問)湯元齋藤別館(TEL 0263-93-2244)
(問)煤香庵(TEL 0263-93-2311):9:00-17:00(\700)
(問)白船グランドH(TEL 0263-93-3333)
(問)お宿つるや(TEL 0263-93-2331)
(問)白骨ゑびすや(TEL 0263-93-2031)
(問)つり橋の宿 山水観湯川荘(TEL 0263-93-2226):11:30-14:30(\8640/日帰りプラン)
(問)おやすみ処 球道(TEL 0263-93-2444):8:00-18:00(\700)
(問)白骨温泉観光案内所 TEL 0263-93-3251
(3)美ヶ原・霧ヶ峰・蓼科;
★☆★レンゲツツジの群生地★☆★
1)上高地;田代湿原(1495m)、岳沢湿原(標高1520m)
2)乗鞍高原;一の瀬園地(標高1450m)・どじょう池(1460m)
3)高ボッチ;高ボッチ高原(1640m)・高ボッチ山(1665m)・鉢伏山(1928m)
4)美ヶ原;袴越(旧浅間温泉スキー場)(標高1700m)、焼山(1907m)、天狗の露路(1920m)、王ヶ鼻(2008m)、物見石山(1985m)、美ヶ原高原美術館周辺(1950m)、白樺平(1780m)
5)霧ヶ峰;白樺湖(1400m)〜車山高原(1900m)、車山肩(1810m)、踊場湿原(1550m)、薙鎌神社(グライダー滑走路周辺)(1660m)、霧ヶ峰自然保護センタ園地(1680m)、八島ヶ原湿原(1630m)
6)その他;群生ではないが、安曇野光城山(912m)・長峰山(933m)の登山道、松川村馬羅尾高原(標高800m)、国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)(760m)、大町農具川(740m)、西山城址(870m)、八坂唐花見湿原(945m)、白馬村親海湿原(750m)
※このエリアではミツバツツジ→ヤマツツジ→レンゲツツジが咲きますす。
2024年利用者は延べ4626人(過去最多)、新型コロナ渦前の2倍。SNSで注目され、若い人の利用が増えている。Instgram「#美ヶ原高原」をタグ付けでは10万件以上がヒットする。「美しの塔」の牧場の牛と一緒に写真や動画を撮影することが
若者の間で注目。2025年5月、中高年のハイカー以外に、若い人や女性グループ、外国人観光客らもよく見かけた。
1)運行区間;松本駅アルプス口-美ヶ原自然保護センタ間(1時間20分,1日2往復運行)、マイクロバス(23席)1台運行。直行バスは市や松本商工会議所などでつくる城下町松本フェスタ組織委員会が事業主体、アルピコタクシーが運行。
2)運行期間;2025.6/1-10/13;土/日/祝;運行、2025.7/16-8/30;毎日運行。
2)運行時刻;松本駅(8:15/13:15発)-美ヶ原(9:35-14:35着)、美ヶ原(11:15/16:00発)-松本駅(12:35/17:20着)
3)BT停留所;「松本駅」(標高586m)-「美ヶ原温泉」(標高630m)-「浅間温泉」(標高670m)-「美鈴湖」(標高1000m)-(美ヶ原林道)-(武石峠:標高1830m)-(美ヶ原スカイライン)ー「思い出の丘」(標高1827m)-「美ヶ原自然保護センタ」(標高1906m)
4)運賃;(\1500/片道運賃,\1200/早期予約割引(2日前);事前予約制)
5)他;平均乗車率は30%、松本駅発(8:15)・美ヶ原発(16:00)の便は利用が集中、満席になることも。
※2025.6/29;ツールド美ヶ原自転車レースで運休。例年は9/末までだった運行期間を2025.10月第2週まで延長する。
6)Spots;「うつくしテラス」(美ヶ原P売店)(4/26-11/3;10:00-16:00)・「県美ヶ原自然保護センタ」(4/26-11/3;9:30-16:00)ー「天狗の露路」-(30分)-「電波塔」・「王ヶ頭」(標高2034m)ー(10分)-「王ヶ鼻」(標高2008m)
7)Trekking;「王ヶ頭H」ー(30分)ー「塩くれ場」(標高1960m)-(10分)-「美しの塔」(標高1961m)・「美ヶ原牧場」ー(15分)ー「美ヶ原高原ホテル」(1990m)-(5分)-「山本小屋ふる里館」(1930m)
霧ヶ峰の開山祭は「霧鐘塔」の前で行われ、地元の観光関係者などが出席した。開山祭では、グライダーが祝賀飛行を披露したあと、神事が執り行われ、参加者が夏山シーズン中の安全を祈願した。霧ヶ峰は国の天然記念物の「霧ヶ峰三大湿原」や、
ニッコウキスゲの群生地といった美しい景観のほか、八ヶ岳連峰、富士山、南ア、中ア、北アを望める見晴らしのよさで知られています。2024年1年間に霧ヶ峰を訪れた人は224万人、前年の210万人から14万人増加。諏訪観光協会は「夏にはニッコウキスゲが
満開になります。空気も水もきれいで、素晴らしい景観の霧ヶ峰を楽しんでほしい」と。
毎年この時期(5/下)〜秋(10/中)にかけて県内の畜産農家から牛(約300頭)を預かっています。放牧により、暑さによるストレスが軽減でき、動き回ることで足腰が鍛えられ、健康に育ち、高騰する餌代も節約できるという。5/19;山形村から
13頭の乳牛がトラックで運び込まれ、体の大きさを計測したあと牧場に放たれた。牛たちは広々とした草原を気持ちよさそうに走り回ったり、牧草を食べたりして過ごしている。美ヶ原牧場畜産農業協同組合は「最近の夏は特に暑いので、
涼しい高原でゆっくりとストレスのない生活を送って元気な牛になってほしい。観光客にはマナーを守って見てもらえれば」
松本や上田、長和町の関係者約50人が集まり、鏡開きや合唱などを行って今季のにぎわいと安全を願った。式典を主催した美ヶ原観光連盟会長を務める松本市臥雲義尚市長は「SNSで放牧の様子などを若い人たちが発信し、若者が美ヶ原に
訪れる新しい動きも広がっている」と期待。開山祭は2025年で70回目、節目を記念して長和町の混声合唱団が「美ヶ原讃歌」を歌った。美ヶ原高原の2024年の来訪者は42.1万人(2023年比3.8万人増)、新型コロナ禍前(2019年49万人)の水準に
戻りつつある。高原の美ヶ原牧場で柵を乗り越えて入ったり、禁止のドローンを飛ばしたりする人が増えている。今季は5/19;牛の放牧が始まり、美ヶ原牧場畜産農業協同組合は「マナーをしっかり守って楽しんでほしい」と。
開山祭には自治体関係者ら約50人が出席して、鏡開きをし、観光シーズンの幕開けを祝った。観光客数は2019年は49万人、2020年には29万人まで減少したが、2024年は42万とに回復傾向。
美ヶ原高原では5/下から牛の放牧が始まり、レンゲツツジなど花の季節を迎えます。
八ヶ岳中信高原国定公園にある広大な高原台地(面積600ha)の「美ヶ原高原」(標高1900m)では所々に雪が残り、高原に吹く風はまだ冷たいが散策していると心地よい。この日の美ヶ原は快晴だったが、4/29;雪が舞った。高原を訪れる
ハイカーはまだ少ないが、近年は若者・女性グル−プや外国人観光客も目立つ。最高峰は王ヶ頭(標高2034m)で日本百名山。360度の大パノラマで北ア、八ヶ岳、富士山、南アの山々が見渡せます。数多くの電波塔が立ち並び、シンボルの
高さ6.6mの「美しの塔」が建つ。1954年設置・1983年改築。日本で一番大きな文学碑という。美ヶ原は濃霧になることが多く遭難対策として霧鐘塔が建てられた。鐘を鳴らして位置を知らせたという。今でも裏側では鐘を鳴らせます。
今では、携帯電話は思い出の丘,美ヶ原高原P,天狗の露地,王ヶ頭・王ガ鼻,塩くれ場,山本小屋ふる里館,美ヶ原高原美術館,道の駅美ヶ原高原,牛伏山,三城いこいの広場,三城AC場,茶臼山など主要な建物・登山道のポイントでは電波が入る。
美ヶ原では初夏から秋にかけて、200種類の高山植物が咲き競う。5月アズマシャクナゲ、6月レンゲツツジ、7月ニッコウキスゲ、8-9月ヤナギラン・マツムシソウ、オヤマリンドウなど。シカの食害などでアツモリソウは絶滅状態、
殆ど見かけなくなってしまった。「美ヶ原牧場」(約300ha;美ヶ原牧場畜産農業協同組合管理)での牛の放牧は5/下(放牧開始)〜10/下(下牧)で、乳牛、妊娠中の牛、繁殖和牛約250頭が夏を過ごし、体重は70-80kg増えるという。
(松本-入山辺-三城-扉峠-山本小屋ふる里館(2025.4/25〜;通年,冬季閉鎖(11/中-11/下,3/下-4/中),9:00-18:00;売店)ー道の駅美ヶ原高原(2025.4/25-11/16;9:00-17:00)
「道の駅美ヶ原高原」/「美ヶ原高原美術館」(標高1940m)-(徒歩10分)-「牛伏山」(標高1980m)-(10分)-「山本小屋ふる里館」(標高1930m)
「山本小屋ふる里館」-(徒歩5分)-「美ヶ原高原H」(標高1990m)-(15分)ー「美しの塔」(標高1961m)/「美ヶ原牧場」(10分)-「塩くれ場」(標高1960m)-(30分)ー「王ヶ頭H」(標高2034m)。
※台上では王ヶ頭Hの送迎バスが往来している(宿泊者専用)
(松本-浅間温泉-美鈴湖-武石峠-県美ヶ原自然保護センタ)(2025.4/26-11/3;9:30-16:00)
「天狗の露路」-(徒歩30分)-「電波塔」・「王ヶ頭」(標高2034m)ー(10分)-「王ヶ鼻」(標高2008m)。
「山本小屋ふる里館」前にある長和町町営駐車場(P80,無料)はほぼ満車、道の駅「美ヶ原高原」駐車場(P800,無料)はまだ空いていたが連休や週末/祝日、夏休みは大混雑、朝から満車となる日も。
※美ヶ原自然保護センター駐車場Live(YouTtube)
※道の駅美ヶ原高原Live(YouTtube)
2025.4/18;蕾、4/22;桜(ソメイヨシノ)開花、4/25;満開、4/30;見頃・一部散り始め、5/2;葉桜。本堂脇、鐘楼の枝垂れ桜は少し早めに葉桜。この標高はソメイヨシノの限界の高さだが、温暖化のためかきれい咲き誇っています。
聖光寺は交通事故撲滅を祈願するためにトヨタ自動車などによって、1970年7月に創建。本尊は交通安全祈願の救苦観世音菩薩。
山門、参道、放生池、手水舎、鐘楼、奉納殿、社務所、本堂、観音像などあり。(P76,無料)
「蓼科湖」は蓼科高原にある標高1250m、周囲1.2kmの静かな湖で、1952年に造られた農業用ため池(人工湖)。GW中は湖畔の桜が見頃。湖周に遊歩道が整備されています。
近くには「芸術の森・彫刻公園」(約2万坪)には作家30名、約70点の彫刻が屋外展示。噴水・人工滝も。夜はイルミネーションが点灯。(無料)
道の駅には駐車場(P108)ときれいなトイレ。GW中は大混雑。「蓼科BASE」には蓼科観光案内所、宿泊施設、レストラン、べーカリー、ハンバーガー、レストランが入店。日帰り温泉(滝の湯温泉元湯;11:00-19:00.\800/大人,\450/子供)も。
周囲には蓼科アイス、和菓子店、お土産屋、食事処、カフェ、そば屋、地ビール、インド料理屋、アウトドアショップなどお洒落な店が点在する。
■蓼科高原の上部、ビーナスラインの「スズラン峠」(標高1757m)手前にある「女の神展望台」(茅野北山蓼科)からは残雪の八ヶ岳連峰が見渡せる。眼科には蓼科高原が望める。
八ヶ岳連峰は「西岳」(標高2398m)、「編笠山」(標高2524m)、「権現岳」(標高2715m)、「阿弥陀岳」(標高2805m)、主峰「赤岳」(標高2899m)(山に隠れて見えずらい)、「横岳」(標高2829m)、「天狗岳」(標高2646m)、「丸山」(標高2330m)、
「茶臼山」(2384m)、「縞枯山」(標高2403m)、「北横岳」(2480m)など。南アは北岳・甲斐駒ヶ岳、仙丈岳などが一望。この日は前日の降雪で白い粉雪が稜線に乗っていた。
■2025.4/22;冬期閉鎖していた霧ヶ峰ー美ヶ原高原を結ぶ「ビーナスライン」が開通した。
早速、車やバイクの愛好家が爽やかな春の高原を駆け抜けた。開放感を味わえる高原の道はバイクが多く、オープンカーもみられる。美ヶ原高原は爽やかな風が吹き、残雪の北アなど美しい景色が広がっています。
高原に訪れた春。GWも間近となり、本格的な観光シーズンを迎えます。
霧ヶ峰の歴史や動植物、自然の大切さについて、常設展示や企画を通して分かりやすく発信。同センタは「年々入館者が増えている。さらに多くの人に、霧ヶ峰の自然の魅力や知識を知ってもらえるようにPRしていきたい」
4/26-11/3;9:30-16:30八島湿原にある「八島ビジターセンタ」は営業再開予定。
ビーナスラインの車山高原〜霧ヶ峰〜八島高原〜和田峠〜扉峠〜落合大橋〜美ヶ原台上〜道の駅美ヶ原高原へと続く山岳観光道路「ビーナスライン」は、雪が殆ど消え、4/22;冬期閉鎖解除予定。
2024.11/14〜2025.4/16;メルヘン街道は茅野千駄刈-小海町千代里間(13.8km)が冬期閉鎖中。積雪は千駄刈GT(標高1800m)で40-50cm。麦草峠付近(標高2127m)では1m近い積雪。ロータリー車が雪煙を噴き上げながら進み路面を覆う雪を片付けている。
