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今日の出来事


2025年7月8日 (24年7月8日は?)

■今日(7/8)の白馬は晴れ・曇り。
7/8;最低気温は白馬20.0℃、大町20.5℃、穂高23.5℃、松本23.8℃、長野24.0℃と最も暑い時期を上回る気温。

7/8;最高気温は穂高35.3℃、長野35.1℃などで猛暑日。松本34.5℃、大町33.7℃、白馬32.6℃(2025年最高気温)と最も暑い時期を上回る気温。観測22地点で真夏日。
■7/初;「ニッコウキスゲ」は、「八方尾根」(兎平・鎌池・尾根道・木道)、「栂池自然園」(ワタスゲ湿原;咲き始め)、「五竜」(アルプス平)などで見られます。
他には「上高地」(田代湿原)、「美ヶ原」(王ヶ頭;咲き始め)、「霧ヶ峰」(車山肩;間もなく見頃)(八島湿原;見頃)などで咲いています。

「栂池自然園」では雪解けが進み、緑が増え、花の種類が増えてきました。

現在、アカモノ、イワカガミナ、イワイチョウ、ウラジロナナカマド、エンレイソウ、カラマツソウ、キヌガサソウ、クルマユリ、ゴゼンタチバナ、コバイケソウ、サラサドウダン、サンカヨウ、シナノキンバイ、シラネアオイ、 ダイコンソウ、タカネザクラ、タカトウダイ、タニウツギ、チングルマ、ツマトリソウ、テガタチドリ、ニッコウキスゲ、ノビネチドリ、 ハクサンコザクラ、ハクサンチドリ、ヒオウギアヤメ、ヒメイチゲ、マイズルソウ、ミズバショウ、ミツバウオレン、ミヤマカラマツ、ミヤマキンポウゲ リュウキンカ、ワタスゲなどが見られます。

「白馬五竜高山植物園」では青いケシの花、アツモリソウ、コマクサ、白いコマクサ、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、コバイケイソウ、ワタスゲ、ウスユキソウ、イブキジャコウソウ、 イワベンケイ、イワヒゲ、イブキジャコウソウ、ミヤマオダマキ、タカネツメクサ、タカネナデシコ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、チングルマの穂、ワタスゲ、ミヤマキンポウゲ、コオニユリ、オトメユリ、クロユリなど。 アルプス平〜地蔵の頭〜小遠見山ではハクサンシャクナゲ、イワカガミ、マイズルソウ、ハクサンチドリ、サラサドウダンなど。

■7/7〜;大町で2024年開催(9/13-11/4)の「北アルプス国際芸術祭」の公式記録集が販売。
「水・木・土・空」をコンセプトに掲げた芸術祭。11の国と地域から37組のアーティストが参加、大町市街地・源流・ダム・仁科三湖・東山で38作品が展示された。記録集では展示作品と作家、地域の取り組み、来場者の声などを紹介。 芸術を通じて大町の魅力を発信する一冊。大町市役所、書店、amazonなど発売(B5判,152p,\2750/税込)

■7/11〜;「夏の交通安全やまびこ運動」が始まる。
夏休みシーズンは交通量が増加するため、大町署は安全運転や交通マナーの徹底を呼び掛けている。

■松本内田の「法船寺」でアジサイが見ごろ
北アや松本平を望む標高750mの高台ある松本内田の「あじさい寺」。鐘楼や観音堂がある境内には約80種1300株の紫陽花、青や白、赤紫の色鮮やかな花が訪れる人を楽しませています。

■安曇野各地で紫陽花がきれいに咲いています。初夏〜夏は山アジサイの季節
アジサイ(ユキノシタ科)にはガクアジサイ、コアジサイ、ヤマアジサイ、アマチャ、ツルアジサイ、エゾアジサイなどいろいろな種類があります。
紫陽花は別名「七変化」と呼ばれるように咲き始めから次々と色を変えていきます。ガクアジサイとヤマアイサジの花はよく似ています。一般的にヤマアイサジは背が低い(1-2m)、花の色は淡く光沢がない地味なイメージ、 花は小ぶり(花序;5-10cm)で、ガクアジサイにように大きく華やかではない。ヤマアジサイの葉は薄くうぶ毛が多い。以下の花は安曇野や大町、白馬の庭園や山麓で見かけたヤマアジサイ。見ごろは6/下-7/下。

