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日本百名山(深田久弥作)の常念岳には安曇野の小学校長がいつも窓から外を指さして子供たちに「常念を見よ!!」と言っている。大正初期・堀金尋常高等小の佐藤校長が 朝礼の際に必ず口にした言葉だという。「山に顔向けできないようなことはしてはいけない」ということ教えたかったのではないか。いつも山を見て山に見られているというような信州。山と人とのつながりを大切にしています。
雪解けの春、「常念岳」の山肌には「常念坊」の雪形が現れます。袈裟を着た僧侶がとっくりを下げているような形がくっきりと浮かび上がり、安曇野に農作業の始まりを告げています。「常念坊」は豊科や穂高、堀金を中心に市内各地から 望むことができ、桜や八重桜、ハナモモとの共演が楽しめます。常念岳には常念坊と入れ替わるように残雪で作られる雪形「万能鍬」が現れます。

春は名のみの 風の寒さや谷の鶯 歌は思えど時にあらずと 声も立てず時にあらずと 声も立てず。
氷解け去り葦は角ぐむ、さては時ぞと 思うあやにく今日もきのうも 雪の空、今日もきのうも 雪の空。
春と聞かねば知らでありしを、聞けば急かるる 胸の思をいかにせよとの この頃か、いかにせよとの この頃か



常念岳「常念坊」(4/末)

爺ヶ岳「種まき爺さん」(4/末)

鹿島槍「獅子」(4/末)

五竜岳「武田の御陵」(5/初)

白馬岳「代掻き馬」(5/初)

大日岳「種まき爺さんと婆さん」、小蓮華山「子馬」(5/初)

白馬乗鞍岳「嫁岩」・「鶏」(5/初)

雨飾山の「ツル」(5/初)

「春の常念岳・常念坊」(5/上;ほりでーゆ〜四季の郷にて)

「迎春の常念岳」(安曇野にて)

「迎春の常念岳」(安曇野にて)

「冠雪の常念岳」(安曇野にて)

「夕日の常念岳〜有明山と田んぼ」(池田町にて)

「初冬の北アルプス」(蝶ヶ岳〜常念岳〜横通岳〜燕岳〜有明山)(穂高にて)

「初冬の常念岳・横通岳」

「初冬の蝶ヶ岳・常念岳・横通岳」

「初冬の常念岳」

「初冬の常念岳・横通岳」

「立春の常念岳」

「朝霧の初冬の有明山」

「迎春の常念岳」(安曇野にて)

「迎春の常念岳」(安曇野にて)

「冬の常念岳」(長峰山にて)

「冠雪の常念岳」(安曇野にて)

「冠雪の常念岳」(安曇野にて)

「モルゲンロートの秋の白馬三山」(八方尾根・黒菱にて)

「初秋の白馬三山」(黒菱林道にて)

「初秋の白馬三山と八方池」(八方池にて)

「水鏡・八方池映るに白馬三山」(八方池にて)

「夜明けの白馬岳」(白馬岳・丸山にて)

「春の白馬三山」(4/下;白馬山麓にて)

「残雪の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(白馬大橋にて)

「雪解け白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳」

「残雪の白馬三山と松川」(5/上;白馬大橋にて)

「残雪の鹿島槍ヶ岳・遠見尾根・五龍岳、手前は八方尾根」(5/上;白馬大橋にて)

「残雪の白馬鑓ヶ岳」

「残雪の杓子岳」

「残雪の白馬岳」

「残雪の白馬岳の雪形・代掻き馬」

「雪解け白馬岳の雪形・代掻き馬」

「初秋の白馬三山」(黒菱林道にて)

「残雪の白馬三山」(松川・白馬大橋にて)

「残雪の白馬岳」(以下、白馬山荘FBより)

「残雪の杓子岳・白馬鑓ヶ岳〜立山・劔岳」

「残雪の杓子岳・白馬鑓ヶ岳」

「残雪の天狗菱と杓子岳」

「春の白馬岳と雪原の栂池自然園」(栂池自然園にて)

「春の白馬三山」(白馬北城にて)

「春の松川と白馬三山」(白馬にて)

「春の姫川と五龍岳」(白馬にて)

「初夏の白馬山麓」(白馬にて)

「白馬三山と松川」(白馬大橋にて)

「雪解けの進む白馬岳」(白馬山麓にて)

「雪解けの進む杓子岳」(白馬山麓にて)

「雪解けの進む白馬鑓ヶ岳」(白馬山麓にて)

「春の姫川と白馬鑓ヶ岳・杓子岳」(白馬大出にて)

「初夏の白馬岳/杓子岳・白馬鑓ヶ岳」(栂池自然園にて)

「初夏の白馬三山」(八方尾根にて)

「初夏の白馬岳」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳・白馬岳・小蓮華山」(八方尾根にて)

「初夏の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(八方尾根にて)

「初夏の不帰ノ剣」(八方尾根にて)

「初夏の天狗尾根」(八方尾根にて)

「初夏の唐松岳への稜線」(八方尾根・唐松岳にて)

「秋の白馬三山」(八方池周辺にて)

「秋の栂池高原と冠雪した白馬岳」(栂池ゴンドラにて)

「黄金色に輝く冠雪した白馬三山」(2022.10.26;栂池自然園HP)

「冠雪した白馬三山」(2022.10.26;栂池自然園HP)

「冠雪した杓子岳・白馬鑓ヶ岳」(2022.10.26;白馬山荘HP)

「早朝の白馬三山」(松川河川敷にて)

「冬の白馬三山」(八方尾根;12/中)

「冠雪の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(八方尾根にて)

「冠雪した白馬岳」(2022.10.19;栂池自然園HP)

「冠雪した白馬岳」(2022.10.19;栂池自然園HP)

「冠雪した白馬鑓ヶ岳」(2022.10.19;白馬山荘HP)

「冠雪した立山」(2022.10.19;立山・黒部アルペンルートHP)

「冠雪した立山」(2022.10.19;立山室堂山荘HP)

「冠雪した立山・黒部平」(2022.10.19;立山・黒部アルペンルートHP)

「初冠雪の白馬岳」(黒菱にて)

「冠雪した白馬三山」(松川・白馬大橋にて)

「冠雪した白馬三山と八方池」(八方尾根にて)

「朝焼けの白馬三山」(白馬にて)

「樹氷」(白馬47にて)

「雪の松川と白馬三山」(白馬大橋にて)

「雪の姫川と白馬三山」(白馬大出公園にて)

「雪の白馬村」(白馬にて)

「雪の白馬47(R1・R2)と小遠見山」(名木山にて)

「雪の白馬47(R2・R3)」(名木山にて)

「雪の遠見尾根」(名木山にて)

「雪の白馬村」(白馬47・R1にて)

「冠雪の白馬三山」(八方尾根・スカイラインCにて)

「冠雪の白馬三山」(白馬五竜にて)

「冠雪の白馬鑓ヶ岳」(白馬五竜にて)

「冠雪の杓子岳」(白馬五竜にて)

「冠雪の白馬岳」(白馬五竜にて)

「朝焼けの鹿島槍ヶ岳」

「朝焼けの爺ヶ岳」

「冬の夕暮れの白馬岳」(栂池自然園)

「冠雪の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(八方尾根にて)

「白馬三山」(白馬・飯森にて)

「白馬三山」(白馬・平川にて)

「白馬三山」(白馬・北城にて)

「雪の白馬三山」(2023.3/下)

「雪の白馬三山」(2023.3/中)

「冠雪の白馬三山」(白馬にて)

「雪解けの進む白馬三山」(八方尾根にて)

「雪解けの進む鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む五龍岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む鹿島槍ヶ岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む白馬鑓ヶ岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む杓子岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む白馬岳」(八方尾根にて)

「雪解けの進む不帰ノ嶮」(3峰・2峰南峰.北峰・1峰)(八方尾根にて)

「残雪の八方尾根」(白馬山麓にて)

「残雪の白馬岳・代掻き馬」(白馬山麓にて)



「残雪の五龍岳・八峰キレット」

「残雪の五龍岳」

「春の五竜岳」(4/末;白馬山麓にて)

「雪解け進む五龍岳」

「残雪の五龍岳」(白馬大橋・白馬山麓にて)

「初夏の五龍岳への稜線」(唐松岳にて)

「初夏の五龍岳」(唐松岳にて)

「雪解けの進む五龍岳」(白馬山麓にて)

「新緑の小遠見山・遠見尾根」(白馬五竜HPより)

「冬の小遠見山・遠見尾根」(白馬五竜にて)

「冬の五龍岳」(白馬五竜にて)

「春近し五竜岳」(白馬五竜にて)

「春の五龍岳」(4/下;白馬47にて)

「霧氷の白馬五竜&白馬47」

「冬の五龍岳」(白馬にて)

「冬の五龍岳と鹿島槍ヶ岳」(八方尾根にて)

「冬の五龍岳」(八方尾根にて)

「雪の五龍岳」(白馬五竜にて)

「白馬五竜スキー場」(白馬・飯森にて)

「秋の五龍岳」(八方尾根にて)

「雪の小遠見山」(白馬五竜にて)

「地蔵のケルン」(白馬五竜・地蔵の頭にて)

「地蔵のケルンと八方尾根、奥に白馬三山」(白馬五竜・地蔵の頭にて)

「小遠見山」(白馬五竜・地蔵の頭にて)



「ご来光の白馬大池」(雷鳥坂にて)



「雪の雨飾山」(八方尾根にて)

「春霞のかかる残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳」(雨飾高原にて)

「残雪の雨飾山」(雨飾高原にて)

「雪原の雨飾高原つぶれ池」(雨飾高原にて)

「雪原の雨飾山登山口へ」(雨飾高原にて)

「雪原の大海川と茂倉尾根」(雨飾山登山口にて)

「雪原の大海川・湿地」(雨飾山登山口にて)

「残雪の天狗原山・金山方面」(雨飾高原にて)

「雪に埋もれる雨飾キャンプ場」(雨飾山登山口にて)

「残雪の雨飾山」(4/下;小谷・つぶれ池にて)

「残雪の雨飾山」(5/中;小谷・湯峠にて)

「残雪の雨飾山とブナ林の新緑」(5/中;小谷・雨飾高原にて)

「晩秋の雨飾山」(10/下;小谷村雨飾高原にて)

「秋の雨飾山・雨飾高原」(10/中ー10/下;小谷村雨飾高原にて)

「秋の雨飾高原」(10/下;小谷村雨飾林道にて)



「春の姫川源流」(姫川源流にて)

「福寿草」(姫川源流にて)

「緑深まる姫川源流」(5/中;白馬佐野坂にて)

「伝行山徹然桜」(白馬新田にて)

「田園風景と桜並木」(白馬岩岳にて)

「桜と五龍岳」(白馬岩岳にて)

「桜咲く飯森神社」(白馬飯森にて)

「姫川沿いの桜」(白馬佐野坂にて)

「曹洞宗雲山・貞麟寺の桜」(白馬神城沢渡にて)

「貞麟寺の枝垂れ桜」(エドヒガンザクラ)(白馬神城沢渡にて)

「中秋の名月」(八方尾根上部にて)

「中秋の名月」(2022.9/10)

「ススキの穂」(小谷村雨飾高原にて)

「初秋のコスモス」(小川村にて)

「初秋の田んぼと白馬三山」(白馬村にて)

「Have a happy Halloween in the Pumpkin patch」(10/中)

「初夏の槍ヶ岳・穂高連峰」

「初夏の立山」

「初秋の槍ヶ岳・穂高連峰」(白馬岳にて)

「夕暮れの槍ヶ岳・穂高連峰」(白馬岳にて)

「錦秋の氷河公園」(2024年:坂本龍志氏撮影)

「モルゲンロートに北アルプスと雲海」(2024年1月:赤羽可行氏撮影)

「輝く樹氷と雪煙を上げる横岳」(2024年2月:内川芳郎氏撮影)

「冬晴れの北穂高岳」(2024年3月:小林喜富氏撮影)

「雪塊と前穂高岳」(2024年4月:藤野真氏撮影)

「清冽な流れの梓川と穂高連峰」(2024年5月:佐々木信一氏撮影)

「春の五竜岳」(2024年6月:神農和光氏撮影)

「ウルップソウ開花」(2024年7月:上条英直氏撮影)

「夏を迎えた剱岳」(2024年8月:坂本龍志氏撮影)

「秋色に染まる白馬稜線」(2024年9月:齋藤大樹氏撮影)

「涸沢の紅葉」(2024年10月:小林喜富氏撮影)

「爺ヶ岳より新雪の剱岳を望む」(2024年11月:古畑茂男氏撮影)

「噴煙を上げる厳冬の浅間山」(2024年12月:(久保田祐一氏撮影)

「前穂からの稜線」(稜線2025:神農和光氏撮影)

「朝日に染まる白馬三山」(2025年1月:佐々木信一氏撮影)



★〜〜〜 小谷・白馬エリア〜〜〜★

★News★
2025年1月18日 (24年1月18日は?)

■1/17;白馬は曇り。新たな降雪はスキー場上部で5-25cm、山麓で5-10cm。雪質は良好。白馬スキー場へのアクセス路は圧雪・凍結注意。
1/17;最低気温は白馬-3.8℃、大町-3.4℃、穂高-2.2℃、松本-1.5℃、長野-1.5℃と3/中並みの気温。
1/17;7:00;積雪は小谷114cm(前日比-2cm,平年比136%),白馬98cm(+6cm,185%),大町15cm(-9cm,60%),長野0cm(-2cm),松本1cm,安曇野3cm。

■2025.1/17;HAKUBA VALLEY 10スキー場(爺ヶ岳、鹿島槍、白馬さのさか、白馬五竜、白馬47、八方尾根、白馬岩岳、栂池高原、白馬乗鞍温泉、白馬コルチナスキー場)がOPEN中。
2025 HAKUBA VALLEY Ski-area snow depth No.5.を参照。


■連日の大雪でJR白馬駅東に佇む「木流しかさ地蔵」はこんもりと雪が積もっている。
行楽客で混雑する白馬駅周辺のにぎわいから切り離れた静寂の中、6地蔵は雪に抱かれ、ひっそりと地域を見守る。地蔵は地元白馬町の住民有志により、2009年に建立。白馬駅東の道路沿いに木流笠地蔵コミュニティー広場に佇み、 地蔵のかさは毎年雪が降る時期にかぶせられている。愛称は「しあわせ地蔵」「がんばる地蔵」「ふれあい地蔵」「なかよし地蔵」「ほほえみ地蔵」「夢かなう地蔵」。

■白馬村の強み・弱み
1)強み;パウダースノーと白馬のブランド力。北ア白馬連峰の山岳観光、豊かな自然と美しい景観。高山植物と雷鳥・ニホンカモシカ・ムササビ・テン・リスなど動植物。泉質の異なる源泉・温泉。 北ア登山、八方・五竜トレッキング、塩の道ウォーク、白馬岩岳マウンテンリゾート、スキー、スノーシュー、XCスキー、パラグライダー、ラフティング、キャンプ、サイクリング、MTBパークなどアクティビティ充実。 グリーンシーズンの強化。
2)弱み;村内交通アクセス(通年)、2次交通整備(閑散期)、悪天候時(インドア)の満足度UP。文化・食・ふるさと体験(そば打ち・ガレット・おやき作り等)。スタッフの人材不足と通年雇用。高齢化・後継者不足による民宿廃業。 ユニバーサルデザインの取り組み。
3)脅威;スキーリゾート競合。過剰な観光開発による自然環境への負荷増。景観や自然環境が損なわれる。オーバーツーリズムによるリフト待ちやゲレンデ混雑、飲食場所の不足、物価高騰などによる満足度低下。第2のニセコ化。
4)機会;海外資本の高級宿泊施設建設。高規格道路「松糸道」整備。
5)他;神城断層地震・災害からの復活歴史、砂防施設見学、氷河見学、山城跡・史跡、塩の道石仏群。森林・林業体験、森林セラピー、農作業体験、収穫祭・秋祭り体験、山菜採り、撮影ツアーなどいろいろコンテンツがある。

■1/24〜2/12;白馬村に長期滞在している外国人観光客を松本に誘客する冬季限定バス(白馬〜松本;アルピコ交通毎日1往復)が運行開始。
2023年に続く取り組みで、オーバーツーリズムの解消やスキー・スノーボードで来村している外国人客に松本での観光や飲食を楽しんでもらう狙い。2023年に白馬村と松本市、長野市が締結した訪日外国人客の長期滞在型観光振興に関わる 連携協定に基づく取り組み。2024年は1/17-2/14運行、訪日外国人客ら235人が乗車した。松本城などの観光スポットや、山賊焼きなどの名物グルメを楽しんだ。

(\1000/片道,予約制)
松本行;八方BT9:00発-JR白馬駅9:05,白馬五竜9:10→松本BT11:00着,松本市博物館11:05,松本城11:10着
白馬行;松本BT20:30発→白馬五竜22:20,JR白馬駅22:25,八方BT22::30着
(問)アルピコ交通松本営業所 TEL 0263-26-7003

■ふかふかの雪の上を、スノーシューを履いて雪の森を散策
冬の信州はスキー・スノーボードだけではない。雪の森の中をスノーシューを履いて歩くと、夏とは異なる景色や美しさが見えます。スノーシュー体験ツアーではフカフカの雪を満喫。ノウサギ・リス・シカなどの小動物の足跡をたどる。 運がよければカモシカの遭遇、熊の爪痕、樹氷や樹木の冬芽の観察も。スノーシューが初めての方でも気軽に楽しめます。
1)スノーシュー;白馬岩岳スノーフィールド TEL 0261-72-2474
2)スノーシュー;落倉バックカントリーフィールド TEL 080-1230-2096
3)スノーシュー;白馬五竜 TEL 0261-75-2101
4)スノーシュー;Snow Peak GO TEL 0261-75-1158
5)スノーシュー;白馬マイスターツアー TEL 0261-85-4219
6)スノーシュー・BCガイド;エヴァーグリーンアウトドアセンタTEL 0261-72-5150
7)スノーラフティング・スノーモービル;白馬ライオンアドベンチャー TEL 0261-72-5061

■この数年で一番の大雪となっている白馬村と小谷村で、除雪車の出動に関わる燃料代などの稼働費が膨らんでいる。
2024年12月の除雪稼働費は例年の約2倍、今月に入ってからも出動が続き、このままのペースだと1月も例年を上回る見通し。倒木の影響による交通障害なども発生しており、対応に追われる。白馬村は、例年12月の除雪稼働費は4500万〜5000万円で推移、 2024年12月は1億円を超えた。小谷村では、2023年12月の除雪稼働費が約1600万円だったが、2024年12月は6000万円を超えた。

■3/16;有料道路「白馬長野有料道路」が無料化。
有料道路の無料化は、供用開始から30年間の料金徴収期間が終了するためで、1998年長野オリンピック・パラリンピックの前に整備された道路が対象。3/16;0:00〜;「白馬長野有料道路」(長野〜中条)を通るは無料化され、 一般道路として解放。県道路公社は「白馬長野有料道路」の回数通行券は計画的に購入するよう呼びかけるとともに、未利用分については無料化以降に払戻を行う。2026.12/26;長野の犀川にかかる「五輪大橋有料道路」も 無料化される見通し。無料化後は県道路公社は解散する。

■「白馬五竜スキー場」(五竜)は2024年冬シーズンからナイター照明をLEDに切り替えた。
環境保全の取り組みの一環で、施設で使用中の蛍光灯のLED化も進めている。従業員が着用するウエアの一部は環境配慮型の製品を導入。同社は2023年シーズンから運営する全施設で100%再生可能エネルギーを導入。ナイター営業は 2020年から再エネにした。ナイター照明は水銀灯(206基)を寿命が長く消費電力が少ないLEDに全て切り替えた。

■「白馬八方尾根スキー場」では全22基リフトのうち8割に当たる16基のリフトは再生可能エネルギーで運行。
降雪機やゲレンデ内レストランの電力でも転換を進めている。

■小谷村の「白馬乗鞍温泉スキー場」と「白馬コルチナスキー場」は連携を強化する。
今季から共通のポスターやシーズン券の共通化、両スキー場と白馬村を結ぶシャトルバス運行などを実施。隣接する2スキー場を1山として一体感を持って集客につなげる。12/13;合同安全祈願祭を行った。12/14;両スキー場はOPENした。

■山間部などで目視による積雪状況の確認が課題となるなか、県はAIによる画像解析で積雪を遠隔で確認する「自動観測システム」のPoC(実証実験)を行っています。
除雪などの参考にするため、県内66ヶ所に積雪計を設置、このうち44ヶ所は県の委託を受けた観測者が目視で積雪の深さを確認。ただ、山間部では雪をかきわけて近づく必要があるなど確認に時間がかかり、観測者の負担も大きい。 12/18;県はコニカミノルタと協力し、遠隔で積雪の深さを確認する自動観測システム(積雪モニタリングソリューション)の実証実験を行い、カメラで積雪計の画像をAI解析し、積雪の深さを表示する。状況把握はライブ映像、 温度センサー、レーザー式積雪深計による計測結果も収集。システムは上田菅平と白馬北城の2ヶ所に設置、県は2024.12/18-2025.3/31まで行い、白馬は積雪150cm以上、菅平は-20℃以下の過酷な環境下で、観測精度や、大雪でも 安定稼働するか機器の耐候性を確認する。県は「観測者の負担があるため、いずれは無人で計測できるものに切り替えていかなければならないかと考える。今回の検証でこのシステムが実際に使えるか確認したい」。

■2/4;8:30-16:30;白馬村公民館講座「里山道中」の「東山スノーシュー」
白沢TNから旧道で白沢峠へ登り、峠から東山の峰筋を歩いて東山頂上へ。雄大な北アルプスを一望。嶺方へ下山。白馬村役場集合〜(バス)〜白沢トンネル〜白沢峠(標高1051m)〜横峰〜東山(標高1191m)〜明賀〜(バス)〜村役場。(距離約9km)
スノーシュー・カンジキ・ストックは持参。弁当や飲料水等も持参。天候・積雪状況などでコース変更・中止あり。(定員:20名/抽選,参加費;\1000,締切;1/24)
※「白沢峠」(峰方峠)(標高1100m)は白馬村と鬼無里を結ぶR406の峠。白馬〜鬼無里・戸隠を結ぶ古道「善光寺古道」には青鬼から柄山峠越え、柳沢峠越え、夫婦岩越えの3古道が、戸隠山や善光寺参りで旅人たちの街道でした。白馬のおじちゃんは、 昔、桑畑を営み、しょいこで桑の葉を背負って長野まで行商していたという。当時は桑の葉が高く売れたという。
「白沢洞門」手前には展望スペースがあり、鹿島槍ヶ岳・八峰キレット・五龍岳、白岳、大黒岳・唐松岳・白馬鑓ヶ岳、杓子岳まで一望できます。白馬岳山頂は隠れて見えません。 この山域には白馬村有林トレッキングコース(約5km)あり。東山方面への峰沿いの道あり。
(問)白馬村公民館 TEL 0261-85-0726

■小谷村中土の「中谷大宮諏訪神社」では宮司による干支にちなんだ縁起の良い言葉や絵が拝殿の戸板に飾られた。
2025年は「巳年福神」と言われる「宇迦の神」(倉稲魂)と「弁財天」がお目見えし、初詣の参拝者を迎えています。

■1/16ー2/10;白馬村は2025年度副村長を2人体制とし、全国から副村長1名を公募する。
少子高齢化が進む中、持続可能な村づくりを進めるため、財源の確保や移住定住政策、交流促進による協働のまちづくりに貢献できる人材を募集。副村長の公募は白馬村では初。村によると年収103万円の見直しで、自治体の減収も懸念され、 交付金や補助金の獲得や企業版ふるさと納税を増やすことが今後の村の財政運営にとって非常に重要。任期は4年、給料は月額59.1万円。期末手当は年間3.45月分。資格は日本国籍、30歳以上の男女、学歴は問わない。民間・官公庁で正社員・ 正職員としての実務経験が5年以上、就任後は白馬村内に居住すること。申込みは2/10まで。書類審査(2/13)や面談(2/21)、小論文審査などで、2/下に候補者を決め、村議会3月定例会に提案。白馬村丸山俊郎村長は「公募により対外的にも 注目され、より多くの候補が集まる中から選ぶことができる。費用は一般財源として支出するが、それ以上の財源を獲得できる人を見込んでいる」と。
(問)白馬村役場 TEL 0261ー72-5000

■1/6〜;白馬村・小谷村で「ふるさと納税」の返礼品として「スキー場リフト券」を即時発行するサービス「さとリフ」が始まった。
現地で納税してすぐにリフト券の発行を受けられるサービスで、白馬村では八方尾根、白馬五竜・白馬47、白馬岩岳、小谷村では栂池高原、白馬乗鞍温泉・白馬コルチナスキー場が対象。
返礼品のリフト券(1名)は八方尾根(\31000/大人,\16000/子供)、白馬五竜・白馬47(\33000/大人,\18000/子供)、白馬岩岳(\29000/大人,\20000/子供)
白馬乗鞍温泉・白馬コルチナ(\20000/大人,\12000/子供)、栂池高原(\25000/大人,\15000/子供) これまではふるさと納税の返礼品としてリフト券を選択した場合、受け取りまでに1週間かかっていた。「さとリフ」は寄付手続き完了後、すぐにスマホ画面にQRコードが表示され、スキー場のリフト券発券窓口や発券機に提示することで、 その場でリフト券を受け取ることができる。なお、寄付証明書は申込み住所に郵送。
また、リフト券として繰り返しチャージが可能なICカード「ハクバカード」に、スマホのカメラでカードを読み取り、返礼品のリフト券をチャージできる。
(問)白馬村総務課ふるさと納税 TEL 0261-72-5000
(問)小谷村総務課ふるさと応援寄付 TEL 0261-82-2038

■「白馬村第6次総合計画・総合戦略策定」のアンケート調査
まちづくりアンケート。村民アンケート、白馬ファンなどの村外者向けアンケート(〜12/20)
まちづくりアンケート(白馬村)
(問)白馬村役場 TEL 0261-72-7002

■今冬シーズン、白馬村では訪日外国人客が急増し、宿泊施設は収容力不足。
白馬村では宿泊施設の経営者の高齢化、後継者の不足、施設の老朽化などの理由で民宿・旅館などが廃業・休業に陥り、小規模な宿泊施設が激減。白馬村新田・切久保では宿泊施設が現在44施設、長野五輪の1998年と比べて39施設が減少した。 一方、大町温泉郷は夏場は「立山・黒部アルペンルート」の宿泊客でにぎわうが、冬場は比較的宿泊予約が取れやすい。白馬エリアで宿泊予約ができない国内客の宿泊地として、「大町温泉郷」の宿に目を付けた。白馬村では、今冬は訪日客の 宿泊予約が例年より早く満室の状況が続出、空き室がない状態。宿泊施設不足の白馬村と、冬の誘客を強化したい大町市の温泉郷のニーズが合致。12/21;白馬村索道事業者協議会と大町市は、白馬村内のスキー場と大町温泉郷とを結ぶシャトルバスの 運行を始めた。大町温泉郷周辺では冬の宿泊客増加に期待を寄せている。2023年県内の外国人延べ宿泊者数は前年の7.1倍の95万1217人泊。国地域別では台湾が最多、オーストラリア、香港が続く。宿泊者の市町村別では松本、軽井沢、長野に続き、 野沢温泉は10万978人泊。山ノ内町は6万8683人泊、白馬村は6万2718人泊。
12/21-2025.2/24;「宿泊シャトルバス」毎日運行。大町で宿泊・白馬でスキー。45人乗りの大型バス1往復。予約なしで乗車可。ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん-大町温泉郷ー八方尾根名木山G-白馬岩岳など(片道36km)
2025.1/6-2/21;「夕食シャトルバス」平日運行。白馬に宿泊・大町で夕食。27人乗りのマイクロバス1往復。予約優先。白馬東急H-大町市内のホテルなどーJR信濃大町駅(片道36km)

バス運賃は無料。運行事業費は約1100万円、観光庁の補助金などを活用。

■ウインターシーズン本番を迎える白馬村。
「第2のニセコ」とも云われる白馬村。白馬や栂池では富裕層を対象にしたホテルやコンドミニアムの計画・建設が進んでいます。コロナ禍が明け、円安を背景に外国人客の宿泊予約が好調。雪質の良さが好まれ、インバウンドが好調。 2023-2024シーズンは128万人と2022-2023シーズンの1.2倍。2023-2024シーズンスキー場来場者は35.3万人のうち約15万人はインバウンド。インバウンド率は43%。今シーズンは外国人客の宿泊予約が好調でホテルなどではすでに満室状態、 国内の旅行客が予約が取りづらい状況にある。ある白馬のホテルでは「冬は100%に近い外国人客」。五竜でペンションを経営するオーナーは「冬は1-3月は9割が外国人客、オーストラリアが多いが、近年は中国・香港・韓国、東南アジア人が 多くなってきたという。外国人客は長期滞在者が多く予約は早め。リピータは前年に予約を入れているという。1週間以上滞在する客もいて、日本人客は土/日にだけになりやすい。日本人客は2食付を好む人も多く、ホテルよりも旅館や 民宿がよいかも。大町温泉郷の温泉旅館に宿泊してもらい、スキー場とを結ぶシャトルバスを運行させる計画がある。海外では朝食のみのプランが多く、夕食は外食が一般的。白馬では食べる場所が足りない問題が起きている。 飲食店不足の課題解消として、白馬-松本間にバスを運行(2025.1/24〜20日間毎日運航予定)し、松本で観光や食事をしてもらったり、バスで糸魚川で海鮮料理を堪能してもらう。

■白馬村では今冬季シーズン(12月〜2025年2/末)の宿泊予約が好調。
白馬村内のホテルによると、宿泊予約申込みは例年より1ヶ月早く、インバウンドを中心に申込みが殺到。冬季の空き室がなくなる宿泊施設が続出しているという。

■「AQUA RESORT」(不動産会社)は、JR白馬駅周辺に4軒のホテルを開発する。
第1弾は駅徒歩1分の区画で2984uの敷地にホテル棟と商業棟(5F建て)を併設。場所はR148と白馬ハイランドへの道の空き地。同社によると既に白馬駅周辺でホテル4軒の用地を取得済み。外資系ホテルブランドを誘致する。

■2025-2026冬シーズンに小谷村「旧栂池高原H」の跡地(栂池ゴンドラ横)にリゾート・ジャパン(白馬村)がホテルコンドミニアムの開業を予定。
16室で訪日外国人客をターゲットに高価格帯で提供。スキー場利用者の増加や、周辺の飲食店やレンタルショップ、土産物店などへの波及効果も期待する。道路を挟んだ向かい側では別に既存ホテルを改装した宿泊施設を今冬に開業する。 新ホテルは延べ床面積約1400uの3F建て。キッチンがあるコンドミニアムで、朝食のみ提供。宿泊だけにして泊食分離を促す。1Fに宿泊客や外来が利用できる飲食店を設ける。

■小谷村「小谷中」の生徒が古くから伝わる雪上歩行の「爪かんじき作り」に取り組んでいる。
地元の「爪カンジキ振興会」の名人たちを講師に、材料となる木の採取から実施し、11/21;中土観光交流センター「やまつばき」で、木の皮をむいたりかんじきの形に曲げる作業を行った。

2024.11/22〜2014.11/22;「神城断層地震」の被災状況、災害復興などの記録を10年分を掲載。

■2024年10月、観光庁は国際競争力の高い観光地づくりに取り組む団体を「先駆的DMO」として、2024年度は「白馬村観光局」が唯一選定された。
「先駆的DMO」はこれまでに京都市観光協会、和歌山・田辺市熊野ツーリズムビューロー、下呂温泉観光協会が選定され、白馬村観光局は4例目。国に戦略的な支援を受けながら国際的な観光地づくりに取り組んでいく。観光中心の地域づくりを 担うDMOのうち、国際競争力の高い持続可能な活動を目指す団体を戦略的に支援するもの。白馬村観光局によれば、白馬村役場や観光団体、商工会、金融業などの事業者と連携し、魅力的な観光地づくりに取り組んでいることが高く評価されたという。 今後は観光庁の支援を受けながら観光地経営アクションプランを策定、年間を通してにぎわう国内初のマウンテンリゾートを目指す。白馬村観光局は「自然環境や村民の生活を大切にしつつ、最高のサービスを提供してお客様に継続的に 訪れてもらえる観光地づくりに取り組んでいきたい」と。

■2024年6月、一般社団法人「HAKUBAVALLEY TOURISM」が大町市・白馬村・小谷村での「国際競争力の高いスノーリゾート形成計画」(観光庁)に選定。他には野沢温泉、志賀高原、白樺高原、越後湯沢、妙高など17ヶ所が選定。 スノーリゾートへのインバウンド需要の取り込み、スキー場インフラの整備、受入環境整備(多言語対応等)、情報発信、地方への誘客促進など。(上限3億円/1事業)

■11/11-12/10;「白馬村観光振興税」(骨子)に対するパブリックコメント募集
PC対象は白馬村内に在住者,事業者,在勤,在学者
<白馬村観光振興税>(骨子)
1)目的;美しい山岳景観と恵まれた自然、村民の生活・文化を守り、「マウンテンリゾート・Hakuba」としての魅力を高め、持続可能な観光振興を図る。
2)使途;観光客の利便性・満足度向上、観光による負の影響の最小化など。
3)対象施設;白馬村内の 旅館業法に規定するホテル、旅館、簡易宿所、民泊施設
4)収入見込額;年間3億8551.1万円(村税2億4398.6万円,県税1億4152.5万円)
5)税率(1人1泊宿泊料金)※条例施行後3年、以降5年ごとに制度見直し
\3000-\1万円;\200(村税\50,県税\150)
\1万円-\2万円;\300(村税\150,県税\150)
\2万-\5万円;\500(村税\350,県税\150)
\5万円-\10万円;\1000(村税\850,県税\150)
\10万円以上;\2000(村税1850,県税\150)
(問)白馬村税務課 TEL 0261-85-0712

<宿泊税導入自治体例>
東京都(2002.10施行);1-1.5万円/\100,\1.5万円〜/\200:税収;41.6億円(2023)
京都市(2018.10);〜2万円/\200,2-5万円/\500,5万円〜\1000:47.5億円
金沢市(2019.4);〜2万円\200/2万円〜\500:7.1億円
倶知安町(2019.11);宿泊料金の2%;5.0億円
福岡県(2020.4);〜2万円/\200,2万円〜/\500:13.9億円
長崎市(2023.4);〜1万円/\100,1-2万円/\200,2万円〜/\500:3.7億円

■白馬駅の前無電柱化工事はほぼ完了。
冬の観光シーズンまでに工事完了予定で、白馬駅前から八方口も電柱がなくなりすっきりした感じ。まだ道路は一部工事中。

■路線・高速バス、スキー場間シャトルバスの拠点である白馬村「八方BT」
冬季は訪日外国人客らがバスを利用、宿泊施設の送迎車両やタクシーなども往来し、ピーク時は混雑していた。混雑解消に向けて、今季は土地所有者や運営者でつくる会議体が一方通行規制の一部変更や導線の確保など対策を実施し、 スムーズな運行を図っている。

■白馬村北城蕨平区の「白馬ハイランドH」は、宿泊施設や地域が連携して災害に備えようと、防災減災の事前対策に関する「連携事業継続力強化計画」を策定、中小企業庁から認可を受けた。
ホテルを幹事社に近くにある白馬フィールドスポーツジム、蕨平区で連携、有事の際には各施設の事業を継続できるようにするとともに、利用者や地域住民の安全確保を目的としている。同ホテルでは2023年12月に村内で発生した 黒豆沢土砂災害(みそら野9の被災者を一時的に受け入れた。「この経験を通じて災害が発生した際にいかに事業を継続していくのかが今まで以上に重要であると強く感じた」と。2014年の神城断層地震から2024年で10年目を迎え、 「災害への備えを見直し、充実した事業継続計画の策定が急務」と策定した。

■小谷村沓掛の古民家レストラン「NAGANO」は人手不足や経営難で持続可能な運営に向け転換を図る。
9月-11月;「繁忙期に向けた準備期間」として営業休止。気軽に店に来てもらいたいと、8/中;料理は休止し、カフェのみ営業中。カフェメニューはコーヒーや紅茶、玄米茶、レモネード、アルコール、チーズケーキなどを提供。地元の人にも来てもらいたいと、 小谷・白馬村民は特別価格で提供。12月〜;再開を目指す。すき焼きをメインとした料理等を提供予定。

■白馬山麓スキー場の斜面では、国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが雪上や林の中で良く現れます。
カモシカはウシ科の動物で標高800m-2000mの森林や岩場に生息、針葉樹のモミやツガの実を食べ、スギやヒノキの葉も食べます。以前、穂高・一ノ沢林道の入口付近の穂高山麓(穂高牧)で1頭のカモシカに出会ったことがあります。 体長は1m、体高は70cmくらい。色は灰色。真近(3ー4m先)にいたカモシカはこちらをじっと見つめていたが、おとなしい性格で逃げずに暫く警戒していたが、7-8分経つと林の中に消えていった。近寄ると突然動き出すことがあるので 静かに見守るのが良さそう。

■白馬村観光局の「HAKUBA ORIGINAL」の商品が100種類を超えた。
2020年に第1号のTシャツを販売、売上げは年々増加。観光局が独自ブランドの立上げを決めたのは2017年。白馬村観光局への補助金が減る中、自主財源を確保しつつ、白馬村の魅力を広く発信することを目指して商品開発の態勢づくりを進めている。 「白馬らしいライフスタイルの提供」をコンセプトに掲げ、日常生活に取り入れてもらえるよう、使い勝手やデザインを意識して商品を生み出してきた。商品は道の駅やスキー場、観光施設などでも販売。特に白馬Tシャツは外国人客に人気で、 2023年度は約3500枚発売(2022年の倍増)。人気のステッカーは2023年度約2万枚発売(2022年の2倍)、観光局は自主財源として登山やトレッキングツアーも行っているが「物販が一番の収益の柱」という。人気ブランドのアパレルメーカや アウトドアブランドと手を組むことで白馬の知名度を高める狙いがあり、「今後も白馬をPRしていきたい」とする。
HAKUBA ORIGINALブランド商品

■小谷村と信大、JAF長野支部は産学官連携企画で、小谷の魅力や観光プランを紹介する動画を公開。
塩の道、陶芸、ピザ焼、温泉・足湯、カヌー体験、ぼろおり体験、白馬つがいけWOW!アクティビティ体験、オタリアンジェラート、名産館熊肉カレーなどなど。
学生がテーマをもとに小谷村内で撮影、動画を制作。〜10/3;行ってみたいと感じる動画への投票募り、結果により2025年以降に小谷村観光連盟がツアー化する予定。
小谷村観光日記

■信大の学生が小谷村で、小谷の魅力を発信する動画や観光プランを作成。
産学官連携企画「信州のいいとこ、見つけました」は2016年から信大人文学部佐藤ゼミとJAF長野支部が共同研究し、学生の目線で県内各地の魅力をPRする動画や観光プランなどを制作。 8/2;松本「信大松本キャンパス」で小谷村をPRする動画の上映会を開いた。
学生が各班に分かれ、コンセプトに沿って小谷村内で撮影、編集した観光案内の動画を村関係者(小谷村,小谷村観光連盟,小谷村CATVなど)に発表。観光プランやドライブコースも作成。 これまでには乗鞍観光や松本市内観光、諏訪湖PR動画も制作。

■小谷村観光連盟は2024年度、グリーンシーズンにおけるインバウンド誘客の促進として、「塩の道」を昔の旅姿で歩ける衣装のレンタルを計画。
「塩の道を旅姿で歩く」という付加価値で歩くだけではなく着ても楽しめる観光につなげる狙い。史跡などを多言語で音声案内できる仕組みも構築する。衣装貸出し・管理は協力店を募る予定。音声解説は「千国越えコース」で実施、 各所に貼付したQRコードを読み取ることで案内が聞ける。

■JAF長野支部と信大人文学部の佐藤広英准教授のゼミが連携して、「小谷村観光プラン」を考案した。
松本の信大キャンパスで、ゼミは村の観光関係者を前に、日本海と松本平を結ぶ「塩の道」や村内産食材を使うジェラート店などを車で巡るプランを提案した。同支部とゼミは2016年から連携して県内市町村のPR動画を制作る。 学生の目線で今後は小谷村の魅力を紹介する動画や観光プランを作り、公開予定。学生は「観光パンフに載らない日本の原風景を伝えたい」と。

■白馬村に残る山城を活用し子どもたちに地元への愛着を育んでもらうとともに里山観光の誘客につなげようと、「白馬お宿倶楽部」がマップを作成した。
神城区の6つの山城について場所や説明書きを記載。マップを活用し、小中学校での歴史授業やツアーの開催、白馬高との連携なども視野に入れる。

■白馬村八方尾根開発は日帰り温泉「八方の湯」の屋根に太陽光パネルを設置した。
再生エネルギー100%の山岳リゾート実現に向け、太陽光パネルによる発電を開始。年間約2万kWhの発電量を見込み、温泉施設の昼間の電力をほぼ賄なう。6/20;地域住民に向けたお披露目会があった。

■白馬村で、ゼロカーボンに向けた具体的な行動や道筋を描くロードマップが完成。
2030年のCO2排出量を2016年比で60%削減すると明記し、50年を目標年としたゼロカーボンビジョンから踏み込んだ内容。ビジョンで掲げた再生エネルギー推進に加え、排出量を抑えた交通手段の確保や、自然生態系・生物多様性の回復などを重点に置く。

■白馬村は2024年度、名古屋大と連携協定を結び、ゼロカーボン実現に向けて独自の脱炭素実証事業に取り組む。
簡易的なプラント設備を設け、装置を使って回収したCO2からメタンガスを生成、エネルギーとして村内で使用する。CO2の燃料化を村内で完結させ、先進的な取り組みとして進める。2022年名大のベンチャー「シンクモフ」から大気中の CO2を吸着・回収する素材「MOF」(モフ)を、2023年にはMOFを活用した二酸化炭素回収装置の寄贈を受け、連携協定はそこから発展。締結は4/上。
※MOF(Metal Organic Frameworks)は金属有機構造体で、気体や水分を貯蔵・分離できる。構成する金属イオンと有機分子の組合せを変えれば、特定した物質の吸着が可能で、大気中からCO2など特定のガスを採取できる。
※SyncMOF(名古屋)は、MOFを自在に合成する脱炭素の技術開発に取り組んでおり、モフを活用したCO2の回収装置などを製造・販売、業界トップクラスの技術力を誇る。

■白馬村産の酒米「山恵錦」で醸す八方オリジナルの日本酒「白馬八方黒菱」の新酒販売。
日本酒を絞った後に残る「おり」が混じる「おりがらみ」の無濾ろ過生原酒。北城八方区の「THE HAPPO」では外国人をメインとした試飲会があり、訪れた人が出来立ての日本酒を味わった。

■水田でソバなどを栽培する農業者に対し国が交付する「水田活用の直接支払交付金」の対象要件が一昨年から厳格化され、継続が困難になるとして生産者が危機感を募らせている。
5年間に一度も水を張っていない水田が交付対象外となり、小谷村ソバ生産組合は、中村義明村長に村独自の支援策を求める要望書を提出。持続的な振興と推進を訴えた。

■白馬村「白馬ジャンプ競技場」近くの「白馬ノルウェービレッジ」の指定管理者は「白馬村観光局」に決まった。
期間は2024.4月から3年間。現在は「しくみ」(白馬村)から交代する。公募では3者が応募。指定管理者としての適性や管理運営計画の適確性、地域課題の解決など審査項目があり、村観光局は最高点で候補者に選定された。

■2024.7/1;関東信越国税局は路線価を公表。
インバウンドの急増によりリゾート地への投資が活発化。
白馬村北城「村道和田野線」は上昇率32.1%で全国1位。2024年「村道和田野線」の路線価は\3.7万円/1u、2023年は2.8万円/1u。「インバウンドの方が日本の拠点として別荘を持ちたい。それを貸して運用したいという方が非常に 増えている。1億円、5億円とうプロジェクトもあり、日本人の需要とは全然違う。欧米系に加え、シンガポール、マレーシア、台湾などのアジア人の投資が増えている。白馬村は海外からは同じスキーリゾートのニセコよりも割安と 見られており、円安も加わり、当分は白馬の人気が続くと見られ、今後も路線価は上昇傾向が続くと予想される。JR白馬駅から車10分、木々に囲まれた村道和田野線の通りには高級ホテルやペンションが軒を連ねている。白馬村の 地価高騰を支えるのは外国資本による再開発。白馬村は東京から近く、良質な雪を楽しめるスキーリゾートとして再評価が進む。冬場のスキー客の約5割は外国人が占め、訪日客増加を見越した外資系の進出が相次いでいる。 2018年に米マリオット・インターナショナルが白馬村初の外資ブランドホテルをオープンした。和田野ではシンガポール資本による高級ホテル「バンヤンツリー」が建設中で、2026年以降開業予定。
白馬村は「第2のニセコにならないよう土地の開発規模に規制を設け、住民説明会の実施も義務付けている」と。

■2024.1月時点の土地価格
県内では住宅地の平均が2年連続で上昇、商業地の平均は31年連続の下落から横ばいに転じた。コロナ禍が明けて上昇傾向。
市街地のマンション需要とともに、インバウンドの回復に伴い、外国人による別荘や旅館などを経営する目的の需要が増えていることなどが要因。「地価公示」は国交省が調査した1/1時点の土地価格で、県内では43市町村の332地点が対象。 用途別には、住宅地は210地点のうち101地点で上昇、県全体の平均は0.4%と2連連続で上昇した。上昇率が高いのは白馬村・野沢温泉村。インバウンドの回復に伴い外国人による別荘や旅館などを経営する目的の需要が増えていることなどが 価格を押し上げている。商業地では白馬村北城山越(八方尾根スキー場名木山G東)が5年連続1位で前年比30.2%、上昇率は全国4位。住宅地では白馬村北城(みそら野別荘地)が6年連続1位で前年比19.5%上昇、上昇率は全国8位。
市町村別の上昇率は住宅地で、野沢温泉村は13%で最高、次いで白馬村10.5%。特に白馬村のスキー場周辺は高級ホテルの建設など開発の動きが目立っている。野沢温泉は上質の雪や昔ながらの伝統ある旅館が立ち並ぶ温泉街の雰囲気にひかれる 外国人が多く、外国人観光客で賑わっている。なお、工業地は1.8%上昇で3年連続の上昇。
住宅地;高価格地点;2年連続1位「旧軽井沢別荘地」(軽井沢上御原)で14.9万円/1u(2023年比+1.6万円)。商業地は107地点のうち31地点で地価が上昇、県全体の平均は0.0%、2023年まで31年続いていた下落が横ばいに転じた。 商業地;高価格地点;12年連続1位「長野駅前」(南長野石堂東沖)で36万円/1u。市中心部の再開発が具体化し、マンション需要の高まりが背景にある。
県内では二極化の傾向で、不動産鑑定士は「下落の続いている地点もあるが、上昇幅の大きいところが多かったことから全体として上昇した。人口が減りすぎず、低金利や円安が続けば、今後も価格が上がる可能性はある」と。

全国住宅地変動率;1位;富良野(+27.9%),2位;千歳(+23.4%)、3位;宮古島(+21.2%),4位;千歳(+20.6%),5位;帯広(+20.4%),6位;千歳(+20.2%),7位;博多(+19.6%),8位;白馬(\15900/u)(+19.5%)
全国商業地変動率;1位;熊本大津(+33.2%),2位;菊陽(+30.8%),3位;千歳(+30.3%),4位;白馬(\22400/u)(+30.2%)
■東京ヘリポート-白馬エリア間を結ぶチャーター便を運行。
ヘリによる遊覧、乗客輸送(ヘリタクシー)を手がける「スペースアビエーション」は、移動時間の短縮や空からの眺望などを打ち出し、スキー場へ向かう高所得層や訪日客らの需要を見込む。5-6人乗りの機体を使用し、約1時間で都内と 白馬スキー場を結ぶ。
東京ヘリポート-白馬;79.8万円(定員;5人,所要;1h15m)、153.2万円(定員;6人,所要;1h)
同社は2019年5月設立、機体46機(ヘリ43機,航空機3機)所有。沖縄ヘリ観光、ナイト遊覧、初日の出遊覧、山小屋への物資輸送などを手掛ける。
(問)Space Aviation TEL 0120-510-613

■「栂池高原スキー場」(つがいけマウンテンリゾート)に「つがいけ横丁」
栂池高原のゴンドラ山麓駅周辺に「つがいけ横丁」4店舗。足湯などの他、飲食店。「ビレッジつがいけ」内の「LOCARY」(カフェ・フルーツサンドウィッチ等)、「TSUGA BASE」(ハンバーガー・カレー・ドリンク)、 「TEPPAN」(和牛霜降りステーキ・和牛丼・牛タン・海鮮焼きなど)、「鷲屋」(ジャークチキンサンド・唐揚げ等)、「焼き鳥つがのとり」(白馬豚串など)
(問)つがいけ横丁
(問)つがいけマウンテンリゾート TEL 0261-83-2255

■小谷村「R148雨中・月岡バイパス」工事で、迂回路を巡り安全性を懸念する声が寄せられている。
迂回路はR148県姫川砂防事務所近くから姫川沿いを通り、南小谷駅近くでR148に合流する。迂回路に接続する箇所が急カーブで、通行しにくいという声や、路面凍結によるスリップ事故を危惧する声が寄せられ、県大町建設事務所が道幅を 広げるなど対策に乗り出している。工事はJR南小谷駅周辺で、新しい橋と接続するバイパスをつくる道路改良工事などが11月から行われている。道幅が狭いことから大型車がセンターラインをはみ出したり、一般車両も急ブレーキを踏むなど 通行に影響が出ている。同事務所は道路拡張やカーブを緩やかに修正するとしている。

■小谷村は観光促進のため、今冬から「デジタルサイネージ」を設置した。
小谷村内8ヶ所、スキー場や日帰り入浴施設などで、HAKUBA VALLEYの紹介など観光情報を表示、Instagramとの連動も。グリーンシーズンを含め通年設置。

栂池高原スキー場(チケット売場,雪の広場,栂池パーク,レストラン・エデン),白馬乗鞍温泉スキー場(白馬アルプスH),白馬コルチナスキー場(Hグリーンプラザ白馬),ローソン小谷店,道の駅おたり。

■文化財建造物の修理に用いる資材を供給する文化庁「ふるさと文化財の森」に小谷村「雨中ショクの茅かや場」が設定された。
管理する雨中林野組合は小谷村役場で中村義明村長に報告。茅場の維持や今後の活用などについて懇談。10月には小谷村で「第14回全国草原サミット・シンポジウム」があり、茅場で見学会も開く。

■小谷村伊折の「ゆきわり草」で発酵調味料で料理を作るWSが開かれた。
村内の「楢木こうじ店」が講師を務め、料理の基本調味料「さしすせそ」を使った「夏ごはん」を作り、伝統的な調味料のおいしさと奥深さを体感した。

■小谷村小谷中学校の生徒が山の果実「さるなし」の栽培に取り組んでいる。
生産者の高齢化などで担い手不足に直面している特産品の栽培に取り組み、商品化も視野に活用を考えていこうと実施。6/25;石坂の畑でつるを切る作業をした他、さるなしを使った加工品について学習した。

■小谷村中土土谷地区の住民が写真集「上手村の想い出」を作成した。
地域の絆や家族の笑顔、集落の歴史を収めた写真をいつまでも残していこうと、各家庭に残る写真を収集、5年かけて編集、一冊の本にまとめた。2024年3月に完成し地域の集まりでお披露目。懐かしい写真の数々に住民は目を細め、 思い出話に花を咲かせていた。上手村地区は小谷村の東山「立山」の中腹にある集落で土谷川と中谷川との間で、山の緩斜面が地すべり地で昔から災害があった。

■有識者グループ「人口戦略会議」は20-30代の若い女性が半減する「消滅可能性自治体」が2020年までの30年間で半数以下になる自治体が、全国で744、長野で26市町村。
有識者でつくる人口戦略会議が全国自治体の「持続可能性」について分析。長野県内では、26市町村が「消滅可能性自治体」、10年前の分析よりも8自治体減った。新たに「消滅可能性」の自治体は5町村、対象外となったのは13町村。 26自治体のうち阿南、平谷、大桑、高山、小川の5町村が新たに「消滅可能性」に。小川村は「空き家バンクに問合せがあり、空き家を改修して開業する子育て世代もいる。消滅というほどの実感はない」と。10年前と比較し、県内では 白馬、小布施、野沢温泉、下諏訪、南牧、南相木、北相木、飯島、根羽、豊丘、大鹿、麻績、朝日の13町村が「消滅可能性」から脱却した。
「若年女性人口」の減少率は王滝村78%、筑北村69%、飯山市61.5%、大町市59.9%、小谷村56.3%など。
小谷村は2014年に行われた「若年女性人口」では減少率が県内最高の77.9%だった。今回は減少率56.3%と前回よりも21.6P改善した。
小谷村中村義明村長は「重く受け止めなければならないが、村民は元気に生活しており、悲観すべきことではない」。減少率の改善について「10年前は非常に悪かったため、危機感を持って対策に取り組んできた。子育て支援策や除雪対策 などにも力を入れ、日本一住みやすい村と発信したことが要因」と分析。今後の取り組みとして「子育て環境がよりよくなるよう、生活の課題を一つ一つ解決して子育て世代の移住者を増やしていきたい」と。
「消滅可能性自治体」;
大町市、小谷村、生坂村、筑北村、小川村、坂城町、飯山市、山ノ内町、木島平村、高山村、信濃町、飯綱町、栄村、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町。
長野県阿部守一知事は「少子化対策は国全体で、政府が人口自然減をどう抑制するかしっかり取り組むべき」と。

■能登半島地震の被災地に対し、大北のスキー場から支援が広がっている。
白馬47と白馬五竜スキー場は、地震により営業ができなくなった石川県内のスキー場のシーズン券所持者を無料で受け入れる。大北10スキー場の運営会社でつくるHAKUBA VALLEY索道事業者プロモーションボード(HVPB)は義援金の募金箱を10スキー場に設置した。

■県北アルプス地域振興局は「登山者マナーカード」を作成した。
第5弾となる2023年度は、北アの山岳写真に山岳環境を保全する上での注意事項を掲載し、登山者のマナー意識向上を図る。縦63mm,横88mmの両面カラーのトレーディングカード。3.5万枚作成、11/中から山小屋や登山案内所、大町市・白馬村・小谷村の 観光案内所などで配布。


■2025.1/4;ノルディックスキーW杯ジャンプ男子は、AUTインスブルックで伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第13戦(HS=128MK=120M)が行われ、小林陵侑は127m,230.5mで20位。中村直幹は125.5m,122.5mで21位、小林朔太郎は125m,117.5mで29位。 佐藤慧一は121.5mで37位で2回目に進めず。AUTシュテファン・クラフトが131.5m,132.5mで今季2勝目、W杯通算45勝目。ジャンプ週間の総合首位。1/5;AUT・Bischofshofen(HS=142M)でジャンプ週間最終戦を迎える。
2024-2025 FIS WC NORDIC SKI Jumping & NORDIC Combinedを参照。

2024-2025 FIS WC NORDIC SKI Jumping & NORDIC Combined
2023-2024 FIS WC NORDIC SKI Jumping & NORDIC Combined
2022-2023 W-CUP・WSC NORDIC SKI Jumping & NORDIC Combined
JR大糸線活性化ページ(GuideA100)



★イベント★
■11/14-2025.3/末;利用が伸び悩むJR大糸線の「臨時増便バス」をPRしようと、県北アルプス地域振興局が、白馬村と小谷村の観光スポットを紹介する動画「ご当地キャラ達の旅」をYouTubeショート動画で公開。
白馬村、小谷村、県のご当地キャラクター3体が臨時バスで両村を巡る。臨時バスが運行を終える2025年3/末まで視聴可。出演キャラは白馬村の「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男3世」と小谷村の「たりたりOTARI」、 県の「アルクマ」。この3体のぬいぐるみが小谷村の栂池自然園や牛方宿、白馬村の大出公園などの名所、ドーナツやジェラートといったグルメを紹介。動画は1分間。11/14;公開、同振興局は「多くの方に見てもらい、臨時バスに興味を 持ってほしい」と。

■12/1〜2025.3/31;冬の繁忙期にタクシー不足解消に向け、白馬村は2024年冬、スマホアプリからタクシーが配車できるサービス「Uber Taxi」を導入する。
現行はタクシー事業者ごとに電話で配車対応をしているが、アプリを通じた共同配車を行うことで、事務負担軽減や効率化を図る。64台運行。白馬村内と小谷村・大町市の一部を配車可。県内では軽井沢に続き2例目。

HND(白馬ナイトデマンドタクシー)+Uberタクシー+Table Check(レストラン予約サービス)により冬のオーバーツーリズムの課題解決の取組を進める。
1)12/16-2025.3/16;17:00-23:00;白馬ナイトデマンドタクシー(HND)毎日運行。特定ジャンボタクシー、コミュータ4台運行(\500/1乗車,\5000/期間乗り放題)
2)Table Checkによる飲食店予約サービス。約50店舗で予約可。
3)12/1-2025.3/31;Uberによるタクシー共同配車。
(問)白馬村観光課 TEL 0261-85-0722

■インバウンドの増加とともに課題となる外国人観光客への対応。12/1〜2025.3/31;白馬エリアで「Uber Taxi」を運行。
登山やウインタースポーツのメッカである白馬村ではインバウンド需要が急増。2023年の海外観光客の延べ宿泊者総数は25万2481人、2006年の3万3491人に比べ7.5倍に増加した。課題は現地のタクシー。言語の壁があり、電話予約が難しい。 Uber Japanは白馬村と提携して観光客の交通課題やオーバーツーリズムの解決を目指す。配車は24H対応で白馬のスキー場や観光地、飲食店などの主要エリア。地元の5社のタクシー会社(アルピコタクシー、白馬観光タクシー、アルプス第一交通、 あづみの第一交通、南安タクシー)に所属するドライバーがタクシーで送迎を行う。Uberのタブレットを載せるのは計56台。アプリで行きたい場所を指定し、配車をリクエスト。近くのドライバーとマッチすれば、迎えを待つだけ。行先までの 料金の目安が表示され、アプリ内で決済が完結。白馬村丸山俊郎村長は「世界水準の持続可能なオールシーズンマウンテンリゾート」を目指し、観光客増加に対する課題に取り組んでいる。「冬季の白馬村には、観光客の需要に対して二次交通や レストランの数が足りていないという課題があった。2022年から白馬MaaSプロジェクトチャレンジ白馬と題して産・官・民が一体となって課題解決に取り組み、成果を上げてきた」。プロジェクトでは、冬季期間に村内の乗降所から乗り合い移動が できる「白馬ナイトデマンドタクシー」を運行、地元タクシー各社の増車、飲食店予約アプリの導入などを実施。その甲斐あって課題は解決に向かいつつある。タクシーの配車については人材不足とデジタル化が十分ではないという。そこで 導入されたのがUber Taxi。これまでは地元のタクシー会社5社が各配車センタで電話で予約を受付。アルピコタクシーは「別々に配車を行っていると、ユーザーにとって非効率な部分が生まれてしまう。例えば、A社の待ち時間が30分の時、 B社は10分で配車できるという状況がわからない。また、C社の車が出払っている場合は別の会社に電話をかけないといけないといったことも起こる。そんな中、5社共同の配車センタを作り効率化できないかという案がチャレンジ白馬で出た。 Uberのシステムを導入すれば、共同配車センタを作ったことと同じような効果が得られる。Uberのタブレットを5社のタクシーに載せれば、全56台のうち、近くにいるタクシーとマッチングするので、配車の効率を上げられる。言語の壁による 配車ミスや、やり取りのロスを防ぐ効果も期待。アルピコタクシーでは、冬季は5〜6人で1日350〜500件の電話に対応していた。そのうち約8割が英語対応。「これまでは配車まで30分や1時間待ちということもよくあった。配車が効率化すれば その時間が短縮され、配車スタッフの精神的疲労も緩和され、燃料の削減にもなります。ひいては社員の報酬アップにもつながっていく」

■12/20-2025.3/30;8:00-17:00;「白馬岩岳スノーフィールド」(岩岳リゾート)ではウィンタースポーツをしない観光客が楽しめる「IWATAKE WHITE PARK」をRe-OPEN。
白馬岩岳スノーフィールドはウィンタースポーツをしない観光客が楽しめる「IWATAKE WHITE PARK」をRe-OPENする。
2024-2025スキーシーズンの営業開始に合わせて、最大10人乗り新ゴンドラを運行開始。新ゴンドラは距離;2133m,標高差537m(山麓;標高750mー山頂:標高1289m),輸送量;2460人/1H(30%up),速度;6m/s,所要時間;7分(-1分短縮), 定員;10人,全方位360°のパノラマビュー,強化樹脂ガラス,乗り心地up(支柱;22本→11本),バリアフリー,耐風性(減速運転可)
岩岳山頂では雪像やスノーウォール、かまくらなどの「フォトジェニック・ゾーン」や愛犬と雪原を駆け回る「雪上ドッグラン」、絶景ブランコ「ヤッホー!スウィング」など観光目的の家族やカップル、犬連れのお客向けにコンテンツを 提供。インディアンのテント「ティピー」を2基新設、「雪と火」をコンセプトにリニューアル。最大28名まで収容可能な広々としたティピー内には焚き火台を設置、冷えた体を温めながらくつろげる。ガーデンストーブ3種焚火台と 大型ガーデンストーブ2基を設置、Pizzaづくり体験、焼きマシュマロ等も楽しめる。「白馬ヒトトキノモリ」の「CHAVATY HAKUBA」では信州産のりんごを使ったドリンクとスコーンなど期間限定メニューも提供する。(P1000,無料)
(問)白馬岩岳スノーフィールド TEL 0261-72-2474

■7/1-2025.3/30;JR大糸線糸魚川駅〜白馬駅間が2日間乗降自由になるデジタルチケット「糸魚川・白馬tabiwaパス」発売中
大糸線増便バスにも乗車可。利用は2024.7/2-2025.3/31。(\1000/大人,\500/子供)
糸魚川・白馬Ttabiwaパス(tabiwa by WESTER)

■1/9-3/30;毎日;9:00-11/30/13:00-15:30;「白馬岩岳スノーシューツアー」
白馬岩岳山頂の「ねずこの森」でスノーシュー散策や雪遊び。ベースセンタ集合。降雪・気象条件で中止あり。(\7400/大人,\6000/小児;ゴンドラ往復,ガイド料,スノーシュー&ストックレンタル,保険)
(問)白馬山麓ツアーズ TEL 0261-72-6050

■1/8-3/5;土曜;19:30-21:30;「わくわくドキドキ!白馬ナイトスノーシューツアー」
スノーシューを履いて天の川や満月など夜の神秘的な雪原の森を散策。場所;落倉バックカントリーフィールド。(定員10名,\5000,スノーシュー&ストックレンタル,保険,予約3日前)
■〜3/13;土/日;9:30-12:00/13:30-16:00;「落倉浅間山スノーシューツアー」
浅間山までスノーシューで雪の森や里山ウォーキング。場所;落倉バックカントリーフィールド。(定員10名,\5000/大人,\2500/小学生,ガイド,スノーシュー&ストックレンタル,保険,予約3日前)
■1/8-3/27;土/日/祝;9:00-11:30/13:00-15:30;「白馬岩岳スノーシュー体験」
白馬岩岳山頂のねずこの森を散策。散策後は絶景テラス&カフェ「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」などでリラックス。(定員10名,\5000/ガイド,ゴンドラ往復,飲み物,スノーシュー&ストックレンタル,保険,予約前日)
(問)白馬村観光局インフォメーション(Snow Peak LAND STATION HAKUBA内) TEL 0261-85-4210(9:00-17:00)

■スノーシューで冬のネイチャウォーク
栂池高原・栂の森〜標高1900mの白銀の栂池自然園をスノーシューで散策。ロープウェイ早春運行開始時は栂池自然園をスノーシューツアー
1/25-1/26;2/15-2/16;「栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー」(燕山荘スノーシューツアー)。栂の森〜栂池自然園はスノーハイク。
(定員15名;\31000/大人,ガイド料,H雪倉宿泊代(1泊2食),スノーシュー/ストック付、栂池ゴンドラ別料金)
3/20,3/22,3/23;8:00-15:30;「白銀に輝く栂池展望湿原スノーシューツアー」(燕山荘スノーシューツアー)。栂池自然園スノーシューハイク。
(定員15名;\10000,ガイド料,スノーシュー/ストック付、栂池ゴンドラ・ロープウェー別料金,昼食別)
(問)TEL 0263-32-1535(月〜金9:00-17:00)

■「白馬乗鞍温泉スキー場」でスノーシュー・ハイキング、オフピステのスキー・スノボツアー。プロのガイド付ツアー。
(問)小谷山案内人組合 TEL 090-2569-2220

■〜3/23;土/日/祝;「白馬コルチナスキー場」の「かまくら雪遊びパーク」(KAMAKURA SNOW PARK)
かまくら雪遊びパーク(コルチナAC場)にて
DAY;11:00-14:00;かまくらでランチ。雪上車やかんじき体験、雪上アイスづくりなど自然を活かした雪国体験(各コンテンツ有料,予約制)
NIGHT;18:00ー19:20/19:00-20:20;夜の自然体験。ナイトかまくら体験,そり遊び,焚き火,焼きマシュマロなど。(入園料;\2200/中学生以上,\1650/小学生以下,予約制)
(問)おたり自然学校 TEL 070-4284-4364

■12/26-2025.3/23;毎土/日;10:00-14:30;白馬八方尾根スキー場の「北尾根高原」(標高1200m)に白馬三山の絶景を楽しめる「こたつカフェ」がOPEN
この冬北尾根高原にオープンした「こたつカフェ」。撥水仕様のアウトドアこたつ(アルペン)を雪原に設置。こたつで温まりながら絶景を眺めて食事やホットドリンク(ホット;コーヒー,チョコ,ラテ,ワイン,ピール等)。 週替わりでスイーツの振る舞いあり(11:00〜)。北尾根Qはノンスキーヤーでも乗車可。観光リフト(咲花G-北尾根Q)+入場料(\2500/大人,\1500/子供)

■12/21〜2025.3/9;夜間に外出する観光客の交通手段として、「白馬バレー索道事業者プロモーションボード」は白馬村内の6地点を結ぶ「白馬ナイトループバス」を運行開始。
主に訪日外国人客の利用を想定し、飲食店が集中する地域や商業施設を定時定路線で循環し、毎日運行。

首都圏は小型車28.5%,大型車89.1%、降雪地域(那須・赤城・姨捨)では小型車72.9%,大型車90.3%。長野道;姨捨SA(上り);小型車83%,大型車88%,姨捨SA(下り);小型車87%,大型車85%

■2025.1/4-3/2;毎週土/日/祝;「白馬八方尾根スキー場」を運営する八方尾根開発、白馬観光開発は、八方尾根スキー場の朝一のゲレンデを独占できる「HAPPO First Track」をスタート。
人気のリーゼンスラロームCを人数制限、混雑を避けて絶景パウダースノーを一番乗りで楽しむことができる。
7:15;八方ゴンドラ受付、7:30;八方ゴンドラ運行、7:40;リーゼンクQ運行、7:40〜リーゼンスラロームCのみ滑走可、,)※名木山G、ゴンドラへの下山不可。
(定員;60名,一般30名,シーズン券30名)(\7000/一般,\3000/シーズン券ホルダ)

■白馬村-大町市の宿泊施設や飲食施設を繋ぐ無料「シャトルバス」運行。
12.21-2025.2/24;毎日;宿泊シャトルバス運行、2025.1/6-2/21;平日に夕食シャトルバス運行。

■2025.1/25,2/1,2/8,2/15,2/21;「八方尾根」で「5週連続打上げ花火」
最終日は2025.2/21;19:30-21:00;「第55回八方尾根火祭り」開催。
松明滑走、おんべ、八方太鼓演奏、デモ滑走、花火打上げなど。(予定)

■1/15;18:13;JR大糸線は、大雪の影響で南小谷駅-白馬駅間で運転を取り止めた。
JR東日本長野支社によれば、1/15;18:13;南小谷駅を発車した上りの普通列車が動けなくなった。線路の除雪はしていたが、冷え込みによる架線の凍結などの影響も考えられ、JRが原因を調べています。 乗客と乗員計3人にケガはなし。この列車以降、1/15:運転を取り止め、上下8本が運休した。

■1/8;JRによれば、大雪の影響で大糸線南小谷駅-糸魚川駅間の上下線で、1/8;始発から16:00頃まで12本運転を取りやめ。

■1/7;白馬村における人とツキノワグマとのすみ分けを図ろうと、長野県はゾーニングマップ作成に向けたWSを白馬村役場で開いた。
クマによる人身被害の防止、農林業被害の軽減と、クマの個体群を安定的に維持していくための緊急対策。地域区分の設定方法などについて地域住民や村などを交え意見交換を行った。

■1/7;春の「七草」
春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)の7種の野菜。「七草粥」を食べると無病息災で過ごせると云われます。もともと中国の風習で平安時代に日本に伝来、七草粥は邪気を払い、 万病を除く占いとして食べられてきた。正月料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養を補うという効能があるという。

■1/7;20:37;JR大糸線は線路内で落雪があり、一時運転を見合せ。
JR東日本長野支社によれば、大糸線海ノ口駅-簗場駅間で下りの普通列車が線路に落雪を見つけ停車した。列車は落雪の手前で停車し衝突はせず、乗客乗員26人にケガはなし。この影響で、信濃大町駅-南小谷駅間で運転を見合せたが、 除雪を行い、22:10;運転を再開した。タクシーなどによる代行輸送が行われた。運休は上下計2本、最大1.6Hの遅れがでた。

■1/6;小谷村の冬の特産品「雪中キャベツ」の販売が直売所、道の駅などで始まった。
1/6;小谷下寺のほ場で目ぞろい会があり、出来具合いや出荷時の注意点などを確認した。025年は雪が豊富で、雪の下でじっくりと熟成したキャベツは甘みを蓄え、みずみずしくシャキシャキとした食感。

■1/6;15:00;小谷村山中でBCスキーをしていた男性3人が遭難。
「BCで動けなくなった」と知人などを通じて警察に救助要請。外国人3人はスキー場のゲレンデから外れたBCで小谷村の親沢(標高1200m)で行動不能になった。1/7;10:00前、県警山岳遭難救助隊と地元遭対協10人で捜索が行われ、3人は無事発見、 ケガはないという。警察はBCを滑る際には事前にコースや地形を確認したり、必要な装備品を携帯したりして万全の準備をするよう呼びかけています。

■1/5;小谷村「栂池高原」に、温泉施設を改装したバー「DJ Bar Steam Hakuba Tsuganomori」がOPEN。
ゲレンデを満喫した後のアフタースキーを楽しめるスポットとして、温泉とクラブカルチャーが融合、浴室でDJが選曲する音楽と酒類を提供。(〜3/中;20:00-26:00)
もともと「元湯栂池温泉栂の森荘」で、脱衣所はクロークに、洗い場はバーカウンターに、大浴槽はDJブースへと生まれ変わった。浴槽にはスモークが溢れ、まるで温泉に浸かっているよう。浴槽の縁に座ってリラックスして音楽を楽しむ。 温泉としての営業はない。

■1/4;14:30;「八方尾根スキー場」で滑走していた外国人同士が衝突、女性1人が大ケガ。
八方尾根スキー場でスキーをしていた女性とスノーボードをしていた男性が衝突。女性は松本の病院に搬送されたが右腕の骨を折る大ケガ。男性にケガはなし。現場は雪が降っていたが見通しは良い初級者と中級者向けコースで、 警察は事故原因を調べています。

■12/31;「白馬五竜スキー場」では新年を迎えるカウントダウンイベント「New Year 2025 Count Down」を行った。
とおみGのナイター営業は22:30まで延長。五竜特製の「年越しそば」の振る舞いり、松川村の「信濃国松川響岳太鼓」の勇壮な演奏。クライマックスはカウントダウン花火、雪の降りしきるゲレンデに多くの人が繰り出した。

■12/31;22:30-2025.1/1;0:00;五竜エルカルプラザ・とおみGで「白馬五竜カウントダウン」
18:00-22:30;とおみGナイター営業,22:30;年越しそば振る舞い,23:15;信濃国松川響岳太鼓演奏,24:00;新年のカウントダウン・打上げ花火。無料シャトルバス運行。

■12/31;「八方尾根スキー場」では名木山Gでカウントダウンイベントがあった。
国内外から大勢の観光客らが来場、雪が舞う中、振る舞いの甘酒やホットカルピスで冷えた体を温めた。

■12/31;22:30-2025.1/1;0:10;「八方尾根」名木山G(名木山スキースクール前)で「カウントダウンイベント2024-2025」
12/31;22:45;抽選券配布,23:05;鏡開き・振る舞い(甘酒・ホットカルピス・リンゴ),23:15;ステージ、アームレスリング大会,23:40;大抽選会;ゴーグルやヘルメットやバックパックなど豪華景品。 23:59;カウントダウン合唱,2025.1/1;0:00-0:10;打上げ花火

■12/23〜;小谷村千国乙の築140年の古民家を改装した「NAGANO」が営業再開。
2024-2025冬はすき焼きコース等を提供。(17:00-22:00,2025.1月〜;12:00-14:00土/日/祝,17:00-22:00,水曜定休)
(問)NAGANO TEL 0261-88-0590

■12/23;セイコーエプソンは、同社が開発した古紙を活用する製紙機「ペーパーラボ」で作ったA4サイズの印刷用紙6000枚と、ノート180冊を小谷村に寄贈した。
地球環境と産業の共生を目指す社会貢献活動の一環で、ノートは小谷小中学校の児童・生徒に使用してもらい、環境保護を考えるきっかけにしてもらう狙い。ペーパーラボは同社の独自技術を応用しており、同社で出た古紙を活用して 再生紙を製造する。12/23;小谷村役場で贈呈式があり、同社が中村義明村長にノートを手渡した。「SDGsに貢献する資源循環の取り組み。どう資源を大切に使っていくか考えてほしい」と。

■12/23;大北各小学校で2学期の終業式が行われた。
2学期の思い出を振り返り、新たな年に期待をふくらませて冬休みに入った。12/23;白馬南小、白馬北小、小谷村小谷小も、12/24から冬休み。

■12/22;小谷村中土中谷の若手有志でつくる「中谷ピチピチ団」は、中谷東地区の公園「春待亭」でイルミネーションの点灯式を開いた。
地域を明るく照らそうと、X'masに合わせて約2500球の電飾であずまやを飾った。

■10/28-12/20;八方温泉「みみずくの湯」は配管・内湯の改修工事のため休館。
10/28〜;「郷の湯」は営業開始。「八方の湯」は通年営業。「おびなたの湯」は〜10/31で営業終了。

■2024.12/20;インバウンド需要の高まりで、「白馬岩岳マウンテンリゾート」では、38年ぶりに新ゴンドラが導入された。
12/19;ゴンドラの安全とスキー場の発展を祈願して竣工式が行われ、運営会社は「新しいゴンドラで世界水準の世界水準のオールシーズンマウンテンリゾートを目指す」と。新ゴンドラは10人乗り、7分で山頂に到着できるため、 輸送力は1時間あたり最大2460人1.8倍にUP。関係者の試乗では揺れが少なく乗り心地が向上したという。2023-2024冬シーズンはここ10年で最多の14.7万人が訪れた。インバウンド需要の高まりや夏でも楽しめるアクティビティを 整備したことで来場者が増加し、さらに多くの人を呼び込もうと新ゴンドラを導入した。
12/20〜2025.3/30;運行開始。12/20;13コース中4コースをオープン予定。
1)滑走C;サウスG(820m),イーストG(330m),ビューC/D(1280m),サニーバレーC(3300m)滑走可。下山CはOPEN。Closed;ノースG(700m),Hikage/沢(980m),ホワイトリボンC(1100m),こめつがC・かもしC(1100m)
新たな降雪は0cm。(積雪;山麓30cm,山頂100cm)
2)リフト;ゴンドラノア(2133m)(8:00-15:40),5サウス(752m)(8:15-16:00),4イーストG(315m)(8:15-16:00),ビュー2(752m)(9:00-15:40)稼働。
Closed;3ノース(684m),沢リフト(845m),かも(903m),らいP(397m),中央高速(1652m)
3)料金;(シーズンイン割引;12/20-12/27;\5000/大人,\2500/小児),(通常;\6500/大人,\4000/小児,\6100/シニア),(Webチャージ;\5900/大人,\3600/小児)
4)施設;HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(8:15-15:30),CITY BAKERY(9:00-15:30),IWATAKE WHITE PARK,CHAVATY(8:30-15:30),ホワイトプラザ(8:00-16:00)など。 12/20-2025.3/30;12:00-21:00;白馬姫川温泉(岩岳の湯)(\700/大人,\350/小児)
(問)岩岳の湯 TEL 0261-72-8304
(問)HAKUBA MOUNTAIN RESORT TEL 0261-72-2474(8:00-17:00)

■12/20;白馬村で八方エリア最大規模のレストランがオープン。
宿やホテルで食事を取らない素泊まりが増加、白馬村ではインバウンド客の増加で外食需要が高まっています。白馬村の老舗旅館「丸金旅館」は、旅館の食堂を全面リニューアルしたレストラン「白馬八方 山吹食堂」をオープンした。 小規模で家族経営の旅館等では飲食部門の運営が負担。それを解消するために誕生したのが山吹食堂。運営やレシピ作りは外部に委託。宿泊客の食事場所としてだけでなく誰でも利用できるレストランとしても利用できる。

■12/20;白馬村八方で最大規模のレストラン「白馬八方 山吹食堂」が開業した。
老舗の「白馬丸金旅館」の食堂をリニューアルし、信州みそを活用したメニューを提供。宿泊客や一般客が気軽に利用できる体制を整え、訪日外国人増加に伴う飲食店不足の解消を図る。宿泊客が近隣の飲食店で食事をする「泊食分離」の ニーズが村内で高まり、夜間に飲食店が満席で利用できない「夕食難民」の対応が課題となる中、その受け皿としての機能を目指す。

■12/20;白馬村防犯協会と大町署は、白馬村内における犯罪やトラブル抑止に向けた防犯街頭啓発活動を実施した。
飲食店や外国人観光客らに英語で書かれたチラシを配布、飲酒に起因したトラブルの未然防止やマナーの遵守を求めた。外国人客には適切な飲酒や飲酒運転の禁止、タクシーを利用する場合も白タクに乗らないことなどを啓発。 飲食店には、飲み過ぎているとみられる利用者に対して酒の提供を控えるなど適切な対応をするよう求めた。

■12/19;白馬村北城「エコーランド」に高級ホテルコンドミニアム「Hラヴィーニュ白馬」開業。
地上5F建て敷地面積約4000u、1F;ロビー、レセプション、コンシュルジュ、レストランなど。2F〜5F;客室。キッチンやバスルームを備えた客室(全38室)。スイート(20室;68ー144u),ツイン(18室;54-69u)
冬期の訪日外国人客やグリーン期のリゾート客需要などを見込む。JR白馬駅より車5分。
(問)Hラヴィーニュ白馬 TEL 0261-85-5166

■12/16;白馬村で発生した「黒豆沢土砂災害」から1年を迎えた。
ところどころに土砂が流入した形跡は残るが、例年通りの雪深い冬の景色が広がっている。宿泊施設の予約は例年通りで、シーズン本番を迎える。黒豆沢土砂災害の恒久復旧対策の砂防工事は順調に進んでいる。

■12/15;「信州小谷太鼓」は、「ばち納め演奏会」1年ありがとう演奏会を小谷村「中土観光交流センターやまつばき」で開催した。
1年の活動を締めくくる太鼓を聴こうと、地域住民ら約100人が会場を訪れた。地域に感謝を込めて力強い太鼓の音色を客席に届けた。

■12/14;小谷村「白馬乗鞍温泉スキー場」は2024-2025シーズンの営業を開始した。
12/13夜からの雪でゲレンデの積雪は70cm。スノーボーダーなどが初滑りを楽しんでいた。滑走は2コースだが順次オープンしていく。同スキー場にある「白馬アルプスH」では2024.10月にオープンしたアースバッグサウナが話題。 雪遊びをした後はサウナ(サ活でととのう)を楽しんでほしいと。12/14;隣の「白馬コルチナスキー場」もオープン、共通リフト1日券で2つのスキー場を利用できる。12/13;合同安全祈願祭を行った。

■12/13;長野県索道事業者協議会と県観光スポーツ部は、2024-2025冬季は前シーズンより約10%多い650万人の来場を目指す。
2010年頃は年間700万人が訪れていたが、その後は減少傾向、コロナ禍では400ー500万人にとどまった。2023-2024冬シーズンは約80ヶ所のスキー場が営業したが雪不足や国内客の伸び悩みで延べ利用者は582万人(前年比2%増)。 同協議会は「温暖化によって降雪機でも雪ができない状況になりつつある。自然雪は集中的な豪雪はあっても満遍なく降らず、3月は営業期間が短くなることもある」。20ー40代の読者を抱えるメディアとタイアップして コンテンツを製作、スキーをしない層にスキー場や周辺施設を訪れてもらうための取り組みを今シーズンから始める。

■大北市町村などJR大糸線沿線自治体と関係団体でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2025年大糸線カレンダー」の掲載写真が決まった。
県内外から集まった156点の中から表紙と各月を飾る計13枚が選ばれた。列車のある風景で、大糸線沿線の四季折々の姿を切り取る。カレンダーは12/上、沿線各市町村などで無料配布。 表紙は白馬村で撮影した写真で青空と残雪の北アと列車が水田に映り込む様子。

■12/9;「白馬村ウイング21」で講演会「雪崩から身を守るために」が開かれた。
専門家らを講師に、雪崩のメカニズムやリスク回避、雪崩事故の分析、山岳救助について、地域特性や科学的知見を踏まえて講演した。

■12/9;白馬村の小中学生が学校給食で食べた後、アレルギー症状が出た問題で、大町保健所はカジキのフィッシュチリソースによるヒスタミン中毒と断定した。
12/4;白馬中と白馬北小・南小で給食を食べた児童・生徒と教職員計46人が顔が赤くなったり発疹が出たりした。白馬村は当初29人としていたが県の再調査で人数が増えた。大町保健所で検査したところ、カジキのフィッシュチリソースから ヒスタミンが検出された。給食を作った「白馬村学校給食センタ」は、12/9-12/10供給停止、白馬村は12/13まで同センタの給食を取りやめ、衛生研修会や調理場の点検などを実施、再発防止策を講じる。「ヒスタミン」による食中毒はマグロや イワシ、サバなどの魚が原因になることが多く、魚介類は冷蔵庫で保管しできるだけ早く調理するよう呼びかけています。

■12/2-12/6;白馬村神城のR148「道の駅白馬」は店内改装で臨時休業。
そば、野沢菜、雷鳥の里、紫舞、白馬錦大雪渓などの地酒、村男III世グッズなど白馬の特産品、大北(北アルプス山麓ブランド認定品)や長野県内の商品などを販売。
売店(9:00-18:00),レストラン(11:00-18:00),火曜定休、トイレ、EVスタンドあり。P36。道の駅は休憩施設、宿泊目的の利用は禁止。
(問)道の駅白馬 TEL 0261-75-3880

■12/6;白馬村内の日帰り温泉(6ヶ所)の7事業者と白馬村観光局でつくる「白馬村温泉施設連絡協議会」は入湯税の使途に関する要望書を丸山俊郎村長らに提出した。
源泉から湯を引くポンプやボイラー、配水管といった設備の維持管理、温度維持管理費の補助まで入湯税の使い道を広げることを求めている。特別徴収義務者となる事業者への報奨金制度の導入、温泉を活用した観光振興などを要望した。 入湯税は1978年に導入。入湯税は日帰り客は\50/1入湯、宿泊客は\150/1泊。12才以下免除。宿泊したが入湯しなかった場合でも入湯税はかかる。2022年度の入湯税額は4342.3万円。用途は環境衛生施設(し尿施設)整備(48%)、消防施設(消火栓)整備(8%)、 観光施設整備・観光振興(宣伝・PR)(44%)などに利用された。入湯税が温泉施設に使われていないことについて、「温泉を守らなければ村の魅力は続かない」。事業者が徴収事務を無償で行っていることもあり、制度として仕組みづくりが必要とした。 温泉が村の観光にとって重要な位置付けで、「未来の温泉のあり方を考えると、源泉の維持保全は現在の優先事項になる」と。

■12/5;小谷村「おたりつぐら」で、しめ縄とクリスマスリースを作る催しを開いた。
村民ら約30人が参加、名人に教わるしめ縄と、素材から手作りするリースに挑戦した。

■12/4;白馬村で学校給食を食べた小学生15人,中学生11人,職員3人(南小;児童5,職員1、北小;児童10,職員1、中学;生徒11,職員1)の計29人が1H後に発疹や顔が赤くなるなどアレルギーのような症状が出た。
全員が快方に向かっていて原因は給食とみられる。献立は、ツイストロールパン、フウライカジキのフィッシュチリソース、コールスローサラダ、カレー風味スープ、牛乳。給食は村内2小学校と1中学校に約630食が提供された。 29人に「ヒスタミン食中毒」とみられる症状が出ていた。湿疹や微熱の症状も出たが全員快方に向かっているという。白馬村学校給食センタが調理したカジキのフライがヒスタミン食中毒の可能性があるという。ヒスタミン食中毒は、 マグロやカジキに含まれるヒスチジンが冷蔵環境が悪いなどの原因で分解されてヒスタミンになり、それを食べると発症する。12/5-12/6;給食センタは休業、地元の保健所が立ち入り調査を行うなどして原因物質を詳しく調べています。 調査結果を待って給食を再開予定。

■12/4;地域福祉に役立ててほしいと、白馬村を拠点に活動する吹奏楽団「山の音楽家」はチャリティーコンサートの収益金を白馬村・小谷村の社会福祉協議会に寄付した。
コンサートは350人が来場、収益金11.4万円を半分ずつ寄付した。チャリティーコンサートは定期演奏会として毎年開催、2024年で35回目。11/17;白馬ウイング21で開かれ、長寿番組の曲、昭和アイドル、ディズニー音楽など幅広い世代が楽しめる 音楽を演奏した。

■12/3;白馬村は災害発生時における飲料水の確保に向け、飲料水メーカーのAWウォーター(大町)と協定を締結した。
地震や風水害など大規模な災害が発生した時に村の要請に応じて避難所などに供給する飲料水を同社が提供する。同社が同様の協定を結ぶのは大町市に続き2例目。

■小谷村「JR中土駅」の屋根に小谷の四季をイメージしたデザインが描かれた。
2023年から実施している中土駅リニューアル事業の一環で、列車の車窓から屋根を眺めてもらい、アートを楽しんでもらおうと実施。12/3;最後の塗装作業で作品が完成した。

■12/1;オープン最初の週末、白馬山麓スキー場では朝からゴンドラ乗車待ちができています。

■2024.10/5-12/1;小谷村で「第21回おたり新そば祭り」開催
新そばの収穫時期にあわせて、小谷村内各所で自慢の手打ちそば、特別に作られるそばスイーツやそば打ち体験など、新そばの楽しみを提供。
訪れた店舗数に応じて宿泊券や特産品が当たります。スタンプ1店舗;小谷漬け(60名),スタンプ2店舗;小谷村内宿泊券(1万円)(20名),オタリアンジェラート(蕎麦味6個入)(20名)
1)〜10/24;11:00-15:00;「そば処ふるさと」;小谷産のそば粉をブレンドした手打ちそば。(問)TEL 0261-83-2265
2)10/5-11/4;11:00-14:00;「おたり名産館」;小谷産そば粉使用。(火曜定休)(問)TEL 0261-82-2526
3)10/19-11/3;12:00-15:00;栂池グランドロッヂ「旬香旬菜☆雅☆」;小谷産そば粉100%、10割手打そば。そばそばチーズ焼きサービス。(問)TEL 0261-83-2032
4)10/26-11/4;11:00-15:00;池の田グリーンスポーツ管理棟・コルチナそば組合「そばの花」;土倉産のひきたてそば粉を湧水で打ち、ゆでたての9割蕎麦。限定そば茶プレゼント。
5)11/1-12/1;11:00-16:30,土日祝11:30-16:30;そば屋「蛍」;原木なめこがたくさん入ったなめこ汁。週末限定十割そば。蛍限定クジ引き。(問)TEL 0261-85-1810
6)11/2;10:30-14:00;なっからはくのり新そば祭り「G.S ロッヂ」;白馬乗鞍高原産のそば粉。白馬乗鞍なっから会そば打ち名人が打つ。2022-2024年は1日のみ開催。(問)TEL 0261-82-2181
7)11/2-11/4;11:30-14:00;「サンテイン小谷」;そばで小鉢一品サービス。1人\500円以上で温泉入浴100円引。(問)TEL 0261-82-2228
8)11/9-11/10,11/16-11/17;10:30-14:00;うまいもの屋「固徹」;店主が打ったおそば。だし巻き玉子、そばプリン、ごま豆腐セット。(問)TEL 0261-82-3505
*1)10/24-11/4;10:00-18:00;「Cafe十三月」;そば米やそば粉を使ったスイーツを提供。(土/日/祝;10:00〜)(問)TEL 0261-85-1781
*2)10/下-12/1;10:00-17:00;「オタリアンジェラート」;そば屋「蛍」のジェラート店でそばの実風味のジェラートを提供。小谷の山ぶどうやサルナシなど。(問)TEL 0261-85-1810
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

「おたり新そば祭り」

■11/30;白馬五竜、八方尾根、栂池高原スキー場がOPEN。HAKUBAVALLEY 3スキー場がOPEN。OPEN初日から白馬はパウダースノー。 この日を待ちわびていたスキーヤーやスノーボーダーが思い思いに初滑りの豊富な雪の感触を楽しんでいた。
■7/19-11/30;県北アルプス地域振興局は、大北などの観光スポットを周遊するデジタルスタンプラリー「極上の絶景満喫デジタルスタンプラリー」を開催。
夏や秋の行楽シーズンに向け観光振興を図る。アプリ「furari」を利用し、各スポットを巡る。
スタンプ獲得スポットは最大200箇所。スタンプ数や種類に応じて抽選で地域の特産品などをプレゼント。参加賞あり。6つのカテゴリを設定し、1)カストロノミー;北アの食文化、2)体験・絶景、3)交通、4)食べる・泊まる・買い物。 5)文化・芸術(9/13-11/4;北アルプス国際芸術祭)、6)大糸線。
大糸線では大糸線主要駅でスタンプ。電化と非電化区間がある珍しい大糸線。鉄道イベント招待や地域の特産品などの景品を抽選で。
お店によっては独自の割引やプレゼントあり。
(問)北アルプス地域振興局商工観光課 TEL 0261-23-6523

■7/13-11/30;7:00-8:30;白馬乗鞍高原の「白馬アルプスH」で「Breakfast in the sky」
宿泊者限定のサービスとして、山岳観光リフトを活用した日本初の新サービス「Breakfast in the sky」を提供する。
「白馬乗鞍温泉スキー場」の「若栗中央G」の「アルプス第5高速P」に乗って、山ノ神リフト「アルプス第11P」(標高1133m-標高1598m)を乗り継いで山頂へ。山麓(若栗G下)からの標高差730m、全長1200m、片道18分の空中遊覧。リフトからは 妙高山や高妻山など北信の山々を眺望できます。空中散歩で最高の眺望を楽しみながら朝食(BOX)とコーヒーで朝食。乗車前日に白馬アルプスHで予約申込み。今後、ビジターでも利用できる昼食プランやカフェプランも提供予定。
ご来光リフト運行(Sunrise Lift;7/13-7/15;4:00〜,7/16-7/31;4:15〜;\2000/大人,\1500/子供,山頂コーヒー付,前日予約;〜16:00)。日の出時刻によって運行時刻が異なります。
白馬乗鞍温泉スキー場のゲレンデには夏場キャンプ場を開設、白馬アルプスツリーアドベンチャーも。ホテル近くには白馬乗鞍温泉「若栗温泉・乗鞍荘」あり。開湯は1995年、源泉は乗鞍荘の敷地内、湯量が豊富で完全掛け流し。 泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉。温度;58.6℃。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・皮膚炎、神疲労回復、健康増進など。自然石の岩風呂で内湯のみ。
硫黄の匂いが強く、鉄味を有した茶褐色の湯。ナトリウム泉で肌はスベスベ。白馬乗鞍温泉は「白馬アルプスH」内にも、内湯、露天風呂、サウナあり。
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811
(問)若栗温泉乗鞍荘 TEL 0261-82-3073
(問)白馬乗鞍温泉スキー場 TEL 0261-82-2821

■11/30;本格的な冬を前に白馬村「白馬高校」で生徒らが教室の壁に断熱材を貼る作業を行った。
冬の間教室を暖かく保つため、4年前から生徒が中心となって断熱材を壁に貼っています。11/30;生徒や地元の大工などが教室に集まり、村内の会社が無償で提供した厚さ5cmの断熱材を切って窓の壁に貼り付けた。教室では室温が5℃高くなったという。

■11/29〜:15:00;小谷村「県道川尻小谷糸魚川線」(小谷温泉〜雨飾荘)、上部の「林道姫川妙高線」は冬期閉鎖。
2025.4/15;12:00;解除予定。「林道姫川妙高線」(雨飾荘-湯峠)、「林道カンバ平線」(つぶれ池-雨飾高原キャンプ場・雨飾山登山口)は5/下以降に開通予定。

■11/28;「八方尾根スキー場」に新ゴンドラとベースセンターハウス、駐車場を新設すると発表。
スキー場を運営する白馬観光開発と八方尾根開発は総額32億円を共同投資し、新ゴンドは名木山から兎平までを結び、2027年12月開業を目指す。輸送能力を7割増強、オールシーズンの国際的山岳リゾートを目指す。
八方ゴンドラ「Adam」(6人乗り)は1983年から40年以上運行してきた。輸送力不足、強風運行停止、施設老朽化・改修、駐車台数不足などの課題があった。
新ゴンドラは名木山G-兎平G間(延長2200m,標高差650m)に新設。ゴンドラは10人乗りの大型車両。四面強化樹脂ガラスで全方位360度のパノラマビュー。スピードは秒速6m/s(現行4m/s)にアップし、所要時間は7分(現行8分)に短縮。 輸送力は2400人/h(現行1350人/h)と向上。ゴンドラ内部は広く快適性が上がる。乗降はバリアフリー対応。減速運転が可能になり耐風性に優れる。新ゴンドラ完成後に現行アダムは解体される。
これまでベースセンタは施設の老朽化や機能の点在により快適性が劣っていた。新ベースセンターハウスはカフェ・レストラン・売店・インフォメーション・レンタルショップ・チケットセンター・スキースクール受付を1ヶ所に 集約する予定。名木山に駐車場(P230)を新設。
八方尾根開発
白馬観光開発

■11/28;小谷村「おたりつぐら」で玄米こうじを使った「みそづくり」が行われた。
ゆでた大豆を手でつぶし、手で混ぜる昔ながらの方法で行った。春に仕込んだみその試食もあり、保存容器や保管場所で変わる味の違いを確かめた。

■11/27;インバウンドに対応するため、白馬村は「ウーバージャパン」と包括連携協定を締結した。
利用者はスマホアプリで村内を走るタクシーを呼ぶことができる。協定では中信のタクシー事業者5社と連携して配車サービスを行う「Uber Taxi」を導入。ウーバーはタクシー会社5社と契約を結び、計56台のタクシーでサービスを提供。 一部車両には白馬限定カーラッピング(Uber+雪マーク)を実施。タクシー会社はアルピコタクシー、白馬観光タクシー、アルプス第一交通、あづみの第一交通、南安タクシー。運行するタクシー会社の規定の運賃、迎車料金が適用される。 Uber Taxiは白馬村のスキー場、観光地、飲食店などがある主要エリアと、小谷村や大町市の一部で利用できる。栂池高原スキー場や青木湖など観光客の人気が高いエリアでも利用できるようにする。但し、大町中心部ではウーバーアプリで タクシーを呼び、白馬村に移動することはできない。県内では軽井沢(2024.7月)に次いで2例目。
白馬村は利用データを活用してオーバーツーリズムの解消や地域交通の課題解決を目指す。ウーバーが利用状況のデータを白馬村に提供し、白馬村は観光客の利用区間などを分析し、交通政策に役立てる。白馬村の2023年観光客数は約238万人と コロナ禍前(73万人増)の水準に回復。うち外国人観光客の宿泊数は約25万人、約4割がオーストラリア人。2023-2024冬季シーズンの観光客数は113万人を超え、過去20年で最多。外国人観光客のスキー場利用率が前年シーズンと比べて256%増加した。 村内の交通手段の確保が課題となっていた。
式典では白馬村丸山俊郎村長や同社が協定書に調印。ウーバージャパン、村長、関係者、村男、白馬村観光大使の上村愛子さんらが出席してテープカット。出発式では上村愛子さんが配車サービスを体験した。アプリで乗車場所を指定すると 待ち時間やタクシーの位置が表示される。上村愛子さんは「外国人観光客は自分の行き場所を伝えるにも言葉では難しい部分が、アプリで伝えられる。白馬に来られるお客さまが喜ばれるんじゃないかな」。
ウーバーは、冬季に白馬村でアプリが開かれた回数は通常期の6倍、外国人観光客がタクシーを利用しようとしていたとみられ、潜在的な需要あると見込んでの白馬村に進出した。「オーストラリアでは、Uberアプリ・サービスに90%の人が利用。 今後、日本でも地方タクシーと連携して協力関係を結び、Uberのサービスを日本中に広めたい」。ウーバーはオーバーツーリズムの課題解決に向け、白馬村と連携協定を結んで、白馬村での成功事例に、都心中心の「Uber Taxi」のエリア拡大も 図りたい考え。タクシー会社側にとっても言葉の壁がクリアされ、利用率が上がれば業績アップも期待される。
白馬村長は「細かい需要にも対応でき、住民や観光客にとっても快適なサービスになると期待する」。サービスに参画するアルピコタクシーは「人手不足の中でも限られた台数で効率よく配車ができ、観光客にとっては配車の電話がつながり にくいというストレスが軽減される」サービスは12/1-2025.3/末までだが、結果を踏まえて2025グリーンシーズンの導入も検討する。白馬村では飲食店の混雑解消のため、約50店舗で利用できるアプリ予約サービスも開始された。

■11/27;白馬村内の宿泊事業者らでつくる村宿泊イノベーションチームは、「持続可能な宿泊施設のあり方を考える」フォーラムを「白馬商工会館」で開いた。
「宿泊施設の白馬モデルを提案する」をテーマにディスカッション。白馬ならではの取り組みによる世界水準の持続可能な観光地づくりに向け、宿泊施設のこれからを考えた。フォーラムでは「白馬モデル」の具現化へ向け議論。 地域愛を語れる人が経営している宿が民宿文化につながっているとした。今後も「白馬モデル」を目指し、勉強会やアクションを起こしていく。

■11/26;「栂池高原スキー場」でスキーシーズン前に、大北地区索道事業者協議会と北アルプス広域北部消防署が「合同救助訓練」を開催した。
ゴンドラがトラブルで停止した時の来場者救助訓練を実施。各スキー場の安全衛生査察会も行い、来場者も従業員も安心安全でシーズンが過ごせるよう運営方法や救助の手順を確認した。

■11/26;持続可能な観光地域づくりに取り組む地域として、国連世界観光機構が認定する「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選ばれた自治体などが連携協議会を設立した。
11/26;第1回総会を白川村トヨタ白川郷自然学校で開き、白馬村丸山俊郎村長など認定を受けた7地域(北海道ニセコ町,北海道美瑛町,宮城奥松島,岐阜白川村,京都美山町,奈良明日香村,白馬村)の首長らが出席。ブランド力向上などで各地域が 連携して推進、情報共有、相互啓発を行う。ベスト・ツーリズム・ビレッジは観光を通じた自然・文化遺産の保全などで、持続可能な観光地域づくりに取り組む人口1.5万人以下の地域で、国連世界観光機構が認定する制度、白馬村は2023年認定を受けた。

■自転車を安全に楽しむ環境と文化の醸成を図ろうと、白馬村を中心に活動するNPO法人「北アルプス自転車協議会」が自転車の走行ルール・マナーを周知する講習会の開催や動画制作に取り組んでいる。
11/26;白馬村多目的研修集会施設で初の講習会を開き、道路を走行する上でのルールやヘルメットの正しい着用方法などを小中学生らに指導した。

■11/26;持続可能な観光地域づくりに取り組む地域として、国連世界観光機構が認定する「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選ばれた自治体などが連携協議会を設立した。
11/26;第1回総会を白川村トヨタ白川郷自然学校で開き、白馬村丸山俊郎村長など認定を受けた7地域(北海道ニセコ町,北海道美瑛町,宮城奥松島,岐阜白川村,京都美山町,奈良明日香村,白馬村)の首長らが出席。ブランド力向上などで各地域が 連携して推進、情報共有、相互啓発を行う。ベスト・ツーリズム・ビレッジは観光を通じた自然・文化遺産の保全などで、持続可能な観光地域づくりに取り組む人口1.5万人以下の地域で、国連世界観光機構が認定する制度、白馬村は2023年認定を受けた。

■11/25;白馬村の木流川散策路に新しい看板がお目見えした。
近くの白馬北小が中心となり、地元有志でつくる「木流川と親しむ会」と協力して完成。看板を見て木流川の豊かな自然をいつまでも大切にしてほしいと。

■11/25;白馬村「ふれあいセンタ」で「姫川源流域のくらしといきもの」をテーマにした対談イベントが開かれた。
地域住民参加型の生物多様性回復に向けたプロジェクト「はくばいきものラボ」の一環。民俗・日本思想史家の田中欣一さんと、生物多様性の専門家・コモンフォレストジャパンの理事が、姫川源流域の暮らしの変遷や生き物との関わり、 環境改善を考えた。

■11/23;昨夜の雪は白馬山麓でうっすらと積もった程度。北ア・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山は真っ白に雪景色。
白馬山麓のスキー場上部が再び冠雪。鹿島槍:中央G・黒沢G、白馬五竜:アルプス平G、白馬47:R4、八方尾根:兎平G・黒菱G、栂池高原:鐘の鳴る丘G・丸山G・ハンノ木C・栂の森G、白馬乗鞍温泉:若栗中央G、 白馬コルチナ:池の田G、碑田山Cがうっすらと雪景色。積雪は1-2cm。松本・安曇野・大町は降雪なし。扇沢・黒部ダム・立山は雪景色。

■11/23;スキーシーズンを前に、白馬村観光局と村索道事業者協議会は、村内スキー場の合同安全祈願祭を白馬ジャンプ競技場で開いた。
さのさか、五竜・白馬47・八方・岩岳のスキー場運営会社やパトロール、スキースクール、村関係者など約50人が出席。シーズンを通じた利用客や従業員の安全無事と、一日も早くオープンが迎えられるよう降雪を祈願した。 2024年は岩岳が38年ぶりにゴンドラを架け替えるなど明るい話題があり、また各スキー場で降雪機の増設やノンスキーヤー向けアクティビティーを充実させるなど利用客増加に向けて取り組みを進める。 各スキー場は12/20;岩岳、他は積雪次第で営業を開始する。

■11/20;白馬山麓の雪は解け、スキー場上部に僅かに残るだけ。11/20朝;白馬五竜;アルプス平(パノラマC)、八方尾根:兎平G、栂池高原;栂の森G・ハンの木上部C、はくのり;上部(ラビットC・ハイウェイC)、コルチナ(池の田G)などにうっすらと雪が あるだけでしたが、日中にはスキー場上部の雪も殆ど溶けた。

■11/20;「白馬村ウイング21」でスポーツ功労賞、スキースポーツ育成振興奨励金、スキークラブ会長賞の授与式と、スキークラブの団結式が開かれた。
スポーツ特別功労賞はパリ五輪スケートボード男子パーク種目に出場した永原悠路選手が受賞。

■11/20;白馬村は「白馬村多目的研修集会施設」で農業者らと懇談会を開いた。
農地利用の将来像を明確化する「地域計画」策定に向け、村と村農業委員会がまとめた計画案の説明と、10年後の農地の耕作者を示した「目標地図」について意見交換。高齢化や人口減少に伴う耕作放棄地の増加など地域農業が抱える課題の解決や、 農地の集約に向け話し合いを深めた。

■11/20;小谷村の小谷ジュニアスキークラブは今シーズンの結団式を小谷村役場で開いた。
今季は小中学生29人が所属、選手たちは大会での活躍や自身が掲げた目標に向け健闘を誓った。

■11/19;時折雪が舞う。白馬の里がうっすらと雪景色「初雪・初冠雪」。11/19朝、栂池高原では田畑が一面雪に覆われ、白馬三山が雪化粧して一層白さを増していた。
北ア・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山は真っ白に雪景色。白馬山麓Gが冠雪。鹿島槍:中央G・黒沢G、白馬五竜:とおみG・アルプス平G、白馬47:ベース・R4、八方尾根:名木山G・リーゼンスラロームC・兎平G・黒菱G、 栂池高原:鐘の鳴る丘G・丸山G・ハンノ木C・栂の森G、白馬乗鞍温泉:若栗中央G、白馬コルチナ:池の田G、碑田山Cがうっすらと雪景色となった。積雪は1-2cm。山麓Gの雪は日中にほぼ解けた。松本・安曇野・大町は降雪なし。 11/19;大町・霊松寺・美麻・扇沢・黒部ダム・立山は雪景色。

■11/18;冬型の気圧配置となり、県北部で雪となった。
11/18;午後、小谷村千国では雨が雪に変わった。
11/18;夜遅くに長野市で初雪が降った。平年・2023年と同じ日で、2022年よりは2週間早い観測。「善光寺」北の大峰山なども雪化粧した。

■11/17;白馬村「白馬岩岳」のゴンドラ「ノア」が最終運行を迎える。
38年間、乗客を運んできたゴンドラの乗り納め。11/16;岩岳リゾートは最終運行イベント「ありがとう ゴンドラノア〜ノスタルジック・アモーレ〜」開催。

ゴンドラ運行;上り18:00,下り18:30最終。山頂は非常に寒いので暖かい服装で。(〜16:00;\2400/大人,\1300/小児),(16:00〜;\500)
15:00-16:30;山頂で全日本靴飛ばし選手権(\1000/\500食事券付,定員:50名)、16:00〜;HAKUBA MOUNTAIN HARBORでイルミネーション&ミュージック。
17:00;スカイアークでマシュマロとふかしいもの振る舞い。18:15;山頂で打上げ花火。
(問)岩岳リゾート TEL 0261-72-2474(8:00-17:00)

■7/1-11/17;13:00-21:00;白馬姫川温泉「岩岳の湯」営業再開
施設改修が完了して営業再開。白馬岩岳ゴンドラ山麓駅近くにある温泉で、夏は岩岳マンテンリゾートでのMTBやカート、EXアドベンチャー、冬はスキーの後に利用されている。塩分を多く含む泉質(炭酸水素塩泉,塩化物泉)で無色透明。 保温効果がよく湯冷めしにくい温泉。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病、婦人病、冷え性、切り傷、疲労回復、健康増進など。内湯(男/女)、クロモジサウナ(爽やかな木香でリラクゼーション;98℃、6-7名)、 水風呂(12-17℃,1名)。露天風呂はない。休憩スペースあり。若干硫黄臭がし空気に触れると褐色に。(シャンプー・ボディーソープ等常備)(\700/大人,\350/小児(3-12才)(P50)
(問)岩岳の湯 TEL 0261-72-8304

■11/17;「白馬ウイング21」で白馬・小谷で活動する「山の音楽家」は、「第35回定期演奏会チャリティーコンサート」を開いた。
懐かしいクラシックや昭和の名曲やTVゲームの楽曲など子どもから大人まで楽しめる曲を披露。チケットの売上げは全額、両村の社会福祉協議会に寄付する。

■11/17;「小谷村役場」で信大の学生が制作した小谷村の観光PR動画のWEB投票結果の表彰式が行われた。
小谷村と信大、JAF長野支部が産学官連携で行った地域の魅力を発信する企画で、学生が自らの体験を動画で撮影し、編集。動画のプランは今後の村観光に生かされる。

■11/16;白馬村内の魅力的なスポット100ヶ所にベンチを設置するプロジェクト「百名座」の最初のベンチが完成した。
有志が構想を練り準備を進め、11/16;1-2基目をスノーピークランドステーション白馬に設置した。「ちっとばか腰掛けましょ」をテーマに、豊かで健康的な暮らしを彩るベンチに座り、会話を楽しんだり景色を見ながらホッと一息つける空間を提供する。

■11/14;小谷村の「牧の入茅場」で乾燥させた茅を運び出す作業があった。
白馬村で飼育されている北海道産馬が利用された。楓(雌5歳)を飼育する「楓企画」が大きな茅の束を引っ張り、次々と運び出した。「楓が楽しそうにやってくれた。現在の技術を使えば、馬は仕事がしやすくなり、馬をサポートできれば 活動の幅が広がる。馬を活用した仕事を次の世代につなげていきたい」と。

■11/14;小谷村役場で白馬村、小谷村、糸魚川の議会議員連絡協議会は研修会を開催した。
古民家廃材の再利用などを手掛ける山翠舎が講師を務め、古民家の活用について講演。3市村の議員ら約60人が出席、地域で増え続ける古民家の空き家の課題や活用を考えた。

■11/12;小谷村観光連盟は「村民限定!おたりの砂防ダムツアー」を開催。
土砂崩れや土石流などの災害から住民の生活を守る砂防堰堤ツアーには20人が参加。村内に多数設置される堰堤のうち5基を見学。施設の役割や災害と防災の歴史を学ぶとともに、村の観光資源としての活用にも理解を深めた。

■11/12;白馬三山の頂に積もる雪、麓は紅葉と緑の「三段紅葉」は今しか見ることができない景色。
「白馬岩岳」(標高1289m)からは勇大な景色を望むことができる絶景テラス「マウンテンハーバー」が人気。標高の高いところでは10/中から色づきはじめ、10/8;白馬三山は初冠雪。山頂の雪と紅葉のコラボレーションが見られるのは1-2週間。 岩岳リゾートは「2024.10月は2023年同月と比べ7000人増加。インバウンドのお客も増えている。紅葉がきれいな場所ということが認知が広がってきた」。白馬岩岳のグリーンシーズンは11/17まで営業。冬シーズンは12/20〜。

■11/9;10:30-16:30;「白馬岩岳マウンテンリゾート」で「Trail Race 2024」
コースは岩岳山麓-ヒトトキノモリ-白馬三山を望む山頂グリーンパークへ。ねずこの森往復-おかるの穴へ下山-諏訪神社-切久保-岩岳ゴール。犬同伴もOK(ねずこの森はNG)
約700名30匹参加予定(締切;11/3,15km;300名,30km;300名,14km;犬同伴100組)(15km;\7000,30km;\9000,犬同伴;\11000)

■11/9;小谷村中小谷宮本の複合拠点施設「おたりつぐら」で「つぐらデー」が開かれた。
晩秋編として杉玉作り体験や刃物研ぎ、食や小物のマルシェなどで、多くの家族連れでにぎわった。

■11/8;初冠雪した白馬三山・唐松岳・五龍岳。まだ真っ白ではないが、初冬の冠雪した白馬連峰が美しい。
■晩秋から一気に初冬へ。朝の冷え込みが厳しくなり、白馬村では冠雪した白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳と山腹の紅葉と山麓の緑の「三段紅葉」が見られた。
白馬岩岳山頂の「白馬マウンテンハーバー」には大パノラマの三段紅葉を楽しもうと多くの行楽客が訪れた。11/8;白馬岩岳によると、今シーズン初めて白馬三山の三段紅葉がくっきりと見られたという。11/17までグリーンシーズン営業。

■11/7;大北スキー場上部で初雪・初冠雪。北ア・穂高連峰・槍ヶ岳・燕岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬三山・白馬乗鞍岳・雨飾山で初雪・初冠雪。雲の間から太陽があたり、白く輝いています。
1)雨飾山と雨飾高原で初雪・初冠雪、積雪10-15cm
2)栂池自然園は初雪・初冠雪、積雪5-10cm
3)栂池高原;栂の森G、ハンの木C、丸山Gで初雪・初冠雪でうっすらと雪化粧、積雪1-2cm
4)白馬コルチナ;稗田山C,池の田G上部ががうっすらと雪化粧、積雪1-2cm
5)白馬乗鞍温泉;若栗中央G上部がうっすらと雪化粧、積雪1cm
6)八方尾根;兎平G上部、黒菱G、スカイランC、リーゼングラートCでうっすらと雪化粧、積雪1-2cm
7)白馬五竜;アルプス平Gがうっすらと雪化粧、積雪1-2cm
8)鹿島槍スキー場;鹿島槍中央Gがうっすらと雪化粧、積雪0-1cm。日中には雪は溶けた。

■北アは冬の到来を前に中腹から山ろくが秋色に染まってきています。白馬村は紅葉が楽めるスポットとして、八方尾根、五竜、栂池、岩岳は多くの観光客が訪れています。ウィンタースポーツが盛んな白馬では、年間を通して観光客を呼び込もうと、 各スキー場を活用した様々なアクティビティーを開設してきた。白馬岩岳は「白馬全体がグリーンシーズンもやっている、ということが国内で認知され、SNSで広まり、それを見た海外の方も行きたいと、訪れている」。白馬岩岳は紅葉時期で 朝からゴンドラ待ちが発生。
路線価では、白馬村は上昇率32.1%と全国1位。第二のニセコとも言われる白馬村。「スキーリゾート地に投資をしたい。白馬の地価はまだ安いので」と香港やシンガポールなど海外投資家。土地の価格は、5年間で3.8倍に。白馬のペンションオーナーは スキーシーズンの宿泊者の8-9割は外国人で、これまではグリーンシーズン中は白馬に外国人は来なかったが、2024年は春〜秋に海外の方が訪れており、変わったと実感。白馬駅前も英語の看板が目立つ。物価も上昇、ステーキハウスやラーメン屋も 値上がりして、地元の村民は高くて行けないね」。白馬村丸山俊郎村長は「経済が潤っていることは一つの成功指標。転売目的の売買規制は必要かな」。

■11/7;「浅間山」も初冠雪。2023年より6日早く平年より7日遅いという。

■11/6;北ア・槍ヶ岳、燕岳、立山、白馬三山、白馬乗鞍岳で初冠雪。標高2200m以上で初冠雪。立山・室堂は一面の雪景色、積雪は3-10cm。燕岳で約5-10cmの積雪。白馬三山は雲に覆われていますが雲の間から初冠雪が見える。 栂池自然園は降雪なし。

■11/6;北ア・「立山」は冬の訪れ。立山室堂(標高2450m)はこの秋、初冠雪した。
例年よりも1ヶ月遅い雪化粧。室堂のH立山によれば、周辺は明け方から雪が降り出し、昼頃まに3cm積もったという。立山の初冠雪は平年は10/12。雷鳥は真っ白な冬毛になっています。

■11/6;冬の足音が近づき、「横手山」(標高2307m)は初冠雪。
志賀高原の横手山は今シーズン初めての積雪で霊ねんよりも2-3週間遅い初雪。横手山山頂は積雪1-2cm。

■11/6;北ア・「燕岳」の燕山荘も雪が積もっています。
今シーズン初めての積雪で2023年より1ヶ月遅い。合戦沢の頭より上部で雪が積もった。燕山荘は「11/6;19:30;霰で朝には小屋周りに約10cm積った。サラサラの雪で軽い。10月体育の日の連休までに1回は降る。ここまで暖かったのは、 ここで20年で初めての経験」という。

■11/6;北ア「西穂高岳」の西穂山荘で初雪、うっすらと積もった。積雪数cm。

■11/6-11/7;長野地方気象台によれば、上空約1500mに0度以下の寒気が流れ込む見込みで、県北部の標高が高いところでは積雪となる所がある見込み。積雪や路面の凍結などによる交通障害に注意するよう呼びかけています。

■11/6;白馬村「パタゴニア白馬」で気候変動について考える講演会と意見交換会が開かれた。
地域住民やスタッフ、村議会議員ら約30人が参加、地方政治から地球環境を守る方法を話し合った。会合では国際環境NGOスタッフらが、地球温暖化の現状や地方自治の仕組みなどについて講演。参加者は自身が体験した気候変動の影響を 「山上の雪渓で雪が少なくなり、登山ルートが限られている」「スキーができる期間が短くなっている」などと報告。それぞれが日常生活の中でできる対策を提案した。

■自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化され、県警本部が「信州グッドチャリダーモデル校」に指定した県内24高校から、白馬高校が着用率が高い優秀校に選ばれた。
11/6;県警交通部は同校に表彰プレートを贈呈した。県警は道路交通法改正の周知とヘルメット着用の促進を図ろうと、2024年度24校をモデル校に指定。着用率調査で東海大付属諏訪高校98.8%で1位、白馬高校が91.3%で2位、2校を 優秀校として表彰した。24校の平均は35.8%。

■11/3;日本海と松本を結んだ古道「塩の道」を走るトレイルランニングレース「小谷塩の道トレイル2024」が小谷村栂池高原を発着点に開かれた。
2023年に続き2回目、約260人がエントリー。街道に残る史跡や、地域住民のもてなしを楽しみながらタイムを競った。

■白馬三山にはまだ雪がない。2023年よりも1ヶ月遅い。2023.10/5;白馬で初雪・初冠雪、2023.11/13:白馬山ろくで初雪を観測、2023.11/19;大町・白馬は雪景色となった。

■白馬岩岳からは山腹の紅葉が見られます岩茸山(標高1289m)山頂付近も色づきが始まっています。白馬三山に雪が積もれば三段紅葉が観られるのですが、2024年はまだ雪がない。

■気象庁は11/11-11/19;関東甲信地方などで気温が平年に比べてかなり高くなる可能性があるとして「高温に関する早期天候情報」を出した。
関東甲信地方の気温は、11/7-11/10;寒気の影響で平年並か低い見込み。11/11-11/19;5日間平均気温が平年差+2.2℃以上高くなる見込み。農作物の管理などに注意が必要。

■白馬・小谷のグリーンシーズン;
(1)6/1-10/20;「白馬五竜」グリーンシーズン営業
・6/1-6/16;土/日;白馬五竜アルプス平の「高山植物園」が早期開園。6/22-10/20;毎日開園。(入園無料)
(ゴンドラ往復;\2200/大人,\1100/小人,7/6ー8/31;\2700/大人,\1350/小人)
(パノラマ券;ゴンドラ往復+展望リフト(アルプス第1P);\2600/大人,\1300/小人,7/6-8/31;\3000/大人,\1500/小人)
・「小遠見山トレッキング」(約90分)、「アルプス平自然遊歩道トレッキング」(約30分)、「遠見尾根〜五龍岳登山」など。
(2)7/12ー9/1;9:00-16:00;毎日,9/14-9/23;土/日/祝;「白馬47」グリーンシーズン営業
(ゴンドラ往復;\2200/大人,\1200/小人,片道;\1600/大人,\800/小人)
・MTB、CAMP、Activityなど。
(3)6/1〜;「八方尾根」グリーンシーズン営業
・6/1-6/2,6/8-11/4;「八方アルペンライン」(ゴンドラ+アルペンQ,グラードQ)運行。(往復;\3300/大人,\2100/小児,片道;\1900/大人,\1150/小児)
・7/1-10/20;「黒菱ライン」(黒菱第3P+グラードQ)運行。(往復;\2000/大人,\1300/小児,片道;\1100/大人,\700/小児)
・黒菱林道+黒菱駐車場は7/1利用可(通行無料)
・八方池トレッキング、唐松岳登山など。
※5/7〜5/31;施設メンテナンスのためゴンドラ・リフト運休。
(4)4/19-11/17;「白馬岩岳」;グリーンシーズン営業
・HAKUBA MOUNTAIN HARBOR,THE CITY BAKERY,CHAVATY HAKUBA,Hakuba DELI,Skyark Deck Cafe,Hakuba DELI STAND,Soup Stock TokyoはOPEN
・ゴンドラ(8:30-16:20,5線サウスリフト(9:30-16:50)運行。(\2400/大人,\1300/子供)
・ヤッホー!スウィング presented by にゃんこ大戦争(\500/1回)、白馬ジャイアントスウィング(\1000/1回)
・岩岳MTB Park(1日券;\4800/大人,\3500/小児;ゴンドラ/5線リフト,全コース利用可)
・クロスカントリーC・デュアルパンプトラック&ファンライド共通券(1日券:\1200/大人,\800/小児,ゴンドラ別)
・ダウンヒルC(\2400/大人,\1500/小児,ゴンドラ・5線サウスリフト1回),レンタルMTB(\1500/1回)
・バギークルーズ(\2000/大人,\1000/子供),マウンテンカート,乗馬体験(\2000),ホーストレッキング(\15000/1H),スカイトランポリンなど。
・ねずこの森ウォーキングガイドツアー(1H,\2000/大人,\1000/子供)
・白馬EXアドベンチャー(山麓)(基本アスレチック;\4600/大人,\3600/小人)
・白馬ヒトトキノモリ・キャンプ(5/18-11/10;Open,5/24-27;Closed),手ぶらプラン(\20000/平日/2人,\30000/休祝日/2人,夕;\3500,朝\1500)
・白馬姫川温泉「岩岳の湯」は施設改修で休場中。
(問)HAKUBA MOUNTAIN RESORT TEL 0261-72-2474(8:00-17:00)

(5)6/1-11/4;「栂池高原」グリーンシーズン営業
・栂池コンドラ+栂池ロープウェイ運行。
・6/3-6/4;「栂池自然園」プレオープン,6/10-10/22;通常開園。(ゴンドラ+ロープウェイ+入園料;往復;\3700/大人,\2100/子供)

・白馬つがいけWOW!(コギダス・トビダス・アミダス・カベダス・フミダスなど)(開園時期未定)

(6)7/28-10/30;「白馬乗鞍」グリーンシーズン営業
・白馬アルプスHは客室リニューアル工事あり(3/26-11/30)、宿泊(4/28-5/11,6/14-8/31,他)
・白馬乗鞍温泉;(10:00-21:00,\1000/大人,\700/小人)
・白馬ツリーアドベンチャー;(5/1-10/30,\3500/大人,\3000/小人)
・白馬乗鞍ACキャンプ場(5/1-10/30);(テント;\1500〜+\1000/1人,ACサイト;\4000〜)
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811

(7)4/14-10/31;「白馬コルチナ」グリーンシーズン営業
・Hグリーンプラザ白馬;宿泊(4/14-10/31)
・白馬コルチナ 美人の湯;(13:00-18:00,\1000/大人,\500/小学生)
・コルチナ・アドベンチャーランド;(4/27-8/31;8:30-16:00,\3500/大人,\3500/小学生)
・白馬コルチナ・イングリッシュガーデン;(5/25-10/6,9:0-16:00,火木定休,夏休み毎日営業,\500/1人),6/16;ガーデンツアー。
・白馬コルチナACキャンプ場;(7/13ー15,7/19ー8/31,9/14-15,0/21-22,9/28,10/5,10/12-10/13) (問)グリーンプラザ白馬 TEL 0570-097-489

■6/1-2,6/8-9,6/15-16,6/22-10/20;「白馬五竜高山植物園」開園
6/1-6/16土/日;「早期開園」;五龍ゴンドラ運行+ALPS360オープン。6/11-10/20;エスカルプラザオープン。6/22-10/20;展望リフト運行
五竜アルプス大平はすでに雪解けして緑に覆われています。園内ではシナノキンバイ、ハクサンイチゲ、チングルマ、シラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウ、ウルップソウ、コマクサなどが咲き始め。
早期開園中、学芸員ガイドツアー(10:00/13:00;\1000/大人,\500/小学生,ミニ花図鑑付,所要1H)
(6/1-7/5,9/1-10/20;五竜ゴンドラ;往復;\2200/大人,\1100/小学生),(7/6-8/31;五竜ゴンドラ往復;\2700/大人,\1350/小学生)
(6/22-7/5、9/1-10/20;五竜ゴンドラ;往復+展望アルプス第1P;\2600/大人,\1300/小学生),(7/8-8/31;\3000/大人,\1500/小学生)
白馬五竜P1500(無料)
(問)白馬五竜高山植物園 TEL 0261-75-2101
(問)白馬五竜観光協会 TEL 0261-75-3131

■11/4;「白馬岩岳」のMTBパークで、白馬MTBクラブは、白馬出身のMTBレーサー・平林安里選手と3H耐久で走行する「第8回選手権大会」を開いた。
クラブ所属や県外から集まった選手82人が参加。憧れの平林選手とともにコースを力走し、競技を楽しんだ。

■11/4;HAKUBA VALLEYのグリーンシーズン営業は一部を除きClosed
1)「栂池自然園」;グリーンシーズン営業終了
2)「栂池高原」;栂池ロープウェイ・栂池ゴンドラ営業終了。12/1-2025.5/6;栂池高原スキー場OPEN予定
3)「白馬岩岳」;〜11/17;グリーンシーズン営業中。ゴンドラ下部・山麓で紅葉がピーク。岩岳山頂は落葉。12/20-2025.3/24;白馬岩岳スキー場・新ゴンドラはOPEN予定。
4)「八方尾根」;グリーンシーズン営業終了。11/4;八方ゴンドラ・リフト営業終了。12/1-2025.5/6;八方尾根スキー場OPEN予定
5)「白馬五竜」「高山植物園」;10/20;既に営業終了。10/21〜OPENまで五竜エスカルプラザは閉館。11/下-2025.5/6;白馬五竜スキー場OPEN予定
6)「白馬47」;12/1〜2025.5/6;OPEN予定
7)「白馬乗鞍温泉スキー場」;12/14〜2025.3/30;OPEN予定
8)「白馬コルチナスキー場」;12/14〜2025.3/30;OPEN予定
9)「白馬さのさかスキー場」;12/20ー2025.3/23;OPEN予定。〜11/30;2024-2025早割シーズン券(\45000/大人),通常シーズン券(12/1〜;\55000/大人,\18000/子供),1日券(\4800/大人,\1000/子供)
10)「鹿島槍スキー場」;12/14-2025.3/23;OPEN予定。2024-2025早割シーズン券(\38000/大人,\20000/子供),リピート割早割シーズン券(\35000/大人\17000/子供),通常シーズン券(12/14〜;\52000/大人,\25000/子供)
1日券(\5500/大人,\4500/学生,\3000/子供,\6500/親子セット券;大人1+子供1)
11)「爺ヶ岳スキー場」;12/13-2025.3/下;OPEN予定。〜11/30;2024-2025早割シーズン券(\40000/大人,\22000/子供,\33000/学生),通常シーズン券(12/13〜;\40000/大人,\25000/子供,\38000/学生)
1日券(\5200/大人,\3000/子供,\4000/学生・シニア),平日1日券(\4700/大人,\2700/子供,\3500/学生・シニア)

■11/3-11/4;小谷村「栂池村営社会体育館」を発着点に「小谷塩の道トレイル2024」
越後と信州を結ぶ歴史古道「塩の道」で本格的トレイルランニングレース。大自然の古道を巡るコースで、小谷-糸魚川の制限時間24H(80km)と小谷村内の42kmコース。42kmコースは栂池-親沢-千国-小丸山-下里瀬-中道-中土- 深原ー北小谷-(道の駅)-来馬温泉-浦川-池原-下里瀬-栂池。
(定員;500名,50組,一般;80km;\2万円/ソロ,\4万円/ペア,42km;\1.3万円/ソロ,\2.6万円/ペア,締切;10/15)

■6/1-11/4;「八方尾根」の「八方アルペンライン」運行開始。
八方池山荘から尾根道を上れば八方池まで、第3ケルン経由なら雪はなし。木道コースは残雪で通行不可。八方池手前には残雪あり。八方池は湖畔で一部溶け始めていますが、殆どは雪に覆われています。ユキワリソウなど一部の高山植物が開花。
八方アルペンライン(往復;\3300/大人,\2100/小学生)
(問)八方インフォメーションセンタ TEL 0261-72-3066
(問)白馬観光開発 TEL 0261-72-3280
(問)八方尾根観光協会 TEL 0261-85-2870

■6/1-6/2,6/8-11/4;八方アルペンライン(ゴンドラ+アルペンQ+グラートQ運行。
1)八方尾根自然研究路で八方池までトレッキング(約1.5H)。8:00〜;八方アルペンライン運行。八方アルペンライン(往復;\3300/大人,\2100/小学生)
2)黒菱林道は7/1;開通予定。8:15〜;黒菱ライン運行、7/13〜;早朝運行。黒菱ライン(往復;\2000/大人,\1300/小学生)

■6/1-10/27,11/2-11/4;「栂池自然園」開園
ミズバショウ湿原は雪解けして水芭蕉が咲いています。ワタスゲ湿原でも水芭蕉が開花。
水芭蕉のピークは6/8ー6/9頃。楠川から先は残雪あり。栂池ゴンドラの山頂駅-栂池ロープウェイ山麓駅間でサンカヨウが咲いています。
中央P300(\500/1日),チャンピオンP(無料)
(つがいけロープウェイ往復+入園料;\3700/大人,\2100/小学生)
(問)つがいけマウンテンリゾート TEL 0261-83-2255
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 050-1809-2606
(問)栂池ビジターセンタ TEL 070-4091-5204
(問)栂池高原観光協会 TEL 0261-83-2515

■6/1ー11/4;小谷村「栂池自然園」開園、6/1ー6/2;栂池自然園・ゴンドラ乗り場で「水ばしょう祭り」開催
6/1-11/4;栂池ロープウェイ運行&栂池自然園開園。※10/28-11/1;休園
標高1900m、約100haの高層湿原。白馬三山や白馬大雪渓を望むことができます。(1周5.5km,ビジターセンター浮島湿原-モウセン池ー展望湿原-ヤセ尾根ー浮島湿原;約3.5H)
6/初-6/中に約4万株のミズバショウが見ごろを迎えます。春-夏-秋にかけて370種類の高山植物の花が咲き誇ります。
駐車場;中央P(P300,\500/1日),第2P+チャンピオンP(P300,無料)
6/1;8:00;出発式、6/1-6/2;栂池山荘前で振る舞い(特産品,山菜汁など)※なくなり次第終了
6/1;ゴンドラdeルーレット(ゴンドラ内にお楽しみ袋)。栂池自然園開園記念品など。

1)栂池ゴンドラ「イブ」(栂池高原駅;標高839m-中間白樺駅-栂の森駅;標高1582m)(8:00-16:10;所要20分,定員;6名,全長;4120m,高低差;625m)
2)栂池ロープウェイ乗場まで(200m)
3)栂池ロープウェイ(栂大門駅;標高1570m-自然園駅;標高1829m)(8:30-16:40;所要5分,定員;30/71名,全長;1200m,高低差;284m)※20分間隔運行,多客時増発
4)栂池自然園入口まで(500m)
料金;(往復入園料込,\3700/大人;\2100/小学生)
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 050-1809-2606/0261-83-2255
(問)栂池ビジターセンタ TEL 070-4091-5204
(問)栂池高原観光協会 TEL 0261-83-2515
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

■11/1;9:00-19:30,11/2;9:00-19:00,11/3;9:00-15:00;「白馬ウイング21」で「第54回白馬村文化祭」開幕
村内のサークルや同好会、グループ、団体による活動発表や作品展示、フリーマー、出店など、1年間の活動成果を地域住民が発表。
11/1;特別講演会、映画上映、11/2;コンサート。白馬高吹奏楽演奏、民謡と三味線、ハーモニー白馬、白馬オカリーナ風の音、みんなで歌おう、吹奏楽団「山の音楽家」、Hakuba Hawaiian Orchestra、ZAPPAなど、信州白馬塩の道太鼓演奏
11/2;TSUNAMIヴァイオリンいのちのコンサート(\2000)
11/3;白馬太極拳、白馬道場、ダンス、白馬チアリーディングチーム、HIPHOP Dance、日本アルプス白馬八方太鼓保存会、PUMEHANAなど。
(問)白馬村公民館 TEL 0261-85-0726

■小谷村のR148雨中・月岡バイパスの建設工事
11/1〜;JR南小谷駅近くの国道が一部通行不可で迂回路を通行。11月以降、橋の南側で新しい国道を造る道路改良工事などが始まる。橋の北側でもトンネルに接続する工事が始まり、姫川に架かる橋の全容が見えてくる。

■2024.6/1-10/31;JR大糸線白馬-糸魚川間で「臨時増便バス」の利用者は計9410人
2025年3月運行終了までの目標3万人の1/3だった。運行開始の周知が遅れ、インバウンド対応も不十分。スキーシーズンに合わせて12/1;ダイヤ改定、挽回を図るという。

■2024.6/1-10/31;JR大糸線白馬-糸魚川間で「臨時増便バス」の利用者は計9410人
2024.6月-2025.3/末;糸魚川-白馬間のバス運行は北陸新幹線と接続する糸魚川〜白馬間を1日4往復8便運行。沿線自治体、JR西などが約1億2500万円を投じている。10/末で運行終了までの目標3万人の1/3だった。運行開始の周知が遅れ、 インバウンド対応も不十分だったという。バス利用客は関東から36%、新潟から20%。長野から13%、関西から13%。北陸新幹線の敦賀延伸により関西からの来訪を見込んだがまだ結果に結び付いていない。旅行代理店への働きかけなどで 利用増を目指す。冬シーズン中に100万人が訪れる白馬エリアのスキー客への浸透を図り、スキーシーズンに合わせて、12/1〜;ダイヤ改定、八方尾根スキー場近くの「白馬八方BT」にもバスを停車する予定で、挽回を図るという。

■7/26-10/31;松本〜糸魚川のJR大糸線沿線自治体などでつくる利用促進輸送強化期成同盟会は、列車に乗りながら謎を解くイベント「大糸線謎解き〜9つの物語〜」を開始した。
松本駅/糸魚川駅をスタート、無料配布されるキットとスマホで参加、両駅間で出題される9つの謎を解き明かしていく。イベントは松本〜糸魚川駅間で、所要時間は3-4H。 キットの配布は糸魚川市、松本市観光案内所(駅構内)、沿線自治体の観光協会など。

■10/31;13:30-17:00;「白馬村ウイング21」で「温泉シンポジウム」初開催
白馬村内には6つの源泉があり、全国的にも珍しい。日本で唯一の「天然水素温泉」。(入場無料,定員:300名,オンライン;100名)
第一部;13:35-14:35;「白馬の温泉の特色と価値」;温泉の希少さや特性、価値など。(温泉専門家・北出恭子氏)
第二部;14:40-15:40;「温泉×スポーツ 〜疲れた体のリカバリー〜」;温泉にはスポーツ選手のリカバリーの役割。(国際武道大・笠原政志教授)
第三部;15:50-16:40;パネルディスカッション。テーマ「湯の郷・白馬村として、温泉活用を探る」
北出恭子氏、笠原政志氏、八方尾根開発代表・丸山直樹氏、白馬村観光局理事伊藤英喜氏、観光局事務局長・福島洋次郎氏)
温泉タオルor温泉まんじゅうのプレゼント、温泉共通入浴券(10%off)の特別販売。
(問)白馬村観光局インフォメーション(Snow Peak LAND STATION HAKUBA内) TEL 0261-85-4210

■10/30;「食品ロス削減の日」。白馬村と県北アルプス地域振興局は、食品ロス削減を呼び掛ける啓発活動をAコープハピア白馬店で実施した。
村と県の職員、白馬高の生徒らが活動に参加、店舗の利用者に啓発物を配布。食事を残さず食べることや、スーパーなどで販売期限が近い商品を積極的に選ぶ「てまえどり」など、捨てられる食品を減らすよう啓発した。

■10/30;県長寿社会開発センター大北地区賛助会白馬・小谷グループは、白馬村で外来植物セイタカアワダチソウの駆除活動を行なった。
会員らが参加、平川橋土手や南谷地川土手を中心に作業した。

■10/21;「白馬五竜観光協会」は協会員を対象に、神城山中に残る「山城」を巡る視察会を開催した。
信濃史学会会員を講師に3ヶ所の山城を見学。各山城の成り立ちや逸話などを聞き、魅力ある新たな観光資源としての可能性を探った。

■7/13-10/20;ライチョウ住まう北アルプスの絶景を求めて!「白馬八方尾根スタンプラリー」
山のスタンプラリーアプリ「YAMASTA」(山と溪谷社)は白馬観光開発と協力して「白馬八方尾根スタンプラリー」を開催。2024年で3回目の「白馬八方尾根スタンプラリー」は例年約2000人が参加。山岳風景や高山植物を楽しみながら八方池までトレッキング。
「八方ゴンドラ駅」(標高770m)-八方ゴンドラアダム(8分)-CP「兎平」(標高1400m)-アルペンQ(7分)-CP「鎌池湿原」(標高1680m)-グラートQ(5分)-CP「八方池山荘」(標高1830m)
八方池山荘・第1ケルン付近からは正面に白馬三山が望め、八方池山荘から八方尾根自然研究路では五龍岳・鹿島槍ヶ岳と遠見尾根が望めます。研究路と尾根道ではいろいろな高山植物が見られます。 「八方池山荘」-(自然研究路/尾根道)-CP「石神井ケルン」(八方山ケルン)(標高1974m)-CP「第2ケルン」(標高2005m)-CP「八方ケルン」(標高2035m)-CP「八方池」(2060m)
「八方池」は不帰ノ嶮・天狗尾根・白馬三山が映る神秘的な水鏡。
(登山)「第3ケルン」(2080m)-「丸山ケルン」(2430m)-「唐松岳頂上山荘」(標高2620m)-「唐松岳」(2696m)
スタンプラリーでCP達成で記念缶バッジと達成認定証。特製ピンズ(抽選;100個限定)。唐松岳スタンプ(スペシャルCP)で唐松岳登頂記念缶バッジ(先着100個限定)。ヤマスタは「うさぎ平テラス」で飲食・グッズ購入のクーポン配布。
YAMASTAは全国67ヶ所でスタンプラリー実施、累計78万人が利用。
白馬八方尾根スタンプラリー

■7/13-10/20;「八方尾根スタンプラリー」
山と渓谷社が運営する登山専用のスタンプラリーアプリ「YAMASTA」と連携したデジタルスタンプラリー。CPは兎平〜八方池、スペジャルCPは唐松岳。スタンプラリー達成で記念缶バッジと達成認定証、抽選で特製ピンズ。スペシャルチェックインポイントでは 唐松岳登頂記念缶バッジ。2023年は1800名が参加。

■10/20;17:00-2025.6/下;八方尾根の「黒菱林道」(林道細野線)は冬期閉鎖予定。

■白馬山麓も少し色づきはじめた。八方尾根・兎平、リーゼン、北尾根、岩岳どんぐり村上部などもだいぶ色づいてきました。

■北アでは短い秋がそろそろ終わりに近づき、立山・ダンボ平や栂池自然園では落葉したダケカンバの白い幹が目立つ。

■小谷村「大渚山」(標高1566m)の「湯峠」(標高1276m)付近からは、「雨飾山」(標高1963m)の斜面(標高1500m-1700m)が赤や黄色に染まります。上部はダケカンバの白い幹の森。

■そろそろ北アに初雪・初冠雪の知らせが届く頃ですが、暖冬の影響なのか、紅葉も1週間遅れ、山にはまだ雪がなかった。
2023.10/5;北アの白馬・立山・槍・穂高・乗鞍・涸沢で初雪・初冠雪した。積雪10-20cm。立山室堂や栂池自然園、八方尾根上部でも積雪があった。
2023.10/16;八方池が初冠雪、栂池・八方で冠雪した白馬三山と三段紅葉が観られた。
2023.11/13:白馬で初雪を観測。2023.11/19;大町・白馬は雪景色となった。
2023.11/30;HAKUBA VALLEYの白馬五竜・八方尾根・栂池高原スキー場がOPENした。

2024.9/23;「白馬岳」で初氷を観測。9/23;北ア「乗鞍岳畳平」の「鶴ヶ池」で初霜。平年(9/17)よりも6日遅く、2023年よりは2日早い。
2024.9/23;「槍ヶ岳」で初氷。2023年より1日早い。「南岳」では初氷・初霜。ヒュッテ大槍で初氷・初霜。奥穂高岳で初氷。大天井岳で初霜・初氷が張った。
2024.10/9;奥穂高岳で雪が舞い「初雪」を観測。
2024.10/12;乗鞍岳一帯で初雪・初冠雪。剣ヶ峰(標高3025m)、蚕玉岳、大日岳などで初冠雪、積雪1-2cm。10/12;奥穂高岳でも初冠雪。

■小谷村「雨飾高原」で紅葉が見頃を迎えている。
「鎌池」(標高1190m)では湖畔の木々が色鮮やかに彩っています。小谷村観光連によれば、202年の紅葉は例年より遅れ気味で、10/20頃から冷え込みが強り、色付きが進んだ。

■栂池自然園や五竜・白岳〜遠見尾根ではまだ緑は多いものの、黄色や赤に色づき始めた木々も出てきました。

■八方尾根の「黒菱林道」終点の黒菱Pから上部へは希少植物や野生動物の保護の為に黒菱Gは立入禁止
看板には「関係者以外の立入はご遠慮ください。これより先は作業用道路です。(八方尾根上部へは)黒菱第3Pをご利用ください」
黒菱第3Pリフトの早朝運行は10/5-10/6,10/12-10/14,10/19-10/20;5:00〜。グラートQは連結なし。八方池山荘へは徒歩(0.5H)。黒菱第3P;通常8:15〜。黒菱第3P(往復;\1200/大人,\800/小人)
※八方アルペンラインの早朝営業は10/5-10/6,10/12-10/14,10/19-10/20;7:30〜。ゴンドラ通常8:00〜。グラートQ;早朝7:30〜,通常8:30〜。八方アルペンライン(ゴンドラ+アルペンQ+グラートQ)(往復;\3300/大人,\1900/小人)
黒菱P(標高1500m)ー(第3P:7分)-黒菱平・鎌池湿原(標高1684m)ー(グラートQ;5分/徒歩0.5H)-八方池山荘(標高1838m)-(徒歩1.5H)ー八方池(標高2060m)
(問)八方尾根開発 TEL 0261-72-2715

■7/13-10/20;八方尾根「黒菱第3P」の早朝運行
黒菱雲海デッキ(標高1680m)からモルゲンロート・ご来光、雲海を
早朝4:30〜;7/13-15,7/20-21,7/27-28,8/3-4,8/10-18,8/24-25.8/31
早朝5:00〜;9/1,9/7-8,9/14-16,9/21-23,9/28-29,10/5-6,10/12-14,10/19-20

■7/6-10/20;11:00-17:00;白馬姫川温泉「竜神の湯」
エスカルプラザB1Fの日帰り温泉入浴施設「白馬姫川温泉・竜神の湯」は、2024年グリーンシーズン中に毎日営業。
内湯・サウナ。シャンプー・リンス、ボディーソープ完備、ドライヤー完備。泉質はナトリウム塩化物温泉。源泉は49.9℃。加水・加温・循環ろ過使用。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ・くじき、慢性消化器病、 痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進など。(\700/大人,\400/小人)
(問)白馬五竜 TEL 0261-75-2101

■7/13-10/20;「八方尾根」で「黒菱第3P早朝運行」
「黒菱第3Pリフト」の早朝運行。土/日/祝を中心に期間限定運行。黒菱平(標高1680m)の雲海デッキからモルゲンロート・ご来光・雲海など。
早朝4:30運行;7/20-21,7/27-28,8/3-4,8/10-18,8/24-25,8/31
早朝5:00運行;9/1,9/7-8,9/14-16,9/21-23,9/28-29,10/5-6,10/12-14,10/19-20

■10/14;小谷村観光連盟は姫川をはさんだ「東山古道を巡るツアー」を開催した。
東山の山中に残る古道を活用した観光振興の取り組みの一環で、試行的にツアーを企画。秋晴れが広がる気持ちの良い散策日和となり、かつて生活で利用されてきた山道や、戦国時代後期の山城・黒川城の跡などを巡った。

■2024.10/14;小谷村の姫川をはさんだ東山の観光振興に向け、小谷村観光連盟は「東山古道を巡るツアー」(おたりの古道歩き!東山と黒川城址ハイク)を試行的に開催。
JR南小谷駅北東側にある伊折地区から黒川城址を経て真木集落へ行く途中にある四辻峠をたどるコース(約4H)。生活道路として利用されてきた山から見える北アの景色を堪能する。
9:30;小谷村役場〜月岡〜四辻峠〜黒川城址〜東山古道〜伊折〜南小谷駅前〜15:00;小谷村役場。昼持参。(定員;20名,\7800/ガイド費等)
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

■10/7-10/20;8:30ー15:00;紅葉の「八方池」(標高2060m)などで手ぶらで絶景ピクニック
黒菱第3Pで受付、1日5セット限定「山チルピクニック」限定販売(\1500/現金のみ)
八方尾根開発は、秋の行楽シーズンに合わせ、オリジナルブレンドコーヒーと焼き菓子を味わえるピクニックプラン「山チルピクニック」を発売する。コーヒーミル、ドリッパー、マグカップ、レジャーシート、お湯、コーヒー豆、 手作りパウンドケーキをセットにして小型バッグで提供、手ぶらで絶景ピクニックが楽しめる。黒菱第3Pにてピクニックセットを提供。黒菱平レストハウスでパウンドケーキとお湯入手して持参。八方池などお好みの場所で ピクニックを楽しめる。

■10/12;白馬村八方の「細野諏訪神社」で、「白馬連峰遭難者慰霊祭」。

■10/11;4:00;白馬村で「オーロラ」が観測された。
「太陽フレア」の影響で、長野高専の大西浩次教授が撮影した。空がピンク色になったという。
低緯度オーロラは高度200-500kmで赤、100-200kmで緑色。過去には長野市、小海町、八ヶ岳山麓の原村、富士見町、北杜市などで観測されている。

■10/11;白馬村で県内では初めての空飛ぶクルマのデモ飛行が行われた。
「次世代空モビリティ」の「空飛ぶクルマ」。標高800mの山岳エリアでは国内初、県内初の飛行。世界初の自律型の無人航空機で、電気で動かすため環境に優しいという。将来的には物資の運搬や遊覧飛行での活用が期待されています。 ドローンや「空飛ぶクルマ」を身近に感じてもらおうと、県が企画、企業・団体向けに公開。飛行は、AirXの機体「EHang 216-S」(直径6m,重さ600kg,定員2人)でプロペラが回転し、高さ約30mまで浮上した。約3分間飛行した。 機内にはハンドルはなくタブレットのみ。乗り心地はゆったり。県企画振興部は観光遊覧や駅・空港から観光地までの移動などで空飛ぶクルマを活用する意向を示した。会場ではVRによる飛行体験も行われた。「空飛ぶクルマ」は 日本では2030年までにパイロット式で、それ以降は自動運転型での商業運行を目指しています。アルピコHDは「県内では松本空港やリニアの駅から二次交通として山岳の観光地を結ぶ交通手段として空飛ぶクルマの可能性を感じます」と。
10/12;一般向けのイベントが開かれ、デモ飛行やドローンの操縦体験が行われます。

■10/11-10/12;「白馬スノーハープ」にて「空フェスin白馬」
信州次世代空モビリティ活用推進協議会ドローン、空飛ぶクルマのデモ飛行、次世代モビリティ体験。 10/11;ビジネス・団体向け、10/12.一般向け。阿部守一知事、丸山俊郎白馬村長も参加予定。空飛ぶクルマのデモフライト・見学会、空飛ぶクルマの実機展示・体験搭乗、災害時物資輸送用ドローンのデモフライト・ドローン実機展示・操縦体験、 VR飛行体験、パネル展示など。
10/11;14:00;センタハウスで「信州空モビリティシンポジウム」(参加者;白馬村観光局,ズクトチエ,アルピコHD,経産省次世代空モビリティ政策室,AirX,NEXT Deliveryなど)

■10/5-10/11;白馬村は「秋の村民草刈りWeek」
ツキノワグマなど野生動物の目撃情報が多く寄せられ、北アルプス地域(大北)では「ツキノワグマ出没警報」が発令中。地域や個人が自主的にクマが身を隠せるような伸びた雑草を刈る活動を行う。

■10/10;白馬村「八方文化会館・山とスキーの総合資料館」にて、村内の宿泊事業者らでつくる「白馬村宿泊イノベーションチーム」が白馬の民宿文化を考える勉強会で開いた。
民宿発祥の地である細野(八方)の歴史、昔から営業している宿泊施設の取り組みなどを聞き、その価値を知るとともに、訪れた人と地域をつなぐ宿の役割に理解を深めた。

■10/初;小谷・白馬・大町の紅葉;
1)小谷:「栂池自然園」(1900m-2020m);見頃。
2)白馬:「八方尾根」;下ノ樺(2100m)・八方池(2060m)周辺は見頃。ミネカエデが黄やオレンジ。ダケカンバの白い幹が目立つ。上部ではナナカマドが落葉して赤い実。八方尾根自然研究路は色づき半ばで今週末には見頃。
3)白馬:「白馬五竜」;アルプス平(1515m-1673m)は色づき始め。遠見尾根(2000m-2200m)は見頃。
4)大町:「扇沢」(1433m)・「黒部ダム」(1470m);青葉・色づき始め。
5)立山:「室堂」(2450m)・「大観峰」(2316m)〜「黒部平」(1828m)のタンボ平(2470m-1830m)が見頃。立山ロープウェイの下はダケカンバ、ナナカマド、ミネカエデなどが彩りをみせている。
6)大町:「高瀬渓谷」;高瀬ダム(1270m)・槍見台TN、七倉ダム(1050m)・葛温泉(930-910m)・北葛沢(890m)、大町ダム展望広場(970m)・龍神湖(900m)はまだ青葉。大町東山「霊松寺」(865m)や「青木湖」(825m)周辺は青葉。

■9/28-10/6;「栂池自然園紅葉ウィーク」
小谷村「栂池自然園」は標高1900mの高層湿原で、園内には5.5kmの木道が整備され、秋の紅葉が美しい。
9/28-9/29;「ゴンドラDEルーレット」;栂池ゴンドラ内にお楽しみ袋を用意。小谷村オリジナルグッズや村内宿泊補助券(2万円分)など。(200袋限定)
9/28-9/29,10/1,10/5-10/6;栂池自然園水ばしょう湿原付近にてポロライドカメラで記念撮影。写真プレゼント(計400)
9/28;10:00-12:00;栂池ビジターセンタ内で温かい甘酒の振る舞い。なくなり次第終了。
9/28-9/29,10/5;10:00-12:00;栂池ビジターセンタ前でアルプホルン演奏。(雨天中止)
栂池ゴンドラ・栂池ロープウェイは11/4まで運行予定(10/28-11/1は運休)、栂池ヒュッテは10/20まで、栂池山荘は10/26まで営業予定。
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 0261-83-2255
(問)栂池ビジターセンタ TEL 070-4091-5204
(問)栂池山荘 TEL 090-7708-6341
(問)栂池ヒュッテ TEL 0261-83-3136
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

■10/6;小谷村観光連盟は恒例の「砂防ダムツアー」を開いた。
過去約10年間のツアーで巡った36施設のうち人気の11施設を巡る「みんなが選んだおたりの砂防ダムツアー」として開催。県内外から約20人が参加。特徴的な形状や佇まいの砂防ダムを堪能し、土砂崩れや土石流などから住民を守る役割などに 関心を深めた。ツアーは2023年実施した小谷村内砂防ダムの人気投票(約200人投票)で初めて企画。ガン沢砂防堰堤や土谷川奉納砂防堰堤、カクレ沢中谷東砂防堰堤など上位11施設をバスで巡った。

■10/4-10/5;小谷村で「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり」開催
日本の故郷の原風景ともいえる草原は火入れや放牧、採草など農畜産活動を通じて人の手が入ることで維持されてきたが、暮らしの変化に伴い、草原の維持と継承が課題。小谷村には、文化財の屋根に欠かせない葺屋根の材料となる カリヤスが取れる「牧の入茅場」「雨中ショクの茅場」がある。ともに文化庁の「ふるさと文化財の森」に設定。全国草原サミット・シンポジウムは1995年から隔年で全国各地で開催。小谷村では初開催。サミット・シンポジウム会場は 小谷村白馬乗鞍高原の「白馬アルプスH」
10/4;シンポジウム;基調講演、牧の入茅場での研究報告や草原の生物多様性、草原の管理技術などの発表が行われる。(\1000)
13:10;基調講演「カリヤスを刈る、葺く、雪国に暮らす知恵を探る」、14:15;研究報告「茅を育て、文化を守り伝える草原〜信州小谷村、牧の入茅場から〜」
15:15;分科会、16:45;全体会、18:00;交流会(\6000)
10/5;9:15-11:15;小谷村牧の入茅場・雨中ショクの茅場の見学(茅葺き職人による茅刈り実演)、茅葺屋根(旧千國家住宅)の現地見学。(\500)
12:30-14:30;自治体首長らによる「全国草原サミット」で大会宣言を行う。
シンポジウムや現地見学会などの参加者を募集中(定員;150名,締切;7/24)
実行委員会事務局(小谷村教育委員会)は「草原の維持にはボランティアなど多くの人手が必要。大会を通じて関心を持ってもらえれば」と。
(問)第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり実行委員会 TEL 0261-82-2587

■10/4-10/5;小谷村で「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり」が行われた。
茅かや場や湿原、放牧地など「草原」の保全活動に取り組む自治体や団体が一堂に会し、現状や課題、情報を共有した。講演会や分科会、現地見学会などを実施。希少な草原を未来に残していくため、関係機関で議論を深め、連携強化を図っていく。

■2024.10/4-10/5;小谷村「白馬アルプスH」などで「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり大会」開催
2023.11/5;8:30-12:20;実行委員会は草原サミットのプレイベントとして、ユネスコ無形文化遺産の「茅かや刈り」体験を「牧の入茅場」で行う。茅葺ぶき屋根を手掛ける「小谷屋根」を講師に、鎌を使ってカリヤスを刈り取り、束ねて立てる「茅立て」を行う。
8:30小谷村役場集合,バス移動、9:20;講師による茅刈り説明、11:00ー12:00;茅立て。12:20;小谷村役場で解散。(参加費;\500/一般,中学生以下無料,定員;50名)
2024.10/4;全国の草原・茅場に関する基調講演会、研究報告、分科会。
基調講演会;日本茅葺き文化協会代表理事(筑波大・安藤邦廣名誉教授)、ゲスト;小谷村茅葺き師の松澤敬夫さん。
研究報告;信大教育学部井田秀行教授
分科会;4つの分科会。事例発表、論議。草原の生物多様性、茅刈り・茅葺きの現状と課題、草原の保存活用と安全対策、草原資源の地域づくり
20204.10/5;現地見学会、全国草原サミット開催。
見学会;牧の入茅場、茅屋根刈りの実演見学。
全国草原サミット;草原を有する全国の自治体首長によるサミット宣言の採択。
(問)第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり実行委員会 TEL 0261-82-2587

■2024.10/4-10/5;小谷村で、草原の保全などについて考える「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり大会」開催。
11/5;主催する全国草原の里市町村連絡協議会はサミット開催を周知しようと、「かや刈り体験会」を小谷村のかや場「牧の入茅場」で開いた。県内外24がかやぶき屋根などの材料となるカリヤスを刈り取って束ね、立てて乾燥させる 「かや立て」を体験。同協議会は全国28市町村でつくり、持ち回りでサミットを開催。おたり大会では草原の生物多様性、かや刈り・かやぶきの現状と課題、草原の保存活用と安全対策、草原資源の地域づくりの4テーマについて議論する。 体験会では、茅葺ぶき屋根を手掛ける「小谷屋根」が講師を務め、「脇の下にかやを抱き込み、鎌の刃の背を地面に沿わせて根元から刈り取って」と。参加者は大人の背丈ほどもあるカリヤスを鎌で刈り取って束ね、6の束を三角形のテントのように組合せて立てた。

■10/4-10/5;「第14回全国草原サミット・シンポジウムinおたり大会」の実行委員会は、4/18;2024年度最初の会合を小谷村役場で開いた。
大会当日の流れや事業内容、チラシ・ポスター案、参加者を募る催しの募集スケジュールや応募計画などを確認した。

■10/3;白馬村で「ゴミゼロ活動」
白馬村北城の姫川第二ダム周辺で白馬村役場、通区の村民、ダム管理者の中電、ボランティアら約35人が清掃活動をした。白馬村内で捨てられたゴミが、この姫川を流れ、姫川第2ダムに流れつくという。姫川の河川内でごみ拾いを実施。 日本海へと通じる姫川をきれいに維持していこうと活動に精を出した。2023年に続く活動で、ダムの抜水時期に合わせて実施。ダムは姫川の最上流にあり、以前から農業や生活用品の空き容器や袋、観光客が捨てたと見られる空き缶などが 上流から流れ着いていた。清掃活動は水が抜けた河川内で空缶やペットボトル、肥料袋、空き容器などを拾い、45Lの袋14個分を集めた。

■10/3;白馬村でナラ枯れの現地被害調査があり、白馬村、県、林野庁、山仕事創造舎らが現場を視察した。
コナラやミズナラ、クヌギなどのナラ枯れの原因とされるカシノナガキクイムシは体長5mmで木の内部に棲息・繁殖。媒介するナラ菌で、木は急速に衰え、夏でも葉がつかず枯れた状態になる。対策は伐倒、くん蒸処理、薬剤の樹幹投入などだが、 被害は拡大。白馬村では岩岳、どんぐり村、新田、和田野、八方尾根、みそら野、白馬47などで被害が発生。

■9月/10月3連休;10:00-15:00;「白馬五竜」アルプス平にて、「ボタニカルワークショップ・アジアンフェス」・「苔テラリウムWS」
・ボタニカルWS;葉っぱを使って布にお好きな柄の叩き染め。(\1000)

・苔テラリウムWS;ビンの中に好きな植物を入れ、自分だけの苔テラリウム作り(\1000)

■3/1-9/30;渓流釣解禁。雪解けの冷たい水が流れる白馬・小谷の「姫川」
雪解けの遅い春の白馬・小谷エリアを流れる「姫川」は清流。3/1-9/30;渓流釣解禁。姫川河川敷の雪は消え、週末の早朝には姫川や平川、松川などで釣り人が糸を垂らしています。なお、姫川源流域から約400m区間は禁漁区。 渓流釣りはもう少し川の水が緩んだ頃が良さそう。その昔(70〜80年前まで)、姫川でもサケやマスがたくさん釣れました。糸魚川から姫川を遡ってきていました。川で網をいれれば大きなサケが捕れました。白馬の村民はそれを 食べていたんだ。今では姫川にはダムができて皆無となった。それだけ姫川はきれいな水という証拠。現在、漁協ではヤマメ・ニジマス、イワナの稚魚を放流。(姫川上流漁業協同組合管理)
日釣券(\1000),現場売(\2100),年釣券(\5000),中学生は半額,小学生以下無料。遊魚券は白馬村・小谷村のコンビニなどで販売。

■9/28-9/29;八方尾根兎平で「マウンテンフェス2024」開催
毎年恒例の兎平(標高1400m)で花火打上げ。
9/28;12:00〜;日中には大型LEDでアウトドアシネマ3作品上映、山の編集長×登山系youtuberトークショーなど。
19:20-20:00;夜はファイヤーパフォーマンスショー。「火付盗賊FIREBANDIT」
20:00-20:15;秋の夜空に大迫力の打上げ花火。21:00;ゴンドラ最終。
9/29;9:00ー15:00;NBS長野放送「土曜はこれダネッ!」、youtuberと八方池トレッキングツアー。(定員;50名,\7000)
(問)NBS長野放送 TEL 0263-32-9230(平日9:30-17:00)
(問)白馬観光開発八方営業所 TEL 0261-72-3280(平日8:30ー17:00)

■9/28-9/29;白馬村で未舗装路を含むコースを走る「白馬グラベルミーティング2024」が「白馬グリーンスポーツの森」を主会場に開かれた。
グラベルロードバイク愛好者を中心に、MTBも含め2日間で延べ約250人が参加。グラベル(gravel)とは砂利を意味し、「砂利道でも走れるロードバイク」はドロップハンドルで見た目は普通のロードバイクだが、MTBのサスペンションはなく軽量化、 太めのブロックタイヤ装着し、ディスクブレーキを採用。林道や河川敷などの砂利道やオフロードも走れ、MTBよりはツーリングに適する。

■9/28;10:00-19:00,9/29;7:30-15:00;「白馬グリーンスポーツの森」等で「iRC TIRE白馬グラベルミーティング2024」初開催。
白馬グラベルミーティング実行委員会は、白馬でのグラベルイベントを通じて、グリーンシーズンの白馬地域の活性化を目指す。白馬村の景色や食を楽しみながら自転車でグラベル'非舗装路)を走る。2日間で約60km、標高約1000m。 9/28;12:00〜;白馬グラベル1、9/29;09:00〜;白馬グラベル2。2日間は別コース。エイドステーションあり。グラベルバイク・MTBバイク・クロスバイクなどオフロードを走行できる自転車を持参又はレンタル手配。E-bileも参加可。
ライダーによるエアショーや抽選会あり。(応募締切;9/9,定員;150名,参加費;\12000/大人,\9000/小中高生,\20000/ペア(大1+小1)(白馬グリーンスポーツの森;2枚,白馬豚の丸焼き,BBQ,ドリンク,朝食補助など)
(問)白馬グラベルミーティング実行委員会(事務局:白馬八方尾根スキー・スノーボードスクール) TEL 0261-72-2126(9:00-13:00)

■9/28;10:00-19:00,9/29;7:30-15:00;「白馬グリーンスポーツの森」等で「iRC TIRE白馬グラベルミーティング2024」初開催。
白馬グラベルミーティング実行委員会は、白馬でのグラベルイベントを通じて、グリーンシーズンの白馬地域の活性化を目指す。白馬村の景色や食を楽しみながら自転車でグラベル'非舗装路)を走る。2日間で約60km、標高約1000m。 9/28;12:00〜;白馬グラベル1、9/29;09:00〜;白馬グラベル2。2日間は別コース。エイドステーションあり。グラベルバイク・MTBバイク・クロスバイクなどオフロードを走行できる自転車を持参又はレンタル手配。E-bileも参加可。
ライダーによるエアショーや抽選会あり。(応募締切;9/9,定員;150名,参加費;\12000/大人,\9000/小中高生,\20000/ペア(大1+小1)(白馬グリーンスポーツの森;2枚,白馬豚の丸焼き,BBQ,ドリンク,朝食補助など)
(問)白馬グラベルミーティング実行委員会(事務局:白馬八方尾根スキー・スノーボードスクール) TEL 0261-72-2126(9:00-13:00)

■9/28;白馬村「青鬼地区」で「あおに石積みWS」が開催された。
2000年「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、「日本の棚田百選」にも認定された「白馬村青鬼地区」は物見山、八方山、岩戸山に囲まれた標高760mの山腹に位置し、棚田が広がっています。西には北ア鹿島槍ヶ岳、五龍岳、 八方尾根・唐松岳、不帰の嶮、天狗尾根が望めます。棚田への用水路「青鬼堰」(約3km)は江戸時代後期に作られたという。傾斜地に石垣で形成された比較的小さな棚田があります。棚田は面積約4.7haで約100枚の棚田。紫米を栽培。 法面は石積みで計4kmに及ぶ。景観を形成する上で重要な「石垣」を、伝統的な石積みで復元する住民参加型WSが開かれた。青鬼の石積みについて説明を受け、約50人の参加者が実際に石積み体験した。田んぼは私有地、畦道を含め立入禁止。

■9/下;白馬村で赤やオレンジ色の観賞用ナスが栽培され、収穫のピークを迎えています。
白馬村北城の畑(約3ha)には農家が3年前から栽培、「道の駅白馬」に出荷。

■9/24;「秋の全国交通安全運動」期間中、大町署と糸魚川署は、小谷村のR148で合同交通指導所を開設した。
長野・新潟県境に近い道の駅「小谷」で実施、ドライバーに啓発物を配布しながら安全運転を呼び掛けた。 大町署によると、大北管内のR147,R148では2024.1/1-9/23に発生した人身事故は29件(前年同期比11件増)、負傷者は41人(同21人増)。死亡事故は発生していないが、大きな事故は発生。 糸魚川署管内ではR148洞門内の事故が多発しているという。

■〜9/23;道の駅「白馬」では白馬産の新米や農産物を販売する「インストア収穫祭」を開催中。
観光客らに季節の農産物を提供し、白馬の秋の味覚を発信した。9/21;お酒の試飲販売や村のキャラクター、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世の登場などの催しで、連休に訪れた観光客に白馬を発信した。

■9/23;白馬村八方の「霜降宮細野諏訪神社」で「秋の例大祭」が開かれた。
「湯かけ岩神輿行列」が行われた。岩を乗せた岩神輿は女性が担ぐ華やかな神輿で、先導する太鼓や笛と一緒に練り歩き、神社へ向かった。湯の恵みに感謝し地域の繁栄や無病息災を願う。この祭りは沿道の観客が神輿の担ぎ手に八方温泉を かける温泉地ならではのお祭り。細野諏訪神社は白馬村文化財で、境内にある大杉は1177年頃植樹されたといわれ、樹囲10m、高さ41m、樹齢推定1000年という巨木で、境内には大杉が約30本林立する。

■味覚の秋・食欲の秋。紅葉の季節
小谷村では9/下-10/下は紅葉の季節で、栂池自然園、白馬乗鞍岳、風吹山、雨飾山、雨飾高原・鎌池などは美しい紅葉が観られます。秋山登山・観光のあとには温泉ときのこ、新そばが楽しめます。
9/下〜10/上は小谷特産のきのこ「マイタケ」の季節、10/上-11/下は「新そば」の季節を迎えます。小谷村「おたり名産館」、「サンテインおたり」、「道の駅小谷」、「風吹荘」、古民家蕎麦屋「そば蛍」、小谷温泉奥の湯「雨飾荘」などで提供されます。

■9/23;白馬村北城の「白馬B&Gプール」で閉館イベントを開いた。
9/16;今シーズン終了した屋根付プールで、村内の小学生30人が参加し、ラフティングボート、SUP、カヤックなど水のレジャーを体験し、元気な歓声が響いた。

■9/23;朝はぐっと冷え込み、各地でこの秋一番の冷え込み。栂池高原は最低気温10℃、栂池自然園では紅葉の色づきが3-4分。
2024.9/23;穂高連峰の「槍ヶ岳」の「槍ヶ岳山荘」で初氷。2023年より1日早い。「南岳」では最低気温3℃で初氷、初霜。「ヒュッテ大槍」では朝3.5℃で初氷・初霜が降りた。奥穂高岳「穂高岳山荘」でも気温2-3℃で初氷。 大天井岳「大天荘」では朝3.8℃で初霜・初氷が張った。9/23;「白馬岳」で初氷を観測した。最低気温は-0.2℃。9/23;標高3003mの立山・雄山山頂の雄山神社峰本社の神職よれば、これまで朝6:00;気温10度℃と暖かい日が続いていたが、 9/23;朝は一気に気温が下がり、初氷がはったという。

■9/22;「白馬スノーハープ」で「2024白馬サマーノルディックフェスティバル・クロスカントリー大会」(ローラースキー)
 9:30;ローラースキー;中高一般(3/4.5/6/10km),11:30;ラン(小学生1.5km)

■9/末;「栂池自然園」は間もなく紅葉の見ごろを迎えます。
小蓮華岳〜白馬乗鞍岳の山肌を染める紅葉が美しい。ナナカマド・ドウダン・オオカメノキの赤い色、白い幹のダケカンバの黄色、ブナ・トチノキ・ミズナラの黄色、ミネカエデの橙・黄色、常緑樹のオオシラビソ・ササの緑など色が鮮やかに なります。ワタスゲ湿原や浮島湿原からの白馬乗鞍岳・小蓮華山の斜面の紅葉は見事。真っ赤なサラサドウダンのヤセ尾根の途中からは紅葉した自然園全体が見渡せ、尾根下には紅葉が見事な雁股池が望める。
自然園一周で約5.5kmで約3.5H-4H。往復;ミズバショウ湿原まで約30分、ワタスゲ湿原まで約1H、浮島湿原まで約2.5H。紅葉ピーク時はロープウェイ乗車待ちが発生、園内の散策路は混雑するので余裕を見た行動を。
1)「栂池高原駅」(標高839m)ーゴンドラ・イブ;4.1km(20分)-「栂の森駅」(1582m)-徒歩;250m(7分)-「ロープウェイ・栂大門駅」ーロープウェイ;1.2km(5分)ー「自然園駅」(標高1829m)
2)「自然園駅」-徒歩500m(10分)-「栂池ヒュッテ・栂池山荘・栂池ビジターセンタ」(標高1860m)
3)「センタ」ー徒歩530m(30分)-晩秋のダケカンバが美しい「みずばしょう湿原」(標高1860m)・風穴-徒歩650m(20分)-「ワタスゲ湿原」(標高1870m)・楠川-徒歩780m(25分)-「浮島湿原」(標高1920m)
4)「浮島湿原」ー徒歩560m(30分)-ナナカマドがきれいな「モウセン池」-徒歩200m(5分)ー白馬大雪渓が望める「展望湿原」(標高2200m)ー徒歩380m(15分)-「展望台」。浮島湿原から展望湿原へはモウセン池経由orヤセ尾根経由あり。
5)「展望台」ーサラサドウダンが燃える「ヤセ尾根」-徒歩40分(1060m)ー「浮島湿原」
6)「浮島湿原」-徒歩1960m(75分)ー「センタ」(戻り)
栂池自然園ルートガイド
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 0261-83-2255
(問)栂池高原観光協会 TEL 0261-83-2515

■小谷村では稲刈が進んで長〜いハゼ掛けが作られていた。オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村では連休等を利用して稲刈りが行われています。高齢化などで農業離れが進む村の農村景観を守り、都市住民との交流で 地域活性化を図る取り組み。昔ながらの手作業で収穫に汗を流し、刈った稲は昔ながらのはぜかけで天日干しに。稲穂はずっしりと実がつまり「ことしも豊作。おいしい米になりそう」と。

■2024年新米の価格について、JA全農長野県本部は農協から農家に前払いされる「概算金」の基準を\3000円→\4000円程度引き上げる。
新米の価格値上がりにつながりそう。概算金は1等米60kgで「コシヒカリ」は\16290円(2023年より\3840円高)、「あきたこまち」は\15870円(同\3840高)、「風さやか」は\15750円(同\4020円高)
引き上げ理由は肥料などの生産コストが上がっているためとした。米の概算金基準が引き上げられことは農家から喜びの声も。安曇野のコメ農家では軽油など燃料代が\50/1L値上げ、肥料代は4年前の2倍と生産コストが大きく上がっているという。 松本のある農産物直売所では農家の持ち込みで「地元産新米コシヒカリ」(\2500/5kg)、\480-\500/1kgで販売されていた。スーパーでは新米が\3000-\3500/5kg(2023年1.5倍)

■8/2-8/18,8/24,9/14-9/15,9/21-9/22;八方尾根うさぎ平で満点の星空観察
八方尾根でナイトゴンドラ運行。兎平(標高1400m)で「天空の天体ショー」

■7/12-8/31,9/14-9/15,9/21-9/22;「白馬47」で「家族deサバイバルキャンプ体験2024」
テント設営から火おこし、夕食作り、ナイトプログラム、魚のつかみ取り、BBQなど家族で1泊2日の冒険キャンプ。
(\12500/大人中学生以上,\10000/3才-小学生,事前予約)
(問)白馬47 TEL 0261-75-3533

■9/20;白馬村と味の素は健康増進やスポーツ・観光振興を目的とした連携協定を締結した。
イベントでの製品提供や健康教室開催、アスリート育成、観光振興などで協力する。スノーピークランドステーション白馬で調印式があり、丸山俊郎村長と同社が出席。白馬村出身でノルディック複合の渡部暁斗など、多数のアスリートが 「アミノバイタル」を使用。渡部暁斗選手が参加し、しろうま保育園の園児らがXCに関して質問していた。県内の市町村では白馬村が初の締結という。

■9/18;21:00;JR大糸線の小谷村千国変電所に落雷があり、設備が故障した。
変電所設備が落雷で故障した影響で南小谷駅-白馬駅間で運転見合わせていた「特急あずさ」は、9/23;運転再開予定。この影響で特急あずさは南小谷駅ー白馬駅間で区間運休した。

■2024.9/17;「地価調査」公表。
県内の商業地の「平均変動率」は32年ぶりに下落せず。地価調査は土地取引の目安とするため、毎年7/1時点で都道府県が行った調査を国がまとめたもので、県内では401地点が対象。2023年の価格に対してどの程度変動したかを表す 「平均変動率」は、住宅地が2023年と比べ-0.2%と28年連続で下落したが下落幅は縮小、商業地では0.0%で32年ぶりに下落せず。商業地の最高価格は12年連続でJR長野駅前で、2023年より1万円高い36.5万円/1u、上昇率が高いのは 白馬村北城エコーランドの+30.2%、全国4番目に高い上昇率。白馬村白馬駅西の商業地も5.1%上昇で県内5位。住宅地の最高価格は旧軽井沢別荘地で、2023年より1.9万円高い16.0万円/1u、上昇率が高いのは野沢温泉村豊郷湯沢の+15.7%。 不動産鑑定士は「白馬村や野沢温泉村などはインバウンド客の回復や、夏場の営業にも力を入れ、スキー客数が伸びたことが大幅な地価上昇につながった。今後もリゾート地の人気が続くかどうかが県内の地価上昇のポイント」と。
白馬村で高い地価上昇率が継続する中、土地需要が近隣の小谷村や大町市の一部にも波及。大北の住宅地では、白馬村3地点、松川村1地点で2023年に続き上昇。小谷村1地点が横ばいから上昇に転じた。大町市1地点、池田町1地点では 横ばいが継続。ほかは下落。商業地では、白馬村の2地点で2023年に続き上昇、松川村の1地点が下落から横ばいに転じた。ほかは下落した。

■スキーリゾートがある白馬村で地価が急上昇。
白馬村北城エコーランドでは30.2%と全国4番目に高い上昇率。背景には冬場だけでなく夏場の利用客を増やそうというスキーリゾートの戦略の変化がある。スキー人口の減少とともに利用客は減少。盛り返そうとグリーンシーズン(夏場)の 営業に力を入れ、絶景を望むことができる巨大なブランコや、ゲレンデにMTBコースを新設したりしてアクティビティーを充実させてきた。ここ数年は夏場の客数が冬場の客数を逆転、2023年は来場者数が36.9万人と2000年以降で最高に。 2024年は老朽化したゴンドラを30年ぶりに新設するなど投資の好循環が続いています。岩岳リゾートは「オールシーズンで楽しむことができる白馬エリアという形になれば」と。地元の不動産会社は「四季折々の自然やグリーンシーズンの アクティビティを楽しめるということで、白馬村の人気がさらに高まっている。インバウンドや国内外の需要の高まりがあって村内の地価は今後も上がり、周辺地域への広がりも十分あり得る」と。

■9/中;白馬村北城の「ほおずきファーム白馬」で食用ホオズキの収穫が行われています。
7/下;松本蟻ヶ崎「放光寺」では「ほおずき市」が開かれ、お盆には先祖の霊を慰めるほおずきが盆棚に飾られます。ほおずきはナス科の作物で日当たりの良い草地や林の縁、水はけがよくやや乾燥した土壌に自生します。40-50年前には 白馬の森開発の頃、道沿いにはたくさんのカタクリやほおずきが自生していた。鮮やかなオレンジ色の実をつける「ほおずき」は食用と鑑賞用があり、白馬村の畑では10年以上前から食用ホオズキが栽培されています。晩夏〜秋には1日の 寒暖の差が大きく、糖度(13〜14度)が高く、甘くて美味しいほおずきが育ちます。口に含むとフルーツのような甘酸っぱい味が豊かに広がります。地元や首都圏の飲食店にも出荷し、北アルプス山麓ブランド認定品となった「食用ほおずき」は、 白馬村の新たな秋の味覚として注目度が上がってきています。標高約700mの白馬村内の畑(50a)には1000株以上のほおずきが栽培。背丈以上に育ったほおずきの枝に付いたオレンジ色のガクを、一つずつ見極めて収穫、食べ頃になるまで 追熟して出荷し、10/下-11/上まで収穫は続きます。「白馬のおみやげ品になるような特産を作りたい」と栽培を始めて10年以上、村内の宿泊施設で味わった観光客が気に入って買い求めたりしています。ネットでも購入可。白馬村で ほおずきの安定した収穫量を保つには、ほおずき農家を増やすことが重要で、ほおずきの無農薬栽培を続ける神城三日市場の「白馬サンサン会」は、ほおずきの苗の提供や栽培方法の伝授など広める活動もしています。
9/1-11/30;白馬のコートヤード・バイ・マリオット白馬では、「ほおずきファーム白馬」のほおずきを使ったパフェを発売中。

■9/14;「スノーピークランドステーション白馬」のマルシェで白馬村「白馬北小がジャンプ台」の資金集め
白馬駅に近い、白馬北小ジャンプ台の維持管理費用に充てようと、白馬北小が資金集めに取り組んでいる。9/14;ブースを出店、フリーマーや募金活動を実施。伝統のジャンプ台でスキー学習ができるようにと活動に精を出した。 マルシェでは手作りのビーズアクセサリーなどを販売、フリーマ、募金活動で支援を呼び掛けた。北小の保護者や観光客らが協力、卒業生のノルディック複合の渡部暁斗・善斗選手も会場に訪れ、後輩たちの頑張りを応援した。 体育館脇には5〜15mの大小2つのスキージャンプ台があり、老朽化でジャンプ台の修繕が必要という。冬の体育授業ではスキー学習があり、児童はスキーの練習を行っている。1874年古城小設立、1964年白馬北小に改称、 1973年・1977年ジャンプ台建設、2010年ジャンプ台改修。

■9/14;八方尾根観光協会は、白馬産酒米で日本酒を造るプロジェクトで、酒米の稲刈り体験を開催した。
野平のほ場で栽培している酒米「山恵錦」を手で収穫する体験で約40人が参加。おいしい日本酒になるように汗を流した。

■9/14;「白馬村役場多目的研修施設」でにて、白馬村と北アルプス広域北部消防署、白馬小谷防火管理者協議会が「地震総合防災訓練」を実施した。
2024年は2014年神城断層地震から10年。隣近所の助け合いによりひとりの犠牲者も出さなかった「白馬の奇跡」を教訓に、地域の連携や協力を風化させないよう訓練を通じて防災力の強化を図った。

■9/14;「白馬五竜エスカルプラザ」でアジアの食や文化が体験する「アジアンフェス」を開いた。
台湾やベトナム、ネパール、中国などの料理が並び、地元住民や観光客らが本場の味に舌鼓を打った。太極拳や書道の体験コーナーもあり、白馬でアジア気分を味わっていた。

■大北の小学校で「秋の運動会」が始まった。
9/14;小谷村小谷小では運動会が開かれ、熱戦が繰り広げられた。

■9/11;白馬村の中高一貫校「HIS」の生徒15人が北城新田のほ場で「あきたこまち」の稲刈りを行った。
5月に生徒が手で田植えをした稲を自分たちの手で収穫した。新米を食べるのを楽しみに鎌を振って稲を刈っていった。コメ作りは昔ながらの農法を通じてコメがどのように生産されているかを学ぼうと取り組んでいる。

■9/10;小谷村で大規模地震に備え、被災地の状況を上空からドローンで撮影する実証実験が行われた。
大規模な災害時に交通網が遮断され、被災地への立入りができなくなった場合に備えて、県などが小谷村中谷川流域(小谷村中土)で実施した。実験は、地震による土砂崩れなどで県道が通行止めになった想定で行われ、ドローン事業を行う企業がカメラを搭載したドローンを 飛ばしながら5kmの通行止めにした区間周辺を、上空100mの高さから撮影。地震による土砂災害等で立ち入りが困難になった場所を、迅速かつ安全に被害状況を把握するための被害調査。中土観光交流センタを発着点に、堰堤のひび割れや道路への落石などを想定して、 中谷川沿いの山や道路、河川、施設を撮影した。ドローンが決められた区間を正確に飛行したか、撮影した映像が地上モニタに正確に表示されたかなどを確認。道路の寸断、家屋の倒壊、土砂崩れ、要救助者がいないかなど被害状況をドローンで把握することを想定。 今回の実証実験を踏まえて災害時のドローン活用について検討を進める。ドローン事業者(SB,Aerro sense)は「災害発生時は早期に被害状況を確認できるかどうかが課題。2025年度の早い段階にはきちんとしたサービスを提供できるようにしたい」と。 県は「神城断層地震時はヘリで現場調査したり、人が歩いて現場確認を行っていたが今後はドローンを使うことによって安全と時間が大幅に改善されると思う」と。

■9/8;白馬村「保健福祉ふれあいセンタ」にて「考えよう!自然環境について講演会&散策会」が開かれた。
江戸後期に農業用水として造られ、現在も利用される木流川。環境整備や観察会などに取り組んでいる発足24年芽の「木流川と親しむ会」が企画。終了後には木流川を散策して自然観察を行った。約40人が参加。

■9/8;小谷村で「第2回大北駅伝大会」が開催された。
大北5市町村から6チームが参加、8区間でたすきをつないだ。72回の歴史を重ねた大北縦断駅伝の伝統を引き継ぎ、2023年から新たな形で始まった駅伝大会。これまでは大北の小谷〜池田コースだったが、2023年からは各地区内に限定され、 第1回は池田町で開催。2024年は小谷村下里瀬をスタート・ゴールとし、下里瀬集落内と県道の8区間35.8kmの新コースでトンネル、洞門、姫川沿いなどを走った。集落内では住民らが沿道で声援を送っていた。地元の小谷村チームが優勝。 2位は大町市A、3位は白馬村。

■9/7;10:00-21:00,9/8;9:00-13:00;「白馬47」で「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」
ヒルクライム(R1をバイクで)、最新モデルのオンロード・オフロード展示会・試乗会、白馬村内のライダーパレード、キッズバイクレースなど。SPFはくばの豚の丸焼き。(入場無料)。BBQパーティー(97/1;18:00,有料,事前申込要)

■7/12-8/31,9/14-9/15,9/21-9/22;「白馬47」で「家族deサバイバルキャンプ体験」
テント設営、火おこし、夕食作り、ナイトプログラム、魚のつかみ取り、BBQなど家族で行う1泊2日の冒険キャンプ。
(\12500/大人中学生以上,\10000/3才-小学生,事前予約)
■9/6;白馬村は観光庁の「日本版持続可能な観光ガイドライン」で、2024年度創設された国際認証版ロゴマークの使用認定を取得した。
国内初でガイドラインに取り組むとともに、国際的な認証を受けていることから使用が認められた。国際基準にのっとった観光地経営を行うことで、対外的なアピールや、地域のブランディング力・国際競争力の向上などが期待される。 ガイドラインは、地方自治体やDMOが持続可能な観光地づくりを行うための指標で、オーバーツーリズムへの対応、文化遺産、環境保護、災害時の観光客への対応など、地域が取り組むべき指標を定めたもので、国際基準に準拠している。 ガイドラインに取り組んでいる地域に対して観光庁がロゴマークの使用を認めている。国際認証版はGreen Destinations,or Best Tourism Villages認定された場合のみ。 白馬村丸山村長は「今後は環境政策やオーバーツーリズム対策に村が取り組んでいることをアピールし、観光地として白馬村を選んでもらえるようにしたい。村内の事業者にも、ガイドラインに沿った事業展開をお願いしたい」
2024年9月;37地域・団体。(小樽,ニセコ,弟子屈,松島,那須,熱海,白馬,八ヶ岳,京都,四国,阿蘇,奄美大島など)

■9/5;JR大糸線に乗って糸魚川まで行くツアー「のんびり鉄道日帰り旅」が開催された。
小谷村南小谷駅〜糸魚川駅まで列車で旅を楽しむツアー、松本を中心に定員33人が参加。車窓から見る景色を楽しんだり、糸魚川で海の幸や買い物を堪能した。市民タイムス主催。

(問)白馬47 TEL 0261-75-3533

■9/5;小谷村伊折地区の「ゆきわり草」で野草とハーブを使った料理WSが開かれた。
野草のWSや栄養に関する講話などを行う白馬村在住の女性を講師に、生えている野草を採取してカレーやおかずを作った。薬草の働きや毒草の見分け方、植生の場所で変わる味の違いなどを伝え、健康に良い野草の可能性に理解を深めた。

■9/4;小谷村「白馬アルプスH」で農業振興や活性化、課題解決などに取り組む「農村生活マイスターのつどい」が開かれた。
研修会ではマイスターが日頃の活動や農作業など村の生活などを話した。ゼンマイ、ウド、コゴミなど山菜の塩漬け、村の郷土食「こしょう漬け」のつくり方なども紹介。

■9月;白馬村・南股入川の砂防工事現場で高圧ガスボンベ3本が川に流出。
松本砂防事務所によれば、姫川水系・南股入川上流の砂防工事現場で、金属を切断する際に使う酸素ボンベ2本とアセチレンボンベ1本が流出した。大雨による川の増水で流されたと見られています。アセチレンは可燃性で、 空気や酸素と混ざると爆発する恐れがある。松本砂防事務所はガスボンベを捜しているが発見には至っていない。

■8/31-9/1;小谷村深原「宇宮諏訪神社」にて「例祭」
太い竹から細い竹軸を垂らし、白い和紙で作った丸い花をたくさん付けた「花とうろう」。長さは約5m。村民たちが花とうろうを持ち、灯籠に明かりを灯し、笛や太鼓の演奏に合わせ、日の暮れた里山の道を神社まで練り歩く。 6本の花とうろうが奉納され、舞台では獅子舞や太鼓演奏などが披露。

■「2024-2025白馬八方尾根シーズン券」オンライン発売
2024.9/1;受付開始、早割;10/31まで発売。(オープン〜2025.5/6)
1)新規;大人A(40歳以上)\77000,通常;\94000、大人B(18歳-39歳)\40000,通常;\48000、子供(6歳-17歳)\25000,通常;\30000
2)リピーター;大人人A(40歳以上)\73500,大人B(18歳-39歳)\38000,子供(6歳-17歳)\23500
※営業開始日・終了日、営業時間は降雪や積雪・ゲレンデ状況などで変更あり。

■安曇野・大北の「秋祭り」
新型コロナ渦で中止や規模縮小・例祭のみだった秋祭りも、2023年/2024年から通常規模になってきました。日程・内容は要確認。秋祭りの太鼓やお囃子の練習、その音色を聞くともう秋なんだなーって感じます。
9月;小谷・白馬・大町・安曇野の各地区では「秋祭り」が行われます。田んぼの稲穂が黄金色となり、稲刈りを待つばかりとなる頃には、お米の収穫に感謝し、五穀豊穣や家内安全などを祈願します。伝統文化の継承、近年は子供たちが 神輿を担いだりしてます。昔は水田の雑草を食べる「田ゴイ」は多くの農家で飼育され、この秋祭りで食卓に上っていました。以下は主な秋祭り。安曇野では御船祭りが開催されます。

開催日場所社殿秋祭り・特徴
8/24-8/25小谷村中土宮ノ場「中谷大宮諏訪神社」例祭宵祭りでは浦安の舞・灯篭行列。本祭りでは神輿・狂拍子と奴踊り。神輿も。
8/24-8/25三郷明盛「熊野神社」例大祭巨大なお船が中萱区を曳航「お船祭り」。市無形民俗文化財。三方ケ原の戦いの人形飾り。祭囃子・神楽殿で舞の奉納。
8/31-9/1小谷村北小谷深原「深原字宮諏訪神社」
(深原花とうろう祭り)
20:00;宵祭りでは花灯籠行列。本祭りでは奉納。花のついた長さ5mの角灯籠を持ち神社に向って練り歩きます。神社までは灯籠の灯りが揺れて幻想的。神社では6本の花灯籠が奉納、 舞台では獅子の舞や狂拍子を披露。
9月第1Wの週末小谷村千国乙「川内神社」例祭宵祭りは栂池高原。本祭りは川内神社で執り行われ、「浦安の舞」が奉納。
9/7-9/8小谷村千国「千国諏訪神社」例祭宵祭りでは屋台、奉納演芸。本祭りではささらすり、浦安の舞・獅子舞・奉納相撲。
9/7-9/8大町市大町「竈神社」例大祭9/7;宵祭り;17:20;田楽燈籠行進、19:00;大町西公園で奉納花火・20:00;スターマイン打上げ(1500発)。9/8;例大祭;10:30;のぼり行進、11:30;浦安の舞,14:00;奉納こども相撲。
9/7-9/8大町市常盤「一本木神社」秋の例大祭9/7;18:00;前夜祭;神事後神楽・獅子舞奉納、9/8;12:30;本祭り;子供神輿・神楽・獅子舞・浦安の舞奉納。
9/中大町市美麻「富士浅間神社」
(大塩秋祭り)
五穀豊穣・家内安全を祝い祭典で曳き舞台や神輿。
9/14-9/15池田町会染「宇佐八幡宮諏訪社」9/14;宵祭り、9/15;本祭り。大正から継承されているお舟「有明連」が曳航、子供たちがお囃子。出店・余興。
9/15-9/16大町市社宮本「国宝仁科神明宮」例大祭
(太々神楽の奉納)
9/15;19:00;宵祭、9/16;13:00;剣の舞・岩戸神楽・水継・五行の舞・幣の舞・竜神神楽・道祖神の七座。仁科時代からの古式ゆかしい神楽で、県無形民俗文化財指定。奉納後には破魔矢を参拝者に配布。
9/17安曇野市三郷温「住吉神社」
(抜穂祭)
4/27-4/28;楡・住吉の御船祭、5/13;早乙女姿で田植えするお田植え祭、9/17;稲を刈る抜穂祭
9/下白馬村岩岳「霧降宮切久保諏訪神社」例大祭尾花踊り奉納、神事「七道面行列」。幟を先頭に楽隊、神輿、浦安の舞、尾花踊りの踊り子らが塩島から神社まで練り歩く。 境内では江戸時代から伝わる7つの神面をつけた七道が、本堂から薙鎌でお祓いしながら参道を練り歩く。
9/下大町市美麻「二重水上神社」
(二重の祭)
曳き舞台や神輿巡業。
9/22安曇野市豊科南穂高「重柳八幡宮」
(お船祭り)
宵祭り;舞台曳き回し、本祭り;歴史ものの飾物を乗せたお船が曳き廻しされる。
9/22-9/23白馬村八方「細野諏訪神社」例大祭八方温泉で蛇紋岩を神の象徴とする神輿と担ぎ手に八方温泉の湯をかけながら練り歩く「岩神輿行列」。湯の恵みに感謝し地域の繁栄や無病息災を願う。神社では浦安の舞や八方太鼓の奉納。
9/22-9/23大町常盤清水「三嶋社神明社合殿」秋の例大祭子供神楽復活、船曳き、獅子舞、浦安の舞の奉納。
9/22-9/23松本梓川倭「大妻神社」秋の例大祭9/22;宵祭り。9/23;2台の舞台引き回し、舞台の避け合い。神事・浦安の舞など。
9/23-9/24池田町池田「八幡神社」例大祭江戸初期からの伝統的祭りで山車が町内を曳航。9/23;18:00-22:00;各町内の舞台8台が社前に勢揃い。9/24;7:30-15:00;舟曳、神前で浦安の舞奉納。境内では奉納相撲。
9/26-9/27安曇野市穂高「穂高神社」
(お船祭り)
安曇野を代表する秋祭り。船形の山車に歴史の一場面を再現した穂高人形を飾付、氏子らが町内を引き回して神社に奉納。古くからの祭事で県選択無形文化財指定。子孫繁栄や五穀豊穣を願う祭り。 大人船2艘(穂高区,穂高町区・等々力町区)、子供船3台(穂高区,等々力町区,穂高町区)。8/26;20:00;宵祭り,9/27;15:00;本祭り。お船祭り本番は祭りばやしに合わせて、12:00〜;町内を引回して神社の境内へ。15:00;祭典。3隻の子供船が神楽殿を3周、その後、大人船2隻が境内に入る。 見物はお船集結、神楽の舞、お船境内入、本殿前では勇壮な山車(お船)がぶつかりあう。笛や太鼓、鐘などのお囃子がなり続く。9/上(週末);子供祭りでは地元の小学生が子供船を曳行。

■白馬村最新情報のメルマガは8月で終了。今後はLINEで提供。

■8/31;白馬駅〜六十刈信号間で「第2回白馬駅前ストリートフェス」
同期間を歩行者天国。音楽アーティスト・アクションパーク・キッチンカー・出店などが出店。8/31;雨で中止。

■8/31;11:00-17:00;「第2回白馬駅前ストリートフェス」開催
白馬駅から六十刈信号間を歩行者天国にして開催。音楽ライブ、パーク、スタンプラリー、フードトラック・キッチンカー、出店など。
2023.9/2;白馬駅周辺の無電柱化工事を広く知ってもらおうと白馬駅前振興会が県道「白馬岳線」(約350m区間)を歩行者天国して同ストリートフェスを初開催した。

■7/13-8/31;「白馬岩岳」にて「#映えワン!グランプリ2024」
Instagramで白馬岩岳の映えスポットでペットの写真を投稿。受賞者には「宿泊券」「ペットTシャツ」などをプレゼントするフォトコンテスト。

■8/29;白馬村内で拡大している「ナラ枯れ」被害について、白馬村対策会議が開かれた。
人や人家などに影響がある倒木の恐れのある危険木や、景観対策としての伐倒を行ったとこれまでの対応を報告。すべて処理するのは限界があり、費用も掛かるとし、今後は危険木や、地域として保全していきたい木に絞って対応する。 「景観対策で伐採したが止めることはできなかった。全てを対策するのは不可能」とした。

■白馬村ではナラ枯れが発生。
2009年頃に和田野や岩岳どんぐり区で、2020年頃からどんぐり、岩岳、新田区でも、2024年は八方やみそら野区でも発生し被害は拡大。森林の管理は所有者が基本だが、村民や観光客が多い地域で所有者や地域からの要望があったところは白馬村が予算をかけて処理している。 白馬村ではナラ枯れした木の伐倒やくん蒸、樹幹注入予防を行っている。どんぐり区(136),岩岳遊歩道(925),新田区(824),他(200);計約2000本。ナラ枯れは「カシノナガキクイムシ」が樹木(ミズナラ,コナラ,カシワ,クヌギ等)にナラ菌を 蔓延させ、通水が阻害されて木が枯れてしまう。夏場でも木の葉が茶色・赤茶色に枯れ、美しい里山の景観が壊れてしまう。

■白馬村岩岳でナラ枯れ被害が拡大。
白馬村は対策として、伐倒くん蒸処理(被害木を伐採・集積し、薬剤を散布する殺虫処理)など被害拡大防止対策を進めているが、道のない山林での作業で追い付いていない状況という。2023.9/20;国や県の専門家とともに現地調査や対策会議を開く。

■白馬村岩岳やどんぐり区などで発生しているナラ枯れ被害の伐倒木を有効活用しようと、白馬村は木材を加工してマウスパッドを製作した。
木育の一環として小中学生にも利用してもらいたいと、2/15;白馬村内小中学校3校にマウスパッドを提供。マウスパッドは薬剤は使わず、人工乾燥で内部まで殺虫済み。ナラ枯れは「カシノナガキクイムシ」がコナラやミズナラなどの広葉樹に ナラ菌を植え付け、水や栄養分が木に行き渡らなって木が枯れてしまう。夏〜秋にかけて山の斜面で茶色になった部分は、葉が枯れ、葉は落ちずにナラ枯れした木が目立つ。白馬村では2020年からナラ枯れの被害が増え、和田野、どんぐり村、岩岳、 新田地区などで確認。白馬村によれば「500本以上はナラ枯れの被害」と推測。白馬村では2023.12月〜;ふるさと納税も活用できるナラ枯れ対策のCFで資金を募り、約1ヶ月で目標額300万円を達成、寄付額は550万円。CFを使ってナラ枯れ被害に 遭った木を伐採、くん蒸し、原因となる虫を駆除。枯れていない木には薬剤を注入し被害の拡大を防ぐ。昔は、ナラの木は20-30年ごとに伐採され、薪などで利用されてきたが、近年は木の伐採がなくなり、ナラの高樹齢化・大径化が進んで被害を 受けやすい環境になったことも要因という。CF期間;2023.12/8ー2024.3/7;目標金額;300万円,寄付金額;\554.4万円,支援数;54人(2/16)
白馬村の美しい景観や観光客の安全を「ナラ枯れ」被害から守るために

■8/下;大町・白馬ではそば畑でそばの白い花が咲いてきました。白馬の畦道沿いではコスモスやキバナコスモスが咲いています。

■8/中-8/下;「八方尾根」ではタテヤマウツボグサ、ハクサンシャジン、シモツケソウ、カライトソウ、クガイソウ、ミヤマアキノキリンソウ、タカネマツムシソウ、ハッポウタカネセンブリ、ハッポウアザミ、ハッポウワレモコウ、ミヤマトリカブト、 トウヤクリンドウ、ウメバチソウ、イワショウブ、ミヤマホツツジ、ウサギギク、コオニユリ、ヤマホタルブクロ、イブキボウフウ、ハッポウウスユキソウなどが咲いています。

■8/25;白馬村「白馬ウイング21」で夏の風物詩「第34回夏の終りコンサート」が開かれた。
18団体で約350人が登壇。夏に別れを告げるコンサートで歌声を響かせた。

■8/25;「第34回夏の終りコンサート」
プログラム最終日は「大地讃頌」を大合唱、夏コン修了後はエントランスにてロビーコンサート。

■8/24-8/25;松川村西原の農園「夢ふぁーむTOYA」で<「サマーフェスティバル」開幕。
アマチュア25組が集結し、野外ステージで演奏を繰り広げた音楽フェス。(入場無料)

■8/24;「白馬五竜」で「山頂ヨガ」
白馬五竜でアルプス平でヨガ。8/24;5:45-7:40;白馬五竜山頂展望デッキで「朝食と山頂」。信州サーモンと白馬産の野菜などを使ったグルテンフリー料理。 (\8200/朝食,ゴンドラ往復券,レッスン込)

■8/3,8/24;白馬インストラクターによる食事つきヨガ
8/3;5:45-7:10;五竜エスカルプラザで「朝食と山麓ヨガ」
信州サーモンと白馬産の野菜など使った蕎麦粉ガレットとヨガ。(\6000朝食,レッスン込)
8/24;5:45-7:40;白馬五竜山頂展望デッキで「朝食と山頂」
信州サーモンと白馬産の野菜などを使ったグルテンフリー料理。(\8200/朝食,ゴンドラ往復券,レッスン込)
■8/23;「NAGANO国際音楽祭in白馬」
NAGANO国際音楽祭では日本24名,韓国6名の若手演奏家が白馬に集結。

■8/23;白馬村白馬中は八方尾根・丸山ケルン(標高2430m)までの学校登山を実施した。
生徒60人が登山した。自然景観た植生、地質に触れて魅力を体感、仲間と協力して登る達成感を味わっていた。八方池まで登る頃には雲が上がってきて白馬三山は隠れてしまったが、時折山肌をのぞかせていた。

■大北では水稲の病害虫の発生を防ぐため、7/26-8/20;無人ヘリによる農薬散布を行う。
散布;5:00-12:00頃。雨天・強風等で散布日が変更となる場合あり。要JA窓口に確認。「農薬散布中」の掲示がある場合は、車の窓を閉めるなど注意を払うこと。
8/8,8/19;小谷村、8/7,8/30;白馬村、8/3,8/12;大町美麻、8/9;大町八坂
8/8-8/10,8/16-8/17;大町・平、8/5;大町社、8/1-8/3;大町常盤
7/26,8/5-8/6;池田町、7/29-7/31;松川村
(問)大北農業協同組合 TEL 0261-22-1840

■大北をサイクリングの聖地として活性化しようと「北アルプス振興会」が取り組んでいる。
8/19ー8/21;実業団チームを誘致して試験的に合宿を実施した。大町市・白馬村・小谷村でコースの試走などを行い、今後の可能性を探った。今後はロードレース大会開催や合宿の誘致などを目指す。

■8/20;白馬村神城沢渡に古民家を改装した貸しギャラリー「キリア ジャポニカ」がOPENした。
写真展では山岳写真家・増村多賀司さん(池田町)が白馬と小谷の山々を中心とした写真56枚を展示。「星と、水めぐる山V」をテーマに、水が循環する山や自然、恵みを受ける生き物を写している。

■8/18;八方尾根開発はバイクライダー向け「バイクでハイク」を開催した。
ツーリングとトレッキングを掛け合わせたイベントで全国からライダー約30人が参加。「黒菱林道」をバイクで走りながら景観を楽しみ、八方池までの山歩きを満喫した。

■8/18;ライダー集まれ!「黒菱スカイライン×バイクでハイク」
ライダー向けツーリング&トレッキング。オフロードライダーをゲストに迎えて「黒菱スカイライン」と「八方池」トレッキング。

■8/17;白馬の有志でつくる「平川を愛する会」は「平川」で「魚つかみ取り」・「水遊び」を開催した。
村の子どもたち約30人と保護者が参加、水生生物の観察、魚釣り、魚のつかみ取りを体験した。川の中で思い切り水に濡れながら楽しそうな声を上げ、自然に親しんだ。 つかみ取りはイワナなどを放流、子どもたちは必死になって追いかけていた。

■お盆休み期間中は白馬村・小谷村はおおむね天候に恵まれ、大勢の観光客でにぎわった。南海トラフ地震臨時情報の発表や台風接近などの影響はほぼなかった。白馬岩岳では2.3万人が来場。

■夏本番。「山の日」(8/11)の祝日を含む3連休は多くの企業の盆休みが始まり、大北・安曇野・松本各地の観光地はにぎわいをみせている。
■8/10-8/15;大北では成人式に替わる「二十歳を祝う式典」が開かれた。
お盆休みに合わせ、大町市と池田町、白馬村、小谷村の4市町村で二十歳の節目を祝う式典が開かれた。人生の門出を迎え、旧友や恩師と久しぶりの再会を喜び、凛とした表情で式典に臨んで大人としての自覚と決意を新たにした。 2024本年度は603人が大人の仲間入り。対象者数は、8/15;大町市;大町文化会館;291人(2023年度-31人)、8/15;池田町;池田町交流センターかえで;82人(-12人)、8/10;松川村;すずの音ホール;124人(-5人)、8/15;白馬村;白馬村ウイング;2180人(-10人)、 8/12;小谷村;小谷村役場;26人(+1人)
県内では76市町村で二十歳の集い(成人式)が行われ、約6割の44市町村はお盆開催(8/10-8/15)、ピークは8/15;35市町村。正月開催(1/1-1/7)は約4割の32市町村、GW開催(5/3-5/4)は3市町村。2024.1/7;松本市2236人、1/7;安曇野市1002人。

■8/15;白馬村では「白馬村ウイング21」で毎夏恒例の「二十歳の集い」が行われた。
新成人たちは大人への決意を新たにした。毎年8/15、「白馬村二十歳の集い」白馬中の卒業生を中心に57人が出席。新成人代表は「自分自身の言動や判断に責任を持ち、自らの力で乗り越え、社会に貢献できるよう努力していきます」と。

■8/中;里はまだまだ猛暑が続きますが、お盆を過ぎると少しずつ季節が進んできます。北アは早くも秋の気配で、夏を飾ったチングルマは綿毛となり、盛夏のカライトソウ、オニシモツケソウ、タカネマツムシソウ、 タカネナデシコ、ミヤマシシウドから、晩夏を代表するイワショウブ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ、ヤマハハコ、トウヤクリンドウなど秋の花が咲き始めました。例年よりも1W〜10日早い。

■8/14;白馬村「八方文化会館」前の特設会場で「第49回白馬八方温泉夏祭り」を開催した。
お盆休み中で観光客や浴衣姿の地元住民らが大勢が来場、出店や縁日、盆踊りなど夏祭りを満喫した。フィナーレは打上げ花火で、白馬の夏の夜空を盛大に彩った。

■8/14;18:00-20:30;八方文化会館前にて「第49回八方温泉夏祭り」
18:00;開場、アトラクション・夜店。輪投げ、綿あめ、ヨーヨー釣り、生ビール・焼きもろこしなど。
18:50;開演、白馬八方太鼓の演奏
19:20;ゲーム・イベント
19:50;盆踊り
20:20;打上げ花火・フィナーレ
(問)八方尾根観光協会 TEL 0261-85-2870

■8/13;「白馬グリーンスポーツの森」で「第38回白馬の夏祭り」が行われた。
山の音楽家、サブニュマ、塩の道太鼓の演奏などの他、永原悠路選手や上村愛子観光大使らによるトークショー、白馬村丸山村長の白馬村SDGsへの取組などの話もあった。地元民や観光客など約3000人が来場し、約500発の花火が夜空に打上げられた。
パリ五輪・スケートボード代表の永原悠路選手が白馬の夏祭りに登場し、会場を盛り上げた。特設ステージで行われたトークショーには、白馬村から初めて夏のオリンピックに出場したスケートボード・男子パークの永原悠路選手が登場し、 パリ五輪の様子などを報告した。「パリ五輪は特別な舞台で、素晴らしい経験ができた。結果は望んでいたものではなかったが、次のロス五輪もまた頑張ろうという気持ちになっている」。皆さんの声援はパリに届いていた」と。パリでは15位だった 永原選手は、この経験を4年後のロサンゼルス五輪に生かしたいと。

■8/13;「白馬グリーンスポーツの森」にて「第38回白馬の夏祭り」
15:00〜;出店、18:30;演奏;山の音楽家・サブニュマ・塩の道太鼓など。
19:45〜;永原悠路選手、国本梨紗さん、上村愛子さん、丸山村長によるトークショー。
20:15-21:00;打上げ花火(約500発)(荒天時8/16)
(問)白馬村振興公社 TEL 0261-75-3788
(問)白馬グリーンスポーツの森 TEL 0261-72-4755

■8/10-8/12;「白馬五竜」で「ナイトゴンドラ」運行
夏の星空観察。五竜アルプス平(標高1515m)で夜を楽しもう。

■8/10,8/15;大北で成人式に替わる「二十歳を祝う式典」が開かれる。
2024本年度は603人が大人の仲間入り。対象者数は、大町市291人(2023年度-31人)、池田町82人(-12人)、松川村124人(-5人)、白馬村80人(-10人)、小谷村26人(+1人)

■夏本番。「山の日」(8/11)の祝日を含む3連休は多くの企業の盆休みが始まり、大北・安曇野・松本各地の観光地はにぎわいをみせています。8/13;八方尾根は小雨がぱらつき、八方池周辺はガス。山は雲に覆われていた。

■8/10;17:20;飯森立体交差でクマ目撃、17:40;飯森公民館付近でクマ目撃。付近の方は注意。

■8月;白馬村和田野にある「白馬ミニトレインパーク」に、電車の運転気分が味わえるシミュレーターが登場。
京王電鉄井の頭線で走っていた3000系電車の運転席を導入、JR大糸線信濃大町駅-南小谷駅間の運転席から見る映像と連動させ、アクセルとブレーキで発車・停車が体験できる。

■8/9;白馬村「八方尾根」で県山岳遭難防止対策協会などが登山者に経口補水液を手渡しながら、安全登山を呼びかけた。
登山者の中には半袖・短パン姿の軽装の外国人グループも。唐松岳山頂へ行くということで、遭対協のメンバーはかっぱなどの雨具は持ってるかなどを口頭で確認していた。県警によれば、7月、県内の山で遭難した人は2023年より17人多い71人。 死者は11人、2023年6人のほぼ倍。年齢別では60代以上が50人と7割を占めています。疲労で動けなくなったり、集中力を欠いて転倒・滑落したりするケースが多く、熱中症の症状を訴え救助された人もいます。この時期は脱水症や熱中症を防ぐため、 あらかじめ水分をとることが大事という。3連休やお盆休みで登山者が増えることが予想され、県は体力や技量に見合った登山や健康管理を呼びかけています。「高齢者の遭難が増え、昔登ったからではなくて今の自分の体力と見極めていただいて、 登れる山かどうか考えて登ってほしい」と。8/10;八ヶ岳で、8/11;上高地でも啓発活動が行われます。

■8/8-8/10;19:00;「白馬村ウイング21」(文化ホール)にて、「第22回白馬国際音楽祭」
1995年開催開始して29年目。ショパン・モーツァルト、シューマン、シューベルト、ブラームス、ドビュッシーの楽曲、クラシックコンサート。夏のひと時を、心温まる演奏で。 (3日間;\5000/一般,\3000/大人1日券,\2000/18才以下1日券)
(問)白馬国際音楽祭白馬事務局(リンデンバウム) TEL 0261-72-4691

■8/10;小谷村「白馬乗鞍高原」の「白馬アルプスH」に「白馬乗鞍アクアオアシス」がOPENする。
これまでは屋内プール(8月限定)を営業していたが、2024.8月;山麓ゲレンデ側に屋外プールや露天ジェットバス、ボールプール(子供)など6種類のプールを設置し、通年で楽しむことができる温浴施設「白馬乗鞍アクアオアシス」が誕生する。 新緑の春から夏、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の美しい景色の中でプールを楽しむことができる。露天ジェットバスは水着着用で入浴可。ソファ席やデッキチェアも設置。
秋にはアースバッグサウナを提供予定。土を詰めた袋を積み上げた「アースバッグ工法」でつくられたサウナで、木のサウナよりも蓄熱性が高く、熱が長時間持続して身体の芯から温まるという。
ホテル屋内もリニューアルし、スチームサウナはミストサウナ、池田町のジャーマンカモミールのエキスを使用。
「白馬乗鞍アクアオアシス」は露天ジェットバス、屋外温水プール、屋内温水プール、ボールプール、サウナ(秋頃OPEN予定)と、ホテル内のクアハウス・大浴場。
(9:00-21:00,最終入場19:00,宿泊者無料,ビジター;\4000/大人・中学生以上,\2000/子供・小学生)
白馬アルプスH大浴場のみ利用(白馬乗鞍温泉で茶褐色の湯、ナトリウム炭酸水素塩泉。内湯・半露天風呂・サウナ)(\1000/大人・中学生以上,\800/子供・小学生)
クアハウスはジャグジー、寝湯、うたせ湯、ボディシャワー、スチームサウナなど。(休業中?)
屋外にはキャンプ場とAC場、アスレチック、ツリーアドベンチャー、パターゴルフ、ドッグラン、アルプス第5高速、山ノ神リフト(アルプス第11P)など。
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811

■7/4〜8/7→〜8/31;白馬岳への「白馬大雪渓」は多数のクレパスが発生し崩落の危険性があるため、ルートが確保されるまで通行止め。
白馬岳へは白馬鑓温泉ルート(猿倉-小日向山-白馬鑓温泉-白馬鑓ヶ岳-杓子岳-白馬岳)、または栂池ルート(栂池-栂池自然園-天狗原-白馬乗鞍岳-白馬大池-小蓮華山-三国境-白馬岳)を通行。
白馬鑓温泉小屋は7/13営業開始予定。猿倉荘、天狗山荘、栂池ヒュッテ、栂池山荘、白馬大池山荘、白馬山荘、白馬岳頂上宿舎は営業中。

■8/7;パリ五輪のスケートボード男子パークに白馬村出身の永原悠路選手が出場した。
スケートボードパークの予選は制限時間45秒の3回のランで技の難度や構成などで競う種目で、100点満点で最も高い得点で順位が決まる。予選から90点台が続出するハイレベルな戦い。永原選手は1回目に81.38Pをマーク。2回目2.36P、3回目2.28Pでは トリックから大技で勝負に出た転倒で得点を伸ばせず15位、上位8人による決勝進出はならず予選敗退。8/7夜;白馬村ではパブリックビューイングが行われ、約600人が永原選手に声援を送った。永原選手は「特別な舞台で滑ることができてうれしかった。 点数は思ったより出なかったが自分の滑りができたので満足している。やっとこの舞台にこれて、この空気感を感じられて、これからだなという気持ちが強い。まだまだ自分の旅は終わってない。この結果を次につなげたい。もっともっと世界に向けて 羽ばたいていきたい。これからも応援よろしくお願いします」と。
2019年3月日本オープンで、スノーボード冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢が3位、その時の2位は永原選手。2021年6月に大腿骨開放骨折の重傷を負う。2022年日本オープン初代王者、2022,2023年日本選手権連覇、2023年アジア大会銀メダル、 世界選手権7位など。2022年のX GAMES千葉大会で日本人過去最高の4位、同競技では日本の第一人者。永原選手は2024年6月にブダペストで行われた五輪予選シリーズ最終戦で獲得1枠の男子パークで初出場を決めた。

■8/6;「北アルプス広域北部消防署」にて「第33回少年少女消防フェスティバル」が開かれた。
白馬・小谷の小学生が参加、消火や救助、救命など消防の仕事体験を通じて防火・防災への意識を深めた。ホースを使った放水や煙が充満した部屋の体験、ハーネスを装着しロープをつたい救助に向かう体験、心肺蘇生を中心とした救命、地震体験車、 119番通報体験など、消防隊員や救助隊員、救命救急士の仕事を実際に体験した。

■8/6;「Hakuba Jazz Experience Harmony in Iwatake」
白馬岩岳でヴァイオリン・川瀬麻日香さん、ピアノ・平野友理さんによるクラシック演奏会。癒しの音色を楽しむ。2020年コロナ禍でHakuba Jazzが白馬村に誕生。白馬の観光スポット(岩岳・八方・五竜)で演奏体験。

■8/6;16:00;白馬「和田野の森教会」にて「音風コンサート」
日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスターを務めたバイオリニスト木野雅之さんのコンサート・20年前から白馬で演奏活動。白馬の自然の中で奏でる至高の音色を楽しむ。(\2000/前売,\2200/当日大人)

■8/4;9:30-15:00;「白馬ジャンプ競技場」にて「2024Water Sports! Festival(WSF) in Hakuba」(ウォータースポーツフェスティバル)
夏の白馬を楽しむ。白馬ジャンプ競技場施設見学(15名)、白馬ジャンプ競技場でプール、スライダー、水鉄砲サバゲ―、ミニスキージャンプ、スラックライン、トタンポリン、テントサウナ、キッズエリア、キッチンカー、マルシェ。(入場無料)
(問)白馬村教育委員会・白馬村公民館 TEL 0261-85-0726

■8/4;白馬村「白馬ジャンプ競技場」で「ウォータースポーツフェスティバル」が開かれた。
約1200人が来場。五輪施設で競技場の裏側体験ツアーの他、プール遊びやウォータースライダー、しぶきにまみれて体を動かして涼を楽しんでいた。

■8/4;「白馬ジャンプ競技場」で「Water Sports! Festival in Hakuba」
夏の白馬を楽しむ。白馬ジャンプ競技場施設見学(15名)、白馬ジャンプ競技場でプール、スライダー、水鉄砲サバゲ―、ミニスキージャンプ、スラックライン、トタンポリン、テントサウナ、キッズエリア、キッチンカー、マルシェ。(入場無料)
(問)白馬村教育委員会・白馬村公民館 TEL 0261-85-0726

■8/3;「白馬ジャンプ競技場」前で舞踏集団「大駱駝艦」の白馬村野外公演「祈りの夏」が上演された。
全身を金色に染め上げた演者らが情熱的な舞踏に、観衆は深く見入っていた。2024年は9ヶ国から27人が合宿生として参加し、公演を前に村内で舞踏合宿が行われた。

■8/3;「白馬ジャンプ場」前駐車場にて「大駱駝艦」白馬野外公演「祈りの夏」
出演;麿赤兒+大駱駝艦&合宿生(\1000)

■8/3;「白馬五竜」で「山麓ヨガ」
白馬エスカル前のとおみGで、五竜在住のヨガインストラクターが朝食付のヨガ。8/3;5:45-7:10;五竜エスカルプラザで「朝食と山麓ヨガ」
信州サーモンと白馬産の野菜など使った蕎麦粉ガレットとヨガ。(\6000朝食,レッスン込)
■8/2;14:30;「白馬村ウイング21」で若手演奏家が一流音楽家の指導のもと演奏技術を磨く「NAGANO国際音楽祭in白馬」開催。
講師を務める講師を務めるバイオリニストの澤和樹さん(東京芸大学長等歴任)と、妻でピアニストの蓼沼恵美子さん(昭和音楽大学客員教授)が白馬村役場を訪れ、丸山俊郎村長と懇談。これまで「白馬美術館」でクラシックコンサートを開催。 バイオリンとピアノの上級者向けセミナーや、地域との交流を図るアウトリーチミニコンサートなど。
8/1;15:30,8/2;10:30;「白馬村ウイング21」でマスタークラス受講生によるコンサートとフェスティバルコンサートを行う(無料)
(問)Nagano国際音楽会 in 白馬実行委員会 TEL 0261-85-4760

■7/27-8/2;若手演奏家が一流音楽家の指導のもと演奏技術を磨く「NAGANO国際音楽祭in白馬」が白馬村で開催。
講師を務める講師を務めるバイオリニストの澤和樹さん(東京芸大学長等歴任)と、妻でピアニストの蓼沼恵美子さん(昭和音楽大学客員教授)が白馬村役場を訪れ、丸山俊郎村長と懇談。これまで「白馬美術館」でクラシックコンサートを開催。 バイオリンとピアノの上級者向けセミナーや、地域との交流を図るアウトリーチミニコンサート、最終日(8/2)は「白馬村ウイング21」で受講生によるコンサートとフェスティバルコンサートを行う予定。

■7/28;「白馬岩岳」で「音岳の杜」
岩岳山頂のブナ林でアーティスト3組が演奏・歌唱。

■7/27-7/28;白馬村でEVオーナーらが集まる「ジャパンEVラリー白馬2024」が開かれた。
白馬五竜をメイン会場に試乗会、パレード、参加者同士の情報交換などを実施。環境に優しいEV車の普及と発展に向け、課題や現状を共有した。

■7/27-7/28;「白馬五竜」で「ジャパンEVラリー白馬」
白馬村内に90ヶ所の宿泊施設・飲食店などに200Vコンセントや充電器設置。白馬村は2020年に「ゼロカーボンシティ」宣言したEVリゾート地。EV車の普及を目指す祭典。夏の白馬にEV集結。 ミッションラリー、最新EV・PHEV試乗会、パレード(7/28)、集合写真撮影、EVミーティング、懇親会(7/27)など。(参加;\6600/車1台,締切;7/13)
日本EVクラブ 事務局

■7/27-7/28;「白馬五竜」などで「ジャパンEVラリー白馬2024」
EV普及を目指す祭典。EV車で白馬に。ミッションラリー、最新EV・PHEV試乗会、懇親会、パレード、集合写真撮影など。

白馬村内には90ヶ所の宿泊施設・飲食店などに200Vコンセントや充電器設置。白馬村は2020年に「ゼロカーボンシティ」宣言したEVリゾート地。EV車の普及を目指す祭典。夏の白馬にEV集結。 ミッションラリー、最新EV・PHEV試乗会、パレード(7/28)、集合写真撮影、EVミーティング、懇親会(7/27)など。(参加;\6600/車1台,締切;7/13)
日本EVクラブ 事務局

■7/27;白馬村は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「青鬼」地区で土蔵の土壁を塗るWSを開催した。
白馬村所有の修理中の土蔵には親子連れなど約30人が参加。わらを混ぜた土をこてや手で塗り、泥だらけになりながらも楽しく伝統文化に触れた。小谷村の左官職人に手ほどきを受け、土壁塗りに挑戦。WS用に木や竹を組んだ壁を用意し、 コテを使って塗ったり、コテが重いという子どもは手を使った。WS用の壁は最後に参加者全員で手形を付けた。

■7/27;景観改善や犯罪の抑止につなげようと、白馬村防犯協会は村内で落書き消し活動を実施した。
初開催で約90人が参加、電柱やシャッターなど約60ヶ所の落書き消し、貼られているステッカーやシールをはがした。夏休みが始まり、本格的な行楽シーズンを迎える中、訪れる人が気持ち良く村内で過ごせるよう美化に努めた。 白馬村によると村内の落書きは増加しており、放置しておくと治安悪化や犯罪増加につながる懸念もあるという。

■7/25;白馬村「白馬高」は制作したベンチ6台を「JR白馬駅」に寄贈した。
文化祭の企画で制作したベンチは廃材や廃スノーボードを再利用。生徒は「全校生徒で協力して作った。いろんな人に使ってほしいし、取り組みを知ってもらいたい」と。

■7/20-7/23;2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で追加種目となる山岳スキー競技「SKIMO」(スキーモ)の強化指定選手が白馬合宿を行った。
2024-2025シーズンは五輪出場枠獲得を目指す重要なシーズン。合宿ではローラースキーや基礎的な動きを確認するなどし、冬に向け技術とモチベーションを高めた。スキーモは「スキーマウンテニアリング」(Ski Mountaineering;SKIMO)といい、 山岳エリアに設定された上り下りを含む雪山コースをスキーで周回するタイムレース。シール歩行、板を担いで登坂、アルペン滑走で雪山を駆け抜ける競技で、スキーの総合技術と体力が勝敗を決める。ミラノ五輪では標高差80mの ゲレンデ斜面をスキーで登り、スキーを外して歩いての登り、スキー滑降を合わせて1周3〜5分のコースを設定した「スプリント」。及び、スプリントのコースを拡大したコースを男女各1名が2周ずつする「混合リレー」が行われる。 日本代表は混合リレーで1枠の大陸枠を獲得し出場を目指している。Skimoはヨーロツパの山岳軍のトレーニングとしてレースが行われ、イタリアが発祥の地といわれ、スイスやフランス、イタリアでは盛んなスポーツで人気もある。 Skimo競技用具は山スキーに比べ、スキー板、ブーツ、ビンディングを軽量化した用具で価格は高い(板;11-15万,ブーツ;7-30万,ビンディング;7-15万円)。近縁、山スキー用品も軽量化され、安価なものが出ている。

■7/23;白馬村有志でつくる「アルプスの会」は「しろうま保育園」の園児を招き、「JR白馬駅」と駅東の「木流笠地蔵公園」に七夕飾りの笹を立てた。
「願いがかないますように」と思いを込め、園児24人が願い事を書いた短冊や装飾を笹に結び付けた。

■7/22;本格的な夏山シーズンを迎え、北ア・八ヶ岳では山岳遭難が相次いでいます。滑落や転倒、疲労による行動不能などが多い。
■7/21;「八方尾根」(うさぎ平テラス)にて「ジャズライブ」
白馬jazz experienceがプロデュースする八方尾根でのジャズライブ。

■7/20-7/21;白馬村・小谷村で「OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2024」
OMM LITE/BIKEは、チーム(2-5名)がルートを選択、時間内に数多くのチェックポイントを回りながらゴールする。ロゲイニングレース。イベントセンタは白馬岩岳スキー場。 OMM LITE(ラン);4H/5H、OMM BIKE(自転車);4H/5H。(定員;800名,\16500/2日間/人)

■7/21;長野五輪白馬クロスカントリー競技場「スノーハープ」で「第27回白馬スノーハープクロスカントリー大会」
例年参加人数は2000人を超える白馬の夏の風物詩。7/20;13:00;受付、7/20;チーム駅伝(一般4km×4人)、7/21;個人競技(1,1.5,4,8,12km)。※当日申込みなし観戦のみ。
(問)白馬スノーハープクロスカントリー大会事務局 TEL 0261-72-8770(平日8:30-17:00)

■7/20;小谷村「白馬乗鞍温泉スキー場」の「白馬アルプスH」がリフレッシュオープン。
雄大な北ア山麓にマウンテンリゾート体験が存分に楽しめる施設として、新たに「HAKUBA NORIKURA RESORT」として掲げ運営する。ゲレンデ側に新鮮な空気に包まれながら朝食が味わえるウッドデッキとテーブルを設置。ピクニックバスケットの 貸出サービスも開始。地元の新鮮な食材を使用した朝食メニューで、テイクアウトBOX可。7/13-11/30;空飛ぶレストラン「Breakfast in the sky」もスタート。7/20〜;緑豊かな斜面(ゲレンデ)ではジャージー牛や羊と触れ合うことができる 「白馬乗鞍ゲレンデ牧場」をオープンし、羊へのエサやり体験なども行う。(8:00-9:00,15:00-16:00,\200/体験料)
「Breakfast in the sky」(リフト代;\2000/大人,\1000/小学生)、朝食BOX(\2200)
〜11/30;客室は一部リニュアル工事中。
Instagram
(問)白馬アルプスホテル TEL 0261-82-2811

■7/22;本格的な夏山シーズンを迎え、北ア・八ヶ岳では山岳遭難が相次いでいます。
滑落や転倒、疲労による行動不能などが多い。
2024年北ア山岳情報153を参照。

■8/3〜;白馬五竜で白馬農場とコラボしたブルーベリーソフト発売
「白馬農場」のブルーベリーを使用したソフトクリーム発売。(\580)

■7/20-7/21;白馬村「白馬スノーハープ」で、「第27回白馬スノーハープクロスカントリー大会」が開催された。
■7/20-7/21;白馬村・小谷村で「OMM LITE/BIKE」開催
チーム(2-5名)がルートを選択、時間内に数多くのチェックポイントを回りながらゴールする。ロゲイニングレース。
イベントセンタは白馬岩岳スキー場。OMM LITE(ラン);4H/5H、OMM BIKE(自転車);4H/5H。(定員;800名,\16500/2日間/人)

■7/19;小谷村と中部電力ミライズは、小谷村で発電した電気を、村のふるさと納税返礼品「小谷村産CO2フリーでんき」として提供する。
中部電力の姫川第二水力発電所・姫川第三水力発電所の電気(最大計2.66万Kw出力)を、中部電力ミライズの「ふるさと納税×Greenでんき」を通じて、小谷村へ寄附したお客に届けるもの。小谷村への寄附額1万円につき、 1ヶ月間150kw分(\2500円)を電気料金の支払いに充当できる。使い切れなかった電気は6ヶ月後まで翌月に繰り越し。小谷村は2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指し、環境にやさしい電気を返礼品にすることで、環境問題に対する 意識高揚や、村が取り組む姿勢の周知を図る。県内では初の事例。小谷村中村義明村長は「電気を使用することで村やカーボンニュートラルへの関心を高めるきっかけになれば」と。ふるさと納税サイトから小谷村に寄付、 中部電力ミライズの「ふるさと納税×Greenでんき」に申込みをする。対象エリアは中電(愛知・岐阜・三重・静岡・長野)

■7/18;長野を含む関東甲信地方が梅雨明け。平年より1日、2023年より4日早い梅雨明け。白馬の山並みも残雪が減ってきました。梅雨入りが6/21と平年より14日遅れたことで、結果的にその分梅雨が短くなった。梅雨期間の降雨量は、 木曽;512.5mm(1.69倍)、伊那;461mm(2.01倍)、諏訪;345mm(1.72倍)、大町;302mm(平年比1.39倍)、松本;223.5mm(1.58倍)、長野;188.5mm(1.34倍)と、平年よりも多く、1.5倍のところが多かった。梅雨期間(27日)の白馬村の降雨量は464mm (降雨日数20日間;夕立ち含む)、小谷村;354mm(20日間),大町市;302mm(20日間)。安曇野市穂高;181.5mm(19日間)。
1ヶ月予報は平均気温が平年より高く、最も暑い夏だった2023年に匹敵するか上回る可能性あり。9月-10月まで暑さが続きそう。

■7/13ー7/15;10:00/13:00;「白馬五竜高山植物園」で「学芸員とまわる植物園散策ツアー」
現在コマクサが見頃。青いケシの花も開花。7月は花粉を運ぶ昆虫と高山植物との密接な関係を中心に学芸員スタッフが説明しながら園内を歩く。
(所要約1H,定員;各回10名,\1000/大人,\500/小学生以下,ミニ花図鑑付)
(問)白馬五竜高山植物園 TEL 0261-75-2101(8:00-17:00)

■7/中;「白馬五竜」アルプス平、「八方尾根」鎌池湿原、「栂池自然園」ではニッコウキスゲが見頃を迎えています。

■7/14;JR大糸線南小谷駅で専用団体臨時列車(新宿発)を歓迎するイベントが開かれた。
小谷村関係者ら約100人が参加、小谷中吹奏楽部演奏や飲食店による食の振る舞いなどで乗客をもてなし、小谷の魅力を発信した。列車はかつて「シュプール白馬号」として大糸線で定期運行していた国鉄型185系。特別運行に多くの鉄道ファンが駆け付けた。

■7/14;8:00-11:00;長野の道の駅「中条」の裏山で子どもたちが「カブトムシを捕まえる」夏恒例のイベントが開かれた。
自然に親しむきっかけになればと住民などで作る実行委が毎年この時期に開催。「中条でカブトムシをとろう」と、中条地区林業研究G、杉菜会、道の駅中条、中条地区住民自治協議会が実行委員会を作り、2024年で29回目。 親子連れに人気のイベントで先着300組が参加。クヌギやナラの木に放たれたカブトムシに触る子どもたちの声が、里山の雑木林に響いていた。
旧中条村の時代から続く。2010年長野市に編入合併。(\1000/参加料,虫かご,オス1/メス1匹,餌ゼリー,おがくず)
(問)中条でカブトムシをとろう実行委員会事務局(長野市中条支所内) TEL 026ー268-3001
(問)道の駅中条 TEL 026-267-2188

■7/10;白馬村の八方尾根自然環境保全協議会は、高山植物の名称や解説を記載した「ネイチャーラベル」を八方尾根トレッキングコースに設置した。
八方池山荘〜八方池間のコースで約60種類150枚以上のラベルを取り付けた。訪れた人に自然を楽しんでもらうとともに、植生保護に関心を高めてほしいと、同協議会、白馬村、索道事業者、地元区、地元観光協会、 パトロール、地元ボランティアなどから約40人が参加。小雨の中、トレッキングコースを歩きながら高山植物の近くにネイチャーラベルを設置した。自然環境保全のため、20年以上続く取り組み。

■7/10;パリ五輪スケートボード男子パーク種目に出場する白馬村出身の永原悠路選手が白馬村の室内パークで「公開練習」を行った。
東京五輪は出場することができず、ケガを乗り越えて立つ夢の大舞台に立つ。「表彰台、金メダルを狙いたい」と。「競技時間の45秒間に、持ち味であるスピードと高さ、きれいな滑りをしたい。いままで自分の挑戦に関わってくれた方に 恩返しできるような滑りをしたい。全力で頑張る」と。7/10;「白馬村ウイング21」で白馬村主催の壮行会があり、白馬村から初めて夏の五輪に臨む永原選手を激励した。2022年第1回日本オープンで優勝、XGamesでは日本人過去最高の4位。 一躍世界トップ選手の仲間入り。2022年日本選手権・男子パーク史上最年少で優勝。2023年パリ五輪予選の世界選手権で7位。世界ランキング17位で、2024年パリ五輪・男子スケートボード・パークに日本代表として出場する。 パリ五輪の男子スケートボード・パークは8/7から予選。

■7月〜;白馬村AIオンデマンド乗合交通「白馬デマンドタクシー」の車両を2台から3台に増便する。
混雑時間帯のスムーズな運行に向け、平日の昼前後や夕方など住民利用が多い時間帯に加え、グリーンシーズンの観光需要も増えると見込み、混雑解消を図る。

■7/7;10:00-14:00;「七夕」の日、白馬五竜で「白馬オーガニックマーケット」を初開催。
とおみGで地元の無農薬野菜など販売。雨天時はエスカルプラザ内。花・ハーブ苗・苗木、宿根草、ハーブティ、甘酒、コーヒー、人参ジュース、ビール、酵母パン、マフィン、カステラ、野菜、米、たまねぎ、にんにくなどの農産物、焼き菓子、玄米麺、はちみつ、果物ジャム、プリン、 おむすび、ランチ、ハーブ製品、雑貨などいろいろ。

■7/7;「雨飾山」(標高1963m)の山開き
小谷村大網側からの山開き。6:30;大網諏訪神社集合、大網神社にて安全祈願。7:00;出発。雨飾山大網側登山口へ。大網登山口より記念登山、頂上では集合写真を撮影。下山に解散。参加者には姫川温泉の入浴半額券を配布予定。

■7/6;白馬村の「大糸」は「第65回創立記念植樹」を行った。「白馬村ウイング21」の駐車場周囲にオオヤマザクラの苗8本を植えた。

■小谷村は2024年度、情報格差の解消に向けて、スマホを持たない高齢者らに端末を貸し出す。
小谷村は「LINE」で災害・防災情報などを発信、HP上でも気象や緊急当番医などの情報を更新。スマホを数台購入して、スマホを持たない高齢者に貸し出す。貸出期間は数ヶ月を想定。操作に慣れてもらい、最終的には購入につなげたい考え。 小谷村は「今は子どもたちが学校でタブレット端末を使う時代。お年寄りもスマホをお試しで使い、便利さに気づいてもらいたい」と。2024年度一般会計当初予算案に端末購入代100万円を計上。予算総額は44.7億円(2023年度当初比9.5%増)

■6/30;「風吹岳」(標高1888m)の山開き
北ア最大の湖「風吹大池」はシラビソとダケカンバに囲まれ、手つかずの自然が残っています。池塘が点在する湿原で、春〜初夏はミズバショウ、サンカヨウ、エンレソウ、キヌガサソウ、ヒオウギアヤメ、ニッコウキスゲ、コバイケソウ、 チングルマ、ワタスゲなどの高山植物が観られます。登山道ではゴゼンタチバナ、コイワカガミ、マイヅルソウ、ツバメオモト、ミツバオウレン、シラネアオイ、アカモノ、ウラジロヨウラク、ムラサキヤシオなどが見られます。

6/30〜;北野登山口と土沢登山口への林道が開通予定。風吹山荘は6/15〜10/中営業。
林道北野線(一部未舗装;2km);北野登山口(P8)、北野登山口-風吹大池(登り;2.5H,下り;2H)
林道土沢線(未舗装;8km);土沢登山口(P8)、土沢登山口-風吹大池(登り;2.5H,下り;2H)
栂池登山口(栂池-栂池自然園-天狗原-風吹大池)(行き;3.5H,帰り;4H)

■6/28;JR大糸線の利用促進に向け、白馬中の生徒が大糸線活性化協議会事務局を務める糸魚川市と対話した。
路線の現状や利用促進事業について話を聞いた上で、生徒が思う課題や活性化策を示し、鉄道の利用者と白馬の観光客を増やすため活発に意見を交わした。

■JR大糸線の列車を見たら、にこやかに手を振ろう。
大糸線南小谷-糸魚川間の活性化を目指す小谷村「大糸線振興会議」は、6/19;2024年度事業を決め、こうした呼びかけを村民に行うと決めた。事業名は「大糸線をみたら今だけ友だちもっと手を振ろう」。村民に大糸線への愛着を、 乗客に村への親しみをそれぞれ持ってもらうことで、利用促進につなげたいとしている。振興会議は「お金をかけずに大糸線をどう盛り上げていくか。他の沿線自治体に広げたい」と。振興会議は2024年度、大糸線の沿線を巡る スタンプラリーや、村内の中土駅舎の屋根に絵を描く事業なども計画。

■6/22;「白馬大池山荘」(標高2380m)がOPEN。
栂池自然園から天狗原は雪解け。白馬乗鞍岳の斜面には多くの残雪あり。白馬大池は雪解けが進んでいますが、池周辺にはまだ残雪あり。テント場は雪解けして、ハクサンコザクラ、チングルマ、ワタスゲが咲いています。 雷鳥坂への登山道にはまだ残雪あり。白馬岳への登山道ではハクサンシャクナゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、コマクサなどが咲いています。白馬大池山荘は山小屋泊・テント泊は完全予約制。

■6/21;関東甲信地方が梅雨入り。長野地方気象台によると、6/23〜1週間は前線の影響で雨や曇りの日が多くなる見通し。6/23-6/24;南部・西地域を中心に警報級の大雨となる可能性があり、気象台は土砂災害や河川の増水、 低い土地の浸水に注意を呼び掛けています。

■6/21;気象庁は関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表。
梅雨入りは2023年より13日、平年より14日遅く、1951年闘鶏開始以来、過去3番目に遅い梅雨入り。1年で最も日が長い夏至の日と重なり、記録的に遅い梅雨入り。梅雨入りが遅い年は、2007.6/22,1967.6/22,1960,6/19で平年6/9。 梅雨明けが遅い年は1982.8/4,2007.8/1,1999.7/23で平年7/19。

■6/21;白馬五竜アルプス平の「アルプス360」にて、「とおみ尾根夏山安全祈願祭」を開いた。
「白馬五竜高山植物園」を運営する「五竜」や村関係者、索道事業者、観光団体、山関係者ら約45人が参列、登山者と来園者の安全を祈願した。同園は6/1〜;早期開園で週末限定で営業した。6/22〜;グランドオープンで毎日営業。

■「栂池自然園」では水芭蕉がまだたくさん咲いています。白い水芭蕉に混じり、黄色いリュウキンカも咲いています。サンカヨウ、シラネアオイ、キヌガサソウ、コミヤマカタバミ、ミツバオウレンなどが咲き、タカネザクラが開花。 園内はダケカンバの新緑や緑に覆われていますが、奥にはまだ残雪あり。

■6/17-6/21;長野県はドローンを活用した砂防施設の安全かつ効率的、効果的な点検作業技術の確立に向け、小谷村の砂防ダムで実証実験を実施中。
小谷村千国西親沢の西親沢第7号千国砂防ダム・千国砂防ダムにて、ドローンによる施設の点検技術を評価するための実験で、従来の目視点検と同等以上の精度でひび割れなどの変状箇所が検出できるかなどデータを収集し、今後の活用を検討する。

■6/17;小谷村宮本の「おたりつぐら」の畑でサツマイモの苗植えが行われた。
小谷村こども家庭センタと、「おさんぽ会」が企画。親子らが参加して苗を植えた。

■〜6/16;「白馬五竜高山植物園」は「早期開園」
6/22;通常開園を前に山の花々を観賞できます。シラネアオイ、サンカヨウ、キヌガサソウ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、チングルマ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクワガタ、イワカガミ、ウルップソウ、クロユリ、アツモリソウなど。 アルプス平自然遊歩道ではタテヤマリンドウやツマトリソウなど。青いケシの花、コマクサが咲き始め。これからはヒオウギアヤメやニッコウキスゲなども。
これからの季節は地蔵ノ頭(1676m)〜見返りの平(約1740m)〜一ノ背髪(約1892m)〜二ノ背髪(約1950m)〜小遠見山(標高2007m)までのトレッキング(登り;約90分,下り;60分)。頂上からは鹿島槍ヶ岳・カクネ里氷河も。
五竜ゴンドラ(7/6-8/31;\2700/大人,\1350/小学生)、パノラマパック(五竜ゴンドラ往復+アルプス第1展望リフト)(7/8-8/31;\3000/大人,\1500/小学生)
五竜ゴンドラ(〜6/16;土/日,6/22-7/5,9/1-10/20;\2200/大人,\1100/小学生)、パノラマパック(6/22-7/5,9/1-10/20;\2600/大人,\1300/小学生)
(問)白馬五竜高山植物園 TEL 0261-75-2101

■早期週末(6/1-6/2,6/8-6/9,6/15-6/16),通常(6/22-10/20);「白馬五竜高山植物園」開園
標高1515mの五竜アルプス平に広がる高山植物園。6月ー10月にかけて300種以上200万株の高山植物が見られます。
早期開園中は学芸員ガイドツアー、高山植物苗の無料配布、山野草販売などあり。
(問)白馬五竜 TEL 0261-75-2101

■6/中;小谷村「栂池自然園」(標高1900m)は中部山岳国立公園内にある高層湿原。
水芭蕉は見頃、リュウキンカも咲いています。白馬乗鞍岳の斜面は芽吹きから新緑の季節を迎えています。ダケカンバなどの新緑がきれい。園内ではサンカヨウ、シラネアオイ、コミヤマカタバミ、イワカガミ、ヒメイチゲ、ミツバオウレン、 オオカメノキ、ムラサキヤシオなどが咲き、徐々に高山植物が増えてきました。途中からは木道に残雪が残り雪上歩き。展望湿原からは白馬岳大雪渓が望め、展望湿原はまだ残雪に覆われています。

■6/中;ブナの新緑と荒菅沢の雪渓が美しい「雨飾山」
初夏の「雨飾山」(標高1963m)では登山者の姿が増えてきました。小谷温泉周辺では深い緑に変わっています。登山口周辺の湿地では水芭蕉が咲き、新緑のブナ林が続く。中間地点の荒菅沢からのキツイ登り坂ではイワカガミ、シラネアオイ、 カタクリなどの高山植物が咲いていた。山頂へと続く笹平ではハクサンイチゲがたくさん咲いています。稜線では雪も溶けています。標高1963mの雨飾山は春から初夏の高山植物が見られる日帰り登山が楽しめる山。他にもサンカヨウ、 エンレイソウ、ヤシオツツジ、タムシバ、キジムシロ、オオバキスミレ、ヒメイチゲ、ミツバオウレンなどの花も見かけることができます。雨飾山の高山植物はこれから見頃を迎えます。百名山として有名となり、休日の登山道は 混み合うのでのんびり花を楽しむなら平日がよさそう。林道姫川妙高線の小谷温泉上〜鎌池、湯峠、雨飾高原キャンプ場(雨飾登山口)へは5/25開通済。

■6/中;「白馬大雪渓」の登山口(白馬尻)付近ではサンカヨウやキヌガサソウ、シラネアオイなどが見頃。大雪渓では殆ど雪上歩き。落石要注意。小雪渓は雪の斜面をトラバース。
「白馬岳」ではウルップソウ、ツクモグサなどが咲き、ミヤマキンバイが開花。

■6/16;小谷村「栂池高原」を自転車で駆け上がる「信州つがいけ高原ヒルクライム2024」が開かれた。
川内から栂池自然園まで全長約17.1km、標高1200mのヒルクライムレースに約300人がエントリー。豊かな自然を感じながら走り抜けた。

■6/8-6/16;「道の駅白馬」で村キャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世」のグッズが並ぶ「ムラオフェア」開催。
2024.1月、発売1ヶ月で完売した「ぽけぷにむらお」が再販。もちもちでふわふわの手のひらサイズのムラオ。新商品も登場。

■6/9;小谷村栂池高原の「社会体育館」駐車場で「小谷村消防団」の「第58回ポンプ操法競技会、第53回ラッパ吹奏会、第48回放水競技会」が開かれた。
村内5分団が出場、日ごろの訓練の成果を存分に発揮した。

■小谷村の自然環境を生かし、地域づくりに貢献していこうと、村民有志らが「小谷里山研究所」を立ち上げた。
6/8;小谷小南の「塩の道公園」で親子など約30人が参加して、川の中にすむ昆虫を観察した。観察会ではホタルの幼虫が食べるカワニナや、トンボの幼虫ヤゴなどが見つかり、ゲンジボタルとヘイケボタルの違いなどを説明。 子どもたちは熱心に聞いていた。

■6/上;小谷村「栂池自然園」でサンカヨウの花が咲き始めた。
散策路沿いでは透き通ったサンカヨウの花が咲いています。サンカヨウは冷涼な山地や亜高山帯に自生する植物で、初夏から梅雨の時期に小さな白い花を数輪ずつ咲かせます。雨に濡れると花が透明に変わり、神秘的だと人気があります。 栂池自然園はサンカヨウの自生地としても知られています。花自体は白い色素があるわけでなはく、細胞壁などの重なりが光の反射で白く見えるという。雨の日だから透明というわけではなく、相応に雨水が染み込まないと透明にはならないという。

■6/上;緑に覆われた白馬村「親海湿原」(標高745m)では、春先は白いミツガシワで覆われていたが、現在は黄色いサワオグルマが咲き始め。
親海湿原は日本海と太平洋を隔てる中央分水嶺の北側、佐野坂丘陵下で姫川源流自然探勝園や親海湿原は西山の鳴沢川の水と湿原南東の尾根(ドウカク山)付近の湧水で保たれています。梅雨時(6月)には濃紺のカキツバタが見られる群生地ですが、 まだ数輪が開花した程度。昔は湿原一面がカキツバタで覆われたが、近年は花数が少ない。黄色いサワオグルマと紺のカキツバタが混在。奥のほうではレンゲツツジが咲き始め。これからはサギスゲやトキソウなど、7月にはコオニユリ・ サワギキョウ・コバギボウシなども咲きます。木道で1周20分。

■6/3;6:31;能登半島で地震があり、輪島と珠洲で震度5強の強い揺れを観測。震源の深さ14km、M6.0。県内では長野と小谷で震度3の揺れ、大町、白馬、松川村、松本、上田、岡谷、諏訪など県内の広い範囲で震度2を観測。安曇野は震度1。

■6/1-6/2;白馬五竜地の「上原グランド」で、クラフトビール「クラフトビアマルシェin白馬」が開催された。
8回目を迎え県内ブルワリー(ビール醸造所)を中心に10社が白馬に集結、各社5種類の商品で、40種類以上のビールを飲み比べることができた。キッチンカーも出てビールとグルメで盛り上がった。

■6/2;白馬村「松川ヘリポート」で「白馬村消防ポンプ操法大会」が開かれた。
村内3分団約30人の団員が小型ポンプ操法やポンプ車操法競技に出場した。南部分団が優勝し、6/23;池田町で開かれる大北地区消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会への出場する。

■6月〜;小谷村はお年寄りを対象にしたスマホの無料貸出しを始めた。
端末が高額で操作が複雑なことから使用を敬遠する高齢者が多いため、一定期間貸出して「スマホ慣れ」してもらう狙い。村内でデジタルデバイドが広がることを懸念し、高齢者が幅広い情報の入手などのために環境を整備する。 スマホには電話やインターネット、LINEなどのアプリも事前にインストール。対象は65歳以上の村民、貸出し期間は最長6ヶ月、延長可。小谷村は4台購入。小谷村内でCATVを運営するフェニックスコミュニケーションズが業務を委託。 小谷村は「SNSや動画視聴など基本的な利用方法を知り、苦手意識をなくしてほしい」と。

■6/1;小谷村栂池高原の上部にある「栂池自然園」で開園祭が行われ、今シーズンの営業がスタートした。
白馬岳を望む栂池自然園は標高1900mの高層湿原。自然園を彩るミズバショウは例年よりも1週間から10日早く開花。2024年は残雪が少なく、顔を出しているのは約5000株のミズバショウ。例年より2ー3週間早く見頃を迎えています。 6/1;地元の観光関係者などが出席し、開園祭が開かれ、アルプホルンの演奏、神事を行って今シーズンの賑わいと安全を祈った。園内は湿原を囲うように木の遊歩道が整備され、観光客は時折り足を止めて残雪の北アと水芭蕉の競演を 撮影するなど散策を楽しんでいた。ミズバショウは6/末まで楽しめそう。

■6/1;小谷村中土の中谷地区の棚田で「棚田オーナー」による田植えが行われた。
山里の緑や地域住民との会話を楽しみながら手植えを体験し、爽やかな汗を流した。オーナー制度は地元住民でつくる「中谷郷が元気になる会」が荒廃した棚田を開墾し、保全や都市住民との交流を目的に始めて20年近く。 2024年は約20人が参加。長年参加しているオーナーが多く植える手付きは慣れたもの。参加者が一列に並び、遊び感覚で植えるスピードを競う場面もあった。作業後、住民手作りの料理を味わいながら交流。秋は稲刈りを体験する。 同会は「高齢化で取り組みの継続が心配だが、移住者も管理に力を貸してくれている。オーナーも棚田の維持に協力してくれありがたい」と。オーナー制度は、小谷村内計4地区で取り組んでいる。

■5/30;小谷村「栂池高原」で森林が果たす役割に理解を深め環境づくりへの関心を高める「大北地区森林祭」が開かれた。
県や大北5市町村の行政・林業関係者、小谷小の児童など約160人が参加。式典、植樹、林業のデモンストレーションが行われ、木の伐採や馬による木の運搬、製材を見学。植樹は小谷村木のブナと、樹液からシロップができるイタヤカエデを植えた。

■5/28-5/30;白馬村や大町市など北アルプス地域の5市町村の観光関係者が台湾を訪問、「教育旅行」(修学旅行)の誘致に取り組む。
県北アルプス地域振興局、旅行会社、観光協会、スキー場などでつくる「台湾交流促進派遣団」が、台湾の小中高の学校関係者と商談し、北アルプス、黒部ダム、白馬・小谷でのスキー場などの観光資源をPRする。また、TDLや世界遺産・ 白川郷の合掌造り集落などと併せた北アルプス地域を巡る旅行日程を提案。5/16;宮沢敏文県議は「小中高生のうちに北アルプス地域を訪れ、現地の学校と交流してもらうことで、大人になった時に観光客として再訪してもらう狙いもある」と。 県北アルプス地域振興局によると、2023年6月にも同様の商談会を台湾で開き、約6校が教育旅行で北アルプス地域を訪れたという。

■5/25-5/26;「白馬岩岳マウンテンリゾート」で「HAKUBAヤッホー!フェスティバル2024」が開催された。
豪華アーティストが出演。好天に恵まれ、2日間で約3000人が来場、白馬三山など北アを見渡せる山頂で音楽ライブを楽しんでいた。

■5/下;北ア「白馬大雪渓」で岩盤崩落が起きています。
白馬岳の稜線では、雪はほとんど融けてツクモグサやミヤマキンバイが咲き始め、ウルップソウの芽がでてきました。
白馬大雪渓の3号雪渓から長さ900mに渡って岩盤崩落による多量の岩石が雪渓上に流れ出た。大雪渓ではこれまでも岩盤や土砂の崩落、落石に伴う事故が発生しています。注意を呼び掛けています。小雪渓はステップが切ってあり、 雪渓上にはベンガラがまかれています。北ア南部・北部ともに融雪が進んで残雪が例年よりも少なくなってきます。2023年は融雪が早く進み、一部の山小屋では夏に水源が枯れ水不足となった。2024年も雪は少な目で水不足が懸念されています。 白馬エリアの山小屋開設予定時期;八方池山荘は通年営業、6/1栂池山荘、6/22;栂池ヒュッテ、6/22;白馬大池山荘、6/22;白馬岳頂上宿舎、6/22;五竜山荘、6/29;猿倉荘、6/29;天狗山荘、6/29;キレット小屋、6/下;白馬岳蓮華温泉ロッジ、 7/13;白馬鑓温泉小屋、7/13;白馬尻テント場・山小屋は営業休止。(各山小屋に確認要、殆どの山小屋は事前予約制)

■5/25;白馬村猿倉登山口で北ア白馬連峰の開山祭「第58回貞逸祭」が開かれた。
雲はあるものの天気に恵まれ、県内外から登山客約250人が参加。アルプホルンの音色が響きわたり、安全祈願祭の神事が行われた。開山式には白馬村丸山村長をはじめ、山関係者、上村愛子さんや白馬村キャラクター「ヴィクトワール・ シュヴァルブラン・村男III世」も参加してテープカット。白馬CLSのコーラスの歌声に送られ、猿倉荘をスタート。雲の間からのぞく白馬岳山頂を仰ぎ見ながら新緑の猿倉荘(標高1250m)-(2.6km)-白馬尻(標高1560m)の白馬大雪渓まで トレッキング。1906年に白馬山荘が開設されてから118年。猿倉荘〜(2km;平坦な林道)〜御殿場(標高1410m)〜(650m;急な坂)〜白馬尻・大雪渓周辺ではショウジョウバカマ、オオカメノキ、ニリンソウ、シラネアオイ、キヌガサソウ、 サンカヨウなど初夏の花が咲いています。雪は例年よりも少なめ。下山後にはウド・ノビル、ギョウジャニンニクなどの山菜の天ぷら、豚汁の振る舞いもあった。
6/1;栂池自然園で開山式・栂池ロープウェイ運行、6/1;八方尾根でアルペンライン運行、6/2;針ノ木雪渓で慎太郎祭、八ヶ岳で開山祭などが行われます。

■5/25;白馬村八方尾根観光協会は日本酒造りプロジェクト「酒米田植えツアー」を野平地区で開催した。
県内外からのツアー参加者や酒蔵関係者、白馬高の生徒ら約50人が集まり、田植えを行った。

■5/22;2022年9月開校した白馬村岩岳の「白馬インターナショナルスクール」(HIS)の生徒が田植えを体験。
昔ながらの農法を通じて米の生産を学ぼうと実施された。農家の協力を得て、生徒たち19人は手足や顔を泥だらけにしながら熱心に作業し、笑顔で田植えを体験した。

■5/22;白馬村白馬中の生徒が恒例の道路清掃活動に取り組んだ。
2024年で50年目、生徒は道路沿いを中心にごみ拾いを実施。自分たちが住んでいる地域を少しでもきれいにしようと清掃活動に汗を流した。空缶やペットボトル、菓子の袋などポイ捨てされたゴミを拾い集めた。

■文化庁の「ふるさと文化財の森」に新たに設定された小谷村「雨中ショクの茅場」はカリヤスは国宝・や重要文化財の建造物を修理する際に使用される。
5/11;雨中ショクの茅場では野焼きが行われた。山の上部から火をつけ、吹き下ろす山風で裾野へ徐々に火が拡大。約30人の参加者が長い柄に金属の爪が付いたレーキなどを使い、枯れ草のない防火帯を作りながら、火の広がる範囲をコントロール。 約1.6Hで約13.5haを焼いた。茅場を所有・管理する雨中林野組合は「ここはススキと、国宝などの屋根の材料になるカリヤスがにとれる」。茅場は秋になると、キラキラと光り輝き黄金色一色に染まる。雪が積もる前に、ススキとカリヤスを鎌で 収穫している。野焼きに参加した「小谷屋根」の茅葺師は「移築ブームで茅葺屋根を葺いてほしいという仕事はたくさんある。むしろ茅場が減り、材料となる茅の不足で困っている」と。

■5/中;大町・白馬・小谷ではニリンソウの季節。
ニリンソウの他、アズマイチゲ、キクザキイチゲ・エンレイソウ・フッキソウ・サンカヨウ・アマドコロなどの山野草が咲いています。初夏のサンカヨウやアマドコロが咲いているとは・・・。 白馬山麓では雪解けした斜面にハルリンドウが咲いていました。ここの群生地はまだ知られていません。ハルリンドウは白馬山麓スキー場(八方尾根・白馬さのさか)の日当たりのよい、少し湿ったゲレンデで良く見られます。 栂池自然園や白馬大池などでは高山種のタテヤマリンドウが見られます。立山・室堂では白いタテヤマリンドウが見られ、北アでは初夏にはトウヤクリンドウ、夏にはミヤマリンドウ、秋にはオヤマリンドウが見られます。

■5/10;白馬村飯森にある曹洞宗示現山「長谷寺」の歴史を記す寺史を読む学習会が「白馬村ふれあいセンタ」で始まった。
民俗・日本思想史家の田中欣一さんが講師を務め、全3回で寺史を読み合わせる。初回は約50人が参加、寺の成り立ちや地域との関わりに理解を深めた。

■5/9;白馬村神城堀之内で田んぼの中に馬。
白馬では70年前までは農耕馬が見られた。松本と日本海を結ぶ塩の道では、たばこ・桑・大豆などの農産物や塩・魚・昆布などの海産物を積んでいた。白馬のおじちゃんによると、小谷などキツイ坂では牛を使って荷を運び、白馬〜松本の 平坦な場所では馬を使って荷を運んでいた。馬は農耕以外に、落倉や神城では山から木を伐採したあと、木材の運搬で利用されていました。昭和初期には馬を飼う家が白馬でも結構あったという。五竜や栂池スキー場のゲレンデは牧草地帯で 夏場は牧場として利用されてきた。白馬飯森の長谷寺境内の石垣はちょうど牛や馬に荷を乗せ換えるにはちょうどよい高さだったという。
白馬で馬を使った代掻きを体験する催しが開かれた。「サンサンパーク白馬」向かいの田んぼで代掻き体験。馬で田畑を耕す「馬耕」を広めたいと、村内で馬を飼育する「楓企画」が企画。馬と人が力を合わせて行う昔ながらの農法を体感した。 馬が引くチューブに子供たちが乗って楽しそうな声を響かせていた。(体験料;\1000/子供,白馬・小谷・大町の未就学児無料)。園楓企画の雨宮さんらがボランティア団体「白馬森輪組合」を結成、MTBの普及や活性化を支援している。 5/4;白馬塩の道祭りでも参加。白い馬に丸山村長。引馬乗馬体験、雪上乗馬体験、チュービング、ジョリング、馬耕練習会などを行っている。
楓企画

■5/上には北アに雪形が現れます。
「白馬岳」の「三国境」下には有名な「代掻き馬」。「小蓮華山」には「種まき爺さん」と「婆さん」。「小蓮華山」の「船越ノ頭」〜「白馬乗鞍岳」の鞍部には「仔馬」。 仔馬の下には「嫁岩」の白扇を持つ連れ女、マントの仲人、島田頭の花嫁の3人。「白馬乗鞍岳」の斜面には「鶏」と「種まき爺さん」。白馬岳直下の「雄馬」は姿が崩れていた。

■5/8;北ア・立山、槍ヶ岳、燕岳ではうっすらと雪が積もった。5/9;八ヶ岳でも積雪2-3cm。GW明けに雪が積もるのは珍しいという。

■5/上;賑わったGWが過ぎ、爽やかな新緑の季節を迎えた安曇野・大町・白馬。
山肌に雪形が現れ、安曇野や白馬の田んぼでは田植えが始まり、小さな稲が並んでいます。この時季に見られる北アの水鏡。北アでは雪解けが進んで、早くも雪形が崩れてきました。遅い春の訪れから新緑の初夏を迎えようとしています。 森の木々の緑がぐん〜と深まってきました。須砂渡渓谷や長峰山ではヤマザクラ、ヤマブキ、ヤマフジや桐がきれいに咲いています。松本城公園の藤棚の藤の花がきれいに咲いています。大町農具川沿いでは芝桜がきれい。これからの季節は あやめやアザレヤが見られます。明科ではこれからの季節は甘い香りの白いアカシアが咲き、アヤメ、花菖蒲、ジャーマンアイリス、ポピーなどが見られます。池田町ハーブセンタの向かいのハーブステーション、夢農場、カミツレの里では 白いカモミールの花、大峰高原や乗鞍高原では新緑の白樺の林にヤマツツジ、レンゲツツジが見られます。穂高山麓や松川村馬羅尾高原ではシャクナゲが咲いています。白馬村親海湿原ではミツガシワが咲き出し、これからサワオグルマ、 カキツバタの季節へ。栂池自然園では雪解けとともに、湿原では一面に水芭蕉が咲きます。松本梓川ではジャーマンアイリス、シャクヤクが咲いてきます。美ヶ原中腹や須砂渡渓谷、大町鹿島川沿いのカラマツ林の若葉が美しい。高原や林道で ツーリングのバイクや自転車を見かけると初夏を感じます。5月は気候が安定して晴れた日が多い。2024年春はサイクルツーリズムがブームなのか、諏訪湖湖畔・蓼科高原・霧ヶ峰高原・美ヶ原高原・乗鞍高原・安曇野の里・長峰山〜光城山・ 仁科三湖湖畔・大町ダム〜高瀬渓谷・鹿島槍黒沢高原・大町公園・鷹狩山・白馬山麓では、例年よりもサイクリストが増えたように感じます。

■2024.4/27-5/6;GW期間中、白馬村観光局は「GREEN HAKUBA」を開催。
1)4/27;20:00-20:10;GREEN HAKUBAオープニング花火;グリーンスポーツの森でグリーンシーズンの開幕を告げる花火打上げ。
2)4/30-5/2;リゾートテレワークDays;白馬ノルウェービレッジ(コワーキングスペース)、白馬岩岳マウンテンリゾート(Free Wi-Fi,電源等)
3)5/4;8:40-12:00;白馬で「第45回塩の道祭り」;「千国街道」(塩の道・落倉コース;9km)
7:30-8:40;落倉自然園(参加記念品)-切久保諏訪社-観音原-新田-平川神社-白馬村役場-11:40;白馬グリーンスポーツの森。
白馬グリーンスポーツの森駐車場利用。7:30-8:30;落倉まで無料シャトルバス運行。観音原・白馬村役場にて振る舞いあり。
4)5/5;「こどもの日」。白馬公式キャラ「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世」が村内に出没。(熱気球会場,岩岳EXアドベンチャー,JR白馬駅,白馬グリーンスポーツの森,スノーピーク白馬など)
5)5/6-5/7;10:00-16:00;「GREEN HAKUBAワインマルシェ」;スノーピーク白馬でワインと白馬の食を楽しむ。白馬村の地場産のフード出店あり。
ワイナリーはドメーヌヒロキ(池田町),Son of the Smith(大町),Northern Alps Vineyards(大町),Le Milieu(明科)など。(グラス;\300+デポジット\1000)
6)5/7;「GREEN HAKUBA Clean Act.」;白馬村内スキー場でゲレンデをクリーンナップ(約2H)。オリジナルTシャツプレゼント
10:00;白馬さのさか(50名),9:30;白馬五竜エスカル(200名),9:00;八方尾根咲花北尾根Q(150名),13:00;白馬47ベース(100名),13:00;白馬岩岳山麓(50名,ゴンドラ無料,山頂観光不可)
※5/4-5/5;みどりの日・こどもの日、白馬ライオンアドベンチャーはGREEN HAKUBAで熱気球,姫川ラフティング,カヌー,エコボート,MTBのアクティビティー割引(\1000〜)
(問)白馬村観光局インフォメーション(Snow Peak LAND STATION HAKUBA内) TEL 0261-85-4210(9:00-17:00)

■4/4-5/6;白馬八方尾根の「八方アルペンライン往復券」(ゴンドラ+アルペンQ+グラートQ)コンビニ発売
八方アルペンライン往復券では場内でのスキー滑走不可。1日券要。登山・BCスキー利用者は登山届提出要。(\4100/大人,\2100/子供)

■3/2-5/6;「栂池ロープウェイ早春運行」
3/2-3/31;毎日運行8:30-15:00、4/5-4/21;金/土/日運行8:30-15:30、4/26ー5/6;毎日運行8:30-15:30
「栂池ロープウェイ」で栂の森・栂大門駅(1544m)〜自然園駅(1829m)の標高差284.5mを約5分で上る(全長1200m)。標高1900mの栂池自然園や白馬乗鞍岳でBCスキーやスノーシューなど。
栂池高原スキー場のリフト券は使用不可。風雪など気象状況で運行休止あり。乗車には登山届提出要。
(大人;\1390/往復,\760/片道、小児;\700/往復,\380/片道)
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 050-1809-2606

■5/6;白馬・姫川源流の「親海湿原」では白いミツガシワの花がたくさん咲いていました。
姫川源流では一面にニリンソウの群生が見られ、スミレ、エンレイソウ、フッキソウなどが咲いていました。新緑にハナモモがきれい。福寿草は種が付き、カタクリは終了。

■5/6;GW最終日は松本・安曇野・大北で田植えや代かきに精を出す姿が見られた。
曇り空で風が少し強い中、おいしいお米が収穫できるようにと願いを込めて作業に汗を流していた。

■緑深まる「白馬五竜」
白馬五竜山麓のとおみGは雪が溶け、緑に覆われていました。GW中は今シーズン最後の滑りを楽しむスキーヤの他、登山者も結構多かった。
「地蔵の頭」から「小遠見山」(標高2007m)をトレッキングする人や遠見尾根・五龍岳を目指す登山者の姿も見かけた。真っ黒に日焼けした登山者が下山していた。遠見尾根はトレースがつき、日中は気温が高く雪が腐ってきたという。 主稜線までは最後の雪渓登りがきつい。五竜山荘は一部雪を被っていたがほぼ小屋は見えていた。2024年はGW営業なしで、6/22-10/14営業予定。五龍岳山頂は殆ど雪はなかったという。

とおみGではカタクリは終盤で例年よりも花株は少なかった。カタクリの花は約1週間。陽が当ると花弁はそり返り、陽が陰るとしぼみます。この日はサンサンと陽を受け、花弁は大きく開いていた。ゲレンデではスイセンが咲き、 何とまだクリスマスローズが咲いていた。スキーシーズンも終わりを迎え、エスカルプラザは閑散としていた。

■5/6;白馬村では「GREEN HAKUBA」最終日、村内で「Clean ACT」が行われた。
地域への感謝を込め、地元住民や観光客らが清掃活動を行った。スキー場を中心に村内5ヶ所で行われた。白馬さのさかでは姫川源流の親見湿原でゴミ拾いが行われた。

■5/5-5/6;白馬村「スノーピークランドステーション白馬」で「ワインマルシェ」が開かれた。
中信からワイナリー7店舗、飲食店10店舗が出店。青空の下で北アの景色や音楽を楽しみながら、地元のワインを飲み比べた。

■5/初;小谷村雨飾高原の「小谷温泉・露天風呂」で入浴。
すでに一帯は雪はなくなり、ぶなの新緑がきれいでした。相変わらずお湯は熱かった。雨飾山・大渚山の登山者や鎌池トレッカーが多かった。

■5/3;小谷村、5/4;白馬村で千国街道を歩く「第45回塩の道祭り」開催。
白馬村は2023年までウオーキングイベントを独自開催、塩の道祭りとしては5年ぶり。古道を歩き歴史に触れるとともに、景色や地元の温かな振る舞いを楽しむ。 5/5;大町では観光協会が中綱湖・青木湖で塩の道ウオーキングを開く。

■5/3;小谷村で千国街道・塩の道を歩く、「第45回塩の道祭り」が開かれた。
参加者は約2500人。歴史をしのび山里の春を満喫。小谷村中村義明村長は「小谷の塩の道はほとんどが昔ながらの道。その古道を大切に守り、訪れる人をもてなす小谷の人の思いが、多くの人を迎えている。本当にうれしい」と。 下里瀬から千国諏訪神社、牛方宿などを通って栂池高原までの千国越えコース(約9km)。昔の旅姿に仮装した歩荷隊と飛脚隊の行列、小谷太鼓や姫川太鼓の演奏、郷土芸能の披露などで盛り上げた。

■5/3;小谷村で春の恒例「第45回塩の道祭り」
毎年5/3;小谷村、5/4;白馬村、5/5;大町市で「塩の道祭り」(塩の道ウォキング)が開催されます。かつて日本海から信州に塩や海産物を運んだ道「塩の道」。石仏や史跡が残る小谷村「千国越えコース」(下里瀬〜栂池高原;約9km)
(小谷村下里瀬)下里瀬基幹センタ(標高476m)-下里瀬薬師堂-(虫尾)-虫尾阿弥陀堂(標高550m)-(和平)-(雨中)-小谷村郷土館(標高505m)・おたり名産館-小谷村役場(標高510m)-二十三夜塔-三夜坂ー水車小屋-(坪山)-小土山石仏群(標高620m)ー (小土山)-大別当石仏群-(大別当)-飼場-小谷中(標高574m)-三十三番観音-源長寺-千国諏訪神社(標高597m)-小谷小(標高594m)-(千国)ー千国番所(標高620m)-千国の庄史料館-親坂石仏群(標高648m)-親坂-牛つなぎ石-錦岩-弘法の清水- 牛方宿(標高776m)-(沓掛)-親原-前山百体観音(標高800m)ー松沢口-栂池高原P(標高818m)を歩く。下里瀬、虫尾、雨中、大別当、千国諏訪神社、千国、栂池高原など各集落ではお茶・漬物・お餅・団子など振る舞いや街道市。 スタート・ゴールでは小谷太鼓演奏、途中千国番所では姫川太鼓演奏、街道沿いでは民謡保存会の演奏、昔ながらの笠を被り、旅姿や飛脚、町娘などの衣装で参加。下里瀬基幹センタ受付。栂池高原P〜下里瀬間に無料シャトルバス運行。 塩の道祭り記念手ぬぐい・祭りステッカーなど参加記念品。(塩の道)
毎年約3500人が参加する塩の道祭り、過去最多は2004年と2009年は約4000人が参加。コロナ渦で2020年(第41回),2021年(第42回)は中止、2022年(第43回)は1500人、2023年(第44回)は2500人でした。

■5/4;白馬村で「第45回塩の道祭り」(落倉コース;9km)
7:30-8:40;落倉自然園(参加記念品)-切久保諏訪社-観音原-新田-平川神社-白馬村役場-11:40;白馬グリーンスポーツの森。
白馬グリーンスポーツの森駐車場利用。7:30-8:30;落倉まで無料シャトルバス運行。観音原・白馬村役場にて振る舞いあり。
(問)白馬村観光局インフォメーション(Snow Peak LAND STATION HAKUBA内)

■4/27;白馬岳の白馬山荘、唐松岳の唐松岳頂上山荘、栂池自然園の栂池山荘が営業開始。雨飾高原の小谷温泉・雨飾荘は4/20〜open。
■4/下;「五竜かたくり苑」ではカタクリの花が見ごろ
2024年春のカタクリの花は少なめ。キクザキイチゲが見頃で、ニリンソウが咲き始め。

■白馬山麓では福寿草からカタクリへ。
雪解けした湿ったところではショウジョウバカマが咲き、日当たりのよい雑木林ではキクザキイチゲ、アズマイチゲ、ニリンソウなどが咲いてきました。
■白馬村の村花は「カタクリ」
その昔、1950年「神城スキー場」がOPEN(第1,第2,第3リフト)。第1リフト沿いは現在のとおみGのカタクリ群生地。第2,第3はスカイ4リフト辺りにあった。その昔、とおみGは「とおみ牧場」でした。その当時から神城・飯森区には カタクリがたくさん群生していました。飯森・一夜山の山麓でもカタクリが群生していた。スキー全盛期にスキー場周囲が開拓され、白馬の森などが開発された。1973年とおみスキー場にテレキャビンが設置され、1997年とおみスキー場から 白馬五竜スキー場へ改称。徐々にカタクリの群生地は減ってしまいました。地元住民はカタクリを保護してきました。今では白馬五竜とおみG南斜面(旧神城スキー場ゲレンデ)で、村でも最大級のカタクリ群生があり、「白馬五竜かたくり苑」と 呼ばれています。白馬五竜でもカタクリがすでに開花。見ごろには薄紫色の花じゅうたんのように咲き誇り、「春の女神」と呼ばれるヒメギフチョウに出会えるでしょう。

☆★☆松本・安曇野・大町・白馬のカタクリ群生地☆★☆
1)松本:波田上海渡
2)安曇野:堀金・烏川渓谷緑地、須砂渡渓谷、穂高山麓、松尾寺
3)大町:鹿島槍黒沢高原、青木湖西〜佐野坂峠
4)白馬:佐野坂、姫川源流自然探勝園、貞麟寺、沢渡、五竜とおみかたくり苑、白馬の森、飯森、飯森神社、白馬岩岳、落倉高原、栂池高原、小谷山麓など。
カタクリの他、キクザキイチゲやアズマイチゲ、ニリンソウ、エンレイソウなどが見られます。(写真は以前のものを含む)

■4/26;白馬村は「白馬村ふれあいセンタ」で図書館と子育て支援施設の整備方針に関する「住民説明会」を開いた。
当初計画では両施設の機能を併せ持つ複合施設を建設する予定だったが、財政状況から老朽化している子育て支援施設を先行して整備すると説明。これまでの経緯や各案の財政シミュレーションの結果を説明。先行して整備する子育て支援施設は 現在の子育て支援ルーム西側に建てる計画。参加者からは図書館を先送りすることを疑問視する意見もあった。子育て世代の参加者からは好意的に受け止める声が聞こえた。白馬村丸山俊郎村長は「図書館はなるべく早く実現する」と。

■4/26;13:30/18:30;「白馬村複合施設」の「住民説明会」
子育て支援施設を先行して整備する方針の白馬村図書館等複合施設について、整備方針に関する住民説明会を「ふれあいセンタ」で開く。白馬村は財政状況から老朽化が進む子育て支援施設を優先し、図書館は先送り。将来的に両建物を隣接させ複合施設と同等の機能を有する施設にする計画。

■「白馬村図書館」は事業者や団体、個人が館内に置く雑誌の年間購入費を負担する「雑誌スポンサー制度」を導入した。
対象雑誌は100誌以上で、雑誌の最新号のカバーにスポンサー名と広告が入る。村によると県内の町村では初めての実施で、図書館運営に関わる財源確保や、制度を通じた地元企業のPRを図る。村外からの応募も可、現在スポンサーを募集中。

■白馬村は図書館や子育て支援、交流などの目的を併せ持つ複合施設について、老朽化が進む子育て支援施設を先行して整備する方針。
図書館は財政状況から先送りとし、将来的に両建物を隣接させ複合施設と同等の機能を有する施設にする計画。丸山俊郎村長は「住民の理想的な形になるよう努力する」と。4月以降早い段階で住民向けに説明会を開く予定。

■4/25;小谷村宮本の「おたりつぐら」で「小谷流」の「みそづくり講習会」が開かれた。
村内で栽培された無農薬大豆とコメ、こうじを用い、塩以外はすべて地元産を使用。おいしいみそになるようにと丹精込めた。大豆のうまみが感じられるよう、大豆15kgと米こうじ10kgで仕込んだ。

■4/24;8:40;小川村「おやき村」で火事。
「小川の庄おやき村」で火事があり、火は1時間後に消し止められたが、ダクトや建物など一部が焼けた。情緒あふれる囲炉裏で名物のおやきが焼き上げられます。この火が燃え移ったとみられています。「おやき村」によれば、 営業前にまきに火をくべる最中だったという。「おやき村」では囲炉裏を使った営業は、GWの4/27再開を目指している。

■4/23;白馬村北城の「野平の一本桜」が見頃を迎えた。
4/23;野平から見える北アの山々は雲に隠れていたが、多くの観光客やカメラマンが訪れ、里山にたたずむ満開の花を眺めていた。残雪の北アを背景に咲き誇る一本桜。1968年頃、「村をサクラでいっぱいにしよう」と地元の住民が植えた オオヤマザクラが満開。菜の花も地元住民が育ている。カーブミラーに映る景色はSNSで人気に。野平の一本桜見頃は今週末まで。

■4/22;白馬村北城の道路沿いで大量のカニの殻や空缶などが捨てられているのが見つかった。
捨てられていたのは、50杯ほどのカニの殻、割りばし、紙皿など。ごみ袋4袋分とビールの空缶約40本。白馬村は「一部の方のこのような行為で、白馬村に訪れる方、お住まいの方など多くの方が悲しい気持ちになり、非常に残念に思う。 不法投棄をしない、させないよう啓発を強化していきたい」と。「管理されていない土地」や「人目につきにくい土地」などは不法投棄されやすいため、私有地の管理についても対策を図ってほしいと。

■4/20;白馬山麓の桜も見頃になりました。カタクリ、キクザキイチゲなどが咲いています。

■4/19;白馬村「大出公園」の姫川沿いの桜が見頃を迎え、4/23;桜は満開、枝垂れ桜は少し葉桜に。
GW(4/27-5/6)は大出公園の駐車場(P1,P2)は利用不可。姫川沿いの第3P(P17)、臨時P(P50)に迂回。
(問)白馬村建設課

■4/18;白馬は黄砂なのか山は霞んでいます。白馬村「大出公園」の桜もだいぶ開花して週末には見頃になりそう。白馬の里は雪が解け、白馬三山や五龍岳では黒い岩肌が現れてきました。4/中;雪解けした日当たりの良い斜面では早くも 可憐なカタクリが数輪咲き始めた。カタクリはユリ科の多年草で「春の妖精」とも呼ばれています。カタクリの見頃は4/下-5/上。白馬村「大出公園」の早咲きのサクラが咲き始めた。

■桜の名所・白馬村「大出公園」
残雪の白馬三山をバックに桜が咲き、姫川の清流に架かる大出の吊橋と茅葺屋根の民家が美しい。4/10;大出公園の桜はまだ蕾。大出公園は第1P(P5),第2P(P17)利用。なお、桜の時期は混雑が予想され、開花状況に合わせて大出公園駐車場は 駐車禁止などの制約あり。
白馬村観光局花ライブ(大出公園,野平,伝行山徹然桜,落倉自然園)

■桜の開花予想。
桜前線は4/上;松本・安曇野、4/中-4/下;大町、4/下-5/初;白馬と北上しますが、小谷では日本海に近く海抜が低いため、4/上-4/中と桜の開花が早い。南北に長い小谷村では地域によって桜の開花時期が異なります。小谷村の桜前線は 北から南下します。小谷村内に咲く桜は約10種類でオオヤマザクラ、ソメイヨシノ、カシミザクラ、オクチョウジザクラ、ヤマザクラ、ミネザクラ、タカネザクラなどで、4/上-7/中まで長い期間、桜のお花見が楽しめます。 小谷村の村花は一際濃いピンクのオオヤマザクラ。北小谷深原では日本海側の雪の多い地域に自生する桜「オクチョウジザクラ」が自生し、村天然記念物。
桜は小谷小・小谷中、小谷村役場、栂池高原、塩の道「千国コース」、眺望の郷、北小谷島、北小谷深原、栂池自然園、雨飾高原など。

■4/13;白馬村「五竜エスカルプラザ」で日本酒を楽しむ「白馬酒まつり」が開かれた。
観光客や地元住民に地元の酒を楽しんでもらいたいと企画、日本酒の試飲販売を実施した。スキー場で味わう地酒に舌鼓を打っていた。15種類以上の日本酒が並んだ。酒蔵で大町の薄井商店と市野屋、安曇野のEH酒造が出店。事業者として 村内の白馬農場と日本酒処安曇野、糸魚川の「わいわいマーケット」が店を出し、中信や新潟の日本酒を提供した。

■4/13;白馬村神城佐野の「姫川源流自然探勝園」では福寿草が見頃。
暖かい日が続き、開花が一気に進み、黄色い花の群生が一面を彩っている。「落倉自然園」でも雪が溶け、ミズバショウやザゼンソウが咲き始め、白馬に遅い春の訪れを告げている。

■4/13;2023年12月に土石流が起きた白馬村黒豆沢で、災害後初めての石流が再び起きた。
4/13;14:04,14:18;白馬村黒豆沢に設置された監視カメラで流れる土石流が撮影された。規模は小さく、下流に設置されたアンカーネットで堰き止められ、被害はなし。県姫川砂防事務所は「作業を中止して全員が無事に避難できた。 沢に設置したネットは土石流を防ぐ効果があった」と。4/13;上流で雪が解けたと見られています。4/14;県は現場でドローンも使って土石流の規模などを調査し、その結果をみて工事の再開を検討する。

■3/16;土砂災害から3ヶ月、長野県による応急工事が行われています。
2023.12/16;白馬村北城のみそら野地区で、沢から多量の土砂と水が流れ出る土砂災害が起起きた。県姫川砂防事務所が現状を知ってもらおうと作業現場を公開。砂防事務所によれば、3/上;沢から土砂が流れ込むのを防ぐ金属製の網を斜面に設置した。 現在は土砂を取り除いたり、住宅地に土砂が流れ込まないようにするためのコンクリートブロックを設置したりする工事を進めています。将来的には土砂をためるダムを建設して住民の安全を確保する予定で、完成までには数年かかる見通し。 県姫川砂防事務所は「住民が少しでも早く元の生活に戻れるよう工事を急ぎたい」と。

■白馬村は土砂災害を受けて、被災した人たちを支援しようと白馬村役場などで義援金を受付中。
2023.12/16;白馬村北城のみそら野地区で、多量の土砂と水が山の斜面から流れ出る土砂災害が発生、16棟の建物が被害を受けた。白馬村は被災した人たちを支援しようと、白馬村役場や白馬村保健福祉ふれあいセンタに設置された募金箱と 村役場窓口で義援金を受付ています。平日8:30-17:15)。この他、振込みでの受付も行っている。義援金の受付は6/末まで。白馬村は「被災者支援に役立てたいので、多くの人に協力してもらいたい」と。

2023.12白馬土砂災害&2024.1能登半島地震を参照。

■4/上;小谷村土谷地区の「水仙街道」のスイセンが見頃。
今週末から最盛期となる見込み。見頃を前に街道をきれいにしようと、4/6;地域住民は道沿いのごみ拾いを実施した。

■4/7;八方尾根スキー場で恒例の「八方尾根スプリングフェスティバル」が開かれた。
白馬村出身で、冬季五輪で活躍した元FSモーグルの上村愛子さん、ノルディック複合メダリストの渡部暁斗さん・善斗さん兄弟によるトークショーなどがあり、訪れたスキーヤーやスノーボーダーらで盛り上がった。

■4/7;「八方尾根スキー場」(うさぎ平OAKLEY TERRACE)にて「HAPPO SPRING FESTIVAL」
ノルディック複合の渡部暁斗選手と渡部善斗選手、元FSモーグル上村愛子さんを豪華ゲストに迎えたトークショー。ミュージックライブも。
毎年恒例の豪華景品が当たる抽選会(抽選券配布10:30)や、ドリンクの振る舞い、焼き芋販売など。スキーをしなくてもゴンドラで可(往復券要)
(問)八方尾根観光協会、白馬観光開発、八方尾根開発

■4/5;青空が広がり、白馬高では入学式が行われた。
普通科(14人)、国際観光科(41人)の計55人が入学、自然豊かな白馬山麓で学ぶ期待と誇りを胸に式に臨んだ。

■4/2;暖かな春の陽気の中、白馬村「しろうま保育園」と「小谷村保育園」で「入園式」が開かれた。
しろうま保育園は27人、小谷村保育園は14人。入園児は胸を膨らませ、笑顔を輝かせていた。

■3/30-3/31,4/1-4/2;「白馬五竜」アルプス平Gで「WORLD MOGUL CAMP」開催
FSモーグルのトップアスリートたちが白馬五竜に集結。五輪メダリストによるコブレッスン、デモ滑走(3/30;10:30,3/31;9:00/13:40)、トークショーなどを行う。村男も参加。北京銅の堀島行真選手、北京金のウォルター・ウォルバーグ選手(SWE)、平 昌金・北京銀・ソチ銀のミカエル・キングスベリー選手(CAN)、北京金のジャカラ・アンソニー選手(AUS)ら参加予定。3/30-3/31;トークショー・一般スキーヤー向けレッスン、4/1-4/2;プロ・選手向けレッスン。

※3/31;10:00-14:00;「白馬五竜」アルプス平Gで「白馬 春の雪まつり」開催
子供の遊び場では雪遊び広場/縁日、かまくら作り、宝探し大会、そり・チュービング・スノーストライダー遊び・Jrフリーライディングパーク、わんぱくスキーレッスン体験など、屋台も。

■4/1〜;白馬村は生活利用と観光利用を合わせたAIオンデマンド乗合交通「白馬デマンドタクシー」を運行する。
土/日/祝含め毎日運行。開始から2ヶ月間はお試し期間で運賃無料、運行や乗車状況を把握し課題を抽出する。運行前に、3/27;ドライバーや乗降ボランティアなどへ向けた説明会を白馬村役場で開いた。

■2024.4月;白馬村は村民向けデマンドタクシー「ふれ愛号」と観光AIデマンドタクシーを統合した新たな交通システムを導入する。
運行形態や予約方法、運賃などを日中と夜間で区別、住民や観光客が対象。生活・観光の利用で快適な移動手段が確保できる公共交通網の整備を図る。

■3/30;長野で「黄砂」が観測された。長野地方気象台によれば、県内では黄砂が観測された。観測は2023.4/13以来。長野市内は黄色くもやがかかり、遠くの景色がかすんで見える状態で、見渡せる距離は12km、所によっては5km未満。 視界不良による交通障害が出たり、洗濯物に黄砂が付着したりする恐れがあるとして注意を呼び掛けています。

■3/14;JR大糸線の活性化を話し合う会合「JR大糸線利用促進期成同盟会」の「振興部会」が開かれた。
会合にはJR大糸線沿線の自治体や観光協会、JR西日本から約20人が参加。2024年度は従来のサイクルトレインの実施の他、北陸新幹線の延伸に伴って関西からの観光客の増加が期待されることから、京阪神や北陸でのPRや大糸線を活用した 旅行プラン開発などに取り組む。ダイヤ改正や増便などによって糸魚川駅での新幹線と大糸線の乗り換えの利便性向上を目指す。大糸線は活性化に取り組みたい沿線の自治体と、路線のあり方について検討を進めたいJR西との間で認識に 違いが出ていますが、路線のあり方については活性化策に取り組んだあとに議論するという。JR西日本金沢支社は「地域の皆さんと利用促進などに取り組む。会社としても背水の陣の覚悟で全力を尽くしていく」と。

■小谷村「栂池高原」に雪壁が登場した。
栂池高原の栂の森(標高1500m)に「スノーウォール」が登場し、雪壁の高さは約2.5m。この冬は暖冬傾向で寒気の流れ込みが続かず、2月は平年を大きく下回る積雪だった。しかし、3月には寒気が南下し、標高の高い栂池高原では雪が降り積もった。 累積降雪量;2023.12月;73cm(平年比;-98cm),2024.1月;198cm(-90cm),2024.2月;133cm(-88cm),2024.3月;188cm(+45cm)。平年は12月;171cm,2024.1月;288cm,2月;221cm,3月;143cm。
3月に降雪量はこの冬初めて平年を上回った。栂池高原栂の森の積雪は、2024.4/1;243cm、2023.4/1;140cm。2023年同日比で100cm多い。雪の恩恵で来場者は2022-2023シーズンの27万人を超えた。 スノーシーズンはGWの5/6まで営業予定。

■3/9;「白馬五竜スキー場」で「第48回白馬五竜スノーフェスティバル」(白馬五竜観光協会主催)が開かれた。
夜のゲレンデを彩る松明滑走など多彩なイベントが行われ、外国人観光客や家族連れなど多くの来場者でにぎわった。

■3/9;19:50-21:00;「第48回白馬五竜・47スノーフェスティバル2024」
11:00;あんこうの解体ショー(新潟海洋高生徒による)、11:30;あんこう鍋振る舞い。17:00-19:30;ナイター無料。19:55;白馬五竜スノーフェスティバル・信濃国松川響岳太鼓演奏、20:25;LED滑走、松明滑走、大龍練り。20:45;ミュージック花火。
3/9;14:30;白馬47で「リフト券代返しちゃいます!」キャンペーン。(現金\75001名,その他豪華景品,先着100名)
(問)白馬五竜 TEL 0261-75-2101
(問)白馬47 TEL 0261-75-3533
(問)白馬五竜観光協会 TEL 0261-75-3131

■「白馬岩岳スキー場」で「第51回全国学生岩岳スキー大会」開幕。
3/3-3/8;基礎スキーの部、全国の大学から男子91クラブ、女子68クラブが出場。滑走技術を競い合っている。

■12/8ー2024.3/7;白馬村の美しい景観保全のため、ナラ枯れ被害から守るCFを開始した。
白馬でも2020年頃からナラ枯れが増加傾向、2023年はどんぐり村や白馬岩岳、和田野で増加。ナラ枯れはミズナラ、コナラ、カシワなどの広葉樹が枯れて茶色になる樹木の伝染病。白馬村の美しい景観保全と、枯木倒木による観光客へ 被害が発生しないように防除対策(伐倒、くん蒸処理、樹幹注入薬剤購入等)に取り組む。「ふるさとチョイス」でCF。期間12/8〜2024.3/7、目標金額は300万円。
(問)白馬村 TEL 0261-85-0766

■3/2;「栂池高原スキー場」で「第53回栂池高原雪の祭典」が開かれた。
コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催。松明滑走や打上げ花火がゲレンデで行われ、多くの人が訪れた。

■3/2;18:30;「栂池高原スキー場」(鐘の鳴る丘G)で「第53回栂池雪の祭典」
振る舞い酒、小谷太鼓演奏、ナイトバルーン、キッチンカーによる出店、松明滑走。打上げ花火。

■3/2;小谷村「栂池高原」で「地方創生カレッジ事業」の「地方創生カレッジ学生が主役の地方創生プロジェクトin白馬バレー」の発表会が開かれた。
都内の大学に通う学生が小谷村と白馬村を訪れ、地域の魅力や課題をフィールドワークから学び、政策提言を通じて地方創生を「ジブンゴト」として推進することを目的に行われた。法大の学生7人が参加。雇用・産業グループ、インバウンドチームの2班に分かれ、フィールドワークとして行政機関や農業法人、道の駅などを訪れ発表会に臨んだ。 ■2/29-3/2;パラスポーツ大会「ジャパンパラ」のアルペンスキー競技が八方尾根スキー場で開幕した。
国内のトップ選手が白馬に集結、3/2まで回転種目を実施。男女別に各障がいのカテゴリーで行われている。パラスポーツの認知度向上や、障がい者の社会参加の促進、アルペンスキー競技の普及拡大などを目的に毎年開催、白馬での開催は5年ぶり。

■光熱費や燃料費の高騰でスキー場ではリフト料金の値上げが相次ぐ。リフト稼働の電気代や圧雪車の燃料費も高騰。
2023-2024ニセコ全山共通リフト券1日券は\9500(+\1000)の値上げ。2023-2024ルスツリゾート1日券は\11500(+\2700)の値上げ。
2023-2024白馬五竜&白馬47リフト券1日券は\7500(+\1500)
他は未発表。各スキー場では値上げは必須?。ここ数年で各スキー場では稼働リフトの休止、平日リフトの削減・運休、利用頻度が低い施設の一部閉鎖、人件費削減でチケットセンタ廃止・ネット販売化などの施策が取られているが、さらに進むのか?

■2/23;白馬村で野外体験
白馬村で野外体験を手掛ける「アソビバハクバ」が「冬の冒険遊び場」を行う。白馬村塩島のキャンプ場「トワノワ」にて開催。子どもたちが想像力で工夫して遊ぶプレーパークとして森の探検や遊び場づくり、野外調理などを体験。 地域の子どもたちが野外で遊ぶ文化を根付かせる機運を高めていく。

■2/28;JR大糸線南小谷-糸魚川駅間の利用促進に取り組む小谷村大糸線振興会議は、小谷村役場で会合を開き、2024年度の事業計画を決めた。
好調だった事業の継続に加え、滞在中の外国人観光客をターゲットとしたツアーなどを計画。3/16;北陸新幹線金沢〜敦賀駅間が延伸開業するため、大糸線を利用した誘客に期待する声も上がった。

■2/21-/22;第78回白馬八方尾根リーゼンスラローム大会でリーゼンスラロームCは2日目中止。
伝統の草レースに全国から中学生から80歳以上までエントリー。自己記録更新や完走など各自の目標に向かってゴールを目指した。2024年は1/21夜にスキーヤーズパーティーがあり、大会参加者同士で親睦を深めた。2/22;大会2日目はリフトの トラブルで中止。
■2/20;白馬村は、県弁護士会と災害発生時における被災者支援のための相談業務に関する協定を締結した。
大規模な災害が村内で発生した際に弁護士会が被災者向けに無償で相談会を実施するもので、被災者の生活の早期安定を図る。

■1/20,1/27,2/3,2/10;20:00〜;「八方尾根スキー場」(名木山G)にて、5週連続花火打上げ。
花火は10分間。名木山第2Pの打上げ花火の真下で鑑賞、打上げたげ花火のガラを回収しながらゲレンデを下るボランティア募集(定員;15名)。2/16;19:30〜;「八方尾根火祭り」
(問)八方尾根観光協会 TEL 0261-85-2870

■2/15-2/17;白馬で「第36回全国高校選抜スキー大会」(ノルディック種目)が開幕。
「白馬スノーハープ」と「白馬ジャンプ競技場」でXCスキー・ジャンプ・ノルディックコンバインド種目の各男女を実施。白馬では初開催。白馬の高校生や白馬・小谷村出身者など地元選手も出場。

■2/中;「栂池高原」の栂の森に巨大な雪壁「つがいけスノーウォール」新登場
つがいけロープウェイの「栂大門駅」付近の栂の森(標高1500m)の雪山を切り拓いて出現した雪壁は高さ約3m。(散策無料)スキー場1日券、又はゴンドラ往復乗車料金が必要。
(問)TUGAIKE MOUNTAIN RESORT(栂池ゴンドラ) TEL 050-1809-2606

■2/16;「八方尾根スキー場」名木山Gで「第54白馬八方尾根火祭り」が開催された。
松明滑走やおんべ、丸太引きなど恒例の催しに加え、2024年は「スカイランタン」を実施。打上げ花火でフィナーレを迎え、大いに盛り上がった。

■2/10-2/12;小谷村「白馬乗鞍温泉スキー場」で「白馬乗鞍 冬の糸魚川シーフード祭り」開催中。
小谷村から約30km、車40分の糸魚川の魅力を知ってほしいと企画。スキー場のゲレンデで海の幸が味わえる。糸魚川のブラック焼きそばやアンコウ汁、イカ焼き、ホタテバターなど人気グルメが集まった。石川県で水揚げされたもので 寒ブリやアンコウの解体ショーが行われ、刺し身が振る舞われた。約100人分の甘エビ汁が振る舞われた。

■2/10;小谷村北小谷大網地区で冬恒例の「大網雪と火の祭り」が4年ぶりに開催された。
祭典が始まって以来50年を迎え、県内外から訪れた観光客が地区住民とともに、鬼役の若者たちがたいまつを手に舞い踊る勇壮な祭りを楽しみながら、節目を祝った。みのをまとった、ふんどし姿の鬼役が、雄たけびを上げなが地区内を練り歩き、 巫女と子どもとともに入場。結界に囲まれた「もがり」の上で、巫女や鬼の舞、姫川太鼓の演奏が繰り広げられ、訪れた観光客が幻想的な光景を写真に収めていた。

■2/9;小谷村の伊折農業生産組合は、伊折地区で生産したハーブを使用した催しとして、子どもと一緒に作れるアウトドア料理のオンライン講座と試食会を農山村体験交流施設「ゆきわり草」で開催した。 親子らが参加し、パンやソーセージ、ソース作りに挑戦。ハーブが香るおいしいメニューを作った。

■2024.2/7;JR白馬駅の駅舎2Fに、宿泊施設「The hakuba station room」がOPENした。
駅近くのゲストハウス「白馬シェア」が運営。かつてはJR東日本が直営ホテルを営業していた。18年ぶりに駅舎の宿泊施設が復活。白馬三山を望む景観やアクセスの良さが売りで、この冬は外国人観光客を中心に利用が続く。

■2/6;小谷村とJA大北は、小谷村の特産品「小谷漬け」を村民に知ってもらおうと、試食会を宮本「おたりつぐら」で開催。
沓掛のレストランが協力、小谷漬けを混ぜ込んだ炊き込みご飯を提供した。おいしいご飯を味わいつつ地元の特産品に関心を高めた。

■小谷村の特産品「雪中キャベツ」の収穫が本格化。
野菜とは思えないほどの甘みのある野菜。根を張ったまま2週間以上雪に埋もれさせる小谷村のブランド野菜。1m以上積もった雪を重機で掘ってから人の手で収穫されます。 「道の駅おたり」には生産者が持ち込んだ直売品が並んでいます。道の駅おたりは「値段は生産者が決めており、ネット販売に比べると安いと思う」と。

雪中キャベツの収穫は2月までで、道の駅ではメニューで提供。

■小谷村で雪を生かして育てられたキャベツ「雪中キャベツ」の収穫が最盛期を迎えています。
雪中キャベツは120日かけて成長させ、雪が積もった後も根を付けたまま2週間以上、雪の中で熟成。糖度はフルーツトマト並みの8度以上と甘く、葉が軟らかい。道の駅「おたり」で雪中キャベツ販売。シーズン中に約2000個を発売。 2024年は能登半島地震の影響もあり、北陸からの客足が途絶え、平日来場者は例年の半分以下に。雪中キャベツの収穫は2/末まで、大北の直売所、長野・松本のスーパーなどで販売。

■2/2-2/4;白馬村「白馬岩岳スキー場」で「第4回全日本マスターズスキー技術選手権大会」が開かれた。
40歳以上を対象にSAJ主催のスキー技術選手権大会。長野県スキー連盟と白馬村スキークラブが主管、白馬岩岳観光協会などが後援した。

■2/3;16:00前、小谷村の「栂池高原スキー場」でスキーヤー同士が衝突した。
衝突は全長700mの中級コースの丸山Gで、男性と女性のスキーヤが衝突。男性はドクターヘリで長野の病院に搬送、首の骨を損傷する重体という。女性にはケガはなし。 警察は事故原因を調べています。

■2/2;白馬村「白馬南小」の裏山スキー場で、地域住民に体験してもらう「裏山スキー場体験会」を行った。
白馬南小は1973年佐野学校として設立、1886年佐野・四城・神城・堀之内が統合し神城学校に。1947年神城小と改称、1956年神城村・北城村が合併、白馬村立神城小に、1964年白馬南小学校と改称。
創立150周年を迎えた白馬南小(旧神城小)は、100年以上前の1913年に白馬で最初にスキーをしたと言う「白馬村最古のスキー場」がある。杉林に囲まれたゲレンデは、普段は児童しか使用できないスキー場を滑ってみたいと、 スキーとスノーボードで約30人が参加した。Tバーの乗車や圧雪された雪面を滑走して楽しんだ。

■1/31-2/2;白馬クロスカントリー競技場「スノーハープ」にて「第102回全日本スキー選手権大会クロスカントリー競技」開催
全日本チャンピオンを決定する大会で、トップレベルの選手らが数多く出場する。種目は男女別スプリント、10kmマス、10km/15kmパシュート、15kmインターバル、30km/50kmマス、リレーなど。

■1/31;小谷村は段ボール製造販売のレンゴー長野工場、Jパックと災害発生時の段ボールベッドの供給に関する協定を結んだ。
発災時に優先的に提供、避難所生活環境の向上や被災者の健康被害防止に役立てる。

■1/30;白馬村八方尾根で「フリーライド」の国際大会が開催された。
八方尾根の北斜面の雪山をスキー・スノーボードで滑走する競技大会で国内外から60人の選手が参加。地形を生かしたテクニックや滑走を披露した。

■1/20;八方尾根スキー場で5週連続の打上げ花火が始まった。「白馬八方尾根火祭り」(2/16)まで毎土曜20:00〜;花火が上がり、観光客やスキーヤでにぎわう八方の夜空を花火で彩っている。

■10/1-2024.1/31;「大糸線デジタルdeスタンプラリー」
大糸線沿線8エリア(糸魚川・小谷・白馬・大町・池田・松川・安曇野・松本)を〜大糸線に乗ってめぐる〜大糸線デジタルdeスタンプラリー。(参加無料)
QRコードをスマホでかざし、駅や観光スポットを巡る。抽選で各市町村の特産品をプレゼント。特急賞(5エリア以上達成;\10000円相当,8名),各停賞(2エリア以上,\3000円相当,30名)
大糸線利用促進輸送強化期成同盟会主催。
(問)大町市総務部情報交通課 TEL 0261-85-0070

■1/27-1/28;白馬村神城の「スノーハープ」で「第60回白馬少年スキー大会クロスカントリー」が開かれた。
県内21小学校、17中学校から延べ303人がエントリーし、学年別の各競技が行われ、節目の大会を全力疾走で競った。大会60年間には五輪選手や名選手を輩出してきた。

■1/27;「白馬岩岳スノーフィールド」(白馬岩岳スキー場)では恒例の「岩岳感謝祭」開催
来シーズン券、スキー・ボード用品、宿泊券などが当たる大抽選会、餅つき、大釜豚汁(2000人分)、地酒などの振る舞い。塩の道太鼓の演奏、糸魚川の海産物販売。山頂のシティベーカリーでは焼きマシュマロの振る舞い(300名)、 子供の雪中宝さがし、感謝祭特設のパークアイテムなど。
(問)岩岳リゾート TEL0261-72-2474
(問)白馬岩岳観光協会 TEL 0261-72-2780

■1/27;小谷村の中土観光交流センター「やまつばき」で、4年ぶりとなる「中谷雪祭り」が開かれた。
地域住民や観光客ら約150人が参加。地区最大規模のどんど焼きを囲み、地域の元気を確かめ絆を深めた。会場には2023年から準備を進めてきた「歳の神」が鎮座。正月飾りやだるま、子どもたちの書き初めなども飾り付けられた。 祭りのクライマックスに合わせ、松明を手にした住民が点火し、夜の集落を明るく照らした。

■1/22-1/24;小谷村小谷中と交流が続く台湾彰化県の竹塘国民中学と二水国民中学の生徒30人が小谷村を訪れている。
滞在中は小谷中と交流、1/23;栂池高原スキー場でスキーに挑戦。台湾からの来村は4年ぶり、ゲレンデでは親睦を深めつつ、小谷と台湾の絆を紡いでいる。

■白馬村「白馬南小」の裏山スキー場で白馬南小と白馬北小が「スキー交歓会」を実施した。
スキーを通じた交流は初の試み。南小西側にある裏山スキー場でスキーを楽しんだ。北小の子どもたちは初めて裏山スキー場を訪れ、Tバーリフトも体験。両校の児童は親睦を深めていた。

■1/24;小谷村、「北アルプスドローン協会」、「KDDIスマートドローン」「NEXT DELIVERY」はドローンを使った村内における物資輸送の事業計画を発表。
「交通弱者の買い物手段の創出」「交通寸断時の配送手段の創出」を柱に、高齢化が進み、急峻な山間に位置するなど地域が抱える課題解決に役立てる。実証実験を重ね実用化につなげる。

■1/23;小谷村で地域課題解決に向けたドローン実証実験
小谷村は高齢化が進み、高齢化率は38%。山間地域で買物・交通弱者の増加が課題。小谷村にて、小谷村、北アルプスドローン協会(小谷村千国乙)、KDDIスマートドローン、NEXT DELIVERYはドローンの実証実験を行った。 奉納温泉で災害により道路が寸断した想定で、小谷村診療所〜奉納温泉間(4.2km)で緊急物資の配送を行なった。緊急物資セット(1.5kg)(非常食,防災用品)をドローンに載せて、約9分で配送した。
ドローンは物流専用ドローン「AirTruck」(エアロネクスト,ACS開発)、機体制御はモバイル通信で遠隔操作・自律飛行する「スマートドローンツールズ」(KDDI)の運航管理システムを活用。今後、地域課題解決し物流での実用化を目指す。

■1/18;白馬村神城飯森の「丸大旅館」が破産手続き開始。
「白馬五竜スキー場」の「十郎の湯」近くに建つ、1981年創業した「丸大旅館」は民宿とホテルを運営し、学生の合宿など冬はスキー、夏場は登山などで利用されてきた。
設備投資の負担が収益を圧迫、コロナ禍で売上げが落ち込み、資金繰りを圧迫。コロナ5類移行後も利用客の回復は鈍く、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したという。負債は3.6億円。
飯森「長谷寺」・「十郎の湯」・「飯森駅」周辺の「飯森民宿街」には、白馬荘,O北天神,ホワイトリバー,H丸大,丸大旅館,飯森館,くぼた館,O北斗荘,ゆたか屋,ゆきぐに,O山万,やましろ,一夜山荘,上手館,入山田館,北中屋,西原,幅下館, あづみ荘,O武田館,大六旅館,堂苑,まつくら館,西仲屋旅館,山八旅館,遠見館などがあったが、現在は廃業や休業中が増えた。高齢化と後継者不足などが主な理由。昔はスキーシーズン中、飯森地区からいいもりGやとおみGへのシャトルバスが 朝夕多数運行し増便されることも多かった。徐々に運行本数や運行日が減り不便になった。

■1/17-1/18;往年の名スキーヤーらでつくる「八方尾根スキー同好会」は、シニア世代を対象とした「スキーホリデー八方2024」を八方尾根スキー場で開催。
同好会のメンバーとともに滑る恒例のイベント、約30人が参加。1/17;青空が広がる絶好のスキー日和、参加者は北アを眺めつつ、白銀のゲレンデにシュプールを描き、滑りを満喫した。

■1/17;白馬村白馬南小で大北地区農業振興推進協議会主催の「おむすびの日」イベントが開かれた。
大北産米の消費拡大を目指す「北アルプス山麓おむすびプロジェクト」のイベントで、白馬村南小の小学生がオリジナルのおむすび作りに挑戦した。児童が考えた「食べたいおむすび15種類」から人気投票で選ばれた3種類を試作。 児童が自ら握ったオリジナルのおむすびを試食、「紫米とサツマイモ」「信州サーモンのしょうゆ焼き」「白馬みそ」を調理。白馬村産の米、地元のサツマイモ、味噌、信州サーモンなどを混ぜ込んだオリジナルのおむすび。 近年、米の需要は減少傾向で、主催者は「大北の他の小学校でも同様の取り組みを進め、米の消費拡大につなげたい」と。児童は炊き立てのごはんに具材を入れ、丸や三角のおむすびを握り、できたてを頬張り、地元食材のおいしさを 再確認していた。おむすびの日は1995.1/17;阪神淡路大震災震災で被災者を支えた炊き出しの大切さを後世に伝えようと制定された。同プロジェクトは「北アルプス山麓ブランドの日」を主催する大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村と 農業商工団体などでつくる委員会が立ち上げた。地域産の米や具材を使ったおむすびの商品化を目指す。

■2024.1/11;白馬村が導入を検討している「新たな観光財源」について、白馬村観光地経営会議は、財源の使途に関する方針案をまとめた。
使途は観光客満足度の最大化(宿泊客のためになることに使う;ストレスなく楽しめる観光地づくり、二次交通、観光DX化)、負の影響最小化(ゴミ削減、環境保全、安全な登山整備)など。
2023年度は観光財源の使途決定スキーム検討、使途の基本方針策定。2024年度は白馬みらい観光税の導入準備(観光税基金条例・白馬みらい観光税条例の検討・策定)、2025年は度観光税条例制定、2026年度〜;白馬みらい観光税導入(受益者負担)

※以下は観光地経営会議とは関係なし。私的な見解
1)強み;パウダースノーと白馬のブランド力。北ア白馬連峰の山岳観光、豊かな自然と美しい景観。高山植物と雷鳥・ニホンカモシカ・ムササビ・イタチ・テン・リスなど動植物。泉質の異なる温泉。 登山、トレッキング、スキー、スノーシュー、XCスキー、パラグライダー、ラフティング、キャンプ、サイクリング、MTBパークなどアクティビティ充実。グリーンシーズンの強化。
2)弱み;村内交通アクセス(通年)、2次交通整備(閑散期)、悪天候時(インドア)の満足度UP。文化・食・ふるさと体験(そば打ち・ガレット・おやき作り等)。スタッフの人材不足と通年雇用。高齢化・後継者不足による民宿廃業。 ユニバーサルデザインの取り組み。
3)脅威;スキーリゾート競合。過剰な観光開発による自然環境への負荷増。景観や自然環境が損なわれる。オーバーツーリズムによるリフト待ちやゲレンデ混雑、飲食場所の不足などによる満足度低下。第2のニセコ化。
4)機会;海外資本の高級宿泊施設建設。高規格道路「松糸道」整備。

5)他;神城断層地震・災害からの復活歴史、砂防施設見学、氷河見学、山城跡・史跡、塩の道石仏群。森林・林業体験、森林セラピー、農作業体験、収穫祭・秋祭り体験、山菜採り、撮影ツアーなどいろいろコンテンツがある。

■小谷村は全村民を対象に自転車用ヘルメットの購入費補助を実施。
2023.4月;道路交通法改正で、着用が努力義務となった「自転車のヘルメット」について、小谷村は購入経費の5割で上限\3000円を補助する。対象は2023.4/1-2025.3/31。SGマークなどの安全基準を満たすヘルメットが条件。1人1回のみ。 小谷村ではヘルメット着用率は約2割、補助金を活用して普及を図る。 小谷村は「この機会にヘルメットを購入してもらい、安全に自転車を利用してほしい」と。

■1/6;午後から、JR西日本は、JR大糸線南小谷-糸魚川間で運転再開。
南小谷→糸魚川;14:43南小谷駅発糸魚川行、糸魚川→南小谷;15:13;糸魚川駅発南小谷行。

■1/6;能登半島地震で被害を受けたJR大糸線は、5日ぶりに全線で運転を再開した。
大糸線は、1/1;能登半島地震で線路の設備に被害が出たため、南小谷駅ー糸魚川駅間で運転を取りやめていた。設備の復旧と安全が確認されたことから、1/6;午後に運転再開、南小谷駅では14:43に2両編成の普通列車が糸魚川に向かって発車した。

■1/4;小谷村冬の特産品「雪中キャベツ」の生産者らでつくる「信州おたり雪中キャベツ生産組合」は、目揃い会を北小谷下寺のほ場で開いた。
約20人が参加、出荷前の生育状況や出荷する際の注意点などを確認。1/9〜;JA大北のスーパーや直売所などで販売開始。生産者によっては週末3連休に合わせて販売開始。

■小谷村中土の「中谷大宮諏訪神社」は干支にちなんだ縁起の良い言葉を拝殿の戸板に書き、初詣に来る多くの参拝者を迎えている。
無病息災を願い、同神社には「舞」「龍」などの文字が掲げられている。

■1/2;「国土地理院」の調べでは、1/1:16:10;能登半島地震により、輪島で西南に1.2mの移動・1.1m隆起、広い範囲で地殻変動が観測。
白馬;北西へ7.3cm移動・1.4cm隆起、大町;北西へ4.9cm移動・1.1cm隆起、安曇野;北西へ3.6cm移動・-0.8cm沈降、長野市;北西へ4.8cm移動・0.5cm隆起、松本では北西へ2.9cm移動・-0.6cm沈降。 ※観測点の傾斜や局所的な地盤の変動を受けている可能性あり、今後数値は変更がありえる。

■白馬スキー場でカウントダウンイベント
冬の夜空に鮮やかな花火。幻想的でキラキラと輝く花火は美しい。新年をスキー場で迎えましょう。
なお、天候状況により、花火等の中止あり。
■2024.1/1;白馬村の人口は9159人。4年ぶりに9000人を超えた。
白馬村人口は、2024.1月;9159人(男4653,女4506),4809世帯。2020.1月;9484人以来の9000人越え。冬季にスキー場や宿泊施設、飲食店などで働く外国人転入者の増加している。白馬村によると2023.12月の外国人転入者は674人、 外国人居住者は計1239人(全人口の13.5%)。海外からの観光客だけではなく外国人居住者もコロナ禍前に戻りつつある。

■2023年の長野県内は記録的な暑さ。
長野地方気象台によると、年平均気温は県内全30地点中29地点で統計開始以来、過去最高を更新。年間を通じて気温が高く、3-9月まで気温が高い日が続いた。2023年1〜12月の平均気温は長野市13.6℃(30年間年平均気温より+1.3℃)。 松本市13.7℃(+1.5℃)などと平年より各地で0.5〜1.8℃上回った。最高気温30℃度以上の真夏日は、上田86日、松本85日など25地点で観測史上最多。35℃以上の猛暑日は南信26日、上田25日、長野市24日など6地点で過去最多。 気象台はこの冬の気温も、3月まで気温が高く降雪量は少ないと見ている。

■6/5-12/1;白馬東山の「白馬きこりの道」のBコースは利用不可。
1)きこりの道;
白馬東山にある4つのトレイル「白馬きこりの道」。以前は山林作業道として切り開かれ、1978年白馬村が里山遊歩道として整備され、ハイキングコースとして使われてきた。地元できこりの道を復活する声が上がり、2010年頃から再整備を開始。 東山からは五龍岳・白馬三山・唐松岳・白馬三山・小蓮華山、白馬乗鞍岳など白馬の山並みが見えるパノラマコース。白馬さのさかスキー場、白馬五竜スキー場、八方尾根スキー場、白馬岩岳スキー場が見渡せる。東山頂上「嶺方山」 (標高1059m,南峰1034m)は旧白馬みねかたスキー場のXCコースや旧「白馬夢農場・ふーみんの里」で「風の館」だったところ。昔は春には黄色い菜の花畑、夏には紫色のラベンダー園、秋には白いそば畑が広がっていた。
現在、きこりの道では夏場にはハイキングツアー、冬場にはスノシューツアーなどが開かれ、トレイルランも行われている。白馬グリーンスポーツの森を発着点にC,B,Dコースで約9.5km、高度差574mが行われていた。
2)森林整備;
現在、2022年-2025年にかけて白馬村東山森林整備事業では間伐や作業道を作設する森林整備が行われている。「きこりの道」のトレイルでは伐採で木が倒れたり、重機の往来があるため、一部コースでは利用を控えること。
3)トレイル;
2023.6/5-12/1;Bコース(峰方-飯田(飯森);4.2km)と、Dコース(飯森ー蕨平;4.9km)は通行止め。
2023年はAコース(嶺方-堀之内:2km)とCコース(嶺方〜深空;2.0km)が利用可。トレイルは登山者優先。MTBは利用可。モーターバイクは利用不可。
MTBコース例;サンサンパーク白馬〜堀之内〜旧みねかたスキー場(2014年廃業)(セントラルG-ロマンスG-頂上パノラマG)〜旧XCコース(1周5km)〜夢農場〜旧白馬ハイランドスキー場(2009廃業)(パノラマG)頂上〜白馬ハイランドHまたは 白馬グリーンスポーツの森へのコース。森の中のトレイルでは落ち葉やドロで滑る箇所があり、倒木や木の根には注意。
白馬きこりの道
(問)白馬村観光課 TEL 0261-85-0722

■白馬、小谷、糸魚川を広域的なエリアと捉えた観光振興や地域活性化につなげようと、糸魚川JCは3市村の魅力を描いた「白馬リゾートエリアマップ」を作成。
「ぱっと見てひとつのエリアと感じてほしい」とし、一帯の関係人口創出を図る。3市村の観光団体にパネルを寄贈した。
Hakuba リゾートエリアマップ(糸魚川JC)


■11/20-11/30;白馬村役場村民ホール、小谷村役場企画展示ホールにて「震災アーカイブ展」
2014.11/22;神城断層地震の記録をデジタルデータ化してネットで公開しながら保存活用していく「震災アーカイブ事業」に、白馬村・小谷村・信大の共同研究として2017年度から取り組んでいます。白馬村では震災を乗り越え、 後世に伝えていくために「震災アーカイブを活用した自立的な学びと語り継ぎの仕組みづくり事業」として県の地域発元気づくり支援金を活用。神城断層地震を語り継ぐアーカイブサポーターズによる白馬村の災害年表(発災時から復興、 現在までの地域の姿の写真パネル展示)、山麓巡りガイドによる取組み、復興ツーリズム、小学生による防災学習成果などを紹介。
(問)白馬村生涯学習スポーツ課 TEL 0261-85-0726
(問)小谷村総務課 TEL 0261-82-2001
(問)信州大学教育学部防災教育研究センタ TEL 026-238-4087

■11/28;JR西日本はJR大糸線・南小谷-糸魚川間の2020-2022年度平均の収支を公表。
収支率は2.6%、2019-2021;2.3%からやや改善。運輸収入は約2000万円、営業費用は約6.1億円。営業損益は約5.9億円の赤字。
2017-2019;ー5.9億円(3.7%)、2018-2020;-6.1億円(2.9%)、2019-2021;-6.3億円(2.3%)、2020-2022;-5.9億円(2.6%)
\100円を稼ぐのにいくらかかるかを示す「営業係数」は\3835円。1日あたりの乗客は2022年度は108人、1987年度の987人の11%と厳しい経営が続いています。

■10/6-11/12;「白馬岩岳マウンテンリゾート」で国内最大級となる地上からの高さ10mの大型ブランコ「白馬ジャイアントスウィング」を開業した。
2020年に山頂エリアに設置した3.6mのブランコが人気で、グリーン期の集客力をさらに高めるために新設。眼下に白馬村の田園風景が見渡せ、乗っていると風景に飛び込むような爽快感を味わえる。「ヤッホー!スウィング」は北アの雄大な眺望を楽しめ、 マウンテンリゾートの呼び物。1日300人乗れるが、繁忙期には整理券が売り切れ、増設を求める声が寄せられていたという。 ジャイアントスウィングは、岩岳山頂(1289m)からリフトで下った標高1100mの「白馬ヒトトキノモリ」に設置。自力でこぐヤッホー!スウィングと異なり、ブランコの背もたれにワイヤーを掛け、電動で後方に巻き上げてからワイヤーを外して 飛び出す仕組み。椅子の直下から前方に最大6mの振り幅がある。利用時には「アルプスの少女ハイジ」の主題歌が流れる。利用時間は約1分間。安全のため腰にベルトを装着し、持ち手を離さず、自分の足を振って加速しないよう求めている。 ジャイアントスウィングは1日70人。身長110cm以上、体重100kg未満の人が対象。(\1000/1回)

■10/6-11/12;9:30-16:00;「白馬岩岳」の白馬ヒトトキノモリに、超大型ブランコ「白馬ジャイアントスウィング」がOPENする。
地上10mの高さで最大約6mの振り幅が楽しめる。眼下には白馬村の田園風景が広がり、北アの白馬三山や唐松沢氷河も見渡せる。「北アルプスの少女ハイジ」とアピール。岩岳リゾートは「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」 への進化を合言葉に、2017年;岩岳MTBパーク造設、2018年;絶景テラス&カフェ「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」の開業を皮切りに、「Iwatake Green Park」や「ヤッホー!スウィング presented by にゃんこ大戦争」、展望エリア 「白馬ヒトトキノモリ」などをグリーンシーズンの魅力強化に努めてきた。絶景ブランコの「ヤッホー!スウィング」は最大5時間待ちを記録。新たに登場する「白馬ジャイアントスウィング」は標高1100mの絶景と開放感、スリルを味わえる。 「ヤッホー!スウィング」の約3倍、10mの高さを誇る国内初の巻き上げ式ブランコで、さらなる浮遊感が味わえる。安全対策でハーネスを着用、サンダルなどは不可。身長110cm以上、体重100kg未満。11/12までの限定設置(\1000/1人1回)。 チケットは山頂ガイドセンタで販売。ゴンドラ山麓駅のノア売店では「アルプスの少女ハイジ」公式グッズを販売予定。キャラクターが描かれたタンブラーやキーリング、タオルなど20種類以上の商品を販売。TVアニメ「アルプスの少女ハイジ」 公式Xでも広告され、「リアルハイジのブランコ!!」として期待。
10/6;「白馬マウンテンハーバー」と「THE CITY BAKERY白馬マウンテンハーバー」の5周年。「THE CITY BAKERY」ではキャニスターとエコバッグのオリジナルデザインを発売。さらに「白馬マウンテンハーバー」では、来場した先着500名に 「THE CITY BAKERY」のミニサイズのホットチョコとマシュマロをプレゼント。
(問)白馬岩岳マウンテンリゾート TEL 0261-72-2474

■2023.11/3;白馬村育ちでFSスキー女子モーグルで冬季五輪に5回出場した「上村愛子さん」が「白馬村観光大使」に任命された。
11/3;「第53回白馬村文化祭」開催中の「白馬村ウイング21」にて、「白馬村観光大使就任式」が開かれ、「これまで以上に白馬の景色やすてきなところを発信していきたい」と上村さん。白馬村の歴史・文化、自然、特産等の魅力的な観光資源を 国内外に発信。白馬村のPR活動を行っていく。上村さんは兵庫出身。小1年から白馬村で暮らしモーグルを始めた。白馬高在学中の1998年に長野冬季五輪に初出場、5大会連続で入賞。トークショーで上村さんは「ヨーロッパやアメリカなどに 海外遠征で行ったが、白馬村を知っていて、いつかは滑りに行きたいと言われる。北アルプスとの距離がすごく近い白馬村は、国内外の人が感動する景色がある」と。就任式で丸山俊郎村長は、上村さんが2022年11月に地球温暖化の影響も 念頭に雪をテーマにした絵本を出版したことに触れ、「環境問題の大切さを知ってもらえるような、環境大使としての役割も果たしてほしい」と。

■白馬村「八方尾根スキー場」を開拓し、1947年から現在まで続く「リーゼンスラローム大会」の創設や、オーストリアスキーとの交流など日本の近代スキー発展の礎を築いた福岡孝行氏の功績を後世に残していこうと、孝行氏の長男で 日本スポーツ文化研究所代表の福岡孝純さんが、著書「福岡孝行伝」を刊行した。

■「白馬五竜スキー場」は春〜秋にかけて、スキー場の一部(アルプス平)を「白馬五竜高山植物園」として営業。
2022-2023年ウィンターシーズンは約25万人。2023グリーンシーズンは植物園来場者が3万人を超えた。学芸員スタッフとの園内散策ツアー、星空を楽しむ夜間イベントなどソフト面の工夫で集客に成功した。6/下-10/末のグリーンシーズンの来場者は 約3.6万人(2022年比で3%増,2020年比で33%増)。来場者アンケート調査(約200人)では初来場者が52%と最多。2回目、5回目以上は約2割。植物分類学者の牧野富太郎博士をモデルにしたNHK朝ドラにあわせて展示会や、夏にオリジナルビールを発売したりと 新規客をひき付ける取り組みを進めた。リピーター増につなげようと学芸員と植物園を廻るツアーも全30回開催した。

■白馬村「岩岳リゾート」は2023年夏シーズンの来場者が22万人超で過去最高
白馬岩岳はスキー以外のアクティビティを新設し通年リゾート化を進めており、取り組みを始める前の2016年と比べると夏季来場者が約9倍に増加。夏季の来場者は冬季の2倍にまで増えている。 4/28-11/12;「白馬岩岳マウンテンリゾート」の来場者数は22.2万人と2022年比で1割増。2023年夏にはペット向けコンテンツを拡大しドッグランを新設。10月に高さ約10mのブランコを新設するなどアクティビティを増やし続けている。

■白馬村で2022年冬と2023年夏に実証実験として運行した「観光AIデマンドタクシー」について、10/30;村地域公共交通会議は今冬の運行計画を決めた。
これまでは実証運行として利用無料だったが、今冬からは\500/1回。12/18-2024.2/末;17:00-23:00;運行。主に公共交通機関で来村した外国人観光客や地域住民の利用を見込む。AIデマンドタクシーは2022年は夜間、2023年は昼間に運行。 今冬は夜間に8人乗り3台、12人乗り1台で運行。乗降場所は宿泊施設や商業施設、スキー場、飲食店など29ヶ所。アプリによる予約で、支払いはアプリ内でのクレジット決済・現金。マイナンバーと連携し、村民は期間中\3000で乗り放題。

■10/30;小谷村中小谷で明治に発生した大規模な山崩れを教訓に地域づくりを考える「稗田山崩れ等伝承委員会」は、提言書を中村義明村長に提出した。
災害の歴史を継承し地域の防災力強化につなげようと、災害文化の情報発信や観測・監視体制の整備、観光への活用などを盛り込んだ。提言書では具体的な施策として、崩落現場を見学する場所やアクセス道路の整備、DX技術を取り入れた 案内看板設置、防災施設をめぐるツアー開催、海外からの修学旅行の受入れなどを提案。情報発信の拠点施設として、道の駅小谷の活用を要望した。

■10/19;「国連世界観光機関」(UNWTO)は「2023 Best Tourism Village」を発表。2023年は29ヶ国の54地域が選定され、日本は白馬村、白川郷、奥松島、美瑛町の4地域が選定された。
2022年は「京都美山町」と「ニセコ町」が選定。BTVはSDGsに沿って、観光を通じ文化遺産の促進・保全、持続可能な開発に取り組んでいる観光地を認定するプロジェクト。白馬村は3000m級の山々が広がる山岳景観や田園風景などに加え、 「民宿文化」などをアピールし評価されたという。10/19;表彰式には白馬村の丸山俊郎村長が出席し認定証を受賞した。丸山村長は「白馬の何が世界水準で価値があるものかを理解いただいて、きちんと守って次世代に繋いでいくということを 取り組んでいきたいので、そのためのシンボルとしてこれを活用できると考えている」と。

■10/中;「八方尾根」の紅葉(ご紹介)
「八方尾根」の「八方池」から見下ろす「不帰沢」の岩壁や「八方沢」周辺の紅葉は美しい。黒い岩肌と白い雪渓(氷河)を背景に赤や黄色に色づく。
この日は曇り空で白馬三山は雲の中。陽光が差せばもっと色鮮やかになったかも。
紅葉の最盛期、黒菱平「鎌池」〜「八方池山荘」では黄色のミネカエデ、赤色のナナカマド、緑のハイマツが見事なコントラストが楽しめます。

■10/上;秋の「白馬大池」;
「小蓮華山」(標高2766m)から続く尾根と「白馬乗鞍岳」(標高2456m)との境界部の窪地に大きな池「白馬大池」(標高2379m)があります。白馬乗鞍岳の山頂は平坦な溶岩台地で、大きな岩がゴロゴロしており、安山岩の溶岩が見られます。 その少し下がったところに白馬大池が広がっています。白馬大池は火山の溶岩により堰き止められてできた淡水湖で、水深は約6-13m。白馬大池は流入する川はなく、雪解け水や雨水が池に溜まっています。盛夏でも満々と水を湛え、 涸れることはありません。昔は雨乞いの神を祀る霊地として崇められてきたというが、今でも神秘的な池。湖畔には「白馬大池山荘」が建っており、裏手(雷鳥坂側)には開放的なテント場があります。冬は山小屋の屋根まで雪に覆われ、 白馬大池は一面の雪原のよう。春には氷上に雪が積もっていた雪が徐々に解けていく。初夏にはまだ一部残雪が登り、池周辺ではチングルマやハクサンコザクラの群生が見事です。湖畔沿いにはナナカマドが自生し、紅葉の秋には湖畔が 赤く染まります。
白馬大池の背後には南から「小蓮華山」(標高2766m)〜「鉢ヶ岳」(標高2563m)〜一際大きな山容の「雪倉岳」(標高2611m)〜小さなピ−クの「赤男山」(標高2195m)〜最初に太陽に染まる山「朝日岳」(標高2418m)〜栂海新道の「栂長山」(標高2267m)〜 五輪尾根の「五輪山」(標高2253m)が聳えています。この稜線は登山者も少なく高山植物の種類が多くお花畑が観られ、静かな稜線歩きが楽しめます。

■小谷村平間集落のフジバカマの畑に長距離を旅する渡りチョウ「アサギマダラ」が飛来。
「浅葱色」の羽をひらひらと羽ばたかせて里山の集落を優雅に舞い、訪れる人の目を楽しませています。

■10/11;白馬村八方区や地元観光協会でつくる「八方尾根自然環境保全協議会」は、八方尾根の「八方池」(標2060m)の底にたまった土砂を取り除く浚渫作業を実施した。
住民や村職員ら80人が参加。池の中でスコップで約500袋分の堆積した土砂を取り除いた。八方池は雨風で土砂が池に流入、特に池の南側から流入している土砂で池の面積が減少している。地元の自然景観を後世に残し、八方池の景観を取り戻そうと 作業が行われた。池にはサンショウウオ生息し、活動期を終えるタイミングで実施された。協議会の活動に関わる環境省中部山岳国立公園管理事務所の指導下で取り組んだ。

■9/24;「白馬村ウイング21」にて「白馬連山氷河調査報告会 山と雪氷 南極・ヒマラヤ・白馬を語る」が開催された。
会場では氷河調査の機材、南極で使われた道具、山の写真や各種資料が展示。新潟大理学部奈良間教授らが氷河調査結果を報告。杓子岳の杓子沢と唐松岳の不帰沢は氷の塊が動いていると確認でき、「氷河と言える」と。 地中レーダー調査では氷の厚さは杓子沢43m、不帰沢29mもあるという。会場では氷河調査の機材、南極で使われた道具、山の写真や各種資料が展示。新潟大理学部奈良間教授らが氷河調査結果を報告。杓子岳の杓子沢と唐松岳の不帰沢は 氷の塊が動いていると確認でき、「氷河と言える」と。地中レーダー調査では氷の厚さは杓子沢43m、不帰沢29mもあるという。杓子岳北カールの岩石氷河が富士山・立山・大雪山に次ぐ山岳永久凍土であることの可能性も示した。
11月までに論文を国際学術誌に投稿し、審査を経て受理されれば学術的に氷河と確認される。氷河となれば鹿島槍ヶ岳のカクネ里、唐松岳の唐松沢に続き、国内で8,9ヶ所目となる。白馬連山氷河調査団は2020年度から調査。氷の塊が斜面を 移動していると確認できれば氷河と判断される。
白馬村民として初めて南極地域観測隊の越冬隊員として南極での調査活動に携わった泉秀和さん、2017年に世界最高峰のエベレストに登頂された羽山菜穂子さん、氷河調査のガイドを務める白馬山案内人組合長の松澤幸靖さんらが 体験談や活動などをトークした。

11月までに論文を国際学術誌に投稿し、審査を経て受理されれば学術的に氷河と確認される。氷河となれば鹿島槍ヶ岳のカクネ里、唐松岳の唐松沢に続き、 国内で8,9ヶ所目となる。白馬連山氷河調査団は2020年度から調査。氷の塊が斜面を移動していると確認できれば氷河と判断される。
白馬村民として初めて南極地域観測隊の越冬隊員として南極での調査活動に携わった泉秀和さん、2017年に世界最高峰のエベレストに登頂された羽山菜穂子さん、氷河調査のガイドを務める白馬山案内人組合長の松澤幸靖さんらが 体験談や活動などをトークした。

■9/24;13:30-16:00;「白馬村ウイング21」にて「白馬連山氷河調査報告会」「山と雪氷ー南極・ヒマラヤ・白馬を語る」
第一部;白馬連山の氷河調査報告:2020年から不帰沢・杓子沢・白馬沢の氷河調査状況を報告。
第二部;南極地域観測隊活動報告、エベレストへの挑戦、トークセッション「白馬連山の魅力を語る」
世界の山岳や雪氷と白馬の魅力について話す。
新潟大理学部・奈良間千之教授、南極地域観測隊越冬隊員・泉秀和氏、エベレスト登頂日本山岳ガイド・羽山菜穂子氏、白馬山案内人・松澤幸靖組合長、他。
(参加無料,事前申込不要)
(問)白馬村教育委員会事務局 TEL 0261-85-0726

■白馬連峰の雪渓3ヶ所の杓子沢・不帰沢は氷河の可能性が高いとされ、白馬村や新潟大、白馬山案内人組合などでつくる白馬連山氷河調査団団長の奈良間千之・新潟大教授が、杓子沢と不帰沢の氷河調査に関する論文をまとめ、 10月に国際学術雑誌に投稿を予定。論文が受理された場合、村内では唐松岳・唐松沢に続く氷河と確認される。

■9/12;長野でドローン輸送の空の世界の新しい技術を生かそうと、産学官連携の「信州次世代空モビリティ活用推進協議会」が設立された。
技術開発の道筋を描き、実用化につなげる狙い。協議会は県、信大、諏訪東京理科大、県内18市町村、企業など計95団体が参加。「空の移動革命」や「空の産業革命」を掲げ、佐藤敏郎・信大工学部教授が会長に就いた。山間部の集落で 快適に買物ができるように、注文した商品をドローンで届けるサービスなどについて、オブザーバーの経産省が紹介した。また、現状や課題について協議会顧問の鈴木真二・東大名誉教授の基調講演した。佐藤教授は「長野県でモデルが できればどこでも通用する。30年先を見据えていきたい」と。将来的には「空飛ぶクルマ」などを使った構想も描く。長野県阿部守一知事は空を使った移動や輸送について「山小屋への物資の輸送などでヘリを活用しており、観光面、 暮らしの両面で重要。まずは問題意識を共有したい」と。近年はドローンによる山小屋への輸送実験などが行われている。白馬岳では「猿倉荘」(標高1250m)から「白馬岳頂上宿舎」(標高2730m)、「白馬山荘」(標高2832m)にドロ−ンで 生鮮食品・飲料・医療物資など7kgを配送。高低差約1600m・飛行距離往復10kmの実証実験や、白馬47では山麓からR1上部にドローンでビザ配送サービスがなど行われた。

■ナナカマドが赤い実をつけ始め、ゴゼンタチバナやケシマラン、オオカメノキ、クロマメノキなどが実を付けています。
初秋を迎え、一部では草紅葉が始まり、園内の草木はいろいろな実を付けています。白い花が咲く高山植物には赤い実をつける草木も多い。秋山の登山道でも良く見かけます。実は似ているので葉っぱの形で見分けよう。
1)雨の日に透き通る白い花のサンカヨウはブルーベリーに似た青い実
2)淡いピンク色のコケモモは赤い実
3)白い花のイワショウブには赤い実
4)小さな白い花のタケシマランには赤い実
5)白い花のオオヒョウタンボクにはきれいな赤の実
6)白と桃色のアカモノは鮮やかな赤い実
7)白い花のマイズルソウには赤い実
7)白い花のゴゼンタチバナは赤い実
8)ピンク色の花のイワツツジは赤い実
9)白い花のクロマメノキにはブルーベリーに似た青黒い実
10)アジサイに似た白い装飾花をつけるオオカメノキには赤い実
11)小さな花をたくさんつけるナナカマドには赤い実

■山麓でも見られる高山蝶「アサギマダラ」
白馬村の天然記念物に指定されているヒメギフチョウやギフチョウを中心に、アサギマダラ、ベニシジミ、ジャコウアゲハ、コヒョウモンなど10数種。北アを登山しているとお花畑で夏場によく「アサギマダラ」を見かけます。アサギマダラは、 夏場には標高1800m付近に生息する高山蝶ですが秋になると里に下ります。9/上-9/下;「中綱湖」周辺では秋のチョウとして知られている「アサギマダラ」が花の蜜を求めてふわふわと華麗に舞います。アサギマダラが好むキク科のフジバカマが 植えられている畑では長旅に備え盛んに蜜を吸います。フジバカマの他、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科の花を好みます。フジバカマが咲き始めるとアサギマダラも早い秋を追いかけるように訪れ、やがて南へ渡っていきます。このフジバカマは 川原や河川敷に自生する植物ですが、今では絶滅危惧植物に指定されている秋の七草。フジバカマの花には毒成分が含まれており、アサギマダラは毒を体にため込むことで鳥たちから身を守っています。フジバカマの花の蜜を吸うるオスを よく見かけますが、花に含まれる毒素を摂取することでオスはフェロモンの分泌をするのに必要とされるようです。アサギマダラの生態調査のために毎夏、各地でマーキング調査が行われたりしています。美ヶ原林道(UTU),穂高牧(MAK),穂高中房(AKN), 大町常磐(AOM),大町大谷原(OMC),大町簗場(NPA),白馬北城(ハクバ),白馬五竜高山植物園(GRY)などでは蝶を捕獲し、羽に日付・場所・名前などを書いてまた離して移動調査しています。小さな高山蝶が何千kmを飛ぶというから凄い。大町や白馬での アサギマダラの調査ではマーキングした蝶が四国や沖縄・宮古島で発見されたこともあります。

■8/19-8/21;利用低迷のJR大糸線を応援する「大糸線応援隊」の隊員らが集う「ファンミーティング」が小谷村で開かれた。
沿線自治体などでつくる大糸線活性化協議会主催。大糸線活性化に向けファンが一堂に会し、小谷村役場でファンの交流会。大糸線の利用促進や活性化策などが話し合った。小谷村中村村長、糸魚川米田市長、白馬村丸山村長、 長野県北アルプス地域振興局早川局長らが参加。えちごトキめき鉄道の鳥塚社長の講演、8/20;中土駅の外壁を塗装する作業、列車の見学会などが行われた。大糸線の美化活動として頚城大野駅〜中土駅までの無人駅で駅舎清掃活動など。
南小谷駅では長野県キャラクター「アルクマ」の撮影会があった。アルクマくんはJRの制服姿で登場した。
大糸線信濃森上では除雪車「ENR-1000」の見学会。列車のウイングやロータリー可動のが実演。信濃森上-白馬大池間の姫川には青いゲートの「姫川第二ダム」と朱色の「通橋」(青鬼への橋)、薄いグリーンの「姫川第一橋梁」がある。 「姫川第一橋梁」は1912年制作アメリカンブリッジ社製の長さ62mの橋で大糸南線時代の信濃森上〜中土まで1935年に延伸開業した際に架設された青い橋。現存は1954年架設の橋。ピントラスのシュウェドラートラス橋。JR東でも珍しい橋という。

「JR大糸線活性化」を参照。

■JR大糸線の南小谷-糸魚川の利用促進を図るため、官民で活性化策を検討している小谷村「大糸線振興会議」は、この区間にある全9駅をデザインしたアクリル製スタンド(高さ4.5cm,幅5.5cm)を製作した。
糸魚川と南小谷の2駅に置くガチャガチャで販売。スタンドの絵には大糸線の車両、駅舎、観光地、特産品などが描かれている。全駅を集めると、日本海から北アルプスへ背景の景色がつながる仕掛けとなっている。8/下〜発売(\300/1個)

■8/19-8/21;小谷村でJR大糸線を応援する人たちが集まる「大糸線ファンミーティングinおたり」が開かれる。
ファンの交流会や列車の見学会、中土駅の外壁を塗装作業。小谷村「おたりつぐら」では大糸線絵画展・写真展。大糸線の美化活動として頚城大野駅〜中土駅までの無人駅で駅舎清掃活動。大糸線の活性化に向けファンが一堂に会する。 (締切事前申込要;8/13まで延長)
8/19;13:30;小谷村役場で受付、14:00;小谷村役場で開会式(大糸線活性化協議会長ら挨拶)、8/19;14:30;小谷村役場で講演会「大糸線を上手に使って地域活性化」(えちごトキめき鉄道)
8/20;8:30〜;中土駅リニューアル作業(40名)、8/20;9:00;南小谷駅集合。アルクマ撮影会、大糸線で信濃森上駅へ移動。大糸線ENR-1000見学会ツアー(20名,\2000)
8/20;「道の駅おたり」でおたりde産直フリーマーケット。小谷村の山の幸と糸魚川市の海の幸販売。
8/20;13:00;小谷村役場でファンミーティング(100名)、8/20;17:00;小谷村下里瀬温泉サンテインおたりで夕食交流会(50名,有料)
8/21;11:00;糸魚川駅の車庫見学・キハ120見学(20名)、8/21;12:00;糸魚川ヒスイ王国館で閉会式
(問)小谷村観光連盟(小谷村役場内) TEL 0261-82-2233

■大糸線活性化協議会にて、JR大糸線の利用促進とPR強化、知名度向上を図る施策が計画され、大糸線の鉄道ファンやどなたでも「大糸線応援隊」に登録ができます。
一緒に大糸線を盛り上げましょう。応援隊募集中。入会費・年会費無料。隊員証発行、限定グッズ贈呈、大糸線メルマガ配信。(7/21現在;3000人登録)
応援隊は情報発信、応援隊員の獲得拡大、大糸線を楽しむイベント参加、大糸線活用化ツアー企画、沿線駅の環境整備活動、隊員ミーティング・座談会で輪の拡大、大糸線利用促進に向けた事業計画や提案・実践などを行う。
8/19-8/21;「大糸線ファンミーティングinおたり」(応援隊向けイベント)
講演会、写真展、中土駅改修、冬期投排雪保守用車「ENR-1000」見学会、夕食パーティー、糸魚川駅車庫見学など。

■8/19;「小谷村多目的ホール」で大北産の優れた農畜産物・加工品を広める「北アルプス山麓ブランドの日」が開かれた。
2023年度から米の地産地消を促進するために取り組む「北アルプス山麓おむすびプロジェクト」のキックオフが宣言。新たなプロジェクトは、大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村と農業、商工団体などでつくる委員会が立ち上げた。 2023年度中に、地域産の米や具材を使ったおむすびの商品化を目指す。2024-2025年度には、地域産米を県内全域や全国への発信を強化する。大北は稲作が盛んだが米需要の減少から、農家の経営は厳しさを増している。「おむすび」という プロジェクト名には、各市町村や関係団体が結びつきを強め、消費拡大を目指そうという気持ちが込められている。また、地域の水田を守ることで美しい景観の保全にも結びついてほしい、という願いもあるという。プロジェクトを進める 県北アルプス農業農村支援センタは「地元の人が食べておいしいと感じなければ外に発信できない。日常的に地域の米を食べる人が増えれば」と。山麓ブランドの日のイベントでは、小谷村中村義明村長が「全国各地で農業生産物のブランド化が 進んでいる中で、北アルプス山麓ブランドが発信できていることに感謝したい」と。県北アルプス農業農村支援センタは「農地の適正利用に向けて地域農業ビジョン・地域計画の策定」と題して講演した。

■8/19;「小谷村多目的ホール」で大北産の優れた農畜産物・加工品を広める「北アルプス山麓ブランドの日」が開かれた。
「食の王国北アルプス山麓物語づくり」の一環で、2023年度から米の地産地消を促進するために取り組む「北アルプス山麓おむすびプロジェクト」のキックオフが宣言された。新たなプロジェクトは、大町市、池田町、松川村、白馬村、 小谷村と農業、商工団体などでつくる委員会が立ち上げた。2025年度までの3年計画で将来にわたり地域内でコメを消費する仕組みをつくる。2023年度中には地域産の米や具材を使ったおむすびの商品化を目指す。2024-2025年度には、 地域産米を県内全域や全国への発信を強化する。大北は稲作が盛んだが米需要の減少から、農家の経営は厳しさを増している。「おむすび」というプロジェクト名には、各市町村や関係団体が結びつきを強め、消費拡大を目指そうという 気持ちが込められている。また、地域の水田を守ることで美しい景観の保全にも結びついてほしい、という願いもあるという。プロジェクトを進める県北アルプス農業農村支援センタは「地元の人が食べておいしいと感じなければ外に 発信できない。日常的に地域の米を食べる人が増えれば」と。山麓ブランドの日のイベントでは、小谷村中村義明村長が「全国各地で農業生産物のブランド化が進んでいる中で、北アルプス山麓ブランドが発信できていることに感謝したい」と。 県北アルプス農業農村支援センタは「農地の適正利用に向けて地域農業ビジョン・地域計画の策定」と題して講演した。

■8/9〜;新たに作成した小谷村「砂防ダムカード」を配布。
新しい砂防ダムカードは「常蔵沢砂防堰堤」,「栂池沢第3号砂防堰堤」,「宮沢大草連砂防堰堤」,「ガン沢砂防堰堤」の4種。配布は常蔵沢(道の駅おたり),栂池沢(栂池観光協会),宮沢(おたりつぐら),ガン沢(小谷村観光連盟)。 立の間砂防堰堤(道の駅白馬)を含め5種類でシークレットカードがもらえる。(県姫川砂防事務所にて)
※小谷村観光連盟の「砂防ダムツアー」参加者には4種カードを配布。
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

■7/29〜;小谷村「白馬乗鞍温泉スキー場」は新設した山岳観光リフト(第11P)の夏季運行開始。
アルプス第5高速P横(標高1145m)より乗車し、アルプス第11Pで標高1598mの山頂まで乗車。全長1.2km。標高1145m-1598m。若栗Gからの標高差は730m。支柱20基、搬器106基。輸送力(/H)と速度は夏季は約400人(同1.3m)、冬季700人(秒速2.3m)。 白馬岳などへ向かう登山客らの需要を想定し、通年営業予定。乗車中や山頂からの眺望を楽しんでもらう。山頂からは北ア白馬乗鞍岳・天狗原に行く「山ノ神登山道」につながる山道を設けた。グリーンシーズンは登山客、冬季はBCスキー・ スノーボード客の利用を見込み、グリーンシーズンの営業を本格的に開始する。山岳観光リフトとして毎日、当面1日2往復運行。天候・気象状況により運休あり。
チケットは白馬アルプスHで販売。第5P-第11P往復(8:00-10:00/10:30-12:30);(\2000/往復,\1500/片道)
(問)白馬乗鞍温泉スキー場 TEL 0261-82-2821
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811

■「八方尾根」の兎平(標高1400m)にある「白馬マウンテンビーチ」。
7/中;新型コロナが5類に移行され、初めて迎える夏の行楽シーズン。兎平テラスからは北アを背に白馬村を望むことができます。コンセプトは山の上のビーチ。海を訪れたような感覚を味わってほしいと、2018年から6-11月のグリーンシーズンに営業。 白で統一されたデッキや壁、パラソルやハンモックがビーチの雰囲気を演出し、観光客や登山客がくつろいでいる。白馬三山を目前にジャグジーやサウナに入ることもできる。白馬観光開発は「登山だけでなく、もっと別の雰囲気を 感じてもらいたい」と。7/16;2023年グリーンシーズン最多の2000人以上が訪れた。

■7/18;KDDIは、山小屋での「Starlink」を用いた「山小屋Wi-Fi」を開始する。
「山小屋Wi-Fi」は光ファイバーの設置が難しい山小屋にStarlinkを設け、インターネットサービスを提供する。山小屋の利用者は、SNSでの写真撮影・投稿、共有が気軽に行なえるようになり、キャッシュレス決済の促進、空き状況の確認、 予約システムの簡略化など利便性が向上、天気を即座に確認できることによる安全性の向上にもつながるという。白馬「八方池山荘」では50-100Mbpsでの通信ができ、スマホで問題なく利用できる速度を実現したという。 8/2;11ヶ所で本格提供開始、今後100ヶ所以上の展開を目指す。(auユーザー;利用無料,他ユーザーは\300/最大2H,\600/最大24H) 八方池山荘、白馬岳頂上宿舎、天狗山荘、冷泉小屋、塩見小屋、仙丈小屋、北沢峠こもれび山荘、西駒山荘、蓼科山荘、真砂沢ロッジ、剱澤小屋。

■7/1;小谷村に古民家レストラン「NAGANO」がOPEN。
レストランに生まれ変わった古民家は築140年以上。小谷村が取得し、住民と協議の上、1.2億円をかけて、飲食店に改修した。栂池高原スキー場近くで訪れる外国人観光客などを見込んだ村おこし敵なもの。メニューを監修したのはミシュラン 一つ星の有名店「SIO」を営むオーナーシェフ。小谷村沓掛地区にある古民家を改修した「レストランNAGANO」がOPENする。座席数は18席。天井の梁は建てられた当時の姿を残し、食前後にお茶などを飲める囲炉裏もある。 ランチタイムには焼魚の鮭に小鉢や汁物がついた鮭定食を提供。「鮭定食」(\3000)は小谷産のお米「ゆめしなの」、「銀鮭」、「小谷漬け」。地元の食材にこだわった季節の小鉢という。信州サーモンならわかるけど。 ディナーは山野草の前菜の盛合せ「八寸」。村内産のそば粉を使ったガレット。おやきには鹿肉のボロネーゼと野沢菜漬けが入っています。ジャガイモの煮っころがしのピューレをはさんだ「ラビオリ」(パスタ料理)。「小谷野豚」の 生ハムやリンゴが添えられています。小谷漬けを乗せた炊き込みご飯など地域食材がふんだんに使われています。全10皿コース(\2万円)。別料金でワインやノンアルコールドリンクをペアリング。ディナーは富裕層や外国人観光客、 記念日の利用などを見込む。NAGANOサービスマネージャーは「山菜や野菜、おいしいものがたくさんあるので、地元の皆さんが当たり前のように食べているものを紹介してもらって、僕たちのレストランというフィルターをかけて お客さまに提供したい」。スタッフ7人は村内のペンションで共同生活を始め、店のそばの畑で野菜を育てたり、村内の農家を巡ったりして食材を調達。今後は農業やワイン造りなどに取り組むという。小谷村中村義明村長は 「現地スタッフも全員移住して大変ありがたい。地元に溶け込んで一生懸命やってくれているので期待している」と。当面は予約制。

■6/1;白馬村におけるゼロカーボンの実現に向け、村内の事業者や住民ら有志は、2030年までの具体的な行動計画や目標数値、施策をまとめた提言書を丸山俊郎村長に提出した。
気候変動や温暖化が進む中、住民と行政が一緒になって地域課題の解決に取り組み、温室効果ガスの削減を目指す。提言書では、スキー場と宿泊事業者を中心に「再生可能エネルギー」「断熱」「交通」を重点的に取り組み、行政や住民が 後押しするとした。

■5/3;小谷村で「第44回おたり塩の道祭り」
2023年は久しぶりに例年通りの開催でおもてなしあり。例年3000-4000人が訪れる小谷村春の一大イベント「塩の道祭り」。出発式は8:30/9:05;下里瀬基幹センタにて。
下里瀬〜栂池高原中央駐車場間の「塩の道千国越えコース」(9km)を歩く。小谷の塩の道には石仏や史跡が多く、往時の面影が色濃く残る昔のままの古道で、道中では郷土芸能、姫川太鼓、民謡保存会、飛脚隊などによるおもてなし、 振る舞い、街道市が行われます。おもてなしはマイカップ持参。9:00-9:30;小谷村下里瀬基幹センタで受付。栂池高原専用駐車場から下里瀬にシャトルバス運行。(参加無料,予約不要)
1)下里瀬基幹センタ;ボッカ隊/代官による出発式、小谷民謡保存会・小谷太鼓演奏、南小谷郵便局切手販売、塩の道goods販売。
2)三夜坂;小谷民謡保存会による民謡披露。3)塩の道水車;小谷太鼓による太鼓披露。
4)千国諏訪神社;小谷民謡保存会民謡、北小谷香華会踊り、歩荷隊・飛脚隊、小谷小合唱、小谷中吹奏楽演奏、街道市。
5)千国の庄史料館;姫川太鼓演奏、小谷杜氏の酒をみる会に粕わかし、通行手形改め「塩の道祭り通行手形」(当日は入館無料)。6)牛方宿;塩の道の歴史や文化に関するガイド(当日は入館無料)。
7)百体観音;塩の道の歴史や文化に関するガイド
8)栂池中央駐車場;小谷民謡保存会民謡、小谷太鼓演奏、完歩賞。
「下里瀬」「雨中」「大別当・土倉」「千国」「栂池」でお茶等の振舞い。途中街道市でみそ汁や甘酒、粕わかしの振舞いなどあり。
参加記念品;下里瀬で塩の道祭りオリジナル手ぬぐい」と「塩の道祭り通行手形」。「下里瀬」「雨中」「大別当・土倉」「千国」「栂池」で記念のステッカー配布。
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

■5/3;小谷村、5/4;白馬村、5/5;大町市で毎年GWに開催されてきた「塩の道まつり」
2022年から各地区が個別にウォーキングする祭りに変わりました。2020年第41回、2021年第42回は新型コロナ渦で中止、2022年は個別に開催。 1)5/3;小谷村;
第44回小谷塩の道祭りは5月3日開催。塩の道千国越えコース。下里瀬基幹センタ(受付8:00-9:30)-栂池中央駐車場:約9km。(参加費無料) 下里瀬・雨中・大別当・千国・栂池で記念ステッカー配布。ゴールの栂池中央駐車場で参加記念品「塩の道オリジナル手ぬぐい」。 駐車場は栂池村営社会体育館駐車場・栂池第二駐車場。
(問)小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233
2)5/4;白馬村;
5/4;「白馬マイスターと歩く春の白馬・塩の道と里山絶景ウォーキング」
白馬では白馬マイスターが「千国街道・塩の道」と春の白馬の絶景スポットを案内する。約10qのコースでは春の花や残雪の残る北アルプスの絶景を眺めながら歴史を感じられる長谷寺、飯森神社、姫川沿い、大出公園などを巡ります。 参加者には記念品・宿泊割引券プレゼント。振る舞いや仮装行列はなし。(7:30-8:30;白馬グリーンスポーツの森集合・受付。所要約3H,定員;500名/先着順,\500/参加費,締切;4/27)。事前予約制・当日申込不可
(問)白馬村観光局インフォメーション(9:00-17:00) TEL 0261-85-4210
3)5/5;大町市;
塩の道湖畔ウォーク&フォトコンテスト。(詳細未定)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■4/25;白馬でリゾート施設を展開する「ズクトチエ」(白馬村)は、白馬の山々の風景を楽しみながら入れるサウナ「白馬絶景サウナ」を4月から順次開業する。
大自然を一望しながら「ととのう」ことができる点をアピール。4/25;「白馬ハイランドH」の屋上に第1弾となる施設を開業。最大5人まで入れるサウナ室はヒノキ材で仕上げ、北アルプスの絶景を楽しめるよう窓を大きく 幅2mの大型窓を2枚設置した。かつて古民家で使われていた大型の信楽焼の湯釜を利用した水風呂。サウナポンチョやバスタオルの貸出し、サウナ後のハイランドHの姫川温泉入浴もできます。モルゲンロートの白馬、 マジックアワーの白馬などパノラマ絶景が楽しめる。
(貸切制;2万円〜/2H,定員;5)(8:00-10:00,10:30-12:30,13:00-15:00,15:30-17:30,18:00-20:00(季節により時間変更あり)
2023年秋には「青木湖」湖畔にカフェ「ao LAKESIDE CAFE」と併設する形で、2番目の施設アースバッグサウナ「Hakuba Zekkei Sauna ao」を開業予定。 サウナで温まった後に、夏でも水温が低い青木湖に直接飛び込んで体を冷やせるようにするという。
白馬絶景サウナ
(問)白馬ハイランドH TEL 0261-72-3450

■4/25;白馬蕨平の「白馬ハイランドH」屋上に「白馬絶景サウナ・ルーフトップ」(Hakuba Zekkei Sauna rooftop)がOPENした。
白馬の山岳景観を眺めるだけではなく全身で楽しむがサウナがオープン。心と体が「ととのう」としてブームのサウナ。その名は「白馬絶景サウナ」
ヒノキ材のサウナ室は絶景がみえる大型窓を設置。(サウナ;90℃) 信楽焼の湯釜の水風呂(10℃)。サウナ運営はズクトチエ(白馬)。白馬ハイランドH・天神の湯とは別。
8:00/10:30/12:30/13:00/15:30/18:00;早朝のモルゲンロート、夕焼けのマジックアワー、白馬パノラマ絶景とサウナ。(通年営業,サウナ;2H/貸切制,最大5人,サウナポンチョ/バスタオル貸出,2万円〜)
※白馬姫川温泉「天神の湯」は電気やガスなど燃料高騰で日帰り入浴料金を改定。(11;00-19:00;\700→\800/大人,\400/小人)
(問)白馬絶景サウナ TEL 070-4171-8589
(問)白馬ハイランドH TEL 0261-72-3450

■3/21;「白馬47スキー場」でドローンを活用した物流ビジネスモデル確立に向け、焼きたてのピザを利用客へ届ける実証実験が行われた。
通常は飲食できないエリアに特設コーナーを設け、約3km離れたスキー場下部で焼いたピザを配達。ドローン物流における収益の確保が課題となる中、白馬の観光資源を生かした収益性向上の可能性を探った。 山小屋へのドローン輸送などに取り組むマウントリブラ(白馬)、物流コンサルティング(NX総合研究所)、白馬47スキー場などが実施。スキー場下部のピザハウス「LUIS」から標高差約630mのline-cの終着点(標高1450m)まで焼きたてのピザを運んだ。 通常料金より\200高く設定、多くの利用者から注文があった。

■八方尾根や五竜アルプス平、栂池高原、木崎湖、長峰山では良くカラフルなパラグライダーが飛んでいるのを見かけます。
「木崎湖フライトパーク」。大町「木崎湖」は仁科三湖の一つでフォッサ・マグナの地溝上にできた堰止め湖。標高764m、周囲6.5km、最さ30mと大きな湖。木崎湖西の「小熊山」(標高1302m)からパラグライダーを体験できます。 海の口の木崎湖畔湖にある着陸場(標高約780m)で受付。ライセンスがないため、タンデムを希望。タンデムフライトはライセンスを持つパイロットが操縦するため、パラグライダー経験がない初心者でもOK。木崎湖西の小熊山 トレッキングコースの頂上にある離陸場(1280m)まで車で25分。ここからは木崎湖が一望できます。ハーネスやヘルメット、浮き袋、手袋などを装着。パイロットの指導で離陸の練習を行う。飛び立つ方向に真っすぐ向いて風を待ち、 パイロットが吹き流しを確認して一緒に駆けだすテイクオフ。間もなく足が地面を離れて体が浮き上がる。北に中綱湖・青木湖が望め、西には真近に鹿島槍・爺ヶ岳が望め、五龍岳・唐松岳・白馬岳などが見えます。南には青木湖と 大町市街地、東には山並み。眼下には青い木崎湖の湖面に太陽の光がきらきらと反射。大きく旋回しながら時速30kmで進み、徐々に高度を下げて湖畔の着陸場にランディング。約15分間のフライト。フライトパーク代表で森春雄さんは 「風が当たる音など自然を肌で感じて楽しめる」とパラグライダーの魅力を語る。秋の紅葉や新雪の北アルプスが美しい季節がよい。「空を飛びたいという思いは、きっと人類のDNAに組み込まれているんですよ」と。 (営業;5〜11月;金〜日/祝日,8:00-12:00,\1.2万円〜,要予約) ※気象状況等で飛行できない場合あり。
(問)木崎湖フライトパーク
(問)スカイブルー八方尾根パラグライダースクール TEL 0261-72-7013
(問)白馬パラトピア五竜パラグライダースクール TEL 0261-75-3210
(問)小谷パラグライダースクール(はくのり) TEL 0261-82-3044

■「岩岳リゾート」が運営する「白馬岩岳マウンテンリゾート」は、2022年グリーンシーズン(4/28ー11/13)の来場者数は過去最高の約20万人。
2021年来場者数(約13.4万人)から7万人増、2期連続で過去最高を更新した。「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」に向けて動き出す前の2016年来場者数(約2.5万人)と比較して8倍。白馬岩岳マウンテンリゾートは、 スキー・スノーボード人口の減少や気候変動による不安定な降雪、新型コロナウィルスなどの困難に直面しながらも「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」の姿を描き、2017年より毎年様々な取り組みを企画・実行した。 2017年岩岳MTBパーク造設、2018年絶景テラス&カフェの白馬マウンテンハーバー開業、2019年岩岳グリーンパーク開業、2020年ヤッホー!スウィング presented byにゃんこ大戦争新設、2022年新展望エリアの白馬ヒトトキノモリ、 ティーラテとスコーンの専門店チャバティ白馬開業、マウンテンカート導入、MTB新コース増設、山頂で乗馬体験など次々に積極的な取り組みを展開。マウンテンカートは8000人が体験。MTBの利用者数は約12300人(2021年比129%, 2016年比10倍)。ペットの来場数は7800匹(2021年比150%)。その結果、2021年グリーンシーズンの来場者数はウィンターシーズンの来場者数を超える約13.4万人に、「冬よりも夏に多くのお客様が来場するスキー場」へと進化した。 2022年グリーンシーズンは約20万人に伸長、6年前と比較して8倍増。2022.5月;HAKUBA ヤッホー!FESTIVAL2022での来場者数は8000人、音楽フェスでは約1800人が集結した。
(問)岩岳リゾート

■白馬村は村営「八方池山荘」のリニューアルで景観を前面に打ち出す。
背景には、白馬岩岳マウンテンリゾート内に2018年オープンした展望施設「ハクバマウンテンハーバー」(標高1289m)の成功例がある。ニューヨーク発のカフェが出店する同施設は軽装の若者や子ども連れ、外国人ら幅広い層を 引き付け、県内有数の観光スポットに成長。村は山荘が観光の目的地となることを目指し、冬季に依存しない山岳リゾート化を加速させる。
八方尾根スキー場上部にある村営「八方池山荘」(標高1830m)の建て替えに合わせ、白馬三山の景観が楽しめる展望デッキやカフェ・レストランの併設を計画。
スキー客が低迷する一方、春から秋のグリーンシーズンに雄大な山岳景観を楽しみたいとする観光客のニーズに対応し、通年での誘客を強化。総事業費10億円程度を想定し、2029年の営業開始を見込む。現在の八方池山荘は、麓からゴンドラと リフトを乗り継いだ場所にある。八方池の散策や唐松岳登山の拠点となっており、客室7部屋や売店、トイレを備える。1964年の開設で老朽化が課題。白馬村は2022年度、地元山岳観光関係者らでつくる検討会議を設置し、建て替えに向けた 議論に着手。展望デッキの整備などを盛り込んだ基本計画案を固める。新たな山荘は、現施設から北西に数10m離れた場所に新設。国立公園内のため環境省と調整し、一帯の約7000uの敷地を確保。建物は現在と同じ鉄骨2F建て地下1F、 延べ約1000uの予定。周辺には広場や遊歩道を整え、障害者や高齢者も利用できるようバリアフリーに対応。整備は資金調達から建設、運営まで民間に委ねる「PFI」を想定。カフェ・レストランでは地元食材を使ったメニューを提供。 展望デッキでは「白馬三山が目の前にそびえ、他にない迫力がある白馬一番の眺望スポットを目指す」。丸山俊郎村長は「世界水準のマウンテンリゾートを意識し、登山客だけでなく、あらゆる客層にとって魅力的な施設にしたい」と。

■7/30ー11/30;JR利用時に便利な輪行バッグを無料で貸し出し。
1)糸魚川駅;8:30-19:00;糸魚川ジオステーションジオパル(TEL 025-555-7344)
2)南小谷駅;8:00-18:00;小谷村千国みなとや商店(TEL 0261-82-2030)
3)白馬駅;11:00-16:00;白馬駅内観光案内所(TEL 080-7641-8726)
4)信濃大町駅;8:30-17:15;大町駅観光案内所(TEL 0261-22-0190)
5)直江津駅;9:30-17:30;直江津駅前観光案内所(TEL 025-539-6515)
(問)北アルプス日本海広域観光連携会議(糸魚川市商工観光課内) TEL 025-552-1511

■八方尾根にある「北尾根高原」(標高1200m)にグランピング施設「スノーピーク フィールドスイート白馬・北尾根高原」が2022.6月OPENし、4年目のシーズンを迎えた。
新型コロナ禍の中、海外旅行の代替として追い風に乗って着実に成長。海外旅行が解禁された今シーズンは顧客を引き留められるかの正念場となる。冬の定番レジャーとしてスキーヤーが押しかけたスキー場だが、2020-2021シーズンの 県内のスキー場利用者数はピーク時の約1/6に縮小。各スキー場が活路を見いだしているのがグリーンシーズン。北尾根高原でリフトを運営する八方尾根開発は2019年にアウトドア用品ブランド「スノーピーク」と提携してグランピング事業を 始めた。ターゲットは富裕層で1泊7.7万円〜。約1.5万uの空間を宿泊客最大8組17人。スノーピーク製テントに滞在し、高級ホテル並みの食事やサービスを提供。テント内にはエアコン、蚊帳を装備し、敷地内に露天風呂、1室ごとに 水洗トイレもあり、山の上とは思えない清潔感。八方尾根開発は「良いサービスを提供して褒められる体験をしてこなかった」ため、上質なサービスの提供に徹することはまさに挑戦そのもの。それでも、コロナ禍のニーズにマッチして 3年目に黒字化を達成することができた。シーズン(6月-10月)には約1000人が利用、客単価10万円として1億円のビジネス。今後、スキー場の大型リニューアルを仕掛けていく。2022年のテーマは宇宙。毎年利用するリピーターのために 新鮮さの維持は必要で天体観測を加えた。各テントには双眼鏡を用意し流星群や惑星直列などの天体ショーを楽しんでもらう。国内に2台しかないという仏バオニス社製天体望遠鏡「ベスペラ」も1台設置。銀河や星雲を天体写真のような 色付きの映像としてスマホに映し出す新タイプの機種で、天体観測を一変する体験が味わえるという。海外富裕層向けの販売も始め、コロナ後の新たな局面に入った。

■小谷村平間集落に、荒廃した棚田を利用した「棚田キャンプ場」が誕生した。
過疎化が進む地域を盛り上げたいと、平間出身者が手作業で整備。北アや姫川谷を望む里山の景観と、静かに流れる時間が楽しめる。姫川右岸の傾斜地にある平間では昔から棚田による水稲耕作が行われてきたが、休耕田が増え荒れた 土地となっていた。平らな地形で景観が良い棚田をキャンプ場にできないかと着目。県の元気づくり支援金を活用し、整備に取り掛かった。約10区画を整備し、3カ所にウッドデッキを設置。ドラム缶風呂やトイレも整備。電灯がなく 車両の進入ができないなど不便もあるが、それを楽しむのもキャンプの醍醐味で、利用者からも「静かでプライベートな空間を楽しめた」「景色が良い」と。

■4/下-11/上;8:30-17:00;水芭蕉の群生地で知られる鬼無里「奥裾花自然園」開園
裾花川の源流域に広がる鬼無里の「奥裾花自然園」。奥裾花自然園のミズバショウは全国に知られ、GW期間にはたくさんの観光客が訪れています。樹齢300〜400年のブナやトチの原生林に囲まれた7haの湿原に、約81万本のミズバショウが 自生する群生地です。雪解けとともに可憐な白い姿で北信濃に遅い春を告げます。GW〜6/中の水芭蕉開花時期には例年4万人、年間で5万人が訪れています。例年5/中頃が見ごろで、ブナの新緑との調和がよい。秋には紅葉のブナ林を 楽しめます。遊歩道が整備され、2〜3Hのトレッキングが楽しめます。観光センタ〜弁天島〜吉池〜こうみ平湿原(約2H)
「奥裾花自然園」は、2022.4/29開園予定。4/29-5/15;長野駅-奥裾花自然園にバス運行(片道;\2000/大人,\1000/小学生,往復;\3500/大人,\1750/小学生)。自然園駐車場ー自然園入口までシャトルバス運行(\200/大人,\100/小学生,約5分)。 徒歩の場合は25-30分。自然園入口までの林道ではよくサルが現れます。奥裾花ダム(奥裾花大橋)-奥裾花渓谷間の「奥裾花渓谷道路」(林道大川線)は、4/28まで冬期通行止め。
4/下;奥裾花自然園は約1mの積雪あり、散策路(木道)も一部は雪の中。雪解けした湿地では水芭蕉が開花し始めています。白馬-奥裾花ダム間は車約40分(25km)。
(8:30-17:00;冬期休園,駐車場;P300,入園料;4/29-5/31;\410/大人,6/1ー10/31;\200/大人)
(問)鬼無里観光振興会 TEL 026-256-3188

■5/8;白馬村観光局は、ゲレンデのゴミ拾いを通じて環境問題を考えるキッカケづくりをする「GREEN HAKUBA Clean Act.」を村内4スキー場で開催。白馬村は、スキーやスノーボードが楽しめるウィンターシーズンのみならずオールシーズンで 北アの大自然を満喫できるマウンテンリゾート。2019年12月に「気候非常事態宣言」を、2020年2月に「ゼロカーボンシティ」を掲げ、白馬村に関係するすべての人と共に「サステナブルなマウンテンリゾート」を目指しています。 イベントは「GREEN HAKUBA2022」の一つで、白馬にスキー・スノーボード・観光で来村されるお客とゴンドラ・リフトを運営する索道会社、アウトドア・キャンプ用品の販売店、アクティビティ施設、レストラン・宿泊施設などの 地域住民が一体となって白馬の雄大な自然を守り未来に繋げていくための初のプロジェクト。白馬村全スキー場の一斉クリーンナップは初めて。スノーシーズン最終日(5/8)、スキー・スノーボードで楽しんだ白馬五竜、白馬47、八方尾根、 白馬岩岳の4会場でゴミ拾いなどのマウンテンクリーンを行なう。クリーンは各会場で1-2H。どなたも気軽に参加できます。参加者には、各ゲレンデ先着順でGREEN HAKUBAオリジナルTシャツをプレゼント。 ※GREEN HAKUBA 2022では春スキー・スノーボード、打上花火、塩の道ウォーキング、ワインマルシェ、スタンプラリー、リゾートテレワーク、ダイバーシティAct、マウンテンクリーン、熱気球・ラフティングなどのアウトドアアクティビティの 割引などさまざまなイベントとコンテンツで、白馬のGWを楽しめます。
(問)白馬村観光局インフォメーション(Snow Peak LAND STATION HAKUBA内)(9:00-17:00) TEL 0261-85-4210

■2022.5/3-5/5;毎年、小谷村・白馬村・大町市で合同開催する「塩の道祭り」は中止。個別に開催。
規模を縮小して2022年度は小谷・白馬・大町で塩の道関連のウォーキングイベントを開催。なお、振る舞いや仮装行列、催しなどはなし。観光協会で聞いたら、「塩の道祭りは中止ではなく、トレッキングイベント」として個別に開催しますと。
(問)白馬村観光局インフォメーション TEL 0261-85-4210

■2017年の「塩の道まつり」(第38回)では、大町・白馬・小谷の観光連絡会が北アの山並みや名所・旧跡、草花、たりたり、村男、おおまぴょんのキャラなどをプリントした「手拭い」が参加証で貰えました。
大町の画家・荒井泰三がデザインしたもの、懐かしいです。

「塩の道まつり・手ぬぐい」(2017.5/3-5/5)

■日本で新たな「氷河」。白馬村は「街から見える氷河」としてアピールを進める。
杓子沢雪渓はJR白馬駅など山麓から眺められるため、氷河が発見されれば「街から見える氷河」になる。氷河とみられる雪渓を擁する白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳。白馬村で氷河調査の動きが始まったのは2017年頃。2012年以降続いた 立山連峰の氷河確認を受け、「白馬にも氷河があるのではないか」と白馬村と新潟大は共同で氷河研究をするプロジェクトを立ち上げた。立山で長年氷河調査を続ける立山カルデラ砂防博物館とも協力しながら2019年、唐松岳近くにある 唐松沢雪渓が日本7番目の氷河と論証された。白馬村にはさらに氷河である可能性が高いとみられる雪渓(不帰沢・杓子沢・白馬沢雪渓)があり、その一つが杓子沢雪渓。白馬村教育委員会と新潟大・山岳環境研究室(奈良間千之教授)らは 北アの杓子沢など3ヶ所を調査し、日本で8番目となる氷河発見を目指す。9/中、残雪が解けて氷河の形が最もよくわかる季節に調査が行われた。杓子沢雪渓には登り約4時間。杓子沢雪渓が氷河であると明らかにするため、氷の流動を 証明する調査が行われている。ドリルで雪渓を貫通し、数m下にある氷に直接GPSのついたポールを差し込む。氷に刺さったGPSは数cm単位で位置を割り出せるので、1カ月や1年後に位置情報が変化していれば氷の流動が証明できる。 雪渓を貫通するため、少し掘るごとに約1mのアイスドリルを接ぎ足し、さらに深く掘っていく。杓子沢は雪に紛れた岩が多く、岩に当たるとその都度やり直しになる。また、杓子沢は落石が多く、その度に作業が中断する。「去年より 落石多いよ」と隊員、作業中は常に見張りを置いて大岩を警戒する。氷河調査には莫大な費用がかかる。今回の研究費用の一部はCFで調達した。「返礼品」には氷河調査に同行できるツアーを用意。上空から氷河の大きさを空撮する飛行機の チャーター費や、GPSや雪渓を掘るドリルなどの機材費、安全を担保するための山岳ガイドに支払う費用もかかる。長期にわたる調査を村の予算ではまかないきれず、費用捻出のために考え出したのがCF。企画したのは村教委生涯学習スポーツ課。 杓子沢の雪渓を「街から見える氷河」として売り出せれば、観光や山岳ツーリズム、環境教育にもきっと役立てられると。「北アルプスの意義や魅力を地域内外の人に伝えたい。氷河はその主役になる」。CFの返礼品には氷河調査同行ツアー、 氷河上空周遊ヘリツアーなども用意。メディアを通じて注目され、77日間で目標の200万円を達成した。隊員や村側の熱い思いは、出資者に確実に伝わった。この日は険しい悪路に驚きながらも山岳ガイドの案内もあり、CF出資者を含んだ 登山隊が杓子沢雪渓に到着した。霧が晴れた氷河の眺望に「なんて景色。言葉も出ません」と参加者。夢中で記念撮影をしたり、調査隊に機器の仕組みを尋ねたりしていた。この日は深さ最大9mの穴を掘り、5本のGPSのセットが完了。 「日本の氷河は発見されてまだ短いが、最も気温が高くかつ一番雪が降ることなど、その特性についても明らかになってきました。研究のやりがいがある分野と思います」と、山歩きを楽しみながら今後も研究活動を続けるという。 10月、GPS付ポールは5本とも倒れることなく稼働していたという。8ヶ所目の新氷河となる可能性に関し、近く論文をまとめ、学会発表を目指す。

■観光資源や環境教育などへの活用を目的に、白馬村が新潟大、白馬山案内人組合などと実施している北ア不帰沢・杓子沢・白馬沢雪渓の氷河調査は、2022年で最終年度の3年目を迎える。
これまでの調査により3つの雪渓は氷河である可能性が高いとし、2019年に認定された唐松岳の唐松沢氷河に続く貴重な村の資源として期待が高まっている。

■白馬連山の氷河調査
白馬村は2020年度からの3年間、新潟大、白馬山案内人組合、白馬・山とスキーの総合資料館等と共に北アルプスの氷河調査を実施。9/18;2021年度に実施したCFで寄附をいただいた方、関係者が杓子沢雪渓の流動調査に同行した。台風が近づく中、 天候が心配されたが杓子沢雪渓では雲が切れ、杓子岳と周囲の氷河地形を間近に見てその迫力が感じられた。白馬沢・不帰沢を含めて現地調査は10月まで行い、その後収集したデータを分析して論文が執筆され、春には調査結果が明らかになる予定。

■「街から見える氷河!? 北アルプスの雪渓を調査して白馬の大自然を解き明かしたい!」
調査費用を出資してくれれば「氷河」に連れて行きます。白馬村教育委員会は、新潟大の奈良間千之教授(自然地理学)らと続けている北ア白馬連峰の氷河調査を巡り、費用調達を目指すCFを始めた。白馬村では、2019年に唐松沢雪渓が氷河で あることが確認された。北アには氷河である可能性が高い雪渓が複数あり、調査を実施中。鹿島槍・カクネ里、唐松岳・唐松沢を始め、キレット・不帰沢、杓子岳・杓子沢、白馬岳・白馬沢などの雪渓も氷河の可能性がある。複数の氷河が 確認されれば、貴重な観光資源となり、環境教育等にも活用できる。氷河である可能性が高い杓子沢・白馬沢・不帰沢の雪渓についても現在調査中。寄付金は新潟大や白馬山案内人組合の協力を得て実施する氷河調査に使用。調査は地中レーダー 探査による氷厚測定、GNSSによる流動測定、空撮による質量収支観測。CF返礼品に加えて氷河調査報告書(2022年度末)を配布。目標金額;200万円,寄付金;11万円(12/15)
返礼品には杓子沢雪渓氷河調査ボランティア同行(8名,日帰り)、北アルプス氷河ヘリツアー(4名,30分間)、北アルプス氷河貸切ヘリツアー(2組4名,30分間)、白馬岩岳(ゴンドラ往復大人ペアチケット、半日ペアチケット、1日満喫チケット)、 白馬村電子感謝券(1500P/9000P/3万P)など。
(問)ふるさとチョイス・ガバメントクラウドファンディング

■「姫川水系姫川圏域河川整備計画」(案)
白馬佐野坂の源流域から白馬・小谷村内を流れ、日本海に注がれる「姫川」は延長約60km(県内は32km)、流域面積722km。
白馬・小谷村の年間降水量は約2000mm、冬季積雪は約100〜150cm。降雨による災害や降雪期の雪崩、融雪期の雪泥流・地すべりなどが度々発生し、古来より、急流・姫川は氾濫を繰り返してきた。洪水などの災害防止のために、 河川整備が行われている。護岸の侵食や河床低下などで堆積土砂除去、河床掘削、護岸工事、立木伐採、流木撤去、草刈り、河川監視パトロールなどを国・県・市町村、利水関係者、河川愛護団体、ボランティアらが河川環境保全に 取り組んでいる。姫川における今後30年間の河川整備を示した姫川水系姫川圏域河川整備計画(案)を策定し、地域住民の意見を反映させるために公聴会を開催。
大町建設事務所、県建設部河川課、白馬村建設課、小谷村建設水道課。
(問)大町建設事務所整備・建築課 TEL 0261-23-6534

■2022.6/19;白馬村野平に絶景人工芝サッカー多目的球技グラウンドがOPEN。
スポーツ振興と地域活性化を目指す一般社団法人P.A.S.Sは野平に「アカリエ・ハクバ・ミライ・フィールド」をOPENする。サッカー好きとして知られるスキマスイッチの常田真太郎さんが発起人となる取り組み。かつては合宿や大会が行われていた 白馬を再びサッカーの地とする。

■グリーンシーズンにもっと賑わいをと白馬村野平に「人工芝のサッカー場」が完成した。
残雪の白馬連峰を望む森林と田畑に囲まれた絶景の地(標高800m)に「アカリエ・ハクバ・ミライ・フィールド」が完成した。幼い頃からスキーなどで白馬を訪れていた「スキマスイッチ」の常田真太郎さんらが設立した一般社団法人 「P.A.A.S」が手掛けた。白馬村に冬のスキーだけでなくグリーンシーズンも多くの人に足を運んでもらおうという狙い。発起人の常田さんは「この景色を見て育ったので、白馬村のために出来ることをしたいと探していました。 その恩は返せた感じ」と。白馬村には父親が学生時代にロッジでアルバイトをしていた縁で子どものころから家族で通っていたという。6/19;こけら落としの記念イベントでは白馬村・下川村長もPK戦に参加、親子サッカー大会と、 元日本代表の選手などが参加したチームとのエキシビションマッチも行われた。J3松本山雅FCの元選手らを助っ人に加えた大北チームは地元のサッカー経験者、北京冬季五輪でメダルを獲得したノルディック複合の渡部暁斗選手と 善斗選手も参加した。フィールドは国際基準に合った縦横130m×90mの広さ。利用は半日貸切り(\1.8万円〜)。今後、サッカーの合宿、大会誘致、イベントで利用したいという。

■2022.2月、自然豊かな白馬八方にサウナも楽しめるグランピング施設「From P」がOPEN。
施設ではドームテント(直径7m)で内装もおしゃれ。シングルベッド×2-4、テーブル・ソファー、冷暖房、Wi-Fiなど完備。5棟のドームテント、うち3棟はフィンランドの木材を用いたプライベートサウナ。テントからは白馬の山々を 見ることができます。別棟には風呂・トイレ・洗面所・ドライヤー・アメニティも。1泊2食。地元の野菜を使った朝夕食も提供。(2-4名/棟)
(問)PHぴー坊 TEL 0261-72-3780

■1/7〜;白馬和田野の「白馬樅の木H」は、雪景色の中で雪上「グランピング」ができる宿泊プランを提供。
スキーやスノーボードをしない人でもドーム型テントで雪景色を楽しめる冬の宿泊商品。防寒性の高い直径6mドーム型テントを3棟設置。テント内はホテル並みの豪華な内装で、夕食にはチーズフォンデュなどが楽しめる。ホテルの客室や 温泉なども利用可、テント内での就寝に不安を感じる場合は客室に泊まることもできる。(\2.4万円〜/1泊2食付,1日3組限定)
(問)リゾートホテル白馬樅の木H TEL 0261-72-5001

■「ブルーキャピタルマネジメント」は再生可能エネルギー事業の他、ウェルネス、開発・投資事業行ない、グループ企業がリゾート施設運営やスポーツ振興・健康などを手がけている。「Blue Resort白馬さのさか」(白馬さのさかスキー場)、 「Blue Resortレイクビュー白馬」、「Blue Resort NORIKURA」(Mt.乗鞍)、「乗鞍高原湯けむり館」、「Blue Resortヤナバ」(準備中)などを手掛ける。
「Blue Resort白馬さのさか」は、2021-2022シーズンの「白馬さのさかスキー場」は営業休止。これまで営業に向けて準備を進めてきたが、昨今の社会情勢の中、新型コロナの感染状況などを考慮し、 白馬さのさかスキー場及びレイクビュー白馬の営業を休止すると発表。営業休止の理由は「新型コロナの感染状況などから運営内容の見直しが困難と考えた」とした。2020-2021シーズンは一旦営業中止を発表したが、コロナ渦の中、 地元観光関係者や宿泊施設などの要請・支援もあって、2020.12/19ー2021.3/28に営業を行なった。2021年はシーズン前に休業を決めた。スキー場関係者は「2022-2023シーズンは通常通り営業ができるよう、施設の整備を進めていきたい」と。

さのさかスキー場は標高が低く、例年、暖冬傾向もって雪不足により、スキー場営業期間が短かい。
利点は、1)R148沿いに駐車場(P1100)があり、アクセスが良い。2)青木湖を望みながら気持ちよく滑走。3)モーグルコース常設。4)混雑しない。5)強風の日でも影響を受けない。
欠点は、1)総面積40haの小規模なスキー場で標高差(740m-1200m;460m)もなくコース(最長2.1km/最大斜度32度)が短い。2)雪不足ぎみ。3)リフト数(5;1T,2Q、3Q,5P,6P)も少ない。
ゲレンデ・コースは、ニューパラダイスG(500m,最大斜度36度)、カービングG(700m)、パラダイスG(600m)、パラダイスDH(800m)、レイクダウンG(1.5km)、モーグルC(250m)、ファミリーG(600m)

■9/30;白馬村にコンテナホテル「raw_」(ロウ)がOPEN。
海上コンテナを再利用した宿泊施設で1日3組限定。一棟ごとに独立したプライベート空間で大中小の3つの部屋を備え、スキーや登山などのアウトドアで白馬村を訪れる人をターゲットに宿泊営業をスタート。スキー場やJR白馬駅などにも アクセスしやすいR148白馬五竜交差点近くに位置、隣接するコンテナ建築のラーメン屋「高橋家」と連結してひとつの大きなコンテナ複合施設が誕生。海上コンテナの耐久年数は約15年、年数を経ると国際輸送用から国内市場用に回される。 その後、コンテナとして使用できなくなったモノを倉庫やコンテナハウスとして再利用するケースが増えており、「コンテナホテル」という宿泊施設は近年注目度が高まっている。繰り返しの衝撃にも耐えられるようつくられたコンテナは、 耐水・耐火性に優れたとても頑丈な「箱」で、建材としても安心して利用できるという。部屋は3タイプ。滞在スタイルに合わせて選択可。冬には豪雪地帯となる白馬村でも快適に過ごせるよう、各部屋とも耐久性の高いコンテナに一流の 防音・断熱加工を施している。
ROOM1;賑やかに過ごせるカリフォルニアスタイルルームで明るくさわやかな雰囲気、開放感あふれる部屋。大人4,子ども2の最大6人が宿泊可、ベッドルームはキングとダブルの2部屋、電子レンジや冷蔵庫のあるキッチンも完備。室内に シャワールーム、2階のルーフトップテラスにはバスタブを備える。
ROOM2;NYスタイルルームはかっこいいを表現したミドルサイズの部屋。2人での利用に特化した部屋で、ダブルサイズのベッドとキッチン、2階のルーフトップテラスにはバスタブを備える。
ROOM3;コンパクトで機能的な北欧スタイルルームで機能性とリーズナブルさを求めた、1-2人向けの部屋。最高品質のダイブサイズベットを導入し、テレワークにも適したつくり。
(問)コンテナホテル「raw_」

■2022.4/15〜;小谷村中土のジェラート店「オタリアンジェラート」では地元の季節の食材をジェラートに取り入れています。
小谷村中土のそば屋「蛍」(店主・宇田川光平さん)が2021.8/11;オープンしたお店。10種類以上並ぶジェラートには小谷や県内産のそば、酒粕、山菜(よもぎ・ふきのとう)、サルナシ、山ぶどうや桜などの花などを使っています。 ふきのとう焦しキャラメル、山桜の塩ジェラートなど。山並みを眺めながら酒粕味・そば味のジェラートを味わう。店主の宇田川さんは、子供の頃に小谷村に山村留学した縁で、2007年にそばの店をスタート。「小谷は作物がおいしい。 ありとあらゆるものがおいしい。ジェラートを小谷の作物や産物で作ったらおいしいだろうと、14-15年間考えていた」という。「地域を盛り上げたいという思いと、山村留学の時からお世話になっているのもあり、少しでも恩返しが できればと。2014年の神城地震で人口が減ってしまったので、少しでも人が村に入って来てくれたらうれしい」と。これからラズベリーやウトブキ味が登場。夏からはスイカ、とうもろこし、焼ナス、ナシ、クリ、マスカット、柚子、 落花生、花豆、芋、干し柿、紫米などいろいろな季節の食材が並ぶ。「オタリアンジェラート」はそば屋蛍からすぐ近く川尻小谷糸魚川線沿い(車1分,P40)。イートイン(22席)(10:00-17:00,火/水定休,冬季休業)
蕎麦屋「蛍」は4/23〜OPEN中。
(問)蕎麦屋蛍 TEL 0261-85-1810

■2021.8/11;小谷村中土に開店した「オタリアンジェラート」
そば屋「蛍」の宇田川さんが営むお店で蕎麦・酒粕・フルーツ・野菜のジェラートが味わえます。焙煎した蕎麦の実を使用した蕎麦ジェラート。清酒「雨飾山」「小谷錦」を製造する北安醸造の「北安大国」の酒粕を使用した酒粕ジェラート。 サルナシ・山ぶどう・栗・よもぎ・とうもろこし・焼き茄子など小谷村や県産の季節のフルーツや野菜を使ったジェラート。(ジェラート;\340/シングル,\390/ダブル)
(「オタリアンジェラート」は、そば屋蛍からすぐ近く川尻小谷糸魚川線沿い(車1分,P40)。イートイン(22席)(10:00-17:00,火/水定休,冬季休業)
(問)蕎麦屋蛍 TEL 0261-85-1810

■小谷村観光連盟はグリーンシーズンのアクティビティを、SNSでショートムービーを配信。
村内でできる体験の短い動画に魅力を凝縮し発信。動画は栂池自然園や栂池WOW、栂池・石坂・コルチナなどのCAMP、シャワークライミングやE-BIKE、PGなどのアクティビティをテーマに1分程度の短さでまとめ直感的に体験の面白さが伝わる内容とした。
小谷村YouTubeグリーンシーズン

■12/6;良好な景観の保全・形成を図る「小谷村景観づくり計画」策定に向け、村議会定例会に景観条例制定案を提出する。
可決されれば景観計画を策定できる「景観行政団体」への移行手続きを開始。計画は2023.2月から一部、6月から全面施行を予定。素案は4回の景観計画検討委員会で、住民説明会やパブリックコメントで募った意見を反映してまとめた。 「塩の道」を基軸とした小谷村らしい景観をより良い形で後世へ伝えていくとし、「彩り豊かな四季と塩の道がつなぐふるさと小谷の景観づくり」を基本理念とする。

■9年前に村唯一の書店が閉店した白馬村白馬町で、本屋の復活プロジェクトが進行中。
白馬駅前にあった村唯一の書店「福島書店」は40年前に開店し、2014年に閉店した。「福島書店」は元村長の福島信行さんが営んでいたお店。ネットショッピングの普及などもあり客が減り9年前に閉店した。本屋は大町にしかない。今回、 本を売るオーナーを募り、交流の場として再生させるプロジェクトが進んでいます。改装して新たな書店「Re:Public」を5月にOPEN予定。本棚の1区画を\2000円/月で「オーナー」に貸出、お薦めの本を並べて販売してもらうというユニークな 形態にする。カフェを併設し新刊本ではなく古本を扱う書店に。本棚に30cm2の区画を用意しオーナーを募る。本が売れるたびに収入をオーナーに還元する仕組み。2階には宿泊施設も設ける予定。「本屋というよりはコミュニティースペースと いった意味合いもあってあたたかい場所に、本と触れ合ったり、本の中の世界に触れるような場所をつくれたら」と。店の改装はCFで資金を募り、2022年夏からボランティアと一緒にDIYで店舗のリノベーションを進めています。施設名は 「リターン」(回復)と「パブリック」(公共)を組み合わせた「Re:Public」。Re:Publicの福島洋次郎さん(村観光局事務局長)は「このエリアで交流して深い関係性を築ける場所になれば、この場所をつくってよかったと思える瞬間になるのかな」。 場所はR148沿い長野銀行白馬支店前。(CF目標300万円、支援額240万円、支援者数180人)
白馬村本屋さん復活プロジェクト「本のある風景」を取り戻したい!