除雪は2週間で完了見込み。4/17;11:00;通行止め解除予定。麦草峠や白駒池など北八ケ岳に本格的な行楽シーズンが到来する。
冬期閉鎖中の「霧ヶ峰東餅屋線」(ビーナスライン)でも除雪作業を進め、4/22;11:00;通行止め解除予定。4/22;10:00;「八島高原線」開通。
前穂高岳(3090m),奥穂高岳(3190m),涸沢岳(3110m),北穂高岳(3106m),キレット,南岳(3033m),中岳(3084m),大喰岳(3106m),槍ヶ岳(3180m)
手前は大滝山(2616m)・手前のこんもりとした山・鍋冠山(2194m),蝶ヶ岳(2677m),蝶槍(2664m),常念岳(2857m),手前の前常念岳(2661m)
さらに横通岳(2767m)・東天井岳(2814m)・大天井岳(2922m)・燕岳(2762m)・北燕岳(2723m)と続く。(Clickで大きく表示)
南には乗鞍岳の高天ヶ原(2829m)・大日岳(3014m)・剣ヶ峰(3026m)・蚕玉岳(2979m)・朝日岳(2975m)・摩利支天岳(2873m)・富士見岳(3026m)・大黒岳(2772m)・桔梗ヶ原(2650m)・
大丹生岳(2698m)・四ツ岳(2745m)・硫黄岳(2554m)と続く。
餓鬼岳(2647m)・不動岳(2601m)・七倉岳(2509m)・北葛岳(2551m)・蓮華岳(2799m)・スバリ岳(27528m)・赤沢岳(2678m)・鳴沢岳(2641m)・岩小屋沢岳(2630m)・爺ヶ岳(2670m)・鹿島槍ヶ岳(2889m)・五龍岳(2814m)・白岳(2541m)
唐松岳(2695m)・天狗の頭(2812m)・白馬鑓ヶ岳(2903m)・杓子岳(2812m)・白馬岳(2932m)・小蓮華山(2763m)・白馬乗鞍岳(2469m)と続く。
奥に見える立山は鳶山(2616m)・鳶岳(2687m)・龍王岳(2812m)・浄土山(2831m)・立山雄山(3003m)・剱岳(2999m)と続く。
2/上、週末の車山駐車場は満車となる賑わい。道路や駐車場は圧雪路。登山者はふかふかの新雪の上をスノーシューで車山肩〜車山乗越〜車山山頂などを散策する。2/下;積雪は60-80cm、積雪50cm以下の場合は遊歩道や登山道以外を
歩かないこと。但し、3つの湿原は積雪時でも遊歩道以外は立入禁止。冬季は積雪で規制ロープや遊歩道は見えないため、スキーやスノーシューで入ってしまうケースが後を絶たない。動植物への影響が懸念され、植生保護のために、
霧ヶ峰自然保護センタや霧ヶ峰パークボランティアが湿原を中心に巡回して注意したり、新たに看板を設置したりしている。湿原・散策路沿いには竹竿・ピンクテープが巻き付けられているので目印にして歩く。
レースは霧ヶ峰高原で毎年行われ、全国から200頭以上の犬が参加。犬の頭数や走る距離などに応じて8種目が行われ、犬と飼い主が呼吸を合わせ、銀世界の高原を駆け抜けた。
霧ヶ峰高原ではかつて、夏になるとニッコウキスゲが一帯を黄色に染めていたが、鹿の食害で減り、高原を管理する諏訪の組合はニッコウキスゲの苗を再び霧ヶ峰に植える活動を続け、10年以上前から地元の小中学校も協力。
11/15;中学校で苗作りの種まきが行われ、ニッコウキスゲは苗が10cmに育つと組合に移され、2-3年成長させたあと霧ヶ峰に植えられるという。
カラマツ林の黄色に、広葉樹の赤やオレンジが穏やかな水面に映り込み、神秘的な情景が美しい。御射鹿池は八ヶ岳の西麓、標高1500mの山中にあり、山全体が錦秋に染まるこの季節は多くの観光客や写真愛好家らが訪れます。
諏訪・茅野市、牧野組合、長野県、ボランティアなどの10団体から約140人が参加。富士見台Pから車山肩にかけてのビーナスライン(県道諏訪白樺湖小諸線)沿いの斜面(約2.7ha)で雑木を伐採した。
まだ日差しは強いけど、吹く風は冷たく高原は涼しい。2024年は例年にない暑さでしたが「八島ビジターセンタ」によると、朝は15℃まで気温が下がってきました。
湿原の草紅葉はまだですが、9/下-10/上頃には草紅葉が秋の深まりと共に色づいてきます。
霧ヶ峰高原では1961年から、諏訪市の「自然保護指導員」に委嘱された大学生が、夏を中心に自然保護活動に取り組んでいて、訪れた人への道案内や自然に関する解説を行っています。8/18;観察会では信大の学生が案内役を務め、参加者たちは
高原を散策しながら、「アサギマダラ」が毒を持つ花の蜜を吸うことで天敵から身を守っていることや、国の天然記念物に指定されている3つの湿原の成り立ちについて説明を受けた。案内役を務めた信大生は「高原に咲く花を知って、
シカによる食害などの課題についても理解を深めてもらえたらうれしい」と。8/25;11:00/13:00;次回の観察会(定員10名,事前予約制)
南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が発表され、想定震源域で地震が起きた場合、県南部を中心に34市町村が震度6弱以上の揺れが想定される「防災対策推進地域」に指定。諏訪も含まれています。
2024年はより一層、防災を意識しながら過ごすお盆休みとなっています。
「車山高原ビジターセンタ」近くにある「単車神社」で、大きな茅の輪をバイクでくぐる。ライダーたちが安全を祈願する「単車神社」の例大祭には一般のライダーやバイクレースの関係者などが参列。神社脇には美ヶ原に通じる
「ビーナスライン」。今はツーリングで最もにぎわう季節ですが、ビーナスラインではバイク同士の正面衝突や単独でのガードレール衝突など事故も相次いでいます。警察はカーブの手前では十分減速するなど安全運転を心がけるよう
呼びかけています。
霧ヶ峰高原を縫うように伸びるビーナスラインから、山頂に白い丸い物体が見える。気象庁のレーダーでは全国最高地点にある直径7mのドーム。霧ヶ峰は「電波を遮る山が少なく高いところ」で観測条件が良い場所。2024.11月で運用25年目。
直径4mのレーダーが24H365日、周囲の雨雲の状況を観測し、国内の20ヶ所あるレーダーの情報をもとに雨雲などの気象状況を分析。観測所屋上に設置された大きなドームの中の直径4mのパラボラアンテナが回転しながら、電波が雲にぶつかって
跳ね返り、その電波をキャッチして情報を収集。レーダーは降水短時間予報とかアメダスの代わりにもっときめ細かく観測できる。観測エリアは直径400km。8/1;年に1度の一般公開で380人が訪れた。大勢の家族連れなどが気象台職員から
観測の仕組みなどについて説明を受けていた。長野地方気象台は「雨雲を観測する大切な施設の役割を知ってもらえるとうれしい」と。
霧ヶ峰高原で確認された植物は約1290種類。春のザゼンソウから初夏のレンゲツツジ、ニッコウキスゲ、秋のマツムシソウ、ヤナギラン、ナデシコ、オミナエシ、リンドウまで花々の競演が続く。
初夏はニッコウキスゲの群生地である「霧ヶ峰高原」には大勢の観光客が訪れます。富士見台(標高1700m)、車山肩(標高1800m)では6/下からの暑さでつぼみが一斉に開花し見頃を迎え、黄色い花が斜面を覆うように咲き誇っています。
高原には涼しい風が吹き抜け、黄色いかれんな花が揺れています。ラッパのような形をした黄色い花が地面を染めています。ニッコウキスゲは山地から亜高山帯の湿った草原に生えるユリ科の多年草で、朝に開花し夕方には閉じる「1日花」。
ニッコウキスゲは車山肩、富士見台、霧ヶ峰自然保護センタ園地、八島ヶ原湿原などで群生。高原の各所ではニホンジカの食害が見られるものの、電気柵対策効果で徐々に回復してきた。車山肩一帯では、2023.5月に大規模な山火事が発生したが、
緑を取り戻して夏本番を迎え、野焼きと同じ効果なのか、2024年はこの20年間で一番花付が良いという。車山肩・富士見台のニッコウキスゲは見頃。訪れた人たちは散策したり、花を写真におさめたりして高原の景色を楽しんでいます。
他にも白いコバイケイソウやカラマツソウ、白・ピンク色のヨツバヒヨドリ、ピンク色のシモツケソウ、白いオオバギボウシ、紫色のノハナノショウブ、アヤメ、紅紫色のハクサンフウロ、赤紫色のホタルブクロ、薄い紅紫色のテガタチドリ、
紫色のウツボグサ、青紫色のオダマキ、黄色のニガナなどが見られます。毎年、特定外来生物のオオハンゴンソウや帰化植物のハルザキヤマガラシ、セイヨウタンポポなどの駆除が行われています。初夏〜夏にかけての週末は、霧ヶ峰高原の
駐車場は混雑します。晴れた日は時間に余裕をもって行動を。霧ヶ峰高原の観光客数はピーク時(2002年)で年間550万人、2017年360万人、2018年230万人、2019年220万人、2020年150万人と新型コロナ渦で一時は減少傾向。観光利用のピークは
7-8月で観光客の約半数がこの時期に集中。2021年霧ヶ峰を訪れた観光客は145万人。2022年霧ヶ峰高原を訪れた観光客は186万人とコロナ下の落ち込みから回復傾向。
初冬には標高1600mの霧ヶ峰高原ではススキが熟した種子を飛ばすために綿毛が白く輝き、周囲はまるで光る海のようになる。霧ヶ峰高原は夕日に映えるススキの大パノラマも魅力の一つ。
2024年夏は花や蕾が多く当たり年という。パークボランティアは「昔の夏の霧ヶ峰は永遠と黄色が続いた。シカの食害で花が寂しい年が長く続いたが、ここまで戻ってくれた」と。車山肩の群生地は黄色い絨毯のようになった。
行楽客はシカよけの電気柵の内側に咲くニッコウキスゲを眺め、高原の涼風を浴びながら、山の景色とニッコウキスゲを楽しみ、遊歩道や登山道を歩いていた。霧ヶ峰自然環境保全協議会が、かつての植生と草原景観に近づけようと、
秋のササ刈りを継続、車山肩の斜面は黄色い花がびっしりに。2023年5月の林野火災で延焼した富士見台の群落も当たり年で賑わいを見せている。車山肩の駐車場は朝9:00には満車。少し離れた場所に駐車し、トレッキングするのがよい。
山頂からは富士山や八ヶ岳、青々とした草原が360度の大自然のパノラマで楽しめる。全長約310mのペアリフト5分で標高約1680mへ。青空に真っ白な雲が映える景色が見られ、涼しい風が吹いている。霧で道に迷わないように建てられた
「霧鐘塔」があり、天気がよい日は白馬三山まで望みながら鐘を鳴らせる。2022年の夏山リフト利用者は延べ1.2万人。グライダーの滑走路近くで白いグライダーが飛んでいます。毎年1000株のニッコウキスゲを植え、保護と再生に
取り組んでいる。今ではニッコウキスゲが見られるようになりました。(\200/片道,\360/往復)
(問)諏訪市観光課 TEL 0266-52-4141
(問)諏訪観光協会 TEL 0266-52-2111
霧ヶ峰の最高峰「車山」(標高1925m)の展望リフト運行中。2本リフトを乗り継いで約15分で山頂へ。スキー場ゲレンデではニッコウキスゲが見頃。2020.12月にオープンしたスカイテラス。
眼下には白樺湖・蓼科山。浅間山、八ヶ岳、北ア・中ア・南アと富士山の360度のパノラマが広がる。(2024.11/4まで夏リフト運行、12024.2/14〜冬営業)
展望リフト;スカイライナー(8:30ー16:10),スカイパノラマ(8:30-16:00)(7/1ー8/31;\2500/往復大人,\1700/片道大人,\1700/小学生往復,\1300/片道,7-9月は無休)
(問)車山高原観光協会 TEL 0266-68-2626
ニッコウキスゲの群生地である「霧ヶ峰高原」には毎年、大勢の観光客が訪れます。富士見台(標高1700m)、車山肩(標高1800m)では、6/下からの暑さでつぼみが一気に開花、例年より1週間早く見頃を迎え、黄色い花が斜面を覆うように
咲き誇っています。訪れた人たちは散策したり、花を写真におさめたりして高原の景色を楽しんでいます。「近年では一番きれい。青い空と花が最高」と行楽客。県霧ヶ峰自然保護センタによれば花数が最も多く、7/下まで楽しめそう。
「霧ヶ峰高原」では夏を彩る黄色いニッコウキスゲが見頃を迎えています。高原には涼しい風が吹き抜け、黄色いかれんな花が揺れています。群生地として知られる車山肩では、ラッパのような形をした黄色い花が地面を染めています。
山地から亜高山帯の湿った草原に生えるユリ科の多年草で、朝に開花し夕方には閉じる「1日花」。高原の各所でニホンジカの食害が見られるものの、電気柵の対策効果もあって徐々に回復してきました。
黄色い花の絨毯が草原の緑や青空に映えています。2023年5月大規模な林野火災で広範囲が焼けた霧ヶ峰・富士見台は見頃を迎えています。富士見台では例年より早く開花が進み、夏の高原を黄色に染め上げた。花芽の数が多く2024年は20年ぶりの
当たり年という。「延焼地内では花芽の多さが際立っている」と富士見台ドライブイン。つぼみの数も多いことから、7/13-7/15の3連休までは見頃。7/5;平日でも駐車場は満車。県霧ヶ峰自然保護センタによると、富士見台と八島ヶ原湿原、