★☆★アジサイの種類★☆★

比較あじさい ガクアジサイヤマアジサイ エゾアジサイ
葉の厚さ・表面分厚い、光沢あり
シワがない、鮮やか
分厚い、光沢あり
シワは目立つ、園芸品種多い
葉は薄い、光沢ない
シワは目立つ、地味
葉は薄い、光沢ない
シワはない、地味
花の大きさ 大きい(15-20cm) 大きめ(10-20cm) 小さい(5-10cm) ヤマアジサイよりも大きめ(10-15cm)
高さ 高い(1-2cm) 高い(1-3cm) 低い(1-1.5cm) 低い(1-2m)
生育場所 日当たりと風通しが良い、庭・公園 日当たりの良い、半日陰。庭園・公園 半日陰の湿った林・沢 深山、寒冷地、薄暗いやや湿った場所

「ヤマアジサイ」(ガク咲き)

「ヤマアジサイ」(テマリ咲き)

「ガクアジサイ」

「コアジサイ」(穂咲き)

「ツルアジサイ」

「紫陽花」

「霧ヶ峰高原」の車山肩、富士見台一帯でニッコウキスゲ、の黄色い可憐な花が咲き始め、間もなく見頃を迎えます。
7/中-7/下にかけて高原一帯に群生するニッコウキスゲは夏の風物詩。まだ蕾が多く、見頃から1週間〜10日間は花を咲かせるので7/下まで楽しめそう。花の命は1日。1株で3-10個の花がつき、次々と咲いてくれるので花のリレーが続きます。 例年より1週間ほど遅い開花で、20年に一度の当たり年と言われた2024年と比べると花数は少ないが、数年一度の当たり年の白いコバイケソウが群生し、黄色・黄橙色のニッコウキスゲとの共演が楽しめます。美ヶ原でもニッコウキスゲが 咲き始めています。
7/6;「霧ヶ峰」ではシカの食害を受けている「ニッコウキスゲ」を増やそうと、高原にその苗を植えた。
かつてはニッコウキスゲが高原一帯を黄色に染めていたが、25年前からシカによる食害が深刻化。今では電気柵で囲われた場所でしか、ニッコウキスゲを見ることができない。高原の自然保護に取り組んでいる小和田牧野農業協同組合が ニッコウキスゲの苗の植栽を行い、諏訪のボーイスカウトの子どもとその家族ら約80人が参加して、100株の苗を牧草地だった場所に植えた。同組合は「子どもたちと一緒にニッコウキスゲという諏訪の素晴らしい財産を守り、後世に 残していきたい」と。今回植えたニッコウキスゲは、2026年夏に花を咲かせるという。

「霧ヶ峰に咲くニッコウキスゲ」(霧ヶ峰にて)

■7/上-7/中;「霧ヶ峰高原」ではニッコウキスゲが花盛りになると、車山肩付近のビーナスラインは大渋滞。
ハイシーズン中(7月3連休)は霧ヶ峰高原の駐車場はどこも朝から満車で駐車待ちの車が並びます。
霧ヶ峰のニッコウキスゲの群生地は、防鹿柵で囲まれた車山肩、富士見台、車山高原、八島ヶ原湿原、霧ヶ峰自然保護センタなど。散策路・登山道沿いのロープ内は立入禁止。
★霧ヶ峰高原の駐車場★;
1)白樺湖展望台P(P10);白樺湖と富士見台の中間に位置、眼下に白樺湖、正面に蓼科山が観られます。
2)伊那丸富士見台P(P70);八ヶ岳連峰と富士山を望む。駐車は少ない。
3)富士見台P(P70);蓼科山・北八〜南八まで一望。富士山・南ア・中ア、北側からは穂高連峰・槍ヶ岳まで望む。ニッコウキスゲは満開。
4)車山肩P(P140);ニッコウキスゲの一番のビューポイント。ニッコウキスゲは3-4分咲き。
5)霧ヶ峰ドライブイン霧の駅P(P100);霧ヶ峰グライダー場近くで広いドライブイン。八島湿原と霧ヶ峰キャンプ場、霧鐘塔、踊場湿原の分岐点。ニッコウキスゲも咲いています。
6)霧ヶ峰スキー場P(P300);第1P,第2Pあり。
7)霧ヶ峰自然保護センタP(P70);霧の駅の隣。園地のニッコウキスゲは見頃。
8)池のくるみ踊場湿原P(P10);レンゲツツジで有名な湿原、キスゲ
9)八島湿原P(70);八島ヶ池ー鬼ヶ泉水ー鎌ヶ池。ニッコウキスゲ開花中。ノハナショウブ、イブキトラノオ、キバナノヤマオダマキ、ハクサンフウロ、ノアザミ、アカバナシモツケソウ、ウツボグサなども開花。
10)車山高原SKYPARK RESORT(P1300);車山肩周辺は駐車禁止。一度満車になると車の出入りが殆どなく渋滞の列が伸びます。渋滞を避けるなら車山高原Pに駐車。
展望リフト2本(9:00-17:00,所要15分,往復;\2500/大人,1700/小学生)で車山山頂(標高1925m)へ。山頂から車山肩までニッコウキスゲを散策(徒歩30分)
※以下の写真は見頃を迎えたニッコウキスゲ(7/中-7/下)