■1956.9/30;神城村と北城村が合併して白馬村が誕生。2006.9/30;「白馬村合併50周年記念式典」が行われた。当時は稲作中心の農村だったが、1958年暮れに八方尾根にケーブルがかかり、北アルプスの自然を生かした観光開発が始まった。 スキー観光客は年間280万人(1991年ピーク)、白馬村観光客数は1992年にピークの約387万人が訪れる観光村に変身、1998年長野五輪ではスキーの主会場ともなった。その後はスキー客減少で観光客が減少。2005年270万人、2018年220万人、 2019年240万人、2020年170万人、2021年140万人、2022年190万人。式典では登山ブームの頃の記録映像で、当時の信濃四ツ谷駅前で猿倉への登山バスを待つ長い人の列などの映像が流れていた。昔、八方口は四ツ屋で「四ツ谷」と呼ばれていた。 1954.6/1;白馬町に改名、駅名を「白馬駅」に改称するように当時の国鉄に陳情。1968.10/1;白馬駅に改称された。

■2023.7/1;大町税務署管内の最高路線価は、前年と同じく白馬村北城の村道和田野線で、対前年変動率で+16.7%上昇、関東信越管内63署で最も高く、全国でも3番目に高い上昇率。白馬村の和田野線は2.8万円/1u。不動産鑑定士によると、 数年前から北海道ニセコ等に比べまだ地価の低い白馬に目を付けた外国人投資家が入り、高値の取引もある状況で、地価の上昇が続いている。大町署管内の中でも「特殊な地域」という。

■2022年の路線価の上昇率が20.0%と全国トップの白馬村
村道和田野線沿いは林の中にホテル・別荘・ペンション・コテージなどが立ち並ぶ。コロナ禍に伴うテレワークの普及などで別荘需要が高まり、地元観光業者は、築10年前後の別荘の中古物件が売り出されると、すぐに買い手がみつかる盛況ぶりという。 インバウンドによる不動産需要が活発化し、スキー場のゲレンデにアクセスのよい場所に人気が集中し、在日外国人の富裕層や国内の富裕層、企業などが購入している。在宅勤務の広がりで都市部から移住する人が増えた郊外のリゾート地は価格上昇が 目立っています。同じ別荘地の軽井沢や北海道ニセコより地価が安く、北アルプスの景観の良さもあって選ばれているのではと話す。さらに新型コロナの収束で、再び外国人の需要が増える可能性もあるといいます。白馬村は「コロナで宿泊事業者から 悲鳴が聞こえた時期もあったが、2022年GWは国内観光客でにぎわった。今後、インバウンドが復活し、別荘需要もさらに高まってほしい」と。

■2023.7/1;地価調査結果で、白馬村内では全5ヶ所で2022年より上昇。北城エコーランドの商業地では、インバウンドの回復などでホテル建設需要が高まったことなどの影響で、上昇率は27.3%と県内で最高、全国でも7番目。白馬村はインバウンド需要が 回復傾向になったことから外国人向けのホテル建設や高級貸別荘などの需要が高まり、上昇が続いている。村内平均変動率は15.0%、4年連続の上昇。エコーランド(北城新田)は2022年(13.3%)に比べて2倍以上の上昇率で、基準地価格は4万100円/1u。 村内住宅地でも3地点全てで上昇、平均変動率2.0%で5年連続上昇。大北の住宅地は、松川村で2.3%上昇、2022年の0.8%に続き2年連続の上昇。大町市は-1.2%、池田町は-1.5%、小谷村は-0.9%。商業地では、大町市は-2.4%、松川村で-0.5%。

■2023.7/1;土地取引の目安となる「地価調査」結果が公表され、県内は住宅地・商業地ともに下落率は縮小、上昇する地点が増えた。
土地全体の需要は回復傾向。地価調査は、7/1時点で全市町村401ヶ所の土地価格調査。2022年と比べた平均変動率は、住宅地で-0.5%と27年連続、商業地で-0.4%と31年連続の下落、下落幅は住宅地0.2P、商業地0.6P縮小。
商業地で上昇率が最も高かったのは白馬村北城新田。白馬村ジャンプ競技場に近いエコーランドは+27.3%と2022年より14P上昇した。全国で7番目の高さ。白馬村の地価上昇はインバウンド需要の回復で宿泊施設などの建設が相次いでいる。 このうち海外に本社がある企業は白馬村に土地を購入、2022年12月、レストラン付の宿泊施設をオープンした。宿泊施設によれば、新型コロナの5類への移行に伴って、オーストラリアやアジアなど海外からの観光客が増えている。1泊80万円の 高額な宿泊プランにも引き合いがあるという。「プライベートジェットを使って来る外国人も大勢いる。今冬の白馬も盛り上がるのではないか」と。白馬村にある不動産「みそら野管理事務所」は、今後もインバウンド需要を取り込もうと、 宿泊施設や貸別荘などを購入する動きは続くとみる。「毎日のように物件の問合せがあるが、提供する物件がない状況。物件を求める地域は白馬にとどまらず、大町などにも広がっていくのでは」と。住宅地では、2022年まで価格が 6年連続1位だった長野市栗田西番場を、旧軽井沢の別荘地「軽井沢上御原」が上回って最高14.1万円/1u。住宅地と商業地で落幅が縮小した理由について、鑑定評価員は、新型コロナの収束に伴い、経済・企業活動が活発になっていることや、 観光地を中心に海外からの需要が高まっていることをあげる。インバウンドが回復傾向となったことから、外国人向けのホテル建設や高級貸別荘などへの需要が高まり、地価の上昇が続いている。市町村別では、軽井沢町が住宅地、商業地ともに 全地点で上昇、首都圏の富裕層を中心とする別荘地需要のほか、子育て世代や高齢者層の移住も目立っている。

地価公示・都道府県地価調査(長野)



■白馬村を流れる平川。
過去(1995年7/11)には小谷村で豪雨災害が発生し、姫川が氾濫して多くの災害発生した。土石流で家屋が倒壊、温泉が埋没、道路や橋、線路が崩壊した。白馬大雪渓では土石流が発生。
白馬村では姫川支流の平川・松川上流は砂岩や蛇紋岩で、土砂が川に流出、複合扇状地を形成している。昔から度々河川の氾濫で水害が発生した。
1953.7/7;豪雨で松川橋上流が破堤し、大出区が浸水。1957.8/29;大雨により松川が氾濫。北城小のピアノが鍵盤まで浸水。
1959.7/10;松川・姫川が氾濫。1959.9/26;台風で松川決壊。家屋114戸流出。1965.7/12;梅雨豪雨で松川氾濫し大出区が浸水。
2003.6/28;白馬大雪渓で雪泥流発生。白馬尻小屋に土砂流入。2005.8/11;白馬大雪渓杓子岳で斜面岩盤崩落。2006.7/22:白馬大雪渓上部の白馬岳側で土石流発生。
砂防ダムは高さ約7m以上、それ以下は砂防堰提という。小谷村や白馬村には400を超える砂防堰堤が存在する。松川は唐松岳や五龍岳を水源とし、白岳沢、大黒沢、八方沢、崩沢などが合流し、平川に流れ込む。白馬47の奥の平川にある 「源太郎砂防堰堤」は高さ8m、堤頂長231mで4段の堰堤。1991年平川流路工第一期計画完了を記念して、白馬村前横沢裕村長は「白馬村の歴史をみたとき、絶えず発展の前に砂防事業が行われてきたことを忘れてはいけない」とし、 「はじめに砂防ありき」の碑が建立された。
2023.7/21;砂防事業促進を目的に、平川・松川砂防工事促進期成同盟会総会、そして南股の砂防堰堤視察が行われた。

■2022.7/10;新人同士の争いとなった任期満了に伴う「白馬村長選挙」は、歴代村長で最年少の丸山俊郎さんが初当選を果たした。
新人で旅館業の丸山俊郎氏が新人で元村議の篠崎久美子氏を329票差で破り初当選。丸山さんは6月に立候補表明。
当選・丸山俊郎;2751票、篠崎久美子;2422票
投票率;76.02%,投票総数;5249票(有効投票;5173票,無効投票;76票),前回選を8.45P上回った。白馬村では2期務めた下川正剛村長が今期限りで引退を表明、選挙戦となった。

丸山さんは白馬村出身(47才)、白馬中卒、大町高卒、日大商学部卒。1997年白馬観光開発、1999年オリエンタルランド、2004年オーストラリアワーキングホリデーなどを経験、2009年信州白馬八方温泉「しろうま荘」(家業)就任。 2012年10月しろうま荘がワールドラグジュアリーホテルアワードで日本初となるグローバルウィナーを受賞、Luxury Ski Resort世界一の称号を手にした。2021年4月東京2020オリンピック聖火リレーで白馬村第一走者を務めた。
新型コロナ禍から観光業を早期に回復させると主張し、丸山氏は「新型コロナによる観光客の減少で村の基幹産業である観光業が大きな打撃を受けた。みずからトップセールスを行い観光客を呼び戻したい。このほか、IT技術を導入する などして農業振興を図りたい」と。丸山さんはコロナ後を見据えた観光業の立て直しや、教育環境の充実による移住促進などを訴え、若い世代を中心に支持を広げた。「必ずこの大変な時期を乗り越え、次の世代に引き継ぐことができる 明るい白馬をつくる」と決意を語った。白馬ならではのコンテンツに磨きを掛け、四季を通じた付加価値を創造し、地域経済の活性化に取り組むとしている。
1)観光;村営山小屋改修、道の駅充実。大糸線存続とリゾート列車やサイクルトレイン運行。テレワーク環境整備と長期滞在者誘致。観光局・振興公社・HAKUBAVALLEY tourismなど観光団体連携強化、村長のトップセールス。 空家・空き店舗活用。IT産業誘致。
2)環境対策;「気候非常事態宣言」「ゼロカーボンシティ宣言」に則った地球温暖化対策。小水力発電によるエネルギー自給率向上、電気自動車導入、省エネ住宅補助、省エネリフォーム補助。
3)農業振興;農業振興、遊休荒廃地化対策、スマート農業導入、農業人材確保。
4)交通対策;松糸道路など交通インフラ充実、使いやすい公共交通インフラ整備。スクールバス・コミュニティバスなど公共交通網体制整備。
5)災害対策;神城断層地震で防災対策
6)教育等;新図書館は公園併設型複合施設化、白馬高存続。一貫した地域教育・英語教育の充実。スポーツ・文化・芸術交流の活発化。リフト券無料化継続。
誰もが安心して暮らせる白馬へ!子育て世代や高齢者、障がい者に手厚い福祉施策、白馬村らしいコミュニティを創造するなど。
なお、篠崎さんは前回選に続いて立候補し、観光業や農業振興による経済活性化などを訴えたが及ばなかった。



★★★観光(HAKUBAVALLEY TOURISM)★★★
※大町・白馬・小谷の「HAKUBAVALLEY」スキー情報は、白馬スキーカレンダー白馬スキー場降雪情報1に移動しました。

☆★☆白馬村「湯の郷 白馬」で湯めぐり☆★☆

1)「白馬八方温泉」;(八方の湯、みみずくの湯、おびなたの湯、郷の湯)
アルカリ性単純温泉。蛇紋岩地層から湧くpH11の強アルカリ温泉。肌表面の汚れや古い角質を落としてくれる湯で、日本唯一の天然水素温泉。熱いお湯。
効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、痔病、高血圧、疲労回復、美容など。
・八方交差点近く足湯「和の湯」の奥にある「八方の湯」は内風呂と露天風呂。(10:00-20:30,\850/大人,\500/小人)
・スノーピークランドステーション白馬近くの「みみずくの湯」は内湯と露天風呂。(2024.10/28-12/20;休館,〜10/27;10:00-21:00,\700/大人,\400/小人)
・松川の二股(北股入・南股入)にある「おびなたの湯」は露天風呂のみ。(〜10/31,\700/大人・中学生以上,\400小学生,\200/幼児(3歳〜未就学児)。(11/1-7/中;冬期は貸切営業)
・八方温泉街の六角形の外観の「郷の湯」は内湯のみ。(2024.10/28-3/31,通年12/1-3/31,14:00-20:00;\700/大人・中学生以上,\400/小学生,\200/幼児(3歳〜未就学児)
(問)八方の湯 TEL 0261-72-5705
(問)みみずくの湯 TE L0261-72-6542
(問)おびなたの湯 TEL 0261-72-3745
(問)郷の湯 TEL 0261-72-6541
2)「白馬姫川温泉」;(白馬ハイランド:天神の湯、五竜エスカル:竜神の湯、白馬岩岳)
ナトリウム塩化物泉。姫川から自然湧出する温泉。pH7.4で弱アルカリ性よりの中性。温泉成分の塩分で保温性が高く、肌の表面がしっとりとする。
・効能は神経痛、筋肉痛、婦人病、冷え性、痔症、関節痛、やけど、切り傷、消化器病、皮膚病、疲労回復、健康増進。
・高台にある見晴らしのよい「天神の湯」はわらび平の湯(宿泊者専用;内湯・寝湯・露天風呂、貸切風呂)と日帰り入浴(内湯・露天風呂・サウナ)。サウナ中止。混雑時は整理券発行、受付中止あり。 天神の湯(11:00-18:00,\800/大人・中学生以上,\400;3歳〜小学生)
・白馬五竜エスカルのB1にある「竜神の湯」は内湯・サウナ。(〜10/20;13:00-17:00,冬期;13:00-21:00;\700/大人,\400/子供)
・白馬岩岳ゴンドラ近くにある「岩岳の湯」は内風呂・クロモジサウナ。(〜11/17,13:00-21:00,\700/大人,\350/小児(3〜12歳未満))
(問)天神の湯 TEL 0261-72-3450
(問)竜神の湯 TEL 0261-75-2101
(問)岩岳の湯 TEL 0261-72-8304
3)「白馬塩の道温泉」;(倉下の湯)
二酸化炭素ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。炭酸泉で鉄分などのミネラルが豊富で茶褐色の温泉。炭酸ガスで血行促進、疲労回復などの効果あり。
・松川にかかる白馬大橋のたもと河川敷にある「倉下の湯」は半露天風呂のみ。内湯はない。源泉かけ流し。夕方は登山者・スキーヤ・キャンパーが多い。午前中〜昼間は空いている。
・効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ・くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進など。
(10:00-20:00;\600/大人・中学生上,\300/3歳以上小学生以下)
(問)白馬塩の道温泉倉下の湯 TEL 0261-72-7989
4)「白馬龍神温泉」;(なごみの湯宿:白馬龍神温泉)
ナトリウム塩化物・硫酸塩泉。硫酸塩温泉で肌の保湿、肌のハリ・うるおい効果。
・道の駅「白馬」近くにある「白馬龍神温泉」は内湯・露天風呂・つぼ湯・サウナあり。岩盤浴(宿泊者専用)。
・効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、捻挫・くじき、消化器病、冷え性、高血圧、高コレステロール血症、疲労回復、健康増進など。
宿泊(15:00-22:00内湯・露天,7:00-9;00内湯のみ)と日帰り入浴(平日15:00-20:00,\2000/大人,\1000/子供)
(問)白馬龍神温泉なごみの湯宿 TEL 0261-85-2803
5)「白馬みずばしょう温泉」;(Hシェラリゾート白馬:古民家の湯)
ナトリウム炭酸水素塩泉。成分90%以上が重曹成分でツルツル肌の美肌の湯。ホテル宿泊棟から離れた場所にある温泉棟で、江戸古民家風の「古民家の湯」
・白馬岩岳から落倉高原の途中にあるHシェラリゾート白馬内の「白馬みずばしょう温泉」は内湯、檜の露天風呂/岩露天風呂。落ち着いた雰囲気の温泉で良く利用。貸切風呂は和室風呂,テルマエロマエ,五右衛門風呂。冬は雪見風呂。
・効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ・くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、疲労回復 健康推進など。
(宿泊;6:00-11:00,13:00-26:00)、日帰り入浴(13:00-17:00,\1500/大人,\1000/子供,繁忙期;\2000/大人,\1500/子供)
(問)Hシェラリゾート白馬古民家の湯 TEL 0261-72-3250
6)「白馬かたくり温泉」;(十郎の湯)
単純温泉。無色透明の弱アルカリ性単純泉。肌にやさしく美肌効果。温泉設備の不具合で沸かし湯で営業中。
・飯森民宿街にある「十郎の湯」は内湯と半露天風呂・サウナ。露天は緑褐色で少し濁り、無味無臭で肌はすべすべ。夕方はスキーヤが多い。昔は飯森に民宿が多数あり、白馬47の客も入浴していたのでイモ洗い。昔は冬期24H営業・仮眠できた。
・効能は効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、健康増進など。
(10:00-21:30,\700/大人,\500/子供,第2火曜休み,祝祭日は翌日)
(問)十郎の湯 TEL 0261-71-8160

■2023.7-10月のグリーンシーズン利用者数;八方尾根(6.4万人),白馬岩岳(13.2万人),栂池高原(5.2万人),鹿島槍(0.2万人)

■白馬村、小谷村、大町市にある10スキー場のインバウンド誘客などを推進する「ハクババレーツーリズム」は今冬の外国人観光客の回復予測を上方修正し、コロナ禍前の2019-2020シーズンと同じ37.5万人と予測。
当初の予測から約2万人増加。日本人客を含む総来場者数は150万人を見込んでいる。外国人客の増加が見込まれることから、ハクババレー事務局では冬季に運行しているスキー場シャトルバスを当初計画していた7台から今冬は8台に増便。 運行ルートも見直し、これまでは1時間に1本程度だった運行が最短で15分に1本ほどに増本する。

■白馬村・小谷村・大町市と索道事業者、観光団体でつくる一般社団法人「HAKUBAVALLEY TOURISM」が掲げるSDGsビジョン達成に向け、2023.6/9;「五竜エスカルプラザ」でゼロカーボン勉強会が開かれた。
3市村のスキー場関係者約50人が参加。気候変動が積雪量や滑走可能日数に影響を及ぼしている中、スキー場における再生可能エネルギー導入など、できることを考えた。

■白馬村は観光庁の「持続可能な観光推進モデル事業」に採択され、7/24;白馬村丸山俊郎村長は、次期観光地経営計画策定、観光財源導入の議論、環境に対する宿泊事業者の取り組みを観光庁のモデル事業として実施する。 「観光地白馬を将来にわたりつないでいけるようにしたい」とし、公約に掲げる「持続可能な観光地経営」実現に向け期待を込めた。同事業は地方自治体や観光地域づくり法人(DMO)を観光庁が支援し、持続可能な観光地域づくりに 向けた体制構築を目的とする。「日本版持続可能な観光ガイドライン」に基づく実証事業などを実施する。

■小谷村でデジタルサイネージを導入予定。
1)小谷村内のパブリックエリアを含め、複数個所にデジタルサイネージ等を導入し、観光客の周遊を促し、滞在時間の向上を見込む。
2)提供コンテンツ;イベント情報、天気予報、道路交通情報、県内外ニュース、SNSと連携した旬な観光情報、災害情報など。
3)設置予定場所;「道の駅おたり」(固定式)、他は移動式で、小谷村3スキー場の「栂池高原スキー場」(雪の広場,栂池自然園ビジターセンタ/栂池エデン/栂池パーク/ヴィレッジツガイケ)、「白馬コルチナスキー場」(Hグリーンプラザ白馬)、 「白馬乗鞍温泉スキー場」(白馬アルプスH)、「南小谷駅」、「ローソン小谷店」、「オタリアンジェラート」、「雨飾山キャンプ場」などを予定。夏季/冬季でデジタルサイネージの配置場所は変更。
4)「デジタルサイネージによる観光情報発信業務」(公募型プロポーザル方式による事業者選定)。企画提案書提出(8/18);デジタルサイネージ設置,システム構築,運用・保守・管理,見積書等。履行期間(契約締結〜12/31)、費用上限(1880万円)
(問)小谷村観光地域振興課 TEL 0261-82-2585

■白馬・小谷・大町3市村の広域型地域連携DMO「HAKUBAVALLEY TOURISM」は総会を終え、活動実績や来期活動方針を記したアニュアルレポートを公表。県の補助を得られる重点指定最終年を迎え、コロナ対応を優先しつつ今後に向けて 自走可能な体制整備を行う。
HAKUBA VALLEY 冬(スキー場の外国人スキーヤ来客数);37.5万人(2019-2020)→4.9万人(2021-2022)
夏の観光客数;246万人(2019-2020)→164万人(2021-2022)
活動はSNS(FB/インスタ)投稿と閲覧分析、統一ルールSafety Tipsの部分修正、スキー場サイン統一化協議、SDGsアクションリスト・ハンドブック作成・動画制作、八方MTBトレイルの整備、いいもりゲレンデ内MTBコース検討、HV八景選定、 八景フォトコンなど。今期はグリーン期PR動画制作、統一サインの設置、事業者向け勉強会、いいもりMTBコース整備、HV内サイクルパーク構想検討、八景案内板の設置、フォトコン・周遊旅行商品開発、食材・料理の研究など。
小谷・白馬・大町サイクルトレイル検討。2年目から八方地区にMTBコース整備;咲花G-細野神社(約1.5km)。3年目にいいもりGにMTBコースを新設予定。
(問)ハクババレーツーリズム TEL 0261-71-1898

■白馬村観光局が手掛ける村公式「HAKUBA ORIGINAL」のグッズ販売が3年目。
新商品を続々と展開。2023年は商品のラインナップを幅広くした他、村キャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世」のぬいぐるみ(\5800)をリニューアルした。ボトル・マグカップ、キャップ、Tシャツなどいろいろ。

HAKUBA ORIGINAL

■3/27;外国人観光客の長期滞在に向けて白馬村、長野市、松本市の3自治体が観光に関する連携協定を結んだ。
国際的なスノーリゾート白馬、趣のある門前町長野、城下町松本。白馬村に訪れる外国人観光客に長野や松本にも足を伸ばしてもらい、長期滞在型の観光を進める狙い。
3/27;白馬村で締結式が開かれ、白馬村丸山俊郎村長、長野市荻原健司市長、松本市臥雲義尚市長が協定書に署名した。目的は外国人観光客の長期滞在に向けた連携。各エリアの魅力的なコンテンツをめぐる旅行商品の開発を支援し、 共同でイベントを開くなどして、外国人観光客のニーズを捉えた長期滞在型観光を推進したいとしています。3つの地域の自然や食文化、文化芸術に触れるツアーの開発などを行う。
白馬村丸山村長は「文化や芸術のある長野市、松本市とともにアフターコロナに向けて、長野県の魅力を最大限に活用し、地域のコンテンツを磨き上げていきたい。世界中からお客様をお迎えし、ひいては日本のインバウンド観光を けん引したい」
長野市荻原市長は「松本には県内唯一の空港がある。インバウンドにおける交通面などの地域課題にも取り組んでいきたい。経済活性化につながる取り組みにしたい」
松本市臥雲市長は「インバウンドでは白馬村の人気が突出しているが、白馬村を訪れる外国人が松本にも来てくれるよう取り組みたい。東京や京都に負けないリゾートエリアになる」

■北ア山麓の自治体は通年で安定した観光客の入り込みを目指しています。
実現に向けて、課題となっているのは財源の確保。白馬村・大町市・小谷村などで作る「ハクババレーツーリズム」は、外国人観光客の滞在環境を整備したり、プロモーションを強化することで、年間を通じて安定した観光客の確保を目指しています。 ハクババレツーリズム・高梨光代表は「おおむね計画通りに事業は進捗したと思うが残念ながら見事にコロナとタイミングが重なってしまったので少し未完成な部分がある」と。SNSでのプロモーションなどの活動実績を県に報告した。 手ごたえをつかんだ一方で「まだ未完成」としたのがSDGsを地域に定着させるための啓発活動や、訪問のきっかけになる食文化の発信など。阿部知事は「年末から来年に向けては全国的にも長野県としてもウィズコロナの体制に転換していかなければ いけない。他の地域に遅れることなく観光産業の再生、日本中・世界中から再び多くの観光客を迎えられるように取り組まなければけない」。白馬エリアは近年、夏の誘客にも力を入れています。さらなる発展に向けて、観光税の導入検討なども 課題としてあげた。阿部知事は「観光振興の税金は私の公約にも入れているので県としても考えていかなければいけない」。外国人観光客の回復に向けては、阿部知事が先週、国に水際対策の緩和などを求めています。

■白馬村の美しい自然を不変的なデジタル記録として残そうと、白馬村観光局がプロジェクトに乗り出している。
複製・改ざん不可能なデジタル証明書「NFT」(Non-Fungible Token)を用いて、村内で撮影された写真に時刻や位置などの情報をひも付け、特設サイトで公開する。観光局が推進する循環型経済を目指す「グリーンワーク白馬」の一環として、 デジタル技術を用いた今後の活用を検討する実証実験と位置付ける。観光局は「白馬で最も価値のあるものの一つが自然景観。NFTで残すことで価値を保存したい」と。将来的にはNFTで残したデジタルデータを流通させ、利益を環境に資する 取り組みに活用する構想もある。

■白馬のDMO「HAKUBAVALLEY TOURISM」は、白馬エリアの観光客数の予測を発表。
観光客の回復が標準的な速さで進むと仮定する「ベースシナリオ」の場合、2022年の観光客数(2022.6月〜2023.5月)は、306.4万人(前年比14%増)との見通し。新型コロナ前の2019年実績値と比べ、81%の水準まで回復。夏季は日本人客が 増加するほか、インバウンド客が徐々に入り始めるとみる。冬季はインバウンド客が増える一方、2021-2022冬に急増した日本人客は反動減になると予測。観光客の回復スピードが速いと仮定する「アップシナリオ」では、334.3万人(前年比24%増)を 見込む。2019年実績比で89%。2025年には、ベースシナリオの場合で98%まで、アップシナリオの場合で104%まで回復すると予測。

■白馬村・小谷村・大町市と観光団体、索道事業者でつくる広域連携DMO「HAKUBAVALLEY TOURISM」は、今後の外国人・日本人来場客数の最新の回復予測を公表。
国内外合わせての推計では、コロナ前2019年と比べ、2022年-2023年にかけての来場客は夏81%、冬82%まで回復すると分析。コロナ前水準へ戻る時期は夏は2025年以降、冬は2025〜2026シーズン以降と予測した。

■「NAGANO SNOWLOVE.NET」は、2000年より22年間、県内のスキー情報を発信をしてきたが、2022.6/30でHPとInstagram、Mail Magazineサイトは閉鎖・終了。
SNOWLOVE.NET公式TwitterとFacebookは当面の間運営。今後の県スキー場情報は、長野県公式観光サイト「Go NAGANO」で発信予定。
(問)事務局長野県観光機構 NAGANO SNOWLOVE.NET実行委員会

■2021.5/19;白馬・小谷・大町3市村エリアの広域型地域連携DMO、一般社団法人「ハクババレーツーリズム」は、2021年度総会を「白馬村役場」で開き、2020年度事業報告や2021年度事業計画・予算を承認。国内外観光客の回復を2025年頃までと 予測し、クリーン認証制度や専門家による講習会、10スキー場統一ルール徹底などのコロナ対策強化と、収束を見据えながらの専門誌、SNS等での国内外への誘客宣伝に取り組んでいく。

■「HAKUBAVALLEY TOURISM」は、観光客の滞在環境整備やプロモーション強化により国内外の入込を増加し、安定した顧客の確保を目指し、白馬村、大町市、小谷村、大北地区索道事業者協議会、大町市観光協会、白馬村観光局、 小谷村観光連盟が一体となって設立した組織で、県は「HAKUBAVALLEY TOURISM」を重点的に支援する「広域型DMO」に指定した。「世界から選ばれる山岳観光地域の構築」をコンセプトに、世界に誇る雄大な北アの自然環境、 日本らしさを感じる地域文化を背景に、観光客を魅了する満足度の高い滞在環境を提供し、SDGsの観点を採り入れ、観光を軸に地域経済が豊かに循環し、そこに住む人々が誇らしく生活できる地域を目指す。スノーリゾート、 サイクルツーリズム、山岳エコツーリズムを推進する。
・サステイナブルツーリズムのブランド化;地域の森林資源を活用、バイオマスエネルギーの地域内循環に取り組む。
・スキー場のフリーゲート化、エピックパスの導入 。良質なパウダースノーが楽しめるスノーエリア。リフト共通化と、世界へのアピール。
・エリア内周遊バスの効率化、利便性向上。スキー場間シャトルバスの充実、複数事業者の運行体制を整理して利用者の利便性向上。
・MTBコース整備。ゲレンデを活用したMTBコース増設。イベント・大会開催誘致、周遊モデルコース設定、コース情報集約・発信。
・山岳エコツーリズム。ネイチャーガイド拡充。増加するBCに対する安全対策「白馬ルール」を「ハクババレールール」に拡大。
・まちづくり。日本文化が感じられるまちなみ整備(古民家利活用)。リノベーションや活用で滞在する楽しみを感じられるまちづくりを推進。景観形成(電柱地下埋設)、ピクト整備、多言語対応。
・世界からの顧客受入環境整備。ワンストップ予約システム構築(宿泊,アクティビティ)。エリア内で情報と予約を一元システム構築。電子マネー決済促進、Wi-Fi整備、ユニバーサル環境整備。
・エリアを案内するアプリ。滞在期間中の情報収集ツール「HAKUBAVALLEYアプリ」を更に充実。
・顧客データ収集システムの充実によるマネジメントの強化 。スキー顧客データに加え、夏季の顧客データも収集するシステムを開発し、DMOが地域全体をマネジメントする体制を強化。

<取り組み>;
1)サステイナブルツーリズムブランド化;地域の森林資源を活用し、バイオマスエネルギーの地域内循環に取り組む。世界級リゾートに欠かせないサステイナブルブランドとして発信。
2)ICチップによるエリア内スキー場のフリーゲート化、エピックパスの導入;良質のパウダースノーが楽しめる日本最大級のスノーエリアのリフトの共通化と、世界のトップアライアンス「エピックパス」の導入により、世界へアピール。
3)エリア内周遊バスの効率化、利便性向上;スキー場間を結ぶシャトルバスを充実するとともに、複数の事業者の運行体制を整理して、利用者の利便性を向上。
4)MTBコースの整備;ゲレンデを活用したMTBコースを増設し、エリア内のコースバリエーションを充実、通年型リゾートの重要コンテンツとしてブランド化。
5)BCルールの統一化;増加するバックカントリーに対する安全対策として策定された「白馬ルール」をエリア全体の統一ルール「ハクババレールール」に拡大。
6)日本文化が感じられるまちなみ整備(古民家の利活用);「旅籠丸八」など、地域の魅力である古民家の価値を認識し、将来に受け継ぐためのリノベーションや活用により、滞在する楽しみを感じられるまちづくりを推進。
7)ワンストップ予約システムの構築(宿泊、アクティビティなど;アクティビティ、宿泊等のエリア内情報と予約を一元的なシステムで対応。
8)エリア内を案内するアプリ;滞在期間中の情報収集ツールとして、HAKUBAVALLEYアプリを更に充実。
9)顧客データ収集システムの充実によるマネジメントの強化:スキー顧客データに加え、夏季の顧客データも収集するシステムを開発し、DMOが地域全体をマネジメントする体制を強化。

<中期計画(5年)>;
1)オールインワン型スノーリゾートの実現;エリアHP整備、エリア周遊バスの体制整備・拡充
2)世界的な山岳自転車の環境整備,イベント・大会誘致・周遊モデルコース設定・MTBコース整備・コース情報集約・発信
3)山岳エコツーリズムの振興;山岳エコツーリズム情報の集約案内、ネイチャーガイドの拡充、高品質ガイド商品の開発、バックカントリーのエリア統一ルール策定、山岳観光地(植物園等)の受入施設の整備促進、山岳観光の拠点整備
4)滞在するだけで楽しい「まち」づくり;飲食店のカテゴリ別情報案内、宿泊施設のカテゴリ別情報案内、統一案内標識整備、日本文化が感じられる街並み整備、多言語対応のインフォメーション機能整備、電柱地下埋設化含めた景観形成の推進
5)世界からの顧客受入環境整備;クレジット/電子マネーの決済促進、Wi-Fi整備、ワンストップによる予約システム整備、ユニバーサル環境整備、エリアを案内するモバイルアプリの開発、老朽化した索道施設の再整備
6)エリア全体のコントロール推進;エリア内各観光団体の調整・コントロール体制の構築、顧客データの集約・共有・管理、観光コンテンツの開発促進、顧客データ収集システムの運用、システムの改修、バージョンアップ、安全・安心な観光地づくりの促進。

■「HAKUBA VALLEY八景」
風水八景、塩の道八景、山水八景の各8箇所、計24箇所フォトスポットが制定された。(#HAKUBAVALLEY八景)
HAKUBAVALLEY八景 Instagramフォトコンテスト。採用入賞された方には大町市・白馬村・小谷村3市村ゆかりの賞品プレゼント。(最優秀賞1,審査員賞3,特別賞3)
1)風水八景;
小谷)眺望の里落雁、雨飾夕照、白馬)岩岳晴嵐、蕨平暮雪、唐松秋月、大町)木崎帰帆、中綱夜雨、大町;霊松晩鐘
2)塩の道八景;
大町)観光道路、仁科神明宮、ちょうじや、白馬)佐野坂、新田、小谷)牛方宿、雨中、中土
3)山水八景;
小谷)栂池自然園、鎌池、稗田山、白馬)八方池、五竜高山植物園、大出公園、大町)大町公園、高瀬渓谷
(問)HAKUBAVALLEY TEL 0261-71-1898

北アの紅葉スポット
1)小谷;「雨飾山」;「荒菅沢」(1448m)、「鎌池」(1160m)・「雨飾高原・小谷温泉」(1000m-1200m)
2)小谷;「栂池自然園」(1900m)、「白馬乗鞍岳」(2469m)〜「天狗原」(2200m)、「白馬大池」(2300m)、「栂池高原」「栂の森」(1580m)〜ハンノ木上部(1540m)
3)小谷;「風吹山」;「風吹大池」(1778m)(神の田圃・血の池・風吹天狗原)(1821m)、「蓮華温泉」(1475m)、「蓮華白池」(1090m)、「鉱山道」(2300m)、「五輪高原」(1780m)。
4)糸魚川「蓮華温泉」;「蓮華温泉」(1475m)、「白池」(1090m)、「五輪尾根」(1753m-1983m)、「鉱山道」(1920m)
5)黒部;「黒部峡谷」;「欅平」(600m)・「猿飛峡」(530m)
6)白馬;「八方尾根」;「下ノ樺・上ノ樺・扇雪渓」(2100m-2200m)〜「八方池」(2060m)、「鎌池」(1680m)〜「八方池山荘」(1850m)、「黒菱」(1500m)、「北尾根高原」(1200m)
7)白馬;「五竜・遠見尾根」;「地蔵ケルン」(1676m)〜「見返り坂」(1740m)、「小遠見山」(2007m)〜「西遠見山」(2268m)斜面。
8)大町;「鹿島槍ヶ岳」;「赤岩尾根・高千穂」(2050m)、「爺ヶ岳」の柏原新道「水平道」(2160m)〜稜線下(2465m)、「爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳」の稜線
9)立山;「立山・劔岳」;「室堂平」(2450m)・「雷鳥坂」(2200m-2760m)・「仙人池」(2100m)・「弥陀ヶ原」(1930m)
10)立山;「立山・黒部アルペンルート」;「美女平」(977m)・「大観峰」(2316m)〜「黒部平」(1828m)の「タンボ平」。立山ロープウェイや大観峰・黒部平の屋上テラスから紅葉を楽しむ。
11)大町;「高瀬渓谷」;「高瀬ダム」(1270m)・「七倉ダム」(1060m)・「大町ダム」(890m)、「龍神湖」(888m)・「葛温泉」(950m)・「北葛沢」(1082m)・「尾入沢大橋」(888m)
12)穂高;「燕岳・合戦尾根」;「合戦小屋」(2350m)・「合戦沢ノ頭」(2488m)〜稜線下(2712m)、「東沢」(2253m)〜「中房温泉」(1462m)・「中房渓谷」(1380m)
13)松本;「乗鞍岳」;「乗鞍エコーライン」(大雪渓)(2620m)〜位ヶ原(2350m)〜冷泉小屋(2100m)。「乗鞍高原」(三本滝(1800m)・鈴蘭橋(1564m)・一ノ瀬園地(1500m))
14)松本;「上高地」、ナナカマドの赤が美しい「穂高」;涸沢(2300m)、「槍」;ババ平(1998m)〜大曲り(2093m)〜槍沢・天狗原・氷河公園(2500m)・岳沢(2060m)
15)高山;「鏡平」;「イタドリヶ原」(1910m)・「シシウドヶ原」(2090m)、「鏡平池」(2300m)・「弓折岳」下(2592m)
16)高山;「奥飛騨・新穂高」;「鍋平高原」(1305m)・「新穂高ロープウェイ」(しらかば平)(1308m)〜(西穂高口)(2156m);「頂の森(千石園地)」(2156m)
17)高山;「西穂高岳」;「新穂高ロープウェイ」(西穂高口)(2156m)〜「西穂山荘」(2385m)〜「丸山」(2453m)

■標高の高い山の上から麓へと徐々に紅葉の色づきが移ってきます。山から眺める紅葉と、山麓から眺める三段紅葉など。

☆★☆「小谷・白馬・大町エリアの紅葉スポット」☆★☆
(1)小谷;
1)白馬乗鞍岳(※);ナナカマドの赤が乗鞍大斜面を覆います。(9/下-10/中)
2)白馬大池(※);大池湖畔のナナカマドと草紅葉。2023.9/下;小蓮華山の山肌が赤く草紅葉中。(9/下-10/上)
3)栂池自然園;9/下の草紅葉で始まり、10/上のナナカマドの赤・ダケカンバの黄、ミネカエデのオレンジなど園内の紅葉は最高。(9/下-10/中)
4)栂池高原;自然園下-栂の森の紅葉、ハンの木G上部と馬の背〜白樺Gの紅葉。(10/中-11/上)
5)雨飾山(※);荒菅沢周囲は鮮やかな紅葉、山は赤やオレンジ色、黄色に染まる。紅葉の名山「雨飾山」。(10/上-10/下)
6)雨飾高原;静寂の鎌池湖畔の紅葉と雨飾高原と雨飾山の紅葉。大渚山の湯峠付近からの雨飾山の斜面の紅葉。雨飾高原は黄色やオレンジが多い。(10/上-11/上)
7)風吹大池(※);湖畔の紅葉。(10/上-10/下)
8)五輪尾根(※);朝日岳〜五輪尾根〜蓮華温泉にかけての紅葉。白池の紅葉もよい。(9/下-10/中)
9)鉱山道;蓮華温泉から朝日岳〜雪倉岳〜鉢ヶ岳の斜面の紅葉。(10/上-10/中)

(1)白馬;
1)八方尾根(※);白馬三山を映す神秘的な池「八方池」周辺や下ノ樺・上ノ樺・扇ノ雪渓・鎌池平・黒菱ではダケカンバの黄色やナナカマドの赤といった色とりどりの秋の景色を見ることができます。(9/下-10/下)
2)白馬五竜;地蔵の頭から小遠見山までのアルプス平自然遊歩道トレッキング、遠見尾根(西遠見山まで)など時期によって紅葉が楽しめます。(9/下-10/中)
3)白馬岩岳;北アの山肌に広がる紅葉の景色を気軽に楽しめる岩岳山頂の絶景テラスから楽しむ。雪を被った三段紅葉が楽しめます。(10/中-11/上)
4)大出公園;白馬三山と姫川の清流に架かる吊橋と茅吹屋根の民家といった大出公園の景色は四季折々で違った美しい表情を見せてくれます。(10/中-10/下)
5)白馬大橋;松川と白馬三山の景色。北アの初雪と中腹の山肌の紅葉、山麓の針葉樹の緑、三段紅葉の景色を眺められます。(10/中-11/上)
6)白馬大雪渓(※);雪渓沿いの山肌を覆う紅葉。(9/下-10/中) ※例年、白馬大雪渓は秋道に切り替わり雪上歩きは200-300m。ベンガラでルートを確認。2023年は猛暑で雪解けが進み、8/27;15:00〜大雪渓登山ルートを閉鎖・通行止めになっています。
7)奥裾花渓谷;鬼無里日影の奥裾花渓谷と奥裾花自然園の紅葉。奥裾花自然園の秋の開園中(2023.10/1-11/5)、観光センタ-自然園入口間でシャトルタクシー運行(10/21-11/5;土/日/祝)。長野駅-自然園間バスは運行なし。(10/中-10/下)

(3)大町;
1)扇沢;立山・黒部アルペンルートの黒部ダム・扇沢周辺の紅葉。(10/中-11/下)
2)爺ヶ岳(※);爺ヶ岳の稜線。特に種池山荘周辺の点在するナナカマドの紅葉はきれい。栢原新道の石畳-水平道は紅葉トンネル。岩小屋沢岳斜面の紅葉がきれい。(9/下-10/上)
3)鹿島黒沢高原;西側〜大谷原の紅葉。山肌が黄色に染まる。大谷原のカラマツ黄葉はきれい。鹿島槍を背景に三段紅葉も見られます。(10/下-11/初)
4)鹿島槍(※);赤岩尾根のナナカマドの紅葉がきれい。高千穂平〜冷乗越。鹿島槍と冷沢渓谷の紅葉。(10/上-10/下)
5)青木湖;青木湖に西湖畔〜佐野坂丘陵の湖畔沿いは、青い湖と色づいた木々の紅葉が観られます。(10/下-11/上)
6)唐花見湿原;ミヤマウメモドキの赤い実。葉を落とすと赤い実だけが残り、湿原を赤く染めます。(10/上-11/初)
7)高瀬渓谷;高瀬川に沿って連なる高瀬・七倉・大町ダム。高瀬ダム湖沿いやダム下脇。七倉駐車場、北葛沢、尾入沢、葛温泉は紅葉スポット。(10/中〜11/上)
葛温泉入浴もよい。龍神湖周辺の紅葉散策と大町ダム下緑地公園で休憩。裏銀座登山バスは〜10/15;土/日/祝。七倉P満車時は七倉ダム下Pへ。七倉山荘-高瀬ダム間特定タクシーは〜11/29。
8)霊松寺;600年前創建の古刹で境内のサクラやカエデ、モミジ、ドウダンツツジ、オハツキイチョウなどで赤やオレンジ、黄色など色鮮やか。例年、秋の内部拝観(10/下-11/上)やライトアップ(10/末-11/初)する年も。2023年秋未定。
※:登山

■「白馬五竜」のアルプス平では紅葉が見頃。
白馬五竜アルプス平(標高1500m)の自然遊歩道から地蔵ノ頭(標高1673m)〜見返り坂(標高1740m)〜一ノ背髪(標高1892m)〜二ノ背髪(標高1950m)〜小遠見山(標高2007m)にかけて、赤や黄色、オレンジに染まっています。

■3連休中、「八方尾根自然研究路」と「八方池」(標高2060m)周辺、それに唐松岳〜不帰ノ嶮の山肌(2200m-1800m)では紅葉が見頃を迎えた。
ダケカンバの黄色がきれい。「八方池」から見下ろす「不帰沢」の岩壁の紅葉は美しい。黒い岩肌と白い雪渓(氷河)を背景に赤や黄色に色づく。紅葉の最盛期、黒菱平「鎌池」〜「八方池山荘」では黄色のミネカエデ、赤色のナナカマド、緑 のハイマツが見事なコントラストが楽しめます。紅葉前線はだいぶ下り、「鎌池湿原」(標高1680m)で見頃、黒菱第3P沿い(1600m-1500m)もほぼ見頃。

■小谷村「初秋の雨飾高原・鎌池」。紅葉の名所として知られる小谷村「雨飾高原」にある神秘の池「鎌池」(標高1190m)は、紅葉の季節は行楽客や写真愛好家らでにぎわいます。
鎌池は小谷温泉から湯峠への林道途中に位置する標高1190mの山中にある池で、草刈り鎌の形をしていることから名付けられた。池の周りには2kmの遊歩道あり、ブナの原生林に囲まれ、四季折々の美しい色彩が楽しめます。 毎年何度か訪れる雨飾高原の鎌池ですが、ブナの根開けの鎌池(4/下)、ぶなの新緑と鎌池(5/中)、紅葉の鎌池(10/中-10/下)が美しい。

■小谷村雨飾高原にある「鎌池」の初秋から晩秋への季節の移り変わり。
9/下;「初秋」;湖畔の木々は緑が多く、一部赤くなった葉が出始め。まだ紅葉前で全体的に緑が多く一部の葉が色づき始めたところ。湖畔のブナ林の中を散策するのは気持ちがいい。
10/上;「初秋」;赤や黄色が色づいた葉がてきました。
10/中ー10/下;「秋」;早朝の鎌池では靄がかかっていました。全体敵に赤・オレンジ・黄色に色づいています。
11/初;「晩秋ー初冬」;ぶなの木は枯れて、シーンと静寂に包まれています。湖畔の散策路は枯れ葉で滑りやすく、ガサガサと音がすると熊か?とビビッてしまう。
11/上;落葉、冬枯れした木が増えます。小谷温泉・雨飾荘下ではまだ紅葉が観られます。
■小谷村「雨飾山」(標高1963m)の中腹にブナの原生林が囲まれた「雨飾高原」(1000m-1200m)にひっそりと佇む「鎌池」(標高1160m)
ブナ林やカエデが色付き、青空とともに水面には色とりどりの紅葉が映り込む「水鏡・鎌池」は紅葉の名所。訪れた行楽客や写真愛好家は錦秋に包まれる景色を堪能できます。 鎌池は「小谷温泉」から「湯峠」(標高1285m)への林道途中に位置する標高1160mの山中にある池で、草刈り鎌の形をしていることから名付けられた。鎌池は四季折々の美しい色彩が楽しめます。湖畔には遊歩道(約2km)が整備され、 30〜40分で気軽に一周できます。池の南側は早朝に朝日が射し込んで、紅葉が立体的に浮かび上がります。毎年何度か訪れる鎌池。
3/下;雪原となった「鎌池」の上を滑れます。ぶな林亭やトイレも雪に覆われています。林道は冬期閉鎖中。
4/下;ブナの根開けと雪解けの鎌池;ブナの根元には大きな穴ができ、南側の湖畔から徐々に雪解けが始まります。林道は雪に覆われています。
5/中;ぶなの新緑と鎌池;ぶなの芽吹きと青い鎌池。林道には一部残雪あり。雨飾山登山口(標高1160m)下の雪原を流れる「大海川」(標高1130m)とぶなの新緑が美しい。
6/中;ぶなの新緑に包まれた鎌池。湖面は周囲の木々で緑色。林道・駐車場は除雪済。
9/下-10/上;秋の澄んだ青空と、明るいブナ林と湖畔の一部の葉が赤く色づき始めます。朝霧が発生すると、神秘的な風景が見られます。
10/中-10/下;赤・黄色・オレンジの紅葉に覆われた鎌池が美しい。雨飾高原の「つぶれ池」(標高1127m)・雨飾登山口分岐〜「雨飾荘」(標高984m)の付近でも紅葉がきれい。「湯峠」〜「大渚山」から見上げる「雨飾山」の紅葉が美しい。
10/下;大海川上部の「金山」(標高2245m)〜「天狗原山」(標高2197m)の山の斜面は一面黄やオレンジに色づきます。
10/下-11/上;「小谷温泉」(標高850m)・「尾丸の滝」(960m)・「小谷温泉ループ橋」(標高800m)付近は紅葉が観られます。
11/上;冬枯れした木の合い間から「雨飾山」や「大渚山」(標高1566m)が湖面に映り込みます。湖畔の遊歩道は紅葉した落ち葉で滑りやすい場所あり。
11/中-翌4/下;林道姫川妙高線(雨飾荘-湯峠)は冬期閉鎖。雨飾荘は2024.4/20-2024.11/24まで。11/25;冬期閉鎖予定。例年10/末-11/上;降雪あり、降雪次第で林道の冬期閉鎖が早まることがあります。
雨飾荘〜鎌池間では交通規制(路駐禁止)。紅葉ピーク時の週末には鎌池P(標高1170m)が満車となり、林道(標高1190m)分岐から鎌池Pへ下る坂道入口では規制あり。坂道は狭くカーブしているので走行注意。 道路規制の看板が立っています。鎌池ぶな林亭・トイレあり。(P30,無料)

■秋山では日暮れが早くなり、朝晩は10℃以下になってきました。北アでは初氷・初霜の便りが届き、これからは登山道が凍結する可能性もあります。
標高1000m高くなると気温は6℃下がり、風速1mで体感温度は1℃下がります。低体温症を防ぐためにも、雨風や汗による衣服の濡れを防ぐ防水・透湿性対策(防水透湿性のレインウェア、保温性・速乾性のアンダウェアの着用)。 秋は寒暖差が激しい季節です。防寒対策(ダウン・フリース、グローブ、帽子、フード、ネックウォーマ、エマージェンシーシートなどを携行)。テント泊では夏用シュラフはもう寒い。地面は冷たいのでスリーピングマットも携帯。 適度な高カロリーなお行動食の携帯と水分の摂取。疲労対策として体力に合った無理のない登山計画・コース選択も低体温症の防止に。山では早出早着が基本。日の出(5:30頃)の頃、吹く風は冷たく手がかじかみます。 山の斜面が日増しに黄や赤に染まり始め、これから北アは紅葉シーズンを迎えます。

■標高2450m-2600mの「雷鳥坂」から「船越ノ頭」(2612m)へ続く登山道は秋色に。
小蓮華山の北斜面から雪倉岳下の鉱山道付近は紅葉がきれいなところ。標高2300mの火山堰止湖「白馬大池」が秋色に染まる。冷たく透き通った白馬大池ではサンショウウオが生息しているのが見られます。雷鳥坂のハイマツ帯では雷鳥の親子 (子はすでに親とほぼ同じ大きさになった)やイワヒバリ、岩場では好奇心旺盛なオコジョも観られます。

■北ア(飛騨山脈)北部に位置する「杓子岳」(2812m)は氷河の可能性が示唆されています。
北アには冬に降り積もった雪が谷に寄せ集められた雪渓が数多くある。雪渓下では長時間かけて「氷体」が形成され、流動性を持つものが「氷河」とされる。新潟大学山岳環境研究室では、北ア「杓子岳」でも、永久凍土の調査が 開始された。9/上;新潟大理学部の奈良間千之教授(自然地理学)の研究室がドローンや小型ボーリング機を使って掘り進めている。空撮による経年変化・質量の観測、地中レーダー(高周波の電磁波)による氷厚観測、GNSS測量機による 流動観測。雪渓にポールを立て位置の変化を測定。ボーリング機による氷体の掘削など。杓子岳北カールの岩石氷河において、永久凍土の分布可能性を調査しています。杓子岳北カールの岩石氷河は標高2500m〜2700m。 「杓子沢雪渓」の他、「不帰沢雪渓」・「白馬沢雪渓」でも調査を実施中。
奈良間千之教授の調査で北ア「唐松岳」にある「唐松沢雪渓」が国内7番目で氷河と認定された。氷体は全長約1.1km、最大約35mの厚さ、1ヶ月間で最大約25cmの流動した。
2012年以降で発見された氷河は全て北アに存在する。立山「御前沢氷河」、真砂岳「内蔵助氷河」、剱岳「三ノ窓氷河」・「小窓氷河」・「池ノ谷氷河」、鹿島槍ヶ岳「カクネ里氷河」、唐松岳「唐松沢氷河」。 白馬岳「白馬大雪渓」は下部が空洞で氷河ではないという。唐松沢雪渓は白馬山麓、白馬岩岳、栂池高原などから見える。

■2021.11/12;大町市、白馬村、小谷村でつくる「白馬バレー」の観光を盛り上げようと、3市村などでつくる一般社団法人「HAKUBA VALLEY TOURISM」は、地域を代表する景勝地として「ハクババレー八景」を決めた。
周遊観光のルートとしてPRし、観光客が少ない夏場の活性化を狙う。45の候補地で9月からHPで投票を募って選定。中国の山水画の伝統的な画題「瀟湘八景」になぞらえた方式で選んだ「風水八景」のほか、松本と日本海を結ぶ旧街道・ 千国街道沿いの「塩の道八景」、北アルプス周辺の山と水をテーマにした「山水八景」の計24地点を選んだ。このうち風水八景では大町の中綱湖や木崎湖、白馬村の岩岳から望む北アルプス、小谷村で夕日に照らされる雨飾山などが 含まれた。2021.11/15〜;Instagramで写真コンテストを開催。八景に選ばれた地点の写真に指定のハッシュタグを付けて投稿。2022年1月に審査して入賞者には3市村の特産品を贈る。

■白馬村・小谷村・大町市や観光団体、索道でつくる広域連携DMO「ハクババレーツーリズム」は2021年度、3市村の優れた景観を選定する「HAKUBA VALLEY 八景」に取り組む。
3種類24カ所の優れた景観を選び、3市村を結んだ観光ルートとして今後の誘客に役立てる。候補地に投票するパブリックコメントをWEBで募る。3市村を結ぶ観光ルートをつくり、滞在型の観光を進める狙い。八景の由来で中国の伝統的な 山水画の画題になぞらえた「瀟湘八景」や「塩の道八景」、北アルプスなどの山や豊かな水をテーマにした「山水八景」の3つの計24地点を選ぶ。観光スポットとして行きやすいことなどを条件に、内部で絞った45の候補をHPに載せた。 3つ選んで投票できるほか、メールでその他の候補地の提案もできる。〜10/11;ハクババレー八景アンケート調査。これらの意見を参考に景観デザインが専門の篠原修・東京大名誉教授を委員長に八景を決める。 選んだ八景を基に10-12月にオンライン写真コンテストを開き、2022年5月には写真展も催す。

■白馬村と小谷村のスキー場の2022-2023シーズンの来場者数は、新型コロナ流行前の2019-2020シーズンを上回った。
今季は国内の行動制限がないことに加え、水際対策の緩和により訪日外国人客が復調。スキー場によっては観光目的の来場者や、ナイターゲレンデの利用者増加なども追い風となった。

■スキー場運営の「日本スキー場開発」(本社白馬村)は2022-2023年冬季シーズンに、国内8施設で小学生以下の来場者が過去6シーズンで最高の約10万600人。
新型コロナの感染拡大によって外国人客が急減したため、国内の家族層の取り込みに注力してきた。同社が運営・提携する長野、群馬、岐阜のスキー場8ヶ所で集計。インバウンドを除いた4歳-小学生の来場者数は2022年12月-2023年3月の シーズンで約10万600人。コロナ前の2018-2019年の8.9万人を上回った。コロナ下でインバウンドが減少し、国内でも若者らのスキー旅行の中止が相次いだ。同社は不振を挽回しようと、2021-2022年シーズンから子供とその家族に 来てもらうための取り組みを強化した。子供は成長が早いため、スキー場に行くたびに道具をレンタルすることが多い。今季から「シーズンレンタル」としてシーズンを通して貸し出せるようにした。毎回レンタル場所に向かう手間を省き、 道具を他のスキー場で使うこともできる。NSDキッズプログラムを開催したり、子供たちがシーズン中の練習成果を発表できる大会も企画した。
※日本スキー場開発は鹿島槍、八方尾根、白馬岩岳、栂池高原、北志賀竜王、菅平、明宝、川場スキー場などを運営。

■「白馬岩岳マウンテンリゾート」のGW来場者数
2023.4/28-11/12;8:00-17:00;「白馬岩岳マウンテンリゾート」グリーンシーズン営業中。
GW(4/28-5/7)の来場者数は過去最高の約19,500人。2022年同時期比で110%、2年連続で過去最高来場者数となった。2022年GW(4/29-5/8)は約17800人。
白馬岩岳マウンテンリゾートは、オールシーズンマウンテンリゾートに向けて、2017年「岩岳MTBパーク」造設、2018年「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」開業、「Iwatake Green Park」、「ヤッホー!スウィング presented by にゃんこ大戦争」、 展望テラス「白馬ヒトトキノモリ」などを開設。
(入場料;\2400/大人,\1300/小人,\700/ペット1;ゴンドラ・リフト往復)、P1000(無料)
(問)白馬岩岳マウンテンリゾート TEL 0261-72-2474

■HAKUBA VALLEYの観光を便利で快適に、白馬村公式スマートフォンアプリが登場。スキー場情報、観光ガイド、お得なクーポン、シャトルバスの接近情報、アクティビティ予約など観光シーンで利用できます。 アプリの機能は観光ガイド、スポット検索(レストラン/レンタル/リラクゼーション/アクティビティ/デイツアー/その他)、レストラン/観光スポットクーポン、シャトルバス接近情報、アクティビティ予約、地図、ゲレンデマップ、 ゲレンデ天気、積雪情報、ライブカメラ、イベント情報。「HAKUBA VALLEY」(白馬村観光局公式アプリ)は、App Store/Google Playからダウンロード。
(問)白馬村観光局 TEL 0261-72-7100

「白馬乗鞍温泉スキー場」
■小谷村「白馬乗鞍高原」にある「白馬乗鞍温泉スキー場」を運営する「白馬アルプスH」は、2022年、標高1598m地点まで到達する新リフト「アルプス第11P」を新設する。
1973年営業開始以来、老朽化の架け替えなどを除き初めてとなる大幅拡大。スキー人口が減少する中、業界では異例のリフト新設。冬の長距離滑走可能コースやバックカントリー、グリーンシーズンの誘客スポットとなる。 白馬アルプスHは2021.6月期売上は約2.5億円。新型コロナ渦前の過去10年間は売上約6-7億円。2024年売上目標は約9.5億円を目指す。ここ10年はHAKUBA VALLEYは「日本スキー場開発」(白馬村)が牽引。八方尾根や白馬岩岳などで大型投資を 行い、コロナ渦でも観光客が増えている。白馬乗鞍温泉スキー場もこの事例を学んだ形。2023年5月には展望テラスやキャンプ場、カフェなどの構想を描き、夜間もリフトを動かし、星空観測や映画上映などを計画する。「コロナを契機に 山岳観光が見直されている。スキー場だけではもたない。心のゆとりが得られる山岳観光地にしたい」と。
5/20;リフト起工式を行い、リフト工事と滑走コースの整備を進める。2022-2023シーズンには稼働予定。アルプス第5高速P横より乗車し、ラビットC上部の標高1598m地点まで乗車するリフトを新設。標高1598mからベース(アルプス第1P乗場) までの標高差898mの「ハクバロングランコース」を新設する。
「白馬乗鞍温泉スキー場」は雄大な北アルプスを背景に大自然が広がるスキー場で、夏場はゲレンデ内にはACキャンプ場を設置、2022年5月にグランドオープンした「白馬アルプスツリーアドベンチャー」で楽しめる。麓には「若栗温泉乗鞍荘」 があり、茶褐色の湯で岩風呂(内湯)の温泉で、泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉、効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・皮膚炎・アトピー他など。
(問)若栗温泉「乗鞍荘」TEL 0261-82-3073
(問)白馬乗鞍温泉スキー場 TEL 0261-82-8281
(問)白馬乗鞍高原キャンプ場・オートキャンプ場 TEL 0261-82-2811
(問)白馬アルプスツリーアドベンチャー TEL 0261-82-2811
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811

■「白馬岩岳マウンテンリゾ−ト」
「岩蕈山」(標高1289m)は「白馬岩岳スノーフィールド」(スキー場)を通年楽しめる「白馬岩岳マウンテンリゾート」としてグリーンシーズンの集客に力を入れる。
岩岳リゾートは1985年に設立。岩蕈山のスキー場にある一部のリフト運行を担ってきた。スキー場やグリーンシーズンの運営は親会社の白馬観光開発が担ってきたが、2020年に体制変更。岩岳リゾートが通年運営を担うようになった。 白馬岩岳マウンテンリゾートは、SNSやTV番組などで評判が広まり、県内外から客が訪れる。県内は3-4割、関東4、中京1、関西1割。スニーカーで街と同じ感覚で気軽に来られるようにし、岩岳にしかない空間をつくり出している。 ゴンドラで約8分、高低差約750mを一気に上がると白馬連峰が姿を現れ、山頂はひんやりとした空気が流れる。麓とは2-3℃違う。ウッドデッキでは、利用客たちが雄大な景色を眺めながらくつろいでいる。人気は北アに向かってこぐ 大きなブランコ「ヤッホー!スウィング presented by にゃんこ大戦争」。「アルプスの少女ハイジ」でオープニングの曲中に登場するブランコに似ており、SNSでは「ハイジになれる」と話題。実際にBGMが2分ほどのハイジの曲で 大人たちが童心に返ってこいでいる。ヨーデルが聞こえたらスタート。目前に広がる北アに向かってダイブしたくなるような開放感がある。旅行情報誌「じゃらん」の爽快×絶景ブランコでは「白馬岩岳マウンテンリゾートの ヤッホー!スウィングpresented by にゃんこ大戦争」が国内第2位。2019年にブランコを設置したが、もともとはリフト降り場。リフトを撤去してから見晴らし台として使っていたが、2018年、白馬観光開発が山頂テラス 「ハクバマウンテンハーバー」を整備。景色を見る専用の場所ができたので降り場をブランコ用にしたという。「ハクバマウンテンハーバー」はカフェを備え、飲食しながら北アの絶景を楽しめる。テラスには、宙に浮いているかの ように突き出した部分があり、ポーズを取って撮影する利用客が途切れない。アクティビティーはヤッホー!スウィングの他、マウンテンカート、岩岳MTB Park、e-MTB、バギークルーズ、スカイトランポリン、ねずこの森ガイドツアー、 安曇野乗馬クラブの乗馬体験などあり。11/13までグリーンシーズン営業。
(ゴンドラ+白馬ヒトトキノモリを結ぶリフト往復;\2400/大人,\1300/子供,\700/ペット)「ヤッホー!スウィング」(\500)。アクティビティーは別途料金。
スキーシーズンは12/16-2023.3/26を予定。
(問)白馬岩岳マウンテンリゾート TEL 0261-72-2474

■絶景を楽しみながら涼しさを感じられるスポット。
1)今夏、新しいスポットが誕生。日本初の「空飛ぶレストラン」
白馬エリアは豊かな自然の中、グリーンシーズンも楽しめるとあって観光客が年々増えています。白馬乗鞍温泉スキー場に面した「白馬アルプスH」からリフトに乗って北アの絶景を楽しみながら朝ご飯が味わえます。メニューは信州サーモンを 挟んだクロワッサンサンドなど地元の食材が使われています。約18分間、涼しい空気に包まれて楽しむ朝食と空中散歩を楽しめます。終着地点は標高約1600mで朝の気温は15℃前後。静かな夏山で深呼吸をしてゆったりリフレッシュできます。
2)北ア「唐松岳」から延びた八方尾根にある「八方池」
白馬屈指の絶景ポイント。黒菱平から上部は中部山岳国立公園に指定、「八方池」(標高2060m)は八方池山荘前(標高1830m)のリフトを降りて1.5Hの尾根の脇にある。八方池へは岩がごろごろした尾根道と、木道が整備された自然研究路あり、 夏場は大勢の観光客や登山者で賑わっています。八方池は雪に押し出された土砂が堆積した場所に、雪解け水や雨水がたまってできた天然池。「天空の水鏡」とも「神秘の池」とも呼ばれる。白馬三山の白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が水面に映る。 池の畔には「飯森神社奥社」の小さなほこらが建つ。
3)「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)では渓流を歩いて楽しめる「安曇野シャワーピクニック」
インストラクターが同行、事前に安全講習が行われ、ひんやりとした川の中を歩いて、ひんやりスポットの滝へ。滝の自然のシャワーが涼しくて気持ち良い。
4)「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」
黒部ダムの観光放水が間近に迫るレインボーテラスでは朝から多くの観光客が訪れ、豪快に流れ出る放水とカラフルに色づいた虹を楽しんでいます。

■「雲海」と「彩雲」
山麓は暑く、山頂は涼しい。標高100m上がると気温は0.6℃下がると云われ、標高1000m差で6-7℃低くなります。白馬村は標高700m、白馬岳は標高2932mなので計算上気温差は13℃。山麓の気温が30℃なら山頂の気温は17℃。 白馬岳の最低気温は、2024.8/15;12.9℃、8/14;10.7℃、8/13;10.7℃、8/12;10.7℃、8/11;10.7℃、8/10;10.7℃、8/09;10.7℃、8/8;10.7℃、8/7;11.5℃、8/6;12.0℃、8/5;12.0℃、8/4;12.0℃、8/3;12.0℃、8/2;12.0℃、8/1;9.9℃と 平均10-12℃。お盆過ぎ(8/中-8/末)の予想最低気温は9-6℃、最高気温は19-16℃。体感温度には気温や湿度、風雨、日照で変わりますが、風速1m増すと体感温度は1℃下がります。夏場でも早朝に風があると10℃以下に感じられます。
夏の北アでは朝よく雲海が観られます。日中と翌朝の気温差が10℃以上で、放射冷却により地面が冷え、冷たい空気は下に溜まり、その上空には晴れて暖かく乾いた空気に覆われると、その気温の境界に霧ができ、雲が生まれて「雲海」となります。 また、朝日が昇るころには虹色に色づく雲「彩雲」がみられます。雲の中の水滴や氷が、太陽の光をプリズムのように分散させることで生まれます。

■白馬連峰の主要な山岳の標高
1)山岳;
白馬岳2932m,白馬鑓ヶ岳2903m,鹿島槍ヶ岳(南2889m,北2842m),五龍岳2814m,杓子岳2812m,小蓮華山2766m,旭岳2867m,白馬丸山2768m,小蓮華山2766m,裏旭岳2726m,唐松岳2696m,布引山2683m,爺ヶ岳(南2670m,中2669m,北2631m),雪倉岳2611m, 清水岳2590m,鉢ヶ岳2563m,白岳2541m,白馬乗鞍岳2469m,朝日岳2418m,大黒岳2393m,西遠見山2268m,大遠見山2106m,中遠見山2037m,小遠見山2007m,雨飾山1963m,鵯峰1923m,小日向山1907m,風吹岳1888m,大渚山1566m,稗田山1440m,栂池浅間山931m
2)山小屋;
白馬山荘2832m,白馬岳頂上宿舎2730m,天狗山荘2730m,唐松岳頂上山荘2620m,五竜山荘2490m,八峰キレット小屋2470m,種池山荘2450m,冷池山荘2410m,雪倉岳避難小屋2390m,白馬大池山荘2380m,朝日小屋2150m,白馬鑓温泉小屋2100m, 栂池山荘1900m,八方池山荘1830m,風吹山荘1778m,白馬岳蓮華温泉ロッジ1475m,白馬猿倉荘1250m
3)山の池;
天狗池2730m,白馬大池2379m,長池2317m,雪倉ノ池2237m,八方池2060m,風吹大池1778m,雨飾鎌池1190m,蓮華白池1090m
4)ポイント;
天狗ノ頭2812m,白馬岳馬ノ背2810m,三国境2751m,天狗尾根・白馬鑓分岐2722m,天狗の大下り2703m,白馬岳お花畑2650m,船越ノ頭2512m,鉢ヶ岳鉱山道分岐;2490m,冷乗越2444m,不帰の嶮2411m(T/U北2580m,南2614m/V峰),大出原2333m, 白馬大雪渓葱平2290m,栂池天狗原2204m,水平道分岐2158m,天狗ノ庭2093m,不帰避難小屋1945m,白馬尻1557m,御殿場1400m,白馬猿倉1250m,西俣出合1370m,大谷原1132m,祖母谷温泉790m
5)ゴンドラ・リフト;
(栂池)栂池自然園1900m,栂池自然園駅1829mー(ロープウェイ)-栂の森駅1582m-(イブ)-栂池高原駅839m
(八方)丸山ケルン2430m,第3ケルン2080m,第2ケルン2005m,石神井/八方山ケルン1974m,第1ケルン1820m,八方山頂駅1830m-(グラードQ)-黒菱平1620m,黒菱平駅-(アルペンQ)-兎平駅,兎平駅1400m-(アダム)-八方駅870m
(八方)黒菱鎌池1680m-(黒菱第3P)-黒菱P;1500m-(黒菱林道)-和田野892m
(五竜)地蔵の頭1673m,アルプス展望リフト(アルプス第1P;1620m-1488m),五竜アルプス平駅1515m-(テレキャビン)-五竜とおみ駅699m
(岩岳)岩茸山1289m,山頂駅1280m-(ノア)-山麓駅750m,

■2024.白馬連峰のテント場;
1)白馬岳頂上宿舎;2024.6/22-10/6;テント1張\1000,\2000/人,水・トイレ使用,100張,白馬村振興公社 TEL 0261-75-3788
2)白馬鑓温泉;2024.7/13-9/25;テント;\2000/張,\2000/人,30張,白馬館 TEL 0261-72-2002
3)白馬尻;2024.7/13-9/28;テント;\1000/張,\2000/人,15張,白馬館 TEL 0261-72-2002
4)白馬大池;2024.6/22-10/14;テント;\2000/張,\2000/人,50張,白馬館 TEL 0261-72-2002
5)天狗山荘;2024.6/29-10/1;テント;\1000/張,\2000/人,水・トイレ使用,30張,白馬村振興公社 TEL 0261-75-3788
6)唐松岳;2024.6/22-10/14;テント;\2000/張,\2000/人,20張,唐松岳頂上山荘 TEL 090-5204-7876
7)五竜岳;2024.6/22-10/14;テント;\2000/張,\2000/人,20張,白馬館 TEL 0261-72-2002

■白馬岳コースタイム;(単位;h)※気象条件、山の状況、体調などで所要時間は変わるため、あくまでも目安タイム。
1)白馬猿倉〜(0.2)〜白馬鑓温泉分岐〜(2.0)〜小日向のコル〜(2.0)〜白馬鑓温泉〜(3.0)〜白馬鑓ヶ岳〜(1.0)〜杓子岳〜(1.5)〜「白馬岳」。※8/7まで通行止め。
2)白馬八方〜(0.3/ゴンドラ・リフト)〜八方池山荘〜(1.5)〜八方池〜(2.0)〜唐松岳〜(2.2)〜キレット〜(3.0)〜天狗山荘〜(1.0)〜白馬鑓ヶ岳〜(1.0)〜杓子岳〜(1.5)〜「白馬岳
3)栂池高原〜(0.4)〜栂池自然園〜(1.0)〜天狗原〜(1.0)〜白馬乗鞍岳〜(0.5)〜白馬大池〜(1.5)〜小蓮華山〜(0.5)〜三国境〜(1.0)〜「白馬岳」
4)平岩〜(1.0/車・バス)〜蓮華温泉〜(1.5)〜天狗の庭〜(1.2)〜白馬大池〜(1.5)〜小蓮華山〜(0.5)〜三国境〜(1.0)〜「白馬岳」
5)平岩〜(1.0/車・バス)〜蓮華温泉〜(1.0)〜瀬戸川〜(1.3)〜白高地沢〜(2.0)〜花園三角点〜(2.0)〜栂池新道〜(1.0)〜朝日岳〜(0.5)〜朝日小屋(泊)
朝日小屋〜(1.0)〜朝日岳〜(1.1)〜水平道分岐〜(2.3)〜雪倉岳〜(2.2)〜三国境〜(1.5)〜「白馬岳」
6)平岩〜(1.0/車・バス)〜蓮華温泉〜(1.2)〜瀬戸川〜(1.4)〜鉱山事務所跡〜(2.5)〜三国境〜(1.0)〜「白馬岳」
7)宇奈月〜(1.2/トロッコ電車)〜欅平〜(1.0)〜祖母谷温泉〜(5.0)〜不帰岳避難小屋〜(3.0)〜清水岳〜(2.2)〜旭岳〜(0.5)〜「白馬岳」

■雲海に浮かぶ「立山・劔岳」は美しい。
立山・剱岳は白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳、唐松岳・五竜岳、鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳、スバリ岳・針ノ木岳、燕岳からも良く見ます。
五竜岳山頂からは
<北>唐松岳と白馬三山が真近に見えます。
<北東>鋸岳・雨飾山・焼山・天狗原山・火打山・黒沢岳・妙高山・地蔵山・乙妻山・高妻山・戸隠・飯綱山など。
<東>横手山〜四阿山、浅間山、八ヶ岳・富士山、南ア。
<南>五龍岳から続くG5・G4・八峰キレット・鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳〜岩小屋沢鳴沢の稜線。
<南>その奥に蓮華岳・針ノ木岳・ズバリ岳・鳴沢岳・赤沢岳の稜線。
<南東>そのさらに奥に唐沢岳・餓鬼岳・常念岳・燕岳、大天井岳・牛首・赤岩岳、西岳。一番奥に穂高連峰の前穂・奥穂・ロバの耳・シャンダルム・南岳・中岳と槍ヶ岳、乗鞍岳。
<南西>黒部五郎岳・南真砂岳・野口五郎岳・鷲羽岳、水晶岳・赤牛岳・薬師岳などの裏銀座の峰々
<西>立山の浄土山・立山雄山・大汝山・富士ノ折立・真砂岳・別山・剱御前〜前剱・剱岳〜小ノ窓王・小窓ノ頭・池平山〜大窓〜ハゲ・赤ハゲ・白萩山・赤谷山〜猫又山・釜谷山・毛勝山が見渡せます。

■「八方尾根トレッキング」(ご紹介)
「白馬和田野」-「黒菱」-「八方池」ルート:(車0.5H+徒歩1.5H)
(1)和田野-黒菱;
白馬村「和田野の森」(標高820m)から「黒菱林道」(6.2km)を登り、約30分で「黒菱駐車場」(P200/無料)のある「黒菱レストハウス」(標高1500m)に到着。林道はカーブも多く道幅が狭い。対向車に注意。最近は自転車も走行しているので要注意。 北尾根G〜スカイラインCからの白馬三山の山岳風景がよい。
2)黒菱ー八方池山荘;
黒菱からトレッキング開始。トイレあり。黒菱Gの坂を急登して、1998年長野五輪女子滑降スタートハウス(標高1680m)まで登る。「黒菱ライン」の黒菱第3Pに乗れば容易に行ける。2024.7/1-10/20;「黒菱ライン」(黒菱第3P+グラードQ)運行 (往復;\2000/大人,\1300/小児,片道;\1100/大人,\700/小児)
7/13-10/20;「八方尾根」では「黒菱第3P」が早朝運行(約7分,標高差180m)。土/日/祝を中心に期間限定運行。黒菱平(標高1680m)の雲海デッキからモルゲンロート・ご来光・雲海などが楽しめる。
早朝4:30運行;2024.7/20-21,7/27-28,8/3-4,8/10-18,8/24-25,8/31、早朝5:00運行;9/1,9/7-8,9/14-16,9/21-23,9/28-29,10/5-6,10/12-14,10/19-20

(2)黒菱-八方池山荘;
八方尾根・黒菱G内には乳牛が放牧されているので静かに通りすぎる。黒菱Gの坂は傾斜がきつい。
「黒菱平」(鎌池湿原)からは白馬三山の眺めがよい。早朝の黒菱テラスからは雲海やご来光が観られる。黒菱平から「八方尾根自然研究路」をジグザグに登り、「八方池山荘」(標高1830m)に向かう。初夏にはニッコウキスゲやコバイケソウが群生し、 盛夏にはアカバナシモツケソウ、タテヤマウツボグサ、オオハギボウシ、ヤマホタルブクロ、ハクサンシャジン、ハクサンタイゲキ、ミヤマコゴメグサ、カライトソウ、クガイソウ、ワタスゲなどが観られます。晩夏〜初秋にはヤナギラン、タムラソウ、 タカネマツムシソウ、ミヤマアキノキリンソウ、キンコウカ、カンチコウゾリナ、ミヤマトウキ、シシドウ、ヤマハハコ、アザミ、ミヤマトリカブトなど。初秋には草紅葉、秋にはナナカマドの紅葉なども。
黒菱平からは「八方アルペンライン」のグラートQで容易に登れる。8月週末は7:00〜運行(約5分;標高差160m)
八方池山荘手前の八方第1ケルン(標高1820m)付近はなだらかな丘で白馬三山の展望が良い。この付近(標高1830m)に八方池山荘(敷地面積1724u、延床面積694u、鉄骨造2F/B1F、展望テラス)が新築され。2026年度には工事開始、2029年度に 新八方池山荘の開業を目指している。
(3)八方池山荘-八方池;
トレッキングルートは「八方池山荘」〜「石神井ケルン」(標高1974m)〜「第2ケルン」(標高2005m)〜「八方ケルン」(標高2035m)〜「第3ケルン」(標高2080m)〜「八方池」(標高2060m)(距離1.4km,往復2.9km,時間;約1.5-2H/片道)
八方池山荘脇に公衆トイレあり。八方尾根には水場がないので水は事前に確保すること。八方池まで2ルートあり。「八方池」(標高2060m)までは尾根沿いのルートを登る。一方、八方尾根自然研究路は木道が整備されており、高山植物を 観賞する観光客や登山者が多いために渋滞することが良くある。尾根道は岩だらけの急傾斜の登山道だが時間が早い(右ルート;1H,左ルート;1.5H)
八方尾根からは遠見尾根を従える五龍岳とその奥に鹿島槍ヶ岳が望める。第2ケルンが見えてくると八方池はもうすぐ。八方尾根ではアカバナシモツケソウが見頃。ヤナギランやオオバギボウシ、タカネマツムシソウ、ハクサンシャジン、 ハッポウタカネセンブリ、キンコウカ、オヤマソバ、クモマミミナグサなどが咲き、クガイソウ、タムラソウ、オニアザミ、ワレモコウ、ウメバチソウ、オヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウなど、これからは盛夏〜初秋の花が見頃に。
(4)八方池-唐松岳;
下ノ樺(標高2160m)・上ノ樺(2200m)から見下ろす「八方池」は八方尾根に浮かぶ大きな池。

■2023.6/2;小谷村観光連盟は、群馬片品村観光協会と、観光振興に関する連携協定を締結した。
国立公園内の高層湿原や高山植物、スキー、登山など両村で共通する観光資源を生かし、年間を通じて相互の観光宣伝に協力するとともに、連携による誘客強化を図る。片品村観光協会で締結式があり、同協会長の梅澤志洋村長と、小谷村観光連盟代表理事の 中村義明村長が協定書に署名した。片品村には尾瀬国立公園内の尾瀬ヶ原、小谷村には中部山岳国立公園内の栂池自然園があり、いずれもミズバショウや紅葉の名所として知られ、シーズンには大勢の観光客が訪れる。また村内に複数のスキー場を有し、 互いにPR活動をすることで新たな客層の誘客が期待されるとした。

■小谷村「栂池自然園」の誘客強化に向け、小谷村観光連盟は2023年度、群馬片品村の観光協会と連携協定を結び、共同によるPR事業を展開する。中部山岳国立公園内の栂池自然園と、尾瀬国立公園内の尾瀬ヶ原は水芭蕉の名所で、 両村で共通する登山やスキーなどの観光資源を生かし、アフターコロナを見据えた相互連携による誘客を図る。

■「春の白馬村青鬼集落」
1)場所;白馬村北東部の岩戸山麓に位置する標高760mの山村で、東には物見山と八方山、北には岩戸山があります。麓の姫川第2ダム沿いの桜は満開でした。
2)特徴;姫川右岸、北アを望む山間地(標高約760m)にひっそりと佇んでいる農村集落「あおに」は、山間に住む人々の静かな暮らしが息づいています。江戸末期から明治時代に建てられた伝統的な家屋14棟が現存し、集落は2000年に 文化庁の重要伝統的建造物群保存地区指定。大型の茅葺屋根(トタン屋根)の家屋集落で、昔から四季折々訪ねていますが集落下に駐車場ができたりして、観光地化されたような感じ。集落の棚田からは正面に北ア・鹿島槍・五竜・ 八方尾根・キレット・白馬三山の展望が広がっています。訪れた時は集落の桜は見頃を迎えていたが、こぶしは咲き始めでした。
3)棚田と青鬼堰;
青鬼集落の上部(東側)には棚田があり、「棚田百選」に選定。石垣によって形成された棚田が広がっています。集落上部には用水路「青鬼堰」があり、棚田の給水には万延・文久年間に岩盤を削って開削された「青鬼上堰」と、 その後に設けられた「青鬼下堰」が現在でも用水路として利用されています。白馬村では棚田で田植えが行われる5月を中心に観光客が訪れます。
4)お善鬼の館;
観光客が休憩して地元住民と交流を深める拠点として2003年から交流施設を建設し、2005年9月に完成。木造2階建て約173u。1908年に建てられた民家を大町在住の所有者から白馬村が借り受けて改修しました。居間のいろりや馬屋なども再現。 事業費は国・県補助を含め2900万円。地元の「青鬼神社」に祀られている「お善鬼様」にちなんで「お善鬼の館」と名付けられた。言い伝えでは、岩戸山をはさんだ鬼無里村に、鬼のような大男がやってきて悪事を働いた。村人は岩戸山の穴に 閉じ込めた。その後、青鬼村(青鬼集落)にも鬼のような大男が現れたが、村人を助けて喜ばれた。閉じ込めた穴が青鬼村まで通じていて、通り抜ける際に改心したという。この鬼のような大男をお善鬼様として崇めるようになったという。 観光客が立ち寄り、地元のお年寄りたちといろりを囲んで話ができるようにする場として活用され、地元農家が所有する足踏み式脱穀機など昔の農機具も展示。その脇には「ガッタリ」がありモミをつきます。
5)棚田と紫米;
白馬岳の雪形も姿を現し、地区内の棚田や畑では春の農作業が始まっていました。地元の農家に「美しい風景の広がるいいところですね」と声をかけたら、「冬は雪が深いし住むには大変なところだよ」って言っていました。
棚田では水稲の他、1991年から減反の転作作物として古代米の「紫米」を栽培。白馬村と青鬼地区が棚田保全の一環として、2001年から村内外のボランティアを募り、「せんげ普請」と田植えの「青鬼五月まつり」を行ってます。 五月まつりには早乙女姿の女性らも出て、小学生からお年寄りまで約30人が参加し、約10aの棚田に古代米の「紫米」の苗を植えています。
青鬼では白馬村と地元住民が「棚田水路普請」が行われています。青鬼集落保存会、地区住民、村有志によるボランティアなど50人が参加して棚田の水路普請と下草刈り作業を実施。豪雪で農業用水路は春先の雪解け水で枯れ木や泥が溜まり 落石も多く、スコップで残雪をかき分けて水路の泥を上げています。日本の農山村の原風景が残されているが、過疎化が進み、農家では棚田の保存が困難になったため、白馬村と青鬼区では毎年ボランティアを募り水路普請など棚田保全のための 作業を行っています。5/下;紫米の田植え「青鬼五月まつり」が開かれます。区長は「春の作業は大仕事、ボランティアの皆さんの協力なしにはとてもやっていけない。本当に感謝している。先祖から受け継いだ棚田を保全していけるよう 頑張っていきたい」と。棚田では特産品として紫米を栽培、収穫した紫米は道の駅「白馬」で販売中。
6)堰とトタン屋根;
白馬村特産の紫米の栽培を手がけている青鬼地区。江戸時代に先人が農業振興のために開いた歴史ある堰を保全する作業に汗を流していました。集落はかつて開拓がしにくい土地柄だったが、先人のたゆまぬ努力でかんがい用水確保のために 堰を完成させ、棚田のある耕作地へと変わった。日本の棚田百選にも指定され、今では美しい農村の田園風景を求めて多くの観光客が訪れます。近年は村特産の紫米の栽培に集落あげて取り組んでいます。過疎高齢化から農地の荒廃が進み、 住民独自では昔ながらの農村集落の原風景を保全することが厳しくなったことから、毎年ボランティアの協力を得て、棚田の維持管理が行われています。青鬼のおばちゃんは「今では青鬼集落はすべてトタン屋根が張られていますが、 40-50年前までは茅葺屋根でした。トタン屋根の張り方で年代が解ります。一番古いのは縦の溝があるトタン屋根、その次が横に張るトタン屋根、最近のものは波トタン屋根だよ。茅葺屋根は農村って感じがして風情があって良かったんだけど、 若い人が少なくなって屋根の吹き替えができなくなってしまったんだよ」。おばちゃんのお子さんが中学生の頃、青鬼集落では茅葺屋根からトタン屋根に変わっていったそうです。かんがい用水確保のためにせぎの掃除が終わり、間もなく 堰に水が引かれ、田んぼに水が張られると田植えが行われます。おばちゃんによると「近年は観光客が増えて田んぼの畔や畑の中まで踏み込んで写真撮影する人がいます。困ったものだ」と言ってました。「冬は雪が多くて大変ですね」と 声をかけたら、「道路は村が除雪してくれるから大丈夫だ」と。「ここはお水と空気だけはうめえ〜から」と言いながら田起こしをしていました。この日は山には春霞がかかっていましたが、鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳・八方尾根・ キレット・白馬三山まで望めました。桜やこぶしが咲き、菜の花が咲いていました。
6)善光寺古道;
白馬野平から登山口があり、「柄山峠」(標高1220m)まで柄山峠道があります。峠を越えて落合沢から鬼無里に通じる古道です。善光寺や戸隠神社への参詣で利用された巡礼道で、海産物の商人や炭焼き、農作業など生活のために多くの 人の往来があった道。白馬落倉の「風切地蔵」、鬼無里の「柄山峠」にも風切地蔵が祀ってあります。風切地蔵は小蓮華山〜落倉〜柄山峠の風切地蔵を結ぶラインは一直線にあり、冬至の太陽が昇る方向を指し示しているという。ライン上には 戸隠神社奥社、天照大神の岩戸隠れの伝説で知られる天手力雄神が祀られています。1963年に白馬村から鬼無里村に至るR406が完成していますが、それまではこの道を通っていたという。白馬のおじちゃんもその昔、桑籠を背負って行商で 歩いたが白馬側は険しい道だったと話していた。昔、白馬村から鬼無里村に入るため、八方山方面への山道を毎日桑を背負って歩いたそうです。当時は白馬でも養蚕が盛んで桑畑が広がっていました。鬼無里村では美麻村(大町)のように、 昔は麻作りが盛んな地でしたが麻の衰退で桑の栽培を始めた。当時は桑が高く売れたそうです。青鬼-野平-柄山峠-落合-西京-鬼無里に抜ける山越えの山道は、善光寺街道の古道で「柄山峠越え」ルート。十三曲りのつづら折りの道を登り 鬼無里へと抜ける、この青鬼からの街道は重要な山道でした。

■小谷の紅葉スポット;
1)10/上-10/中;日本百名山の「雨飾山」は山頂からの展望が素晴らしく日本海や北アが望める。ブナ林や岩場など変化に富んだ山行も魅了。紅葉時期には大勢の登山者が訪れる。「荒菅沢」の紅葉がきれい。大海川原にはヤナギの巨木があり、自然散策が楽しめる。
2)10/中-10/下;ブナの原生林に囲まれ、ひっそりと佇む神秘の池「鎌池」は一周2kmの遊歩道があり、紅葉時期には多くの人が訪れる。錦秋という言葉が似合う鎌池の紅葉は人気スポット。豊かな色彩の紅葉と山肌と水面に映り込む光景は息をのむ美しさ。
3)9/下-10/下;約1900mの「栂池自然園」は草紅葉が始まり、その後ナナカマドの赤やナナカマドの黄色で園内が彩られる。紅葉の季節は大勢の行楽客が自然美をおさめようと足を運ぶ。雄大な白馬三山を背景に広がる自然の色彩美。
4)9/下-10/中;「白馬乗鞍岳」の大斜面〜栂池「天狗原」はナナカマドの赤くで一面が染まる。「白馬大池」の草紅葉と湖畔のナナカマドもきれい。
5)10/上-10/下;オオシラビソやダケカンバに囲まれた神秘的な湖「風吹大池」は自然の宝庫で紅葉スポット。湖畔のナナカマドやダケカンバがきれい、風吹岳も見事な色合いを見せる。

■白馬村は朝晩肌寒く、秋の空気を感じます。9/下〜八方尾根・八方池や五竜・小遠見山などでは紅葉が見ごろになります。白馬の紅葉の見ごろは9/下-11/上。標高の高い山の上から麓へと徐々に紅葉の色づきが移ってきます。山の上で眺める紅葉や 麓から眺める三段紅葉など。「白馬エリアの紅葉スポット」
1)八方尾根;白馬三山を映す神秘的な池「八方池」周辺ではダケカンバの黄色やナナカマドの赤といった色とりどりの秋の景色を見ることができます。(9/下-10/下)
2)白馬五竜;小遠見山までのトレッキングやアルプス平自然遊歩道など時期によって紅葉が楽しめます。(9/下-10/中)
3)白馬大雪渓;雪渓沿いの山肌を覆う紅葉。(9/下-10/中)
4)白馬岩岳;北アの山肌に広がる紅葉の景色を気軽に楽しめる岩岳山頂の絶景テラスから楽しむ。(10/中-11/上)
5)大出公園;白馬三山と姫川の清流に架かる吊橋と茅吹屋根の民家といった大出公園の景色は四季折々で違った美しい表情を見せてくれます。(10/中-10/下)
6)白馬大橋;松川と白馬三山の景色。北アの初雪と、中腹の山肌の紅葉、山麓の針葉樹の緑、三段紅葉の景色を眺められます。(10/中-10/下)
7)青木湖;青木湖に西湖畔の紅葉。青い湖と色づいた湖畔の木々。(10/下-11/上)
8)栂池自然園;9/下の草紅葉で始まり、10/上のナナカマドの赤・ダケカンバの黄、ミネカエデのオレンジなど園内の紅葉は最高。(9/下-10/中)
9)栂池高原;自然園下-栂の森の紅葉、ハンの木Gと馬の背-白樺Gの紅葉。(10/中-11/上)
10)白馬大池;大池湖畔のナナカマドと草紅葉。(9/下-10/上)
11)白馬乗鞍岳;一面の斜面を覆うナナカマドの赤。(9/下-10/中)
12)五輪尾根;朝日岳〜五輪尾根〜蓮華温泉にかけての紅葉。(9/下-10/中)
13)雨飾高原;静寂の鎌池湖畔の紅葉と雨飾高原・雨飾山の紅葉。(10/上-11/上)
14)風吹大池;湖畔の紅葉。(10/上-10/下)

■「栂池自然園」は紅葉の見ごろを迎えた。園内全体は6-7割が色づき。
小蓮華山〜白馬乗鞍岳の山肌を染める紅葉が美しい。ナナカマド・ドウダン・オオカメノキの赤い色、白い幹のダケカンバの黄色、ブナ・トチノキ・ミズナラの黄色、ミネカエデの橙・黄色、常緑樹のオオシラビソ・ササの緑など色が鮮やか。 ワタスゲ湿原や浮島湿原からの白馬乗鞍岳・小蓮華山の斜面の紅葉は見事。真っ赤なサラサドウダンのヤセ尾根の途中からは紅葉した自然園全体が見渡せ、尾根下には紅葉が見事な雁股池が望める。
1)「栂池高原駅」(標高839m)ーゴンドラ・イブ;4.1km(20分)-「栂の森駅」(1582m)-徒歩;250m(7分)-「ロープウェイ・栂大門駅」ーロープウェイ;1.2km(5分)ー「自然園駅」(標高1829m)
2)「自然園駅」-徒歩500m(10分)-「栂池ヒュッテ・栂池山荘・栂池ビジターセンタ」(標高1860m)
3)「センタ」ー徒歩530m(30分)-晩秋のダケカンバが美しい「みずばしょう湿原」(標高1860m)・風穴-徒歩650m(20分)-「ワタスゲ湿原」(標高1870m)・楠川-徒歩780m(25分)-「浮島湿原」(標高1920m)
4)「浮島湿原」ー徒歩560m(30分)-ナナカマドがきれいな「モウセン池」-徒歩200m(5分)ー白馬大雪渓が望める「展望湿原」(標高2200m)ー徒歩380m(15分)-「展望台」。浮島湿原から展望湿原へはモウセン池経由orヤセ尾根経由あり。
5)「展望台」ーサラサドウダンが燃える「ヤセ尾根」-徒歩40分(1060m)ー「浮島湿原」
6)「浮島湿原」-徒歩1960m(75分)ー「センタ」(戻り) ※栂池自然園ルートガイド
自然園一周で約5.5kmで約3.5H-4H。往復;ミズバショウ湿原まで約30分、ワタスゲ湿原まで約1H、浮島湿原まで約2.5H。紅葉ピーク時はロープウェイ乗車待ち、園内の散策路は混雑するので、余裕を見た行動を。
栂池自然園は10/23まで開園。10/8-10/10;7:00〜16:40、10/1-10/23;8:00〜16:40運行。
栂池自然園入園料(\320/大人,\260/子供)。つがいけロープウェイ(栂池ゴンドラ・ロープウェイ往復+入園料;\3700/大人,\2100/小人)
(問)栂池ゴンドラリフト TEL 0261-83-2255
(問)栂池高原観光協会 TEL 0261-83-2515

■小谷村は秋の「雨飾山」登山に関し、紅葉シーズンの9/23-10/30;土/日に入山者数を抑える交通規制を行う。
紅葉シーズンに登山者の路上駐車によって、近くの観光地「鎌池」を訪れる人らの通行に支障が出たため。村によると、雨飾山は日帰り登山が人気で、特に紅葉の頃の入り込みが多い。新型コロナの影響で登山者が増えており、 紅葉ピーク時は登山口のある雨飾高原キャンプ場から林道まで路上駐車が続いた。林道両側の駐車で擦れ違いができず、村職員が交通整理に追われた。今回の交通規制は「雨飾荘」から「鎌池」までの林道妙高小谷線で路上駐車を禁止。 さらにキャンプ場の駐車場(40-50台)と第2駐車場(50台)の利用状況を確認した上で、雨飾荘前で情報提供し、車両流入を抑制する。雨飾山登山口の第1Pと第2Pが満車となった時点で、雨飾荘前にて交通規制。 小谷村は「入り込みの集中日は登山をゆっくり楽しんでもらえる環境ではない。規制に理解をいただきたい」と。
(問)小谷村観光地域振興課 TEL 0261-82-2585

■白馬で今話題の「村ガチャ」
2022年7月にスタートした村ガチャ。現在、白馬村内に6ヶ所設置。回すと出てくるのは料理無料券、ハンバーガー引換券、乗馬体験、ジャンプ台見学ツアーなど・・・56の特典チケット。(\500円/1回) ※500円以上の価値。
「回してつながる旅」がコンセプトの村ガチャ。チケットは「村民カード」と呼ばれ、村民(約40人)と触れ合うこともできるという。仕掛け人はウィンタースポーツ用品店を営む男性で、他県からの移住者。「白馬村は観光業の村なので、 地元の人と関わる旅行はすごく記憶に残る」と。地元民と触れ合える場を増やしたいと考えていたという。村ガチャを通して村民と触れ合うことでリピーターとなり、1年を通して白馬村に来てもらいたいと。村内を回遊。 冬の1ヶ月間で月間300回転以上まわり、特典チケット数は月間150枚以上使用された。毎月1日は「村ガチャの日」と定め、村民カードをアップデート、村民カードは現在42村民。目指すは9000人の村民カードという。村ガチャの 特典チケットのアイディア募集中。村ガチャはHAKUBA COFFEE STAND、農カフェ・白馬農場、大衆酒場ニューフジヤなどに設置。

■8/25;猛暑の影響で北ア「白馬岳」に通じる「白馬大雪渓」では雪解けが進み、8/27;15:00;大雪渓登山ルートを閉鎖・通行止めにする。
雪渓上部ではクレバスができ、割れ目が大きくなっています。雪の割れ目で水の流れる音がしたら近づかないこと。雪渓ではロープや赤いベンガラを目印に歩くこと。
2022年冬は雪が少なく、2023年夏の猛暑と雨で急速に雪解けが進み、危険が伴うため、安全な登山ルートを確保することができなくなったため、大雪渓登山ルートを閉鎖・通行止めにする。登山道の状況によっては、通行止めが早まる可能性も あるという。白馬大雪渓は2016年、2020年にも融雪の影響で通行止めにしたが、時期は9月。8/中での閉鎖は初めてという。なお、大雪渓を見に行くことも不可。白馬岳登山の迂回ルートは、白馬鑓温泉ルート(猿倉-鑓温泉-白馬鑓ヶ岳-杓子岳-白馬岳)と 栂池ルート(栂池高原-栂池自然園-白馬大池-小蓮華山-白馬岳)は通行可。大雪渓経由よりかなり距離が長くなるため、慎重に計画を立てること。

■白馬村「和田野の森」の奥、標高892m地点から北尾根〜黒菱平へと登る山岳道路「黒菱林道」(黒菱ライン)。
標高1500mのカフェテリア黒菱まで全長6.2km。車で約30分。後半からは白馬三山が目前に迫り、迫力は満点。標高1420mは一番のビュースポット。路面は舗装されていますが、途中には段差、急峻、急カーブもあり、センターラインのない狭幅の 林道です。平均勾配は8-9%、最大勾配は13%。夏場はヒルクライムする自転車を見かけるので要注意。大型車通行不可。林道は11/初〜6/末間は冬期閉鎖。テンなどの小動物も見かけます。夏から秋には八方尾根・八方池へのトレッキングや唐松岳への 登山者も多く利用します。黒菱平からはご来光・きれいな朝焼けが望めます。黒菱第3Pリフト乗場あり。黒菱Gの草原には牛が放牧されています。(黒菱駐車場:P200,無料)
黒菱第3Pで約7分、黒菱平鎌池湿原へ。早朝から登り始めると、雲海・ご来光が楽しめ、赤く染まる白馬三山のモルゲンロートが楽しめます。
カフェテリア黒菱(標高1500m)付近から見える山は、雲海の上に、白馬村と鬼無里境に連なる「東山」(1849m)〜「黒鼻山」(1800m)〜「八方山」(1669m)〜「物見山」(1433m)〜「柄山」(1338m)〜「柳沢峠」(1231m)の稜線と、 戸隠・西岳(2053m)〜一夜山(1562m)、砂鉢山(1432m)〜虫倉山(1373m)の鬼無里〜中条の山並み、そして手前には高戸山(1069m)、峰方山(1059m)などの里山が見えます。
黒菱鎌池(1680m)〜八方池山荘(1860m)からは、大渚山ー雨飾山-焼山-天狗原山-火打山-黒沢岳-妙高山-地蔵山-乙妻山-高妻山-黒姫山-戸隠連峰など北信の山並みが見渡せます。

■「白馬塩の道温泉」の「倉下の湯」
白馬村松川左岸に1993年温泉を掘り当て、1994年7月に日帰り温泉施設として「倉下の湯」が開湯。北アの地殻変動で隆起した際、フォッサマグナに封じ込められた海水が、2500万年の時を経て地下1050mの地層から汲み上げています。 半露天風呂で内湯なし。かけ湯あり。塩分・鉄分を含む湯は茶褐色の湯。源泉の温度は48℃。毎分1500Lの豊富な湯量。加水・加温なしのかけ流し。泉質はナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉。効能は神経痛、筋肉痛、五十肩、打ち身、 慢性消化器病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病など。登山やスキーの後は半露天風呂から八方尾根を眺めながら、のんびりとかけ流しの温泉で疲れを癒す。塩分が多く含まれているので体を芯から温まります。 冬場はスキーで混雑しますが、夏場は比較的空いています。(10:00-20:30,\600/大人,\300/小人)
(問)倉下の湯 TEL 0261-72-7989
※2020.7/23〜;広い駐車場の奥に「倉下の湯CAR STAY PARK」OPEN。
奥行13m×幅6m。電源付8サイト。キャンピングカーや車中泊に便利。24Hトイレ、水道、BBQ可。チェックイン当日14:00〜/アウト〜11:00。事前予約要。当日予約は空き状況による。冬季は積雪次第でOPEN。(電源付;\3500/泊)
2021.7/22〜;倉下の湯の敷地内、森の中に「白馬倉下の湯キャンプ場」OPEN。
手ぶらでキャンプ。(5サイト,グランピング,\18000〜,チェックイン14:00〜/アウト〜10:00,事前予約要)
■8年前、白馬村と小谷村を中心に大きな被害が出た「神城断層地震」。9/8;「神城断層地震」記録を伝える、足跡巡るツアーが開かれた。
2014.11/22;22:08;M6.7の地震。小谷村、小川村、長野市で最大震度6弱を観測、白馬村では震度5強を観測した地震を、映像や体験談など多くの記録を広く伝えようと地元住民と大学が動き出した。9/8;地元住民がガイドをしながら地震の形跡を 巡るフィールドワークが初めて開かれた。8年前の地震で現れた「塩島断層」、ゆがんだ石橋などを見て回った。2つの村を中心に2000軒以上の住宅被害が出た。2村では27人がケガ、189戸が全半壊した。(全壊81,半壊175,一部破損2146軒。46人重軽傷)。 信大と白馬村、小谷村は映像や体験談などをWeb上にまとめた「震災アーカイブ」を作成。これを災害の伝承や観光にも生かそうと始めたのが今回のフィールドワーク「復興ツーリズム」。信大の養成講座を受けた住民4人(アーカイブサポーターズ)が ガイドを務め、訪れた長野の住民自治協議会・安全防災部会の19人を案内。白馬村に残る地震の爪痕には看板が建てられ、看板にあるQRコードを読み取ると被災当時の写真を見ることができます。アーカイブを生かして被災当時と今の現地を 重ね合わせることができ、こうした活用方法は全国的にも珍しく地域の防災力向上に役立ちます。参加者は「避難行動について今まで机上の練習だけだったんですけど外に出ることによって震度6、7はこれくらいになるんだと、これから高齢化社会に なるから俗にいう近助を大事にして我が地域に反映していこう」と。「やっぱり避難ですね。誰がいてだれがいないのかその確認を確実にやらないともし下敷きになっている人がいてもわからない町内で一人一人いるのいないのか確認はちゃんと やらないとだめだ」と感じた。信大教育学部の研究員は「防災というのは基本的に地域で行っていくものなので、地域の方が運営して頂いて、地域で活用してもらうと。それが一番の防災にもつながっていきますので、全体的な防災力の底上げになると 思います」。
2014年神城断層地震震災アーカイブ

■新型コロナの影響で、2020年度(2020.4/1-2021.3/31)の「修学旅行」などで県内を訪れた県外の学校が、前年度に比べて8割以上減少した。
県のまとめでは、2020年度、修学旅行や合宿などで県内を訪れた県外の小中高は計807校(2019年4633校)(-82.6%)・12.2万人(2019年81.6万人)(ー84.9%)、学校数・人数ともに前年度から8割以上減少した。感染状況の落ち着きを受けて、 関係者は年明けから本格化する修学旅行やスキー合宿シーズンで、子どもたちの姿が戻ることを期待している。
(1)宿泊地域;小学校は佐久・上田・長野(72.7%)、中学校は北ア・上田(53.0%)、高校は上田・北信・長野(68.25%)
(2)宿泊地;1)菅平、2)志賀・北志賀、3)白馬・八方尾根の順。
(3)宿泊者;1)菅平(構成比;19.5%);宿泊者数;2.3万人(前年比;-18.7万人)、2)志賀・北志賀(13.1%);1.6万人(-16.7万人)、3)白馬・八方(9.9%);1.2万人(-0.3万人)、4)野尻湖・黒姫(8.5%);1.0万人(-0.3万人)、  5)栂池・白馬乗鞍・白馬コルチナ;0.9万人(+513人)
(4)宿泊地;1)白馬・八方;62校,12139人,-3022人、2)栂池・乗鞍・コルチナ;47校,9899人,+513人、3)松本f;51校,3617人,-13478人、4)大町温泉・仁科三湖;8校,680人,-7413人、5)上高地・乗鞍;6校,269人,-3952人
(5)宿泊目的;1)修学旅行(構成比;44%)(来訪者;5.4万人)(前年比;-11.6万人)、体験(38%)(4.6万人)(-29.0万人)、合宿(15%)(1.8万人)(-1.2万人)など。
(6)所在地;1)小学校;東京(56%)・埼玉(12%)・静岡(7%)、2)中学校;大阪(21%)・京都(12%)・静岡(12%)、3)高校;福岡(13%)・東京(10%)・大阪(9%)・京都(9%)・静岡(6%)

■2022.11/22;県北部で最大震度6弱を観測した「神城断層地震」から8年。
白馬村、小谷村、大町市などに甚大な被害を及ぼした神城断層地震から、11/22;8年を迎えた。震災の経験や記憶を住民自ら引き継いでいこうと、2021年始まった白馬村公民館と信大が実施する「震災アーカイブサポーターズ養成講座」は2年目。 ガイドとしての活動も本格化。「8年も経つと忘れてしまう」「震災を知らない子どももいる」との声も聞こえてくる中、災害を風化させないため、記録を活用した取り組みが進む。
11/22;大きな被害があった白馬村では小学生が当時を学ぶ防災授業が行われた。白馬村を含む11市町村では住宅など2400棟の被害、46人がけがをした。11/22;白馬南小は三日市場の地震伝承館を訪れた。地震により傾いた建物を修復して 可能な限り被災当時のまま保存している。児童たちは傾いた建物を見て地震の恐ろしさを感じていた。また、地震によって90cm隆起した断層を見学。現場では信大教育学部の廣内大助教授から300年前など、過去に地震が何度も起きていることが 地層からわかると説明を受けた。助教授は「長野県は地震発生の可能性が高い地域なので、日頃からしっかり備えてもらいたい」と。子供たちはどのようにして地面が盛り上がったのかなどを学び、断層をスケッチしていた。神城断層地震の 被害を学び、防災への意識を高めていた。

■県北部を襲った「神城断層地震」からまもなく8年。小谷村小谷小で保育園児から中学生までの子供たちが大規模地震を想定した合同避難訓練を行った。
2014.11/22;神城断層地震では小谷村や長野市などで最大震度6弱を観測。県内では46人が重軽傷を負い、住宅など250棟が全半壊した。小谷村では、保育園から中学校までの子どもたちが参加する合同の避難訓練を2021年から開始。 一次避難をした後、二次避難場所に指定されている小学校の体育館へ集まり、安否確認を行った。小谷小校長は「災害に備えるということ、自分の命は自分で守るそのために備える」と。また、被害が大きく避難後の活動が子どもだけでは 困難となった場合を想定し、保護者へ一斉メールを流し子どもたちを安全に引き渡す訓練も行われた。「学校のミッションは確実に保護者へ安全に引き渡す、訓練は事前に通知できるが課題とすればどうやって親御さんと連絡が 取れるか」。学校では子どもを安全かつ確実に自宅に帰すため、今後もPTAや教育委員会と協議を重ねて、有事に備えることにしています。

■11/22;神城断層地震から8年。
白馬村神城の白馬南小は、震災について調べ学習するフィールドワークに取り組んだ。自分たちが住む地域で甚大な被害が発生した大地震。村内に残る爪痕や断層などを見学し、被害の状況や復興の様子を肌で感じながら身近で起きた災害に 考えを深めた。塩島断層や大出区の盛り上がった丘、南神城で行われているトレンチ調査現場などを見学。「震災アーカイブ」を村などと共同で作成している信大の廣内大助教授らが講師を務めた。

■白馬村や小谷村などで被害が発生した「神城断層地震」から11/22で8年。
震災の記録を後世に伝えるとともに、記録を活用した新たな取り組みを広めようと、11/16ー12/2;白馬村役場・小谷村役場で「災害アーカイブ展」が始まった。震災当時と現在の様子や、アーカイブを活用した事例などを紹介。神城断層地震の 経験や記憶を後世に引き継いでいこうと、両村では震災の記録をデジタルデータ化してインターネットで公開しながら保存・活用していく「震災アーカイブ事業」に信大との共同研究で取り組んでいる。展示は同研究室の廣内大助教授と研究員 が準備を進めた。廣内教授は「災害を忘れないよう伝えるとともに、どのような取り組みができるか。自分事として身近に感じてほしい」と。

■ユネスコが「伝統建築工匠の技」の一つとして無形文化遺産に登録した「かやぶき」
近年はインバウンドで注目を浴び、小谷村や白馬村では、かやぶきの古民家を富裕層向けの高級宿やレストランに改修する動きが目立つようになった。一方、この半世紀余りに専門技能を持つ職人は大幅に減少。職能団体は危機感を強め、 後進の育成や文化振興に力を注いでいる。小谷村中土のかやぶき職人・松沢敬夫さんは65年。「茅葺き職人連合」の代表として「自然に畏敬の念を忘れず、持ちつ持たれつ暮らす山村の文化を守りたい」と。山間部に集落が点在する小谷村。 かやぶき住宅が主流だった50年代は現在の3倍以上の約8500人が暮らし、「結」や「普請」と呼ぶ相互扶助の付き合いが根付いていた。毎冬の豪雪の他、土砂災害も頻発する地域。「向こう三軒両隣」で助け合って過ごしてきた。 かやぶきの材料はススキやカリヤス。家や集落単位で草原を管理し、かや場にした。良質なかやを得るため野焼きをし、秋に刈り取る。乾燥させ、長さを整えて使う。験を担いで共同作業の日取りを決めた。集落で屋根のふき替えがあると、 泊まり込んで作業する。同じ釜の飯を食べ、生活は持ちつ持たれつ。信頼関係や思いやりの心も自然と養われたという。かやは牛馬の餌にもなり、屋根の役目を終えた後は肥料としても利用した。かや場は治水の役割も担い、生き物の多様性も 守る。農村の循環型の暮らしの一部だった。しかし、高度経済成長期の60年代、トタン屋根が普及。かやぶきの仕事は目に見えて少なくなり、職人は減っていった。そうして腕利きが少なくなった近年。松沢さんが営む小谷屋根には、 全国から寺社や古民家の補修などの依頼が抱えきれないほど舞い込んでいる。2013年の伊勢神宮の「式年遷宮」では内宮や外宮の補修に携わった。現在、小谷屋根は職人7人。「地域ぐるみで文化を残していかないといけない」と、行政との 連携や技術の継承に努める。「現代の名工」にも選ばれている松沢さんは今秋、経験もとに「草の命を葺く」にまとめた。「衣食住まで整えて迎え入れるつもりだよ」。かやぶき職人を志す若者が業界の門をたたくことを心から願っている。

■白馬村、小谷村、大町市にあるHAKUBAVALLEY10スキー場の2022-2023年シーズンの総来場者数は136.8万人。

■2022年度(2022.11月-2023.3/末)県内23のスキー場利用者は434.8万人(長野経済研究所調べ)
県内スキー場利用者のピークは1992年度1448万人。その後は年々利用者数が減少。2010年度に471万人と初めて500万人を割り込んだ。 コロナ禍に入る前に始まったシーズンの2019年度441.4万人。コロナ禍で2020年度271.1万人、2021年度355.4万人から回復。地域別では、大北、長野、北信などの県北部で回復基調が顕著で、前年度比で3割前後の増加。 大北全体利用者で112.8万人で前年度比30.2%増。白馬五竜・白馬47は40.1万人で37.2%増、八方尾根は30.3万人で35.3%増、栂池は26.2万人で38.8%増、白馬岩岳は12.2万人で22.8%増、鹿島槍は4万人で36%減。Mt.乗鞍は4.4万人で16.4%減。 野沢温泉スキー場は35.2万人、34.9%増。志賀高原は81.3万人で22.7%増、北志賀は41.5万人で21.3%増。1、2月の最盛期に学校旅行などの団体客が戻りつつあるという。軽井沢プリンスHスキー場がある佐久、菅平高原スノーリゾートがある 上小のほか、松本、諏訪、下伊那の地域は雪不足の影響もあり、特に3月は前年度よりも利用者が少ない場所が目立った。人手不足からサービスを縮小したことが利用者減につながったとみられるスキー場もあったという。

■小川村には標高760mに一本桜の「番所の桜」(樹齢70年の濃いピンクの桜ベニシダレザクラ)や「立屋の桜」(樹齢350年のエドヒガンザクラ)があります。
一帯は桜山でたくさんの桜が咲き、残雪の北ア(仁科三山・白馬三山)とのコラボが楽しめます。例年4/上-4/中が見ごろ。開花予報では4/11開花、4/17満開。
場所はオリンピック道路(県道31号線)の小川村「小川神社」付近から約3km,車約10分。道の駅「おがわ」から約6km,車15分。「白馬駅」から20km,車30分。「信濃大町駅」から24m,車35分。(P30)。桜山の駐車場、立屋展望広場、 林りん館付近からもきれい。
(問)小川村観光協会 TEL 026-269-2323

■4/11;小川村立屋で桜が見頃を迎えた。
小川村立屋一帯を彩る桜の木々。降り注ぐように咲くベニシダレザクラは「番所の桜」。ひときわ大きいのが「立屋の桜」で小川村天然記念物指定の大木で樹齢350年以上。力強い幹と腕を大きく広げたような枝ぶりがその歴史の長さを 物語っています。小川村によると、立屋地区の桜は例年より2週間ほど早く咲き始め、今がまさに花盛り。晴れた日には北アとの共演が圧巻、絶景を望むことができます。春の日差しを浴びてより一層鮮やかに里山が桜色に染まります。 見頃はあと数日という。

■標高1000mの大洞高原にある「小川天文台」
星の降る里小川村でスターウォッチング。「星と緑のロマン館」は、「飯縄山」(1203m)山麓に緑の芝生が広がり、コテージ、BBQハウス、キャンプ場、グラウンド、テニスコート、マレットゴルフ場、滑り台、池等の遊具あり。 「小川天文台」は直径7m・高さ9.3mの開閉式ドームに60cm反射望遠鏡で星空を観察できます。20等級星以上の星を観測。星と緑のロマン館宿泊者の観望会あり。日中には太陽の黒点観測も行っています。 プラネタリウム館では星空鑑賞。(要予約,9-5月;19:00-21:00,毎月/火,年末年始旧台日,\500/大人,\300/小人)
(問)小川村天文台 TEL 026-269-3960
(問)星と緑のロマン館 TEL 026-269-3789



★★★HAKUBAVALLEYの主な観光資源★★★
1)温泉;
大町;大町温泉郷、葛温泉、七倉温泉、湯俣温泉、木崎湖温泉、美麻温泉、金熊温泉、里の湯、籠川渓雲温泉
白馬;白馬姫川温泉、白馬かたくり温泉、白馬龍神温泉、白馬八方温泉、白馬塩の道温泉、白馬みずばしょう温泉、白馬鑓温泉
小谷;栂池温泉、若栗温泉、奥白馬温泉、下里瀬温泉、奉納温泉、来馬温泉、小谷温泉、小谷温泉奥の湯、雨飾高原露天風呂、深山の湯、湯原温泉、姫川温泉
2)博物館・美術館など;
大町;大町エネルギー博物館、四季演劇資料館、大町山岳博物館、国宝仁科神明宮、塩の道ちょうじや、流鏑馬会館、大町市民俗資料館、文化財センタ、美麻麻の館資料館、重要文化財旧中村家住宅、美麻高原蔵、劇団四季記念館、 アルプス温泉博物館、酒の博物館・ギャラリーてん、わちがいギャラリー、麻倉、木匠安曇野木彫館、西丸震哉記念館、大町ダム情報館、アルプス搗精工場
白馬;青鬼歴史的建造物群、白馬ジャンプ競技場、白馬クロスカントリー競技場、白馬オリンピック記念館
白馬三枝美術館、ラフォーレ白馬美術館、白馬宮島工芸館、ギャラリー夢民、菊池哲男山岳フォトアートギャラリー、ギャラリー・オーナメント工房 白馬歴史民俗資料館、白馬・山とスキーの総合資料館 小谷;牛方宿、千国の庄史料館、小谷郷土館、おたり名産館、栂池ビジターセンタ
3)スキー場;
爺ヶ岳、鹿島槍、白馬さのさか、白馬五竜、白馬47、八方尾根、白馬岩岳、栂池高原、白馬乗鞍温泉、白馬コルチナスキー場
4)自然・散策;
大町;「立山・黒部アルペンルート」、「仁科三湖」(木崎湖、中綱湖、青木湖)、高瀬渓谷、大町ダム・竜神湖、高瀬渓谷緑地公園、七倉ダム、高瀬ダム、中山高原、居谷里湿原、唐花見湿原、宮の森自然園、 白塩町農具川河川公園、大町公園、鷹狩山、黒沢高原、ラ・カスタ、国営アルプスあづみの公園(大町松川地区)
白馬;鹿島槍ヶ岳カクネ里氷河、唐松沢氷河、姫川源流、親海湿原、白馬五竜高山植物園、飯森一夜山、木流川、白馬岩岳せせらぎの里、八方尾根、鎌池湿原、八方池、北尾根高原、落倉高原、大出の吊橋公園、野平・青鬼地区、 小谷;栂池高原、栂池自然園、眺望の郷、雨飾高原、鎌池
5)登山・トレッキング;
大町;小熊山、鷹狩山、権現山、大姥山、餓鬼岳、東沢岳、唐沢岳、針ノ木岳、針ノ木雪渓、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳、烏帽子岳、真砂岳、南沢岳、北葛岳、七倉岳、蓮華岳、爺ヶ岳、布引岳、鹿島槍ヶ岳
白馬;五竜地蔵の頭、小遠見山、大遠見山、西遠見山、白岳、五龍岳、八峰キレット、八方尾根、唐松岳、不帰キレット、天狗尾根、小日向山、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、白馬大雪渓、岩茸山、落倉浅間山
小谷;天狗原、白馬乗鞍岳、白馬大池、小蓮華山、風吹大池、金山、天狗原山、中西山、大渚山、雨飾山

(問)〒399-9301白馬村北城6329-1 HAKUBAVALLEY TOURISM TEL 0261-71-1898

■サウナブームの中、白馬八方尾根スキー場の山麓にある「五龍館」のサウナが話題。
国内でもいち早く取り入れた屋外にあるログハウスのフィンランド式サウナ、この冬に男性用サウナのストーブをリニューアルした。大浴場、露天風呂から北欧フィンランドサウナへ。 サウナ×水風呂で血流がよくなり、疲労回復や安眠、美肌効果が期待される。この時期は雪に抱かれた外気浴を楽しむこともでき、自然の中で「ととのう」体験ができる。
日帰り入浴(15:00-20:00,\2000/大人,\1000/小人,予約不要,バスタオル・フェイスタオル付)
(問)五龍館 TEL 0261-72-3939

■5/中;大北北部で田植えの季節を迎えた。
水が張られた田んぼに残雪の北アが映り込む「水鏡」が見られた。白馬では白馬三山などがくっきりと水鏡に映り、雲一つない青空と織りなす美しい景色を見せていた。

白馬では田起こしや代かきが行われ、田植えが始まった。大町では田植えの済んだ水田に北ア・蓮華岳・爺・鹿島槍が映し出されています。

■4/中-5/上;春の雪解けとともに、白馬の里山には色とりどりの花々が咲き始めます。
1)姫川源流自然探勝園;福寿草、水芭蕉、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、カタクリ、ニリンソウといった春の花が次々と咲いてゆきます。
2)貞麟寺;境内には樹齢は300年以上しだれ桜やオオヤマザクラやエドヒガンザクラなどの桜が咲きます。カタクリ、ハルリンドウなども見られますす。
3)白馬五竜;とおみG隣のカタクリ苑では可憐なカタクリの花が斜面一面に咲き誇ります。
4)四十九院;田んぼの脇には大きなコブシが2本並んで立っていて五龍岳・白馬三山とコブシの共演が楽しめます。
5)大出公園;姫川にかかる大出の吊り橋と白馬三山の景色が美しい大出公園は、桜と残雪の山との絶景が広がります。
6)新田伝行山;「徹然桜」は伝行山にある枝垂れ桜。新田旅館街の桜並木もきれい。
7)野平;野平にある一本桜。北アルプスを背景に咲き誇ります。
8)落倉自然園;白馬北部に位置する小さな自然園。雪解けの湿地にミズバショウやザゼンソウが咲きます。

■松本城下から糸魚川まで120kmを結ぶ千国街道。
何千年も前から交易に使われ、運ばれた代表的な物資から「塩の道」とも呼ばれる。小谷村では山の中をたどり、かつての面影を色濃く残すルートも多い。塩の道は村中心部の北で糸魚川に向かって2つに分かれる。縄文時代から続くという 「千国古道」。諏訪大社の御柱祭の前年に小谷と新潟の境で催される「薙鎌打ち神事」の薙鎌が運ばれた道でもある。神事は2021年予定。30年にわたり塩の道のガイドを務める田中省三さんが案内。最初に向かったのは村内の石原白山社。 幹回り12m、高さ42mの県内で3番目に大きい杉がそびえる。うろは15人以上が入れる広さ。近くには、薙鎌を運ぶ道中で鎌を収めたひつを置いたという「御頭岩」が鎮座。巨木と巨石に圧倒。小谷の諏訪信仰の中心とされ、神事の際に 奉納された薙鎌もある中谷大宮諏訪神社に立ち寄った後、塩の道を北に向かって歩き始めた。緑に囲まれた快適な道。「小谷の塩の道は7-8割が土。昔ながらの風情を味わえます」と。田中さんによると、縄文時代から諏訪の黒曜石や 糸魚川のヒスイが運ばれ、古代から中世には兵士も通った。木々の間からのぞいた小ぶりな山は、戦国時代、上杉方についた武将が立てこもった「平倉城」跡。水が尽きたことを武田勢に見破られ、攻め落とされたと伝わる。通商では、 糸魚川からは塩のほか塩魚や陶器など、信州からは麻やたばこ、大豆。馬車道が開かれた明治中期まで、牛の隊列や荷を背負った「歩荷」が盛んに行き交った。中でも重要なのはやはり塩で「北から来る人に道を譲れ、という言葉が あります」と。雪に閉ざされる冬季は歩荷が頼み。50kgの荷物を背に、豪雪の中を進んだという。起伏に富んで感じられ、いくつか急な所もあった。「他のコースは胸を突くような坂も出てきます」。歩荷の苦労には想像も及ばなかった。 道沿いには石仏や明治の堰跡、かつての集落が次々と現れ、飽きることがない。雪の重みで根元が曲がった杉木立は目に楽しく、草むらを飛び回るアサギマダラにも心弾んだ。人と自然の営みが無数に折り重なり、一本の道になっていると 感じた。所々に、まだ新しい石の道標が立っていた。田中さんたちが2020年まで3年がかりで120基を設置した。「人工物があると歩く人が安心するでしょ」と。田中さんの願いは、もっと多くの人に塩の道をたどってもらうこと。特に、 中高年層へのPRを主眼に据える。「歩かなくなると道は廃れる。小さなことからやっていかないと」。村の歴史そのもののような道を未来につなぐ。

■千国街道「塩の道」の難所には庚申塔、馬頭観音、地蔵、道祖神などの石仏群がひっそりと佇む。
毎年5/3〜5/5;小谷・白馬・大町で開催される「塩の道まつり」。日本海から塩や海産物を運んだ重要な道。自然と歴史を感じながら千国街道を歩く。2020年41回、2021年42回はコロナ渦で中止。 2022年は無事に開催されることを願いつつ、歴史や自然を満喫できる塩の道をトレッキングしてみてはいかがでしょうか。2022年は合同開催の塩の道まつりは中止。地区ごとに規模を縮小し、ウォーキングイベントを開催。街道市の振る舞いや 仮装行列、地域の催しはなし。
大町「青木湖」から白馬佐野坂に至る塩の道には森の中に「西国三十三番観音石仏」が安置。青木湖西の山地を越える佐野坂は急傾斜地で千国街道でも難所の一つだった。積雪や吹雪のため遭難もあったという。旅人の安全を祈り、 道標の役割をかねて石仏群が建造された。佐野坂・飯田・飯森・塩島・切久保・新田には、数十基から百数十基が集まる石仏群があります。佐野坂十二社、二僧塚、沢渡南原庚申塚、沢渡北原庚申塚石仏群、貞麟寺道祖神、犬川端庚申塚石仏群、 飯田犬川端庚申塚石仏群、飯田北村道祖神、長谷寺百体観音二十三夜塔、空峠庚申塔石仏群、牛方供養塔、飯森神社石仏群庚申塔・馬頭観音、空峠庚申塚石仏群、薬師堂石仏群、塩島石仏群・善光寺式阿弥陀三尊仏、観音原百体観音・ 馬頭観音、切久保庚申塔などがある。
馬頭観音は道中で死亡した牛馬の霊を慰め旅人の安全を願って建立。馬の頭を頂いた観音様を見て、馬とともに生活する人々が馬の無病息災を祈り、馬と歩む道中の安全を祈ったり、死んでしまった馬の冥福を祈ったりするために 馬頭観音が作られたといわれます。白馬には牛方の供養塔もある。昔、飯森では塩の道祭りで牛を引いていました。 小谷村栂池高原松沢口〜下里瀬までの塩の道千国越えでは、松沢薬師堂百体観音、前山百体観音、親坂石仏群、建長寺西国三十三観音大別当石仏群、小土山石仏群・鍾馗様、三夜坂二十三夜塔、坪山庚申塔・二十三夜塔、虫尾阿弥陀堂石仏群 などがある。

■MTBが楽しめるところは、乗鞍高原MTBコース、堀金烏川の安曇野市MTBコース、国営アルプスあづみの公園(大町・松川)MTBパーク。白馬五竜IIMORIーMTBコース(整備中)、白馬47MTBコース、白馬きこりの道みねかたトレイル(MTBトレイル)、 八方尾根MTBコース(検討中)、白馬岩岳MTBパークなど。

■7/23-10/31;白馬五竜いいもりGに「IIMORIマウンテンバイクパーク」OPEN。
初心者・初級コース。ミルキーフォー(521m)稼働。ソフトクリームCに700mと1200mの2コースが整備。
〜10/31;MTBツアー「RIKE HAKUBA MTB TOUR」も開催中。白馬三山のビューポイントなどを地元ガイドが対応。3コースあり。(MTBツアー;\6000/半日,\12800/1日)
7/23-10/31;「IIMORI MTBパーク」。(入場;\3000/大人,\2000/小学生,MTBレンタル(\2000/2H〜)
〜10/29;「IIMORI AC場」(6,9,10月;\3000、7-8月+6,9,10月土/日;\5000)、フリーサイト(\2000)
(問)白馬五竜IIMORI TEL 0261-75-2636

■2022.7/23;9:00-15:00;白馬飯森の「白馬五竜IIMORI」に「IIMORI MOUNTAIN BIKE PARK」がOPEN。
ゲレンデを活用して初心者・初級者から楽しめるMTBパークを開業。いいもりGのソフトクリームC。創業以来初の夏季リフトを運行。坂を下る爽快感を誰でも安心して楽しめる。

(入場料;\3000/大人,\2000/小学生以下;リフト乗車) MTBレンタル(\2000/2H;ヘルメット,グローブ,プロテクター込)
(問)エイブル白馬五竜IIMORI TEL 0261-75-2636

  ■「白馬五竜高山植物園」
白馬五竜アルプス平一帯では約300種200万株の高山植物が咲く。ハクサンイチゲやチングルマが見ごろで、ウルップソウやコマクサも咲き始めた。シラネアオイ、サンカヨウ、キヌガサソウ、エンレイソウ、ミヤマクワガタ、コイワカガミ、 マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、シナノキンバイ、クロユリ、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギク、コメバツガザクラ、イワベンケイ、ウスユキソウ、タテヤマリンドウ、ミネズオウ、キジムシロなど。
花は季節で変わりますが、植物園の学芸員とスキー場スタッフにより、雪の残し方、位置が工夫され、人気の花の見頃が長く続くように演出。
(問)白馬五竜高山植物園 TEL 0261-75-2101

■「白馬岩岳マウンテンリゾート」
4/28;「白馬岩岳マウンテンリゾート」がグリーンシーズンの営業を開始した。2021年プレオープンした、山と里の眺望を一度に見渡せる新展望エリア「白馬ヒトトキノモリ」がグランドオープン。
関係者がオープニングセレモニーを行い、新たな魅力を発信した。
白馬ヒトトキノモリ(4/28〜;GRAND OPEN),CHAVATY HAKUBA,スカイアーク,HAKUBA MOUNTAIN HARBO,THE CITY BAKERY,
岩岳MTB PARK,ヤッホー!スウィング,乗馬アトラクション,マウンテンカート,ヒトトキダウンヒル体験,バギークルーズ.
(入場料;\2400/大人,\1300/小児,\700/ペット;ゴンドラ・5線サウスリフト往復乗車含)
EXアドベンチャー(4/28-11/上;基本C;\4600/大人,\3600/小人)
白馬姫川温泉岩岳の湯(4/28-6/24;13:00-18:00)

■農水省が優れた棚田を認定する「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」に、白馬村「青鬼の棚田」と小谷村「小谷村棚田群」が選定された。
平1999年の「棚田百選」から20年以上を経て、再び守り育てていく棚田の取り組みを評価。人と自然がつくり出す棚田を未来につなごうと認定した中に選ばれた。

■2021.7/10;小谷村土谷を流れる農業用水路「土谷堰」に関心を深めてもらおうと、土谷堰を歩く催しが開かれた。
地元住民約20人が参加し、堰が流れる山中を散策。約160年前の安政6年(1859年)に造られ、現代まで恩恵が続く土谷堰の歴史や先人の知恵、苦労に思いを馳せた。水田で堰を利用する土谷堰水利組合、地元住民らが講師となり、 歴史や道中から見える景色などを紹介した。土谷堰は土谷川上流より取水した全長8qの堰。提灯の灯りを対岸から見ることにより高低を判断し手作業にて完成させたという。先人の知恵。土谷川と中谷川谷筋を結ぶ千国道を見下ろす 場所にある「大峯峠」。千国街道の薙鎌神事の道をたどる「塩の道・古道大峯峠越えコース」となっている。水は大峯峠を今でも滾々と流れている。堰記念碑や二十三夜塔、庚申塔などの石造物が並んでいる。堰は土谷地区全域に 流れる用水路で集落の住民が保全・管理し、今でも使用されている。日本の原風景が残る小谷村土谷・中谷では、棚田や茅葺屋根の民家が望める。大峯峠越えは姫川宮内橋〜御頭岩〜石原「白山社」大杉〜水仙街道(奉納温泉への道)〜 太田〜中通〜土谷諏訪神社の腰掛杉〜中尾根〜大峯峠〜(立山北峰が見える)〜中土。土谷・中谷間は林道大峯線が通っており、ほぼ舗装はされているが幅1.5mの狭い道でつづら折りのルート。

■2021.7/15;小谷村土谷の土谷ふれあい隊は、村民向けに地域の水路を歩いて歴史や生活を考える「土谷堰歩き」〜この水にたくす想いを〜を開いた。
土谷堰は1859年に造られた大北でも最古の堰で、162年の歴史を持つ。土谷堰水利組合のメンバーがガイドを務め、地域の住民が先祖代々峰沿いに整備をしてきた水路に沿って歩き、歴史や言い伝えなどを説明した。村内から8人が参加。 全長8kmのうち、1932年に建立された「水神様」から「土谷諏訪神社」、「太田の堰払口」までの約7kmを歩いた。

■小谷村中小谷の「立山」
R148下里瀬TN手前の下里瀬交差点から姫川にかかる水仙街道の橋の奥には、こんもりした山「立山」(標高939m)が見えます。東には北峰、奥に三角錐の「平倉山」(標高823m)が望めます。
小谷村「小谷温泉」(標高850m)は450年前、武田信玄と上杉謙信によって戦われた平倉立山合戦の折に、武田の家臣・岡田甚一郎により発見・開湯、武田信玄の隠し湯として伝えられ、古くから湯治場として利用されています。 R148小谷温泉口から小谷温泉方面に県道114川尻小谷糸魚川線を通り、「山住TN」の次のTN「白岩隧道」を抜けて約30m先を右折すると、「立山」山頂まで行ける3kmの林道があります。山頂手前までは舗装路、その先はダート。 立山山頂にはNHK小谷FM(84.7MHz)中継放送所があり、樹木に覆われた中の開けた場所に送受信アンテナが建っています。アナログ民放TV局送信所もありますが現在は未使用。林道途中には「駒の足跡」。「立山」の北にある 「平倉山」の山城から姫が名馬に乗って逃げ立山(館山)まできて、姫川の深淵に身を投じて果てたという哀話があります。武田軍勢に攻め落とされた山城「平倉山城」(小谷城)。城主は飯森十郎盛春。平倉山城は上杉軍にとっ て川中島への補給基地で重要な山城であった。白馬村神城飯森の「一夜山城」に居城した盛春は、武田軍の武将・山県昌景の攻撃にあって「平倉城」に籠城。城は兵糧や水に恵まれなかったため落城し、春盛は討ち死にした。 上杉の援軍は地蔵峠を越えて深原まで来たが、燃え上がった火の手を見て平倉城の陥落を知り、引き返した。平倉城を攻略した武田軍は越後国境に迫った。平倉城跡の近くには武田軍が残党狩りを行った際、皆切ってしまった という「切った屋敷」跡が残り、落城の悲哀を物語っています。立山の案内板には「平倉城主の姫が弘治3年(1557年)7月武田軍勢によって落城の悲運に遭った時、城主と共に死ぬことをいさめられた姫は、父の駒に乗り一鞭あて、 平倉山より中谷川を飛び越えて、此処に着地したと伝えられ、この岩に残る馬の足跡はその時のものと言われている」。立山山頂からの見晴らしはよくないが、林道途中に「平倉山」が見渡せる場所あり。
2007年NHK大河ドラマ「風林火山」の戦国武将・武田信玄と軍師・山本勘助らに扮した武田軍勢が「第28回おたり塩の道祭り」に登場しました。

■北ア・山麓の山に囲まれた小谷村は自然豊かで美しい土地ですが、北アの急峻な地形と脆弱な地質で、地震や豪雪、豪雨による地滑り、雪崩、洪水・水害、土石流災害などが多い。
1911.8/8;稗田山大崩壊をはじめ、大久保山、清水山、小土山、太平山、風春山などでの地滑りや崩落、姫川本流と支流の浦川、横川、中谷川、土谷川、土沢川などでの氾濫、1995.7/11-7/12;姫川で豪雨災害が発生。氾濫により 姫川沿いの道路や線路の法面が崩壊、姫川温泉で土砂災害、R148国界橋が流失した。1996.12/6;北小谷蒲原沢で土石流災害発生し、復旧工事中に犠牲者が出た。県姫川砂防事務所は、北ア山麓の小谷村や白馬村内で砂防堰堤(砂防ダム)を つくっています。栂池沢では2014年から着手した砂防堰堤工事は2021年7月にコンクリート打設が終了。この他、小谷村梨平の滝の沢、小谷村北湯原沢、来馬の砂防堰堤などを建設中。 白馬村では、1953.7/7;松川氾濫。1957.7/7;木流川氾濫、1957.8/29;松川氾濫、1959.9/26;松川氾濫、1965.7/12;松川氾濫、1995.7/11;豪雨災害、大雪渓で土石流、2003.6/28;大雪渓白馬尻で土石流、2005.8/11;杓子岳崩落、 2006.7/22;大雪渓で土石流、2014.11/22;神城断層地震で地滑り・家屋倒壊などがあり、姫川や松川の氾濫では白馬町や大出地区で何度か浸水していた。昔からの度重なる災害で、松川や平川などでは砂防堰堤が複数建設されています。
既存砂防施設は50年経過したものもあり、老朽化が課題で、計画的な改築や修繕と維持管理、除石、土砂・流木除去、河床掘削等で長寿命化を図る必要があります。

■2021.10/6;明治時代末に23人が犠牲になった小谷村中小谷の「日本三大崩れ」の一つである「稗田山崩れ」から110周年に合わせ、被害や砂防について学ぶ「伝承行事」が開かれた。
小谷村と国交省松本砂防事務所が主催。小谷村「サンテインおたり」で、村民ら約40人が、堆積物が約1.5億m3にも上った大崩落を振り返り、犠牲者を悼むとともに、観光活用などで広く語り継ぐ方策を考えた。稗田山崩れは1911年8/8に小谷村の 姫川左支川・浦川の上流部の稗田山で大規模な山体崩壊が発生。大崩落に伴う浦川沿いの土石流で民家がのみ込まれ、土砂が姫川をせき止めてできた天然ダムが決壊。さらに下流の集落にも壊滅的な被害が出た。死者・行方不明者は23人、 26戸が流失、47戸が浸水被害。一帯では現在15基の砂防ダムが整備された。「地域が主役の砂防」をテーマに、この日講演した前国交省砂防部長は「災害現場に実際に行くことで、恐ろしさと備えの重要性が分かる」と指摘しつつ、砂防や周囲の 景観を生かして観光誘客に成果を上げている全国の先進事例を紹介。「平時から地域の方の努力とアイデアで砂防施設を有効に活用していただきたい」と。講演に先立ち、10/6;稗田山西側斜面の崩落現場を見渡す北小谷の松ヶ峯無線中継所の 展望台に害の歴史を伝える案内板が完成し、除幕式があった。案内板は横2m×縦1mのアルミ製、設置された高台からは土石流が流れ下った浦川などを見下ろすことができる。案内板では発生状況や被害エリア、その後の砂防事業などを地図や 写真で説明。事業費は約200万円。案内板の除幕式には関係者や地元の人たち約30人が出席。中村義明村長は「いつ発生してもおかしくない豪雨では情報発信が不可欠で、大災害を教訓に、災害を語り継いでいくことも重要」と話した。

■9/19;白馬八方の八方文化会館「白馬・山とスキーの総合資料館」は新型コロナ感染症対策による臨時休館を終了し、約1年ぶりに一般公開を再開した。

■小谷村のそばや「蛍」。
小谷村真木集落にあるそばや「蛍」は、小谷温泉・雨飾高原への道路(川尻小谷糸魚川線)の真木から、細い坂道を100mほど登る。ランプが灯る古民家のお蕎麦屋さんで素朴でゆったりした雰囲気があり、囲炉裏端もあります。真木集落で 小学生のころ山村留学をしていた主人(宇田川光平さん)が築120年の古民家を改修して始めた。2007年の開店以来、13年間、若い2人で切り盛りしています。小谷産のそば粉は石臼で自家製粉。細めのそばで薪を使ったかまどで茹でる。 蕎麦を茹でるのは薪で焚く、自作の石釜戸というこだわり。釜場はガラスで仕切られているので作業を見られます。「蛍の緑」は更級でそばの殻を取り除いて挽いたそば粉。「深里」は挽きぐるみのそば殻を一緒に挽いたそば粉の2種類。 「蛍の緑」は新そばの季節は鮮やかな緑色。ざるそばはコシがあります。そば殻なしなのですっきりとしたのどごし。深里も注文して食べ比べてみましたが、確かに深里は歯ごたえがあります。そばつゆはしょぱくもなく少し軽めの味で 鰹節はきいています。薬味はわさび、大根おろし、ねぎ。蕎麦徳利と蕎麦猪口はセンスもよい。そば湯は薄め。季節の天ぷらは近くで採れたカボチャ、サツマイモ、ニンジン、大葉、ミョウガ、ナス、マメ、オクラなど10種類の野菜で ボリュームあり。ぱりっと揚げています。春はこごみ、うとぶき、うど、こしあぶら、ふきのとう、よもぎ、しいたけなどの山菜。秋はキノコが中心。お蕎麦も天ぷらも美味しい。通常でもそばのボリュウームあり。そば茶あり。 (火/水定休日,但し祝祭日・お盆・紅葉は無休。駐車スペースは狭い(P7-P10)。(平日11:30-17:00,土日祝11:00-17:00,4/下-11/中;冬季休業)
(問)そばや蛍 TEL 0261-85-1810

■小谷村千国乙の「おたり生ハム工房」で国産生ハムを生産販売。
2019年に工房設立。製作方法はイタリアパルマのプロシュートを日本に取り入れ生産。秋から冬にかけて仕込み。熟成は標高2000mの北アルプス熟成。気温湿度が低いため、自然環境のなかで水分が抜けて旨味が凝縮する。 豚は地場産おたり野豚を使用。おたり野豚は脂分が甘くコクのある味で、熟成乾燥することで最高級の生ハムを生産。ミネラルの多い瀬戸内鳴門海水塩でじっくりと1年かけて熟成させた生ハム。7/30;道の駅おたりで販売開始。 原木熟成スパッラ肩生ハム(スライス:\648/30g,\972/50g)、生ハムニンニクオリーブ、原木プロシュート生ハム(骨付きの大きな生ハム)(\4-5万円/1本)発売。
(問)小谷村千国乙4193-1 おたり生ハム工房

■小谷村「道の駅小谷」で今秋から「おたり生ハム工房」が仕込んだ生ハムの販売が始まっている。
特設コーナーには「原木」と呼ばれる、骨付きの大きな生ハムがお目見えし、小谷の新たな食の魅力を発信。

■2021.9/17;小谷村や国立科学博物館などは、希少鉱物「千葉石」が村内で発見されたと発表。
南房総に次いで世界で2例目。小谷村は採取された千葉石や千葉石を産出した火山岩の岩山「沖岩体」を村天然記念物に指定した。千葉石は2011年に論文発表された透明な鉱物。ケイ素と酸素がかご状の結晶をつくり、その中にメタンなどの 天然ガス分子を一個ずつ含む。小谷村では2005年に浜松のアマチュア鉱物研究家・高山信之さんが横4.5cm、縦3cmの千葉石を採取し、糸魚川のフォッサマグナミュージアムに持ち込んだ。形だけを保って変質した白い「仮晶」で、当時は 別の鉱物と思われていた。千葉石が発表されたことから国立科学博物館などが村内で調査。1〜10mmの千葉石や仮晶を多数見つけた。村や同館によると、石ができたのは533万年-258万年前。当時、一帯は海底で、生物の死骸を多く含む堆積岩と マグマが反応。死骸が熱で分解されて二酸化炭素やメタンなどの天然ガスが生じ千葉石が生成した。この結晶構造は「燃える氷」として知られるメタンハイドレートと同一構造。10/9,10/10;小谷村で国立科学博物館の門馬研究主幹の 発見報告講演会。2022年度「小谷村郷土館」や「糸魚川フォッサマグナミュージアム」などでこれまでに採取された千葉石やメラノフロジャイトの仮晶を展示予定。
※小谷村中土清水山の沖岩体は火山岩の岩山で、約1000万年前の中期中新世に海底扇状地として堆積した前沢層に対して、鮮新世(533万年前〜258万年前)に貫入した安山岩質マグマ。岩体の一部はマグマが海水で急冷された際に生じる破砕組織が 発達し、周囲の堆積岩が破砕された安山岩の間に取り込まれていることから、マグマの貫入が海底で生じたことを示しています。また、岩体中には炭酸塩鉱物とシリカ鉱物からなる網目状の脈も多数発達しており、その中にシリカクラスレート 鉱物の千葉石が産出しています。

■「善鬼伝説」が白馬村青鬼集落には古くから住民に伝わっている。
白馬村北東端の「岩戸山」山腹に位置する景観豊かな農村集落。周辺からは縄文土器が出土しており、2000年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。神前に奉納する火をおこす「火もみの神事」など古来の伝統を数多く受け継ぐ同集落を、 民俗・日本思想史家の田中欣一さんは「民俗の宝庫」と評する。集落で善鬼の存在がささやかれるようになった経緯については、石沢清さん著の「北アルプス白馬ものがたり」に記載がある。同書によると、昔々、白馬の東の山一つ越えた村から こちらの村へ、鬼のような大男がやって来た。悪事を働いたため、村人たちは男を岩戸山の底無しの洞窟へ閉じ込めた。その数カ月後、戸隠の村で人助けの力仕事を進んでやる鬼のような大男が現れた、と旅人が伝えた。村の古老たちは、 閉じ込めた大男が戸隠の下を通った時に魂が入れ替わって善鬼になったとして、たたりがないよう、生まれ変わった大男を「善鬼大明神」として祭ることにした。そのことがあってから、白馬の東の村では村の名を「鬼無里」、村を「青鬼」と 呼ぶようになり、今に至る。「青鬼」と呼ばれるようになったのかは、住民らで構成する「青鬼保存会」の降籏隆司会長はその理由を「大男の正体は流れ着いたロシア人で、青い目玉をしていたからではないか」と推測。集落では、善鬼信仰に まつわる「椀貸し」の伝説も残ると田中さんが教えてくれた。概要は、冠婚葬祭で自宅に客を招く際、足りない分の膳、椀を貸してもらうよう岩屋にいる善鬼に依頼する。すると、翌朝には頼んだ分の膳、椀が並んでおり、冠婚葬祭が終わると 借りたそれらを岩屋の前に返したというもの。ただ、借りた一部を返さなかった者が現れて以降は、二度と膳、椀を貸してくれることはなかったという。現在、集落は超高齢化が進み、深刻な過疎に陥っている。会長によると、多い時には24戸 あった家屋も現在は15戸。冬場は積雪で大半が市街地に身を寄せるため、集落で暮らすのはごく少数。存続の危機にある青鬼の現状に、会長は「ここを守りたい気持ちはあるけれど、若い人がついてこない。自然現象なので仕方ない」と。

■白馬村はギフチョウとヒメギフチョウが混生している日本でも希少な地域。
ギフチョウとヒメギフチョウは白馬村文化財保護条例で天然記念物指定。捕獲は禁止。ギフチョウ・ヒメギフチョウを保護していくために、村内をパトロールする保護監視員を募集中。白馬村在住者。 任期はR3.4-R6.3月。
(問)白馬村教育委員会事務局生涯学習スポーツ課 TEL 0261-85-0726

■白馬村では2009年和田野区・どんぐり区でナラ枯れの被害が確認された。
県内では2004年に信濃町・飯山でナラ枯れが初めて確認。白馬村では防除対策を実施しナラ枯れの拡大防止をしたが、2020年夏にも岩岳とどんぐり地区でナラ枯れ被害が発見された。夏でも葉が枯れるため、景観の悪化により、重要な 自然環境、観光資源が失われかねない。白馬村では、2021年度にはナラ枯れ防除対策として被害木の伐倒燻蒸や薬剤注入を実施。ナラ枯れはカシノナガキクイムシが原因でミズナラ、コナラ、カシワ、クヌギなどの葉が茶・赤茶色なって 枯れてしまう。今後も村では、ナラ枯れ被害の調査、被害木の伐倒燻蒸、被害拡大防止のために森林整備・間伐などを実施予定。
(問)白馬村農政課 TEL 0261-85-0766

■2020年に白馬村岩岳どんぐり地区で「ナラ枯れ」が見られた。
ナラ枯れはミズナラやコナラ、カシワ、クヌギなどが枯れる現象で、葉が赤褐色や茶色に変色します。ナラ枯れの原因はカシノナガキクイムシが樹の幹に大量に穴を開け、ナラ菌により通水が阻害され、枯れると言われます。 白馬村では2021年からナラ枯れ防除対策として、村林では薬剤による樹幹注入、伐採・くん蒸・間伐などが行われています。個人所有の山林では個人対処が基本。倒木の危険性があり、景観も良くありません。ナラ枯れは7-8年周期で 現れ、4-5年で終息。

■県北部で最大震度6弱を記録した神代断層地震から11/22で7年。
被害が大きかった白馬村では、教訓を学ぼうと報告会が開かれた。2014.11/22;県北部で最大震度6弱を記録。白馬村では建物に多くの被害が出ましたが、住民の助け合いで死者は1人も出ず、「白馬の奇跡」と呼ばれています。 あれから7年。被害を風化させず、教訓を学ぼうと報告会が開かれ、信大教育学部の廣大助教授は、写真や動画などのデジタルデータを集積して閲覧できるようにした「震災アーカイブ」の重要性などを伝えた。廣内大助教授は 「村民が力を合わせて乗り切ったことを後世に伝えていきたい、その方法の一つがアーカイブ。ぜひそういうものを定着させて、災害をきちんと受け継いでいきたい」と。
11/22;白馬村で地域の伝承活動を紹介する報告会が開かれた。白馬中3年の生徒や公民館講座の受講生らが、ウェブ上で当時の写真やインタビュー動画を閲覧できる「震災アーカイブ」を使った防災教育や観光の試みを紹介。白馬村と 小谷村の村長ら約40人が出席し、震災の記憶の継承を誓った。県のまとめによると、白馬と小谷村などで計81棟が全壊し、175棟が半壊。死者は出なかったものの、8人が重いけが、38人が軽いけがを負った。報告会は両村とともに アーカイブの活用を進めている信大教育学部などが企画。アーカイブの資料に当たり、村内を巡って当時の状況を調べた白馬中の生徒は「めりめりと音がして家の下敷きになるかと思った」といった被災者の体験を紹介。死者が出ず 「白馬の奇跡」とも言われた震災について「自分の命は自分で守るという思いと、日頃の地域の助け合いがあったからこそだった」と。白馬村の下川正剛村長は「7年が過ぎるとあれだけの経験も忘れかけてきている。またいつ起きるか 分からない。当時を思い、次の世代に引き継いでいく」と。


■白馬村飯森は「一夜山」(標高約851m)の麓にあり、集落には曹洞宗の古刹・示現山「長谷寺」があります。
長谷寺は室町時代の1391年に安曇の名族仁科氏支族であった、飯森十郎日向守盛春の内室光姫が開基と伝えられ、樹齢600年を越える杉並木に囲まれた静かなお寺です。飯森家が境内の裏山に城砦(一夜山城)を築き、麓に家臣や農民の 集落を建設したと云われます。江戸時代には松本藩が長谷寺のある飯森に千国街道を開削。飯森城の城下、飯森宿として整備され、お寺には多くの参拝者が訪れた。飯森宿には長谷寺の他、飯森神社や十王堂などがあり、数多く石仏が 存在します。長谷寺の本堂(1682年)、庫裏(1799年)、山門(1820年)は白馬村指定文化財指定。他に宝庫、示現閣、鐘楼などあり。境内参道の老杉群は樹齢600年、樹囲は5m、樹高は35m以上の大木で、白馬村天然記念物。長谷寺の境内に ある枝垂れ桜は有名。その昔、参道には桜の木がたくさん植えられていました。春になると、桜の木にヒヨドリやメジロが花の蜜を求めてやってきますが、ヒヨドリは桜の蕾や花弁を食べるため、咲く花の数が減ってしまった。 糞害もあるため、木を切ってしまったという。今は桜の木は雪に覆われています。
(問)長谷寺 TEL 0261-75-2028

「雪に覆われる長谷寺の枝垂れ桜」(飯森にて)(1/初)

「春の長谷寺の枝垂れ桜」(飯森にて)(4/下)

■KDDIとWi2は、衛星ブロードバンド「Starlink」を用いた「山小屋Wi-Fi」の提供を2023年夏以降に開始する。
利用料金は\780円/24H。auユーザーは無料。Starlinkをバックホール回線として活用するWi-Fiサービスで、KDDIとWi2がヤマップと協力して提供。山小屋を含む登山道は、地形や積雪などの理由で通信環境の整備が困難とされるエリアが多数存在し、 緊急時の連絡が難しいなどの課題がある。衛星回線を用いることで光ファイバーが不要なため、通信環境の整備が難しかった山小屋でも通信の利用を実現できる。山小屋オーナーもキャッシュレス決済の導入、宿泊予約、防災情報、災害情報収集などに 活用できる。5/29;先行して白馬村八方尾根の「八方池山荘」で開始した。
利用方法はWi-Fi設定でSSID「Entry」に接続、山小屋Wi-Fi初画面で、auユーザーの場合は「auユーザの方」(無料)を選択後、設定情報をインストールしてSSID「0001au」に接続する。
au以外のユーザーは「その他の方」(有料)を選択。クレジットカードで決済した後に同じく設定情報をインストールし、SSID「yamagoya_Wi2」に接続する。
提供時期は2023年夏以降。エリアは今後、順次拡大される予定。
白馬村丸山俊郎村長兼白馬村振興公社代表理事は、本サービスに「白馬村は登山をはじめとしたアウトドアスポーツに力を入れており、年間を通して多くの登山者やアウトドア愛好家が訪れる。中でも登山は白馬を支える重要な観光資源の一つとなっており、 白馬三山はじめ唐松岳など多くの山々があります。初心者から経験豊富な登山者までが訪れ、それを支えているのが山小屋の存在。山小屋の通信環境を整える本サービスは、登山者やそこで働く人にとっても非常に価値のあるものであり、山小屋のさらなる 安全面や快適性を高めることにつながる」と。
ヤマップは「Starlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」の導入を通して、山小屋の通信環境が劇的に向上します。これは、山小屋オーナーや登山者の利便性が向上するだけでなく、遭難救助時のスムーズな情報連携、遭難場所の位置の特定、山岳環境の 正確な天気の把握と共有など、安全面への応用が期待できます。登山の楽しみを広げ、安全面にも寄与する仕組みがつくれますよう、「山小屋Wi-Fi」の普及に、ヤマップとしても貢献してまいります」
Starlinkとは、数千機の低軌道周回衛星を用いた、「米スペースX社」による衛星ブロードバンドインターネットで、これをバックホール回線として活用する。
YAMAPはスマホのGPSで現在地と登山ルートがわかるアプリで、山行の軌跡や写真を活動記録、山の情報収集、登山好きとの交流などができる。2023年5月で累計370万ダウンロード。
KDDI,Wi2(ワイヤ・アンド・ワイヤレス),ヤマップ,白馬村振興公社の4社は今後も山小屋の通信環境を整える活動を通じて、登山・アウトドア分野におけるデジタル化を推進していく。
衛星ブロードバンドStarlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」提供開始(KDDI)

■小川村「小川アルプスライン」は北アの展望台!
小川アルプスライン(県道36号)には標高約800mの北アの展望台。「アルプス展望広場」、「アルプス展望デッキ」、「立屋展望広場」、「成就展望所」などのビュースポットあり。小川アルプスラインは約12kmの観光ラインで、 展望広場は「信州サンセットポイント百選」や「信州の自然百選」にも選定。ここからは燕岳(2763m)、餓鬼岳(2647m)、唐沢岳(2632m)、野口五郎岳(2924m)、三ツ岳(2845m)、北葛岳(2551m)、蓮華岳(2799m)、針ノ木岳(2821m)、 スバリ岳(2752m)、爺ヶ岳(2670m)、布引山(2683m)、鹿島槍ヶ岳(2889m)、八峰キレット(2518m)、五龍岳(2814m)、白岳(2541m)、大黒岳(2393m)、唐松岳(2695m)、不帰キレット(2411m)、天狗ノ頭(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)、 杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)、小蓮華山(2766m)、白馬乗鞍岳(2469m)まで北アの峰々を一望できます。直線距離で45kmが一度に見えるところは少ない。秋から冬にかけては空気が澄んで遠くまでくっきりと見えます。 モルゲンロートの北ア、雪化粧の北ア、夕焼けの北ア、星空と北アのシルエットなどが撮影できます。昼間は午前中、午後は逆光。

★車で行ける「北アルプス展望台」★(〇はお勧め)
1)松本;
〇高ボッチ高原(1600m)、美ヶ原高原・〇王ヶ頭(2034m)・〇思い出の丘(1935m)、松本法船寺(760m)、松本弘法山古墳(652m)、〇松本城山公園(770m)、松本アルプス公園展望広場(800m)、松本浅間温泉・御殿山見晴台(850m)、 松本芥子坊主農村公園展望台(885m)、四賀保福寺峠(1345m)
2)安曇野;
豊科光城山(912m)、〇明科長峰山(933m)、麻績三峯山展望台(1131m)、麻績シェーンガルテンおみ(765m)
3)池田町;
池田町大峰高原白樺の森(1000m)、〇池田町あづみ野池田クラフトパーク(634m)、池田町北アルプス展望美術館(620m)
4)大町;
〇大町公園・山博(774m)、〇大町中山高原(900m)、大町八坂相川峠展望台(917m)、大町霊松寺(標高870m)、〇大町八坂鷹狩山(1164m)、大町権現山(1222m)、大町美麻新行(900m)・〇堀切見晴台(880m)・〇美麻八坂線(820-950m)
5)小川村;
〇小川アルプス展望広場(800m)、〇小川アルプス展望デッキ(851m)、小川立屋展望広場(773m)、小川成就展望所(622m)
6)長野(中条・信州新町・大岡);
〇長野中条アルプス展望広場(800m)、中条虫倉山(1378m)、信州新町上ノ平展望台(600m)、大岡アルプス展望公園(890m)
7)白馬・小谷;
〇白馬ハイランドH(720m-950m)、白馬峰方白馬きこりの道・白馬夢農場風の館(1050m)、〇白馬青鬼(760m)、〇白馬岩岳HAKUBA MOUNTAIN HARBOR(1289m)、白馬白沢峠展望台(1100m)、〇小谷眺望の郷(1000m)

★白馬・小谷・大町の紅葉スポット★
9/下-10/中;小谷なら、「蓮華温泉」「蓮華白池」「五輪尾根」「鉱山道」「天狗の庭」「風吹大池」「雨飾高原」「雨飾山・荒菅沢」「鎌池」「白馬大池」「天狗原」「栂池自然園」。
9/下-10/下;「八方尾根」;白馬三山を映す「八方池」周辺はダケカンバの黄色やナナカマドの赤といった色とりどりの秋の景色を見ることができます。「黒菱林道」「北尾根高原」
9/下-10/下;「白馬五竜」;アルプス平「地蔵の頭」〜「小遠見山」(標高2007m)までのトレッキング、遠見尾根の紅葉が楽しめます。
10/中-11/上;「白馬岩岳」;山頂の絶景テラスから北アの山々と山の紅葉を楽しめます。
10/中-10/下;「大出公園」;白馬三山と清流・姫川、吊橋と茅吹屋根の民家が絵になります。
10/中-10/下;「白馬大橋」;松川と白馬三山。北アの冠雪と中腹の紅葉、麓の緑と三段紅葉を眺めるビュースポット。
10/16,23;「白馬岩岳」で「IWATAKE OCTOBER FESTIVAL」。紅葉の北アとアコースティックライブ。
10中-10/下;鬼無里「奥裾花渓谷」「奥裾花自然園」(10/1-11/7;開園予定,\200)
10/上-11/上;大町なら、紅葉の名勝「霊松寺」。「青木湖」、「高瀬渓谷」の龍神湖・北葛沢・尾入沢大橋・葛温泉・七倉・高瀬ダム。サクラ、カエデ、ブナなどの紅葉。

10/上;「立山・黒部アルペンルート」の「大観峰」(2300m)〜「黒部平」はナナカマドの赤やダケカンバの黄など鮮やかで見ごろ。


★★★HAKUBA AREA CAMPING★★★
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密を避けながら自然を満喫できるアウトドア熱が高まっています。観光業界が冷え込む中、施設側が道具を用意し豪華なキャンプ気分を味わえる「グランピング」や密集を避けて自然の中で 楽しめるレジャーとしてキャンプが流行っています。以下、大北・安曇野・松本エリアの主なキャンプ場とグランピング施設等。(要予約)
1)小谷;白馬乗鞍(白馬アルプスH)AC場、白馬コルチナAC場、小谷石坂森林探険村キャンプ場、雨飾高原キャンプ場、眺望の郷キャンプ場、蓮華温泉キャンプ場(糸魚川)、パウダーロッジコルチナキャンプ場、Mukava Otari Private Camp
2)白馬;白馬IIMORI AC場、白馬アルプスAC場、白馬森林AC場、白馬森のわさび農園AC場、白馬キングパパイアAC場、白馬47マウンテンスポーツパークAC場、白馬五竜キャンプガーデン、白馬グリーンスポーツの森キャンプ場、 白馬岩岳マウンテンフィールドキャンプ場、snow peak LAND STATION HAKUBA、Snow Peak FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN(北尾根)。ホテル等のグランピングあり。TENAR白馬東急ホテル、白馬樅の木ホテル、ラフォーレグランピングフィールド白馬。 FARM&CAMPRe:HAKUBA。
3)大町青木湖;ライジングフィールド白馬、青木湖キャンプ場、大向キャンプ場、北村キャンプ場、青木荘キャンプ場、青木荘テント村、桐野キャンプ場。
4)大町木崎湖;木崎湖キャンプ場、木崎湖POWWOWキャンプ場、木崎湖ねまるちゃテラス
5)大町;爺ガ岳キャンプ場、鹿島槍スポーツヴィレッジキャンプ場、中山高原キャンプ場、鷹狩山森林まなび公園キャンプ場、高瀬渓谷心笑キャンプ場、千年の森自然学校、七倉山荘キャンプ場、国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)デイキャンプ場。 TENAR大町温泉郷織花フィールド。大峰高原白樺の森キャンプ場(池田町)。
6)安曇野;須砂渡憩いの森オートキャンプ場、須砂渡キャンプ場、安曇野くぬぎの森ガーデン、穂高かじかの里公園キャンプ場、長峰山天平の森AC場、TENAR安曇野穂高ビューHフィールド。安曇野穂高ビューH。松川村馬羅尾キャンプ場(松川村)
7)松本;三城いこいの広場オートキャンプ場、桜清水オートキャンプ場、漁樵カオスAC場、美鈴湖もりの国AC場、芥子坊主農村公園キャンプ場、巣栗キャンプ場(武石観光センタ)、まつもと里山キャンプ場、 波田リバーパークキャンプ場、松香寮・梓水園ACサイト、アルプス公園キャンプ場(未OPEN)
8)乗鞍高原;乗鞍BASE(いがやレクリエーションランド)AC場、ならの木AC場(休業中)、南乗鞍キャンプ場(5/28〜)、乗鞍一ノ瀬キャンプ場(閉鎖)
9)上高地;小梨平キャンプ場、徳沢キャンプ場、横尾野営場

■小谷村「栂池高原スキー場」にゲレンデを活用した期間限定のキャンプ場「栂池高原ゲレンデキャンプ場」OPEN。
北アを望む開放的な空間で、利用者は好きな場所にテントを張り、景観と自然を満喫できる。通常はゲレンデとして使用されている場所で、遮るものがなく圧倒的な景観を楽しめる。区画は設定していないため、チェックイン後に 好きな場所に設営できるフリーサイト。ゴンドラ中間駅「雪の広場」近くで、鐘の鳴る丘G上部、丸山G下部のレストランエデン西側エリア。「白馬つがいけWOW!」のアクティビティがすぐそばにあり、家族連れも楽しめる。(1日30組限定) 栂池観光開発とパシュートと運営。(入場料;\1000/1組,\1500/大人,\500/子供1台無料)

■FIKAは移動式サウナ「UNPLAN Village Hakuba 3」(Mobile SAUNA)を提供。(2021.7/27〜)
栂池高原に宿泊ホステル「UNPLAN Village Hakuba1」と「UNPLAN Village Hakuba2」がある。7/31〜;小谷村栂池高原周辺でサウナを楽しめるサービスを提供する。モバイルサウナは車両約350kg、内部にサウナ機能を完備したけん引式の 移動型コンパクトカー。最大4人まで収容。広さ3.2uの車内には木製ベンチと遠赤外線サウナストーブを設置。室温75℃、湿度40%の中で、フィンランド式ロウリュサウナを楽しめる。(\1.2万円/100分,事前予約制)
サウナ人気を取り込もうと、各企業はサウナに関連した商品やサービスの提供を進めている。日本航空とジャルパックは、4月から全国のサウナ施設と提携した「JALサ旅ダイナミックパッケージ」を発売。航空券とサウナ付宿泊施設、 日帰りサウナ入浴券を自由に組み合わせるパッケージを提案するほか、サウナ施設のスタンプを記録できる「サ旅御朱印帳」を限定グッズとして提供。日本サウナ・温冷浴総合研究所によると、日本のサウナ愛好家の数は約2584万人。 空前のサウナブームといわれているものの、緊急事態宣言の発出などが影響し減少。一方利用頻度は月4回以上サウナを利用する「ヘビーサウナー」は339万人、2020年の335万人をわずかに上回った。根強い愛好者がいることが分かる。 コロナ禍でストレスを感じる人が増える中、サウナ人気は続きそう。
(問)UNPLAN Village Hakuba TEL 0261-85-4845

■愛犬などペット連れの旅行「ペットツーリズム」が人気で、白馬エリアの観光施設ではペットを受入れる動きが広まっている。
白馬・小谷でグリーンシーズン営業中の全ゴンドラはペット乗車が可能になった。白馬のペットと泊まれる宿も増えてきました。
1)白馬五竜;ペットはゴンドラ乗車可。8/21-10/20;限定でアルプス平下部のみの入場可。高山植物園内や地蔵ケルンの散歩は不可。展望リフト(アルプス第1P)は乗車不可。「Alps360」はテラスのみ利用可。(ペット往復乗車券;\200/1頭,ペット券;\300)
2)白馬47;山頂までペット乗車可。山頂(標高1200m)にも天空のドッグランを整備。かもしかの散歩道などで散歩も楽しめる。屋内施設は不可。テラス席はOK。キャンプ場ペット同伴可。(ペット往復乗車券;\1200/1頭)
3)八方尾根;白馬馬観光開発は2024.7/21〜;八方ゴンドラでペット同伴の乗車を解禁、兎平での散歩可。イエティやマウンテンビーチは不可。リード、ハーネスは必ず着用。(ペット往復乗車券;\700/1頭)
4)白馬岩岳;山頂までペット乗車可。わんちゃん専用テラス「白馬ワン!テンハーバー」、森のドッグラン「ねずこの森」入口に無料ドッグラン開設(2023.7月〜)。「ねずこの森」の遊歩道でも同伴可。白馬ヒトトキノモリのリフト(ゲージ入)乗車可。 岩岳はとにかくペット連れが多く、しつけも良い。(ゴンドラ+リフトペット往復乗車券;\700/1頭)
5)栂池高原;ゴンドラ中間駅までペット乗車可。キャンプ場利用者でドッグラン整備。ゴンドラ山頂の栂の森はペット不可。(ペット往復乗車券;\500/1頭)
6)他;
・白馬乗鞍;白馬アルプスHは2023.9月から全210室のうち9室をペット同伴可。敷地内にはドッグラン整備。白馬乗鞍AC場ではペット同伴可(無料)
・白馬コルチナ;Hグリーンプラザ白馬にドッグハウスパウパウあり。池の田GのコルチナAC場ではペット同伴可

■小谷村「雨飾高原」の「鎌池」の紅葉が最盛期を迎えている。
池を囲むブナ林やカエデが色付き、青空とともに水面に映り込み、水鏡をつくる。カメラマンや見物客が訪れており、錦秋に包まれる景色を堪能。

■秋は「雨飾山」(標高1963m)
妙高戸隠連山国立公園内にある「雨飾山」は、長野・新潟県境にある百名山のひとつで双耳峰の美しい山。火打山(標高2462m)、妙高山(標高2454m)などの頸城山塊という山域を形成する。小谷温泉奥にある「雨飾高原キャンプ場」(標高1150m)が登山口。 雨飾山山頂までは往復約7.6km、約6.5H(登り3.5H,下り3H)、標高差1050m。広葉樹林やブナの原生林の中をひたすら登る。10/中には雨飾山中腹は紅葉が鮮やかさを増す。登山口から約1.2Hで中間部の「荒菅沢」(標高1440m)へ。突如視界が開け、 目前には雨飾山の主稜線、布団菱と呼ばれる大岩と荒々しい山容が見える。周囲は鮮やかな紅葉、山は赤やオレンジ色、黄色に染まる。紅葉の名山「雨飾山」と云われる所以。荒菅沢は吹きおろしのひんやりとした秋風が吹く。ここから先は梯子や 岩場が連続する。毎年、紅葉のピーク時には登山者の渋滞が発生する。道幅が狭く急登ですれ違う場所も殆どない。ペースが崩れ疲れる。森林限界を迎えると、ササに覆われた平原「笹平」(標高1890m)に着く。駒ヶ岳・鬼ヶ面・鉾ヶ岳など海谷山塊も。 近くには焼山・金山・天狗原山、乙妻山・高妻山・戸隠山などの山々。主稜線の紅葉はすでに終わり、冬枯れした木で冬の足音を感じる。登山開始から約3.5Hで雨飾山山頂に。北アの槍ヶ岳、鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山、雪倉・朝日岳、 栂海新道などの峰々が一望。日本海も望める。10/中-10/下には初雪の峰々が観られるかも。

■小谷村「初秋の雨飾高原・鎌池」
紅葉の名所として知られる小谷村「雨飾高原」にある神秘の池「鎌池」(標高1190m)は、紅葉の季節は行楽客や写真愛好家らでにぎわいます。
鎌池は小谷温泉から湯峠への林道途中に位置する標高1190mの山中にある池で、草刈り鎌の形をしていることから名付けられた。池の周りには2kmの遊歩道あり、ブナの原生林に囲まれ、四季折々の美しい色彩が楽しめます。 毎年何度か訪れる雨飾高原の鎌池ですが、ブナの根開けの鎌池(4/下)、ぶなの新緑と鎌池(5/中)、紅葉の鎌池(10/中-10/下)が美しい。
2022年9/23〜10/30;土/日/祝は雨飾荘〜雨飾山登山口分岐〜鎌池間で交通規制あり(路駐禁止)。紅葉ピーク時の週末は鎌池駐車場が満車となり、周辺で路駐が発生し、車両通行の妨げとなっています。道路規制の看板が立っています。 雨飾山登山口・雨飾高原キャンプ場の第1Pと第2Pが満車となった時点で通行規制。鎌池湖畔のブナ林の中を散策するのは気持ちがいい。

■小谷村百名山「雨飾山」(標高1963m)は新潟と長野との県境にある。
例年10/中は多くの登山者が訪れる紅葉の雨飾山。10/初〜10/下にかけて中間部の荒菅沢周辺は錦秋。ブナやナナカマドなどの紅葉が美しい。ブナ林に囲まれた雨飾高原の「鎌池」も人気の紅葉スポット。鮮やかな紅葉がブルーの湖面に映り込みます。 雨飾山の紅葉を手軽に楽しむなら「湯峠」(標高1285m)〜「大渚山」(標高1566m)までトレッキング。約3.2km(往復2H)。雨飾荘から湯峠は約5km。湯峠まで車走行可。雨飾山を一望でき、西には北アの白馬三山、五龍岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳の山並み、 東には金山・天狗原山、妙高山・黒姫山・高妻山・堂津岳など。日本海も眺められます。春の大渚山ではBCスキーが楽しめます。

■4/下-11/初;小谷村「眺望の郷キャンプ場」
1)場所;
小谷村中小谷池の平の「眺望の郷」(標高1000m)にキャンプ場「眺望の郷キャンプ場」が2020年夏からOPENした。
北アの爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・白馬三山、白馬乗鞍、稗田山、風吹山などが一望できます。山の中腹には正面にコルチナスキー場、南に白馬乗鞍、栂池高原スキー場が望めます。白馬の山並みのモルゲンロートや夕焼けが美しく、 夜は満天の星空となります。自然豊かな穴場の静かなキャンプ場。
2)アクセス;
R148小谷村中小谷丙の道路標識(糸魚川41km,姫川温泉16km)の信号右折、眺望の郷入口(旧小谷保育園)ー姫川の宮本橋-大糸線踏切ー宮本諏訪神社-林道大久保線5km-眺望の郷駐車場(P20)
林道「大久保線」は舗装道路でつづら折りの道が続く。道幅は狭く1.5m。途中、道路わきには水仙が植えられています。キャンプ場内への車乗入れ不可。荷物出し入れ時は乗入れ可。駐車場から数分歩く。眺望の郷周辺には桜・ 大山桜など150本あり、春には桜と残雪の白馬が共演。冬季は車道通行不可。
3)キャンプ場サイト;
キャビン・グランピング(\5万〜)、常設テント3(\2万〜)、ウッドデッキ3(\4000〜)、フリー20(\2000)、施設使用料(\1100/中学生以上,\600/小学生)
管理棟(9:00-18:00);受付、薪販売・キャンプ用品レンタル(有料)。炊事棟;ゴミは分別、水洗トイレ・洗面所。水は水道水ではなく湧き水。検温、アルコール消毒液常備。チェックイン;14:00-18:00,チェックアウト;11:00。事前要予約。
(問)眺望の郷キャンプ場 TEL 090-7403-7147

「白馬の山並み」(小谷村眺望の郷から)

■小谷村の「Hグリーンプラザ白馬」はホテル前でキャンプ場をOPEN。
今シーズンは北アを望める場所に「フォレストエリア」を新設。予約制で11/上まで営業する。

■小谷村白馬乗鞍の「白馬アルプスH」は、ホテル近くにアスレチック施設「白馬アルプスツリーアドベンチャー」をOPENする。
近くの林の中に、ジップライン・スパイダーネットなど19アイテムを整備。4/29〜;オープンし、幼児向けの施設も準備して今夏にグランドオープンする。

■小谷村白馬乗鞍の「白馬アルプスH」でキャンプ場開設。フリー(テント持ち込み:\1500〜)、AC(\4000〜)、手ぶらキャンプ(\4500〜)。詳細は要確認。
(問)白馬アルプスH TEL 0261-82-2811

■小谷村千国に「コルチナオートキャンプ場」OPEN。
Hグリーンプラザ白馬は、運営するコルチナオートキャンプ場内に「フォレストエリア」を新設。北アを望む「アルプスビューデッキサイト」(4)と森林に囲まれた「オートキャンプサイト」(10)の2つのエリアで計14サイト。キャンプ場は2020年夏に オープン。白馬コルチナスキー場のゲレンデをグリーンシーズンにキャンプ場として活用。コロナ禍での2020年の営業が好評だったことから、新エリアを増設。自然に近い場所や眺望の良い場所を新エリアとして整備。ホテル営業日には大浴場や ランドリーなどの施設も利用でき、BBQセット(\5000)の貸出しや食材(\3000)の提供も行う。Hグリーンプラザ白馬は「満天の星空を眺めて過ごせる高原のキャンプ場。ホテル施設も利用でき、キャンプ初心者やファミリーにも安心。ここにしかない 特別な時間を過ごしてほしい」と。設備は炊事・流し・水道、売店・自販機・トイレ・ランドリーはホテル利用。イングリッシュガーデン入園無料、コルチナアドベンチャーランド利用割引(\500割引/大人・小人)。8/末まで無休。9月〜11月は 週末限定営業。「池の田エリア」は7/22:オープン予定。〜11/6まで営業。キャンプ場サイト「なっぷ」で予約受付。(フリーサイト\6000,アルプスビューデッキサイト;\1.2万円〜、利用料;\1000/大人,\500/小学生)
(問)Hグリーンプラザ白馬 TEL 0261-82-2236

■白馬岩岳に「Alpen Outdoors」のキャンプ場「白馬岩岳マウンテンフィールド」OPEN。
山頂の「Iwatake Green Park」にはアルペンアウトドアーズで販売するキャンプギアなどを展示、キャンプ体験可。中腹のキャンプ場「白馬岩岳マウンテンフィールド」では、初心者向け手ぶらプランでギアを一新。アルペンアウトドアーズの オリジナルのテントやスタッフが選んだ国内外ブランドのテーブル、チェア、コット、焚火台、BBQグリルなどをレンタルできる。ドッグラン付サイトも新設、区画数は計6サイト(フリーサイト5,ドッグラン付サイト1)。 宿泊者限定で山頂ベーカリー「THE CITY BAKERY」の朝食メニューを提供。中腹から山頂へは送迎付で、一般営業時間前の時間帯に山頂の景色を楽しむことができる。
平日フリー\5000円、ドッグラン付\ト8000円、土日祝リー\7000円、ドッグラン付\11000円。チェックイン12:00〜15:00、チェックアウト10:00。GW、お盆時期、シルバーウィークはサイトのみの利用不可(手ぶらプランのみ営業);平日;2万円/2名、 土日祝;3万円/2名、GW、お盆時期、シルバーウィーク;4万円/2名。(〜2021.11/14)
(問)岩岳リゾート TEL 0261-72-2474

■「白馬五竜いいもりスキー場」に「IIMORIオートキャンプ場」OPEN。
森の中のフォレストサイト(5区画)(\5000〜)、ゲレンデサイト(3区画)(\5000〜)、キャンピングカーサイト(4区画)(\3000〜)、フリーサイト(20張;車は駐車場へ)(\2000〜)
(問)エイブル白馬五竜IIMORI TEL 0261-75-2636

■白馬村神城の「白馬森のわさび農園オートキャンプ場」に2021シーズンから薪焚き式のサウナ施設を新設。
薪ストーブで熱したサウナで汗をかき、昔ながらの木の酒だるを利用した水風呂でクールダウン。白馬の絶景を楽しみながらの伝統的な入浴体験が話題を呼んでいる。薪焚きサウナはフィンランドで愛用される薪ストーブの構造を応用したサウナ。 室内に設置された薪ストーブで温度を上げ、上部に積まれたサウナストーンと呼ばれる焼き石に、アロマオイルの入った水をかける「ロウリュ」により、蒸気の香りも楽しめる。

■白馬村神城の「白馬森のわさび農園AC場」に酒造用の大だるを再利用した水風呂が置かれている。たるは高さ2.5m、直径1.8m。樽を利用した小屋。キャンプ場を営む田中末春さんが、酒造会社で働く知人から譲り受けて加工した。キャンプ場 利用者向けでサウナと合わせて利用できる。2021.7月フィンランド式サウナ小屋(80℃前後)が完成。(完全予約制,水着着用) 酒造もワサビ栽培も清く澄んだ水が欠かせない。暑さが増す中、近くで栽培するワサビの葉を水風呂に浮かべて涼を演出、 「すかっとして気持ちいいよ」と。場内にはACサイト/林間サイト/AC電源付サイト/犬と泊まれるドッグラン付サイト/グランピングサイトあり。 ACサイト(\3200〜)・施設利用料(\500/大人,\300/子供)、グランピングサイト(\32000〜)・施設利用料(\1000/大人,\600/子供)
(問)白馬森のわさび農園 TEL 0261-75-3355

■2023年;小谷村「栂池高原」でクラフトビール醸造所を運営する「reth」は、生産規模の拡大と缶のクラフトビール製造に向け、新工場を建設する。
2022年開業以降、ビールが品薄状態になる時期があったため、今後を見越した安定供給を図る。新設に向けCFを実施し支援を募っている。同社は2022年9月、栂池高原スキー場鐘の鳴る丘G前にパブ併設の醸造所を開業、「HAKUBA CRAFT」で クラフトビール販売を始めた。需要拡大により冬季に品薄状態が続いていた。現在の生産量は月に約2400L、新工場では10倍の規模にする計画。工場見学や試飲ができるスペースも検討する。2023年冬の稼働を目指す。

■小谷村「栂池高原スキー場」の鐘の鳴る丘Gに白馬・小谷を再び活性化させようと、地域出身者3人がクラフトビール造りのための会社を設立した。
9/10;パブ併設の醸造所「HAKUBA BEER GARAGE」がオープン。
パブ兼醸造所はスキー用具のレンタルショップをパブに改装、座席数は40席。スキーシーズンには雪景色を眺めながら、そこで造られた3種のクラフト生ビールを楽しめる。3種には白馬・小谷エリアの湧き水を使う。アルコール度数を 抑えてすっきりとした飲み口の「アワユキ」は、白みがかった色合いが雪景色に映える。ホップをふんだんに使った「アバランチ」は香りと苦みを強調。「トロピカルスノー」は果実の香りで、ビールが苦手な人にも飲んでもらえるようにした。 年間約2万Lの醸造を目指す。価格は330ml入で\600〜\800。9/中以降に小売店にも卸販売を始める。醸造所を運営する「reth」(リス)は2021年9月、白馬・小谷出身の3人で立ち上げた。同社は「観光客が減る地元に貢献したかった。 クラフトビールを求めて旅するビアツーリズムが広がっている。スキー以外のものでも人を引きつけたい」。

■2/15;「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」(ポスト棚田百選)
農水省は、棚田の景観維持などで優れた取り組みを行う「棚田遺産」に長野など44道府県の271地区を選定し、長野は15の棚田が認定。
「日本の棚田百選」(1999年)に続く、「つなぐ棚田遺産〜ふるさとの誇りを未来へ〜」(ポスト棚田百選)が2022年2/14選定。県内は長野(4),飯山(1),野沢温泉(1),千曲(1),上田(1),飯田(1),伊那(2),中川村(1),麻績(1),白馬(1)「青鬼の棚田」、 小谷(1)「棚田群」。白馬村青鬼地区は重要伝統的建造物群保存地区に指定、集落の東側に広がるのが石垣により形成された美しい「青鬼の棚田」。 青鬼の棚田からは五龍・白馬三山の北アが一望でき、棚田の中腹から水を張った田に映る山は絶景。棚田に水を引く青鬼堰は、総延長3kmの用水路で、江戸時代後期に4年もの歳月をかけ岩盤をノミで刻んで開削され、棚田の保全には欠かせない 貴重な水源として今でも利用。青鬼地区では白馬村の特産品の「紫舞」(紫米)が栽培されています。

■「北アルプス地域自転車活用推進計画」(案)
大北5市町村(大町市・池田町・松川村・白馬村・小谷村)は、2022年度-2026年度までを計画期間とする北アルプス地域自転車活用推進計画を策定。 2021.11/中-12/下;パブリックコメントに対する結果を公表。公表終了した自治体あり。

大町市
白馬村


★★★HAKUBA AREA HOT SPRINGS★★★
■12/9-2024.1/31;大糸線活性化協議会は2023年も「湯めぐり手形すたんぷらりい」を実施。
JR大糸線(南小谷駅〜糸魚川駅間)「鉄道×温泉」。ゆっくり、トコトコ楽しんで…温泉と列車の旅。南小谷駅〜糸魚川駅間の車両と温泉施設に設置されているスタンプを集めて応募、抽選でオリジナル温泉グッズプレゼント。
パンフの応募はがきに、列車スタンプ1個・温泉スタンプ2個を押印、抽選300名にオリジナル温泉グッズ進呈。
(1)糸魚川市;
1)フォッサマグナ糸魚川温泉(糸魚川);「ひすいの湯」(無休,10:00-16:00,\900/大人,\500/子供、16:00-22:00,\700/大人,\450/子供) TEL 025-553-2222
2)糸魚川温泉(糸魚川);「H國富アネックス」(15:00-21:00,不定休,\1000/大人,\500/子供) TEL 025-550-1000
3)姫川温泉(糸魚川);「H國富翠泉閣」(7:00-10:00/15:00-22:00,不定休,\1000/大人,\500/子供) TEL 025-557-2000
(2)小谷村;
4)姫川温泉(小谷);「H白馬荘」(13:00-18:00,無休,\500/大人,\300/子供) TEL 025-557-2231
5)姫川温泉(小谷);「朝日荘」(7:00-17:00,無休,\700/大人,\300/子供) TEL 025-557-2301
6)姫川温泉(小谷);「瘡の湯」(10:00-18:00,毎水/木曜休,\600/大人,\300/子供) TEL 025-557-2120
7)道の駅おたり(小谷)「深山の湯」(12:00-18:00,毎水曜休,\700/大人,\350/子供);TEL 0261-71-6000
8)下里瀬温泉(小谷);「サンテインおたり」(12:00-20:00,毎木曜休,\700/大人,\300/子供) TEL 0261-82-2228
(3)白馬村;
9)八方温泉(白馬);「みみずくの湯」(10:00-21:00(12/16〜),12:00-20:00;(〜12/15),無休,\700/大人,\400/子供,12/1〜;\700/大人,\400/子供) TEL 0261-72-3745
10)白馬姫川温泉(白馬);「天神の湯」(11/25-12/15;休み,11:00-19:00,無休,\800/大人,\400/子供) TEL 0261-72-3450
11)白馬かたくり温泉(白馬);「十郎の湯」(10:00-22:00,毎火曜休,\700/大人,\500/子供) TEL 0261-71-8160
(4)大町;
12)大町木崎湖温泉(大町);「ゆ〜ぷる木崎湖」(10:00-20:00,毎木曜休,\700/大人,\500/子供) TEL 0261-23-7100
13)大町温泉郷(大町);「黒部観光H」(5:00-10:00/12:00-23:00,不定休,\900/大人,\700/子供) TEL 0261-22-1520
14)大町温泉郷(大町);湯けむり屋敷「薬師の湯」(10:00-21:00,無休,\750/大人,\300/子供) TEL 0261-23-2834
(問)大糸線活性化協議会 TEL 025-552-1511(平日8:30-17:15)

■小谷村には山の秘湯(温泉)あり、泉質が異なる温泉がたくさん。温泉宿や日帰り入浴施設など。温泉成分は以下の表を参照。(Clickで大きく表示)

「小谷村の温泉分析」

「小谷村の温泉」

奥白馬温泉「Hグリーンプラザ白馬」内にある「白馬コルチナ 美人の湯」。地下1221mから湧き出る天然泉。岩風呂や檜湯など全11種類の入浴。
白馬乗鞍温泉白馬乗鞍温泉スキー場周辺にある温泉。茶褐色が特徴の天然温泉。スキーや散策。「白馬アルプスH」・「若栗温泉 乗鞍荘」
深山の湯道の駅「小谷」にある天然温泉の入浴施設「深山の湯」。露天風呂もあり、食事と入浴で旅の疲れを癒す。
来馬温泉北小谷駅の西、姫川沿いから山に入った来馬地区の温泉。100%かけ流しの温泉で「風吹荘」で入浴できます。
奉納温泉飲泉ができ、万病に効く保養泉、子宝の湯。温泉から見える北アの眺望も素晴らしい。(休業中)
下里瀬温泉南小谷駅と中土駅の中ほどR148線沿いにある「サンテ・イン・おたり」の温泉。うたせ湯、寝湯など5種類のお風呂とサウナあり。
小谷温泉雨飾山の麓にある450年以上の歴史ある温泉。武田信玄の隠し湯として利用。雨飾山麓。「大湯元 山田旅館」
小谷温泉奥の湯小谷温泉から更に奥にある「雨飾荘」。夏期は秘湯ムードたっぷりの露天風呂。2024年庭園もできた。雨飾山登山や鎌池散策など。(日帰り入浴不可,冬期休業)
雨飾高原・露天風呂ブナ林に囲まれた秘湯ムードの露天風呂。雨飾山・大渚山登山、鎌池散策の後に利用。(冬期休場)
姫川温泉新潟県境、姫川沿いにある小谷最北の温泉。入浴施設は4施設、源泉かけ流しで露天風呂も。「白馬荘」「朝日荘」「瘡の湯」「H國富・翠泉閣」
湯原温泉塩の道沿いの姫川渓谷に囲まれた河川敷の温泉。素朴な雰囲気で完全掛け流しの湯。

■「白馬温泉」。泉質の異なった6つの源泉がある「湯の郷・白馬」。白馬八方温泉、白馬塩の道温泉、白馬かたくり温泉、白馬姫川温泉、白馬みずばしょう温泉
(1)白馬八方温泉;無色透明の肌に優しいアルカリ性単純温泉。疲労回復・神経痛・筋肉痛・関節痛に効果があり、お肌がツルツルの「美人の湯」といわれています。
1)八方の湯;内風呂・露天風呂:9:00-22:00,水曜:12:00-22:00,無休,\800/大人,\400/小人 TEL 0261-72-5705
2)郷の湯;内風呂:(休止中)12:00-21:00,\600/大人,\300/小人 TEL 0261-72-6541
3)みみずくの湯;内風呂・露天風呂:10:00-21:30,無休,\600/大人,300/小人 TEL 0261-72-6542
4)おびなたの湯;野天岩風呂:9:00-18:00,年末年始定休,\650/大人,\300/小人 TEL 0261-72-37454
5)北尾根の湯;11:00〜15:30 \600/大人,300/小人,露天風呂 TEL 090-1652-5835
(2)白馬塩の道温泉;2500万年間もフォッサマグナに封じ込められ、空気にふれて褐色になる太古の湯。ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉で疲労回復、神経痛、筋肉痛といった効能のほか、塩分による保温効果も抜群で冷え性にもおすすめ。
1)倉下の湯;露天風呂:10:00-22:00,無休,\600/大人,300/小人 TEL 0261-72-7989
(3)白馬姫川温泉;天神の湯では白馬連峰の眺めをたのしみながら、のんびり露天風呂でリラックス。ナトリウム泉・塩化物温泉は、疲労回復・慢性皮膚炎などに効能があり、さらさらとした泉質。
1)天神の湯(白馬ハイランドH);内湯・露天風呂・サウナ:11:00-20:00,不定休,\600/大人,300/小人) TEL 0261-72-3450
2)竜神の湯(五竜エスカルプラザ);内風呂:10:00-17:00,\650/大人,\350/子供、不定休,TEL 0261-75-2101
3)岩岳の湯;内風呂・サウナ:12:00-21:00,09月平日定休,TEL 0261-72-8304
(4)白馬かたくり温泉;白馬かたくり温泉は単純温泉(弱アルカリ性低帳性温泉)でまろやかなミネラル成分を含み、食塩泉系の「温まる湯」と重曹泉系の「美人の湯」。
1)十郎の湯;内湯・露天風呂・サウナ:10:00-22:00,第2火定休,\600/大人,500/小人 TEL 0261-71-8160
(5)白馬みずばしょう温泉;白馬村に誕生した新しい温泉施設。古民家のぬくもりを感じられる施設。
1)古民家の湯(シェラリゾート白馬),内風呂・露天風呂:10:30-16:00,不定休,(\1000/大人,\500/小人,繁忙期;\1500/大人,\1000/小人),TEL 0261-72-3250

※温泉共通入浴券;白馬で温泉めぐりをするなら「温泉共通入浴券」がお得。(\2000/1冊,\2500分入浴料)
(問)白馬村観光局 TEL 0261-75-7100

■白馬村で毎年恒例の「温泉入浴料助成」
は2024.4月-2025.3月間に12回分の利用券交付。村民に入浴1回につき\400円を助成する。申請書提出要。白馬のおばちゃんはいつもこれを利用して農作業後に温泉入浴、肌はすべすべという。

■小谷村下里瀬の「サンテインおたり」
来館時は手指の消毒とマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保などご協力を。

日帰り入浴可能な敷地内に湧き出す天然温泉「下里瀬温泉」は肌触りが柔らか。ナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉。源泉31.8℃。加温。疲労回復、神経痛、筋肉痛などの効用、美肌効果あり。泡沫湯、圧注湯、寝湯、檜の水風呂の4つの浴槽と サウナで心身の疲れを癒す。R148姫川沿い。(11:00-20;00;\600/大人,\300/小学生)(P30)
(問)サンテインおたり TEL 0261-82-2228

■雨飾山の麓、雨飾高原にある小谷温泉「奥の湯・雨飾荘」
1)「小谷温泉」;
R148から中谷川を約12km登った標高約850mにある「小谷温泉」。開湯は1556年頃に元湯が発見され、450年以上の歴史ある温泉。開湯は武田の家臣、岡田甚一郎による発見と言われ、武田信玄の隠し湯として伝えられています。古くから 湯治場として利用されてきた。昔は「あつ湯・熱泉荘」、「新湯・太田旅館」、「元湯・山田旅館」という3軒の木造旅館があり、3つの源泉がありました。現在は山田旅館が引継ぎ営業中。
2)「村営雨飾荘」;
さらに上部にあるのが「村営雨飾荘」。標高900mの山間に佇む静かな一軒宿。1971年営業した小谷村営施設で、施設の老朽化で2009年5月に約300m上に新築・移転した。昔の雨飾荘は内湯と約15人は入れるコンクリートの露天風呂が あり、解放感があった。湯は無色透明、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。ph6.9。毎分400L。源泉の温度は52.1℃。湯温は内湯42℃、露天41℃。食堂では春には山菜そば、秋には新そば祭りが行われていた。近くに雨飾高原BTあり、 昔はキャンプ場で、登山者で賑わいを見せていた。
3)「奥の湯・雨飾荘」;(2023.4/22-11/22;OPEN)
現在の雨飾荘は山の秘湯として毎分240Lの湯が湧き出る、源泉かけ流しの温泉。加温・循環濾過消毒はない。湯温調節で加水あり。男女別内湯と外湯(露天風呂)あり。脱衣所ー洗場ー内湯ー露天風呂と一直線に並ぶ施設。 露天はすだれで囲まれていた。湯は無色透明、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。ph7.2。源泉の温度は53.8℃。湯温は41℃。熱めの湯で体はいつまでもポカポカと温まります。
効能は切り傷・慢性皮膚病・神経痛・腰痛・関節症・打撲・打ち身、五十肩・捻挫・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・健康増進など。浴室のアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープなど。脱衣所にヘアキャップ、 綿棒、歯ブラシ、ドライヤーなどあり。
※新型コロナ感染拡大防止で日帰り入浴は中止。宿泊者;14:00-9:00入浴可。
施設は部屋13(8;和室,4;和洋,1;洋室)、売店、茶房、ロビー。in14:00-out9:30。(P13+5)
4)「雨飾高原露天風呂」;(2023.4/22;OPEN)
歩いて3分にブナ林の中に「雨飾高原露天風呂」あり。泉質は同じナトリウム炭酸水素塩泉。湯温は10:00〜21:00(日帰り入浴のみ)、11/中-4/下まで冬季閉鎖)。料金は無料だが寸志(清掃協力費)。運営は雨飾荘。
(問)小谷温泉奥の湯・雨飾荘 TEL 0261-85-1607

■小谷温泉「奥の湯・雨飾荘」
内湯・露天風呂あり。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。かけ流し。内湯は加水あり。効能は切り傷・やけど・慢性皮膚病・神経痛・慢性消化器病・痔疾など。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、化粧水、ヘアキャップ、綿棒、 歯ブラシ、ドライヤーなどあり。当面コロナ対策で外来入浴不可。雨飾荘;日帰り入浴;12:00-17:00頃,\700/大人,\400/小人)
ぶなの新緑に包まれた森の中の「雨飾高原露天風呂」入浴可。
(問)雨飾荘 TEL 0261-85-1607

■「雨飾高原」の露天風呂
「雨飾荘」手前100mほどに位置する露天風呂で、4/24-11/中までオープン中。周囲はブナ林に囲まれ、開放感たっぷりの源泉かけ流しの温泉。春は新緑と残雪、夏はブナ林の木漏れ日、秋は錦秋と四季折々の自然がの楽しめます。 4-5人でいっぱいとなる小さめの温泉で男女別露天岩風呂、内湯はなし。脱衣所は簡素でシャワーやシャンプー・石鹸はなし。泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉、効能は神経痛、筋肉痛、慢性消化器病など。源泉温度は51度、pH7.0。無色透明な湯。 湯口は46℃、温泉は43℃と熱め。ホースの水で温度調整。午後は観光客の他、登山者の利用が多い。ブナの新緑は小谷温泉付近。雨飾高原のブナの新緑は5/中〜。(10:00-21:00,料金寸志,無休)
(問)雨飾荘 TEL 0261-85-1607

■小谷温泉「大湯元・山田旅館」
江戸時代建築の本館を始め木造建築6棟が文化庁の登録有形文化財。温泉は2つの源泉、加水・加温なしの掛け流しで昔から湯治場。茶褐色の湯。「元湯湯殿」(\500)は炭酸水素塩泉。泉温44℃。 シャワーの洗い場はない。炭酸の掛け湯あり。最初は体が慣れず暑くて入れない。元湯の内湯は湯治場の雰囲気があります。浴用は切り傷、火傷、慢性皮膚病、飲用は糖尿病、通風、肝臓病、慢性消化器病など。効能は神経痛、筋肉痛、 五十肩、運動麻痺、打ち身、冷え性、疲労回復、健康増進など。「外湯展望風呂」(\700)は眺望の良い露天風呂に檜造りの内湯。シャワーあり。日帰り入浴はどちらか選択。
(問)山田旅館 TEL 0261-85-1221

■北小谷の「道の駅小谷」にある北小谷温泉「深山の湯」
道の駅に併設した日帰り温泉施設。R148姫川沿いの小谷大橋近く。2020.04月;古材や自然素材を取り入れた牧歌的空間をコンセプトに売店と浴室を大幅に改修した。売店は地元や近隣地域の古民家古材を内装に用い、村で活躍する左官職人や 茅葺かやぶき屋根職人が手がけた匠たくみの技が随所に設けられるなど小谷らしさを前面に出した。深山の湯は加温や加水なしの源泉掛け流しの天然温泉。お湯は茶褐色。北小谷温泉・風吹荘の混合湯。源泉46℃。泉質は ナトリウム炭酸水素塩泉。硫黄の匂い。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、冷え症、疲労回復、健康増進など。露天風呂・内湯(熱湯・ぬる湯)・水風呂・サウナあり。深山の湯;11:00-18:00 (通常10:00-21:00),水曜定休(祝日営業.08月/10月無休)、売店;10;00-18:00、レストラン鬼の厨;11:00-18:00。食事(\500以上)すれば入浴料半額(\660→\330)。(入浴料;\660/大人,\330/子供) (P86)
(問)深山の湯 TEL 0261-71-6000

■白馬姫川温泉「岩岳の湯」
岩岳ゴンドラ山麓駅近くの日帰り温泉施設。夏はMTBやEXアドベンチャー、岩岳散策のあとに。泉質は中性ナトリウム塩化物温泉。内湯のみ。サウナあり。源泉循環式/貯湯式。源泉温度;48℃。ほぼ無色透明。保温効果が高く心身を癒し、 疲労やストレスへの効果あり。効能は筋肉痛、冷え性、関節痛、疲労回復、健康増進など。シャンプ・ボディソ−プ・ドライヤ常備。(13:00-18:00,期間中無休,\600/大人,\300/小児)
(問)岩岳の湯 TEL 0261-72-8304

■「白馬ハイランドH」の日帰り天然温泉「白馬姫川温泉」(天神の湯)
白馬三山の展望の良い露天風呂は最高。お肌に優しい中性のナトリウム塩化物温泉(pH7.4)で湯は無色透明。源泉温度は49.4℃。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進など。加温、循環使用。新型コロナウイルスの感染予防対策として、 「天神の湯」では利用人数が男25名以上,女性20名以上で入場制限あり。サウナは当面の間使用不可。脱衣所ロッカーも間隔をあけての利用。
(11:00-20:00,\600/大人,\300/小学生)。毎月26日は入浴料割引(\300/大人,\200/子供)
(問)白馬ハイランドH天神の湯 TEL 0261-72-3450

■小谷村「Hグリーンプラザ白馬」の「奥白馬温泉」
1221mから湧き出る「奥白馬温泉」は美肌効果のある重曹泉でナトリウム炭酸水素塩温泉。泉温は56.5℃、浴室は42℃。PH7.2。白馬コルチナ美人の湯は、ほんのり硫黄が香る黄白濁の湯で、ジャグジー、大風呂、寝湯の3種類の湯船あり。 展望岩風呂、ミストサウナ、ドライサウナ、かぶり湯、檜湯、薬湯、打たせ湯、水風呂など計11種の湯めぐり。展望風呂から自然を眺めながらゆっくりと入浴。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・冷え性・病後回復期・ 疲労回復・健康増進など。日帰り温泉(通常;13:00〜,\1000/大人,\500/小学生)
→当面は外来入浴休止。館内サウナは当面の間休止。
(問)Hグリーンプラザ白馬 TEL 03-6629-7015

■「蓮華温泉ロッジ」
「蓮華温泉ロッジ」は標高1475mの白馬岳・朝日岳への登山口にある山小屋で、雲上の秘湯の蓮華温泉「仙気の湯」は標高1550mにある露天風呂。新緑・紅葉がきれい。7/01林道蓮華線が開通。ヒワ平ゲートは10/中までOPEN。 蓮華温泉駐車場(P70)は土/日/祝は混雑。蓮華温泉までの道路「蓮華車道」(県道505白馬線+白池林道+市道蓮華線)は道幅が狭くカーブが多い。しかも急勾配。白池から先は霧がかかることが多い。対向車とのすれ違いに要注意。 距離は平岩-11km-白池-10km-蓮華温泉。時間:約1H。温泉は仙気の湯、黄金湯、薬師湯、三国一の湯の露天風呂あり。(蓮華温泉日帰り入浴;10:00-17;00,\800/内湯+野天,\500/子供)
糸魚川駅(アルプス口)から「蓮華温泉」まで「糸魚川白馬岳登山バス」(蓮華線)が期間限定で運行。2020年は朝日小屋営業中止。テント泊も不可。糸魚川駅/平岩駅/大所/木地屋/白池/わさび沢/ヒワ平/風吹大池停車。
(バス運賃;\1790/糸魚川駅-蓮華温泉,\310/荷物料、\1210/平岩駅-蓮華温泉,\1070/白池-蓮華温泉,\620/風吹大池-蓮華温泉)
(問)糸魚川バス TEL 025-552-0180
(問)蓮華温泉ロッジ TEL 090-2524-7237

■白馬の日帰り温泉;
1)「Hシェラリゾート白馬」の白馬みずばしょう温泉「古民家の湯」は営業中。07-08月;日帰り入浴不可。
2)「なごみの湯宿」「白馬龍神温泉」は営業中
3)「五竜エスカルプラザ」の「白馬姫川温泉」「竜神の湯」(7/18-8/30)
4)白馬塩の道温泉「倉下の湯」(7/17〜再開)
5)白馬八方温泉の「八方の湯」・「みみずくの湯」は営業中。「おびなたの湯」(12:00-18:00営業)。「郷の湯」は休止中。
6)白馬姫川温泉「天神の湯」「岩岳の湯」は営業中
7)白馬かたくり温泉「十郎の湯」は営業中

■「白馬塩の道温泉」の「倉下の湯」
白馬の松川左岸に1993年温泉を掘り当て、1994年7月に日帰り温泉施設として開湯。感染拡大防止で2020.7/17〜再開。北アの地殻変動で隆起した際、フォッサマグナに封じ込められた海水が、2500万年の時を経て地下1050mの地層から 汲み上げています。半露天風呂で内湯なし。かけ湯あり。塩分・鉄分を含む湯は茶褐色の湯。源泉の温度は48℃。毎分1500リットルの豊富な湯量。加水・加温なしのかけ流し。泉質はナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉。効能は 神経痛、筋肉痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病など。登山やスポーツの後は、半露天風呂から八方尾根を眺めながら、のんびりとかけ流しの温泉で疲れを癒す。塩分が多く 含まれているので体を芯から温まります。(10:00-20:30,\600/大人,\300/小人)
なお、2020.7/23〜;広い駐車場の奥に「倉下の湯CAR STAY PARK」がOPEN。
奥行13m×幅6m。電源付6,電源無4サイト。キャンピングカーや車中泊に便利。24Hトイレ、水道、BBQ可。チェックイン当日14:00〜/アウト11:30。 事前予約要。当日予約は空き状況による。冬季は積雪次第でOPEN。(電源付;\3000/泊,電源無;\1500+\1500/泊)
(問)倉下の湯 TEL 0261-72-7989

■2020.12/3;小谷村北小谷の温泉施設「湯原温泉・猫鼻の湯」が火災で焼失した。
R148の「湯原TN」付近ではほのかに硫黄の香りが漂う。国道から旧道を下った先、急峻な姫川渓谷に囲まれた河川敷に「猫鼻の湯」があります。もとは小谷村猫鼻地区で営業していたが、1996年の蒲原沢土石流災害で流された。 湯原地区の河川敷をボーリングしたところ地下17mで温泉が湧出、2011年6月からプレハブ造りの建物で営業を開始した。掛け流しのお湯とともに手作り感がある小屋の素朴な雰囲気。半露天風呂から望める姫川渓谷が良い。 泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩泉・塩化物温泉(中性低張性高温泉)。pH7.0,泉温は54.7℃。湯はグリーン色。加水、掛け流し。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、慢性皮膚病など。 日帰り入浴。(10:00-18:00,不定休,\500/大人,\200/小人)
2020.12/3;更衣室と男湯・女湯は30分程度で全焼、現地には湯槽だけが残った。建物は失ったが運良く浴槽は焼け残った。経営する清水英雄さんは「泉質がよく尊い温泉。雪が治まれば脱衣所を建てて、春には営業を再開したい」と。
(問)湯原温泉・猫鼻の湯 TEL 090-7010-7286(清水さん)

■小谷村「奉納山」(標高1510m)の中腹、土谷川の流れる土谷渓谷の中土奉納地区(標高700m)にある、山奥の高台に一軒宿「奉納温泉」。
昔から肌に優しい湯「子宝の湯」として知られてきた素朴な温泉です。明治時代に奉納にある湯という屋号の家が炭焼き小屋を建てて入浴したのが始まりらしい。1974年9月引き湯し、1980年に山小屋風の宿泊棟を増築。1995年7月水害で 一時休業。2014年11月県北部地震で施設・浴場が倒壊。2017年4/29に建て替えて再開した。昔は旅館(民宿)ような入口だったが現在は民家風の入口に。屋外にボイラー・貯湯用タンクあり。温泉は自然湧出。浴場は男女別内湯1つ。 浴槽はタイルばりの3〜4人規模と小さめ。湯は無色透明で無臭。とろみのあるヌルヌル感あり。源泉温度(33.2℃)は低いため加温・循環。浴槽温度は約39℃度とぬるめ。湯口の温度は約40℃。pH6.8のナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉。 湧出量は32.1リットル/分。効能はリュウマチ性疾患、婦人病、胃腸病、更年期障害、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消火器病、アトピーなど。飲用は塩素成分でしょっぱい。消化器病、糖尿病、肝臓病などに効く。洗い場は5ヶ所。 昔は奉納温泉の名物として「純粋蜂蜜」を瓶詰で沢山販売していました。場所はR148小谷村下里瀬から姫川を渡り、県道330号(水仙街道)で約5-6km、約15-20分。茅葺き屋根をトタン屋根で覆った集落を通り、温泉はその上に建つ。 日帰り入浴(9:00-20:00,\700/大人,\400/小人)、不定休・冬季(11/下-4/下)休業。以下は昔の写真です。
(問)奉納温泉 TEL 0261-82-2434


★★★スノーピークランドステーション白馬★★★
■久しぶりに白馬にある「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」を訪れた。
隈研吾氏設計の大屋根が特長の建物で2020.7/23にOPEN。木材を基調にした自然を感じる内装と、外には芝生が広がり、目前には白馬ジャンプ台と八方尾根の山岳風景が楽しめます。残雪の五龍岳〜八方尾根〜不帰ノ嶮〜天狗尾根〜白馬三山〜 小蓮華山までの山並みを眺めならが、外のテラス席でスタバのコーヒを飲む人たちが休憩していた。スタバ室内ではPCを使ってワーケーションする人も見かけた。docomo,au,SB,Wi2,STARBUCKSなどの無料Wi-Fi完備。また、白馬山麓の観光情報が 入手できる「白馬村観光局インフォメーション」も併設され、レストラン雪峰もあります。店内にはキャンプ用品やアパレル、限定アイテムなどを販売。週末の混雑とは違い、平日は空いていてのんびりできます。(P60,無料)
(問)スターバックスコーヒー白馬店(7:00-19:00,年中無休) TEL 0261-85-4462
(問)白馬村観光局インフォメーション(9:00-17:00,年中無休) TEL 0261-85-4210
(問)Snow Peakランドステーション白馬店(11:00-19:00),水曜定休 TEL 0261-75-1158

「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」(白馬にて)

■2023;白馬の「スノーピーク フィールドスイート 白馬・北尾根高原」ではサービスを拡充する。
施設は2019年7月、宿泊・飲食が楽しめるグランピングとして開業。八方尾根の北尾根高原(標高約1200m)に宿泊用テントとモバイル型の宿泊施設「住箱」を設けている。運営はスキー場運営の八方尾根開発。今回、宿泊前後の旅行計画の アドバイスを行い、上質なサービス拡充で集客力を高める。5/8〜;新サービス「旅前コンシェルジュ」をスタート。旅行前などに地元に詳しいコンシェルジュに、周辺の飲食店や観光地などの行き先を相談できる。6月からはチェックアウトを 14:00まで対応できる日を設け、24H滞在可。宿泊2日目に施設の専属シェフが手掛ける昼食を楽しめるようにするなど飲食サービスも充実する。
(問)FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN TEL 090-2524-4555(9:00-17:00;土日祝を除く)

■2023;スノーピークとスバルがコラボして、会員向けに1泊2日のキャンプ体験「手ぶらCAMP」をスタート。
「マイスバル」アプリ(スバルオーナー限定のアプリ)で申込み。国内8ヶ所ノーピークでキャンプ用具をレンタル。期間は5/4-2024.3/31。利用予定日の1週間前までに予約要。
「手ぶらCAMP」はテントやシュラフ、焚火台、食器セットなどキャンプに必要な道具一式でレンタルできるプラン、1組5名まで利用可。設営や道具はスタッフが講習、初心者でも安心してキャンプを楽しめる。
対象は新潟三条、白馬(LAND STATION HAKUBA)、愛知豊田、大阪箕面、高知越知、高知土佐清水、大分日田、帯広のスノーピーク。(料金;\51700円,12-3月はウィンタープランで\57200円)
手ぶらCAMP by Snow Peak(SUBARU)
スノーピーク

■白馬にはアウトドアショップが点在。10店舗以上。

「patagonia白馬店」(白馬にて)
白馬駅近くの「patagonia白馬店」に立ち寄ってきました。大きな山小屋のような建物で、スキー・スノーボード、登山、トレッキングなどアウトドア商品を展示・販売。
他にも近くにアウトドアショップがあります。
(問)パタゴニア白馬 TEL 0261-72-7570(12:00-19:00,第3水曜定休)
(問)ザ・ノース・フェイスGRAVITY白馬 TEL 0261-85-2855(12:00-20;00)
(問)モンベルルーム白馬八方店 TEL 0261-85-2205(9:00-18:00,不定休)
(問)フルマークス白馬店 TEL 0261-72-7344(12:00-20:00,水曜定休)
(問)好日山荘白馬店 TEL 0261-85-2560(11:00-20:00,水曜定休)

■白馬村八方口の「スノーピークランドステーション白馬」がグランドオープンした。
感染拡大の影響による限定営業から、すべてのサービスを開放。Snow Peak Store、レストラン雪峰、Starbucks、白馬村観光局。芝生のイベントエリアを新たに展開し、地元生産者と観光客がつながる「週末マルシェ」などの企画を 提供。週末マルシェはイベントエリアに、農産物・加工食品・クラフト・アート・ワークショップなど信州で生み出された品々がそろう。週末・祝日はランドステーション白馬駐車場の混雑が予想される。満車時は「A coopハピア」等を利用。
11:00-19:00;Restaurant 雪峰(TEL 0261-75-1159)
08:00-21:00;Starbucks coffeeスノーピークランドステーション白馬店(TEL 0261-85-4462)
09:00-17:00;白馬村観光局インフォメーション(TEL 0261-85-4210)
11:00-19:00;スノーピークランドステーション白馬店(TEL 0261-75-1158)

■「スノーピークランドステーション白馬」では、電動アシスト自転車のレンタルサービス「Snow Peak GO」を開始する。
店舗はキャンプ場やレストランを併設した体験型商業施設として、5/23;開業した。感染拡大を受け、当初は県在住の人のみに来場客を限定していたが、6/下から緩和。現在は県外からも利用できる。白馬三山を眺めながら、 白馬の田舎道をゆっくりポタリング。屋外でコーヒーやサンドイッチが楽しめる軽食セット(スノーピークカフェセット)+自転車レンタル。八方ポタリング/岩岳ポタリング(\7000〜;半日コース;レンタル込み)
グリーンシーズン中は農産物や加工食品などが購入できる「週末マルシェ」も開始。
(問)スノーピークランドステーション白馬店 TEL 0261-75-1158

■「スノーピークランドステーション白馬」も本格的な営業をスタート。
大きな屋根と木組みが特徴の「SnowPeak LAND STATION HAKUBA」(スノーピークランドステーション白馬)。グランドオープンのセレモニーには、世界的に活躍する建築家で建物を設計した隈研吾さんも出席し、オープンを祝いました。 隈研吾さんは、2021東京オリンピックで開閉会式などが行われる新国立競技場を手がけたことで知られています。「人間にとって懐かしい木の枝の感じを再現した。いろいろな種類の白馬の自然の豊かさが味わえるという意味で最高の ロケーションを探していただいた」と。JR白馬駅の近くにある施設は、ショップやレストラン、キャンプができるエリアなどが整備されています。05月にオープンしたが、新型コロナの影響で利用者を県民に限り、サービスも縮小して 営業していた。アウトドア用品のショップには白馬限定の商品が並ぶほか、レストランでは、白馬の景色を眺めながら、信州産の食材を使った料理が楽しめます。スノーピークの山井太会長は「東京の方は残念ですけど、東京以外の方は たくさんお越しいただいて、白馬の魅力を感じてただければうれしい」と。広い敷地には、「レストランや店舗」「野遊び」「イベント」の3つのエリアがあり、白馬村の新たな拠点となる複合観光施設として期待されています。連休中、 芝生広場では地元の農産物や加工品を販売するマルシェが開かれるほか、キャンプエリアは、この4連休は予約で一杯。観光客は「すごく空気が澄んでいてきれい。つくりもこだわっていてお洒落れ」と。

■白馬村に新しい観光スポット「スノーピークランドステーション白馬」がオープンした。
初日から多くの人が訪れた。11:00;開業前から200人が列を作り、入場前にはスタッフが検温や身分証を確認。感染対策で入館は最大50人に制限し、2-3時間待ちとなった。スノーピークの愛好家や観光客が買物を楽しみ、雄大な白馬三山を眺めながら、 店舗内のカフェやレストランで思い思いの時間を過ごしていた。
※「スノーピーク」は白馬村に体験型複合施設「Snow Peak LAND STATION HAKUBA」(スノーピークランドステーション白馬)をスモールオープンする。
レストラン「雪峰」(11:00-19:00)、スノーピークランドステーション白馬店のストア(11:00-19:00)、スターバックスコーヒー・スノーピークランドステーション白馬店(11:00-19:00;テイクアウトのみ)、白馬村観光局インフォメーション(11:00-17:00)
(問)Snow Peak LAND STATION HAKUBA(宿泊予約) TEL 0261-75-1158
(問)雪峰(予約) TEL 0261-75-1159

■2022.9/10;白馬村・小谷村出身者が小谷村「栂池高原スキー場」近くにパブ併設のクラフトビール醸造所「白馬ビールガレージ」を開業する。
9/3-9/4;試飲会が開かれ、初めて仕込んだ3種類のクラフトビールをお披露目した。運営会社は2021年9月起業、2022年6月に醸造免許を取得。2021.8/14-9/12;CFでは344万円の支援があった。店舗兼醸造所は計約270uで年間約2万Lの醸造を目指す。 商品は雪解け水ですっきりとした味わいに仕上げた「ヴァイツェン」と、香りが特徴的な2種類の「IPA」を披露。「山菜で香りを付けたりホップを育てたり、地元産の原料を生かした事業を展開したい」と。 価格は\600-\800/330ml
reth HAKUBA CRAFT twitterreth HAKUBA CRAFT IG

■9/17〜;小谷村「栂池高原」のクラフトビールブルワリー「白馬ビールガレージ」を運営するrethは、ボトルビールの販売を開始した。
「HAKUBA CRAFT」の名称で小売店やWedサイトで販売。観光客や地元住民など「多くの人に飲んでもらいたい」と。

■北ア山麓の「白馬バレー」出身の青年3人が地元の雪解け水を使ったクラフトビール「HAKUBA CRAFT」の製造・販売会社をつくり、醸造を始めた。
小谷村「栂池高原スキー場」の鐘の鳴る丘G前に、パブを備えた醸造所「HAKUBA BEER GARAGE」を開設。9/10;パブ営業を開始、9/17;白馬、小谷村のコンビニやオンラインでも販売。1990年以降スキー離れが進み、さらに近年は新型コロナも あって地元が衰退してきたのを懸念。古里の活性化に貢献したいと、2021年9月に会社「reth」(白馬村北城)を設立、CFで資金を募り、店舗を改装した醸造所で2022年7/下からビール造りをしている。ビールは、ドイツの伝統的なヴァイツェンの 「Awayuki」(アルコール3.5%)(\600)、クラフトビールの代名詞ともいえるIPAの「Avalanche」(5.5%)(\700)、ヘイジーIPAの「Tropical Snow」(7%)(\800)の3種類。白馬の雪解け水が地中に染み、大地でろ過され湧き出た水を使用し、 330mlの瓶詰で最大月産5000本を製造。いずれホップを地元で生産する計画もある。ラベルは白馬の景色や旅のイメージを前面に出し、外国人客にも分かる英字表記。代表は「クラフトビールを通じ白馬・HAKUBAの名を国内外に広め、観光での 来訪だけでなく、移住や雇用にもつながれば。もう一度、活気ある白馬バレーを取り戻したい」と。

■長野市のエターナルストーリーは「道の駅中条」を核にした地域再生モデルの構築に取り組んでいる。
エターナルストーリーは老朽化で集客力が低下した施設を、長野に魅せられた移住者や若者の視点でテコ入れすると同時に、高齢化による活力低下など地域課題の解決も目指す。「観光施設再生を通じて長野を元気にする」をミッションに 長野市内で6つの観光施設を運営する。その一つが「道の駅中条」。「ナガノフォレストビレッジ」などと共に長野市から指定管理者として5年契約で運営を受託。道の駅中条は2021年に運営を開始。
「道の駅中条」は長野と白馬を結ぶオリンピック道路沿いにあるドライブイン。スキーや登山で良く利用している休憩所。道の駅では郷土色豊かな特産品等を販売、中条名物の「おぶっこ」、「笹おやき」、「ぴり辛にらせんべい」、 「西山大豆」。中条地区の農家が新鮮な朝採り野菜や果物を持ち寄って販売する。西山地域の道の駅(中条・小川・信州新町)では130の加盟農家が持ち寄る農産物が並んでいます。春は山菜・タケノコ、野菜はナス・キュウリ・トマト・ネギなど、 果実はりんご・モモ・スイカ・巨峰・柿など、秋はきのこ・そば。冬は大豆や新米。中条といえばお菜採りが有名で特産の野沢菜の漬物等も販売。道の駅中条は1995年開業から25年以上が経ち、施設が老朽化、2021年4月にリニューアル。 マルシェ風直売所になった。山間地の中条では高齢化率が62.1%と高く、野菜などを持ち込む登録農家が高齢化し、離農する農家や運転免許返納で農産物を運べない農家も出てきた。「道の駅の収益を高めるには地域を丸ごと活性化する必要が あった」という。16人のスタッフの3割を占める移住者を中心に、地元では魅力が見過ごされがちな商品の強化を行った。注目したのはジビエ。隣接するジビエ加工センタから入手できる新鮮な鹿肉を用いたハンバーガーなどをメニュー化。 さらに「山駆けるジビエ」ブランドを立ち上げ鹿ジャーキー、鹿サラミ、鹿ソーセージ、鹿スモークの4品を開発。食堂では「鹿肉バーガー」(テイクアウト)や「鹿肉ローストディア」、「森の鹿肉カレー」なども食べられる。道の駅中条と いえばジビエと言われるまでに育てたいと。約130軒ある登録農家との関係構築も進めている。スタッフと農家が車座になり茶飲み話をする「お茶っこ会」を開き、距離が縮まり、口の重い農家から困りごとや運営への不満を聞くことができるという。 移住者が地域に溶け込めるよう飲み会を開いたり、域外から人を呼べるイベントを地元と共催するなど定住人口や関係人口を増やす活動も行っている。2022年の道の駅の売上げは物販が前年比44%増、飲食が70%増と伸びた。中条地区の地域再生が 成功したら、県内約50ヶ所の道の駅や老朽化した観光施設などに応用してみたいという。道の駅中条まで白馬から25km,車30分。長野I.Cから22km,車40分。(9:00-16:00,無休,P50)
(問)道の駅中条 TEL 026-267-2188



■北ア(飛騨山脈)北部に位置する「杓子岳」(2812m)は氷河の可能性が示唆されています。

「北ア北部の雪渓・氷河」(clickで大きく表示)


2012年4月以降で発見された氷河は全て北アに存在する。立山「御前沢氷河」、真砂岳「内蔵助氷河」、剱岳「三ノ窓氷河」・「小窓氷河」・「池ノ谷氷河」、鹿島槍ヶ岳「カクネ里氷河」、唐松岳「唐松沢氷河」。

北アには冬に降り積もった雪が谷に寄せ集められた雪渓が数多くある。雪渓下では長時間かけて「氷体」が形成され、流動性を持つものが「氷河」とされる。新潟大学山岳環境研究室では、北ア「杓子岳」でも、永久凍土の調査が 開始された。9/上;新潟大理学部の奈良間千之教授(自然地理学)の研究室がドローンや小型ボーリング機を使って掘り進めている。空撮による経年変化・質量の観測、地中レーダー(高周波の電磁波)による氷厚観測、GNSS測量機による 流動観測。雪渓にポールを立て位置の変化を測定。ボーリング機による氷体の掘削など。杓子岳北カールの岩石氷河において、永久凍土の分布可能性を調査しています。杓子沢雪渓は杓子岳の北カールにあり、岩石氷河は標高2500m〜2700m。 「杓子沢雪渓」の他、「不帰沢雪渓」・「白馬沢雪渓」でも調査を実施中。
2018年1月;信大と大町山岳博物館信、県環境保全研究所、立山カルデラ砂防博物館は2014年「カクネ里雪渓学術調査団」を結成し調査開始。北ア「鹿島槍ヶ岳」(標高2889m)の「カクネ里雪渓」が氷体が氷河である認定された。 国内では立山の3ヶ所に次ぐ発見で県内では初めて。カクネ里雪渓は鹿島槍ヶ岳の標高1895-2016mにあり、長さ約790m、幅280m、厚さは30m以上。2014年9-10月の24日間で12-17cm流動したという。
2019年10月;奈良間千之教授の調査で北ア「唐松岳」にある「唐松沢雪渓」が国内7番目で氷河と認定された。標高1750m-2280mにあり、氷体は最大約35mの厚さ、全長約1.1km、1ヶ月間で最大約25cmの流動した。
2012年立山カルデラ砂防博物館研究チームが調査し、立山の御前沢、三ノ窓、小窓の氷河と認定。厚さは30m以上、三ノ窓の氷体は最大厚さ60mで長さ1kmを超える。
御前沢雪渓は立山雄山東で標高2500m-2780mにあり、長さ780m、幅185mで、氷体厚さ27m、長さ700m、1ヶ月で5cm流動。秋の約1ヶ月間で三ノ窓と小窓は30cm流動した。
富士ノ折立の内蔵助雪渓は標高2600-2830mにあり、氷体の厚さ30m、長さ350m、幅120m。剱岳西の池ノ谷雪渓は標高1800〜2300mにあり、氷体の厚さ30m、長さ950m、幅110m。
なお、白馬岳「白馬大雪渓」は下部が空洞で氷河ではないという。唐松沢雪渓は白馬山麓、白馬岩岳、栂池高原などから見える。

■以前にあった「小谷・白馬・大町市塩の道祭り」と善光寺「八幡屋礒五郎」の唐辛子のコラボ

「善光寺八幡屋礒五郎」(小谷村にて)

「初夏〜夏の栂池自然園」(7/下:栂池自然園にて)




桜咲く中綱湖にて(5/初)

菜の花畑・鹿島槍ヶ岳・五龍岳(5/上:大町・中山高原にて)

「芝桜」(5/上:農具川白塩町河川公園にて)

「桃の花」(5/上:松川村にて)

「静の桜公園」(大町美麻大塩にて)(05/上)

「春の爺ヶ岳」(大町公園にて)

「夏の爺ヶ岳」(大町公園にて)

「晩夏の爺ヶ岳」(爺ヶ岳にて)

「紅葉の爺ヶ岳・種池山荘」(爺ヶ岳にて)

「晩秋の爺ヶ岳」(爺ヶ岳にて)

「晩秋の鹿島槍ヶ岳」(爺ヶ岳にて)

「晩秋の鹿島槍ヶ岳」(冷乗越/赤岩尾根分岐にて)

「晩秋の布引山・鹿島槍ヶ岳」(冷乗越/赤岩尾根分岐にて)

「朝日を浴びた秋の鹿島槍ヶ岳」(冷池キャンプ場にて)

「早春の鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「早春の鹿島槍ヶ岳(南峰・北峰)」(大町公園にて)

「春の鹿島槍ヶ岳」(鹿島槍・黒沢高原にて)

「秋の鹿島槍ヶ岳」(鹿島槍・黒沢高原にて)

「初雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「初雪の鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「初冬の爺ヶ岳(南峰・中央峰・北峰)」(大町公園にて)

「初冬の鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「冬の朝の爺ヶ岳」(大町公園にて)

「冬の朝の鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「冠雪した冬の爺ヶ岳」(大町公園にて)

「冠雪した冬の鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「冬の朝の爺ヶ岳」(鹿島槍スキー場にて)

「冬の朝の鹿島槍ヶ岳」(鹿島槍スキー場にて)

「残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「信濃大町駅」(信濃大町駅にて)

「大町公園の桜」(大町公園にて)

「大町観光道路の桜並木」(大町観光道路にて)

「桜と残雪の鹿島槍ヶ岳」(PM)

「桜と残雪の爺ガ岳・鹿島槍ヶ岳」

「桜と残雪の爺ガ岳・鹿島槍ヶ岳」

「桜と残雪の爺ヶ岳」

「桜と残雪の鹿島槍ヶ岳・五竜岳」

「桜と残雪の鹿島槍ヶ岳」(PM)

「桜と残雪の爺ガ岳・鹿島槍ヶ岳」

「桜と残雪の鹿島槍ヶ岳・五竜岳」

「大町観光道路の桜」(大町観光道路にて)

「残雪の黒部ダム」

「残雪の黒部湖」

「残雪の黒部川」(黒部ダム下)

「残雪の立山」(黒部湖より)

「朝日を浴びた残雪の立山・タンボ平」(黒部平より)

「朝日差す残雪の立山」(4/下;黒部平-大観峰にて)

「残雪の立山:雄山・大汝山・富士ノ折立」(4/下;立山・室堂にて)

「残雪の立山:別山・真砂岳」(4/下;立山・室堂にて)

「残雪の立山:劔御前・劔御前小舎・別山」(4/下;立山・室堂にて)

「残雪の立山:剱岳・劔御前・劔御前小舎」(4/下;立山・室堂にて)

「残雪の剱岳」(4/下;立山・室堂にて)

「立山・山スキー」(4/下;立山・浄土山にて)

「朝霧の青木湖と朝陽昇る青木湖」(大町・青木湖にて)

「早春の青木湖」(青木湖にて)

「ご来光の青木湖」(青木湖西湖畔にて)

「蕾ほころぶ桜と青木湖」(青木湖東湖畔にて)

「一本桜と青木湖」(青木湖東湖畔にて)

「大山桜・桜と青木湖」(青木湖東湖畔にて)

「春の青木湖」(5/上;大町・青木湖にて)

「朝の青木湖」

「夕暮れの青木湖」

「初秋の青木湖」(青木湖にて)

「白馬鑓ヶ岳と桜」(青木湖東湖畔にて)

「菜の花畑と爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町中山高原にて)

「桜咲く大峰高原」(池田町大峰高原にて)

「新緑」(池田町陸郷・桜仙峡にて)

「初夏の大町ダム」(信濃大町にて)

「残雪の白馬岳・天狗尾根」(立山・黒部にて)

「残雪の天狗尾根・天狗の大下り」(立山・黒部にて)

「残雪の唐松岳・大黒岳」(立山にて)

「残雪の五竜岳」(立山にて)

「残雪の五竜岳・G5・G4・北尾根の頭」(立山にて)

「残雪の鹿島槍ヶ岳(南峰)」(立山にて)

「残雪の牛首山・鹿島槍ヶ岳・布引山」(立山にて)

「残雪の鹿島槍ヶ岳・爺ガ岳・岩小屋沢岳」(立山・黒部にて)

「残雪の唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳」(立山・黒部にて)

「残雪の爺ヶ岳(南峰・中峰・北峰)」(立山にて)

「残雪の爺ヶ岳(南峰・中峰・北峰)」(立山にて)

「残雪の爺ヶ岳(南峰・中峰)」(立山にて)

「残雪の針ノ木岳」(立山にて)

「残雪のズバリ岳・針ノ木岳」(立山にて)

「残雪の爺ガ岳・岩小屋沢岳・鳴沢岳・赤沢岳」(立山にて)

「残雪の鳴沢岳・赤沢岳・ズバリ岳・針ノ木岳」(立山にて)

「残雪のズバリ岳・針ノ木岳」(立山にて)

「残雪の不動岳・南沢岳・奥に常念岳」(立山にて)

「残雪の南沢岳・烏帽子岳・三ツ岳・野口五郎岳」(立山にて)

「残雪の野口五郎岳・真砂岳」(立山にて)

「野口五郎岳カール・真砂岳・東沢・水晶岳」(立山にて)

「残雪の水晶岳・赤牛岳」(立山にて)

「残雪の赤牛岳」(立山にて)

「雪の大谷」(5/上;立山・室堂にて)

「稲穂」(池田町にて)

「小熊山〜鬼塚山の麓に広がる田園の稲穂」(大町にて)

白い花の咲くそば畑(大町常盤清水・平・池田町広津にて)

白い花の咲くそば畑(大町平にて)

白い花の咲くそば畑(大町八坂切久保にて)

白い花の咲くそば畑(大町美麻新行にて)

「有明山山麓に広がるそば畑」(松川村神戸にて)

赤い花の咲くそばの畑(穂高にて)

「秋色の田園風景」(松川村にて)

アサギマダラ(大町・中綱にて)

フジバカマ(初秋の中綱にて)

フジバカマ(初秋の旧ヤナバスキー場にて)

「初秋の青木湖」(青木湖にて)

「大峰高原の七色大カエデ」(10/下-10/末)

「大峰高原の七色大カエデ」(10/末-11/上)

「高瀬ダムの紅葉」(10/中;高瀬渓谷にて)

「晩秋の中綱湖」(11/上;大町・中綱湖畔にて)

「秋の青木湖」(青木集落)(10/中;大町・青木湖にて)

「秋の青木湖」(秋葉崎周辺)(10/中;大町・青木湖にて)

「秋の青木湖」(佐野坂スキー場)(10/中;大町・青木湖にて)

「秋の青木湖」(白馬岳・佐野坂丘陵)(10/中;大町・青木湖にて)

「秋の鹿島槍ヶ岳」(10/上;大町・黒沢高原にて)

「鷹狩山からの冠雪した北アルプス」(11/中;大町八坂鷹狩山にて)

「美麻からの冠雪した爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(11/中;大町美麻にて)

「冠雪の餓鬼岳・餓鬼のコブ・唐沢岳」(大町公園にて)

「冠雪の餓鬼岳」(大町公園にて)

「冠雪の七倉岳」(大町公園にて)

「冠雪の北葛岳」(大町公園にて)

「冠雪の蓮華岳」(大町公園にて)

「冠雪の赤沢岳」(大町公園にて)

「冠雪の鳴沢岳」(大町公園にて)

「冠雪の岩小屋沢岳」(大町公園にて)

「初冬の北アルプス」(池田クラフトパーク安曇野にて)

「初冬の有明山」(池田クラフトパーク安曇野にて)

「初冬の餓鬼岳・蓮華岳」(池田クラフトパーク安曇野にて)

「雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町山麓にて)

「冬の青木湖」(青木湖湖畔にて)

「雪の青木湖」(鹿島槍・黒沢高原にて)

「雪の鹿島槍ヶ岳」(鹿島槍・黒沢高原にて)

「雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「雪の仁科山地」(大町・中綱湖にて)

「朝日に照らされる雪原の大峰高原」(池田町にて)

「冬の大峰高原・白樺の森」(池田町にて)

「冠雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(池田町にて)

「冠雪の爺ヶ岳」

「冠雪の鹿島槍ヶ岳」

「冠雪の五龍岳」

「冠雪の蓮華岳」

「雪の安曇野ちひろ美術館と安曇野ちひろ公園」(松川村にて)

「雪の有明山」(松川村にて)

「雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳と安曇野ちひろ公園」(松川村にて)

「朝輝く冠雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町・八坂にて)

「冠雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町にて)

「冠雪の爺ヶ岳」(大町にて)

「冠雪の鹿島槍ヶ岳」(大町にて)

「冠雪の鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(大町・八坂にて)

「冠雪の赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳の稜線」(大町にて)

「冠雪の七倉岳・北葛岳・蓮華岳」(大町にて)

「雪の岩小屋沢岳と手前の鬼塚山・小熊山」(大町にて)

「雪見の露天風呂」(大町温泉郷・薬師の湯にて)

「雪の大峰高原・白樺の森」(池田町にて)

「残雪の北アルプス(後立山:爺・鹿島槍・五龍)」(3/初;大町公園にて)

「春霞の仁科三山」

「早春の鹿島槍ヶ岳」

「早春の爺ヶ岳」

「立山・黒部アルペンルート」

「春の燕岳〜北燕岳〜餓鬼岳」(大町公園にて)

「春の餓鬼岳・唐沢岳・船窪岳・七倉岳」

「春の七倉岳・北葛岳・蓮華岳・赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳」

「春の赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」

「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(大町公園にて)

「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」

「春の爺ヶ岳」

「春の鹿島槍ヶ岳」

「春の五龍岳」

「春の仁科三山(爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳)」

「春の白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳」(大町公園にて)

「春の大町公園」(大町桜まつり:開花直前)

「春の山博」

「秋の鹿島槍ヶ岳」(八方尾根にて)

「冬の木崎湖」(西湖畔より)

「冬の木崎湖」(東湖畔より)

「The Lake KIZAKI in the winter」(at Mt.kogumayama)

「冬の青木湖」(青木湖にて)

「冬の青木湖」(鹿島槍スキー場にて)

「早朝の青木湖」(大町・青木湖にて)

「桜咲く中綱湖」(大町・中綱湖にて)

「春の青木湖」(大町・青木湖東湖畔にて)

「春の青木湖」(大町・青木湖西湖畔にて)

「雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町公園にて)

「雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(大町山麓にて)

「冬の青木湖」(青木湖湖畔にて)



★〜〜〜大町・黒部・立山・松川・池田エリア〜〜★
★News★
■2/28;13:00-16:00;大町「サン・アルプス大町」で「北アルプスのライチョウをとりまく今を知る」開催。
国の特別天然記念物で絶滅危惧種でもあるライチョウの保護のあり方について、専門家から学ぶ講座。県環境保全研究所主催。ライチョウや高山帯調査や保護分野の専門家5人が、気候変動による生息環境への影響や野生復帰の 取り組みなどを紹介。(受講無料,定員;150名;事前申込制)
(問)県環境保全研究所飯綱庁舎 TEL 026ー239-1031

■白銀の山に抱かれた真っ青な「青木湖」
冬の大町ではスキー、ワカサギ釣り、冬キャンプなどが楽しめる。青木湖のほとりに絶景を楽しみながら心も体も温まる新たな癒しスポットが注目を集めている。2024年10月に完成した「Hakuba Zekkei Sauna ao」は、青木湖湖畔に建ち、 前面ガラス張りのサウナで、美しい青木湖と白馬三山の景色を見ながら心身ともにリラックスできる。サウナは12人利用可、蒸気で体感温度を上げる「ロウリュ」も。水風呂あり。夏は青木湖へダイブ、冬は雪にダイブも。
「ao lakesidecafe」は天井が高い店内は開放感があり、地元の食材を使った信州サーモンやソーセージ、ステーキ、パンケーキ、ホットドッグ、各種ドリンクなどを提供。
(サウナ;10:15〜17:30,2H制,\3500人,予約優先,水曜定休,カフェ;8:00ー21:00)。アクセス;信濃大町から13km/車20分,白馬駅から10km/車15分)
(問)ao lakesidecafe TEL 0261-85-4010

■2/11;「大町あめ市」で能登半島地震復興支援につなげようと、スギヨ(石川七尾)の「ビタミンちくわ」を使ったレトルトカレーを販売。
大町市大町西小の児童たちは「復興までまだ長い道のり。持続可能な支援で能登を元気づけたい」と「ビタミンちくわ」を使ったレトルトカレーを開発。カレーの箱は児童がデザインを考案。商品の特徴を分かりやすく伝え、 カレーを食べて被災地の人とつながる気持ちを込めて描いている。販売元のスギヨが児童のデザイン案の中から最終決定する。

■〜1/31;能登半島地震の被災地を支援しようと、大町の15飲食店が「スギヨ」(石川七尾市)の「ビタミンちくわ」を使ったメニューを提供する「信濃大町ビタミンちくわフェア」開催中。
ビタミンちくわは1952年に製造が始まり、生産量の7割が県内で消費。1956〜1963年の「黒部ダム」建設の作業員がビタミンちくわ入りのカレーを食べていた縁もあり、同社は大町の小学校で食育に取り組んできた。ちくわの製造工場は 地震で天井が崩落するなどし、5ヶ月間製造中止。今回のフェアは約70年間にわたって長野県の食卓を支えてきたスギヨへの恩返しと被災地支援につなげようと、市が企画。市内の飲食店が協力し、おでんやパン、スープカレーなど、 ビタミンちくわを活用したメニューを提供。抽選で景品が当たるキャンペーンもあり、フェアに参加した飲食店の店頭や、Instgramへの写真投稿を通じて応募。市まちづくり産業課は「長野とスギヨのつながりは強く、大町にもビタミンちくわが 根付いている。今回のフェアのメニューも定着していけば」と。

■1/8〜;大町常盤須沼の農産物直売所「かたくり」で凍りもち部会による、伝統の保存食「凍りもち」作りが始まった。
手作業で凍りもちを作っている。凍りもちは、県内でも特に寒さが厳しい場所の自然条件を生かし、伝統的に作られてきた保存食。使用するもち米は契約栽培された市内産の「もちひかり」。一つずつ和紙で丁寧に包み、10個で1連にして 大きな水槽に2日間浸してから軒下に吊るす。

■1/9;大町で移住者向けの「雪道運転講習会」が開かれた。
大町市には年間約100人が移住。関東/関西からの移住者が多く雪道ドライブは初めてという人もいる。スキー場の駐車場で急ブレーキを踏む体験や雪道路上教習が行われた。 冬は除雪された雪が路肩に残り道幅が狭くなるので要注意、圧雪路やブラックアイスバーンは要注意。過信せず、安全運転を心掛けること。
(問)大町自動車教習所 TEL 0261-22-1510

■1/11-2/24;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で「冬の公園で遊ぼう!」が開幕。
そりゲレンデ、スノーシュー、歩くスキーなど雪の公園で楽しむ催し。今冬は天然雪に恵まれ、入口広場やアルプス広場では「そりゲレンデ」が楽しめる。 屋内休憩所・大草原の家の近くに「そりゲレンデ」があり、最大約50mの滑走が楽しめる。プラスチックそり、スノーチューブなどの無料レンタル。(入園料別)

■1/14;大町温泉郷「黒部観光H」で、北アルプス広域連合などの「新春賀詞交歓会」が開かれた。
大北の各界代表者ら約130人が参加。鏡開きなどで新年のスタートを祝い、飛躍の一年を誓い合った。大糸タイムス社主催。

■1/11-1/13;3連休に大北各地で小正月の伝統行事「どんど焼き」が行われている。
地域によっては三九郎やおんべ、左義長とも呼ばれ、正月飾りやだるまなど縁起物を竹で組んだやぐらとともに燃やし、正月に各家庭で迎えた年神様を炎で見送るとともに、一年の無病息災や家内安全を祈る。1/11;青空が広がり、 白馬村北城の白馬町では、地元有志でつくる白馬町活性化推進委員会が毎年恒例のどんど焼きを「白馬ウイング21」近くで行い、地域住民や子どもら約50人が参加した。

■1/12;12:15-14:30;大町市「消防出初式」が「中央通り」・「大町文化会館」で開かれた。
12:15-13:00:中央通りの仁科町交差点〜九日町交差点間で、市中パレード。市消防団や市内各地区の自主防災会、北アルプス広域消防本部、日赤奉仕団など地域の消防防災に関わる機関・団体や園児たちが街中を行進。 13:15-14:30;「大町文化会館」の大ホールにて「出初式式典」が開かれた。今年1年の無災害を祈念し、消防防災意識の向上を図るとともに、地域の安心安全や災害に強いまちづくりに向け気持ちを新たにした。

■1/11;大町市「西公園」の「天然スケート場」が滑走可。
1月の寒波の影響で厳しい冷え込みが続き一気に結氷した。2024年に比べ2週間早いOPEN。西公園スケート場は、グラウンドに水を張って凍らせた場所で市スケートクラブが管理。1月以降最低気温が-10℃を下回る日もあり、夜間に水をまいて 氷の層を厚くしてきた。1/10;10cmの氷が張った。1/16〜;同スケート場で市ポーツ協会のスケート教室が始まる。

■大町の小学校で「スキー学習」が始まった。
「爺ガ岳スキー場」と「鹿島槍スキー場」でウインタースポーツの楽しさを体感。1/10;爺ガ岳スキー場で大町南小・大町東小の児童がそりとスキーを体験。同スキー場「Gスキーアカデミー」のインストラクターが指導。ほとんどの児童は 経験者で斜面での足慣らしの後すぐリフトに乗ってゲレンデを滑走していた。

■大町の2024年1年間の出生数が87人、初めて100人を割った。
2023年から15人減少、10年前に比べて約半数。人口減少と比例し子育て支援や移住定住などの対策が急務。大町市では子育て支援や相談体制の充実、移住定住促進などを展開してきたがこれまで以上の支援対策が求められる。 大町市内出生数は2000年まで300人を維持してきたが、その後右肩下がりで2009年には初めて200人を割った。大町市は「危機感を持って、安心して子どもを生み育てられる施策を続けていきたい」と。

■2024.12月;大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は「2025大糸線壁紙カレンダー」(2025年版)を制作した。
大糸線壁紙カレンダー2025(ダウンロード)してPCの壁紙として利用可。大糸線は1957年全線開通した。 表紙は八方尾根とあずさ号の水鏡。1月雪の大糸線、2月雪の五竜岳・八方尾根とあずさ、3月雪の松本城、4月桜と常念岳とあずさ、5月池田クラフトパークと有明山、6月夜の小谷駅と電車。7月松川村の田園とリゾートビューふるさと、 8月安曇野の田園稲穂と普通電車、9月木崎湖とあずさ号、10月小谷村のススキと普通電車、11月大町イチョウと普通電車、12月雪の糸魚川とえちごトキめきリゾート雪月花。

■「大町エネルギー博物館」は雪の上に刺した木製ポールが雪解けで倒れる日を予想する「大町エネ博春待ポール2025」が始まった。
2024年度は12月にまとまった降雪があり、早くから融雪溝の積雪が1mを超え、12/17;ポールを設置。過去12回の開催で最も早い時期の設置。ポールが倒れる日を予測的中した人に同館の年間パスポートをプレゼントする。 過去の接地で最も早かった2022年は降雪が早く、設置は12/27、3/24には倒れた。

■大町上原の親水公園「わっぱらんど」を管理する「わっぱらんどの会」は2024年をもって解散。
1999年設立から25年、環境整備やイベントなどに取り組んできたが、会員の高齢化や減少により継続が困難となり、節目を契機に活動に一区切りをつける。今後はNPO法人「ぐるったネットワーク大町」が事業を継承する。 わっぱらんどは北アの雪解け水を市所有の農業用温水路「ぬるめ」をまちづくりに活用し、自然に親しみながら大町の文化を継承しようとスタート。住民と行政、企業が手を携え「大町グランドワークわっぱらんどの会」を設立、 市民が主体となって水路周辺であずまやの建設や夏祭りの開催など活動を展開してきた。

「くろよん・バス60フラッグ」(大町市)
■大町市プロモーション委員会は、2024年行われた関電TNバス開通60周年の「くろよん・バス60」(4/15-11/30)で使用したフラッグ(60枚)を抽選でプレゼント。
受付;12/13-12/25;QRコードから応募。2023年黒部ダム竣工60周年「くろよん60フラッグ」のプレゼントも好評で、2024年も要望が多かったことから実施。応募者が予定枚数を超えた場合は抽選。1人1回。複数回は無効。
(問)同委員会 TEL 0261-23-4081(大町市観光課・大町市観光協会(9:00-17:00)

■12/初;大町「木崎湖」で「ワカサギ釣り」が盛りを迎えています。
冬の湖といえばワカサギ釣り。昔から冬の木崎湖ではワカサギ釣りが行われ、釣ったワカサギを天ぷらで食べる。これが美味い。西海ノ口のキャンプ場「木崎湖POW WOW」では、湖上に浮かんだ船の屋内から釣りが楽しめます。 多くの釣り人が訪れています。ドーム船は雪や風を防ぎストーブもあって冬でも暖かい。なお、真冬は冷えるため防寒着(スキーウェア,ダウン等)を。ドーム船にはトイレあり。飲食は持参。
船は7:00〜15:00。仕掛け;\330〜,餌;\230,レンタル竿;\880/手動,\1700/電動,レンタルセット(\1700;一式)など。
料金;ドーム船(定員;6名/14名;\4200/大人,\3700/中学生以下),遊漁券(\1000/1日券大人)、貸切あり。
9:30/13:00;「わかさぎ釣り体験」(3H);手ぶらでOK。釣り+天ぷら(\5700/大人,\5200/中学生以下,遊漁券;\1000/高校生以上)(予約制)
(問)木崎湖POW WOWキャンプ&アウトドア TEL 0261-85-2494(8:30-18:00)

■大町市は「おおまぴょん」への年賀状を募集。
応募者にはおおまぴょんから返信、抽選で20人に特撰おおまぴょんグッズが当たる。おおまぴょんは「みんながくれるメッセージを年の初めに読むことでがんばるぞという気持ちになっています。今年も楽しみに待っています」と。 抽選対象は2025.1/10までに届いた年賀状。
おおまぴょんに年賀状を送ってね☆2025(おおまぴょんの年賀状デザイン)
(送付先)〒398-8601長野県大町市大町3887大町市役所おおまぴょん宛 TEL 0261-22-0420

■大町「北アルプス学びと遊びの旅行社」はJR大糸線を題材にした「2025年カレンダー大糸線讃歌」を販売。
四季折々の風景を美しく切り取った写真が人気で、2023年は早々に完売。2024年は2倍の2000部を印刷。 カレンダーはA4判見開きカラー16頁。SNSで写真を募り、糸魚川〜豊科で撮影された26枚。大糸線は南小谷以北で利用者低迷。利用者が増えればとの思いを込めてカレンダーを作っており3年目。同社は「大糸線は沿線住民にとってふるさとの 原風景。将来に残したい」と。(価格;\1200/税別)
(問)北アルプス学びと遊びの旅行社 TEL 0261-85-0560

■大町名店街にある「共同作業所がんばりやさん」(NPO法人北アルプスの風)で干し柿作りが始まっている。
手入れをする人が不足し、庭などで放置された柿の実の収穫を家主に代わって担い、加工品などにする取り組み。レトロな雰囲気を醸す名店街名物のアーケード上部に柿の実すだれが掛かる秋の風物詩が道行く人の目を楽しませている。

■大町八坂の標高945mの山合いに囲まれた低層湿原「唐花見湿原」
信濃大町駅から車約10分。相川TNを超えて細い坂道を走る。県道55号大町麻績I.C千曲線の相川TN周辺の約1.5km区間は道幅が狭く急勾配で急カーブが連続していたが、2019.8月に道路改良され、道幅が広くなり見晴らしもよくなった。ここから 先の林道は枯れ葉や小枝が多く運転には注意が必要。「唐花見湿原」は 標高945mの山間にある湿原でカラマツ、アカマツ、コナラなどの林に囲まれています。雪解け水や雨水が窪地に集められて湿原を形成。湿原に積もった泥炭は厚さ2.6mという。 唐花見湿地にはミヤマウメモドキが一帯に群生。湿原には木道が整備され約30分で一周。この日は訪れる人もおらず、静寂に包まれた湿原でした。入口には「熊出没」の注意書きが立っています。熊鈴を携帯し周囲を注視しながら散策。赤い実を つけたミヤマウメモドキの木がたくさん見られた。実がつくのは雌のみで、雄も花が咲きますが実はなりません。晩秋にはさらに赤く光沢が出て、10/下-11/初になれば葉が落ちて、湿原は一面真っ赤になります。初冬には白い雪と赤い実との共演が 美しい。

■「大町サイクリングマップ」公開
仁科三湖や仁科神明宮、高瀬渓谷のサイクリング3コースを制作。VR動画で分かり易い。
大町サイクリングマップ
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■大町の豊かな水資源をアピール。
水を通した街づくりに取り組む「大町水物語の会」。大町の水を味わってもらい、地域の活性化につなげるねらい。居谷里水系を水源にする中央通りの東側を「女清水」、北アルプス白沢水系を水源にする西側を「男清水」と名づけ、民話を創作。 観光客や市民など誰でも利用できるよう通りに水場を整備した。「女清水はやわらかく、男清水は力強い味。飲んでもらい、大町のおいしい水を全国の人に知ってほしい」と。
「女清水」は信濃大町駅、大町物産館いーずら、塩入家具センタ、大黒町など。男清水はわちがい、朝倉、三王稲荷、大町温泉郷など。
「大町温泉郷」の森林劇場西の森林浴コース沿いに、大町の名水、矢沢水源の水「男清水」の水くみ場・飲み場あり。入口には案内看板、男清水には説明板。説明板には大町の水にちなんだ「男清水」・「女清水」の物語が書かれています。 大町温泉郷再生協議会が、水の町プロポーション事業として県の温泉地・スキー場再生事業補助金と大町市の補助を受け、塩入家具店前など市街地各所に設けられている居谷里水源の水飲み場「女清水」と結び、温泉郷を訪れた観光客に 市街地に出かけてもらうことで市街地との交流を図っている。

■大町八坂の「大姥山」
週末を中心に県内外から登山者が訪れてにぎわいます。グリーンシーズンを前に登山道の整備や地域の魅力を発信する取り組みが進められている。

■大町温泉郷の「アルプス温泉博物館・湯けむり屋敷」「薬師の湯」は、62.8℃の源泉を引湯した単純温泉(弱アルカリ性低張性中性高温泉)。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身などの疲労回復、健康増進など。
日帰り温泉入浴(10:00〜21:00,\750/大人,\300/小人(小学生)
(問)薬師の湯 TEL 0261-23-2834

■大町「木崎湖」の湖畔にあるコンビニ「Yショップニシ」は、仁科三湖にちなんでクラフトビールの3作目となる「青木湖」をイメージしたビールが完成した。
クラフトビールは、コロナ渦で離れていても木崎湖を感じてほしいと製造を始め、2021年は木崎湖「リゾート」、2022年は中綱湖「人々の暮らし」をコンセプトにした。2023年は「青木湖」の静けさと神秘的な印象から「尊さ」をコンセプトに したという。アルコール度数は8%。ハーブのホーリーバジルを加え、樽で2次発酵。「冬に暖かい部屋でゆっくり飲みたいビール。芯の強さとドライな味わい」という。350ml缶で1000本(\810)

■大町市相生町の「北安醸造」は、日本酒の酒蔵として2023年で創業100周年。
大町北部の「大黒町」には大黒天様が建つ。1923年(T12年)創業。主要銘柄は「北安大国」で信州を代表する甘口の地酒。今秋も地元産の新米を使い、101年目の寒仕込みが始まった。
(問)北安醸造 TEL 0261-22-0214

■信濃大町の3つのサイクリングコースを紹介(大町観光協会)
高瀬渓谷・仁科三湖・仁科神明宮の3つのサイクリングコースを紹介。サイクリングMAPとVR動画を掲載
大町サイクリングコース

■大町仁科町の本通り沿いにある松本信金大町支店が、大町駅前信号交差点付近の旧アップルランド大町店跡地に移転新築する。
施設の老朽化や利便性向上などを目的とし、2026年度中の新店舗開店を目指す。同跡地は白馬村のさくら不動産が賃貸マンションなどの開発を進めており、その一部で新築予定。

■大町の「旧アップルランド大町駅前店」跡地で「さくら不動産」(白馬村)がマンションを主体に金融機関の新店舗や飲食店など複合エリアを計画中。
供用は2026年頃予定。「大町の活力創出につながる開発にしたい」と。
1915年当初の信濃大町駅は高瀬川沿いの仏崎駅。1916年信濃鉄道・信濃大町駅開業。1,926年松本-信濃大町駅間電化。1929年国鉄・大糸南線(大町-簗場)。1937年信濃鉄道国有化。1957年大糸線全線開通。1987年国鉄民営化でJR東日本に。
昭和電工や東洋紡績の工場で大町は発展。1971年に東京から特急あずさ、1982年名古屋から特急しなのが乗り入れされ、登山ブームへ。当時、23:50発の新宿発-信濃大町行の夜行急行「アルプス」には毎週のように乗っていた。 1956年黒部ダム着工、7年の歳月をかけ1963年6月に完成、2023年竣工60周年を迎えた。1960年に黒部ダム建設の資材輸送拠点として北大町駅もできた。1960年には黒部ダム建設などで大町市の人口は41184人とピーク、2024年4月は25515人まで減少。 1964年信濃大町駅舎に白い2F建ての食堂が増設され、電車待ちで良く利用していた。2010年7/22;駅舎が山小屋風に生まれ変わり、「立山・黒部アルペンルート」の玄関口「岳都大町」にふさわしい風貌になった。2024年は関電TN電気バス 開通60周年記念で扇沢-黒部ダム間でラッピングバス運行中。現在は信濃大町駅待合室に駅そば「榑木川信濃大町駅店」が営業中(7:30-18:10)
駅舎内には大町市観光協会の「観光案内所」(8:30-17:15)があり、大町や立山・黒部などの観光地の観光・宿泊案内を行っている。大町温泉郷をはじめ、高瀬渓谷、黒部ダム、立山・黒部アルペンルート、仁科三湖、国営アルプスあづみの公園、 ラ・カスタ、鷹狩山、霊松寺、仁科神明宮などのパンフやちらし、アクティビティ(サイクリングMAP・SUP・カヌー・ボート・釣り・キャンプ場)の紹介パンフ、イベント情報などを取り扱う。観光施設・温泉などの割引券あり。 便利なので立ち寄るのがよい。
信濃大町駅周辺では、1977年松電ストア大町店(のちのアップルランド)、1981年カネマンジャスコ大町SC、1993年アップルランド大町駅前店などが大町中心部にできた。その後、1998年ジャスコSC閉店、1999年ジャスコは旭町へ移転、1998年ザ・ビッグ 信濃大町店開店。2011年松電ストアは撤退、2016年アップルランド大町駅前店閉店。当時アップルランドでは食料品や衣料品を取り扱っていたので急な物入りでよく利用していた。2007年中央通り商店街では大規模火災で店舗等が消失、中心市街地の 衰退に拍車をかけた。2016年東洋紡大町工場跡地にフレスポ大町(SC)が開店し、デリシア大町店・マツキヨ・ダイソー・ホームセンタ・ドコモ・八十二銀行ATMなどが開店。駅前には2020年にルートインができ、アジア圏の観光客も増えている。

■大町で食や農林水産業に関し、持続可能な生産や消費の取り組みを動画で募集する国の「サステナアワード2023」で大町の有志でつくる「北アルプスオーガニックプロジェクト」は消費者庁長官賞を受賞した。
マルシェを通じた住民同士の交流や生ごみをたい肥化する市の取り組みなどを紹介、地域ぐるみの活動が評価された。動画は「持続可能な循環型まちづくりへの挑戦」(3m28s)。地元農産物を取り扱う省資源の「ハカリウリマルシェ」や、 有機農業の勉強会の開催などグループの活動を紹介した。

■大町常盤の「下一集落営農組合」はこのほど、下一地区を流れる堰の8ヶ所に「せぎ名」を記したプレートを取り付けた。
高瀬川と和田川との間には中部用水路・和田川用水路があり、下一地区を流れる一本木や須沼板取、大門、大堀、西川せぎなどは高瀬川や和田川から取水してきた。堰は河川から用水路に水を取り入れるため、河川に設けた石積や 土手のことで、上一、下一、須沼一帯の集落を形成し、新田開発に要した貴重な水路といえる。近年はほ場整備により流路が変わった場所もあるが、「せぎから地域の歴史を知るきっかけになれば」と名札を取り付けた。

■大町市土地改良区は、篭川から取水する平寄沢の大町新堰で、小水力発電事業に乗り出す。
農家の高齢化や後継者不足などを背景に、組合員からの賦課金収入が減少する中、売電益を農業インフラの維持・管理に役立てる。2031年度の稼働を目指す。発電施設は年間発電量が約240世帯分に当たる1020MW。年間3500万円の売電益が見込まれ、 経費を除いた収益を水路などの設備改修に役立てる。

■大町常盤の高瀬川右岸土地改良区の事務所建替工事が完了。
旧事務所はS38年に県中信土地改良事務所大町支所として新築された建物。築60年以上たち老朽化。2023年から建設工事が行われた。新事務所は平屋建てで床面積は232u。事務室、会議室などを備える。

■「高瀬川」の「高瀬ダム」・「七倉ダム」・「大町ダム」で調整できる水量を増やす国交省の「大町ダム等再編事業」
下流の大町市・池田町・松川村でつくる高瀬広域水道企業団は水道水源として確保している大町ダムの使用権を国に有償で譲渡する。

■大町の「木舟城研究会」は、「木舟城」の見晴らし確保のための整備作業を行った。
木の伐採でコースからの景観が向上した。

■県埋蔵文化財センタは、大町市文化財センタなど県内15の博物館や資料館などと協力し、各地域で出土した勾玉の写真や紹介文を載せた「まが玉カード」を配布。
大町では海ノ口から出土した一津遺跡の勾玉、石製装飾品を紹介。一津遺跡は木崎湖北東部の湖岸近くに残る、縄文時代早期から晩期、平安時代から中世の遺跡。カードでは縄文時代の玉作りについて詳しく解説。「実物を見ながら縄文文化に ■「北アルプス森林組合」は通常総代会を「サン・アルプス大町」で開いた。
2023年度決算では1180万円の黒字。2024年度事業計画では、大北の森林の多くを占める広葉樹を中心とした天然林活用による木質バイオマスエネルギーの増産や付加価値の高い広葉樹製品の販売拡大など、「再生可能な自然エネルギーの 地産地消による地域資源循環型のまちづくり」を掲げた。

■大町市教育委員会は、学校再編で2026年度に開校する「大町北部小」と「大町南部小」の校章デザインを募集。
応募資格は大町市民や市内出身者など大町にゆかりのある個人・グループ。市教委は「新たな学校が多くの人に親しまれ、小学校にふさわしいデザインを応募していただければ」と。(締切;7/1)

■「花とハーブの里」を掲げる池田町。
県道大町明科線を挟んで道の駅「ハーブセンタ」の向かいに、ガラス温室の「ナチュラルマルシェ ソヨソヨ」。春〜秋にハーブや花の苗約500種類を取り扱い、温室内には約50種類を栽培、甘い香りが漂う。ソヨソヨではハーブティ、 入浴剤、アロマグッズ、ドライフラワーなど加工品も発売。池田町は花とハーブの里として、会染の「ハーブセンタ」ではカモミールやラベンダー園(1500株)があり、陸郷にはラベンダー園(7万株)の「夢農場」、広津にはカミツレ研究所の 「カミツレの里」があり、ジャーマンカモミールの農園(13万本)とカミツレエキス製造工場、八寿恵荘などがあります。ハーブセンタ、カミツレの里、夢農場では、5/中-7/初には摘み取り体験が楽しめます。

■1/10;池田町「会染保育園」で恒例の「繭玉作り」が行われた。
緑と黄、ピンクの食紅で色づけした米粉と、白の米粉の4色を使った。豊作や健康を祈願する繭玉の由来や色の意味が説明された。園児たちは丸めたり伸ばしたりしながら農作物やお菓子、花や動物などユニークな形に作り上げた。

■松川村「安曇野ちひろ公園」で冬期休館中の「電車の図書室」「開放DAY」
12/2-2025.2/28;トットちゃん広場(電車の図書室)は冬期休館。12/29-2025.1/3;体験交流館は年末年始休館。
2025.1/11,2/8;休館中、月に1度電車の図書室を開放。松川村図書館による絵本の読みきかせ、トットちゃんのおはなし会などあり。車窓から光が差し込む暖かい空間で、本や物語の世界に親しむ場を提供。休館中でも園内は散策可。
2025.1/13;14:45;無病息災を願い、「三九郎」を行う。(参加無料,申込み不要)
2025.1/13;13:30;お焚き上げ前には豊作や無病を願う「まゆ玉」作りを行う。(定員;20名\300,事前予約)
(問)安曇野ちひろ公園 TEL 0261-85-8822

■「松川村すずの音ホール」に絵馬をまつる「すずの音神社」が設置。
「おみくじ」も登場し、訪れた人たちは願掛けをしながら運試しを楽しんでいる。

■2025.11/29;松川村「すずの音ホール」で松川村発祥で無形文化財「正調安曇節」100周年記念式典開催
記念式典では功労者表彰、白馬出身の民謡歌手の記念コンサート、歌詞コンテストの表彰、DVD上映などを行う予定。

■松川村「有明山社」は2023-2024年度に、御神体とされる「有明山」(標高2268m)の中岳山頂で老朽化していた奥社を再建した。
新たに金属製の社殿を設置。「修験の山」と称される厳しい山頂に、山の恵みの神を祭る社をよみがえらせた。6/9;宮司らが山頂まで登り、15年ぶりに山頂での奥宮祭の神事を催行。松川村側から登る「馬羅尾ルート」は荒れて登山できないため、 穂高有明から入る「中房ルート」で登頂した。同行した氏子や登山者らが参拝し、山の神を祭った。

■松川村は2024年度から、松川村公式アプリ「まつナビ」の運用を開始。
毎日のお知らせ配信で防災無線の情報を取得でき、暮らしや防災などの情報に素早く簡単にアクセスできる。便利な暮らしに役立ててほしいと、村民にダウンロードを呼び掛ける。アプリはデンソーコミュニティネットワーク社の 「ライフビジョン」をダウンロード。郵便番号(3998501)を入力、地域を選択してログイン。ごみ、医療福祉、教育・子育て、税・公共料金、補助金、移住など暮らしの情報、ハザードマップや耐震など防災情報を提供。毎日10:00;防災無線の 内容を配信、聞き逃した広報内容が確認できる。カレンダー機能もあり、村の行事予定も把握。

■11/15;松川村の「甍酒蔵」は日本酒・甍「銀・黒誕生酒」を発売。
豊かな自然と水に恵まれた酒米どころ松川村発として、お酒を通じ地域の魅力も全国に発信。松川村の契約農家による「米ひとごこち」を100%使用、松川村の米と水を無濾過原酒の生酒として製造。蔵初めての酒として「誕生酒」を冠し、 同社の目指す「王道」のお酒として仕上がった。香り穏やかで辛口ながら上品な味という。

■9/24;松川村西原の芦間川沿いにあった「旧ハロー安曇野」跡地で、米粉製品製造の「北アルプス山麓ファーム社」は製造施設建設に着工した。
2025年4月に操業開始、松川村産米を用いた新たな需要を創出する。旧ハロー安曇野の食堂跡地を改装。施設は平屋木造建て約330u、米粉生産の機械設備などを備える。JA大北を通じて松川産米を仕入れて加工。米粉(ライスミルク原料)を 生産して販売。また、ゼリー状栄養食品「スティックアミロ米粉ゲル」を生産。年間最大200tの米を使用する予定。

■松川村西原の芦間川右岸(旧ハロー安曇野)で建設が進められていた、酒蔵「甍酒蔵」の醸造施設が完成。
9/18;竣工式が開かれ、施設がお披露目された。近く仕込みを始め、松川村の水と米を用いた初めての日本酒商品が11月にお目見えする。

■松川村西原の「芦間川」左岸にあった「旧ハロー安曇野」跡地(約5.8万u)を「北アルプス飲料」(松川村)に松川村が売却。
売買金額は4100万円。地元産の米粉を用いた植物性ミルク「ライスミルク」を製造する工場。旧ハロー安曇野の跡地利用が決まった。

■松川村産米で「ライスミルク」製造
「北アルプス飲料」(2023.10設立,松川村)は、松川村「ハロー安曇野」跡地で村産米を使った「ライスミルク」の製造・販売を行う。

※ライスミルクは米粉に水を加え、米を発酵させて液体化したもの。乳製品や大豆などにアレルギーを持つ人たちの代替品として海外で親しまれている。お米の自然の甘みがあり、カロリー・脂質は低い。味はミルクでも豆乳でも なくゆるい甘酒。甘酒は甘み強いがカロリーと脂質は高い。

■2024.1/16;松川村鼠穴芦間川右岸の「旧ハロー安曇野」で「甍酒蔵」の新蔵(醸造施設)の地鎮祭が行われた。
甍酒蔵は筑北村から松川村に移転。松川村は北アと田園風景が広がり、豊富で良質な地下水があり、県内有数の酒米産地。松川村産米を用いた高付加価値の日本酒製造を目指す。建物は山や森、川の雰囲気を外観に取り入れて景観に 溶け込むデザインとした。9月;2F建て鉄骨造りの醸造施設(延べ床面積約800u)竣工予定。11月;松川村の水と米を用いた新たな日本酒が出来上がりそう。松川村は酒蔵ツーリズムなどによる観光振興による地域活性化に期待する。

■松川村鼠穴芦間川右岸の「旧ハロー安曇野」に「甍酒蔵」(いらか)が移転する。
2023.11/1;松川村所有の旧ハロー安曇野の土地を売買契約した。筑北村坂北にある「甍酒蔵」は江戸初期(1665年)創業の酒蔵。前身は「山清酒造」で、酒蔵が老朽化したため松川村に移転する。松川村の酒米生産量は年間1000tを生産する県内有数の酒米産地。 酒米は県内の2割を占め、県内10酒蔵に酒米を提供。松川村には酒蔵がなく酒蔵誘致は念願だったという。今後は酒蔵ツーリズムなどで観光客の呼び込みに力を入れる。2024年着工、2024年10月から醸造開始予定。製造量は最大10万L、 「世界初の高級ラインをそろえた酒蔵」をコンセプトに、主力商品は1-3万円、最高級ラインは10万円以上を品揃えする計画。「素晴らしい酒米や水がある松川なら世界一の日本酒をつくれる。世界で評価され松川の知名度を高めて 地域貢献につなげたい」と甍酒蔵。平林明人村長は「隣接する大町市や池田町にも酒蔵がある。酒米どころである松川村にも酒蔵がほしいと長年探していた」。松川村産の酒米を用いた「世界一の日本酒」を目指し酒蔵が建設されます。

■松川村で地域活性化の活動に取り組んできた「村おこしこぶし会」が、過去に会が制作した「創作民話集」を見つけた。
挿絵の版画で協力した子どもたちが親世代になり、希望者に無償配布。同会が取り組んできた村への思いを、物語を通じ世代を超えて伝わっていくことを願う。

■松川村で空き家となっている古民家を再生し、シェアキッチンやレンタルスペースなどとして活用する取り組みが進められている。
プロジェクトに取り組む「Ori絲」は、CFに挑戦。松川村役場や多目的交流センタの近くの木造平屋を活用。日替わりレストラン、レンタルスペース、お惣菜販売、こどもカフェの4つの活動を主軸に、子どもからお年寄りまでが集える場として、 秋のオープンを目指す。CF目標額は1200万円。期限;7/14。返礼品は村の特産品など。2024.1/27-1/28;工事第1弾「壁床解体WS」が開かれた。SNSの呼び掛けで集まった地域住民らが参加し作業に取り組んだ。

■松川村西原の「安曇野ちひろ公園」のトットちゃん広場にある「電車の図書室」を貸し出す。
長野電鉄から譲り受けた古い車両2両を利用し「電車の教室」。車窓からは広場の芝生が見え、ゆっくり本を読んだり、勉強したり、音楽鑑賞など思い思いに過ごしてほしいと企画。電車の図書室は前方に本棚、後方に長椅子があり、 木製の机と椅子も置いた。Wi-Fi・暖房を備える。1-2月の月/火/木曜に1日1組限定。(11:00-15:00,無料,飲食禁止)。土/日;「トットちゃんDAY」と題しトットちゃんにちなむ催しを開催中。(水曜休館)
(問)安曇野ちひろ公園体験交流館 TEL 0261-85-8822

■6/5;大町市は全国自治体の人口分析で実績がある「持続可能な地域社会総合研究所」がまとめた分析結果。
45年後には大町市の人口が1万人を割る可能性を指摘。地区別定住戦略の策定や地域経済循環の強化に向けた起業促進、次世代の参画による持続可能な未来構想づくりを提言している。

市町村別人口推移(2023-2068)
市町村2023年2033年(10年後)2053年(30年後)2068年(45年後)2068年人口(単位;人)
小谷村 2725 -472 -1299 -1781944
白馬村 8782-1103 -3591 -51813601
大町市26085-4164-12344-172218864
池田町 9381-1477 -4460 -63723009
松川村 9605 -626 -2463 -39835622
安曇野市96605 -5147 -21103 -35792 60813
松本市 236447-10918 -43001 -73082163365
長野市 368785-28752-102368-161079207706


★イベント★
■大町日向山高原にある「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」は、2025年秋に新館OPEN予定。
2020年に開業した「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」(73室)の北側に、2025年初秋に新館とレストランをOPEN予定。部屋は30室で天然温泉かけ流しビューバス付(3F+B1F)。部屋はスーペリアタイプ(和洋室;39u)(20室)、 デラックスタイプ(洋室;46u)(5室)、デラックスタイプ(和洋室;46u)(5室)。工期は4/5-2025年夏。
(問)ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん TEL 0261-22-1530

■9/13〜2025.6/1;大町中心市街地の店舗で、スイーツやオリジナルグッズと交換できる「信濃大町街歩きチケット」
市民や観光客が通年で街歩きを楽しみながら、地域の人や文化にふれあう機会として企画された。新たな観光メニューの一つとして人気を集める。チケットは引換券2枚付(\500/1セット)。参加15店舗でチケットが利用できる(1店舗1枚)。 引換品はスイーツやドリンク、おみくじ、ポストカードなど店舗によりいろいろ。大町山岳博物館入館割引。塩の道ちょうじや入館割引(北アルプス国際芸術祭開催中以外)
信濃大町街歩きチケットガイド
(問)大町観光協会(JR信濃大町駅構内) TEL 0261-22-0190(8:30-17:15)

■大町をおトクに旅しよう!
〜4/24;「大町温泉郷共通宿泊商品券付ドライブプラン」(高速道路(50%OFF)+大町温泉郷宿泊商品券(1万円分)
大町温泉郷(7施設);黒部観光H,立山プリンスH,緑翠亭景水,黒部ビューH,信濃の里ときしらずの宿織花,H夢の湯,アルペンルートH
首都圏発3日有効(\5200)、中京圏発3日有効(\5400)、中京圏発2日有効(\4400)、静岡発3日有効(\4000)
NEXCO中日本速旅会員登録宿泊予約速旅ドライブプラン申込

■〜2025.2/末;松川村のJR信濃松川駅側にある駅前花壇で、イルミネーションが輝いている。
季節の花で駅前を彩っていた花壇は、冬の間、電飾で彩られ、駅を利用する人たちを明るく照らしている。11月に松川村商工会女性部が設置、ツリーやトナカイ、雪ダルマに星や観覧車などのイルミネーションが冬の夜道を照らしている。

「夢花火と音の祭典2025」(大町温泉郷)
■2025.2/1,2/8,2/15,2/22;20:00-21:00;「大町温泉郷」の「観光協会駐車場」にて冬恒例の「大町温泉郷 夢花火と音の祭典2025」〜幻想的に光輝く冬のファンタジア〜開催
2025年2月の毎土曜の夜、大町温泉郷に響き渡る音と光の祭典、迫力の太鼓の演奏と打上げ花火の祭典。18:30〜;キッチンカ―あり。
2/1;地酒とみかんの振る舞い。メッセージキャンドル、20:00;三九郎、20:10;津軽三味線、20:30;大町流鏑馬太鼓、20:45;花火打上げ
2/8;メッセージキャンドル、20:00;信濃国松川響岳太鼓、20:45花火打上げ
2/15;メッセージキャンドル、20:00;源流美麻太鼓、20:45;花火打ち上げ
2/22;メッセージキャンドル、20:00;信濃国松川響岳太鼓、20:45;花火打上げ
(問)大町温泉郷観光協会 TEL 0261-22-3038

■12/21-2025.2/24;スキーシーズンの到来に合わせ、「白馬村内のスキー場」と「大町温泉郷」周辺の宿を結ぶ無料シャトルバス「ぐるっとBUS」の運行が開始された。

■12/1-2025.4/14:特急バス「長野ー大町線」の「雷鳥ライナー」冬期運行
長野駅東口;11:20/15:40/19:50→信濃大町駅;12:29/16:49/20:59→大町温泉郷;12:42/17:02→ホリディイン;12:46/17:06
ホリディイン;9:15/13:30/17:40→大町温泉郷;9:19/13:34/7:44→信濃大町駅;9:31/13:46/17:56→長野駅東口:10:42/14:57/19:07
途中、新行,美麻ぽかぽかランド,千見,日影,小川新田に停車。アルピコタクシーが運行。(運賃;大町温泉郷-長野駅;\2800/片道,信濃大町駅ー長野駅;\2600/片道,小人半額)
(問)アルピコタクシー大町支社 TEL 0261-23-2323

■11/1〜2025.1/31;「信濃大町ビタミンちくわフェア」開催
信州のソウルフードと言われる「ビタミンちくわ」は石川スギヨの製品。能登半島地震で被災した水産加工会社「スギヨ」(石川県七尾市)を中心に能登半島の食を支援する。黒部ダム建設時にカレー食材として親しまれた頃から長い縁がある、 大町とつながりが深いビタミンちくわを、おいしく食べて能登の復興支援を後押ししよう。大町市内14の協力飲食店ではビタちく入りのフレンチやおでん、総菜パン、うどんといった特製メニューを提供する。能登応援は
1)「食べて復興支援」;「がんばろう能登」のシールがある商品を購入
2)「Instagramキャンペーン」;ビタミンちくわを食べたメニューを投稿
3)「協力飲食店によるオリジナルビタミンちくわメニュー」;メニューを食べて応募用紙で投函
海産物詰合せやおおまぴしょん・ビタちくわんグッス等が当たる。
大町市はカフェやパン・菓子店の人口当たりの軒数が全国平均を大幅に上回る。「ホッとひと息つけるまち」をテーマに「おおまちカフェ」事業を展開。

■11/30-2025.1/26;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)の入口インフォメーションセンタ前に2025年の干支「巳」を描く。黒板アートを展示。
安曇野出身の黒板アーティストの錦鯉野アキコさんが金運上昇を願い、蛇3匹の周囲に宝石や小判、米俵などを色鮮やかに描く作品。 11/23;制作開始、トレードマークのニシキゴイのかぶり物を身に着けてチョークを走らせ、11/26-11/28;制作を続け、制作過程が見られる「ライブドローイング」。蛇の抜け殻を財布に入れておくと富をもたらすとの言い伝えから、 金運上昇をテーマに設定。縦1.8m×横5.4mの黒板に白蛇や青と金色の蛇。記念撮影すると上方の打ち出の小づちから金の粉が降りかかっているように見える。錦鯉野さんは2021年から翌年の干支にちなんだ作品を描き巳は4作目。 月曜,12/31,1/1;休園。(入園料;\450/大人15歳以上,小中生は無料)
(問)国営アルプスあづみの公園大町・松川管理センタ TEL 0261ー21-1212

■12/7-2025.1/10;17:00-22:00;「池田町役場」前でイルミネーション点灯。
12/7;雪が降る中、池田町商工会青年部が池田町役場前でイルミネーション点灯式を開いた。矢口稔町長ら関係者が出席。にぎわいを冬の夜に創出しようと、数年前からイルミネーションを点灯。行き交う人や家路につく人たちを温かく照らしている。

■1/8;JRによれば、大雪の影響で大糸線南小谷駅-糸魚川駅間の上下線で、1/8;始発から16:00頃まで12本運転を取りやめ。

■1/8;大北の多くの小中学校で「3学期」が始まった。
冬休みを終えた児童や生徒たちが「あけましておめでとうございます」と新年のあいさつを交わしながら元気に登校。始業式が行われた。学年の締めくくりとなる3学期を気持ちを新たにしていた。

■池田町地域おこし協力隊がハーブの魅力を発信しようと、ハーブ付手すきはがきを制作した。
いけだ地域活動支援センタ「くわの木」で牛乳パックを再利用して作られている手すきはがきに着目。ハーブと組合せることで特産品になるのではと、試作し、色・香りがよいラベンダーを採用した。押し花にした町産ラベンダーをはがきに接着。 ピンクと水色の2種類。

■1/7;大町美麻青具の国指定重要文化財「旧中村家住宅」で正月の伝統行事「巻き俵」が行われた。
市文化財センターの職員や地区住民らが縁起物の俵に新たなわらを巻き足し、一年の平安を願った。梁に吊るされた巻き俵を下ろし、2024年収穫したわらを麻縄で巻き竹釘で固定。再び梁に吊るし、「大福帳」や「金銀大入帳」、 宝船など縁起物で飾った。

■2025.1/7;大町「いーずら大町特産館」が27年の歴史に幕を閉じた。
地元企業や生産者が出資する協同組合が運営し、大北や県産の地場産品を販売する市内唯一のアンテナ的ショップだったが、新型コロナ禍で売上げが落ち込み、高齢化や廃業で組合員が減少もあり、閉店した。良く利用していたので残念。

■1/7;大町「いーずら大町特産館」が閉館
JR信濃大町駅から徒歩5分の「いーずら大町特産館」は、本通り商店街に面した蔵づくりの建物で1997年開館、約30年間営業。店内では白馬錦、北安大國、金蘭黒部などの地酒、ワイン、信州そば、おやき、雷鳥の里などのお菓子、白馬紫舞、 小谷漬け、漬物、野沢菜漬け、わさび漬け、凍り餅などの農産物加工品、北ヤマト園ジャム、ブルベリージャム、フルーツ加工品、美麻高原菜の花オイル、美麻みそ、木製品、松崎和紙・手すき和紙、装飾品などを販売。他にはおおまぴょんグッズ、 地元のカイド本、地元作家の作品(写真・カレンダー等)も販売。観光パンフなども置いていた。コロナ渦で落ち込んだ売上げが戻らず、組合員数も高齢化や廃業で減ってきたため、2025.1/7で営業を終了し、運営する協同組合は2025.3/末で 解散する。近年、お土産を購入する人はどこでも減っている。時折、訪れていたが客足は少なった。大町や大北の特産物が並ぶアンテナショップだっただけに閉館は寂しい。特産館前には「女清水」と呼ばれる湧水。
2Fは大町市運営の「ギャラリいーずら」で、大町の小中学校の作品展や地元サークルの写真展、絵画などを展示。
(9:30-17:00;日によって時間は前後。12/31-1/1は休館)
(問)いーずら大町特産館 TEL 0261-23-7511

■正月が明けて、大町などでは早くも小正月の伝統行事「どんど焼き」「おんべ」が始まっている。
地域住民らが正月飾りやだるまで飾ったおんべを燃やし、炎に無病息災と平穏無事な一年になるように願っている。

1/5;大町白塩町自治会は一足早く小正月伝統の「どんど焼き」をほ場で開いた。
子どもからお年寄りまで約80人が参加、正月飾りや書き初めなどをやぐらで燃やして、住民の無病息災や地区の平穏を願った。地区では帰省中の家族も参加しやすく、多くの住民が交流できるよう、毎年1月の第1日曜日に祭りを実施。 約7mのやぐらにカヤを積み、子ども会の小中学生が各家庭を回って集めた正月飾りなどで飾った。年男年女を中心に小学生がたいまつで点火し、住民たちが今年の願いを込めて燃え盛るやぐらを見守った。

■「大町山岳博物館」(付属園)で飼育している「ニホンライチョウ」が真っ白な冬の装い。
夏羽、秋羽、冬羽と年3回生え変わるライチョウは、冬は白くて、もこもことした愛らしい姿に変わり、訪れた人に幸せを振りまいている。
1/4〜;再開。(10:00-16:00;入館料;\450/大人,\350/高校生,\200/小中生)
(問)大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211

■1/4;宝島社の雑誌「田舎暮らしの本」(2月号)に掲載された特集・第13回「住みたい田舎ベストランキング」で、松川村が人口5000人以上1万人未満の総合部門ランキングで1位。
2024年年間で65人増加、社会増が自然減を上回る移住人気ぶり。松川村須沢和彦村長は「追い風になる」と。2025年1月1日人口は9649人。人口増は4年ぶり、転入が転出を上回る社会増は5年連続。転入のうち6割が県内移住者、 首都圏からが多い。

■大北では年末から豪雪に見舞われた。
2025.1/2;雪の多い大町中綱では基幹センタやお宮などで地域住民が雪下ろしを行った。屋根の上には1m越えの雪が積もっていた。住民らは「湿った雪で重くて解けない」と。

■2025.1/2;松川村「大和田神社」で「信濃国松川響岳太鼓」の「新春初打ち」が開かれた。
一年の平安と活躍を願って力強い演奏を奉納。2025年は子供会が全国大会で演奏するオリジナル曲「炎」や定番曲の「飛龍三段返し」などを披露。小学生から高校生までメンバーが息の合ったリズムを刻み、観客からは大きな拍手が起きた。

■大町常盤西山「八王子神社」は、参拝者が自分の願い事や好みの袋、ひもを選んでオーダーできる新たなお守り「ヨリドリ御守」を作った。
価値観の多様化で願い事も多岐にわたる昨今、自分のプライベートな願いを他人に知られたくないとの声にも配慮した。初詣の元旦から、宮司宅授与所で授与を始める。

■2025.1/1;大町市社公民館は毎年恒例の「第34回社地区元旦マラソン」を開いた。
快晴に恵まれ、子供から大人まで約80人が参加、走り初めを楽しんだ。前日に降り積もった雪や凍結のため、約300m短縮、社公民館から曽根原地区までの往復約3kmを力走した。

■2025.1/1;「大町郵便局」で「年賀状」配達出発式が行われた。
2024年10月にハガキが1通\85円に値上げされ、初めての正月で、元旦の年賀状は10.7万通(2024年の約69%)。8:00;出発の合図を受けて、局員17人が年賀状を積み込んだバイクで市内の配達に向かっていった。

■12/31-2025.1/1;大町北原町の「天正寺」では深夜から元日にかけて「二年参り」が行われた。
訪れた家族連れなどが除夜の鐘をついて旧年の煩悩を消し去り、新たな年を清らかな心で迎えた。雪が降り積もった境内に大きな鐘の音と僧の読経の声が響き渡った。

■2025.1/1;9:00;池田町会染「大雪渓酒造」は「花紋大雪渓」で「鏡開き・初売り」
「蔵元直営店限定セット」を数量限定で販売。干支の絵馬付の「純米吟醸無濾過生原酒」なども販売。年内は12/31;12:00まで、年始営業は2025.1/1-1/3;9]00-15:00。
(問)大雪渓酒造 TEL 0263-62-3125

■2025.1/1;池田町で「第29回元旦マラソン」が行われた。
池田保育園を発着点に子供から高齢者まで約160人がタイムに挑戦しながら町内を駆け抜けた。参加者は1丁目や花見地区などを経由する約2km、約1.5kmコースを周回。タイムを測りながら思い思いペースで走った。

■2025.1/1;松川村で「第51回元旦マラソン」が行われた。
すずの音ホールを発着点に約200人が参加、走り初めを楽しんだ。松川村須沢和彦村長の号砲でスタート、有明山社まで約2kmを往復。折り返し地点の神社では一年の平安を願って参拝。ゴールでは住民ボランティア手作りのお汁粉で体を温めた。 大会は2025年から松川村アスリートクラブ主催。

■12/28;年の瀬を迎え、大町市九日町の「一木宮坂商店」では、年とりに欠かせない縁起物の天然ブリが入荷。
姉妹都市の富山氷見からの直送で、店主が店頭でさばく姿は年末の風物詩。

■年末年始の休みに入り、故郷でお正月を過ごす人たちの帰省や観光客の移動のピークが始まった。
12/28;JR信濃大町駅では新宿発の特急あずさが到着、大きな荷物を持った家族連れなどで混雑した。迎えに来た人と久しぶりの再会を喜ぶ姿や、真っ白な雪を写真に収める観光客もいた。

■12/27;大北の官公庁や企業で「仕事納め」を迎えた。
職場の清掃や書類整理などを行い、年末年始を迎える準備を整えるとともに、新年に向け気を引き締めた。

■12/26〜;大町常盤須沼の農産物直売所「かたくり」で直売所の凍りもち部会による、正月餅の生産が始まっている。
早朝から20人の部会員が昔ながらのきねつき餅をつき、正月用の飾り餅や切り餅に加工。2024年はもち米560kg、150臼分の予約があり、部員らは地元の契約農家が育てた「もちひかり」を使い、昔ながらのきねつき餅を製造。 力強くつき上げられた餅は手分けして型に入れ、手早く伸されて均等に切り分けたり、飾り餅にしていく。

■12/26;大町市牛越徹市長は、2024年を表す漢字は「参」。
3回目の開催となった「北アルプス国際芸術祭」への市民参加など成果を強調。次回開催について来年春には方針を決めたいとした。牛越市長は芸術祭について「市民に運営ボランティアとして参加してもらい、アートサイトに来場、 作品を鑑賞してもらった。学校でもアートスタディツアーが開催された。経済効果など結果を見極めながら、市民や議会、実行委員会の声を聞き、次回の方向性を決めたい」と。

■大町市「地域おこし協力隊」のメンバーが大町五日町の古民家を再生、地域活性化の足がかりに取り組む活動を始めた。
古民家はJR信濃大町駅五日町踏切近くにあり、一帯は千国街道の中間地点として栄えた旧大町村大町宿の風情が色濃く残る。電車待ちの学生や地域住民、観光客らが気軽に集える地域の居場所づくりを考えている。

■〜12/25;大町「ゆーぷる木崎湖」のプール棟にX'masツリーがお目見え。
館内にミニツリーなどを置き、サンタや雪だるまのバルーンもあり、X'masの雰囲気を演出。プールの壁には電飾を設置、夜にはイルミネーションがきらめくナイトプール。

■12/23;大町市俵町「若一王子神社」で「神符守札清め祓い入魂祭」が行われた。
年末新年の参拝客に授与するお守りや縁起物など約90種類・2万体を清め、2025年が平穏な年であるよう願った。

■大町常盤の「八王子神社」(平林秀文宮司)では新年に向け、多彩な色やデザインのオリジナルお守りを準備。
御朱印柄のほか、山やライチョウをモチーフにした。お守りの大きさは縦横5cm。袋の色は御朱印柄と山の柄がオレンジや黄緑など、ライチョウ柄は白や水色など。ひもの色は10種類から選べる。授与料は\1000/1個。願い事を記した内符は 「交通安全」「子宝安産」「試験合格」など20種類。その中から2種類を選び袋に入れる。御朱印ブームを追い風に大北の神社を巡る「御朱印さんぽ」を企画するなど地元の神社の活性化に努めている。お守りは元日を含む毎月1日9:00-12:00; 神社隣の授与所で。

■12/23夜-12/24未明に大北も降雪に見舞われた。
山間部だけでなく平地でも雪が降り、雪が少ない大北南部の松川村や池田町でも里が白く染まった。

■大町市「美麻小中学校」では有害鳥獣として駆除されたシカを利用した地域活性化について学んでいる。
12/20;県林業総合センタが林業におけるシカ被害の現状や経過、効果的捕獲モデルの技術開発の取り組みなどを話した。県は今シーズン、林業のニホンジカ被害を軽減し、豊かな森林の生態系を保護しようと、効率的捕獲モデル・技術開発が 始まった。美麻では山仕事創造舎の協力で10月自動撮影カメラを森林内に設置。地域の猟友会も研究に協力、現地で林業従事者が駆除できる方法などを模索した。

■12/16;大町市役所に年末年始恒例の「門松」がお目見えした。
「大町市シニアクラブ連合会」のわら工芸教室が、来庁者の健康と地域の平安を願い、農村の伝統技術を生かした縁起物で飾っている。門松は同会員らが八坂から切り出した竹などを使って制作。2002年頃から毎年12月制作して寄贈。

■12/14〜2025.3/23;大町「鹿島槍スキー場ファミリーパーク」がOPEN
ポケモンの睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep」とのコラボイベントを開催。(参加無料)
・カビゴンおやすみドーム;雪山に出現したカビゴン、透明なドームの中ですやすやと眠っている。ドームの中に入り、カビゴンと一緒に寝転んで写真が撮れるチャンス。
・寝顔フォトラリー;スキー場にポケモンたちの寝顔が目撃。目撃情報をもとにポケモンたちの寝顔を見つけよう。
センターハウス近くのドームテントで寝ている「カビゴン」と写真を撮ったり、ゲレンデでポケモンの寝顔パネルを探したりする。カビゴンとの撮影スポット以外に、ゲレンデやセンターハウス内にポケモンの寝顔が描かれたパネル 計20種類を設置予定。来場者はスキーやスノーボートをしながらポケモンの寝顔を撮影し、7種集めるとオリジナルステッカープレゼント。イベントは2025.3/下まで開催予定。鹿島槍スキー場は2021年冬からポケモンとのタイアップを始め、 子どもたちが家族とそり遊びなどを楽しめるゾーン「ポケモンスノーアドベンチャー」も設置。鹿島槍スキー場は2023-2024シーズンは5万人が訪れ、2024-2025シーズンは10万人の集客を目指す。
1)滑走C;黒沢G(400m),鹿島G・丸山G(400m)滑走可。遠見グランビューA/B/C(1100m),林間C(2500m),C5-A/B/C(450m-950m),一本ブナDH(2000m),中綱スーパー林間C(3000m),最長距離4100m(ロングDHC)
新たな降雪は20cm。(積雪40cm)
2)リフト;黒沢G;第2P(350m)(8:30-16:00),第6Q(960m;中綱G-黒沢G)(8:30-16:00),鹿島G;第7P(280m)(9:00-15:30)稼働。第1Q(940m)(9:00-16:00),第5P(580m)(9:00-15:30)はClosed。
3)料金;(通常;\5500/大人,\4500/高大生,\3000/3才〜中学生),親子券等あり。
4)施設;セントラルプラザ1130(チケット売り場);レストラン・レンタル・ショップ。ハイランドスパ(12:00-16:30;\800/大人,\600/3歳〜中学生),中綱ベース
計(P1100);中綱P(無料),黒沢P(無料),中央P(\1000/年末年始+土/日/祝)
5)ポケモンスノーアドベンチャー;スノーチュービング/プレイランド/雪山デビュ、バギー体験、ミニモービル体験、ふわふわピカチュウなど。(9:00-16:00;\3500/高校生以上,\2900/3歳〜中学生,\1500/リフト券あり)
(問)HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場ファミリーパーク TEL 0261-23-1231

■12/22;松川村上緑町「JAホールまつかわ」で「人形供養祭」を開いた。
約240組が人形やぬいぐるみなど2000体が持ち込まれ、思い出の品との別れを惜しんだ。

■12/21;池田町のまちなか交流スペース「チルアウトスクエア」で「クリスマスマーケット」。冬の池田町まちなかでマルシェが開かれ、心温まる空間を提供した。

■12/15;大町市常盤の「上一小地域福祉ネットワークの会」は「上一公民館」で「三世代交流会」を開いた。
地域の子どもから高齢者まで多数が参加。正月飾りづくりや餅つき、クリスマスの集いなどが行われ、伝統行事に親しみながら世代を超えて交流を深めた。

■12/15;童謡「てるてる坊主」の作詞者で池田町出身の「浅原六朗を偲しのぶコンサート」が「浅原六朗文学記念館」で開かれた。
子どもからお年寄りまで30人以上が来場、賛美歌に親しみながら、心安らぐひとときを過ごした。

■12/15;松川村「安曇野ちひろ公園」で伝統行事の「三九郎」に向けて、やぐら作りと餅つきが行われた。
昔ながらのやり方で巨大なやぐらを完成、冬の風物詩を満喫した。公園では、60年前に村の子どもたちの手で作られていたというやぐらを再現。サポート隊の指導のもと、近場で調達した材料を用いて作業した。 高さ5mのやぐらを作り上げた。内側には遊びの空間を作り、わらを敷き詰めた。

■12/14;大町市社公民館で恒例の「そば打ち講座」が開かれた。
地元のそば打ち名人を講師に、地場産の新そば粉を使った本格的なそば打ちを体験した。

■12/14;大町「爺ガ岳スキー場」を拠点に活動する小学生のスキークラブ「大町蓮華スキークラブ」が今シーズンの発会式をスキー場で行った。
新会員を迎え、小学生約30人でシーズンが始まった。

■12/12-12/13;外務省が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS」で南アジア地域協力連合加盟国の高校生や大学生ら20人が白馬村を訪れた。
都内で経産省資源エネルギー庁の講義を受け、長野県では善光寺視察、エネルギー分野における白馬村の事例を学ぶため、12/13;平川小水力発電所などを視察。白馬の自然環境を生かした取り組みに理解を深めた。 地域の人々との交流や文化体験を行なった。※JENESYS;Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youths.