霧ヶ峰自然保護センタ前の園地は見頃。車山肩は3-4分咲きで、3連休には見頃を迎えそう。
2023年5月の林野火災で焼けた富士見台は、6/27;約4分咲き。延焼地は開花状況が良く花芽の数は2023年以上という。富士見台は7/上-7/中、車山肩は7/中に最盛期を迎える見込み。富士見台のニッコウキスゲ群生地は2023年火災で約3/4が焼けた。
2024年は暑さの影響で例年よりも開花が早く、6/8;延焼地で一番花が確認された。2024年は当たり年の予感。延焼地ではたくさん花が咲いています。7月3連休にかけて見頃が続く。県や地権者は群生地を囲い込むようにシカよけの電気柵を設置。
県霧ヶ峰自然保護センタは「この時期にしては花や花芽の数が多い。長く楽しめそう」。
美ヶ原の群生地では朱色の花に覆われ、彩りを放っています。今季は例年より開花のペースは早め。王ヶ頭へ向かう「美ヶ原スカイライン」は花盛り。思い出の丘、武石峰、焼山、美ヶ原自然保護センタ、天狗の露地ではレンゲツツジが最盛期。
6/20;焼山や県美ヶ原自然保護センタ近くには朝から多くの写真愛好家が訪れ、撮影したり、行楽客は散策を楽しんでいた。白樺平は見頃を過ぎ、物見石山は見頃。6/20;鉢伏山でもレンゲツツジが見頃。
レンゲツツジは新葉が出ると同時に花が咲き、明るい緑色が花を際立たせます。レンゲツツジは枝から2〜8個の朱橙色の花が咲かせ、ツツジの中では花が大きい。蕾や花が輪状になり、蓮華(ハスの花)に似ていることからレンゲツツジと
名づけられた。レンゲツツジの葉や花、根には毒あり。美ヶ原や高ボッチ、乗鞍高原では放牧された牛はレンゲツツジに毒があることが分かっているため、食べないという。そのため、レンゲツツジの群落が保たれています。
1)松本郊外の「美ヶ原高原」(標高1700m)でレンゲツツジが見頃。
松本「美鈴湖」から「武石峠」間の林道美ヶ原線「美ヶ原スカイライン」沿いの「袴越」(標高約1700m)のレンゲツツジの群生地では、朱色の花や蕾が陽光に照らされ、撮影に訪れる人も。多くの花を咲かせた株もあり、近づくとほのかな香り。
美鈴湖から約15分。「袴越山」(標高1753m)の「袴越」は「浅間温泉スキー場」(1972年廃業;リフト1基,ロープトウ1基;ファミリーG,富士見台G,中央G,林間C)があったところ。袴越山北側の林道下にはスキー場跡の施設が今でもみられる。
開けたゲレンデ跡地ではレンゲツツジが群生しています。袴越では道路沿いで一部開花、見ごろは6/20頃、焼山の群生地では7/上が見頃になりそう。アツモリソウ開花。白樺平では咲き始め。物見石はまだ蕾でこれから。
2)松本安曇の「上高地」(標高1500m)ではレンゲツツジが見頃。
新緑の中、朱色の大きな花のレンゲツツジが咲き始めた。上高地温泉H前ではレンゲツツジは見頃。田代湿原や岳沢湿原などでは開花、蕾も多く膨らんで見頃を迎えそう。
3)「乗鞍高原」(標高1500m)の「乗鞍自然保護センタ」や「一の瀬園地」ではレンゲツツジが見頃。
「一ノ瀬園地」は花盛り。鈴蘭地区ではスズランも。
4)「高ボッチ高原」(標高1600m)ではレンゲツツジが見頃。
塩尻市道高ボッチ線の第一駐車場周辺や「高ボッチ山」、「高ボッチ高原キャンプ場」の「でいだらボッチ館」は初夏の草原を彩る朱色のレンゲツツジが見頃。鉢伏山でも咲き始め。
5)「霧ヶ峰高原」でレンゲツツジが一部見頃。
霧ケ峰高原「富士見台」(標高1700m)は開花し始め、緑が回復してきた斜面を背に鮮やかな朱色の花が映える。「白樺湖」〜「車山」はレンゲツツジが花盛り。霧ヶ峰では「踊場湿原」(標高1550m)は見頃。花芽の数はほぼ平年並み。
「八島ヶ原湿原」(標高1630m)は5分咲き、「車山肩」(標高1800m)〜「車山湿原」(標高1770m)は咲き始め、これからが見頃を迎えます。夏の代名詞・ ニッコウキスゲの花期は7/上〜。
6)「白樺湖」周辺(標高1400m)では初夏を代表するレンゲツツジが見頃。色鮮やかなオレンジ色が高原を染めています。白樺湖周辺や小高い丘で群生が見られ、遠目でも目を引く。シラカバの白い樹皮とのコントラストが美しい。
見頃は2023年よりも少し早め。日当たりのよい場所から咲き進んでいる。
7)「白馬親海湿原」(標高745m)は湿原を彩る黄色いサワオグルマ。濃紺のカキツバタは少なめ。新緑の中、オレンジのレンゲツツジが咲いています。
霧ヶ峰高原の「白樺湖」周辺(標高1400m)では白樺湖と蓼科山を背景に鮮やかな朱色の花が満開。「踊場湿原」(標高1550m)でも見頃。車山肩でもレンゲツツジが見頃、車山乗越付近はこれから見頃。コバイケソウが咲き始めています。
「県霧ヶ峰自然保護センタ」周辺(標高1700m)でも開花が進んでいます。霧ヶ峰自然保護センタは「青空や白い曇、赤いレンゲツツジの鮮やかなコントラストを楽しんでほしい」と。霧ヶ峰高原では6/下まで花を楽しめそう。
「八島湿原」(標高16460m)では、「八島ヶ池」(標高1630m)周辺でレンゲツツジが咲き、スズランやあやめも咲いています。
松本市・上田市・長和町に跨る美ヶ原高原。レンゲツツジやニッコウキスゲの咲く初夏には高原をトレッキングする人が増えてきます。要所要所に案内板(案内図)が建ち、標識が建っています。中には老朽化したものもあり、
ばらばらだった案内標識を統一していくという。
花を植えたのは、茅野の北山小学生とビーナスラインの美化活動に取り組む地元のボランティア。茅野のビーナスライン起点から7km北東にある道路脇の花壇にペチュニアやマリーゴールド、サルビアなど330株を植えた。
「地元の人や観光客に見てもらいたい」と児童。6月にもビーナスラインの別の場所に200本のキバナコスモスを植える予定。
牧野組合や関係団体、市、県の関係者ら約120人が参加。草原の保全再生と森林化の抑制を目的に、国天然記念物の踊場湿原に近接する道路沿いで、約2.5haで雑木を処理したりススキを刈り払ったりした。
2001年度から毎年場所を変えて行い、火入れ中止後の2014年度からは春と秋の年2回行う。作業には個人ボランティアも加わった。搬出量は雑木860kg・ススキ230kg、リサイクル施設で堆肥化して市民に無料配布する。秋の作業は9/21予定。
諏訪市長は「霧ヶ峰は人の手で維持されてきた二次草原で放置すると森林化してしまう。大勢の皆さんの参加と協力に感謝したい」と。
美ヶ原高原(標高2000m)には広さ350haの美ヶ原牧場があり、夏の暑さから牛を守ろうと毎年5月/下-10/20頃まで、麓の畜産農家の牛を預かって放牧しています。今シーズンは約300頭が放牧予定で、初日(5/18)は乳牛など27頭が牧場に移された。
青空の下を広々とした草原では元気に走り回ったり、牧草を食べたりして、のびのびと過ごす姿が見られた。牧場によれば高原は夏でも涼しいため、牛が暑さによるストレスを受けにくくなるほか、草原を動き回ることで健康に育つという。
エサ代の高騰もあり、夏場の飼料代が必要なく労力も削減できるため、放牧の需要は高まっているが、酪農家の減少もあり放牧牛数は2023年と同数か少し減る見込み。牧場を管理する美ヶ原牧場畜産農業協同組合は「牛の放牧が始まり、
これから美ヶ原高原もにぎわうと思う。自由に動き回って元気な牛に育ってほしい」と。
美ヶ原高原の道の駅「美ヶ原高原」で「開山祭」が行われ、自治体・観光関係者ら50人が出席して今シーズンの安全を祈った。5/13;雨が降り施設内で行われた。
松本と上田、長和町にまたがる標高2000mの美ヶ原高原は北アをはじめ、中ア・南ア・富士山・八ヶ岳・北信の山々が望める観光地。これから牛の放牧が始まる。美ヶ原高原の観光客数は2019年(コロナ前)は49万人。2020年29万人、2023年38万人。
2024年は2万8900人(4/末)と2023年同時期比で4000人増加。美ヶ原観光連盟の臥雲義尚会長(松本市長)は「コロナが明けて信州、松本も旺盛な観光需要が訪れている。高原の美しい自然や眺望をアピールして観光客増加につなげたい」と。
(問)松本市観光案内所 TEL 0263-32-2814(9:00-17:30)
(問)松本市観光プロモーション課 TEL 0263-34-3000(平日9:00-17:00)
(問)松本市観光情報センタ TEL 0263-39-7176(9:00-17:30)
3000haの草原が広がる霧ヶ峰高原の北西部にある「八島湿原」(標高1630m)は高層湿原で面積43ha。ヨシやアゼスゲ、カサスゲなどが生い茂り、池塘の八島ヶ池、鬼ガ泉水、鎌ヶ池ではミズゴケが繁殖。泥炭層は厚さ8m、年に1mm堆積し、
1.2万年かかって湿原が形成されたという。霧ヶ峰では霧が多く発生することが多くミズゴケが成長しやすい。その他、霧ヶ峰には低層湿原「車山湿原」(堆積1.5m)と高・低層も「踊場湿原」(堆積2.5m)があり、三大湿原は国の天然記念物指定。
今はカエルの大合唱でした。遅い春の訪れで木々の芽吹きが始まり、湿地周辺ではショウジョウバカマ、タチツボスミレ、タテヤマリンドウなどが咲いていました。これからはヒオウギアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブ、レンゲツツジ、
ニッコウキスゲ、サワギキョウ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、アザミ、マツムシソウ、ヤナギラン、アキノキリンソウ、ワレモコウ、ススキなど300種の湿原・高山植物が見られます。湿原1周3.7km、木道の遊歩道あり(約1.5H〜2H)
霧ヶ峰ではこれまで草原を維持してきた放牧や採草・火入れが行われなくなり、低木類の繁茂により、森林化が進行しています。
湿原の入口には「八島ビジターセンターあざみ館」(4/27-11/上;9:30-16:30,入館無料)。霧ヶ峰高原のジオラマ、湿原の生い立ちなどを紹介。八島湿原イラストmap・花図鑑。
トイレ(\100/チップ制),キスゲが咲く夏場は満車になることも多い。(P100,無料)
(問)八島ビジターセンターあざみ館 TEL 0266-52-7000
標高約1600m-1700mの高原はまだ枯れ草色。まだ冷たい風が吹き、八ヶ岳や富士山の大パノラマを楽しんでいた。富士見台Pにはビーナスラインをツーリングするバイクがずらり。2023年5/4-5/5;一帯ではガボッチョ山から出火、166haが焼ける森林火災があった。
一部まだ黒いところもあるが、だいぶ自然回復してきた。
八島湿原(標高1650m)を走るビーナスラインに設置されたゲート前には、通行止めの解除を待ってスポーツカーなど50台が列を作った。4/23;11:00;5ヶ月にわたって閉じられていたゲートが開くと、ドライバーは春の高原へ向けて走り出した。
ビーナスラインは茅野〜蓼科〜白樺湖〜霧ヶ峰〜美ヶ原を結ぶ全長75kmの山岳観光道路で、初日は山は雲の中で見えず。晴れば、北アや富士山・南アを望むことができます。
霧ヶ峰の自然や歴史、景観を次代に引き継ぐため、区域ごとの目標植生や植生回復手法などを定める計画。策定から10年が経過、計画に基づいて実施してきた外来植物駆除や草原再生作業を検証するなどし、より効果的な保全再生手法や
新たな試みを組み入れた。草原再生作業ではススキとササの刈り取り。勢いを抑えて多様な植物が育つようにする狙いがあり、区域では一定の効果が出始めた。見直しでは、ススキ刈りは「8/下に3年連続で行う」のが効果的とし、
ローテーションしながら取り組むと定めた。ススキや雑木などの作業で生じた除伐物は、堆肥化やチップ化といった資源の有効利用を基本にする。草原維持の火入れに関しては、近年に2度発生した林野火災を踏まえ、「再開する場合は規模、
回数、延焼の可能性などを十分検討する」という表記に改めた。外来植物は「拡大防止」に重点を置き、分布の拡大が懸念される特定外来生物オオハンゴンソウはモニタリング調査の結果から、抜き取りが最も効果的であると駆除方法を追加。
持続可能な仕組みづくりに向け、駆除作業を組み込んだエコツアーの試行を検討することも盛った。今後はこの計画に基づいて個別作業を進める。協議会事務局によると、2024年度は外来植物駆除を4地区で6回、草原再生作業を2地区で3回計画、
ボランティアを募って取り組む。外来植物学習会も予定。
2022年度の1万4210人を上回った。春に新たなリーフレットを作成、霧ヶ峰や諏訪湖、蓼科・白樺湖などの宿泊施設に配布して同センタの認知度向上に努めた。SNSを活用し若い世代とファミリー層への情報発信力を強化。
館内では「重ね押しスタンプ」を導入、若年層を意識した楽しみながら展示を回れる仕組みをつくった。新型コロナの5類移行によって学校などの団体利用が回復したことも要因の一つで、5月の霧ヶ峰林野火災の影響はなかった。