「黄色い絨毯の霧ヶ峰高原のニッコウキスゲ」(霧ヶ峰にて)

「ニッコウキスゲ」(美ヶ原高原にて)

「ニッコウキスゲとビーナスライン渋滞」(霧ヶ峰にて)



2025年7月7日 (24年7月7日は?)

■今日(7/7)の白馬は晴れ・曇り。今日は「小暑」で梅雨が明け、暑さが本格的になる頃を示す。今日は「777」の日で、「七夕」。松本や安曇野、大北では1ヶ月遅れの8/7で七夕をお祝いするところも多い。
7/7;最低気温は大町20.1℃、白馬20.2℃、穂高22.4℃、松本22.9℃、長野24.1℃と最も暑い時期を上回る気温。

7/7;最低気温は松本奈川17.1℃、大町20.1℃、白馬20.2℃、穂高22.4℃、松本22.9℃、長野24.1℃と最も暑い時期を上回る気温。
7/7;最高気温は上田37.4℃など4ヶ所で猛暑日。松本34.8℃、穂高34.7℃、長野33.6℃、大町33.1℃、白馬32.2℃(2025年最高気温)と最も暑い時期を上回る気温。観測21地点で真夏日。
7/7;県中南部では昼〜夜に大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みで、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼び掛けています。7/7;12:00-7/8;12:00;24H予想降水量は北部40mm,中南部80mm。

■八方尾根から望む「夏の白馬三山」
「八方アルペンライン」の八方ゴンドラ「アダム」とアルペンQ、グラートQを乗り継いで約30-40分、「八方池山荘」(標高1854m)に至る。総延長は3445m。標高差は1060m。
八方尾根トレッキングの玄関口となる「八方池山荘」は1964年着工、1964年開設、2002年一部改修。
老朽化のため、2028年〜新八方池山荘新築工事(展望デッキのある2F建て施設)、2029.6月〜解体工事、2029年10月新八方池山荘OPEN予定。
7/4〜;「八方池山荘」横のトイレが使用可になった。7/9;断水でトイレは使用不可

「夏のグラードQ山頂駅舎と八方池山荘」(八方尾根にて)

「夏と冬の八方池山荘」(八方尾根にて)

「夏の白馬三山」(八方尾根にて)

「残雪と白馬三山」(八方尾根にて)

「沸き立つ雲と白馬三山」(八方尾根にて)

「咲き始めのニッコウキスゲと白馬三山」(八方尾根にて)

「ニッコウキスゲと五龍岳・鹿島槍ヶ岳」(八方尾根にて)

■7/5-7/6;「白馬47」で、そば文化の振興に取り組む「全麺協中日本支部」は「そば打ち技術研修会」を開いた。
そばの魅力を発信しようと受講者がそばを打ち立て、村内の高齢者福祉施設や来場者に無償で配布した。