■〜12/10;池田町「北アルプス展望美術館」で、北ア山麓の美術愛好家らによる合同展「第2回アートでつながる北アルプスの里コネクト展」開催中。
池田美術協会、大町美術会、松川村美術会の会員の作品を中心に、53人による多彩な芸術作品約100点を展示。「つながるネクト」をテーマに会員同士が創作意欲を高め、地域の芸術文化の向上と活性化につなげようと3年ぶりに開いた。

■12/7;10:00-14:00;池田町池田二丁目のシェアベースにぎわいで、「にぎわい地元ワイン試飲会」開催。
ワインと音楽でまちなかのにぎわいを創出する。

■大町の小学校再編に伴い、2026年度に開校する「大町北部小」は改修工事を着工する。
12/6;大町市は校地となる旧大町第一中の改修工事請負契約に関する議案を市議会に提出。契約金額は約11.5億円。北部小は大町・平地区を通学区に2026年4月に開校。旧第一中を活用し、特別教室を普通教室に振り替える。校舎を増築、 多目的のオープンスペースを新設。水回りやトイレなどは小学生が使いやすいように改修。敷地内ではスクールバスのロータリーを設置、プールを撤去した跡地に駐車場を整備。2025年12/18竣工、開校までに引っ越し作業を行う予定。

■12/7;松川村「安曇野ちひろ公園」で「お正月飾り」作り体験会を開いた。
わら細工に精通する地元の人を講師におやすとおしゃもじ、ごぼう締めを作った。

■12/6;池田町「金の鈴農作物等生産組合」は、野沢菜漬けの共同加工を池田街多目的研修センタで開いた。
組合員や一般が参加、組合員の手ほどきで冬の保存食作りに精を出した。組合員が育てた野沢菜70kgを使って切り漬けを作った。砂糖としょう油、酢で漬け込み、各自持ち帰った。

■12/5;池田町広津「成就院」のオハツキイチョウが黄葉となり、まだ見頃が続いています。
1300年からの歴史を持つ曹洞宗の來鳳山「成就院」の境内のイチョウは樹齢160年、高さ24m、一際目立つ。円錐状の突起が乳房のように垂れ下がる乳イチョウで、葉に実が付くお葉つきイチョウ。例年11/中に見頃を迎えるが、2024年は色づきがだいぶ遅く、 12/2;真っ黄色に輝き見頃を迎えた。今は落葉した黄色い葉っぱが絨毯のよう。
(問)成就院 TEL 0261-62-8510

■12/3;大町の全小中学7校で農薬や化学肥料などを使わない有機栽培で育てた大町産のお米が給食で提供された。
地域で生産された農産物を給食で提供する「大町を味わう日」として実施。提供されたお米は、市社会福祉協議会障害福祉サービス事業所が取り組む農副連携事業・凸凹農園と、大町中学校こぶし学級の生徒が、大町三日町の農業「久保屋」の指導で 共同で栽培したコシヒカリ。大町中では全476人の生徒が魚のかば焼き、納豆あえ、大根のみそ汁などの献立とともに味わった。

■12/2;大町「爺ガ岳スキー場」で今シーズンの「安全祈願祭」が行われた。
従業員や地元の観光関係者、住民ら約30人が参加、ゲレンデの無事故と賑わいを願った。12/13;営業開始予定だが、積雪状況によっては前倒してプレオープンも。

■10/20,11/3,12/1;19:00-20:30;「松川村すずの音ホール」で「安曇族のルーツを探る」講演会
「安曇族のルーツを探る」と題して、郷土史研究家・荒井今朝一氏(大町)を講師に講話。10/20;第1回;安曇族とはどんな氏族?、11/3;第2回;古代の安曇野は?、12/1;第3回;安曇族はなぜ当地へ進出したか?志賀島から安曇野へ。
(定員;50人/各回,\500/1回,申込不要)
(問)松川村観光協会 TEL 0261-62-6930(8:30-17:00)

■9/7-12/1;松川村西原の「安曇野ちひろ美術館」で秋の展覧会開催。
9/2-9/6;展示替えのため臨時休館中。9/7〜;「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち」。 ちひろの絵の草花や生きものたちを、安曇野の自然とともに見つめる。生態学の視点やアートユニットplaplaxによるインタラクティブな作品。 9/7;10:45ー11:30;「plaplaxオープニングギャラリートーク」。9/21,10/19,11/16;14:00;学芸員によるギャラリートーク。
(問)安曇野ちひろ美術館 TEL 0261-62-0772

■7/19-11/30;県北アルプス地域振興局は、大北などの観光スポットを周遊するデジタルスタンプラリー「極上の絶景満喫デジタルスタンプラリー」を開催。
夏や秋の行楽シーズンに向け観光振興を図る。アプリ「furari」を利用し、各スポットを巡る。

スタンプ獲得スポットは最大200箇所。スタンプ数や種類に応じて抽選で地域の特産品などをプレゼント。参加賞あり。6つのカテゴリを設定し、1)カストロノミー;北アの食文化、2)体験・絶景、3)交通、4)食べる・泊まる・買い物。 5)文化・芸術(9/13-11/4;北アルプス国際芸術祭)、6)大糸線。
大糸線では大糸線主要駅でスタンプ。電化と非電化区間がある珍しい大糸線。鉄道イベント招待や地域の特産品などの景品を抽選で。
お店によっては独自の割引やプレゼントあり。
(問)北アルプス地域振興局商工観光課 TEL 0261-23-6523

■11/30;大町市「平公民館・女性未来館ピュア」で「おおまちキムジャン2024」が開かれた。
計80人が参加してキムチを漬け込む韓国伝統行事の「キムジャン」を体験。春野菜が出回るまでの間に食べるキムチを、初冬にまとめて漬ける伝統行事。大町の農家に依頼して栽培してもらった無農薬の韓国白菜を干して下漬けたもので、 参加者らは野菜を刻むなどしてキムチの漬けダレ「ヤンニョム」を作った。白菜の葉にヤンニョムを塗り込んで本漬けキムチを漬けた。

■11/29;池田町広津の曹洞宗成就院の境内にそびえる大イチョウが黄葉に色づき始めた。
晩秋の里山に、黄色と黄緑色のグラデーションが美しく輝く。

■11/29;池田町は2025年度から、地域の課題解決に専門人材を登用する国の地域プロジェクトマネージャー制度を活用し、DX推進に取り組む。
町民や町職員のICTに対する知識の向上を図り、情報格差の解消や業務の効率化などを目指す。

■11/28;「県大町合同庁舎」で県災害対策本部北アルプス地方部は大規模地震を想定した防災訓練を実施した。
大北の県出先機関や警察、消防、市町村などから約80人が参加、発災直後の情報伝達など初動対応を確認。本部と災害現場を結ぶ情報連絡員を初めて訓練に導入した。

■11/27;大町市教育委員会は、2026年4月に開校する「大町北部小」と「大町南部小」の校章が決まった。
5/下-7/1;校章募集では、北部小に59人・65点、南部小に39人・46点の応募があった。再編準備委員会で5-6点に絞り、保護者や児童、教職員のアンケートを経て市教委が決定。北部小は市鳥のライチョウをイメージ、南部小は大町の「大」を 星形にしたデザイン。

■11/下;X'masが近づく中、松川村でシクラメンの出荷が最盛期を迎えています。
赤や白など色鮮やかなシクラメンは、X'masの贈り物として人気が高く、松川村では出荷が最盛期を迎えています。松川村神戸にある農場「信州雪香園」ではハウスの中で8種類・約7万株のシクラメンを栽培。2024年は夏の猛暑で開花が2週間遅れ、 花は小ぶりのものが多いという。「夏の暑さを耐え抜いて、冬にきれいな花をお届けできれば。帰宅したときにシクラメンを手に取ってほっと癒やされてもらえるとありがたい」と。シクラメンは、12/下にかけて、主に愛知や関西に向けて出荷予定。
(問)信州雪香園 TEL 0261-62-8438

■11/26;大町市牛越徹市長は、開会した市議会12月定例会で、11/4;閉幕した「第3回北アルプス国際芸術祭」を振り返っり、46日間の会期中に延べ約18万人が訪れた。 来場者数は作品36サイトのうち、受付を設置した22サイトでカウントした速報値。

■11/24;「大町文化会館」で大町の源流美麻太鼓は「創立35周年記念特別公演」を開催した。
長年にわたり活動を応援してくれた地域住民への感謝をばちに込め、勇壮な太鼓の音色を会場に響かせた。約250人の観客は活気にあふれる演奏を堪能した。

■11/24;大町市「白塩町自治会」と町民有志でつくる「塩満会」は、「秘仏等拝観の郷土旅」と題した日帰りバスツアーを実施した。
地域住民多数が参加して、神職や護持会の関係者の案内で「若一王子神社」、「仁科神明宮」、松川村「金福山観松院」を巡った。秘仏などに触れ、歴史の奥深さを体感。

■11/24;14:00;「大町文化会館」で、大町源流美麻太鼓は創立35周年を記念した特別公演「源流からの鼓動2024」を開く。
長年にわたり活動を支えてくれた地域住民への感謝を込めて、コンクールでの入賞や姉妹都市・米国メンドシーノでの演奏会など一年間の成果を演奏を通じて披露する。(入場無料)

■11/23;大町常盤の「一本木神社」で、2024年の収穫に感謝する神事「新穀感謝祭」が執り行われた。
11/22;氏子が収穫した農産物を奉納、出来栄えをみる農産物品評会が行われた。五穀豊穣に感謝する品評会は大正時代から始まり、2024年で110回目という長い歴史を持つ。2024年度の品評会には、白米やもみ、キャベツ、白菜、長ネギ、 サツマイモなどの農産物や加工品などの初穂が奉納された。JA大北南部営農センタの審査員が品評した。

■大町常盤上一の「一本木神社」の氏子総代が記念冊子「一本木神社 あの日あの時」を製作した。
11/23;神社の新穀感謝祭でお披露目され、氏子らに配布。同社の氏子総代らが3年間に社務所や宝蔵庫で保管してあった書類や資料を見る機会があったことから、貴重な資料を何らかの形で保存・紹介し、一本木神社の歴史を後世に残そうと企画。 冊子には主な出来事の年表、氏子総代の活動の様子が分かるS36年の日誌、社殿の棟札を調査した奉納写真帖の解説文などを掲載。伝統芸能の獅子舞や浦安の舞の奉納や、祭り風景などを撮影した写真など歴史を伝えている。

■大町平の「仁科神社」が仁科盛遠公没後800年にちなんだ「御城印」を制作した。
羽田宮司は「仁科氏や森城址の歴史文化を多くの人に知ってもらいたい」と。御城印は半紙に城名やゆかりのある城主の家紋や花押を押した記念印。歴史や城マニアにも人気が高い。仁科神社の御城印は、仁科家の家紋のアゲハチョウの朱印に 森城の文字を書いた。

■11/23;松川村「すずの音ホール」で、松川村発祥の郷土民謡「正調安曇節」の普及・伝承を目的とした「第3回松川村子どものための安曇節作詞コンクール」の入賞者表彰式が開かれた。
ふるさとを詠んだ子どもたちの詞が披露された。

■11/20;池田町会染の酒蔵「大雪渓酒造」は、新米を醸した最初の新酒「しぼりたて生原酒」を発売、真新しい酒林を飾った。
酒林はスギの葉を束ね、丸く刈り込んだ大きな球体で「杉玉」とも呼ばれる。酒蔵の守り神でありシンボル。真新しい酒林が飾られると「新酒ができた合図」で伝統的な看板としても知られる。 2024年は白馬村神城堀之内にあるスギの大木の葉を使い、蔵元直営店「花紋大雪渓」用と酒蔵用の2個を制作した。

■11/18;「松糸道路」の大町市街地区間について、市民有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」は、ルート案に反対する4952人分の署名を牛越徹市長に提出した。
「事業主体の県に任せるだけでなく市民の声を聞くべき」と。

■11/17;大町市八坂の有志でつくる八坂地域づくり協議会とやさかボランティア隊は、県自然環境保全地域に指定されている相川地区の唐花見湿原と周辺の整備活動を行った。
地域の財産である美しい景観を保全しようと、草刈りなどの作業に汗を流した。

■11/16;「大町まちづくり協議会」は「大町商工会館」周辺で「第32回荷ぐるま市」を開いた。
地域の飲食店などが出店、軽食やデザートなどを販売。本通りは歩行者天国となり、地域住民らが訪れ、キッチンカーで好きな食物を買ったり、おいしいものを味わいながら、おおまぴょんのファン感謝祭などを楽しんだ。

■11/16;10:00-14:00;大町本通りにて「第32回荷ぐるま市」
本通り(長銀-商工会館間)を歩行者天国にしてたくさんのお店が出店。おおまぴょんファン感謝祭も同時開催。おおまぴょんファン感謝祭;12:00;おおまぴょんとじゃんけん大会、大町市商工会館ではおおまぴょんグッズ販売、 おおまぴょんの缶バッジやペーパークラフト、ぬり絵遊びなど。
(問)大町まちづくり協議会(大町商工会議所) TEL 0261-22-1890

■11/16;松川村で環境省「自然共生サイト」に認定されている「高瀬川の生物多様性サイト」で、高瀬川中流域の価値を共有し、ネットワークを広げようと、専門家や環境保全活動団体などによるWSと観察会が開かれた。「野の花の宝庫 松川=高瀬川を学ぶ」と題し、 大町や松川村、池田町、安曇野を流れる高瀬川中下流域(343ha)で生物多様性の保全が目的で絶滅危惧種、希少動植物を回復し、後世に継承する活動。高瀬川河川敷の半自然草原に生息する植物をテーマに情報や意見を交換した。

■11/15;大町市役所で大糸線利用促進の会合が開かれた。
JR大糸線南小谷以北の存続に向けた対策などを話し合う「大糸線利用促進輸送強化期成同盟会」の「振興部会」(第7回)が開かれた。沿線関係団体などが2024年度取り組む利用促進・活性化事業の状況を報告。乗客数の年間目標値は約6万人、9/末までの上半期の実績は約1.9万人。今後は冬季のインバウンド需要に期待し、 外国人向けのPR活動などに注力していく。2024年度は市町村や県、JRなど各団体がSNSでの情報発信や旅行商品の販売、鉄道を利用した謎解きラリーなど37の事業を展開。会合では「イベントの周知が不十分だった」などの意見があった。インバウンドの拡大に向け、外国語のチラシの作成などを確認した。

■11/15;大町市八坂小中学校は「収穫祭」を開いた。
学習の一環で自ら米作りに携わり、収穫した米を昔ながらのかまどを使って火を起こし、薪をくべながらご飯を炊いた。おにぎりにして味わい、豊作に感謝した。

■11/15;今シーズンの狩猟が解禁。
県の職員が山林などで事故防止を呼び掛けるパトロールが行われた。狩猟期間は2025.2/15まで。二ホンジカとイノシシのわなによる狩猟は3/15まで。

11/15;猟が解禁され、県北アルプス地域振興局や大町署などは、管内市町村で安全パトロールを行った。猟銃による事故や違反の防止を目指し、狩猟者にルールの徹底を呼び掛けた。大町では県職員や警察官、大北地区猟友会員、鳥獣保護管理員ら10人が、狩猟が解禁される日の出に合わせてパトロールに出発。 猟場や鳥獣保護区などを巡回し、狩猟者に狩猟禁止場所や銃の適正な取り扱いなどを啓発した。

■11/15;大町美麻の「美麻地域づくり会議」と「地域づくり美麻」が運行する移動支援の「たすかる美麻」は高校生利用に向けた試験運行を始めた。
「たすかる」は高齢者を対象としてきたが、保護者の要望を受け、高校生利用の可能性を模索。ニーズを把握しながら本格運行につなげ、地域ぐるみでの通学支援体制を整える。市民バスでは対応できない通学の電車時刻に合わせて時間帯を設定。 JR信濃大町駅(6:48発)の普通松本行きに間に合うよう希望者を最寄りのバス停に迎えに行った。初回は松本や安曇野の高校に通う4人が利用した。地域づくり美麻が管理する車両に乗り込み駅に向かった。

■11/14;大町常盤の森林でサントリーの「天然水の森 北アルプス」でアカマツの植樹が行われた。
北アを含む全国26ヶ所の「天然水の森」(計1.2万ha)で20年以上前から水源涵養活動の一環で森林を整備している。「北アルプス信濃の森工場」の水源となるエリア「天然水の森」(441ha)の中で、約1haの土地にミネラルウォーターの 工場従業員と高校生らが参加して苗木約150本を植えた。北ア山麓でも松枯れ被害が広がっている。今後、60-70年かけてアカマツの苗木を植え続け、未来に続く豊かな森林にしていきたいという。
2021年に「サントリー天然水」を製造する「北アルプス信濃の森工場」が稼働し、2022年5月には敷地内に体験型施設がオープン、工場見学(要予約)、自然散策など。森林整備活動の他、自治体と連携した地域創生「みずのわプロジェクト」への 参画など地域との結びつきも強い。
(営業;3月最終水曜日〜12月第1日曜日,9:30-16:30,月/火休業日,工場休業日,冬季休業。2024.12/2〜2025.3/下は冬季休業予定。
(問)サントリー天然水北アルプス信濃の森工場 TEL 050-3182-7911(9:30-11:30/12:30-16:30)

■12/12;「大町市運動公園」で松くい虫によるアカマツの被害防止を目指し、薬剤の樹幹注入講習会を開いた。
施設を利用する団体など約30人が参加、自然豊かなスポーツ環境を守ろうと、松林の保全活動に取り組んだ。

■11/11;大町「松糸道路と大町を考える会」は、「松糸道路」のルートや道路構造のための測量の中止を、県に求めた。
署名は222人分。8月に建設に反対する署名約5000人分を提出、今回は地権者中心に集め、「関係者の納得が得られていない」と。

■大町「霊松寺」にはイチョウの木が色づき、見頃を迎えた。
境内には樹齢100年以上と言われる幹回りが3m,高さ15mのイチョウの木があり、例年よりも10日ほど遅く、ようやく見頃を迎えた。このイチョウは葉に実がつくことから「オハツキイチョウ」と呼ばれ、住職によると100枚中3枚ほどという。境内では 訪れた人たちが散策を楽しみながら、太陽の光で黄金色に輝くイチョウを眺めたり写真に収めたりしていた。イチョウの紅葉は、11/17まで楽しめそう。オハツキイチョウが見つければ持ち帰って良く、「子宝・安産のお守り」となっています。

■9/13-11/10;「北アルプス国際芸術祭×信濃大町の食」では北アルプス国際芸術祭のアート巡り、アートと食の写真をInstgramの投稿で景品が当たるキャンペーンを実施中。
「立山・黒部アルペンルート」、大町市内のお薦めの食物の写真にハッシュタグ「#アートフェスグルメ」を付けて投稿。大町温泉郷ペア宿泊券やTシャツ、手ぬぐい、トートバックなどが当たる。事務局は「アートだけでなく、スイーツと食を 一緒に味わい、紅葉が始まる大町で芸術と食の秋を満喫してほしい」と。

■大町市で開催中の北アルプス国際芸術祭のパートナーシップ事業として、、10月毎土/日/祝;JR信濃大町駅前の「旧アルプスロマン館」で「信濃おおまち民話プロジェクト」によるおもてなしが行われている。
湯茶や郷土料理の振る舞い、パフォーマンスなど、毎回趣向を変えた来訪者への歓迎が評判を呼んでいる。湯茶のサービスに合わせ、地場産のリンゴやすいとん、おにぎりなど、メンバーが持ち寄った漬物の振る舞いもある。北アルプス国際芸術祭や 大町についての会話で盛り上がり、参加者と観光客とのつながりも生まれる。民話の読み聞かせや、音楽、踊りの演奏など。

■9/7-11/10;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)では、「秋の森チャレンジ&紅葉フェスタ」開催
秋の森の園内で運動や体験プログラムなどのイベント開催。園内の紅葉の見頃は10/下-11/中。
10/5-10/6;入園無料。
〜9/下;「れき原の花畑」ではキバナコスモスが開花。鮮やかなオレンジ色と黄色(ドワーフカーペットレッド・イエロー6万本)のお花畑。
9/28ー9/29;「コスモスの摘み取り」(無料)
9/28-9/29;森の体験舎で葉っぱを使ったオリジナル「ハンカチーフ作り」(\300)
11/3-11/4;入口広場で「紅葉リース作り」(\100)
9/18,9/22,9/23,9/28,9/29;「アサギマダラ観察会」。アサギマダラにマーキングを行い、移動距離や場所を調べる観察会。
9/21-9/22,10/5-10/6;「ツリーイング」(\1500)
9/14-9/16,9/22-9/23;7:30ー8:30;「アルクマ熱気球」(5分間,高さ30m,\2400/15歳以上,\1600/14歳以下)
9/22;「ティラノサウルスレース」(\1500/大人・中学生以上,\1000/小学生以下)
9/29;「国営アルプスあづみの公園リレーマラソン」(150チーム)
10/5-10/6;「松本ぱんフェス2024」
10/19;「ランバイクレース」(お子様;\2000)
10/26-10/27;「シイタケの駒打ち」(\500)
(9:30-17:00,11月9:30-16:00,毎月曜休園,\450/大人,\210/65歳以上,中学生以下無料)
(問)国営アルプスあづみの公園大町・松川管理センタ TEL 0261-21-1212

■大町市大町西小が学校花壇の出来栄えを競う「フラワー・ブラボー・コンクール」(FBC)で特別賞の環境大臣賞を受賞。
花壇設計、生育状況、花壇管理と効果、教育上の利用、校外美化への影響の部門審査。学校花壇設計部など各部門でも表彰を受けるなど取り組みが評価された。

■11/10;大町市消防団と北アルプス広域大町消防署は、「大町ダム緑地公園」付近で「秋の全国火災予防運動」に合わせた合同訓練を行った。
消火に使う水がない山間地での火災を想定。大北生コン事業協同組合の大型ミキサー車に積まれた水約10tを、約500mにわたり中継送水する訓練に取り組み、関係機関の連携を確認した。

■11/9;8:50-13:00;「絶景の北アルプスと秋・塩の道ウォーク」
国宝仁科神明宮と文化史跡めぐり。紅葉の秋。色づくイチョウ。約8kmコース。受付8:30〜,JR信濃大町駅大町市観光協会前集合。コース;JR信濃大町駅(バス)で国宝仁科神明宮〜盛蓮寺〜佐々屋幾神社〜民俗資料館〜丹生子関所跡〜浄福寺〜 木舟城入口〜舘ノ内居館跡〜横堰〜松崎和紙(和紙の紙すき体験;\1500)〜信濃大町駅前。(定員;80名,参加費;\2500)
(申込み)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■11/9;池田町商工会は「池田町交流センターかえ」付近で「えびす講感謝祭」を開いた。
抽選会や福まき、特産品販売などが行われ、大勢の来場者で活気づいた。

■11/9;松川村の道の駅「安曇野松川寄って停まつかわ」で「安曇野まつかわ秋祭り収穫祭」が開かれた。
松川村の旬の味覚を取りそろえたブースが並び多くの住民や観光客らでにぎわった。

■大町で「北アルプス芸術祭」ガイドと巡る特別ツアー
1)北アルプス国際芸術祭開催中、街なかの芸術祭作品を見学し、信濃大町の歴史や文化を知るガイドと共に歩くツアー。
9/17,10/4;9:00-12:30;Aコース;信濃大町駅前(大町観光協会)→タカラ食堂→北安醸造→松葉屋ゲストハウス。芸術祭作品を見学。
10/8,10/21,11/1;9:00-12/30;Bコース;大町駅目→タカラ食堂→倉科製粉所→松葉屋ゲストハウス。芸術祭作品を見学。
9/15,9/22,9/29,10/6,10/13,10/20,10/27,11/3;9:30-12:30;信濃大町塩の道・宿場町と文化・歴史を学ぶ「街歩きガイドツアー」
2)塩の道の宿場町の風情を残す信濃大町を散策しながら、歴史と文化、水の生まれる信濃大町の魅力に触れ、北アルプス国際芸術祭を鑑賞する。市街地エリアのアート12作品を巡る。 信濃大町駅前(大町観光協会)→商店街通り→旧北校(所要;約3H)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190(8:30-17:15)

■10/26-11/4;紅葉の名所・大町山田町の「霊松寺」境内庫裏で日展工芸作家展「おおまち2024-木と土と・今を創る-」開催中。
工芸や陶芸など地元作家5人の作品50点が並ぶ。お寺の雰囲気と作品がマッチするよう展示にも工夫を凝らしている。

■10/26-11/3;18:00-21:00;大町「霊松寺」で「紅葉ライトアップ」
紅葉の名所「霊松寺」で、山門や境内を「ライトアップ」。紅葉の見ごろは10/下〜。日展作家展同時開催。霊松寺庫裏(9:30-15:30,\100)
(問)霊松寺寺務所 TEL 0261-22-0377

■11/4;大町で開催してきた「北アルプス国際芸術祭」は閉幕した。
3回目となる3年に1度のアートの祭典「北アルプス国際芸術祭」は46日間の会期を終え閉幕。11の国・地域からアーティスト37組が参加した。実行委によると、9/13-11/4;延べ18万1092人が来場した。コロナ禍での開催の前回を3万人以上増えた。 芸術を通じて大町の魅力を発信。最終日(11/4)は晴天に恵まれ、各展示会場には多くの家族連れなどが来場者していた。11/4;18:00;JR信濃大町駅前で式典が開かれ、実行委や出展作家、ボランティア、地域住民ら約150人が参加、祭典の閉幕を祝った。

■11月;大町「青木湖」湖畔にカフェ「CAFE THE BRANCH」がOPENした。
「松本信金まちづくりファンド」などを活用し、中東の料理やオリジナルのコーヒーなどを提供。「景色とおいしい料理を楽しんでほしい」と。自家製のパンなどを使ったプルドポークやサンドイッチやオリジナルコーヒー、 海外クラフトビールなどを提供。

■9/13-11/4;大町市プロモーション委員会は開催中の「北アルプス国際芸術祭」に合わせ、地元の創作菓子も楽しんでもらう「プチ復活!信濃大町スイーツプロジェクト」のスタンプラリーを開催中。
特色あるスイーツを観光誘客に役立てるスイーツプロジェクトに取り組み、3年に一度の国際芸術祭をさらに盛り上げるため連携事業として復活。スタンプラリーは、芸術祭のアート作品にちなんだ形や色に仕上げたスイーツを提供する 市内の菓子店・飲食店など計7店舗を巡り、地図入りラリー用紙に各店のスタンプを集める。用紙はJR信濃大町駅前の芸術祭インフォメーションセンタ、参加店舗、大町観光協会、 大町市温泉郷観光協会、黒部ダムなどに置いてある。 集めたスタンプの数でオリジナル缶バッチなど景品がもらえる。参加店は黒部ダム、塩の道ちょうじや、創舎わちがい、Radice、立田屋、Pinto、藤長菓子舗。

■9/13-11/4;現代アートの作品を展示する「北アルプス国際芸術祭2024」が始まった。
「北アルプス国際芸術祭」は、アートで地域を盛り上げようと、大町で2017年から3年ごとに開かれ、9/13;初日は大町文化公園で開幕式が行われ、実行委員長を務める大町市牛越徹市長が開幕を宣言した。市長は「大町の雄大な自然や豊かで 清冽な水そして歴史や食文化など質の高いアートとともに全身で体感いただくことを心から期待しています」と。11の国と地域からアーティストが参加し、廃校の校舎や文化財の建物などで37の作品が展示。芸術祭のコンセプトは「水・木・土・空」。 大町市内の5エリアに分けて36組のアーティストが37の作品を展示。1)JR信濃大町駅前、2)大町・七倉・高瀬ダム、3)高瀬川などの源流、4)仁科三湖、5)鷹狩山など東山などのエリアにアーティストの作品が並ぶ。実行委員会事務局は 「アート作品を屋外などで見ることができるのが特色で作品だけでなく風景や自然なども一緒に楽しんでほしい」と。

■9/13-11/4;9:30-16:30;大町で「第3回北アルプス国際芸術祭2024」(Northern Alps Art Festival)開幕。
北アルプス国際芸術祭では、大町で土地や空間を使った様々なアート作品(全37作品)を楽しめる。11の国と地域から36組のアーティストが参加。コンセプトは水・木・土・空で、JR信濃大町駅前、大町・七倉・高瀬ダム、高瀬川などの源流、 仁科三湖、鷹狩山など東山などのエリアにアーティストの作品が並ぶ。駅前には足湯も。JR信濃大町駅前にある「北アルプス国際芸術祭」のインフォメーションセンタでは作品鑑賞パスポートやオフィシャルグッズなどが販売。 公式ガイドブック、各種イベント案内、ガイドマップ、会場案内交通情報など芸術祭に関連した情報を入手できる。 パスポートの提示で特典あり。
・葛温泉(高瀬館,仙人閣,温宿かじか)、ゆーぷる木崎湖、ぽかぽかランド美麻の温泉入浴料が\100オフ。上原の湯、ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん、黒部観光H、緑翠亭景水、七倉山荘、七倉荘など入浴料金割引、 ・大町エネルギー博物館、西丸震哉記念館、劇団四季浅利慶太記念館、国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンなどで入館・入園料割引あり。木崎湖・青木湖でのレイクアクティビティで一部割引。 ・「立山・黒部アルペンルート」(当日券;扇沢-黒部ダム10%OFF,黒部湖-室堂間5%OFFなど。
作品鑑賞パスポート(\3000/一般当日,\2500/前売り,\1500/当日16-18歳,\1000/前売り)。個別は\300/1アートサイト
(問)北アルプス国際芸術祭実行委員会事務局(大町市役所観光文化課内) TEL 0261-85-0133

■今、大町では「北アルプス国際芸術祭」開催中。大町全体がアートの町。
コンセプトは「水・木・土・空」で、大町をキャンバスに国内外のアーティストによる現代アート。大町市内の5つの地域で11の国と地域のアーティスト37組による作品が展示。地元の魅力を再発見するきっかけに。同実行委は「5つのエリアでは、 ダムがあったり、湖があったり、街があったり、里山があったり、それぞれの特徴が芸術祭の魅力」と。芸術祭は11/4まで開催。

■9/10-11/3;7:00-21:00;「大町温泉郷」の「立山プリンスH」館内にオリジナルの「道祖神」がお目見えした。
北アルプス国際芸術祭で「金色の大道祖神祭り」と銘打ち、ホテル職員が手作りした高さ3.5mの大きな道祖神が登場。館内ロビーでは2024春(4/14-6/5)に「鯉のぼり」、夏(6/21-8/25)「七夕」に続く、第3弾「金色の大道祖神祭り」(9/10-11/3)開催中。 五穀豊穣の実りに感謝した秋のお祭りで、道祖神には五穀豊穣、豊年満作、家内安全、満願成就の御札が全面に張られている。龍の形をしたオブジェも登場。昔話「泉小太郎」に登場する犀龍をイメージしたもので、地域住民や観光客の安全や 開運などを願っている。(見学無料)
(問)立山プリンスH TEL 0261-22-5131

■大北・安曇野の5市町村と17の美術館などでつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、ARを体験するイベントを北アルプス国際芸術祭の会期に合わせて開催。
9/13から14館で始まった。各館ではオリジナルのAR作品を展示、新たなアートの可能性や楽しみ方を提案。

■9/12〜;大町仁科町の「ギャラリー・いーずら」で、北アルプス国際芸術祭中に市民サークル作品展を開催。
「いーずら大町特産館」2Fギャラリースペースで和紙絵画「浩和会」による作品展が始まった。

■まちの活性化に取り組む、大町の女性有志でつくる「女性がつくるNIGIWAIの会」は北アルプス国際芸術祭に合わせて、「おもてなしSHOP」をJR信濃大町駅前の旧「アルプスロマン館」(雷鳥の里本舗田中屋さん経営の 店舗は2023.3/31で閉店した)の空き店舗で開催。9/13〜;期間中の週末や祝日に開店、地域の特産品やクラフト作品などを販売。住民たちが訪れた人をお茶などでおもてなし、芸術祭を盛り上げる。

■郷土に伝わる民話で地域の魅力発信に取り組む「信濃おおまち民話プロジェクト」は、北アルプス国際芸術祭協力事業の一環として、開催中の10月毎土/日におもてなし事業を企画。
湯茶での接待の他、来場者に音楽や踊りを披露して楽しんでもらう。

■10月毎土/日;民話をもとに地域の魅力発信に取り組む「信濃おおまち民話プロジェクト」は、「北アルプス国際芸術祭」でおもてなし事業を実施。
JR信濃大町駅前の「旧アルプスロマン館」で、大町を訪れる人への湯茶のもてなし。市民などボランティアで50人が集まった。湯茶だけでなく音楽や踊りなど楽しい催しも予定。

■9/13ー11/4;大町で開催する「北アルプス国際芸術祭」で、参加芸術家の作品が次々と完成してきた。
同芸術祭は2017年、2021年に続く3度目。大町市街地やダム、源流、仁科三湖、東山の5会場で11の国と地域の作家36組が現代アート37作品を展示する。実行委員長の大町市牛越徹市長は「前回はコロナ下で県内中心だったが、今回は全国から 多くの皆さんを迎え、紅葉がきれいな秋の大町の魅力も伝え、本格開催につなげたい」と。(会期中水曜定休)
(問)実行委事務局 TEL 0261-85-0133

■9/13-11/4;大町で「北アルプス国際芸術祭2024」(Northern Alps Art Festival)開催。
大町中綱の「ふるさと創造館ラーバン中綱」では、期間中に公式カフェ&レストラン「YAMANBA」がOPEN。
6/19;スタッフを対象にした料理講習会があり、スタッフ約30人が参加。レストランで提供予定の旬の地元食材を使った郷土料理の献立を学んだ。料理監修は大町出身の郷土料理研究家。
食事(11:30ー12:30,13:00-14:00,40席,予約制,水曜定休)、9/14-10/8;初秋の献立、10/10-11/4;錦秋の献立。(価格;\2200)。CAFE(11:00-16:00,予約不要)
なお、「北アルプス国際芸術祭2024」鑑賞パスポート(スタンプラリー付)は、(\3000/当日一般,\2500/前売),\1500/16-18才;当日,\1000/前売)
全スタンプで賞品プレゼント。パスポート提示で大町の温泉や飲食店・アクティビティなどで割引や特典あり。
(問)NPO法人ぐるったネットワーク大町 TEL 0261-85-0556

■2024.9/13-11/4;大町で「北アルプス国際芸術祭2024」開催
12/1-2024/2/28;大町市はふるさと納税制度を活用して運営資金への寄付を募るCF「北アルプス山麓で開催される国際芸術祭を応援してください!!」を開始した。目標金額は300万円。CFは自治体が抱える課題解決のため、ふるさと納税の寄付金の 使い道をより具体化し、共感した人から拠金を募る。寄付金はアート作品制作、来場者の2次交通整備、運営ボランティアサポーターの滞在支援といった開催経費に充てる。返礼品は地元の湧水を使ったミネラルウオーターなどの特産品。 芸術祭のパスポート引換券も。市は「コロナを乗り越えての開催へ、寄付をお願いするとともに、機運を盛り上げ、全国からの多くの来場に期待したい」と。12/11;寄付金額;75.3万円。
(問)ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディング(大町市)

■9/13-11/4;大町で開催の「北アルプス国際芸術祭」で、8/3;玄関口となるJR信濃大町駅前に「インフォメーションセンタ」が開所した。
北アに抱かれた信濃大町を舞台に3年に1度開催の「北アルプス国際芸術祭」。2021年の第2回開催に続き、2024年は北アルプス国際芸術祭では、大町で土地や空間を使った様々なアート作品を楽しめるイベント。11の国と地域から36組のアーティストが参加。 コンセプトは水・木・土・空。駅前、大町・七倉・高瀬ダム、高瀬川などの源流、仁科三湖、鷹狩山など東山などのエリアに作品が並ぶ。大町市牛越徹市長は「コロナ禍で疲弊した地域経済・地域の暮らしを再生していくきっかけにしていかなければいけない」と。 インフォメーションセンタでは公式ガイドブックやイベント案内、会場案内、チケット発売を行う。作品鑑賞パスポート(\3000/一般当日,\2500/前売り,\1500/当日16-18歳,\1000/前売り)。個別は\300/1アートサイト)
(問)北アルプス国際芸術祭実行委員会事務局(大町市役所観光文化課内) TEL 0261-85-0133

■9/13-11/4;大町で開催する「北アルプス国際芸術祭2024」が開幕まで50日を切った。
8/1;同芸術祭をPRするフラッグ(長さ80cm,幅40cm)を中央通り商店街に掲出した。8/3;JR信濃大町駅前の空き店舗に「信濃大町駅前インフォメーションセンタ」の開設予定。 フラッグは「水・木・土・空」のアイコンが描かれ、大町駅前〜大町名店街周辺までの沿道に約20m間隔で約100ヶ所に設置した。

■大町で現代アートで飾る「北アルプス国際芸術祭」の実行委員会は、9/13-11/4;「秋の第3回開催」に向け準備を着々と進めている。
「芸術祭」と来場者をつなぐ架け橋となる「オフィシャルツアーガイド」を募集中。作品案内や自然・文化など大町の魅力を来場者に発信する役割を担う。活動は芸術祭開催期間中でオフィシャルツアーの案内などを行う。2月-8月;ガイド養成研修を実施。 大町の歴史・文化、自然、芸術祭の作家や作品などについて知識を深める。

■9/13-11/4;大町で開催の「第3回北アルプス国際芸術祭」に向けて、「大町市役所」入口に開幕までの日数を刻むカウントダウンボードがお目見えした。
今後のボランティアサポーターの活動情報なども掲載しながら、開幕まで80日を切った芸術祭をPR。カウントダウンボードは、実行委事務局の大町市地域振興部観光文化課が設置した。

■9/13-11/4;大町を舞台にした芸術の祭典「北アルプス国際芸術祭2024」開催
過去2回の開催を踏まえ、市民参加を促進しようと、地域資源や芸術について学ぶセミナー「北アルプスまほろば塾」の開催など、新たな取り組みを紹介。芸術祭は「水・木・土・空」をコンセプトに芸術作品で大町市内を彩り、 地域の魅力を発信するイベント。まほろば塾では著名人や専門家をゲストに招き、北川氏を案内役に住民参加で地域の魅力を掘り起こす。初回は7/1;平公民館で「木」をテーマに東京おもちゃ美術館館長を講師に招く。

■9/13-11/4;大町で「北アルプス国際芸術祭2024」開催
9/28;パンフ等に使用する「メインビジュアル」が発表された。水、木、土、空をイメージした芸術祭のロゴの背景に雲が浮かび、みずみずしい山々と湖。「大町の土地の特徴でもあり大切な資源でもある水をテーマに、山々にしみ渡り、 やがて川となり湖へとつながる姿を青の線と点で表現した」と。30組の作家による新作30点、既存作品8点の展示を予定。

■9-11月;大町で「北アルプス国際芸術祭」(第3回芸術祭)開催。
公募枠の作品募集を開始。作品展示場所の候補地選定も進めるなど本格的な準備に取り掛かっている。

■秋開催の大町「北アルプス国際芸術祭2024」で、参加アーティストの作品制作が始まった。
4/6;林業アートに取り組む「大北林業研究グループ」は平地区の山中で作業を開始。森林を生かし、持続可能な森林資源活用など森と人が共生できる環境を伝える作品を作り上げる。

■3/28;大町市制施行70周年記念事業実行委員会は、第2回会合を大町市役所で開いた。
10/5;「大町文化会館」にて「大町市制施行70周年記念式典」を開催。他に「アルプス雪形まつり」や「アルプスマラソン」など恒例イベントを記念行事として実施。大町山岳博物館と連携した企画展も予定。

■9/20;大町で開催中の「北アルプス国際芸術祭」は開催6日間で延べ1万8962人が来場。前回よりも48%増加した。

■大町市は、芸術文化の振興を図る条例と計画の策定に向け、市文化芸術振興審議会を立ち上げた。
同条例・計画は、豊かな自然や歴史、活発な芸術活動など地域特性を生かした人づくり・まちづくりの指針で、年内の制定、2025年度の施行を目指す。3/8;サン・アルプス大町で初会合が開かれた。文化施設代表や芸術家、観光・商工・金融などの 関係者18人で構成。会長は劇団四季浅利慶太記念館長を選出。

■大町で秋開催の「北アルプス国際芸術祭2024」
広報や会期中の活動に使用するオフィシャルカーがお披露目されるなど開催に向けた準備が着々と進んでいる。3/24;市民向けの企画発表会を大町公民館分室で開く。

■11/3;9:45-13:30;大町文化会館のフレンドプラザ大町を主会場に「OMACHIロゲイニング」
秋の田園風景野中、秋色の大町市内、大町商店街、塩の道宿場町の面影を残す古き良き町並み、観光道路、大町公園、鷹狩山、霊松寺、山城跡(青木城/木舟城)、起伏の激しい山道、木崎湖、森城址、仁科神社、若一王子神社、西山山麓、 りんご畑、畦道など初冠雪の北アと里の紅葉を楽しみながら歩く。地図をもとに時間内にチェックポイントを回る。チームは家族、混合チーム、男子・女子チーム(2-5名)、ソロ。沿道では秋の収穫物、特産品などの販売するマルシェも。
チーム・ソロ。(定員;200名,3H;\3500/一般,\1000/大学生以下,締切;10/16)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■11/3;大町で「第9回OMACHIロゲイニング」開催
起伏の激しい山道、塩の道宿場町の面影を残す町並み、雄大な北アの山岳風景、秋の田園風景など信濃大町の魅力を楽しむ。大町商店街、大町公園、鷹狩山、霊松寺、木崎湖、森城址、仁科神社、若一王子神社、西山山麓、田園、 りんご畑、畦道などを、初冠雪の北アと里の紅葉を楽しみながら歩く。地図をもとに時間内にチェックポイントを回る。チームは家族、混合チーム、男子・女子チーム(2-5名)、ソロ。 7/16-10/16;エントリー開始。コース途中には秋の収穫物、特産品などの発売、 主会場はフレンドプラザ大町。9:45-10:15;受付,10:15;開会式,10:30;スタート-13:30;フィニッシュ。(定員;チーム,ソロ;計200名,参加料;3H;\3500/一般,\1000/大学生以下)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■11/3;「大町文化会館」で「第12回消防フェスタ」が開かれた。
災害に対応した体験、展示などで消防の仕事への理解を深めながら防災意識を高めた。各ブースを巡ってるスタンプラリーも実施。

■11/2;地域材を有効活用し、木のある暮らしを提案しようと、大北や安曇野などの林業・製材・木工関係者などでつくる団体「北アルプス森とつながる暮らし案内所」のアンテナショップが、松川村西原の工房兼ショップ「ソルンテ」にオープン。 地域住民らが関係者らと交流しながら地域材の魅力に触れ、関心を深めた。イベントでは地域材を使った加工体験やWS、商品開発中の積み木で遊ぶコーナーなどが用意され、訪れた親子らが楽しんでいた。ジビエ汁の振る舞いもあった。

■11/初;大町「高瀬渓谷」の「北葛沢」の紅葉は色あせ始めてきました。「大町ダム」(龍神湖)付近の紅葉が見頃。

■10/15;大町「高瀬渓谷」の「北葛沢」付近も色づき始め。

■11/2;13:30-16:30;松川村緑町中区の「やすらぎ公園」で「松川村米蔵日本酒祭り」が開かれた。
松川村産の米を醸す信州の酒蔵が集結、自慢の日本酒をテントに並べた。雨が降る中、「オリジナル三勺しゃくます枡」を手に参加者はお目当ての酒を味わっていた。松川村の酒造「甍酒蔵」が初参加。北安醸造(大町),大雪渓酒造(池田町), EH酒造(安曇野),亀田屋酒造店(松本)の他、塩尻・木曽・諏訪など12の酒蔵の酒が出店。日本酒祭りはコメどころを象徴する国登録有形文化財「松川村収蔵庫」のPRを兼ねて2014年に始まり今回で8回目。

■10/30;大町の古刹「霊松寺」では紅葉が見頃。
境内は紅葉がきれい。昼は内部拝観、夜はライトアップを開催中。オハツキイチョウはこれから黄色く。

■10/26-10/27;大町市水道事業100周年を記念する「100年の歴史を刻む水源地見学」(みずのわプロジェクト)が開かれた。
普段は立ち入ることができない市水道水源の居谷里水源や三日町配水池を巡り、湧水を利用した水道水のおいしさを体感。100年の歴史に思いをはせた。

■10/26-10/27;「大町温泉郷」で「ハロウィン」が開かれた。
地域住民や観光客らが思い思いの仮装を楽しみながら温泉郷の施設を巡り、お菓子や割引券をもらったり、スタンプラリーでハロウィーン気分を楽しんだ。

■10/26-10/27;大町「鷹狩山」などで「信濃大町移住見学会2024」が開かれた。
「山と渓谷社」と連携した市の定住促進事業。移住を検討している山好きの人たち7組12人が参加、鷹狩山トレッキングや空き家見学、交流会などで地域の暮らしへのイメージを膨らませた。 市の定住促進の取り組みで企画する移住希望者向けの移住体験ツアー。ヤマケイ連携の同ツアーは人気が高く参加者が多いため、2024年度は2回実施、ツアーでは計15組25人が参加した。

■10/27;池田町の「高瀬川」河川敷で「高瀬川火まつり」が開かれた。
身近にある豊かな自然に親しみ、自然を敬いながら、祈りをささげた。「藤尾山覚音寺」(大町八坂)の住職と行者らが法螺貝を吹き、修験者の装いで入場。結界の中で大護摩を執り行った。河川敷で伐採したハリエンジュの丸太で 組まれた護摩壇に松明で点火し祈祷。おき火になり、結界が解かれると、会が用意したヌルデの護摩木を来場者が順番に火の中に投げ入れ、無病息災などを祈願。お加持も受けた。

■10/27;松川村で秋恒例「北アルプス山麓・りんごの小径ウォーキング」が開かれた。県内外から22人が参加、深まる秋の田園風景と絶景の北アルプスを満喫しながら6kmを歩いた。

■10/26;大町市茶道会は大町山田町の功徳林大洞山「霊松寺」で野点席「天空の一椀」を開いた。
北アルプス国際芸術祭のパートナーシップ事業として実施。霊松寺境内に野点席が設けられ、同茶道会の約20人が和装で、高校生も参加。航行せも大町の水でお茶を点て柔らかな抹茶と地元菓子店のそばまんじゅうでもてなした。 参拝者は荘厳な本堂、県宝の山門と、色付き始めたドウダンツツジの紅色を楽しみながら一服を味わった。11/2にも行われる、

■大町仁科町の「いーずら特産館」(2F)「ギャラリー・いーずら」にて、「北アルプス国際芸術祭2024パートナーシップ事業」の「秋の特別作品展」開催中。
現在は、市内在住の折り紙作家の作品展を開催中。
9/12-9/17;浩和会「和紙絵画展」、9/19-9/24;高雪書道教室「游心書展」、9/26-10/1;書画家「小林芙蓉書の世界」、10/3-10/8;凰雅「作品展」、10/10-10/15;木匠安曇野工房「彫り彫りの会展」、10/31-11/5;「第64回大町シャッタークラブ写真展」
10/18ー10/27;「世界の果てに見えるもの」(大町出身・在住:遠藤励さんの写真展)を同時開催。グリーンランドの先住民文化、氷床、万年雪、氷山、いぬぞり、幻の一角獣のツノ?などの写真40-45点展示。
(10:00-17:00,入場無料)
(問)大町市教育委員会生涯学習課 TEL 0261-22-0420(内622)

■10/26;信濃大町で「塩の道湖畔ウォーク&フォトコンテスト」開催
秋の信濃大町の中綱湖から青木湖を巡る塩の道ウォーキング。中綱湖ー青木湖周回(10km)/中綱湖周回(3km)。8:30;ラーバン中綱集合・受付。受付後順次出発。ウォーキング終了(14:00)。同時にフォトコン開催。
コンテスト賞では信濃大町で泊まりま賞(1万円宿泊補助券),大町三蔵セット,ファミリー賞(特選詰合せ),完歩賞(塩の道てぬぐいなど)。FM長野主催。2024.5/5;春に同様のウォーキングを開催。青木湖湖畔沿いを数人のグループや親子連れ、 若い人も参加していました。(定員;200名,定員以上は抽選,締切;10/17,\1000/中学生以上,\500/小学生以下)

■10/下;大町の紅葉
1)高瀬渓谷;高瀬川に沿って連なる高瀬・七倉・大町ダム。高瀬ダム湖、七倉、北葛沢、尾入沢、葛温泉は紅葉スポット。(10/中〜11/上)
・高瀬ダム周辺は見頃。高瀬ダム湖の湖畔、堰堤のトンネル付近、ロックフィルダム西側、ダム堰堤からから見下ろした高瀬渓谷紅葉は美しい。
・七倉は色づき半ば。七倉沢、七倉駐車場上部。七倉ダム
・大町ダムは山の上から色づき始め。高瀬TN手前の「北葛沢」はだいぶ色づきまもなく見頃。
2)霊松寺;ドウダンツツジが赤く染まり、境内のもみじ・カエデも色づき、まもなく見頃を迎えそう。10/26〜11/3境内のライトアップあり。
3)青木湖;仁科山地の山の上は色づいています。湖畔はまだこれから。

■10/21;池田町「大峰高原」(標高1000m)にある「七色大カエデ」が見頃を迎えています。
「七色大カエデ」の高さは12m、枝先も含めた直径は15m、樹齢は250年以上。見上げるほどの大きさ。秋の日差しに照らされて綺麗に色づく。一枚一枚葉の色づきが異なることから「七色大カエデ」と呼ばれています。現在は緑色の他、 赤色や黄色に染まっていまうs。池田町観光協会によれば、2024年は暑さの影響で色づきは例年より5日遅く10/上で、見頃のピークは10/24-11/5になりそう。七色大カエデ管理人は「寒暖差があればもう少し赤くなったり、黄色くなったりする。 その寒暖差が2024年は割となかった。これからに期待。七色大カエデを見にきて頂きたい」と。

秋の日差しに照らされて綺麗に色づく。一枚一枚葉の色づきが異なることから「七色大カエデ」と呼ばれています。現在は緑色の他、赤色や黄色に染まってます。池田町観光協会によれば、2024年は暑さの影響で色づきは例年より5日遅く10/上で、 見頃のピークは10/24-11/5になりそう。七色大カエデ管理人は「寒暖差があればもう少し赤くなったり、黄色くなったりする。その寒暖差が2024年は割となかった。これからに期待。七色大カエデを見にきて頂きたい」と。

■池田町「大峰高原」(標高1000m)にある「七色大カエデ」は樹齢250年を超える大樹。
1968年に大峰牧場ができ際に大カエデが見つかった。樹木の高さ11m、直径15m、根周り3.2mと巨木。緑、赤、黄、オレンジなど1本でさまざまな色彩に染まり、美しいグラデーションが楽しめます。 老木を守るために土壌改良や堆肥、害虫駆除、周囲の草刈り、柵の設置などを行っています。大カエデ周辺では看板や仮設トイレ設置、駐車場整備などを行っており、募金もお願いしています。 2024年9/下はまだ一部上のほうが少し色が変わってきた程度。例年、紅葉始めは10/上、見頃は10/中-11/上。
(問)池田町観光協会 TEL 0261-62-9197

■10/下;この週末から来週に、緑、黄色、オレンジ、赤色に染まるグラデーションはまさに「七色」。猛暑の影響で樹勢が弱く葉は小さめ。向きによっては一部が欠けているようにも見える。紅葉の鮮やかさはまずまずという。 この週末から多くの来場者でにぎわいそう。

■10/下;池田町「大峰高原」(標高1000m)の「七色大カエデ」の紅葉が最盛期を迎えます。(ご紹介)
緑から黄色、オレンジ、赤と鮮やかなグラデーションが、晴ればれとした秋空に映え、週末は多くの来場者でにぎわいます。訪れた人は大カエデに向けてシャッターを切ったり、自撮りに収まるなど秋の高原を満喫。 大カエデは高さ13m、幹周り3mで樹齢250年を超える大樹。緑色と赤色、黄色、オレンジなど1本の木の枝がさまざまな色彩に染め上げられ、美しいグラデーションを生みだします。見る方向や陽光によっても色合いが変わります。 秋の深まりとともにさらに鮮やかな色に染まります。入り混じった「七色」のグラデーションを描いていきます。「七色大カエデ」の紅葉は11/上までが見頃。葉の色がグラデーションとなり、11/上には落葉し始め、霜が降りると 美しい風景になります。個人的には夕日のカエデが美しい。満開を過ぎ、葉が落ち始めた頃のほうがいろいろな色に染まります。落ち葉でカエデの絨毯のように。なお木の根元が傷んでいるため、根周辺には入らないように。
少し北の大峰高原「白樺の森」には大きめの「中カエデ」もあり、周囲には3本のカエデの木があり、大カエデよりも少し遅れて見頃になります。(11/中-11/下頃)
※以下はこれまでに何度も訪れた「大峰高原」の秋の大カエデの写真。1995年-2010年は葉がたくさんあり、見ごたえがありましたが、近年はだいぶ葉が減りました。真っ赤に染まる年、全体がオレンジ色になる年、 一部が赤くなりまだらな年、赤が少ない年など、いろいろな姿を見せてくれます。春の芽吹き、真っ白な雪原の冬の写真は別途掲載します。
(問)池田町観光協会 TEL 0261-62-9197

■10/20;大町で「第41回大町アルプスマラソン」開催。
北ア山麓で紅葉の山裾と木崎湖をめぐる、自然の豊かな田園コース。参加申込みが進んで、4/20-5/14の約1ヶ月で2023年を約200人上回る736人が申込み、好調な滑り出し。フル;1200人.ハーフ;1000人,10km;400人,3km;400人,3kmペア;100組。 定員になり次第締切。(締切;8/11)

■10/20;信濃大町で「大町運動公園」を発着点に「日本の屋根を走ろう!第41回大町アルプスマラソン」
北ア山麓で紅葉の山裾と木崎湖をめぐる、自然の豊かな田園コース。フル、ハーフ、10km/3km/3kmペア。定員は3200人、2024年のエントリーは2575人。2023年の40回大会をやや下回るものの、コロナ禍以前の水準に戻りつつある。 運動公園-山麓線-清水-安曇沓掛-高瀬川沿い-大出橋-大町温泉郷-源汲-二ツ屋-木崎湖折り返し、運動公園のコース。
(問)大町アルプスマラソン実行委員会事務局 TEL 0261-22-7664

■10/20;大町で開催される「第41回大町アルプスマラソン」
9/11;大北を含めクマによる人身被害が相次ぐ中、大町市役所で安全対策について確認。2024年のエントリーは2575人。2023年の40回大会をやや下回るものの、コロナ禍以前の水準に戻りつつ。

■10/20;大町で「第41回大町アルプスマラソン」
大町市運動公園陸上競技場発着で例年通りの5種目、定員:3200人(2023年より200増)。フル;1200人(\7000)、ハーフ;1000人(\5000)、10km;400人(\4000)、3km(小学生)400人(\2000)、3kmペア(小学生・保護者)100組200人(\4000)
2023年は36都道府県から2618人がエントリー、2260人が出場した。実行委は「2024年は市制70周年と市スポーツ協会70周年で、大会は北アルプス国際芸術祭の会期と重なる。大町をさまざまに楽しみながら走ってほしい」。(募集開始;4/中)

■〜10/20;池田町「北アルプス展望美術館」で「安曇野キルト公募展2024」開催中。
暮らしの中から生まれてくる思いをひと針ひと針キルトにつづったタペストリーと小物約100点を展示。

■9/7ー10/20;池田町「北アルプス展望美術館」で「安曇野キルト公募展2024」開催
毎年開催される安曇野キルト公募展。2004年キルト作品展を開始、2009年より公募展を行い、2024年で16年目。タペストリー、キルトの多彩なキルト作品を展示。
(9:00-17:00,月曜休館(祝日は翌火曜),\400/大人,\250/高大生,中学生以下無料)
(問)北アルプス展望美術館(池田町立美術館) TEL 0261-62-6600

■〜10/20;池田町「北アルプス展望美術館」の安曇野ギャラリーでは大町の「信濃の国原始感覚美術祭」にちなんだ作品展「水のうつほ」。参加作家26人による絵画やオブジェ、インスタレーションなど個性あふれる約30点を展示。
〜10/20;タペストリーやキルトの小物など多彩なキルト作品を展示する「安曇野キルト公募」(有料)も同時開催中。(9:00-17:00,\600/一般,\450/高大生中学生以下無料,月曜休館,祝日時は翌火曜)
(問)北アルプス展望美術館 TEL 0261-62-6600

■10/20,11/3,12/1;19:00-20:30;「松川村すずの音ホール」で、松川村観光協会主催の講演会「安曇族のルーツを探る」(全3回)開催
安曇族とはどんな人々だったのか? 安曇氏は九州の海族?
10/20;先祖「安曇族」とはどんな氏族?,11/3;古代の安曇野は?,12/1;九州の海族「安曇族」はなぜ志賀島から安曇野へ
講師は元大町市教育長で郷土史研究家の荒井今朝一さん。(参加費;\500/資料代,予約不要,定員;先着50名)
(問)松川村観光協会 TEL 0261-62-6930(8:30-17:00)

■10/20;池田町の「北アルプス医療センターあづみ病院」で「農業祭・病院祭」、「池田町健康と食と農を考える集い」が開かれた。
「集う〜地域とともに」のテーマに多彩な催しで病院・JA・地域との絆を深めた。

■10/19;県や大北5市町村、JA大北などでつくる「北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会」は、「北アルプス山麓ブランドの日」を「松川村すずの音ホール」で開催した。
関係者や地域住民らが出席。講演会や活動報告を行い、ブランドの理解促進や消費拡大、農業振興、地域活性化を考えた。

■10/19;11:00-14:00;「池田町創造館」駐車場にて「ワインマルシェ2024」開催
池田町産ワインを中心にワイン祭り(2025年予定)のテストイベント。参加ワイナリーはドメーヌ・ヒロキ、Poggio Verde、シャトーメルシャン、あづみアップル。ワインのおつまみ等販売・抽選会・ライブなど。
(\1000/一般,ワイン3杯付)。チケットは池田町役場(9:30〜;町民;10/1-10/11,町外;10/7-10/11発売)
(問)池田町役場 TEL 0261-62-3127

■8/3-10/18;大町市は、暑い夏に合わせたキャンペーン「信濃大町ひんやりスイーツフェア」をカフェや菓子店11店舗で実施中。
各店が工夫を凝らし、大町の水や農産物でつくった清涼感ある飲物やスイーツが楽しめる。
Cafe&Bar Gina、Miru's Meal、カフェテラス マロン、ねまるちゃテラス、茶房かじか、御菓子司喜久龍、塩の道ちょうじや、すえひろファーム、コンディトライ・アン・マリーレ、おかしなてんとくん、Cafeふわふわ
抽選で大町市キャラクター「おおまぴょん」のデザイン皿も当たる。おおまぴょん公式Instgram @omachi.omapyonをフォローし、スイーツの写真を撮影し、「#大町ひんやりスイーツ」でInstgramに投稿。
(問)大町市まちづくり産業課 TEL 0261-22-0420

■10/12-10/14;18:00-21:00;大町「若一王子神社」で境内をライトアップ。
北アルプス国際芸術祭に合わせ、周遊を楽しんでほしいと市が初企画。拝殿や三重塔、観音堂などにLED照明を当て、仁科の里の情緒を演出。10/9;試験点灯を実施。照明器を約30台設置、青や赤、だいだい色でうっすらと照らした。 照明によって三重塔の優美な姿も際立つ。
(問)若一王子神社 TEL 0261-22-1626

■10/12-10/14;18:00-21:00;大町「若一王子神社」で「ライトアップ」
若一王子神社の境内、三重塔(県宝)を幻想的に彩るライトアップ。
(問)若一王子神社 TEL 0261-22-1626

■8/10-10/14;「大町山岳博物館」で市制施行70周年記念事業企画展「大町の少年が世界を駆ける〜山岳ランナー上田瑠偉10年の軌跡〜」が始まった。
大町出身の山岳ランナー上田瑠偉さんの写真や愛用品などを展示。初日は上田さんが講演し、北アルプスが身近にある大町の良さや、トレイルランニングの魅力を語った。

■8/10-10/14;「大町山岳博物館」で企画展「大町の少年が世界を駆ける 〜山岳ランナー上田瑠偉10年の軌跡〜」
山岳カメラマンによる写真展、世界一になった大町出身の山岳ランナー上田瑠偉が山を走る素晴らしさを伝える。
8/10;11:00-12:00;オープニング講演会。
8/11-8/12;11:00;トレーニングキャンプ;上田選手と一緒に巡る。8/11;小熊山トレイルコース(15q)をトレイルラン。夜はBBQ懇親会。8/12;鷹狩山(15q)を登り、山岳博物館の企画展でトークイベント。
9/15;1:00;トレラン体験会;鷹狩山で初心者向けトレイルラン体験。
9/16;10:00;鷹狩山トレッキング;上田選手と鷹狩山を歩く。
(問)大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211

■大町をアートで飾る「第3回北アルプス国際芸術祭」は、9/13開幕から1カ月余が経過した。
残り3週間を切り、終盤を迎える。10/14まで28日間で延べ来場者は10万人の大台。出足は好調。週末を中心に来場者が多く、若い人のグループや外国人も目立つ。10/12-10/14の3連休は天候に恵まれ、展示会場は延べ2.5万人が来場。 10/13;1万人と今芸術祭では1日当たりで最高の人出。北ア芸術祭の認知度や魅力が広く浸透してきた。会期は11/4まで。

■10/上;大町「鍬ノ峰」(標高1623m)で北アルプス広域山間地救助班と大町警察署山岳遭難救助隊は、「合同訓練」を行なった。
山野斜面でロープ等を使った救助訓練が行われた。「紅葉の季節を迎え、トレッキングや登山では遭難に気をつけて楽しんでください」

■10/13;大町「コウミ平つり堀センタ」で北安中部漁業協同組合などは、毛針を使った「テンカラ釣り体験会」を開いた。
家族連れなど約60人が参加、「テンカラ大王」こと愛知工大名誉教授の石垣尚男さんに毛針の作り方から学び、釣り上げた魚を味わった。

  ■10/12;松川村「安曇野ちひろ公園」で「飯ごう炊さん」が行われた。
秋晴れの空の下、10組約30人の親子が参加。同園の田んぼで育てた新米を調理して味わった。薪や落ち葉を重ねて焚火を作り、着火。米と水を入れた飯ごうを焚火火の上に置き、火加減を調整しながら炊いた。具だくさんの豚汁も作った。

■10/11〜;6:30-17:00;七倉〜高瀬ダム間の新高瀬川発電所管理用道路が全区間でタクシー運行再開。
高瀬渓谷の奥、高瀬ダム周辺は紅葉が美しい。槍見台のトンネル、高瀬ダム湖周辺、高瀬ダムロックフィルの北側斜面の紅葉がよい。紅葉の見ごろは10/中-10/下。2024年3月に発生した大規模な落石で新高瀬川発電所管理用道路の一部区間で これまでタクシー通行を制限していた。七倉山荘ー高瀬ダム間には山の神TN(1.2km)(徒歩15分)、神沢TN(20m)、仙沢TN(140m)、源五郎沢TN(350m)あり。徒歩でなら七倉山荘-高瀬ダム間は1.5H、逆は1.2H。連続降雨量70mm/時間雨量15mmで通行禁止。 地震や異常気象等でも通行規制あり。(片道;\2400;2024年現在)
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323

■秋の3連休や10/中-11/上の「高瀬渓谷」は高瀬ダムや七倉の紅葉狩り、裏銀座縦走登山、湯俣温泉、七倉岳登山などで、七倉登山口P(80)・七倉ダム下広場P(200)は満車となることが予想されます。
満車時は葛温泉「温宿かじか」西側に登山用臨時Pを利用。温宿かじかから七倉Pはタクシー、裏銀座登山バス(\1500/片道)
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323

■10/11;池田町会染の酒蔵「大雪渓酒造」で酒造りの神事「松尾様」を開いた。
酒蔵に2024年の新米が届き、新たな寒仕込みが本格的に始まる時季に、作業の安全と造りの成功を願い行われる。今季の酒造りは9/30にスタートした。

■10/11;大町の酒蔵3社は、大町俵町の「若一王子神社」境内にある松尾社で「松尾様」の例祭を開いた。
市野屋蔵元の市野屋、白馬錦蔵元の白馬錦酒造、北安大国蔵元の北安醸造。三蔵から杜氏とうじや蔵人が参加した。酒造りが始まる11月、酒造三蔵が共同で若一王子神社にお祭りし、蔵人たちがよいお酒ができることを願う神事。

■10/9;大町「サン・アルプス大町」で、国交省北陸地方整備局松本砂防事務所・大町市は、大規模土砂災害の「合同防災訓練」を開いた。
国や県、市を含め、関係者約50人が参加、市内各地で土石流や地滑りなどが多発した想定で、情報収集や初動対応などを確かめ、関係機関の連携を強くした。訓練は、警報級の雨予報から、地滑りやがけ崩れ、大規模崩落や土砂が川の流れを せき止める「河道閉塞」など同時多発的に災害が発生したことを想定。進行役が災害シナリオに沿って各場面での適切な対応を質疑応答などで確認する「学習型訓練形式」で、事前の情報収集や周知、対策から、発生後の避難、救助対応などを 考えた。

■10/9;大町「県大町合同庁舎」で「消防訓練」が行われた。
火災の危険が高まる冬を前に、県職員や来庁者ら約60人は火災の発生に備えて、庁舎からの避難や初期消火など実践的な訓練に参加した。

■10/6;大町大黒町の共有林で「里山がったまつり」が開かれた。
大黒町を中心とした有志にるイベントで、多くの家族連れでにぎわった。今回が最後の開催。「会員の高齢化で、今回(第17回)で一区切りする。若い世代の協力も得る中で新たな形を模索していきたい」と。森の中では手作り遊具遊び、木登り体験、 マイ箸づくり、輪投げ、丸太切り競争など、五感を使って子どもたちは自然を体験した。

■10/5;「大町文化会館」で「大町市制施行70周年記念式典」が開かれた。
市民や来賓など関係者約600人が参加。大町市牛越徹市長は「市民の熱意と努力により中核的な都市として発展してきた。市民一人一人が主役となり、生き生きと輝く、活力と魅力あふれるまちづくりの実現に向け市政運営に力を尽くすことが使命」。 少子高齢化、人口減少などの課題克服への決意を語った。節目を祝って歴史文化を築き上げてきた先人の偉業に感謝し、さらなる飛躍のまちづくりを誓い合った。県警察音楽隊による記念演奏も。

■10/5;大町市は2024年「市制施行70周年」を迎える。
1/25;記念事業実行委員会が大町市役所で開かれ、70周年をPRする「おおまぴょん」をモチーフにしたロゴマークを作った。爺ヶ岳の前でタキシード姿のおおまぴょんが「70th」の旗を振るイラスト。10/5;「大町文化会館」での記念式典などの チラシやポスターなどに活用する。市民から「70周年記念」と冠を付ける事業を募集(申請)し、ロゴを活用してもらう考えで地域ぐるみで節目を祝う。牛越徹市長は「大町の良さを再発見して郷土愛につながるよう、市民と共に記念事業を 実施したい」と。
※大町市は1954年7月1日に大町と平、社、常盤の3村が合併。市制を施行。2006年1月に八坂村、美麻村と合併。

■10/5;大町市山田町の功徳林大洞山の「霊松寺」で「豊川尊天大祭」を開いた。
五穀豊穣、商売繁盛の神として親しまれている豊川稲荷に、今年の実りを感謝し、繁栄を願う秋の例祭として行われた。

■9/26-10/1;大町仁科町の「ギャラリー・いーずら」で「北アルプス国際芸術祭」の関連で、書画家・小林芙蓉さんの作品展を開催中。

■4/27-9/30;大町高瀬入の「大町ダム」下にある「コヲミ平釣り堀センター」が今シーズンの営業開始。
高瀬川源流で育ったイワナやヤマメ、ニジマスなど川魚の釣りが楽しめます。北安中部漁協管理。釣った魚は食べて美味しい。魚をさばく調理場あり。BBQも可。
GW中(4/27-5/6)、夏(8月)は連日営業。基本は土/日/祝で、9/末まで営業(9:30-16:30)(\300/一般入場料)、釣魚代(イワナ・ヤマメ;\250/100g,ニジマス;\150/100gなど)
GW中はたくさんの釣り人や観光客が訪れていました。
(問)ヲミ平釣り堀センタ(AM) TEL 0261-22-7107

■〜9/30;大町八日町の「塩の道ちょうじや」文庫蔵で「昔懐かし引札展」開催中。
「地域づくり美麻」が古民家活用の取り組みの中で発見した100年以上前の商店などの広告チラシ21点を展示。

■9/21-9/30;「秋の全国交通安全運動」が始まった。
9/20;「大町文化会館」前で県交通安全運動推進北アルプス地方部は出発式を開いた。日没が早まり、交通事故の危険が高まる時期に、関係機関が交通ルールの順守や正しい交通マナーを呼び掛けていく。県警によれば、2024.1/1-9/21;交通事故の 死亡数は41人、2023年同時期に比べ16人多い。うち高齢者は20人と半数を占めている。「秋の全国交通安全運動」では高齢者の事故防止、夕暮れ・夜間の事故防止などを重点に啓発活動や取締りを行っていく。警察は「日の入りが早くなる秋口から 冬にかけては、夕暮れ時から夜間の歩行者の事故が増加する傾向。ドライバーはハイビーム、歩行者は夜光反射剤などを活用してほしい。

■9/28-9/29;信濃大町で、川での体験活動、水環境保全などの周知を図る「第23回川に学ぶ体験活動全国大会in信濃大町」が開催された。
NPO法人「川に学ぶ体験活動協議会」、「大町市SDGs学習旅行誘致協議会」共催。長野県内初の開催。黒部ダム歴史ツアー、川の防災・観光・再生可能エネルギーなどの講演、水の学校発表、気象予報士による記念講演などがあり、 豊富な水に恵まれた大町で川や水に親しむ機運を高めた。大町は赤沢岳・針ノ木岳からの篭川、鹿島槍ヶ岳・五龍岳からの鹿島川、槍ヶ岳からの水俣川と三俣蓮華岳からの湯俣川が合流して高瀬川に。高瀬ダム・七倉ダム・大町ダムを流れ下り、 山麓では仁科三湖の青木湖・中綱湖・木崎湖からの農具川などが合流して高瀬川となります。豊かな水に恵まれた環境があり、昔から灌漑用水、田を潤す農業用水・堰、生活用水、水力発電用などに活用され、近年は小水力発電などでも 利用されています。

■9/28-9/29;「大町文化会館」等で「第23回川に学ぶ体験活動全国大会in信濃大町」開催。
NPO法人「川に学ぶ体験活動協議会」(RAC)と大町市SDGs学習旅行誘致協議会が共催。県内では初開催。RACは川に親しみ川に学ぶ体験活動を普及するため指導者を養成。川のインストラクター講座、レスキュー、川遊び・水辺の自然生態などの 講座を設け、シャワークライミング実施、ライフジャケット販売を行う。大町は信濃川水系の最上流部で豊かな水があり、古くから水や川を生活やエネルギーなどに利用し、水環境保全に取り組んでいる。環境保全を進めるために国交省が はじめた「川に学ぶ」、現在はRACが各地の団体と協力して開催。川での体験活動、水環境保全、川の指導者の交流などを行っている。大町では、川に学ぶ地域防災、観光、再生可能エネルギーなどをテーマに開催。事例紹介、ガイドツアー、 体験プログラム、気象予報士による講演、パネルディスカッションなどを予定。

■9/29;「大町総合病院」で「第11回病院祭」が開かれた。
「育てよう地域の絆と医療の輪」をテーマに、パネルディスカッションやシンポジウムなどが行われた。大町岳陽高校書道部の書道パフォーマンスも。地域医療を支える病院や医療への理解を深めた。

■9/28;11:0-15:00;「大町文化会館」で「ハカリウリマルシェ」開催。

北アルプスオーガニックプロジェクト主催。人と自然を優しさでつなごうと、はかるめぐるつながるハカリウリマルシェ2024in信濃大町を開催する。農産物などの量り売り、ばら売りなど。広場にはキッチンカーも出店。

■9/28;14:00;松川村「すずの音ホール」で、「有明山語りの会」が「塩の道コンサート」を開く。
民謡「正調安曇節」や民話の語りで地域を発信する。語り「仁科五郎物語」。塩の道コンサートでは箏(こと)、三味線、尺八の演奏と舞い。(入場無料)
9/15-9/28;松川村「すずの音ホール」では正調安曇節の発祥につながった大衆文化を探る「絵馬句額と安曇節展」が始まった。
絵馬句額は大北・安曇野に伝わる大衆文化で、明治時代に住民が詠んだ俳句や歌とともに、生活風景を描いた木の板を寺社に奉納。展示では安曇野〜松川村〜大町の大糸線沿線の絵馬句額を分析・復元してきた取り組みを紹介。

■9/23-9/24;池田町「八幡神社」で「例大祭
8台の舞台が池田町内を曳行する。舞台を持つ各町を中心にお囃子の練習や舞台の点検整備が進み、本番に向けて熱が高まっている。舞台の装飾の磨き、車輪に潤滑油を塗るなど点検作業に汗を流している。

■9/23-9/24;池田町「八幡神社」の「例大祭」が開かれている。
町内8地区の8台の舞台が曳行される、県内有数の規模を誇る歴史ある祭り。9/23;宵祭りでは昼ら地域の若者らが笛の音色やかけ声を響かせながら、祭典旗を掲げて町内を練り歩いた。17:00;5丁目に8台の豪華絢爛な舞台が勢ぞろいした。 遠洞には多くの地元町民や観光客が訪れ、祭りは活気づいた。

■9/8-9/23;「大町文化会館」の特設ギャラリーで、地元作品を集めた「信濃大町美術展・おおまちセレクション」が始まる。
2021年に続き3回目。「水」と「山」をテーマに関連作品を展示。市内所蔵約30点と、地元ゆかりの作家約30点の絵画や工芸、彫刻、書などの芸術作品を展示。山や水を描いた作品やそこからインスピレーションを受けた作品など。(入場無料)

■9/8-9/23;「大町文化会館」で地元ゆかりの作家作品を一堂に集めた「2024信濃大町美術展・おおまちセレクション」
山と水とをテーマに、市内所蔵約30点、地元ゆかりの作家約30点の絵画や工芸、彫刻、書などの芸術作品を展示。9/8;オープニングセレモニーが開かれた。大町市制70周年、大町市水道事業100周年、美術展のテーマにちなみ、大町の水環境に 関する資料も展示。

■9/22-9/23;大町常盤清水の「三嶋社神明社合殿」で「秋の例大祭」が開かれた。
4年ぶりに「子供神楽」が復活し、子供たちによる船曳き、獅子舞、浦安の舞の奉納が行われた。子供神楽は毎秋、地元の児童に伝承されてきたが、コロナ禍で笛の経験者は途絶えた。 2024年は地元の神楽会が子どもたちに参加を呼び掛けて小学生が参加した。氏子は「子供神楽を見た小学生たちが自分もやってみたいと思って、継承されていくことを願いたい」と。

■9/22-9/23;大町美麻大塩の「富士浅間神社」で「秋の例大祭」が開かれた。
コロナ渦で5年ぶりに舞台が出で、境内への曳入れなどが行われた。南村では12年ぶりの舞台が出て、お囃子も復活。自治会加入25軒中22軒が移住者という中、昔の写真・記憶とお年寄りの指導で、伝統の祭りを続けていく。

■9/下;池田町会染滝沢のそば店「手打ちそばかたせ」では店舗前の傾斜地にヒガンバナが咲き出した。
鮮やかな赤色の彼岸花が涼しい秋を演出。

■9/22;19:00-20:00;松川村西原で「すずむしヒーリングナイトツアー」
松川村「すずむし荘」集合。西原公民館からすずむし公園までの約1kmに行灯が灯され、すずむしの奏でる音色を聞きながら歩くイベント。(参加無料,申込不要)
(問)松川村観光協会 TEL 0261-62-6930(8:30-17:00)

■9/21;大町中心市街地で「水路とアートを巡る街並み探訪ツアー」が開かれた。
大町の誇る清冽な水に理解を深める「信濃大町みずのわプロジェクト」の「みずのわ月間」で、参加者は町中の水路などを歩いて巡り、水に恵まれたまちの豊かさを五感で学んだ。

■9/21;「大町文化会館」(大ホール)にて「大町流鏑馬太鼓創立50周年記念コンサート」開催
13:30;開場,14:00;開演。プロ和太鼓奏者の林田ひろゆきさんとのコラボ演奏も。大町流鏑馬太鼓は1974年創立。現在大人連16人、子供連は9人が活動中。(入場無料)

■9/21;「大町文化会館」で「大町流鏑馬太鼓創立50周年記念コンサート」が開かれた。
ゲストに世界的なプロ奏者・林田ひろゆきさんを招き、多彩なプログラムで半世紀の節目を祝った。オープニングは牛越徹市長らによる初っ切り太鼓で幕を開けた。流鏑馬太鼓は「流し打ち」「若駒」「お馬返し」など流鏑馬神事の奉納曲などを演奏。 50年にわたる地域の応援に感謝を込め、躍動感を全身で表現した。第2部は林田さんが迫力ある演奏を披露し、メンバーとのコラボも演奏も。フィナーレでは参加者で「令和」を演奏した。

■9/21;14:00;「大町文化会館」で「大町流鏑馬太鼓」が創立50周年記念コンサート開催。
源流美麻太鼓の友情出演、プロ奏者・林田ひろゆきさんによるWS、参加者の発表などで半世紀の節目を盛り上げる。

■9/20:大町「八坂小中学校」の学校田で稲刈りが行われた。
春の荒代かきからはじめ、田植え、そして稲刈り。鎌の扱い方、稲穂を束ね方などを教わり、田んぼに入って手刈りで稲を刈り、収穫の喜びを体感していた。

■大町美麻「中山高原」のソバ畑は2024年は不作。
例年なら高原一面がそばの花で覆われるが、2024年は殆どが緑色。1枚分の畑だけで白いソバの花が咲いています。

■「大町山岳博物館」で人工的に繁殖させたニホンライチョウを自然に戻す初めての取り組みが「木曽駒ヶ岳」(標高2956m)で行われています。
9/17;大町山岳博物館で2024.7/3-7/4にふ化した雷鳥のひな8羽を中アに移送、運搬中に3羽が死亡したが、生き残った5羽がケージに移された。中アでは、環境省がニホンライチョウを増やす計画を進め、大町山岳博物館(5羽)と那須どうぶつ王国(2羽)で 人工繁殖させた計7羽を初めて木曽駒ヶ岳の山頂付近に移送され、ケージで保護してきた。9/23;7羽の雷鳥が自然に放たれた。環境省は10/下まで放鳥した7羽のモニタリングを行なう。越冬して生き残れるか関係者は注視している。環境省によれば、 高山植物を順調に食べる姿が見られたという。人工繁殖のライチョウを中アに放鳥したのはこれが初めて。環境省は9/下までモニタリングを行い、高山の環境に順応しているか調査する。テンなどの外敵を捕獲して、ライチョウが生存しやすい環境の 整備も続ける。環境省は「人工繁殖したライチョウを野生環境に戻せたことは1つの節目。2025年春以降も生き残って子どもを残してもらいたい」と。

■9/17;「大町山岳博物館」は飼育中の国特別天然記念物「ニホンライチョウ」のひな8羽を中アに移送した。
環境省のライチョウ保護増殖事業の一環の野生復帰で、人の手だけで育てた人工繁殖のひなのライチョウを野生に戻す国内初の試み。大町山岳博物館と那須どうぶつ王国から計10羽のヒナを陸送。2024.7/3-7/4;大町山岳博物館でふ化した 雄3羽と雌5羽。2024年は初の野生復帰に向け、CF「ライチョウ応援プロジェクト」を実施、約280万円が集まった。動物園育ちの親が生んだ卵を人工ふ化させ、人の手で育ててきた。本来、母親から受け継ぐ腸内、お腹の細菌を粉末にして与え、 野生下で生きていけるめどをつけた。大町山岳博物館の学芸員や飼育員は段ボールにひなを入れ中アに移送した。木曽駒ヶ岳(標高2956m)までの運搬中に大町山岳博物館の3羽が死に、生き残った7羽がケージに移された。1週間ほど様子を見た後、 9/22-9/23;野生に返す予定。越冬して生き残れるか関係者は注視している。中村浩志・信大名誉教授は「動物園で人の手で育てたヒナを山に戻す技術が確立されれば、将来、絶滅を回避する技術になる。冬を生き残り、2025来年繁殖をしてほしい」。

■9/16;大町社宮本の「国宝・仁科神明宮」で「秋の例大祭」が行われた。
県無形文化財「太々神楽」が奉納。収穫期が近づき秋の実りに感謝し、仁科氏の時代から継がれてきた神楽を神にささげた。

仁科神明宮は日本最古の神明宮造りの建物で国宝指定。能を取り入れた神楽は太々神楽と呼ばれ、剣の舞、岩戸神楽、水継、五行の舞、幣の舞、竜神神楽、道祖神の七座から成る舞。神話に基づきて作られた神楽で、 面、装束をつけて笛と太鼓の囃子にあわせて舞う。奉納後には破魔矢が参拝者に配布。
(問)仁科神明宮社務所 TEL 0261-62-9168

■9/中;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)ではキバナコスモスをはじめ、秋の七草のオミナエシ、フジバカマなどが見頃。
キバナコスモスは「れき原の花畑」(2000u)でオレンジと黄色の計6万本が満開。公園管理センタによると、9/下まで見頃。9/28,9/29日;摘み取り体験。
公園管理センタは今秋もフジバカマの蜜を好むチョウ「アサギマダラ」の観察会を開く。(9/16,9/22,9/23,9/28,9/29;10:00〜/13:00〜;アサギマダラ観察会;マーキング)

■9/16;大町駅前本通り商店街の空き店舗「旧ショーゲツ」で「書と太鼓とキモノパフォーマンス」が開かれた。
9/13;北アルプス国際芸術祭を祝おうと「ホッと一息 森の休息」として実施。多くの人たちが足を止めてパフォーマンスを楽しんだ。

■9/15;「大町山岳博物館」は大町出身の山岳ランナー・上田瑠偉選手とともに「鷹狩山」を走るトレイルランニングの体験会を開いた。
子どもから高齢者まで市内外から16人が参加。世界で活躍する上田選手から走り方のアドバイスを受けながら鷹狩山を駆け上がり、大町の自然や景色を満喫した。

■9/15;大町市大町地区子ども育成協議会と平地区子ども育成協議会は、犀川で「ラフティング体験会」を開いた。
協力し合いながらボートを進め、五感でラフティングの魅力を体感していた。

■9/14-9/15;大町の酒蔵3社は日本酒の樽たるを木づちで開く鏡開きを行い、「北アルプス呑のみ歩き」が行われた。
9/13;開幕した「北アルプス国際芸術祭2024」に合わせての開催で駅前本通りはにぎわいをみせた。2024年は2日間の開催。

■9/14-9/15;13:00-17:00;大町で北アルプス 呑み歩き2024」開催
2008年から大町で開催してきた日本酒を楽しむ「信濃大町三蔵呑み歩き」は、2024年で14回目「北アルプス呑み歩き」に改名された。JR信濃大町駅から地酒蔵やブルワリーを呑み歩く。 9/14;(日本酒)「白馬錦」(1906年創業,薄井商店→2024.8月;白馬錦酒造に社名変更)、「北安大國」(1923年創業,北安醸造)、2023年1月新ブランド「RYUSUISEN」(1865年創業,市野屋)、 (ビール)2019年誕生の「北アルプスブルワリー」も参加。(\3000)
9/15;(日本酒)白馬錦、市野屋、(ビール)北アルプスブルワリー。(\2500)
チケットはe+サイトで購入。参加証とお猪口・MAP・リストバンド配布。キッチンカー出店。なお、2024年は「北アルプス国際芸術祭」も開催中。
(問)白馬錦酒造 TEL 0261ー22-0007
(問)北安醸造 TEL 0261ー22-0214
(問)市野屋 TEL 0261ー22-0010
(問)いーずら大町特産館 TEL 0261-23-7511

■9/14-9/15;大町で「北アルプス呑み歩き」開催
市内の酒蔵三蔵が自慢の日本酒を用意、参加証の酒器を手にした人たちが繰り出し味わう。2008年に「北アルプス三蔵呑み歩き」として始まり、コロナ禍による中断を経て通算14回目。2024年は「北アルプス国際芸術祭2024」の9/13開幕に合わせて日程を組んだ。 三蔵は白馬錦酒造(白馬錦)、北安醸造(北安大国)、市野屋(市野屋蔵元)。当日は本通り沿いの北アルプスブルワリーでクラフトビールも楽しめる。2024年から大町の飲料や食品、観光コンテンツなどとのコラボレーションにより、地域の魅力を発信するイベントを 目指して、名称を「北アルプス呑み歩き」とした。

■9/中;東京芸大山岳部の「黒沢ヒュッテ」(大町黒沢高原:鹿島槍スキー場)は、64年の歳月で傷みが激しく修復のために、一般社団法人「上野山の会」が寄付を募っている。
鹿島槍ヶ岳(標高2889m)の登山口に近い黒沢尾根(標高1200m)にあり、冬は積雪2mにもなる。ヒュッテは1960年完成。2F建てで延べ床面積は110u。独創的な屋根の三角部分が張り出し、軒下には南と西に広いバルコニーがある。1F;コンクリート造りで寝室、 2F;木造で広間や台所、就寝場所、25人が宿泊可。2018年国の登録有形文化財指定。学生の登山やスキー、アートの活動拠点で、冬場は学生や卒業生、一般にも開放。鹿島中央Gの第3Q上付近。自炊で食料や寝袋は担いで上がるか、第1Qで一旦登り滑り降りる。
「上野山の会」は地域に開かれた山小屋「黒沢ヒュッテ」として、2024.9/13-11/4;大町で開かれる「北アルプス国際芸術祭2024」に参加。9/22;東京芸大山岳部主催の「あーときゃんぷ黒沢」。作品やパフォーマンスを披露する。
山小屋の一部修復には約2000万円。物価高・人件費高騰でさらに費用がかさむと思われる。2024年度は募金活動や修復準備期間とし、バルコニーは2025年度、屋根は2026年度に工事を目指す。「まずは自分たちでできる限りのことをやらないと 理解を得られない」と寄付集めをし、CF活用も視野に入れる。

■2024.9月;大町の農具川沿いの河川敷にベンチ3基とテーブルを設置した。
1)農具川;
大町を流れる「農具川」は青木湖を源にして、中綱湖・木崎湖から高瀬川に流れています。今でも農具川の水は澄んで魚も多く豊かな流れを保っています。農具川では渓流釣りをする釣人も多く訪れます。地元の北安中部漁協は例年、 渓流釣り解禁日に合わせて、農具川三日町-北山田町の農具川(約3km)でニジマスなどを放流しています。
農具川沿いは4/下-5/中;芝桜がきれいに咲き、両岸には遊歩道が整備され、散歩をしながら残雪の残る北ア・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳と芝桜が楽しめます。赤や白、薄紫色が交じり合う花の絨毯が広がり、北アを映す田園の景色に彩りを 添えています。
2)白塩町河川公園の芝桜;
ボランティア団体「白塩町河川公園愛護会」は、2011年から地域住民が周辺の草刈りや河川の掃除、新たな苗の植え付けなどのボランティア活動を続けています。約20-30人が参加して定期的に身近な景観保全のため、住民憩いの場として公園を整備し、 下花見橋から北へ約400m区間で土手の草刈りや河川敷の芝桜の植栽、整備・維持管理を行っています。2024年9月、同会が「農具川河川公園」の河川敷にベンチ3基と手作りのテーブルを設置しました。
「圃場整備が入るまでは農具川は大きく蛇行する川だった。夕暮れ時になると農耕を終えた牛馬を川で洗ったりしていた」と昔の川辺の風景を振り返っていた。農具川は集中豪雨で氾濫し住宅浸水被害の恐れがあったために、県は2009年から 河川改修工事を進め、2012年度に護岸工事を完了した。白塩工区は多自然川づくり。もともと農業用水に利用されている河川ですが、護岸にはコンクリートブロックを使用せずに石積みとした。川は蛇行し、自然と生物の生活環境保全に配慮した。
10年前の2014年頃には白塩町・山田町境にある下花見橋〜上花見橋間の約200m間で、緩やかに蛇行する農具川左岸の土手と河川敷に約6000株が咲き揃っていた。透きとおった流れの対岸にはスイセンを植え、土手にはシバザクラで「きらり大町」の 花文字を表現。農具川は両岸の土手は砂利の道で地元市民や園児らの人気の散策コース。ただ、放っておけばニセアカシアやヤナギが生い茂って荒れるため、当時の住民(46人)が2011年に愛護会を結成した。山砂やチップを混ぜた土作りから植栽、 毎月の草取りを続けています。この数年、大雨が降って河川敷が水に浸かり、芝桜は一部流されてしまった。以前は河川敷全面が芝桜で覆われていたが、だいぶ薄れまだらになってしまったが、その後も芝桜を増やして、今では8000株が咲きそろう。 「私たちは無理せずできる範囲で長く活動を続けていきたい。きれいと言ってもらえるとうれしい」と。訪れた観光客は「色とりどりの花がきれいで、歩いていると空気を吸った時にうっすらと甘い香りが混じっていい」。地元の方は「山と川が すごくきれいで地元がまた好きになった」と。愛護会のおばちゃんによれば、 各家がボランティアで農器具等を出して植栽、燃料費は集めた会費でまかない、水やりや草取りは月4-5回はやっていたとのこと。「住民同士でできる範囲で力を合わせて 作業しています」。大町の「きらり輝く協働のまちづくり事業」で支援を受けていますが、「意外にお金がかかっているんだよ。でも訪れた皆さんにきれいと言われて頑張っています」。「花がきれいに咲き誇ると皆さんで慰労会をやるのが 唯一の楽しみ」と。地域住民の高齢化もあって作業は大変という。農具川沿いの土手や花見橋沿いの道路は駐車禁止。見頃の期間限定で河川敷に臨時駐車場を設置(P30台;2024.5/20まで)
2024年は河川敷よりも農具川両岸の土手の散策路で芝桜が咲き誇っていました。
3)農具川大町ツツジ・アヤメ街道;
農具川では、大町ならではののどかさを次代に伝えたいと、市民有志らが2001年に農具川環境美化委員会を作り、農具川の両岸に、紫のアヤメと色とりどりのアザレア(ツツジ)が植え、土手の草刈り、除草剤散布、ツタの除去などの取り組みを 続いていています。「大町ツツジ・アヤメ街道」では信濃大町駅〜神栄町橋〜下花見橋の芝桜を過ぎてから、上花見橋周辺では東の土手にアヤメ約8500株が咲きます。三日町の大笹橋辺りまでは両岸にアヤメが咲きます。さらにオレンジ・ピンク・ 白色など8色の色が楽しめるツツジの改良種「アザレヤ」約1200本も咲きます。北アの景色と合わせて、深い青色のアヤメと色とりどりのアザレアを眺めながら川岸の歩道をのんびりと散策(神栄町-三日町;約3km)。河川敷が紫色に染まるアヤメの 見ごろは初夏(5/下-6/上)

■9/14;池田町会染林中の「宇佐八幡宮諏訪社」で「例大祭」の宵祭りが行われた。
4年ぶりに出店や余興が行われ、多くの住民で活気づいた。「有明連」と呼ばれる若衆のOBらが中心となって舟を曳航し、子供たちがお囃子を奏でた。大正時代から継承されているという舟は、基礎の上に毎年作り直している。 コロナ禍を経て、舟やお囃子の伝承が困難になることが危惧される中、映像に残す試みも。

  ■9/14;松川村「安曇野ちひろ公園」の田んぼで「稲刈り」が行われた。
残暑厳しい中、親子連れなど30人が参加、春に手植えしたコシヒカリの刈り取りとはぜ掛けを体験した。無農薬有機栽培の米農家が田んぼの先生となり、鎌の使い方や稲の束ね方を教えた。

■9/13;大町で開幕する「北アルプス国際芸術祭2024」に向けて、8/12;参加作家の「ドロまつり」が「ふる里村工芸館」前の広場で開かれた。
絵の具はドロ。作家が大町の数ヶ所で泥を採取し、絵が描ける状態の「ドロ」にして準備。大きな布を野外に広げ、作家本人と子どもを含む約40人の参加者が塗ったり、まいたり、踊ったり、走ったり、転がったり、 思い思いに描いてゆく。作品は大町の自然を舞台に、大きな絵が描かれる「やまのえまつり」。

■大町市は豊かな水資源をPRする「信濃おおまち みずの音マップ」を作った。
9/13-11/4;大町で開催される「北アルプス国際芸術祭」に合わせ、JR信濃大町駅にある観光案内所などで配布。 大町にはミネラルウォーターのペットボトルを製造するサントリーの工場が立地するなど、北アからの水資源を生かした産業が盛んな土地。信濃大町駅前の本通り西側には北アからの湧き水が、東側には東部里山からの湧き水が くめる水場が点在する。「みずの音マップ」は本通り西側の「男清水」と呼ばれる水場と、東側の「女清水」と呼ばれる水場の場所を示し、「水場をめぐって水の飲み比べをしながら、まち歩きをお楽しみください」と。 市内の水路も写真入りで地図に記し、暗渠化された水路でも水の音が漏れてくる。「殆どの水路は地下を流れて分かりにくいが、地図を見ながら歩いて存在に気づいて欲しい」と。 マップはA3判を縦に2枚の大きさ、3000枚用意。9/13〜;スマホで地図が見られるデジタル版「みずの音ナビ」を公開、スタンプラリーが楽しめる。

■大北・安曇野の5市町村や17の美術館などでつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、9月大町市で開催する「北アルプス国際芸術祭」の連携企画として「安曇野アートラインを巡り、ARを体験しよう」を初めて実施する。
芸術祭開催に合わせ、芸術文化に親しめる「アートライン」を発信する。企画は芸術祭の会期に合わせ、9/14-11/4を予定。協議会の館ごとに、独自に作成したAR作品を公開。芸術祭パスポート掲示者に対する特典なども検討。

■9/12;大町常盤のJA大北南部低温倉庫で新米の検査が始まった。
初日は日本酒の仕込みに使う酒造好適米「美山錦」と、早生品種のうるち米「つきあかり」の計829袋(1袋30kg)の初検査が行われた。JA農産物検査員が検査。すべてが最高級の1等米と評価された。

■9/10;大町中心市街地の「下仲町ポケットパーク」で水路に淡水魚を放流した。
9/13;開幕する北アルプス国際芸術祭で大町を訪れる人が多くなることから、水の豊かさ感じる場を創出して大町の水に関心を高めてもらう機会にしようと企画された。保育園の年長園児18人が参加し、魚を放して大町の豊かな水に親しんだ。 北安中部漁業協同組合が育てた淡水魚のイワナとニジマスを、大町市制施行70周年に合わせて計70匹放流。園児はバケツから魚を水路に放し、元気に泳ぐ姿を追いかけていた。

■9/7-9/8;大町「竈神社」で「例大祭」
9/7;前夜祭;19:00;大町西公園グランドにて奉納花火、20:10;花火打上げ・スターマイン。
9/8;例大祭;11:00〜例大祭,11:30;浦安の舞,13:00;子ども奉納相撲
(問)若一王子神社 TEL 0261-22-1626
(問)竈神社社務所 TEL 0261-23-3997

■9/7-9/8;大町「竈神社」で「例大祭」が行われた。
9/7;前夜祭では恒例の奉納花火、スターマインなど約2800発が打上げられた。9/8;例大祭では奉納こども相撲などが行われ、地域の平穏や五穀豊穣などを願った。江戸時代から続く伝統行事の奉納こども相撲には市内外の3歳から小6年生の約50人が参加。 県相撲協会所属の力士を相手に押し合うなど取組で盛り上がった。

■9/9;大町市大町西小で児童が学校田で稲刈りを行った。
秋晴れのもと鎌を手に稲を刈って束ねた。「はぜかけ」も行った。

■9/7-9/8;大町常盤上一の「一本木神社」で「秋の例祭」が行われた。
神事や子供神輿、獅子神楽、浦安の舞などの奉納行事で、五穀豊穣と地域の平安を願った。

■9/7;大町旭町「ザ・ビッグ信濃大町店」前で「淡水魚の日」を開いた。
大町の3漁業協同組合でつくる「市漁業協同組合連絡協議会」は地元産の淡水魚に親しんでもらおうと毎年開催。地元のきれいな水で育った新鮮なアユやイワナなどの淡水魚が特価販売された。イベントは「竈神社」の例大祭に合わせて、 祭り料理の一品として魚を使い、地元の魚のおいしさの周知や消費拡大につなげようと、コロナ禍を除き毎年実施されている。

■松川村の「高瀬川」河川敷で準絶滅危惧種のツメレンゲが乱獲された。
9/初、希少な動植物が生息する高瀬川河川敷で環境保全活動に取り組む「高瀬川を愛する会」が作業中に発見した。秋の高瀬川河川敷ではカワラナデシコやノコンギク、ヨモギ、ワレモコウ、ツメレンゲなどが観られる。ツメレンゲは乾いた砂地・ 河川敷などに生育する多肉質の多年生草「ベンケイソウ」。9/下〜;長い穂状の白い花をつける。多肉植物を食べる小さな黒い希少蝶「クロツバメシジミ」は「ツメレンゲ」を好む。松川村や池田町の高瀬川河川敷や、梓川護岸の島内、 犀川河原の田沢などでツメレンゲの群生地があり、初夏から秋口にはクロツバメシジミの飛ぶ姿を見かける。羽は黒く裏には白い点々があるジジミ蝶。ツメレンゲは乾燥に強い草だが多湿には弱く、大雨・洪水で流され生息地が流失、 下流に分布地が変わることも良くある。

■9/7;大町「爺ヶ岳山頂」と「種池山荘」で「第10回爺ヶ岳移住セミナー」を行った。
北ア好きの登山者が移住を考えるきっかけづくりの場として大町市定住促進協働会議が実施した。

■9/7;松川村「中央公園・リンリンパーク」で「クラフトビアフェスティバル」が開かれた。
2023年に続き、2回目の開催。クラフトビール約10店や軽食やデザートなど県内外から32店が並んだ。会場では音楽ライブも行われた。

■9/7;11:00-18::00;松川村「中央公園リンリンパーク」で「松川クラフトビールフェスティバル」開催
県内外のクラフトビールと食、音楽が楽しめるイベントで、村内外から多くの来場を呼び掛けている。

■9/7;大町文化公園・芝生広場で「つながるマルシェ」が開かれた。
大北の各団体や中学生などが地域の活動をWSで紹介。4R市場、大町中の米作り紹介、信濃大町草木染め研究会、アヤメ会、北アルプスオーガニックプロジェクト、大町社協、がんばりやさんなどの物販販売、大糸線応援隊ガイド倶楽部、 北アルプス国際芸術祭実行委員会などの展示・販売など。スケボーやけん玉、スラックライン体験。2024年は各団体のブースを回ってクイズに答えスタンプを集めて各団体が取り組みや活動を知る。キッチンカー・飲食ブースでの販売も。

■9/5;大町署で大北の小学生が描いた「防犯ポスター」の審査会が行われた。
2024年度は子どもたちから219点の作品が寄せられた。審査会では各学年から最優秀作3点を選ばれた。振込詐欺や投資詐欺など、詐欺防止をテーマにした作品が多かった。

■9/5;松川村でツキノワグマによる人身被害があったことを受け、県北アルプス地域振興局は緊急会議を大町の県大町合同庁舎で開いた。
大北の市町村が出席。今後、平地でもクマの出没が続く可能性を懸念し、住民への注意喚起など対策を話し合った。 会議には大北5市町村の鳥獣対策担当者や県が委嘱するクマ対策員が出席、人身被害の状況を確認しながら対応などを協議した。住宅が多い場所で出没したことから、山側からの侵入を防ぐためにクマ対策の柵の点検や、養蜂場周辺の電気柵設備の 徹底などを確認した。

■9/4;「松川村すずの音ホール」で「北アルプス山麓スイーツ」の研修会を開いた。
スイーツを通じた観光誘客などに取り組む大北市町村や商工団体などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏」実行委員会が主催。新規認定された黄金桃(松川村)とガーデンハックルベリージャム(池田町)を使ったスイーツの製作実演と試食。 地域食材の魅力と可能性を認識、共有した。「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」の製菓責任者が講師を務めた。タルトやケーキなど、食材を生かしたスイーツを実演を交えて紹介。

■〜9/3;「松本糸魚川連絡道路」(松糸道路)計画について考える機会をつくる住民団体「大町の未来を考える会」は、松糸道路の実寸アート制作のCFを行っている。
大町市街地区間で予定されている盛土道路を、竹を使い実寸大で表現する計画。市街地区間は、交通の円滑化やまちづくりとの連携などで優位性の高かった市街地に最も近いCルートを最適ルート帯とした。アートは松糸道路のIC計画地の大町市常盤上一北信号交差点から 南に約300mの畑に、竹製で高さ6m、幅30mの盛土道路を表現する予定。9/13日;オープニングイベントを予定、11/初まで展示。今後の大町のあり方を多くの人にイメージしてもらう計画。

■9/3;「北アルプス国際芸術祭」実行委員会は、大町中綱に開設する公式カフェ&レストランと周辺で作品の内覧会を開いた。
地元中綱の住民約20人が招待され、提供される料理を試食したり、アーティストの解説を聞きながら、作品を見学し、開催に期待を膨らませた。

■9/2;大町長畑地区でレゾナックが森林の里親契約を結んだ。
大町常盤長畑に森林を所有するレゾナックHDと森林内の水力発電所を管理するレゾナック・グラファイト・ジャパンは長畑森づくり協議会と森林の里親契約を結んだ。県内では178件目、県北アルプス地域振興局管内では10件目の締結。 今後、社員らが雑木の整備や下草刈りなど森林整備し、地域住民との交流を深めていく。

■6/8-9/1;松川村西原「安曇野ちひろ美術館」で絵本作家・いわさきちひろの作風とデジタル技術が融合したアート展「みんな なかまよ」開催。
いわさきちひろ没後50年にあわせた夏の展覧会。子どもたちがマイクに向かって声を出すと、にじんだ模様がテーブルに描き出される。4つの台に一つずつ設置されたオブジェを触ると、スクリーンに絵が浮き出て混じり合う仕掛け。鑑賞者が 通ったのを感知し登場人物が現れるデジタル作品もあり。「あそび」「自然」「平和」の3つのキーワードからちひろの絵を読み解く企画展「こどものみなさまへ」の2期目。今回は「平和」がテーマ。一人一人の個性を尊重し、手を取り合うことが 平和を築く一歩―とのメッセージを発信。アートユニット「プラプラックス」らがディレクターを務めた。展示室の一つではちひろの絵本「となりにきたこ」を取り上げた。人と人が手を取り合うことの大切さを伝える作品で、現代科学を取り入れた 参加型のアートを展示。約80作展示。(10:00-17:00,水曜休館,\1200/大人,18歳以下,高校生以下無料)
(問)安曇野ちひろ美術館 TEL 0261-62-0772

■9/1〜;大町八坂「明日香荘」で松茸プラン
長野県は松茸の収穫量が全国2位。信州金熊温泉「金太郎乃湯」の「明日香荘」(標高900m)では、毎秋恒例の「秋三昧・松茸と海の恵み会席」プラン(9/1〜)。(宿泊;\16980〜/平日1泊2食,日帰会席;\8980〜/入浴料込)
明日香荘には露天風呂はないが、前面に大きなガラス張りの大浴場ある温泉で里山が眺められます。湯は単純硫黄泉。湯冷めをせず身体中がポカポカと温まります。大町八坂には「大姥山」(標高1006m)があり、昔から「金太郎伝説」が伝わる。 大姥山の大姥は有明山の八面大王と恋仲となり、大王の子が金太郎という。近くを流れる川は熊と戯れた川で「金熊川」と呼ばれています。子宝・安産のご利益があるとして「金熊温泉」は親しまれています。
ボディソープ、シャンプー・リンス常備。効能は関節症、腰痛、神経痛、五十肩、打撲、冷え症、疲労回復、健康増進など。
明日香荘内のレストラン「山櫻亭」(11:00-14:00,17:30-20:00)では、名物・灰焼おやきや新そばなどを提供。八坂三原高原で栽培された手打ちそばでコシがあって美味しい。例年10/下-11/上には新そば祭りを開催。
(日帰り入浴;10:00-20:00,\550/一般,\450/シルバー,\300/小人)
(問)信州金熊温泉金太郎乃湯(明日香荘) TEL 0261-26-2301

■8/31;大町市の「地震総合防災訓練」は、台風10号接近で中止。

■8月;大北や安曇野で目撃されている国天然記念物の「コウノトリ」が、8/28;池田町中鵜鵜山でも目撃された。

■8/28;「池田町交流センターかえで」で「池田町の農業を考える会」が開かれた。
池田町矢口稔町長は新しい農業構想として地域内で循環する農村自給圏を目指す「あづみ野池田スマートテロワール構想」を示した。 目指す農業の方向性を明らかにして取り組む「あづみ野池田スマートテロワール構想」。地域資源の最適活用、デジタルと伝統の融合、地域コミュニティの活性化を掲げた。取り組みの実例として、地域計画策定による農地ゾーニング、 消費者ニーズから逆算して生産する「地消地産」などを提案した。

■池田町議会は、特産のお酒や飲物の普及促進に向けた「信州あづみ野池田地酒・地ワイン・ソフトドリンクで乾杯条例」(乾杯条例)を目指している。
9月定例会での制定を目指す。8/22;18:00;町民に向けた説明会を池田町役場で開く。町内には古くから造り酒屋があり、近年はワイン醸造所もでき、地酒や地ワインが特産品となり、宴会等で乾杯の習慣を広めることで普及促進や地域の活性化につなげる狙い。

■8/28;松川村は災害時におけるトレーラーハウス提供に関する協定を締結した。
トレーラーハウスの販売を行うカンバーランド・ジャパンと災害発生時に、迅速に移動できるトレーラーハウスを提供してもらい、仮設住宅やトイレとして活用。被災者の生活環境を整える。

■8/26;大町市は大北生コン事業協同組合と災害時における消防用水等の確保に関する協定を締結した。
コンクリートミキサー車を活用し、林野火災など大規模火災発生時の水利確保や災害時の避難所仮設トイレなどの生活用水供給に協力する。大町市の災害協定締結は48件目。

■7/20〜8/25;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)では、真夏の強い日差しの下、勢いよく落ちる「乳川」でスプラッシュ・リバー。
夏休み中、子供たちはずぶぬれになって水遊び、歓声を上げています。アルプス大草原には巨大プールで「スプラッシュ・ランド」。小さな子供たちが水遊びを楽しんでいます。スプリンクラーによる「ずぶぬれタイム」も。 ※悪天候や河川増水時に中止あり。
(問)国営アルプスあづみの公園大町・松川管理センタ TEL 0261-21-1212

■7/13-8/25;「国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)にて、「夏の大冒険」
7/28;「信州 山の日」。2024年で制定10周年で「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)にて記念行事。山を語るトークショー(阿部知事ら参加)、木工クラフトWSなど。
7/13-7/15,7/20-8/2;10:00-16:00;園内を流れる「乳川」で水遊びできる「スプラッシュ・リバー」
7/13-7/15,7/20-8/25;10:00-12:00,12:30-15:30;「アルプス大草原」に巨大なプール「スプラッシュ・ランド」(子供用)
7/20-8/25;9:30-12:00,13:30-16:00;「渓流エリア」で「シャワーピクニック」(\7000〜/中学生以上,\600/小学生)
8/10.8/11;10:30-15:30;リバージップライン(\800)
7/27-7/28;10:00-15:00;ロープで木登り!ツリーイング(\1500)
7/13ー7/15,7/27-7/28,8/3-8/4,8/10-8/20,9/15-9/16,9/22-9/23;7:30;「アルクマ熱気球」高さ30mの係留飛行。飛行5分間。(\2400/大人,\1600/子供)
(入園料;\450/大人,\210/シルバー65才以上,中学生以下無料)(P600,無料)
(問)国営アルプスあづみの公園大町・松川管理センタ TEL 0261ー21-1212

■6/下〜8/25;「大町温泉郷」の「立山プリンスH」で竹を使って制作した回廊やモニュメントを展示した「紫紺の七夕祭り」開催中。
八坂の竹林から切り出した竹を立てて長さ15mの「竹の回廊」を制作。大木をイメージしたビッグバンブーツリー。内部には星空を思わせるミラーボールの幻想的な光。短冊には願いごとが書かれ吊るしている。2024年春には館内にこいのぼりを 泳がせた迫力ある展示を行った。それに続く企画。広いロビーで地域にちなんだ季節感のある展示でおもてなし。15:00-21;00;宿泊者以外も見学可。
(問)立山プリンスH TEL 0261ー22-5131

■8/24-8/25;大町市定住促進協働会議は、地域の魅力を体験してもらう信濃大町魅力体験ツアー「農林業×移住〜北アルプスの麓で自然と共に暮らす〜」を開いた。
関東などから8組10人が参加、農林業を見学しながら地域の暮らしを知るひと時を過ごした。

■7/6-8/25;池田町「北アルプス展望美術館」で「超老芸術展in池田町」
「遅咲きのトップランナー大集合!」。70〜90代の超老芸術家7組の約500点を展示。8/11;14:00,8/18;14:40,ギャラリートークなど。
(9:00-17:00,\600/一般,\450/高大生,中学生以下無料)
(問)北アルプス展望美術館(池田町立美術館) TEL 0261-62-6600

■〜8/25;池田町「北アルプス展望美術館」の「安曇野ギャラリー」で、8/11;「山の日」にちなんだ「山の日ポスター展2024」開催中。
24人のグラフィックデザイナーら「山」をテーマに制作した遊び心のあるポスター36点を展示。

■8/24;大町温泉郷で「水かけ祭り」復活
御神輿に大町の酒蔵樽を乗せて、18:30;旧酒の博物館をスタートし、温泉郷の旅館やホテル(黒部観光H,ふる里村工芸館,アルペンルートH,立山プリンスH黒部サンバレーH,景水,界アルプス,黒部ビューHなど)管区を巡り、水かけ広場 (立山プリンスH別館)まで。宿泊客は濡れてもよい服装で水かけ用の洗面器やバケツ、柄杓などを持参し、思いっきり、みこしに水をかけて、豊かな水に感謝し無病息災や繁栄などを願った。
毎夏、夏の終わりには「大町温泉郷」の旧森林劇場で「サマーフェスティバル」が開催され、露店が出て、地元のクラフト作家による「手しごと市&フリーマー」、コンサート、民話の語りなどが行われ、8:30〜20;30;恒例の水かけ神輿が 温泉郷内を回り、フィナーレには21:00〜;鹿島川で花火打上げがありました。2024年水かけ祭りは5年ぶりに開催。
(問)大町温泉郷観光協会 TEL 0261-22-3038(9:00-17:00)

■8/24;大町小熊原の「越荒沢堰親水広場」で「水土里ネットおおまち」は「第25回ふれあいイベント」を開いた。
市内の親子ら約60人が参加、水路周辺の雑草取りで環境美化。魚のつかみ取りや稚魚の放流などを行い、川や水路などを流れる水の大切さを感じていた。

■8/24;松川村「安曇野ちひろ公園」で「おでかけホリデー」を開いた。
残暑の中、多くの親子連れが参加、晩夏の公園で多彩な体験。園内のトマトを使ったトマトジュース作り、トマトソースのピザ風おやき作りなどの食体験や収穫体験、野外調理などを楽しんでいた。

■8/21;大町市街地の「松糸道路」建設計画で大町の有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」は、松糸道路の新設道路計画に反対署名(4952人分)を県大町建設事務所に提出した。
署名活動は2024年2月から始め、8/16までにインターネットによる回答も含め、県内外から集まった。同会は「松糸道路の大町市街地ルート案の中止を求める」とした上で、市内にはすでに道路が多くあり渋滞もない、それなのに250億円以上もの税金が使われる。市街地で計画される盛土道路は景観を壊すと指摘。

■8/21;大北の各小学校で2学期がスタート。
児童は元気いっぱいに登校した。大町市大町南小でも始業式が行われ、児童代表が2学期の目標を発表。各教室では宿題や工作、自由研究などを提出。友達との久しぶりの再会を喜び合いながら夏休み中の楽しい思い出を語り合っていた。

■8/17;松川村「安曇野ちひろ美術館」で「夜のミュージアム」が開かれた。
夕暮れから夜にかけて、大勢の人たちが来館、いつもと一味違う美術館を満喫した。「ちょっとこわいおはなしの会」では、村図書館長と美術館職員による、お化けにちなんだ絵本の読み聞かせや素話が行われた。

■8/17;松川村「安曇野ちひろ美術館」で「夜のミュージアム」が開かれた。
夕暮れから夜にかけて、大勢の人たちが来館、いつもと一味違う美術館を満喫した。「ちょっとこわいおはなしの会」では、村図書館長と美術館職員による、お化けにちなんだ絵本の読み聞かせや素話が行われた。

■8/15;「木崎湖」で夏恒例の「第80回木崎湖灯籠流しと花火大会」が開かれた。
木崎湖湖畔では盆供養や安全祈願などの思いを込めて、赤やオレンジ、黄色など色鮮やかな灯籠が流された。花火は打上げ場所から近く迫力がすごい。水中スターマインが湖面にも映り込み美しい。2024年は湖上を渡るナイヤガラもありました。 木崎湖は山に囲まれているので花火の音が山に反響して迫力満点。信濃大町の北(木崎湖)と南(高瀬川)で同時の花火大会は珍しい。

■8/15;大町「木崎湖」で水と光と灯りの祭典「第80回木崎湖花火大会と灯とう篭ろう流し」が開かれた。
湖面から次々と打上がる光の大輪。「ドーン」という音が山間に響き渡り、間近にせまる大迫力の花火に観衆は魅了。湖面に浮かぶ色とりどりの1000個の灯篭、大きなスターマイン、ナイヤガラが大町の夏の夜を幻想的に彩った。

■8/15;「高瀬川大橋」の河川敷の「池田町アルプス広場」で「第28回高瀬川納涼大花火大会」が開催された。
8/13の雨で延期となり、8/15;尺玉やスターマインが夏の夜空に打上げられた。

■8/15;大町「木崎湖」で「第80回木崎湖灯籠流しと花火大会」
盆供養、安全祈願などの思いを込めて、色とりどりの灯籠が湖畔に浮かぶ。木崎湖で打上げられるスターマインなどの花火は湖面に映り込み幻想的。規模は小さいが真近で花火が観られるので、花火の音が大迫力で響き渡ります。
19:00;湖上慰霊祭、灯篭流し、20:00;打上げ花火。16:30-21:30;木崎湖南岸・平集落では通行止めや一方通行などの交通規制あり。

■8/15;JR信濃松川駅前の「安曇節会館」北駐車場で正調安曇節保存会が「大盆踊り会」を開いた。
住民らが輪をつくり、「正調安曇節」など地域の伝統の踊りを楽しんだ。盆踊りは安曇節の踊り手を増やそうと、住民が帰省するお盆の時期にあわせ、地域の伝統に親しめる機会をつくろうと開催。参加者は浴衣などに身を包み、保存会による生演奏の 「正調安曇節」や「信濃松川ふるさと音頭」などを楽しんだ。

■大町平の森自治会は製作した法被が、8/15;「木崎湖」で開かれる「第80回木崎湖花火大会と灯篭流し」でお披露目。
慰霊祭などを含め、地元で行われる伝統行事を、そろいの法被を着用して心をひとつに盛り上げる。

■8/13;19:00-20:45;「高瀬川大橋河川敷」にて「第28回高瀬川納涼大花火大会」
高瀬川大橋の河川敷(池田町高瀬川河川敷Gアルプス広場)で毎夏恒例の池田町松川村合同納涼花火。迫力満点の手筒花火、スターマインなど夜空に広がる大輪の光と音。18:30-21:30;打上げ場所付近で交通規制あり。 雨天時8/15順延。駐車場は池田町役場・あづみ病院・体育館など。(荒天時;8/15延期)
18:00;屋台,19:00;開会,19:20-19:45;手筒花火,19:55-20:15;スターマイン,ミュージック花火、10号尺玉、20:25-20:45;スターマイン,ミュージック花火、10号尺玉 (約2000発)
(問)松川村経済課商工観光係 TEL 0261-62-3109
(問)池田町商工会 TEL.0261-62-5085

■大町の「北アルプス広域消防本部」は山間地救助班を発足させる。
県内で2023年に起きた山岳遭難件数は過去最多で、中でも北アは半数超を占め、対応を強化する。

■大北に特別天然記念物「コウノトリ」が飛来している。
8/7;大町常盤の山麓道路沿いの水田で羽を休めて餌を食べる3羽のコウノトリの姿が見られ、近隣住民や鳥類ファンがカメラを構えていた。

■8/1-8/6;大町「木崎湖」畔にある「信濃公堂」で「第107回信濃木崎夏期大学」が開講した。
自然・人文・社会科学などさまざまな分野の第一人者が専門性の高い講義を行う。初日は約200人が参加。開講式で信濃通俗大学会が夏期大学の創立背景と経緯を紹介。「ここは人々が次の社会を創るために学び合おうという共同体の場。 次世代をどうやって作ったらいいのかを、考える糧になってほしい」と。

■8/1-8/6;大町「木崎湖」湖畔の「信濃公堂」で「第107回信濃木崎夏期大学講座」開催
1917年から続く歴史ある「信濃木崎夏期大学」が2024年も開講。講座は自然科学・社会科学・人文科学等に関する講義、講師との懇談も。1964年〜9日間、2022年〜6日間開催。2020年のみコロナ渦で休校。どなたでも受講可。
(受講料;\500/1日,\200/学生,大町市・北安曇郡在住,同出身者は無料)
9:10-11:45,12:50-13:50;各講義,14:10-15:10;質問・補講・懇談
8/1;9:10-9:40;開講式,10:00-13:50;「現代中国の政治と外交 −日中関係の行方」(東京女大・特別客員教授高原明生氏)
8/2;「三遊亭円朝作怪談乳房榎の創作技法を考える」(東大名誉教授・延廣眞治氏)
8/3;「私達の起源を求めて〜物理学と化学と天文学の融合〜」(理化学研究所開拓研究本部主任研究員・坂井南美氏)
8/4;「気候の危機にどう向き合うか」(東大未来ビジョン研究センタ教授・江守正多氏)
8/5;「国際金融情勢と日本の金融政策」(日本経済研究センタ代表理事・岩田一政氏)
8/6;「明治日本の社会福祉」(慶應義塾大経済学部教授・松沢裕作氏
8/6;14:50-15:10;閉講式
(問)大町市白塩町 北安曇教育会館内信濃木崎夏期大学事務所 TEL 0261-22-0440
(問)夏期大学開講中(8/1-8/6)信濃木崎夏期大学 TEL 0261-22-6164

■8/3;大町中心部で開かれる恒例の夏祭り「大町やまびこまつり」
6/30;踊り連募集締切、2024年は33連約1200人からの申込みがあった。2023年は30連1000人で僅かに増加。申込が低調で募集期間を延長していた。

梅雨晴れの蒸し暑い日暮れ後、だんだん暗くなる水路近くの草むらで、ホタルが一つ、二つ、光り始め、やがてユラユラと光の群舞が始まる。 ■8/3;15:00-21:00;信濃大町駅前本通り商店街(中央通り)で「第46回大町やまびこまつり」開催。
15:30-21:00;JR信濃大町駅仁科町交差点〜一木宮坂商店前は歩行者天国・交通規制あり。
15:00;開会・大町流鏑馬太鼓演奏、15:23-16:28;市内小学校(東/西/南/北小)・大町中の金管バンド演奏、16:28;ダンス、17:13;大町少年少女合唱団、17:33〜;monaヒップホップダンス。
18:15;やまびこ踊りオープニング、18:30-20:30;やまびこ踊り。
各商店街では出店で生ビール、ハイボール、ソフトドリンク、かき氷、綿あめ、焼きそば、焼き鳥、イカ・タコ焼き、シュラスコ、パン、クレープ、弁当など発売。 ヨーヨー釣り・金魚すくい・けん玉、ピンボール、輪投げ、トランポリン、クイズ、スタンプラリー、錦鯉野アキコアート、パフォーマンスなど。
15:30〜;「街中ライブ」inやまびこまつり。
15:00〜;「第26回大町ゆかたまつり」。16:00〜;ゆかた着付け。
(問)大町やまびこまつり実行委員会事務局 TEL 0261-22-0420

■8/初;池田町の二丁目商工会は「七夕」にちなんだユニークなオブジェを「まちなか駐車場」に設置。
自然素材を活用した涼しげな演出でひとときの憩いの場を提供。切り出した約50本の竹で、ドーム型にしたオブジェとベンチを作った。風鈴や風車、ぼんぼりなどを飾り付け、カラフルに装飾した。水道管で作ったハート型のオブジェも設置。 手作りの木製プランターを使った豪華な寄せ植えも彩りを添えている。

■8/3;15:00-21:00;「第46回大町やまびこまつり」開催。
毎年恒例の夏祭り「やまびこまつり」では大町中央通りを歩行者天国にして、「やまびこ音頭」や「やまびこサンバ」を踊ります。例年50-60連、総勢2000人が参加。2023年はコロナ禍の中止を経て4年ぶりに開催、30連の1000人が参加した。
18:30-20:30;おどり連、15:00-18:00;ストリートパフォーマー、イベントブースなどを募集中。(締切;6/21)
(問)大町市まちづくり産業課(大町やまびこまつり実行委員会事務局) TEL 0261-22-0420

■8/3;大町中心部で開かれる恒例の夏祭り「大町やまびこまつり」
6/30;踊り連募集締切、2024年は33連約1200人からの申込みがあった。2023年は30連1000人で僅かに増加。申込が低調で募集期間を延長していた。

■8/3;大町市中心部で夏祭り「大町やまびこまつり」開催
申込みが低調で踊り連は10連約350人(6/18現在)。申込締切を6/21→6/28に延長し、積極的な参加を呼びかけています。

■8/3;松川村の夏の風物詩「第42回松川ふるさと祭り」開催
コロナ禍から4年ぶりに再開した2023年の祭りに続く。熱中症対策として開始は16:00-21:00;イベント広場で実施。

■8/2;大町平で子ども会育成協議会は夏休み恒例の「カヌー・SUP体験」を「木崎湖」で開いた。
地区の小学生が参加、地元ならではの豊かな水辺環境を楽しんでいます。

松本・安曇野・大北の夏祭り・花火大会2024
※気象条件などで開催中止やイベント内容等の変更がありえます。各主催者に確認願います。
<7/下>;
7/27;10:00-15:00;松川村「安曇野ひちろ公園」で「トットちゃんの夏祭り」
7/27;17:20-20:00;安曇野「豊科駅・R147」で「第45回あづみ野祭り」(35連約2400人)
7/27;14:00-20:30,7/28;10:00-15:00;大町「若一王子神社」で「例祭」(お天王さま,稚児行列,浦安の舞,剣道奉納,舞台曳き揃え,子ども流鏑馬、やぶさめ太鼓など)
7/27;15:00-21:00;池田町「池田町交流センターかえで」で「第40回池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」
7/27;17:30-20:40;松本「国宝松本城二の丸御殿跡」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」
・7/27;プロ;まといの会、松本)和太鼓響,松本アルプス太鼓,浅間温泉火焔太鼓,中山太鼓連,さんとこ,他)武蔵駒王,めじろ台,幸手和太鼓,七尾豊年,山口子ども太鼓
・7/28;プロ;まといの会、松本)国宝松本城古城太鼓,四賀鼓龍会虚空蔵太鼓,本郷若獅子太鼓,和太鼓鳴桜,他)御陣乗太鼓,宮崎福島高胡桃太鼓部,和太鼓御響,八丈太鼓はなみずき,相洋高和太鼓部
7/27;10:00/15:30;松本「大手門桝形跡広場」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」街中演奏
7/27;松本「梓川河川敷」で「水輪花火大会」は2024年中止。(花火;約6000発)。中部縦貫道・波田道路の橋脚・河川災害復旧工事等の理由で中止。
7/28;水輪花火大会にあわせて開かれる「梓川松香寮・梓水苑」の「梓川夏祭り」は中止。「波田扇子田運動公園」の「波田さいさい祭」は未定。
・梓川夏祭りでは波田のスイカ試食、ビンゴゲーム、和太鼓、踊りよさこい、梓川太鼓十八会などさいさい祭では特産のスイカ試食、スイカのランタン作り、ビンゴ、吹奏楽演奏などが行われていた。
<8/上>;
8/2;17:00-19:30;大町「中央通り」で「大町ゆかたまつり」(やまびこ祭り前夜祭)
8/3;15:00-20:30;大町「中央通り」で「第46回大町やまぴこまつり」(15:00-18:00;パフォーマンス,18:30-20:30;踊り;やまびこ音頭・やまびこサンバ;33連約1200人)
8/3;16:30-20:00;安曇野「穂高会館」で「穂高納涼祭」
8/3;17:00-19:40;松本「中心市街地」で「第50回松本ぼんぼん」(17:30-19:18;踊り,128連約7000人,17:00-19:50;歩行者天国・通行規制) 8/3;16:00-21:00;松川村「イベントストリート」で「第42回松川ふるさと祭り」
8/3;19:00-20:00;池田町・松川村合同;「高瀬川河川敷」(アルプス広場)で「第28回高瀬川納涼花火大会」(花火;約2000発)
8/4;13:45-16:00;松本「あがたの森公園」で「第22回あがたの森夏まつり」(14:00;地元の子供たちによる青山様と松本ぼんぼん,出店)
8/8;16:00-20:30;松本「国宝・松本城」(二の丸御殿跡)で「薪能」(能「宝生流」による)
8/8;20:08-20:28;松本;白骨温泉で「白骨温泉花火大会」(花火約100発)
8/9;19:10-20:05;松本「すすき川河川敷」(薄川筑摩橋-見晴橋)で「すすき川花火大会」(19:20-20:05;花火;約3700発,18:10-21:20;交通規制)
8/上;安曇野「三郷文化公園」で「ふるさと夏祭り」(和太鼓、踊り、花火;約1000発)(2024年は未定)
<8/中>;お盆;
8/13;15:00-21:00;白馬「白馬グリーンスポーツの森」で「第38回白馬の夏祭り」(15:00;出店,20:00-21:00;花火;約500発)
8/14;18:00-21:00;白馬「八方文化会館」で「第49回八方温泉夏祭り」(19:50頃;盆踊り,20:20-21:00頃;花火)(開催未定)
8/14;19:00-20:00;安曇野「明科犀川河川敷」(御宝田遊水池)で「第17回安曇野花火」(花火;約4000発)
8/14-8/16;19:00-21:00;松本「松本城公園」で「第76回お城盆踊り」(松本城を背景に松本音頭や浅間節など)
8/15;18:00-21:00;白馬「白馬町夏祭り」(盆踊り,花火)(開催未定)
8/15;19:00-21:00;大町「木崎湖」で「第80回灯籠流しと花火大会」(19:00;湖上慰霊祭,19:00;灯篭流し,20:00-21:00;花火;約1000発)。仁科神社の雅楽の調べと湖に漂う盆供養の灯籠。轟音と迫力の花火。
8/15;20:00-21:00;安曇野「穂高霊社」で「みたままつり」(20:30;三ヶ日手筒花火奉納:戦没者追悼)
8/24;15:30-20:30;安曇野「明科龍門渕公園」で「第33回信州安曇野薪能」(16:30;子ども能楽,17:30;火入れ・17:30-20:30;開演)
(舞囃子「清経」,能「江口」,狂言「太刀奪」,能「鵜飼真如之月」)(\3000/一般前売,\3500/一般当日,\1000/大学生,\500/高校生以下)
8/中-9/中;松川村「すずむしの里」で「クリスタルシンフォニー」(有明山社・すずむし荘に灯篭)・ヒーリングナイトツアー、8/下;安曇野ちひろ公園で鈴虫採り
<9/上>;
9/7-9/8;大町「竈神社」で「例大祭」(9/7;19:00;前夜祭;西公園で奉納花火,20:00;花火,9/8;11:00;例大祭,浦安の舞・子ども奉納相撲)

■7/28;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で、「信州山の日」制定10周年の記念イベントを開催した。
「緑の少年団」の小学生と阿部守一知事による「信州山の日」宣言、トークイベント、木に親しむWSなど。山の恵みに感謝しつつ、これからも山を守り生かしていこうと気持ちを新たにした。 松川村松川小、池田町会染小の児童10人が阿部知事とともに宣言を朗読。山に親しむことや、山岳環境の保全に取り組むことなど宣言した。山の対談トークイベント、箸づくりWSや木工クラフト、散策などのイベントも行われた。

■7/28;大町の「若一王子神社」の夏祭りで県無形民俗文化財「子供流鏑馬」が行われた。
市内10町会から選ばれた10人が射手を務め、陣羽織をまとって馬に跨る。りりしく化粧し、きらびやかな装束をまとう鞍上の子ども射手は「ぼぼ」と呼ばれ、五穀豊穣を願い奉射する。矢が的中すると見物客から歓声と拍手が上がった。 JR信濃大町駅からの中央通りを歩行者天国にして実施。児童を中心に隊列を組み、周りの大人が「ハオ、ハオ」とかけ声を上げながら練り歩いた。「いーずら大町特産館」前では、1人ずつ順番に的を射た。

7/27;稚児行列や舞台曳き揃えなどが行われ、7/28;子ども流鏑馬、舞台・幟参拝が行われた。2024年夏は熱中症対策として、奉射場所の変更、時間短縮、休憩時間の確保などを実施した。

■7/27ー7/28;大町の夏の風物詩「若一王子神社」の例祭・奉祝祭「若一王子祭り」が開かれてた。
初日は子どもたちがきらびやかな衣装を着て中央通りなどを練り歩く稚児行列があり、かわいらしい姿に商店街一帯が華やいだ。頭に冠を載せ、化粧をした顔はきりりとした表情。色鮮やかな衣装に身を包んだお稚児さんが列をつくり、 保護者に手を引かれて通りを練り歩き健やかな成長を願った。7/28;日本三大流鏑馬の一つとして知られる県無形民俗文化財「子ども流鏑馬」などが行われた。

■7/27-7/28;大町俵町の「若一王子神社」で例祭「若一王子祭り」が本通りなどで開かれる。
県無形民俗文化財に指定される子供やぶさめ鏑馬には10町から10人の射手、舞台曳ひき揃ぞろえには5町が参加。酷暑の中では熱中症を懸念し、開催時間の短縮、射手の休憩時間を十分に確保するなど祭りの対応を進めている。

■7/27-7/28;大町「若一王子神社祭り」
「若一王子神社」の例大祭では「子ども流鏑馬」、無病息災を願う「お天王さま」、子供の健康を願う「稚児行列」、舞台曳き回しなどが行われます。
7/27;14:00;八坂神社例祭、15:20-16:30;稚児行列・お天王さま(信濃大町駅-若一王子神社)、稚児らが金襴の装束をつけ、神社まで平安ゆかしいれん車を引き、行列をつくります。
7/27;17:30;前夜祭、18:00;浦安の舞、18:30;若王刀争奪剣道奉納試合、19:00;舞台曳き揃え、20:30;やぶさめ太鼓神社。境内は露天が並び参詣者で賑わいます。
7/28;10:00;例祭、13:00-16:45;流鏑馬神事(三日町-若一王子神社)、流鏑馬10騎と舞台6台が本通りを練り歩く。舞台行事は江戸時代から続く。13:00-17:45;舞台(三日町-大門)、15:00;浦安の舞、16:50;神事、18:05;舞台・幟参拝
※流鏑馬は鎌倉鶴岡八幡宮、京都賀茂神社と共に三大流鏑馬の一つ。1221年仁科盛遠が後鳥羽上皇の院宣を奉じ、武運を祈って流鏑馬を神前に奉納したのがはじまりとされる。 子供(7-9才)が射手となり、町中を錬り歩き、境内で神事。射手は化粧をして陣羽織をまとい、太刀をさし弓を持って、箙には矢をさし、三蓋笠をかぶって騎馬する。昔ながらの射手装束を着て町内を一巡し、神社の境内の3ヶ所の的に 矢を射て豊作を祝う。
(問)若一王子神社社務所 TEL 0261-22-1626

■7/27-7/28;大町俵町の「若一王子神社」で「例大祭」が開かれる。
大町舞台囃子保存会は、宵祭りでの5年ぶりの開運帖配布に向けて準備を進める。各町の舞台囃子練習もこれから本格的に始まり、祭りの機運が高まっている。開運帖の配布は、20年以上前から実施しているが、コロナ禍の影響で令和元年を 最後に休止。7/6;清め払い式が行われ、参加する7町の保存会会員10人が集まり、配布する開運帖1000部のお清めを行った。 7/27;19:30-20:15;大町中央通り商店街で開運帖の配布・押印。

■7/28;大町社・常盤地区子ども会育成協議会は「魚つかみ大会」を社地区の「高瀬川」で開いた。
2年後の小学校再編に向けて、新小学校に通う予定の大町南小・東小の2校の児童の交流を深めていこうと、両地区合同で初めて開催。約240人が参加、にぎやかに水辺で楽しんだ。

■7/27;大町市SDGs学習旅行誘致協議会は、「青木湖」で市民を対象にした「カヤックツアー」を開催した。
親子連れなど17人が参加。夏らしい暑い一日となり、参加者は湖上でカヤックを楽しみ、大町が誇る自然の豊かさや水資源の価値に理解を深めた。 堂協議会では25の体験プログラムを作成し、学習旅行の誘致活動に取り組んでいる。地元住民にもプログラムを通じて水とエネルギーの魅力や価値を再確認してほしいと全4回の市民見学会を開催。今回は2回目で水資源を活用したアクティビティーで 水と触れ合った。カヤックは初体験という子もいて、笑顔を見せていた。

■7/27;池田町で夏祭り「第40回池田あっぱれ」が5年ぶりに開催された。
2024年は初めて「池田町交流センターかえで」の駐車場で行った。交通量が多い大通りに面していた役場駐車場より安全性を確保。池田ふるさと音頭の踊りや各団体によるパフォーマンスなど多くの町民らが詰めかけ熱気に包まれた。 5年ぶりの夏祭りで、池田町矢口稔町長は「会場変更により、これまで以上に安全な祭が実現できた。参加者や実行委の声を聞きながら、さらに充実した祭に発展させていきたい」と。

■4/26-7/24;大町市は国特別天然記念物ニホンライチョウの飼育環境を維持するための資金を募る「GCF」を始める。
「大町山岳博物館」で1963年に飼育を始めて60年。繁殖させた個体を野生に戻す取り組みが2024年始まるのを前に、ライチョウへの関心を高めたいと。 同博物館はライチョウの生態解明などを目的に飼育を開始。2019年に人工繁殖、2021年に自然繁殖に成功、現在7羽を飼育。環境省は2024年、同博物館を含む4施設で人工ふ化させた個体に高山植物や高山植物の消化を助ける腸内細菌の粉末を与えた上で、 中アに移送する。同博物館は10羽の飼育室にエアコンを備え維持費がかかる。餌代も年間約50万円。寄付はライチョウの飼育繁殖のための研究、施設整備などのために活用する。(〜7/24,目標額250万円)
市外の寄付者には宿泊割引が受けられるクーポンを寄付額に応じて贈る。(1万円→P:\3千円,5万円→P:\1.5万円,10万円→P:\3万円)
大町山岳博物館ライチョウプロジェクト(ふるさとチョイス)

■7/19-7/31;松川村観光協会は飼育したスズムシの幼虫を無料配布。
子どもたちに松川村のシンボルであるスズムシを育ててもらい、村に親しんでもらいたいと、夏休みに合わせて始めた取り組みで3年目。「幼虫から育て、自由研究に」と。

■7/下-8/中;松川村の「安曇野ちひろ美術館」で夏休み恒例の松川中によるボランティア活動が実施。
開催中の展覧会「いわさきちひろぼつご50ねん こどものみなさまへ みんな なかまよ」をサポートするための研修が7/26;同館で開かれた。生徒24人が参加、平和について思いを巡らせながら、展覧会への理解を深めた。

■松川村松川中の生徒24人は、「安曇野ちひろ美術館」で開催中の展覧会「いわさきちひろぼつご50ねん こどものみなさまへ みんな なかまよ」をサポートするボランティアに参加。
WSのサポートや平和を考えるWSのファシリテーターを務める。8/10;松川中のボランティアといっしょに平和を考えるWSが開かれた。グループワークを通して平和への思いやメッセージを言語化した。

■7/27;15:00-21:00;池田町で「第40回池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」
「池田町交流センターかえ」の駐車場で開催。コロナ禍での休止を越えて5年ぶりの開催。節目に新たな場所で新たな形で再開する。(雨天中止)
15:15;開会、15:30;高瀬中吹奏楽部演奏、16:00;蟻ヶ崎高書道パフォーマンス、16:30;池田小唄舞、17:00/19:10;池田あっぱれ、20:00;抽選会、その他;ジャズ・お笑いライブ、出店など飲食20店舗。
(問)池田町役場 TEL 0261-62-3127

■7/23;池田町「高瀬中」は高瀬川の河川敷で環境保全活動を行った。
河川敷などで環境保全に取り組む「高瀬川を愛する会」の協力で、有害外来植物の駆除などに汗を流した。河川敷に生息するミヤマシジミなどの希少なチョウとその食草である在来種などを観察。非常に希少だとされる殻のカタマメマイマイも発見された。 河川敷にはびこるムシトリナデシコやシナダレスズメガヤなどの外来種を根っこから引き抜いた。

■7/22;大町の「県大町合同庁舎」で人口減少対策に関する県の「意見交換会」が行われた。
大北に移住した現役やOBの地域おこし協力隊約10人が参加。急激な人口減少や少子化が進む中で、地域と自分が携わる仕事などの取り組みについて、関昇一郎副知事と意見を交わした。

■7/20;9:00-15:00;「大町ダム」で「高瀬渓谷フェスティバル2024」
高瀬渓谷フェスは35年目。大町ダムの内部見学(5名/1回,所要30分,無料)、東電大町発電所見学(8名/1回,所要30分,無料)、クイズラリー(大町ダム周辺CP)、 森林の魅力体験(木の実等でのネイチャークラフト;無料)、缶バッチ作り体験(おおまぴよん)など、水資源・砂防パネル展示。大町ダムカード配布中。
(問)森と湖に親しむ旬間実行委員会(大町ダム管理所) TEL 0261-22-4511

■こんがりと狐色に油で揚げられた県民のソウルフード「ビタミンちくわ」
7/19;大町市大町西小の給食では「能登応援献立」で、「ビタミンちくわのかば焼き」がお目見え。元日の能登半島地震で、生産工場が被災したビタミンちくわ。復興の後押しをしようと学校ではビタミンちくわを「100本」購入し、7/19;給食を提供された。 大町と古くから関わりがあるというビタミンちくわは、70年前に、黒部ダム建設に関わった人たちの食事にビタミンちくわが入ったカレーが提供されていたという。その縁もあって、地元の小学生は「ビタミンちくわ」について学ぼうとオンラインで 石川七尾の工場を見学。製造工程などを学んできた。児童たちは能登半島地震の被災地支援で募金活動を行い、ビタミンちくわを応援している。児童は2024年10月に被災地やビタミンちくわの生産工場を訪れる予定。

■7/19;大北の小学校で1学期の終業式が行われた。
児童たちは楽しい夏休みに向けて、期待を膨らませた。

■7/18;「松川村すずの音ホール」で、松川村正調安曇節保存会は「第42回松川ふるさと祭り」に向けた踊りの練習会を開いた。
正調安曇節を村民みんなで習得し踊ろうと、ベテランの踊り手が指導した。8月のふるさと祭りや、2025年正調安曇節100周年に向けて、踊りの振り付けと魅力を伝えた。 1983年スタートした松川村ふるさと祭りでは、JR信濃松川駅前のイベントストリート広場にて踊りの輪。模擬店やキッチンカー、松川中吹奏楽部演奏、信濃国松川驚岳太鼓演奏、抽選会、 パフェーマンスなどが行われます。
(問)松川ふるさと祭り実行委員会(事務局;松川村経済課) TEL 0261-62-3109


☆★☆ホタル鑑賞スポット(松本・安曇野・大町・白馬・小谷)☆★☆
幻想的な光の舞を見せる「蛍」。大北や安曇野のホタル情報です。生育環境・場所にもよりますが、ホタルは梅雨時の6/中-6/下に成虫となり、7/中まで発光しながら乱舞する様子が楽しめます。初夏〜夏にかけて乱舞する「ホタル」の観賞。 ホタルの乱舞は年によってもその数が大きく変わります。
(1)小谷・白馬;
小谷塩の道公園・白馬乗鞍ホタルの郷ホタル公園・白馬スノーハープ・内山ホタルの里、白馬森のわさび農園など。
1)6/下-7/中;小谷村「塩の道公園」
小谷小近くの「塩の道公園」では夜になると数多くのホタルが飛び交っています。この公園がホタルの名所となったのは「白馬乗鞍高原ホタルの郷・ホタルの会」と、同校児童が協働で取り組んできた「ホタルプロジェクト」によるもの。 地域住民などが訪れ、光を眺めながら夏の夜を堪能しています。
2)7/上-9/中;小谷村ふるさと交流センタ「ちゃんめろ」付近の「白馬乗鞍高原」の「ホタル公園」。ゲンジホタルとヘイケホタル(数百匹)
清らかな水辺に幻想的な光跡を描き、鑑賞に訪れる人の目を楽しませています。2016.6月;「白馬乗鞍ホタルの会」の会員らが参加して神事や除幕式が行われ、「ホタル公園」の完成を祝った。地域住民が整備してきた公園で、地元の 「白馬乗鞍・ホタルの会」は「ホタルの小川」で、ホタル、カワニナなど水生生物が生息できるように環境保全、保護活動に取り組んでいます。ゲンジボタルとヘイケボタルが生息し、ホタルは7/上-9/中まで長く楽しむことができます。 1日に数百匹のホタルが見れます。会は環境保全・保護活動に取り組み、公園の土地取得代・維持管理費はホタルの会が負担、ホタル観賞は募金をお願いしています。2022園内ガイドは未定。2020-2021はコロナ渦で中止。来場者は 感染防止対策をとった上での鑑賞を呼び掛けています。
3)7/上-7/下;白馬村内山「スノーハープ」。ゲンジホタル(約2000匹)
内山では毎夏にホタル観察会開催。白馬「内山21会」では長年にわたりホタルの保護活動に取り組んでいます。昔は白馬でも各地でホタルが見られたが今では一部の地域だけに生息。内山では環境を自然に戻すことで多い年には3000匹を越える ゲンジホタルが飛び交った。見頃は20:00-21:00。蛍は音や光に敏感なので静かに蛍を楽しみましょう。フラッシュ不可。ホタル保護育成協力金。コロナで観察会は要確認。
4)6/下-7/中;白馬神代「白馬森のわさび農園」
白馬森のわさび農園は、北アルプスと反対側の東山山麓(標高750m)に位置するわさびの観光農園。農園から望むことのできる北アルプスの伏流水が農園内に湧き上がり、美味しいわさびを育てます。春にはわさびの花が咲き、夏には農園内で ホタルが舞います。
5)7/初-7/下;鬼無里「白髯神社」でもホタルが見られます。

(2)大町;
大町の高瀬川ホタルの里・宮の森公園・美麻しずかの桜公園・鹿島川の大出ほたるの里・上原わっぱらんど・木崎湖・青木湖などで見られます。
1)7/上-7/下;大町市常盤上一の「高瀬川ホタルの里」(300-400匹)
大町は清らかな水に恵まれた街。梅雨の晴れ間に歩くと、暮らしを潤しきらめく水と緑の風景に出会えます。高瀬川ホタルの里保存会が高瀬川河川敷に手掘りの水路と一帯を整備した。毎夏ホタルが乱舞しています。鑑賞会は要確認。 高瀬川ではホタルがめっきり少なくなったことに危機感を覚え、約17年前から住民の1人が河川敷で整備を進め、600mの遊歩道を整地したり、手掘りの水路をつくったりした。北アの雪解け水は水温が10数℃しかないため、ゲンジボタルの 餌のカワニナが育ちにくいため、水路には河川敷のビニールハウスでカワニナの養殖し、放流していたという。近隣の住民たちが地域で育んだホタルを見ようと訪れています。 水路沿いでは十数匹〜30匹が木の枝にとまり、時折水面に光を映しながら空を舞っていた。多い年には鑑賞会期間中に2000人が訪れています。
2)7/上-7/下;大町温泉郷近くの「宮の森自然園」
ホタルが舞う期間に「ほたるの夕べ」を開催していた。ぐるったネットワーク大町がカイド。2014年頃には大町コミュニティセンタ「上原の湯」で「夕涼みホタル観賞ツアー」を実施していた。
3)7/上-7/下;大町野口・大出地区の「大出ため池とホタルの里」(400-500匹)
大出地区で有志による大町螢の会がボランティアでホタルの里としてため池を環境整備。ホタルの育つ環境づくりに取り組んでいる。ゲンジボタルの復活で400-500匹が乱舞。観察会が開かれた。「ホタルの里」に比べ、近くの「宮の森」は 乱舞ピークが少し遅い。地元の北条屋敷(跡)にまつわる民話「ホタル若王丸」では鎌倉時代に北条時政の嫡男・若王丸が信州に住み着くとホタルが増え、若王丸の切り落とされた右腕が光った。指が天を指すとホタルが婆のもとにいき、 曲がった腰を伸ばしたという。ホタルが舞うのを見るとこの土地の人は右手を天高く突き出すという。
4)7/上-7/下;美麻大塩の「しずかの桜公園」
ゲンジボタルとヘイケボタルが見られます。
5)7/中-8/中;大町「青木湖」で「ホタル観賞クルーズ」
ボートで青木湖2カ所のホタルを観賞。ボートやカヌーに乗って青木湖の湖岸沿いの林を舞い飛ぶホタルを観賞するツアー。星明りのもとヘイケボタルが舞いとぶ姿は圧巻。当日の天候等によりホタルの出現は異なります。 7/下-8/中;エヴァ―グリーンアウトドアセンタ「ホタルカヌー」。青木湖で蛍カヌーツアー。7/下-8/下;ライオンアドベンチャー「湖上ホタルツアー・ナイトレイククルージング」青木湖でボートに乗って湖からたホタル観賞。(要確認)
6)7/中-7/下;大町「木崎湖」西湖畔。
夜になると暗闇にホタルが乱舞します。6/下-7/上に「木崎湖」ではホタル見学会が開催されていました。(穴場)

(3)池田町・松川村;
池田町では花見地区・あづみ野池田クラフトパーク・滝沢・陸郷、松川村ひこばえの里などで見られます。
1)2024.6/28-6/30,7/5-7/7;18:00-21:00;池田町花見「花見ほたる祭り」(1000匹以上)
東山から流れ出す小川の自然を花見地区の人たちが懸命に守っています。1995年から地元住民が「花見の花とホタルの会」をつくってホタル水路の整備や幼虫の育成など「ホタルの里づくり」に取り組んでいます。ホタルが暮らしやすいよう 水路を清掃するなどしてきた。ホタルの餌となるカワニナを育てたり、ホタルの幼虫を放流しています。ホタルは農地の区画整理で水路が減ったため、一時は激減したが、近年はかつての勢いを取り戻した。毎年ゲンジボタルが育ち、 ホタルたちの幻想的な光の乱舞が見られます。花見集落センタ付近の小川にて。6/下-7/上のピーク時には、20:00頃から約数千匹以上のゲンジボタルが水路周辺を乱舞します。キッチンカー出店あり飲食可。駐車場は農村グランド周辺。
2)6/下-7/上;池田町会染の「あづみ野池田クラフトパーク」。ゲンジボタル・ヘイケホタル(数百匹)
北アルプス展望美術館下の水路などでホタルが舞います。
3)6/下-7/上;池田町内では滝沢地区や内鎌・十日市場・渋田見・鵜山などでもゲンジボタル・ヘイケボタルが乱舞します。
池田町滝沢の住民有志でつくる「ホタルを育て楽しむ会」は「ホタル観察会」を開いていた。ホタルの餌となるカワニナの養殖地を中心に300匹が飛び回っていました。観察会には地区の家族連れなどが参加、集落センタでは学習会も開催。
4)2022.7/2-7/10;19:30-20:30;松川村板取で「ホタル鑑賞会」
6/19;松川村の住民でつくる「ひこばえの里」がホタル生息地の林で整備作業を行った。作業には13人が参加。長さ約50mの川べりに沿って、ホタルを光から守る遮光ネットやベンチの設置、駐車場の草刈りやロープ張りなどを行い、 ホタルを安全に鑑賞できる状況を整えた。場所は松川村役場から南約500mで「そば処こうや」の東側。

(4)安曇野;
1)豊科南穂高のビレッジ安曇野の湧き水、穂高川のわさび田周辺の小川、堀金烏川の須砂渡、豊科田沢でもホタルが舞うのが見られます。
昔は安曇野でもよくホタルを見かけました。以前には安曇野YHや木崎湖YHで夏場に参加者を集ってホタル観賞会を行ない、近くの須砂渡や松川村、木崎湖、遠くは木曽福島までツアーを組んでました。今では河川の護岸工事や改修などで 自然の水辺が減ってきたことと、澄んだ水に成育する餌となる巻き貝のカワニナが減ったことで、ホタルが減少したと云われています。まさにホタルは自然のバロメータ。しかし、安曇野・大北ではそのゲンジボタルが蘇っています。 各地で水路を整備したり、ホタルの幼虫を放したり、カワニナをまいたりしてホタルを育てています。大北では場所によってヘイケホタルやゲンジホタルを見かけるようになりました。6/下〜7/中にホタルが飛び廻っています。

(5)松本;
松本市街地でゲンジボタルが舞う季節を迎えています。松本の女鳥羽川、牛伏寺川、大門沢川、島内、新村、中山、城東、庄内北公園、四賀地区などではゲンジボタルが多く、ヘイケボタルも観られます。
1)松本筑摩の「庄内北公園」(ヘイケボタル500匹)
公園内の水路ではヘイケボタルが舞っています。水路は市民団体「庄内ほたると水辺の会」が2008年に整備。2017年ごろから生息数は激減していたが、月2回の清掃や草刈り、餌となる虫を増やすなどした結果、2020年は一晩に100匹以上が見つかった。 会によると、商店や住宅が立ち並ぶ庄内地区は、かつてホタルが多く生息する田園地帯だった。2003年に土地区画整理事業が始まり、ホタルも住める自然環境を残そうと、地元住民らが2006年に水辺の会を結成。開発前にあった水路の泥や植物、 ホタルの幼虫など生物を新たにできた庄内北公園内に移し、松本の原風景に近い環境を整えた。その功績が認められ、2013年度には「地域再生大賞」の優秀賞、2015年度には自然環境の保護活動などを表彰する「田中正造記念賞」の奨励賞を受賞。 市生物多様性地域戦略ではモデル地区に指定。
2)6/下-7/中;松本「浅間温泉」の温泉街東側にある「浅間温泉ホタルの里」
6/21;ホタルがは光を明滅させながら飛び交い、その幻想的な光景が訪れた人たちを魅了しています。地域住民が生育環境を手入れ。ホタルの生息地を守っている「浅間温泉ホタルの里づくりの会」の他、奉仕団体・松本東RC、ボーイスカウト松本らが 参加。ホタルがすみやすい環境を整えています。植樹はゲンジボタルが生息する沢への街灯などの光を遮る垣根作り、目隠しとなる街路樹のレッドロビンを植えるなどしています。沢のそばにある駐車場からは車のヘッドライトの光が入るため、 垣根の整備によって光を嫌うホタルが発生しやすい環境づくりにつながっているという。浅間温泉ホタルの里づくりの会は、一時減少してしまったホタルを復活させようと、21年前から生息地の保存・再生に取り組んできた。
3)松本市街地の「大門沢川」「中央図書館周辺」
ゲンジボタルが飛んでいます。上流の安原地区でも確認。下水道の完備や美化活動で10数年前に復活したホタル。大門沢川のホタルの保全に取り組む「蟻ヶ崎東ほたるを育てる会」は、18年前から数を数え記録するなどの活動を開始。 市中央図書館、松本幼稚園、協立厚生住宅など観察してきた。育てる会によると、ホタルは2009年に大量発生して以降、年々減少、2013年に最少となった。2014年以降から増加に転じだ。大門沢川では6月,10月に流域の町会が参加し川の 一斉清掃を実施。ホタルの生息環境を考慮し、町会は水際の草は残したり、護岸の石垣に近い草を刈るなどいろいろ方法を試した。草を残すと蚊が増えるなど課題も、清掃方法を試行錯誤しながらホタルが復活しています。
4)7/上-7/中;松本洞地区の「女鳥羽川」
住民らでつくる「桜柿羊の里農事組合」は、地元の女鳥羽川に架かる洞橋で「ホタル祭り」を開いた。多くの家族連れが訪れ、ゲンジボタルが乱舞する姿を楽しんでいた。

■6/1-7/15;10:00-16:00;池田町陸郷「夢農場」で「ラベンダー祭り2024」開催。
「夢農場」にて毎年恒例の「ラベンダー祭り」開催。桜に覆われた夢農場は、緑の夢農場に変わり、5/中〜カモミールが咲いています。6/初〜7/中;ラベンダーの季節を迎え、ラベンダーの香りに包まれます。5/下;未開花。
ラベンダー収穫体験(\1100/1カップ)、ラベンダーのWSでは、6/15,6/22,6/23;ハーブボール、6/16;フェルト、6/23;刺繍、6/15,6/16,6/22,6/23;くるりんきらりんン、6/17-6/21;手浴・押し花(ハンドバス)、随時ラベンダースティック作り、 ラベンダーソフト、ラベンダープリン、ラベンダーラスクなどの販売。6/15;高瀬中吹奏楽部、6/22;アルプホルンの演奏も。
6/中;ラベンダーは開花し始め、蕾も多くこれからが見頃。ラベンダーはドライフラワー、ラベンダーリース、ラベンダースティック、ポプリ、ハーブティーなどで利用。WS、収穫体験のラベンダー摘み取り(\1100/ドリンク付)
ラベンダー収穫体験、ラベンダープリン・アイス・ラスクなど販売。
6/15;高瀬中吹奏楽部演奏,6/15-6/16;不思議なおもちゃ作りWSなど。6/16;蒸留水実演,フェルトWS
(問)夢農場 TEL 0261-62-5510

■「大町温泉郷」の「立山プリンスH」で「紫紺の七夕祭り」が始まった。
地域の盛り上げにつなげようと企画。ロビーには八坂産の破竹340本を使った回廊や七夕飾りを展示。紫色や紺色にライトアップして、大町の水のイメージや涼しさを演出し、地域住民の来場も呼び掛けている。

■7/中;池田町「あづみ野池田クラフトパーク」にある蓮池ではハスの花が見頃。
北アを背に淡いピンク色の花が咲き誇っています。腐葉土と湧き水が循環する深さ約1mの池で、同公園ができる前からハスが数十本植えられたという。次第に数を増してきた。

■7/中;「松川村すずの音ホール」に「夏」をテーマにしたコーナーがお目見え。
職員手作りのうちわ型の紙に思い思いに描き、涼しげに飾られている。
(問)松川村すずの音ホール TEL 0261-62-2481

■7/14;9:30;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で日本スラックライン連盟公認の「2024日本ランキングシリーズ第2戦Slackline Tournament」開催。 大町を拠点とするスラックラインの普及活動団体「クロスライン」等主催。トップアスリートが参戦。県内では8年ぶりの大会。「観て・触れて・楽しめる」をテーマに、 初心者でも気軽に楽しめる無料のスラックライン体験コーナーも。展示即売、相談コーナーあり。(観戦無料,入園料要)

■7/13;大町「青木湖」にオープンした「ao LAKESIDE CAFE」に、2024年秋にインフィニティサウナ「Hakuba Zekkei Sauna“ao”」がオープン予定。
「ao LAKESIDE CAFE」(8:00-20:00)は開業後19日間で予想を大幅に上回る220%の利用者数を達成した。「ao LAKESIDE CAFE」ではライオンアドベンチャーやMauka outdoorと連携し、SUPやクリアカヤックなど、湖上アクティビティと ランチ・カフェメニューをセットで楽しめる。大町観光協会ともタイアップしてサイクルスタンドやウォーターサーバーを設置するなどサイクルステーションとして、一周6.5km程度の青木湖周遊や近隣に足を伸ばしての観光などサイクリングが 楽しめる。対岸(西湖畔)には多数のキャンプ場あり。E-Bike等のレンタルスポットも併設予定。
カフェに新設する「Hakuba Zekkei Sauna“ao”」は、湖と融合するようなデザインで青木湖の雄大な自然を最大限に活かしたインフィニティサウナ。湖畔側が全面ガラスで、季節や時間に応じて刻々と表情を変える湖面と、その奥にパノラマの ように広がる山々を眺めながら自然と一体化するような爽快感を体感できる。青木湖は流入河川がなく、北アから染み出す透明で冷たい湧き水だけで満たされている。サウナ室で芯まで温まった後は水風呂の代わりに湖へ飛び込むことができるのも 魅力のひとつ。
8/6-9/10;CF「青木湖のカフェao LAKESIDE CAFEにサウナを創りたい」受付中。
目標金額;500万円。支援額;69.7万円・支援者数;12人(8/11現在)
リターンはリザーブ券(食事券付)、オリジナルマグカップ付無料サウナ券、2H/終日サウナ貸切券、オリジナルマグカップ付コーヒーサブスクリプション、ao LAKESIDE CAFE2H貸切券など。 8:00-20:00;2H入替制,貸切可,定員;10人,予約制
(問)Hakuba Zekkei Sauna “ao”

■2024.7/13〜;大町「青木湖」東湖畔に新しいカフェ「ao LAKESIDE CAFE」がOPEN。
天井高く開放感があり、カフェからは県内随一の透明度を誇る青木湖と残雪の白馬連峰を一望できるテラス。静かな湖面には白馬の白い山並みが映える絶景。店内とテラスを合わせて90席。スキップフロアでどの座席からも湖と山が楽しめる。 メニューは白馬ハムのソーセージをトッピングしたパンケーキや野沢菜を使ったジェノベーゼ、白馬産の肉厚な信州サーモンのソテーなど、県産食材にこだわったスイーツや料理を提供。運営は白馬岩岳の開発を手掛けた和田寛さんが共同代表を 務めるズクトチエ。白馬から観光客を呼び込みたいと。代表は「青木湖は白馬と大町との中間。景観が優れ、楽しみ、コンテンツが増え、このエリアにとって意義がある。青木湖の眺めやアクティビティができる雰囲気は白馬バレーエリアの 隠れた資産と長年思っていた。グリーンシーズン・ウィンターシーズンともに、やれることの量を増やしていくことがエリアの活性化に重要」。7/13〜;カフェが営業開始。隣接するアウトドア施設「ライオンアドベンチャー」ではSUPや カヤックなどをレンタルできます。湖上アクティビティとのセットプランも用意。「Mauka Outdoors」のSUPツアーなど。アクティビティとパッケージになったランチ、カフェメニューの提供を行う。
大町観光協会とタイアップした「大町市サイクルステーション」として、サイクルスタンドやウォーターサーバーを設置。一周6.5kmの青木湖サイクリングが楽しめます。
2024年秋には「Hakuba Zekkei Sauna ao」が開業予定。
(8:00-20:00;季節により時短あり)。アクセス;白馬駅から南10km/車15分,信濃大町駅から北13km/車20分,簗場駅から北2km)
ao lakesidecafe

■2024.7/13;大町「青木湖」湖畔に美しい景色が堪能できるカフェ・レストラン「ao LAKESIDE CAFE」がOPENする。
7/13;「IKEIKEツガイケ」(和田寛社長)は「ao LAKESIDE CAFE」を青木湖湖畔にオープン。青木湖東湖畔の1本桜の横、ヤナバP前。運営はズクトチエ。白馬山麓では最大級のカフェ・レストラン。座席数は89席(店内43,テラスデッキ46)、テイクアウト可。 コーヒー、レモネード・ソーダ、パンケーキ、サラダ、パスタ、サンドイッチなどの軽食・ランチ、ディナーを提供。地元食材や季節の食材を使用したメニューを提供予定。地場産野菜や白馬ハム、スモークサーモン、信州サーモンソテー、 野沢菜ジェノベーゼ、蕎麦実のニョッキなど。
・クリアカヤックでの湖上ランチのピクニックセットプランを提供。ランチしながら透明度の高い青木湖をクリアボートで楽しむ。(7/13-11/4;11:30-14:00,\16000/2名,所要;約2.5H/講習含む)
・大町市のサイクルステーションとしてスタンドやウォーターサーバー等を設置。7/13〜;シェアサイクルスタート。青木湖1周サイクリング(6.5km)
(通年営業,季節により定休日,時間変更あり,8:00-20:00,L.O.19:00)
湖水に飛び込む絶景サウナ「Hakuba Zekkei Sauna ao」(2024年秋開業予定)
ao LAKESIDE CAFE HPIGFB

■7/13;大町市観光協会は信濃大町穴場旅ガイドツアーの「劇団四季 浅利慶太記念館」を実施した。
県内外から14人が参加、「劇団四季」創設者の浅利慶太さんの足跡などに触れながら、大町と劇団のつながりに興味を示していた。浅利さんと信頼関係にあった記念館館長がガイド役を務めた。この日は特別、記念館に隣接する舞台美術品の 倉庫を公開。参加者たちは倉庫に収納されている舞台小道具などに目を輝かせていた。

■7/13;大町の和太鼓「大町流やぶさめ鏑馬太鼓」は、9月の「創立50周年記念コンサート」に向けて第1回WSを平公民館で開いた。
大町の子供流鏑馬で、神社で武士を集めるために太鼓を打ち鳴らしたという伝承に基づき、1975年に創設。以来、若一王子神社祭り(2024.7/27;20:30)、雪形祭り、大町やまびこ祭り、大町雪祭り(夢花火・音と祭典)、国営あづみの公園穂高・堀金開園、SO白馬大会、 大糸線開通記念などいろいろなイベントで活動し、演奏回数は1000回以上という。7/13;第1回WS。太鼓の楽しさを感じてもらい、伝統技術の継承や拡大につなげるWSで、プロからの太鼓演奏指導など。9/7;第2回WS。
会員随時募集中。定期練習(火曜;20:00,文化会館付近,見学可)、会費(入会金不要,正規会員;\1000/月)
(問)大町流鏑馬太鼓事務局(大町商工会議所内) TEL 0261-22-1890

■7/12;11:00;大町八坂のR19「野平洞門」で倒木があり、6.5時間通行止めになった。
高さ18mと10mのアカシアの木2本が倒れた。朝方1時間に21mmの雨が降った。国道事務所は現場を通行止めにして撤去作業を行い、18:00;通行止め解除。

■〜7/10;大町常盤上一の「高瀬川ホタルの里」で「ホタル観賞会」を開催中。
一帯はの高瀬川ホタルの里保存会が高瀬川河川敷の手掘りのホタル水路と周辺を整備。2024年は6/25にホタルが飛び始めた。同会は「まだ数は少ない。最盛期に条件がそろい、観賞用歩道の両側からホタルが飛び、群舞することを期待したい」と。

■6/30-7/10;19:00-21:00;大町常盤「高瀬川ホタルの里」で「ホタル観賞会」開催
大町常盤の高瀬川でもホタルが飛び始めた。「ホタルの里」でホタル観賞会が行われます。 高瀬川ホタルの里保存会が高瀬川河川敷とその周辺を整備し、例年7/中までホタルが乱舞します。前半はゲンジボタル、後半はヘイケボタルが飛び交います。

■7/9;大町市文化財センタは、「高瀬渓谷・湯俣」にある「噴湯丘」が国天然記念物であることを知らせる、保護の協力を求める看板を設置した。
中部山岳国立公園内の高瀬渓谷の上流、湯俣川では温泉が噴出し、湯けむりが立つ。炭酸カルシウムなどの温泉沈殿物が河床に堆積して小さな山のような形になったクリーム色の「噴湯丘」。湧き口に白い小豆粒大の霰石と呼ばれる 「球状石灰石」ができる。高瀬渓谷の噴湯丘は1922年に国の天然記念物に指定。噴湯丘付近の河原からは湯気が立ち上がり、硫黄の匂いが立ち込めている。 噴湯丘自体からは湯や湯気は出ていないが、湧口付近は約50-80℃。写真撮影等で噴湯丘に登るなどが散見されるという。マナーは守りましょう。 七倉-高瀬ダム間の新高瀬川発電所管理用道路では、7月3連休から一部区間でタクシー運行を開始。タクシーはピストン輸送。1.4kmは徒歩。

■7/上;大町常盤西山の「西山花づくりの会」は、「西山八王子神社」周辺に植えた700本のマリーゴールドが見頃。
色鮮やかなじゅうたんのような景色が住民らの目を楽しませている。神社周辺は西山城址やサントリー天然水・北アルプス信濃の森工場に近く、観光客らも大勢訪れる。会長は「どれも発色が良く、2024年はひときわ美しいので多くの人に 楽しんでもらいたい」と。

■7/6-7/7;9:00-16:00;大町八坂野平で「野平自治振興会」が「野平ラベンダー祭」を開く。
摘み取り、WS、音楽ステージなどを企画。爽やかな香りに包まれながら、ゆっくりと散策や催しを楽しめる。同会は2008年から遊休荒廃農地の活用や景観美化にラベンダーを栽培。現在は2ヶ所計約5uで約2000株を育てる。 摘み取りは(\300/1カップ)。スティック作り(材料;\100)。ステージでは地域のアーティストの演奏、野平神楽保存会の獅子舞演舞、カラオケ大会など。ラベンダー苗や飲食物などを販売する屋台も。 同会は「移住者も含む住民が丹精したラベンダーを、音楽などと一緒に楽しんで」と来場を呼び掛けている。会場はR19野平交差点の南西。

■7/6-7/7;大町八坂野平地区で「第14回野平ラベンダー祭」開催
ラベンダーの摘み取り、摘み取ったラベンダーで体験WS(スティック,石鹸,キャンドル作り)、おおまぴょんもやってくる。音楽ステージ、カラオケのど自慢、野平屋台村など。
(問)野平自治振興会

■7/6-7/7;大町二ツ屋の「ランテラス信濃大町」で「一時避難キャンプ」が開かれた。
AC場は自然に囲まれた広いテントサイト。受付の売店では薪など販売。水回り・炊事場、水洗トイレあり。「ROOF TOP CAMPING」の一時避難キャンプでは、ルーフトップテントのメーカーやユーザーなどが集まり、使い勝手などをシェアした。 車の屋根に着けるテントや、車のサイドテント、リアテントなど様々が展示・利用。近年は地震や水害、土砂災害、豪雨災害など大きな災害が発生。緊急時の一時避難所として車が利用されるが、その際にルーフトップテントが役立つという。 防災用として、キャンプ用としても利用可。(入場無料,\3500/ACテント泊;イベント時)

■松川村内の「細野神社」、「有明山社」、「大和田神社」では、6/末の「夏越大祓式」で参拝者に「夏越パン」を配る。
神社の行事に親しんでほしいと、有明山の麓にある松川村神戸のパン店「いぐパン」と新商品を開発した。茅の輪くぐりにちなんだ縄の形のパンで、厄よけの願いを込め、家族で分け合って食べてほしいと。
お祓い・夏越パン授与(数に制限あり);6/24;18:00-19:30;細野神社(100家族分),6/28;17:00-19:00;有明山社(50家族分),6/29;18:00-2:00;大和田神社(200家族分)
パン屋さんは山麓線沿いの松川村「いろり懐石釣人」と「すずむし荘」との間。(月/金/土/日;8:00-18:00営業。Cafe:8:00-16:00)
※八王子神社の宮司は大北15小さな神社を兼務、神社の御朱印を作っている。八王子神社は京都八坂神社より「八柱の御子神」を勧請して建立された神社。
場所は県道496号(あづみの公園大町線)の「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)ー「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」-山麓線国営公園入口(POI)-付近にある八王子神社-R147沓掛南(POI)-ラ・カスタ-北アルプスパノラマロード- 高瀬川宮本橋-大町明科線宮本(POI)-国宝仁科神明宮。
白馬)八方諏訪神社、大町)西山八王子神社,中綱水神社,源汲神明社,常盤一本木神社,常盤須沼神明社,常盤泉神社,清水三島社神明社、松川村)大和田神社,有明山社,細野神社,鈿女神社,松川神社、池田町)八幡神社,中ノ郷四神社などで奉仕。
八王子神社の9月の秋の例大祭では獅子舞、浦安ノ舞、子供神輿などを行っている。御朱印は原則毎月1日;9:00-12:00配布。または各神事で。
茅の輪くぐりは昼間でもOK。お祓いは、6/22;18:00-19:30:八王子神社,6/23;13:00-15:00;三島社神明社,6/24;18:00-19:30;細野神社,6/25;18:30-19:30;泉神社,6/26;18:00-20:00;一本木神社,6/27;18:00-20:00;須沼神明社
6/28;17:00-19:00;有明山社,6/29;18:00-20:00;大和田神社,6/30;15:00-18:00;池田八幡神社
主な神事;初詣(元旦祭),厄除け祈願,夏越大祓,茅の輪くぐり,形代流し,秋祭り,お伊勢さま,新嘗祭,地鎮祭,酒造の松尾様,八方諏訪神社の白馬連峰遭難者慰霊祭.鹿島槍スキー場の安全祈願祭,池田八幡神社の秋の例大祭,八王子神社入学祭, 有明山社ランドセル清祓式,鈿女神社のおかめ様,4/下;雨引山(1371m)大和田神社奥宮祭、6/上;有明山(標高2268m)中岳の有明山社奥宮で奥宮祭などいろいろな神事を担当。
(問)いぐパン TEL 0261-85-0785
(問)大町常盤西山八王子神社 TEL 0261-22-1762

■6/28-7/7;金/土/日;池田町観光協会主催の「花見ほたる祭り」開催中。
池田町会染の「花見ホタル水路」でゲンジボタルの乱舞が盛りを迎えています。6/29;約800人が来場。水路には数100匹のホタルが舞い、ホタルの舞う光を楽しんでいた。ホタルの光とともに、キッチンカーの出店などを楽しむ人たちでにぎわっています。

■7/6;「大町市役所」で「大町地区連合自治会」と「自主防災会連絡会」が、「気象防災講演会」を開いた。
住民ら60人が参加、近年頻発・激甚化する大雨や台風、洪水などの自然災害から身を守るために、災害リスクや避難方法などを学び、地域の防災力向上につなげた。

■7月;大町美麻の和太鼓チーム「源流美麻太鼓」は、姉妹都市提携を結ぶ米国カリフォルニア州メンドシーノとの芸術交流事業で訪米する。
メンドシーノで国際交流展を開催するが、補助金等の支援も難しく、急激な円安や物価の高騰などで追い打ちをかけ、チームは大きな財政負担を強いられている。このため、CFで支援を募っている。同チームにオープニングイベントでの演奏の オファーがあった。「交流事業を盛り上げる一助となりたい」と訪米に強い思いを抱いている。

■7/4;「大町山岳博物館」で飼育している国の特別天然記念物ニホンライチョウのつがい2組が産んだ卵から、さらに4羽がふ化した。
先に8羽がふ化しており、博物館で2024年の繁殖期に誕生したひなは計12羽。同館によると、4羽は7/3-7/4に生まれた。つがい2組は富山ファミリーパークから来た雌と博物館生まれの雄、横浜繁殖センタから来た雄と博物館生まれの雌。 9/中、中アに放つ計画。

■7/4;大町美麻大塩の「みあさの森」は昔ながらのわらづとを使った納豆づくりを行った。
親子などが参加。窯炊きの白飯とともに、事前に作っておいた納豆を実食するなどして交流の時間を楽しんだ。

■7/3;「大町山岳博物館」で飼育している国の特別天然記念物のニホンライチョウのつがい2組が産んだ14個の卵から8羽がふ化したと発表。
残りの卵のうち4個はふ化する可能性があるという。2019年に博物館でふ化した雄と、富山ファミリーパークから来た雌のペアが7個を産卵。2021年に博物館でふ化した雌と、横浜繁殖センタから来た雄のペアも7個を産んだ。 今後、博物館は人の手でひなを育てる。体温調節ができないひなのために温室を準備し、本来の飼育環境である高地の気温を模した「冷室」も再現する。成長後、9/中に中アへ野生復帰させる計画。

■7/3;「大町文化会館」で大町公民館「外国人のための日本語教室」の「七夕まつり」が開かれた。
外国人生徒と家族、教室で学んだ移住者家族、市の関係者やボランティアなど多数が参加。七夕の風習を楽しみながら交流を深めた。参加者はオーストラリアやネパール、フィリピン、ベトナムなど9ヶ国。会場には大きな笹が準備され、 参加者は短冊に習い覚えた日本語や横書きの母国語で願いを書いてつるした。

■7/2;大町「JA大北会館アプロード」で「大町市水道事業100周年記念式典」が開かれた。
1924年12月、居谷里水源からの給水を開始し、2024年3/末で給水人口は2.5万人。関係者60人が出席して、水道事業を発展させてきた先人や関係者に感謝しながら、これからの安心・安全な水道水の供給に決意を新たにしていた。
※大町「居谷里湿原」は「木崎湖」の東山(標高830m)に位置し、幅130m、長さ1.5kmの範囲にわたって広がる湿原。周囲には遊歩道が整備され、季節の花を見ながら約1Hで散策することができます。1971年に県天然記念物指定。 居谷里湿原では雪解けの春にはザゼンソウやリュウキンカ、ミズバショウが咲きます。新緑に染まる湿原には白いミツガシワが楽しめ、初夏にはサワギキヨウ・サワオグルマ・サギスゲなどが咲き、梅雨時にはカキツバタ、ショウブ、 アヤメの濃い紫色に染まります。小川のせせらぎと清楚に咲く花は心にやすらぎを与えてくれます。湿原周辺にはアカマツやカラマツ、スギ、ヒノキが植えられ、コナラやミズナラも見られます。湿地ではハンノキ、サワラなどが繁殖。 カエデの仲間の「ハナノキ」が自生する北限と云われます。居谷里湿原ではハンノキなどの樹木の繁殖が著しく、年々湿地が減り、草原のような緑地化が進んでいます。居谷里湿原には入り込む川はなく、雪解け水や湧水で湿原が 保たれています。居谷里の湧水(居谷里水源)は1924年に給水し始め、100年間大町の水道水して市内1/3の家庭が利用しています。湿原の神社では毎年7月に大町市水道水源祭が斎行され、水源祭では豊かな水の恵みに感謝し、 水道水の安定供給と安全を願って執り行われています。昔は夏になると、居谷里湿原ではゲンジボタルやヘイケボタルが乱舞していました。なお、湿原の一部は田んぼや泥炭採掘に利用されてきたためか湿地の土壌は黒い。

■7/初;松川村板取の「ひこばえの里」でゲンジボタルが舞い始めた。
松川村住民有志らでつくる農地・水・環境保全団体「ひこばえの里農地保全組合」が整備する地区内の林で、2007年頃から整備をはじめた。作業には地区住民約40-50人が参加。
2009年;地区内を南北に延びる村道沿いでスイセン(3000株)やチューリップ(900株)の球根を植えた。前川の川べり約500mではアジサイを植栽したりして「アジサイ街道」に、景観向上や地域の共同活動活性化が行われています。
2010年6月;マンジュシャゲを植えた。
2010年〜;豊かな自然を次世代に引き継ぎたいとホタルが生息できる環境づくりを進めてきた。地域の子供たちとの共同で地区内の小川が流れる屋敷林でホタルを育成。ホタルの幼虫やエサとなるカワニナの放流、ホタルの 幼虫飼育などを行い、地域では農薬を極力使用しない稲作などに取り組んできた。
2013年7月;ゲンジホタルが初めて舞い始めた。
2014年7月;1晩に50匹が舞った。
2015年7月;「ひこばえの里」で「ホタル観察会」を開き、村内から親子連れなど約100人が参加して復活したホタルの乱舞を楽しんでいた。
2019年7月;雨上がりの日で湿度が高く好条件となって、50匹以上のゲンジボタルが乱舞していた。
2022年7/2-7/10;19:30-20:30でホタル鑑賞会が行われた。6/下;ホタル生息地の林で整備作業を行った。川べりにホタルを光から守る遮光ネットやベンチを設置、駐車場の草刈りやロープ張りなどを行い、ホタルを安全に鑑賞できる 状況を整備した。
2024年7/2;前川では数匹のゲンジボタルが飛び始めた。川の中にはサナギが光を放っており間もなく上陸して飛び立ちそう。7/5頃〜7/中に見頃を迎えそう。場所は松川村役場から南約500m、「そば処こうや」の東側付近。

■6/30;大町の「横川商店」が閉店。

大町市九日町「横川商店」は味噌・醤油の醸造元で、地酒・地ワイン・焼酎などを販売。長野県は味噌のシェア51%で全国1位。横川さんのやまじゅう味噌は大町産のうるち米を麹とし、天然塩と西山大豆を使っていた。2014年からは醸造していない。 大町市内には「市野屋商店」(金蘭黒部)、「薄井商店」(白馬錦)、「北安醸造」(北安大國)の3つの蔵元があり、池田町の大雪渓酒造「大雪渓」などを含め、地酒を販売。
2005.2/7;大町商店街大火災で300年続いた店舗は消失したが、2006.7/1;10:00〜新店舗で営業を再開した。大火では11棟が全焼したが現地で再建を果たしたのは同店が初めてとなった。横川さんは「多くの人に支えられここまで来られた。 元気を出して頑張りたい」と当時述べていた。横川商店は築300年という伝統の店を失いながら、火災を逃れた裏の倉庫を店舗代わりに営業を続けてきた。苦境の中、現地で再建を決め、2005年6月着工。木造2F建て約250uの住居兼店舗が完成した。 通りに面した店舗面積は約63u、旧店舗の半分以下となった。新店舗では酒類、みそ、しょうゆなどを販売。お酒の特徴や製造法など各種情報を提供し、「買物を楽しんでもらえる店にしたい。商店街の中心にありながら今までこの一帯だけが 暗かったが、ようやく1軒に明かりをつけることができた。その数が増えることを願いたい」と話していた。新店舗は木の香がいっぱいで大町の地酒や商品などが「夏祭り」をイメージしたレイアウトに陳列されていた。
6/10-6/30;全品10%off。(8:30-20:30,水曜定休)
(問)横川商店 TEL 0261-22-0133

■6/29-6/30;「大町岳陽高」で「第9回岳嶺祭」
コロナ明け後初となる食べ物の模擬店「中庭屋台」がお目見え。今回のスローガンは「翔龍」。生徒たちは「干支の辰年の竜のように、力強く羽ばたいて昨年を飛び越えて、昨年以上の盛り上がりを」と。

■6/28-6/30,7/5-7/7;18:00-21:00;池田町観光協会主催の「花見ほたる祭り」開催中。
初夏の風物詩、ホタルの乱舞を楽しむ。池田町会染の花見集落センタ近くの「花見ホタルの里」の「花見ホタル水路」ではゲンジボタルの乱舞が盛りを迎えています。6/29;約800人が来場。水路には数100匹のホタルが舞い、ホタルの舞う光を 楽しんでいた。ホタルの光とともに、キッチンカーの出店などを楽しむ人たちでにぎわっています。
駐車場は県道51号線池田保育園入口の交差点を曲がって数100mにある「池田町農村広場G」に駐車。農村広場から水路まで900m歩く。祭り期間中はキッチンカーも出店。 ムシ暑い日はホタル鑑賞には最適。ホタルの舞う数が増えます。250mの水路では、19:30-20:00頃のピーク時に約1000匹以上のホタルが乱舞します。

■6/下-6/末;大北の神社で家内安全や無病息災を祈る「夏越大祓式」が始まった。
鳥居に設けられた青々とした「茅の輪」をくぐって心身を清め、残り半年の無病息災を祈願。6/23;大町常盤清水の「三嶋社神明社」では夏越大祓式が行われ、地域の氏子ら多数が参拝に訪れた。

■6/28;大町市美麻小中学校で旧美麻村時代から続く米国カリフォルニア州メンドシーノ「メンドシーノK8スクール」との学校交流が行われた。
美麻の児童生徒(98人)と、メンドシーノからの生徒(16人)を交えた訪問団36人が異文化交流のひと時を過ごした。

■池田町高瀬中で、町内で生産される「ガーデンハックルベリー」に着目し、新たな特産品開発を目指している。
6/28;生徒自ら苗から育ててみたいと、「花とハーブの里ガーデンハックルベリー生産者の会」から苗を贈られた。

■6/26;松川村役場で松川村農地利用の「地域計画」策定に向け、各地域の協議会を開いた。
地区ごとに全5回開き、農地利用や担い手の確保に向けて話し合う。初回は細野・東細野・北細野から農家ら約30人が参加。村側は、村の現状と地域計画、村農業委員会が行った意向調査について説明した。 村は農業者・担い手・農業法人・農地所有者・農業委員会・農協・水利組合など、地域の農業に関わる人の参加を呼び掛けている。

■6/下;大町「下仲町ポケットパーク」の川沿いに植えられたアジサイが見頃を迎え、青色や白色の花が雨に濡れて、鮮やかさを増した。

■6/下;大町「農具川河川公園」で「白塩町河川公園愛護会」による草取り作業が行われています。
住民やボランティアで作業に参加する人など。次回は7/13にも行う。

■大町農具川沿いではあやめやアザレアが咲き始め、5/末-6/上に見頃となります。
北ア(岩小屋沢-爺-鹿島槍-五龍岳)を背に、大町「農具川」沿いの三日町-神栄町の「大町ツツジ・アヤメ街道」(薬師橋-神栄町橋-一ノ神橋-下花見橋-上花見橋-大笹橋:約1.2km)には1万株の鮮やかな濃い青紫色のアヤメと1500株の色とりどり (赤、朱、オレンジ、ピンク、黄、白色など)のアザレヤが咲きます。2001年頃から農具川環境美化委員会やボランティアの方々により整備されています。シバザクラがきれいな下花見橋より北の上花見橋付近は農具川の土手の東側にはアヤメ、 西側にはツツジが咲きます。

■6/下;池田町陸郷の「夢農場」では山の斜面にラベンダー園が広がっています。
約4万uの山の斜面に数万株のラベンダーを栽培。〜7/15;夢農場ラベンダー祭り開催中。6/上〜;早咲きのイングリッシュ系ラベンダー、6/下〜;遅咲きのラバンジン系ラベンダーが見頃を迎えます。ラベンダー摘み取り体験。(\1100/指定紙コップ1杯+ドリンク付)
ラベンダーのドライフラワーは蕾のイングリッシュ系ラベンダーを収穫するときれいに作れます。 ック作り(\800〜)、ラベンダーミニリース作り(\2500)などのクラフトWSあり。 (8:00ー17:00,不定休,入園無料,協力金) ※夢農場は水野建設の故水野龍二さんが1889年頃から陸郷の桑畑が荒廃した荒れ地を耕し、ラベンダー植栽した。冬の寒さでラベンダーが一時根腐れして、数年前までは寂しいものでしたが、定植・補植して少しづつ花が増えてきました。
(問)ラベンダー農園「夢農場」 TEL 0261-62-5510

■6/23;池田町で大北地区消防ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会が開かれた。
大北5市町村の各大会で優勝したチームが出場、メンバー同士息を合わせ、日頃の訓練の成果を存分に発揮した。優勝チームは7/7;県大会に大北代表として出場する。 大会では、ポンプ車操法の部と小型ポンプの部、ラッパ吹奏の部で実施。

■6/22;「池田町交流センターかえで」で、てるてる坊主の作詞家で池田町出身の浅原六朗にちなんだ「第40回てるてる坊主童謡まつり」が開かれた。
子どもから大人まで16組が出演、多彩な歌や演奏を通して音楽の素晴らしさを共有した。合唱曲や童謡唱歌、北安曇郡歌、池田小唄、吹奏楽やバイオリンなど、バラエティーに富んだ音楽が披露された。故郷をテーマにした歌や後世に残したい歌などを発表。公募したアート作品展には、てるてる坊主にちなんだ 愛らしい絵画やイラスト、立体作品14点が集まった。〜6/30;同センタで展示、その後は浅原六朗文学記念館に飾る。

■6/22;大町市俵町の「若一王子神社」で「禰宜が案内する参拝マナーと文化財を学ぶ」が開かれた。
大町観光協会が主催「信濃大町穴場旅ガイドツアー2024」。夏の若一王子祭りをはじめ、二年参りや初詣、交通安全祈願、七五三など、地域の暮らしの中で親しまれている若一王子神社を、禰宜の傘木則興さんが案内した。

■6/19;毎年6月「土砂災害防止月間」に合わせ、県大町建設事務所は、大町市と松川村で土砂災害警戒区域等の合同パトロールを実施した。
災害時に対応を迫られる建築や農林の関係機関が合同で土砂災害のおそれがある場所を巡視した。松川村では土石流の危険性などが指摘される神戸原の内山沢、鼠穴の桜沢、南神戸の芦間川などを点検。大町市では籠川や押沢、社などを巡視した。

■6/13-6/18;10:00-17:00;「いーずら大町特産館」(2Fギャラリー・いーずら)にて「 ぴんぼけ倶楽部写真展・季節の物語」
会員の季節の写真展示。
(問)大町市生涯学習課 TEL 0261-22-0420

■「大町流鏑馬やぶさめ太鼓」は創立50周年。
プロを招いた記念コンサートやWSを企画。太鼓の楽しさを感じてもらいながら伝統技術の継承や拡大につなげる。

■6/16;10:00-16:00;池田町会染「ナチュラルマルシェソヨソヨ」で「ソヨソヨマルシェ05」
飲食店とコラボしたクラフトコーラ・ノンアルモヒート、キッチンカーによる出店など。
(問)ソヨソヨ TEL 0261-850211

■〜6/中:「大町ダム情報館」で、市内各所や黒部ダムの水辺の風景を撮った写真と、場所を示した地図と解説を入れたパネルを展示。
青木湖、木崎湖、中綱湖、北葛沢、大町ダム、高瀬川などを撮った計10枚(大町のカメラマン柏原清氏撮影)を展示。展示物の解説は上原わっぱらんどの整備や環境保全、地域活動などを行う「NPO法人ぐるったネットワーク大町」が国交省大町ダム管理所に 委託されて作製。柏原氏は「水辺の風景を楽しみながら館内のダムに関する展示も見てもらえたら」。同NPOは「ダムだけでなく流域の地域全体に思いをはせ、大町のいいところを知ってほしい」と。(8:30-17:30)
(問)大町ダム TEL 0261ー22-4511

■6/中;北ア・常念山脈や後立山の山中ではツツジ科の落葉低木「ムラサキヤシオ」が開花しています。
残雪の山を背景に鮮やかな赤紫色の花が樹林帯の新緑に映えています。高山など寒冷地で咲く、濃いピンク色の可愛らしい花で、北アの登山やトレッキングではよくみかける花です。これまでに上高地・岳沢登山道、涸沢・本谷橋、 槍ヶ岳・槍沢カール手前、常念岳の一ノ沢登山道、燕岳の合戦尾根、有明山、雨引山、鍬ノ峰、七倉岳の七倉尾根、針ノ木岳の大雪渓手前の自然遊歩道、爺ヶ岳の柏原新道、白馬岳の御殿場・大雪渓遊歩道、白馬五竜のアルプス平自然遊歩道、 八方尾根の自然研究路、栂池自然園のヤセ尾根、栂池高原の栂の森、乗鞍高原の牛留池や一の瀬園地などで見られました。

■6/15;大町「木崎湖」で「湖水開き」
地引き網と水上トレッキングを開催。「地引き網や湖畔のトレッキング、モーターボートで湖を横断するなど盛りだくさんなイベント」と参加者を募集中。予約制で対象は小学生以上。
当日は8:00-8:30;木崎湖キャンプ場で受付、12:00;解散。トレッキングは木崎湖湖畔を約4km歩く。(定員80名,\1000/中学生以上,\500/小学生,定員になり次第締切)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■6/15;大町「社公民館」で「大町市文化財センタ」の「第3回文化財講座」が開かれた。
松本城天守を築いた石川数正・康長親子の数奇な歴史について学んだ。石川氏、徳川家康・豊臣秀吉との関係、大北における石川氏の施策などについて幅広く語った。 講演した信濃史学会会長は「数正は秀吉の下で大坂城や安土城を見ている。松本城築城の際にはその経験が生かされたのでは」と。

■6/15;13:30;「大町市文化財センタ」(社公民館)にて「第3回文化財講座・松本城天守を築いた石川数正・康長」
石川父子と松本城の歴史について解説する。(参加無料)
(問)大町市社公民館 TEL 0261-23-4760

■6/15;大町借馬の「借馬団塊クラブ」は金山神社南の敷地内で整備を進める山野草園で草刈りや山野草苗の植栽を行った。
恒例の環境整備活動を行った。道を挟んだ反対側は借馬地区で手入れする「こぶしふれあいパーク」になっており、マレットゴルフ場になっいる神社内は愛好家らが管理を行ってきた。手を入れる人がいなかった神社脇の道端に山野草などの植栽を 進めて憩いの場にしようと、地域の団塊世代パワーを投入して管理を担う。

■6/15;松川村の道の駅「安曇野松川・寄って停まつかわ」で「初夏の収穫祭」
タケノコの旬を迎え、2023年まで行っていた「たけのこ祭り」をリニューアルし、地元産の旬の野菜や果物も味わってほしいと「初夏の収穫祭」に変えた。食堂ではたけのこ汁(10:30)振る舞い、たけのこご飯(\400)、たけのこ丼販売。 レタス・サニーレタスなど葉物野菜、新たまねぎ、サクランボなど。
(問)寄って停まつかわ TEL 0261-61-1200(9:00-18:00)

■6/3-6/14;「大町市役所」で2024年100周年を迎えた「水道事業記念パネル展」が始まった。
「百年の歴史を100年先の未来へ」と題し、水道事業の取り組みや歴史を、当時の写真や資料とあわせて展示。安心安全な水の供給を続ける水道事業をPR。

■6/14;能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の「スギヨ」を支援しようと、大町市大町西小が「デリシア大町店」で「ビタミンちくわ」の販売支援PR活動を行った。
手作りのポスターやのぼりを掲げ、応援の気持ちを込めた「ビタちく体操」を披露し、買い物客に支援を呼び掛けた。

■6/12;19:00;池田町南部で局所的にひょうが降った。
雹は会染渋田見から会染十日市場、中鵜鵜山にかけての一帯で降り、果樹や野菜など農作物への影響が懸念される。ブドウなどの果樹や、ネギ、ナス、カボチャ、タマネギなど畑の野菜が栽培。被害等は県北アルプス農業農村支援センタや池田町職員が視察・調査する。

■大町で2023年立ち上がった「昔ながらのやり方で大豆から味噌を作ってみようの会」が2024年も大豆栽培を開始する。
6/11;大豆の種まきに参加する仲間を募集。野口花見の畑を借りて取り組む。種まき、草取り、収穫、豆たたき、味噌の仕込み、反省会を兼ねたお楽しみ会など年間9回予定。大町市ひとが輝くまちづくり事業助成金を活用して味噌の仕込みまでを行い、 加工した味噌は会員らで分けて自宅に持ち帰って熟成させて楽しむ。

■6/9:9:00;大町で「塩の道を歩く」
9:00;信濃大町駅集合。11kmコース。ちょうじや、民俗資料館、国宝仁科神明宮、安曇沓掛駅着。市民タイムス主催。
(定員:80名。\2000/大人,\1500/小中生)
(問)市民タイムス TEL 0263-47-7777(平日9:00-18:00)

■6/8;「大町文化会館」で開催の「第23回北アルプス雪形まつり」
「雪形ステージ」の来場者にプレゼントする缶バッジのデザインが決まった。ステージのテーマは「水がうまれるまちの物語〜泉小太郎伝説〜」にちなみ、大町ゆかりの小太郎と市キャラクター「おおまぴょん」が竜の背中に乗る様子を 愛くるしいタッチで仕上げた。来場者先着400人、雪形まつり作品募集に応募した市内小中学生約1300人に贈る。

■6/8;大町で初夏恒例の「第23回北アルプス雪形まつり」の「雪形ステージ」が「大町文化会館」で開かれた。
市内の小中学生から募集した絵画、詩、俳句、短歌の入賞者の表彰式と創作ステージ「水がうまれるまちの物語〜泉小太郎伝説〜」が披露され、大勢の来場者の感動を呼んだ。表彰式では、絵画・俳句・短歌・詩の4部門で優秀賞となった 児童生徒に表彰状と記念品を贈った。創作ステージでは、水にまつわる大町にゆかりの泉小太郎の物語に絡めながら、美しい自然にちなんだ合唱や演奏を披露した。

■大町で「第23回北アルプス雪形まつり」
6/8:13:30;大町文化会館で「雪形ステージ」・作品表彰式。泉小太郎クイズあり。
6/1-6/11;文化会館で児童・生徒の絵画・詩・俳句・短歌などの入選作品展示、市内サークルによるステージ発表。(入場無料)
(問)北アルプス雪形まつり実行委員会事務局(大町市教育委員会) TEL 0261-22-0420

■6/8;13:30;「大町文化会館」(大ホール)にて毎年恒例の「第23回北アルプス雪形まつり」開催
北アの「雪形」にちなんだ祭り。雪形ステージなど。児童・生徒の絵画・詩・俳句、短歌などの表彰・展示。短歌・俳句の展示、市内サークルによるステージ発表など。 4/8-5/17;大町の春をテーマにした「詩」を募集。4/8-5/17;私の見つけた「雪形」も募集。自分だけの雪形を。
6/1-6/11;文化会館で入選作品展示。市内サークル作品展示。(入場無料)
4/24-5/8;「雪形パネル展」(大町温泉郷などで雪形の写真とパネル展示・解説)
5/19;6:45-13:00;「雪形ウォッチング」(白馬-安曇野の雪形見学ツアー,ガイド同行)。大町市役所集合(参加費;\500.高校生以上,中学生以下無料,定員:18名)
(申込み)大町観光協会 TEL 0261-22-0190
(問)北アルプス雪形まつり実行委員会事務局(大町市教育委員会) TEL 0261-22-0420(代)

■6/8;大町「木崎湖」を舞台にしたアニメ「おねがい☆」シリーズの放送20周年を祝うイベント「おねてぃ20年目の木崎湖同窓会」が木崎湖周辺(平公民館)で開かれた。
2002年に「おねがい☆ティーチャー」、2003年に「おねがい☆ツインズ」が放送。木崎湖はアニメの聖地の先駆けとなった。10周年では木崎湖トークショー、聖地巡礼バスツアーなどを開催。20周年は木崎湖トークショー、スマホで聖地巡礼 デジタルスタンプラリー、聖地巡礼バス、パネル展示などが行われた。開催資金をCFで募ったところ、目標額150万円が1412万円が集まった。(2024.1/15-2/28;寄付者;841人,寄付金;\14,122,717)。CF返礼品は入場券(400席/1回)・クリアファイル・ アクリルキーホルダーなど(\5000〜)
会場の平公民館には約500人が詰めかけ、トークショーでは松本出身の井出安軌監督らが作品への思い入れなどを語った。井出監督の新作短編も。トークイベントには声優の井上喜久子さん、川澄綾子さんも登壇。続編について監督は 「もくろんでいることがある」と示唆、ファンからはどよめきが起きた。この日は平公民館、木崎湖、木崎湖キャンプ場・桟橋、森城跡、仁科神社、海ノ口駅、信濃大町駅、小熊山などには多くのファンが訪れた。グッズ販売の他、各所に パネル展示された。

■「大町温泉郷」の「立山プリンスH」の館内に「こいのぼり」が泳ぐ。
企画「カープストリーマーパレード」。4/14-6/8;「Carp Streamer Parade」は鯉のぼりのオンパレード。迫力の鯉のぼりを。大町市制施行70周年、水を通じて持続可能なまちづくりを目指す「信濃おおまちみずのわプロジェクト」に 合わせた取り組み。「みずのわにちなんで、水中に入って魚を眺める感覚を楽しんでほしい。コロナ禍で落ち込んだ観光の盛り上げにもなれば」と。

■6/8;松川村「安曇野ちひろ公園」の大花壇で、松川中の生徒がアゲラタムの苗の定植作業を行った。
村の緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」の恒例作業にボランティアとして参加、花苗生産グループのメンバーや安曇野ちひろ美術館職員らも参加した。

■4/10-6/5;「大町温泉郷」の「立山プリンスH」の館内(ロビー・通路)に約100匹のこいのぼり「Carp streamer parade」が飾られた。
4/15;「立山・黒部アルペンルート」開通を控え、海外からの宿泊客に日本の風習を体感してもらおうと初めて企画。4/1-4/13;休業が明けて、4/14;営業再開。地元住民から不要になったこいのぼりを無償で譲り受けた。展示のテーマは 「コイのパレード」。ロビー正面には20匹を合体させた全長約15mの巨大こいのぼりを配置。他にも、青や赤などいろいろなこいのぼりを絡ませて吊るし、勢い良く川を泳ぐ様子を演出した。新聞紙を詰め込んで立体感を出している。 4/14〜;15:00-21:00;宿泊客以外にも公開。
(問)立山プリンスH TEL 0261-22-5131

■6/4;「大町山岳博物館」で飼育している国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」の雌2羽が、5/25から6/4までに計9個の卵を産んだ。
今後、人工的に温めるための機器に卵を移し、有精卵であれば約3週間でふ化する。博物館によると、2019年に同館でふ化した雄と組み、2024年1月に富山ファミリーパークから受入れた雌が4個を産んだ。このほか2024年2月に横浜繁殖センタから 繁殖のために交換で来た雄とペアになり、博物館で20221年にふ化した雌が5個を産んだ。博物館では例年この時期にライチョウの産卵があり、今後も1日おきに1個ずつ産むことが見込まれる。

■6/4;JR信濃大町駅前に設置されている「おおまぴょんトピアリー」の修繕作業が行われた。
駅前公園の花壇で植栽管理を行っている「フラワーブランケット」のメンバーや市職員らが参加。造花を付け替え、色鮮やかな姿を取り戻した。

■2021.6/5;大町美麻大塩の県天然記念物「大塩のイヌザクラ」が根本から倒れた。
腐食により幹の空洞化が進んで衰弱していたという。イヌザクラは高さ約20m、幹回り約8m、樹齢800-1000年。「静の桜」には悲しい伝説があり、兄源頼朝に追われ奥州平泉に逃れた義経を追って旅に出た静御前は「奥州」と「大塩」を聞き 間違えてこの地にたどり着き、地面についた杖が大木となったという伝説があり、「静の桜」の愛称で親しまれていた。イヌザクラは花が小さい。梅花状の小さな白い花が2021年5月に花を咲かせたばかりだった。旧美麻村が1989年に 発行した村政百周年の記念写真集で表紙に使われるなど美麻を象徴する木だった。中は空洞になっており、継続的に防腐剤を塗るなど維持に努めていた。枯れ枝を除去して軽くする処置を施していた。
2024.3/11;県文化財保護審議会は「大塩のイヌザクラ」の天然記念物の指定解除を答申。大町市市文化財センタが延命を試みたが幹の空洞化や根の衰弱で断念。今後はイヌザクラのクローンを活用し、地域のシンボルの復活を目指すという。
大塩のイヌザクラ周辺には「静の桜公園」が1996年に整備。水芭蕉と一面の菜の花畑がきれい。公園には薬師堂や八画絵巻堂があり、8章からなる八画絵巻堂は静御前の生涯を幻想的に描いたレリーフを納めてあります。2006年度には 「静の桜環境を守る会」が発足し、周辺の荒廃休耕田を整備し菜の花を栽培したり、周辺道路脇に桜の植樹を行うなど環境整備に取り組んでいます。桜の木には保護シートを巻き、根には藁を敷いたりして保護してきた。春の美麻はあちこちで 菜の花が咲き、きれいな山村です。昔はGW中に「ぽかぽかランド美麻」で「春の美麻い〜とこよっとくれ」が開催され、春の山菜のてんぷらの振る舞いや静かの桜環境を守る会は菜の花をプレゼントしてくれました。(※以下の写真は以前に「静の桜公園」で撮影)

■6/1-6/2;10:00-16:00;池田町広津「カミツレの里」で「第36回花まつり」開催。
カミツレの里を自由に散策。ジャーマンカモミール花摘み体験(無料)、カミツレエキス製造工場見学、入浴剤・スキンケアなどの華密恋商品の直売会など。
2022年9月〜コロナ過で休業していたが、2024年5/24〜;八寿恵荘の宿泊再開。カミツレエキスたっぷりのカモミールの湯が自慢(日帰り入浴は不可)で、華密恋の商品を使用可。ラウンジ・部屋・ダイニングなどは地元産の木をふんだんに使用。
(問)カミツレの里 TEL 0261-62-9222

■9/13-11/4;大町で「北アルプス国際芸術祭2024」の開幕まで100日。
前回芸術祭(2021年)のボランティアサポーターは約800人、2024年は県内外から1000人が登録し、機運が高まる。6/1;長野県立美術館本館で100日前イベントを開催。参加アーティストの全容やエリアなど具体的な概要が発表される。

■6/2;北ア「針ノ木岳」(標高2821m)の「針ノ木大雪渓」で「第67回針ノ木岳慎太郎祭」が開かれた。
あいにくの雨となり、針ノ木峠への記念登山は中止。県内外から約100人が参加。今シーズンの安全な登山を祈願した。

■6/2;日本三大雪渓の一つで北ア「針ノ木岳」(標高2821m)の「針ノ木雪渓」で「第67回針ノ木岳慎太郎祭」が行われた。
雨で霧が立ちこめる中、登山者ら約100人が神事を行い、今シーズンの安全を祈願した。

■6/初;池田町会染渋田見の「あづみ野バラ園」では、バラが見頃を迎えています。
北アを一望する約1300uのバラ園で、「バラの会」が丹念に育てられた150本のバラが咲き誇っています。バラ園は東山山麓の遊休農地を活用し、住民主体の花づくりや生きがいづくりの場として、13年前に開園。「みんなに愛されるバラ園」を コンセプトに「ロッヂ赤い屋根」の敷地内に規模を縮小し、約10人の会員が週に1回、園の整備や花の手入れに汗を流しています。

■池田町広津の「カミツレの里」で、ジャーマンカモミールが見頃を迎え、一帯には甘い香りを放っています。
6/1-6/2;新緑の美しい里山で「第36回いけだまちひろつカミツレ花まつり」を開催。

■6/1;大町堀六日町の「麻倉アート&クラフト」で「まちへ行こう!街なかライブ」が開かれた。
開催第100回の節目を迎え、総勢16グループが集まり、100回記念を祝う盛大なパーティーとなった。100人を超す来場者でにぎわった。2005年2月に発生した大町の商店街大火をきっかけに、音楽仲間が集い始めたイベント。近年は大町あめ市や ゆかたまつり、大町やまびこ祭りなどのイベント時に合わせて年に5〜6回開催。

■県民におなじみの「ビタミンちくわ」が食卓に戻ってきます。
能登半島地震で被災した石川七尾でスギヨの「ビタミンちくわ」が生産を再開した。「ビタミンちくわ」は県内で生産量の約7割を消費。再開された商品の袋には「がんばろう能登」の文字が記された。 6/1〜;スーパーなどの店頭に並ぶ。今後、1日の生産を30万本まで増やす予定。

■6/1;松川村「安曇野ちひろ公園」の田んぼで田植えが行われた。
家族連れなど27人が参加、泥の感触を味わいながら、コシヒカリの苗を手植えした。松川村の無農薬有機栽培の米農家が「田んぼの先生」となり、手ほどきした。はだしになった参加者らは田んぼに入り、しるしに合わせて次々と苗を植えていった。 泥だらけになって、カエルやオタマジャクシと触れ合っていた。昔、農作業の合間に食べられていた「おこひる」として、同公園で収穫した米で作った「きなこおにぎり」が振る舞われた。

■5/末;大町「農具川」でアヤメの開花が始まった。
農具川環境美化委員会が2001年から河川敷に植栽を始め、手入れを続けている。2024年も大町三日町-神栄町の約1.5km沿いに、残雪の北アを背に色鮮やかな紫色の花を咲かせています。

■5/30;大町の中心市街地の商店街に「花のプランタ」を設置した。
毎年行っている「中心市街地花通り事業」でベゴニアを設置。9/13〜;「北アルプス国際芸術祭2024」に向けても色とりどりの花でまちなかを彩った。

■5/30;北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、総会を大町「JA大北会館アプロード」で開いた。
関係者約50人が出席、2024年度事業や予算などを決定。コロナ禍前に戻りつつある登山者数や山岳遭難事故に対し、引き続き、遭難防止の啓発や救助活動を行っていくことを確認した。同協会や大町署によると、管内では2023年、前年より8件多い 69件の山岳遭難が発生。死者は8人(前年比3人減)、行方不明者2人(2人増)、負傷者46人(19人増)、無事救出19人(12人減)で、コロナ前の水準に戻りつつあるという。

■「大町岳陽高校」でアジアフ活動が始まった。
5/29;講演会が開かれ、青年海外協力隊の活動経験者が自分たちでできる支援について理解を深めた。

■5/28;大町市は2028年「信州やまなみ国民スポーツ大会」に向け、施設を再整備する。
2024-2025年度;「大町市運動公園」内にある「陸上競技場」と「サッカー場」の各管理棟を解体し、新施設を整備する。総事業費は4.2億円。
運動公園総合体育館は1998年、陸上競技場スタンドは1978年、サッカー場スタンドは1977年、野球場スタンドは1986年に建設。
総合体育館は屋内競技の地区大会や県大会等が開催され、2028年男子バレーボール会場。アルプス囲碁村まつりなどのイベントでも利用。 陸上競技場は大北公認の競技場でアルプスマラソンなどでも利用。2028年女子サッカー会場。サッカー場は天然芝で2028年のサッカー女子会場。
2028年同運動公園の特設スポーツクライミング会場ではスポーツクライミングも開催。

■2028年に開催予定の「国民スポーツ大会」と「全国障害者スポーツ大会」に向け、3/21;大町市役所で準備委員会設立発起人会が開かれた。
大会の成功を目指した趣意書を決定、会場の整備概要やスケジュールなどを確認した。

■「大町市文化会館」は2024年度から地震災害に備えて館内大ホールの吊り天井の改修工事を行う。
当初は2023年度中の着工を予定していたが、建築資材や人件費の高騰などを背景に計画を見直し。工事に伴い2024.12月-2025年末まで約1年間、ホール関係設備の利用を休止する。東日本大震災を教訓に脱落によって重大な被害が発生する恐れが ある天井の対策工事が、2014年の改正建築基準法施行により努力義務化されたことを受け改修工事を実施。「住民に安全に施設を利用してもらうための工事。ご理解いただきたい」と。

■5/26;松川村中央公園「リンリンパーク」で「第12回安曇野まつかわ五月の風音楽祭」が開かれた。
近隣で音楽活動をする約30団体、総勢約400人が新緑の美しい松川村に集い、歌や演奏を披露した。

■5/25;池田町会染滝沢の「北湯沢砂防えん堤」が完成し、「滝沢集落センタ」で完成報告会と現地で記念植樹式が行われた。
土砂災害の被害を軽減させる施設で、町道八代線に隣接。高さ6.5m、幅54mで中央に透過型スリットや管理用道路を備え、工事費は約1.7億円。2021年着工、2024年1月完成。県犀川砂防事務所が整備。

■5/25;松川村「安曇野ちひろ公園」で「おでかけホリデー」が開かれた。
新緑の公園で親子連れなどが思い思いにピクニック気分を味わっていた。「トットちゃん広場」では端午の節句にちなみ、「鯉のぼり競争」が行われた。餅つき、草もち作り、野外調理体験、お散歩、青空ピアノ、マルシェなど多彩な催しが行われた。

■5/下;松川村のJR信濃松川駅前の「セピア安曇野」の庭で「オオヤマレンゲ」の花が咲いています。
ハスの花に似たかれんな白い花を咲かせる落葉低木で、モクレン科に属する。蕾は白い玉のようで、花開くとハスの花に似た感じ。

■5/24;高校再編で池田工・穂高商・南安農を統合する「安曇野総合技術新校」の再編実施計画懇話会(第2回会合)が「池田町交流センターかえでで」で開かれた。
各地の高校改革に携わった大学院の教授を講師に、総合技術高校の先行事例と新たな学びの姿を共有した。高校生からは「農・工・商を全部できる人材を育てる学校になれば」「個性もそのままに、自分から学びたいと思える環境ができれば」など前向きな意見があった。

■5/24;池田工高は松川村のJR信濃松川駅で地域美化活動を実施した。
通学で利用する駅の待合室、ホーム、駅周辺の他、池田町の校舎周辺で清掃に汗を流した。

■5/21;松川村で緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」は、「安曇野ちひろ公園」でプランターに花苗を定植作業を行った。
760個のプランターに、色鮮やかなベゴニアの苗を植えた。同会の母体で、苗を育てた生産グループ「Mフラワー」のメンバーや村議、村職員など約40人が参加。 プランターには赤や白・ピンク色の苗を3株ずつ植えた。

■5/下;「有明山」(標高2268m)では淡いピンク色のシャクナゲが見頃を迎えています。
シャクナゲは穂高山麓や松川村の馬羅尾高原(標高830m)、雨引山(1371m)、唐沢山(1575m)、馬羅尾山(1852m)、鍬ノ峰(1623m)、大町ダム(900m)、国営アルプスあづみの公園(690-890m)などで咲いています。アズマシャクナゲや ホンシャクナゲが多い。北アでは蝶ヶ岳〜常念岳、燕岳、東沢乗越〜東沢岳、清水岳〜東餓鬼岳〜東沢岳〜餓鬼岳、七倉岳〜北葛岳〜蓮華岳〜針ノ木岳〜爺ヶ岳、清水岳〜雪倉岳〜朝日岳、白馬大池〜船越ノ頭〜小蓮華山、白馬乗鞍岳では ハクサンシャクナゲやキバナシャクナの群生が見られます。
中房渓谷の「燕岳」(標高2763m)登山口周辺では新緑がきれい。登山口の中房温泉から北ア三大急登の合戦尾根の第1〜第3ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋までは急速に雪解けが進んで雪はなし。登山道ではコイワカガミ、ムラサキヤシオツツジなどが 咲いています。合戦沢の頭から稜線までには残雪が残っています。残雪の槍ヶ岳、穂高連峰の美しい山並み。燕岳の稜線では雪が消え、ハクサンイチゲ、コマクサなどの高山植物がひっそりと芽を出し始め、本格的な夏山登山シーズンを迎えます。

■4/13-5/19;9:30-17:00;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で「Spring Festa 2024」〜春の森で遊ぼう!新緑ピクニック〜開催。
北ア「餓鬼岳」山麓の園内(れき原)に22種類3万球のスイセンと、4種類3.2万球のチューリップが咲き誇るお花畑。5月にはミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジも
週末にはファットバイク体験、スラックラインなど。GW期間中にはロープで木登り!ツリーイング、ボーリング・ストラックアウト、エアー遊具、昔遊び・けん玉など。
4/21;ランバイク・アルプスあづみのカップ、5/4;ティラノサウルスレース。5/5;クワガタオージャー
4/13-5/19;謎解きゲーム「AIクイズ女王からの挑戦状」
4/28;スイセン・チューリップのフラワーアレンジメント教室(\500)、4/29,5/3;蒸しおやきづくり(\200)、5/8-5/17;小鳥のクラフト体験(\200)
5/18;10:00-15:00;れき原の花畑でスイセン・チューリップ球根の掘り取り体験(参加無料)
4/23,4/27;野鳥観察会(無料)、5/11;乳川三堰堤と乳川石堤ウォーキング(無料)
4/13-11/10;毎日;森の体験舎-大草原の家間にロードトレイン運行(無料)
5/4,5/12;入園無料。(入園料;\450/大人,\210/シルバー65歳以上,中学生以下無料)
(問)アルプスあづみの公園大町・松川管理センタ TEL 0261-21-1212

■5/19;大町に春の訪れを告げる「北アルプス雪形まつり」の一環で、大北・安曇野から見える北アルプス雪形見学ツアー」が開かれた。
ガイドが同行し雪形の見え方や由来、地域との関わりなどを解説した。15人が参加、雪形の奥深さに触れるとともに、雪国ならではの自然の造形美を楽しんだ。

■5/19;大町市「運動公園」の総合体育館で「第20回アルプス囲碁村まつり」(県知事杯・市長杯争奪囲碁大会)が開かれた。
全国から集まった囲碁愛好者約140人が対局を楽しんだ。対局はスイス方式による5回戦で、無差別の「アルプス名人戦」など段位に分かれ、熱戦を展開した。

■5/18;初夏の北アルプスや田園風景を楽しむ「第15回いけだまち北アルプス展望ウォーク」が池田町で開かれた。
県内外から約130人が参加、五月晴れのもと北アの絶景を満喫した。

■5/18;松川村観光協会は、「雨引山トレッキング」を開いた。
村内外から40人が参加。新緑が映える森の登山道を歩いて登り、雨引山(標高1371m)山頂からの絶景を楽しんだ。

■池田町陸郷の「夢農場」の桜は、4/8;開花、4/13;見頃、4/15;満開。4/16夜の雨風で陸郷の山桜は花びらが落ちたが、まだまだ桜仙峡の桜は楽しめます。

■5/初;池田町「高瀬川」河川敷にある「アルプス広場マレットゴルフ場」に色とりどりのこいのぼりが舞っている。
晴れた日には残雪の北アを背にこいのぼりが泳いでいる。

■5/18;松川村「馬羅尾高原」の神戸原扇状地で村独自の「山の日」に合わせ「記念植樹祭」を開いた。
五月晴れのもと小学生の親子連れなど参加者約80人が集まった。

■春の松川村を歩く2つのイベントの参加者募集中。
5/12;「北アルプスパノラマウオーク」(定員;60人)。8:30;安曇野ちひろ公園集合、舟方遊歩道などを巡って同公園に戻る約8kmコース。
5/18;「雨引山トレッキング」(定員;40人)。片道約2.5Hの里山登山。8:00;馬羅尾高原「林遊館」集合。昼食持参。
(事前予約制,締切;5/7,松川村観光協会,\1500/大人,\500/中学生以下)
(問)松川村観光協会 TEL 0261-62-6930

■5/15;大町市「大町西小」の児童が学校西側に借りる学校田で田植えを行った。
例年5年生が取り組む米作り学習の一環。田植えから収穫までの農作業を体験する。

■5/15;大町市「八坂小中学校」の学校田で米作りが始まった。
田植えの前の田んぼに水を張り、足で「荒代かき」を体験した。

■5/15;大町市八坂小中学校で伝統の「ガードレール磨き」が行われた。
県大町建設事務所や地元建設業者、市職員、地域住民ら多数が参加。交通安全と無事故を願い、児童生徒の通学路沿いのガードレールを広域にわたって、心を込めて磨き上げた。児童は大町麻績インター千曲線、県道舟場矢下線で道路沿いの ガードレール清掃を行った。1年間の排気ガスや埃で黒く汚れていたガードレールは、見違えるように真っ白な姿を取り戻した。

■5/12;大町「仁科神社」で伝統の神事「御田植祭」が執り行われた。
秋の新嘗祭に神々に供える米作りの最初の神事が行われ、宮司が神社に奉納する米の苗を昔ながらに手植えし、豊作を願った。神事は毎年米作りを行っている氏子総代会長の水田で執り行われた。氏子総代らが参列、宮司が田植えのしぐさを 表現した古い言葉が盛り込まれた祝詞を厳かに読み上げた。

■2024年初夏に大町常盤の「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」を訪れた。
この日は青空が広がっていたが、風は強めで白い雲が流れていた。ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデンは、2024年は4/18OPEN。園内は緑に囲まれていた。開園期間は2024.4/18〜11/10。
2023.5/21;大町常盤の「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」がGrand Open。「ラ・カスタ」の商品開発・販売を手掛け「アルペンローゼ」は、2023年春に旗艦店「ラ・カスタ 北アルプス本店」を入口にOPENした。
アルペンローズは1989年、美容室専売のヘアケア商品を扱う会社として大町に設立。北アの雪解け水を利用したシャンプーなどの製造や、農園で育てた植物を使ってアロマオイルの研究開発を行っている。1996年には植物の生命力と癒やしを テーマにナチュラル化粧品ブランド「ラ・カスタ」が誕生。北ア山麓の地下100mを流れる軟水はミネラルのバランスに優れ、傷みやすい髪や、きめ細かく敏感な肌に馴染む納得の水質という。自社農園は北ア山麓の大町で、1万uに年間350種の 草花を栽培。ラ・カスタガーデンは2006.4月OPEN。海外から3000種の種を集め、自社農園で栽培、大町の環境に適した500種を植栽。草花700種、樹木250種。四季ごとに草花の入れ替えを行っている。
三角屋根の北アルプス本店は天井が高く木をふんだんに取り入れた明るい店内に商品が並んでいた。伐採したヒマラヤ杉でパーテーションや小物して利用。ラ・カスタ製品のルーツの映像が流れる「ウェルカムルーム」を併設。店内では 商品販売だけでなく、商品の試供、正しいケアをアドバイス。お客さまに合わせたセルフケア、頭皮ケア、季節のお薦めアイテムを提案。この日はスタッフが化粧品の紹介やスキンケア方法、カウンセリングを行っていた。製品を試すの水道の 蛇口からは髪や頭皮を洗うために最適な37℃に設定され、泡立ちがよく髪や頭皮にやさしいという。ラカスタ商品(スキンケア)を実際に手のひらに塗り、浸透していく具合がわかった。
アルペンローズはシャンプーやトリートメントなどの商品を美容室や小売店約2500店舗に卸し、直営店は8店舗。ラ・カスタ銀座本店(松屋銀座)、県内には北アルプス本店(大町)、松本井上店(松本)、井上アイシティ21店(山形村)。 従業員数は約100名。
ナチュラルヒーリングガーデンでは香りの植物に触れられるアロマガーデン、季節の花々で彩られたシーズンガーデンなどがあり。ガーデン入園は店内カウンタで受付(入園は事前予約のみ)
園内にはお城と塔のファクトリー。アロマテラピーで自分の香りをつくる「香りのラボ」があり、エッセンシャルオイル、バスオイル、フレグランスミストなど。2Fにショールームとして自社製の化粧品やエッセンシャルオイル、 アルペンローゼの商品を展示。香は自分でつけて楽しめます。自分にあったアロマを見つけて、受付にもっていくと、試供品が貰えました。塔は展望室になっており、ガーデン全体が望めます。北には北アの山並み、南は安曇野(松川村方面)の 田園風景が眺望できます。最上階には「癒しの鐘」があります。
ファクトリー内はアロマの香りに包まれた「植物と香りのある空間」で、2階には「ラボ」があり、エッセンシャルオイルの香りを体感できます。
「ラ・カスタガーデン」は事前予約制(日時指定)で、人数制限(Maxでも100人程度)があり、ゆっくりと静かに園内を散策できます。自然と癒しの空間を満喫できます。なお、入園後の滞在時間には制限なし。
(10:00-17:00;入園予約制,11/中-4/中;冬期休園,\1100/大人,\550/小中生,水曜休園,祝日開園,翌日休園,P40無料)
(問)ラカスタナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911

■5/上;松川村で「りんごの木のオーナー」募集。
2024年の新規は13本。品種はフジ、1本150個保証。(年間;\24200/1本)
11/16-11/17;統一収穫日。収穫まで園主が大切にりんごを育てます。
(問)松川村観光協会 TEL 0261-62-6930(8:30-17:00)

■5/9;松川村の松川中の生徒が松川村内6ヶ所の「リンゴ農園」で「摘果作業」を行った。
地道な作業に取り組み、仕事や地場産業への理解を深めていた。

■〜5/8;「大町温泉郷」の宿泊施設や「大町図書館」では「第23回北アルプス雪形まつり雪形パネル展」を開催中。
宿泊客や地域住民らが山肌と残雪が織りなす雪形の魅力にふれている。

■5/8;「県大町合同庁舎」で「県シニア大学大北学部」の「2024年度入学式」が開かれた。
大北や長野、安曇野などの70代から最高齢85歳までの15人が入学。大学での学びと出会いに期待を膨らませ、第44期生としての第一歩を踏み出した。

  ■5/上;大北でも本格的に田植えのシーズンを迎えています。
GW中は池田町や松川村、大町常盤など大北南部で田植え作業の風景が見られた。水田の水鏡に残雪の北アが映り、農作業シーズンの始まりを告げていた。安曇野では田植えが終わったところも多く、小さな苗の間に常念岳が映り込んでいた。

■大町常盤の「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」は、大町南小に花苗約300鉢を寄贈した。
学校の花壇で花植えが行われ、児童は花壇づくりに汗を流した。

■5/上;大町常盤の「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」でチューリップを見て来ました。
ファクトリーのテラス前に広がるシーズンガーデンでは、春から初夏の花に植え替えします。その前日、花壇に植えられた色とりどりのチューリップはまだ綺麗に咲いていました。2024年は春先に寒い日があり、チューリップの開花が 少し遅かったため、花は長持ちしたという。大町にある自社農園で栽培した花を季節ごとにラ・カスタカーデンに植え替えています。これからはバラ、ハマナス、アジサイ、ハーブの季節。
4/18-11/10,10:00-17:00,水曜定休,予約制(\1100/大人・高大生,\550/小中生)
※2024年春のラ・カスタカーデンの花の写真がたくさんあるので徐々にUP!
(問)ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911

■5/上;新緑の「大町ダム」
大町ダムの「龍神湖」の奥に聳える「残雪の北葛岳」(標高2551m)。「大町ダム」周辺も緑が深まってきました。
大町ダムは高瀬川の下流に建設されたダムで高さ107m、堤頂長338mのコンクリートダムで1972年着工、1985年竣工。ダム直下には東電の水力発電「大町発電所」があり、上流の高瀬渓谷には七倉ダム、高瀬ダムがあります。 新緑の山に囲まれたエメラルドグリ−ンの「龍神湖」は、地元に伝わる民話「犀竜と小太郎」に因んで命名され、ダム湖畔の「高瀬渓谷緑地公園」には犀竜と小太郎の銅像があります。
■5/5;8:30-14:00;大町「中綱湖」から「青木湖」を巡る「塩の道ウォーキング」
爽やかな新緑の中、中綱湖・青木湖を巡る。Aコース;中綱湖-青木湖周回(約10km)、Bコース;中綱湖(3km)。8:30-10;00;中綱湖畔ラーバン中綱受付、受付後順次出発。雨天決行。終了は14:00。事前申込み、定員を上回る場合は抽選。 (定員;200人,\1000/中学生以上,小学生以下無料,締切;4/23)
フォトコンテストも開催。コンテスト賞;信濃大町で泊まりま賞(1万円宿泊補助券),大町三蔵セット,ファミリー賞(特産品),参加賞(塩の道手ぬぐいなど)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190
(問)FM長野

■4/5-5/6;「大町公園」で「おおまち桜まつり」
「大町山岳博物館」下にある公園で、桜と北アの競演は美しい。ソメイヨシノ(20本)やオオヤマザクラ(10本)など約40本。現在はまだ蕾も硬い。18:00-22:00;ぼんぼりが点灯。(P30,無料)
「大町山岳博物館」(標高774m)〜「大町公園」(標高770m)、桜並木の「大町観光道路」・「市民の森」・「大町霊園」(標高750m)などからも美しい。
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■5/5;大町市観光協会は「塩の道湖畔ウォーク&フォトコンテスト」を中綱湖や青木湖で開いた。
2024年は約300人が参加、快晴の湖畔を散策した。新緑や透き通った湖など豊かな自然を満喫した。中綱湖畔を歩く約3kmと中綱湖〜青木湖を歩く約10kmを選択してウオーキング。イベント中の撮影写真を応募するフォトコンテストも行われ、 参加者はカメラやスマホで思い思いの景色を撮影しながら歩いていた。 ■5/上;大北でも本格的に田植えのシーズンを迎えています。
GW中は池田町や松川村、大町常盤など大北南部で田植え作業の風景が見られた。水田の水鏡に残雪の北アが映り、農作業シーズンの始まりを告げていた。安曇野では田植えが終わったところも多く、小さな苗の間に常念岳が映り込んでいた。

■5/初;大町「農具川河川公園」でシバザクラが見頃を迎えています。
咲き誇る色とりどりの花が河川敷を鮮やかに彩っています。「白塩町河川公園愛護会」が河川敷に広がるシバザクラのじゅうたんを夢見て、植栽や管理を続けている。 2024年は河川敷よりも農具川両岸の土手の上の散策路がメインでした。農具川沿いの臨時駐車場(P30)は5/20まで。

■5/初;大町常盤の「西山城址」でミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジなどツツジの花が見ごろ。
「三の曲輪」から山頂の「一の曲輪」へと続く山道沿いで順々に咲き始め、ピンクや赤、オレンジと色とりどりのツツジの共演。高低差があるため、5/20頃までは花を楽しえmそう。三の曲輪のヤマツツジ、二の曲輪のミツバツツジが見頃。

■5/5;大町で「塩の道ウォーク」が開催され、中綱湖の駐車場もほぼ埋まり、「中綱湖」や「青木湖」では塩の道や周回コースを歩く人が多かった。湖畔一帯は風が強めでさざ波がたち、水鏡にはならなかったが新緑の中、思い思いに歩いていた。

■春の鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・不帰ノ剣・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳
■「大町公園」からの「仁科三山」。雪解けが進んでいます。
■大町の<「鹿島槍ヶ岳」登山口の「大谷原」への鹿島川沿いではカラマツなどの木々の新緑がきれい。
「大谷原P」(標高1075m)〜赤岩尾根登山口(標高1132m)から「赤岩尾根」を登り、「高千穂平」(標高2049m)から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳の主稜線上にある「冷乗越」(2387m)まで標高差1356m、「鹿島槍ヶ岳」南峰(標高2889m)までは標高差1700m。 雪解けが進むと、大谷原から見上げる「鹿島槍ヶ岳」は鋭い岩稜が姿を現す。北には白馬三山も見られます。黒沢高原では、水芭蕉は終了して大きな葉だけ、カタクリは終盤となり、一部色褪せぎみですが、まだ咲いていました。

■5/3,5/4,5/5;大町「居谷里湿原」で毎春の恒例「自然観察会」開催
植物などの自然に詳しい講師が湿原を1周、湿地の草花などを観察する。大町市文化財センタ主催、大町山岳博物館協力。講師は山博の学芸員、大北の湿地植物生活史研究グループ。
居谷里湿原P集合。(1日2回;10:30〜/13:30〜,所要約1.5H,参加無料,申込不要)
(問)大町市文化財センタ TEL 0261-23-4760

■5/3-5/5;大町市文化財センタは県天然記念物「居谷里湿原」で「自然観察会」を開催中。
約1.5kmの湿原を歩きながら湿地特有の草花や生物を観察し楽しんでいる。 5/3;県内外から約20人が参加。参加無料。大町山岳博物館友の会の案内で湿地を散策した。ザゼンソウやミズバショウ、リュウキンカ、ネコノメソウなど湿地特有の植物がみられた。周囲からはウグイスやカエルの鳴き声なども聞こえ、 心地よい自然環境を満喫。

■5/1-5/5;「大町山岳博物館」でGW恒例の「付属園まつり」
博物館併設付属園でクイズ・スタンプラリー、動植物観察ツアー、ライチョウガイドを実施。付属園ではニホンカモシカ、スバールバルライチョウ、ニホンライチョウ、フクロウなどを飼育。
5/3-5/5;大町市キャラクター「おおまぴょん」が登場。(入園無料)

(問)大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211

■5/4;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で人気の着ぐるみレースが行われた。
「ティラノサウルスレース」。恐竜の着ぐるみで小学生以下は「幼獣」、中学生以上は「成獣」。県内外から幅広い年代の100人が参加、気温27.8℃の暑さの中、転んだりしながらも懸命に走っていた。
園内ではヤマツツジ、レンゲツツジ、ミツバツツジ、シャクナゲ、スズランなどが咲き、花壇では残雪の餓鬼岳を背に、新緑の森、赤、白、ピンク、紫など色とりどりのチューリップと水仙が見頃でした。 森の体験舎でクラフト体験(\300)。GW中は整理券(時間別)を事前配布していた。アルプス大草原にはキッチンカー並び、暑さもあってか、シロップかけ放題のかき氷などを買い求める客で賑わっていた。 渓流ゾーンでは川のせせらぎを聞きながら新緑の森の中を散策してきました。無料のロードトレインにも長い列ができていた。園内は広いので歩き疲れ、帰りは乗ってしまった。アルクマ熱気球係留飛行も 行われていた。

■GW中、松川村西原の「安曇野ちひろ公園」で、地元食材をふんだんに使った食体験が開かれた。
5/4;「山菜天ぷら作り体験」と「簡単そば打ち体験」には家族連れが参加。

■5/3;大町美麻新行高原の「新行福寿草園」で福寿草の株分け作業とこいのぼりの掲揚作業が行われた。
新行地区子ども育成会が毎春、GWに合わせて実施する恒例の取り組み。フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で、春の訪れとともに早春に咲く。同園では、春の株分け、やぶ払いなどの環境整備を続け、周辺一帯の生息地保全を行っている。 この日は、子どもたち20人とその保護者が参加。地区の子どもの他、美麻小中学校に通う山村留学生なども参加した。株分けが終わると同園の上空に25匹のこいのぼりを泳がせた。

■芽吹きの春は「山菜採り」
5/初;農産物直売所(Vif穂高、池田町ハーブセンタ等)では旬の山菜が販売されていた。穂高産、池田町産、大町産などのワラビ、こごみ、タラの芽・コシアブラ、うこぎ、トトキ(ツリガネニンジン)など、レタスなど春野菜も販売。

■松川村西原のりんご畑では「有明山」を背に白いりんごの花がまだ咲いていました。だいぶ葉が伸びてきました。

■5/初;「鹿島槍ヶ岳と桃の花」。有明山山麓では「リンゴの花」や「ももの花」がきれいに咲いています。鮮やかなピンクのモモの花畑が広がっています。ちょっとした桃源郷。畑では農家が花摘みや授粉の作業に追われます。
松川村「下条りんご園」の一角にある「しゃくなげの庭園」では、青紫色・白のツツジ、赤・白・ピンクのシャクナゲが咲いています。
※穂高山麓では昔からシャクナゲが自生しています。2016.10/3;開湯した穂高有明の日帰り温泉「しゃくなげの湯」、旧「しゃくなげ荘」(2016.9/30;閉館)のしゃくなげは赤松林の中、富士尾沢川沿いで自生する石楠花から名がついた。 県道308号(穂高駅-穂高温泉郷)の通称「しゃくなげ線」もその名を取っている。松川村の「有明山」(標高2263m)から「馬羅尾山」(標高1852m)、唐沢山(標高1575m)、「雨引山」(標高1371m)、大町の里山「鍬ノ峰」(1623m)では しゃくなげがたくさん自生しています。北アでは餓鬼岳、東沢岳、燕岳、七倉岳などでは黄色のしゃくなげ「キバナシャクナゲ」が自生し、白馬乗鞍岳では白色の「ハクサンシャクナゲ」が自生しています。

■4/30;大町で綿花を育てて地域づくりに取り組む「コットンの会」が、「総合福祉センタ」で「綿の種まき講習会」を開いた。
綿づくりを行う福祉センタでプランターや花壇に綿の種まきを行った。

■4/29;大町美麻の道の駅「ぽかぽかランド美遊」で「お山とお肉のピクニック」が開かれた。
来場者は買い物やWSを楽しみにぎわった。毎月29日のにくの日に合わせて定期開催する恒例の催しで、この日は地域の木材を使った木工WSや、駆除された鹿の皮を加工した鹿革で作るWS、ステンドグラスやお香、多肉植物の寄せ植え、 一斗缶を使った暖缶作りなどの多種多様なWSが行われた。

■〜4/28;「池田町図書館」で池田町堀之内の桜にスポットを当てた写真展「岡ぜき沿いの桜並木」を開催。
のどかな田園風景を桜と合わせて紹介。

■4/27;大町中綱の民宿「旧橋場館」が農ある暮らしを提供する「Play Farmはしば」として宿泊業を再開。
環境に配慮した農業を営む男性が農園と同名で再開する宿泊業。4/13;10:00-17:00;「フリマ・ガレージセール&宿の見学会」を開く。

■4/27;日本の棚田百選に選ばれている大町八坂の「重太郎の棚田」の押の田地区で、梨の木水利組合と八坂小中学校の児童生徒による、棚田のせぎ普請が行われた。
先人が農業振興のために開いた歴史あるせぎを保全し、おいしい米作りができることを願いながら作業に汗を流した。参加者はせぎにたまった枯れ木や泥、落石を取り除き、用水路が滞りなく流れるよう作業に汗を流した。 ■4/下;大町「中山高原」では「幻の池」が出現。
雪解けに現れる池で、高原の風景と水面に映る北アの共演を撮影しようとカメラ愛好家の人気のスポット。山が映り込むほど水がたまるのは数年ぶり。この池は窪地にあり、雪解け水が集まる地形から春限定で現れる「幻の池」。 春の中山高原は一面黄色い菜の花で覆われ、菜の花と青い幻の池が見られます。2024年は元気がなく高原一面の菜の花は見られそうもありません。

■4/26;松川村観光協会は2024年度の総会を「松川村役場」で開き、2024年度事業を決めた。
須沢和彦村長をはじめ、役員が変わり、前会長の平林明人前村長やJR信濃大町駅長を顧問に迎えた。村長は「観光資源が山のようにあるわけではないが、切り口を変えた案もお寄せいただきたい。継続事業も磨き、皆さまの力を借りて観光に力を注ぎたい」と。

■4/24;松川村西原の「安曇野ちひろ美術館」で中庭に秋の七草が植えられた。
2024年で没後50年となる絵本画家いわさきちひろが描いた「野」の草花に親しんで「共生の庭」と名付けた。広さは50u。スタッフらが花苗を植えた。キキョウ、フジバカマ、ススキといった秋の七草、フキ、ワラビ、サクラソウなど 100株以上を植えた。庭造りは自然をテーマに、9月の展覧会「あれ これ いのち」の関連企画。ちひろの絵本には野の草花が登場し、「ちひろ 秋の画集」には子どもたちと秋の草花が描き込まれている。秋の七草は万葉集に出てくるが、 人の手が入らなくなった野山で今では見かけることは少なくなった。「絵本を楽しみながら実物を見てほしい」と。同館はちひろの絵に込められた「あそび」「自然」「平和」をテーマにした展覧会を3-12月まで3期に分けて展開。 現在は「あそび」の展覧会「あ・そ・ぼ」を開催中。(10:00-17:00,GW(4/27-5/6)/8月;9:00-17:00,毎水曜休館,祝休日は開館,翌平日休館,8月無休)
(\1200/大人,高校生以下無料,2024.3月料金改定)
(問)安曇野ちひろ美術館 TEL 0261-62-0772

■4/下;大町「鹿島川」沿いの桜とオオヤマザクラ、山肌はこぶしとタムシバの群生。
鹿島川の河川敷から望む残雪の「北葛岳」と「蓮華岳」を背景に桜と大山桜が咲いていました。「高瀬渓谷」の入口「大町ダム」(龍神湖)では周辺に桜が咲き、4/28頃見頃を迎えた。 ダムから見える山にはこぶしやタムシバの群生。葛温泉周辺では樹々の芽吹きとヤマザクラが咲いていました。
「鍬ノ峰」(標高1623m)や「蓮華岳」(2799m)とその周辺の山肌(標高800m-1200m)には、モクレン科の白い花弁のコブシとタムシバが群生しています。山肌が白い綿雪のクリスマスツリーのよう。タムシバは比較的標高が高いところで育ち、 樹高は3m-9m、コブシは平地でも咲き、5m〜20mの高さ。コブシとタムシバは遠目には見分けが難しいが、コブシの花は葉が1枚つくが、タムシバは花の下に葉がないくので、タムシバのほうが白く見えます。タムシバの花は短く丸みを帯び、甘 い香りがします。こぶし・タムシバの花言葉は「友情」・「友愛」。花が純白であることが由来という。

■松川村「安曇野ちひろ公園」にある公衆トイレや小屋の外壁を塗り替えられた。
松本の小川原塗装店の地域奉仕活動。公園に合った自然な色合いに仕上がった。

■4/24;池田町は交通死亡事故「ゼロ」3500日を達成。
現在も継続中、県内の町では最長の記録。交通安全を再確認し、さらなる記録延長を目指している。

■4/24;松川村観光協会は、松川村神戸に彫刻工房を構える宮彫師・中牧一展さんの作品を巡るバスツアーを開いた。
新たな観光資源として村内の人材を発掘する新企画「松川村の名工」の第1弾として、村民が身近な職人の作品に触れた。村内在住・在勤者が参加可。中牧さんは大町八坂出身。宮彫師として活躍。同協会は「人も観光の資源。松川にも こんな人がいるとみんなに知ってもらいたい」と。

■大町駅前本通りに、大正時代に建てられた洋館風建築の「松葉屋旅館」が「松葉屋ゲストハウス」として生まれ変わり、4/23;営業開始。築100年を超える施設はレトロな雰囲気はそのままに、現代の旅スタイルの需要にも幅広く対応。 ゲストハウスは和室(8室)。旧旅館の内装や調度品をそのまま残し、タイムスリップしたような趣ある雰囲気が満喫。宿泊客が自由に集い憩えるサロンも手作りで改装中。

■4/下;大町「木崎湖」を眼下に望む「小さな山羊牧場」
5年前にヤギを飼い始めた男性が経営。現在、成ヤギ9匹と2024年生まれた子ヤギ12匹を飼育、5月にはさらに2匹が出産予定といい、子ヤギの譲り先を探している。 主に飼育しているのは乳の量が多いのが特徴のザーネン種。

■4/23;大町の「中綱湖」の桜が満開
地元住民が植樹などしてきたオオヤマザクラを中心に湖畔を彩っている。湖面の波が静かになる早朝や夕方は観光客やカメラ愛好家が訪れ、水鏡に映る桜や山の風景を撮影してにぎわっている。 天候が良ければ週末まで楽しめそう。

■4/23;大町「仁科三湖」の1つ「中綱湖」で桜が見頃を迎えています。
里山に春の訪れを告げるピンク色、中綱湖に咲く桜です。静かな湖面がまるで鏡のように桜を映しています。早朝には無風になりやすく、シャッターチャンス。 ソメイヨシノとより濃いピンク色のオオヤマザクラ。2024.4/17開花,4/23満開。60年前に地元の山に自生していた桜から苗木を作って植えられました。地元の中綱民宿街を訪れる客を楽しませようと植えたのがきっかけという。 約100本が里山を彩り、植樹は今も続けられています。

■4/20;大町「中綱湖」の桜とオオヤマザクラはもうすぐ見頃。
4/17;中綱湖の桜が開花、現在4-5分咲き。中綱湖の北側(青木湖方面)の桜は見頃。
「大町観光道路」の桜は満開を過ぎましたがまだ見られます。桜の花びらが道路や路肩の水路に散李はじめています。

■4/20-4/21;大町常盤西山の「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」で、工場祭「サントリー北アルプス工場フェスティバル」が開かれた。
工場内を開放する地域貢献イベント。自然の水を大切にしながら飲料水を生産する工場の思いを五感で体験。

■4/20-4/21;11:00-17:00;池田町「ナチュラルマルシェ・ソヨソヨ」で「ソヨソヨマルシェ04」
ガーデニングシーズンを迎え、約200種のハーブ苗や宿根草の他、ガーデン雑貨、ハーブティ・ポプリ・ドライフラワー・ハーブ加工品など販売。11/1〜3/中;冬季休業。3/15〜;Open。ガラス温室も営業再開。5/7頃〜;カモミール摘み取り体験。
(問)ナチュラルマルシェ・ソヨソヨ TEL 0261-85-0211

■4/20;池田町のスポーツクラブ「大かえで倶楽部」は「里山トレッキング教室」を開いた。
ガイドを含む23人が参加し、春めく里山の景色を満喫した。

■4/17;大町市は「定住促進アドバイザー委嘱式」を大町市役所で開き、7人が委嘱書を受け取った。
任期2年間に都市部などで開かれる移住相談会やフェア、アフターフォローで定住を支える移住者交流会、暮らし体験ツアー、定住PRをサポートする。

■4/17;「大町温泉郷」の桜並木が満開。
4/17;「中綱湖」の桜が一部開花しました。まだ蕾が多く1分咲き。濃いピンク色のオオヤマザクラの蕾も膨らんできました。

■4/16;信濃大町は桜満開。
1)大町公園;4/13開花,4/16満開、2)大町霊園;4/13開花,4/16満開、3)大町観光道路;4/13開花,4/16満開、4)大町市民の森;4/11開花,4/16;満開
5)大町駅前の桜;4/13開花,4/15満開、6)若一王子神社;4/12開花,4/16満開、7)竈神社;4/14開花,4/15満開、8)大黒天しだれ桜;4/12開花,4/15満開、9)須沼の一本桜;4/9開花,4/12満開
9)大町温泉郷;4/15開花、10)4/15中綱湖の桜は蕾が膨らんで4/17開花,4/23満開。
11)4/16〜;「大町西小桜の木を守る会」による「大町西小」の桜並木がライトアップ(18:00-21:00)、4/15;桜の木の下で楽しむ恒例の「お花見給食」が行われた。

■大町「観光道路」の桜はまもなく満開を迎える。

信濃大町の東山「大町山岳博物館」下から三日町まで続く「東山観光道路」は北ア(蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳)と並行するため、北アの眺望がよい。戦後に植えられた100本を越える桜並木は、地元の「北山田町桜並木の あるまちづくり景観委員会」が草刈りや枝の手入れ、など保全活動を続けています。老木も多い。途中にある「大町市民の森」では濃いピンクのコヒガンザクラ、オオヤマザクラなどあり。

■4/13;「大町公園」の桜が開花。
2024.4/5〜5/6;「大町公園桜まつり」。「大町山岳博物館」下にある公園で、桜と北アの競演は美しい。ソメイヨシノ(20本)やオオヤマザクラ(10本)など約40本。18:00-22:00;ぼんぼりが点灯し夜桜が楽しめます。 大町公園の桜は4/13;開花、4/15;7-8分咲きで見頃。「大町公園」(標高770m)から見渡せる爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・白馬三山は雪解けが進んでいます。山肌には一部雪形が現れてきました。 観光道路の桜並木は4/13;開花、4/15;7分咲きで見頃。「市民の森」でもコヒガンザクラも見頃。大町南部の「須沼の一本桜」は4/9;開花、4/13;満開。畑の中の1本桜で背後には残雪の爺ヶ岳・鹿島槍が映えています。 大黒天のシダレザクラも満開に。
「大町山岳博物館」(標高774m)〜「大町公園」(標高770m)、桜並木の「大町観光道路」・「市民の森」・「大町霊園」(標高750m)などからも美しい。(以下の写真は桜開花前;4/上)
■4/上;桜の便りが大北にも届き始めた。
連日の暖かな陽気に誘われ、大町常盤の田園地帯に咲く「須沼の一本桜」が咲き始め。週末に見頃を迎えた。 須沼の一本桜は樹齢70年以上のエドヒガンザクラ、春の農作業の開始を告げる「種まき桜」とも云われる。残雪の北アを背景に、のどかな田園風景の中に一本立つ桜で、写真愛好家などが訪れる。
1)大町公園;4/13;開花,4/14;3分咲き。2)観光道路;4/13;開花,4/14;1-2分咲き。3)大町霊園;4/13;開花,4/14;1-2分咲き。4)市民の森;4/11;開花,4/14;一部見頃 
5)若一王子神社;4/12;開花,4/14;見頃、6)須沼の一本桜;4/9開花,4/13;満開。
7)大黒天しだれ桜;4/12;開花,4/14;見頃。8)須沼神明社;4/6;開花,4/11;満開。
9)大町温泉郷;4/14;蕾が膨らむ(まもなく開花)。10)中綱湖・青木湖;4/14;蕾が硬い。

■信濃大町も桜の季節。
4/12;大町須沼の一本桜は7-8分咲き。
4/12;大町「若王子神社」の桜や大黒町追分の「大黒天」のしだれ桜が開花。
4/12;大町公園ではコヒガンザクラが4-5分咲き、オオヤマザクラが開花、ソメイヨシノは蕾が膨らみ、4/13;開花しそう。「大町市民の森」ではソメイヨシノが開花。

■4/8;信濃大町もいよいよ桜の季節が到来
4/8;桜が一番早く咲く大町南部の須沼の一本桜が咲き始めた。4/8;「須沼神明社」でも桜が開花。
大町市街地では若一王子神社・かまど神社・大黒天・大町西小(2023年4/2開花・4/7満開)、大町公園・大町霊園・観光道路・市民の森は例年4/中-4/下(2023年4/3開花・4/7満開)
大町温泉郷・木崎湖・中綱湖・青木湖は例年4/下-5/上(中綱湖;2023年4/11開花・4/15満開)

■4/14;「サン・アルプス大町」で、大北、安曇野、松本のパン店10店が一堂に会する「アルプスブレッドマーケット」と、スイーツなどの6店が出店する「はれとけマーケット」が開催された。

ふれてもらいたい」と。

■4/14;大町「サン・アルプス」で「アルプスブレッドマーケット」
2023年初開催で人気だったイベントの第2弾。白馬、大町、松川村、安曇野、松本のパン屋など計10店舗が一堂に会し、地域のおいしいパンに出会う。

■4/14;大町で開幕する「北アルプス国際芸術祭」に向けて参加するアーティストが作品づくりをスタートした。
大町市八坂では竹の伐採になどにアーティストと地元住民ら50人が参加。空間を芸術にするインスタレーションという技法で、八坂公民館を「竹の波」で覆う予定。 北アルプス国際芸術祭は、9/13-11/4の約2ヶ月間開かれ、10の国と地域から35組のアーティストが参加予定。

■4/14;池田町「アルプス広場」のマレットゴルフ場で春フェス大会を開催した。
中信のマレットゴルフ連盟支部から約80人が出場。雲一つない青空が広がるコンディションの中、気持ちの良い汗を流した。2024年度最初の大会で、周辺では桜が咲き、ピンクの花と残雪の北アを眺めながらゴルフを楽しんでいた。

■松川村で、有機野菜の栽培や販売を試みる村民参加型の「有機野菜プロジェクト」を実施。
4/15;2024年1回目の作業が「松川村すずの音ホール」東のほ場で行われた。

■4/14;「おかめ様」の愛称で親しまれる松川村北細野の「鈿女神社」で「春の例大祭」(本祭り)が開かれた。
満開の桜の境内では「芸能の神」にちなんだ踊りや音楽が披露された。宮司による神事、地元の高校生による奉納舞踊「豊栄の舞」が行われた。村の「正調安曇節保存会」が安曇節を踊り、村を拠点に活動するバンドが演奏と歌を聞かせた。 訪れた人たちはお参りをしながら、音楽に合わせてリズムをとったり口ずさんだりして自由に楽しんでいた。

■4/13;大町市の2024年度「ひとが輝くまちづくり事業補助金」の公開審査会が「大町文化会館」で開かれた。
地域の活性化や課題解決などに補助金を活用したい11団体がプレゼンした。審査は公益性や協働性、発展性などを鑑みて実施。審査員長は「自分たちの活動を広く地域に広げ、活性化につなげていきたいという思いや熱意が伝わった。各団体が 活躍することを期待する」と。

■4/13-4/14;池田町陸郷の山桜の名所「桜仙峡」では、陸郷登波離橋愛護会の「春のイベント」が開催された。
山桜を望む豊盛公民館でコーヒーや五平餅、クラフトなどの出店し、和太鼓演奏も行われた。「桜仙峡」の山肌を花色に彩るヤマザクラは約3000本。 週末は晴天に恵まれ、桜が見頃となり、多くの観光客が訪れた。

■4/12;大町市プロモーション委員会は総会を大町市役所で開いた。
2024年度はコロナ禍前の観光入り込み数を目指し、「立山・黒部アルペンルート」関電トンネルのバス開通60周年、「北アルプス国際芸術祭2024」などを通じて誘客につなげる。バス開通60周年関連事業は、8/1;関電トロリーバスの 「トロバースデー」に加え、2024年最後の営業となる立山トンネルトロリーバスと、CFで残された最後の1台の「関電トンネルトロリーバス」との特別コラボ企画を10月に開催予定。SNSでの情報発信などで誘客に取り組む。

■4/中;池田町鵜山の桜の並木道と信濃富士「有明山」・「餓鬼岳」・「常念岳」は絵になります。
池田町東山の中腹にある「四神社」への登り坂の山道約300mには約80本のソメイヨシノが咲きます。

■池田町の桜の名所・中鵜鵜山の桜並木が満開。
週末が見頃のピーク。鵜山神社の境内には地元の鵜山桜並木保存会が整備してきた約60本のソメイヨシノが並び、咲いた花が残雪の北アと鮮やかなコントラストを見せる。

■3/31-4/14;8:00-17:00;池田町陸郷の「夢農場」は東山にあるラベンダー園で「春まつり」を開催。
夢農場では、4月は山桜(夢の郷)と菜の花、5/中-6/初;カモミール、6/中-7/初;ラベンダーが見頃になります。3/31〜;店舗OPEN。桜のソフトやおにぎり、桜クッキー、桜グッズ、ハーブ商品などのクラフト・グッズも販売。
陸郷一帯は山桜で山一面がピンク色に染まります。4000本ともいわれる山桜。場内にはソメイヨシノ、ヒガンザクラ、ウコンザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラ、フユザクラ、ボタンザクラなどもあります。
3/31;オープン記念;\1000円以上購入で先着200名に芝桜1ポットプレゼント。
4/6;池田町観光協会主催の「陸郷山桜散策」。夢農場をスタートして陸郷を散策。
4/6-4/7;穂高の茶房喫茶「陶苑」の陶器販売。3/31,4/6-4/7,4/13;コロリートWS・くるりんきらりんづくり、4/6;あおいとWS・アロマワックスサシエづくり、 4/6-4/7;和のかWS・ハーブボールづくり、4/6-4/7;みちくさWS・りんごのハーバルハンドバスづくり、4/13;夢農場桜のバスソルトづくり
(問)ラベンダ−カーデン夢農場 TEL 0261-62-5510

■池田町陸郷「夢農場」ではソメイヨシノや彼岸桜はあと少しで開花しそう。
〜4/14;「夢農場」で「春まつり」。4/15-4/16;「さくら祭り」。
池田町陸郷・夢農場や桜仙峡は自生の山桜が多く、小鳥のつくった桜の郷と呼ばれ、春には山一帯が桜色に染まります。(約4000本)
池田町は昔盛んだった養蚕業が衰退し、荒廃していく陸郷の桑畑を桜の地にしようと、水野建設の前社長水野さんが30数年前に桜の植樹を始め、毎年100本-200本の桜の木を植えていった。雪解けの春、気温が15℃くらいになるとラベンダーは 休眠から覚めます。生前の水野社長はラベンダーの手入れ作業の傍ら、きれいに咲いた年には手を休めて山桜を眺めていた。桜の花が少ない年もあり、「例年もっときれいになるのだが、今年はウソにやられた」と云っていました。ヒヨドリやメジロは 桜の花の蜜を吸うが花びらを落とすことはないが、ウソは桜や梅の花芽を食べます。ウソは夏場はオオシラビソやコメツガが分布する亜高山帯で生息、冬から春にかけては低山で冬を越します。桜の木の下に花芽が散らばっていると、 ウソがついばんだのがわかります。小さな群れで過ごすウソは、安曇野の光城山や白馬山麓でも桜の花芽が食べられ、花が少ない年もあります。 水野さんはウグイスなどの小鳥のさえずりが聞こる中、桜茶を飲みながら夢農場で語ってくれました。水野さんはもともと農家の青年だった。池田町はその昔は養蚕が盛んで水野さんも昔は蚕を飼育してきた。ところが外国産の繊維の影響で養蚕業は衰退。 そこで土建屋を始めた。バブルの頃は儲かったというが、年を重ねごとにふと我に返り、この山の中に「花畑を作ろう」と思いついたという。当時は皆から「お前はバカか」と反対されたという。そんな中、黙々とラベンダーを植え続け、現在の広さまでに なった。今では初夏〜夏間は池田町を代表する観光地「ラベンダー畑」となった。同時に約3000本を植えたという山桜。「小鳥が広めた」と言われますが、実際は水野さんが種を蒔いていた現代版の「はなさかじいさん」。ソメイヨシノは70年〜80の寿命。 古木には栄養分を与えたり、桜の間隔が空いているところには新しい桜を植えたりしたという。ヤマザクラの寿命は約300年という。「桜の状態は?」と尋ねると、「桜は数年おきに咲く年と咲かない年が繰り返されている」。ある年(2007年)はダメだったが、 翌年(2008年)は花のつきが良かった。その次の年(2009年)は前年(2008年)の6〜7分咲きだった。桜の花はウソに食べられるという話をしてみたが、「それだけではなく天候が一番左右する」と話していた。夢農場で開花宣言したのは4/上。それがここ1週間の 初夏を思わせる陽気で一気に桜がほぼ満開になった年もあった。こんな年は珍しいという。桜の次は2008年からアジサイを植樹を始めた。ただのアジサイではなく「ヤマアジサイ」。ヤマアジサイの種類は約500種あるがそのうち手に入るのは約300〜350種、 そのうち100〜150種を植えたという。この数年前には夢農場の一角の小川にはゲンジボタルの幼虫を放った。今では夢農場のホタルは7/中〜9/初まで見られます。信州のホタルは通常6/下〜7/中に見られるが、ここではその後は自然にその数も増え、 何と8/下〜9/上まで楽しめるようになった。「この池田町陸郷・夢の郷が有名になってどう思う」との質問には、「大勢の人に見学にきて頂くのは大変嬉しいが、反面、観光バスが多数往来し、地元の方にも迷惑が出ている。そのため、2009年春から 一部の道路で交通規制もするようにした。実は静かに見守って欲しいという気持が本音なんです」と。「交通規制の理由は」。実は80才を越えるご老人が写真撮影をしていたところに車が通りかかり、バックした際に老人に当たり人身事故が発生。 夢の郷周辺の道路は道幅が狭く、すれ違いもできないところが多い。「路肩駐車すると渋滞を起こすだけでなく事故にもつながるので夢農場の駐車場に駐車してして欲しい。桜を眺めながらのんびりと散策して欲しい」と。最後に水野さんから とっておきの情報をゲット。「ヒ××××カの大群生地」。近くに「シラネアオイ」を植えている人がいますが、自然のヒ××××カの群生地はまだ世に知られていません。「ヒカリ××」は確かに珍しく、その自生地はご自身で探してみてくださいと。
★池田町陸郷の桜の開花日-満開日(2010-2023年)★
2010.4/10-18,2011.4/14-24,2012.4/21-26,2013.4/4-15,2014.4/14-19,2015.4/8-17,2016.4/4-9,2017.4/14-21,2018.4/2-8,2019.4/13-4/19,
2020.4/4-14,2021.3/29-4/6,2022.4/8-12,2023.4/6-11
(問)夢農場 TEL 0261-62-5510

★池田町陸郷の桜の開花日-満開日(2010-2023年)★
2010.4/10-18,2011.4/14-24,2012.4/21-26,2013.4/4-15,2014.4/14-19,2015.4/8-17,2016.4/4-9,2017.4/14-21,2018.4/2-8,2019.4/13-4/19,
2020.4/4-14,2021.3/29-4/6,2022.4/8-12,2023.4/6-11
(問)夢農場 TEL 0261-62-5510

■4/13-4/14;松川村北細野の「鈿女神社」で「春の例大祭」が開かれる。
「芸能の神」にちなんだ催しなどで祭りを盛り上げる。

■4/10;大町市「美麻小中学校」では地元の猟友会などが鳥獣対策の活動に関心を持ってもらおうと、新入生9人に熊鈴を1個ずつ贈った。
熊鈴は、猟友会員やボランティアが、美麻で駆除されたシカの皮の一部をベルトに使い、新入生たちに希望する色を事前に聞いた上で手作りしたもの。大町市では2023年7月ー12月にクマの目撃情報は174件、1人が襲われてけがをした。

■4/9;大町「陶芸の家」で「陶芸教室」の開講式があった。
明るく、元気に、楽しくをモットーに50-90代の会員25人が創作に励む。陶芸の家は1974年に大町市が開設。当時は高齢者向け(65歳以上)でその後に年代を拡大。現在は会員が週2回集まって陶芸を学び、福祉施設や学校にも指導へ出向いている。

大町市の教育ファーム事業「たのしい野菜づくり教室」の本年度講座が6日、大町高根町のたかね市民農園で開講した。応募によって移住者や市内の家族など21組24人が参加。初回は開講式の後、おいしい野菜を育てるための講義を聞き、さっそく野菜苗の植え付けを体験した。 ■大町市大町西小と南小の児童が、能登半島地震で工場が被災した「スギヨ」(石川七尾)を元気づけたいと、手書きの応援メッセージを送った。
同社は「子どもたちの気持ちがとてもうれしかった。復興の励みになる」と。

■大町八坂・美麻で山村留学をする「八坂美麻学園」で「入園のつどい」があった。
小3〜中3の27人が入園。2023年度まで在籍した継続生17人に加え、新入生10人が新たに仲間に加わった。

■4/6;大町高根町の「たかね市民農園」で、2024年度講座「たのしい野菜づくり教室」が開講した。
応募によって移住者や市内の家族など21組24人が参加。初回は開講式の後、おいしい野菜を育てるための講義を聞き、さっそく野菜苗の植え付けを体験した。

■4/6;大町市「大町中」で「入学式」が行われた。159人が入学した。

■4/6;池田町商工会は春の恒例「いけだひな市」を「池田町交流センターかえで」の広場で開いた。
福まき、豪華景品が当たる大抽選会、花苗の販売などが行われ、多くの人が訪れにぎわった。

■4/4;大町の女性団体連絡協議会は能登半島地震被災地への義援金、約4万8000円を社会福祉協議会事務局に持ち込んだ。
中央共同募金会を通じて現地に送られる。

■3/24;松川村「安曇野ちひろ公園」で春の恒例の「第21回花咲きまつり」が開かれた。
松川村「安曇野ちひろ公園」で、安曇野に春を告げるイベント「花咲きまつり」が開催された。一帯にはまだ残雪が残っていたが、会場には約1.2万本のパンジーを使って絵本画家いわさきちひろの作品が表現された。 地上絵に使われたパンジーは正午から販売、売上げの一部は能登半島地震の義援金に充てられるという。3/24;来場者は約800人。

■3/1;松川村西原の「安曇野ちひろ美術館」は絵本画家いわさきちひろ没後50年を記念した企画展「こどものみなさまへ」開催。
ちひろの絵に込められた「あそび」「自然」「平和」をテーマにした3つの展示を12月まで3期に分けて展開。アートユニット「プラプラックス」の演出で未就学児も一緒に楽しめる「参加型の展覧会」に。〜6/2;春季の「あ・そ・ぼ」は複数 の展示室で約100点展示。絵本「ぽちのきたうみ」の展示では木の台で通り道を作り踏むと犬の鳴き声が。絵本「あめのひのおるすばん」展示では曇りガラスに見立てた画面に触れると、デジタル技術で「お絵かき」ができ、1カ所をこすると ちひろの作品が浮き出てくる仕掛けなど。3/2,4/6,5/4,6/1;季節や展示にあわせた絵本の読み聞かせ。3/16,4/20,5/18,6/15,7/20,8/17,9/21,10/19,11/16;ギャラリートーク。 3/3;松川村民感謝デー、3/24;長野県民感謝デー。4/19;開館記念日;ポストカード贈呈。6/8〜9/1;平和にちなむ夏季展、9/7〜12/1;自然にちなむ秋季展。
(3/1-12/1,10:00-17:00,GW,8月;9:00-17:00,毎水曜休館,祝休日開館,翌平日休館,入館料;\1200/大人,高校生以下無料)
(問)安曇野ちひろ美術館 TEL 0261-62-0772

■4/18-11/10;4-9月;10:00-17:00;10-11月;10:00-16:00);大町常盤の「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」開園
「ラ・カスタ」(La CASTA Natural Healing Garden)はガーデンとファクトリー、北アルプス本店。ラ・カスタガーデンは冬季休園、ラ・カスタ北アルプス本店は通年営業(10:00-17:00)。 ラ・カスタガーデンは「植物の生命力と癒し」を五感で感じるガーデンで、四季折々の山野草などの植物が彩ります。春のチューリップ〜初夏のバラ・ハーブ・ラベンダーがお勧め。
ファクトリー2Fのアロマバーではラ・カスタの製品を体感できる「調香体験」(\1540〜)
(入園予約制,入園料;\1100/大人,\550/小人)
(問)ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911

■4/11;松川村の桜の名所「有明山社」で恒例の夜桜ライトアップを始めた。
参道の桜並木では桜が一部が開花。週末〜来週末に見頃を迎えそう。氏子総代OBでつくる有明山社観桜会が主催。

■4/10;春の全国交通安全運動に合わせ、池田松川交通安全協会は、松川村の道の駅安曇野松川「寄って停まつかわ」で交通指導を実施した。
道の駅利用者に啓発チラシを手渡した。大北の南の玄関口でドライバーに安全運転を呼び掛けている。

■4/5;「大町岳陽高」で「入学式」が行われた。
普通科3クラス(121人)、学究科2クラス(78人)の計199人が入学。真新しい制服に身を包んだ新入生たちが凛とした表情で式に臨み、高校生活のスタートを切った。

■2/8-3/31;大町市は2023年春開校した「八坂小中学校」(そよかぜ校舎;旧八坂小)の体育館に下がる緞帳をCFで新調する。
2023.4/1;学校再編で新たにできた「八坂小中」は旧八坂小と旧八坂中の校舎を活用した校舎分離型の9年間義務一貫教育。2006年旧八坂村は大町市と合併。1986年旧八坂小が開校して37年。旧八坂村は全国に先駆けて、1976年に山村留学を始めた 「山村留学発祥の地」。体育館にある緞帳は長年の使用で傷みが進み、大町市は掛け替えを計画。「同校への関心を高め、緞帳のように子どもたちを末永く温かく見守ってほしい」とCFを採用。 寄付はふるさと納税「ふるさとチョイス」。期間;2/8-3/31、目標金額;100万円。最終的には150万円を目指す。寄付のお礼として児童によるメッセージ。
大町市立八坂小中学校「そよかぜ校舎」緞帳掛け替えプロジェクト
(問)大町市役所 TEL 0261-22-0420

■大町「日向山高原CC」でクラブハウスが半世紀ぶりに新築される。
3/29;建設予定地で工事の安全祈願祭が開かれた。新クラブハウスは2024年春からの営業開始を目指す。クラブハウスは木造平屋建て334u。ゴルフカート用カート庫を2棟新設、カートも増やし利用者のサービス向上を図る。 今シーズンはホテル館内にフロントを置き、4/11から営業開始。

■3/24;9:30-15:00;松川村「安曇野ちひろ公園」で春を告げる「まつかわ花咲きまつり」開催
3/22-3/24;パンジーの地上絵。いわさきちひろの「海を見つめる少女」をパンジーの花で表現。
3/24;9:35;ニュー・スリー・シャープスオーケストラ、10:45;松本蟻ヵ崎高書道部による書道パフォーマンス&書道体験。甘酒、桜もちの振る舞い。
3/24;9:40-14:00;高所作業車乗車体験、10:00-12:00;花のしおり作り(トモエの講堂)など。
3/24;公園マルシェ、農産物販売、ハンドメード品、スイーツなど販売。
3/24;12:00-15:00;展示終了後、能登半島復興支援としてパンジーのチャリティ即売会。売上げの一部を日本赤十字社の能登半島地震災害義援金に寄付。(\60/1Pots,\1300/1ケース24Pots)
3/24;「安曇野ちひろ美術館」では長野県民感謝デー。
(問)松川村経済課商工観光係(まつかわ花咲きまつり実行委員会) TEL 0261-62-3109

■「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で「クリスマスローズ」の原種という「チベタヌス」の花が見頃。
チベタヌスは、2019年の「信州花フェスタ」に合わせて同公園内に造られた「シェードガーデン」に植えられた。中国原産で国内で見られる場所は限られる。 「チベタヌス」はうつむきかげんのピンク色の花、3/下に開花。これから園内ではショウジョウバカマやカタクリなどの山野草が開花する。園内ではれき原の花畑ではスイセン・チューリップの芽が出始め、例年よりも開花は遅れぎみ。

■3/21;任期満了に伴う「池田町長選挙」で初当選した矢口稔町長が池田町役場へ初登庁した。
就任式が開かれ、「私自身が町民に責任を持ち、誠実に努めることを約束する。しっかりと将来ビジョンを示し、あるべき姿を明確にしながら率先して行動する」と。任期は3/20から4年間。

■3/20;池田町の町民有志でつくる観光ボランティア「池田町ガイドマスター会」は、観光史跡を巡る現地研修会を開いた。
まちなかの名所を訪ね、歴史や文化などそれぞれの特徴について再確認。会員約10人が参加。浄念寺、池田八幡神社、旧信濃池田鉄道跡、豊町観音、古久庄蔵などを訪ね、場所の特徴や歴史、ガイドのポイントなどを学んだ。

■3/20;松川村神戸の「有明山社」で、新小学1年生の安全と学業成就を願う「ランドセル清払式」が開かれた。
新入学を控えた子どもたちが、学校生活の象徴となるぴかぴかのランドセルを抱えて参拝。神事で門出を祝い、安全な成長を願った。松川村をはじめ、大町や池田町、安曇野などから新たに小学新1年生となる子どもや家族10組11人が参拝。 神職が鈴の音でランドセルを清め、知恵を司る祭神「天児屋根命」に加護を祈った。参拝者は家族で柏手を打ち、玉ぐしを捧げた。宮司は「ランドセルには夢と希望が入っている。6年間子どもたちが安全に通学できれば」と。

■3/19;公立高校で後期選抜試験の合格発表が行われた。
大北の大町岳陽、池田工、白馬高でも合格発表があり、受験生たちは友人や家族と喜び合いながら高校生活への期待に胸を膨らませた。大北の高校の合格者数は全日制で白馬高普通科と国際観光科(計18人)、大町岳陽は普通科と学究科(計105人)、 池田工(工業科12人)。県内では9285人(対前年比373人減)が受験、8899人(同283人減)が合格した。

■3/18;大町市が長野県立大学の学生と連携し、シンガポールに向けて観光プロモーションを行う「プロジェクト活動報告会」が「大町市役所」で開かれた。
の学生が中心となって企画したツアーやSNSにおける成果発表を行った。

■大町市「美麻小中学校」は能登半島地震の被災者に届けるための募金に取り組んだ。
参観日などで募金箱を設置、米作りで収穫した米の売上金など計2万5233円を日本赤十字社を通じて被災地に送った。

■大町市八坂の「山村留学センタ」
大町市と山一つ隔てた棚田や里山の山並みを望む、旧八坂村と旧美麻村では都会の子供が親元を離れて暮らす「山村留学」が1976年山村留学が始まった。留学センタでの集団生活と、少人数に分かれての農家暮らしを交互に繰り返す。 受入れ農家は八坂村と美麻村。八坂村には「全国山村留学発祥の村」と記した記念碑が立つ。2023年度は都会から小中学生31人が留学中。八坂小では留学生が2割を占める。山村留学は過疎の自治体が児童生徒数確保などもあり、県内を はじめ全国で導入が進んだ。NPO法人「全国山村留学協会」によると、受入れ数は2004年度に全国で計860人、2021年度は21道府県の63市町村に計680人が留学。受入れ農家の高齢化などで減少している。
山村留学では自然体験を通しての気づき、受入れ農家で家事や農作業(田植え・稲刈り・はぜ掛け・脱穀など)を通して先人の苦労や知恵を学ぶ。収穫祭では太鼓の演奏や踊りを練習して地域の伝統文化に触れる。農家に教わりながら、 おやきや桑の実ジャムなどの郷土料理を作ることも学んでいる。

■3/16;池田町広津の「大峰高原・白樺の森」と「広津交流センタ絆」で、「大峰高原里山整備利用推進協議会」の「SDGs研修会」が開かれた。
大峰高原には七色大カエデがあり、多くの観光客が訪れます。2018.12月;同会が設立、県民協働による里山整備や利用活動を行っている。七色大カエデの保全や白樺の森など大峰高原での森林整備・修景、植栽・間伐・枝打ち作業、 森の里親交流会・木育活動など。この日は参加者ら30人が集まり、生物多様性に向けた里山整備と、資源としての魅力や可能性について理解を深めた。

■大町東山の沢に自生する「ワサビ」の花が咲き始め、春の訪れを告げている。
大町東山の沢に自生するワサビは雪どけが進む3/中頃から咲きはじめます。近くでは「福寿草」も開花。

■大町温泉郷近くの「宮の森自然園」ではザゼンソウの花が見ごろ。
宮の森自然園(標高790m)は大町温泉郷の南側の湿地帯にあり、サトイモ科の多年草のザゼンソウとミズバショウが自生。赤紫色の花弁状のものはミズバショウと同様に葉が変化した「仏炎苞」でその形状が座禅を組む僧侶の姿を思わせることからこの名前がついたと云われる。

■3/15;大町社宮本の「国宝仁科神明宮」で、2024年の豊作を願う県無形民俗文化財「古式作始めの神事」が行われた。
住民らが見守る中、代かきや種まきなど耕作の所作を再現し農作物の出来を占った。「もみ占い」の結果は10部中、「早生7部、長手9部、奥手8部」。成長の早い早生(わせ)、遅いものは晩生(おくて)、その中間は中生(なかて)

■3/14-3/15;大町社宮本の「国宝仁科神明宮」で「祈年祭」
3/14;19:00;宵祭、3/15;大祭、3/15;13:00;作始めの神事
伊勢神宮の祈年祭にならって、神楽殿にて本年の作柄の豊凶を占う。苗作りの農作業をモチーフとし、鍬を振り、苗代づくり、牛による万鍬かき、種まき、鳥追いなどして豊作を祈ります。参拝客には茅・鍬などの縁起物が配られる。
(問)仁科神明宮社務所 TEL 0261-62-9168

■3/1-3/15;大町市「ひとが輝くまちづくり事業・花づくり活動事業」募集
大町市は市民参画・協働によるまちづくりを推進。活動団体や自治会が行うまちづくり事業や花づくり活動事業を支援。
伝統文化継承(50万円)、まちづくり事業では、はじめようまちづくり活動(20万円)、ひろげようまちづくり活動(150万円)、地域創生活動(50万円)、活動継続支援(20万円)、花づくり活動事業(20万円)
(問)大町市役所(市民活動サポートセンタ) TEL 0261-22-0420(内830)

■3/15;大北の市町村や商工団体、県などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏」は地元食材を使った「北アルプス山麓スイーツ」の販売会を「県大町合同庁舎」で初めて開いた。
管内の製菓店などが考案した個性豊かな認定スイーツが並び、多くの来場者でにぎわった。

■3/15;県大町合庁で「北ア山麓スイーツ」販売会
スイーツを通じた観光誘客などに取り組む、大北各市町村や商工団体などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏」実行委員会は、「北アルプス山麓スイーツ」の販売会を大町の県大町合同庁舎で開く。「地域住民に北ア山麓育ちのスイーツを 知ってもらいたい」と初企画。これまで3弾にわたるスイーツプロジェクトの中で認定された43品のうち8品の味に触れることができる。

■3/13;大町市と市建設業組合は、災害時の復旧協力に関する協定を再締結した。
情報通信技術の発達など時代に合わせて災害対策を強化しようと内容を見直し、ネットを活用した連携や情報共有などを新たに盛り込んだ。協定は阪神淡路大震災などを機に1997年に締結。組合による災害対策資材の調達や道路等の 障害物の撤去、公共施設の応急復旧工事などが盛り込まれた。各地で相次ぐ大規模災害を教訓に、公共インフラの被災状況の調査や災害情報の収集・報告を新たに加え、迅速な災害復旧につなげる。

■3/11;県文化財保護審議会は大町美麻の県天然記念物「大塩のイヌザクラ」の指定解除を県教育委員会に答申した。
2021年6月に倒れて以降、市文化財センタが延命を試みたが、幹の空洞化や根の衰弱などが激しく断念。今後はイヌザクラのクローンを活用して地域のシンボルの復活を目指す。

■3/11;大町市「大町西小」で地域の人に感謝の気持ちを伝えたいと、校内の花壇をろうそくで飾る「キャンドルナイト」が行われた。
コップに入れたろうそく約400本に火が灯された。

■3/11;18:30-19:00;大町市「大町西小」の丸花壇で「キャンドルナイト」
2/2;大町市役所で行った能登半島地震募金のお礼を地域の人に届けたいと企画。児童たちの感謝や被災地への応援メッセージが込められた心温まるイベント。1年間世話になった学校ボランティアや地域の人たちへの感謝も届ける。 キャンドルを灯すためのプラスチックコップにメッセージを記入した。

■3/10;「大町山岳博物館」で2023年度活動報告会「山のサイエンスカフェinさんぱく2024」(第2回)を開いた。
来場者約20人が各分野の専門職員から、身近な鳥類や昆虫、高山植物など、地域に根差した調査研究の成果を聞いた。学芸員は「大町の鳥今昔」と題し、市内6地区の小学校で確認した野鳥の種類や分布などを発表。木崎湖が近い大町北小でカルガモ、 山間の八坂小中・美麻小中や大町東小でキツツキのアオゲラを発見したと、周辺の自然環境との関係性を紹介した。

■3/3,3/10;13:30-16:00;「大町山岳博物館」で「山のサイエンスカフェ in さんぱく2024」
北アの自然など山博職員による「山のサイエンスカフェ」(参加無料,定員;30名,締切;3/1,3/8)
3/3;ライチョウの鳴き声、中部山岳の気温変動、火山灰。
3/10;高山植物・ミヤマクワガタ、大町の鳥今昔、大町の昆虫動態など。
(問)大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211

■3/10;池田町長選挙は、無所属の新人で前の町議会議員・矢口稔さんが初当選を果たした。
当)矢口稔(3258票)、落)甕聖章(現職)(1679票)。投票率は62.61%、前回を0.19P下回り過去最低。
矢口さんは若者が安心して町に戻るための支援策、保育園誘致などを訴え、3選を目指した現職の甕さんを上回りました。

■3/7;大町の観光、商業、金融などの事業者が持続可能な温泉観光地の在り方を話し合う「大町温泉郷未来検討会議」が将来像をまとめた「2030年ビジョン」を牛越徹市長に報告。
水資源を生かした滞在型観光地づくりの施策として、温泉郷に隣接する鹿島川の河川敷に親水公園を整備する構想を盛り込んだ。

■3/7;任期満了に伴う「松川村長選」(2/18)で初当選した須沢和彦村長が松川村役場に初登庁した。
就任式で須沢村長は「副村長を退職してから3カ月、また仕事ができてうれしく思う。ベテラン村長の後の新人の村長だが、今まで以上に支えていただきたい」と抱負を述べた。任期は4年間。 「日本で最も暮らしやすい村にする」と公約。移住政策を進めていく。

■〜3/5;池田町会染堀之内の「カフェ風のいろ」にて、国の天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウを紹介する写真展。
ニホンライチョウの研究調査や保護活動に60年近く取り組んでいる信大名誉教授の中村浩志さんが捉えた25点を展示。

■3/4;池田町池田の酒蔵「福源酒造」は、イタリア・フィレンツェで開催されるイベントに製品を出品する。
日本酒を寒仕込み、上槽から18カ月以上熟成させて販売している熟成酒がイタリアで紹介。日本文化を案内するイベントで、日本酒に焦点をあてた「SAKE tradizionale giapponese」。日本国内から3社が出品。

■3/2-3/3;JA大北営農センタでは春の農作業がスタート、水稲の種もみの配布が始まった。
管内のトップを切って大町常盤のJA南部営農センタで配布が行われた。予約注文をした常盤と松川の米生産者が軽トラックの長い車列をつくり、次々に積み込んだ。 水稲育苗講習会も開かれ、育苗ハウスの温度管理や田植え後の水管理など熱心に聞き入っていた。

■3/1;大町の地酒「白馬錦」蔵元の薄井商店は菓子製造販売のシャトレーゼHDに全株式を譲渡。
グループ企業として社名は変更せず事業は継続、従業員13人も引き続き雇用する。シャトレーゼは国内820店、国外180店を展開するシャトレーゼをはじめ、ワイナリー事業やリゾート事業、ゴルフ事業などを展開。薄井商店をグループ企業と することで、シャトレーゼ店舗や運営するホテルなどで日本酒を提供する他、新たな商品開発にも生かす。

■2/29;和洋菓子を製造・販売する「シャトレーゼHD」は、大町の酒蔵である「薄井商店」の全株式を取得、子会社化。
シャトレーゼは国内820店舗、和洋菓子事業に加え、ホテルなどのリゾート事業、ゴルフ場経営やワイナリー事業を手掛ける。同社は新型コロナ禍の影響や後継者不足で経営難の施設を中心に、2023年末で11ヶ所を買収済。その多くで黒字化を実現。 今回は日本酒の製造販売事業に参入。薄井商店は1906年創業、地元の米と北アの水を使って日本酒を仕込んでいる。代表銘柄は「白馬錦」。今後、国内の店舗でワイン同様に日本酒の販売を本格化させる。和菓子の材料として日本酒や酒かすなどを 活用、長期的には日本酒の海外販売も検討。

■2/28;大町美麻「新行高原」の「新行福寿草園」では、春を告げる「フクジュソウ」の開花が始まった。
雪解けした日当たりの良い南向きの土手では黄色いかれんな花が陽光を受けて輝いていた。

■2024.2/3,2/10,2/17,2/24;「第22回大町温泉郷 夢花火と音の祭典2024」
毎冬恒例の「大町温泉郷」での「夢花火と音の祭典」〜幻想的に輝く冬のファンタジア〜
大町温泉郷の観光協会駐車場にて、迫力満点の和太鼓演奏と幻想的な打上げ花火の共演、メッセージキャンドルなども。
2/3;地酒・みかんの振る舞い。19:30;メッセージキャンドル,20:00;三九郎,20:10;津軽三味線ふぞろいの林檎たち,20:30;大町流鏑馬太鼓演奏,20:45;花火打上げ
2/10;メッセージキャンドル,20:00;信濃国松川響岳太鼓,20:45;花火打上げ
2/17;メッセージキャンドル,20:00;源流美麻太鼓,20:45;花火打上げ
2/24;メッセージキャンドル,20:00;信濃国松川響岳太鼓,20:45;花火打上
※夢花火と音の祭典開催日は「旧酒の博物館」にて「北アルプス国際芸術祭」の「アキノリウム in OMACHI」(18:00-21:00)
(問)大町温泉郷観光協会 TEL 0261-22-3038

■大町で「第22回大町温泉郷・夢花火と音の祭典2024」が開催された。
2月の毎週土曜の夜、週替わりで登場する地元の太鼓チームの演奏と打上げ花火を楽しむイベント。2/17までの3回で延べ約1200人の観光客らが訪れ、冬の花火を観賞した。2/24がラスト。

■2023年度の大北地域発元気づくり支援金による事業
4/28;県北アルプス地域振興局は、県が地域の取り組みに補助する2023年度「地域発元気づくり支援金」について、大北で支援する32事業を選定した。
アフターコロナを迎えるにあたり、人を集めるイベントやPRする事業が重点的に選定された。北アルプス地域振興局の選定事業は計32事業で事業費9412万円、支援額4725万円。以下主な事業。

1)大北;
・大糸線利用促進デジタルスタンプラリー。
・HAKUBAVALLEY TOURISM・SDGsイベント、朝市開催。
・北アルプス地域の魅力度・知名度・ブランド力up。マルシェ出店、農産物PR、農業体験観光ツアー、移住定住交流会。
・北アルプス山麓育ち。持続可能な観光地づくり推進、スイーツ、海外・大阪プロモーション。
・北アルプス山麓農畜産物ブランド活性化。海外販路開拓。台湾物産展。
2)小谷;
・小谷村大糸線利用促進、列車ガチャガチャ・支障木伐採。
・小谷村伊折特産物ブランド化。
・小谷村野草・薬草商品開発。
3)白馬;
・白馬ラン&サイクルスタンプラリー。
・白馬村宿泊産業イノベーション研修。
・白馬村山城観光。勉強会・ツアー開催。
・白馬村氷河観光資源化、杓子沢等氷河調査。
・白馬村野菜・さつまいも芋堀り。特産品開発。
・白馬村バレー観光回遊、ガチャとオープンチャット・フォトコン。
・白馬村震災デジタルアーカイブ・看板設置。
・ゼロカーボン達成に向けたシンポジウム、勉強会・WS開催。
4)大町;
・信濃大町駅前本通り商店街のデジタルツイン構築。メタバース人材育成。
・大町市内観光周遊;信濃大町駅-木崎湖間の無料送迎バス運行。
・安曇野アートライン協議会の出張美術館。
・シェアサイクルの動画制作・配信。青木湖サイクルステーション設置。
・大町市マルシェ開催。
・鹿島川左岸堤防遊歩道整備。
・木崎湖に砂浜創成・テントサウナ活用。
・信濃おおまちみずのわプロジェクト・水の歴史デジタルアーカイブ化・特産品開発。
・美麻の古民家リビルディン。
・北アルプス国際芸術祭に向けた市民参加・協働推進。
・大町市SDGs学習旅行のガイドブック作成・モニターツアー。
・大町農産物海外プロモーション(香港・台湾)
5)池田町;
・池田町花とハーブのまちブランド力再構築、花とハーブの栽培講習会・マルシェ。
・花とハーブの里、ガーデンハックルベリー特産化。
6)松川村;
・松川村産果樹・米・野菜ブランド化。

(問)北アルプス地域振興局 R5年度地域発元気づくり支援金(大北) TEL 0261-23-6501

■2/28;大町市は人口減少対策や経済振興など地域課題の解決に向け、大学誘致に乗り出す方針を示した。
市の将来像の指針となる第3期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に盛り込み、費用や効果などを検証する。

■2/24-2/25;松川村「セピア安曇野」で商工会の「あめ市」「大売り出し」が開かれた。
会場では招福だるまや飲食の屋台が並び、ゲーム機や高級牛肉などが当たる福引き抽選会には列ができた。

■大町の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」は、ホテルと地域社会の環境保全の一環として、2023年度からホテルで開栓したワインコルクを回収、再資源化する活動を始めた。
2/19;松本で同事業を展開する「エコルク」に寄贈、約1年間にワインコルク1000個余りを寄贈した。エコルクは飲食店やホテルから開栓コルクを回収、コースターなどに再生・販売するプロジェクトを展開。
ecork project

■11/15-2024.2/15;今シーズンの狩猟が解禁。
今シーズンの野生鳥獣の狩猟が解禁され、鳥獣保護区を除いて、イノシシ、シカ、クマ、鳥などの狩猟が実施できる。猟友会などが事故防止や違反行為を取り締まるため、警察や地元の猟友会らが山林などをパトロールし、注意喚起のチラシを配った。 猟銃の使用の際の安全確認の徹底など呼び掛けを行っています。環境省によれば、4月-10/末までクマによる被害は全国で180人と、2022年度1年間の2倍以上。長野県によれば、県内のクマの捕獲は年間250頭、その9割がおりによる捕獲という。 銃などで追い立てられる経験が少なく、クマが恐怖心を覚えないことが被害増加の背景にあるとみています。このため、県は人が山に入ることでクマが人への恐怖心を覚え、活動範囲が山に限定されて人里に近づかない効果も期待できるとして、 11/7;猟友会に対して積極的に山に入り、狩猟活動を行うことを会員などに周知するよう文書で依頼した。二ホンジカとイノシシのわなによる狩猟は3/15まで。

■2/18;「松川村長選挙」は無所属の新人・前副村長の須沢和彦さんが初当選を果たした。
松川村人口(2024.2.1);9588人(男4652,女4936),世帯数(4048)
当)須沢和彦;3807票,落)小西彦治;351票
投票率;51.96%(有権者;8102人,投票者数;4210人,有効投票数;4158票,無効;52票)。前回2004年から投票率25.64P低下
2020.2/23,2016.2/28,2012.2/26,2008.2/24;無投票,5期目の平林明人村長は2023.9/19;引退表明
須沢さんは松川村の職員として総務課長や教育長を歴任、2023年12月まで副村長を務めた。選挙戦では人口減少が進む中での子育て支援策に加え、高齢者などの交通の利便性の向上など福祉の推進などを訴えて初当選を果たした。須沢氏は 「30年以上村の職員として務めた経験や人脈を生かしながら、小中学校の給食費の完全無償化や交通の利便性を生かした移住促進などに取り組みたい」と。

■2/17;利用者数が減少しているJR大糸線を応援しようと、大町商工会議所は、大糸線に乗車して糸魚川まで行く日帰りツアーを開催した。
商議所主催の大糸線ツアーは初めて。商議所会員やその家族など35人が参加。絶好の行楽日和となり、車窓から見る雪景色や、日本海の海の幸を堪能した。

■2/17;大町で開催する「北アルプス国際芸術祭2024」(9/13-11/4)に向けて、大町市役所で「オフィシャルツアーガイド養成研修会」(初回)を開講した。
観光関係者や一般市民、大町に移住を考える人などが参加。芸術祭の開催概要、ツアーガイドのあり方などを学び、ガイドデビューを目指した。研修は8月まで続く。

■2/17;サッカーJ3松本山雅FCを応援する山雅後援会大町支部は、今シーズンの開幕を前に常勝・昇格祈願を大町「若一王子神社」で行った。
J3は3年目、「2024年こそはJ2昇格」と思いを強くした。玉串を捧げ、ダルマに目を入れるなどしてチームの勝利と選手たちの活躍を願った。

■2/16;大町八坂で「福寿草」が咲き始め。
八坂公民館の斜面は、フクジュソウの群落地で日当たりが良く雪解けが進むため、毎年一足早く開花する。

■2/14;地域ブランドとして保護される「GI認証」(地理的表示保護制度)を受けた、大町の清酒をPRする「お披露目会」が東京で開かれた。
「GI信濃大町」の認定を受けた日本酒。地理的表示・GI保護制度は、国が生産品を地域ブランドとして保護する制度で、商品の権利が守られ、信頼性が向上、生産者は知名度アップに期待。「GI信濃大町」は酒米を栽培する水田や製法も指定。 大町市と松川村の限られた水田のコメと水で造られた清酒が2023年国税庁から新たに「GI信濃大町」として指定(2023.6/30)された。大町市内酒蔵3社(薄井商店・北安醸造・市野屋)の15種類が対象。使用米・米こうじは美山錦・ひとごこち・ 金紋錦・山恵錦のみ。産地内で採取した水を使用する。長野県の酒は「GI長野」としても指定、さらに産地を細かく限定したGI信濃大町指定は全国初。今後は海外に向けて販売を強化する。

■2/10-2/12;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で雪遊び「アイスデイ」が開かれ、親子連れでにぎわいました。
■2/11;恒例の「大町あめ市」が開催された。
中央通り商店街では福飴や商売繁盛の縁起物を売る露天や、商工会館前にはキッチンカーなどが出て各種販売、氷見の海産物、北陸の特産物、和菓子店の実演販売。ウオーキングラリーなど。

■2/11;大町中央通りで恒例の「大町あめ市」と「荷ぐるま市」が開かれた。
2024年は商店街にまつわるクイズに挑むウォーキングラリーを開催。買物を楽しみながら通りを散策する多くの参加者でにぎわった。参加者はヒントを手に商店や史跡を探し、「写真に写っているお店の名前は」などの問題に挑戦。 全問正解者は豪華景品が当たる抽選会に参加。大町まちづくり協議会は「ぴょんガチャ」を考案した岳陽高校生とタイアップし、街中を歩いて豪華景品が当たるウオーキングラリー「歩いて知ろう!大町の魅力!ぴょんガチャがやってくる!」を企画。

■2/10;2024年冬の大町「中綱湖」での「わかさぎの氷上穴釣り」は解禁されず。
中綱湖は結氷し、一面雪に覆われ、全面凍結しているように見えるが、よく見ると穴が開いている。2/10;青木湖漁業協同組合は2024年の氷上穴釣りを中止した。2/9;中綱湖の氷の厚さは10〜12p。 氷の厚みが解禁の目安は15cm、安全が確保できないと判断。

■1/24;大町市上仲町の「柴田菓子舗」は、2/11;「大町あめ市」に向けて伝統の飴づくりを行った。
約70年前から店ゆかりの職人らが受け継いできた飴づくり。使い込まれた銅製の大鍋で高温の飴を、天然の雪を入れた工房の水槽で冷まし、手際よく伸ばしていく。とけた黒糖の甘い香りに包まれながら「雪は柔らかく鍋底に当たるから良い。 氷はロゴロして鍋が安定しないからダメ」と職人は言う。2024年は約100kgの飴を作った。
(問)御菓子司・柴田菓子舗 TEL 0261-22-0474

■大町市「美麻小中学校」で、2023年度の児童生徒数が100人の大台に戻った。
少子高齢化などの影響で子どもの数が減る中、異例の増加。2/7;同校で児童による記念撮影が行われた。

■2/5;大町「いーずら大町特産館」で大町市キャラクター「おおまぴょん」のぬいぐるみ発売
大きさは約H30×W21×D17cm。(直販;\3960/税込,ネット販売;\4070/税込+箱,送料別)
(問)いーずら大町特産館 TEL 0261-23-7511

■2/4;大町市美麻新行公民館で、新行地区子ども育成会と自治会による「三世代小正月行事」が開かれた。
小正月に飾る縁起物の「まゆ玉」作りや田畑の害鳥を追い払う「鳥追い」の風習を体験し、昔ながらの伝統行事に親しんだ。参加者は大きなミズキの木に真っ白なまゆ玉を飾り付けた。重みで枝がしなり、たわわに実ったまゆ玉飾りが完成した。

■2/3-2/4;池田町二丁目の「シェアベースにぎわい」などで「池田あめ市」開催。
池田町商工会商業部会主催。商店街に福あめや縁起物の出店が並び、おみくじ福引き大抽選会、福なげなどがにぎやかに行われた。

■2/3;大町俵町「若一王子神社」で「節分祭」が行われた。
善男善女が県宝・三重塔から豆まき、境内は大勢の参拝者で賑わった。15:00;富くじ授与、16:00;福豆まき、富くじ抽選会など。年男年女らは福豆など縁起物を投げる「福豆まき」や、鬼に豆を投げて疫病や災害などを払う「追儺式」が行われた。 訪れた約800人の地域住民らが無病息災を願った。

■2/3;「大町温泉郷」で「第22回夢花火と音の祭典2024」が開幕。
毎冬恒例の「大町温泉郷 夢花火と音の祭典〜幻想的に輝く冬のファンタジア〜」。2月毎週土曜の夜、太鼓の演奏と打上げ花火の共演、メッセージキャンドルなどが行われ、2/3;どんど焼き、津軽三味線、大町流鏑馬太鼓、 冬の夜空に花火打上げられた。

■2/3;「鹿島槍スキー場」の中綱Gで「鹿島槍火まつり」が行われた。
17:30;万燈祭。オープニングは源流美麻太鼓演奏、中綱Gで松明滑走、松明で藁に火が移され、おんべが始まると、竹串で焼いたお餅を食べて五穀豊穣や無病息災を祈る。おんべのはなはお守りとして持ち帰り。19:00;打上げ花火。

■2/3;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で節分の「鬼を探し出せ!」が開催された。
Xで発信される情報をもとに園内に隠れている鬼を探すかくれんぼを実施。冬の公園で季節行事を楽しんだ。

■2024.1月;「信濃大町穴場旅ガイドツアー」開催
大町のニッチな穴場を少人数で案内。大町の特産品「凍りもち」作りの現場でカメラ撮影技術を学ぶ。
凍りもちは、1/上-2/初に餅を臼でつき、伸ばしてカット、紙で巻いて紐で縛り、水に2晩浸けて上げる。春まで吊るして乾燥する。
2024.1/9;9:30-12:30;須沼公民館集合。座学;講師は日本写真講師協会フォトインストラクター。農産物直売所「かたくり凍り餅部会」の協力で、凍りもちをつくる加工所に入って撮影する。天候等により日程変更(2024.1/10)あり。 作業所見学のあとには試食あり。(参加費:\2500,定員;10名)
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■八十二銀行との合併に伴い、大町市上仲町の長野銀行大町支店が廃止される。
1/30;大町商工会議所は、店舗の後利用とATM設置を求める要望書を八十二銀行に提出した。中央通りの金融機関の空白化が懸念される中、街中のにぎわい創出と事業者の利便性確保につなげたい考え。両行は2026年1月に合併、 「八十二長野銀行」となる。長野銀行大町支店は、JR信濃大町駅周辺のフレスポ大町内の八十二銀行大町支店に統合。要望書は、中央通りに位置した4つの金融機関の支店のうち2つが移転し、商店街の人通りや車の往来が減少したと指摘。 長野銀行大町支店の空き店舗を特定業務用などとして利用することを要望し、中心商店街の店舗や事業者の利便性確保のため、新銀行のATM設置を求めた。

■「八十二銀行」と「長野銀行」の合併に伴い、2026年1/1;大町支店は統合される。
大町市上仲町の長野銀行大町支店は廃止。中央通りの大町商工会議所周辺から金融機関がすべてなくなり、経済団体などからは利便性低下を懸念する声が上がっている。
白馬の長野銀行白馬支店は廃止、安曇野では長野銀行豊科・穂高・三郷支店は廃止。松本では長野銀行松本北・波田・大名町・元町・松本西・高宮・芳川支店は廃止。
八十二銀行の白馬・大町・穂高・豊科・三郷支店、信大前・波田・松本駅前・南松本・村井支店などは存続。長野銀行本店営業部は廃止、八十二長野銀行松本渚営業部が新設。

■1/28;大町美麻「ぽかぽかランド美遊」で鹿革づくりWSが開かれた。
有害鳥獣対策として駆除されたシカの皮を有効利用する「鹿革づくりWS」で、一般社団法人「地域づくり美麻」が主催。各自、なめした革で色とりどりの鹿革が完成した。

■1/28;大町八坂大平の「金熊惣社」で「文化財防火デー」(1/26)に合わせた消防訓練が実施された。
消防団、市教委関係者、大平自治振興会、大平自主防災会らが参加。出火通報から火災防御に至る実践的訓練で、地域の大切な文化財を火災から守る防災意識を高めた。地元消防団の消防車両が出動、防火水槽から素早くホースを延長し、 拝殿に向けて放水した。

■1/26;能登半島地震の緊急消防援助隊として、北アルプス広域消防本部から石川珠洲に派遣された職員らが牛越徹大町市長に活動報告した。
最大震度7を観測した被害の様子や被災地の課題などを振り返った。1/10-1/13;大町消防署は珠洲消防署を拠点に高齢者福祉施設からの避難者の搬送などに携わった。「建物が見渡す限りつぶれていた。破損した道路に雪が積もり、慎重に 運転しなければならず、移動にも時間がかかった」と。被災者の生活では「簡易トイレの前に長蛇の列ができていた。被災地におけるトイレや水、食料の確保は課題」と。

■1/25;松川村松川小は育てたひまわりの種を、ひまわりオイルづくりに取り組む福島のNPO法人シャロームの「ひまわりプロジェクト」に送った。
東日本大震災や原発事故を機に始まったひまわりプロジェクトは、ひまわりの種を全国各地に配布、育ててもらい、実った種からひまわり油を製造・販売する障害者支援事業として行っている。松川小では2023年、観光農園で収穫体験した際、 ひまわりの種の収穫に参加。2023年春から種まきや草取り、選別などを行い、約20aの畑で60kgを収穫した。

■1/23;池田町で被災地支援などに取り組む団体でつくる「池田町ボランティア活動連絡会」は、能登半島地震で被災した石川能登町に炊き出しのボランティアに出発した。
会員や町社会福祉協議会の職員が自動車2台で能登町を訪問。1/24;避難所の宇出津小と能都中を訪ね、豚汁と白菜の浅漬け約300食を昼食・夕食で提供。避難生活している被災者の食生活に野菜が不足する中で、長野県社会福祉協議会を 通じて訪問先の依頼を受けた。

■1/22;大町の「大町流鏑馬やぶさめ太鼓」は、2023年末のバチ納め演奏会で来場者から寄せられた芳志の1万円を市に寄付した。合わせて能登半島地震の被災者支援のため、メンバーから募った義援金1万円を牛越徹市長に手渡した。

■1/22;「大町山岳博物館」は、国特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウを飼育する富山市ファミリーパークから成鳥1羽を受け入れる。
環境省のライチョウ保護増殖事業の実施計画に基づく取り組み。移送する個体は2015-2016;北ア「乗鞍岳」で巣から卵を採集しふ化させた個体の子孫。2021.7/14;ファミリーパークでふ化した雌。1/30;博物館に到着予定。 同館付属園の雷鳥飼育数は計7羽(雄4,雌3)。

■1/21;池田町陸郷「登波離橋愛護会」は小正月伝統の「鳥追い」を行った。
コロナ禍による中断で4年ぶりの開催、住民ら約20人が参加。木製の羽子板を、サクラやネコヤナギで作られた木づちでたたいて鳴らしながら、鳥追い歌「いちにこ、ににこ、さんにこ、さくら」と歌い、田畑に害を与える鳥を追い払って 豊作を祈念し、桜の名所陸郷「桜仙峡」の山桜の満開を願った。

■1/20;大町社松崎の「常光寺」にある「清音の滝」(きよとのたき)では、水の流れが凍る氷瀑が進みそう。
大町市文化財指定で「仁科三十三番札所」の一つ。信濃大町から八坂への「大町麻績インター千曲線」(県道55号)からすぐ、相川展望台のだいぶ下の県道沿いのカーブから滝に下る。落差約6mから流れ落ちる水がつららのように凍る。

■1/20;池田町議会は、能登半島地震の支援として餅つき大会を「池田町ハーブセンタ」で開催した。
利用者につきたての餅と豚汁を振る舞い、義援金の募金箱を設置して支援を呼び掛けた。

■1/19;大町市は農業用水路を活用した小水力発電機の開発に取り組む「シグナス水力発電研究所」(安曇野)と災害支援協定を結んだ。
災害による停電時に、同社の発電施設から避難所の電力などを確保する。地域の水資源を生かして防災体制を強化する。

■1/17;大町常盤の農産物直売所「かたくり」では伝統の保存食である「凍り餅」作りが最盛期を迎えている。
手間暇かけて作られた凍りもちが氷点下の夜を待って軒下に吊るされ、純白のすだれの数を日ごとに増している。真冬の厳し寒さを利用して餅を冷凍乾燥させた伝統的な保存食の「凍り餅」。昔から農作業中のおやつ、滋養食として親しまれてきた。 大町は良い水でできた品質の良いもち米(大町常盤産もちひかり)を使い、北アの吹き下ろす寒風で干す。真冬の氷点下(-5℃以下)の夜には餅が凍り、日中には暖かさで溶かすを繰り返すことで、餅の旨味が残り、サクっとした凍り餅ができるという。 地元住民らでつくる「かたくり凍り餅部会」(約20人)は水に漬けた餅を手際よく軒下に吊るしていた。きねとうすでついた餅を縦7cm,横3.5cmの長方形に切って和紙に包み、10個ずつひもで結ぶ。二晩水に漬けた後、寒風にさらし、4/下まで乾燥。 保存性(約1年間)が高く、餅として食べるほかにおかゆなど幅広い料理で味わえる。今季はもち米約2tで4800連(1連10個)を作る予定。予約は1/中-2/末(\900/1連),かたくり直売は5月予定(\1000/1連)
(問)JA大北ときわ事業所 TEL 0261-22-0209
(問)JA大北かたくり直売所 TEL 0261-22-8839

■1/12;池田町2丁目の「シェアベースにぎわい」にて、「金の鈴農作物等生産者組合」が新春恒例の「萬よろずもの物作と繭玉」の配布を行った。
池田町商工会による買物支援「晴れるや市」に合わせて実施、出店者と買物客がお互いに交流をしながら小正月の伝統行事に親しんだ。

■1/9;大町農産物直売所「かたくり」で冬の特産品「凍りもち」作りが始まった。
1/8〜;加工場では伝統食品の凍りもち作りが行われています。餅をついて伸ばし、切って紙で包む。手作業で手間のかかる工程が実際に見られます。大町観光協会が隠れた観光資源をPRしようと企画した「信濃大町穴場旅」では、その様子を カメラで撮影するガイドツアー。県内から10人が参加。大町など活動するフォトインストラクターが講師を務め、光を意識した撮り方、縦・横の使い分け方など撮影技術を伝授する講習が開かれ、加工所では凍りもち作りを見学しながら カメラ撮影の実践。最後には餅を試食。撮影した写真は、観光協会HPで発信予定。

■1/9;大町の特産品「凍りもち」を製造する常盤須沼の農産物直売所「かたくり」で「カメラ撮影ガイドツアー」が開かれた。
大町市内の穴場を普段と違う目線から、市の魅力を発信する大町観光協会主催の「信濃大町穴場旅」の一環。今回は市内外からカメラ愛好家10人が参加。大町で活動する日本写真講師協会のフォトインストラクターが講師を務めた。 実技に先立ち「須沼公民館」では座学が行われた。参加者は「加工場の現場を撮影するのはこういう機会でないとできない。とても貴重。凍りもち作りの大変さもとてもよく分かった」と。

■1/6-1/8;3連休に合わせて大北各地で小正月の伝統行事「どんど焼き」「おんべ」が始まった。
地域住民らが正月飾りやだるまなど縁起物で飾ったおんべに火を着け、燃え上がる炎に無病息災と平穏無事な一年になることを願っていた。大町市大黒町では「どんど焼き実行委員会」ら約100人が参加して、旧大町北高Gで実施。 大人がカヤや竹、松を積み上げ、朝から子どもたちが各戸を回って正月飾りやだるまを集めて飾り、約7mの巨大なおんべを作った。

■1/8;大町東町の「大町陶芸の家」で末広がりの「八」にあやかり、新年「初窯出し」が行われた。
市内のシニア約20人が2024年最初の作品の完成を喜び合い、一年間の成功と無病息災を願った。2024年は設立50周年の節目を迎え、記念事業などを予定。

■1/8;松川村「安曇野ちひろ公園」で、正月飾りやダルマを燃やして無病息災などを願う伝統行事「三九郎」が行われた。
園内には杉や竹などを使って高さ6mのやぐらが組まれた。15:00;三九郎に火が灯ると勢いよく燃え上がり、地元の家族連れなどが見守った。火の勢いが弱まり、子供たちは枝に刺した繭玉をあぶって味わった。小正月の伝統行事を楽しみながら、 一年の無病息災や五穀豊穣を願っていた。

■2024.1/8;松川村「安曇野ちひろ公園」で、小正月の伝統行事「三九郎」が行われた。
園の運営に携わるサポート隊やボランティアとして参加した地元の中学生、家族連れなど約70人が集まった。伝統行事に親しみ、無病息災や五穀豊穣を願った。公園では、60年前に村の子どもたちの手で作られていたというやぐらを再現。 当時やぐら作りを経験した住民の指導のもと、サポート隊が中心となり、高さ6mの巨大なやぐらを作り上げた。五穀豊穣と平穏な一年を願い、園にまつられた道祖神の前で着火。2024年の年男と年女が火種を運んでやぐらに点火した。

■1/7;大町中央本通りで<「大町市消防団出初式」が行われた。
4年ぶりに市中パレードが行われ、消防団員や地区自主防災会、園児などが街中を歩き、消防車両が進行した。パレード後には「大町文化会館」にて式典が開催され、大町市長訓示、来賓の祝辞、消防団員表彰式などがあった。 2024年元旦には最大震度7の能登半島地震が発生し、多数の家屋倒壊、津波による家屋流出や漁船の転覆、広範囲での土砂崩落と道路寸断、大規模な火災などで多くの人命と財産が失われた。参加者たちは 災害に強い地域づくりや備えへ決意を新たにし、防災への意識を高めた。

■1/6-1/7;池田町「池田八幡神社」で小正月の行事「左義長」神事を行った。
2024年は各地でどんど焼き・三九郎焼きなどの地区の行事が復活。左義長は小正月の行事で参拝者から寄せられたしめ縄や松飾り、ダルマなどの正月飾りを神社で預かり、お払いをして焼くこと。 天に返して2024年の息災を祈願した。お焚き上げの持ち込みは減ったという。

■1/7;池田町会染の相道寺自治会は、新春恒例の「道祖神」の屋根のふき替え作業を行った。
住民約50人が集まり、200年を超える伝統を持つ道祖神の屋根を新たに作り上げた。2023年組んだ屋根を解体、手作業で骨組みを組み直した。老人クラブの相友会が作りためたものと、参加した住民がその場で制作したわら細工のおやすを、 屋根の上に並べてふき替え。仕上げにしめ縄やわら細工の酒だるが飾られた。

■1/5;大町美麻青具の国重要文化財「旧中村家住宅」で約320年続く正月伝統の縁起物「巻き俵」を作る行事が行われた。
地域住民らが古くから伝わる歴史を引き継ぎながら、地域の安全や繁栄を願った。毎年わらが重ねられた巻き俵は一対で1つが高さ1.2m、直径約0,5m、重さ約20kg。作業は市文化財センタや、長年巻き俵行事に協力する地域住民が参加し、 美麻産のわらを巻き付けていった。最後に金銀大入帳や宝船、そろばんなどの縁起物を飾った一対の巻き俵が神棚の前につるされた。

■1/5;「大町温泉郷」の「黒部観光H」で「第39回新春賀詞交歓会」が4年ぶりに開かれた。
大北の行政や経済団体、観光事業者など各界から約120人が出席。相次ぐ自然災害を受け、安心・安全な地域づくりに向けて決意を新たにした。 主催者を代表して大糸タイムス社は「能登半島地震の犠牲者の冥福を祈り、被災者にお見舞い申し上げたい。白馬村で昨年末に発生した土砂災害の被災者が一日も早く元の生活を取り戻せれば」と被災地の復興を願った。北アルプス広域連合長の牛越徹・大町市長は糸魚川や氷見などの被災地に支援物資を送った。 「復旧・復興にはこれからも時間がかかる」と支援を継続する必要性を訴えた。

■1/5;大町商工会議所青年部は、最大震度7を観測した能登半島地震で大きな被害を受けている石川七尾市や富山氷見市に生活必需品などの支援物資を送った。
石川県商工会議所青年部連合会が災害対策本部を設置、日本商工会議所青年部を通じて全国の青年部に支援を依頼。大町商議所青年部では、水やカップラーメン、缶詰、生理用品、使い捨てカイロなどを用意して貨物車に詰め、 約5時間かけて現地へ直接運んだ。

■1/4;8:30;「大町山岳博物館」でボイラー室から煙が出た。
消防によれば、「地下のボイラー室から煙が出ている」と通報があり、煙を吸った男性職員1人が病院に搬送された。火は1時間後に消化、ボイラー室がある建物の1F-3Fのフロアにはニホンカモシカのはく製など1000点以上が展示されて いますが被害はなかったという。1/4;山博はボイラー不調で休館、1/5;通常開館。当面の間、館内の暖房施設は使用不可。

■1/2;松川村「大和田神社」で「信濃国松川響岳太鼓」が新春恒例の「初打ち」を開いた。
子供会と大人会のメンバー、OB・OGら約30人が1年間の公演活動の成功と、前日に発生した能登半島地震被災地の安全を願い、演奏を奉納した。

■1/1;大北の神社仏閣は「初詣」に訪れた参拝者らでにぎわっている。
大町「若一王子神社」ではコロナ禍の制限が解除され初めての年始となり、前年を上回る多くの参拝者が境内に長い列をつくった。

■1/1;池田町会染の「大雪渓酒造」は蔵元「花紋大雪渓」で鏡開きと初売り。
毎年元日に発売する2024年の干支を描いた絵馬付「純米吟醸無濾過生原酒」と、「蔵元直営店限定セット」を数量限定で販売。年始は2024.1/1-1/3;9:00-15:00,1/4以降は18:00まで営業。(\3520/1.8L,\1870/720ml)
(問)大雪渓酒造 TEL 0261-62-3125

■1/1;池田町「池田八幡神社」では大晦日の夜から元日にかけて「二年参り」が行われた。
雨も上がり、年越しに合わせて拝殿前には参拝客の列が並んだ。

■2024.1/1;松川村健走会が毎年元旦に開催する「元旦マラソン」が「第50回」の節目を迎える。
半世紀にわたり一年の健康と幸せを願って走ってきた催しが節目を迎え、記念に多くの参加を呼び掛けている。新年の始まりに、初日の出を浴びながらのマラソンで初詣に向かう伝統の催し。7:00;松川村すずの音ホールを発着点に、 大和田神社と往復する約4kmを走る。ゴール後にはお汁粉の振る舞い。節目を祝い、参加者に記念メダルとタオルを進呈。



☆大北クマ情報☆(2024.5-2024.11)
■2025.1/7;白馬村における人とツキノワグマとのすみ分けを図ろうと、長野県はゾーニングマップ作成に向けたWSを白馬村役場で開いた。
クマによる人身被害の防止、農林業被害の軽減と、クマの個体群を安定的に維持していくための緊急対策。地域区分の設定方法などについて地域住民や村などを交え意見交換を行った。

■2024.11/14;県内5地域に出されていた「ツキノワグマ出没警報」は解除予定。
クマの出没警報は、被害が相次いだ9月以降、期間を延長して佐久、上伊那、木曽、北ア、北信の5地域に出されていた。県は目撃情報が減少しており、11/15〜;狩猟解禁になることもあり、人への被害がなければ11/14で警報を解除予定。 2024.4月-10月の目撃情報は1364件。11/6までに13人がケガ。冬眠前にエサを求めて動き回るクマもいるため、引き続き注意を呼びかけています。

■2024.10/29〜;松川村で村有害鳥獣駆除対策協議会は鼠穴、西山、川西などで電気柵の点検を実施。
クマやシカなどの有害鳥獣の目撃や被害が増える中、侵入を防ぐための電気柵を、村職員や地元で柵を管理する協議会などが参加して、電気柵施工業者が点検を行い、経年劣化や破損箇所、機器の劣化による電圧低下などを確認した。

■10/12;人里でのクマの目撃や人身被害が増えているとして、佐久・上伊那・木曽・北アルプス・北信の5圏域に出没警報を出していますが、出没が続いているため、10/14までの期限を、11/14まで1ヵ月延長する。

■10/7;松川村須沢和彦村長らは県庁で県林務部長にツキノワグマ対策を求める要望書を提出した。
2024年は目撃例が多く、9/5;村内で2件の人身被害が発生。クマ出没を抑え被害を防ぐ対策強化を求めた。要望書ではクマの出没抑制のための緩衝帯整備、未然防止策への予算確保・重点配分などの財政支援、被害防止対策、捕獲許可を広域的に対応できる 広域的な体制整備、各所の連携強化、実務判断が容易な出没時対応マニュアルの見直しなどを求めた。

■9/30;県は松川村でクマ被害の緊急時の対応訓練を実施した。
クマによる人への被害が相次ぐ中、9/5;松川村でクマが出没し女性2人が襲われケガをした。北アルプス地域など県内5地域で「ツキノワグマ出没警報」(〜10/14)が発表された。松川村では熊が出た場所などで、北アルプス地域の 市町村担当者や警察などが参加し、役場、猟友会、警察など関係機関への通報体制や緊急捕獲、二次被害への対策などについて確認した。クマ出没の時間帯によっては登下校への警戒が必要なこと、民家などの周辺環境を踏まえた 緊急捕獲の判断についても確認した。県北アルプス地域振興局は「当日どういった行動を取ったかを検証し、情報を各市町村で共有、今後同様の事案が起きた時に、迅速かつ的確に対応できるように訓練を行なった」。被害を未然に 防ぐため、県はクリやカキなどの実が里にクマを寄せ付ける原因になるとして、放置せずに収穫するよう呼び掛けています。2024年度、県内でクマによる人身被害は10件11人。クマの目撃件数も8/末時点で1094件(前年同月比で+203件)と 前年を大きく上回っています。
県はエサとなるドングリなどの木の実の2024年の状況を発表。県内全域で一定程度、実ることが見込まれ、「秋から冬にかけてはエサを求めて里地に大量出没する可能性は低い」との見通し。堅果類の豊凶は地域によって差があるので 対策をしっかりとしないといけない。

■9/19;県北アルプス地域振興局による広域連携クマ対策チームの緊急防除対策で、人身被害が発生した松川村で住民への注意喚起や出没地域の点検を行った。
再び出没が増える秋に備え、人里への侵入ルートを特定し、効果的な防除対策を行えるよう備えた。松川村では早朝から同振興局林務課や松川村・大町市職員、猟友会、県クマ対策員など約10人が参加して、広報車でクマが活発な朝夕の 時間帯の注意を村民に呼び掛けつつ、センサーカメラや檻を設置した場所と、目撃情報が多い場所を点検した。県はクマ出没警報を発令中。

■9/11;クマによる人身被害が発生し、捕獲後も人里近くでの目撃報告がある松川村でセンサーカメラが設置された。
県北アルプス地域振興局から3台を借り受けて設置。山から里へ下りてくるクマの動向を把握する。

■9/9;クマによる人身被害が相次いでいることを受け、北ア(大北)、北信、佐久、上伊那、木曽の5つの地域で「ツキノワグマ出没警報」が発出された。
警報は10/14まで。県内全域に「ツキノワグマ出没注意報」が発出していたが、先週3人がクマに襲われ、2024年4月-9/5間に過去最高となる10件11人の人身被害が起きた。県内でのクマの目撃件数は4-8月で1067件、8月は323件で2023年同時期比で 50件近く増加。大北では4〜8月の目撃情報が177件。大北では「人里での目撃件数が平年の1.99倍」と基準の2倍以上に。「ツキノワグマ出没警報」は複数の基準を満たし、専門家が必要と認めたときに対象地域や期間を限定して出されるもので、 2024.7月から運用が開始。主な基準は、クマの餌となる木の実の「凶作」が予想されたとき、1ヶ月間に人里でクマが目撃された件数が平年と比べて2倍以上になったとき、人里での人身被害が1ヶ月間に複数回発生したときなど。警報が出された場合は、 県は各市町村、猟友会、警察などと連携して、1)朝夕にパトロールを実施する、2)クマの出没が確認された場所で緊急点検。3)クマ対策員など専門家の派遣。4)クマが隠れるやぶを刈り取ったり、餌となる果物などを除去するなどの対策を行う。
他の地域は引き続き、「ツキノワグマ出没注意報」を出して注意を呼びかけています。県は「どんぐりが実るまではクマにとって食べ物が少ない状態が続く。紅葉狩りやきのこ狩りなどに行く場合は音の出るものを身につけ、複数人で行動するなどの 対策をしてほしい」と。

■9/5;県内で3人がクマに襲われてケガをしたことを受け、長野県阿部知事は「ツキノワグマ出没注意報」を、専門家の意見を聞いた上で、早ければ来週月曜日に「警報」に引き上げる可能性がある。
9/5;松川村と穂高で計3人が相次いでクマに襲われ、ケガをした。2024.4月-8月間に県内のクマ目撃情報は1067件。2023年同期比で2割増。2024年度のクマによる人身被害が11人。2023年度1年間に迫る勢い。9/9;県庁で野生鳥獣被害対策本部会議を開く。 警報に引き上げられれば、2024.7月に運用が始まってから初めて。知事は「警報と対策の強化はセットで、市町村や各地の猟友会と連携を図ることが重要。県HPでクマの出没場所を確認し、注意してもらいたい」と。

■2023年度のクマ類による人身被害は統計史上過去最多の198件219人。2024年度の人身被害は4-7月は45件と2023年と同じようなペースで増加。9月以降に人身被害が急増するので2024年秋も注意が必要。環境省によると、夏〜秋にかけて 親離れしたクマの行動が活発化し食料捜索のため、人の生活圏に接近することが増える。秋は登山、ハイキング、山菜採り、渓流釣りなど、クマに遭遇する機会が増えるため、秋の行楽シーズンは要注意。
環境省は指定管理鳥獣対策費用として、2025年度予算案に30億円を盛り込み、被害が深刻な北海道、東北、関東、中部、釧路の地方環境事務所の5ヶ所にクマが出没した際の対応について自治体や警察に助言を行うクマ対策専門職員を2025年度新たに配置する。 自治体への交付金も拡充、クマが人の生活圏に侵入することを防ぐための柵の設置や、木の実など餌になるものの除去、クマが出没した際の対応マニュアルの作成などを支援する。

■〜11/14;長野県は県内全域の「ツキノワグマ出没注意報」を延長する。
6月の注意報発出時は8/31までだったが、クマによる人身被害が毎月発生。8月も人身被害が2件発生。クマの出没リスクが高い状況が続いているとして、8/31;狩猟解禁日(11/15)の前日まで注意報を延長する。秋のクマは冬眠に備え、 餌を探し回るため遭遇リスクが高まり、収穫しない里のカキやクリなどが放置されているとクマを寄せ付ける原因にもなる。県民に対し、収穫しない果樹の伐採、畑周辺に電気柵設置、生ごみの適切な処理、山に入る際はクマ鈴など 大きな音の出るものの携行、複数人で行動するといった注意を呼び掛けている。

■9/5;6:45;松川村「観松院」の近くで女性2人がクマに襲われ、重軽傷を負った。
消防によれば、6:45;女性が自宅で草取り中に襲われ、7:10;別の女性がお寺「観松院」の敷地内で襲われた。2人は松本の病院に運ばれたが大ケガ、命に別状はないと見られます。クマの体長は1.4mで成獣と見られる。現場は松川村役場から 約1km、JR信濃松川駅から北西に900mの田畑が広がる地域で住宅やお寺がある。警察と村職員、猟友会が熊の捜索にあたり、12:00過ぎに現場から西に約1km離れた場所で発見、駆除した。近隣では数日前にクマの目撃があったという。 県内では4-7月連日クマの目撃が相次ぎ(約744件)、県は11/中まで「ツキノワグマ出没注意報」を出して注意を呼びかけています。大北の猟友会は「クマが出てくることは珍しくはないが、人身被害はここしばらくはなかった。 今は野菜の収穫時期で、稲刈りも始まり、外に出ている人が多いので、クマに遭わないよう自衛して、音が出るものを身につけてほしい」と。

■7/29;7/23;大町市で発令した「クマ出没警戒警報」は解除された。
大町市内では依然としてクマの目撃情報があり、クマに対する注意は継続。

■7/23;14:00;大町扇沢の登山道「柏原新道」で女性がクマに襲われ顔にけがをした。
「女性がクマにひっかかれた」と一緒にいた仲間から消防に通報があった。女性はクマに顔をひっかかれ、耳と頬から出血、ドクターヘリで長野の病院に運ばれたが、命に別状はないという。女性は友人4人と北ア「爺ヶ岳」からの下山中で、 クマは成獣とみられる。熊は山に逃げて行ったという。一帯ではクマの出没が相次いでいたという。登山口から約400m離れた駐車場では、6/中からクマの目撃が相次ぎ、7/5まで駐車場を封鎖していた。大町市は登山道入口に注意看板を設置。 大町市では「クマ出没警戒警報」(7/23〜7/29)を出し、クマの活動が活発になる時間帯の外出を避けるなど注意を呼び掛けています。また、今後1週間、山に立ち入る際は鈴や笛を鳴らすなど特に警戒するよう呼びかけています。 収穫後不要となった農作物や残飯など、クマの餌となるものを放置しない。果樹園の農作物周辺は注意が必要。県内では2024年度、クマによる人身被害が4件発生。7/5;県は「ツキノワグマ出没注意報」を発令。
爺ヶ岳の稜線や岩小屋沢岳の稜線でも、例年度々熊が目撃されていますので注意。これまでの登山では、上高地・徳沢の梓川、乗鞍の大黒岳、燕岳の東沢乗越-中房(東沢登山道)、爺ヶ岳の栢原新道(水平道)、五龍岳の西遠見山-白岳下などで 実際にクマを目撃した経験があります。距離は150m以上離れていたので良かったけど、それでも怖かった。クマザサの生い茂るところは要注意。

■7/23;柏原新道の登山道でクマによる人身被害が発生、大町市は「クマ出没警戒警報」を発令した。
朝夕などクマの活動が活発になる時間帯の外出はなるべく避ける。鈴や笛を鳴らしたり、ラジオをつけるなど、クマに人間の存在を知らせる。農作物や残飯などクマの餌となるものを放置しない。
(問)大町市危機管理課 TEL 0261-22-0420

■7/16;クマによる被害を防ぐための県対策本部会議を開き、クマの出没が多くなった場合は「クマ出没警報」を出したり、捕獲を強化したりするなどの対策を決めた。
6月、クマに襲われて4人がケガ、山林でクマに襲われた可能性のある男性の遺体が見つかり、県が県内全域に「ツキノワグマ出没注意報」を出して注意を呼びかけています。 6月、7人里でクマの目撃件数は例年の2倍を上回る343件。過去10年で最多を更新した。 やぶを刈り取ってクマが身を潜めることができないようにしたり、人里に近寄らないように電気柵を活用したりすることが重要。 新たな対策として、クマの出没が多くなった場合は「クマ出没警報」を出して厳重な警戒を呼びかけるほか、エサが不足している時期は、人里に近寄りやすいことから捕獲を強化することなどを決めた。 1ヶ月分のクマ目撃情報をまとめたマップをHPで公開、危険性の高い場所を周知する。

■6/下;大町でクマの目撃が相次ぐ。
大町市は寄せられたクマの目撃情報を地図上に表示し、目撃日時や場所の詳細情報を携帯電話などで確認できる「クマ目撃マップ」の導入を検討する考え。

■6/11;クマによる人への被害が県内でも発生したことを受け、県は緊急対策本部会議を開いた。
クマの出没が増えているのは、2年前に生まれたクマの親離れが要因とみています。クマの被害や目撃件数が増えていることから、6/5;「ツキノワグマ出没注意報」を発令した。県によれば、2024年度のクマの目撃件数は4月20件、5月106件と 2023年の1.6倍。1m未満の個体の目撃が多いことから、県環境保全研究所は親離れした個体が多く出没していることが要因とみています。親離れをしたばかりの若い1-2才のクマは人や里への警戒心が少なく、初めて自分で餌を探索しながら 暮らしていこうとしている最中という。県は人身被害を防ぐため、7/12までクマの目撃情報があった周辺地域で、人里周辺を中心にやぶを刈り払い、エサとなる実をつける木の伐採を行うなど「ツキノワグマ対策集中点検」を行う。 また、鹿やイノシシ用のわなにクマが誤ってかかり、外れて熊が襲うことがあり、クマがかかりにくいワナに変えていくという。

■6/5;長野県は全域に「ツキノワグマ出没注意報」を発令した。
県内で人がクマに襲われけがをしたり、目撃件数が増加傾向のため、県は明け方や夕方はクマの活動が活発になるため、この時間帯は山の中に入らないことなどを呼びかけています。県によれば、5月山林以外でのクマの目撃は106件、 2023年同月比で1.6倍。「ツキノワグマ出没注意報」が県内に出されるのは初めてで、注意報の期間は8/末まで。県によれば、2023年は山にエサが多く子供を産んだクマが多いという。一方、遅霜で5月以降エサが不足傾向にあり、 親子連れで里山に出るクマが相次いでいる。山に入る際には音の出る鈴などを持って複数人で行動すること、クマの出没が確認されている場所には近づかないこと。
長野県阿部知事は「夏に向けて、さらにクマの出没が増える可能性が高まるので注意報を発令した」と。「漠然と注意喚起をするだけではなく、どの地域で目撃情報が多く寄せられているのかなど、できるだけわかりやすく伝えていきたい」と。 市町村とも連携して丁寧な情報発信に努める考え。

■クマによる人身被害の防止に向け、県は対策を強化します。
2024.5/31;県環境審議会でクマの保護管理の計画変更が諮問された。県内では2023年度、クマによる人身被害は11件発生。大量出没時には新たに「警報」を発令し、原則だった「お仕置き放獣」(学習放獣)より、捕獲・駆除を優先することなどを 管理計画に盛り込む。今後、パブリックコメントなどを実施し、出没が増える秋ごろからの運用開始を目指しています。

■大町では5月に入り、クマの目撃が相次いでいます。
大町市内ではクマの目撃情報がすでに20件。2023年同時期より6件多い。大町温泉郷周辺が特に多い。県内全体では2023年度、1400件の目撃があり、前年に比べ2倍増えた。人身被害も11件と増加傾向。
2024.5/22;大町温泉郷で観光関係者や市職員などが見通しをよくすることでクマと人が鉢合わせするのを防ごうと、やぶのツタや葉っぱを草刈り機で取り除きました。大町温泉郷観光協会は「2024年は早くから熊が出没している感じ。 クマが隠れられないようにすることが対策。目撃は草を刈った直後は減り、安心して散歩していただけるように」。クマはこの時期子育て中。小熊がいたら危険。子グマを守ろうと親が襲ってくる可能性があり、特に注意が必要という。

■ツキノワグマによる被害が集中する夏場を前に、県はクマの出没への注意を呼びかけている。
環境省のまとめによると、2023年度の県内の人身被害は全国4番目で11件。県は単独行動を避け、クマ鈴などを身につけるなどして遭遇リスクを下げることが重要とする。クマによる被害11件のうち10件は山林内。7件は5-8月に発生、 山登りやキャンプ、山菜採りなどで森林に入る人の数が増える夏に例年被害が集中する。県森林づくり推進課によれば、2023年度の里地でのクマの目撃件数は1406件(2022年度の倍近い)。山のエサが少なくなり、例年農作物が収穫を 迎える8月がピーク。クマの好物であるナラ類の2023年秋の結実は例年並み。クマの栄養状態が向上し、この春に一定の出産が見込まれることから、神経質で攻撃的になりやすい子連れのクマに遭遇する危険性が高まるという。 森林やその周辺での遭遇を防ぐため、県は複数人での行動、クマ鈴・ラジオの音で人の存在を知らせたり、キャンプ場などで屋外に持ち込んだ飲食物を放置しないようにしたりすることなどを呼びかける。里地では生ごみを外に置かず、 生ごみを堆肥にするコンポストにクマが訪れている形跡がないかを警戒し、必要に応じて電気柵などを設置して被害防止に努めることが必要。

■大町市では2023年7月ー12月にクマの目撃情報は174件。
春は熊が冬眠から目覚め、食べ物を探して山中を動き回ります。クマは草木の芽を好んで食べるため、山菜採りで遭遇する可能性あり。キャンプでは食料の管理、残飯の処理を忘れずに行う。クマが活発になる早朝・夕方の時間帯を 避けるなどの対策が重要。山に入る際にはクマに合わないように複数人で行動したり、音や声を出す、熊鈴を鳴らすことも効果あり。
GW中は乗鞍高原や大町鹿島の鹿島川、小谷村中土の中谷川・雨飾高原、松本入山辺のアザレアライン(林道よもぎこば)・薄川沿いなどで山菜狩りや渓流釣りをしている人を多数見かけた。

■クマによる人への被害が全国で過去最悪となった2023年度。
クマが冬眠から目覚める季節を迎えています。3/21;県はツキノワグマの対策をより強化する。対策は人とクマの住み分けを徹底するため、クマの生態を把握するモニタリング調査を強化する。クマの主食となるドングリなどの実り具合や 目撃件数を踏まえて出没を予測し、地域別に注意報や警報を発令する。警報発令時には捕獲したクマを山に戻す「学習放獣」を一時休止し、捕獲上限頭数を引き上げる。環境省のまとめでは、2023年度クマによる被害に遭った人は218人。 統計を取り始めて以降最多。県内では12人がクマの被害に遭った。環境省は4/中にクマを「指定管理鳥獣」にする方針で、「指定管理鳥獣」には「ニホンジカとイノシシ」が指定され、クマも加わる見込み。指定されるとクマの捕獲事業に 国からの支援を受けられる。猟友会は「クマとの共存が根本なのでそのことを踏まえながら指定鳥獣になったということは良い」。例年、クマは4月になると冬眠から目覚めて活動を始めます。

■県はツキノワグマによる人への被害を防ぐため、里への大量出没が予測される場合は警報を出し、捕獲を強化する方針。
県内では2024.1/末で前年の2倍近い1401件の目撃。人身被害は11件12人。原則、人や農作物に被害を与えたクマ以外は捕獲しても駆除せずに人の怖さなどを学ばせて山に返す「学習放獣」を行っている。その数は全国最多。 2/13;新たなツキノワグマ対策について、県は有識者や農林業関係者などによる会議でクマの目撃件数や人身事故などが基準を超えた時に注意報を、大量出没が予測される場合は警報を出し、警報期間中は捕獲を強化する。 県はクマの出没に影響する山にある木の実などの調査方法を見直した上で警報の運用を始める。クマを駆除する基準を明確化し、人の生活域に近づかないよう緩衝帯を整備することなど、今後対策をまとめる。

■大町のクマ出没情報(2024.10月-5月)
西山山麓の大町温泉郷(32)、美麻(18)、日向山(13)、八坂(9)、高瀬入(8)、常盤西山(7)、扇沢(7)、上原(5)、大町(5)、野口(3)、源汲(2)、ヤナバ(2)、高根(1)、二ツ屋(1)、七倉(1)、三日町(1)、海ノ口(1)、常盤(1)、木崎湖(0)などで出没・目撃が多い。 例年、登山口の大谷原や栢原新道などでも熊目撃あるので要注意。
           
DateTimeAreaNotesDateTimeAreaNotes DateTimeAreaNotes
10/159;45寄沢大町扇沢線(熊1)10/1216:40温泉郷H織花西(熊1)10/916:30温泉郷H織花(熊1)
10/97:10日向山籠川大橋(熊1) 10/621:00北山田町観光道路(子熊1) 10/57:30上原劇団四季記念館(熊1)
9/1510:00日向山日向山別荘地(子熊1) 9/1311:10温泉郷黒部ビューH北(熊1) 9/816:10温泉郷(熊1)
9/719:30曽根原社駐在所(熊1) 8/2913:55常盤西山サントリー工場(熊3)8/297:00八坂相川(熊1)
8/2817:30八坂大曲り(熊1) 8/2722:30高瀬入エコノミスト村(熊1) 8/2316:15野口野口橋河川敷(熊1)
8/238:10温泉郷界アルプス(熊1) 8/217:00大町長野大町線S字C(子熊1) 8/199:40温泉郷黒部ビューH(熊1)
8/1818:10温泉郷黒部ビューH(子熊1) 8/1813:30温泉郷黒部ビューH(子熊1) 8/1718:10温泉郷黒部ビューH(親子熊)
8/1314:35ヤナバヤナバ信号(熊1) 8/1311:40八坂相川藤尾覚音寺入口(熊2)8/1017:45上原わっぱらんど(子熊1)
8/810:30栢原新道種池山荘下(熊1) 8/87:40加蔵R148新佐野坂TN(子熊1) 8/715:15日向山別荘地(熊1)
8/78:30ヤナバR148東(熊1) 8/619:30八坂舟場矢下線大塚地(熊1) 8/614:00美麻新行新行G(熊1)
8/415:40上原わっぱらんど(親子熊) 8/318:45常盤西山国営公園入口(熊1) 8/216:40八坂梨平上(熊1)
8/118:00温泉郷りんどうヶ丘(熊1)7/304:40常盤上一北交差点(子熊1) 7/2313:40扇沢栢原新道(熊1)
7/2019:15常盤西山サントリー工場(子熊1)7/1914:30大町扇沢柏原新道(熊1) 7/195:40美麻大塩大塩BT(子熊1)
7/1418:00八坂横瀬(子熊1) 7/1214:20日向山わっぱらんど(子熊1) 7/711:00美麻二重寺下BT(熊1)
7/711:00美麻千見切石TN(熊1) 7/510:30日向山別荘地(熊1) 7/59:40美麻青具ぽかラン美麻(熊1)
7/317:45美麻青具久保地(子熊1) 7/217:20美麻二重みあさ保育園(熊1) 7/211:05八坂切久保鷹狩山展望台(熊1)
7/210:05美麻青具川手袖(親子) 6/2816:05美麻大塩中村団地(熊1) 6/2810:50常盤西山サントリー工場(熊1)
6/2716:20温泉郷別荘地(熊1) 6/2716:00八坂明野(熊1) 6/2618:45海ノ口西海ノ口(子熊1)
6/2617:40扇沢扇沢市営P(熊1) 6/2612:15温泉郷薬師の湯北(子熊1) 6/2514:30美麻青具川手袖沢(熊1)
6/2512:20扇沢扇沢駅(熊1) 6/2510:00八坂相川(熊1) 6/2510:00美麻青具川手(熊複数)
6/2417:05日向山別荘地(熊1) 6/2412:10扇沢扇沢市営P(熊1) 6/2215:40三日町配水池(熊1)
6/2213:20八坂鷹狩山(熊1) 6/2211:50美麻青具ぽかラン美麻(子熊1)6/2210:00扇沢市営駐車場(熊1)
6/2114:20日向山別荘地(熊1) 6/2106:30美麻美麻郵便局(子熊1) 6/2017:40美麻みあさの森(子熊1)
6/2017:30美麻青具花尾(熊1) 6/2015:50日向山別荘地(熊1) 6/2014:50七倉七倉ダム下(熊1)
6/2009:30温泉郷立山プリンスH(熊1) 6/1811:45大町山博(親子熊) 6/1718:55高瀬入高瀬ハイランドCP(親子熊)
6/1715:50大町山博(熊1) 6/1713:00日向山籠川大橋(熊1) 6/1706:30美麻新行(熊1)
6/1605:10日向山わっぱらんど(熊1) 6/1417:50日向山別荘地(熊1) 6/1317:55温泉郷別荘地(子熊1)
6/1317:10美麻青具小滝南(熊1) 6/1212:00美麻大藤山沿い(熊1) 6/1207:50美麻二重市民農園(熊1)
6/1012:50常盤西山サントリー工場(熊1)6/0515:00美麻青具塩の川(熊1) 6/0510:00日向山日向山ゴルフ場(熊1)
6/0507:10日向山日向山ゴルフ場(熊1) 6/0420:00常盤西山サントリー工場(熊1)6/0418:05美麻青具美麻TN(熊1)
6/0310:00温泉郷黒部観光H(熊1) 6/0218:00源汲源汲生活改善センタ(子熊1)6/0211:30野口野口公民館(子熊1)
6/0207:35高根高根神社(熊1) 6/0113:05高瀬入高瀬分譲地(熊1) 5/3110:35高瀬入高瀬分譲地(熊1)
5/2919:00源汲源汲公民館(熊1) 5/2919:00温泉郷旧森林劇場(子熊1) 5/2915:40温泉郷旧森林劇場(子熊1)
5/2814:00温泉郷立山プリンスH(子熊1) 5/2707:50高瀬入高瀬城北学園(熊1) 5/2517:25温泉郷旧森林劇場(熊1)
5/2505:31温泉郷りんどう別荘地(熊1) 5/2408:45温泉郷温泉郷観光協会(熊1) 5/2318:25温泉郷黒部ビューホテル(熊1)
5/2317:10野口カナディアンvil(熊1) 5/2309:35温泉郷旧森林劇場(熊1) 5/2306:50温泉郷旧森林劇場(熊1)
5/2305:35二ツ屋旧愛知学院(子熊1) 5/2216:45温泉郷旧森林劇場(熊1) 5/2114:05温泉郷旧森林劇場(熊1)
5/2109:45常盤西山山麓線沿い(熊1) 5/2014:35温泉郷旧森林劇場(熊1) 5/2009:45温泉郷りんどう丘(熊1)
5/1909:10温泉郷織花(熊1) 5/1816:10日向山別荘地(子熊1) 5/1809:30高瀬入心笑館(子熊1)
5/1618:30高瀬入高瀬ハイランドCP(熊1)5/1515:50日向山別荘地(熊1) 5/1509:50上原わっぱらんど(熊1)
5/1405:50温泉郷旧森林劇場(子熊1) 5/1211:20温泉郷観光協会(子熊1) 5/1207:10温泉郷織花(熊1)
5/1111:00高瀬入教習所(子熊2) 5/0809:00日向山日向山SA南(幼獣1) 5/0719:00温泉郷立山PH(熊1)