月別ではニッコウキスゲの開花期の7月約4740人(最多)、8月約3900人。5月は約1550人。5/4;林野火災が発生したが、霧ヶ峰への来訪は増え、来館者からも「ニュースで見て霧ヶ峰が心配になって訪れた」との声が聞かれたという。
2022年度は新装オープンの効果で、2015年度以降では最多となる入館者数を記録。2023.11/15;同センタは営業終了、11/16〜冬季休館。2023年度は4/15;開館予定。同センタは「幅広い世代に霧ヶ峰とセンターの魅力を伝えたいと
取り組んできた。もっと多くの人に利用していただけるような企画や工夫をしていきたい」と。
高原のシンボル「美しの塔」周辺での野営、台上周辺の駐車場での車中泊をしないよう求める注意看板を設置することや、美しの塔での結婚記念の写真撮影を認めることで合意。自然環境の保全と利用のバランスを取った。
美しの塔周辺での野営は法的に認められていないが、夏冬にキャンプを行う人がいる。現地に禁止看板を立てる。台上の駐車場では、雲海や星空の観賞で車中泊をする人が一定数いる。規制する法律はないが、目的外使用やマナー違反が
問題だとして、車中泊の「遠慮」を求める注意書きにする方針。会議では、台上に既存の看板が乱立しデザインや管理実態が設置者によってばらばらだとして「可能な範囲で運用を統一し、適切な場所に適切な数を設置するための整理が
必要ではないか」との意見も出た。美しの塔でのフォトウェディングに関する相談は近年増加。協議会は、10人程度で短時間の撮影であれば可能とする基準を定めた。撮影会社などが行うロケ撮影については繁忙期を除いて可能とするが、
放牧中は牧場内での音響機材の使用を原則認めないこととした。協議会は県が事務局を務め、ホテルや牧場、自然保護活動の関係者なども参加。同日は約30人が参加し、シカの食害を防ぐ電気柵を拡張する作業なども行った。
車を低速走行させながら道路両側の草原や樹林帯にライトを照らし、光るシカの目から頭数をカウント。178頭を発見。芽吹きの緑が広がり始めた林野火災延焼地への出没状況が注目されたが、初回の調査ではそれほど多くはなかった。
毎年春と秋に4回ずつ行い、現状と傾向を調査。大門峠ー強清水(16km)、八島ヶ原湿原-踊場湿原(10km)の2ルートで調査。霧ヶ峰パークボランティアと諏訪地域振興局職員が従事。178頭のうち大門峠-強清水で129頭発見。調査ルートには
富士見台や伊那丸富士見台などの火災延焼地が含まれ、これらの地点では車から降りてライトを照らした。霧ヶ峰では2013年4月に大規模火災が発生。2014年春のシカの出現状況調査では平均発見頭数が226頭と突出した数字となり、
新芽を求めてシカが集まった可能性が指摘された。発見頭数は2015年以降緩やかな右肩上がりを続けており、生息数と密度は高止まりの状態。電気柵などで植物を守る対策が引き続き必要としている。
5/4;「ガボッチョ山」で発生した山火事では180haを消失し一帯は黒く焼け焦げた。現在は高山植物の新芽や草などで青々と茂っています。山肌は元の高原の景色を取り戻しつつあります。
自然の力はすごい。蘇る力がすごい。焼け跡から伸びる蕾は霧ヶ峰を代表する「ニッコウキスゲ」の新芽。火の手は群生地の一部にも広がりましたが、影響は限定的とみられ、7/上には見頃を迎えそう。
「夏の観光シーズンは一段ときれいになった草原を見てもらいたい」と。
開山祭は蛙原に建つ霧鐘塔前で行う予定だったが、悪天候のため霧ヶ峰体育館で行われ、諏訪市長や地元の観光関係ら50人が出席。手長神社の宮司が祝詞を読み上げたあと、関係者らが玉串をささげて、夏山シーズンの安全を祈願した。
5/4;霧ヶ峰高原で大規模な山火事が発生し、約180haが焼失した。霧ヶ峰には国の天然記念物指定の車山湿原、踊場湿原、八島ヶ原湿原の「霧ヶ峰三大湿原」があります。国内有数のニッコウキスゲの群生地があることでも知られています。
群生地の1つ富士見台周辺も3/4が黒く焦げた。富士見台からは黒く焼け焦げた地面がはっきり見える。焼け跡からは木が焼けてしまったレンゲツツジの開花は厳しいが、シダ類は芽吹き、レンゲツツジの花芽は膨らんできています。
県霧ヶ峰自然保護センタによれば、焼け跡からニッコウキスゲの新芽が出ており、火災で先端が焼けた芽も丈が伸び、葉が成長しているのが確認されたという。これから植物が成長していけば、6/中以降には再び緑色の草原が見られそうという。
諏訪市観光協会は「大きな山火事でしたが人や建物への被害がなかったのは幸い。影響は最小限に抑えられた。霧ヶ峰がもっと発展するように尽力したい」と。霧ヶ峰高原には2022年は186万人(2021年41万人増)の観光客が訪れ、2023年は
コロナ禍前の200万人を超える観光客を期待しています。
東京ドーム約35個分の広さに相当。焼損面積はこれまで約180haとしていた。県によると1989年以降に県内で発生した林野火災では3番目の規模。5/17;諏訪広域消防本部など関係機関による合同調査が実施された。5/22;県諏訪地域振興局は
ドローンで上空から測量した。この結果、焼損面積は茅野市92.4ha、諏訪市73.8ha。出火原因は調査中。出火場所はガボッチョ山の山頂から南側300m。火は風にあおられて富士見台に拡大、ビーナスラインをまたいで車山山頂まで延びた。
5/5朝にはほぼ消し止め、出火から約23H後には鎮火。現在は焼け跡から芽吹きが始まっている。カラマツ林やアカマツ林の一部には火が入ったものの、樹木の生育には影響がないと判断。今後、焼け跡からの新芽を狙って、シカの出没が
増えるとの懸念があり、出現状況調査も始める。林野火災は同じ霧ヶ峰で2013年4月に起きた大規模火災。焼損面積は約220ha。
これまでのところ山火事による大きな影響は確認されていないことから、例年に近いニッコウキスゲの開花が見込めそう。「ニッコウキスゲ」の芽がニホンジカに食べられるなどの被害が相次いでいるため、毎年この時期、群生地を取り囲む
ように電気柵を延長2kmに設置。県の職員や地元の関係者などでつくる霧ヶ峰自然環境保全協議会の30人が参加した。シカによる花芽の食害や植生地の踏み荒らし被害を防ごうと、高さ1.5mの杭を約5m間隔で立てたあと通電線を取り付けた。
一部の区域では花の写真を撮りやすくするため高さを抑え、奥行きでシカの侵入を防ぐ二重柵にした。5/13;霧ヶ峰高原牧野農協などが車山肩東に総延長0.5kmの電気柵を張る予定。5/10;火災で群生地の3/4が焼け焦げた富士見台は電気柵を設置済。
電気柵は八島ヶ原湿原の外周にある常設の鋼鉄柵を含めて13.9km。2023年は計10kmにわたって電気柵を設ける予定。霧ヶ峰湖東牧野組合は「群生地も建物も無事で良かった。だが、新芽を狙ってシカの出没が増える恐れがある。ニッコウキスゲを
保護するためにしっかり作業したい」と。県によれば、5/4-5/5;180haを焼いた林野火災の影響について、今後調査を進めるが、ニッコウキスゲの群生地の車山肩は延焼を免れた。芽吹きはこれまでに1割程度、例年に近い開花が見込めるという。
県諏訪地域振興局は「電気柵を設置することでシカに踏み荒らされたり、芽を食べられたりする被害から守れるので、花が少しずつ増えてほしい」と。
2013年4/28;約220haを焼いた霧ヶ峰大規模火災後も、鳥類や昆虫への影響を含めてモニタリング調査を実施した。ほぼ同時期の火災であることから、当時の記録を参考に調査地点や手法を検討する考え。県環境保全研究所と意見交換。
5/9;霧ヶ峰自然環境保全協議会の土田勝義座長(信大名誉教授)から助言を得る予定。研究所によると、調査を行うとなった場合、希少動植物への影響の有無が焦点の一つになる。火が入ったことで草原植生の維持にはおおむねプラスの効果が
見込まれる一方で、10年前の火災後の調査では延焼地の新芽を狙ってシカの出没が増えたとの報告もあり、食害や踏み荒らしが増加する懸念があるという。富士見台のニッコウキスゲ群生地は3/4が延焼したが、県霧ヶ峰自然保護センタは
これから芽を出すものもあり、影響は限定的との見方。今後、群生地へのシカよけ電気柵の設置は延期せずに予定通り行い、新芽を守る意向を示した。前回の植生影響調査は信大農学部に委託。延焼地で出現した植物種のボリュームは
1年目こそ少なかったものの、2年目になると非延焼地との差がなくなり、延焼地の植物群落は「順調に回復」との調査結果も。火入れ事業の火が燃え広がったことによる10年前の火災では、国天然記念物・踊場湿原の一部も焼け、
湿原植生や水質への影響を調査した経緯がある。今回の火災では約180haを焼いたが、高層湿原への延焼はなかった。火元とされているガボッチョ山は2つの頂がある双耳峰で、双方が焼け焦げたが、最初に東側の峰から火が上がったことが、
観光客が富士見台から撮影した出火直後の動画で判明。出火原因は警察と消防が引き続き調査中。
霧ヶ峰高原の山火事は5/4;13:30;ガボッチョ山から発生し、5/5;6:55;鎮圧、ほぼ丸一日経った5/5;12:26;鎮火した。5/5;5:00前;自衛隊のヘリが消火活動を再開した。枯れ草が広がる草原で瞬く間に火が燃え広がり、車道の近くまで迫った。
焼け跡は車山山頂付近まで迫り、消防によれば、焼損面積は180ha、人や建物への延焼はなし。5/5朝、霧ヶ峰には観光客や登山客など大勢の人が訪れたが、鎮火後の13:00までビーナスラインは一時通行止めとなった。富士見台から見ると、
一面に焼けた黒い草原が広がり、焼失面積は少なくとも9万u。霧ヶ峰の夏を彩る「ニッコウキスゲ」への影響が心配されますが、霧ヶ峰自然保護センタは、影響は少ないとみています。ニッコウキスゲの群生地がある車山肩と富士見台。
車山肩は延焼を免れた。植生地の一部が焼けた富士見台は、県霧ヶ峰自然保護センタは「芽を出したニッコウキスゲに影響が出る可能性はあるが、植物は芽が出始めた頃で、これから出てくる芽には影響はなさそう」と。ただ、ヤナギランなど
火が入ったことで咲き具合が良くなる植物もあるとし、植生への影響は限定的と推察。警察と消防は原因を調べています。
5/4;13:30;霧ヶ峰高原のグライダー滑走路利用者から「山が燃えている」と通報があった。現場は「ドライブイン霧ヶ峰・富士見台」南の「ガボッチョ」(標高1681m)と呼ばれる山で、黒く焼け焦げた山肌と赤い炎が見え、大量の
白い煙が立ち上っていた。地上からは諏訪広域消防本部、茅野市・諏訪市の消防団など、消防車やポンプ車10台以上が消化活動を行った。県防災ヘリは運休日だったため、群馬県防災ヘリが消火に駆け付けた。大規模火災を受け、
自衛隊に災害派遣を要請した。自衛隊2機のヘリで放水を行うなど態勢を強化して夜を徹して消火活動が行われた。5/5;7:00;車山高原別荘地等に出ていた避難指示は解除。消防によれば約9万uが焼けたという。
霧ヶ峰自然保護センタによれば、付近には遊歩道はないものの、写真撮影などのために立ち入る人はいるという。気象レーダー(白いドーム)がある車山山頂近くまで黒く焦げた。県道「ビーナスライン」は車山高原(SKYPARKスキー場)ー
霧ヶ峰自然保護センタ近く駐車場-科ノ木(蓼の海)-間で一時通行止めとなったが解除された。諏訪では乾燥注意報が出され、火災が起きやすい気象条件が続いていた。霧ヶ峰高原では2013年4月にも大規模火災が発生し草原約154haを
焼いた。草原再生のために行った野焼きの飛び火が原因だった。霧ヶ峰高原は一面の美しい草原と八ヶ岳や南ア・富士山などが望める見晴らしの良い観光地で、このGWにも多くの行楽客が訪れています。一帯はニッコウキスゲ、
ノアザミ、マツムシソウなどが植生し、これからの季節、多くの愛好者を集めます。これからニッコウキスゲの芽が出始める頃。
これらのチョウが飛び交う豊かな自然が松本の東山にあったことをうかがわせる貴重な品で、展示標本はセンタに寄贈したもの。東山では今では見ることが難しくなった種類もある。ヤマキチョウ、オオウラギンスジヒョウモン、オオヒカゲなどが
ケースに入って並んでいる。松本でもチョウが減少。要因として観光開発による生息地の減少、スギやヒノキの植林地の増加、野生生物による食害、松枯れによる植生変化などを挙げる。豊かな自然環境の回復を願い、自宅でチョウの食草を植える
などビオトープ化を進める。「自然保護センタに展示したチョウの標本を子供たちに見てほしい。自然の謎解きに挑戦する子供が増えてくれれば」と。
1)ニッコウキスゲは?
禅庭花とも呼ばれるユリ科の黄色くて大きな花です。山地や高原に群生し、冷涼な夏山を鮮やかな黄色の花で染めてくれます。ニッコウキスゲは一日花で、朝咲いた花は夕方にしぼんでしまいます。その代わりに周りに蕾を付け、
毎日の別の蕾が開花します。夏になるとニッコウキスゲの黄色い絨毯に包まれます。花言葉は「日々あらたに・心安らぐ人」。ニッコウキスゲはゼンテイカと呼ばれ、似た花にはユウスゲ、エゾキスゲ、アサマキスゲ、カンゾウ、
ノカンゾウ、ヒメカンゾウ、トウカンゾウ、ヤブカンゾウ、ヘメロカリスなどがあります。
2)ニッコウキスゲの群生地は?