■6/27-7/21;安曇野産の夏秋いちご「あまあづみ」スイーツフェア開催中
あまあづみは堀金烏川の生産者が8年かけて開発。2024年に小学生が名称決定。2025年3月に商標登録。生産者は9人、市場に出回る量は少ない。果皮が柔らかくて長距離輸送に向かない。地元で認知度を高めて流通を促そうと生産者や JAあづみ、市などでつくるプロジェクトチームがフェアを初めて企画。2025年本格的発売。酸味が強い夏秋イチゴと比べて糖度が高く香りがよい。安曇野市内7店舗ではあまあづみを使ったパフェやスムージ、タルト、ミルフィーユ、 ケーキ、いちごサンド、いちご大福などを提供。
豊科;NUMOROUS、豊科(市庁舎内);あったカフェ、柏原;あづみ野菓子工房・彩香、柏原;トリアノン洋和菓子店、穂高;サントゥールムラカミ、穂高/有明;丸山菓子舗、明科:カフェまるぜん
(問)あまあづみブランド化事業prj(安曇野市農政課) TEL 0263-71-2430

■穂高山麓線沿いにはたくさんの蕎麦屋さんがあります。穂高有明の「そば処時遊庵・あさかわ」
穂高有明のそば店「あさかわ」の庭で約200種1000株の山あじさい、そばの花などが自生する900坪の庭園があります。6/下-7/下にはヤマアジサイが楽しめます。店主の浅川政昭さんが20年以上前から挿し木で少しずつ増やしてきた。 訪れた人は遊歩道をたどりながら花を楽しむことができます。ヤマアジサイは7/下頃まで楽しめそう。「庭園でも散策して下さい」と。「あさかわ」さんは初夏のヤマアジサイ、夏のソバ畑、秋のコスモス、ヤマモミジと美しい庭園の あるおそば屋さんで、そばを楽しみながらのんびりと過ごせます。店の入口はモダン(コンクリート造り)で美術品が展示、店内は和風の落ち着いた雰囲気。テーブル席、畳席などあり。人気のおそば屋さんで週末・休日の昼頃は混雑します。 開店前から駐車場満車もあります。おそばができるまで時間がかかることでも有名で、その間、庭園を散策してみてくださいと勧められます。(11:30-14:00,売り切れ次第閉店,水曜定休,祝日は営業,P20)
★☆「山あじさい彩りの集い」☆★(そば処時遊庵・あさかわ 店主より)
北ア・碌山美術館・穂高神社・わさび畑などを中心に、風光明媚な地として全国の注目を集める安曇野。今、この地が最も大切にしていかなければならないものは「地域づくり」ではないでしょうか。 そんな中にあって、今の自分にできることは何だろう、と考えつつ山を散策したことがありました。ふと川辺を見ると、「山あじさい」の花が可憐に咲いています。その姿に心を打たれ、安曇野のキャンバスがこの花でいっぱいに 彩られたらどんなに素晴らしいだろうと思いつきました。そんな想いは日を追って募り、1991年春から苗木を育て始め、今では親木・苗木を合わせて約7000本までに増やすことができました。
幕末に渡米した、ドイツ人の医師シーボルトも、日本の山あじさいをこよなく愛し、欧州へ紹介。山あじさいの学名はヒドランゲラ、マクロフィルラ、オタクサンといい、オタクサンとは、シーボルトの愛人であった「お滝さん」の こと。山あじさいは栽培する土の酸性が強いと青く、弱いと赤っぽくなります。皆さんも挿し木で増やすことができますのでやってみませんか。そんな想いは、さらに広がり「山あじさいの唄」があったならどんなに励みになる 事だろうと想いを描くようになりました。
そこで、かねてから面識のあった日本将棋連盟女流棋士さんに趣旨をお話したところ心よく引き受けて下さり、制作を進めることができました。
この信州あづみ野に生まれた歌を通して、緑や花がいっぱいとなる活動が全国に広まることを夢みています。
 どうして、なぜ、そんな事までして?
あづみ野に山あじさいなんですかと、問いかけられます。それは「山あじさいの花」の優しさが、貴方の心に伝わったとき、きっとわかって戴ける事とおもいます。
当店に咲きほこる山あじさいの花を紹介しましょう。
くれない、白妙、七段花、清澄沢、伊予絞り、黒姫、茶花まつり、八重甘茶、玉あじさい、つるあじさい、墨田の花火、伊豆の華などです。「山あじさい」の花、歌を皆さんの力で守り育てて下さることを願って止みません。
〜地域づくりは子育てと同じ
 だから今から〜