★以下、2023年大町イベント★ ■11/1-12/3;大町常盤の「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」にて「違いを発見!天然水飲み比べツアー」開催中
サントリー天然水の4つの水源の天然水が飲み比べができるツアーを開催中。ツアーではおいしい空気と水を楽しみながらサントリーの環境への取り組みも知ることができる。サントリー天然水は、北アルプス(長野・大町)、 南アルプス(山梨・北杜)、阿蘇(熊本・上益城)、奥大山(鳥取・日野江府)と4ヶ所の水源から採水。環境への取り組みや、天然水が水源でどのようにして育まれるのか、製造ラインの様子など飲料水の側面が知れる。(所要70分,参加無料)
北アルプスは心地良いのど越しでさっぱりとしたクリアな味わい。南アルプスはスッキリと切れが良く、爽やかな清涼感のある味わい。阿蘇は口当たりがよくまろやかな味わい。奥大山は口当たりの柔らかい甘みのある味わいという。 ショップでは4つの水源のサントリー天然水を販売。工場限定のオリジナルグッズ、森林整備の過程で伐採した育林材を使用したグッズなども販売。併設カフェの「みずのわカフェ」では、秋の飲み物や地元の食材を使ったホットドッグなどの軽食も。 「信州野菜のポタージュ」(秋はサツマイモ・ポタージュ)や「天然水仕込みのクラフトソーダ」(秋は信州産巨峰)など。(9:30-16:15,土/日/祝営業)
北ア「餓鬼岳」や乳川を一望できる「乳川テラス」でゆっくり過ごせます。(9:30-16:30,月/火休業日,工場休業日,1-3月,12月;冬季休業)
(問)サントリー天然水北アルプス信濃の森工場 ■12/8;大町の「高瀬渓谷」の湯俣温泉にある国天然記念物「噴湯丘」の保全について、12月市議会で取り上げられ、人による破損の恐れがあるとして、市に対策を求めた。市教委は「天然記念物であることを来訪者に知らせる必要があり、 市HPやSNSでマナー啓発をする」と。噴湯丘は、湯俣川の河原で噴き出す温泉のうち主に炭酸カルシウムが堆積して丘のようになったもので、高さは約3m。上部の噴出口に白い粒ができ、「高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石」として1992年に 天然記念物に指定。高瀬ダムからダム沿いの林道を歩き、湯俣温泉まではミズナラやカツラなどの原生林の中を歩いていく。自然観察やバードウォッチングには最適なところ。噴湯丘は開けた河原に建つ「晴嵐荘」から徒歩約15-20分。 三俣蓮華岳(2841m)・双六岳(2860m)を源流とする湯俣川と、槍ヶ岳北鎌尾根を源流とする水俣川が合流して高瀬川となる。温泉成分を含んだ湯俣川は「湯俣ブルー」と称され、乳白色を帯びたブルーできれい。湯俣川周辺では至る所で湯が 沸き出し、掘れば天然の露天風呂が楽しめる。川沿いに立つ噴湯丘は噴気が止んで崩れかけている。噴湯丘上部は湯溜まりの中に熱湯が勢いよく沸き上がっている。泉温は噴湯丘約85℃。近年はSNSで取り上げられ、訪れる人も増えている。 中には湯丘に登る人がいるという。周辺では踏み荒らしが問題視され、触って崩れたであろう跡が見られるという。湯俣エリアの協議体を作り、天然記念物の噴湯丘への看板設置、柵設置など保全対策を行っていく。

■4/1-11/30;北アを仰ぎ見る「信濃大町でサイクリング」
信濃大町駅・木崎湖・大町温泉郷にシェアサイクルステーションあり。どこで借りても乗捨ても可。
4/1-11/30;8:30-17:00;@「大町観光協会」(JR信濃大町駅内)。12:00ー17:00(平日),10:00-17:00(土/日/祝);A「ゆープる木崎湖」アウトドアステーション。9:00-17:00(平日),6:00-18:00(土日祝);B「大町温泉郷」BT前カフェひのき
大町観光協会(e-bike;11台,電動アシスト;3台)、ゆープる木崎湖(e-bike;2台,電動アシスト;2台)、大町温泉郷(e-bike;2台)
(料金;\1500/4H,\2500/17:00まで,17時以後\1000/30分)。シェアサイクルは一律3000円。(デポジット:\3000)。レンタサイクル時はヘルメット着用。ヘルメット無料レンタル可。レンタサイクル予約は3日前まで。
主なコース;信濃大町駅から国宝仁科神明宮(24km;2.5H)、大町ダム(龍神湖)(23km,2H)、霊松寺ー唐花見湿原(20km,2.5H)、美麻・中山高原・八坂・鷹狩山(30km,3H)
主なコース;大町温泉郷から爺ヶ岳スキー場-黒沢高原-中綱湖(25km,3H)、仁科三湖(木崎湖西-中綱湖-青木湖-木崎湖東)(22km,2H)、木崎湖稲尾-居谷里湿原-美麻-中山高原(15km,2H)など。
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190
(問)木崎湖アウトドアステーション TEL 070-2641-0005
(問)カフェひのき TEL 080-2045-4630

■大町美麻・八坂では一面のそば畑では、白いそばの花は終わり、そばの実がついています。
そばの実の上にはアキアカネが・・・。もうすぐ「新そば」の季節。獲れたての新そばは香りと風味があり、色もいい。
10/1-11/30;大町では「ぐるっと そば処・農産物直売所スタンプラリー」。10/10-10/20;大町・美麻新行では「新そばまつり」。山品、古家荘、ヨコテ家など。

■〜11/30;大町で「実りの秋」を体験する「ぐるっとそば処・農産物直売所スタンプラリー」開催中。
参加店舗でのそばや農産物購入などで集めたスタンプ数に応じて抽選で地場産品が当たる。

■10/1-11/30;大町で「ぐるっと そば処・農産物直売所スタンプラリー」
スタンプを集めて応募すると抽選で素敵な賞品があたる。期間中にスタンプラリー参加そば店で、そばのお食事・そば製麺類の購入・そば打ち体験・参加農産物直売所で農産物を購入された方は、チラシにスタンプを集めて、必要事項を 記入の上、最終店に提出。特典は5店で\2500相当の地産品(50名),3店で\1500相当の地産品(30名)、応募者の中から抽選で\1000相当の地産品(20名)
1)大町エリア:こばやし(0261-22-1200),タカラ食堂(0261-22-0178),仁科そば店(0261-22-0511),松栄屋商店(0261-22-0586),小沢製麺所(0261-22-0527),倉科製粉所(0261-22-0227),
*JAまごごろ市場(0261-23-2630),
社;*仁科の里直売所(0261-62-8890)
2)平エリア:野の花(0261-23-3684),そば処いろり(0261-22-8837),日向山茶屋(0261-23-4456),わっぱら家(0261-22-8432),手打そば処ふるさと風味高瀬川高瀬川(0261-22-7001),
*直売所高瀬川(0261-23-3038)
3)常盤エリア:そば処しみず(0261-23-3233),*農産物直売所かたくり(0261-22-8839),*農産物販売所地場の郷(0261-26-5111),*農産物直売所ええっこの里(0261-85-2289),
*蓮華大橋直売所(0261-23-4251)
4)美麻エリア:山品そば店(0261-23-1230),ヨコテ家(予約要;0261-23-1314),手打ちそば古家荘(0261-23-1713),美郷(0261-23-1334),ぽかぽかランド美麻(レストラン麻の里)(0261-29-2030)
5)八坂エリア:明日香荘(0261-26-2301),八坂ふるさと体験館(八坂支所確認,予約要)
(問)大町市地産地消事業実行委員会事務局 TEL 0261-22-0420

■穴場と言える場所を、詳しい住民らが案内する大町市観光協会主催の「信濃大町 穴場旅ガイドツアー」。
場所の管理や整備に携わる案内人の解説で普段と違う目線の旅が楽しめる。訪問場所は若一王子神社(大町)、大姥山(八坂)、木舟城(社,八坂)と、白馬村の白馬五竜高山植物園経由での小遠見山山頂の4ヶ所。協会は2022年、地域限定の 旅行業登録をして独自のツアー企画が可能になり、今回初めて商品化した。案内人は地元に精通しており、「その人だから話せるネタやこぼれ話など、味のある独特の案内ができる」と。所要時間は3-6H。定員;10-20人。費用は\2800〜\6000。
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■7/13-11/26;大町上原の「劇団四季 浅利慶太記念館」がリニューアルオープン。
1998年長野冬季五輪開閉会式の総合プロデューサーを務めた演出家・浅利慶太さんの功績を紹介する記念館。1995年「劇団四季記念館」開館。高瀬渓谷入口の上原地区には巨大な倉庫がある。舞台装置や小道具、衣装など 劇団四季所有の舞台美術品を保管する資料センタで再演時に利用。2020年「劇団四季 浅利慶太記念館」に名称変更した。劇団のあゆみと舞台模型、小道具、台本や写真など様々な資料とともに展示する。 2023年、劇団四季創立70周年記念でリニュアル。木造一部2F建て。展示内容を大幅に変え、衣装や小道具を増やして劇団四季の歩みを伝える。劇団四季の創設者の浅利慶太氏は大町の壮大な北アルプスの眺めと美しい自然環境に感動し、 1968年に団員の稽古を行った「四季山荘」を建設。1995年に演劇資料センター敷地内にできた演劇資料館は「演劇を学ぶ場」として、積極的には公開していなかった。今回はファンクラブ「四季の会」(会員25万人)の会報で紹介するなどして 来場を呼びかける。入場口正面には稽古場で使っていた椅子を置いた。慶応大の学生らによる劇団四季結成、最初に手がけた1963年の日生劇場のこけら落とし公演から、その後「はだかの王様」「ウェストサイド物語」「コーラスライン」 など名作ミュージカルの数々を送り出した業績を、小道具や台本、写真、衣装などの記録資料を添えて時系列で紹介。1983年西新宿「キャッツ」の舞台である都会のごみ捨て場や、「オペラ座の怪人」で怪人が消える椅子などの舞台装置も展示。 「ライオンキング」の衣装やマスク、慶応高校時代に初めて演出した演劇研究発表会のプログラムなど初公開の品も展示。公演の様子や生い立ちなども紹介する。売店では劇団四季オリジナルグッズ、公演のプログラム販売。 7/13;オープン初日から記念館限定「ポストカードセット」(\600)販売。
劇団四季の社長は「浅利の筋の通った人生を巡りながら、作品も知ってもらえるようにした」と。浅利さんの妻は「2023年は浅利の生誕90周年、四季創立70周年の節目。来館した皆さんに浅利が愛した大町の美しい自然の魅力も感じてもらえたら」と。 (10:00-17:00;\600/大人,\300/小人,\500/会員,月曜休館,月曜祝日は開館,翌火曜休館)
(問)劇団四季浅利慶太記念館 TEL 0261-23-6112

■大町常盤にある「山の神遺跡」の出土品が縄文文化を知る上で貴重なものとして石器と土器計45点が「県宝」に指定される。
10/25;長野県文化財保護審議会は「山の神遺跡」出土品を審議し県教委へ答申した。11月;県教育委員会を経て正式に指定される見通し。遺跡は北ア「餓鬼岳」山麓、「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)のアルプス大草原の芝生の下。 1997-2000年に「国営アルプスあづみの公園」建設に伴う発掘調査で出土された。現在は埋め戻され、芝生には石のサークルが復元され、遺跡の解説板には遺跡の写真や出土品、年表などが掲載。約9000年前の縄文時代早期に作られた土器4点と石器41点。 石器はチャートという石を削り胴の部分を磨いた「異形部分磨製石器」と呼ばれる石の道具で、祭りなどに使われたと見られる。同一場所で41点が見つかるのは全国的にも例がなく、縄文文化を知るうえで貴重な資料という。土器は表面にだ円や 山形の模様が施されている「押型文土器」3点と縄目模様が付けられた縄文土器1点で器の形を残す。大町市文化財センタの学芸員は「県宝に指定されれば、北アルプス山麓の縄文文化をさらに知ってもらう機会になると思う。地元としても今後、 教育や展示などにも活用していきたい」と。1この指定で「県宝」は計247件。県埋蔵文化財センタは縄文遺跡から出土した土器や石器などの遺物を紹介する「縄文カード」を作り、大町「山の神遺跡」は「トロトロ石器」の写真と説明文。 出土品は「大町市文化財センタ」で保管。縄文カードは各展示施設で配布。

■大町東山でスノーシュでスノーハイクが楽しめる低山。
1)大町の東には「南鷹狩山」(標高1044m)〜「鷹狩山」(標高1164m)〜「霊松寺山」(1128m)。鷹狩山へは山博から登るか、裏手の八坂側から登る(林道途中まで除雪)
2)大町「中綱湖」東には「権現山」(標高1222m)。簗場から旧ヤナバスキー場の上部。雑木林の合間からは爺ヶ岳〜鹿島槍の稜線、眼下には青木湖、奥には白馬三山が望める。冬季は冬枯れして見通しが良くなる。
3)大町「青木湖」藪沢から沢沿いの奥に廃登山道あり。権現山の北に位置する「太郎山」(1051m)。見通しはよくない。

■10/23;松川村「馬羅尾高原」で県職員による「きのこ勉強会」が開かれた。
キノコ等の食中毒を担当する保健所職員ら約10人が参加。現地で採れたキノコを鑑別し、食用の可否や毒の有無を確認した。県から委嘱されたきのこ衛生指導員が講師を務め、高原の松林の中から採取してきたキノコを鑑別。2023年は夏の暑さで キノコが不作とされたが、アミタケやオウギタケ、ハナイグチなどのキノコが見つかり、種類を見極め、食・毒・不食と分類した。天候や状況次第でキノコの色味などが変わって見えることがあるとし、「見た目で判断せず、ひだの大きさや 傘の様子など特徴を覚えて」と。

■北ア「上高地」の「明神池」近くにある「嘉門次小屋」が「大町山岳博物館」に猟銃とピッケルを寄贈した。
9/30;同館で贈呈式があった。日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンの登山案内をした猟師、上條嘉門次が愛用した村田銃と、ウェストンが友情の証しとして嘉門次に贈ったと伝わるピッケルで、近代登山初期の 貴重な資料として常設展示される。嘉門次小屋が牛越徹市長に全8品の目録を手渡した。猟銃とピッケルは同小屋のいろりのある部屋に飾られていたが、「劣化や将来の散逸を防ぐために博物館で適切に保管し、活用してほしい」と。 ウェストンは明治から大正にかけて日本の高山を踏破し、著書で紹介。山に登ること自体を目的とする近代登山が日本で広まるきっかけになった。登山地図も登山道もない時代に、ウェストンの槍穂高連峰登山の道案内をしたのが嘉門次で、 ウェストンは高く評価し、2人の厚い友情が知られている。牛越市長は「極めて貴重な山岳資料。多くの人に見てもらい、山岳文化の普及啓発に力を尽くす」と。9/30〜;同館で「日本の近代登山の幕開け」を説明するコーナーに猟銃と ピッケルなどを展示。今後は嘉門次やウェストンに関わる講演会の開催などを検討する。

■夏の「木崎湖」で楽しもう。
サイクリング、キャンプ、BBQ、レイクアクティビティ(SUP・カヌー・カヤック・ボート・釣り)、温泉・プール・サウナ
1)レンタルサイクル;信濃木崎アウトドアステーション
(平日;12:00-17:00,土/日/祝;10:00-17:00)。(\1500/4H,\2500/1day(〜17:00),デポジット;\3000)
(問)信濃木崎アウトドアステーション(ゆ〜ぷる木崎湖内) TEL 070-2641-0005

2)レンタルサイクル(7:00-17:00,MTB;\880/1H,シティサイクル\550/1H) (問)星湖亭 TEL 0261-22-1878

3)キャンプ;木崎湖キャンプ場
キャンプ(8:00-19:00;土/日/祝予約制)、テント・タープ;\500/1張1日+利用料(\100/大人,\50/中学生以下)。BBQセット、テントセット、タープなどレンタルあり
(問)木崎湖キャンプ場 TEL 0261-23-3939

4)キャンプ;木崎湖 POW WOW
キャンプ(8:30-18:00;予約制)(\600/大人,\300/小人,\500/サイト)。手ぶらBBQや手ぶらキャンプなど。レンタルあり。
SUP体験;(9:30/13:00/15:30;予約制;\5300/2H、\3980/1H)
アウトドアサウナ;(9:00/12:00/15:00;2.5H貸切予約制(\6000/3名まで)
(問)木崎湖 POW WOW TEL 0261-85-2494

5)釣り;木崎湖モダンボート
2人乗り手漕ぎボート(\1100/30分.\1650;\60分),ペダルボート(\1500/30分)
釣り;(7:00-17:00,竿レンタル(\1100),遊漁券(\1000/高校生以上,\500/中学生)
SUP;約15分のレクチャー付(8:00-16:00,\2750/1H)
カヤック;(\2200/1H,\3850/2H,初心者講習付)(ガイド付体験;2H,\5500/1人)
レンタサイクル;(\600/1H,\1000/2H)
(問)木崎湖モダンボート TEL 0261-22-1332

6)ボート;星湖亭
釣り(7:00-17:00,竿レンタル竿(\1100),\3300/日,釣り用2人ボート,などいろいろあり。遊漁券(\1000/高校生以上,\500/中学生)
(問)星湖亭 TEL 0261-22-1878

7)ボート;牡丹屋
釣り(7:00-17:00,竿レンタル竿(\2000),\2500/日,釣り用ボート,\5000/日,エレキモーターボート(2-3人用),遊漁券(\1000/高校生以上,\500/中学生)
(問)牡丹屋 TEL 090-2215-9251

8)SUP;シロウマアウトドアカンパニー
SUP体験(10:10/12:50,2H;予約制,\5400〜/大人,\3200〜/小3まで)、(8:20-15:20;1H,予約制,\4600〜;大人,\2700〜/小3まで)
カヌー・カヤックツアー(10:10/12:50;\5400〜/2H)(8:20/15:20;\4600〜/\1H)
(問)https://www.shiroumaoutdoor-company.com/sup-%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%97/%E6%9C%A8%E5%B4%8E%E6%B9%96/">シロウマアウトドアカンパニー(木崎湖キャンプ場内) TEL 070-4284-4881(7:00-20:00)

9)サウナ;SAUNA STAND KOKAGE.
バレルサウナ(10:00/12:30/15:00/18:00;2H貸切予約制)(\10000/2名)
(問)SAUNA STAND KOKAGE TEL 070-9023-5254

10)温泉・プール;ゆ〜ぷる木崎湖
温泉;秘湯「葛温泉」から引湯された木崎湖温泉。単純硫黄泉。浴用は冷え症・肩こり・関節痛・疲労回復など。内湯・露天風呂あり。月乃湯と星乃湯は日替わり男湯・女湯入替え。
(10:00-20:00,木曜休館,\700/大人,\500/小学生)
プール;25mスイミングプール,70mウォータースライダー、天然温泉ジャグジー,子供プール、トレーニングルーム。(10:00-20:00;木曜休館,\600/大人,\300/小中学生)
(問)ゆ〜ぷる木崎湖 TEL 0261-23-7100

(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190(8:30-17:15)

■2023年秋、大町「青木湖」の湖畔にカフェやサウナを併設した複合施設が開業予定。
白馬のスキー場や大町温泉郷の利用客の需要などを見込み、北アや里山の眺望、透明度の高い湖などの資源を生かし、地元のアウトドア事業者とも連携して、カヤックやMTBなどが楽しめる環境も整え、一帯のグリーンシーズン強化につなげる。 スキーや山登りなど従来の山岳観光に関心が薄い若者らを引きつけたい考え。
青木湖湖畔北寄りの敷地1300u。建物は2F建て200u、テラスは240u。4月着工、10月完成を見込む。カフェは「aoレイクサイドカフェ」ではパンケーキやパスタ、サンドイッチなどを提供。(店内・テラス計100席)。段差を設けてどの席からも 景色を楽しめるようにする。サウナは定員10人。入浴後、水風呂代わりに青木湖に直接飛び込める。記念撮影用のスポットも設ける。(通年営業,8:00-20:00)。スノーリゾートの強化を目的にした観光庁の補助金を充てる。
施設の開発・運営は「イケイケツガイケ」(白馬村)。イケイケツガイケは白馬岩岳リゾートでグリーンシーズンの誘客に成果を挙げている和田寛社長が2019年に設立。和田社長は新施設を白馬と大町の「結節点」と位置付ける。 一帯での周遊などを促すことで「日帰りではなく、1泊2泊してほしい。白馬山麓の魅力を高め、リゾートとしての競争力を高めたい」と。当面は年間4.2万人の集客を目指す。大町市観光課によると、青木湖など仁科三湖の入り込み数は 2000年代半ばまで年間100万人以上。2009年に青木湖スキー場が営業休止するなどして落ち込み、2021年は鹿島槍スキー場の利用客を中心に64.9万人。

■8/中〜;「栂池自然園」や「八方尾根」では渡りをする蝶「アサギマダラ」がヒヨドリバナの花から花へ吸蜜に訪れているのを見かけます。
アサギマダラは高山蝶ではないが、夏場は高原や高山帯でも優雅に飛ぶ姿や高山植物の花の蜜を吸う姿が見られます。
1)アサギマダラを見かけた高原・山岳;
・夏の高原では「霧ヶ峰」(8/中-8/下)、「美ヶ原」(8/下-9/上)、「高ボッチ高原」(9/上)などの1600m-2000mの高原
・北アでは「蝶ヶ岳」(9/下)、「燕岳」(8/上)、「立山」(8/上)、「黒部平」(8/下)、「薬師岳」(8/上)、「有峰」(8/下-9/中)、「白馬五竜」(7/下-8/上)、「猿倉」(8/下)、「白馬岳」(8/上)、「雪倉岳」(8/上)、「白馬大池」(8/上-9/初)、 「栂池自然園」(8/下)、「八方尾根」(8/下-9/中)、「栂池高原・栂の森」(9/上)などで、これまでに見ることができた。この他、五竜高山植物園、唐松岳、針ノ木岳、烏帽子岳、立山弥陀ヶ原、五色ヶ原、水晶岳、雲ノ平、常念岳、 乗鞍岳畳平などのお花畑でもアサギマダラが舞っているのを見かけます。
9/上;白馬岳と杓子岳の鞍部に残る雪渓や稜線では向かい風の中、何度も戻されながら超低空飛行で北ア越えを成功させた数十匹のアサギマダラが目撃された。北アの上昇気流に乗って稜線を越えて飛んでいきます。標高2700m付近では気温10-15℃、 雪渓表面温度は5℃。鹿島槍ヶ岳の冷池でも北アを越えるアサギマダラが確認された。アサギマダラの北ア越えについては、「日射しによる輻射熱があったために、雪渓の上でも凍えることなく飛べたのではないか」と云われます。
2)アサギマダラが好む花;
・山岳では、7月にはウラジロナナカマドの花やウルップソウなどを吸い、8-9月にはミヤマムラサキ、ウサギギク、サラシナショウマ、ミヤマアキノキリンソウ、ノアザミ、マツムシソウ、ヤマブキショウマ、ミヤマシシウド、ヤマハハコ、 オオハナウドなどの高山植物にもとまって蜜を吸っています。キク科の花の蜜を吸うことが多く、ヒヨドリバナやオタカラコウ、マルバダケブキ、ハンゴウソウ、コウゾリナ、シロウマアサツキ、アザミなど。
・山麓・里ではフジバカマやオカトラノオ、ツワブキ、セイタカアワダチソウ(外来種)、ウツギの花、エゴノキの花などの花の蜜を吸います。
9/中;涼風に乗って1000km以上の渡りをするアサギマダラは秋になると山から里に下りてきます。北ア山麓でも見かけられるようになります。
3)アサギマダラの飛来;
アサギマダラは南西諸島で繁殖・羽化し、その子孫が北上します。そして秋になると、再び北アを越えて南の奄美大島まで1000km〜2000kmも移動します。アサギマダラは春には暑さを避けて気温の低い北(東北地方)へ、秋は寒さを避けて気温の 高い南(沖縄・台湾)へ移動します。気温18℃〜24℃を好み、雨や強風、暑さに弱く、林の中やフジバカマの葉っぱの陰に隠れています。雨が小降りになり、日が出てくると行動が活発になります。
4)アサギマダラの特長;
アサギマダラは淡い赤紫色のフジバカマ(ヒヨドリバナ科)を好んで密を吸います。フジバカマは川原や河川敷に自生する植物ですが、今では絶滅危惧植物に指定されている秋の七草です。
アサギマダラは羽を広げた長さが10cm前後で黒と茶の縁取りに青灰色で、白っぽく半透明の水色、優雅に大きな羽根を揺らしながら舞っています。アサギマダラの雄は羽の下部に黒い模様があり、雌にはありません。フジバカマの花畑では、 蜜を吸うオスをよく見かけますが、花に含まれる毒素を摂取することでオスはフェロモンの分泌をするのに必要とされるためという。
5)アサギマダラの生態調査;
アサギマダラの生態調査のために毎夏、各地でマーキング調査が行われています。美ヶ原や五竜、国営アルプスあづみの公園などで行われています。羽をみると、美ヶ原林道(UTU),穂高牧(MAK),穂高中房(AKN),大町常磐(AOM),大町大谷原(OMC), 大町簗場(NPA),白馬北城(ハクバ),白馬五竜高山植物園(GRY)など蝶を捕獲した場所と、羽に日付・名前などを書いて、また蝶を放して移動調査をしています。
澄み切った青空の下を飛び交うアサギマダラの幻想的な光景は印象的。渋い色調に彩られた羽を広げて優雅に舞う姿は気品すら感じます。
6)秋のアサギマダラの飛来ピ−ク;
秋の訪れとともに、白馬や大町、安曇野の里でもアサギマダラが観られるようになります。9/中-10/初には大町「中綱湖」周辺に咲くフジバカマに蜜を求めてアサギマダラが飛来してきます。多い日は数百頭が乱舞します。
近年は温暖化のためか、北限の東北地方を越えて北海道の函館や黒岳でもアサギマダラの姿が見られるという。

■9/中〜;大町「中綱湖」には毎年、渡りをする蝶「アサギマダラ」が飛来しています。
湖畔や山沿いにはフジバカマが植えられ、アサギマダラはその密を求めて優雅にひらひらと大きな羽で舞っています。
近くの「キハダ飴本舗」のフジバカマ畑には「アサギマダラ」が舞っています。約30-40頭。多い時には100頭も。
■8/5-8/27;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)の天然水の森で、サントリーが水を育む森の働きや水を守る大切さなどを教える「森と水の学校」の北アルプス校を新たに開校。
新緑の森で「五感を使って森を感じてください」とスタッフ。ツガや松などの樹木が育ち、せせらぎの音を聞える。手鏡を使って木々の葉を見たり、乳川上流では手で水の冷たさを感じ、川石を裏返してカワゲラなどの生物を探し、 触れてみる。「水を育むのは森の土。いろんな種類の木が根を張り、ミミズやモグラなどの生き物が土を耕し、微生物が落ち葉などを分解し、土を軟らかくする。そのふかふかの土の隙間が水を蓄える」と。スタッフが掘って採取した土を 筒状の容器に詰めてポンプのように押し出し水が出るか確かる。水の循環を学ぶため森に見立てて作った模型に一つはふかふかの土、片方に硬い土を入れ、濁った水を注ぐ実験も。硬い土は泥水になってすぐに流れ出した。ふかふかの土は ろ過された透明な水がゆっくりと出てきた。「健康な森は雨水を蓄え、浄化し、災害も防ぐ」と。サントリーHD担当者は「地元の子どもも知らない森の中で、親子一緒に自然に触れてもらい、大切な水を未来に引き継ごうという思い、 会話が広がれば」と。サントリーは2004年から、水を後世につなぐ環境教育「水育」として「森と水の学校」と「出張授業」に取り組んでいる。この学校は「サントリー天然水」の工場がある山梨など3ヶ所で2022年までに3万人が参加。 新たに開校する北アルプス校は大町市で2021年に稼働した「北アルプス信濃の森工場」の水源涵養エリアに当たる森が教室。通常は入れない森の中の2kmを歩いて自然体験・実験(1.5H)、工場見学(1H)。2022.8/13.8/20;大町市民限定で行われた。
2023.8/5,8/10-8/12,8/17-8/20,8/26,8/27;13:00-16:15;「森と水の学校」(計10回)。参加親子募集中。(定員;30人/回,参加無料,要予約)
2023.8/5-8/20;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)では「サマーイルミネーション」開催。
(問)サントリー水育事務局「森と水の学校」 TEL 0120-090ー017(9:30-17:30,平日)

※「国営アルプスあづみの公園」の年間入場者数は約50万人。うち6〜7割は堀金・穂高地区。大町・松川地区は集客力不足と、森林管理面積(2.5ku)が広く予算が足らないことから、2019年11月にサントリーHD、関東地方整備局、長野県は 「サントリー天然水の森 北アルプス」の森づくり活動に関する森林の里親協定書を締結した。森林整備(1.6ku)はサントリーHDが費用負担し、除草、作業道設置、間伐などの森林整備活動が行なえる。公園内の保全ゾーンではイベント時を 除けば入園者は普段立ち入らない水源涵養林エリア。
■8/20;大町市、市土地改良区、県などでつくる越荒沢堰水系地域用水対策協議会は、「第23回ふれあいイベント土・人・水」を猫鼻の「越荒沢堰親水公園」で開いた。
場所は大町温泉郷の奥、「爺ヶ岳スキー場」近くの大町市平源汲の小熊山山麓。鹿島槍ヶ岳を源とする鹿島川から水を取り入れ(越荒沢堰頭首工:猫鼻頭首工)、大町の水田を潤しているのが「越荒沢堰」。この地域は鹿島川によって形成された 扇状地で砂礫の土壌で漏水が著しく水不足に悩まされていたところ。用水路の下流の大町市街地では農業用水の他、防火用水、生活用水、消雪用水としても利用。親水公園付近の用水ではイワナやカジカなどの魚が棲息し、ヒメギフチョウが 舞う豊かな自然環境のビオトープを形成。地域の親子連れや農業者、行政関係者ら約80人が参加し、草刈り作業や魚つかみで住民と行政の協働で作られた水路に親しんだ。参加者は力を合わせて草刈り・草取りを行い、水路周辺の景観を整えた。 魚つかみでは石積みの水路にイワナ150匹を放流。子どもたちははだしで冷たい水の流れを感じながら泳ぐ魚を追いかけた。

■8/20;北ア最奥部の黒部源流域にある「三俣山荘」と大町の高瀬渓谷「湯俣」をつなぐ登山道「伊藤新道」が開通する。
伊藤新道は同山荘を経営した故伊藤正一さんが開いたが荒廃。40年前から一般登山者は通行できなくなっており、経営者の伊藤圭さん(安曇野)が中心となって再興を進めている。8/19-8/20;開通を記念するイベントを湯俣で開く。 伊藤新道は長さ8km、高低差1000mを超え、長野、岐阜、富山県境の三俣蓮華岳(標高2841m)や鷲羽岳(標高2924m)へ続く。正一さんが私財を投じ、10年余をかけて1956年に開通。だが、谷筋の崩落やつり橋が落ちるなどして通れなくなった。 上級者コースとして復活させようと2年前から整備を開始。3ヶ所につり橋を架け、転落する恐れがある岩場に足場を設けるなどしてきた。8/初め;崖に桟道を設置すれば、想定した最低限の整備を終える。伊藤新道入口の湯俣から 第1つり橋までの約2km区間は上級者でなくても行けるように整備された。温泉が噴き出て丘状になった国天然記念物「噴湯丘」を横目に、赤茶けた巨石が転がり、青みを帯びた川沿いを進む。雨でぬれたら滑り落ちそうな岩場に 補助ロープが大岩がせり出して河原を歩けない場所には斜面に上る迂回路が設けられた。増水すれば水に漬かって歩かなければならない場所もあったが、1時間ほどで第1つり橋。「湯俣周辺は景観美と遊べる要素がいっぱいある。 多くの人を呼び込んで楽しみ方を広げたい」と。開通記念で「ゆまキャン」では、山岳ライター高橋庄太郎さんと山岳ランナー上田瑠偉さんらの対談、ハンモックなどアウトドア用品の展示、体験などがある。 8/20-10/末;伊藤新道は湯俣川の水位が下がる頃から三俣山荘小屋閉めまで開通予定。三俣山荘から展望台は7/下-10/中まで開通予定。 9/上-11/11;伊藤新道の入口に「湯俣山荘」が40年ぶりに営業(定員28名)。(伊藤新道 復活プロジェクト)
7/7-10/15;三俣山荘営業(定員65名,完全予約制)、7/7-10/15;テント(80張,予約不要,\2000)
(予約)三俣山荘 TEL 050-8882-5833(7:00-16:00)
(緊急)三俣山荘衛星電話 TEL 090-4672-8108(山小屋営業期間のみ)

■8/19;「大町市文化財センタ」で文化財講座「大町の水について考えるーおおまち水の歴史」を「みずのわプロジェクト」との共催で開いた。
郷土史研究家が市内を流れる堰など農業と生活に利用されてきた水や水道水源について解説。地形や取水のため開発を進めた先人たちの歴史に思いをはせた。講座では、江戸時代の享保7年に幕府評定所において判決が出された 「大沢寺山水論江戸幕府評定所裁許絵図」も公開。幕府の評定所検使が実地検分に訪れ、裁定を下す証拠として作られた絵図には境界線が引かれていた。

「木崎湖花火大会」(木崎湖にて)

■6/30;国税庁は大町の3つの酒蔵が生産する日本酒が地域ブランドの地理的表示(GI:Geographical Indication)で「信濃大町」ブランドの指定をした。
GIは特定の産地で一定の生産基準や品質を満たした商品だけが、その産地名を独占的に名乗ることができる。2021年には長野県産の日本酒とワイン(ぶどう酒)が2021.6月にGI「長野」指定を受け、同地域内で2段階指定となるのは全国初。 酒類のGI指定は国内21軒。日本酒(全国)、北海道、山形、新潟、利根沼田(群馬)、長野、信濃大町(大町市)、山梨、白山(石川)、滋賀、三重、和歌山梅酒、大阪、灘五郷(兵庫)、はりま(兵庫)、萩(山口)、佐賀、壱岐(長崎)、球磨(熊本)、 薩摩(鹿児島)、琉球(沖縄)。
大町の「薄井商店」・「北安醸造」・「市野屋」の3つの酒造でつくる「GI信濃大町管理協議会」は、日本酒に「信濃大町」を表示できる基準として、1)原料の米を大町市と隣接する松川村の特定の水田および生産者が栽培した米に限る。 2)米を蒸す際には古来の道具「甑」を使うなど昔の酒造りを踏襲。3)濃厚なこくでまろやかなうまみや甘み、ふくよかな香りが感じられるなどの特性を生産基準とした。
ブランドの保護、GIが浸透している欧州などへの輸出では有利になる。商品に付ける認証のロゴマークは今後決定。同協議会は「輸出も含め販路拡大を進め、地域ブランドとして育てていきたい」と。

■6/22;大町野口の「西正院大姥堂」で7年に一度の御開帳。
高瀬川支流の籠川沿いには針ノ木峠を越えて信州から黒部・富山へと通じる古道があった。立山へ参拝する裏参道として用いられていたという。大姥堂はこの古道の入口にあたる小さなお堂。1584年12月、富山城主であった戦国武将の佐々成政が 厳冬期に「さらさら越え」(佐々佐良越え)で、立山・常願寺-立山温泉-立山・ザラ峠-刈安峠-中ノ谷-平ノ渡-黒部川-針ノ木谷-後立山・針ノ木峠-篭谷を越えて、浜松の徳川家康を訪ねた時、旅の安全を祈って立山「芦峅寺」から運んできたと 伝えられる秘仏「大姥尊像」(大町市指定文化財)が祀られている。7年に1度御開帳時に厨子の扉が開けられ本像が公開。2023.6/8;新しい回向柱の字入れが行われた。6/22;例大祭では本尊「大姥尊」(ヒノキ像,高さ39.5cm,室町時代造像)と柱を ひもで結び、参拝者が柱に触って無病息災などを願う。

■6/14;大町常盤の「アルペンローゼ」は、運営する「ラ・カスタ・ナチュラルヒーリングガーデン」で市民限定の無料招待会を開いた。
季節の花々など約1000種類の植物が園内を彩り、来場者が色鮮やかな光景と甘い香りを楽しんでいた。招待会は住民に感謝を込め、地元企業を知ってもらう機会として開催。コロナ禍の影響で4年ぶりとなった2023年は、開園前から家族連れなど 多くの来園者が並び開園30分間で約140人が訪れた。

■5/28;9:30;大町常盤の「仏崎観音寺」にて「御開帳」
2023年は7年に1度の御開帳。9:30;稚児行列,10:00〜;お参り。「仏崎観音寺」は高瀬川にかかる「蓮華大橋」近くの山の中にある古刹で、お堂は室町時代に創建、その後、1548年武田信玄の攻略で焼失。現在のお堂は1785年江戸中期に仁科氏が建造したものという。 お堂の屋根が特長的で、上の千鳥破風と下の唐破風の装飾で馬の鞍に似た形になっている。欄間には龍の彫刻が彫られている。昔から馬の息災を祈った寺として信仰を集め、境内には安静2年に奉納された「千有一馬集絵馬」(縦2.1m,横4.75m)を展示する絵馬堂がある。 お寺近くの「観音橋」では奉納競馬「大町観光草競馬」が数年前まで行われてきた。お堂の裏には石段(100段)を登ったところに洞窟があり、泉小太郎の伝説が残る。
大昔、松本平は山からの沢水を湛えた豊かな湖だった。湖には犀龍が住み、東の池には白竜王いて、やがて結ばれ、犀龍は男の子を生んだ。その子は湖の畔に住む老夫婦に人間の子として大切に育てられ、泉小太郎と名付けられた。のちに 泉小太郎は犀龍の子と知り、犀龍と力を合わせて包みや岩山を崩して、千曲川から越後の海まで水を流し、松本平には広大な平野ができた。やがて小太郎は安曇野で暮らし、その後は仏崎の洞窟にこもり、住民から厚く信仰されたという。

■5/28;大町常盤泉の曹洞宗「仏崎観音寺」で数えで7年に1度の「御開帳」が開かれた。
古式ゆかしい装束に身を包んだ地元の子どもたちによる稚児行列、回向柱建立法要などが行われた。多くの参拝者が訪れ、本尊と紅白のひもで結ばれた回向柱に触れてご利益を願った。

■初夏の「大町ダム」(竜神湖)

槍ヶ岳を源する高瀬川には高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムが整備され、高瀬ダム・七倉ダムは東電の水力発電ダムで1979年竣工のロックフィルダム。新高瀬川発電所あり。その下流には大町ダムがあります。ダムはコンクリート製のダムで 洪水調節・水道・発電(大町発電所;13000kw)に利用。1972年着手・1985年竣工。ダムの堤高は107m、堤頂長は338m。貯水量は33,900,000m3。国交省北陸地方整備局管轄で東電が事業者。大町ダム湖は「龍神湖」と呼ばれ、泉小太郎伝説から その名がついた。「高瀬渓谷緑地公園」には大きな竜とその背中に乗った泉小太郎の銅像あり。龍神湖展望広場や大町ダム駐車場からはエメラルドグリーンの龍神湖の奥に唐沢岳や北葛岳、野口五郎岳などが望めます。ダム周辺には 散策コースあり。ダム堰堤から龍神湖沿いに金沢広場まで(約3.6km,所要;1.5H)あり、付近は紅葉の名所「北葛沢」。県道326号槍ヶ岳線の高瀬TN〜大町ダムまで(約2.5km,所要1.0H)。高瀬渓谷緑地公園やダム下展望広場があり、のんびりと 過ごせます。
9:00-11:30,13:00-16:00;平日ダム内部見学可(無料;定休;月/土/日/祝,年末年始)。大町ダムP(P17,無料)
例年7/下には大町ダム管理所周辺で「高瀬渓谷フェスティバル」を開催、大町ダム内部や大町発電所内部見学、クラフト体験、木工品づくり、スタンプラリーなどが行われています。
大町ダム・ライブカメラ
(問)大町ダム TEL 0261-22-4511

■5/下;松川村「有明山」山麓の「馬羅尾高原」では、レンゲツツジが咲いています。松川村花はレンゲツツジ。
有明山や雨引山ではシャクナゲ、ムラサキヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジなどが自生しています。
※レンゲツツジは例年6/上開花、見頃は6/中-7/上。鮮やかな朱色の花を咲かせます。レンゲツツジは「乗鞍高原」の一の瀬園地、「上高地」の田代湿原・岳沢湿原、「美ヶ原高原」の白樺平・物見石・思い出の丘・焼山・王ヶ頭など、「高ボッチ高原」・ 鉢伏山〜前鉢伏山、「霧ヶ峰高原」の車山肩・八島湿原、車山湿原・踊場湿原、白樺湖、「蓼科高原」の女神湖・蓼科園地、「八ヶ岳」の中央高原、八千穂高原などで群生して見られます。レンゲツツジは毒があるため、野生のシカ、高原で放牧する 牛や馬は食べないので増えて群生します。

■大町常盤の「西山城址」で自生するミツバツツジやヤマツツジ、レンゲツツジなどのツツジが見頃となった。
大町と松川村境の「大洞山」から東にのびる尾根に築かれた「西山城」(標高870m)。戦国時代に一帯を支配した仁科氏配下の矢口氏の居城で、土塁、曲輪、堀切などの山城の構えが残っています。堀切とは尾根をスパッと断ち切る空堀で、 尾根伝いに攻めてくる敵を足止めするためのもの。地元の西山城址保存会が史跡を守り継ごうと一帯の整備を続けています。標高差約210mで山頂まで徒歩30分ほど。標識・案内板・山道は保存会が整備。最上部の「一の曲輪」には鳥居と 城山神社の社が鎮座し、山道の一の曲輪付近ではピンクや赤、オレンジ色に染めたツツジが咲いています。例年より早めの開花で、GW中には満開を迎えそう。西山城は戦国末期仁科氏の滅亡とともに廃城になった云われます。
※山麓線沿いに登山口駐車場。隣には「下条農園」のしゃくなげ庭園。近くには乳川対面に「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」、その奥に「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)あり。

■5/21;大町常盤の「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」がGrand Opening。
2023年は施設を新設し、旗艦店「ラ・カスタ 北アルプス本店」を入口にOPEN。化粧品など数多く展示・販売、スキンケア方法やカウンセリングを行う。お客さまに合わせたセルフケアや季節のお薦めアイテムを提案するという。 記念の「咲Emi」「樹Ki」「水Suiを限定販売。北アルプス本店では、5/21-5/31;購入者全員にポイント2倍、6/1-6/30ポイントカード新規でポイント2倍。オープン記念品は「LaCASTA オリジナルタンブラー」 ガーデン入園は店内カウンターで受付(入園は事前予約のみ)
(10:00-17:00;入園予約制,\1100/大人,\550/小中生,水曜休園,祝日開園,翌日休園,P40無料)
(問)ラカスタナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911

■5/21;ヘアケアブランド「ラ・カスタ」の商品開発・販売を手掛け「アルペンローゼ」は、直営店「ラ・カスタ 北アルプス本店」をOPEN。
アルペンローズは1989年、美容室専売のヘアケア商品を扱う会社として大町に設立。北アの雪解け水を利用したシャンプーなどの製造や、農園で育てた植物を使ってアロマオイルの研究開発を行っている。1996年には植物の生命力と癒やしを テーマにナチュラル化粧品ブランド「ラ・カスタ」を誕生。北ア山麓の地下100mを流れる軟水はミネラルのバランスに優れ、傷みやすい髪や、きめ細かく敏感な肌に馴染む納得の水質という。三角屋根の北アルプス本店は天井が高く木を ふんだんに取り入れた明るい店内に商品が並ぶ。伐採したヒマラヤ杉でパーテーションや小物して利用。ラ・カスタ製品のルーツの映像が流れる「ウェルカムルーム」を併設。店内では商品販売だけでなく、マイクロスコープを用いた 頭皮チェックとカウンセリングを行い、正しいケアをアドバイス。製品を試すの水道の蛇口からは髪や頭皮を洗うために最適な37℃に設定。泡立ちがよく髪や頭皮にやさしいという。
ナチュラルヒーリングガーデンでは香りの植物に触れられるアロマガーデン、季節の花々で彩られたシーズンガーデンなどがあり。(予約制,10:00ー17:00,11/中-4/中冬期休園,水曜定休,祝日時は翌日休園,入園料;\1100/大人・高校生,\550/小中学生)
アルペンローズはシャンプーやトリートメントなどの商品を美容室や小売店約2500店舗に卸し、直営店は8店舗。ラ・カスタ銀座本店(松屋銀座)、県内には北アルプス本店(大町)、松本井上店(松本)、井上アイシティ21店(山形村)。従業員数は95人。
(問)ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン TEL 0261-23-3911

■5/20;大町の「木舟城研究会」は、県内最大級の山城と言われる「北城・南城」(木舟城)の登城会兼簡易整備イベントを開いた。
市内外から幅広い世代の30人余りが参加、会員の案内で県内最大級と言われる山城を歩き、遺構を見ながら歴史に思いをはせた。

■5/20;松川村「馬羅尾高原」で「山の日」の「記念植樹祭」を開いた。
新型コロナに伴う行動制限の解除で、4年ぶりに子供たちも参加。村、議会、林業関係者など約80人が参加。山の恵みに感謝し、伐採された村有林にアカマツやコナラなどの苗木600本を植えた。記念に自身の名前などを記した木材のプレートをかけた。 記念樹として、標柱の周囲に村花のレンゲツツジ20本やヤマモミジ3本も植えた。植樹祭は数十年にわたって続く村の伝統行事。2011年の「山の日」制定を契機に、山に感謝し森林保全を考える機会となっている。

■大町美麻「中山高原」(標高1000m)と云えば、春は黄色い菜の花畑、秋は白いそばの花畑が有名な観光スポット。
一面に菜の花畑(8ha)が広がり、残雪の北アと菜の花が織りなす絶景が人気の観光地。しかし、2023年春は菜の花がまったく咲いていない。花はおろか茎や葉も全く出ていません。菜の花を育てている地元の菜の花農業生産組合は、 その理由を調査中。「原因はわからない。栄養不足で発芽しないのか」と。理由の一つとして連作障害が考えられる。連作障害は長年同じ植物を栽培していると、土の中の決まった養分が減っていくことで生育が悪くなります。 中山高原の場合、菜の花は種ができるまで育て、種から「菜種油」を生産・販売しています。このため、土の養分をより多く吸い取ってしまうことから、連作障害が起こりやすく、10年前にも同じような状況が発生した。もう一つの理由は 「気候変動」。2022年は気温が高かったため発芽しなかった。例年、菜の花は8/中に発芽して冬を越すが、2022年8月は標高1000mの高原でも気温が30℃を超えるなど、厳しい暑さに見舞われた。高地に慣れた中山高原の菜の花はほとんど 発芽することがなかったという。農業生産組合では生育しない原因を突き止めて、2023年に向けた対策を進めたいと。
ナスやキュウリ、ウリ、マメ、アブラナ科の野菜は連作障害を起こすため、野菜畑や菜の花畑に連作対策として、ひまわりを育てることがよくあります。ひまわりは大輪で背丈が高いため、特定の土壌の養分をたくさん吸ってくれます。 お盆過ぎにはひまわりを刈り取り、翌年に向けて菜の花の種を植えます。

☆★☆安曇野・大北の菜の花畑☆★☆
安曇野から大北にかけて、黄色いジュータンを敷き詰めたような菜の花畑が点在しています。これまでに見かけたもの。
1)堀金・岩原;山麓線沿いに菜の花が植えられいます。
2)「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高);公園内の里山文化ゾーンの棚田では、6haに500万本の菜の花畑が広がっています。2023年は4/初には開花、4/下に満開。5/初;まだ見ごろは続いています。
3)道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」;「ほりがね物産センタ」南側の約6000uの休耕田に菜の花畑。のどかな田園風景に咲く菜の花と残雪の常念岳のコントラストが美しい。こいのぼりが泳いでいます。
4)豊科重柳;「安曇野スイス村」の菜の花畑。常念岳をバックに菜の花を撮る観光客が多い。
5)穂高有明;穂高山麓線沿いにある菜の花畑。爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳が背景に菜の花畑。
6)大町美麻の「中山高原」;2023年春はNG。菜の花と残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳。中山高原キャンプ場あり。
7)大町鹿島;小熊山西の山麓に一面の菜の花畑。
8)大町海ノ口;木崎湖北からヤナバ手前にかけて菜の花畑。大糸線と菜の花を撮影する人が多い。

■間もなく花の季節。大町では4/中-5/上まで比較的長い間桜が楽しめます。北アの蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳と桜は絵になります。
枝垂れ桜が早く開花、ソメイヨシノ、大山桜、八重桜、山桜。コブシ、タムシバ(大町ダム周辺)も同時に見られます。
一番先に南部須沼の一本桜が咲く(2022.4/10開花)。市内の桜の名所では若一王子神社、かまど神社、大黒天の枝垂れ、大町西小の桜並木。大町霊園、大町公園(2022.4/11開花・4/16満開)、観光道路の桜並木(2022.4/11開花・4/16満開)、 市民の森。大町温泉郷の桜並木(4/中-4/下)。仁科三湖(木崎湖南・中綱湖オオヤマザクラの水鏡、青木湖の一本桜)は4/下〜GW前半。白馬はGW、小谷は4/下-GW前半頃桜が見ごろ。
美麻新行・稲尾・木崎湖西では福寿草の群生、中山高原では菜の花畑、木崎湖海の口では菜の花畑、農具川の河川敷では芝桜、宮の森自然園では水芭蕉、黒沢高原では水芭蕉・カタクリ、居谷里湿原ではザゼンソウ・水芭蕉・リュウキンカ、 青木湖ではザゼンソウ・カタクリ・キクザキイチゲ・アズマイチゲ・ヒトリシズカ・フッキソウなども見られます。2023年桜開花予想では「大町公園」(4/7;開花,4/13満開,4/22桜吹雪)

■大北も桜の季節。お花見に行く桜の名所。開花時期は例年。2023年は早まりそう。
(1-1)4/上-4/中;松川村「有明山社」の桜、「松川神社」の権現様の桜、鼠穴「桜沢」の枝垂れ桜(松川村天然記念物)
(2-1)4/上-4/中;池田町「鵜山」の桜並木、「あづみ野池田クラフトパーク」の桜
(2-2)4/下-5/上;池田町「大峰高原」の桜(一番遅い)
(2-3)4/上-4/中;池田町陸郷「夢農場」、「桜仙峡」の桜・山桜、「成就院来鳳」の枝垂桜(町天然記念物)、「高照山」桜の里(2022.4/16;夢の郷で陸郷山桜散策イベント(\1200)
(3-1)4/上-4/中;大町市南部;常盤「須沼」の一本桜、高根町「曽根田」のエドヒガン桜(市天然記念物)
(3-2)4/中;大町市街地;「若一王子神社」、「竃神社」、「大町西小」の桜、「大黒天」の枝垂れ桜(市天然記念物)
(3-3)4/中-4/下;「大町公園」、「大町霊園」、「北山田の観光道路」、「市民の森」、「大町温泉郷」の桜並木、「西山城山」の江戸彼岸桜(市天然記念物)
(3-4)4/下-5/上;仁科三湖の「木崎湖」の桜、「中綱湖」の大山桜(市天然記念物)、「青木湖」の桜・大山桜
(3-5)5/中-5/下;大町美麻大塩「静の桜」イヌザクラ(県天然記念物;高さ20m,幹回り8.4m)(2021.6/5;静御前がこの地を訪れた際、地面に刺したつえが根付いたと伝わる巨木が倒れた)
(4-1)4/下-5/上;白馬村岩岳「伝行山徹然桜」(枝垂れ桜)、岩岳「新田」の桜並木、沢渡「貞麟寺」の枝垂れ桜(白馬村天然記念物)、「深空十郎様」の大山桜と霞桜(白馬村天然記念物)
(4-2)4/下-5/上;白馬村「野平」の一本桜、「大出公園」の桜・枝垂れ桜、飯森「長谷寺」の枝垂れ桜、「飯森神社」の桜、「神城」の47入口桜。「青鬼集落」の桜
(4-3)4/下-5/上;「白馬北小」・「白馬南小」の桜。「信濃森上」の巨木桜、霧降宮「切久保諏訪神社農道」の桜並木
(5-1)4/中;小谷村「島温泉」の桜並木(村内で早い桜)
(5-2)4/中-4/下;北小谷の「オクチョウジ桜」(小谷村指定天然記念物)
(5-3)4/下-5/初;「小谷村役場」の桜、「小谷中」の桜、道の駅「小谷」の桜
(5-4)4/下-5/上;小谷「眺望の郷」の桜
(5-5)5/上-5/中;「小谷温泉」上の山桜

■桜の名所で知られる池田町陸郷の「夢農場」では早くも桜が開花した。
池田町の北部、山間の静かな丘陵にある「ラベンダーガーデン夢農場」は、4万uの広大な斜面に80種類のラベンダーを栽培しています。池田町「陸郷」集落に、1986年水野建設が桑畑を整備してラベンダー畑に造成した。陸郷はもともと養蚕業が 盛んな場所で一面桑畑だったが、養蚕業が衰退し、畑は荒廃した。水野龍二さんは小鳥たちが桜に集まってくる姿をみて、桜の地にしようと桜を植え始めた。毎年100本-200本の桜の木を植えていった。ウグイスなどの小鳥のさえずりが聞こる中、 桜茶を飲みながらいろいろと語ってくれました。
水野さんは「今年も桜がきれに咲いてくれた。近年は桜の植樹もしていないが、鳥たちが桜の木を増やしてくれる」と。水野さんはもともと農家の青年だった。池田町は昔、養蚕が盛んで水野さんも昔は蚕を飼育していた。ところが外国産の 繊維の影響で養蚕業は衰退。そこで土建屋を始めた。バブルの頃は儲かったというが、年を重ねごとにふと我に返り、この山の中に「花畑を作ろう」と思いついたという。当時は皆から「お前はバカか」と反対されたという。そんな中、 黙々とラベンダーを植え続け、現在の広さまでになった。今では初夏〜夏には池田町を代表する観光地「ラベンダー畑」となった。同時に約3000本を植えたという山桜。「小鳥が広めた」と言われますが、実際は水野さんが種を蒔いていた 現代版の「はなさかじいさん」でした。ソメイヨシノは70年〜80の寿命。古木には栄養分を与えたり、桜の間隔が空いているところには新しい桜を植えたという。ヤマザクラの寿命は約300年という。「桜の状態は?」を尋ねると、 「桜は数年おきに咲く年と、咲かない年が繰り返されている」。桜の花はウソに食べられるという話をしてみたが、「それだけではなく天候が一番左右する」と。桜の次は2008年からアジサイを植樹を始めた。通常のアジサイではなく「ヤマアジサイ」。 ヤマアジサイの種類は約500種あるがそのうち手に入るのは約300〜350種、そのうち100〜150種を植えたという。「今の夢は?」と尋ねると「アジサイ園を皆さんに見せるのが楽しみ」とか。 いつものように水野さんはラベンダーの手入れをしながら、ラベンダーのほうが手がかかると言っていました。遅霜や長雨で根が枯れることも多いという。
夢農場では、一角の小川にはゲンジボタルの幼虫を放った。今では夢農場のホタルは7/中〜8/下まで見られます。信州のホタルは通常6/下〜7/中に見られるが、ここではその後は自然にその数も増え、8/下まで楽しめるようになった。 「この池田町陸郷・夢の郷が有名になってどう思う?」との問には、「大勢の人に見学にきて頂くのは大変嬉しいが、反面、観光バスが多数往来し、地元の方にも迷惑が出ている。そのため、2009年春からは、一部の道路で交通規制もするようにした。 実は静かに見守って欲しいという気持が本音なんです」と。80才を越えるご老人が写真撮影をしていたところに車が通りかかり、バックした際に老人に当たり人身事故が発生。夢の郷周辺の道路はカーブが多く、道幅が狭く、すれ違いもできない ところが多い。「路肩駐車すると渋滞を起こすだけでなく事故にもつながるので、夢農場の駐車場に駐車してして欲しい。桜を眺めながらのんびりと場内を散策して欲しい」と。最後に水野さんからとっておきの情報をゲットした。 池田町にはヒカリ・・・の大群生地があります。近くにはシラネアオイを植えている人がいますが、自然のヒカリ・・・の群生地はまだ世に知られていません。「公開もしませんよ」と。水野さん(会長)は2021年に亡くなりましたが、 「花咲かじいさんの遺志を受け継ぎたい」と水野建設はCFを行なって、整備・運営を続けています。4/下;菜の花、5/中〜6/上;カモミール、6/中〜7/上;ラベンダー、11/中;野沢菜の摘み取りが楽しめます。
夢農場の桜の開花時期は例年4/10頃。それが2023年は初夏を思わせる陽気もあり、一気に桜が咲き始めた。こんな年は珍しいという。夢農場の桜は例年より2週間早く、2023.3/28;開花。現在3-4分咲き。夢農場のある陸郷は「小鳥が作った桜の郷」 として知られ、鳥が実をついばんで増えた自生する山桜の名所、山一帯の約200haにソメイヨシノやヤマザクラ、カンザクラ、オオヤマザクラなどが点在。現在、陸郷の桜は1-2分咲きで蕾が多いため、全体的にピンク色に染まっています。 今週末から見頃を迎え、4/上には満開になりそう。2023年は例年より暖かい日が続き、開花が早まった。これから数千本の木々が山肌を淡いピンク色に染めていきます。2023/3/31;プレオープン,4/6オープン。園内は入場無料,売店は営業(不定休)
※池田町県道51号福祉会館入口から車約10分(5km),P200(駐車料無料,協力金) (以下の写真は以前のもの.Clickで大きく表示)
(問)夢農場 TEL 0261-62-5510

■3/31;JR信濃大町駅前にある「アルプスロマン館」閉店。
信濃大町駅前にある「アルプスロマン館」は2006.2/8にオープン。館内には田中屋さんのおみやげとおやきのお店があり、「大町の民話」をテーマにした紙粘土人形を常設展示するコーナーがありました。「大町民話の里づくり・もんぺの会」の 会員が大町の民話をもとに紙粘土で民話を再現し、展示していた。椅子とテーブルにお茶も用意され、温かいおやきを店内で座って食べることができました。感想を書くノートが置かれてゆっくりと観賞。展示内容は少しづつ変わっていました。 長年、大町の玄関口で観光客や地域住民に愛されてきた店舗が営業を終えます。(2006.4/21;大町温泉郷に「民話の里おおまち小太郎」がオープン)
運営する「雷鳥の里」の「田中屋」は、「大町の顔にもなっていた場所だけにつらい思いだが、コロナ禍もあり、苦渋の決断をした。これまでの支援に感謝します」と。寒い日はアルプスロマン館のおやきを食べながら、お茶を頂き、 「大町民話の里づくり・もんぺの会」の民話を表現する紙粘土人形の展示を見たり、もんぺの会のおばちゃんとのお話などが懐かしい。

■2006.2/8;JR信濃大町駅前に「アルプスロマン館」がオープンした。駅を出てすぐ右手。田中屋さんのおみやげとおやきのお店。温かいおやきを店内で座って食べることができます。また、お店の中には大町民話の里づくり「もんぺの会」による 民話の世界を紙粘土で表現した展示コーナーがあり、信濃大町駅第2待合室ともなっています。(当時の写真です)

「信濃大町駅」(大町にて)(2006.3/下)

■2/22;大町市が販売する使用済み「下水道マンホールのふた」の購入希望者を募集し、応募多数で大町市役所で「抽選会」が開かれた。
販売するは大町市の鳥・ライチョウや北アルプス、仁科三湖がデザインされたマンホールのふたで重さ45kg。2002年に作られた8枚でサビや絵が薄れたものもある。1枚\3000円で販売。2/1-2/20;大町市建設水道部への購入申込みは120名、 倍率は42倍。大町市内;34件、市外;86件(うち県外;27件)。大町市役所まで直接取りに来るのが販売の条件。2/22;大町市役所で抽選会が開かれ、牛越徹市長がPCを使ったルーレットで当選者を決めた。販売を望む声が多く寄せられ、 大町市は2023年度の販売も検討。

■2/1-2/20;大町市は「マンホールのふた」を発売
大町市内には下水道のマンホールの蓋は7000枚設置され、年間5枚が処分されてきた。今回は2002年に製造、実際に使用されていた下水道のマンホールのふたを販売する。ふたには大町市鳥・ライチョウ、背景には後立山連峰、仁科三湖をデザイン。 大町のPRになればと初めて企画、コレクションやガーデニングのアイテムとして利用されることを想定して発売。(直径;60cm,重量;45kg,鉄製,\3000/1枚×8)
さびや傷が多数。ふたの購入は平日に大町市役所まで取りに行けることが条件。2/1ー2/20;大町市上下水道課に郵送/持参で申込む。「地域色あるマンホールに興味ある人に、大町市のことも知ってほしい」と。 申込み多数時は抽選、購入者は2/28までに決定・通知。
JR信濃大町駅の大町観光協会では大町市マンホールをデザインした「マンホールカード」配布(1枚,無料)。2018年から累計6500枚を配布した。県内の自治体では31種類、全国で900種類以上あり。
(問)大町市上下水道課 TEL 0261-22-0420

「大町市マンホールカード」(大町にて)

■大町市文化財センタは、県埋蔵文化財センタが企画・発行している「縄文カード」(第2弾)を、同館の常設展示を見学した希望者に無料配布。
縄文ファンなどの人気を集めている。縄文カードは、県内の縄文時代の遺跡から出土した土偶や土器といった遺物を紹介するもの。埋蔵文化財への関心を高め、県内の展示施設を巡るきっかけにしてもらおうと、県埋蔵文化財センタが制作。 2021年に続く第2弾。第1弾は10ヶ所だったが、今回は県内全域の22ヶ所に増やした。

■冬の「中綱湖」と云えば、わかさぎの氷上「穴釣り」。
一面雪原のようになった結氷した氷上で穴釣りが楽しめます。例年1/下-2/中まで穴釣りが楽しめます。多い年には50-100基のテントが張られます。解禁されるのは氷の厚さが20cm以上で積雪約15cm。2023年は氷の厚さは5-7cm程度で まだ解禁されていませんので現在は立入禁止。昔は毎年のように厚い氷が張って、冬は中綱湖でわかさぎの穴釣りツアーを行い、木崎湖のおばちゃんのところで夕飯は天ぷらにして食べていました。温暖化なのか解禁の年が減ってきました。 2006年解禁、2008〜2012年は解禁されず、2013年、2018年、2022年は解禁。釣り用具は貸出なし。路駐禁止,中湖橋南P,鹿島槍スキー場Pを利用。(中湖橋のたもと;\1000/1日入漁料,\4000/年券)
(問)青木湖漁業協同組合 TEL 0261-23-1086

■大町常盤の美と癒しの庭園「ラ・カスタ ナチュラルヒーリング ガーデン」
お城のような建物はファクトリーで、2Fには「香りのアロマ体験工房」があります。館内には絵、ラ・カスタの化粧品が展示されています。棟のような建物は展望台で、テラスもあり、ガーデンの景観を眺められます。 裏手の窓からは残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳が望めます。(2022年は8/31で終了しました)
(5-9月10:00-17:00、4,10-11月10:00-16:00,水曜定休,祝日時は翌日休園)(\1000/大人,要予約,定員;100名/1日)
(問)ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン TEL -261-23-3911

■大町温泉郷の「カフェひのき」は、温泉郷と北アの山々の魅力を伝える「大町温泉郷と山マップ」を制作した。
地図はA4版。鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳、鹿島槍ケ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳など、温泉郷から見える山々の名称と標高を紹介。温泉郷周辺の地図を掲載し、印のある地点から見た山々の美しさも伝えている。

■開校150周年を迎えた「大町西小」には100年前に植えられた桜の並木があります。
大町西小150年の歴史。昔は2000人以上の児童が通った西小は少子化や通学区再編成で現在児童数は263人。西小は1872年筑摩県第十小校「入徳館」として開校。1874年下仲町に校舎が作られ「仁科学校」に。1930年に北原町に新築移転。 大町尋常小、大町尋常高等小、大町国民学校、大町小、大町西小と変遷。1947年「大町小」になり、1951年校歌が作られ、1984年全面改築して「大町西小」になった。大町北小との学校再編で2025年度で閉校予定。
西小の校庭からは蓮華岳〜爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳まで見渡せます。西小の自慢はなんと言っても「桜」。大町市内の桜の名所で夜にはライトアップも。正門から校舎に続く桜並木はまさに桜トンネルで、児童を見守り、地域住民の 心のよりどころになっています。春には満開の花を楽しみながら「お花見給食」の伝統行事があり、子供たちにとって身近で大切な宝物。「日本の屋根よ、信濃なる北安曇野の大空に朝日の光照り映ゆる」と西小の校歌は学校から望む 北アの雄大な眺めの描写から始まります。2022年度は開校150周年を迎え、記念式典や記念運動会、記念植樹などの行事が行われた。学校のシンボルともいえる桜並木は、1931年ソメイヨシノ100本植樹、100年近く児童を見守ってきた。 近年は花が咲かなくなったり病気になったりする老木も増え、植え替えが本格化。
2022年秋には「北アルプスとのコラボが映える!大町西小学校の桜を後世に残したい」(CF)で支援額168.2万円(目標;115万円),支援者155人。桜の木を植え替えています。

■北アの蓮華岳〜爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳を背景に校庭の桜並木が見事な桜の名所・大町市「大町西小」が開校150周年を迎え、記念事業としてソメイヨシノの若木の補植を計画。CFで支援金募集中。
樹齢100年のソメイヨシノ100本を超える桜並木がピンチ。老木が増え、児童や市民らに長年愛されてきた桜を後世につないでいこうと協力を呼びかけている。同校のソメイヨシノは1931年から植樹され、現在119本。老木は一部で花が咲かなかったり、 病気で幹がえぐれたりしている。歴代のPTA役員や校長らで1995年に「桜の木を守る会」をつくり、地域のボランティアと消毒や肥料散布、枝の剪定を行い、2009年からは毎年1本ずつ植え替えをしてきた。ただそれ以上に老木の傷みが進んでいるとして、 150年の節目に植え替えを本格化させることにした。今回は、校外からも目立つ校庭南側の桜並木に16本の若木を植え、衰えた老木は状況に応じて順次伐採していく。1本の植栽に9万円を見込み、県の補助金を除いた115万円を目標に、9/25までCFサイト 「レディーフォー」で受付。寄付額に応じ、桜の枝で作ったコースターなどを返礼品にする。市教委は2026年度を目標に小学校再編を予定。大町西小は大町北小と統合し、校舎が使われなくなる可能性もある。その場合でも何らかの公共利用が 見込まれ、実行委は桜保存を続ける意向。運営委員長は「かつては2000人が通った大規模校で多くの人に親しまれてきた。皆さんの心の中の風景を守りたい」と。
9/9;目標金額;115万円、支援総額;80.5万円、支援者;70人。
北アルプスとのコラボが映える!大町西小学校の桜を後世に残したい

■のどかな里山に咲く小川村の桜と北アの絶景。
長野と白馬の中間に位置する小川村は「にほんの里100選」に選定され、桜の名所が多い。二反田の桜。山の斜面一面にヤマザクラやオオヤマザクラが咲き誇り、先週に見頃を迎えた。現在は散り始めで桜吹雪。さわやかな風の中で散歩するのもよい。 善光寺街道と千国街道を結ぶ「峰街道」で松代藩の番所があった場所。番所の桜。立屋の桜。残雪の北アを背景に桜の写真に収めようと多くの写真家が訪れます。番所・立屋の桜は今週中が見頃。

■池田町は昼夜の寒暖差が大きく、ワイン用ぶどうの栽培に適しています。1988年池田町は青木原でワイン用ぶどうを栽培。2004年、池田町がぶどう畑用に青木原、渋田見を、2017年鵜山を造成した。ワイナリー開設を見据え、ぶどう栽培を開始。 2020年7月、北ア・蝶ヶ岳から白馬三山までを見渡せるぶどう畑の一角に、池田町初のワイナリー「ドメーヌヒロキ」が誕生。ぶどう畑は昔は桑畑だったところ。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどを 栽培。北アのパノラマを望むワイナリーで、ジャズを聞きながらワインを楽しむ。
(問)ヴィニョブル安曇野ドメーヌヒロキ TEL 0261-25-0024

■大町高瀬渓谷の「七倉山荘」は大町温泉郷入口に「北アルプスBASE温泉郷キャンプ場」をOPEN。
テント泊。(\1650/泊,\770/大人,\660/中学生,\550/小学生)(オープン価格;\1100/泊,\550/大人,\440/中学生,\330/小学生)(OP:\1100/1泊駐車場,\1100/AC電源,\2200/タープ張)
トレーラーを利用したコンドミニュアム型の宿泊錬も併設(最大8名)(\33000/1泊2日;大2+小2;\4950/1人あたり)。隣は日帰り入浴施設「薬師の湯」
(問)北アルプスBASE温泉郷キャンプ場 TEL 090-6007-0208

■4/19〜;松川村有明山山麓の「馬羅尾高原キャンプ場」がOPEN。
キャンプ場(25人/テント15張),林遊館(8人)(事前予約要)
(問)松川村すずの音ホール TEL 0261-62-2481

■;「オリンピック白馬ルート地域振興協議会」は3ヶ所の道の駅を巡る「おやきの里めぐりデジタルスタンプラリー2022」。
3ヶ所で電子スタンプを集めると、対象店舗でおやきを2つもらえる。2019年までは例年、一堂に会しておやきを販売する催しを開いていたが、新型コロナの流行で開けず、観光の広域化を目指して2021年初めてスタンプラリーを行った。 道の駅「中条」、「ぽかぽかランド美麻」、「おがわ」にあるQRコードをスマホで読み取り、電子スタンプを集める。3ヶ所全てで集めると、対象の6店舗でおやき2つと交換できる。このうちの中条の「やきもち家」は、いろりで 焼くおやきが売り。「同じ郷土料理だが蒸しや焼きなど違いがあって面白い。やきもち家では、さくっと香ばしい食感と具だくさんのおやきを食べてほしい」と。
1)大町市美麻青具「猪乃源」;火/木/土;11:30ー17:00,月/水/金/日定休 TEL 070-4361-0381
2)大町市美麻青具「ぽかぽかランド美麻」;7:00-20:30,TEL 0261-29-2030 ※10:00-21:00日帰り入浴可;アルカリ性単純温泉(\600/大人,\400/小学生)
3)小川村高府「小川の庄縄文おやき村」;9:00-17:00,9/12.9/20,9/26;定休日,TEL 026-269-3760
4)小川村高府「道の駅おがわ味菜」;9:00-19:30,火曜定休,TEL 026-269-3262
5)長野市中条住良木「道の駅中条」;9:00-17:00,TEL 026-267-2188
6)長野市中条日下野の「やきもち家」;10:00-19:00,TEL 026-267-2641 ※10:00-19:00日帰り入浴可;アルカリ性単純硫黄冷鉱泉(\520/大人,\310/小学生)
(問)オリンピック白馬ルート地域振興協議会(大町市美麻支所) TEL 0261-29-2311

■大町市は「みずのわプロジェクト」の一環で、サントリーが行う次世代環境教育「水育」を2023年度から市内の全小学校で実施。
10/12;大町西小は大町常盤の「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」で水育の授業を受け、工場見学した。水育は水資源を未来に引き継ぐ大切さを学ぶ狙い。この日は森林の保水とろ過機能を学習。手入れされた森林で、微生物などの 作用で土壌に隙間ができて軟らかくなった「ふかふかの土」と、乾燥した土にそれぞれ濁り水を注いで比較する実験を行った。ふかふかの土は水が浸透してろ過されたのに対し、乾燥した土では濁り水が表面を流れる様子を確認し、森林整備の 重要性を学んだ。水育は2回セットで、初回は学校で担任教諭が水循環と自分たちの生活との関わりを教える。2回目はサントリーの水育講師が実験などを行う。大町市では実際に水資源保全に取り組む工場の見学も加えた。

■大町市は2024年の水道事業100周年に向けた事前企画として、2023年秋に「水がうまれる地・大町」の豊かで清らかな湧水の水源を訪ね、水資源の大切さを感じてもらう市民向け見学ツアーを計画。
水道事業は1924年に居谷里水源の湧水を市街地に引いたのが始まり。市内には潤沢な湧水をたたえる四大水源をはじめ小規模なものも合わせて20ヶ所を超える水源があり、水道水を全て湧水で賄っている。水源地見学ツアーは、水を基軸に 持続可能なまちづくりを目指す10月の「みずのわ月間」に合わせた企画。市上下水道課職員の案内で居谷里水源と三日町配水池を大正ロマンのレトロバスで巡る。大正時代に時間をさかのぼり、女性職員が矢がすりの着物にはかま、男性職員も 当時の作業衣姿でガイドを務める。水源の保護や獣害防護のため柵で囲まれて立ち入れない森の中の居谷里水源では「取水量は1日6000m3で25mプール16杯分。超軟水でお酒もまろやかになる」と説明。そこからの自然流下の水をため、 市街地方面へ送る三日町配水池では、朝夕の水需要が高まる時間帯に合わせた配水にする時間変動調整機能や、貯水して断水や給水に備える非常時対応機能を紹介。配水池の上にあるお墓のような形の空気口を間近で見たり、配水池の水と ミネラルウオーターなどとの飲み比べしたり。9/30-10/1;市民向けのツアーを「北アルプスコーヒーフェス」に合わせて開催予定。建設水道部は「恵まれた湧水が大町最大の地域資源であることを市民にツアー体験を通じて伝え、改めて郷土の 魅力を感じてもらえたら。観光誘客、移住促進にもつなげたい」と。

■「アルプス天然水」
サントリーのミネラルウォーター「アルプス天然水」は「北アルプス」や「南アルプス」などのロゴがパッケージに記載。サントリー天然水は軟水で、北アルプス(硬度10mg/L)(長野県信濃大町市常盤)、南アルプス(30mg/L)(山梨北杜市白州)、 阿蘇(80mg/L)(熊本)、大奥山(20mg/L)(鳥取)の4種類。ラベルには北アルプスは北アとシナノキンバイ・オオルリ、南アルプスは甲斐駒ヶ岳とフクジュソウ・ルリビタキ、阿蘇は阿蘇山とユウスゲ・オオルリ、奥大山は大山とダイセンスミレ・ オオルリが描かれている。

■水環境の保全を目指す環境省の2023年度モデル事業に、大町市の「水が生まれる信濃おおまち」サステナブル・タウン推進事業が採択された。
水資源を活用して発展した大町の歴史・文化のアーカイブ化や、学習旅行の子どもに地域の魅力を紹介するガイドブックの作成などの内容が評価された。

■北ア・黒部源流域に延びる稜線「裏銀座」の登山ルートの美しい山色を写真とエッセーで紹介する雑誌「URAGIN magazine」が創刊された。
発行元の一般社団法人ネオアルプス(大町)によると、北ア初のエリアマガジン。登山者が多い「表銀座」と比べ、マイナーな印象の裏銀座だが、編集部は「この山域をもっと知ってもらい、大町を再び山岳都市に」と思いを込める。 ネオアルプスは三俣山荘オーナーの伊藤圭さんを代表に7月に設立。裏銀座の稜線につながる登山道で、道の崩落などのため通行が困難な「伊藤新道」の整備を手がけ、大町の山岳観光振興、環境保全も目指す。雑誌は、北の烏帽子岳から 南の槍ヶ岳まで3000m級の山々が連なる裏銀座の「大縦走」をテーマに60kmのルートを3泊4日で歩く行程を取り上げた。登山歴20年以上という編集者で作家小野泰子さん(安曇野)が取材・執筆。新鮮な切り口と柔らかな風合いの写真は 目を和ませ、薄水色の表紙はアートディレクターが「裏銀座の静かさ」をイメージしたという。エッセーは、烏帽子岳より北にあり、多彩な高山植物と出合える池塘「四十八池」を「楽園のごとく」とつづり、三俣山荘でお手伝いも しながら一夏を過ごす伊藤さんの子どもの成長日記も。野口五郎小屋を営む上條盛親さんが40年前に絶滅種のニホンカワウソを見たとの逸話や洋画家・版画家吉田博が題材にした鷲羽池の今、伊藤新道復活に向けた整備の話題もある。 「裏銀座は人はまばらだけれど、だからより自分らしい登山に向き合える。山好きの人だけでなく、昔登ったことがある地元の皆さんにも懐かしさをもって読んでもらえたら」と。参考コースタイムや山小屋情報、交通手段も添えた。 B5判,48頁,2000部,\1200。今後も年1-2回発行する。大町の「三俣山荘図書室」や書店、アウトドア用品店などで販売。

■大町駅前本通り商店街・下仲町にある「三俣山荘図書室」に「書麓アルプ」がオープン。
山愛好家の店主が山や自然にまつわる古本を中心に、旅やアートなど幅広いジャンルの本を豊富に取りそろえた。長い間シャッターが下りたままだった空き店舗に明かりがともされ、にぎわいを見せている。長野に移住してから山の魅力にはまり、 山にまつわる本の収集を始めた。「山の近くで個性を出した本屋を開きたい」という思いから、2020年から山関係の本に特化した個人書店を立ち上げた。

■大町駅前本通り商店街の「三俣山荘図書室」で「裏銀座山小屋主座談会」が開かれた。
山岳愛好家ら約30人が参加。北アの烏帽子岳から槍ヶ岳までをつなぐ登山ルートの「裏銀座」で山小屋を運営する烏帽子小屋の上條真理子さん、野口五郎小屋の上條盛親さん、湯俣温泉晴嵐荘の竹村正之さんをゲストに迎え、知られざる 山の歴史や文化に耳を傾けた。
裏銀座は高瀬ダムのブナ立尾根登山口を基点とし、烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ至る登山道。2023年夏山シーズンを前に、魅力あふれる山域を広く知ってもらおうと企画。 一般社団法人ネオアルプスが運営する、北アルプス初のエリアマガジン「URAGINマガジン」主催。

■10月、大町のご当地グルメ「黒部ダムカレー」の推進協議会は複数の提供店で小さいサイズを用意するなどしたのに合わせ、ダムカレーを食べた人に大町市のミネラルウオーターかオリジナルピンバッジをプレゼントするキャンペーンを始めた。
10月は「SDGsみずのわ月間」として催しを予定。ダムカレーはご飯をえん堤の形にし、ルーをダム湖に見立てている。ボリュームがあるため、小さいサイズを求める声が以前からあったという。半年前に各店に相談したところ、8店が小さいサイズを用意し、 数店がリニューアルしたため、まとめて紹介することにした。キャンペーンには16店が参加。JR信濃大町駅前の商店街にある「おうちごはんホッと」は、ご飯の量を半分の200gにし、デザートのゼリーをミニアイスに替えた小さいサイズを用意。 「1食を2人で分ける女性客もいたので好まれるかも」と。キャンペーンは11/30まで。
(問)大町市商工労政課 TEL 0261-22-0420

■北ア・最奥部、黒部源流域を通る「裏銀座ルート」の魅力を知ってほしいと、大町の団体が小冊子「URAGINマガジン」を創刊した。
3000m級の山々の懐に包まれ、大自然の造形と静かな山歩きを楽しめる魅力を写真やエッセーなどで紹介。高瀬ダム近くが登山口になる裏銀座は、名峰・槍ヶ岳までのルートとして、安曇野の中房温泉を登山口とする表銀座と並び称されるが、 登山者数は少ない。B5判,48頁。3泊4日の行程の大縦走ルポとエッセーで構成。写真は今回初めて裏銀座を歩いたカメラマンが撮り、まだ訪れたことがないスタッフが選んだ。名もなき岩峰や稜線に囲まれた深い谷など、新鮮な視点で裏銀座の 雰囲気を伝えている。安曇野の編集者は「良い所が知られていない。どうしても魅力を伝えたかった」と。エッセーでは、野口五郎小屋を営む上條盛親さんが絶滅種ニホンカワウソを約40年前に目撃した話や、通行困難になっても約40年、 三俣山荘によって草刈りなどが続けられる登山道「伊藤新道」の話を取り上げた。三俣山荘を経営する伊藤圭さんが設立した一般社団法人ネオアルプスが発行。裏銀座一帯を継続的に紹介するため、今後も年1-2回発行する。大町の 三俣山荘図書室や書店、アウトドア用品店などで販売。(\1320)

■北ア最奥部にある「三俣山荘」が高瀬川上流部にある湯俣と山荘をつなぐ登山道「伊藤新道」の再興に向けた復活プロジェクトを進めています。
「伊藤新道」は大町の高瀬川上流部にある湯俣温泉から鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置する三俣山荘までを結ぶルート。火山、温泉、原生林などの山岳ルートで、硫黄尾根の赤茶けた花崗岩が切り立ち、温泉成分が含まれる湯俣川は 「湯俣ブルー」が印象的な北アの中でも特異な自然環境を有しています。渡渉を必要とする登山コースで、伊藤正一さんが作った、37年前に廃道となった伊藤新道を復活させる。2022.5/末、三俣山荘と水晶小屋を経営する伊藤圭さんが CFを開始した。三俣山荘から槍ヶ岳が美しい展望台までは往復4.2H(三俣山荘→展望台2H、展望台→三俣山荘が2.3Hは伊藤さんが登山道を整備した。これより下部の湯俣までの登山道はこれから整備。伊藤新道の復活には全3本の橋を 設置予定で、今回のCFで第2、第3吊り橋の架橋資金に充てられます。第1吊り橋は2021年に架橋済。2022年10月;伊藤新道の第2吊り橋・第3吊り橋の架橋工事などを行い、伊藤新道を仮開通。2023年4月;登山道整備。2023年7月;避難小屋建設。 2023年8月;本開通予定。6/15支援総額;\6430500円、目標;\7500000円、支援者数;391人,締切;8/上。
※2022年1月、信濃大町に山小屋の発信基地としてブックカフェ「三俣山荘図書室」をオープン。
伊藤新道 復活プロジェクト(CAMPFIRE)

■1/22;大町駅前本通り商店街にある旧金萬洋服店に、ブックカフェ「三俣山荘図書室」が本格オープン。
北ア最奥部・黒部源流の稜線上の鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置する山小屋「三俣山荘」を経営する伊藤圭さんが「登山者とまちをカルチャーでつなぎ、山と人とまちをつなぐ拠点をつくりたい」と手がけ、準備が急ピッチで進んでいる。

■大町市の中央通り商店街にライチョウやコマクサ、テントに寝そべる人など山に関係する情景を描いた幅30mの壁画がお目見えした。
「三俣山荘図書室 金萬映劇」として改修が進む3F建てビルの外壁で、描いたのは山荘の元スタッフで栃木在住のイラストレーター高塩友美さん。「山と街をつなげる」とした施設のテーマを、親しみやすい筆致で表現した。 北ア・「三俣蓮華岳」直下にある「三俣山荘」のオーナーの伊藤圭さん、敦子さん夫妻がビル3Fを借り、1月から改装。登山や環境問題を発信する拠点として400冊の本を並べ、映画用のスクリーンも設けた。2022年1/下にオープン予定。 さらに1F-2階も借りて「登山者のための場所」にしようと改修を進めている。高塩さんは2012年6-10月に三俣山荘や北ア・水晶岳側の水晶小屋で働いた。今回、伊藤さん夫妻の依頼に応え、3Fの内装に続き外壁も手掛けた。施設のテーマ カラーは大町に多く残る蔵をイメージした白と黒。壁画も白地に黒いペンキで、街と山を結ぶ道に沿って登山者やクマ、カモシカをちりばめた。コマクサのほかイワベンケイといった高山植物も描き込み、12月に2日がかりで仕上げた。 壁の上部には三俣山荘から見える北ア・槍ケ岳など、下部には図書室入口に導く金色の矢印も加わった。高塩さんは「絵を見た人が、図書室に興味を持ってもらえたら」と期待を込め、敦子さんは「すごく楽しい絵。にぎやかで、ここを 盛り上げる気持ちが伝わる」と。

■北ア最奥部、黒部源流の稜線上にある鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置する山小屋「三俣山荘」を経営する伊藤圭さんが、大町駅前本通り商店街の旧金萬洋服店に、ブックカフェ「三俣山荘図書室」を完成させた。
1/22;本格オープン。三俣山荘図書室は山小屋の仲間たちが全面協力し、自分たちの力で大々的にリノベーション。コンセプトはまちにいて山を感じ、環境に思いをはせる場所。山小屋経営でいち早く環境問題に取り組んでいる伊藤さんは 「山小屋から里に還元できるのはエコエネルギー」と考え、山小屋と同じ太陽光の自然エネルギーによる運営を行う。

■大町に「三俣山荘図書室」がOPEN。
北ア・黒部源流の稜線にある「三俣山荘」の経営者、伊藤圭さん(安曇野)が、大町市中心部の商店街に「三俣山荘図書室」を完成させた。「山と人とまち」をつないで、北ア・登山口の大町で山のにぎわいを取り戻し、大町側からの新たな 登山ルート開設の足がかりにしたいと考えている。図書室は、JR信濃大町駅に近い商店街の元呉服店のF階に開設し、登山やカルチャーなどの図書約400冊をそろえる。三俣山荘の初代経営者で圭さんの父正一さんのコーナーを設け、正一さんの カメラや原稿、北アの写真パネルを展示。ミニシアターも併設し、映画の上映も。カフェも営業し、コーヒーを飲みながら読書や映画を楽しんでもらう。三俣山荘の起源は、戦後間もない混乱期にさかのぼる。正一さんが荒れ果てた山小屋の 権利を買い取り、小屋に居座っていた猟師らと建物を再建。「山賊」とも呼ばれていた猟師たちとのいきさつをまとめた「黒部の山賊」は、今も山岳名著として読み継がれている。かつて大町は、三俣山荘につながる裏銀座ルートの玄関口と して知られ、夏山シーズンは大勢の登山者でにぎわった。だが、近年は、長野を通る北陸新幹線の開業などで登山者の流れが変わり、山のにぎわいはなくなった。加えて新型コロナウイルスの影響もあり、2020年から北アルプス全体でも登山者が 激減。圭さんは「大町市からの北アルプスに新たなルートを開設したい」と。図書室には「山と人とまちを結びつける役割として本と映画が思い浮かんだ。空き家が目立つ商店街に人を呼び寄せるきっかけにもしたい」と。三俣山荘への 主要ルートは2つ。高瀬ダムからの裏銀座ルートと、新穂高からのルートだが、最近は新穂高ルートからの入山者が8割近いという。1956年に正一さんが、私財を投じて開設した「伊藤新道」は、大町の湯俣温泉と山荘を1日で結ぶ最短ルート だった。だが、1979年に登山口の近くに高瀬ダムが完成した後、道の崩壊が激しくなり、閉鎖された。圭さんは2022年、伊藤新道を仮開通させ、裏銀座ルートとの「北アルプス周回コース」を新たに作りたいと考えている。図書室の 正式オープンは、山荘の営業が終わった11/中以降を予定。

■3/24;大町市牛越徹市長は、脱炭素社会を目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を行った。
再生可能エネルギーの普及や省エネの推進により、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする。具体策として、広報などを通じて住民への宣言の周知を図り、プラスチックごみや食品ロスの削減など家庭内での環境に対する取り組みを促進。 市役所庁内の事務事業の見直しや木質バイオマスの普及等も図るとした。

■県北アルプス地域振興局は、「農ある暮らし」の事例を紹介する動画の大町市編を作った。
インターネットで公開し都市部からの移住、新規就農の参考にしてもらう。大北5市町村の「農ある暮らし」のスタイルをPRするため、各自治体ごとの動画を作成。
1)ハーブ活用の「池田町編」
2)安曇野ちひろ公園での収穫体験や講座を扱った「松川村編」
3)特産の雪中キャベツ掘り採り体験の「小谷村編」
4)人や自然に優しい農業の取り組みを取り上げた「白馬村編」
5)市民農園で気軽に楽しむ農ライフの「大町市編」でシリーズが完結。
大町市編は市民農園で気軽に楽しむ農ライフで休憩施設と農園が一体となった滞在型市民農園で、家庭菜園を楽しみながらテレワークをしている男性にインタビュー。「畑だけでなく休憩施設もあるので、人との交流が生まれ 栽培法などいろいろ教えてもらえるなどの言葉を伝える。5市町村の動画はYouTubeや同振興局移住HPで見られる。I・Uターンや観光の出向宣伝でも活用。振興局企画振興課は「自分らしく豊かなライフスタイルの農ある暮らしの事例、 魅力を広く発信し、北ア地域に移住や観光の多くの人を呼び込めたら」と。
(問)県北アルプス地域振興局 TEL 0261-23-6501

■「長野県森林組合連合会」と「北アルプス森林組合」は、コナラなどの広葉樹の3次元データを作成する取り組みを始めた。
利用価値の高い幹の部分の太さや形状を計測して公開、家具メーカーなどが条件に合う木材を発注しやすくする。大町市の樹林で4月から実証事業を始めた。将来は広範な樹林をカバーするDBを作り、一定規格の木材を安定供給できるようにして 需要家との契約を狙う。「甦れ!北アルプス地域の里山〜立木の三次元データ化と需給マッチングによる広葉樹林の活用と再生〜」。
北ア地域は広葉樹林の割合が高く(民有林の67%)、以前は薪炭林として使われていた二次林で、その活用と次世代への更新が課題。里山は人の手が入った雑木林などの二次林は、薪・炭の材料として利用されてきたコナラ、クヌギ、アカマツなどで、 二次林は10〜30年で伐採され、明るい林が保たれてきた。林の中にはスミレやカタクリ、ツツジ、ギフチョウなどがたくさん見られた。燃料が薪から石油やガスに代わり、二次林の利用・伐採がなくなると常緑広葉樹やササが増えて林は暗くなり、 生き物も減ってきた。
需要に合わせた広葉樹材の伐出を実現するため、LiDAR技術などで需給マッチングに取り組み、広葉樹資源の次世代更新を促進する。広葉樹の価格向上と販路開拓のために森林資源情報の効果的・効率的な把握方法を検討し、低コストで高効率に 広葉樹林を維持・更新していく方法を検証。この地域特性に合った新たな広葉樹林業の確立を目指している。
2020.7;「脱炭素化」を進めるため、県SDGs推進企業に登録。2021.9/1;大北森林組合は「北アルプス森林組合」に改称。森林整備の補助金不正受給問題から経営健全化に向けて再スタートした。
2022.4;大町鹿島川沿いに「木質バイオマスセンタ」を稼働させ、木質チップ生産を開始。常盤の「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」の木質バイオマスボイラの燃料として供給中。

■大北の酒店
1)小谷;石川商店、2)白馬;藤森酒店、3)大町;北安醸造,市野屋,薄井商店,横川商店,川上商店,中村大雄商店,一木宮坂商店など。
4)池田町;福源酒造,花紋大雪渓,DOMAINE HIROKIなど、5)松川村;丸山酒店、6)安曇野;EH酒造,みやざわ酒店,マルヤマ,丸美屋商店,酒一番どんぺりなど。
6)松本;笹井酒造,岩波酒造など。

(問)信州の地酒販売促進キャンペーン事務局 TEL 0570-064-538(平日9:00-17:00)

■大町で新そば。
※大町そば処;山品・ヨコテ家・古家荘・美郷の美麻新行そば、ぽからん美麻、明日香荘・さざなみの八坂そば。
1)大町エリア:こばやし(0261-22-1200),タカラ食堂(0261-22-0178),仁科そば店(0261-22-0511),松栄屋商店(0261-22-0586),小沢製麺所(0261-22-0527),倉科製粉所(0261-22-0227)
2)平エリア:野の花(0261-23-3684),そば処いろり(0261-22-8837),日向山茶屋(0261-23-4456),わっぱら家(0261-22-8432),手打そば処ふるさと風味高瀬川高瀬川(0261-22-7001)
3)常盤エリア:そば処しみず(0261-23-3233)
4)美麻エリア:山品そば店(0261-23-1230),ヨコテ家(0261-23-1314),手打ちそば古家荘(0261-23-1713),美郷(0261-23-1334),ぽかぽかランド美麻(レストラン麻の里)(0261-29-2030)
5)八坂エリア:明日香荘(0261-26-2301),さざなみ(0261-26-2101)
(問)大町市地産地消事業実行委員会事務局 TEL 0261-22-0420(内632)

■大町では糸静線「神城断層」と「松本盆地東縁断層」があり、過去300年間に7回の大きな地震が発生している。北アでは2011年11月に黒部湖でM5.4地震。2021.4月に唐沢岳周辺で震度1-3の群発地震。 時折、大町では震度1-3の地震が発生する。高瀬渓谷(大町ダム〜七倉ダム間)を横断する活断層に沿って地震が発生。震源は地下数km〜10km。地下では断層が動いているが地表には到達していない。 地震による土砂崩落や落石には要注意。過去の主な大町に関する地震。
1714.04/28;小谷地震(M6.3);姫川沿い。大町全体で死56,傷37,全潰194,半潰141。
1791.07/23;松本地震(M6.7);松本城石垣崩れ。宅79,家416,土蔵316。
1847.05/08;善光寺地震(M7.4);全潰9559,半潰3193,大破3918,死2695,傷2289。
1858.04/23;安政大町地震(M5.7);全潰78,建物1534,大町は全2,半潰17,家732,土蔵153。
1890.01/07;犀川地震(M6.2);生坂村家屋・土蔵破損。
1918.11/11;大正大町地震(M6.1,M6.5);高瀬川沿い。全潰6,半潰305,破損2547,土蔵全潰16,半潰2273、建物損290。
1986.12/30;県北部地震(M5.9);信州新町中心、美麻・八坂で被害。宅243。
1998.07/01;県北部地震(M4.7);美麻・八坂で半潰。
2011.06/30;松本中部地震(M5.4);最大震度5強。松本で死1,重傷2,軽傷15,松本で半壊18,一部損5129。
2014.11/22;神城断層地震(M6.7);最大震度6弱。白馬で全潰33,半潰14,破損2547。全体でケガ46,全潰81,建物損2747。大町で一部損100。


■★★★信濃大町の農産物直売所★★★(グリーンシーズン)
1)通年;9:00-17:00;JA大北社支所農産物直売所:社宮本1757(県道51号大町明科線沿い) TEL 0261-62-8890
まんじゅう、凍り餅、野菜、切花、果実、加工品、穀類など。直売所に隣接した加工場で作った美味しい和菓子が自慢。仁科神明宮の近く。

2)3/下-12/下;9:00-17:00;ときわ農産物直売所「かたくり」;常盤須沼9602(R147沿い) TEL 0261-22-8839
併設の「ブルーベリーもぎとり農園」。凍り餅、花卉、ブルーベリー、野菜、花苗、加工品、穀類。安全で美味しい大町常盤産。花卉栽培農家も多いので、花の品ぞろえも抜群。 冬の間に作った凍り餅は、郷土食として「北アルプス山麓ブランド」に認定。

3)通年;9:00-17:00;JA大北農産物直売所「ええっこの里」;常盤6367-26(県道306号線・畜産センター跡地) TEL 0261-85-2289
野菜、花苗、加工品、魚介類、果実、穀類。大北のいいものを集めてオープン。静岡のJAしみずと姉妹提携、魚介類や美味しい緑茶なども販売。

4)通年;9:00-18:00;農産物販売所「地場の郷」;常盤3563-1(R147沿い) TEL 0261-26-5111
手芸品、薪、乳製品、スーパーと産直のいいとこどりの品ぞろえ。王様トマト、きゅうり、焼き芋、野菜、果実、加工品、穀類。地域のバラエティに富んだ品ぞろえ。

5)3/下-12/中;9:00-16:00;「信濃百姓や直売所」;社3773-157(県道51号大町明科線沿い) TEL 0261-22-0831
エコファーマーの作った価格の安定した野菜。仁科の大根、キャベツ、野菜、加工品、菌類。北アルプス山麓ブランド認定の「仁科の大根」。 自社農場で作られた野菜などを中心に置いています。生産から販売まで行っています。

6)6-11月;9:00-17:00;「蓮華大橋直売所」;常盤泉仏崎5445(県道306号線、仏崎観音寺近く) TEL 0261-23-4151
ブルーベリー、切り花、マツタケ、野菜、花苗、果実、加工品、穀類、菌類。お盆は花を大量出荷。地物をたくさん揃えています。朝採れで安くて美味しい野菜。

7)5月-12/下;8:30-17:00;JA大北大町支所「まごころ市場」;大町十日町4725-1(R147沿い・大町消防署向) TEL 0261-23-2630
市役所近く。りんご、アスパラ、苗、野菜、花苗、果実、加工品、野菜苗、穀類。新鮮野菜。

8)4-11月;8:00-17:00;直売所「高瀬川」;平180-2(蓮華大橋近く、Kuni'sカントリーキッチン隣り) TEL 0261-23-3038
そば処・高瀬川はおすすめ。おおまぴょんグッズもあり。米、そば粉、産直りんごジュース、野菜、加工品、穀類。高瀬川のほとりにある直売所&レストラン。蓮華岳や七倉岳が望め、のんびりで過ごせます。蕎麦は絶品、自家栽培100%。


★★★黒部・立山★★★
■「立山・黒部アルペンルート」は秋の3連休や週末は大混雑。
扇沢有料P(P350);第1P(\1000/12H),第2P(\1000/12H),第3P(\1000/1日)
扇沢第1P(P170,無料),扇沢第2P(P60,無料)
満車時は扇沢手前8kmある臨時Pに停車(P600,\1000円/1日)。臨時Pから扇沢駅まで無料バス運行中(所要;15分)
信濃大町駅前有料P(P100,7:00-22:00;60分以内無料,60分-90分;\100,90以上+\50/30分,22:00-6:00;\50/60分,\1500;上限)

★2024年冬立山・室堂(標高2450m)・積雪情報(2024.11/25-11/6)★立山室堂山岳情報・立山なだれ情報
11/30;積雪70cm(降雪10cm),11/29;積雪60cm(降雪20cm),11/28;積雪30cm(降雪10cm),11/27;積雪25cm(降雪2cm),11/26;積雪25cm(降雪0cm),11/25;積雪30cm(降雪0cm),11/24;積雪35cm(降雪0cm),11/23;積雪40cm(降雪20cm),11/22;積雪20cm(降雪5cm),11/21;積雪15cm(降雪0cm),11/20;積雪15cm(降雪0cm),11/19;積雪20cm(降雪20cm),11/18積雪2cm(降雪2cm)
11/17;積雪0cm(降雪0cm),11/15;積雪0cm(降雪0cm),11/14;積雪1cm(降雪0cm),11/12;積雪3cm(降雪0cm),11/11;積雪5cm(降雪0cm)
11/08;積雪10cm(降雪0cm),11/07;積雪10cm(降雪5cm),11/06;積雪5cm(降雪5cm);初雪・初冠雪。

★2023年冬立山・室堂(標高2450m)・積雪情報(2024.11/30-11/14)★
11/30;積雪200cm(前日比+40cm)、11/29;積雪190cm(前日比+30cm)、2023.11/28;積雪160cm(前日比+5cm)、11/27;積雪160cm(前日比-5cm)、11/26;積雪165cm(前日比-10cm)、11/25;積雪175cm(前日比+35cm)、11/24;積雪160cm(前日比+20cm)、 11/23;積雪135cm(前日比-5cm)、11/22;積雪140cm(前日比+0cm)、11/21;積雪140cm(前日比+5cm)、11/20;135cm(+15cm)、11/19;120cm(+50cm),11/18;70cm(+35cm)、11/17;積雪35cm(+5cm)、11/14;30cm(+5cm)、11/13;25cm(+25cm)
11/12;2cm,11/11;1cm,11/7;0cm,11/5;10cm,11/4;15cm,11/3;10cm,11/1;15cm
11/19;立山・室堂は雪。積雪120cm、24H降雪量は50cm、11/18からの雪で積雪が一気に増えた。早朝から立山には山スキーヤが訪れています。
11/18;11/17夜からの雪で、大町は初雪・初冠雪となり、積雪は10-20cm。市街地も一面の雪景色となった。大町扇沢では積雪30cm、駐車場は除雪済。
11/18;立山・室堂は積雪70cm。気温-9℃。24H降雪量は35cm。早朝から山スキーヤが訪れています。
2023.11/14;立山は積雪が増えてきましたが、岩肌が多く露出し、山スキーするには十分な積雪ではありません。

★2024年春立山・室堂(標高2450m)・積雪情報(2024.4/15-5/30)★
2024.5/31;340cm,5/30;340cm,5/29;350cm,5/29;350cm,5/28;370cm,5/27;380cm,5/26;390cm,5/25;400cm,5/24;410cm,5/23;420cm,5/22;420cm,5/21;430cm,5/20;440cm,5/19;450cm,5/18;455cm,5/17;460cm,5/16;460cm,5/15;470cm,5/14;480cm,5/12;510cm,5/11;520cm,5/10;530cm,5/9;積雪540cm,5/8;550cm,5/7;560cm,5/6;580m,5/5;590m,5/4;600m,5/3;610m,5/2;620m,5/1;630m,
2024.4/30;640m,4/29;650cm,4/28;660cm,4/27;670cm,4/26;670cm,4/25;670cm,4/24;680cm,4/23;685cm,4/22;685cm,4/21;680cm,4/20;685cm,4/15;740cm、3/25;790cm
雪は気温と日差しで固くなったり緩んだりします。ブロックや雪庇の崩落、クラック、雪解けによる谷筋での踏み抜き、霧による道迷い、雨による低体温症、強風・雪、岩による転倒、朝はアイスバーンなどに注意して、BCスキーを楽しもう。

★2023年春立山・室堂(標高2450m)・積雪情報(2023.4/15-5/30)★
2023.4/15;雨,580cm、4/16;雪,580cm、4/17;雪,560m、4/18;曇,600cm(+20cm)、4/19;曇,620cm(+15cm)、4/20;晴,610cm(-10cm)、4/21;晴,600cm(-10cm)、4/22;晴,590cm(-10cm)、4/23;晴,580cm(-10cm)、4/24;晴,570cm(-10cm)
4/25;晴,580cm(-0cm)、4/26;雨,580cm(-0cm)、4/27;晴,560cm(-20cm)、4/28;晴,560cm、4/29;晴,550cm、4/30;晴,540cm
5/1;晴,530cm、5/2;晴,530cm(+10cm)、5/3;晴,520cm(-10cm)、5/4;晴,510cm(-10cm)、5/5;晴,500cm(-10cm)、5/6;曇,495m(-5cm)、5/7;雨,490m(-5cm)、5/8;雪,490cm(+0cm)、5/9;晴,480cm(-10cm)、5/10;晴,475cm(-5cm)、5/11;晴,470cm(-5cm)
5/12;晴,465cm(-5cm)、5/13;曇,460cm(-5cm)、5/14;曇,455cm(-5cm),5/15;雨,450cm(-5cm),5/16;晴,440cm(-10cm)、5/17;晴,440cm(-0cm)、5/18;晴,430cm(-0cm)、5/19;雨,425cm(-5cm)
5/20;晴,420cm(-5cm)、5/21;晴,415cm(-5cm)、5/22;曇,410cm(-5cm)、5/23;雨雪,400cm(-10cm)、5/24;晴,390cm(-10cm)、5/25;曇,385cm(-5cm)、5/26;曇,380cm(-5cm)、5/27;晴,370cm(-10cm)、5/28;晴,370cm(-0cm)、5/29;雨,370cm(-0cm)
5/30;雪の大谷の高さは10m、4/15;2023年最高の高さは13m。

■2025.4/15〜;「立山黒部貫光」は「立山・黒部アルペンルート」で「立山トンネル電気バス」を運行開始定。
2024年11/末まで運行していた「立山トンネルトロリーバス」に代わって導入。室堂(標高2450m)-大観峰(標高2316m)間を運行。運行時間は10分。定員は1台80人。8台導入。四季折々の風景やアニメーション映画とコラボしたラッピングデザインを 各車両に施す。(片道運賃;\2200/大人,\1100/子供)

■「立山・黒部アルペンルート」の「立山TN」の電気バスをラッピング
立山黒部貫光は、2025年春からトロリーバスに代わって走る電気バスのデザインを、四季折々の風景、アニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」のキャラクターなど、全8台に異なるラッピングを施す。8台中5台には雪の大谷や立山ロープウェイから 見晴らせる山の紅葉。あと3台は映画の「花」「雪」「雨」の母子3人で「スタジオ地図」とのコラボレーション。運行開始は2025.4/15予定。立山黒部貫光は「アルペンルートの魅力をまとった8種類のラッピングで利用客を迎えたい」と。

■北アの山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」を訪れた人数は82.4万と2023年よりも11万人増加した。
立山町と大町市を結ぶ「立山・黒部アルペンルート」は、2024.4/15;全線開通、11/30;今シーズンの営業を終えた。ルートを運営する「立山黒部貫光」によれば、2024年の観光客数は82.4万人、2023年に比べ11.4万人、16%増加した。 国内観光客は、2023年に比べて6.9万人増加、60万人にのぼった。国内唯一のトロリーバスが最終運行を迎え話題になったこと、大都市圏での広報活動が功を奏したことを要因として分析。また、海外から訪れた観光客は、2023年に比べ 4.5万人増加、22.4万人、円安が続いたほか、雪の壁や紅葉を目的に台湾や韓国、香港のアジアからの観光客を中心に実績を伸ばした。観光客の人数は、コロナ禍前(2019年)、88.3万人には及ばないが、「立山黒部貫光」は旅行需要が順調に 回復しているとして「2025年はトロリーバスにかわる電気バスなど、新しい話題の提供や紅葉の美しさなどアピールをさらに強化し、シーズンを通して観光客が訪れるよう努力していきたい」と。

■2024年4/15-11/30;「立山・黒部アルペンルート」の観光客は82.4万人、2023年より16%増
立山黒部貫光によれば、2024年観光客は富山側;39.7万人、長野側;42.7万人で計82.4万人。2023年より11.4万人多く16%増加。コロナ禍前(2019年)と比べて93%にまで回復。訪日客は円安が追い風となり、22.4万人と2023年より4.5万人増え、 25%増加した。国内客は60万人で2023年より6.9万人増え、13%増加した。
能登半島地震で被害を受けた「黒部峡谷鉄道」の2024年乗降客は、50.6万人で2023年より4.2%減少した。

■11/30「立山・黒部アルペンルート」の営業最終日
立山・室堂(標高2450m)は雪。積雪は70cm,24H降雪は10cm。扇沢・黒部ダムも降雪あり。立山TNのトロバスラストデイ。最終日にも関わらず大勢の観光客が訪れています。 立山TN(室堂-大観峰間;3.7km)を約10分で運行。1996年運行開始から累計1990万人以上(11/10時点)が利用。立山黒部貫光のトロリーバスは来季からは関電TNと同じく電気バスに転換。これで国内のトロリーバスは誕生(1928年)から 100年弱の歴史に幕を下ろす。
11/29-11/30;立山高原バス(美女平〜室堂間)は降雪・悪天候で終日運休。2024.12/1〜2025.4/14まで全線冬期通行止め。

■11/29朝;立山・室堂では積雪量が増え、積雪60cm、降雪20cm。2023.11/29;積雪190cmに比べればだいぶ少ない。

■11/28;立山室堂は吹雪。朝の積雪は約30cm、昨夜の降雪は約10cm。
11/28夕方以降は冬型の気圧配置が強まり、大雪となる恐れあり。11/29-11/30;「立山・黒部アルペンルート」の「立山高原バス」(美女平-室堂間)は運休となる可能性あり。

■11/30;「立山・黒部アルペンルート」の「立山トンネル」を運行する日本最後のトロリーバスが廃止
1964年扇沢-黒部ダムを結ぶ「関電トンネルトロリーバス」が運行開始。1969年未開通部分だった「立山トンネル」(3.7km)が貫通。1971年にディーゼルバスを導入したが観光客増加で排ガス滞留問題で1996年にトロリーバスに切り替えた。 立山TNのトロリーバスは1996年から室堂TM(標高2450m)-大観峰(2316m)間で運行開始、鉄道駅としては最高所にあり、約10分で結ぶ。累計乗車人数は約1990万人。トロリーバスは2024.11/30で廃止され、2025年4月からはEVバスに切り替わる。 トロリーバスはバスの上に2本のポールが架線に伸び、法令上は鉄道扱いで「無軌条電車」と呼ばれる。電車は架線から電気をとりレールに流すが、トロリーバスにはレールがないため電気を帰す架線がもう1本いる。トロバスの車幅は 大型バス(2.5m)で、立山トンネルの幅は4mと圧迫感がある。時速40km/hで多い日には10往復ほど運転。8台あった車両は10/中に2両が廃車、大型トレーラで室堂TMから搬出された。廃止理由はトロリーバス施設の老朽化で部品の調達も 難しくなったため。扇沢-黒部ダム間でも2018.11/30まで54年間トロバスが運行していたが廃止、2019年4月EVバスに切り替わった。関電TNのトロバスは扇沢総合案内センタの「トロバス記念館」に展示。11/14;トロバスを運営する 立山黒部貫光は「ありがとう!日本最後の立山トンネルトロリーバス」。11/30;トロバスラストラン。「最終便」への乗車募集は定員200名に5倍という。11/25〜11/29;室堂駅で「トロバスラストウィーク・メモリアル撮影会」

■11/10;北アを貫き大町、立山を結ぶ「立山・黒部アルペンルート」の「黒部湖」(黒部ダム湖)の遊覧船「ガルベ」が通算55年間の運航を終えた。
晴天の下、全8便が営業最終日を迎え、乗客らは標高1448mの日本一高所のクルーズを楽しんだ。遊覧船は関電アメニックスが運航。1969年就航の初代「黒部丸」を継いで、2000年から「ガルベ」が就役。最盛期には年間5万人超(2003年度約5.4万人)の利用が あったが、団体旅行が減り、2023年は1.8万人にまで減少、船の老朽化も進み、部品の調達も難しくなったため運航を終了する。2024年は引退を惜しむ人らで4.7万人が乗船した。冠雪した立山や後立山連峰を望みながらエメラルドグリーンの黒部湖を、 定員80人の観光客を乗せて就航した。「黒部湖」を周遊する「ガルベ」は「黒部ダム」完成6年後、1969年から運航開始。初代「黒部丸」は2F建て定員;140人,全長16m,重さ18.5t。9ノットで約40分で湖を1周した。2000年からの「ガルベ」は1F建て定員80人, 全長16m,重さ11t,13.5ノットで往復11.5kmを約30分で遊覧してきた。毎日定期便8便運航(運賃;\1200/大人,\600/小人)。ガルベはアイヌ語で「魔の川」、黒部の語源とされ公募で名付けられた。船体は解体予定という。

■10/26;「立山・黒部アルペンルート」の扇沢駅で、大町出身のバドミントンでリオ五輪銅の奥原希望選手が観光PRを行った。
霊松寺ライトアップや北アルプス国際芸術祭など故郷大町の魅力を伝え、観光客から応援の声を受けた。奥原選手は関電TNの電気バスから下車した観光客にパンフを配り、また大町に訪れるよう呼び掛けた。「紅葉時期は観光客が とても多くてびっくり。地元大町が賑わってうれしい。大町は自然豊かで良い所、また大町に来て下さい」と。観光客は奥原選手と記念写真を取ったりしていた。

■10/下;「黒部ダム」(標高1470m)の紅葉が見頃を迎えています。
黒部ダムを包み込むように色づく赤やオレンジ、黄色の木々。黒部湖を周遊する遊覧船「ガルベ」は約30分かけて湖を一周する。「奥の景色は船に乗らないと見えない。赤や黄色、緑のグラデーションに」 遊覧船は利用客の減少や船の老朽化を理由に、11/10で終了する。1969年から運航が始まり「ガルベ」は2代目として2000年に就航。船の長さは16m、重さ11t、80人乗りの大型観光船。遊覧船ではラストイヤーイベントなどで、 9/末の乗船客数は2023年の2倍以上。週末はほぼ満員で運航中。関電アメニックスくろよん観光事業部は「堰堤から見る景色と、船に乗って湖水から見る景色は全然違うので、立山も下から眺める感じできれいに見え、上流の 景色は見てほしい」と。最後の紅葉シーズンを駆け抜けます。紅葉は黒部ダムまで到達して見ごろを迎えた。観光放水は10/15で終了したが、黒四発電所の点検作業の関係で、11/上まで放水している時があります。

■10/下;「立山・黒部アルペンルート」の山岳道路「立山有料道路」(2024.4/15-11/30;美女平-弘法-室堂;22.5km;立山高原バス運行)では、紅葉が見頃を迎えています。
(立山有料道路;桂台-(10分)-美女平;5.5km+追分-(20分)-室堂;8.9km、県道富山立山公園線;美女平-(35分)-追分;13.4km)
立山黒部貫光によると、「室堂」(標高2450m)や「天狗平」(標高2300m)では既に落葉が始まり、「弘法」(標高1630m)付近が紅葉の最盛期。曲がりくねった高原道路沿いではナナカマドの赤色とダケカンバの黄色などが鮮やか。 「大観峰」(標高2316m)や「黒部平」(標高1828m)はピークを過ぎて色あせてきて落葉したダケカンバの白い幹が増えてきた。10/下には「黒部ダム」(同1470m)で見頃を迎える。「美女平」(標高977m)は色づき始め。色づきは例年より1週間ほど遅い。

■10/5;「黒部ダム」で「黒部ダムナイトツアー」が開かれ、堰堤がライトアップされた。
夜の黒部ダムでライトアップと星空鑑賞を楽しむツアーでは、漆黒の暗闇、時折、霧が沸き上がり、神秘的な雰囲気に包まれた。毎年1回実施、2024年は407人が応募し抽選で約90人が参加。曇天で星空は見られなかったが、えん堤を歩き、 夜霧が沸き上がる黒部ダムのライトアップを満喫。

■10/2;「立山・室堂」(標高2450m)で紅葉が見頃を迎えた。
10/2;好天に恵まれ、雷鳥沢はナナカマドの赤、ミネカエデの黄色が映えていた。草紅葉はピークでイワイチョウ、ウラジロタデ、コバイケイソウの葉が黄色く色づき、チングルマやウラシマツツジ、ミヤマダイコンソウ、イワカガミ、 ミヤマキンバイなどが赤く色づいています。立山黒部貫光によると、2024年は降水量が少なく、朝と夜の気温差が小さかったため例年より見頃が約1週間遅れた。10/上まで紅葉が楽しめそう。立山・雄山から始まる紅葉は室堂平、 大観峰(標高2316m)、天狗平(標高2300m)、弥陀ヶ原(標高1930m)、黒部平(標高1828m)と徐々に標高を下げてゆきます。天狗平や弥陀ヶ原は見頃、大観峰はまもなく見頃、黒部平は色づきはじめ。美しい紅葉は朝晩が冷え込み、 日中との寒暖の差が大きく、穏やかに晴れて日照時間が長いほど色が鮮やかになります。平均気温が10℃〜12℃で、最低気温が8℃以下が2-3週間経つと紅葉が見頃となります。

■9/29;北ア「立山」では一足早く紅葉が進み、赤や黄色に色付き始めています。
立山・室堂(標高2450m)ではチングルマやイワイチョウなどの高山植物が色付き、赤や黄色と色鮮やかな紅葉のじゅうたんが広がっています。立山自然保護センタによれば、紅葉は1週間ほど遅れていたが、今週は10℃を下回る日が多くなり、 紅葉は全体の6ー7分の色付き。10/上にかけては昼夜の寒暖差が大きくなることで紅葉はさらに色付き、見頃を迎えるという。立山の紅葉は11月にかけて麓へ広がり、「立山・黒部アルペンルート」では紅葉を楽しめます。

■9/18;「立山・黒部アルペンルート」の関電TNの電気バス乗車数は60万人。
2023年より12日早く、好調な入り込み。関電黒四管理事務所は、年間乗車数をコロナ禍前の90万人台の回復に期待を寄せている。

■年間70万人が訪れる「立山・黒部アルペンルート」は、黒部湖遊覧船「ガルベ」と立山TN「トロリーバス」が2024年で最終運行を迎える。
アルペンルートの玄関口、大町市は「黒部ダム」に頼らない観光計画を模索。木崎湖や青木湖での水上アクティビティーをアピールし、芸術祭誘致にも力を入れている。アルペンルートとともに栄えた「大町温泉郷」ではインバウンドや若者の 取り込みを狙った設備投資が目立つ。北ア・爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳を望む、鹿島川の畔にあり、カラマツに囲まれた温泉街「大町温泉郷」。以前は団体客専用の温泉街という感じだったが、今では露天風呂付客室、インバウンド向けにサービス向上した 高級旅館や個人・若者向けの施設に変わったところも出てきた。

■北ア「立山・室堂平」(標高2450m)では草紅葉が始まっています。
立山黒部貫光によれば、室堂ではイワイチョウの葉の黄色が濃くなってきている。室堂では例年、9/中から紅葉が始まります。

■立山連峰など標高3000m級の山々で構成される北ア一帯は雄大な山岳景観に加え、ライチョウなどの貴重な生物、高山植物が共存する。長野、岐阜、富山、新潟にまたがる飛騨山脈は1934年に「中部山岳国立公園」に指定。自然公園法では、 国立公園内を、特別保護地区(動植物の採取禁止)、特別地域(採取禁止の動植物指定)、普通地域などに区分けして管理。立山では「立山・黒部アルペンルート」の全線開通(1971年)を踏まえ、1972年に北アルプスの高山植物を保護するため、 山岳美化に取り組む「高山植物等保護パトロール」(グリーンパトロール)が結成され、活動がスタート。北アの白馬岳・朝日岳・北又、黒部、立山室堂、薬師岳、雲ノ平などで毎年7/中-8/中の約1ヶ月間、活動を行っている。主な活動は 観光客・登山者へ高山植物等の保護の呼びかける「啓発活動・注意喚起」、ゴミ拾いなどの「美化活動」、立入禁止区域の「グリーンロープ」設置・修復、ライチョウ保護のための「巡視」、ライチョウの「生育状況確認」、外来種移入など 「自然環境の観察」、登山者の安全確保や植生保護の「雪渓切りや水切り」、「指定地外・幕営地」の状況確認、「注意標識、道標・看板の補修」など。白馬岳一帯でも夏期は白馬グリーンパトロール隊が村営の白馬岳頂上宿舎に常駐し、 白馬一帯を巡視して同様の、高山植物保護、登山道周辺美化・清掃活動、ライチョウ観察などを行っている。
7/下-8/下;山小屋に寝泊まりしながら活動を行っている。立入禁止のロープ内に入った登山者への注意、特に目立つのはストックキャップの未装着で、高山植物や登山道の荒廃を防ぐために、ストックの先端にゴム性のキャップを付けるのが マナーだが、立山では約200人に装着を呼びかけたという。その他、登山道以外への踏み込み注意。高山植物採取や高山蝶・昆虫採取は減ってきている。室堂平など標高の高い地域に生息する生物はダメージに弱く、常に保護する意識を 持ってほしい」と。

■9/5;「ソフトバンク」は日本百名山に選定されている「剱岳」の登山道とその周辺で通信サービスを開始。山小屋は開設期間中にサービス。
剱岳は、北ア北部の立山連峰に位置する標高2999mの山で、登山道には険しい岩場が多く、日本百名山の中でも難易度が高い。
※5G/4GLTEは電波状況で利用不可あり。回線混雑状況や通信環境等で通信速度低下または通信不可あり。提供期間は変わる場合あり。ワイモバイルとLINEMOも対象。
SoftBank5G;立山室堂で通年サービス
SoftBank4G LTE;7/上-10/上;剣山荘・剱岳(登山口・登山道・山小屋周辺)、7/上-10/上;立山・剱御前小舎(登山道・山小屋周辺)、4/下-11/下;立山・雷鳥荘(登山道・山小屋周辺)
SoftBank4G LTE;室堂TMは通年サービス、雪の大谷は開通期間中のみサービス。

■8/中-8/下;「夏の立山」は大勢の観光客や登山者が訪れています。
室堂から立山一帯では高山植物の花はピークを過ぎ、盛夏から初秋の花が目立つようになってきました。
タカネツメクサ、イワツメクサ、ミヤマクワガタ、チシマギキョウ、イワギキョウ、オヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、ミヤマトリカブト、ヤチトリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、キオン、ヤマハハコ、ハクサンボウフウ、 ウサギギク、クルマユリ、エゾシオガマ、シラネニンジン、タテヤマアザミ、イワオトギリ、カンチコウゾリナ、タカネニガナ、ウメバチソウ、ミヤマホツツジ、モミジカラマツ、アオノツガザクラ、タテヤマウツボグサ、 ヨツバシオガマ、チングルマの綿毛、イワイチョウも少し黄色に。
9/中には立山・室堂、白馬岳、雪倉岳、鉱山道、天狗の庭、風吹天狗原、神ノ田圃、風吹大池、白馬大池、栂池自然園、八方尾根などで「草紅葉」が始まり、イワイチョウやウラジロタデ、コバイケソウなどが黄色、イワオトギリは橙色。チングルマやウラシマツツジ、 ミヤマダイコンソウ、ハクサンフウロなどが赤色に色づきます。

■8/26;2024年国が制定した「火山防災の日」。全国の活火山数は111、富山県内には「立山・地獄谷」の活発な噴気活動で知られる「弥陀ヶ原火山」がある。
「室堂」(標高2450m)は立山登山や室堂平散策の拠点として大勢の観光客・登山者で賑わう。立山「ミクリガ池」は「水蒸気噴火でできた火口湖。弥陀ヶ原の中で一番大きな火口」である。立山一帯では過去1万年に7回の噴火が起きている。 弥陀ヶ原火山は、7800年前に起きた大規模な噴火では半径2km以上にわたって火山灰が降り積もったとされる。火山活動を研究する富山大の渡邊了教授は噴気活動のある地獄谷でモニタリング調査を続けている。地獄谷では、2011年に噴気活動が 活発となり、噴出する有毒ガスや亜硫酸ガスの濃度が高く、絶え間なく勢いよく噴煙が噴き出しており、2012年以降、地獄谷周辺の遊歩道は立入禁止。同教授は「地下のマグマから常に熱水が放出され、それが水蒸気になって出てきている」 「噴気活動は基本的にはあまり変わらない。ここ1万年の地獄谷の平穏な姿と思う。火山ガスが表面で出なくなった場合、閉塞した状況で中の圧力が高くなると逆に危ない」。対策として山岳観光の魅力を損なわない景観への配慮したシェルタの 整備が必要。「景観を壊さないようなシェルターを作る必要があり、観光客からお金をとることも意識してシステムを作るべき」と。立山・室堂平周辺では、国、県、立山町の補助金を活用し、山小屋の屋根床を補強して登山者が噴火に 遭遇した場合の避難先とする対策が取られている。2024年8ー10月;県や環境省などでつくる協議会は、立山連峰を含む北アで登山客から任意で1口\500円の入山協力金を徴収する制度を試験的に導入した。その目的は登山道の維持でシェルタ整備 への活用は想定されていない。登山者には「突然の噴火に見舞われるおそれがあることをしっかり認識すること」が重要。

■7/19;政府は国立公園に高級リゾートHなどを誘致する方針。
7/19;政府は観光立国推進閣僚会議で、中部山岳国立公園など全国35の国立公園に高級リゾートHを誘致し、地域の魅力向上を進める方針。「国立公園制度100年を迎える2031年までに、地域の理解と環境保全を前提に、全国立公園で、 世界水準のナショナルパーク化を実現すべく、民間活用による魅力向上事業を実施していただく」と。中部山岳国立公園内では自然保護のため、建物の新築や増改築は厳しく規制されている。山小屋を経営するオーナーは、安易なリゾート 誘致は環境破壊や山岳事故を招くと警鐘を鳴らす。山小屋は長年、登山道の整備や遭難救助に携わってきたが、最近は外国人観光客の無謀な行動が目立つという。2024年上半期の訪日外国人は1770万人超え、コロナ禍前を上回って 過去最高。2019年の3188万人を上回って年間過去最多となる見通し。政府は外国人観光客の地方滞在を後押ししたい考え。政府は地域の理解や環境保全を前提に、2031年までに進めていく。中部山岳国立公園内にあるホテルでは リゾート開発の動きが始まっています。2024年3月、立山黒部貫光は立山・室堂にある「H立山」を「星野リゾート」へ売却した。
国立公園は利尻島・礼文島・サロベツ湿原、知床半島、阿寒湖・摩周湖、釧路湿原、大雪山、支笏湖・洞爺湖
十和田・八幡平、三陸海岸、磐梯・朝日、日光、尾瀬、秩父・多摩・甲斐、小笠原、富士山・箱根・伊豆、南ア、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、
伊勢、志摩、吉野・熊野、山陰海岸、瀬戸内海、大山・隠岐、足摺・宇和海、西海、雲仙・天草、阿蘇・九重、屋久島、奄美群島、やんばる、慶良間諸島、西表石垣

■8/2;11:00;北ア「立山」で「彩雲」という珍しい雲が見られた。
立山室堂(標高2450m)近くの「浄土山」(標高2831m)に七色に彩られた雲が出現。室堂は日中の気温は17℃と風が涼しい。「彩雲」は太陽の近くにかかった雲が赤、黄、緑など様々な色に染まり、虹のように見える現象で、太陽の光が雲の粒を 回り込んで進むことで発生します。雲の粒の大きさによって雲の色が違って見えます。秋の雲「うろこ雲」や「ひつじ雲」、「いわし雲」のふちは雲の粒が小さいために色づきます。太陽の近くにこうした雲があると、「彩雲」が出現する可能性が 高い。極楽浄土の山にこの雲が出ると吉兆のサインと云われる。

■8/1:「立山・黒部アルペンルート」では「トロリーバス」が運行開始60年を記念して大町扇沢で式典「トロバースデー」が開かれた。
扇沢駅と黒部ダム駅間の6kmを結ぶ関電TNは、電車のように架線から供給される電気で走る「トロリーバス」が1964年8/1に運行開始。老朽化をを理由にトロリーバスは2018年に運行を終え、2019年から電気バスに変わった。 運行開始からバスの乗車客は述べ6473万人(2024.7/末)。8/1;扇沢駅ではバス運行開始60年記念式典で、バスを運行している関電黒四管理事務所は「60年の節目を無事故で迎えられた。今後もおもてなしの心を胸に安全で安心な運行に 努めたい」と。セレモニーでは黒部ダムへ向かう観光客や黒部ダムのキャラクター「くろにょん」に見守られる中、長年トロリーバスを運転してきたドライバ2人に花束が贈られた。「安全第一を心がけて乗客を運んできた積み重ねによって ここまで来ることができました。これからも多くの人に愛されるようにしていきたい」と。

■8/1-8/3;大町扇沢「トロバス記念館」で関電トンネルバス開通60周年「トロバースデー」
8/1;10:00-15:00;記念館イベント・奇跡のバス3台夢の共演・展示(引退したトロリーバス,開通60周年ラッピングバス,EV観光バス)
オリジナルデザインステッカー配布(先着200名)、トロバスクイズ、トロバスWSなど。
8/1;観光EVバスで信濃大町駅→トロバス記念館(事前応募者のみ)
8/1;扇沢/黒部ダムのレストハウスでオリジナルデザイン旗付黒部ダムカレー販売(500食)、8/中;扇沢/黒部ダムオリジナルデザインかけ紙信州サーモン若笹すし(1000個)
8/1-8/2;公募ツアー(素掘りのトンネルでさく岩機体験(事前応募者のみ)
8/2;展望台回遊ルートツアー(事前応募者のみ)
8/3;信濃大町駅前本通り商店街(中央通り)の大町やまびこまつり会場・関電ブースにて、60年前の切符を再現した記念乗車引換券販売(扇沢〜黒部ダム間片道と記念デザイン4種類のクリアホルダーセット;\1000)
8/3;大町やまびこまつりの会場で、「扇沢トロバス記念館」の奇跡のトロリーバスを展示。
(問)大町プロモーション委員会(平日9:00-17:00) TEL 0261-23-4081

■7/12;「黒部ダム」で長期間熟成させた貯蔵酒の発表会が富山で開かれた。
富山県酒造組合が企画、富山県内14の蔵元の日本酒14銘柄がお披露目。黒部ダムのトンネルでは2022年9月から日本酒1.6万本を貯蔵。トンネルは年間を通して温度10℃ほどで安定し高温や光に弱い日本酒の貯蔵に適しているという。 味や香りがまろやかなのが特長。7/19〜;黒部ダム貯蔵酒は県内各小売店や県外のアンテナショップで発売。

■7/6;「黒部宇奈月キャニオンルート」で関電が5年前から実施していた安全対策工事や耐熱構造の新型客車の配置などが完了した。
「黒部宇奈月キャニオンルート」は、黒部峡谷鉄道の欅平駅-黒部ダム間を結ぶ全長約18kmの関電工事用路線。キャニオンルートでは能登半島地震による被害はなく、5年前から実施していた安全対策工事や耐熱構造の新型客車の配置などが すべて完了したという。トンネル内の岩盤温度が40℃と高温になるため、安全対策では高温区間を走行でき、非常脱出口を設けた新型の耐熱客車10両と、新型の蓄電池機関車2台や新たに配置した。トンネル内ではモルタルを吹きつけ、ボルトを 打ち込んだりして岩盤を補強し、落盤を防ぐ対策が行われた。誘導板や防煙扉を設置するなど避難通路が整備された。2024.6/30〜;同ルートは一般開放予定だったが、黒部峡谷鉄道「鐘釣橋」が能登半島地震による落石で損傷したことから 開通が延期されている。

■6/28;今シーズンの「立山・黒部アルペンルート」の関電TN電気バス(扇沢〜黒部ダム駅間)の乗車人数が30万人に達した。
好天も影響したとみられ、30万人達成は、2023年7/16よりも18日早い。

■6/25;「立山・黒部アルペンルート」の「雪の大谷」は終了。雪の大谷の雪壁の高さはイベント初日(4/15)は14m、最終日(6/25)は9m。

■山岳観光地「立山・黒部アルペンルート」で2つの乗り物が2024年限りで引退。
「立山の主峰・雄山の真下を走り抜けるトロリーバスは28年間山岳観光を支えてきた。室堂(2450m)と大観峰を結ぶ「立山TN」を走るトロリーバス。トロバスの愛称で親しまれ、運行開始以来1940万人が乗車した。 「バス」といっても電線から電気を受けて走るため、法律上は「鉄道」に分類。日本で最も標高の高い場所を走る「鉄道」。現在国内で運行される唯一のトロリーバスですが、2024年11/末で引退、蓄電池で走る電気バスに代わる。 アルペンルートが全線開通した1971年。当時、トンネルを走っていたのはディーゼルエンジンで走るバス。観光客が増えるにつれてディーゼルバスも増便。国立公園の中を走るため、排気ガスによる環境への影響が心配されるようになった。 1996年に導入されたのがトロリーバス。トンネルの天井に張り巡らされた電線から電気を受けて走るため、排気ガスの問題が解消された。アルペンルートでは、扇沢-黒部ダム間にも関電トロリーバスが運行していたが2018年に廃止、 2019年から電気バスに変わった。部品の調達が厳しさを増してきたことから、日本最後のトロバスも2024年限りで引退する。
堰堤の高さ日本一を誇る「黒部ダム」の遊覧船「ガルベ」
黒部ダムや周囲の山々を湖面の高さから見渡すことができる黒部湖遊覧船ガルベは2024年限りで運航を終える。巨大な人造の貯水池である黒部湖を、約30分で一周する遊覧船「ガルベ」。満水時の標高は1448m、日本一高い場所を運航する 遊覧船。運航開始は1969年、初代は「黒部丸」という2階建ての船。エメラルドグリーンの湖面や間近に迫る立山連峰など、雄大な景色を楽しめる船として人気を博した。ガルベは2000年に就航した2代目。しかし、乗船客の減少や、エンジン部品が 老朽化し調達が難しくなったことから、2024年11/10で運航を終える。3代目の船は導入が決まっておらず、黒部湖の遊覧船そのものが今シーズン限りで姿を消します。
引退を前に運行会社は記念イベントや関連グッズの販売などを予定。

■6/18;「立山・黒部アルペンルート」の立山雄山真下の立山TN(3.7km)を走るトロリーバスの整備工場を見学するツアーが行われた。
1996年から室堂-大観峰間を結ぶ 「立山トンネルトロリーバス」は日本に唯一残るトロリーバス。部品調達が困難になったことなどから今シーズンで営業終了。 トロリーバスを点検する整備士が特殊な部品を紹介、架線から電気を取り入れている部品は摩耗が早いと4日に1回交換が必要。また、トロリーバスの扉に取り付けた鉄の球は、感電を予防するためのもので、万が一、車体に漏電した際、 地面に触れている鉄の球から電気を放出する仕組みになっている。トロリーバスの整備士は「日頃座ることができないトロリーバスの運転席に座ったり、部品に触れたりして楽しんでもらいたい」と。
トロリーバスの整備場などを見学するツアー「立山トンネルトロリーバスメモリアルバックヤードツアー」は、6/30、8/31,9/1,10/14;4回予定。初回は受付終了。(11:00-14:30;室堂;参加費;\5000)

■「立山・黒部アルペンルート」の立山TN(全長3.7km)を運行するトロリーバスが2024.11/30で終了する。
運行会社の立山黒部貫光は6/1〜ラストラン記念イベントを開始。テーマごとに3期間(6/1-7/26、8/24-9/16、10/14-11/30)にイベント開催。国内での最終運行に花を添える。トロリーバスは、トロリー線と呼ばれる架線から供給される電気で走る。 見た目はバスだが「無軌条電車」。路面電車より整備費が安く、戦後には都市部で相次いで導入された。ただ、自家用車の普及や地下鉄網の整備に伴い、1972年に横浜で廃業したのを最後に、都市部ではなくなった。アルペンルートでは、 排ガスを出さない環境負荷の小ささが注目され、1964年に扇沢-黒部ダム間を結ぶ関電TNで導入(2019年〜電気バス)され、1996年には室堂-大観峰間を結ぶ立山TNに導入された。立山TNでは73人乗りのトロリーバス(8台)が使われ、最高時速40km/h、 両駅間を約10分で結ぶ。2023年までに延べ1920万人以上が利用、2024年5月時点で1940万人が利用。更新に必要な部品の調達が難しくなり、立山黒部貫光はその歴史に幕を下ろすことを決めた。2025年以降は電気バスに切り替わる。
6/1;「ありがとう!思い出の立山トンネルトロリーバス」;限定デザイン&ヘッドマーク装着車両運行、立山TN歴史年表、小学生による駅員体験会など。トロバス・ラストランカード配布。
小学生が駅員となり、改札業務、お見送りを通じ乗客との触れ合いを楽しんだ。ピットと呼ばれる車庫を見学。乗務員が宿舎に泊まり込み、働いていることなどを学んだ。
第2回(9/24-9/16);8/24;フォトスポット設置,8/31,9/1;メモリアルバックヤードツアー,9/6;トロバス走行音の録音会
第3回(10/14-11/30);10/14;鉄道の日記念イベント,メモリアルバックヤードツアー,11/30;ラストランセレモニー
トロリーバスのバックヤードツアー(年4回開催)ではスタッフによる解説、普段立ち入れない場所からの写真撮影など。(6/30受付済,8/31,9/1,10/14;11:00-14:30;室堂,\5000,定員;20名)
6/1-11/30;「星にいちばん近い駅」と「立山トンネルトロリーバスラストラン」のスタンプをJR東日本運営のデジタル駅スタンプ「エキタグ」で提供(室堂駅/大観峰駅)
立山黒部貫光は「山の大自然に触れ季節を感じながら、最後のトロリーバスを堪能してほしい」と。

■6/5;今シーズンで運行を終える「立山・黒部アルペンルート」のトロリーバスのラストランを記念した切手が販売された。
「立山・黒部アルペンルート」の立山TNでは架線の電気で走るトロリーバスが国内で唯一運行されていますが、老朽化のため、2024.11/末の運行を最後に廃止されます。今シーズンで引退するトロリーバスのラストランを記念した記念切手の 販売が始まった。「立山トンネルトロリーバス・ラストラン記念 立山黒部アルペンルート」(フレーム切手)。2024切手は1シートに63円切手×10枚(\1220/1シート)。トロリーバスや立山トンネル、トンネル内でバスがすれ違う場面や、 雪の大谷、みくりが池、雷鳥、星空、紅葉などアルペンルートの見どころの写真を使用。記念切手は立山・室堂の「立山山頂簡易郵便局」などで1000シート限定で販売。

■「立山・黒部アルペンルート」を運営する「立山黒部貫光」の2024年3月期決算
5/30;立山黒部貫光が発表したグループ3社(立山黒部貫光(運営管理)+立山貫光ターミナル(ホテル事業)+立山黒部サービス(回送サービス))の2024年3月期の連結決算は、旅行需要の回復などで売上げにあたる営業収益は59.5億円(前年度比24億円増)。 営業利益(+10.1億円)、経常利益(10.8億円)、当期純利益(15.3億円)はともに過去最高。黒字は5期ぶり。運賃改定やインバウンドの入り込み数が大幅に回復したことが黒字転換の要因。
2023年シーズン「立山・黒部アルペンルート」の入込み客数は71.1万人(前年度比148%,23万人増)
富山入込;35.2万人(同155%,12.5万人増)、大町入込;35.9万人(同142%,10.5万人増)
国内観光客数;53.2万人(同112%,5.9万人増)、海外観光客訪;17.9万人(同2556%,17.2万人増)
H立山の宿泊者数;2.52万人(同104%,900人増)
2024.3/29付で立山・室堂の「H立山」は星野リゾートに売却され、建物は譲渡された。特別利益として計上。売却額は非公開。
2024.GW(4/27-5/6)は入込数は67800人(前年比104%,2800人増)。富山入込;35800人(同104%,1300人増)、大町入込;32000人(同105%,1500人増)

■6/15;「立山・黒部アルペンルート」「室堂平」でフォトスポット巡り
立山黒部貫光はフォトイベントの参加者募集中。富山在住の写真家・イナガキヤストさんと一緒にルートを散策、撮影する際のコツなどの助言が受けられる。 6:15;10:30-13:30;初夏の本気コース,9/28;10:30-13:30;秋の本気コース(\5000/H立山で昼食付,定員;15名,事前予約,締切;6/10)
初夏の本気コースは室堂(標高2450m)のみくりが池周辺を巡る。残雪と青い湖面、新緑といった色鮮やかな風景が見どころ。湖面は立山の水鏡。山の風景をカメラに収める際の注意点など実演を交えて教えてくれる。
9/28;「秋の本気コース」でも同様のイベントを予定。(\5000/H立山で昼食付,,定員;15名,事前予約,締切;9/24)
(問)立山黒部総合案内センタ TEL 076-481-1500

■5/27;黒部峡谷鉄道は、能登半島地震で受けた落石被害が想定以上に大きく、2024年の「トロッコ電車」の全線開通を断念した。
これに伴い、新たな観光の目玉としていた「黒部宇奈月キャニオンルート」も2024年の一般開放ができなくなった。黒部峡谷鉄道は、2024年1月の能登半島地震で、宇奈月駅から14km上流にある鐘釣橋が落石の被害を受け、当初は10/1頃の 全線開通を目指すとしていた。しかし、橋周辺の山の斜面などの損傷が大きく、落石防止対策などに当初の見込み以上に時間がかかることから、2024年の全線開通を断念した。2025年の見通しは、工事の進捗を踏まえて公表する。 黒部峡谷鉄道の終点・欅平と黒部ダムを地下で結び、新たな観光の目玉と期待していた「黒部宇奈月キャニオンルート」も2024年の一般開放はできなくなったと発表した。宇奈月駅-猫又駅間は通常通り運行中。

■2024年10月頃の全線開通を目指していた黒部峡谷鉄道は、今シーズンのトロッコ電車の全線開通は難しそう。
黒部峡谷トロッコ電車の終点・欅平駅と「立山・黒部アルペンルート」の黒部ダムを結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放についても影響は避けられない状況。2024年1月の能登半島地震で、黒部峡谷鉄道は宇奈月駅から 14km上流にある鐘釣橋が鉄骨の橋げたなどに被害を受けた。橋桁が曲がり、枕木が落ちて、穴が開いている状況。このため、トロッコ電車は宇奈月駅-猫又駅間で4月営業を開始したが、終点・欅平駅までの全線開通は、10/1頃を 目指すとしていた。黒部峡谷鉄道は落石防止の工事を行った上で、9/末までに橋の復旧工事を行う予定たが、鐘釣橋と周辺の斜面の工事に時間がかかることに加え、欅平駅周辺でも被害が確認されており、今シーズン、トロッコ電車の 全線開通は難しい状況。当初、2024年6月に一般開放予定だった「黒部宇奈月キャニオンルート」は、2024年1月の地震被害を受けて、一般開放は10/1頃に延期となった。トロッコ電車の全線開通が難しい見通しとなり、影響は 避けられない状況。黒部峡谷鉄道は「全線開通の時期に変更が出れば伝えたい」と。

■北ア山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」のGW中(4/27-5/6)の利用客は好天に恵まれ、67800人(2023年同時期より4%%増)
大町〜立山間をケーブルカーやロープウエー、トローリーバス、高原バスなどで結ぶ全長37kmの山岳観光ルート。立山は雪解けが進んで黒い山肌が増えてきました。室堂平の積雪は600cm。 雪の大谷の高さは現在13m(2024年最大14m)。「みくりが池」はまだ殆どが雪に覆われていますが、池の周りで雪解けが始まり、一部解けて湖面が出てきました。(雪解けは全体の2割)
立山黒部貫光によれば、GW中の利用客は67800人で、2023年GWより2800人の4%増。富山側から入り込み;35800人、長野側からの入り込み3200人。個人客;39600人、団体客;28200人。
GW中は好天に恵まれ、台湾・香港・韓国などアジアからの観光客が増え、全体の3割はインバウンド客。立山黒部貫光は「能登半島地震ではルートに大きな被害はみられず、安心している。青空に映える雪の大谷を、多くの人に楽しんで もらえてよかった」と。雪壁の中を歩く「雪の大谷」は6/25まで。6/26〜;「黒部ダム」で観光放水が始まる。

■GW中、大北の観光地は多くの観光客でにぎわった。
5/4;「立山・黒部アルペンルート」の玄関口・大町扇沢駅では入り込みがピークとなり、改札口前は観光客が長い列をつくっていた。扇沢駐車場は満車、臨時駐車場もAMに満車となった。

■2024.4/15;全線開通した「立山・黒部アルペンルート」(富山県内)の経済効果は年間110億円との試算(日本政策投資銀行:北陸支店)
アルペンルートの交通・運輸や宿泊、飲食などの直接的な経済効果は年間68億円(運輸;38,宿泊;23,飲食;6,他2億円)。間接的なものを加えると、経済効果は全体で110億円と試算。
インバウンド客は春(56%),夏(21%),秋(23%)と春に集中、雪の大谷で集客。国別は台湾(39.8%),韓国(19.5%),香港(16.6%),タイ(7.4%),インドネシア(5.5%),中国(2.8%),シンガポール(2.1%),マレーシア(2%),USA(1.6%)など。
周遊旅行先は飛騨高山(64%),白川郷(62%),金沢(52%),松本(47%),富山(47%),名古屋(32%),常滑(24%),大町(22%),大阪(16%),長野(10%)など。経済波及効果を高めるには、富山県内の観光地を周遊する交通整備、観光地の魅力向上・差別化、 夏秋の需要喚起など。

■2024.4/15;「立山・黒部アルペンルート」が立山駅ー扇沢駅(総延長37.2km)が全線開通した。
1)黒部;
4/15;立山・黒部アルペンルートの玄関口の大町扇沢駅では、シーズンの幕開けを祝う開通式が行われ、大町市牛越徹市長らがくす玉を割って祝った。大町のマスコットキャラの「おおまぴょん」と立山の「くろにょん」も参加。扇沢駅と黒部ダムを 結ぶ電気バスは開通60周年を迎え、黒部ダムに向かうバスの改札は朝からにぎわいを見せた。60周年記念のラッピングバスも登場。アジア圏を中心とした海外ツアーの予約が好調で、4月の団体枠はほぼ満席という。4/15;雲一つない青空が広がり、 黒部ダムに向かうバスにはタイなどのアジア圏からの観光客らが次々と乗り込んだ。
黒部ダムからは雪をかぶった雄大な立山連峰がくっきり。黒部湖は全面凍結し、氷上は白い雪で覆われています。黒部ダムではバス60周年記念として、大町の地酒やリンゴジュースなどが観光客らに振る舞われた。6/26〜;黒部ダムの観光放水が 始まります。関電黒四管理事務所は「日本有数の山岳観光ルートであり、皆さんに感動をお持ち帰りいただきたい」と。「立山・黒部アルペンルート」は11/末までの営業で、関電トンネル電気バスはコロナ禍前並みの延べ90万人の利用を目指す。
関電トンネルバス60周年
黒部ダム
2)立山;
4/15;立山・室堂TM(標高2450m)では関係者がくす玉を割り全線開通を祝った。立山・室堂平は一面の銀世界。4/15;室堂の積雪は7.4m。立山三山(雄山・大汝山・冨士ノ折立)や浄土山、奥大日岳・大日岳の山肌には黒い岩が出始めています。 アルペンルートの目玉、立山高原道路の両側に雪壁が聳え立つ「雪の大谷」を歩く「大谷ウオーク」がスタートし、大勢の観光客で賑わっています。2024年の「雪の大谷」(標高2390m)の高さは例年並みの14mで、2023年より1m高い。暖冬の影響で 室堂は2024.2月までは雪が少なかったが、3月から多くの雪が降った。過去10年平均は16.2m。雪の大谷は6/25まで。また、立山の絶景を一望できる雪上の遊歩道「パノラマロード」は、北陸新幹線の敦賀延伸にかけ、例年より150m長く、雪の大谷の 入口付近まで繋がりました。パノラマロードは雪解けが進む、5/6まで期間限定で楽しめます。また、室堂TM屋上と立山自然保護センタを結ぶ歩行者専用通路は「雪の回廊」。雪壁の高さは8mで、回廊の幅が狭いため迫力を感じます。
立山トンネルの室堂ー大観峰間(約3.7km)を結ぶ国内唯一のトロリーバスは今季限りで廃止。1996年4月運行開始から2023年11月までに約1920万人が乗車。2024.6/1〜;限定デザイン&ヘッドマークを装着したトロバスを運行。老朽化、部品調達が 難しくなったためこの秋で姿を消し、2025年春からは電気バスに置き換えられます。
アルペンルートを管理す立山黒部貫光は「地震の影響を心配していたが多くの人が訪れてくれてありがたい。コロナ禍前の90万人の来場者数を目指したい」。「2024年は黒部・立山アルペンルートと宇奈月キャニオンルートとが結ばれ、周遊できる 新しい観光の目玉に期待」。「北陸新幹線が敦賀まで延びアクセスも良くなった。立山の四季折々を楽しんでほしい」。
2024.4/15;開通初日の入り込み客数は富山入が3549人、長野入りが3262人で計6811人。2023年の観光客は71万人(富山入;35.3万人+大町入;35.8万人、国内客;53.1万人+海外客;17.9万人)。ルート上では能登半島地震による被害はなく、「北陸応援割」の 効果もあって予約は好調という。
黒部宇奈月キャニオンルート
立山黒部アルペンルート

■2024.4/20-5/6;毎日「立山春山スキーバス運行」(弥陀ヶ原〜美松〜天狗平)
1日券は弥陀ケ原駅、天狗平駅(天狗平山荘)で発売。(\2500/大人,\1200/子供)

■「立山・黒部アルペンルート」で、春の観光シーズンに向けて除雪作業が進められています。
3/30;除雪作業が進む「立山黒部アルペンルート」では立山を背景に白銀の斜面に曲がりくねった道路が浮かび上がった。ルートを運営する「立山黒部貫光」によると、3/25;室堂(標高2450m)の積雪は7.9m、2023年同時期より2m以上多い。 2/7〜;立山山麓(標高475m)から除雪を始め、現在は天狗平(標高2300m)で作業が進められ、4/15;全線開通を目指している。

■4/15;「立山・黒部アルペンルート」全線開通。
白銀の世界が広がる北ア「立山」。雪に覆われた北アにも春が近づいています。北ア「立山」の室堂(標高2450m)では「立山・黒部アルペンルート」の除雪作業が進められています。そそり立つ雪壁「雪の大谷」はアルペンルートの名物。 2024年は2月まで雪が少なかったが、3月にまとまった雪が降り、3/25;積雪は7.9m。2023年よりも2m多く、積雪はこの4年間で最も多い。
全線開通に向け、「立山・黒部アルペンルート」では2/7から除雪作業が進められ、3/27;「美松」(標高2030m)付近まで作業が進んでいます。雪原をぬうように、なめらかな曲線が描かれています。

■北アの登山道の持続的な維持・管理のために登山者へ協力金を求める制度の導入に向けて、2024年8月から富山県は実証実験を始める。
協力金は任意、1口\500円。3/27;中部山岳国立公園内を管理する環境省や山小屋、山岳関係団体などが参加し、「北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会」の設立総会を開いた。登山道の維持は、管理する環境省や自治体などが行うことに なっていますが、管理者が不在の所などについては山小屋の自主的な活動に頼っています。一方、コロナ禍で経営に打撃を受けた山小屋にとって負担が大きくなっているのが課題。このため協議会では、登山者に協力金を求める制度の導入に向けて、 2024年8月-10月の3ヶ月間、実証実験を行います。長野県側の北ア南部では協力金は任意、1口\500円で導入。山小屋に設置した寄付箱やクレジットカード払い、銀行振り込みで呼びかけ、2年後の本格導入を目指します。

■大町扇沢-黒部ダム間で運行する関電のバス路線が、2024年開通60周年を迎える。
大町市や観光協会などでつくる市プロモーション委員会はこれを記念し、多彩な催しを計画。関電バスは扇沢-黒部ダム駅間の「関電TN」で1964年8月に運行が始まった。環境に優しい電気を動力源に当初は架線から電気を取るトロリーバスで、 2019年からは電気バスに交代した。この間無事故で2023年までに計6434万人を運んだ。関電黒四管理事務所は開通60周年にあたり、電気バス15台のうち2台をラッピングバスにした。黒部ダムの水を想起させる青色の地に「関電トンネル60」の 文字や初代トロバス、後立山連峰の絵柄も入れた。2024年4/15-11/30運行。2023年の75万人を上回る90万人の利用を見込む。市プロモーション委は2023年の黒部ダム竣工60周年に続く誘客の好機として、記念の催しを扇沢駅や黒部ダムで企画。 8/1;トロバスの営業開始日を「トロバースデー」としてイベントで特製ステッカーを配る。「見に行こう!みくりが池!」も開催。記念ラベルの水入りペットボトル1万本も作り、関連の催しで配る。立山黒部貫光が立山TNの室堂-大観峰間で 運行する国内唯一のトロバスも2024年がラストイヤー。扇沢駅に展示保存の関電トロバスと現役トロバスとの特別コラボを今秋の実施に向けて準備を進めている。

■3/26;関電黒四管理事務所は「黒部ダム」へのバス路線開通60周年を記念したラッピングバスが登場。
水をイメージした青をベースに、関電トンネル、おかげさまで「60周年」の数字や雪の後立山連峰をデザインした。 1964年にトロリーバスが運行開始、2019年から電気バスに替わった。2023年は4/15-11/30;74万人が利用(コロナ渦前の約8割)。2024年4/15-11/30;90万人を目標。 ラッピングをしたのは電気バス15台中の2台。走行距離が均等になるように運用し、「ラッピングバスに乗れたらラッキー」と。

■「立山・黒部アルペンルート」の「立山トンネル」は室堂-大観峰間(3.7km)を10分で結ぶトロリーバスが運行中。
室堂TM(標高2450m)には日本最高所の鉄道駅があり、日本で唯一、トロリーバスが運行。1996年運行開始から述べ1920万人の観光客を運んできた。立山TNでは開業時はディーゼルバス、1996年からはトロリーバスに転換。運行開始から 28年間走り続けてきたが、2024年11/30でトロリーバスは運行終了、その姿を消す。現在、トローリーバス車両は8台。4/15;開通に向けて試運転を繰り返している。

■4/19〜;「トロッコ電車」の愛称で知られる黒部峡谷鉄道が運行開始。
「黒部宇奈月キャニオンルート」の起点となる欅平駅(20.1km)までの全線開通は、能登半島地震による落石で「鐘釣橋」が損傷し、10/1頃まで延期される。4/19〜;宇奈月駅-笹平駅(7km)、4/25〜;宇奈月駅-猫又駅(11.8km)運行開始。

■山岳観光の「立山・黒部アルペンルート」を訪れる訪日客は飛騨高山にも足を向ける。
「立山・黒部アルペンルート」はロープウェイやバスを乗り継ぎ、立山連峰の自然を手軽に体感できる。同ルートは年間の経済波及効果が110億円超。アルペンルート山麓の立山町に来たインバウンドのうち、古い街並みで知られる 岐阜「飛騨高山」を訪れた人は63.7%、世界遺産の合掌造りがある「白川郷」を訪問した人も62.1%。

■4/15;全線開通まで1ヶ月となった「立山・黒部アルペンルート」では、営業再開に向けて「立山ロープウェイ」の設備や機械を点検中。
北ア・立山連峰の断崖にある「大観峰」(標高2316m)は雪と氷に覆われている。一帯は昔から雪崩や落石が頻発するエリア。「大観峰」-「黒部平」(標高1828m)を結ぶ「立山ロープウェイ」は途中に支柱がないワンスパン式で、標高差488mを 約7分間で運行。距離1710mは国内最長。雪崩で支柱が損傷するリスクを回避し、支柱部を通るときの揺れもないという利点がある。ロープとゴンドラを2駅で支えるため、山麓の黒部平駅では「重すい」と呼ばれる85tの重りをつけることで、 支柱がなくてもロープがたるむことなくゴンドラを吊り下げて動かすことができる。冬季閉鎖中(12月-4月)でもロープウェイは稼働させ、機械の保守や点検で10人が常駐して作業にあたる。

■4/15;全線開通に向け、「立山・黒部アルペンルート」では、関電トンネルの電気バスの整備が行われています。
大町の整備工場では、関電が運行する15台の電気バスの車内清掃、タイヤなどの点検を行っています。黒部ダム竣工の翌年(1964年)から扇沢-黒部ダム間(6.1km)はトロリーバスが運行されてきたが、2019年から電気バスに代わった。 関電トンネルのバスは2024年で60周年を迎える。

■2024.10/1;黒部峡谷の電源開発の歴史を体感する新観光コース「黒部宇奈月キャニオンルート」が能登半島地震の影響で延期される。
能登半島地震で鉄橋に被害のあった黒部峡谷鉄道は今シーズンの全線開通を延期する。3/7;富山県は「10/1頃を目指す」と発表。これに伴い、2024年6月に予定していた「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放が延期となり、旅行商品の 発売は7/上を見込む。2024年度のキャニオンルートの受入れ人数は8140人を予定していたが、延期で約3000人に減る見込み。影響額は6億円以上。
2024年1月;能登半島地震で黒部峡谷鉄道は宇奈月駅から14km上流にある「鐘釣橋」は枕木が壊れ、鉄骨の橋げたがゆがむなどの被害を受けた。黒部峡谷鉄道は近くにある東鐘釣山の山頂付近で落石が起きたとみていて、雪解け後に落石防止工事を 実施したあと、鐘釣橋の復旧工事は4/末以降、9/末までに橋の復旧工事を行う。このためトロッコ電車は宇奈月駅-猫又駅間は4/20;部分開通予定、宇奈月-欅平駅;全線開通は10/1頃。全線営業は11/末までの2カ月間。
黒部宇奈月キャニオンルートは、欅平ー黒部ダムを結ぶ工事用ルート(約18km)を観光用に整備したもので新たな観光の目玉として期待されています。地中を200m昇降する工事用の竪坑エレベーター、トロッコ、急傾斜を昇降するインクラインなどの 乗り物、「高熱隧道」と呼ばれるトンネルなどが見どころ。旅行商品は1泊2日で1人13万円。「黒部宇奈月キャニオンルート」は北陸新幹線が敦賀まで延伸、3/8;予約が始まる北陸応援割、新たな観光資源として期待が高まっていたが、延期は 観光業界にとって大きな痛手。富山県知事は「天災による延期でやむを得ないが、黒部川水系の開発の歴史をたどれるツアーの中身が損なわれるものではない。宇奈月温泉など観光業界へのダメージは県を挙げて回復していく。業界のみなさんは 前を向いていただきたい。黒部峡谷鉄道がダメじゃないかと風評が広がらないように、正しい情報を提供していきたい」と。

■2024.4/1-11/23;JR西/JR東海は「立山・黒部アルペンルート」のロープウェイ・トロリーバス等を乗り継いで通り抜ける「立山黒部アルペンきっぷ」を発売。
4/1〜;「立山黒部アルペンきっぷ」発売。出発駅から「立山黒部アルペンルート」まで北陸新幹線(3/16開業の金沢-敦賀間含む)も利用できる。「立山黒部アルペンきっぷ」は発駅から「立山黒部アルペンルート」までの往復と、「立山黒部アルペンルート」内 (富山〜信濃大町間)の交通機関で8日間乗り放題がセットになった乗車券。有効期間中、富山ー信濃大町間の富山地鉄、立山ケーブルカー、高原バス、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカー、関電トンネル電気バスが乗降り自由。 立山トンネルトロリーバスは2024年で運行終了。2025年4月から電気バスに変更される。扇沢-信濃大町間のバス(北アルプス交通/アルピコ交通)は扇沢、日向山高原、大町温泉郷、信濃大町の各停留所に限り乗降り自由。
「ひだコース」;特急ひだと特急しなの普通車指定席、「しらさぎコース」;特急しらさぎと特急しなのの普通車指定席及び敦賀〜富山間の北陸新幹線の普通車指定席が利用できる。
ひだコース;名古屋-(中央線)-松本-(大糸線)-信濃大町-立山-(富山地鉄)-富山-(高山本線)-高山-岐阜-名古屋間(名古屋発;\21180/大人,\10710/子供)
しらさぎコース;名古屋-(中央線)-松本-(大糸線)-信濃大町-立山-(富山地鉄)-富山-(北陸新幹線)-敦賀-(北陸線)-米原-名古屋間(名古屋発;\25470/大人,\12850/子供)
北陸新幹線・中央線利用;京都発(\29880/大人,\14890/子供)、大阪発(\31840/大人,\15850/子供)
北陸新幹線往復利用;京都発(\27320/大人,\13620/子供)、大阪発(\29540/大人,\14700/子供)
4/1-11/23;発売,4/15-11/30;利用期間,有効期間;8日間。GW(4/27-5/6)とお盆(8/10-8/19)は利用不可。

■2024.4/15-6/25;「立山・黒部アルペンルート」は春の風物詩「2024立山黒部・雪の大谷フェスティバル」開催。
2024年度営業予定:4/15〜11/30。「立山・黒部アルペンルート」は中部山岳国立公園内に位置する山岳観光ルート。立山駅-扇沢駅まで「立山ケーブルカー」〜「立山高原バス」〜(室堂TM)〜「立山TNトロリーバス」〜(大観峰)〜 「立山ロープウェイ」〜「黒部ケーブルカー」〜(黒部ダム)〜「関電電気バス」などを乗り継ぎながら立山・黒部の大自然の絶景がを楽しめる。2024.2/13;「室堂」(標高2450m)の積雪は600cm(2023年は490cm)、「大観峰」(標高2316)、 積雪400cm(2023年390cm)と、2023年同時期より多く高い雪の壁を期待できるという。
4/15-5/31;迫力ある雪壁(高さ17-20m)を歩く「雪の大谷ウォーク」をはじめ、雪景色をゆっくり堪能できるGW限定「立山ユキテラス」、室堂TMまで伸びた雪上の遊歩道 「延伸!パノラマロード」、雪壁を崩したり新しい道を作ったりして雪あそびが楽しめる「ユキふれあい広場」など。
6/1-6/25;初夏の立山室堂平を歩こう!「みくりが池ウォーク」「スタンプラリ」など。

■2024.2/7;北アの山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」の4/15;開通に向けた除雪作業が始まった。
「立山黒部アルペンルート」は雪のため冬季閉鎖され、除雪作業を経て4/中に再開。富山県・立山黒部貫光などで作る「立山ルート除雪組合」は、2/7朝から除雪作業を始めた。起点の立山町「藤橋」GTでは、「立山熊太郎」と名付けられた 国内最大級のロータリー車(除雪車)2台が雪を高く吹き上げながら道を切り開いています。除雪作業は約2ヶ月間行われ、3月から作業員が泊まり込んで除雪車など22台を使って室堂までの全長約31kmを除雪。除雪組合によれば、2024年は 比較的雪が少なく、2/5;室堂の積雪は5.3m、平年より40cm少ない。立山山麓の藤橋では積雪60cm、平年より70cm少ない。立山有料道路管理事務所は「2024年元日には能登半島地震あったが、室堂周辺は幸い大きな被害は受けていないと聞いている。 安全を確保して作業を進めていきたい。2024年は北陸新幹線開通などもあるので、ぜひ白銀の世界を楽しんでほしい」と。

■北アの山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」の観光客を半世紀以上にわたって受け入れてきた「H立山」が「星野リゾート」に譲渡される。
1972年開業の「ホテル立山」は、立山連峰の山岳観光の拠点となる室堂TM(標高2450m)に併設、国内外の宿泊客が雄大な北アの山岳展望を楽しんできた。「アルペンルート」の営業期間にあわせて、ホテルは毎年4/15-11/30の8ヶ月間だけ営業。 2023年は約2.5万人が宿泊・利用した。「立山・黒部アルペンルート」の運営会社「立山黒部貫光」とホテルを保有する「立山貫光ターミナル」は、老朽化した施設の改修が課題となるなか、ケーブルカーやバスなどの運輸事業に経営を集中するため、 ホテルの運営事業を「星野リゾート」に譲渡する。将来的には「星野リゾート」が新たなホテルを運営し、室堂TMに関わる事業は引き続き「立山黒部貫光」などが運営していく。3社が連携して「立山黒部アルペンルート」の魅力を向上させる。 「立山黒部貫光」は「コロナ禍でアルペンルートの経営が2年連続で赤字、譲渡を検討するきっかけの1つとなった。今後、具体的な譲渡と連携の内容について協議を進めていきたい」と。

■2/9;環境省は、富山県内の自治体や山小屋など関係者と協議し、登山者へ任意で協力金を求める制度の導入に向け2024年度に実証実験を始める。北アの登山道の持続的な維持・管理のために登山者へ協力金を呼びかけます。2/9;富山県防災危機管理センタで 行われた意見交換会には、中部山岳国立公園内の関係機関や山小屋、山岳関係団体などが参加し、環境省の担当者が協力金制度導入に向けた趣旨を説明。登山道の維持は、管理する環境省や自治体などが行うが、管理者が不在のところは、山小屋が 自主的に活動している。コロナ過で経営に打撃を受けた山小屋にとって負担が大きくなっているのが課題。中部山岳国立公園では、北ア南部の穂高岳や槍ヶ岳周辺で、2021年から長野県は登山者に対し、任意で\500円/1口の協力金を呼びかける制度を 始めた。集まった協力金は登山道の維持・管理に使われる。意見交換会では長野県での取り組みが紹介された。環境省中部山岳国立公園管理事務所は「早ければ2024年3-4月には、これらの取り組みを行う登山道等維持連絡協議会を立ち上げたい」。 今後、協議会は協力金の金額などを決めたうえで、中部山岳国立公園内の山小屋の一部に募金箱を設置して登山者に任意での協力を呼びかける、振込みの口座も開設予定。

■「黒部ダム」;
「黒部ダム」(標高1454m)は、北ア「立山連峰」(龍王岳-一ノ越え-雄山-大汝山-冨士ノ折立)と「後立山連峰」(鳴沢岳-赤沢岳-スバリ岳-針ノ木岳)間の「黒部峡谷」を流れる「黒部川」を堰き止めて建設されたアーチ式ダムで幅492m、 高さ186m(日本最大)。貯水量は約2億t。関電の黒部川第4発電所から最大出力33.5万kwの電力を関西に供給。関電によると、黒部川の電源開発計画は大正時代に始まり、1949年第4発電所構想が公表。1951年電力再編で発足した関電は、 関西が深刻な電力不足に見舞われる中、1956年工事着手、1963年6/5完成。総工費は513億円。工事は延べ1000万人を動員、作業員171人が殉職。資材などを輸送するためのトンネル掘削中に、出水が絶えない「破砕帯」が見つかり 最大の難所となった。約80mを掘り進め貫通するまでに7カ月かかったという。約7年の歳月をかけて黒部ダムは完成した。関電TN(大町TN)は黒部ダムの建設に伴う資材輸送のために大町扇沢(標高1433m)-黒部ダム間の5.4kmで関電の 電気バスが運行中。

■新たな観光周遊ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」は、2024.6/30;一般開放予定だったが開始時期が遅れそう。
黒部宇奈月キャニオンルートは、黒部峡谷鉄道の終点欅平と黒部ダムを結ぶ関西電力の工事用路線(全長約18km)。能登半島地震の影響で黒部峡谷鉄道で落石被害が出た。宇奈月駅から約14km上流にある「鐘釣橋」で枕木が壊れ、 鉄骨の橋げたがゆがんだ。復旧のめどは立っておらず、春のトロッコ電車の運行再開は遅れる見通し。黒部峡谷鉄道の全線開通時期が示された時点でキャニオンルートの開始・商品販売時期の情報を提供予定。

■6/30;一般開放予定の「黒部宇奈月キャニオンルート」の発売を延期する。
能登半島地震でトロッコ列車の黒部峡谷鉄道の「鐘釣橋」が落石で損傷、全線開通は未定。1/29〜;販売は延期、開通後となる見込み。能登半島地震で「欅平駅」の一つ手前の「鐘釣駅」近くにある「鐘釣橋」で落石があった。 橋桁の鉄骨が曲がり、枕木の一部が抜け落ちた。復旧作業は雪解け後の春からで、例年5月のトロッコ電車の全線開通が遅れる可能性がある。黒部宇奈月キャニオンルートは黒部川の電源開発の際に使った全長約18kmの物資輸送路で 「立山・黒部アルペンルート」と接続。富山県は旅行商品として4ルートを用意。

■「立山・黒部アルペンルート」の「室堂平」(標高2450m)に建つ「H立山」が星野リゾートに売却・譲渡される。
立山黒部貫光と子会社の立山貫光ターミナルは「H立山」を星野リゾートへの不動産譲渡に向けて協議するという。立山黒部貫光は新型コロナ禍でホテル客が減少し業績が悪化し、2021.3月;宇奈月温泉の宇奈月国際ホテルをルートインに売却、 弥陀ケ原Hは運営を外部委託している。同社は「立山・黒部アルペンルート」開業から半世紀が経過し、運輸・ホテル両部門の施設改修が課題となる」。50年以上が経過し施設改修や耐震工事が必要で、ケーブルカーやロープウエーなど 「立山・黒部アルペンルート」でも設備改修費がかさむことから、H立山を手放して、経営資源を主力の運輸事業、駅のレストラン・売店事業に集中させ、事業の再構築を急ぐ。 H立山は日本最高所のホテルで1972年9月営業開始、地上6F建て客室81。室堂TMに接続。

■「立山・黒部アルペンルート」の「立山TN」を走る国内唯一の「トロリーバス」が2024.12/1;廃止され、電気バスに置き換えられる。
12/11;運行する立山黒部貫光が発表。トロリーバスはトンネルの天井に張られた架線から電気の供給を受けて走り、無軌条電車に分類。最高地点の室堂TM(標高2450m)と大観峰(標高2316m)を結ぶ「立山トンネル」(3.7km)を約10分で走る。 1996年運行開始、約28年間に計1920万人以上が利用した。修理のための部品を調達できなくなり、2024.12/1に廃止、2025.4月〜;電気バスを運行予定。2024年はトロリーバスのラストイヤーを記念したイベントを計画。 なお、扇沢と黒部ダムを結ぶトンネルでは関電がトロリーバスを運行してきたが、2018年廃止、電気バスに置き換えられていた。

■2023シーズンの「立山・黒部アルペンルート」観光客数は71万人
「立山・黒部アルペンルート」は4/15;全線開通、11/30;今シーズンの営業終了。「立山黒部貫光」によれば、2023シーズンの観光客は71万人、2022年より23.1万人、48%増加した。国内観光客は53.1万人(2022シーズンより5.8万人増)。 関東を中心に大都市圏でのPR活動が功を奏し、入り込みが好調に推移した。海外観光客は17.9万人(2022シーズンの26倍)、コロナ禍以降で渡航制限がなかったためと円安効果があった。コロナ前にあたる2019年の88.3万人と比較すると 約8割。「立山黒部貫光」は「2024年は3月の北陸新幹線敦賀延伸、6月黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放で、相乗効果を高めるため、積極的な誘客につとめたい」と。

■2023.4/15-11/30;「立山・黒部アルペンルート」は71万人
新型コロナの5類移行と水際対策終了による渡航制限がなく円安も牽引、想定よりも早い回復となった。台湾、タイ、韓国など東南アジアからのお客も多く、10月からは「紅葉×新雪」で観光客が増加。
入込人員は71.0万人(前年比148%,+23.1万人);富山側35.2万人(前年比156%,+12.6万人),大町側35.8万人(前年比142%,+10.5万人)
国内客は53.1万人(前年比112%,+5.8万人)、訪日客は17.9万人(前年比2576%,+17.2万人)
2024.4/15;全線開通日(富山〜信濃大町間)、4/15-6/25;立山黒部雪の大谷フェスティバル

■11/30;「立山・黒部アルペンルート」は今シーズンの営業を終了した。
玄関口・扇沢駅と黒部ダムを結ぶ関電トンネル電気バスの利用者数は、74万7591人。(前年比145.8%)に増加。新型コロナ感染症に対する制限の解除などを背景に、コロナ禍前2019年の83%まで回復した。4/15;営業開始以降、新型コロナの「5類」への 引き下げや黒部ダム竣工60周年などを追い風に、個人客・団体客ともに増加。夏以降は天候に恵まれ、特に10月が10万人を超え、2019年を上回った。海外からの団体客も13万2442人と前年比40-60%、約6割は台湾が占めた。

■11/30;「立山・黒部アルペンルート」が2023年の営業を終了。
関電黒四管理事務所によると、扇沢と黒部ダムを結ぶ電気バスの利用者は74万7591人。2023年は黒部ダム完成60周年や新型コロナが5類に移行したが、コロナ前の2019年の90万人余の8割にとどまった。11/30;扇沢駅ではクロージングイベントとして 電気バスから降りてきた客に大町産のリンゴと湧き水のペットボトルを配った。2023年の利用者数の内訳は国内個人客が2019年並みに戻り、2022年までほとんどいなかった海外客が回復してきたが、国内団体客があまり伸びなかった。ただ、 紅葉期の10月は2019年を超え、「2024年はバス開通60周年で、富山側のキャニオンルートの利用も始まる。終盤の勢いを来年につなげたい」と。

■11/26;「立山・黒部アルペンルート」の室堂は好天に恵まれ、山スキーヤーらが北アのパウダースノーを楽しんだ。
室堂TMによると、室堂の最低気温は-7.9℃、積雪1.4m。2022年同時期より約50cm多い。仮設野営場にはカラフルなテントが並んだ。

■2023.11/25;立山室堂は雪。気温-10℃。積雪175cm(前日比+35cm)、11/24;積雪160cm(前日比+20cm)、11/23;積雪135cm(前日比-5cm)、11/22;積雪140cm(前日比+0cm)、11/21;積雪140cm(前日比+5cm)、11/20;135cm(+15cm)、11/19;120cm(+50cm),11/18;70cm(+35cm)、11/17;積雪35cm(+5cm)、 11/14;30cm(+5cm)、11/13;25cm(+25cm)
■11/24;立山・室堂平は吹雪。積雪160cm、昨日からの24H降雪量は15cm。
〜11/25泊;立山室堂山荘、みくりが池温泉、雷鳥荘は営業終了。すでに営業終了(天狗平山荘、一ノ越山荘、大日平山荘、大日小屋、雷鳥沢ヒュッテ、ロッジ立山連峰、剱御前小舎、剱山荘、剱澤小屋、仙人池ヒュッテ、剱岳早月小屋、 真砂沢ロッジ、奥黒部ヒュッテ、五色ヶ原山荘、内蔵助山荘など)
室堂TMからの山スキー・スノーボード、冬山登山で入山する方は富山県立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱が適用され、入山届を室堂TMに提出すること、ビーコンは携帯すること、禁止エリア(除雪作業中,地獄谷,ライチョウ保護区)には 入山しないこと。
11/23〜;室堂平キャンプ場開設。テント設営可、トイレ、水場はなし、飲料水・携帯トイレなどは持参。

■立山・室堂TMからの山スキー・スノーボード、登山で入山する方は富山県立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱が適用されます。入山届を提出すること。
2023立山積雪情報;11/14;立山は積雪が増えてきましたが、岩肌が多く露出し、山スキーするには十分な積雪ではありません。
11/17;積雪35cm,11/14;30cm,11/13;25cm,11/12;2cm,11/11;1cm,11/7;0cm,11/5;10cm,11/4;15cm,11/3;10cm,11/1;15cm

■〜11/上;「立山・黒部アルペンルート」(立山黒部貫光)は紅葉情報を公式サイト・SNSで公開中
立山・黒部アルペンルート内10ヶ所の最新紅葉情報を、8/下-11/上まで公式サイトなどで配信(週2回程更新)
立山・黒部アルペンルート紅葉情報
立山・黒部アルペンルート秋の絶景スポット
アルペンルート公式X(twitter)

■10/14-10/15;大町市プロモーション委員会は「黒部ダムナイトツアー」を開催した。
通常は見ることのできない夜の黒部ダムを訪れ、ライトアップと星空観賞を楽しむツアー。毎年1回行われ、2023年は全国から402人が応募、抽選で選ばれた180人(各回90人)が参加。「黒部ダム」はえん堤の高さ日本一の186m、長さ492mに及ぶ巨大なダム。 ダムに照明に浮かび上がり、周囲の山や黒部湖の暗闇とのコントラストが鮮やか。

■10/4;「立山・雄山」山頂(標高3003m)で初雪。
立山「雄山神社」によるとこの秋初めての雪となった。朝の気温は1℃。立山の季節は駆け足で冬に向かっています。2022.10/6;北ア槍・穂高・乗鞍・常念・立山・白馬岳で初雪・初冠雪だった。
「立山」では「弥陀ヶ原」(標高1930m)で紅葉が見ごろ。赤や黄色と緑のコントラストが鮮やか。2023年はナナカマドが多く真紅に染まっている。「立山・黒部アルペンルート」を運営している立山黒部貫光によれば、紅葉の色づきは9/30-10/3に 一気に進んだという。黒部平でも色づきが進み、紅葉の見ごろは10/中-11/上。

■2024.6/30;黒部峡谷鉄道の欅平と黒部ダムを地下トンネルなどで結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放される。
キャニオンルートは黒部峡谷鉄道の欅平と黒部ダム間約18kmを結ぶルート。もともと黒部川第四発電所の建設などに伴い関電の工事用資材運搬ルートで、これまで関係者以外は見学会としての利用に限られていた。蓄電池式の列車などに乗り、 地下の電源施設や小説で知られる「高熱隧道」など電源開発の歴史を見学できます。
北陸では、2024.3/16;北陸新幹線の敦賀開業、2024.6/30;黒部宇奈月キャニオンルート公開、2024年秋にJRグループの北陸DCキャンペーン開催などがある。
「黒部宇奈月キャニオンルート」(1泊2日ツアー)は4コース。
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅〜黒部ダム又は室堂に向かうコース、「立山・黒部アルペンルート」の立山駅から宇奈月駅に向かうコース、扇沢駅から宇奈月駅に向かうコース。
1)宇奈月温泉発;宇奈月温泉で前泊、2)宇奈月温泉発;立山室堂で宿泊、3)黒部ダム発;大町温泉郷前泊、4)黒部ダム発;宇奈月温泉で宿泊。
2)一般開放期間;6/30-11/30
3)最大受入れ人数;8180人(2024年度)
4)ツアーには電源開発の歴史を堪能してもらうために専門ガイドが同行、最大で1日100人。
5)ツアー販売;2024年1/下〜。
6)2023年10月,11月;訪日外国人向けモニターツアーを実施。

■2024年から一般開放する関電の工事用路線「黒部宇奈月キャニオンルート」で、高温のトンネル区間を走行可能な耐熱構造の新型客車が7月に納車された。
「黒部宇奈月キャニオンルート」は黒部峡谷鉄道の欅平駅から「立山・黒部アルペンルート」の黒部ダムまでを結ぶ全長約18kmの工事用路線で、2024年6月から一般開放。一部区間はトンネル内の岩盤温度が40℃と高温になるため、 関電は安全対策の一環として高温の区間を走行できる新型の耐熱客車3両を7/下に導入。2023年度中に新型の蓄電池機関車2台と耐熱客車7両を追加で導入する。耐熱客車は11人乗りで高さ約2m、幅約1.7m、全長約3.6mで重さは2.5t。 関電は導入した新型車両の前後に非常脱出口を設けたほか、トンネル内には災害時に速やかに避難できるよう避難経路を整備します。関電北陸支社は「車両が新型に切り替わることでより安全に訪れる人たちの輸送に努めていきたい」と。

■関電の「黒部ダム」、「黒部川第四発電所」からなる「くろよん」がS38年6月に完成して2023年で60年を迎えたのを記念し、造幣局が貨幣セット「くろよん60 2023 プルーフ貨幣セット」を発売。
ダムや発電所の貨幣セットは初めてという。銀メダルに黒部ダムをあしらい、放水部分に虹色の発色加工を施した「くろよん60 2023 プルーフ貨幣セット(1万5500円)と、同じくダムをデザインした丹銅製の「くろよん60貨幣セット」(2700円)。 関西の電力不足を解消するため難工事の末に建設されたくろよん。関電は「2024年に新しい黒部宇奈月キャニオンルートが一般開放される。くろよんに関心を持ってほしい」と。応募多数時は抽選。(〜8/28;造幣局online-shop)
■大町の「黒部ダムカレー推進協議会」は、2023年黒部ダム竣工60周年を記念して、「黒部ダムカレーカード」を配布。
ダムカレーをより楽しんでもらいPRにもつなげようと企画した取り組みで、60周年限定仕様を作成した。加盟する18店で黒部ダムカレーを食べると、各店舗のオリジナルカードをもらうことができる。

■「立山・黒部アルペンルート」を走る国内唯一のトロリーバスが2025年春以降、EVバスに切り替わり姿を消す。
「立山TNトロリーバス」は1996年に導入、8台が室堂-大観峰間の3.7kmを10分で走る。立山黒部貫光は5月決算会見で老朽化と部品調達が難しいことを理由にバスのEV化の方針を掲げた。8台を同時に更新するか、順次入れ替えるかなどを含め検討中。 室堂TM(標高2450m)にはトロリーバス乗降場があり、日本一高所の鉄道駅。トローリバスは法律上は鉄道の一種「無軌条電車」に分類される。車体がRV化すると鉄道ではなくなるため、鉄道駅として扱われなくなる。車体を製造した大阪車輌工業に よると、電気系統の部品が調達できず、現行の車両の維持は困難という。新車の製造は可能ながら運行には法律の壁が立ちはだかる。北陸信越運輸局によると、2006年改正の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」で、運転士の異常時に自動的に 列車を停止させる装置の設置が義務付けられた。トロリーバスに対応する機器が存在せず、車両を更新した場合、設置義務が適用されるため、現行法では運行許可が下りない。アルペンルートでは、関電が黒部ダム-扇沢間で運行していた 「関電TNトロリーバス」を2019年に電気バスへ切り替えた。トロリーバス15台は順次解体されたが、愛好者の働き掛けで1台だけ残され、現在は「扇沢総合案内センタ」内の「トロバス記念館」で保存・展示。トロバスは1964.8/1;運行開始したことで、 8/1;トロバースデーのイベントを開催。日本で最後の立山TNトロリーバスは「富山を代表する観光資源で、後世に残したい」と運行維持を要望する動きがあるが、継続は険しそう。

■2023.6/5-11/30;関電は「くろよん竣工日」から大町市民を対象に関電トンネル電気バス(扇沢-黒部ダム駅間)の乗車料金割引
2023年6/5;黒部川第四発電所が竣工60周年を迎える。大町とくろよんとの関わりは1953年からで、世紀の大工事と言われた「くろよん」建設では、「大町トンネル」(現関電TN)の破砕帯で工事が難航した。大町市の温かいご理解と協力により、 「大町トンネル」の貫通を成し遂げ、黒部ダム・黒四発電所が完成した。これまでダム建設や観光産業など、ともに歩んできた大町市民への感謝として特別割引を行う。近隣住民に気軽な来訪を呼び掛けている。扇沢駅/黒部ダム駅で大町市民である 証明書(免許証,マイナンバーカード等)を提示。
扇沢駅-黒部ダム間料金(大町市民割引;\500/片道,\1000/往復),(通常片道;\1800/大人,\900/小人,通常往復;\3200/大人,\1600/小人)
※6/26-10/15;「黒部ダム観光放水」(6/26ー7/31;6:00-17:30,8/1-9/10;6:30-17:00,9/11-10/15;7:00-16:30)

■「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」は、2023年6月、「世紀の難工事」の末に完成してから60周年を迎えます。
大町市や観光協会などでつくる市プロモーション委員会は2023年度、ダム周辺や中心市街地で「くろよん60」を冠にした多彩な誘客イベントを企画。60周年記念イベントを案内するパンフ2万部も制作。プロモーション委会長の牛越徹市長は 「アルペンルートが開通するが、4-5月の予約は満員という。60周年の節目にコロナ禍前のように訪日客が戻り、国内外の100万人を迎えられるように力を入れていきたい」と。大町市街地には歓迎フラッグを設置、シャッターアート、 「くろよん60」のおもてなしイベントを計画。
4/15;「立山・黒部アルペンルート」(扇沢-立山)の全線開通済
4/15-6/25;室堂で「雪の大谷フェスティバル」(開催中)
6/26-10/15;「黒部ダム」で「観光放水」
6/1-7/17;「黒部ダムレストハウス」で「ロケ地秘蔵お宝企画展」。1956年の掘削開始から63年の完成まで7年を要したダム建設の苦闘を描いた映画「黒部の太陽」のロケで使用した台本や写真など貴重な品を紹介する。
8/1;扇沢「総合案内センタ」の「トロバス記念館」で「トロバースデー」
8/1-8/27;大町「塩の道ちょうじや」でも「ロケ地秘蔵お宝企画展」。
6/17,7/1,7/27,8/24,9/9;「黒部ダム」では「関電トンネル破砕帯見学ツアー」(黒部ダム難所の破砕帯のトンネル内を歩く)
7/25,8/21,9/10;「黒部ダム湖畔ウォーク」(ガイド付)
10/14,10/15;「黒部ダムナイトツアー」(夜の黒部ダム散策)
10/下;写真展「大町探訪」
10/28-11/5;「工芸展」(大町在住者・日展工芸作家による作品展示)
(問)大町市プロモーション委事務局 TEL 0261-23-4081

■黒部ダム竣工60周年を祝い、「立山・黒部アルペンルート」の玄関口の大町市は2023年、中央通りをアート作品で飾る記念事業を計画。
空き店舗のシャッターに、ダムや大町が誇る「水」などをテーマにした絵を描き、節目を盛り上げる。市や市観光協会、関西電力などでつくる市プロモーション委員会で、市外から作家を招聘する市の「アーティスト・イン・レジデンス」(AIR)事業と 連携し、「くろよん60×AIR信濃大町シャッターアート」と銘打ち開催する。作品制作者はAIRや地元の作家、市の観光大使、市内高校の生徒などを想定。

■「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」が6月「世紀の難工事」の末に完成してから60周年を迎える。
これを記念し、地元の大町市や市観光協会などでつくる市プロモーション委員会は2023年度、ダム周辺や中心市街地で「くろよん60」を冠にした多彩な誘客イベントを企画。60周年の周知と機運醸成のため、ダムえん堤やトロリーバスなどの イラストが描かれた水入りペットボトル1万本を作り、各種イベントでPRに役立てる。60周年記念イベントを案内するパンフ2万部も首都圏や名古屋、大阪で配布。プロモーション委会長の牛越徹市長は「アルペンルートが開通するが、4-5月の 予約は満員という。60周年の節目にコロナ禍前のように訪日客が戻り、国内外の100万人を迎えられるように力を入れていきたい」と。
(問)大町市プロモーション委事務局 TEL 0261-23-4081

■2023年は「黒部ダム竣工60周年」。GW中(4/29,4/30,5/3-5/7);10:00-16:00;JR信濃大町駅前で「駅前広場マーケット」。
大町市内観光は国内外客とも回復基調にあり、「立山・黒部アルペンルート」や「黒部ダム」もにぎわいを取り戻しつつある。一方で、駅前にあった土産物店が3/末で閉店、市民や観光客を寂しがらせている。市や市観光協会などでつくる 「大町市プロモーション委員会」は多彩な記念イベントを展開する「くろよん60キャンペーン」の一環として、観光客に喜ばれ、思い出にも残るように大町の玄関口でマーケットの開設を企画。期間中は土産物として人気の銘菓や名物の 「黒部ダムカレー」といった地元特産品と地酒の販売、試飲をはじめ、おやきやピザなどのキッチンカーも出店。購入者には大町の湧水を詰めたキャンペーン記念ボトルをプレゼント(100本)。市マスコット「おおまぴょん」の着ぐるみも 花を添えている。
(問)くろよん60(大町観光協会) TEL 0261-22-0190

■2023.6/5;北ア黒部峡谷にある「黒部ダム」は完成から60周年を迎える。堰堤の高さは186mと国内最高、2億m3を超す貯水量を誇る黒部ダム。大町市では1963年完成から60年の節目を記念して、関電や観光団体とのタッグで多彩なイベントを開く。
大町市や観光協会など19団体でつくる「大町市プロモーション委員会」主催。
黒部ダムは1956年に着工。建設に伴うトンネル工事では、途中で「破砕帯」と呼ばれる軟弱な地層にあたり、大量の出水と崩落する土砂を克服する必要に迫られ、「世紀の難工事」と呼ばれた。総工費約513億円、延べ1千万人が工事に携わったとされ、 171人が命を落とした。
〜7/17;黒部ダムレストハウス、8/1-8/27;大町「塩の道ちょうじや」で黒部ダム建設の苦闘を描いた映画「黒部の太陽」に関する「秘蔵お宝企画展」開催。ロケ地となった愛知豊川の人たちが所有する映画で着用した革ジャンパーなどを展示。
〜8/31;大町市内18ヶ所の飲食店や金融機関で建設時の写真などを展示する「くろよん60建設写真展」開催。
6/5〜11/30;「立山:黒部アルペンルート」の扇沢駅と黒部ダム駅を結ぶ「関電トンネル電気バス」を大町市民は運賃を通常\1800円/片道から\500円に割引。5/29;バス運賃割引について、牛越徹市長と関電黒四管理事務所所長が大町市役所で会見。 牛越市長は「市民でも黒部ダムをゆっくり見たり、行ったりしたことがない人がいる。様々なイベントを通じ、市内外の多くの人に訪れてほしい」と。関電は「大町市とは建設時から深い関係を築いてきた。60周年を迎えた黒部ダムに来てほしい」。 プロモーション委員会は黒部ダムの歴史などを記したパンフを1万部製作、市内の公共施設などで配布中。
「くろよん60特設サイト」 (問)大町市プロモーション委員会 TEL 0261ー23-4081

■2023.6/5;「世紀の大事業」として建設された「黒部ダム」は完成から60年。
これを記念して大町の19ヶ所で当時を振り返る写真を展示中。えん堤の高さが186mと日本一を誇る黒部ダムは、高度経済成長期の電力不足を補うため、延べ1000万人の人手を費やして建設され、1963年6/5;完成した。大町市では完成60年記念事業として、 施設や飲食店など計19ヶ所に、建設当時を振り返る写真60枚を展示。このうち資料館には、ダムに行く電気バスの出発地となっている扇沢駅が建築資材の置き場だった頃の写真など5枚が展示。菓子やコーヒーの販売店には、完成直後の黒部ダムを 写した写真や、建設景気にわく大町駅周辺のにぎやかな町並みを上空から撮影した写真などが飾られています。販売店は「大町に来たら、いまの黒部ダムだけでなく、当時の雰囲気が分かる写真も楽しんでほしい」と。写真は8/末まで展示。

■「黒部ダム」完成から2023年で60年。
6/26-11/30;これを記念して、大町の商店街ではダムにちなんだ絵の展示「くろよん60市街地シャッターアート」が始まった。商店街の空き店舗のシャッターなど7ヶ所でダムにちなんだ絵を展示。6/25;ベニヤ板に描かれた絵の取付作業が行われた。 このうち、大町岳陽高の生徒たちの絵には大町のご当地「サイダー」がダムに注がれている様子が、虹やご当地カレーとともに描かれています。また、地元の美術家たちによる、黒部ダムの周囲にそびえる北アの山々が描かれた絵も展示。 制作に携わった美術家は「絵を通して大町の商店街がにぎやかになってほしい」と。シャッターを閉めた店舗が目立つ中、街が明るくなるのはいいと思います」と観光客。

■「黒部ダム」竣工60周年記念の大町で「くろよん60市街地シャッターアート」
6/26〜;市内の商店街の空き店舗など7ヶ所のシャッターにダムにちなんだ絵を展示。大町観光大使の鉄拳さんが大町中美術部の生徒と協力し、中央通り商店街の丸福パンと酒の大町(酒屋)間のお店(2F:カフェテラスマロン)の1Fシャッツターに 作品を製作した。絵は5Hで完成。「ようこそ!しなのおおまちへ」と、黒部ダムの周囲にそびえる北アの山々を背景に、「おおまぴょん」と鉄拳さんが笑顔で両手を上げてポーズを決めている様子が描かれ、色づけされた。中学生は 「完成して達成感がある。多くの人に見てほしい」と。鉄拳さんは「想像よりもすばらしい絵ができた。黒部ダムは60周年なので、絵を見た人には直接、ダムにも足を運んでほしい」と。

■6/26;「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」で観光放水が始まった。
残雪の立山と鮮やかな緑に包まれた「黒部ダム」(標高1470m)。2023.6/5;黒部ダム完成から60年を迎えた。日本一を誇る高さ186mの壁から轟音をたてて落ちる観光放水は毎秒10t-15tの水を噴き出します。観光放水は下流の黒部峡谷の水量を維持し、 景観を守るため行われています。6/26;梅雨の晴れ間となり、豪快な水しぶきに太陽の光が反射して虹のアーチが楽しめた。初日は正午までに1100人が訪れた。黒部ダムの観光放水は10/15まで毎日行われます。また、黒部ダムのレストハウスでは 映画「黒部の太陽」の撮影にまつわる品を展示中。黒部ダムと関電黒四管理事務所によれば、2023年4/15-6/25間の利用客は26.6万人、コロナ禍前の水準には届いていないが、2022年同時期比で1.7倍に増加。2024年6月には、黒部ダムと 黒部峡谷(欅平)を結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放が始まる予定。より黒部峡谷の観光の魅力アップが期待される。

■「立山・黒部アルペンルート」を運営する立山黒部貫光は、「トロリーバス」を電気バスに切り替える。
トロリーバスは立山雄山下の「立山トンネル」(大観峰-室堂間;3.7km)を10分かけて走行中。バスは部品の調達が難しくなっているといい、2025年にも電気バスに切り替えられる。国内で唯一運行中のトロリーバスが姿を消す。トロリーバスは 架線から電力を得て走る車両で、法的には鉄道「無軌条電車」に分類。1996年4月に登場し観光客に親しまれてきた。同社は「導入から30年経過、部品を揃えることができなくなっているので、EVバスに切り替えることを検討中」。立山黒部貫光は 2018年からトロリーバスの代替として自動運転バスなどの導入を検討してきた。2018年まで同じアルペンルートの関電TN(扇沢-黒部ダム間)でも走っていたが、2019年に関電がEVバスに切り替えた。2024年3月期は「欧米にも販路を拡大したい」とし、 海外からの集客を台湾などアジアからさらに広げる考え。2023年は4/15-5/28の利用者数は22万7200人と前年同期比で95%増。海外団体客が7万600人と3割を占めた。

■2023.6/1-7/17;「黒部ダム」完成60周年記念の「秘蔵お宝企画展」
「黒部ダム」完成60周年を記念し、6/1;「黒部ダムレストハウス」で映画「黒部の太陽」の撮影にまつわる品を集めた「秘蔵お宝企画展」が始まった。世紀の大工事と言われた大町TN(関電TN)掘削の場面を、豊川市で1967年に3ヶ月かけて 撮影した際の品々が並ぶ。革ジャンやヘルメットなど約20点を展示。他にもセット設営のための説明資料や撮影時の台本、市民が集めた出演者のサイン、休憩時の写真なども展示。展示の多くは「豊川黒部の太陽の会」から借りた。
〜8/31;JR信濃大町駅前の商店街でもS30年代の黒部ダム建設や街の様子を撮影した写真展を開催中。街歩きをしながら楽しんでもらおうと19店舗で計60枚を展示。

■5/12-5/21;「立山・黒部アルペンルート」で運行する屋根がない2階建てバス「SKYBUS TOYAMA」(富山地方鉄道)が運行開始されるのを前に、5/9;試乗会が行われた。
スカイバストヤマは全長12m、高さ3.5mの2F建てオープントップバス。立山室堂から雪の壁が約500m続く雪の大谷の間を約15分間かけて巡ります。屋根がない2階建てバスからの360度の大パノラマは、風を感じながら高さ12mにも達する雪の壁を 間近で体感でき迫力満点。富山地鉄は「今しかない雪の壁を、スカイバスで近く感じていただければと思う。普通のバスでは雪の上の方まで見られないので、スカイバスで風や温度を感じながら雪の壁を見てもらいたい」と。(1日7便運行,予約不要)。 5/11,5/21;富山駅〜室堂直通バス要予約。

■2023.7/10;「立山・黒部アルペンルート」の「天狗平」から臨む「ソーメン滝」の流れが枯れた?。
落差日本一を誇る「称名滝」(落差350m)上流、称名川に流れこんでいる「ソーメン滝」(落差130m)。そうめんのように白くて細い水の筋が岩肌を流れ落ちるさまから名付けられた滝。7/10;その滝の姿がありません。左側には新たな流れが見えます。 「天狗平山荘」の佐伯賢輔さんはこの60年で初めてという。「立山カルデラ砂防博物館」は画像を見て、「ソーメン滝の上部に河床が少し茶色に汚れている部分があり、泥でも流れ込んで、そこにたまってしまっているような跡が若干みられる。 左側にできている新しい流れは岩の間から直接出てくる形で、表に出て下っていると、どちらにしても最近の強い雨でどちらかが崩れて土砂なり泥が流れ込んで、これまでの水流をふさいでしまったのではないかな」と推測。「流れている水は 濁っているとか、土砂を含んでいるとかいう形ではなくて、比較的綺麗な水のまま流れ込んでいますので、今のところ下流への大きな影響はないように感じています」と。
ソーメン滝の上流には地獄谷があり、下流には称名滝がある。ソーメン滝は、立山信仰では罪が許される赦免の場所として別名「赦免滝」と呼ばれる。地獄谷で数々の責め苦にさいなまれた亡者が、紺屋川を流れ下ってきて、ここで赦免されるという 伝説が残る。立山有料道路の天狗平下のカーブにある「ソーメン滝展望台」から眺められる。天狗平山荘の天狗平BTの550m手前。室堂へ向かう高原バスに乗ると、天狗平の直前で立山高原バスは減速・停車して車窓から滝を眺めることができる。 「劔岳」山頂も望める。称名川は約200mの深く刻まれたV字谷で溶岩台地の上は池塘群などのお花畑が広がる。美しい滝の流れは蘇るのか、関係者は今後調査予定。

■「立山黒部貫光」の2022年度決算
運営する「立山・黒部アルペンルート」の入込客数が回復したものの、バスの燃料費の高騰分などをカバーできず、赤字解消には至りませんでした。
立山黒部貫光によれば<「立山・黒部アルペンルート」の2022年度の入込客数は48万人(前期比+158%,17.6万人増)。富山側入込;22.7万人(前期比149%)、大町側入込み;25.3万人(前期比166%)
全国旅行支援に代わる県民割引キャンペーンが実施されたことなどから増加した。
内訳は国内47.3万人(前年比1.5倍)(個人38.4万人;前年比1.3倍,団体8.9万人;前年比3.8倍)、訪日客(6900人;前年比7.6倍)
2022年度の決算は、連結で営業収益が34億8600万円(前期比+173%)。人件費や燃料の高騰分をカバーできず、経常利益はー5億6200万円と4期連続の赤字。
立山黒部貫光は「厳しいコロナ禍で、これだけのお客さんを受け入れることができたことは満足できる数字ではないが、できる限りの成績を収めることができたと評価している」。2023年度はインバウンド需要の回復により アルペンルートの入込客数が、5/28現在22万7200人と、2022年度の同時期比で2倍に増えていることを踏まえ、このまま順調に推移すれば営業利益で数億円の黒字が見込めそうという。

■GW(2023.4/28-5/7)中の「立山・黒部アルペンルート」の入り込み客数は6.5万人。
富山側;34500人、2022年比で130%(+7900人)、2019年比で64%(-19700人)、大町側;30500人、2022年比で135%(+8000人)、2019年比で58%(-21800人)
入込計;65000人、2022年比で132%(+15900人)、2019年比で61%(-41600人)
・個人;37700人、2022年比で99%(-420人)、2019年比で67%(-18700人)、団体客;27300人、2022年比249%(+16300人)、2019年比54%(-22800人)

6/26〜;「黒部ダム」で観光放水スタート。

■4/15-6/25;「立山・黒部アルペンルート」では「雪の大谷フェスティバル」
2/7;立山町芦峅寺でスタートした「立山・黒部アルペンルート」の除雪。室堂(標高2450m)に向けて除雪作業が進んでいます。
現在の室堂の積雪は2023.3/20;5.6m(3/20)、2022年3/22;7.6m、2021年3/29;5.4m、2020年3/30;7.1m。雪の大谷の高さは2022年18m,2021年14m,2020年15m。
3/15-4/2;「2023雪の大谷高さ予想キャンペーン」では、4/15全線開通時の「雪の大谷」の最高地点の高さを予想。
「立山・黒部アルペンルート」公式Twitter@tateyamakurobe_をフォロー、4/15の雪壁の高さを予想&コメントに記入、投稿を引用リツイート。的中者には抽選で計10名に賞品プレゼント。 (立山・黒部アルペンルートペア乗車券(立山駅-黒部湖往復)(2名)、オリジナルグッズセット(\2000相当;8名)
(問)立山・黒部アルペンルートHP

■2023年「立山・黒部アルペンルート」の扇沢駅に、黒部ダムを描いた巨大なモザイクアートが登場した。
2022年度に学習旅行でダムを訪れた東京三鷹中の生徒が制作し、感謝を込めて関西電力に寄贈した。

■大町ダムは、高さ107m,長さ338mの治水や発電などに利用されている多目的ダム。大町ダム管理所は「これからダムは新緑に囲まれ観光にとてもいい季節となるので、子どもからお年寄りの方まで多くの方に楽しんでほしい」と。 4/下-5/上;「大町ダム」(龍神湖)周辺では残雪の北アを背景に、新緑とヤマザクラ、タムシバの群生が見られます。

■4/15;インバウンド客の増加に期待が高まる中、「立山・黒部アルペンルート」が全線開通した。
北アを貫く山岳観光ルートで、最高地点の立山・室堂にある「雪の大谷」は高原道路の両側に雪の壁がそびえ立ちます。今シーズンは暖冬で雪が少なかったが、それでも高さは最大13m。外国人観光客らが迫力ある光景と雪を楽しんでいた。 目立つのは外国人観光客。コロナ前の2019年は90万人が訪れたが、2022年は51万人に落ち込んだ。2023年春は水際対策の緩和もあって、外国人観光客の予約がコロナ前の8割まで回復。大町市観光課は「2022年は駐車場に大型バスが 全然停まっていなかったが、2023年は満車で復活の兆しがあり期待しています」と。
大勢の観光客で賑わった開通初日(4/15)のアルペンルートは入込客数が4968人。初日としては2022年の3倍に増えた。(2022年は1584人)。過去3年間はコロナの影響で大きく落ち込んでいただけに、立山黒部貫光は胸をなでおろしていた。 全線開通初日は、チャーター便で来た台湾の旅行客のほか大阪や名古屋からきた海外ツアー客が目立った。2022年のアルペンルートの入込客数は2022年は48万人。98%以上が国内旅行客だった。2023年4月-5月の予約状況は海外観光客が 6割を占めています。インバウンドの復活への期待が高まっています。立山黒部貫光は「久しぶりに活気あふれるアルペンルートになった。国内客で届かないところは訪日客でカバーしていかなくては。これまでの3年間はコロナ禍で 大変苦しい思いをした。コロナ前の100万人観光という数字は厳しい。なんとかそれに近づけたい」と。

■4/15;「立山・黒部アルペンルート」全線開通
「立山・黒部アルペンルート」は富山県立山町と長野県大町市をロープウエイ・ケーブルカーなどで結ぶ全長37kmの山岳観光ルート。4/15;扇沢駅では開通セレモニーが行われ、くす玉を割って2023年営業スタート。2023年は「黒部ダム」完成60周年。 扇沢駅では大町源流美麻太鼓の演奏やおおまぴょんとくろにょんがお見送り。海外から訪れた団体客などが電気バスに乗り込んで「黒部ダム」に向けて出発した。例年、開通後の「黒部湖」は氷や雪に覆われているが、2023年は溶けています。
6/26-10/15;「黒部ダム」の観光放水が始まります。(観光放水;6/26-7/31;6:00-17:30,8/1-9/10;6:30-17:00,9/11-10/15;7:00-16:30)。今後、60周年記念イベントを開催予定。
4/15;初日は雨の立山・「室堂」(標高2450m)。気温3-4℃。室堂TMには外国人観光客などを乗せたバスが次々と到着。立山室堂は一面の銀世界が広がり、積雪は580p。30回目を迎えた室堂の「雪の大谷ウオーク」では観光客が約500mの区間を 歩いていた。朝から冷たい雨が降るあいにくの天候となったが、観光客は道の両側に高い雪壁がそびえ立つ「雪の大谷」に足を運び、迫力のある雄大な自然美と雪の感触を楽しんでいた。暖冬の影響で積雪が少なく、雪壁は最高13mと2022年開通時 よりも5m低く、2016年と並んで過去最低。「立山黒部貫光」によれば、2022シーズンの観光客は48万人とコロナ前の半数にとどまったことから、2023年は観光需要の回復に期待を寄せています。「これまでの3年間はコロナ禍で大変な思いをした。 2023年の予約は好調で回復の兆しがようやく見えてきた」と。団体客などの予約が好調で海外からの予約はコロナ禍前の8割-9割まで回復。入込客数は水際対策の緩和により、海外から多くの観光客(インバウンド)の回復で、コロナ前の水準となる 約80万人の入り込みを見込んでいます。立山黒部貫光によれば、開通初日(4/15)の入り込み客数は立山町側から2955人、大町市側からは2013人で、2022年の約3倍にあたる計4968人となった。
「雪の大谷ウオーク」は6/25まで、「立山・黒部アルペンルート」の営業は11/30まで。
4/15〜4/17;立山では雨や雪を伴った風、雪崩・落雷に注意が必要。4/16;立山室堂は次第に雪に変わる、4/17;立山室堂は吹雪、落雷・突風に注意。室堂TMから立山BCスキー、登山、雪上散策などは気象情報を確認。道迷いや低体温症に注意。 入山する場合は入山届を提出、万一雪崩等に巻き込まれた際の安全確保のため、雪崩ビーコン、プローブ、ショベルを携帯。ライチョウ保護区域、火山ガスが充満する地獄谷エリア、除雪エリアは立入禁止区域。

■4/15-11/30;「立山黒部フォトコンテスト」
立山黒部アルペンルートで撮影された絶景写真を募集。Instagramでたてくろフォトコン2023で投稿。立山黒部アルペンルート公式「@tateyamakurobe_official」をフォロー。2023年に立山黒部アルペンルート内で撮影された作品に限る。 プロ・アマ問わず。入賞発表;2024.2/中。
グランプリ(1);「立山・黒部アルペンルート」の立山駅〜黒部湖往復ペア乗車券。グッドたてくろ賞(3);らいちょうぬいぐるみ、スマイルたてくろ賞(5);アルペンルートグルメセット、エンジョイたてくろ賞(10);オリジナルグッズ詰合せ。
大町市長賞(1);大町温泉郷ホテルペア宿泊招待券、おおまぴょん賞(5)大町市特産品\3000円分詰合せ。
(問)立山黒部アルペンルート

■関電アメニックス・北アルプス交通とアルピコ交通は、信濃大町駅前-扇沢駅前間で共同運行している路線バス「扇沢線」の運賃改定をした。
BT;信濃大町駅-下仲町-九日町-上大黒町-北大町-荒沢-大町温泉郷-犬の窪-上原-日向山高原-篭川P-扇沢駅
2023.4/15〜(大町アルペンライン開通);信濃大町駅-扇沢駅;\1650/片道(旧\1390),\2950/往復(旧\2500)、信濃大町駅-大町温泉郷;\540/片道、大町温泉郷-扇沢;\1320/片道,子供は半額。

■関電の扇沢駅-黒部ダム駅間の関電トンネルの電気バス乗車料金を改定した。運行再開は4/15予定。
2023.1/31〜;関電トンネル電気バスの乗車料金;大人;\1800/片道(旧\1570)、\3200/往復(旧\2610)(子供;\900/片道,\1600/往復)、団体割引率変更(一般;10%→2%,学生;40%→30%)

■北アの山岳観光ルート「立山・黒部アルペンルート」を運営する立山黒部貫光は、燃料費の高騰などを受けて、2023シーズンからケーブルカーやバス、ロープウエーの運賃を10%-36%値上げする。
立山黒部貫光は運賃の値上げについて、新型コロナによる旅行客の低迷に加えて、資材や燃料などの高騰で収益が悪化しているため。立山黒部貫光によれば、4/15-11/30;利用客は約48万人、2021シーズンの約1.6倍に増えたが、コロナ禍前の 半数に届いていません。立山黒部貫光は「企業努力だけでは吸収できない困難な状況にあり、安全運行と環境負荷の低減に引き続き努めるのでご理解を頂きたい」と。

1)立山駅-美女平;「立山ケーブルカー」(7分,1.3km)(片道;\1090/大人,\550/小人←\960/大人)(往復;\1980/大人,\990/小人)
2)美女平-室堂;「立山高原バス」(50分,23km)(片道;\3000/大人,\1500/小人←\2200/大人)(往復;\5400/大人,\2700/小人)
3)室堂-大観峰;「立山トローリーバス」(10分,3.7km)(片道;\2200/大人,\1100/小人)(往復;\3960/大人,\1980/小人)(現行通り)
4)大観峰ー黒部平;「立山ロープウエー」(7分,1.7km)(片道;\1700/大人,\850/小人←\1320/大人)(往復;\3060/大人,\1530/小人)
5)黒部平ー黒部湖;「黒部ケーブルカー」(5分;0.8km)(片道;\1150/大人,\580/小人←\1050/大人)(往復;\2080/大人,\1040/小人)
6)立山駅-室堂;(片道;\4090/大人,\2050/小児)(往復;\7380/大人,\3690/小児)
7)黒部湖-室堂;(片道;\5050/大人,\2530/小児)(往復;\9100/大人,\4550/小児)
8)黒部湖-立山駅;(片道;\9140/大人,\4580/小児)
9)扇沢-黒部ダム;「関電トンネル電気バス」(16分,6.1km)(片道;\1570/大人,\790/小児)(往復;\2610/大人,\1310/小児)(現行通り)
往復割引;立山ケーブルカー・立山高原バス;0%→10%、黒部ケーブルカー・立山トンネルトロリーバス・立山ロープウェイ;25%→10%

2023.4/15-6/25;室堂で「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」開催予定。

■「立山・黒部アルペンルート」の室堂(標高2450m)は一面の銀世界。
立山黒部貫光によれば室堂の積雪は5.6m。雪量が多かった2022年と比べると2m少ない。高原道路の除雪は天狗平(標高2300m)まで進み、4/15;「立山・黒部アルペンルート」は全線開通します。例年16-17mにもなる「雪の大谷」は どんな絶景を見せてくれるのか楽しみ。

■2022.11/30;「立山・黒部アルペンルート」は2022年シーズンの営業を終えた。
アルペンルート利用者数は48万人で2021年の58%増。新型コロナ禍前の2019年と比べると46%減で依然差は大きい。2023年以降はインバウンドの回復に期待がかかる。立山・黒部アルペンルートは立山と大町をバスや ロープウエーなどで結ぶ山岳観光路で立山黒部貫光が運行。春は順調だったが、コロナ感染の第7波が襲った夏の数値が伸びず、秋も大きくは回復しなかった。コロナ禍前の2019年の88.3万人と比べると低水準。2019年には24万人だった インバウンドは6900人。アルペンルートは台湾や東南アジアを中心にアジアの旅行客に人気が高い。2023年はインバウンドの数がどのくらい戻るかが焦点。
2022.4/15-11/30;立山・黒部アルペンルートの利用状況;
大町側;25.3万人,2021年166%(+10.1万人),2019年比55%(-20.5万人)、富山側;22.7万人,2021年比149%(+7.5万人),2019年53%(-19.8万人)
計;48.0万人,2021年比158%(+17.6万人),2019年比54%(-40.3万人)
国内客;47.3万人,2021年比156%(+17.0万人),2019年74%(-16.9万人)
個人;38.4万人,2021年比137%(+10.4万人),2019年80%(-9.8万人)、団体;8.9万人,2021年380%(+6.5万人),2019年比56%(-7.1万人)
訪日外国客;6900人,2021年比767%(+6000人)、2019年比3%(-23.3万人)
2023.4/15;「立山・黒部アルペンルート」全線開通(立山-信濃大町)
2023.4/15-6/25;「雪の大谷フェスティバル」

■4/15-11/30;「立山・黒部アルペンルート」の関電トンネル電気バスの乗客数は、関西電力黒四管理事務所によると、51万2609人。
コロナ禍前の2019年と比べると約60%、2021年比では20万7380人(67.9%)増加。

「立山・黒部アルペンルート」(パンフ)

■2022年で70周年を迎えたスギヨの「ビタミンちくわ」
信州ではおなじみの商品。その「ビタちく」は黒部ダムの建設でも重宝されていた。難工事を支えた幻のカレー。ソウルフードであるスギヨの「ビタミンちくわ」は1952年発売から70周年を迎えた。製造は石川・七尾市にあるスギヨ。 当時は栄養事情が悪く、魚のすり身にビタミンが豊富なアブラザメの油を配合したのが名前の由来という。新鮮な海産物が手に入りにくかった信州では一躍ヒット商品になった。今も7割は信州で消費。70周年にあわせスギヨは消費者から 思い出を募集中。寄せられたエピソードは8割が長野県民からという。
高さ日本一の「黒部ダム」。困難を極めた建設工事は映画にもなった。その現場でビタミンちくわ入りのカレーが食べられていた。工事開始は「ビタちく」発売の3年後19561年。3000m級の山々に囲まれた黒部峡谷は水力発電の適地だったが、 工事は困難を極める。軟弱な地盤と止まらない地下水が行く手を阻んだ「破砕帯」での掘削工事。事故で多くの犠牲者を出し、完成までには7年の歳月を要した。世紀の難工事ともいわれたダム建設を成功させたのは、延べ1000万人の作業員たち。 その作業員たちの胃袋を支えた食品がスギヨの「ビタミンちくわ」だった。くろよん観光事業部は「大先輩に過去の話を聞く機会があり、何が楽しみだったかというと食事で、特に週1回出るカレーが楽しみだった」。「そういえば、 カレーの中にちくわが入っていたのが印象的だった」と。当時の建設現場をよく知る元作業員は「黒部ダムは標高の高いところで、山の中なので風雪がすごい。少し雨が降ったり風が吹いたりしたら、立っていられないくらいの気象環境が ひどい場所で、風呂は少し離れたところにあった。ドアを開けて寮から出ていくときには真冬。突風がバッときて遭難しちゃうくらい」。さらに難工事の連続。事故で多くの仲間を失った。風呂に入ることと、食事は一番楽しみだった。 食堂で仲間と一緒に食事をする。カレーは定番でよく出ていたという。当時のカレーは濃くカレーが固め。お代わりして、力余っている人間ばかりだから、食事も人の2倍くらい食べた。作業員たちを支えた「ビタちくカレー」は、ちくわの 穴がトンネル貫通を思い起こさせ、縁起が良かったという逸話もある。「扇沢レストハウス」で10年間、腕を振るっていた郷土料理研究家は、レストハウスの古いレシピを参考に、当時食べられていたであろう「ビタちくカレー」を再現した。 2023年には黒部ダムが竣工60周年を迎えるので、このちくわのカレーを販売してみたいという。北陸と信州を結ぶ懸け橋ならぬ「トンネル」と言えそう。

■スギヨの「ビタミンちくわ」の発売70周年を記念して、長野県とちくわの深いつながりの記録映像「小さなヒーロー・黒部ダムとビタミンちくわの知られざるつながり」を制作した。
ネットで公開された。ビタミンちくわは石川で製造されているが、地元での販売は3割、長野県は7割を占める。「世紀の大事業」として日本の建設史に残る、黒部ダム建設を支えた従業員の食事にもちくわが使用されていたことが分かった。 同社ではちくわ文化を通じた長野県とのつながりを深く掘り起こして広く後世に残していこうと、70周年記念事業の一環として映像制作を企画。2021年「立山・黒部アルペンルート」の扇沢駅にある扇沢レストハウスで、当時を知る関係者が 一堂に会し収録が行われた。

■大町市SDGs学習旅行誘致協議会は、「立山・黒部アルペンルート」の「黒部ダム」駅近くのTN内で、大町TN(現関電TN)建設時を思わせる「さく岩機体験機」2台を設置した。
世紀の難工事を再現。黒部ダム建設の苦労を知ってもらおうと工事の跡地に体験用のさく岩機を設置、大町市は観光の目玉の一つになればと期待。観光地として人気の「黒部ダム」。完成までに7年を要した大工事の末、1963年に完成した。 中でも軟弱な地盤と止まらない地下水が行く手を阻んだ「破砕帯」での工事は一番の難所。事故で多くの犠牲者を出し「世紀の難工事」と言われています。2023年の黒部ダム完成60周年も踏まえ、中学生らの学習旅行やインバウンドなど ツアー客向けに活用する。黒部ダム建設時に薬液保管庫として使った場所で、素掘りの岩肌がむき出しになっている。さく岩機は当時と同じ空気圧で動かし、音と振動を体感できる。先端が1分間に1500回、回転します。もう1台は地面に 穴を開けるタイプで重さは約30kg。1963年完成の黒部ダム建設事業では、資材を運ぶ大町TN掘削が最大の難工事。地下水と大量の土砂が噴き出る「破砕帯」を突破するのに7ヶ月かかり、映画「黒部の太陽」でも広く知られる。 学習旅行誘致協議会はこうした歴史と、豊富な水量を生かす再生可能エネルギーについて知ることができる学習旅行プログラムを作っており、さく岩機体験機は観光庁の補助金を使って設置した。協議会長の牛越徹市長は「大きな役割を 果たしていたと実感。未来を担う子どもたちが自然エネルギーの大切さを学ぶ場となってほしい」と。

■2024年度に一般開放される「関西電力黒部ルート」の旅行商品化を見据え、ルート内で携帯電話を使えるようにする。
富山県は電波状態を調べたり、基地局の必要数を検討したりするための費用を2020年度予算案に盛り込む。ルートの魅力と満足度のアップに加え、周辺の登山道などで発生する事故・災害時の通信手段確保を目指す。黒部ルートは 黒部峡谷鉄道の終点、欅平-黒部ダムを結ぶ約18kmの物資輸送路。トロッコやインクラインを乗り継ぎ、「高熱隧道」などを通る電源開発ルートとして人気が高い。長年、観光振興に欠かせないとして全面開放を求めてきたことを受け、 2018年10月、関電との間で協定が結ばれ開放に合意。2024年度から現行の見学会の約5倍となる年間最大1万人を受け入れる。ただ、欅平駅や黒部ダムだと携帯電話を利用できるが、ルート内や近くの登山道はほぼ電波が通じない。 国立公園の特別保護地区で、原則的に建築物の設置や土地の形状変更ができないなど開発が厳しく規制されている。携帯電話やインターネットを利用できるかどうかは、観光客の旅行先選びで重要な要素となっており、立山黒部の 世界ブランド化に向けて不感地帯の解消は大きな課題。ルート沿いにある黒部峡谷の下ノ廊下で2019年、転落死亡事故が相次いだことで、安全・安心の面からも通信手段の確保が必要と判断した。国交付金を活用して2020年度予算案に 1000万円を計上し、現地の電波調査や基地局・アンテナの必要数の検討、設置費用の試算などに充てる方針。開発を規制している環境省や、国有林を管理する林野庁などとの協議も進める。2021年度にも基地局設置の許可を取付、 工事に着手したい考え。通信方式の規格は、広範囲をカバーできる4Gを想定。

■大町の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」は、「GoPro」とのタイアップ。
ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんは、「立山・黒部アルペンルート」の入口に位置する日向山高原に広大な敷地をもつマウンテンリゾート。バラエティ豊かな客室、100%天然温泉、室内温水プール、24Hフィットネス、 マウンテンリゾートスパ、子ども向けワークショップなどのキッズクラブといった設備、サービスを提供。ホテルの館内にGoProエリアを設け、「HERO9 Black」で撮影した信濃大町で楽しめるアクティビティの動画や、使い方ガイド などの動画を放映。「HERO9 Black」「HERO8 Black」「MAX」と周辺アクセサリーの実機も展示し、実際に撮影を体験できる。GoProエリアは3/上まで。専用宿泊予約ページから特典付宿泊プランを用意。1泊2食付宿泊プランで 「GoPro HERO9 Black」本体と万能型マウント「3-Way」のフリーレンタルが付き、さらに記録メディア(32GB)を無料プレゼント。3-Wayマウントは、カメラグリップ、延長アーム、三脚として使える周辺機器。宿泊プランは通年提供、 現在6月まで受付。スタンダードツインルーム(\32200〜)。
※GoPro HERO9 Blackは、本体に備える小型の液晶画面でライブビューが可能なアクションカメラ。イメージセンサの画素数は2360万ピクセルで、5K/30fpsや4K/60fpsといった高解像度の映像や、フルHD/240fpsのハイスピードムービーを 撮影できる。

■2020.7月に大町で開業した「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」と「ゴールドウイン」は、自然の中での活動と宿泊を合わせた「マウンテンリゾート」を提案。
ホテルは「立山・黒部アルペンルート」の長野側の出入口に近く、ホテルでは自然を身近に感じながら仕事ができる「ワーケーションプラン」を用意。トレイルランニング体験と宿泊を組み合わせたプランなども設定する。
ゴールドウインが展開するブランド「THE NORTH FACE」は、7月に大町に開業した「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」とコラボレーションし、自然の中でのアクティビティ体験を通じて地球環境を身近に考えるきっかけをつくる、 新しいマウンテンリゾートの形を共創する包括的な取り組みを開始。美しい山々に囲まれた大町の環境を活かし、新しい働き方を模索する方やその家族を対象に「THE NORTH FACE」の契約アスリートが監修するアクティビティが体験できる プランを実施。「THE NORTH FACE」は、「立山・黒部アルペンルート」で働くスタッフのオリジナルユニフォームを提供し、隣接する白馬村では、豊富なアイテムを揃え四季を通じてアウトドアアクティビティの魅力を発信するショップ 「THE NORTH FACE GRAVITY HAKUBA」を展開。一方、「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」は、豊かな自然に恵まれた大町に位置し、「立山・黒部アルペンルート」の玄関口からも近く、雄大な自然の中での滞在が可能な 日本屈指のマウンテンリゾート。今回のコラボでは「ホリデイ・インリゾートブランド」が提供している家族で滞在を楽しんでいただくためのサービスと、「THE NORTH FACE」の持つ自然の中での豊富な知見を活かしたアクティビティ アイデアとそれに適したウェアやアイテムが連動。マウンテンリゾートでの滞在に、北アルプスの自然の中で楽しめる特別なアクティビティの要素を加えるワーケーションプラン。ワークスポット(Wi-Fi,電源完備)、リフレッシュメント (露天風呂、スパ、フィットネス等)。現在はトレイルラン、MTB体験などを提供。今後はウィンターシーズンを見据えたファミリー向けの共創プランも計画、子どもと一緒に楽しめるスノーハイク、ファミリースキーやスノーシュー体験 などのプランも予定。
(問)ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん TEL 0261-22-1530

■「立山・黒部アルペンルート」(立山駅-美女平駅)を結ぶ「ロープウエー」建設構想について、立山黒部貫光は「当面、大規模な工事に取りかかるのは難しい」と。
富山県は立山黒部を世界的な長期滞在型リゾート地とする構想を掲げ、老朽化が進む立山駅-美女平駅間を結ぶ「立山ケーブルカー」に代わってロープウエーの整備を検討してきた。しかし、新型コロナウイルスによる観光客の減少が影響し、 実現に必要な作業が進まない状態にある。富山県新田知事は「立山黒部貫光からは当面大規模な工事に取り掛かることは難しく、ケーブルカーの延命化の可能性もふくめた検討を行う必要がある」とした。観光活性化に向けて、立山駅と美女平駅を 結ぶ現在のケーブルカーに並行するルートに、ロープウエーを設ける構想を立てています。ケーブルカーは老朽化が目立ち、新たなロープウエー構想では、輸送力を倍増させる計画で、2020年度、ロープウエーの支柱設置のための地質調査などに 予算を計上した。しかし、新型コロナウイルスの影響で、2020年は「立山・黒部アルペンルート」の入込客数が74%減少し、利用客数は23万人と、全線開業以来最低。ロープウエー構想の当事者の一員で、アルペンルートを運営している 立山黒部貫光は「当面、大規模な工事に取りかかるのは難しい」と。先行きが見通せない状況下でルートの環境影響評価など実現に必要な作業は手つかずのまま、進まない状況が続いています。立山〜美女平間で、環境に配慮した魅力ある アクセス施設となるよう、引き続き調査・検討していくとしています。
「立山・黒部アルペンルート」のロープウエー「立山駅−美女平」の建設費は約45億円、さらに駅舎の整備費などが必要。既存の立山ケーブルカーより輸送力が倍増し、観光客の利便性が向上することから、ケーブルカーを運営する 立山黒部貫光はこれまで建設には前向きな姿勢を示していた。ロープウエー建設は、営業開始から60年以上が経過するケーブルカーに代わる新たなアクセスルートを確保するため検討。「立山駅−美女平」は、現在のケーブルカーに 沿うようなルートで造る想定。駅を新設せず既存の立山駅、美女平駅を利用するため、改修費で計12億円と全体的にコストを抑えられる。輸送力は片道で1時間当たり1400人、現状の720人から倍増する。ケーブルカーを更新した場合は レールや車両の交換に約65億円を要する。

■2/25;大町「高瀬ダム」の土砂を運び出すトンネル建設について、国交省千曲川河川事務所は、「大町ダム等再編事業」の掘削工事を2022年度に発注し、2026年度までに完了する計画。
高瀬川は北ア槍ヶ岳を源とする延長56kmの河川。高瀬ダムは東電HDが所有する水力発電を目的としたダムであり,ロックフィルダムとしては日本一の高さである176mを誇る。高瀬ダムはダム上流からの流入土砂量が多く、土砂を搬出する必要が ある。高瀬ダムの不動沢や濁沢に貯砂ダムを設置し、高瀬ダムへ流入する土砂を捕捉し,貯砂ダムで捕捉された土砂をベルトコンベアで「大町ダム」下流まで搬出する計画。

高瀬ダムには毎年75万m3の土砂が流れ込み、現在はダンプで15万m3を搬出。土砂の堆積が進めば将来的に治水の効果が維持できない恐れがあるとして、長さ11kmの搬出用トンネルを造る。掘削で出る約12万m3の土砂の受け入れ先は費用面から 近場で検討する考えで、「地域の意見を聞きながら選定したい」と。高瀬ダムは東電が発電に使っているが、2024年頃から下流の「七倉ダム」と合わせて1200万t分を治水用に振り替える。年23万m3の土砂を運ぶ計画で、治水容量の買い取りを 含め総事業費は360億円。事務所によると、トンネルは直径3-4m、長さ7km。ベルトコンベヤー(14km)で土砂を運ぶ。終点の高瀬川支流「篭川」沿いに土砂の仮置き場を設け、2030年度に運用開始予定。大町ダム下流に搬出した土砂の処分にも 課題が残る。

■大町市の鳥は「ライチョウ」、大町市の獣は「カモシカ」
雷鳥は北アに生息し国の特別天然記念物。天敵から身を守るために、夏の雄は黒褐色、雌は茶褐色、冬は純白に衣替えします。カモシカは国の特別天然記念物。昔は山奥で見かけたが、今では山麓で見られます。
大町市内では2021年度に22体の死んだニホンカモシカが発見された。例年の3倍に増加。カモシカはもともと北アに生息し、東山にはいなかったが、シカなどに生息域を追われて、人里に近い場所に移動した可能性が高いという。 2021年度大町市内では北ア側で6体、大糸線上で2体、東山は14体が発見。「温暖化の影響でシカの生息域が南から拡大している。カモシカの生息域に影響している可能性があるのでは」と北アルプス地域振興局。 北ア登山ではカモシカとよく遭遇します。カモシカの餌は木の葉や芽、小枝、花実を食べます。夏場は標高1500m-2200m付近で岩場など見晴らしのよいところに立つ姿をよく見かけ、冬場は五竜や岩岳のスキー場付近(標高1300-1600m)の 山肌で見かけます。最近は春先に白馬東山(峰方)山麓(標高850m)でも見かけます。


■11/20;2023年はクマの被害が相次いでいることから、県は対策会議を開き、専門家などが捕獲を強化することについて意見を交わした。
ブドウ畑ではクマがブドウをもぎ取って、その場で食べる姿が捉えられたり、山林でイノシシのわなにかかったクマに襲われて死亡したりと人身被害も発生。県内では2023年度、クマの目撃件数が10/末までに1256件、2022年度の同時期より 500件以上増え、人身被害は10件・11人と、すでに2022年度1年間よりも多い。県内のクマの生息数は7270頭(2022年度)と2015年の2倍。近年のクマの捕獲数は年間100頭-300頭。環境省のまとめでは2023.9/末で、長野県内のクマの捕獲数は310。 秋田903、福島533、北海道488頭などに次いで全国6番目に多い。捕獲したクマを人間の怖さなどを覚えさせてから山へ返す「学習放獣」。駆除せずに放した数は57と長野県は圧倒的に多い。会議では捕獲を強化すべきという意見が出たり、 クマが潜める藪の刈り取りなど人里に出没させないための山林整備の徹底を求める声、クマを引き寄せる物(餌)の除去を進める必要があるという意見も。県は今後2回、検討会で専門家などの意見を踏まえた上で新たな対策を打ち出す予定。

■10/30-11/14;長野県は県内各地のクマが目撃されている地域で緊急点検を始めた。
県や自治体が10月に入ってクマの目撃情報が寄せられた山の麓を点検。県のクマ対策員は「人里に近い柿の木にもクマの爪痕が多く見られる。山の食べ物が少ない年には再び出没する可能性があるので、こうした木は1本でも減らす必要がある」と。 緊急点検は県内全域で行われ、点検結果をもとにクマ被害の防止対策を検討する。専門家によれば、11/15;狩猟期間が始まり、ハンターが山に入るため、クマも警戒して、人に近づくことが減るという。例年、クマが冬眠に入るまでの12月頃にも 目撃情報があるので引き続き注意が必要。

■県はクマのエサとなるドングリなどの堅果類の実り具合を調査した。
2023年はクマの大量出没の可能性は低いものの、2022年に比べて目撃件数が増えており、堅果類の不作が予想される大北など県北部を中心に、11月にかけてクマとの遭遇や人身被害に注意を呼びかけている。堅果類が少ないと、クマはエサを 求めて里に出没する可能性が高まる。県鳥獣対策室によると、県内全体では一定程度の結実が見込まれるが、県北部では状況が良くないという。一方で、例年並みの結実が期待される伊那はクマの栄養状態が向上し、越冬中の出産が増える 可能性がある。子連れグマは子どもを守ろうとして人を襲うこともあり、2024年4月頃から特に注意が必要。2023年1-8月の里地でのクマの目撃は891件(前年比333件増)、人身被害は7件(前年比2件増)。9/27;上高地で遊歩道を歩いていた男性が 襲われて重傷を負った。森や山の中に入る際、複数人での行動やクマよけ鈴の携帯を呼びかけているほか、廃棄する農作物などはエサとなり得るため放置しないでほしいとしている。

■クマの出没・目撃情報が増え、十分に注意を。北ア山麓の安曇野や大北では、5/中以降、クマの目撃情報が多発。この時期は山にクマの餌がが少なく里山まで餌を求めて出没することが多い。クマに遭わないように、
1)山林付近で早朝・夕方の散歩やジョギングをしないこと。
2)山に入る時はラジオ・熊鈴で音を出すこと。
3)子グマを見つけたら近づかないこと。
4)クマを寄せ付けないため、耕作放棄地の草刈や藪払いを行う、生ごみを畑や空き地に捨てない、野菜等の農作物を農地に放置しないこと。
5)クマが出没した場合は各自治体に連絡。

大町のクマの出没情報(2023.12月-6月)
西山山麓の大町温泉郷(54)、日向山(31)、高瀬入(28)、野口(12)、常盤西山(8)、八坂(8)、美麻(7)、海ノ口(6)、上原(5)、大出(4)、鹿島川(3)、木崎湖(2)などで出没・目撃が多い。登山口の大谷原や栢原新道などでも熊目撃あり。
DateTimeAreaNotesDateTimeAreaNotesDateTimeAreaNotes
12/614:00八坂-12/516:20八坂八坂村民運動場
11/2317:10野口野口神社11/228:52高瀬入エコノミスト村11/166:30大出親小熊
11/158:50温泉郷観光協会南11/1415:55高瀬入高瀬ハイランド,親小熊11/147:40八坂梨平
11/1319:30高瀬入-11/1311:10日向山親小熊11/1212:30高瀬入高瀬分譲地
11/116:50二ツ屋大町ゴルフ,親小熊11/1012:00八坂大平覚音寺11/1012:10高瀬入高瀬ハイランド,親小熊
11/916:45稲尾-11/911:05八坂切久保11/814:45上原ホームカトレヤ
11/715:05上原わっぱらんど11/616:00高瀬入親小熊,高瀬ハイランド11/613:05高瀬入親小熊
11/517:30高瀬入11/415:30高瀬入親子熊11/47:30温泉郷小熊
11/315:30高瀬入親子熊11/310:30日向山ANAリゾートH11/39:00東海ノ口北アルプス植物園
11/219:35木崎湖キャンプ場11/117:45高瀬入高瀬ハイランド11/113:45高瀬入高瀬ハイランド
10/3118:20温泉郷親子熊10/31PM高瀬入10/3016:30日向山親小熊
10/2720:10温泉郷立山プリンスH10/257:25日向山子熊10/2314:10日向山親子熊
10/266:15温泉郷親子熊10/257:25日向山子熊10/2314:10日向山親子熊
10/227:55温泉郷小熊,旧からまつ荘10/218:05温泉郷緑翠亭景水10/208:30日向山別荘地テニスコート
10/1920:10加蔵旧ヤナバスキー場10/1520:30大町ホクト大町きのこセンタ10/1512:45温泉郷
10/146:00温泉郷10/108:30温泉郷親子熊10/617:30大出小熊
10/517:35上原上原の湯10/517:30野口大出10/316:45温泉郷-
10/312:30日向山別荘地に親小熊10/315:00日向山別荘地に小熊9/2714:30高瀬入高瀬分譲地に親小熊
9/2517:30八坂舟場基幹センタ9/2117:50温泉郷親小熊9/2018:15温泉郷幼獣
9/1617:30温泉郷親子熊9/1611:10美麻青具ぽかラン美麻9/1610:10温泉郷Kホテル付近
9/1410:40松崎清音の滝9/1317:40野口北条屋敷旧岩魚郷9/1314:45常盤S工場
9/1215:25温泉郷親小熊9/1017:45温泉郷親小熊9/1016:05温泉郷
9/107:20温泉郷親小熊9/718:00温泉郷りんどうが丘親小熊9/610:30美麻二重美麻TC
9/517:20上原ホームカトレヤ9/515:10大出宮の森自然園9/510:00野口北条屋敷旧岩魚郷
9/413:10温泉郷Tホテル付近9/315:10高瀬入親子熊9/120:00海ノ口-
8/3012:20日向山別荘地北8/299:30温泉郷親小熊8/2816:20温泉郷親小熊
8/2811:20温泉郷りんどうが丘8/2717:57高瀬入高瀬川8/2716:30日向山別荘地
8/2514:35温泉郷旧森林劇場
小熊
8/2418:15温泉郷小熊2頭8/2310:40温泉郷旧森林劇場
8/2214:20高瀬入-8/198:50温泉郷小熊8/1911:25常盤西山運動公園
8/1615:20温泉郷親子熊8/1614:45二ツ屋大澤寺8/1814:35温泉郷小熊
8/1519:55野口小熊8/1515:00日向山親小熊8/14-温泉郷森林劇場
8/136:45温泉郷-8/137:15大出宮の森自然園
小熊
8/1315:40海ノ口
8/126:20稲尾-8/128:40扇沢針ノ木岳登山口8/1215:10温泉郷
8/96:55西海ノ口-8/9-日向山親子熊8/98:40温泉郷
8/97:20日向山親子熊8/96:55西海ノ口8/816:55美麻青具-
8/815:20温泉郷-8/718:45上原親小熊8/717:20野口大出野口橋
8/716:15日向山-8/617:30美麻青具-8/517:40高瀬入高瀬ハイランド別荘地
8/516:00高瀬入親小熊8/513:20高瀬入親小熊8/412:35高瀬入親小熊
8/316:45高瀬入親小熊8/216:20高瀬入-8/29:30温泉郷周辺
8/116:00高瀬入河川敷に親子熊7/3116:45源汲北アルプスエコパーク付近7/30PM日向山-
7/3113:00高瀬入7/298:15温泉郷周辺7/2917:00日向山-
7/2714:40日向山7/2518:20常盤観音橋7/2218:30温泉郷周辺親小熊
7/22-温泉郷周辺親小熊7/2213:25扇沢7/2213:40稲尾幼獣
7/2118:00温泉郷周辺複数の熊7/206:20温泉郷周辺7/178:55二ツ屋
7/1713:15大町常盤川に熊出没7/1716:00日向山熊複数7/1615:30日向山
7/1611:30高瀬入親子熊7/1313:30海ノ口R148海ノ口除雪基地7/1210:10温泉郷周辺親子熊
7/117:05青木湖青木湖第2T7/108:5温泉郷周辺7/812:25日向山
7/76:30社山下常福寺7/7-温泉郷周辺・犬の窪親小熊7/717:25日向山テニスコート
7/612:25温泉郷周辺7/617:45八坂相川展望台7/518:40三日町蝮坂スノーシェルター
7/513:00温泉郷周辺-7/414:50野口河川敷7/3-温泉郷周辺-
7/2pm温泉郷周辺-7/212:15高根町鹿島川7/1-温泉郷周辺複数の熊
6/30-温泉郷周辺-------
6/299:00温泉郷周辺-6/2810:00美麻青具-6/284:40温泉郷周辺-
6/2712:00大町温泉郷周辺-6/2712:00温泉郷周辺-6/279:50野口宮の森・鹿島川周辺
6/268:30日向山-6/2615:45温泉郷-6/268:25高瀬入-
6/257:45温泉郷周辺-6/2417:05温泉郷-6/247:50美麻青具-
6/2412:20八坂藤尾-6/23-日向山-6/232:55温泉郷-
6/2215:00美麻片岡-6/22-日向山-6/228:35温泉郷周辺-
6/20-日向山-6/19-温泉郷周辺-6/18-日向山-
6/1715:05日向山2頭6/16-日向山-6/1611:45常盤西山-
6/15-日向山-6/1416:10日向山親子熊6/1317:30常盤西山-
6/1117:30野口親子熊3頭6/1015:55日向山親子熊6/914:15温泉郷周辺鹿島川
6/816:20日向山複数の熊6/78:20常盤西山国営アルプスあづみの公園
(大町・松川地区)付近
6/615:45日向山別荘地周辺
6/518:30高瀬入・日向山高原親子熊6/515:40常盤西山北アルプス信濃の森工場周辺6/59:30源汲爺ヶ岳スキー場周辺
6/115:40野口鹿島川・高瀬川合流付近6/110:30温泉郷鹿島川付近6/15:40山田町路上にクマ


★★★観光★★★
★☆★座禅草・水芭蕉の散策スポット(大北・安曇野・松本)★☆★
1)白馬;「落倉自然園」,「姫川源流」,「白馬五竜」(神城・飯森・アルプス平),「飯森ざぜん草園」,八方尾根「黒菱鎌池」,鬼無里「奥裾花自然園」
2)小谷;「栂池自然園」,「栂池神ノ田圃」,「栂の森」,「栂池山麓」,「親の原みずばしょう園」
3)大町;「居谷里湿原」,「宮の森自然園」,「鹿島槍黒沢高原」,「青木湖」(北側・西側ザゼンソウ群生地)
4)松川村;「馬羅尾高原清流の森」
5)安曇野;「堀金烏川緑地」
6)乗鞍高原;「宮ノ原」,「一ノ瀬園地」(しのぶの池,どじょう池,女小屋の森,オソメジッケなど)、休暇村「牛留池」

■夏の大町、キャンプ場や河川敷でBBQを楽しむ。大町なら高瀬川・鹿島川沿い、鹿島槍黒沢高原、鷹狩山、木崎湖、青木湖の湖畔は最適。公園内や河川敷、橋の下では「BBQ禁止」の場所あり。 最低限のマナーとして、環境維持、ごみ分別、ごみは持ち帰る。直火はしない。騒音など迷惑行為禁止、花火禁止など場所によって禁止事項あり。BBQマナーを守ってBBQを楽しみましょう。

No.1場所名称特徴
1高瀬川
鹿島川
河川敷爺・鹿島槍を仰ぎ見ながらのBBQ。鹿島川上流、蓮華大橋辺り。熊出没注意。
2鹿島川大町温泉郷奥にある鹿島川沿いの「鹿島槍ガーデン」釣った魚でBBQ。
3鹿島川大町温泉郷手前の「カナディアンビレッジモントリオール」BBQレンタル。手ぶらでBBQ。キャンプ場、貸別荘・コテージなど。
4高瀬入葛温泉引湯の日帰り天然温泉「心笑館」のキャンプ場東屋・炊事場・BBQ窯、テントサイト、ウッドデッキサイト、WEB予約
5高瀬渓谷大町ダム下の釣り堀「コヲミ平釣り堀センタ」大町エネルギー博物館近く。BBQ用品完備。
※大町ダム周辺の高瀬渓谷緑地公園等ではキャンプ・たき火・BBQは条例で禁止
6高瀬川森のくらしの郷「千年の森自然学校」自然を満喫。火起こし・BBQなどサポート。キャンプ場、貸別荘・コテージ。
7黒沢高原「鹿島槍スキー場」の「鹿島槍スポーツヴィレッジ」真近に爺や鹿島槍を観ながら、高原に吹く風が心地よい。2020年ACキャンプ場を併設。てぶらでBBQあり
8大町温泉郷「北アルプスBASE温泉郷キャンプ場」2023.4月OPEN。薬師の湯近く。AC付サイト,ウッドデッキサイトあり
9爺ガ岳山麓爺ヶ岳スキー場の「爺ガ岳キャンプ場」夏でも涼しくBBQ。BBQ用品、テント等レンタル可。ディキャンプ可
10小熊山麓「ランテラス信濃大町キャンプ場」2023.GWOPENしたトレラン&キャンプ場。設備は更衣室・シャワールームなど完備
11常盤「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)デイキャンプ場(26サイト)、BBQ用具レンタル可。食材は土/日/祝のみ販売。WEB予約。
子供連れのファミリーディキャンプには最適。水遊びや展望広場などあり
12木崎湖西湖畔のキャンプ場「木崎湖キャンプ場」・「木崎湖POW WOWキャンプ場」。バンガロー・テントサイト、BBQレンタルセット用品、手ぶらBBQ(POW)、テントサウナ(POW)、SAUNA STAND KOKAGE(木崎湖)
13青木湖西湖畔のキャンプ場「青木湖」・「青木湖桐野」・「青木荘」・「青木荘テント村」・「大向」・「ライジング・フィールド白馬」
14鷹狩山山頂下の森林に「まなび公園キャンプ場」BBQ。山頂は芝生の広場で北アの山岳展望が良い
15東山「信州大町チャレンジフィールド」(旧大町スキー場)モトクロス・4WD・バギーオフロード専用コース。キャンプ場はACサイト(フィールド利用者専用のみ)、炊事場・トイレ・ゲストハウス
16東山「中山高原キャンプ場」
(旧中山スキー場・旧大町スキー場第2G)
すぐ近くに菜の花畑・そば畑が広がる。管理棟、フリーサイト、炊事場、トイレ
17蟹ガ沢鷹狩山中腹の野外博物館「山の子村」
(旧東山低山帯野外博物館)
1989年OPEN。森の中に池やグラウンド、山小屋、図書館、キャンプ場などを備えた自然体験の学習の場。2002頃に閉村。一部再整備中、保養キャンプ地
18池田町大峰高原「白樺の森キャンプ場」BBQ。炊事場・トイレのみ。虫刺され注意。一時期マナー違反で使用禁止があった
19松川村馬羅尾高原清流の森の「馬羅尾高原キャンプ場」自然豊かな林間キャンプ場。ACサイト,テントサイト。炊事場・トイレのみ。水は井戸水。予約要。熊出没注意

■水を起点としたまちづくりを進める大町市は2023年度、水を生かすソフト・ハード両面の事業に本腰を入れる。
水を「メイン食材」にした特産品開発や、まちなかでのせせらぎ創出など。市議会で新たな試みやこれまで以上に充実、強化させる主な取り組みを紹介した。水と地元産の果実などを使ったかき氷やドリンクなどの調理法を開発し、 希望する事業者に販売してもらうなど食材の「水」を前面に出した特産品を開発する。SDGs学習旅行の誘致を一層進めるため、水とエネルギーをテーマに2022年度に作成した滞在型の探究学習プログラムに加え、2023年度はさらに 体験型コンテンツやモデルコースを加え、湖水や水力発電所などを案内する「水辺ガイド」も養成する。サントリーと連携して水源涵養のための森林整備活動や環境省の「令和の名水百選」への応募なども予定。中心市街地で市民や 観光客が普段から水に親しめるよう水辺の環境づくりも進める。八日町ポケットパークに親水施設を整備するほか、水量調節や取水などの関係で水が流れていない所もあるまちなかの水路も「せせらぎ」をよみがえらせ、まちの にぎわいづくりにつなげる。市は「大町と言ったら水、水と言ったら大町と全国から認知されるように、市を挙げて水を起点としたまちづくりに取り組んでいきたい」と。

■「水鏡の青木湖」。
青木湖西側には仁科山地の小遠見山(標高2007m)〜天狗岳(標高1940m)〜黒沢尾根(標高1600m)〜小熊山(標高1303m)にかけて南北に細長い尾根が続いています。稜線は狭く急な傾斜の山容で、かっては斜面を利用した青木湖スキー場がありました。 佐野坂丘陵の奥には晴れていれば白馬三山〜小蓮華山・白馬乗鞍岳が望めます。佐野坂から青木湖に続く杉林の中、「千国街道」(塩の道)には「佐野坂峠」(標高860m)があり、雪深い峠越えの山道には旅の安全を祈り、道標として建てられた 「佐野坂西国三十三観音」の観音石仏が佇んでいます。青木湖東側には大峰山地の権現山(標高1222m)〜太郎山(標高1051m)の低山が連なり、その昔、山麓にはヤナバパラレルスキー場、ヤナバ国際スキー場、内山スキー場(白馬)などがありました。 東湖畔にはJR大糸線とR147が通り、西湖畔には多数のキャンプ場あり。
青木湖ACはキャンプが多数。大向・北村・桐野・青木荘は冬期閉鎖解除、4/下再開。まだまだ吹きおろしの風が冷たい。

■春の「青木湖」は清々しい。
大町「早朝の青木湖」。夜明け前の静寂に包まれた青木湖は小鳥のさえずりと、魚が跳ねる音が聞こえ、時折、釣船やカヌーのパドルで、水をかくピチャ、ピチャという音がこだましています。 仁科山地から吹き降ろす風はまだ肌寒いけど清々しい朝。
残雪の鹿島槍ヶ岳や白馬の山並みが望め、青空に白い雲が浮かび、湖水の青さが目立つ。早朝から釣り人が釣船から糸を垂らしています。シーンと静まり返った「青木湖」に、小鳥の囀りや、大糸線の電車がガタゴトを走る音が聞こえてきます。 これからの季節はカヤックやカヌ、ラフトボート、SUP、釣りなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。
「青木湖」は「仁科三湖」の一つで中綱湖・木崎湖と連なる。北ア(仁科三山)の前山「仁科山地」(黒沢尾根)と「大峰山地」(東山)に囲まれた「青木湖」は、湖面積1.7kuで諏訪湖や野尻湖についで県内3番目の広さ。湖面標高822m、 周囲長6.5km。各3万年前の佐野坂の斜面崩落で姫川が堰き止められて形成した湖。青木湖に流入する川はなく、雪解け水と湧水で湖水が保たれている。水深58m。透明度が高い。全国の湖沼の透明度(2009年)は、1位;摩周湖(28m)、2位;倶多楽湖(22m)、 3位;支笏湖(17.5m)、4位;パンケトー(14m)、7位;本栖湖(11m)、8位;洞爺湖(10m)、9位;青木湖(9.8m)など。
青木湖北部の「佐野坂丘陵」は標高850〜900mの小さな丘陵で、湖畔では桜が咲き、残雪の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳、代掻き馬、小蓮華山、白馬乗鞍岳が望めます。 近くの「佐野坂峠」は姫川と信濃川水系(農具川)の分水嶺。
※環境庁湖沼COD調査(2021);湖・沼・ダム湖を含め、1位;田沢湖(0.5mg/L)、3位;支笏湖(0.7)、5位;山ノ内・丸池(0.8)、7位;洞爺湖(0.9)、13位;大町・青木湖(1.3)で綺麗な水といえる。
県水質検査COD(2021)では山ノ内・丸池(年平均;0.8mg/L-75%値;0.9(mg/L)、青木湖(1.3-1.4)、中綱湖(1.6-1.9)、茅野・蓼科湖(1.8-1.9)、木崎湖(1.9-3.4)、信濃・野尻湖(2.2-2.5)、茅野・白樺湖(2.6-2.6)、松本・美鈴湖(3.2-3.4)、 立科・女神湖(3.7-4.3)、諏訪・諏訪湖(3.9-5.5)の順。

■大町の「鹿島槍ヶ岳」登山口の「大谷原」への鹿島川沿いではカラマツなどの木々の新緑がきれい。
「大谷原P」(標高1075m)〜赤岩尾根登山口(標高1132m)から「赤岩尾根」を登り、「高千穂平」(標高2049m)から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳の主稜線上にある「冷乗越」(2387m)まで標高差1356m、「鹿島槍ヶ岳」南峰(標高2889m)までは標高差1700m。 雪解けが進むと、大谷原から見上げる「鹿島槍ヶ岳」は鋭い岩稜が姿を現す。

■大町市は、ふるさと納税の新たな返礼品として、大町の風景などを描いたデジタルアートの採用を検討している。
作品偽造を防ぐデジタル技術で唯一無二の作品として付加価値を高め、芸術を通じた大町の魅力発信につなげたい考え。返礼品にはデジタルコンテンツが本物だと保証する技術「非代替性トークン」(NFT)を利用する。市のマスコット「おおまぴょん」と 風景画を組合せた作品や、写真家による風景写真などを検討。

■2022年の大町市の観光客入り込み状況は、大町温泉郷の利用客数(宿泊・日帰り)は、海外からの観光客入国制限が緩和されたなどの影響で、16万3259人と前年と比べ65.1%増加。温泉郷の入り込み数は2019年28万3810人、2020年14万4029人、 2021年に9万8889人と、コロナ禍前の2019年と比べ、最大で34.8%まで落ち込んだ。2022年は観光需要の高まりや外国人観光客の増加などの影響で、2019年と比べ57.5%まで回復した。

■各地の海にまつわる民話をアニメ化する「海ノ民話のまちプロジェクト」で、大町ゆかりの「泉小太郎伝説」が完成した。
2/15;上映会が大町市役所で開かれ、水資源の大切さを伝える物語が披露された。作品は5分30秒、大町に伝わる民話をアレンジ。「まんが日本昔ばなし」のスタッフも制作に携わった。2/16〜;YouTubeの海ノ民話のまちプロジェクトで公開。

■アニメうみのむかしばなし「泉小太郎伝説」(大町市)
昔、長野県には大きな湖があり、母の犀龍と父の白龍竜が棲んでいた。その子どもが「泉小太郎」。小太郎は豊かな畑を増やすために母親の犀龍と協力し、山々を突き破り、岩山を突き破り、千曲川の下流から新潟の海までを繋いだ。 すると湖の跡地には肥沃な大地が広がり、安曇平ができた。小太郎は豊かな農地の安曇野の里で農耕し、下流の海は豊かな漁場になったという。山と海が繋がることで豊かな暮らしを手に入れたという伝説。
大町郊外の西山麓の仏崎は常盤泉地区に鎮座する「仏崎観音寺」があります。「観音橋」を渡り、石仏の並ぶ参道を経てお寺に至ります。杉木立の中に佇む本堂は江戸中期に建てられたお堂で仁科33番札所巡りの一つで、昔から馬の息災を 祈った寺とされ、大町の春の風物詩「奉納草競馬」(大町観光草競馬)が近くの高瀬川河川敷で行われてきました。
本堂の裏手の岩山には急峻な石段が築かれ、断崖には岩穴があり「窟堂」と呼ばれ、岩穴は泉小太郎や犀龍、白龍が隠れ住んだといわれています。
安曇野、松本平に伝わる「泉小太郎伝説」を児童文学者が童話「龍の子太郎」として出版した。「日本昔ばなし」に登場する龍に乗った子供が「たつのこたろう」。「穂高神社」にある碑には、小太郎の父白龍は海津見神であり、 小太郎は穂高見神の化身といわれ、治山・治水の功績を称えています。高瀬川は昔から暴れ川で氾濫による水害に苦しんだ歴史があります。「大町ダム湖」は「龍神湖」とも呼ばれ、「高瀬渓谷緑地公園」には大きな小太郎が龍に またがる「犀竜の母子像」があります。大町は水との深い関わりが昔からありました。
泉小太郎伝説(YouTube)

☆★☆「泉小太郎に関する主な出来事」☆★☆
2000年;明科;「薪能」では能楽師の青木道喜氏が「犀龍小太郎」の民話を能・狂言で演じた。
2006年;大町;大町温泉郷の「酒の博物館」隣に「民話の里おおまち小太郎」が開館。大町に伝わる民話の場面を再現した紙粘土人形を展示。語り手による民話の読み語りをする「民話の里おおまち小太郎」で、全長6mの龍に乗った泉小太郎は 見応えがありました。
2006年;大町;「高瀬渓谷緑地公園」で「高瀬渓谷フェスティバル」では泉小太郎伝説の語りが行われた。
2007年;松本;まつもと市民芸術館で舞台劇「松本城物語」上演され、太古の昔松本平を開拓した民話「泉小太郎」を演じた。
2007年;大町;図書館で北安曇に伝わる民話の継承で、北安曇の民話から「犀龍と泉小太郎」の朗読。
2008年;明科;「信州安曇野薪能で創作能「犀龍小太郎」が上演され、炎に照らされた舞台では小太郎と両親の竜が岩を砕く様子が迫力の舞いで演じられた。
2009年;大町;「北アルプス雪形まつり」では「大町文化会館」で、歌と踊りと語りによる創作舞台劇「犀龍と泉小太郎」が演じられた。
2010.12/24-2011.2/末;大町;駅前広場公園のイルミネーションでは「龍の子太郎」を題材に龍にまたがる泉小太郎をかたどった作品をメーンに据えた。
2011年;大町;「仏崎山観音寺」で数え年で7年に1度、本尊の聖観世音菩薩像を一般公開する御開帳。湖をせき止めていた岩を砕き安曇平を開いた泉小太郎伝説にゆかりがある古刹。小太郎が没したと伝えられる岩窟があり、これを地域の人々が 祭ったのが発祥。菩薩像は江戸中期の1703年の作。厄よけや安産、延命、豊作守護の観音様とし地域の信仰を集めている。菩薩像と紅白の縄でつないだ回向柱に触れるなどし、願いごとを託していた。稚児行列もあり、華やかな衣装をまとった 子どもたちが御開帳を盛り上げました。
2012年;松本;松本中山弘法山麓の泉小太郎ブロンズ像前で「泉小太郎祭り」。泉小太郎講座や竜神太鼓演奏、人形劇を上演。「信府統記」には鉢伏山で生まれ、放光寺で育ったという一説が載り、泉小太郎発祥の地として知られる。
2013年;大町;木崎湖での「原始感覚美術祭」では安曇野から大町へと葦舟を引いて歩く「葦舟巡礼」が穂高神社〜西山山麓〜大町麻倉で行われた。木崎湖畔の葦を縄で束ねて舟を作った。安曇平を造ったとされる泉小太郎伝説にちなみ「犀竜丸」と 名付けられ、舟の上では子どもが太鼓をたたきながら行進した。
2014年;大町;「サン・アルプス大町」で「大町民話の里づくりもんぺの会〜郷土の心を語り継いで〜」があり、語り「犀龍と泉小太郎」が行われた。
2015年;大町;「大町やまびこまつり」で竜にまたがる泉小太郎の山車なども出た。
2016年;池田町;「川會神社」に「泉小太郎の民話と絵を刻んだレリーフ」建立。石碑には「泉小太郎ゆかりの里」の文字を入れ、民話「泉小太郎」の現代文と神社との関わりを記した。絵は小太郎と家族の様子、泉小太郎伝説は松本市中山、 大町などに伝わっており、各地で像などが建立されている。池田町十日市場にはなかった。松本藩により1724年にまとめられた史料「信府統記」に、「小太郎ハ有明ノ里今ノ池田奥十日市場川會ト云フ所也ニ歸(帰)リ居住シテ子孫繁昌ス (中略)後ニ彼所ニ川會大明神ノ社ヲ建テシハ此霊神ヲ祭レリト 云フ(以下略)」など小太郎と十日市場や川会神社が関係する記述がある。
2021年;池田町;ガイドマスター会が松本平に伝わる「泉小太郎伝説」について資料や絵本の内容を交えて紹介。小太郎の出生や母親の犀龍の背に乗り山清路を通った話を子供たちに語った。
2022年;「穂高神社」の式年遷宮で「穂高人形ものがたり」。「関ヶ原の戦い」や地元の神話や民話、歴史上の一場面を再現。龍が湖を壊して土地を開拓したという「犀龍と泉小太郎伝説」(睦友社・穂高人形制作保尊教室)は「犀龍と泉小太郎伝説」では 全長10mの龍にのる泉小太郎が展示された。「穂高神社」で「式年遷宮祭」限定のお守りが発売され、穂高人形ものがたりで民話「犀龍と泉小太郎伝説」の場面を描いたお守り(\1000)を発売。
2023年;穂高;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)での「光の森のページェント2022」では地元に伝わる「犀龍と泉小太郎伝説」をモチーフにした龍のトンネルも。親子連れが光の中を散策して楽しんでいました。
例年;大町;「大町もんぺの会」による民話の語り。
例年;松本「アルプス公園」の泉小太郎の枝垂れ桜は松本平を見守ります。「泉小太郎のしだれ桜」(エドヒガンザクラ)は、民話「龍と泉小太郎」にちなんだもので、泉小太郎が植えたとされる大木の桜。常念岳・横通岳と小太郎の桜は 絵になります。
2023年;2月;周囲を雪に覆われた「大町ダム湖」(龍神湖)
「龍神湖」の展望台やあずま屋周辺も多くの雪に覆われています。岸沿いではダム湖の水も凍りついてその上には雪が積もっています。大町ダム湖は民話「犀龍と泉小太郎」に由来し、犀龍の伝説と水の神にちなんで「龍神湖」と名づけられた。 「その昔、安曇野から松本平にかけては湖だった。湖の主の犀龍と山向こうの池の白龍王との間に生まれた泉小太郎は、湖の畔に住む老夫婦に人間の子として育てられた。小太郎は、湖の水をなくして人々の住める豊かな郷土を作りたいと願っていた。 その後、親子は現在大町ダムがある尾入沢で再び出会い、犀龍は背中に小太郎を乗せ、白龍王とともに山清路の岩を打ち破って湖の水を日本海へ流し、この地を豊かな平野にした」。ダム湖畔には犀龍と小太郎のモニュメントがありますが、 今は雪をかぶっていました。

■2021.3/20;「池田町ハーブガーデン」の一画がリニューアルし、安曇野の多種多様なハーブを提供する「ナチュラルマルシェソヨソヨ」がOPENした。
店内の棚や机、壁などのインテリアや塗装は、管理・運営を担う「ポラリスアクト」による手作業。ハーブ製品の販売やハーブを使ったWSを開くなどし、日常の中にハーブがある暮らしを提案する。ハーブの香りに包まれた店内ではオリジナルブレンドの ハーブティーやドライフラワー、ハーブの苗、種などを販売。ポラリスアクト代表(北澤伸恭さん)は「ハーブの育て方や楽しみ方を提供し、ハーブがきっかけで心が豊かになるような暮らしの提案ができれば」と。ハーブを使ったWSを企画するなど 「ハーブが日常の中で自然にある存在になるように」と取り組みを続ける。敷地内には温室施設、ガーデン、カモミール畑、ラベンダー園などがあり、ポット苗やハーブティーをはじめ、ガーデニング雑貨やアロマ商品も販売。
店舗は「道の駅池田」から道路をわたって正面のガラス温室内。FacebookInstagramSHOP(10:00-17:00)
(問)ナチュラルマルシェ「ソヨソヨ」 TEL 0261-85-9211

■環境にやさしい小型EVで自然豊かな大町を周遊してもらおうと、JR信濃大町駅前に、EVのレンタルや観光の拠点となる施設が誕生する。
地域の観光振興や北アルプス国際芸術祭を見据え、公共交通機関で訪れた観光客などにEVを足として活用してもらい、大町の玄関口から新たな観光を発信する。施設は「ジャパンディスカバリーセンター大町」。EVレンタルの他、 爺ガ岳スキー場受付、イベント発信、GoProレンタル・販売など。まちづくり事業などを手掛ける大町市五日町のフリーフロートが運営。
(問)フリーフロート TEL 0261-85-2571

■「小熊山トレッキング」
中綱湖畔(標高815m)〜黒沢高原(標高1130m)〜小熊山(標高1302m)トレッキングCを歩いて「木崎湖」を見渡す。小熊山ハイキングCには至る所に看板が設置されています。山頂は林の中で視界はないが、小熊山パラグライダー場では視界が開け、 木崎湖全容が見えます。猿ヶ城峰火台からは中綱湖と青木湖が望めます。爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳もまじかに。小熊山というだけあって、熊と遭遇しないためにも鈴などの音がでるものを携帯すること。(往復:9q,約4H)。
(問)大町観光協会 TEL 0261-22-0190

■大町駅前本通り商店街を中心に最新の店舗情報などを載せた「信濃大町街歩きMAP」が完成した。
アウトドアアクティビティに集う観光客と街中をつなげようと奮闘する有志らの「大町アウトドアタウンプロジェクト」が作成。1万部を印刷。裏面には山岳や釣りなどの「信濃大町アクティビティMAP」を併載、アウトドア誘客と 市街地利用客を橋渡しする。

■初冬の大町八坂「鷹狩山」(標高1167m)からは北アが一望できます。
不動岳・七倉岳・北葛岳・蓮華岳・赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・白馬三山など冠雪した北アの名峰が望めます。

■「青木湖」は静寂に包まれ、北アの前山「仁科山地」中腹から湖畔にかけて吹きおろしの風が吹いていた。木崎湖・中綱湖・青木湖の西側の小熊山〜黒沢高原〜佐野坂までは「仁科山地」と呼ばれています。その昔、仁科山地北部 (佐野坂スキー場ニューパラダイスG付近)の大崩落により、白馬を流れる「姫川」が堰き止められ、「青木湖」が形成された。現在、白馬村佐野坂の親海湿原湧水が姫川源流部ですが、大昔は大町中綱が姫川源流部だったという。 姫川が堰き止められて水が溜まり青木湖が形成された。この湖水は姫川ではなく、中綱湖の農具川へと流れています。姫川は白馬-糸魚川で日本海まで延長60km。一方、青木湖-「農具川」(17km)-大町社-「高瀬川」(17km)-明科七貴- 「犀川」(66km)-長野若穂-「千曲川」(62km)-栄-「信濃川」(160km)の日本海まで延長320km。青木湖に降る雨一滴はどちらかを旅することになる。

■2023.6月;松川村「安曇野ちひろ公園」の「トットちゃん広場」にある電車
「窓ぎわのトットちゃん」の世界を再現したもので、2014年から展示中。電車の塗り替え工事が始まります。2両の電車「電車の教室」、「電車の図書室」の外装塗装工事に伴い、6/14;塗替奉仕活動の着工式が現地で行われた。 電車の中は机や椅子、黒板があり、教室を再現。今回、電車の塗装が色あせるなどしてきたことから、松本の塗装店「小川原塗装店」が地域奉仕活動の一環として塗り替える。工事は7/中まで、塗装の塗り替えと屋根の防水工事を予定。 小川原塗装店は「塗装してきれいになることによって彩りを取り戻す、そのような雰囲気や塗装の重要性も分かってもらえれば」と。

■松川村の「すずむし荘」
松川村西原「安曇野ちひろ美術館」近くにある松川村営の温泉宿泊施設「すずむし荘」は天然ラドン温泉の「馬羅尾天狗岩温泉」。馬羅尾山の地下1800mから湧き出た温泉を約5km引湯。泉質;単純弱放射能温泉、源泉温度;36.0℃。 常時加温、加水なし、循環ろ過・かけ流し。薄黄褐色のまろやかなお湯で美肌効果や痛風、神経痛、腰痛、五十肩、打撲、捻挫、冷え性、疲労回復、健康増進などに効果あり。石造りの前庭と屋根付きの露天風呂とジェットバスのある 内湯2つあり。内湯は大きな窓で開放的。シャンプー&リンス、ボディソープ、ドライヤー常備。1992.12月開湯。久しぶりにすずむし荘で入浴してきました。普段は地元の方がよく利用しています。露天風呂は開放感があり、熱くもなく 湯あたりしそうな感じでのんびりと入浴できました。昔はよく入浴後に「レストラン鈴音」でおそばやおこわを食べていましたが、現在(2020.3/17〜)はイタリアン料理の「Radice SUZUNE」(ラディーチェ鈴音)に変わっています。パスタランチ。
(温泉入浴;10:00-21:00,木曜定休,入浴料;\600/大人,中学生以上,\400/小学生)、(レストラン;11:00-14:30,木曜定休)
(問)ラディーチェ鈴音 TEL 0261-62-0223
(問)すずむし荘 TEL 0261-62-8500

■松川村の遺跡や神話に光を当てて絵地図で紹介する「安曇野・松川村の今昔絵巻」が、村内の有志らが発行した。
古代のロマンに思いを馳せながら、村の魅力を新たな視点から発信。地元の伝説を切り口に、ゆかりの場所を紹介。歴史に思いをはせながら、のんびり散策してほしいと「おすすめルート」も掲載。山麓に移り住んで6-12年の女性らが、 安曇野ちひろ美術館や道の駅を訪れた人に、もっと村内を回ってほしいとPR方法を考えた。有明山の岩戸伝説など、その場所にまつわる物語が加わると魅力が増すと考え、村誌や民話本などを調べ、天の岩戸伝説、古代人の自然信仰、 九州から渡ってきた安曇族の伝説にちなむ場所を選び、絵地図で紹介。天照大御神を岩屋から出した踊りの名手をまつった鈿女神社、竪穴住居を復元した桜沢遺跡などのイラストも。鼠穴の地名は安曇族が地元の仁科一族と戦った際、 「寝ずに見張った」ことに由来するといった説も紹介。裏面には散策ルートと、取り上げた伝説の要旨を載せた。絵地図は、地域づくり活動への村の補助金15万円を活用してA3判を5000枚、A4判を2300枚製作。すずの音ホールなど 公共施設に置く予定。「絵地図をきっかけに松川村を知ってもらえるといい」と。

■JR信濃松川駅前にある「セピア安曇野」(安曇節会館)の松川村観光協会では、松川村の情報発信、観光案内・パンフ、地図などあり。
安曇野・松川村をぐるっとサイクリング。レンタサイクル貸出中。電動式1台(\1000/4H,\1500/1day)
(問)松川村観光協会(セピア安曇野内) TEL 0261-62-6930(8:30ー17:00)
安曇野・大町・仁科三湖・白馬・小谷・松本のサイクリング情報

■松川村は、村をPRするノベルティとして提供しているナチュラルミネラルウオーターのペットボトルのデザインを一新した。
村とゆかりのある絵本画家・いわさきちひろの絵を取り入れたボトルで、おいしい水に恵まれた自然豊かな村をPRする。ラベルには安曇野ちひろ美術館とのコラボで、いわさきちひろの「海辺の小鳥」の絵を採用。青い色合いが爽やかな水を イメージさせるデザインとした。ミネラルウオーターは2016年から始めた取り組みで、今回のデザインで4代目。いわさきちひろの絵は前回から採用。

■松川村川西の「大和田山城跡」へ続くトレッキングコースを整備した。
松川村に残る室町時代の山城跡、観勝院山城「大和田山城跡」。仁科氏の支族・大和田氏が大洞山(標高1091m)から南へ伸びる尾根に山城が作られた。南北約200mに虎口、空濠、主郭、物見の跡など。 山城交流会が歴史的文化財資源を後世に残そうと、トレッキングコースを整備し、案内板などを設置している。山城は仁科氏滅亡(1582年)か一国一城令の発令(1615年)で廃城になったといわれる。 6/26;観勝院跡地から入る登口で作業を実施。案内看板や階段の設置、急登にロープを備えるなどし、安全に入山できる環境を整備した。

■八方尾根や五竜、栂池、木崎湖では良くカラフルなパラグライダーが飛んでいるのを見かけます。
「木崎湖フライトパーク」。大町「木崎湖」は仁科三湖の一つでフォッサ・マグナの地溝上にできた堰止め湖。標高764m、周囲6.5km、最さ30mと大きな湖。木崎湖西の「小熊山」(標高1302m)からパラグライダーを体験できます。 海の口の木崎湖畔湖にある着陸場(標高約780m)で受付。ライセンスがないため、タンデムを希望。タンデムフライトはライセンスを持つパイロットが操縦するため、パラグライダー経験がない初心者でもOK。木崎湖西の小熊山 トレッキングコースの頂上にある離陸場(1280m)まで車で25分。ここからは木崎湖が一望できます。ハーネスやヘルメット、浮き袋、手袋などを装着。パイロットの指導で離陸の練習を行う。飛び立つ方向に真っすぐ向いて風を待ち、 パイロットが吹き流しを確認して一緒に駆けだす。間もなく足が地面を離れて体が浮き上がる。北に中綱湖・青木湖が望め、西には真近に鹿島槍・爺ヶ岳が望め、五龍岳・唐松岳・白馬岳などが見えます。南には青木湖と大町市街地、 東には山並み。眼下には青い木崎湖の湖面に太陽の光がきらきらと反射。大きく旋回しながら時速30kmで進み、徐々に高度を下げて湖畔の着陸場に降り立つ。約15分間のフライト。フライトパーク代表で森春雄さんは「風が当たる音 など自然を肌で感じて楽しめる」とパラグライダーの魅力を語る。秋の紅葉や新雪の北アルプスが美しい季節がよい。「空を飛びたいという思いは、きっと人類のDNAに組み込まれているんですよ」と。 (営業;5〜11月;金〜日/祝日,8:00-12:00,\1.2万円〜,要予約) 気象状況等で飛行できない場合あり。
(問)木崎湖フライトパーク

■大町市民有志でつくる「木崎湖プロジェクト」は木崎湖周辺を歩いて巡る「フットパス」を整備し、手描きの地図が出来上がった。
見どころ満載で温かみのある手書き文字のマップが、地域の人らの間で「住んでいても知らなかった」「とても詳しい」などと話題になっている。湖畔は1周約6.5km、約2.5Hでゆったりと歩ける。マップには見どころ、ビューポイント、 花スポット、昔のことや物語のほか、無料で利用できる駐車場やトイレも書き込まれた。マップは1万部印刷、市観光協会、ゆーぷる木崎湖、平郵便局などで配布。

■8/1〜;大町「木崎湖キャンプ場」にサウナが開設。
木崎湖は湧き水が豊富で透き通った水質が魅力。サウナで温まった後、浅瀬で身体を冷やし、自然との一体感を味わう趣向。施設名はフィンランド式バレルサウナ「サウナスタンド K0KAGE」。たる型のサウナを作って湖畔に設け、 新緑や紅葉などの景色を楽しめる。木崎湖を拠点に活動するアウトドアガイドの百瀬徹也さんが運営。アウトドア愛好者やサウナ愛好者から、熱い視線が注がれている。

■大町黒沢高原の「鹿島槍スポーツヴィレッジ」の「鹿島槍シカゴピザ」
4/29-5/5;大町「鹿島槍スキー場」の「鹿島槍シカゴピザ」がキャンプ場オープンを控えテークアウト限定でプレ営業を行った。プレ営業期間後は土/日/祝;テークアウト営業。2020年5/末にオープン、10/末まで営業、 2021年もグリーンシーズン中に営業予定。キャンプ場利用者もテント設営の前後などに手軽に注文できる。生地を伸ばすところからできるシカゴピザ作り体験も行う。特徴は重量1kg、厚さ6cm、直径18cm、チーズを300g使う。 マッシュポテトとチーズを敷き詰めた土台に、牛豚鶏肉の割合を独自に配合し3h煮込んだボロネーゼをかけている。種類はオリジナル、ベジタブル、ハラペーニョ、キーマカレーの4種類。「一番人気はベジタブルで、 キーマカレーは子どもに人気。生野菜を一緒に食べているような感覚にした」とスタッフ。「コロナ禍でシーズンオフに施設を利用していた団体客が激減し、2020年新しい事業としてピザの宅配を企画。大町唯一の宅配ピザとして、 この衝撃的なピザを届けて、おうち時間を少しでも楽しんでもらえれば」と。ピザの価格は\2500〜\2700。6月から宅配営業を予定。
(問)鹿島槍スポーツヴィレッジ(鹿島槍スキー場) TEL 0261-23-1231

■大町「鹿島槍黒沢高原」の「鹿島槍スポーツヴィレッジ」(鹿島槍スキー場)は、キャンプ場を施設内で新たにオープンした。
新型コロナウイルスの影響でグリーンシーズンの利用客が落ち込む中、アウトドア人気を追い風に誘客を図る。キャンプ場はフリーキャンプサイトの他、自動車での乗り入れが可能なオートキャンプサイト、愛犬を連れての利用が可能な ドッグキャンプサイトなど中央エリア一帯に計60張分を確保。BBQや自然体験など家族で楽しめるアクティビティも売り。
ディキャンプ(\2000)、オートキャンプA(電源あり;\3500),B(電源なし;\3000),C(電源なし;\2500)、ドッグキャンプ(\4000)、ドッグラン(宿泊者無料)、施設使用料(\500/大人1人,\300/子供1人)
(問)鹿島槍スポーツヴィレッジ TEL 0261-23-1231

  ■2023.6/3-6/4;10:00-16:00;「大町温泉郷」近くの「ランテラス信濃大町キャンプ場」で「ROOF TOP CAMPING 2023 in長野」
ランテラス信濃大町キャンプ場で各種ルーフトップテント、ルーフテントが集合。ルーフトップテントの展示、ルーフトップテント積載車を実利用を見学。テント組立競争などイベントあり。見学無料。 キャンプ場宿泊可(特別価格;宿泊;2500/車,\1500/バイク,通常価格;\6600〜/1区画)

■2021.4/29-11/30;「爺ガ岳スキー場」にキャンプ場OPEN
2021年に新たに誕生したキャンプ場。標高900m、今後ウッドチップ・芝生を整備。ACなし。管理棟(スキーセンタ)では受付、売店、炊事場/調理台、分別ゴミ箱。駐車場(P100);トイレ、自販機あり。各種キャンプ用品販売・レンタルあり。
ウッドチップサイトA;5(\3000〜),ウッドチップサイトB;1(\4500〜),展望サイト;11(\3000〜),キッズパークサイト;4(\3000〜),レンタル一式付ウッドチップサイトA(\14,400〜), ゲレンデ内デイキャンプ;フリサイト;20(\1500)
(問)爺ガ岳スキー場 TEL 0261-22-0551

■「爺ガ岳スキー場」はキャンプ場開設の他、新たなアクティビティとして熱気球係留乗車体験をスタート。
2021.4/29-11/3;土/日/祝と7/22-8/29;夏休みに毎日開催。6:30-7:30;早朝の空気が澄んだ時間に上げる。高さ50mの熱気球係留乗車体験。天候・条件により変更・中止あり。(\2700/大人,\1800/子供)
(問)爺ガ岳スキー場管理事務所 TEL 0261-22-0551

■大町美麻の道の駅「ぽかぽかランド美麻」にこの夏、宿泊用のトレーラーハウスが新設された。
新型コロナ感染症拡大防止への対応や、グランピング人気の高まりなどを受けて導入。8人用2棟と、ペットも泊まれる4人用2棟の全4棟。「キャンプ気分を味わいながらアウトドアを楽しめる施設」と。トレーラーハウスはひのき造りの露天風呂や ロフトのある6人用2棟と、屋上でBBQができ、陶器の露天風呂がある4人用2棟で、各1棟はペットも同伴可。各棟に屋外型ガスグリルや冷蔵庫、調理器具があり、素泊まりで好みの食材を持ち込んで調理したり、食材付プランで手ぶらでBBQを 楽しんだりできる。料金は1棟素泊まり(\2.2万円〜/2人)。
(問)ぽかぽかランド美麻 TEL 0261-29-2030

■池田町愛染で町直営温室施設「ハーブステーション」の施設管理を行う「ポラリスアクト」が、池田町産のラベンダーを使ったアロマオイルとフローラルウオーターを発売。
近年、女性を中心にアロマオイルなどのハーブを使った製品を生活に取り入れる人が増えており、無農薬の信州産ハーブを強みに新規開拓を狙う。ラベンダーはハーブステーション横にある1300坪の畑で栽培したもの。「濃紫3号」 「オカムラサキ」「グロッソ」の3品種を、合わせて1500株生育。種から栽培し農薬や化学肥料、除草剤を使わず、収穫、乾燥、加工まで全て手作業で行う。製品には乾燥したラベンダー1.4kgを使う。池田町は寒暖差が大きく湿度が 低いことからハーブの栽培に適しており、1990年頃から「ハーブの里」として地域おこしを行ってきた。これまでは苗の販売がメインだったが、ガーデニング経験や畑がない若い世代にも気軽に生活にハーブを取り入れてほしいと、 半年ほどをかけて開発。今後も栽培しているさまざまなハーブを使ってアロマオイルなどの商品を作る予定。代表は「アロマオイルが流行しているが原料の多くは外国産。商品をきっかけに池田町のハーブの良さを知ってほしい。 コロナ禍でストレスを感じることも多いと思うが、香りでリラックスしてもらい生活を整えるきっかけになれば」と。

■2021.4/27;県内初となる電気自動車のレンタル拠点「ジャパンディスカバリーセンタ大町」がJR信濃大町駅前に誕生。
2人乗り4輪EV、3人乗りの3輪EVなど用途に応じて環境にやさしいドライブを楽しめる。自然豊かな北アルプス山麓地域ならではの環境に優しい移動手段として利用。時速45km/h。スキー板輸入や町おこしを手掛ける「フリーフロート」が 空き店舗を自ら改装して運営。親会社にあたるタジマモーターコーポレーションの製品を扱う。現在はバイク21台、三輪10台で、今後四輪車も稼働。この日はオープニングセレモニーがあり、牛越徹市長らがテープカットで祝い、 三輪に体験乗車。牛越市長は「風を感じられ、楽しみながら移動できる」と。「市民のゼロカーボン意識が高まり、自然エネルギーの取り組みが進むよう期待したい」と。フリーフロートの屋田翔太社長は「大町の新しい観光につながれば」と 意気込み、タジマモーターコーポレーションは「レンタルを通じ、皆さんにEVに慣れていただけたら」と。2021.4/29;白馬村中心部にも店舗をプレオープン予定。レンタル料金はバイクが\1100/3h、三輪が\2500/6h、四輪が\5500/6h。 バイクは原付き免許、三輪と四輪は普通免許。GW中は無休、その後は火/水曜休。予約可。
(問)ジャパンディスカバリーセンタ大町店 TEL 0261-85-2571

■環境に優しい乗り物で観光を楽しんでもらおうと、JR信濃大町駅前で今春、電気自動車のレンタル事業スタート。
観光用の交通手段としてまとまった数の小型EVを導入するのは全国的にも珍しく、市も支援する方針。北アルプスを望む自然豊かな「岳都」から、新たな観光の形を発信する。スキー板の輸入やまちづくりを手掛ける市内の会社 「フリーフロート」が運営。駅前の空き店舗をレンタルステーションに改装中で、中には既に三輪のEVが2台並んでいる。EVのスクーターや四輪車も導入し、春にレンタルをスタートさせる予定。最初は10数台で、将来的には 100以上に増やしたいと。車両はグループ会社のタジマEVの製品で、普通自動車免許があれば乗れる。軽自動車よりも小さく、最高時速40km/hと低速。市内の湖畔や山沿いの観光道路などをゆったり巡ってもらう狙い。三輪は側面が 開いた形で、自然の中で空気感も楽しみながら走れる。フリーフロートの屋田翔太社長は白馬出身で、大町などでスキー場も運営。Co2排出を抑える世界的な動きのほか、大町市が2020年7月、国連が提唱する「持続可能な開発目標」 (SDGs)のモデルとして県内市町村で唯一、国の「SDGs未来都市」に選ばれたこともあり、EVレンタルを思い立った。市によると、信濃大町駅前は3年前にレンタカーの事業所が撤退し、観光の二次交通が課題になっていた。 市観光課は「レンタルEVは市内に点在する観光ポイントを巡るのに最適。SDGsの取り組みとしてもアピールできる」と。市内で8-10月に予定している北アルプス国際芸術祭でも交通手段として活用する考え。屋田さんは、EVの充電に 再生可能エネルギー由来の電気を使って完全な「ゼロカーボン」で運営することも視野に入れる。「大町を先進的な観光都市にしたい」と。

■大町「高瀬渓谷」にある大町、七倉、高瀬の3つのダムを知ってもらおうと、国交省「大町ダム管理所」がリーフレット「高瀬渓谷ダム手帖」を作成した。
イラストと写真を交え、ダムの歴史や仕組みを分かりやすく解説。「大町は黒部ダムの玄関口だけでなく、他にも魅力あるダムがある。興味を広げてほしい」とPR。手帖は1,2の2種類。両面カラーでA3判,A4判。印刷を工夫し、四つ折りの 状態から横に開き、次いで上下に広げて見る形にした。手帖1は大町ダムの仕組みを説明。さまざまな深さから取水できることや、発電用から非常用まで4つの水の出口を備え、最上部の「クレストゲート」は毎秒プール2.9杯分の水を流せる ことを載せた。手帖2は、高瀬渓谷の水力発電史や葛温泉が流された1969年の洪水を解説。2006年7月の豪雨では高瀬川の3ダムや梓川のダムで放流量を抑え、下流の洪水を防いだと伝えた。高瀬ダムは高さ176mで黒部ダムに次ぎ全国2位。 七倉ダムとともにロックフィルダムで無数に岩が積まれ迫力満点。大町ダムは周りに公園や散策できる道がある。管理所は観光協会やタクシー会社にリーフレット設置を依頼し、アピールしていく。

■大町市は観光客らに市の水道水の良さをPRするため、中心市街地の水場での水くみ用に容量ボトル1000個を作り、観光協会など6カ所で販売。
JR信濃大町駅前の本通りを挟んで水源が異なるため、通り沿いなどにある複数の水場で飲み比べをしてもらう。本通り東側の水道水は居谷里の湧水で硬度13の「女清水(」と呼ばれ、西側は上白沢の湧水で硬度15の「男清水」。 市内の水道は他の2水源を含め全て湧水を使っており、市は「水量豊かで清冽な水」と。市街地の水場を案内した地図は大町市HP「水巡りクリアボトル」からダウンロード。ボトルは「水と人しなのおおまちの宝」のロゴとしずくを イメージしたデザインで、透明と青の2種類。包括連携協定を結んでいるアウトドア用品メーカーのモンベルが製造。(\1200)

■2024年に一般開放される「関西電力黒部ルート」
黒部峡谷鉄道の終点である日本一深いV字峡・黒部峡谷「欅平」と「黒部ダム」を地下で結ぶ18kmのルート。
1)「宇奈月駅」(標高224m)〜黒部峡谷鉄道トロッコ列車にて20.1km(80分)で「欅平駅」(標高600m)。
2)工事用トロッコ電車「下部軌道」にて500m(3分)で「欅平下部駅」(標高600m)
3)竪坑エレベーターで200m上(2分)の「欅平上部駅」(標高800m)
4)「仙人谷駅」からトロッコ列車「上部専用鉄道」にて6.5km(30分)で「黒部川第四発電所前駅」(標高860m)、黒四発電所見学。
5)「インクライン下部駅」(869m)から荷物用ケーブルカーのインクラインで815m(20分)で「インクライン上部駅」(1325m)
6)「作廊谷駅」〜黒部トンネル内専用バスで10.3km(40分)で「黒部ダム駅」(標高1470m)へ。
黒部ルートは「世紀の大事業」といわれる黒部川第四発電所と黒部ダムの建設のために整備された地下トンネルである。掘削当時は岩盤温度が160℃にも達したという「高熱隧道」に、関西電力の資材運搬などのために作られ、輸送するための 珍しい乗り物の数々がある。黒部ルートには厳しい電源開発の歴史が刻み込まれ、これまでは限られた人数の見学会が行われてきたが、関電は2024年に一般開放する。長年、地元が観光の受入れを求めてきた結果、2024年に一般開放することで 3年前に合意された。
9/15;関西電力は安全対策工事が予定通り2023年度中に終わる見込みを報告した。関電は一般開放の前提となる安全対策工事について、上部軌道トンネルの一部でモルタル吹き付けの劣化が確認されたため、計画の1.5倍の面積の工事が必要に なったことや新型コロナの感染拡大に伴い、2020年12月から2ヶ月間工事を中断したことなどを説明。一方、工事は当初の計画通り2023年度中に完了できるという。黒部ルートは、「高熱隧道」は 現在でも岩盤温度は40℃。関電は「先輩方がこの厳しい自然の中でこれだけの電源開発をしてきたというところを一番御覧いただきたい」と。
年間最大1万人を一般開放する予定で、旅行商品化はJTBが行う。電源開発の歴史などを案内するガイド付が基本で、宇奈月温泉を拠点とする2泊3日以上の滞在型プラン、体験を組合せた海外客向けなどを検討中。JTB富山支社は「黒部ルートで つながることで周遊が可能になる。お客様に価値あるもの作り挙げられるよう検討中」と。黒部ルートは2024年1月に旅行商品の販売開始、2024年6月に一般開放スタート。現在、黒部ルートの新たな名称を募集中。採用・抽選でペア3組無料招待 (副賞10万円旅行券)、富山県産品を選べる「トヤマカード」(\5000円相当)(10名)、黒部宇奈月カレーセット(\5000円相当)(10名)(締切;10/31)
(問)富山県地方創生局観光振興室 TEL 076-444-4498

■「世紀の難工事」と呼ばれる「黒部ダム」建設で、作業員の宿舎で提供されていた「ビタミンちくわ」入りのカレーライスが再現された。
2021.10/29;元作業員ら関係者が大町の扇沢レストハウスに集まり、カレーを味わいながら、当時を懐かしんだ。レストハウスを運営する関電アメニックスの社員が元作業員らへの聞き取りで、当時は週一回ほどビタミンちくわ入りのカレーを 食べていたことが判明。問合せを受けた製造元の「スギヨ」(石川七尾)は自社製品が1950年代に始まった大工事を支えていたことを知り、メニューの再現を企画した。ビタミンちくわは2022年で誕生から70周年を迎える。同社によると、 スケトウダラやサメのすり身を原料に、ビタミンA/Eが豊富に含まれている。レストハウスの前身施設で調理人だった大町の男性が調理。ジャガイモやニンジンなど野菜たっぷりのカレーに、輪切りにしたちくわを入れて当時の味を再現した。 スギヨでちくわの製造責任者を務めた七尾の男性、ダムえん堤建設に携わった大町の男性らが実食。「当時の仕事が懐かしい」「昔よりちくわがおいしくなった」などと感想を言い合った。スギヨでは対談などを撮影し、映像を2022年1/下に HPで公開。その後もちくわ入りカレーを使った食育プランを県内の小学校に提案する予定で、同社は「ビタミンちくわは7割が長野県で消費されている。食育の取り組みで70年間愛してもらったお礼をしたい」と。

■「大町温泉郷」にある「森林劇場」を2021年度中に解体する。
地権者から土地の処分について打診があり、市が取得して劇場を維持するのは困難と判断。劇場は1988年、温泉郷の活性化などを目的に大町市が1.1億円で建設。6600uの林の中に野外ステージ、多目的ホール、あずまや、公衆トイレが ある。土地は大町温泉郷不動産開発が所有。大町温泉郷観光協会が借りて劇場を指定管理し、夏のサマーフェスティバル、冬の夢花火と音の祭典などのイベントや会合に利用されてきた。市によると、温泉郷観光協会からコロナ禍の影響で 指定管理を続けられないと申し出があり、市は2021.3/末で指定管理を解除。協会は土地の賃貸借契約も解除。温泉郷不動産開発は市に土地の購入を提案していたが、市は難しいと判断した。市観光課は「購入には多額の費用がかかり、 劇場の維持にも修繕が必要。活用状況を含め、総合判断した」と。劇場は、8-10に予定されている「北アルプス国際芸術祭」の作品展示やパフォーマンスの会場になっており、市はその後に解体を始める。

■2021.6/5;大町美麻大塩の県天然記念物「大塩のイヌザクラ」が根本から倒れた。
腐食により幹の空洞化が進んで衰弱していたという。イヌザクラは高さ約20m、幹回り約8m、樹齢800-1000年。「静の桜」には悲しい伝説があり、兄源頼朝に追われ奥州平泉に逃れた義経を追って旅に出た静御前は「奥州」と「大塩」を聞き 間違えてこの地にたどり着き、地面についた杖が大木となったという伝説があり、「静の桜」の愛称で親しまれていた。イヌザクラは花が小さい。梅花状の小さな白い花が2021年5月に花を咲かせたばかりだった。旧美麻村が1989年に 発行した村政百周年の記念写真集で表紙に使われるなど美麻を象徴する木だった。中は空洞になっており、継続的に防腐剤を塗るなど維持に努めていた。枯れ枝を除去して軽くする処置を施していた。
大塩のイヌザクラ周辺には「静の桜公園」が1996年に整備。水芭蕉と一面の菜の花畑がきれい。公園には薬師堂や八画絵巻堂があり、8章からなる八画絵巻堂は静御前の生涯を幻想的に描いたレリーフを納めてあります。2006年度には 「静の桜環境を守る会」が発足し、周辺の荒廃休耕田を整備し菜の花を栽培したり、周辺道路脇に桜の植樹を行うなど環境整備に取り組んでいます。桜の木には保護シートを巻き、根には藁を敷いたりして保護してきた。春の美麻はあちこちで 菜の花が咲き、きれいな山村です。昔はGW中に「ぽかぽかランド美麻」で「春の美麻い〜とこよっとくれ」が開催され、春の山菜のてんぷらの振る舞いや静かの桜環境を守る会は菜の花をプレゼントしてくれました。※以下の写真は、以前に「静の桜公園」で撮影したもの。

■「池田町ハーブセンタ」東側エリアは「ハーブステーション」となった。
ハーブステーション内には、花々が植わるハーブガーデン、ハーブを育てているガラス温室、ハーブ苗やハーブティーを販売する「ナチュラルマルシェソヨソヨ」があり、町が推進する「花とハーブの里」の拠点施設を目指す。 東側はもともと苗の販売など行っており、ハーブガーデンを鑑賞する観光客らもいたが、道の駅であるハーブセンタと混同する声もあり、区別を図るため通称を決めた。

■「池田鉄道跡」
今から約80年前の大正時代に池田町を通っていた「池田鉄道」。1926年9/21;安曇追分駅-北池田駅間(6.9km)で開業し、1938年6/6;13年間で線廃。穂高・JR安曇追分駅-池田町・十日市駅-会染駅-柏木駅-南池田駅-信濃池田駅-北池田駅。 利用者ピ−ク(1929年で15.8万人)、廃線前(1937年7.7万人)。JR大糸線安曇追分駅から高瀬川を渡り、対岸の池田町へ。池田町渋田見(十日市駅)ー会染-多目的研修センタ(柏木駅)-池工高付近(南池田駅)-池田2丁目(信濃池田駅) ※駅跡には池田鉄道パネル設置。池田町5丁目(終点の北池田駅)
(問)池田町観光協会 TEL 0261-62-9197

■2/16ー9/30;大町「高瀬川」・「農具川」で「渓流解禁」
犀川漁協、北安中部漁協、波田漁協、安曇漁協などで渓流釣り解禁。渓流に湖と、淡水の釣りを楽しめるフィールドが豊富で、ファンも多い大北。
しかし釣り用品を扱う店が1軒もなくなった。釣りに適したこの地を訪れるファンの期待に応え、大黒町の旧大町北高近くの旧笠間釣具店前に、生の釣り餌を扱う自動販売機が設置された。 笠間釣具店は3年前に閉店。「フィッシングあづみ野」(笠間章代表)が釣り客の要望を聞いて餌の自販機を設置した。生餌はミミズ(\500〜)など。新鮮な渓流餌を現地で買うことができるように なった。
(問)フィッシングあづみ野 TEL 0263-88-7355

■中信の渓流釣り
※遊漁料金は参考(各漁協に確認願います)
1)3/1-9/30;「奈良井川・鎖川・田川」(松本)(\1000/日釣,\6300/年間,\2000/現場)
(問)奈良井川漁業協同組合 TEL 0263-53-1505
2)2/16-9/30;「梓川・黒川」(松本波田・梓川)(\1100/日釣,\4400/年間,\2100/現場)
(問)波田漁業協同組合 TEL 0263-92-2246
3)2/16-9/30;「高瀬川下流・犀川・万水川・穂高川・鳥川・中房川」(松川村・明科・穂高・松本)(\1000/日釣り,\6300/年間券,\1700/現場)
(問)犀川漁業協同組合 TEL 0263-62-2022
4)2/16-9/30;「梓川」(松本安曇・奈川)(\1050/日釣,\4200/年間,\2050/現場)
(問)安曇漁業協同組合 TEL 0263-94-2646
5)2/16-9/30;「高瀬川・鹿島川・籠川・農具川」(大町)(\1000/日釣,\5000/年間,\1500/現場)
(問)北安中部漁業協同組合 TEL 0261-22-7107
6)2/16-9/30;「犀川・金熊川」(大町八坂・生坂)(\1000/日釣,\5000/年間,\2000/現場)
(問)犀川殖産漁業協同組合 TEL 026ー262-2212

7)3/1-9/30;「姫川・松川・楠川・中谷川」(白馬・小谷)(\1000/日釣,\5000/年間,\2100/現場)
(問)姫川上流漁業協同組合TEL 0261-72-5955

■大町市、長野市、小川村などの協力店舗を巡る「信州アルプスおやき恋訪」
白馬から長野までを結ぶ「オリンピック白馬ルート地域振興協議会」。
道の駅「中条」笹おやき(TEL 026-267-2188)、中条日下野「灰焼きおやき・やきもち家」(TEL 026-267-2641)、道の駅「信州新町」(TEL 026-262-3424)、道の駅「長野市大岡特産センタ」(TEL 026-266-2888) 道の駅おがわ「食事処味菜」(TEL 026ー269-3262)、「郷土歴史館ふるさとランド」(TEL 026-269-2270)、「信州小川の庄・縄文おやき村」(TEL 026-269-3767)、「星と緑のロマン館」(大洞高原地場産センタ:円満おやき)(TEL 026-269-3346)、 大町道の駅「蒸しおやきぽかぽかランド美麻市」、美麻「蒸しおやき・猪乃源」(TEL 070-4361-0381)。協力店舗にてQRコードを読み取りエントリー。
(問)オリンピック白馬ルート地域振興協議会 大町市美麻支所 TEL 0261-29-2311、小川村役場 TEL 026-269-2323、長野市西部産業振興事務所 TEL 026-268-3003

■日没前や日の出後に数十分程、光が柔らかくドラマチックに空の色が変化する時間帯「マジックアワー」
太陽の光が日中よりも赤く淡い状態となり、暖かく金色に輝いて見えます。夕方には赤・オレンジ・紫・青へと空の色がグラデーションに変化します。冬は空気が澄んでいるのでより美しくなります。 北アの稜線を眺めるのなら、良く行く場所でお勧めは以下の通り。():標高。
★☆★「北アの展望スポット」(松本・安曇野・大町・大北・近隣)★☆★
1)松本:「美ヶ原王ヶ頭」(2034m)、「アルプス公園展望広場」(770m)、「山と自然博物館展望室」(780m)、「城山公園展望台」(670m)、平地なら「信州まつもと空港」送迎デッキ(657m)、「松本城」(586m)、 「松本市役所本庁舎屋上展望台」(592m)など。
2)安曇野:明科「長峰山展望台(933m)、豊科「光城山」(912m)
3)大町:「大町観光道路・市民の森」(750m)、「大町公園」(770m)、「大町山岳博物館」(774m)、「霊松寺駐車場」(870m)、八坂「鷹狩山展望台」(1164m)、美麻「中山高原」(標高918m)、美麻「大藤」(標高915m)、 美麻「権現山」(標高1223m)、簗場「旧ヤナバスキー場展望ピ−ク」(1188m)
4)白馬:「大出公園」上(680m)、「野平」(770m)、「白馬ハイランドH」(705m)、「青鬼」(760m)、岩岳「白馬マウンテンハーバー展望テラス」(1289m)、「峰方山頂」(1050m)、「白沢峠展望台」(1090m)
5)小谷:「眺望の郷」(940m)
6)小川村:「大洞峠・アルプス展望広場」(810m)、「アルプスライン立屋展望台」(773m)
7)鬼無里:「大望峠」(1055m)など。

■北ア・常念岳から餓鬼岳、七倉岳、蓮華岳、赤沢岳、鳴沢岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五龍岳、白馬三山まで山並みが一望できる「鷹狩山」(標高1164m)
鷹狩山山頂には展望台があり、一帯は展望公園として整備され、「恋人の聖地」(ハート型モニュメント)にも認定されています。山頂下の斜面には小さな植物園あり、野山草などが植えられています。今はヤマツツジが咲き、これから夏かけて メシャガ、イカリソウ、イチヤクソウ、エゾアジサイなどが咲きます。夏から秋にはササユリ、イブキジャコウソウ、ヤマホタルブクロ、カワラナデシコ、オオバギボウシ、マツムシソウ、アザミ、タムラソウ、キキョウ、ハギ、ウスユキソウ、 ツルリンドウなどが咲いてきます。展望レストラン「エコーハウスたかがり」は6/01 OPEN。展望台は登れます。

■大町八坂の「鷹狩山」は北アの眺望が楽しめます。
山頂にある「恋人の聖地」のハート型モニュメントに夜間イルミネーションが点灯。大町の夜景とともに。なお冬期期間(12月〜春)は降雪で車両通行不可。

■北アを一望できる、大町八坂の鷹狩山山頂(2F)にある山の案内板。
経年劣化し、色あせてしまった案内板を大町の地域おこし協力隊・永澄祭さんが修復した。新たになった北アルプスの絵が出迎えている。永澄さんは、大町市に移住した1年半ほど前からよく同所を訪れていたといい、 「手書きの案内板は少なく、ボロボロになっていくのはもったいない」。前職の建築関係の仕事で店舗内装に携わるなどの経験を生かし、1カ月ほど前から、塗料を使ってコツコツ作画作業を進めてきた。

■大町「居谷里湿原」
「居谷里湿原」は標高830mで大峰山地にある細長い谷間の低層湿地。周辺はアカマツ、カラマツ、ヒノキ、コナラ・ミズナラが生い茂る。湿地にはハンノキが自生。毎年訪れるが、湿原は陸地化が進行し草原のような感じ。 幅130m、長さ1.5kmの湿原で、雪解けの春にはザゼンソウが咲き始め、リュウキンカやミズバショウが咲きます。2021年は花の開花が早く、すでに座禅草は終わり、水芭蕉も終盤、小さな黄色いリュウキンカが小川に咲いています。 これからは新緑とミツガシワの白、梅雨時にはカキツバタ、ショウブ、アヤメの濃い紫色に染まります。S46年県天然記念物指定。周囲には遊歩道が整備され、約1時間で散策できます。

「平家物語」に登場する武将・熊谷直実が背負った矢除よけの布製の袋の母衣ほろに似ていることが、名前の由来といわれている。

■大町「居谷里湿原」(県指定天然記念物)で野生動物によるミズバショウなどの食害が深刻化。
9/9;大町市は自生地周辺に電気柵を設置するなど対策を行う方針。

■高瀬渓谷の新緑・紅葉;
新緑・紅葉が美しい「高瀬渓谷」の入口にある「大町ダム」(龍神湖)。龍神湖からは西に餓鬼岳・唐沢岳・野口五郎岳・三ツ岳・北葛岳などが見え、対面には鍬ノ峰、東には大町市街地や鷹狩山などが望めます。一帯は「高瀬渓谷緑地公園」が 整備され、龍神湖展望広場や小太郎広場(芝生)などがあり、安曇野伝説の竜に乗った泉小太郎の像があったり、龍神湖の湖南には気軽に楽しめる遊歩道が整備されています。ダムを渡って対岸を歩き、二の沢・一の沢広場を通って西端の 金沢公園まで約2〜3Kmの道のり。徒歩で1.5Hほど。帰りは道路側の高瀬TNを抜けてぐるっと一回りして約1.0H。休日にぶらりとウォーキングを楽しむ。
4〜5月;龍神湖南の山の斜面にタムシバの白い花が咲き、ヤマザクラに混じってタムシバが群生してきれい。
10-11月;高瀬渓谷の紅葉は高瀬川沿いの「高瀬ダム」(標高1270m)は10/中-10/下、「七倉ダム」(標高1048m)〜「大町ダム」(龍神湖)(標高906m)は10/下-11/上が見頃。大町ダム下の紅葉もよい。高瀬トンネル手前にある龍神湖西側の 「北葛沢」は美しい景観で、橋から見下ろす紅葉は絶景。高瀬トンネル出口にある金沢広場・「金沢滝」周辺。高さ10mの巨岩「仙人岩」周辺の蛇行する高瀬川も絵になります。橋からの風景がよい。葛温泉から七倉の紅葉もよい。 葛温泉「温宿かじか」の山の紅葉、「七倉山荘」の駐車場上部の紅葉。高瀬ダムへは七倉ゲート(山ノ神トンネル)から高瀬ダムまで約6km、徒歩90分。一般車通行不可。特定タクシー(\2400/4人乗り)で約15分。歩くと結構しんどい。 ロックフィルダムの九十九折の道をタクシーが登ると、一面に広がる高瀬ダム湖。 湖畔から望む烏帽子岳、不動沢、船窪岳、唐沢岳などの斜面の紅葉がきれい。
高瀬川の大町ダム;
高瀬川は昔から度々洪水を起こしてきた。1969年8月11日の高瀬川水害では、葛温泉の3軒が流出し多大な被害を受けた。大町ダムは1972年着工・1985年竣工。堤高107m・堤頂長338mの重力式の巨大なコンクリートダムで、総貯水容量2890万m3、 流)面積193ku、上流域の年間降水量約1500-4000mm、大町ダムの年間降水量は1700mm。上流には「七倉ダム」と「高瀬ダム」があります。洪水調整対策の他、大町・池田町・松川村の農業と水道での利水、発電(最大55000kw/54000世帯の 年間電力使用量)に利用される多目的ダム。大雨・洪水注意報が出ると、大町ダムから高瀬川に毎秒30-100tの水を放流。夏場は高瀬川を流れる川の水は上流にあるダムの影響で少ないが、大雨などで西山からの水が増えると、大町ダムから 水を放流する。放流中には河川に建つ「電光掲示盤」などで「放流中」やサイレンを鳴らし警告を出して注意を促している。夏場は川原で渓流釣りやBBQ、ディキャンプしたりすることも多くなるので注意しよう!
(問)国交省北陸地方整備局(大町ダム管理所) TEL 0261-22-4511

■縄文時代の大町は「おしゃれ発信基地」。
「大町図書館」ロビーにて、ヒスイの装飾品や道具を並べ、歴史を伝える企画展(〜7/18)を開催された。大町市内で発見された遺物を知り、大昔の暮らしに思いをはせてもらおうと市文化財センタなどが企画。 3つの遺跡と出土品を取り上げた。大町「仁科三湖」の西側は「仁科山地」が形成され、「小熊山」(標高1302m)や「黒沢尾根」(標高1130ー1599m)がある。「仁科三湖」の東側は「大峰丘陵」で、権現山(1222m)や鷹狩山(1166m)がある。 その山麓に広がる「木崎湖」(海抜764m)湖畔の海ノロ地区にある「一津遺跡」(海の口駅付近標高780m-800m)は県内でも珍しい装飾品作りの縄文時代の集落跡。木崎湖周辺には西海の口、東海ノ口(海の口駅)、上ノ山(稲尾駅)、信濃公堂、 山崎(八幡神社)、下畑遺跡(平地区;木崎湖キャンプ場・木崎湖宿泊施設・ゆーぷる木崎湖)周辺に遺跡がある。縄文土器以外に石棒や土偶の他、石のヒスイ、柔らかい鉱物「滑石」でできた勾玉、丸玉が発掘さている。一津遺跡では 硬玉・軟玉の装飾品、ヒスイの玉の完成品だけでなく、穴が貫通しておらず形も四角い未完成品やヒスイの原石が見つかり、ヒスイ製の「たたき石」、石斧、加工した残りの石屑、玉を磨いた跡が付いた研磨用の玉砥石といった加工道具も 出土され、工房があって職人が暮らしていたとされる。遺跡ではシカの骨が出土され、狩猟の痕跡も見つかっている。文化財センタによると、装飾品が生産されたのは2300-4300年前。材料のヒスイは糸魚川、滑石は白馬山麓・小谷村で採取され、 仕上がった玉は全国に運ばれたと思われる。湖畔は魚が捕れて水も確保できるため集落がつくられることは多いが、木崎湖周辺に工房ができたのかは分かっていない。展示では他の遺跡で見つかった土偶や土器も並ぶ。土偶はコミカルな顔が 目を引き、土器は渦巻き状の力強い模様が描かれている。同センタは「細かい所に注目して美しさや面白さを見つけてもらえたら」と。

■2021.6/5;10:00;大町美麻大塩の県天然記念物「大塩のイヌザクラ」が根本から倒れた。
地域のシンボルとして親しまれてきたが、腐食により、幹の空洞化が進んみ衰弱していたという。イヌザクラは高さ約20m、幹回り約8m、樹齢800年。「静の桜」には悲しい伝説があり、兄源頼朝に追われ奥州平泉に逃れた義経を追って 旅に出た静御前は「奥州」と「大塩」を聞き間違えてこの地にたどり着き、地面についた杖が大木となったという伝説があり、「静の桜」の愛称で親しまれていた。市文化財センタによると、イヌザクラは普通の桜とは違い花が小さい。 5mmほどの梅花状の小さな花が、2021年も5月に花を咲かせたばかりだった。旧美麻村が1989年に発行した村政百周年の記念写真集で表紙に使われるなど、美麻地区を象徴する木だった。中は空洞になっており、継続的に防腐剤を塗るなど 維持に努めていた。3月には木への負担を減らすために枯れ枝を除去して軽くする処置もしており、センタ所長は「大変残念」と。市は今後、県などと相談して木の扱いを決める。  保存できるかを含めて県教育委員会と対応を協議する。
大塩のイヌザクラ周辺には「静の桜公園」が1996年整備された。水芭蕉と一面の菜の花畑がきれい。公園には薬師堂や八画絵巻堂があり、8章からなる八画絵巻堂は静御前の生涯を幻想的に描いたレリーフを納めてあります。2006年度には 「静の桜環境を守る会」が発足し、周辺の荒廃休耕田を整備し菜の花を栽培したり、周辺道路脇に桜の植樹を行うなど環境整備に取り組んでいます。桜の木には保護シートを巻き、根には藁を敷いたりして保護してきた。春の美麻は あちこちで菜の花が咲き、きれいです。

■大町市社の大日向功さん方にあるイチョウの古木が、倒木の危険を避けるため途中まで伐採されることになった。
地域で長く親しまれてきただけに、「苦渋の決断。切ないが安全を重く見た」と。樹高17m、幹回り4.5mの大木。今から830年前の鎌倉時代、静御前が愛する源義経を追って奥州に向かう途上、休憩でつえを突いた場所から芽吹いた との伝説があり、「静の鴨脚樹」と呼ばれる。木の下には石のほこらがあり、「銀杏大明神」などと書かれた木札が納めてある。木札の裏には「天明七年」(1787年)と記され、当時から神木と敬われていたことがうかがえる。 もう一枚、さらに古いとみられ文字が読めない木札も一緒に納められ、「800年は伝説としても、400-500年の歴史はあるのでは」と。1965年頃までは多くの枝が茂り、高さ25mほどあった。山際の高台にそびえているため、 建物が少なかった時代には10km近く離れた場所からも黄葉が見えたという。その後、「五六豪雪」など大雪で枝が折れたり、1982年に上部を切ったりして現在の姿になった。2020年春、道路側に木が傾いているように感じ、 秋ごろには確信。木の芯が腐食している可能性もあると考えて業者と相談し、安全のため上から7mほど切ることにした。伐採は3/27予定。大日向さんは切った幹を敷地内に並べておくつもりで、「木は低くなっても、歴史が 伝わっていけば」と。

■源義経の妾・「静御前」にまつわる伝説が残る「イチョウの木」として大町市民に親しまれる社山下の「静のイチョウ」が、幹の空洞化により倒木する可能性があるとして、半分ほど残して切られることになった。
木は大日向功さん方の敷地にある。「多くの人に愛されてきたが、倒れる可能性があり苦渋の決断だった。残るので、これからもシンボルとして見てほしい」。

■「鬼滅の刃」の「兄妹」の名前が神社に。
県内でも主人公たちが身にまとう「和柄」が注目されるなど社会現象を巻き起こしています。地元では「鬼滅の刃」フィーバーで新たな観光スポットになればと期待を寄せています。 大町にある「竈神社」。家族を鬼に殺された主人公の名は、竈門炭次郎。鬼にされてしまった妹は、竈門禰豆子。漢字は一文字違いますが、読み方は同じ「かまど」。神社は元々、鬼門除けとして鎌倉時代に建てられが、明治時代に火の災い から住民を守る意味合いで「竈」という文字を名に付けたとされています。竈神社の宮司は「こちらの神様は邪悪が入ってこないように守ってくれると。そういう意味では鬼滅の刃と同じような性格。コロナ禍の時代だからウイルスが退散する ように願う」と。
北アの麓に位置する大町「竈神社」は、主人公の竈門炭治郎の名字と読みが同じ。ファンの参拝が増えたといい、大町市観光協会は「地元の人に愛されている場所が、ブームを機に注目されてうれしい」と。竈神社は鬼門除けとして鎌倉時代に 建立された由緒ある神社。竈神社の社務所を兼務する「若一王子神社」によると、県内外からファンが訪れており、「子どもの友達の分と合わせて5-6枚の御朱印が欲しい」と求めるファンの姿も。「一地方の神社が注目を浴びてありがたい」 近くの公園には機関車が展示されており、公開中の映画「劇場版鬼滅の刃の無限列車編」に登場する機関車をほうふつとさせる。

■「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」と読み方が同じ大町の「竈神社」が、作品の聖地として注目を集めている。
SNSなどで話題になり、県内外からファンが来訪。地元住民は「いつもはほとんど人がいない神社なのに」と驚いている。竈神社はこの地域を支配していた豪族である仁科氏が居館の裏鬼門の方角に守護神として創祀した。鎌倉時代に 入り、仁科氏は居館を現在の天正寺の地に移しますが、その際に新しい居館の鬼門にあたる北東の地に鬼門除けの神社として竈神社を分祀したと言われています。当神社は荒神様と呼ばれていた「三宝荒神社」で。明治のはじめに 竃神社と改められた。三宝荒神は、屋敷・地域・農耕の守護をする荒ぶる神で、不浄を忌み火を防ぐと言う信仰から那悪の神が出入りする鬼門の方角に祀られる鬼門除けの神でもある。囲炉裏や竈など火所にも祀られた。 参道には大きな枝垂れ桜の木があり、お花見の時期には市民の憩いの場。毎年9/上にはかまど神社例大祭があり、奉納花火、浦安の舞、流鏑馬太鼓、奉納相撲などが行われています。竈神社の御朱印は本務社「若一王子神社社務所」まで。
(問)竈神社社務所 TEL 0261-23-3997
(問)若一王子神社社務所 TEL 0261-22-1626

■大町常磐の「八王子神社」の平林秀文宮司が、神社と平林家が奉仕する池田町、松川村など大北にある14の神社の御朱印帳を新たに作った。
表紙絵は松川村鼠穴の松下彩さんが、実際の神社をモデルにした安曇野の心象風景を柔らかな色彩とタッチで描き、御朱印集めデートを楽しめそうな仕上がりになっている。御朱印帳は縦16cm、横11.5cmの折り本式12折りで、表紙と背表紙に 田園風景の中にある神社の森を水彩で描いている初夏と秋の風景の2パターンあり。横浜出身でインテリアデザインの経験がある、3年前に松川村に移住、夫と共に靴の工房を営んでいる。描いた安曇野の山麓線沿いにある店舗のスタンプラリーの マップに平林宮司の妻が一目ぼれし協力を依頼した。松下さんは各神社を実際に巡り、「観光ルートから外れるから見られる景色がある。そうした景色も持ち帰ってもらいたい」と。平林宮司は「御朱印帳を手に神社を探して地域に入り、 文化を知ってもらいたい」と。御朱印帳は八王子神社脇の御朱印の授与所にて。(\1300/1冊)。授与所は毎月1日に開き、デジカメやスマホンで撮影した各神社の写真を示すと、\300で御朱印がもらえる。
(問)八王子神社 TEL 0261-22-1762

■2022.3/30;松川村は「寄って停まつかわ」と「すずむし荘」について、2022年度から5年間の指定管理者に決まっている「Fun Space」と基本協定書調印を交わした。
すずむし荘で調印式があり、平林明人村長と同社社長が協定書にサイン。同社による指定管理は、制度を導入した2011年度から3期(3年/3年/5年)連続で、新年度から4期12年目。
「北アルプス山麓」の春・初夏をテーマとしたスイーツの募集が行われ、「すずむし荘」の和スイーツ「鈴おはぎ」が「北アルプス山麓スイーツ」に認定された。「北アルプス山麓スイーツ」は北ア地域でしか味わえない食を活用して 観光振興を図ることを目的に実施しているプロジェクト。「鈴おはぎ」はテイクアウトができる商品で、抹茶・黒ごま・粒あん・黒豆きなこ・クルミの5種類(\280〜)。北安曇産のもち米、松川村産の黒豆などの地域の食材を用いて、 すずむし荘が手作りしているオリジナルスイーツ。
(問)すずむし荘 TEL 0261-62-8500

■2021.9/中;大町美麻の「新行高原」では、真っ白な可憐なそばの花が一面に咲いています。
大町美麻の新行で特産のソバの花が見頃を迎えています。一帯を彩るように咲く真っ白な花が風に揺れ、秋の訪れを感じさせます。松倉満男さんが約50aの畑でソバを栽培。1週間ほど前に開花が始まり、「今が一番いい時季」。 2020年は長梅雨の影響で種まきが10日ほど遅れたものの、今のところ生育は順調。ただ、収穫時期も遅れるため、「これからの台風が心配」。花は今週末まで楽しめそう。
旧美麻村の新行高原は標高900mの高地で大町街道沿い(県道31長野大町線)にはそば畑が広がり、のどかな農村風景となっています。美麻はもともと養蚕・麻の生産地だったが、蚕糸業が次第に衰退。麻畑は減り、その裏作として 昔からそばを栽培していました。S27年美麻新行で民宿が始まった。その後、大町スキー場の宿泊業もスキー人口減で衰退。S46年(1971)新行そば祭りを開始。S50年頃から「そばの里」として広めてきた。山品、ヨコテ家、古家荘、 松倉旅館の4軒の民宿が協力し合い、「新行そばを守る会」を結成して50年弱、そば祭りを開催してきました。新そば祭りでは2万人が訪れています。新行高原は寒暖の差があり、土壌の水はけがよい地です。宿ごとの畑で育てられた 蕎麦を打ち、こだわりの味を追求しています。H18年美麻村・八坂村が大町市に編入合併。美麻新行は高冷地でそばの発芽の適温は20℃以下、28℃より高いと生育が悪くなるため、冷涼な気候がそば栽培には適しています。さらに 昼夜の温度差があること、痩せた土地が適するといわれ、新行高原はその条件に適し、良質な蕎麦が栽培されています。農家の高齢化や後継者不足で荒廃しつつあった畑も復元され、そば畑の栽培面積を徐々に増え、今では8ha以上で 作付けされ、一面にそば畑が広がるようになりました。花が終われば茶色い菱形の実をつけ、新そばの季節になります。秋一番の冷えこみ「そばおどかし」でそばの花は秋を感じてそばの実をつけます。秋が深まる頃は、そばの味が 一番美味しく感じられます。新行高原で収穫した新そばを石臼で挽いたそば粉を使った、旬のそばを味わうことができます。新行にあるそばを挽く水車小屋の水車は2004年春に新しく付け替えられました。権現山の水源とするおいしい水が そばの味を一層引き立てています。
(問)新行14658 山品(金曜定休,祝日営業) TEL 0261-23-1230
(問)新行13967 古家荘(水曜,第3火定休) TEL 0261-23-1713
(問)新行13815 ヨコテ家 TEL 0261-23-1314
(問)新行14890-1 美郷(火曜定休) TEL 0261-23-1334
※定休日は変わることがあるのでTELで要確認。

■大町そば処。2020年秋そば処スタンプラリー参加店
コロナ禍、参加各店とも、座席間隔を十分開けるなど万全の感染防止策で迎え入れる。「各店ともコロナ感染対策を徹底している。大勢の人に安心して新そばを味わってもらいたい」と。
1)大町エリア:こばやし(0261-22-1200),タカラ食堂(0261-22-0178),仁科そば店(0261-22-0511),山里(080-5827-4817),松栄屋商店(0261-22-0586),小沢製麺所(0261-22-0527),倉科製粉所(0261-22-0227)
2)平エリア:野の花(0261-23-3684),そば処いろり(0261-22-8837),わっぱら家(0261-22-8432)
3)常盤エリア:そば処しみず(0261-23-3233)
4)美麻エリア:山品そば店(0261-23-1230),ヨコテ家(0261-23-1314),手打ちそば古家荘(0261-23-1713),美郷(0261-23-1334),ぽかぽかランド美麻(レストラン麻の里)(0261-29-2030),
5)八坂エリア:明日香荘(0261-26-2301),さざなみ(0261-26-2101)
1店;大町温泉郷ペア宿泊券(1名),5店;地場産品(\2500相当)(50名),3店;地場産品(\1500相当)(20名),抽選漏れ;地場産品(\1000相当)(10名) (問)大町市地産地消事業実行委員会事務局 TEL 0261-22-0420(内632)

■美麻新行の「麻の館」:
美麻村は2006年八坂村と一緒に大町市に編入合併。旧美麻村の名の由来ともなった「麻」。麻の栽培は弥生時代から始まり、信濃の国の麻布として正倉院にも献上麻布が残され、美しい麻が採れる産地として知られています。現在は 麻の栽培農家はなくなりましたが、博物館「麻の館」として歴史を伝えています。麻の館の2Fは「麻の資料館」、1Fは「そば屋」。そば打ち体験もできます。新行の地粉のおソバ。コシがあって美味しい。垂れは少し甘辛い。そば湯は とろみあり。天ぷらの具は旬の野菜。美麻村時代に「そば畑」というそばの粉で作ったパウンドケーキを購入して食べましたが、そんなに甘くなく、そばの実入りでした。
※美麻のそば屋には県内外から「そば通」の愛好者が訪れています。毎年、美麻新行の「新そば」を食べていますが、やっぱりのど越しがよく美味しい。そばつゆは濃いめ。そば湯はとろとろして濃厚。特に天ぷらは旬の味が美味しい。 そばの実は寒い中で保管でき、そば粉にしてすぐに打つことで甘さがでています。毎年10/10-10/20は「新行そば祭り」が開かれ、店外で順番を待つほどの人気です。2020年は感染防止対策でどうなるのか?。地元産のそばの 実を使った石挽の手打ちそばは絶品。昔は、秋になると宿泊客を連れて、「木崎湖」からぼこぼこ道(今は舗装済)を自転車で上って美麻までそばを食べにきてました。懐かしい。
新行のそば屋は「山品」・「古家荘」・「ヨコテ家」と「美郷」が営業中。「麻の館」はコロナ渦で休業中。「やまく」(新行13947)、「松倉旅館」(新行15023)、「まるしち荘」(新行15008)、「やまじゅう」(新行14579)、 「白樺荘」(新行14013)はそば祭りをやっていません。
(問)新行14004 麻の館(木曜,年末年始定休) TEL 0261-23-1738
■「中山高原」は以前、大町市民に親しまれた「大町スキー場」(1927年open-2008年closed)があり、第1P,第3P,トロイカがあった。第2Gには第2リフト,トロイカがあった。閉鎖後しばらくは荒廃地となっていたが、その後、地元美麻地区の 住民がそば栽培を始めた。NHK「おひさま」のロケ地で有名となり、春は菜の花、夏は蕎麦の花が高原一面に咲き乱れます。花越しに見える爺ヶ岳・鹿島槍が美しい。「中山高原キャンプ場」の施設はシンプルで静かなキャンプ場で 唐松林のテントサイト。春先には雪解けの幻の池ができ、黄色い菜の花と池が綺麗です。受付はキャンプ場入口の県道長野大町線(31号線)を600m下った所にある種山商店。炊事場と昔のトイレのみ。近くには農園カフェラビット、美麻珈琲、 美麻新行の蕎麦屋あり。近くの大町射撃場のパーンという音が時折聞こえてました。
(問)中山高原キャンプ場 TEL 0261-23-1334

■大町の築140年の古民家を改装した郷土料理店「創舎わちがい」では細うどん「わちがいざざ」が人気。夏は冷たいつゆにつけて食べる。
大町で特産品として親しまれてきた麺「おざんざ」が生産されなくなった。おざんざを提供してきた「創舎わちがい」は、地元の製粉所や製麺所と協力して食感が似た新しい細うどん「わちがいざざ」を開発した。店一押しのメニューが 光沢を放つ、白く細い麺「わちがいざざ」。「おざんざ」を彷彿とさせるとして評判で、細麺でコシがあっておいしい。おざんざは、納豆菌の酵素で練り上げることが特徴で、大町温泉郷の旅館「河昌」の社長が48年前に開発した。その後、 市内の工場で乾麺製造にも乗り出し、市内の土産物店などで販売。こしの強さとうま味、のど越しの良さが人気で、2005年に古い町家を再生してオープンした「創舎わちがい」は、当初から主力メニューとしてきた。製造元が2017.03/末に 営業を停止すると、店にはおざんざを求める客が大勢訪れたという。大北では麺類のことを「ざざ」と呼ぶ。「わちがいざざ」は店主の渡辺充子さんの強い思いから2017.09月に誕生。店主は「最後の一つ、食べてしまうのも切なかったり…。 本当に一つだけ大事にしていた」。かつて大町市内の製麺所で作られていた細うどん「おざんざ」を再現できないかと、近くの「小沢製麺所」に協力を求めた。「何とか近いものができないかということと、長野県らしい、北安曇らしい 特徴のものをお客さんに提供したいという思いが強かった」。「県内産の小麦粉を100%使用すること」「地元・大町の水を使うこと」、「塩分を極力減らすこと」にこだわったという。小澤製麺所・小沢則男社長は「いろいろ試行錯誤はした。 乾麺のおざんざ以上に、生麺だからおいしくなきゃ意味がない」と。「長野県の粉にこだわり、大町のおいしいお水で練っている。大町の凛とした感じも一緒に味わっていただく逸品になれば」と。ざると温かいつけ麺を提供。現在、店舗は 完全予約制。1日3組限定。(\1380/わちがいざざ膳;前菜3種+わちがいざざ、\1550/大盛など)(10:00-15:00,毎月/火曜定休)
(問)大町市上仲町4084 創舎わちがい TEL 0261-23-7363

■大町スキー場跡地を利用した「信州大町チャレンジフィールド」
ダートのオフロードコース。オフロードバイク・4WDなどで走行。ゲンチャレ(原付耐久)レース、エンデューロレース等開催。(\10000/会員年間,\3000/1day) 1927年大町(美麻村新行)に「中山高原スキー場」がOPEN。その後「大町スキー場」に改名。1955-1965年頃には年間70000人の利用があった。1952年にスキー客を受けれるために新行地区で民宿(18軒)が開業。 2008年には雪不足とスキー人口の減少で80年の歴史に幕を閉じた。広大なゲレンデは放置されたままだった。NPO法人「中山高原森の風」が「チャレンジフィールド」としてオフロードフィールドを造成し、運営している。
(問)NPO法人中山高原森の風 TEL 0261-21-4001

■大町「劇団四季 浅利慶太記念館」
2016年;「劇団四季記念館」は名称を「劇団四季 浅利慶太記念館」と変更。劇団四季の歩み、舞台模型、台本、衣装、小道具等の展示。6/02;展示のRE-OPENを予定していたが感染症対応のため、開館を延期した。大町と縁が深く、 劇団四季創立者で演出家の故浅利慶太氏の名を冠に据えた。7/03;オープン前日にブロンズレリーフ序幕セレモニーが行われ、浅利氏の貴重な資料など新たに加えられ、展示しています。(10:00-17:00,\600/大人,\300/子供)
(問)劇団四季浅利慶太記念館 TEL 0261-23-6112

■大町中心市街地に「三俣山荘図書室」がOPEN。
北ア最奥部にある三俣山荘が、大町からの登山を盛り上げ、環境問題について発信する狙いも込めて企画。6/15まで3日間は近隣住民向けの見学会を催した。山荘の今季の営業終了後の11月にオープン予定。JR信濃大町駅から北に500mの 中央通り商店街。かつて1Fが「金萬洋服店」だった建物の3Fを山荘スタッフらで改装。本棚には「自然とアートの邂逅」「山登りの系譜」など多彩なテーマで選書した400冊を並べ、椅子やソファを置いた。スクリーンもあり、オープン後は 月1回ほど映画の上映会を開く。三俣山荘は南西に25km。長野、岐阜、富山3県にまたがる三俣蓮華岳の直下にあり、どの登山口からも通常2日かかる。下界から隔絶した地で「かねがね街と結び付きたいと思っていた」とオーナーの 伊藤圭さん(安曇野)。大町中心部に眺めの良い物件を見つけて気に入り、文化を軸とした空間をつくることにした。1月から改装。天井を抜き、床に板を敷いて壁にしっくいを塗った。屋根は二重にし太陽光パネルを設置。電気は太陽光、 湯沸かしは木の葉などを使う「ウッドストーブ」と、すべて再生可能エネルギーで運営する考え。「山小屋はもともとエネルギーを自給している。環境について、街の人にも発信したい」と。山荘は伊藤さんの父で故正一さんが1945年に始めた。 高瀬ダム上流の湯俣から登る「伊藤新道」を開き、S30年代には登山者で渋滞するほどだったという。ただ、登山道は廃れ、現在は岐阜から登る人がほとんど。伊藤さんは大町側のにぎわいを取り戻そうと、10年前から伊藤新道の復活を 進めてきた。大町を発着点とする北ア一周コースも構想しており、「今回はその第一歩。山と関わりのない人にも興味を持ってもらえたら」と。

■長野の定番お土産の「雷鳥の里」。
雷鳥は1980年代には3000羽いたと推定されるが、2000年代に2000羽弱まで減り、絶滅危惧種に指定。ライチョウの保護に役立ててもらおうと、ライチョウにちなんだ商品を販売している大町俵町の田中屋が大町山岳博物館に寄付した。 市鳥をモチーフにした主力商品「雷鳥の里」は発売から50周年を迎えた商品で、ライチョウがあしらわれたパッケージは半世紀にわたって変わっていません。田中屋は「雷鳥の里も観光土産なのでコロナ渦で人が動かないとやっぱり商品も 動かないです」。売上げはコロナ前の半分以下になり、丸1ヶ月間、休業した時期もあった。「赤字続きでした、この2年間は会社存続も危ぶまれた。2022年やっと行動制限が解除され、客足も増えてきたということでよかった」と。 山博では半世紀以上にわたって雷鳥の飼育の取り組みが続けられています。田中屋はライチョウの保護・繁殖活動に役立ててもらおうと、売上金の一部を贈っています。2019年、2020年に各50万円を山博に贈り、2023年もコロナからの 回復を受けて3年ぶりに50万円を寄付した。大町山岳博物館の鈴木啓介館長は「博物館ではライチョウを8羽飼育しているが、電気代が高騰しているので本当にありがたい」と。田中屋は「売上げも戻ってきたということで来年も寄付したい」と 地元のシンボルを守るため、今後も寄付を続ける考え。

■大町の「早春賦を愛唱する市民の会」が唱歌「早春賦」を作詞した吉丸一昌の生誕150周年を記念して、JR信濃大町駅に近い商店街の空き店舗ショーウインドーに吉丸の写真パネルを展示した。
東京音楽学校(現東京芸術大)教授を務めた吉丸は、1911年に旧制大町中学校(現大町岳陽高校)の校歌を作詞。1913年に発表した早春賦の「春は名のみの〜」の歌詞は、この地域の風土に影響を受けたとされる。学生の頃や幼い長男を抱いた姿の 写真パネルは、吉丸の孫で映画プロデューサーが提供。早春賦の歌詞も添え、6/末まで飾る。会は「通りを歩く人に見てもらい、大町にゆかりがあることを知ってほしい」と。

■大町市中央通り商店街の空き店舗で、大北や安曇野の情景を歌ったとされる唱歌「早春賦」を作詞した吉丸一昌の生誕150周年を記念した資料展示
市民団体「早春賦を愛唱する市民の会」が企画。節目の年に地域ゆかりの歌に親しんでもらおうと6/末まで写真などを展示。3/12;大町文化会館で「はばたきの集い」で会員による歌唱を披露。

■大町市は観光客らに市の水道水の良さをPRするため、中心市街地の水場での水くみ用に容量ボトル1000個を作り、観光協会など6カ所で販売。
JR信濃大町駅前の本通りを挟んで水源が異なるため、通り沿いなどにある複数の水場で飲み比べをしてもらう。本通り東側の水道水は居谷里の湧水で硬度13の「女清水(」と呼ばれ、西側は上白沢の湧水で硬度15の「男清水」。 市内の水道は他の2水源を含め全て湧水を使っており、市は「水量豊かで清冽な水」と。市街地の水場を案内した地図は大町市HP「水巡りクリアボトル」からダウンロード。ボトルは「水と人しなのおおまちの宝」のロゴとしずくを イメージしたデザインで、透明と青の2種類。包括連携協定を結んでいるアウトドア用品メーカーのモンベルが製造。(\1200)

■大町「木崎湖」は四季折々に楽しめる遊びの湖としてこれまで親しまれてきた。
昔の賑わいを取り戻したいと、地元出身で民宿を営む松沢秀美さんが奮闘中。3年前にカフェを始め、出会った人の縁を生かして旅館の再生にも乗り出した。この春にはアウトドア店を開く。さながら連続起業家。湖畔に活気を呼んでいる。 平屋の焦げ茶色の建物にウッドデッキ、広い庭。湖の南端で松沢さんが2018年7月に開いたカフェ「ねまるちゃテラス」。湖の周辺に喫茶店がなかったため、お茶を飲める場所が欲しいと開設、地域おこしの軸にもなった。木崎湖はS30年代から ボートや水遊びでにぎわい、夏は学生の合宿、冬はスキー客が押し寄せた。旅館が立ち並び、農家だった住民たちも民宿を始めた。最盛期には50軒を数えたが、今では5軒ほどまで減ってしまった。松沢さんが生まれた「やまく館」は、今も 営業を続ける数少ない民宿。「ねまるちゃ」の建物はもともと、貸しボート店を営む知人の住まいだった。北ア・鹿島槍ヶ岳の北峰を望み、かつて4F建ての旅館があった場所。改装してオープンしたカフェには、いろんな人が集まってきた。 客として訪れた地元出身者たちと2020年4月、カフェ近くの湖岸の休業している旅館「だるまや分店」の復活に挑み始めた。湖沿いに並ぶ5-6軒の旅館は営業をやめている。「もう一度、明かりをともしたい」と。一階の部屋を間借りし、 運動器具を置いてジムにした。その後、埼玉から移住し、飲食店をしたいと話す男性がカフェに来た。ジムを再び改装して、レストランを開いてもらうことになった。旅館の2F-3Fは宿泊の再開も目指す。温泉施設「ゆーぷる木崎湖」でも 春に新しい店を始める。海外アウトドアブランド「カイラス」の国内初となる店舗。2020年秋、「ゆーぷる」で開いたテント泊のイベントで、同社日本法人の社長と出会った。どこかに店を出したいと言われていた。2021年1月、飲食店だった ゆーぷるの一角が休業で空いた。アウトドア店はレンタル中心にするつもり。「大町は岳都。山に親しめる店に」。さらに、湖岸を楽しく散策できるよう環境整備も始める。2/14;「ねまるちゃ」で野外ミニコンサートを開催した。たき火や イルミネーションの演出で、70人が市内在住のバリトン歌手の美声を楽しんだ。木崎湖は客足が遠のいたぶん、「かえって原風景が保たれている。それを守りたい」と。ねまるちゃの「ねまる」は富山弁で「ゆっくりする、休む」の意味とか。 松沢さんはねまる暇なく奔走の日々が続きそう。木崎湖は大町中心部から北に5km、面積は1.7Ku。湖ではSUPやカヌーといった水遊びのほか、1年を通してワカサギ釣りができる。さらに北の「中綱湖」、「青木湖」と合わせて「仁科三湖」と 呼ばれる。

■コロナ禍でアウトドア人気が高まる中、松川村「馬羅尾高原キャンプ場」がゆったりできるキャンプ場として人気。
有明山山麓の馬羅尾高原にあるキャンプ場は標高約800m。近くを流れる芦間川での川遊びや雨引山トレッキング、有明山登山などが楽しめる。何もない静かなキャンプ場で昔はよく利用していた。2021年は感染症対策として利用者数を25人に 制限し、場内は密集することなくテントが張られている。4連休中は満員、家族連れなどがゆったりとした時間を過ごしていた。

■2021.3/13〜;大町社宮本の「国宝・仁科神明宮」境内の、旧宝物殿を活用した展示施設「国宝仁科神明宮歴史展示館」が通年公開を始めた。
神明宮の歴史や地域を治めた仁科氏の関わりを分かりやすくまとめ、地元の歴史に理解を深めることができる。展示は宮本の自治会や商工団体、市教委などでつくる「仁科の郷イベント実行委員会」が企画。 市教育委員会が監修した。
(問)国宝仁科神明宮 TEL 0261-62-9168

■2021.1/1;大町市社宮本にある「国宝仁科神明宮」の敷地内に「歴史展示館」がOPEN。
神社を祭った仁科氏の関わりを中心にわかりやすくまとめられた展示。2021.1/1-1/11;仮オープン、冬季は祝/祭日/土/日の仁科神明宮社務所が開いている日。2021.3/13;通年オープン
国宝「仁科神明宮」がある大町市社の地元自治会などが、境内の旧宝物殿を歴史展示館に改装した。2019年秋行われた10年に1度の式年遷宮祭を機に一帯を治めた豪族仁科氏や同神社への関心が高まったことを受け、パネルや年表、 写真などを制作、展示。年始に合わせて2021.1/1-1/11;先行公開する。展示は、江戸時代の1636年に造られた現本殿などが国宝になった理由や、国内最古の神明造りの構造などを説明。平安から戦国時代に一帯を支配したとされるが 不明な点が多い仁科氏について、市教委監修で年表もまとめた。厳粛な遷宮祭の写真も大きく引き伸ばしてつるした。自治会や市観光協会などでつくり、遷宮祭に合わせて歴史文化展を開いた仁科の郷イベント実行委員会が、 常設展示を望む声を受けて、県の地域発元気づくり支援金を活用して整備した。事務局は「地域のシンボルである神明宮の歴史的価値を多くの人に理解してもらいたい」と。先行公開の後、2021.1/12-3/12;土/日/祝開館。(入場無料)
(問)国宝仁科神明宮社務所 TEL 0261-62-9168

■2020.9/16;大町で親しまれていたご当地うどん「おざんざ」を企業と大学がタッグを組んで3年ぶりに復活させ、長野道上り線の梓川SAで販売を始めた。
信州の言葉で長いものを「おさおさ」と呼び、うどんやそばなどの麺類を「ざざ」などと呼ばれていたことが名前の由来とされている「おざんざ」。おなじみのうどんより少し細めの白い麺で、つなぎに納豆菌の酵素を使うなど独特の 作り方が特徴。最近では食べられることがなくなっていた。50年前から大町で「ご当地うどん」として親しまれてきたが、製造元が経営難となり、2017年を最後に作られていませんでした。そこで地域の観光振興や人材育成などの 分野で協定を結んでいるNEXCO中日本と信大、SAの店舗を運営するアルピコ交通が2020年2月におざんざ復活プロジェクトをスタート。安曇野の食品会社など4社も加わって試作を繰り返し、つけだれには信大生の意見を取り入れた くるみ味噌だれも採用したほか、付け合わせなどの研究を重ねてきた。信大・林靖人教授は「サービスエリアや地域資源の活性化に取り組みたいという中からスタート。ちょっと前にあったものとして、おざんざが大町にあったが 復活できないか」と。開発に携わったクルークダイニングは「食塩、卵も不使用になっている。離乳食としても活用していただけるかな」と。販売再開にあたって信大の学生の意見も取り入れた。その結果、生まれたのが、信州そば との食べ比べセットや山賊焼きなど信州の味とのセット。プロジェクトに参加した学生は「今までやってきたことが形になってうれしい。セットメニューでおざんざと合わせて長野の魅力を食で感じていただけたら」と。 専用の製造ラインで、納豆を粉末にして練りこむことで、以前の製品より多くの栄養素を取り込むことに成功した。「納豆の匂いはなく、さっぱりしていて、つるっとしたのどごしで、ほのかに甘みがあってこしがあっておいしい」と客。 おざんざの2つのメニューの二色盛り(\1000)と、おざんざ信州づくし(\1430)は長野道梓川SAの上り線のレストランで味わえるほか、姨捨SAの上下線、中央道諏訪湖SAの上り線では乾麺も販売。乾麺(2人前(\480)、めんつゆ(200mL)(\530)

■2023.5/14;大町市常盤西山のサントリー天然水北アルプスを製造する「北アルプス信濃の森工場」で体験型施設は開業から1周年を迎える。
2022年度5〜11月は延べ1.3万人が来場。水づくりを通し、北アの魅力を発信してきた。5/10-5/21;1周年を記念し、工場のスタッフが直接来場者を案内する1周年記念特別ツアーを実施。記念ツアーは通常のツアーに加え、技師長などのスタッフが解説。 汲み上げた水をいかに自然のまま安心安全に消費者に届けるか、現場の工夫と思いを生の声で伝える。

■023.5月;大町常盤の「サントリー天然水・北アルプス信濃の森工場」に、北ア「餓鬼岳」(標高2647m)をかたどった巨大なオブジェが現れた。
現代アートを通じて美しい自然景観や豊かな天然資源、芸術によるまちづくりなど地域の魅力を発信しようと展示。制作は地元の美術家・杉原信幸さんが手掛け、5/中に完成予定。

■2023.2/10;池田町、松川村とサントリーは使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生・利用する「水平リサイクル」に関する協定を結んだ。
大町に「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」が進出。県内では北アルプス広域連合と安曇野市に続き3番目。2023年4月からスタート予定で、持続可能な循環型社会の実現を目指す。
「サントリー天然水」の2022年年間販売数量は1億2980万ケース。