霧ヶ峰・車山高原・富士見台・車山肩・八島ヶ原湿原、美ヶ原・王ヶ鼻、八方尾根・鎌池・唐松・五竜、栂池自然園・湿原、白馬五竜・アルプス平、上高地・田代橋、富士見高原など。北アでも各地の山で見られます。
富士見高原では見ごろ。上高地では田代湿原のレンゲツツジが満開で、ニッコウキスゲも開花し、間もなく見頃を迎えます。
3)シカによる食害
一方で野生のニホンジカが激増し、ニッコウキスゲの根や芽などを食い荒らすなどの食害で、霧ヶ峰、美ヶ原高原、鉢伏山、高ボッチ高原、八ヶ岳、南アでも深刻な被害が出て、一時は花数が激減しました。対策として電気柵を
設置して大幅に減少、地元の保護・植栽活動で再生してきました。
・シカが食べる高山植物:菜の花、ニッコウキスゲ、ヤナギラン、マツムシソウ、ツバメオモト、エンレイソウ、シャクヤク、ヒオウギアヤメ、カラマツソウ、ハクサンフウロ、ツリガネニンジン、タカネバラ、ユリ科のオオバギボウシ、オオウバユリ、
クルマユリ、クロユリ、コオニユリなど、オキナグサ、クガイソウ、シモツケソウ、タムラソウ、ワレモコウ、タチャマアザミなど。
・シカが食べない高山食物:クリンソウ、サクラソウ、オトギリソウ、キンポウゲ、キジムシロ、ハルリンドウ、イブキジャコウソウ、ウサギギク、ウツボグサ、ミヤマトリカブト、シャクナゲ、レンゲツツジなど。
大町・中山高原では菜の花畑がシカによる食害で全滅した年もあります。
4)シカの生息域拡大
北ア山麓の大北では西山山麓の扇沢・日向山・高瀬・鹿島・小熊山・中綱・簗場、八坂・美麻、白馬・神城・北尾根・岩岳山麓、小谷・石坂・北など各地でシカが目撃されている。
北アでも標高1500m以上の亜高山帯や高山帯でシカの目撃が相次いでいる。近年は標高2500m以上の高山帯にまで生息地域を広げ、貴重な高山植物を食べる恐れがあるという。乗鞍岳、西穂、爺ヶ岳稜線、岩小屋沢岳、鳴沢岳稜線下、
白馬岳中腹など。
ニホンジカによる食害対策などのために環境省は2022年度から試験捕獲に乗り出しています。
レンゲツツジの群生地「袴腰」(標高1600m)では咲き始め。これから徐々に標高を上げていきます。6/中-7/上が見ごろとなります。
★☆★レンゲツツジの群生地★☆★
1)美ヶ原;袴腰、思い出の丘、美ヶ原自然保護センタ、武石峰、王ヶ頭、白樺平、美ヶ原高原美術館・物見石、焼山、美ヶ原牧場、茶臼山など。
2)霧ヶ峰;車山湿原、車山高原、富士見台、踊場湿原、八島ヶ原湿原、自然保護センタなど。
3)松川村;馬羅尾高原、雨引山。レンゲツツジは松川村の「村花」
3)塩尻 ;高ボッチ高原、鉢伏山
4)乗鞍高原;一ノ瀬園地・つつじ園
5)上高地;田代湿原・岳沢湿原
(4)長野;
■6/1;信州のソウルフード「ビタミンちくわ」の記念日
長野のスーパーでは「ビタミンちくわ復活祭」と題し、約2000パックが並べられ、ビタちくを買い求める大勢の客でにぎわった。6/1;「スギヨのビタミンちくわ復活の日」。「ビタミンちくわ」は石川七尾の水産加工メーカー「スギヨ」が
製造しているもので、全体の7割が長野県内で消費されています。2024年元日の能登半島地震で「スギヨ」の工場が被災し、製造を一時中止したが、6/1;店頭販売が復活したことにちなみ記念日として登録された。6/1;試食として
「ビタミンちくわでエビチリ風」が提供された。スギヨは「たくさんの長野県の方々に支えられてここまでやってこられた。感謝の記念日にしたい」と。
タクシーは金/土曜;16:00-翌5:00運行。県内でのライドシェアは軽井沢、松本に続き3地域。日本版ライドシェアは一般のドライバーがタクシー会社の管理のもと乗客を有償で運ぶ仕組み。
北陸新幹線(軽井沢〜高崎間);73.9万人(前年比103%)
特急あずさ(上諏訪〜甲府間);16.2万人(前年比102%)
特急しなの(長野〜松本間);5万人(前年比102%)
■5/6;GWを信州で過ごした人たちのUターンがピークを迎えた。
JR長野駅では観光や帰省で信州を訪れた家族連れなどで混雑。JR東日本によると、5/6;Uターンのピークで東京に向かう北陸新幹線の指定席は終日満席。
GW恒例の「善光寺花回廊」が開催。長野駅前と善光寺を結ぶ1kmの「中央通り」が色とりどりの花々で彩られています。ガーベラやひまわりを水のうえに浮かべたカラフルな花「浮き花キャンバス」、更級農業高の生徒による
「タペストリーガーデン」、マリーゴールドなどポット1万鉢で路上に幾何学模様が作られた地上絵などが展示され、多くの人が写真を撮るなどして楽しんでいます。
長野地方気象台は標本木のソメイヨシノの開花を確認し開花宣言した。桜の開花は平年(4/11)より3日早く、2024年(4/8)と同じ開花。
梅園では約1000本の梅が植えられ、枝いっぱいに白い花をつけた竜峡小梅や、鮮やかなピンク色は紅梅。風が吹くとほんのり甘酸っぱい香りが漂う。3/28;現在5分咲き。3/29-3/30日;花まつりが開かれ、信州新町名物のジンギスカンのBBQの貸出もあり、
花を見ながらジンギスカンを楽しむことができます。ろうかく梅園花まつり実行委員会は「花は4/上-4/中までは楽しめそう」
■千曲市森の「あんずの里」では「あんずまつり」を開催中。
アンズの花は開花宣言(2025.3/27)後、寒の戻りで足踏みしたが、2025.4/3;満開になった。2025.4/6までの祭り期間を2025.4/8まで延長する。標高差80mのアンズ畑は、山間部で見頃を迎える頃、例年、平地では花が散り始めてしまうが、2025年は斜面全体が
見頃で圧巻な景色が広がっています。まさに「一目十万本」。上平展望台の売店では名物のあんずソフトを販売。陽気が暖かくなり、人もたくさん訪れて売れ行きは好調という。あんずまつりは10万人の人出を見込んでいます。
2025.3/27;「あんずの里」では桜より一足早くアンズが開花した。あんずの里では甘い香りを漂わせています。咲き始めのあんずの蕾は小さく丸く濃いピンク色で可愛らしい。満開になるとぱーっと開いて淡いピンクになってきます。
スケッチパークにはいろいろなアンズの花が楽しめます。アンズは開花から満開まで3〜4日、満開は3〜4日間、落花まで3〜5日間。
お勧めコースは倉科地区の倉科神社〜森地区の上平展望台〜スケッチパーク〜観光会館〜薬師山展望台へ。里全体の見晴らしが良い。上平展望台の坂道を上がっていった奥からは白馬三山が望めます。(以下の写真は以前のものを含む)
2025.3/27-4/6→4/8;森地区では「第70回あんずまつり」開催中、見ごろは4/3-4/5頃の予想。駐車場は「森運動広場」(P150),「窪山展望公園」(P105),「あんずの里スケッチパーク」(P38)、「上平花さか村」(P30)など。(公共P;\500)
3/29-3/30,4/5-4/6;屋代駅-上平-スケッチパーク-観光会館等でシャトルバス運行(\500/1回)、更埴ICから車13分
(問)信州千曲観光局 TEL 026-261-0300
(問)あんずの里観光会館 TEL 026-272-0114
水はけの良い千曲市森地区と倉科地区は「あんずの里」と呼ばれ、標高380〜450mの傾斜地にあんず畑が広がり、「一目十万本」といわれるアンズの花の名所で、満開になると山里全体が薄紅色になります。
2025年は3/30;アンズ開花予想。開花状況は気候により変動します。
あんずの花は淡いピンク色ですが、咲き始めの蕾や開花し始めは濃いピンク色です。あんずの里からは「高妻山」「戸隠連峰」「飯縄山」、「仁科三山」「白馬三山」「小蓮華山」「白馬乗鞍岳」など残雪の山々を望むことができます。
花見スポットは「倉科エリア」、「上平展望台・花さか村」「窪山展望台」「薬師山展望台」「あんずの里スケッチパーク」「あんず茶屋」「あんずの里観光会館」などがお勧め。「薬師山展望台」からは山側にはあんず段々畑、
眼下にはアンズに囲まれた森地区の民家が望めます。神龍山「禅透院」では桜と梅。倉科では「倉科神社」の桜、「本覚寺」の枝垂れ桜、ソメイヨシノ、八重桜など。
2024年;3/30開花・4/7満開・4/11散り始め。
2023年;1971年の観測開始以降、最速の3/22開花・3/25満開。
2022年;4/1開花、満開は4/8-4/10。
例年は4/2開花、満開は4/9。
長野道・更埴I.Cから約5km,車約13分。(あんずの里マップ)
有料駐車場;森運動公園(P150),窪山展望公園(P105),花さか村(P30),スケッチパーク(P38):(\500/1日)。森・倉科地区は路駐禁止。
(問)あんずの里観光会館 TEL 026-272-0114
(問)信州千曲観光局 TEL 026-261-0300(9:15-17:30)
3行は独立経営しながら計200億円の収益効果を目指す。移住促進、アジアからの人材誘致、地元企業の合併支援、海外資本を呼び込む新事業などに、互いのノウハウを共有しながら連携して取り組む。「富士山・アルプス アライアンス」を発足。
・八十二銀行:「共通の社会課題、それぞれ抱えている問題は一緒。解決するために最大限経営資源を投入していくことは有意義で、大胆な施策を展開できる」
・静岡銀行;「地域性、社会課題などの共通点や課題認識を共有して協業の検討を重ねてきた。新たにアライアンスをスタートさせることで地域の抱える課題解決を拡大できる」
・山梨中央銀行;「山梨・静岡・長野の社会課題の解決をしていく。強い地理的・歴史的なつながりもある。アライアンスで山梨は真ん中にいる。ハブになりながら当行の独自の力も発揮して成長したい」
静岡銀行と山梨中央銀行は2020年に業務提携、地域性や社会課題で共通点が多い八十二銀行が加わる形になった。八十二銀行(長野)は、2026年1月に長野銀行(松本)と合併、「八十二長野銀行」となる。
中部横断道によって3県間の物流や人流が盛んになっている。
(資産)八十二銀行は13.7兆円、静岡銀行は16.1兆円、山梨中央銀行は4.3兆円、長野銀行1.1兆円。
(預金残高)八十二銀行は8.4兆円、静岡銀行は11.9兆円、山梨中央銀行は3.6兆円、長野銀行は0.9兆円。
(創立)八十二銀行は1931年、静岡銀行は1943年、山梨中央銀行は1941年、長野銀行は1950年。
(資本)八十二銀行は1522億円、静岡銀行は908億円、山梨中央銀行は154億円、長野銀行は130億円。
一般会計の総額は1931.2億円(過去最大)。2024年度当初予算を280.9億円(+17%)上回った。老朽化するエムウェーブやビックハットの五輪施設の大規模改修に53.7億円、3年後に開催の国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会の会場整備で
75億円を計上。他、子育て支援策にも重点を置き、18歳までの子供の福祉医療費の窓口無料化に3.9億円、不登校の子供の支援に8900万円を盛った。長野市荻原市長は「予算規模は最大になったが未来に向けた投資。投資をしっかり進めることで
より一層輝くまちにしたい」。予算案は、2/26;開会する定例市議会に提出予定。
※2025年度当初予算案;長野県;1兆億円、長野市:1931億円、松本市;1103億円、安曇野市;502億円、塩尻市;318億円、大町市;195億円など。
柔らかい生地の中に、たっぷりの具が詰まった「揚げ焼き」。100周年記念の野菜ミックスをアレンジした「伝統野菜ミックス」。「伝統野菜ミックス」は3/11-3/16;販売。野沢菜とジャガイモにカレースパイスを加えた「野沢菜マサラ」(6月以降発売予定)
いろは堂は1925年小川村で和菓子店で創業、1954年鬼無里村に移転し給食パンを製造。1973年家庭で作るおやきを商品化。おやきは揚げることで旨味を閉じ込められる」と。2022年長野市に工場併設店舗「OYAKI FARM」をOPEN。製造工程の工場見学や
おやき作り体験(\1800/大人,\1500/子供;1H)などができる。いろは堂は「100周年の感謝を伝えたい。おやきを楽しんでいただき、おやきを外にも広めていきながら、地域の方にもおやきを考える機会が広がるように取り組んでいきたい」
(問)鬼無里本店(8:30ー17:00,火曜定休) TEL 026-256-2033
(問)善光寺仲見世店(10:00ー16:00,土/日/祝;17:00,不定休) TEL 026-217-6636
(問)長野篠ノ井「OYAKI FARM」(9:30-18:00,不定休) TEL 026-214-0410
コメダ珈琲長野駅東口公園店。100席、くつろぎの場で窓は大きい。「単なるコーヒー店ではなく地域住民がこの場所に集まり交流し、心からくつろいでもらう」と。今回の出店には国の「Park PFI」制度を活用し、公園管理者の長野市に
使用料を支払い、公園の維持管理費に充てられます。2/25;長野市荻原市長がオープニングセレモニーに参加した。
県内では3例目、長野市では初の「ParkPFI」。Park PFIは都市公園内に飲食店などを設置・管理する民間事業者を公募で選べる。事業者側は店の運営で出た収益や敷地利用料を市に還元することで都市公園法の特例措置を受けることができ、施設の設置期間を
最長20年まで延長することが可能。長野市は収益を維持管理費に充てられるため、効率的に公園を整備することができます。長野市荻原健司市長は「公園の魅力アップ事業に取り組んでいて、より一層魅力のある公園に成長してほしい。民間事業者と協力しながら
行政負担を軽くしつつ、加えて民間のノウハウで公園の魅力を高めていただく。お互いWinWinの取り組みを長野市で初めて活用することができた」。
2/18;長野県庁で阿部知事と東急が包括連携協定の締結式が行った。協定では、観光分野での情報発信や県産品の販路拡大、公共交通の活性化、地域のまちづくりなど6項目で連携を強化する。東急の車両で長野県の観光・物産PR、松本空港の活性化に
向けた意見交換、東急グループのホテルで県産の食材フェア開催など。阿部知事は「東急が培ってきた知見をいかしながら、未来に向けて広い分野で連携し長野県の発展につなげてもらいたい」。
東急は「多岐にわたる事業で、今後、アイデアや取り組みを一緒に生み出していきたい」。東急は創業者が青木村出身で、県内では1966年に長野駅前に「ながの東急百貨店」を開業した。
長野灯明まつりは、2004年から毎年開かれ、2025年で22回目。2/6;「善光寺」のライトアップの試験点灯が行われています。ライトアップされた善光寺は日中とはまた違う美しい姿を見せています。
長野駅善光寺口前には高さ2.5m,横幅1.5mのゆめ大灯籠。善光寺参道はイルミネーション。セントラルスクエアではプロジェクションマッピング。善光寺・城山公園では800基の切り絵灯籠の光の道「ゆめ灯り絵」展。