(問)そば処時遊庵・あさかわ TEL 0263-83-3637

「山紫陽花」(穂高有明・あさかわにて)

■7/27;15:00;中央道「諏訪湖SIC」が開通する。
諏訪湖や上諏訪温泉は年間400万人が訪れる観光地ですが、近年(2023年)は315万人と減少傾向(うち日帰り客は270万人;86%)
諏訪湖SICは岡谷ICー諏訪IC間(13.8km)の中間に位置する諏訪湖SA上下線への接続、岡谷側に下り専用、諏訪側に上り専用のECTゲートを設けた。NEXCO中日本が2021年5月着工。2024年3月完成予定だったが一部もろい地質があり追加工事が発生し 開通が遅延した。諏訪湖SICの交通量は上下線で想定3600台/日、観光・産業振興、災害時の緊急物資輸送などに期待。アクセス向上では名古屋方面(岡谷JCT)→上諏訪温泉は約20分がSIC利用で10分に、東京方面(諏訪IC)→上諏訪温泉は15-20分が SIC利用13分に短縮される。
7/6;諏訪湖SA上り線へのアクセス道路を歩いて巡る「見学会」が開かれ、市民ら約60人が参加。道路を歩いてETC GATEや有賀BOX TNなどを見学した。
7/27;地元区の関係者が出席し、式典・テープカット、くす玉割りでセレモニーを行い、消防音楽隊の演奏、児童のフラッグダンスなどを行ない、諏訪湖の新たな玄関口の完成を祝う。
8/15;「諏訪湖祭湖上花火大会」では上下線のSICは15:00-大会終了まで閉鎖。

■氷河時代からの生き残りで「生きた化石」といわれ、絶滅のおそれがある「二ホンライチョウ」
地球温暖化の影響で生息環境が悪化し、北アでは今世紀の終わりごろにはほぼ消滅するという?。ライチョウが絶滅する可能性が高いとの研究結果が2019年に発表された。(調査結果は英国科学誌「エコロジー」(電子版)に掲載)
国の特別天然記念物で絶滅のおそれがあるニホンライチョウの生息数は、信大の調査で1700羽程度と推定、北アにはうち1000羽程度が生息しているとみられる。長野県環境保全研究所などは、北アルプスの中南部を対象に、地球温暖化が ライチョウの餌やすみかとなるハイマツなど3種類の高山植物にどのような影響があるか予測。その結果、国連専門機関が出した気候シナリオに基づき、2081年ー2100年の世界の平均気温が現在よりも2℃-4℃上昇すると想定した場合、 高山植物は減少し、ライチョウの生息に適した環境の面積は、現在の0.4%まで大きく減る可能性が高いという。ライチョウの生息地となっている高山帯は孤立していて、移動が難しいため、予測どおりになった場合、北アのライチョウは 絶滅する可能性が高いという。
県環境保全研究所、森林総合研究所、高知大、東京農大による研究グループが、ライチョウの生息に適した環境条件が温暖化によってどのように変化するか予測した。北ア・穂高連峰、常念山脈、薬師岳の南北約30km、東西約20kmの範囲で 調べたところ、ハイマツや雪田草原などの高山植生がバランスよく成立する場所でライチョウが生息する確率が高い。適地として残るのは黒部川源流の雲ノ平周辺など富山の一部だけという。他は温暖化により減少し、生息区域は今世紀末 (2081-2100年)に現在の0.4%に減少するとした。ライチョウはかつて八ヶ岳や白山、北海道にも生息していたとされる。ライチョウは営巣や天敵となる動物から身を隠す場所となるハイマツ群落や、餌場となる高山植物群落のバランスが良い 場所に生息する確率が高い。現在の個体数は1700羽まで減少していると推定。温暖化の適応策として、ライチョウのひなを天敵や悪天候から人為的に保護する「繁殖補助」や、現在の生息域から他の生息可能な地域にライチョウを人為的に 移動させる「移動補助」などの保全策を進める必要があるという。2019年から、絶滅したとされる中ア・駒ヶ岳では雷鳥復活PRJ(環境省主体)が進められ、2024.7月で120羽以上が生息すると推計。2025年調査では83の縄張り、成鳥約190羽の 生息を確認。生息数は2024年の1.4倍に増加。中アでライチョウの復活は順調に増えている。
研究グループは引き続き、白馬岳や立山連峰といった北ア・北部、乗鞍岳、御嶽山、南アなど他の生息域に加え、北海道や絶滅した白山を対象とした温暖化の影響についても研究していく。「ライチョウの保護の取り組みを進めても、温暖化対策を 行わなければ絶滅してしまう可能性が高い。何ができるのか関係する機関で考えていく必要がある」とした。長野県では2020年から「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」を開始、ライチョウ保護のためのCF(寄付)、中ア雷鳥復活支援、 ライチョウの生息状況調査・ケージ保護、ライチョウサポーターズ養成、2021年〜ライポス運用(ライチョウ目撃情報アプリ)などを行っている。