■大町常盤西山の「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」は生産体制を強化する。
主力商品「サントリー天然水」の需要拡大に伴い、119億円を投じて年間生産能力1800万ケースのラインを増設、3300万ケースに拡大。2024年3月に完成予定。信濃の森工場は2021年5月稼働、550mlと2Lのボトルを生産。年間生産能力は 1500万ケースで、長野、新潟、北陸、東海を中心に近畿や首都圏の一部へも出荷。2022年6月から増設に着手し、既存の工場建物内に新たなラインを整備する。

■2022.5/14;13:00〜;大町に2021年稼働したサントリー食品インターナショナルの「北アルプス信濃の森工場」体験型施設がOPEN
餓鬼岳(標高2647m)に降った雨や雪を源とする「サントリー天然水北アルプス」の清冽さを伝えるブランド体験型施設が完成した。コロナ禍の中で、当面は1日最大約50人に絞り、5/14〜;事前予約制で公開。
天然水として出荷する「北アルプス」は4番目の採水地。当初は工場の稼働と同時にブランド体験型施設を公開する予定だったが、感染拡大に伴い、公開を1年遅らせた。シアターもあることから、見学ツアーの1回の定員は40人から12人に抑える。 工場見学は無料(予約制)。餓鬼岳を望める広大な芝生やオープンカフェもあり、敷地内に誰でも入れるようにする計画だったが、当面は見学者のみに限定。駐車場から最初に目にするのは、餓鬼岳を源流とする乳川の清流。アカマツ林の間を 進むと、工場と駐車場を隔てる県道496号(あづみの公園大町線)をくぐる「青のトンネル」が出迎える。内部は冷やりとし、自動車の走行音、鳥や虫の鳴き声など、外の喧噪も途絶え、地下の静寂な世界に取り込まれる。目や耳、皮膚などの 感覚を通じて、地下にしみ込んだ水と一体化。トンネルを抜けると再び地上に出てアカマツ林を歩く。水滴をかたどった印象的なベンチに座って、しばし動物の鳴き声に包まれるのもいい。しばらく行くと木造の「天然水ハウス」に到達。 根羽村のヒノキや、工場敷地内で伐採したアカマツを使用した室内で見学受付。緩やかなスロープを登ると「ものづくり棟」。ここで雨が地下にしみ込み、くみ上げられるまでの約20年間の水の旅を見て、改めて天然水が重ねた歳月を感じる。 その後、ジオラマや模型などを使った説明が行われ、実際に使用されているものと同じエアシャワーを体験して進むと、工場ラインを一望できるデッキに出る。見学後は、餓鬼岳を望めるものづくり棟のテラスでボトリングされた天然水を舌や 鼻、喉、手のひらで味わう。1回最大12人のツアーを1日3-4回開催。芝生の広場は貸切り状態で、また広場横のカフェでは天然水を用いたソーダやかき氷、軽食が購入できる。工場は「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)に隣接。 セットで楽しむのもよい。工場長は「大町市民になって2年が経つが、ここの水や自然の恵みは本当に素晴らしい。北アルプスの魅力を、この体験型施設を通して県内外の皆さまへ積極的に発信していきたい。人間や自然にとってかけがえのない 存在である水を次世代の子どもたちにも残していくため、地域の皆さまとずっと先の未来まで共に歩んでいきたい。カフェでは地元の食材も使うし、大町のすばらしさを伝え、市を活性化したい」と。当面の工場見学者は年間1万人。 「コロナの状況が改善すれば、広場などにはフリーで入れるようにしたい」と、将来は多くの人に開放する考え。見学は工場HP又は電話予約(前日まで)。10:30-16:30,月/火,12月〜3月冬季休業。
(問)北アルプス信濃の森工場 TEL 050-3182-7922

■2022.5/14;大町に「サントリー天然水」の体験型施設がOPEN。
雪化粧した北アの山麓に「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」
「サントリー天然水」の生産工程に加え、水が生まれるまでの仕組みや水の魅力も知ることができる施設です。
1)青のトンネル;
駐車場からメイン施設の「天然水ハウス」・「ものづくり棟」を結ぶ道には青い光に包まれた「青のトンネル」というユニークな施設があり、外の風や光が遮断された空間で五感を研ぎ澄ませることを目的に開発されたという。 青のトンネルを抜けると、風や光が一気に五感を刺激し、自然を感じます。
2)天然水ハウス;
「天然水ハウス」は木造りの建物で「レセプションルーム」では、山に降った雨や雪が天然水になるまでの過程を知ることができます。そのコンセプトは「未来へ続くものがたり」で、「清冽な感動体験をとおしてサステナブルな未来を 創造したい。未来の子ども達にも、今と同じおいしい天然水を飲んでもらいたい」という想いが込められています。本工場は高品質で高効率なモノづくりの現場で清冽な天然水のブランド体験ができるフィールド。工場はデジタルトランス フォーメーションを活用した次世代型ファクトリーで、製品には一つ一つに固有のID番号が付与され、製品に天然水が充填された時間など細かい情報が把握できるため、エラーが起きた際は、従来の1/10の時間での原因究明が可能になった という。環境にも十分配慮し、工場を稼働させるエネルギーは、太陽光パネルやバイオマスボイラーといったCO2を排出しない機器を使用。バイオマスボイラーに使用する木質チップは地域の森林組合から供給を受けるなどし、地域内で資源を 循環させている。迫力ある映像を視聴できる「シアタールーム」では、山に降った雨や雪が天然水になるまでは20年かかる過程を紹介しています。
3)ものづくり棟;
「ものづくり棟」にある「ものづくりアーケード」では、一般向けツアーを開催し、各所で詳細な説明が聞けます。工場見学ツアーはインターネットまたは電話による前日までの事前予約要。
「みずのわ広場」にはカフェが設けられ、天然水を使ったメニューを味わうことができます。開放的な「アルプステラス」では、「サントリー天然水」のラベルにも描かれている「餓鬼岳」が望めます。「北アルプス天然水」で作るかき氷や クラフトソーダなどが提供される。見学ツアー参加者にはネーム入りオリジナルボトルプレゼント。1日50人の工場見学ツアー。
(9:30-16:30,月/火定休,工場休業日休,冬季休業(12-3月),臨時休業)。アクセス;安曇野I.C〜大町まで35分、信濃大町駅〜車15分。
(問)大町市常盤8071-1 サントリー天然水北アルプス信濃の森工場 TEL 050-3182-7911(9:30-11:30,12:30-16:30

■2022.5/14;大町市常盤西山の「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」に体験型施設がOPEN。
大町に2021年完成した新しい「サントリー天然水」〈北アルプス〉ミネラルウォーター工場。サントリー食品インターナショナル設けた体験型観光施設。工場見学はウォーターシアターで天然水ができるまでをジオラマなどを使って過程を体感、 年間1500万ケースを見込む製造ラインを見学できる。見学中は撮影禁止、写真撮影場所あり。
北アが一望できる「アルプステラス」を設置、水をイメージした「青のトンネル」、地元産食材を使ったカフェ(土/日/祝)、サントリー天然水オリジナルグッズなど販売する売店など。
アルプステラスからはラベルに印字されてた北ア・餓鬼岳など雄大な自然を眺めることができます。工場でできたばかりのミネラルウォーターの試飲も可能。 北アルプス信濃の森工場の澤田元充工場長は「天然水はサントリーが作っているのではなく、もともとはこの北アルプスの大自然が作ってきてくれているものです。それをしっかりお子さんたちも理解していただければ自然環境を守っていこう とかそういったところを感じていただけると思う」。カフェでは信州産白桃や巨峰を使ったドリンクなどを提供。当面は工場見学ツアー参加者に限り開放。ツアーは無料(要事前予約) 5/9;Web予約開始、5/12;電話で受付。予約期間;5/14-5/22。 感染状況を鑑み当面は1週間分の予約受付。開催前日までに予約。1日50人の工場見学ツアー。
アクセス;安曇野I.C〜大町まで35分、信濃大町駅〜車15分。(営業日;9:30-16:30,月/火定休,工場休業日,臨時休業あり,冬季休業;12-3月)
(予約)サントリー天然水北アルプス信濃の森工場 TEL 050-3182-7911(9:30-11:30,12:30-16:30

■大町常盤西山の「北アルプス信濃の森工場」の「サントリー天然水」のテーマソング「まほろば」が完成した。
サントリー公式YouTubeMVが公開。大町の大自然が映し出され、「サントリー天然水〈北アルプス〉」のPVとして、「水が生まれる信濃おおまち」が全国に発信。 まほろばショートまほろば政策の思い

■大町常盤で「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」が生産・出荷を始めた。
長野、新潟などを中心に、順次、南アルプス水源の製品から切り替える。2022年には「天然水」の価値を体験できる施設がオープン予定。サントリープロダクツ工場長は「製品と工場での体験を通じて、北アルプスの魅力を伝えられれば」と 地域や自然との従来以上の共生を目指す。新工場は「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)に隣接する約41haのアカマツ林の中にある。現在1ラインが稼働しており、年間生産能力は1500万ケース(1ケースは550ml×24本)。現在の 建屋にもう1ラインを設置できるほか、1ライン分の建屋を増設する余地もある。新工場は、サントリー食品の天然水の水源として4番目。水源は「餓鬼岳」を中心とした北アの伏流水。雨や雪が20年かけて麓にしみだした水。硬度は10、同社の 4水源のうち最も軟水。ウイスキーを割る水としても適しているという。建設計画は製品を作るだけでなく体験できる場所にもするというコンセプトで始動。生産拠点と体験施設を合わせて「フィールド」と呼び、「会議などで工場と呼ぶと ペナルティーにしていた」ほど。一般的な工場見学エリアに加え、天然水の持つ清冽さというブランド価値を体験できる施設を2022年春以降オープン予定。せせらぎを五感でとらえる遊歩道や信濃の森が分かる情報コーナー、小川の流れる 芝生広場などを設けられ。品質管理面も進化した。製造ラインでボトルを並べる際、フランス製の最新式整列装置をサントリーグループとして初採用。従来のベルトで流れながら整列させる方式と比べ、ボトルが倒れにくくなり、整列させる ための面積も半減できた。ボトルの順序も制御できるため、不良品回収が発生してもピンポイントで把握できるトレーサビリティーに優れるという。日立と共同でIoT基盤を構築し、統合的に生産管理などを行う。これまで水源ごとに商品名を 分けていたが、2020年9月に「サントリー天然水」に統一、小さく水源を入れるようになった。時期によって地域間で水源を融通し合うため、北アの水源であることを大々的にPRしない予定だが、新水源デビューに合わせたコラボレーション 企画を進めている。元レミオロメンの藤巻亮太さんに依頼した北アルプス水源のテーマソング「まほろば」が完成しており、個別プロモーションなどで活用する。工場長は「一時期は新型コロナウイルスの影響で危ぶまれたが、行政、 設備メーカー、建築関係者の協力で予定通りに稼働できた。私たちは清冽と表現しているが、飲んだときのすがすがしさを感じてもらいたい」と。

■サントリー食品インターナショナルは、大町で5/末に稼働した新工場「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」からのミネラルウオーターを、6/25から出荷する。
5/末に稼働した国内4カ所目の工場で、長野や新潟、北陸、東海などに「サントリー天然水」を供給。高度なトレーサビリティーなどが可能な最新の生産システムを導入。2022年春以降には自然を体感できる施設も開業予定で、観光面を含めた 地域貢献も目指す。「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」は大町の「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)に隣接。敷地面積は約41万u、延べ床面積は約4万uで約240億円を投じた。「南アルプス」の山梨、「阿蘇」の熊本、 「奥大山」の鳥取に続く工場で、550mlと2L入りの「サントリー天然水〈北アルプス〉」を生産する。年間生産能力は1500万ケース(1ケースは550ml入りペットボトル24本換算)で、6/25に出荷を開始予定。北アの山々に磨かれ適度なミネラル分を 含み、クセなくすっきりとした飲み心地が特長。「製品を通じて、大町をはじめ北ア地域の魅力を全国に発信したい」と。新工場はDX推進に向けて日立のシステムを導入。製造・検査履歴などの情報を1本単位で把握が可能。消費者からの 問合せなどに迅速に対応できるうえ、不良品の発生を未然に防ぐこともできるという。報告書作成などに必要な人手によるデータ収集・加工などもデジタル化され、働き方改革にもつながる。新工場の従業員は50人。DXや自動化の徹底などで 従来の2/3で対応できるという。太陽光発電のほかバイオマスボイラーなども導入し、CO2排出ゼロ工場も目指している。製造会社であるサントリープロダクツは「サントリーのモノ作りの先頭に立てる工場にしていきたい」と。新型コロナ ウイルス下でも巣ごもり消費などを背景に、国産ミネラルウオーターの市場は成長が続いている。今後の市場拡大も見込んで、新工場には現在と同規模の生産ラインを追加するスペースが残っている。スパークリングウオーターやフレーバー ウオーターの生産設備を加えることもできるという。「水」という地域の天然資源を活用する工場だけに地域との連携も重視する。大町とは「水」にフォーカスしたまちづくりを進める連携組織「みずのわプロジェクト」を立ち上げた。 JTBなども参加しており、環境教育や観光ツアー、ワーケーションの推進など多彩な取り組みを通じて地域活性化を目指す。さらに、2022年春以降には新工場に遊歩道や小川が流れる芝生の広場、北アが一望できる展望テラスなども オープン予定。地元では新たな観光拠点としての期待も高まっている。

■大町市常盤西山地区の「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)近くに、サントリー食品インターナショナルが建設していたミネラルウオーター新工場「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」が完成した。
5/31;「サントリー天然水」の製造、保管、配送を行う新工場が稼働した。工場では年間1500万ケースを生産できるラインで550mlと2Lボトルを製造し、県内を含め東日本エリアへ出荷。2019年9月着工。面積は約41万u、建築面積は積26457u、 延べ床面積40760u。北アルプスの麓に位置する大町市は豊かな自然に囲まれ、北アルプスの良質な水質や取水量、安全性などを考慮をして、サントリー天然水ブランドにふさわしい新たな水源として選んだ。サントリーは「地域ブランド 活性化にも役に立てる部分があると思う。地域の皆さんに、少しでもサントリーが来て良かったと思ってもらえるよう頑張りたい。地域の方と共に、製品を通じて大町や北アルプスの魅力を発信したい。一緒に元気な地域へと盛り上げていきたい」と。
「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」において高度なトレーサビリティと工場経営・働き方DXを実現するIot基盤を構築した。日立との協創を通じて、「北アルプス信濃の森工場」において、高度なトレーサビリティと 工場経営・働き方のデジタルトランスフォーメーションを実現するIoT基盤を構築し、活用を開始した。これまでは、工程・ライン単位でデータを集約・活用する個別最適に留まっていたが、今回新工場に構築した基盤は、日立の ソリューション(Lumada)を結集し、工場全体の生産設備・機器に加え、調達、製造、品質管理、出荷などのITシステムからさまざまなデータを高速に収集・統合し、それらのデータを紐づけ、搭載したアプリケーションで活用することで、 安全、安心、高品質な製品の提供、業務の効率化が実現できる、全体最適かつ進化し続ける次世代ファクトリーモデルを目指す。高度なトレーサビリティシステムも搭載し、商品1本ごとに製造・検査履歴情報と品質情報をリンクさせて 統合管理できるようになった。消費者からの問合せに対し、迅速な情報照会や説明対応を実現するほか、生産設備や機器に軽微なエラーが生じた際も即座に製造・検査履歴を追跡して影響範囲を特定し、商品の品質を確かめられるという。 蓄積したデータを分析することで、エラー原因の特定もより速やかになり、恒常的な品質改善にもつなげられる。IoT基盤は働き方改革にも効果を発揮する。これまでの工場では、報告書作成や問合せ対応に使用するデータの収集・加工など、 人手に頼ったルーチン業務が多く残っていたが、新工場では生産設備・機器やITシステムからのデータを基に、必要な情報をダッシュボード上で見える化・分析できるアプリを導入した。これにより、人手に頼っていたデータ収集・加工の ルーチン業務をデジタル化・自動化し、リモートワーク推進と業務効率向上を両立可能になるとしている。
様々なコンテンツを通じてサントリー天然水の価値に触れ、冷たくて清らかである、その「清冽なおいしさ」を体感いただける、新しい体験型観光施設が併設されるが、コロナ禍の影響で、2022年春以降に延期された。

■2020.11/5;大町で建設が続くサントリーの「ミネラルウォーター生産工場」。
「サントリー食品インターナショナル」が2019年9月から大町で建設を進めている「サントリー天然水北アルプス信濃の森工場」は、敷地総面積は41ha。地下水を採取したペットボトル入りのミネラルウォーターの生産・保管・配送を行い、 2021年春に完成予定。現在、工場は外観が出来上がり内装工事に入っていて、2021年7月から出荷を始める見通しで、年間1500万ケースの生産を見込んでいます。水の特徴は、軟水で非常にすっきりとしていて飲みやすいという。 生産するのは550mlと2Lのペットボトルで、来夏から県内をはじめ、主に東日本で販売予定。サントリー天然水「北アルプス」は「南アルプス」「阿蘇」「奥大山」に次ぐ4つ目の水源。工場責任者は「商品を通じて山の素晴らしさや 自然の豊かさを発信し、大町というブランドが広まっていけば」と。大町の工場で生産される製品「サントリー天然水 北アルプス」のラベルには、北ア水源の象徴的な山である「餓鬼岳」を中心に鷹狩山から望む北アルプス連峰が描かれ、 北アルプスに生息する青い羽根色が特徴のオオルリと夏の高山植物の黄色い花のシナノキンバイをデザインした。新たな工場の誕生に地元では雇用の面でも期待が高まっていて、工場責任者は「20人ほどを地元で採用したい」と。
併設する「体験型観光施設」は新型コロナの影響で来場者が安心して楽しめる対策を検討するために設計変更となり、2021年オープンが2022年春以降に開館が延期された。敷地内には遊歩道や芝生の広場、北アルプスを一望できる 展望テラス、シアタールームなどのブランド体験型施設も整備する。当初は工場稼働に合わせて開業予定だったが、新型コロナ禍を受けて施設内容や感染防止対策などを検討するという。オオルリと花のシナノキンバイもデザインした。

■大町「仁科三湖」最大の湖として「青木湖」湖畔には、南から桐野キャンプ場、青木湖キャンプ場、大向キャンプ場、青木荘キャンプ場、ライジングフィールド白馬、北村キャンプ場があります。
湖面の標高822m、水深58mで透明度が高い。湖畔は森に囲まれ落ち着いた雰囲気で、湖では釣り、カヌー、カヤックなどの水上アクティビティなどが楽しめます。昔は青木湖キャンプ場、近年は青木荘キャンプ場を年に数回利用しています。 2017年7月にOPENした「ライジングフィールド白馬」ではCAMP、BBQ、SUP、カヌーボート等が楽しめます。旧青木湖スキー場のHブルーレイク&リゾートのホテルと大浴場、キャンプサイトあり。6/30まで臨時休業中。フリーサイト (通常;\5000/ハイ;\8000),オートサイト(\3000/\5000),オートサイトレイクサイド(\3500/\5500),(施設利用;\500/大人,\300/子供,大浴場/\300;キャンプ利用者),ホテル(\5000/人,\15000〜/室)
(問)ライジング・フィールド白馬 TEL 0261-85-2162

■松川村エコツアーガイド倶楽部は、川西地区を巡るウオーキングの新ルートを企画。
故郷ウオッチングin大和田郷と銘打って、かんがい施設や乳川の堤防、城跡などを歩いて楽しめるコースで、新型コロナウイルスの情勢を見極めつつ、今後イベントを行う予定。計画では大和田神社を発着点とし、川底が乳白色の乳川の 遊歩道から田園風景を見ながら北上し、大町市境にある高瀬川と乳川から引いた水を3本の堰へ分水する水門を見学する。その後、室町・戦国時代の仁科氏の山城・西山城跡や八王子神社、推定樹齢200年の巨木「川西の一本松」などを巡る 約4Hコース。倶楽部は2020年、村南部の鼠穴地籍で、遺跡や伝説の巨石などを巡る里山散策コースを開拓。川西地区のコース開拓は第2弾。ガイドの説明を聞きながら歩けば、普段は何気なく通り過ぎている場所にさまざまな歴史や文化が あることを知ることができる。企画担当者は「川西では塩の道の歴史と水の大切さを感じてもらいたい」と。

■冬キャンプ。
密を避けながら非日常を楽しめるとして、寒くなった今も大勢の人がキャンプを楽しんでいます。キャンプ場はこの3連休も例年にない盛況ぶりだった。冷たい空気が漂う中、暗闇に揺らめく炎。夜の「木崎湖キャンプ場」は、この日は 25組が晩秋のキャンプを楽しんだ。スキー客などの要望で10年前から冬場も営業していますが、例年ならこの時期は5組程度。異例の多さ。木崎湖キャンプ場は、新型コロナの影響で4/下から休業が続いていたが、最大120組程度を50組に 減らして、7月に営業再開。密を気にせず楽しめるということで、週末は予約を断るほどの人気ぶり。そして、11/9から冬季営業スタート。夏に比べれば減りましたが、人気は継続。しかし、今の人気はコロナの影響だけではない。 キャンプを満喫する女子高生たちを描くマンガ「ゆるキャン△」や芸人がひとりキャンプをする動画が人気となっていて、愛好者が増えているという。木崎湖キャンプ場の荒井利広さんは「コロナの影響はすごくあると思う。屋外なら 安全かなみたいな意識の人が大勢いる」と。冬季営業が始まった11/9以降、多かった日には40組ものキャンパーが訪れた。荒井さんは「ここまで広がってくると多くの方がそれを知ってくる。われわれにもできるんだみたいな感じで 広がってくれれば助かる、ありがたい。皆さま一人一人が、感染防止の意識を持ってご利用いただければいいな」と。今、専門店ではキャンプ用グッズの売れ行きが良く、暖かい寝袋や、暖を取りながら調理ができるグッズ、鉄板付きの ストーブ、鍋が置けるたき火台などが売れているという。

■大町木崎湖畔の「木崎湖POWWOWキャンプ場&アウトドアクラブ」に2020年誕生した「テントサウナ」が話題。
湖のほとり、専用テントの中で薪まきストーブで熱したサウナストーンにアロマ水を掛け、水蒸気を発生させて体感温度を上げ汗をかく。水風呂代わりに湖に入れば、自然と一体となりリラックスできる。

■大町「木崎湖」の「POWWOW(パウワウ)キャンプ場&アウトドアクラブ」に2つのアクティビティが誕生した。
水上を飛ぶように進む「フォイルサーフィン」(水中翼)と、湖畔を臨みながら蒸される「テントサウナ」。木崎湖の自然で楽しむ最先端の定番に期待が高まる。フォイルサーフィンは、ボードの下に付いたハイドロフォイルが揚力を生み、ボードが 水上に浮かび進む。国内でも人気が高まるテントサウナ。薪ストーブの上にサウナストーンを敷き詰め、ストーブによって温度が上がったサウナストーンにアロマ水を掛けることで水蒸気を発生させ、体感温度を上げ発汗を促進する。

■大町観光協会は、観光情報を発信するパンフ「信濃大町」をリニューアルした。
グリーンシーズンに合わせ、内容を一新、旬の情報を届ける。パンフはA4判フルカラーの28頁。「遊ぶ」「見る」「温泉」「買う」など観光客のニーズに合わせたテーマを設け、観光施設や体験施設、飲食店、特産品を紹介。 新たに写真を多用した見やすいレイアウトに変え、各施設の連絡先や年間イベント情報を加えた。

■大町八坂の標高945mの山合いに囲まれた低層湿原「唐花見湿原」。
信濃大町駅から車約10分。相川TNを超えて細い坂道を走る。県道55号大町麻績I.C千曲線の相川TN周辺の約1.5km区間は道路改良され、走りやすい道になった。この道路は道幅が狭く急勾配で急カーブが連続していたが、1998年改良工事着手、 2019.8月に共用開始。道幅が広がり、見晴らしもよくなった。ここから先の林道は枯れ葉や小枝が多く運転には注意が必要。「唐花見湿原」は 標高945mの山間にある湿原でカラマツ、アカマツ、コナラなどの林に囲まれています。雪解け水や 雨水が窪地に集められて湿原を形成。湿原に積もった泥炭は厚さ2.6mという。唐花見湿地にはミヤマウメモドキが一帯に群生。湿原には木道が整備され約30分で一周。この日は訪れる人もおらず、静寂に包まれた湿原でした。入口には「熊出没」の 注意書きが立っています。熊鈴を携帯し周囲を注視しながら散策。赤い実をつけたミヤマウメモドキの木がたくさん見られた。実がつくのは雌のみで、雄も花が咲きますが実はなりません。晩秋にはさらに赤く光沢が出て、10/下-11/初になれば 葉が落ちて、湿原は一面真っ赤になります。初冬には白い雪と赤い実との共演が美しい。

■「宮の森自然園」で春を告げる「ザゼンソウ」が開花。
宮の森自然園は静かなところで小鳥のさえずりが聞こえます。林中の雪は消え、散策路にも雪はありません。例年、小川沿いで咲く座禅草はまだ咲いていませんが、林の中ではザゼンソウの芽、湿地には水芭蕉の芽がたくさん出てきました。 水芭蕉は可憐な白い花が咲きますが、実は葉や茎に毒があります。熊は春先の水芭蕉を根本から掘り起こして食べますので、朝夕は熊に要注意。熊鈴をつけていると安全。

■大町美麻新行の「新行福寿草園」で春の訪れを告げるフクジュソウが咲いています。
日当たりの良い南向きの土手には、黄色いかわいらしい数株の花が見られます。2022年は積雪が多かったため、2021年に比べ1〜2週間ほど遅く開花しました。例年、雪が解けたエリアから順々に咲き続けるため、4/上まで長く花を 楽しむことができます。4/上;美麻新行ではまだたくさんの福寿草が咲いていました。

■大町「居谷里湿原」
大町「居谷里湿原」は「木崎湖」の東山(標高830m)に位置し、幅130m・長さ1.5kmの範囲にわたって広がる湿原。周囲には遊歩道が整備され、季節の花を見ながら40分-1Hで散策することができます。1971年に県天然記念物指定。 居谷里湿原ではザゼンソウやリュウキンカ、ミズバショウなどの花が咲きます。小川のせせらぎと清楚に咲く花は心にやすらぎを与えてくれます。純白の美しい花を咲かせるミズバショウはサトイモ科で、湿地や小川の水辺で多く見られ、 年平均気温10℃以下の地域に限られます。湿原約2万uの一画に咲き誇るミズバショウの群生とリュウキンカなどを、小鳥のさえずりを聞きながら散策が楽しめます。5月には新緑に染まる湿原に白いミツガシワが楽しめます。これから 初夏にかけてサワギキヨウ・サワオグルマ・サギスゲなどが咲き、梅雨時にはカキツバタ、ショウブ、アヤメの濃い紫色に染まります。湿原周辺にはアカマツやカラマツ、スギ、ヒノキが植えられ、コナラやミズナラも見られます。 湿地ではハンノキ、サワラなどが繁殖。カエデの仲間の「ハナノキ」が自生する北限と云われます。居谷里湿原ではハンノキなどの樹木の繁殖が著しく、年々湿地が減り、草原のような緑地化が進んでいます。居谷里湿原には 入り込む川はなく、雪解け水や湧水で湿原が保たれています。居谷里の湧水(居谷里水源)は1924年に給水し始め、約100年間大町の水道水して市内1/3の家庭が利用しています。湿原の神社では毎年7月に大町市水道水源祭が斎行され、 水源祭では豊かな水の恵みに感謝し、水道水の安定供給と安全を願って執り行われています。昔は夏になると、居谷里湿原ではゲンジボタルやヘイケボタルが生息し乱舞していました。湿原の一部は田んぼ、泥炭採掘などに 利用されてきたためか、湿地の土が黒い。

■「春の青木湖」は清々しい。
残雪の鹿島槍ヶ岳や白馬の山並みが望め、青空に白い雲が浮かび、湖水の青さが目立つ。早朝から釣り人が釣船から糸を垂らしています。魚が浮上すると湖面に輪が広がっていきます。時折吹く風でさざ波に湖面の水鏡が消されていく。 シーンと静まり返った「青木湖」では小鳥の囀り、大糸線の電車がガタゴトを走る音が聞こえてきます。これからの季節はカヤックやカヌ、ラフトボート、SUP、釣りなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。青木湖は木崎湖よりも 地形的に強風は少なく、SUPには向いていそう。但し、春先は雪の残る仁科山地からの吹きおろしの冷たい風が吹きます。
「青木湖」は「仁科三湖」の一つで中綱湖・木崎湖と連なる。北ア(仁科三山)の前山「仁科山地」(黒沢尾根)と「大峰山地」(東山)に囲まれた「青木湖」は、湖面積1.7kuで諏訪湖や野尻湖についで県内3番目の広さ。湖面標高822m、 周囲長6.5km。各3万年前の佐野坂の斜面崩落で姫川が堰き止められて形成した湖。青木湖に流入する川はなく、雪解け水と湧水で湖水が保たれている。最大水深58m、平均水深29m。透明度は9mと高い。湖底や湖中の魚がよく見えます。
全国の湖沼の透明度(2009年)は、1位;摩周湖(28m)、2位;倶多楽湖(22m)、3位;支笏湖(17.5m)、4位;パンケトー(14m)、7位;本栖湖(11m)、8位;洞爺湖(10m)、9位;青木湖(9.8m)など。
青木湖北部の「佐野坂丘陵」は標高850〜900mの小さな丘陵で、湖畔では桜が咲き、残雪の白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳、代掻き馬、小蓮華山、白馬乗鞍岳が望めます。
※「佐野坂峠」は姫川と信濃川水系(農具川)の分水嶺。
姫川上流ではイワナ・ヤマメ・ニシマス・ウグイ・(アユ)などが生息。白馬のおばちゃんが「昔は姫川でアユがよく釣れた」と言ってました。大町の北安中部漁協、青木湖漁協、木崎湖漁協管轄の仁科三湖ではオオクチバス、コクチバス、 ブルーギルなど外来魚が多数生息し、外来魚の駆除を継続的に行っています。中綱湖では6月ブラックバス釣り大会やヘラブナ釣り大会が行われています。青木湖ではイワナ・ヒメマス・シナノユキマス・コイ・フナ・ウグイ・ワカサギなど。 木崎湖ではイワナ・キザキマス・コイ・フナ・ウグイ・ワカサギなどが生息。北安中部漁協では渓流釣り解禁に合わせて、イワナ、ヤマメ、ニジマスなどを高瀬川や農具川に放流。木崎湖漁協でもイワナ、キザキマス、ウグイ、ワカサギなどを 放流。青木湖漁協ではヒメマス・シナノユキマスの養殖や放流を行っています。青木湖・中綱湖でもコイ、ヘラブナ、ウグイ、イワナ、ワカサギなどを放流しえちます。
※環境庁湖沼COD調査(2021);湖・沼・ダム湖を含め、1位;田沢湖(0.5mg/L)、3位;支笏湖(0.7)、5位;山ノ内・丸池(0.8)、7位;洞爺湖(0.9)、13位;大町・青木湖(1.3)で綺麗な水といえる。
県水質検査COD(2021)では山ノ内・丸池(年平均;0.8mg/L-75%値;0.9(mg/L)、青木湖(1.3-1.4)、中綱湖(1.6-1.9)、茅野・蓼科湖(1.8-1.9)、木崎湖(1.9-3.4)、信濃・野尻湖(2.2-2.5)、茅野・白樺湖(2.6-2.6)、松本・美鈴湖(3.2-3.4)、 立科・女神湖(3.7-4.3)、諏訪・諏訪湖(3.9-5.5)の順。

■大町美麻の「中山高原」(標高900m)は、春には北アを背景に菜の花、秋にはそばの花が広がります。
菜の花農業生産組合が営農目的で菜の花とそばを栽培。観覧は無料ですが入口に募金箱あり(カンパを)。特に春は残雪の「爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」と菜の花の黄色い絨毯が広がり美しい風景が楽しめます。花畑の中には入らないようしましょう。 美麻新行のそば農家によると、ここは傾斜地で踏み荒らしなどで土砂が流れてしまったり、地面が硬くなったところもあるそうです。マナーは守りましょう。
(問)菜の花農業生産組合(合同会社菜の花ステーション) TEL 0261-22-7601

■まるで絵のような世界が広がる大町美麻「中山高原」では菜の花が黄色い絨毯のように広がり、菜の花が見ごろを迎えています。
県道「長野大町線」から少し入った丘(標高約1000m)に菜の花畑があります。丘の上からは北アの爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳が望めます。春には菜の花が斜面を黄色に染め、夏の終わりには一面のそばの花で白色に変わります。北アの山並みと 花のじゅうたんのコントラストが絶景。南の丘の上と高原奥からの幻の池が見えるお花畑がきれいに咲いています。 地元の生産組合「菜の花農業生産組合」が10haに毎年、種をまいて育てています。2022年は例年より2週間ほど早く開花。青空と残雪の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳と菜の花のコントラストが楽しめます。花は5/中まで楽しめそう。中山高原は 美麻新行の農家が10haを開墾した。春は黄色い菜の花、夏の終わり〜初秋には白いそばのお花畑が楽しめます。2010年夏にNHK連続TV小説「おひさま」のロケ地となり有名になりました。ロケが行われた畑は、美味しいお蕎麦で有名な 美麻新行の民家の土地で一般客は入れずにロケが敢行された。地主なので特別にロケが見られたとおばちゃんは満足そうでした。
ほぼ毎年中山高原の菜の花畑を見学しています。2011年春の菜の花畑はニホンジカの食害に遭って全滅した年もありました。大北でも近年はシカの進出が目立っています。県と環境省によるシカの追跡調査では、冬は美麻周辺で越冬し、 5月の雪解け頃から海ノ口・ヤナバ周辺を通って大町温泉郷の奥の鹿島・大谷原などから北ア・爺ヶ岳の稜線まで登っていくという。数年前の秋には爺ヶ岳北の稜線(標高2500m)でシカが目撃され、山小屋関係者もタテヤマアザミが群生する 「アザミ沢」(標高2245m)で、3割ほどのつぼみが集中的に食べられた痕跡が見つかっています。爺ヶ岳西方の鳴沢岳(標高2641m)稜線直下の雪渓でもシカの姿が撮影され、近年明らかに生息分布の拡大が進んでいます。南アや霧ヶ峰・ 美ヶ原では高山植物のお花畑が破壊されたことから危機感を強めています。菜の花が散った後、生産組合は種を収穫して菜種油にします。7/末にはソバの種をまき、8/下みは白い花が満開となる見込み。

■大町を流れる<「農具川」でアヤメが見頃を迎えています。
大町三日町・大笹橋〜神栄町・薬師橋までの河川敷(約1.5km)にアヤメ約1万株の色鮮やかな紫色の花を咲かせています。「大町ツツジ・アヤメ街道」と呼ばれ、信濃大町駅〜神栄町橋〜下花見橋の芝桜を過ぎてから、上花見橋周辺では東の土手に アヤメ約1万株が咲きます。三日町の大笹橋辺りまでは両岸にアヤメが咲きます。川沿いにはツツジも植栽されています。2023年はアヤメの開花が早く、アザレヤとアヤメの競演が楽しめます。白やピンク、オレンジ、赤など色とりどりの 西洋ツツジが花咲きます。昔は草が生い茂り、荒れていた農具川の土手を美しい花と周りの風景を眺められる場所にしようと、大町ならではのどかさを次代に伝えたいと、市民有志が2001年から「農具川環境美化委員会」を作り、土手に アヤメを植える取り組みを続いています。農具川両岸にアヤメやツツジの植樹、除草剤散布、ツタの除去、草刈り、ごみ拾い、ホタルの復活などによる河川の美化にも取り組んでいます。約1.5kmに植わってアヤメ1万株やツツジ1500本を 植えてきました。残雪の北ア・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳を背にアヤメとツツジが美しく映えます。土手の上にツツジが咲き、下にはアヤメが広がります。紫や赤、オレンジなど花々の鮮やかな色彩が川沿いに帯をつくり、 新緑深まる初夏の北ア山麓で存在感を放っています。毎年5/下-6/上にかけて、美しい花の名所として知られるようになりました。「アヤメとツツジの向こうに北アルプスの山々が見える。ここだけの景色だよ」と代表。2019年「信州花フェスタ」 ではサブ会場となり、大勢の観光客がやってきました。
農具川を訪れた人は農具川環境美化委員会が丹精込めて育ててきた花を写真に収めるなど、初夏の風情を堪能しています。新型コロナでこの数年は「農具川アヤメ祭り」は中止。上花見橋近くのテントではお茶の振る舞い、信濃笹寿司やおやきの 販売、アヤメで染めた草木染の販売、あやめの切花、あやめの苗・種などを販売していた。ある年には住民らが新たな地域の特産品にしようと、アヤメの花など使った草木染めを販売。信濃大町草木染め研究会も参加してアヤメや市内で 採取した植物を活用して染めたストールやショールなどを出店。昔はフォトコンテストも行われていました。コロナ過では人が集まる祭りは中止したが、農具川沿いで初夏の花アヤメを楽しんでほしいと美化活動は実施し、屋外で密を避け 散歩しながら楽しんでほしいと代表。また、農具川環境美化委員会は農具川で咲いたアヤメから採取した種の無料配布を行ない希望者に配布した。「アヤメは株が大きくならないと花が咲かない。花が咲くまで3年以上」という。花が咲き 終わる6/中に採取、乾燥させます。2022年はあやめの開花が遅れていたが5/末には咲き揃って川辺が色鮮やかな青紫に染まりました。あやめは1株に2〜3個の花をつけ、順番に咲いていきます。

■大町の「白塩町河川公園愛護会」による手入れで、「農具川」の河川敷では芝桜が咲いています。
大町合同庁舎から300m東へにある下花見橋の「農具川」では芝桜が見頃。大町を流れる「農具川」は青木湖を源にして、中綱湖・木崎湖から高瀬川に流れています。今でも農具川の水は澄んで魚も多く豊かな流れを保っています。渓流釣りの 釣人も多く訪れます。集中豪雨で農具川の氾濫で住宅浸水被害の恐れがあったため、県は2009年から河川改修工事を進め、2012年度で護岸工事が終了した。白塩工区は自然な川づくり。もともと農業用水に利用されている河川ですが、護岸には コンクリートブロックを使用せずに石積みとしています。川は蛇行し、自然と生物の生活環境保全に配慮しています。地元住民でつくる「白塩町河川公園愛護会」が2011年から手入れを始めた。赤や白、薄紫色が交じり合う花の絨毯が、 北アを映す田園の景色に彩りを添えています。白塩町と山田町境にある下花見橋から上花見橋間の約200m間で、緩やかに蛇行する農具川左岸の土手と河川敷に約3000株が咲き揃います。透きとおった流れの対岸にはスイセンを植え、土手には シバザクラを植えました。その後、年々数を増やし、約8000株になった。ここ数年、大雨が降って河川敷が水に浸かり、芝桜は一部流されてしまった。以前は河川敷全面が芝桜で覆われていたが、だいぶ薄れたところがあります。 農具川は両岸の土手が土や砂利の道で人気の散策コース。放っておけばニセアカシアやヤナギが生い茂って荒れるため、住民ら46人が2011年に愛護会を立ち上げました。山砂やチップを混ぜた土作りから植栽、毎月の草取りを続け、同会は 「圃場整備が入るまで農具川は大きく蛇行する川だった。夕暮れ時になると農耕を終えた牛馬を川で洗ったりして」とかつての川辺の風景を振り返っていた。大町ならではののどかさを次代に伝えたいと、市民有志らが20年前から土手に アヤメ・アザレア(ツツジ)を植える取り組みも続いています。「私たちも無理せずできる範囲で長く続けたい。きれいと言ってもらえるとうれしいね」と。愛護会のおばちゃんによれば、各家がボランティアで農器具等を出して植栽、肥料を やったり、水やり・草取りは月4-5回はやっているとのこと。大町の「きらり輝く協働のまちづくり事業」で多少支援を受けていますが、「意外にお金がかかっているんだよ。でも訪れた皆さんにきれいと言われて頑張っています」。 「花がきれいに咲き誇ると皆さんで慰労会をやるのが楽しみでね」。近年は周囲の住民も高齢化で芝桜の美化・保全活動も大変になってきました。農具川の芝桜は残雪の北ア・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・白馬三山を望む景観とマッチしています。 この日は爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳には雲がかかっていましたが、それでも北アと芝桜の景観は美しかった。シバザクラはサクラに似た花が特徴。愛護会が住民憩いの場として公園を整備し、約8000株を定植。2023年は天候にも恵まれ発色は良い。 例年4/下-5/上が見頃ですが、2023年春は開花が早く、4/21には満開・見頃を迎えました。なお、農具川沿いの土手や花見橋沿いの道路は駐車禁止。付近に駐車場あり。(以下の写真は以前のもの)

■大町の春の花の名所「農具川河川公園」ではシバザクラが見頃を迎えています。
大町の中心部に近い農具川の河川敷には約400mに渡って赤や白、薄紫色のシバザクラが咲き誇っています。白塩町と山田町境にある下花見橋から上流約400m間で緩やかに蛇行する農具川左岸の土手と河川敷に8000株が咲きそろう。地域の住民が 毎年手入れをして増やしてきたという。雪が残る北アの峰々とシバザクラが作り出す花のじゅうたんが鮮やかなコントラストを描いています。農具川沿いではそのままにしておくと、ニセアカシアやヤナギが生い茂って荒れるため、住民ら約50人が 2011年にボランティア団体「白塩町河川公園愛護会」をつくった。その後も会員や有志らが中心となり、シバザクラの植栽や管理を行っています。透きとおった流れの対岸にはスイセンを植え、市民や園児らの人気の散策コースになりました。 山砂やチップを混ぜた土作りから始め、植栽、毎月の草取り、ごみ拾いを続け、毎年株を増やして植えている。地元保育園の園児らとの交流も兼ねて合同植栽事業なども続けてきました。「圃場整備が入るまで、昔の農具川は大きく蛇行する川だった。 昔は夕暮れ時になると農耕を終えた牛馬を川で洗ったりしていました」とかつての川辺の風景を振り返っていました。大町ならではのどかさを次代に伝えたいと、市民有志らが2001年から「農具川環境美化委員会」を作り、土手にアヤメを植える 取り組みも続いています。農具川両岸にアヤメやツツジの植樹、ホタルの復活、草刈りなどによる川の美化にも取り組んでいます。約1.5kmに植わってアヤメ8500株やツツジ1200本を植え、2022年も5/下には見ごろを迎えます。愛護会は「会員も 高齢になり、無理せずできる範囲で長く続けていきたい。きれいだと言ってもらえると一番うれしい」と云ってました。2019年、2020年と続けて農具川が増水したため、河川敷の株は根腐れなどで減ってしまった。北アを映す田園の景色に彩りを 添え、芝桜の奥には残雪の爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が望めます。訪れた人は「色とりどりの花がきれいで、歩いていると空気を吸った時にうっすらと甘い香りが混じっていい」「山と川がすごくきれいで地元がまた好きになった」と。農具川の シバザクラは5/中頃までは楽しめそう。咲き誇る色とりどりの花が河川敷を鮮やかに彩り、訪れる人を楽しませています。晴れた日には河川敷の芝桜と残雪の後立山との競演が楽しめます。場所は大町市合同庁舎から東へ300m程行った下花見橋の上流。 JR信濃大町駅から公園まで1.2km。下花見橋周辺は私有地のため駐車は不可。この時期になると無断駐車や路駐が増えるのでやめてほしいと。

■4/16;大町の有志でつくる「白塩町河川公園愛護会」は「農具川河川公園」で整備作業を実施した。
新たな苗の植え付けや、周辺の草刈り・整備を行い、美しいシバザクラで知られる公園に訪れる人が気持ちよく観賞できるように作業に汗を流した。シバザクラは農具川の河川敷の景観美化のために同会が苗を植え、植栽や管理を行ってきた。 参加者は「花を見た人のきれいだねと喜ぶ顔が励み。これからも頑張りたい」と。

■大町の「農具川河川公園」のシバザクラの開花が進んでいる。
桜やシバザクラは例年よりも開花が早く、咲き誇る色とりどりの花が河川敷を鮮やかに彩っている。晴れた日には河川敷に広がるカラフルな花の絨毯と残雪の北アの競演が楽しめます。 訪れる人も増え、絶景を写真に収めたり、散策したりして、大町の花の春を満喫。

■大町の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」が県内初の電動キックボードツアー付宿泊プランを始めた。
環境に優しく、地域の自然・文化を生かした新たな体験型観光「サスティナブルツアー」として人気を呼んでいる。ツアーは電動キックボードで、専任ガイドと共に大町の自然に囲まれたロケーションで緑の中を駆け抜け、景色を楽しめる スポットを約2Hをかけて巡る。ホテル発着。CO2を排出しないサステナブルツーリズムとして企画。坂道や山道も走行可能なスペックの電動キックボードで、10インチの大径ブロックタイヤと前後サスペンションを装備し、重心がブレにくく 安全に運転できる。同ホテルは「使う電動キックボードは安全性を重視した車種で、誰でも少し練習すれば快適に乗れるようになる。白馬・大町に詳しくない人も、ガイドと共に周遊するので安心。家族、友人と初夏のツーリングを 楽しんでほしい」と。電動キックボードは原付免許要。

4/19;電動キックボード等の車両区分を定める道路交通法の改正案が衆議院で可決。2年以内の施行を予定し、改正後は一定要件を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」という新たな車両区分に位置付けられ、16歳以上であれば 免許不要で乗車可となる。
1)原付免許→不要、2)ヘルメット必須→任意、3)車道のみ走行→車道・自転車レーン・自転車道・条件付歩道走行可。4)時速30km→時速20km、 5)年齢免許に準ずる→16歳以上。

■大町中綱にアサギマダラが2022年も飛来した。
長距離の渡りをする大型のチョウ「アサギマダラ」が2022年も町市中綱湖畔の「のっぺ山荘」こと古川孝雄さん宅のフジバカマに飛来している。

■北アの稜線では風がひんやりと秋の気配が感じられます。
1)北アで高山蝶「アサギマダラ」;
白馬村天然記念物指定のヒメギフチョウやギフチョウを中心に、白馬ではアサギマダラ、ベニシジミ、ジャコウアゲハ、コヒョウモンなど10数種を見かけます。北アでは秋を飾る最後の花、トリカブトやオヤマリンドウなどの紫色の花が 咲いています。北アを歩いていると夏場のお花畑ではよく高山蝶「アサギマダラ」を見かけます。アサギマダラは、夏場は気温が低い高地(標高1500m-1800m)で生息する高山蝶。北アでは栂池自然園、 八方尾根、五竜高山植物園、唐松岳、針ノ木岳、烏帽子岳、立山、弥陀ヶ原、五色ヶ原、水晶岳、雲ノ平、薬師岳、燕岳、常念岳、蝶ヶ岳、乗鞍岳畳平、美ヶ原などのお花畑でアサギマダラが舞っているのを見かけます。アサギマダラは ヨツバヒヨドリを好み、その蜜を吸います。山岳では、7月にはウラジロナナカマドの花、ウルップソウなどを吸い、8月にはミヤマムラサキ、ウサギギク、サラシナショウ、ミヤマアキノキリンソウ、ノアザミ、マツムシソウ、ヤマブキショウマ、 ミヤマシシウド、ヤマハハコ、オオハナウドなどの高山植物にもとまって蜜を吸っています。
9/上;白馬岳と杓子岳の鞍部の雪渓や稜線では向かい風の中、何度も戻されながら超低空飛行で北ア越えを成功させた数十匹のアサギマダラが目撃されました。北アの上昇気流に乗って稜線を越えて飛んでいきます。標高2700m付近で 気温10-15℃、雪渓表面温度は5℃。鹿島槍ヶ岳の冷池でも北アを越えるアサギマダラが確認。アサギマダラの北ア越えについて、「日射しによる輻射熱があったために、雪渓の上でも凍えることなく飛べたのではないか」と云われます。
2)山麓で高山蝶「アサギマダラ」と「フジバカマ」;
9/中、涼風に乗って1000km以上の渡りをするアサギマダラを、北ア山麓で見かけられるようになってきました。
秋になると山から里に下りてきます。アサギマダラは南西諸島で繁殖・羽化し、その子孫が北上します。そして秋になると、再び北アを越えて南の鹿児島・奄美大島まで1000km以上も移動します。アサギマダラは淡い赤紫色のフジバカマ (ヒヨドリバナ科)を好んで密を吸います。フジバカマは川原や河川敷に自生する植物ですが、今では絶滅危惧植物に指定されている秋の七草。
アサギマダラは羽を広げた長さが10cm前後で黒と茶の縁取りに青灰色で、白っぽく半透明の水色、優雅に大きな羽根を揺らしながら舞っています。澄み切った青空の下を飛び交うアサギマダラの幻想的な光景は印象的。渋い色調に彩られた羽を 広げて優雅に舞う姿は気品すら感じます。
2022年9月;アサギマダラは秋を追いかけるように里に訪れます。大町中綱の「中綱湖」や「旧ヤナバスキー場」周辺に植えられているフジバカマの花も見頃を迎え、甘い香りに誘われるかのように、蜜を吸いにアサギマダラが飛来して きています。キハダ飴本舗の裏の畑には多数のアサギマダラややってきます。約10aの畑に植えられた「中綱湖」湖畔のフジバカマの畑(フジバカマ園)では、秋のチョウとして知られているアサギマダラが華麗に舞い、花の蜜を求めて 飛び交っています。毎年9/上〜9/下になるとアサギマダラがたくさん飛来し、羽を休めては蜜を吸いまた飛び立っていきます。大町平の中綱湖畔の古川さんが暮らす民家の畑。そこに広がる約10aのフジバカマの畑には9/上からアサギマダラが 姿を見せ始めます。2〜3日ほど羽を休ませてはまた飛び立っていく。「花の香りが大好きなんでしょうね」と。北アの高山で夏をすごしたアサギマダラが旅立つ際に、平野部に羽休めの場を作りたいと、20年以上前からフジバカマを育て始めた。 最初は知人からフジバカマの苗を植えた。2年目には20本が花を咲かせた。フジバカマの種をまいたのは1997年頃。花を咲かせると、東北から飛んできたアサギマダラが羽を休ませるようになった。次の年に備えて株分けなどの世話を重ねて 栽培面積を広げた結果、中綱は県内有数の渡りの中継ポイントとなった。以来、フジバカマを中綱湖近辺の約20人にだんだんに株分け。2005年には減反田計約4a植えた。2006年には旧ヤナバスキー場のゲレンデ5aでも栽培。「東北や群馬から 飛んできては、九州や沖縄の方へまた羽を広げる。この時期になるとアサギマダラを追って、観察したり写真を撮ったりするために訪れてくれる人の笑顔がたくさんみられる」と。当時、大町市は仁科三湖整備計画に「花とチョウの里」づくりを 盛り込んだ。チョウの里は年々知られ、古川さんの畑にはマーキング調査をする人や写真家などが、多い年には年間延3000人が訪れるようになった。
アサギマダラは春に北上、秋に南下を繰り返す「渡り蝶」で、大町・中綱はその渡りの中継地。「中綱湖」周辺や「旧ヤナバスキー場」ではフジバカマが大量に植えられ、フジバカマとアサギマダラを鑑賞できます。多い年には500〜600匹/1日。 長旅に備え盛んに蜜を吸っています。例年だと、09/10〜2W間がピークで、09/下までアサギマダラを見られます。やがて南へ渡っていきます。

3)アサギマダラの調査;
アサギマダラを研究するグループは、蝶にマーキングしてその移動を調べています。その昔、白馬の小学校でも子供たちが「アサギマダラ」を採取し、マーキング調査を行なっていました。チョウの羽に日付・場所・名前などを書いていました。 白馬五竜から北アを越えて富山・有峰に10日間かけて移動したことも判っています。2003年9月に白馬五竜でマーキングを記されて放たれたアサギマダラが富山・有峰東谷で捕獲され再び放たれた。白馬-大山町の直線距離は48kmと短いが、 3000m級の後立山連峰、立山連峰の2つの頂を越えてきたとみられます。当時、マーキングされたアサギマダラが立山で確認されたのは初めてだった。
2006.9月;大町で放した約500匹のうち14匹は愛知、四国、九州で確認。
2006.9/14;大町で捕獲されたアサギマダラが11/04台湾・蘭嶼島で確認。約42日間かけてこの距離を飛んでいます。その移動距離は直線で約2190km。
2007.9/20;大町から飛ばしたアサギマダラが1200km離れた鹿児島・奄美諸島の加計呂麻島に11/16たどり着いた。アサギマダラは秋に東北から産卵のために南下し、大町のフジバカマを経由し、その後四国や九州まで飛び続けたあと卵を産む。 1000km以上渡るチョウは世界で2種類しかなく、チョウの生命力のすごさに改めて驚かされます。
また、大町では八幡平、蔵王、裏磐梯、赤城などでマーキングされたアサギマダラが確認されています。各地から大町に到着までの日数は10〜38日間。過去の記録でも東北からの飛来が多く、大町が南下の中継地になっている様子がうか がわれます。
2015年;大町常盤西山の「国営アルプスあづみの公園」のアクセス道路沿いの花壇ではフジバカマに初めてアサギマダラが飛来。2013年に古川さんから40株を譲り受け、2014年春から植栽してきた。
2015年;白馬町区は白馬駅ホーム東側の公園に、大町簗場の古川さんから譲り受けたフジバカマ300株を150mにわたり植え、公園にはアサギマダラが飛来した。
2016年,2015年;大町簗場の古川さんのフジバカマ園では、飛来した約半数の2300匹にマーキングが行われた。
2016年;小谷村平間集落の吉澤さんのフジバカマ畑ではアサギマダラのマーキング調査が行われた。村内では再捕獲が9例確認され、愛媛や山口で見つかった。
2018年9/11;小谷村中小谷丙のフジバカマの畑で800匹近くにマーキングし、11/01;約1.5カ月後に1200km南西にある奄美大島の龍郷町で確認された。
「国営アルプスあづみの公園」でも毎年マーキングが行われています。安曇野では2007年9/08に三郷小倉で放たれたアサギマダラが、11/21に1500km離れた沖縄南城で見つかった。
信大などのサークルも「美ヶ原」などで高山蝶のマーキングをしているのをたまにみかけます。
2020年9月;「乗鞍高原」ではそば畑で白い花が満開。徐々に秋の訪れを感じる高原ではコスモス、ススキの穂が出てきました。マツムシソウ、ノコンギク、オミナエシも開花。アサギマダラも見かけます。
2020年9月;秋の訪れとともに標高1630mの「八島ヶ原湿原」一帯のアザミの花が咲く周りでアサギマダラが乱舞しています。
2022年9月;中綱「のっぺ山荘」こと古川さん宅のフジバカマにアサギマダラが飛来しています。9/23-9/25;「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)で「アサギマダラ観察会」。公園に飛来したアサギマダラにマーキングを行い、移動距離や場所を調べる。

■2020.9月、大町で羽に目印を付けたチョウ「アサギマダラ」が、2200km離れた台湾・澎湖島で11月に捕獲された。
アサギマダラは長距離の「渡り」をすることで知られ、秋に南西諸島や台湾などに南下し、春先に再び日本にやって来る。桜井正人さん(飯田市)は渡りの実態を知ろうと羽に目印を付ける活動を20年余り続けており、放ったチョウが海外で 見つかるのは初めて。11/9;全国の愛好家でつくる「アサギマダラの会」のメーリングリストを通じ、目印を付けたチョウが台湾で見つかったとの知らせが届いた。初の海外での捕獲に「念願がかなった」と思った。台湾の研究者や愛好家が 集まるfacebookを見ると、「NP9/12サクラ94」と油性ペンで記されたチョウの羽が写っていた。「NP」は、大町市平にあるアサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマの畑近くにある建物の略称、9/12;捕獲日。 11/8;現地でチョウを研究する女子学生が見つけたという。これまでの調査で、県内で目印を付けたチョウは、北は北海道から南は台湾まで旅することが判明。

■大町「中綱湖」のフジバカマ畑にアサギマダラが飛来しています。
1)アサギマダラは?
渡りの蝶で、春に北上し、秋には南下します。8/下に福島でマーキングされた蝶が9/下に長野や大町で発見されたことがあります。言わば大町中綱は渡りの中継地。夏場に標高1800m付近に生息する高山蝶ですが秋になると里に下ります。 2000kmもの長距離を移動し、中には遠く台湾まで飛んで行った個体もいます。白馬でマーキングされた蝶が四国や宮古島で発見されたこともあります。大町から飛びだった数百匹のアサギマダラが北アへ飛んで行くのを目撃されています。 以前に、9/7;五竜でマーキングを記されて放たれた「アサギマダラ」が、9/17;富山市(旧大山町有峰)で捕獲され再び放たれた。直線距離で48kmと短いが、3000m級の後立山連峰と立山連峰の2つの頂を越えてきたとみられ、小さな蝶が3000m級の 北アの山越えをしているのが確認されています。アサギマダラは地上ではふわふわと舞うように飛びますが、高山では風(気流)に乗って飛んで(滑空)いきます。2021年は9/5;のっぺ山荘(古川孝雄さん)では初飛来を確認。9/9;50〜60頭が フジバカマの花周辺を乱舞していた。
2)どこで見られる?
大町「中綱湖」周辺では秋のチョウとして知られている「アサギマダラ」が華麗に舞い、花の蜜を求めてたくさん飛び交っています。アサギマダラが好むキク科のフジバカマが植えられている民家の庭先では長旅に備え盛んに蜜を吸っています。 やがて南へ渡っていきます。このフジバカマは川原や河川敷に自生する植物ですが、今では絶滅危惧植物に指定されている秋の七草。アサギマダラが良くみられる場所はキハダ飴本舗や中綱湖湖畔、ヤナバ周辺のフジバカマが咲いているところで 花の蜜を吸っています。例年、8/下-9/末頃まで見られ、9/下に飛来のピークになります。過去には多い日に数百匹が飛来したこともあります。ひらひらと優雅に舞う大型の蝶なので目立ちます。アサギマダラが好む花はフジバカマの他、 ヒヨドリバナ、マルバタケブキ、高山ではオタカラコウ、タムラソウ、アザミ、ハンゴンソウ、サラシマショウマ、タカネマツムシソウ、アカバナシモツケソウなどの花の蜜も吸います。アサギマダラは上高地(1500m)、乗鞍高原(1500m)、 白馬五竜(1500m)、霧ヶ峰(1600m)、八方尾根(1800m)、栂池自然園(1900m)、美ヶ原(2000m)、弥陀ヶ原(2000m)、室堂(2400m)、合戦尾根(2500m)、蝶ヶ岳(2600m)、白馬岳(2800m)など各地で目撃されています。山麓では烏川渓谷緑地や 国営アルプスあづみの公園で飛んでいるのを見かけたこともあります。
3)特徴は?
アサギマダラは半透明で白っぽい部分が浅葱色(薄い青)の美しいまだら模様の羽を持つ蝶です。羽を広げた大きさは10cmと大きい。後ろ羽の端に黒い模様がついているのがオスでメスにはない。気温20℃前後を好み、暑さには弱い。 春になると暑さから逃れるため北へ、夏場は涼しい高原で、秋は気温の低下に追われるように南に移動していきます。この蝶は鳥などに捕食されることは殆どないという。蝶の体内には毒があり、捕食した鳥は嘔吐するらしい。 毒は幼虫の時に食べるガガイモ科のキジョランの葉や、成虫になって吸うキク科のヒヨドリバナの蜜に含まれるアルカロイドが体内に蓄積されたものと言われます。なお、人がさわっても問題はありません。

「The leaves of the trees began to turn orange,yellow in the forest」

■大町山田町の東山中にある功徳林大洞山「霊松寺」は紅葉の名所。
1)「霊松寺」;
1394年に仁科盛忠が能登の常光寺から実峰良秀を招いて開山したお寺で、曹洞宗寺院としては県内最古のお寺です。1404年に仁科氏の祈願寺として開基。江戸時代には幕府から矢印10石が与えられ、大規模な伽藍を誇っていたが、 1847年「善光寺地震」で全焼した。現在は1883年に再建された本堂、庫裏、稲荷社、山門などが残されています。庫裏再建から復興を進めたが、明治維新の廃仏棄釈政策で松本藩の廃寺寸前まで追い込まれた。しかし、霊松寺30世住持・ 安達達淳が太政官を説得して廃仏令を撤回させ、寺の復興への道を開いた。現在のお金で5億円を明治政府に出したとか。
開山600年を記念し、2004年に再建された鐘楼と釣鐘もあり、北アの眺望もよい。釣鐘は直径120cm・重さ2.5tと県下一の鐘楼で平和を祈願して建立。現在、観光ボランティアにより、お寺の内部を無料で案内してくれます。静かなお寺ですが、 紅葉時期は車が並んでいます。
2)2階建て楼門形式の茅葺きの「山門」;
1852年に観松院の山門として建てられたが、1878年に廃寺となった松川村観勝院から移築したもので、諏訪大社の宮大工立川和四郎のみごとな彫刻が各所に施され、県宝指定。山門は下層の台輪下(唐獅子等)、台輪上(粟に鶉等)、 上層かえる股内(十二支)。山門脇には珍しい「オハツキイチョウ」(大町市天然記念物)の大木(樹高;17m,周囲;1.85m)があり、オハツキイチョウはお葉付き銀杏の意で、銀杏が葉の上に付くもので、銀杏が付くため葉は成長できずに小さめ。 銀杏全体の1割しかならない。オハツキイチョウは「子宝・安産・幸運」にご利益あり、子宝のお守りとしてその珍しい葉を持ち帰る人が多い。この日の朝には2つ落ちていた。山門の獅子や彫刻は見応えがあります。また、山門前には 「八徳水」と呼ばれる名水が湧いています。(※大町・霊松寺ライブ)
3)「秋の内部拝観」
霊松寺観光ボランティアが建物内部を案内してくれます(\100/内部拝観協力費)。内部拝観は春(05/上)と秋(10/下-11/上)のみ限定公開。秋は紅葉シーズンで拝観者も多く、年間3万人が訪れます。
4)アクセス;
R148南借馬交差点〜三日町北交差点〜三日町信号〜蝮坂スノーシェルター途中から霊松寺専用道路「林道霊松寺山線」(舗装道路)。信濃大町駅から車約10分。駐車場からは北ア・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳の山並みと大町市内が望めます。(P10)
※以下の写真はclickで大きく表示。
(問)霊松寺寺務所 TEL 0261-22-0377

「鷹狩山展望台」(鷹狩山山頂にて)
■大町で新型コロナウイルス感染症受診支援車導入
新型コロナの感染の疑いがある観光客や大町市民を専用車両で感染症指定医療機関に移送するサービスがスタート。利用者は市内の宿泊客か大町市民で、感染が疑われる症状があり医療機関で受診が必要と認められ、移動手段のない者。 宿泊観光客は、「受診相談センタ」(TEL 0261-23-6560)へ連絡。 「受診相談センタ」より紹介された医療機関に相談、「アルピコタクシー」(TEL 0261-23-2323)に連絡、宿泊施設へ支援車到着し、感染症指定病院へ移動。 (利用料金;宿泊・観光客;\8000円,市民;\5000円)

■標高1000mの大洞高原にある「小川天文台」
星の降る里小川村でスターウォッチング。「星と緑のロマン館」は、「飯縄山」(1203m)山麓に緑の芝生が広がり、コテージ、BBQハウス、キャンプ場、グラウンド、テニスコート、マレットゴルフ場、滑り台、池等の遊具あり。 「小川天文台」は直径7m・高さ9.3mの開閉式ドームに60cm反射望遠鏡で星空を観察できます。20等級星以上の星を観測。星と緑のロマン館宿泊者の観望会あり。日中には太陽の黒点観測も行っています。 プラネタリウム館では星空鑑賞。(要予約,9-5月;19:00-21:00,毎月/火,年末年始旧台日,\500/大人,\300/小人)
(問)小川村天文台 TEL 026-269-3960
(問)星と緑のロマン館 TEL 026-269-3789


★★★温泉・宿泊★★★
■大町温泉郷;
1)「黒部観光H」(TEL 0261-22-1520)、 2)「立山プリンスH」(TEL 0261-22-5131)、 2)「別館 立山プリンスH」(TEL 0261-22-5131)、 3)「Hからまつ荘」(TEL 0261-22-1350)(休館)
4)「アルペンルートH」(TEL 0261-85-2299)、 5)「旅館 叶家」(TEL 0261-23-4500)、 6)「黒部サンバレーH」(TEL 0261-85-4037)、 7)「緑翠亭景水」(TEL 0261-22-5501)、 8)「星野リゾート界アルプス」(TEL 0570-073-011:界予約センタ)
9)「H夢の湯」(TEL 0261-22-2611);〜7/02休館、 10)「黒部ビューH」(TEL 0261-22-3515)、 11)「信濃の里ときしらずの宿・織花」(TEL 0261-23-2000)
※5/26〜;大町温泉郷観光協会は通常営業再開(08:30-17:00)
(問)大町温泉郷観光協会 TEL 0261-22-3038

■「大町温泉郷」にある日帰り温泉「湯けむり屋敷 薬師の湯」
1)館内;3つに分かれ、「アルプス自然浴の館」は露天風呂、内湯、サウナ。「体験風呂の館」は単純泉や硫黄泉、重曹泉、食塩泉など多種類の温泉。(葛温泉に入浴剤を入れて温泉を再現)。
2)源泉;62.8℃の源泉を引湯した単純温泉。約9km離れた「葛温泉」からの引湯。pH7.4、無色透明、加温・加水、ろ過循環、消毒あり。ぬるま湯は一部大町温泉郷の自家源泉(36℃,pH8.0,無色透明)
3)露天風呂;四角い屋根付と広く丸い岩風呂の2つ。岩風呂は冬期閉鎖中。現在は雪見風呂、湯けむりが立ち昇る中、雪を抱いた山々を望みながらのんびりと温泉に浸かる。
効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進など。
内湯は熱いが、露天風呂は外気が低いためか、少しぬるめでちょうどよく、長く温泉に浸かれます。頭が寒いけど。
「くつろぎの館」は90畳の大広間(無料)、ラウンジ(無料)、有料個室、食事処あり。湯上りはのんびりとくつろげます。地場産の野菜も販売。
薬師の湯の入口付近は凍結で滑りやすいので要注意。割引券やクーポンあり(-\100)
(10:00-21:00,\750/大人,\300/小学生)
(問)薬師の湯 TEL 0261-23-2834

■大町高瀬渓谷の「葛温泉」は約400年前に発見された信州の秘湯。
高瀬川沿いには葛温泉の3軒のお宿が点在。「P舘」、「湯宿かじか」、「仙人閣」の3軒で特徴のある温泉宿。「大町温泉郷」や「木崎湖温泉」にも引き湯。葛温泉「P舘」<は登山の起点。 「高瀬ダム」(標高1288m)からブナ立尾(1330m-2551m)を登り、烏帽子岳(2628m)から三ツ岳(2845m)・野口五郎岳(2924m)・真砂岳(2862m)・水晶岳南肩の赤岳(2900m)・ワリモ岳(2888m)・鷲羽岳(2924m)・三俣蓮華岳(2841m)・双六岳(2860m)・ 樅沢岳(2755m)・槍ヶ岳(3180m)への裏銀座コースの拠点。登山の後には温泉で疲れを癒す。P舘は単純温泉・弱アルカリ性低張性高温泉、湯量が豊富で、泉温は源泉90℃、源泉掛け流し。内湯,岩露天風呂。「あつめ」「ぬるめ」の 内湯があり、ぬるめでもかなり熱い。開放感のある岩露天風呂も熱め。湯は無色透明で、ほんのりと硫黄臭がします。加水あり、加温なし。効能は筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、皮膚病、冷え性、 病後回復期、疲労回復、健康増進など。リンスインシャンプー・ボディソープ常備。日帰りの湯(10:00-20:00,\700/大人,\400/子供)(P30)
(問)大町高瀬入・P舘 TEL 0261-22-1446

■「大町ダム」(竜神湖)近くの「高瀬渓谷緑地公園」には「犀龍と泉小太郎」のモニュメントがあり、静かな秋の公園でした。

信州の秘湯「葛温泉」の温宿かじかで入浴・休憩。

■大町「高瀬渓谷」の高瀬川沿いにある「葛温泉」は、葛の湯として知られ、昔から登山客にも親しまれています。
温泉は1598年、飢饉の折に里人が食料となった葛の根を掘りに渓谷へ入った際に発見されたことに由来しているという。日帰り入浴温泉は「高瀬館」、「温宿かじか」、「仙人閣」の3軒の温泉宿。今回は高瀬川の対岸にある「温宿かじか」で入浴。 アルカリ性単純温泉で湯量が豊富。大町温泉郷や木崎湖温泉を賄っています。「温宿かじか」は、前身の「元湯河鹿荘」は1969年08月高瀬川の氾濫で流出、H08年04月に再建された温泉宿。葛温泉の中ではお洒落れな宿。館内は木がふんだんに 使われており、温泉は自家源泉で内湯は87.8度、露天風呂は72.4度の掛け流し。お湯は熱め。温泉は透明ですが、内湯は高野槙でほのかに硫黄の香りがし、露天風呂は湯の花が舞います。効能は関節痛、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、 冷え性、疲労回復、健康増進など。ボディソープ・リンス・シャンプー、ドライヤー常備。露天風呂(慶長の湯)と内湯(高野槙の湯)は男女別で日毎に入れ替わり。景色がよく広めの浴槽。(10:00-15:00,第2/4水曜日定休,\850/大人,\500/子供) 信濃大町駅から車20分。

■大町市美麻青具の「ぽかぽかランド美麻」
温泉は開放感のある露天風呂と内湯・寝湯ジェットバス・北投石の湯(秋田玉川温泉の北投石が入っている)・サウナ。源泉名は白糸の湯、湧出は美麻濁沢口、泉質はアルカリ性単純温泉、pH9.0、泉温:25.1℃。加温・循環濾過・ 塩素使用、無色透明。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・うちみ・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・健康増進など。ドライヤー、石鹸、ボディーソープ、シャンプー、リンス常備。オリンピック道路沿いにあり便利な温泉で、 冬場は白馬からのスキー帰り客で混雑するが、夏場は空いています。(入浴;6:00-8:00,10:00-21:00,\600/大人,\400/子供)
(問)ぽかぽかランド美麻 TEL 0261-29-2030

■大町八坂の「信州金熊温泉・明日香荘」
山の中の一軒宿「明日香荘」では、2020年も松茸づくし「松茸会席」を提供。会席には松茸焼き、松茸土瓶蒸し、八坂蕎麦、松茸茶碗蒸し、長野牛と松茸のすき焼き、松茸と秋菜の天婦羅、魚の松茸挟み焼き、土鍋めしなど、松茸づくし。 明日香荘では昔ながらの灰焼きおやきや、秋には八坂高原産の新そばも。明日香荘の温泉は単純硫黄泉で、内湯(金太郎乃湯/大姥乃湯)とサウナのみ。露天風呂はなし。無色無臭。浴槽は内湯のみですが、大きな前面ガラス張りの 窓からは山々が一望できます。冷鉱泉で源泉温度は9.9℃。加温・加水・循環ろ過消毒。女性に嬉しい「美人の湯」とも。良縁・子宝・安産など大姥様と金太郎伝説ゆかりのご利益があるとして親しまれています。効能は筋肉痛、関節痛、 五十肩、打撲、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。ボディソープ、シャンプー、リンス常備。(日帰り入浴;10:00-21:00,\550/一般,\450/シルバー,\300/小人) (松茸会席;\5980/日帰り(入浴含),\12890平日/1泊2食) (レストラン;11:00-14:30/17:30-20:30)
(問)信州金熊温泉・明日香荘 TEL 0261-26-2301

■「湯俣温泉・晴嵐荘」
「湯俣温泉」は標高1534mに位置し、高瀬川の上流、湯俣川と水俣川の合流点。高瀬ダムから約10km平坦な道を歩いて約2.5-3H。湯俣からは野口五郎岳に伸びる竹村新道あり。現在、上部ではシナノキンバイなどのお花畑が広がっています。 湯俣温泉・晴嵐荘は山小屋ながら源泉かけ流しの内湯あり。泉質は単純硫化水素泉、泉温42℃。青白く光るお湯で硫黄臭がします。加温・加水なし。pH6.3。効能は心臓弁膜症、関節炎、筋肉痛など。湯俣温泉から歩いて20分で噴泉丘。湯煙が 上がっています。湧き出る温泉の成分に含まれる炭酸石灰などの沈殿物が長い年月をかけて堆積し、白いドーム状の丘からは熱い湯が豊富に流れ落ちています。噴湯丘の付近には豆粒大の白いあられ石が散見され、球状石灰石で天然記念物指定。 川原には何箇所か手堀りの露天風呂あり。昔から長雨で川が増水し、橋が流されたりしています。2020年度は3密を避けるため、小屋泊・テント泊は完全予約制。小屋内ではマスク着用。手洗い・手指消毒の徹底。感染リスクを下げるため、 シュラフ、簡易枕、インナーシーツなどは持参を薦める。大雨による土砂災害のため高瀬ダム〜湯俣温泉間で復旧作業中。晴嵐荘は大雨により、登山道の崩落等の影響で、開業予定は8/01から8/07頃に変更された。
(問)湯俣温泉・晴嵐荘 TEL 090-5535-3667/090-7401-0165

■葛温泉・七倉温泉の乗合タクシー、七倉ダム〜高瀬ダム間の特定タクシー。
(問)アルピコタクシー TEL 0261-23-2323
(問)アルプス第一交通 TEL 0261-22-2121

■立山の山小屋開設期間;(各山小屋に要確認);6/19-11/24;立山室堂山荘、7/1-11/29;H立山、7/01-11/24;雷鳥荘、7/3-11/24;みくりが池温泉

■松川村「馬羅尾高原キャンプ場・馬羅尾天狗岩温泉」

有明山の麓に広がる馬羅尾高原。近くを流れる芦間川の清流に恵まれ、自然豊かな静かな林間サイト。有明山や雨引山の登山口。水洗トイレと炊事場あり、外灯はなし。生水は飲めないので持参。ゴミは持ち帰り。 約4kmに温泉「すずむし荘」あり。テント;30サイト,P20。(協力金;\200/1人)(4/下-11/下,冬季閉鎖)
「すずむし荘」の温泉は、5km離れた馬羅尾山麓の地下1800mから湧き出る天然ラドン「馬羅尾天狗岩温泉」を引湯。泉質は単純弱アルカリ性鉱泉。源泉は18.1℃、pH7.6、常時加温、加水なし。 男女別内湯、露天風呂あり。開放的な露天風呂で湯はぬるめでまったりできます。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え性・疲労回復・健康増進など。ボディソープ・リンスinシャンプー・ドライヤー常備。 (10:00-21:00:第4木曜定休,\600/大人,\400/小学生)
(問)松川村公民館(すずの音ホール内) TEL 0261-62-2481


★〜〜〜「国宝仁科神明宮」の「式年遷宮祭」(2019.11/15-11/17)〜〜〜★

国宝仁科神明宮・式年遷宮祭ニュースに移動しました。




「朝の常念岳」

「冬の常念岳」

「穂高神社」

「鳥居」(穂高神社にて)

「本宮」(穂高神社にて)

「神楽殿」(穂高神社にて)

「桜と常念岳・横通岳」(安曇野三郷・黒沢川)

「桜並木と黒沢川」(安曇野三郷・黒沢川)

「桜と爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(安曇野・黒沢川)

「りんごの花」(5/上:上三郷にて)

「りんご畑」(5/上:三郷にて)

「春の安曇野」(犀川河川敷にて)

「初冬の常念岳」(安曇野にて)

「残雪の蝶ヶ岳」(6/中;常念岳山頂にて)

「冬の川霧の万水川と水車小屋」(1/中)

「春の雪の大王わさび農園」(04/中)

「残雪の常念岳〜有明山」(安曇野にて)

「蓼川・万水川」(大王わさび農場にて)

「春のわさび田」(大王わさび農場にて)

「桜・梅咲くわさび田」(大王わさび農場にて)

「安曇野・万水川・水車小屋」(穂高にて)

「安曇野・夕日のわさび田」(大王わさび農場にて)

「安曇野・わさびの花」(わさび農場にて)

「桜と常念岳」(安曇野・三郷にて)

「桜と菜の花」(安曇野・三郷にて)

桜と爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳(三郷・黒沢川にて)

「光城山の桜」(豊科にて)

「桜と常念岳」(明科・長峰山にて)

「桜と爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(明科・長峰山にて)

「残雪の前常念岳〜蝶ヶ岳」(5/下;常念岳にて)

「中岳・舞姫の雪形」(常念乗越にて)

「残雪の蝶ヶ岳」(6/中;常念岳山頂にて)

「残雪の常念岳〜前常念岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;常念岳にて)

「残雪の穂高連峰」(5/下;常念岳にて)

「初夏の槍ヶ岳」(6/中;常念岳にて)

「初夏の三俣蓮華岳」

「初夏の鷲羽岳」

「初夏の水晶岳」

「初夏の西岳(手前)・横尾尾根・大天井岳(右)・東天井岳(右)・水晶岳(奥)」

「初夏の大天井岳・東天井岳」

「残雪の槍ヶ岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;常念岳にて)

「残雪の槍ヶ岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「残雪の槍ヶ岳・穂高連峰」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「蝶ヶ岳ヒュッテと雪原に張ったテント」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「残雪の蝶ヶ岳」(6/中;常念岳山頂にて)

「残雪の常念岳〜前常念岳」(5/下;蝶ヶ岳にて)

「ススキと初秋の常念岳」(長峰山にて)

「タムラソウと初秋の常念岳」(長峰山にて)

「ワレモコウ・マツムシソウと初秋の常念岳」(長峰山にて)

「夕暮れの北ア・爺ヶ岳・鹿島槍・白馬三山」(長峰山にて)

「初秋の北アと安曇野の田園風景」(長峰山にて)

「露天風呂から残雪の蝶ヶ岳・常念岳」(長峰山・天平の森にて)

「夕焼けの槍ヶ岳」(燕岳にて)

「朝の常念岳」(安曇野にて)

「冠雪の常念岳」(安曇野にて)

「雪の水車小屋と蓼川」(安曇野・大王わさび農場にて)

「雪の道祖神と水車小屋と蓼川」(安曇野・大王わさび農場にて)

「冬の黄昏時の蓼川水車小屋」(穂高にて)

「冬の夕暮れの常念岳」(穂高にて)

「常念岳・横通岳と桜」(松本梓川沿いにて)

「桜とわさび田」(安曇野・大王わさび農場にて)

「白梅と常念岳〜東天井岳・大天井岳」(安曇野・大王わさび農場にて)

「桜とわさび田」(安曇野・大王わさび農場にて)

「光城山の桜と常念岳」

「光城山の桜と常念岳・横通岳」

「光城山の桜」

「長峰山の桜」

「菜の花と新緑、残雪の常念岳」(明科・犀川河川敷にて)

「新緑の鐘の鳴る丘集会所」(穂高松尾山公園にて)

「雪景色の鐘の鳴る丘集会所」(穂高松尾山公園にて)

「残雪の常念岳」(5/上;穂高山麓にて)

残雪の常念岳・横通岳・東天井岳(安曇野にて)

「田植えの終わった水田と常念岳」(池田町にて)

「田植え前の水田と有明山」(池田町にて)

「初夏の中岳・大喰岳」(中岳・舞姫)

ニセアカシア(犀川にて)

トチノキ(安曇野にて)

桐の花(安曇野にて)

「菜の花畑」(国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)にて)

「おひさまロケ中の菜の花畑」(堀金烏川岩原・国営アルプスあづみの公園整備予定地にて)

「春の常念山脈の水鏡」(穂高山麓にて)

「春の常念山脈」(長峰山にて)

「春の常念山脈」(長峰山にて)

「冬の朝、冠雪した常念岳・横通岳」(安曇野にて)

「朝焼けの前常念岳・常念岳」(豊科南穂高にて)

「冠雪した前常念岳・常念岳」(豊科南穂高にて)


★〜〜〜安曇野エリア〜〜〜★
★News★
■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では、淡いピンクや黄色の約1.2万本のチューリップがほころび始めた。
毎年この時期に、球根を冷やすなどして冬を模擬体験させることで花が咲く時期を早めた「アイスチューリップ」を室内に展示。2025年は壁や花壇にいわさきちひろさんが描いた子どもの絵などが飾られ、色とりどりの花とのコラボレーションも 見どころのひとつ。アイスチューリップは来週には見頃となり、展示は1/26まで。

■3/2;安曇野市が復刊作業を進めてきた小説「安曇野」が販売。
復刊本の「お披露目会・販売会」を市内で開き、トークイベントとして文芸評論家が小説「安曇野」の魅力について話す。 「安曇野」は安曇野出身の文芸評論家で作家の臼井吉見の代表作として知られ、筑摩書房から出版された長編小説。安曇野や東京、フランスなどを舞台に明治から昭和初期にかけての激動する社会を書いた作品で、新宿中村屋を創業した 相馬愛蔵・黒光夫妻や彫刻家・荻原守衛ら5人の群像劇。今の安曇野にも残る日本の懐かしい情景や里山の暮らしが描写され、「安曇野の名を全国に広めた作品」として、市は2024年5〜8月に復刊資金を募るCFを実施した。(\7040/1セット5冊)

■1/13;「穂高神社」で小正月の伝統行事「三九郎」が行われた。
毎年恒例の「三九郎」。境内には高さ約6mの「三九郎」が建てられた。参拝者が持ち込んだ「だるま」や飾り物などが積み上げられている。約500人が見つめる中、地元の小学生が松明で火をつけると瞬く間に天高く炎が上がった。 火が弱まり、子供たちは柳の枝に付けた繭玉をおき火にかざした。三九郎で焼いた繭玉を食べると健康で過ごせると言われ、子どもたちは少し焦げ目のついた繭玉をおいしそうにほおばっていた。新型コロナ渦の影響で見合わせていた お雑煮やおしるこの振る舞いも6年ぶりに復活。訪れた人は1年の平穏と健康を願いながら三九郎を楽しんでいた。

■1/13;豊科新田区と成相区で市無形民俗文化財の伝統行事「福俵曳き」が行われた。
両区とも法被姿の若衆約20人が稲わらで作られた重さ約60kgの福俵を各区内で曳き回し、威勢のいい掛け声を響かせた。新田区の福俵は新田公民館を出発し、R147を北上して矢原堰で俵を水に漬けて清めた。区長は「区の行事の意識が 新型コロナ禍で薄れてしまったが、昔のように活気ある行事にできれば」と。成相区の福俵は成相コミュニティセンタを出発、八坂神社の境内を流れる川の水で俵を清めた。豊科消防署や安曇野警察署などを巡った。自宅の新築祝いで 福俵の奉納先となった区長は「皆さんにお祝いをしてもらい、さらに盛り上げて楽しい区にしていきたい」と。成相区拝殿前では両区が合流、若衆が各福俵を中心に回りながら、競い合うように何度も豪快に福俵を空中に持ち上げた。

■穂高有明の「Vif穂高」で伝統の「凍り餅」作りが行われている。
Vif穂高では地元産のもち米・もちひかりを使用、2025年は米90kgで2640個を作る。1/5;作業開始〜1/9;終了。凍り餅は蒸した米をつき、長さ8.5cm、幅3.5cm、厚さ1.5cmに切り分ける。和紙で包み一連10個を紐でくくり、水に2日間浸す。 そして軒下に吊す。凍り餅は厳しい寒さがあると出来が良くなる。朝晩の厳しい寒さと、日中に緩むことを繰り返しならが乾燥し、サクサクとした食感に仕上がる。気温が高いとカビることも。昔は多くの家庭で作られ、軒下に吊すのが 風物詩だったが、最近は殆ど見られなくなった。Vif穂高の生産量は15年前に比べると半減したが根強いファンも多いという。3/上まで軒下で乾燥させ、4/下頃から販売予定。「以前は大寒の1/20頃に作業を開始していたが、温暖化の影響か 最近は大寒は冷え込みが足りず、早めに始めるようになった」という。

■JR穂高駅前に「ホテルルートインGrand安曇野穂高」が計画。
R147沿いの農地で広さ5788u。鉄筋コンクリート造7F建て、客室数;196室、延べ床面積;5725u、駐車台数;119台、2026年開業予定。安曇野ではルートインはJR豊科駅前に続き2棟目。高さは28mは、安曇野市景観条例に基づくガイドラインの 基準「30m以下」に適合しているが、景観の観点から周辺住民や農家は不安の声もある。開発に対しは住民説明会と報告書提出を業者に義務付けており、住民説明会は10月に1回開催された。安曇野市太田寛市長は「法令を適正に施行するという 観点から中立的な立場。穂高駅周辺や穂高温泉郷周辺の地域特性を踏まえた上で、事業者が地域一体に取り組むことが必要。地域住民に対する説明を丁寧にやっていただきたい」と。

■豊科南穂高の「玄蕃稲荷神社」では、正月の縁起物として松本地域に古くから伝わる太い眉と円いひげの「松本だるま」作りが最盛期を迎えています。
松本だるまは、生糸の生産が盛んだった松本に江戸時代後期から伝わる。神社では山田さんが唯一の作り手で25年以上1人で作っている。だるまを手に取り、接着剤のにかわを眉とひげの形に塗って、黒く染めた木の繊維を貼り付けている。 新年に多くの繭がとれるようにと願いを込めて繭を表した太い眉毛や家族円満を願った丸いひげが特徴。養蚕の当たり年への祈りから胴に「大当」と書いている。高さ約17cm-1mの15種類、年末までに約3000個を作る。「松本だるまを気に 入って毎年買いに来てくれる人もいるのはうれしい。よい年になることを願ってつくっている」と。松本だるまは、正月に松本地域の神社などで販売。人気は25cmのだるま(\3500)

■〜2025.2/3;安曇野市は古民家「等々力家」を観光施設としての活用法を民間事業者から募集中。
等々力家は江戸時代に松本城主の狩猟休憩場として利用され、「長屋門」は安曇野市文化財指定。屋敷内には長屋門の他、主屋、座敷、裏座敷、5棟の蔵。 これまで一般公開されていたが、2018年からは休館。民間アイデアを活用した 観光誘客に取り組みつつ、収益を維持管理や設備投資に充て文化財保護にもつなげる。提案者に対して随意契約で事業委託する手法を想定。費用は提案者の自己資金や借入れでまかなうだけでなく、公的資金を投入する方法も提案できる。 市観光課は「民間が参入しやすいよう、市で建物の取得や改修などの初期費用を負担することを念頭に幅広い提案を受け付ける」。
提案内容は「歴史的・文化的な価値の継承」「観光振興」「まちの魅力や価値向上」「地域経済の好循環」などが要件。(提案書;2/3まで、書類審査・プレゼンを経て、3/上;審査)
(問)安曇野市商工観光スポーツ部観光課 TEL 0263-71-2000

■安曇野市は「市版レッドデータブック2024」を改訂した。
2014年作成から10年が経過し生息状況の変化を反映。絶滅の危険性は、絶滅、野生絶滅、絶滅危惧T類、絶滅危惧U類、準絶滅危惧、情報不足の6区分で分類。環境省、長野県、安曇野市レッドデータブックの比較も。 植物は320種(2014年版342;22種減)、動物は397種(同332;65種増)を掲載。動物のうち昆虫類は304種(同252;52種増)。「注意すべき生物」では植物は22種(同7種増)、動物は38種(同12種増)
安曇野市は「レッドデータブックを通して安曇野の自然環境を守っていきたい。そのための手引書として活用していく」と。気候変動や土地開発、土地改良、河川改修、河川浚渫、水質汚濁、里山の手入れ不足、外来種の増加などで 生息環境が悪化し、希少な動植物が減った種類がある。一方では自然環境の保全や再生に取り組み改善された種類もある。
植物の絶滅・絶滅危惧種の中には、ユキワリソウ、イヌセンブリ、フクジュソウ、カタクリ、セツブンソウ、アケボノソウ、オキナグサ、エゾムラサキ、ササユリ、ユウスゲ、アヤメ、ノハナショウブ、キキョウ、サワギキョウ、トキソウ、 バイカモ、ヒメヨモギ、タカネナデシコ、マツムシソウ、タムラソウ、ヤマシャクヤク、アズミトリカブト、ホンシャクナゲなどよく見かける花もあります。
また、サクラソウ、ハルリンドウ、イチリンソウ、シラネアオイ、カキツバタ、シオン、フジバカマ、ヤマフジなどは安曇野では指定されていないが、県や環境省では絶滅危惧種に指定。特定希少植物の中には保護を目的に採取が 原則禁止のものがあります。
10/12-10/13;「堀金総合体育館」で開催される「安曇野環境フェア」で販売開始。冊子版(\1500)。PDF版(無料)安曇野市HPダウンロード。
(問)安曇野市環境課 TEL 0263-71-2492

■2024.9/13〜;安曇野市は北アルプス登山者駐車場の利用状況をリアルタイム表示するシステムを導入する。
市内14ヶ所ある駐車場の利用状況がインターネット上で表示、駐車場の混雑状況がかわる。登山シーズンに慢性化している路上駐車や渋滞といった課題の解決につなげる。駐車場14ヶ所の収容台数は約700台。登山シーズン中の週末・3連休は 登山口駐車場が満車で、お盆や3連休などは麓(里)の登山者駐車場も満車になる。路上駐車や渋滞は以前から課題になっていた。登山口の駐車場が満車の場合、町に戻って駐車し、タクシーやバスで再び登山口に行くには時間的な余裕がなく、 路上駐車できる隙間を探して止めるのが実態という。林道がふさがれてタクシーが登山口にたどり着けないケースや、路肩に無理やり止めた車が斜面を転落する事故なども発生している。
★登山者駐車場は登山口に3ヶ所(計8ヶ所)。現在、一ノ沢登山口は道路崩落でマイカーは林道一ノ沢線は通行不可。
1)燕岳「中房登山口」(P1;65,P2;45,P3;30)
2)常念岳「一ノ沢登山口」(P1;30,P2;30;現在利用不可)
3)蝶ヶ岳・前常念岳「三股登山口」(P1;100,P2;80,まゆみ池P;40)
★登山者駐車場は里に6ヶ所。
1)穂高宮城「有明山神社P」(P70);「有明山神社」〜中房温泉(14km;40分;\6200) ※料金はタクシー(2023.9現在)
2)穂高有明「穂高温泉公園P」(P20)
3)穂高有明「しゃくなげの湯東側P」(P45)(※しゃくなげの湯PとVif穂高Pは登山での駐車禁止);「しゃくなげの湯」〜一ノ沢(11km;30分;\5700)/三股(14km;35分;\6700)/中房(17km;45分;\8100)
4)堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷第P3」(P65)(※ほりでーゆ〜の第1P,第2Pは登山での駐車禁止);「ほりでーゆ〜四季の郷」〜一ノ沢(13km;所要20分;\5900)/三股(8km;25分;\4100)
5)穂高「穂高P」(P150)(穂高神社近く;徒歩5分);穂高神社(穂高駅)〜一ノ沢(12km;40分;\6400)/三股(17km;40分;\7000)/中房(21km;60分;\9800)
6)豊科南穂高「安曇野の里P」(P7)
2024.4/26-11/4;北アルプス登山「中房線乗合バス」運行中。安曇野の里(所要70分)・穂高駅(55分)・温泉公園(45分)・有明山神社(40分)〜有明温泉「有明荘」・「中房温泉」間(バス料金;\1500/片道)
各駐車場のカメラ映像をAIが解析して車両をカウント、収容台数と比べて満空状況を表示する。事業費は約4000万円。信大の知見を活用し業者がシステムを構築。2024.10月〜;主要駐車場の画像を5-10分間隔で配信予定
市観光課は「空いている駐車場に止めて公共交通機関で登山口に向かってほしい。安全で余裕ある登山をしてほしい」。
登山者用駐車場空き状況(安曇野市)

■安曇野の「林道烏川線」で改良工事(落石防護柵設置工事)
11/1-2025.1/14;11/29〜;林道冬季閉鎖予定。(ほりでーゆ〜四季の郷〜ツツジ園手前) 蝶ヶ岳・前常念岳への登山は注意。
車両通行止め(8:30-10:00,10:15-11:45,12:45-15:00,15:15-16:30)、歩行者は通行可。上記の時間外は片側交互通行可。土/日/祝;終日通行可。

■安曇野市は2025年度予算案の編成作業が大詰め
2025.1/15;安曇野市太田寛市長らによる査定が始まった。一般会計の要求額は過去最大の総額約527億円、当初予算案として過去最大だった2024年度の489億円を上回る見通し。2025年は安曇野市制施行20周年で記念行事を予定。 一般会計当初予算案には豊科近代美術館大規模改修、三郷東部認定こども園の新築、10月任期満了に伴う市長選挙と市議会議員選挙、18歳までの医療費窓口無料化などが含まれる。

■JR東日本長野支社は信大と協力して「駅から応援!頑張れ受験生」と名付けた企画を行っている。
受験生の意気込みや受験生を応援するメッセージが書かれたボードを、松本駅の待合室やウエルカムセンタに掲出、受験生を応援する内容で、メッセージを2/18まで募集。松本駅のウエルカムセンタ内に、深志神社分社を設け、 合格祈願の絵馬を掲げられるようにして受験生を応援。今回はセンタ内に、支社社員と信大の学生が書いた受験生応援ポスターを張りだし、応援メッセージなどが書かれたボードが張り出されている。 応援メッセージは、ウエルカムセンタ内と待合室に張られた2次元バーコードを読み込み専用フォームにつなげることで記入できる。メッセージは3/11まで掲出。

■安曇野市は都市公園44ヶ所のうち39ヶ所で樹木の健全度調査に着手する。
樹木の種類や植わっている場所、本数、老朽の具合などを調べ、倒木の危険がある場合は伐採などを検討する。大規模に調査を行うのは初めてで、早ければ8/中にも開始する。豊科中央公園、常念ふれあい公園、三郷文化公園、堀金中央公園、 明科龍門渕公園などが対象。都市公園の樹木の種類や状態は把握できておらず、各公園で草刈りや花壇整備などの管理をしている愛護会から指摘を受けて調査する。安曇野の都市公園では人身や物損の事故はないものの、平均して毎年3-4本の 倒木があるという。都市計画課は「都市公園内の劣化木や老朽木を把握して、公園利用者の安心と安全を確保したい」と。

■穂高天蚕糸を活用した新たなビジネスプランを提案する、安曇野市のコンテストが4年目を迎えた。
東京・大阪の専門学校でアパレルデザインを専攻する学生が8/1まで、市内に滞在して天蚕糸について学んでいる。7/30;学生たちは穂高有明の飼育林で繭の収穫を体験。葉の裏にある薄緑色の繭を見つけていた。2024年度は10-20代の学生9人が コンテストに参加。2025年3月にビジネスプランの審査会を都内で初めて開いて、穂高天蚕糸の魅力を発信する。学生たちは天蚕糸の特徴などを学び、8月以降はチームに分かれてオンラインで打合せを重ねる。市天蚕振興会は「天蚕を守って いかなければいけないが、育てる担い手がいない。もしなくなってしまったら復活は至難の業」。コンテストでは穂高天蚕糸の魅力発信だけでなく、後継者確保にもつながるよう願っていた。

■2028年;槍ヶ岳開山200周年。三郷小倉を「槍ヶ岳開山の里」として広めよう。
江戸時代の1828年に初めて「槍ヶ岳」に登頂した僧侶「播隆上人」は広く知られているが、案内人は小倉の中田又重で、出発場所は小倉。松本から飛騨高山への古道「飛州新道」を通り、鍋冠山・大滝山・蝶ヶ岳を経て槍ヶ岳を目指した。 上高地徳沢・梓川を経て、槍沢経由で槍ヶ岳に登ったとされる。第1回目の槍ヶ岳登頂して坊主の岩屋で修行して下山したという。飛州新道は小倉村(安曇野市三郷小倉)から山越えし、上高地を経由し、中尾村(高山市奥飛騨温泉郷)に至る古道。 小倉の登山口には「大日堂」が建っている。播隆上人と又重は、大日如来像を納める小倉の大日堂で安全を祈り、大滝山を経て登頂したとされる。
4年後2028年「槍ヶ岳開山200周年」に合わせて、地元小倉でリンゴ農家などを営む有志らは、小倉に播隆上人と又重の像を建てるのが目標という。計画によると、2人の像は「ファインビュー室山」、「三郷スカイライン展望台」が候補地。 建立費用は数千万円。CFで資金を募るほか、行政にも協力を要請。2人の像は開山150周年で計画されたが、資金などの理由から、播隆上人像だけが松本駅前に建立された。又重像は旧穂高町出身の彫刻家・小川大系が石こうの型を完成、 保管されているという。市民団体の「大滝山を愛する人々の会」は大滝山山頂へ通じる登山道の草刈りを行った。その一部は播隆上人と又重が通ったとされる。開山200周年、像の建立に向け、登山道整備の様子を撮影した動画を公開予定。 播隆上人に関わる「松本市や大町市、高山市などと一緒に200周年を盛り上げられるようにしたい」。

■近年、初夏に安曇野や大町、奈川、筑北では白い花で覆われる「夏そば」の畑を見かけるようになった。
そばといえば秋そば(新そば)だが、今は夏ソバの収穫期を迎えた。白い花から実った黒茶色のソバの実が次々と刈り取られ、8月頃から夏の新そばが味わえそう。夏そばは爽やかな風味でさっぱりとした味わい。秋は香りが良くコクのある味わいで、 多少見劣りする。そばの栽培は土地がやせていて稲作に向かない土地、水はけが良くて日当たりの良い畑。高地の冷涼な気候で昼夜の温度差がある寒冷地。生育温度は15〜20℃が適温。安曇野(標高550-650m)、大町美麻(1000m)、白馬(700m)などは そば栽培に適している。夏そばの収穫は7-8月頃、秋そばの収穫は10-11月頃。夏そばは味が薄いので敬遠されてきたが、近年は栽培する農家も徐々に増え、夏そばを提供するお店も出てきた。秋そばは収穫時に台風が多く強風・降雨で倒伏して 収穫量が減ることがあるが、夏そばは天候に恵まれ、収穫量は比較的安定して多い。

■夕暮れの明科「長峰山」
「長峰山」(標高933m)は犀川沿いの地層が隆起し形成された細長い峰が南北に続く。犀川を挟んで北アに対峙するため、安曇野の田園風景と北アの山岳風景の絶景ポイント。眼下には梓川・穂高川・高瀬川が合流して犀川となるのが見渡せます。 山頂からは、眼下に安曇野の田園が夕日に照らされていました。燕岳の稜線に沈む太陽。常念岳の残雪はだいぶ減って筋状になってきました。日が傾き、段々と蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・大天井岳〜燕岳〜餓鬼岳〜七倉岳・針ノ木岳・蓮華岳〜 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳、白馬三山、小蓮華山、白馬乗鞍岳が夕闇に染まりました。(写真は5/下)

■明科「長峰山」山頂(標高933m)からは雄大な北アと美しい安曇野の田園風景が一望できます。
晴れた早朝には眼下に「雲海」を望むことができます。山麓の安曇野から見上げていた雲は、山頂では眼下に一面の雲が広がっています。ススキの茂る山頂下からは田園地帯の安曇平(梓川・三郷・堀金・穂高・明科・池田町・松川村)が見渡せます。 正面には雪化粧した北アの大パノラマが広がり、常念山脈〜仁科三山、白馬三山まで一望できます。安曇野宿泊者限定の雲海ツアーを行っています。
「長峰山」は明科中川手から「林道長峰線」(6.7km)で車で山頂Pまで登れます。冬期閉鎖あり(12/中-3/下)。または豊科田沢「林道城山線」(3.9km)の「光城山」経由で「長峰山」に車で登れますが、現在は路面復旧工事中で通行止め(2024.4月開通予定)。 トレッキングの場合は「長峰山登山口」(標高580m)から整備されたなだらかな山道(1.8km)があり、約1Hで登れます。

■明科の「長峰山」中腹に石仏群があります。
「長峰山」(標高933m)へは明科駅近くの「雲龍寺」登山口(標高580m)から遊歩道が整備されています。中腹の遊歩道沿いには道祖神、地蔵、教訓、詩などさまざまな石碑や石像などの石仏群(172体)が並んでいます。林道長峰線沿いの、 「憩いの広場」には円形の2つ池のあり、でえらぼっちが座った跡がついたという伝説の「金玉池」(標高750m)。1992年明科の町民有志でつくる「長峰山石刻の会」が石仏群を設置した。石仏群の中には倒れたものや放置されたままのもの もあり、ちょっと不思議な空間が広がっています。
長峰山は明科の賑わい創出を目的に「東部アウトドア拠点」として整備され、今後は来訪者が増える可能性があり、石仏群の管理や活用など今後のあり方が問われそう。東部アウトドア拠点整備基本構想では、明科を3ゾーンに分け、 長峰山は「自然満喫ゾーン」で、「北アルプスの眺望と自然を楽しむ里山と空のアクティビティー」。安曇野市は「にぎわいを里山にも波及させたい」としており、拠点整備は2026年度目標。石仏の扱いは今後検討していくという。 周囲からは北アの大滝山〜蝶ヶ岳〜常念岳〜横通岳〜大天井岳〜燕岳の稜線が望めます。

■安曇野の登山愛好家らが「安曇野山守隊」を結成、明科の「長峰山」(標高933m)で荒廃した登山道の整備を進めている。
登山道の補修、木・枯れ枝を使って階段を整備したりしている。北アを一望できる長峰山は登山者に人気だが、傾斜がきつい道の中央部が雨水で削れるなど歩きにくい所もある。有志たちは道を管理する市と相談して2023年6月に作業を開始。 植生を回復させつつ登山道を長持ちさせる「近自然工法」で整備。登山道にアカマツや桜の古木を横たえ、枝や落ち葉で隙間を埋めて階段を設けた。雨で土砂が流れ出さないように考えながら木を配置。凹凸を埋めて歩きやすい道を取り戻した。 代表「階段などを作るだけでなく修繕も続けたい」。作業の参加を呼びかけており、山守隊のインスタグラムで日程を案内。

■安曇野市、安曇野市観光協会は、テーマ別パンフを作成中。
第1弾は2024.2月にアウトドアスポーツ、第2弾は2024.4月に食をテーマにした「カフェ&スイーツ」と「ローカルフード」の2種類が完成。安曇野観光の全体パンフはあったがテーマ別はなく、2024年度中に第3弾も計画する。 表面に表紙と地図を印刷、裏面にアウトドア事業者や飲食店などの名称、住所、連絡先、紹介文、HP・SNSのQRコードを掲載。地図には掲載した事業者や店舗の場所を示し、3つのサイクリングコースも盛り込んだ。 カフェ&スイーツにはパンを加えた。ローカルフードでは、そば、信州サーモン、おやきの店舗を紹介。(A3判)四つ折りにして持ち運べる。テーマ別パンフは市観光情報センタなどで配布。

■安曇野市はX(旧twitter)に、安曇野の豊かな水の恵みや地下水が生まれる仕組み、環境保全の取り組みなどを発信する「あづみの水結」を開設。
SNSを活用して情報発信することで、安曇野の水資源を愛し、守り、育む人の輪を広げる。「あづみの水結」は水を守り、魅力を発信する個人や団体の登録制度で、あづみの水結に関する取り組みも取り上げる。6/3;運用開始。 長峰山から撮影した水田と北アルプスの写真、水資源の講座、湧き水の動画など11本を掲載。市環境課によると、フォロワーは県外の人も多い。自然環境に関心のある人や、安曇野好きな人がフォローしているとみられる。 「長年かけてしみ出す地下水の物語に着目すれば面白いと思う。地下のことに興味を持ってもらえれば」と。

■堀金烏川倉田区の住民有志でつくる「倉田区水神祭の今後を考える会」は、農業用水路「倉田堰」とその「水神祭」を紹介する動画を制作した。
倉田堰は江戸後期、水不足に困窮した旧倉田村の住民が尽力して開削した。堰自体は烏川渓谷緑地内の烏川から取水、住民は水利権を得るため、標高約1700mの山奥を流れる冷沢から延長約900mの木樋を通し、烏川に合流する小野沢に 水を落とした。水神祭は堰が完成した1811年から区内の里宮で営まれている。動画は、4月の水神祭の様子、里宮を守るように咲く桜、冷沢の取水口を紹介。ドローンによる空撮や、祭りや山中の取水口の様子など。6月に市烏川土地改良区が 堰の取水口近くで営む奥宮の水神祭の様子も収めた。(約5分間)。「今後を考える会」は2021年設立。「先人たちが苦労して水を引いたことで田園が広がり、生活が生まれてきた」と堰にまつわる資料集めなどに取り組む。「水神祭は先人の 苦労に感謝する営み。区の行事として大切にしていることを知ってもらえれば」と。

■三郷小倉の「黒沢川」左岸で建設を進める「調節池」
容量25.3万m3、25mプールで約500杯分に相当する治水対策の貯水施設。調節池は赤沢橋の上流に建設中で、全長約320m、幅約120m、深さ約15m。黒沢川内に水の流量を制限する「堰上げ施設」を築くことで、増水時に上流の水位を上げ、 ブロック張りの調節池に越流させる。池が満杯になると「洪水吐」から川へと自然に戻る仕組みで、満杯になる前でも下流の安全が確保されれば、人為的にゲートを開いて池内の水を川に戻す。2020年度着工。赤沢橋と橋上の市道の改良工事、 流末が最下流部で細る黒沢川の河川改良工事も含み、総事業費は約35億円を見込む。河川改良により、農業用水路「堀廻堰」に流れ込む流末は、近くの「あづみ野広域排水路」に接続。県安曇野建設事務所によると、工事進捗は4割。 事業は2026年度に完了予定。県の事業でこれだけ面積の広い工事は珍しい」という。

■安曇野市は水上ドローンを使った橋の点検診断システムの開発に取り組んでいる。
2022年10月から2年、現場で活用できるメドが立ち、10/2;穂高矢原堰で公開試験を行った。2024年度から試験的に導入、2-4年後には実用化を見据える。安曇野市内には5年に1度の点検が義務付けられている長さ2m以上の橋が756橋。9割以上が 用水路に架かる小規模橋で、数が多い上に橋の下側が狭かったり、橋長が短かったりして人や点検車が入りづらく、点検に手間が掛かるという。水上ドローンによる点検診断システムの導入によって、河川ごとに一度で複数の橋を点検でき、 AIによる画像診断で損傷の有無が地図上で可視化できる。人が現地で見るべき橋が絞り込めることから、コスト縮減や省力化などが期待される。早稲田大学理工学術院・佐藤靖彦研究室が開発したドローンは高さ50cm、幅75cm、奥行き75cmの船体型。 コントローラーで映像を見ながらのリモート操作が可能でGPSによる自律航行もできる。同研究室は「試作を繰り返して到達した最終形態」と。安曇野市維持管理課は「自治体の技術者不足を解消するような技術になれば」。安曇野で研究開発した 安曇野モデルとし「市の点検の中で使ってデータを蓄積し、問題点や改良点を出し尽くした上で、他の自治体向けにもカスタマイズしていければ」と。

■1959年9月に発生した伊勢湾台風で災害の爪痕を残す橋がある。穂高柏原-穂高牧で烏川に架かる山麓線の「烏川橋」
洪水による浸食で川幅が広がって橋のたもとと道路が流されてしまい、継ぎ足された珍しい歴史をもつ。当時は車道橋だったが、すぐ上流側に新しい橋ができて歩道橋となり、今も歩行者の安全を守っている。歩道橋は1931年建設の コンクリート製。1960年に25mほど継ぎ足されて長さ約60mに。1987年に現在の烏川橋が完成、歩道橋として残された。台風による洪水で川岸が削られ、橋のすぐ北側にあった家屋が流された。橋は無事だったが、当時は橋の端にあった 親柱の一部が延伸された部分との境目(橋の中)に今も残る。烏川橋は西山を南北に貫く山麓線の一部、上流には「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)が広がり、多くの観光客や自転車愛好家らに利用されている。 安曇野建設事務所は「災害のすごさを伝える橋が残され、防災について意識してもらえたら」と。

■穂高有明の烏川に架かる「富田橋」西側に歩道が新設された。
県道308号「小岩岳穂高停車場線」(しゃくなげ線;穂高駅〜山麓線の穂高温泉郷・小岩岳間;4.2km)の幹線道路で、穂高駅近くの踏切前後は車が多く、東中・西中の通学や通勤で利用が多い。付近には碌山美術館や碌山公園などがあり、 観光客が山麓線までレンタサイクルで利用する道でもある。富田橋は1964年完成、約60年が経過し老朽化。2027年度末完了予定の富田橋の架け替え工事に合わせて、道路北側の120m区間に幅2.5mの歩道を新設した。2023.11月仮設橋(長さ134m)の 工事が開始され、2024.4月には富田橋の仮橋と歩道が設けられた。同道で歩道がない区間はJR穂高駅近くの踏切前後約170m区間のみとなった。県安曇野建設事務所課は「橋の架け替えを着実に進め、歩道は歩行者や自転車が多いので、 安全確保のために地元や市と相談しながら検討を進めたいきたい」と。歩道新設を含む事業費は約18億円。10月以降に旧橋撤去し、新橋の橋台を造築する工事を予定。

■穂高有明で烏川に架かる「富田橋」(県道小岩岳穂高停車場線)で進めている架け替えは仮橋が完成間近。
富田橋は1964年完成、約60年が経過し老朽化。富田橋はJR大糸線穂高駅と広域農道を結び、中学生や高校生の通学路、通勤路などとして利用されている。富田橋は穂高駅〜碌山美術館、(東中)〜富田橋(烏川)〜(西中)、穂高温泉郷を結び観光でも 利用される。昔のコンクリート造りの橋で欄干が低く歩行者とのすれ違いには注意を要す。仮橋は長さ134m。富田橋に歩道はないが、仮橋には下流側に歩道を造る。3/末の完成後には現在の橋から仮橋に切り替わる。2023年11月、渇水期に 合わせて工事がスタート、左岸から川中まで進み、3/中には対岸に到達する見込み。仮橋は各部材を現地で組合せる「プレガーダー橋」と呼ばれる鋼橋の一種で、施工期間が短くて済む上に耐久性もあり、災害復旧の現場でも使われているという。 仮橋は現在の富田橋を撤去して新しい橋を架け終わる2027年度末まで4年間利用される。県安曇野建設事務所は「仮橋で今までより歩行者の安全が確保できる状況になる。早く新しい橋ができるよう安全に工事を進めたい」と。 架け替え総事業費は約18億円。
■穂高有明の住民が猿害対策として遊休農地で2023年始めた「安曇野ほうきプロジェクト」で、収穫したホウキモロコシの穂からプロジェクト第1号の「安曇野ほうき」が完成。
「穂高神社」での「安曇野さんぽ市」でお披露目され、2024年以降の本格的な栽培を行う。プロジェクトには穂高のクラフト作家や明科七貴のほうき職人、池田町のわら細工作り作家などが参加。猿が食べない農作物を育てて人里から 遠ざける取り組みで、立足の3aでホウキモロコシを試験的に栽培。猿の食害に遭わずに無事収穫できたという。出来上がったほうきは柔らかくてこしがあり、使っていて気持ちいいという。将来は「安曇野ほうき」の特産化を目指す。

■JR穂高駅前から碌山美術館に向かう遊歩道と市道(碌山通り)の路面に、観光客を誘導するための案内サインを新設した。
北アの眺めや田園風景などに目が奪われがちな安曇野観光だが、足元の案内性向上も忘れない。穂高駅周辺の観光施設の回遊性を高めるのが狙い。駅から美術館まで大糸線沿いの遊歩道と碌山通りは延長500mのほぼ直線、おしゃれなレンガ敷き。 その交差点前後や踏切手前など6ヶ所に、30cm四方の正方形で「碌山美術館」本館のシルエットと館の方向を示す矢印、距離を記したタイル製の路面案内サインを安曇野市が設置した。シルエットのデザインは美術館から提供を受けた。 市観光課は「碌山美術館を含め、街歩きをより楽しんでもらえれば」と。

■安曇野市は2024年度、内閣府からSDGsの達成に向けて優れた取り組みをする「SDGs未来都市」と、先導的な取り組みとなる「自治体SDGsモデル事業」に選定。
2024年度までに全国207自治体が未来都市、70自治体がモデル事業に選定。県内では県、長野、上田、伊那など8自治体が未来都市、中信では大町市、松本市に続く3番目。未来都市の選定は県で8番目、モデル事業とのダブル選定は初。 安曇野市はアウトドアスポーツの拠点整備、自然保育推進、ユニバーサルデザインのまちづくりなどを盛り込んだ事業計画「自然、文化、産業が響き合う 安曇野共生プロジェクト」を内閣府に提案した。里山再生計画の官民連携した 活動を支援する「さとぷろ。機構」を、SDGs推進の取り組みとして盛り込んでいる。モデル事業に選定されると最大2000万円の補助金を受けられる。安曇野市太田寛市長は「2024今年から広報にSDGsのマークを入れている。 食器のリサイクルなど長く続く活動も貢献」と述べ、官民連携でSDGsを推進する考え。

■安曇野市の「新博物館構想」
安曇野には公立・市立で計20館を越える博物館・美術館・資料館があり、うち9館の市立博物館・美術館あり。
1)穂高有明「穂高郷土資料館」(1972.4)、2)豊科「豊科郷土博物館」(1979.6)、3)穂高陶芸会館(1983.3)、4)豊科南穂高「飯沼飛行士記念館」(1989.4)
5)豊科南穂高「田淵行男記念館」(1990.7)、6)堀金烏川「臼井吉見文学館」(1991.7)、7)豊科「豊科近代美術館」(1992.4)、8)三郷明盛「貞享義民記念館」(1992.11)
9)北穂高「橋節郎記念美術館」(2003.6)
建物は老朽化、耐震補強必要、収蔵スペース狭い、バリアフリー未対応のため、当初計画では比較的新しい「貞享義民記念館」以外の博物館は新市立博物館に統合する方針だった。昨今の財政難、社会情勢などを理由に既存施設の改修などを選択肢を含め、案を再検討する。 有識者らでつくる「市新市立博物館整備方針検討委員会」は、今後、博物館再編の方向性、整備方針などを複数案検討し、2026年に3〜4案を市長に提案する。 委員会は「地域文化を創造、継承するとりでとして博物館や美術館の役割は大きい。市民にとってどう役立つかという視点で考えていきたい」と。

■安曇野の魅力が伝わる写真を募った「安曇野インスタグラムフォトコンテスト2023」の受賞作品が決まった。
応募総数1718点から3部門の最優秀賞や優秀賞など計40点が入賞。作品は観光PRなどに活用。「安曇野暮らし部門」の最優秀賞は豊科南部総合公園の噴水で遊ぶ子供たちと夏の青空を捉えた作品。「アウトドア部門」の最優秀賞は大王わさび農場で 底まで見える川を進むボートを撮影した作品。「山岳部門」の最優秀賞は朝日を浴びる北アと冬景色の作品。幅広い世代に旅行で安曇野を訪れてもらい、Instagramで安曇野の魅力を発信しようと2018年度に始めた。安曇野市観光課は「応募数は 昨年度より少なかったが、新しく応募してくれた人が多かった。全体的に構図まで考えられていた写真が多くクオリティーが高い」と。

■安曇野市観光協会は、ポイントが割り振られた地点を自転車で巡る「安曇野サイクルロゲイニング」に利用するスマホのアプリを開発した。
アプリを通じて利用者がどのような経路で観光や飲食などの施設に立ち寄ったかを集計し、観光戦略の立案に生かす。アプリ上の地図で現在地を確認でき、ポイントを割り振られた地点を調べられる。地点に到着して地図上のマークを押し、 写真を撮る仕組みで、巡った地点の合計ポイントを集計。撮影した写真などはアプリを通じて帰宅後に見ることができ、利用者にとっては思い出を形に残せる利点がある。6/上;利用開始を目指す。4/22;実走会を開いて不具合がないか調べた。 アプリを使いながら自転車で安曇野を巡った。Webアプリは東海大文理融合学部人間情報工学科村上祐治教授の協力を得て開発。スマホのバッテリーの消費も調べた。安曇野サイクルロゲイニングは4年目、過去3年間は紙の地図を使って、 獲得ポイントは手作業で集計していた。市観光協会は「お金の落ちる仕組みをつくるのが1番の狙い。市や市商工会と一緒に観光を軸とした消費拡大を目指したい」と。

■安曇野の特産品と言えばワサビ。ワサビが海外へ。
観光スポットの「大王わさび農場」は、1915年創業からワサビを作り続けています。同農場がヨーロッパのサッカー事業に進出。「ベルギー1部リーグのシント=トロイデンVVというクラブチームのスタジアムの命名権を取得した」。 同クラブは創立101年目の古豪。同農場は「本物のワサビがどういうものなのかを世界の方に知っていただきたく、日本文化や日本というものを世界にどんどんアピールしていく。スポンサーシップにつながった」という。2023年2月に 命名権の取得し、スタジアムの名前は「大王わさびスタイエンスタジアム」。「名前を聞いたときに、大王=ワサビ、ワサビ=安曇野。じゃあ安曇野ってどういうところ?、そういったふうにつながればいいなと思って、スポンサーシップを 結んだ。いろんな側面からワサビというものが、しいては安曇野というものが見てもらえるようになると、より安曇野の魅力というのが上がっていくのかな」と。

■ワサビ生産量が全国1位を誇る安曇野で、生産者団体と行政が「安曇野わさび産地強化プロジェクトチーム」を立ち上げた。
安曇野市農政課に事務局を置き、信州山葵農業協同組合や県野菜花き試験場、県松本農業農村支援センタ、JAあづみ、安曇野市で構成。栽培技術や病害虫防除、担い手確保、ブランド化に関わる取り組みを連携して進める。 安曇野のわさび栽培は市内のほ場(約43ha)のうち3割弱で「水が引かない」「腐敗する」など何らかの問題を抱える。国内外でワサビの引き合いが高まる中、生産者の高齢化や後継者不足、湧水量の減少などで収量は低下傾向にあり、 約7.5haが遊休田となっている。会議では生産者個別の伝承技術で栽培に対応し生産技術の向上や統一化、情報共有が図られていないなどと課題を指摘。対策には定期的なほ場巡回、目ぞろい会の実施、栽培管理のマニュアル化に向けた検討など。 生産者が互いに状況を知り合うことが産地強化の第一歩。ブランド力強化へ品評会の充実や国内外需要喚起策も検討する。市農政課は「現状と課題をきちっと把握した上で、できることから始め、産地の持続的な発展を目指す」と。

■穂高有明の「安曇野ミネラルウォーター」は新たに第2工場を建設する。
健康志向の高まりや暑さ対策でミネラルウオーターの需要が増しており、生産体制を強化する。同社は2014年稼働の第1工場では2L専用のペットボトル入りミネラルウオーター「安曇野」を生産。新工場は鉄骨2F建て延べ6000u、鉄骨平屋5400uの 第1工場よりも大きい。毎分150本生産する第1工場の1.6-2倍の毎分250-300本が生産可能。10月稼働予定。事業費は25億円。建屋内の壁3面には高さ8m×横3面の幅50mの巨大壁画。川と水、ペットボトル入りミネラルウオーターの絵が描かれている。 安曇野の豊かな水資源、自然への感謝、資源を使う責任感を表しているという。新工場は「中房川」(安曇野スケッチロードの中房大橋付近)と「穂高川」に囲まれた川沿いのエリアで、本社・第1工場に隣接した敷地内。

■2025.4月、安曇野市は家庭のプラスチック製品廃棄物を全てリサイクルする。
現在は「プラマーク」が付いたプラスチック製廃棄物だけリサイクル、プラマークがないプラスチック製品の廃棄物は可燃ごみとして燃やす。安曇野市再商品化計画(2024.11/29;認定,リサイクル期間;2025.4/1-2028.3/31)が可能になった。 認定は県内初、全国25自治体・組合が認定。2025-2027;3年間;プラスチック容器包装廃棄物(467.5t/年)、それ以外のプラスチック使用製品廃棄物(104.5t/年)
プラマークが付いていないプラスチック製品は文房具、玩具、ハンガーなどの収納用品。バケツなどの屋外用品、計量カップ、まな板などの台所用品、くし、風呂桶などの洗面用具など。
4月からは週1回「プラスチック製容器包装」の収集日にごみ集積場所に出せる。袋に入らない大型品は豊科と穂高のリサイクルセンタで回収予定。4月からはプラマークがないプラスチック製品廃棄物を含め、富山でプラスチック製品の 材料となるペレットになる。再商品化計画が認定されたことで、プラスチック製品廃棄物の再資源化が促進されるほか、排出のルールが簡単になって市民の利便性が向上する。中間処理の段階で年間2000万円弱かかっていた異物の除去作業が 不要になりコスト削減される。プラマークがないプラスチック製品廃棄物を焼却しないことでCO2排出量も減る。市は冊子「資源物・ごみの出し方の手引き」を改訂、2025年2月各戸配布予定。環境課は「プラスチックの資源化を通じて各市民が 安曇野ゼロカーボンシティに寄与できる」。

■安曇野市は北穂高に新たな「産業団地」の造成を目指す。
「安曇野」という名のブランドイメージや、恵まれた自然環境に魅かれ、食品関係をはじめ進出を希望する企業は多いという。11/6;開発事業者の公募を開始した。安曇野市内には現在、産業団地は7カ所(計80.7ha)、現在空き区画はない。 新産業団地は「松糸連絡道」沿いの青木花見産業団地と島新田工業団地周辺の農地に計画。開発候補地は6区画(最大15ha)を見込み、開発を手がける民間事業者を公募し、開発事業者と進出企業を選定する。2024.3月;地権者と周辺住民に 事業説明会を予定。2025-2026年度;用地買収、造成、建築工事、2027年度;操業開始予定。想定する業種は地域農作物を活用した飲食料品製造業、ドローン・自動走行農機製造などスマート農業関連、IT関連、ヘルスケア産業など。 市は「地域経済のさらなる活性化と雇用の拡大につなげたい」と。

■安曇野市が有害鳥獣の駆除対策に力を入れる。
犀川漁業協同組合によると、犀川水系ではカワウが増え、ニジマスやイワナなどの放流魚が年間約400万円被害に遭っている。「放流はカワウに餌をやっているようなもの」と嘆く。捕獲の報奨金は県漁業協同組合連合会を通じて\2000/1羽、 安曇野市が\6000円上乗せして計\8000円。2024年1月〜;安曇野市猟友会員が水鳥(カワウ)を捕獲した報奨金は\8000/1羽、2024年4月〜;ニホンジカの捕獲は\1万円/1頭の報奨金を支払う予定。猟友会による捕獲の意欲を高めて個体数調整を 進めることで野生動物との共存につなげる。市町村が独自に報奨金を上乗せするのは中信で初。2024年は早くも55羽が捕獲され、2023年1年間の43羽を超えた。
ニホンジカは明科や豊科に多く出没するようになり、苗木の新芽や樹皮が食害に遭ったり、ブドウの新芽が食べられて生育に影響が出たりといった被害が報告されている。駆除したシカの報奨金を受け取るには回収が必要なため、肉や毛皮、 角の有効活用につながることにも期待。2024年度安曇野市一般会計補正予算案には、カワウ80羽分で48万円、ニホンジカ120頭分の120万円を計上。ハンターの担い手確保策として狩猟免許の新規取得に対して費用の全額補助も実施。

■安曇野の里山整備に取り組むボランティア団体「あづみの樹楽会」は、2024年穂高牧と穂高柏原にかかる烏川で、熊が人里に出没するのを防ぐ緩衝帯の整備を始めた。
熊が侵入する際は河川を利用することが多いと言われており、荒れた雑木林を伐採して見通しを良くすることで熊の警戒心を高める。人と熊の共存を目指す活動で、洪水対策や景観美化にもつなげる。「国営アルプスあづみの公園」 (堀金・穂高地区)の渓流連絡橋から山麓線・烏川橋までの両岸約400mが対象。2025年度までに20-40m幅の緩衝帯を複数箇所設ける。作業は冬場(1-3月)の渇水期に行う。各地で熊の出没と被害が相次いだことを受け、自分たちにできることは ないかと独自に企画。国交省や県安曇野建設事務所、市が協力。事務局は「見通しが良くなって熊が警戒し、人と熊が出合うことが減ってくれれば」と。同会によると、三郷・堀金の西山山麓には野生動物が人里に出没するのを防ぐ電気柵が あるが穂高にはない。烏川周辺がその分岐点。2020年9月には穂高牧の山麓線に近い場所で散歩中の女性が熊に頭や肩をかまれてけがを負う事故も発生した。県の地域発元気づくり支援金を活用し、切った木の枝をチップ化するチッパーや 伐採作業を安全で効率的に行うためのロープウインチの購入を考えている。会にはサポーターを含め29人が参加。同会は「人と熊がお互いに一定の距離を保って共存していけたら」と。

■安曇野市が5年ぶりに2023年行った市民参加型の生き物調査「第4回生きもの調査2023」の結果。
調査は2023年3/21-10/31。植物や魚類、昆虫類、鳥類、ほ乳類など66種類が対象。53人から対象種748件、対象外173件の計921件が報告された。コオロギの仲間で中国原産の外来種・アオマツムシに増加傾向、在来植物のワレモコウやウツボグサは 減少傾向。今回初めて調査した中国原地と考えられている特定外来生物のチョウ・アカボシゴマダラも。アオマツムシは地球温暖化が原因と考えら、気温の上昇とともに生息地域が広がっている。ワレモコウやウツボグサは山麓や山地の日当たりの 良い草原などで生育。見つかった場所は、ワレモコウは11カ所(前回2018年は21ヶ所)、ウツボグサは8ヶ所(前回19ヶ所)にと半減。市生物多様性アドバイザーによると、アカボシゴマダラはマニアが意図的に野生に放したチョウで、安曇野には 数年前に入り込んだと考えらる。在来のゴマダラチョウやオオムラサキと幼虫の食樹が同じで競合が心配されている。

■2023年11-12月、三郷・堀金に「アライグマ」が生息。
2002年に明科で確認されて以来22年ぶり。犀川以西で見つかったのは初めて。生態系や農作物に影響を与えたり家屋に侵入したりする被害が心配されるため、市などが警戒感を強める。11/8;20:00;三郷明盛、民家の柿の木で、12/5;21:00;堀金烏川の 神社と屋敷林にてアライグマを発見。安曇野市環境課は「安曇野の田園地帯のど真ん中で確認されたのでびっくりしている。専門家と相談しながら分布の様子や広がりの具合を確かめていきたい」と。近年、池田町、白馬村でもアライグマが捕獲された。 専門家は「外来種は早期対策が重要。目撃があったら捕獲することを考えてほしい」と。餌になる食べ物を放置しないこと、廃屋を放置しないことなど「アライグマがすめるような環境を増やさないことが大切」という。

■安曇野の住宅地にサルが頻繁に出没、住民が困惑している。
人里にサルが頻繁に出没し、農業被害も増えている。2022年度の農作物被害は282万円。こうした被害を防ごうと、8/8;安曇野市は市民などでつくる「ニホンザル追い払い隊」を結成した。サルにGPSを付け人里に現れたら山へ追い払う活動を行う。 以前は「山麓線」を挟んで山間部に生息していたというが、現在は道路を越えて、人里にまで行動範囲が広がっている。山にエサが少なくなったり、人里で農作物や生ごみの味を覚えてしまったりしたことが原因と考えられる。GPSを取り付けた サルの動きをもとに人里に現れた群れを見つけ、ニホンザル追い払い隊のメンバーが近づいて山へ追い払う。人は怖いという認識を持たせ、人里に寄せ付けないことが狙い。メンバーは7月からサルの習性や追い払いの技術を学んできた。 隊員は「できるだけ共存、共生を図っていければいい」と。

■安曇野ではニホンザルによる農業被害の多く、新たに臨時職員を雇って「ニホンザル追い払い隊」を結成、早速パトロールを始めた。
北ア山麓の安曇野市は2022年度、野生動物による農業被害が200万円に上り、多くはニホンザルが関わっている。このため、安曇野市は、市民63人を臨時職員として採用して「ニホンザル追い払い隊」を結成、8/8;安曇野市太田寛市長から代表の隊員に 任命書が手渡された。任命式には隊員38人が出席。市長は「追い払いに特化したこれほど大規模な活動は全国的にも類を見ない。活動する中で提案があれば、遠慮なく伝えてほしい」と。任期は2024.3/31まで西山山麓で人里を荒らすニホンザルを 山へ追い返す活動を行う。隊員らは式後、初めて穂高有明にてサルの多そうな林や田んぼ道へ出向いて、サルがいないかパトロールを行った。サルを見つけた場合はゆっくりと歩いて追いかけ、山へ追い払う。安曇野市によれば、自治体が臨時職員を 雇ってニホンザル追い払い専門部隊を作るのは全国的にも先駆的なケースという。隊員は「知り合いの農家が被害にあったと聞きました。私たちが来たら山へ逃げるようにサルに教え込んでいきたい」。「殺処分している状況にはショックを受けた。 サルがもともとすんでいた場所に戻して、人と共存できるようにしたい」と。追い払い隊は、隊員交代でほぼ毎日活動を行う。安曇野のある農家の畑では、6-7月頃、ニンジン2万本がサルに食べられる被害にあったという。20匹の集団で来ることもある という。畑では何も作れない状態と嘆く。農家は「ニホンザル追い払い隊」について「本当にありがたいこと。一日でも早くサルを山へ追い払ってもらい、安全に農作業ができるようになってほしい」と。9月までを試用期間として穂高牧・有明で 活動を行い、以降は堀金や三郷に範囲を広げる。安曇野市は効果を検証し、2024年度以降も続けるか検討する。

■2024.9/5;17:30;穂高有明の中房線・宮城GT近くで沢登りをしいていた男性がクマに襲われケガをした。
男性は1人で沢登りをしていたところ成獣のクマに襲われ、車で待っていた仲間に助けを求めたという。男性は松本の病院に運ばれ、左腕と頭などにケガをした。命に別状はないという。安曇野市や警察などが警戒にあたったが、クマは 見つかっていません。9/6;朝から猟友会などがパトロールを行う。現場はJR有明駅から北西に7kmの山の中で、穂高有明を流れる穂高川上流の中房川。周辺にはホテルやゲストハウスが点在する。安曇野市猟友会は「クマは川沿いを移動する ことが多い。夕方5:00頃はクマがいても当たり前の時間帯であり、行動する人は気を付けてほしい」と。クマが活発に活動する朝夕の行動は避け、クマよけの鈴やラジオなど音の出る物を携帯して、人の存在を知らせることが重要。 また、今の時期は果樹を放置するとクマを寄せつける原因となるため、県は収穫しない果樹は伐採するなど対策するよう呼び掛けています。

■2024.7/23;5:00頃、安曇野穂高の畑の脇でシカ用のワナに熊がかかっているのを住民が見つけ警察に通報した。
今回捕獲された熊は体長135cm、体重約90kgのオスの成獣。警察によれば、ケガ人などの被害は入っていないという。猟友会や市の職員らが麻酔でクマを眠らせ、山に返したという。錯誤捕獲されたクマは原則放獣するという。但し、ドングリなどの エサが「凶作」と予想されたには「警報」を発令、警報が出た場合は「錯誤捕獲」も含め、捕獲したクマをお仕置きして山に返す「学習放獣」を一旦やめ駆除を優先させる。2024年度、県内ではクマの出没が相次いでいる。人里での目撃件数は 5月107件、6月343件と前年を大きく上回っている。7月も7/19で44件。人身被害は4件発生。県は現在「ツキノワグマ出没注意報」を出していて、県のHPで出没マップを公表。山に入る際は音の出るものを携帯する、出没が確認された場所に近づかない、 生ゴミなどを適切に処理し、クマを誘引しないことなどを呼びかけている。

■ツキノワグマによる人身被害が相次ぐ中、安曇野では近年、集落内での目撃件数が急増。
安曇野市によると、2022年度は33件(集落11・林22)と集落より林での出没が多かった。2023年度は57件(林9・集落48)と4倍に増加、林と集落が逆転した。2024年度は63件(集落50・林13)(9/9現在)。2022年からほぼ倍増し、個体数の増加などが 背景にあるとみられる。熊が山から里地まで下ってきている状況。2023年度と2024年度は6〜8月の3ヶ月連続で、熊が活発に動き回る時期が長引く傾向にある。防護柵がなく集落と林の境があいまいな穂高山麓で熊の出没が多い。松本地域は県が 「ツキノワグマ出没注意報」を発出中。安曇野市猟友会長はほぼ毎日のように出没しているとし、「キノコ採りの入山者が増えるこれからが心配」と、クマ鈴などの携行を呼び掛ける。市は「熊は食物の匂いを嗅ぎつけて里に下りるので、 誘因物となる生ごみなどを極力外に置かないようにしてほしい」と。

■安曇野穂高有明の山麓線西山沿いでは、熊の目撃情報が多発しています。
北アの前山はもともと熊の生息地。この数年は山麓線付近の畑で熊・シカ・イノシシなどによる農作物に被害がでています。
★2024.11月-7月;安曇野のクマ目撃情報(西山・東山山麓)★
2024.11/16;旧安曇野アートヒルズ、11/12;しゃくなげの湯南西、11/3;穂高有明の天満沢川
10/27;21:45;穂高柏原烏川橋東、10/20;7:20;穂高有明鼠穴橋南、10/1;9:10;ほりでーゆ〜四季の郷奥
9/28;9:40;天満沢橋奥、9/13;18:05;有明学者村北、9/13;16:40;堀金烏川GT、9/13;6:00;明科光城山、9/13:6:00;烏川堀金霊園、9/8:12:15;烏川ツツジ園、9/7:17:30;堀金烏川ツツジ園、9/6;19:20;穂高牧満願寺、9/5;17:45;中房線・宮城GT、9/5;12:30;天満沢橋、9/2;6:15;穂高有明宮城
8/31;10:30;しゃくなげの湯奥、8/31;6/45;穂高牧運動場、8/26;6:10;アートヒルズ、8/23;7:50;天蚕センタ、8/20;20:00;堀金烏川ほりでーゆ四季の郷、8/19;11:35;烏川つつじ園、8/19;10:10;有明宮城、8/18;18:30;有明宮城、 8/18;17:30;烏川つつじ園、8/16;18:30;穂高牧山崎集会所、8/16;5:45;有明山通り、 8/15;7:10;しゃくなげの湯奥、8/14;11:50;堀金烏川ツツジ園、8/12;16:40;堀金烏川ツツジ園、8/6;7:30;有明山神社、8/5;11:10;林道烏川線大水沢の滝、8/4;15:40;堀金烏川ほりでーゆ四季の郷
7/30;17:50;有明宮城、7/30;5:55;穂高天蚕センタ、7/29;11:35;小岩岳公民館、7/29;10:50;林道烏川線、7/28;14:00;一ノ沢登山口、7/27;12:25;天満沢橋、7/25;18:30;天満沢川、7/25;8:40;烏川・権現宮、7/23;5:00;穂高牧
7/20;18:20;天満沢橋、7/18;8:50;烏川橋、7/18;5;40;鼠穴橋、7/15;8:30;しゃくなげの湯奥、7/14;7:15;しゃくなげの湯奥、7/12;7:00;旧安曇野アートヒルズ、7/9;12:55;天満沢橋、7/9;12:20;しゃくなげの湯、7/9;6:00;小岩岳城址公園
7/4;16:10;鐘の鳴る丘集会所、7/3;16:00;青原寺、7/2;14:45-7/1;18:20;しゃくなげの湯奥。

■2024.9/25;安曇野の田んぼに「コウノトリ」2羽が飛来した。
優雅な舞い姿を見せています。国の特別天然記念物指定の「幸せを運ぶ」とされるコウノトリ。コウノトリは全長約1m、翼を広げた長さ約2m。体重は4〜5kg。鋭いくちばしに白と黒の羽毛のひと際大きな鳥。コウノトリは群れをつくって 遠距離を移動する習性があり、数羽が目撃されることもあります。安曇野に飛来したコウノトリは繁殖の際につける足環が付いていないことから、大陸から飛来してきた可能性があるという。コウノトリは体重が軽くふわりと飛び上がります。 よく似たタンチョウは体重2倍で助走10mして飛び立ちます。コウノトリは羽を動かさずに滑空しますが、タンチョウは飛行中でも羽ばたきします。コウノトリは木の枝や電柱に止まれますが、タンチョウは後指が短いため止まれません。 飛行速度は40-60km/hで約200ー300kmの距離を休憩なしで飛べるという。
コウノトリは明治初期まで全国各地に生息していたが、採餌場となる湿地の開発や水田の農薬使用などで、1971年には絶滅したとされ、その後は人工繁殖によって現在全国で470羽が生息。信州では2009年に初飛来が確認され、それ以降、 度々目撃されています。県内では、2024年は8羽、2023年は2羽が目撃された。
2024.3/18;安曇野で1羽、8/7;大町で3羽、8/8;安曇野で1羽、8/9;三郷で2羽、安曇野への飛来は2024年3月以来。近年は安曇野や大町でコウノトリの飛来が増加傾向にあります。

★松本・安曇野・大北でのコウノトリ目撃情報(2009-2024)★
2009.11/24;安曇野三郷明盛の水田に1羽飛来。梓川上空を優雅に飛び、収穫後の明盛の田んぼに舞い降りた。2005年から兵庫豊岡「コウノトリの郷公園」では保護増殖・野生復帰に取り組み、試験放鳥が開始され、信州で確認されたのは 2009年が初めてで、これまでで最も北での確認だった。
2009.11/25-11/26;大町平で1羽、11/25;大町常盤で1羽、11/25;三郷で1羽。
2010.7/31;松本梓川梓の大宮熱田神社近くの田んぼに3羽飛来。
2010.7/29-8/15;白馬村八方にコウノトリ4羽が飛来。この時の足環から兵庫豊岡-白馬間を移動し、飛行距離は直線で300km。
2010.8/18;豊科の犀川沿いの田んぼに1羽飛来。
2013.3/13,4/1;大町西原のハス池に1羽が飛来。ハス池では農薬をまかないためメダカなどの小魚やカエル、トンボが多い。
2013.3/19-3/26;白馬村神城飯田の五輪道路沿いの水田に1羽が飛来。2010年に白馬村に初飛来し、3年ぶりとなった。
2018.5/29;松本梓川の水田に1羽飛来。
2019年;明科・犀川沿いの水田に飛来。
2021.5/5;安曇野の水田で1羽飛来。2021年は安曇野に3羽飛来。2021.5/15;豊科の光橋北の水田には佐渡からトキも飛来した。
2021.7/7;松川村の水田でコウノトリ1羽飛来。松川村内にコウノトリが飛来するのは初めてだった。
2021.9/8;堀金の水田に3羽飛来。
2022.3/29;白馬村神城に飛来。白馬村での目撃は2013年以来。
2022.4/14;松本梓川梓と安曇野でコウノトリが目撃された。
2022.8/31;安曇野・北穂高に1羽飛来。稲穂が実った田んぼに現れた。
農薬使用の減少により、田んぼでは餌となるドジョウ、おたまじゃくし、フナ、カエル、バッタ、モグラ、イナゴなどの昆虫が増えていることが要因とみられています。「餌がたくさんある環境ならコウノトリが繁殖するため、営巣する 可能性はある」という。
2024.9/25;安曇野に飛来したコウノトリは水田の中をゆっくりと歩きながら、時折くちばしでエサをつつく姿が見られた。コウノトリを見かけた場合は餌を与えず驚かせないよう離れた所から観察してほしいと。

「白馬に飛来したコウノトリ」(2010.7/29;白馬村にて)

「コウノトリ」(信毎/大北タイムス紙面より)



★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2024-2025〜〜〜★
■安曇野「犀川」では「冬の使者」コハクチョウの飛来が始まっています。
■2025.1/14;安曇野に飛来している白鳥は139羽、豊科犀川「白鳥湖」に120羽。※2024.1/14;安曇野に飛来している白鳥は237羽、豊科犀川「白鳥湖」に215羽。
■1/13;安曇野に飛来している白鳥は113羽、豊科犀川「白鳥湖」に98羽。
■1/7;安曇野に飛来している白鳥は96羽、豊科犀川「白鳥湖」に90羽。
■1/6;安曇野に飛来している白鳥は96羽、豊科犀川「白鳥湖」に84羽。
■1/2;安曇野に飛来している白鳥は78羽、豊科犀川「白鳥湖」に70羽。
■2025.1/1;安曇野に飛来している白鳥は73羽、豊科犀川「白鳥湖」に70羽。※2024.1/1;安曇野に飛来している白鳥は161羽、豊科犀川「白鳥湖」に108羽。
■2024.12/31;安曇野に飛来している白鳥は73羽、豊科犀川「白鳥湖」に41羽。
■12/30;安曇野に飛来している白鳥は81羽、豊科犀川「白鳥湖」に34羽。
■12/27;安曇野に飛来している白鳥は81羽、豊科犀川「白鳥湖」に38羽。
■12/26;安曇野に飛来している白鳥は76羽、豊科犀川「白鳥湖」に19羽。
■12/25;安曇野に飛来している白鳥は58羽、豊科犀川「白鳥湖」に10羽。
■12/20;安曇野に飛来している白鳥は58羽、豊科犀川「白鳥湖」に11羽。
■12/16;安曇野に飛来している白鳥は52羽、豊科犀川「白鳥湖」に47羽。
■12/13;安曇野に飛来している白鳥は52羽、豊科犀川「白鳥湖」に47羽。
■12/12;安曇野に飛来している白鳥は44羽、豊科犀川「白鳥湖」に42羽。
■12/9;安曇野に飛来している白鳥は44羽、豊科犀川「白鳥湖」に42羽。
■12/7;諏訪湖ではコハクチョウが今季初飛来。
諏訪湖白鳥の会によると、1974年から51季連続。2023年より17日早く、平年並み。観測は成鳥2羽。諏訪湖でも年々数が減っていて、2023-2024季は1/初に8羽が最多。

■12/5;安曇野に飛来している白鳥は42羽、豊科犀川「白鳥湖」に40羽。
■12/4;安曇野に飛来している白鳥は34羽、豊科犀川「白鳥湖」に30羽。
■12/3;安曇野に飛来している白鳥は48羽、豊科犀川「白鳥湖」に31羽。
■12/2;安曇野に飛来している白鳥は30羽、豊科犀川「白鳥湖」に28羽。
■11/25;安曇野に飛来している白鳥は34羽、豊科犀川「白鳥湖」に22羽。
■11/21;安曇野に飛来している白鳥は34羽、豊科犀川「白鳥湖」に22羽。
■11/18;安曇野に飛来している白鳥は34羽、豊科犀川「白鳥湖」に9羽。過去11/18の安曇野のコハクチョウ飛来数は以下の通り。
2023.11/18;39羽、2022.11/18;38羽、2021.11/18;60羽、2000.11/18;61羽、2019.11/18;58羽、2018.11/18;24羽
2017.11/18;12羽、2016.11/18;24羽、2015.11/18;10羽、2014.11/18;37羽、2013.11/18;43羽、2012.11/18;30羽
2011.11/18;74羽、2010.11/18;110羽、2009.11.18;26羽、2008.11/18;159羽、2007.11/18;82羽。
■11/15;安曇野に飛来している白鳥は34羽、豊科犀川「白鳥湖」に0羽。
■11/13;安曇野に飛来している白鳥は24羽、豊科犀川「白鳥湖」に0羽。
■11/07;安曇野に飛来している白鳥は9羽、豊科犀川「白鳥湖」に0羽。明科「御宝田遊水池」に。
■11/01;安曇野に飛来している白鳥は7羽、豊科犀川「白鳥湖」に0羽。明科「御宝田遊水池」に7羽。
■10/30;安曇野に飛来している白鳥は21羽、豊科犀川「白鳥湖」に21羽。
■10/27;安曇野に飛来している白鳥は21羽、豊科犀川「白鳥湖」に21羽。
■10/24;安曇野に飛来している白鳥は20羽、豊科犀川「白鳥湖」に20羽。
■10/22;安曇野に飛来している白鳥は20羽、豊科犀川「白鳥湖」に20羽。2023.10/22は犀川「白鳥湖」に7羽飛来、10/26;20羽に増えた。2023年より4日はやいが同じ傾向。
■10/21;安曇野に飛来している白鳥は27羽、豊科犀川「白鳥湖」に27羽。
■10/20;安曇野に飛来している白鳥は25羽、豊科犀川「白鳥湖」に25羽。御宝田遊水池は0羽。
■10/13朝に3羽が初飛来しその後2羽の成鳥が飛来し5羽。10/18;豊科犀川ダム湖に25羽に増えた。御宝田は0羽。安曇野のコハクチョウ飛来は2024年で41シーズン目。2023-2024シーズンの飛来数は255羽と少なく、新潟など日本海側で 雪が少なかったことが影響したとみられる。
■2024.10/13;6:00;安曇野に2024年も冬の使者「コハクチョウ」が初飛来しました。
地元の「アルプス白鳥の会」が豊科の「白鳥湖」に3羽が飛来したのを確認、8:00;2羽増え、5羽が、緩やかな流れの中で、シベリアからの長旅の疲れを癒すかのように羽を休めていた。 コハクチョウの飛来は2023年より1日早い。アルプス白鳥の会の会田仁さんは「またシーズンが始まったかなという思い。毎年この時期になると冬の使者・白鳥が来るのを待ち遠しい」 安曇野には毎年数百羽が飛来し、2025年2月の「北帰行」まで一冬を過ごします。2023-2024季は安曇野で255羽が越冬したが過去30年間で最少となった。温暖化の影響か犀川ダム湖の工事の影響したのか、白鳥湖は飛来数が少なかった。 会田さんは「季節も急に寒くなって、冬に向かってまっしぐら。白鳥もけがや事故のないように過ごしてほしい」と

■2024.10/12;新潟では10/7;ハクチョウ(10羽)が初飛来。富山ではコハクチョウ(4羽)とオオハクチョウ1羽が飛来、初飛来は例年並み。
例年、安曇野には冬の使者「コハクチョウ」が飛来してきます。多い年には2398羽(H17)が飛来、2023年は255羽が飛来し越冬した。初飛来の早い年はS62:10/2、H2;10/2、遅い年でS59;12/31、平均で10/10-10/20。ここ数年は10/14。

★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2023-2024〜〜〜★
■2024.3/31;安曇野に飛来していたコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2023.10/14;初飛来、2024.1/31;255羽ピーク、2024.2/16;北帰行開始。2023年とほぼ同じく北帰行終了。2024.3/31;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2022-2023〜〜〜★
■2023.3/30;安曇野に飛来していたコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2022.10/14;初飛来、2023.2/6;475羽ピーク、2023.2/9;北帰行開始。2022年より5日遅く北帰行終了。2023.3/30;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2021-2022〜〜〜★
■2022.3/25;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2021.10/14;初飛来、2022.01/31;667羽ピーク、2022.2/28;北帰行開始。2021年より10日遅く北帰行終了。2022.3/25;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2020-2021〜〜〜★
■2021.4/4;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2020.10/12;初飛来、2021.02/10;1240羽ピーク、2021.2/15;北帰行開始。2020年より3日早く北帰行終了。2021.4/4;北帰行終了。
★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2019-2020〜〜〜★
■2020.3/13;安曇野に飛来しているコハクチョウは0羽。北帰行は終了。2019.10/16;初飛来、2020.01/25;388羽ピーク、2020.2/15;北帰行開始。2019年より6日早く北帰行終了。2019.3/19;北帰行終了。

★〜〜〜安曇野・白鳥飛来数2006-2024〜〜〜★
安曇野の白鳥ページ(NO.15);2023-2024
安曇野の白鳥ページ(NO.14);2022-2023
安曇野の白鳥ページ(NO.13);2021-2022
安曇野の白鳥ページ(NO.12);2020-2021
安曇野の白鳥ページ(NO.11);2019-2020
安曇野の白鳥ページ(NO.10);2014-2019
安曇野の白鳥ページ(NO.09);2012-2013
安曇野の白鳥ページ(NO.09);2013-2014
安曇野の白鳥ページ(NO.08);2011-2012
安曇野の白鳥ページ(NO.07);2010-2011
安曇野の白鳥ページ(NO.06);2009-2010
安曇野の白鳥ページ(NO.05);2008-2009
安曇野の白鳥ページ(NO.04);2007-2008
安曇野の白鳥ページ(NO.03);2006-2007
安曇野の白鳥ページ(NO.02);2006-2007
安曇野の白鳥ページ(NO.01);2006


★★★イベント★★★
■2024.6/3〜2025.8/29;「豊科近代美術館」は改修工事に伴う長期休館。
豊科近代美術館はヨーロッパの中世修道院をイメージしたロマネスク様式の建築で、美術館の敷地にはバラ500種1000本のバラ園がある。近代日本の彫刻家・高田博厚の作品約200点や森鴎外ゆかりの画家・宮芳平の絵画作品2000点、 地域ゆかりの作家を常設展示。日展、工芸美術展など展覧会や安曇野に関連する企画など展を開催。建築から30年が経ち、老朽化した壁や床、屋根を改修する。
(問)安曇野市豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638

■2025.6/1;「第11回信州安曇野ハーフマラソン」開催
ハーフマラソン(定員;5200人)、ファミリーラン;保護者と小1-2人の2km(300組600人)。コースは例年と同じで豊科高家の市豊科南部総合公園が発着点。参加費はハーフ(\7000),ファミリーラン(\3500/1組,\4500/1組小2) 安曇野市制施行20周年で、20の倍数の順位でフィニッシュしたランナー、全ランナーに記念品贈呈。ハーフもファミリーランも1〜3位の入賞者に贈るメダルの首掛けひもは穂高天蚕糸で作る。大会ボランティアには記念品を贈る。 大会は市制施行10周年記念で2015年にスタート、2024年6月に第10回の記念大会が行われた。安曇野市太田寛市長は「節目の大会が、前回にも増して盛大になることを期待する」。2025.1/18〜エントリー受付開始。

■2025年3月;安曇野市は姉妹都市であるオーストリア・チロル州のクラムザッハに、市内の高校生ら若者を交流のため派遣する。
旧豊科町がクラムザッハと友好都市を提携して30年以上。安曇野とクラムザッハの交流は、豊科町で1985年あづみのガラス工房が開設され、1986年町民が欧州で唯一の国立ガラス専門学校があったクラムザッハを初訪問したことを機に始まり、 1989年6月両団体が友好提携締結、1993年10月豊科町が姉妹都市提携が締結。2007年11月安曇野市がクラムザッハと再締結した。2006年8月平林伊三郎市長、2019年9月宮澤宗弘市長、2023年9月太田寛市長らがクラムザッハを訪問。2023年6月に 安曇野を訪れたクラムザッハの訪日団には若者の姿が多く見られた。安曇野市が若者をクラムザッハに派遣するのは2012年3月に青少年交流団(高校生10人)が赴いて以来。太田市長は「観光とは国の光を見ると言われている。風土など総合的に 見てきてほしい」と。

■12/7-1/31;17:00-22:30;豊科南穂高の「安曇野の里」で「Azumino.光のページェント」が始まった。
雪だるまやサンタクロース、ハクチョウなどの電飾、約17万球のLEDが灯り、冬の夜を彩っている。初日(12/7)、安曇野はみぞれの中、大勢の家族連れが訪れた。
(問)ビレッジ安曇野内事務局 TEL 0263-72-8568

■〜1/26;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「アイスチューリップの庭」開催中。
1.2万株のチューリップを屋内展示。2025年は松川村「安曇野ちひろ美術館」と初コラボで、いわさきちひろが描いた花と子どもの世界を再現した。

■〜2025.1/13;14:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で開催中のイルミネーションに合わせた水生生物の企画展示「トロピカルクリスマス」を実施中。
色鮮やかな熱帯魚やエビ、カエルなど22種約80匹を紹介。デンキウナギの放電に合わせて点滅するクリスマスツリーも。クリスマスや星空を連想させる色合いや名前の水生生物を中心に展示。熱帯魚「ベタ・ギャラクシー」は、青を基調とした体色が特徴で 銀河のよう。赤い体に白い斑点がある「シロボシアカモエビ」は「サンタエビ」の愛称で知られる。クリスマスツリーは高さ約1.2m、水槽内のデンキウナギが発電すると100個のLEDが点滅する。 2024年のテーマは「光輝く機関車の旅」。今年のテーマは「光輝く機関車の旅」。キラキラと輝く機関車、花、チョウなど。(入園料;\450/一般,\210\65歳以上,中学生以下無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■11/2-2025.1/13;16:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「Winter Illumination 2024」開催
2024年は「光輝く機関車の旅」がテーマ。機関車や蝶、花々などLED約50万球のイルミネーション。音楽と光が連動して動く演出も。
11/1;ウインターイルミネーション2024の開幕前日に地域住民や関係者に公開された。
11/9,11/23,12/14,12/28,1/11(第2/4土曜);18:30;打上げ花火(5分間,雨天中止)
11/24,12/15;17:00/19:00;ファイアーパフォーマンス
12/3-12/25;カイドセンタ(入口)でポインセチアツリー
11/4;16:00;あづみの国際音楽祭、11/10;17;00;ニュースリーシャープスオーケストラ、11/16;17:00;joy Swing Jazz
11/17;10:30/13:30;コキアのほうき作り(\300)、11/30;17:30,12/1;16:00;X'masバルーンショー、12/14;10:00/13:00;正月飾り作り(\300-\500)、11/2-11/4;10:00/13:00;光るミニX'masツリー(\500)、12/7-12/8;10:00/13:00;X'masリース作り(\500)
11/24-12/15;平日16:00〜,土日祝;13:00〜;安曇野アートライン展
12/24-12/25;16:00-21:15;JR豊科駅〜同公園間に無料シャトルバス運行(所要約20分,20分間隔)
12/2-2025.1/13;トロピカルクリスマス展示(サンタエビ・魚など)
12/7-2025.1/26;干支「巳」の人形展示(穂高神社人形士の作品)
2025.1/2-1/26;インドアガーデン;アイスチューリップの庭
2025.1/4;16:00/18:00;新春!信濃国松川響岳太鼓、2025.1/5;18:00;信州プロレス新春特別試合・チョップde祈願
2025.1/12;16:00/18:00;マジックショー
など。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5512

■〜2025.1/13;16:30-21:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では50万個のLEDによるイルミネーションが公園を鮮やかに照らしています。
2024年で20回目を迎えたウインターイルミネーション、2024のテーマは「光輝く機関車の旅」。青く光るイルミネーションで彩られた長さ10mの機関車には乗ることもできます。安曇野の自然をイメージしたイルミネーションが園内に広がり、 音楽に合わせてツリーなどの光が変化する演出も楽しめます。12/14,12/28,2025.1/11;18:30-18:40;花火打上げ。〜12/25;入口ガイドセンタでは高さ3m,直径4mのポインセチア200鉢のポインセチアX'masツリーが展示。
(平日14:30-21:00,土/日/祝;9:30-21:00、休園;12/16,12/30-2025.1/1,1/6、12/23は開園)(入園料;\450/大人,\210/シルバー65歳以上,小中学生・幼児は無料)
(問)国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高管理センタ) TEL 0263-71-5511

■2025.1/6;9:00;穂高有明「Vif穂高」年始営業開始。
年内は12/31;12:00まで営業。2025.1/6;初売り・福引き(\1000/購入金額;1回)。1等は商品券\1000円分、2等は\500分など5等まで。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656

■2025.1/1;元日の松本・安曇野は快晴となり、初日の出を拝む人の姿が見られた。
三郷小倉の「室山アグリパーク」には約100人が朝日を浴びて一年の平穏を願った。前夜に降った雪が積もった広場からは松本平が一望できた。東山から太陽が昇ってくると、拝む人や両手を挙げて喜びを表す人の姿もあった。

■新年を迎え、各地の神社や寺院は初詣をする家族連れなどでにぎわった。
安曇野「穂高神社」は大勢の初詣客でにぎわい、拝殿前には参拝者の長い列ができ、社務所前では、お守りや破魔矢など縁起物を買い求める人が列を作った。

■2025.1/12;「安曇野市二十歳の集い」
集いのテーマは「つなぐ」で過去から現在、未来と時間の流れを意識した企画を通じて人とのつながりの大切さを感じてもらう。「感謝のメッセージカード」(過去)、「トランプdeマッチング」(現在)、将来への決意を短冊に書いて会場に飾る 「決意の一枚」(未来)を用意。対象者約700人の参加を目標にSNSで情報発信する。新たなつながりを生む式典にしたいと実行委。

■1/4-1/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で干支の蛇の飾り物を作る講座を開いた。
来場者は松ぼっくりやクルミの殻など園内で集められた材料で制作。同公園パートナーが考案した飾り物で、干支の動物を題材に講座を毎年開催。ヘビの頭はクルミやクリ、長い舌はコキアの枝、目は木の実や小豆など。参加者は松ぼっくりを 接着剤でくっつけて蛇の胴体を作ったり、綿や折り鶴などで装飾していた。

■〜12/31;穂高有明「アルプガーデン」で毎冬恒例の「シクラメン祭」開催中。
美しく華やかなシクラメンの花々が咲きそろい、「生産直売店で鉢を鑑賞しながらお選びください」。期間中1日先着10鉢限定で\1980以上のシクラメンを\1000円引販売。また、1鉢\680/4-5号鉢のシクラメンを\1780/3鉢、 1鉢\880/5号鉢を\2380/3鉢。
(問アルプガーデン TEL 0263-83-5000

■11/1-12/31;安曇野の蕎麦処で「安曇野新そばまつり」開催中
22店舗では期間限定のおもてなしサービス(★)あり。

有明;★Vif穂高味彩館、★あさかわ、★双葉、★富士尾山荘、★山のたこ平、★志水庵、★伝道、★ままそば。他にはくるまや、大梅、そば勝など。
穂高;★百八、他には田舎家、寿々、上條、一休庵、ごほーでんなど。
豊科;★こばやし、★せきや、★SOBA&CAFE sanpo、★2cv Cafe、★小木曽製粉所安曇野店。他には豊科ばんどこ、一葉、おやじの道楽など。
堀金;★旬彩十味、★そば茶屋堀金店、★割烹よしだ、★そば乃庵はや田、★斉藤農園あぐりす。他にはほりがね物産センタのかあさんのおむすびの店など。
三郷;★庭園みさと、★詠月。他には山麓など。
明科;★かしの樹
(問)安曇野市商工会 TEL 0263-87-9750

■12/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区+大町・松川地区)の来園者数が累計800万人に達した。
2004.7/24;堀金・穂高地区が開園、2009.7.18;大町・松川地区が開園。年間で平均40万人が来園。2024年で20周年。ガイドセンタでは達成記念式典があり、800万人目の来園者は長野の家族で、公園管理センタから認定証と記念品の 年間パスポートを受けた。
2008.7/25;来園者100万人、2010.12/16;200万人、2012.11/17;300万人,2015.8/6;400万人,2017.10/5;500万人、2024.12/25;累計800万人
来場者数;2004;18.8、2005;22.3、2006;23.4、2007;28、2008;28、2009;45.5、2010;43.5、2011;52.2、2012;46.2、2013;38.5、2014;37.4、2015;43.7、2016;43.6、2017;43.3、2018;46.8、2019;51.3万人。
来場者数;コロナ渦;2020;29.7、2021;36.6。2022;44.5、2023年;42.2万人と回復。2024.11/30;31.5万人(累計797万人)

■9/8-12/27;「安曇野市文書館」で小説「安曇野」完結50周年企画「邂逅」
「安曇野」の名を広めるきっかけをつくった安曇野出身の作家・臼井吉見氏の長編小説「安曇野」は1965.6/10;第一部が筑摩書房で発刊、最終巻の第五部は1974.5/31発刊された。2024年で50年の節目。絶版された小説安曇野(文庫本)を 復刊させるため、安曇野市はCF(募集;5/30-8/27,目標100万円,寄付額;238.6万円,支援数;195人)を行った。復刊は2025年2月800セット(セット売り/\7040予定),増刷も検討。今回、臼井吉見関係資料、未公開資料や交流のあった人物からの 書簡、はがき、生原稿など文書館の収蔵資料を約30点展示。講演会(10/20;13:30〜;堀金公民館)。同文書館長は「2000人を超す実在人物を登場させた安曇野は、出会いと対話を根本に据えた臼井の生きざまそのもの」と。
(9:00-17:00,土/祝日休館,入館無料)
(問)安曇野市文書館 TEL -263-71-5123

■12/21;「穂高神社」で年末年始に巫女などを務めるアルバイトの研修会が開かれた。
高大生,短大生ら約30人が参拝客への対応や心構えを学んだ。女性は白衣と朱色の緋袴、男性は白衣と白袴に身を包んで参拝。研修会では、神社の等々力良勝禰宜が「一年の初めにすがすがしくお参りしていただくため、元気よく、 やさしい対応を心掛けてほしい」と。アルバイトは主におみくじや縁起物の販売を担当するため、5種類の熊手の違い、先に球が付いているのが鏑矢、付いていないのが破魔矢といった注意点を学んだ。

■年の瀬を迎え、堀金烏川の小林木工所では餅つきに使う臼を作る作業が最盛期を迎えています。
10月から始めた臼を作る作業は今が最盛期。3年ほど自然乾燥させた樹齢100-150年の水に強く寒風に耐えた県産のケヤキが使われます。直径50cmも丸太をチェーンソーで粗く彫ったあと、ちょうなで深さ20cmまで掘り下げて形を整えます。 最後にかんなで表面をなめらかにし、臼の形に仕上げます。「1つ2つ臼は違うので、気を使いながら臼のよさを最大限生かせるよう製作に励んでいます。大事にしてもらえれば100年以上もつ物なので、家族同様大切にしてもらい、 ついたおいしい餅を食べて正月を迎えてほしい」と。木工所では1月まで臼を作り、全国に出荷。臼の大きさは2升-5升、外径45-60cm、深さ20cm、高さ50cmで10万円-15万円。
(問)小林木工所 TEL 0263-72-2944

■12/中;豊科南穂高の「玄蕃稲荷神社」の工房では正月の縁起物として松本に古くから伝わる、太い眉毛と丸いひげが特徴的な「松本だるま」の製作が最盛期を迎えています。
「松本だるま」は、養蚕が盛んだった松本に江戸時代後期から伝わるとされ、繭をイメージした太い眉毛や、家族円満を意味する丸いひげが特徴。工房では職人の女性が25年以上にわたって1人で製作、10月から作り始めた正月だるまは 今が最盛期。眉毛やひげには黒く染めた木の繊維が使われ、だるまの顔に貼り付けたあと丁寧に形を整えた。正月の縁起物として18cm-1mまで14種類、3000個のだるまを作る。「誠心誠意、心を込めて作っていますので、来年が明るく 皆さんが笑顔で暮らせる日々が来てくれたらいいなと思います」。「松本だるま」は安曇野や松本の神社などで販売。

■12/14;「穂高神社」で境内のご神木や穂高駅に飾付ける「しめ縄」の交換作業が行われた。
氏子総代や神職など約30人が7本の太いしめ縄を作り直し、新年を迎える準備を整えた。若宮社、拝殿前にある孝養杉、若宮西のケヤキ、仁王石など7ヶ所に飾る長さ2-5m、直径10-15cmのしめ縄を作り直した。大量のわらを足踏み式の 脱穀機ですき、水にぬらしてたたいて柔らかくした。束をより合わせ、わらを継ぎ足し、太く長く延ばしていった。1年を経て色あせたしめ縄が新しいしめ縄に。氏子は、元日に起きた能登半島地震に触れ、「2025年こそ、こうした災害の ない良い1年を迎えたい」と。

■11/29-12/1,12/6-12/8;16:00-20:00;安曇野「穂高神社」で光のイベント「第13回安曇野神竹灯」が始まった。
頬を刺すような空気の冷たさの中、暖かみのある光に包まれ、幻想的な雰囲気で、まるで光の絨毯の上を歩いているような感じで、竹の筒の中に火を灯されています。11/29;16:00;冷たい雨が止み、訪れた人が火を灯した。 竹灯籠は1万本。炎の揺らめきはイルミネーションとは違った雰囲気で厳かな神社に合っています。安曇野観光協会は「安曇野の冬の風物詩として定着してきました。もっと多くの方に来ていただきたい」。安曇野神竹灯は 九州にゆかりがあり、穂高神社の神様「穂高見命」の姉「豊玉姫」が九州(大分竹田市)で祭られ、里山を守るために行われていたのが竹にあかりを灯すお祭り。

■11/29-12/1,12/6-12/8;16:00-20:00;「穂高神社」で「第13回安曇野神竹灯」
穂高神社に1万本の竹灯籠の灯りが揺らめき、幻想的な世界が広がる。16:00まで参加者による竹灯籠点火可。音楽イベントあり。穂高人形特別展示。キッチンカーなど出店。荒天時は中止。
安曇野神竹灯
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363

■11/27ー12/1;9:00-17:00;三郷明盛の「貞享義民記念館」で「三郷昆虫クラブ」の「昆虫展」
標本や写真など活動や研究の成果を伝える50点以上を展示し、昆虫の世界から安曇野の今を伝えている。昆虫クラブには小4年-高校生の約20人が所属し、4〜11月に月2回市内で観察会を開催。子供たちは昆虫の調査・研究、幼虫の羽化、 標本作りなどの活動をしている。11/30,12/1;子供たちによるギャラリートーク。オオムラサキ紙飛行機WS。12/1;オオルリシジミ、オオムラサキ、ミヤマカラスアゲハのWSなど。(鑑賞無料,常設展は入館料要)
(問)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550

  ■スポーツの秋。恒例のマラソン大会をはじめ、中信各地では史跡や名所を訪ね歩いて点数を競う競技「ロゲイニング」が人気。
11/30;10:00-17:00;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)を主会場に「安曇野堀金ロゲイニング2024」
安曇野の田園、りんご畑、道祖神・双体道祖神、穂高川河川敷、大王わさび農園、安曇野わさび田湧水群、穂高神社、安曇野の里、水色の時、長峰山、旧篠ノ井線廃線敷、三五山TNなど安曇野の名所を歩く。
今回は3H/5Hの2部門でチーム・ソロ。(定員;300名,5H;\5000/一般,\1000/大学生以下,3H;\3000/一般,\1000/大学生以下,定員になり次第締切)
(問)信州安曇野ロゲイニング実行委員会(安曇野市観光課) TEL 0263-71-2000(平日9:00-17:00)

■リンゴの主力品種「ふじ」で胴割れが発生。
県農政部によると、2024年夏の記録的な猛暑で日焼けが起きた上に、10-11月の雨で急激な果実の肥大が生じ、裂傷につながったとみられる。

■11/下;豊科にある市天然記念物「吉野荒井堂の大銀杏」が黄葉し見頃。
ギンナンが実らない雄株で樹高33m、直径2.3m、樹齢は推定350年以上の巨木で、小さなお堂のある広場で、周辺の田園地帯にどっしりと立ち、遠くからでも望める大樹。鮮やかな真っ黄色の装いで一際目立つイチョウの木は昔から地域で愛されている。 大正時代には養蚕のため、木に幟竿を結わえ、白旗は晴れ、赤は曇り、青は雨として天気予報を知らせたと言われる。1975.9月豊科町指定天然記念物指定。2008.9月安曇野市指定文化財。長野道安曇野ICから南西1km。

■11/下;松本や安曇野の民家やお店に吊るされた「柿すだれ」は冬の訪れを感じる。
安曇野の古民家では柿が民家の軒下に吊るされ、オレンジ色の彩りを見せています。渋柿にはタンニンというにがみ成分があり、可溶性(口の中で溶ける)がありにがく感じる。柿が熟すと不溶化し、熟した柿は甘くなる。渋柿は渋みがあるが甘みは強く、 甘柿の糖度は15-16度、渋柿は20度。渋柿の皮をむいて天日干しすると干し柿は糖度50度と、干し柿の甘味は甘柿の約4倍に。

■豊科新田、成相区で2025年1月の「豊科あめ市」の準備が進んでいる。
11/16-11/17;「福俵曳き」に使う大小の福俵や「御柱立て」の御柱に飾り付ける巾着を製作している。11/16;新田神社では幅70cm、直径40cm、重さ60-70kgの大俵を男衆が作った。芯の製作には約70束もの稲わらを使い、街中で曳き回す際に 緩まないように皆で力を合わせて固く締め上げながら円柱の形に整えた。成相コミュニティセンタでは福俵に加え、女性が巾着を製作。寄付された着物などの生地を赤い糸で丁寧に手縫いし、5円玉をくくりつけた。12月にもみ殻を詰めて 完成させた後、御柱立て当日に、福俵や「柳花」とともに54個を御柱に飾り付けてセンタ隣に立てる。福俵曳きは2025.1/13、御柱立ては新田が2025.1/4、成相が2025.1/5。「福俵が自宅近くを通ったら沿道に出て盛り上げてほしい」と。

■10/11-11/17;「穂高地区文化祭」
毎秋、穂高地区文化祭として市内の愛好家や団体・個人が丹精込めて育てた菊の花、盆栽、山野草などを展示。
10/11-10/14;9:00-16:00;「穂高神社」で「盆栽・山野草展」
11/1-11/17;9:00-15:00;「あづみ野菊花展」
10/28-11/17;「穂高神社」で「穂高人形飾り物展」

■11/中;穂高「碌山美術館」では紅葉が見頃。
敷地内のモミジやケヤキ、シラカバなどの木が赤、オレンジ、黄色に色づき、紅葉したツタが絡まるれんが造りの「碌山館」と共演。例年は11/3「文化の日」頃が見頃だが、2024年は猛暑の影響で色づきは例年より10日ほど遅かった。

■11/12;安曇野の南安曇農高の生徒がリンゴを収穫した。
同校のリンゴ農園で高校生が育てた「フジ」(300個)を警察官や地域のボランティアらと一緒に収穫。リンゴの表面には「はんざいぼうし」の文字と、安曇野警察署で4月にデビューしたイメージキャラクター「龍まるくん」のイラストが デザインされています。防犯意識を高めてもらおうと犯罪を「断つ」(龍)。収穫したリンゴは12月啓発活動などで配られるという。

■11/11;豊科に本社を置くの「VAIO」(バイオ)をノジマが買収する。
ノジマは225店舗を展開する大手家電量販店、VAIOの発行済み株式の93%を取得し子会社化。買収額は112億円、2025年1月に手続きを完了予定。ノジマはPC販売を強化するのが狙いで、「VAIOの高い品質を維持しながら成長をサポートする」。 VAIOは社名とブランド名に変更はない。VAIOはソニーが1996年に発売したPCのブランド名。VAIOはソニーの業績悪化でPC事業を分離、2014年2月に日本産業パートナーズに譲渡、ソニー・日本産業パートナーズの両社により、2014年5月設立。 安曇野の本社工場を拠点に高性能・高品質のPCを提供。VAIOは法人向けが主体であったが、近年は個人向けを再び拡充。2024年5月期の売上高は421億円、純利益は9億円で、2年連続で過去最高を更新。従業員は約360人。

■11/9-11/10;8:30〜;穂高有明の「Vif穂高」で「21周年記念 秋の安曇野まるしぇ」開催。
生産者による農産物の対面販売。新そば粉、新米、白菜、リンゴなどを販売。五平餅やりんごケーキなども販売。毎年恒例の「牧大根まつり」は11/30まで開催中。そば処「味彩館」では地元産長ネギを使った「新そば」を提供(11:00-14:00)。 11/10;9:30;「ふれあい体験館」では障がい福祉施設事業所による手作り作品の販売会。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656

■9/13-11/4;大北・安曇野の5市町村と17の美術館などでつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、ARを体験するイベントを北アルプス国際芸術祭の会期に合わせて開催。
同協議会加盟14館で始まった。安曇野ビンサンチ美術館の北山さん、CG・AR作家の大澤さんの制作指導のもと、各館で初めての制作。各館ではオリジナルのAR作品を展示、新たなアートの可能性や楽しみ方を提案。
9/13-11/4;同時にスタンプラリー開催。安曇野アートライン加盟館(全17館)で2館以上入館、オリジナルグッズ進呈。
AR作品展示館;(安曇野)碌山美術館、豊科近代美術館、田淵行男記念館、安曇野高橋節郎記念美術館、絵本美術館&コテージ森のおうち、安曇野ビンサンチ美術館、安曇野山岳美術館、征矢野久水彩館、TRIAD IIDA-KAN(飯田善國)、 国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)、(松川村)安曇野ちひろ美術館、(池田町)北アルプス展望美術館、(大町)大町山岳博物館、(白馬)菊池哲男山岳フォトアートギャラリー
(問)安曇野アートライン推進協議会(代表館;豊科近代美術館) TEL 0263-73-5638

■11/1-11/4;「安曇野スタイル2024」開催。
安曇野の魅力を全国へ発信しようとアート・クラフトを中心に、アトリエや工房を公開し、ギャラリー、クラフトショップ、体験WS開催など。近年は食事処、宿泊施設なども参加し、計140軒が参加。安曇野の大きなイベントとなり、 安曇野の文化を発信。来場者は安曇野を巡り歩き、安曇野の魅力に触れている。2023年は1.8万人、多い年には2.6万人が来場。安曇野市内4割,市外6割,県外3割。ガイドブック配布は9/末頃予定。

■11/1-11/4;秋の安曇野でクラフト工房やギャラリーなどを巡る「安曇野スタイル」が安曇野と池田町、松川村の74ヶ所で始まった。
「安曇野の魅力を多くの方にもっと知ってもらいたい」という思いから2004年に開始、2024で19回目。2024年のテーマはサスティナブルな未来へ続く。ギャラリーや美術館、工房、飲食店、宿泊施設など約100店舗が参加、工芸作家らが 作品を展示・販売、WSなど、店舗では限定メニュの提供も。
11/2;13:00;映画「マイクロプラスチックストーリー ぼくらがつくる2050年」の上映会とWS、11/4;15:00;スタイルトーク「繋がりとこれから」を行う。
13ヶ所のフォトスポット3ヶ所以上で撮影して、ハッシュタグ「#ずくロゲ2024」を付けてInstagramに投稿。安曇野市観光協会に提示すると商品券、バック、キーホルダー、箸置きなどクラフト作品がもらえる。
安曇野スタイル

■11/4;豊科南穂高の「あづみ野ガラス工房」で「あづみ野ガラスデザインコンテスト」の授与式が「穂高交流学習センターみらい」で開かれた。
花器をテーマに募ったデザイン画195点からオリジナル性や地域性などを観点に、3点(「可憐な人」,「涼しさや金魚と共に泳ぎたい」,「安曇野の春」)を選んだ。コンテストは2024年で3回目、応募数は過去最多。〜11/30;同センタで 作品3点を含めて展示。制作過程やデザイン画なども展示。

■11/2-11/3;穂高神社で安曇野産の食材を使った「信州安曇野食の感謝祭」が始まった。
スイーツ、グルメ、友好都市の物産品などを販売する76のブースが出店。わさび丼、信州サーモンのバーガー・ピザ・天丼のほか、野菜のスイーツ、地酒など。新そばはなし。

■10/30;安曇野で主力品種のリンゴ「サンふじ」の出荷が始まった。
真っ赤に色づいた「サンふじ」。サンふじは糖度と酸味のバランスが良く「リンゴの王様」と呼ばれています。JAあづみ管内では600軒の農家がサンふじを生産。10/30;出荷初日は600ケース(1ケース10kg)・6tのリンゴが持ち込まれ、 検査員が大きさや表面に傷がないかなどを確認、等級別に分ける選果作業が行われた。選果所ではスタッフが目視確認し、ベルトコンベヤーに乗せ、光センサで大きさや糖度を判定し、特秀から良の5段階に分けて箱詰めされた。 JAあづみによれば、2024年は夏の猛暑の影響で生育が心配されたが、このところの寒暖差で色づきも良く、大きさや甘み、酸味のバランスがいいリンゴに仕上がったという。出荷量は霜の被害があった2023年より1000t多い2700t(27万ケース)を 見込んでいます。JAあづみりんご部会は「安曇野は他の産地と比べて寒暖の差があり、非常に恵まれた場所。糖度は乗り食感も良く仕上がっています」。サンふじは県内や東京、九州などで販売。出荷は12/中まで続きます。サンふじの 出荷量は県内一、年末の贈答用としても人気があります。

■農産物直売所では生産農家が持ち込んだ農産物などが販売されています。
旬を迎える秋の果物や野菜を販売。新米の他、秋のりんごシナノスイート、シナノゴールド(10/末〜)や白菜・大根・ネギなどの秋の野菜も発売中。

■10/26-10/27;明科でハロウィーンイベント開催。
「安曇野アップルハロウィーン」と題し、JR明科駅、旧国鉄篠ノ井線廃線敷、龍門渕公園で多彩な催しが行われ、ハロウィーンムードに包まれる。明科駅周辺まちづくり委員会、JR東、明科山族団、北アルプスワインぶどう研究会などが実施主体、同時開催は初。
10/27;10:00-16:00;「明科駅」では駅前が歩行者天国に、仮装コンテストや多彩なブースでの販売、ステージ発表など。
10/26-10/27;10:00-15:00;廃線敷エリアはお化けかぼちゃで装飾、WSやマルシェなど。
10/26-10/27;10:00-16:00;「龍門渕公園」では「信州安曇野ワインマルシェ」と題して地元産ワインの試飲・販売など。

■安曇野で「芸術の秋」の文化祭や展示会が行われています。
日頃の文化・芸術活動の成果を伝える作品が会場に並んでいます。10/25-10/27;穂高会館では「穂高文化祭」が始まった。主に穂高で活動する団体や個人の作品を集めた「総合美術展」と「芸能まつり」が行われています。 総合美術展には348作品が並ぶ。総合美術展は9:00-17:00、芸能まつりは9:30-12:00。

■10/27;安曇野在住の外国人による「日本語deスピーチ大会&対話会」が「豊科交流学習センタ・きぼう」で開かれた。
安曇野市内の日本語教室などで日本語を学び、日本語で自らの体験を語った。主催団体によると、市内には38の国・地域から来た外国人が約1600人いるという。

■9/7-10/14;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「秋のコスモス・花フェスタ」開催。
秋の風物詩「コスモス」。田園文化ゾーンの段々原っぱや4500uの花壇に「ダブルクリック」や「シーシェル」などの12種類、18万本のコスモスの花が楽しめます。 里山文化ゾーンの岩原区(2.5ha)では、春は菜の花、秋は80万本のキバナコスモスが一面に咲きます。穂高口では3万本のジニアもまだ見られます。
9/14-9/16,9/21-9/23,9/28-10/14;コスモスのクラフト・押し花など(\300〜)。9/7;13:00;キバナコスモス畑でコンサート(無料)。9/7-9/8;キバナコスモスガイドツアー(無料)。 9/14-9/15;ジニア摘み取り(無料)、9/28-9/29;キバナコスモス摘み取り(無料)、10/12-10/14;コスモス摘み取り(無料)。10/5-10/6;入園無料。
9/16;岩原口で馬耕実演。馬による農耕作業。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511

■10/12-10/13;明科七貴の「荻原神社」で、安曇野市無形民俗文化財指定の「お船祭り」が営まれた。
荻原区の住民たちが、武者人形を飾った長さ約14m、高さ約6mの船を曳行、秋祭りを楽しんだ。船の飾りは、戦国武将の直江兼続と最上義光の戦いがテーマ。10/13;19:00;宵祭りでは提灯を持った氏子たちが先導して荻原公民館を出発。 船の飾りはろうそくで照らされ、笛や太鼓などお囃子が賑やかに鳴り響き、神社へ向かった。神社では浦安の舞の奉納。10/14;本祭りでも住民たちが船を曳いた。荻原では住民の高齢化や人口減少が進み、祭りの継承が心配されている。 区長は「今回は移住者を含め多くの若い人が船づくりなど祭りに参加してくれたのが何よりうれしい」と。

■10/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でコスモスの花が満開。
田園文化ゾーンの4500uに約18万本が植えられ、八重咲きのダブルクリック、花びらが筒状のシーシェルなど12品種で、白、ピンク、紫など多彩。10/12-10/14;9;30-16:30;コスモスの摘み取り体験。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511

■安曇野では秋の味覚「クリ」の収穫が最盛期。
穂高柏原の畑ではクリの生産販売を行っている「信州あづみ野栗」が地面に落ちたイガをむいてクリを拾い集めていた。会社ではクリの特産化を目指し、安曇野と松本で計6haの畑で2000本のクリの木を育てています。収穫は9/上から始まり 今がピーク。2024年は遅霜の影響がなく、秋にかけて雨が多く降ったため、大きくつややかな実ができたという。「鮮度が落ちるので、できるだけ早く拾うというのが大事。甘いクリを楽しんでほしい」と。

■10/2;安曇野産リンゴの中生種の主力品種「シナノスイート」の出荷が始まった。
三郷温のJAあづみ果実中央選果所では、傷の有無や糖度、大きさで分ける選果作業が行われ、初日は県内、首都圏や関西などへ1000ケース(1ケース10kg)が出荷された。シナノスイートは糖度が高く、酸味が少なく、みずみずしいのが特徴。 選果所では、目視で傷の有無を確認、ベルトコンベヤーに乗せ、光センサーで大きさや糖度を判定、特秀・秀・優・良の4段階に分けて箱詰めした。JAあづみは「2024年は味も見た目もよく、大変いい出来になった。凍霜害もなく、収量も 期待できる」と。シナノスイートの出荷は10/下まで、前年より2万ケース多い10.5万ケースの出荷を見込んでいる。

■10/2;安曇野では長野県生まれのリンゴの品種「シナノスイート」の出荷が始まった。
JAあづみ果実中央選果所には赤く色づいた「シナノスイート」が持ち込まれた。選果場ではスタッフが傷がないか確認し、光センサーで大きさや糖度を測定。2024年は残暑が続いた影響で色づきが遅れたが、天候に恵まれ味や品質は上々という。 シナノスイートは1993年に開発された品種で糖度が高くみずみずしいのが特徴。JAあづみは「ここ数年、出荷量が少ない年が多かったが、2024年は豊作といえる。ご家族みんなで食べていただきたい」 JAあづみでは10/下までに10.5万ケースの出荷を見込み、首都圏や関西などに出荷される。
※安曇野市は面積331kuで、森林(25.6%)、田んぼ(16.6%)、宅地(7.8%)、畑(5.4%)、原野(3.0%)など(2021年度)
安曇野の田んぼの耕地面積(5040ha)は県内1位、そば畑の作付面積(473ha)は県内1位。りんご畑の作付面積(435ha)は県内3位。
安曇野の主要な農産物の収穫量は米(水稲)(20300t)、小麦(2130t)、たまねぎ(1230t)、水わさび(867t)は県内1位。(2020-2022年度)
北ア山麓に広がる安曇野のりんご畑は標高600-700mの扇状地にあり、雨が少なく一日の気温差が大きく、りんご栽培に適した土地。安曇野市のりんごの収穫量(11100t)は全国18位・県内5位。
中信のりんごの産地は松本梓川、安曇野三郷・堀金・穂高、松川村、大町市など。
りんご収穫量(2006年度)は長野市(38300t);全国2位・県内1位。松本市(14000t);全国14位・県内2位。大町市(1480t);全国67位,県内23位、松川村(751t);全国100位県内37位。

■リンゴ生産の大多数を占めるのは、9月に最盛期を迎えた「サンつがる」(生産量2位)と、11月以降の「サンふじ」(生産量1位)
リンゴは県産オリジナルの中生種「りんご3兄弟」。信州では主なりんごの品種として、シナノリップ、つがる、千秋、紅玉、ゴールデンデリシャス、ジョナゴールド、王林、サンふじ、秋映、陽光などを栽培していますが、 早生種の「つがる」と晩成種の「ふじ」が主要で、栽培面積は「ふじ」と「つがる」で全体の70-80%を占めています。8/上-8/中;夏りんご「シナノリップ」、つがるは8/下〜(2024.8/17出荷)、秋映は9/中〜、シナノスイートは 10/上〜(2024.10/2出荷)、シナノゴールドは10/下〜、サンふじは11/下〜収穫。これまでに「シナノスイート」(ふじとつがるを交配)、「シナノゴールド」(ゴールデンデリシャスと千秋を交配)、「秋映」(千秋につがるを交配)を開発。
「秋映」(1993年品種登録)は濃い紅色で、甘味と酸味のバランスがよく果汁がたっぷり。
「シナノスイート」(1993年品種登録)は鮮やかな赤色で、酸味は少なく甘味が強い、ふじと味が似ています。果汁がたっっぷりで甘さも抜群。
「シナノゴールド」(1999年品種登録)は黄色で、甘味と酸味とも強く、パリッとした歯ごたえがあります。
  ■9/26-9/27;安曇野「穂高神社」で県無形民俗文化財指定の「御船祭り」が開かれた。
高さ6m・長さ12m・幅3mの巨大なお船(大人船)には歴史上の名場面や人物を表現した穂高人形などで飾り付けられています。お船は穂高区と、穂高町区・等々力町区のもの。2024年の飾りは戦国武将の武田信玄と上杉謙信が戦う「血戦川中島」と、 能登に伝わる妖怪にまつわる「猿鬼伝説」。船中には笛や太鼓、鐘などのお囃子隊が乗り込みます。木の枝を組むなるの新木で、前に張り出すように「男腹」、後ろに張り出すように「女腹」を作り、この船首と船尾には男女の着物が飾られます。 着物を奉納した人は健康で過ごせるという信仰があり、お船は色とりどりの着物で彩られています。着物が取られた御船の骨組みが姿を現します。お船は鳥居をくぐり、境内に曳き入れられ、拝殿前の神楽殿を廻る。子供船3台に続き、にぎやかな お囃子の音色と威勢の良い氏子衆の掛け声が上がる中、巨大な大人船2台はメキメキッときしむ音が境内に響き、4回ほど激しくぶつかり合います。衝突は子孫繁栄や五穀豊穣を願うもの。拝殿前には観光客など大勢の見物客が押し寄せ、境内は 熱気に包まれた。穂高神社は九州で海運を司っていた安曇族が祀っている「穂高見命」を祭神としています。海族・安曇族の戦いの勇ましさ、誇りを彷彿とさせます。
穂高神社の奥宮は「上高地」「明神池」に、嶺宮は「奥穂高岳」山頂に鎮座。毎年10/8;「明神池では「お船祭り」が行われます。木々が紅葉し始める「明神池」は明神岳の麓、静まるかえったお池には龍頭鷁首をつけた2艘の船が進みます。 平安装束に身を包んだ神官が雅楽の調べとともにお船で周遊します。龍は水を渡るのに最も速く、鷁は風に堪えるのに最も強いと言われ、妖気を払い吉祥を招くと云われます。平安絵巻を思わせる雅な光景が広がります。

■9/27;「穂高神社」で「御船祭り」が行われ、曳行に外国人参加。
船形の山車「御船」の曳き手に氏子以外の外国人が初めて加わった。安曇野市観光協会の体験ツアーに参加したALTで日本文化を体感したい外国人と、曳き手集めに苦労する地元の思いが一致。国籍を超えて曳行は盛り上がった。 穂高町区と等々力町区が合同で曳く長さ12m、高さ6mの巨大な大人船に、英国、米国、フィリピンなどの国籍のALT6人が加わった。参加した外国人は「お囃子を聞きながら皆で引っ張るのは楽しい」。「何故船形なのか。そのルーツが 海から来た安曇族だと知った」。同協会は「安曇野を知り、御船祭りに関心を持ってもらうことで経済や地域力のアップにつなげたい」と。

■9/26-9/27;「穂高神社」で開く伝統の「御船祭り」を前に、9/8;「子供船」を子どもらが引く「子供祭り」が開かれた。
穂高、等々力町、穂高町の地元3区の子どもたちが威勢よく船を引いて約3-5kmの各区内を回り、境内に運び込んだ。御船祭りは県無形民俗文化財に指定。子供祭りは船のえい航やお囃子に子どもたちが参加する機会をつくろうと、 1958年に始まった。3つの船の上には笛や太鼓の祭りばやしを奏でる子供たちが乗り、歴史上の出来事や民話を基に作られた人形が飾られた。

■9/26-9/27;「穂高神社」で行われる「御船祭」に向けて、9/2;穂高等々力町区の子供たちが奉納される子供船の「後ろ幕」に背景画を描いた。
飾り物の制作を担う地元の穂高人形保存会牛流教室・七星会が、少しでも子供たちに携わってもらい将来の後継者育成につなげようと企画。平安の武将・源頼光が妖鬼・酒呑童子を退治する場面を穂高人形で表現した飾り物の雰囲気を盛り上げる。 御船祭で奉納される等々力町区の子供船のテーマは「妖鬼大江山」。源頼光らが不気味な鬼の姿を現わした酒呑童子の首と手をはねる場面を巧みに表現。鬼を題材にしたのは今回が初めてという。後ろ幕は2.5m四方の布で、おはやしを担当する 小中学生が赤色とオレンジ色のスプレー塗料を使って建物が燃えさかる様子を描いた。

■9/20-9/21;安曇野の新鮮な農産物や農産加工品をJR中央線の「特急あずさ」で新宿へ運び、「安曇野市×あずさマルシェ」開催。
9/20-9/21;13:00-20:00;「JR新宿ミライナタワー」で「マルシェ」開催。売切れ次第終了。安曇野市と地元生産者らが連携し、安曇野の農産物と、豊かな自然、観光地、移住先としての魅力をPRする。2022年にスタートし、2024年で3年目。 JR東日本の荷物輸送サービス「はこビュン」を利用。11:10松本発、13:45新宿着のあずさ22号に朝採れのスイートコーン、リンゴ、ブドウなどを運び、14:00〜発売する。安曇野生まれの夏秋イチゴの新品種「あまあづみ」や、おやき、 トマトジュース、果物ジャム、トマトケチャップ、地ビールなどの加工品も販売。店内には稲穂を飾付けて田園風景を再現し、安曇野産米をPRする。市農政課は「あずさで運んだ秋の実りをきっかけに、あずさで安曇野に行ってみたいと 思ってもらえたら」と。

■9/21-9/22;穂高有明の「Vif穂高」で「新米フェアー」開催。
松本・安曇野でも農産物直売所やスーパーでも新米が出回ってきました。2/3/5kgの安曇野産のおいしい新米を販売。新米で炊いたお弁当・おにぎりも販売。彼岸用生花も販売。
(問)VIF穂高 TEL 0263-81-5656

■9/21;穂高有明の住民有志らによる「安曇野ほうきプロジェクト」は立足区内の施設で「手ぼうき」の製作講座を開いた。
農作物を食い荒らすニホンザルの対策として遊休農地で栽培したホウキモロコシの穂を使い、市内外の25人が昔ながらのほうき作りを楽しんだ。プロジェクト2年目で「安曇野ほうき」を地域の特産品にすることを目指す。 5月の種まきから草取り、収穫、脱穀、ほうき作りに至る。10aで栽培したホウキモロコシは猿に荒らされることもなく、穂をたくさん収穫できたという。ほうき作りは立足区内の農家らが講師を務め、芯にホウキモロコシの穂を 13-17本巻き付けて縛り、糸を編み込んでいった。ホウキモロコシのほうきはしなやかで丈夫で使いやすいという。

■9/18;14:00;三郷温の「JAあづみ果実中央選果所」で「安曇野シルバー人材センタ」が「りんご作業講習会」を開く。
講習会ではJA職員がリンゴの葉摘みや玉回しを説明し、リンゴ園で実際に作業を行う。真っ赤なりんごを作るために葉摘みや玉回しは重要な作業。りんごの着色には日光が欠かせない。葉摘みは果実全体に日光を当てムラなく赤くするために 周囲の葉を摘み取ること。玉まわしは日光が当たっていない面を日の当たる方向に向ける作業。(締切;9/12,参加無料,60才以上)

■9/16;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の里山文化ゾーンで馬と触れ合うイベントが開かれた。
子供たちが馬耕や乗馬を体験、棚田が広がるのどかな風景を楽しんだ。馬耕体験は岩原口の棚田の畑で行われ、農耕馬が引く専用のすきの柄を参加者が両手で支えながら馬の後ろをついて歩いた。土を掘る深さや角度を調整しつつ馬の 歩行ペースに合わせて耕すにはこつが必要で、体験した小学生は「すきが斜めに傾いてしまう。バランスを取るのが難しい」と。9/15-9/16;岩原エリアでは乗馬体験が行われ、子供たちは棚田を染める満開のキバナコスモスを見渡しながら 馬との散歩を楽しんでいた。

■9/中;米どころの安曇野では収穫が真っ盛り。田んぼではコシヒカリを収穫とはぜ掛けが行われている。作況は良好という。
黄金色の穂を垂らす稲をバインダーで刈り取る。大規模農家ではコンバインで稲の刈り取り・脱穀・選別まで行うが、小規模農家ではバインダーで刈り取りと結束のみ行う。
収穫後には「はぜ掛け」。はぜかけの風景は秋の風物詩ですが、近年は農家の高齢化、農作業の効率化・機械化で刈ったそばから脱穀と乾燥まで行うため、はぜ掛けは減っています。そんな中、安曇野や 松川村、小谷村ではまだ良く見かけます。湿度の低い秋の日差しの下で、支柱に棒状の木を渡して高さ約1.5mのはぜをつくります。稲ははぜ棒に2段に掛けます。下段は束ねた1束を均等ではなく1対9〜2対8に割り掛け、交互に掛けていく。 その上には均等に割った束を重ねます。最後に稲に雨が浸み込まないように、雨から守るためにブルーシートを掛けます。全体に掛けると乾きにくいため、上部だけにします。天候にもよりますが、約2週間天日干します。天日干しにすることで ゆっくりと乾燥するため、水分が減り、コメの旨みがギュッと詰って良質な米となり、おいしさが違うと言われます。長期保存もききます。米を干すとアミノ酸と糖が高くなり、わらの油や栄養と甘みが米粒に降りて、旨味が増すと云われます。
安曇野・大北の農産物直売所でも新米の季節を迎え、この時期は彼岸花なども販売中。9/21-9/23;豊科南穂高「安曇野スイス村ハイジの里」では「新米まつり&お彼岸」、9/21-9/22;穂高有明「Vif穂高」で「新米フェア」、彼岸花も発売。 道の駅「寄って停まつかわ」では松川村の新米こしひかりやりんごのさんさ・サンつがる、ぶどうなどを発売中。

■9/中;安曇野のそば畑で開花した白いソバと収穫期を迎えた稲穂がパッチワークのよう。
白い花と黄金色の稲穂のコントラストが映え、真夏日でも秋めいた光景が広がっています。稲刈りの時期でも暑いと汗を流しながら農家は稲刈りを進めています。近年、安曇野では米の転作でそば畑が多くなりました。

■初秋の「長峰山」から安曇野の田園風景を眺める。
「拾ヶ堰」沿いの堀金烏川、穂高栢原、「犀川」沿いの豊科南穂高、北穂高、明科光・中川手、「高瀬川」沿いの明科七貴、池田町会染付近は一面の田んぼが広がっています。既に稲刈りの終わったところ、これから稲刈りが行われる 黄金色の稲穂、そばの白い花で彩られ、パッチワ−クのよう。

■松本や安曇野では稲刈りの季節を迎えた。
実りを迎えた黄金色の稲穂をコンバインが次々と刈り取っている。今週からはコシヒカリの収穫が本格化し、稲刈りは10/初まで続く。小規模農家による稲刈りは来週末に本格化。店頭での米の品薄状況はもうすぐ解消されそう。

■7/23-9/13;安曇野市は2025年3月に姉妹都市のオーストリア・クラムザッハ町へ派遣する青少年の募集を始めた。
姉妹都市締結から31年、若い世代同士の交流を促して関係の継続、発展につなげる。 1985年に旧豊科町に「あづみ野ガラス工房」が開設、1986年に町民有志が欧州唯一の国立ガラス専門学校があったクラムザッハを訪ねた縁で交流がスタート。1993年に姉妹都市提携を結び、相互に訪問団を派遣するなどして交流を深めた。 安曇野市の青少年の派遣は2012年3月以来の2回目。募集は高校生相当の8人以内で2025.3/9-3/22に訪問予定。参加費は1人10万円。クラムザッハでホームステイし、ウィーンやザルツブルクなどを見学。「安曇野市がクラムザッハとの交流を 継続・発展するために私ができること」をテーマに書いた作文と申請書類を市政策経営課に提出。書類審査、面接を行って派遣者を決める。

■9/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の堀金岩原では2.5haの畑に80万本のキバナコスモスが咲き誇り、見頃。
花は7/中に種を蒔き、例年通り、9/上に見頃を迎えた。キバナコスモスは9/下まで楽しめる。9/28-9/29;コスモスの摘み取り体験。

■9/6;米の品薄状態が続く中、県内有数の米どころ安曇野で、農協としては今シーズン初めてとなる主力品種「コシヒカリ」の新米の初検査が行われた。
JAあづみ農業倉庫には、収穫された「コシヒカリ」10tが持ち込まれ、JA職員が米にひびが入る「胴割れ」がないか粒の形や色つやを確かめたあと、検査器で水分量を計測した。平均水分量は14.8%(目安は14.5%)。2024年は気温の高い日が 続いたことから、水の管理などに気をつけて生産されたという。検査ではすべて品質が最も高い「1等米」。JAあづみでは、例年並みの1.2万tの「コシヒカリ」が収穫される見込み。JAあづみ堀金地域営農センタは「2024年は品質もよく 収穫量も見込めます。他の産地に負けないコシヒカリになりますので、安曇野産コシヒカリをご賞味いただきたい」と。肥料や燃料などが高止まりで生産コストの上昇と、需要の高まりで米の店頭価格は2023年よりも高くなりそう。 安曇野のコシヒカリは10/上まで収穫が続き、「コシヒカリ」の新米は、9/21頃から店頭に並ぶ見込み。

■稲刈りが始まった安曇野。いよいよ「新米」の季節
豊科南穂高にある農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」では生産者が直接持ち込んだ新米の販売が先週から始まった。まだ数軒の農家で、入荷が安定するのはもう少し先になりそう。
9/8〜:松本今井の道の駅「今井恵みの里」ではわせ品種ひ「とめぼれ」が入荷予定。主力品種の「あきたこまち」や「こしひかり」は刈り取りや出荷時期を調整中という。JA松本ハイランドが運営する直売所では、2023年米は完売し品薄の店舗が多い。 9/10以降には新米のこしひかりが入荷予定。松本平や安曇野では例年9月3連休が稲刈りのピ−クで、例年よりも少し早く、今週末(9/7-9/8)に稲刈りが行われるところも多い。
農産物直売所などでは早ければ、来週後半には新米入荷を見込む。JAは「中信では台風10号の影響が少なかったのが救いした」と。
昔は稲刈りで刈り取った稲は「はぜ掛け」して天日で乾燥させていた。信州の美しい山並みと、はぜかけの風景は秋の風物詩だったが、近年は、はぜ掛けする農家はだいぶ減ってきた。乾燥が終わると脱穀、脱穀が終わると臼で籾すりして玄米になる。 はぜ掛けは安曇野や大北(松川村,池田町,大町,白馬,小谷)の一部の田んぼではまだまだ見られます。今ではコンバインで稲刈りと脱穀が同時に行われ、脱穀した籾は乾燥機で乾燥され、乾燥後、直売所に出荷する生産者が多い。

■〜9/1;9:00-21:00;「三郷交流学習センタ・ゆりのき」で「豊科近代美術館」が主催する展覧会を開催中。
現在、「市豊科近代美術館」は大規模改修工事中で、2025.8/末まで長期休館。同館の「移動展」で、信州美術会副会長などを務めた三郷明盛出身の画家・山晃さんを特集した。同館が収蔵する絵画19点と遺族所有の「瓦絵」3点など大作が並ぶ。 毎火/金に学芸員によるおしゃべりタイムあり。(観覧無料)
2024年度は豊科交流学習センター・きぼうとゆりのきにて4つの移動展を開く予定。
(問)同館仮事務所 TEL 0263-73-5638

■7/初-8/末;「穂高神社」の境内にある神楽殿にて「風鈴まつり」開催中。
本殿前の神楽殿の軒先には様々な風鈴が飾られ、風にそよぐ風鈴の音色がさわやか。風鈴の音色には悪魔退散、厄難消除の霊力があるとされています。風鈴の短冊にはいろいろな願い事が。

■8/下;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で色とりどりの「ジニア」の花が咲き誇っています。
ジニアは暑さや乾燥に強く、白や黄、赤、オレンジなど色とりどりの花が咲き、開花期間は長く次々と咲き続けます。8/初に咲き始め、8/下に見頃、9/下まで楽しめそう。里山文化ゾーンの堀金口の花壇と棚田エリアの最下段の計1.2万uで 22万本が咲く。2024年は新たに田園文化ゾーンの穂高口の花壇2100uで八重咲きの品種「ジーデコ」が3.4万が植えらた。9/14-9/16;摘み取り体験あり。(参加無料)
例年、秋には段々原っぱや花壇では16万本のコスモスの花が咲き、岩原口ではキバナコスモス畑(2.5ha)では80万本のオレンジのお花畑。見頃は9/下〜10/中。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511

■8/27;台風の接近が心配され、県内有数の米どころ安曇野では早くも「稲刈り」が始まった。
豊科の宮澤さんの田んぼではコンバインで、4/下に植えた主力の「コシヒカリ」の刈り取りが始まった。「豊作と思っています。台風の影響で稲が寝ちゃうと品質が悪くなっちゃう。ここで進路が逸れてもらえればいいんですけど」。 6/中以降の暑さで、生育は例年より1週間から10日ほど早く、品質が低下しないようにJAが早めの稲刈りを呼びかけています。コメ不足の中、JAあづみでは例年並みの1.2万tの出荷を予定。9/中に稲刈りが本格化します。

■8/27;米どころの安曇野で早くも「稲刈り」が始まった。
豊科高家の水田では宮沢さんが大型コンバインで刈り取り。あづみ農協によると、安曇野では最も早い収穫。この日は水田40haの1haでコシヒカリを収穫。「コメ不足と言われる中、農家も一生懸命作っている。今年も最高のコメを収穫できた。 安曇野産のお米は本当においしい。米が出回るので待っていてほしい」と。JA管内の米作付面積は約2100ha、例年並みの1.2万tの集荷を見込む。2024年は猛暑の影響で例年より7〜10日生育が早く、粒が割れる「胴割れ」が懸念されたが作柄は 良好という。管内の収穫は9/中がピークで10/上まで続く。米不足の状況だが、9/20頃には安曇野産の新米が店頭に並ぶ見通し。

■安曇野や大北の「農産物直売所」では旬の夏野菜や果物、切り花などが販売。
今はプルーン、ブルーベリー、プラム、波田西原の甘いスイカ、ナガノパープルとシャインマスカット、桃、夏リンゴ(夏あかり,シナノレッド,シナノリップ)、トマト、ナス、ズッキーニ、オクラ、とうもろこしなどが続々と入荷。 サンつがるは8/下〜。「地元産の新鮮な農産物を豊富にそろえています。夏休みやお盆休みには、ぜひお立ち寄りください」と。

■8/上;「穂高神社」では夏恒例の「風鈴祭り」
チリンチリンと風鈴の音が境内に響き渡り、涼やかな雰囲気に包まれています。神楽殿にはいろいろな風鈴250個が吊るされています。

■8/24-8/25;「安曇野市豊科郷土博物館」で市文書館所蔵の絵図を公開する「大きな古い地図を見よう」を開いた。
明治初期の豊科、穂高、松本島内、松川村などが描かれた「筑摩県第十大区絵図」(縦2.5m×横5.5m)を館長が解説した。絵図の公開は7年ぶり。絵図には穂高牧「満願寺」から穂高有明「中房温泉」に通じる古い山道が記されている。 館長は「この道は温泉に行く湯治の道であり、ミョウバンを運ぶ道だった」と。現在は荒れ果てている山道。

■8/25;三郷明盛の「熊野神社」で市無形民俗文化財の「お船祭り」が営まれた。
県内最大級の全長約13m、高さ約8mの船が中萱地区内を曳行し、笛や太鼓のにぎやかな音色が田園地帯に響き渡った。氏子ら約50人が乾原から神社までの約1kmを約1Hかけて引き回した。保存・伝承を担う中萱紫石会の会員や地元の子供たちが お船に乗り込んで祭りばやしを奏で、雰囲気を盛り上げた。お船の飾り物は、平安時代の源平合戦から「壇ノ浦の戦い」が等身大の人形で勇壮に表現された。

■8/24-8/25;三郷明盛の「熊野神社」で市無形民俗文化財「お船祭り」開催。
県内最大級という全長約13m、高さ約8mの巨大なお船が中萱地区を曳行する。お船に乗り込んで演奏する「祭り囃子」、平安時代の壇ノ浦の戦いをテーマにしたお船の「飾り物」も見どころ。 祭りは、地元住民でつくる中萱紫石会が43年間、保存・伝承を担ってきた。2024年は7月から小中学生・大人が竹笛、太鼓、鐘など祭り囃子の練習を重ねてきた。 同会は「源義経の八艘飛びをテーマにしたお船の飾り物にも注目してほしい」と。
8/24;宵祭り。18:40;山車の屋台を乾原から神社へ曳行。
8/25;本祭り。13:10;お船は乾原を出発し神社までの約1kmを曳行。15:20;神社境内の神楽殿を3周する「おふりょう」が最大の見せ場。16:45;「投げ餅」

■8/24;安曇野堀金の夏祭り「第8回常念フェスティバル」が烏川の「常念ドーム」と「堀金中央公園」で開かれた。
三味線、アルプホルン、太鼓演奏などのステージ発表や多彩なイベントが開かれた。公園では、ポニーやウサギ、ヤギなど「ふれあい動物園」が人気。水遊び、靴飛ばし、水遊びコーナーは家族連れでにぎわった。フリーマーでは品定めし、買物を 楽しんでいた。警察・消防・自衛隊の車両展示された。

■8/24;15;30開場,17:30開演;安曇野市明科中川手の「龍門渕公園」で「第33回信州安曇野薪能」開催。
夕日が沈む北アをバックにかがり火に照らされる犀川畔の「龍門渕公園」にて「安曇野薪能」。「安曇野に舞い降りる名月の能」がテーマ。安曇野ゆかりの観世流能楽師・青木道喜師、人間国宝の下掛宝生流・宝生欣哉師による能「江口」、 狂言大蔵流名跡・茂山千五郎師、京観世十世・片山九郎右衛門師など豪華な役者が出演。安曇野市名誉市民・青木祥二郎氏の長男・青木道喜師は、信州安曇野薪能の前身「水郷明科薪能」に第1回から出演、第4回からは薪能の主宰。
舞囃子「清経」(青木真由人)、能「江口」(青木道喜,宝生欣哉)、狂言「太刀奪」(茂山千五郎)、能「鵜飼 真如之月」(片山九郎右衛門,宝生欣哉)
16:30;子ども能楽,17:30;火入れ・開演、20:30;終演。雨天時明科体育館。(\3000/前売大人,\3500/当日大人,\1000/大学生,\500/高校生以下)
(問)第33回信州安曇野薪能(信州安曇野薪能実行委員会) TEL 0263-71-2463

■5/30-8/27;安曇野市は、堀金三田出身の作家・臼井吉見の小説「安曇野」の復刊に向け、CFを始めた。
小説「安曇野」のGCS。6/1時点;目標金額;100万円、寄付額42.5万円、支援者数;36人
安曇野市は2024年度一般会計予算に関連の709万円を計上。筑摩書房が全5部の文庫本800セットを復刊する。400セットは学校や図書館などに寄贈、残り400セットは一般販売。目標金額を上回る寄付が寄せられた場合は、復刊するセット数が増える。 特典は個人1万円以上、市内の企業と市内外の団体で5万円以上、市外の企業で10万円以上の寄付。巻末に氏名・名称が掲載され、2025年2月に安曇野で復刊本のお披露目会と販売会の先行受付が可能な特典あり。安曇野市太田寛市長は 「多くの人に復刊に参加してもらうためCFを実施した。「安曇野」の名前を全国に広め、定着させた小説「安曇野」は地域にとって大切な財産。安曇野の知名度向上や魅力発信につなげていきたい」と。小説「安曇野」は堀金出身の小説家・ 臼井吉見さんが約10年かけて1974年に完結させた作品。主な登場人物は新宿で「中村屋」を創業した相馬夫妻や近代彫刻の先駆者・荻原碌山、木下尚江、井口喜源治らなどで、明治から昭和の実情やさまざまな人物を知ることができる。(\7040/1セット)
完結50周年に小説「安曇野」を復刊したい!(ふるさとチョイスGCF)

(問)安曇野市政策経営課 TEL 0263-71-2401

■安曇野市は臼井吉見の小説「安曇野」を紹介する特設サイトを開設。
2024年5月で「安曇野」の最終巻となった第5部が発行されて50周年。筑摩書房と協力して安曇野を復刊する計画も進め、新年度一般会計当初予算案に事業費709万円を計上した。「安曇野」のあらすじ、主要な登場人物、ゆかりの場所、 市の取り組みなどを掲載。登場人物の経歴・写真なども。復刊した小説の一部は市内の小中学校や図書館などに寄贈。必要な費用の一部はCFを使って調達、復刊の動きと小説の魅力を広くPRする計画。
安曇野市太田寛市長は「小説・安曇野が完結したのが50年前。この機に市民を含めて多くの人に安曇野と小説を知ってもらえれば」と。
小説「安曇野」(安曇野市HP)
(問)安曇野市政策経営課 TEL 0263-71-2401

■8/21;安曇野の小中学校8校で「2学期の始業式」が開かれた。
約1カ月間の夏休みを終え子供たちが元気いっぱいに登校、2学期がスタートした。安曇野では、8/2;8校、8/22;7、8/23;1、8/26;1と全17校で2学期が始まる。

■8/19;朝、安曇野では空にハロが出ています。太陽の周りに現れる虹のような光の輪。天気は下り坂か。

■8/17;安曇野でリンゴの早生品種「サンつがる」の出荷が始まった。
三郷温のJAあづみJA中央果実選果所では、出荷するリンゴに傷がないかや色などをひとつひとつ確認する選果作業が行われています。選果員が選果機のベルトコンベヤーに載せた後、センサーやカメラで糖度や大きさ、色付き具合を自動判定し、 4等級に分けて箱詰め。2024年は春先に霜の被害を受けなかったで2023年よりも収穫量が多く、2024年は豊作傾向という。地元の農家から55tの「サンつがる」が持ち込まれた。梅雨明け後に晴れの日が続いたこで、甘みのあるさっぱりした味わいに なったという。出荷は9/10頃まで続き、2023年より4万ケース多い14万2440ケースを予定。JAりんご部会は「2024年は特に出来がいい。いつになくおいしい」と太鼓判。初日、安曇野産のサンつがるは首都圏や関西に向けて出荷され、県内の店頭に 並ぶのは次の週末頃となる。
安曇野(梓川・三郷・堀金・穂高・有明等)では8/上-8/中;夏りんご「シナノリップ」、8/下-9/中;生産量2位「サンつがる」、10/上-10/中;真っ赤な甘味「シナノスイート」、10/下-11/中;黄金色「シナノゴールド」、10/下-11/下;人気と生産量1位「サンふじ」と、 収穫はづづく。

■8/15;終戦の日。「穂高神社」境内にある「穂高霊社」で、戦没者を弔う恒例の「みたままつり」が営まれた。
穂高霊社奉賛会主催で、毎年の恒例「遠州手筒花火」を奉納、参列者が勇壮な花火に慰霊の気持ちを重ねていた。玉串奉納など神事を行った後、花火保存会が大きな手筒花火を抱え、次々に点火。火柱が勢いよく立ち上がり、 迫力ある花火の轟音が鳴り響いた。

■8/14;安曇野の夏を彩る「安曇野花火」が明科御宝田遊水池と犀川河川敷で開かれた。
あいにくの雨の中、約4000発の花火が夜空に輝き、訪れた多くの観客を魅了した。第17回目となった今回のテーマは「心ふるえる安曇野の夜」で、市消防団音楽喇叭隊のファンファーレで打上げ開始。リズムに合わせて打上げる音楽花火や 特大のワイドスターマイン、メッセージ付打上げ花火などがあり、雨の中、色鮮やかな大輪の花が広がった。主催者発表で約1万5千人の人出。

■8/中;スーパーや農産物直売所では、キクなどの切り花や盆飾りセットが並び始めると「お盆シーズン」
安曇野産のモモやナシ、夏りんごも発売開始。波田下原スイカ、ナス、キュウリ、トマト、オクラ、とうもろこしなどの新鮮野菜などが販売。

■8/中;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の里山文化ゾーンでは、棚田のヒマワリ畑のひまわりが見頃を迎えた。
面積は5000uに2万ポンのひまわり。ハイブリットサンフラワー、ピノキオ、チャイルド、テディベアの4品種のヒマワリ。ヒマワリ迷路(約500m)やバス停などの撮影スポットも登場。園内ではジニアやノリウツギが見頃。

■8/初;松本・安曇野・大町では夏を代表する「ひまわり」が咲き始め。
1)松本新村「松本大」;
「松本大」横のひまわり畑には毎年13万本のひまわりが咲き誇ります。JA松本ハイランド新村支部青年部の協力を得て、0.6haの畑に13万本のヒマワリを植えています。今、見頃を迎え、上高地線の電車とひまわり畑を絡めて撮影する人を 見かけるようになってきました。付近には松商学園Gや松本大野球場あり、周囲に日差しを遮るものはないので熱中症には要注意。
2)堀金烏川「旬の味ほりがね物産センタ」;
農産物直売所「旬の味ほりがね物産センタ」南の休耕田に植えられたひまわり畑では、春には菜の花、夏にはヒマワリを栽培。ヒマワリは150cmと大柄で約60aの畑に3-4万四万本が咲きそろう。現在は殆どが未開花。 見頃は8/中-8/下。
3)堀金「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区);
里山文化ゾーン・棚田エリアにあるヒマワリ畑とヒマワリ迷路は、面積5000uに約2万本を栽培。ヒマワリ迷路は延長500m。品種はハイブリットサンフラワー、ピノキオ、チャイルド、テディベア、計4品種のヒマワリ。 現在、ひまわりは殆どが未開花、一部咲き始め。見頃は8/中。
7/13-8/25;同園では「夏のアルプス大冒険」開催中。北アルプスから流れる自然の水を利用したウォーターアドベンチャー・じゃぶじゃぶ池(7/20-8/25)、ニジマスのつかみ取り体験(7/13-8/25;土/日/祝,8/10-8/18)など。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区管理センタ TEL 0263-71-5511

■8/10-8/12;10:00-12:00,13:00-15:00;安曇野市は明科中川手の「龍門渕公園」の親水池で空気で膨らませるカヌー「パックラフト」の体験会を「安曇野明科カヌークラブ」と協力して行っている。
2024.3月;東部アウトドア拠点整備基本構想を策定し、明科地域はアウトドアスポーツを活性化させる。初日は小学生と保護者を中心に約30人が水に親しんだ。参加者は、安曇野明科カヌークラブ代表でシドニー五輪カヌースラローム日本代表の 安藤太郎さんらと一緒に体験。パックラフトは通常のカヌーより操作が簡単で転覆しにくいことから、子供たちはすぐにパドルをこいで思うように進めるようになち、楽しんでいた。東部アウトドア拠点整備基本構想には、龍門渕公園とあやめ公園を 中心地として再整備する方針。市政策経営課は「明科は過疎地域に指定されているが、水を含めてこんなにもいい環境がある。地元の良さをもっと多くの人に知ってもらえる機会になれば」と。(参加無料,事前申込み不要)

■8/9;三郷の田んぼに国特別天然記念物のコウノトリが2羽確認された。
8/7;大町で3羽が確認されている。日本野鳥の会会員の会田仁さんによると、そのうちの1羽が安曇野へ飛来したとみられる。2羽とも個体識別用の足環が取り付けてあった。安曇野への飛来確認は2024年3月以来で近年増加傾向。 農薬の使用減少により田んぼにドジョウやイナゴなどの昆虫が増えていることが影響しているとみられる。

■8/7;北ア「常念岳」登山口の「一ノ沢」に続く「林道一ノ沢線」が崩落し、車両通行止。
崩落場所は登山者Pから300m下、一ノ沢登山口より約1.5km。8/6;大雨の影響で崩落。崩落現場の手前まではタクシーで来れ、人の通行は可。登山口まで約50分歩くことになる。一般車両は林道入口から通行禁止。

■8/6;大雨の影響で一ノ沢林道の路肩が崩落した。崩落箇所は一ノ沢登山者専用Pから300m下、一ノ沢登山口から約1.5km。
2024.8/7〜;一般車は一ノ沢林道GTから通行止め。タクシーは崩落箇所までは折り返し通行可。徒歩は通行可。崩落個所から一ノ沢登山口まで徒歩40分〜50分かかる。麓の安曇野〜一ノ沢崩落個所まで約\5000-\7000。
一ノ沢登山口(標高1260m)〜常念乗越(標高2460m)で標高差約1350m。登り約6H〜7H、下り3H〜4H。
崩落箇所〜(徒歩50M)〜登山専用P(標高1150m;利用不可)〜(15M)〜一ノ沢登山口(標高1260m)〜(15M)〜山の神(標高1380m)〜(90M)〜烏帽子沢(標高1750m)〜(30M)〜笠原沢(標高1900m)(※例年5/下-6/中は笠原沢〜乗越間は雪渓歩き)〜(30M)〜胸突き八丁 (標高2090m;高巻道)〜(40M)〜最後の水場(標高2250m)(※2024.5/7〜;最後の水場〜乗越間は夏道)〜(60M)〜常念乗越(標高2460m)〜(90M)〜常念岳(2857m)
※三股登山口〜前常念〜常念岳山頂の標高差は1500m、更に常念岳〜常念小屋までは400m下りで標高差1900mの健脚向けルート。
三股登山者P(標高1280m)〜(10M)〜三股登山口(標高1350m;前常念・蝶ヶ岳分岐)〜(280M)〜三股森林限界(標高2350m)〜(40M)〜前常念避難小屋(標高2661m)〜(90M)〜常念岳山頂(2857m)〜(70M)〜常念乗越。
常念岳8合目からトラバースもできるが鎖場などがあり、初心者は山頂ルートへ。落石・落雷注意。

■8/3;「穂高会館」にて「第41回穂高納涼祭」開催
納涼祭では軽快な穂高音頭とアップテンポのHOTAKAサンバの2曲で踊っていたが、新型コロナ禍で中止や縮小が続いた。5年ぶりの盆踊りで夏の一夜を楽しむ。穂高会館駐車場にステージややぐらを設置。16:30;納涼祭開始、18:15〜;盆踊り。 YOSAKOI安曇野とセットで行われていたが、2019年でYOSAKOI安曇野は最後。納涼祭は2020〜2022年は新型コロナ禍で中止、2023年に再開したがステージ発表のみ。納涼祭に向けて、7/11;18:30-20:00;穂高公民館で盆踊り講習会(参加無料)
(問)穂高公民館 TEL 0263-82-5970

■8/1;「水の日」。安曇野市役所にて「みえる水、みえない水〜安曇野を巡る地下の秘密〜」展を開催中。地下水ができる仕組みを解説。

■8/1ー9/4;安曇野で地下水の仕組みを学び、水に親しむ「水めぐりツアー」を開いた。
市内の小学生と保護者が参加、堀金「県烏川渓谷緑地」、堀金「ゴールドパックあずみ野工場」、豊科「田淵行男記念館」を訪ねた。 烏川渓谷緑地では山に降った雨や雪が地面に浸み込んで地下水になることなどを解説。ゴールドパックあずみ野工場では飲料水の生産ラインを見学、硬水と軟水の飲み比べなど。 田淵行男記念館では遊水池にいるアメンボ・エビなどの生き物を、参加した児童らが網で捕まえていた。多様な生物によって水環境が維持され、巡り巡って人の生活が支えられていることを学んでいた。

■8/1;9:00-12:10;「水の日」。親子で学ぼう「安曇野水めぐりツアー」
8/1;「水の日」、8/1-8/7;「水の週間」。北アから流れ出す清流・烏川渓谷(9:10)、ゴールドパックあずみ野工場見学(9:50)、田淵行男記念館(11:25)など湧き水をめぐるバスツアー。
小学生・保護者(定員;20名)、9:00;安曇野市役所集合。参加無料。(申込;6/24-7/3;応募希望者多数時抽選)
(問)安曇野市環境課 TEL 0263-71-2492

■7/27;豊科中心街で安曇野の夏を盛り上げる恒例の「第45回あづみ野祭り」が行われた。
区や職場などで35連・約2400人が「あづみ野ばやし踊り」を踊りながら歩行者天国にしたR147と駅前通りを練り歩いた。おそろいの法被やTシャツを着た踊り子、浴衣姿の観客らで熱気に包まれた。各連は汗だくになりながら一緒に 踊っていた。オープニングでは「安曇野太鼓」の演奏や市消防団の音楽喇叭隊の行進などがあった。市や市商工会などでつくる実行委員会が主催。山車と共に、揃いの法被や思い思いの衣装を着た参加者がうちわを振ったり、跳びはねたりして踊った。 沿道には屋台が並び、祭りを盛り上げた。実行委は「今後も継続し、いろいろな意見を取り入れながらもっと盛大にできれば」と。

■7/27;17:20-20:00;豊科で夏まつり「第45回あづみ野祭り」開催
安曇野の夏の風物詩「あづみ野祭り」。35連約2400人の踊り手たちがあづみ野ばやし踊りで豊科駅前通りとR147を練り歩きます。
豊科駅前通り(歯科医院交差点-八十二銀行豊科支店)及びR147(新田-成相)。※踊り連コンテストはなし。人出は約2万人。一帯では交通規制あり(17:00-21:00)
17:20〜;安曇野太鼓,17:35〜;安曇節・豊科小唄踊り,17:50〜;安曇野市消防団喇叭隊,18:05;開会式。18;15-19:55;あづみ野ばやし踊り。
(問)あづみ野祭り実行委員会事務局(安曇野市商工会豊科商工会館) TEL 0263-72-2986

■夏本番を迎えたが、中信では「虫が少ない」との声。
2024年も猛暑傾向で高温が影響している恐れがあるという。「安曇野三郷昆虫クラブ」の世話人は、4月から40回以上の自然観察会をした。この時季は1回の観察会で20種類はチョウが見つかるが、2024年は多くて10種程度。7月を代表する ヒョウモン類がほとんど見られない。松本「アルプス公園」では数多くいるミヤマカラスシジミが成虫1匹だけ見たという。7/24;烏川渓谷緑地で観察会があり、チョウは3種、よく見られるはずのヒカゲチョウ類も現れなかった。 「チョウの種類も数も少ない。こんなことはこれまでなかった」。田淵行男記念館館長も異変を感じている。普通種のベニシジミ、温暖な地域から移入・定着したツマグロヒョウモンさえ少ない。冷涼な高地では多くのチョウを確認しており、 高温が要因とみている。暑さを避けて活動の時間帯や期間がずれ、雌雄の出合いが成立しづらい可能性がある。食物連鎖の底辺を支える昆虫界の異変が生態系全体へ広がらないか注視。チョウは夏鳥の子育ての餌となり、植物の受粉の 妨げにもつながる恐れがあるという。

■7/22-7/23;穂高東中の生徒(約120人)が学校登山で北ア「燕岳」(標高2763m)に登った。
7/22;登山口の中房温泉から合戦尾根を登った。7/23;早朝、燕山荘前でご来光を拝んだ。

■7/20-7/21;8:30;穂高有明の山麓線沿いの「Vif穂高」で「Vif穂高21周年記念フェアー&安曇野まるしぇ」開催。
安曇野まるしぇはトウモロコシ、スイカなど新鮮野菜を生産者が対面販売。\1000以上購入した先着500人が大抽選会に参加。11:00-14:00;「ふれあい体験館」では「暑気払い冷やしぶっかけ蕎麦まつり」(\800)。先着150人に招福たまご(\100)で販売。 足湯で八面大王像の画像を撮影するとさらに1人\200割引。
(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656

■穂高山麓線沿いの「Vif穂高」は2003.7/5;開業、2003.7/1;完成式が行われた。2024年で21年目。
当時、穂高町内には規模の大きい直売所がなかった。グリーンツーリズムの中で都会の観光客との交流を図り、農業と観光の振興のために旧穂高町と県が2002年10月から施設を建設した。山をイメージした外観の屋根を持つ農産物直売所と 農業活性化施設を建設した。施設は鉄骨平屋で、直売施設は約375u、活性化施設は約814u。総事業費は4億円。「いち番館」と「味彩館」は国の生産振興総合対策補助事業で約5千万円の補助を受け総工費は1.7億万円。「ふれあい体験館」は 県営中山間総合整備事業で建設費は2.9億万円。当時の穂高町は事業費の15%を負担した。
農家が自分で値段をつけて野菜などを並べる直売所「いち番館」と漬物加工施設、レストラン「味菜館」。活性化施設「ふれあい体験館」では研修や体験ができる多目的ホールで体験実習室、研修室、豆腐・総菜加工室を備えている。 愛称は公募約50点の中から穂高有明在住者の名称が選ばれた。Vifは仏語で「活気ある」「生き生きとした」の意味。Vif穂高の店内にはたくさんの旬の野菜が並べられ、屋外では旬の花苗や果物・野菜などを販売。近隣農家100戸が栽培した 野菜や果物を販売。「安心・安全・安価」の旬の農産物を提供し「地産地消」を掲げる。併設する惣菜などの加工室で作った総菜や漬物、パン、菓子、餅、豆腐などを販売。
「味彩館」に立ち寄ってお蕎麦を食べてきました。夏はぶっかけそば(きゅうり・タマネギなどの野菜とかつおぶしをかけたそば)。さすがに平日は空いていて週末のような混雑はありません。そばの麺は細めで色は少し白い。コシがあります。 そばつゆは色が濃いめでしょっぱい。店内はフローリングで木を使った明るい雰囲気。店内に飾られた「ビンサンチ」(CG作家の北山敏・早苗さん)の3匹のかわいいフクロウの絵が飾ってあります。 そば定食はさるそば、天ぷら(ナス、エビ、サツマイモ、キノコなど)、茶わん蒸し、小鉢、香の物が付いていた。信州サーモン刺身もおいしかった。
・菜の花;春は菜の花を発売。
・豆腐;「安曇野豆腐」は美味しい。「ふれあい体験館」ではふるさと体験として地元産の大豆を使った豆腐作りができます。小学生が豆腐づくり体験したりしています。お店では豆腐をまとめ買いする市民も多い。
・玉ねぎ;「安曇野特産玉ねぎ」;6/中-6/末;特設売場でタマネギの直売。辛みが少なく生食向けの「甘70」と長期保存向けの「ネオアース」の2種類を発売。
・いんげん豆;7/中〜「穂高いんげん」を発売。100年前から栽培されている信州の伝統野菜「穂高いんげん」は、穂高の農家が大正から昭和初期にかけて米国から各種の野菜種子を導入し、栽培したもの。草勢が強く草丈は3m以上に。 「穂高いんげん」は、莢は幅広く扁平で大型ですが、軟らかく食味は優秀。和え物や煮物、みそ汁の具などによく合い、緑色の若莢は食卓に彩りを添えてくれます。
・8/上;「盆花市」。安曇野で栽培された小菊やアスターなどの切り花(盆花)を発売。
・10/下にはVif穂高新そばまつり開催。有明産の新そばを数量限定で発売。同時にリンゴ(シナノスイート)やブドウ(シャインマスカット)などの果物、サツマイモなどの新鮮野菜や新米を販売。
・大根;11/上〜穂高牧の「牧大根」は江戸時代から栽培されてきた地大根で、肉質が緻密で硬いことから「かた大根」とも呼ばれています。歯ごたえのある大根。Vif穂高で発売。牧大根は肉質が硬く辛味も強いことから、漬物向け大根として 重宝されてきた。Vif穂高では開店当初から牧大根を扱ってきたが、2007年県から「信州の伝統野菜」の伝承地栽培に認定。注目が集まり需要も増えた。 ・長いも;12月には長芋や自然薯を発売。穂高牧で栽培される自然薯は長さ80cm-1m。根は横に張る。穂高の寒暖差で味や風味・粘りが強いのが特徴。

・もやし;2020.2/22;中房渓谷から穂高温泉郷の旅館などに引湯している「穂高温泉供給」が2020年栽培を始めた「温泉もやし」がVif穂高で発売された。配湯後に余った温泉水を栽培に生かしたもやしで、丈は30cmと長くシャキシャキとした歯ごたえ。 社屋隣の農業用ハウスで温泉水の熱で発芽させた無農薬・無肥料の豆もやし(\400/1袋300g)。
・近年は「安曇野まるしぇ」(生産者による旬の果物や野菜を対面販売)、フリーマも開催。

(問)Vif穂高 TEL 0263-81-5656

■7/17;JAあづみは「桃」の出荷を始めた。
さわやかな食味と香りが特徴のわせ種「赤宝」と「櫛形」の2品種で平年より5日ほど早い。三郷小倉のJAあづみ小倉選果所には、生産者5人が約50ケース(1ケース5kg)を持ち込んだ。出荷に先立ち、職員が色味、傷を目視でチェックした後、 選果機で大きさごとに分けて箱詰め。2024年は小玉傾向だが食味は良いという。同JAの桃生産者は約10人、7/下に主力品種「あかつき」、8/10;「なつっこ」、8/下;「おどろき」の出荷を予定。2023年は凍霜害で約2500ケースの出荷だったが 2024年は3380ケースを見込む。7/19〜;県内の店舗に並ぶ。

■7/13-7/14;8:30-15:00;堀金烏川のJAあづみ、みどりの店、ファミマ烏川店、JAあづみオートパルで「第50回かかし祭り」を開催。
JA組合員らや一般公募の計50体のかかしが並ぶ。会場では人気投票を行う。7/13-7/14;「虹マスつかみどり大会」(参加無料.定員30人)。7/13;安曇野市消防団音楽ラッパ隊、JA女性部シャベラーズによるスコップ三味線の演奏。 7/14;「楽しい家庭菜園教室」など。
(問)JAあづみ TEL 0263073-6860

■7/13;3連休初日、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の田んぼで「泥遊び」を楽しむ「泥リンピック」が開かれた。
松本大の学生などが企画し、小学生以下の子どもたち20人が参加。梅雨の晴れ間の強い日差しのもと、園内にある水を張った休耕田の田んぼでは、かけっこや鬼ごっこ、田んぼフラッグ(風船つかみ取り競争)、障害物競走などが行われ、 宝さがしをしたり、走り回ったり、飛び跳ねたりして、子どもたちは全身泥だらけになりながら、普段できない体験を満喫していた。

■7/12;「夏秋イチゴ」の産地、安曇野で生まれた新品種「あまあづみ」発売。
安曇野では20年前から「夏秋イチゴ」の生産が始まり、今では全国有数の産地となった。例年6月-11月に収穫する「夏秋イチゴ」の農家数は51軒。新品種の名前は安曇野市農業再生協議会が4/15-5/15;募集、43都道府県から1255件の応募があり、 穂高西小の児童の「あまあづみ」という名前が選ばれた。「甘いと安曇野で生まれたを合わせた」。生産者やパティシエ、市職員らによる選考委員会で名称が決定した。「あまあづみ」は夏秋イチゴのサマープリンセスに他のイチゴを掛け合わせ、 10年かけて開発。7/1;「あまあづみ」を商標登録(申請)した。「あまあづみ」はぷっくりした形で鮮やかな赤色。たっぷりの果汁があり、少し酸味があるさわやかな甘みで香りがよいという。開発した堀金烏川の農家は「実際、安曇野に来て 食べてほしい」と。安曇野では「あまあづみ」発売記念として、7/12-7/21;生産農家直営店舗(なないろ農園,Re:Make-S)でイチゴフェアを開催。7/12-7/21;穂高栢原の「あづみ野菓子工房彩香」では「あまあづみ」を使ったスイーツフェアを開催。

■7/6;穂高の「三角島」の景観保全に取り組む市民団体「三角島ふるさとの森プロジェクト」は「夏の自然観察会」を開いた。
豊科郷土博物館の学芸員が案内し、15人が植物について学んだ。大王わさび農場近くの三角島は、川に囲まれ緑があふれる。ハケを広げたようなピンク色のネムノキの花、白い花のドクゼリは日本三大有毒植物、ニセアカシアは北米原産で 砂防のために多く植えられたことなどを説明。参加者は特定外来生物アレチウリの駆除も体験した。

■7/2;安曇野の田んぼで珍しいサギ科「ムラサキサギ」が飛来した。
田んぼで餌をついばんだり羽繕いしたりしている。アルプス白鳥の会代表が確認。2016年以来の飛来。

■7/1;安曇野市が絶版の小説「安曇野」復刊に向け、CFで寄付を募ったところ、目標金額100万円を超え160万円に達した。
小説「安曇野」は、安曇野出身の小説家・臼井吉見の長編小説。明治〜昭和の激動の時代を描く5部作、1965.6月-1974年5月に筑摩書房から刊行。新宿で「中村屋」を創業した安曇野出身の相馬愛蔵ら5人を主な登場人物とし、実在する2000人以上が 登場する。「安曇野」の名を全国に広めるきっかけになったといわれる。現在は絶版で、小説完結50周年の節目を迎え、多くの人に「安曇野」を知ってもらおうと、筑摩書房に復刊を委託するため740万円を安曇野市が予算化。さらに支援を集めるため、 1万円以上の寄付者に復刊本の巻末に名前を記載できる特典をつけた。安曇野市は「予想以上の寄付が集まり驚いている。特に地元の方に関心を持っていただいている」と。
完結50周年に小説「安曇野」を復刊したい!(ふるさとチョイスGCF)
7/1;寄付金\1698447円,支援人数;133人。寄付は8/27まで。復刊は2025年2月、800セット予定。(\7040/セット売り)

■安曇野出身の作家臼井吉見の小説「安曇野」の復刊費用のために、市が企画した「GCF」(2024.5/30-8/27)で寄付額は238.6万円(支援者数195人)。 目標金額の100万円を大きく上回った。復刊は2025年2月、800セット予定。(\7040/セット売り)

■6/30;「穂高神社」にて「夏越の大祓式」
6/20;拝殿前に参拝者がくぐる「茅の輪」が境内に取り付けられた。神職が茅を束ねて直径2.3mの輪の形にし、紙垂を付けてこしらえて立てた。7/4まで設置され、参拝の際にくぐることができます。大祓式は6月と12月の年2回。人の形に切った 白紙「人形」に自身を託して奉納し、茅の輪を3回くぐって半年間の罪やけがれをはらい清め、厳しい夏を乗り越えられるように祈ります。大祓式は6/30;17:00〜。茅の輪は拝殿前から鳥居前に移され、参拝者を迎える。同神社は「今年も多くの 皆さんに茅の輪くぐりに来て、心身を清めてもらえたら」と。
(問)穂高神社社務所 TEL 0263ー82-2003

■〜6/30;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「あづみの学校」では、カエル18種類・45匹を集めた「あめあめふれふれ カエル展」を開催。
梅雨時に合わせた恒例の企画。北信、中信、南信に広く分布するモリアオガエル、黒いアマガエル、平なタコのようなモリガエルなど9種類、30匹を展示。モリアオガエルの泡状の卵塊も。

■2024.6/26;安曇野スワンガーデンに「ドンキ安曇野店」がOPENした。
豊科南穂高の長野道・安曇野IC近くの「安曇野スワンガーデン」内に「ドン・キホーテ安曇野インター店」がOPENした。県内では10店舗目。入場制限がかけられるほど店内は賑わった。1時間待ちも出るほど。店内はそれほどごちゃごちゃしていない。 迷路感はなく整然とした通路に商品が並ぶ。天井からはたくさんの広告が垂れ下がり、食品、酒、日用品、家庭雑貨、ペット用品、家電、衣料品、靴、化粧品など品数は豊富で、高く積まれているのはさすがにドンキ。OPEN記念で安売りも多く、 客層は若い人が多い。店舗は旧ニトリを改装、鉄骨平屋2433u。(9:00-25:00)
(問)ドン・キホーテ安曇野インター店 TEL 0570-666-236

■長野道・安曇野IC近くの豊科南穂高の「スワンガーデン安曇野」に「ドン・キホーテ」が出店。
2024年夏、スワンガーデン安曇野内の旧ニトリがドン・キホーテに。ドンキーの県内店舗は長野駅前、川中島、中野・上田・南松本。

スワンガーデン安曇野は1997.10/10オープン。敷地内には「あづみ堂」(2023.12/1;Re-open)、ミスド、ココイチ、ココス、モンベル、A&F、ノジマ、平安堂、gigo、中華料理などがある。開設以来26年が経過し、店舗の改装、閉店、移転が相次ぐ。
1)「マクドナルド安曇野インター店」は閉店(2023.11/26)。2024.7/下頃「マクドナルドスワンガーデン安曇野店」が新築OPEN予定
2)「ニトリ安曇野インター店」は閉店(2022.8/7)、「ニトリあづみ野インターパーク店」開店(2022.8/11)
3)「開運堂あづみのインター店」は閉店(2023.2/28)
4)「和食処 王滝」は閉店(2023.8/31)

■長野道・安曇野IC近くにある「スワンガーデン安曇野」は1997年開業。25年以上が経過し、店舗の改装等が進んでいる。
「スワンガーデン安曇野」ではモンベル、A&Fカントリー、ノジマ、平安堂、GEO、GiGO、CoCo壱番屋、ココス、あづみ堂、ミスタードーナツ、四川乃華、デイリーヤマザキが営業中。
「Mac安曇野インター店」は2023.11/26で閉店したが、2024.7/4;グランドオープン予定(工期;2024.2/5-2024.6/31)。6/下には「ドン・キホーテ安曇野インター店」(旧ニトリ)が開店予定。 「ココス安曇野インター店」や「GiGO豊科」、「ノジマ豊科店」は店舗改装中。おやきの「あづみ堂」は2023.12/1リユーアルOPENした。「王滝」は2023.8/31で閉店。
すぐ近くには2022年〜「あづみ野インターパーク」ができ、スーパー原信、KSデンキ、コメリ、ニトリ・ドコモショップ(スワンガーデン安曇野から移転)、牛角、三宝亭などあり。

■6/25;安曇野の「あづみ農協豊科支所」は豊科特産のタマネギの大きさを競う「ジャンボ玉ねぎコンテスト」を開いた。
大相撲になぞらえて最も大きい「横綱」や「大関」などを決めた。出品したタマネギには「親方」(生産者)がしこ名を付け、会場では「得意技」(お薦めの料理法)を紹介。品種別の2部門と「ユニークな形部門」に計30個が出品。 ネオアースは13点、甘-70は12点、ユニークには5点が出品。タマネギの横の長さと重さで競った。ネオアースと甘-70の2品種の横綱には、豊科南穂高のしこ名「澤の海」(直径13.2cm,852g)と「喜の山」(14.3cm,863g)が輝いた。「澤の海」はネオアースの 横綱では歴代最大。2024年はタマネギが大きくなる5/上-5/中に雨が少なく小玉傾向だった。JAあづみ豊科支所が主催するコンテストは5回目。

■6/8-6/23;穂高有明の「Vif穂高」で「新玉ねぎ直売フェア」開催。
辛みが少なく柔らかい「甘70」と、甘みがあって長期保存向けの「ネオアース」の2種類を販売。(\1300/10kg/ネット)。 6/15;「Vif穂高お客さま感謝デー」開催。新鮮な野菜や果物が並び、加工品やこだわりパンなどが特価。願い事を書いた短冊を竹ざおにつるす「七夕飾り作り」も。
(問)Vif穂高 TEL 0263-82-5656

■6/16;「穂高会館」で「第39回早春賦音楽祭本ステージ」が開かれた。
合唱団と観客合わせて約300人が会場を埋め、「ハーモニー、平和の架け橋に」をテーマに小学生から高齢者まで参加、「早春賦」などを高らかに響かせた。混声合唱団が「早春賦」、「とんがり帽子」、「長崎の鐘」を歌った。小中学校の 合唱部も曲を披露した。

■6/16;13:30-15:30;「穂高公民館」にて「早春賦音楽祭本ステージ」
安曇野では4/下-6月にかけて早春賦にちなんだ行事が行われています。T2年に発表された早春賦。大町から安曇野の早春の情景をうたった歌とされ、旧制大町中学の校歌の制作のために訪れた吉丸が大町や安曇野の寒さと、春の暖かさを歌ったと 云われてます。毎年恒例の音楽祭。
4/19;穂高川右岸の「早春賦歌碑」前では「第41回早春賦まつり」開催。穂高北・南小の合唱、穂高文化協会コーラス、上松美香さんらによるミニハープとアルパの演奏者ら計90人が出演、参加者300人。
5/12;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では「第20回あづみの公園早春賦音楽祭」開催。70団体800人が参加。
6/16;「穂高公民館」にて「早春賦音楽祭本ステージ」。吉丸一昌さんの童謡や唱歌を歌ったり、コーラス隊の混声合唱、「ふるさと」の合唱など。
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2463

■6/15-6/16;タマネギの産地、安曇野で恒例の「玉ねぎ祭り」が開かれた。
旬を迎えた新玉ねぎ。「玉ねぎ祭り」は毎年この時期に開かれ、安曇野の特産であるタマネギの収穫体験を通して農業の楽しさを知ってもらおうと毎年開催している。市内17の会場で直売や収穫体験を楽しむことができます。 2024年は春先に雪が多かった影響で若干小ぶりという。生産組合は「春先の雨不足で少し小ぶりだが例年どおり甘くておいしい」と。大きなものは直径15cmもあり、みずみずしく重い玉ねぎ。6/15;8:00;祭りスタートとともに大勢の家族連れが 畑を訪れ、タマネギの収穫体験で、炎天下の畑ではタマネギを一つずつ掘り出していた。訪れた人は大小のタマネギをうまく組合せて隙間を埋めながら袋いっぱいに詰めていた。10kgネットは\1300、20kgは\2500で販売。

■県内有数のタマネギ産地、安曇野では玉ねぎの収穫の最盛期を迎えています。
豊科南穂高の畑では農家がタマネギを引き抜き、一つ一つ葉を切り落として丁寧に土を落としていた。6/15-6/16;8:00-16:00:安曇野では毎年恒例の「安曇野玉ねぎ祭り」が市内17ヶ所で開催され、ネット袋詰めの直売や収穫体験が行われます。 価格は\2500/20kg、\1300/10kg。

■6/15-6/16;8:00-16:00;安曇野市内17会場で新タマネギの収穫を楽しむ恒例の「安曇野玉ねぎ祭り」が開かれる。
2024年は春の季節外れの雪などが影響してか2023年よりは若干小ぶり。玉ねぎ畑には苦みが少なく生でもおいしい品種「甘70」。玉ねぎの収穫は玉の部分を横から押し、葉の部分を真横に軽く引っ張ると根が切れる。葉を少し残してはさみで切る。 10kgネットに収穫したタマネギを入れていく。大きいものは直径12-15cm。大小合わせ40個は入る。収穫時に葉を残すのは乾燥するとふたを閉じた状態になり、雑菌が入りにくくなるためという。 ネットは風通しのいい日陰に置いて乾燥する。価格は一律\1300/10kg,\2500/20kg。収穫体験と直売の会場や、収穫体験/直売のみの会場もある。

■6/15-6/16;8:00-16:00:タマネギ産地、安曇野で「安曇野玉ねぎ祭り」が市内17ヶ所で開催。
安曇野の豊科で始まった玉ねぎ祭り。今では堀金・三郷・穂高でも実施。甘くて新鮮な新玉ねぎを収穫して持ち帰れる「玉ねぎ祭り」。安曇野の清らかな水と豊かな大地で育った特産品の振興のために毎年開催。豊科は玉ねぎの産地で 新玉ねぎの収穫(6/中)時期に、市特産の甘くてみずみずしい新鮮なタマネギを袋詰めで安価販売。2022年は2日間で延べ6290人が購入、収穫体験を含む販売量は150t。畑近くでは朝早くから車列ができ、早々に完売する会場もあった。 各会場とも玉ねぎがなくなり次第終了。ネット袋詰めの直売、収穫体験。価格は\2500/20kg、\1300/10kg。 玉ねぎは前年10月に植え、初夏の6/中-6/下に収穫。玉ねぎの葉が長く伸びると自然に玉の上の部分から折れます。倒れると収穫時期と云われますが、倒れてから1週間は玉の肥大が続くので、1週間ほど経ってから収穫すると大玉の玉ねぎになります。 畑で放置し過ぎると傷むため、収穫のタイミングが必要。収穫時は根を切り、葉を5cmほど残して切り落とします。雑菌の侵入をふせぐため少し長めに残す。玉ねぎは高温多湿に弱い食物。収穫は梅雨入りの時期と重なるため、保存・貯蔵には 直射日光が当たらない風通しの良い場所でネットや麻袋など通気性のよい袋に入れて天日干しする。最近はタマネギ保存用ネットも販売。
1)6/15-6/16;豊科;「吉野集落営農組合」;豊科南小の200m西のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
2)6/15-6/16;豊科;「吉野集落営農組合」;豊科子供病院の200m北のほ場(20kg,10kg,直売,収穫体験)
3)6/15-6/16;豊科;「南部総合公園南ファーム」;南部総合公園入口信号より南へ80m(20kg,10kg,直売)
4)6/15-6/16;豊科;「安曇野シルバー人材センタ」;豊科保健センタP(10kg,直売)
5)6/15;豊科高家;「南部総合公園南ファーム」;たつみ認定こども園南へ300m(20kg,10kg,直売,収穫体験)
6)6/15;豊科南穂高:「寺所区集落営農組合」;寺所公民館南ほ場(10kg,直売)
7)6/15;豊科南穂高;「重柳農村振興委員会玉ねぎ部会」;ビレッジ安曇野P(10kg,直売)
8)6/15-6/16;豊科南穂高;「あぐり安曇野」;豊科ガスト南ほ場(収穫体験)
9)6/15-6/16;豊科南穂高;「あづみ農園」;豊科北小近く踏入コミュニティセンタ駐車場(20kg,10kg,直売)
10)6/15-6/16;豊科南穂高;「踏入ゆい生産組合」;豊科光橋北西ほ場(20kg,10kg,直売)
11)6/15-6/16;穂高;「上原玉ねぎ振興会」;セブンイレブン西穂高店P。(20kg,10kg,直売)
12)6/15;三郷温;「JAあづみ・あづみ野ふる里市」;三郷交番の東(20kg,10kg,直売)
13)6/15;堀金;「安曇野常念山麓野菜倶楽部」;国営アルプス安曇野公園入口(10kg,直売)
14)6/15;堀金;「あづみアグリサービス」;堀金信号より南へ1q、広域農道東(10kg,直売,収穫体験)
15)6/15-6/16;堀金烏川;「安曇野フレッシュベジタブル生産組合」;下堀西信号から農道を北へ550m(20kg,直売,収穫体験)
16)6/15-6/16;堀金三田;「田多井玉ねぎ生産組合」;板花興業(20kg,10kg,直売,収穫体験)
17)6/15-6/16;堀金三田;「小田多井農村夢倶楽部」;小田多井交流センター南のほ場(10kg,直売,収穫体験)
(問)安曇野玉ねぎ祭り実行委員会事務局(安曇野市農政課) TEL 0263-71-2428

■6/中;安曇野は「麦秋」の季節。
安曇野の田園風景。2020年;安曇野では約8割が水稲栽培(作付面積2791ha,2081戸)。他に小麦は約2割(671ha,218戸)、大麦(87ha,24戸)。小麦は小麦粉、パン・ピザ生地・おやき・うどんなど、大麦は麦ご飯、ビールの原料などに利用。 梅雨入りが迫る前、麦がたわわに実り黄金色の穂をつけてきました。麦は晩秋から初冬に種を撒き、冬に芽を出して春の暖かさで伸びて、初夏には眩い陽光に麦がきらめき、爽やかな風に金色の穂が揺れています。間もなく麦の収穫を迎えます。

■明科の「あやめ公園」では花菖蒲が見頃を迎えています。
華やかで大きな花のハナショウブ。公園には約50品種、3万株が咲き競っています。花菖蒲は一時、株の衰えでほとんど花が咲かない状態になっていたが、数年前から地元の保存会が中心になって手入れをし、色とりどりに咲く光景が復活。 梅雨入りして雨に濡れた姿も魅力的、花は6/末まで楽しめそう。

■6/15-6/16;「第40回安曇野明科あやめまつり」開催。
明科の犀川沿いの「あやめ公園」・「龍門渕公園」では紫や白、黄色の花菖蒲が見ごろを迎えた。園内の池には約3万株のハナショウブが植えられ、木道や遊歩道から多彩な花を楽しめます。あやめまつり会場では物販・飲食販売、 キッチンカーの出店も。
6/14;ラフティング体験(犀川;\500)、あやめ深緑ウォーク、明科の小中学生の吹奏楽部演奏、にじますつかみ取り(龍門渕公園)、安曇野太鼓演奏、松本山雅FCガンズ君&片山さんトークショー。
6/14;ラフティング体験、アルプホルン演奏、明科高の吹奏楽部演奏、キッズダンス・チアダン、津軽三味線演奏、2023フォトコンテスト表彰、大ビンゴ大会。
(問)安曇野明科支所 TEL 0263-62-3001(8:30-17:15)

■6/15-6/16;明科「あやめ公園」・「龍門渕公園」で「第40回安曇野明科あやめまつり」開催。
北アを背景に犀川沿いの園内にはアヤメや花菖蒲が咲き誇ります。昔は県内最大を誇る150種5万株の花菖蒲が咲く「水郷・明科あやめ祭り」でした。1983年「龍門渕公園」完成、1958年〜「あやめ祭り」開催。1993年「あやめ公園」が整備された。 当初はまだ7500株。以降、明科町をあげて花株を増やし、1998年頃には5万株になった。当時のあやめ祭りには大勢の観光客が訪れていた。ところが2018年には株の寿命や連作障害で株腐れ、管理(人出)不足で急激に花が減少した。2019年から 再整備をはじめ、2023年には60種3万株まで復活しました。2019年以前は1週間の祭りでしたが、2020年,2021年はコロナ渦で中止、2022年からは2日間での再開。例年、あやめ祭りでは地元明科の小中高の吹奏楽などミニコンサ−ト、太鼓演奏、 ダンスやビンゴゲームなどのステージイベント、ニジマスつかみ取り、前川でカヌースラローム大会にじますカップ、旧篠ノ井線廃線敷ウォーキングなど、出店も出て賑わいます。毎年訪れていたがコロナ過下では・・・。
※安曇野市は明科エリアを「東部アウトドア拠点」にして、犀川・前川の龍門渕公園とあやめ公園を再整備、園内には「センターハウス」と「憩いエリア」を整備する。憩いエリアではキャンプやイベントも想定。2024-2025;基礎・実施設計、 2026年度;整備工事、2027年度中:運用開始予定。
(問)あやめまつり実行委員会事務局(安曇野市明科支所) TEL 0263-62-3001

■6/中;穂高北小では「カルガモ」が子育て中。
池や草むらがある中庭で親ガモ1羽と子ガモ11羽がのんびりと暮らし、成長して旅立つまで児童が温かく見守っている。 2020年からカルガモがこの時期に飛来し、毎年子育てをするようになった。安全に子育てができるよう、ふ化した親子を中庭に誘導。中庭は子供たちにとって憩いの場だが、カルガモが子育てをしている間は立ち入らないようにしているという。

■6/11;アイガモ農法による酒米作りに取り組む安曇野の「EH酒造」は約30aの水田に生後10日のひな30羽を放した。
ひなたちは鳴き声を上げながら元気に田んぼの中を泳ぎ回った。アイガモが雑草や害虫を食べ、ふん尿が肥料になるため、無農薬で栽培できる。水田は保護ネットで囲み猫などの侵入を防ぐ。8/上まで放し飼い。収穫した酒米は、純米吟醸酒 「逢醸」の仕込みに使う。契約農家では飼育小屋からの出し入れ餌やりなど、「米作りよりアイガモの世話の方が大変」という。

■6/10〜;「安曇野市役所」で松川村の有志でつくる「有明山語りの会」と沿線在住の有志でつくる「大糸線の旅」による「絵馬句額と安曇節」のパネル展
大糸線沿線で奉納された絵馬句額を復元する取り組みを紹介、安曇節につながるこの地域の大衆文化を発信。

■3/27-6/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「信州サーモン」の鯉のぼりが登場した。
全長5mの鯉のぼりがさわやかな風に吹かれて気持ちよさそうに泳いでいます。蛍光色のピンクや黄色など30色を使たカラフルな信州サーモンのこいのぼり。信州らしい風物詩を楽しんでほしいと企画され、地元の画家・カミジョウミカさんが デサインした。鯉のぼりは3匹作り、うち2匹を田園文化ゾーンの段々原っぱと段々花畑に飾った。カミジョウさんは「想像以上にきれいに製作していただいて、とってもうれしい。明るくがテーマだったので、蛍光色をたくさん使って青空に 映えたらいいなと思って作った。ウキウキするような楽しい気分になってもらえたら」と。製作は松本の老舗人形店「村山人形店」。村山さんは「原画がとても素晴らしかった。フォルムがこいのぼりより太いところや、蛍光色を使っているので、 色を出すのが工場で苦労して何とか形になって良かった」と。信州サーモンこいのぼりは園内に2ヶ所、約200の鯉のぼりと共に6/5まで飾られます。公園内のあづみの学校では信州サーモンを飼育・展示中。
(問)アルプスあづみの公園管理センタ堀金・穂高地区 TEL 0263-71-5511

■2024.3/末〜6/5;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「信州サーモンのこいのぼり」が泳ぐ
穂高のアーティスト・カミジョウミカさんが制作を進めていたこいのぼりの原画が完成。原画を基に長さ5mの「信州サーモンのぼり」が作られる。松本高砂通りの「村山人形店」が監修・制作。「勇壮に泳ぐ姿を見て笑顔になって もらえたらうれしい」と。毎春、「常念岳」を望む同公園の田園文化ゾーンの段々花畑ではこいのぼり約200匹を飾っている。信州サーモンのぼりは段々花畑やガイドセンタ出入口を検討中。

■6/2;安曇野で「第10回記念信州安曇野ハーフマラソン」が開かれた。
ハーフの部に5083人、ファミリーランの部(2km)に304組662人が出場。時折雨が降る中、初夏の田園地帯を力走した。ハーフの部は、8:30;豊科南部総合公園をスタート。市スポーツ大使の有森裕子さん、篠原信一さんらが声援を送った。 参加者は「拾ヶ堰」沿いなどを走った。コース沿いでは、市民が小旗を振ったり声援を送ったりしてランナーを後押し。「あづみ野太鼓保存会」は太鼓演奏を披露。10回記念として10位ごとにランナーに記念品が贈られた。

■6/2;安曇野で「第10回記念信州安曇野ハーフマラソン」開催。
2/5;ハーフマラソンの部の申込みが6003人(定員5200人)、小学生とペアのファミリーランの部(2km)は352組(定員300組)。募集締切。当日不参加が一定数あると見込み、定員より多いエントリーを受付けた。実行委は「節目の大会で注目度が高い」と。 豊科南部総合公園発着、北ア・田園風景を望むコースを走る。第10回記念事業として、第1回から全大会出場の参加者には特別なビブスを配る。

■5/25-6/2;「豊科近代美術館」で「ローズウィーク2024」開催中
バラ園ではバラの花が最盛期を迎えています。他にもポピーやラベンダーも咲いています。
2024.6/3-2025.8/29まで大規模な改修工事で長期休館。1992年4月に開館して30年余が経過、建物の老朽化した部分の屋根・外壁改修、天井・床工事、断熱化、耐震改修、照明LED化、空調・電気・排水・防水設備工事、Wi-Fiやサイネージ設置などを行う。
(問)安曇野市豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638

■5/下;北アの麓、穂高牧にある「栗尾山満願寺つつじ公園」ではツツジの花が見ごろを迎えています。
穂高山麓の西山にある真言宗のお寺「栗尾山・満願寺」は、境内が極楽浄土をイメージして造られています。
「満願寺」の「つつじ公園」ではツツジが見頃を迎えています。満願寺境内下の緩やかな約2000uの敷地には約5000株のツツジが栽培され、白や赤、紫、ピンクなどのツツジの花が輝き、訪れた人たちの目を楽しませています。 フジも白や紫の花を咲かせています。境内ではフジ、ヤマブキ、シャクナゲ、ボタン、シラネアオイなども見られます。1976年頃、旧穂高町が満願寺の庭園に植え、現在は安曇野市が手入れ行っています。1978年旧穂高町が満願寺に つつじ・カエデ・桜を植栽し、「栗尾山満願寺つつじ園」として整備、今ではつつじの名所となりました。
※「栗尾山満願寺」は常念岳東麓にある真言宗のお寺で、神亀年間(725年頃)に聖武天皇の勅願で開創されたと伝わる信濃高野と呼ばれる古刹。
境内は極楽浄土をイメージして造られ、参道入口には屋根付の太鼓橋があります。微妙橋(お経橋)といい、室町時代には架かっていたとされますが、1906年に再建。満願寺は地元では「クリョウさん」と呼ばれ、昔から庶民に親しまれています。 時の領主たちの崇敬が厚く、昔から大切に保護されてきました。安曇一帯を治めた仁科氏が滅亡すると、 安曇は松本城主の所領とし、1582年城主小笠原貞慶により、再建・修理され、松本藩の保護を受けます。1582年武田氏を滅ぼした 織田信長が満願寺に宛てた「天下布武」の朱印状を出して保護された。1945年頃まで、8/9;安曇野各地から新仏がある家はホトケムカエのために満願寺に参詣し、通夜をして8/10に帰ったと、1923年南安曇郡誌にそのホトケムカエの行事が 記され、新盆までは精霊が満願寺に留まっていたと云われています。(写真は以前のものを含む)

■穂高牧の「栗尾山満願寺」の「つつじ公園」でツツジが見頃。
2000uに5000株のツツジが植えられ、濃いピンク、赤、白、黄色など色とりどりの花をつけ、フジの花も見頃を迎えた。6/上まではツツジが楽しめそう。

■穂高牧の真言宗・豊山派「栗尾山満願寺」
満願寺は北アの前山にある真言宗のお寺で、境内が極楽浄土をイメージして造られ、栗尾沢(川窪沢川)の橋を渡るところから参道が始まります。千手観世音を祀っており、信濃三十三番札所の二十六番札所。
スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツ等に覆われた「栗尾山満願寺」には約2000uの敷地に約5000株のツツジがあり、鮮やかな赤や紫、ピンク、白などの花を咲かせ、毎年大勢の観光客や参拝客で賑わいます。旧穂高町が1978年に約1万uを 満願寺から無償で借り、桜やカエデ、レンゲツツジ、オオムラサキツツジ、リュウキュウツツジなど約5000本を植えて「つつじ園」を整備した。満願寺は標高約900mにあり、まだ一面を覆う満願寺のつつじは咲き始め。藤棚のふじもきれい。 例年、5/中〜5/下が見頃。境内では桜の他、濃いピンクの枝垂れ桜、モクレン、シャクナゲ、ヤマブキ、水仙などが咲き、池ではリュウキンカが黄色い花を、水芭蕉が白い花を咲かせてくれます。
境内には湧水が流れ、マイナスイオンがいっぱい。ここを訪れるときはペットボトルを持参し、美味しい湧き水を汲んでいます。安曇野のパワースポット。
(問)栗尾山満願寺 TEL 0263-83-2088

■5/29;わさびの生産が盛んな安曇野で、農業ハウスで育てた「陸わさび」の収穫が始まっています。
安曇野では農業ハウスで「陸わさび」栽培が4年前から始まった。安曇野ではわさび農家の高齢化に伴う生産量の減少が課題。畑で葉と茎を収穫する陸わさびは湧き水の管理などに手間はかからないという。農業ハウスでは陸わさびの収穫の 時期を迎え、鎌を使って根元を切り落とし、葉や茎を収穫していた。JAあづみは「陸わさび」の生産者の拡大取り組んでいて、当初は3軒、この4年で12軒に増加。陸わさびはわき水などを利用する栽培方法に比べて短期間で収穫できる。 水ワサビは収穫まで15ヶ月以上、陸ワサビは8ヶ月。水ワサビは水位・気候に左右されやすい。陸ワサビは安定的に栽培。水ワサビは根茎(根を長く)、陸わさびは葉・茎(根は短い)。「今後も生産拡大に力を入れていきたい」とJA。 JAあづみでは、7月までに約20tを加工品メーカーに出荷予定で、チューブ入りのわさびやドレッシングになるという。

■5/下;「常念岳」(標高2857m)は夏山登山シーズンの到来を迎え、大勢の登山客が訪れ、雪残る穂高連峰や槍ヶ岳の北アの眺望を楽しんでいます。
登山道はほぼ雪が消え、山肌にはニリンソウ、ミツバツツジ、ムラサキヤシオ、イワカガミ、エンレイソウ、ラショウモンカズラ、サンカヨウなどの高山植物も咲き、初夏の訪れを告げています。急峻な登山道を登ると、開けた常念乗越(標高2450m)に 出ると、残雪の槍ヶ岳や穂高連峰が聳え立つ。

■5/25-5/26;「アルプスあづみのセンチュリーライド2024」(緑のAACR)が行われた。
160km(梓水苑ー白馬),120km(国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-白馬)間で1000人以上がエントリー。安曇野の田園風景や北アの景観を楽しみながら走行するロングライド。
S;梓水苑〜(2km;りんご畑)〜S;国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)〜(20km;山麓線)〜国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)〜(大町温泉郷,木崎湖西・中綱湖:23km)〜鹿島槍スキー場中綱〜(22km;青木湖東・佐野坂・八方・松川)〜白馬。 白馬〜(14km;青木湖)〜中綱湖〜(34km;木崎湖東・大町・池田町・碌山)〜安曇野研成ホール〜(19km)〜G;梓水苑、or安曇野研成ホール〜(5km)〜G;国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)
■5/26;三郷明盛の水田で米の豊作を祈願する「田楽太鼓」の演奏が行われた。
田植え作業が行われる中、松本の本郷若獅子太鼓の小学生が力いっぱい太鼓を響かせた。日本大震災の2011年から始め、2024年は能登半島地震が起き、「みんなで豊作を祈りたかった」と9年ぶりに再開した。 子供たちは見事なバチさばきでの2曲を披露。子供たちは水田に入って田植えを体験し、2023年秋に同じ田んぼで収穫した米のおにぎりを味わった。

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で蝶「オオルリシジミ」が舞い始めた。
オオルリシジミは体長3-4cmと小さな蝶で、瑠璃色の羽をひらめかせています。6/上頃まで見られるという。昔は里山で生息していたが、環境の変化で数を減らし、現在は県内の一部と九州・阿蘇でのみ生息が確認。安曇野市天然記念物、 絶滅危惧種。同公園では「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」と連携し、田園文化ゾーンの池周辺などに食草のクララを植栽。里山文化ゾーンの保護区では卵に寄生する蜂を駆除する野焼きもして生息域を保全。同会議メンバーが飼育した さなぎを放すイベントも行っています。2024年は例年並みの5/11;1匹が確認。5/17;数匹がクララに止まり、池周辺をひらひらと飛んでいた。
5/25;オオルリシジミなどの自然観察会(先着20人,参加無料)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区センタ TEL 0263ー71-5511

■安曇野に生息する絶滅危惧種のチョウ「オオルリシジミ」の保護に長年尽くしてきた「三郷昆虫クラブ」世話人が2024年度の「みどりの日」自然環境功労者として環境大臣表彰を受ける。
約29年間保護活動を行い、絶滅状態だった「安曇野の象徴」を復活させた。堀金山麓で観察を続けてきたが、1991年発生が途絶えた。3年後、近くでオオルリシジミが再発見された。オオルリシジミは田園に生息。安曇野の保護活動は、 単なる希少種の保全にとどまらず、先人が築いた安曇野の自然や文化の象徴として、多様な生き物がすむ環境全体を守ろうとする共通理解で結ばれている。多数の団体や個人が活動に参加。三郷昆虫クラブは観察会で自然への関心を高めてきた。 保護区の管理、人工飼育、調査研究など活動は多岐にわたる。保護活動の他、子供たちに生き物の魅力を教える活動も継続的に行っている。

■5/20;安曇野の水田で、水田にアイガモを放つ「アイガモ農法」を参考に開発されたロボットの試験導入が始まった。
南安曇農高が試験的に導入したのはベンチャー企業(NEWGREEN;旧有機米デザイン)が開発した「アイガモロボット」。担い手不足を背景に農業分野で進む「スマート農業」。アイガモが水田を泳ぎ回ることで水を濁らせて光を遮り、雑草の成長を抑える「アイガモ農法」を 参考に開発された。同高校は企業からロボットを借りて除草剤を使わずに稲を育てる取り組みを始めた。ロボットにはGPSとソーラーパネルが装備され、スクリューやブラシが取付けら、水中で泥を巻き上げながら水田を動き回る。自動運転は 約10時間走行可。ドローンによる農薬散布や草刈り機も不要に。ベンチャー企業は「人手不足が懸念される農業の維持につなげるとともに、農業の楽しさも感じてもらいたい」と。

■5/19;9:30-13:00;豊科南穂高の「安曇野の里」(安曇野ベース前)で「第36回安曇野の里あかしや祭り」開催。
アカシアの花の天ぷらを無料サービス。打ちたての手打ちそば即売会。地元の新鮮な野菜、山ウド、ワラビなどの山菜を販売。田淵行男記念館駐車場の池ではニジマスのつかみどり(小学生,\100/1匹)
新緑に白いアカシアの花が咲き始めました。枝に房状に垂れ下がって咲く白い花。アカシアはマメ科ハリエンジュで、ニセアカシアと呼ばれます。本来のアカシアは黄色い花。安曇野はニセアカシアの群生地。大きな木に白い花が鈴なりに 咲いています。安曇野では養蜂家のミツバチが集めた希少なアカシアの蜂蜜が土産店などで販売されています。
北米原産の外来種のニセアカシアは砂防用緑化として河川敷や山麓の荒地に数多く植えられました。成長が早く大きな木になり、遠くからでも白い花が目立ちます。周囲には甘い香りが漂い、ハチが飛び廻っています。ニセアカシアは生命力が 強く伐採しても枯れずに再び芽が出て早く成長するため、繁殖力が強く群生地になることが多く、梓川や犀川沿いにはニセアカシアの群生林があります。樹高の割には根が浅く、河川増水時には根こそぎ流され、流木となり、橋などに引っかかり、 河川氾濫を誘発する恐れがあるため、近年は伐採が進んでいます。
蜂蜜の約95%(47.3千t)は輸入もので、国内産は約5%で約2.5千t(養蜂者数1万戸)。長野県内の養蜂者は約600戸で全国の5%を占め国内1位、蜂蜜生産量でも188t(約7%)で長野県は1位。長野県のハチミツ蜜源は菜の花、桃、桜、山桜、レンゲ、 リンゴ、藤、エゴ、トチの木、そばなどの花ですが、レンゲ畑は激減し、蜜量が豊富なニセアカシアは蜂蜜の7割を占めるため、伐採には養蜂家は危機感を募らせています。ミツバチは安曇野や松本の特産であるリンゴやスイカの受粉の役割を 果たしています。
(問)あかしや祭り実行委員会(事務局:ビレッジ安曇野内) TEL 0263-72-8568

■5/19;10:00-15:00;堀金烏川の「安曇野市MTB専用コース」で、電動アシスト機能付自転車(eMTB)の試乗会が行われた。
eMTBの楽しさを知ってもらおうと、YAМAHAの協力で、コース指定管理者のMSJが企画。県内外から44人が参加、坂道などを走って乗り心地を体感した。今後もイベントを通してeーbikeの普及に取り組む考え。MSJ代表は元MTB五輪代表の小林可奈子さん。

4/20-11/末;水・金/土/日/祝;9:00-16:00;MTBコースOPEN。ベーシック;1.2km;初級コース,クロスカントリー;3.3km;中級コース,フリーライド;1.7KM,DHコース。有料レッスンあり。(受付;啼鳥山荘,利用料;\200/1人,レンタルMTB;\300/1H)。
(問)安曇野市MTBコース TEL 0263-73-2211

■観光誘客を目的に電動アシスト付自転車を貸出している安曇野市観光協会のシェアサイクル事業が11/末で2023年度の実施期間を終えた。
安曇野市内と松川村にある18ヶ所のポートに自転車計50台を配置してスタート。6年目の2023年度は4-11月に延べ利用台数は3215台(前年度+1%)と微増。利用金額計は1回当たりの平均利用時間が伸びたことから前年より15.1%増。 台数・金額とも過去最高を更新。延べ利用台数を月別でみると、7月・9月・10月が前年度の同月を大きく上回った。天候に恵まれたことに加え、秋の残暑で自転車に乗りやすい環境だったことも要因とみられる。一方、天候が悪かった6月と、 残暑から一転して冷え込んだ11月は前年度の同月を大きく下回った。8月には9台を増加。1回の平均利用時間は1h15m〜1.5h、前年度より15分長くなった。穂高神社の式年遷宮や諏訪の御柱祭など大型観光イベントが多かった2022年度を 上回ったことについて、市観光協会は新型コロナ感染症法上の分類引き下げによって「心置きなく旅行できる環境になったのでは」と分析。全国的にシェアサイクルを導入する自治体が増え、身近になっていることも一因とする。 地元利用も進んでいるとみる。同協会者は、宿泊施設や観光施設、サイクリングオアシスに登録している店舗などの協力に感謝しつつ、「自転車でお店などを回れば景色も見られる。利用者にもっと楽しんでもらえる企画を考えていきたい」と。

■2/23-5/19;9:00-17:00;「豊科郷土博物館」で市内に生息する野生動物のはく製を集めた企画展「はくせい動物園」が始まった。
イタチやモモンガなど15種類21体を展示。生態や生態系について楽しく学びながら人の暮らしとの関わりを知ることができる。 同館と県烏川渓谷緑地が所蔵するはく製を集めた。熊は嗅覚が犬より優れていて数km先のにおいをかぎ分けることを頭蓋骨の標本で説明、ウワミズザクラの種子がたくさん入った熊のふんを展示して熊の好物を紹介している。羽音を立てずに獲物に 近づくフクロウの羽根の構造を顕微鏡で観察することも。人里近くで暮らす野生動物は農作物を食べていて栄養状態が良く、産んで育てる子供の数が多いことも指摘。動物が農地に入らないようにすることや残った農作物を放置しなことなど 学芸員は「野生動物のことを科学的に学び、しっかり距離を取ることも大切」、「野生動物の生態から見える人との関わりを見てもらい、考える視点になれば」と。(入館料;\100/高校生以,中学生以下・市内70歳以上無料)
(問)豊科郷土博物館 TEL 0263-72-5672

■2024年で20年となる信州生まれの「信州サーモン」
5/17;今シーズンの出荷が明科中川手の「県水産試験場」で始まった。ふ化から5ヶ月の稚魚は体長6-7cm、重さ2-5gの信州サーモンの稚魚が出荷。信州サーモンはニジマスのメスにブラウントラウトのオスを掛けあわせた信州生まれのブランド品種。 肉厚でうまみが凝縮されている。2024年の稚魚の出荷量は過去最高だった2023年と同じ約42万匹の出荷を見込んでいます。稚魚の出荷が始まって2024年で20年目、知名度があがり旅館やホテルなどでは供給が追い付いていないほどの人気。 信州サーモン振興協議会は「長野県ブランドの魚として全国的にもかなり知名度もあがった。要望に応えられるよう品質ともども出荷量をさらに増やしていきたい」と。出荷した稚魚は県内の30の養殖業者が2年かけて体長50-60cm、重さ2kgに 成長させたあと、県内の飲食店や旅館などで提供されるという。

■穂高山麓線の西山奥にある真言宗の寺院「栗尾山満願寺」
穂高牧の西、浅川山の中腹に建っています。725年頃、池から出現した1寸8分の仏像を安置し、堂宇を建立したのが創建の由来。坂上田村麻呂が八面大王を成敗した際に力を貸したので彼が再興させたとの伝承もあります。 木曽義仲が1181年頃に山林を寄進したとの古文書があり、1582年、松本藩主小笠原真慶による再建修理の際に現在地に移転。これ以後、松本藩の保護を受ける。1870年廃仏毀釈により廃寺となったが、6年後の1876年には 再興されました。お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られ、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。杉林の階段の参道を登ったところに、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野で一番広いツツジ園。 ツツジは一部咲き始め、見頃はこれから。例年5月中には約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。桜の他、濃いピンクの桜や枝垂れ桜が見られます。

■5/12;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「早春賦音楽祭」が開かれた。
2024年は開園20周年を記念した20回目の音楽祭。70団体の約800人が参加、過去最大規模。入園者は5760人。園内8ヶ所に設けられたステージでは唱歌「早春賦」の合唱、アルプホルンの演奏、市内中学校吹奏楽部や市消防団音楽ラッパ隊による演奏が行われた。 通常開催は5年ぶり。「コロナ禍で秋に開催したこともあり、ようやくこの時期に開催できた。音楽に親しんでいただけたらうれしい」と同公園。

■5/中;安曇野のりんご畑では農家がリンゴの摘果作業中。
真ん中の大きな「中心果」を残して、周りの幼果を摘み取ります。生育の遅い実がなった枝は根本からはさみで切り取っています。

■5/中;安曇野で新タマネギの収穫が始まった。
5/11;豊科南穂高では農事組合法人「踏入ゆい生産組合」がわせ種・スパートの収穫を始めた。収穫は例年並み、やや小ぶりだが味はいいという。畑には掘り出したタマネギがごろごろと転がり、みずみずしい光沢を放っている。 まずは安曇野と松本の学校給食用に出荷する。タマネギの根を切って畝の中ほどに集めた後、専用の機械で丁寧に拾い集めた。収穫作業は6/上-6/中にピークを迎える。同組合は「この時期がまた来た、という感じがしてうれしい。 まずは子供たちに2024年の新タマネギを味わってもらいたい」と。

■5/10;朝、冷え込みが強まった影響ワイン用ブドウに新芽が枯れるなどの被害が出ていた。
県農政部のまとめでは東御、安曇野、立科などで計778円の被害が発生。

■5/10朝は寒の戻りで県内11地点で氷点下。りんご農家では農作業が本格化する時季に霜が降りた。リンゴ農家は「寒の戻りはいつも通りだが、温暖化で生育自体が早まっているから影響を受けやすい」と。2023年は遅霜で甚大な被害が出ています。 日中は気温が上がり夏日のところもあるなど寒暖差の激しい1日。安曇野では露地栽培のジュース用トマトの苗が枯れるなどの被害が出たという。りんごなどの果樹の霜被害はまだ報告がないというが調査を続ける。

■松本梓川、安曇野三郷、堀金の北ア山麓のりんご畑では「リンゴの花」が満開。
可憐な白い花が枝にびっしりと咲き、新緑の中で際立っている。梓川左岸から北の麓には緩やかな傾斜地に多くのりんご畑がある。気温が高めなのか、今のところ2023年のような霜害が発生しておらず、2024年春は順調に開花。

■5/上、明科「長峰山」では山肌の緑が深まり、点々と山桜が咲いていました。

■早くもリンゴの花が咲き始め
白く可憐なりんんごの花は美しい。蕾は濃いピンク色ですが、花開くと白くなります。これから花摘みの季節。真ん中の花を残して1つ1つ手で摘み取っていく大変な作業で、りんごの実を大きく育てるには欠かせない作業。

■4/20-5/6;豊科南穂高の「安曇野スイス村サンモリッツ」にて、全国大陶器市振興会の「第21回安曇野全国大陶器市」が始まった。
有田焼や美濃焼、信楽焼などの産地の陶器など約15万点が並ぶ。伝統工芸士が手掛けた有田焼の沈香壺や信楽焼の置物などが目を引く。(10:00-17:30)

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でチューリップ・菜の花が見頃。
4/12-5/19;段々原っぱや花壇、棚田では「チューリップ・菜の花まつり」を開催中。園内では200匹のこいのぼりが泳ぎ、エドヒガンザクラやハナモモ、枝垂れ桜、桜も見頃。約5500uの畑に赤やピンク、紫などの127品種、29万本の チューリップが植わる。同公園によると、2024年は2023年より10日遅く開花が始まった。早咲きは見頃を迎え、5/上には遅咲きの品種が見頃を迎える。残雪の北アとの共演が楽しめます。〜5/6;公園ではチューリップの人気投票 「チューリップ2024選抜総選挙」を実施。20種の中からお気に入りの品種に1人1票投票できる。最終日(5/19;14:00)にはチューリップの球根堀り。
棚田では6haに500万本の菜の花畑。岩原口周辺は見頃。
4/28-4/29;フラワーバルーンショー、5/3-5/6;カヌー体験、5/3;クレヨンしんちゃんショー、5/5-5/6;ミニサーカス、〜4/28;岩原山神社の御船(市登録無形文化財;長さ9×幅2×高さ4m)を展示。
5/12;10:00-16:00;入園無料日に「第20回あづみの公園早春賦音楽祭」
5/25,5/26;里山ガイドツアーオオルリシジミを訪ねて。4/27;岩原口で春の蝶観察会。
5/5;10:00;安曇野オオルリシジミ保護対策会議によるオオルリシジミの飼育活動。田園文化ゾーン池で飼育したサナギを放す。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■5/上;堀金・須砂渡から烏川林道を走ると、新緑の中、清流「烏川」沿いではヤマフジがきれいに咲いています。

■5/初;安曇野市堀金烏川の岩原地区は2010年4月-2011年9月に、NHKで朝ドラ「おひさま」が撮影された場所。
現在は「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の岩原口の「菜の花畑」となっています。(有料;同園入場含む)
ロケ撮影では茅葺き農家と水車、道祖神などは撮影用に用意されたセットでしたが、絵になりました。当時は安曇野観光の撮影スポットとして多くの観光客が訪れていました。以下に昔の岩原区の風景を掲載。
その他、ロケでは大町美麻新行「中山高原」のそば畑が有名です。主人公が自転車で女学校に向かう風景が撮影されました。そば畑は美麻新行のそば屋さんらの私有地で、許可してロケが行われ、撮影中は地主さんらが横で見守っていました。
他には農地と田園風景(堀金烏川)、桜と道祖神(堀金烏川)、常念岳(等々力橋)、穂高川と有明山(南穂高)、万水川の土手(穂高)、本陣等々力家(穂高)、大王わさび農園(穂高)、自然体験交流センタせせらぎ(明科)、長峰山(明科)、 大峰高原(池田町)、松本城(松本)、三城牧場(松本入山辺)、美ヶ原高原(王ヶ鼻)などでロケが行われました。

■5/初;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)では127種類、24万株のチューリップが植えられ、今は遅咲きの品種が見ごろを迎えています。
2024年は2月に寒い日が続き開花時期の遅れが心配されが、その後は順調に生育が進み、例年並みに見頃を迎えた。訪れた人たちは色とりどりのチューリップを見ながら園内を散策し、お気に入りの花をバックに写真を撮影していた。 菜の花畑の他に園内では八重桜、やまぶき、シャクナゲ、ズミなども咲いていました。チューリップは既に見頃を過ぎているものも多く、遅咲きのものはGW期間中は楽しめそう。多くの人が訪れ、駐車待ちの車が並んでいた。

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)には27万球のチューリップが植えられています。
公園内の117品種27万球のチューリップ畑は一部開花。3月は冷え込んだため、2023年より10日ほど遅く咲き始め、開花状況は平年より1週間遅れぎみ。チューリップは、4/20頃から見ごろを迎えそう。
公園内(6ha)の500万本の菜の花畑は岩原口周辺で一部開花。4/下〜5/上が見頃になりそう。
公園では「クラフトマルシェ」が開催、キッチンカーや子どもたちの体験コーナーも人気。マルシェは4/13-4/14,4/20-4/21日にも開催。

(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■5/初;高気圧に覆われて雲一つない青空で無風。安曇野の水を張った田は鏡のようになり、北アの山々が映り込んだ。
三郷「拾ヶ堰」沿いでは、田の水鏡に安曇野やまびこ自転車道をサイクリングしたり、ランニングしたり、ジョギングしたりする人の姿も映った。

■4/29;「早春賦」を歌い継ぐ「早春賦まつり」が穂高川沿いにある歌碑前で行われた。
早春賦を合唱しコーラスグループらの歌声が響き渡った。穂高北小・穂高南小の合唱部、穂高文化協会コーラス部、アルパ奏者ら合わせて約90人が出演。新型コロナ過での中止・規模縮小を経て5年ぶりに通常開催。安曇野市観光大使を務める 上松美香さんらによるミニハープとアルパの演奏も行われた。2020-2022年度は新型コロナ禍や悪天候で中止、2023年度は規模縮小して開催。2024年は早春賦歌碑ができて40年の節目でもあり、「早春賦を愛する心、人と人との輪を広げていく ことができれば大変うれしい」と実行委。

■4/27-4/28;堀金烏川岩原区の「お舟祭り」で、お舟の担ぎ手を募集する。
祭りは市無形民俗文化財指定。市内唯一の担ぎ舟だが、近年は担ぎ手不足が課題になっていた。新型コロナ禍の影響で舟を担ぐのは5年ぶりとなり、2024年を機に祭りのにぎわいを取り戻したい考え。担ぎ舟は長さ9m、高さ4m、幅2m。 本祭りの日には保存会が神社まで担ぎ、境内を3周した後、舟を坂に転がして壊す。2023年は感染防止などのため、境内で舟を作って展示のみだった。2024年は多くの人に祭りを見てもらおうと、4/14;「国営アルプスあづみの公園」 (堀金・穂高地区)のガイドセンタ前で骨組みを作る。4/27;宵祭りに五色の幕などを飾り付け、4/28;本祭りでは同公園から神社まで担いで登る。福まきなどの催しも検討。舟の製作や担ぎ手はこれまで岩原区民でつくる保存会が 担ってきた。しかし、コロナ禍を機に活動に参加する会員が減少し20名程度。約1tの舟を担ぐには少なくとも30人が必要で、同会は「今動いている会員が抜けると担ぎ舟ができなくなってしまう」と。氏子総代によると、山神社は 1963年まで烏川渓谷の林野に入会権を持つ24村で祭られてきた。舟も麓の村々が交代で担いでいた歴史があるという。「昔のように勢いのある祭りにしたい。伝統ある祭りを守っていきたい。賛同してくれる人はぜひ来てほしい」と。 担ぎ手の希望者は4/14まで。

■4/28;堀金烏川岩原区にある「山神社」で「本祭り」が営まれた。
お舟は長さ9m,高さ4m、幅2m、五色幕などで飾り付けられ、「担ぎ舟」が5年ぶりに奉納。「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)から神社までの約900mを祭典保存会や参加者の約50人が重さ1tのお舟を担いで練り歩いた。 舟の製作や担ぎ手は岩原区民でつくる保存会が担ってきたが、コロナ禍を機に会員が減少。約1tの舟を担ぐには少なくとも30人が必要。2024年は初めて担ぎ手を一般募集し市内外から約20人が集まった。山神社は1963年まで、 烏川渓谷の林野の村で祭られてきた。舟も麓の村が交代で担いでいたという。担ぎ舟は「お船祭り」の古い形態を残しているとされ、安曇野市無形民俗文化財に指定。保存会は「地区外からこんなに担ぎ手が来てくれると思っていなかった」と 継続に手応え。

■穂高でも初夏を思わせる春の暖かさになり、春を告げる桜をはじめ、菜の花、コブシ、おきな草、福寿草、カタクリの花が咲いています。
下向きに赤紫の花をつけるオキナグサは県版レッドリスト絶滅危惧種の一つ。三段咲きの福寿草は八重の福寿草が三段になって咲いています。

■堀金鳥川「旬の味ほりがね物産センタ」南に広がる「菜の花畑」
道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」に隣接する「旬の味ほりがね物産センタ」の南側の休耕田(約60a)では、残雪の常念岳をバックに菜の花(約250万本)が見頃で、黄色い絨毯のよう。センタ側にはこいのぼりが泳いでいます。 同センタでは来場者に楽しんでもらおうと、春(4/下-5/上)には菜の花、夏(8/上-8/下)にはヒマワリを育てています。6/中;ヒマワリ種蒔き、8/中;お盆に満開、3-4万本のヒマワリが咲きそろう。10/中;野沢菜種まき。
旬の味ほりがね物産センタは1987年6月;旧堀金村の直売所「新鮮市」開設、1991年5月;「堀金新鮮市」としてプレハブで営業開始、1996年5月;物産センタ建設、2003年3月;農事組合法人「旬の味ほりがね物産センタ組合」。 2006年からは安曇野市ほりがね物産センタの指定管理者となった。店舗では地元農家の新鮮な朝取り野菜などが並ぶ。特産のりんご・ぶどう・なしなどの果物、セロリ、レタス、ブロッコリー、アスパラ、わさび、白菜、 小松菜、キャベツ、玉葱、大根などの葉物、トマト、きゅうり、とうもろこし、松本一本ねぎ、穂高いんげん、長芋、野沢菜(冬)、クリタケ、ナメコなど原木きのこ(秋)、新米、惣菜・漬物・常念みそ・おやき・もち・凍り餅・ 焼きたてパン・おこわ・安曇野りんごジュースなどの加工品、切り花など、種類も多く安値販売。食堂(11:00-14:30)ではおにぎり定食・信州サーモン・手打ちそば・常念天丼など。
(問)旬の味ほりがね物産センタ TEL 0263-73-7002(8:30-17:00)

■「長峰山」で里山再生に取り組んでいるNPO法人「森倶楽部21」が草原の植生をシカの食害から守る活動に着手した。
長峰山では近年シカが出没するようになり、ワレモコウやキキョウ、オミナエシなどの植物が激減した。長峰山には草原が3ヶ所残っており、このうち東側の「天平自然園」と「蝶の森」の2ヶ所にシカの侵入を防ぐ防護柵(ネット)を 長さ100mずつ設置した。これまで明科光・矢ノ沢集落の住民が維持してきたが、集落の人口減で作業が難しくなり、2000年から森倶楽部が草刈りや道整備などで協力している。シカの食害を防ぐ取り組みには、県林業総合センタが調査や 技術提供で加わる。植物が激減したところではシカが食べた跡やふんなどの痕跡が見つかった。2023年12月、4ヶ所にセンサーカメラを設置、シカの姿も確認できた。同センタは「シカがどのくらい生息しているのかは把握できていない。 シカがどういう動きをしているのかを年間を通して評価したい」と。同倶楽部はチョウを指標にした森づくりをコンセプトに活動。活動当初は天平自然園でチョウは十数種類確認できたが、森林整備などで85種類を累積で確認できるように なった。「里山は人間と自然が共生してきた場所。残すべきものは残していきたい。ここに来て楽しめるようなイベントや作業をしていきたい」と。

■4/下;安曇野東山の「光城山」(標高912m)と「長峰山」(標高933m)の山頂の桜が見頃。
「昇り龍」で有名な豊科光「光城山」(標高912m)は約1500本の桜並木が植えられ、お花見登山が楽しめます。
登山口(標高600m)から山頂まで標高差300mを約2週間かけて桜は咲き昇っていきます。登山道が整備され、約1500本のソメイヨシノが植えられ、まさに桜トンネル。徒歩約1時間で山頂に立てます。桜は大正天皇即位を記念して植えられ、 その後は地元(光城山1000人SAKURAプロジェクトなど)による植樹や保全が進められ、大切に守られてきました。老木を2014-2020年に計640本を植え替え、年に約60本を植えています。麓の登山口から順々に山頂に向けて開花していくサクラは まさに昇り龍のよう。安曇野の春の風物詩。桜の花越しには残雪の常念岳が望めます。山頂からはのどかな田園風景、残雪の常念岳との競演。蝶ヶ岳、常念岳、横通岳、大天井岳、燕岳、有明山、餓鬼岳、鹿島槍ヶ岳、白馬三山まで一望。 見頃の時期には夜間ライトアップされ、夜桜登山が楽しめます。山の名は鎌倉時代に海野氏支族が築いた「光城」に由来。(登山口;P40)。登山口・山頂にトイレあり。
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363

■「光城山」の隣には明科光「長峰山」(標高933m)。開けた山頂には桜が咲いており、北アの展望がよい。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流地と山麓に広がる安曇野の田園風景が見えます。 山頂下には長野道明科TNが通っています。西には蝶、常念岳、大天井、燕、有明山、餓鬼、蓮華、爺・鹿島槍、五龍、唐松、白馬三山、小蓮華、白乗などが見渡せ、東には聖山、四阿山、嘘空蔵山、青木峠、奥には戸隠・妙高など山々が 連なっています。東山の日の出、早朝の北アモルゲンロート、朝の雲海、陽が沈むサンセットは特に美しい。山頂へは明科中川手から林道「長峰線」(1966山村振興林道として着工)、田沢から林道「城山線」、矢ノ沢から林道「天平線」があり、 手軽に山頂に登れます。山頂・山腹では桜やつつじ、もくれん、ヤマボウシなどが咲いています。山の斜面にはヤマブキが群生。「長峰山」山頂近くには森林体験交流センタ「天平の森」(1995年open)があり、天体望遠鏡を備え、ACキャンプ場、 コテージ、展望風呂などあり。昔はよく天平の森でキャンプ。週末には天平の森天文同好会が星空観測を行っていたが、松本方面は光害で見えずらくなったと云っていた。
2024.3/29;林道城山線と林道長峰線の冬季閉鎖を解除し、現在通行可。

■北ア「常念岳」に農作業到来の目安とされる雪形「常念坊」が姿を現した。
完全な姿ではないが、2024年は桜の開花と出現時期が重なり、満開のソメイヨシノとともに春の到来を告げている。 安曇野からは袈裟を着た僧侶の雪形を望むことができます。「田淵行男記念館」によると、常念坊は蝶ヶ岳の「蝶」と並んで安曇野ではメジャーな雪形。例年この時期に雨が降ると高山では雪となって雪形が一時的に消えてしまうが、 2024年は先週の雨で消えず、出現時期が早い。

■4/22;県内有数の米どころ安曇野で早くも田植えが始まった。
豊科高家の米農家(宮澤さん)の水田では、花曇りの空の下、朝から田植え機を使って「コシヒカリ」の苗(約10cm)を植えた。代かき作業は1週間ほど遅れたが、2024年も安曇野のトップをきって田植え作業が始まった。3月低温の影響で苗の生育が若干遅れ、 田植えのスタートは2023年より1週間遅いという。宮澤さんの耕作している受託を含め43haでうち2haで田植え。収穫時期を分散させるため、周辺の農家より早めに苗を植えている。宮澤さんは「米農家にとって田植えが始まったということは、 1年の始まりということで、秋の収穫に向けておいしいお米を育てたい」と。JAあずみ管内ではこれから田植えが本格化し、5月GW頃にピークを迎え、5/下まで続く。順調にいけば8/下-9/上に収穫される予定。JAあずみ管内では計2130haで作付、 例年並みの1万2780tの集荷を見込んでいる。

■4/21;残雪の北アをバックに、春の安曇野を自転車で楽しむサイクリング「桜のアルプスあづみのセンチュリーライド」が行われた。
ルートは、松本ー白馬間を往復する160km、安曇野-白馬間を往復する120km。全国から約1100人が参加。松本梓川倭「梓水苑」ではサイクリストが手を振りながら笑顔で出発。イベントは2009年に始まり19回目。2017年からは桜を楽しむ4/21、 新緑の季節となる5/26開催。160kmコースは梓水苑-国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)-木崎湖・中綱湖・青木湖-白馬-仁科三湖-穂高研成ホール-国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)-梓水苑。 実行委の鈴木雷太委員長は「花が一番良い時期。残雪などの自然を通して、県の素晴らしさを感じてもらえたら」と。

■4/20;JAあづみ「菜の花プロジェクト安曇野」は、「安曇野スイス村」近くの菜の花畑で「菜の花祭り」を開いた。
春は菜の花。安曇野では「国営アルプスあづみの公園」、堀金烏川「旬の味ほりがね物産センタ」、豊科重柳「安曇野スイス村・ハイジの里」、穂高山麓には広い菜の花畑があります。
15aの菜の花畑に会員らが集まり満開の菜の花を楽しんだ。プロジェクトは安曇野の休耕田を黄色に染めようという運動から始まり、22年前から菜種やヒマワリから食用油を作っています。 菜の花は6月刈取り、干して種を採り出し乾燥。9月に精油予定。

■4/20;北穂高「安曇野橋節郎記念美術館」で、漆芸術家・橋節郎の「生誕110年記念植樹祭」を開いた。
関係者らが出席し、駐車場の脇にコヒガンザクラの若木1本を植えた。節郎の命日(4/19)に近い土曜日に毎年開催する「節郎忌」に合わせた。友の会は「節郎が亡くなったのは桜花の最盛期。桜をめでるとの意味を込めている」と。 同美術館には生誕100年記念のコヒガンザクラも2本植えられている。

■安曇野市は窓辺を覆って暑さを和らげる「緑のカーテン」の普及を推進。
小中学校や認定こども園など市内30ヶ所以上の施設に苗を毎年配布。緑のカーテン講座も開いてきた。2024年初めて、市役所にも琉球アサガオ・オーシャンブルーで緑のカーテンを設け、普及や地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に一層力を入れる。 緑のカーテンを設置することで窓際の温度は約4℃、室内の床の温度は約6℃下がると言われており、エアコンが節電できる。緑のカーテンの普及活動をしている市民団体「あづみ野風土舎」と協働で取り組んでおり、4/17;本庁舎にも風土舎の協力で設置。 ベランダに容量50Lのプランターを置き、長さ10mで高さ5mのカーテンにする。6月には花が咲く見通し。安曇野市は2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指す「安曇野ゼロカーボンシティ」を2023年3月に宣言。4月;球温暖化対策の専門部署・ ゼロカーボン推進課を新設。市地球温暖化対策実行計画には、重点施策の事例で緑のカーテンの活用を挙げる。

■4/16;三郷明盛の拾ヶ堰沿いの「じてんしゃひろば」では桜が見頃。
桜に芝桜、堰と常念岳という四重奏が美しい。4/16;風が強かったが残雪の「常念岳」が望めた。拾ヶ堰上流にも桜並木があり、水面に浮いた花びらがゆっくりと流れていた。

■安曇野ではソメイヨシノが咲き始め、春爛漫に。
4/12;安曇野「拾ヶ堰」では残雪の北アと満開の桜の水鏡が見られます。4/12;豊科光の「光城山」の登山口は桜が見頃で中間までは5分咲き、山頂はまだ蕾。桜と残雪の蝶ヶ岳・常念岳のコラボが美しい。
4/10;豊科南穂高の「田淵行男記念館」では「百楽桜」のエドヒガンザクラが満開。ピンクの花が青空と北アに映えた。百楽桜は田淵氏の言葉「一山百楽」から命名。白馬村「貞麟寺」にあった紅しだれのエドヒガンが親という。 2024年の桜の開花は2023年より10日遅い。
1992年開館した昆虫生態研究で山岳写真家の田淵行男氏を顕彰する「田淵行男記念館」には、田淵氏の蝶の細密画や山岳写真などの作品約7.3万点収蔵。
〜6/2;田淵行男写真展「安曇野風景」開催中。S30〜40年代の懐かしい安曇野の風景、山の写真を展示。
(9:00-17:00,月曜休館,祝日は開館,祝日翌日休館,\310/大人・高校生以上)
(問)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964

■4/14-4/15;安曇野では桜と枝垂れ桜が見頃を迎えています。
桜が開花したと思ったら一気に満開となった安曇野。
1)青空にわさび田と桜。穂高川沿いの「早春賦歌碑」の桜は満開。
2)「拾ヶ堰」の桜と残雪の常念岳。
3)堀金烏川「扇町」の桜並木も満開で、桜と蝶ヶ岳〜常念岳が美しい。
三郷「黒沢川」沿いの桜並木も満開。
4)4/15;「光城山」の桜(登り龍)は登山口から中間部上まで昇ってきた。山頂では桜が咲き始めの3分咲き、まもなく見頃。
5)「長峰山」の山頂でも桜が咲き始めた。

■4/7;豊科南穂高の「田淵行男記念館」で百楽桜が見頃を迎えた。
山岳写真家の田淵行男の言葉「一山百楽」から命名された紅しだれのエドヒガンで、濃いピンク色の花が来館者を出迎えている。「一山百楽」は山に登るたび違う発見があったとの気持ちが込められている。百楽桜も、近づいてつぼみと 花の濃淡の異なるピンク色を楽しんだり、少し離れて残雪の北アと写真に収めたりと、さまざまな表情を見せてくれる。記念館の遊水池では、ミズバショウやヒメリュウキンカも咲いており、春の訪れを感じる。中田信好館長は 「桜に他の花も楽しめるので記念館を訪れてほしい」と。

■3/31;堀金烏川の「上堀北浦諏訪社」で「例大祭」(本祭り)が営まれた。
舞台巡行や女子による浦安の舞が奉納、福餅・福菓子まきなどがあり、境内が活気に包まれた。境内に舞台が戻ったところで、拝殿にて神事が行われ、浦安の舞が奉納された。氏子代表は「大変盛大にできた。今後も上堀地区と倉田地区の 皆さんに元気を与えるようなお祭りにしていけたら」と。

■3/31;「穂高神社」では小学校入学を控えた子供の学業成就や登下校の安全を願う「勧学祭」があった。
ランドセルを背負った約90人と保護者が拝殿でお祓いをし、児童の代表が玉串をささげた。

■3/30;安曇野の住民有志が「穂高神社」で「ユキワリソウ」のポット苗を展示・販売した。
花は濃い紫や薄いピンクなどさまざま。「安曇野緑の会」が続けてきた人気の取り組みで、同会は高齢化で2023年に解散したが、元会員が引き継いだ。種から3年以上かけて育てた約180Potsが15分で完売。販売前から並ぶ盛況ぶり。 安曇野緑の会は旧穂高町が主導して立ち上げたグループで、最多で約180人が所属。桜の植樹やオキナグサの保護、自然観察会の開催などの活動をしてきたが、会員の高齢化、会員減少もあって解散した。

■3/下;安曇野ではわさびの花が見頃。
緑のわさび畑では、白いわさびの花が咲いています。「大王わさび農場」では15haに約30万株を栽培。2/下〜かわいらしい白い花が咲き始め、4/上まで楽しめます。

■安曇野市図書館・塩尻市図書館・松本市図書館の3市図書館で小説「安曇野」の連携企画。
中信の図書館3館(松本・塩尻・安曇野)が小説「安曇野」をテーマに、地域ゆかりの人物たちの関連企画展示。安曇野中央図書館では小説「安曇野」の生原稿を展示する。
1/27-3/28;安曇野市、2/1-2/25;塩尻市、2/6-2/25;松本市
1/27-3/28;安曇野市図書館でオリジナルカード配布
(問)安曇野市中央図書館 TEL 0263-84-0111

■3/22;JAあづみ女性部西穂高支部の牧大根プロジェクトは福神漬け「七福神うんめえ漬」が3年ぶりに復活・販売。
自家栽培した野菜を中心にした商品で、復活を望むファンの声を受けて、約125kgを漬け込んだ。「安曇野うんめえ漬け」シリーズの一つで、2014年-2021年まで冬の時期に作られてきた。例年販売開始から10日で売切れるという人気商品。 自家栽培の大根やキュウリ、ミョウガ、シソの実、ショウガやニンジン、ゴボウの計7種類が使われる。牧大根を使ったぬか漬けやしょうゆ漬けの作業が11月-翌2月まであり、続けて七福神の作業に入るため、メンバーの負担が大きい。 メンバーがキュウリやミョウガ、シソの実を各家庭で塩漬けにするなど材料の調達が大変という。このsuuから製造をやめていた。七福神はミョウガとゴボウの香りが特徴の一つ。ここ数年はやめていたという。お茶請けに、おにぎりの具に最適。 (\480/1袋200g)。3/22;豊科南穂高の「安曇野スイス村ハイジの里」で販売。3/28;堀金烏川のファミマあづみ烏川店で発売。

■3/中;安曇野では春の訪れを告げるワサビの花が見ごろ。
穂高「大王わさび農場」ではワサビの花が1200株、例年より1週間ほど早く見ごろを迎えています。農場では濃い色の紅梅や白梅の花も咲き始めた。3/23-3/24;春祭り・わさびの花発売。わさびの花は4/中まで楽しめそう。

■〜2/29;堀金烏川の温泉宿泊施設「ほりでーゆ〜四季の郷」で、地元の白鳥写真愛好会の作品展「安曇野で越冬する白鳥たち」開催中。
愛好会は50〜80代の会員12人。安曇野のコハクチョウ越冬地、豊科「犀川ダム湖」(白鳥湖)と明科「御宝田遊水池」に飛来し、羽を休めるコハクチョウの写真が並ぶ。越冬する白鳥のさまざまな姿や場面など新作を含む会員34点展示。 朝焼けに体をピンクに染めて飛ぶ姿、凍りついた川面にたたずむ群れ、親子水入らずでくつろいだり、仲むつまじいカップルを他の数羽がうらやましそうに見つめたりのほほ笑ましいショットも。毎年、秋に「貞享義民記念館」(三郷)、 冬に「ほりでーゆ〜四季の郷」で作品展を開催。

■〜3/17「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)ではバレンタインデーとホワイトデーにちなみ、チョコレート色の熱帯魚「チョコレート・グーラミィ」とキスする「キッシング・グーラミィ」を特別展示。
公園管理センタによると、この白銀色の魚がキスをするのは、雄同士が互いの口先を合わせて押し合う縄張り争いという。あづみの学校の水槽には魚17匹泳いでいる。
(問)アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■2024.3月;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)に、信州サーモンをデザインしたこいのぼりが掲げられる。
松本の「村山人形店」が監修し、穂高の画家・カミジョウミカさんが原画を制作。カミジョウさんらしい極彩色の「信州サーモンのぼり」が安曇野の空を華やかに泳ぐ。あづみの公園では毎年3/末〜6/上に約200匹のこいのぼりを段々花畑に 飾っている。来園者に安曇野らしさを感じてもらおうと企画。全長5mの「信州サーモンのぼり」を3匹作る。村山人形店は原画は地元アーティストにと発案、カミジョウさんに依頼。村山さんは「カミジョウさんの絵はインパクトが強い。 地域の特産品を知ってもらえる」と。原画を高精細スキャニング技術で取り込み、工場で縫製。カミジョウさんはアクリル絵の具で原画を描いている。20色以上で鮮やかな信州サーモンにする予定で、年内の完成を見込む。 「最初は魚の絵と言われて悩んだけれど、自分なりのカラーで制作できてうれしい」と。信州サーモンのぼりを飾る場所は検討中。

■3/17;2024年の吉凶を占う「穂高神社」の春の恒例神事、「奉射祭」が行われた。
安曇野に春を告げる奉射祭。神官が拝殿から「神の矢」を北東に、次に「殿の矢」を南東に放ちます。その後、神楽殿に掲げられた直径1.6mの的に神官が12本の鏑矢をつぎつぎと放ち、吉凶を占い、悪霊退散や五穀豊穣を願います。 2024年は矢12本のうち5本が的に当たり、「辰年の今年は悪いことも良いことも起こるので耐え忍ぶ年になる」という。的や放たれた矢は後利益があるとされ、詰めかけた約200人の観客が一斉に駆け寄りお守りにと持ち帰っていた。

■3/17;15:00;「穂高神社」にて「奉射祭」
春の訪れを告げる恒例神事「奉射祭」(おびしゃ)。神楽殿前に設置した的(直径約1.6m)に向けて神職が鏑矢を放ち、家内安全や五穀豊穣を願う。清めの矢を10m離れた的を狙って神職が交代で矢を射つ。矢が的中する当たり方で1年の天候や 農作物の豊凶を占う。放たれた矢は御利益があるとされ参拝者が取り合い持ち帰る。
(問)穂高神社社務所 TEL 0263-82-2003

■3/10;10:00-15:00;豊科「高山寺」でフリーマーとマルシェが一体となった「お寺deフリマルシェ」を境内で開く。
約30の個人・事業者が出店、家庭で不要になった子ども服や雑貨のリユースを促すとともに、飲食物販売やクラフト体験を楽しんでもらう。売上金を能登半島地震の被災地に寄付するチャリティーバザーのブースを設け、衣類や絵本、おもちゃ、 アウトドア用品などを募り、販売予定。

■〜3/10;穂高有明の「ギャラリーレクラン」で、安曇野を中心に蝶や蛾の写真を撮り続けている池田町の宮田紀英さんの個展「蛾蝶風月」開催中。

チョウ・蛾、安曇野の風景の写真など約60点。四季に分け季節感が出るように展示。

■〜2024.2/末;「篠ノ井線松本地域活性化協議会」は、クイズを解きながら駅周辺地域を巡る「謎解き×街巡り・ぶらり・しののい線なぞ巡り」開催中。
観光客の少ない冬場の鉄道利用促進や地域活性化の企画で観光にも役立ちそう。明科駅西、松本駅〜松本城、塩尻の塩尻駅東で実施中。謎が難しい明科では歩く距離の長い松本エリア、比較的簡単な塩尻エリアと難易度が異なる。 所要時間は明科と塩尻は各1H、松本は1.5H。参加するには8市村の役場や、なぞ巡りの拠点となる駅などでA5サイズの冊子「ガイドブック」を入手、LINEのなぞ巡り公式アカウントを友だち追加。冊子に載っている地図やヒントを参考に 散策しながらラインで回答する仕組み。県地域発元気づくり支援金を活用した取り組みで、2022年度のスタンプラリーに次いで2年目。事務局の安曇野市政策経営課は「各地域を歩いて知ってもらえれば」と。

■2024.2/29;安曇野市は、安曇野観光を体験できるインターネット上の仮想空間「安曇野観光メタバース」をOPEN。
観光分野でのメタバース構築は県内初。2/29;19:00;メタバース内でオープニングイベント開催。入口のロビーと、ロビーからつながる4ルームで構成。スマホやPCから登録なしで利用可。アバターを操作して空間内を自由に巡ることができる。 ロビーは北アの山並みに囲まれ、イベント時に使うステージや道祖神、穂高有明の八面大王足湯、ラフティング乗り場といった安曇野ならではのモニュメントが設置。ルームは観光ルートを紹介する2ルームと、立体的な安曇野の地図に観光名所を 示した「旅の設計ルーム」、企画展示ルームがある。安曇野市は「若い人に安曇野を知ってもらい、リアルな来訪につなげたい」と。オープニングイベントでは、市長やキャンパスラボの学生が登場し、観光スポットなどを紹介。
3/12;19:30;移住者らが隠れた名所などを紹介する「ツウな安曇野を発見!」。3/19;17:00;トークライブ「登山関係者だからこそ語れる安曇野山岳観光の魅力」にメタバース空間から参加。 (問)安曇野市観光課 TEL 0263-71-2054

■安曇野市は観光分野で「メタバース」開発を進めている。
安曇野市は2023年10月からTOPPANに構築委託、県内自治体で初の観光メタバース空間を構築。2/末完成予定。インターネット上の仮想空間内で市内観光やグルメなどのスポットを訪ね、まるでそこにいるかのような疑似体験ができる。 メタバースはネット上の3次元空間を利用者が「アバター」を使って動き回り、他の利用者と交流もできる。「安曇野観光メタバース」はお薦め観光プランや周遊ルートなどを検討できる。
安曇野観光メタバースは1ロビーと4ルームで構成。ロビー兼イベントスペース;メインスクリーン、ステージでイベントを実施。
「Suggestion Room A/B」;おすすめ旅行プランをプレゼン。
「観光ルート検討ルーム」;観光スポットを地図上に表示、位置を見ながら旅行プランを検討。
「企画展示ルーム」;安曇野IGフォトコンテスト2023入賞作品を空間展示。
2/29;19:00-20:00;「安曇野観光メタバース」で「オープニングイベント」。観光スポット・グルメを映像で紹介、ゲストとのトークセッション。
3/3;11:00-18:00;「銀座NAGANO」で安曇野メタバース体験、VRによるバーチャル安曇野で観光PR。
3/12;19:30-20:30;「安曇野観光メタバース」で市内在住の篠原さん・吉田さん・鶴飼さんらによる活動紹介や安曇野観光ディスカッション。
3/19:17:00-18:00;「山岳トークライブ」in安曇野観光メタバース。燕山荘赤沼さんと安曇野市観光協会がメタバース内ルームの紹介、赤沼さんフリートーク。
(問)安曇野市観光課 TEL 0263-71-2053

■2/25;北穂高狐島の上木戸常会は道祖神広場で「道祖神祭」を開いた。
広場には地域の守り神や子孫繁栄の神様などとして道祖神4体を含む石造物6体が祭ってある。親子連れを中心に住民が参拝、子供の健やかな成長を願っていた。常会は「何十年と続いている行事。移住してきた人も多く、伝統を継承して もらえるとありがたい」と。

■〜2/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「インドアガーデンナノハナの庭」開催中。
室内を埋め尽くす1.2万本の菜の花。3連休の初日は多くの人が訪れていた。信州の冬に少しでも彩りを楽しんでほしいと開催して2024年で8回目。同公園は「菜の花きれいに咲いております。少しでも春の雰囲気を感じていただければ」と。 中央には和風庭園が造られ、野鳥の囀りやししおどしの音も流れる演出が。訪れた人は菜の花と一緒に写真を撮って少し早い春を楽しんでいた。 2/25;午後;菜の花は来園者にプレゼント。

■〜2/25;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で菜の花1.2万本が満開。
菜の花はあづみの学校・多目的ホール(室内)の「インドアガーデン ナノハナの庭」に展示。和の庭をテーマにつくばいや石張りの通路延段、竹垣、和傘が配され、ツバキや万両、千両といった花木も植わる。音響設備から川のせせらぎや野鳥のさえずり、 ししおどしの音も流れ、早春の色と香りが楽しめる。屋外の林には雪が残るが、外気を入れて室温10℃の展示会場は菜の花の鮮やかな黄と緑があふれんばかり。「待ち遠しい春の風景をひと足早く楽しんで」と。 2/25;13:30;展示した菜の花を希望者に無料配布。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■〜2/18;土/日/月/祝;堀金烏川の温泉「ほりでーゆ〜四季の郷」で「鉄道&車おもちゃ・模型チャリティーフェア」開催中。
鉄道模型のジオラマ展示、鉄道おもちゃの遊び場などが用意されている。クラフト雑貨販売の「安曇野がった工房」の企画で毎年開催。約4畳分の広さがある鉄道おもちゃやNゲージのジオラマは圧巻、鉄道模型が操作できるジオラマも人気。 家庭で不要になった鉄道・車おもちゃのリサイクル販売もあり、売上金はユニセフに寄付。代表は「遊びながら創造性のある子供になってほしい」と。(10:00-16:00,\400/中学生以上,\200/3歳〜小学生)
日帰り入浴(10:00-21:30,\600/大人,\350/小学生)。キャンプ場は冬季閉鎖中。OPENはAC場(4/13〜11/上),須砂渡キャンプ場(4/20〜11/上)
(問)安曇野蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ〜四季の郷 TEL 0263-73-8500

■2/中-3/中;安曇野では春の風物詩「野焼き」
安曇野では春先、各地で煙が立ち昇っています。農作業が始まる前に田畑に火を入れ、田畑に残っている収穫の残り物や枯れている雑草、害虫駆除などのために燃やし、焼灰は肥料として土壌に活力を与えています。 なお、野焼きは一部の例外を除き、原則禁止。家庭のごみなどの焼却はダイオキシンなどを発生させることがあり、煙や匂い、灰などで健康被害が心配されています。農林業などやむを得ない焼却は許可されています。 落ち葉などの小規模な焼却、門松、しめ縄など三九郎やどんど焼き・おんべ、キャンプファイヤー、焼きいもなどの伝統的な行事。稲わら、伐採した枝などの焼却、凍霜害等の予防対策、河川敷・道路沿いの草焼きなど。

■2/中;安曇野の犀川、梓川、穂高川、高瀬川で冬の風物詩「カジカ漁」が最盛期を迎えている。
柳の枝や竹で編んだ「筌」と呼ばれる道具を仕掛け、産卵で川をさかのぼる習性を利用した伝統的な漁法で、多いときは30-40匹も入っていることがあるという。 高瀬川右岸に筌を仕掛け、引き上げた筌にはカジカが15匹。大きさは体長20cm。捕らえたカジカはお世話になった人に提供したり、甘露煮や唐揚げにして味わうという。骨酒もおいしいそう。

■2/13;安曇野市は一般会計の総額を489.3億万円とする2024年度当初予算案。
2023年度当初より7.2%(32.8億円)増え、安曇野市発足以降で最大。財政支援が得られる合併特例債の発行期限となる2025年度が迫る中、三郷小(6.5億円)や三郷公民館の長寿命化工事(4.6億円)、堀金給食センタの設備更新などを盛り込んだ。 子育てや教育、企業支援、観光振興などを意識した編成で、安曇野市太田寛市長は「価値創造ビルドアップ予算」と表現。市民生活や福祉向上に向けて取り組んでいる事業の充実・拡充を図る。2/20;日開会の市議会3月定例会に予算案を提出。

■〜2/12;豊科南穂高の「田淵行男記念館」で田淵行男写真展「天然色の世界」開催中。
画面構成で「図柄に黒い部分を取り入れることが重要」として、山岳写真の撮影で階調が際立つモノクロにこだわった。一方で、カラーと白黒は「正反対」としつつ、カラーには「全天候全能的性能」があり「白黒よりはるかに活躍の範囲が広い」 として山岳や昆虫、風景などの写真でカラー作品も多数残している。同館所蔵はモノクロ789点・カラーは718点。前回(6/27-10/15)は「黒の造形」とモノクロ作品展、今回の展示はカラーのみ26点。「天狗原の朝」は青天を突く槍ヶ岳の作品。 田淵らしい黒く塗られたような前景の岩と北ア稜線の白雪、中腹の紅葉という天然色の対比。「テント場の朝 涸沢」では黄色のテントが何張りも写る。明度と色調が変わる山の日の出や、山上に昇る満月、道祖神がたたずむ安曇野のレンゲ田などの作品。 館長は「カラー作品の中にも、田淵の造形的なモノクロの作風、構図が見られる。モノクロでなく、あえてカラーで写した田淵の思い、意図の想像も楽しんで」と。(9:00-17:00,月曜休館,\310/高校生以上,中学生以下無料)
(問)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964

■2/11;19:40;三郷小倉の「三郷スカイライン」入口付近に成獣のクマ1頭が出没した。

■2/6;あづみ農協は農協西穂高支所で伝統野菜の「牧大根」を使った「安曇野うんめぇ漬け」の袋詰め作業をした。
3000袋を製造、2/8〜;販売予定。牧大根は下膨れの形で、ぱりぱりとした食感が特長。2023年11月に収穫した牧大根を約2ヶ月半、ぬかに漬け込み熟成。干したナスの葉や柿の皮も漬けて風味と甘味を出し、 素朴な味に仕上げた。安曇野スイス村「ハイジの里」、ファミマ「JAあづみ烏川店」などで発売。

■安曇野市と安曇野市観光協会は、主なアウトドア関連施設・事業者をまとめた「アウトドアスポーツマップ」を作った。
2/1;安曇野市役所市観光情報センタなどで配り始めた。

■2/6;安曇野市は明科にアウトドア拠点を整備する基本構想の最終案を示した。
1)センターハウスを整備する「龍門渕公園」と「あやめ公園」
2)明科の中心街となるJR明科駅前の「にぎわい合流ゾーン」
3)旧国鉄篠ノ井線廃線敷周辺の「歴史・文化散策ゾーン」
4)長峰山の「自然満喫ゾーン」
などの周遊を促す。学校の教育旅行や企業の研修などを受け入れる。基本構想策定委員からは周遊するための手段が課題と、市は自転車で移動してもらうなどサイクリングと他のアウトドアスポーツを組合せて提供する などの対策を示した。デマンド交通あづみんも活用しやすくするよう検討している。市議会3月定例会に策定する基本構想を示し、3/中に策定予定。

■12/2-2024.1/31;18:00-22:30;豊科南穂高の「安曇野の里」で毎冬恒例のイルミネーション「Azumino.光のページェント」が始まった。
テーマは「冬に咲く奇跡の桜」で、約17万個のLEDがきらめく。桜の枝にピンクやゴールド、紫などのLEDが輝き、ハクチョウ、雪だるまなどが飾られている。高さ7mの電飾ツリーは、中から見上げることもがきる。
(問)ビレッジ安曇野(事務局) TEL 0263-72-8568

■〜1/31;「安曇野市役所」で「第10回信州安曇野ハーフマラソン」(6/2開催)をPR。
大会の機運を盛り上げようと企画され、2023年6月に開催した第9回大会結果や写真、参加動機、満足度を参加者アンケート結果などが展示。安曇野市スポーツ推進課は「大会の魅力を多くの市民に伝えることで、節目となる第10回記念大会を 盛り上げたい」と。1/20;大会エントリー受付開始。

■〜1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)は「アイスチューリップの庭」を「あづみの学校」(多目的ホール)で開催中。
赤やピンク、白、紫など6種6色のチューリップ計1.2万本の花で彩っており、一足早い春が楽しめる。テーマは「さんびきのこぶた」で、オオカミにわらの家と木の家が吹き飛ばされる演出も。「2024年はかわいらしいテーマなので、大人とともに子供も楽しめるのでは」と。 1/28;10:00;チューリップのプレゼント。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■〜2024.1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)に、2024年の干支「辰」の、竜の作り物が展示。
作り物はあづみの学校玄関にお目見え。高さ3mで、地元の穂高神社の御船祭で奉納する人形を手がける中嶋清隆さんが、公園内で取れた稲わらとコキアを使って制作。ふわっとしたぬくもりある風合いと、上を向いて天に昇るような勇猛な姿を表現。 同公園は「年賀状用の写真にもどうぞ」と。12/16-12/17;あづみの学校では、わらを使った手作り「正月飾り作り」(\300-\500)
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区管理センタ TEL 0263ー71-5511

■〜1/28;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)のあづみの学校に、季節を先取りのチューリップ1.2万本が展示。
花の少ない毎年1月に開催、2024年で11年目の「インドアガーデン アイスチューリップの庭」。 2024年は童話「3匹の子ぶた」をテーマにかわいい子ぶたのぬいぐるみや、れんがの家なども飾り付け、花と一緒に絵本の世界も楽しめる。チューリップは赤、ピンク、黄、白、紫、薄紫の6品種。球根を冷蔵し、 冬を疑似体験させて開花時期を早めた。会場では花持ちをよくするため、外気を入れ、ひんやり。まだつぼみもあるが、これから徐々に開花が進み、心浮き立つ「春色」を濃くする。 公園では冬のイルミネーションも開催中で、冬と春の2つの季節を一緒に満喫できます。1/28;チューリップは希望者にプレゼント。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■1/28:豊科の「安曇野赤十字病院」は能登半島地震の被災地に救護班を派遣。
1/29-1/31;石川珠洲の避難所で避難している人の健康管理支援や心のケア、医療救護所での救護活動などを予定。医師は「被災者の皆さんの健康管理に少しでも役立つ活動ができれば」と。日本赤十字社長野県支部の要請に基づく派遣で、 救護班を派遣するのは初めて。医師や看護師、薬剤師、主事で構成。1月に医師や看護師ら災害医療コーディネートチームを派遣し、2月にコーディネートチームの派遣を再び予定。

■1/21;10:00/14:00;安曇野市教委は、江戸中期の岩原村北部(堀金烏川岩原)の絵図を一般公開。
絵図は縦2.1m、横1.4m、縮尺1/500。絵図は大庄屋・山口家で見つかり、2023年「安曇野市文書館」に寄贈、修復された。寺や家、用水、林、田畑などが詳しく書かれている。絵図は「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の須砂渡口や 堀金口のある山麓一帯で、当時あった安楽寺と大同寺の伽藍や庄屋、農家、松や雑木が詳細に描かれ、建物は本棟、寄せ棟などの造りや、板かかやの屋根材、石垣まで克明に。田は桃色、畑は黄色、用水などは水色、道は赤色で塗り分けられ、 土地利用が一目瞭然。田畑には検地帳番号、寺社の非課税地表示も書かれ、課税のための資料として備える現在の地籍図と同じ。安曇野市文書館によると、絵図に題名がなく作成時期や目的は不明。「年貢徴収に当たって検地帳、年貢勘定帳などと 照合するために整備された」と推察。「当時の村の姿、情報が詳細にかかれた希少な古絵図。公開を通じて、郷土の歴史に関心を高めてもらうとともに、市民が所有している古文書や写真といった地域資料の大切さを伝えたい」と。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263ー71-5123

■1/21;明科中川手のJR篠ノ井線「明科駅」前で伝統行事の「あめ市」が開かれた。
駅前の再整備事業が完了して初めての開催で、大勢の地元住民らがダルマやあめを買い求めた。 駅前広場にはダルマの出店が立ち、明科の小学校の児童も販売を手伝い、購入者には景気づけの三本締めで感謝していた。「旧あやめシティー跡地」にはあめやキッチンカーなどの出店が立ち並んだ。 「雨の中でもたくさん来てもらえてうれしい」と主催した明科駅周辺まちづくり委員会。

■1/15;18:00;中信の高校再編で、池田工・穂高商・南安農を統合する「安曇野総合技術新校」
「安曇野市役所」にて、県教育委員会が「新校再編実施計画懇話会」(初会合)を開く。新校開設に向けて本格的な議論が動き出す。

■1/8;豊科新田区と成相区で安曇野市無形民俗文化財の伝統行事「福俵曳き」が行われた。
両区で若衆約20人が大俵を引き回し、五穀豊穣や無病息災、商売繁盛などを願って練り歩いた。慶事があった店舗に小俵を納めた。 新田区は新田公民館を出発、R147を北上、大俵を矢原堰の水に漬けて清めた。俵を何度も空中に持ち上げる「練り」も披露し、新田常盤会の若者たちは「練ろ、練ろ」の掛け声と巧みな綱さばきを見せた。小俵は2023年にオープンした飲食店に奉納。 区長は「震災や天災がなく平常で平和に過ごせれば」と。
成相区は安曇野警察署と成相コミュニティセンタで人間ピラミッドを披露し、福俵を引き合う「綱引き」を行った。小俵は、建設中のグループホーム安曇野に奉納。区長は「新型コロナが5類になったので、まちににぎわいが戻ってくる年になれば」と。

■2024.1/8;安曇野市無形民俗文化財の「福俵曳き」
豊科成相区のあめ市は2024.1/6.1/18、新田区のあめ市は2024.1/7-1/8開催予定で、豊科成相区と新田区では「新春のあめ市」の準備が進んでいる。
若い世代がお年寄りから作り方を学びながら伝統行事を盛り上げようと頑張っている。
1)成相区;11/中;福俵づくりを始め、5日間かけて引き回す大俵と奉納する小俵を仕上げた。5日間で延べ60人が参加。11/19;仕上げ作業をし俵に化粧縄を巻いた。現在、御柱に付ける巾着を製作中。 区長は「ウィズコロナ時代にでき得る限りのことをやり切り、さまざまな行事の復活や 盛り上がりをさらに加速させられる象徴的な初市にしたい」と。
2)新田区;大俵と小俵を制作中で、11/18;福俵を作り始めた。初日は福俵保存会とあめ市実行委員会が参加、大俵の芯となるわら束をウインチなどを使って固く締めた。芯に巻く俵表もわらとひもで編み上げた。11/26;俵に巻き付ける 飾り縄を編み、12/中までに完成予定。区長は「新型コロナウイルスによる行事の衰退がどこの地域でもあったと思う。新年に向かって区を盛り上げ、暗さを脱却したい」と。

「光の森のページェント」(2023/11/3-2024.1/8;国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区)
■11/3-2024.1/8;県内最大級という冬のイルミネーション「光の森のページェント2023」が「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でスタート。
2023年で19回目。今季のテーマは「夜空を照らすスターダストの煌めき」。田園文化ゾーンの池の周囲を中心に2022-2023季を5万個上回る50万個のLEDを飾り付けた。広さ4.5万uの園内に14色のLEDでオリオン座や冬の大三角などを描く。 キラキラした光で星座と惑星を表現し冬を彩ります。有名な声優によるナレーションや、祝福、オリオンなどの曲に光が連動して動く演出、オルゴールが流れる全点灯の3パターンが楽しめます。毎月第1/第3土曜;打上げ花火あり。 (点灯;16:30-21:00)
※「国営アルプスあづみの公園」(大町・松川地区)ではイルミネーションは開催せず。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263ー71-5511

■〜2024.1/8;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「光の森のページェント2023」開催中。
19回目となる恒例のイルミネーションで、50万球のLED電球で園内を彩る。2023年のテーマは「夜空を照らすスターダストの煌めき」。オリオン座や6つの星を結んでできる「冬のダイヤモンド」などを、縦横4mのLEDパネルに映すほか、 チューブライトで形作る。周りには直径3mの球体イルミネーションを8つ配置して惑星を表現。全長200mの「天の川のトンネル」や、ライトで装飾した「流星の大木」など。音楽と連動して光が輝くようにし、アップテンポの曲やバラード曲、 オルゴールの演奏によって演出を変える。2022シーズンは期間中、約8.5万人が来場。(16:30-21:00;点灯,入園料;\450/大人,\210/65歳以上,中学生以下無料)

■11/3-2024.1/8;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「光の森のページェント2023」が始まった。
2023年はテーマを「夜空を照らすスターダストの煌めき」と題し、信州の誇る美しい夜空をイルミネーションで表現。点灯は16:30-21:00。19回目を迎える今回は4.5万uの園内に、2022年より5万球多い、約50万球のイルミを装飾した。 環境への配慮や燃料代の高騰を受け、点灯開始時間を30分遅らせ、使用燃料の総量を10%カットする。

■1/7;穂高牧「県営烏川渓谷緑地」の森林エリアで「森林保全チーム」が斧で木を切り倒す日本古来の伐採技法「三ツ紐伐り」を行った。
関係者と一般参加者の30人が先人の知恵と技に触れながら貴重な体験を楽しんだ。直径41cmのヒノキで、下弦の月〜新月までの新月期間に切り倒す「新月伐採」を実践した。新月伐採した木はカビや害虫に強く、割れや狂いが生じにくいという特徴がある。 木は春から夏に成長期を迎え、冬は木が眠ると云われる。冬季の新月は木の中の栄養水が少ない時期に伐採すると腐りにくく、つやや香りが良く、丈夫で良質な木材になるとされる。三ツ紐伐りによる新月伐採は2016年から毎年実施。三ツ紐伐りは 古来より巨木を伐倒するための技法で、幹の三方向から斧を入れて立木を倒す方法。チェンソーによる木の伐倒が主流だが、神宮式年遷宮の御神木はこの技法が用いられる。塩・酒をまいて伐倒の無事を祈った後、参加者は斧を振るい、 「コーン、コーン」と小気味よい音が森に響いた。約1時間で最後の斧を入れるとミシミシと傾き、ドスンと地響きを立てて倒れた。伐採した木は建材として活用。事務局は「森を利用することを考えないと里山は荒れていく」と。

■2024.1/6-1/7;豊科南穂高の「安曇野の里」で南安曇農高の2022年度卒業生が地元産の食材を使って考案した商品を数量限定で販売。
安曇野の里にある「安曇野BASE」がケーキ、「AZUMINO STAND 515」がどら焼き、「ピッツァロマンツァ」がピザを採用して販売。「安曇野オリジナル商品開発プロジェクト」の一環で、2022年度は南安曇農高グリーンサイエンス科生徒が 商品を考えた。「リンゴのレアチーズケーキ」「かぼちゃあんバタどら焼き」「安曇野産わさびの信州風和風ピザ」の3品。3店舗が南安曇農高の生徒が考案した商品を販売するのは、2022年度に続いて2回目。安曇野オリジナル商品開発 プロジェクトは2023年度が4年目。商品化は初年度の考案が1品、2年目が3品、3年目が10品と順調に増えている。

■1/1;安曇野「穂高神社」では朝から大勢の参拝客でにぎわった。
境内にはダルマや食物を販売する出店がずらりと並び、参拝客を楽しませた。初詣の行列は神楽殿前の鳥居の外まで続いた。熊手や破魔矢といった縁起物を買い求める人も多く、ダルマなどを抱えて歩く家族連れが多く見られた。

■元旦の安曇野・大町は雪のないお正月となった。初日の出の時刻は7:00だが、東山から登る太陽は7:20頃に顔を出した。周囲はオレンジ色に染まった。「穂高神社」にも二年参りや初詣で多くの人が参拝に訪れ、健康や家内安全、交通安全などを願っていた。

■元旦、前夜の雨は上がり、安曇野の朝は東の空から晴れ間が広がった。
三郷小倉「室山」には約60人が集まって初日の出を拝んだ。松本平を一望できる「でいらぼっちゃ展望台」がある公園には、7:00前から家族連れなどが訪れ、日の出を待った。気温が氷点下にならず、風もなく穏やかで、東山の稜線から 日が昇ると手を合わせる人の姿も見られた。

■2024.1/1;安曇野市人口は9万6249人(男46,769人・女49,480人)、前年より356人(0.37%)減少。
日本人(94,738人)、外国人(1,511人)。人口は12年連続の減少。世帯数は4万1592世帯。地域別には松本に近い堀金のみ人口が増加、他4地域は減少。豊科南穂高は45人増,穂高柏原は34人増。明科5地区,三郷3地区は全て減少。 単身世帯が増える傾向で、1世帯当たりの平均人数は2.31人。安曇野市は第2次総合計画後期基本計画で目標人口は2025年度9万2500人。市政策経営課は、自然保育の推進や移住のPRなどの施策が「軌道に乗ってきた」と分析。その上で 「各施策によって人口の減少幅を縮減させていくことが使命」と。

■12/31;「穂高神社」で無病息災を祈って茅の輪をくぐる「師走の大祓式」が行われた。
大祓式は6月と大晦日の年2回。この日は雨の中、氏子や参拝者ら120人が参加。直径約2.5mの茅の輪を、神主を先頭に「8」の字を描くように3回くぐり、心や体を清めた。 神主の穂高賢一さんは「すがすがしく新しい1年を迎えてほしい」と。

■〜12/31;穂高有明の「アルプガーデン」で毎年恒例の「シクラメン祭」開催中。
店内には美しく華やかな花が咲き揃い、「好きな花をお選びください」と。感謝を込めて期間中は1日先着10鉢限定で\1980以上のシクラメンを\1000円引。1鉢\680円→3鉢\1780、1鉢\880→3鉢\2380円。熱帯植物園(入園無料)
(問)アルプガーデン TEL 0263-83-5000

〜2023〜
■6/24;9:00;堀金烏川岩原区で「クララ」の苗の配布会
安曇野市天然記念物のチョウ・オオルリシジミの保護活動に取り組む「岩原の自然と文化を守り育てる会」は、堀金支所南の駐車場で幼虫の食草であるクララの苗の配布会を開く。堀金小の児童約70人が水やりなどをした苗を含むクララ600鉢と、 他のチョウの幼虫の食草となるコマツナギやカラタチなど200鉢を配る。クララは一部予約済みで実際に配るのは300鉢。育てた苗には子供たちが書いたメッセージカードも添えられる。児童は学習時間でオオルリシジミについて学んでいる。 配布会に地元の子供たちが関わるのは初めてで、会の代表者は「クララやオオルリシジミを通して、子供たちと地域の人の交流になれば」と。

■6/17-6/18;安曇野で恒例の「玉ねぎ祭り」が開かれた。
安曇野市内16会場で玉ねぎ祭りが開かれ、直売・収穫体験が行われた。価格は\1300/10kg,\2500/20kg。家族連れなどが大きく育った玉ねぎを選んでは引き抜いてネットいっぱいに詰め込んでいた。 玉ねぎは、直射日光が当たらない風通しのよい場所で、数週間乾燥させてから貯蔵するのがよい。

※6/下-7/初;大町社の「仁科の里造り」は玉ねぎ収穫体験。6/下;池田町の「グリーンファームいけだ」でも玉ねぎ収穫体験があった。2023年は要確認。

■2022.4/下-11/末;常念岳山麓の須砂渡の林の中、MTBコース「安曇野市マウンテンバイクコース」が完成した。
監修は1996年のアトランタオリンピックに出場した元オリンピック選手の小林可奈子さん。小林さんが主宰をつとめる市内のマウンテンバイククラブのメンバーが中心となり手作りした。「私もMTBでこの山を走らせてもらっていたり、 本当にここが大好き。だんだん山が荒れてきたり、みんなと遊べる手段はないかなと。100年先にみんなで笑いあえる場所をつくろうと」。コースは3種類、初級者から上級者まで楽しめます。持ち込み可。レンタルサイクル可。 ヘルメット・手袋等着用。保険加入。
1)開場;4/20-11/30;9:00-16:00,月/火/木曜休場(祝日除く)
2)受付;啼鳥山荘(9:00-15:30)事前予約なし。初回は安全利用に関する講習会あり。
3)利用料金:\200/1日(レンタルサイクル;\300/1H,5台/大人用,5台/子供用)
4)コース;初級C(1.6km),クロスカントリー(5km),DH(2km)
5)場所;「ほりでーゆ〜四季の郷」裏手の山、「啼鳥山荘」周辺
(問)安曇野市マウンテンバイクコース TEL 090-7027-0053(開場日のみ)

■4/20-11/30;堀金烏川の須佐渡渓谷に、MTBコースがオープンした。
安曇野市が整備し、市内在住でアトランタ五輪日本代表の小林可奈子さんがコースを監修。初心者から上級者まで楽しめる名所が誕生した。コースは3種類。初級者(1.1km)はなだらかでありながらも細い尾根道やつづら折りの下りなどに 挑戦できる。クロスカントリー(3.2km)は上り坂や下り坂、沢を渡るなど多彩で、北アの眺望も楽しめる。標高差269mのダウンヒル(1.6km)は上級者がさらに技術を磨くことができる。小林さんが主宰する「MTBクラブ安曇野」のメンバーを 中心としたボランティアが2年かけて、木を切ったり草を刈ったりして整備してきた。小林さんは「安曇野らしさに気付くきっかけになるコース。MTBは子どもから高齢者までできるスポーツなので、幅広い利用者の声を聞いて使い方を 考えていきたい」と。事業費は1200万円。コースの完成について、安曇野市太田寛市長は「スポーツや観光、教育など幅広い分野で活用し、安曇野をアウトドアスポーツの聖地にしたい」と、今後は全国レベルの大会を誘致する考えも示した。 開場は水/金/土/日/祝。個人利用は\200/1日、バイクのレンタルは\300/1H。コース近くの「啼鳥山荘」で受付。

■涼を求めて、三郷小倉の「黒沢の滝」は標高1050mの樹林帯にあります。
黒沢川は北アの前衛「黒沢山」(標高2051m)に源を発し、北黒沢川は下流で南黒沢川と合流。堀金の山麓線(県道25号線)の山田精工(白い工場)(標高770m)から約2.8km、幅の狭い林道を登っていくと、林の中に「黒沢岩不動明王堂」が建っている。 不動尊から少し先に「黒沢砂防ダム」(標高950m)があり、さらに1km先に黒沢の滝があります。北黒沢川には黒沢砂防ダム(H=24m,L=101m)、南黒沢川には小室砂防ダム(H=25m,L=56m)があり、その昔に「黒沢ダム建設計画」があった。当時はすでに 黒沢砂防ダムはあったが、より大きな黒沢ダムの建設計画があった。当時は脱ダム宣言の頃だった。
黒沢の滝は黒沢山を源とする北黒沢川の上流で黒い岩壁を白い水流が勢いよく流れ落ちています。滝は幅5m、2段に分かれ、上段は21m、下段は6mの落差約30mの滝。滝つぼには水しぶきが飛んで、マイナスイオンたっぷり。夏は雪溶け水を集め 清冽な流れが音を響かせています。秋には美しい紅葉、冬は凍結して氷柱が形成され、四季折々の光景が楽しめます。滝は雨乞い祈願所とも言われる。不動尊から約700mの林道に駐車場(P5)。ゲートから徒歩5-6分。熊には注意。

黒沢ダム建設計画1
黒沢ダム建設計画2

■11/20;三郷明盛の「貞享義民記念館」は開館30周年を迎える。
1686年に松本藩で起きた農民一揆「貞享騒動」に関する資料を展示し、「生きる権利の主張」をテーマに、騒動を率いた元庄屋・多田加助らを顕彰してきた。近年の来館者数は減少傾向で、館長は「義民たちの思いや行動は、現代の私たちに とっても古いものではない。もっと地元の方たちにも来てもらいたい」と。記念館は1992年に旧三郷村が建設、現在は安曇野市が管理。吹き抜けのロビーの屋根は、一揆に用いる円盤状の署名「傘連判状」や農民がかぶるかさから着想を得て、 傘の骨組みのように造られた。展示室は凝った装飾が施され、貞享騒動の物語を上映するシアターも併設。企画展示室では通年、地元グループの作品展示や市の人権に関する展示を行っている。来館者数は徐々に増え、2014年には年間8000人以上が 訪れた。しかしそれ以降は右肩下がりで、2018年以降の年間来館者数は約4700人、2020年は約3900人。展示室には空調設備がないなど課題もある。館は2019年から出前講座を始め、地域の人権学習などに協力している。一つの一揆に焦点を 当てた記念館は全国的にも珍しく、館長は「加助たちは非暴力と不服従で戦い、人々のために尽くした。郷土の歴史として大切にしていきたい」と。11/23;同館で朗読会「おしゅん」、12/17;豊科交流学習センターみらいで、2008年に松本で 上演された貞享騒動の演劇「籾は死なず」の上映会(無料)。(9:00-17:00,月曜休館,月曜祝日は翌日,12/28-1/4休館,\300/一般,中学生以下無料)
(問)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550

■4/23;堀金烏川にMTBコースが完成。
現地ではオープニング式典とイベントが開かれた。コースを監修したアトランタ五輪MTB本代表・小林可奈子さんによるアテンドツアーなどがあり、県内外から多くの愛好者が集まった。安曇野市内初のMTBコースで、ダウンヒル、 クロスカントリー、初級者の3コース。太田寛市長は「このコースがアウトドアスポーツの拠点となり、観光、市民の健康増進、子供たちの教育など多くの点で生かしていくことを考えている」と。ダウンヒルは1.6km(標高差269m)、 クロスカントリーは3.2km(同152m)、初級は1.1km(同32m)の規模。整備にはMTBクラブ安曇野のメンバーがボランティアで携わった。小林さんは「アウトドアの聖地化というのは環境を整えるだけでなく、豊かな自然を100年後、 1000年後まで残すこと」と広く愛されるコースとなるよう願った。初日は親子連れやグループでの利用が目立った。安曇野市は全国規模の大会の誘致を目指すとしている。開場は水/金/土/日/祝日。11/末まで営業、冬場は閉場。 (\200/1日)

■穂高出身の彫刻家「荻原碌山」の功績を伝える「碌山美術館」は開館記念日(4/22)に合わせ、小冊子「三つの碌山館 荻原守衛顕彰110年のあゆみ」を刊行した。開館65周年の節目に合わせ、日本近代彫刻の先覚者、碌山の作品資料を 保存・展示してきた「碌山館」の歴史を振り返った。1917年まで、新宿中村屋の敷地内に開設された碌山館、その後郷里へ移された作品資料を1958年まで公開した生家一角の碌山館、そして、1958年に開館。赤れんがの外観で愛される 3代目の碌山館の変遷を紹介。学芸員が執筆。資料を読み解く中で新たな見解も見出した。1911年新宿中村屋への生前のアトリエを移築した時期は遅くとも1910年までには移築されていたと考えられる」と。学芸員は「碌山館とは、 美術を欲求する学生らが飢えをしのぐ刺激を得た場であり、美術教育の代替えの場であった。没後直後から今日まで途切れることなく、碌山の作品が公開され続けてきた成果は大きい」と。(B6判87頁,\400)
(問)碌山美術館 TEL 0263-82-2094

■「碌山美術館」の「碌山館」の修繕費用のCF目標額の3倍以上の2369.9万円。
荻原碌山の作品を保存・公開する碌山美術館は全国の碌山ファンや美術愛好家ら1100人から寄せられた支援に、幅谷啓子館長らは感謝するとともに、添えられたメッセージの多くにつづられた館存続を願う気持ちに心打たれている。 「子どもの頃、よく訪ねました。わが子が大きくなったらまた行きます」「碌山美術館があったから、この地へのIターンを決めました」「永続しますように」?。寄付した人たちは応援コメントの中で、館の傷みを心配するだけでなく、 美術館そのものがずっと残ってほしいという思いを込めていた。学芸員は「ありがたいし励まされます。施設の維持管理はもちろん、減り続ける来館者数を増やせるよう運営面をさらに充実させたい」と。美術館の象徴といえる碌山館は、 尖塔と焼きれんがの外壁が目を引く西欧教会風の鉄筋造の建物。1958年の開館以来60年以上を経て、老朽化が進み、特に雨漏りがひどくなった。雨水で内壁の塗装がひび割れてはがれるなどし、展示作品への影響も懸念されるようになった。 早急な対策に迫られたが、肝心の資金に困った。美術館は公益財団法人で入館料と年間300-500万円の寄付金が収入の柱。バブル期の88年から90年代初めまで年間25万人以上が来館していたが、景気低迷や趣味、旅先の多様化もあって 年々減少し、新型コロナ直前の2019年は2.7万人、コロナ下の2021年は1.5万人と落ち込む。2022年も2021年並みの見通し。入館料の減収を補うため、積立金も取り崩して運営費に回していた。修繕費をどうするか。そこで、考えたのが、 初めてのCF。修繕のための700万円を目標に7/15;CFで寄付を募り始めた。SNSで呼びかけたほか、全国の美術館にチラシを郵送、新聞記事でもPRした。館運営を物心両面で支援するサポートメンバーらも知り合いに声を掛けるなど協力。 支援の輪が広がり、インターネットでの寄付や郵便振り込み、来館してその場で寄付した人もいた。美術館は1958年の開館時に県内小中学生をはじめ29万9100人の寄付で誕生。文房具代の5円や10円を寄せた子もいたという。くしくも その時の目標額もCFと同じ700万円だった。今回集まった多額の寄付金は碌山館の修繕に充てるのはもちろん、同じ雨漏りに悩む第一展示室、床が浮くなどする第2展示室など老朽化する施設の改修、維持管理に有効活用する方針。 碌山館の工事は11/8から1ヶ月を予定。CFは美術館の古くて新しい課題を浮き彫りに。運営と存続の根幹である来館者増の取り組みをさらにてこ入れしたいと意気込む。SNSを使った広報を強化し、伝統の見直しも。これまで碌山と 碌山の友人、日本美術院の作品だけに限っていた展示を、それ以外の作家の作品にも開放。2021年10月に現代美術の金属彫刻家・篠田守男氏の作品展を開き、客層が広がったという。今後も若手作家などの作品を3年に1度のペースで 開きたいという。幅谷館長は「CFは皆さんの碌山美術館への愛着や期待、存続の思いを知るいい機会になった。館と作品を大切に守り続けたい」と。

■7/11;安曇野市と「モンベル」は地域活性化に向けた取り組みで協力する包括連携協定を結んだ。
アウトドアスポーツの振興、エコツーリズムの促進など7項目で連携。太田寛市長が大阪のモンベル本社を訪れ、辰野勇会長と協定に署名。モンベルは安曇野にも店舗があり、会員機関紙などを通じて市の情報を発信する「フレンドタウン」の覚書を 2020年10月に締結。連携をさらに深めようと協定を結ぶことになった。4月に整備したMTBコースなどを生かしたアウトドアスポーツの振興、観光誘客、自然体験促進による環境保全意識の醸成・健康増進、高齢者、障がい者の自然体験参加促進、 エコツーリズム促進による地域経済活性化、防災意識と災害対応力の向上、農林水産業活性化などを行う。

■安曇野や大北の美術館・文化施設など17施設と5市町村でつくる「安曇野アートライン推進協議会」は、初めて発行したガイドブックを5000部増刷した。
加盟施設で\100/1冊で販売。ガイドブックはA5判フルカラー42頁、各施設の所蔵品や代表作、見どころなどを、分かりやすい文章と写真で紹介。初版は5000部発行、2022年4月;各所で配布したが「知らなかった美術館を知ることができた」 「読み物としても楽しめる」などと好評。コロナ感染拡大で各施設の利用者は激減し、このところ少しずつ客足は戻りつつあるものの、苦しい状況は続いている。アートライン推進協は、各施設でワークショップや講演会などのイベントを行う 「サマースクール」(7〜9月)を2022年も計画するなど、美術館や博物館がもっと身近なものとなるように取り組んでいる。事務局長は「小さな館も何とか苦境を乗り切ろうと頑張っている。ガイドブックをきっかけに、地元の人にも関心を 深めてもらえたら」と。ガイドブックはアートライン推進協のホームページからダウンロードできる。
(問)推進協代表館・大町山岳博物館 TEL 0261-22-0211


★★★温泉★★★
■穂高有明の「穂高温泉供給」は、穂高温泉郷温泉スタンドで使用できる温泉タンク(300L)、ホース、ポンプのセットを1日-1週間までの期間で無料貸出し。
2セットあり、貸出しについては平日8:30-17:00;電話で問合せ。「自宅の浴槽で温泉のお湯(有料)を楽しめます。軽トラなど300Lのタンクを積載できる車で」と勧めている。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912

■穂高の「穂高温泉供給」が行ってきた西穂高地域への送湯管やポンプなどの大規模な改修工事が完了した。
老朽化した設備の更新に合わせ、保温効果の高い送湯管や貯湯槽にした。併せて、同社が管理する浄化槽の機械設備を省エネタイプに改修。両事業によって使用電力を抑え、CO2の排出を削減する。西穂高地域には穂高牧のHアンビエント安曇野などの 宿泊施設のほか、個人の別荘が点在。北ア・燕岳の登山口に湧出している湯を、山中に管やポンプを設置して西穂高地域まで引いており、設備の老朽化と湯温の低下は長年の懸案事項だった。環境省の「温泉供給設備高効率化改修による省CO2促進事業」 による補助を受け、2020年9月に改修工事に着手。延長約1.2kmの送湯管を敷設替えし、5基の貯湯槽は保温効果を高めた。これにより、西穂高地域に到達する頃には42.3℃まで低下していた湯を、45℃に保てるようになった。加えて電動ポンプ21台を 省電力型に替えた。費用は約4.4億円、うち1.6億円は補助金。浄化槽の更新は2018年度から4年かけて行った。11ヶ所から7ヶ所に統廃合した上、6ヶ所の浄化槽のシステムを省電力型に切り替えた。約5.7億万円の費用のうち1.9億円に「省エネ型浄化槽 システム導入推進事業」の補助金を充てた。両事業によって、年間565tのCO2削減と1300万円の電気料削減が見込めるという。同社は「温泉は天然資源。環境の変化に大きな影響を受ける。温泉を守るためにも環境に配慮した改修を目指した」と。

■「穂高温泉供給」が穂高有明で運営する温泉の自動販売機「温泉スタンド」の利用が好調。
同社は感染症拡大で旅行やレジャーを控える傾向の中、自宅で温泉を楽しむ人が増えているとみて、温泉を運ぶタンクや、自宅の浴槽に移すポンプとホースを無料で1週間貸し出す「お試し企画」を始めた。供給の契約口数は、宿泊施設や 温泉付き別荘などの減少を背景に、1999年度をピークに減り続けている。温泉スタンドも同様の傾向だったが、2020年の春以降、売上げが前年同期を10〜30%上回る月が続いた。5月に松本の2業者の提案を受け、スタンドから温泉を個人宅へ 宅配するサービスを許可したことも「穂高温泉」のPRに役立ったとみられる。同社は個人客の需要が見込めるとして、9月にタンクやポンプの無料貸出しを始めたところ、浴槽に移す手間が減ると好評だった。温泉料金は\100/100L、 家庭の一般的な浴槽なら200Lあれば十分という。穂高温泉の湯に入ると体が温まり湯冷めしにくく、「夜、よく眠れる」と昔から人気という。太田清秋社長は「寒さが増す時季、自宅で気軽に温泉を楽しんでほしい」と、タンクなどの 無料貸出しの利用を呼び掛けている。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912

■「穂高温泉供給」は敷地内の栽培小屋で温泉熱を利用して栽培した穂高温泉郷名産「温泉豆もやし」の販売を開始した。
〜3/末まで金/土/日/祝日に安曇野市内と松川村の農産物直売所、5ヶ所で販売。温泉豆もやしは\400/300g。長さが20-25cmと長めで、豆の部分にも歯ごたえがあり、調理で熱を加えてもシャキシャキとした食感が残るという。 「一般的なモヤシとは味も食感も違うとご好評をいただいております。ぜひご賞味を」と。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912

■安曇野市の第3セクター「穂高温泉供給」が、温泉熱を利用して栽培する「温泉豆もやし」を初めて収穫した。
年末から販売予定で、1週間かけてじっくりと温泉成分を含ませて育てたモヤシを、温泉地の新たな特産品として売り出したい考え。同社は穂高温泉の旅館・ホテルなど約1600軒に温泉を供給。ただ、後継者を見つけられずに廃業する施設が 増えるなど先行きは厳しい。そこで、温泉に人を呼び込む特産品を作ろうと、低コストで栽培できるモヤシに着目。2年前から県や市と連携して研究を進めてきた。2019年、試験的に栽培したところ好評だったため、本格的に栽培小屋を 建てて出荷準備を進めてきた。温泉モヤシ栽培では先進地の山形小野川温泉で使われている大豆と、県産大豆「すずろまん」を植え、1週間ほど育てて収穫する。30cmの長さが最大の特徴で、歯ごたえが楽しめるという。「成長にばらつきが あってもう少し試行錯誤が必要だが味はいい」と。冬季限定で安曇野の道の駅などで販売。(\400/300g)

■穂高有明の穂高温泉郷にある「穂高温泉供給」は、温泉の熱などで育てる「温泉豆もやし」の本格的な生産に乗り出した。
施設管理など成育条件を整え、年内をめどに市内外の農産物直売所で販売を目指す。穂高温泉供給は、市内の中房地区から温泉を引湯し、観光施設が集積する穂高温泉郷の1600件の旅館や個人宅へ給湯している。近年の観光客減少への対策として、 温泉地の付加価値を高める取り組みを模索してきた。温泉豆もやしの栽培は2019年に着手。既に事業化に成功している山形米沢の小野川温泉から購入した豆や、長野県野菜花き試験場が開発した納豆用の豆「すずろまん」をビニールハウスで 試験栽培。直売所で市民に試食してもらうなど、消費者の反応を探ってきた。本格的な栽培に向け、12月に入って35uの木造施設が完成。縦2m、横50cm、深さ55cmの育苗箱を7つ備え、地下4本、地上2本の配管に巡らせる温泉と、箱の上に かけるわらで育苗箱を加温する。無農薬栽培で、水やりや収穫後の土落としにも温泉を使う。12/10;木造施設では従業員が小野川温泉の豆と「すずろまん」を育苗箱に敷き詰め、土をかぶせる作業をした。モヤシは1週間ほどで収穫でき、 加温などを調節して栽培を安定させるという。栽培するモヤシは風味が濃く、ゆでてもしゃきしゃきとした食感が強く残るのが特徴。同社は「本格栽培に向けた第一歩。なるべく早く販売できるようにしたい」と。 (予定価格;\400/300g)

■北アを望む安曇野で、地域振興に向けて新たな活動が始まった。
北ア山麓の穂高温泉を供給する第三セクタの「穂高温泉供給」が温泉の熱を利用して豆もやしの栽培・販売に着手した。通常よりも大きな見た目とシャキシャキした食感が特徴のもやしが、地域活性化の新たな芽に育とうとしている。 農産物直売所「Vif穂高」では新鮮な野菜や果物が並ぶ、陳列台には「温泉豆もやし。鍋に!みそ汁に!かき揚げにも!」と。1本25〜30cmもある大きなもやし。シャキシャキとした歯応えがある。もやしを栽培・販売するのが、 穂高温泉供給は、中房の源泉の湯を地域に供給する事業を行っている。現在は一般家庭を中心に、ホテルや旅館など約1600軒に温泉の湯を送る。創業から50年間、温泉の供給で地域を支えてきた同社は2021年に新規事業としてもやしを 本格的に売り始めた。2020年12月に同社の敷地内に新設した建屋で栽培。40uの敷地の建屋内には、もやしを育てるための「室」を7つ設ける。数10cmほど深さがある室の下には、温泉の流れるパイプを敷設。上にわらと毛布をかけると 温泉の熱の効果などで、室の中の温度は30℃強にまで暖まる。この温泉の暖かさを利用し、1週間ほどかけてもやしを25〜30cmまで育て上げる。他の地域にある温泉地の例などを参考にしながら、食分野を中心に温泉の活用方法を模索。 フグやスッポンなど様々な選択肢を考えたうえで、もやしの栽培に決めた。簡単そうに見えるもやしの栽培だが、紆余曲折もあった。数種類を試験栽培してみたものの、納得のいく風味や食感の品種を見つけるのは難航した。栽培方法も、 豆の大きさによって調整が必要で試行錯誤した。そして、最終的にたどりついたのが、小野川温泉(米沢市)で栽培されている品種だった。濃い味に加え、ゆでた後もしっかりと残るシャキシャキ感が印象的だった。「温泉豆もやし」は 冬期限定の商品として、Vif穂高をはじめ、市内の直売所や道の駅など5ヶ所で販売。(\400/1袋300g)。売れ行きは好調。おすすめの調理方法を紹介するなどして「リピーターを増やしていきたい」と。

■温泉地の新たな特産品。安曇野で温泉を利用して育てた「温泉豆もやし」の商品化が進んでいます。
香りと味わいは上々で、近く直売所などで発売する予定。地域の財産でもある温泉。その熱を利用して、ぐんぐんと育つ「豆もやし」。安曇野の新たな特産品になればと期待されています。穂高温泉供給は、「温泉を活用した何か産物、 それも地域の特産とすることで穂高温泉郷に光が当たればと。小さな一歩だが取り組み始めた」という。もやしの生産に乗り出したのは、第3セクタの「穂高温泉供給」。中房の源泉から旅館や家庭など1600軒ほどに温泉を供給しています。 近年、後継者不足もあって廃業する旅館もあり、地域の活力につながればと、青森などで盛んな「温泉を使ったもやし作り」に目をつけた。「大鰐温泉」のもやしは、350年以上の歴史があり、地域の名物になっています。「温泉豆もやしを 使った料理が非常に広範でラーメン屋や旅館などで提供されている。小さな食材だが地域に与える影響は大きいのかなと」。2019年、県や市の支援を受けて、試験栽培した。温度管理や湿度を与えすぎるとカビが発生するとかバランスが 難しい。試行錯誤の末、2020年から本格生産へ。栽培棟を新築した。7つの栽培用木箱が並び、地中には57℃の温泉水が流れるように配管してあり、地熱を30℃前後まで高めます。最初の豆まき。まいたのは味が濃い、県のオリジナル品種 「すずろまん」など。一晩、温泉水につけてから木箱の中に撒いていきます。「感慨深さより緊張です。これから毎日、温泉豆もやしの生育が夢に出てきますよ」。もやしは、2日に1度ほど撒く温泉水と自らのエネルギーで成長します。 地温チェックは毎日4回行います。豆をまいてから8日目。木箱の中を確認すると、30cmの立派なもやしになっていて、40kg以上を収穫できた。「おいしい。適度にえぐみがあり、くせがあり、味的には100点。これからの時期だと鍋、 すき焼きの肉に豆もやしを巻いてもおいしい」と。地域の資源を生かした「温泉豆もやし」は、近く市内の農産物直売所などで発売される予定で、関係者は特産品として定着させたいと意気込んでいます。「温泉郷の魅力を高める 起爆剤の一つになると確信している。素材としては小さいが、育てて少しずつ大きくしていきたい」と。

■「安曇野しゃくなげの湯」
穂高山麓線沿いにある日帰り温泉施設「安曇野しゃくなげの湯」には露天風呂にあつ湯とぬる湯があり、好みの温度を選ぶことができる。中房渓谷を源泉とするアルカリ性単純温泉は肌触りが柔らかく、保温効果も抜群。38℃とぬるめの 炭酸泉や塩サウナはゆっくり入れると評判。売店や食事処などもあるのでじっくり旅の疲れを癒そう。
(問)「安曇野しゃくなげの湯」TEL 0263-88-4126

■2016.10/3;安曇野・穂高の山麓線沿いの「Vif穂高」の隣に日帰り温泉施設「安曇野しゃくなげの湯」がオープンした。
地元産の農産物加工販売施設「Vif穂高」に隣接し、安曇野の新たな観光拠点。延べ床面積は約1900u、鉄骨造り地上1F、地下1F。天然温泉の大浴場と露天風呂、 サウナに加え、介助が必要な人などを想定した貸し切り風呂も造った。 松くい虫の被害木を利用する「まきボイラー」や市民の交流などを想定した多目的室も備える。穂高有明にある老朽化した3つの温泉入浴施設を統合するため、2015年8月から「しゃくなげの湯」の建設を始めた。オープンに合わせ、 「温泉健康館」と「しゃくなげ荘」は2016.9/30廃止。「穂高老人保健センタ」は2017年9/30で廃止。安曇野を遠望する露天風呂や、身体障害のある人も家族と入浴できる家族風呂「暖らんの湯」も。松枯れ材を活用する「まきボイラー」も 備えた。安曇野市前宮沢宗弘市長は「市民の健康増進や福祉向上に寄与したい」と述べた。
近くにあった「しゃくなげ荘」の老朽化に伴い、後継施設として安曇野市が造成した本格日帰り温泉。内湯は石の風呂・木の風呂、サウナは塩サウナと遠赤外線と2種類。寝湯、ジェットバス、水風呂あり。露天風呂あり。暖らんの湯(家族風呂)は 貸切。休憩スペース、有明の間、レストラン併設。展望テラスあり。延床面積は約1700u。事業費は約9億9千万円。
中房渓谷から引湯された良質な天然温泉の露天風呂は、あつ湯とぬる湯の2つの浴槽があり、内湯やジェットバス、「石の湯」は炭酸泉や塩サウナ、「木の湯」にはシルク湯や遠赤外線サウナあり。冷水風呂あり。石の湯と木の湯は日替わりで 男女入れ替制。家族風呂「暖らんの湯」(\2000/1h)。源泉温度は69.3℃。約18kmを引湯するため、自然に冷めてしゃくなげの湯では55℃。屋根のある「あつ湯」は湯温44℃。ほんとに熱い!。屋根のない開放的な「ぬる湯」は40℃。心地よい 温度で体はよく温まります。内湯の大浴槽は42℃、シルク湯は42℃、ジェットバス・炭酸泉は40℃。ぽかぽかしてきます。源泉名は有明厚生温泉と国民宿舎有明荘源泉の混合泉。湧出量:50.4L/分。ほとんど無色透明で無味無臭。多少塩素の 香りがします。湯は肌触りが滑らか。つるつるする感じがします。加水・循環濾過。露天風呂は目張りのために隙間から安曇野の風景が少し見えます。
泉質;アルカリ性単純温泉。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。洗い場にはシャンプー、ボディソープ常備。 脱衣所は籠はなくロッカーのみ。施設は木をふんだんに取り入れ、新しくてよいけど、浴槽は施設の広さに比べて狭い感じがします。食事処は座敷とテーブル席あり、食事スペースは広い。タッチパネル式の食券販売機。メニューの多数、 値段はリーズナブル。売店には安曇野の名産品などが販売。他に休憩室、観光情報コーナー、マッサージあり。館内は無料のWi-fi。駐車場は施設西に広いスペース、東側(山麓線沿い)は小さめ。
(9:30-21:30;第1水休館、安曇野市外者;\700/土日祝大人,\600/平日大人,\400/小人)(安曇野市内70才以上;\450/大人)
※安曇野には三郷「FV室山」や堀金「ほりでーゆー四季の郷」、豊科「湯多里山の神」などがあり、山麓線には「山のたこ平」、「常念の湯」、松川村「すずむし荘」などあり。安曇野しゃくなげの湯は市民と観光客の双方を狙った温泉。 しゃくなげの湯は清潔感のある良い温泉。安曇野観光や登山のあとに疲れをとるには良いでしょう。
(問)〒399-8301安曇野市穂高有明772-4 安曇野しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126

■穂高・山麓線沿いの日帰り温泉施設「しゃくなげの湯」は、2016年10月のオープンから間もなく来館者が100万人に達成する。
「あなたが100万人目になるかもしれません」と来館を勧めている。100万人目の来館者にはセレモニーを行い、花束と記念品を進呈。さらに100万人達成からの100人には紅白餅をプレゼント。 「100万人達成以降の1週間を感謝ウイークとして、来館者全員にポイントカードに+1P。(9:30-21:30,第1水曜定休,\700/大人,\400/小人)
(問)しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126

■穂高山麓線沿いにある日帰り入浴施設「安曇野しゃくなげの湯」(2016.10/3open)
「安曇野しゃくなげの湯」や隣接する「Vif穂高」前の山麓線では道路を広げる工事を行っています。歩道(2.5m)も新設予定。地元住民や観光客らが安全に通行できる環境を整える。完了時期は未定。安曇野建設事務所は「一日も早い完成を目指す」と。 山麓線は幹線道路で交通量が多く、道沿いには観光施設や宿泊施設、飲食店、別荘などが立ち並んでいます。
日帰り温泉「安曇野しゃくなげの湯」は北ア登山や安曇野観光のあとに、疲れた体を癒すには最適。良く利用しています。
屋外の露天風呂にはあつ湯とぬる湯あり。内湯と、「石の湯」は炭酸泉と塩サウナ、「木の湯」はシルク湯と遠赤外線サウナ。寝湯のジェットバスは気持ちよい。泉質はアルカリ性単純温泉、効能は腰痛症、神経痛、五十肩、打撲などに効く。 冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など。中房から引湯された温泉(pH値;8.6,源泉温度;69.3℃)。あつ湯(43-44℃)、ぬる湯(40℃)、内湯(41ー42℃)、サウナ(92℃)、水風呂(19℃)。源泉は有明厚生源泉・有明荘源泉の混合泉、 無色透明で無味無臭。ボディソープ、リンスインシャンプ常備。施設には広いロビー・ラウンジ、有料休憩室。お食事処「有明庵」は座敷・テーブルあり。メニューはラーメン・カレーライスなど。そばはなし。
(\700/大人,\400/小学生,市内;\500/大人,\300/小学生)(10:30ー20:00.毎水曜休館)(P109)
(問)安曇野しゃくなげの湯 TEL 0263-88-4126

■穂高山麓線沿いの「湯の宿・常念坊」
「常念坊」は小さな宿ですが、地元食材使った郷土料理の穂高温泉宿です。日帰り入浴可。内湯・岩露天風呂。(10:00-19:30,\600/大人)(火曜定休)
温泉は有明厚生温泉と有明荘から引湯で、湯温75,4℃で100%の源泉。湯は熱め。泉質はアルカリ性単純温泉(PH8.5)。加水ナシ、循環殺菌。
効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進など。登山客や安曇野観光の利用者が多い。
会食客や宿泊客のみへの提供していた「常念坊特製おやき」を日帰り入浴利用客にも販売(\180/1個)。以前はいろりで焼いた昔ながらのおやきを再現し、表面はかりっと香ばしく、季節のあんを入れている。この時季は「ねぎとふきみそ」で とろりと軟らかい松本一本ねぎにふきのとうの風味が香る。今後は夏のなすや野沢菜などに変わる。「焼き上がりに約40分かかるので、入浴前にご注文いただくとちょうどよくお持ち帰りやお召し上がりいただけます」と。
(問)湯の宿・常念坊 TEL 0263-83-4984

■穂高有明の「湯の宿常念坊」で「入浴回数券」を販売。
通常入浴料(\600)、回数券は\6000/12回。6ヶ月間有効期。使用後の回数券を集めると特典があり、6枚で新しい回数券1枚と引き換え。また、5枚で会席料理、10枚で1泊2食付宿泊に招待。日帰り入浴は10:00-19:30。ランチは11:00-14:00。 (火曜定休)
(問)常念坊 TEL 0263-83-4984

■2/6;安曇野市は民間事業者へ経営移譲する方針だった市有施設の三郷小倉の「ファインビュー室山」と堀金烏川の「ほりでーゆ〜四季の郷」について、応募3社を審査したが基準点を下回り、経営移譲先が決まらなかったと発表。
2023年度以降も第3セクの「ファインビュー室山」と「ほりでーゆー」による指定管理を継続する。1/中;安曇野市は選定委員会を開き、各社から提案のあった事業計画や運営体制などを採点したが、満点の6割に届かなかった。 市は経営移譲先を求めて2020,2021年度に2回の公募を行ったが、初回は応募がなく、2回目は応募はあったが選定できなかった。3セクの経営改善を図るため、3月に外部専門家による経営診断を実施する。選定委員会で経営移譲先が 決まれば、市が所有する3セクの株式の一部譲渡し、4月から筆頭株主となる民間事業者に新体制での経営を始めてもらう計画だった。今後は4月以降3セクによる運営を継続する。

■「安曇野みさと温泉ファインビュー室山」
標高800mの高台に立つ「ファインビュー室山」は松本平や安曇野、美ヶ原方面を一望できる眺望が自慢の公共温泉宿泊施設。良く利用しています。眼下にはリンゴ畑が広がり、夜は松本の夜景がきれい。のんびりと湯に浸かれます。 週末の夕方は観光客や地元の方で混雑しますので、昼間の利用がお勧め。室山には「でぃらぼっちゃ伝説」があります。昔、その昔、でぃらぼっちゃという雲をもしのぐ大男がいた。大男は安曇野にもやって来て住み良い平らを 造っていた。仕事の途中、もっこふんどしの紐をほどいた時、ばらばらと土が落ちた。このわずかな土が盛り上がってできた山が「室山」という。
「ファインビュー室山」の日帰り入浴施設が営業再開。1Fはロビー・売店・レストラン。地下1Fの温泉には「天空の湯」(眺めのよい大きな内湯と露天寝湯)。「みさとの湯」(内湯と船形露天風呂)で、男/女で毎日交互に交換。 サウナ・ジャグジーあり。2017年リニューアルして、露天風呂に寝湯と船形風呂が新設された。船形風呂は「御船祭り」にちなんだものという。休憩スペース、ロビー・展望テラスからの眺めもよい。湯温;38.6℃、自家源泉、加温あり、 加水なし。給湯は循環。無色透明でアルカリ性単純温泉(pH8.4)。効能は神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復など。リンスインシャンプー、リンス/コンディショナー、ボディーソープ、 ドライヤー常備。宿泊は21室(洋14,和4,和洋3)、露天風呂付和洋室あり、宿泊者専用温泉内湯あり。
※宿泊、売店、レストラン、そば処は休業中。7/01再開予定。(通常入浴時間;10:00-21:30,6/10〜当面の間;11:00-19:00,\550/大人,\320/子供)
(問)安曇野みさと温泉ファインビュー室山 TEL 0263-77-7711

■穂高「松尾寺」・「鐘の鳴る丘集会所」近くにある穂高温泉郷の「温泉旅館松尾荘」
個室利用の「昼の日帰りプラン」を提供。日帰り入浴可能な温泉宿。創業41年で施設は多少古いが静かに温泉に浸かれ、手入れされた庭が見られる。源泉は有明厚生温泉と国民宿舎有明荘の源泉から引湯している天然温泉。泉質はアルカリ性単純温泉、 泉温は69.3℃、循環ろ過、加水・加温なしで無色透明。塩素系薬剤使用。内湯と半露天風呂あり。10:30-15:00;入浴+個室利用で松花堂弁当付;\2200/1人。飲食持込みは入浴+個室利用;\800/1人。2日前までに電話予約。 (入浴;12:00-19:00,\500/中学生以上,\300/3歳以上)。宿泊は当面の間見合わせ。
(問)温泉旅館松尾荘 TEL 0263-83-4567

■穂高有明の「穂高温泉供給」は、「穂高温泉郷温泉スタンド」で使用できる温泉タンク(300L)、ホース、ポンプを1週間単位で無料で貸出。
2セットを用意し、貸出しは平日8:30-17:00に電話で問合せ。「自宅の浴槽などに温泉のお湯(有料)を運べます。軽トラックなど300Lのタンクを積載できる車でお越しください」と勧める。近隣の温泉スタンドは24H営業、自動販売機で \10/10Lでお湯を販売。\10円、\50円、\100円硬貨のみ使用、つり銭は出ない。一般家庭の浴槽は約200Lで07〜08分目。
(問)穂高温泉供給 TEL 0263-83-2912

■穂高有明の中房渓谷にある「有明荘」(標高1380m)
中房渓谷にある有明温泉「有明荘」は天然温泉かけ流しの露天風呂で、主に燕岳や表銀座の登山基地として登山客の利用が多い。旧穂高町が設置した温泉宿泊施設で、現在は燕山荘が委託・運営。日帰り温泉施設としても観光客の利用も多い。 山小屋風の建物は古いが館内は清潔。露天風呂と内湯あり。内湯は檜造りで温かみのある浴室で、浴槽には白い湯の花が舞っている。露天風呂は広くて開放的で、森林浴気分でお湯に浸かれます。新緑や紅葉シーズンがよい。 源泉は74度。pH8.7。加水。無色透明な湯。硫黄臭のとろみのあるお湯。洗い場の蛇口からも温泉がでます。泉質は単純硫黄温泉・アルカリ性低張性高温泉。効能は神経痛、筋肉痛、冷え症、リュウマチ、糖尿病、胃腸病など。 シャンプー・ボディーソープ・ドライヤー常備。外来入浴は10:00-15:00。宿泊者は16:00〜。外来入浴は3密を避けるため人数制限あり。(\700/大人,\300/小人)。有明荘の駐車場はP20(宿泊者・入浴者専用)。登山時は3ヶ所の 駐車場を利用。合戦尾根〜燕岳登山のための登山者用駐車場は、温泉橋先に第1P(P50)(登山口まで450m)、温泉橋手前の川向かいに第2P(P40)(登山口まで500m)、有明荘の裏手に第3P(P30)(登山口まで800m)あり。中房線の路肩は駐車禁止。
(問)有明荘 TEL 0263-84-6511

■穂高有明の北ア「燕岳」(標高2763m)登山口にある温泉宿「中房温泉」
レトロな造りの「招仙閣」と山小屋風の「ロッジ」からなり、辺りには湯煙が立ち込める。14の浴場で源泉かけ流しの湯を提供し、森林や渓谷の景色を楽しめる露天風呂もある。「自然と温泉、建物の全てを堪能してもらえるはず」。 9代目当主の百瀬孝仁社長。創業は江戸時代後期の1821年。百瀬社長の先祖が、松本藩の命を受けて生糸のつや出しに使うミョウバンを採掘するため一帯に入り、湧き出る温泉を利用して採掘者を癒やす湯屋を始めた。明治に入り、安価な 中国産のミョウバンが流通するようになると国内での採掘は下火になり、採掘者に代わって登山客が訪れるようになる。日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストン、成城学園を創立した松本出身の教育学者沢柳政太郎、 貧困や労働問題に取り組んだ社会活動家賀川豊彦ら多くの著名人も宿泊した。6代目、7代目の時代には山小屋に泊まりながら槍・穂高連峰を周遊する拠点整備を構想する。燕岳から穂高連峰にかけて15ヶ所の山小屋建設を計画。 8ヶ所は実際に建設されたとみられる。うち1922年に槍ヶ岳山頂近くに開業した殺生ヒュッテ、燕岳と槍ヶ岳の間にある西岳山頂近くに25年に開業したヒュッテ西岳は現在も営業する。 第2次大戦後の登山ブームで北アには多くの登山者が押し寄せ、燕岳もにぎわう。72年8月には、当時中学生の天皇陛下が燕岳を登られ、燕岳登山の人気はますます高まった。80年代以降は、人里離れた温泉が人気を集める「秘湯ブーム」もあり、 中房温泉では登山者だけでなく旅行客の宿泊も増加。「湯治と岳人の宿」とうたい集客を伸ばした。新型コロナの感染拡大後、中房温泉では収益の柱だった団体客が激減。コロナ前に年間1.3万人いた宿泊客は半分を割る苦境が続く。2軒の 山小屋の経営も、コロナ対策の定員制限などで厳しさを増している。社長は登山者の安全を守るためにも施設を維持していく必要があるとし、「経費削減を徹底するなど、今は耐え忍ぶ時」と。中房温泉がある源泉地帯は好熱菌など微生物の 宝庫。湧き出す温泉に含まれるケイ酸と微生物が長い年月をかけて作り出すぬるぬるとしたゼリー状の「膠状珪酸」と、ケイ酸成分が沈殿して固まった「珪華」は国天然記念物に指定。「貴重な自然を守っていく責任もある」と。源泉地帯の 斜面上部に大岩があり、落下を防ぐため2021年秋にCFで約420万円を調達してワイヤネットをかぶせた。崩落の可能性がある場所は他にもあり、追加の対策を計画する。夜空を楽しめる露天の「月見の湯」、岩から湯が湧き出る「岩風呂」、 根羽村特産の「根羽杉」を湯船に使った風呂など特色ある温泉に、一帯の地熱で蒸したローストビーフ、スペアリブなど名物の「地熱料理」。自然の恵みを生かしたサービスが中房温泉最大の魅力。「価値のある自然と温泉を次の世代に つなぎたい」。社長は200年の歴史の重みを感じながら先を見据えた。 中房温泉はミョウバンの採掘者を癒やす湯屋として1821年に穂高有明で創業。1932年に株式会社化し、北ア燕岳などに向かう登山者を受け入れている。槍ヶ岳山頂近くの「殺生ヒュッテ」、西岳山頂近くの「ヒュッテ西岳」の山小屋2軒も 経営する。

■燕岳登山口にある秘湯の宿「中房温泉」に併設する日帰り温泉施設「湯原の湯」(標高1462m)
2006年に燕岳登山口に日帰り温泉施設「湯原の湯」が新設。中房温泉の旅館は宿泊者専用。露天風呂のみ、内湯はない。男女別で4つの浴槽があり、成分が異なる3種類。大きい浴槽「古事記の湯」は源泉温度74.7度、pH8.9、 湧出量220L/分。小さい浴槽「薬師の湯」は源泉温度94.6度、pH8.8、湧出量32.8L/分。小さい浴槽「妙見の湯」は源泉温度94.8度、pH9.1、湧出量14L/分。男女別浴槽は日替わりで入れ替え、加水・加温なしの掛け流し。 入浴剤・殺菌剤は未使用。冷水・空冷で温度を下げて43度。お湯はぬるっとしており、お肌はすべすべに。泉質は単純硫黄泉・アルカリ性低張性高温泉。シャンプー・ボディーソープ常備。(9:30-16:00;\800/大人)
(問)中房温泉・湯原の湯 TEL 0263-77-1488

■豊科田沢の「豊科温泉」「湯多里山の神」。
温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、つるつるお肌がよみがえる美人の湯として親しまれている。地下700mから汲み上げた泉温で泉温;32.6度、pH8.0。無色橙明、無臭、加温あり、加水なし、循環ろ過、入浴剤なし。塩素消毒。 お湯は毎日交換し消毒清掃。適応性は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・くじき・痔疾・冷え性・疲労回復・病後回復期・健康増進など。タイル張りの内湯と岩造りの露天風呂あり。トロっとしたやさしい肌触りで 肌はスベスべに。露天風呂はリンスinシャンプー、ボディーソープ常備。お湯は良いのですが、露天風呂は小さめで景観が良くない(コンクリート壁)。とれたて野菜市は近所の農家さんから毎日旬のお野菜が並んでいます。 安曇野I.Cから車10分。松本四賀方面へ県道57号線の本沢川沿いにある大きな古民家風の建物。(P50)
(10:30-20:30,第2火曜定休,入浴料:\550/大人,\250/小学生,3H無料休憩室)
(問)湯多里山の神 TEL 0263-73-5422

■2021.8月;明科中川手の「長峰荘」が大規模な改修を終えてリニューアルオープンした。
北アの山並みや安曇野を一望できる素晴らしい眺望はそのままに、「昭和レトロ」をコンセプトにした内装で、3世代が楽しめる保養施設として再スタートを切った。玄関には「タイムトラベラーの湯屋・安曇野眺める荘」と染め抜いた 大きなのれんを掲げた。内装は古い建物の味わいを生かし、ロビーに夜店コーナーを設けたり、昭和の雰囲気を再現したポスターなどを飾ったりして、懐かしい雰囲気を演出。館内の随所にユーモラスな「お化け」が登場。従来の大浴場の ほかに、大きな陶器の浴槽を備えた貸し切り風呂を新設した。旧明科町の町営保養施設として開業した長峰荘は、2019年4月にホテル・旅館・飲食業の「ドリームホテル」に譲渡。老朽化した設備を補修しつつ営業していたが、2020年春に 感染症拡大の影響もあり休業。浴場の水回りやボイラーを改修した後、2021年春から内装に着手、7月半ばに日帰り入浴と宿泊を受け入れ、8月から本格稼働。常連客らから問合せの電話も多く、オープン前には地元の人たちが草刈りを 買って出てくれた。支配人は「地域に心強い応援団がいて本当にありがたい。観光客と地元の人が交流できる場にもなれば」と。(日帰り入浴;\450/大人,\210/小学生,8月無休)
(問)長峰荘 TEL 0263-62-2195

■安曇野・堀金烏川にある日帰り温泉「ほりで〜湯四季の郷」の「安曇野蝶ヶ岳温泉」
「ほりでーゆー四季の郷」は、国営アルプスあづみの公園や県営烏川渓谷緑地が近くにあり、自然に恵まれた立地条件の良い公共の宿。オープンはH07年旧堀金村観光開発公社、H13年増築により客室41室(和33,洋5,和洋1、露天風呂付2)定員184名。 H18年「株式会社ほりでーゆ〜」に変更。蝶ヶ岳温泉の他に、パターゴルフ場、マレットゴルフ場、コテージ、啼鳥山荘、須砂渡キャンプ場、須砂渡憩いの森オートキャンプ場を運営・管理。施設は天然ラドン温泉を利用した温泉宿泊施設で 露天風呂からは常念岳が眺められ、心身ともにリフレッシュできます。平日は入浴者は少なく、のんびりと湯に浸かれます。内風呂は2槽、打たせ湯と円形のバブルジェット、庭園のある露天風呂(2つ)、高温サウナ、ミストサウナ、水風呂あり。 源泉は自家採掘の「蝶ヶ岳温泉」で、泉質は単純弱放射能冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、痔疾冷え性、疲労回復など。源泉は地下1000mから掘削し250Lの湧出。蝶ヶ岳温泉は585m3/日, 蝶ヶ岳2号温泉は563m3/日。無色透明の無臭。pH値8.68。源泉の湯温は15℃。加温はしていますが加水はなし。循環使用あり。清掃は毎日、塩素で殺菌。シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤー常備。 (日帰り入浴;10:00-21:30,\550/大人,\320/小人,宿泊者;5:00-8:00,10:00-22:00)
宿泊者専用の大浴場(3F)を日帰り入浴者にも開放。(11:30-14:30,展望大浴場;\2200/1H)
お風呂上がりにはB1Fにある「レストラン四季」で天ざる蕎麦と信州サーモン、馬刺しを食べてきました。そばはコシがあって美味しい。天ぷらはエビ・イカ・マイタケ・カボチャなどアツアツでカリっと挙がっていて美味しかった。 信州サーモンはニジマスとトラウトサーモンを交配させた養殖魚ですが、肉厚でとろみがあって味わいがあります。(11:00-15:00/17:00-21:00)
レストラン四季;平日11:00-15:00,土/日/祝;11:00-15:00,17:00-21:00、出入口は日帰り温泉側のみ。来館者の記帳と検温。毎月26日は風呂の日で割引なのですが、今は感染症対策でやっていません。
宿泊者専用の大浴場からは常念岳山麓が望めます。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。
「ほりでーゆ〜四季の郷」は日帰り入浴者の減少などで5年連続単年度赤字を計上するなど経営が悪化。令和4年度末で安曇野市が民間譲渡するが、まずは第3セク「ほりでーゆ〜」への譲渡を優先。H29;年間利用者数19.2万人 (入浴:13.1万人,宿泊:2.4万人,日帰り;1.6万人)
(問)ほりでーゆ〜四季の郷 TEL 0263-73-8500

■9/30-12/9;安曇野市は第3セクの三郷小倉の「ファインビュー室山」(FV)と堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷」の経営移譲先となる民間事業者を公募。
2021年7-12月にも公募したが、新型コロナによる観光・宿泊需要の低迷などのため応募がなかった。市は観光客増を見据え、応募を呼びかける。安曇野市は町村合併後、市営施設の再配置を考える中で、宿泊施設の民間への譲渡を計画。 現在は両施設とも市などが出資する第3セクターが指定管理者として運営しているが、これを、FVは全株式の60%、ほりでーゆ〜は66%を新株主の民間事業者に譲渡して経営を移譲。FVは施設も無償譲渡する方針。応募資格は宿泊、宴会、 日帰り入浴事業の運営の知識や経験などがある法人で、株式の譲渡希望価格は1株5万円。現在働いている従業員を原則継続して雇用することが条件。移譲先を選定後、条件整備を経て、2023年4月に新体制での営業開始を目指す。 市観光課によると、2019年度施設利用者はFV;17.1万人、ほりでーゆ〜;16.4万人。2019年度に比べ、2020年度は両施設とも50%台に落ち込んだが、2021年度は70%に持ち直した。同課は「新型コロナの感染者が全国的に減少傾向にあり、 国も全国旅行支援を実施する。県内外からの観光誘客と地元の宴会、日帰り入浴の利用者増も見込める。既に宿泊関係業者からの問合せもある」とし、新株主への応募に期待。

■三郷小倉の「黒沢洞合自然公園」で進めている公園拡張整備事業で南安農高の生徒が参画。
整備内容を考えたりしながら公園を広げる考えで、市は次の世代が関わることで長く愛される公園づくりにつなげる。5/24;現地で測量体験が行われ、測量業務を担当する会社が測量体験に協力した。従業員には同校出身者が多く、 後輩のためならばと一肌脱いだ。公園は里山の自然に触れ合うことが目的のビオトープ公園で、2007年3月に完成。面積は5646u。水生昆虫が自然発生できる環境を整えたビオトープ池とせせらぎ、保全された植生、バイオトイレなどが 特徴で、三郷中の生徒の学習成果が実施設計に反映されたり、生徒が造成を手伝ったりした。拡張は公園東側の約1.4万u。生徒は拡張用地が段々状になった地形を生かし、「日本の四季を表現できたら」と。拡張に向けては基本設計業務の 公募型プロポーザルが行われ、基本設計を受託した業者と生徒との顔合わせもある。2024年度以降に実施設計と工事を予定。「測量や設計がどういうものか理解してもらいたい。この業界に入って若い力を発揮してほしい」と。

■安曇野市観光協会が、入会する宿泊施設のお盆期間中の宿泊状況をまとめた。
8/6-8/16;46施設に泊まったのは1万9515人、前年同期比1.4倍。新型コロナの流行が始まる前の2019年と比べると約9割まで回復。山小屋などを除いた車で行ける宿泊施設約60施設に、郵送やFAX、e-mailでアンケートを送り、2019年、2021年、2022年の 宿泊者数を聞いた。新型コロナの感染拡大第7波の真っただ中だったが、行動制限がなかったことが回復の大きな要因とみられる。2021年はお盆期間中の大雨で河川が増水し、土砂災害発生の危険が高まったが、2022年は比較的安定した天候だったことも 宿泊者数を押し上げたと分析。市内経済にも一定の効果があったとみている。市観光協会は「ウィズコロナの意識が観光客に浸透してきているのでは」と。お盆期間中、市観光情報センタに訪れた観光客数も前年より大幅に増え、コロナ禍前の88%。 一方で、感染拡大が収まって観光PRをすると、再度の感染拡大で行動規制が行われるといったことを繰り返してきたため、「過去2年の打撃が大きすぎて良かったというより、取り戻しつつあると慎重な見方をしている宿泊施設が多い」。


★★★観光★★★
■安曇野や白馬では、冬の朝は深い「朝霧」になりやすい。水蒸気が冷え込むことで朝霧となり、山里は「雲海」に包まれる。
また、松本平では一帯を流れる川では「川霧」が雲海のように覆う。梓川、犀川、奈良井川周辺で夜間に放射冷却で気温が下がり、川の水温が高いときに発生。雲海に浮かぶ白銀の北アは美しい。眼下には安曇野・大町・白馬を埋め尽くす雲海が広がり、 東の山々は朝陽が染める。山稜からは良く雲海が見られるが、比較的容易に雲海が見られる展望スポットは?
近年はゴンドラ・リフトで気軽に行ける展望テラスが人気。※VP(展望台)・TE(展望テラス)
1)安曇野;「光城山」・「長峰山」(VP)、三郷「室山」(VP)・「三郷スカイライン」(VP)
2)大町;八坂「鷹狩山」(VP)、大町「小熊山」・「鹿島槍高原」・「権現山」、池田町;「大峰高原」
3)立山;「立山・黒部アルペンルート」の「天狗平」・「弥陀ヶ原」
4)白馬;五竜の「アルプス平」(VP)、八方尾根の「兎平テラス(TE)・黒菱平・北尾根テラス(TE)」、岩岳の「山頂テラス」(TE)・「どんぐり展望台」(VP)、「青鬼棚田」
5)小谷;「眺望の郷」、小谷;「栂池高原」・「栂池自然園」
6)小川村;「アルプス展望広場」(VP)・「アルプス展望デッキ」(TE)・「立屋展望広場」、長野大岡「アルプス展望公園」
7)松本;「城山公園」(VP)、「アルプス公園」(TE)、「美ヶ原」(王ヶ頭)、茅野;「霧ヶ峰」(車山テラス)(TE)、塩尻;「高ボッチ」
8)「奥飛騨」(新穂高ロープウェイ)(VP)、「乗鞍岳」(乗鞍エコーライン・乗鞍スカイライン)

■サイクリングには最適な季節を迎えようとしています。
この春も安曇野や大町・仁科三湖・白馬でもよくサイクリストを見かけるようになりました。安曇野では昔からレンタサイクル(しなの庵、安曇野ひつじ屋)があり、MAPを片手にサイクリングして観光する姿があります。安曇野市観光協会の シェアサイクルも好調。E-bikeも増えています。シェアサイクルステーションは穂高駅、明科駅、国営アルプスあづみの公園、しゃくなげの湯、松川村など多数あり。安曇野サイクル観光するなら道祖神巡り、湧水群とわさび田散策、 蓼川の水車小屋と万水川・三角島、穂高川沿いわさび田と桜並木、黒沢川の桜並木、明科龍門渕公園・あやめ公園の桜、光城山の桜トンネル、桜の長峰山、山麓の枝垂れ桜、早春譜歌碑、拾ヶ堰じてんしゃ広場の芝桜・桜、紫陽花の小道、 山麓ヤマアジサイ、かじかの里、水田と北アの田園風景、北アと水鏡(安曇野・池田町・大町・白馬)、屋敷林と古民家、松尾寺福寿草・カタクリ、須砂渡・烏川渓谷緑地カタクリ、桜と菜の花畑、チューリップ畑、満願寺ツツジ園、 堀金ツツジ園、三郷・梓川りんごの花畑、松尾寺山公園フジ棚、満願寺藤棚・牡丹、明科あやめとハナショウブ、豊科バラ園、松尾寺やまぶき、光城山・長峰山ミツバツツジ、有明山とモモ畑、豊科高家ハス池、青原寺の紫陽花とハス、 三郷室山池スイレンと紫陽花、黄金色の麦畑、夏のひまわり畑、白いそば畑、秋のコスコス畑・稲穂、新緑・紅葉の烏川渓谷・吊り橋、国営アルプスあづみの公園、三郷文化公園ユリノキ並木、堀金中央公園、室山アグリパーク、 犀川コハクチョウ、篠ノ井線旧線遊歩道、明科犀川河川敷、松川村ちひろ公園と大花壇、穂高神社、東光寺、満願寺、宗徳寺、青原寺、松尾寺、有明山神社、松川神社、鐘の鳴る丘、光久寺薬師堂、熊野神社、大庄屋山口家、曽根原家住宅、 等々力家の長屋門、金龍寺百体観音と鐘楼門、美術館巡り、クラフト工房巡りなど四季折々のビューポイントが多数。安曇野を自転車で巡ってみかせんか?