「善光寺」(本堂)はライトアップ「ゆめ常夜灯」。2/8-2/9;19:00;城山公園でLEDランタン計300基が夜空に浮かぶ(\2000/1基)
(問)長野灯明まつり実行委員会事務局 TEL 026-259-1005
1/30〜;長野市では主要な下水管の緊急点検が60ヶ所で行われています。「硫化水素」の発生は水道管腐食を進める要因の一つ。現時点で陥没する恐れがある場所はないという。長野市上下水道局は「長野市の汚水量として、
埼玉に比べるとかなり少ない。硫化水素が発生するから全部の管が危ないかと言われるとそうでもなくて、長野市では管の腐食による道路陥没は発生していない」。長野市は、カメラを使った点検を7年ごとに実施。
管理する下水道管2400km、うち3%は設置から50年以上経過したが異常はないという。「老朽化や職員数、金銭面を含め、維持管理を効率的に実施できる形を進めていき、安全な下水道を持続させていくことが一番の課題」。
長野市は設置から50年以上経つ水道管の補修工事を進めていて、2033年度までには終了したい考え。
善光寺大勧進や老舗蔵元の西之門よしのやなどを会場に、長野県にゆかりのあるアーティストらの作品を展示。一般観覧料は無料。千年祭は善光寺の歴史や風土に根ざした持続可能な芸術祭を育てようと地元の美術関係者らが2024年に始め、
2025年は規模を拡大。ガラス造形作家や造形作家など11人のアーティストの作品を展示。「善光寺の千年を超える歴史や役割を知ってもらうと同時に、文化的交流を通じて地域の文化の担い手育成につなげたい」と実行委。
2025年で71回目となる善光寺節分。本堂で鬼を追い払う儀式「追儺式」を執り行ったあと、へび年生まれの福男や福女など約700人が回廊から「鬼は外、福は内」の大きなかけ声をしながら福豆や菓子をまいた。
県内外からの参拝者約5000人が声を掛けたり、手を伸ばしたりしながら福を受け取っていた。善光寺の境内は福と笑顔に包まれた。2025年は暦がずれる影響で2021年以来、4年ぶりに節分は2/2になった。
1/15〜;善光寺では福升づくりが始まった。節分会で一般公募の福男・福女などが豆まきに使うもの。「福」と「寿」の文字を丁寧に書き入れていく。2024年元日に発生した能登半島地震や世界各地で今も続く戦争や紛争に胸を痛めているといい、
人々の平和と幸せを願いながら文字を書いていた。2/2;節分会では人数制限を設けず、2025年は700個の福升が用意される。
いろは堂は1925年小川村で和菓子店として創業。1954年旧鬼無里村に移転、学校給食用のパン製造を始めた。パン屋から生まれた「おやき」。1964年奥裾花渓谷で水芭蕉群生地が発見、観光客に振る舞ったおやきが好評を得た。
1973年おやきを商品化。強力粉にそば粉とイーストを混ぜ、具材を包んだ後、一度油で揚げてからオーブンで焼き上げる。生地で具材を包んだら油で揚げる。揚げた後はオーブンでじっくり焼き上げる。
1980年代、いろは堂はおやきの専門店として再スタート。2022年長野市に「OYAKI FARM」をオープン。おやきづくりの体験もできる。
※長野のおやきといえば鬼無里の「いろは堂」が有名。
春には旬のこごみやのびろなどの山菜おやきも発売されます。いつ食べてもここのおやきはおいしい。隣には「鬼無里農林産物直売所」とそば屋「そば処鬼無里」あり。山菜などの農産物が安値で販売。裾花川にある「奥裾花ダム」の
奥には「奥裾花渓谷」があり、その終点(源流部)には「奥裾花自然園」の「観光センタ」があります。標高1200m、122.6haの「奥裾花自然園」内には樹齢300〜400年のブナやトチの原生林があり、約7haの湿地があります。
約81万本の水芭蕉群生地があり、その広さは日本一。4/下に開園したが残雪が多く、今池湿原やコウミ平湿原の遊歩道は残雪に覆われていた。今池湿原やコミ平湿原では水の流れのあるところで雪解けが進み、水芭蕉が咲いた。
ブナやナラの芽吹きはこれから。水芭蕉の見頃は例年5/中頃。この時期の園内の遊歩道は残雪が多いため、防水のトレッキングシューズか登山靴がお勧め。
(問)鬼無里観光振興会 TEL 026-256-3188
年末年始参拝者数は新型コロナ渦前の2019-2020年(約56万人)、2023-2024年(約59万人)(3%増)を上回った。暖かい日が続いたため参拝者が増えた。日別の参拝者数は2024.12/31(前年比40%増)の1.4万人、2025.1/1は27万人(前年比2%増)。
善光寺事務局によると「県外・海外の参拝者も近年になく多かった」と。
本堂に安置された「びんずる尊者」の木像を3周引き廻します。「自分の具合の悪い場所と同じ所をなでると治る」とされ、参拝者は無病息災の御利益があるという「福しゃもじ」で像を撫でて2025年1年の健康を願った。
「お朝事」のあと住職が本堂前に飾られた松に手を合わせ、新年を迎える準備が整ったことを確認。既に山門には「賀正」の文字が掲げられ、授与品所には2025年の干支「巳年」の縁起物も並べられています。
善光寺には大晦日から元日にかけて28万人の参拝客が訪れる見込み。2023年12/31-2024.1/3;約58万人が善光寺を参拝した。善光寺周辺では2024.12/31;23:00-2025.1/1;3:00、正月三ヶ日;9:00-16:00;通行規制あり。
善光寺門前にある創業300年のそば店には、年越しそばを食べる家族連れや観光客が訪れ、ざるそばや温かいそばなどを注文し、ことし最後の打ちたての味を楽しんでいた。
住職ら約50人が国宝の本堂の中で長さ5mの竹の先に笹の葉をつけた「洒摩」と呼ばれる道具などで高い所にある飾りや仏具の埃や煤を落とした。畳も、魔除けの意味もある「ヌルデ」の木で作った棒で一斉に叩いて埃を取り除いた。
本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が安置されている瑠璃壇周辺も掃除して、普段は閉ざされている扉を特別に開いて新鮮な空気を入れた。住職は「1年間、みなさまの願いを聞いてくださったお礼の意味を込めて、しっかり掃除をさせて
いただいた。2025年は穏やかな年になれば」と。善光寺では大晦日に本堂に松を飾る「お松立て」が行われ、新年を迎える準備が整います。
2024.11/19;善光寺寺務総長は長野商工会議所を訪れ、次回の御開帳の日程を2027年4/4-6/19と伝えた。7年目ごとに行われる御開帳は、前回、新型コロナの影響で2021年の予定を1年延期し、2022年に開催。本来開催の7年目となる2027年開催を求めていた。
コロナ禍で通常よりも期間を伸ばした前回の88日よりは短くなるが、多くの人に安全に参拝してもらえるよう前々回の57日よりも長く設定した。重要行事の「中日庭儀大法要」は天台宗4/24、浄土宗5/8。
前回の御開帳では636万人が参拝、経済効果は1095億円。長野商工会議所は「商工業全体を通じて、善光寺を中心に信州・長野を盛り上げていかなければいけないという気持ちに改めてさせたもらった。過去最高の人が来てくれればうれしい」と。
12/22深夜-12/23未明;白装束の堂童子による善光寺如来の年越し儀式「御越年式」で供える小さくまるめたお餅「おからこ」も作った。もち米約60kg。住職らは般若心経を唱えると、きねを手に湯気が上がるもち米を交代でついた。
お飾り餅は直径20〜50cmの大小五つの木枠に入れて固めた。大晦日から2025.1/8まで供える。おからこは餅を小さく切り分けて丸め、150個ほど作った。御越年式で境内の四方に供える。正月行事を取り仕切る住職は「来年はみんなの
気持ちが明るくなるような年であってほしい」と。
僧侶や職員らが集まり、参拝者の1年が良い年になるようにと縁起物に魂を込めました。縁起物はダルマや守護矢、2025年の干支「巳」にまつわるお守りや置物など100種類。善光寺は平日でも多くの参拝者が訪れ、2024年はインバウンドで
海外からの観光客が多く訪れた。寺務総長は「世界中のやはりこういった戦火に苦しむ方、争いの中で日々苦悩する方々にぜひ光が当たってほしい。善光寺にも多くの外国の方々が参拝をいただいている姿を見ると、思いは同じと
共感しております。2024年は能登半島地震などさまざまなことがあった。新しい年に向けて祈りを込めたので、参拝をしてもらいよい年を迎えてほしい」。正月の縁起物は12/14から境内の授与品所に並びます。
境内の木は例年より1週間ほど遅く、11月に入ってから色づきはじめた。山門横のイチョウの木も黄色く色づき、多くの参拝客が紅葉も楽しんでいた。善光寺の紅葉は週末まで楽しめそう。
店舗では無人決済システムを活用。利用客が手に取ったものをセンサーとカメラで判別し、店に入ったら棚から商品を取るだけでバーコードを読み取る手間なく会計が可能。24H365日、無人のままでお菓子やお土産などを販売できます。
NEXCO東日本は「高速道路のSA・PAは山間部に立地していることが多く、従業員の確保は厳しい状況。無人販売店舗を導入し省人化を図ることで、営業時間を確保し、利用客に新たな選択肢を提供することでサービスの維持・向上を
図っていきたい」と、今後、無人店舗の効果を検証しながら各地のSAなどにも広げていく。
2024年で36年目を迎えたお菜とりツアー。11/20;山間部の長野市中条地区(旧中条村)の標高850mの野沢菜畑には毎年多くの人が訪れ、包丁やカマを使って野沢菜を収穫。自分で収穫した野沢菜は\50/1kgで持ち帰れます。物価高の中でも
値段を変えずに提供。このところ朝晩の冷え込みが強まり、日中の寒暖差が出たため、野沢菜は甘みが増してきたという。野沢菜園では「野沢菜は寒くなると味が出て甘くなる。野沢菜の味と景色と気候を見てもらって、いろんな経験に
なるから遊びに来てもらえれば」。大町や白馬、長野から毎年訪れる人も多く、30-40kg収穫する人もいます。野沢菜畑では12/8まで収穫ができるというが、お菜とりツアーは野沢菜がなくなり次第終了。2023.11/19;中条では約20cmの雪が積もって、
雪をかき分けながら野沢菜を収穫していた。霜にあたると柔らかくなり、雪が降ると甘味が更に増すという。
「お菜とりツアー」は中条地区の3ヵ所の畑(地京原、やきもち家、宮)
(問)地京原 TEL 026-268-3243
(問)やきもち家 TEL 026-267-2641
(問)宮(NPOなかじょう) TEL 026-267-2216(要事前予約)
(問)お菜とりツアー実行委員会(中条地区住民自治協議会事務局) TEL 026-267-1020(土/日/祝除く9:00-17:00)
(問)長野市中条支所 TEL 026-268-3001
妙高戸隠連山国立公園に属し、「奥裾花ダム」(標高886m)上流の裾花川に沿って約5kmに渡る美しい「奥裾花渓谷」。川沿いのブナやナラ、カエデ、ナナカマドなどが色づき紅葉が見頃を迎えた。
渓谷へと続く「林道大川線」(奥裾花渓谷道路)は工事のため、通行は11/4まで。ブナの原生林が美しい「奥裾花自然園」(標高1200m)も11/4まで開園。奥裾花ダムから奥裾花観光センタまで約8.6km、車35分。
2024.10/24;長野商工会議所は2027年に開くよう善光寺に請願した。請願書では「物価上昇や相次ぐ自然災害などで経済状況の厳しさが増すなか、国内外から多くの参拝者が訪れる善光寺の御開帳は地域活性化の起爆剤になると期待している」。
御開帳はこれまでうし年とひつじ年に交互に開いていて、請願書では、次回について1年延期された前回を起点とせず、慣例通り「未年」の2027年が開催の年にあたるとする。7年目ごとに前立本尊を公開する「善光寺御開帳」。
前回は新型コロナ渦で1年延期、2022年に開催した。「分散参拝」を呼びかけ、期間も1ヵ月長い88日間とした。次の開催は本来なら2027年。「前回から7年目ごと」とするなら2028年。善光寺は開催時期などを固め、なるべく早く返答したいと。
小川村の山奥に「小川の庄おやき村」がある。竪穴式住居を模した建物で、屋内には大きないろり。鉄製の鍋「ほうろく」がかかっている。ナラの薪をたいた火がほうろくを熱する。ここで作っているのはおやきの原点である「焼きおやき」。
店長は「子供の頃はこのあたりは小麦が主食で、おやきは毎日家のいろりで作っていた。焼いているときの香りで今日の具は何かなと楽しみで」と。小川村と長野西部は「西山地区」と呼ばれ、おやき発祥の地。急峻な地形のうえ寒冷でコメの
栽培が難しく、小麦や蕎麦を栽培しその粉を使った料理を生み出してきた。そのひとつがおやき。小川村の遺跡から縄文中期の土器が出土し、雑穀の粉を練って焼いた跡が見つかっている。おやき作りに通じるとして、同店のおやきは
「縄文おやき」と名付けられた。
おやき作り体験は、小麦粉を水でこねて寝かせた生地を手に取り、丸く団子にしたあと、押し広げて手のひら大の薄い皮にする。そこに野沢菜を炒めた具材を乗せて包む。形になったらほうろくで生地の合わせ目から焼く。軽く焦げ目が
できたらひっくり返す。両面焼いたらほうろくから降ろし、鉄製の網に乗せ、炭火で横面を焼いていく。皮全体がほどよい焦げ目で覆われパリッとした香ばしいおやきが出来上がる。
信州のおやきは、皮には小麦粉以外に蕎麦粉や米粉を混ぜたり、具材には野沢菜、ナス、きのこ、カボチャ、切り干し大根、ふきみそ、あずき、リンゴなどさまざま。
小川村は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟、里山を守り続けており、村内各所からは北アの爺・鹿島槍、五龍、白馬三山が望める。おやきを食べながらふるさとの味を体感できます。
おやき作り体験は事前予約制(\1200/2個分,所要;40分)。昼のピークタイムを外した時間帯のみ(10:00-11:00,13:00-14:00)、土/日/祝は1日1組限定。営業は9:00-17:00,月曜定休,祝日は翌日定休。
長野ICからR19+白馬長野道路(オリンピック道路)を経由して車約40分。
おやき村の販売店は長野「善光寺」門前の表参道に面した「ぱてぃお大門蔵楽庭」の一角に「大門店」あり。焼きおやき(\300〜),おやき作り体験は平日13:00〜。(9:00-17:00,囲炉裏;10:00-15:00,水曜定休,祝日は木曜定休)
(問)小川の庄大門店(長野市) TEL 026-232-5786
(問)小川の庄おやき村(小川村高府) TEL 026-269-3767
善光寺に続く表参道は色鮮やかな花々と、訪れた観光客でにぎわっています。2024年のテーマは「LOVE&SMILE」。花の色合いや種類を生かして、ハートやスマイルマークを表現した。水に浮かべられた青や紫のガーベラやアジサイは、