2025年7月6日 (24年7月6日は?)

■今日(7/6)の白馬は晴れ。
7/6;最低気温は大町18.6℃、白馬19.1℃、穂高21.1℃、松本21.5℃、長野22.8℃と最も暑い時期を上回る気温。
7/6;最高気温は松本33.9℃、穂高33.7℃、長野32.8℃、大町32.6℃、白馬31.1℃と最も暑い時期を上回る気温。
■「八方尾根」に咲く夏(7月)の高山植物
アカモノ、アオノツガザクラ、イブキジャコウソウ、イワイチョウ、イワウメ、イワオウギ、イワギキョウ、イワシモツケ、イワツメク、イワハゼ、ウラジロヨウラク、ウラジロナナカマド、オトギリソウ、オオタカネバラ、
カラマツソウ、キジムシロ、キヌガサソウ、クモマスミレ、クモマミミナグサ、コイワカガミ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、コマクサ、
サラサドウダン、シナノキンバイ、シナノオトギリ、シラネアオイ、シロバナクモマニガナ、シロバナニガナ、
タカトウダイ、タカネバラ、タカネナデシコ、タカネツメクサ、タテヤマウツボグサ、タテヤマリンドウ、タニウツギ、チシマギキョウ、チングルマ、ツマトリソウ、テガタチドリ、トキソウ、
ニッコウキスゲ、ノビネチドリ、
ハッポウウスユキソウ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンタイゲキ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ハッポウタカネセンブリ、ホソバツメクサ、
ミヤマアズマギク、ミヤマカラマツ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクワガタ、ミヤマダイコンソウ、ムシトリスミレ、
ヤマブキショウマ、ユキワリソウ、ヨツバシオガマ、ワタスゲなど。
*;「五龍岳」周辺でも咲いている花(7/初)
これから夏にはミヤマシオガマ、エゾシオガマ、タカネシオガマ、イワベンケイ、ミズチドリ、オタカラコウ、コオニユリ、クルマユリ、クロユリ、タカネマツムシソウ、 ハクサンシャジン、ツリガネニンジン、アカバナツモツケ、シモツケソウ、オオバギボウシ、ミヤマママコナ、タカネヤハズハハコなどが咲いてきます。

「ユキワリソウ」(八方尾根にて)

「サクラソウ」(八方尾根にて)

「オオサクラソウ」(八方尾根にて)

「ハッポウウスユキソウ」

「タテヤマリンドウ」

「シラネアオイ」

「ミヤマアズマギク」

「ミヤマカラマツ」

「タカネバラ」

「オオタカネバラ」(八方尾根にて)

「イブキジャコウソウ」

「ミヤマキンポウゲ*」(八方尾根にて)

「ミヤマダイコンソウ*」

「シナノキンバイ」

「ミヤマキンバイ*」(八方尾根にて)

「キヌガサソウ」

「コイワカガミ*」

「チングルマ*」

「シナノオトギリ」

「オトギリソウ」

「ハクサンフウロ」

「ハクサンイチゲ*」

「コマクサ」

「イワシモツケ」

「ミヤマクワガタ*」

「ワタスゲ」

「ゴゼンタチバナ*」

「ハクサンタイゲキ」

「タカトウダイ」

「シロバナクモマニガナ」

「ミヤマアズマギク」

「タテヤマウツボグサ」

「ヨツバシオガマ」

「テガタチドリ・ハクサンチドリ」

「チシマギキョウ」

「ツマトリソウ*・イワウメ*」

「クモマスミレ*」

「タカネツメクサ・イワツメクサ*」

「クモマミミナグサ」

「シロバナニガナ」

「イワイチョウ」

「イワギキョウ」(八方尾根にて)