■4/14;自転車で県内を一周するコースなどアウトドアに焦点を当てた観光キャンペーンを発表した。
2023年度の観光キャンペーンのキャッチフレーズ「Go Nature Go Nagano」。コースは「ジャパンアルプスサイクリングロード」と名付けられ、県内を一周するルートで総延長878km。スタートからゴールまでの高度差の総計は1.5万m。 北ア山麓の白馬、大町、安曇野、松本、乗鞍岳、諏訪湖、名所旧跡などを自転車で回ることができます。Mシドニー五輪MTB日本代表で松本に住む鈴木雷太さんが出席しコースの魅力を語りった。鈴木さんは「主に夏と秋に走ったんですけれどもいろんな文化があり、北と南で 走っていくと食文化も含めて文化が違うというのも感じたり、走れば走るほど楽しい」と感じた。県は今後、ルート上の標識の整備などを順次行い、海外からの誘客にもつなげたいとしています。
ルートは長野駅→飯山駅、飯山駅→松本空港、安曇野岩原→松本駅→塩尻みどり湖、松本空港→天竜峡駅、南木曽→清内路峠→阿智村、天竜峡駅→上諏訪駅、諏訪駅→上田駅、上田駅→長野駅など。
1)距離166km;高度計3090m;
飯山駅→(鬼無里→白馬大出公園→岩岳→松川・白馬大橋→八方→青木湖→中綱湖→木崎湖→大町・蓮華大橋→穂高・山麓線→国営アルプスあづみの公園→堀金岩原→三郷黒沢→梓川→波田→松本・信州スカイパーク)→松本空港。
2)距離44km;高度計530m;
安曇野岩原→(堀金→拾ヶ堰→豊科南部公園→安曇野やまびこライン→ラーラ松本→梓川沿い→梓川SA→梓川沿い→松本IC→松本駅→あがたの森→神田→中山)→塩尻。

Japan Alps Cycling Project

■2023.4;安曇野市は設定したサイクリングコースの地図を作った。
Aコース)比較的なだらかで周辺に観光施設が点在する31.3km。Bコース)高低差が約200mで果樹地帯を走る21.6kmがあり、完走した場合の消費カロリーも載っており、観光だけでなく健康の維持・増進を目的としたサイクリングにも役立ちそう。 コースや観光施設を落とし込んだ地図に、区間ごとの距離と消費カロリー、標高差を示す図を添えた。もう片面ではコース沿いの公園や美術館、スポーツ施設などを写真と文字で紹介。市は2020年度に3つのモデルコースを設定し公表。 2021年度にAとBの2コースの案内看板や路面表示を終え、2022年度に2コースの地図を作るとともにCコースの整備を進めた。Cコースのマップは2023年度中に作製予定。市スポーツ推進課は「安曇野市HPからダウンロードできるようにしたい」と。 A2サイズで見やすく、折り畳むとA5サイズで持ち運べる。安曇野市役所や市観光情報センタなどで無料配布。

■4/21;安曇野市は観光PRポスターと観光総合パンフを一新した。
写真をふんだんに掲載し、安曇野の豊かな自然や四季折々の風景、屋外で楽しめるアクティビティー、農産物などを視覚的に伝わるよう意識。アフターコロナの観光需要に乗り遅れないよう、観光PRで活用する。ポスターはB1サイズで通年と 四季ごとの計5種類。通年用には雪が残る常念岳、青空と里山の緑を収めた写真。春用は桜とわさび畑、秋用は紅葉が美しい旧国鉄篠ノ井線廃線敷の三五山TNなど季節感が伝わる写真。各1000枚作成。観光総合パンフはA4サイズの16頁、10万部制作。 写真を多くすることで文字情報が少ないが、詳細な説明がある安曇野市観光協会などのHPが開けるQRコードを各ページに載せた。毎年開催しているIGフォトコンテストの入賞作品も活用。リニューアルはPRポスターは7年ぶり、総合パンフは5年ぶり。 太田寛市長はアウトドアや歴史文化などテーマ別のパンフ作成の準備も進めているとし、「観光需要は回復に向かっている。市のイメージアップとともに、さまざまな媒体を使いニーズにあった誘客を図っていきたい」と。

■安曇野市がInstgramで魅力ある写真を募った「安曇野インスタグラムフォトコンテスト2022」の受賞作品が決まった。
3部門に応募は計1620点。最優秀賞や優秀賞、特別賞など43点が入賞。最多の1253点の応募があった「私だけの安曇野部門」の最優秀賞は、豊科南穂高の安曇野スイス村から満開の桜と残雪の北アルプス、田園風景を1枚に収めた作品。 「安曇野サイクリング部門」は残雪の常念岳と自転車、それらが映り込む水田を撮影した作品。「北アルプスと安曇野の100年部門」はきらめく星空と雲の合間に浮かび上がる山々が幻想的な作品が最優秀賞。安曇野への誘客と魅力発信を 目的としたコンテストで、2022年度で4回目。入賞作品は安曇野市HPに掲載、観光PRへの活用も検討。市観光課は「SNSを通じて安曇野をより多くの人に知ってもらえれば」と。

■安曇野市がInstagramを通じて、安曇野の魅力を伝える写真を募った「安曇野フォトコンテスト」の入賞作品が決まった。
今後、観光パンフやノベルティーグッズでの活用を考えている。コンテストは2018年度に始め4回目。「私だけの安曇野」「安曇野サイクリング」「北アルプスと安曇野の100年」の3部門で募集、計1620点が応募。 地元写真家佐藤大史さんらが審査、各部門で最優秀賞、優秀賞を含む10点、計30点の入賞が決まった。他に安曇野松川村すずむしの里特別賞、池田町観光協会長賞計13点も選んだ。 「私だけの安曇野」部門で最優秀賞の作品は安曇野スイス村から前景に満開の桜、遠景に残雪の北ア連峰を収めた。 「安曇野サイクリング」部門最優秀賞は堀金烏川で北アを背景に水鏡の愛車を撮った、「北アルプスと安曇野の100年」部門は燕山荘付近から槍ヶ岳と星空の天の川を捉えた作品。いずれも、安曇野の特色ある風景を紹介し、澄んだ空気感 までが伝わる。安曇野市観光課は「コンテストを通じ、安曇野市の良さを、撮る人も、写真を見る人も改めて感じてもらえたら」と。

(問)安曇野フォトコンテスト(安曇野市観光課) TEL 0263-71-2053

■サイクリングには最適な季節を迎えようとしています。コロナ渦の影響もあり、レンタサイクルは好調。この春も安曇野や大町・仁科三湖・白馬でもよくサイクリストを見かけるようになりました。
安曇野では昔からレンタサイクル(しなの庵や安曇野ひつじ屋)があり、MAPを片手にサイクリングして観光する姿があります。安曇野市観光協会のシェアサイクルも好調。E-bikeも増えています。シェアサイクルステーションは穂高駅、明科駅、 国営アルプスあづみの公園、しゃくなげの湯、松川村などにあり。安曇野サイクル観光するなら道祖神巡り、湧水群とわさび田散策、水車小屋と三角島、穂高川沿いわさび田と桜並木、黒沢川の桜並木、明科龍門渕公園・あやめ公園の桜、 山麓の枝垂れ桜、早春譜歌碑、拾ヶ堰じてんしゃ広場の芝桜・桜、紫陽花の小道、ヤマアジサイ、かじかの里、水田と北アの田園風景、北アと水鏡、屋敷林と古民家、松尾寺福寿草・カタクリ、須砂渡・烏川渓谷緑地カタクリ、桜と菜の花畑、 チューリップ畑、満願寺ツツジ園、堀金ツツジ園、三郷りんごの花畑、松尾寺山公園フジ棚、満願寺藤棚・牡丹、明科あやめとハナショウブ、豊科バラ園、松尾寺やまぶき、光城山・長峰山つつじ、有明山とモモ畑、豊科高家ハス池、青原寺の紫陽花とハス、 三郷室山池スイレンと紫陽花、黄金色の麦畑、夏のひまわり畑、白いそば畑、秋のコスコス畑・稲穂、新緑・紅葉の烏川渓谷・吊り橋、国営アルプスあづみの公園、三郷文化公園ユリノキ並木、堀金中央公園、室山アグリパーク、犀川コハクチョウ、 篠ノ井線旧線遊歩道、明科犀川河川敷、光城山の桜トンネル、長峰山、松川村ちひろ公園と大花壇、穂高神社、東光寺、満願寺、宗徳寺、青原寺、松尾寺、有明山神社、松川神社、鐘の鳴る丘、光久寺薬師堂、熊野神社、大庄屋山口家、曽根原家住宅、 金龍寺百体観音と鐘楼門、美術館巡り、クラフト工房巡りなど四季折々のビューポイントが多数。

■安曇野市立美術館・博物館。
1)豊科近代美術館 TEL 0263-73-5638
2)安曇野高橋節郎記念美術館 TEL0263-81-3030
3)豊科郷土博物館 TEL 0263-72-5672
4)田淵行男記念館 TEL 0263-72-9964
5)飯沼飛行士記念館 TEL 0263-72-9045
6)貞享義民記念館 TEL 0263-77-7550
7)穂高陶芸会館 TEL 0263-82-6750
8)穂高郷土資料館 TEL 0263-83-8844
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2463

■安曇野市は東西26km、南北22km、面積は331ku。市西部は雄大な北アがそびえ立つ3000m級の山々に囲まれる。
北アを源とする中房川・高瀬川・烏川・梓川などが形成した複合扇状地で、標高は500〜700m。市域の73.8%は農地である。安曇野では水田、果樹園、わさび田などが開発され、古くから農業が盛んな土地。気候は典型的な内陸性気候で 気温の年較差及び日較差の大きさが特徴。年間降水量が約1000mmと少ない。このような気候条件を活かして水稲、果樹、野菜、花卉など幅広い品目で高品質な農産物を生産し、産地化を進めている。遊休農地は約9割が1000u以下の農地。 遊休農地の総面積は約250haだが、大きな遊休農地(1000u以上)は減少し、狭小な遊休農地(1000u以下)が増加傾向。2018年で安曇野の空家は6020戸(空家率は14.6%)。2017年に空家に関する情報提供の「空き家バンク」を 開設をして活用されている。

■安曇野は山に囲まれた田園地帯で、ワサビ畑や果樹園、美術館、温泉など魅力的なスポットが点在。
〜2021.12/12;「安曇野サイクルロゲイニング」。ロゲイニングと言えばコンパスや地図を使って、決められた場所を時間制限以内に巡っていくポイントを集めるスポーツ。ただし、今回は「観光」にスポットをあて制限時間は設けず、長期間開催。 期間中に安曇野の観光スポットや、安曇野ならではの飲食店を巡ってポイントを集めるイベント。サイクルロゲイニングはどこから巡ってもOK!HPまたはお店で配布されているマップをゲットして、各スポットをどんな風に巡るか考えながら回る。 自転車で決められたチェックポイントを目指す。自転車はレンタサイクルでもマイ自転車でもOK。チェックポイントに到着したら、フォトスポットで写真を撮影。撮影した写真がポイントの証明。また、スポットによっては、料理を食べたり商品を 購入すると追加でポイントをゲットすることが可。穂高駅前にある観光情報センタで、スタッフに写真を見せるとポイントを計算してもらえる。獲得したポイントは、イベントが終わるまで残るので、期間中何度でもチャレンジすることができる。 ポイントは、春・夏・秋とシーズン毎に集計され、各シーズンの上位1-3位には、安曇野の特産品の詰め合わせセットがプレゼント。また、1度でも参加すれば抽選で5組10人に安曇野の宿泊施設で使うことができるペアチケットが当たる。 一般社団法人安曇野市観光協会は「安曇野市は、春夏秋冬いつ来ても季節毎の見どころがあるので、ぜひ足を運んでほしい」と。

■安曇野市は、地域の美術館や博物館、資料館などを楽しく巡ってもらおうと、「あづみのミュージアムカード」を発行。
各施設の代表的な所蔵品などを紹介する写真と解説文、施設の情報などが盛り込まれており、コレクター心をくすぐるシリーズになりそう。3/下から来館者に配布予定で、安曇野と大北南部の33施設が参加。公立の施設のほか私立の美術館、 図書館もある。カードは名刺より一回り大きいサイズで表に写真、裏面に解説と施設紹介が記載されており、QRコードも添えた。施設を巡り、カードを複数枚集めた人だけが入手できる「プレミアムカード」も用意。写真は各施設の学芸員らが 選んだ。「豊科近代美術館」の「カテドラル」、碌山美術館の「女」といった著名な作品のほか、戦国武将・織田信長の朱印「天下布武」、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞トロフィーなど、知る人ぞ知る一品も登場。感染拡大で来館者の減少が 続く文化施設の利用を促進する事業として企画。予算は100万円、各施設に500〜2000枚置ずつ予定で、計3.7万枚を用意。市文化課は「文化施設の見どころが詰まっている。カード収集を楽しみながら安曇野をもっと知ってほしい」と。

■安曇野市は市内に多くある文化施設などを巡ってもらおうと、美術作品の写真や解説を掲載した「あづみのミュージアムカード」を制作した。
安曇野、大町市、池田町、松川村の33施設で3/19〜配布。カード表面には、各施設の美術作品などの写真をあしらい、裏面に解説や施設情報などを掲載。安曇野市文書館のカードでは、織田信長が満願寺に出した禁制文書に押された 朱印「天下布武」を紹介。豊科近代美術館や田淵行男記念館といった文化施設のほか、県名勝の山口家庭園、国営アルプスあづみの公園など幅広い分野の施設が参加。「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」や安曇野ちひろ 美術館、北アルプス展望美術館など近隣の施設も名を連ね、安曇野一帯を訪れてもらう。カードを5枚集めるとカードホルダー、20枚集めると限定カードがもらえる。多くの施設は、新型コロナウイルスの影響で来館者数が減少し、 カードの収集で支援する狙いもある。市文化課は「頑張っている施設を応援しながら、安曇野の文化を学んでほしい」と。なくなり次第終了。

■安曇野市は、安曇野観光を体験できるネット上の仮想空間(メタバース)の構築を進めている。
国内20-30代の若者に向けた観光プロモーションを強化することで、安曇野ファンを増やして交流人口拡大などを目指す。2024年3月完成予定。 2024-2025年度にメタバース内で受けられるサービスの充実を図る。 2023年度は約900万円をかけて、入口となるロビーに4つのルームが付いた仮想空間をつくる。小部屋では安曇野の観光ルートを体験、Instagramフォトコンテストの作品を見られるようにする。仮装空間はTOPPANが構築。 構築した仮想空間では訪れた人たちとコミュニケーションや講座、安曇野産品販売などができる。安曇野を観光で訪れるのは中高年が多く、若者を取り込んでいくのかが課題。安曇野市観光課は「市では商工を含めてDXを推進。 多くの人に選ばれる観光地にしていきたい」と。

■安曇野市は2024年度、青少年更生施設として利用された市有形文化財穂高有明の「穂高鐘の鳴る丘集会所」を改装し、美大の学生らの創作活動の場として、市民との交流の場として利用する。

■JR篠ノ井線「明科駅」周辺の再整備がまもなく終了する。
駅前広場は一部の歩道工事を残すのみで、ロータリーは車両が通行できるようになり、歩道には屋根が新設された。事業開始から5年半、安曇野市が「東の玄関口」とする明科駅周辺の新たな姿が間もなく完全な形で現れる。駅前広場は 広さ約5000u、多目的スペースのあるトイレ棟、新設したコインパーキングの利用も開始。シェルターは長さ93mで雨の日にぬれずに乗降車できそう。ガラス張りの待合所も完成。明科駅周辺の活性化を目指し、2018年度に再整備事業に着手。 駅前広場に加えて、明科龍門渕公園のトイレ改修、駅周辺の市道交差点の改良、歩道の拡幅なども行った。事業費は約16億円。JR東日本は明科駅舎の建て替えを実施し、県産材をふんだんに使った新駅舎に生まれ変わった。明科駅から特急で 長野駅まで移動して新幹線を利用すれば、安曇野から東京まで最短で移動できる。安曇野市は「以前から懸案だった交差点改良なども行い、住みやすい街となったのではないか。利便性が高まり、人でにぎわい、来てもらえる場所になれば」と。
明科駅-(特急しなの;40m,48km)-長野駅-(北陸新幹線かがやき;1h22m,227km)-東京駅(約2h10m)(\9290,乗車券\4840+特別料金\4450)
明科駅-(特急しなの;14m,15km)-松本駅-(中央東線特急あずさ;2h35s,235km)-新宿駅(約2h57m)(\7820,乗車券\4510+特急料金\3310)

■安曇野で「きんじょの本棚」が広がりつつある。
どこで借りて、どこで返してもいいまちの本棚。店舗の一角などに本を並べて貸し出す、東京町田発祥の「きんじょの本棚」は2018年に始まった。店舗や個人が本棚の店主となって本を貸し出し、現在の本棚の設置場所は172ヶ所近くある。 本の冊数や本棚の形、開所時間など運営スタイルは店主にお任せ。県内の1ヶ所目は2022.5月、天然石と自然雑貨の穂高有明「水晶の森」に設置した「水晶の森信州安曇野1号店」。その後、安曇野や松本でも増えてきている。貸し出す本には 本棚名を記したラベルを貼るため、返された本がどこから来たか分かる。本棚巡りを楽しむ人もおり、都内から水晶の森を訪れた人もいたという。「店主同士がつながったり、店主と借りた人が仲良くなったりと、本を通じた交流が生まれる。 安曇野を中心に本棚が広がっていけば」と店主。店主になるには「きんじょの本棚」(HP)から申込む。
穂高有明;「水晶の森信州安曇野1号店」、穂高有明;「秀太郎工房店」、穂高駅前;「ひつじ屋店」、穂高;ラーメン仙店、三郷小倉;「安曇野地球宿店」、豊科「まなびのいえめぐる文庫店」、松本;「のらどこ店」、松本刈谷原;「ともしび店」等

■安曇野市と市観光協会、安曇野で暮らすように泊まる実行委員会などでつくる「安曇野サイクリングブランド化推進室」は2021年度、トイレを借りたり、道案内を受けたりできる施設・サイクリングオアシスを落とし込んだマップを作成した。
このマップを使って美術館やお土産店、飲食店など15ヶ所を自転車で回った人がいるなど観光客から好評を得ており、2022年春の「穂高神社」の「式年遷宮」に向けてさらに活用を図る考え。飲食や宿泊といった観光関連施設だけでなく、 ホームセンタや民間事業所なども取り組みに協力し、58施設を掲載。マップを持って自転車でサイクリングオアシスを訪れると、施設の使用がなくてもトイレが借りられる、道案内などの相談を受けてもらえる、テークアウトがある、特典がある などのサービスを受けられる。安曇野の田園風景がデザインされたA3のタペストリーがサイクリングオアシスの目印で、タペストリーには、その施設で受けられるサービスを示す缶バッジが付けられている。マップはA2判のフルカラーで、 折り畳んでA4で持ち運べる。各施設の名称や受けられるサービスなどが載っている。市観光協会で取り組みに協力する施設の受け付けを続けており、初版がなくなれば最新情報に更新した第2版を作成する。マップは穂高の市観光情報センタ などで入手できる。同協会は「周遊観光の推進を目的に、他業種間連携を視野に入れて作った。より良いものにバージョンアップしていきたい」と。

■安曇野市は地下水や湧水などの魅力を発信する「あづみの水結登録制度」のロゴマークを決める一般投票を行っている。
「あづみの水結登録制度」は水を守るために行動する人材の発掘と活動の輪を広げることを目的に発足。2022年4月から申込み受付を開始。登録できるのは、水環境の保全に取り組んだり、魅力をPRしたりと、水に関する活動ができる個人や 企業などで居住地は問わない。3月には登録証を発行、申込者に交付。登録者は2023年度から「SNSで安曇野の水資源を紹介した」「地下水に影響が出ないよう農薬の使用量を減らした」など、自分が行った活動を市に報告。市は集まった 活動情報を登録者と共有するほか、清掃活動やイベントを発信して参加を呼びかける。市環境課は「安曇野の水に関心があるだけでも登録できる。登録者同士の新たなネットワークができることで、自主的に集まるなど活動の輪が広がっていけば」と。 新たに作成するあづみの水結ロゴ案は青と緑を使った爽やかな印象で自然、山、湧水などが表現。投票結果は3月に発表。決定したロゴマークは登録証にも入れるという。 投票は1人1回。あづみの水結ロゴマーク投票「ながの電子申請サービス」と、市役所環境課、穂高、三郷、堀金、明科の4支所で受付。(締切;2/8)

■安曇野市は市HPで地図「あづみのマップ」に水道水を無料でくめる場所を示す新たなマークを加えた。
持参したマイボトルに給水してもらうことでプラスチック削減につなげ、地下水100%のおいしい水道水をPRする。屋外にある水道は冬季閉栓しているが、3/中-3/下に再び開栓されれば地元住民や観光客、サイクリストらの利用促進が 見込めそう。しずくの中に「水」の一文字が入ったマークが給水可能な場所で約40ヶ所。市が2021年度以降に設置を進めている給水ステーションに加え、公園や体育館、公民館などにマーク。スマホのGPSを活用すれば現在地周辺の地図が 表示されるため、近くの給水場所を簡単に探すことができる。市は今後、取り組みに協力してもらえる民間の店舗にもマークを付けていく方針。春の観光シーズンに向けて準備を進める。市はオリジナルマイボトルを発売するなど、水道水の PRと利用促進の取り組みを進めてきた。市経営管理課は「マップでこれまで気が付かなかった給水場所にも気付いてもらえると思う。出歩いている時にスマホで探して使っていただければ」と。

■田園風景が広がる農業が盛んな堀金烏川にある道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」
安曇野にある唯一の道の駅は1998年4月に開設した「アルプス安曇野ほりがねの里」(普通車P162,大型P10)
その中心的施設は「旬の味ほりがね物産センタ」。店内には地元の農家の新鮮な野菜が並んでいます。みずみずしいトマトやキュウリなどの朝積み夏野菜が並びます。目揃会を開き、品質を均一に維持。種類ごとに値段を統一。地元農産物で 作った加工品のおはぎ、おこわ、「おにぎりの友」(キュウリの漬物と黄こしょうのみそ漬け)などいろいろ。センタ内には食堂「かあさんのおむすびの店」があります。元々は組合員の休憩所だったところで、「おにぎり定食」(\750)は手作りの おにぎり2個にみそ汁、季節の食材を使った小鉢で人気の定番メニュー。1987年旧堀金村の直売所として誕生。1991年堀金新鮮市はプレハブで営業。1996年「旬の味ほりがね物産センタ組合」が発足、1996年5月現在の直売施設と加工施設が完成。 2003年に堀金の農家でつくる農事組合法人「旬の味ほりがね物産センター組合」を設立した。現在の組合員は130人(発足時は161名)。施設は安曇野市所有。2006年9月から安曇野市指定管理者として、直売所と加工施設の維持管理・運営中。 組合長は「組合員は自らが出資者でもあり、自分たちが物産センタを経営しているという気持ちで、品質には特に気を使っている。ぜひ訪れて安心・安全な野菜を買い求めてください」と。
施設南の休耕田では例年8/上-8/中にヒマワリ畑(約60a)が見頃を迎えます。ヒマワリは草丈150cm、3-4万本が咲きそろう。6月に種を撒き、8/中に見頃を迎え、8/下までまで楽しめます。常念岳を背景に黄色い大輪の花が畑一面に咲かせ、 訪れる人の目を楽しませてくれます。今では「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)のひまわり畑のほうが有名かな?。
(問)旬の味ほりがね物産センタ(8:30-17:00) TEL 0263-73-7002

■豊科「豊科郷土博物館」に階段用の昇降機設置を検討する。
豊科郷土博物館の2Fには企画展を行う展示室や講座で使用する学習室があるものの、2Fに上がるのには階段しかない。誰もが使いやすい施設にするため、昇降機の種類や設置が可能かなどについて早期に結論を出す。安曇野市議会6月定例会で 教育部長が答えた。階段用の昇降機は、階段に設置したレールに沿って上り下りする機械で、高齢者や障害者などの移動を手助けする。付属の椅子に座って移動したり、車椅子に乗ったまま使用したりできる多様なタイプがある。1979年に 完成した豊科郷土博物館には階段が2ヶ所、幅は広く手すりがあるものの比較的急な構造。新型コロナ禍の影響で以前より落ち込んでいるものの、2022年度は6682人が入館した。「使いやすい施設にするためどうしたらいいのか考えていきたい」と。

■安曇野市教育委員会は、「安曇野市誌」ブックレット第1弾として「安曇野の道祖神ものがたり」を刊行した。
市誌編さんに向けた調査・研究成果の中からテーマを設け、専門調査員が分かりやすく解説した冊子で、地域を深く知る入門書としても最適。「道祖神ものがたり」は国学院大学名誉教授の倉石忠彦さんが執筆。時代とともに呼び名が 変わったり役割が増えたりする中で、一人神から二人神になった変遷をまとめ、安曇野の道祖神の姿を豊富な図と写真で分類した。道祖神の誕生を、神話や伝説を基にした物語形式で解説するなど、小中学生でも楽しく読めるように 工夫してある。倉石さんは道祖神の歴史は、生活を積み重ねてきた人々の歴史と共にあったと。道祖神伝承の変遷は、安曇野に暮らす人々の変化の一側面であると指摘。ブックレットは市誌への関心を高め、調査や研究結果を市民に 還元するために作成した。今後も民俗や考古学、自然などさまざまな切り口でテーマを設定し、随時刊行していく予定。市文化課は「市誌というと硬いイメージがあるが、とっつきやすいブックレットに仕上げた。気軽に読んでもらえたら」と。 1000部限定,A5判,95頁,オールカラー(\500/1冊)。豊科郷土博物館と市文書館で販売。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263-71-5123

■安曇野市は、市誌の中から小冊子「安曇野市誌ブックレット」を発行した。
第一弾は「安曇野の道祖神ものがたり」。今後、年1,2冊のペースでシリーズ化し、順次刊行予定の市誌の内容を一足早く読者に届け、市誌を身近に感じてもらう。第一弾は市誌編さん専門調査会の専門調査員で国学院大名誉教授の倉石忠彦さんが 著した。男女2人の神が仲良く並ぶ双体像碑が数多くあり「道祖神の里」といわれる安曇野を中心に、道祖神の「誕生」「姿」「祭り」の3部構成。市誌子ども編が編まれることも念頭に小学校高学年にも関心を持って読んでもらえるように 「道祖神三兄弟」の神話や伝説などは大胆な再話を試みた。双体像の手の取り方や酒器を持つ姿、衣装、袖の形もさまざまであることを写真やイラストでも示しつつ「多様なイメージを道祖神は許容する神」と。市は合併15年を機に2020年度に 市誌編さんを始め、現在、民俗編を作業中。今後、原始・古代編、自然編なども編さん。各専門家がテーマを選びブックレットを執筆していく。市教委文化課は「旧町村誌以降の空白を単に埋めるだけでなく通史的で、市民が郷土をより 理解できる市誌を目指している。ブックレットでその一端に触れ、市誌刊行を楽しみにしてもらえれば」と。B5判,96頁,1000部作製。(\500)。豊科郷土博物館、市文書館で販売。
(問)安曇野市文書館 TEL 0263-71-5123

■穂高の等々力町区は明治〜平成期に記された区の記録文書の整理に取り組んでいる。
公民館で保管していた財政や耕地、祭りに関する文書、日誌など計297点を内容ごとに分類し、目録を作成。今後は文書を参考に区の年表も作る予定で、「自分たちが暮らす地域の近現代史を次世代に引き継げれば」と。文書は1891年〜2009年の もので、総代が付けていた年度ごとの日誌や耕地費の明細帳、収支明細帳などがある。公民館で保管されていたが、区は2022年度、事業計画で「区保有の古文書の整理」を重点的な取り組みに掲げ、文書の分類と目録作りに取り組んできた。 目録の作成については安曇野市文書館の助言も受け、財政関係、神社・祭典関係、日誌など11分類に仕分けた。特に祭りの歴史、耕地から区への移行時期に注目しながら、日誌と明細帳を照らし合わせていった。整理により、穂高神社の 御船祭りで行われる御船のぶつけ合いの記録は1946年以降から始まっていることや、耕地という名称は明治から大正にかけて徐々に「区」に変化していったことなどが分かったという。1961年の日誌には御船のぶつけ合いで拝殿の一部が 壊れた記録があったりと、興味深い記録も多かったという。文書は年表の製作に活用後、市文書館に寄贈。館長は「明治以降の区や隣町の行政資料は、公民館の新築などに合わせて処分されてしまうことがあるので貴重。当時の生活ぶりを 知ることができる」と。

  ■三郷小倉の「黒沢洞合自然公園」近くの森林で計画されている太陽光発電施設の建設について、2/9;安曇野市は事業を「不認定」とした。
広範囲にわたる樹木の伐採で景観が著しく損なわれるとし、周辺住民の理解が得られていない。事業を巡っては地元住民らから反対の声が上がり、約6000人分の反対署名が集まった。 公園北側の民有林約6000uを伐採し太陽光パネルを設置する計画。建設予定地の立地や建設規模から、市の土地利用制度では地元説明会の開催が必須となる「特定開発事業」に当たり、2021年に住民向けの説明会2回、2022年4月に公聴会が開かれ、 建設会社は11月に市に対して特定開発事業の認定申請。市は「市の適正な土地利用に関する条例」に照らし、公園周辺の景観は貴重な文化的財産で、その重要性と比較して、建設計画の実施はやむを得ないものではない。申請者は再度の説明会や 資料提示といった住民らの要望に応えず、理解を得るに至っていないと判断。市土地利用審議会は1月、樹木の伐採で土砂災害の危険性が高まることなども考慮し、「認定すべきではない」と結論付けた。特定開発事業の認定は市長決裁。 太田寛市長は「公園一帯の自然は教育資源としても活用できる。地元住民や子供たちのために残すべきと考えている」と。署名活動を展開した住民有志でつくる「黒沢洞合の里山を未来の子どもたちに残す会」は「公園一帯の環境や景観が、 市民にとっても大切な場所とされたのがうれしい。今後も守っていけるよう、市も考えていってもらえれば」と。

■堀金烏川・穂高エリアの「烏川渓谷緑地」で「スノーシュー」
蝶ヶ岳・常念岳を源とした烏川沿いに広がる河畔と森林。冬は雪に覆われたモノトーン世界。静寂した中、川のせせらぎを聞きながら散策・自然観察が楽しめます。森林エリアをスノーシューで歩く。 環境管理事務所の駐車場とトイレは利用可。〜3/末;一部施設(小野沢,須砂渡の駐車場等)は冬期閉鎖中。
場所は水辺エリア;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)〜「ほりでーゆ〜四季の郷」(須砂渡キャンプ場)、森林エリア;穂高牧「穂高CC」,「あづみ野CC」の奥にある「穂高ビューH」,「Hアンビエント安曇野」近くの森林エリア。
(問)県烏川渓谷緑地環境管理事務所 TEL 0263-73-0203

■豊科南穂高の「安曇野スイス村ハイジの里」は県内最大級のJA直売所。
2016年6/5にJAあづみ農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」がオープン、2023年で8年目。売場面積は約690u。売上げは2022年度7.5億円。2023年度の売上げ目標は8億円。2016年のオープン以降毎年1億円、売上げを右肩上がりに伸ばし続けている。 来店客は累計450万人。「ハイジの里」には700人以上の農家が登録され、新鮮で安全・安心な地元の農畜産物などを取り揃えている。広大な施設で店内には毎朝、農家が持ち込む新鮮な野菜や果物、手作りの惣菜、お弁当、鮮魚・肉、花、特産物など品揃えが豊富。 旬のスイカやモモ、ブルーベリー、プラム、プルーン、ぶどう、スイートコーン、新玉ねぎ、きゅうりなども発売。波田特産の「スイカ」は糖度が増して甘くておいしい。
事務所入口には「毎日の売上げランキング」を貼り出し、農家の名前が書いてあり、農家のやる気をアップさせているという。
(9:00-18:00,毎月1日定休,土/日/祝は営業,P140)
(問)安曇野スイス村ハイジの里 TEL 0263-87-0812

■安曇野や松本の建築士、製材加工業者らが2023年度、木材の地産地消を促進するプロジェクト「あづみの木暮らし」に乗り出す。
地域材への需要があっても供給できる量や時期が見通せない例があるため、地域材を求める建築士、森林組合などで需給情報を共有し、適切に供給できる仕組みを築く。価格を抑えるため、1本の丸太から多くの部材を製材する方法も検討する。 プロジェクトは安曇野市で進める里山再生活動「さとぷろ。」に参加する建築士や製材加工業者など。市耕地林務課によると、地域材は供給量が少なく、供給時期も定まらないため、一般的な木材の流通市場では扱われにくい。メンバーで 建築士は2022年秋、床材に地域材を使う予定で住宅の設計を進めたが、供給のめどが立たず、別地域の木材に切り替えたという。プロジェクトでは4月以降、建築士や工務店は建築予定の棟数を、森林組合や山林組合は伐採する量や時期を、 製材加工業者は在庫量などを申告し、クラウド上で共有。需要に応じて地域材を供給できるようにしていく。市有林で伐採した木材を中心に供給を始める計画。参加する木材加工販売会社は「需要を見通せることで、長期間在庫を抱える ストレスがなくなり扱いやすくなる」と。割安な価格での提供を目指そうと、無駄の少ない製材方法も研究。通常は1本の丸太から柱や梁などの構造材を製材し、残った部分はチップやパルプにする場合が多いが、同社では構造材に使う 部分以外から壁や床、天井に使う板材や間柱などを製材することも検討している。2023年度は試験的な運用を進め、地域材を使った物件の見学会なども開催。2024年度以降、参加事業者を増やしていく計画。「民間の力を生かし、里山の環境を 守る地域循環につなげたい」と。

■穂高有明立足区の住民有志らが2023年度、農作物を食い荒らすニホンザルの出没を防ごうと、遊休農地でホウキモロコシの試験栽培に取り組んでいる。
猿が食べない農作物を育てて人里から遠ざけつつ、収穫したホウキモロコシの穂で昔ながらのほうきを作る。「安曇野ほうき」として地域で特産化することを夢見る。「安曇野ほうきプロジェクト」と銘打った取り組みで、地元のクラフト作家 や明科七貴のほうき作家、わら細工作りをしている池田町会染の4人が携わる。立足区では遊休農地のリンゴやクリを狙って猿や熊が出没するようになっている。「農作物は片っ端から食べられてしまうので、この地区では畑ができない」と。 現状を打開しようと、地元の住民ボランティア組織「ささえ愛の会」が2022年、関係団体の協力を得て遊休農地約1haで放置された果樹を切り、草刈りをして見通しをよくする活動を始めた。草刈りをしただけでは農地がもったいないと、 同プロジェクトが始動。松本市芳川の「野溝ほうき」を学んだほうき作家が賛同し、春に約3aで種まきをした。生育は順調だが「穂が最後まで猿に食われずにいくかどうか」と。8/中には収穫と脱穀を予定。「ほうき作りの講習などが できたら地域が活気づく」と期待。プロジェクトはホウキモロコシの脱穀に使用する「足踏み脱穀機」「発動機付」を譲ってくれる人を探している。

■安曇野市は西部山麓でニホンザルの農業被害が目立つため、猿を山へ追い払う臨時職員を新たに雇う。
自治体が猿の追い払いを専門に担う臨時職員を採用する例は全国的に珍しい。7/8;鳥獣害対策支援の環境コンサルタントから「群れは雌が率いるので、雌を追うように」などと説明を受けた。その後、 穂高有明の有明山神社周辺で追い払いの実習をした。穂高、堀金、三郷の山麓部で猿による農作物被害などが顕著になっている。従来の駆除に加え、徹底的に追い払うことで、里に近づくと人に追われるという意識を猿に植え付けることに したという。臨時職員の定員は300人。1回2H程度の活動で\3500の報酬を想定。4〜5月に希望者を公募、市内外の男女計74人が応じた。講習会は7/9にかけて7回開催。応募者はそのどれかに出席して基本知識を学び、選考試験に当たる 「習熟度確認テスト」を受ける。選考を通過した職員は8/8から活動する。

■安曇野市が西山山麓で人里を荒らす猿を追い払うために隊員を一般募集した「ニホンザル追い払い隊」が8月に始動する。
74人の応募があり、隊員としての技術を学んだり資質を確認したりする講習会を終えた。最初の1-2ヶ月間は試用期間として穂高で活動し、その後は堀金と三郷にも拡大予定。隊員は非常勤公務員で定員は300人。今後も随時募集。市によると 地域住民が猿の追い払いを行う自治体はあるが、市が技術支援の業務委託をしているBO-GA安曇野オフィス所長は「これほどの追い払い隊を組織するのは全国で他にはない」と。西山山麓ではニホンザルが出没する地域が広がっており、 農作物を荒らしたり住民を威嚇したりする事例が頻発。群れは8〜9群、特に穂高有明では群れの個体数が約100匹と大規模化しているという。市は、追い払いによって猿の警戒心を高める考えで、基本的に毎日6〜7人で行う。活動に当たっては、 雌の猿に取付けてある発信器で群れの位置が分かるシステムを活用。隊員は市貸与のビブスを着用して身分証を携帯し、群れに歩いて近づいて山に追いやる。ロケット花火やエアガンなどの「飛び道具」、爆竹は安全のため使用しない。 追い払いは継続が重要で、3年後に人里への出没頻度が低下した事例があるという。市はこれまで行ってきた捕獲・駆除も並行して取り組む。安曇野市耕地林務課は「初めてのことなので効果は未知の部分もあるが、地域住民の理解と協力を お願いしたい」と。

■安曇野市は2023年度、人里に出没するニホンザルの追い払いなどに取り組む「鳥獣被害対策実施隊」の隊員を市民から募集する。
ハンターだけでなく、広く市民の協力を得て猿害対策を進める。被害の大きい穂高、三郷、堀金にかけて整備されている侵入防止の電気柵の点検・保守も活動内容に加える。 2023年度一般会計当初予算案に、隊員たちの報酬として630万円、雌ザルにGPS発信器を装着するための事業費として600万円を計上。GPSの首輪を付けたサルを現在の3頭から11頭まで増やす。サルの位置情報はスマホで確認でき、効果的な 追い払いにつなげる。隊員は市長が任命し、報酬は半日で\3500を想定。野生動物全般の被害を防いでいる広域電気柵の保守も任務に加えることで、管理を担う地元区の関係者が隊員となれば報酬をもらうこともできる。2021年度のニホンザルに よる市内の農作物被害は約120万円、網戸を開けて民家に侵入したり、人の姿を見ても逃げずに威嚇したりするサルもいる。「サル被害の少ない住環境を目指して対策を行っていく」と。

■安曇野の里山再生計画に基づく「里山木材活用プロジェクト」は、木を伐採する森林組合と、板や構造材に加工する事業者、加工された木材を活用する設計士らが情報を共有する新たな仕組みを構築。
インターネット上で伐採の計画と在庫のある材、住宅などの建設で使用する材の情報を共有することで安曇野産の木材の地産地消を進める。情報共有の仕組みはほぼ完成しており、微調整を経て年内に試験運用を始める。「木材活用見える化シート」に 森林組合は伐採地や樹種、樹木の平均直径、量などの伐採計画を、事業者は材の規格や価格、数量をそれぞれ記入する。設計士はどのような建物を建てるのに何の材が必要なのかを記載することで、供給側と需要側をつなぐ仕組み。 「安曇野材がいつでも活用できる環境をつくろう」と市耕地林務課。情報共有によって需要に合わせた伐採や製材、伐採の計画や在庫の材を参考にした設計につなげる。林業全体が利益を上げやすくなり、地元材の活用とともに里山の整備促進にも つながればと期待。市内では太平洋戦争後に植えられたアカマツが伐採時期を迎えている。市は「遠くに木材を運べば移送のためにCO2が排出される。SDGsの観点からも地域で回せていけるのが理想」と。

■安曇野市は、市の概要や政策などを分かりやすくまとめた「市勢要覧」を、2011年以来12年ぶりに全面改訂した。
市が他都市を訪問した際に説明で使う資料となる他、今後は移住希望者に配るなど移住促進にも活用する。安曇野ならではの美しい景観を捉えた写真をふんだんに使い、近年力を入れる「アウトドアスポーツ聖地化」にも焦点を当てている。 農産物紹介では、市産の食材を使った華やかな料理の写真を見開きで掲載。裏表紙のQRコードを読み取ると、安曇野の特徴である複合扇状地をVRで見渡すこともできる。市政策経営課は「住み慣れている地域にこんないいところがあると、 あらためて知ってもらえれば」と。安曇野市役所窓口で配布。(A4判28頁,1000部発行)

■安曇野市は、中房渓谷の「有明荘」のあり方について、改修経費などを差し引いた額で民間譲渡する案と、市が大規模改修をして指定管理者制度の下で維持保有する案の2案を、2/10;市議会全員協議会で示した。
4月から市民説明会を開いて意見を判断の参考にする。有明荘は、北ア「燕岳」の玄関口に位置し、旧有明村の村営温泉として1951年に開設。1953年に現在の本館部分が整備された後、1994年に新館の増築に合わせて大規模改修が行われた。 燕山荘が指定管理者。市は、有明荘が山岳観光の拠点施設として大きな役割を担っていることから、施設の充実を図るため、専門業者に基本設計業務を2020年度委託してあり方を検討した。老朽化と耐震強度不足の課題を抱えている有明荘は、 必要な大規模改修で2.7億円、同規模で建て替えた場合は8.4億円の費用がかかる。基本設計業務の報告書の中で「山小屋と連携した麓の山岳観光拠点」との方向性が示され、手法として民間譲渡と市保有の2案が有力となった。民間譲渡は民間の ノウハウを生かしたサービス提供が可能な一方、譲渡先の経営状態によって施設の運営が左右される心配がある。市保有の場合は手ごろな価格でのサービス提供が可能だが、大規模改修による財政負担が大きいといった短所もある。 市観光交流促進課は今後について「調査結果を踏まえて市民に説明し、方向性を探りたい」と。

■北ア「常念岳」(標高2857m)の山肌に、「常念坊」の雪形が現れた。
とっくりを持ったけさ姿の僧侶の姿が浮かび上がり、安曇野やその周辺から望むことができる。4/23;まだ手の部分が完全にはつながっていないものの、常念坊の頭やけさ、とっくりの形がくっきりと見えた。4/17;降雪で一度姿を消したが、 その後天気のいい日が続いて再び雪解けが進んだとみられる。常念岳には今後、常念坊と入れ替わるように残雪で作られる雪形「万能鍬」が現れる。山岳写真家でチョウの生態研究をした田淵行男は、雪解けに伴って現れる岩肌で作られる 雪形を「ネガ型」、残雪で作られる白い雪形を「ポジ型」と称した。著書「山の紋章・雪形」では、常念坊と万能鍬について「二つの雪形は、いずれも前常念岳の東面に刻み込まれ、ポジ型、ネガ型を並べているのも面白い」と。

■安曇野を流れる犀川を挟んで北アルプスに対峙している明科光のビュースポット「長峰山」(標高934m)
長峰山は川端康成や井上靖、東山魁夷が絶賛した雄大な眺めを堪能できます。展望台からは、大滝山・蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・東天井岳・大天井岳・燕岳・有明山・北燕岳・餓鬼岳・針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・ 白馬三山まで一望できます。山頂は開けた草原で、旧明科町の1971年100年記念、長峰山林道開通、明科町商工会創立10周年で「歴史の塔」が建てられています。塔は高さ約10mの鉄製で「過去」「現代」「未来」を3つの輪を連結させた姿という。 2014年に更新した高さ13.5mの展望台。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流の扇状地には安曇野の田園風景が広がっています。秋にはマツムシソウ、ワレモコウ、タムラソウ、ススキなどが生えています。春は桜、秋から冬は空気が 澄んでいるため、美しい山容が見られます。
長峰山頂(934mの)南側には1995年7月にオープンした森林体験交流施設「天平の森があります。
交流センタ(管理棟)、AC場、コテージ、天文台。展望風呂は檜風呂で窓から北アが眺められます。内風呂で大きなガラス窓。お湯は安曇野のわさび田から湧き水を引き上げ、温泉成分を加えた人工温泉。(展望風呂;男女別内湯のみ,宿泊者無料)。 天文台は400mm反射望遠鏡を設置、天文同好会が天体観測(毎週土曜)を行っています。4/下-10/末;AC場(オート:9区画,芝生サイト)、コテージ6棟。BBQハウス、天文台、食堂(うどん・そば・定食など)。管理棟、売店、食堂、炊事棟、水洗トイレ、 ランドリー、風呂、自販機などあり。12/中〜3/中休館。JR明科駅から車15分。
豊科田沢から光城山山頂への林道城山線(3.9km)、明科中川手から長峰山山頂へ林道長峰線(6.7km)。林道は冬季閉鎖。他に明科から天平の森への登る細い林道あり。
(問)天平の森 TEL 0263-62-6235

■10/30;安曇野の「光城山」(標高912m)で桜の保全活動に官民連携で取り組む「光城山1000人SAKURAプロジェクト」は桜を植栽した。
メンバーや地元住民など約30人が長寿で病気に強い神代曙の苗木16本を植え付けた。1.6mの高さの苗木を、肥料や腐葉土を混ぜ込みながら、中腹までの登山道沿いに植えた。プロジェクト会長は「場所によってはうまく根付かないので 何年も掛けて地道に続けないといけないが、自分で植えると愛着が生まれる」と。登山道沿いの桜並木が織り成す桜トンネルは「昇り竜」として親しまれている。寿命を迎えた木も多く、プロジェクトは2014年度から植栽作業を始め、 2021年度までに約640本の桜を植えた。

■4/初;明科中川手の「龍門渕公園」で桜見頃。
龍門渕公園には現在、ソメイヨシノなど約60本の桜が立つ。公園には100本を超える桜が植えられ、満開の頃にはBBQなどをしながら花見を楽しむ人たちでにぎわう。しかし、年を経た木が病害で枯れ、伐採されるなどして数を減らし、 訪れる人も少なくなってきました。まちづくり委員会は「夏はアヤメ、秋は紅葉など四季を通じて美しい場所。イベントなどで、明科の魅力をどんど発信していきたい」と。龍門渕公園は水のある風景がきれいな公園で、犀川沿いの柳の新緑と 満開の桜は絵になります。前川ではカヌーと桜の共演が見られます。初夏にはあやめや花しょうぶがきれい。以下は「明科さくらまつり」の写真。
■9/13;安曇野市太田寛市長は、明科にアウトドアスポーツの拠点となる施設整備を進める考えを示した。
明科にはウオータースポーツやスカイスポーツ、トレッキングといったアウトドアの多くの資源があるとし、「明科には大きな河川があり、ウオータースポーツに適した多くの資源がある。拠点施設は必要と考えており、面としてつなげて 活用するには拠点となる施設が必要。過疎債も活用して整備していきたい」と。国が4月に明科を過疎地域に指定したことから、拠点施設の整備には起債の一部が後年度に交付税措置される過疎対策事業債の活用を視野に入れている。 市は過疎対策事業債を活用するために必要な市過疎地域持続的発展計画を策定中で、市議会12月定例会に議案として提出する。その計画案に拠点施設の整備を盛り込む方針。明科は犀川など河川環境に恵まれており、「ウオーターフロントで 市民や観光客が憩える場にしたい」と。さらに、アウトドアスポーツと、明科の風物詩「あやめ祭り」や花火大会、明科ゆかりの薪能などの特色や歴史ある自然・観光・文化資源も「面的に捉えていきたい」とし「河川改修も視野に入れる」とした。 太田市長は河川でのカヌーやラフティング、長峰山のパラグライダー・ハングライダー、旧国鉄篠ノ井線廃線敷でのトレッキング、かつて構想があった東山でのトレイルコースなどを挙げ、「計画策定に当たって十分参考にしたい」と。 明科駅は都心から特急あずさよりも、新幹線で長野駅経由で特急しなのに乗り換えたほうが短い。「東京から一番近いところが明科」とし、「大々的にPRし、多くの人に来てもらいたい。そして地域も活性化する方向性を考えていきたい」。 市スポーツ推進課によると、明科には龍門渕公園内の前川に国内屈指のカヌーコースがあり、全国の愛好者を集めたスラロームの草レースが開かれているほか、犀川ではゴムボートを使って川を下るラフティングも楽しめる。シドニー五輪 カヌースラローム日本代表で、龍門渕を練習場所にしている安藤太郎さん(松本)は「明科はリバースポーツをはじめとしたアウトドアのポテンシャルが高い。日本一の場所に育てることも可能ではないか」と。

■3/23;安曇野市は2050年までにCO2排出量実質ゼロの実現を目指し「安曇野ゼロカーボンシティ」を宣言した。
市民、事業者、行政などが共に気候変動に危機意識を持ち、郷土の景観、自然環境を守り、次世代に継ぐため、脱炭素社会づくりを進める。地球温暖化対策のため2023-2030年度に取り組む実行計画を策定。2030年度のCO2排出量を2013年度比50%削減を目標に、 太陽光発電設備と蓄電池、小水力発電設備の導入促進といった重点施策を決めた。宣言は「太陽光・水力・バイオマスなどにより、エネルギーを自給自足化します」「化石燃料に頼らない交通手段を選択し、環境負荷の少ない持続可能な暮らしに転換します」 など市を挙げた取り組みの推進を高らかにうたう。太田寛市長は「屋根置きの太陽光パネルの設置促進や育樹・植林活動などに多くの市民の協力を得て、カーボン発生を抑えたい」と。再生可能エネルギーとして、農業用水の流れで水車を回して発電する 小水力発電の導入には「安曇野は平たんで拾ヶ堰などの農業用水もゆったりと流れ、相当知恵を絞らないと難しい」と、県企業局に調査を依頼。「適地があれば、地元の土地改良組合の協力も得てやっていきたい」と前向きな姿勢。

■安曇野市は農地付空家の利活用を進めるため、市空き家バンクに登録された物件を購入した移住者が取得できる農地の下限面積を引き下げた。
地域再生法の特例措置「既存住宅活用農村地域等移住促進事業」を活用した全国初の取り組みで、農業に関心がある移住者のニーズに応え、空家と遊休農地の解消を目指す。現行の農地法では、新たに取得できる農地の下限面積を原則50aと 定める。市では豊科・穂高で40a、三郷・堀金で50a、明科で30aと地域別に下限面積を規定。1aは100u。一方、移住者は家庭菜園規模の小さな農地を求めていることが多く、下限面積の条件が農地付空家の利活用のハードルになっていた。 市は農業委員などをメンバーとする「市地域再生協議会」を立ち上げ、10/1;「市既存住宅活用農村地域等移住促進事業計画」を策定。市空家バンクに登録された物件を購入した移住者が取得できる農地の下限面積を、市内全域共通で0.1aに 引き下げた。計画期間は2027年3/31まで。現在公布されている改正農地法では下限面積要件が廃止されることから、同法が施行されるまでの運用とする。市が7〜8月に行った空家所有者への意向調査によると、市内に農地付空家は36戸、 その所有者のうち7割は空家と農地を手放したいと回答。市移住定住推進課は「空家や遊休農地の放置はリスク、デメリットが高く、放置期間が長いほど解消が難しくなる。農地付空家の所有者に事業をしっかりPRしていく」と。

■安曇野市が制作した移住プロモーション動画が全国市町村広報紙と映像を対象とした「全国広報コンクール2023」で受賞。
広報あづみのの2022年5月号に掲載した組み写真も佳作を受けた。同コンクールでの入賞は2009年以来。移住プロモーション動画には、あづみの移住大使を務める篠原さんがワサビの収穫や河川でのラフティングを体験したり、保育現場を 訪問したりする映像が用いられている。ドローンで上空から撮影した風景も使われ、安曇野の農業、アウトドア、子育ての魅力を視覚的にも発信。県外で開催する移住セミナーなどで活用しており、40-50代から好評を得ている。組み写真は 穂高神社の式年遷宮の写真15枚を広報紙の見開き2頁に配した。住民の表情が分かる写真が多く、安曇野市は「受賞を機により分かりやすく親しみやすい広報を作りたい」と。コンクールは前年に作成された広報紙と映像が審査対象で、映像や 組み写真など10部門に各都道府県から推薦された計448点が寄せられた。

■穂高で国内最大級のワサビ田を持つ「大王わさび農場」を運営する大王は、農場内の飲食などの3施設を全面改修して、4/16;新装開業する。

■2021.4/16;穂高の「大王わさび農場」が飲食施設を改修し、リニューアルオープン。
「癒やしと感動のオアシス」をコンセプトに、農場にオープンしたのは3つの飲食施設。売店を改修した「DAIO's CAFE」は、湧き水で入れたコーヒーやサンドイッチなどを提供、オープンデッキからはわさび田の風景を楽しむことができます。 「大王庵」は湧水で炊いたご飯「湧水飯釜」を提供。レストラン「オアシス」はわさびと合う肉料理も提供、新型コロナ対策の一環としてテラス席などを設けた。大王わさび農場は「農場の広大な景色をぜひ楽しんでいただければ」と。 4/下からGWが始まりますが、農場では消毒液や検温装置を設置するなど対策を講じて客を迎えることにしています。
(問)大王わさび農場 TEL 0263-82-8112

■2021.4/16;穂高の「大王わさび農場」の飲食施設が新装オープン。
場内の湧き水を使ったコーヒーが味わえるカフェが新設されたほか、既存の飲食2施設が、釜で炊いたご飯を提供する和食と肉料理を中心とした洋食のレストランにそれぞれリニューアルされた。滞在時間の延長や地元利用の促進などを目指し、 飲食環境が大幅に見直された。軽食も提供する新設の「DAIO's CAFE」は、農場と同じ8:00-17:00までの営業で、店内の席数は少ないものの屋外に大きなオープンデッキを備えている。ワサビ畑を眺めながら、ゆっくりとした時間とともに コーヒーなどを味わえる。和食の「湧水飯釜 大王庵」ではそばも提供。洋食の「レストラン オアシス」にテラス席が30席あり、その一部は犬を連れて入れる。ともに営業時間は10:00-16:00。大王わさび農場は飲食環境に加え 、ベビールームを総合案内所に新設するなどの取り組みも進めている。大王は「大事な来客があった際などに、地元の人たちにも利用していただければ」と。

■安曇野で産地化を目指す「陸ワサビ」の苗植えが最盛期を迎えています。
堀金のビニールハウスでは、地元の女性たちが高さ10cmの陸ワサビの苗を丁寧に土に植え込んでいた。ワサビ加工品メーカーの「マル井」とJAあづみが、産地化を目指して2020年試験的に栽培を始めたもので、2022年は15戸の農家が40aの畑で 本格的な栽培を開始。陸ワサビは湧き水で育てる「水ワサビ」とは異なり、畑に植えて育てるのが特徴で、水ワサビの半分の期間で収穫できる上、冬の農閑期に栽培できるなど農家の負担軽減や収入の安定にも期待が寄せられています。 収穫は2023年5月で、主に茎の部分がチューブ用のワサビの原料として出荷されるという。

■2023.5/15;安曇野ではハウスで育てる陸ワサビの収穫が始まった。
1株約3kgに成長した陸ワサビ。安曇野のワサビ加工・販売「マル井」(豊科)とJAあづみが陸ワサビの産地化を目指し、2020年から試験栽培を開始。ワサビ田で年間を通じて栽培する水ワサビとは栽培方法が異なり、ハウス内の畑に植えて育てます。 水ワサビは根茎(根っこ)が主、陸ワサビは根っこが短いうちに収穫。水ワサビは収穫までに15ヶ月ほどかかりますが、陸ワサビは8ヶ月で収穫できるという栽培期間の短さが特徴。3年前に3戸だった陸ワサビの農家は、2021年は8戸、2023年現在は15戸まで増加。陸わさびの苗は10月頃に植え、収穫は7/中まで続き、 2023年は26.4tの収穫を見込んでいます。JAやメーカーは100tまで増やしたいと。
わさび栽培は江戸幕末頃には栽培されており、1910年中央線開通でわさびの出荷が首都圏や名古屋に可能となり、1923年関東大地震災で伊豆わさびが壊滅し、信州わさびが脚光を浴び、本格的に栽培された。
県内のわさびの90%以上は安曇野産わさび(栽培面積;50ha,収穫量;582t)。北アの伏流水を利用した水わさびの栽培が盛んな土地でわさび生産者や加工販売メーカが多い。生産量は全国第1位。安曇野市の花はわさび。大王わさび農場だけでも 年間生産量は130t。水ワサビは水位や気候に左右されやすく栽培地も限られるが、陸ワサビは安定的に育てることができる。生産者にとって毎年同じ収量が見込める。水わさびの産地は穂高・豊科・明科、陸わさびの産地は信州新町、長野西山。 陸わさびは安曇野と大北で産地化を目指している。しかし、生産者の高齢化、生産者の後継者不足、温暖化による水温上昇、地下水の水不足による干ばつなどで、わさび農家は減少、収穫量も減少。なお、陸わさびは遊休桑園や林地の活用で 栽培面積が僅かに増加傾向。収穫した陸ワサビは短い根茎はチューブ用に、茎は刺身などに添付されるワサビに、葉は「ワサビ風味」のお菓子に利用。本物志向と和食ブームで海外でも生わさびの需要が見込まれる。
1975-2021年の長野県内のわさびの作付面積と生産量の推移
1975年;135(ha)/1470(t)、1980;156/1666、1985;191/1973、1990;192/1745、1995;175/1448(t)
2000年;124(ha)/1698(t)、2005;108/1869、2010;47/1086、2015;41/868、2020;35/876、2021;36(ha)/758(t)
2021年わさびの生産量と栽培面積
全国;1885t(731ha)=水;1216t(478ha)(66%)+陸;668t(252ha)(34%)
長野; 758t(36ha) =水; 752t(31ha) (89&)+陸; 5t(4ha) (11%)
静岡; 489t(122ha)=水; 361t(116ha)(96%)+陸;128t(5ha) (4%)

■北アの湧き水を活用した清涼なわさでわさびの生産が盛んな安曇野で、わさびの生産量を増やすため、農業用ハウスで育てることができる「陸わさび」の収穫が初めて行われた。
安曇野は豊富な湧き水を使ったわさびの栽培が盛んなところ。しかし、わさび農家の高齢化などで生産量が減少していることからJAあづみと安曇野にあるわさび加工品メーカーが2020年10月から体験農場で陸わさびの栽培を新たに始めています。 5/18;陸わさびを収穫するため市内の農業用ハウスに生産者やメーカーの担当者50人が集まりました。生産者はメーカーから収穫方法を教わると、わさびを手作業で引き抜き、葉っぱや茎を切り分けてケースに入れていた。陸わさびは 水が少なくても育てることができるほか、10月に苗を植え、5-6月月に収穫するため真夏の暑い時期を避けることができ、生産者への負担が少なく育てやすいという。メーカーは収穫された陸わさびを加工し、国内や海外にも販売する予定。 JAあづみは「わさびの生産量が減少してきたことからこの取り組みを進めてきた。夢は大きく、世界の人に安曇野ブランドのわさびを届けたい」と。
地域で普及を担うJAあづみは「普通の野菜を育てるような感覚で取り組める」と。「安曇野ではこれまであまり注目されていなかった陸ワサビだが、販売面などでも農家にとって魅力的」と。安曇野は北アからの清流によってできた 複合扇状地で豊富な湧き水に恵まれている。この水が「水ワサビ」の栽培に適しているとして、大正時代以降に生産が盛んになった。澄んだ水を生かした栽培風景はTV番組やドラマなどで繰り返し紹介され、全国的に知られるようになった。 しかし、水ワサビの栽培は機械化が難しい。水の中での作業も多く、高齢化が進む農業者にとっての負担は大きい。温暖化による収量の低下などもあって生産量は減少傾向が続いている。安曇野が大半を占める長野のワサビ生産量は2019年に 800tと15年前に比べて半減した。安曇野での陸ワサビ栽培を主導するワサビ加工品メーカー「マル」(安曇野)は「このままでは原料の安定調達が難しくなり。安曇野ブランドも生かせなくなる」と。そこで、西日本を中心に定着している ハウスを活用した陸ワサビの栽培を安曇野にも普及させようと2018年から試験研究を始めた。「陸ワサビ」は茎の部分を使用する水ワサビは水温が安定した湧き水などの流水を利用して1年〜2年育てる。根と茎の間にある芋の部分を育てて 活用するのが主目的。一方、陸ワサビは茎の部分を中心に育てて加工用に使う。「品質や味わいは遜色ない」といい、ハウスを使えば露地栽培に比べて安定的に促成栽培できるという。マル井が進めるハウス栽培の陸ワサビは、10月に植え 付けて翌年の5/下-6/初に収穫する。JAあづみは「コメ作りの期間と重ならないことも大きい」と。マル井が栽培農家に苗を供給し収穫した陸ワサビは全量を買い取る。ハウスの建設コストなどはかかるが、マル井によるとコメに比べても 高い収益が見込めるという。「仲間を増やしていくことで、安曇野のワサビというブランドをさらに国内外に広めていきたい」と。稼げる作物を作り出せればUターンやIターン、定年後の帰農など担い手育成にもつながると期待する。 高齢化が一段と進むなかで地域の農業を支える新たな取り組みに注目が集まりそう。

■ワサビの生産量が市町村でトップの安曇野市は、その生産に欠かせない地下水を守る独自の取り組みを進めている。
地下水の貯蔵量を割り出しながら、安定的な水位を保つために条例や基本計画を設けるなど、関連学会の評価も高い取り組み。北アの伏流水が流れ込み、犀川や穂高川、梓川など複数の河川が流れる安曇野は、以前から豊富な地下水に恵まれていた。 ふんだんに湧き出る地下水を使って栽培されるのが、特産のワサビ。穂高を中心に、市内にはワサビを栽培する「わさび田」が点在する。市が地下水の保全に力を入れようと考えたきっかけが、2006年2月の衝撃的な出来事だった。 豊科南穂高にある「安曇野わさび田湧水群」は、環境省の「名水百選」に選ばれ、2016年には名水百選の選定30周年を記念した同省の「選抜総選挙」で、4部門のうち2部門の全国1位に輝いた名所。そんな名所の湧き水が、2006年2月に 干上がってしまった。まもなく湧き水が回復したが、地下水保全を担当する市環境課たは「ワサビ農家からわさび田の水位が最近下がっているとは聞いていたが、まさかこんなことになるとは思わなかった」と。1986年の地下水の貯蔵量は 55億7500万m3。ところが水量は年々減り続け、2007年には54億5000万m3に。背景には宅地開発が進むことで地下に浸透する水が減り、水田の減少で地下水を供給する涵養能力が衰えたことがあるという。一方、安曇野がある松本盆地全体では、 家庭用の水需要増加などを受けて地下水のくみ上げ量が急激に増えた。1975年に6600万m3だったくみ上げ量は、1994年には2億m3。危機感を抱いた市は2006年6月「市水資源対策協議会」を立ち上げる。2010年には地下水の保全対策研究委員会を 設けて条例設置の検討に入り、2013年4月に「市地下水の保全・涵養及び適正利用に関する条例」を施行。2017年3月には「市水環境基本計画」を定めた。これらの条例や計画の中で、市は地下水のくみ上げ量に関するルールを設定した。 わさび田の水位が、栽培に最低限必要とされる1cmを切らないようにするため、地下水が最も集まる犀川と穂高川、高瀬川の合流地点付近で年間くみ上げ量を4300万m3に制限した。一方、自分たちで地下水を増やす努力も惜しまない。 収穫後の小麦畑や飼料米の田んぼに、あえて水を張ることで地下への浸透を図るとともに、底が砂利の排水路への流量を増やすなどして、年間300万m3の涵養をめざしている。また、わさび田や水路など市内14ヶ所の水位や水量を観測し、 市HPで「地下水位低下情報」を公開、住民の意識を高めている。地下水の貯蔵量やくみ上げ量を詳しく把握し、見守っている市町村は全国でも珍しいといい、2022年10月にあった日本地下水学会でも市の取り組みは高く評価された。市は 「全国に名が知られている安曇野のワサビや信州サーモンなどの特産品を守るためにも、今後は松本盆地全体で地下水を守ろうという意識を醸成していきたい」と。

■豊科田沢の「おやきの店うしこし」は香ばしい石焼きおやきの店。
創業26年うしこしさん。「暑い夏を熱いおやきで乗り切りましょう」と、表面をこんがり焼き上げた、皮がもちもちとした食感のおやき。人気は「なす」、「野沢菜」、「黒糖」「かぼちゃ」「チーズ」「激辛」など9種類を発売。(\250)
(9:30〜売り切れまて,定休水曜)
(問)うしこし TEL 0263-72-6318
※おすすめのおやき;信州ならおやきはどこでも販売されていますが、おやきの皮の厚さ、具材、焼き方が違います。
1)安曇野;スワンガーデン安曇野の「あづみ堂」、豊科田沢橋近くの「うしこし」、穂高北アルプス牧場近くの「さかた菓子舗」
2)大町;信濃大町駅前の「アルプスロマン館」、大町八坂「明日香荘」の灰焼きおやき、大町美麻の「猪乃源」の蒸しおやき、大町美麻の「麻の館」の焼おやき(今営業休止?)
3)白馬五輪道路;小川の庄おやき村の「縄文おやき」、道の駅おがわの「味菜おやき」、中条の灰焼きの「やきもち家」、道の駅中条の「笹おやき」
4)鬼無里;鬼無里「いろは堂」本店
5)小谷;「小谷名産館」と「道の駅おたり」のそばおやき「ちゃのこ」(そばの皮使用)など。
6)長野;善光寺の門前おやき「つち茂」、「いろは堂」仲見世店、ぱてぃお大門蔵楽庭の「小川の庄」大門店など。

■安曇野で、秋から翌春にかけてハウスで栽培する「陸わさび」の作付け面積が増えている。
今期はJAあづみが本格的に生産振興に取り組んだ最初のシーズンで、試験栽培だった昨期の12倍近い35aに拡大。農閑期となる冬場を中心に栽培することから、ハウスで野菜などを育てる農家に受け入れられた。今期の栽培農家は8軒、 昨期より5軒増加。穂高でも新たに陸わさびを育て始めた農家では、2021年5〜7月にキュウリを栽培したハウスに陸わさびの苗を定植。生育は順調で、葉っぱは人の手ほどの大きさになった。5月には収穫できる見通し。陸わさびの苗は 10月に植える農家が多いが、この農家は農繁期前に収穫するため9月に定植。水やりが3日に1度だけで手間がかからないことも陸わさび栽培の利点という。「忙しい時期が他の作物とかぶらないのもいい。良かったら来期はハウス2棟に 増やしたい」と。JAあづみはワサビの加工・販売を手掛けるマル井と協力し、陸わさびの生産振興に取り組んでいる。JAが昨夏に開いた陸わさびの説明会には約20人が参加し、JA担当者は「安曇野はわさびで有名な地域。ハウスでも 作れるんだと珍しさもあって皆さん興味があるみたい」と。当面は作付け面積1haを目標に取り組んでいる。

■2021.5/18;JAあづみとわさび加工「マル井」は、昨秋から市内の農業用ハウスで試験栽培してきた「陸わさび」を初めて収穫した。
渓流や湧き水を利用する水わさびの国内生産量が年々減少する中、安定供給に向けて陸わさびへの期待が高まっている。マル井によると、全国の水わさび生産量は2010年に3400tが、2020年には2100tに減少。県内でも1100tから800tに減少。 生産者の高齢化や後継者不足などで栽培をやめたり、規模を縮小したりしていることが影響していると見られる。一方、全国のわさび生産量に占める県産わさびの比率は上昇。JAと同社では、地元の生産体制を堅持するため、土の畑で 管理できるなど比較的手間の少ない陸わさびの試験栽培に取り組んだ。陸わさびは秋に苗を植えて翌年5-6月に収穫できる。15カ月間かかる水わさびに比べて栽培期間が短い上、寒さにも強く冬場でもハウス内の加温が不要。また他の作物と 栽培時期がずれるため、高い収益も見込めるという。JAでは2020年10月、マル井が品種改良した陸ワサビの苗を堀金烏川の3aのハウスに植えて育ててきた。初収穫にはJA職員や同社社員、生産者ら50人が集まり、草丈1-2mに育った陸わさびを 根から抜いた後、包丁やはさみを使って葉、茎、根の各部分を切り分けた。収穫した陸わさびは同社が全て買い取り、チューブワサビなどに加工して全国で販売。マル井は「水わさびの生産が減っているだけに、陸わさびの需要はとても大きい。 認知度を高めてブランドとして確立したい」と。

■安曇野、松川村で飲料水事業を展開していた「東京アート」のミネラルウォーター工場が飲料水のハルナビバレッジへ事業譲渡され、2023.7/1〜;新会社で操業する。
穂高有明のあづみ野工場に設立した新会社「ハルナウォーター」で両プラントを運営。東京アートは2022年度は「信州北アルプスあづみの湧水」の350ml-2Lのペットボトルを3900万本(安曇野工場)、4400万本(松川工場)を製造。 工場の従業員90人は引き継がれる。ハルナウォーターではこれまでにお茶やミネラルウォーター、スポーツドリンクなどを製造販売。

■安曇野市は2005年10月に5町村が合併して誕生してから16年。宮沢市長が3期12年にわたって進めてきた「田園産業都市」をどう将来につなげていくのか。環境省から「名水百選」に認定され、年間100万人以上の観光客が訪れる安曇野の 「安曇野わさび田湧水群」。観光施設の大王わさび農場や複合施設「安曇野の里」などと並び、湧水群の象徴的な場所となっている豊科南穂高の「憩いの池」で2021年3月、池の水が枯渇した。4月には元の水位に戻ったが、池の水が枯れるのは 2006年以来。市環境課が調べたところ、市内14ヶ所に設けた地下水位や湧水量の観測地点で、6地点がこれまでの最低を示す「監視値」を下回った。「これほどの地点で監視値を下回ることは近年になかった」と。北アの雪解け水などで湧水が 豊富な安曇野。市の地下水は上水道をはじめ、特産のワサビ栽培、信州サーモンなどの養殖、ミネラルウオーターの採水など、幅広い用途に活用されている。その地下水や湧水の異変が近年問題になっている。市環境課によると、降水量などの 関係から地下水は夏場に増え、冬場に減少する。2016年2月時点で53.7億m3と推定された市の地下水量は、2021年2月には1420万m3減の53.6億m3に減少。上水道をすべて地下水で賄う市の2020年度のくみ上げ量は計1070万m3で、5年間で市の1年分の 上水道使用量を上回る地下水が減少した計算。市は地下水を増やす涵養事業として、夏に麦を収穫した後の転作田に水を張って浸透させる取り組みなどを進めた。冬期の涵養量を増やすため、冬場の田んぼに水を張る「冬水田んぼ」も実施予定 だったが、水の用途などの問題もあって困難に。2022年度から市内の企業などから事業の原資として集める予定だった「協力金」も、新たな施策を講じられるまで検討できない事態となった。生育に湧水が必要な特産のワサビ栽培にも、地下水の 減少は影を落とす。県内ワサビの生産量は安曇野が9割以上。従事者の高齢化や後継者不足もあるが、農水省の全県調査によると、市が発足した2005年の水ワサビの生産量は1799tだったが、2020年は867tと半分以下となった。信州山葵農協組合長は 「温暖化で春夏に気温が上がる影響もあるが、ワサビ栽培の根本にあたる湧水減少はダメージが大きい」と、地下水減少の原因として、水田の減少や飲料メーカーのくみ上げ増を挙げる。組合長は「地下水は松本平で一つの水がめ。使い放題使えば、 いつかは底をつく。市民や企業、周辺市町村と保全や涵養施策の合意形成をしていってほしい」と。

■安曇野には20を超える美術館や博物館の他、安曇野わさび田湧水群、大王わさび農場、国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)といった観光資源が点在する。
豊科南穂高の「信州安曇野田んぼアート2021」は4ヶ月間の開催で3.7万人が訪れた。安曇野観光は日帰り客が多く、宿泊先は安曇野以外という通過型観光。2019年の県観光地利用者統計によると、安曇野の観光地利用者数は計約500万人。 2005年から1.9倍に増加。一方、宿泊の割合は2005年21%、2019年24%と横ばい。観光地としての認知度は高まったが、滞在型への転換が進んでいない。安曇野市や観光協会はアウトドアブームに目を付け、自転車、キャンプ、山岳観光の 振興に力を注いでいる。2018年8月には電動アシスト付自転車を貸出す事業を開始。現在は安曇野と松川村の16ヶ所に計50台、2021.4-8月の利用は計1243台。コロナ禍前の2019年の同時期比でも1.8倍に増加。今春から北穂高の 「かじかの里公園」のキャンプ場利用者数は2021年4-9月に3430人と過去最高。市観光交流促進課は「新型コロナで密にならないアウトドアブームが加速した。今後もPRとブランド化を進めていきたい」と。民間も動きだしている。 穂高温泉旅館「小岩岳旅館」の西には戸沢鉄筋工業が7月、30区画のAC場を整備。夏場の週末は予約で埋まり、「安曇野の自然が宿泊先として大きなポテンシャルを秘めていると改めて実感した」と。進まない滞在型観光について、 8つの宿泊施設でつくる「安曇野で暮らすように泊まる実行委員会」会長で、安曇野穂高ビューHは旅行予約サイトでのPR不足を指摘。市観光協会が実施したネットで宿泊予約した客数の調査では、宿泊施設のHPを使った予約は減り、 旅行予約サイトの客が増える傾向。市は12月市議会に、業者委託で旅行予約サイトに割引付の広告を掲載する事業を提案する予定。安曇野にある60の宿泊施設のうち旅行予約サイトに登録している施設は半数を超えているが、経営者の 高齢化もあって使いこなせていないところが多い。「旅行会社のツアーも減り、今は個人の旅行者がネットで検索して宿を決める。安曇野の観光地全体が消費者の動向に合わせられるよう、市のバックアップが必要」と。

■安曇野市は、新型コロナウイルスの影響で国内外で消費が落ち込んでいるワサビの需要を喚起するため、「安曇野わさびプロモーション動画」の制作を進めている。
外国人制作チームによる「外国人の視点」で取材・編集し、このほど55秒のダイジェスト版を公開。9/下には本編を公開予定で、世界に向けて安曇野わさびの魅力を発信する。国の「地方創生推進交付金」を活用した海外プロモーション事業の 一環で取り組んでいる。訪日外国人向けのプロモーション事業を手掛けるグローバル・デイリーに委託。市によると、新型コロナの影響で世界的に飲食店の利用客が減少し、6月頃にかけてワサビの輸出も止まった。現在は少しずつ再開されて きているという。安曇野の宝であるワサビの生産者を守るため、プロモーション動画による発信を企画し、まずは個人消費者の興味を引き寄せるきっかけにしようと、ダイジェスト版を用意して先行公開した。動画には、清らかな水の流れが 音でも感じられるワサビ田や家庭でワサビを使う際の参考になるパスタなどの料理が登場。市農政課は「新型コロナが収まったら安曇野を訪れてほしい。それまではワサビを取り寄せたり動画を見て訪れた気分になったりしてほしい」と。 プロモーション動画は、YouTubeの安曇野市公式チャンネル(Discovering the Taste of Real Japanese Wasabi in Azumino, Nagano)や、全世界にフォロワーが100万人以上いる というFACEBOOKの「JAPANKURU」でReal Wasabi in Azumino配信。今後公開される 本編は6分前後を予定。

■安曇野で「名水百選」にも選ばれている湧き水を生かし、新たな特産品を作ろうという取り組みが始まった。
目を付けたのは高級魚。日本有数のワサビの産地として知られる安曇野。北アの雪解け水が育む豊富な湧き水は、ワサビだけでなく、ニジマスや信州サーモンといった特産にも欠かせません。若手ワサビ農家が、この「水」を 生かしてワサビに並ぶ安曇野の新たな特産品を作ろうと動き出した。市内のニジマスの養殖場にトラックが到着。荷台に積まれた大きなケースの中に入っていたのはチョウザメ。卵は世界三大珍味のキャビア。安曇野の新たな名産にと 目を付けたチョウザメは岐阜から仕入れたもので、いけすへ移された。今回仕入れたのは、体長60cm前後、生後5年ほどの30匹。チョウザメは見た目だけではオスとメスの区別がつかないといいますが、お腹が膨らんで、卵を 持っていそうな個体もいます。チョウザメを育てる場所は、地元の養魚場から借りた空いていたいけす。水は全て湧き水。丸茂養鱒場は「若い人が考えることは素晴らしい。早くキャビアが食べたい」と。チョウザメにとっての 適温は0-25℃と言われ、季節によらず年間を通じて13℃の湧き水はまさにぴったりの環境。さらに、常に新しい水が流れているため、自然に近い状態で育てられるのもメリット。「安曇野の水が一番いいのは、自分でワサビを 育てていてわかっていたので、これはキャビアもいけるぞと思っています」と。今後は適応具合を見ながら、稚魚も2000匹ほど入れる予定。1年以内にチョウザメから卵をとり「安曇野産キャビア」を作るのが目標。安曇野=ワサビとか、 チョウザメとか、キャビアとか繋がってくれれば」と。稚魚からキャビアがとれるようになるのは5-10年後。地元の資源を生かして「安曇野」のブランド力を高めていきたいと。

■ニジマスの生産量が減っているという。長野県は養殖が盛んで、生産量は静岡に次ぐ全国2位。
釣りや料理になじみ深いニジマス。近年、その数は減少の一途をたどっていて、生産量は1985年に3931t、2021年までの過去5年間では700t-600tと1/6に激減。2005年頃から販売された信州サーモン。2022年5月、米国大統領が来日した際にも 提供されたことで注目を集めた「信州サーモン」。市場に出始めてから20年近くその生産量は右肩上がりで、2005年の38tから2019年は425tと10倍以上、信州の水産業の大きな柱に成長した。県民に親しまれてきたニジマスですが「信州サーモン」を はじめ、高値で取引される魚の需要の増加など市場のニーズの変化によって徐々に存在感を失いつつある。ニジマスの生産が落ち込んでいる背景には市場の変化以外に昨今の社会情勢も大きく関係していると言います。安曇野で信州サーモンや ニジマスの養殖を手掛けている信州虹鱒養殖漁業協同組合長は「コロナで出荷が全然できなくて皆さん大変な目にあってきたんです。出荷先の旅館やホテルなんかはもろに影響を受けました。餌を控えて成長を遅くするとかあるいは稚魚の 仕入れを少なくして2021-2022年の出荷を意図的に減らしたり、そうしないと出るか出ないかわからないものを大きくしたって…」という。輸入品に頼っているエサの価格高騰も生産量の減少に拍車をかけていて、今後もこの傾向が続くことを 懸念しています。「おそらくニジマスは需要がある程度あるのでゼロにはならないと思う。大衆魚として認められてきたニジマスの値段を極端に上げるわけにはいかないから、原料価格の値上げ幅を消費価格に転嫁できなかったらどうやっても 厳しくなるもしかしたら、今年以上に減る可能性もある」という。生産量が落ち込んだ背景には、市場の変化とともに、コロナ禍、世界の情勢など様々な要因に翻弄されている。
そういえば、以前は大町や白馬の旅館でもニジマスやイワナの塩焼きがよく提供されていたが、ここ数年は信州サーモンを提供する宿泊施設が増えたように感じます。

■農業用水路として約200年前に開削され、いまも安曇野の扇状地を潤す「拾ヶ堰」を描いた明治初期のものとみられる絵図が見つかった。
約15kmに及ぶ流路に従って、紙をつなぎ合わせて12mの長さで描かれている。市文書館によると、市内の個人宅からこのほど発見された。「筑摩県管轄信濃国安曇郡拾ケ堰絵図」と書かれている。「筑摩県管轄」とあることから、 1871-1876年に描かれたと考えられるという。絵図全体が彩色されていて、奈良井川からの取水、ほかの堰との交差、かかる橋の様子などが細かく描かれている。安曇野の中央部は扇状地のために水が地中にしみ込みやすく、 古くから多くの堰が造られてきた。拾ヶ堰はその代表格。江戸後期の1816年、延べ6.7万人の農民が工事に携わり、3カ月で完成した。これにより約300haの水田が開墾され、10村を潤したことから拾ヶ堰と呼ばれるようになった。 松本市島内の奈良井川取水口から始まり、梓川を横断して、穂高の烏川に至る。扇状地を横断するように、ほぼ標高570mの等高線に沿った3千分の1の緩やかな勾配で流れる。いまでは約780haの水田を潤し、北アルプスを背にした 眺望は安曇野の象徴にもなっている。2016年には、歴史、技術、社会的価値が高い灌漑施設を評価する「国際かんがい排水委員会」の「世界かんがい施設遺産」に登録された。絵図は市教育委員会に寄贈され、今後はデジタル画像を 閲覧できるようにするという。現物の公開は貴重な機会になりそうで、市文書館は「起点から終点まで拾ヶ堰だけを描いている。いまの流路はコンクリートで固められているが、当時の土木工事の様子もよくわかる」と。

■安曇野市は「森林の里親契約」を市内に工場がある飲料製造の「ゴールドパック」と結んだ。
ゴールドパックは1991年に堀金烏川に飲料工場を設立。北アルプスの清らか天然水、信州・安曇野りんごジュース、信州・安曇野野菜ジュースなどを生産。使用する水は地下水で、その起源は烏川渓谷緑地周辺。自然豊かな水源域の 環境保全と森林との共生を図ることを目的に、市有林の一部を「ゴールドパック常念湧水の森林」と位置付け保全する。4/1に契約締結、5/4;現地で記念式典が開かれ、関係者ら約30人が参加した。除幕式、記念植樹、森林保全活動などを 執り行いました。契約は5年間(2022.4/1〜2027.3/31)。標高980mのアカマツ、カラマツの茂る森で対象エリアは16.6ha。ゴールドパック従業員らが中心となり、森林保全活動を行う。(支援金:50万円/年)

■夏といえば「ブリーベリー狩り」
安曇野や松川村、大町、白馬ではブリーベリー狩りが楽しめます。
6/19-8/下;穂高有明;「安曇野の丘・村山ブルーベリー園」(\820〜/大人,\400/小中生) TEL 090-8326-2128
6/25-9/下;三郷小倉;「ブルーベリー安曇野」(\1000〜/大人,\500/小学生) TEL 0261-77-2976
6/下〜;三郷小倉;「あづみ野フルーツらんど」(\800〜/大人,\600/小学生) TEL 090-4462-1740
7/上〜;松川村板取;「平林ブルーベリー園」(\800〜/小学生以上大人) TEL 0261-62-3398
7/下〜;松川村西原;「夢ふぁーむTOYA」 TEL 0261-62-8607
7月〜8月;大町木崎湖;「北ヤマト園」ブルーベリー園(\500/1H小学生以上大人) TEL 0261-22-0625
7/初-8/下;白馬村飯森;しろうま農場「白馬ブルーベリー農園」(\1500/大人,\1000/小学生) TEL 0261-75-3202

■松本・安曇野・大北の「マレットゴルフ場」
松本・安曇野・大北には梓川・犀川・高瀬川などがあり、河川敷には多数のマレットゴルフ場があります。
1)波田;波田中沢、波田上川原、波田リバーパーク、梓川八景山の屋、梓川ふるさと公園
2)安曇野;三郷黒沢、明科中川手御宝田、御宝田水のふるさと公園、明科七貴蜂ヶ沢、南穂高水辺公園の他、四季の郷、穂高牧アルプスあづみの公園見晴らしの丘、南部公園、権現宮
3)松川村;高瀬川河川敷内、高瀬川
4)池田町;池田町アルプス広場
5)大町;大町運動公園北・南コース、大町高根
6)白馬;グリーンスポーツの森
2020年7月の豪雨による犀川の増水でマレットゴルフコースが流され、復旧間近だった2021年8月にも台風で増水・冠水した。明科マレットゴルフクラブは2022.5月から半年かけて整備し、全36hのうち18hを復旧させた。同クラブには 地元の愛好者約60人が在籍。主に毎木/日に集まり、草を刈ったり川が運んできた石を取り除いたり、白砂を敷き詰めたりと手作業で進めてきた。近年多発する集中豪雨などでコースは5-6回流されている。なお、砂やカップ、旗などの 材料費は安曇野市が負担した。11/13;打ち初め式が開かれ、会員ら60人が18hの復旧を祝った。市は「できるだけ多くの方々の親睦を深められるように、市としても協力していきたい」と。残る18hは2023年4月に復旧を目指す。

■安曇野、国土緑化推進機構、エア・ウォーター(大阪)の3者は森林整備の協定を結び、2022年度から三郷と堀金境にある市有林1haを「安曇野エア・ウォーターの森」と名付けて森林保全活動に取り組んでいる。
6/11;活動開始に合わせて現地で記念式典があり、看板の除幕式やミズナラの植樹などが行われた。協定の契約期間は2027年3月までの5年間、3者が連携して里山整備を進める。記念式典には、太田寛市長、エア・ウォーター、 エア・ウォーター東日本甲信越支社、国土緑化推進機構など約30人が出席。森林の名称や森林整備の決意などを載せた看板の除幕後、ミズナラの苗木約300本を植えた。しっかり根付くように苗周辺の土を踏んで押し固めていた。 エア・ウォーター東日本が運営するバイオマス発電施設が市内にあることなどから3者で協定を結ぶことになった。エア・ウォーターは5年間で計1000万円を国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付し、その寄付金が安曇野エア・ ウォーターの森の整備に活用される。市長は「森林はCO2の吸収源として市にとっても大変重要」とエア・ウォーターの協力に感謝。エア・ウォーターは「安曇野市の貴重な財産である森を皆さんと一緒に大切に育んでいく」と。

■5/中;穂高牧の「栗尾山満願寺」の「つつじ公園」でツツジが見頃を迎えています。
満願寺の境内下の約2000uの敷地には数多くのツツジが栽培され、フジも白や紫の花を咲かせています。白や赤、紫、ピンクなどのツツジの花が輝き、訪れた人たちの目を楽しませています。 丸山公晃住職によると、2023年は例年よりも開花が早い。

■穂高牧の真言宗・豊山派「栗尾山満願寺」
満願寺は北アの前山にある真言宗のお寺で、境内が極楽浄土をイメージして造られ、栗尾沢(川窪沢川)の橋を渡るところから参道が始まります。千手観世音を祀っており、信濃三十三番札所の二十六番札所。
スギ、ヒノキ、アカマツ、カラマツ等に覆われた「栗尾山満願寺」には約2000uの敷地に約5000株のツツジがあり、鮮やかな赤や紫、ピンク、白などの花を咲かせ、毎年大勢の観光客や参拝客で賑わいます。旧穂高町が1978年に約1万uを 満願寺から無償で借り、桜やカエデ、レンゲツツジ、オオムラサキツツジ、リュウキュウツツジなど約5000本を植えて「つつじ園」を整備した。満願寺は標高約900mにあり、まだ一面を覆う満願寺のつつじは咲き始め。藤棚のふじはこれから見頃。 例年、5/中〜5/下が見頃ですが、2023年は見頃が早まりそう。訪れた時は桜(少し葉桜)と濃いピンクの枝垂れ桜がきれいでした。境内ではモクレンやシャクナゲ、ヤマブキ、水仙などが咲き、池ではリュウキンカが黄色い花を、 水芭蕉が白い花を咲かせていた。境内には湧水が流れ、マイナスイオンがいっぱい。ここを訪れるときはペットボトルを持参し、美味しい湧き水を汲んでいます。安曇野のパワースポット。
(問)栗尾山満願寺 TEL 0263-83-2088

■穂高山麓の西山にある真言宗のお寺「栗尾山・満願寺は、境内が極楽浄土をイメージして造られています。
境内下にはツツジ園が広がっています。約5000株のツツジや藤が色鮮やかに咲きます。2023年春は開花が早く、GWにはすでにヤマブキ、シャクナゲ、シラネアオイなどが見頃でした。(写真は以前のものを含む)

■新緑の穂高「鐘の鳴る丘集会所」
鐘の鳴る丘集会所は明治時代に建てられた近代洋風建築で、木造2F建てで中央に時計台がある。昭和20年代にNHK「鐘の鳴る丘」の舞台で主題歌は「とんがり帽子」。1982年安曇野市有形文化財指定。建物は、1905年;長野市の遊郭として利用、 1919年;有明温泉が買取り、1921年ー1926年;穂高で温泉旅館として移築・改修。1946年;有明高原寮(男子少年院)として利用。1980年;老朽化で解体予定だったが、旧穂高町が譲り受け、松尾寺公園内に移築された。2F;有明温泉、建物、 ラジオドラマ資料などあるが非公開、外観は見学可。

■穂高山麓線の西山奥にある真言宗の寺院「栗尾山満願寺」
穂高牧の西、浅川山の中腹に建っています。725年頃、池から出現した1寸8分の仏像を安置し、堂宇を建立したのが創建の由来。坂上田村麻呂が八面大王を成敗した際に力を貸したので彼が再興させたとの伝承もあります。 木曽義仲が1181年頃に山林を寄進したとの古文書があり、1582年、松本藩主小笠原真慶による再建修理の際に現在地に移転。これ以後、松本藩の保護を受ける。1870年廃仏毀釈により廃寺となったが、6年後の1876年には 再興された。お寺の境内が極楽浄土をイメージして造られ、三途の川にかかる橋を渡るところから参道が始まります。境内には桜・枝垂れ桜が咲き、リュウキンカ、水芭蕉、シラネアオイ、オダマキ、スイセン、ヤマブキ、 シャクナゲ、モクレン、ハナモモ?などが見られます。本堂脇の藤棚やツツジ園内の藤棚もきれい。杉林の階段の参道を登ったところに、廻遊式のツツジ園が広がっています。安曇野で一番広いツツジ園。現在ツツジは咲き始め、見頃はこれからで 約5000株のツツジが色鮮やかに咲きます。

■穂高山麓の「松尾寺」は高野山真言宗のお寺。建立は1528年、1959年に国重要文化財指定。穂高山麓線沿いの「松尾寺」、「穂高郷土資料館」、「鐘の鳴る丘集会所」は春から初夏かけて何度も訪れます。遅咲きの桜と、参道にはヤマブキ、 水車小屋ではミズバショウ、スイセン、シラネアオイ、ツツジなどの花が見られます。お隣の「鐘の鳴る丘集会所」は新緑に包まれています。これから藤の花や牡丹が見られます。

■豊科南穂高の「あづみ野ガラス工房」は一般来館者の吹きガラス体験の内容を充実させた。
ガラス工芸のテーマ施設・安曇野アートヒルズミュージアムが2020年末で閉館し、吹きガラス体験ができる市内唯一の施設となったため、地元客や観光客の体験需要に応えようと知恵を絞った。制作できる器の形に花器と片口を追加して6種類とし、 複数色9パターンから選択していた色も、12色の中から2色までを選ぶように変更。ひび割れ模様や輪っか模様、色追加などのオプションも増やし、制作の自由度をより高めた。対象年齢は「小学生以上」に引き下げ、親子連れで幅広く体験できる ようにした。小学生は保護者の同伴が必要な場合がある。これまでは体験を断った小学生に悲しい思いをさせることもあり、心苦しく感じていたという。工房は「安曇野の里」の一角にある。多摩美大を卒業して独立を目指す若手作家の共同工房で、 5人の作家兼スタッフが施設を運営しながら腕を磨いている。自由度の高い体験内容は指導する側のスタッフにも刺激があり、スタッフの1人は「体験を通じて技術力のプラスにつながれば」と。体験メニューは、GWや盆期間を除く4-9月土/日/祝日、 工房裏のテントで小学生未満を対象にした小物作り体験も始めた。写真立てや髪留めに色とりどりのガラスチップを貼る体験ができる。吹きガラス体験は\3300〜、小物作り体験は\1650。
(問)あづみ野ガラス工房 TEL 0263-72-8030

■2021.11;安曇野の山麓線の穂高有明に「ザ・アートスタジオ8」がOPEN。
山麓線の安曇野ハーブスクエア〜村山ブルーベリー園間にあるスタジオ。ガラスのギャラリーでガラス制作体験が楽しめます。オーナーはガラス作家・原田哲治さん。バーナーワーク作家・山本達也さんらが指導。アートヒルズにいた 作家作品などの展示販売と、とんぼ玉体験・バーナーワーク体験(予約制)、子どもやペットの手形・足形の記念品作成(要予約)を行っている。とんぼ玉(\2000〜),水中花ペンダント(\4500),ガラスペン(\5000〜),バーナー体験(\5000〜)など。
「コロナ下ですが安曇野でお楽しみください。お子さんでも楽しめます」。GWは風鈴体験を実施予定。(10:00-16:00,水曜定休,第2/4日曜定休。臨時休業あり)
(問)ザ・アートスタジオ8 TEL 0263-55-8742

■安曇野で扇子の公募展を毎年開いている「安曇野涼風扇子展」実行委員会は、運営の財政的な基盤を固めるため、CFを始めた。
寄付者の名前が付いた賞をつくる権利や特別大賞が選べる権利など多彩な特典を用意。「安曇野で開催する「扇子だけ」の展覧会を広めたい」をテーマに、目標150万円で寄付を募集。扇子展は2012年から6回行われた扇子作品の展覧会が前身。 2018年から公募展として「安曇野涼風扇子公募展」を開催。実行委はCFの利用は作品に多くの賞を与え、運営ボランティアに対する活動実費、継続開催の基金づくりなどを挙げる。扇子展で大賞(50万円),準副賞(10万円)が出る公募展は珍しく、 毎年1000点弱の出品がある。寄付特典は金額に応じて11コース。3万円だと自分の名前が付いた賞を設ける権利が得られるなど。実行委は「安曇野で行っている扇子展に注目してもらい作品を寄せてほしい。CFで経済的なサポートがいただけたら」と。
「安曇野 扇子 レディーフォー」。(締切;5/24,目標額;150万円,支援額;61万円/4/27現在)
2023年は7/17-7/31;「豊科近代美術館」、豊科新田の「周岳山法蔵寺」にて「第5回安曇野涼風扇子展」開催予定。
(問)安曇野涼風扇子展実行委員会(法蔵寺内) TEL 0263-31-6417

■県内では小布施が2000年からオープンガーデンがスタートし、130軒以上あり。松本では1952年花いっぱい運動によるまちづくりが行われ、2004年からオープンガーデンがスタートし、80軒以上あり。 秋には松本ではハンギングパスケット・コンテナガーデンコンテストが行われています。
ガーデンといえば、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)(大町・松川地区)が有名。他には三郷温の「HAMAフラワーパーク安曇野」(ハマ園芸)、穂高有明のハーブ専門店の「安曇野ハーブスクエア」や、 そば処「時遊庵あさかわ」の庭園、「ティータイムガルニ」、「cafe安曇野文庫」、安曇野山麓にある美術館やアトリエ、宿泊施設(ホテル・ペンション等)の庭園なども多く、安曇野でもオープンガーデンは増えきています。
近隣では松川村の「安曇野ちひろ美術館」、「安曇野ちひろ公園」、池田町「ハーブセンタ」のハーブステーション・ハーブ園、池田町グラウカの温室、池田町ぽっぽ、池田町のラベンダーガーデン「夢農場」、大町の 「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」、白馬の「白馬五竜高山植物園」、白馬村内(白馬の森,みそら野,和田野,どんぐり村,落倉)のペンション・ホテル宿泊施設の庭園、教会や美術館の庭園、小谷村の「栂池自然園」、 英国式庭園「白馬コルチナ・イングリッシュガーデン」など。
オープンガーデンでは、日本庭園や英国式ガーデンなど様々、春の山野草、福寿草、クリスマスローズ、ムスカリ、スイセン、ビオラ・パンジ、チューリップ、カスミソウ、サクラソウ、クリンソウ、モクレン、 初夏のアヤメ・花菖蒲、薔薇、ハナミズキ、ヤマツツジ、ドウダンツツジ、シャクナゲ、ヤマアジサイ、シャクヤク、カモミール、ルピナス、スズラン、ホタルブクロ、ジャーマンアイリス、ラベンダーなどのハーブ、 夏のブルーサルビア、ペチュニア、アリッサム、ギボウシ、秋のフジバカマ、ナデシコ、キキョウ、野菊、コスモス、コキア、もみじ・カエデなどの落葉樹、松などが植えられています。信州ならではの寒さに強い花木が多い。 木立の中、四季の草花が彩るお庭を眺められるカフェがあるところもあります。見学自由もありますが、公開日時・曜日・時間指定もありますので各施設で確認を。

■安曇野の住民らでつくる団体「ガーデンファームライフオブ安曇野」が、丹精込めた庭を一般公開するオープンガーデンガイドブックを作成した。
ガイドブックはA5判29頁。安曇野の13オープンガーデンを写真や特徴を紹介。2023年は「私の安曇野暮らし」と題し、野菜と花が入り交じる「せんぜ畑」などとともに趣味や手作業を楽しむ会員たちのエピソードも加えた。 5000部発行。安曇野市役所や支所、図書館など公共施設に無料で配置。オープンガーデンの見ごろは6/中、見学前に要連絡あり。

■安曇野市と安曇野市観光協会、JR大糸線豊科駅は、市内の駅に設置しているスタンプのリニューアルを進めている。
設置場所は6駅→11駅に。各駅のスタンプの図案を市内の中学校と高校の生徒から募集。現在スタンプが設置されているのは、市が乗車券販売を担っている大糸線の5駅と篠ノ井線の1駅。枝切りで処分されるリンゴの木を印材として再利用し、 地元特産品や風景など、各駅の特徴を表した絵柄が彫られている。リンゴの木のはんこは2005年頃、三郷の彫刻家が制作したもの。長年の利用で版面が劣化し、このほどリニューアルを決めた。通学などで使う地元駅に愛着を持ってもらおうと、 計11校(中学7,、高校4校)に1駅ずつ割り当て、6/20まで図案を募集中。安曇野市はJR東日本の駅が県内最多の自治体。太田寛市長は「観光客など電車で安曇野に入ってくる人はたくさんいる。11駅のスタンプラリーなどを行い、駅や駅周辺の 特長を生かしたPRをしていきたい」と。

■2022.9/17;北穂高の「かじかの里公園」でキャンドル作りWSがあった。
地元のキャンドル作家の手ほどきで親子連れら約20人が青や黄色などカラフルなキャンドル作りに挑戦した。参加者は透明なキャンドル用のジェルワックスを溶かし、顔料で着色。小さなコップ大の容器に入れて仕上げた。市や公園の指定管理者が 初めて企画。キャンドルを使った誘客の一環で、夜には園内に120個のキャンドルに火をともした。9/24;キャンドル作り、ライトアップを行う。

■2023.11/9;穂高川のほとりにある北穂高「かじかの里公園」の「かじか橋」改修工事が完了した。
「かじかの里公園」はカジカの復活を願い整備された公園で1986年に造られ、園内にはキャンプ場があり、宿泊・ディキャンプ、BBQが楽しめる。1993年度に造られた園内の橋や管理棟、トイレ、遊具などは30年が経過し老朽化が進んでいる。 公園のシンボル的な「かじか橋」は全長43m、幅2.5m。2020年度から老朽化で利用停止。このほど工事が終了し、3年ぶりに来園者が渡れるようになった。
キャンプエリアはフリーサイト、有料サイト(10)要予約。(4/1-11/30;有料サイト;\2000-\3000,AC電源;\1000,キャンプ利用料;\500/大人,\250/子供)
安曇野市観光課は「公園のシンボル的な橋。安全になったのでぜひ使ってほしい」と。今回の工事では手すりや踏み板など老朽化していた木製部分を張り替え、土台のさびた鉄骨部分は塗装した。2023年7月工事開始、11/9工事完了して利用再開。 総事業費は約4870万円。同公園改修事業費は市予算で1.3億円、年度内にトイレを洋式化する。管理棟などの改修や駐車場の拡幅については今後検討。
(問)かじかの里 TEL 0263-82-6968(9:00-17:00)

■北穂高でキャンプが楽しめる「かじかの里公園」は施設の老朽化が進んでいる。
開園から29年経過し、公園の象徴だったカジカは姿を消し、第2の象徴というつり橋「かじかばし」も一部が傷み、閉鎖されたまま。2023年で30周年を迎えるのを前に、公園の今後の整備見通しなどが市議会9月定例会で取り上げられた。 旧穂高町で1993年6月にカジカの養殖場を備えた公園が完成。2004年に落雷による停電でカジカが全滅するまで計13.8万匹を穂高川へ放流した歴史を紹介しながら「清流にすむカジカがいた公園であり、自然豊かな安曇野の魅力を全国に 発信できる拠点。カジカの生態や伝統漁法などをパネル展示などでPRできないか」と施設改修など公園整備への考えをただした。市によると、公園は敷地約2.7ha。湧き水の水路や芝生、キャンプ施設、遊具などがある。2021年からは 指定管理者が運営し、子ども用自転車の貸出し、キャンプ用品の販売、イベント開催などの活性化策で、利用者が前年に比べ日帰りで16%、宿泊は67%増えた。ただ、遊具など施設の老朽化が進み、特にかじかばしは鉄骨造ながら木製の 通行部分が腐食して一部に危険箇所があり、2020年9月から閉鎖中。太田寛市長は「市街地からアクセスがよく、安心安全、安価でもあり、キャンプ利用者も増えている。アウトドアの重要拠点であり、今後の整備を考えてきたい」と。 老朽化対策について市側は「利用者の安全確保のため計画的に改修改善していく」との方針を説明。かじかばしは「部分的な交換の場合も橋全体に足場を設けるなど大規模な工事となるため、予算措置や工法、期間について検討して いきたい」と。カジカのPRには「現状でパネル設置などしていないが、今後指定管理者との間で設置場所や、剥製展示も含めてどのような方法でできるのか協議していく」と。

■穂高有明のガラス体験「遊び心」安曇野で「ガラスのはんこ作り」体験。
30年前に穂高に移住した浜石良治さんが営む工房「遊び心」は2021.5月OPEN。一点物のガラス細工に魅せられ、諏訪のSUWAガラスの里で16年間工房を構えたが団体客の減少や新型コロナ渦で来店客の減少で撤退。現在は穂高の自宅の敷地に 工房があり、ガゼボとテントで作業場とくつろぎのスペースを設けている。森の中で新鮮な空気に包まれながら、世界で一つだけのオリジナルのはんこを作ることができます。まずは浜石さんが制作した手作りの色とりどりのガラスの はんこ(土台)が並ぶ中、好きなはんこを選ぶ。紙に原画のイラストを書いて、PCで取り込みシールを印刷。くぼみの部分となるシールを剥がす。専用の機械にはんこを入れてサンドを吹き付け、くぼみの部分を1mm削るとはんこが完成する。 (10:00-16:30,予約制,所要;約40分,\3500〜/文字,\4000〜/文字・イラスト)。場所は山麓線から約500m奥。

■「豊科郷土博物館」は来館者に昆虫や植物、動物などの切り紙をプレゼント。
型紙と色紙がセットで二つ折りになっており、はさみで切ると左右対称の作品ができ上がる。切り紙コーナーから自由に持ち帰ることができ、親子で楽しめる。学芸員が写真をトレースしたり切り紙の本をコピーしたりして、季節や企画展に 合った型紙を用意。クワガタやカブトムシは子供たちの人気が高い。どんどんサイズが小さくなる「かたつむり8人きょうだい」は、挑戦心に火が付く大人が多いという。型紙に全国各地のかたつむりの呼び名が紹介され、民俗学的な視点からの 学びも得られる。同館では毎年、夏休み中の子供向けに切り紙講座を開催。2021年度から型紙のプレゼントを始めた。色紙には開催期間を過ぎた企画展のポスターなども活用。「切り紙をすると、植物や昆虫の細部も観察するようになる。 子供たちやその親が博物館を楽しむきっかけになれば」と。

■2023.3/4;豊科南穂高の「田淵行男記念館」が開館。
桟橋の架け替え工事が完了。従来の木製からプラスチックに木の粉を混ぜた再生木製で質感が木材に近く、山小屋風の記念館外観を損なわない雰囲気に仕上がった。桟橋は遊水池の中に建つ記念館を出入りする唯一の通路。1990年開館から 多くの来場者を迎えてきたが老朽化が進んでいた。全面架け替えは初めて。桟橋はスロープを含めた全長が35m、バリアフリー法に対応するため傾斜を以前よりなだらかに。新しい桟橋の欄干は格子状で隙間が狭く、安全に配慮。欄干が 変化したことで以前の桟橋とは雰囲気がやや異なっている。記念館は通年開館のため、臨時休館中も開館に関する問合せが寄せられていた。中田信好館長は「ほぼ2ヶ月間休館してお客さんを迎えることができなかった。開館を待たれていた 方もいる。暖かくなるので大勢の皆さんにお越しいただきたい」と。3/4〜;昆虫生態の研究家で自然写真家の田淵行男を代表する山岳写真集の一つ「山の季節」の世界を展示で表現した「田淵行男写真展 山の季節」が始まる。田淵と親交が あった三郷在住の写真家・那須野雅好さんの写真展「飛翔〜虫と鳥の羽ばたきの世界」も始まる。

■豊科南穂高の「田淵行男記念館」が陸の孤島。
唯一の通路だった桟橋が架け替え工事で撤去され、出入口は利用できない。架け替えは1990年の開館以来初めてで今しか見られない光景。工事は1/10〜3/3まで全面休館。桟橋は2-3日で撤去された。遊水池はワサビ田で地表面より2mほど低く、 半分埋め立てて同館が建設された。日本を代表する昆虫生態研究家で自然写真家の田淵行男から、「できるだけ質素で子供たちにも自然の良さが伝わるように」との希望があり、建物は山小屋風に、遊水池は残して動植物が観察できるようにした。 堀を巡らせた城郭のような風情も漂わせており、学芸員は「防御力が一番高まっている状態。めったに見られない景色」と。3/4;開館予定で企画展もスタート。「工事中なので囲いの中には立ち入らないでほしい」と。

■今冬、豊科南穂高にある「田淵行男記念館」の桟橋の架け替え工事を行う。
1990年7月開館から多くの来館者を迎えてきた趣のある木橋は老朽化が進んでいた。館内に出入りする唯一の通路となるため、工事に伴い年末年始休業が始まる12/28-2023.3/3まで全面休館する。同館の建物と駐車場間は一段低く、 水が湧き出る遊水池。桟橋は駐車場から遊水池を越えて受付の出入口を結んでいる。これまで床面の張り替えや柱の交換などの改修を行ってきたが、利用開始から30年以上がたち改修を続けていくことが難しくなっていた。 新たな桟橋には、プラスチックに木の粉を混ぜた「再生木」を使う。木材に近い質感と外観で木材より長持ちする。スロープを含めた全長は35m、バリアフリー法に対応するためスロープの傾斜は現在の木橋よりなだらかに。 架け替え工事費用は4213万円、2023.1/10〜;現場作業が始まる中田信好館長は「来館者にはご迷惑をおかけするが、開館する2023年3/4には新たな展示でお迎えしたい」。

■安曇野市教育委員会が2022.3月に発行した市内外の文化施設や施設のお薦め作品などを紹介する収集カード「あづみのミュージアムカード」が好評。
半年で対象33施設・33種類のうち3施設・3種類が終了、全体で約半数がなくなった。特典カード4種類を含む全37種類。年内には配布が完了する見通し。安曇野と大町の一部、池田町、松川村の対象施設を利用して希望すると無料で1枚もらえる。 各施設の利用状況に合わせて1施設につき500〜2500枚を用意。安曇野の田淵行男記念館と安曇野橋節郎記念美術館、松川村の安曇野ちひろ美術館では配布が完了。カード5枚でもらえるオリジナルカードホルダーは限定200個で、予備を含めて 残数は20個。同じ色のコレクションマークが付いたカード5枚でもらえる「おたからカード」は3種類各150枚限定で、特に青色は残り少ない。カード20枚でもらえる「あづみのカード」も限定250枚で、半年で41枚をプレゼントした。市文化課は 「子供の夏休みを利用して施設を回る人もいた。現在も地道に続いていることがうれしい」と。カードにはシリアル番号が振ってあり、増刷や新規発行に対応できる仕組みになっている。文化課は「施設の意見を聞いて続けたいという声が多ければ 増刷も検討したい。集めた人がもう一度行きたくなる仕組みも考えたい」と。

■穂高有明の「安曇野山岳美術館」は休館日(木曜)にカルチャー教室として施設を開放。
作品の展示だけでなく、地域に文化を発信する場にしたいと企画。第1弾として毎月第3木曜日に、松本出身の画家・若狭宣子さんの「水彩画スケッチ教室」を開く。一流の作品を身近に感じながら、楽しく学べる場所になりそう。 同館は1983年、元新聞記者で松本出身の故水上巌さんが私財を投じ、日本初の山岳絵画を専門とする美術館として開設。WSなどは度々開いてきたが、開館日だと一般の観覧者に気兼ねする面があったため、ゆっくりと学べる休館日に、 カルチャー教室の会場として開放することを思いついた。教室の参加者は常設展・企画展を鑑賞することもできる。今後は天然素材を使ったクラフト教室なども予定しており、教室を開いてみたい人も募集する。3月に同館で個展を 開いた若狭さんは、自然豊かな環境と美術館の雰囲気にほれ込み、講師の依頼を快諾した。若狭さんは「よく見て描く楽しさを知ってほしい。展示作品を鑑賞することで、描く刺激にもなる」と。美術館スタッフは「地元の人が 足を運ぶきっかけになれば。1回だけでも気軽に参加してほしい」と。9/15;13:30-15:30;第1回水彩スケッチ教室。水彩道具とスケッチブックの用意もある。(\2700/参加費,入館料,飲物代込)
(10:00-16:00,入館料;\700/一般,大学生,\300/中高生,木曜休館)
(問)安曇野山岳美術館 TEL 0263-83-4743

■2022.2/11;JR穂高駅前に安曇野産の原材料を使いクラフトビールを醸造する「安曇野ブルワリー」がオープンした。
店舗は醸造所とパブを合わせて約30坪。パブの席数はテーブル+カウンタで20席。タップを6つ備え、現在は松本ブルワリーや白馬ブルーイングなど中信で醸造する5社のクラフトビール(\1250/ラージ)、(\700/レギュラ)を提供。 フードは安曇野産の食材をふんだんに取り入れる。ピザはワサビや野沢菜、キノコを使った「安曇野スペシャルピッツァ」(\1620)、「安曇野産ホップピッツァ」(\1080)、「自家製ソーセージ3種」(\1000円)、「ピザ風山賊焼き」(\990)、 「小エビと安曇野産玉ねぎのフリット」(\660)、「野沢菜のポテトサラダ」(\350)など。2015年冬、「穂高ブルワリー」を運営するエイワ(北穂高)から「特徴のあるビールを造りたい」と相談を受けた市農政課が、市内の米農家にホップ作りを提案。 「50年前には安曇野でもホップを作っていたのでやってみようと思った」と。翌年、米農家と共に「安曇野産ホップを生産する会」を発足し、遊休耕作地を開墾して生産を始めた。県の元気づくり支援金を活用しながら取り組みを進め、 2018年8月に開催した「安曇野ビール祭り」で安曇野産ホップと麦芽を使ったビールをお披露目した。2021年2月、穂高駅前の土産物店が閉店した建物を利用。7月には合同会社を設立。「これまで地域のみんなでいろいろなことに取り組んできて、 ここなら一緒に安曇野の農作物の魅力を発信できると思った。生産者の顔が見えるような商品を提供する場にしたい」と。自社醸造のクラフトビールが提供できるように準備を進める。「ホップ、麦芽、そして水も100%安曇野産。地元で造った ビールを味わってもらいたい」と。(11:30-14:00,18:00-22:00,月曜定休)
(問)安曇野ブルワリー TEL 0263-88-2947

■2022.2/11;安曇野産の原材料を使ったクラフトビールを醸造する「安曇野ブルワリー」がJR大糸線穂高駅前にOPEN。
農業者団体「安曇野産ホップを生産する会」(斉藤岳雄代表)が自ら栽培したホップで造ったビールで地元の魅力を発信し、駅前のにぎわいを創出しようと張り切っている。代表・メンバーが2021年7月にブルワリーを運営する合同会社を 設立。発酵用タンク5基を備えた醸造所と、ビールや地元産農産物を使った料理を提供するパブ(18席)が併設。安曇野ブルワリーのビールは、フルーティーな香りが特徴のホップ「信州早生」を、地元の地下水で仕込んでいる。ホップが 収穫される夏には、取りたてのホップで仕込んだ、できたてのビールが味わえるという。リンゴジュースなどを入れて醸造したフルーツビールもメニューに並ぶ。また、近隣の醸造所のクラフトビールを常時数種類ずつ提供する。 「生産する会」は2015年に発足、2016年にホップの栽培を始め現在18aで育てている。2020年に地元産原料100%のビールを商品化した。多くの乗降客がいる穂高駅前に、観光客も地元住民も気軽に立ち寄れる場所があればとオープンを 決めた。高校生らにもコーヒーなどのソフトドリンクを用意し、テークアウトにも対応。代表は「まさに生産者の顔が見える店になる。農業に夢を持ってもらえたら」と。

■2022.2/11;安曇野産のホップと麦芽、地下水を使ったビールの醸造所「安曇野ブルワリー」がJR穂高駅前に開業。
運営するのはホップの生産者らで飲食店も併設。代表の斎藤岳雄さんは「100%安曇野産のビールを楽しんでもらい、新しい形で農業を盛り上げていきたい」と。市内では60年前までホップの栽培が盛んだったが、生産者の高齢化などでほとんど 作られなくなった。市内の農家らが2015年に「安曇野産ホップを生産する会」を立ち上げ、岩手遠野で栽培方法などを学んだ。2021年は作付面積18aで生産量が220kgに増えた。市民参加の収穫体験も開催。2019年には須坂の醸造所に、収穫した ホップでビールの醸造を委託して商品化。「摘みたてのホップで、自由なレシピでビールを造りたい」と、醸造所の開業準備をしてきた。県由来の品種「信州早生」は、苦味が少ないため飲みやすく、爽やかな香りが特徴。ブルワリーでは 4月頃から醸造を始める予定で、安曇野産のリンゴやブドウ、米などの農産物を使ったビール造りにも取り組む。

■JR穂高駅近くに「青葉文庫」開設。
2021.3月に閉校した松本衣デザイン専門学校の元校長・太田正子さんが、同校の蔵書など約2000冊を所蔵した。卒業生以外も利用でき、館内で本を読んだり、くつろいだりすることができる。「小さな寄り合い所のような形で使ってもらえれば」と。 太田さんが集め、学校の図書室に収蔵していたファッション、デザイン、美術、社会学の専門書や雑誌、小説などが棚一面に並ぶ。学校で使っていた飾り棚や椅子なども活用。図書室と同じ約33uの広さで、懐かしがる卒業生も多いという。 「母校として訪れる場所がほしい」という学生の声を受け、豊富な蔵書も活用しようと、穂高駅西にある太田さん所有の建物に4月に開設。1937年に青葉洋裁研究所として設立してから、学校名が変わった後も運営法人名などに使われてきた 「青葉」の名を受け継ぎ、外看板には創立者・窪田元子さんの刺しゅうデザインをあしらった。建物は学校で講師を務めた建築士が設計。軒先には学校の元講師らが持ち寄った、自由に持ち帰れる古本も並べ、足を止める通行人も多い。 園児らが保育園の散歩途中で立ち寄ったり、近所の小学生が勉強をしに来たりすることもあるといい、「気軽に出入りしてくれればうれしい」と。

■2020.11/27;地域の活性化などを目的に、県内52の「道の駅」が参加する交流会が設立された。
安曇野・豊科(県安曇野庁舎)で開かれた「信州道の駅交流会」の設立総会には、県内の道の駅の駅長と、県や国道事務所の職員などが出席した。県内にある道の駅は52ヶ所と全国で3番目に多く、交流会は地域の活性化や道の駅のよりよい 運営にむけて協力して取り組むことを目的としています。交流会の高橋大輔会長は「地域の顔・信州の顔になれるような道の駅を目指していければ」と。全ての施設が連動した取り組みの第一弾として、交流会では道の駅の利用促進などのため、 12/末までスマートフォンアプリを使ったスタンプラリーを行う。
松本・安曇野・大北・周辺の道の駅は「小谷」、「白馬」、「池田」(*)、大町「ぽかぽかランド美麻」、小川村「おがわ」、長野「中条」、松川村「安曇野松川」、安曇野「アルプス安曇野ほりがねの里」、松本「今井恵みの里」、 「風穴の里」。(*スタンプラリー対象外)
「信州道の駅交流会ARスタンプラリー」

■2023.5月;安曇野で市天然記念物のチョウ「オオルリシジミ」の模型に、本物の雄が飛来する様子が観察された。
「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で「三郷昆虫クラブ」が行った「観察会」で確認された。オオルリシジミ保護対策会議の代表が見守る中、幼虫の食草・クララに模型を置いたところ雄が飛来。本物ではないと分かると 飛び去って行ったという。オオルリシジミは視覚的に相手を見分けている。模型はアルなので人もチョウもだまされると。3Dプリンターでチョウを制作した男性は「興味を持ってもらい環境保全や市PRのために力になれたら」と。

■2023.5/上;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)でオオルリシジミが飛び始めた。
オオルリシジミは安曇野市の天然記念物。オオルリシジミは安曇野を含む県内3ヶ所を除き絶滅。環境省のレッドリスト、県版レッドリスト、安曇野市版レッドリストでは絶滅危惧種に指定。オオルリシジミは草原の環境に適応し、 幼虫はマメ科のクララのみを食草します。安曇野では農村の暮らしに適応してきたが、近代化で蝶は激減、1991年に一度途絶えた。1994年に再発見され、「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」を中心に保護活動が行われ、現在は自然に生育。 地元住民がクララを植える活動に取り組んでおり、生息地が広がりつつあります。捕獲・採取は禁止。オオルリシジミは公園周辺の農地などでも見られますが、殆ど私有地で立入禁止。

■瑠璃色の羽で里山に舞う、絶滅危惧種の蝶「オオルリシジミ」。
生息域は長野と九州の一部、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の一角にオオルリシジミの保護区があります。広さは0.3ha。この場所に植えられているのがマメ科の「クララ」という植物で、蝶の幼虫はこのクララの蕾と花しか 食べません。長年、オオルリシジミを研究してきた信大の中村寛志さんは、絶滅が危ぶまれるオオルリシジミの保護にも取り組んできた。「種が絶滅してしまったらもうそれは人間の力でもう一度復元できない。絶滅しそうな種というものを、 今我々が保護して子供たちに受け継いでいく、そういうのが必要」と。5/下になると蛹から孵化し、蝶は舞い始めます。メスは羽化するとすぐに交尾を始め、すぐに産卵の準備に入ります。卵を産み付けるのもクララの蕾。オオルリシジミが 生存するためにクララは欠かせません。殺虫作用があり昭和の半ばまでは害虫駆除の薬草として重宝されていたクララ。しかし人々の生活様式が変わりクララは不要に。邪魔ものとして刈り取りの対象となりました。安曇野でオオルリシジミの 保護活動に取り組む「岩原の自然と文化を守り育てる会」は、幼虫のえさになるクララを増やすことがオオルリシジミの保護につながると毎年クララの苗を地元で配布しています。こうした活動が全国のモデルケースとして高い評価を受ける までになり、国交省の「手づくり郷土賞」を受賞した。「食草となっているクララという植物を増やすことで、保護していかないと本当にもう絶滅が、その危機が迫っている」と。さらに2022年3月、安曇野市はオオルリシジミを、市の 天然記念物に指定。保護に向けた活動が広がりをみせています。安曇野オオルリシジミ保護対策会議の代表は「こういう指定の主な目的は採集者対策と思うんですが、採集行為によって絶滅したとか希少種になったという話はほとんど 聞かないですね。希少種になるまでの中では、採集者というよりも、開発行為ですとか里山などの荒廃ですとか、生き物の生息環境が破壊、改変されたことによって減ったわけです。生き物の生息環境を保全することの方がはるかに 大切なわけです」。「里山というのは、色んな環境がモザイク状にあって、そこに色んな生き物が生きている。人間の活動です。そういうのも合わさって共生をしていく。そういうふうな生活様式というのが、やっぱりこれからの地球に 望まれるじゃないですか」。信州、そして各地の里山にこの瑠璃色の羽が舞うように、自然と人間の共生をめざしその活動は続いています。クララを食べ栄養を満たした幼虫は羽化するまで土の中に、来年の春を待ちます。

■6/25;絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミを安曇野市の天然記念物に指定したことを記念するシンポジウム「草原の青い星・オオルリシジミのいまとこれから」が「豊科公民館」で開かれた。
保護活動や研究に携わる6人がパネルディスカッション形式でこれまでの歩みや展望を語り、約80人が聞き入った。信大の中村寛志名誉教授がコーディネーターとなり、パネリスト5人がそれぞれの立場からオオルリシジミについて話した。 安曇野オオルリシジミ保護対策会議の代表は、保護活動について「組織を複数の団体でつくる協議会方式にしたことで、それぞれが自主的に活動してくれている」と。関学大教育学部助教の江田慧子さんは自身が研究する、オオルリシジミを 通した環境教育の手法を紹介。岩原の自然と文化を守り育てる会は「オオルリシジミが、次代を担う子供たちが安曇野に誇りを持って成長する一助になれば」と。オオルリシジミは2022年3月、保存活用計画とセットで市天然記念物に指定。 シンポジウム会場では岩原の自然と文化を守り育てる会が幼虫の食草であるクララの苗などを無料配布した。

■2023.5/28-5/29;「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で、環境省が絶滅危惧種に指定している希少なチョウ「オオルリシジミ」の自然観察会が開かれた。
公園によると、5/11;園内でオオルリシジミが舞うのを今シーズン初めて確認。全長3-4cmで表の瑠璃色の羽が特徴。ヒラヒラと羽を震わせて飛び回ったり、幼虫の食草となるクララの葉にとまって羽を休めたりしています。 かわいらしい姿で来園者を癒やしています。クララの花芽を見ると、卵が産みつけられています。オオルリシジミは安曇野など県内の一部に生息。1995年に「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」が発足。公園内の保護区造成や クララの育成、天敵の研究などを進めて生息域拡大につなげた。2022年3月には安曇野市天然記念物指定。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)で絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミが舞い始めた。
5/21;田園文化ゾーンで「わくわく自然観察会」が開かれ、参加者が瑠璃色の美しい羽を写真に収めたり、公園職員らの解説を聞いたりして生態に親しんだ。オオルリシジミの幼虫の唯一の食草・クララが植えられている池の周りで観察会を開いた。 保護活動に携わる関西学院大教育学部助教の江田慧子さんが雌雄の見分け方などを説明。小雨が降っていて飛ぶ様子はあまり見られなかったが、クララなどにじっと止まったオオルリシジミに近づくことができ、参加者は熱心に観察しながら説明に 聞き入っていた。虫が好きで、オオルリシジミをモチーフにしたアクセサリーを手掛けるハンドメイド作家は「シジミチョウ特有の触角のしま模様や、羽の複雑な青色がきれい。やっと見られた」と感動。国営アルプスあづみの公園は地元専門家や 関係団体でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」の一員で園内には保護区あり。採集禁止。例年6/上まで見られます。

■国交大臣が優れた地域活動を表彰する2021年度の「手づくり郷土賞」の一般部門で、安曇野でチョウのオオルリシジミの保護活動をする「岩原の自然と文化を守り育てる会」が選ばれた。
5/12;安曇野市役所で認定証の伝達式があった。育てる会は2014年に堀金烏川岩原地区の住民有志で発足。地域での学習会やオオルリシジミの幼虫の食草となるクララの植栽などを展開。クララの苗を地区外の市民にも配布し、 地域全体に活動が広まっていることなどが評価された。代表は「全国的な評価をいただいて光栄。保護活動や地域づくりへのエネルギーに変えていきたい」と。郷土賞は1986年度に始まり36回目。2021年度は全国から応募のあった27件の うち一般部門に12件が選ばれた。

■安曇野市文化財保護審議会は、市内に生息するチョウ・オオルリシジミの本州亜種を「安曇野のオオルリシジミ」として市天然記念物に指定するよう市教委に答申した。
市教委定例会を経て3/中に指定される見通し。オオルリシジミは体長3-4cm、表の瑠璃色の羽が特徴。成虫は5/中に発生し、6月にかけてマメ科の多年草クララに産卵する。本州亜種はかつて東北や関東にも分布していたが、現在は安曇野など 県内の一部のみに生息。環境省のレッドリストでは絶滅危惧種。市では1995年に官民連携の「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」が発足。国営アルプスあづみの公園内の保護区造成やクララの育成、採集自粛の啓発、天敵の研究などを 進めて生息域の拡大につなげた。市は指定に合わせて保存活用計画を策定する方針で、生息できる自然環境保護の市民意識向上につなげる。保護対策会議は「指定をうれしく思う。計画は単なる種の保存ではなく、生育環境を守ることにつながる」と。 審議会長は「安曇野の環境保全のシンボルのようなものになれば」と。安曇野市では動物種の指定は初めて。市指定文化財は158件、うち天然記念物28件。

■2022.安曇野市教育委員会は近く、絶滅危惧種のチョウ「オオルリシジミ」を市天然記念物に指定する。
3/11;市文化財保護審議会が市教委に指定するよう答申した。動物の種の指定は初めてで、種を守りつつ活用するための規約などを定めた「保存活用計画」とセットで指定し、生息環境そのものの保全も図る。オオルリシジミは草地に 生息し、幼虫はかつてあぜなどに植えられていたクララが食草。1994年に市内で再発見され、1995年に始まった保護活動には、地元専門家でつくる保護対策会議や生息地の堀金烏川岩原地区の住民、国営アルプスあづみの公園などが 連携して取り組んできた。審議会の会長は「保護策が一定の成果を上げている。市の環境保全のシンボル的存在になる」と。岩原区住民としても保護に携わっており「感慨深い。今後の励みになる」と喜んだ。動物種が保存活用計画と セットで指定されるのは珍しく、保護対策会議代表は「生息環境を市民と共に作り上げていくとうたっている。全国的にも面白い事例になる」と。答申は市教委3月定例会で審議され、2021年度中に告示・指定となる見込み。

■堀金烏川岩原で絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミの保護活動に取り組む住民有志の「岩原の自然と文化を守り育てる会」が国交省の「手づくり郷土賞」を受賞した。
地域資源を活用して魅力ある地域づくりに取り組む団体に贈られる賞で、代表は「私たちがこれまでコツコツやってきたことを評価してもらえてうれしい」と。2021年度の手づくり郷土賞には全国から30件の応募があり、有識者でつくる 選定委員会が活動内容や成果などを審査して、13団体を選出。育てる会は初めて受賞する団体が対象の「一般部門」で受賞。2021年12/f18;東京で開かれた受賞記念発表会に出席し、活動内容をプレゼンテーションした。岩原地区での保護活動は 1995年に始まり、地元専門家でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」や国営アルプスあづみの公園など各団体が連携して取り組んでいる。育てる会は地元住民の立場で活動に携わる団体として2014年に発足、学習会や乱獲防止の パトロール、幼虫の食草となるクララの苗の配布会などを行ってきた。近年は公園内のオオルリシジミの保護区外でも繁殖が確認され、地区外にも生息域が拡大している。区民を中心に約60人が所属し、保護活動だけでなく地元の歴史や文化財、 自然などを発信する活動に精力的に取り組んできた。代表は「自分たちができることをできる範囲でやっている。最終的に地域づくりにつながれば」と。

■堀金烏川岩原地区を中心に保護活動が行われている絶滅危惧種のチョウ・オオルリシジミの生息域が、地区内で広がっている。
住民有志でつくる「岩原の自然と文化を守り育てる会」が取り組んでいる、幼虫の食草・クララの植栽活動が実を結び、2020年は地区内の10地点でオオルリシジミの目撃情報があった。2020年6月にはクララの苗の大規模な配布会も開催し、 生息域のさらなる拡大が期待される。保護活動は1995年に始まり、地元の専門家でつくる「安曇野オオルリシジミ保護対策会議」や住民有志、「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)など各団体が連携して取り組んでいる。 公園内に保護区があり、隣接する岩原地区でも、2019年頃からオオルリシジミの卵が確認されるようになった。日本自然保護協会の調査によると岩原地区では2020年、10ヶ所で32件の確実な目撃情報があった。これまで幼虫が確認されて いなかった地点に卵が産み付けられているのも見つかった。「守り育てる会」の代表で、自宅でクララを育てる百瀬新治さんは「2020年は家の周りに30匹はいた。岩原全体では50匹を超えていたと思う」と。2020年の配布会では、苗を 受け取った人の自宅を記録した。協会のまとめによると、苗が植えられていれば新たに市内約300ヶ所にクララの植栽範囲が広がっているといい、保護活動に携わる中村寛志・信大名誉教授は「クララの成長に時間はかかるが、分布拡大が 期待できる」と。百瀬さんは「今後はオオルリシジミを含む多様な生物が共生できる草原のような拠点を増やしていきたい」と。「市内にはほかにもたくさんの絶滅危惧種がいる。オオルリシジミが興味を持つきっかけになれば」と。

■豊科田沢の「豊科東小」は取り組んできた「ジャコウアゲハ救出大作戦」の成果をまとめ、安曇野市役所ロビーで展示。
市のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているジャコウアゲハを守るため、広く市民に知ってもらおうと工夫した展示。学校近くの犀川堤防に、ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサの自生地があることを、市教育委員会から 教わって「救出大作戦」をスタート。堤防の調査をして外来種のオオキンケイギクを駆除したり、学校の中庭にウマノスズクサの畑を作ったりして学びを深めた。幼虫も飼育して7/初には無事に羽化させた。展示では学習の経過を写真と 文章でまとめたほか、紙で模型を作ったり、生態を漫画にしたりと、児童が自分の特技を生かしてジャコウアゲハについて紹介している。

■安曇野で森のクラフト巡り。緑あふれる季節に訪れたい安曇野。北アや雄大な山々とのどかな田園風景が広がる。森林浴が気持ちいい林道。自転車や車で巡れば移動範囲も広がって旅の楽しみも爽快感も高まる。クラフト巡り。安曇野には 豊かな自然の中で暮らしながら創作活動に励む作り手がたくさんいます。手仕事で仕上げられた陶器、木工品、服飾雑貨などはあたたかみがあって長く大切にしたくなる。周辺には焼き菓子、パンといったハンドメイドにこだわる店も増加中。 地元で人気のカフェやそば店にも立ち寄って、高原の旅を満喫しよう。器や木工、皮小物に服など、多くの作り手たちが暮らし、手仕事が日常に根付いている安曇野。特に穂高有明の高原地帯にはかわいいクラフトに出会えるショップが集中している。 サイクリングやドライブをしながら工房やお店を巡って心潤うひとときを過ごしてみませんか?

■三郷小倉室山で安曇野市が官民連携で取り組んでいる「里山再生計画の活動プロジェクト」はヒノキの植林活動をした。
三郷西部認定こども園の園舎建て替えで使う80年生のヒノキを伐採した市有林に苗を植え、先人たちから受け継いだヒノキの森を未来につないだ。小倉の住民やさとぷろなど約30人が苗22本を、こども園卒園児と家族の約40人が苗23本を植えた。 参加者たちは室山の歴史や森について学んだ後、くわで穴を掘って苗を植え、識別用のテープに名前を書いて苗に巻き付けた。園舎建て替えで使うヒノキは、1941年に旧小倉小の児童が記念に植林した。当時植えた住民が参加したほか、 室山のヒノキの森が世代をつないでいる。

■明科東川手の筑北村境に平安時代に活躍した武将・坂上田村麻呂が鬼退治をしたという「紅葉鬼神伝説」に由来する集落や史跡が点在する。
鬼の頭と尾を埋めた「鬼首大明神」がある柏尾集落の出身者有志が社殿脇に伝説を紹介する案内看板を設置。集落の過疎化と出身者の高齢化が進む中、伝説を後世に伝えたいと願う。看板は縦1m,横2mの金属製で、大明神の由来と周辺の地図が掲載。 明科町史などによると、筑北村境の物見岩に「紅葉鬼神」が住み着き、田畑を荒らしたり人をさらったりする悪事を働いていた。朝廷が派遣した坂上田村麻呂が岩州の肘かけ岩からかぶら矢を射て退治した。鬼は死んでも生き返るとされ、 切り刻んで別々の場所に葬った。周辺集落はこの伝説にちなんで名付けられている。由来は諸説あるが、矢を作った場所が「矢本」、矢が越えた地点が「矢越」、鬼が泣く泣く逃げたという場所が「名九鬼」など。鬼の頭と尾を埋めたという柏尾は 「頭尾」が転じたとされている。柏尾周辺では年に何回か散策イベントあり。旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道が近くを通っているため、イベント以外で歩く人も多い。「この地を訪れる人たちに看板を見て伝説を知ってもらいたい。子孫にルーツを 残したい」と。

■筑北村とJR東日本長野支社は、篠ノ井線の西条(筑北)-明科(安曇野)駅間の旧線の廃線跡について、観光への活用を模索。
安曇野側は約6km区間が「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道」としてすでに整備済みだが、トンネルが中心となる筑北側の西条駅〜第2白坂TN間の約3.8kmは未整備。筑北側の整備に道筋がつけば、安曇野側と合わせて一体的な観光利用が期待できる。 JRによると、旧線は1902年〜1988年に使われた。新線移行後に筑北村が管理する廃トンネルは、小仁熊(365m)と第1白坂(45m)、安曇野市境の第2白坂(2094m)。安曇野側のトンネルは漆久保(53m)、三五山(125m)と短い。村によると、2022年12月に JR長野支社から観光活用の相談があり、両者は3月以降、現地調査を進めている。各トンネルはレンガ造りで保存状態は良好だが、長大な第2白坂トンネルにはたくさんのコウモリが生息する。事故が起きた際の緊急連絡・救助体制も課題。 ただ、将来的に整備が実現すれば、明科か西条の駅近くにマイカーなどを駐車し、廃線敷を約10km歩いて電車で出発地に戻るという理想的なハイキングコースが生まれる。現状を生かして村内の短距離コースの開拓、JR・安曇野市と連携した企画を 模索していく。2023.7/7;筑北村側を実地踏査した村長は「先人の努力が結晶化した歴史遺産。何らかの活用ができれば」と。

■安曇野で里山整備に取り組むボランティア団体「あづみの樹楽会」は、明科東川手の「天田山神宮」周辺で植樹した桜の手入れをした。
やぶに埋もれていた神社や参道は樹楽会が3年前に整備を始めた。かつての景観を取り戻しつつある。会員らは満開の桜と青空、北アの絶景に癒やされながら作業を楽しんだ。神社は天田山の山頂付近にある。斜面にはソメイヨシノや ヤマザクラの古木が植わっていて以前は桜の名所でもあった。樹楽会によると20年前から氏子もなく、荒れたままになっていた。空が見えたのは林道の真上だけで、やぶに紛れて桜の存在も分からないほどだったという。樹楽会が地権者の 承諾を得てやぶを刈り払い、新たにエドヒガンとオオヤマザクラの苗を30本植えた。参道にはベンチを置き、正月には社殿内の清掃も行っている。会長は「桜があって、北アルプスが一望できる場所があることを知ってもらいたい。 憩いの場として使ってもらえたら」と。この日は、会員とサポーターの12人が参加。シカの食害から桜の苗を守る柵を手入れしたり低木を刈り払ったりと汗を流し、作業の合間には会員手作りの桜餅を食べながら花見を楽しんだ。 里山整備に当たっては、相続されずに地権者が不明になっている山林もあり、活動の障害となっている。

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)は、失われつつある安曇野の田園風景を保全のために復元し、その景観に触れることができる。
四季折々の安曇野の自然が楽しめ、常念岳を見ながらピクニックやスポーツが楽しめる。田園風景や山岳景観を楽しむ田園文化ゾーンでは、安曇野地域の田園風景や常念岳を中心とする北アの山岳景観を楽しみ、豊かな水と大地が 育んだ文化に触れられる。また、安曇野の懐かしい里山風景を再現した里山文化ゾーンでは、安曇野に伝わる懐かしい里山風景の中で、人の生業のなかで育まれてきた生き物の保全、技術・文化などを体験できる。散策トレイルコース、 ネイチャークラフト、そば打ちなど、通年から季節限定まで多彩な体験プログラムを用意。感染状況でイベント等は中止・制限あり。
(問)国営アルプスあづみの公園堀金・穂高管理センタ TEL 0263-71-5511

■「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)の「里山文化ゾーン」のビオトープが観察会などで活用。
希少な水生昆虫や両生類の繁殖の場になるなど、生き物たちが多く集まるエリアとして、市民と協力しながら、今後も保全に力を入れていく。里山文化ゾーンの岩原口近くにある荒れた湿地をなんとかしようと、公園スタッフが2020年春から、 水を循環させるための溝や池を掘るなど手作業で整備を始めた。市民参加の観察会では、安曇野市版レッドデータブックで絶滅危惧T種に分類されているクロゲンゴロウの成虫が、市内では約90年ぶりに発見されるなど、ビオトープの効果が 確認された。2021年から本格的な造成が行われ、長辺20m×短辺9mの広さに拡幅、水路や排水口も整備。安曇野市主催の観察会や小学校などビオトープを利用する団体も大幅に増えている。ゲンゴロウやトンボなど20種類を超える昆虫と、 イモリやドジョウなどの生き物が確認。今後は池の周りに設置する看板やベンチなどの製作を、一般の参加を呼び掛ける形で計画。市民にビオトープに親しみを持ってもらうための取り組みで、生き物が少ない季節のイベントを工夫していく。 「生き物たちがより住みやすい環境になるように整備を進めていく。生き物好きな市民に、季節ごとに遊びに来てもらえる場所になれば」と。

■2021.4/29;穂高有明の「安曇野ビンサンチ美術館」は、ARと豊かな自然を合わせて楽しむ美術館としてリニューアルオープン。
広々とした庭に展示されたCGにスマホなどの端末のカメラをかざすと、端末に映る絵が飛び出したり動いたりする。北山敏館長は「子供から大人まで楽しんでもらえると思う」と。約2300uの庭に、北山館長と妻・早苗さんの作品約150点が展示。 うち約30点がAR作品で、来館者が自身の端末に専用のアプリケーションをダウンロードして鑑賞する。カメラを通して見ると絵のフクロウが羽ばたきながら飛び出してきたり、光学顕微鏡で見えるミクロの世界を切り取った幻想的な作品が 映像になったりする。作品との距離や角度によって見える映像も変化し、「周囲の自然と組み合わせるなど見る人が自由に楽しめる。従来の作品に新たな価値が生まれた」と北山館長。写真撮影やSNSへの投稿も自由。同館は2020年、 新型コロナウイルスの影響で丸1年休館した。北山館長はこの期間を利用して以前から興味があったAR技術に挑戦し、感染対策として屋外を広々と使った展示にした。早苗さんは庭の整備に取り組み、50種ほどの樹木に説明文を設置。 「安曇野にどんな木が生えているか知ってもらえれば」と。(10:00-16:00.\500/大人,\200/小中生)。開館日は金/土/日、4/29-5/5;毎日開館。
(問)安曇野ビンサンチ美術館 TEL 0263-83-5983

■2021.4/29;穂高有明の「安曇野ビンサンチ美術館」は、現実の空間にコンピューターの映像を重ね合わせるARを活用した「AR美術館」としてリニューアルオープンする。
絵画に描かれたフクロウが飛び出したり、背景の空が夕焼けから夜に変わるなど、携帯端末を通して新しい感覚で作品鑑賞を楽しめる。美術館は館長の北山敏さんと妻早苗さんの個人美術館。北山さんはコーヒーやワイン、樹液などを 顕微鏡で拡大して写した写真や、スキャナーで読み取った落ち葉などを素材に絵画を描き、1970年代から海外の芸術祭などに出品してきた。早苗さんは動物などをモチーフにした刺しゅうを手掛ける。美術館では2300uの敷地内に、 2人の作品計150点展示。感染拡大を受けて2020年は休館。この間、北山さんは新しい表現を模索してARの研究を重ねてきたという。海外の専用ソフトを使って、絵画や安曇野の風景写真をAR用に編集。専用アプリをダウンロードした スマホを使って見れば、描かれた動物などが画面上に飛び出てくる仕組み。収蔵する150点のうち30点をARで鑑賞できる。縦1m、横2mの絵画「ふくろう夢に向かって」は、夕暮れ時の林からフクロウが飛び立つ姿を描いた作品。 スキャナーで読み取ったコナラの葉でフクロウを描き、オーロラのような色合いの樹液をくわえて羽ばたく構図で和紙に印刷した。専用アプリを通して見ると、フクロウがこちらに向かって飛び出てくるように見える。北山さんは 「自然と触れ合いながら作品を楽しんでほしい」と。美術館は4/29-5/5;毎日開館、その後は金/土/日曜のみ。開館日は北山さん夫妻が作品を解説し、安曇野の自然を生かした庭を巡ることができる。 (入館料;\500/高校生以上,\200/小中生)
(問安曇野ビンサンチ美術館 TEL 0263-83-4983

■穂高の森の中に、ガラスのはんこ作り体験を基本にしながら、キャンプやハンモックなどアウトドア体験もできる異色の工房がある。
30年前に移住した浜石良治さんが営む「遊び心」の工房で、2021年5月にOPEN。受け入れる体験客は2H1組に絞り、家族連れらにぜいたくな時間を提供。2020年まで諏訪の「SUWAガラスの里」に16年間工房を構えていたが、団体客の減少による 従来型大型観光施設の衰退や、感染拡大による来店客の減少を受けて撤退。穂高の「安曇野アートヒルズミュージアム」と、20年前にガラスはんこの体験システムを共同開発した実績もある。ガラスの里の工房では、モノを売るより思い出づくりを 主眼に置いた「思い出観光」を実践。現在の工房は自宅の敷地にあり、新しい体験を提供しようと、あずまやとテントで作業場とくつろぎのスペースを設けた。森の中で新鮮な空気に包まれながら作業でき、秋はたき火体験もできる。荒天時や 冬季は自宅内のまきストーブ前の工房で体験ができる。

■穂高有明の「征矢野久水彩館」は、征矢野久さんが四季折々の安曇野や、国内外の風景を描いた水彩画、約60点を常設する美術館で、2018年開館した。
(19:30-16:30,\500/入場料,火/水曜定休)
(問)征矢野久水彩館 TEL 0263-87-0107

■穂高の「大熊美術館」で、17世紀に流行した感染症「ペスト」対策として防護服とマスク姿の医師の姿の挿絵が入った書籍を展示。
デンマーク王室御用達の「ロイヤルコペンハーゲン」の製品を紹介する大熊美術館。ロイヤルコペンハーゲンのコバルトブルーのクリスマスプレートなどを展示。他にアンデルセンの初版本、19世紀の植物画ディナープレートもある。 科学的な精密さと芸術性を併せ持つデンマークの植物図鑑「フローラ ダニカ」の図版と世界一豪華なディナーセット「フローラダニカ」。関連する書籍で、館長の大熊智恵子さんは「ペストの流行が収束したように新型コロナも 収束する」との願いを込めた。(9:00-17:00,毎火/水定休,\800/大人,\500/小中生)
(問)大熊美術館 TEL 0263-83-6993

■2023.4/29;穂高の絵本美術館「森のおうち」では、酒井倫子館長が退任、名誉館長に就く。
1994年開館以来、運営を共に担ってきた長女が新館長に就任。新型コロナ禍で環境が一変する中、絵本文化継承へ、運営体制の若返りを図る。カフェやショップ、図書室を備えた美術館にコテージを併設し、宿泊、ウエディング事業を 手掛ける「森のおうち」は酒井館長が引き続き代表権を持つ。来館者数が年1万人減少し、CFで経営支援を訴えたのは2022年春。目標額800円を上回る運営資金を調達。「支援に対する最大の恩返しは館の永続」。同館は、絵本表現の芸術性を 伝える国内外の原画を展示。年4〜5回の企画展で人気作家の組み入れを強化。館長が語り手としても実績を重ねてきた「朗読教室」「宮沢賢治教室」、「森のおうちおはなしの会」の同好会活動は継続して行う。学芸員による講座 「子育て絵本サロン」を新設しファン層拡大を図る。収益の柱だったウエディング事業は屋外で記念撮影をする「ロケーションフォト」に移行するなど時代の価値観に即し事業を再構築する。
4/29;開館記念日は画家で絵本作家いせひでこさんら館運営を支えた文化人を迎え、シンポジウムを催す。「開館以来紡がれた信頼の根、創造性や夢、生きる力を育む絵本文化を絶やさない」。

■2023.4/18;「豊科近代美術館」の運営を支える支援する「豊科近代美術館友の会」が解散。
1992年発足から31年間の歴史に幕を下ろした。会員の高齢化と減少が進む中、美術館の耐震改修工事で活動に影響が出るため、一度リセットしてあり方を見直す。美術館は1年かけて新しい組織を模索する。友の会は美術館が開館した年に 会員42人で発足。一時は約250人まで増えたが、高齢化で現在は約100人まで減った。友の会は、研修旅行や読書会、彫像磨きや落ち葉掃きなどのボランティア、コンサート、絵画部による定例活動や展示、手仕事くらぶの講座、「友の会だより」や 会報の発行などを行ってきた。約500種類・1000本が植わっている「バラ園」の維持・管理にボランティアとして携わってきた。美術館を指定管理する「安曇野文化財団」は、「美術館と地域の親近感や密着度を高めることを頑張っていただいたのが 友の会」と会の尽力と功績をたたえた。会長は「美術館にとっても会員一人一人にとっても、新しい扉を開く記念するべき日になれば」と。バラ園の維持・管理は新たなボランティアの募集を予定。館長は「今までのものを生かしながら新しい 組織づくりをしたい」と。

■穂高有明の「絵本美術館・森のおうち」は、2022.4/20-5/31;CF募集を行ない、当初の目標額800万円を大幅に超える1400万円が集まり、酒井倫子館長は多くの支援に深く感謝して、同館の一層の充実に向け決意を新たにしている。
森のおうちは長引くコロナ渦で利用客が激減、インターネット上で運営資金を募ることにした。GW明けの5/9;目標額800万円、5/15;最終目標額である1000万円も達成、その後も次々と支援が寄せられた。CFサイトには、いせひでこさんを はじめとする多くの絵本作家が応援メッセージを寄せた。一般支援者の「結婚式を挙げた大切な場所」「絵本文化のともしびを絶やさないで」といった温かなコメントも書き込まれた。地元市民からの寄付や問合せも増え、館長らの知人の 口コミもあって支援の輪が広がり、500人を超える人々が協力した。集まった資金は、約2割の手数料を運営会社に支払った後、建物の修繕などに充てる。館長は「信じられない思い、館を存続させるエネルギーをいただいた。希望を持てる ような良質な絵本を紹介していく責任も感じている」と。

■穂高有明の「絵本美術館・森のおうち」は、厳しい経営状況を建て直すため、インターネット上で資金を募るCFを始めた。
感染拡大で来館者の減少が続く中、「児童文化の灯を消したくない」と支援を呼び掛けている。森のおうちは1994年4月、酒井館長が私財を投じて開館。創立29周年。美術館を中核に、コテージやカフェを経営し結婚式も手掛けている。 展示会は宮沢賢治の作品など児童書や絵本は8000冊。絵本1冊分の原画を丸ごと紹介し、読み聞かせのイベントや教室を開くなどして、良質な絵本文化の発信に努めてきた。しかし、新型コロナの影響で利用客が激減、オンラインショップで 年間パスポートを販売するなど工夫してきたが、実益は以前の3割程度と厳しい状況が続いている。建物の改修さえもままならぬ中、CFでの資金集めに踏み切った。ゆかりの作家や出版社などから支援が寄せられているという。館長は 「一つ一つの応援に、感謝してもし尽くせない。児童文学は大人にも生きる力をくれる。なんとか館を存続させたい」と。目標額は800万円で締切は5/31。「お気持ちコース」(返礼品なし)\5000から18コース、寄付の金額に応じて オリジナルグッズや作者のサイン入り絵本の返礼品。(目標額;800万円,支援額;667万円(5/7),支援者167人)
児童文化を発信し続けてきた「絵本美術館」を未来に向けて存続させたい
(問)絵本美術館&森のおうち TEL 0263-83-5670

■穂高の「碌山美術館」はれんが造りで教会風の建物が「安曇野のシンボル」
その玄関アーチに掲げられた照明器具のランタンを見上げる人は少なく、ランタンを寄贈したのが財界人の渋沢敬三ということもあまり知られていない。敬三は「日本資本主義の父」とされる渋沢栄一の孫。1958年に開館した碌山美術館の 学芸員によると、敬三がランタンを寄贈したことは館の記録にある。ただ、それを知っているのは「館の関係者と職員くらいではないか」という。敬三は館の設立に当たって寄付集めや建設業者の選定に尽力し、開館後、館の顧問に就いた。 敬三は、栄一が先妻・千代との間にもうけた篤二の長男で、父親が廃嫡されたため栄一の後継者となって金融界に入り、日銀総裁や、S20年10月発足の幣原喜重郎内閣で大蔵大臣を務めた。一方で、民俗学の分野をはじめ文化人や文化支援者の 顔も持つ。荻原碌山の顕彰に努め、美術館建設に情熱を注いだ彫刻家・笹村草家人が、親交のあった敬三に助言を求めた。企業から高額の寄付が得られたり、清水建設に低予算で工事を請け負ってもらえたりと、敬三の口利きがものをいった。 笹村には肖像彫刻の「最後の渋沢敬三先生」がある。「臼井吉見文学館」の平沢重人館長が、このほど「臼井と碌山」をテーマに市文書館で講演し、その中で敬三のランタンを紹介した。NHK大河ドラマや新1万円札の肖像などで渋沢栄一が 脚光を浴びるなか、平沢館長は「地元の人たちが碌山美術館にあらためて足を運び、碌山の芸術や、多くの人から応援された人柄や生き方に触れてもらえたらうれしい」と。

■日本近代彫刻の先駆け、荻原碌山の作品を展示する穂高「碌山美術館」は11月からCFで集めた資金を利用して修繕工事に入る。
「碌山館」(約110u)は国の登録有形文化財。1958年開館から64年たち老朽化が目立っていた。資金が課題だったが目標の3倍以上の寄付が集まり、由緒ある建物と貴重な収蔵品を守るめどがたった。碌山館は壁はレンガ、屋根は瓦ぶきで、 屋根上の尖塔が印象的で昔から安曇野のシンボル。側面は上部が丸いアーチ型の窓が横に並ぶ。キリスト教の洗礼を受けていた碌山のため、教会風のデザインが採用。設計者は日本を代表する建築家の今井兼次。自身もキリスト教徒で、 早大で教授を務め、多数の建築家を育てた。作品には燕岳に建つ山小屋「燕山荘本館」、長崎の「日本二十六聖人記念館」などが知られる。碌山館の傷みは、雨漏りのほか、外装のレンガや屋根の縁のコンクリートの亀裂、ドアの色あせもある。 見積りは修繕費500万円。これに諸経費などを足して700万円をCFの目標にした。7/15;CFを開始すると、碌山美術館に愛着を持つ人らから寄付が相次ぎ、8/31;締切までに1088人から3.3倍の2370万円が集まった。収入を支えてきた入館者は 新型コロナの影響で、感染拡大前だった2019年の約2.7万人から、2021年は約1.5万人に減り、2022年も同程度か上向いてもわずかの予測。そのためCFに頼った。工事は11/8から1ヶ月を予定。予想以上の資金が集まったため、碌山と親交が あった高村光太郎らの作品を集めた第1展示棟(1982年開館,約160u)の床なども直すことにした。学芸員は「応援コメントもたくさんいただいた。その気持ちに寄り添い、残りは来館者が喜ぶ形で有効活用したい」と。設計者の今井兼次は、 碌山館の設計前、現地を訪れた時の感慨を雑誌に書いている。「雪降りしきる中に背後にある常念岳の厳しい山肌を間近に見て、その環境下に置かれるであろう建築の将来についてあれこれと思いめぐらした」。さらに「碌山先生の精神的な 人間像を心に求めながら働いた。降雪の中に立ちつづける美術館への想念のみが、私の設計意図を最後まで導いてくれた」と。「碌山美術館誌」によると、太平洋戦争を挟んで地元に碌山顕彰の機運が高まり、「碌山美術館設立委員会」が できた。建設資金は企業や団体、小中高生ら個人の寄付を中心に、30万人もの人から700万円以上を集めた。これに県と旧穂高町の補助金を足して総額は837万円になった。敷地は穂高中の土地660uの無償提供を受け、私有地545uを買い足した。 1957年に着工、穂高中の生徒がレンガや瓦の運搬などで協力。碌山の親族が保管していた作品を運び込み、碌山の49回忌に当たる1958.4/22;開館。今井は別の雑誌に「心の結集で建った碌山美術館」と題し、「資金といい、労力奉仕といい、 多数の人々の力の結集で出来たという点で最大の価値がある」と。学芸員は「設立当初から周囲の人々に支えられてきた美術館」と。 荻原碌山は1879〜1910年。東穂高村(現安曇野市)の農家に生まれ、本名は守衛。17歳に油絵に目覚め、21歳で渡米して絵画を学んだ。渡仏していた24歳の時、オーギュスト・ロダンの彫刻「考える人」に出会い感動。彫刻を志すようになった。 28歳で帰国し、東京で次々と制作。30歳で亡くなった。作品のうち「北條虎吉像」と「女」は国の重要文化財。

■2021.7/1;豊科南穂高の「安曇野の里」に農産物などを販売する「まちの駅 安曇野ベース」がOPEN。
中信の農産物や加工品、地酒を販売するほか、石窯焼きのピザを提供する飲食店、貸自転車も併設しており、安曇野の新たな観光拠点として期待される。塩尻で「道の駅小坂田公園」を経営していた薬師平リゾートが指定管理者として運営する。 安曇野の里で空きスペースとなっていた1Fの370uを5月から改修してきた。

■2021.7/1;豊科南穂高の「安曇野の里」に「まちの駅 安曇野BASE」がOPEN。
市の指定管理を受けた薬師平リゾートが物販・飲食部門の運営を担う。2年近く空き店舗となっていた観光拠点施設が、さまざまな立場の人が集い、情報を発信する「基地=BASE」として生まれ変わる。売店では、地元産の新鮮な農産物のほか、 県内の作家によるクラフト品、土産品を販売。特に安曇野・塩尻・松本のワインは約50種類と豊富。飲食店では、地元産の食材を多く使った石窯焼きのピザを中心に提供し、テークアウトにも対応。電動アシスト付スポーツ自転車のレンタル事業は、 東京五輪で日本代表のヘッドコーチを務める鈴木雷太さんが担当。今後は料理教室や、市内の南安曇農業高や穂高商高と連携した商品開発なども展開していく。地元で活動する住民団体とのイベントも検討。薬師平リゾートは、塩尻の道の駅 「小坂田公園」のレストラン棟の管理・運営を手掛けており、安曇野の里の指定管理期間は2026.3/31まで。永社長は、安曇野は観光地としても暮らす場所としても大きな魅力と可能性があると話し、「いろいろな人に足を運んでもらいたい。 わくわくできる場として情報を発信していく」と。〜6/30;プレオープン中。

■2021.11月〜;「あづみ野バザール」穂高神社店は種子島産の安納芋や紅はるかなどの焼き芋をテークアウトで販売。
芋のサイズ別に大中小で販売し、小は\200/100g。11/15まで焼き芋を購入した人には小1個をサービス。この2種のほかにもサツマイモの熟成に合わせて、焼き芋の種類が増えていく予定。「甘くてとろっとした食感のお好きな方には 小さいサイズを、ほくほくとした食感がお好きな方には大きいサイズの焼き芋をお薦めしています。熟成が始まる12後半から、さらに甘味が増します」と。あづみ野バザール穂高神社店は、2020.3/28;「穂高神社」境内の「御船会館」 (1F)にOPENしたお店で自家焙煎コーヒー、イタリアンジェラート、生菓子、地域の土産物、飾り細工などを販売。(10:00-17:00)

■穂高有明の「カフェ・心花舎」は、コロナ禍で売上げが落ち込む中で経営の柱にしようと、「穂高神社」の御船会館の一角にプリンの無人販売所を開設した。
松本で消費期限の短いスイーツの無人販売所は珍しいといい、地元産の牛乳と卵を使ったプリンを1セット(\1000/4個入)で販売。店舗はJR穂高駅からR147に向かう大通りに面し、多い日には20セット以上売れる好評ぶり。幅3m、奥行き2.5mの 店内にある業務用大型冷蔵庫にプリンが入っている。コーヒー味や期間限定のプリンもあり、好きな品を取り出し、店内の神棚の下に置かれたさい銭箱のような箱に現金を入れて持ち帰るシステム。ギョーザの無人販売所から着想を得た。 安曇野には野菜の無人販売所が多くあり、甘味の無人販売所も受け入れてもらいやすいのではないかと考えた。プリンは穂高有明の牛乳と平飼いの鶏の卵で作った、カフェで人気の品。10/中に試験運用を始め、11月から本格営業中。 24H営業のため早朝や深夜に訪れる人もおり、心花舎全体の売上げの約3割を占めている。オーナーは「先々にはプリンの食べ歩きのできるスポットにしていければ。自動販売機の導入も少し考えている」と。

■安曇野にはそばの名店「そば処常念」があったが一昨年閉店。
約40年間「そば処常念」として地元の方や観光客に愛されてきたそば店。お店の大黒柱の病とコロナ禍で2020.6月閉店。ここに新しい命を吹き込んだのは元店主の孫。穂高に160年前に建てられた古民家で、道祖神が描かれたくぐり戸を抜けると、 昔懐かしい空間が広がる。店主は「お蕎麦屋さんが閉まった閉店後とかに一人でここでぼーっと庭を眺めてたりしている時に、お店をやっていくのかもしれないなって、いつの間にか自然の流れでそうなった」と。2022年4月に「喫茶常念」開店。 2年前に閉店したことを知らない客が今でも訪れます。「全国からお蕎麦屋さんの時に全国からきてくれていたのでまだそば屋が閉まったことを知らない人たちが今だに沢山来てくださるんですけど、そば屋さんが終わって新しく開いたということは すごくうれしいと言ってくれて」。大好きだった店の雰囲気はそばの店だった頃のままに、大きな時計や祖父が集めた鉄瓶などが並んでいます。喫茶となった今は古美術品のほかにリメイクされた古道具も。年配の人にとっては懐かしくそして 若い人たちにはアンティークでおしゃれな空間に変わった。コーヒー一杯でも一日中居られるような空間、そんな店を目指すという。喫茶店のメインはそば粉のガレット。祖父母の思いが詰まった店は孫に引き継がれ、新しい歴史が刻まれていく。

■北ア「燕岳」(標高2763m)の合戦尾根にある「合戦小屋」(標高2350m)では名物のスイカを販売中。
穂高中房温泉の中房登山口(標高1450m)から入山し、北ア三大急登と呼ばれる急な合戦尾根を登って約4H。合戦小屋は頂上までは2/3(あと約1.5H)の場所に建つ。合戦小屋は4/下-11/4営業、スイカは6/中-9/下に提供。6/中;新潟産のスイカ、 7月〜;波田産のスイカを使用。ピーク時には1日で35玉以上、1シーズンで1200玉以上のスイカが使用されるという。スイカなどの荷上げは合戦尾根にある1964年設置のケーブル(全長2km)を使う。1966年からスイカを販売開始した。スイカの他、 うどん・水などを販売。スイカはシャリッとした歯ごたえ、みずみずしくて冷たく甘いスイカで松本波田産。登山者の疲れを癒やし、頂上を目指す活力となる。(\600/2Lを16等分した1切れ)。合戦小屋テント場(3張,\2000/1人)

■穂高のR147沿いにある「穂高ショッピングセンタ・アミー」が2022年、大きく生まれ変わる。
敷地を東側に大きく広げ、造成後に建設する新棟には、市内第1号店となるスーパーのツルヤが出店予定。現店舗は建て替え、テナントも一新。穂高ショッピングセンタによると、現建物の東側にツルヤが入る棟、北側の駐車場にマツモトキヨシと セリアの2店舗が入る棟を新設。建物は平屋で、床面積はツルヤが4382u、マツモトキヨシは818u、セリアは727u。現在は拡張工事が進められている。ユーパレットなどが入る現店舗は2766uの棟に建て替え、生活雑貨店が入るとみられる。 駐車台数は490台、店舗前に駐車スペースを集めるなど、より使いやすい駐車場となるように区画整備する。隣接するケーヨーデイツーは営業を続ける。アミーは1989年にオープン、現店舗の老朽化が進んでいた。穂高ショッピングセンタは 「地域密着のショッピングセンタとして33年間営業してきた。さらに20年後を見据え、地域の皆さんに支持される施設として、にぎわいを創出していきたい」と。新棟に入る店舗は2022年初夏のオープン予定。現店舗はテナントの立ち退き後に 建て替え工事を行い、店舗のオープンは2022年秋になる見通し。

■日本原産の「天蚕」
安曇野の穂高有明地区で盛んだった「天蚕」。淡い緑色の繭が有名。「緑の繭をつくるのは天蚕だけ」と市天蚕振興。桑ではなくクヌギの葉を主食とし、繭は一般的に知られる「家蚕」より大きい。担い手不足だが、生産技術は受け継がれてきている。 2023.4/1-11/5;9:00-17:00;「安曇野市天蚕センタ」開館。天蚕センタは1978年旧穂高町で天蚕飼育の復活、飼育、繰糸、機織り技術を後継者へ伝承するための拠点として建設。天蚕の歴史や生態、器具・資料、天蚕糸で織られた着物展示。天蚕工房では 安曇野天蚕工房では手機織りの実演、敷地内には見学者用飼育ハウスもあり、天蚕が見学できます。機織り機の見学や機織り体験あり(日時要確認)。国内では珍しい天蚕資料館。
天明年間時代(1781年)から穂高では天蚕の卵を採取し飼育を始め、最盛期のM20-M30年頃には年間800万粒の繭を生産し、天蚕飼育の黄金時代と呼ばれた。しかし、天蚕の病や大戦の影響により、1943年飼育が途絶えた。1973年穂高町の発案にて再開され、 1977年に天蚕センタが建設。現在は安曇野市天蚕振興会(1979年設立)が受け継いで管理・運営。天蚕センタでは、検温やアルコール消毒、換気の徹底などの感染対策を行っており、繊維のダイヤモンドとも呼ばれる「穂高天蚕糸」を見学してみてください。 ショップでは小物やストール、天蚕の繭を使った商品を販売。(9:00-17:00,月曜休館,入館無料)
4/15;9:00-17:00;天蚕センタで「高機織り体験」。機織り機で天蚕糸入りの120cmのショール作り。(定員;4名,\10000)
(問)安曇野市天蚕センタ(きらめく繭 安曇野市天蚕振興会) TEL 0263-83-3835

■5/28;天然の蚕「天蚕」の技術継承や生産に取り組んでいる安曇野市天蚕振興会は、穂高の「市天蚕センタ」で卵を和紙にのり付けする作業をした。
卵を和紙ごとクヌギの枝に取り付ける「山付け」のための準備で、会員とボランティアの約20人が伝統の作業に励んだ。直径1cmの穴が100個開いた専用の型枠を使い、柿渋とわらび粉で作ったのりを和紙に塗った後、卵をざらっと転がして のりが付いた部分に平均で15粒貼り付けた。ボランティアで参加した女性は「虫の一生と糸作りが総合されている。天蚕は奥が深い」と。のり付けされた卵はこの後、飼育員によって穂高有明のクヌギ林で山付けされて4〜5日でふ化する。 幼虫はクヌギの葉を食べて脱皮を4回繰り返し、7月には糸を吐いて緑色の繭をつくる。天蚕の繭から取れた糸は「繊維のダイヤモンド」とも呼ばれている。天蚕の飼育に携わる振興会会員の高齢化が課題で、2022年の卵は約3万粒と例年より 2万粒ほど少ない。会長は「伝統産業を守りたいという志ある人がなかなか出てこない。天蚕をやってみたいという人がいれば声を掛けてほしい」と。
※穂高では1781年頃から天蚕飼育が開始。穂高山麓はクヌギ・ナラなどが群生し、多数の天蚕が生息していた。1801年頃から飼育林を設け、農家の副業として飼養を開始、1890頃から天蚕の全盛期と迎え、1898年頃は有明村の過半数の農家で 天蚕を飼育したという。天蚕の黄金時代には800万粒の繭が生産。その後衰退。1973年天蚕飼育再開。今でも「市天蚕センタ」では飼育・製品展示が行われています。
(問)天蚕センタ TEL 0263-83-3835

■安曇野の犀川を挟んで北アルプスに対峙している明科光のビュースポット「長峰山」(標高934m)
長峰山は川端康成や井上靖、東山魁夷が絶賛した眺めの展望が楽しめます。展望台からは、北アの大滝山・蝶ヶ岳・常念岳・横通岳・東天井岳・大天井岳・燕岳・有明山・北燕岳・餓鬼岳・針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・ 白馬三山まで一望できます。山頂は開けた草原で、明科町の1971年100年記念、長峰山林道開通、明科町商工会創立10周年で「歴史の塔」が建てられています。塔は高さ約10mの鉄製で「過去」「現代」「未来」を3つの輪を連結させた姿という。 2014年に更新した高さ13.5mの展望台。眼下には犀川、高瀬川、穂高川の三川合流の扇状地には安曇野の田園風景が広がっています。春は桜、秋から冬は空気が澄んでいるため、美しい山容が見られます。
長峰山頂(934m)南には1995年7月にオープンした森林体験交流施設「天平の森」があります。
交流センタ(管理棟)、オートキャンプ場、コテージ、天文台。展望風呂は檜風呂で窓から北アが眺められます。内風呂で大きなガラス窓。お湯は安曇野のわさび田から湧き水を引き上げ、温泉成分を加えた人工温泉。(展望風呂;男女別内湯 (10:00-16:00/日帰り/\400,10:00-21:00;宿泊者無料)。天文台は400mm反射望遠鏡を設置、天文同好会が天体観測(毎週土曜)を行っています。4/下-10/末;オートキャンプ場(\210円/1人,オートサイト1区画:\4320円,オート:9区画,芝生)、 コテージ6棟。BBQハウス(10:00-16:00,要予約)、天文台(19:30-20:30,\220)、食堂(10:30-14:30,うどん・そば・定食など)。管理棟、売店、食堂、炊事棟、水洗トイレ、ランドリー、風呂、自販機などあり。12/中〜3/中休館。明科駅車15分
豊科田沢から光城山山頂への林道城山線(3.9km),明科中川手から長峰山山頂へ林道長峰線(6.7km)。林道は冬季閉鎖。他に明科から天平の森への登る細い林道あり。 (問)天平の森 TEL 0263-62-6235

■安曇野東部の「長峰山」を拠点に森林整備に取り組むNPO法人「森倶楽部21」は20年余にわたる活動をまとめた本「蝶と長峰山と私たちと〜手づくりの里山再生20年の記録〜」と、絵本「レモン色のチョウうまれたよ」を自費出版した。
手探りで始めた里山整備の記録を残すとともに、同じような活動に取り組んでいる団体の参考にしてほしいと。森倶楽部21は、地球温暖化防止への関心が高まる中、「信州気候フォーラム森林部会」を前身に、2000年5月に設立、長峰山の整備を スタートさせた。「蝶と長峰山と...」には、山仕事に関しては素人だったメンバーたちが専門家らの助けを得ながら、試行錯誤で整備を進めた様子が詳細に記されている。蝶類生態研究者の故・浜栄一さんのアドバイスを受け、チョウを 里山整備の指標にした経緯もつづられている。整備が進むにつれ、当初は20種類程度しか確認できなかったチョウが、累計で80種類を超えるまでになった。レモン色のチョウうまれたよ」は、スジボソヤマキチョウの物語を美しい水彩画で 描いた絵本で、山を整備する大切さを分かりやすく伝えている。森倶楽部は子供たちに地元の里山について関心を深めてもらいたいと、2009年に発行したガイドブック「里山とともに」と合わせて計60冊を市内小中学校17校に寄贈した。 倶楽部の副理事長らが、安曇野市役所を訪れて教育長に本を手渡した。「里山はこのままでは荒廃の一途。活動を通じてわずかに感じられた明るい兆しを、子供たちをはじめ、多くの人に知ってほしい」と。「蝶と長峰山と...」(\1800)、 「レモン色のチョウうまれたよ」(\800)。

■2023.6/14;安曇野市は水郷で知られる明科に整備する東部アウトドア拠点の基本構想策定委員会を発足させた。
犀川をはじめとするウオーターフロントでカヌーやラフティングといったウオーターアクティビティーを中心としたアウトドアスポーツの拠点づくりを目指す。明科は2022年4月に国から一部過疎地域の指定を受け、過疎債も活用した にぎわい創出と活性化が課題。恵まれた河川環境でのウオータースポーツやレジャーをはじめ、東山でパラグライダーなどスカイスポーツやトレッキングも楽しめる地域の特色に着目。これらの資源を最大限生かせ、観光誘客や市民交流にも つながるアウトドア拠点を整備することにした。基本構想策定委は市政策部長を委員長に、市、国県、有識者、観光や商工、アウトドアの関係者ら15人で構成。アドバイザーに2000年シドニー五輪カヌースラローム日本代表の安藤太郎さん(松本)を 迎えた。水や里山など関係する団体から意見を聴く3つの分科会も置く。2024年3月までに策定する。第1回委員会で、事務局のコンサル会社が現状把握調査の結果を報告。国内屈指のカヌーコースがある龍門渕公園など水辺が候補地となる アウトドア拠点整備について「水資源の豊かさ」「河川バリエーション」などが明科の「強み」とし、川のアウトドア拠点は他に少ないとして競合優位性も挙げた。安曇野市太田寛市長は「アウトドアの拠点、聖地としての安曇野市の振興と 明科の振興の二つを柱としたい」と。

■安曇野市は明科をアウトドア拠点整備構想
安曇野東部アウトドア拠点にどのような機能が必要かなどの方向性を盛り込む基本構想の策定に着手。6/中;太田寛市長を委員長とする策定委員会を立ち上げ、取り組みを本格化させる。明科で活動する各種団体や地域住民の意見を聞き、 市場調査などの結果も踏まえて2023年度内に策定予定。6/1;明科公民館で説明会を開き、基本構想策定に向けた今後の取り組みや日程を示した。ウオーターアクティビティを検討する「水」、里山で行うアウトドアについて話し合う「里山」、 地域住民らの意見を聞く「地域連携」の3つの分科会を組織する。各分科会のメンバーは地域で活動する個人・団体、有識者らで、地域連携についてはメンバーの一部を公募。コンサルティングを手掛ける企業がニーズや地域資源などの調査を 実施する。市は明科で活動する団体などへのヒアリングを始めており、分科会の意見にそれらの結果を加えて策定委員会で原案を取りまとめる。市民から広く意見を募るパブリックコメントも実施する計画。説明会には約30人が集まり、 安全にアウトドアを楽しむためのルール作りについて意見を述べたり、拠点の規模感を質問したりした。市政策経営課は「明科はアウトドア環境に恵まれた地域。地域に親しまれ、交流を生んで移住・定住にもつながる施設にしていきたい」と。
明科駅は新しい木造の駅舎ができ、木のぬくもりがする。明科駅前ではロータリなど工事中で新しく安曇野の東の玄関口となる。
2023.7/8,8/27,9/9;13:00-15:30;「明科公民館」で「アウトドア拠点整備基本構想地域連携WS」(締切;6/16)
明科にはウオータースポーツ、スカイスポーツ、トレッキングといったアウトドアの多くの資源があります。
・「龍門渕公園」の前川ではカヌー、五輪選手がカヌースラローム競技で練習できる常設コースあり。
・「犀川」ではラフティングボート、「万水川」から「犀川」ではクリアボートでの川下り。
・明科「長峰山」でのパラグライダー・ハングライダ。アルプススカイグランプリなどの大会が開かれた。
・旧国鉄「篠ノ井線」廃線敷でのトレッキング。明科駅〜白坂TN(約6km)のトレッキングコースあり。
・明科駅から「長峰山」(標高933m)へのトレッキング。雲龍寺コース(5.8km,1.5H)と長峰荘コース(2km,0.7H)の里山トレッキングコースあり。林道長峰線(6.7km,1.5H)と矢ノ沢山神社の林道(4km,1H)あり。
・犀川での渓流釣り・フィッシング。安曇野の渓流は、犀川水系では鹿島川、籠川、農具川からの高瀬川が明科で犀川に合流。乳川、芦間川、中房川、穂高川、烏川などの穂高川が明科で犀川に合流。梓川、奈良井川、薄川が松本で合流し、 犀川になる。明科は河川の水量が多く清流。ニジマスやヤマメ、イワナ、アユなどが放流され、ブラウントラウトやレインボートラウトが釣れることも。明科中手川には信州サーモンを養殖する県水産試験場あり。

■松本平・安曇野の犀川、奈良井川、女鳥羽川、田川、梓川、鹿島川の河原では、初夏になると「ニセアカシア」が盛んに咲き誇り、花の甘い香りが風に漂って香ってきます。ニセアカシアは北米原産の マメ科の落葉高木で明治の初めに渡来したとされます。ニセアカシアは白い鈴なりの美しい花をたくさん咲かせることから観賞用に植栽されたり、良質の蜜源となることから養蜂業にも大きく貢献しています。また、ニセアカシアの花を天ぷらに して食べます。最近では安曇野の農産物直売所でもニセアカシアの花や蜂蜜を販売しているのを見かけます。成長が早く砂防用に植えられた木ですが、野生化したケースが多い。近年はその旺盛な繁殖力によって急速に分布を拡大し、在来種に 大きな影響を与えるようになってきました。そのために駆除や管理が必要とされています。これまで植林されてきたニセアカシアは倒れやすいということから定期的に伐採や間伐されたり、在来種のナラやクリに植え替えらえています。 ニセアカシアは30年くらい経つと活力が落ちて腐朽し、根が弱くなります。豪雨になると河川敷で育った樹木が濁流に流され、河原に横になったり、橋の欄干に盛り上がったするニセアカシアの木も見られます。砂防用に植えられた木が 2次災害を起こすもとになるとは皮肉です。一方、ニセアカシアの蜜は量が豊富で糖度が高いことからハチミツに利用されています。国内2位の生産量を誇る信州でもニセアカシアは養蜂家にとっては重要な蜜源で、伐採には反対する姿勢を 見せています。

■2022.1/13;安曇野市は、経営移譲先となる民間事業者を募集していた宿泊施設の三郷小倉「ファインビュー室山」と、堀金烏川「ほりでーゆ〜四季の郷」を事業者の応募がなかったと公表。両施設は現在、第3セクが指定管理者として運営し、 市は2021年度中に、所有する3セクの株式の多くを新たな株主となる民間の宿泊観光業者に譲渡し、経営を立て直してもらう方針だった。見直しは避けられない状況。市は、3セクのFV室山の360株と、ほりでーゆ〜の420株を、民間事業者に 1株5万円以上で売却するため、2021年7/30-12/10;経営権の移譲先となる宿泊観光業者を募集した。現地説明会には、FVに2社、ほりでーゆ〜に3社が参加したが、応募には至らなかった。説明会に参加した企業に市農林部が行った聞き取り調査 によると、FV室山は株式の譲渡価格に加え、施設を3セクに無償譲渡することから固定資産税の支払いなども必要となり、5000万円を超えるとみられる初期費用が応募の妨げになったと考えられる。ほりでーゆ〜四季の郷については、 キャンプ場などの付帯施設も含めて評価は高いものの、コロナ禍で宿泊施設経営の先行きが見通せないことが一因になったとみられる。応募があれば選定委員会を経て株式の譲渡先候補を決め、市議会3月定例会に株式譲渡案を上程する 計画だった。市農林部は「市と三セクの負担が少ない方法を考えたが応募はなかった。3月定例会で今後の方針を説明したい」と。

■安曇野市は、R4年度末をもって施設を第三者に譲渡する方針の宿泊施設「ほりでーゆ〜四季の郷」と「ファインビュー室山」について、どちらも指定管理者の第3セクタを譲渡先とする方針を固めた。
経営予測では譲渡しても7-8年後に資金繰りが行き詰まる見通しだが、筆頭株主の市が株式の一部を同業他社に譲渡し民間のノウハウを取り込めば経営が継続できる可能性が高い、と判断した。8/26;市議会で譲渡先を示した。 市の持ち株比率は三セク「ほりでーゆ〜」が84%、「ファインビュー室山」が75%。持ち株の約半分を宿泊業者に有償譲渡する。譲渡を引き受けた企業は市に代わって筆頭株主となり、経営ノウハウを持つ人材を経営陣に送り込んで 収益改善を図るシナリオを描く。市も全株式の1/3は保有し続け、経営の根本に関わる重要議題を扱う特別決議の阻止権を保持する。担当の農政課は「三セクをつくった市の責任として、両施設合わせて約100人いる従業員の雇用継続を 担保していきたい」と。ただ、今回の方針に感染拡大の影響は織り込まれていない。2021年度に行う株式の譲渡先の公募に対し、経営意欲のある企業から応募があるかどうかは見通せない。同課は「美しいロケーションや、周辺にある キャンプ場などを考えれば、両施設ともポテンシャルはある」と。両施設の経営状況は、ほりでーゆ〜四季の郷が利用者減少で過去5年は赤字。ファインビュー室山は黒字だがこの先必要となる施設改修を負担しながらの経営は 厳しいとみられる。

■2021.7/1;穂高有明の「小岩岳旅館」の敷地内に「小岩岳温泉オートキャンプ場」がオープン。
オートサイト31区画と、日帰りで焼き肉が楽しめるBBQサイト5区画の計36区画。キャンプ場は安曇野で5ヶ所目、民間は初。小岩岳旅館と戸澤鉄筋工業が協力し、旅館内の森約3000uを切り開いてキャンプ場とした。オートサイトは1区画80u、 5区画はキャンピングカー用、6区画はバイク用の20u。キャンプ場の周囲はアカマツ林で、近くの沢から水を引いた小川や水遊び場、犬を放せるドッグランなどもある。子供たちが走り回れるように、サイト内と通路にはウッドチップを 敷き詰めた。新型コロナウイルスの影響で宿泊客が減少する中、屋外で自然と触れ合えるキャンプに着目。戸澤鉄筋工業は「一番の売りは自然のきれいさ。子供たちにいろいろな体験をして家ではできない思い出をたくさんつくってほしい」と。 料金は夏の繁忙期を除きオートサイトが\4500、バイクは\2500、BBQは\2000/日帰り。\500/大人,\300/小学生。\1000/BBQ(網炭)、肉は別料金
(問)戸澤鉄筋工業 TEL 0263-72-7304

■豊科南穂高の「レンタルカートサーキットあづみ野F1パーク」
パークは2007.4月にOPEN。2018.3月にコースリニューアルOPEN。全長415mカートコース。(9:00-20:00;平日;土曜,9:00-18:00;日曜)
(1ラウンド;ビギナー;\2300/初回,メンバー;\1700/2回目以降,1日フリーパス;\12000)
(問)Azumino F-1 Park TEL 0263-72-6801

■2020.12/31;穂高有明にあるガラス工芸の「安曇野アートヒルズミュージアム」が閉館。
山麓線沿いの観光主要施設の一つが、新型コロナウイルスの影響で約30年間の歴史に幕を下ろすことになった。施設を運営する東京アートなどによると、安曇野アートヒルズミュージアムは事業部の一つという位置付けで、これまでは 主力であるショッピングバッグの製造販売などのパッケージ事業の堅調な売上げに支えられてきた。しかし、新型コロナウイルスによりパッケージ事業が打撃を受け「苦渋の選択ではあるが、営業に区切りをつける必要が出た」と判断。 安曇野アートヒルズミュージアムは1991年に国内最大級のガラス工芸館「ガラスの丘・アートヒルズ」としてオープン。一時は年間の来館者が120万人を超えたが、その後は減少した。2006年に現在の名称に変更してリニューアルし、 アールヌーボーを代表するフランスのガラス工芸作家のエミール・ガレの作品を常設展示する美術館などを備えた。近年は40万人ほどで推移し、さらに2020年は新型コロナの影響で前年の6割ほどに落ち込んでいた。北ア山麓の美術館や 博物館でつくる安曇野アートライン推進協議会の構成団体にもなっている。敷地面積は9327u、本館に美術館やショップなど、別棟に食事どころなどを備えている。ガラス工芸作品の展示や販売の他、製作体験ができる施設として、 観光客を中心に人気を集めてきた。施設は東京アートが所有しており、閉館後の活用方法は決まっていないものの管理は続けるという。

■安曇野5地域の自然や歴史、文化をまとめた書籍「宝」シリーズの第3弾「豊科の宝」がこのほど発行された。
「明科の宝」(2020年),「穂高の宝」(2021年)に続く3冊目。豊科エリアの農業や商工業で栄えた地域性を多くの写真とともに分かりやすく解説。風土や歴史、近代化など全7章から成る。自然の章では、豊富な湧水群や、貴重な生き物たちの生息地と なっている光城山周辺の紹介、田淵行男と千国安之輔の功績にも光を当てた。近世以降、街道沿いの宿場町として栄えた成相・新田の成り立ちや、明治末期から昭和初めにかけて発展した蚕種業が衰退した後、紡績工場の誘致により、戦後は 「企業城下町」として繁栄した歴史なども興味深い。最終章では工業団地開発や長野道I.C開設などで、商工業と流通の中心となっていく様子にも触れた。市文化課は「豊科は近現代の発展が著しい。明科、穂高と見比べながら、地域性の違いを 楽しんでみてほしい」と。B5判,フルカラー,185頁。3000部作成。豊科郷土博物館、穂高郷土資料館、貞享義民記念館、飯沼飛行士記念館、田淵行男記念館、文書館、穂高交流学習センタ・みらいなど各交流学習センタで無料配布。 ※「豊科の宝」(PDF版)
「穂高の宝」(PDF版)
「明科の宝」(PDF版)
(問)安曇野市文化課 TEL 0263-71-2465

■北ア山麓に広がる紅紫色のレンゲソウ
稲の収穫後、秋に田んぼにレンゲの種をまき、春には花を咲かせます。れんげは空中の窒素を根に取りこんで貯め込み、稲が必要とする窒素成分を含んだ肥料となります。レンゲソウを田植え前に花ごと地面にすき込むと、土壌に力がついて、 稲がよく育ちます。レンゲ農法は1930-1960年代には至るところで行われていたが、その後、機械化による稲作の大規模化、化学肥料・農薬の普及、水稲栽培の早進化などにより栽培面積は1960年代から激減した。一時は田んぼの生物を 死滅させ、環境を破壊してしまった。近年はレンゲ農法が見直され、れんげ米を栽培する農家も見られます。れんげ草の花は蓮の花と似ていることから「連華草」となったと云われます。レンゲの花言葉は「心が和らぐ」「幸せ」。
安曇野や松川村、大町、松本梓川梓などではレンゲ田の復活プロジェクトが行われ、大町常盤では5/中「ときわレンゲ祭り」が行われ、レンゲ米の販売、凍りもち、おやき、草餅、れんげはちみつなどの特産品販売、ぬかくどでれんげ米を 炊いておにぎりの無料サービスなどがあった。須沼有機農産物生産組合がほ場にレンゲを植え、土と混ぜる昔ながらの農法でコメを生産。農家を中心に実行委員会を立ち上げ、レンゲ米の魅力をアピールする場としてイベントを開催している。
昔は堀金烏川扇町地区の「常念道祖神」近くの畑でも「常念の里れんげ祭り」を開催。また、北穂高の青木花見地区でも「安曇野穂高れんげ祭り」を開催。レンゲの花に囲まれ、家族連れらが初夏の休日を楽しんでいた。相撲や玉探しなどを楽しみ、 干し草で作った土俵では園児から小学生が熱の入った相撲の取組を繰り広げ、笑いと歓声が響き渡っていた。レンゲの花を編み遊びや押し花クラフト、女の子は花輪を髪に飾って喜んでいた。農耕馬による代かきをした田んぼでは子供たちが 泥んこになって歓声を上げていた。北穂高農業生産組合では高齢化などで耕作ができない農家の田圃を借りて、昔ながらのレンゲソウを堆肥にした有機農法で米作りが行われていた。レンゲ畑は1993頃年から地元住民が休耕田を利用して栽培を開始。 松川村川西の田んぼでは「馬羅尾高原れんげ祭」を開催。どろんこ綱引き大会、響岳太鼓演奏、馬車遊覧、福もなげ、フリーマーなどがありました。

■6/9;豊科田沢に家電量販店「ケーズデンキ安曇野店」がOPEN。

長野道・安曇野I.C北東に複合商業施設「あずみ野インターパーク」として整備が進み、スーパーが「原信」とコインランドリー「巴屋クリーニング」(5/28)、「ドコモショップ」(5/26)がOPENした。ホームファッション「ニトリ」(8/下)、 ホームセンタ「コメリ」などの建設も進んでいます。K'sデンキは売場面積は2300u、中信では松本の店舗に続く2店目。オープン記念のセールが始まり、家族連れなどがお目手当の品を買い求めていた。ケーズデンキ安曇野店は「安曇野で 新規出店ということで、地域に密着した店づくりをみんなで目指していきたい」と。(営業;9:30-19:30)
(問)安曇野店 TEL 0263-71-2730

■5/28;長野道・安曇野I.C近くにSC「あづみ野インターパーク」にスーパー「原信安曇野店」がOPENした。
新潟を中心に展開する原信の中信では初の店舗となり、初日は入店待ちの行列ができる混雑ぶり。売場面積は2267u。日本海の近海魚を中心に毎日30魚種を取りそろえ、生魚のほか焼き魚や煮魚なども提供。店内で焼き上げたピザやパン、 店内調理の種類豊富なサラダ、減塩を意識した自社開発「だし香る」製品などが特徴。原信は水産部門や総菜部門を強みに挙げつつ「われわれの得意とすることをより強化して地元にご奉仕できれば」と。(9:00-22:00,年中無休)
安曇野店は「南花見田開発」(安曇野)がデベロッパーとなるSCのあづみ野インターパークの中核店として出店。SCの敷地面積は64755u。今後、ホームセンターや家電量販店、飲食店なども相次ぎ出店する予定。 5/26;「ドコモショップ安曇野インター店」,5/28;コインランドリー「SunWashing安曇野インターパーク店」,6/9;家電「ケーズデンキ」,7/11;ホームセンタ「コメリ」,7/中;飲食店「牛角」,7/中;中華麺「三宝亭」,8/中;インテリア「ニトリ」
(問)原信安曇野店 TEL 0263-71-1525

■安曇野I.C近くの豊科田沢にSC「あずみ野インターパーク」(大型商業施設)が随時OPEN。
「長野道」安曇野I.C東100mの県道57「安曇野インター堀金線」沿い。長野道を挟んで反対側には「スワンガーデン安曇野」がある。店舗数:8店。運営は「南花見田開発」。敷地面積;64755u、建物面積:22244u、店舗面積18400u。駐車場(計P769)
5/26;「ドコモショップ安曇野インター店」(移転OPEN)(9:00-18:00;TEL 0263-71-5888,延床面積:594u)
5/28;スーパー「原信安曇野店」県内6店・中信初・安曇野初出店(9:00-22:00;TEL 0263-71-1525,店舗面積;2267u,P250)
5/28;コインランドリー「SunWashing安曇野インターパーク店」(延床面積;81u)
6/09;家電「ケーズデンキ」(9:00-19:30,TEL 0263-71-2730,延床面積;3026u)
7/11;ホームセンタ「コメリ」(7:00-21:00,延床面積;9955u,P200)
7/中;飲食店「牛角」(延床面積;133u)、7/中;中華麺「三宝亭」(延床面積;161u)
8/中;インテリア「ニトリ」(9:00-21:00;延床面積;5122u,P130)

■豊科の長野道安曇野I.C付近に新たな複合商業施設「あずみ野インターパーク」を造る計画が進んでいる。
地権者会の法人と松本市の設計会社が共同でI.C北東側の農地6.5haを開発し、ホームセンタ、家電量販店、スーパーなどの店舗を配置。2021年秋のオープンを目指す。計画地は、安曇野I.C交差点を東西に走る県道・安曇野インター堀金線と、 長野道の側道に面した一帯の田畑。ホームセンタ・パワーコメリ、スーパー原信、ケーズデンキ、ドコモショップ、飲食店などが入る。周囲に1223台収容の駐車場を設ける。担当する設計会社は「さまざまな年代の要望を聞く中でテナント 選定を進め、力のある事業者に出てもらえることになった」と。市は都市計画マスタープランで同エリアを「都市機能の集積・拡張を図り将来的に市街地を形成するゾーン」と位置づけており、開発計画はこれに合致するとの見解を示す。 農振法や土地利用条例に関する手続きを進めている。エリアの開発を巡っては、地元関係者が2016年9月に「まちづくり基本方針」を策定。その後いったん事業は膠着状態となったが、方針に沿う形で調整が完了。市は市議会12月定例会に 地区土地利用計画案を提出予定で、可決すれば事業者は住民説明会を経て事業承認、開発許可などの手続きに移る。着工予定は2021.05月。長野道を挟んで西側には、「スワンガーデン安曇野」がある。新たな商業施設がオープンすれば、 安曇野I.C周辺の集客力は高まる一方、車の混雑が予想される。市内の商業施設開発では、穂高の複合商業施設「穂高ショッピングセンタ」を拡張する計画もある。

■約1年半にわたって空き店舗となっている豊科南穂高の「安曇野の里」の食堂と売店について、薬師平リゾートが2021年度から運営する。
塩尻の道の駅・小坂田公園のレストラン棟の管理・運営も手掛ける同社が、イタリア料理の提供とワインなどの販売を行う計画で、営業開始時期は今後協議する。3/17;市議会3月定例会に、市が指定管理者指定の議案を追加提出し、 原案通り可決。指定管理の期間は2021.4/1-2026.3/31の5年間。市農林部によると、売店部分はワインや加工品を主力に、朝採り野菜の販売も行う。食堂でピザなどを提供し、薬師平リゾートからは料理教室の開催も提案。 新型コロナウイルスの影響で需要が高まっている、テークアウトにも対応。安曇野の里の食堂と売店は、第3セクタの豊科開発公社が指定管理を受け、地元住民出資のプラザ安曇野が管理・運営していた。プラザ安曇野の債務超過や 指定管理者が別会社に委託する形態が問題視され、2019年9月から閉鎖。市は食堂と売店の指定管理者を繰り返し公募していたものの、決まらない状況が続いていた。

■2021.10/25;安曇野市観光協会は飲料水を入れるクリアボトルを、「市観光情報センタ」など4ヶ所で発売。
地下水を用いた安曇野のおいしい水道水を持ち歩いてほしいと、1000個限定販売。7月に販売し、数日で売り切れたオリジナルボトル「あづみの名水クリアボトル」(Mont-bell)と同じデザインで、売れ行きによっては再販も検討。 容量500mlのボトルに、白鳥や北アルプス、リンゴ、稲穂、道祖神などのイラストが白色でプリント。7月発売のボトルはブルーとグレーの2色だったが、今回はダークレッドとリーフグリーン、透明なクリアが加わって計5色。観光情報センタは 「これからサイクリングにいい季節となるので、おいしい水を入れて持ち歩いてほしい」と。(\1500/1個)。「観光情報センタ」(穂高)では全色発売、「まちの駅安曇野BASE」(豊科南穂高)、「道の駅アルプス安曇野ほりがねの里」(堀金烏川)では ブルーとダークレッド、グレーの3色、「安曇野スイス村ハイジの里」(豊科南穂高)ではブルーとダークレッドの2色を取り扱う。
(問)安曇野市観光情報センタ TEL 0263-82-9363

■2020.11;穂高牧の「安曇野穂高ビューH」の一角にクオリティの高い客室とホテルと同じサービスが受けられるアウトドア型宿泊施設「TENAR」がOPENした。
「アウトドアの楽しみを最大限取り入れながら、グランピングを超える安心で贅沢な体験」ができるこの施設は、屋外に建てられているので広々とした空間を味わえ、感染症拡大で心配される3密問題を回避しながら楽しむことができる。 キャビンにはベット、冷暖房、冷蔵庫、プロジェクターが完備。三角形の窓からの森の風景がよい。TENARは「100uを表すa(アール)という単位を用いた10a(テンアール)から」から付けられた。三角形の窓から見える景色がいい。 ホテルサービスは食事、温泉、マッサージ、トイレ、ルームサービス。アウトドアサービスは焚き火、ウェルカムドリンクなど。感染症拡大の影響で、安曇野穂高ビューHは1/31まで休館予定。(\17000〜)
2020.12〜;大町温泉郷の「信濃の里ときしらずの宿織花」でも「TENAR」がOPEN。感染症拡大の影響で、織花は3/18まで休館予定。(\19800〜)
(問)安曇野穂高ビューH TENAR TEL 0263-83-6200
(問)織花 TENARTEL TEL 0261-23-2000

■JR穂高駅前にある手工芸作家らのアンテナショップ「クラフトショップ安曇野」が4月から新たな装いで運営を始めた。
他の団体から引き継いだ隣のカフェスペースを活用し、作家それぞれの持ち味を生かして体験講座や制作実演を行うようにした。多くの人が集まり、地域の元気につながる拠点にしようと思い描く。講座がないときはカフェを運営。 堀金烏川の斉藤農園が作るおやきやビールが加わるなど、メニューの充実も図った。クラフトショップ内では、市内外の作家による陶器や革細工、絵画、木工製品、タイルペインティングアートなどが展示販売。クラフトショップ 安曇野は、テナント施設を借りて2011年4月にオープンし、2021年で10年の節目を迎えた。野中さんは「みんながほっとできる場所にしたい」と、オーナーは「自分たちもここを訪れた人も、みんなが楽しく過ごせる場所になれば」と。

■2021.12/3;安曇野市太田寛市長は2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボン宣言」の表明に前向きな姿勢を示した。
2022年度に自然環境の保全やリサイクル推進などの方針を盛り込んだ市環境基本計画の中間見直しに着手し、ゼロカーボン実現に向けた道筋を示す。年度内にも宣言する考えを市議会12月定例会で答えた。ゼロカーボンとはCO2の 排出量と森林などに吸収される量を釣り合わせて実質的に排出ゼロを目指す取り組みで、2050年までに実現する機運が国際的に高まっている。省エネルギーの推進と自然エネルギーの活用が重要で、市長は「他の自治体、関係団体と 連携しながら達成に向けた取り組みを進めていきたい」と。自然エネルギーの活用について、市長は「現時点で市公共施設の自然エネルギー設備導入は限定的」と。2023年度に完成予定の三郷西部認定こども園の新園舎に空調負荷を 軽減するために、太陽熱を利用した省エネシステムを導入する。移転新築の三郷東部認定こども園の新園舎にも自然エネルギー活用の設備導入を検討。市環境課によると、中信では松本市と池田町、白馬村、小谷村の4市町村が ゼロカーボン実現を宣言した。

■2022.4/3;閉店した穂高「そば処常念」に、カフェ「喫茶 常念」がOPEN。
店主(木村徳子さん)が祖父母が39年間営んでいた「そば処常念」(2020.6月閉店)の店舗を活用して開業した。店内は祖父のコレクションという古時計や掛け軸をはじめ、歴史を感じるタンスなどの日用品を配置し、アンティークな雰囲気に仕上げた。 「建物は幕末に建てられたもの。昔の人の暮らしを感じながら、1人でもゆっくりと過ごせる空間を目指した」と。食事は「蕎麦粉のガレット」(\1200;ガレット+サラダ+スープ)で、地元の野菜や卵を使ったものを提供。ドリンクはコーヒー(\500)、 カモミール豆乳(\600)など。スイーツはガトーショコラ、チーズケーキ(\500)、ビスケット(\300)など。2020年祖父母が高齢のため、そば店を閉店。敷地内にある倉庫の片付けをする中で「古いものを捨てるのはもったいない」と感じ、パートナーの 藤原弘宜さんと共に倉庫を改修して、2021.4/18;「古道具 今市」をオープン。日用品やリメークした古道具を展示。そのままになっていたそば店の店舗を使い、2021.10/9;プレオープンした。「古道具店を訪れた人に、喫茶店でお茶を飲んで もらおうと始めた」。営業は週末中心。定休日にはWSなどのイベントを行っている。「表現の場として作家さんにスペースを提供。日常に寄り添う店にしていきたい」と。(OPEN;毎月1-7日+月/火/土/日;12:00-18:00)
(問)「喫茶 常念」

■5/14;穂高北穂高にアトリエ「蝋燭屋Ajito」がOPEN。
キャンドル作家・佐藤敬子さんが自宅2Fにアトリエをオープン。昔ながらの民家に作品やドライフラワーをふんだんに飾った隠れ家のような空間で、さまざまなキャンドル作りが体験できる。「キャンドルの楽しさをお伝えできれば」と。 作家「ute candle」して活動。環境の良さやアーティスト活動のしやすさから安曇野に移住。内容は季節に合わせて毎月変える予定で、5月は四角いキューブキャンドルや、火をともさずに香りを楽しむスイーツのような見た目のサシェ などを作る。6月からは蝋とドライフラワーを組合せて絵を描く「蝋アート」のWSも始める。キャンドル体験レッスン、1Dayレッスン、WS、コースレッスンなど事前予約。
(OPEN;月/火/金/土/日、定休日;水/木、10:00/14:00,〜6/14;アトリエは木定休)
「ute candle」で予約受付。

■2023.4月から自転車のヘルメット着用が努力義務となって半年。
警察庁の自転車利用者のヘルメット着用率調査で、長野県は17.3%で全国12番目。安曇野市は7-9月に着用状況を調査した。市内のJR駅駐輪場、スーパー、通学路などで1ヶ月200人を目標に市職員が目視で実施。調査した615人中、 ヘルメット着用者は182人。着用率は29.6%。着用率のもともと高い中学生以下を除くと、高校生以上で19.4%と低い。9/28;市交通安全推進協議会で、市地域づくり課は「努力義務化から半年が経過するが課題が見えてきた。実態を踏まえて 有効な施策を講じることが肝要」と。特に女性の着用率が低く、その理由は「髪形が乱れる」「格好悪い」などが考えられるという。市は、努力義務化をまだ知らない市民もいると考え、ヘルメット着用の周知・啓発を引き続き行う。 啓発グッズとして、降車後にヘルメットを自転車にくくりつけておけるホルダーを配布する。

■安曇野・大北の美術館・博物館;冬期閉館
「大町エネルギー博物館」(〜2022.3月)、「四季演劇資料館」(〜2022.4月)、「西丸震哉記念館」(〜2022.3月)、「酒の博物館」(休業/閉館中)、「ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン」(〜2022.3/末)
「白馬三枝美術館」(〜2022.3月)、「菊池哲男山岳フォトアートギャラリー」(〜2022.3月)
「安曇野ちひろ美術館」(〜2022.2/28)、「北アルプス展望美術館」(〜2022.2/28)、「碌山美術館」(〜2022.4月)、「安曇野ビンサンチ美術館」(〜2022.4月)、「安曇野山岳美術館」(〜2022.3/9)、「征矢野久 水彩館」(2022.12/28-1/5)等



★〜〜〜信州花フェスタ2019〜〜〜★

信州花フェスタ2019

信州花フェスタ2019の情報はページを移動しました。




「春の常念岳」(城山公園・アルプス公園にて)

「春の梓川沿いの桜」(松本・梓川にて)

「桜トンネル・桜と芝生広場」(松本・城山公園)

「桜咲く城山公園」(松本城山公園にて)

「松本城のしだれ桜」(松本城にて)

「常念岳と泉小太郎のしだれ桜」(松本アルプス公園)

「桜咲く女鳥羽川沿い・ナワテ通り・四柱神社」(松本にて)

「安養寺のしだれ桜」(松本波田にて)

「桜と常念岳」(松本・梓川にて)

「梓川の桜」(松本・梓川にて)

「梓川の桜」(松本・梓川にて)

「梓川の桜」(松本・梓川にて)

「桜と菜の花畑」(三郷・黒沢川にて)

「桜と爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳」(三郷・黒沢川にて)

「芽吹き」(梓川花見にて)

「八重桜・桜・ヤマブキ」(梓川八景山にて)

「山桜・新緑」(松本・安曇にて)

「島々谷川の桜並木」(松本安曇にて)

「カエルのオブジェ・神社」(松本・縄手通りにて)

「縄手通り」(松本・縄手通りにて)

「四柱神社・社務所等」(松本・四柱神社にて)

「春の常念岳・横通岳・東大天井岳・燕岳」(松本・城山公園にて)

「春の常念岳・横通岳・東大天井岳」(松本・城山公園にて)

「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳」(松本・城山公園にて)

「春の鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(松本・城山公園にて)

「春の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳」(松本・城山公園にて)

「桜満開の松本城」(松本城にて)

「桜満開の松本城公園」(松本城公園にて)

「満開の枝垂れ桜」(松本城公園にて)

「松本城の桜」(松本城公園にて)

「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)

「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)

「松本城・太鼓門に咲く桜」(松本城にて)

「松本城の外堀に咲く桜」(松本城・外堀にて)

「桜咲く松本城」(松本城公園にて)

「桜と常念岳・横通岳」(松本城公園にて)

「散り始めの桜」(松本城外堀にて)

「新緑の梓川沿い」(松本梓川・八景山にて)

「初夏の国宝・松本城」(松本城公園にて)


★〜〜〜松本エリア〜〜〜★

★News★
■2025.1/11-1/12;「松本あめ市」開催
江戸時代から1月11日に市始めがあり、深志神社の神主が塩を売るようになり、それが「塩市」と呼ばれ、現在の「あめ市」とされる。また、戦国時代には上杉謙信が敵将である武田信玄に「塩」を送ったとされる伝説かられ、 松本に「義塩」が届いたとされる1月11日を記念して開催された「塩市」が「あめ市」の起源とも言われる。
あめ市では本の有名な飴や珍しい飴が並ぶ「全国あめ博覧会・即売会」、「商都大物産市」。松本中心市街地が歩行者天国となり、上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」や「時代行列」、「太鼓連と演舞連の競演」、 「初春抽選会」の他、商店街でも催しが行われ、松本の新春イベントとして多くの来街者で賑わう。松本あめ市実行委員会主催
1/12;10:40ー11:00;大名町ロータリーで「オープニング式典」
1/12;10:40以降、伊勢町・縄手・大名町・中町・本町・本部前などで「太鼓連・演舞連競演」
浅間温泉火焔太鼓保存会、四賀鼓龍会虚空蔵太鼓、中山太鼓連、波田安留風寿太鼓、神林太鼓連、和太鼓鳴桜、和太鼓わをん、楽都の太鼓つかれ知らズ、琉球國祭り太鼓、信大YOSAKOI祭りサークル和っしょい、YOSAKOIチーム信衆、 三才山小日向神楽保存会、ダンスラボ、日本舞踊松風流子供など出演予定
1/12;11:00-13:20;「松本あめ市時代行列」。〜11:35;六九通り〜千歳橋〜本町通り〜伊勢町通り、〜12:25;伊勢町通り〜本町通り〜中町通り、〜13:30;中町通り〜本町通り〜千歳橋〜縄手通り〜大名町通り。七福神があめを配る。
1/12:13:00;「本町通り」で「塩取り合戦」。上杉軍・武田軍に分かれて綱引き。
1/11-1/12;10:00-15:00;「中町・蔵シック館」で「全国あめ博覧会」・即売会、「蔵シック館」前で「飴細工師による実演」販売、「中町P」でカンロ飴松本。
1/4-1/31;9:00-21:00;「松本市立博物館」で「あめ市パネル展示」〜息づく町人と松本あめ市〜
1/11-1/12;10:00-15;30;「松本大手門枡形跡広場」で「商都大物産市」(八女茶、唐津海産物、高山飛騨牛、波田の農作物、松本スイーツなど)
1/12;12:20;「信毎MG」前で「松本蟻ケ崎高校書道部の書初めパフォーマンス」
1/12;10:20-15:00;「千歳橋〜歩行者天国」で親子ウォークラリー「アルプちゃんをさがせ」
1/12;11:00-15:00;「千歳橋」で「初春抽選会」(あめ\500、物産市\2000以上で抽選券)
1/12;9:00-15:30;花時計公園で?松本城下町天空マルシェ(キッチンカー&ブース20店舗)
1/12;各商店街でイベント。野菜初市、福だるま、福飴、塩飴など販売、お菓子すくい・くじ・ゲームコーナなど。
(問)松本市商工課 TEL 0263-34-3110

■1/12;松本で新年恒例の伝統行事「あめ市」が開かれた。
戦国時代、上杉謙信が敵の武田信玄に塩を送ったという故事にちなんだ「塩市」が起源とも言われる「あめ市」。松本中心市街地を歩行者天国にして行われ、大勢の家族連れなどが福あめや縁起物のだるまなどを買い求めていた。 上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」は中央2丁目で行われ、塩俵を中心に、北に上杉謙信方、南に武田信玄方が陣取り、男性40人,女40人,子供20人の3本勝負で綱を引き合った。勝負は男性が上杉方、子供が武田方に軍配が 上がり1勝1敗。最終戦の女性は上杉方が結束を示し3連覇を果たした。この他、七福神があめを配りながら練り歩く「時代行列」、太鼓や書道のパフォーマンスなど多彩な催しが行われ、街は活気に包まれた。催しには4.5万人が訪れた。

には、国内外の世相が不安定な中、多くの家族連れが祈とうを受けに訪れ、1年の平安と健康、家内安全を願った。 ■1/4〜1/31;「松本市立博物館」(1F市民交流スペース)で、松本で450年以上続く「あめ市」の歴史を紹介する展示会、あめ市パネル展示「息づく町人と松本あめ市」開催中。
あめ市は松本を治めていた戦国時代の武将・武田信玄のもとに敵の上杉謙信から送られた塩が届いたことを祝い市が立ったのが始まりとされ、450年以上続いている。2025.1/11-1/12;松本で福あめや縁起物のだるまを販売する店などが並ぶ 新春「松本あめ市」の開催前に、松本市立博物館では、市を支えてきた人たちの歴史などを紹介する特別展を開催。展示は30点の写真・資料。「市神祭之図」は町人や役人が市の準備として「深志神社」の境内に祀られた「市神様」を神輿に 遷座するための場面を描いたもの。S30年代に商店を営む家の子どもたちが縁起物を売るのを手伝う様子の写真など。学芸員は「松本あめ市が続いてきた歴史には、いろいろな人たちの支えや努力がありました。まちの人たちの活気や 息づかいに注目してほしい」と。(9:00-21:00;1F;観覧無料,3F;展示は有料)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133

■1/11-1/12;新春の伝統行事「松本あめ市」が松本中心市街地で始まった。
通りのあちらこちらに商売繁盛を願う市神が祭られ、福だるまや福あめを売る子供や若者の掛け声が響いている。伊勢町通りでは子供会が福だるまを販売。子供たちが露店に立ち、大小のサイズや模様の違いを説明し、一つ売れるごとに 「ありがとうございました!」と。本町通りでは本町こども会が販売。1/12;歩行者天国になり、故事にちなんだ「塩取り合戦」をはじめ、多彩な催し。

■1/13;松本の「イトーヨーカドー南松本店」が閉店した。
1998年開業から26年、地域の総合スーパーとして親しまれてきたが、売上の低迷、消費行動の変化、親会社の経営戦略により閉店に至った。県内からイトーヨーカドーは姿を消す。

■1/13;松本高宮にある「イトーヨーカドー南松本店」が閉店
1998年10月開店した「イトーヨーカドー南松本店」は26年にわたって地元で親しまれてきたが、2025.1/13;売上げ低迷などで閉店する。開店前から行列ができるなど大勢の人が最後の買物に訪れた。親会社の「セブン&アイ・ホールディングス」は、 今後の活用についてはまだ決まっていないという。松本中心部にある大型商業施設が相次ぎ閉店するため、にぎわいづくりが課題。

■松本内田「牛伏寺」では「厄除縁日大祭」が行われ、朝から多くの人が参道を上って境内に向かっていた。
松本郊外の山の中腹にある「牛伏寺」は古くから厄除けの霊場として知られ、参拝者は長く急な坂道を息を切らしながら登ってきます。参拝者は参道にある2頭の牛の像の頭や背中などをなでて御利益を願った。牛が有難いお経を運んで 来たという故事にちなんで「牛伏寺」と名づけられた。本堂では読経と太鼓の音が響く中、願い事が込められた木の札が一枚一枚火にかざされ、訪れた人は無病息災や心身健勝、家内安全などを祈った。蟻ヶ崎「放光寺」の 「厄除観音大縁日」にも朝から多くの人が訪れて祈とうしていた。住職は「人出は新型コロナ禍前くらいまで戻ってきた。平穏を願う人が多かった」

■松本「牛伏寺」で恒例の「厄除け縁日大祭」
本堂では読経や鐘太鼓の音が響く中、「家内安全」や「心身健勝」などの願い事を書いた木札を炎にかざす「大護摩祈祷」が行われ、参拝に訪れた人たちは静かに見守りながら思い思いに願掛けをしていた。境内にある牛の像では、参拝者が 自分の体の良くなって欲しい場所をなでて回復を願っていた。牛伏寺の厄除け縁日は1/13まで。

■松本市女鳥羽の「大安楽寺」で、厄除けや健康の御利益があるとされる「大わらじ」が完成した。
踏むと足の裏から病や悪い気を吸い取る言い伝えがあり、大わらじの大きさは縦約8m、幅約3.6m。信者から寄進されたわらを使った。住職は2024.9月から1人で編み、2025.1/5に完成。1/12-1/13;9:00〜;「厄除観音大祈祷会」で参拝者を迎える。 2024年の大わらじも大祈祷会で本堂前の参道に敷く。住職「53年わらじを編んできました。穏やかな人間の人生を歩んでほしい、健康で元気に歩いてほしい」。大わらじの始まりは、境内の仁王像を見た参拝者が「はだしではかわいそう」と、 わらじを作り、奉納したのが始まり。住職が編み始めた頃は畳一畳の「大わらじ」は年々巨大化。住職のチャレンジ精神と幸せへの願いがわらじを大きくさせています。53年大わらじを編んでいる三澤住職は「身を託して、幸せで明るく心豊かな 人生を過ごしてほしい」と。
(問)大安楽寺 TEL 0263-33-0870

■新春恒例の「松本あめ市」にあわせて、親子で遊べるイベントが初めて開かれた。
「松本あめ市」は、松本を治めていた武田信玄に、敵の上杉謙信から送られた塩が届いたことを祝ったのが始まりとされます。1/11;あめ市には地元のあめ店が販売する縁起物の福あめをはじめ、全国のあめが並び、 訪れた人たちが気に入った品を買い求めていた。松本市の中心部では賑わいづくりにつなげようと、「キッズパーク松本」があめ市にあわせて初めて開かれた。「松本パルコ」に設けられた会場では、子供たちが大きな筒状の遊具に入って 転がったり、親子が空気の入ったマットの上で飛び跳ねたりしながら遊んでいた。「松本あめ市」は1/12まで、「キッズパーク松本」は1/13まで開かれます。

■1/12;「成人の日」を前に、松本・安曇野・塩尻などで「二十歳の集い」が行われた。
新型コロナ禍の2020年に中学を卒業した19-20歳の若者が集い、久しぶりに顔を合わせ旧交を温めた。松本では「キッセイ文化ホール」で「ハタチの記念式典」を開かれ、2204人が対象で午前/午後の2部制で行われた。松本市臥雲義尚市長は、 「失敗を恐れない訳にはいかないが、失敗しても温かく受け入れるまちにするので挑戦を続けて」と。

■1/11;松本市和田で町会が子供の小正月行事「鳥追い」が行われた。
小学生が「きょうは誰の鳥追いだ」「ホンガラホイ、ホンガラホイ」と歌い、地域を巡った。鳥追いには、農作物に被害をもたらす鳥を追い払う意味がある。リヤカーに載せた太鼓で拍子を取り、かねも鳴らしてにぎやかに歩いた。 約80軒を全て回って「福の神」を招き、お駄賃をもらった。鳥追い行事はかつて広範囲で行われたが、今も続ける地域は少ないという。和田町町会は新型コロ禍で3年休止。昔からの住民に行事のいわれや歌の節回しを教わり、昨年復活させた。

■2025.4/18;松本「井上」は、山形村「アイシティ21」をRe-OPEN。
松本駅前の本店は3/末閉店、1/13;イトーヨーカドー南松本店閉店、2/末;松本パルコ閉店し、テナントを迎え入れる。3月から順次出店。井上は4月からアイシティ21に経営資源を集中し、「おもてなし力に磨きをかけた新時代のショッピングセンタ」を 目指す。

■10/29;松本市は市議会で松本城の南・西外堀復元事業の予定地を取得する議案を原案通り可決。
かつてのお城の南側と西側にあった水をたたえた外堀をよみがえさせるための用地買収は完了した。対象区域は9283u。大正末期〜昭和初期に埋め立てられた南・西外堀の復元を目指し、2025年度には復元する堀の形状や範囲を決定する 基本設計に着手する。2027年度着工を目指す。菅谷昭前市長2007年に事業着手表明。用地買収は2013年度に始まり、対象の全80戸が立ち退いた。用地取得期間は10年、費用は約24.8億円。復元では2017年度に鉛による土壌汚染が判明、 市は堀の範囲を平面で表示する「平面整備」に方針転換したが、2019年土壌汚染対策法改正を契機に、市は再び水をたたえた堀の実現を目指す。2022年度から当時の南堀の形状を調べる発掘調査に取りかかり、文化庁と復元手法について 協議を継続中。お堀の南・西外堀復元の完了時期は未定。市は「水をたたえた堀の実現に向け、文化庁など関係機関との協議を続け、早期の事業化を図りたい」とする。

■松本市教育委員会は、松本城の「史跡松本城整備基本計画」(案)をまとめた。
南・西外堀の復元と堀の浚渫を柱に、33項目の事業を盛り込んだ。南外堀の復元は西外堀に先行して進め、2031年度末完了を目指す。文化庁の指導を受けて策定する計画案は、幕末期の城の姿を可能な限り具現化し、史跡指定範囲の内外で 整備する。第1期(2023〜2032年度)は堀の浚渫や旧市立博物館の解体、第2期(2032年〜)は石垣修理や古山地御殿跡の整備、それ以降は管理事務所移転、本丸御殿跡の整備を行う。南外堀は2027年度着工、西外堀は2030年度着工の計画。 外堀の用地取得は9割以上が完了。水をたたえた堀の復元には一部の土壌汚染を解決する必要がある。

■「国宝・松本城」天守で耐震工事に向け、ボーリングや発掘調査が進んでいます。
松本城天守は2026年度以降に耐震工事が行われる予定。工事に向けて地下の地盤を調べるため、床板をはがし、深さ28mまでのボーリングなどを行っています。これまで松本城は文化庁の指針に基づく耐震診断を行ったところ、天守は耐震性能が低く、 大地震の時に乾小天守は「倒壊」、その他は「倒壊の可能性がある」とされます。今回の調査ではボーリングの他、大天守などの発掘調査も合わせて行われています。松本市教委・長城郭整備担当は「耐震の補強工事をどのようにやっていくかを検討する 材料としたい」。調査状況は入場者も見ることができ、「床板を剥がすこははないので、その状況が見られます」。ボーリング調査は10/中まで。大天守では発掘調査も行われ、2025年1月まで続き、調査は2025年3/末までの予定。

■「国宝・松本城」の観覧料について、松本市は、2025年4月から電子チケット:\1200、紙のチケット:\1300、小中学生:\400とする案をまとめた。
現在の松本城の観覧料は\700/高校生以上、\300/小中学生。お堀の浄化対策や天守の耐震工事などで74億円の費用がかかり、うち松本市負担は36億円、財源確保のために値上げを検討してきた。7/末に導入した電子チケットがお盆期間中の 入場者待ち時間を解消する効果があったことから、将来的には紙のチケットを廃止し、電子チケットに移行したい考え。2024.11月;改修を終えて再開する「国宝旧開智学校校舎」と松本城の共通券を電子チケット限定で導入。2025年4月以降は 松本城、市立博物館、旧開智学校校舎、市美術館の共通券の導入を検討。松本市臥雲市長は「松本城を中核とした四つの文化観光施へできるだけ多くの人に訪れていただき、市内の回遊性を高め、長期滞在型観光につなげていきたい」と。 9/2〜;開会する9月定例市議会で条例改正案が可決されれば、2025年4月から値上げされる。

■松本は「国宝・松本城」の城下町に24ヶ所の名水と云われる井戸・湧水「まつもと城下町湧水群」がある水が豊かな街。
平成の名水百選にも選定。松本は女鳥羽川と薄川に挟まれた扇状地で豊かな水を蓄え、各所から自然に水が湧き出している。松本市特別史跡「源智の井戸」の清掃活動が曲がり角。地元の「源智の井戸を守る会」は高齢化と後継者不足のため 5月に解散。現在は有志が続けている。観光資源や災害時の生活用水として、松本市は1998年頃から井戸の改修や整備を進めた。その後は町会の住民らが雑草取り、藻やゴミの除去など手入れを担っているが、少子高齢化や町会加入者の減少で 問題を抱えている。地域のシンボルで観光名所でもある井戸を存続させるために、市の関与など新たな対応が求められる。

■松本丸の内「松本城公園」にある「旧市立博物館」(2021年3月閉館)は解体される。
「国宝・松本城」を中心に整備された「松本城公園」。内堀沿いに遊歩道が整備され、春の桜、初夏の藤、紅葉と、残雪の大滝山、常念岳・横通岳、有明山など四季を通じて移り変わる景色が楽しめる。2023年10/7;新館が大手門(大名町通り)にオープン、 旧館は閉鎖された。旧館は鉄筋コンクリート造りの地下1F地上2F建て延べ3593u。公園の南東(二の丸)にある。1968年「日本民俗資料館」として開館。開館から50年以上が経過し施設の老朽化・狭隘化が進み、閉館した。近年は年間約16万人が来館。 解体工事中は歩行者の導線は狭くなりそう。旧館付近には戦国時代に松本城を築城した石川氏が建てた城主の私邸「古山地御殿」があったとされ、市教育委員会は何らかの史跡整備を行う考えだが、当面は更地で、松本城公園が広くなる感じ。 跡地活用は未定。2024.11月から解体着手、2025.10/末までに解体予定。総費用は約4.5億円。

■「松本信金」は、松本市街地にある松本城天守、旧開智学校校舎の2つの国宝を描いた絵を使用したポスター、2025年のカレンダーを作製した。
絵はアニメ映画「すずめの戸締まり」の美術スタッフが手掛けた。朝日を浴びる天守閣と、塔屋が美しい旧校舎を描いている。2つの国宝が松本の宝という思いを込め「文武両宝」の文字を大きく入れた。ポスターは2000枚、カレンダーは3000枚。 11/27〜;希望者に配布。

■松本駅〜松本城までの「中核エリア」の将来像を検討する「中心市街地再設計検討会議」は、11月に示した見取り図案で、人が歩きやすい「ウオーカブル」なまちづくりを実現する。
中心市街地への車の乗入れを抑制する必要があるが、現状は多くの車が走り、休日を中心に交通渋滞が頻発。市はウオーカブルなまちをどう具現化するか、本気度が試される。城下町の松本城周辺は、もともと人が歩くことを前提に設計された道 であることを再認識し、車の総量を抑制することが明記。松本駅お城口広場から松本城に至る「公園通り」、「大名町通り」、「松本城」を囲む通り、「中町通り」、「縄手通り」を、歩行者空間の骨格を形成する軸と定めた。井戸や湧水、 河川といった景観を楽しむ「歩きたくなる空間」を目指す。一方、車の流入を抑制する策として、松本駅アルプス口に「P&R」や自家用車専用駐車場の整備を盛り込んだ。主要な交通を処理する幹線道路網を構築し、外堀大通りの東側に続く 先線の対面交通化なども掲げる。臥雲義尚市長は市議会12月定例会で「歩いて楽しめるウオーカブルな町という点に関しては、検討会議をはじめ、市民が望む方向性であると捉えている」。実現に向けては「行政としての本気度が問われると 考えている」と。検討会議は2025年2月の第4回会合を経て指針・見取り図をまとめ、年度内に臥雲市長に提言する。市は実現可能性が高い提言を精査し、2025年度に交通規制といった実証実験に取り掛かる予定で、市総合戦略室は「短期的、 長期的な観点で実現できるものを判断し、実証実験につなげたい」と。

■松本市が観光ブランド力を高めるためのキャッチコピーとロゴが「SOUNDs MATSUMOTO」に決まった。
ロゴ案は3種類から2024年11-12月に市民投票を行い、5464票が集まった。このうち「SOUNDs MATSUMOTO」(2475票;45%)と最も投票数が多かった。松本では文化や価値などを常に誰かが共創しているとし、生み出される価値を「音」と表現。 山の稜線や街並みを波形で表した。松本駅の観光案内所は2006年に設置、面積は31u。老朽化に加えて「観光案内所」と示す表示がないなど雑多な印象を与えていた。松本駅観光案内所は3/初をめどに改修する。改修では案内表示を電飾にし、 内装は県産材を使用、カウンターやパンフ棚も新調、外壁も新しくして、観光客を迎える場所としてふさわしい施設にする。入口には新しいブランドロゴを大きくあしらう。

■「松本市災害時協力井戸制度」
2024年9月から4カ月で災害時協力井戸の登録件数は21件。災害時の水の確保が課題の中、自家用水源を共有し地域防災に貢献しようとする人が増えている。災害時に生活用水を無償で提供できる市内の井戸を登録。個人、企業、団体所有の 井戸も登録可。登録した井戸には「災害時に生活用水として利用できる井戸があります」と記された標識を掲げ、平時から水源の存在を周知する。登録申請は市危機管理課HPまたは電話で受付。松本市は2027年までに100件の登録を目指しており、 「地区によってはまだ登録が少ない所もある。さらなる協力を」と。
(問)松本市危機管理部危機管理課 TEL 0263-33-9119

■「松本市の道路除雪ガイド」
本格的な積雪シーズンを前に、松本市は道路の除雪作業や市民の雪かきについてまとめた「松本市道路除雪ガイド」を初めて作成した。
市が行う除雪路線や凍結防止剤の散布基準、雪捨て場や除雪機の購入補助制度などを紹介、イラスト入りの除雪ガイドを作った。市民には生活道路や歩道の除雪協力、樹木の剪定、水路に雪を捨てないなどを求めている。
1次路線;2車線以上幹線道路やバス路線、2次路線;2車線未満の幹線道路、3次路線主要な生活道路(幅3m)と規定。
1次・2次路線は積雪10cmでさらに降雪が見込まれる場合に除雪、3次路線は積雪30cm以上、天候の回復が期待できない場合に1次・2次路線を優先しながら除雪する。
凍結防止剤の散布基準、松本市内の除雪マップ、3ヶ所の雪捨て場(里山辺薄川・波田扇子田運動公園東・笹賀奈良井川)の利用時間などを掲載。
2023年度の除雪・融雪の出動日数は41日、2021年度67日に比べて大幅に減った。松本で20cm以上の積雪を観測した2月は、長野道の通行止めや鉄道の運休など交通が混乱した。「安全な交通を確保するための除雪は、行政と市民、除雪業者の 連携が不可欠」として除雪ガイドを参考に協力を呼び掛けている。

(問)市道;松本市維持課 TEL 0263-34-3244
(問)R19;長野・松本国道出張所 TEL 0263-25-5752
(問)R147・R158・R143・R254・県道;県松本建設事務所 TEL 0263-40-1965
(問)長野道等高速道路;NEXCO中除雪ナビ 松本保全サービスセンタ TEL 0263-47-7515

■松本市寿、梓川地区で実証運行しているAIを活用した乗り合いのオンデマンドバス「のるーと松本」を、市は2025年度は両地区で本格運行する。

■「松本走り」って?
交差点で「対向車がいるのに強引に右折する」とか「信号が赤から青に変わると同時に右折する」こと。道路交通法では「交差点で車が右折する際には対向の直進する車や左折する車の進行を妨害してはならない」。「右折する車は交差点では 大回りてし徐行すべき」とされる。これに反して「松本走り」は強引に急いで右折するため、車同士の衝突になりかねない。この走り方は、松本市内の道路の狭さに起因する。松本には右折レーンのない交差点が大半で、右折待ちにより 後続が渋滞した。ドライバーは後続を気にして、対向車が左折するのに乗じて強引に右折していた。ドライバーは運転の慣れで悪気なく無意識に「松本走り」をしてしまうという。松本ではこの走り方は減ってきたように思うが、まだ見受けられる。

■松本市中心市街地の大名町通りで道路の再整備に着手する。
大名町通りは日中に約5000人が往来し、松本城に向かう観光客も通る道路。松本城交差点〜千歳橋北の約300m区間の市道が対象で、歩道を拡幅して車道との段差をなくして平らにする。沿道の店舗がベンチなどを置きやすくして歩行者が 滞留しやすい空間にする計画。16mの道路幅は変えずに両側の歩道を4.5mに広げて車道幅を狭める。さらに高さ15cmの縁石の段差をなくす。舗装の改良や樹勢の弱い街路樹の植え替えも行う。2024.6月、松本市議会は設計費を予算化。 2025年6月までに詳細設計、2026年度に工事着手予定。松本市は「大名町通りは界隈の魅力がにじみ出す人中心のシンボルロード。今以上のにぎわいが生まれるように、人が滞在する道路空間を地元の皆さんと一緒につくりたい」とする。 地元の大名町町会は2023年6月に「道路活用整備委員会」を設置、専門家らと再整備・活用策を検討してきた。2024年4月には道路のフラット化を含む提案書を市に提出した。

■飲食店や事業所から出た生ごみを堆肥化し、街の緑化に役立てる取り組みが松本「中町通り」で進んでいる。
中町蔵のあるまちづくり推進協議会と中町商店街振興組合、エクセラン高が2023年度に試行的に始め、2024年度は緑化用のプランターカバー製作で松本工高も活動に加わった。ごみを減らして緑を増やす、4者連携の街づくり。 振興組合の事務所や店舗に設置したコンポストに生ごみを入れ、土をかぶせて堆肥化。堆肥はエクセラン高が定期的に回収。他の園芸用土と遜色なく使えるか、園芸農業コースの生徒が研究を重ね、実用の幅を広げてきた。同組合は 「飲食店の生ごみや茶がら、除草した雑草などが堆肥に生まれ変わる。目に見えてごみが減った」と。2024年度は堆肥を活用した花の寄せ植えが始まった。7/初;エクセラン高はマリーゴールドやセンニチコウ、百日草など季節の花を植えた プランター(3基)を中町通りに。秋にかけてプランター数を増やすという。併せて松本工高はプランターカバーを製作し、セットで店先に飾る。推進協議会は「観光客の多い場所。若い力で彩ってもらい本当にありがたい」と。

■松本ではイトーヨーカドー南松本店は202.1/中、松本パルコが2025.2/末、井上は2025.3/末に閉店する。
離職者は3店舗の直接雇用で従業員計200人を越え、テナントの従業員を含めるとさらに多くの離職者が増えそう。松本職安は3店舗関連の離職者に配慮して、松本や安曇野で就職面接会を計画している。

■2025.1/11;サッカーJ3松本山雅FCは、「まつもと市民芸術館」で「新体制発表会」を開いた。
新たに指揮を執る早川知伸監督は「目標はJ2昇格。それだけ」と。クラブ創設60周年の節目に、昨季の悔しさを歓喜に変えることを誓った。今季は33人体制で始動。今季のスローガンは「Onw Sou1熱晴」。「熱」には築き上げたクラブの歴史や選手の思い、 「晴」には昨季の失意を晴らす覚悟を込めた。会場には1800人のサポータが集まった。

■2024.12/25;サッカー「J3松本山雅FC」の早川知伸新監督が会見。
「J2昇格へ全力で取り組みたい」。「攻撃と守備は一体だと思っている。バランスをとりながら勝利へ最短の道を考えなければいけない。選手たちにはアグレッシブに、躍動的に最後まで走りきるプレーを求めていきたい」と。 選手生活は清水商、順大を経てプロ入り。浦和レッズ、横浜FC、JEF市原・千葉と渡り歩き、2010年横浜FCで引退。2021.4月〜2022.1月横浜FC監督、2023年松本山雅FCコーチ、2024年松本山雅FCヘッドコーチなどを歴任。 今シーズンは霜田正浩監督のもと、J2昇格をかけてプレーオフ決勝まで進んだが惜しくも昇格を逃した。チームは新たな指揮官のもと、1/上に始動する。

■2つの国宝「松本城」・「旧開智学校校舎」のある松本は外国人観光客も多い観光都市。
2025年松本中心市街地から百貨店と大型商業施設が撤退する。1979年松本駅前に開業した井上百貨店は45年が経過し、2025年3/末で閉店、創業40周年を迎えた松本パルコは2025年2/末で閉店する。松本駅前周辺は老朽化したビルも目立ち、 井上百貨店が閉店すれば更に寂しさが増す。人口減少や少子高齢化に伴う購買力の低下、ネット販売の普及、郊外型SCの進出などで消費動向が激変し、経営環境が悪化。日本百貨店協会によれば全国の百貨店の売上高はピーク時の1991年は 約9.7兆円、2022年は約4.9兆円と半減。井上はピーク時の1980年代は年商200億円、近年は半減。松本パルコのピーク時の年商は1996年で95億円、2008年までは80-90億円、近年は40億円と減少。松本パルコは駅近(松本駅から400m/徒歩6分)で 立地条件が良いため繁華性や収益性が高く、公示地価は松本市内の商業地では2番目に高い。中心市街地の空洞化を避け、跡地利用による街の活性化。パルコ後利用は民間による商業施設の計画があることが明らかになったがその後の情報は なく、周辺の商店主やテナントからは不安の声が聞かれる。松本商店街連盟は「パルコ、井上百貨店のない状態で魅力ある商店街をどういうふうにするか検討したい。仮に空きビルになってしまえば中心街の求心力が低下し、つまらない街に なってしまう。閉店まで秒読み段階なのに具体的な話がなく周辺の店舗も不安に思っている」と。500m離れた場所には2017年イオンモール松本が開業。昔は「松本にはパルコがあっていいね」だったが、今では「買物するならイオンモール」と の声も多い。そこにいけば何でもそろうモールは店舗数も多く個性豊かなテナントが多い。開放的な空間があり長時間過ごせる。駐車場も広い。

■塩尻「高ボッチ高原」
「高ボッチ高原」(標高1665m)は高ボッチ山を中心にした高原で、車で気軽に行ける高原。北アの槍・穂高や富士山・南ア、諏訪湖の絶景が楽しめるview point。空気が澄む秋〜春には約100km先の富士山が見もので、明け方には雲海が広がり、 赤い富士山と諏訪湖、街明かりが点在する幻想的な光景が広がります。塩尻ICから約13km。2024.12/2〜2025.4/下;「崖の湯ルート」(松本アルプス展望しののめのみち・東山山麓線〜崖の湯温泉の先)、東山ルート(R20〜市道高ボッチ線)ともに 冬期閉鎖中。
■2025.1/14;県内のレギュラーGS平均小売価格は\190.6円/1L、先週より\0.1円安く、全国平均に比べ約\10円高く、22週連続で全国最高値。隣接8県との差は\9.1-\15.9円高い。県内地域の価格は、 最高値は木曽\195.3円、最安値は松本\184.8円。ハイオクGSは\201.9円/1Lで先週と変わらず、軽油は\171.7円で先週と同じ。灯油の店頭価格は\2211円/18Lで先週より\2円値上げ。1/16;政府の補助金が縮小され、\5円程度の値上げが予想。
長野;R:\190.6,P:\201.9、全国;R:\180.7,P:\191.4(R:レギュラーGS,P:ハイオクGS)
愛知;R:\174.7,P:\186.0、埼玉;R:\176.8,P:\187.6、新潟;R:\178.4,P:\189.5、山梨;R:\179.6,P:\190.7
岐阜;R:\180.8,P:\192.0、群馬;R:\181.1,P:\192.2、富山;R:\181.1,P:\192.3、静岡;R:\181.5,P:\192.6

■中信のSSでもガソリン価格が値上げされた。
補助金の減額は2024年12月に続き、2025.1/16;1L当たり\5円程度値上げ。県内のレギュラーGS店頭価格は、平均で\190.6円/1L。全国平均を\10円上回り、22週連続で全国最高値。松本のSSでも\5円ほど値上げした。レギュラーGSは松本;\179-\196、 豊科;\179-\187、\184-\189、大町;\183-\194、梓川SA;\198-\207など。原油高騰や円安に加え、補助金は減額が見込まれ、SSは「もうけが増えるわけでなく客足が遠のけば売上げが減り、いいことはない」。市民は「車がないと生活できない。 値上がりは困るけれ、やりくりするしかない」と。石油は\4-\5円値上げした。灯油の最需要期を踏まえ「寒さが厳しくなる時期に値上げは痛い」。

■県内のGS価格(\190.6円/1L)は全国最高値。
1/16;長野県阿部知事は県内のSS経営者でつくる組合の代表らと面談、SSの経営体質の改善などを継続して話し合うための検討会を年度内に設置する。
知事は「どうすればGS価格を抑制して県民の暮らしを守りつつ、SSの経営を持続可能なものにできるか率直な意見交換を行いたい」と。県内のGS価格が他県に比べて高い要因は、輸送コストだけでなく、過疎地域のSSを中心に1施設あたりの 販売量が少ないことなどが複雑に影響し合っている。組合に加盟しない経営者や運送事業者の団体なども含めた検討会を年度内に設置、SSの経営体質の改善などを継続的して話し合っていく。 県石油商業組合は「官民一体で課題を共有でき、大きな前進があった。業界としても事業の広域化や協業化を進め、抜本的な体質強化を図っていきたい」と。

■GS価格が高い理由は「信州は内陸で、山間部が多く、輸送費がかかるため」と云われる。さらに販売量が少ない小規模の給油所が多く、冬場には灯油の配達販売などでコストがかさむため、廃業する業者も増えている。市町村内のSSが3ヶ所以下の 「SS過疎地」は県内では35町村、うち14村は1ヶ所のみ。


※新型コロナウイルスの感染状況はdailycv1に掲載。


★★★イベント★★★
■2026.1/1;「八十二銀行」(長野)と「長野銀行」(松本)は合併、新しい銀行名は「八十二長野銀行」
「長年親しまれてきたそれぞれの行名を維持する」と新銀行名を発表した。ロゴマークも一新され、安定と親しみを感じられる角をとった三角形で、緑豊かな信州の自然、山々の重なり、両行の頭文字のH/Nを包含した形様を表現。 合併に伴い、57の店舗を統廃合する。長野銀行は「山々に囲まれた信州の特徴と地域に根差した誠実な銀行であることを表現した」。両行の店舗は県内に154店舗あり、合併に伴い98店舗に集約する。八十二銀行は「一刻も早く合併した ほうが統合効果は出るが、システムの安全性・安定稼働を優先に考えた場合、2026年1月スタートが最短の期日」という。合併後は長野銀行の口座は八十二銀行のシステムに統一されて廃止。銀行システムは、2026年1月の合併に伴い一新され、 2025.12/末-2026.1/4;新システム移行のために全システム休止、ATMなどは利用不可。利用者には新口座が付与され、秋をめどに新口座番号を準備し利用者に通知される。その後、八十二銀のキャッシュカードも順次、新行名に移行。 統廃合による空き店舗は相談専門拠点や地域活性化のための施設などへの活用を検討。

■2025.3月販売分から松本市は2024.7月導入された「松本城電子チケット」の区分を変更する。
「日時指定あり」と「日時指定なし」の2種類を「日時指定あり」(8:30-16:30)に一本化。「指定なし」は需要が少ないため。
7/29;入場分から電子チケットを導入し券売所での待ち時間はなくなった。「日時指定あり」は30分ごとに各60人分で、本丸庭園内の専用ルートを通り待ち時間なく天守に登城できる。「日時指定なし」は待ち時間なく本丸庭園に 入場できるが、天守へは紙チケット購入者と同じ一般列で待つ必要があり、天守登城には1H〜2H並ぶことがあった。市松本城管理課によると、7/29-11/10;有料観覧者32万9240人のうち電子チケット利用者は2万6979人(約8.2%)。 週末・祝日・お盆休みの利用率は日平均22%で「日時指定あり」は連日完売。「日時指定あり」は8割以上が購入し、「日時指定なし」は16%。ただ、日時指定は前日までキャンセルできるため、直前キャンセルする「仮押さえ」の 事例があったという。今後は「日時指定あり」はキャンセル不可にし、電子チケット販売数を増やして、1回の枠は60人から100人に増やし、1日当たり960人を最大1600人に拡大する。松本城は天守の耐震補強など城の整備事業の 財源を確保するために、2025年4月から観覧料を値上げ。新観覧料は電子チケット(\1200円)、紙チケット(\1300円)(現行;\700円)。電子チケットへ誘導するため、紙チケットは\100円割高にした。

■松本市は惣社の「かりがねサッカー場」の人工芝を張り替える。
2015年開設時に張られた人工芝は傷みが激しいため、2024.12月〜2025.3月にグラウンドを閉鎖して改修工事行う。グラウンドは縦77m×横112mで面積は8670u。松本山雅FCのU-18や地元中高生の練習で使用。現在は厚さ23mmの パッドの上に、55mmの人工芝を敷設。耐用年数は約10年だが使用頻度が高く劣化が進んでいた。同規格の人工芝に張り替える。グラウンドは2028年の国民スポーツ大会でサッカー競技の練習場として利用する予定。 松本市2024年度一般会計補正予算に改修事業費約1.5億円を計上。

■2025.2/末で閉店する「松本パルコ」で高さ6mのX'masツリーがお目見えした。
「松本パルコ」は冬の町を華やかに盛り上げようと、30年前から毎年この時期にX'masツリーを飾りつけています。11/23;ツリーが点灯。SK松本ジュニア合唱団がX'masソングを披露して盛り上げた。県内産のモミの木に6000個の赤や金色の LEDが飾り付けられツリーは2024年で見納め。松本のシンボル的なものがなくなるのは寂しい。X'masツリーは12/25まで飾られています。

■2025.2/末閉店する松本パルコは松本城の天守閣をイメージした建物。

■2025.2/末で閉店する「松本パルコ」の後利用について、民間企業が複合商業施設の運営を前向きに検討。
9/9;松本市臥雲義尚市長が市議会9月定例会で、8月にパルコが松本市役所を訪れ、閉店後のビルを新たな複合商業施設として活用する案が出ていることを市に伝えたという。複合商業施設として再スタートする可能性が浮上。 市長は「松本パルコの後利用は中心市街地の活性化を図る上で大きな鍵になる」と。パルコ運営会社は「話し合いがスタートした段階でまだ何も決まっていない。民間同士の検討であり、実現しない可能性もある。冷静に見守ってほしい」と。

■12/14-2025.2/16;松本城の国宝天守にデジタル映像を描き出すマッピング、中心市街地を電飾する「松本市イルミネーション2024-2025」が始まった。
松本市街地では大名町通りの街路樹や千歳橋の欄干に約8万球の電飾が施され、松本城下町は光に包まれた。点灯は市街地は17:00-22:00、松本城天守は18:00-22:00。12/14;「国宝・松本城」では天守を彩るイルミネーショントが始まった。 4年目の今回は動く映像を投影する「プロジェクションマッピング」。天守はレーザー光を照射する「レーザーマッピング」と、プロジェクションマッピングを組合せ。天守を築いた松本城主・石川数正公や信州ゆかりの浮世絵の映像が 次々に現れた。

■12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」天守をデジタル映像で彩る「国宝・松本城天守 プロジェクションマッピング2024-2025」は来場者の出足が好調。
2024年度は映像を投影するプロジェクションマッピングと、線を投影するレーザーマッピングを組合せた「レーザー+プロジェクションマッピング」を初めて実施。12/14-12/22;来場者数は2.4万人、2023年同期比で1500人多い。 鮮やかで躍動感のある映像になったことも入場者が増えた理由とされ、2024年度からは終了時刻を1時間遅らせ、22:00までに延長したことが奏功したとみられる。 第1期;12/14-2025.1/8;躍動する歴史絵巻,第2期;2025.1/9-1/29;光で彩る伝統文化,第3期;2025.1/30-2/16;春咲き誇る花々。約9分のコンテンツで、テーマの異なるプロジェクションマッピングを演出。
宿泊事業者の要望を受けて夕食の時間と重ならないように配慮、終了時刻を1時間遅くした。松本市や松本商工会議所などでつくる城下町松本フェスタ組織委員会が主催、冬季の観光誘客を図る「光と氷の城下町フェスティバル」の一環として、 2025.2/16まで開催。松本市観光プロモーション課は「2024年は2023年よりも寒いが、来場者は多く上々の滑り出し。マッピングを鑑賞した後は浅間温泉や美ヶ原温泉などで冷えた体を温めてほしい」。 来場者数は「松本城公園」(4ヶ所)に設置された人工知能を搭載した「AIネットワークカメラ」で画像を解析しカウント。

■12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」で「プロジェクションマッピング2024-2025」
松本城公園で松本城天守プロジェクションマッピングを開催。松本城の天守や石垣に幻想的なプロジェクションマッピング映像が投影される。開催は3期。雨天・雪でも実施、荒天・地震等は一時中止あり。(観覧無料)
2024.12/14-2025.1/8;第1期;躍動する歴史絵巻。松本城主・石川教正が描かれた屏風絵などが立体的に躍動するデジタルアニメーション
2025.1/9-1/29;第2期;光で彩る伝統文化。松本の伝統工芸をモチーフとしたデジタルアート
2025.1/30-2/16;第3期;春、咲き誇る花々。春に咲き誇る北アの花々など幻想的なプロジェクションマッピング。
2023-2024年は松本城プロジェクションマッピングに約15.5万人が来場した。
(問)城下町松本フェスタ組織委員会(観光プロモーション課) TEL 0263-34-8307

「国宝・松本城プロジェクションマッピング2024-2025」(松本城公園にて)

■2024.12/14-2025.2/16;18:00-22:00;「国宝・松本城」で「松本城プロジェクションマッピング2024-2025」開催予定
2023年度(2024.12/16-2025.2/14;2/26-2/18;18:00-21:00)は天守・黒門・埋橋へのプロジェクションマッピングをして過去最多の約15.5万人が来場した。
2024年度はより見応えのある視覚芸術とし、インバウンドを含めて、さらなる集客を目指す。プロジェクションマッピングは大天守、辰巳附櫓、月見櫓、渡櫓、乾小天守、石垣。 「松本城公園」では光の演出も予定。松本城公園では期間中に旧市立博物館の解体工事、内堀の浚渫工事、埋橋の塗装工事を予定されている。
(問)城下町松本フェスタ組織委員会(事務局;松本市観光プロモーション課) TEL 0263-34-8307

■2025.1/1-1/19;アルピコ交通は上高地線の電車に、新年を祝うヘッドマークを掲出する。
長野・新潟の鉄道5事業者のオリジナルキャラがデザインされたヘッドマークで1編成の前面に付けられる。キャラはアルピコ交通が「渕東なぎさ」、長野電鉄が「朝陽さくら」、上田電鉄が「八木沢まい」、しなの鉄道が「上田れむ」と、 北越急行の「松代うさぎ」と「謹賀新年」や「HAPPY NEW YEAR」の文字が描かれる。電車の前後で違うデザインのヘッドマークを掲げる。
(問)新島々駅 TEL 0263-87-3166

■1/8;松本の小学校で3学期の「始業式」が行われた。
冬休みを終え、児童は元気よく登校し、新年のあいさつを交わし、気持ちを新たに最終学期のスタートを切った。

■1/7;松本で「新春賀詞交歓会」が開かれた。
松本商工会議所の会員企業や行政関係者ら約400人が出席、地域経済の発展に向けて決意を新たにした。2025年は商都松本を象徴する大型商業施設3店が相次ぎ閉店する。「中心市街地の活性化やまちづくりを、行政、商店街とともに市民の 意見を集約して提言していきたい」と。松本市臥雲義尚市長は「脱・東京一極集中の時代のトップランナーにしていきたい」と。

■2025.1/1;松本市の人口は23万4111人(前年同日比1364人減)(-0.6%)
男性は11万4778人(同739人減)、女性は11万9333人(同625人減)。世帯数は11万16世帯(646世帯増)で右肩上がりに増加。
人口の多い地区は鎌田1.9万人,芳川1.7,波田1.5,庄内1.4,本郷1.4,寿1.3,島内1.2,梓川1.2,里山辺1.1,笹賀1.0,城北0.7,岡田0.7,島立0.6,白板0.5,松南0.5万人など。
人口の少ない地区は奈川547人,安曇1245人,入山辺1739人など。
地区別(35)では人口増8地区、減少27地区。増加率が高い地区は城東。減少率が高い地区は安曇,奈川と山間部の減少が目立つ。

■1/5;新春恒例の「松本市消防出初式」が中心市街地で開かれた。
松本市消防団全39個分団の約600人が行進。松本城から大名町、本町、飯田町交差点まで約800mをラッパや太鼓の音色に合わせて行進。千歳橋では臥雲義尚市長、消防団長、松本消防局長が観閲。消防団のポンプ車19台と松本広域消防局の 特殊車両7台も続いた。まつもと市民芸術館で式典を開催。臥雲市長は「合理的でバランスが取れた組織への進化を期待し、誇りややりがいを感じられる消防団になるようサポートする」。団長は「市民に愛される消防団を目指し、安全な 暮らしを守っていこう」と団員に呼びかけた。2025年は分団の負担軽減のため、行進時の服装を法被から活動服に変更。災害のない1年となるよう願っていた。

■1/5;松本市公設地方卸売市場で2025年最初の競り「初市」が開かれた。
青果の売り場では新鮮な野菜や果物を前に、競り人の威勢のいい声が飛び交った。夏の猛暑や干ばつの影響でキャベツやレタス、白菜などが高騰が続いている。

■9連休となった年末年始休み(2024.12/28-2025.1/5)の行楽客数
年末年始は穏やかな天気に恵まれ、中信の観光地は多くの人でにぎわった。
1)松本「国宝・松本城」は19544人(前年同期比1484人増加)(+8.2%)。外国人旅行客は1028人(同170人増(+19.8%)。特に欧米からの旅行客が574人(同195人増(+51.5%)、正月三ヶ日の電子チケットの利用率は休日並みの約15%。
2)松本「四柱神社」は約6万人
3)松本「深志神社」は約3万人
4)松本「県護国神社」は約1万人
7)松本安曇の「Mt.乗鞍スノーリゾートはスキー場は十分な降雪量があり、2024.12/28;全面オープン、9日間で7567人(前年同期比約1.9倍)

■2025.1月〜;松本市は、18歳以下の医療費の窓口負担を無料にする。
1ヶ月1医療機関あたり、\500円の医療費や処方薬の自己負担がゼロになります。対象者は3.6万人。医療費無料の取り組みは県内26市町村、中信では松本市が初めて。

■2024.12/31-2025.1/4;11:00-16:00;松本開智の「タカノバ」でキッチンカーやクラフト作家が出店するマルシェが開かれる。
焼きそばや台湾カステラ、焼き芋などのキッチンカー、手作りアクセサリーなど約10店が並ぶ。「近くの松本神社の二年参りと一緒にぜひ訪れて」とPR。

■国宝・松本城の年始イベント
2025.1/1-1/3;10:00-15:30;「国宝・松本城開場」。2025.1/4〜;8:30-17:00。2025.1/1-1/3;黒門で生け花展示。2024.12/29-12/31;松本城閉場。
2025.1/1-1/3;「本丸庭園無料」、天守は有料。2025.1/4〜;8:30-17:00;(\700/高校生以上,\300/小中生)
2025.1/1;9:55-10:00;「新春開門の儀」。国宝・松本城おもてなしの隊新年の挨拶、黒門開門。10:30/13:00;新春書初め(定員;100名)
2025.1/2;10:30;「本丸庭園」にて「書道パフォーマンス」。松本蟻ヶ崎高書道部の書初め。11:30/13:30;「本丸庭園」にて「新春ジャグリング」
2025.1/3;10:15/11:15;「本丸庭園」にて「国宝松本城古城太鼓演奏」。松本城ゆかりの国宝松本城古城太鼓による演奏。
(問)松本城管理事務所 TEL 0263-32-2902

■2025.1/3;「国宝・松本城」の「本丸庭園」で新年を祝う太鼓演奏があった。
新春祝賀特別公開で本丸庭園は無料開放、和太鼓チームの太鼓の音に聴き入った。太鼓演奏は新春恒例行事。「国宝松本城古城太鼓」のメンバー(25人)が松本城にちなみ「出陣の譜」など5曲を披露。 太鼓やどらが力強くたたかれ、笛の音が鳴り響いた。2025.1/3;松本中心部は雪が積もり、松本城公園からはうっすらと雪化粧した天守が現れた。雪をかぶったお城は黒が引き立って美しい。

■2025.1/3;年末年始を故郷や観光地で過ごした人たちのUターンラッシュが本格化。
1)JR;首都圏や中京に向かう鉄道は混雑が続いた。ピークは1/4と1/5午前中。
JRは名古屋に向かう中央西線の上り特急しなのに空席あり、JR東日本長野支社によると1/3-1/4;東京方面の中央東線の上り特急あずさの指定席は満席。1/5;一部列車に空席あり。 3)松本空港;FDAによると、1/4-1/5;松本発便の座席はほぼ満席、一部の便で予約可。
4)道路;1/3;午後は長野道で断続的に混雑が見られた。1/4;高速道路は首都圏へ向かう上り線が渋滞予測。

■2025.1/1-1/3;「国宝・松本城」では「新春祝賀特別公開」が行われている。
本丸庭園は無料開放され、正月ならではのイベントで新年の松本城を満喫。1/1;黒門で「新春開門の儀」が行われ、武将や姫などに装う「国宝松本城おもてなし隊」が黒門前に登場し、「開門じゃー」と声を張り上げた。重厚な扉が開くと、 隊員と観光客らは記念撮影をしたりしていた。観光客は本丸庭園で、写真撮影用パネルで鏡餅や、干支の「巳」の文字のパネルを手に持ち、正月仕様の松本城の写真を撮って楽しんでいた。

■2025.1/2;松本パルコや井上本店で新春恒例の初売り。
松本パルコでは大勢が行列をつくり開店を待った。店内には福袋が並び、グランバザールがスタート。大勢の買物客で賑わった。
施設の老朽化などを理由に、3月で閉店する松本「井上百貨店」は、最後の福袋を求める大勢の買い物客でにぎわった。2025年は創業140周年記念でフライパンや商品券などが入った1.4万円の福袋が100個限定で販売。井上百貨店の初売りは1/4まで。 7F催事場では昭和の街並みを再現した「昭和レトロ展」が始まった。
会場にはS40年代-50年代の長屋風の商店街が再現され、輪投げや射的を楽しめる縁日コーナーも。ちゃぶ台、ブラウン管TVがあるお茶の間など昔懐かしい品が1000点展示。本店が駅前に移転してからの46年間を振り返る写真も展示。 7井上百貨店創業140周年を記念して企画された。「昭和レトロ展」は1/20まで。(入場料;\500/大人,\400/中高生,小学生以下無料)

■松本市中心部の大型商業施設が相次いで撤退。
松本では「イトーヨーカドー南松本店」が1/13,2/末には「松本パルコ」、3/末には「井上百貨店」が閉店する。松本市は新たなにぎわいづくりについて有識者などが参加する会議を立上げて検討、2月具体的な地域活性化の案をとりまとめ、 3月に松本市臥雲市長に提言する。

■2025.1/2-1/3;11:00;松本「浅間温泉わいわい広場」で「餅つき大会」
参加者も一緒についた、つきたての餅を振る舞う。餅が終わり次第終了。2025.1/2;桔梗太鼓による新年太鼓演奏。1/1;休み,1/2〜営業開始。

■2025.1/1;松本「四柱神社」では縄手通り・千歳橋まで長蛇の初詣客の列ができた。
参拝客はかしわ手を打って2025年の平穏無事を願いながらお守りやお札、破魔矢やだるまといった縁起物を求めたり、おみくじを引いていた。学問の神様の菅原道真公を祭る「深志神社」でも大勢の参拝客が訪れていた。

■2025.1/1;松本「松本城本丸庭園」で恒例の「新春書き初め」があった。
正月三が日の本丸庭園の無料開放に合わせて企画され、庭園内には机や書道用具などが置かれ、誰でも参加できる。

■2025.1/1;松本の郵便局で「年賀状」の配達が始まった。
松本の郵便局では「年賀郵便元旦配達出発式」が開かれ、年賀はがきを載せたバイクで配達に出た。年賀状の配達量は年々減少。元日に配達された年賀郵便物は、同局で約25.7万通、県内で約888万通、前年と比べて3割減。全国では約4.9億通が配られた。

■新年を迎え、県内各地では「初日の出」&「初詣」
元旦、東の空に太陽が昇り、松本・安曇野・長野などでは初日の出を見られた。松本・安曇野では晴れて青空が広がり、北アがくっきりと望めた。松本大手・四柱神社、深志神社、穂高・穂高神社、大町・若一王子神社、 大町・国宝仁科神明宮、長野・善光寺などでは初詣客で賑わった。正月の例年の人出:善光寺;55-60万人、諏訪大社;35-40万人、穂高神社は8-10万人、四柱神社は4-6万人。

■2025年干支「巳年」に生まれた県内の年男・年女は15.6万人。
巳年生まれは男性7万6700人、女性8万100人で計15万6800人。最多は2025年60歳になる1965年の人で2万8200人。次いで1977年の2万7100人、1953年の2万6300人など。県民全体に占める巳年生まれの人の割合は7.9%、 十二支別では10番目。

■2024年1年間に松本「国宝・松本城」を訪れた来場者全体は98万6207人
2023年88万5026人より10万人増加。この10年で最多の2016年98万9258人に迫る。うち外国人は19万1748人、過去最多の2023年よりも4.4万人増(3割増)、外国人は全体の19.4%を占める。うち欧米系は12万1517人で外国人全体の63.4%。
松本城・白本丸庭園の入場者数は、入場時に配布する言語別のパンフレット数と、電子チケットの販売数で計測。来場者の増加は新型コロナ禍が明け、需要回復、円安の影響が大きいとみる。
松本市は看板・案内を多言語表記、SNSで外国語向けの情報発信、ライブ映像など強化してきた。臥雲義尚市長は「全国の勢いを上回る勢いで外国人が松本に訪れている。観光・交流から長期滞在・定住への流れを作り、より広い産業への 波及効果につなげたい」と。

★2024年松本の気温・降水量★
1)気温;2024年の年平均気温は13.8℃と平年より1.6度高く、1898年の観測開始以降最も高かった。日平均気温が25℃以上の日数は66日、観測開始以降最多。
最高気温が25℃以上の夏日は134日、そのうち最高気温が30℃以上の真夏日は76日、観測開始から2番目に多い。最高気温が35℃を超える猛暑日は13日、過去5番目の多さ。月平均気温は8月26.4℃で平年より1.3℃高く、過去5番目に高い。
9-10月の月平均気温は過去最高。2024.9/20;最高気温が35.7℃と最も遅い猛暑日。1年間で最も気温が上がったのは、2024.7/5;最高気温36.7℃。最も低い気温は2024.1/14;-8.5℃。

2)降水量;年間降水量は1383mmで過去6番目に多く、平年を338mm上回った。日照時間は2107時間で平年を26.9時間下回った。梅雨入りは夏至(6/21)、最も遅い1967年と2007年の6/22に次ぐ遅さ。

■12/31;大晦日。そば店は年越しそばを求める人でにぎわった。
JR松本駅にあるそば店「榑木野」では朝5:00から年越しそばの準備に追われた。信州産のそば粉を使ったそばは風味がよくコシが強いのが特徴で、手早くていねいに生地をのばし細く切っていきます。 そば店にとっては1年で一番忙しい日とあって、通常の2倍の人数にスタッフを増やして営業。10:00;開店から多くの客が訪れ、打ちたてのそばを味わいながら1年間を振り返ったり、家族や友人とのひと時を 楽しんだりしていた。店頭では持ち帰り用のそばの販売も行われ、店で提供した分も合わせて用意した1000食は完売したという。

■2024.12/31;松本駅前の「スピカビル」閉館
1977年完成、鉄筋鉄骨コンクリート造10F、地下1F建て。1978年開業。ホテルの最上階(10F)にあるフロント・スカイレストランからは松本盆地や北アの景観が良い。ビル下部には曲線の外観デザインでホテルを中心にファミマ、飲食店、 洋品店、娯楽施設などのテナントが入り、オーナーの星座乙女座にちなんだというスピカの名称で市民や観光客に親しまれてきた。東急イン、スピカイン、H123松本、トーコーシティHなどと変遷、現在はプレミアHーCABIN松本(全106室)。 老朽化に伴い、12/31;プレミアHを営業終了、他のテナントも撤退。来春には解体。解体後は新たな宿泊施設を視野に再開発を検討中という。

■12/29-12/30;7:00-14:00;「松本市公設地方卸売市場」で一般の人が利用できる「市場開放デー」開催
仲卸業者から一般の人が新鮮な魚や果物などを購入でき、年末年始の食材を求める人たちでにぎわいを見せています。年越しの魚のブリは\3900/1kgで値段は2023年並み。

■12/25-12/30;8:00-17:00;松本「縄手通り」で年末恒例の「暮れの市」が始まった。
X'masムードから一転、正月飾りや縁起物を販売する露店が並び、新年を迎えようと市民が訪れ買い求めています。地元の露天商らでつくる中信街商組合が毎年開始。手作りの門松や松飾り、しめ縄飾り、大黒締め、熊手、松の枝などが 販売され、松本に古くから伝わる宝船や松などの形に編み上げた松本伝統の竹細工「お神酒の口」も販売。無病息災や家内安全、豊作祈願などを願い、縁起を担いで毎年同じ店で買ってくれる常連も多いという。

■12/29;「松本市公設地方卸売市場」(青果部門)で、2024年最後の競り「止市」が行われた。
威勢の良い掛け声で一年を締めくくった。2024年は夏の猛暑などの影響で野菜や果物の高値が続いたことから、2025年は相応の値段で青果が市民に提供できるように願っていた。青果の競売場では全国から集められた小松菜やみかん、 地元産のリンゴやゴボウなどが次々と競りにかけられた。キャベツ、レタス、ブロッコリーの葉物野菜や、みかん、イチゴなどは高値が続く。夏の猛暑に加え、10月まで高温が続いたことや秋から降雨量が少ないこと、資材の高騰などが 影響して生産量が減少したためという。水産部門の止市は12/30。初市は2025.1/5。

■12/28;「国宝・松本城」では「すす払い」と「しめ縄飾り」が行われ、新年を迎える準備が整った。
小雪が舞う中、白い息を吐きながら作業をしていた。2024年1年にたまったほこりを落とす恒例の「すす払い」が行われ、新年を迎える準備が進められた。12/28;松本市職員や日頃から城の手入れを担う松本地域シルバー人材センタの メンバーら約30人が天守と黒門、太鼓門で長さ4-7mの竹ぼうきを使って壁や軒先にたまったほこりを丁寧に払い落とした。「すす払い」が終わると、天守や黒門、太鼓門には「松本古城会」などが作った長さ5.5〜7.5mのしめ縄が飾られ、 新年を迎える準備が整った。2024年1/1-12/27;松本城・本丸庭園を訪れた人は98万2714人で2023年同期(88万5028人)よりも10万人増(前年比11%増)。特に外国人観光客が増えたという。松本城管理課は「2024年1年の感謝の気持ちを込めて 松本城をきれいにしようとすす払いを行った。2024年は電子チケットを導入し待ち時間が大幅に解消した記念すべき1年だった。2025年はもっと多くの観光客に使ってもらえるよう積極的にPRしたい」と。松本城の本丸庭園に入場は12/28まで。 年明けは元日〜1/3;「本丸庭園」が無料開放。

■12/28;年末年始の帰省や観光で県内入りする人の数がピークに近づき、交通機関は混雑。
年末年始を信州で過ごす人たちの帰省ラッシュが本格的に始まった。中信では鉄道や空の便が混雑、松本駅や松本空港では家族や友人と再会を喜ぶ人たちの笑顔が広がった。年末年始は12/28-1/5まで最大9連休が可能で、旅行で 訪れる人たちの姿も目立った。松本駅は新宿からの特急あずさ、名古屋からの特急しなのが到着するたびに大きな荷物を抱えた家族連れらが行き交った。 JR東日本長野支社によると、中央東線の特急の年末年始期間(12/27-2025.1/5)の予約率は前年比24%増。下りの帰省ラッシュは12/30、上りのUターンラッシュは2025.1/3。 松本空港を発着するFDA定期便の年末年始期間の予約率は88.4%、予約のピ−クは12/28;96.7%。
北陸新幹線・長野駅では帰省客に加え、長野の冬を満喫しようと、外国人観光客が続々とホームに降り立っていた。「年越しとスキーをするために白馬へ行きます」、「スノーモンキーパークへ行く」と外国人旅行者。 JR東日本によると、午前中に東京を出発した北陸新幹線は指定席は満席、自由席の乗車率が110%の列車も。午後の東京発、かがやき・はくたかは満席。下りのピークは12/30の見込み。

■2024.12/25;松本「アルピコHD」が東京証券取引所に株式を上場した。
バスや小売業などの事業を展開し、松本に本社を置くアルピコHDは東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。初値は\201円、12/25;終値は\191円/1株、終値をもとにした時価総額は135億円。アルピコHDは2008年設立。 経営の立て直しを進めながら上場を目指してきた。12/25;上場によって調達した19億円をスーパーの新規出店や経営するホテルの改装、バス車両費などに充てる。アルピコHDは「長い道のりではあったが、会社が生まれ変わった 証しをもらうことができたので安堵した。会社を支えてきた社員や関係者には厚く感謝したい。これまでどおり、インフラ産業として地域のみなさんに質の良い、低価格なサービスを提供するとともに、世界に誇る山岳リゾート信州の 価値拡大に貢献したい」
アルピコHDは長野県を地盤に流通、運輸、観光、不動産、サービス事業を展開。流通では県内にスーパー「デリシア」(51店舗)と業務スーパー「ユーパレット」(9店舗)の計60店舗を展開。 運輸ではバス、鉄道、タクシーなどを手掛ける。観光ではホテル・旅館、SAを展開するほか、旅行代理店やレジャー場運営を行い、不動産では不動産賃貸や別荘分譲地管理などを手掛けている。2024年3月期連結決算では売上高996億円。 経常利益;21億円、当期利益;9億円。連結従業員数;2013名(グループ全体で約4500人)。グループ企業;アルピコ交通,アルピコタクシー,アルピコ長野トラベル,アルピコホテルズ,アルピコリゾート&ライフ,アルピコ保険リース,アルピコ蓼科高原リゾート 松電事業,デリシア,マックドラッグなど。ホテルはブエナビスタ,エースイン松本,アルピコプラザ,上高地ルミエスタ,美ヶ原温泉翔峰,上諏訪温泉双泉の宿朱白など。

■12/25;県内を中心に運輸、観光、小売事業を手掛けるアルピコHDは東証スタンダード市場に上場。
1920年に筑摩鉄道を設立、従業員は連結2013名。グループは子会社10社+関連1社。4事業を行う。
1)運輸(鉄道上高地線,アルピコ交通バス・タクシー)
2)観光(ホテル・旅館;Hブエナビスタ,アルピコプラザH,エースイン松本,H翔峰,上高地ルミエスタ,双泉の宿朱白;計6施設
 SA;諏訪湖上,梓川上,姨捨上下計4ヶ所,旅行代理店;アルピコ長野トラベル,レジャー;蓼科ゴルフ/キャンプ場)、 3)小売(デリシア51店舗+ユーパレット9店)
4)不動産
売上げの3/4は小売事業で稼ぐ。流通・小売;748.5億円(74.9%),運輸;121.8億円(12.2%),観光;111.7億円(11.2%),不動産;13億円(1.3%),サービス;3.6億円(0.4%)
発行済株式数;7111万株、上場で公募株式数は1100万株、売出株式数;142.8万株、オーバーアロットメント売出し;186.4万株を予定。公開価格\191円。
2024/3期連結決算;売上;996億円、経常利益;21億円。運輸では観光需要の取込や運賃改定などで増収、観光は需要回復継続で増収。
2025/3期売上;1023億円、経常利益;25億円の見込み。インバウンドの増加で運輸と観光を両輪にしたリゾート事業を成長領域と定める。

■松本「Hブエナビスタ」では「X'Mmasツリーコンテスト」を開催。
ホテル館内1Fロビーでは、松本の保育園や市民らが工夫して飾り付けたツリー12作品が並ぶ。12/24;来館者の投票で最優秀賞などを決めた。ホテルではビール醸造所を開所したことから、「華麗なる挑戦のクリスマス Elegant Glack & Gld」を テーマにツリーのデコレーションを募った。

■12/24;多くの小中学校で2学期の「終業式」が開かれた。
1年で1番長い学期の学習や行事を振り返り、3学期への決意を新たにした。松本市立小学校の終業式は12.24,12/25がピーク、3学期の始業式は2025.1/8,1/9。

■12/22;松本中心街の「大名町通り」で車道と歩道の段差をなくす「フルフラット化」の実証実験が行われた。
街路が「人が集まる場」となるイメージを市民や来訪者と共有し、2028年度の完成を目指す再整備事業への理解を図った。松本城三の丸エリアの活性化を目指す民間団体「三の丸エリアプラットフォーム」と「大名町町会」が共催。 松本城交差点南側の15m区間で実施。幅9mの車道に木の板を敷き、最大15cmの歩道との段差をなくした。再整備によって1m拡幅し片側4.5mの歩道に、車道幅は50cm減少し、片側3mに線で示した。ベンチやテーブルを置き、金属製の車止めを 仮設したりして、再整備後の風景を再現した。完成イメージ図や植え替え後の樹木の配置図を示したパネルも用意した。大名町町会は2023年4月、フルフラット化を含む通りの整備を松本市に提案。松本市は2025年度に工事を始める予定。 フルフラット化をどのように街に生かしていくかが重要。

■松本市は知名度を高めて観光振興につなげようと、旗印として観光ブランディングロゴ&キャッチコピーを3案制作した。松本市で投票中。
A案;Be Loved MATSUMOTO;市民にも訪れる人にも愛される存在、Loveのvをハート・笑顔の口角がモチーフ。
B案;CONTRAST CITY MATSUMOTO;自然と街・暮らしとの共存などの対比をグラデーション。松本の街をシンプル・スタイリッシュに表現。
C案;SOUNDs MATSUMOTO;人々が豊かな音を奏でている、ロゴは山の稜線と町並みを表現。
〜12/18;松本市ではロゴマークとキャッチコピーをHPに掲載し、市民などから投票(1人1回)を受付、結果を公表する。
松本市観光ロゴ

■12/17;「松本駅」で駅員と保育園児がX'masツリーの飾り付けをした。
園児約80人が手作りしたオーナメントを高さ1.8mのツリーに彩った。色紙の靴下やツリーの飾り、割り箸と毛糸で形作った雪の結晶をツリーに飾った。園児のカウントダウンで電飾が点灯。ツリーは松本駅コンコースに12/25まで飾る。

■12/17;「松本市立博物館」で「キャンドル・ナイト」が行われた。
自然素材でできたロウソクに火をともし、環境問題への理解を深めた。竹筒の灯籠や和紙で作った行灯など140個以上のろうそくに明かりが灯った。中山の竹林で切り出した竹や、ミツバチの巣から採れるミツロウのろうそくを使い、 CO2排出削減や、自然素材の活用への関心を高めた。エコネットまつもと主催。代表は「明かりを楽しみながら、エネルギーの利用について考えるきっかけになれば」と。

■12/中;松本で年明けに行われる伝統行事「松本あめ市」を前に、市内のあめ店では縁起物の福あめづくりが盛んに行われています。
福あめは、2025.1/11-1/12;「松本あめ市」で、販売される縁起物のお菓子「福助」の顔があしらわれています。松本新橋にある江戸時代から続くあめ店では、この時期、職人たちによる福あめづくりが盛んに行われています。 福あめ作りは、白いあめをイカスミや、くちなしなどで黒や薄いピンクに色づけしてから1つに束ね、直径20cmの筒状にしていきます。そしてあめを引っ張ったり、転がしたりして、直径2cmになるまで細長く伸ばしてから包丁で切る。 かわいらしい「福助」の顔があらわれます。福あめは砂糖を使わず、もち米と大麦、そして水あめを混ぜ合わせているため優しい甘みが特徴で、空気が乾燥している今の時期はあめづくりに適しているという。あめ店は「皆さんを幸せに してくれるあめだと思いながら作っています。1つ1つの顔がかわいらしく、優しい甘みが楽しめるので、ゆっくり味わってもらいたい」と。この店では約5000袋の福あめを用意して、 年明けの「松本あめ市」などで販売される。

■12/中;松本「新橋屋飴店」では縁起物の福あめ作りが最盛期を迎えています。
創業170年の老舗「新橋屋飴店」では朝早くから職人が飴づくりに追われています。砂糖を使わない昔ながらの製法で、もち米に麦芽と水あめを混ぜた白い大きなかたまりに、赤や黒に色付けしたあめを挟んで引っ張りながら伸ばす。 直径2cmに伸ばしたあと、包丁で切ると、幸福を招くといわれる縁起物「福助」のかわいらしい表情が飛び出します。福あめは松本市内のスーパーや、1/11-1/12;「松本あめ市」で販売。

■12/15;松本「信毎MG」で県内農家が育てた環境に配慮したリンゴの販売会を開いた。
脱炭素に向けた活動への参加を呼びかけるキャンペーンの一環。炭素貯留効果の高い炭をりんご畑の土壌に撒くと、炭素を土壌中に留め、CO2の大気中への放出を抑える効果があり、りんごを生産・販売する。リンゴ1個につき\100円を、 温室効果ガス削減を目指す県内の企業や団体の活動に寄付。12/15;松本市梓川梓の生産者や信毎社員がサンふじ120個を発売した。

■12/14;松本で幼稚園児がサンタクロース姿で走る恒例の「サンタマラソン」が行われた。
松本いずみ幼稚園の園児50人が「サンタマラソン」に挑戦。園児たちは元気よく駆け出し、「メリークリスマス」と明るい声を街中に響かせた。園児は松本パルコ前に飾られたX'masツリー下で賛美歌を披露。その後「松本Mウイング」を スタートし、約1km先の松本城公園を目指した。

■12/13;年の瀬を迎え、松本の「国宝・松本城」では大きな門松の飾りつけが行われ、新年を迎える準備が進んでいます。
毎年この時期に本丸庭園入口にある黒門と太鼓門に大きな門松を飾ります。12/13;「黒門」の前に門松を設置する作業が行われ、地元の造園業者が高さ3.5m、直径20cmの3本の大きな竹をわらを巻いた土台に立てた。縁起物のナンテンを飾ったり、 「壽」と書かれた扇を取付け、1対の門松が完成。松本市松本城管理課は「門松が飾りつけられ、新年を迎える準備が進んでいるので、訪れた人にお正月気分を味わってもらいたい。年末年始にかけて雪化粧が美しい冬ならではの松本城を たくさんの人に楽しんでもらいたい」と。松本城の門松は2025.1/7まで飾られ、正月三ヶ日には本丸庭園が10:00-15:30;無料開放。

■12/11;松本の市街地に「ありがとう松本パルコ」のフラッグ
2025.2/末;閉店する「松本パルコ」。松本パルコに対する感謝の気持ちを伝え、閉店までの期間を盛り上げたいと松本市や地元の商店街などでつくる実行委員会が企画。12/11;伊勢町通りや本町通りの街頭に110枚が飾られた。

■12/上;年の瀬を迎え、江戸時代末期から伝わるとされる松本の竹細工の縁起物「お神酒の口」作りが最盛期を迎えています。
「お神酒の口」は、お神酒を入れた2本のとっくりに1つずつ挿して年末(12/30)までに神棚に飾ると福を呼び込むとされる縁起物。大晦日にそのお酒をいただきます。お神酒の口は1年間飾られ、年末にまた新しいものに入れ替えます。 「お神酒の口」作りは、1998年に国の選択無形民俗文化財指定。松本市内の竹林の真竹を使い、 竹を節ごとに切って割り、芯を残しながら40本に裂いてヒゴ状に。細く割いたしなやかなヒゴ(幅1mm,厚さ0.2mm)を1本1本、曲線を描くようにしながら丁寧に編んでいき、松や梅の形に仕上げていきます。手先の器用さが求められる 「お神酒の口」作りは繊細な作業で1日に10対仕上げるのが精いっぱいという。職人は「毎年飾る人の思いが少しでもかなうよう身を引き締めて作っています。お神酒の口を神棚に飾って新年を気持ちよく迎えてもらい、それぞれの思いが かなえばうれしい」と。「お神酒の口」は年内に200対ほど作られ、縄手通りの露店などで販売。

■松本「深志神社」で正月の縁起物の準備が本格化。
12/11;2025年の干支「巳」の絵馬を破魔矢に結び付ける作業が始まった。絵馬は白い蛇が描かれた2種類。長さ約70cmの破魔矢に結び付け、揺れる鈴の音が響く。権禰宜は「絵馬の蛇がご家庭の守り神となり、穏やかな一年を過ごせるように 願いを込めています」。破魔矢は\1500/1本。縁起物の鏑矢と合わせて約1500本を用意し、二年参りに備える。

■12/8;「国宝・松本城」で年末恒例の「しめ縄作り」が行われた。
松本城の本丸庭園では、保全活動をしている松本古城会や庭園を手入れするシルバー人材センタなど約30人が大きな掛け声をかけながら、水で濡らした稲わらをねじり合わせ、わらを編み込みます。太さ20cm、長さ最大5.5m〜7.5mのしめ縄が 編みあがると、「松本古城会」のかっぽう着姿の女性たちがハサミで形を整えた。事前に編みあげた2本を含む3本のしめ縄が完成。太鼓門は長さ7.5m、黒門は長さ5.8m、天守入口は5.5m。松本古城会婦人部は「新たな気持ちで新年を迎えたいと思い、 心を込めて作っていただいた」。12/28;しめ縄はすす払いのあと、12/28ー2025.1/7;天守入口、黒門、太鼓門に飾られます。耐震工事の影響で太鼓門に飾るのは3年ぶり。

■12/上;県内でインフルエンザが流行。
定点医療機関あたりの患者数は12.47人と基準(10人)を超え、12/11;県は今シーズン初めての「注意報」を発表した。注意報の発令は例年より数週間早い。新型コロナは5.13人、マイコプラズマ肺炎も2.33人と増加傾向。今後1ヶ月は流行の拡大が 懸念されるとして、外出後の手洗いの徹底、こまめな換気、消毒の徹底、適切なマスクの着用などを呼びかけています。

■12/7;松本「まつもと市民芸術館」にて「中部山岳国立公園」の「指定90周年記念式典」が開かれた。
長野、岐阜、新潟、富山県14市町村にまたがり、1934年に初めて国立公園として指定。山岳関係者の対談があり、大勢の来場者が山との向き合い方を考えた。アルピニストの野口健さんと、山岳ライターの小林千穂さんが対談。 持続性のある登山道維持のあり方や入山料活用などが話題になった。野口さんは「安全にお金をかけることは大事。自信がなかったらガイドをつけよう」と助言、小林さんは「山と自分とのマッチングは難しい。登山の難易度を 表したグレーディングを役立ててほしい」。環境省信越自然環境事務所長は「日本を代表する山岳景観を次の世代に継承するため、どのように山と向き合い行動するか見つめ直したい」と。

■12/5,12/2,11/26,11/7など松本で地震。
12/5;07:09;長野県中部でM2.8の地震、震源の深さ10km、震度1;松本,安曇野,上田,筑北,青木
12/5;9:56;長野県中部でM2.8の地震、震源の深さ10km、震度1;松本。

■12月〜;松本で「ライドシェア」
10/3;北陸信越運輸局長野運輸支局は松本市周辺の「松本交通圏」を「ライドシェア」の対象地域に許可した。県内では軽井沢に続いて2例目。 一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」。アルピコタクシーが主体で、松本ではタクシー会社が少なく、週末夜間は車両が不足。 運用は、金/土曜の16:00-翌5:00間に2台を運行する。12月をめどにサービス開始予定。

■松本アルピコ交通「上高地線」を走り、車体にイメージキャラ・渕東なぎさが描かれた電車「初代なぎさTRAIN」の運行が11月で終了。
電車はS40年代に製造され、京王電鉄の路線を走った後、上高地線に導入された。2000年から同線に導入。アルピコの白地に色鮮やかな五本線のデザインだったが、2012年に渕東なぎさが登場して、なぎさのイラストが加えられ、 2013年にカラーリングされて「なぎさTRAIN」となった。利用者やファンに親しまれてきたが、新車両への更新のため、惜しまれつつ引退する。2024.3月にはなぎさが描かれた新車両「2代目なぎさTRAIN」が登場。 2023.11/24-2024.1/14;2代目なぎさTRAINのラッピングCFでは目標400万円に対し、666万円(支援者303人)が寄付された。初代なぎさTRAINの定期運行は2024.11/3まで、11/末までに廃車される。撮影会やグッズの販売などを予定。 アルピコ交通鉄道事業部は「沿線で手を振られることが多い電車だった。最後まで親しんでもらえたら」と。

■11/28;松本里山辺の「美ヶ原温泉・H翔峰」で野沢菜漬けの仕込み作業が始まった。
この時季の恒例行事で、市内の野沢菜約300kgを使って、従業員が野沢菜の長さを揃えて切り、30kgに分けて塩をまぶして容器に詰め込んだ。11/29;水洗いして、たまりじょうゆや和がらしなどで漬け込むという。12/中〜3ヶ月間、 宿泊客の夕食等で提供。2024年の野沢菜は例年より大きいという。

■11/28;県PRキャラクター「アルクマ」誕生15周年を記念して、県内のスポーツを盛り上げる応援団は「信州アルクマスポーツ応援団」(アルスポ)に決まった。
サッカーJ3松本山雅FCの「ガンズくん」ら県内プロスポーツ8チームのキャラクターが県庁に集まった。応援団長はアルクマくん。応援団の名称とユニホームがお披露目された。応援団名は公募の182件の中から選ばれた「アルスポ」は アルクマとアルプスの「アル」で、雄大なアルプスのように高みを目指していけるようにとの願いを込めたという。ユニホームはCF(長野県の「スポーツ」を盛り上げるため アルクマもユニフォームを着て応援に行きたい!)で資金を募り、支援額(285万7250円),目標金額(250万円),支援者数(267人)が寄せられ、全8チーム分を製作した。
11/28;県のマスコットキャラクターアルクマが県内8つのプロスポーツチームのユニホームを着てランウェイを歩いた。ユニホームは正面に各プロチームの名称やエンブレム、背面に「ARUKUMA」の名前と誕生年である「2009」の背番号を デザインした。

■11/26;8:45;長野県中部で震度2の地震
震源地は県中部で震源の深さは10km、M3.2。震源は安曇野・松本の東山、松本市稲倉峠付近と見られ、東山では珍しい地震。
松本市、安曇野市、筑北村は震度2、大町市、池田町、松川村、生坂村、上田市、千曲市、坂城町などで震度1。被害はないとみられる。

■11/21;松本パルコの伊勢町通り側に「X'masツリー」が登場。
毎年恒例の冬の風物詩、2025.2/末で閉店するため、2024年は最後の年。11/23夜;点灯式を行う。

■松本市は自転車で市内を巡る約30kmのサイクリングルートに道案内や注意喚起のための路面標示を整備している。
ルート途中にはトイレなど休憩スポットも。愛好者らが利用しやすい環境を整え、松本平や北アルプスの眺望が楽しめる特色をアピールする。弘法山古墳や美ヶ原温泉などの道路には「絶景ルート」を案内する路面標示を整備した。

■11/21;アルピコHDは東京証券スタンダード市場に上場すると発表。
アルピコHDは2008年5月設立。松本市に本社。流通、運輸、観光などの事業を展開。アルピコHD傘下にはアルピコ交通(バス・鉄道)、アルピコタクシー、アルピコ長野トラベル、アルピコホテルズ、Hブエナビスタ、エースイン松本、H翔峰、 上高地ルミエスタH、アルピコプラザ、スーパーのデリシアなど。
12/25;上場予定。上場に伴い新規1100万株を発行、142.8万株とオーバーアロットメントで186.4万株の売出しを予定。価格;12/16決定。新規株式発行で約20億円の資金調達を見込む。デリシアの新規出店、アルピコ交通によるバス車両取得、 券売機の取得、宿泊事業のホテル改装費用などに充てる予定。アルピコHDは「長年上場を目指してきた。新たな事業展開に向けた環境が整った。上場は信用力の強化、知名度向上による人材確保や資金調達の多様化が図られれば」と。
※2024/3月期の連結決算;売上高;996億円、営業利益;24億円、経常利益;21億、当期利益;9億円、従業員数は2013人(10月)

■11/17;耐震・防災工事で3年半休館し、11/9;再オープンした松本「国宝・旧開智学校校舎」で塔屋などの特別公開が行われた。
普段は立ち入ることのできない屋根裏や塔屋に市民らが上がり、学芸員の説明を聞きながら耐震補強工事の様子を見たり、塔屋にある鐘を鳴らしたりする貴重な体験をした。特別公開は4回行われ、1回10人ずつが参加。旧開智学校の学芸員の 案内で校舎内を見学。普段は施錠されている屋根裏に入ると、耐震化を施した太い梁などが見られ、参加者は写真を撮るなどした。建物中央部にある塔屋では窓から街並みを眺めたり、中央につられている鐘を鳴らしたりした。 12/1;塔屋や屋根裏の特別公開が行われる(申込みは締切)。旧開智学校を管理する市立博物館は「定期的な公開を検討しており、2025年春に開催できれば」と。

■11/20;松本「萬年屋」で漬物用の「カタ大根」を店の軒下に吊るす作業があった。
初冬の日差しを浴びてすだれのように吊るされた大根。11/19〜;作業が始まり、長さ約17cmに切った地元産の大根を井桁に重ねて紐で吊るした。今季は約2000本漬ける予定という。1週間ほど乾燥させ、米ぬかと塩、ナスの葉や柿の皮などで 3ヶ月漬け込み、店頭で販売。「昔ながらの製法による懐かしい味を楽しんでもらいたい」と。

■〜11/11;8:30-17:00;「松本城公園」で恒例の「第64回松本城菊花展」開催中。
地元の愛好家でつくる「松菊会」の会員や市内の小中学生らが丹精した赤や白、黄など色とりどりの約400鉢が並んでいる。大輪の花や小さな花などさまざま。槍ヶ岳や梓川、ナナカマドの紅葉に見立てた「総合花壇」もある。(入場無料)

■10/27-11/11;8:30-17:00;「国宝・松本城」の「松本城公園」で「菊花展」が始まった。
菊の愛好家でつくる松菊会が主管、会員や市内の小中学生らが育てた約400点を並べた。まつもと市民祭が開かれる11/3前後に見頃を迎える見込み。大菊から小菊まで色や形が異なるさまざまな菊で、十二花壇、福助花壇、ダルマ花壇、 盆栽、懸崖作りなどに仕立てている。槍ヶ岳や梓川、色づくナナカマドに見立てた総合花壇もあり、観光客がスマホで撮影していた。菊花展は2024年で64回目。松菊会は「菊は一年勝負で作り上げるところが苦しくも楽しい。出展者は皆、 時間と手間をかけている」と。(入場無料)

■〜11/11;「国宝・松本城」の「松本城公園」で「松本城菊花展」
愛好家や松本市内の小中学生が丹精込めて育てた菊の花が約400点展示。松本の菊の愛好家でつくる「松菊会」が毎年この時期に開催。2024年で64回目。作品には松本から見える常念岳や安曇野の田園風景を菊で表現した作品も。 訪れた人たちは色とりどりに咲き誇る菊の花を眺めたり、写真に収めたりして秋のひとときを楽しんでいた。同会によれば猛暑の影響で花のつぼみができる時期が1週間ほど遅く、見ごろは11/3頃という。

■10/27-11/11;8:30-17:00;「国宝・松本城」黒門・太鼓門付近で「菊花展」
例年、市内の菊愛好団体、松菊会などが丹精して育てた菊の花、小中生が育てた鉢植えなど300-400点を展示。テント内に展示。大輪の菊が咲き誇ります。(観覧無料)
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902

■11/10;「松本マラソン」でフルマラソンの完走率が95%と過去最高を記録。
松本市は急な坂が続くコースを見直したことなどが功を奏したとみています。「松本マラソン」はここ数年、参加者数が伸び悩んでいたことから、2014年から6kmの中盤の上り坂を半分の距離に短縮するなどコースを改善した。 その結果、フルマラソンの部では出場した4586人中、4360人が完走、完走率は95%と過去最高となった。松本市臥雲市長は「前回までは急な坂が続くコースを特徴としてきたが、なだらかなコースへの見直しは肯定的な評価が大半で、 快晴微風という絶好の天気も後押しして高い評価になった」と。

■11/10;快晴のもと、松本城の城下町などを駆け抜ける「松本マラソン」が行われ、ランナーたちは晩秋の松本平を駆け抜けた。
2024年もスターターを務めたスピードスケート金の小平奈緒さん。11/10;8:15;2024年はマラソンの部に全国から5158人のランナーが一斉にスタート。エア・ウォーターアリーナ松本(松本市総合体育館からやまびこドームまでの42.195kmを、 沿道の声援を受けながら晩秋の松本平を駆け抜けた。「国宝・松本城」周辺の城下町や薄川沿いを走り、中盤には美ヶ原や北アと市街地の眺望できる薄川沿いのコースを走り、上り坂が続く難所では箱根駅伝の山登りの「山の神」と呼ばれた 柏原竜二さんが選手を鼓舞。松本マラソンは市制110周年を記念して2017年に開始。松本マラソンは参加者数が伸び悩んだこともあり、山の神ゾーンのアップダウンを10kmから5kmに半減し、信州スカイパーク手前の坂も緩和された。 タイムが公式記録となるよう日本陸上競技連盟からコース公認を受けるなど改善を図り、走りやすく記録の出しやすい新コースになった。優勝タイムは2h24m52s。
ファンランの部(10km)には1459人、ファミリーランの部(1.8km)には親子ら334組720人が参加した。
2024年フルマラソン;エントリー;5171人,出走者数;4585人(前回+319人増)、完走者数;4360人(95.1%)。2023年エントリー;4918人,出走者数;4267人,完走者数;4039人(94.7%)。2022年エントリー;5572人,出走者数;4710人,完走者数;4446人(94.4%)

■11/10;松本で「松本マラソン」が開かれた。
5000人を超えるランナーが一斉にスタート。松本マラソンは松本市総合体育館からやまびこドームを結ぶ42.195km。松本の街並みや山をより楽しみながら走れるように、厳しい上り坂を減らすなど一部のコースが変更された。

■11/10;晩秋の松本で「松本マラソン2024」
北アと美しい清流の「岳」、新旧が交わり芸術文化が薫る「楽」、歴史ある校舎に学びの気風が残る「学」。松本マラソンは「三ガク都」をテーマに、信州・松本の魅力を味わえるコース。エントリーは締切。定員;マラソン(6000人), ファンラン10km(1500人),ファミリーラン1.8km(300組)の中、2024年はマラソンは5155人、ファンラン10kmは1459人がエントリー。2023年は4262人が参加、2022年は5557人がエントリー。
コースは松本市総合体育館をスタート、晩秋の城下町、松本城、あがたの森公園、薄川沿い・金華橋、東山山麓、松本空港、やまびこドームゴール。

(問)松本マラソン実行委員会事務局(松本市総合体育館) TEL 0263-32-3600

■2024.11/10;松本市内で「松本マラソン2024」開催。
8/22;実行委はR19渚1丁目交差点でエントリーを呼びかける街頭活動を行った。横断幕やのぼり旗を掲げ、行き交う人や車にアピール。8/23;松本駅前でも街頭活動は行う。8/22現在、マラソンの部のエントリーは4790人。 マラソン(42km)、ファンラン(10km),ファミリーラン(1.8km)。マラソンの部完走者に贈られるメダルは表に松本城と北アルプスを、裏に松本てまりを表現したデザイン。マラソンコースは今大会から中盤以降に続く厳しい上り坂を 減らすなどコースを一部見直した。定員は9000人から6000人に変更。(エントリー;run net,締切;8/25)

■11/10;「国宝・松本城」の内堀でコブハクチョウ1羽が死んだ。
桜の松本城を撮影しているとよくお堀で泳いでいた白鳥。2000年に太鼓門の復元を祝って彦根市から寄贈された雄の「彦ちゃん」と雌の「松ちゃん」が生んだ3羽のうちの1羽で老衰とみられる。「松本城管理課」が飼育していた雄の白鳥で、 二の丸のお堀に住み着いていたので「ニノちゃん」と呼ばれ親しまれていた。世話をしていた職員は「18年間、松本城のお堀にいてくれてありがとう」。親鳥が永眠した日は松本城に伝わる二十六夜神伝説(1/26)、ニノがなくなった日は 松本城の日(11/10)、2羽とも松本城ゆかりの日に眠った。お堀で飼育されている白鳥は雌1羽のみとなった。