浮き花キャンバスと呼ばれる、水を張った鉢のアレンジ。長さ50m、1万鉢が使われているタペストリーガーデンは、毎年恒例の高校生による作品。会場の一角には、能登半島地震の被災地を支援するフラワーボードも。募金をして、
ボードにチューリップを差し込み、能登半島を描き出します。セントラルスクゥエアでは音楽やダンスのステージ発表も行われた。
春には一面アンズの花で覆われたあんずの里「森地区」。JAながの旧森店では農家が次々と採れたてのアンズを運び込み、出荷作業が始まった。例年より3日早い。2024年は大きな天候不順がなく、生育は順調に進み、2023年を上回る出荷量に期待。
出荷は7/下まで。
淡いピンク色と濃いピンク色のアンズの花がふんわりと浮かぶように咲き誇っています。枝を覆いつくすに美しい花。春風にそよぐとほのかな甘い香りが訪れた人を優しく包みます。
2024年は開花宣言から9日目で満開、例年より2日遅くゆっくりと開花が進んだ。アンズの花はあと2〜3日楽しめそう。
開花は平年並みで2023年よりは8日遅い。森・倉科地区の「あんずの里」では、3/23-4/7;恒例の「第69回あんずまつり」開催中。あんずの花は開花後1週間で満開を迎えますが、暖かい日が続くと3日で満開になることも。
あんずの花が見頃を迎えると、森運動広場、花さか村、窪山展望公園、スケッチパークは満車になり、駐車待ちが発生。
土/日はシャトルバス運行(屋代駅-上平展望台ーあんずの里スケッチパーク-あんずの里観光会館-科野の里歴史公園)(\500/大人片道,\200/小中生)
(問)千曲市観光協会(あんずまつり実行委員会) TEL 026-275-1326
長野で開かれた善光寺御開帳奉賛会の会議で、長野経済研究所が善光寺御開帳の経済効果などを報告した。経済波及効果は新型コロナ前の前回の96.3%に相当。御開帳が行われたことで宿泊代や飲食代などの観光消費額はなかった場合と
比べて862億円増、その経済波及効果は前回7年前の実績に迫る1095億円。御開帳の参拝者数は前回の9割に当たる636万人。今回は新型コロナの影響で実施が1年延期されたほか、分散参拝を促すため1ヶ月延長された。長野経済研究所は、
会期が1ヶ月延長されたことに加え、県外からの参拝者の割合が80.3%と前回を上回り、それに伴い宿泊客の割合が上昇したことが要因と分析した。
県内の経済効果は前回2015年(約1137億円)並みの約1095億円。新型コロナの影響で期間を1ヶ月間延長したことが奏功した。観光関係者らからは「次回も開催期間を延長してほしい」との声が上がる。経済団体などでつくる善光寺御開帳奉賛会と、
長野経済研究所が調査結果を公表。アンケートなどで1432人の回答をもとに推計。前回(4/5-5/31)と比較した。
内訳は宿泊費252億円、土産代209億円、飲食代183億円など。1人あたりの消費額は宿泊客が2万5579円(前回比78円増)、日帰り客は7341円(1412円増)。宿泊客はビジネスホテルの利用が増えた。宿泊費が減った一方で、食事代や土産代が増加し、
全体を押し上げた。県外からの参拝者が8割と前回よりも9P増、関東が半分を占めた。県内での宿泊も前回比9.4P増の43.2%で、戸隠や松本、小布施などを周遊する人が多かったという。参拝者数は北陸新幹線の金沢延伸効果があった前回の
過去最多707万人に70万人以上及ばなかったものの、「コロナ禍の状況で期間を延長したことが、前回並みの経済効果を確保できた要因」と。
「八幡屋礒五郎」は、期間中の売上げが前回期間を含む2015年4〜6月と比べて1割増。新型コロナの感染が落ち着き、修学旅行生なども目立ったという。限定モデルの七味缶「御開帳缶」は期間中、約50万缶を販売。自分の好みに合わせて七味を
調合できる体験サービスも人気だった。「期間が延長されたことで、お客様が分散してゆったり買い物ができ、満足度も上がった。デメリットは何もなく、次回もぜひ期間の延長をお願いしたい」と。市中心部の観光ホテルでは、6月は売上げが
前回の1.3倍、レストランや売店利用も増えた。4-5月の客室稼働率は前回よりもやや落ちたが、6月は終盤にかけて平日も満室の日が続いたという。
善光寺御開帳は4/3-6/29。長野経済研究所は御開帳の経済効果について発表した。宿泊や飲食などの経済波及効果は1095億円。前回(7年前)の御開帳と比べると約42億円少ない(-3.7%)。参拝者数は前回から71万人少ない636万人。コロナ禍の開催と
なった今回は分散参拝を促すため実施期間が通常より1ヶ月延長し、過去最長88日間開催したことなどから落ち込みは少なかった。また、当時、新型コロナの感染状況が落ち着いていたことなどから県外からの宿泊者の割合が多くなったこと、
御朱印帳が人気となったことなどが、効果を押し上げたと分析。長野商工会議所会頭は「1000億円に届くのが難しいのではないかと思っていたが、広報活動などによる誘客が成功した。御開帳後も訪れてもらえるようにしていきたい」と。
コロナ禍の御開帳の特徴は、単身での参拝者が全体の21%、前回より2倍(9.7P増)近く増えた。単身者の増加は「感染拡大の影響で少人数の傾向に拍車がかかった」と見る。「家族・親戚」(34.6%,前回比4.7P減)、「夫婦・カップル」(29.1%,1.7P増)、
「1人」(21.0%,9.7P増)。また、県外客の割合が前回より増えて全体の8割。県外客(80.3%,9P増)。これに伴い、宿泊客の割合も増加した。自家用車を利用した関東からの参拝者が増えたと見ています。交通手段はマイカー(58.1%M,3.8P増)%、
新幹線(22.6%,5.4P増)、団体バス(4%,5.7P減)。一人当たりの観光消費単価は日帰り・宿泊客ともに増えていて、特に土産物や御朱印帳を求める人が多かったと分析。但し、ビジネスホテルの利用者が増えたことで、宿泊客1人当たりの宿泊費は減少した。
新型コロナ禍でも想定の倍の来場者を集め、なじみが薄いと思われてきた若い世代も訪れている。建物外観も魅力ながら、年間500万個のおやきを製造する国内最大級の工場見学も可能。今後は地元の特産品とコラボした販売会などを計画し、
地域活性化にも一役買う。
3年後に創業100年を迎える鬼無里の「いろは堂」直営店。おやきは小麦粉の生地であんこや野菜などを包んだまんじゅう。いろは堂では野菜ミックス、野沢菜、ねぎみそ、粒あんなどが定番。鬼無里の本社工場では年間約300万個の生産能力が
あったが、施設の老朽化や物流の不便さもあり、新工場建設を計画。新拠点では生産能力が500万個で、本社工場200万個と合わせ計700万個に増強。新拠点は上信越道長野I.Cから長野市街地に数分。昔、峠の釜めし店(おぎのや)があった場所。
建物は県産のスギやヒノキを使った木造建築で、北アなどの山並みに溶け込むデザイン。屋上に上がることができ、山を見ながらおやきやコーヒーが楽しめる。おやきの製造工程の見学(10:00-16:00,火曜休業)、2F展望デッキ。
長野ICから千曲川を越えて約2分。長野駅から車約15分。(9:30-18:00)(P40)
(5)諏訪;
■2025.7/27;15:00;中央道諏訪湖SAに設置する「諏訪湖SIC」が開通する。
諏訪ICから6q、岡谷ICから7.8qとぼほ中間に位置する諏訪湖SAの諏訪湖SIC。諏訪ICから諏訪湖は約12分が3分に短縮。1日約3600台(上り線;1100台,下り線;2500台)の利用が見込まれ、諏訪湖へのアクセス向上で、観光振興などに期待される。
諏訪湖と上諏訪温泉には年間400万人が訪れる観光地。最寄りの諏訪ICと岡谷ICから諏訪湖までは12〜20分かかるが同SICを使えば3分。諏訪には、精密機械メーカーが集積し、製品を運ぶ輸送ルートの混雑回避など、企業活動の活性化への
貢献も期待。同SICは2021年から建設開始。当初は2024年3月の開通を目指たが、接続道路の一部で水がわき出る現象が発生するなど対策工事が必要となり、1年以上の遅れが生じた。同ICから岡谷方向に県が建設したアクセス道路も供用開始。
アクセス道路は諏訪湖西岸沿いの県道岡谷茅野線と交差。同ICを利用する車は同交差点を通る形。アクセス道路は諏訪方向にも計画。
県内SICは以下の通り
上信越道;小布施(2006.10)、佐久平(2007.4)
上信越道;長野IC〜須坂長野東IC;若穂(事業中)、坂城IC〜更埴JCT;千曲屋代(事業中)
長野道;姨捨(2006.10)、梓川(2010.11)、筑北(2023.12)
中央道;伊那小黒川(2017.9)、駒ヶ岳(2018.3)、飯田座光寺(2021.3)、中央道;諏訪湖(2025.7)
諏訪大社の御柱祭は数えで7年に1度、モミの大木を切り出し、境内の御柱を建て替える勇壮な祭りで、次回は3年後の2028年に行われる。次回の御柱祭の「山出し」と「里曳き」の日程は以下の通り。
山から里へ御柱をひきだす「山出し」は、上社(2028.4/1-4/3)、下社(2028.4/8-4/10)
里から境内まで御柱をひく「里曳き」は、上社(2028.5/3-5/5)、下社(2028.5/12-5/14)
前回は新型コロナ渦で御柱を山から里へはトレーラーで運搬がしたが、次回は通常通り人力で行う予定。
諏訪「手長神社」で「諏訪湖開き」の神事があり、沿岸の諏訪市と岡谷市、下諏訪町の関係者が参加。宮司が祝詞を読み上げたあと、参加者が順番に玉串をささげてシーズン中の安全を祈願した。諏訪観光協会によれば、諏訪湖を訪れる
観光客数はコロナ禍前の水準にまで回復しつつある。2025年夏には中央道諏訪湖SICが完成予定で、地元では観光客のさらなる増加に期待が高まる。諏訪湖の観光客は2019;345万人,2020;210万人、2021;219万人,2022;284万人,2023;315万人
(日帰り客270万人,宿泊客45万人)
同公園右岸広場の砥川ふれあい渚なぎさの敷地(2541u)で約200uの複合施設を建設予定。飲食、レジャーやアウトドア用具のレンタル、キャンプ場の運営を行なう。施設の設置・運営事業者はアルピコリゾート&ライフと
クロスプロジェクトグループ(白馬)による共同事業。諏訪湖畔にキャンプ場が設置されるのは初めて。水上アクティビティー事業も予定。諏訪湖の遊覧船の乗り入れも検討。SUWA Cominalは諏訪湖、コミュニティー、ターミナルの造語。
10年契約で施設設置管理を許可、同事業体は年約240万円を支払う。2025年夏着工予定。場所は諏訪ICから30分、岡谷ICから15分。
6年ぶりに新作花火大会を行う。2020年以降、新型コロナ渦で中止。1日開催ではなく、5日間の分散開催、勝ち抜き形式に変更する。9/6,9/13,9/20,9/27;予選会。花火師5人が打上げ、決勝戦出場者4人を選ぶ。10/26;決勝。4人の他、予選会で2位のうち
最も点数が高かった花火師を加えた計5人が花火を打上げ、優勝者を決める。花火大会の名称も変更予定。実行委事務局の諏訪観光協会は「勝ち抜き形式の競技花火大会は全国的に見ても珍しい。1発ごとの見せ方にこだわった大会にしたい」。
「御神渡り」は、厳しい冷え込みが続くと諏訪湖の湖面の氷が筋状にせり上がる現象で、2/上には湖面のほぼ氷結したが、2018年以来の「御神渡り」が期待された。しかし、今冬も出現なし。2/15;八劔神社に氏子ら40が集まり、
「御神渡り」が現れなかった「明けの海」を神前に報告。神事のあとには「御神渡り」が現れた際の拝観式で使用するために用意していた80本のしめ縄が境内で燃やされた。神社によれば「御神渡り」が7季にわたって出現しないのは、
観察が行われてきた580年の歴史の中で2番目に長い。室町時代(1507〜1514年)の8季連続に次ぐ長さ。八劔神社の宮司は「明けの海もひとつの結果。夏暑く、冬寒いという自然の摂理で進んでいき、2026年は御神渡りの拝観式が
できるとうれしい」。
2/10;「諏訪湖」はほぼ全面結氷して「御神渡り」出現が期待されが、2/11朝には氷は溶けてしまった。八剣神社の宮司と氏子総代が「御神渡り」の観察を続けてきた。八剣神社の宮司は「残念ではあるが、明けの海にて神渡りござなく
そうろう」。今後は気温が上がる予報で、2025年は「御神渡り」が出現しない「明けの海」が宣言された。これで7年連続の「明けの海」。
諏訪湖はほぼ全面結氷し、御神渡りの元となる筋が確認。9/10朝、最低気温-8.1℃。氷の厚さは3.2cm。
八剱神社の宮司は「成長して青年の姿に成長していくと嬉しい。真冬日に近い状況が続き、少しでも氷が厚くなってくれればありがたい」
諏訪は今季一番の寒さとなる-9.3℃。諏訪湖では氷がせり上がる「御神渡り」の観察が続いていて、2/9;湖面の9割で氷が張っているのが確認された。八剱神社の宮司は「氷の厚さは12mm-18mm、明日冷えれば多分倍ぐらいになりそう。
2/10,2/11;期待したい」
諏訪では今シーズン、観察が始まった1/5;「小寒」以降、氷点下が2桁台の日が1日もなく、諏訪湖は一度も全面結氷していない。御神渡りが出現する可能性が低いことから、2025.2/3;「立春」で氏子たちが集まって行う観察は終了した。
2025.2/3;立春の朝、諏訪湖の水は静かで氷は見られなかった。諏訪湖では2018年を最後に御神渡りが出現しない年が続いています。宮司は「この冬は真冬日がなく、雪もほとんど降らなかった。湖は期待に応えてくれなかったが、こういう
状況も583年続く観察の歴史の中で大事な一点」と。湖面が山脈状にせり上がる御神渡りは、ー10℃前後の冷え込みが3日ほど続くと出現すると言われるが、直近では2018年を最後に出現していない。神社の観察記録は、室町時代の1443年から
残っており、御神渡りの不出現(明の海)は、戦国時代の8年連続が最長記録。もし2025年も出現しなければ、2019年から7年連続で、史上2番目の長さ。宮司は「2025年は気温の高い日が多く、地球温暖化の影響はすごくあると感じた。
湖には現在、薄氷もないので、全面結氷を望むのは非常に厳しい状況」。2/4〜;この冬一番の大寒波に望みをかけて神社の有志が観察を続ける。観察は、2/15まで続ける予定。御神渡りが出現しない「明けの海」は、2/15;神前に報告される
予定だが、大寒波で待ったがかかるのか?。
湖面の氷が割れて山脈状に盛り上がる「御神渡り」は2018年2月を最後に出現せず、今季は全面結氷すら一度もしていない。
御神渡りの記録が残る室町中期から数えて583年目の立春。拝観に向けて八剱神社が観察する湖はすでに春の様相で出現は厳しい状況。御神渡りは、諏訪大社上社の建御名方神が、下社の妃・八坂刀売神のもとに通う恋路と伝わる「神様の恋の通い路」。