「タニウツギ」

「アカモノ・コケモモ*」

「アオノツガザクラ*」

「イワハゼ・アオノツガザクラ」

「サラサドウダン」(八方尾根にて)

「ウラジロヨウラク」(八方尾根にて)

「イワオウギ・ヤマブキショウマ」(八方尾根)

「ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ・タテヤマリンドウ」(八方尾根)

「コバイケソウ」

「ニッコウキスゲ」(八方尾根・白馬五竜にて)

「ハクサンシャクナゲ」

「白いウラジロナナカマド*の花」(八方尾根にて)

■高山植物の宝庫、白馬岳や八方尾根、栂池自然園に咲く代表的な花の図鑑(84点)クリアファイル。(\315/フォト信州)
クリアファイルなので軽くて持ち運びに便利、よく見かける花が掲載され、曲がらないし雨中でもOK。白馬エリアの観光施設で販売中。

「白馬岳周辺に咲く花」

夏の八方尾根〜唐松岳

「夏の白馬三山」(八方尾根にて)

「夏の白馬岳」(八方尾根にて)

「夏の白馬鑓ヶ岳・杓子岳」(八方尾根にて)

「夏の白馬鑓ヶ岳・白馬岳」(唐松岳にて)

「夏の不帰キレット」(唐松岳にて)

「夏の天狗の頭・白馬鑓ヶ岳・白馬岳・小蓮華岳」(唐松岳にて)

「夏の五竜岳」(八方尾根にて)

「夏の五竜岳」(唐松岳にて)

「夏の蓮華岳・針ノ木岳・スバリ岳」(唐松岳にて)

■8/3;9:00-14:00;「白馬ジャンプ競技場」で「2025ウォータースポーツフェスティバル in HAKUBA」(WSF)
夏の白馬で水遊び。プール遊び、ウォータースライダー、バブルボール。
キッズ用ウォータースライダ―、子供プール、水鉄砲・水風船・シャボン玉など遊具。
アスレチック、バランスストーン、スラックライン、トランポリン、ビーチバレー、バドミントンなどスポーツ体験。
白馬ジャンプ競技場の裏側体験ツアー(先着30名,10:00-11:15),サウナ(FromP)。キッチンカー、クラフトショップ出店。
(問)白馬村生涯学習スポーツ課 TEL 0261-72-8770

■7/3-7/31;大町常盤「ラ・カスタナチュラルヒーリング ガーデン」×大町常盤西山「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」がコラボイベント「秘密の言葉を見つけよう!」
北アルプスの恵みの水、自然の生命力を感じながら、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンと北アルプス信濃の森工場の両施設に入場し、クロスワードを完成させるとプレゼント贈呈。
「ラ・カスタガーデン」(ユリ,ヘメロカリス,アリウム,ルドベキア,ダリア,マロウ,キキョウ,ケイトウなど夏の花)(10:00-17:00;水曜定休,入園予約制,\1100/大人、\550/小人)
「北アルプス信濃の森工場」(9:30-16:30,火水曜定休,工場見学ツアーは予約制,フィールドは自由散策,入場無料)
(問)ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911
(問)サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場 TEL 0261-85-2350

■7/5;サッカーJ3松本山雅FCは第19節、松本「サンプロアルウィン」で群馬と戦い、1-3で敗けて今季2度目の連敗。シーズン前半戦が終わり、6勝5分8敗、勝点23で12位。 スタジアムには7700人が来場た。前半戦9試合のホーム戦の入場者数は延べ7.5万人。7/12;18:00:次節はホームで奈良と対戦し後半戦スタート。

■7/5;「諏訪湖」に浮かぶ水草「ヒシ」を取り除く作業が行われた。
諏訪湖ではボランティアで参加した親子など100人が乗り込んで、ボートから手を伸ばして浮き草のヒシを引き上げた。ヒシは、成長する際に水中の窒素やリンを吸収して水質の浄化につながる一方、増えすぎると景観の悪化や悪臭の原因にもなり、 魚などの生育に影響が出たりします。環境保護の取り組みを行う「トヨタソーシャルフェス」の一環で、1.5Hで約1.3tのヒシを引き上げた。ヒシは堆肥として利用される。


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