■松本市などは松本城を市民が守ったことを広くアピールし、世界遺産登録への機運を高めようと、11/10;「松本城の日」と制定。
11/1;JP信越支社は「国宝松本城の日」(11/10)に合わせてオリジナルフレーム切手を発売。デザインは木版画画家の塩入久さん(松本)が松本郵便局を訪ねた。天守の中では日本最古の国宝松本城。国宝松本城と四季折々の美しい風景を 木版画で表現した切手。春は桜、夏は入道雲、秋はもみじ、冬は氷彫や雪などと松本城。松本市内の郵便局(41局)は11/1〜、ネット販売は11/5〜発売。(フレーム切手1シート(\110円切手×10枚)(\1650)

■11/9;松本の「国宝・旧開智学校校舎」の再オープンを記念する「国宝の架け橋リビング」が「旧開智学校校舎」と「国宝・松本城」を結ぶ開智通りを歩行者天国にして開かれた。
飲食や手芸品などのマルシェ約40ブースとキッチンカー8台が出てび、開智小金管バンドのパレード、地元音楽サークルの演奏などが繰り広げられた。秋晴れの下、2つの国宝を巡る観光客や市民らが立ち寄り、週末のひとときを楽しんでいた。 旧開智学校の再オープンに合わせ、地元有志でつくる実行委員会が企画。信大と松本大の学生らがボランティアスタッフとして運営に加わった。松本市交通まちづくりにぎわい創出事業補助金を活用し、年4回程度の開催を計画。

■11/9;耐震工事や防災設備で長期休館していた「国宝・旧開智学校校舎」が再オープンした。
11/9;旧開智学校の庭園で記念式典が開かれ、松本市臥雲市長や開智小の児童などがテープカット。自治体関係者ら約100人が出席して再オープンを祝った。松本市臥雲市長は「旧開智学校は学都松本の象徴であり、松本市民の誇り。 松本城とともに文武両宝として次の世代に引き継いでいくことを誓います」と。
2021年6月から約3年半近く休館していた。展示内容を一新、新たに展示用デジタルサイネージを導入するなど観覧環境を整備した。非公開の八角塔屋と天井裏を期間限定で特別公開する。また、明治時代の授業を体験できる講座などを 開く予定。開催国宝松本城と合わせ、2つの国宝を生かした企画やPRを予定。国の文化審議会が2019年5月に国宝指定を答申した松本市開智2の重要文化財「旧開智学校校舎」。1876年完成した洋風デザインを日本の伝統技術で表現した 「擬洋風建築」として知られ、1961年;国重要文化財指定、近代学校建築としては初めて2019年に国宝指定。内外に貴重な意匠が施されています。
11/17,12/1;塔屋と天井裏の特別公開。11/10〜;電話で事前申込み。
(問)国宝旧開智学校校舎 TEL 0263-32-5725

■11/9;松本の「国宝・旧開智学校校舎」が耐震・防災工事を終えて再開館する。
旧開智学校は建物中央にそびえる天使と龍の彫刻のある塔がシンボル。和洋風の擬洋風建築の校舎で、塔屋の内部は色ガラスの部屋で天井には鐘が吊るされている。チャイムとして利用されたという。波型・飛竜の木彫り彫刻がついた桟唐戸など 校舎には彫刻が多く見られ、校内は各教室が展示室で当時の教室風景や教科書・資料を展示しています。
2021年6月工事開始、約3年半ぶりに「国宝・松本城」とともに2つの国宝がある街として再スタートする。旧開智学校校舎の再開館に合わせて、旧開智学校と松本城の2つの国宝をつなぐエリアでイベントが行われる。
11/9;10:00-16:00;松本城北の松本神社前交差点〜旧開智学校〜中央図書館まで約500mで「国宝の架け橋リビング」開催。
旧開智学校では、11/9;9:00;庭園にて記念式典、10:00;内覧会、一般開館;11:00-17:00、11:30;蟻ヶ崎高校書道部パフォーマンス、13:00;松本大の茶会など。
2つの国宝に挟まれた一帯の一層のブランド力向上に期待を込めて、歩行者天国やマルシェ、野だて、音楽演奏などが繰り広げられる。開智P近くの松本神社向かいにあるタカノバ前の「開智通り」(松本神社前交差点〜開智小間)を歩行者天国にして、 キッチンカーやマルシェなど約50店が出店。周辺の並木道ではパネル展、中央図書館脇の「開智公園」では読み聞かせやWSなどが行われる。「城町文庫」や「松本国宝の架け橋プロジェクト」など地域おこし団体や事業所が実行委員会をつくって企画。 近年、一帯では空き家などを活用した個性豊かなスポットが増えている。

■11/9;松本「国宝・旧開智学校」の校舎の耐震工事が終わり、一般公開が再開される。
校舎の塔屋や天井裏を特別公開する記念事業が行われる。1876年に建設された「旧開智学校」の校舎は、3年前から耐震工事のため一般公開は中止。11/17,12/1;午前/午後;松本市は耐震工事で見学できるようになった校舎の塔屋や天井裏などを 特別公開する記念事業を行う(各回10人限定)、明治時代の授業を体験できる講座を開き、松本城の「切り絵ご城印」とあわせて1つの絵になる「切り絵観覧記念符」を販売する。松本城と旧開智学校の2つの国宝を連携させた事業を企画し、 スタンプラリーや共通観覧券の電子チケットの導入する。松本市臥雲義尚市長は「ようやく新しい姿として観覧してもらえる環境が整ったので、大勢の観光客を迎え入れて、松本市の歴史を振り返ってもらえるようにしていきたい」と。

■11/9;松本「国宝・旧開智学校校舎」はリニューアル工事が完了し、3年半ぶりに再開館する。
松本の「国宝・旧開智学校校舎」は1876年に建設された。3年前から耐震工事のために休館中。10/8;「松本市立博物館」で旧開智学校の売店で販売するスイーツの試食会が行われた。松本、安曇野の菓子店6店が「旧開智スイーツ」と銘打って 開発した菓子14点が並んだ。試食会には校舎の窓枠をイメージしたクッキー、校舎のかたちをした琥珀糖、カステラ、まんじゅう、マカロンなど個性豊かなスイーツが並んだ。旧開智学校校舎の職員らが試食。11/9〜;出品されたスイーツは 旧開智学校の売店などで販売予定。

■「国宝・松本城」と「国宝・旧開智学校校舎」をPRする「特別御城印」と「観覧記念符」が制作された。
旧開智学校校舎のRE-OPENに合わせたコラボ商品で、松本城と旧開智学校校舎が白黒の切り絵で、絵柄を組合せると1枚の絵になる。特別御城印は「松本城の日」(11/10)が制定された2021年の翌年から「国宝松本城ウィーク」(11/3-11/10)で 限定販売。2022年度は松本城の南側、2023年度は南西側から望む天守の絵柄で、2024年は北西側から埋橋の入るデザインを採用。御城印と観覧記念符の絵柄を組合せると、松本城の埋橋と旧開智学校校舎、白鳥、国・宝の文字がつながり、 1枚の絵が完成する。大きさは縦15cm、横10cm。(\1000/1枚)
11/3〜;御城印は松本城管理課の事務所、観覧特別記念符は松本市博物館で各限定5000枚で販売中。11/9;旧開智学校校舎が再開館以降は旧開智学校校舎でも記念符を販売。松本城管理課は「松本城を訪れて特別御城印を購入した人が旧開智学校を 訪れ、街中を周遊してもらえればうれしい」と。

■11/9;松本の「国宝旧開智学校」が再オープン。
電子チケットを導入、隣接する国宝松本城と合わせて2つの国宝をPRする。旧開智学校は耐震対策と防災設備整備のため2021年6月から休館。新たに展示用デジタルサイネージを設け、手荷物ロッカーを増設。松本城とセットで一つの絵柄になる 「切り絵ご朱印」の販売、両施設を巡るスタンプラリーなども計画。松本市臥雲義尚市長は「国宝指定後間もなく工事に入り、十分に効果を感じられていない。歩いて行ける距離に2つ国宝がある価値を知ってもらう取り組みを進めたい」と。

購読案内会社案内採用情報お問い合わせ・各種お申し込みサイトマップ ■11/7-11/9;日没-22:00;「世界早産児デー」(11/17)を前に、「県立こども病院」(安曇野)などが「国宝・松本城」を紫色にライトアップする。
紫色は世界早産児デーのシンボルカラーで多様性や思いやりを意味するという。早産児について多くの人に関心を持ってもらおうと初企画。早産だと呼吸器や循環器に影響を及ぼすことが多いという。ライトアップは、日本新生児成育医学会と 日本新生児看護学会が松本で学会を開くのにも合わせて企画された。

■〜11/8;松本「上土町」でスタンプラリー
松本大の総合経営学部観光ホスピタリティ学科の畑井治文教授のゼミ主催。上土商店街振興組合などが協賛。外国人観光客らに「大正ロマンの上土を知ってもらいたい」と町内のレトロな雰囲気が漂う建物5カ所にスタンプを配置した。 昔は映画館だった上土シネマや上土劇場、擬洋風の外観が特徴的な下町会館などをゴム印にし、建物の前にスタンプを押す場所を設けた。全スタンプで「上土シネマミュージアム」にて大正・昭和の松本の街の写真ポストカード1枚が もらえる。

■9/中-11/初;松本奈川の「白樺峠」(標高1600m)で越冬のために南に向かう「タカの渡り」が見られる。
タカは体が大きく渡りでは上昇気流をうまく使う。翼と尾羽を広げて上昇気流を捕え高度を徐々に上げていく。タカが旋回しながら高度を上げていく「タカ柱」が観られる。上空から滑空して前に進んでいくという。 春には東南アジアから中国、韓国、日本へ渡り、繁殖し、秋には日本から越冬のため、中国、東南アジアに渡っていく。
松本奈川の「白樺峠」には全国各地から集まった野鳥愛好家が見晴らしよく整備された「タカの見の広場」(標高1700m)で双眼鏡やカメラを構え、青空の中を飛来するタカの姿を追っていた。2024.9/1-9/14;サシバ、ハチクマ、ノスリ、トビ、 オオタカ、ハヤブサなど多い日は140-240羽が飛来、計1360羽(9/14)。例年は9/下の3連休頃がピークだが、2023年は10/上でも多くが渡っていったという。気温の上昇などが影響か。白樺峠では渡り鳥は例年10/末頃まで見られる。白樺峠から徒歩20分。
2023年9/1-11/15;計17240羽、2023年ピークは9/24;4800羽。飛来の多い日;2023.10/12;1520、10/2;1300、10/31;910、10/25;830など。
2022年9/1-11/15;計15400羽、2022年ピークは9/25;2110羽。
2021年9/1-11/15;計21180羽、2021年ピークは9/20;2650羽。
2021年9/1-11/15;計18000が、2021年ピークは9/22;1800羽。
※2024.9/14;ワシ・タカ類の渡りの観察地として知られる「たか見の広場」で「タカの渡りの観察会」が開かれた。
渡り鳥が見られるシーズンが本格化する前に、地元の「ふるさと奈川」が企画。市内外から10人が参加。タカ科ハチクマやサシバが雄大に空を舞う姿をじっくりと楽しんでいた。信州ワシタカ類渡り調査研究グループ」は、3000m級の北アを 越えられない鳥が上昇気流を求めて白樺峠に集まるという。

■11/4;秋晴れの下、各地の神社・お寺では家族連れが「七五三」の参拝に訪れ、子供の健やかな成長を願っていた。
3連休最終日で多くの参拝者で賑わう中、可愛らしい着物姿や袴姿の子供たち。11/15;七五三を前に多くの家族連れが訪れ、楽しそうに写真を撮る姿が見られた。松本「深志神社」は、11/2-11/4;100件に上る七五三の祈祷を受付けた。 11/4;朝から多くの家族連れが参詣。拝殿でお参りして、千歳飴やお守りを受けていた。

■11/4;松本里山辺の「美ヶ原温泉」駐車場で12店が出店する「美ヶ原温泉マルシェ」<が開かれた。
青空の下で飲食をしながら、音楽ライブやダンス発表を楽しんだ。美ヶ原温泉旅館協同組合主催。2024年で3年目。白菜や大根などの野菜や、ブドウやリンゴといった果物の販売。2024年造ったワインの販売やリンゴのデザートなどキッチンカー9台も出店。 マルシェで買物するとスタンプがもらえ、2つで9施設中の1ヶ所で入浴できる「湯めぐりスタンプラリー」も行われた。同組合は「美ヶ原温泉の利用客が増えるきっかけになれば」と。

■10/1-11/4;松本奈川で恒例の「第34回秋の新そばまつり」が始まった。
期間中、そば店、お宿などでは収穫された新ソバを使った手打ちそばを提供。奈川在来は、奈川の伝統的な品種で豊かな香りと滋味深い味わいが特徴。今はソバ品種「キタワセ」を使用、10/中〜;地区内に伝わる「奈川在来そば」を使用予定。 そばの収穫量はキタワセは約2t(2023年より3.5t減)、奈川在来も例年より少なくなる見込みという。「秋の新そばまつり」期間中はスタンプラリーを開催。地区内の協賛店(21店舗)を巡るスタンプラリーで、抽選で奈川の特産品などが当たる。
そば店;福伝(TEL 0263-79-2003),仙洛(TEL 0263-79-2277),そばの里奈川(TEL 0263-79-2906;月/火休),ながわ山彩館(TEL 0263-79-2815)
(問)ふるさと奈川観光交流部 TEL 0263-79-2125(平日9:00-17:00)

■11/3;児童虐待防止推進月間(11月)に合わせて、「国宝・松本城」の天守がオレンジ色にライトアップされた。

■11/3;10:00ー15:30;「第67回まつもと市民祭松本まつり」が開かれた。
「松本城の日」(11/10)に合わせた「国宝松本城Week」も「松本城公園」で始まり、行楽日和の中、市民や観光客でにぎわった。松本中心市街地(本町,中町,大名町,伊勢町,六九町,上土町)を歩行者天国にして行われ、2023年と同じ約4.5万人が訪れた。 武将姿の「全国甲冑隊」が初参加、記念撮影に応じた。中町蔵シック館、千歳橋北、本町の3ヶ所のステージでは市民団体などがダンスや楽器演奏を披露。信毎MG前では殺陣や武道演舞が披露され、着物や袴姿で刀を使ってパフォーマンスが行われた。 キッズダンスなども行われた。お城Weekでは「国宝松本城古城太鼓」の演奏や茶会が行われた。

■11/2-11/3;松本「浅間温泉」でそばと温泉で地域をPRする恒例の「浅間温泉新そば祭り」が始まった。
県内のそば店など5団体が出店、来場者は新そばを味わっていた。

■11/1;2024年も残すところ2ヶ月。2025年賀はがきの販売が開始。
松本郵便局では9:00;年賀はがきの販売が始まり、近くの「こども園深志」の年長園児が購入した。ハガキは\63円→\85円に値上げ。2025年用年賀はがきは7種類。全国では10.7億万枚発行、ピークの2004年と比べて1/4以下に減った。 県内では1100万枚発行され、前年よりも3割減。SNSの広がりで今回は大幅に発行枚数を減らしているという。

■10/31;松本は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が効き、各地で霧が発生。松本上空は雲海が広がり、松本市街地は霧でかすんだ。

■9/25-10/31;「国宝・松本城」の耐震工事に必要な費用を募ろうと、CFが始まった。
松本城は堀の水の浄化や天守の耐震工事などが課題になっていますが、市の負担額は約36億円の見込み。松本青年会議所は耐震工事などの費用の一部をまかなうCFを始めた。目標金額は260万円。寄せられた支援金から経費などを差引き、松本市に寄付する。 寄付した人には御城印や黒漆塗りの御城印帳、石垣と同じ種類の石でつくったコースターなどを贈る。松本青年会議所は「松本城を自分たちで守るという市民のみなさんの意識を高めていきたい。返礼品にもこだわったのでご協力お願いします」。 松本城の耐震工事などを巡り、松本市は観覧料の値上げを9月市議会に提案し可決された。
国宝・松本城を残し伝える(CAMPFIRE)

■松本「国宝・松本城」で外壁の漆の塗替え作業が進んでいる。
9/2-10/31;松本城では天守の下見板、月見櫓の欄千の漆の塗替え工事を実施する。松本城の保全を目的に漆の塗装を、乾燥に適したこの時期に毎年実施している。期間中は月見櫓への入場制限や外壁の足場設置、月見櫓を白いシートで覆う期間もあり。 9/7;松本城天守「床磨き」のために集まった親子連れらを前に、作業に携わる漆職人が工程や漆の特性を説明していた。

■10/31;松本平田の市特別名勝「百瀬家庭園」が、庭と料理を楽しむ食事処「信楽」に生まれ変わった。
江戸後期の作庭と推定される、石組みの池泉回遊式庭園。平田村の名主を務めた百瀬家の約400uの庭園。園内には馬の背の築山や多くの立石が配置され、流れる滝も石で表現。石は安山岩やグリーンタフ、ホルンフェルス、花崗閃緑岩など。 六角形に割れる柱状節理をもつ安山岩はアルプス公園から島内平瀬地区、岡田伊深地区に見られるという。庭園は個人宅でこれまでは制約があったが、多くの人に親しんでもらおうと所有者が開店した。2014年に松本市特別名勝指定。 骨董の漆器や瀬戸物を使いながら、庭に面した奥座敷で心を込めた手作りのお料理(御膳料理)を味わえる。「信楽」はこの地が旧信楽村だったことに由来。四季折々の風情を楽しんでほしいと。
(木/金/土/日;11:00-16:00) JR篠ノ井線平田駅から徒歩5分、松本駅から約5km。
(問)庭園お食事処信楽 TEL 0263-57-2722

■9/24-10/31;火/木;14:00;松本島立の「県松本合同庁舎」で「キノコの食中毒防止を図る勉強会・鑑別相談所」が始まった。
きのこ狩りのシーズンを迎えています。9/20-10/19;「きのこ中毒予防月間」。きのこ衛生指導員が持ち込まれたキノコを「食用」、食べられるが美味ではない「不食」、「有毒」の3種類に判別。初日は食用としてシャカシメジ、タマゴタケが集まり、 持ち込んだ人が説明を受けていた。県松本保健所と松本市保健所が主催。勉強会ではきのこ衛生指導員が図鑑を示しながら見分け方を説明。判断の付かないキノコを食べないように注意を呼び掛ける。松本保健所は「知らないキノコは採らない、 食べない、売らない、あげないを徹底してほしい」と。

■7/13-10/31;麻績村の「聖高原」にAC場がOPEN。
松本平と善光寺平の間にある「聖湖」の湖畔(標高1000m)。2023年秋に解体した旧聖高原Hの跡地の約1000uに整備した。ACサイトは8サイトで駐車スペースとACあり。敷地内にはAC場の他、テントサイト、バンガロー、BBQコーナー、炊事場、 休憩所にシャワー室、トイレは温水洗浄便座。(ACサイト;利用料;\3000/1サイト,施設利用料;\500/大人,高校生以上,\300/小中生)
テントは8サイト(テントサイト;\1000,施設使用料\500/大人1泊,\300/子供)。薪、鉄板・網などレンタルあり。長野道麻績ICからR403聖高原へ約7km/10分。長野道安曇野ICから約30km/30分
(問)聖高原観光案内センタ(聖高原AC場) TEL 0263-67-2133

■10/29;「国宝・松本城」が「世界脳卒中デー」のシンボルカラーのインディゴブルーにライトアップされた。
この日はあいにくの雨天だったが、傘を差した外国人観光客や市民が足を止め写真を撮る姿も見られた。

■10/26;塩尻で「ハッピーハロウィーン」が大門商店街で開かれた。
お化けや魔女、映画・ゲーム、漫画のキャラクターに扮した来場者が商店街の大通りを行き交った。「トリック・オア・トリート」では参加者約2000人が商店を回り、「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味の合言葉を言って、 商店主らからたくさんの菓子をもらった。ハロウィーンは市民有志でつくる実行委が企画、2024年で28回目。

■10/26;JR村井駅で東西自由通路と待合スペースが利用開始。
オープニングセレモニーが開かれ、松本市臥雲義尚市長、JR東日本長野支社長らの関係者約40人が出席。 多くの住民らが詰めかけ、駅東西をつなぐ新駅舎の完成を喜んだ。市長は「長年地域の懸案だった東西の分断が大きく改善できる。幅広い地域・世代の人が駅を拠点に交流してほしい」と。

■10/22;松本西部を流れる梓川沿いの堤防道路で可憐な白いサクラの花が咲いています。
堤防道路には20本以上のサクラの並木があり、そのうち10本で花を咲かせています。多い木では100輪近く咲いているという。県林業総合センタによれば「春にしか咲かない桜のソメイヨシノ。早い時期に葉が落ちて気温が下がり、 冬になったと思い、暖かい日が出てきたので春と勘違いしたのではないか。先に花が2割咲くと、来春は8割りしか咲かないと思う」

■10/22;松本の幼稚園で恒例の「焼き芋会」が開かれた。
園児はサツマイモに新聞紙とアルミホイルを巻いて焼き芋の準備し、青空の下、園児たちが焼きあがったホクホクの秋の味覚を堪能していた。

■10/20;13:00-15:00;「国宝松本城」二の丸御殿跡で「古式砲術演武」
演武;13:30ー15:30;松本城鉄砲隊、愛知古銃研究会鉄砲隊、駿府古式炮術研究会駿府鉄炮衆による火縄銃の演武。
太鼓;13:10-13:25;松本城古城太鼓
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902

■10/19-10/20;松本「あがたの森公園」で工芸作家との交流やものづくりを楽しむ「クラフトピクニック」(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が始まった。
10/19;あいにくの天候ながら家族連れなどがお目当ての作家のブースを訪ねて手仕事の魅力を体感。木工や陶芸、金工など幅広い分野の72組が参加。作家が制作過程を観たり、作家の手ほどきで制作体験など思い思いに楽しんだ。 例年5月のクラフトフェアの姉妹イベント。来場者用駐車場はなく、公共交通機関での来場を呼び掛けている。

■10/19-10/20;10:00-16:00;松本「あがたの森公園」で「クラフトピクニック」
工芸作家と交流しながらものづくりの魅力に触れる「クラフトピクニック」(NPO法人松本クラフト推進協会主催)が開かれる。県内外の作家ら74組のブースが並び、作家による実演や制作体験を楽しめる。作家の技術を間近で見られるほか、 椅子作り、木の車の組立、ろくろでの陶芸、アクセサリー作りなどの体験も。5月の「クラフトフェアまつもと」の姉妹イベント。
(問)松本クラフト推進協会 TEL 0263-34-6557

■10/20;9:50-14:30;南松本の「日穀製粉松本工場」で「第25回日穀製粉新そば祭り」開催。
毎年恒例の新そば(県産の七割そば)を提供、そば打ち体験も。その他、もちもちすいとん、焼き鳥、たこ焼き。そばおやき、信州ガレットなども販売、加工品、高原野菜直売。青木村義民太鼓、二胡演奏、キッズダンス、 松本蟻ケ崎高校書道部のパフォーマンスなど。くじ引き、輪投げ、小麦粘土など屋台も。(入場無料)
場所は松本ICから車15分。R19・やまびこ道路の高宮付近、南松本駅徒歩7分。
(問)日穀製粉松本工場 TEL 0263-25-6360

■10/15;塩尻と岡谷市境にある「塩尻峠」で「日本一短い」と言われる祭りが行われた。
秋晴れの下、塩尻市と岡谷市長ら関係者140人が集まった。この「塩嶺御野立記念祭」は、明治天皇と昭和天皇が塩尻峠を訪問されたことを記念し、毎年春と秋の2回行われています。祭りは参列者が20秒ほど一礼するだけで、 「日本一短い祭り」とも言われています。祭りは「一同礼」のあと、「お直り下さい」までの礼だけ。2024年は例年より5秒短い15秒で祭りが終わった。昔は3-5秒だったという。2市の関係者は祭りのあと、懇親会で意見交換した。

■10/12-10/14;「松本城公園」などで「第18回信州・松本そば祭り」開催
10/12-10/14;10:00-16:00;全国そば祭り(7ブース);手打ちそばの食べ歩き。
10/12-10/14;10:00-16:00;信州地場産市(32ブース);信州の特産品、名産品、グルメなどの展示販売。工芸品やそばに関する器具・道具の展示販売。
10/13;9:10;第15回信州そば打ち名人戦(松本市臨空工業団地体育館);信州産の粉を使用し、そば打ちの腕前を競う名人戦。
10/12;10:00;全麺協そば道三段位認定会(松本市臨空工業団地体育館);そば打ち認定。
(問)信州松本そば祭り実行委員会 TEL 0263-33-8002

■10/14;10:00-15:00;「国宝・松本城」本丸庭園にて「合同茶会」
市内茶道五流派による合同茶会。松本城の風景とおもてなし。裏千家、表千家、江戸千家、大日本茶道学会、雲伝心道流、各流派(\500),5席(\2000/前売)
(問)松本城管理事務所 TEL0263-32-2902

■10/12-10/14;松本城公園を主会場に開催された「第18回信州・松本そば祭り」は10/14;閉幕した。
3日間とも天候に恵まれ、2023年を10.8%(1.1万人増)の計11.2万人が来場した。「全国そば祭り」のブースは行列が伸び、終了前に完売するブースもあった。実行委は「3日間とも最高の天候に恵まれた。そばや信州の物産の魅力を十分に 感じてもらえたと思う。来場いただいた方に感謝したい」と。

■10/13;「松本城公園」を主会場に「第18回信州・松本そば祭り」(2日目)が開かれた。
初日を上回る約4.6万人が来場、地域色豊かなそばの食べ歩きを楽しんだ。松本市街地は観光客でにぎわった。大名町通りは、松本城やそば祭りに向かう観光客らの人通りが絶えることがなかった。そば処の7団体による「全国そば祭り」には 各ブースに長い行列ができた。また。10/13;松本和田の「市臨空工業団地体育館」では「第15回信州そば打ち名人戦」が開かれ、そば打ち愛好家38人が技を競い、最高位の名人(農林水産大臣賞)が決定した。
最終日(10/14)は10:00-16:00;全国そば祭り、信州地場産市など。

■10/12;「第18回信州・松本そば祭り」が「松本城公園」を主会場に開幕した。
秋晴れの下、松本の中心市街地は大勢の市民や観光客らで賑わいをみせた。行楽日和となり、初日は約3.2万人が来場した。2024年は2023年よりも外国人観光客が多くなった。地域色豊かなそばを食べ比べ、県内の特産品やグルメの買物を楽しむ人も。 「全国そば祭り」にはそば打ち愛好団体などの7ブースが出店し、ブースには行列ができるほどの人気。出店者は「そば祭りを通じておいしさを知ってもらい、さらに足を運んでもらうきっかけになればうれしい」。実行委は「最高の天候に恵まれた。 そばに親しみ、松本の散策も楽しんでほしい」。
大名町や上土町などでは演劇祭や農産物のマルシェなども開催され、秋の街中をゆったりと歩きながら楽しむ人が多かった。そば祭りを楽しみがてら街中を巡る人も多かった。上土町の劇場などで開催中の「まつもと演劇祭」は 2024年初めて、松本城大手門枡形跡広場で野外無料公演をした。演奏や劇などのパフォーマンスが披露された。松本の街が活気付いてくれたら」と。
10/12;「全麺協そば道3段位認定会」が松本和田の「松本臨空工業団地体育館」で開かれた。27人が日頃の精進の成果を発揮して懸命にそばを打ち、審査の結果19人が認定を受けた。 参加者は1.5kgの粉(そば粉1.2kg,つなぎ粉0.3kg)で「二八そば」を打ち、40分以内で完成させた。
10/13;10:00-16:00;全国そば祭りと信州地場産市が開催。
■10/12ー10/14;松本でそばの祭典「第18回信州・松本そば祭り」が「松本城公園」などで開幕する。
県内外のそば処からそば打ちの愛好団体などが集まり、自慢のそばを提供。そば打ち名人戦や段位認定会、地場産市なども開かれる。松本の秋を代表する催しで「全国そば祭り」(10:00-16:00)にはそば打ち愛好団体やそば店など 7ブースが出店。特産品やグルメ、そば打ち道具などを販売する「信州地場産市」には29ブースが出店。
10/13;松本市和田の市臨空工業団地体育館で第15回信州そば打ち名人戦。愛好家38人が出場し名人位を目指す。10/12;全麺協そば道3段位認定会。2023年は3日間で10万人が来場した。
(問)実行委事務局 TEL 0263-22-8002

■〜10/中;塩尻市宗賀地区は標高700mの冷涼な気候を生かし、ぶどう栽培が盛んな土地。
1890年桔梗ヶ原でぶどうの栽培が開始され、約130年の歴史。桔梗ヶ原は松本平の南部に位置し標高700m。晴れの日が多く、少雨で日照時間が長い。朝晩の寒暖差が大きく、ぶどう栽培に適した土壌を有す。葡萄の糖度を高める条件が揃い、 糖度は16-18度と甘く適度な酸味もある。
1)ぶどう狩り;
ぶどうは収穫期を迎え、塩尻市内の「観光ぶどう園」(15農園)には県内外から多くの観光客が訪れ、連日にぎわっています。観光農園では家族連れがハサミを使って熟した房をひとつひとつ丁寧に収穫、実りの秋を実感。シャインマスカットや ナイヤガラ、デラウェア、ポートランド、コンコード、ナガノパープル、巨峰など。農園によってぶどう狩りの品種は異なる。ぶどうの食べ放題では1人で3房も食べる人がいて、甘酸っぱい香りが漂っている。農園では8/中-9/上まで長雨の影響で、 雨に弱いナイアガラの収穫量は例年の半分という。観光農園のぶどう狩りは10/中まで。お土産用(お持ち帰り)販売、地方発送も取り扱う。
(ぶどう狩り;\770〜/大人,\770/子供,巨峰狩り;\1500/大人,\1200/子供)※料金はブドウの種類によって異なるため各農園で確認)
2)ワイナリー;
塩尻市内にはワイナリーが17ヶ所。桔梗ヶ原;林農園(五一わいん),井筒ワイン,シャトー・メルシャン,Kidoワイナリー、洗馬;信濃ワイン,Votano wine,ベリービーズワイナリー、大門;サントリーワイン、塩尻;アルプス、柿沢;サンサンワイナリー、 広丘;ドメーヌ・スリエ、片丘;丘の上幸西ワイナリー,Domaine-KOSEI、下西条;霧訪山シードル、北小野;いにしぇの里葡萄酒など多数。各ワイナリーではセラーや農場の見学や試飲ができるところもあり直売所も。

■〜10/中;塩尻「信州桔梗ヶ原」では観光農園で巨峰などのブドウ狩りが楽しめる。「信州塩尻ぶどうまつり2024」開催中
観光果実直売組合加盟の11農園でぶとう祭りを開催。ブドウ狩りでは巨峰とナイヤガラなど、9/下にはコンコードなども。複数種類のブドウ直売や贈答用や全国発送も対応。「結実から収穫まで一房一房愛情をたっぷり込めて丁寧に育てた 美味しいブドウを味わってください」と。10月にはリンゴ狩りを行う農園もある。 ★塩尻「観光農園」で楽しめるぶどう狩り・直売:(農園によりブドウ狩り・販売するぶどうの品種が異なります)
デラウェア・ポートランド・コンコード、シャインマスカット・ナイヤガラ、レッドナイヤ、サニールージュ、巨峰、ナガノパープル、ピオーネなど。
「かどや農園」(0263-52-4498)、「フモンヂ観光園」(0263-52-0474)、「土田園」(0263-52-1923)、「いわだれ農園」(0263-52-5894)、「原遊覧園・原農園」(0263-52-2958)、「真田園」(0263-52-3650)、「滝之宮園」(0263-54-4718)、 「中道園」(0263-53-3651)、矢島園(直売のみ)0263-52-0914、神戸農園(直売のみ)0263-52-0261、塩原農園(直売のみ)0263-53-1150
(\770〜;大人・小学生以上,\350〜;3歳以上小学生未満)※巨峰などの品種は別料金。
(問)塩尻市観光センタ(塩尻駅前観光案内所) TEL 0263-88-8722(9:00-18:00)

■9/上;塩尻の各ワイナリーでは今季のワインの醸造作業が本格化。
自社農園や契約農家から原料のブドウが搬入され、各社こだわりのワインの生産。9/初から塩尻の「アルプス」は白ワイン用品種の仕込みを開始。塩尻ワインの歴史にゆかりの深いナイヤガラ、コンコード、メルローなどを仕込む。 機械で茎やへたを取り除くなどしてからタンクで発酵させる。今後、ブラッククイーン、竜眼なども加わり、醸造作業は10/下まで続く。今季は全品種を含め2023年並みの2000〜2300tを仕込む。2024年はブドウの糖度が高く良質なワインが 期待できそう。一方では高温や大雨で生育障害もあったといい、「生産者が苦労して収穫したブドウをおいしいワインに仕上げて消費者に届けたい」と。10/7;ナイヤガラなどの新酒を発売予定。

■小規模ワイナリーを可能とする「ワイン特区」の「信州松本平ワイン・シードル特区」(松本市,山形村,朝日村)と、「桔梗ケ原ワインバレー特区」(塩尻)が統合され、「桔梗ケ原・松本ワインバレー特区」として認定。 統合によって、域内に限定されていたワイン用ブドウなどの調達エリアが広がる。ワイン特区は、免許取得に必要な醸造量が通常の年間6000L以上から2000L以上に緩和。ただし、特区の域内で生産した原料の使用が条件。 そのため、松本の事業者などから、塩尻のブドウなどが使えるように特区の統合を求める声が上がっていた。松本市臥雲義尚市長は「先輩格である塩尻と同じ特区。松本のワイン事業者の新規参入を後押ししたい」と。

■10/12;松本「浅間温泉」で伝統の「たいまつ祭り」が行われた。
御射神社春宮の例大祭で、わらを束ねて作った大小の松明を地元住民が担いで練り歩き、五穀豊穣などを祈願する。御射神社は三才山山中に奥宮(秋宮)と浅間温泉に浅間の宮(春宮)を配し、狩猟や農耕の神として崇敬されてきた。たいまつ祭りは、 五穀豊穣や人々の安泰を祈願するもので、毎年暮れに奥宮から浅間の宮に下られた神が、秋の収穫の終わるころ、村人の奉納する松明の火に送られ、煙にのって再び山中の奥社へ帰るという。毎秋に行われる祭りで、巨大な松明が浅間温泉の メイン通りに並び、19:00;点火。温泉街中に煙が立ちこめる中、威勢の良い掛け声で地元住民が燃え上がる松明を運んだ。地元の温泉旅館は、祭りに参加したり、見物したりする人は増加傾向で、「活気がある浅間温泉に戻って良かった」。

■10/11;アルピコ交通は上高地線の駅にあるサクラを植え替える。
上高地線の駅には現在、北新・松本大学前駅、渕東駅、三溝駅の3駅のホームなどにサクラ1本ずつが生えているが樹木の衰えが顕著なため、この秋にすべてを伐採する。2025年春に新しい苗を植えて、再び見事な花を楽しめるようにする。 10/11;渕東駅のサクラを伐採した。このサクラは樹齢80年以上。春には田園風景と合わせて、サクラの花と電車を撮影するファンも多かった。2025年春に渕東駅と三溝駅で新しい苗を植える。北新・松本大学前駅はホームの石垣を守るため 当面はそのまま。アルピコ交通鉄道事業部は「大きくなるまで少し時間をいただくことになるが、周りの環境も整えて再びサクラを楽しめるようにしたい」と。

■8/下〜10/中;塩尻の観光農園でブドウ狩り「信州塩尻ぶどうまつり2024」が始まった。
観光果実直売組合加盟の11農園でぶとう祭りを開催。8/21;塩尻宗賀の観光ぶどう農園では観光客がたわわに実ったブドウの収穫を楽しんだり、直売所で購入したりしている。ぶどう園は「2024年は遅霜や長雨の影響がなく生育は順調。 大勢のお客さんに楽しんでもらいたい」と。(\770〜;大人・小学生以上,\350〜;3歳以上小学生未満)※巨峰などの品種は別料金。
(問)塩尻市観光センタ(塩尻駅前観光案内所) TEL 0263-88-8722(9:00-18:00)

■秋の運動会シーズンを迎えているが、秋の運動会を行う小学校は減っている。
10月は「体育の日」。スポーツの秋と称されることもあって、運動会の時季は「秋」と思うが、近年は春(5/下-6/上)に運動会を行う小学校が多くなった。松本市立28校のうち約1割の3校のみが秋に行う。また、暑さを考慮して開催日を遅らせ、 10/中に運動会を開く小学校もある。9-10月は残暑が厳しく、運動会で熱中症によって救急搬送される事故も発生。秋は台風や豪雨なども多く天候が崩れがちで、春は熱中症の心配がなく、比較的穏やかな天候が多いといったことで、 春開催に拍車をかけている。

■10/4-10/6;松本郊外の「信州スカイパーク」の「やまびこドーム」で、アウトドア用品の「ALPS OUTDOOR SUMMIT 2024」が始まった。
2024年は「山に、感謝。」をテーマに、山関連用品の販売、トークイベント、体験ブース、車両展示などが行われている。 アウトドア関連の111ブランドが集結、やまびこドーム内には71ブースが出展。テントやリュック、ウエア、寝袋、靴、書籍、アウトドアグッズ、まきストーブなどが並ぶ。ドーム内のステージではトークショーが行われ、自然環境の魅力や アウトドアの楽しみ方や課題などを発信。2023年は約2.5万人が来場。一般公開は10/5-10/6;10:00-17:00。ドーム入場料は\2000/1日、\3000/2日)

■10/4-10/6;10:00-17:00;松本「信州スカイパーク」の「やまびこドーム」で「ALPS OUTDOOR SUMMIT 2024」開催
「山」のアウトドアを満喫できるイベント。北アの玄関口で豊かなフィールドが広がる松本で、「松本をアウトドアの聖地に」。2024年は「山に、感謝。」を合言葉に、「山」に寄った110の国内外のアウトドアブランドが集結。2023年初開催、2.5万人が来場した。 メーカーの開発裏話、素材や加工メーカーのプレゼンテーション、アウトドアトーク、漫画家鈴木ともこさん(松本市観光大使)、槍ヶ岳山荘穂苅さんと白馬山荘松沢さんの山小屋対談、山登りのYoutuber、TVドラマ・マウンテンドクター、山小屋Wi-Fi(KDDI)、 山と渓谷など山岳関係の話など。他にはクラフトWS、フード・ドリンクのキッチンカーも。10/4;プレス・アウトドア関係者のみ。
10/5-10/6;一般(前売;\1500/1day,\2500/2days),松本/塩尻市民限定(前売;\1000/1day,\1500/2day;要証明書)

ALPS OUTDOOR SUMMIT 2024

■10/1-10/3;松本市大手の「四柱神社」で秋の例祭「神道祭」が始まった。
夏を思わせるような快晴の下、境内や周辺に出店が並び、各町会の豪華な舞台が展示された。10/1;神社脇にある松本城大手門枡形跡広場などに、本町や六九町の6台の舞台が並んだ。見事な木彫刻や人形が飾られた舞台。10/2;大名町通りに18台の舞台が並ぶ。 境内の人形飾りは「浦島太郎」。宮司は「祭りができるということは平穏であることの証し、ありがたい」と。10/2;18:00;奉祝コンサート、20:30;奉納花火。10/3;市招魂殿祭や中南信各家祖霊祭が行われる。

■10/1-10/3;松本なわて通り沿いの「四柱神社」で例祭「神道祭」
松本に秋を告げる「秋祭り」で縄手通りや女鳥羽川沿いに沢山の露店が並び、多くの参拝客や観光客で賑わいます。
10/1;18:00;宵祭。10/2;13:30;例祭、10/3;10:00;松本市招魂殿祭,13:30;中南信各家祖霊祭
10/1-10/2;20:30;女鳥羽川の「一ツ橋」-「千歳橋」間で奉納花火。
10/1;「松本城大手門枡形跡広場」、「松本市立博物館前」にて、松本市重要有形民族文化財「舞台奉曳展示」
10/2;6:00-16:30;大名町通りに神道祭の「舞台奉曳展示」。舞台18台が城下町の路上に並ぶ。大名町通りは歩行者天国・交通規制あり。
境内では人形飾り展示(浦島太郎)、神楽殿では奉祝コンサートを予定。
(問)四柱神社 TEL 0263-32-1936

■10/2;松本は高気圧に覆われて晴れ、最高気温は松本で30.1℃まで上がった。気象庁によると、松本で10月に真夏日となるのは1962年以来62年ぶり。松本今井は29.6℃、安曇野穂高は29.8℃を記録、10月としては観測開始以来最も高かった。

■県松本地域振興局は松本の水に関係する12ヶ所のスポットを紹介する「まつもと広域水物語カード」を作った。
スポットを巡って自撮りした写真を見せるとカードがもらえる。カードは、まつもと城下町湧水群や蓼川の水車小屋、烏川渓谷緑地、黒沢の滝、奈川渡ダム、小仁熊ダム湖、聖湖、平出の泉、蔵造川跨線水路橋、山清路、山形唐沢そば集落、 野俣沢林間キャンプ場などを文章とともに紹介。同局は「水が豊かな季節になる。気軽に楽しみながら参加して」と。
2024.3/1-9/30;観光スポット巡りのスマホアプリ「furari」で12ヶ所を回るデジタルスタンプラリー開催。スタンプ12個;県産品1万円相当(抽選4名),スタンプ4個;県産品3千相当(抽選15名)
(問)松本地域振興局企画振興課 TEL 0263-40-1902

■2024.2/16ー9/30;中信の河川で「渓流釣り」が解禁された。
前日の雨で川が濁ったところもあったが、早朝から太公望が川の流れに釣り糸を垂らし、釣果を待つ姿が見られた。日の出(6:30)頃から多くの釣り人が薄川の水際に立ち、前日に放流されたニジマスや、天然のイワナを釣っていた。 2/16-9/30;松本・安曇野;梓川、穂高;犀川,高瀬川,中房川,万水川,穂高川,烏川。松川村;乳川。大町;高瀬川,籠川,鹿島川,農具川,金熊川。
3/1-9:30;松本;奈良井川,鎖川,田川,小曽部川。3/1-9:30;白馬・小谷;姫川,松川,平川,犬川,楠川。
※10/初ー2/末;産卵・生育のため禁漁。通年;頭首工付近やサイホン、発電所堰堤(ダム)・砂防ダムの下流・上流は禁漁区あり。
松本霞沢発電所堰堤,大正池ラバーダム,梓川稲核ダム,赤松発電所堰堤,高瀬ダム,七倉ダム,中ノ沢発電所,梓川頭首工,犀川発電所堰堤,奈良井川勘左衛門取水堰堤,烏川須砂渡砂防ダム,女鳥羽川三才山一ノ瀬上堰堤,薄川入山辺扉ダム堰堤, 姫川第2発電所ダム,姫川大網発電所堰堤,大海川明才堰頭首工,白馬内山橋上流などは禁漁区。(以下の遊漁券は確認要)
(問)梓川・波田漁業協同組合 TEL 0263-92-2246(\4400/年、\1100/日,\2100/現地)
(問)安曇漁業協同組合 TEL 090-3403-0680(\4200/年,\1050/日,\2050/現地)
(問)北安中部漁業協同組合 TEL 0261-22-7107(\5000/年,\1000/日)
(問)姫川上流漁業協同組合 TEL 0261-72-5955(\5000/年,\1100/日,\2100/現地)
長野県漁業協同組合連合会

■9/30;イオンリテールが松本市にまちづくりに役立ててほしいと167万円を寄付した。
松本市役所で贈呈式があり、イオンリテール北陸信越カンパニーから松本市臥雲義尚市長に、167万円の寄付金の目録が手渡された。 イオンリテールでは電子マネー「城下町まつもとWAON」の利用額の0.1%にあたる金額を寄付する協定を市と結んでいます。 寄付は2012年から行われ、累計は1900万円近く。市長は国宝・松本城を中心としたまちづくりに活用したいと感謝状を贈った。

■9/29;アルピコ交通「上高地線」の特別列車でプロレスの試合が開かれた。
プロレス団体「プロレスリングフリーダムズ」が車内で激しく、時にはコミカルな戦いを繰り広げていた。所属選手ら8人が出場しタッグ戦など4試合を行った。イメージキャラクター・渕東なぎさに扮した選手も登場。 企画したアルピコ交通は「間近で選手を見て喜んでもらえた」と、2回目の開催にも意欲を見せていた。

■9/25;松本四賀地区で「ヤギの放牧」と「ラジコン草刈り機」の見学会が開かれた。
高齢化が進み耕作放棄地が増え、野生動物が出やすくなり、畑を荒らされる被害も出ています。四賀地区では耕作放棄地は30ha以上あり、高齢化や人出不足で草刈りに手が回らず雑草が生い茂ったまま。ヤギを耕作放棄地に放し、雑草を食べさせることで、 山林と畑の間に見通しの良い「緩衝帯」を生み出します。むしゃむしゃと雑草を食べるヤギと、坂道も難なく移動できるラジコン草刈機は、中山間地の草刈りの助けになる。 小谷村伊折集落ではヤギを放牧し、サルやイノシシによる農作物被害が減ったという。今後、各地区ではヤギの放牧やラジコンの導入を検討していくという。

■7/13-9/23;「松本市美術館」で特別展「北欧の神秘」が開幕。
ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの19-20世紀初頭の絵画を集めた特別展。各国立美術館のコレクションを初めて日本でまとめて展示する巡回展。各国を代表する画家47人の68点を展示。風景などを幻想的に描いた北欧独自の絵画世界に触れられる。 厳しい気候風土に育まれた自然風景、神話や民間伝承、都市景観などを題材とした作品が揃う。フィヨルドの雪景色、雄大な山岳といった自然の力を感じさせる作品、神話などの神秘的な作品も。学芸員は「北欧はデザインやテキスタイルのイメージが 強いが、素晴らしい絵画がそろう。時代的な空気も感じていただければ」と。

■〜9/23;「松本市美術館」でノルウェー、スウェーデン、フィンランドの国立美術館が所蔵する絵画を集めた特別展「北欧の神秘」開催中
北欧3ヶ国の国立美術館が所蔵するコレクションのうち、19-20世紀初頭までの作品約70点展示。ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンクの「フィヨルドの冬」は北欧の極寒の自然の厳しさを表現。スウェーデンの画家・アウグスト・マルムストゥルムの 「踊る妖精たち」は月明かりに照らされ妖精たちが湖上を霧のように舞う幻想的な風景など。これらの作品が描かれた時代には、ヨーロッパ全体にナショナリズムが広がり、北欧特有の景色や神話、民間伝承などへの関心が高まっていたという。学芸員は 「北欧特有の気象や風土が育んだ自然の風景や物語を楽しんでほしい。3つの国の美術館に足を運ぶことは難しいが、この機会に3ヶ国の貴重な絵画を見てもらいたい」と。

■9/21-9/23;11:00-21:30;松本「浅間温泉」で温泉街を盛り上げようと、「ホットプラザ浅間」近くでキッチンカーを使った「第1回肉だらけ祭」が始まった。
県内から11店が参加し、山賊焼き、焼き鳥、ステーキ、豚どんなどが販売され、来場者は焼きたて肉を楽しんでいた。浅間温泉では客足が徐々に戻ってきているがコロナ前の水準に達していないという。浅間温泉旅館協同組合は 「浅間温泉を知ってほしい。肉と温泉の両方を楽しんでもらえれば」と。

■9/22;「まつもと市民芸術館」で、松本中心部のにぎわい創出を目指す「三の丸エリアプラットフォーム」が「公民連携によるエリアの魅力づくり」を開催した。
「松本城三の丸エリアビジョン」の策定後の取り組みを紹介、公民連携のまちづくりに取り組む専門家を交え、今後の活動指針を探った。2022年4月にまとめたビジョンでは松本城周辺に10の「界隈」を設定。各界隈で歩行者天国にした 飲食イベントなどを開催した。各界隈の商店主らがこれまでの取り組みを紹介。官民連携のまちづくりを支援する国交省職員らも登壇、商店主らと「公民連携によるエリアの魅力づくり」をテーマに意見を交わした。

■9/21;松本で「松本マラソン」(11/10)に出走予定の市民ランナーらが松本市街地でごみ拾いを行った。
地域への感謝を込め、マラソン開催50日前に企画。地元有志ら32人がコース沿いの松本城周辺や薄川付近でごみを拾い集めた。

■9/18;7:30;「JR松本駅」南の線路脇で野生のシカが線路脇で動けなくなっているのが見つかった。
駅前でシカを見たという情報が寄せられ、警察などが探していた。シカは足にケガがをしたのか動けない様子で、10:30;獣医が麻酔銃を使って捕獲、その後、山に返した。シカはメスで体長約1.5m、5ー6歳の成獣と見られています。

■9/18;松本の「大信州酒造」、「亀田屋酒造店」、「笹井酒造」は松本安曇稲核にある「風穴」に貯蔵していた日本酒の蔵出しを行った。
R158沿いの松本安曇稲核の風穴は古くから食料保管として利用されてきた。明治-昭和には蚕卵の保存・貯蔵に使われ、伝統野菜の「稲核菜」でも利用されてきた。松本安曇稲核には10数棟の風穴が現存し、遺構を含めれば40棟近くあったという。 稲核地区は上高地から流れ出る梓川の上流に位置し、梓川の河岸段丘。背後には山が迫り、冷風が吹き出る山の斜面を掘削し、石積みを築いて木造の風穴小屋を構えている。真夏でも6〜10℃を保つ風穴は山の斜面から吹き出た冷気を壁で 囲った風穴小屋は天然の冷気を利用したまさに冷蔵庫。安定した低温下で半年間貯蔵し、日本酒をゆっくりと熟成させることで、まろやかな味わいになるという。4/9;日本酒を熟成させる「風穴貯蔵」の蔵入れ式から約半年、 9/18;従業員らが瓶の入った日本酒のケース(約3400本)をリレー形式で運び出しトラックの荷台に積み込んでいた。風穴に隣接する道の駅「風穴の里」では風穴貯蔵酒は販売されていないが、杜氏ら関係者によると、風穴で熟成させた 日本酒の販売を待ち望む声があるため、2025年春から発売を検討中。9/24〜;「風穴貯蔵」のラベルを貼って松本の酒販店などで販売開始。大信州純米吟醸風穴貯蔵(明治13年創業大信州)、アルプス正宗風穴貯蔵酒(明治2年創業亀田屋)、 笹の誉風穴貯蔵(大正15年創業笹井)など。

■9/18;松本では地元の児童が自分たちで育てたコメの脱穀を体験した。
脱穀に使っているのは江戸時代から昭和初期まで活躍したとされる「千歯こき」。松本市山辺小児童は学校近くの10aの田んぼで、自分たちで田植えや稲刈りを行い、もち米を育てている。食物の大切さを感じてほしいと、地域の町会や JA松本ハイランドが10年以上前から山辺小でコメ作りの指導を行っています。コメ作りの歴史に触れようと、昔の農具で脱穀に挑戦。「千歯こき」や「足踏み式脱穀機」で、実が詰まったもみを選別する唐箕も使った。 収穫したもち米は今後、おはぎにして味わうという。

■9/17;一年で最も美しい月といわれる「中秋の名月」が十五夜(旧暦8/15)が松本でも見られた。
松本城公園では日が暮れると、「国宝・松本城」天守と満月の明るい月が共演、19:30;月が天守のしゃちほこと重なり、市民や観光客は天守に向かってカメラやスマホを構えていた。

■9/17;地価上昇は松本、安曇野、塩尻、長野の4市だけ。中信の土地需要の高まりがうかがえる。
松本の商業地の平均変動率は+0.8%で2年連続の上昇。松本市の商業地の変動率は上昇;6地点、横ばい;3地点、下落はない。横ばいから上昇に転じている地点が多く、新型コロナ禍前に戻りつつある。不動産鑑定は「松本市街地は観光客が増えて 人通りが多くなり、不動産市場にも活気を与えている。マンション需要も多く、供給が限られているから物件に希少性があり、上振れしている」。R19などロードサイドも物流や製造業などで物件を探している業者は多いという。 安曇野市の商業地は上昇3地点、下落は1地点。塩尻市の商業地で上昇3地点、横ばい2地点。住宅地の平均変動率は松本、安曇野、塩尻で上昇し上昇幅も拡大。松本市の変動率は+0.4%で3年連続、安曇野市は+0.8%で4年連続、塩尻市は+0.8%で 8年連続の上昇。「松本市や塩尻市は住宅を所有しようと考える世代が多いが物件が限られる。競争が働いている」とする。住宅地では、松本市などのベッドタウンとして需要がある山形村も4年連続、移住者が増えている松川村も3年連続で 上昇した。長野市では住宅地・商業地とも約30年ぶりに上昇に転じた。商業地は大規模再開発が浮上している長野駅周辺で上昇が目立っています。住宅地では利便性の高い中心市街地で上昇が続いています。 ■9/17;駅のホームでブドウを栽培している塩尻駅で地元の園児がぶどうの収穫体験をした。
塩尻市では特産品のブドウをPRしようと、1988年から塩尻駅ホーム3・4番ホームにブドウ棚を作り栽培。品種はナイアガラとワイン用のメルローの2種類。 園児たちは大人に手伝ってもらいながらナイアガラを2房ずつ収穫していた。

■〜9/16;残暑が厳しい中、「松本城公園」で恒例の「ビアフェス」が始まった。
お城を眺めながら、松本城公園で4日間の「ビアフェス信州」が始まった。県内18社と国内外15社のブルワリーのクラフトビール、150種類以上を食と一緒に楽しめ、初日から多くの人が喉を潤していた。 チケットはお得なオンライン販売もあり、ビール1杯につき\10円が松本城の保存や整備に活用されます。

■9/13-9/16;「松本城公園」にて「第8回クラフトビールフェスティバルin松本」開催
9/13;12:00-18:00,9/14;11:00-18:00,9/15;11:00-18:00,9/16;11:00-17:00;ビアフェス。
県産を中心に国内外のクラフトビール約150種類。信州の味覚のフードブースなど。(\4000/前売,\4400/当日;ビール5杯;グラス付,\720/1杯)
クラフトビール1杯につき\10円(予定)を松本城を後世に残すために活用する一杯城主の取組みも。

■9/16;県松本地域振興局は「松本空港」TMビル前時計台広場で、松本8市村の特産品を販売する「信州まつもと空港deマルシェ」を開いた。
松本空港のジェット化開港30周年を記念して初めて企画。各市村の観光協会などがブースを設け、野菜や果物、手作りの小物などをアピールした。旅行客の再訪を促すとともに、地元の人が空港に足を運ぶきっかけをつくろうと、 ブドウやリンゴ、ワサビの加工品、おかき、松本手まりなどが並んだ。訪れた人たちは買物を楽しんでいた。

■9/16;12:00-18:00;「松本空港」TM前の時計台広場で松本8市村の特産品を販売する「信州まつもと空港deマルシェ」を初開催。
松本空港のジェット化開港20周年を記念した企画。「松本空港」TM前の時計台広場で松本8市村(松本・安曇野・塩尻・山形・朝日・生坂・筑北・麻績)の観光協会などがブースを設け、りんご・ぶどうなど果物、野菜、米などの農産物、 松本手まりなどの伝統工芸品、おやき、ワインなど加工品を販売。空港利用者に松本の魅力を伝えて再訪を促すとともに、普段は訪れる機会が少ない地元の人にも空港に足を運んでもらう狙い。PRキャラクター「アルクマ」などとの撮影会と 握手会もある。

■9/15;J3サッカー松本山雅FCのU-18の選手20人が稲刈りを行った。
松本サンプロアルウィン近くにある約10aの水田「松本山雅田」で稲刈りをした。スポンサーのJA松本ハイランドが食育活動の一環として行ったもので、選手たちは地元の農家の指導を受けながら黄金色に実った稲を鎌で丁寧に刈り取った。 収穫した米は寮で使われるという。

■9/14〜;松本市四賀穴沢の温泉宿泊施設「松茸山荘」ではマツタケの入荷が始まった。
2023年は不作だったが、2024年は山林で適度な湿り気と朝夕の気温低下で生育に適した環境となり収穫量は多め。マツタケは量が多く、香りが翌、太さがあるなど質が高いという。マツタケは例年、9/下をピークに10月まで入荷が続く。 松茸山荘は「今年は期待できる。秋が深まってほしい」と。9/14〜マツタケプラン(\16300〜/1泊2食/1人)。農産物直売所などでは順次、マツタケが並びそう。
松茸山荘では日帰り入浴可。かけ流しの天然温泉で、ナトリウム炭酸水素塩泉。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・うちみ・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など。
9/14-10/31;松茸定食(\4200),松茸御膳(\7900)などを提供(要予約)。(10:00-19:00;\600/大人,\250/小学生)
(問)信州穴沢温泉・松茸山荘 TEL 0263-64-2102

■8/9-9/4;国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)が開幕した。
松本中心市街地には特製のフラッグが掲げられ、街頭のスピーカーからは小澤さんが指揮したオーケストラによるブラームスの交響曲が流れています。 初日は松本「あがたの森文化会館」講堂で若手音楽家による「OMF室内楽勉強会〜木管アンサンブル〜」が開かれ、約250人の聴衆を魅了した。出演者は若手のオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの演奏家計16人。 モーツァルトのセレナードやビゼーのカルメン組曲を披露した。聞き慣れた勇壮なメロディーで観客から大きな拍手を受けていた。8/17,9/1;小澤さんに感謝の気持ちを表す演奏会がOMF実行委員会などが主催して開かれる。 小澤さんの恩師で桐朋学園設立者の一人の齋藤秀雄没後50年、SKOが始まって4O年の節目ともなり、それにちなんだプログラムも。

■松本で開催中のOMFでオーケストラコンサートの幕開けとなるAプログラムの公演が「松本キッセイ文化ホール」で始まった。
2月に死去した総監督の小澤征爾さんが首席客演指揮者に指名した沖澤のどかさんの就任披露公演で、沖澤さんとSKOが織り成す重厚でありながら華やかな演奏が、客席を埋めた約1700人を引きつけた。

■2024.8/9-9/4;松本で音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)開催
京都市交響楽団常任指揮者の沖澤のどかさんをフェス史上初となる「首席客演指揮者」に、死去した小澤征爾さんに「全公演を小澤さんにささげる」と。6/8:10:00〜;チケット発売
総監督の小澤征爾さんが2024.2月に亡くなり初めて迎えるOMF。全公演が小澤さんにささげられる。小澤さんの恩師で桐朋学園創立者の一人・齋藤秀雄の没後50年と、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が始まって40年という節目の年、それにちなんだ プログラムも上演される。オーケストラコンサートは3プログラム、ふれあいコンサートV、OMFオペラなどの公演。
8/9; 15:00;「あがたの森文化会館」で「OMF室内楽勉強会」〜木管アンサンブル〜。曲目はモーツァルトセレナードなど。
8/10;15:00,8/11;15:00;「キッセイ文化ホール」(県松本文化会館)で「オーケストラコンサートAプログラム」。指揮は沖澤のどか(OMF首席客演指揮者)。曲目はメンデルスゾーン夏の夜の夢、シュトラウス交響詩など。
8/12;15:00;「ザ・ハーモニーホール」(松本市音楽文化ホール)で「ふれあいコンサートI」
8/16;19:00,8/17;15:00;「キッセイ文化ホール」で「オーケストラコンサートBプログラム」。指揮はアンドリス・ネルソンス(ボストン交響楽団監督)。曲名はブラームス交響曲第1番など。
8/18;15:00;「ザ・ハーモニーホール」で「ふれあいコンサートII」
8/21;19:00,8/22;16:00;「キッセイ文化ホール」で「オーケストラ コンサートCプログラム」指揮はアンドリス・ネルソンス。曲目はブラームス交響曲第3番など。
8/24;15:00;「ザ・ハーモニーホール」で「ふれあいコンサートV」
8/25;15:00;「まつもと市民芸術館」で「小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ」プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」。指揮は沖澤のどか
8/26,8/27;11:00/15:00;「まつもと市民芸術館」で「子どものためのオペラ」プッチーニの喜劇「ジャンニ・スキッキ」
9/2,4;11:00/14:00;「キッセイ文化ホール」で「子どものための音楽会」。県内小6年対象,一般は不可。
8/24;18:30;「松本城公園」、「上土劇場」にて「OMFスクリーン・コンサート」。オーケストラコンサートBプログラムなど。(入場無料)
その他、8/30;18:00;松川村すずの音ホール,9/15;14:00;大町文化会館エコーホールなどでも。
その他関連;8/18;9:00;「松本市街地・松本城公園」でパレード、10:30;「国宝・松本城」で合同演奏会。雨天時キッセイ文化ホール。
(問)実行委員会事務局 TEL 0263-39-0001

※OMF実行委員会はチケット販売について、初日に特設会場で行っていた窓口販売を廃止する。OMFチケットを買い求める長い列や泊まり込みのテントは風物詩だった。窓口販売は県内5ヶ所で行ってきたが、近年は購入者の高齢化やオンライン販売の 普及で窓口利用は減少。2023年は松本市総合体育館のみ開設で利用者は約150人。
OMF

■9/5;10月「ハロウィーン」に向けて塩尻の畑では巨大カボチャの収穫が行われた。
カボチャはハロウィーンで使用される観賞用カボチャで、大きなものは重さ70kg、直径60cm。地元農家が栽培し寄贈しています。145個のカボチャを収穫しトラックに積み込んだ。カボチャは10/26;塩尻大門の商店街で開かれるハロウィーンで 飾られます。

■8/22-9/2;松本「花時計公園」でビールと料理を楽しむ「松本サマーフェスト2024」が始まった。
個性豊かなビールやワイン、料理など16の飲食ブースが設けられ、大勢の来場者でにぎわっている。市民や観光客らがドイツビールや穂高クラフトビール、信州ワイン、安曇野ブルワリーなどとおいしい料理を求めて立ち寄り、 テント内の800席が埋まった。料理は信州牛ステーキ、信州豚、安曇野元気豚ソーセージ、山賊焼き、タン串、タコス、ケバブ、バーガー、カレー、うどんなど。
2024年で16回目、コロナ渦前と同じ規模に戻し、テーマは「再会・復活」。平日17:00-21:00,土/日;11:00-21:00

■9/2;松本「キッセイ文化ホール」でOMF「子どものための音楽会」が開かれた。
本格的なオーケストラに触れてもらおうと、OMF前身の「SKF」から30年以上、毎回、県内の小6の児童を招待しています。演奏は約50人の若手演奏家でつくる「小澤征爾音楽塾オーケストラ」。小澤征爾さんのアシスタントを務めたこともある カール・セント=クレアさんがタクトを振り、ベートーベンの交響曲第7番などを演奏した。楽器紹介では馴染みのある曲で会場を盛り上げ、31校の児童約1300人がプロの音色を楽しんだ。最後は「ふるさと」を合唱。「子どものための音楽会」は、 9/4まで松本と伊那で6回の公演が行われ、167校の児童約7400人が鑑賞します。

■9/2;2月に亡くなった世界的指揮者でOMFの総監督だった小澤征爾さんに感謝するイベントが松本で初めて開かれた。
開催中のOMFで演奏や歌声を通して小澤さんに思いを寄せた。音楽文化を継承しようと、9/1;小澤さんの誕生日を「小澤征爾の日」として松本「キッセイ文化ホール」で初開催。聴衆は約1000人。 松本市内の中学校吹奏楽部などによる演奏で幕が開いた。市民合唱団や児童合唱団の約300人が「小さな空」や「大地讃頌」などの歌声を響かせた。若手音楽家の育成のために立上げた音楽塾オーケストラがベートーベンの交響曲第7番を演奏。 最後は唱歌「故郷」を全員で歌い締めくくった。屋外では中学生などによるフェスバンドが演奏、終演後には夜空に280発の花火が打上げられ、小澤さんへの感謝の気持ちを届けた。

■2024.9月;松本市は客室に自転車を持ち込めるなどサイクリストが利用しやすい宿泊施設を認定する制度を始めた。
自転車イベントが多い松本には県外からも多くの愛好者が訪れており、快適に楽しめる環境づくりを進めてさらなる誘客につなげる狙い。要件を満たした市内の施設を「サイクリストに優しい宿」に認定し、市HPなどで情報を発信する。 認定は、1)自転車を客室または屋根がある場所で保管できる。2)チェックイン前後に手荷物の一時預かりができる。3)空気入れを貸出しできる、4)サイクリングルートなどの観光情報を提供している。4条件を満たす宿泊施設が対象。 推奨ではランドリーサービス、周辺のコインランドリー紹介、六角レンチなど自転車用工具貸出、自転車等の宅配受取り・発送サービス、自転車整備・洗車スペースの設置、洗車用物品貸出、自転車関連商品(パンク修理、クリーナー、 補給食等)の販売などをあげる。認定施設には認定証を交付し、ロゴマークを提供する。松本市によると、「ツール・ド・美ヶ原自転車レース大会」、乗鞍高原で行う「乗鞍ヒルクライム」、松本ー白馬間の北アルプス山麓を走る 「アルプスあづみのセンチュリーライド」の3つのイベントの参加者にアンケート(計388人)を行ったところ、9割が県外の参加者で、その大半は会場周辺に宿泊。宿泊施設に対し、屋内の駐輪スペースや荷物の預かりサービスを求める声が 多く寄せられた。美ヶ原温泉の「旬彩月の静香」では「ツール・ド・美ヶ原」に出場する宿泊客らが自室に自転車を持ち込めるよう対応。チェックアウト後の手荷物の預かりに応じ、大会終了後の大浴場利用も勧めるなど、もてなしに力を 入れている。市自転車推進課は「松本が自転車のまちになる第一歩。サイクリストを歓迎する環境を整えたい」と。

■松本市は自転車を利用して市内観光をする「サイクルツーリズム」の普及に力を入れる。
松本駅前に自転車の組み立てや着替えなどができる「サイクルステーション」を設置、市内の観光サイクリングコース上にルート案内表示を設けて観光地を回りやすくする。10月の本格運用を目指す。松本市観光コンベンション協会が2021年に 設定した「絶景めぐりコース」「ロケ地めぐりコース」「街めぐりコース」の3つのサイクリングコースがあるが、現在は自転車を止めて紙やインターネットの地図で確認する形になっている。今回、観光客が自転車に乗ったままでコースを 確認できるように、市が案内表示を整備する。全長約30km、弘法山古墳や美ヶ原温泉、浅間温泉、アルプス公園、松本城などを回る「絶景めぐりコース」で、105ヶ所に案内表示を設ける。7ヶ所に「サイクルステーション」を設置、一部で 空気入れの貸出しも。宿泊施設を対象に「サイクリストに優しい宿認定事業」も始める。屋内や屋根付の自転車保管場所があり、空気入れの貸出しなどができる施設を認定し、専用のロゴマークを提供する。市自転車推進課は「自転車を活用し、 インバウンドを含めた多くの観光客に松本の魅力的な場所を巡ってもらうようにしていく」と。

■2024.9月;松本市は災害時に無償で水を提供可能な井戸の登録制度を始めた。
災害時に断水した場合に市民がトイレや洗濯などで利用する生活用水を確保しようと、家庭や事業所にある井戸をあらかじめ登録してもらう「災害時協力井戸登録制度」を9月から始めた。登録は生活用水として使える水質であること、 適正に管理されていることなどが条件。申請は松本市HPから行い、現地調査を経て登録の可否が決まる。登録された井戸にはプレートを掲示、インターネット上でも公開。中信では松本市が初めて。市内に家庭と事業所計550の井戸がある。 松本市臥雲義尚市長は「災害で上下水道が破損した場合は復旧に時間がかかり、避難生活で生活用水を確保することが課題なので、万が一に備えて協力してもらいたい」と。

■9月;松本市は大規模災害で断水した場合に備え、生活用水に井戸水を無償で提供してもらう「災害時協力井戸登録制度」を始めた。
松本市内には一般家庭で約200ヶ所、事業所で約350ヶ所の井戸がある。登録制度では飲料水には使えなくてもトイレや洗濯などなら使える水質の井戸を募集。現地調査後、登録された井戸はHPで公表し、井戸には「災害時協力井戸」の標識を掲示。 無料の井戸水利用は災害で断水した時に限り、飲料水としては提供しない旨の注意書きを添える。松本市臥雲義尚市長は「生活用水は、災害復旧までのつなぎの手段が重要。松本市は湧き水が豊かなので、水を確保したい」と。

■塩尻郊外の「高ボッチ山」(標高1664m)の山頂に広がる展望台ではケルンが見られなくなった。
ケルンには記念碑や道標といった意味合いがある。「高ボッチ高原」では散策する人たちが積んだとみられるケルンが数多くあった。石を動かすことで、生態系に悪影響が出たり、土壌が浸食されたりすると、市自然保護ボランティアが指摘。 一帯は八ケ岳中信高原国定公園内で、土石の移動などの際は許可が必要。塩尻市はこの夏、石を積まないようと掲示板を設置。「高ボッチ高原の豊かな自然環境を守るため、御協力をお願いします」とケルンを作らないよう呼び掛けるA3判の 掲示板を3ヶ所に掲げ、8月にケルンを崩した。「一時は完全になくなったケルンが、また積まれる兆しも見受けられる」と。

  ■7/27-9/1;塩尻北小野の「チロルの森」が期間限定で営業を再開した。
2020年に閉園して以来の営業、天候に恵まれ、多くの家族連れが再訪した。アルパカやヤギなどの動物とふれあい(餌やり)、そりで芝滑り、エアー遊具、人形「シルバニアファミリー」、レストランやピザ工房などが行われている。 運営会社のワールドインテックは、「期間限定営業の最後まで全力で駆け抜け、完全再開につなげたい」と。(10:00-17:00,火曜定休,8/13営業,\800/中学生以上,\400/子供)
(問)チロルの森 TEL 0263-88-9034

■7/27-9/1;2020年に閉園した塩尻北小野の「信州塩尻農業公園チロルの森」が期間限定で営業再開する。
運営する「ワールドインテック」は来園者の反応やニーズを把握し、本格的な営業再開を検討したい考え。 1999年に開園したチロルの森は、レジャーの多様化に加え、新型コロナ渦も打撃になり閉園。 コロナ明けで観光需要が高まる中で、復活を望む地元の声も後押しになり、営業再開に向けて一歩踏み出すタイミングと判断したという。「通年で集客できるよう冬期間についても活用計画を考えていきたい」と。 営業はレストランやピザなどのファストフード、土産品販売、ゴーカートや大型エア遊具、芝すべり、ヤギやアルパカなどとふれあえるコーナーを設ける。
8/3-8/4;物販・飲食など100〜120店が並ぶマーケットを開催(入園半額)。(10:00-17:00,\800/中学生以上,\400/4歳〜小学生.火曜休園;8/13除)
(問)チロルの森 TEL 0263-88-9034

■7/27-9/1;10:00-17:00;塩尻の「チロルの森」が「夏季トライアル営業」
2020.11月に閉園した信州塩尻農業公園「チロルの森」が本格的な営業再開を目指し期間限定営業する。レジャーの多様化による客足の減少や新型コロナ禍で閉園を余儀なくされたが、再開を願う市民の声もあり、再開を目指す方針。 6/17;チロルの森を運営するワールドインテックが発表。約30haの園内を開放予定。ゴーカートや大型エアーなどの遊具、レストラン営業は検討・調整中。同社には地元の子供や親から再開を望む声が多数寄せられていたという。 (入園料;\800/中学生以上,\400/小学生,3歳以下無料,毎火曜休園)

■8/26-8/27;松本で開催中のOMFで「子どものためのオペラ」公演があり、中学生が美しい歌声を堪能した。
プッチーニ作曲の「ジャンニ・スキッキ」が上演され、大富豪の遺産相続をめぐる騒動、若い男女の恋を描いた喜劇が演じられた。上演前には小澤征爾音楽塾オーケストラによる楽器紹介があった。「子どものためのオペラ」は県内の中1生を 招待して実施する教育プログラムで、午前中の公演は1000人が鑑賞。「良い音楽に触れたら必ず子どもは反応する」と、2024年2月に亡くなった小澤征爾総監督は信念のもと、子どもたちにクラシック音楽を体験してもらう取り組みを続けてきた。 「子どものためのオペラ」は2日間4公演で県内61校・4600人が鑑賞する。

■8/26〜;松本波田の国登録有形文化財「黒川堰追平隧道」を修復。
明治から昭和にかけて松本波田の農地に水を運ぶ農業用水路だった隧道。アーチ構造の石積みに隙間ができ、せり出しが起こり、隧道の保全が課題だった。業者はコンクリートなどを使わず、昔ながらの「空石積み工法」で石を一つずつ外し 積み直している。8/末には完了。

■松本の「深志神社」の境内入口に建つ木製朱塗りの鳥居が改築される。
8/25;「鳥居解体清祓式」が神社で執り行われ、神職や総代、工事業者などが参列。8/26〜;鳥居の解体工事が始まる。宮司によると、神社の名称が「深志神社」に定められた1841年頃に建てられたと考えられ、創建から100年以上が経過。 近年は傷みが見られ、2023年12月からは柱を木材で補強し倒壊を防いでいた。2027年の式年大祭を機に改築する。宮司は「現在の鳥居がなくなるのは寂しいが、新たな鳥居が建つのを楽しみにしている」と。

■8/25;松本の「梓川」(下島橋)で「ニジマス釣り大会」開催
松本波田漁業協同組合主催。予約不要。7:00;下島G駐車場・下島橋北にて受付、8:00;スタート,12:00;ルアー釣り。釣り道具と餌は各自持参。竿釣りは1人1本。参加料(特別遊漁料)は竿釣り(\1500/大人,\750/中学生,小学生以下無料)
(問)松本市波田商工会 TEL 0263-92-2246

■8/25;松本「まつもと市民芸術館」でOMFのメインプログラムの一つ「オペラ公演」が上演された。
上演されたプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」は、プッチーニの華やかな音楽に乗せて、富豪の遺産相続をめぐって強欲な親族たちが起こす騒動をテンポよく描いた喜劇で、出演者が伸びやかな歌声を響かせました。指揮は小澤征爾さんの アシスタントを務めた村上寿昭さんが指揮し、若手奏者67人の小澤征爾音楽塾オーケストラが重厚な演奏が1400人の観客を魅了した。時代設定を1850年代から1960年代に変え、近代的な衣装や小物も目を引いた。指揮は当初OMF首席客演指揮者の 沖澤のどかさんの予定だったが村上さんに変更された。8/26-8/27;中学生対象の教育プログラム「子どものためのオペラ」の演目を一般にも公開された。

■8/25;「松本空港」では一般立入禁止エリアに入って、空港の仕事を体験する「信州まつもと空港見学会」が開かれた。
空港を身近に感じてもらおうと松本空港管理事務所が開いたもので、親子連れなど15人が参加。参加者たちは空港概要の説明を受け、空港運用開始前の時間帯を利用して、専用の車両で滑走路上に出ると路上にひびが入っていないかなどを 目視で確認する滑走路点検作業などに挑戦。着陸した航空機を駐機場まで誘導する「マーシャラー」と呼ばれる人の仕事を疑似体験し、誘導手順を学んでいた。空港運用開始後には駐機場から航空機の離陸を見学、ふだんは見ることができない 光景を動画におさめるなどして楽しんでいた。

■8/21;「松本城」周辺でサルの目撃情報が寄せられた。
10:30;松本城の北西数100mの住宅街で最初に目撃され、その後はお城のすぐ北側の松本神社付近で目撃。14:40;お堀にかかる橋、15:10;本丸庭園で目撃された。松本城では観光客に注意を促す放送を流し、パトロールが行われた。 松本市職員らが捜索したが発見には至っていません。「見かけた場合はエサを与えたり近寄ったりはせず、連絡してほしい」と。

■お盆(8/11-8/16)の人出は「上高地」と「国宝・松本城」で2019年(コロナ禍前)の同時期を上回った。
1)上高地;
お盆(8/11-8/16)の人出は6万8552人、2023年同時期比で30.4%増、2019年同時期よりも27.9%増。増加の背景は、円安で松本に多くの外国人観光客が訪れたことや、日本を代表する山岳景勝地として広く知られていること、猛暑で避暑地に向かう 観光客が増えたことなど。「自然公園財団上高地支部」は、特に増加しているのは外国人観光客。2019年の窓口を訪れた外国人は6899人、2023年は8523人と23.5%増。2024年は更に2-3割外国人が増えている印象という。
「雄大な山の景色や水の美しさに感動する人が多く、SNSが大きな誘客の要因になっている」と。環境省は外国人観光客とスムーズに意思疎通を図るため、8/23〜;窓口で多言語翻訳・同時通訳システムを導入する。 今後の課題として、松本市は「上高地だけでなく、白骨温泉や乗鞍高原など周辺の魅力的な観光地にも滞在してもらえるよう、インフラ整備や情報発信に力を入れたい」と。
2)「国宝・松本城」;
お盆(8/11-8/16)の人出は2万9930人、2023年同時期比で7.9%、2019年同時期比で1.4%増。このうち外国人観光客は2221人と2019年よりも13.5%増。円安による外国人観光客の増加などが背景にあり、日本の城郭の中でも松本城は首都圏から 近いことなどが人気の理由という。

■「国宝・松本城」で導入した電子チケットで、最大3Hだった待ち時間が短縮された。
お盆休み中(8/11-8/16)に6229人が利用、黒門近くの券売所での待ち時間は最大60分〜5分と大幅に短縮。天守入場の待ち人数は最大約1000人〜約600人に減少した。電子チケットは7/末に導入、個人を対象に「日時指定」と「日時指定なし」の 2種類を販売。お盆休みの利用率は日平均22%、「日時指定あり」は連日ほぼ完売。日時指定をすると天守に登るための待ち時間がなくなる。その一方で「日時指定なし」と従来の紙チケット観覧者の待ち時間は20分ほど増加した。ただ、券売所での 待ち時間が短くなったため、トータルで40分ほど短くなった。臥雲義尚市長は「当初見込んだ効果が得られた」と。 電子チケットは松本城HPや国内外のオンライン旅行サイトから購入できる。登録したメールアドレスに送られたQRコードを、券売所の読取機にかざして入場する。外国人観光客の利用率は1.8%と低い。松本城管理課は「将来的に紙チケットの廃止を 視野に入れ、紙チケットより観覧料が安くするよう料金区分を設定し、電子チケットへの誘導を図っていきたい」と。なお、国宝旧開智学校校舎の11月再開館に合わせて共通券も導入する。

■8/20;松本市は、2025年4月に引上げ予定する松本城観覧料について、大人料金を現行\700→\1000〜\1500とする見直し案が提示
9月定例市議会で条例改正案を提出予定で、改定額は近く明らかになる。堀浄化対策や天守耐震対策、松本城南・西外堀復元など2024年度からの「松本城整備5事業」の財源を確保するために価格を改定する。5事業では36億円以上の市財源が必要。 「36億円÷72万人(2023年観覧者数)÷10年間」で、大人1人\500の上乗せが必要。\500円上乗で入場料は\1200、市松本城管理課は「他城の観覧料も参考にする」と。国宝城では「姫路城」は2026年4月までに値上げ(現在\1000)、彦根城は2024年10月に \1000(現在\800)。また、大阪城は2025年春に\1200(現在\600)の予定。

■お盆休み(8/10-8/18)の中信の観光地は天候に恵まれ、多くの人で賑わった。
1)松本「上高地」は連日盛況、市アルプスリゾート整備本部は「2023年のお盆の入込みの5.2万人を上回るだろう」と。上高地旅館組合は「特に外国人観光客が増え、新型コロナ禍前の入り込みまで回復した」と。
2)「国宝・松本城」の入場者数(8/11-8/16)は2万9930人(前年同期比7.9%増)、コロナ禍前の2029年同期比でも1.4%上回った。外国人観光客の入場は2221人、2023年同期より5.8%増。「電子チケットを導入したことで、入場者の待ち時間は 大幅に減少した」と松本城管理課。
3)「国営アルプスあづみの公園」の来園者数は、堀金・穂高地区は1万4600人、大町・松川地区は1万7500人。
「県外の人が多く、南海トラフ地震臨時情報で外出を控えている印象はなかった」と。
4)松本「美鈴湖もりの国AC」は連日全60サイトはほぼ満杯、「台風をやり過ごして1泊増した客もいた」と。

■信州を訪れる外国人観光客が増え続けています。
1)松本「国宝・松本城」;
松本城の2023年度外国人観光客16万1884人と過去最多を記録。過去最多の2019度より2万人多い。GW中は朝から大勢の観光客が訪れ長い列ができ、天守入場待ちは約80分。GW(2024.4/27-5/6)中の松本城は4万4500人が来場。2023年より約5000人増。 GW中に松本城を訪れた外国観光客は2023年の1.5倍で過去最多。1日平均411人で過去10年で最多となった。
2)長野「国宝・善光寺」;
GW(2024.4/29-5/6)は26万8900人。2023年は29万人、2018年は30万人。2024年はGW中に平日が多く訪れる人が減ったとみられる。円安が追い風となり、2023年の県内の外国人延べ宿泊者は前年の7.8倍。過去最高の2019年の9割まで回復した。
地域別には台湾・香港・オーストラリア・タイ・中国・シンガポールなど東南アジアの国が目立つ。
アルピコタクシーは松本の英会話学校で乗務員に英語レッスンを行っている。
アルピコタクシーは訪日客の対応を強化しようと、2024年から英語の基本的な対応が可能なドライバーを養成する「信州インバウンドおもてなしドライバー」を開始した。英会話学校と協力し、タクシー業務に特化した表現を学ぶ。 計12時間のレッスンで、外国人講師による最終試験に合格すると「おもなしドライバー」に認定され、外国人の貸切りツアーなどに乗務する。レッスンでは、おもてなしの心が伝わる丁寧な言い回しや対応を学ぶ。 アルピコタクシーは他社と差別化できる付加価値として、売上げに繋げたいと。

■8/18;松本で「OMF歓迎吹奏楽パレード」開催された。
松本で開かれているOMFを歓迎するパレードが華やかに行われた。松本城に向けてパレードをしたのは、松本市内外の小中学校、一般の吹奏楽クラブなど44団体の約1500人。はつらつとした演奏を披露し、Mウイング前〜松本城まで約1kmの道のりを 行進した。その後、松本城では合同演奏会が開かれ、チェンバロ奏者などとしても活躍する根本卓也さんが指揮した。「星条旗よ永遠なれ」と長野県歌「信濃の国」の2曲を演奏。OMFは9/4まで行われます。
9:00;松本市街地・松本城公園でパレード、10:30;国宝松本城二の丸御殿跡で合同演奏会。8/18;8:30-11:00;交通規制あり。
(問)OMFフェスティバル実行委員会 TEL 0263-39-0001

■8/17;国宝・松本城などで「国宝五城天守合同床磨き」が行われた。
松本「国宝・松本城」など、国宝で現存する天守の犬山城、松江城、彦根城、姫路城で初めて同じ日に取り組んだ。5城の作業をWeb中継もあった。8/17;7:30;松本城では市民ら約160人が参加。グループに分かれ、城内の大天守と月見櫓の床を磨いた。 クルミの実を布で包んだ「たんぽ」や雑巾でつやが出るまで磨いていた。一斉床磨きは、国宝の城を共に大事にしていく気運を高めようと企画。「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会の会長を務める臥雲義尚松本市長は「国宝五城が一丸となり、 街を元気にしていこう」と。

■7/10ー8/16;スイカの産地、松本波田では生産者が直接販売する「すいか村」が始まった。
松本和田の「JA松本ハイランドすいか村」には採れたてのスイカがずらりと並んでいます。2024年で24回目となる「すいか村」。2024年は2軒の生産者とJA松本ハイランドがテントで販売。初日(7/10)は9:00オープン前からお客が列をつくった。 波田のスイカは糖度が高くシャリっとした食感が特徴で、生産者から直接購入できるとあって人気。生産者は「音はパンパンって通るような音がいいと思います。大きくて、日が当たって縞模様がしっかり出ているスイカがおいしい」と。 (9:00-15:00,完売で営業終了,7/16,7/22,7/29,8/5;定休)

■8/14;夕方、松本周辺では猛烈な雨が降り、交通機関に乱れが出た。
8/14;夕方、松本西側では真っ黒い積乱雲に覆われ、激しい雷雨に見舞われた。8/14;18:40までに松本今井で1時間に101mmの観測史上最大の雨が降った。気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表。
8/14;17;31;安曇野に大雨洪水警報、8/14;18:10;松本に大雨洪水警報、8/14;22:12;松本に出していた大雨洪水警報は注意報に切り替わった。
1)松本空港のアンダーパスでは車4台が水没、取り残された車にいた人は消防によって無事救助された。
2)JR中央西線は塩尻-木曽福島間で17:30〜2H、JR中央東線は塩尻-茅野間で19:00〜40M運転見合わせた。篠ノ井線も大雨の影響で塩尻-松本駅間で運転を見合わせた。
3)空の便はFDA松本-神戸を結ぶ便が2便欠航した。
8/14;17:00-23:00の雨量は松本今井101mm,池田陸郷49mm,大町高瀬入48mm,穂高有明35mm,豊科33mm,青木湖23mm,上高地22mm,穂高中房17mm,松本15mm,穂高12mm,大町6mm,白馬猿倉0mm,白馬0mm,小谷0mm。

■8/12;3連休最終日は天候に恵まれ、「国宝・松本城」は朝から大勢の旅行客が長い列を作った。
8/12;9:00;天守入場には50分の待ち時間だったが徐々に増えた。松本市では時間指定で待たずに入場できる電子チケットを導入したが、それでも入場待ちの時間は最大100分まで伸びた。松本城管理課によれば、入場者数は2023年同時期の3連休より やや増えているという。

■8/中;「令和の米騒動」
1993年冷夏で不作だった1994年の「平成のコメ騒動」以来。2024年夏は売場にお米がない。また、米の販売価格は5〜6割増と価格上昇。農水省によれば、2024.5月民間の米在庫は145万tと前年同期から40万t減少、品薄感が強まった。 2024.6/末民間の米在庫は156tで前年より41万t減少し、統計開始の1999年以降で最少となった。一方、2024.6月までの年間米需要は702万tと前年より11万t増、10年ぶりに増加した。例年8月は1年の中で最もコメの在庫が最少となる時期。 米不足の要因は2023年猛暑による不作が一番大きい。南海トラフ地震臨時情報発表で、指定地域では地震への備えで米不足の拍車をかけた。訪日外国人増加による外食需要拡大とも言われるが消費量は全体の数%のみ。
米の消費量は年間1人あたり、1962年118kgをピークに年々減少、2022年は50kgと半分になり、米離れが進んでいる。「減反政策」は廃止されたが、米の生産量目安は提示され、転作農家には補助金を出して、米の生産量を絞り、 米の作付面積は減少傾向が続いている。これが大きな要因。2024年も連日の猛暑で稲の生育に影響が出ている。例年8/上は田んぼで稲穂が出る「出穂」の時期だが、2024年は猛暑で稲の生長が早く、7/末には出穂し、2週間ほど早いという。 登熟期に高温が続くと米が白く濁る「白未熟粒」や米粒が割れる「胴割」が発生し、米の品質が低下につながる。新米が早く流通すれば「令和のコメ騒動」も秋口には落ち着きそう。

■8/14;パリ五輪・柔道女子57kg級にカナダ代表として出場し、金メダルを獲得した塩尻出身の「出口クリスタ選手」が地元の塩尻のJR広丘駅前で凱旋パレードした。
夏の個人種目で県内出身の選手が金メダルを獲得するのは初めて。出口クリスタ選手は「塩尻で育った人間として、ここで育って大きくなれたことを誇りに思います。ここでの生活がなかったら多分、今回の金メダルはなかったと思ってます。 本当に感謝しています」。塩尻市百瀬市長は功績を称え、「名誉市民」の称号を贈る考えを示した。塩尻の道場で3歳から柔道を始め、松商学園高、山梨学院大出。2017年父親の母国であるカナダ国籍を取得、カナダ代表に。沿道には多くの 市民が駆け付け、金メダル獲得を祝福した。

■7/6-8/12;松本内田の重要文化財「馬場家住宅」で織り姫とひこ星の「七夕人形」が飾られている。
軒先に飾る松本の伝統を知ってもらおうと毎年企画。月遅れの七夕に合わせて、松本「七夕人形」を主屋の縁側に吊るし、中門を開放。坪庭から縁側の「七夕人形」を楽しむ。
※松本の七夕人形は江戸時代から松本城下で300年余り続く伝統行事。五色の短冊を付けた笹飾りだけではなく、織姫と彦星の七夕人形も飾ります。風通しの良い縁側の軒下に七夕人形を吊るして子供の健やかな成長を願い、無病息災と家内安全を 祈ります。風で厄を吹き払ってもらう厄祓いの意味もあるという。織姫様が天の川を渡るとき着物の裾が濡れないように応援する、足の長いカーターリ(川渡り)人形と呼ばれる奴も飾ります。松本市内の人形店や博物館、お土産屋などでは、 七夕人形や松本手鞠、松本押絵雛、松本姉様人形などの伝統的な工芸品を展示・販売しています。
七夕には七夕まんじゅうやほうとう、おやき。収穫した夏野菜(キュウリ・ナス・トマト・スイカなど)などを供えて、いただきます。野菜や果実を切ると水分が流れ、災いを流してくれるという願いもあるという。
(9:00-17:00,\310/大人,中学生以下無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070

■8/10;お盆休みを信州で過ごす人たちの帰省ラッシュがピークを迎えた。
中信では鉄道や空の便が混雑、JR松本駅や松本空港では家族や友人と再会を喜ぶ人たちの笑顔が広がった。南海トラフ地震臨時情報の発表を受け、JR東日本は一部区間で列車の速度を落として運行。松本駅では新宿や名古屋からの特急列車が 到着するたび、大きな旅行バッグを持った人たちでにぎわった。中央東線大月ー茅野駅間などで列車を減速。中央東線特急列車のお盆期間の予約率は前年比120%、上りのピークは8/14を見込む。FDAの予約率は8/10がピーク、松本空港発着4路線の 合計で96%。8/10;日本道路交通情報センタによると、県内の長野道、中央道は目立った渋滞がなかった。Uターンのピークは8/12を見込む。

■8/10;高校書道部の「第5回信州書道パフォーマンス大会」は「松本市民芸術館」で開かれた。
10校の約200人が出場、音楽に合わせて巨大な紙に筆で作品を書く書道パフォーマンスを披露した。「書道パフォーマンス甲子園」の松本蟻ヶ崎高書道部の出身者10人でつくる「Dream蟻」も出演し、力強い筆さばきで「百花繚乱」を仕上げた。

■8/9;松本の夏の風物詩「すすき川花火大会」が「筑摩神社」を流れる薄川の河川敷で行われた。
約3000発の色とりどりの打上げ花火が真夏の夜空を彩った。2024年初めて花火の打上げ場所上流の河川敷に「自由観覧エリア」が設けられた。家族連れなどがシートに座ってゆったりと花火を楽しんでいた。

■8/9;19:00-20:05;松本「すすき川」河川敷で「すすき川花火大会2024」
松本「すすき川」河川敷の筑摩橋〜見晴橋間、北側河川敷で花火打上げ。(約3000発,荒天時中止)
19:10;オープニング,19:20-20:05;花火打上げ。プログラムは富士電機,中日新聞,信毎,市民タイムス,イオン,アルピコ,キッセイ,筑摩神社,相澤病院など多数。
18:20-20:45;筑摩橋・見晴橋は車両歩行通行禁止。すすき川堤防道路・河川敷では立入禁止エリアあり、小松橋手前の河川敷で自由観覧可。18:10-21:20;周辺で交通規制。
花火大会専用Pはなし。YouTube配信あり(松本大・松商学園)

■8/9;松本で「OMF」開幕前に、8/1-8/4;「松本市立博物館」で写真展「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)40年の軌跡」
SKOが結成され40年、初回のサイトウ・キネン・フェスティバル松本(SKF,現OMF)のオペラやオーケストラコンサートの公演を中心に小澤征爾さんの指揮の姿など熱気あふれる様子、SKOの歩みが分かる写真65点、SKOのCDジャケット46点を展示。 SKOは桐朋学園創立者の齋藤秀雄氏の没後10年の1984年、齋藤の弟子だったOMF総監督・小澤征爾さんの発案で教え子の音楽家が集い、コンサートを開いたのが始まり。1992年に本拠地が松本となり、SKO・OMFが毎夏に開催。 8/1-8/4;同館3F展示室前ロビーと南ロールスクリーンにて展示。(入場無料,火曜休館)
■8/8;気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」の巨大地震注意を発表、地震への注意を呼びかけています。
県内では震度6弱以上の激しい揺れが想定される「防災対策推進地域」は南信の下伊那・上伊那・諏訪地域、佐久・木曽地域の34市町村が指定。岡谷市、諏訪市、茅野市、伊那市、駒ヶ根市、飯田市など。 強い揺れと大きな津波により、最悪の場合、全国で32万人以上の死者が出ると想定。県内も震度6弱以上の揺れが想定され、陸側で地震が発生した場合、死者130人-180人、全壊・焼失建物数は約2200棟-2300棟に上ると されています。

■8/8;「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、8/9〜;当面の間、JR中央東線は茅野ー大月間で減速運転。飯田線の特急伊那路は1W運休。

■8/8;「国宝・松本城」の夏の風物詩「第43回松本城薪能」が「二の丸御殿跡」の特設舞台であった。
能の「経政」・「紅葉狩」(宝生流)、狂言の「呼声」(観世流)が上演され、野外舞台で天守を背景に幽玄の世界が繰り広げられた。日没後にかがり火がともされ、舞台に鼓や笛の音色が響く中、能楽師が舞を始めた。このうち「紅葉狩」は、信州戸隠山に鹿狩りに 出掛けた平維茂が美女たちに出会うことで物語が始まる。美女の正体は戸隠山の鬼女で、維茂が鬼女と戦い、切り伏せて去っていくまでの所作が力強い舞で披露された。能は観世流と宝生流が毎年交代で演じており、今年は宝生流が担った。 狂言は大蔵流が毎年演じている。松本市などでつくる城下町松本フェスタ組織委員会が主催。

■8/上;松本の「浅間温泉」の日帰り温泉施設「枇杷の湯」で市特別天然記念物に指定されているサルスベリ8本が花盛り
赤やピンク色の愛らしい花が入浴者の目を楽しませている。枇杷の湯は江戸初期から松本城主が利用した「御殿の湯」として知られる。サルスベリは玄関前や御殿湯跡前、大浴場南、中庭に立っており、樹齢は若い木で120年以上、 古い木だと250年以上と推定。2024年はここ数年で花の付きが一番いいという。8/末まで花は見られそう。

■8/上;松本新村の畑では13万本のヒマワリが見頃を迎えています。
松本大の西側にある60aの畑では約13万本が見頃を迎えています。10年前から松本大の学生とJAが連携して始めた畑で、今では地域有数のヒマワリの名所。訪れた人たちは、畑の中を散策したり写真を撮るなどして楽しんでいます。

■8/上;松本新村の松本大西のヒマワリ畑のひまわりが見頃を迎えた。
R158を通る観光客や市民が立ち寄り、一面黄色に染まった60aの畑で写真撮影や散策を楽しんでいる。同大総合経営学部とJAA松本ハイランド青年部新村支部が連携して2010年頃に始めた「新村ひまわりプロジェクト」。

■8/4;「松本市立博物館」で「七夕人形作り」講座が開かれた。
松本・安曇野・大北の七夕は月遅れの旧暦(8/7)で行います。江戸から伝わる地域の伝統行事で、子どもたちの健やかな成長を願い「七夕人形」を飾ります。学芸員の七夕部会は観光客らに松本の伝統行事について教えながら、 折り紙を使ったミニサイズの七夕人形作りを指導した。同会は「観光客や移住者は興味深く耳を傾けてくれる。松本の伝統を大勢の人に知ってもらいたい」と。
七夕には収穫した夏野菜のナス、きゅうり、オクラ、ズッキーニ、枝豆などと、七夕まんじゅう(安曇野)・七夕おやき(大北)・七夕ほうとう(松本)をお供えして。

■8/4;10:00-16:00;松本「浅間温泉」の「わいわい広場」で「浅間温泉七夕まつり」開催。
大きな七夕飾りに七夕人形や短冊などを飾る体験や、本郷地区の農家の野菜、松本波田の下原集落の「下原スイカ」や瓜、とうもろこしなど夏野菜、桃・ブルーベリーなどの果物、漬物や惣菜など手作り品も販売。
8/11-8/12;16:00-21:00;「わいわい夏まつり」。19:30〜;歌・ダンスなどのステージイベント。射的、ヨーヨー釣り、わたあめ、クレープ、やきそばなど縁日も。8/12;火焔太鼓。

■8/1ー8/4;塩尻ではご当地グルメ「山賊焼」を盛り上げるイベント「塩尻山賊焼サミット2024」が始まった。
会場では山賊焼、ビールやワインなども販売。塩尻では2012年からの恒例イベント、例年、4日間で3000人が訪れます。2024年で10回目。「山賊焼」を食べて暑さを吹き飛ばそうと、今回は名称を「山賊焼きサミット」に変えた。 山賊焼はニンニクを効かせたタレに漬け込んだ鶏肉に片栗粉をまぶして豪快に揚げた料理。松本では「鶏を揚げる」ということから「鶏、揚げる」→「取り上げる」という語呂合わせから「山賊焼」という名前になったという。

■8/3;県内各地で夏祭りが開かれた。
長野では中央通り・昭和通りで恒例の夏祭り「第54回長野びんずる」、松本では松本の夏を彩る「第50回夏まつり松本ぼんぼん」、穂高では「穂高会館」にて「第41回穂高納涼祭」(穂高音頭,HOTAKAサンバで納涼盆踊り)。 大町では中央通りで「第46回大町やまびこまつり」(やまびこ音頭,やまびこサンバ)、松川村ではイベントストリートで「第42回松川ふるさと祭り」(正調安曇節・信濃松川ふるさと音頭)が開かれた。
1)「長野びんずる」では112連・約5500人が参加。参加者は2023年の1.4倍。しゃもじを打ち鳴らしたり「ソーレ」とかけ声で元気に踊っていた。できるだけ大勢の人と祭りを盛り上げたいと、飛び入り参加を認めた。 スローガンは「躍らされるな、自らが踊れ」。真夏の門前町が熱気に包まれた。
2)「松本ぼんぼん」は1975年に始まりで2024年で50回目、観客の飛び入り参加も行われた。128連・約7000人が参加してサンバ調の音楽に合わせて踊り、街を熱気で包んだ。新型コロナ禍で参加を見合わせていた団体が戻り、企業や小学校などの連は 2023年よりも増加。2023年の1.2倍。松本城南に面した大通りが初めてコースに加えられ、お城の間近で踊ることができるようになった。また、コンテストの審査終了後には飛び入り参加が解禁され、沿道の観光客らも連に交じって踊りを楽しんでいた。 2025年に閉店する「松本パルコ」は、松本の街に40年間の感謝の気持ちを伝えたいと22年ぶりに参加、約70人が揃いのTシャツを着て、笑顔で街を盛り上げた。コンテストは一般と子供に分けて審査を行い、一般連はアザレ、子供連は開智サッカー スポーツ少年団が最優秀賞に輝いた。松本商店街連盟は「50回の伝統を引き継ぎつつ、時代に合ったぼんぼんにすることで歴史を重ねていきたい」と。
3)「大町やまびこ祭り」ではおまぴょんがステージでお踊りスタート。お揃いの法被やTシャツで33連約1200人がやまびこサンバを踊った。通りにはたくさんの出店が出て賑わった。2024年はトローリーバス(トラックの荷台に)の展示もあった。
4)「穂高」では穂高音頭でわっしょいと、出店も出て賑わった。
5)「松川村」では「松川ふるさと祭り」がJR信濃松川駅前のイベント広場・イベントストリートで開かれた。ゆかた姿などに身を包み、踊りの輪。出店やステージイベントなどで夏の夜を楽しんだ。

■8/3;松本で開催される「第50回夏まつり松本ぼんぼん」の踊りコースが決まった。
参加連は128連、2023年より14連増。コースは1周3km、500m延長した。50回記念の特別企画として松本城を背景に踊る箇所を初めて設け、外堀大通りの一部をコースに加えた。コースは2023年同様に本町、大名町、伊勢町、西堀がメイン。 松本城を背景に踊る箇所は、大名町通りから外堀大通りを西に進み、途中で折り返して大名町に戻る。最後の踊りで観客の飛び入り参加を受入れるのは84連、「一緒に踊ろう!」と書かれたTシャツを連のメンバーが着る。
17:00-19:50;コース周辺では交通規制。車両は16:50〜進入禁止。踊りは17:30-19:18、計6回。

■8/3;松本の夏まつり「第50回松本ぼんぼん」開催
1975年に始まった松本を代表する夏まつり「松本ぼんぼん」は2024年で50回目。「アルプスの里、歴史を偲ぶ城下町に響かせよう松本ぼんぼんの歌と踊りを」をテーマに、城下町松本が1年で一番熱く燃え上がる夜。 2024年の踊りは17:30-19:18。2023年(17:30-19:30)は114連、5700人参加。2022年は50連、コロナ渦で5000人定員で2150人参加。2019年以前(17:30-21:00)は200連、踊り手は2万人、見物客は20万人。2010年には過去最多312連、約2.7万人が踊りに参加。
参加連申込は2024.6/24まで。市内は歩行者天国で交通規制あり(16:50-19:50)
8/上〜お盆前にかけて、城下町では女の子の「ぼんぼん」と男の子の「青山様」が行われます。 ※ぼんぼんは江戸から続く女の子のお祭りで「先祖の霊を鎮める行事」と云われ、浴衣を着てほおずき提灯を持ち、ポックリ下駄を履いて、ぼんぼんの歌を歌いながら町を練り歩く。青山様は江戸から続く男の子のお祭りで「先祖の霊を迎える行事」と 云われ、「青山神社」という小さな幟を立てた神輿をかつぎ、町内を歩きまわります。
(問)松本ぼんぼん実行委員会事務局(松本商工会議所内) TEL 0263-32-5345

■8/3;13:0016:00;松本の夏祭り「第50回松本ぼんぼん」開催記念で、「松本市立博物館」は、「貼るだけ簡単!特製松ぼんフェイス&ボディステッカー」を開催。 松本ぼんぼん関連のステッカーを顔や腕に貼って「松本ぼんぼん」を楽しむ。(数量限定,ステッカーはなくなり次第終了;\200)
8/4;10:00-12:00;市民学芸員による「七夕人形づくり」講座。折紙を使った七夕人形で織姫・彦星・カータリを作る。(無料)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133

■「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」(OMF;8/9〜)開幕前に、8/3;松本の信毎MGの屋外スクエアで歓迎の気持ちを込めた合唱コンサート「ようこそ楽都deハーモニー」が開かれた。
SK松本合唱団、SK松本ジュニア合唱団の総勢116人が参加し、松本の街中に美しい歌声が響き渡った。30年以上にわたってフェスの総監督を務めてきた世界的指揮者の小澤征爾さんが2月に亡くなったことを受け、合唱団のメンバーは感謝の思いを 胸にモーツァルト作曲の宗教歌「アヴェ・ヴェルム・コルプス」などを歌った。続いて子どもたちの合唱団は「手のひらを太陽に」などを元気に披露した。最後は観客も一緒になって、小澤さんがフェスティバルでたびたび演奏していた「ふるさと」を歌い、 伸びやかな歌声を街の中に響かせていた。これまで「松本城公園」で開いたが、猛暑対策(休憩・日影がある場所)や街中で歌を響かせる狙いで会場を変更した。SK松本合唱団の指揮者は「感謝の気持ちをたくさん込めて歌う」。「小澤さんが松本にまいてくれた たくさんの音楽の種をこれからも育てていきたい」と。

■8/3;10:30-12:00;松本で開幕する「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(8/9;OMF開幕)を歓迎する演奏会「ようこそ楽都deハーモニー」が「松本信毎MG」で開かれる。
市民らでつくる「SK松本合唱団」と小中高生の「SK松本ジュニア合唱団」が、2024年2月に亡くなった小澤征爾総監督への感謝を歌声に乗せて届ける。例年「松本城公園」で「お城deハーモニー」を開催してきたが、猛暑のために場所を変更。 名称は松本の特徴を表す「楽都」とした。SK松本合唱団は毎年団員を公募、オーディションで参加者を決める。2024年は「小さな空」など8曲を披露。モーツァルトの宗教曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」では、小澤さんの死を悼み、 祈りを込めて歌う。SK松本ジュニア合唱団は「栄冠は君に輝く」「手のひらを太陽に」など6曲を演奏する。雨天時は信毎MG屋内。(入場無料)

■7/27-8/4;松本梓川倭の「梓川アカデミア館」で大型魚やサメなど100種を超える剥製を紹介する「魚魚展2024」
魚の剥製を手がける作家などでつくる実行委員会が主催。剥製を大勢の人に見てほしいと企画し3回目。海水魚、サメ類、淡水魚、古代魚、深海魚などの珍しい魚の剥製も。SNSで募集した魚の骨格標本なども展示。
(9:00-17:00;\1000/一般,\500/小学生,月曜休館) TEL 0263-78-5000

■7/30;「国宝・松本城」で、市松本城管理課の職員が浴衣を着て来場者をもてなした。
浴衣で街中を、城下町風情の盛り上げにつなげる「ゆかたキャンペーン2024」で、浴衣姿の6人が本丸庭園で写真撮影するサービスをした。涼しげな浴衣を着た職員が入口の黒門に並び来場者を出迎えた。一緒に写真撮影を求める外国人観光客が 絶え間なく訪れた。浴衣での接客は2021年から実施、職員は「外国人観光客の反応が良い。お城と浴衣の二つの日本文化を楽しんでもらいたい」と。松本城では8/10-8/18;浴衣、甚平など和服の入場者は入場無料に。2009年度から続く恒例の催しで、 2023年は期間中に64人が和服で訪れている。

■7/28;「信州 山の日」(2014年制定)
7/20;県独自の「信州 山の日」制定10周年を記念し、「松本キッセイ文化ホール」にて県文化振興事業団主催の「信州 山フェスタ」が開催された。
登山好きで知られる市毛良枝さんを招いたトークショーが開かれた。第1部では市毛良枝さんと赤沼健至さんが登壇。市毛さんは「初めての登山が北アルプス三大急登の一つ燕岳だった」と。「稜線に出た時はスキップしそうなくらい楽しくなった」と。 燕山荘の赤沼健至さんは「初めて登って本当にいい山だなって山はね、初恋の山って言うんですよ」。会場には登山グッズの販売ブースもあり、多くの人で賑わった。「槍ヶ岳高精細4K常時中継システム」の槍ヶ岳の美しい映像DVD販売(TV松本)。 アルクマくんも登場。

■松本市街地を流れる「女鳥羽川」で水音を聞きながら夕涼み。
女鳥羽川は三才山を源とし、松本市街地を流れ、田川、奈良井川、梓川と合流し、犀川に流れ込む約20kmの一級河川だが、実際は小さな川で澄んだ清き流れの川。1959年には台風で女鳥羽川が氾濫したこともある。女鳥羽川の下流から上流に かけては女鳥羽橋、開智橋、中央大手橋、千歳橋、幸橋、中ノ橋、一ツ橋、大橋、鍛冶橋などがある。河川敷ではドラマの白線流しや映画オレンジなどのロケ地にもなった。
7/27;15:00-21:00;松本六九商店街と女鳥羽川の水辺の魅力を多くの人たちに伝えるため、女鳥羽川に面した市道を歩行者天国にして、飲食・物販ブースを置く。地元の六九商和会が主催。開智橋〜中央大手橋間の約60mを歩行者天国にして、 クラフトビール、かき氷、作家によるアクセサリーやキャンドルなど14店が並ぶ。イベント期間中には女鳥羽川沿いにある木製の欄干のカウンターに手すりを設置。階段から女鳥羽川の水辺に降りることができ、少し上流へ進むとかえるの オブジェが建つ縄手通りに通じる。六九と縄手を行き来する人の流れをつくる狙い。女鳥羽川を生かす形でイベントとして、春には「六九工藝祭」、秋には「六九古本市」、今夏には本イベントを初企画した。信大の学生も参加。

■7/25-7/26;松本鎌田両島町会で夏の伝統行事「青山様・ぼんぼん」が行われた。
町会内の小学生約50人が参加、男の子はみこしを持って、女の子は歌って町会内を練り歩いた。男の子は青い法被にねじり鉢巻きをし、女の子は浴衣や甚平を着て髪に花飾りを着けた。3基のみこしで3コースに分かれ、町会内の南側を回った。 女の子はちょうちんを手に、哀調を帯びたぼんぼんの歌を歌って進んだ。7/26;町会内の北側を練り歩く。

■7/24-7/25;松本「深志神社」で例大祭「天神祭」
学問の神である「天神さま」(菅原道真公)を祀る「深志神社」。松本に夏の訪れを告げるお祭りが「深志神社」の「天神祭」。城下町松本は中心部に女鳥羽川が流れ、江戸時代には北には武家屋敷、南は町人、川南の南深志を守護した氏神さまが 「深志神社」。1613年小笠原氏が松本藩の大名として松本城に入部。松本城と城下町の守護神として勧請したのが深志神社の始まり。深志神社の天神祭は松本藩主の小笠原氏が1615年大坂の陣で戦勝して帰陣した際、舞台を神社に曳き入れ、 神輿を行ったのが起源とされる。
7/24;19:00;前夜祭、17:00-20:00;神楽殿にて詩吟、舞踊などの奉納。17:00;舞台の境内曳き入れ。7/24;11:00;本祭。14:00-17:00;神輿渡御・曳行。
深志神社の神輿は松本市重要文化財。真夏の炎天下で舞台16台が各町内を曳き回しされる。舞台は提灯や木彫、金彫などで飾った華やかな造りで、子供が乗った舞台は境内に引き込まれる。法被姿の氏子たちが舞台を曳き、境内に全舞台が並んぶ様子は圧巻。 前夜祭では多くの露店が出ます。松本駅から徒歩約15分。
(問)深志神社 TEL 0263-32-1214

■7/24-7/25;松本「深志神社」で例大祭「天神まつり」が始まった。
初日の宵祭りでは16町会が市の重要有形民俗文化財指定の「舞台」を各町内で引き回して、神社境内に引き込んだ。境内には露天が立ち並び、夕方になると多くの家族連れや若者らが続々と訪れてにぎわった。舞台が境内に入ってくると、 石畳の上で方向転換するたびに引き手が力を合わせて木製の車輪がきしむ大きな音が響いた。7/25;11:00;神事、14:00;神輿の巡行、15:00;お囃子スクールの発表会、15:30;舞台が出発して各町会を引き回される。

松本・安曇野・大北の夏祭り・花火大会2024
※気象条件などで開催中止やイベント内容等の変更がありえます。各主催者に確認願います。
<7/下>;
7/27;10:00-15:00;松川村「安曇野ひちろ公園」で「トットちゃんの夏祭り」
7/27;17:20-20:00;安曇野「豊科駅・R147」で「第45回あづみ野祭り」(35連約2400人)
7/27;14:00-20:30,7/28;10:00-15:00;大町「若一王子神社」で「例祭」(お天王さま,稚児行列,浦安の舞,剣道奉納,舞台曳き揃え,子ども流鏑馬、やぶさめ太鼓など)
7/27;15:00-21:00;池田町「池田町交流センターかえで」で「第40回池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」
7/27;17:30-20:40;松本「国宝松本城二の丸御殿跡」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」
・7/27;プロ;まといの会、松本)和太鼓響,松本アルプス太鼓,浅間温泉火焔太鼓,中山太鼓連,さんとこ,他)武蔵駒王,めじろ台,幸手和太鼓,七尾豊年,山口子ども太鼓
・7/28;プロ;まといの会、松本)国宝松本城古城太鼓,四賀鼓龍会虚空蔵太鼓,本郷若獅子太鼓,和太鼓鳴桜,他)御陣乗太鼓,宮崎福島高胡桃太鼓部,和太鼓御響,八丈太鼓はなみずき,相洋高和太鼓部
7/27;10:00/15:30;松本「大手門桝形跡広場」で「第36回国宝松本城太鼓まつり」街中演奏
7/27;松本「梓川河川敷」で「水輪花火大会」は2024年中止。(花火;約6000発)。中部縦貫道・波田道路の橋脚・河川災害復旧工事等の理由で中止。
7/28;水輪花火大会にあわせて開かれる「梓川松香寮・梓水苑」の「梓川夏祭り」は中止。「波田扇子田運動公園」の「波田さいさい祭」は未定。
・梓川夏祭りでは波田のスイカ試食、ビンゴゲーム、和太鼓、踊りよさこい、梓川太鼓十八会などさいさい祭では特産のスイカ試食、スイカのランタン作り、ビンゴ、吹奏楽演奏などが行われていた。
<8/上>;
8/2;17:00-19:30;大町「中央通り」で「大町ゆかたまつり」(やまびこ祭り前夜祭)
8/3;15:00-20:30;大町「中央通り」で「第46回大町やまぴこまつり」(15:00-18:00;パフォーマンス,18:30-20:30;踊り;やまびこ音頭・やまびこサンバ;33連約1200人)
8/3;16:30-20:00;安曇野「穂高会館」で「穂高納涼祭」
8/3;17:00-19:40;松本「中心市街地」で「第50回松本ぼんぼん」(17:30-19:18;踊り,128連約7000人,17:00-19:50;歩行者天国・通行規制) 8/3;16:00-21:00;松川村「イベントストリート」で「第42回松川ふるさと祭り」
8/4;13:45-16:00;松本「あがたの森公園」で「第22回あがたの森夏まつり」(14:00;地元の子供たちによる青山様と松本ぼんぼん,出店)
8/8;16:00-20:30;松本「国宝・松本城」(二の丸御殿跡)で「薪能」(能「宝生流」による)
8/8;20:08-20:28;松本;白骨温泉で「白骨温泉花火大会」(花火約100発)
8/9;19:10-20:05;松本「すすき川河川敷」(薄川筑摩橋-見晴橋)で「すすき川花火大会」(19:10-20:05;花火;約3000発,18:10-21:20;交通規制)
8/上;安曇野「三郷文化公園」で「ふるさと夏祭り」(和太鼓、踊り、花火;約1000発)(2024年は未定)
<8/中>;お盆;
8/11;16:00;安曇野「三郷文化公園」にて「第39回ふるさと夏祭り」。20:00;花火打上げ
8/13;19:00-20:00;池田町・松川村合同;「高瀬川河川敷」(アルプス広場)で「第28回高瀬川納涼花火大会」(花火;約2000発)
8/13;15:00-21:00;白馬「白馬グリーンスポーツの森」で「第38回白馬の夏祭り」(15:00;出店,20:00-21:00;花火;約500発)
8/14;18:00-21:00;白馬「八方文化会館」で「第49回八方温泉夏祭り」(19:50頃;盆踊り,20:20-21:00頃;花火)(開催未定)
8/14;19:00-20:00;安曇野「明科犀川河川敷」(御宝田遊水池)で「第17回安曇野花火」(花火;約4000発)
8/14-8/15;19:00-21;00;松川村「JR信濃松川駅」前の「安曇節会館」駐車場にて 「正調安曇節保存会」の「大盆踊り会」
8/14-8/16;19:00-21:00;松本「松本城公園」で「第76回お城盆踊り」(松本城を背景に松本音頭や浅間節など)
8/15;18:00-21:00;白馬「白馬町夏祭り」(盆踊り,花火)(開催未定)
8/15;19:00-21:00;大町「木崎湖」で「第80回灯籠流しと花火大会」(19:00;湖上慰霊祭,19:00;灯篭流し,20:00-21:00;花火;約1000発)。仁科神社の雅楽の調べと湖に漂う盆供養の灯籠。轟音と迫力の花火。
8/15;20:00-21:00;安曇野「穂高霊社」で「みたままつり」(20:30;三ヶ日手筒花火奉納:戦没者追悼)
8/15;19:00-21;00;信州新町で「第72回納涼大会」犀川河川敷(花火;約4000発)、19:00;ろうかく湖で灯籠流し。
8/24;15:30-20:30;安曇野「明科龍門渕公園」で「第33回信州安曇野薪能」(16:30;子ども能楽,17:30;火入れ・17:30-20:30;開演)
(舞囃子「清経」,能「江口」,狂言「太刀奪」,能「鵜飼真如之月」)(\3000/一般前売,\3500/一般当日,\1000/大学生,\500/高校生以下)
8/中-9/中;松川村「すずむしの里」で「クリスタルシンフォニー」(有明山社・すずむし荘に灯篭)・ヒーリングナイトツアー、8/下;安曇野ちひろ公園で鈴虫採り
<9/上>;
9/7-9/8;大町「竈神社」で「例大祭」(9/7;19:00;前夜祭;西公園で奉納花火,20:00;花火,9/8;11:00;例大祭,浦安の舞・子ども奉納相撲)

■7/23;県内の小中学校では終業式がピークを迎えています。
7/24〜;多くの学校では夏休みに突入。県教育委員会によれば、7/23;公立小中学校では計177校が終業式が行われたという。

■7/20;松本中心街の上土町で約90年間親しまれた映画館「上土シネマ」(旧松本電気館)に「上土シネマミュージアム」が開館。
お城下町エリアの更なる賑わい創出を狙い、2008年閉館した上土シネマにレトロな雰囲気の博物館が開館。建物はそのままにして、館内を改装した。館内の古い映画ポスターは約7000点あるポスターから厳選したもので、昭和の名作が並ぶ 常設展示「レトロポスター展」。大正時代の服装を貸し出すコスプレ体験・フォトサービスなど。レトロポストカード等のグッズ販売、パズルラリーなど。フィルムの映写機やダイヤル式の黒電話などもある。上土商店街振興組合、 上土大正ロマンのまちづくり協議会などが運営。上土シネマ再生への機運を高め、大正のファサードの復元と建物修繕を目指し、上土シネマ再生の協賛金募集も始めた。(10:00-17:00,入館無料,コスプレ体験は\1000/30分)
上土町には大正〜昭和期に松本電気館や開明座、ニュー大映(ピカデリー)など多くの映画館があったハイカラな街で、今でもその面影が残り、大正ロマンの街として知られる。また松本大手は緑町と呼ばれ、緑町通りは昔懐かしい昭和期の路地や 街並み、周辺にはたくさんの映画館が立ち並んでいたという。石畳のちょっとレトロな街並みを散策してみては。

■7/20;13:30;「松本キッセイ文化ホール」(県松本文化会館)で、「信州山の日」(7月第4日曜)の制定10周年を記念した催し「信州山フェスタ」を開く。
NPO法人日本トレッキング協会理事の俳優市毛良枝さんや北ア山小屋経営者らによるトークショーなどを通じ、山の魅力の再発見を目指す。 燕山荘の赤沼健至さんと市毛さんらがトークショー。プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんと槍ヶ岳山荘の穂苅大輔さんが語り合うトークショー。北アの最奥部、黒部源流の山小屋「三俣山荘」を巡るドキュメンタリー映像も上映。 第1部;トークショー1;市毛良枝さん、赤沼健至さん。ドキュメンタリー作品上映「黒部の山賊ともののけたち」−源流への道−
第2部;槍ヶ岳4K常時中継システム紹介、トークショー2;田中陽希さん、穂苅大輔さん。
ロビーでは山や登山に関するブース出展。(参加無料,要事前申込)
※信州山の日は2014年、山に感謝し山を守り育てながら生かしていく機運を醸成しようと県が独自に制定。
(問)松本キッセイ文化ホール TEL 0263-34-7100

■7/19;松本「あがたの森通り」でムクドリを追い払う実証実験が行われている。
信大名誉教授の中村浩志さんの助言を受けて、拍子木や音響機器の音でムクドリを追い払う。これまでは街路樹の枝葉を落とす対策をしていたが、街の緑を活用するグリーンインフラを推進するため、街路樹のせん定を最小限にとどめて対策を模索中。 あがたの森通りの松本駅前〜深志2交差点、花時計公園で実証実験が行われ、松本市と県の職員らが参加。高さ約7-10mのカツラの木がムクドリのねぐらになっていて、鳴き声による騒音や大量のふん害が問題となっている。日没に街路樹に戻ってきた ムクドリに対し、参加者は拍子木をたたいて大きな音を出し、スピーカーで動物の鳴き声のような音を出して追い払った。音に驚いて逃げ出すムクドリが多い。県松本建設事務所は「追い払うには継続的に音を出す必要がある。枝葉を落とす以外の 対策として実現化できるか見極めたい」と。県は2021年4月に「信州まちなかグリーンインフラ推進計画」を策定、松本市は2023年3月に「松本まちなかグリーンインフラアクションプラン」で街中の緑を活用する方針を打ち出した。全ての枝葉を落とすと 街から緑がなくなる。グリーンインフラを実現するにはムクドリ対策は避けて通れない。松本市都市計画課は「県の協力を得て8月まで定期的に実証実験のモニタリングを続け、対策を考えたい」と。

ムクドリはスズメ目ムクドリ科の鳥で体長は20-30cmで茶褐色、街路樹や公園など市街地でもねぐらにしています。もともと椋の実を食べるが、田んぼや河川敷で昆虫、果実、種子、穀物などを食べている。ムクドリは天敵のカラスやタカから身を守るため、 大きな群れを作る。春から初夏に繁殖期を迎え、夏以降は雛もかえって、ムクドリの数・群れが増えます。ムクドリの対策として木の伐採、枝の剪定、防鳥ネット、大きな音、嫌がる音、強い光などが行われていますが、効果は一時的。なかなか 抜本的な対策が見出せないのが実情。

■7/17;松本里山辺で日が西に傾いた夕刻に、北アを背景に雲間から放射状に地上に降り注ぐ太陽光線の筋が見られた。
「薄明光線」または「光芒」と呼ばれる気象現象で美しく神秘的なその様子から「天使の梯子」という呼び名がある。

■7/16;松本市は「国宝・松本城」の観覧券をWebで購入できる電子チケットを導入した。
GW,お盆など繁忙期には入場規制が行われ、天守入場に最大2-3Hの待ちが発生するが、事前チケット導入で待ち緩和が期待されている。電子チケットは本丸庭園と天守に入場でき、日時指定、指定なしを選択。枚数、在住地域、年代などを入力、 クレジット決済。7/29〜電子チケットで入場開始。日時指定の観覧券は3ヶ月先までの訪問日と入場時間を決めることで観覧券購入に並ぶ必要がない。天守まで専用ルートでスムーズに進むことができる。入場時間30分ごと各50枚の1日800枚まで。 日時指定なしの観覧券は枚数制限がなく購入後6ヶ月以内の入場で観覧できる。日時指定のキャンセルは入場前日まで。(\700/大人,\300/子供)
(問)国宝松本城電子チケット

■「国宝・松本城」の天守を訪れる見学者の待ち時間を解消するため、松本市は入場券に電子チケットを導入する。
繁忙期は天守入場に2時間近くかかることもあり、入場券を購入する列が黒門から埋橋まで約300mにわたって連なることもあった。入場券を買う待ち時間と、天守に入場する待ち時間が二重苦との声も。特に夏場は熱中症が懸念され、 解消策が求められていた。電子チケット化により、券売所で入場券を買う必要がなくなり、スムーズな入場が可能となる。個人が対象で、松本城HPや国内外のオンライン旅行会社のHPで、天守入場日時を指定、クレジットカードなどで決済。 登録したメールアドレスに送られたQRコードを、入場時に読み取り機にかざす。従来の紙チケットも利用可。市議会6月定例会に関連経費810万円を計上した補正予算案を提出、議決されれば、7/下をめどにオンライン販売開始。 松本城管理課は「解消された待ち時間を有効活用し、観光客の回遊性を高める効果を期待したい」と。7/下〜;「松本市立博物館」でも入場券の電子チケットを導入予定。

■7/12-7/15;「まつもと市民芸術館」で「第8回信州・まつもと大歌舞伎」が開幕。
会場では2公演が行われた。歌舞伎舞踊の名作「正札附根元草摺」「流星」と、新作歌舞伎の「福叶神恋噺」が上演。計1400人が3年ぶりの歌舞伎を楽しんだ。
7/13;12:00/16:00,7/14-7/15;12:00;開演。当日券を若干枚数発売。

■7/12-7/15;松本で「信州・まつもと大歌舞伎」開催
「まつもと市民芸術館」(主ホール)で計6公演を行う。開催は3年ぶり8回目。演目は伝統的な歌舞伎舞踊の「正札附根元草摺」と「流星」、上方落語の「貧乏神」を題材とした新作歌舞伎「福叶神恋噺」。

■7/14-7/15;松本「深志神社」で、子供たちの無病息災を願う「八坂さま」が始まった。
雨上がりには子供連れの家族が大勢訪れ、ヨシに付けた五色ののぼりを奉納した。のぼりには「奉納 八坂大神 年齢 氏名」をしたためている。八坂様は京都八坂神社、愛知津島神社が有名で、深志神社に祀られている八坂様は津島神社の 御分霊。1700年頃、松本で疫病が流行し、疫病除けの神様として信仰を集めていた津島神社から御分霊を頂き、祀られたのが八坂祭の始まりという。江戸時代から子供たちの成長を見守る神様として広く信仰されるようになった。 深志神社によると、のぼりの奉納は松本市街地特有の風習という。ヨシは水辺のイネ科の植物で、生命力の強さに邪気を払う力があると考えられており、神社の屋根葺き、破魔矢などに利用されている。

■7/15;9:00-13:00;「信州スカイパーク」で「ラベンダーフェスティバル2024」
信州スカイパークでラベンダーフェスティバル開催。ラベンダーの摘み取り(無料)。ラベンダーWSではリース(\800),バスケット(\400),スティック作り(\300)
駐車場はスカイパークP2号。

■7/13;「国宝・松本城」は、開場8:30前から行列ができた。
天守入場の待ちは最大50分。混雑対策で5分毎に1回約30人が入場した。熱中症予防対策で設けられたテントで休む家族連れの姿も。7/13;松本城入場者数は3908人、2023年連休初日(3823人)を上回った。松本城管理課は「連休中日(7/14)は かなり混むので、天守入場前に飲料を買ったり、トイレを済ませたりして並んでほしい」と。

■7月3連休は松本のホテルや旅館は満室が目立ち、浅間温泉旅館協同組合の宿泊施設では空室がない状況。Hブエナビスタは9割が埋まったが、7/12〜;ホテルの地下で醸造したクラフトビールの提供を始めたことで、ビール目当てで 来館されるお客さまが増えたという。

■7/12〜;松本の「ブエナビスタH」のレストランでビールの提供が始まった。
ホテルのディスコ会場・宴会場だった地下スペースに醸造所を開設、クラフトビールを醸造。黄金色に輝くビールで飲みやすい。バナナを思わせるフルーティな香り。名前は松本を象徴する「三ガク都」に由来、山岳や音楽、学問の 3つのシーンでも楽しめるようにとの思いを込めている。2024年5月に開設された醸造所「MATSUMOTO GAKU都 BREWING」。ビールの仕込みはタンクに麦芽を投入し、お湯と合わせ「麦汁」を作る。糖化が終わったらろ過してもろみと麦汁に分ける。 これが「一番搾り」の麦汁。「一番搾り」の麦汁と、もろみにもう一度お湯を加え、ろ過した「二番搾り」の麦汁を合わせ、1時間煮沸し、ホップを入れる。冷ましてから発酵タンクに移し、発酵母を入れて20日ほど発酵させたら完成するという。 5/末に3種類を仕込み、7/12〜;2種類の提供が始まった。苦みがあるビール「学都 WEIZEN」(\1200/300ml)、グレープフルーツが強くフルーティーなビール「楽都 IPA」(\1500/300ml)
7/19〜;すっきりしたのどごしの「岳都 LAGER」も提供。アルピコHDは「松本の文化、松本のおいしい水、空気を感じていただいて、信州松本に来る楽しみの一つとしてこのビールを目指していただければ」と。ビールはホテルや「デリシア」で販売予定。

■7/12-7/13;12:00/16:00,7/14ー7/15;12:00;松本「まつもと市民芸術館」で3年ぶりとなる「信州・まつもと大歌舞伎」が開幕。
演目は「正札附根元草摺」「流星」「福叶神恋噺」で全6公演。市民芸術館に大歌舞伎の開催を告げるのぼり旗や酒だるが飾られた。期間中は館内に「縁日横丁」を設け、だれでも買物や大道芸を楽しめる。当日券は若干あり。

■7/11;交通安全運動に合わせ、松本のさくら保育園で県内出身のピアニストと園児が交通安全を呼びかける歌と体操を披露した。
YouTubeで動画を配信し子どもたちもに人気のピアニストが作詞・作曲、振付は市職員が考えた。その後、街頭でドライバーに安全運転を呼びかけた。〜7/10;県内では交通事故で25人死亡(2023年比で+8人)。「夏の交通安全やまびこ運動」は7/20まで。 高齢者の交通事故防止などを重点に慣れた道を運転する時でも安全確認を徹底することなどを呼び掛けています。

■7/10;松本市は「国宝・松本城」の観覧料について、2025年4月をめどに値上げする。
松本城の整備事業に向けて多額の財源確保が必要になることから全国的な入場料の値上げも踏まえて見直す。市松本城管理課は、お堀の浄化、天守の耐震工事といった整備事業の総事業費は74億円以上を見込む。国の補助金を除き、松本市は36億円以上が必要。 現在の観覧料は\700/大人,\300/小中生。大人料金を値上げ、小中学生は最小限の値上げにする。今後は金額を検討し、2024年度内に松本城管理条例改正案を市議会に提出する。また、「松本市美術館」や市内の「博物館分館」の観覧料も2025年4月に 見直す予定。博物館分館は原則無料、「旧開智学校」や「市時計博物館」、「松本民芸館」で徴収する方針。

■「国宝・松本城」の観覧料を2025年4月に値上げする方針。
松本城の天守の入場料は\700/大人,\300/子供。6/20;松本市臥雲市長は「2025年4月をめどに引き上げを検討する」と述べた。市長は「より快適に観覧していただける状況を作るので、そうしたことも土台として観覧料の値上げをしたい」と。 値上げの目的は待ち時間の短縮、快適な観覧環境を整えるための電子チケットの導入など。2023年度の松本城入場者数は89万人。GW中は外国人観光客数が過去最多を記録。外国人観光客を対象としたさらなる値上げについては 「外国人に対しての二重価格という考えも出ているが、松本に来ていただいて心地よい体験をしてもらいたいという点からするとマイナス」とし、「二重価格」は選択肢になく、料金は今後、市議会と協議していく。

■7/7;松本に本格的な夏の訪れを告げる松本島立堀米の伝統行事「裸祭り」(県無形民俗文化財)が行われた。
江戸時代から伝わる神事。地元の小学生が威勢のいい掛け声を上げて堀米町会内を練り歩き、厄よけや五穀豊穣を願った。島立小と田川小の児童が参列して津島神社で神事を執り行い、町会内を巡る2.7kmを歩いた。長さ約8mの大幟や、 中幟、五色幟を担いだ。神社に戻ると幟を奉納し、境内の池の水で手を清めてみそぎをした。五穀豊穣や疫病退散、厄よけを祈った。2023年からコロナ禍が落ち着き通常開催に戻した。見物客のマナー悪化や価値観の変化から2023年から参加する小学生男児は本来のふんどし姿ではなく、 着衣で祭りに臨んでいる。町会は「子供が元気に参加してよかった。環境の変化に合わせながら伝統を存続したい」と。

■7/5;「国宝・松本城」が緑色にライトアップされた。
労働災害防止を推進する「全国安全週間」(7/1-7/7)に合わせ、松本労働基準監督署と松本労働基準協会が企画。観光客らが緑色に染まった天守に見入った。 緑色は安全・衛生のシンボルカラーで、「緑色に深く染まるお城を見て、災害ゼロへの思いも深めてほしい」と。

■松本内田の「法船寺」でアジサイが見頃を迎えています。
7/5;梅雨の晴れ間となり、参拝者は紫や青の鮮やかな色合いを楽しんでいます。紫陽花は7/中まで見頃。先代住職が50年前に植えたのが始まりとされ、境内に80種、1300株が咲いています。今季は新たな散策路を整え、より花に 親しめるようになった。西には北アや松本平を一望できます。住職は「花は小ぶりだがいい色が出ている。アジサイと眺望を楽しんでほしい」と。

■松本内田の「法船寺」で梅雨を彩るアジサイが見ごろを迎えた。
鐘楼や観音堂がある境内に約80種、1300株。青、白、赤紫など鮮やかな花が咲き誇っている。北アや松本平を望む高台にあり、アジサイを植えて約50年、「あじさい寺」として知られています。

■6/21-7/2;平日;17:00-21:00,土/日;11:00-21:00;松本「花時計公園」(松本パルコ南)で「第9回信州ワインサミットin松本」開催
県内60のワイナリーが醸造する約140種類のワインが味わえる。「日本アルプスワインバレー」(12)、「桔梗ヶ原ワインバレー」(13)、「千曲川ワインバレー」(24)、「八ヶ岳西麓ワインバレー」(3)、天竜川ワインバレー(5)
2024.3月には「桔梗ヶ原・松本ワインバレー特区」に認定。これまでは松本市/塩尻市のワイン製造事業者は双方のぶどう等を使用できなかったが特区認定で使用可能に。
ワインや飲食店のテントブースが立ち並び、キッチンカーも多数出店。ワインブースでは赤と白ワインを重めや軽めに分類して提供、料理と共に味わうことができます。
(入場無料,ワイングラスデポジット制(\1000),各種ワイン(有料),飲食代別)
信州ワインサミット取扱ワイナリー

■7/初;松本の月遅れの七夕(8/7)を前に、松本の女性商店主らでつくる「松本おかみさん会」が松本駅改札口に恒例の「七夕人形」を飾り付けた。
会員や駅員が織り姫とひこ星をかたどった丈30cmの七夕人形約50組を飾り付けた。色鮮やかな和紙で作られた人形が風に吹かれて一斉に揺れると、駅構内は華やかな雰囲気になった。12年前から続く取り組みで、「まつもと市民芸術館」や 「馬場家住宅」、「四賀化石館」などの公共施設に飾り付けている。会は「七夕人形はひらひらと風に揺られることでけがれを払うといわれている。風習を伝えていきたい」と。

■7/1;TV松本は、北ア「槍ヶ岳」の高画質4K映像DVD「槍〜自然の恵みに包まれて〜」を発売
テレビ松本ケーブルビジョンは名峰「槍ヶ岳」(標高3180m)直下に建つ「槍ヶ岳山荘」に無人4Kカメラを設置し山の様子を24H365日ライブ中継できる「槍ヶ岳高精細4K常時中継システム」を開発した。4K映像をリアルタイムで伝送でき、 リモートで操作可・パノラマ映像が撮影可。厳冬期の白銀の槍ヶ岳、槍ヶ岳の1日、周囲の山などをDVDに収録。映像に流れる音楽は東京フィルハーモニー交響楽団。同社創立50周年記念作品。(\2200/税別,送料\770)
(問)松本市里山辺・テレビ松本ケーブルビジョン TEL 0263-35-1008

■7/1;JA松本ハイランド管内で露地栽培のスイカの出荷が始まった。
初日は生産者14軒が松本波田の共選所に約3500玉を運び込んだ。出荷は9/中まで82万ケース(1ケース2玉)を予定、7/10〜;JAあぐり資材センター和田で恒例の「すいか村」をOPEN。共選所ではスイカを積んだトラックが到着、手際よく荷降ろしが 進められた。スイカの糖度は出荷基準の11度を上回12.5度。4/上の定植以降、低温の影響が心配されたものの、6月の好天で生育が進み、出荷は例年より2日早い。近年はカット販売の需要が増しており、果肉色や硬さも重視しながら栽培。 JAすいか部会は「出来は上々、糖度もシャリ感も申し分ない。ハイランドのスイカで暑い夏を元気に乗り切ってもらえれば」と。地元のスーパーや直売所で販売、関東・関西・中京を中心に出荷。

■2024.7/1;関東信越国税局路線価。
路線価は主な道路に面した土地の評価額で相続税や贈与税の基準となります。調査は2024.1/1。調査標準地(5104地点)の平均変動率は前年比で長野県0.4%上昇(全国2.3%上昇)、1992年以来32年ぶりに上昇。
県内10税務署別の最高路線価は上昇4、横ばい4、下落2地点。県内の最高路線価は「長野駅前通り」で\28.5万円/1u(前年比1.8%上昇)、1989年以来36年連続トップ。2位は「旧軽井沢銀座通り」で\26万円/1u(同6.1%上昇)。 松本の最高路線価は松本深志の松本駅前「しらかば大通り」で\20.5万円/1u(同2.5%上昇)。上昇は1992年以来32年ぶり、新型コロナ禍から脱して観光客が戻り、不動産市場にも活気が戻ってきている。松本の主な6地点では上昇4、横ばい2、 下落はなし。不動産鑑定士は「松本と塩尻の市街化区域の土地は需要が供給を上回っている。新たな物件がなかなか出てこないため競争が働いて、価格がわずかに上振れしている。松本駅前周辺では高額取引もあり、投資も入っている。ただ、 マンション用地として使えるまとまった土地は飛ぶように売れるが、小さな土地は残ってしまう傾向があり、2極化が進んでいる」。松本村井「JR村井駅東側」は4.3万円/1uで前年比2.4%上昇。松本中央の「やまびこ道路イオンモール松本東側」も 上昇し、7.6万円/1uで前年比1.3%上昇した。松本深志の「井上百貨店北側」は13.5万円/1uで横ばい。

■2024.1月時点の公示地価変動率
松本市(24万人);変動率(住宅地;+0.8%,商業地;+0.5%)
長野市(37万人);変動率(住宅地;+0.4%,商業地;+0.7%)
長野県(199万人);変動率;住宅地;+0.4%(上昇;101,横ばい;31,下落;78)、商業地;+0.0%(上昇;31,横ばい;25,下落;51)
松本市の商業地の平均変動率は+0.5%、前年より0.6P高く、2020年以来4年ぶりに上昇。新型コロナが5類に移行したことなどにより外国人観光客が戻ったこと、マンション業者による土地需要が根強くあることなどから、松本駅前では高額な取引も。 松本市の商業地18地点のうち上昇9地点、前年より4地点増加。上昇率が高いのは松本駅前(深志1)で1.3%、2023年より\3000/1u高い23.5万円。ほかにイオンモール松本近くも1.2%上昇、モールの開業翌年から7年連続上昇。不動産鑑定によると、 松本市の商業地には首都圏から全国型の資本が入って地元の不動産相場を大きく超える取引が出ている。全体的に改善基調で地価の回復が進んでいる。駅前はどのポイントも改善傾向。R19,R158などのロードサイドはもともと人気が高く上昇が拡大。 商業地は、安曇野市の平均変動率が+0.4%で2年連続上昇した。

■6/30;中信の神社では半年間の身のけがれを落とす初夏の伝統行事「夏越の大祓」が行われた。
氏子総代や参拝客が茅の輪をくぐり、暑い夏を健康に乗り越えられるように願った。松本「四柱神社」では参拝客約300人が参加。雨が降る中、境内に据えられた直径2.5mの茅の輪を宮司ら神職に続き、古歌を唱えながらくぐった。 松本「沙田神社」では拝殿に直径2mの茅の輪が置かれ、宮司に続いて氏子ら約40人が輪を3回くぐった。穂高神社でも夏越の大祓が行われた。

■6/30;松本「浅間温泉」から「美ヶ原高原」まで自転車で駆け上がる「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2024」が開催された。
全長21.6km、標高差1270mのコースに全国から男女1400人が山岳レースに挑み、日頃から鍛えた脚力で心臓破りの激坂でタイムを競った。松本市野球場をスタートし、温泉街の坂道では浴衣姿の観光客や地元住民が頑張ってと拍手を送った。 チャンピオンクラスの選手38人は上り坂とは思えない速度で通過。2023年は路肩崩落で使えなかった林道美ヶ原線が復旧し、名物のコース序盤の激坂も復活。美ヶ原天狗の露路の美ヶ原自然保護センタ・うつくしテラスまで上る。 エントリー数は2023年よ235人多かった。実行委は「25回の記念大会を無事に開くことができた。2025年以降もたくさんの人に楽しんでもらえるように頑張りたい」と。

■6/22-6/30;「松本市美術館」で美術公募展「第76回中信美術展」開催。
日本画、洋画、彫刻、工芸で、10代から90代まで幅広い年代の多彩な作品282点が展示。美術会員と一般公募の作品。自然の美しさを描いた大作や、抽象画などが来場者の目を楽しませている。 中信美術会は「今回からは入場無料にした。作品に込められた思いを想像し心ゆくまで楽しんで」と。

■6/22;松本駅前で全農県本部中信事業所は農産物を知ってもらおうと「信州の農産物総合宣伝会」を開いた。
野菜やコメ、花などの農産物を集めた宣伝会は初めて。旅行客などが立ち寄って試食していた。

■長野県のぶどうの収穫量は山梨県に次いで全国2位。
松本ではハウス栽培のブドウの出荷が始まった。JA松本ハイランドは「寒暖の差が大きく、夜涼しくて日中暑いという天候の中で非常に色も糖度ものりやすい」と。原油高や資材高騰で例年以上にコストがかかっているというが、 山辺特有の昼夜の寒暖差を生かし、粒が大きく甘みものったブドウに仕上がっている。
農家では冬の冷え込み対策として雪を解かすため暖房に灯油を使う。今冬は雪が多かったため、ハウスの暖房用燃料費がかさんだ。冬〜春に大きなハウス1棟では約1万Lの灯油を使うという。灯油価格は5年前\88円/1Lが、2024年は\116/1L円。 \28円値上がりしてハウス1棟分で28万円もコストが上がっています。生産者にとって厳しい状況が続いています。

■6/20;松本里山辺でハウス栽培の「ブドウ」の出荷が始まった。
松本里山辺の集荷所には、地元の2軒の農家がハウスで育てたデラウェア184kgが持ち込まれた。検査員が粒の大きさや糖度をチェックし、糖度は基準18度以上が、25度-26度もあり糖度が高い。2024年は3月の冷え込みや、燃料費の高騰が 重なったが、ぶどう農家はハウスの温度管理を徹底するなどして順調に生育。粒の大きさや色づき、房の揃いもよく、出荷されたぶどうは最高等級の評価を受けた。JA松本ハイランドは「他の産地と比べて昔から粒が大きい。常温より少し 冷たいくらいで食べたほうが美味しく味わえます」と。松本のブドウは、7/中にはハウス栽培の巨峰やシャインマスカット、8月以降は露地ものの出荷が始まります。同JAは2024年度、ブドウ全体で15.8億円の販売を予定。

■松本のブドウの産地「山辺地区」で農作業が本格化する時季を目前に控え、アルバイトが不足。
デラウェアは5〜7月の作業が勝負といい協力を呼び掛けている。JA松本ハイランドの山辺果樹部会では、約300軒の農家がブドウを栽培。2023年も人手不足に悩んだが、2024年はさらに深刻。4/13;JAはバイト採用面接会を開いたが ほぼ空振りだったという。139人の求人に対し応募者は56人、成約は41人のみ。5/中からは高品質の種なしブドウづくりに欠かせないジベレリン処理が本格化。満開期と満開後に2度行う作業で、未経験者でもできるが、一つ一つの花を 植物ホルモンの薬剤に浸けるため手間が掛かる。

■6/20;松本笹賀の「市公設地方卸売市場」について、松本市は今後の在り方について、「公設市場」として今後も存続させる方針。
1989年開設から35年、施設が老朽化し、近年は「競り」が減り、物流センタとしての役割が増していることから、2023年度から調査・検討に着手していた。老朽化した施設の建て替えについては、2027年度末までに結論を出す。 青果部と花き部は卸売市場機能を残し、水産物部は物流機能のみを残す方向。流通する市場経由率や市内生産者の出荷率の高さから市の重要な公共インフラと位置付け、公設を維持する方針を決めた。青果部と花き部は市場経由率と 出荷率が高いことから卸売市場(せり)機能を維持。一方、水産物部は物流機能のみにする。市場整備は、運営権を民間企業に売却するコンセッション方式や、リース方式の選択肢を基本に検討していく。 市は「当面、指定管理による運営とし、部門別に施設整備にかかる協議を始めたい」と。

■6/19;「松本市立博物館」で「ナイトミュージアム」が行われた。
通常17:00の常設展示室の開館時間を20:00まで延長。夜間は週末に実施してきたが、仕事や学校帰りに立ち寄ってもらおうと、平日に初めて企画。市民ガイドが館内を案内するツアーもあり、親子連れなどが説明を聞きながら展示を見て回った。 ツアーでは1F交流スペースや2F図書情報室などを見学した後、3F常設展示を観覧。松本城下町全体を推定復元したジオラマを囲みながら、ガイドが城下町の成り立ちなどを説明。

■麦秋の季節を迎え、松本平で麦の収穫が最盛期を迎えています。
6/17;梅雨入り前、松本の畑では黄金色に染まった畑で収穫作業が行われていた。6/初〜大麦、6/中〜小麦の収穫が始まっています。

■〜6/16;松本「花時計公園」では「第22回花いっぱいフラワーコンテスト」開催中。

■6/16;11:00-15:00;松本島立の「大信州酒造」は蔵開き「愛感謝祭」開催。
来場者には先着で大信州オリジナル升をプレゼント。たる酒で鏡開きを行い振る舞う。非公開の蔵見学もできる。おちょこ購入で自由試飲(6種類)や吟醸酒かす詰め放題など(チケット制;1セット5枚綴り,\3500/当日,\3000/前売)、 利き酒師選手権、屋台の出店、並柳太鼓連の演奏などを予定。
松本駅からアルピコ上高地線下新駅(電車9分)、下新駅から大信州(徒歩9分)。R158沿い。(入場無料)
(問)大信州酒造 TEL 0263-47-0895

■6/8-6/16;夏の訪れを告げる辰野町「第76回信州辰野ほたる祭り」が開幕。
「日本一のホタルの里」を掲げる辰野町。ホタルの見頃は6/上-6/中、で2023年は約11万匹のホタルが乱舞し、来場者数は約10万人。ホタルの観賞は「松尾峡」。ゲンジボタルが生息しやすいようにと水路を張り巡らせた「辰野ほたる童謡公園」 があり、ホタルが乱舞する幻想的な光景を楽しめます。JR辰野駅前で開幕式があり、町長は「76年前から引き継がれてきた小さな命。12年に1度の辰年辰野町のホタルを楽しんでほしい」と。くす玉割りや辰野中奏楽部の演奏でにぎやかに祭りが スタート。6/8-6/9;下辰野商店街が歩行者天国となり、多くの人でにぎわいを見せた。6/8-6/9,6/15-6/16;歩行者天国で通り沿いには230店を超える露店が並んだ。6/15;5年ぶりに下辰野商店街では15連約700人が町民総踊りを行なう。 ほたるライブもあり。ほたる童謡公園のホタル鑑賞は、6/15;17:00-22:00,6/16:17:00-21:00。2024年のホタルの上陸数は2023年より少なめ。2024.5/10までに24700匹のホタルの幼虫が確認され、5/27;ホタルが舞い始め、6/9までに8960匹が舞った。 辰野ほたる童謡公園入園料はホタル保護育成協力金(\500/1人)、中学生以下無料。駐車場はほたる童謡公園(P250,\1000)、辰野病院(P130)、丸山球場(P300)など有料(\500)
(問)辰野町観光協会事務局(同祭り実行委員会) TEL 0266-41-1111

■6/15;桜の名所松本並柳「弘法山古墳」で古墳一帯に増えている外来種「オオキンケイギク」の駆除をした。
市民や市職員らが黄色い花のオオキンケイギクを根元から引き抜いていた。弘法山古墳は3世紀末に造られた全長62mの前方後方墳。市教委は2019年度、古墳再整備事業を始め、一帯のオオキンケイギクの繁茂が分かった。市教委は2025年以降も、 花が咲いてオオキンケイギクが他の植物と見分けやすい、6月に駆除を実施予定。生態系保護と文化財を市民で守ろうと広く参加を呼びかけている。

■松本市は2024年度、市内に繁茂する外来植物駆除の業者への外部委託を始める。
黄色く鮮やかな花が印象的なオオキンケイギクは、町会などの駆除の手が入りにくい梓川河川敷や、貴重な在来種近くの群生地で集中的に取り組む。委託は松本平の市町村では初めて。梓川河川敷の群生はかなり目立つため、市民への 啓発効果があるとみる。松本市は2024年度当初予算に関連費用241万円を計上した。外来生物駆除に向けた市民への啓発に力を入れており、3/上;松本クリーンセンタで開いた一般向け講座では特性や駆除のポイントについて専門家が詳しく解説。 市公式ラインによる外来植物分布調査で市民からの報告を受け付けている。市環境・地域エネルギー課は「群生地での駆除を進め、市全体で取り組む機運を高めたい」と。

■スイカの名産地の松本波田。6/13;JA松本ハイランドではハウス栽培のスイカの出荷が始まった。
松本波田の松本ハイランド農協すいか共選所には、2軒の農家が約1000玉のスイカを持ち込んだ。レーンに乗せられたスイカは表面をきれいにしたあと、検査員が傷がないかをチェックし、選果機で重さや糖度を測って仕分けてから 箱詰めされた。2024年は3月の雨や低温で苗を植える時期が遅れ、生育が心配されたが、4/下〜天候に恵まれ、日照量も多く、寒暖差もあったことで出来は上々という。「中心糖度は12.5度」(出荷基準は11度)。JA松本ハイランド管内では 7/上から露地物スイカの出荷も始まります。同JA管内では約4000ケース(1ケース2玉)を出荷。同JA直営の農産物直売所や地元量販店で販売。ハウス栽培と合わせて82万ケースを出荷、販売額は約26億円を見込む。
同JAは「シャリシャリ感があって甘くておいしいスイカになった。皆さんに食べていただきたい」と。

■6/中;松本会田の「四賀バラ公園」でバラが見頃。
園内にはピンクや赤、白などさまざまな色・形の約250種類、400株のバラが植えられ、甘い香りに包まれています。公園は「信州グリーンローズスタジアム四賀」近く。 住民有志でつくる「四賀元気プロジェクト」が開園、メンバーらがバラの手入れをしている。見頃は7/中まで。

■6/10;「高ボッチ高原」で乳牛の放牧が始まった。
塩尻や松本の酪農家が妊娠中の雌牛15頭を「高ボッチ高原」(標高1500m-1600m)で涼やかな草地(牧場)に運び込んだ。高ボッチ牧場牧野組合に加盟する2軒の酪農家はトラックから生後12〜15ヶ月の牛を下ろした。市や県松本家畜保健衛生所が1頭ずつ、身体測定やダニ予防の薬の塗布などをした。 牛は草をはんだり、歩き回ったりしている。2024年は約20頭を放牧予定。10/上まで過ごし、丈夫な体をつくって出産に備える。

■6/8;河川や道路の管理に携わる松本市職員約70人が松本島内の梓川堤防と周辺道路で特定外来生物「オオキンケイギク」を駆除した。
あずさ運動公園近くの梓川右岸堤防と、R147アルプス大橋東側で1.5H作業。黄色いコスモスのようなオオキンケイギクはまるで花畑のように繁茂している。少しでも拡大を防ごうと1株ずつ抜き取った。奉仕作業は当初、アレチウリの駆除を 目的に2006年度に始まったが、オオキンケイギクが目立つようになり、ターゲットを切り替えた。オオキンケイギクは非常に繁殖力が強く、在来の野草を駆逐し、景観を一変させる性質を持つという。松本市職員は「数を減らすのはなかなか 難しいが地道に続けていきたい」と。

■梓川の河川敷では「オオキンケイギク」(特定外来生物)が大繁殖、堤防や中州が黄色い花に染まっています。
アルプス大橋から上流の梓橋、中央橋にかけての約5kmに繁殖が広がり、梓橋下流では堤防が見渡す限り黄色い花で埋め尽くされています。オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5-7月にコスモスに似た黄色い花を咲かせます。 繁殖力が極めて強く、根からホルモンを分泌して周囲の植物の成長を妨げるため、在来植物が駆逐される。松本市は2024年度初めて業者に委託して、オオキンケイギクの駆除に乗り出し、梓川右岸で駆除作業が行われています。 国交省千曲川河川事務所は堤防管理のために、毎年6/中から除草を行っているが、オオキンケイギクの駆除を目的としたものではない。高瀬川で在来植物の保護活動を行う団体は「その時期のオオキンケイギクに触れると、種がまき 散らされて増えてしまう。正しい知識を周知して、地域ぐるみで駆除に取り組む必要がある」と。

■6/中〜;松本中心市街地でシカの出没が相次いでいる。
田川と奈良井川が合流する渚エリアを中心に、松本駅や島内駅付近などで市民や通行人が目撃。シカに遭遇しても近づかずに松本警察署に連絡するよう呼び掛ける。6/15朝、渚のR19沿いの店舗近くでシカ3頭の目撃された。それ以降、 6/下にかけて渚1-渚3の田川沿いの街中で出没が相次ぎ、松本駅近くで電車とシカが衝突する事案も起きた。6/29;夕方には松本駅前の松本BTと、奈良井川に架かる月見橋周辺で同時に目撃。7/1朝、市音楽文化ホール近くでも1頭が目撃。 里に下りたまま山に戻れず、河川敷や街中に迷い込んでいる可能性がある。市は「人に危害を加える動物ではないので騒ぎ立てずに連絡してほしい」とし、メール配信サービス「松本防災ネット」でその都度情報発信して注意を呼び掛けている。

■6/4;「麦秋」の季節を迎え、JA松本ハイランド管内では「大麦」の収穫が始まった。
松本笹賀の畑では青空の下、大型コンバインが黄金色の麦を次々と刈り取っていった。JAによると、2024年の大麦は3-4月が高温となり適度な雨量もあったため、大きく育って実り、収穫時期は例年よりも1週間ほど早い。管内の大麦の作付面積は 260ha、約950tの収穫見込み。うち食物繊維が豊富で健康食品として人気の品種「ホワイトファイバー」が200ha(750t)を占める。大麦の収穫は2週間ほど続き、6/20〜;パンや麺類に使う小麦の収穫が始まる。

■6/6;アルピコ交通上高地線の「新島々駅」で、666記念入場券発売
通常は西暦のゴム印だが、R6.6/6は和暦を駅員が手押し(\180/大人)
(問)新島々駅 TEL 0263-87-3166(6:00-19:00)

■6/6;松本の小学校では恒例行事「美ヶ原キャンプ」が始まった。
入山辺三城の「美ヶ原少年自然の家」から王ヶ頭(標高2034m)まで登山、夕食ではカレーライスを作った。少年自然の家では、松本の小学校19校が予定、うち12校は1泊2日、7校は日帰りで登山を楽しむ。

■〜6/2;10:00-15:00;松本市梓川梓の「あずみ野花園」では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
約300種5000株のジャーマンアイリス、約120種2000株のシャクヤク。2024年は5/10頃から咲き始め、早咲きの花から遅咲きの花までが一斉に咲きそろう珍しい年。花は満開で見頃を迎えた。紺色・赤・黄・水色など様々に色と形の ジャーマンアイリスと、大柄な花のアメリカシャクヤクなどが咲いています。花株の直売あり(有料)。(入園料;\300/高校生以上)(花の写真は以前のものを含む)
アヤメ科の花にはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、キショウブ、ジャーマンアイリスなどがあり、花は似ています。
「あやめ」は湿地に育ち、紫色で花には網目(文目)模様、「カキツバタ」は湿地に育ち、青紫色で花の根元に白い筋、ハナショウブは湿地・乾燥地で育ち、色形は多種、花の根元に黄色い筋。キショウブは湿地に育ち、花は鮮やかな黄色(外来種)、 ジャーマンアイリスは乾燥地に育ち、花は色形は多種、花の根元に網目模様と綿毛、フリルの花びらが多い。(外来種・園芸品種)。シャガは湿地に育ち白い花、花びらに青斑点と黄色。
ジャーマンアイリスの花言葉は「使者」「燃える思い」「恋の便り」などで、「アイリス」はギリシャ神話の「虹」の女神イーリスを表しています。

(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415

■5/22-6/2;10:00-15:00;松本市梓川梓の「あずみ野花園」(アイリス・シャクヤク園)では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
色々な花の色や形のジャーマンアイリス園と、大柄なアメリカシャクヤク、シベリアアヤメなどが楽しめる花園。約300種5000株のジャーマンアイリス、約120種2000株のシャクヤク。2024年は5/10頃から咲き始め、早咲きの花から 遅咲きの花までが一斉に咲きそろう珍しい年。花は満開で見頃を迎えた。花株の直売あり(有料)。昔は広い畑の中にあったが、今は移転して民家が並ぶ一角にあります。(10:00-16:00,\300,雨天休園,P10)
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415

■〜6/2;松本市梓川梓の「あずみ野花園」では、約5000mの畑に7000株の色とりどりのジャーマンアイリスとシャクヤクが花をつけています。
5/中から咲き始め、花は満開、見頃を迎えました。花株を直売(有料)

■国宝5城で唯一の平城の「松本城」
6/1;14:00-16:00;「松本市立博物館」で「信州歴史フォーラム」
考古学からみる松本城の城づくり「深志城から松本城へ」。講師は松本市教育委員会・文化財課城郭整備担当竹内靖長氏
1504年「深志城」を築城したのが松本城の始まりとされる。1582年小笠原氏により深志城から松本城に改名。松本城は現存する12天守のうち5層6階の天守を持つ最古の城。1936年国宝、1952年天守、乾子天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓の5棟が 国宝指定。
松本城は標高590mで女鳥羽川や薄川により形成された扇状地性低地にあり、北東から南西に緩やかに傾斜。軟弱な地盤の上に天守(約1000t)を建てるために土台(石垣内部)には16の杭が埋められたという。城の三堀の水は扇状地の覆流水。 松本市内には幾つもの湧水井戸がある。松本城は平らな土地に建てられたお城(平城)に見えるが、松本城の耐震診断に絡むボーリング調査・表面波探査から、天守下は自然地形の高まりだったという。高低差は最大10m。築城時の差は不明。 小笠原氏、石川氏、戸田氏、松平氏、堀田氏、水野氏へと城主が変わる中で城郭の整備が進み、町割りが完成したとされる松本城。発掘調査では二の丸や三の丸も起伏に富んでいたことが判明。谷状の地形を利用して堀を造り、その上に 高低差5mの土塁を築くなどしていたという。
(定員;70名,電話予約;\1000/大人/資料代込,\500/高大生,小中生無料),(\500/Web視聴:締切:5/29)
(問)信州フォーラム事務局 TEL 0263-34-1514

■松本の「割烹松本館」の中庭ではホタルが乱舞。
5/末頃から中庭で蛍が飛び始めた。2023年よりは数日早い。多くのホタルが柔らかな光を放ち、食事に訪れた人が幻想的な風景を楽しんでいます。1890年創業で、130年以上の歴史があり、昭和初期に完成した旧館2Fの99畳の大広間「鳳凰の間」や 八角堂手洗いは2006年国の登録有形文化財に登録され、歴史的価値が高い。(ランチ;11:30-14:30、ディナー;17:30-22:00)
(問)割烹松本館 TEL 0263-32-8000

■5/31;「アルピコHD」(2024年3月期連結決算)
売上高は996億円(前期比8%増)、営業利益は24億円(同4倍)、純利益は9億円(前期の12倍)。スーパー、運輸、観光事業の売上げが増加。運輸事業と観光事業はインバウンドを中心に国内外の観光需要の取り込みに成功したという。

■松本市松本城管理課が運営する「松本城のInstagram」のフォロワー数が大きく伸びている。
5/27;松本城のフォロワー数は2万7704人で、熊本城の2万7749に迫った。5/28;松本城のフォロワー数は2万7853人で、熊本城の2万7776人を77人上回った。他の城は姫路城1万5717人、二条城1万2525人、大阪城6847人。 松本城の公式アカウントは2021年6月にスタートし3年目。これまでに595の投稿があり、頻度は週3-4回、水鏡の松本城、桜の松本城、雪の松本城などは「いいね」が多い。松本市公式アカウントはインバウンドに対応するため、英語、中国語、 タイ語などのタグを付け、外国人のフォロワーも多い。松本城管理課は「Instagramを最大限活用し、松本城の魅力を国内外に発信していきたい」と。

■5/28;松本城のInstagramのフォロワー数が熊本城を抜いてお城の公式アカウントでは1位。
松本城は400年以上前の戦国時代に石川数正らによって築かれた漆黒の城で国宝指定。5/31;フォロワー数は2万8906人、熊本城よりも584人多い。投稿数は600件に上る。松本城の公式アカウントは2021年に開設、現在は松本市役所の担当者が 季節の移ろいやイベントに関する写真などを投稿。雪化粧の松本城は7.8万の「いいね」がついたという。松本市はインバウンド需要の取り込みに力を入れていて、松本城に2023年度訪れた外国人観光客は16万人と統計開始後最多となった。 フォロワーの2割は外国人が占めているという。松本市松本城管理課は「フォロワー数1位はうれしい。多くの人に松本城の日々の姿を見てもらい、実際に訪れてほしい」と。
「全国城郭管理者協議会」に加盟する城のinstgram公式アカウントのフォロワー数は以下の通り。
5/31;1位;松本城;2万8918人、2位;熊本城;2万8327人、3位;姫路城;1万5747人、4位;二条城;1万2532人、5位;和歌山城;6378人、6位;小倉城;5696人、7位;名古屋城;4778人、8位;竹田城跡;4458人、9位;岡山城;4852人、10;松山城で3610人。

■「国宝・松本城」の「Instagram」が好評。
四季の松本城や内堀の水面に映る「逆さ天守」などの写真upで観光客の増加につなげている。フォロワー数は2.71万人(5/16)、最大の熊本城(2.76万人)に迫る。姫路城(1.56万人)。松本城の公式アカウントは2021.6月に本格運用が始まり3年目。 職員が水面に映る城や、サクラ・ツツジ、紅葉、北アの山々と共演した城の写真が好評という。松本マラソン、堀の浚渫工事、氷彫フェスなどのイベントも積極的に発信。松本城のInstgramは外国人観光客の誘客に効果が表れている。2024.GWに 松本城を訪れた「国宝・松本城」の来場者数は、2024.4/27-5/6の10日間で4万4500人(2023年同期比で約5000人増)。外国人客数は4107人(2023同期比1647人増)。1日平均411人(同138人増)と過去最多となった。英語、中国語、タイ語、ドイツ語など 外国語の#を付ける試みも奏功した。松本城管理課は「SNSで天下一を目指してきたことで、海外への魅力の発信にもつながった」と。
国宝松本城/Matsumoto Castle Instagram

■5/26;松本「あがたの森公園」で「第40回クラフトフェアまつもと」が2日間の日程を終え閉幕した。
来場者数は3万9429人で、2023年より2391人増(前年比6%増)。5/25;2万2816人,5/26;1万6613人。
新型コロナ禍以降の最多を記録。例年4-5万人台だった以前のにぎわいに近づいた。264組の作家らが出展。お気に入りの作品を品定めし、芝生の上でくつろぎながら楽しむ人の姿が見られた。

■5/25-5/26;全国から工芸作家が集う「クラフトフェアまつもと」が松本「あがたの森公園」で始まった。
月間の「工芸の五月」のクライマックスとなる野外工芸展は2024年で40回目。264組が出展、青空に緑が映える園内に陶磁、木工、染織など幅広い分野のブースが並んだ。朝から多くのファンが訪れ、多彩な工芸作品に触れた。

■〜5/26;松本駅に開催中の「工芸の五月」のインフォコーナーがお目見えした。
フォトスポットとマップのパネルを設置し、工芸の五月参加ギャラリーや催しを紹介するガイドマップ、チラシなどを並べている。フォトスポットは高さ2mのパネルで椅子が描かれ、腰掛けるポーズで自由に撮影できる。 5/25-5/26;「第40回クラフトフェアまつもと」。工芸の五月実行委員会は「駅にしかないフォトスポットを楽しみ、情報を収集してまち巡りに活用していただければ」と。

■5/25;10:00-17:00,5/26;9:00-17:00;松本「あがたの森公園」で「クラフトフェアまつもと2024」
2024年で40回目、約260組の作家が出展。会場では「手しごとの森」で「40周年にもう一度出逢いたい、出逢ってほしい20名」をテーマに、陶磁、木工、金属、ガラス、染織などの作品を展示。 芝生広場ではライブイベント。その他、松本中心市街地でも多彩なイベントあり。
1)イオンモール松本;空庭屋外・やまびこ広場で「クラフトスクエア」で作品展示・販売、WSや実演あり。
2)信毎MG;「御使者宿市」と「五月の宵祭」開催。本町茶館、WSや「六九工藝祭」主宰のトークイベントなど。
3)松本城大手門枡形跡広場;「工芸の庭」でクラフト作品展示・販売。
4)松本市立博物館;ポケットパークで信大人文学部芸術の読書会、香り袋を作るWS、橋と水をテーマにした町歩きツアー。
5)六九商店街;「六九工藝祭」開催。9店舗で作品展示、フードやドリンクのブース出店。
6)マツモトアートセンタは「第8回書物とアート・本を見せる」として、古本市、フリーマー開催。
※クラフトフェアまつもとの会場に駐車場なし。松本駅徒歩20分(1.5km)、松本駅-あがたの森公園バス(10分)
※松本市内の駐車場;松本城大手門P(P437),アルピコプラザ(P360),五幸セントラルP(P350),日通駅前P(P373),昭和P(300),深志タウンP(P250),松本ノーサンバーキング(P215),アイパーク伊勢町中央西P(P206),国府町P(202), Mウイング中央P(P165),深思鶴P(115),新伊勢町アメニティーバーク(P72),スカイバークアリマ(P72),タイムズPなど。
(問)クラフトフェアまつもと2024 NPO法人松本クラフト推進協会 TEL 0263ー34-6557(月/火/木.金;11:00-16:00)

■5/25;松本で発祥した「花いっぱい運動」の一環で、松本「花時計公園」で「第22回花いっぱいフラワーコンテスト」開催
フラワーバスケット部門では個人・団体で20組が参加。直径1mの円形のバスケットにデージーやダリア、ペチュニアなど色とりどりの花を寄せ植えした。〜6/15;作品展示。ハンギングバスケット部門は6/8〜。両部門とも6/中に審査、11月に表彰式を行う。

■久しぶりに「瑞祥松本」で入浴。
スーパー銭湯でお湯は戸倉上山田温泉から直送される天然温泉。露天風呂、信楽焼の壷湯、うたた寝湯、屋根付の夢見の湯、瞑想室、内湯、足湯、水風呂、ジェット、サウナなど。 単純硫黄泉で加水・加温・循環濾過・消毒あり。湯は無色透明・無臭。
5/20-7/7;改修工事で休業。7/8;Re-open予定。(平日9:30-24:00,土/日/祝;6:00-24:00,750/大人,\350/小学生)
(問)瑞祥松本 TEL 0263-29-2686

■5/19;松本波田で小正月の伝統行事「三九郎」の継承に取り組む「3区三九郎会」は区内の田んぼで田植えの体験会を開いた。
三九郎で使用する稲わらの確保を目的に初めて企画、地域の子供たちがが約10aの田んぼに苗を植えた。機械を使わない昔ながらの方法でロープに沿って等間隔に苗を手で植えた。収穫はコンバインを使うことが多くなり、近年は三九郎で 使用する長い稲わらが手に入りにくくなっている。9/下に手作業での稲刈り体験会を開く予定。収穫した米は参加者に配布。同会は「稲わらが必要な三九郎が、田植えや稲刈りなど農業と密接な関係にあることを伝えたい。昔ながらの農業を 見直すきっかけになればうれしい」と。

■5/19;サッカーJ3の松本山雅FCユースの選手たちが田植えに挑戦した。
松本山雅のホーム「サンプロ アルウィン」近くにある「松本山雅田」で、松本山雅の18歳以下のチームに所属する選手18人が地元の農家の指導を受けながらコシヒカリの苗を植えた。「松本山雅田」(10a)の田植えはオフィシャルスポンサーの JA松本ハイランドがチームを応援し、食育活動にも取り組もうと続けており、2024年で12回目。選手たちは9月に稲刈りも行う予定で、収穫した米の一部はチームの寮の食事で使われるという。

■松本で開催中の「工芸の五月」で、5/18;市街地に豊富な湧水や水路を巡り、湧水で入れた茶を味わう催しが開かれた。
市民ら11人が参加、着物姿の「みずめぐり姫」の案内で水を飲み比べたり、水辺で休んだり、湧水の楽しみ方を体感。「伊織霊水」前の小公園ではせせらぎのほとりで茶と和菓子を味わった。伊織霊水と「鯛萬の井戸」の水で入れた冷茶の味を 比べていた。工芸作家の茶器を用い、地元の作家や生花店の協力で、石の花器に生けた花がせせらぎを彩るなど工芸の魅力も紹介。

■北ア「槍ヶ岳」を望む松本東山部の山辺地区では夕日と槍ヶ岳山頂が重なる光景が現れています。
5/14;18:20頃には入山辺の薄川に架かる「御嶽橋」からは「槍の穂先」に太陽が触れる様子が見られます。穂先の背には太陽の丸い円が現れ、太陽が沈むと夕焼けに染まっる。 槍ケ岳と夕日の重なりが見える場所は徐々に南に移っていく。

■5/12;「国宝・松本城」二の丸御殿跡で江戸時代後期の松本藩の鉄砲術を再現した「古流砲術演武」が行われた。
有志でつくる「松本城鉄砲隊」が火縄銃で空砲を放つと轟音がとどろいた。 ほら貝の音が響く中、鎧かぶと姿の鉄砲隊員14人が重さ3-7kgの火縄銃を持って入場。座った隊員と立って構えた隊員が、短い間隔で次々に発射する「千鳥釣瓶射」などを披露。観光客や外国人観光客は隊員と記念撮影したり、 火縄銃を持ったりしていた。約1700人が来場した。隊員は「松本城は鉄砲戦を想定して造られた。400年前に思いをはせて松本城の存在意義を感じてほしい」と。

■松本入山辺の「徳運寺」ではフジが見頃。
境内には約30本のフジが植えられ、紫やピンク、白い花が藤棚から流れ落ちるように咲き誇り、ほんのりと甘い香りが漂い、ハチが蜜を求めて飛び交っています。フジの花は来週末まで楽しめそう。

■「ボタンの寺」として知られる松本大村の「玄向寺」では、1300株のボタンが見頃を迎えた。
同寺では1885年、当時の住職がボタンを植えて以来、代々世話を続けており、赤や白、黄色、ピンクなど約120種類のボタンが楽しめる。2024年は例年より数日早く咲き始め、今週いっぱいが見頃。 5/11;14:00;本堂で「玄向寺ぼたん祭雅楽演奏会」を開催。(\1000/入場料)
(問)玄向寺 TEL 0263-46-1393

■松本大村の「玄向寺」でボタンが見頃を迎えています。
紫や赤、ピンク、白など120種、1300株が植えられている。2024年は4/23に開花。例年より4-5日早いペースで花が咲き進んでいる。1885年に当時の住職が植え始め、人々の心の癒やしになればと株を増やしてきた。5/中まで見頃。住職は 「花を見ることで心潤い、元気づけられる。楽しんでもらえればありがたい」と。5/11;14:00;「第25回玄向寺ぼたん祭」で本堂では雅楽演奏会が開かれる。松本富貴雅楽会が出演。(\1000/大人,高校生以下無料)

■松本今井の「宝輪寺」でボタンの花が見頃。
境内に植えられている約60種類700株が大輪をほころばせ、訪れた人の目を楽しませています。境内の北東には水路が引かれ、ボタン庭園が造られ、自由に散策できます。住職が30年前から手塩にかけて育ててきたボタン。 5/初にピンクや白の早咲き品種が開花し、気温が高い日が続いたことで一気に花開いた。遅咲きの品種を含め、今週末までが見頃。寺は「花が大きくカラフルなボタンを楽しんでもらいたい」と。

■2024年春は、4/7;松本城で桜開花、4/13;大町公園で桜開花、4/16白馬で桜開花。
5/上;松本「美ヶ原高原」へのよもぎこば林道(アザレアライン)の「三城いこいの広場」〜「扉峠」間では今頃桜が満開。
茶臼山の山肌には唐松などの新緑に混じり、ヤマザクラがきれいでした。上部にはダケカンバ、コメツガ、ミズナラなど、1600m-1800mではカラマツの広大な人工林、1400m-1600mにはシラカバ、ズミなどが自生。 木々が芽吹きはじめ、鮮やかな緑色の若葉が出てくると生命の息吹を感じます。明るく鮮やかな黄緑色、薄い緑色、白っぽい緑色など、眺めているだけで穏やかな気持ちになれます。

■GWの後半は天候に恵まれ、県内の観光地は賑わった。
1)松本「国宝・松本城」の来場者数は、4/27-5/6の10日間で4万4500人。最大9連休だった2023年より約5000人増。外国人観光客は1日平均411人、松本市によれば、円安が続いていることなどから過去10年で最多。
2)長野「善光寺」を訪れた人は、4/29-5/6;26万8900人。2023年は29万人、2018年は30万人。善光寺によれば、2024年はGW中に平日が多く、訪れる人が減ったとみられる。
3)北陸新幹線(高崎-軽井沢間の利用者は、4/26-5/6の11日間で67.3万人。2023年同時期に比べ8%増。JR東日本によれば、2023年を8%、2018年を3%、上回った。「全体として円安を背景にしたインバウンドが多かった。 北陸新幹線は延伸開業で新規の需要が増えた」と。中央本線の特急あずさ・かいじも2023年に比べ8%増。

■GW中の松本は多くの行楽客が押し寄せています。
国内旅行客は日帰りが多く、海外旅行客は長期休暇で2週間以上の滞在者も多い。国内客は日帰り客と2泊3日が多い。海外客は多くが2-3週間の旅。国内客は関東、中部、近畿と続き、九州も。海外客は欧米、アジア、オセアニア、中東など。 大都市を訪れるルートの中に松本を組み入れる人が多く、関西からは北陸や高山を経由して松本に入る人も複数。松本の魅力は松本城と北アの景観、整った街並みなど。天守の入場待ちや駐車場の混雑に改善を求める声があり、待ち時間を 先に教えてほしいとか、ネットでの入場券販売、駐車場案内改善、交差点の行き先表示の改善などの声があった。最近、外国人ドライバーが増えた。ナンバーを見ると東京方面や成田などのレンタカー。

■GW5日目、天守閣などの入場が無料となった「国宝・松本城」は多くの人で賑わった。
過去最多を上回る勢いで外国人旅行者が増加。5/1;国宝・松本城の天守閣への入場は最大30分待ち。松本城おもてなし隊は「松本市政記念日で、天守と本丸庭園が無料になるのはこの日だけ」。松本城管理課によると、4/30までのGW4日間で 約1.7万人が訪れた。コロナ禍前と同じ水準に戻っている。入国制限の撤廃や円安傾向によって多くの人が来やすくなっているのでは」と。特に増えているは外国人観光客。2013年度は過去最多の16万人が来場したが、2024年度はそれを上回る ペースで推移。GW中は1日平均500人以上の外国人が訪れています。GWの入場者数は4.5万人(2023年より5000人多い)を見込んでいます。

■5/5;松本里山辺の「須々岐水神社」で例大祭「お船祭り」が行われた。
五穀豊穣や子孫繁栄の願いが込められ、本祭りでは氏子町会の9艘のお船が威勢よく境内に曳き込まれた。氏子町会は薄町、湯の原、新井、下金井、荒町、西荒町、上金井、藤井、兎川寺とお船を持たない美里町の10町会。町会を出発したお船は 市教育文化センタ前に集結、その後神社へ向かった。県宝に指定されている優美な姿を見ようと境内に多くの人が集まり、鳥居を通って勢いよく進むと拍手が起こった。

■5/5;GWを故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが始まった。
松本空港や松本駅では大きな荷物を持った人たちが見送る家族や親戚との別れを惜しみつつ松本を後にしていた。 松本空港を出発する定期便は予約でほぼ満席。

■5/4;松本里山辺「須々岐水神社」の例大祭「お船祭り」の宵祭りが行われた。
氏子町会でお船が曳き回され、5/5;本祭りに向け祭り気分が高まっている。美ヶ原温泉がある湯の原町会では、約100人でお船を曳行。住民や観光客らが沿道に出て、温泉街を進む優美な姿を見守った。

■5/1;「信州スカイパーク」で松本空港の滑走路南「野と花のゾーン」では、シバザクラが満開。
シバザクラの他、ビオラ、チューリップ、菜の花が咲いています。GW前半はパステルカラーの花畑が楽しめそう。

■4/30;松本中山の山林火災は発生から1日が経ち鎮圧した。
警察・消防によれば、4/29;13:30;松本中山で「竹やぶが燃えている」と通報があり、防災ヘリが出動して消火に当たった。消防車10台が出て、火は4.5Hで消し止められた。4/29;14:30;火事の現場から北に500m離れた山林で火が出ているのを警察などが見つけた。 4/29;風が強く、日没後も山肌が赤くなるほど燃え広がっていた。未明に雨が降り、火の勢いが弱まったという。4/30;早朝からヘリや消防車20台が出動して消火活動が続いていた。山林火災は発生から約23時間たった、4/30;12:00過ぎに鎮圧した。 警察は山林火災と空家の火事との関連性を調べています。敷地内で切った枝を燃やし、野焼きの火が空家や車庫などに燃え移り、さらに飛び火した可能性があります。

■4/27;塩尻郊外の「高ボッチ高原」で「開山祭」が開かれた。
市観光協会や市、自然保護ボランティアなど関係者ら約20人が出席、今季の高ボッチ観光の安全を祈願した。大雨の被害で市道高ボッチ線東山ルートが封鎖されたがいよいよ開通した。塩尻市長は「1年間の安全と観光と自然保護の両立が 図られることを願う」と。安全祈願の神事の後、塩尻五百渡太鼓保存会が北アの雄大な景色を背に勇壮な音色を奏でた。4/27;「でいだらボッチ館」横のキャンプ場が営業開始。GW中は予約でいっぱいという。

■4/22;松本梓川梓中塔の「梓川ふるさと公園」では、舞い散った桜の花びらが水面(修景池)に浮いて「花いかだ」。
池の周囲に立ち並ぶ桜が散り始め、舞い落ちた花びらが水面に浮かび流れる「花いかだ」。同公園は西山山麓の高台にあり、花の進みは平地よりも遅い。遊歩道もピンク色の花びらを敷き詰めたように美しく彩られている。

■4/20-4/21;松本波田「上波田阿弥陀堂」(標高740m)前の「仁王門」にて、幼児が県宝木造金剛力士像の股をくぐる「仁王尊股くぐり祭」が始まった。
4/20;松本安曇島々谷の徳本峠入口の桜並木が満開。4/14;松本波田赤松の新島々駅、竜島の竜島温泉せせらぎの湯、上波田の田村堂周辺でも桜が見頃を迎えた。
新型コロナ禍を経て、2023年は秋開催。2024年は5年ぶりに通常の春季開催となった。鎌倉時代(1322年)に作られた檜の寄木造で高さ約2.6mの「仁王尊」(旧西光寺山門)。仁王門は室町時代末期に「若澤寺」の塔頭だった「西光寺」の山門として建立。 「白山」(標高1387m)あったされる「若澤寺」は奈良時代に創建、明治には廃寺に。仁王尊の迫力ある像に驚いて泣き出す子が多かった。江戸時代から幼児に仁王様の股をくぐらせると、はしかが軽く済み、丈夫に育つと伝えられています。 言い伝えではハシカにかかった子供が股をくぐったところ症状が軽くなったという。この日は両親に連れられた子供たちが次々にやってきては縦25cm・横幅30cmの空間を腹ばいになってくぐり抜けていた。仁王のいかめしい顔に怯えながら腹ばいになり、 薄暗い狭い場所を怖がってか、中には泣き出す子どももいて、両親が懸命に励ます姿が見られた。仁王尊の股くぐりは戦後途絶えていたが、地元のお年寄りたちが復活させ、それ以来、伝統行事として毎年続いています。股くぐり祭りは2日間で 多い年には3000人の人出があった。この地区は波田町上波田12〜14区と呼ばれ、上波田高齢者クラブが主催。昔ながらの地域の春のお祭りって感じでした。近くには樹齢800年以上と言われるコナラの木(松本市特別天然記念物)が立つ「波多神社」(1504年)、 国重要文化財指定の坂上田村麻呂の坐像が安置された「田村堂」などがあります。少し先には「上海渡カタクリ園」。4000uの斜面に約3万株のカタクリが咲きます。花の見ごろは4/中-4/下。降雪の多い年は遅れます。その他、福寿草、水芭蕉、 アズマイチゲ、ニリンソウ、シャクナゲ、ツツジなども見られます。
松本波田(旧波田町)の上海渡地区は梓川の河岸段丘で、その昔は養蚕が盛んで細長い桑畑が広がっていた。その後、養蚕業が衰退し桑畑は亡くなったが、山沿いの傾斜にはカタクリが咲いていた。地元の有志「16区カタクリ園遊会」が保全・管理し、 2001年から「カタクリ祭り」を開催していた。

■4/21;松本島内の温水プール施設「ラーラ松本」の来場者が1000万人。
1999年開業した「ラーラ松本」は、「松本クリーンセンタ」の焼却プラントの余熱を利用した温水プールで、大きな波が出るプール、流水プール、25mプール、幼児用プール、全長75mのチューブスライダー、温水ジャグジー、打たせ湯などがある。 食堂、浴室、休憩室・休憩サロン、屋内テニスコート、トレーニングジム、エアロビクススタジオなども完備。スイミングスクールやキッズダンス、アクアダンス、ヨガなども開催。屋外には野球場や運動公園などが整備。
4/21;記念式典では松本市、塩尻市、山形村、朝日村の首長ら関係者が出席し、くす玉が割られ、松本市臥雲市長から認定書が渡された。1000万人目の安曇野の家族には記念品が贈られ、利用者200人にも優待券や記念品が贈られた。 ラーラ松本は家族連れに人気で、2024年で開業25年を迎えた。(10:00-21:00,火曜定休,祝日は翌日,7/中-8月無休,\830/大人,\410/小中生、\1040/大人,\520/小中生;プール+入浴)
梓川SA(SIC)からR147で梓川のアルプス大橋を越えて約2km、車3分。
(問)ラーラ松本 TEL 0263-48-1110

■4/16;強い風が吹き、松本波田の「安養寺」ではシダレザクラの花びらが一気に落ち、水面は花びらの絨毯のよう。
ゆらゆらと揺れる花びらに、満開の桜とひと味違う光景を楽しんでいた。境内には20本のシダレザクラがあり、樹齢600年とされる2本は松本市特別天然記念物。寺は水面に映る桜を楽しめるよう田んぼに水を張り、連日大勢の人が訪れた。 4/16;16:00;松本の最大風速は9.3m。風で押し寄せられた花びらが幾重にも重なった。住職は「桜吹雪も楽しんでもらえたらいい」と。

■4/14;松本平に春の訪れを告げる、五穀豊穣を願う松本市島内の伝統行事「鳥居火」が「城山公園」近くの「鳥居山」の西斜面で行われた。
地元の大宮・武宮神社の氏子3町会から75人が参加、暗闇の中に大きな鳥居の形を浮かび上がった。20:00;たいまつに火がともされ、斜面に大きな鳥居の形が描き出された。氏子がたいまつを振り回してゆらゆらと揺れ、斜面がよく見える 島内公民館では住民たちが幻想的な風景を眺めていた。新型コロナ禍前は3夜連続で行っていたが、2020年は中止、2021年からは規模を縮小して1日のみで開催。同会は「一夜限りとした分、今年は人数を増やして大きくした。今後も この形で続けていきたい」と。

■4/14;「国宝・松本城」に着物姿の106人が集まった。
晴れてお花見日和の「松本城公園」。最高気温は松本26.5℃と6/下並みの気温となり、2024年初の「夏日」。「国宝・松本城」では満開の桜を見ようと多くの人たちでにぎわっています。松本城公園や本丸庭園の桜は満開。松本城管理課によれば、 4/13;本丸庭園の来場者は約2.7万人、2023年同時期より3000人増。松本城では春らしい華やかな色合いの着物のイベントが開かれた。着物を気軽に楽しんでほしいと、松本の着物販売・レンタルなどを手掛ける「たちばな」が2022年から開催し、 今回で4回目。伝統的な着物の他、デニムなどの新しい素材を使った着物も。集まった人たちは松本城をバックに記念撮影し、壮大な天守閣と着物とのコラボを楽しんでいた。このイベントは夏にも予定。

(問)たちばな松本店 TEL 0263-44-5529

■4/14;松本のアルピコ交通「上高地線」の列車で本を読んだり買ったりすることができる「しましま本店」が開かれた。
親子連れや若者らが参加。暖かな陽気に包まれ、貸切列車が松本駅を出発。車窓からは色とりどりの沿線の風景が飛び込んでくる。山肌には白い残雪の北ア、桜や枝垂れ桜がちょうど見頃を迎えていた。 車内には仮設の本棚や木箱がずらり。登山やアウトドア、鉄道、子ども向けの絵本、SF小説など。本は古本を扱う9書店が販売した。

■4/12-4/13;この週末は気温が上がり、お花見日和。松本「国宝・松本城」の桜は満開。
天守と桜が共演。2024年は4/7;開花、2023年より14日遅く平年並みの開花。4/13;満開。松本城公園には80本の桜、お堀周辺には220本の桜があります。2024年は欧米から外国人観光客の姿が目立っています。 「Castle、Cherry blossoms、Mountains, It's a beautiful city MATSUMOTO!」
4/12;桜の開花情報;松本城本丸庭園;満開、松本城公園;7分、お堀の桜並木;7分、女鳥羽川;満開、城山公園;3分、アルプス公園;3分、薄川堤防の桜並木;5分、梓川左岸堤防の桜並木;3分、弘法山;5分、安曇島々谷の桜並木;まだ蕾。
松本城のサクラはこの週末にピークを迎え、週明けまで見頃が続きそう。

■4/9;松本安曇の稲核では、冷風を利用した伝統の天然冷蔵庫「風穴」で、日本酒を熟成させるための蔵入れ式があった。
大信州酒造、亀田屋酒造店、笹井酒造が3社が純米と純米吟醸の一升瓶(1.8L)1200本と4合瓶(720ml)900本を運び込み、木造の蔵に日本酒を運び入れた。蔵は山側の壁にある石垣の隙間から冷気が室内に流れ込み、年間通じて室温が8℃。 天然の冷気が瓶に当たることで熟成しまろやかな味になるという。9/中まで熟成させ、「風穴貯蔵」のラベルを貼って市内の酒店などに並べる。笹井酒造杜氏は「日本酒造りは多くの人の手を必要とする。デジタル社会全盛の中、アナログな 製法にこだわり、ブランド力を高めていきたい」と。

■4/9;松本波田の梓川のほとりにある日帰り入浴温泉「竜島温泉」せせらぎの湯に向かう道路で土砂崩落。
R158竜安橋からの市道波田230号線で約30mにわたって山の斜面から土砂が流れ込み、橋から先は通行止め。温泉は休館、営業再開は未定。
竜島温泉の泉質はアルカリ性単純温泉、源泉温度は40.3℃。ph9.0。無色透明、少し硫黄味。湯温は低め、温泉はぬるぬるの感じ。内湯は8-10人程度と広め、露天風呂は檜で3-4人で小さめ。内湯は加温・加水なし、塩素などで循環ろ過、 外湯(露天)は加温・かけ流し。適応症は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など。
入浴(10:00-22:00,月曜休館,\520/大人,\260/小中生)、温泉スタンドあり(7:00-19:00,無休,\10/10L)。2000年5月波田町営の温泉として開業。2017年〜館内などリニューアル、2019年5月ボイラー更新、2022年波田の奥原造園が庭園・散策路整備。
(問)竜島温泉せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126

■4/9;映画「ゴジラマイナスワン」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した山崎貴監督が「知事特別表彰」と「松本市民栄誉賞」が贈られた。
松本「まつもと市民芸術館」で開かれた「知事特別表彰」の贈呈式。監督は「ゴジラシューズ」を履いて出席。松本出身の山崎監督は、監督を務めた「ゴジラマイナスワン」が米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞。VFXと呼ばれる視覚効果の 技術を生かした映像表現の第一人者として活躍。県民に明るい希望を与えたなどとして「知事特別表彰」の第一号に選ばれた。監督は「何よりうれしいのは親が喜んでいる。その笑顔を見られただけでも素晴らしい機会を与えていただいたと いうことで喜んでいます」。「ずっと夢を願い続けていたらいつかは世界に通じるということが証明されたというか、この街に生まれながら何かそういう思いを持っている子どもたちがいたら世界につながっていることを伝えられるといい」。 「この町に生まれて良かった。長野県、そして松本市は活動の原点」とも語った。長野県阿部知事は「これからも県民に夢と感動を与え続けてほしい。故郷の松本そして信州をいつも思い起こしていただきながら世界の舞台でさらに活躍される ことを心から期待をし願っている」
また、松本市民栄誉賞の授与式もあり、松本市臥雲義尚市長から賞状などが贈られた。松本市民栄誉賞の授与は、2018年平昌オリンピック・スピードスケートの金メダリスト・小平奈緒さん以来2人目。地元・松本への熱い思いを語った。

■アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した松本出身の山崎貴監督に「知事特別表彰」、「松本市民栄誉賞」が贈られる。
県が新設した「知事特別表彰」が山崎監督に贈られる。長野県阿部知事は「表彰は県民に希望を与えた方を対象とするもので、まさに第1号にふさわしい。山崎監督のさらなる活躍を心からお祈りしている」と。また、松本市は山崎貴監督に 「松本市民栄誉賞」を贈る。松本市臥雲義尚市長は「これまで積み重ねた撮影技術への情熱が結実して受賞につながった。努力を重ねれば夢がかなうことを示し、市民に希望を与えてくれた」と。2018年に創設された「松本市民栄誉賞」は スポーツや芸術などで活躍し、市民に明るい希望を与えた人などに贈られる賞で、山崎監督の受賞は、ピョンチャンオリンピック金の小平奈緒さんに次いで2人目。2023年に「松本市美術館」で開いた企画展「映画監督山崎貴の世界」には 5万人超を動員。授与式は今後日程を調整、本人を招いて開く予定。

■4/13;晴れてぽかぽか陽気の中、桜の名所は満開となり、多くの人が繰り出した。
約4000本の桜が小高い山全体を覆う松本神田・並柳境の「弘法山」では、桜の森を散策でき、頂上からは桜越しに松本市街地と北アの山並みが一望できます。弘法山の桜は4/12;5分咲きだったが、一気に開花が進み、4/13;彩りが濃くなり、 ほぼ満開となった。

■4/12;松本「国宝・松本城」の「本丸庭園」の桜は満開。
外堀りのソメイヨシノは5分咲きで、週末には満開になりそう。安曇野では田んぼに水が入り始め、残雪の北アを映す水鏡も。

■4/11;松本「アルプス公園」でハクモクレン・コブシの花が見頃。
ハクモクレンは「山と自然博物館」近くで咲いており、コブシも花を咲かせ、一帯は白の彩りが広がっています。枝先の白く大きな花が日差しを浴びて輝き、散策に訪れた人たちが青空との対比を楽しんでいた。 公園によると、ハクモクレンの見頃は4/中まで。4/11;ソメイヨシノが開花。「泉小太郎のしだれ桜」は開花が進んでいます。

■松本今井の鎖川の桜並木が見頃。
25年前に苗木5本を植えた地元北耕地の住民有志が「市場方桜守の会」を発足、桜の植樹を続け、今では300本の桜が咲き誇る名所になった。ソメイヨシノやシダレザクラなどの桜が南北800mにわたって河川敷に桜並木が続く。 鎖川の大水被害からの復旧記念で植樹したのがきっかけ。隣接する西耕地でも桜の植樹が進んでいる。

■松本波田のR158沿いにある浄土真宗本願寺派の「安養寺」で境内の大小20本の桜が見頃。
4/11;全体で8分咲きで、既に満開の桜も。週末には満開になりそう。樹齢500-600年といわれる巨木のシダレザクラは見事。1本は幹囲4.8m、樹高12m、もう1本は幹囲3.9m、樹高19m。薄いピンクの小さな細い花がきれい。田んぼには 桜が映るように水が張られ、多くの人が撮影。安養寺はアルピコ交通「上高地線」の三溝駅から徒歩3分、駐車場はP10。臨時Pあり。すぐに満車で混雑。
(問)松本市波田三溝安養寺 TEL 0263ー92-2031

■4/10-4/17;「国宝・松本城」では春の恒例の桜並木をライトアップする「国宝松本城桜並木光の回廊」が始まった。
松本城にはソメイヨシノやヤエザクラなど4種類の桜が300本が植えられています。ライトアップされた夜桜は幻想的で美しい。松本城の桜は全体で3分-5分咲き、本丸庭園などでは一部満開も。松本城管理課によれば、2024年は例年と比べて 外国人観光客が多く半数ほどを占めるという。ライトアップ期間には本丸庭園を夜間に無料開放する「夜桜会」が開催、2023年は3.3万人が来場した。お城の周りはソメイヨシノを中心に80本、女鳥羽川沿いには25本のソメイヨシノがライトアップ。 (18:30-21:00,18:30-33:00;金土日;8:30-22:00)。松本城のサクラは今週末が見頃、来週いっぱい楽しめそう。

■4/7;初夏のような日差しが降り注いぎ、松本城ではサクラの開花が宣言された。
松本市松本城管理課は開花の基準としている外堀のソメイヨシノに5輪以上の花が咲いているのを確認し、開花を宣言した。「4月7日、松本城のサクラの開花を宣言いたします」と。国宝松本城おもてなし隊は「皆の者 開花じゃ」と、 ソメイヨシノの開花が宣言された。観測史上最も早かった2023年に比べて14日遅いが平年並み。見頃は今週末になりそう。「国宝・松本城」の本丸庭園や外堀などには約300本の桜が植えられています。松本のソメイヨシノは3月の低温や 降雪で開花が遅れていたが、ここ数日の暖かな陽気で一気につぼみが膨らんだ。本丸庭園ではすでにしだれ桜やコヒガンザクラは見頃を迎えており、春の訪れが感じられます。
松本城では夜桜見物を楽しんでもらおうと、4/10-4/17;17:30-21:00;本丸庭園の無料開放と桜のライトアップする「夜桜会」が行われます。
18:30-21:00;お堀の桜並木では「花の回廊」を同時開催、夜桜のライトアップ。金/土;18:30-22:00。
※松本城Live;松本城(枝垂れ桜)松本城本丸庭園松本城黒門

■松本中心市街地を流れる女鳥羽川に架かる千歳橋下流ではソメイヨシノの開花が進んでいる。
4/8;ほぼ満開で市民や観光客が盛んに写真撮影をしていた。河川敷に下りる階段の両脇にある2本の木が毎年、桜並木の中で一足早く咲く。北側にあるビルからの日光の反射や、堤防の石垣からの放射熱で開花が促進されるよう。 川に大きく下がって伸びた枝の方から満開になり、下に立つと桜の花に覆われる。近くの縄手通りや松本城を訪れた外国人観光客も桜の花に触れて盛んに記念撮影し、「すごくきれい」と喜んでいた。 松本城公園の桜は1-4分咲きとばらつきがあり、四柱神社前や女鳥羽川の川沿いは2-3分咲き。枝垂れ桜は満開。

■「国宝・松本城」の桜は今週中にも開花しそう。
3/10〜1日2回観測している「松本市松本城管理課」はつぼみが大きく膨らんできた上に今週中は暖かい日が多いと予想されることから、4/5前後になるのではないか。 約300本ある桜のうち、標本木となる外堀北側のソメイヨシノとその周辺の桜が5〜6輪咲いた時点で開花を宣言する。2023年は観測史上最も早い3/24;宣言したが、2024年は低温傾向で3/下に開花しなかった。 この数日の高温で花のつぼみが一気に成長。ソメイヨシノより開花が早い種類では、本丸庭園の駒つなぎのシダレザクラが開花直前となっており、遠目から見てもピンク色に染まっているのが分かる。

■4/2;桜の開花予想(日本気象協会)
松本城;4/6開花、平年より1日遅い、2023年より13日遅い。満開は4/11、平年より1日遅い、2023年より10日遅い。
松本城外堀にあるソメイヨシノの標本木は、松本城管理課が3/10から毎日桜の観測が行われ、「今週末には早くて一輪二輪は咲いてくるか。来週には開花宣言ができるのではないか」という。
長野市;4/11開花、平年並み、2023年より14日遅い。満開は4/15、平年より1日早い、2023年より12日遅い。

■「国宝・松本城」の「松本城公園」では梅の花が咲き進み、周辺ではよい香りが漂い、遅い春到来を告げています。
松本城公園西側、二の丸御殿跡には白梅や紅梅、南高梅など30数本。2/10;松本城公園では梅が開花したが、その後は相次ぐ降雪や低温で足踏み状態となり、現在、3-5分咲き。3/13;雪の松本城と白梅のコラボが見られた。

■2/25-4/7;松本内田の国重要文化財「馬場家住宅」で「ひな人形」の展示が始まった。
趣のある住宅内に、市立博物館の収蔵品とベラミ人形店が制作した作品が並ぶ。月遅れのひな祭りまで楽しめる。江戸末期から平成にかけて作られた年代物の人形があり、7段のひな飾りや掛け軸にしたものもそろう。馬姫やおいらんといった 華やかな衣装をまとった女性の押し絵も並ぶ。3/17;「松本市博物館まつり」に合わせて普段は非公開となっている坪庭や隠居屋、茶室などを開放する。館長は「昔ながらのひな飾りと、趣ある建物を楽しんでほしい」と。 馬場家住宅は、松本郊外の鉢伏山の西麓にある本棟造りの家。1582年頃に築造したとされる。主屋は1851年建築。1996年12月国の重要文化財指定。
(9:00-17:00,月曜休館,\310/大人,70歳以上の松本市民と中学生以下無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070

■〜4/7;10:00-12:00;松本梓川梓「あずみ野花園」で「地植のクリスマスローズ園」開園。
早春に咲く宿根草のクリスマスローズが見頃を迎えています。園内では約500株の花が楽しめます。地植え花株の掘り取り販売あり。
5/18-6/2;「アイリス・シャクヤク園」を開園予定。
(問)あずみ野花園 TEL 0263-78-5415

■4/6-4/7;松本「信毎MG」で花の苗やガーデニング用品などを販売する「スプリングフラワーマーケットin松本」開催。
茅野の英国式庭園「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」が庭園や英国のガーデニング文化を発信しようと開催。 バラやサルビアといった約50種類の苗などを販売。屋外では寄せ植えのWSも、来場者は好きな花を花苗を選んで植えていた。同園は、根をほぐすと栄養を吸収しやすい、鉢の縁が植物で隠れるように配置すると見栄えが良いなどと助言。

■4/上;JA松本ハイランド管内では露地物スイカの苗の定植が始まった。
約210戸の生産者が約200haで作付けを予定、4/中-4/下が定植作業のピーク。出荷は7/初から始まる見込み。生産者たちは今年もおいしいスイカを育てようと作業に精を出している。 スイカ農家は「天候に恵まれることを願い、皆さんにおいしいスイカを届けたい」と。2024年は83万ケース(1ケース2玉)の出荷を予定。

■4/5;塩尻「みどり湖水芭蕉公園」でミズバショウが見頃
水芭蕉の白い苞と緑鮮やかな葉のコントラストを楽しんでいた。「みどり湖水芭蕉の会」によると約4000株が植わる。2024年は例年より1週間遅い3/下から開花。この数日の暖かさで一気に伸びたという。
4/14;9:00-15:00;「水芭蕉祭り」を5年ぶりに開催。ミズバショウの苗200株を無料配布。甘酒のふるまい、バンド演奏など。山野草やミニ盆栽の販売会も開き、売上金を能登半島地震の義援金として寄付。

■4/4;信大で「入学式」が行われ、2900人の新入生が学生生活をスタート。
信大には学部・大学院に計2956人が入学。4/4;松本キッセイ文化ホールで入学式が行われた。 中村宗一郎学長は「入学おめでとう。のびのびと信大で学業に励み、地球や人類のことを考えて豊かな未来を創造できる人になってください」と新入生を激励。 新入生代表は「持続可能な未来の担い手として真摯に学業に励み、自然豊かな信州でそれぞれの目標達成のために努力することを誓います」と抱負を述べた。 新型コロナ後初めて全員が参加して大学歌の斉唱が行われた。

■4/1;松本平で強い西風が畑の土を巻き上げる春の風物詩「砂嵐」
春先、松本盆地南部の畑作地帯(松本市南西部,波田,朝日村,山形村)では、強い西風で畑の土を巻き上げ、視界不良になるほど砂塵が舞う季節を迎えた。サラダ街道の西、高原野菜の畑が広がる地域では春先によく見られる現象で畑の土が強風で 巻き上げられ、砂嵐のようになる。4/1;松本市今井では最大瞬間風速が15.4mを観測した。松本盆地に吹き抜ける南寄りの風が吹くと、風が収束して強まる「砂嵐」。車の運転や洗濯ものが汚れるなど春先のやっかいもの。砂嵐対策としては 麦を栽培し、土壌を覆って土が舞い上がるのを防ぐ効果があるが、麦は春先に丈が伸びて、レタス農家は畑を耕す際の手間だった。松本盆地は12月-2月の平均気温は0℃以下となり、生育できる草は冬生雑草「コハコベ」などを植えて畑を覆う 試験も行われている。砂嵐はGW頃まで注意が必要。

■2024年3月に導入予定のアルピコ交通「上高地線」の新車両3編成目を、イメージキャラクター・渕東なぎさをラッピングした「なぎさトレイン」にすることを計画。
上高地線の新たなシンボルと位置づけ、費用の一部をCFで募る。現在のなぎさトレインの車両は製造50年以上経過して老朽化が進んでおり、2024年にも引退予定。そのため2代目が企画。新しいなぎさトレインは列車側面に大小のなぎさの イラスト、北アルプスをイメージさせる山々を描いたワクワク感のあるデザインを検討。11/24〜2024.1/中;CFで資金を募る。目標金額は400万円。返礼品は鉄道時計やなぎさの法被、撮影会、電車貸切など。
2024.2/中;ラッピング施工,2024.2/下;協力者限定撮影会・貸切列車、2024.3月;運行開始
アルピコ交通上高地線に「2代目なぎさTRAIN」を走らせようプロジェクト

■2023年度に「国宝・松本城」を訪れた外国人観光客は16.1万人と過去最多。
松本市によれば、2023年度に松本城を訪れた外国人観光客は16.1万人。過去最多の2019度より2万人多く、過去最多を更新する見通し。インバウンド需要が回復し、松本市はSNSを活用して外国人向けに観光情報の発信を強化した。 松本市松本城管理課は「混雑緩和のための対策も検討しているので、今後、さらに松本城を楽しんでもらえると思う」と。

■「国宝・松本城」の2023年度入場者数は、外国人観光客16万1884人、統計を取り始めた2009年度以降で過去最多を記録。
松本市は外国人観光客へのPRを積極的に展開し、Instagram,facebookを開設。英語や中国語のハッシュタグを付けて発信。松本城管理課は「多くの外国人観光客を呼び込めるよう、SNSを通じた発信に力を入れたい」と。 新型コロナ禍前の2018年度と比べても2万7664人(20.6%)増、インバウンド需要が跳ね上がっている。外国人観光客のうち、米国やフランスといった欧米系9万8717人で約6割を占める。コロナ禍前と比べアジア系は約1割、欧米系は約3割増加。 日本人含む入場者の総数は89万6964人でコロナ禍前と同水準。2023年度はNHK大河「どうする家康」で初代松本城主・石川数正公が注目され、入場者の回復を後押ししたとみられる。

■2023年(1-12月)の松本市主要観光地の利用者数と1995年-2023年間でのピ−ク利用者数;
1)上高地 ;132.7万人(前年比+52.0%):206.1万人(1995)
2)国宝松本城; 88.5万人(+33.2%):167.7万人(1999)
3)浅間温泉 ; 57.5万人(+ 5.7%): 92.6万人(1996)
4)美ヶ原温泉; 45.1万人(+11.8%): 70.7万人(2007)
5)美ヶ原高原; 38.2万人(ー 3.3%): 83.8万人(2000)
6)乗鞍高原 ; 35.4万人(+10.1%):110.9万人(1995)
7)白骨温泉 ; 17.2万人(+ 4.3%): 41.9万人(2000)
計)松本市  ;457.3万人(+21.3%):744.3万人(1995)

■2/17-3/31;カレー食べ歩きスタンプラリー「松本カリーラリー」が松本の飲食店(80店)で始まった。
参加店舗はカレー専門店の他、洋食店、居酒屋、カフェ、パン店、ラーメン店など。各店を利用するとスタンプカードにスタンプが押される。スタンプ3個(缶バッジ;300名)、15個(ミニハンカチタオル;150名)、30個(トートバッグ;50名)、 45個(ウオーターボトル;30名)などが抽選で当たる。30個以上は数に応じて30;ブロンド、45;シルバー、60;ゴールド、70;プラチナの「松本カリーマイスター認定証」。

■3/20-3/31;9:00-17:00;「松本市梓川アカデミア館」で山野草などの写真展
松本梓川の河川敷にある絶滅危惧種の生息場所を「メダカの学校」と名付けて30年近く自然保護活動に取り組んできた逸見泰明さんの山野草などの写真約100点展示。1995年から活動を開始。草刈りや外来種駆除、メダカの生息に適した 環境の維持も続けてきた。約300mの河川敷に絶滅危惧種が20種以上育っているという。サクラソウ、イチリンソウ、ユウスゲなどの写真も。
梓川流域はコンクリート護岸がない自然な景観を保っている河原がまだあります。河原ではメダカやドジョウ、サワガニ、ヤゴなども生息。上高地から流れる梓川ではヤマメやイワナ、ウグイ、カジカ、オイカワ、ブラウントラウト、 ニジマスなども生息。一帯ではケショウヤナギ、コブシ、山桜、桜、ニセアカシア、ヤマブキなども見られます。
(問)梓川アカデミア館 TEL 0263-78-5000

■3/31;松本の里山では黄色い「マンサク」の花が咲き、春の訪れを告げています。
細長い紐のような形の4本の花弁が伸び、冬枯れの山林を明るく彩っています。マンサク科の落葉樹で高さは3〜6m。山林に自生し花木としても植えられる。語源は花をたくさん付けることから「豊年満作」に由来するという説や 他の木に先駆けて花が「まず咲く」ということからなったといわれます。

■3/下;松本平では春耕が本格化。
2月以降に相次いだ降雪や不安定な天候などで、春の農作業は例年より遅れ気味。生産者は野菜の定植や、定植前の準備、リンゴなどの果樹の剪定など手入れに精を出していた。

■松本四賀の赤怒田福寿草群生地では福寿草が見頃を迎え、春の訪れを感じさせています。
1.5haの斜面に50万株が群生。2024年は暖冬傾向で1/下に咲き始めたが、2月〜3月の雪の影響で開花は遅れ、現在5-6分咲き。ところどころに雪が残り、雪の中から咲いている福寿草も。花は4/上まで楽しめそう。

■3/9-3/24;松本四賀赤怒田にある国内有数のフクジュソウ群生地で「松本市四賀福寿草まつり2024」が始まった。
約1.5haに約50万株の福寿草が自生。福寿草群生地はまだ雪に覆われていますが、雪が解けている場所では福寿草が開花。赤怒田の斜面は春の訪れを告げる黄色の花が雪の中から顔を出し、来場者を楽しませています。暖冬傾向で開花は 例年より1カ月ほど早かったが、このところの降雪で足踏みしたものの、雪の下で7割が咲いている。雪景色に咲く黄色い福寿草を愛好者らが写真に収めています。実行委によるとピークは来週末、期間中は週末を中心にキッチンカーの出店あり。
(問)松本市四賀観光協会松本市四賀福寿草祭り実行委員会 TEL 0263-64-4447

■松本四賀赤怒田では、約1.5haに50万株の福寿草が咲く群生地として知られています。3/24まで「松本四賀福寿草まつり」開催中。
春の訪れを感じさせる黄色いフクジュソウが白い雪の中から顔をのぞかせています。北向き斜面には積もった雪の中から顔を出す花を一目見ようと、3/17;大勢の人が訪れています。花は日が当たると開き、日が陰れば閉じを繰り返して 2〜3週間咲き続けます。福寿草は3/末まで楽しめそう。

■3/24;松本島立で、松本のそば打ち愛好家でつくる「信州そば道場」は、外国人観光客にそば打ち体験をした。
ツアー旅行の一環で、初めて外国人客を受け入れ、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。上段者がツアー客24人を指導。菊練り・打ち粉などの用語を英語で説明、お手本を示して伝えた。観光客は「そば打ちは難しいけれど面白い」と。 信州そば道場代表は「外国人観光客は増えており、これからもこうした依頼はありそう。経験を積んでいきたい」と。ツアー客は自分で作ったそばを、道場と同じ建物にあるそば店「野麦路」でかき揚げと一緒に味わった。

■2024.2/23-3/24;「松本城公園」にある「旧市立博物館」を主会場に「第3回マツモト建築芸術祭」開幕。
「名建築にアートが住み着くマツモトの冬」をコンセプトに開催。2022年スタートし3回目。来場者数は延べ6.5万人(2022年)、延べ8.1万人(2023年)。松本中心部には数多く存在するノスタルジックな建築が残り、芸術文化振興や観光の価値がある。 今回は国内外から17組前後のアーティストが参加。これまでは市中心街を巡る形で展開したが、2024年は解体予定の「旧市立博物館」に作品を集める。「旧博物館はすてきな建築。表現の場としてポテンシャルがある。解体前にアートの力で 空間を価値づけ、最後に進化させたい。アートができる街への貢献になるのでは」と。新市立博物館と信毎MGも会場となる。(主会場入場料;\2000/一般,\1500/高大生,中学生以下無料)。新市立博物館と信毎MGは無料。
(問)実行委 TEL 0263-87-8631

■3/20-3/24;9:00-17:00;「松本市梓川アカデミア館」で「信州写真アカデミー・フォト写遊人写真展」
「生きる時の流れ」をテーマに61点展示。小笠原さんと受講者が撮影した風景、動植物、人物、建造物など。フォトコン受賞した作品なども展示。(入場無料)
(問)梓川アカデミア館 TEL 0263-78-5000

■2/23-3/24;10:00-17:00;旧「松本市立博物館」で「マツモト建築芸術祭」が始まった。
松本市立博物館は1967年竣工。1968年「日本民俗資料館」として開館。地上2F、B1Fの鉄筋コンクリート造り。新博物館の開館に伴い解体予定。取り壊される同館で最後のイベントを開催、アートが織りなす空間を演出する。3回目を迎えた今回は 街中を巡った過去2回と異なり、同館に作品を集めた。国内外の17組が参加。(\2000/一般,\1500/高大学生,中学生以下無料)

■2/23-3/24;「旧松本市立博物館」で建築物とアートを組合せた「マツモト建築芸術祭」が開幕。
新博物館開館に伴い解体が予定される建物を会場とした。3回目で国内外の17組が参加。歴史を刻んだ空間を生かした表現が展開される。2022年は6.5万人,2023年は8.1万人が来場。 松本市内には国宝「旧開智学校」をはじめ、明治〜昭和のノスタルジックな建築物が数多く残っている。これまでは各所で行ってきたが、2024年は旧松本市立博物館のみで開催。 (10:00-17:00,\2000/一般,\1500/高大生,中学生以下無料)
(問)マツモト建築芸術祭

■3/24;松本を走るアルピコ交通「上高地線」に親しむイベント「上高地線ふるさと鉄道まつり」が新村駅で開かれた。
解体を控えた引退車両への落書き、新車両の運転席見学、ミニSL運行などがあり、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。 2000年から2024.3月まで上高地線を走行した3000形の車内では、思い出や「お疲れさまでした」といったメッセージ、イラストなどを書き、床や座席、窓、天井まで埋めていった。車体にイメージキャラクターをデザインし、営業運転を開始した 「2代目なぎさトレイン」では運転席の見学会が行われた。初代なぎさトレインや機関車、作業車なども展示、鉄道模型コーナーでは、50年前に走行していた10形電車を再現した愛好家の手作り模型も。

■3/21;松本「キッセイ文化ホール」で信大松本キャンパスの「卒業式」が開かれた。
コロナ禍での制約の多い学生生活した人文、経法、理、医の各学部卒業生、大学院修了生の計873人が門出を迎え、新たな道へと一歩を踏み出した。中村宗一郎学長は「一生懸命やっている人間は必ずうまくいく。出し惜しみせず、 何事にも誠実に向き合ってほしい」と。卒業生代表は「大学で学んだ知識や経験、論理的な思考力で一つ一つの課題解決に向け努力していきたい」と。信大の卒業式は3/24までキャンパスごとに開かれる。

■3/20;松本出身の山崎貴監督の映画「ゴジラ-1.0」が米アカデミー賞の視覚効果賞を記念して、「松本市美術館」の企画展に、山崎監督が授賞式で履いめた例ゴジラシューズがお目見え。
ゴジラの手がカカトをわしづかみしている靴。黒い革靴のカカトを銀色の爪をしたゴツゴツした4本の指が包み込んでいる。美術館職員は「山崎監督は多忙を極めているはずなのに対応していただいた。貴重な靴を提供してもらい、 松本への思いを感じます」と。

■3/17;「松本市長選挙」で接戦で2回目の当選を果たした現市長の臥雲義尚氏。
臥雲氏は僅差(477票)、接戦になったことについては「結果を真摯に受け止める。私の実績や手腕が十分ではなかったという評価と思う。当選できたのはまだ市政を担う責任があるという民意と思う」。2期目の抱負は「市民の共感と納得を 得て4年間市政を行いたい。一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる街にしていきたい。女性や子供に選ばれ、すべての世代の人たちが豊かさや幸せを実感できる街を実現することが2期目の責任」と考える。「地域公共交通、移動支援の ネットワークを構築する。新しい教育や学校の在り方を確立したい。経済的負担の軽減を考え保育の受け皿も拡充する」。課題は「松本パルコの後利用、松本市立病院の移転建設、市役所の再編、クリーンセンタ建設と食肉処理施設の移転。 市民の共感・納得を得ながら進めていきたい」。

■3/17;投票が行われた「松本市長選挙」は現職の臥雲義尚氏が再選を果たした。
投票率;44.67%。前回(2022年)の3.71P下回り過去最低。有権者数;19万4356人(男;9万4525,女;9万9831)、投票総数;8万6811票
当)臥雲義尚氏;3万4070票
落)菱山晋一氏;3万3593票、赤羽俊太郎氏;1万4983票、上條邦樹氏;2224票、竹内貴也氏;1167票
臥雲氏は1期4年の実績を強調した上で「一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる街を作る」と訴えて激戦を制した。選挙戦では、2025年2/末で閉店する松本パルコの後利用の在り方が争点の一つになった。臥雲氏は商業施設のみでの再開は難しいとし、 中心市街地の空洞化を防ぐために行政と民間の連携による複合施設が必要と。パルコ側が下層階で商業施設を再開し、市が上層階を借りて図書館機能を軸に子育て支援や文化振興の拠点にもなる公共施設を整備する構想を進めると主張した。 さらに子育てしやすく女性に選ばれる街を実現し、人口減少に歯止めをかけるとして、3歳未満の子どもの保育料を2人目以降は無償にしたり、副市長に初めて女性を起用したりするなどと訴え、支持を広げました。「松本市は中心市街地や 山間部などでさまざまな課題を抱えている。その課題一つ一つに向き合い、松本をもっと豊かで幸せにしていきます。市民の皆さん一人ひとりと共感と納得を形づくったうえで、さらに前進と進化を続けていきます」と。
470票差で敗れた菱山氏は「自分が選挙戦で訴えてきたことに多くの市民が賛意を示したことを、臥雲さんには重く受け止めてもらいたい」と。

■任期満了に伴う3/10告示・3/17;投開票の「松本市長選挙」
立候補表明者は現職と新人の計5人。現職の臥雲義尚氏の他、無所属新人の元衆議院議員秘書の赤羽俊太郎氏、会社役員の上條邦樹氏、元信越放送専務の菱山晋一氏、竹内貴也氏の4人が立候補を表明。

■松本市は市街地の活性化や子育て支援などに重点を置いた一般会計の総額は1013億円の新年度予算案。
松本市の2024年度予算案は、一般会計総額が1012.9億円、2023年度の当初予算に比べ8億円少なくなったが、過去3番目の規模。 特に重点を置いた市街地の活性化対策には合わせて23.7億円を充て、7月予定の「信州・まつもと大歌舞伎」で市民が縁日などを行う事業や、松本南部の交通拠点として改修が進むJR村井駅周辺の整備事業などを盛り込んでいます。 子育て支援などを拡充して人口を維持するための事業に15.1億円を計上。

■松本市2024年度当初予算案
一般会計総額は1012.9億円、前年度比の減額幅は8.1億円(0.8%)。歳出では総事業費58.4億円の村井駅周辺整備事業で2024年度予算案には東西自由通路建設費など18.5億円を計上。総事業費12億円の総合体育館改修事業では内装改修で11.9億円を 盛り込んだ。コロナ禍から回復しつつある観光需要を踏まえ、松本城特別会計は12.3億円、3835万円(3.2%)増。「観覧者数が順調に伸びている。2024年度も前年度比16.1%の増加を見込んだ」と。

■2/6;長野県は総額9991億円の2024年度一般会計当初予算案を発表。
前年度比465億円減、4年ぶりに1兆円台を下回った。厳しい財政下で子育て・教育や公共インフラ整備といった喫緊の課題に重点配分、能登半島地震を受け防災対策にも迅速に取り組む。 少子化、人口減少に直面するなか、阿部守一知事は一番重点的に配分したのが「子育て家庭応援プラン」。
多子世帯や低所得世帯に重点を置いた支援策。保育料は第3子以降、3歳未満を無償化、第2子は半額。年収約360万円未満相当の世帯へは第2子以降を無償化、第1子を半額とする事業費6億円を盛り込んだ。未就学児の家庭向けには一時預かりや 家事代行などの経費を支援(2億円)、小3年までの通院医療費の助成枠を中3年まで拡充(7億円)。いずれも必要経費は市町村と折半。
公共交通網の維持にも予算を配分。新型コロナによる生活様式の変化や燃料価格の高騰を受け、バスなど交通事業者の経営は悪化の一途。県外から移住してバスドライバーになった場合、移住経費として1人当たり最大50万円を支援。 能登半島地震を踏まえ、防災・減災対策の必要性を強調。住宅の耐震改修の補助額を100万円から150万円に増やす。
知事は2024年度早々に事業の廃止縮小、社会保障関係費の適正化、デジタル化の推進などに取り組む。

■3/16-3/17;松本「Mウィング」で「第5回松本城下町モデルコレクション」が開催。
プラモデルなど100人近い参加者が手掛けた約1000点の模型が出展、機動戦士ガンダムのプラモデルや、戦車、飛行機、恐竜、城などいろいろな模型が並んでいる。まつもと模型倶楽部などが模型文化の広がりを願って主催した。

■3/16;松本「信州スカイパーク」で恒例の「春の松本ランニングフェスティバル」が開かれた。
ハーフと10kmに計1067人が挑み、5年ぶりにファミリーの部(2km)に100組が参加。やまびこドームを出発、春めく園内を駆け抜けた。

■3/16;松本を走るアルピコ交通「上高地線」のイメージキャラクターの渕東なぎさをラッピングした、2代目の「なぎさTRAIN」が運行開始。
2代目の電車は東部伊勢崎線(東武鉄道)で使われていた「20100形」(1編成2両)。車内外にはイラストを配し、なぎさずくめの電車。2両編成で夏服や冬服、トレッキング姿などさまざまな服装のなぎさが表現。車内にはなぎさの法被を飾ったほか、 つり革の持ち手上部にはなぎさのシールを貼っている。ピンクのハート型をしたつり革の持ち手を初代の車両から引き継いだ。3/16;10:53;新島々発-松本行から運行開始。先着500人の利用者に特製ポストカードを配布。ラッピングはCF(2023.11-2024.1)で 資金を募り、303個人・団体から666万円の寄付があった。アルピコ交通鉄道事業部は「1代目よりもなぎさを感じられる電車になったので多くの人に乗ってもらえたら」と。

■3/15;「国宝・松本城」では雪の重みから樹木などを守ってきた「冬囲い」を取り外す作業が行われた。
松本城「本丸庭園」では毎年12月〜3月に樹木を寒さや雪の重みから守るため、ワラで編んだカサをかぶせる「わらぼっち」などの「冬囲い」をし、3/15;春を迎えるために取り外す作業が行われた。松本城の保全活動をしている 松本古城会の14人は、春の訪れを感じさせる青空の下、天守前に植えられている「小笠原ボタン」の新芽を傷つけないように気をつけながら手際よく作業を進めた。松本古城会婦人部は「つぼみも大きくなり、きれいな花が咲くと思います。 早く春になってほしい。たくさんの人に散策を楽しんでほしい」と。ぼたんの花は5/上頃から咲き始める。

■3/10;松本出身の山崎貴監督の「ゴジラー1.0」が「第96回米アカデミー賞」で、日本の映画として初めて視覚効果賞(Visual Effects)に輝いた。
「ゴジラー1.0」はゴジラシリーズ70周年記念作品で日本製作の実写として30作目。終戦直後を舞台に、敗戦で無(ゼロ)になった日本に突如ゴジラが現われ、ゴジラの脅威により負(マイナス)に叩き落とされる物語。ゴジラ-1.0のVFXは評価が高く、 ハリウッド作品と肩を並べるほどのクオリティーと云われる。VFX=視覚効果を駆使したダイナミックな映像が見もの。日本では2023年11月に封切、興行収入60億円を突破。北米でも2023年12月公開、日本の実写映画の歴代興収で1位。 世界興収は1億ドル(150億円)を突破。映画のシーンでは旧岡谷市役所庁舎でロケが行われた。山崎監督は「ALWAYS三丁目の夕日」や「永遠の0」などの作品を監督。
米アカデミー視覚効果賞は、過去にスターウォーズ、スーパーマン、E.T.、ジュラシック・パーク、インデペンデンス・デイ、タイタニック、マトリックス、グラディエーター、キング・コング、ロード・オブ・ザ・リング、アバターなど映画史を 代表する超大作が受賞。長い歴史を持つアカデミー賞で、監督として視覚効果賞を受賞したのは「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックのみ。山崎監督は55年ぶり、史上2人目の受賞監督となった。

■3/10;松本出身の山崎貴監督の「ゴジラ―1.0」が「第96回米アカデミー賞」の「視覚効果賞」を受賞した。
山崎貴監督が脚本・VFX・監督を務めた「ゴジラー1.0」が視覚効果賞を受賞。アジア映画では初のオスカー受賞。「ゴジラー1.0」は1954年シリーズ第1作目から70周年を迎え、2023年11月公開。実写のゴジラ映画としては30作目。 観客動員392万人、興行収入60億円。北米では興行収入5641万ドル。全世界興行収は140億円。
映画は戦後全てを失った日本にゴジラが襲来。復興途中の街をゴジラが破壊、知恵を結集して立ち向かうというストーリー。見どころはVFX。山崎監督が所属する映像プロダクション「白組」が製作した。
松本シネマライツやアイシティシネマなど松本の映画館では受賞を受けて客足が伸びた。松本シネマライツはゴジラ関連のポスターや祝福メッセージを展示。劇場入口ではゴジラ立像も来場者を出迎えた。「映像や音響の迫力がすごく。 映画館で見るべき作品」と来場者。各館は上映回数を増やしたり上映時間を調整したりといった対応を検討する。3/12〜;「松本市美術館」で受賞記念の特別展を開催。松本シネマライツは「監督も来てキャンペーンした映画がアカデミー賞を とった。スクリーンで見るべき映画だと思いました。うれしい」と。

■3/9;「山賊焼の日」
山形村では「山賊焼祭り」を開催。アイシティ21では松本山賊焼応援団に加盟している9店舗が販売。松本山賊焼応援団は「山賊焼」を地元グルメに定着させたいと市内78の店が加盟。イベントは2019年から始まり2024年で5回目。

■春の訪れとともに本格的なスギ花粉のシーズン。
県内の民有人工林の53%はカラマツ、スギは16%、ヒノキは15%、全国では44%で、スギが少ない県である。しかし、森林面積が多く地域別では北信と南信でスギ人工林の7割が集中。国は花粉症の発生源となるスギを、10年後に2割減らし、 30年後に花粉の発生量を半分にする目標を設定している。花粉が少ないスギには全く出さない「無花粉スギ」、1%以下の「小花粉スギ」、相当程度少ない「低花粉スギ」がある。県は6年前から「少花粉スギ」の種を取る採種園を整備。 県は花粉の量が通常の10%のクマスギを、低花粉スギに認定し、苗木に成長する穂を取って育て、流通させることを決めた。伐採が見込まれる古いスギの木の活用も課題、長野インター近くのいろは堂「おやきファーム」では南信のスギが 使われた。人口が多い長野、松本の50km圏内、スギが多い南信など40市町村の7400haを伐採の重点区域とし、今後、植え替えを進めていく。

■2/25-2/26;旧暦で60日ごとに巡ってくる庚申の日の、その「初庚申」に合わせ、松本「浅間温泉」の庚申堂で「新春市」が行われた。
地元の温泉旅館や飲食店などでつくる実行委員会が主催、初日は福だるまの販売や豚汁の振る舞いが行われた。庚申堂は大正時代、中信の庚申信仰の総本山として知られる「真光寺」(松本市梓川上野)から庚申像を分霊し設置。 初日は家族連れなどが参拝に訪れ、松本ダルマだるまなどを購入していた。「平穏無事に過ごせる平和な一年になってほしい」と。

■2/22;雨と雪、冷え込みの影響でスキー場のリフトのロープや鉄道の架線が凍結。運休が相次いだ。
雨の水滴が瞬間に凍結する「雨氷」と呼ばれる現象。木の枝が雨氷で凍り付き、ガラス細工のような美しい造形を見せた。珍しく神秘的ですが、大きな影響が出た。

■2/18;梅がほころび始めた「松本城公園」。

■〜2/18;松本城公園で「国宝・松本城天守プロジェクションマッピング」が好評で期間を延長する。
イベントは五重六階の天守で最古の「国宝・松本城」の天守や石垣などに、豪壮な天守を築いた城主・石川数正が描かれた屏風絵が躍動するデジタルアニメーションや雪の結晶や氷などをモチーフとしたデジタルアート、北アルプスに 美しく咲き誇る百花繚乱の花々など、ダイナミックで幻想的なプロジェクションマッピング映像を投影する。当初は第3期(1/27-2/14)。延長期間(2/16-2/18;18:30-21:00);第1期-第3期の演出が全て楽しめる。9分間のコンテンツを3分間の インターミッションをはさんで連続投影する。

■2/17;「国宝・松本城」ではお掘にたまった泥を取り除く「浚渫工事見学会」が開かれた。
見学会には家族連れなど100人を超える人が参加し、説明に耳を傾けた。内堀に浮かべている浚渫船前で、ジェット水流で底にたまった堆積物を巻き上げてから、ポンプで泥水を吸い上げ、堆積物と水を分離する装置などがある場所まで ホースを通して送っていること、史跡の堀を傷つけないように水を抜かずに作業していること、2023年12月作業開始〜2024年2/中までに固形になるよう圧縮した泥250tを搬出したことなどが説明された。城の北西に設けた脱水装置の前では、 堀水に石灰を主成分とした薬剤を混ぜ、堆積物と水を分離する実験もあった。松本城では2023.9月から掘にたまった堆積物を取り除く作業が行われています。2025年度までは内堀、2026-2028年度に外堀、2029年度に総堀で行う。 工事は2029年度まで7年計画で毎年9月〜翌年3月に行われます。

■「国宝・松本城」でお堀に堆積してきた泥などを除去する浚渫工事が本格化。
松本城のお堀を流れる水は湧き水が水源。鏡のように天守が水面に映り込み、白い雪の常念岳と黒い松本城の幻想的な光景は観光客らを魅了する。お堀の堆積土は露出するたびに問題となり、その都度、応急的な浚渫で対応してきた。 景観や水質を悪化させる堆積土は部分的に除去されてきたが、内堀・外堀・総堀の全てを浚渫するのは明治以降で初めて。史跡への悪影響や悪臭を防ぐため、水を抜かない工法を採用。7年がかりの大規模な浄化作戦に挑む。 2018年からの松本市の調査では、堆積土を増やす主因は植物プランクトンのアオコ。お堀の水には栄養素となるリンや窒素などが豊富に含まれており、もともと発生しやすい状況にある。水深1mを切るなどの条件下で大量発生する。 堆積土が露出すれば悪臭が発生する恐れもある。一方、松本城は国指定史跡で、お堀は傷付けられない。重機の使用は慎重にならざるを得ない。ポンプを備えた5.5uの浚渫用作業船を浮かべ、堆積土を吸い上げる工法。除去は最大で深さ1.5mまで。 専用の設備で脱水し産業廃棄物として処理する。浚渫の対象は内堀、外堀、総堀を合わせて約3万u。2029年度まで観光客が少なくなる9月ー3月に実施する。初年度は2023.12月に内堀から着手。水質や生態系への影響も見られず、騒音も 発生していない。松本市によると、除去する堆積土は計約2万m3、総事業費は約14億円を見込む。「松本城は湧き水豊かな地に築かれた城。美しい水をたたえた堀も含め、後世に伝えていかなければいけない」と。

■2/17;「松本平広域公園」陸上競技場の建設工事の起工式が行われた。
長野県阿部守一知事や松本市やスポーツ団体などの関係者約100人が出席。「国体」は2024年から「国民スポーツ大会」と名称を改め、2028年の「第82回大会・信州やまなみ国スポ」は「第27回全国障害者スポーツ大会」とともに長野県で開催。 1978年の「やまびこ国体」に合わせ、1977年に競技場が完成。当時使われた陸上競技場を建て替え、新競技場は地上2F、B1F建て、延べ1.8万u。観客席は約1.5万席。メインスタンドの西側には三角形の末広がりの形が特徴的なアルプススタンドも 設けられる。バックスタンドは大屋根の上からも観戦できる。トレーニングルームや雨天走路、屋内跳躍練習場も設けられる。2025年度完成予定、開閉会式などが行われます。総事業費は約159億円を見込む。

■季節外れの暖かさでゴルフ場もオープン。
2/17;松本「松本浅間CC」が営業開始。2/5;大雪に見舞われたが除雪作業と、連日の暖かさで一気に雪解けが進み、OPENした。松本浅間CCは「オープンは例年と同じ時期だが2024年はだいぶ暖かい。中信で一番早いオープン」。 2/19;4/上並みの暖かさとなり、ゴルファーはプレーを楽しんでいた。
近隣ゴルフ場は、2/23;豊科CC、2/25;松本CC、3/2;穂高CC、3/9;あづみ野CCがOPEN予定。

■2/16;松本でスギ花粉が飛散開始。
飛散は平年より10日早く2023年よりも12日早い。2023年夏の猛暑の影響で、飛散量は平年よりも多めとみられる。花粉の飛散は気温が上昇すると一気に増え、飛散のピークは3/中になりそう。

■2/16;「信州サーモン」を使った押し寿司が発表。
松本商工会議所青年部は、同所青年部が10周年を迎え、企画・開発された「信州サーモンの押し寿司」。押し寿司には安曇野産の信州サーモンを使い、米は松本産、製造は松本市内。 味はプレーンと燻製の2種類、2/22-2/25;山形村アイシティ21で1日30折りずつの限定販売。

■12/1-2024.2/14;「国宝・松本城」などを舞台に始まるイベントに先駆けて始まった街中イルミネーション「光と氷の城下町フェスティバル」。
12/16ー2024.2/14;18:00-21:00;観光客が少なくなる冬の松本の賑わいづくりにと企画され、「松本城」、「松本城公園」、「大名町通り」、「千歳橋」などでイルミネーション。
松本中心部から松本城へと続く「大名町通り」では、街路樹に取り付けられた電飾の優しい光が市民や観光客を迎えます。「トワイライトスクエア」と銘打った近くの広場には、高さ6mのX'masツリーが登場、X'masムードを演出。
「松本大手門枡形跡広場」でトワイライトスクエア開催。
12/2-1/3;10:00-19:00;Xmas Market、12/9-12/10;10:00-19:00;古着市、12/16-12/17;10:00-19:00;古市、12/23,12/24;クリスマスバル&LIVE。
12/16〜2024.2/14;「国宝・松本城天守プロジェクションマッピング」。冬の松本城の天守に幻想的な映像を映し出すプロジェクションマッピング。演出は3種類;プログラム(12分;メイン9分+サブ3分)
五重六階の「国宝・松本城」で、天守や石垣を城主・石川数正が描かれた屏風絵が躍動する。デジタルアニメや雪の結晶や氷などをモチーフとしたデジタルアート、北アに美しく咲き誇る百花繚乱の花など、幻想的なプロジェクションマッピング。
12/16ー2024.1/7;時代を駆ける歴史絵巻、2024.1/8-1/26;雪や氷・星のきらめき、2024.1/27-2/14;春の訪れ・花鳥風月
2021-2022;11.7万人、2022-2023;8.8万人が来場した。

「国宝・松本城天守プロジェクションマッピング」(2023.12/16ー2024.2/14)

■2/12;松本「信州スカイパーク」のアルウィン東にはロウバイの木が植えら、ロウバイの小さな黄色い花が咲き始めた。
早春から春にかけて咲く花には黄色の花が多い。黄色は目立つ色で昆虫に受粉を手伝ってもらっているという。福寿草、ロウバイ、レンギョウ、サンシュユ、ウコンバナ、オウバイ、スミレ、スイセン、アブラナ(菜の花)、ヤマブキなど。 まだ雪が残る中、ロウバイの黄色い花からは甘い香りが漂い、一足早く春の訪れを感じさせています。「松本広域公園」(信州スカイパーク)のロウバイは、2/下-3/上に見頃を迎えそう。

■2/10;世界的指揮者の小澤征爾さんが亡くなりました。約30年間、音楽祭を率いた松本では献花を受付。
1992年、松本で始まった音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」(SKF)で総監督を務め、2015年から「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)に名称を変更、世界水準の音楽を信州から発信し続けた。2/10-2/12;OMF実行委員会は 音楽祭の会場となった「キッセイ文化ホール」や「まつもと市民芸術館」「松本市音楽文化ホール」の3ヶ所に献花台を設け、献花を受付(9:00-17:00)。訪れた人たちは花を手向けて静かに手を合わせ、別れを惜しんでいた。

1992年から松本で総監督を務める音楽祭「SKF」「OMF」を開催、世界的な音楽家によるオペラやオーケストラの公演を行ってきた。オーケストラとオペラを両軸にファンを魅了。市民が合唱などでオーケストラと共演するプログラムや 市民参加の企画などで「楽都・松本」の醸成も後押しした。
1984年にサイトウ・キネン・オーケストラを結成、セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)は1992年、恩師(齋藤秀雄氏)の名を冠した国際的音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」(SKF)として始まった。小澤監督によって松本が 開催地に選ばれたのは、音楽的な土壌と北アルプスの雄大さなどからという。
1998年には長野冬季五輪の開会式ではベートーヴェンの交響曲第9番を指揮、五大陸を中継でつないで合唱団が歌うという演出で観客を沸かせた。
2016年には松本で指揮した作品「ラヴェル:歌劇・こどもと魔法」がグラミー賞の最優秀オペラ・レコーディング賞を授賞。
2019年の公演が最後の指揮。2023年は作曲家ジョン・ウィリアムズさんが出演した公演でカーテンコールに姿を現した。
松本市臥雲義尚市長は「OMFの総監督で、松本市名誉市民である小澤征爾氏の突然の訃報に接し、深い悲しみを禁じえません。総監督として30年以上にわたり、松本の地と松本市民をこよなく愛していただき、楽都・松本を発展させて いただいた功績に深く感謝申し上げます。心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします」。OMF実行委の名誉会長を務める長野県阿部知事は「長野県に最高水準の音楽芸術を響かせてくれた」と哀悼の意を表した。

■1/26-1/28;松本で「国宝・松本城氷彫フェスティバル2024」開催。
2024年は「未来」「躍動」をテーマに氷で彫り上げる。
1/27;17:00-1/28;早朝;「松本城公園」にて「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」。全国から集まった氷彫師がその技を競い合い、繊細な氷の彫刻を制作する。(展示;1/28;早朝-15:00頃)
1/26;14:00-20:00;松本「花時計公園」にて「全国氷彫コンクールプレイベント」。若手の登竜門として制作歴5年未満の氷彫師が制作するコンクール。(展示;1/26;20:00-1/27;15:00頃)
1/26〜;松本市街地で「街中展示」。松本駅前広場、松本市美術館、蔵シック館、大手門枡形跡広場にも氷の彫刻が立ち並びます。
国宝・松本城氷彫フェスティバル2024
(問)松本市文化観光部観光プロモーション課(城下町松本フェスタ組織委員会) TEL 0263-34-8307

■2/3;「節分」。各地のお寺では豆まきが行われた。
新型コロナ禍から社会が立ち直り、福を招くことを願って多くの老若男女が境内に詰めかけた。
松本「深志神社」では境内3ヶ所に特設ステージが設けられ、18:00;太鼓の合図が鳴ると拝殿のステージ前は人で埋め尽くされ、約300人の豆まき奉仕者が「福は内!鬼は外!ごもっともごもっとも」と声を上げ、福豆や福銭、福餅、 菓子やミカンなど約2万個をまいた。集まった人々は大きく手を伸ばして、飛んでくる福を夢中になってつかんでいた。

■松本「深志神社」で「節分祭」の豆まきに向け「福升」作りが進んでいる。
節分祭は4年ぶりに通常開催、新型コロナ下で中止が続いていた豆まきを実施。1/24;禰宜が「深志神社」の焼き印や「令和六年甲辰」の朱印が押されたヒノキの升に「福」,「寿」の文字を筆で一つ一つに丁寧に文字を書き入れた。 2024年は約600個を用意。能登半島地震の被災者に思いを寄せて早期の復興を祈り、「悪いものを追い出し、新しい気を呼び込みたい」と。2/3;17:00;神事、18:00;豆まき。福男、福女、サッカーJ3松本山雅FCのガンズくんらが豆や餅、 菓子などをまく。

■2/3;松本市島立荒井で、長い数珠を回して無病息災を願う伝統行事「八日念仏」が行われた。
八日念仏はこの地区で2/8前後に行われている伝統行事。地元の小学生が民家を訪ね、住民と輪になって念仏を唱えながら長さ8mの数珠を回した。八日念仏は江戸時代一帯に疫病が広がった際、立ち寄った僧が数珠を与えて住民を勇気づけたのが 始まりとされ、明治の初めからは子供の行事として引き継がれてきた。新型コロナで子供たちが民家を訪ねるのは5年ぶり。1日で100軒を回り、健康と幸せを祈っていた。

■1/28;「松本城公園」で氷の彫刻が並ぶ「氷彫フェスティバル」が開かれた。
1/27;17:00〜;氷の彫刻を手がける13チーム計26人が重さ135kmの氷柱を1チーム15本使い、チェーンソーやノミ、バーナーを使って、夜通しで制作した氷像が並んだ。2024年は鳥や魚、伝説の生き物や神話の登場人物など、技巧を凝らした 氷彫15体が展示。訪れた人たちは写真を撮るなど氷の芸術を楽しんでいた。夜明け前には色とりどりにライトアップされた氷像や朝日を浴びて輝く様子を楽しんでいた。最高賞の金賞はクラゲやエイ、リュウグウノツカイなどをモチーフにした 作品「深海のうたげ」で、魚のひれやクラゲの触手まで繊細に表現。特別賞は炎をテーマに躍動感のある火の鳥。公園には4年ぶりに「氷のジャンボ滑り台」が復活し、冬晴れの厳しい寒さの中、子どもたちは歓声をあげて楽しんでいた。

■1/26;松本の冬の観光を盛り上げようと、松本城公園などで氷の彫刻作品を楽しめる「国宝松本城氷彫フェスティバル」が始まった。
2024年は「未来」「躍動」がテーマ。松本市美術館、中町・蔵シック館、千歳橋の4ヶ所に計8体の氷像が登場。JR松本駅前には高さ2mのゾウやクジラなどの氷像が展示。千歳橋では天使、イルカ、ペガサスが展示。松本城公園には龍、氷柱なども。 夜にはカラフルにライトアップされた。4年ぶりに「ジャンボ滑り台」が復活。松本城公園では全国13チーム26人が参加する「全国氷彫コンクールチャンピオンシップ」(1/27;17:00〜制作,1/28;早朝-15:00;展示)。1/27夕から職人たちが夜通し 氷の彫刻作品を制作し、出来栄えを競うコンクール。早朝にはライトアップ。1/27-1/28;ステージでくまモンやひこにゃん」など全国のゆるキャラ。「松本まちなかアートプロジェクト」の大道芸やジャズパフォーマンスも。

■1/26-1/28;松本で氷の彫刻が並ぶ「国宝松本城氷彫フェスティバル」が3日間開催。
1/25;15:00〜;松本駅前や市美術館などで彫刻の制作が始まり、巧みにチェーンソーを操り、氷を削る音が響き渡った。クジラやゾウ、タンチョウなどが姿を現した 氷彫フェスは松本市や松本商工会議所などでつくる組織委員会が主催、37回目。

■1/21;「まつもと市民芸術館」で中心部を流れる女鳥羽川の活用を考えるシンポジウムがあった。
「松本都市デザイン学習会」が企画。女鳥羽川を生かしたまちづくりをテーマに行ったパネル討論では、信大人文学部金井直教授、アートプロデューサー、歴史研究家、都市計画家らが登壇。河原で過ごしたくなるような空間にするなどの工夫を 求める声が上がった。

■1/14;松本で新春を彩る伝統行事の「あめ市」が行われた。
中心市街地を歩行者天国にして行われた「あめ市」には多くの店が並び、福あめや縁起物のだるまなどを販売。「あめ市」は、戦国時代に上杉謙信が敵の武田信玄に塩を送ったという故事にちなんだ「塩市」が起源とも言われています。 上杉軍・武田軍に分かれて綱引きを行う「塩取合戦」も行われた。このほか、七福神があめを配りながら練り歩く「時代行列」も行われ、大勢の家族連れなどで賑わった。

千歳橋で行われた開会セレモニーでは町会長が「年明けに悲しい出来事があったが、新年へ向かう姿勢として企画した。楽しい1日を過ごしてほしい」と。 恒例の塩取り合戦は、中央2交差点から北を上杉方、南を武田方とし、一般から募った男女各40人と子供20人による3本勝負で勝敗を決した。男性は武田方、女性は上杉方が制し、1勝1敗となった後の最終戦は上杉方の子供たちが息を 合わせた引きで勝って、2年連続で上杉軍の勝利。2024年は新型コロナが5類に移行されたこともあり、3年ぶりの開催で、2023年を超える人出があった。

■1/14;松本中町2丁目町会子ども会は「あめ市」に合わせ、「中町通り」で17年ぶりに福だるまの街頭販売をした
同町会は少子化の影響で子供たちによる販売は途絶えていたが、子供の人数が一定数そろったことから復活。小学生が売り子になり、商都・松本に元気な掛け声を響かせた。「いらっしゃいませ、福だるまはいかがですか」と笑顔で 声をかけていた。用意した「福だるま」(70個)は1時間半で完売。あめ市の福だるま売りは子供たちが実売を通じて商売のイロハを学ぶ機会だったが、近年は実施する町会が減少傾向。同会は「17年ぶりに復活できた。できる限り続けていきたい。 収益は子ども会の活動に役立てたい」と。

■1/13;松本中心街で新春の伝統行事「松本あめ市」が始まった。
寒さに負けず、子供たちが元気よく福だるまやあめを販売、物産展やパネル展示なども行われ、多くの人でにぎわった。商売繁盛を願って各通りには市神様がまつられ、出店も多く並んだ。子供たちが商売を学ぶ機会として長年続ける 「福だるま」の販売が伊勢町や本町などで行われた。伊勢町では子供たちが「いらっしゃいませ」と元気に声を掛け、笑顔を見せていた。中町では17年ぶりに子供がダルマを販売。1/14;本町や大名町などが歩行者天国。戦国大名の上杉謙信が 武田信玄に塩を送った故事にちなんだ綱引き「塩取り合戦」などが行われる。

■1/13-1/14;松本市街地で新春恒例の「松本あめ市」開催
江戸時代の1/11;市始めで神様を祭っていた宮村天神(深志神社)が塩を売るようになり「塩市」と呼ばれた。現在の「あめ市」の起源と云われる。戦国時代に上杉謙信がる武田信玄に「塩」を送ったとされ、松本に塩が届いたのが1/11とも。
1/14;10:30-15:30;中心市街地が歩行者天国。交通規制あり。
1/14;10:50;大名町で「オープニング式典」では14団体の太鼓連、演舞連競演。
四賀鼓龍会虚空蔵太鼓、中山太鼓連、浅間温泉火焔太鼓保存会、波田安留風寿太鼓、三才山小日向神楽保存会、松本市日本舞踊松風流子供教室、神林太鼓連、和太鼓鳴桜、和太鼓わをん、琉球國祭り太鼓、島々獅子舞保存会、信大YOSAKOI、ダンスなど。
1/14;11:00-13:15;「松本あめ市時代行列」。六九通り〜千歳橋〜本町通り〜伊勢町通り〜本町通り〜中町通り〜千歳橋〜縄手通り〜大名町通りにて七福神があめを配りながら練り歩き。
1/13-1/14;10:30-15:00;「中町蔵シック館」で「全国あめ博覧会」。松本の老舗のあめ、全国各地のあめなどの販売。飴細工師による実演販売。
1/13-1/14;12:20;「大手門桝形跡広場」で「商都大物産市」(松本・九州の特産品など)
1/14;10:30-15:00;ウォークラリー「アルプちゃんをさがせ」。1/14;10:30-15:30;「松本パルコ」前で「松本あめ市旧車祭」。1/4-1/28;「松本市立博物館」にて「松本あめ市」パネル展示。
(問)松本あめ市実行委員会事務局(中町蔵シック館) TEL 0263-36-3053
(問)松本市商工課 TEL 0263-34-3110

■2024.1/8;「成人の日」を前に、1/7;松本、安曇野、塩尻と朝日村で「20歳の節目を祝う式典」が開かれた。
成人年齢は18歳に引き下げられが、20歳を対象に実施。華やかな振り袖やスーツに身を包んだ参加者たちは恩師や友人と旧交を温めながら、大人の自覚と決意を新たにした。松本水汲の「キッセイ文化ホール」では「ハタチの記念式典」が開かれた。 例年、「松本市総合体育館」で行われてきたが、2024年は工事中のため場所を変更、2部制で実施された。対象者2236人(2023年比29人減)のうち1736人が出席した。松本市臥雲義尚市長は「地球規模の視野で物事を考え、得られた知識や 経験を松本に生かしてほしい」と。能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげた。

■2024.1/7;「成人の日」(1/8)を前に長野市で20歳の門出を祝う集いが開かれた。
長野県は計77市町村(19市,23町,35村)、人口は200万1512人(2023.12)、新成人は2万802人。
長野市芸術館には20歳を迎える若者たちが華やかな振袖やスーツに身を包みで出席。長野市では「二十歳の門出を祝う成人式」が開かれ、市内7地区から約700人が参加した。長野市の対象者は3500人。
1/7;安曇野市「ANCアリーナ」にて「二十歳の集い」(対象者;1002人)
1/7;松本市「キッセイ文化ホール」にて「ハタチの記念式典」(対象者;2236人)
2024年成人式は113会場にて。正月開催は長野、上田、千曲、小布施、松本、塩尻、朝日、岡谷、茅野、諏訪、飯田、富士見など15市町村で式典が開かれる。
1月開催(1/1-1/7);55会場(49%);1.5万人(72%),1/7;ピ−ク(26会場;11,379人が対象)
5月開催(5/3-5/4);3会場(2%);920人(4%)
8月開催(8/10-8/15);55会場(49%);4900人(24%)
大北の成人式はお盆開催。(県全体の成人3%)
8/10;松川村すずの音ホール(150人)、8/12;小谷村役場(25人)
8/15;大町市文化会館(287人)、8/15;白馬村ウイング21(80人)、8/15;池田町交流センタかえで(100人)

■2023年長野県の延べ宿泊者数は1694万人(観光庁・宿泊旅行統計調査)
日本全体で延べ宿泊者数;5.9億人泊(2019年比-0.5%,2022年比+31.6%)
内訳;日本人;4.7億人泊(2019年比-0.4%,2022年比+10.2%)、外国人;1.1億人泊(2019年比-1.1%,2022年比+592.8%)
長野県延べ宿泊者数;1694.5万人(2019年比6.1%減,2022年比19.6%増)、新型コロナ禍前の2019年と比べると約9割まで回復。
内訳;日本人;1552.8万人(2019比-5.7%,2022年比+11.0%)、外国人;141.7万人(2019比-10.2%、2022年比+687.7%)
2023.1-12月宿泊施設タイプ別客室稼働率;全国;57.4%、長野県;39.2%。
全国;旅館(37.0%),リゾートH(52.2%),ビジネスH(69.4%),シティH(69.3),簡易宿所(25.0%)
長野;旅館(28.2%),リゾートH(37.2%),ビジネスH(70.7%),シティH(68.1),簡易宿所(14.3%)

■長野県の人口は50年ぶりに200万人を下回った。
2024.1/1;200万991人。2024.2/1;199万9182人(男:97万8208人,女;102万974人)。前年同月比で1万5056人減少。2001年の222万208人がピークで22年連続で減少、1973年以来50年ぶりに200万人を下回りました。2/1までの1カ月の変動要因を見ると、 転入数が転出数を上回る「社会増」は205人。死亡数が出生数を上回る「自然減」が2014人。自然減を社会増で補えなくなっている。県の統計では、2023年の出生数は1万1339人と過去最低。

■2024年1月1日現在;長野県人口は200万991人。
1年前に比べて1万5476人減少、200万人割れが目前。2001年の222万人をピークに22年間連続で減少。2003年までは死亡者数に比べて出生者数が多いが、2004年以降死亡者数が上回り、年々その差が大きくなっている。婚姻数の減少などによる 出生率低下、団塊の世代と言われる高齢者の増加、若者の東京圏流出などが要因と考えられる。毎年約1万人のペースで減少。今後も人口減少は続くと見られる。2050年には158万人台になると推計。

■2024には長野県の人口が200万人を割る見通し。
長野県人口・世帯数統計では2023.12/1現在の人口は200万1512人。1ヶ月で1200人-2200人減少していることから、2024年早々には人口が200万人を下回りそう。人口は1974年に200万人を越え、2001年の222万208人をピークに減り続けている。 人口が200万人を下回れば、1973年以来。県内の婚姻数と出生数は減少傾向で、婚姻数はピークの2000年は1万3405、2022年は7288(-45%)。阿部知事は人口減少対策、少子化対策に取り組む考えを示した。

■2024.1/7-1/8;松本女鳥羽の「大安楽寺」で「新春厄除観音大祈祷会」
参拝者が無病息災を願って乗る大わらじが完成した。三澤宥智住職が1人で手編みして長さ約7m、幅約3mの大きさに仕上げた。寺の前にはだしで立つ仁王像に履物を履かせようと、信者が奉納したわらじが起源で、1975年から住職が1人で 手編みするようになり、年々大きさが増していった。2023年は1日3時間ほどかけ約2ヶ月で完成。仁王の力強くたくましい姿にあやかって無病息災の御利益を得ようと県外から訪れる人もいるという。大祈祷会では2023年作った本堂の わらじのほかに、2022年作ったわらじを本堂前の参道に敷いて参拝者を迎える。住職は「大わらじに乗り、互いに譲り合って大切な人生を過ごせるよう願ってほしい」と。 2024.1/7-1/8;9:00〜;大祈祷会、2024.1/7-1/8;9:30〜祈祷。
(問)大安楽寺 TEL 0263-33-0870

■松本市女鳥羽の「大安楽寺」で参拝者がはだしで乗ると「無病息災」や「健康健脚」の御利益があるという「大わらじ」を制作。
住職が手編みして紅白の鼻緒を縫うなどして仕上げ。大わらじは約12畳、長さ約7m×幅約3m。はだしの仁王像のために信者が作って奉納したのが始まりとされ、三沢住職が50年以上前から作るようになってから大きくなったという。 2023年は9/下から制作開始。住職は「わらじに上った方を助けてください、と祈りながら作っている」と。2024.1/7-1/8;大わらじは「厄除観音大祈祷え会」で境内に置かれ、参拝者に歩いてもらう。

■1/7;松本のお寺では無病息災などを願う厄除け縁日が行われています。
松本内田の「牛伏寺」では県内最大級といわれる「厄除け縁日大祭」が開かれ、朝から大勢の人が参拝に訪れています。本堂では読経と鐘・太鼓の音が響く中、護摩がたかれ、「家内安全」や「心身健勝」といった参拝者の願い事が書かれた木札を 炎にかざして祈祷した。1/7-1/8;牛伏寺の厄除け縁日大祭は例年並みの10万人の人出を予想。

■1/7-1/8;松本の寺院や神社では「厄よけ」行事が行われている。
参拝者は家内安全や商売繁盛などを願いつつ、新年早々から能登半島地震、羽田空港での航空機衝突と大きな災害・事故が続いていることから、世の中の平穏も願っていた。松本内田「牛伏」では厄除縁日大祭が行われ、多くの人が参道を上って 境内に向かった。牛の像に触れ、頭や足など良くなってほしい場所をなでながら願いごとをしていた。松本蟻ヶ崎「放光寺」では厄除観音大縁日があり、特別祈とうを待つ列ができた。参拝者は「国内では地震、海外では戦争で苦しんでいる人がいる。 早く元通りの世の中に」、「灯油や電気が高い。生活が楽になってほしい」と願っていた。住職は「ようやくコロナ禍が明けた。多くの人にとって飛躍の一年になってほしい」と。

■1/6;3連休初日、「国宝・松本城」では家族連れや外国人観光客で賑わった。松本城の正月三ガ日の入場者は1.1万人。2023年より1割減。

■JR東日本によれば、年末年始(12/28-2024.1/4)の「北陸新幹線」指定席予約状況はコロナ禍前の2018年度を上回っています。
12/11現在;北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」の指定席は59万席中26万席、2022年度比で131%、新型コロナ禍前(2018年度)に比べても107%。JR東日本は「5類に移行してからの鉄道利用の回復傾向が続いている」と。 予約状況では下りピークは12/30、上りピークは2024.1/3。

■正月三ヶ日の中信はおおむね天候に恵まれ、新型コロナが感染症法の5類に移行して初めての新年ということもあり、多くの観光施設や神社仏閣はにぎわいを見せた。
松本城は本丸庭園を無料開放した3日間(1/1-1/3)で1万1577人が来場。前年より全体の来場者数は約1割減少したが、外国人旅行者のみだと858人で約3割増。初詣の参拝客は、松本「四柱神社」で約6万人、深志神社は前年の2割増。 県護国神社も約3万人で前年より増加。穂高神社は約8.7万人で前年よりやや減った。穂高神社は「二年参りの参拝客が少なかった。天気が悪かったことが影響したのでは」と。 大王わさび農場は1/3から営業開始、約2300人が来場、前年より約2割増。スキー場は雪不足で前年より人出が減り、やや寂しい正月となった。雪不足でまだ全面滑走になっていない「Mt.乗鞍スキー場」は前年同期比約4割減。

■新年を迎え、松本や安曇野の神社では初詣に訪れる家族連れなどで賑わっている。
家族の健康や目標の実現を祈る人、能登半島地震を受け被災地の無事、自然災害が起こらないことなど1年の平穏を願う人もおり、さまざまな思いを込め手を合わせた。 1/2;松本「四柱神社」では参拝客の列が境内から縄手通りを抜けて千歳橋近くまで延びた。

■1/3;「国宝・松本城」で市民有志でつくる松本古城会で発足した組織「国宝松本城古城太鼓」が初打ちを披露した。
天守を背に本丸庭園では迫力ある太鼓の音色を響かせ、新たな年の始まりを告げた。20-60代の団員19人が参加、大太鼓や小型の締太鼓、金属製の双盤などを奏でた。計10曲を披露し、結成当初から20年以上続けてきた「出陣の譜」や 団員が作曲した楽曲も。団長は、新年早々に起きた能登半島地震や羽田空港での航空機事故などに触れ、「つらくて大変な方たちに向けて、太鼓を通して少しでも自分たちの元気を届けられたら」と。 この日、本丸庭園は無料開放され、新春から国宝の雄姿を楽しもうと開場前には長蛇の列ができた。

■1/3;「国宝松本城」では「新春祝賀特別公開」が行われている。
本丸庭園を無料開放し多くの観光客でにぎわっている。1/1;「黒門前」では武将や姫、忍者姿の「国宝松本城おもてなし隊」が「新春開門の儀」を行った。行列をつくって待った観光客と共に「開門!」と大きな声を上げると、 重厚な扉がゆっくりと開いた。おもてなし隊と一緒に記念撮影する家族などが列をなした。1/3;10:00,11:15;「国宝松本城古城太鼓」の演奏が行われる。

■1/3;年末年始を故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた。
能登半島地震の影響やや混雑で北陸新幹線の一部には遅れも出た。JR長野駅はUターンラッシュのピークで、お土産を抱えたりスーツケースを引いたりした家族連れなどで混み合った。 JRによれば、東京に向かう北陸新幹線の指定席は予約で埋まり、自由席乗車率は一部の列車で100%を超えるなど混雑した。

■2024.1/1;元旦、松本は青空が広がり、「松本城公園」には「国宝・松本城天守」と「初日の出」を拝もうとする大勢の人でにぎわった。
7:30頃、太陽が顔をのぞかせると、待ちわびていた人たちは一斉にカメラやスマホで撮影。一帯はオレンジ色の光に包まれた。

■2024.1/1;松本市人口は23万5475人(男115,517人(前年369人減)、女119,958人(同603人減))で前年比972人(0.41%)減少。
2023年の出生数は1447人(前年比204人減)。1400人台は初、新型コロナ禍で少子化が加速した。 地区別人口は9地区増、25地区減、1地区増減なし。増加率が最も高いのはマンション建設があった第3地区。減少率が高い地区は奈川5.5%減、入山辺3.0%減、四賀2.6%減と山間地で減少が目立つ。 世帯数は10万9370世帯(前年比972世帯増)。松本市は「人口24万人程度の維持」を目指す。

■県統計協会が発行する「2024長野県民手帳」
「アルクマ」をデザインした手帳カバーを初めて作り、手帳とカバーの同時予約で特典でアルクマシールがプレゼント。予約数は2022年同時期の6倍、2021年の12倍。 長野県民手帳は1961年に販売開始、近年の年間販売数は4.5万冊で全国各県の県民手帳でもトップ。予定が書き込めるカレンダー、県内市町村ごとの面積・人口・学校数・事業所数・自動車保有台数などさまざまな統計情報が掲載。 協会は2024年がアルクマ生誕15周年となるのにちなみ「アルクマの力も借りて、より多くの人に手帳を手にとってもらおう」と手帳カバーを作った。特典付は9/29受付分まで。(\550/県民手帳,\250/カバー)
(問)県統計協会 TEL 026-232-1121(平日)

「2024長野県民手帳」(県統計協会発行)


★2023年★
■2023.12/25-12/30;松本「縄手通り」で年末恒例の「暮れの市」が始まった。
新年に向けて、しめ飾りなどの正月飾りを販売する露店が軒を連ね、クリスマスから一転、年の瀬の雰囲気に包まれている。地元の露天商らでつくる中信街商組合が毎年開催。店先には長さ1.2mの大きな大黒締めや門松、松の枝、 松本伝統の竹細工の縁起物・お神酒の口などがずらりと並んでいる。松は神棚などに飾る長さ50cmから玄関用1.5mの枝まで大小、来店客は飾る場所を店主に伝えて一緒に選んでいた。「よいお年を」と声を掛けている。

■12/28;「国宝・松本城」で年末恒例のすす払いと、しめ縄の飾付けが行われた。
年の瀬を迎え、新年の準備が進む中、「国宝・松本城」では、1年間にたまったほこりを落とす恒例の「すす払い」が行われた。
松本城のすす払いは、新年を迎える前に毎年行われています。市職員や松本地域シルバー人材センタなど約30人が天守と黒門、太鼓門の3ヶ所で作業。約6mの竹ぼうきを使って壁などにたまったほこりを落とした。天守の屋根には、業者が 手の届かないところまで清掃した。地元のボランティアらが作った長さ6mのしめ縄を天守と黒門に飾りつけ、新年を迎える準備を整えた。この日は2023年最後の開場日。2023.4月ー2023.12/27;松本城の来場者は述べ73.8万人(前年比+24%)。 2022年は約59.3万人。10月は10.8万人(前年同月比約3.2万人増)、11月も前年より1万人増。新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで、コロナ前の水準まで回復した。松本城管理課は「1年間の感謝の気持ちを込めてすす払いを 行い、新年を迎える準備ができた。2024年も多くの人に城を訪れてほしい」と。松本城の本丸庭園は元日から3日までは無料開放。

■12/25;文科省が進める事業に、水に関する研究を核にした構想を提案した「信大」が選ばれた。
文科省などが2023年度から実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」は、特定の分野の強みを核とした経営戦略のもと、他の大学とも連携するなどして研究力の底上げに取り組む地域の大学などを支援するもの。信大は水に関する 研究を核に、イノベーションの創出や地域貢献などを進めるとした構想を提案し、12大学の1つに採択された。信大は今後5年間で、最大55億円の支援を受ける。信大は2023年度中をめどに新たな機構を設置し、別々に研究が行われていた 水処理や水素エネルギーの生成などに関する研究を、他の大学とも連携しながら実施し研究力を高めるという。循環型・地産地消型で永続供給することで産業振興と地球再生の実現を目指す。
実施期間は2029年3月までの5年間。12:25;信大「松本キャンパス」で中村宗一郎学長らが会見した。事業の柱の一つとなる研究の卓越化を進めるため、新たな研究組織として「アクア・リジェネレーション機構」を発足する。トップレベルの研究者を 中心に准教授・助教、専任技術職員らで研究ユニットを構成、総勢160人規模。産学官連携を背景に、企業の研究者らの受入れも想定する。松本キャンパスでは水やエネルギー関連の新拠点「アクア・リジェネレーション共創研究センタ」の整備を 進めている。機構の主要研究拠点と位置付け、30億円を研究設備などの整備経費に充てる。松本市などと連携した水・エネルギー地産地消モデルの実証タウンを形成する構想も。先行事例では海水の淡水化に使う「逆浸透膜」についての サウジ海水淡水化公社との実証実験、浄水などに応用できる結晶材料「信大クリスタル」のタンザニアでの大規模実証、太陽光を利用した触媒で水から直接、水素を取り出す技術などを挙げた。信大・中村宗一郎学長は「信州大学が水に関する 課題の解決を図っていくことは非常に意味がある。事業を進めながら信州大学の使命を果たしていきたい。日本は隠れた水の輸入国であり、長野県から解決に向かうことは非常に意味のあること」と。

■12/中;松本の新春恒例「松本あめ市」を前に、あめ店では縁起物の「福あめ」づくりが始まっています。
「福あめ」は、毎年1月に開かれる「松本あめ市」の名物で「福助」の顔があしらわれています。あめ市を前に、松本にある江戸時代から続くあめ店では、福あめづくりが始まっています。福あめは、白いあめと、墨や紅こうじなどで黒や赤に 色づけしたあめを束ね、直径20cmの円柱状にしていきます。そして、引っ張ったり転がしたりしながら直径2cmになるまで細く伸ばし、包丁で切っていくと、かわいらしい福助の顔が現れます。この店の福あめは砂糖を使用せず、もち米と 麦芽だけを使ったやわらかな甘みが特徴という。あめ店は「福助の表情がひとつひとつ違うので、楽しみながら、皆さんにとってよい年になるよう作っている。家族みんなであめをなめながら、いい団らんのひとときを過ごしてほしい」と。 この店では6000袋が作られ、2024.1/13-1/14;「松本あめ市」などで販売。

■12/中;松本で江戸末期から伝わる竹細工の縁起物の「お神酒みきの口」作りが大詰めを迎えている。
お神酒の口は、武士の内職で作られてきたものとされ、年の瀬に2本のとっくりに1本ずつ挿して神棚に供える。1998年に国選択無形民俗文化財指定。現在は編み手の女性が1人。11/中に松本で竹を収穫、ナタで皮をむいて細く割き、 曲線を描くように松や宝船の形に編んでいく。10種類計200対を制作。12/25-12/30;松本縄手通りの「矢澤鯛焼店」前で販売。「神棚に飾る人の願いに寄り添う気持ちで作った。これからも絶えさせずに続けてほしいという声に応えたい」と。

■松本で、2023年末に「松本どぶろく醸造所」がOPEN。
酒蔵ではなく個人のどぶろく醸造所は珍しい。どぶろくは米、米こうじ、水を原料とする酒。発酵してできたもろみを布で濾過ろかすると清酒に分類、濾過しなければどぶろくとなる。古くは農家などで自家製のどぶろくが愛飲されてきた。 明治時代に酒の自家醸造が全面禁止、その後は清酒の醸造量が増えると次第に姿を消した。近年は国の構造改革特区制度により、全国で醸造所が増えている。同醸造所は古民家を改装、2023年11月に酒造免許を取得して試験醸造を始めた。 12月にはどぶろくと軽食を味わえるバー「松本doburock」を併設OPEN。本来の甘みや酸味を感じられるように冷蔵庫で保管している。アルコール度数は5%未満。バーではスイートとドライの2種類。スイートは舌触りが滑らかで、口の中で 発泡する感覚が特徴。ドライはより落ち着いた甘みや香りを楽しめるという。米は松本産コシヒカリを使用。酒米ではなく飯米を使い、米自体の旨みうまを味わえるようにした。(\880/120ml)
その他、イチゴやリンゴ、ブルーベリーの実や果汁を混ぜたどぶろくも用意。(13:00-19:00,火/水定休)
(問)松本どぶろく醸造所 TEL 0263-88-8939

■12/5;松本市は「国宝・松本城」のお堀を浚渫で浄化する事業を2023年度から7年間かけて行う。
お堀が現在の姿になった大正時代以降、大規模な浚渫は初めて。対象面積は3万u。お堀の水は湧水で水質は良いが増殖したアオコが堆積した影響で、一部では底が露出。臭い対策のため、水は抜かずに厚さ1.5mの堆積物をポンプで取り除く。 文化財であるお堀の側面を傷つけないよう慎重に作業を進める。浚渫作業は2029年度までの7年間、秋〜冬に実施、総事業費は14億円を見込む。2023年度は12/15-2024.3月予定。松本市は現在、明治維新後に埋めたてられた城の外堀を復元する 事業を進めていて、水の浄化と合わせさらなる魅力アップに繋がりそう。

■12/5;松本郊外の「美鈴湖」で今季のワカサギ釣りが解禁。
桟橋には解禁を待ちわびた釣り客がずらりと並び、次々に釣果を上げていた。師走らしい冷え込みの中、テントを構えたり、分厚い防寒着に身を包んだりしながら、湖面ににらみを利かせ、当たりを引くと手際良く釣り上げていた。 美鈴湖でワカサギの試験放流をしている県水産試験場(明科)によると、2023年は湖を管理するウテナ荘の放流分と合わせて2600万粒の卵を放流した。夏の猛暑と渇水で水位が例年より低下した影響で、魚の数は少ないものの大きさは 例年以上という。

■12/1〜;松本波田の「竜島温泉・せせらぎの湯」で温泉の販売を再開する。
設備更新などで長い間を休止していた「温泉スタンド」を再開。「家庭で良質な温泉をお楽しみください」と。容器は持参、\10円と\100円硬貨のみ利用可。(7:00-19:00,無休,\10/10L)
(問)竜島温泉・せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126

■〜11/10;松本では「国宝松本城Week」と定めイベントを開催中。
11/10;松本市が「松本城の日」と定め、1週間、お城にまつわるさまざまなイベントが行われています。11/6;18:30;夜の松本城などを巡るツアーが行われた。参加者は天守から松本の夜景を楽しんだ。 松本市立博物館に移動し、江戸時代後期の松本城の城下町を再現した模型などの展示品を見学した。ツアーに参加した市民は「松本城から見える景色が日中によりきれい。定期的に松本城に足を運びたい」と。

「国宝 松本城の日」(2023.11.10;オリジナルフレーム切手)
■11/10;「国宝・松本城」の世界遺産登録に向けた機運を高めようと定められた「松本城の日」。
松本城では、記念品の配布などさまざまな催しが行われています。11/10;明治時代のはじめに松本城天守が取り壊されそうになった際、保存に向けた資金を集めるため地域の人たちが中心となって天守で博覧会を始めた日。 松本市などは、松本城を市民が守ったことを広くアピールするとともに、世界遺産登録への機運を高めようと、11/10を「松本城の日」と定めた。松本市と市内の企業・団体らでつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が 2021年度に制定した。11/10;松本城公園ではオリジナルのメモ帳や、NHK大河「どうする家康」で注目された初代城主・石川数正と康長親子のイラスト入りマグネットなどが先着300人に配られた。大勢の人が朝から列をつくり、 配布が始まって10分で終了。松本市文化振興課は「世界遺産登録を目指す中、多くの方に松本城を誇りに感じてもらうようにしていきたい」と。

■11/10;松本市の「国宝・松本城」の世界遺産登録に向けた機運を高めようと市が制定した「松本城の日」。
11/10;「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会は、「松本城の日」に合わせ、松本城公園でお城の特製紙ファイルやメモ帳などを限定300セット無料配布。世界遺産を目指し市民や観光客にPR。
11/10;日本郵便信越支社は「松本城」の記念切手(オリジナルフレーム切手)を発売。
四季折々の情景や北アを背景に映える松本城を版画で表現。木版画家の塩入久さんによる作品。(\1330/1シート;\84×10枚)
11/9;一夜限りのスペシャルナイトツアーが行われ、市民や観光客約40人が参加した。

■2024.1月;「松本市立博物館」が2023.10月の開館から3カ月を迎えた。
2カ月で常設展と特別展の観覧者は約4.4万人、常設展は1日当たりの目標人数を大きく上回った。1/13〜3/3;特別展第2弾として「至極の大衆文化 浮世絵?酒井コレクション」が始まり、国内外に日本の文化や松本の魅力を発信。新博物館は 鉄筋一部鉄骨造の3F建て、延べ面積は約7800u。松本城公園にある旧博物館の老朽化などに伴い、2016年に現在の場所に移転・新築することを決定。2020年着工、2022年完成。総事業費は約90億円。施設は3階が常設展示室、2階が特別展示室や 図書情報室、1階はキッズルームと交流学習室、講堂など。
常設展は、旧博物館での古い時代から新しい時代へと展開する通史展示を一新。松本の特徴を直接的に伝えられるよう、1)お城のあるまち、2)にぎわう商都、3)開かれた盆地、4)ともにある山、5)伝えてきた心、6)生きる力、7)変わりゆく社会、 8)継いでつなげての8つのテーマで構成。会場には縦約8m×横約4mのジオラマがある。江戸後期の城下町を推定復元したもので、南北2,4km、東西1.2kmの当時の町全体を一望できる。博物館学芸員は「外堀や内堀、街道などから典型的な城下町の 形が分かる。建物の大きさで住んでいる人の身分も違ったりする」。どのテーマ展示でも資料・写真・映像・パネルなどで説明。視覚的にも見やすい工夫が多く施されている。新春の伝統行事「あめ市」のにぎわいを象徴する宝船や、松本の形に 合わせて山の位置や名物などが分かる立体的な展示も。複数の学芸員がテーマごとに携わっており、その思いを伝える内容もある。常設展の出口は「まちにでかけよう」という言葉で締めくくられる。
1/13〜;浮世絵をテーマにした特別展が始まった。歌川国芳の寄せ絵、葛飾北斎の「富嶽三十六景」展示。日本三大コレクションの一つと言われる松本「日本浮世絵博物館」所蔵の「酒井コレクション」で、江戸時代にすられた貴重な木版画や 希少な肉筆画などを90点を展示。「現代は国内外で芸術と認められている浮世絵は江戸時代は庶民に親しまれる大衆文化だった。当時の人々の目線から魅力を再発見してほしい」と。
中世から令和まで約12万点の所蔵資料がある松本市立博物館。4月には松本藩主の戸田家家臣に注目した特別展を企画。学芸員は「松本はすごく面白くて、学ぶことがいっぱいある。その一つのきっかけとして訪れ、松本を好きになってもらえたら」と。
(1F:9:00-21:00,2F/3F展示室;9:00-17:00,常設展;\500/大人,\250/大学生,特別展;\1000/大人,\600/大学生,高校生以下無料)(セット券;\1200/大人,\800/大学生)
(問)松本市立博物館 TEL 0263-32-0133

■10/7;「新松本市立博物館」が開館した。
常設展示室には旧博物館時代から所蔵し、修復や復元などを経て本来の姿を取り戻した資料や、市民との協働で新たに制作されたものなどが並ぶ。松本のシンボルである「国宝・松本城」。新市立博物館の常設展の目玉は、城下町全体を 推定復元した長さ8.6m、幅5.2mのジオラマ。城下町を再現したジオラマでは国内最大級の大きさといい、武家屋敷や松本藩の藩校崇教館、町家などを細部まで作り込んでいる。松本城を中心に南北に2.4km、東西1.2kmに伸びる江戸時代後期の 城下町の全容を1/300で一望できる。ジオラマは新博物館の開館に合わせて制作、最新の研究成果を反映。1835年の絵図などを基にしている。現存する江戸時代の建物はほとんどないため、市民から城下町の資料や情報を募集し参考にした。 寄せられた写真から、中級と下級の武士の屋敷に形式の違いがあることなどが明らかになった。旧博物館で展示されていた松本城の模型も並べている。1911年に当時の松本尋常高等小学校(現開智小)の教員たちが、子どもが郷土の歴史を 学べる資料を作ろうと、幕末の城下町の様子を知るお年寄りに聞き取りをしながら3年かけて制作。総堀に囲われた城内を1/250の大きさで表現。

■10/7;新しい「松本市立博物館」が開館。
松本市立博物館は鉄筋コンクリート造りの3F建て、延べ床面積は約7770u。武家屋敷を意識したデザインで、松本市内16の市立博物館の基幹博物館とされる。老朽化した松本城公園内の旧博物館を2021年に閉館、約300m南西に移転・新築した。 建設費は約64.5億円。総事業費は約90億円。常設展示室では松本の自然や歴史・文化を8つのテーマに分けて展示。江戸時代の松本城下町を復元した巨大なジオラマ。3Fの常設展示室には国内最大級という模型(縦8m×横5m)で、市民から寄せられた 当時の絵図をもとに武家屋敷なども細かく再現。3年がかりで調査研究し、行き交う町人らの姿や店先ののれんなど細部まで1/300でリアルに作り込んだ。職員は「町人の街並みまで再現した城のジオラマは珍しく国内最大級。タイムスリップした ように武士や町人の見ていた景色を楽しめます」と。2Fでは150年前の松本博覧会などを紹介する特別展(〜12/10まで)。図書情報室には松本関連の書籍をそろえる。1Fは学習室や子どもの体験ひろばなど市民が無料で利用できるスペースを設け、 交流の場としても活用される。お土産のミュージアムショップ・喫茶店も備える。10/6;内覧会や開館記念式典が行われ、関係者約150人がオープンを祝った。式典で臥雲義尚市長は「松本の歴史・文化を学ぶ拠点として、にぎわいと回遊の 起点として、大きく育っていくことを期待する」と。加藤孝館長は「見ごたえのある展示を行っています。学んで、くつろいでいただけるような場所になればいい」と。 9:00-17:00;2F-3F,1F子ども体験ひろば(火曜休館)。9:00-21:00;その他(第3火曜休館)。常設展と特別展には観覧料要。

■10/7;松本「大名町通り」沿いに新たな「松本市立博物館」が開館。
松本の郷土資料を収集し展示する。中心市街地の立地を生かして観光や交流施設としての役割も担う。
〜12/10;開館記念特別展の第1弾は「まつもと博覧会」開催。1873年に「第1回松本博覧会」が開催されてから150周年を記念した企画。1872年に競売にかけられた松本城天守は博覧会の入場料などで買い戻しに成功した史実があり、 当時の博覧会を振り返る。現在の松本発の産業品も多数展示、松本の未来を考える展示内容。
12月まで土/日にはオープニングイベントを開く。イベントでは「沙田神社」など市内7神社による木遣りの発表、奈川・安曇・梓川地区の獅子舞の披露。高校生による書道、ダンスなどのパフォーマンス、松本発祥の音楽教育・ スズキメソードのコンサートなど。博物館前ポケットパークや大手門枡形跡広場などで開かれる。 2016年度の市基幹博物館施設構想で建設地を松本城大手門駐車場の敷地と決め、2020年着工、2022年に建物が完成。1F;オープンスペース、2F;企画展示、3F;常設展示。 館長は「新しい学びや価値の創出、将来につながる文化が誕生する場所になることを目指し、さまざまな仕掛けを多くの方々と展開していきたい」と。

■2023.10.7;開館予定の「松本市立博物館」の建設地をめぐって、土地所有者と30年間の賃貸借契約を結ぶ。
松本市は新たな「松本市立博物館」の開館を予定していますが、建設地の半分は民間事業者の所有地で、2030.3/末までの事業用定期借地権契約を結んでいます。契約では期限が切れたあと土地を返還する必要がある。 松本市は、契約の見直しなどについて事業者と協議を続けてきたが、8/1;松本市臥雲市長は、7/31;新たに30年間の普通借地権に基づく賃貸借契約を結ぶことで合意。新たな契約では、更新を行うことで継続的に土地を 借りられるため、市長は「博物館を将来にわたり安定的に運営する環境を整えることができた」と。市長は新たな契約を8月中に締結する予定。賃料は現在と同額の年間2000万円を維持する。市長は「前の市政が残した 課題に決着をつけることは大きな責務と感じていたのでほっとしている。市民や観光客に愛される博物館をつくっていきたい」と。
博物館建設を巡り、地元の市民団体は永続的に土地を使用できないのに博物館の建設を進める市に損害を与えたとして、前市長や現市長らを背任の疑いで刑事告発していた。
松本市立博物館は、1906年に松本尋常高等小内に設置された「明治37、38八年戦役紀念館」に由来、国内でも有数の長い歴史をもつ博物館。1967年10月に松本城二の丸で竣工、1968年開館した。建設費は2.8億円。 建設から50年が経過し、老朽化、狭隘化、情報化・バリアフリー化・国際化などへの対応が不十分なために新しい博物館建設が検討された。2016年移転候補地を松本城三の丸エリアに、大名町の松本市営松本城 大手門駐車場敷地を建設予定地に決定。2020.4月着工。新延床面積;7775u(現延床面積;3418u)、敷地面積;4115u、建築面積;2973u。鉄筋コンクリート造、耐火建築。
地上3F建ての新博物館の外観は2023.7月完成、非常に大きく目立ちます。松本市の高さ制限は29.4mだがお城周辺地区まちづくり協定で18mに。収蔵面積は1048uで(現行443m)2.3倍の広さ。
館内は1F;子ども体験ひろば(交流室;110u),こども展示(101u),講堂(159u),shop。2F;特別展示室(616u),図書情報室(102u),収蔵庫(730u)。3F;常設展示室(902u),収蔵庫(318u)。1F;パブリックスペースで市民交流・ 観光拠点(入場無料)。2F/3Fは有料。用地費・建設・展示工事費等;約100億円(うち建設費;64.5億円)。松本駅から徒歩15分。

■10/6;長野県と県石油商業組合は「SS過疎地」対策として、市町村を支援する「サポートチーム」を共同で設置する。
1自治体に最低1カ所のGSを維持、生活圏や商圏に応じた自治体間の連携で効率的な運営を図れるよう助言をしていく。人口減少が進む過疎地ではGS販売量が減少し、経営が厳しいGSが多い。全国には2022年度末時点で約2.8万ヶ所あるが、 1994年度末のピーク時から半減。資源エネルギー庁は、1)市町村内のGSが3ヶ所以下(長野県内5町30村)、2)最寄りのGSまで15km以上離れている地域(長野県内7市3町3村)、に該当する自治体をSS過疎地と定義して対策に取り組んでいる。 14村にはGS1ヶ所(北相木、平谷、根羽、売木、豊丘、王滝、麻績、生坂、朝日、木島平、小川、天龍、泰阜、高山)。長野県と石油商業組合は「SS過疎地対策の手引き」を作成した。その中で、市町村が事業者とコミュニケーションを取り、 事業を継続できるか把握すること求めている。県は市町村からの相談に応じ、事業継承や融資に関する制度の案内などをする。阿部守一知事は「長野県のどこに住んでも一定の安定したサービスを受けられるように対策を進めたい」と。

■9/30;「信濃毎日新聞社」(信毎)は100年続いた夕刊を休止。
「紙からデジタルへ」。ニュースはスマホで。2002-2022年の20年間で全国紙・地方紙の総発行部数は4739万→2869万部(39%減)、夕刊は1761万→593万部(66%減)(新聞協会調べ)
地方紙は夕刊の撤退が相次ぎ、夕刊の発行を続けているのは僅かでいつ休刊してもおかしくない状況という。信毎夕刊の休刊理由は新聞発行の原材料費・輸送費などの上昇と、インターネットの普及でニュースの伝わるスピードが増し、 夕刊をめぐる環境が変化したと。当日のニュースは2021.12月に配信を開始した「信濃毎日新聞デジタル」で提供。信毎によれば、1922年1月に発行を開始した夕刊は、1978年ピーク時の発行部数は7.3万部、2023.7月には1.7万部まで 落ち込んだ。
夕刊といえば、2003.7/24;TVアニメファンが「木崎湖」湖畔にある大糸線の無人駅「海ノ口駅」や木崎湖に集まっているという記事が信毎の夕刊(P6)に掲載されていた。
駅舎内に置かれているノートを読んでみると確かに全国各地から訪れていた。TV番組はWOWOWが2002.1月〜「おねがい☆ティーチャー」、2003.7/15始まった続編で「おねがい☆ツインズ」。駅舎にはファンが置いたノートが置かれています。 舞台は架空の町だが、ファンによれば湖畔のこぢんまりとした駅舎やホームの風景が海ノ口駅そっくりで、木崎湖キャンプ場、旧制松本高校、城山公園などがモデルになっているという。2002年頃から若い男性ファンが集まるようになり、 ファンの中は駅周辺のごみを拾ったり、駅舎の窓ガラスを拭く姿を見かけるという。地元では駅に花を飾るようになった。おねがい☆の井出安軌監督は松本出身、監督が最初に木崎湖を訪れたのは高2年夏休みでボートで遊んだという。 この記事以降、木崎湖や桟橋、海ノ口駅で写真を撮る人が増えたように思う。「木崎湖」が有名になるのは嬉しいこと、記事を読み返して思い出した。この夕刊は今でも手元にあります。
10/1〜;信毎朝刊の購読料は\3900/月(+\500増)、朝刊1部は\160(+\10円増)に改定。信毎デジタル(無料会員;記事5本/月,ウェブ会員;記事10本/月,デジタル会員;\3500/月)
※全国紙の朝刊販売数は読売(663万)、朝日(397万)、日経(168万)、毎日(185万部)、夕刊販売数は読売(162万)、朝日(121万)、日経(72万)、毎日(54万部)

■9/16;「国宝・松本城」の「三の丸」エリア(城北)の空き地に交流の場「タカノバ」がOPENした。
「国宝・松本城」と「旧開智学校」の2つの国宝の中間にある鷹匠町・北馬場界隈で、市営開智駐車場の裏、旧SSの跡地(400u)にはコンテナハウスやキッチンカーが並び、木製デッキの「タカノバ」ができ、飲食やクラフトのお店が出店した。 三の丸エリアは2022年3月、地域を緩やかに区切った10の「界隈」ごとにまちづくりビジョンを作成し、2023-2024年度をビジョンに沿った催しやまちづくりを実行・検証する期間と位置付け、住民の取り組みを松本市が後押し。住民が主体となる にぎわい創出の試み。9/16;タカノバのオープニングイベントを行い、城の南外堀跡に沿う「外堀大通り」では農産物を扱う「三のマルシェ」が開かれた。デッキでは太鼓やダンスの発表、松本・国宝の架け橋に関するクイズなど、 集まった人は敷地を象徴するケヤキの木陰で涼みつつ、会話したりビールを味わったり。にぎやかな雰囲気に、松本城を訪れた観光客も引き寄せられていた。マルシェは外堀大通りの拡幅が完了したことを受けて企画。イベント開催を 想定した広い歩道を活用した初めての催しで、果物や野菜、クラフト品、電動カート体験などのブースが並んだ。タカノバプロジェクトは「観光客に加え地元の人も集まる場にしたい」と。タカノバは常設、マルシェは9/17;10:00-16:00。

■8/25;「国宝・松本城」、「犬山城」、「松江城」の、松本市臥雲義尚市長、犬山市原欣伸市長、松江市上定昭仁市長が松本市役所で懇談した。
専門家の助言で、「姫路城」と「彦根城」を加えた「近世城郭の天守群」として一括で世界遺産登録される可能性を改めて確認したとし、国内候補が選定されるここ1-2年は重点的に活動を進めることで一致した。3市のトップ会談は3月以来。 ユネスコの諮問機関のイコモス国内委員長を務めた経験がある西村幸夫・国学院大教授を初めて講師に招いた。西村氏は、既に世界遺産の姫路城、国内候補入りした彦根城を念頭に「単独で登録されていても、その後に重複で登録された例がある」と。 先行した形の姫路、彦根と連携を深めるヒントになるとした。松江市は「協力関係を3市から5市に広げたい」、犬山市は「3市の宝から、世界の宝へと手を伸ばしたい」。臥雲市長は「約50年という短い間にできた貴重な木造建築で、 戦乱から平和の時代への移行期を映している」と。5城一体での登録に向け、「こうした世界に通じるストーリーを練り上げていきたい」と。

■8/20;「国宝・松本城」の世界文化遺産への登録を目指す松本市は地元の人たちが城の床を磨くイベントが行われた。
国宝・松本城がある松本市は、島根松江と愛知犬山とともに城の世界文化遺産への登録を目指しています。世界文化遺産への登録の機運を高めようと、3市では城の床を磨くイベントが開かれ、松本城には地元の人100人ほどが集まりました。 松本市臥雲義尚市長は「新型コロナが5類に移行し、外国人をはじめ多くの人が松本城を訪れている。世界文化遺産への登録につなげたい」と。このあと、参加者は大天守や月見櫓などに分かれ、米ぬかとクルミを麻の布で包んだ「たんぽ」と 呼ばれる昔ながらの道具を使って床磨きに取り組みました。「たんぽ」は床のつやを出したり、木材を傷みにくくしたりする効果があるということで、床の隅々まで丁寧に磨いていた。歴史のある松本城を世界遺産にしたいという思いで 磨きました」と市民。

■8/8;松本中心市街地で、初めて地区全体で子供の夏の伝統行事「ぼんぼん・青山様」が行われた。
大学生や中高生を含む約70人のボランティアが運営に参加し、縁日なども開いて新たな夏祭りを楽しんだ。「中央地区縁日だよ全員集合」と銘打って、中央地区町会連合会らが主催。児童約40人が参加、男子は法被姿で青山様のみこしを担ぎ、 女子は浴衣に花の髪飾りを付けて歌いながら、松本城大手門枡形跡広場から周辺町会を巡り歩いた。「青山様だよ、わっしょいこらしょい」と縄手通りを進むと、ほほ笑みながら写真を撮る観光客の姿も見られた。中央地区では16町会のうち、 青山様を独自に実施できていたのは3町会しかなく、地区全体で伝統を継承しようと実行委員会による開催にこぎつけた。中央地区町会連合会は「継続していた3町会でも男女一緒に青山様を行っていた。女子のぼんぼんをできたのは12年ぶり。 毎年続けて他の地区とも一緒にできるようになれば」と。
1975年から始まった夏祭り「松本ぼんぼん」は、女の子の行事「ぼんぼん」と男の子の行事「青山様」を元にした踊りのコンクールで、イベントを通して伝統を身近に感じてほしいという思いが込められ、市民が気軽に参加できる祭りを作ろうと始まった。 ぼんぼんと青山様は、江戸末期から明治にかけて、城下町の本町・中町・東町を中心に始まったとされ、深志神社によれば、明治初年から夏の深志神社の例祭が済むと、青山神社と称し、杉葉神輿を担いで城下町を練り歩くようになったという。 青山様は男の子が「青山神社」という小さな幟を立てた神輿を担ぎ、掛け声をかけながら町内の家をまわる行事。ぼんぼんは女の子が列をなして踊り歌を歌う行事。紙で作った花を頭に飾り、浴衣にほうずき提灯をさげ、ポックリ下駄をはいて 「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と町内を歌い歩く。歌は哀調を帯び、先祖の霊をしずめる行事とも云われる。

■8/5;「松本ぼんぼん」や「長野びんずる」など各地で夏祭りが開かれた。
松本中心市街地で行われた「松本ぼんぼん」には114連の5700人が参加。法被など揃いの衣装に身を包んだ踊り手たちが、軽快な音楽に合わせて街を練り歩きました。2023年は禁止だったかけ声も解禁され、城下町は熱気に包まれた。 長野の中心部で行われた「長野びんずる」には83連の4000人が参加。2023年は飲食などの制限を設けず、コロナ前に近い形で開催。雨が降るあいにくの天気でしたが、しゃもじやうちわを手にした参加者たちがはやしに合わせて踊り歩き、 夏の夜を盛り上げていた。

■8/5;松本の夏を彩る「第49回夏まつり松本ぼんぼん」が松本中心街で開かれた。
2022年の2.6倍となる115連が参加、5683人の踊り手がサンバ調の音楽に合わせて踊った。沿道には多くの観覧者が詰めかけ、にぎやかなぼんぼんが戻った。オープニングセレモニーで、松本商工会議所会頭は「ぼんぼんを将来につなぐため、 本来の踊りを真剣に踊ろう」と呼び掛けて踊りがスタート。企業や小学校など久しぶりに参加する連も多く、息の合った踊りで喜びを表現していた。コンテストでは松本自衛隊が最優秀賞。沿道では切れのある踊りに見入る人も多く、 受賞が伝えられると連のメンバーは観覧者と一緒に喜んでいた。千歳橋周辺は身動きができないほどの観覧者でにぎわった。長くぼんぼんに携わる松本商店街連盟は「松本の街が元気を取り戻すきっかけになれば」と。
松本では「松本ぼんぼん」が開催され、2023年は掛け声が解禁。2023年はノーマスク&掛け声ノイズマスクの着用は個人の判断に委ねられたが、殆どの人がマスクを外して踊っていた。参加数は114蓮5700人と2022年の2.6倍。6月に経営統合した 「八十二銀行」と「長野銀行」は合同の連で参加。各地で沸いた夏まつり。少しずつコロナ前の賑わいに戻ってきています。

■8/5;松本中心市街地を踊りながら練り歩く恒例の夏祭り「松本ぼんぼん」が行われ、踊り手の熱気に包まれた。
「松本ぼんぼん」は、地元の商店街の人たちが市民が気軽に参加できる祭りを作ろうと1976年に始めた。女の子が提灯を持って練り歩いた「ぼんぼん」という夏の行事に由来。踊り手たちは職場や学校などの仲間で「連」と呼ばれるグループを 作って参加、お揃いのはっぴやTシャツを着て息の合った踊りをみせていた。実行委によれば、114連、計5700人が参加。新型コロナ前と比べて連の数は半分ですが、会場は踊り手の熱気に包まれた。

■松本の子供の夏の伝統行事「ぼんぼん・青山様」を担う各町会の保護者らの負担が重くなっていることを受け、中央地区は2023年、地区全体で実施する。
行事の意味を知り継続していくために、若い世代を含めた実行委員会をつくって準備を進めている。8/8;一般に加えて中高生や大学生のボランティアにも多く参加してもらい、屋台や花火も楽しめる夏祭りの中で開く。中央地区の16町会で 現在、ぼんぼん・青山様を単独で行っているところはほとんどない。新型コロナ禍で行事を控える時期が重なって4年ぶりという町会が多く、ますます難しい状況。伝統を引き継ぎ子供たちの夏の思い出をつくるため、町会連合会の関係者らで 話し合って地区全体で取り組むことにした。若者主体で進めていきたいと以前に地域づくりに携わった大学生に声を掛け、5月に中央地区夏祭り実行委員会を組織した。夏祭り「縁日だよ!全員集合」は地区内の枡形ひろばで開き、ぼんぼん・ 青山様もここから出発。ひろばには屋台が並び、夏祭り気分を盛り上げる。花火は近くの女鳥羽川で手持ち花火を楽しむ。実行委員は「自分たちも楽しみながら参加し、若い世代を中心にみんなで盛り上げたい」と。

■旧暦に合わせて、ひと月遅れで「七夕」を祝う風習がある信州では、松本で地域に伝わる「七夕人形」に親しんでもらうイベントが開かれた。
松本と周辺の地域では、記録が残るなかでは、江戸時代から木や紙などで作った「織り姫」と「ひこ星」の人形に子どもの晴れ着を着せて軒先に飾り、風にあてて厄払いをする「七夕人形」の風習があります。8/5;地域の伝統に親しんでもらおうと、 松本で「七夕人形」のペーパークラフトを作るWSが開かれた。ペーパークラフトは、イベントを主催した地元の有志でつくる「松本七夕普及協議会」が制作したもので、子どもでも、はさみを使わず簡単に手でちぎれるように型抜きがされています。 松本で創業70年の人形専門店「村山人形店」の代表らが伝統文化を継承しようとペーパークラフトを開発。簡単に楽しく地域を学べるものとして作ったという。松本七夕普及協議会は地元の小学校やこども病院などにペーパークラフトキットを 1300セット作り、寄贈した。参加した子どもたちは作り方を教えてもらいながら、「織り姫」と「ひこ星」の七夕人形を作り上げていた。松本七夕普及協議会は「伝統文化の敷居を低くして、多くの人に知ってもらいたいと思い、企画した。 たくさんの人に喜んでもらえてうれしい」と。このWSは、10月開館の「松本市立博物館」でも開催予定。
店先に飾られた「織り姫」と「ひこ星」、さらに「カータリ人形」という七夕人形も展示。カータリ人形は足の長い人形で、彦星を背負って増水した天の川を渡り、織姫に引き合わせてくれるという。天の川を渡るカータリの名は「川渡り」の言葉が 変化したものらしい。水に濡れないよう着物を端折り、長い脚をした姿の人形。

■信州では4ヶ所で「観光草競馬」が開催されてきました。
5/下;大町では高瀬川の観音橋河川敷、8/上;塩尻では高ボッチ高原、9/下;安曇野では穂高牧運動公園、11/3;佐久では望月駒の里で草競馬を開催。ダートコースで土煙を上げて走る馬の迫力ある姿を堪能できた。
1)安曇野市(旧穂高町)は2017年で終了。農家で飼っていた農耕馬を集めてレースをしたのが始まりで、1998年頃からは県外から競走馬も出走するようになった。涼しい秋風の吹く山麓の馬場には草競馬ファンが詰めかけた。穂高牧 「西部スポーツゾーン牧運動場」では、amに予選、pmに決勝レースが行われた。競走馬による迫力あるレースで会場は盛り上がった。ポニーレースでは走らない馬もいて観戦していた面白かった。ポニーの乗馬体験は人気があった。 JAあづみや農産物直売所・Vif穂高が農産物や加工品などを販売。ポニー乗馬や農耕馬による馬車コーナー、ウサギやヤギと触れ合える「小動物ふれあい広場」などもあり、子供たちには大人気だった。芝生ではピクニック感覚でお弁当を 食べる家族連れもいた。大会を主催しいた安曇野競馬愛好会(旧穂高町競馬愛好会)が2017.4月に解散。同会によると、会員の高齢化、駐車場問題などで運営が難しくなったから中止になったという。大会は毎年、市営牧運動場で開かれたが 駐車場はなく、穂高会館Pからシャトルバスを運行。運行経費がかさみ、車で行けない不便さから集客が減った。集客減少から企業による協賛金も減額。出走馬の半数以上が県外からの参加で馬を集めるのが負担となった。競走馬・ポニー・ 農耕馬・速歩馬・道産子などが集められた。地元安曇野や大北の他、新潟、岐阜、愛知、三重、静岡、兵庫など、遠く北海道からも馬が参戦した。最盛期は出走馬が100頭、観客は約3000人と運動場の観客席が埋まったこともあったが、 最後の2017年は約40頭の出走で観客は100人と寂しかった。
2)大町の初夏の風物詩の観光草競馬は、2019年以降はコロナ渦で開催中止。
仏崎観音寺は農耕馬の息災を守護する寺で、馬の聖地として信仰を集め、境内には安静2年に奉納された千有一馬集絵馬を展示する絵馬堂があり、昔から奉納草競馬が行われてきました。80年以上の歴史があり名物となっていた観光草競馬は 残雪の爺ヶ岳や鹿島槍を望む高瀬川河川敷観音端南詰め所で開かれていた。大町愛馬会、仏崎競馬会などが協力、実行委員会が乗馬愛好者や馬主らに出場を呼びかけ、企業や個人からの寄付金で賄っていた。県内外からサラブレッドやポニー、 農耕馬など約40-50頭が出走。地元大町や安曇野、松本、愛知、岐阜などからも馬が出場。馬と騎手が一体となり、大きく大地を蹴って駆け抜ける迫力のレースが展開された。仏崎観音寺近くで道路建設のために開催地を高瀬川河川敷に 場所に変え、観光草競馬として長年多くの人に親しまれてきた。 2005年完成した有明大町線「観音橋」(1956年竣工コンクリローゼ橋)は老朽化のため付替えられたが、2001年は観音橋工事で河川敷が資材置き場となって草競馬が中止になったこともあった。出走馬はほとんどが中央を引退し、愛好者に 飼われている馬でした。体格や種類ごとに分けられた馬は1周500mのコースを1〜7周して勝敗を競った。豪快な砂煙を上げて疾走するレースでは、騎手が落馬したりする場面もあり、詰めかけた大勢の観客らは展開の読めないレースに 「がんばれ」と力いっぱい声援を送っていた。子どもたちが騎手を務めるポニーレースではレース途中で走るのをやめて立ち止まったり、歩いてしまったり、道草を食べて動かない馬、逆走する馬、競走する母馬に子馬がついて走ったり・・・、 歩かせるのにひと苦労するなど愛らしい姿が見られ、終了直後におっぱいを吸って観客の笑いを誘うなど、のどかな草競馬らしい光景が見られた。昔はBBQや手弁当を広げて観戦する家族連れが多かった。例年、初夏の大町を皮切りに、 塩尻の高ボッチ高原、安曇野穂高牧、佐久の望月駒の里と大会を巡っていった。
3)高ボッチ高原(標高1600m)では1952年に第1回草競馬開催。
当時は農家で飼育していた農耕馬が出走、多い年には80頭が出走した。観客は4000-5000人が訪れていた。日本一標高の高い競馬場」と言われる約400mのコース。出走馬は土煙を上げて疾走し、観客は馬の息遣いや振動を感じながら見入っていた。 2019年以降は新型コロナ禍で4年連続中止。2021年以降は豪雨災害で市道高ボッチ線・東山ルートが閉鎖などで開催できず。餌代の高騰などで馬を手放す人が増え、出走馬を確保できなくなり、約70年の歴史に幕を閉じた。
高ボッチ高原はくぼ地が「ダイダラボッチ」の足跡と云われた。眼下には松本平や諏訪湖、霧ヶ峰・車山、蓼科山、八ヶ岳連峰、富士山、南アの甲斐駒、北岳、仙丈ヶ岳、中アの駒ヶ岳、御岳、北アの乗鞍、槍・穂高連峰が望め、国内最高峰の富士山と、 2番目に高い北岳、 3番目の奥穂高岳と間ノ岳が一望できる場所は数少ない。同高原のレンゲツツジは約30万株、草競馬場から高ボッチ山にかけた山肌に群生しています。鮮やかな赤やオレンジ色の花が風に揺れています。鉢伏山は7/上頃が見ごろ。

■松本・安曇野の桜
1)松本城公園:80本(ソメイヨシノ,ヤエザクラ,ヒガンザクラ,シダレザクラ)、松本城外堀:300本(ソメイヨシノ) 2)松本弘法山古墳:4000本(ソメイヨシノ,ヤマザクラ,シダレザクラ)
3)松本城山公園:500本(ソメイヨシノ)
4)松本アルプス公園:1300本(ソメイヨシノ,オオヤマザクラ,シダレザクラ)
5)松本薄川堤防:360本(ソメイヨシノ)
6)松本梓川堤防:50本(ソメイヨシノ)
7)信州スカイパーク:1000本(ソメイヨシノ,ヤマザクラ,シダレザクラ)
8)松本安曇島々谷:30本(ソメイヨシノ)
9)安曇野豊科・光城山:1500本(ソメイヨシノ)
10)安曇野三郷・黒沢川200本(ソメイヨシノ)

■松本蟻ヶ崎の「城山公園」で展望台周辺の雑木林が伐採され、松本平を一望する眺望が開けた。
10-15mの木立が視界を遮り、長年の懸案になっていた。春の行楽シーズンを前に、早くも多くの市民が足を運んでいる。松本市が1/末-2月に展望台周囲に茂ったニセアカシアやナラ、クヌギなど樹齢30-40年の約50本を切り倒した。 これまでも数年に1度、枝葉は剪定していたが高さ10mの展望台に上っても視界が遮られ、改善を求める声が市民らから寄せられていた。伐採により明治期以来、一帯を見渡す景勝地として親しまれてきた「本来の眺望に近づいた」と。 北側の犬甘城の丘陵を除く東、南、西に300度の視界が開け、展望台に上らなくても後立山連峰まで望め、松本城も見渡せる。春の展望台付近は風が強いので要注意。

※ウェザーニュースの桜開花予想。
1)「松本城公園」;3/28開花,4/3満開,4/8花吹雪
2)「松本城山公園」;4/1開花,4/6満開,4/13桜吹雪、3)「松本弘法山古墳」;4/1,4/6満開,4/12花吹雪
4)「大町公園」;4/7;開花,4/13満開,4/22桜吹雪、5)「長野市城山公園」;4/2開花,4/7満開,4/13桜吹雪

■安曇野や大北では月遅れなのですが、最近は幼稚園などでは「新暦」。月遅れの桃の節句では雛人形や松本手まり、押し絵雛などを飾ります。
桃の節句に合わせて、古民家で風情と季節感を感じてもらおうと、松本内田の国重要文化財「馬場家住宅」で「ひな人形」を展示。
2023年4/2まで、2022年7月に馬場家の所蔵品から発見された松本伝統の「押絵雛」も室内の一角を彩る。押絵雛は、江戸末期から明治にかけて地域で盛んに制作されたひな人形。人形をかたどった厚紙に綿をのせて布で包み、半立体的に なっている。見つかった押絵雛は明治中期のものと推定され、4体が飾り棚に並ぶ。毎年展示される七段飾りや復元された押絵雛も展示し計8点54体。馬場家住宅は「昔ながらの伝統建築の中で、伝統的な行事を楽しんでもらいたい」と。 土人形など同時に発見された所蔵品も常設展示室で紹介。(9:00-17:00,月曜休館,\310/大人,中学生以下/松本市在住70歳以上無料)
(問)馬場家住宅 TEL 0263-85-5070

■2023.6月、松本市和田の「窪田空穂記念館」が30周年を迎えた。
松本市和田(旧和田村)出身の歌人で国文学者の窪田空穂氏を偲び業績をたたえる記念館で、市民や門下らの後押しを受けて誕生した。短歌関連資料の収集展示や調査研究、向かいの生家を使った文化事業などを展開する。関係者は先人の 思いとともに、施設が継承されるよう願っている。作品には故郷の風土や人々への思いが生きつづけている。空穂は「短歌とは自然や人生を自分の感動で具象化したもので生活と共にある」と語り、1万4000首の短歌を残した。郷土を愛した 空穂に共感し、偉大な業績を貴重な文化遺産として後世に残すべきと考え、1989年にキッセイ薬品工業(松本)らが「窪田空穂顕彰会」を発足。門下らでつくる「空穂会」、地元住民らによる市への陳情や多額の寄付、資料寄贈などを経て、 田園風景の中、1875年築の生家の隣に、1993年6月に記念館を開館。記念館は松本出身の建築家・故柳澤孝彦氏が設計。生家の本棟造りや北アルプス、和田の集落や自然に調和する。館内では空穂の作品や遺品、空穂系短歌結社の刊行物などを 常設展示、生家を活用した文化講座や短歌講座、子供向け伝統講座などを展開。今秋、30年の歩みの展示を企画。一帯では中部縦貫道の建設工事が本格化。かつて空穂が眺めた環境も将来変わる可能性がある。館長は「時代が変わっても、 多くの願いや思いによって記念館が生まれた重みを忘れず施設が継承されるように」と。
(9:00-17:00,\310/大人・高校生以上,中学生以下無料),月曜休館,休日は翌日,年末年始(12/29-1/3),冬期(12-2月;土/日/祝以外休館),P30無料,松本I.Cから車10分。
(問)松本市立博物館分館・窪田空穂記念館 TEL 0263-48-3440

■「松本観光コンベンション協会」はYoutubeに公式チャンネルを開設した。
チャンネル名は「れいチャンネル」。松本の魅力をこれまでに10回ほど配信、登録者数は128人(10/25)。夏から秋にかけて山岳観光のPRに力を入れ、乗鞍高原や上高地などの魅力を紹介する動画を公開。最も視聴されたのは 「美ヶ原高原の歩き方」で再生回数は2600回に上る。最新作は10/22;「乗鞍高原&上高地 紅葉見るならここ!!」。番組制作で重視しているのはテンポ感で、発信者が心から楽しまないと楽しさが伝わらないという思いがある。

■「国宝・松本城」は戦国時代の永正年間に築かれた「深志城」が始まりとされる。
豊臣秀吉の家臣、石川数正・康長父子が主導し、1593-1594年の天守などが整備された。5層6階の天守は1936年に国宝指定。平地に築かれた平城で、三重の水堀と土塁、石垣などを備える。入場者数は、2022年度は約73万人、コロナ禍前は 年間約90万人が訪れる観光地。

■「松本中町商店街振興組合」に加盟する事業者がエコ活動に積極的に取り組んでいる。
年末までスタンプラリー企画「この店のこれがエコ」を実施し、環境配慮型の商店街へイメージ形成を図る。プラスチック製品の廃止や地産地消、ごみの削減などをPRする29事業者が企画に参加。買物や飲食などをした利用客へ、スタンプ数に応じ、 中町のオリジナルグッズをプレゼント。組合は観光客が激減した新型コロナ禍で、持続可能社会への適応を商店街づくりのキーワードに据え、2021年度「ゆっくりのんびり中町 ホコ天×エコ展」の展開を始めた。地球温暖化防止や再生可能 エネルギーの促進に着目した企画を、半年間にわたり月1度開催。組合は「各店の活動に意味や価値を付けて発信し、全体の意識を一層高めたい」と。

■長野県観光機構は、長野県の観光情報を発信する会員制交流サイト「ながのファンコミュニティ」(Share Your Voice.Share Your Nagano.)の運営を始めた。
最新観光情報ややお得な情報を提供。(会員登録・利用無料)。会員向けアンケートも実施、回答すると抽選でギフト券などに交換できるポイントを獲得。
(問)ながのファンコミュニティ

■2025年度をメドに合併を目指す「八十二銀行」と「長野銀行」は、平日のATMの手数料を2023.10/2以降無料にする。
長野市に本店を置く八十二銀行と、松本市に本店を置く長野銀行は6月に経営統合、2025年度をめどに合併を目指しています。両行は顧客の利便性を高めようと、10/2〜;約770台の全ATMで手数料を統一。互いのATMを使う場合に最大\220円 かかっていた現金引出しの手数料は平日無料、土/日/祝は\110円。また、カードを使って振り込む手数料は無料、振り込み手数料は3万円未満は\110円、3万円以上は\220円。銀行は「経営統合後の効果を早期に顧客に還元したい。銀行統合の 相乗効果を早期に生み出すことによって地域とともに成長できる銀行グループへの変革を両行とともに目指していきたい」と。

■6/1;八十二銀行と長野銀行は正式に経営統合し、預金残高で9兆円規模の地銀グループになった。
今後、両行は店舗の統廃合など経営の合理化を進め、2025年度をメドに合併を目指すとしています。長野に本店を置く八十二銀行と松本に本店を置く長野銀行は、八十二銀行が長野銀行を完全子会社とする形で経営統合した。 八十二銀行は「互いの融和をはかることが重要。そのうえで何を行っていくのかそれぞれの強みを出し合い、中身の濃いサービスを提供していきたい」と。長野銀行は「八十二銀行のネットワークと一緒になったことでお客様によりよい提案が できると思っている。お客様どうしをつなげるなど、地域内で資金や資源を循環させたい」と。
店舗の統廃合は距離10km、車15分圏内の店舗を対象とするが、八十二銀行の「はちにの相続コンサルプラザ」など「特化型」店舗は増やし、個人向けサービスを充実させる。合併までは両行のコンサルティング業務を掛け合わせた「共創プロジェクト」を 展開。事業承継やM&A、海外進出、経営改善などの法人向けサービスを強化する。ATMを互いの銀行カードで利用する場合の提携手数料の無料化、両行間のATMからの振り込みを「他行扱い」から「本支店扱い」へ変更して手数料を優遇することも 検討中。10/2〜;実施を目指す。今後、両行は入金や出金などを管理するシステムの統合、ノウハウや人材の共有による収益の増強、店舗の合理化、ATMの共通化など経営の合理化を進める。合併時期、システム統合時期、合併後の行名については、 年内にスケジュールを発表予定。

■2023.5/30;八十二銀行との経営統合に向け、長野銀行は東証の上場廃止された。
1950年創業,1997年東証2部,1998年に東証1部上場,2022年東証スタンダード市場。26年間続いた上場企業としての歴史が区切りを迎えた。
5/29;長野銀の株価(終値)は\1543円、時価総額は142億円。
(資本金;130億円,預金残高;11048億円,貸出金;6588億円,経常利益;8.1億円,自己資本比率;9.5%)
(店舗数;県内52店,店舗外ATM;56,従業員数;635人)

■2023.5/29;八十二銀行(長野)と長野銀行(松本)の経営統合が金融庁から認可された。
両行は基盤的サービス維持計画を発表、現在は両行で計155ある店舗網を約70店舗減らして経営効率を高めてサービス向上や収益力強化を目指す。両行が策定した計画では、店舗は近隣に両行の店舗がある場合は統廃合を行う。両行の店舗がない場合は 店舗を維持。統廃合を検討する基準は閉鎖店舗と近隣店舗の距離が車で10kmかつ15分圏内にある場合とした。6/1;八十二銀行が長野銀行を完全子会社とする形で経営統合。今後、合併に向けた具体的な協議を加速する。頭取は「経営統合の基本方針を 発表して8カ月、短期間でここまでくることができた。真に地域のためになるように統合を進めていきたい」と。両行のシステム更新、支店の統廃合などでかかる費用約144億円。

■2023.5/12;長野銀行「決算」(2023.3月期)発表
長野銀行は5/30;株式上場を廃止、八十二銀行の完全子会社となり、その後合併する。長野銀行は「2つの銀行が1つのグループになることで、お客様によりよい価値を提供していきたい」と。
グループ全体(連結);
1)「総資産」;1兆1366億(前期比-10.31%)、「純資産」;419.7億円(前期比-16.18%)、「自己資本比率」;3.6%(前期比-0.3%)。ROE;2.83%(+0.14%)、ROA;0.1%(-0.01%)
2)「経常収益」;214.3億円(前期比16.4億円増(+8.3%)、「経常費用」;197.3億円(前期比18.7億円増)
3)「経常利益」;16.9億円(前期比2.2億円減(-11.5%)、「当期純利益」;11.7億円(前期比1.6億円減(-12.1%)

■2023.1/20;「八十二銀行」と「長野銀行」は、2022年9月に基本合意していた経営統合について最終合意したと発表。
3/24;株主総会で認可を得た後、株式交換により八十二銀が長野銀を完全子会社化、6/1;経営統合する。長野銀の本店は中南信の中核拠点と位置づけ、両行が合併するタイミングで新行名への変更を検討する。両行は取締役会を開いて 経営統合を決議、両行の間で株式交換契約と経営統合契約を締結した。交換比率は長野銀の1株に対して、八十二銀の2.54株を割り当てる。株価を基に比率を決めた。5/30;長野銀が上場廃止。八十二銀の松下正樹頭取と長野銀の西澤仁志頭取は、 経営統合後は速やかに両行が合併し、その効果を早期に顧客に還元したいと今後の方針を説明。西澤頭取は「経営統合で融資姿勢が変わると心配される方もいるが、両行の経営リソースをかけ合わせ、従来よりきめ細かな支援をしていく」と。 松下頭取は行名は変える方針で合併までの間に決定する。「お客さまに負担をかけることであり、行名にはそれぞれ思いもある。どのような形がよいか今後検討していく」と。現在、基幹システムは八十二銀がIBM、長野銀はNTT-Dのシステムを活用。 八十二銀は子会社12、長野銀は子会社2で計子会社14。松下頭取は「八十二銀には関連会社を含めて300人のシステム要員がおり、八十二銀のシステムを基本にしていく」と。統合後は長野市にある八十二銀本店が本店、松本の長野銀本店は 「中南信の拠点として活用」。多くの地域で重複する支店は、店舗の統廃合や本部組織の整理統合などを進める。八十二銀は県内の貸出金シェアが5割を超えるトップ銀行。長野銀も松本など中信を中心に存在感を持つ。両行を合わせた預金残高は 9兆円超、貸出金残高も6.6兆円、信用金庫などを含めた県内の金融環境は大きな転換点を迎えそう。

■2022.6/1;「八十二銀行」と「長野銀行」が経営統合することで最終合意した。
預金残高で9兆円規模の地銀グループが誕生する。長野「八十二銀行」と松本「長野銀行」は2022年9月の基本合意に基づいて経営統合することを決めた。6/1;「八十二銀行」が株式交換という手法によって「長野銀行」を完全子会社に 、2年後をめどに合併する。今後は統合準備委員会を設置し、入出金を管理するシステム統合に向けた作業の進め方、店舗の合理化、ATMの共通化など、統合による効果が最大限発揮されるよう議論を進めていく。
八十二銀行・松下正樹頭取は「お互いの企業文化を融合して、新しい銀行グループとして、今後の地域経済発展のために、お客様のために進めていきたい」。長野銀行・西澤仁志頭取は「できるだけ早く具体的な統合効果を還元できるように 進めていきたい」。両行は地域経済の落ち込みなどで経営環境が厳しさを増す中、経営統合で健全な経営基盤の構築を図ろうと協議を進め、2022年9月に基本合意。統合によって、「人的資本の活用と企業風土の変革」、「金融仲介機能・ 金融サービスの強化」、「事業領域拡大の強化」、「経営基盤の強化」の相乗効果が見込まれるとしています。
預金残高は八十二銀行(8兆0666億円)、長野銀行(1兆1048億円)。1931年第十九銀行(上田)と六十三銀行(長野)の合併で八十二銀行が発足。銀行名の「八十二」は「十九」+「六十三」。 長野銀行は1950年11月長野県商工信用組合設立、1970年4月「長野相互銀行」に変更。1989年2月「長野銀行」に変更。
地銀では横浜(17.3兆円),埼玉りそな(16.5兆円),千葉(14.7兆円),福岡(13兆円),静岡(11.4兆円),北洋(10.5兆円),常陽(10兆円),西日本シティ銀行(9.3兆円),広島(8.7兆円)など。

■松本パルコは2025.2/末で閉店。
1984.8月;松本パルコは松本駅から徒歩10分の場所にオープン。松本には「パルコがある」と市民の誇りでもあった。オープンから40年間の感謝の気持ちを伝えるイベントなどを開く。
郊外型の大型SCの進出や消費者ニーズの変化で「街の顔」は徐々に低下、2025.2/末で閉店する。8/29;市民有志による「ありがとう松本パルコ実行委員会」が設立した。閉館までにアーティストによる音楽イベント、かつて出店していた テナントから集めた昔の写真展、思い出を語る感謝パーティーの開催などを行う計画。8/29;松本市や松本商工会議所、松本商店街連盟などは、松本中心市街地の活性化に向けて「商都松本にぎわい発信プロジェクト実行委員会」が設立された。 マルシェ開催などを行う。利用者の声を聞いてパルコ周辺で望まれる機能を把握し、街づくりに生かす考え。両団体は連携して商店街に統一デザインのフラッグや、松本駅構内に横断幕を掲示する。松本パルコは「パルコを愛してくれた人たちが 街をよくする活動に関わってくれるとうれしい」と。松本駅前では老舗「井上百貨店」(本店)も2025.3/末には閉店する。

■2024.4/19;松本パルコの後利用の方針について「白紙」に戻った。
松本市臥雲市長は、松本パルコ閉店後の後利用について、4/17;パルコから「市長選挙の結果を踏まえ、複合施設の開業に向けた協議を中止せざるを得ない」と連絡があったという。民間の意思決定のスピード感と行政手続きの スケジュール感との間でギャップがあったことが中止に至った大きな要因。臥雲市長は「松本市として極めて残念。市民の共感と納得なくして見切り発車で進めていくことはできないため、やむを得ない」と。 2025年2月に閉店する松本パルコの後利用を巡っては、パルコが建物の南側旧館を解体し、北側新館を改築して地上1F,1F-2Fを商業施設として2026年に再開予定。松本市は公民連携で複合施設として上層階(3F-6F)を借り受け、 契約期間20年間で年間3億円の賃料を支払い、子育て支援、文化振興、図書館など公共施設を整備する方針で検討してきた。3月松本市長選では巨額の公金支出に対する市民の異論が出ていた。臥雲市長は松本市長選で松本パルコの 後利用計画を訴えたが、次点となった新人候補とは477票の差と接戦になった。パルコは選挙結果や、市の方針決定に時間がかかりそうな状況を踏まえて判断したものとみられます。松本中心市街地の長期空洞化が懸念されます。 今後、活用方法について、市は関与せず、パルコ側に委ねられます。松本商店街連盟は今後の対応について早急に市との協議を求める意向を示した。松本商工会議所は「駅前や松本城周辺など中心市街地のにぎわい作りに向けて、 松本商店街連盟や松本市と歩調を合わせて対応を進めていきたい」と。パルコは「2025年2/末閉店まで精一杯営業し、市の賑わいに貢献したい。後利用については未定で再検討する」と。

■2025.2/末に閉店する松本パルコの後利用について、松本市は議論の準備を進める。
松本市長選では新人候補が臥雲義尚市長に477票差まで肉薄した。年間約3億円で20年間賃貸借というパルコ側の提示を受け入れることを「税金の無駄遣い」との批判した新人候補が現職を猛追。市の対応方針への賛否が分かれる結果となった。 選挙結果を受けて、行政が関与すべきかどうかという原点から改めて議会と協議、市民アンケートを行う方針。臥雲市長は「市民の共感と納得を得た上でなければ前に進められない」。パルコがある伊勢町、本町などの中心市街地の 空洞化阻止に市が関与すべきか?、市の手法はどうあるべきか?、公共施設を整備するならその中身は?。市民アンケートでは、図書館、子育て支援、文化振興などの複合施設を前提とせず、自由に意見や提案を募る方向で検討中。 パルコが北側新館を改築した上で下層階を商業施設に、上層階を市が借りて複合施設を整備する方針は市議会が2月に了承。パルコは2026年中の再開を目指す。松本市総合戦略室は「キーワードは共感と納得、説明を尽くして理解を得る」。

■11/17;「松本パルコ」は店頭にX'masツリーを飾り付け、点灯式を行った。
山形村産の高さ約6mのモミの木に4100個のイルミネーションが施され、クリスマスに向けたムードを高めた。カウントダウンをしてイルミネーションが色とりどりに輝き、地元中高生によるX'masジャズコンサートもあり、華やかな雰囲気に 包まれた。

■2025年2月末で閉店する「松本パルコ」の後利用について、2/7;松本市議会経済文教委員会は、松本市が北半分の新館3-6Fを年間3億円の賃料で20年間借り、公共施設を設置する方針。「パルコ」は新館を改築、BF1〜F2を商業施設として 2026年中の営業再開を目指す。店舗面積約2.2万uのうち花時計公園側の旧館(南半分)は解体、土地は売却予定。新館はパルコが約1年かけて改築、低層階に商業テナントを集める。上層階は、新スタイルの図書館や子供の遊び場、 eーsportなどの文化拠点などを複合した施設を松本市が設ける。プロジェクトチームを立ち上げ、市民の声を聞きつつ公共施設の詳細を詰めていく。

■1/29;2025年2月に閉店する松本中心部の「松本パルコ」の改築後の方向性について、市議会で示された。
「松本パルコ」改築後は、1996年に増築した北側の新館の下層階は商業施設、上層階は松本市が借りて図書館などの公共施設にする。新館は改築した上、B1-2Fは商業施設、2026年再開を目指す。3F-6Fの5000uは松本市が賃貸借、共益費などを含む 概算で年間3億円の契約を20年間結ぶという。花時計公園側の南の旧館は取り壊し、土地は売却予定。

■2025年2/末に閉店する「松本パルコ」(B1-F6,延べ約2.2万u)の後利用について、「パルコ」は伊勢町通り側の北半分を改築、南側半分は建物を解体する方針。
北半分のうちB1F-F2は商業施設として2026年中の営業再開。松本市は上層階を借り、公共施設を設置する方向。

■2025年2/末で閉店する「松本パルコ」
後利用として「まちなか図書館」構想が浮上。松本市は公共複合施設として借上げて上層階に配置する方針。
中央図書館で行われた「図書館シンポジウム」には約70人が集まった。本の貸出しをせずに年間約100万人が来館する札幌市図書情報館の事例が紹介され、市民ニーズに応じたテーマ別に本を配架し、司書による調査・相談支援を充実させた 課題解決型の運営についての話に熱心に耳を傾けた。松本市臥雲義尚市長は中央図書館の機能分館として「図書館という言葉の枠を超えた、街の回遊につながるものを作り上げたい」とする。全国の先進事例を参考に、さまざまな情報を求める 多世代の人が滞留する憩いの場づくりを検討していく。現在、図書館利用登録者は市民の2割(約4.7万人)。図書館で大勢の集客が見込めるのか、市民アンケートでは課題の駐車場を挙げる声が多い。中央図書館にアクセスする子育て世帯は 「パルコ近くの立体駐車場に車を止め、ベビーカーを押して道路を渡るのは手間」。低層階に入る商業施設との相乗効果をどう生むのかが課題。

■2025年2月に閉店する「松本パルコ」の後利用について、地元の商店街が松本市に要望書を提出した。
要望書は商工会議所と商店街連盟が提出し、後利用について、松本市が積極的に関与し活性化に取り組むことや閉店後には速やかに施設が再開されるよう協力することを求めています。松本パルコは1984年オープン以来、中心市街地の シンボルとして親しまれてきたが、売上げ減少などにより、2025年2月末で閉店する。松本市は、建物は低層階を商業施設に、上層階には市が借り上げて「まちなか図書館」などの公共施設として活用する方向。松本商工会議所は「行政と 経済団体が協力しないといい街づくりにはつながらない。若者が集える場所になるよう、市には事業者が納得できるように進めてほしい」。松本市臥雲市長は「これから具体的な話をしていくスタートライン。地域全体で街づくりを進めたい。 郊外型大型商業施設と違う松本らしさをどう生み出せるか。三ガク都の価値を作り上げる視点を持って積極的に関与したい」。

■2025年2月に閉店する「松本パルコ」について、松本市は下層階は商業施設、上層階は公共施設として利用することを検討。

松本市中央1丁目の「松本パルコ」は1984年オープン。市中心部のシンボルとして親しまれてきたが、売上げ減少などにより、2025年2/末で閉店する。松本市臥雲市長は、下層階は商業施設としての活用を続け、上層階(約5000u)は市が借り上げて 公共施設にすることで検討が進められていると説明した。10/下;パルコ側から閉店後速やかに改築工事を行った上で施設を再開する案が示されたという。商業施設の再開と中心部に公共施設があることが市民の利便性向上につながるとして、 「まちなか図書館」をはじめとした複合施設を軸に具体化していく。市長は「商業施設が再開される可能性が示されたことは非常に大きな意味がある。店舗に公共施設を併設することで新たなにぎわいの創出や市民の利便性向上につなげていく。 パルコ側から具体的な内容が提示されしだい、今後の進め方を議会と協議したい」と。

■2025年2月末に閉店する「松本パルコ」
松本パルコ(BF1,地上6F),延べ約2.2万u)は閉店後に改築を行い、低層階を商業施設、上層階を公共施設として再開を検討中。公共施設と複数の店舗が入る複合施設としてリニューアルすれば、中心市街地のまちづくりに大きなインパクトを 与える。閉店による中心市街地の空洞化にも一定の歯止めがかかりそう。10/下;運営会社が松本市役所を訪れ、具体的な方向性を提示。市に5000uの賃貸借を依頼したほか、閉店後速やかに改築を行い、早期に営業を始める考えを示したという。 臥雲義尚市長は、公民連携のまちづくりを重視。パルコ閉店後の在り方は中心市街地再活性の鍵だとし「必要とあれば、市がポストパルコの計画に積極的かつ主体的に参画すべき」と。松本パルコは1984年開業、1996年に増床。 若者文化の発信地として大きな存在感を発揮してきた。2023年2月、中心街の競合激化などを理由に閉店を発表した。

■松本パルコが2025年2/末に閉店。松本中心市街地の活性化の取り組みが大きな転機を迎える。
パルコは地元の商店街活動への貢献も大きく、商都・松本の求心力を大きく失うことになる。閉店後の土地・ビルの民間活用や公共利用を視野に、松本市は市商業ビジョンを2023年度に見直す考え。松本パルコは中心街の空洞化を防ぐ 役割を果たしてきた。1996年増築時は、市が周辺一帯で土地区画整理事業を実施。その一環で市が換地などを支援し、パルコ前に花時計公園を配置した。当時はパルコ出店を歓迎する地元商店街の機運があり、再開発の原動力になったという。 松本市は2017年に新たな商業ビジョンを策定した。パルコとイオンモールを軸とする中心街全体を一つのモールと捉え、人々が回遊する街を目指した。両店は競合しつつも、連携して販促キャンペーンを行うなど切磋琢磨し、行き来を促した。 そんな中、パルコが閉店を発表。市は利活用の支援、調整に前向きで、臥雲義尚市長は「市街地の核となる場所で利活用の可能性は大きい」と。「分散型市役所ということで公共事業と民間投資を連動させたまちづくりを4月以降本格的に 動かしたいので、さまざまな選択肢を念頭に置きながら検討したい」と。こうした街づくりの転換期が、商業ビジョンの中間見直しと重なった。市は、パルコを含めた商業関係者と、新たな中心市街地の将来像を再考する方針。

■松本中心市街地のシンボリックな「松本パルコ」が2025年2/末で営業終了。

2/27;J・フロントリテイリングは子会社のパルコが運営する「松本パルコ」は、2年後の2025年2月末をもって閉店することを発表。2/24;取締役会で決定。
1)閉店理由;時代に伴う商業圏の縮小や松本市内での競合店の進出、買物スタイルの変化、インターネットによる通販の普及、コロナ禍による集客悪化も影響。
2)開業;39年前の1984年8月OPEN。地上6F・地下1F、店舗面積2.2万u、売場面積1.1万u。大型商業施設として、アパレルブランドやスポーツ、雑貨、楽器など74のテナントが入り、ファッションビルとして若者を中心に注目を集めた。
3)売上;1996年には売場を増床しRE-OPEN、売上げは95億円とピークになった。近年の売上げは減少傾向で、コロナ前の2019年度には52億円とピーク時の6割以下に低迷。コロナ禍の影響を受けた過去2年間は40億円以下に落ち込み、 2021年度は39.8億円と、全国18店のパルコの中で売上げが最少となった。
4)今後;2年後には40周年を迎え、40年の歴史に幕を下ろす。閉店後の跡地利用は未定。今後、地権者などと検討する。
5)松本市臥雲義尚市長は「地方都市にありながら最先端の流行を求めることができるなど、松本パルコにはまちづくりに大きく貢献してしてもらい感謝している。中心市街地の中核的な商業施設であるだけに、非常に残念な思いもあるが、 これをきっかけに次なる街づくり、中心市街地のあり方を市民や民間事業者とともに考えていきたい」
パルコは「店舗を取り巻く商業環境の変化や、今後想定される投資負担などを考慮して営業終了を決めた。これまで松本市民をはじめ、多くのお客様に愛していただき感謝に堪えません。閉店する2年後までしっかり営業していきたい」と。
6)松本パルコは地域のシンボルだったため、クリスマスシーズンのイルミが寂しくなりそう。その昔、白線流しで「松本はいなかでもないですよ。パルコもあるし」と言っていた。長野に対抗できる自慢にパルコがあったのに。 最近は空きテナントがあり、人の流れは完全にイオンモール松本へ。パルコ付近は駐車料金が高いが、イオンは駐車場完備(晴庭立体P1600,風庭平面P50,空庭P100,提携駐車場P2000;土/日/祝3H無料,平日5H無料)。twitterでは 一つの時代が終わる。町の空洞化が心配。寂しくなるなど閉店を惜しむ声の他、青春時代を過ごしたなどと思い出を語る投稿も多く、「松本パルコ」がトレンド入りした。

■松本駅前の老舗「井上百貨店」が2025.3/末で閉店。
松本ではパルコに続いて大型商業施設が撤退。築45年経過した施設の老朽化が大きな要因という。井上は大規模な設備更新は現実的ではないと判断。「創業140年間、時代に応じて変化しながらも地元に根差して営業してきた。 1979年に駅前に移転後、築45年が経過。大規模な設備更新が必要な状況で、今後、快適に買物を楽しんでもらうことが難しいと判断した。時代や環境の変化に対応していくための前向きな決断。何らかの形で松本での事業を続けていくのは 我々の使命」とも。井上の後利用は土地・建物は未定。今後は山形村「アイシティ21」と統合。学生服、人気ブランド、ギフトといった販売は松本中心市街地の別の場所に一部の専門店を入れて新たな事業を検討中。
井上百貨店は、1885年に現在の場所からは500m北の「六九商店街」で「井上呉服店」として創業。45年前の1979年に松本駅前に移転、「まちのデパート」として松本市民に親しまれてきた。1980年〜1990年代の全盛期には年間200億円を 売上げたが、近年は郊外型大型店との競合やネット通販などを背景に、売上は半減以下。店舗は地上7F・地下1F、売り場面積は8300u。市民は「昔から贈り物は井上でだった。近年は人が少ないので心配していたがまさか…」と。
臥雲義尚市長は「商都、松本の象徴的な存在。創業140年の節目として非常に重い経営判断をなされたと受け止めている。松本駅前から松本城周辺まで、市街地の中核エリアについての見取り図を描き直す必要がある。商業、観光、交通、 住居、金融。そこに都市計画の専門家を交えて、オール松本体制で、松本の中核エリアの再設計に取り組んでいきたい」と、2024年度中に各業種の代表者や専門家とともに中心市街地活性化の方向性を改めて検討していく。
松本商工会議所は「長年にわたり、地域経済と文化を牽引してきた井上百貨店が駅前からなくなることは非常に残念。相次ぐ大型店の閉店で街が衰退することがないように、活性化や街づくりを行政・商店街と連携して進めていきたい」と。

■松本市高宮中のイトーヨーカドー南松本店が2025年1月に閉店する。
南松本店は1998年開業。南松本ショッピングセンタ(6F建て店舗面積約1.2万u)。ロフトなど20-30店のテナントが入ったいた。セブン&アイ・HD傘下のイトーヨーカ堂は152億円の当期純損失を計上、3期連続で最終赤字と業績が低迷。 経営計画では全国125店舗のうち採算性の低い33店舗を2026年までに閉鎖する方針で首都圏に集約する。2025年2/末に閉店する松本パルコと合わせ、市内の大型店が同時期に姿を消す。南松本店は、イオン南松本店などとの競合が続いていた。 松本駅前にイトーヨーカドー松本店(アリオ松本)があったが2017年に撤退した。

■2023.5/22;松本市臥雲義尚市長は、松本市が掲げる5つの重点戦略に「市街地活性」を新たに盛り込んだ。
松本市の重点戦略はDX、ゼロカーボン、ポストコロナ、新交通、人口定常化の5本柱。中心市街地の「重点」は松本駅前、松本城周辺、あがたの森通り南の3エリア。パルコ閉店後の商店街空洞化対策、松本城三の丸エリアのにぎわい創出、 松本BTに発着する路線バス乗場を集約するための駅前ロータリー再編などを検討する。松本パルコ閉店に揺れる伊勢町・本町エリア、松本駅前の活性化などを重視する考え。「駅前大通り」(あがたの森通り)の南側は住居地としての選択肢を 含めた高度化・集積化を検討していく」。JT松本支店跡地周辺から東の博労町方面の住宅政策を検討。臥雲市長はあがたの森通り南側について、松本駅付近のマンション需要が極めて高く、若い世代の定住人口増を望む地元住民の声があると指摘。 特に松本駅前記念公園西隣のJT跡地周辺から博労町方面をポイントに挙げ、「お城と北アルプスの山並み、美ヶ原高原の光景を損なうことはあってはならないが、商業施設と併せた住居の集積化、高度化を検討課題としたい」。ただ、市は 景観計画で高さ制限を設けており、同エリアはお城と同じ29.4m、ただし景観上支障がない範囲で45mまで緩和が認められ、建てられる高層マンションは15F建て相当まで。同計画は3月に改定したばかりで、基準を見直すかどうかも議論となりそう。

■FDAはモンベルと航空業界として初めて提携した。
10/1-2023.3/31;信州まつもと空港で優待特典サービスを開始。モンベルが保有する「モンベルクラブ」会員向けのサービス「フレンドショップ」ではメンバーズカードを提示する事で様々な優待を受けることができます。 FDA信州まつもと空港カウンタではモンベルクラブの会員向け優待特典として、FDA便搭乗でオリジナルLEDキーホルダー1個プレゼント。


■2022.6/10;2021年8月の大雨で被災して一部区間が不通になっていた松本のアルピコ交通「上高地線」が全線で運行を再開した。
これに関するページ「上高地線災害普及」に移動掲載しました。



★★★観光★★★
■松本で撮影された映画やテレビドラマのロケ地を紹介する「松本ロケ地マップ」の2024年度版が完成。
5月公開の「青春18×2君へと続く道」と6月公開の「言えない秘密」の2つの映画のロケ地も掲載。松本市観光案内所、市観光情報センタ、市内の映画館で配布。ロケ地巡りを楽しめる。 松本駅、国宝・松本城、あがたの森公園・旧制松本高等学校、上高地、美ヶ原なども掲載した。「松本シネマ」に認定されている7作品のページや松本のグルメや観光スポットも紹介。 長A4判8つ折り、両面カラー、7000部印刷。松本観光コンベンション協会は「市民や観光客に楽しんでほしい」と。

■旅行ガイドブック「地球の歩き方」信州版が2025年春に発行される。
1979年創刊した「地球の歩き方」は海外旅行のバイブル的存在。観光情報を掲載したガイドブック「地球の歩き方」の信州版は長野県の魅力を県内外の人に知ってもらおうと、77市町村のグルメやアート、自然などの情報を532頁に紹介する。 阿部知事は「地域ごとに様々な歴史・文化・風土があるので多彩な信州の魅力を発信してほしい」と。「地球の歩き方」編集長は「地元の方でも知らなかったり、気づいていなかったりする地域の魅力を盛り込んだガイドブックを目指したい」と。 「地球の歩き方」信州発刊決定記念アンケートでは、信州のおすすめグルメやスポット、あるあるネタ、体験談を募集中。採用者には掲載本を1冊、アンケート回答抽選30名にクオカード、地球の歩き方オリジナルグッズ。(締切;9/末)
(A5変形判,500頁,\2200/税込予定)

■自然の中で「アウトドアサウナ」が人気。
県は屋外にサウナ設備を設置する際の規則を改め、普及を後押しする。サウナは、心身のリラックスにつながるとして人気が高まり、近年はテントサウナなど「アウトドアサウナ」が新たな楽しみ方として注目されている。 県の規則では水着を着用する場合は、外部から見えない構造にすること。浴槽又はお湯が出るシャワーを設けることなどが規定されていた。愛好家らは開放的なサウナ施設の設置など改善を求めていた。県は7月、水着を着用する場合、 目隠しを必要としないこと、シャワーは水でもよいことなど規則を改め、信州の自然を生かした「アウトドアサウナ」が新たな観光資源となるよう普及を後押しする。

■県は「観光戦略推進本部会議」で2022年度を「信州観光復興元年」と位置づけた。
市町村や観光事業者と連携した観光プロモーションを積極展開する方針を確認。具体的な内容については3/上に発表予定。春には「善光寺のご開帳」や「諏訪大社の御柱祭」など、県内で多くの観光客を集めるイベントが開かれる。阿部知事は 「大きな行事を契機として、長野県の観光が復活・復興への道筋をしっかりとたどっていけるようにするのが重要」と。
諏訪大社の御柱祭の人出は2016年は186万人、2010年は192万人。2004年は178万人。2022年はコロナ渦の影響で御柱祭の山出しで木落としが中止。

■観光地に旅行者が集中する「オーバーツーリズム」の対策を政府が検討中。
9/6;国交省での会議には観光庁や経産省など関係する省庁の担当者が出席。日本を訪れる外国人旅行者は、2023.7月232万人、コロナ前の7割に達しインバウンド需要が回復傾向。2023年1-6月累計では1071万人。一方、観光地では旅行者が集中して 弊害が起きる「オーバーツーリズム」が課題。オーバーツーリズムは1)交通機関(バス・タクシ)・トイレ等の公共機関・施設の混雑、2)ごみのポイ捨てなど自然環境の破壊、 3)撮影のため施設への不法侵入。4)観光施設の建設等による街の景観悪化、5)違法民泊の増加等などトラブルの増加などが挙げられる。
この対策として、1)観光名所の混雑状況をリアルタイムで発信、2)観光客に守ってほしいマナー看板の設置、3)観光施設での予約制導入などがある。