平安末期、歌人の源顕仲が詠んだ歌が、のちに編まれた歌集「堀川院御時百首和歌 冬十五首―凍―」に載る。「すわの海の氷の上の通い路は神のわたりてとくるなりけり」
八剱神社の宮司は「平安時代に信濃の国の諏訪湖の御渡りがすでに京の都人に知られていて、神様が渡られた跡と受け止められていた」。宮司によると、最も古い御神渡りの記録は1397年という。記録は1443年から続く。諏訪明神の現人神として
全国にある諏訪神社の頂点に位置した神職・大祝家に伝わる「當社神幸記」に1681年まで書かれている。83年からは八剱神社に残る「御渡帳」、「諏訪湖上御渡年豊凶調書」、「湖上御渡注進録」、「世界に比類ない結氷の記録」に記す。
御神渡りが出現しない「明けの海」は2024年までの582年間で計80回。50年に10回と突出した1500年代前半を除けば、1700年までの約250年間は50年に1回、次の250年間は10年に1回と多くなる。1951年以降は、2024年までの74年間に全体の約半分に
あたる39回、このうち直近の24年間は17回。令和になってからは一度も御神渡りの出現がない。明けの海の連続記録は、これまで8季が最長で戦国時代(1507年-1514年)。次は6季で、1992〜1997年と2019〜2024年。今季が明の海なら7季連続で2位。
御神渡りの出現が減っていることについて、1970年以降の気候変動、湖の自然環境の変化を危惧する。「御渡りは自然の摂理による。冬の訪れと春を待つ喜びを覚えず、昔ながらの諏訪湖の風土、景色が見られなくなりつつある」。
観察は立春(2/3)で一区切りする。
湖面が凍って氷がせりあがる「御神渡り」の出現に期待を込めて毎朝、諏訪湖を観察。八剱神社の宮司は「大寒じゃなくて大暖って言われたけど」。湖畔の気温は0℃、水温は3℃。1/19;薄氷が張ったという湖面には氷はなく静かに水面が
揺らめいていた。立春を過ぎた2/6まで観察を続けるという。
諏訪湖周辺のR20、上諏訪・下諏訪などで例年と同規模の約2万個を点灯。
(諏訪)駅前商店街・柳並公園・湖明館通り・並木通り・高島城・三の丸通り・手長神社・諏訪大社上社・スタバ中沖店・酒蔵通り元町周辺・湯小路いきいき元気館・すわっこランド・上川大橋側さざなみロード入口・上諏訪温泉旅館街・
スタバ諏訪城南店・ビオレホール。(下諏訪)諏訪大社下社通り・宿立町通り、四ツ角湯けむりひろば。(諏訪)スタバ諏訪湖SA(上り)、(岡谷)岡谷美術考古館、(茅野)茅野市役所・諏訪東京理科大、(原村)八ヶ岳自然文化園、
(富士見町)富士見高原ペンションビレッジ。
2025.1/5;小寒の「諏訪湖」では天気は晴れ、気温ー6.8℃、水温3℃。諏訪湖の岸辺では5mm〜1.5cmの薄氷が張った。今シーズンの観察初日(2025.1/5)を迎え、「八剣神社」の宮司は「気温が低く風もないので良い条件でのスタートになった。
開始早々に透明な氷が観られたことは大変うれしい、ありがたい兆候。今年こそは御神渡りを拝観したい」と。「御神渡り」は-10℃前後の厳しい寒さが3日ほど続き、昼と夜の寒暖差で氷が伸縮を繰り返し、湖面に張った氷が厚みを増して亀裂が入り、
筋状にせり上がる現象。7年前に出現したのが最後。「御神渡り」の観察は「立春」まで続きます。
「御神渡り」は「諏訪の神が氷上を渡った跡」とされる。最後に出現したのは2018年、地球温暖化の影響からか、6年連続で御神渡りができなかった「明けの海」。年が明け厳冬期を迎え、1/上(小寒)〜2/初(節分)までの約1ヶ月間、八剱神社の
宮司や総代らが気温、水温、氷の厚さなど湖面の様子を観察する。室町時代(1443年)からその記録が残るという。1443年以降で「明けの海」は2024年までに計80回。「明けの海」は1950年代から急増。1951年〜2000年は22回、2001年以降は
2024年までに16回。平成以降、御神渡りが出現したのは9回のみ。
県諏訪地域振興局は湖面の状況をライブ映像で配信する。2024年は諏訪湖3台のカメラで中継、視聴回数は18万回。下諏訪の映像視聴が大半だったため、3年目の2025年は1台に絞った。可動カメラで24H中継。
御神渡りは-10度以下の気温が数日間続き、諏訪湖が全面結氷し、昼と夜の寒暖差で氷が伸縮を繰り返し、亀裂が入って氷の筋が湖面を走る現象。1443年から約582年間「八剱神社」が御神渡りを観察。観察は二十四節気の「小寒」(1/5)から
「節分」(2/2)まで続く。諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命(女神)のもとへ通った道筋と云われます。御神渡りが出現しない状態は「明けの海」と呼ばれ、明けの海は1443年から計80回。2024年まで6季連続で明けの海。
2024年は諏訪湖が一度も全面結氷せず、2019年以来5季ぶり。温暖化の影響?。
※諏訪湖のいま
県環境保全研究所と信大山岳科学研究拠点の研究グループが行った調査で判明。諏訪湖の堆積物から過去1.6万年の水位変動を調べたところ、数百から数千年ごとに上昇と低下を繰り返していた。
1.2万年前と7000〜8000年前には大きな水位の低下が起き、世界的な寒冷期だったという。地形学の学術誌「Geomorphology」に調査結果が掲載された。
2018年から整備を開始した「諏訪湖サイクリングロード」は、4月全長16kmのコースが全線開通。記念式典では阿部知事が「諏訪湖という県の宝を地域の皆さんと共に守り育て、世界中から多くの人が訪れて楽しんでもらえる湖にしたい」と。
テープカットで開通を祝うと親子連れなどが自転車で繰り出し、諏訪湖の美しい景色を楽しんでいた。
諏訪湖一周は約16km。コースからは八ヶ岳や南ア、霧ヶ峰などが望め、湖越しに八ヶ岳を望む。コースは平坦でゆっくり走って約2H。サイクリングロードは反時計回りがお勧め。
(上諏訪温泉)〜片倉館〜諏訪畔公園〜足湯〜諏訪湖間欠泉〜北澤美術館〜ハーモ美術館〜(諏訪大社下社秋宮)〜赤砂崎公園〜(下諏訪温泉)〜足湯〜諏訪湖白鳥飛来地〜岡谷湖畔公園〜(イルフ童画館)〜天竜川の釜口水門〜
桜並木〜龍光山観音院〜SUWAガラスの里〜原田泰治美術館〜上川大橋〜ヨットハーバー〜石彫公園〜。
地元は「今後、中央道諏訪湖SIC開通もあり、観光客を呼び込みたい」と。諏訪湖サイクリングロードは2016年度に基本計画策定、2018年度着工。2024.4/1;全線開通、4/20;記念式典を実施。
※諏訪地域サイクリング情報(諏訪地域振興局)
(5)軽井沢・他;
■2025年7月に開業30周年を迎える「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」に新たなアートモニュメントが完成、2025.3/30;除幕式が開かれた。
軽井沢・プリンスショッピングプラザのガーデンモール芝生のひろばに設置されたモニュメントは、全長15m,高さ3mで「KARUIZAWA」の9文字のアルファベットが立体的にデザイン。
軽井沢プリンスショッピングプラザは「軽井沢に来た思い出・記念になるものを残せる場所ということで今回アートモニュメントを設置した」。
「宿泊税」は長野県が2026.6月導入を目指しており、これにあわせて各自治体でも独自に課税を検討する動きが広がっている。2/27;軽井沢町は「宿泊税」の骨子案を明らかにした。軽井沢町では宿泊料金に応じて段階的に税額を引き上げ、
県の徴収分を含め、宿泊料金が\6000円以上1万円未満で\300円/1人1泊、1万円以上10万円未満で\350円、10万円以上で\800円に設定。導入の時期は県宿泊税と同じ2026年6月、最初3年間は経過措置として、宿泊料金が1万円未満の場合に限り
\200円/1人1泊。導入により、年間7-9億円の税収が見込まれる。軽井沢町では、町道の電柱をなくすなど景観の整備や旅行客を受け入れる医療体制の充実などに充て、魅力的な観光地づくりに取り組みたいと。今後、住民からの意見募集を行い、
6月の定例議会に条例案を提出予定。
★11/23-2025.2/28;「軽井沢ウィンターフェスティバル2025」
16:30-22:00;ウインターフェスティバル期間中に軽井沢各所に美しいイルミネーションが煌めく。旧軽井沢、教会など。
11/23-2025.2/28;16:30-21;30;「軽井沢駅」(北口)のペデストリアンデッキでイエルミネーション
11/23-2025.2/28;「旧軽井沢銀座通り」ロータリー・ポケットパークでイルミネーション
★12/1-12/25;19:30-21:30;「軽井沢」の星野エリアでは幻想的な雰囲気を楽しんでいます。
「軽井沢高原教会」で「星降る森のクリスマス」開催中。軽井沢で宣教師たちがランタンの光で街を照らし、人々の幸せを願った風習がイベントの始まりという。2024年のテーマは「プリズム」。多彩な光を放つ高さ3mの「プリズムツリー」。
同教会は「プリズムを通して光が色んな色になるように、ご自身色んなの可能性というか、自分の良いところだったり、そういうのを見つけてもらえたら」と。日曜日には「クリスマス礼拝」、迫力あるゴスペル生演奏。
★12/1-12/25:16:00-22:00;星野温泉「トンボの湯」の「もみの木」は高さ10mのイルミネーションX'masツリー。
※トンボの湯は10:00-22:00(\1350/大人,\800/子供),12/29-2025.1/3(\1550/大人,\1050/子供)
★12/1-12/25;16:00-19:00;ハルニレテラス、もみの木、スケートリンクで「やどりぎランタン」
※10:00-18:00/10:00-22:00;ハルニレ100本の森の中にテラス、カフェ・レストラン・ショップなど16店舗。
★12/1-2025.1/13;16:00-17:30:「ケラ池スケートリンク」全体に光の装飾「スターダスト・アイスリンク」
※スケート;10/18-2025.3/2;10:00-17:30;16:00-17:30(\1900/大人,\1300/小学生以下),12/21-2025.1/13,2/22-2/24(\2300/大人,\1700/子供)
★11/1-2025.3/31;17:00-22:00;「軽井沢プリンスショッピングプラザ」でイルミネーション。イルミネーションをリニューアルして、LED約200万個の華やかな光の演出
一帯にはスキー場、ホテル、ヴィラ、ゴルフ場などがあり、ショッピングプラザは240店舗。
★12/20-12/23;17:00-19:00,2025.1/10-1/13,2/8-2/11;17:30-19:30;「白糸の滝」で真冬のライトアップ
(問)軽井沢高原教会 TEL 0267-45-3333
(問)ハルニレテラス TEL 050-3537-3553
(問)トンボの湯 TEL 0267-44-3580
(問)軽井沢プリンスショッピングプラザ TEL 0267-42-5211
(問)軽井沢観光協会 TEL 0267-41-3850(平日8:45-17:45)
■2024.11/1;「軽井沢プリンススキー場」が県内トップを切ってオープンし、初滑りを楽しんでいます。
10/4〜;人工造雪機8基を24Hフル稼働させ、全長400m、積雪50cmの2つのコースを整備。オープン初日は秋晴れの中、初滑りを待ちわびた多くの人たちがスキーやスノーボードを楽しんでいた。
滑走可はくりの木C(初級;距離380m,標高992m-946m.最大斜度10°,平均斜度6°)とプリンスG(初級;距離370m,標高1015m-949m,最大斜度18°,平均斜度10°)
年末年始には全14コースが滑走可になる予定。営業は2024.11/1-2025.3/31
例年28万人が訪れる軽井沢スキー場。県内で最も早い、11/1;オープンを目指し、造雪機2台で雪山を作り、ゲレンデ整備を始めた。10/5〜;造雪機計8台に増やして、24H稼働で1日450tの人工雪をつくる計画。オープン初日には全長400mの
2コース(くりの木C、プリンスG)をオープン予定。駐車場・スキーセンタ近くの「くりの木C」(380m,斜度10度)とプリンスホテルイースト前「プリンスG」(370m,斜度18度)がOPEN予定。2025.1/上までに全14Cを滑走できるするという。
内山峡の街道沿いでは約6km区間で40万〜50万本のコスモスが咲く。佐久市観光協会によると、9/20頃まで見頃。1972年に地元の老人クラブが植えたのが始まりで、現在も内山地区の住民が心を込めて丹精に育て続けている。
コスモスは背丈が80cm〜1.2mでドライバーの目を楽しませようと国道沿いにコスモスを植えた。毎年「佐久高原コスモスまつり」開催。9/8;コスモスまつりの開会式では、地元の園児たちが将来の夢を書いた環境に配慮した風船を飛ばす。
9/8-9/23;沿道の休憩所で地元産の野菜やリンゴなどを販売。場所は中部横断道佐久南ICからR254へ。佐久南ICから約20分。
荒船山麓、妙義荒船佐久高原国定公園内にある標高1200mの「内山牧場」跡地(3ha)(荒船パノラマキャンプ場)には100万本の「コスモス園」が広がり一面に咲き乱れ、花のジュータンを敷き詰めたよう。佐久南ICから40分。(入園無料)
軽井沢町植物園敷地面積約2万u、約145科1600種を育てている。レンゲショウマは山地に生息する多年草で、直径約4cmの淡い紫色の愛らしい花。同園では500株のレンゲショウマを栽培、下を向いて咲いた花は小さなシャンデリアのよう。
花はミヤマオダマキに似ていますが、全体的に丸っこい感じ。太陽の光があたると花の濃淡が楽しめるというレンゲショウマの花は8/25頃まで見頃。
この他、アキノキリンソウ、ツリガネニンジン、マツムシソウ、サワギキョウ、コオニユリ、コバギボウシ、アサマフウロ、オトギリソウ、コウゾリナ、トラノオ、ヤマユリ、ワレモコウ、ソバナ、オミナエシ、キキョウ、ヤマハギ、
カワラナデシコ、ワスレナグサ、ヒヨドリバナ、などが観られます。(9:00-17:00,\100/入園料)
(問)軽井沢町植物園 TEL 0267-48-3337
※☆★☆2025.1/1;新年特集ページ☆★☆
※☆★☆三九郎特集ページ☆★☆
※2024.11/22〜2014.11/22;神城断層地震の被災状況、災害復興の記録(10年分)
※2023.12/16白馬土砂災害&2024.1/1能登半島地震
※JR大糸線活性化ページ
※2024-2025 FIS WC NORDIC SKI Jumping & NORDIC Combined
※白馬・大町・安曇野・松本エリアのサイクリング情報
※国宝仁科神明宮・式年遷宮祭
※松本・安曇野・大北のCycling information
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