■松本市教委は「松本のたから 文化財マップ」の改訂版を発行した。
2年前に発行したマップの内容を最新情報に更新、新たに城跡も追加。マップはA1判の両面カラー印刷。市内にある370の有形文化財や史跡などを記載。見学の際に文化財の場所が分かりやすいよう、地図の縮尺にこだわったという。 市教委文化財課は「使いやすいように工夫した。文化財が好きな人に手に取ってもらいたい」と。市教委文化財課窓口や公民館などで配布。

■松本市と高山市の「松本・高山エリア」がインバウンド需要の回復で日本を訪れる富裕層の外国人を呼び込む観光庁の「モデル観光地」に選定された。
日本の尾根が抱く森、雪、溢れる水と共にある生活〜街道、城下町などが育んだ包摂性の高い社会、文化、歴史的景観〜
松本市臥雲市長は「松本に人を呼び込んで長期にわたる滞在につなげていきたい」。モデル観光地は、観光庁が地方から募集し全国11の地域が選定され、長野県は松本市と岐阜県は高山市が「松本・高山エリア」として選ばれた。 観光庁は複数年かけて観光戦略を集中的に支援する計画で、高級宿泊施設・体験ツアーの開発に詳しく、地域のブランド力強化などを担う専門家の派遣、外国人向けの観光ガイドの育成、情報発信の方法などを行うほか、日本政府観光局を 通じて海外の旅行会社への売り込みも行う。松本市は、北アを起源とする自然や文化でつながる高山市と一体のエリアとして、上高地などの登山、日本酒、民芸などをPRする方針で、松本空港を発着するビジネスジェットも活用していく。 臥雲市長は「上高地や乗鞍を挟んだ高山との広域的な観光連携は、松本にとっても大きな可能性を秘めている。外国人のみならず日本人も松本に呼び込んで長期にわたる滞在につなげていきたい」と。
モデル観光地の選定は東北海道(道東)、八幡平、那須、松本・高山、北陸、伊勢志摩、奈良南部・和歌山那智勝浦、せとうち、鳥取・島根、鹿児島・阿蘇・雲仙、沖縄・奄美エリア。日本を訪れる外国人旅行者は2019年に3000万人を超え 消費額は4.8兆円。訪日外国人旅行者全体の約1%で消費額の約11.5%(5523億円)を占めている。2030年に6000万人、消費額は5兆円という高い目標を掲げている。そのため、上質なインバウンド観光サービス創出として、 上質な宿泊施設の開発、富裕旅行者の知的好奇心に沿う観光コンテンツ(体験型観光・アクティビティ・異文化体験)、シームレスで快適な移動(プライベートジェット・ヘリ・チャータ機)、サービスの多様性・柔軟性(優先予約・貸切、 プライベートサービス)、富裕旅行者向けガイド育成、富裕旅行産業ネットワークの形成、積極的な富裕旅行誘致(情報発信強化)など。

■松本市波田(赤松〜前淵)を流れる清流「梓川」の河川敷は、新緑と点在する山桜が美しい。
現在、松本市梓川八景山の県道大野田梓橋停車場線は、岩盤崩落で通行止め。波田赤松を流れる対岸の「梓川」に新しい橋(長さ179m,幅9.5m)を架ける工事が行われています。2026年度中の工事完了予定。

■松本安曇のR158道の駅「風穴の里」は上高地、白骨温泉、乗鞍高原などアルプス山岳郷の玄関口にある道の駅。
売店では地元産の商品が発売。稲核菜の漬物など特産品や山菜など農産物が揃う。オリジナル商品の発売も。天然の冷蔵庫「風穴」は営業時間内は自由に見学可。涼しさを体感。また、水殿ダムなど周囲の自然を一望できる太鼓橋も魅力。 GW・夏季は無休(9:00-17:00,無料)
(問)風穴の里 TEL 0263-94-2200

■2024.10/6;中信エリアのそば店を紹介する「信州松本平そば名店ガイド」(市民タイムス)発売
小谷村〜南木曽の208店を掲載。外観、店内、こだわり・PRポイント、おすすめメニューなどを写真で紹介。QRコード掲載で最新情報。書店・コンビニで販売。(変形B6,全カラー124頁,\660)
(問)市民タイムス本社 TEL 0263-47-7777

■「松本市美術館」で所蔵品を解説する音声ガイドアプリ「ポケット学芸員」の本格運用が始まった。
無料のスマホアプリ「ポケット学芸員」をダウンロード(無料)、作品番号を入力すると解説を表示され、音声ガイドが流れ聞くことができる。所蔵品リストから解説の表示も。〜10/20;アプリに対応した所蔵品(24点)を集めたコレクション展を 開催中。これまでの音声ガイドは端末を有料で貸出していた。現在、所蔵品90点と市立美術館の概要などのコンテンツを掲載しており、少しずつ増やしていく。将来的には英語を含め多言語にも対応。同館は「作品鑑賞の助けになることを 願っている。主な所蔵品の解説はアプリで対応できるようにしていきたい」と。ポケット学芸員は全国189施設で利用され、松本市美術館の他、松本市時計博物館、松本市立博物館、長野市立博物館などでも導入済。

■松本市「松本のシンカ」でライブカメラの映像視聴数が伸びている。
2024.9月松本市役所屋上から松本城を望むライブ映像は2万2591回、10月美ヶ原高原のライブ映像は7416回。カメラの性能が向上し高画質の動画で秋の風景を楽しめる。同カメラはTV松本CATVが創立50周年を記念して市に寄贈された。 松本城周辺の木々が紅葉するのに合わせて視聴回数が伸び、「同じ風景でも時間帯でいろいろな表情を見せてくれるのが魅力」
美ヶ原高原カメラは天狗の露地「うつくしテラス」に設置。標高1900mの変わりやすい天気もリアルタイムで分かる。テラスから3方向の動画を1分間隔で切り替えながら配信。市観光プロモーション課は「車道終点の混雑状況が事前に 分かる利点もあるので活用してほしい」と。
2024年地方自治体の広報活動の向上に寄与することを目的にした「全国広報コンクール」で、YouTube松本市公式チャンネル「松本のシンカ」が「映像部門」と「広報企画部門」の2部門で受賞。
松本市シンカ(Youtube LIVE)

■松本市中心市街地でスタンプラリーが始まった。
松本市街地の商店や飲食店、観光施設などが協働で活動する「まつもと百てんプロジェクト」が観光客だけでなく市民にも個人商店などを巡り、魅力を知ってもらおうと企画。スタンプラリーは2009年にスタートして16年目。飲食、宿泊、 観光などの店舗・施設を記載した「はしごマップ」・「はしごチケット」。地図に掲載された店を利用すると、各種サービスを受けられる「はしごチケット」がもらえる。今季(2024.6/1-2025.5月)は参加店81ヶ所で利用できる。 マップにはスタンプラリーを印刷。利用した店でスタンプを集めると、スタンプ5個でクリアファイル1枚(A4/A5)、40個でタンブラー1個(200ml,先着100名)、40個(先着90名)で冊子「松本さんぽ」(初版本)をプレゼント。デザインは 国宝松本城を木版画にしたもの。マップは各店舗や市観光情報センタに配布。タンブラーは先着100人。景品はなくなり次第終了。
まつもと百てんプロジェクト

■リクスタアプリ「お城がいいね」で、「2024年上半期お城トレンドアクセスランキング」(東日本版)
ランキングは「城がいいねアプリ」・「お城がいいねWeb」(お城;3000件)で、オススメ度が高い城を抽出(期間;2024.1/1-6/30)。総検索数45.5万件から検索数の多い順に集計した。
1位;「松本城」。天守は国宝、漆塗りの黒壁に覆われた「漆黒のお城」。2位;「名古屋城」、3位;「犬山城」
「お城がいいね」

■長野県はマイボトルに無料で水道水が補充できる「給水スポットマップ」を地図上で公開。
熱中症予防、マイボトルの普及促進、ペットボトルの使用を減らしてプラスチックごみの削減につなげるねらい。給水スポットは計652ヶ所、公園、ポケットパーク、公共施設、体育施設が中心で順次追加予定。 長野市・松本市・安曇野市・大町市・池田町などは掲載済。小谷村・白馬村・松川村はこれから。
松本;松本駅観光案内所観光情報センタ、市立博物館、市民芸術館、あがたの森旧制高等学校記念館、松本Mウィング、松本市役所、市中央図書館など。
安曇野;穂高駅、碌山公園、穂高会館、穂高温泉しゃくなげ温泉公園、烏川渓谷緑地、明科駅、明科龍門渕公園、明科あやめ公園、安曇野市役所、支所、各公園、運動場など数が多い。
大町;駅前広場、男清水、女清水、各ポケットパーク、高瀬渓谷緑地公園、池田町;道の駅池田、池田町役場てるてる広場など。
長野県統合型地理情報システム(GIS)「信州くらしのマップ」給水スポット

■松本市はペットボトルの削減に向けて独自の取り組みを進めている。
公共施設に給水器を設置し無料で飲水を提供、飲用可能な井戸の場所をステッカーで示し、水筒などの「マイボトル」活用を促す。 市は2021年度から主要な公共施設に、信大が開発した給水器を設置。水道水に含まれる残留塩素を除去するのに加え、重金属を取り除くことができる結晶素材「信大クリスタル」を使った浄水技術も取り入れられている。 2023年度までに市役所東庁舎、中央図書館、沢渡BT、乗鞍観光センタなど計15ヶ所に設置。開始から2年間で観光客や市民らが500mlペットボトルで11.6万本に相当する5.8万Lを給水したという。

■松本市波田の鷺沢源流で岩の間から吹き出す冷風を利用した天然の冷蔵庫「風穴」跡が見つかった。
稲核風穴保存会が2022年夏に見つけた1基目のそばに2基目を発見。明治の文献から蚕の卵の貯蔵用とみられる。最寄りの集落から遠く離れた風穴は異例で、立地が悪くても風穴が要るほど蚕種貯蔵の需要が多かった当時がうかがえる。 2基目は幅3.6m、奥行き2.3m、高さ1.8mと推定される小さい風穴でほぼ土砂で埋まっていた。1基目はその5倍の容量があり、高さ2m以上の石積みなどが残っている。明治40年代の県蚕病予防事務所発行の「長野県風穴調」によると 鷺沢風穴は2ヶ所。専門家も視察して風穴と確認。風穴で蚕のふ化を春から桑の葉が多い夏〜秋に遅らせる蚕種貯蔵は明治〜大正初期に盛んに行われ、風穴が多い安曇・稲核周辺は全国から注文を受けた。ただ、鷺沢風穴は集落付近に ある多くの風穴と違い、旧野麦街道から約1.4km離れた沙田神社奥社近くにあり、蚕卵紙の運搬には不便のように見える。ただ、沢筋は岩くずが転がるガレ場で空気はひんやりとし、緩やかな湾曲地形のため風穴を造るには好立地。 旧街道までのルートはほぼ一直線で、昔の人の感覚ではそれほど遠い距離とは思わなかったのかもしれない。2基合わせた蚕卵紙の貯蔵量は記録では3万8800枚に上る。会長は「それだけ多くの需要があったのだろう。稲核や島々などを 含めた梓川筋の風穴群の一つとして、機会があれば皆さんに説明していきたい」と。

■大東建託の幸福度・住み続けたい街のインターネットアンケート(甲信越版)
1)幸福度ランキング;
1位原村,2位飯島町,3位山梨河口湖町,4位山梨北杜市,5位富士見町,6位下諏訪町,7位軽井沢町,8位白馬村,9位飯山市,10位上田市。以下、15山形村,19位塩尻市,24位松本市,31位松川村,32位大町市,39位安曇野市,44位長野市など。
上位10位中8つは県内。
2)住み続けたい街ランキング;
1位白馬村,2位小布施町,3位安曇野市,4位新潟弥彦村,5位松川村,6位松本市,7位山梨昭和町,8位下諏訪町,9位南箕輪村,10位飯島町。以下、33位長野市など。
上位10位中8つは県内。合併しない小さな町村が多い。移住者も多い。白馬村はランク外から1位に。世界水準の山岳観光地を目指し、2023年にベスト・ツーリズム・ビレッジに選定、美しい景観と多様な文化・アクティビティ、おもてなしなど。

■外国人に人気がある県内観光地ランキング(訪日ラボ)
長野県内の観光スポット約2200ヶ所を対象に5/20-8/22調査、ネットの外国語の口コミ(1824件)と評価を分析し人気度を算出した。
1位は上高地で、以下松本城、軽井沢、スノーモンキー、安曇野わさび、中山道などが人気。冬の白馬・野沢温泉は入っていない。
2024年は1位;山岳リゾート「上高地」(214件;全体の12%)、2位;上高地「河童橋」(157;9%)。3位;国宝「松本城」(148;8%)、4位;軽井沢「白糸の滝」(88)、5位;「地獄谷野猿公苑」(83)、6位;「松本城公園」(76)、7位;上高地「大正池」(62)、 8位;安曇野「大王わさび農場」(60)、9位;「中山道・奈良井宿」(55)、10位;「中山道・妻籠宿」(54)など。
2023年は1位;松本城、2位;上高地・河童橋、3位;地獄谷野猿公苑、4位;白糸の滝、5位;大王わさび農場、6位;中山道・妻籠宿、7位;善光寺、8位;軽井沢プリンスショッピングプラザ、9位;旧軽井沢銀座道、10位;松本市美術館

■長野県内の居住者を対象にした2023年「街の住みここちランキング」の「街の幸福度」と「住み続けたい街」(大東建託)
1)幸福度;1位;原村、2位;飯島町、3位;飯綱町、4位;駒ヶ根、5位;下諏訪、6位;白馬村、7位;小布施、8位;箕輪、9位;茅野、10位;軽井沢、11位;上田、12位;松本、13位;飯田、14位;塩尻、15位;山形村など。
2)住み続けたい街;1位;小布施、2位;飯綱町、3位;松川村、4位;安曇野、5位;南箕輪、6位;松本、7位;下諏訪、8位;富士見、9位;須坂、10位;岡谷

■県内在住者の居住満足度調査(大東建託)
調査は2019-2023年に計1万2047人を対象にインターネットで実施。住みここちランキングの回答者数は1万2047人。住みたい街ランキングは2023年調査における3047人の回答を集計。
住みここちは、1位は「原村」。2位は「松本市」、3位「御代田町」。1位の「原村」は2023年は初登場で1位。八ヶ岳高原の麓に広がる自然環境に恵まれた地域で、星が美しく見えることから「星降る里」とも呼ばれる。八ヶ岳山麓の避暑地として 自然を生かした観光業も盛んな街。都市への交通アクセスも良く、自動車もしくは鉄道で東京まで約2.5H、名古屋まで約3H、生活圏内に医療体制が整っていて、2023年には子育て支援センタも建設された。居住者からは「散歩に出れば八ヶ岳が 一望できる土地柄なので満足度は高い」「農村地域なので自然環境に恵まれていて、地域の人々もせかせかしておらずのんびりした生活が送れている」「自然が豊かで、移住者でも受け入れられる懐の深さがある。猛暑でも快適に過ごせる気候も 魅力的」
2位は5年連続で「松本市」。県の中央に位置し、国宝松本城を中心とした旧城下町で、西に北ア、東に美ヶ原高原を望む場所。東側にはワイナリーや温泉街などの観光地が広がり、伝統的に教育を尊重し、文化・芸術を育む風土がある。 居住者からは「周辺に緑のある公園が多数あり、住宅街も閑静なため、生活していく上で快適な環境な点に満足」「子育て世代であり学校や医療機関、行政施設や大きな公園等が自宅の近くにあり子育ての環境は良い。スーパーなども近隣に あり生活する上で不便も少ない」。
2023年「住みたい街ランキング」は、1位は「東京(23区)」、2位は「松本市」、3位は「長野市」。

■大東建託は「2022居住満足度調査」(長野県;成人男女9373人)
1)「住み続けたい街ランキング」;1位「下諏訪町」、2位「安曇野市」、3位「南箕輪村」
2)「街の幸福度ランキング」  ;1位「駒ヶ根市」、2位「下諏訪町」、3位「小布施町」
3)「街の住みここちランキング」;1位「御代田町」、2位「松本市」、 3位「松川村」
4)「住みたい街ランキング」  ;1位「松本市」 、2位「長野市」、3位「東京23区」、他「横浜市」

■都市づくりを研究する森ビルのシンクタンク「森記念財団」は経済や文化、環境、交通といった6分野の計86指標を基に全国主要138市の特徴を分析し、ランキング化した調査結果「日本の都市特性評価2021」 を発表。
国内138都市;1位;大阪,2位;京都,3位;福岡,4位;横浜,5位;名古屋,6位;神戸,7位;仙台,8位;金沢,9位;松本,10位;札幌。11位;広島,12位;浜松,13位;つくば,14位;静岡,15位;豊田,16位;長野,17位;熊本、18位;鎌倉,19位;北九州,20位;鹿児島。
松本は2021年9位(2020年10位)、長野市は2021年16位(2020年19位)でともに順位を上げた。松本市は「環境」分野で2位、「生活・居住」で3位。ただ「研究・開発」は74位で対象都市の平均を下回った。長野市は「生活・居住」が10位、 「文化・交流」が21位。「交通・アクセス」は92位。
9位;松本市;
経済・ビジネス;2021;16位(2020;27)、研究・開発;74位(67)、文化・交流;17位(15)、生活・居住;3位(4)、環境;2位(1)、交通・アクセス;65位(76)
安定した経済力と自然環境を有する住みよい都市。北アに象徴される豊かな自然を有し、充実した医療体制と健康寿命延伸の取組みが進められている。環境と生活・居住で高い評価を得た。環境は、気温・湿度が快適な日数や年間日照時間などで 構成される「快適性」で強みを発揮。生活・居住においては、平均寿命・健康寿命と医師の多さで高評価を獲得。2021年は経済・ビジネスでスコアを伸ばしており、新規指標である完全失業率での高評価、定義を変更した対事業所サービス従業者 割合でのスコアの伸びがその要因に挙げられる。松本市は安定した経済力と豊かな自然環境を有する居住性の高い都市。
14位;長野市;
経済・ビジネス;2021;40位(2020;34)、研究・開発;61位(54)、文化・交流;21位(19)、生活・居住;10位(15)、環境;29位(26)、交通・アクセス;92位(80)
自然の快適性が文化・交流の魅力につながっている住みよいまち。環境の「快適性」で高い評価を得ている長野市は、キャンプやトレッキング、サイクリングなど、自然の中で楽しめるコンテンツを豊富に有す。国宝善光寺本堂などの 文化資源も有しているため、文化・交流における「ハード資源」および「ソフト資源」で高い評価を得た。また、自転車を活用した魅力あるまちづくりを目指す長野市は、交通・アクセスの自転車の利用のしやすさでも高スコアを得て おり、近距離の移動がしやすい都市であることがうかがえる。さらに、生活・居住の平均寿命・健康寿命が138都市中トップであることから、市民が健康的に暮らせる都市。

■2023.7/3;関東信越国税局は相続税などの計算基準となる土地の価格(路線価)が公表、県内では28年ぶりに平均値が横ばい。
関東信越国税局によれば、県内5200地点で2023年の路線価を前年と比べた変動率の平均は横ばい。県全体では1995年-2022年まで下落が続いたため、実に28年ぶりの横ばい。県内で最高値は長野駅前通りで、28万円/1u。上げ幅が大きいは 白馬村北城の村道和田野線で2.8万円と2022年から16.7%上昇した。全国でも3番目の上げ幅。
長野税務署によると、松本税務署管内の主な6地点のうち2地点が上昇、4地点が横ばい。前年は1ヶ所あった下落地点が横ばいになるなど、新型コロナ渦の影響から徐々に脱しつつあることがうかがえる。松本税務署管内8市村の最高地点は、 松本駅前「しらかば大通り」で前年と同じ20万円。2018年から3年連続横ばいの後、2021年から2年連続で下落したが横ばいに持ち直した。不動産鑑定士は「2022年後半からウィズコロナで経済を回す方向にかじが切られ、駅前にも観光客が 戻り始めるなど、回復基調になり始めている」と分析。6地点のうち上昇幅が最も大きかったのは塩尻市広丘野村の「JR広丘駅西側」で前年比2.2%高い4.7万円。「周辺は住宅需要が多い。住宅地価格が上がり、商業地も引っ張られる形で 上がっている」。松本「やまびこ道路 イオンモール松本東側」は前年比1.4%高い7.5万円。上昇が続いており、「イオンモールはそれだけで一つの商圏を形成している。コロナ下でも上昇していた」と。「井上百貨店北側」はマンション、 ホテルなどの土地需要が好調で「上昇まで持っていく力はないが下落もしない。様子見の状態」と。

■2023.3/22;国交省は2023.1/1時点の公示地価を発表。
松本市の商業地平均変動率は-0.1%で3年連続の下落、前年(-0.5%)より下落幅は圧縮。松本の商業地18地点のうち前年より価格が高くなったのは5地点、前年より1地点増。上昇率が高いのはイオンモール松本近くで1.2%(9.67万円/1u,+\1100/前年)。 モールの開業翌年から6年連続の上昇。不動産鑑定は松本の商業地を3パターンに分けて分析。「駅前」は新型コロナによる観光客の減少などの影響を大きく受けたが「2021年で底を打ち観光客が戻り始め、回復傾向」。住宅地に近い「近隣商業地」は 商業地としての開発は少ないが、住宅地の影響を受けて地価変動は小さい。R19、R158、やまびこ道路沿いの「ロードサイド」は物流施設としての引き合いが多く上昇傾向という。「松本市は需要が集中し地価が上昇するエリアと、下落が止まらない エリアの二極化が鮮明。全体としては上昇も下落も大きなものではない」と。安曇野市の商業地平均変動率は+0,1%で3年ぶりの上昇。安曇野の商業地は上昇1地点、下落1地点、2地点は横ばい。
住宅地の平均変動率は、松本市+0.7%(前年比0.3P高)で7年連続上昇。「松本市は人口減少がそれほど進まず高齢化も緩やか。働く世帯が多く世帯分離も進み、需要がある」。安曇野市+0.4%(同0.2P高)で6年連続上昇。「安曇野市は豊科と穂高はもともと 需要が多く、特に穂高はリゾートのセカンドハウスとしての人気も出始めている」。

■2023.3/22;土地取り引き価格の目安となる県内の「公示地価」は住宅地と工業地で上昇した。県全用途平均の地価下落率は0.1%と前年から0.3P縮小。
2023.1/1;県内43市町村で332地点が対象。用途別には
1)住宅地(212地点);長野五輪の前年1997年以来、0.1%の上昇で26年ぶりにプラスに転じた。住宅地の上昇数は92地点で前年から19地点増加。下落は82地点、横ばいは36地点。住宅ローン金利が低い水準で推移し、幅広いエリアに上昇地点が広がった。
2)商業地(112地点);0.5%の下落で31年連続の下落。19地点で上昇、61地点で下落。下落率は0.4P縮小。
3)工業地(8地点);1.4%の上昇で2年連続上昇。
4)住宅地の市町村別では
長野市(+0.1%)は4年ぶりに上昇。松本市(+0.7%)は前年から上昇率が拡大。市町村別の平均変動率は、1位;軽井沢町(+7.5%)、2位;白馬村(+6.8%)、3位;野沢温泉村(+4.1%)。別荘地を抱える軽井沢町や白馬村は高い伸びを継続。 白馬村はスキーを楽しむ外国人に人気で、新型コロナ禍が一段落した今後はさらなる上昇が見込まれそう。上昇率が最も高かったのは、4年連続で白馬村北城のホテルや飲食店が建ち並ぶ場所で+6.2%。
住宅地では上昇率1位;5年連続で白馬村北城のみそら野別荘地(+12.7%)(1.33万円/1u)、2位;軽井沢町(+11.9%)(8.0万円/1u)
住宅地の最高地価は軽井沢の旧軽井沢別荘地(13.3万円/1u)。6年連続トップだった長野市と入れ替わった。軽井沢はコロナ禍でリモートワークが普及、移住者が増えた。
5)商業地の市町村別では
長野市(+0.2%)、安曇野市(+0.1%)、小布施町(+0.6%)が上昇に転じた。コロナ禍で大きく減っていた観光客や出張客が戻りつつある。松本市(-0.1%)の下落率も前年から0.4P縮小。
上昇率1位;白馬村北城(+6.2%)(1.72万円/1u)、2位;軽井沢町(+5.6%)(16.9万円/1u)では大幅な上昇が続いている。
商業地の最高地価は11年連続でJR長野駅善光寺口前「浪やビル」(35.3万円/1u)。上位は長野市と松本市で占め、順位も前年と同じ。

■松本市四賀会田に「四賀キャニオン」で親しまれる巨大な砂岩層がある。
松本四賀地区にある「岩井観音堂」の脇に露出している地層で「岩井堂砂岩層」と呼ばれ、松本「四賀化石館」によると地層は約1300万年前〜約700万年前のもの。シガマッコウクジラが生きていた1300万年前の地層という。ダイナミックな 地層で、断崖からは会田盆地の雄大な眺めが楽しめる、知る人ぞ知る地元のスポット。岩井堂観音から向かって左手の松林の先には、山腹に現れる砂岩層。ところどころ乳白色の岩肌も見え、上下左右に広がる地層に目を奪われ、断崖からは 周囲の山々と盆地を眼下に見渡せる。一帯が海だった太古、海底に堆積した砂が地層となって隆起し、風化や浸食を繰り返したとされる。波の化石と呼ばれる砂紋や石炭で形成された炭層も観察できる。これまで岩井堂の砂岩層と呼ばれてきたが、 地区内への移住者らが魅力を再発見し、四賀キャニオンと呼ぶようになった。写真映えするスポットとして注目を集めている。

■6/23;脱炭素を「まちづくりの大原則」と位置付ける松本市の「ゼロカーボン実現条例」(案)が市議会6月定例会で全会一致で可決、成立した。
市、事業者、市民の責務を明示し、再生可能エネルギーを最大限導入することなどを基本方針として定めた。今後は条例の理念をいかに市民に浸透させ、必要な取り組みを着実に実行できるかどうかが問われる。2050年のCO2排出量実質ゼロを 目指す条例制定は、県内では2020年10月に県が定めた「脱炭素社会づくり条例」以来で、県内市町村では初めて。6/24;施行。臥雲義尚市長は「実現」の文字には市民の強い決意が込められていると説明。地球の危機的状況を回避するには 時間の猶予がないとし「豊富な自然資源に恵まれた松本市は、その強みを将来世代の豊かさや幸せにつなげていけるかが問われている。再エネを最大限活用し、ゼロカーボンを軸とした経済と環境の好循環をつくりだす」と。市は2020年12月に 「ゼロカーボンシティ」を目指すと表明。8/中の策定を見据える脱炭素の実行計画案では、具体策とともに、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で51%減らす目標を掲げた。政府目標の46%減よりも高い野心的な設定。ただ機運の醸成は これからで、目標達成への詳細なロードマップは示されていない。条例案の審査では、議員から「私たちは何をすればいいのか、具体的に示してほしい」「排出量半減のイメージはあるのか。絵に描いた餅にならないように」といった意見が出た。 市は、脱炭素の企業活動を支援する産官学連携組織を2月に発足させたほか、再エネの調達・供給などを行う地域新電力の設立を検討する。環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれた乗鞍高原では小水力発電所の建設などを計画。市環境・ 地域エネルギー課は「無理して行うのではなく、未来への投資と考えて前向きに取り組めるように丁寧に説明していきたい」と。

■松本観光コンベンション協会が、松本で撮影された映画やドラマのロケ地を紹介する新たな「松本ロケ地MAP」を作った。
観光振興に貢献する映画として市が「松本シネマ」に認定した7作品に加え、2018〜2023年に公開された20作品を紹介。中心市街地と市全域の2種類の地図上に、撮影に使われた施設の特徴や作品のシーンの説明を重ねた。 松本や安曇野で撮影された映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」のロケ地も紹介。「観光客だけでなく市民にも手に取ってもらい、まちを歩いて新たな松本の魅力を発見してほしい」と。 7000部作製。市観光情報センタと松本駅の観光案内所で配布。

■蜂蜜産地の松本で蜜源となる「ニセアカシア」の伐採が進んでいるとして、養蜂業者らが影響を心配している。
ニセアカシアはマメ科の広葉樹で、春には藤の花のように垂れ下がってきれいな白い花が咲き、甘い香りが漂います。松本や安曇野では犀川、穂高川、烏川などの河川敷や山林に植えられています。しかし、繁殖力が強い外来種で 伐採されることが多い。河川敷の砂地や痩せた土地で育ちやすい半面、風で倒れやすい。大きな木だと高さ20mもある。水害対策として河川敷では駆除されている。業者らは水害対策には理解を示しつつ、養蜂には地元特産のリンゴや スイカの受粉を支える役割があるとし、蜜源保護にも目を向けてほしいと訴える。ニセアカシアは北米原産の落葉広葉樹。砂地で良く育つことから砂防や荒廃地の緑化に利用されてきた。河川敷では増水時に流木となることから国・県も 駆除を進めている。一方、養蜂業者らは蜜源として必要としており、県養蜂協会松本支部と国交省千曲川河川事務所松本出張所は2012年、犀川や梓川などで養蜂業に配慮しながら伐採する覚書を結んだ。ただ、近年は各地で豪雨災害が頻発。 松本でも集中的に駆除された。河川での駆除はやむを得ないとする。また、近年はまきストーブの燃料として広葉樹の人気が高まり、山林でニセアカシアの伐採が増えている。「10年、20年後を見据えると不安」と業者。11/10;安曇野市・ 松本市山林組合事務局の安曇野市に、養蜂業への配慮を求める要望書を提出。安曇野市耕地林務課は、ニセアカシアは伐採が進む一方で成長が早く全体の増減は分からないと。「地域の産業として養蜂業は重要」とし、蜜源にも配慮した形が 考えられるか検討したいと。

■松本市は、「come to matsumoto」キャンペーンを再開。
「come to matsumoto」キャンペーンのPayPayと松本市のコラボ、街場のえんがわ作戦「信州まつもと・真冬version」は既にスタート。3/1-3/31;松本市内の3つの文化施設の特別無料開放キャンペーンを開始。予定では2/1-3/31だったが 感染拡大で延期されていた。松本市美術館、松本市立博物館、国宝旧開智学校校舎は、移転や大規模改修などで、2021年4月から長期休館に入る。その前の1ヶ月間特別に無料開放する。
休館予定;2021.6-2023.5;国宝旧開智学校校舎、2021.4-2022.4;松本市美術館、2021.4-2023.9;松本市立博物館

■松本市中町商店街振興組合は商店街独自のレンタサイクルの貸出しを始めた。
組合事務所で気軽に借りられる使いやすさが特徴で、組合は「市民や観光客に使ってもらい中心市街地の活性化につながれば」と。エコや脱炭素で町並みをブランド化するため、組合が取り組む「中町エコストリート」事業の一環。 県の地域発元気づくり支援金を活用し、自転車はタイヤが20インチ以下の小径車「ミニベロ」を3台用意。年末年始以外9:00-16:00,5-9月は9:00-17:00。(\300/1回)。利用が相次ぐ場合は、2023年度以降に台数を増やすことも検討。
(問)中町商店街振興組合 TEL 0263-36-1421

■松本中心市街地でランニングを楽しんでもらって、観光の活性化につなげようという動きが広がっている。
宿泊施設によってはコースマップやシューズを取りそろえることで、ランニングが趣味でない客も手軽にチャレンジできるようになっている。松本駅前のHニューステーションでは、5月からランニング用の靴や衣類を有料で貸出す 「松本ランニングステーション」を設置。(6:00-22:00,\600/手ぶらセット(靴,衣類,タオル)、\500/ロッカー・大浴場(宿泊客は無料)で利用。国の小規模事業者持続化補助金を活用。「手ぶらでも走れるホテルがあることでランニング しやすい街として認識してもらい、信州のおいしい空気の魅力を知ってほしい」と。
松本観光コンベンション協会は中心市街地を発着点にする5km-46kmの4コースを記載した「まつもと旅*RUNマップ」を作成。市観光情報センタやホテル、旅館に計5000部を配布。山道を走る「トレイルランニング」のコースも掲載、 同協会は「松本の歴史や文化、豊かな自然に触れ合えるコースに仕上がった」。11/中はインターネットサイトとスマホのGPSを活用し、コース上に設定された50ヶ所のポイントを回るデジタルスタンプラリーも開催。スタンプの取得数に 応じて、抽選で宿泊補助券や松本地域の特産品などが当たる。「松本にこんなところがあるんだ、こんな良い景色があるんだという再発見がある。県外の観光客やビジネスマンだけでなく、市民にも楽しんでほしい」と。
(問)Hニューステーション TEL 0263-35-3850
(問)松本観光コンベンション協会 TEL 0263-34-3295

■松本市街地で民間が行っている有料貸出し自転車「シェアサイクル事業」の2021年度の利用が延べ4万回を超えて過去最多。
前年度比73%増と大幅に増え、市民の日常の足として定着しつつあることがうかがえる。市は運営事業者の協力を得ながら、シェアサイクルの駐輪場の増設を図り、利便性向上に努める。シェアサイクル事業は市が民間企業と協働で2019年4月スタート。 初年度は1日平均50回、2年目(2020年度)は感染拡大の影響で63回。2021年度は6-10月に利用が急増し109回。2022年4月は1064人が延べ3945回利用。前年同月比45%増、特に土曜日の利用が多い。市自転車推進課は「松本を訪れた観光客の利用が 増えたのでは」と。利用者の増加は専用の駐輪場が増えたことが大きい。初年度は市街地の14ヶ所で電動アシスト付自転車100台でスタートしたが、現在は32ヶ所、130台まで増えた。市役所から松本駅までシェアサイクルを使った市民は 「歩くには少し遠いので、気軽に乗れる自転車として便利」と。シェアサイクルの利用料金は最初\130円/30分、その後は\100/15分、月額\1000円で1回30分間を何回でも乗れる定額制もある。市は公式HPで専用駐輪場の場所を表示するなどして PRに努めている。

■3/19;松本美須々の「市総合体育館」にあるスケートボード場の拡張工事が完了し、「松本スケートパーク」のオープニングセレモニーが開かれた。
テープカットをして完成を祝い、デモンストレーションでスケボー愛好者が技を披露した。セレモニーでは約50人を前に、臥雲義尚市長が「ここで練習した子供たちが世界で、五輪で活躍してほしい」と。松本市スケートボード愛好会の会長は 「スケボーの視点から松本を格好良くできるように貢献したい」と。市スケートボード愛好会のメンバーが、レールやダウンレッジと呼ばれる障害物を使い滑走した。迫力ある滑りや創意あふれる技に拍手が起きる場面もあった。拡張部分は 約300u、広さは合計約1000u。事業費は約2000万円。(9:00-21:00,無料)

■3/19;松本美須々の「市総合体育館」南側に進めている市営スケードボード場の拡張工事が完了しOPEN。
これまでの約400uのエリアに約300uの初心者用セクションを増設。スケートボードは2021年夏の東京五輪で、日本人選手が複数の金メダルを獲得するなど活躍した影響もあり、競技者が増えている。市は初心者が楽しめるエリアを 設けたことで、スケートボードを始める子供らの増加を期待。駐車場だった場所を約2000万円かけて拡張エリアとして整備。「レール」と「ダウンレッジ」と呼ばれるスケートボードのトリックに使う障害物などが置かれる。 松本市スケートボード愛好会は2020年11月に約800人分の署名を持って、市にスケートボード場拡張を要望し、その願いがかなった形。市スポーツ推進課は「練習場所としての活用のほか、スケートボード大会の開催にも使える」と。 3/19;9:00;オープニングセレモニーで臥雲義尚市長らがテープカット。愛好会のメンバーによるデモンストレーション滑走。

■松本のアルピコHD傘下のアルピコホテルズは「Hブエナビスタ」に地ビールの醸造所を建設中。
2024.4月;地ビール製造に乗り出す。醸造所はホテル地下1階に建設中。昔は宴会場として使用されていた。ビールはホテルのレストランや売店で提供、スーパー「デリシア」や「ユーパレット」でも販売。アルピコHDの6ヶ所の宿泊施設と、 上高地BT売店では生ビールを販売、スーパーでは瓶詰めビール。将来的にはブエナビスタ内にビアホールの開設も検討中。
長野県内には約60ヶ所の地ビール醸造所があるが、宿泊施設内に設けるのは初。発酵用や麦芽煮沸用など計8基の醸造タンク、瓶詰め機や常温保存用の熱処理機などを備え、2024年度は20KLの製造を見込む。最大で年間27KLの生産能力があり、 売れ行き次第で増産も検討。商品は5種類、季節商品なども予定。「県内では地ビールだけでなく、ワインや日本酒の醸造も盛ん。地元の先行メーカーと協力しながら、アルコール文化を盛り上げていきたい」と同社。

■アルピコHDは2024年春、「Hブエナビスタ」のBF1を改装し、クラフトビール醸造所を開設する。
運営する6宿泊施設で生ビールを提供、売店やデリシアで瓶ビールを販売する新事業を展開する。 醸造所は、BF1の宴会場「ミュートス」(350u)の一部約100uを改装。10/2〜;改装工事中。2024.4/上に醸造を開始、初出荷はGWを予定。残るBF1部分は将来的に醸造所併設のレストランへの改装も検討中。クラフトビールの醸造は、 全国的にクラフトビールへの関心が高まっていることに加え、アルコール飲料は、ホテル内のレストランや宴会場で提供でき、ホテル運営などと相乗効果が望めることから着手した。アルピコHDは「松本周辺のクラフトビールメーカーも、 クラフトビールの文化をこの地域で創ろうと歓迎してくれている。ビールで地域を活性化していきたい」と。


■松本でトゲのある外来種「アメリカオニアザミ」が増えている。
アメリカオニアザミは綿毛を飛散させて生息域を広げる植物で繁殖力が強い。欧州原産のキク科の2年草で7-10月に開花。ノアザミは葉にトゲがあるが、アメリカオニアザミは葉の他、花部の下や茎にも鋭いトゲがある。 路肩や塀、裸地、荒れ地、牧草地などで目につく。環境省「生態系被害防止外来種」指定。冬から春にかけては目立たないが、5月以降増え始める。特定外来生物の「アレチウリ」・「オオキンケイギク」に比べると外来種の認知度は低いが、 危険度から関心が高まっている。市は「見かけたら速やかに駆除して」と呼び掛ける。

■松本で蝶「アカボシゴマダラ」(特定外来生物)の分布域が拡大。
アカボシゴマダラは中国や台湾、奄美などに分布し、1990年代から関東でも増え、近年は東北などにも生息域を広げている。黒地の翅に白の斑紋がある大きなタテハチョウで、白色部が多い(春型)、後ろ翅に赤い斑紋(夏型)がいる。 一見アゲハチョウに似ており、容姿が美しい蝶。特定外来生物指定で、蝶の飼育・保管・運搬・放チョウは原則禁止。在来種のゴマダラチョウやオオムラサキへの影響が懸念されている。幼虫はエノキの葉を食草とし、オオムラサキや ゴマダラチョウと競合という。県内では2014年軽井沢、2017年小諸、2020年佐久・上田・富士見などで確認。オオムラサキが生息する「松本アルプス公園」では2022年に確認、2024年には「浅間温泉」で幼虫が見つかった。

■松本波田のR158沿いにゴジラのように見える木がある。
松本出身の映画監督・山崎貴さんが「ゴジラー1.0」で米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞したこともあり、注目を集める。 松本市波田支所のやや東、上高地に向かって左手の土手。枝の隙間がゴジラの目や口の形に、雲の形によっては光線を吐き出しているように見える。手前の木の枝が連なってまるで背びれのよう。

■松本神田の「千鹿頭池」で、ニホンカモシカが池で泳いでいるが目撃された。
国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが近年は市街地に姿を現すようになった。野鳥観察にきていた安曇野のカメラマン・折井信介さんは「カモシカが水に入る動物とは思っていなかった」。池には10分ほどいて陸に上がり、 山に姿を消したという。大町山岳博物館によると、水辺での観察された記録はあるが、泳いでいるのが撮影されるのは珍しいという。

■松本の中心市街地にある街路樹に冬鳥のヒレンジャク、キレンジャクの群れが姿を見せている。
カイヅカイブキの実を求めて約100羽ど群れで集まっていた。尾羽の先端がヒレンジャクは赤色、キレンジャクは黄色。信州野鳥の会によると、秋にシベリアなどから日本に渡る。鮮やかな色合いからバードウォッチャーに人気の鳥という。 連雀(レンジャク)とは雀の仲間が数多く連なることから由来。体長は約18cm。ナナカマド、ズミ、ツルウメモドキ、カンボク、ヤドリギ、クワ、カキなどの実を食べる。

■松本郊外の「アルプス公園」では野鳥ファンが観察に訪れている。
冬枯れの森は見通しが利きバードウオッチングには最適な時期。公園ではツグミ、カシラダカ、ベニマシコなどの冬鳥や、一年中見られるアカゲラ、アオゲラ、シジュウカラなどが観察できる。

■2023.9/22;松本市議会9月定例会最終日に2023年度一般会計補正予算案を原案通り可決。
松本蟻ヶ崎の「アルプス公園」南の整備費用が会議で可決された。9/15;市議会建設環境委員会では「一部ではなく公園全体として基本計画を策定し整備すること」として否決されていた。未整備地と展望エリアを整備する基本計画の 策定の委託料は修正せずに可決。市民の要望をもとに進めるとした。

■2023.9/15;松本市議会建設環境委員会は議案審査を行い、「松本アルプス公園」南の未整備地と展望エリアを整備する基本計画の策定委託料(\649万円)を含む、2023年度一般会計補正予算案の建設部関係予算を否決した。
反対した議員は公園全体の基本計画を策定するべきと主張。公園南は、AC場の整備計画したが、市議会の反対で計画を取り下げた。市はその後、市民でつくる検討会議が6月に提出した提言書を基に基本計画の策定を計画した。 飲食スペースや総合案内、用具レンタル機能を備えた展望施設の再整備、芝生が敷かれた多目的スペースの整備、未整備地からピクニック広場を結ぶ遊歩道の整備の3点を網羅した空間デザイン料として今回の予算を計上した。 これに対し、市議からは「全体の基本計画をつくるべきで部分的にやるのは反対」「提言書の重みは分かるが、これを受けて市としての考えを示すべき」などと反対意見が出された。一方で「この基本計画で良い」「放置するわけにはいかない。 市民会議の提言もありこれで進めるべき」と賛成の意見も。採決の結果、賛成2人,反対4人で否決。市は公園北側に関する市民会議の提言を受けており、北側と南側で、それぞれの提言を基に進める計画。建設部長は「今回の南部に関する 市民の提言をベースに整備に取り組んでいきたい」と理解を求めたが、議論は平行線。9/22;市本会議に向け、この案件を一般会計補正予算案から削除するかどうか、市議会の状況を見極めて判断する。

■2023.8/27;松本市街地の北西の高台にある「アルプス公園」では新たな紅葉の名所を作ろうと植樹作業が行われた。
松本南RCの会員と家族、それにガールスカウトやボーイスカウトに所属する小学生など約80人が参加。一帯を「紅葉の森」にしようと3年かけて計450本の苗木を植える計画で、2年目の2023年は、モミジとカエデ150本を斜面に植えた。 松本南RCは「将来的に10年20年先にもみじの楽園となって市民の憩いの場になれば」と。RCでは市と協力して、下草刈りなどの整備も行うことにしています。

■2023.6/26;松本「アルプス公園」の将来像を検討するために設置した市民会議「アルプス公園魅力向上検討会議」は提言書を市に提出した。
AC場整備を計画して市民の賛否両論を呼んだ「旧まきば山荘跡地」の未整備地とその周辺一帯は、公園の「エントランスエリア」と位置づけ、展望広場は飲食スペースや総合案内の機能を備えた展望施設、芝生が敷かれた多目的スペースの 整備を提言。「キャンプ」の文言は盛り込まれなかった。同会議の座長が松本市役所を訪れ、臥雲義尚市長に渡した。市長は「極めて民意を反映した内容。展望広場、未整備地についてはできるだけ速やかに市の事業として方針をまとめ、 議会に提案するプロセスに入りたい」と。提言書では公園の特性や課題などがまとめられた。未整備地や展望広場一帯については「景観を最大限に活かした回遊・交流・憩い空間」として方向付けた。未整備地から隣接するピクニック広場への 遊歩道整備や、展望施設では園内で使う用具の貸し出しも計画。座長によると、一帯は夜行性動物の観察などでの夜間利用も想定し、「宿泊を伴うキャンプは想定していない」とした。提言書では、多くの市民がアルプス公園に求めるものは 「居心地が良く誰もが快適に過ごせるオープンスペースの空間」と強調。未整備地を含む公園南側に関しては、開園から約50年がたち、家族が一緒に食事ができる日陰や、雨天時に使える施設が少ないなどの課題があるとした。その上で 展望広場については、飲食スペースや総合案内、日よけ用具のレンタル機能などを備えた展望施設の再整備を提言。未整備地は芝生化して多目的スペースにし、北側のピクニック広場に通じる遊歩道を整備することを提案。座長は「感情的に なり建設的な議論が難しい部分もあったが、真意をくみ取って合意形成を図った。ただの施設整備にとどまらず、ソフト面でもいろいろな企画が生まれることに期待したい」と。宿泊を伴うキャンプは想定していないが、「イベントでキャンプ 的な要素を含んだ企画をすることに反対する形ではない」とした。アルプス公園を巡っては、当初計画されていた展望広場の改修、オートキャンプ場整備を2022年度予算案で計画したが、市民の賛否両論などを受けて白紙化。展望広場は 耐震強度不足で取り壊し。現在未整備地は臨時駐車場として利用され、展望広場は一部を除いて解体。検討会議は地元住民や森林・里山活用に詳しい識者などから選ばれた委員10人で2022年10月に設置、計6回開催。会議委員には賛否双方の 立場の市民も名を連ね、2022年秋からゼロベースで議論してきた。

■2023.1/22;松本「アルプス公園」の南入口一帯の利活用を検討する市民会議「アルプス公園魅力向上検討会議」(第3回)の会合が「あがたの森文化会館」で開かれた。
高校生、大学生、地元住民や事業者らが参加し、公園の課題や今後の展望について意見を交わした。参加者は4グループに分かれて考えをまとめた。子供も大人も誰もが楽しめる公園を目指すべきだという意見や、マイカー以外でも アクセスしやすい公共交通の整備を求める意見が出された。南入口一帯には砂利が敷かれ臨時駐車場として使用しているスペースがあるが、効果的な活用方法がないかも検討した。「ワーケーションの施設を整備し、公園利用の家族連れに 限らず日常的に人が来る環境を整えたらどうか」と。さらに会合を重ねて意見を集約し、6月に市民の意見を反映した提言書を臥雲義尚市長に提出する。

■2022.10/25;松本「アルプス公園」の活用方法を探るため、市が新設した「アルプス公園魅力向上検討会議」の初会合が園内で開かれた。
市はAC場整備を計画したが予定地に隣接する展望広場(旧まきば山荘跡地)の耐震不足などを受けて計画を撤回。検討会議は一から活用策を議論し、2023年6月に臥雲義尚市長に答申する。委員は森林再生、地元町会、キャンプ場整備の賛成派、 反対派の各団体、教育関係者ら10人。初会合に先立ち、臥雲義尚市長と未整備地を視察した。意見交換では、北アや松本平を一望できる未整備地の良さを多くの委員が評価したが、活用方法では親子連れの憩いの場、アウトドア拠点、 自然再生など意見が分かれた。地元住民は「親子連れが弁当を広げられる場所がいい」「年度内に解体する展望広場を復活して」などと憩いの場を求めた一方、子育て世代や商業関係者からは「子供が野外体験できる場がほしい」 「アウトドアに興味を持つ移住者の観点も含めて考えたい」との意見が出た。その他「自然の中で学びを得るには、最初からきれいに整備されていなくていい」と、林や草地に戻して管理し、生き物観察などをしやすくする提案もあった。 検討会議は今後、一般市民を交えたWSやフォーラムなどを含めて年度内に5回、2023年度上半期に2回協議を行い、未整備地の利活用や公園全体の魅力向上策の提言を取りまとめる。

■松本市は「アルプス公園」の管理運営に市民が関わる体制づくりの検討を始めた。
利用者が少ない北側拡張部を、市民団体と協働で運営することで活性化を図る狙い。問題は、活動団体を幅広く集めて協力体制を築けるかどうかで、市はすでに取り組んでいる「国営アルプスあづみの公園」(堀金・穂高地区)などの事例を 参考にする。拡張部には水がない池や田んぼ、ニセアカシアが生い茂る森など十分に活用できていない施設が多い。古民家体験施設の利用は年に5件程度。指定管理者も72haに及ぶ広大な公園全体を一手に担えないのが実情。拡張部は元々、 市民参加型の運営を念頭に整備され、当初は外部の検討組織を設置した。しかし市が指定管理者導入にかじを切ると組織は解散。14年後、市長交代を経て2021年度にあらためて検討組織を設置し、2023年度から活動団体を募る方向で 議論を進めている。鍵となるのは、管理者と市民団体の関係づくり。あづみの公園では管理する公園財団と複数の市民団体が協働で「里山文化ゾーン」を運営。天蚕飼育や稲作体験、昆虫観察などの講座を通年開催しながら環境を守っている。 園内の天蚕飼育林を受講生と管理する「やまこの学校」講師は「私たちの活動になくてはならない場所」。必要な資材調達は財団に求める一方「おんぶにだっこでは協働と言えない。ある程度自立し、折り合える関係が大事」とし、財団も 「両輪の関係。公園を魅力に感じて活動する人の熱意がないと成り立たない」と。松本市もアルプス公園拡張部の各エリアを、農林業体験や生物観察を行う団体の活動拠点にし、利用と保全を一体的に行う考え。公園緑地課は「アルプス公園に 思い入れのある人は多いと思う。市もしっかりと関わり、市民ボランティアが活動しやすい体制にしたい」と。

■6/7;松本市の臥雲義尚市長は、耐震強度不足で立入り禁止としている「アルプス公園」南入口付近の展望広場について、解体が必要との認識を示した。
月内にも市議会の了承を得られれば、公園全体の魅力向上策を検討する市民会議を設置し、3月にキャンプ場計画を取り下げた旧まきば山荘跡地の利活用方法を含めて議論を進める考え。市長は展望広場について「現段階では解体という 選択肢を検討する必要がある」と述べ、開会中の市議会6月定例会で方針を示すとした。市民会議の設置は「もう少し先になる」とした上で、メンバーには、公園北エリアの自然活用を検討している「実行会議」の委員や、子育て世代の代表、 キャンプ場問題で賛否を訴えた双方の市民らに入ってもらうことを検討する考えを示した。松本平を一望できる旧まきば山荘跡地を巡っては、市が2021年度、展望広場の改修や、隣接する未利用地でのAC場整備を計画。しかし、予算審議直前の 2/末に展望広場の土台で著しい強度不足が判明すると、改修に加え、市民の賛否両論に揺れたキャンプ計画を白紙化した。ただ同エリアについて臥雲市長は「アルプス公園のゲートウェーに当たる部分で、魅力向上のキーになる」と重視する。 検討のスケジュールについては「議会から議論に時間をかけるべきだとの指摘をもらっている。期限を区切るのはまだ時期尚早」と。

■3/9;松本市議会2月定例会に提出した2022年度一般会計当初予算案からアルプス公園旧まきば山荘跡地へのキャンプ場整備費(1.4億円)と、関連の展望広場改修事業費(543万円)を全額取り下げた。
展望広場の土台が震度6強〜7程度の揺れで倒壊する危険性が高いことが2/末に判明、改修やキャンプ場計画を見直す必要が生じたとする。展望広場は旧耐震基準の1949年建設の山荘本館の倉庫を活用し、2018年3月、上部にコンクリートを 張って整備した。臥雲市政になって床面の舗装など眺望を生かした施設改修を計画、2021年度に耐震診断し、想定以上の強度不足がわかった。展望広場は解体を含め対応を検討する。旧まきば山荘跡地の今後の活用について、市長は 「あらためて市民、議会の意見を聞きながら、どのような整備のあり方がふさわしいのか議論する必要がある」と。

■松本郊外の「アルプス公園」で、シギ科の野鳥で大型種のヤマシギを「信州報道写真フォト松本」村田正幸さんが撮影。
数が少なく、同公園で飛来を確認したのは3年ぶり。ヤマシギは体長約35cm。ずんぐりした体型でくちばしが長い。本州中部以北で繁殖し、積雪の多い地域では冬に暖かい場所に移動するという。夜行性で警戒心が強く、茶色っぽい体は 枯れ葉に似た保護色。

■松本市が2022年度一般会計当初予算案に費用を計上している「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地へのキャンプ場整備
市議会は請願3件、陳情1件を受理。事業について賛成、反対双方の立場から請願・陳情が相次ぐのは異例で、市民の関心の高さを浮き彫りにしている。市民団体「松本アウトドアプロジェクト」(鈴木雷太代表)は、請願で整備の実現と、 できる限り自然環境に配慮した整備の2点を求めた。1月にも5158人分の署名を添えて要望書を出したが、市の整備案を了承していないため請願に踏み切った。子育て世代が街中近くでくつろげるキャンプ施設の必要性などを理由に 「未活用地を有効的に活用し市民が身近な所でアウトドアを楽しめることは市の新たな魅力になる」と。反対の立場では、周辺住民や自然保護団体関係者などでつくる「アルプス公園周辺住民の会」が予算を認めないことなどを求める 請願を2月に提出。このほか元高校教諭が、他のキャンプ場の利用実態を含む十分な調査とデータに基づく慎重な審議を陳情した。いずれの請願・陳情も3/10;建設環境委員会で採択すべきか審査される。その行方は、整備費1.4億円の 予算審査にも影響を与えそう。

■2/10;松本市は、「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地に計画しているAC場の整備案を市議会建設環境委員協議会に提示した。
近くに車を止められるACキャンプサイトを23区画、駐車不可のキャンプサイトを7区画設ける。市は2022年度当初予算案に整備費を計上する構えだが、協議は賛否が分かれ、了承されなかった。予算が原案通り可決されるかは予断を 許さない状況。案によると、跡地全体を5つのエリアに分けて30区画を設ける。管理棟や炊事場、園路なども整備。費用は明らかにしなかった。目標稼働率は市内の既存キャンプ場の平均より高い24%(4〜11月)に設定、冬季も含め 通年開場し使用料収入で維持費を賄う。危機管理や環境面の懸念に対しては、管理員の配置や立入防止柵の設置、野生ランの移植などを行う考えを示した。委員からは「多様な人が集まるまちを目指す上で賛成」「市街地から森への 関心を高める入口になる」との評価が聞かれる一方「市民合意が得られていない」「眺望の良さを生かした活用方法を広い視野で検討すべき」といった否定的な意見も出て賛否が割れた。「継続協議」と集約された後、建設部長は あらためて「2022年度予算に計上するので審議をお願いしたい」と。市議会は2021年2月定例会で「地元住民、市民との情報共有が不十分」としてキャンプ場整備の予算化を認めなかった。市は地元町会や市民、議会への説明を 進めてきたが、賛成派、反対派の有志団体が署名運動や要望活動を行うなど論争が続く。2/22;開会予定の2月定例会に2022年度当初予算案を出す考えだが、意見がまとまっていない会派もあり、審議の先行きは見通せない状況。

■松本市蟻ヶ崎の「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地への整備を検討しているAC場について、「松本をアウトドアの聖地にしたい」と願う市内の有志団体が整備を求める署名運動を始める。
インターネットも活用して署名を集め、市議会に届ける。

■松本「アルプス公園」のAC場整備を巡る問題が、今後のまちづくり指針となる第11次基本計画の策定にも影響を及ぼしている。
臥雲義尚市長は「アルプス公園全体の魅力向上」の文言が含まれる計画案が市議会議員協議会で「継続協議」となったことに「大変遺憾」と不満をあらわにした。市議会との間で再び緊張が高まりかねない状況。対立の発端は、6月に 行われた前回の全協。議会は「アルプス公園だけ抜き出して記載するのは違和感がある」などと再考を求める指摘をした上で計画案を了承した。市はこれを受けて表現を見直したが、記載を残したため議会は反発。計画を認めれば、 賛否両論があるキャンプ場整備まで議会が了解したとの誤解を市民に与えかねないとの懸念もあり、さまざまな意見が出た。一方、臥雲市長は「この表現があるからといって、キャンプ場整備を議会が認めたことには全くならない」と。 アルプス公園は都市公園の中でも特別で、魅力向上は大きな政策課題とし「市民にも、より重要な位置付けとして取り組んでいく認識を共有してもらい、議会で粘り強く理解を求めたい」と。議長はアルプス公園だけでなく保育・ 幼児教育についても議会から意見が出されたとし、継続協議は議会意思なのでぜひ尊重してもらいたいと。アルプス公園のキャンプ場整備を巡っては、市が地元説明会やアンケートを行っており、9月定例会に再提起する方針。これに 対し整備に賛成、反対の双方の立場で市民グループが運動を展開。

■松本市蟻ヶ崎の「アルプス公園」のまきば山荘駐車場跡地でオートキャンプ場の整備を計画し、事業化が見送られたことを受け、市民の間でさまざまな動きが広がっている。
有志が「松本をアウトドアの聖地にしたい」と整備を求める署名活動を始めたほか、地元住民は自然環境への影響などを心配し、市に説明会の開催などを要望。さまざまな意見がある中、市は9月定例市議会で予算案の再提出を目指している。 2021年度の一般会計当初予算案に、キャンプ場整備費4716万円を計上。公園南側のまきば山荘の駐車場跡地1.3haを、キャンプサイトや園路として整備する計画だった。「新型コロナウイルスの影響によるアウトドア志向の高まりなどから、 相当な需要が見込める」と説明したが、市議会は「市場調査や市民からの意見聴取などが不十分で、唐突感が否めない」などと指摘。予算案は事業費を減額した。5月、アルプス公園の来園者1041人にアンケートを実施。キャンプ場整備 については賛成47%、どちらかといえば賛成14%、反対3%、どちらかといえば反対2%。市内のアウトドア愛好家は早期の整備を求める。7/7;MTB元日本代表の鈴木雷太さんを代表とする「松本アウトドアプロジェクト」が立ち上がり、 書面とインターネットで署名活動を開始。9月定例会までに市議会に提出する予定。発起人の一人で飲食店経営者は「アウトドアの環境で移住者を呼び込める。コロナ後を見据えて今準備しないと間に合わない」と。アウトドアブランドを 展開する男性は「街中から近く、北アルプスと街の眺望を楽しめるキャンプ場は他にない。キャンプは子どもの生きる力を育み、防災にも役立つ」と。地元町会からは懸念の声が上がる。住民有志は6月、市に対しキャンプ場整備による 自然環境への影響や、利用客のごみや騒音、周辺道路の混雑といった不安を伝えた。その後、市は地元の理解を得られるよう説明会を開催している。一方、市は2007年に拡張した公園の北側エリア約43haが十分に活用されていない現状も 課題と認識する。市が実施したアンケートでも、北側エリアを利用したことがある人は19%にとどまった。臥雲義尚市長は「北側エリアは市民参加による公園の運営を目指してきたが、その方向で進んでいない。キャンプ場と二つの柱で 整備を考えていきたい」と。

■松本市は2021年度、「アルプス公園」にキャンプ場を新設する計画あり。
全国的なキャンプブームを追い風に、松本平や北アルプスが見渡せる絶好のロケーションや、中心市街地にほど近い立地の良さを生かして、観光誘客や来園者の増加につなげる。公園の新たな魅力となりそう。かつて公園南入口付近にあった 「まきば山荘」跡地の臨時駐車場周辺一帯に、テント約30張まで収容できる約1.3万uのキャンプサイトを整備する。芝生の広場や、車が通る園路の整備費約3300万円を、市議会2月定例会に提出した2021年度一般会計当初予算案に計上した。 今夏までに工事を終えて秋ごろに利用を開始し、通年で開場する予定。市内のキャンプ場としては10ヶ所目、通年利用としては3ヶ所目。キャンプは近年のブームに加え、新型コロナウイルス感染が懸念される状況でも他人と距離を取って 楽しめるアウトドアとして全国的に関心が高まっている。市公園緑地課は「ロケーションが非常に良いし、市街地から気軽に来られる。冬の観光振興につながることも期待したい」と。市はキャンプ場運営をアルプス公園の指定管理者の 自主事業として位置付け、今後、利用料金やテント用具レンタルサービスの実施などを検討する。2021年度はキャンプ場設置のほか、公園全体の活用促進に向けて民間のアイデアを取り入れるための市場調査も行う。

■松本市が「アルプス公園」の旧まきば山荘跡地に整備する計画のオートキャンプ場について、市が地元説明会を進めている。
来園者アンケートによると、整備に賛成側の声が6割を占めるが、説明会では懸念の声が目立つ。議論の焦点を整理すると、生態系への影響、地盤の安全性、収益性、手続きの透明性などが浮かび上がる。森林や草地などが混在する園内は 昆虫や野鳥の種類が豊富で、チョウ類は国蝶のオオムラサキをはじめ約100種類が生息する。専門家はたき火の煙や工事に伴う樹木伐採が生物多様性に悪影響と懸念する。市は独自の環境調査をして自然保護に配慮するとし、チョウが 集まる樹木の伐採を避け、外来種ニセアカシアを集中的に切るとしている。計画地は眺望に優れる半面、急傾斜地に近く一部は土砂災害警戒区域に隣接する。松枯れによる保水能力の低下と相まって、大雨時は地盤が緩みやすいのではないか との懸念がある。市は植栽で急傾斜地に近づけないようにし、避難マニュアルを作るとしている。30サイトの運営で採算は取れるのか疑問視する声もある。全国のオートキャンプ場稼働率は平均2割弱。市は区画料金を\4000\-5000として 通年営業すれば年間600-700万円の収入があると試算、維持費と整備費に充てるとする。管理棟を設置する場合は整備費が当初の4716万円より膨らむ可能性があり、建設費回収に約20年かかる見通し。説明会では「決定過程がよく分からない」 との指摘が出た。市は2020年夏から検討を進め、2021年度当初の予算化を試みたが、市議会は意見聴取が不十分として認めなかった。市建設部長は「キャンプ場をつくるかどうかはこれから」と説明するが、臥雲義尚市長は市議会9月定例会に 関連予算を再提案する考えを変えていない。標高約800mの「旧まきば山荘」からは常念岳などの北アの山並みが望める。2017年度まで営業していた「まきば山荘」の跡地を活用して、現在は北アの山並みや松本西部の街並みや安曇野が 一望できる「展望広場」となっている。約400uのまきば山荘の土台を活用、コンクリートで舗装済。その下の森は傾斜地。南入口駐車場からすぐの場所に位置し、訪れる人を魅了する憩いの場として、多くの市民に親しまれています。

■民有林での松くい虫による被害は2022年度、5万3949m3(前年度比5%増)
ここ数年は減少傾向だったが5年ぶりに増加。都道府県別では長野県の被害が最多。地域別には松本エリアが最多で松本市、安曇野市、筑北村を中心に2万6019m3と県全体の約5割を占めた。上田8213m3、長野7003m3、伊那5337m3、南信3050m3、 北ア1445m3、木曽257m3。温暖化の影響で標高1000m前後の地域まで広がりを見せている。各自治体では被害木の伐倒駆除や薬剤散布による予防を進めている。

■2024年度から県は花粉が少ないスギの木「クマスギ」を効率的に増産できるか研究を始める。
県林業総合センタは花粉症対策強化として、花粉の飛散量を減らすため、花粉の量が少ない「クマスギ」の増産を目指し研究を始める。「クマスギ」は、須坂などを中心に古くから植栽されてきた県産のスギの品種。生産者の高齢化で近年は 増産されなくなった。同センタの調査では花粉を飛散させる雄花の数が少ないことが分かり、実際の花粉の発生量も他のスギの10%以下という。クマスギは雌花があまりつかず結実しにくいことで知られる。木を増産するには鉢に挿し木し、 苗木にしたうえで山などに移植しているが、効率的な増産方法を研究していく。花粉症対策をめぐって、2023年5月国はスギの人工林を10年後に2割程度減少、30年後には花粉の発生量の半減を目指している。人工林を伐採して植え替える需要も 高まる中、花粉が少ない「クマスギ」に期待が寄せられている。クマスギは高さ10m以上、挿し木の枝は木の上部から取るため容易ではないという。県林業総合センタは「10年以内にクマスギの増産体制を構築することを目標に取り組んでいきたい」と。 日本の約7割は森林(2505万ha)でそのうち人工林は4割(1020万ha)。人工林のうちスギ(45%)・ヒノキ林(25%)が7割を占める。スギは建材や家具材向きで国内各地で植林されてきた。スギの芯は赤色、クマスギは黒い。若い木ほどCO2吸収量が多く 温暖化対策としても効果あり。スギのうち4品種(立山杉など)は花粉を飛散しないスギ「無花粉スギ」もある。

■花粉症対策として、県はスギの人工林の1割にあたる7300haを伐採や植え替えを進める「重点区域」に指定。
花粉が少ない品種「クマスギ」を植え替えに活用できるかなど検討を進める。国は30年後には花粉の発生量の半減を目指し、都道府県はスギの人工林から伐採や花粉の少ない苗木への植え替えを進める「重点区域」を指定。 県は北信・南信を中心に40市町村で7397haを「重点区域」に指定した。県内のスギの人工林の1割。伐採しても土砂災害などのおそれがなく、効率的な伐採や植え替えが可能なエリアを対象に指定した。「重点区域」では森林組合などに対し 伐採や植え替えに国と地方で7割、林道の整備費用も国が半分を補助する。伐採したスギは住宅への活用などを促す。2024年度の花粉症対策では、花粉の発生量が一般的なスギの10%以下と極めて少ない県産のスギの品種「クマスギ」の 増産についても研究を始めていく。県森林づくり推進課は「重点区域の指定は花粉を減らすうえで好ましいと考えている。クマスギを植え替えに活用できるかなど検討を進めていく」と。

■松本四賀で住民有志が松枯れ材の有効利用を進めようと森林整備のグループ「四賀の里山片付け隊」を結成した。
まき割りや竹炭を作ったりしながら松枯れ被害で倒木が多い四賀地区の山林の手入れを進める。地区では高齢化で担い手が十分に確保できず、被害木が山林内に放置されている状態。地区内で森林資源活用に取り組む「四賀林研グループ」の メンバーを中心に設立。2024.2/25;地区内でまき割り体験会を開いた。参加者15人はまき割り機で直径20cmのアカマツの丸太を割った。今後もまき割り体験会などを開き、参加者を対象にまきを無料配布、間伐や倒木の伐採にも対応したいという。 同グループは「木を利用してもらうことで山をきれいにし、景観も良くしたい」と。

■「松本広域連合」が管内一帯の観光情報をまとめて発信するサイト「#まつもトコトコ」を新設。
感染収束はまだ見通せないが、ポストコロナに向け「今のうちから関心を持ってもらうとともに、住民にもこのような取り組みを進めていることを知ってほしい」と。「行ってみたいと思ってもらえるようデザインにこだわった」といい、 サイトには写真やイラストを多く掲載。文字情報はできるだけ少なくし、「安心してください、それほど田舎ではありません。ほどほどに便利」などとユーモアも。観光スポットの紹介の他、「観る」「遊ぶ」「食べる」などの目的別に 情報を探すこともできる。「新型コロナ収束後は各地で国内旅行客の取り合いになるかもしれない」と。9月頃までにさらに充実させ、イベント情報なども見られるようにするという。
※松本広域連合は松本市・塩尻市・安曇野市・麻績村・生坂村・山形村・朝日村・筑北村
(問)松本広域連合 「#まつもトコトコ」TEL 0263-87-5460

■7/2;松本島立の「日本浮世絵博物館」が新型コロナの影響による2年間の休館を経て再開。
外国人旅行者や国内団体ツアー客の需要が見込めるようになったことから開館した。今後は観光客ばかりでなく、地元住民にも親しまれるようPRに努め、リピーターの獲得を目指す。再開に合わせた企画展は「さかなづくし 水辺に集う生きものたち」と 題し、魚や水辺の生き物が描かれた約70点を展示。目にも涼しい作品が多く、緻密な描写や、金魚売りなど庶民の生活に密着した場面、着物の柄、物語の一幕など多彩。8/15;作品入れ替え、会期は9/25まで。豊富な収蔵品を生かそうと、休館の 1年前からテーマに応じた月替わり展示と、1ヶ月半で総入れ替えする企画展を柱に運営してきた。休館直前に始めた年間パスポートの販売や、6回の来館で1回無料になるスタンプカードの発行など、リピーターを意識した取り組みも継続する。 学芸員は「久しぶりに展示室に作品が並び、見てもらえることがありがたい。いつ来ても発見のある博物館にしたい。地元の方にも親しみを持って足を運んでもらえたら」と。

■松本市波田で戦前に稼働した製糸会社・太田館製糸所の木造2F建て建物が解体され、里山辺「美ヶ原温泉」にワイナリーとして移築される。
かつて有数の製糸工場として地元住民に愛された建物で、太田館建物が新たな役割を担って存続する。太田館は、江戸時代の座繰りによる製糸業を前身に1877年頃創業。建物は事務所や水車を利用した工場だった。建材に現波田小などに 残る高級官材のアカマツが多用され、梁は太さ約45cm,長さ12m、職人たちの署名も残る。ブドウ栽培発祥地とされる山辺でのワイナリー建設は、2002年以来20年ぶり2施設目。老舗温泉旅館の追分屋旅館が新規事業を支援する国の 事業再構築補助金を申請して計画。2023年4月頃までに旅館近くの敷地に、醸造所や多目的スペースを備えた施設として移築・改装し、来シーズン中の稼働を目指す。温泉街で組合によるワイン巡りイベントなどを企画してきた社長は 「歴史ある建物を生かし、ワインを核に温泉街の魅力向上に貢献できれば」と。

■7/1;松本「浅間温泉」の旧銀行建物を使った喫茶・雑貨店「手紙舎 文箱」がOPEN。
郵便局の隣接地にあり、1000種類近い作家デザインのポストカードなど紙雑貨を中心に取り扱う。温泉地での滞在を促す新たなスポットになりそう。「東京蚤の市」や「紙博」のイベントで知名度があり、雑貨・飲食店経営などの事業を首都圏で 手掛ける手紙社が出店。多用途なA3判ペーパーを100種類以上扱い、今も残る金庫室には古書や古道具を集める。「バスの待ち時間に旅の思い出をしたためて」とカウンター席を配置。地方でのOPENは初めて。地元印刷会社と連携した雑貨制作も 企画中。同社は「周辺環境に縁を感じた。クラフトフェアに代表される手仕事文化が根付いた街を少しでも盛り上げられたら」と。喫茶営業は7/10〜。(10:00-16:30,火/水定休)
(問)手紙舎文箱 TEL 0263-87-2716

■※松本シネマ認定;
第1号;「岳-ガク-」(2011年),第2号;「神様のカルテ」(2011年),第3号「神様のカルテ2」(2014年),第4号「orange-オレンジ-」(2015年),第5号;「サヨナラまでの30分」(2020年),第6号「流浪の月」(2022年),第7号;「太陽とボレロ」(2022年)

■松本の「日本ラジオ博物館」が移転し新装開館。
2012年に松本中町で開館したが手狭になったため、2.5km南東の松本筑摩に移転。岡部匡伸館長の友人の実家で、コメの保管や物置として使っていた旧家の土蔵築120年の蔵(1906年築)を改装した。外観はオリジナルを維持、2019年末から 床の張り直しなどの改装を実施。戦前や終戦直後のテレビやラジオなど計100点を随時展示。ラジオ約70台、電蓄3台、ステレオ3台、テレビ15台、ビデオデッキ2台、家電製品20点、関連資料約50点。展示替えにより変動。2020年4/末に 開館予定だったが、新型コロナの影響で延期。「リピーターや新規の方など、いろいろな方に来ていただければうれしい」と館長。駐車場(P3台)。土/日/祝,8/08-8/16盆休み,GWなど,12:00-16:00開館。 (\500/大人,\200/15歳以下,小学生以下無料)
(問)日本ラジオ博物館 TEL 0263-27-2535

■博物館などが所蔵する浮世絵を発信しようと、松本のイベント会社「ディープ・ウィル・ワーカーズ」は、松本の「日本浮世絵博物館」の依頼を受けて普及促進ポスターを制作し、協賛企業への配布を始めた。
店頭などに掲出してもらい、県民に「世界に誇れる浮世絵」を広くPRする。博物館は1982年に開館。江戸時代に地元の豪商酒井家が五代200年にわたって収集した10万点の浮世絵を所蔵。新型コロナウイルスの影響で現在は休館中。 県内には他にも、葛飾北斎の作品を並べる北斎館(小布施)などが浮世絵を所蔵。ポスター制作は北斎館や水野美術館(長野)も協力しており、浮世絵文化を県内の観光振興につなげたいとの思いもある。浮世絵博物館が持つ画像データを 活用し、背景に北斎の代表作「冨嶽三十六景」で知られる赤富士「凱風快晴」を配置するデザイン。「浮世絵所蔵量世界一 信州国」とアピール。ポスターはB2判で500枚を印刷。取り組みに協賛した企業、飲食店、商店など140社に 配布して張ってもらう。

■2021.11/15;松本市と信大は誰もが自由に水をくむことができる「アクアスポット」を市内6ヶ所に設置した。
信大が研究を続ける高品質・高機能の結晶「信大クリスタル」を使い水道水に含まれる残留塩素や重金属イオンなどを取り除ける浄水器「SWEE」を、市役所や観光センタなどに置く。マイボトルを持参して水を得る行動を浸透させることで、 ペットボトルの削減につなげることを狙う。信大中村宗一郎学長は「信州の水がよりおいしくなり、世界屈指の水の都・信州につながれば」と。臥雲義尚市長は「単なる給水場所でなく、人が集いにぎわう場所になることを期待する」と。 市役所東庁舎のほか、松本駅前や乗鞍高原など市内3ヶ所の観光案内所、松本空港、信大松本キャンパスに12/上までに設置。長野市役所と信大長野キャンパスにも置かれる。「信大クリスタル」は、信大工学部の手嶋勝弥教授らが 研究開発しており、水資源に苦しむアフリカなどで浄水技術の向上の実験を続けている。手嶋教授は「自然が豊かで水のおいしい信州から技術を発信することに非常に意義がある」と。

■松本安曇の「小木曽屋玄治郎アルプスの郷店」が今季の営業を再開。
信州の玄そばを使い、自社で製粉・製麺した本格二八そばを提供、カフェ、土産物やアウトドア用品販売コーナーも。レストランでは看板メニューのとうじそばをはじめ、各種そばメニューを揃える。その他「山賊定食」や各種丼物も用意。 山賊焼きはテイクアウトができる。「冬眠から覚めて元気に営業を再開しました。観光客だけでなく、地元の皆さんも憩いの場としてぜひご活用ください」と。
(問)小木曽屋玄治郎アルプスの郷店 TEL 0263-94-2286

■松本を歩くと様々な場所でてまりの絵柄を見かける。
マンホールの蓋にも描かれている「松本てまり」は江戸時代に松本藩の武士の家庭で作られていたとされる手工芸品。内外の観光客らからの人気は高い。新型コロナウイルスで足元の需要は落ち込んでいるが、伝統をつないでゆくために 細かい手作業が日々続いている。松本てまりは江戸時代に女の子の玩具として作られていたという。「松本てまり保存会」の海老澤美之恵代表によると、S30年代に現在の姿に「復元」。当時の製法を踏襲しながら、現代的な色彩を 加えているのが特徴。てまり作りは細かい作業の連続。まず、音が鳴るように豆を入れた綿に木綿の糸を巻き付けて白まりを作る。次に目印となる糸を縫い付けたうえで、様々な色の糸で模様を描いていく。色や柄の違いによって 数十種類あり、1号ー7号までの大きさがある。ストラップなどとして使える小さな根付も作っている。現在、てまり保存会には15人が参加。30-70歳代まで幅広く、新たな担い手育成にも余念がない。最近は外国人を含めた観光客などの 購入が増え「2019年などは在庫がなくなってしまったほどの売れ行きだった」という。このため、現在は松本城や市立博物館の売店など市関係の施設で限定発売。「これからも伝統を受け継いでいけるように人材を育てると同時に、 しっかりとした良い手まりを作り続けていきたい」と。

■松本の和紙専門店「紙舘島勇」が2021年、1921年の創業から100周年を迎えた。
創業時から六九通りにあり、通りの変化を見つめながら生活や日本文化に欠かせない和紙を商ってきた。節目を記念して、家族と店を営む和紙人形作家の伊藤叡香さんが中町「蔵シック館」で作品展を行なった。店は六九通りの 現在よりも少し東の場所に島勇紙店として開業。S30-40年代の六九通りは、井上が立地するなどして人通りが多い商店街で化粧品や日用品なども取り扱った。店には「島勇百貨店」と書かれた当時の広告が飾られている。2代目で現会長の 伊藤勲さんは「寝る間を惜しんで働く感じで本当に忙しかった。100年はあっという間」と。会長の時代に、現在は主力商材の一つになっている柄のある和紙を置くようになり、店舗が一気に華やかになった。妻の叡香さんは和紙の魅力を 広めたいと40年前から和紙人形の制作を続けている。今回は「百年物語」をテーマに、過去に制作したものの中からえりすぐった80点を展示。通りの往来は静かになったが、近年は魅力的な商店も増えている。島勇も3年前に体験スペース などを併設した新たな店舗に生まれ変わった。今後は紙すき教室なども計画していく。3代目の伊藤慶社長は「生活の中でもっと和紙を使ってもらえるように、体験を通じてその魅力を発信できれば」と。
(問)島勇 TEL 0263-35-1000

■松本梓川倭の「梓水苑」では「手ぶらでBBQ」が人気。
清流梓川沿いといえば「梓川桜ウォーク」です。梓川沿いに公共の宿泊施設「梓水苑」あり。BBQ場、AC場、テント場などが隣接。BBQ道具(炭,網,プレート,取り皿,割り箸,コップ等)やタレ、食材が全てセットで、着火も片付けはスタッフお任せ。 特盛セット;\2980(カルビ肉,エビ,焼きそば,野菜付)。飲物は持参。追加食材は持込可。BBQハウス・テントを利用可。土/日/祝,夏休みシーズンは予約が入り始め、早めの予約を。(10:00-15:00/16:00-21:00)(要予約;1W前)
AC場は7サイト(\3140〜)、テント場(\520/大人,\260/小人)、日帰り入浴(華の湯)(10:00-20:00;\450/大人,\220/小人)
梓川ではラフティングも可(倭橋-梓橋;4.5Km/1H;\8300/大人,\6300/小人)
(問)梓水苑 TEL 0263-78-5550

■松本三才山の「美鈴湖」で、ボードに乗りパドルをこいで遊ぶ「SUP」(Stand Up Paddleboard)の体験が人気。
近くの「美鈴湖もりの国AC場」の利用者などがボードに座りパドルをこいだり、浮かんだボードの上でゆったり寝転んだりと、思い思いの楽しみ方をしている。柳沢林業が湖の南西で運営。陸上でスタッフが乗り方を教え、救命胴衣を 着けて水に入る。体験する場所の水深は3-8m。スタッフは「湖面が緑色に見えるので、入るのをためらうかもしれないが、近くで見ると透明度は高い」と。「サップはいろいろな楽しみ方ができるのが魅力」と。 (90分,料金;\3500/大人・18歳以上,\3000/10-17歳,\4300/10歳未満の小学生+保護者)
※透明度の高い湖や海なとでは、SUPがぴったり。ボードに立ち上がった視点からは光の反射が少なく、カヌーやカヤックなどに比べて水中を見やすいのが魅力。国内でも有数の透明度を誇る青木湖や木崎湖、野尻湖・松原湖・蓼科湖・ 女神湖・白樺湖などでもSUPは行われており、SUP体験ツアーやSUPレンタルあり。
(問)美鈴湖もりの国AC場 TEL 0263-46-9990

■松本市三才山の「美鈴湖もりの国AC場」が今季から松本平を広く見渡せるようになり、眺めの良さが話題を呼んでいる。
指定管理者の柳沢林業がプロの強みを生かして松枯れが目立つキャンプ場西隣のアカマツ林を伐採したところ視界が大きく開け、雄大な景色に出合える眺望スポットに生まれ変わった。アカマツ林は本郷地区財産区や個人が所有しており、 同社が広葉樹への樹種転換を提案した。2021年12月〜2022年3月に伐採して跡地にナラや桜の苗を植え、遊歩道を整備した。キャンプ場は「夜景も好評。市街地から約30分の好立地なので地域の人たちも気軽に利用してほしい」と。

■松本市三才山の「美鈴湖もりの国オートキャンプ場」OPEN。
松本市街地から約30分。標高1000mのキャンプ場。4/28-11/30;開設、火/水定休、繁忙期(GW/夏休み)は営業。(60サイト:芝生の広場サイト:19+区画サイト:35+バイク:6)(AC,電源付,1区画約100u,車1+1泊4名まで)。21:00-8:00;サイレントタイム。 センターハウスには売店、レンタル品あり。水場(温水)、水洗トイレ、コイン温水シャワー、コインランドリー完備。直火禁止。広場(\4820〜)、区画(\5840〜)、バイク(\1160〜) 。チェックイン;13:00,チェックアウト;11:00。
2021年度から森と木のスペシャリストである松本の「柳沢林業」がキャンプ場運営管理を行う。
(問)松本市美鈴湖もりの国オートキャンプ場 TEL 0263-46-9990

■3/26-11/末;松本「美鈴湖もりの国オートキャンプ場」OPEN。
キャンプサイト数(60)、ACサイト、電源つき、1区画約100u。センターハウス(売店/レンタル品)、共用水場(温水)、水洗トイレ、コイン温水シャワー、コインランドリー完備。
松本の山里で林業を営む山の専門家がプロデュースしたキャンプ場「美鈴湖もりの国AC場」が2022年春にRE-OPEN。2021年から松本市より運営依託している柳沢林業は、1964年の創業以来、山と人とが活かし活かされる豊かな暮らしを 創造するという理念をもって、松本平の森林や里山で木や木材にかかわる仕事をしている。この経験・知識でキャンプ場周辺の森林を伐採し、苗木を植え、豊かな森の再生に着手。そうすることで、見晴らしのいいキャンプ場として 生まれ変わった。標高1000mの場内からは、松本の街並みや雄大な北アルプスの絶景が楽しめます。「美鈴湖もりの国AC場」は1995年の営業開始からGW前の4/下からのOPENだった。この時期は夏よりも虫が少なく、雨も降りにくく、 日中は心地いい陽気のもと快適に過ごせる季節。4/中-4/下には桜が見ごろを迎え、お花見キャンプも楽しめる。春季は特別体験として、林業体験や乗馬体験、地元の特性を活かしたローカルイベントなど、独自のアクティビティも 用意。林業体験プランは植樹、枝打ち、薪割り、焚き火などを体験。さまざまな薪で焚火の違いを体験。乗馬体験プランは、地元で馬搬や農耕馬として活躍するばん馬でキャンプ場周遊。ローカルフード、クラフトビール、地酒、 燻製食品などもコラボ提供予定。松本から車約30分。(\4820〜/広場サイト,\5840〜/区画サイト)
(問)松本市美鈴湖もりの国オートキャンプ場 TEL 0263-46-9990

■7/17;塩尻郊外の「高ボッチ高原」で外来植物を駆除する環境美化の催しを開いた。
27回目の事業。「海の日」に合わせ「美しい海は美しい山から」を合言葉に、塩尻市内33の企業・市自然保護ボランティア・ボランティア団体、個人ら計130人が澄んだ空気と空を間近に感じながら、貴重な自然を守るため作業した。 「でいだらボッチ館」から1km弱の草競馬場近くの第一駐車場までの草地で外来種のヒメジョオンやハルジオンを根から駆除した。池周辺の傷んだ柵は解体。観光客が近年急増している状況を踏まえ、自然保護ボランティアは 「360度見えるパノラマや自然が何よりもごちろう。来て良かったと思える環境づくりをしたい」と。塩尻市百瀬敬市長は「未来につなぐ観光地として自然保護の聖地にしていきたい」と。

■塩尻郊外の「高ボッチ高原」(標高1665m)を訪れた2022年の観光客数は延べ37.56万人(前年比12.1%;4.06万人増)、新型コロナ禍前の2019年と比べ2.25倍に増えた。2021年夏の大雨による地滑りで市道高ボッチ線東山ルートが不通にも関わらず大幅に 伸びており、塩尻市・市観光協会は、キャンプ場など最近の環境整備に加え、「三密回避」と漫画アニメ作品への登場、空前のキャンプブームが重なった結果とみる。高原来訪者のうちキャンプ場利用者数は5041人。キャンプ場を開場した 2022/4/下〜11/下に利用者へアンケート調査を実施、295件の回答を得た。利用形態は単独172人(58.3%)と最多。男性78%(230人),女性22%(65人)。地域別では県内、愛知、東京、神奈川、埼玉と続く。高原全体の入り込みを月別で見ると、 雲海が見られる10月は8.17万人、8月は8.13万人。2020年度にインターネットに接続するWi-Fiや管理棟でいだらボッチ館、キャンプ場を整備し、キャンプ場は2021年度に無料で利用を開始、2022年度に有料化。トイレを改修した。高ボッチ高原は、 女子高校生がキャンプを楽しむ漫画「ゆるキャン△」に登場、アニメ作品や実写版ドラマでも話題となり、多くのファンが訪れた。市観光協会は、2022年度の県地域発元気づくり支援金でアニメと連携した高原マップを作成。アニメキーホルダーなど 土産物も用意、高ボッチ高原ロゴ入りステッカーやドリップバックコーヒーの独自グッズの販売も好調。国定公園で北ア・中ア・南ア・富士山・美ヶ原など山の眺望が魅力。観光協会は「マナーの良いお客が多く、大きな問題やトラブルもなかった」と。 市全体の2022年の観光客数は延べ103万6100人、2019年比の93.6%まで回復した。

■塩尻市は郊外の「高ボッチ高原」での新しい楽しみ方を紹介するハウツー動画を製作、YouTubeで公開。
「高ボッチ山」(標高1665m)の「高ボッチ高原」は標高1600m。気軽に行ける絶景スポットとして人気を集め、「君の名は」で聖地?と呼ばれ、高ボッチ高原から見下ろす諏訪湖の風景が映画のシーンと似ていることから人気が急上昇。 360度の眺望が開けた山頂からは、北ア・中ア・南ア・八ヶ岳・富士山・諏訪湖が一望できます。美ヶ原高原や霧ヶ峰高原からの山岳風景と似ているが、1ヶ所から眺望できるのがよい。高ボッチの由来はデイラボッチと呼ばれる巨人が 腰を下ろして一休みした場所という伝承、ボッチはアイヌ語で高い山を指すことから、高いところのくぼ地という意味など諸説あり。
1)北ア;常念岳・大天井岳・燕岳・餓鬼岳・蓮華岳・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬三山まで見渡せる。奥には槍ヶ岳・穂高連峰、乗鞍岳まで。霧氷と冠雪の北ア、残雪の北アのモルゲンロートがきれい。
2)中ア;木曽駒ヶ岳・御嶽山など。
3)南ア;甲斐駒ヶ岳・北岳・間ノ岳・仙丈岳・塩見岳など。
4)八ヶ岳;蓼科山・北横岳・茶臼山・縞枯山・天狗岳・硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳・権現岳・編笠山まで。
5)富士山と諏訪湖が一望。諏訪湖と富士山の夜景はきれい。
初夏〜秋にかけては乳牛20頭ほどが放牧され、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、マツムシソウ・ヨツバヒヨドリなどの高山植物が自生し、アサギマダラが飛来します。
YouTubeでは、2021年からできるようになったことを分かりやすく紹介。「今年の高ボッチ高原はおもしろい!」(5分27秒)。4月にリニューアルオープンした管理棟 「でいだらボッチ館」や拡張したキャンプサイト(ACサイト;3,フリーサイト;20,暫定無料,\500/協力金)、管理棟付近で無料Wi-Fiが使えることを紹介。管理棟の開館日には手ぶらで来ても、スープパスタのアウトドア調理体験ができ、 キャンプ用のいすやテーブルも貸出していることを伝えている。「じっくりと腰を落ち着けてボッチ飯を楽しんで」と。TV松本CATVが撮影・編集。動画は6/末に公開開始、約1ヶ月で1900回視聴。「写真や文だけでは伝わりにくい部分も、 動画なら分かりやすく伝えられる」と。
キャンプはトイレ・手洗いの水は非飲料水。飲料水は持参。自販機利用。ゴミ箱・炭捨て場なし。ゴミ・炭は持ち帰り。花火・直火禁止。今季、キャンプ場は無料(\500/協力金)
塩尻IC〜13km/30分。長野道・岡谷ICと塩尻ICの中間地点からR20の入口、「高ボッチスカイライン」(塩尻高ボッチ線)で高原へ進む。第1P(草競馬場隣,無料),第2P(頂上口,無料)(P200)(12/上〜4/下冬期閉鎖)
高ボッチ高原ライブカメラ(塩尻市観光協会)
(問)塩尻市観光協会 TEL 0263-88-8722

■松本東部の山辺地区の「大和合神社」、「宮原神社」、「橋倉諏訪社」、「須々岐水神社」、「千鹿頭社」、神田地区の「千鹿頭神社」と、松本西部の島立地区の「沙田神社」では御柱祭が行われています。
各御柱祭は松本市重要無形民俗文化財に指定。御柱祭は、信濃国一宮の「諏訪大社」(諏訪)で寅年と申年の年に行われ、本殿等の四隅に巨大な柱を建て替えます。松本では諏訪大社の1年遅れの卯年と酉年の年に御柱祭を行っています。
松本で7年に1度の「御柱祭り」(無形文化財)を迎え、3つの神社で建て御柱が行われた。
松本入山辺にある「橋倉諏訪神社」、「宮原神社」(5yatu)、「大和合神社」。松本の御柱は諏訪大社の御柱祭りに配慮し、1年後に行われるのが恒例。
1)宮原神社御柱祭の里曳きは、急坂で御柱を落とす「木落とし」が復活、200人の氏子たちは緊迫の場面を力合わせて乗り切った。かたずをのんで見守っていた観衆も、無事に終わると歓声を上げた。木落としは昔ながらの御柱祭を復活させようと 行われた。長さ約40mの急勾配の坂で、約19mの杉の御柱を人を乗せずに落とした。怒号が飛ぶなか豪快に落とされ、動きが止まると氏子たちが御柱に近づき、柱や綱を慎重に引っ張った。
2)「大和合神社」では、午前中に里引きが行われ、地区の氏子や子供たちが、長さ20m重さ2tの大きな杉の御柱を、おんべやラッパの演奏にあわせて神社に向かう道路を引きました。
3)「橋倉諏訪神社」では集落をぐるりと曳行し神社に柱をひきつけた。前半は下り坂、後半は上り坂、氏子らは掛け声を合わせて懸命に綱を引っ張った。
御柱の長さは約18m。重さは約2t。午後から神社の境内では御柱が引き入れられ、ワイヤーで吊り上げた柱を、威勢のよい掛け声にあわせて徐々に立ち上げていきます。御柱は神社の隅に無事建てられましたが、御柱がたちあがるたびに、 集まった氏子や住民から大きな拍手や歓声が上がっていました。
ちょっと宮原神社で見学してきたけど、御柱を建てるまでにはいろいろしきたりがあって、なかなか建つまでに時間がかかった。鉋けづりでは大きな鎌で御柱の木に削る。全てを削れないため、木の数ヶ所を削っていた。根づちでは木槌で 御柱の根元をたたきながら柱を穴(深さ5m)に入れる。しかし重機のワイヤと太い縄や支え棒で、氏子らが立てていく。「御柱」が建った瞬間は皆さん拍手。御柱が建ったあとには福銭(5円玉)や福金、福もちが投げれてもらってきました。 建てられた御柱に触れると御利益があるとか。この年は地元のSBCや市民タイムスなどが中継や取材に来ていました。

■松本市は2023年度、都市公園として管理する城東地区の「女鳥羽川緑地」の低木を伐採して芝生化する。
河川災害時の安全性の確保と緑地帯の維持管理を簡素化する整備事業に着手し、2026年度まで行う予定。サツキとツツジを伐採してベンチ約90基のうち3/4を撤去。城東地区の町会が樹木の維持管理や草刈りを担っていたが高齢化による 人手不足で管理が行き届かなくなり、増水時に低木が流れを阻害する防災上の懸念があった。城東地区町会連合会が市に早期の整備を要望してきた。起点の桜橋から上流の水汲橋まで全長2.6km区間のうち、右岸はスポーツ橋まで1.9km、 左岸は南浅間橋まで1.5kmを整備する。2023年度は桜橋から元町橋までの左岸480mと右岸500mのサツキとツツジを伐採し、コンクリートベンチ46基のうち35基を撤去する。2023年度当初予算に工事費1060万円を計上、渇水期の11月以降に 着工する。城東地区連合町会は「芝生化されれば管理の負担が減る。河川防災の観点からも整備は必要なので、ぜひ事業を進めてもらいたい」と。曙橋から南浅間橋の右岸450mに外来種で繁殖力の強いニワウルシなど背丈の高い木が 生い茂っているため、災害に備えて撤去する。市公園緑地課は「整備で防災機能が向上すると同時に空間が確保され、市民の憩いの場となるようにしたい」と。

■9/9;「長野県ワイン協会」のワインが「日本一」
ブドウの収穫が最盛期を迎えています。生産量は全国1位は山梨、2位は長野県。観光客らが観光ぶどう園などに訪れ、色づいた果実をもぎとり、思い思いにブドウ狩りを楽しんでいます。
1)ワイン生産量(2019年)は1位;山梨(5189kl,31.2%),2位;長野(3950kl,23.8%),3位;北海道(2603kl,15.7%)
2)ワイナリー数(2019年)は1位;山梨(85),2位長野(38),3位;北海道(37)
3)ぶどう生産量山梨(6928t)。品種は「白」甲州(3293t,48%),デラウェア(523t,8%),「赤」マスカット・ベーリー(1842t,27%),巨峰(232t,3%)など
4)ぶどう生産量長野(5466t)。品種は「白」ナイアガラ(1116t,21%),シャルドネ(391t,7%),竜眼(140t,3%)、「赤」コンコード(1820t,33%),メルロ(675t,12%)など
国産ブドウ100%の日本ワインの出来を競う「日本ワインコンクール2022」が開かれ、県内5つのワイナリーの12品が金賞を受賞。金賞数は山梨5品を抑えて、全国1位。長野県が1位となるのは2011年以来。阿部守一知事は「信州のワインが 高く評価されてうれしい。2023年の軽井沢G7外相会合でも素晴らしいワインでお迎えしたい」と。

世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるクラシック音楽の祭典、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」はきょう最終日を迎え、締めくくりとなる子ども向けのコンサートが長野市で開かれました。 新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は、松本市を拠点に開催される国際的なクラシック音楽の祭典で、30周年となることしは、先月13日に開幕しました。 ■2023.4/中の低温で発生した農産物の凍霜害で松本や安曇野では農家やJAが被害を最小限に抑えるための取り組みを進めている。
北ア山麓では雨が少なく、日照時間が長く、一日の気温の寒暖の差が大きいため、りんご栽培に適している松本や安曇野。松本では梓川・波田地区、安曇野では三郷・堀金・穂高地区。大北では松川村、大町などでりんごが栽培されています。 3月の高温で早く開いた花が、4月の低温で被害を受けるパターンが増え、抜本的な対策は難しい状況。リンゴは、GW明けまで結実する花が判別できないため、JA松本ハイランドやJAあづみは「摘花」の時期を遅らせてなるべく多くの花を 残すように指導。リンゴ農家では、一番いい実がつく「中心果」が多く被害に遭っており、「通常は摘んでしまう側花もできるだけ残している」と。2023年のリンゴの開花は記録的に早かった。JAあづみによると、例年は5/4頃に満開になる 「ふじりんご」の花が2週間近くも早い4/21に満開となった。花にとって氷点下は厳しい環境だが、4月は何度も繰り返しあった。「残った花がすべて正常に結実するかもわからない。被害の全容はまだはっきりしない」と。リンゴ以外の 果樹でも被害があり、松本今井では収量が例年の半分以下になると見込まれるナシ畑もあった。JA松本ハイランドは「ナシは平棚栽培のため被害が大きくなりやすい」。凍霜害に加え、近年は、年間を通してゲリラ豪雨、雹害、ダウンバースト などに見舞われ、農業がやりにくい状況になっている。三郷小倉のリンゴ農家は「努力以外のところでダメージを受けるのはつらい。一昨年と状況が似ており心配です」と。

※農家数/全世帯数(農家率),りんご経営体数(栽培面積),全国順位(収穫量)
1)小谷村;281/1145戸(24.5%),りんご0(n/a)
2)白馬村;438/3709戸(11.8%),りんご1(n/a)
3)池田町;565/3543戸(15.9%),りんご4(1ha),180位(135t),※ぶどう11(20ha),
4)松川村;547/3577戸(15.3%),りんご34(36ha),100位(754t)
5)大町市;1365/10739戸(12.7%),りんご51(55ha),67位(1480t)
6)安曇野市;4553/36491戸(12.4%),りんご344(435ha),18位(11100t)
7)松本市;6185/104934戸(5.8%),りんご709(596ha),12位(16370t),※ぶどう407(166ha)
8)長野市;9902/156975戸(6.3%),りんご2132(944ha),2位(38300t),※もも878(180ha),ぶどう470(133ha)


※松本城周辺のまちづくりは松本城周辺のまちづくり:国宝松本城・国宝旧開智学校校舎・松本市立博物館・松本市美術館を参照。


★★★温泉★★★
■松本市渚のR19沿いにある「なぎさライフサイト」内に、日帰り天然温泉「湯の華銭湯 瑞祥」
2024.7/8;松本「湯の華銭湯 瑞祥 松本館」がRe-OPEN。「瑞祥」は良く利用する銭湯で松本ICから車5分、北松本駅から車5分、松本駅から車10分とアクセスが良い。駐車場は広い(P200)
松本城に近く松本観光後の立ち寄り湯としても便利。戸倉上山田温泉より直送したお湯で、温泉をタンクローリーで運んで沸かしている。湯は透明無臭。泉質はアルカリ性単純温泉。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、 痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。露天風呂を含め10種類のお風呂。館内は綺麗で休憩所(無料/貸切有料)、食事処など。
お風呂は岩風呂(内湯)、サウナ、水風呂、ジェットバス、泡風呂、瞑想室、外には屋根のある露天風呂、2種類の寝湯、屋根なしの信楽壺湯は3つ、ササラ湯など。瞑想室仕切付の足湯、低温サウナと高温ドライサウナ。屋根なしのうたた寝湯、 屋根付の夢見の湯があり、うたた寝湯はぬるくて長く浸かれ心地よい。寝湯の幅が広めになった。多少塩素臭がするのは仕方ない。スーパー銭湯と思えば・・・。週末は朝風呂営業も。温泉成分で身体は温まります。入口に蕎麦打ちの部屋があり、 お蕎麦は手打ちというが、蕎麦屋ではないため、まあまあのお味。
渚ライフサイトは2004年開業から20年が経過。渚ライフ内には日帰り温泉「瑞祥」の他、スーパー・ツルヤ、スタバ、家電量販店・エディオン、スポーツクラブ・ルネサンス、ドラックストアー・ウェルシア、薬局などあり。豚さん食堂や 秋吉の跡地(更地)にはま寿司と、かつ庵が現在工事中で2024年年末までにはOPEN予定。TSUTAYAは2024.5/6閉店。渚ライフサイトのある渚1丁目の交差点周辺はR19白板〜渚間、R158、R143(渚-白板橋ー中央)間は朝夕渋滞。休日は駐車場も混雑。
松本市内では2025年1/13;ヨーカドー、2/末;パルコ、3/末;井上が閉店する。
10/25-10/31;20周年記念で秋の大感謝祭(入浴料:\800/大人→\650,\400/小中生→\350,\100/幼児→\0,10/25;新そば・ざる(\800→\600)などいろいろ割引あり。 (平日9:30-24:00,土/日/祝;6:00-24:00,毎月第3火曜休館)
(問)TEL 0263-29-2686

■松本波田の「竜島温泉せせらぎの湯」は庭園を新たに整備した。
指定管理者の奥原造園が信州花フェスタで受賞した4つの庭園を順序移築再現し、2022年は2つめの庭「美苑―信州の上質なまちなか暮らし」を再現。緑豊かで季節の花が咲き移る2つの庭から奥の公園までをフィールドとし、1周約1kmの 遊歩道散策を楽しむことができる。園内には健康器具を設置し、散策と合わせての健康増進も図る。「美しい自然や色とりどりの花を目で楽しみながら、健康にもつなげていただければと思います。散策後はお風呂で汗を流してください」と。
(問)竜島温泉せせらぎの湯 TEL 0263-94-1126

■2023.4/7;1890年創業の松本「割烹松本館」は国登録有形文化財の大広間「鳳凰の間」で喫茶営業を始めた。
「館カフェ」は99畳の広さを誇る絢爛豪華な大広間に気軽に親しんでもらおうと、団体予約のない平日を中心に営業。大広間は彫刻家の太田南海が設計監修、装飾豊かな床柱や天井画に彩られた空間。新型コロナ禍で団体需要が減り、1人でも立ち 寄ってもらえる機会をと、喫茶営業を取り入れた。メニューは地下水で入れるコーヒー(\650)や抹茶(\600)、わらび餅(\600)、松本地ビール(\1100)など。 「マツモト建築芸術祭」で大広間を公開したところ、多い日には500-700人が来場する盛況ぶり。女将は「建物の力を見せてもらった。より多くの人に喜んでもらえれば」と。 4/11,4/12,4/14;14:00-16:00;プレオープン、4/末〜;本格営業。(14:00〜OPEN)
(問)割烹松本館 TEL 0263-32-8000

■2023.4/1;松本の浅間温泉H「onsen hotel OMOTO」は屋上を改装し、展望サウナOPEN。

フィンランド式サウナで、8F屋上に水風呂、展望デッキを設置。北アルプスが見えるサウナは7F・8Fに大浴場ともに設置。
(問)OMOTO TEL 0263-46-2385

■松本「浅間温泉」の「湯々庵・枇杷の湯」
松本城主の湯殿として400年の歴史を持つ日帰り温泉施設。年末年始も休まず営業。「感染症予防対策を講じて営業しております。地元の温泉でゆっくりと体を温めて英気を養ってください」と利用を勧めている。無色透明の湯で、 弱アルカリ性の単純泉(温度49.1℃,pH8.8℃)。つるつると肌触りでさっぱりした湯上がり。風情のある桧の露天風呂を備えた大浴場と、野趣豊かな野天風呂。泡風呂・サウナ・水風呂あり。週毎に男女入替制。加水なし、加温、 衛生管理で殺菌剤使用。適応は神経痛、神経炎、慢性胃腸病、外傷、火傷、痔疾、慢性皮膚病、糖尿病、慢性泌尿器疾患、疲労回復など。休憩処は縁側のある和室と木のテーブルを並べた広いスペース。食事処(要予約)。 12/29-2021.1/3;営業。元日は10:00-21:00。(9:00-21:00,月曜定休,\800/大人,\500/子供,P)
(問)湯々庵・枇杷の湯 TEL 0263-46-1977

■松本入山辺「扉温泉」の「桧の湯」
日頃の疲れを癒やしたり、自粛生活の気分転換を図ったりする人たちが次々と訪れ、気持ちよさそうに湯船につかっている。5/16;営業再開した桧の湯は入浴客が新緑まぶしい露天風呂で源泉かけ流しの湯を楽しんでいた。豊科の男性は 美ヶ原登山の帰りに仲間と立ち寄り、「最高の湯で気持ちがいい。これで元気がもらえる」と。「桧の湯」は「美ヶ原」の散策や「三城いこいの広場」でのキャンプ場で良く利用しています。県道67号線(松本和田線)で「そば処山辺」の先、 細い道を走る。薄川の中電第3、第4発電所を越えたところにあります。扉温泉「明神館」とは別。周囲は紅葉の名所で、露天風呂からは新緑や紅葉を楽しみながら森林浴気分が味わえます。温泉は内湯・外湯あり。 岩組みの露天風呂で天然・かけ流しの無色澄明な温泉。泉温は40.5℃。肌にやさしいアルカリ性単純温泉。効能は神経痛、関節痛、リウマチ、胃腸病など。シャンプー・ボディソープはなし(持参・購入可)。(10:00-19:00,\300/大人,\200/子供) (P40)
(問)扉温泉・桧の湯 TEL 0263-31-2025

■松本南端、塩尻市境で鉢伏山山麓(標高1000m)の温泉「崖の湯」は古くから湯治の湯として人気あり、明治に猟師が傷ついた猿が湯につかっているのを見つけたのが始まりとされる。西に北アと松本平を一望できます。
1)「薬師平茜宿」(TEL 0263-58-2141)は大正ロマンを思わせる古風でモダンな外観と内装が特徴。内風呂は石造り。露天風呂は木造。泉質は炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、冷鉱泉、 効能は神経痛、婦人病、リウマチ、冷え性など。現在、コロナ渦で日帰り入浴不可(11:00ー16:00;平日/日曜,11:30;土/連休,\800/大人,\400/子供)
2)「群上閣」(TEL 0263-58-2140)
3)「山上旅館」(TEL 0263-58-2047)
4)「山七旅館」(TEL 0263-58-2162)

崖の湯ルートのほうが距離は短いが、東山ルートがメイン。なお、東山ルートは地滑りなどによる被害が大きいため通行止めを継続中。高ボッチ高原に上がる2ルートは大雨災害で道路の一部が崩れるなどしたため、8/14〜;通行止めになっていた。 崖の湯側からが再開し、高ボッチ第1Pまで通行可。再開後、秋の高ボッチ観光を楽しみにしていた多くの行楽客が雲海の広がるパノラマを楽しんでいた。塩尻市側から上る市道高ボッチ線「東山ルート」の復旧は2022年度以降の見通し。 市道「高ボッチ線」(高ボッチスカイライン)は狭い林道ですが舗装路。冬季閉鎖(12/上-4/下)。高ボッチ高原への来訪者は2021年7/末までに15.3万人。4〜12月に16.6万人だった2019年よりも速いペースで増えていた。

■松本市渚なぎさライフサイトの湯の華銭湯「瑞祥」の元湯、千曲市「戸倉上山田温泉」の日帰り温泉施設「瑞祥」。
開湯120年を越える美肌の湯・「上山田温泉郷」の中央に位置する日帰り温浴施設で、硫黄の香りが漂い、体に優しい天然温泉。源泉かけ流し。岩風呂(内風呂)、露天風呂、サウナ、ジェットバス、壺湯、寝湯、ササラ湯など8つのお風呂。 源泉;千曲温泉、アルカリ性単純硫黄温泉、ph値;8,5、源泉温度;45.5℃。内風呂はアルカリ性単純硫黄温泉、露天風呂は単純硫黄温泉と異なる2つの源泉。効能はアトピー皮膚炎、筋肉痛、関節炎、五十肩、打撲・捻挫、冷え性など、病後回復、 健康増進。加温あり・加水なし・循環なし。(平日;9:00-25:00,土/日/祝;6:00-25:00,毎月第3火曜定休,\700/大人中学生以上,\350/小学生),P80
※まん延防止等重点措置に伴う営業時間短縮の協力要請で食事処の営業は時短(2022.1/27-2/20,10:30-20:00,日/祝;8:00〜)
(問)上山田温泉・湯の華銭湯「瑞祥」(上山田本館) TEL 026-275-4321
(問)松本湯の華銭湯 瑞祥 TEL 0263-29-2686



★〜〜〜上高地・乗鞍・美ヶ原エリア〜〜〜★

「朝日差す明神岳」(6/上;上高地・小梨平にて)

「初夏の穂高連峰」(6/上;上高地にて)

「初夏の明神岳」(5/下;上高地・梓川にて)

「新緑の上高地・明神岳」(5/下;明神〜徳沢にて)

「初夏の前穂高岳」(5/下;上高地・梓川にて)

「初夏の六百山〜三本槍〜霞沢岳」(5/下;上高地梓川にて)

「初夏の六百山〜三本槍〜霞沢岳」(5/下;梓川沿いにて)

「レンゲツツジ」(6/中;上高地・岳沢にて)


「初夏の焼岳・梓川」(6/中;上高地にて)

「初夏の焼岳」(5/中;河童橋にて)

「初夏の焼岳」(5/中;梓川にて)

「初夏の焼岳・大正池」(5/中;上高地にて)

「初夏の焼岳」(5/中;梓川にて)

「初夏の焼岳・大正池」(5/中;上高地にて)


★News★
(1)上高地・北アルプス;
■2025年10月高山市は「宿泊税」導入を目指す。
2024.12/2;観光を活用した持続可能な地域づくりをすすめる財源として宿泊税を課するため制定する。税額は宿泊料金に応じて\100-\300。1人1泊あたりの宿泊料金が1万円以下は\100円、1万-3万円は\200円、3万円以上は\300。
高山市内にはホテル、旅館、民宿などが400軒以上あり、2023年1年間には191万人が宿泊。税収は年間4億円を見込み、使いみちは観光振興、自然環境保全、伝統文化継承、交通機関の利用環境の向上、災害時危機管理体制強化、 インバウンド医療体制強化、トイレ整備などに利用。年齢12歳未満、学校行事、修学旅行などは免除。
12/3;北アルプスの山小屋でつくる「飛騨山小屋友交会」は、高山市に宿泊税の免除などを求める陳情書を提出した。
飛騨山小屋友交会は、北ア岐阜県側の穂高連峰周辺の山小屋で構成。穂高平小屋、わさび平小屋、槍平小屋、笠ヶ岳山荘、双六小屋、鏡平山荘、黒部五郎小舎、西穂山荘、穂高岳山荘、南岳小屋、槍ヶ岳山荘など10の山小屋と、松本市の焼岳小屋、 新穂高中崎山荘が所属。

■2024年「上高地」を訪れた観光客数は143万人。
2024.1月-10/末;上高地を訪れた観光客数は143.9万人。2008年以来16年ぶりに140万人を超えた。背景にはコロナ禍の収束、アジアなどの観光客増加、SNSでの外国人同士の情報交換が広まったことなど。 2024.4月-10/末;上高地のホテルなどの宿泊者数は14万8280人、うち外国人が1万8886人と2023年より11%増加。国・地域別には、台湾(4727人)、タイ(3120人)、香港(2605人)とアジアからの観光客が多くを占めた。
マイカーで訪れる観光客がバスに乗り換える「沢渡駐車場」は路駐や渋滞が目立った。松本市は2025年に向けてバスの増便など対策を検討する方針。松本市臥雲市長は「観光需要が急速に回復して駐車場が満車になっている状況が利用者に 伝わっていない。少しでも改善できるように多面的に検討していきたい」。

■「上高地」を訪れた人は16年ぶりに140万人を超えた。
松本市によれば、2024年上高地を訪れた人は143万900人で2023年と比べると14%増。新型コロナ感染拡大前の2019年と比べると22%増。140万人を超えたのは2008年以来、16年ぶり。上高地での宿泊者は14.8万人、日本人は横ばいで、 外国人の宿泊者は1万8886人と、2023年の1万6950人から11%増。松本市臥雲義尚市長は「コロナ禍からの回復と円安で中国などアジアの旅行需要が増えたのではないか」と。

■11/15;上高地「河童橋」で「閉山式」が行われた。
上高地から望む穂高連峰は奥穂の稜線にうっすらと雪が残る程度で、明神岳には雪がない珍しい年。11/15;上高地では観光シーズンの終わりを告げる閉山式が行われた。河童橋のたもとで行われた閉山式には観光、行政、山関係者など 60人が出席、穂高神社の神職による祝詞に続き、出席者は玉串を奉納。河童橋で鏡開きをして梓川に酒をまいて、今シーズンの感謝を伝えるとともに、来シーズンの無事を祈願した。松本市アルプスリゾート整備本部によれば、 6/末からの大雨で土砂が流出するなどしたため、7/1-10/11;梓川左岸の遊歩道が通行止めになったが、影響は少なく、インバウンドの増加などで4-10月の今シーズンは142万6200人が訪れ、この10年間で最多。前年同期比で17万8500人増。 2025.4/17まで上高地は冬期休業に入る。11/15;19:00ー2025.4/17;7:00;上高地公園線は冬季閉鎖。

■上高地の観光客増加でシャトルバスに乗り換える「沢渡」ではマイカー利用者の増加に伴って駐車場が満車。
最繁時はR158で渋滞が発生、路駐の車が列をなしている。2024年は平日でも満車。沢渡は山間部にあり、梓川沿いにさわんど温泉旅館や駐車場がある。沢渡周囲は急峻な谷沿いで駐車場の拡張が難しい。
沢渡には沢渡大橋の先に、ナショナルパークゲート(沢渡BT)があり、シャトルバスやタクシーへの乗換施設で観光案内、待合室、売店、公衆トイレ(5:00-17:00)など。冬季閉鎖。地下道を通じて第3Pと直結。足湯公園トイレは24H。
公共駐車場;市営第1Pいっぷく平(104),第2P足湯公園(550),第3Pかすみ沢(410),第4P岩見平(140)と民間10ヶ所で計約2000台。(4/17-11/15,\700/普通車)。市営は24H(自動ゲート)
民間駐車場;梓第1P(200),梓第2P(100),茶嵐P(110),池尻P(70),つつきP(70),ひぐちP(30),さわんど大橋P(65),しもまきP(20),しもまきP2(30),車庫前P(30)で計730台。民間Pは5:00頃〜。温泉入浴割引Pもあり。
バス運賃は沢渡BT-上高地BT(\2800/往復,\1500/片道,\1400/小人往復,\750/片道)
タクシー料金(5名乗車可)は沢渡ー大正池(\4300/片道),沢渡-上高地BT(\5200/片道)※大きな登山ザックでは4名程度。
(問)ナショナルパークゲート TEL 0263-93-3355
(問)沢渡共同配車センタ TEL 0263-93-3336
(問)アルピコ交通新島々営業所 TEL 0263-92-2511
(問)アルピコ交通上高地営業所 TEL 0263-95-2103

■〜11/中;「上高地ビジターセンタ」で登山者や観光客に熊の生態を伝える講座「上高地のクマ」を毎日開催中。
国内有数の山岳リゾートとして多くの観光客らが訪れる上高地は、ツキノワグマなど野生動物の生息地でもある。2023年9月には河童橋北の梓川右岸で男性が熊に襲われる事故が発生。自然公園財団上高地支部が熊の生態に関して正しい知識を 身に付けた上で散策を楽しんでもらおうと企画。(平日/日曜/連休最終日;14:00〜,土/祝;14:00/15:00〜。約30分,参加無料)
熊は本来臆病な生き物だが、人間の食材の味を覚えてキャンプ場に近づくことがあり、人に遭遇した時の防衛反応で人身事故が起きてしまうという。キャンプ場に設置された食料庫の利用や熊鈴の携帯などの対策を実行してほしいと。

★上高地の宿泊施設の営業予定★
坂巻温泉・中の湯温泉は通年。
11/2;明神館,11/3;横尾山荘,徳澤園,嘉門次小屋,山のひだや,森のリゾート小梨,大正池H
11/5;徳沢ロッヂ,11/9;上高地西糸屋山荘
11/14;上高地帝国H,上高地温泉H,上高地ルミエスタH,上高地アルペンH,五千尺H上高地,H白樺荘,ザ・パークロッジ上高地
2024年北ア山岳情報156参照

■10/下;「上高地」ではカラマツの黄葉が色づき始め。

■10/下;松本「上高地」では紅葉が進んでいます。
河童橋周辺ではシラカバやカエデが色づき、観光客が秋の景色を楽しんでいます。上高地インフォメーションセンタによると、今季の紅葉は例年より10日ほど遅め。上高地では広葉樹の紅葉に続き、カラマツの黄葉が10/末にピークを迎え、 11/上まで深まる秋を楽しめそう。

■10/下;「奥飛騨温泉郷」の「新穂高ロープウェイ」で紅葉が見頃を迎えています。
北アの大パノラマが楽しめる新穂高ロープウェイは標高差約1000m、全長約3.2kmの山岳ロープウェイ。新穂高ロープウェイでは紅葉が例年より10日ほど遅れて見頃を迎えた。今はロープウェイ中間駅の「しらかば平駅」(標高1300m)が一番の見頃。 青空と色づいた木々が美しい。新穂高ロープウェイの紅葉は徐々に標高が下げ、11/まで楽しめます。

■上高地の左岸歩道の小梨平-明神間は土石流の発生を受けて通行止めとなっていたが、10/12〜;通行再開。

■10/11;高山市奥飛騨温泉郷神坂の「新穂高ロープウェイ」に、新たに観光エリアオープンした。
雄大な北アの山々を一望できる新穂高ロープウェイの終点駅近くに、10/11;「頂の森」という観光エリアが新たにオープン。登山をしない人にも北アの自然を楽しんでもらおうとしたもので、大勢の観光客が訪れています。「西穂の踊り場」は 大きく弧を描くウッドデッキが張り出したブーメランのような展望デッキ「槍の回廊」。標高2000mから北アの槍・穂高連峰を間近に感じられるスポット。岩山を再現した撮影スポットなど、訪れた人たちは記念撮影をしたり、山を眺めながら くつろいだりしています。2020年から段階的に工事が進められ、2022年10月に一部が先行開業。2024年9月に「オオシラビソの道」と「西穂の踊り場」が完成。2024年10月新たに「ゴンドラステージ」がオープン。「ゴンドラステージ」は西穂高口駅の すぐ横で、白山やゴンドラが発着する様子を眺めながらのんびり過ごせるスポット。「オオシラビソの道」はオオシラビソの原生林を間をゆったりと歩ける散策路。木々の香りを感じながら森林浴を。 運営会社は「展望はもちろんですが、木々の香りや、鳥のさえずりなど五感を使って楽しんでほしい」と。
2024年は猛暑の影響か山頂が色づきは例年よりやや遅れた。10/11;西穂高口駅(標高2156m)の紅葉は見頃、しらかば平駅上部(標高1809m)の「第2ロープウェイ」下は間もなく見頃、しらかば平駅(標高1308m)付近と鍋平高原駅(標高1305m)第1ロープウェイ)〜 新穂高温泉駅(標高1117m)は色づき始め。中腹ではカエデやナナカマド、ブナなどの木々が赤や黄色に色づき、低地では緑色の樹木で、北アが冠雪すれば「三段紅葉」が楽しめます。冬は一面真っ白な雪に覆われ、北アの幻想的な風景が広がります。

■10/8;上高地「明神池」で「穂高神社奥宮例大祭」(明神池お船祭り)が執り行われた。
一年の山への感謝と安全無事を祈願する行事。この日は朝から小雨で、明神岳には霞がかかっていた。明神池周辺の紅葉は遅れ気味で一部色づき始め。池では龍頭鷁首を付けた2艘の船が明神池を静かに周遊した。船首の龍と鷁で、 龍は水を渡るのに最も速く、鷁は風を堪えるのに強いと言われ、妖気を払うとされる。平安時代の衣装に身を包んだ神職が船に乗り、雅楽の音色の中、厳かな雰囲気で池を一周。神事のあとには、日本アルプス山岳遭難者慰霊祭が行われ、 遭難者のご遺族方らが参列し、山の安全を祈った。

■10/初;松本安曇の山岳観光地「上高地」(標高1500m)では朝9-12℃、日中は15-19℃とだいぶ涼しくなってきました。
紅葉は少しづつ進んでいますが、カエデなどはまだ青々としています。一部、ハルニレやシラカバ、カラマツの木の葉が黄色く色づいてきています。上高地を代表する初夏の花「コナシ」は白い花を咲かせますが、花が咲き終わると緑色の実をつけ、 秋には実が熟して赤くなり、サルや野鳥のエサとなります。

■7/13〜10/31;北アの登山道を維持していくため、登山者にも協力金を負担してもらう「北アルプストレイルプログラム」の実証実験が岐阜県側で始まった。
高山市奥飛騨温泉郷神坂の「新穂高センタ」や「新穂高ロープウェイ西穂高口」、「西穂山荘」「槍平小屋」「笠ヶ岳山荘」「穂高岳山荘」「南岳山荘」「槍ヶ岳山荘」「焼岳小屋」「穂高平避難小屋」の山小屋に協力金箱を設置。 一口\500円〜;登山道を整備するための協力金受付。登山を安全に楽しんでもらうために登山道の維持が不可欠だが、山小屋関係者や行政などだけで維持していくには負担が大きい。プログラムでは登山客に参加してもらい、持続可能な 登山道の維持を目指す。協力金の他、登山道がどうやって維持されているかを情報発信し、アンケート調査も実施。長野県南部では2023年から本格導入。岐阜県側でも導入を検討するため、山小屋や地元関係者でつくる北アルプス飛騨側登山道等 維持連絡協議会が主体となって2023年から実証実験を実施。協力金は協力金箱のほか、クレジットカード決済などでも対応し、登山道の整備や道標の設置に活用する。実験期間は2023年1ヶ月、2024年は夏山〜秋の紅葉シーズンまで延長する。

■9/14-10/14;「上高地インフォメーションセンタ」に「上高地警備派出所」と「登山相談所」開設。
上高地警備派出所;9/14-9/16,9/21-9/23,9/28-9/29,10/5-10/6,10/12-10/14
上高地登山相談所;9/14-10/14;早朝-15:00
※上高地の紅葉・黄葉は9/下-10/末。9/下;カエデなどが色づき始め、見ごろは10/上-10/下頃。湿原の草紅葉は10/初〜。唐松は10/初色づきはじめ、10/下-10/末が見頃。

■松本安曇の山岳景勝地「上高地」
松本と上高地を結ぶR158は大渋滞が発生。8月には10km以上の渋滞、沢渡駐車場に入れず、諦めて帰る観光客が続出した。R158から上高地に延びる県道上高地公園線はマイカー規制が行われ、観光客は手前の沢渡駐車場でバスやタクシーに乗り換える。 沢渡には市営・民営で計2000台分の駐車場がある。8/11;「山の日」は6:00で市営駐車場は満車、民営駐車場も間もなく満車に。観光客の車の流入は続き、沢渡駐車場を先頭に道の駅「風穴の里」まで12.5kmの大渋滞となった。 アルピコ交通の新島々駅-沢渡駐車場を結ぶ路線バスは2時間遅れ。帰りの上高地線のシャトルバスは2-3時間待ちとなった。R158は道幅が狭くカーブも多く、GW、お盆、秋の紅葉シーズンは渋滞が発生する。緊急車両の通行にも支障が出かねない。 沢渡駐車場の状況をリアルタイムで把握するシステムを待ち望む声がある。沢渡まで行かなくても山麓の新島々付近でリアルタイムに駐車場の情報表示や、スマホアプリに表示できるとよい。

■9/6〜;北ア「槍ヶ岳」(標高3180m)を開山した浄土宗の僧侶・播隆上人の功績をたたえる「追慕登山」が始まった。
県内外から25〜80歳の男女15人が参加。登山前には、JR松本駅お城口にある播隆上人像の前で安全祈願。主に松本の住職らでつくる奉賛会が主催して31回目。初日は上高地にある慰霊碑で遭難者を悼んだ後、「槍沢ロッヂ」で「第46回播隆祭」 前夜祭を開催。9/7;「槍ケ岳山荘」で本祭。道中、山岳遭難による死者が出た場所で冥福を祈りながら進む。玄向寺の住職は安全登山を第一に掲げつつ、「2028年開山200年に向けて機運を高めたい」と。

■9/6;松本安曇島々から「徳本峠」を通って上高地「明神」までの登山道「島々明神線」(20km)が4年ぶりに通行止めを解除。
2020年7月大雨と群発地震で斜面の崩落などして島々宿登山口〜徳本峠間(16km)が通行止めとなっていた。古道徳本峠道を守る会や県、松本市、自然公園財団など関係機関による倒木の除去、橋の修復など登山道の復旧工事が終わり、 再開する。但し、災害で地形が変わり、落石・滑落のリスクが高くなっているとして、通行する際は注意するよう呼びかけている。島々明神線は上高地の入口の「釜TN」が開通する昭和初期までは、安曇村島々から島々谷を遡行し、 徳本峠を越えて上高地に入っていた。日本アルプスを世界に紹介したウォルター・ウエストンもこの道を通っていたという。
「島々宿」登山口〜島々谷川沿い(登り2H・下り1.5H)〜「二俣」〜南沢沿い(登り3H・下り2.5H)〜「岩魚留小屋」〜(登り3.5H・下り2.2H)〜「徳本峠」・徳本峠小屋〜黒沢沿い(登り3H・下り1.5H)〜「明神登山口」
明神〜島々宿間は焼岳噴火レベル3時の避難路。霞沢岳と大滝山への分岐点となる「徳本峠」。徳本峠〜明神間(6km)登山道も通行可。

■全国有数の山岳観光地「上高地」について、松本市が文化財としての管理を支援していく。
北アの槍ヶ岳・穂高連峰などを含む上高地は、国立公園や特別名勝・特別天然記念物に指定。大半の土地は林野庁などが所有し、その維持管理には複数の官庁や法律が関係、防災体制の整備や文化財としての保存の進め方が課題だった。 松本市は上高地の文化財として、管理を支援する団体に文化庁から指定された。松本市は関係機関や有識者による議論を重ね、2026年度までに文化財保護法に基づいた「保存活用計画」を策定、自然保護や文化財としての価値の維持や 活用を支援していく。また、その財源確保のために訪れた人たちに観覧料の支払いを求めるかどうかについても検討する可能性あり。松本市臥雲市長は「地元自治体として自然公園と文化財の両面から上高地のより高い価値を守りつつ、 活用していくことが責務になってくる」と。

■8/30;松本市は国の特別名勝・特別天然記念物の「上高地」について、文化庁から文化財保護法に基づく管理団体に指定された。
複数の省庁が管理に関わることから管理主体があいまいで建物などの修繕の手続きが複雑で課題だった。今後は、松本市が文化財の管理者として主体的に防災対策や景観の維持に取り組めるようになる。上高地は中部山岳国立公園内にあり、 環境省が自然公園法に基づき景観や生態系の維持に取り組んできた。文化庁も文化財保護法で管理。大半の土地は林野庁が所有。このため、建物の修繕などでは、各省庁の許可を得るなど手続きが煩雑だった。大正池の景観再生や 遊歩道整備、防災体制、老朽施設の運営などが課題だった。今後は有識者や国、関係自治体などでつくる検討会を設置、保存・活用に向けた方針などをまとめた「保存活用計画」を2026年度までに策定する。環境省上高地管理官事務所は 「上高地では官民連携の協働型の管理が行われており、この運営が強化されるきっかけになる」と期待。「国立公園と文化財の調和を図るため、松本市と調整して話し合っていきたい」と。

■2024年夏山期間中(7/1-8/31)に県内の山岳遭難は116件と過去2番目、遭難者数は125人と過去最多。
うち県外登山者は115人と9割。死亡;15人(2023年夏より5人増)、行方不明;1人、負傷者;53人。無事救出;56人。北アでは11人が死亡。2024年夏山の特徴として転落と滑落が最も多く全体の29%。次いで疲労27件。50歳以上が107人と、 8割強を占め、疲労による遭難が目立った。北ア南部地区では夏山期間中に34件の遭難が発生、うちの8割は70代以上の登山者で体力不足や熱中症による疲労遭難。北アルプス夏山常駐パトロール隊によれば、体力不足が原因。「途中で 体力がなくなって動けなくなった」という通報が多く、「まさかこんなにつらいとは思わなかった」という声があったという。県警山岳遭難救助隊は「加齢に伴う身体的な能力が落ちてきくるので、標高の高い高山登山をすると体力不足・ バランス感覚がなくなって転倒する滑落する。
これから信州の山は紅葉が見頃を迎える秋山シーズンに入る。秋山シーズンは日照時間が短くなり、標高の高い場所では10℃以下と冷え込むようになる。県警は自分の実力に合った山選びをし、ヘッドライトや防寒着などの装備を万全に すること、山小屋の営業や天候を事前に調べた上で登山するよう呼び掛けています。

■8/9-9/30;「上高地&北アルプスフォトコンテスト2024」(山と溪谷オンライン)で応募開始。
上高地と北アの美しい山岳風景や野生動物・高山植物など。家族や仲間との楽しい思い出を写真を。 部門は「絶景山岳写真賞」(4),「家族や友人とのスナップ写真賞」(3),「野生動物&植物賞」(3)、特別賞は「アミノバイタルR賞」(1),「山と溪谷オンライン賞」(1名)
審査員は山岳写真家の菊池哲男氏、山岳フォトグラファーの渡辺幸雄氏。山と溪谷社の萩原浩司氏。入選者には豪華賞品が贈られる。賞品はアミノバイタルRセット、上高地・北ア山小屋ペア宿泊券;2025年使用可)
投稿・応募は「山と溪谷オンライン」特設サイトから(会員登録要;無料)

■9/5-9/8;「ヤマケイ涸沢フェスティバル2024」
2008年に第1回を開催し、2024年も涸沢、横尾、徳沢にて、山・登山の楽しさ、すばらしさを体感するプログラムなど。9/5-9/7;涸沢・横尾会場、9/6-9/8;徳沢会場。
山小屋オーナー(涸沢小屋・涸沢ヒュッテ・横尾山荘など)や山と溪谷社、山岳ガイド、アドベンチャーレーサー、山岳youtuberなどによるトーク。涸沢では自然観察会、クラフト体験WS、朝ヨガなど。徳沢ではアウトドアメーカーの出展ブースも。
(問)涸沢フェスティバル

■8/下;お盆を過ぎても大勢の観光客・登山者が訪れる「上高地」。
上高地では季節が進んできました。早くも秋の訪れ。梓川沿いではススキの穂が出始め、緑の草に覆われた湿原は徐々に黄金色に見える部分が増えてきました。高山植物は花が終わって実を付け始めています。朝方は13-17℃、日中は23-25℃と 吹く風が涼しく過ごしやすくなってきました。白いブラシのようなサラシナショウマ、淡紫色のブラシのようなクガイソウ、黄色いハンゴンソウやキオン、オカトラノオ、メタカラコウ、ピンク色のミゾソバ、紅紫色のノアザミなどが観られます。 秋の上高地を代表する花、薄紫色のノコンギクや白い野菊のゴマナ、青紫色のヤチトリカブトなどが咲いてきました。オオカメノキの葉も少し赤みを帯びてきました。

■8/11;「山の日」、「上高地」は登山客などでにぎわいました。早朝から大勢の登山客や観光客が訪れ、青空に映える河童橋や穂高連峰を写真に収めるなどさわやかな高原の空気を楽しんでいた。 夏山シーズン本番を迎え、小梨平キャンプ場(200張)では南海トラフ地震を警戒して一部でキャンセルがあったというが、8月に入ってから予約でいっぱいの状況が続いている。 8/11;山岳遭難が相次ぎ、県警は注意を呼びかけています。

■8/11;「山の日」、「上高地」は登山客などでにぎわいました。早朝から大勢の登山客や観光客が訪れ、青空に映える河童橋や穂高連峰を写真に収めるなどさわやかな高原の空気を楽しんでいた。 夏山シーズン本番を迎え、小梨平キャンプ場(200張)では南海トラフ地震を警戒して一部でキャンセルがあったというが、8月に入ってから予約でいっぱいの状況が続いている。 8/11;山岳遭難が相次ぎ、県警は注意を呼びかけています。

■8/11;上高地で「山の日」「四方山祭りin上高地」
9:00-15:00;クイズラリー;河童橋・上高地BT。上高地内のチェックポイント6ヶ所でクイズを出題。4ヶ所以上で記念品プレゼント(2000名)
8/10;13:00-16:00,8/11;9:00-16:00,8/12;9:00-12:00;上高地ビジターセンタでクラフト教室(子供向け)
8/3-8/18;上高地インフォメーションセンタでパネル展示。山の日や自然保護、安全登山など。

■8/8;北ア「岳沢小屋」は7月にクマが出没したのを受けて停止したテント場の利用を再開した。
岳沢小屋によれば、7/18;テント内にあったフリーズドライ食品が食べられる被害があった。7/21;夜、男性がテントで休んでいたところ、クマとみられる動物が覆い被さってきた。男性が声を上げると逃げて行ったため人的被害はなし。 山小屋では、クマがテント内に食料があることを学習した可能性が高く再び訪れる恐れがあるとみて、被害を防ぐため、7/22からテント場の利用を停止した。その後、被害を受けて設置したわなに、7/29;1頭のクマがかかり、遠くの山に 放したという。自動撮影カメラで観察を続けた結果、テント場を素通りするクマが確認されたものの、執着する様子は見られなかったため、環境省などと協議して8/8からのテント場の再開を決めた。 岳沢小屋では「岳沢からクマが居なくなったわけではない」として、登山者に対し今後もクマと共存していくため食料や生ごみの管理に気を付け、「においが外に漏れないよう密閉して保管する」「テントの外に放置しない」といった クマをひきつけない対策を徹底するよう呼びかけています。

■信毎は件数、遭難者数とも過去最多を更新した2023年の山岳遭難を山別に集計、デジタルマップ「山岳遭難マップ」にまとめました。
地図上をクリックすると、その山の遭難者数が表示される。
県警山岳安全対策課の「2023年中山岳遭難統計」では、山岳遭難件数は302件(2023年比18件増)、遭難者数322(同22人増)で過去最多。槍ヶ岳と八ヶ岳赤岳が18件で最多。次いで白馬岳15件。
山域別では北アは176人(槍・穂高74,後立山64,その他38人)で全遭難者数53%。2番目は八ヶ岳で50人。
遭難原因は滑落83,転倒75,疲労・凍死傷48,道迷い42人。全遭難者332人中、死亡37,重傷109,軽傷51,無事救出は132人。
山岳遭難マップ(信毎)

■8/2;12:00;大勢の観光客でにぎわう上高地「河童橋」近くでクマが目撃された。
観光客への被害はなし。河童橋で国交省のカメラがその姿をとらえた。8/2;正午過ぎ、川沿いには大勢の観光客がいて、そのすぐ近く1頭のクマが現れた。水中を横切り対岸の草むらに消えていった。 河童橋の下流に約200m、観光客への被害は確認されていない。上高地では7月もクマが目撃され、環境省はクマよけの鈴を持ち歩くことや、目撃した際はクマに近づかないよう注意を呼び掛けています。

■8/1;飛騨高山の新穂高温泉の「新穂高ロープウェイ」は、2023年から行っていたロープの張替え工事が終わり、運行を再開した。
ロープウェイや展望台からは北アの槍・穂高連峰が望めます。「笠ヶ岳〜抜戸岳・双六岳」、「槍ヶ岳〜大喰岳・中岳・南岳」、「西穂高岳」・「奥穂高岳」、「焼岳」など。
「新穂高ロープウェイ」は2つのロープウェイ結ばれ、2023年5月からロープを張替える工事を行っていた。第1ロープウェイ(新穂高温泉-鍋平高原)は2024.5/17-7/11運休、第2ロープウェイ(しらかば平-西穂高口)は2024.5/7-7/31運休。 新穂高温泉(標高1117m)-鍋平高原(標高1305m)を結ぶ「第1ロープウェイ」は、7/12〜運行再開。山の中腹から頂上駅を結ぶ「第2ロープウェイ」のしらかば平(標高1308m)-西穂高口(標高2156m)は、点検作業などで休止と再開を繰り返していたが、 7月に約25年ぶりにロープの張替えが終了し運行を再開した。8/1;「第2ロープウェイ」の「しらかば平駅」には朝から多くの観光客・登山者が訪れた。運行再開記念に、新穂高に生育する「オオシラビソ」の木で作られたはがきやしおりを受け取り、 ロープウエーに乗り込んで窓から見える穂高の山並みを楽しんでいた。新穂高ロープウェイ(奥飛観光開発)は「運行が再開できほっとしています。全国的に猛暑が続いていますが、新穂高の西穂高口は夏でも20℃前後と涼しいので、ロープウエーを 使って山頂までお越しいただき、山岳景観を楽しんでほしい」と。
新穂高温泉上り(8:00-16:00),西穂高口下り(8:15-16:45)。第1ロープウェイ(4分)+第2ロープウェイ(7分)で所要約25分(片道;\1900/大人,\950/子供,往復;\3300/大人,\1650/子供,\300/1回荷物)
(問)新穂高ロープウェイ tel0578-89-2252

■北ア「涸沢」(標高2300m)で高山植物が見頃を迎えている。奥穂高岳に向かう「パノラマコース」の登山道脇では、白い花を咲かせるハクサンイチゲと、黄色いシナノキンバイが夏山を彩っている。涸沢ヒュッテからパノラマコースを30分ほど 登った登山道脇にお花畑が広がり、背景には涸沢槍が映える。登山道にはチングルマが、涸沢小屋近くではニッコウキスゲも花を咲かせている。涸沢ヒュッテによると、7/中に咲き始め、見頃は7/末まで続きそう。「高山植物は山の彩りで、 登山者には癒やしになる」と。

■上高地から前穂高岳に通じる登山道にある「岳沢小屋」で、熊がテントを襲うケースが相次いだ。
7/22;山小屋はテント場の利用を停止した。7/21;20:00;登山に訪れた男性が、岳沢小屋のテント場に張ったテントで横になっていたところ、外から熊に襲われたという。男性が大声を上げてテントの中から熊を蹴るなどして反撃したため、 熊はいなくなり、男性にけがはなかったという。このテント場では、7/18;登山に出かけていて人がテントを熊に荒らされ、中にあった食料品を食べられる被害があったという。熊は一度、人の食料品の味を覚えると執着する習性があるため 再び現れる危険性が高いとして、岳沢小屋はテント場の利用を停止した。テント利用者はテントを張りっぱなしで出かける際は食材の管理に気を付けてほしいと。再開のめどはたっておらず、環境省や専門家などと話し合って対応を 協議するという。

■北ア「焼岳」は2024.5月から火山性地震が多くなっていたが、7月に入って少なくなった。気象庁は噴火警戒レベルを引き上げる可能性は低くなったが、中長期的に活動が高まっている可能性があるとして、今後の火山活動の推移に注意するよう 呼びかけています。焼岳は山頂付近を震源とする火山性地震が増え、気象庁は噴火警戒レベルを「2」に引き上げる可能性があるとして、随時、臨時の解説情報を出して注意を呼びかけていたが、回数が減り、臨時の解説情報は7/17の発表で終了。 変化があった場合はそのつど知らせる。衛星を使った観測では、山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が長期的に続いていて、5/末からは変化率に増加傾向がみられ、中長期的には火山活動が高まってきている可能性がある。気象庁は、 今後の火山活動の推移に注意し、山頂付近を含む想定火口域では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山する際は火山活動の異変に注意し、ヘルメットを着用するなど安全対策を行い、噴気孔の近くにはとどまらないよう 呼びかけています。

■北ア「焼岳」は山頂を震源とする火山性地震の回数が減少していることから、噴火警戒レベルを引き上げる可能性は低い。7/17;気象庁は一連の火山の状況に関する臨時情報の発表を終了した。
現在の噴火警戒レベルは1「活火山であることに留意」。焼岳登山では、登山前に情報収集を行ない、ヘルメットは持参・装着。登山届は提出すること。噴気・火山ガスには注意、噴気地帯には留まらずにすみやかに移動すること。 無理せず安全登山を行いましょう。

■7/13;高山の「奥飛騨温泉郷・平湯」に「奥飛騨ビジターセンタ」が開所。
7/13;中部山岳国立公園の魅力の発信や旅行者に天候や交通の情報などを提供する「奥飛騨ビジターセンタ」に名称を変更してOPENした。高山市「飛騨・北アルプス自然文化センタ」が老朽化に伴い、2017年から閉館し改修工事が行われていた。 北ア一帯を占める中部山岳国立公園の地形や地質、動植物などを紹介、ガイドと自然を散策するなどの体験プログラムを提供。乗鞍岳、槍・穂高連峰、五色ヶ原、平湯大滝、奥飛騨温泉郷など中部山岳国立公園とその周辺の自然、観光、文化の 魅力を発信するとともに自然散策や環境学習など自然体験、交流の場を提供する。登山などで訪れた旅行者は気象状況や交通情報などを得ることができる。7/13;式典には岐阜県副知事、高山市長、環境省職員など100人が参加し、テープカットを してオープン。地元の栃尾小の児童による和太鼓「宝太鼓」の演奏、平湯温泉若連中による獅子舞、オカリナ奏者の宗次郎さんらの演奏などが行われた。施設は延べ床面積約860uの平屋建て。総工費は約5.9億円。
(9:00-17:00,水曜休館,祝日は翌平日,入館無料)

(問)中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンタ TEL 0578-89-1251

■長野県警は夏山登山者に十分な注意を呼びかけています。
2024年の遭難件数は7/7現在で113件、2023年より12件多い。遭難者は133人で2023年より11人多い。長野県警山岳安全対策課によれば、6月の雨で北ア「白馬岳」の「白馬大雪渓」では多数のクレバスが発生し、現在も通行止めが続く。 急激な天気の変化により救助に時間がかかるケースがあったほか、5月には残雪を歩行中に滑落するケースも見られ、登山者の経験不足や認識の甘さが目立ったという。2023年7-8月県内ではコロナ明けで登山者が増えたこともあり、 遭難発生件数は過去5年で最多の101件、死者は2番目に多い10人。県警は「無理な計画をせず自分の体力や実力にあった山を選ぶこと。事前に入山日だけでなく数日先の天気予報を確認すること」を呼びかけています。また、脱水症状に 陥らないために登山中はこまめに水分補給を行ってほしいと。県警では北アの主な登山口に登山相談所を開設、指導・相談を行い、山岳パトロールを強化する。 山岳遭難救助隊「X」で最新情報を発信、YouTubeでは遭難事例や救助の様子を配信する。

■北アの夏山登山が本格的なシーズンを迎える前に、7/11;夏山警備開始式を高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高登山指導センタで行った。
県警山岳警備隊飛騨方面隊から約40人が参加。県警は「多数の遭難が夏場に集中。隊員は絶対に2次遭難しないように一致団結して救助にあたってほしい」と。県警によると、北アの岐阜県側では2023年52件,58人の遭難事故が発生、8人が死亡。 北アの岐阜県側では2023年7月-8月で26人が遭難、うち1人死亡、14人がケガをした。2023年は登山中の疲労や発病による遭難が目立ったとし、「自身の体調をしっかりと確認し、不安を感じたら登山を中止して帰るという決断をしてほしい」と。 飛騨方面隊員らは7/12-8/19;穂高岳山荘(標高2996m)や同センタに常駐。山岳パトロールを実施し、遭難事故に備える。北ア「焼岳」では山頂付近を震源とする火山性地震が多い状態が続いていることから、県警山岳警備隊は「気象庁HPなどで 火山の状況を確認したうえで安全に登ってほしい」と。

■多くの観光客でにぎわう山岳リゾート「上高地」では、大雨の影響で土砂の流出などが発生し、複数の遊歩道が通行できなくなっています。
6/30-7/1;上高地の雨量は166mm。土砂の流出などが発生した3ヶ所の遊歩道で通行ができなくなっています。通行不可は大正池-田代湿原、田代湿原-田代橋、河童橋-明神で、復旧に向けた工事を進めている。 上高地から槍ヶ岳に向かう槍沢登山道も大雨の影響で通行止め。一方、通行止めとなっていた「ウェストン碑」の遊歩道は、7/5から通行可。上高地は全国有数の山岳リゾートとして多くの観光客でにぎわう 時期を迎えていることから、環境省は最新の情報をHPで確認してほしいと呼びかけています。

■7/5;上高地の遊歩道(大雨の影響)
・大正池〜田代橋間;左岸通行不可。大正池へは大正池H脇から通行可。
・田代湿原〜田代橋間;林間コース通行可。
・河童橋〜田代橋間;左岸・右岸通行可。
・河童橋〜明神間;左岸(小梨平-明神)は通行不可、右岸(河童橋〜明神池)は通行可。
・明神〜横尾間;左岸通行可。

■6/30夜-7/1午前中に大雨。6/30;降り始めから7/1;16:00の降水量は上高地165mmなど。西側の地域で警報級の大雨。上高地では一時「土砂災害警戒情報」も出た。北ア「横尾谷」(標高1700m)で登山道が浸水し、涸沢から下山中だった2つの パーティー男性4人と夫婦2人の計6人が行動不能になり、14:30;救助隊が近くの山小屋に救助した。全員けがはないという。

・7/1〜;上高地の梓川右岸のルミエスタH〜ウェストン碑間の遊歩道が梓川の増水でえぐられ通行不可。上高地温泉Hへは田代橋経由、ウェストン碑へは河童橋経由で通行可。
・7/1〜;上高地の河童橋〜明神間は通行不可。「六百沢」で土砂崩れ登山道は通行止め。
・7/1〜;槍ヶ岳への「槍沢」登山道で増水し、登山道が削られ通行不可、復旧作業予定。
・7/1〜;蝶ヶ岳への「烏川林道線」の三股登山口・登山補導所〜三股P間の林道で道路崩落。歩行可。
・7/1;乗鞍エコーライン(県道乗鞍岳線)の三本滝〜畳平間の冬季閉鎖が解除。全線開通したが、大雨のため休暇村-三本滝-位ヶ原-大雪渓-県境-畳平間は雨量規制で通行止。7/2;落石や土砂崩れが発生し通行止め。

■絶滅のおそれがあるニホンライチョウの生息状況を把握しようと、県はCFで募った資金を活用し、北ア南部で生息調査を始めた。
国の特別天然記念物で、高山帯に生息するライチョウは、1980年代に約3000羽いたが、温暖化による植生の変化や、ひなを捕食するキツネやテンの増加などで2000年代初頭には1700羽に減ったと推定されます。ライチョウを「県鳥」に定める 長野県は、6/11〜;「常念岳」周辺で生息調査を開始した。北ア南部での調査は9年ぶり。委託を受けた長野の業者がハイマツの茂みなどを見てまわり、巣の状況や縄張りなどを確認するという。 調査は9月まで。県は捕食者のキツネやテンのふんの分析などもあわせて行い、ニホンライチョウの保護対策を検討することにしています。今回の調査には、2023年11月-2024.8月までの期間で県が募っているCFの資金が活用され、 693万円(6/13)が集まっているという。目標額は1300万円。2020年度(目標270万円→寄付;約493万円)、2021年度(目標200万円→寄付;約775万円)。2023-2024年度(2023.11/30-2024.8/31)は第3回目。 県自然保護課は「ニホンライチョウを絶滅の危機から守るため、引き続き支援をお願いしたい」と。
ふるさと納税サイト「ガチなが」(ライチョウを救うため皆様のご寄付を〜守ろう、つなごう、ライチョウの未来〜)

■北ア「焼岳」で火山性地震の回数が増えていることについて、気象庁は中長期的に活動が高まっているとして注意するよう呼びかけています。
気象庁によれば、焼岳は2024.5月から山頂付近を震源とする火山性地震が増えています。10日間の地震が70-80回で推移していた6月と比べると減っていますが、依然、火山活動が高まっているという。また、気象庁が焼岳の山頂で衛星に よる観測を始めた2017年以降、山頂付近が膨張していることを示すとみられる変化が継続して確認されています。地震が増え始めた2024.5月から変化の速度が上がっているという。高温の火山ガスで熱せられた地下水が膨張したことで山も 膨らんで岩盤がずれ、地震が増えた可能性があると分析。気象庁は「焼岳は中長期的に活動が高まっている。7月3連休を控え、登山を計画している人もいるかもしれないが、ヘルメットを着用するなど注意してほしい」と。

■北ア「焼岳」で火山性地震の多い状態が続いていることから、地元の松本市は登山を控えるように呼びかけています。
多くの登山者が訪れていることから、トイレの提供や緊急時に備え、6/29〜;山小屋の営業を開始する。松本市は、焼岳で山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いていることなどから、登山を控えるよう呼びかけるとともに、 運営する山小屋、「焼岳小屋」についても6/18;営業開始を延期した。しかし、多くの登山者が訪れていることを踏まえ、臥雲義尚市長は「6/29;山小屋の営業を開始する」とした。利用はトイレや天候が悪化した場合の緊急時などで、 宿泊は不可。市長は「公益的な役割を果たすために山小屋を営業するが、基本的には登山を控えてほしい。自己責任のもとで登山する場合は、ヘルメットの着用など安全対策をお願いしたい」と。

■焼岳の火山活動が活発化しているのを受けて、松本市は登山口など5ヶ所に登山を控えるよう呼びかける看板を設置した。上高地の登山口に設置された看板には、「火山活動が活発化してリスクが高まっています。登山は控えてください」という 呼びかけが日本語と英語で記載。松本市は活火山のリスクを理解した上で登山する場合は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットやゴーグルの着用など十分な安全対策をとり、噴気孔の周辺にはとどまらないよう呼びかけています。

■北ア「焼岳」で火山性地震が増加し、気象庁が今後の活動に注意を呼びかけています。
焼岳山頂付近で微小な火山性地震が増加、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、気象庁は火山性地震が今後さらに増加した場合、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」を示す「1」から、 「火口周辺への立ち入り規制」を示す「2」に引き上げる可能性があるとしています。今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山の際はヘルメットの装着、 噴気地帯にはとどまらないことなど、安全対策を求めています。火山活動の状況を確認するため、6/11;「気象庁機動調査班」は現地調査を行う。

※火山性地震の回数;7/7-7/16で計16回。地震の回数は7/3以降減少。
7/17;2回(15:00),7/16;3回,7/15;2回,7/14;2回,7/13;1回,7/12;0回,7/11;1回,7/10;0回,7/9;2回,7/8;1回,7/7;4回,7/6;5回,7/5;0回,7/4;5回,7/3;5回,7/2;25回,7/1;0回
6/30;5回,6/29;1回,6/28;5回,6/27;9回,6/26;7回,6/25;6回,6/24;6回,6/23;8回,6/22;11回,6/21;13回,6/20;6回,6/19;1回,6/18;9回,6/17;0回,6/16;8回,6/15;11回,6/14;8回,6/13;17回,6/12;3回,
6/11;5回,6/10;10回,6/9;6回,6/8;1回,6/7;14回,6/6;4回,6/5;5回,6/4;6回,6/3;4回,6/2;20回,6/1;8回,
5/31;7回,5/30;5回,
■北アの玄関口「上高地」の大正池西側にずっしりと聳える「焼岳」(標高2455m)
1915年6月、焼岳の噴火によって梓川が堰き止められ、「大正池」が形成された。今でも噴煙をなびかせる活火山。焼岳の由来は山肌が赤茶けて焼けただれているように見えるからとされる。焼岳は上高地/新中の湯/新穂高中尾/西穂の登山コースあり。 南北にピークを持つ双耳峰で、南峰(2455m)は登山禁止、北峰(2444m)は溶岩ドームも。途中に焼岳小屋(標高2100m)があり、2024.6/18-10/18;営業予定。焼岳小屋は1968年建築で老朽化が進んでいて改築が必要とされています。小屋は木造2F建て約80u、 例年の宿泊者数は700-1000人、新型コロナ渦下では2020.7/15-10/19;述べ263人。焼岳は日帰り登山者が多く、小屋泊まりは少ない。
現在の「焼岳」噴火警戒レベル1で活火山であることに留意すること。「焼岳」は、5/23〜;山頂付近を震源とする火山性地震がやや多い状態が続いています。
火山性地震の回数は、5/29-6/7に計80回、5/30;5回,5/31;7回,6/1;8回,6/2;20回,6/3;4回,6/4;6回,6/5;5回,6/6;4回,6/7;14回、6/8;1回(15:00)
気象庁は火山性地震が今後さらに増加した場合、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」を示す「1」から、「火口周辺への立ち入り規制」を示す「2」に引き上げる可能性があるとしています。
今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。噴気地帯にはとどまらないこと、山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山は極力控えること。登山の際はヘルメットの装着など安全対策を求めています。
(焼岳小屋;収容;25名,要予約)
(問)焼岳小屋 TEL 090-2753-2560

■2024.6/2;松本安曇の上高地ウェストン碑前で「第78回ウェストン祭」が開かれた。
日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師のウォルター・ウェストンをたたえ、登山文化の継承と発展を祈るウェストン祭。 雨の中でも約200人が訪れ、安曇小の児童らによる合唱や、登山家で日本山岳会永年会員の今井通子さんの講演に耳を傾けた。 日本山岳会信濃支部は「雨の中これだけ多くの人が集まったのもウェストンのなせる業。業績を振り返りたたえ、後世に残したい」と。安曇小の児童はウェストンのレリーフに献花し、児童12人と女性の山岳愛好会・エーデルワイスクラブの 元会員6人が「ウェストン祭の歌」をささげた。今井さんは講演で「登山の楽しみ方はいろいろある。人と比べるのではなく、自分の技量に合わせて楽しんで」と。献花をした安曇小の児童は「自分たちもウェストンのように上高地の良さを 伝えられるといい」と。

■北ア「焼岳」で火山性地震が増加し、気象庁が今後の活動に注意を呼びかけています。
焼岳山頂付近で微小な火山性地震が増加、5/30;5回、5/31;7回、6/1;8回、6/2;15回(15:00まで)と徐々に増えています。5/23-6/1までの10日間に64回。気象庁は噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」のレベル1を維持した上で、 今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。山頂付近では突発的な火山ガス等が噴出する可能性があり、登山の際はヘルメットの装着など安全対策を求めています。

■北アの玄関口「上高地」でシカの生息域が広がり、高山帯へ侵入して希少な動植物へ影響が出ることが懸念されている。
2024.5/14〜6/7;環境省は中部山岳国立公園におけるシカの侵入対策として、上高地にわなを仕掛けてシカの試験捕獲を進めている。信越自然環境事務所によると、上高地では1980年まではシカが確認されなかったが、近年ニホンジカが増加し、 2014年以降は毎年生息が確認。環境省は2021年から監視カメラ40台を設置、2022年には一度に6頭のシカが映るなど定着している可能性が高い。大正池周辺ではオオヨモギやノコンギクなどの植生にシカの食べた跡が見つかった。 上高地に広がる北アの森林では群れも確認。シカの侵入による生態系への被害を防ぐため、上高地をモデル地域として2022年から試験的な捕獲を開始。2024年は焼岳登山道入口など14ヶ所に計28のわなを設置した。シカの試験捕獲は3年目、 足くくりわなを仕掛け、餌となる牧草を置いても食べ残して、2022年以降で年に1-2頭、計4頭捕獲。クマの活動が活発になる夏季はシカのわなを設置せず、9/31-10/15;再びかける予定。地域内のガイドらと連携した生息調査や事業者に よる捕獲も検討中。

■2024.5/下;若葉萌える新緑の「上高地」
新緑ともに上高地の小梨平〜明神〜徳沢にかけての登山道沿いではニリンソウ、シロバナエンレイソウ、エンレイソウ、ツバメオモト、サンカヨウ、ラショウモンカズラ、カタバミ、ヤマエンゴサク、オオバキスミレ、エゾムラサキなどが咲いています。 コナシはこれから。ミネザクラ、ウワミズザクラ、ヤマツツジ、ヤシオツツジ、レンゲツツジ、ホンシャクナゲ、オオカメノキ、オオタチツボスミレ、マイズルソウ、ヤマシャクヤクなどが観られます。春は黄色い花が多いが、新緑の初夏は緑の森の中に 白い花が増えてきました。

上高地では「コナシ」として呼ばれる「ズミ」が咲き、初夏の山麓を彩っています。ズミは新緑に映える白い花でバラ科の落葉樹。上高地ビジターセンタによれば、コナシは小梨平の地名の由来という。同センタでは例年より10日早く、5/15に開花した。 上高地の明神〜徳沢間ではニリンソウが見頃を迎えた。河童橋から徒歩約2Hの徳沢キャンプ場では、愛らしい花のじゅうたんが広がり、観光客が花に近づいて眺めたり、 写真を撮ったりしていた。上高地ビジターセンタによると、徳沢のニリンソウは 5/末まで見頃。ウワミズザクラ、ミヤマザクラは見頃。ニリンソウ、サンカヨウ、ホンシャクナゲ、タガソデソウ、イワカガミ、ツマトリソウなどもさいています。バイカモの小さな花も咲き始めた。
上高地は朝晩の気温差が大きく、フリースは必携。下の写真は初夏(5/下)の上高地にて咲いていた花。

■2024.5/10;夏山シーズンを控え、北アの登山口、高山市奥飛騨温泉郷「新平湯温泉」の「村上神社」で、山開きの神事「播隆祭」が行われた。
「播隆祭」は北アの槍ヶ岳や笠ヶ岳の登山道を開いたとされる江戸時代の僧侶・播隆上人を讃えるとともに、山の安全を願って毎年5/10に行われています。山小屋や観光関係者、登山者など約100人が集まり、神事が行われた。 神事のあと、地元の若者が頭にニワトリの羽をつけて舞う「鶏芸」、獅子が蛇を退治する「へんべとり」と呼ばれる伝統の獅子舞が披露された。奥飛騨温泉郷観光協会は「登山者数もコロナ禍前の水準に戻ってきたが、軽装備で山に入る 外国人観光客の登山者も増えている。安心安全な登山のために、今後しっかりと注意を呼びかけたい」と。観光協会によれば、2023年の登山者は4.7万人、2024年の登山者は5万人を見込んでいる。

■2024.5/8;北ア・立山、槍ヶ岳、燕岳ではうっすらと雪が積もった。5/9;八ヶ岳でも積雪2-3cm。GW明けに雪が積もるのは珍しいという。

■2024.4/27;北アの玄関口「上高地」で「開山祭」が開かれた。
標高1500mの上高地は冬の眠りから覚め、北アに春の訪れと、本格的シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が開かれた。上高地・梓川にかかる河童橋のたもとでは山岳観光シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が開かれ、アルプホルンの演奏や 獅子舞が奉納された。神事には地元の観光関係者など70人が参列し、安全を祈願し、登山客とともにシーズンの到来を祝った。鏡開き後の振る舞い酒も。トートバックに地元の酒やピンバッチを入れた開山祭記念品が限定販売(\1500)、 準備した500個は40分で完売する人気。上高地開山祭記念品の枡とピンバッチセット(\1000)。槍ヶ岳や涸沢など北ア南部の山小屋も4/27から営業を開始、大きなザックを背負った登山者の姿も目立った。上高地観光旅館組合は「川がきれいで 雄大な山々が魅力的なので、上高地に足を運んで自然を感じていただきたい。2度3度、上高地に来ていただければ」と。上高地には2023年1年間で、コロナ禍前(2019年)より8万人増の、過去10年で最多となる延べ132万人が訪れた。 (前年比45万人増)。2024年はさらなる入り込みが見込まれます。上高地では早くもニリンソウが咲き始め。例年より早い。明神で5/中、徳沢で5/下になりそう。

■2024.4/27-5/6;松本署は「上高地インフォメーションセンタ」で警備派出所を開所した。
GWに合わせ、署員2人を配置、相談対応や登山計画書提出の呼びかけなどに当たる。

■2024.4/26;西糸屋山荘、明神館、嘉門次小屋、徳澤ロッジ、4/27;徳澤園、横尾山荘、槍沢ロッジ、槍ヶ岳山荘、岳沢小屋、涸沢ヒュッテ、穂高岳山荘、常念小屋などが営業開始。蝶ヶ岳ヒュッテは4/25〜open。
■燕岳・合戦尾根は中房温泉の登山口より第2ベンチまでは日影を除きほとんど雪はなし。第3ベンチより上部は雪道。合戦小屋、合戦の頭〜燕山荘までは冬道を直登。燕山荘は4/20〜open。

■2024.4/25;上高地の横尾から涸沢にかかるつり橋「本谷橋」が開通
GW期間中の涸沢は多くの雪が残り、数百基のカラフルなテントが立ち並ぶ人気エリア。涸沢の山小屋は4/27営業開始に向けて準備が進む。涸沢への本谷橋(架橋)をかけ、一帯で雪道切りを行っている。屏風岩・前穂北尾根からの落石には 注意。

■山小屋によると、4/25時点の積雪は、北ア北部の八方池山荘で50-100cm、北ア南部の西穂山荘で160cm、八ヶ岳の黒百合ヒュッテで20cm。高い気温と降雨の影響で例年より積雪が少ない地点が多いという。4/15;県警が上空から北アの状況を 確認したところ、針ノ木雪渓上部で地肌がむき出しになった「全層雪崩」があった。他の場所にも大規模な雪崩の跡が複数、見つかった。県警山岳遭難救助隊は「全層雪崩が例年より多い」と。雨が降って重くなった雪が、下層から滑り落ちたと みられる。「雨の後に気温が上がると、特に雪崩への警戒がいる。雪がある大きな斜面の下を通る場合は注意をしてほしい」と。

■雪解けが進む春山では大規模な雪崩が起きています。
県警はGW期間中にパトロールを強化する。北アなど標高の高い山に登る人や山菜採りをする人が増える春山シーズン。2023年4月-6月の遭難者は60人、うち1/3がGW中に発生。2024年の積雪は例年並みか例年以下ですが雨などの影響で 雪解けが進んでいます。そのため、北アでは土砂を巻き込む大規模な雪崩が発生。県警はGW中、山のパトロールを強化するほか、急激な気温の上昇、雨が降った後の入山は注意するよう呼び掛けています。

■松本安曇の北ア「上高地」の開山祭を控え、4/23;「スバル信州」が上高地の環境整備などに取り組む自然公園財団上高地支部に、パトロール活動に使用する車両1台を提供した。
スバルは2023年から自然環境を守る活動を支援する「一つのいのちプロジェクト」を開始。その一環で、自然公園財団とパートナーシップを結び、SUV(フォレスター)を提供。「アイサイト」を搭載した4輪駆動のハイブリッド車で、 自然となじむグリーンの車体には北アの山と上高地の明神池の絵が描かれている。2023年には過去10年間で最多の132万人が訪れ、その勢いは2024年も続きそう。増加するクマの出没警戒や利用者への注意喚起など、自然公園財団の スタッフが巡視や施設管理を行う際に使用される。4/27;上高地では開山祭が行われ、本格的な山岳観光シーズンに入ります。

■GW期間中は登山者が増えると予想され、県警は北ア、八ヶ岳などでパトロールを実施し、遭難対策を強化する。
2023年GW期間中、県内では18件の遭難が発生、4人死亡。2024年(1/1-4/21)の山岳遭難は56件で2023年同時期より2件多い。64人(2023年比1人増)が遭難。うち11人(同1人増)が死亡・行方不明。2023年の春山シーズンは48件発生、7人が死亡。 GW中は18件、4人が死亡。2024年GWは新型コロナの5類移行後初めてとなるため、県内外から多くの登山者が訪れると見て遭難対策を強化する。
4/27-5/6;北アや八ヶ岳、中アなどでパトロールを実施、登山口に相談所を設けてヘルメットなどの装備が不十分な登山者に対して指導を行う。山岳遭難救助隊のSNSを通じて、春山特有の雪崩や遭難事故の動画などを発信。 事前に気象情報や地図、地形をよく確認するよう呼びかけています。山岳安全対策課は「2024年春山は例年よりも雪どけが早く、すでに大規模な雪崩が発生。一方、日が当たらず凍っているところもあるので、最新の天候や 登山道の状況を十分に確認して登山してほしい」と。
4/27-5/6;春山登山相談所(北ア南部);中房温泉,三股,一ノ沢,上高地
4/27-4/29,5/3-5/6;春山登山相談所(北ア北部);七倉登山口,針ノ木登山口,柏原新道登山口,五竜登山口,八方尾根登山口,猿倉登山口,栂池登山口

■2023.11/25;信大教育学部の森林生態学研究室は「信州生態研究会」を松本キャンパスで開いた。
北ア上高地のニホンザルがイワナ類を食べて冬を乗り越えることを発見した研究の報告などがあり、研究者や学生らが聞いた。 信大などの研究チームは2021年、ニホンザルのふんのDNA解析からイワナ類を恒常的に食べていることを明らかにした。2022年には上高地に設けたセンサーカメラなどで猿が魚を捕獲する映像の撮影に世界で初めて成功。研究会で発表した 同大理学部特任助教・竹中将起さんは食料が少なく、地形や湧水など上高地の特殊な自然環境に猿が適応し、魚を捕まえる行動を身に付けた可能性があると指摘した。猿は川で魚を探す際に仁王立ちし、捕まえるとすぐに魚の頭をかじって 絞める行動も見られたという。両手で捕まえる猿と片手を使う猿が確認でき、「捕まえ方には個体差がある」と。「行動の違いの背景に何があるのか、明らかにしていきたい」と。

■2023秋;北ア「涸沢」(標高2300m)で水不足。
冬の積雪や雨が少なかったことが影響。山小屋は水場での飲用水の提供を中止、登山者らに対し徳沢や横尾で必要な水を汲んで登ってもらうよう呼びかけている。例年は9/下から紅葉が本格化し登山者も増える。山小屋は「雨が降ってくれれば」と。 「飲料水のご提供ができません」。9/15;山小屋「涸沢ヒュッテ」はツイッターで水不足を知らせる張り紙を投稿。宿泊やテント泊の利用者、立ち寄る登山者らに向け、徳沢や横尾で水を汲むように求めている。涸沢ヒュッテ社長の小林剛さんによると、 小屋では北穂高岳北穂沢の伏流水などを利用し、主に調理や飲み水、トイレに使っている。9/14;水不足への危機感を強め、3連休前に現状を伝えることにした。ペットボトル飲料水を急きょ荷上げし、売店ではラーメンの提供を一時的に取りやめ。 涸沢にある山小屋「涸沢小屋」でも水不足。普段は宿泊やテント泊の利用者が使える水道の利用を中止。小屋によると、水を引き入れている水源が枯れている。雨が少ないことが一番の原因で、雪解けが早かったことも影響しているという。 北ア北部の山小屋も水不足。唐松岳の「唐松岳頂上山荘」は水源にしている雪渓の雪は枯れ、9/16;トイレの手洗い用の水は使えない。売店には、水の代わりにペットボトル飲料水を購入するよう呼びかける張り紙がある。

■8/11;「山の日」。北アの玄関口「上高地」は好天に恵まれ、多くの登山者や観光客でにぎわいを見せていた。
上高地は雲一つない青空が広がり、穂高連峰の稜線がくっきりと見えた。河童橋には多くの登山者や観光客が訪れ、風景などを写真に収める人の姿も。上高地では「四方山祭り」が開かれていて、8/11;山や自然にちなんだクイズラリーも 行われた。「四方山祭り」は、2016年に上高地で第1回「山の日」記念全国大会が開かれたことがきっかけで、山に親しんでもらおうと、翌年から開かれています。環境省上高地管理官事務所は「山に親しみを持っていただいて、上高地の 自然を楽しむきっかけの日にしていただければ」と。上高地を管理する環境省によると、7月上高地を訪れた人は2022年より6万人多い、約17万人。
登山客数に比例するように増えるのが山岳遭難。県警によると、2023年県内での山岳遭難者は188人、2022年より28人増、死亡21人。県警は「人が多いと人工的な落石もあるので十分注意してください」と、県と北アルプス南部地区山岳遭難 防止対策協会が行った「山の日」の啓発活動を行った。上高地から入山する人に計画書の提出を呼びかけ、登山道の状況などをアドバイスしていた。この夏の北アは天候に恵まれ、多くの登山者を迎えていますが、疲れなどで行動不能となり、 救助を求めるケースも目立っています。山岳救助隊員は「熱中症や疲労による遭難で行動不能になることも多いので、水分・塩分の補給や栄養の補給をお願いします」と。「無理のない計画で余裕の持った山登りをしてもらいたい」と。

県や遭対協は、山の情報や登山のアドバイスが記された「信州山カード」を配り、登山客に注意を呼び掛けした。

■2023.8/11;「山の日」。環境省と松本市などは、山に親しんでもらうイベント「四方山祭りin上高地」を開いた。
クイズラリーは上高地インフォメーションセンタを起点に6ヶ所を巡る。4ヶ所以上回った参加者にはライチョウを描いた手ぬぐいが贈られた。2016年に「山の日」制定を記念する全国大会が上高地で開かれて以来、毎年開催。 環境省上高地管理官事務所は「上高地の景色を楽しみながら、この景色を大事にしていこうと皆に考えてもらえれば」と。

■2023.8/11;「山の日」。北ア「槍ヶ岳」は未明から晴れ渡り、夜明け前の空には満天の星が輝いた。槍沢から南岳へ向かうルートにある天狗池(約2500m)では、月明かりに照らされた「槍の穂先」と、上空にまたたく星々が水面に映る幻想的な 光景が見られた。朝日が昇るにつれて、槍ヶ岳山頂には続々と登山者が到着。槍の穂先の急峻な岩肌には登り下りする人の列ができた。

■2023.7/25;北ア「槍ヶ岳」山頂近くに無人の4Kカメラを設置した。
冬の厳しい気象条件のもとでも高精細の映像を常時、伝送できるライブ中継システムをTV松本CATVが開発した。槍ヶ岳山頂(標高3190m)近くの「槍ヶ岳山荘」に設置した高精細の4Kカメラを30km離れた松本から遠隔操作し、標高3000mを超える山頂の様子を 映した映像を年間を通じて常時、リアルタイムで伝送できます。-30℃度以下、風速30mを超えることもある冬の山頂の厳しい気象条件にも耐えられるように、予備のカメラや無線システムを複数、設置したほか、電源となる燃料電池から排出される水が 凍って装置が停止するのを防ぐ仕組みを作りました。こうした4K映像のシステムは国内では初めての試みという。映像はJR松本駅に設置されているデジタルサイネージなどで見られるようにするほか、山の遭難対策や気象情報の収集、観光振興などへの 活用を検討したいとしています。槍ヶ岳山荘は春〜秋の営業中はライブ中継を行っていたが、営業が終了し無人となる11月-翌年4月までの中継に昨冬初めて成功した。映像は山頂のほか、リモートコントロールすることで北ア南部の山々を見渡すことが できる。今後、TV松本の自主チャンネル、松本駅のデジタルサイネージへの配信予定。冬季の中継は2018年に実証実験を開始したものの、当初は過酷な環境に耐えられず失敗が続いた。社員が何度も足を運んだ他、NHKの技術関連会社の協力を得て、 成功にこぎつけた。冬季は太陽光発電とメタノール燃料発電を組み合わせてカメラと通信設備を稼働させる。槍ヶ岳山荘の穂苅大輔社長は「天候や積雪をリアルタイムで知ることができ、遭難救助の際に貴重な情報源になる」と。 同社は「通年化は出発点。システムを噴火や地震予知に生かしたり、他の山でも中継を行いネットワーク化したりする研究を始めたい。将来的には全国の雄大な山々とネットワークができて日本の新しいシステムとして世界に誇れる日が来ることを 期待している」と。7/25;TV松本と槍ヶ岳山荘がNHK放送センタ(東京)で会見した。

■山岳観光地の松本「上高地」に野生のシカが進出し、貴重な植物などへの食害が懸念されている。
環境省は上高地を含む中部山岳国立公園でシカの捕獲などを強化しようと、5月をめどに事業計画を策定する。地球温暖化などの影響で全国的に野生のシカの生息域が拡大。標高1500mの上高地にはシカは生息していなかったが、2014年頃から 目撃されるようになり、2年前にセンサーカメラが設置されて以降、11頭が確認。環境省はシカが増えていくと貴重な植物への食害が進む恐れがあるとして、上高地を含む中部山岳国立公園でシカの捕獲などを強化するための事業計画を5月を めどに策定する。シカを捕獲するためのワナやセンサーカメラの増設、シカの侵入を防ぐための柵の設置などを検討する。環境省中部山岳国立公園管理事務所は「シカは私たちが把握していないところでどんどん生息域を広げている可能性がある。 貴重な植物が食べられてしまった後では再生がとても難しいので、手遅れになる前に対策に取り組みたい」と。

■豊かな自然に恵まれた「上高地」の保存・活用を進めようと、松本市は文化財保護法に基づく「管理団体」の指定をめざす。
国の特別名勝・特別天然記念物に指定された上高地の管理を林野庁などに代わって、松本市が担い、文化財として景観再生や動植物の学術調査、施設の維持整備を円滑に進めるねらいがある。市アルプスリゾート整備本部によると、 上高地は1934年に国立公園に、1952年に文化財として国の特別名勝・特別天然記念物に指定。北アの槍ヶ岳や焼岳などが含まれ、面積は約1万1326ha。うち99%以上の面積を、林野庁が森林法などに基づき管理。文化財は文化財保護法に 基づき、所有者が管理することになっている。ところが主に森林の管理や利用を担う林野庁が上高地を文化財として保存・活用していくことは事実上難しい。上高地は文化財としての管理者が「実質的に不在」な状態という。 そこで市が「管理団体」として代わりにこの役割を担うことで、動植物の学術生態調査や、これまで不足してきた文化的な価値の発信などを積極的に進めていく考え。2023年度中の指定をめざし、念頭に置く大正池の景観再生や 管理用道路の整備・維持、野生鳥獣対策などを円滑に行えるようにする。文化庁から管理団体に指定された場合、2024年、2025年度に上高地の「保存活用計画」を策定する方針。管理団体になれば、文化財保護法に基づき観覧料を 徴収することができるようになる。市は上高地に利用者負担制度を導入することで、保存・活用に必要な財源にあてたいという。「各省庁間での調整が難しかった事柄が、保存活用計画のもとでスムーズに進められるようになる。 市民にとって宝でもあり誇りでもある上高地の文化的な価値を、より積極的に発信していきたい」と。

■北ア「上高地」の保存・活用を統一的に進めるため、松本市は文化財保護法に基づく「管理団体」の指定を目指している。
上高地は複数の省庁が管理に関わっているが、市が文化財の管理者となって保存・活用方針を明確にし、環境や景観の維持、学術調査、価値の発信などを推進する狙い。2023年度末までの指定を目指す方針。文化庁から管理団体に 指定されると、文化財を管理、修理し、公開する義務を担い、費用も負担することになる。市は指定を受けた後、上高地の保存活用計画を作成。統合調整機能を発揮し、大正池の景観再生、活用施設の整備・維持、野生鳥獣対策の 充実などを進めたい考え。上高地はほとんどが国有林で、林野庁が森林法などに基づいて森林を管理。環境省が自然公園法に基づいて風景地の保護や利用促進を担っている。文化財保護法では、文化財は所有者が管理するのが原則。 ただ、林野庁が森林法などの枠を超えて保存・活用を進めるのは困難という。文化財としての管理者が実質的に不在である状況を改善しようと、市は文化庁、林野庁、環境省と協議。市が管理団体になるのが望ましいとの意見が出た。 市は管理団体になることで、これまで不足していた文化財に関する調査や結果の整理、情報発信が可能になると期待。文化財保護法に基づいて観覧料を徴収できるようになるため、上高地に利用者負担制度を導入するかを巡り、 主導的な立場で関与できるようになると見込む。


■松本市によると、2023年の上高地の来訪者数は125万2200人。コロナ禍の2020年は38万1700人。2023年4月〜10月の上高地での宿泊者は14万5630人で、2019年の13万4634人から8%増。このうち2023年の外国人宿泊者は1万6980人で、 2019年の1万3526人から25%増。松本市臥雲義尚市長は「円安の影響もあってか日本の山岳リゾートの人気が高まり、以前は上高地に足を運んでいなかった欧米の方々が増えている」と。今後の課題として「オーバーツーリズムの懸念を 考えるとともに、松本市内や乗鞍、白骨温泉などでの宿泊や飲食につなげていく必要がある」と。

■「上高地」の来訪者数は125万2200人。
2023.1月-10/末まで125万2200人、過去10年で最多。新型コロナ前(2019年同期比で6%増)。シーズン中の4月-10月の宿泊者数も8%増加、うち外国人は25%増。外国人は台湾と香港、タイからの来訪が多く、特にタイは約1000人増えて2倍以上。 新型コロナの影響が落ち着きを見せたことによる反動や円安、SNSによる訴求力の向上などが要因。松本市は台湾やタイに特化した観光プロモーションを展開してきた。松本市は「上高地」を文化財保護法に基づく「管理団体」指定を目指す。 松本市臥雲義尚市長は「自然保護と観光利用のバランスを取りながら、市としても進めていきたい」と。

■「上高地」の来訪者数は2023.4-9月の累計が100万2600人、2019年同期間と比べ1.5%増。
10月の実績は集計中だが、バスやタクシーの駐車場が満車となる日が多く、入り込みはコロナ禍前を上回る見通し。特に外国人が多く、従来の欧米系に加え、アジア系の団体客が夏から増えている。観光需要の回復が顕著となる一方、 課題はホテル業界の人材不足。上高地のあるホテルは「宿泊者数はコロナ禍前の水準を超えているが、人手不足の影響が否めない」。空室があっても予約で埋めることができない状況で、外国人雇用に軸足を移すことも視野に検討。 例年、観光客数が落ち込む冬場が好調を維持できるかが課題。松本市は「全ての旅行者が何度も訪れたいと感じる上質な観光体験を提供できるように、戦略的で多面的な取り組みを続けたい」と。

■2024.1/5;県警は県内で2023年1年間に発生した山岳遭難の状況を公表。
山岳遭難件数は302件(2022年より18件増)、遭難者数は332人(2022年より22人増)。件数、遭難者数ともに統計を取り始めた1954年以降で最多。7〜10月に天気が安定し、新型コロナ感染症が5類に移行したこともあり入山者数が増えたことが影響した。 県警山岳安全対策課によると、遭難者のうち無事に救助される人の割合が年々増加。道迷いや疲労などでケガがをすることなく救助される遭難は、準備不足や技量と山岳とのミスマッチが原因になっていることが多く、入念な準備や情報収集を求める。 山系別では北アでの遭難が164件、全体の約55%。態様別では転・滑落が88件(全体の約30%)、転倒75件(約25%)、疲労42件(約14%)、道迷い30件(約10%)、病気24件(約8%)など。 年末年始(2023.12/29-2024.1/3)の山岳遭難の発生状況は、12/31-1/1;天候の悪化が予想されたことなどから入山者数が少なく、発生件数1件と遭難者数1人(2023年より6件10人減) 12/31;男性が北ア・五竜岳で遭難、1/1;救助、事前の情報収集不足や判断ミスに起因するとみられるという。


■松本安曇「上高地」にある「大正池」は年々池が小さくなり、池の立ち枯れた木々はほとんどが失われ、畔に数本が残るだけになった。
1952年に国の特別名勝と特別天然記念物に指定された上高地は、焼岳火山群の噴火によってできた堰止湖で、5000年以上かけて周辺の山から流入した土砂で埋め立てられ、平坦な土地が生まれた。中でも1915年焼岳の噴火で梓川が堰き止められて 生まれた大正池は毎年約1.8万m3の土砂が流入し、池の深さは最深部で4m。池の水を水力発電に使っている東電によると、1928年に71万m3あった大正池の貯水量は、現在10万m3にまで減少した。毎冬、発電用水を確保するために浚渫し、 これまでに計95万m3の土砂が取り除かれた。浚渫をしなければ、5-6年で大正池は埋まってしまうという。上高地を流れる梓川は土砂流入によって年々河床が上昇。集中豪雨で氾濫し、被害が増えると警戒される。護岸工事や施設の嵩上げも 検討中。大正池Hは「初めて訪れる人には今も美しいと感じてもらえるが、昔を知っている者からは物足りなく感じる。上高地の入口にある大正池の特徴がなくなれば、上高地の魅力も落ちてしまうのではないか」と。環境省上高地管理官事務所は 「上高地は原生的な自然が残されていると思われがちだが、上高地は林業の利用から始まり、人の手で管理されてきた。観光資源として以前からの自然景観を維持するのか、自然の流れに任せて土砂で埋まることをある程度許容するのか、 地域で方針を決めないといけない」と。年間100-120万人の観光客が訪れている上高地、2023年は4年ぶりにその水準に戻った。観光地としての安全確保と景観の保護をどう両立させていくのかが課題。11/15;上高地閉山式を迎えると、 大正池では浚渫が本格化する。

■松本市が進める北ア「上高地」の徳沢-横尾間の管理用道路整備事業「上高地再生と安全プロジェクト」で、市は事業費を募るCF型のふるさと納税「美しい上高地を未来に残そう 上高地「再生と安全」プロジェクト」を受付中。
プロジェクトは梓川の中に設けられている道路を撤去し、川の外に設置し直すことで安全性を高め人為的に改変された梓川を、本来の自然な流れ「網状流路」に再生し、本来の川の流れを 取り戻す。現在は歩行者用の「新村橋」(1952年建設)は車両が通行できるアーチ橋に架け替える。2021年度に工事を始め、現在は管理用道路の一部が完成。管理用道路は山小屋への食糧・燃料の運搬、公衆トイレの汲み取り、緊急車両による 人命救助などで利用。歩行者用の新村橋を撤去し、今後は橋台の建設に取り組む。総事業費は約22億円を見込み、2027年度の完成を目指す。寄付は「ふるさとチョイス」から。寄付額に応じて税控除が受けられる他、計10万円以上の寄付者は 新村橋のたもとに設置予定の事業解説板に名前を刻印する。CFは2022年度も実施し、約1685万円を集めている。
寄付募集期間;2023.9/1-11/30。目標金額;2000万円、寄付金額;\182000円、支援者数;7人(9/5現在)

■「上高地」の梓川にかかる橋などの再整備を進めている松本市は、費用の一部を賄おうとインターネットで募っている寄付金が目標額に届かない見通し。
受付期間を延長することを検討。松本市安曇の上高地を流れる梓川には、山小屋へ物資を運んだりケガや病気の人を搬送したりするため、仮設の橋や道路が設けられています。しかし、毎年のように大雨で損壊し、そのたびに復旧工事が 繰り返されているうえ、自然環境や景観を損ねているという指摘も出ています。このため松本市は、2021年11月から20億円をかけてより安全で自然環境や景観を損ねない橋や道路を整備する事業を進めています。梓川にかかる新村橋の架替え、 歩行者向けのつり橋を、管理用車両が通れる橋に架け替えます。この費用の一部をCFで賄ない、より多くの人に整備事業を理解してもらおうと、松本市は2022.7/20-10/17;インターネットで寄付金を募るCFを始めた。寄付金はふるさと納税の サイト「ふるさとチョイス」で受付。現在、目標金額を大きく下回っていることから、さらに90日間の延長を検討。松本市アルプスリゾート整備本部は「美しい上高地を未来に残すため、再生と安全で検索して、まずはHPを訪れて支援を 考えてもらいたい」と。
「美しい上高地を未来に残したい」上高地「再生と安全」プロジェクト(7/14;寄付金額;\6,124,000円,目標金額;\1億円,支援人数;77)

■松本市は上高地にある梓川にかかる「新村橋」の橋の架け替え工事に年度内に着手。
災害時、より迅速に物資運搬やけが人の搬送ができるようになります。徳沢ー横尾間にある「新村橋」は吊り橋で幅が狭く人の行き来しかできません。災害時は車での物資の運搬やけが人の搬送が必要になるため、新たに全長84mのアーチ型の 橋に架け替える計画。また、梓川は大雨の影響などで年々土砂や流木が堆積し川底が上がています。たまった土砂を取り除き、仮設の橋などを撤去することで本来に近い姿を取り戻す考え。松本市アルプスリゾート整備本部は「安全も守られ、 昔の上高地の自然に戻り再生もできる」と。総事業費は約20億円で、市は年度内に工事に着手し、2027年度の完了を目指す。

■山岳観光地の「上高地」で課題となっている、川に堆積する土砂
環境省などが基本方針や今後の進め方を共有して対策を行っていく。上高地は梓川とその支流に土砂が堆積するなどして今の景観が形づくられましたが、現在も川底が上がり続け、大雨の際に川があふれるなどのおそれがあり、国や県、 松本市がこれまで対策を行っています。しかし、統一した方針がなかったことを受けて、関係機関が、対策への認識を共有するための基本的な考え方と今後5年間の実施方針をまとめた。考え方と実施方針は、景観と防災を両立させる形での 対策を進めていく。具体的には、これまでのように景観を損なわない方法で、地盤のかさ上げのほか川底の掘削、流木の除去といった水位の上昇を抑える対策を続け、毎年効果や見直すかどうかなど検証を行っていく。環境省中部山岳 国立公園管理事務所は「防災と景観の両立をいかに図るかについて認識を共有できたのは大きな成果だと思う。これからも議論を続けて対策を進めていきたい」と。基本的な考え方と実施方針はHPで公開。

■北ア「上高地」を流れる梓川の再生や河床上昇対策を講じる「上高地 再生と安全プロジェクト」を進めている松本市は、事業説明会を現地で開いた。
管理用道路を再整備し、梓川の河道内にある土砂による仮設道路などを取り除いて本来の川の姿に戻すとともに、洪水時に冠水する氾濫原を再生させて河床上昇を緩和させる。工事は2022年度から本格化する。上高地で大規模な再整備事業は初めて。 エリアは河童橋上流の徳沢-横尾間。山小屋、公衆トイレなどの維持やけが人搬送などで車両の通行が必要だが、現在は梓川の河道内に土砂を盛って造った仮設道路の区間があり、流路が広がらないように土砂堤防を設けているところもある。 このため増水すると通行不能になり、復旧工事のたびに重機で自然環境を損なう事態になっている。新たな管理用道路は主に梓川左岸に建設し、延長約3.4km、幅員4m。歩行者専用になっている「新村橋」を車両通行可能なアーチ橋(長さ約84m,幅員4m) に架け替える。これに伴い、梓川の河道内にある総延長約2.6kmの仮設道路と長さ計約2.3kmの土砂堤防を撤去し、徳沢など2ヶ所にある仮設橋も順次取り除き、梓川の本来の流れを取り戻す。河道内を水が自由に流れる網状流路に戻れば、絶滅が 危惧されているケショウヤナギの保護や再生にもつながる。一方、河床上昇対策では、徳沢ー横尾間にある奥又白谷付近の梓川に約8haの氾濫原を再生させる。環境省によると、大正池上流の梓川河床は1975-2002年に平均0.5m、2003-2010年に 平均約0.3m上昇、氾濫原の再生で一時的に土砂の堆積量を増やして河床上昇を緩和させ、効果を検証して他のエリアでの実施も検討する。工事は2021-2027年に実施し、事業費は約20億円。現在の新村橋は夏期を除き通行止め、10/下をめどに 撤去予定。事業を実施する市アルプスリゾート整備本部は「上高地が将来にわたって再生し、安全に利用できるように進めていく」と。

■2022.6/15;北ア・槍ヶ岳から流れる槍沢を源流に流れる「梓川」の流路変遷を探る地盤調査が奥飛騨温泉郷で始まった。
梓川は縄文初期の火山の噴火などで流れが岐阜側から長野側に変わったとされる。調査を委託した飛騨山脈ジオパーク推進協議会は「岐阜側に流れていた学術的な証拠をつかみ、地形や地質の面から地域の成り立ちを明らかにしたい」と。 地盤調査は北アなどの地質や地形に詳しい信大理学部の原山智特任教授(地質学)が担当。かすかな揺れを観測して地下の地盤構造を把握する微動アレー探査と呼ばれる方法で行い、流路の痕跡である地下の谷地形を確認する。この日は 地震計7-8台を置き、地盤を伝わる波形などを調べた。調査は6/16までで計3ヶ所で調査を実施。事業費は約100万円。これまでの調査による想定では、地下350m付近に谷地形があるとみており、6/中には概要が判明するという。原山教授に よると、現在の上高地から高山市方面に流れていた梓川は、64万年前にあった火山の噴火で飛騨神岡町方面に変わり、さらに縄文初期にあたる約1.2万年前の白谷山の噴火と山体崩壊で岐阜側への流路がせき止められ、長野側に流れるように なった。岐阜側の複数箇所で上高地で見られる河原の石が見つかっているが、地盤調査は岐阜側では初。原山教授は「谷地形を確認できれば確実に岐阜側に流れていたことになる。梓川の流路変遷の調査では大きな区切り」と。協議会は 「地域の成り立ちを解明するのは大事。展示会などを通じて地域の人たちにも説明し、アピールしていきたい」と。

■上高地を流れる清流「梓川」は、大昔は岐阜側の飛騨高山に流れていた?
焼岳火山群が形成される12万年以前の堆積した礫層には上高地に存在する岩石・砂が分布するためで、64万年前には焼岳周辺の河川は高山方向へ流れていたと考えられている。焼岳火山群の火山活動により梓川は堰き止められ、約1.2万年前、 白谷山火山活動で、梓川の谷は堰き止められ、上高地には大きな湖が形成され、大量の土砂が堆積した。2009年のボーリング調査では大正池西で地下に湖だったことを示す泥の層があり、その下に川が流れたことを示す石の層が見つかっている。 川が堰き止められて湖ができたのは約1.2万年前と判明。行き場をなくした梓川は東の松本に流れるようになったという。その後、湖は水流で削られ水面が下がり、湖は消滅した。中ノ湯から釜TN付近の梓川が深い峡谷を形成しているのは このためらしい。湖底が上高地となり、幅広い平野が形成されたという。焼岳火山活動によって梓川は何回も堰き止められている。1915年には焼岳噴火で大正池が形成された。

■2023.11/10;「新穂高ロープウェイ」は緊急メンテナンスで一部区間を運休していたが、約1ヶ月半ぶりに再開した。
「新穂高ロープウェイ」は第1,第2ロープウェイがあり、山の中腹と山頂駅を結ぶ第2ロープウェイでロープを新しくする工事を行っています。2023.5月-8月に2基あるゴンドラのうち、1基のロープを交換したところ、一部に大きな負荷が かかっていたことがわかり、もう1基のロープを点検するため、9/下から運休した。11/10;点検とメンテナンスが終わり、運行が再開。観光客などがゴンドラに乗り込んでいた。新穂高ロープウェイは「無事に再開できてほっとしています。 これからは北アルプスが真っ白になるので、自然の雄大さを感じてほしい」と。ロープウェイは冬期も運行。2024年は第2ロープウェイの2基目のゴンドラのロープを交換するため、2024.5/上-8/上に運休予定。

■高山の「新穂高ロープウェイ」の終点に北アのパノラマを楽しめる展望デッキなどが完成し、10/12;re-openした。
奥飛騨温泉郷にある「新穂高ロープウェイ」はより多くの人たちに北アの雄大な景色をゆっくり楽しんでもらおうと3年前から再開発を進め、10/12;「西穂高口駅」(標高2156m)山頂エリア「頂の森」(旧千石園地)をre-openした。 槍ヶ岳や穂高連峰の眺望を楽しむことができる約150uの広さの展望デッキが整備され、原生林に囲まれたテラスなどが設けられた。観光客は雄大な景色を眺めたり写真を撮ったりしていた。2023年10月には荒々しい北アの岩場が 再現された登山体験などができるエリアが整備予定で、2023年度には感染拡大前の33万人を上回る集客を目指す。奥飛観光開発は「ゆっくりと過ごせる憩いのスペースを作ったので3000m級の山々の迫力や大自然を全身を使って 楽しんでほしい」と。

■2022.10/19;「新穂高ロープウェイ」の西穂高口駅周辺の山頂エリアに北アの山々を望めるデッキやテラスなどを設けた「頂の森」がRe-OPENする。
運営する奥飛観光開発は「紅葉の時期とも重なったので、ぜひ多くの人に来ていただき、大自然に触れてほしい」と。山頂エリアを「千石園地」から「頂の森」と改称する。 新施設は標高2156メートルに位置し、槍・穂高連峰の眺望を楽しめるブーメラン状に張り出した展望デッキ「槍の回廊」、「森のカウンターデッキ」、原生林に囲まれた憩いのテラス「森のテラス」、「森のテーブルベンチ」を整備した。 新穂高温泉の紅葉は、毎年10/上-10/下に見頃となり、一面が鮮やかに色づく。ロープウェイから見下ろす景色は赤や黄色の紅葉のグラデーションが美しく絵画のよう。10/中以降、初雪を被った北アと紅葉が織りなす絶景を望むことが できます。なお、第2期工事は散策路などを整備し、2023.10月OPEN予定。
第1,第2ロープウェイ(新穂高温泉〜西穂高口)(往復;\3300/大人,\1650/子供)
(問)新穂高ロープウェイ TEL 0578-89-2252



(2)乗鞍岳・乗鞍高原;
■2025.1/1-1/3;20:30〜;「乗鞍高原」で3夜連続「新春花火大会」
白銀の乗鞍高原の夜空に打上がる花火で新春を祝う。場所は乗鞍高原観光センタ・湯けむり館前。

■2024.12/21;松本安曇の乗鞍高原にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」が今季の営業を開始した。
利用者減少を受け運営会社のブルーリゾート乗鞍は一旦営業を断念したが、地元有志が運営を担うことで開業にこぎ着けた。初日から多くのスキーヤーらが訪れ、ゲレンデで滑りを楽しんだ。 地元有志の「スキー場を支援する有志の会」代表は「一人一人への感謝でいっぱい」と。今季は集客の目玉として、18歳以下のリフト券は無料。今季は2025.3/30まで営業予定。
1)積雪;山頂40cm,山麓30cm
2)滑走C;パラダイスC(520m),ヨーデルC(500m)
3)リフト;やまぼうしP(500m)(8:45-16:30)
4)料金;(12/21-12/27;OPEN割引;\3500/大人,12/28ー2025.1/5;\5500)(土/日/祝;\5500/大人,\4500/県民割)(平日;\4500/大人,\3500/県民割,\3500/シニア)(キッズパーク;\500/土/日/祝,年末年始,平日;無料)
5)施設;レストハウスやまぼうし(8:30-15:30)、チケット売場,レンタル。
(問)Mt.乗鞍スノーリゾート TEL 0263-93-2645

■12/21;松本安曇の乗鞍高原にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」OPEN予定
乗鞍高原スキー場は標高2000m-標高1500mに位置し良質な雪で知られ、冬の乗鞍岳登山やBCスキーも楽しめる。乗鞍高原は年間30万人が訪れ、冬は、2017-2018シーズンのスキー客は約9万人だったが、2023-2024シーズンは4万人まで減少。 今後も厳しい経営が見込まれる中、スキー場運営のためのCFを実施中(12/31まで)。目標金額;\1800万円、支援総額;\1054万5300円(12/15),支援者数;593人。支援金は降雪機、圧雪車、駐車場・トイレ・更衣室改修、キッズパーク更新などに 利用されるという。
2024.12/21-2025.3/31;OPEN予定。
1)滑走C;パラダイスC、夢の平C、かもしかCなど全15コース。最長5000m。
2)リフト;やまぼうP(500m);12/21open,のりくら山麓P(554m),夢の平Q(1515m),かもしかP(554m),休暇村は休業。
3)料金;(1日券;\5500/大人,\4500/大人平日等)(12/21-12/27;\3500/大人)(18才以下無料)
4)施設;レストハウスやまぼうし,三本滝レストハウス,レストランのりくらなど。
(問)Mt.乗鞍スノーリゾート TEL 0263-93-2645

■12/21-2025.3/31;「Mt.乗鞍スノーリゾート」営業(1-2月無休,3月火/水休場)
1)かもしかC(中上級;斜度25-35度,急斜面,600m),スキー場最上部(標高2000m),かもしかP運行(540m),三本滝レストハウス
2)夢の平C(初級;最大斜度7度,緩斜面,1000m),兔待ちC(500m),林間C(500m),鍋つるC(1100m),木の陰C(700m),夢の平Q運行(1510m)
3)パラダイスC(初級;斜度10度,緩斜面,520m);スキー場中間部,やまぼうしP運行(500m),レフトランやまぼうし,第3P
4)スカイラブC(中級;10-15度,620m),のりくら山麓P運行(550m),レストラン乗鞍,観光センタP
4)キッズパークのりくランド(土/日/祝,年末年始のみ)(\500)
※休暇村第1P,第2P、鳥居尾根Qは休業
乗鞍高原駐車場;第3P;やまぼうしP(P400),第1P;観光センタP(P230)+(P60),第2P;金山P(P60),山麓P(第1チケット)・山百合(P20),湯けむり館(P60),休暇村P(P150),三本滝P(P50:冬期使用不可)
スキーのあとは乳白色の天然温泉;
1)湯けむり館(10:00-20:30,\730/大人,\310/小人) TEL 0263-93-2589
2)休暇村乗鞍高原・安曇乗鞍温泉「天峰の湯」(12:00-16:00,\800/大人,\400/子供) TEL 0263-93-2304
3)乗鞍H山百合(15:00-21:00,\500) TEL 0263-93-2121(要確認)
(問)Blue Resort NORIKURA TEL 0263-93-2645

■2024.12/21-2025.3/30;松本安曇「乗鞍高原スキー場」(Mt.乗鞍スノーリゾート)を運営するブルーリゾート乗鞍は今季営業予定。
利用客減少などで今季の営業を断念したが、その後、地元の支援活動を受けて営業継続を決めた。10/上;地元有志の会が運営会社に提供する支援金3500万円を確保。10/30;今季の営業を行う契約を運営会社側と締結。リフトは昨季と同様に、 「やまぼうしP」(距離;500m),「のりくら山麓P」(554m),「夢の平Q」(1515m),「かもしかP」(544m)の4基を稼働。鳥居尾根Q,休暇村Pは休業。山麓G,パラダイスG,夢の平G,カモシカGなど滑走可。12/24,12/25;休業、3月は火/水定休日。
11/9〜;HPでシーズン券発売。シーズン券(\40000/大人・シニア,\25000/大学生,\20000/小中高生)
(問)Blue Resort NORIKURA TEL 0263-93-2645

■10/30;新型コロナ禍や雪不足などの影響で、利用客減少に伴い今季の営業を断念した、松本「乗鞍高原」にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」は運営会社が方針を転換、今季の営業継続を決めた。
スキー場の支援活動を行う地元有志が呼びかけ、運営会社への支援金が目標額に達したことを受け、運営会社は今季営業することに方針転換した。

■10/下;利用客減少に伴い今季の営業を断念していた松本「乗鞍高原」の「Mt.乗鞍スノーリゾート」
地元有志がスキー場支援活動に乗り出し、支援金が700件を越え、運営目標額に達する見込みで、今季の営業継続に向けて運営会社と調整中という。

■10/4;松本市安曇の「乗鞍高原」にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」は利用客の減少などから経営継続が困難となり、今季の営業を断念した。
運営会社のブルーリゾート乗鞍は今後、スキー場の譲渡や売却を検討する。60年以上の歴史を持つスキー場の存続が危ぶまれる事態となり、観光への影響を懸念する、地元有志が資金集めなど存続に向けた支援活動を始めている。 新型コロナ渦や近年の雪不足で利用者が減少。コロナ禍前はシーズンは6-7万人で推移、近年は4万人台まで落ち込んだ。2023-2024シーズンも雪不足で約4万人。乗鞍スノーリゾートは「営業を続けてきたが、経営が非常に厳しく 営業を続けることは困難な状況」。のりくら観光協会は「冬季に乗鞍高原を訪れる人は殆どスキー客で、観光はスキー場に依存してきた。地元住民の働き口になっている宿泊施設や飲食店も厳しい状況になる」と。
地元有志と支援活動を始め、スキー場が今季営業するのに必要な5500万円を目標に支援金を募る。乗鞍高原スキー場は、当初は乗鞍観光が運営していたが、2011年に債務超過で経営を断念。民間企業が運営を引き継ぎ、2018年から ブルーリゾート乗鞍が運営してきた。臥雲義尚市長は「スキー場の閉鎖が乗鞍地区に及ぼす影響が非常に大きなものと承知している。民間企業の負債の穴埋めを市がすることは困難だが、市としてできることは協力したい」と。

■松本市安曇の「乗鞍高原」にある「Mt.乗鞍スノーリゾート」を運営する「ブルーリゾート乗鞍」は今季の営業を断念した。
地元有志が存続に向けた支援活動を始めた。のりくら観光協会などを通じ、今季営業するのに必要な5500万円を目標に支援金を募る。今季営業断念の説明を受け、同協会や地元のスキークラブを中心に「スキー場の存続を支援する有志の会」を設立した。 乗鞍高原には約80の宿泊施設と飲食店などがあり、スキー場は地元住民らの冬場の働き口になっていた。スキー場運営会社はスキー場の譲渡も検討中で閉鎖となれば住民生活への影響は大きく、休業するだけでも設備維持のコストが増すため、 支援活動に乗り出した。スキー場運営会社は支援金が集まった場合、今季の営業を継続することも視野に入れている。
(問)のりくら高原観光案内所 TEL 0263-93-2147

■松本市安曇の「乗鞍高原」にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」は2024-2025シーズンは今季営業しないという。
スキー場を運営するブルーリゾート乗鞍によれば、新型コロナ下や近年の雪不足で、利用客が減少。経営継続が困難と判断。今後、スキー場の譲渡や売却を検討する。

■10/下;「乗鞍高原」の紅葉は一ノ瀬・まいめの池・どじょう池などでは赤や黄色がきれい。大カエデも真っ赤に染まり見頃。鈴蘭橋からも見頃。休暇村〜三本滝間の乗鞍エコーラインではカラマツの黄色がだいぶ色づいています。 三本滝より上部は落葉し、ダケカンバの白い幹が目立つ。

■10/26;10:00-17:00;松本「乗鞍高原」一ノ園地入口にある「一ノ瀬ネイチャープラザ」(Cafe and Gallery KURUMu)で「松本市アルプス山岳郷」が「のりくらゼロカーボンフェスティバル」を開く。
自然の中で営まれてきた乗鞍の暮らしに注目、トークショーをはじめ、間伐材や白樺を使ったコースター作りなどのWS、乗鞍ゼロラボの取り組みブース、一ノ瀬草原の資源を活用した商品、地元食材の弁当や山風舎「安曇野ストーブ」の 薪・ペレットストーブ展示、木活用して石鹸、化粧水、アロマオイル、環境に配慮した洗剤、環境に配慮した衣類などの展示販売。
乗鞍高原は2022年に30年度までの脱炭素化を目指す地域を支援する環境省の「脱炭素先行地域」に選出。イベントでは脱炭素を実践するゲストらが「山岳リゾート」「アパレル」「森・草原」などをテーマに語る。 気候変動と地方創生、MTBトレイル秘話、観光林業から考える乗鞍の暮らし、自然と共生する暮らしを感じる体験など。同法人は「環境に優しい暮らしに関心がある人や、紅葉の乗鞍高原を散策がてら、参加してほしい」と。

■10/25;松本「乗鞍高原」では大カエデが真っ赤に色づき、見頃を迎えています。
乗鞍高原では例年より2週間遅い、10/上からカエデなどの木々が色づき始め、今見頃を迎えています。標高1500mの一ノ瀬草原にある「大カエデ」は「コハウチワカエデ」の大木で、背景には乗鞍岳を望めるビューポイント。 「大カエデ」周辺には秋の景色がみなもに映る「まいめの池」など水辺をめぐりながら紅葉を楽しめます。紅葉に染まった景色を写真に収めたりして深まる秋を楽しんでいます。のりくら観光協会によれば、乗鞍高原の紅葉は11/上まで 楽しめるそう。

■10/21;松本安曇の「乗鞍高原」一ノ瀬にある「大カエデ」が赤く染まっています。
例年より紅葉のペースは緩やかだが、ここ数日で一気に色づきが進んで真っ赤に。10/末までは色合いが楽しめそう。青空の下、背後には黄色や赤に色づいた乗鞍岳中腹の紅葉との共演が見もので、行楽客や写真愛好家が訪れています。

■10/12;乗鞍岳山頂で初雪・初冠雪。10/12;霙混じりの雨が山頂では雪に変わった。
10/13;乗鞍岳「肩の小屋」(標高2768m)から上部で初冠雪。蚕玉岳(標高2979m)や剣ヶ峰(標高3025m)、大日岳(標高3014m)でも初冠雪、乗鞍岳火口の権現ヶ池付近(2832m)はうっすらと積もった。乗鞍頂上小屋(標高2986m)付近は積雪1cm。剣ヶ峰山頂は雪が解けた。

■「乗鞍高原」は朝晩の冷え込みが一段と強くなりました。
紅葉は色づき始めで、そろそろ見頃に近づいてきています。例年は10/中〜10/下が紅葉の見頃ですが、2024は暑さの影響で1週間程度は遅くなっています。

■2024.10/中;「乗鞍高原」でも紅葉が始まっています。
紅葉は「乗鞍岳」から徐々に標高を下げ、「乗鞍高原」を染め始めています。乗鞍高原では桜やカエデ、ナナカマド、ヤマウルシなどの葉が赤くなってきました。乗鞍エコーライン沿いの山肌は色とりどりに染めています。三本滝〜摩利支天間の 紅葉が見頃のピーク。摩利支天〜位ヶ原山荘は紅葉のピークを過ぎたがまだ色づいています。位ヶ原より上部では見ごろは過ぎた感じで落葉した木も。休暇村近くの「牛留池」(標高1590m)は木々に囲まれた静かな池で、湖面に乗鞍岳が逆さまに 映り込みます。紅葉のピークは遅れ気味で、鈴蘭橋は10/中〜、一ノ瀬やまいめの池などの紅葉は10/中-10/下。
乗鞍高原の紅葉といえば赤よりも黄色で、10/下-11/初;カラマツやシラカバ、ミズナラの黄金色に包まれてきれいに色づきます。一ノ瀬ではモミジやカエデの紅葉も見られます。 三本滝(1840m)、善五郎の滝(1525m)、番所大滝(1248m)の周辺の紅葉もきれい。
標高;位ヶ原山荘(標高2350m)→冷泉小屋(標高2200m)→摩利支天(標高2010m)→かもしかG上部(標高2000m)→三本滝(標高1800m)→休暇村(標高1600m)→鈴蘭橋(1565m)→一ノ瀬(標高1500m)→番所(標高1280m)。
(問)乗鞍高原観光案内所 TEL 0263-93-2147

■10/中;「乗鞍高原」でも紅葉が始まっています。
紅葉は「乗鞍岳」から徐々に標高を下げ、「乗鞍高原」を染め始めています。乗鞍高原では桜やカエデ、ナナカマド、ヤマウルシなどの葉が赤くなってきました。乗鞍エコーライン沿いの山肌は色とりどりに染めています。三本滝〜摩利支天間の 紅葉が見頃のピーク。摩利支天〜位ヶ原山荘は紅葉のピークを過ぎたがまだ色づいています。位ヶ原より上部では見ごろは過ぎた感じで落葉した木も。休暇村近くの「牛留池」(標高1590m)は木々に囲まれた静かな池で、湖面に乗鞍岳が逆さまに 映り込みます。紅葉のピークは遅れ気味で、鈴蘭橋は10/中〜、一ノ瀬やまいめの池などの紅葉は10/中-10/下。
乗鞍高原の紅葉といえば赤よりも黄色で、10/下-11/初;カラマツやシラカバ、ミズナラの黄金色に包まれてきれいに色づきます。一ノ瀬ではモミジやカエデの紅葉も見られます。
三本滝(1840m)、善五郎の滝(1525m)、番所大滝(1248m)の周辺の紅葉もきれい。
標高;位ヶ原山荘(標高2350m)→冷泉小屋(標高2200m)→摩利支天(標高2010m)→かもしかG上部(標高2000m)→三本滝(標高1800m)→休暇村(標高1600m)→鈴蘭橋(1565m)→一ノ瀬(標高1500m)→番所(標高1280m)。
(問)乗鞍高原観光案内所 TEL 0263-93-2147

■2024.10/10;北ア「乗鞍岳」の畳平(標高2700m)の「鶴ヶ池」で「初氷」が観測された。
乗鞍スカイライン管理事務所によると、2023年よりも1日遅く、過去10年の平均より18日遅い。

■2024.9/23;北ア「乗鞍岳」「畳平」(標高2702m)にある「鶴ヶ池」で初霜が観測された。
乗鞍スカイライン管理事務所によると、平年(9/17)よりも6日遅く、2023年よりは2日早い。9/23;放射冷却が強まり、朝6:00;気温3℃、鶴ヶ池一帯に約3cmの霜柱が下りた。早い年は2022.8/29、遅い年は2016.9/30。

■9/21;「秋の乗鞍岳」
秋分の日の3連休は秋雨前線の影響で雨風が強く濃霧も。乗鞍岳上部では紅葉が少しずつ色づきが始めたが、2023年よりも若干遅め。乗鞍エコーライン沿いの大雪渓〜位ヶ原(7号C-11号C)間ではダケカンバの葉は黄色みを少し増してきたが、 ウラジロナナカマドやナナカマドの色づきは若干遅め。

■9/1;北ア南部の登山道の維持・整備に充てる「協力金」を募る収受箱が「乗鞍岳」の山小屋4軒に設置。
北ア南部の山小屋や環境省などでつくる「北アルプス登山道等維持連絡協議会」の取り組み。協力した登山者には「協力証」を配布。北ア南部では2021年、槍・穂高連峰の長野県側で協力金の募集を試験的に開始。2023年から1口\500円を目安に 本格導入した。槍・穂高連峰や常念山脈などの山小屋22軒に収受箱を置き、オンライン決済などでも受付。2023年度は540万円余が集まった。新たに設置した4軒は乗鞍岳頂上小屋、肩ノ小屋、位ヶ原山荘、冷泉小屋。環境省中部山岳国立公園 管理事務所は「協力金への認識が少しずつ広まってきた。災害時の対応も含め、登山道の維持につなげたい」と。

■8/下;松本安曇「乗鞍高原」の「一ノ瀬園地」では夏の終わりを告げるマツムシソウの花が見頃を迎えた。
草原に薄紫色の花が映え、肌寒い風に吹かれて揺れていた。マツムシソウは同園地を代表する花の一つで、「大カエデ」周辺に広がる群落は地元住民らが保全している。 乗鞍自然保護センタによると、園地では8/上から咲き始め、8/下にピークを迎えた。
乗鞍岳麓の乗鞍高原では、昔は草原には牛が放牧されていたが、今はやめてしまった。草原が森林に戻ってしまうため、地元住民らが景観再生を行ない、昔の一ノ瀬園地に近づきつつある。

■8/24-8/25;ヒルクライムレース「乗鞍ヒルクライム2024」開催。
週末の乗鞍高原「乗鞍観光センタ」駐車場は7:00;満車。お盆期間中には夜明け前(4:30)で満車。乗鞍岳バスは始発6:00〜増便運行。「乗鞍エコーライン」の自転車の入り数は約250台/週末1日。
8/25;「乗鞍エコーライン」(乗鞍高原〜県境)は閉鎖。乗鞍岳バス(始発-12:00便)は運休。期間中、乗鞍高原一帯は通行規制・駐車規制あり。観光センタ周辺駐車場は閉鎖(8/23:16:00-8/25;17:00)。第3P又は三本滝Pを利用。
※岐阜側の「乗鞍スカイライン」は豪雨災害で路面崩落による通行止めが続いていたが、8/20〜10/31;乗鞍スカイライン通行可。
8/20;13:00-18:00;通行可。8/20;ほおのき平12:55発バス、乗鞍13:55発バス運行。8/21-9/30;6:00-18:00,10/1-10/31;7:00-18:00,11/1〜;冬期閉鎖。風雨、降雪、濃霧等で通行止めあり。
同大会中、乗鞍スカイラインは通行規制なし。乗鞍岳シャトルバス運行。マイカー;平湯あかんだなP(\600/1日,P850),ほおのきP(無料,P1500)
乗鞍岳線シャトルバス;平湯温泉BT〜(16分)〜ほおのき平BT〜(45分)〜乗鞍岳畳平;乗鞍BT(往復;\3400/大人,\1700/小学生,片道;\1800/大人,\900/小学生)
(問)濃飛バス(平湯BT) TEL 0578-89-2351

■8/20;北ア「乗鞍岳」(標高2026m)を通る山岳道路「乗鞍スカイライン」が約2年ぶりに開通した。
乗鞍スカイラインは高山市丹生川町の平湯峠〜乗鞍岳畳平(標高2702m)を結ぶ全長14.4kmの観光山岳道路。環境保全のためマイカーは乗入れ禁止。バス・タクシー・自転車は通行可。2020年7月に豪雨で道路が崩落、通行止めとなっていた。 8/20;ほおのき平では地元の子供たちの「乗鞍連峰太鼓ジュニア」の太鼓演奏や、開通を祝うテープカットが行われた。約50人を乗せた最初の観光バスが山々を縫うように通る道路を運行した。8/20;畳平では開通を祝う式典が開かれ、 地元の保育園児がお祝いの歌を披露した。今シーズンは10/31まで通行可。一旦道路は復旧工事を終えたが、再開直前の2022年9月に同じ箇所が再び崩れたため、全面通行止めとなっていた。平湯峠GTから約1.3kmの地点に長さ約40mの仮設道路を 設置、片側交互通行が可能となった。片側通行の前には新トンネル工事が見える。2027年度の全面開通を目指し、崩落現場を迂回する新トンネルを掘り、新しい道路を整備する予定。高山市長は「奥飛騨の新穂高ロープウェイ、丹生川の 乗鞍スカイラインが開通し、両輪がうまく回っていく中で、飛騨高山の象徴である乗鞍を満喫していただけることをうれしく思う」。
※乗鞍スカイラインは、8/21-9/30;6:00-18:00,10/1-10/31;7:00-18:00;シャトルバスは平日8便・土/日/祝11便運行予定。

■8/20;13:00;「乗鞍岳」の山岳観光道路「乗鞍スカイライン」は道路が崩落して通行止めが続いていたが、仮設道路が完成し、片側交互通行で通行を再開する。
「乗鞍スカイライン」は、乗鞍岳「畳平」(標高2702m)と麓の高山市を結ぶ全長14kmの観光道路。2020年7月の大雨で崩落した場所が、復旧工事後の2022年9月全面開通を前に再び崩れ、全面通行止めになっていた。復旧に向けて、2023年4月から 崩落した場所に仮設道路を設ける工事を行っていますが、完成のメドが立ち、8/20;約2年ぶりに通行を再開する。崩落した場所を迂回するトンネル工事を進め、2027年度の全面開通を目指している。仮設道路は平湯峠GTから約1.3km、長さは約40m。 通行再開で長野側への通り抜けが可能となる。乗鞍スカイラインは通年マイカー規制を実施しており、通行はバス、タクシー、自転車に限定。今シーズンの通行期間は10/31まで。11/1〜;冬季閉鎖。

■7/18;本格的な夏山シーズン。松本市中学校(開成中;生徒約100人)が北ア「乗鞍岳」(標高3026m)の学校登山を実施した。
梅雨明けと重なり青空が広がり、肩ノ小屋口から最高峰の剣ヶ峰を目指して一歩一歩登った。校長は「松本は岳都であり、本校は北ア全てを見渡せる学校。自然を五感でしっかりと味わってほしい」と。中信の中学校で恒例だった学校登山は、 実施する学校が年々減少。県教育委員会によれば、2024年度に学校登山を計画している県内の中学校は全体の3割、2023年度よりやや減った。県山岳総合センタは「新型コロナ禍前から減少傾向。県内には素晴らしい山があり、登山を 再開したい学校にはアドバイスしていきたい」と。

■7/8;松本安曇の「乗鞍高原」の魅力を発信する絵本「のりくらのえほんめぶきのきせつ」発売。
のりくら観光協会の、のりくら絵本プロジェクトチームなどが制作。一ノ瀬園地のあざみ池と周辺の動物たちが描かれている。リスを主人公に、昼食の匂いに誘われて動物たちが集まってくる。高原に生息する代表的な動物や植物を紹介する 図鑑や簡単な地図(トレッキングマップ)も掲載、ガイドブックとしても利用。7月にはCFで目標額(100万円)を超える約107.6万円(110人)が支援された。7/21;発売記念で「絵本トレッキング」を実施し、池のほとりで絵本の朗読、絵本の舞台を 実際に歩いた。子供たちからは「絵本と同じ」との声。「絵本を持ってこの景色の中を歩いてほしいという願いがかなった」と制作者。「乗鞍高原観光センタ」(観光案内所)、「丸善松本店」、「本・中川」販売中。売上げの一部は一の瀬の 草原整備に寄付。サイズ;19×19cm。(価格;\2200)

■北ア「乗鞍岳」(標高3026m)は夏山シーズンを迎えた。
7/1;乗鞍エコーライン(三本滝〜県境;畳平)の冬季閉鎖が全面解除、全線開通した。乗鞍エコーラインには雪なし。乗鞍大雪渓下(4号カーブ)付近から道路わきには多くの残雪あり。当日(7/1)は大雨で雨量規制となった。 乗鞍高原かもしかGではニッコウキスゲが見頃、クルマユリなども咲き出しています。山頂・畳平のお花畑ではハクサンイチゲが満開となり、例年よりも1-2週間早い。ミヤマキンバイ、コイワカガミ、クロユリなどが開花し、 高山植物の女王コマクサなどが登山者を楽しませてくれます。乗鞍大雪渓ではスキー客の姿も。7/6;山頂近くの肩ノ小屋が営業開始。小屋によると雪渓の雪は2023年より多い。 なお、乗鞍スカイラインは通行止め。7/1;自転車走行も解禁され、サイクリストが目立つ。

■6/中;松本安曇「乗鞍高原」の「一の瀬園地」ではレンゲツツジが満開。
残雪の北ア「乗鞍岳」(標高3026m)を背景に初夏の高原を朱色の花が彩っています。県乗鞍自然保護センタによると、2024年は例年より10日早く咲き進んみ、花数はやや少なめ。一の瀬園地にある大カエデの周り、同センタ周辺の遊歩道沿いでは満開、 あと10日ほどは楽しめそう。

■6/初;松本安曇「乗鞍高原」で「レンゲツツジ」が花盛り。
残雪の乗鞍岳をバックに、一ノ瀬園地のレンゲツツジの群落は周囲の緑の中、赤い花が映えひときわ美しい。

■6/1;松本安曇「乗鞍高原」にある「乗鞍BASE」で「信州はなびりうむ」で花火を打上げた。
尺玉やスターマインなど計3000発が夜空を彩り、集まった約900人が見入っていた。19:30;音楽に合わせたスターマインで打上げ開始。尺玉15発やメッセージ付花火も上がった。 迫力ある花火に観客が魅せられていた。新型コロナの影響で多くの花火大会が中止になり、運営側の高齢化や火薬の価格高騰で再開できない地域もある中、松本島内の花火メーカー「華松(はなまつ)煙火」が、自分たちに何かできないかと 初企画。のりくら観光協会が開催を支援し、CFなどで資金を集めた。

■5/下;松本安曇「乗鞍高原」では新緑が深まり、ところどころでコナシ(ズミ)の白い花が咲き誇っています。
蕾はピンク色ですが、花開くと真っ白な花になり、花は密集して咲くので見ごたえがあります。ウワミズザクラやムラサキヤシオも咲いています。鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジは一ノ瀬道路沿いで咲き始め、乗鞍高原は 花の季節を迎えようとしています。

■松本「乗鞍高原の「乗鞍観光センタ」隣に、絶滅危惧種「クビワコウモリ」の繁殖施設「バットハウス」がこのほど全面改修した。
1996年建設から30年が経過し施設が老朽化。2024.5/11;新しい「バットハウス」のお披露の会があり、関係者や有志が施設を見学した。高さ12m、床面積24uの木造建築。クビワコウモリは壁や軒下に開けられた隙間から内部に入って子育てをする。 乗鞍高原では毎年5/下-9/下に250匹の雌が飛来し出産と子育てをするという。2023年秋、繁殖期を終えてコウモリが去った後、保護団体「クビワコウモリを守る会」が壁板の全面張り替えなどを進めた。公益財団法人JAC環境動物保護財団が 改修費約630万円の全額を助成。守る会は「乗鞍高原のバットハウスは全国的にクビワコウモリ保護の聖地、シンボル的な存在。今回の改修で20年、30年と維持できるはず」と。

■「乗鞍高原」では雪解けの春、湿地や池に可憐な水芭蕉が咲きます。「宮ノ原」,「一ノ瀬園地」(しのぶの池,どじょう池,女小屋の森,オソメジッケなど)、休暇村「牛留池」周辺

乗鞍高原の水芭蕉は、2023.4/上;「宮の原」、4/中;「どじょう池・まいめの池」、4/下;奥の「女小屋の森」で見頃を迎えました。 「まいめの池」では水芭蕉が一斉に顔を出し、残雪の乗鞍岳と水芭蕉が楽しめました。一の瀬園地には遊歩道が整備されていますので高原トレッキングが楽しめます。 「あざみ池」は静寂につつまれていました。
5/下;小梨の花は咲き始め。例年なら6月に咲くレンゲツツジが、20023年は暖かい日が多いためか、一気に咲き出しました。

■6/1-11/4;北ア「乗鞍岳」の中腹に位置する「休暇村乗鞍高原」は、乗鞍・上高地で活動中の「ノーススター」とタイアップした「e-MTBを使ったアクティビティツアーセット宿泊プラン」を販売。
昔からのトレイルが無数に存在する乗鞍高原では、山菜やキノコ採り、牧畜や木材生産といった地域の暮らしのために利用されていたが、2014年にのりくら観光協会内にトレイル研究会を立ち上げた。ノーススターを中心に研究と検討が続けられ、 地権者や関係各所との調整、利用者の安全を守れる利用ルール制定とルート設定を行ない、2022年に日本の国立公園初となるパブリックなMTBトレイル「Norikura Kogen Trails」がOPENした。「乗鞍高原」(標高1500m)の夏は 涼しく、秋の紅ライドもおすすめ。
「E-MTBピクニックライド」2H付・信州うまいもんビュッフェ宿泊プラン」では、アクティビティとして乗鞍高原の絶景スポットまでオフロードを走り、他では味わえないアドベンチャー体験ができる。トレイルでのライディングで必要な 基本的なテクニックをガイドが説明し、ガイドおすすめスポットでお湯を沸かしてコーヒー、紅茶と軽食を楽しむ約7kmのサイクリング。走って遊んだ後はホテルの満天の星が見える露天風呂で。
(平日1泊2食+ツアー;\22000〜/大人;ツアーガイド代,レンタルバイク・ヘルメット代,傷害保険、トレイル整備協力金含)
(問)休暇村乗鞍高原 TEL 0263-93-2304

■北ア・「乗鞍岳」(標高3026m)の「乗鞍スカイライン」で平湯温泉観光協会は、e-bikeのレンタル事業を始めた。
急勾配の山岳道路を楽々と登るサイクリングの魅力をPR。乗鞍スカイラインは環境保全などのためマイカー通行を規制しており、雲上のヒルクライムコースとして「サイクリストの聖地」といわれる。一方で、始点・平湯峠〜 頂上・畳平は標高差が1000m、難易度は健脚の上級者向き。e-bikeだとモーターのアシストで楽々と登ることができ、畳平まで14km区間を2Hで登れる。途中には雄大な景観が楽しめる撮影スポットが多く、運が良ければ国の特別天然記念物で 絶滅危惧種のニホンライチョウと出合うこともできる。新型コロナウイルスの感染対策緩和の動きが広がっているほか、インバウンドの入国手続きも再開。同協会は、コロナ禍で落ち込んだ観光産業の巻き返しを図るため、e-bikeを核に体験を 楽しむアドベンチャー・ツーリズムなどの需要を取り込みたい考え。「コロナ前の水準の8割近くまで回復させたい」と。e-bikeは長野側の乗鞍エコーラインも含め、環境省の助成を受けるなどして計10台を配置。レンタルは予約制、 利用は\3000/2H〜。長野側の予約は7/1〜。平湯温泉-畳平の問合せは以下の通り。
(問)平湯温泉総合案内所 TEL 0578-89-3030

■松本市安曇ののりくら観光協会は、中部山岳国立公園内の「乗鞍高原」にある観光スポットを巡る未舗装のトレイルを2年かけて整備し、6/11;利用を始めた。
乗鞍岳に集中しがちな観光客に高原内の周遊を促す狙いで、ハイキングとMTBのトレイルを「のりくら高原トレイルズ」と名付けてPRする。環境省の補助金を活用して整備。ハイキング用は、既存の遊歩道を生かし森や草原、滝などを巡る 6.5-11kmの3コースを設定。随所に案内板を立て、場所によっては木材チップを敷いた。MTBは8エリアに分散して総延長15.4kmコースを整備。国立公園にMTBトレイルが設けられるのは全国初。6/11;乗鞍観光センタ前の出発点に新設した ランドマーク施設でオープニング式典を行い、行政関係者やロゲイニングイベントの参加者とともにテープカットをした。協会は「乗鞍高原を訪れる全ての方にトレイルを歩いて心地良さをぜひ体験してほしい」、臥雲義尚市長は 「アウトドア活動やゼロカーボンの先駆けとして愛されるように地元の方々と取り組みたい」と。

■2022.6/11-6/12;「Norikura Kogen Trails」オープニングイベント開催
乗鞍高原内にハイキングトレイルを整備した「Joyful Walks Norikura」、国立公園で初となるMTB専用コース「Norikura Community Mountainbike Trails」がOPEN。
「Norikura Kogen Trails」のオープンを記念し、ハイキング、ランニング、MTB、ロゲイニング、ガイドツアー、ネイチャーハイクなどが楽しめるイベント開催。ゲームで豪華賞品get。
(1)MTBコース;
1)バンブーシュート(3.7km,標高差1797m-1501m)、2)ディープフォレストクリーク(距離3.8km,標高差1686m-1471m)、3)レンチラン(初級者向け距離1.8km/1.2km,標高差1565m-1536m)、 4)ツアーコース(距離1.6km,標高差1561m-1452m)、5)キングオブロックス(距離1.7km,標高差1471m-1389m)、6)ホースバックロード(距離1.4km,標高差1431m-1371m) 7)ラウンザベース(距離1.1km,標高差1439m-1426m)、8)バイクパーク(距離1km,標高差1385m-1326m)。
(2)トレイル;
1)のりくらトレイル(距離6.5km,標高差1454m-1600m)、2)一の瀬草原トレイル(あざみ池・女小屋の森・オソメ池・どじょう池・まいめの池;距離8km,標高差1454m-1518m)、3)三本滝トレイル(三本滝・善五郎の滝;距離11.1km,標高差1454m-1850m)
(3)トレイル整備協力金;
「JOYFUL WALKS」(\500/日,\3000/年)、「COMMUNITY MOUNTAIN BIKE TRAILS」(\2000/日,\10000/年)
(4)営業日;通年,火/水定休日,7/16-10/31;無休,9:00-16:00
(問)のりくら高原観光協会 TEL 0263-93-2147(9:00-16:00)

■松本と高山を結ぶ約115kmを歩くトレイル。2024年夏の「開通」を目指し、松本で開かれた山岳イベントで、ルートの愛称「信飛トレイル」と、シンボルマークが発表された。
信飛トレイルは、環境省、松本市、高山市が中部山岳国立公園南部を生かし、地域を盛り上げようと2022年からルートの検討を重ねてきた。松本市アルプス公園から高山市桜山八幡宮まで、既存の道を活用してルートにする。 初心者も歩きやすい梓川沿いの河川敷から、北ア焼岳を越えて高山市へと向かう山道まで多彩な道の表情を楽しめる。2023年8〜9月に愛称とシンボルマークを全国から募集。今後、道標の設置などの準備を進める。愛称が発表された イベント「MATSUMOTO TRAIL DAY」では、信飛トレイル準備委が「山々が育んだ水や火山の恵みを歩くことで体感できる。高山と松本それぞれの文化を感じられる」と。

■2023.10/23;北ア南部の松本、高山を一つの観光圏として売り出す「松本高山ビッグブリッジ構想」のプロジェクトチームは一帯をつなぐ横断ルート「北アルプス・トラバースルート」のロゴマークを作った。
松本と高山、最高峰の奥穂高岳をつなぎ断面図をモチーフに。 上高地で式典があり、臥雲義尚松本市長や田中明高山市長らが出席。ロゴマークを手がけた高山の男性は「山越えが必要なこと、松本と高山の両者が空でつながっていることを表現した」と。3000m級の山々や伝統的な街並み、文化をPRし、 長期滞在が楽しめる「世界水準の観光エリア」として一帯を発信しようと構想を推進。2022年7/1-11/15;北アルプス・トラバースルート(Kita Alps Traverse Route)の名称投票を行い、2024.2月に名称決定。2024.8-9月;一般投票でロゴマークを 4案の中から最も人気があった案をもとに決めた。

■2023.2/25;北アを挟む松本と高山を一つの観光圏として発信する「松本高山ビッグブリッジ構想」をアピールするイベントが松本の信毎MGで開かれた。
ルートの名称が「北アルプス・トラバースルート」(Kita Alps Traverse Route)に決まり、関係者らが地域活性化の期待を語り合った。両市、環境省、観光団体などでつくるプロジェクトチームが主催。ルート名は2022年7-11月、 事務局が3案を示し、オンラインなどで投票。計6932票が集まった。名称は海外で「北アルプス」の名を世界に広めたいという願いを込め、「山岳を横断する」という意味の「トラバース」から観光圏の特徴を感じ取ってほしいとの願いを 込めている。松本市臥雲義尚市長、高山市清水雅博副市長、環境省中部山岳国立公園管理事務所森川政人所長による座談会もあった。臥雲市長は「非常に良い名称。地方が衰退する状況を変えるため、日本の新しい観光を生み出す さきがけになってほしい。何度も訪れてもらえるようになればいい」。高山市清水雅博副市長は「両市の連携を深め、世界に地域のことを発信する第一歩になる。北アの見え方の違いも楽しんでほしい」と。プロジェクトチームは今後、 イベントの開催や、民間による旅行商品の企画を後押しするなどしてルート名を国内外にアピールする。

■松本ー高山までの一帯を広域観光圏としてPRする「松本高山ビッグブリッジ構想」の実現に向け、10/5-10/7;両市の自然や温泉、食事を堪能し、観光地を巡るモニターツアーが開かれた。
圏域内を対象にした旅行商品の造成につなげ、長期滞在の観光客を増やす狙い。ツアーは国立公園のガイド養成などに取り組む一般社団法人「ネイチャーホスピタリティ協会」主催。都内などから14人が参加、10/5;高山の観光名所「古い町並み」など 中心市街地、10/6;奥飛騨温泉郷・上高地、10/7;松本市街地を回った。ネイチャーホスピタリティ協会は「モニターツアーが松本や高山の色を知ってもらう、ファンになってもらうきっかけになる」と。10/6;北ア一帯からなる中部山岳国立公園の 魅力を発信する「ナショナルパーク・サミット」が松本で開かれ、松本高山ビッグブリッジ構想の今後の展開や中部山岳国立公園のPRについて関係者が語り合った。

■2023.8/18-8/19,10/13-10/15;松本「乗鞍高原」でゼロカーボンを学び、実験と実践を共有するコミュニティー型プログラム「NORIKURA ZERO LABO」開催
一般社団法人アルプス山岳郷が参加者を募集中。前半は乗鞍が進めるゼロカーボンや、地域資源を使ったクリエーティブ、サーキュラーエコノミーと町づくりなどを考える。後半はリサイクルや地域資源の活用によって作られる素材や商品などを紹介。 座学と雷鳥ウオッチ・紅葉ハイクなどを行う。乗鞍高原は、2021年3月;環境省が推進する「ゼロカーボンパーク」に国内で初めて指定、地域ビジョン「のりくら高原ミライズ」を策定。 2022年4月;「脱炭素先行地域」にも選定。開催は2回目。「のりくら高原ミライズ構想協議会」と連携しながら取り組みを進めている。今後は、ラボの継続開催や、進行中のプロジェクトの事業化を目指す。「いずれはゼロカーボンウィークと銘打ち、 世界から脱酸素に関心のある人を集めたカンファレンスが開けるくらい、存在感、影響力を高めていきたい」と。全日程参加が条件。(参加無料,事前申込要,締切;7/30)。交通費・宿泊費は自費。

■松本市は重点戦略の一つとするゼロカーボンに向けて2023年度も幅広い取り組みを展開する。
環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれた「乗鞍高原」をはじめ市内各地での再エネ・省エネ設備導入を支援するほか、地域エネルギー事業会社の設立を目指して調整を進める。家計を圧迫する燃料高はエネルギー調達を見直す動きにつながるとし、 再エネ普及の足がかりを築く考え。2023年度一般会計当初予算案に計上したゼロカーボン関連経費は2.5億円(前年度約2倍)。このうちゼロカーボンパークを目指す乗鞍の関連が約半分を占める。脱炭素先行地域では薪ストーブなどの再エネ・ 省エネ設備導入に国から手厚い補助が出るが、乗鞍では宿泊業者が高齢化して環境投資に二の足を踏む事例が多く、2022年度は補助金予算の2割しか執行されなかった。2023年度は経営コンサルタントが必要に応じて事業計画の作成を支援し、 最適な設備導入を建築士などの専門家が助言することでてこ入れを図る。太陽光発電の普及に向けては、事業者が自家消費目的で導入する場合に固定資産税相当額を補助。既存住宅についても、第三者が所有し初期投資ゼロで設置できる 「PPAモデル」を補助対象に加える。物価高・燃料高に直面し家計の負担を減らそうと足元を見直す意識の高まりについて、市は再エネ普及に追い風とみる。市環境・地域エネルギー課は「脱炭素が絵に描いた餅にならないように、実現性の 高い事業に着実に取り組む年にしたい」と。再エネ導入で中心的役割を担う地域エネルギー事業会社については、経営体制の検討が続く。設立のめどが付いた段階で2023年度中に補正予算を組む方針。

■2021.4/5;松本と高山をつなぐ横断ルートを観光で盛り上げようというプロジェクトが発足した。
「松本高山big bridge」と名付けれたプロジェクトには、松本市や高山市をはじめ、国や県、観光団体などが参加し、松本市で発足の会合が開かれた。環境省は、槍・穂高連峰や上高地を中核とする中部山岳国立公園南部地域を世界水準の ナショナルパークとしてブランド化することを目指しています。プロジェクトでは両市をつなぐ横断ルートを体験・滞在型の魅力的な観光ルートにすることで、より多くの観光客を取り組みたい考え。2021年度はプロジェクトの目的や ターゲットとする年齢層、ルートの名称など基本的な計画を策定し、2021年度以降、トレッキングやサイクリングなどの具体的なルートの検討を進める。

■「乗鞍岳」に関係する自治体や観光協会関係者などでつくる「乗鞍岳ビヨンドボーダープロジェクトチーム」が岐阜県と長野県を結ぶ「乗鞍岳」の観光ルート「乗鞍ライチョウルート」のロゴマークを作った。
今後、商品や施設などで活用し乗鞍岳のPRを進める。ロゴは、乗鞍岳とライチョウの羽、風をイメージして作成。ライチョウが羽ばたく様子を乗鞍に重ねて、2021年8月に誕生した乗鞍ライチョウルートの「新しい流れ」を表現した。 マークを使用するためには同事務所に届け出る必要がある。同ルートは「乗鞍エコーライン」と「乗鞍スカイライン」の2つの名称がある状況を受けて、両県の行き来を増やす狙いで新たな愛称を名付けていた。 中部山岳国立公園管理事務所は「一体的な地域ブランディングを進めていくためにも、積極的にロゴマークの活用を」と。

■中部山岳国立公園南部地域を挟んだ松本と高山をつなぐ「松本高山Big Bridge構想実現プロジェクト」は松本高山間ルートの名称を投票で募っている。
プロジェクトでは、中部山岳国立公園を挟み、両市街地をつなぐ横断ルートをこれまで「ビッグブリッジ」に例えた仮称で進めてきた。今回、名称を募るのは多様な横断ルートの総称。用意した3つの候補案の中から選んで投票するか、 自由提案もできる。候補案は「ALPINE-CITY Wonder Route」、「Northern Alps Traverse Route」、「Route(MT)824」の3つで、海外誘客も意識して英語表記を基本にしたという。全ての応募者から抽選で、同エリアへの2泊3日、 または1泊2日の旅行、松本や高山の特産品などを進呈するほか、「松本高山Big Bridge PR大使」に就任できる特賞も用意。PR大使は、同エリアで自由に過ごせる6日間の「旅」のほか、プロジェクトを盛り上げる一員として、さまざまな 活動を行う。中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会事務局は「認知度向上と関わる人を増やすことがキャンペーンの目的。PR大使になることを希望するかどうかは投票段階で選べるので、われこそはという方をお待ちしている」と。 両市は2021年8月、乗鞍岳畳平で姉妹都市提携50周年記念式典を開催。観光エリアとしてさらに発展させるという共同宣言に両市長が署名し、両市を結ぶ県道の愛称を「乗鞍ライチョウルート」とすることを発表。7/7;同ルートのロゴマークを 策定。今後は一体的な地域ブランディングを広めるため、ロゴマークを活用した取り組みも進めていく。「ビッグブリッジ構想」は、2021年3月に策定された「中部山岳国立公園南部地域利用推進プログラム2025」のメイン事業に位置付けられ。 「中部山岳国立公園を世界水準のナショナルパークにしていくため、地域一体となって機運を高めていきたい。住民の皆さんをはじめ、この地域が好きな方、思い入れがある方にも楽しんで参加してもらえれば」と。 ルート名称は同プロジェクトの特設ウェブサイトで受付。(締切;11/15)

■松本市は乗鞍高原の観光案内などを行う「乗鞍観光センタ」を「ゼロカーボン拠点施設」として建て替える計画を進めている。
自家用車からEVや自転車などに乗り換える交通結節点の機能を強化するほか、施設で使うエネルギーを最大限自給自足する。脱炭素に先行して取り組む国立公園エリア「ゼロカーボンパーク」に登録された乗鞍の「顔」として2026年4月に 開館させる方針。市は、現地または付近の市有地での建て替えを検討する。新たな機能として、公道を低速走行する電動車(グリーンスローモビリティー)や、電動アシスト付自転車(e-bike)などのレンタル事業を想定。環境に優しい乗り物で、 高原内の一の瀬園地やスキー場などを周遊する「サステナブルツーリズム」を実現する。新施設は、電力自給や省エネでエネルギーの収支をゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」(ZEB)を目指す。太陽光パネルやまきボイラーの導入、 地中熱の活用、小水力発電施設からの電力供給など「可能なものを全て検討していく」(アルプスリゾート整備本部)。市は2022年度、地元住民や専門家、県などと協議しながら基本計画を定め、2024〜2025年度に工事を行う。総事業費は未定。 全国から選ばれた環境省の「脱炭素先行地域」として国の交付金を充てる。同本部は「ゼロカーボンパーク第1号を意識して環境配慮型の観光地にしていかなくてはならない。それがイメージできる場所にしたい」と。現施設は食堂やイベント ホールなどを含む地下1F地上2F建て延べ1397uで1986年に旧安曇村が建設した。老朽化が著しい上、観光案内窓口が分かりづらい、最盛期には屋外にバス待ちの長蛇の列ができるといった課題が浮上していた。

■「乗鞍岳」に建つ東大宇宙線研究所の「乗鞍コロナ観測所」(標高2770m)が2023.8月で発足70周年を迎えた。
9月には記念式典や現地見学会が開かれた。乗鞍観測所は1953年8月、高山市丹生川町に全国の大学が共同利用できる初の研究機関の一つとして建設。宇宙線と呼ばれる陽子などの粒子は、地球に降り注いで大気にぶつかり新たな粒子を生む。 研究者はこの仕組みを「天然の加速器実験」に見立て、観測により物質の成り立ちの究明につなげようとした。初期の観測所では、宇宙線が大気中で連鎖的に新たな粒子を生み出す「空気シャワー」現象の分析などで成果を次々に示し、 世界の宇宙線研究をリードした。1991年には、太陽表面で起こる大爆発「太陽フレア」で発生した中性子を捕らえ、世界で2例目となる重要な成果も上げている。
9/1;松本のホテルで開かれた記念講演会と式典にはオンラインを含め約100人が出席。東大宇宙線研究所長は「乗鞍観測所の数々の成果を通して日本の宇宙線研究は大きく発展した」と。
9/2;乗鞍観測所の見学会では太陽表面の爆発現象「フレア」で形成される太陽中性子を受信する64uの大型太陽中性子望遠鏡や、太陽フレアによる通信障害などの影響を予測する「宇宙天気予報」につながるミュー粒子望遠鏡などの観測機が 公開され、研究者が参加した約50人に説明した。世界で5台現存する宇宙線検出器「仁科型電離箱」は、戦前から使用された1号機が保管。理化学研究所の「仁科型電離箱」(2号機)は2023年3月、日本天文遺産に認定されたが、1号機も 「同等の価値がある」と選考委員会が承認しており、訪れた研究者らの関心を集めていた。以前は気象条件の厳しい冬季も職員が観測を続けたが、2004年から観測の自動運転化が実現し、研究者らが訪れるのは夏季のみ。近年では、雷雲で 宇宙線がどう作用するかの研究や、温暖化や酸性雨などが高山の植生に及ぼす影響の調査、ライチョウのヒナのケージ飼育など、観測所の利用目的も多様化。

■松本安曇の自然美満ちる深山に湧く温泉「白骨温泉」
乗鞍岳の麓(標高1400m)に位置し、湯川渓谷に囲まれた山間の温泉郷。ふんわりとした優しい肌触りの乳白色の湯。無色透明な湯が空気に触れると白く濁って表情を変える。泉質は単純硫化水素泉、硫黄・カルシウム・マグネシウム・ 炭酸水素塩泉。中でも渓流沿いの白濁した「公共露天風呂」は開放感のある露天風呂で、山の緑を眺めながら、川のせせらぎを聞きながら入浴できます。効能は慢性消化器病・冷え性・疲労回復・慢性皮膚病・神経痛・筋肉痛など。
(問)小梨の湯 笹屋(TEL 0263-93-2132):11:00-13:00(\700/30分貸切)
(問)泡の湯旅館本館(TEL 0263-93-2101):10:30-13:30(\1000/大人,\600/小学生)
(問)白船荘新宅旅館(TEL 0263-93-2201)12:00-14:00(\750/大人,\350/小学生)
(問)白骨温泉公共野天風呂(TEL 0263-93-3121):平日10:00-16:00,土/日/祝9:00-17:00,火定休(\520/大人,\310/小学生)
(問)かつらの湯丸永旅館(TEL 0263-93-2119):11:00-14:00(\600)
(問)湯元 斎藤旅館(TEL 0263-93-2311)
(問)湯元齋藤別館(TEL 0263-93-2244)
(問)煤香庵(TEL 0263-93-2311):9:00-17:00(\700)
(問)白船グランドH(TEL 0263-93-3333)
(問)お宿つるや(TEL 0263-93-2331)
(問)白骨ゑびすや(TEL 0263-93-2031)
(問)つり橋の宿 山水観湯川荘(TEL 0263-93-2226):11:30-14:30(\8640/日帰りプラン)
(問)おやすみ処 球道(TEL 0263-93-2444):8:00-18:00(\700)
(問)白骨温泉観光案内所 TEL 0263-93-3251



「松本・山辺〜美ヶ原・山本小屋」(4/下)

「美ヶ原・山本小屋ふる里館」

「美ヶ原台地にて」

「美ヶ原台地・テレビ塔」

「秋の乗鞍岳」(10/上;乗鞍高原にて)

「秋の牛留めの池」(10/上;乗鞍高原休暇村にて)

「秋の乗鞍岳」(10/上;乗鞍高原・鈴蘭橋にて)

「秋の乗鞍高原」(10/上;一の瀬園地にて)

「八島ヶ原湿原」

「八島ヶ原湿原〜霧ヶ峰・車山」

「霧ヶ峰・車山」

「残雪の八ヶ岳」

「蓼科山と白樺湖」



(3)美ヶ原・霧ヶ峰・蓼科;
■「美ヶ原高原」から望む北アルプス南部の名峰(見える山)
前穂高岳(3090m),奥穂高岳(3190m),涸沢岳(3110m),北穂高岳(3106m),キレット,南岳(3033m),中岳(3084m),大喰岳(3106m),槍ヶ岳(3180m)
手前は大滝山(2616m)・手前のこんもりとした山・鍋冠山(2194m),蝶ヶ岳(2677m),蝶槍(2664m),常念岳(2857m),手前の前常念岳(2661m)
さらに横通岳(2767m)・東天井岳(2814m)・大天井岳(2922m)・燕岳(2762m)・北燕岳(2723m)と続く。(Clickで大きく表示)
南には乗鞍岳の高天ヶ原(2829m)・大日岳(3014m)・剣ヶ峰(3026m)・蚕玉岳(2979m)・朝日岳(2975m)・摩利支天岳(2873m)・富士見岳(3026m)・大黒岳(2772m)・桔梗ヶ原(2650m)・ 大丹生岳(2698m)・四ツ岳(2745m)・硫黄岳(2554m)と続く。

■「美ヶ原高原」から望む北アルプス北部の名峰(見える山)
餓鬼岳(2647m)・不動岳(2601m)・七倉岳(2509m)・北葛岳(2551m)・蓮華岳(2799m)・スバリ岳(27528m)・赤沢岳(2678m)・鳴沢岳(2641m)・岩小屋沢岳(2630m)・爺ヶ岳(2670m)・鹿島槍ヶ岳(2889m)・五龍岳(2814m)・白岳(2541m)
唐松岳(2695m)・天狗の頭(2812m)・白馬鑓ヶ岳(2903m)・杓子岳(2812m)・白馬岳(2932m)・小蓮華山(2763m)・白馬乗鞍岳(2469m)と続く。
奥に見える立山は鳶山(2616m)・鳶岳(2687m)・龍王岳(2812m)・浄土山(2831m)・立山雄山(3003m)・剱岳(2999m)と続く。

■2024.11/15;「霧ヶ峰高原」一帯を黄色に染めるニッコウキスゲを再生しようと、諏訪の中学生が苗を作る種まきが行われた。
霧ヶ峰高原ではかつて、夏になるとニッコウキスゲが一帯を黄色に染めていたが、鹿の食害で減り、高原を管理する諏訪の組合はニッコウキスゲの苗を再び霧ヶ峰に植える活動を続け、10年以上前から地元の小中学校も協力。 11/15;中学校で苗作りの種まきが行われ、ニッコウキスゲは苗が10cmに育つと組合に移され、2-3年成長させたあと霧ヶ峰に植えられるという。

■2024.11/初;奥蓼科の「御射鹿池」で紅葉が見ごろを迎えています。
カラマツ林の黄色に、広葉樹の赤やオレンジが穏やかな水面に映り込み、神秘的な情景が美しい。御射鹿池は八ヶ岳の西麓、標高1500mの山中にあり、山全体が錦秋に染まるこの季節は多くの観光客や写真愛好家らが訪れます。

■9/21;「霧ヶ峰高原」で草原再生作業の雑木処理を行った。
諏訪・茅野市、牧野組合、長野県、ボランティアなどの10団体から約140人が参加。富士見台Pから車山肩にかけてのビーナスライン(県道諏訪白樺湖小諸線)沿いの斜面(約2.7ha)で雑木を伐採した。

■9/初;霧ヶ峰高原の「八島ヶ原湿原」(標高1600m)では秋の花が盛り。薄紫色のマツムシソウや黄色いアキノキリンソウ、濃い青紫色のアザミのようなタムラソウ、白いブラシのサラシナショウマ、 ピンク色の蘭のようなヤナギラン、白いイワショウブ、梅のようなウメバチソウ、花の点々が美しいアケボノソウ、青いアサマフウロなどが咲き、観光客が高原の秋を楽しんでいます。
まだ日差しは強いけど、吹く風は冷たく高原は涼しい。2024年は例年にない暑さでしたが「八島ビジターセンタ」によると、朝は15℃まで気温が下がってきました。 湿原の草紅葉はまだですが、9/下-10/上頃には草紅葉が秋の深まりと共に色づいてきます。

■8/18;「霧ヶ峰高原」で湿原や植物を観察する「自然観察会」が開かれた。
霧ヶ峰高原では1961年から、諏訪市の「自然保護指導員」に委嘱された大学生が、夏を中心に自然保護活動に取り組んでいて、訪れた人への道案内や自然に関する解説を行っています。8/18;観察会では信大の学生が案内役を務め、参加者たちは 高原を散策しながら、「アサギマダラ」が毒を持つ花の蜜を吸うことで天敵から身を守っていることや、国の天然記念物に指定されている3つの湿原の成り立ちについて説明を受けた。案内役を務めた信大生は「高原に咲く花を知って、 シカによる食害などの課題についても理解を深めてもらえたらうれしい」と。8/25;11:00/13:00;次回の観察会(定員10名,事前予約制)

■8/上;「霧ヶ峰高原」(標高1600m)では気持ちのよい青空の下、散策や景色を楽しむ観光客の姿が見られた。
南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が発表され、想定震源域で地震が起きた場合、県南部を中心に34市町村が震度6弱以上の揺れが想定される「防災対策推進地域」に指定。諏訪も含まれています。 2024年はより一層、防災を意識しながら過ごすお盆休みとなっています。

■8/10;「霧ヶ峰」の「車山高原」では全国でも珍しい「単車神社」の例大祭が行われた。
「車山高原ビジターセンタ」近くにある「単車神社」で、大きな茅の輪をバイクでくぐる。ライダーたちが安全を祈願する「単車神社」の例大祭には一般のライダーやバイクレースの関係者などが参列。神社脇には美ヶ原に通じる 「ビーナスライン」。今はツーリングで最もにぎわう季節ですが、ビーナスラインではバイク同士の正面衝突や単独でのガードレール衝突など事故も相次いでいます。警察はカーブの手前では十分減速するなど安全運転を心がけるよう 呼びかけています。

■8/1;「霧ヶ峰高原」の「車山」山頂(標高1925m)にある長野地方気象台の「車山気象レーダー観測所」で一般公開が行われた。
霧ヶ峰高原を縫うように伸びるビーナスラインから、山頂に白い丸い物体が見える。気象庁のレーダーでは全国最高地点にある直径7mのドーム。霧ヶ峰は「電波を遮る山が少なく高いところ」で観測条件が良い場所。2024.11月で運用25年目。 直径4mのレーダーが24H365日、周囲の雨雲の状況を観測し、国内の20ヶ所あるレーダーの情報をもとに雨雲などの気象状況を分析。観測所屋上に設置された大きなドームの中の直径4mのパラボラアンテナが回転しながら、電波が雲にぶつかって 跳ね返り、その電波をキャッチして情報を収集。レーダーは降水短時間予報とかアメダスの代わりにもっときめ細かく観測できる。観測エリアは直径400km。8/1;年に1度の一般公開で380人が訪れた。大勢の家族連れなどが気象台職員から 観測の仕組みなどについて説明を受けていた。長野地方気象台は「雨雲を観測する大切な施設の役割を知ってもらえるとうれしい」と。

■7/中;「霧ヶ峰高原」では夏を彩るニッコウキスゲの鮮やかな橙色や黄色い花が見頃を迎えています。
霧ヶ峰高原で確認された植物は約1290種類。春のザゼンソウから初夏のレンゲツツジ、ニッコウキスゲ、秋のマツムシソウ、ヤナギラン、ナデシコ、オミナエシ、リンドウまで花々の競演が続く。 初夏はニッコウキスゲの群生地である「霧ヶ峰高原」には大勢の観光客が訪れます。富士見台(標高1700m)、車山肩(標高1800m)では6/下からの暑さでつぼみが一斉に開花し見頃を迎え、黄色い花が斜面を覆うように咲き誇っています。 高原には涼しい風が吹き抜け、黄色いかれんな花が揺れています。ラッパのような形をした黄色い花が地面を染めています。ニッコウキスゲは山地から亜高山帯の湿った草原に生えるユリ科の多年草で、朝に開花し夕方には閉じる「1日花」。 ニッコウキスゲは車山肩、富士見台、霧ヶ峰自然保護センタ園地、八島ヶ原湿原などで群生。高原の各所ではニホンジカの食害が見られるものの、電気柵対策効果で徐々に回復してきた。車山肩一帯では、2023.5月に大規模な山火事が発生したが、 緑を取り戻して夏本番を迎え、野焼きと同じ効果なのか、2024年はこの20年間で一番花付が良いという。車山肩・富士見台のニッコウキスゲは見頃。訪れた人たちは散策したり、花を写真におさめたりして高原の景色を楽しんでいます。 他にも白いコバイケイソウやカラマツソウ、白・ピンク色のヨツバヒヨドリ、ピンク色のシモツケソウ、白いオオバギボウシ、紫色のノハナノショウブ、アヤメ、紅紫色のハクサンフウロ、赤紫色のホタルブクロ、薄い紅紫色のテガタチドリ、 紫色のウツボグサ、青紫色のオダマキ、黄色のニガナなどが見られます。毎年、特定外来生物のオオハンゴンソウや帰化植物のハルザキヤマガラシ、セイヨウタンポポなどの駆除が行われています。初夏〜夏にかけての週末は、霧ヶ峰高原の 駐車場は混雑します。晴れた日は時間に余裕をもって行動を。霧ヶ峰高原の観光客数はピーク時(2002年)で年間550万人、2017年360万人、2018年230万人、2019年220万人、2020年150万人と新型コロナ渦で一時は減少傾向。観光利用のピークは 7-8月で観光客の約半数がこの時期に集中。2021年霧ヶ峰を訪れた観光客は145万人。2022年霧ヶ峰高原を訪れた観光客は186万人とコロナ下の落ち込みから回復傾向。
初冬には標高1600mの霧ヶ峰高原ではススキが熟した種子を飛ばすために綿毛が白く輝き、周囲はまるで光る海のようになる。霧ヶ峰高原は夕日に映えるススキの大パノラマも魅力の一つ。

■7/13;3連休がスタートし、「霧ヶ峰高原」は見頃を迎えたニッコウキスゲを目当てに大勢の観光客やハイカーが訪れた。
2024年夏は花や蕾が多く当たり年という。パークボランティアは「昔の夏の霧ヶ峰は永遠と黄色が続いた。シカの食害で花が寂しい年が長く続いたが、ここまで戻ってくれた」と。車山肩の群生地は黄色い絨毯のようになった。 行楽客はシカよけの電気柵の内側に咲くニッコウキスゲを眺め、高原の涼風を浴びながら、山の景色とニッコウキスゲを楽しみ、遊歩道や登山道を歩いていた。霧ヶ峰自然環境保全協議会が、かつての植生と草原景観に近づけようと、 秋のササ刈りを継続、車山肩の斜面は黄色い花がびっしりに。2023年5月の林野火災で延焼した富士見台の群落も当たり年で賑わいを見せている。車山肩の駐車場は朝9:00には満車。少し離れた場所に駐車し、トレッキングするのがよい。

■7/13-8/25;9:00-16:30;「霧ヶ峰スキー場」で夏山リフト営業中。
山頂からは富士山や八ヶ岳、青々とした草原が360度の大自然のパノラマで楽しめる。全長約310mのペアリフト5分で標高約1680mへ。青空に真っ白な雲が映える景色が見られ、涼しい風が吹いている。霧で道に迷わないように建てられた 「霧鐘塔」があり、天気がよい日は白馬三山まで望みながら鐘を鳴らせる。2022年の夏山リフト利用者は延べ1.2万人。グライダーの滑走路近くで白いグライダーが飛んでいます。毎年1000株のニッコウキスゲを植え、保護と再生に 取り組んでいる。今ではニッコウキスゲが見られるようになりました。(\200/片道,\360/往復)
(問)諏訪市観光課 TEL 0266-52-4141
(問)諏訪観光協会 TEL 0266-52-2111

■「車山高原SKYPARK」(車山高原スキー場)で展望リフト営業中。
霧ヶ峰の最高峰「車山」(標高1925m)の展望リフト運行中。2本リフトを乗り継いで約15分で山頂へ。スキー場ゲレンデではニッコウキスゲが見頃。2020.12月にオープンしたスカイテラス。 眼下には白樺湖・蓼科山。浅間山、八ヶ岳、北ア・中ア・南アと富士山の360度のパノラマが広がる。(2024.11/4まで夏リフト運行、12024.2/14〜冬営業)
展望リフト;スカイライナー(8:30ー16:10),スカイパノラマ(8:30-16:00)(7/1ー8/31;\2500/往復大人,\1700/片道大人,\1700/小学生往復,\1300/片道,7-9月は無休)
(問)車山高原観光協会 TEL 0266-68-2626

■7/中;「八島湿原」ではニッコウキスゲが見頃。ノハナショウブ、カラマツソウ、ウツボグサ、ハクサンフウロ、アカバナシモツケソウ、シシウド、ノアザミなどが咲いていました。ヤナギランも咲き始め。 「八島ヶ池」では大きめの水鳥が泳き、ノビタキの独特の鳴き声が響き渡り、聞き慣れたウグイスの声も。

■7/上;「霧ヶ峰高原」でニッコウキスゲの黄色い花が見頃を迎えています。
ニッコウキスゲの群生地である「霧ヶ峰高原」には毎年、大勢の観光客が訪れます。富士見台(標高1700m)、車山肩(標高1800m)では、6/下からの暑さでつぼみが一気に開花、例年より1週間早く見頃を迎え、黄色い花が斜面を覆うように 咲き誇っています。訪れた人たちは散策したり、花を写真におさめたりして高原の景色を楽しんでいます。「近年では一番きれい。青い空と花が最高」と行楽客。県霧ヶ峰自然保護センタによれば花数が最も多く、7/下まで楽しめそう。
「霧ヶ峰高原」では夏を彩る黄色いニッコウキスゲが見頃を迎えています。高原には涼しい風が吹き抜け、黄色いかれんな花が揺れています。群生地として知られる車山肩では、ラッパのような形をした黄色い花が地面を染めています。 山地から亜高山帯の湿った草原に生えるユリ科の多年草で、朝に開花し夕方には閉じる「1日花」。高原の各所でニホンジカの食害が見られるものの、電気柵の対策効果もあって徐々に回復してきました。

■7/初;「霧ヶ峰高原」ではニッコウキスゲが見頃に近づいています。
黄色い花の絨毯が草原の緑や青空に映えています。2023年5月大規模な林野火災で広範囲が焼けた霧ヶ峰・富士見台は見頃を迎えています。富士見台では例年より早く開花が進み、夏の高原を黄色に染め上げた。花芽の数が多く2024年は20年ぶりの 当たり年という。「延焼地内では花芽の多さが際立っている」と富士見台ドライブイン。つぼみの数も多いことから、7/13-7/15の3連休までは見頃。7/5;平日でも駐車場は満車。県霧ヶ峰自然保護センタによると、富士見台と八島ヶ原湿原、 霧ヶ峰自然保護センタ前の園地は見頃。車山肩は3-4分咲きで、3連休には見頃を迎えそう。

■6/下;「霧ヶ峰高原」で夏の到来を告げるニッコウキスゲの開花が始まった。
2023年5月の林野火災で焼けた富士見台は、6/27;約4分咲き。延焼地は開花状況が良く花芽の数は2023年以上という。富士見台は7/上-7/中、車山肩は7/中に最盛期を迎える見込み。富士見台のニッコウキスゲ群生地は2023年火災で約3/4が焼けた。 2024年は暑さの影響で例年よりも開花が早く、6/8;延焼地で一番花が確認された。2024年は当たり年の予感。延焼地ではたくさん花が咲いています。7月3連休にかけて見頃が続く。県や地権者は群生地を囲い込むようにシカよけの電気柵を設置。 県霧ヶ峰自然保護センタは「この時期にしては花や花芽の数が多い。長く楽しめそう」。

■6/下;松本郊外の「美ヶ原高原」では松本市花のレンゲツツジが見頃を迎えた。
美ヶ原の群生地では朱色の花に覆われ、彩りを放っています。今季は例年より開花のペースは早め。王ヶ頭へ向かう「美ヶ原スカイライン」は花盛り。思い出の丘、武石峰、焼山、美ヶ原自然保護センタ、天狗の露地ではレンゲツツジが最盛期。 6/20;焼山や県美ヶ原自然保護センタ近くには朝から多くの写真愛好家が訪れ、撮影したり、行楽客は散策を楽しんでいた。白樺平は見頃を過ぎ、物見石山は見頃。6/20;鉢伏山でもレンゲツツジが見頃。

■初夏のレンゲツツジ開花
レンゲツツジは新葉が出ると同時に花が咲き、明るい緑色が花を際立たせます。レンゲツツジは枝から2〜8個の朱橙色の花が咲かせ、ツツジの中では花が大きい。蕾や花が輪状になり、蓮華(ハスの花)に似ていることからレンゲツツジと 名づけられた。レンゲツツジの葉や花、根には毒あり。美ヶ原や高ボッチ、乗鞍高原では放牧された牛はレンゲツツジに毒があることが分かっているため、食べないという。そのため、レンゲツツジの群落が保たれています。
1)松本郊外の「美ヶ原高原」(標高1700m)でレンゲツツジが見頃。
松本「美鈴湖」から「武石峠」間の林道美ヶ原線「美ヶ原スカイライン」沿いの「袴越」(標高約1700m)のレンゲツツジの群生地では、朱色の花や蕾が陽光に照らされ、撮影に訪れる人も。多くの花を咲かせた株もあり、近づくとほのかな香り。 美鈴湖から約15分。「袴越山」(標高1753m)の「袴越」は「浅間温泉スキー場」(1972年廃業;リフト1基,ロープトウ1基;ファミリーG,富士見台G,中央G,林間C)があったところ。袴越山北側の林道下にはスキー場跡の施設が今でもみられる。 開けたゲレンデ跡地ではレンゲツツジが群生しています。袴越では道路沿いで一部開花、見ごろは6/20頃、焼山の群生地では7/上が見頃になりそう。アツモリソウ開花。白樺平では咲き始め。物見石はまだ蕾でこれから。
2)松本安曇の「上高地」(標高1500m)ではレンゲツツジが見頃。
新緑の中、朱色の大きな花のレンゲツツジが咲き始めた。上高地温泉H前ではレンゲツツジは見頃。田代湿原や岳沢湿原などでは開花、蕾も多く膨らんで見頃を迎えそう。
3)「乗鞍高原」(標高1500m)の「乗鞍自然保護センタ」や「一の瀬園地」ではレンゲツツジが見頃。
「一ノ瀬園地」は花盛り。鈴蘭地区ではスズランも。
4)「高ボッチ高原」(標高1600m)ではレンゲツツジが見頃。
塩尻市道高ボッチ線の第一駐車場周辺や「高ボッチ山」、「高ボッチ高原キャンプ場」の「でいだらボッチ館」は初夏の草原を彩る朱色のレンゲツツジが見頃。鉢伏山でも咲き始め。
5)「霧ヶ峰高原」でレンゲツツジが一部見頃。
霧ケ峰高原「富士見台」(標高1700m)は開花し始め、緑が回復してきた斜面を背に鮮やかな朱色の花が映える。「白樺湖」〜「車山」はレンゲツツジが花盛り。霧ヶ峰では「踊場湿原」(標高1550m)は見頃。花芽の数はほぼ平年並み。 「八島ヶ原湿原」(標高1630m)は5分咲き、「車山肩」(標高1800m)〜「車山湿原」(標高1770m)は咲き始め、これからが見頃を迎えます。夏の代名詞・ ニッコウキスゲの花期は7/上〜。
6)「白樺湖」周辺(標高1400m)では初夏を代表するレンゲツツジが見頃。色鮮やかなオレンジ色が高原を染めています。白樺湖周辺や小高い丘で群生が見られ、遠目でも目を引く。シラカバの白い樹皮とのコントラストが美しい。 見頃は2023年よりも少し早め。日当たりのよい場所から咲き進んでいる。
7)「白馬親海湿原」(標高745m)は湿原を彩る黄色いサワオグルマ。濃紺のカキツバタは少なめ。新緑の中、オレンジのレンゲツツジが咲いています。

■2024.6/下;「霧ヶ峰高原」では鮮やかな朱色のレンゲツツジが見頃を迎えています。
霧ヶ峰高原の「白樺湖」周辺(標高1400m)では白樺湖と蓼科山を背景に鮮やかな朱色の花が満開。「踊場湿原」(標高1550m)でも見頃。車山肩でもレンゲツツジが見頃、車山乗越付近はこれから見頃。コバイケソウが咲き始めています。 「県霧ヶ峰自然保護センタ」周辺(標高1700m)でも開花が進んでいます。霧ヶ峰自然保護センタは「青空や白い曇、赤いレンゲツツジの鮮やかなコントラストを楽しんでほしい」と。霧ヶ峰高原では6/下まで花を楽しめそう。 「八島湿原」(標高16460m)では、「八島ヶ池」(標高1630m)周辺でレンゲツツジが咲き、スズランやあやめも咲いています。

■2024.5/27;松本郊外の「美ヶ原自然保護センタ」にて「美ヶ原自然環境保全協議会」が開催された。
松本市・上田市・長和町に跨る美ヶ原高原。レンゲツツジやニッコウキスゲの咲く初夏には高原をトレッキングする人が増えてきます。要所要所に案内板(案内図)が建ち、標識が建っています。中には老朽化したものもあり、 ばらばらだった案内標識を統一していくという。

■2024.5/22;「霧ヶ峰高原」を通る「ビーナスライン」を美しく彩ろうと、茅野の小学生が道路脇の花壇に花を植えた。
花を植えたのは、茅野の北山小学生とビーナスラインの美化活動に取り組む地元のボランティア。茅野のビーナスライン起点から7km北東にある道路脇の花壇にペチュニアやマリーゴールド、サルビアなど330株を植えた。 「地元の人や観光客に見てもらいたい」と児童。6月にもビーナスラインの別の場所に200本のキバナコスモスを植える予定。

■2024.5/18;「霧ヶ峰高原」で「草原再生作業」が行われた。
牧野組合や関係団体、市、県の関係者ら約120人が参加。草原の保全再生と森林化の抑制を目的に、国天然記念物の踊場湿原に近接する道路沿いで、約2.5haで雑木を処理したりススキを刈り払ったりした。 2001年度から毎年場所を変えて行い、火入れ中止後の2014年度からは春と秋の年2回行う。作業には個人ボランティアも加わった。搬出量は雑木860kg・ススキ230kg、リサイクル施設で堆肥化して市民に無料配布する。秋の作業は9/21予定。 諏訪市長は「霧ヶ峰は人の手で維持されてきた二次草原で放置すると森林化してしまう。大勢の皆さんの参加と協力に感謝したい」と。

■2024.5/18;「美ヶ原高原」で牛の放牧が始まった。
美ヶ原高原(標高2000m)には広さ350haの美ヶ原牧場があり、夏の暑さから牛を守ろうと毎年5月/下-10/20頃まで、麓の畜産農家の牛を預かって放牧しています。今シーズンは約300頭が放牧予定で、初日(5/18)は乳牛など27頭が牧場に移された。 青空の下を広々とした草原では元気に走り回ったり、牧草を食べたりして、のびのびと過ごす姿が見られた。牧場によれば高原は夏でも涼しいため、牛が暑さによるストレスを受けにくくなるほか、草原を動き回ることで健康に育つという。 エサ代の高騰もあり、夏場の飼料代が必要なく労力も削減できるため、放牧の需要は高まっているが、酪農家の減少もあり放牧牛数は2023年と同数か少し減る見込み。牧場を管理する美ヶ原牧場畜産農業協同組合は「牛の放牧が始まり、 これから美ヶ原高原もにぎわうと思う。自由に動き回って元気な牛に育ってほしい」と。

■2024.5/13;「美ヶ原高原」で開山式。本格的な観光シーズン到来。
美ヶ原高原の道の駅「美ヶ原高原」で「開山祭」が行われ、自治体・観光関係者ら50人が出席して今シーズンの安全を祈った。5/13;雨が降り施設内で行われた。
松本と上田、長和町にまたがる標高2000mの美ヶ原高原は北アをはじめ、中ア・南ア・富士山・八ヶ岳・北信の山々が望める観光地。これから牛の放牧が始まる。美ヶ原高原の観光客数は2019年(コロナ前)は49万人。2020年29万人、2023年38万人。 2024年は2万8900人(4/末)と2023年同時期比で4000人増加。美ヶ原観光連盟の臥雲義尚会長(松本市長)は「コロナが明けて信州、松本も旺盛な観光需要が訪れている。高原の美しい自然や眺望をアピールして観光客増加につなげたい」と。
(問)松本市観光案内所 TEL 0263-32-2814(9:00-17:30)
(問)松本市観光プロモーション課 TEL 0263-34-3000(平日9:00-17:00)
(問)松本市観光情報センタ TEL 0263-39-7176(9:00-17:30)

■5/上;「霧ヶ峰高原」の「八島湿原」を訪れた。
3000haの草原が広がる霧ヶ峰高原の北西部にある「八島湿原」(標高1630m)は高層湿原で面積43ha。ヨシやアゼスゲ、カサスゲなどが生い茂り、池塘の八島ヶ池、鬼ガ泉水、鎌ヶ池ではミズゴケが繁殖。泥炭層は厚さ8m、年に1mm堆積し、 1.2万年かかって湿原が形成されたという。霧ヶ峰では霧が多く発生することが多くミズゴケが成長しやすい。その他、霧ヶ峰には低層湿原「車山湿原」(堆積1.5m)と高・低層も「踊場湿原」(堆積2.5m)があり、三大湿原は国の天然記念物指定。
今はカエルの大合唱でした。遅い春の訪れで木々の芽吹きが始まり、湿地周辺ではショウジョウバカマ、タチツボスミレ、タテヤマリンドウなどが咲いていました。これからはヒオウギアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブ、レンゲツツジ、 ニッコウキスゲ、サワギキョウ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、アザミ、マツムシソウ、ヤナギラン、アキノキリンソウ、ワレモコウ、ススキなど300種の湿原・高山植物が見られます。湿原1周3.7km、木道の遊歩道あり(約1.5H〜2H)
霧ヶ峰ではこれまで草原を維持してきた放牧や採草・火入れが行われなくなり、低木類の繁茂により、森林化が進行しています。
湿原の入口には「八島ビジターセンターあざみ館」(4/27-11/上;9:30-16:30,入館無料)。霧ヶ峰高原のジオラマ、湿原の生い立ちなどを紹介。八島湿原イラストmap・花図鑑。
トイレ(\100/チップ制),キスゲが咲く夏場は満車になることも多い。(P100,無料)
(問)八島ビジターセンターあざみ館 TEL 0266-52-7000

■2024.GW中、「霧ヶ峰高原」は大勢の観光客で賑わいを見せていた。
標高約1600m-1700mの高原はまだ枯れ草色。まだ冷たい風が吹き、八ヶ岳や富士山の大パノラマを楽しんでいた。富士見台Pにはビーナスラインをツーリングするバイクがずらり。2023年5/4-5/5;一帯ではガボッチョ山から出火、166haが焼ける森林火災があった。 一部まだ黒いところもあるが、だいぶ自然回復してきた。

■2024.4/23;「美ヶ原」と「霧ヶ峰」を結ぶ人気の高原道路「ビーナスライン」の冬季通行止めが解除された。
八島湿原(標高1650m)を走るビーナスラインに設置されたゲート前には、通行止めの解除を待ってスポーツカーなど50台が列を作った。4/23;11:00;5ヶ月にわたって閉じられていたゲートが開くと、ドライバーは春の高原へ向けて走り出した。 ビーナスラインは茅野〜蓼科〜白樺湖〜霧ヶ峰〜美ヶ原を結ぶ全長75kmの山岳観光道路で、初日は山は雲の中で見えず。晴れば、北アや富士山・南アを望むことができます。

■「霧ヶ峰自然環境保全協議会」は、2013年10月策定の「霧ヶ峰自然保全再生実施計画」を見直した。
霧ヶ峰の自然や歴史、景観を次代に引き継ぐため、区域ごとの目標植生や植生回復手法などを定める計画。策定から10年が経過、計画に基づいて実施してきた外来植物駆除や草原再生作業を検証するなどし、より効果的な保全再生手法や 新たな試みを組み入れた。草原再生作業ではススキとササの刈り取り。勢いを抑えて多様な植物が育つようにする狙いがあり、区域では一定の効果が出始めた。見直しでは、ススキ刈りは「8/下に3年連続で行う」のが効果的とし、 ローテーションしながら取り組むと定めた。ススキや雑木などの作業で生じた除伐物は、堆肥化やチップ化といった資源の有効利用を基本にする。草原維持の火入れに関しては、近年に2度発生した林野火災を踏まえ、「再開する場合は規模、 回数、延焼の可能性などを十分検討する」という表記に改めた。外来植物は「拡大防止」に重点を置き、分布の拡大が懸念される特定外来生物オオハンゴンソウはモニタリング調査の結果から、抜き取りが最も効果的であると駆除方法を追加。 持続可能な仕組みづくりに向け、駆除作業を組み込んだエコツアーの試行を検討することも盛った。今後はこの計画に基づいて個別作業を進める。協議会事務局によると、2024年度は外来植物駆除を4地区で6回、草原再生作業を2地区で3回計画、 ボランティアを募って取り組む。外来植物学習会も予定。

■「霧ヶ峰自然保護センタ」の2023年度入館者数が10/末で延1万5602人。
2022年度の1万4210人を上回った。春に新たなリーフレットを作成、霧ヶ峰や諏訪湖、蓼科・白樺湖などの宿泊施設に配布して同センタの認知度向上に努めた。SNSを活用し若い世代とファミリー層への情報発信力を強化。 館内では「重ね押しスタンプ」を導入、若年層を意識した楽しみながら展示を回れる仕組みをつくった。新型コロナの5類移行によって学校などの団体利用が回復したことも要因の一つで、5月の霧ヶ峰林野火災の影響はなかった。 月別ではニッコウキスゲの開花期の7月約4740人(最多)、8月約3900人。5月は約1550人。5/4;林野火災が発生したが、霧ヶ峰への来訪は増え、来館者からも「ニュースで見て霧ヶ峰が心配になって訪れた」との声が聞かれたという。 2022年度は新装オープンの効果で、2015年度以降では最多となる入館者数を記録。2023.11/15;同センタは営業終了、11/16〜冬季休館。2023年度は4/15;開館予定。同センタは「幅広い世代に霧ヶ峰とセンターの魅力を伝えたいと 取り組んできた。もっと多くの人に利用していただけるような企画や工夫をしていきたい」と。

■2023.5/31;「美ヶ原高原」の関係者でつくる「美ヶ原自然環境保全協議会」は、「県美ヶ原自然保護センタ」で利用ルールなどを協議した。
高原のシンボル「美しの塔」周辺での野営、台上周辺の駐車場での車中泊をしないよう求める注意看板を設置することや、美しの塔での結婚記念の写真撮影を認めることで合意。自然環境の保全と利用のバランスを取った。 美しの塔周辺での野営は法的に認められていないが、夏冬にキャンプを行う人がいる。現地に禁止看板を立てる。台上の駐車場では、雲海や星空の観賞で車中泊をする人が一定数いる。規制する法律はないが、目的外使用やマナー違反が 問題だとして、車中泊の「遠慮」を求める注意書きにする方針。会議では、台上に既存の看板が乱立しデザインや管理実態が設置者によってばらばらだとして「可能な範囲で運用を統一し、適切な場所に適切な数を設置するための整理が 必要ではないか」との意見も出た。美しの塔でのフォトウェディングに関する相談は近年増加。協議会は、10人程度で短時間の撮影であれば可能とする基準を定めた。撮影会社などが行うロケ撮影については繁忙期を除いて可能とするが、 放牧中は牧場内での音響機材の使用を原則認めないこととした。協議会は県が事務局を務め、ホテルや牧場、自然保護活動の関係者なども参加。同日は約30人が参加し、シカの食害を防ぐ電気柵を拡張する作業なども行った。

■2023.5/28;19:30;「霧ヶ峰高原」で、県環境保全研究所と霧ヶ峰自然保護センタは2023年度1回目のニホンジカの出現状況調査(ライトセンサス)を行った。
車を低速走行させながら道路両側の草原や樹林帯にライトを照らし、光るシカの目から頭数をカウント。178頭を発見。芽吹きの緑が広がり始めた林野火災延焼地への出没状況が注目されたが、初回の調査ではそれほど多くはなかった。 毎年春と秋に4回ずつ行い、現状と傾向を調査。大門峠ー強清水(16km)、八島ヶ原湿原-踊場湿原(10km)の2ルートで調査。霧ヶ峰パークボランティアと諏訪地域振興局職員が従事。178頭のうち大門峠-強清水で129頭発見。調査ルートには 富士見台や伊那丸富士見台などの火災延焼地が含まれ、これらの地点では車から降りてライトを照らした。霧ヶ峰では2013年4月に大規模火災が発生。2014年春のシカの出現状況調査では平均発見頭数が226頭と突出した数字となり、 新芽を求めてシカが集まった可能性が指摘された。発見頭数は2015年以降緩やかな右肩上がりを続けており、生息数と密度は高止まりの状態。電気柵などで植物を守る対策が引き続き必要としている。

■2023.6/上;「霧ヶ峰高原」で発生した山火事から1ヶ月。
5/4;「ガボッチョ山」で発生した山火事では180haを消失し一帯は黒く焼け焦げた。現在は高山植物の新芽や草などで青々と茂っています。山肌は元の高原の景色を取り戻しつつあります。 自然の力はすごい。蘇る力がすごい。焼け跡から伸びる蕾は霧ヶ峰を代表する「ニッコウキスゲ」の新芽。火の手は群生地の一部にも広がりましたが、影響は限定的とみられ、7/上には見頃を迎えそう。 「夏の観光シーズンは一段ときれいになった草原を見てもらいたい」と。

■2023.5/23;大規模な山火事が発生した「霧ヶ峰高原」(標高1600m)で「開山祭」が開かれた。
開山祭は蛙原に建つ霧鐘塔前で行う予定だったが、悪天候のため霧ヶ峰体育館で行われ、諏訪市長や地元の観光関係ら50人が出席。手長神社の宮司が祝詞を読み上げたあと、関係者らが玉串をささげて、夏山シーズンの安全を祈願した。 5/4;霧ヶ峰高原で大規模な山火事が発生し、約180haが焼失した。霧ヶ峰には国の天然記念物指定の車山湿原、踊場湿原、八島ヶ原湿原の「霧ヶ峰三大湿原」があります。国内有数のニッコウキスゲの群生地があることでも知られています。 群生地の1つ富士見台周辺も3/4が黒く焦げた。富士見台からは黒く焼け焦げた地面がはっきり見える。焼け跡からは木が焼けてしまったレンゲツツジの開花は厳しいが、シダ類は芽吹き、レンゲツツジの花芽は膨らんできています。 県霧ヶ峰自然保護センタによれば、焼け跡からニッコウキスゲの新芽が出ており、火災で先端が焼けた芽も丈が伸び、葉が成長しているのが確認されたという。これから植物が成長していけば、6/中以降には再び緑色の草原が見られそうという。 諏訪市観光協会は「大きな山火事でしたが人や建物への被害がなかったのは幸い。影響は最小限に抑えられた。霧ヶ峰がもっと発展するように尽力したい」と。霧ヶ峰高原には2022年は186万人(2021年41万人増)の観光客が訪れ、2023年は コロナ禍前の200万人を超える観光客を期待しています。

■2023.5/4;GW中に「霧ヶ峰高原」で起きた大規模な林野火災の焼損面積は166.25ha。
東京ドーム約35個分の広さに相当。焼損面積はこれまで約180haとしていた。県によると1989年以降に県内で発生した林野火災では3番目の規模。5/17;諏訪広域消防本部など関係機関による合同調査が実施された。5/22;県諏訪地域振興局は ドローンで上空から測量した。この結果、焼損面積は茅野市92.4ha、諏訪市73.8ha。出火原因は調査中。出火場所はガボッチョ山の山頂から南側300m。火は風にあおられて富士見台に拡大、ビーナスラインをまたいで車山山頂まで延びた。 5/5朝にはほぼ消し止め、出火から約23H後には鎮火。現在は焼け跡から芽吹きが始まっている。カラマツ林やアカマツ林の一部には火が入ったものの、樹木の生育には影響がないと判断。今後、焼け跡からの新芽を狙って、シカの出没が 増えるとの懸念があり、出現状況調査も始める。林野火災は同じ霧ヶ峰で2013年4月に起きた大規模火災。焼損面積は約220ha。

■2023.5/11;「霧ヶ峰高原」(車山肩)で「ニッコウキスゲ」をシカの食害などから守るための電気柵を設置する作業が行われた。
これまでのところ山火事による大きな影響は確認されていないことから、例年に近いニッコウキスゲの開花が見込めそう。「ニッコウキスゲ」の芽がニホンジカに食べられるなどの被害が相次いでいるため、毎年この時期、群生地を取り囲む ように電気柵を延長2kmに設置。県の職員や地元の関係者などでつくる霧ヶ峰自然環境保全協議会の30人が参加した。シカによる花芽の食害や植生地の踏み荒らし被害を防ごうと、高さ1.5mの杭を約5m間隔で立てたあと通電線を取り付けた。 一部の区域では花の写真を撮りやすくするため高さを抑え、奥行きでシカの侵入を防ぐ二重柵にした。5/13;霧ヶ峰高原牧野農協などが車山肩東に総延長0.5kmの電気柵を張る予定。5/10;火災で群生地の3/4が焼け焦げた富士見台は電気柵を設置済。 電気柵は八島ヶ原湿原の外周にある常設の鋼鉄柵を含めて13.9km。2023年は計10kmにわたって電気柵を設ける予定。霧ヶ峰湖東牧野組合は「群生地も建物も無事で良かった。だが、新芽を狙ってシカの出没が増える恐れがある。ニッコウキスゲを 保護するためにしっかり作業したい」と。県によれば、5/4-5/5;180haを焼いた林野火災の影響について、今後調査を進めるが、ニッコウキスゲの群生地の車山肩は延焼を免れた。芽吹きはこれまでに1割程度、例年に近い開花が見込めるという。 県諏訪地域振興局は「電気柵を設置することでシカに踏み荒らされたり、芽を食べられたりする被害から守れるので、花が少しずつ増えてほしい」と。

■2023.5/8;「霧ヶ峰高原」で起きた「林野火災」で、県諏訪地域振興局は関係機関と連携して延焼地の植生影響調査を行う。
2013年4/28;約220haを焼いた霧ヶ峰大規模火災後も、鳥類や昆虫への影響を含めてモニタリング調査を実施した。ほぼ同時期の火災であることから、当時の記録を参考に調査地点や手法を検討する考え。県環境保全研究所と意見交換。 5/9;霧ヶ峰自然環境保全協議会の土田勝義座長(信大名誉教授)から助言を得る予定。研究所によると、調査を行うとなった場合、希少動植物への影響の有無が焦点の一つになる。火が入ったことで草原植生の維持にはおおむねプラスの効果が 見込まれる一方で、10年前の火災後の調査では延焼地の新芽を狙ってシカの出没が増えたとの報告もあり、食害や踏み荒らしが増加する懸念があるという。富士見台のニッコウキスゲ群生地は3/4が延焼したが、県霧ヶ峰自然保護センタは これから芽を出すものもあり、影響は限定的との見方。今後、群生地へのシカよけ電気柵の設置は延期せずに予定通り行い、新芽を守る意向を示した。前回の植生影響調査は信大農学部に委託。延焼地で出現した植物種のボリュームは 1年目こそ少なかったものの、2年目になると非延焼地との差がなくなり、延焼地の植物群落は「順調に回復」との調査結果も。火入れ事業の火が燃え広がったことによる10年前の火災では、国天然記念物・踊場湿原の一部も焼け、 湿原植生や水質への影響を調査した経緯がある。今回の火災では約180haを焼いたが、高層湿原への延焼はなかった。火元とされているガボッチョ山は2つの頂がある双耳峰で、双方が焼け焦げたが、最初に東側の峰から火が上がったことが、 観光客が富士見台から撮影した出火直後の動画で判明。出火原因は警察と消防が引き続き調査中。

■2023.5/4;13:41;「霧ヶ峰高原」の「ガボッチョ山」(標高1681m)で発生した林野火災は出火から約17時間後の5/5;7:00;鎮圧、5/5;12:26;鎮火。約180haが焼け、10年前に霧ヶ峰高原で発生した林野火災に次ぐ規模となった。人や建物などへの 被害はなかった。5/5;13:00;ビーナスラインの一部区間に出していた通行止めを解除。消火活動は火災発生当初から夜を徹して対応に当たった諏訪広域消防、5/5;早朝から諏訪市・茅野市の消防団が活動。上空からは派遣要請を受けた 陸上自衛隊ヘリ2機が2.5H散水した。被害拡大の一因となった5/4の風は夜になって止み、5/5;未明には高原が朝露に覆われたことで火の勢いが弱まった。5/4-5/5;延べ512人が消化活動を行った。現場では水利が悪いため、両市の給水車が 出動した。自衛隊への派遣要請は2019年に軽井沢で発生した林野火災以来4年ぶり。避難は地元住民ら最大71組203人。霧ヶ峰高原での大規模な林野火災は約220haを焼いた2013年4月以来で約10年ぶり。発災名は「霧ケ峰林野火災」とした。

■2023.5/5;「霧ヶ峰高原」の山火事(霧ヶ峰林野火災)は発生から23時間後に鎮火した。
霧ヶ峰高原の山火事は5/4;13:30;ガボッチョ山から発生し、5/5;6:55;鎮圧、ほぼ丸一日経った5/5;12:26;鎮火した。5/5;5:00前;自衛隊のヘリが消火活動を再開した。枯れ草が広がる草原で瞬く間に火が燃え広がり、車道の近くまで迫った。 焼け跡は車山山頂付近まで迫り、消防によれば、焼損面積は180ha、人や建物への延焼はなし。5/5朝、霧ヶ峰には観光客や登山客など大勢の人が訪れたが、鎮火後の13:00までビーナスラインは一時通行止めとなった。富士見台から見ると、 一面に焼けた黒い草原が広がり、焼失面積は少なくとも9万u。霧ヶ峰の夏を彩る「ニッコウキスゲ」への影響が心配されますが、霧ヶ峰自然保護センタは、影響は少ないとみています。ニッコウキスゲの群生地がある車山肩と富士見台。 車山肩は延焼を免れた。植生地の一部が焼けた富士見台は、県霧ヶ峰自然保護センタは「芽を出したニッコウキスゲに影響が出る可能性はあるが、植物は芽が出始めた頃で、これから出てくる芽には影響はなさそう」と。ただ、ヤナギランなど 火が入ったことで咲き具合が良くなる植物もあるとし、植生への影響は限定的と推察。警察と消防は原因を調べています。

■2024.5/4;「霧ヶ峰高原」で下草などを焼く火事が発生し、夜通し消火活動が続き、5/5;朝鎮圧した。
5/4;13:30;霧ヶ峰高原のグライダー滑走路利用者から「山が燃えている」と通報があった。現場は「ドライブイン霧ヶ峰・富士見台」南の「ガボッチョ」(標高1681m)と呼ばれる山で、黒く焼け焦げた山肌と赤い炎が見え、大量の 白い煙が立ち上っていた。地上からは諏訪広域消防本部、茅野市・諏訪市の消防団など、消防車やポンプ車10台以上が消化活動を行った。県防災ヘリは運休日だったため、群馬県防災ヘリが消火に駆け付けた。大規模火災を受け、 自衛隊に災害派遣を要請した。自衛隊2機のヘリで放水を行うなど態勢を強化して夜を徹して消火活動が行われた。5/5;7:00;車山高原別荘地等に出ていた避難指示は解除。消防によれば約9万uが焼けたという。
霧ヶ峰自然保護センタによれば、付近には遊歩道はないものの、写真撮影などのために立ち入る人はいるという。気象レーダー(白いドーム)がある車山山頂近くまで黒く焦げた。県道「ビーナスライン」は車山高原(SKYPARKスキー場)ー 霧ヶ峰自然保護センタ近く駐車場-科ノ木(蓼の海)-間で一時通行止めとなったが解除された。諏訪では乾燥注意報が出され、火災が起きやすい気象条件が続いていた。霧ヶ峰高原では2013年4月にも大規模火災が発生し草原約154haを 焼いた。草原再生のために行った野焼きの飛び火が原因だった。霧ヶ峰高原は一面の美しい草原と八ヶ岳や南ア・富士山などが望める見晴らしの良い観光地で、このGWにも多くの行楽客が訪れています。一帯はニッコウキスゲ、 ノアザミ、マツムシソウなどが植生し、これからの季節、多くの愛好者を集めます。これからニッコウキスゲの芽が出始める頃。

■約60年前に松本郊外の美ヶ原高原で採集した124種類のチョウの標本が、「県美ヶ原自然保護センタ」に展示。
これらのチョウが飛び交う豊かな自然が松本の東山にあったことをうかがわせる貴重な品で、展示標本はセンタに寄贈したもの。東山では今では見ることが難しくなった種類もある。ヤマキチョウ、オオウラギンスジヒョウモン、オオヒカゲなどが ケースに入って並んでいる。松本でもチョウが減少。要因として観光開発による生息地の減少、スギやヒノキの植林地の増加、野生生物による食害、松枯れによる植生変化などを挙げる。豊かな自然環境の回復を願い、自宅でチョウの食草を植える などビオトープ化を進める。「自然保護センタに展示したチョウの標本を子供たちに見てほしい。自然の謎解きに挑戦する子供が増えてくれれば」と。

■7月になれば、高地・高原では「ニッコウキスゲ」の群生をみることができます。
1)ニッコウキスゲは?
禅庭花とも呼ばれるユリ科の黄色くて大きな花です。山地や高原に群生し、冷涼な夏山を鮮やかな黄色の花で染めてくれます。ニッコウキスゲは一日花で、朝咲いた花は夕方にしぼんでしまいます。その代わりに周りに蕾を付け、 毎日の別の蕾が開花します。夏になるとニッコウキスゲの黄色い絨毯に包まれます。花言葉は「日々あらたに・心安らぐ人」。ニッコウキスゲはゼンテイカと呼ばれ、似た花にはユウスゲ、エゾキスゲ、アサマキスゲ、カンゾウ、 ノカンゾウ、ヒメカンゾウ、トウカンゾウ、ヤブカンゾウ、ヘメロカリスなどがあります。
2)ニッコウキスゲの群生地は?
霧ヶ峰・車山高原・富士見台・車山肩・八島ヶ原湿原、美ヶ原・王ヶ鼻、八方尾根・鎌池・唐松・五竜、栂池自然園・湿原、白馬五竜・アルプス平、上高地・田代橋、富士見高原など。北アでも各地の山で見られます。
富士見高原では見ごろ。上高地では田代湿原のレンゲツツジが満開で、ニッコウキスゲも開花し、間もなく見頃を迎えます。
3)シカによる食害
一方で野生のニホンジカが激増し、ニッコウキスゲの根や芽などを食い荒らすなどの食害で、霧ヶ峰、美ヶ原高原、鉢伏山、高ボッチ高原、八ヶ岳、南アでも深刻な被害が出て、一時は花数が激減しました。対策として電気柵を 設置して大幅に減少、地元の保護・植栽活動で再生してきました。
・シカが食べる高山植物:菜の花、ニッコウキスゲ、ヤナギラン、マツムシソウ、ツバメオモト、エンレイソウ、シャクヤク、ヒオウギアヤメ、カラマツソウ、ハクサンフウロ、ツリガネニンジン、タカネバラ、ユリ科のオオバギボウシ、オオウバユリ、 クルマユリ、クロユリ、コオニユリなど、オキナグサ、クガイソウ、シモツケソウ、タムラソウ、ワレモコウ、タチャマアザミなど。
・シカが食べない高山食物:クリンソウ、サクラソウ、オトギリソウ、キンポウゲ、キジムシロ、ハルリンドウ、イブキジャコウソウ、ウサギギク、ウツボグサ、ミヤマトリカブト、シャクナゲ、レンゲツツジなど。
大町・中山高原では菜の花畑がシカによる食害で全滅した年もあります。
4)シカの生息域拡大
北ア山麓の大北では西山山麓の扇沢・日向山・高瀬・鹿島・小熊山・中綱・簗場、八坂・美麻、白馬・神城・北尾根・岩岳山麓、小谷・石坂・北など各地でシカが目撃されている。
北アでも標高1500m以上の亜高山帯や高山帯でシカの目撃が相次いでいる。近年は標高2500m以上の高山帯にまで生息地域を広げ、貴重な高山植物を食べる恐れがあるという。乗鞍岳、西穂、爺ヶ岳稜線、岩小屋沢岳、鳴沢岳稜線下、 白馬岳中腹など。
ニホンジカによる食害対策などのために環境省は2022年度から試験捕獲に乗り出しています。

■松本郊外の「美ヶ原高原」では高原を代表する「レンゲツツジ」が開花してきました。レンゲツツジは松本市の市花。
レンゲツツジの群生地「袴腰」(標高1600m)では咲き始め。これから徐々に標高を上げていきます。6/中-7/上が見ごろとなります。
★☆★レンゲツツジの群生地★☆★
1)美ヶ原;袴腰、思い出の丘、美ヶ原自然保護センタ、武石峰、王ヶ頭、白樺平、美ヶ原高原美術館・物見石、焼山、美ヶ原牧場、茶臼山など。
2)霧ヶ峰;車山湿原、車山高原、富士見台、踊場湿原、八島ヶ原湿原、自然保護センタなど。
3)松川村;馬羅尾高原、雨引山。レンゲツツジは松川村の「村花」
3)塩尻 ;高ボッチ高原、鉢伏山
4)乗鞍高原;一ノ瀬園地・つつじ園
5)上高地;田代湿原・岳沢湿原



(4)長野;
■2025.2/5-2/11;「善光寺」門前エリアで現代アートを楽しむ芸術祭「もんぜん千年祭」開催
善光寺大勧進や老舗蔵元の西之門よしのやなどを会場に、長野県にゆかりのあるアーティストらの作品を展示。一般観覧料は無料。千年祭は善光寺の歴史や風土に根ざした持続可能な芸術祭を育てようと地元の美術関係者らが2024年に始め、 2025年は規模を拡大。ガラス造形作家や造形作家など11人のアーティストの作品を展示。「善光寺の千年を超える歴史や役割を知ってもらうと同時に、文化的交流を通じて地域の文化の担い手育成につなげたい」と実行委。

■年末年始(2024.12/31-2025.1/3)の長野「善光寺」の参拝者は約60万人。
年末年始参拝者数は新型コロナ渦前の2019-2020年(約56万人)、2023-2024年(約59万人)(3%増)を上回った。暖かい日が続いたため参拝者が増えた。日別の参拝者数は2024.12/31(前年比40%増)の1.4万人、2025.1/1は27万人(前年比2%増)。 善光寺事務局によると「県外・海外の参拝者も近年になく多かった」と。

■2025.1/6;長野「善光寺」で恒例の「びんずる廻し」が行われた。
本堂に安置された「びんずる尊者」の木像を3周引き廻します。「自分の具合の悪い場所と同じ所をなでると治る」とされ、参拝者は無病息災の御利益があるという「福しゃもじ」で像を撫でて2025年1年の健康を願った。

■2024.12/31;大晦日。長野「善光寺」では新年を迎える「お松立て」が行われた。
「お朝事」のあと住職が本堂前に飾られた松に手を合わせ、新年を迎える準備が整ったことを確認。既に山門には「賀正」の文字が掲げられ、授与品所には2025年の干支「巳年」の縁起物も並べられています。 善光寺には大晦日から元日にかけて28万人の参拝客が訪れる見込み。2023年12/31-2024.1/3;約58万人が善光寺を参拝した。善光寺周辺では2024.12/31;23:00-2025.1/1;3:00、正月三ヶ日;9:00-16:00;通行規制あり。

■2024.12/31;大晦日。長野「善光寺」にある老舗のそば店「かどの大丸」では、そばを食べて年を越そうという人たちでにぎわいました。
善光寺門前にある創業300年のそば店には、年越しそばを食べる家族連れや観光客が訪れ、ざるそばや温かいそばなどを注文し、ことし最後の打ちたての味を楽しんでいた。

■2024.12/30;年末年始を信州で過ごそうという人たちの入り込みがピークを迎えています。
JR長野駅では午前中から新幹線が到着するたびにスーツケースや大きなバッグを持った家族連れや若者などが降り立ち、出迎えた家族と再会を喜ぶ様子も見られた。長野駅には外国人旅行客が目立ちます。北陸新幹線の8:41東京発はくたかは 自由席乗車率が100%を超え、12:04東京発のはくたか563の自由席の乗車率は130%。Uターンのピークは2025.1/3と見られています。

■2024.12/28;長野「善光寺」で年末の大掃除にあたる「お煤払い」が行われた。
住職ら約50人が国宝の本堂の中で長さ5mの竹の先に笹の葉をつけた「洒摩」と呼ばれる道具などで高い所にある飾りや仏具の埃や煤を落とした。畳も、魔除けの意味もある「ヌルデ」の木で作った棒で一斉に叩いて埃を取り除いた。 本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が安置されている瑠璃壇周辺も掃除して、普段は閉ざされている扉を特別に開いて新鮮な空気を入れた。住職は「1年間、みなさまの願いを聞いてくださったお礼の意味を込めて、しっかり掃除をさせて いただいた。2025年は穏やかな年になれば」と。善光寺では大晦日に本堂に松を飾る「お松立て」が行われ、新年を迎える準備が整います。

■長野「善光寺」の「御開帳」は、2027年4/4-6/19の77日間開かれる。
2024.11/19;善光寺寺務総長は長野商工会議所を訪れ、次回の御開帳の日程を2027年4/4-6/19と伝えた。7年目ごとに行われる御開帳は、前回、新型コロナの影響で2021年の予定を1年延期し、2022年に開催。本来開催の7年目となる2027年開催を求めていた。 コロナ禍で通常よりも期間を伸ばした前回の88日よりは短くなるが、多くの人に安全に参拝してもらえるよう前々回の57日よりも長く設定した。重要行事の「中日庭儀大法要」は天台宗4/24、浄土宗5/8。
前回の御開帳では636万人が参拝、経済効果は1095億円。長野商工会議所は「商工業全体を通じて、善光寺を中心に信州・長野を盛り上げていかなければいけないという気持ちに改めてさせたもらった。過去最高の人が来てくれればうれしい」と。

■12/21;長野「善光寺」の宿坊で年末年始に本尊の善光寺如来に供える「お飾り餅」をつく行事があった。
12/22深夜-12/23未明;白装束の堂童子による善光寺如来の年越し儀式「御越年式」で供える小さくまるめたお餅「おからこ」も作った。もち米約60kg。住職らは般若心経を唱えると、きねを手に湯気が上がるもち米を交代でついた。 お飾り餅は直径20〜50cmの大小五つの木枠に入れて固めた。大晦日から2025.1/8まで供える。おからこは餅を小さく切り分けて丸め、150個ほど作った。御越年式で境内の四方に供える。正月行事を取り仕切る住職は「来年はみんなの 気持ちが明るくなるような年であってほしい」と。

■12/4;長野「善光寺」本堂で「開眼法要」が営まれた。
僧侶や職員らが集まり、参拝者の1年が良い年になるようにと縁起物に魂を込めました。縁起物はダルマや守護矢、2025年の干支「巳」にまつわるお守りや置物など100種類。善光寺は平日でも多くの参拝者が訪れ、2024年はインバウンドで 海外からの観光客が多く訪れた。寺務総長は「世界中のやはりこういった戦火に苦しむ方、争いの中で日々苦悩する方々にぜひ光が当たってほしい。善光寺にも多くの外国の方々が参拝をいただいている姿を見ると、思いは同じと 共感しております。2024年は能登半島地震などさまざまなことがあった。新しい年に向けて祈りを込めたので、参拝をしてもらいよい年を迎えてほしい」。正月の縁起物は12/14から境内の授与品所に並びます。

■11/下;長野「善光寺」境内ではモミジやイチョウが綺麗に色づいています。
境内の木は例年より1週間ほど遅く、11月に入ってから色づきはじめた。山門横のイチョウの木も黄色く色づき、多くの参拝客が紅葉も楽しんでいた。善光寺の紅葉は週末まで楽しめそう。

■11/21;「上信越道」の「東部湯の丸SA」に高速道路で初となる無人販売店舗がOPENした。
店舗では無人決済システムを活用。利用客が手に取ったものをセンサーとカメラで判別し、店に入ったら棚から商品を取るだけでバーコードを読み取る手間なく会計が可能。24H365日、無人のままでお菓子やお土産などを販売できます。 NEXCO東日本は「高速道路のSA・PAは山間部に立地していることが多く、従業員の確保は厳しい状況。無人販売店舗を導入し省人化を図ることで、営業時間を確保し、利用客に新たな選択肢を提供することでサービスの維持・向上を 図っていきたい」と、今後、無人店舗の効果を検証しながら各地のSAなどにも広げていく。

■11/16〜;長野中条では雄大な北アを眺めながら、毎冬恒例の「お菜とりツアー」がスタート。
2024年で36年目を迎えたお菜とりツアー。11/20;山間部の長野市中条地区(旧中条村)の標高850mの野沢菜畑には毎年多くの人が訪れ、包丁やカマを使って野沢菜を収穫。自分で収穫した野沢菜は\50/1kgで持ち帰れます。物価高の中でも 値段を変えずに提供。このところ朝晩の冷え込みが強まり、日中の寒暖差が出たため、野沢菜は甘みが増してきたという。野沢菜園では「野沢菜は寒くなると味が出て甘くなる。野沢菜の味と景色と気候を見てもらって、いろんな経験に なるから遊びに来てもらえれば」。大町や白馬、長野から毎年訪れる人も多く、30-40kg収穫する人もいます。野沢菜畑では12/8まで収穫ができるというが、お菜とりツアーは野沢菜がなくなり次第終了。2023.11/19;中条では約20cmの雪が積もって、 雪をかき分けながら野沢菜を収穫していた。霜にあたると柔らかくなり、雪が降ると甘味が更に増すという。
「お菜とりツアー」は中条地区の3ヵ所の畑(地京原、やきもち家、宮)
(問)地京原 TEL 026-268-3243
(問)やきもち家 TEL 026-267-2641
(問)宮(NPOなかじょう) TEL 026-267-2216(要事前予約)
(問)お菜とりツアー実行委員会(中条地区住民自治協議会事務局) TEL 026-267-1020(土/日/祝除く9:00-17:00)
(問)長野市中条支所 TEL 026-268-3001

■10/下;長野鬼無里の「奥裾花渓谷」で紅葉が見頃。
妙高戸隠連山国立公園に属し、「奥裾花ダム」(標高886m)上流の裾花川に沿って約5kmに渡る美しい「奥裾花渓谷」。川沿いのブナやナラ、カエデ、ナナカマドなどが色づき紅葉が見頃を迎えた。
渓谷へと続く「林道大川線」(奥裾花渓谷道路)は工事のため、通行は11/4まで。ブナの原生林が美しい「奥裾花自然園」(標高1200m)も11/4まで開園。奥裾花ダムから奥裾花観光センタまで約8.6km、車35分。

(問)鬼無里観光振興会 TEL 026-256-3188(平日8:30ー17:00)

■次回の長野<「善光寺」の「御開帳」はいつ?
2024.10/24;長野商工会議所は2027年に開くよう善光寺に請願した。請願書では「物価上昇や相次ぐ自然災害などで経済状況の厳しさが増すなか、国内外から多くの参拝者が訪れる善光寺の御開帳は地域活性化の起爆剤になると期待している」。 御開帳はこれまでうし年とひつじ年に交互に開いていて、請願書では、次回について1年延期された前回を起点とせず、慣例通り「未年」の2027年が開催の年にあたるとする。7年目ごとに前立本尊を公開する「善光寺御開帳」。 前回は新型コロナ渦で1年延期、2022年に開催した。「分散参拝」を呼びかけ、期間も1ヵ月長い88日間とした。次の開催は本来なら2027年。「前回から7年目ごと」とするなら2028年。善光寺は開催時期などを固め、なるべく早く返答したいと。

■10/下;戸隠「鏡池」(標高1200m)では穏やかな水面が鏡のように赤や黄色に色づいた木々を映し出す光景が広がっています。
戸隠観光協会によれば、2024年は夏の暑さの影響や10月でも気温が高かったことから、例年に比べて1週間から10日ほど色づきが遅れているという。これからまだ色づく葉が残っており、紅葉は今週末に見頃のピークを迎えそう。

■利用者の減少や運転手不足で、長野-飯綱を結ぶ長電バスの「牟礼線」が12月から土/日/日は運行廃止される。
利用者の減少により、2023年10月に土/日/祝の運行本数を減便、2024年1月からは日曜を運休にし段階的に運行を見直しています。12月からはさらに平日を減便、日曜の他、土/祝の運行を完全に取りやめる。「牟礼線」を運行する長電バスは 長野市と飯綱町の往来は「しなの鉄道北しなの線」の利用可として、2025年10月をめどに路線自体の廃止を含む運行の見直しを検討している。

■8/4;長野市の長電バスは運転手不足を理由に1月から日曜運休しているバス11路線のうち4路線計76本の運行を再開した。
一部路線で平日や土/祝日の便数を減らすなどして運転手を確保した。長電バスは2024.1月から長野駅などを発着する路線バスのうち11路線の日曜便の計182便を運休した。利用者からの要望があり、需要が見込まれるとして4路線を運行再開。 再開は平林線、浅川西条線、東長野病院線、市民病院浅川西条線。

■信州の「おやき」は観光名所の売店だけでなく、スーパーやコンビニにも普通に並んでいる。
小川村の山奥に「小川の庄おやき村」がある。竪穴式住居を模した建物で、屋内には大きないろり。鉄製の鍋「ほうろく」がかかっている。ナラの薪をたいた火がほうろくを熱する。ここで作っているのはおやきの原点である「焼きおやき」。 店長は「子供の頃はこのあたりは小麦が主食で、おやきは毎日家のいろりで作っていた。焼いているときの香りで今日の具は何かなと楽しみで」と。小川村と長野西部は「西山地区」と呼ばれ、おやき発祥の地。急峻な地形のうえ寒冷でコメの 栽培が難しく、小麦や蕎麦を栽培しその粉を使った料理を生み出してきた。そのひとつがおやき。小川村の遺跡から縄文中期の土器が出土し、雑穀の粉を練って焼いた跡が見つかっている。おやき作りに通じるとして、同店のおやきは 「縄文おやき」と名付けられた。
おやき作り体験は、小麦粉を水でこねて寝かせた生地を手に取り、丸く団子にしたあと、押し広げて手のひら大の薄い皮にする。そこに野沢菜を炒めた具材を乗せて包む。形になったらほうろくで生地の合わせ目から焼く。軽く焦げ目が できたらひっくり返す。両面焼いたらほうろくから降ろし、鉄製の網に乗せ、炭火で横面を焼いていく。皮全体がほどよい焦げ目で覆われパリッとした香ばしいおやきが出来上がる。
信州のおやきは、皮には小麦粉以外に蕎麦粉や米粉を混ぜたり、具材には野沢菜、ナス、きのこ、カボチャ、切り干し大根、ふきみそ、あずき、リンゴなどさまざま。
小川村は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟、里山を守り続けており、村内各所からは北アの爺・鹿島槍、五龍、白馬三山が望める。おやきを食べながらふるさとの味を体感できます。
おやき作り体験は事前予約制(\1200/2個分,所要;40分)。昼のピークタイムを外した時間帯のみ(10:00-11:00,13:00-14:00)、土/日/祝は1日1組限定。営業は9:00-17:00,月曜定休,祝日は翌日定休。
長野ICからR19+白馬長野道路(オリンピック道路)を経由して車約40分。
おやき村の販売店は長野「善光寺」門前の表参道に面した「ぱてぃお大門蔵楽庭」の一角に「大門店」あり。焼きおやき(\300〜),おやき作り体験は平日13:00〜。(9:00-17:00,囲炉裏;10:00-15:00,水曜定休,祝日は木曜定休)
(問)小川の庄大門店(長野市) TEL 026-232-5786
(問)小川の庄おやき村(小川村高府) TEL 026-269-3767

■6/25;「信州の海」とも呼ばれる新潟上越の海。
海水浴場の砂浜が波や風によって削られ浸食。長野から車1.5Hの上越鵜の浜海水浴場では、6/25;海開き・海水浴場オープンに向けて、砂浜では重機で砂を敷きならす作業が行われた。砂の量はトラック400台分(2000m3)。 冬場に風や波によって砂浜が削られ、海に流出する海岸侵食。浸食は3年前から始まった。砂浜が当初の半分近くに減り、一部コンクリートの護岸がむき出しになった。海岸侵食に詳しい長岡技科大の犬飼直之准教授は、温暖化による高波の発生、 波消しブロックが積まれた離岸堤の隙間から波が入ることで循環流が発生し、侵食が進んだと分析。鵜の浜の海岸に砂浜が戻ってきて、浜辺では海水浴を楽しむ家族連れの姿があった。2024年夏も「信州の海」は大勢の人たちでにぎわいそう。

■5/3;長野の中央通りを花で彩る「善光寺花回廊」が始まった。
善光寺に続く表参道は色鮮やかな花々と、訪れた観光客でにぎわっています。2024年のテーマは「LOVE&SMILE」。花の色合いや種類を生かして、ハートやスマイルマークを表現した。水に浮かべられた青や紫のガーベラやアジサイは、 浮き花キャンバスと呼ばれる、水を張った鉢のアレンジ。長さ50m、1万鉢が使われているタペストリーガーデンは、毎年恒例の高校生による作品。会場の一角には、能登半島地震の被災地を支援するフラワーボードも。募金をして、 ボードにチューリップを差し込み、能登半島を描き出します。セントラルスクゥエアでは音楽やダンスのステージ発表も行われた。

■3/30;ぽかぽかの春の陽気となり、千曲市では「あんず」が開花。
開花は平年並みで2023年よりは8日遅い。森・倉科地区の「あんずの里」では、3/23-4/7;恒例の「第69回あんずまつり」開催中。あんずの花は開花後1週間で満開を迎えますが、暖かい日が続くと3日で満開になることも。
あんずの花が見頃を迎えると、森運動広場、花さか村、窪山展望公園、スケッチパークは満車になり、駐車待ちが発生。
土/日はシャトルバス運行(屋代駅-上平展望台ーあんずの里スケッチパーク-あんずの里観光会館-科野の里歴史公園)(\500/大人片道,\200/小中生)
(問)千曲市観光協会(あんずまつり実行委員会) TEL 026-275-1326

■6/16;千曲市では特産のアンズの出荷が本格的に始まった。
春には一面アンズの花で覆われたあんずの里「森地区」。JAながの旧森店では農家が次々と採れたてのアンズを運び込み、出荷作業が始まった。例年より3日早い。2024年は大きな天候不順がなく、生育は順調に進み、2023年を上回る出荷量に期待。 出荷は7/下まで。

■2024.4/7;千曲市の「あんずの里」ではアンズの花が満開。
淡いピンク色と濃いピンク色のアンズの花がふんわりと浮かぶように咲き誇っています。枝を覆いつくすに美しい花。春風にそよぐとほのかな甘い香りが訪れた人を優しく包みます。 2024年は開花宣言から9日目で満開、例年より2日遅くゆっくりと開花が進んだ。アンズの花はあと2〜3日楽しめそう。

■Apricots at Chikuma City(ご紹介)
「一目10万本」と言われる千曲市森・倉科地区での「あんずの里」で「あんずまつり」が始まった。
水はけの良い千曲市森地区と倉科地区は「あんずの里」と呼ばれ、標高380〜450mの傾斜地にあんず畑が広がり、「一目十万本」といわれるアンズの花の名所で、一帯ではあちこちでつぼみが膨らみ、白い花が咲き始めた。 あんずの花は淡いピンク色ですが、咲き始めの蕾や開花し始めは濃いピンク色。あんずの里からは「高妻山」「戸隠連峰」「飯縄山」、「仁科三山」「白馬三山」「小蓮華山」「白馬乗鞍岳」など残雪の山々を望むことができます。 花見スポットは「倉科エリア」、「上平展望台・花さか村」「窪山展望台」「薬師山展望台」「あんずの里スケッチパーク」「あんず茶屋」「あんずの里観光会館」などがお勧め。「薬師山展望台」からは山側にはあんず段々畑、 眼下にはアンズに囲まれた森地区の民家が望めます。神龍山「禅透院」では桜と梅。倉科では「倉科神社」の桜、「本覚寺」の枝垂れ桜、ソメイヨシノ、八重桜など。
例年は開花は4/2頃・満開4/9頃。2024年は3/30開花宣言。2023年は3/22開花・3/25満開。記録が残る中で最も早く満開に。2022年は4/1開花・満開は4/9。 2024.3/22-4/7;花の見頃に合わせて「第68回あんずまつり」開催。
長野道・更埴I.Cから約5km,車約13分。(あんずの里マップ)
有料駐車場;森運動公園(P150),窪山展望公園(P105),花さか村上平展望台(P30),スケッチパーク(P38):(\500/1日)。森・倉科地区は路駐禁止。
(問)あんずの里観光会館 TEL 026-272-0114
(問)信州千曲観光局 TEL 026-261-0300

■2022年「善光寺御開帳」
長野で開かれた善光寺御開帳奉賛会の会議で、長野経済研究所が善光寺御開帳の経済効果などを報告した。経済波及効果は新型コロナ前の前回の96.3%に相当。御開帳が行われたことで宿泊代や飲食代などの観光消費額はなかった場合と 比べて862億円増、その経済波及効果は前回7年前の実績に迫る1095億円。御開帳の参拝者数は前回の9割に当たる636万人。今回は新型コロナの影響で実施が1年延期されたほか、分散参拝を促すため1ヶ月延長された。長野経済研究所は、 会期が1ヶ月延長されたことに加え、県外からの参拝者の割合が80.3%と前回を上回り、それに伴い宿泊客の割合が上昇したことが要因と分析した。

■長野「善光寺御開帳」は過去最長の88日間(4/3-6/29)にわたって開催され、636万人が訪れた。
県内の経済効果は前回2015年(約1137億円)並みの約1095億円。新型コロナの影響で期間を1ヶ月間延長したことが奏功した。観光関係者らからは「次回も開催期間を延長してほしい」との声が上がる。経済団体などでつくる善光寺御開帳奉賛会と、 長野経済研究所が調査結果を公表。アンケートなどで1432人の回答をもとに推計。前回(4/5-5/31)と比較した。
内訳は宿泊費252億円、土産代209億円、飲食代183億円など。1人あたりの消費額は宿泊客が2万5579円(前回比78円増)、日帰り客は7341円(1412円増)。宿泊客はビジネスホテルの利用が増えた。宿泊費が減った一方で、食事代や土産代が増加し、 全体を押し上げた。県外からの参拝者が8割と前回よりも9P増、関東が半分を占めた。県内での宿泊も前回比9.4P増の43.2%で、戸隠や松本、小布施などを周遊する人が多かったという。参拝者数は北陸新幹線の金沢延伸効果があった前回の 過去最多707万人に70万人以上及ばなかったものの、「コロナ禍の状況で期間を延長したことが、前回並みの経済効果を確保できた要因」と。
「八幡屋礒五郎」は、期間中の売上げが前回期間を含む2015年4〜6月と比べて1割増。新型コロナの感染が落ち着き、修学旅行生なども目立ったという。限定モデルの七味缶「御開帳缶」は期間中、約50万缶を販売。自分の好みに合わせて七味を 調合できる体験サービスも人気だった。「期間が延長されたことで、お客様が分散してゆったり買い物ができ、満足度も上がった。デメリットは何もなく、次回もぜひ期間の延長をお願いしたい」と。市中心部の観光ホテルでは、6月は売上げが 前回の1.3倍、レストランや売店利用も増えた。4-5月の客室稼働率は前回よりもやや落ちたが、6月は終盤にかけて平日も満室の日が続いたという。

■2022年の「善光寺御開帳」について、参拝者は636万人、経済波及効果は1095億円。
善光寺御開帳は4/3-6/29。長野経済研究所は御開帳の経済効果について発表した。宿泊や飲食などの経済波及効果は1095億円。前回(7年前)の御開帳と比べると約42億円少ない(-3.7%)。参拝者数は前回から71万人少ない636万人。コロナ禍の開催と なった今回は分散参拝を促すため実施期間が通常より1ヶ月延長し、過去最長88日間開催したことなどから落ち込みは少なかった。また、当時、新型コロナの感染状況が落ち着いていたことなどから県外からの宿泊者の割合が多くなったこと、 御朱印帳が人気となったことなどが、効果を押し上げたと分析。長野商工会議所会頭は「1000億円に届くのが難しいのではないかと思っていたが、広報活動などによる誘客が成功した。御開帳後も訪れてもらえるようにしていきたい」と。 コロナ禍の御開帳の特徴は、単身での参拝者が全体の21%、前回より2倍(9.7P増)近く増えた。単身者の増加は「感染拡大の影響で少人数の傾向に拍車がかかった」と見る。「家族・親戚」(34.6%,前回比4.7P減)、「夫婦・カップル」(29.1%,1.7P増)、 「1人」(21.0%,9.7P増)。また、県外客の割合が前回より増えて全体の8割。県外客(80.3%,9P増)。これに伴い、宿泊客の割合も増加した。自家用車を利用した関東からの参拝者が増えたと見ています。交通手段はマイカー(58.1%M,3.8P増)%、 新幹線(22.6%,5.4P増)、団体バス(4%,5.7P減)。一人当たりの観光消費単価は日帰り・宿泊客ともに増えていて、特に土産物や御朱印帳を求める人が多かったと分析。但し、ビジネスホテルの利用者が増えたことで、宿泊客1人当たりの宿泊費は減少した。

■2023.7月;長野で、おやき製造・販売の「いろは堂」がおやきの魅力を発信する「OYAKI FARM」(おやきファーム)が2022年7月開業から1年で来場者28万人を達成。
新型コロナ禍でも想定の倍の来場者を集め、なじみが薄いと思われてきた若い世代も訪れている。建物外観も魅力ながら、年間500万個のおやきを製造する国内最大級の工場見学も可能。今後は地元の特産品とコラボした販売会などを計画し、 地域活性化にも一役買う。

■2022.7/31;長野I.C付近におやきの文化を発信する新拠点「OYAKI FARM」が誕生。
3年後に創業100年を迎える鬼無里の「いろは堂」直営店。おやきは小麦粉の生地であんこや野菜などを包んだまんじゅう。いろは堂では野菜ミックス、野沢菜、ねぎみそ、粒あんなどが定番。鬼無里の本社工場では年間約300万個の生産能力が あったが、施設の老朽化や物流の不便さもあり、新工場建設を計画。新拠点では生産能力が500万個で、本社工場200万個と合わせ計700万個に増強。新拠点は上信越道長野I.Cから長野市街地に数分。昔、峠の釜めし店(おぎのや)があった場所。 建物は県産のスギやヒノキを使った木造建築で、北アなどの山並みに溶け込むデザイン。屋上に上がることができ、山を見ながらおやきやコーヒーが楽しめる。おやきの製造工程の見学(10:00-16:00,火曜休業)、2F展望デッキ。 長野ICから千曲川を越えて約2分。長野駅から車約15分。(9:30-18:00)(P40)

「善光寺御開帳」(長野・善光寺にて)

「早朝の善光寺・本堂」(善光寺にて)

「善光寺・本堂」(善光寺にて)

※「善光寺・御開帳」と「諏訪神社・御柱」の情報は2022年「善光寺御開帳・諏訪神社・御柱」ページに移動しました。



(5)諏訪;
■2025年は「諏訪湖」で「御神渡り」は出現するか?
2025.1/5;小寒の「諏訪湖」では天気は晴れ、気温ー6.8℃、水温3℃。諏訪湖の岸辺では5mm〜1.5cmの薄氷が張った。今シーズンの観察初日(2025.1/5)を迎え、「八剣神社」の宮坂清宮司は「気温が低く風もないので良い条件でのスタートになった。 開始早々に透明な氷が観られたことは大変うれしい、ありがたい兆候。今年こそは御神渡りを拝観したい」と。「御神渡り」は-10℃前後の厳しい寒さが3日ほど続き、昼と夜の寒暖差で氷が伸縮を繰り返し、湖面に張った氷が厚みを増して亀裂が入り、 筋状にせり上がる現象。7年前に出現したのが最後。「御神渡り」の観察は「立春」まで続きます。
「御神渡り」は「諏訪の神が氷上を渡った跡」とされる。最後に出現したのは2018年、地球温暖化の影響からか、6年連続で御神渡りができなかった「明けの海」。年が明け厳冬期を迎え、1/上(小寒)〜2/初(節分)までの約1ヶ月間、八剱神社の 宮司や総代らが気温、水温、氷の厚さなど湖面の様子を観察する。室町時代(1443年)からその記録が残るという。1443年以降で「明けの海」は2024年までに計80回。「明けの海」は1950年代から急増。1951年〜2000年は22回、2001年以降は 2024年までに16回。平成以降、御神渡りが出現したのは9回のみ。

■〜2025.2/末;「諏訪湖」の「御神渡り」の出現をYouTubeで配信
県諏訪地域振興局は湖面の状況をライブ映像で配信する。2024年は諏訪湖3台のカメラで中継、視聴回数は18万回。下諏訪の映像視聴が大半だったため、3年目の2025年は1台に絞った。可動カメラで24H中継。
御神渡りは-10度以下の気温が数日間続き、諏訪湖が全面結氷し、昼と夜の寒暖差で氷が伸縮を繰り返し、亀裂が入って氷の筋が湖面を走る現象。1443年から約582年間「八剱神社」が御神渡りを観察。観察は二十四節気の「小寒」(1/5)から 「節分」(2/2)まで続く。諏訪神社上社の建御名方命(男神)が下社の八坂刀売命(女神)のもとへ通った道筋と云われます。御神渡りが出現しない状態は「明けの海」と呼ばれ、明けの海は1443年から計80回。2024年まで6季連続で明けの海。 2024年は諏訪湖が一度も全面結氷せず、2019年以来5季ぶり。温暖化の影響?。
諏訪湖のいま

■2024.8/15;「諏訪湖」で「諏訪湖祭湖上花火大会」が開催された。
例年、中央道「諏訪湖SA」は花火を鑑賞する人の車で早くから満車となり、SAに入る車の駐車待ちで渋滞していた。8/15;NEXCO東日本は「諏訪湖祭湖上花火大会を諏訪湖SAでは観覧できません」と事前告知。花火観覧を目的としたSAでの 長時間駐車は本線渋滞を引き起こし、重大な事故につながる。SA利用者で混雑するのならよいが、花火鑑賞のために駐車場が占拠され、SA利用者が駐車できない事象が発生していた。NEXCO東日本は「渋滞が高速道路本線に伸びる恐れがある 場合には安全のため本線からSAへの入口を閉鎖する」とした。2024年は諏訪湖PAは完全シャットアウト。花火が見えないようにテラスを含むSA内の外柵にはオレンジ色のネットを張った。8/15;18:00;SA入口を封鎖。20:30;花火終了後には 諏訪湖SAの封鎖が解除された。観光バスや路線バス、輸送トラックなどには他のPA/SA利用を促した。
長野道;みどり湖PA(諏訪湖SAからの距離12km)〜梓川SA(33km)、中央道;辰野PA(14km)〜駒ヶ岳SA(46km)、中央道;道原(15km)〜八ヶ岳PA(37km)〜双葉SA(60km)など。

■8/15;「諏訪湖」では「第76回諏訪湖祭湖上花火大会」が開催された。
戦没者や被災者への追悼と復興の願いを込めた諏訪湖花火大会は1949年8/15に初開催、以来毎年の終戦記念日に開催、2024年で76回目。大型尺玉や水上スターマインなど計24セットが打上げられ、色とりどりの大輪で湖上を鮮やかに彩った。 過去最高となる9448万円の協賛金が寄せられ、新たな企画やプログラム2つを追加。前年を上回る華やかさで湖畔を埋めた観客を魅了。約4万発の花火が打上げられ、曲に合わせて打上げる花火やダイナミックな尺玉、水上スターマインが 湖面に映り込んで幻想的。2024年は台風の接近で心配されたが雨も降らずに無事開催。各地のお盆の花火大会が終わると、信州の夏は終わりかけ。

■8/15;諏訪湖で「第76回諏訪湖祭湖上花火大会」開催
6/7;諏訪市民向けに先行販売される有料桟敷席の抽選会が行われた。有料桟敷席の半数は市民向けに販売、16人まで入れる「特別マス席」(16万円)は6.1倍、8人まで入れる「ハーフマス席」(7万円)は6.2倍。新型コロナの影響で2020年から中止や 分散開催を行ってきたが、2023年からは通常開催。水上スターマインやミュージックスターマインなど、2024年はプログラムを増やして、2023年を上回る規模で花火が打上げられます。一般向けの有料桟敷席は6/24〜;受付、抽選販売。
2024.7/28-8/27;20:30-20:40;諏訪湖サマーナイト花火。期間中は毎晩花火(約500発)が上がります。
毎年9月に行われていた「第42回全国新作花火競技大会」は2024年も開催せず。「諏訪湖オータム花火」は未定。
(問)諏訪湖祭湖上花火大会(諏訪湖祭実行委員会事務局) TEL 0266-52-4141

■7/26ー8/26;「諏訪湖」で夏の夜を彩る「諏訪湖サマーナイト花火」が始まった。
諏訪湖畔公園には多くの市民や観光客が集まり、音楽とシンクロした500発の色鮮やかな花火を楽しんでいる。諏訪湖温泉旅館組合などでつくる実行委員会が主催。8/15;「諏訪湖祭湖上花火大会」を除き、8/25まで連日20:30-20:40打上げ。

■「諏訪湖」では水位が気候変動に合わせて上昇や低下を繰り返していたとみられる。
県環境保全研究所と信大山岳科学研究拠点の研究グループが行った調査で判明。諏訪湖の堆積物から過去1.6万年の水位変動を調べたところ、数百から数千年ごとに上昇と低下を繰り返していた。 1.2万年前と7000〜8000年前には大きな水位の低下が起き、世界的な寒冷期だったという。地形学の学術誌「Geomorphology」に調査結果が掲載された。

■4/20;本格的な観光シーズンに合わせ、「諏訪湖」一周のサイクリングロードが全線開通し、記念式典が開かれた。
2018年から整備を開始した「諏訪湖サイクリングロード」は、4月全長16kmのコースが全線開通。記念式典では阿部知事が「諏訪湖という県の宝を地域の皆さんと共に守り育て、世界中から多くの人が訪れて楽しんでもらえる湖にしたい」と。 テープカットで開通を祝うと親子連れなどが自転車で繰り出し、諏訪湖の美しい景色を楽しんでいた。

■4/1;諏訪湖を一周する「諏訪湖サイクリングロード」全線開通。
諏訪湖一周は約16km。コースからは八ヶ岳や南ア、霧ヶ峰などが望め、湖越しに八ヶ岳を望む。コースは平坦でゆっくり走って約2H。サイクリングロードは反時計回りがお勧め。
(上諏訪温泉)〜片倉館〜諏訪畔公園〜足湯〜諏訪湖間欠泉〜北澤美術館〜ハーモ美術館〜(諏訪大社下社秋宮)〜赤砂崎公園〜(下諏訪温泉)〜足湯〜諏訪湖白鳥飛来地〜岡谷湖畔公園〜(イルフ童画館)〜天竜川の釜口水門〜 桜並木〜龍光山観音院〜SUWAガラスの里〜原田泰治美術館〜上川大橋〜ヨットハーバー〜石彫公園〜。
地元は「今後、中央道諏訪湖SIC開通もあり、観光客を呼び込みたい」と。諏訪湖サイクリングロードは2016年度に基本計画策定、2018年度着工。2024.4/1;全線開通、4/20;記念式典を実施。 ※諏訪地域サイクリング情報(諏訪地域振興局)

■2/4;「諏訪湖」の氷は溶け、湖の氷がせり上がる「御神渡り」の出現は今シーズンもなし。
2/4;諏訪の最低気温はー2.2℃と平年より3.8℃高く、八劔神社の宮司や氏子は諏訪湖の湖面を観察したが氷は見られません。今冬は岸辺近くに薄氷が広がる程度で、「全面結氷」にならないまま「立春」を迎えた。「御神渡り」は厳しい冷え込みが 続くと、湖面に張った氷が厚みを増して亀裂が入り筋状にせり上がる現象。「御神渡り」は2018年を最後に確認されておらず、6シーズン連続の「明けの海」となりそう。

■「諏訪湖」の冬の風物詩となっているコハクチョウが今冬は例年になく飛来数が少ない。
例年1/下〜2/上にコハクチョウの飛来はピークを迎える。保護・観察を行う「諏訪湖白鳥の会」によると今季の1日の飛来数は8羽。1/25;19羽が飛来中。 近年の飛来数は減少傾向で、1日の最多飛来数は2020-2021年が107羽、2021-2022年は44羽、2022-2023年は29羽。2023-2024年は8羽(1/25)。 今季は2023.12/24;成鳥ペア2羽が初飛来。同会は「日本海の山形や新潟で雪が降っても日中に解け餌が安定して確保できるため、内陸まで来る必要がなくなった」と、温暖化で減少していると推察。同会は、1974年以来50季続く諏訪湖への 飛来が途絶えてしまうことを危惧している。

■1/8;冬型の気圧配置が強まり、各地で雪が降った。
2023.12/28-2024.2/28;諏訪地域振興局が諏訪湖映像ライブ配信中。
諏訪湖ライブ(可動カメラ)
諏訪湖ライブ(固定カメラ)
諏訪湖live(動画)
諏訪湖live(静止画)

■2024.1/6;「諏訪湖」で6年ぶりの「御神渡り」の出現を期待して湖の観察が始まった。
6:30;夜明け前の「諏訪湖」畔には「御神渡り」の神事をつかさどる「八剱神社」の関係者が集まり、水温を測るなどして湖の様子を観察した。1/6;小寒の朝は冷え込みが緩み、最低気温は-1.1℃と3/中並み、湖面は凍らずに穏やかに波打っている。 今シーズンは諏訪湖ではまだ一度も氷が張っていない。八剱神社の宮司は「湖岸に来たがぬくと感じた。30日間湖を観察したい」。諏訪湖が全面結氷して氷がせり上がる「御神渡り」は、2023年までの5年間は出現しておらず、今後の冷え込みに 期待して2/4の「立春」まで毎日観察が続けられます。



(5)軽井沢・他;
■2024.12/1-12/25;X'masムードが高まり、軽井沢ではX'mas恒例のイベントが開催中。
★11/23-2025.2/28;「軽井沢ウィンターフェスティバル2025」
16:30-22:00;ウインターフェスティバル期間中に軽井沢各所に美しいイルミネーションが煌めく。旧軽井沢、教会など。
11/23-2025.2/28;16:30-21;30;「軽井沢駅」(北口)のペデストリアンデッキでイエルミネーション
11/23-2025.2/28;「旧軽井沢銀座通り」ロータリー・ポケットパークでイルミネーション
★12/1-12/25;19:30-21:30;「軽井沢」の星野エリアでは幻想的な雰囲気を楽しんでいます。
「軽井沢高原教会」で「星降る森のクリスマス」開催中。軽井沢で宣教師たちがランタンの光で街を照らし、人々の幸せを願った風習がイベントの始まりという。2024年のテーマは「プリズム」。多彩な光を放つ高さ3mの「プリズムツリー」。 同教会は「プリズムを通して光が色んな色になるように、ご自身色んなの可能性というか、自分の良いところだったり、そういうのを見つけてもらえたら」と。日曜日には「クリスマス礼拝」、迫力あるゴスペル生演奏。
★12/1-12/25:16:00-22:00;星野温泉「トンボの湯」の「もみの木」は高さ10mのイルミネーションX'masツリー。
※トンボの湯は10:00-22:00(\1350/大人,\800/子供),12/29-2025.1/3(\1550/大人,\1050/子供)
★12/1-12/25;16:00-19:00;ハルニレテラス、もみの木、スケートリンクで「やどりぎランタン」
※10:00-18:00/10:00-22:00;ハルニレ100本の森の中にテラス、カフェ・レストラン・ショップなど16店舗。
★12/1-2025.1/13;16:00-17:30:「ケラ池スケートリンク」全体に光の装飾「スターダスト・アイスリンク」
※スケート;10/18-2025.3/2;10:00-17:30;16:00-17:30(\1900/大人,\1300/小学生以下),12/21-2025.1/13,2/22-2/24(\2300/大人,\1700/子供)
★11/1-2025.3/31;17:00-22:00;「軽井沢プリンスショッピングプラザ」でイルミネーション。イルミネーションをリニューアルして、LED約200万個の華やかな光の演出
一帯にはスキー場、ホテル、ヴィラ、ゴルフ場などがあり、ショッピングプラザは240店舗。
★12/20-12/23;17:00-19:00,2025.1/10-1/13,2/8-2/11;17:30-19:30;「白糸の滝」で真冬のライトアップ
(問)軽井沢高原教会 TEL 0267-45-3333
(問)ハルニレテラス TEL 050-3537-3553
(問)トンボの湯 TEL 0267-44-3580
(問)軽井沢プリンスショッピングプラザ TEL 0267-42-5211
(問)軽井沢観光協会 TEL 0267-41-3850(平日8:45-17:45)
■2024.11/1;「軽井沢プリンススキー場」が県内トップを切ってオープンし、初滑りを楽しんでいます。
10/4〜;人工造雪機8基を24Hフル稼働させ、全長400m、積雪50cmの2つのコースを整備。オープン初日は秋晴れの中、初滑りを待ちわびた多くの人たちがスキーやスノーボードを楽しんでいた。
滑走可はくりの木C(初級;距離380m,標高992m-946m.最大斜度10°,平均斜度6°)とプリンスG(初級;距離370m,標高1015m-949m,最大斜度18°,平均斜度10°)
年末年始には全14コースが滑走可になる予定。営業は2024.11/1-2025.3/31

■11/初;「軽井沢」の「雲場池」で紅葉が見頃を迎えた。
猛暑の影響で色づきは例年より1週間遅れたが最近の冷え込みで一気に進み、赤や黄色に色づいたカエデやドウダンツツジが見頃。一周30分ほどの遊歩道を行楽客はスマホで撮影したりして散策を楽しでいた。来週には池の周りが真っ赤に 染まりそうで、雲場池の紅葉は11/中まで楽しめそう。

■2024.10/4;「軽井沢プリンスHスキー場」では早くもウィンターシーズンに向けてゲレンデ作りが始まった。
例年28万人が訪れる軽井沢スキー場。県内で最も早い、11/1;オープンを目指し、造雪機2台で雪山を作り、ゲレンデ整備を始めた。10/5〜;造雪機計8台に増やして、24H稼働で1日450tの人工雪をつくる計画。オープン初日には全長400mの 2コース(くりの木C、プリンスG)をオープン予定。駐車場・スキーセンタ近くの「くりの木C」(380m,斜度10度)とプリンスホテルイースト前「プリンスG」(370m,斜度18度)がOPEN予定。2025.1/上までに全14Cを滑走できるするという。

■9/上;「コスモス街道」として知られる佐久内山のR254でコスモスが咲き始めた。
内山峡の街道沿いでは約6km区間で40万〜50万本のコスモスが咲く。佐久市観光協会によると、9/20頃まで見頃。1972年に地元の老人クラブが植えたのが始まりで、現在も内山地区の住民が心を込めて丹精に育て続けている。 コスモスは背丈が80cm〜1.2mでドライバーの目を楽しませようと国道沿いにコスモスを植えた。毎年「佐久高原コスモスまつり」開催。9/8;コスモスまつりの開会式では、地元の園児たちが将来の夢を書いた環境に配慮した風船を飛ばす。 9/8-9/23;沿道の休憩所で地元産の野菜やリンゴなどを販売。場所は中部横断道佐久南ICからR254へ。佐久南ICから約20分。
荒船山麓、妙義荒船佐久高原国定公園内にある標高1200mの「内山牧場」跡地(3ha)(荒船パノラマキャンプ場)には100万本の「コスモス園」が広がり一面に咲き乱れ、花のジュータンを敷き詰めたよう。佐久南ICから40分。(入園無料)

■8/16;軽井沢の「万平H」が一部オープンした。
改修のために2023年1月から休館し、1年8ヵ月ぶりの再開。万平ホテルは1894年に創業、2024年で創業130周年。現存する最古の1936年建築の「本館アルプス館」は国の登録有形文化財指定。三島由紀夫や堀辰雄ら訪れ、ジョン・レノンも 1976-1979年の夏に過ごしていたという。ハーフ・ティンバー風の外観。「本館アルプス館」は耐震化が施され、内装は床や備品は新装、ステンドグラスや柱などは当時のまま残した。カフェはテラス席を102席(テラス;52,屋内;50)に拡張。一部の客室は秋にグランドオープン予定。

■8/中;「軽井沢町植物園」で淡い紫色をした「レンゲショウマ」の花が見頃。
軽井沢町植物園敷地面積約2万u、約145科1600種を育てている。レンゲショウマは山地に生息する多年草で、直径約4cmの淡い紫色の愛らしい花。同園では500株のレンゲショウマを栽培、下を向いて咲いた花は小さなシャンデリアのよう。 花はミヤマオダマキに似ていますが、全体的に丸っこい感じ。太陽の光があたると花の濃淡が楽しめるというレンゲショウマの花は8/25頃まで見頃。
この他、アキノキリンソウ、ツリガネニンジン、マツムシソウ、サワギキョウ、コオニユリ、コバギボウシ、アサマフウロ、オトギリソウ、コウゾリナ、トラノオ、ヤマユリ、ワレモコウ、ソバナ、オミナエシ、キキョウ、ヤマハギ、 カワラナデシコ、ワスレナグサ、ヒヨドリバナ、などが観られます。(9:00-17:00,\100/入園料)
(問)軽井沢町植物園 TEL 0267-48-3337

■8/11;軽井沢の「軽井沢高原教会」で夏恒例のキャンドルナイトが開かれた。
8/1-8/31;「サマーキャンドルナイト」。無数のランタンに灯りがともり幻想的な光に包まれます。かつて軽井沢を訪れた宣教師がランタンで街を照らし人々の幸せを願ったという。それを受け継ぎ夏の夜、教会の森を灯しています。 幻想的な光と歌で特別な夜を演出。2024年のテーマは「ジョイフル」。予測不能なことが多い時代に前向きに楽しむ気持ちを持ってほしいという願いを込めている。



(6)サイクリング情報;
※白馬・大町・安曇野・松本エリアのサイクリング情報を移動しました。




国宝仁科神明宮・式年遷宮祭

北アルプス国際芸術祭2020

信州花フェスタ2019

※2022.2/4〜2/20;「第24回冬季オリンピック北京2022冬季大会」は2022年北京冬季五輪OP・パラ情報

※2022.3/4〜3/13;「北京2022パラリンピック冬季競技大会」は2022年北京冬季五輪OP・パラ情報

※2021-2022;「スキーW杯複合男子・W杯ジャンプ」はスキーW杯複合男子・W杯ジャンプ結果

松本・安曇野・大北のCycling information

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